(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-04
(54)【発明の名称】無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイス
(51)【国際特許分類】
H04W 48/16 20090101AFI20230828BHJP
H04W 48/08 20090101ALI20230828BHJP
H04W 28/084 20230101ALI20230828BHJP
【FI】
H04W48/16 131
H04W48/08
H04W28/084
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022581661
(86)(22)【出願日】2020-06-30
(85)【翻訳文提出日】2022-12-28
(86)【国際出願番号】 CN2020099428
(87)【国際公開番号】W WO2022000310
(87)【国際公開日】2022-01-06
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】フー、チョー
(72)【発明者】
【氏名】ワン、シュクン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ17
5K067JJ72
(57)【要約】
本願は、端末デバイスのネットワークスライス要件を満たしているセルを再選択するのに有利であり、ユーザー体験を向上させる無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイスを提供し、該方法は、端末デバイスが第1の情報に基づいて周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定することを含み、前記第1の情報がネットワークスライスの関連情報を示す。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスが第1の情報に基づいて周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定することを含み、
前記第1の情報がネットワークスライスの関連情報を示す
ことを特徴とする無線通信方法。
【請求項2】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが前記ターゲット優先度に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項3】
前記第1の情報は、端末デバイスのネットワークスライス情報、候補セルがサポートするネットワークスライス情報、及び周波数ポイント優先度構成情報セットのうちの少なくとも1つを含み、
前記候補セルが前記端末デバイスのサービスセル、隣接セル及びネットワークスライスをサポートするセルのうちの少なくとも1つを含み、
前記周波数ポイント優先度構成情報セットが少なくとも1つの周波数ポイント優先度構成情報を含み、各周波数ポイント優先度構成情報が1つ以上のネットワークスライスに対応し、各周波数ポイント優先度構成情報が少なくとも1つの周波数層及び/又は前記周波数層に対応する周波数ポイント優先度を含む
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信方法。
【請求項4】
前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、前記端末デバイスがサポートするネットワークスライス情報、又は、前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報、又は、予め設定されたネットワークスライス情報、又は、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライス情報、又は、前記端末デバイスが登録したネットワークスライス情報であり、又は、
前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、前記端末デバイスがサポートするネットワークスライス情報、前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライス情報、前記端末デバイスが登録したネットワークスライス情報、及び予め設定されたネットワークスライス情報のうちの少なくとも2つネットワークスライス情報の和集合であり、又は、
前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、前記端末デバイスがサポートするネットワークスライス情報、前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライス情報、前記端末デバイスが登録したネットワークスライス情報、及び予め設定されたネットワークスライス情報のうちの少なくとも2つのネットワークスライス情報の共通集合である
ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信方法。
【請求項5】
前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、
ネットワークスライスの識別子情報、
ネットワークスライスに対応する周波数ポイント、
ネットワークスライスに対応するセル、
ネットワークスライスに対応する優先度のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の無線通信方法。
【請求項6】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが放送メッセージ又は無線リソース制御RRCシグナリングから前記候補セルがサポートするネットワークスライス情報を取得することを含む
ことを特徴とする請求項3~5のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項7】
前記候補セルがサポートするネットワークスライス情報は、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスの識別子情報、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応するセル、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応する優先度のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項3~6のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項8】
前記端末デバイスが第1の情報に基づいて周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定することは、
前記端末デバイスが、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイントのターゲット優先度を第1の周波数ポイント優先度として決定すること、又は、
前記端末デバイスが前記サービスセルの周波数ポイントのターゲット優先度を第1の周波数ポイント優先度として決定することを含み、
前記第1の周波数ポイント優先度が特定のセル又は特定の周波数ポイントの優先度よりも高く、又は、前記第1の周波数ポイント優先度が特定の優先度閾値よりも高い
ことを特徴とする請求項7に記載の無線通信方法。
【請求項9】
前記第1の周波数ポイント優先度は、最も高い周波数ポイント優先度である
ことを特徴とする請求項8に記載の無線通信方法。
【請求項10】
前記端末デバイスが前記サービスセルの周波数ポイントのターゲット優先度を第1の周波数ポイント優先度として決定することは、
前記端末デバイスが第1の条件を満たしている場合、前記サービスセルの周波数ポイントのターゲット優先度を第1の周波数ポイント優先度として決定することを含む
ことを特徴とする請求項8又は9に記載の無線通信方法。
【請求項11】
前記端末デバイスが前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイントのターゲット優先度を第1の周波数ポイント優先度として決定することは、
前記端末デバイスが第1の条件を満たしている場合、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイントのターゲット優先度を第1の周波数ポイント優先度として決定すること、又は、
前記端末デバイスが第1の条件を満たしている場合、前記サービスセルがサポートする特定のネットワークスライスに対応する周波数ポイントのターゲット優先度を第1の周波数ポイント優先度として決定することを含む
ことを特徴とする請求項8又は9に記載の無線通信方法。
【請求項12】
前記特定のネットワークスライスは、第1のネットワークスライスセットにおける優先度が最高であるネットワークスライス又は前記端末デバイスが選択したいネットワークスライスであり、前記第1のネットワークスライスセットは、前記端末デバイスのネットワークスライス情報に含まれるネットワークスライスである
ことを特徴とする請求項11に記載の無線通信方法。
【請求項13】
前記第1の条件は、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが第1のネットワークスライスセットのうちの少なくとも1つを含み、前記第1のネットワークスライスセットは、前記端末デバイスのネットワークスライス情報に含まれるネットワークスライスであること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記第1のネットワークスライスセットにおける優先度の最も高いネットワークスライスを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記端末デバイスの選択したいネットワークスライスを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが周波数ポイントに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがセルに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがトラッキング領域TA領域に基づいて配置されること、
前記端末デバイスがネットワークスライスのサポート能力を有すること、
前記端末デバイスに前記端末デバイスのネットワークスライス情報を有することのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項10~12のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項14】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが前記第1の周波数ポイント優先度に基づいて、特定のネットワークスライスをサポートする周波数ポイント又はセルに対してセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うこと、又は、
前記端末デバイスが前記第1の周波数ポイント優先度に基づいて、前記サービスセルの周波数ポイントに対してセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことを含む
ことを特徴とする請求項8~13のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項15】
前記端末デバイスが前記第1の情報に基づいて、周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定することは、
前記端末デバイスが特定のネットワークスライスをサポートするセル又は周波数ポイントのターゲット優先度を第2の優先度として決定することを含み、
前記第2の優先度が特定のセル又は特定の周波数ポイントの優先度よりも高く、前記第2の優先度が特定の優先度閾値よりも高く、前記特定のネットワークスライスが第1のネットワークスライスセットにおける少なくとも1つを含み、前記第1のネットワークスライスセットは、前記端末デバイスのネットワークスライス情報に含まれるネットワークスライスである
ことを特徴とする請求項3~7のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項16】
前記特定のネットワークスライスは、前記第1のネットワークスライスセットにおける優先度が最高であるネットワークスライス又は前記端末デバイスが選択したいネットワークスライスである
ことを特徴とする請求項15に記載の無線通信方法。
【請求項17】
前記端末デバイスが特定のネットワークスライスをサポートするセル又は周波数ポイントのターゲット優先度を第2の優先度として決定することは、
前記端末デバイスが第2の条件を満たしている場合、前記特定のネットワークスライスをサポートするセル又は周波数ポイントのターゲット優先度を前記第2の優先度として決定することを含む
ことを特徴とする請求項15又は16に記載の無線通信方法。
【請求項18】
前記第2の条件は、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記第1のネットワークスライスセットにおける少なくとも1つを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記第1のネットワークスライスセットにおける優先度の最高であるネットワークスライスを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記端末デバイスの選択したいネットワークスライスを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが周波数ポイントに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがセルに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがセルに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがTA領域に基づいて配置されること、
前記端末デバイスがネットワークスライスのサポート能力を有すること、
前記端末デバイスに前記端末デバイスのネットワークスライス情報を有することのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項17に記載の無線通信方法。
【請求項19】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが前記第2の優先度に基づいて、前記特定のネットワークスライスをサポートするセル又は周波数ポイントに対してセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことを含む
ことを特徴とする請求項15~18のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項20】
前記端末デバイスが前記第1の情報に基づいて、周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定することは、
前記端末デバイスが前記周波数ポイント優先度構成情報セットから、特定のネットワークスライスに対応する周波数ポイント優先度構成情報をターゲット周波数ポイント優先度構成情報として決定することと、
前記ターゲット周波数ポイント優先度構成情報に基づいて前記ターゲット優先度を決定することとを含む
ことを特徴とする請求項3~7のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項21】
前記特定のネットワークスライスは、ネットワークデバイスにより指示され又は前記端末デバイスにより決定される
ことを特徴とする請求項20に記載の無線通信方法。
【請求項22】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスの第1の指示情報を受信することを含み、
前記第1の指示情報は、前記端末デバイスが前記特定のネットワークスライスに基づいて前記ターゲット優先度及び/又は前記特定のネットワークスライスの識別子情報を決定するように指示するために使用される
ことを特徴とする請求項21に記載の無線通信方法。
【請求項23】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスがネットワークスライスに対応する優先度、前記端末デバイスのタイプ、前記端末デバイスにより伝送されるサービスのタイプのうちの少なくとも1つに基づいて、前記特定のネットワークスライスを決定することを含む
ことを特徴とする請求項21に記載の無線通信方法。
【請求項24】
前記周波数ポイント優先度構成情報セットは、無線リソース制御RRC解放メッセージにより取得される
ことを特徴とする請求項3~23のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項25】
前記周波数ポイント優先度構成情報は、セル再選択周波数ポイント優先度構成情報セットを含む
ことを特徴とする請求項3~24のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項26】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが第1の時間長において前記第1の情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことを含む
ことを特徴とする請求項1~25のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項27】
前記第1の時間長は、RRC解放メッセージにより構成される
ことを特徴とする請求項26に記載の無線通信方法。
【請求項28】
前記第1の時間長は、第1のタイマの時間長であり、前記第1のタイマは、RRC解放メッセージにより構成される
ことを特徴とする請求項26又は27に記載の無線通信方法。
【請求項29】
前記方法は、さらに、
前記周波数ポイント優先度構成情報セットが構成されず又は前記第1の時間長に位置しない場合、RRCシグナリング又は放送メッセージにおける周波数又はセル優先度構成に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことを含む
ことを特徴とする請求項3~28のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項30】
ネットワークデバイスが端末デバイスに第1の情報を送信することを含み、
前記第1の情報は、ネットワークスライスの関連情報を示し、前記第1の情報は、前記端末デバイスが周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定するために使用される
ことを特徴とする無線通信方法。
【請求項31】
前記第1の情報は、候補セルがサポートするネットワークスライス情報、周波数ポイント優先度構成情報セットのうちの少なくとも1つを含み、
前記候補セルが前記端末デバイスのサービスセル、隣接セル及びネットワークスライスをサポートするセルのうちの少なくとも1つを含み、
前記周波数ポイント優先度構成情報セットが少なくとも1つの周波数ポイント優先度構成情報を含み、各周波数ポイント優先度構成情報が1つ以上のネットワークスライスに対応し、各周波数ポイント優先度構成情報が少なくとも1つの周波数層及び/又は前記周波数層に対応する周波数ポイント優先度を含む
ことを特徴とする請求項30に記載の無線通信方法。
【請求項32】
前記方法は、さらに、
前記ネットワークデバイスが放送メッセージ又は無線リソース制御RRCシグナリングで前記端末デバイスに前記候補セルがサポートするネットワークスライス情報を送信することを含む
ことを特徴とする請求項31に記載の無線通信方法。
【請求項33】
前記候補セルがサポートするネットワークスライス情報は、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスの識別子情報、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応するセル、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応する優先度のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項2又は32に記載の無線通信方法。
【請求項34】
前記周波数ポイント優先度構成情報セットは、無線リソース制御RRC解放メッセージにより取得される
ことを特徴とする請求項31~33のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項35】
前記方法は、さらに、
前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに第1の指示情報を送信することを含み、前記第1の指示情報は、前記端末デバイスが特定のネットワークスライスに基づいて前記ターゲット優先度及び/又は前記特定のネットワークスライスの識別子情報を決定するように指示するために使用される
ことを特徴とする請求項30~34のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項36】
前記方法は、さらに、
前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに第1の時間長を構成するための第1の構成情報を送信することを含み、
前記第1の時間長において前記端末デバイスが前記第1の情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行う
ことを特徴とする請求項30~35のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項37】
前記第1の時間長は、RRC解放メッセージにより構成される
ことを特徴とする請求項36に記載の無線通信方法。
【請求項38】
前記第1の時間長は、第1のタイマの時間長であり、前記第1のタイマは、RRC解放メッセージにより構成される
ことを特徴とする請求項36又は37に記載の無線通信方法。
【請求項39】
処理ユニットを備える端末デバイスであって、
前記処理ユニットは、第1の情報に基づいて周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定するように構成され、前記第1の情報がネットワークスライスの関連情報を示す
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項40】
通信ユニットを備えるネットワークデバイスであって、
前記通信ユニットは、端末デバイスに第1の情報を送信するように構成され、前記第1の情報は、ネットワークスライスの関連情報を示し、前記第1の情報は、前記端末デバイスが周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定するために使用される
ことを特徴とするネットワークデバイス。
【請求項41】
プロセッサと、コンピュータプログラムを格納するためのメモリとを備える端末デバイスであって、
前記プロセッサは、前記メモリに格納されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、請求項1~29のいずれか1項に記載の方法を実行する
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項42】
コンピュータプログラムをメモリから呼び出して実行し、チップが搭載された装置が請求項1~29のいずれか1項に記載の方法を実行するプロセッサを含む
ことを特徴とするチップ。
【請求項43】
コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、コンピュータに請求項1~29のいずれか1項に記載の方法を実行させる
ことを特徴とするコンピュータ読取可能な記憶媒体。
【請求項44】
コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品であって、
前記コンピュータプログラム命令は、コンピュータに請求項1~29のいずれか1項に記載の方法を実行させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【請求項45】
コンピュータに請求項1~29のいずれか1項に記載の方法を実行させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項46】
プロセッサと、コンピュータプログラムを格納するためのメモリとを備えるネットワークデバイスであって、
前記プロセッサは、前記メモリに格納されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、請求項30~38のいずれか1項に記載の方法を実行する
ことを特徴とするネットワークデバイス。
【請求項47】
コンピュータプログラムをメモリから呼び出して実行し、チップが搭載された装置が請求項30~38のいずれか1項に記載の方法を実行するプロセッサを含む
ことを特徴とするチップ。
【請求項48】
コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、コンピュータに請求項30~38のいずれか1項に記載の方法を実行させる
ことを特徴とするコンピュータ読取可能な記憶媒体。
【請求項49】
コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品であって、
前記コンピュータプログラム命令は、コンピュータに請求項30~38のいずれか1項に記載の方法を実行させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【請求項50】
コンピュータに請求項30~38のいずれか1項に記載の方法を実行させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例は、通信分野に関し、特に、無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
5Gシステムでは、ユーザーのニーズの違いに対応するために、ネットワークスライス(Network Slice、NS)のネットワークアーキテクチャを提案しており、具体的には、異なるネットワーク切り替えは異なるタイプのサービスをサポートすることができる。
【0003】
関連技術では、端末デバイスはセル再選択測定基準とセル再選択基準に基づいてセル再選択を行うことができ、上記基準に基づいてセル再選択を行い、端末デバイスはチャネル品質の高いセルを再選択することができる。しかし、端末デバイスのサービスがネットワークスライスに関するサービスであれば、上記の準則に従ってセル再選択を行うと、端末のサービス伝送に影響を与え、ユーザー体験に影響を与える可能性がある。
【発明の概要】
【0004】
本願の実施例は、端末デバイスのネットワークスライス要件を満たしているセルを再選択するのに有利であり、ユーザー体験を向上させることができる無線通信方法及び端末デバイスを提供する。
【0005】
第1の態様は、無線通信方法を提供し、端末デバイスが第1の情報に基づいて周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定することを含み、前記第1の情報がネットワークスライスの関連情報を示す。
【0006】
第2の態様は、無線通信方法を提供し、ネットワークデバイスが端末デバイスに第1の情報を送信することを含み、前記第1の情報は、ネットワークスライスの関連情報を示し、前記第1の情報は、前記端末デバイスが周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定するために使用される。
【0007】
第3の態様は、上記第1の態様又は第1の態様の任意の可能な実施例における方法を実行するための端末デバイスを提供する。具体的には、該端末デバイスは、上記第1の態様又は第1の態様のいずれかの可能な実施例における方法を実行するためのユニットを含む。
【0008】
第4の態様は、上記第2の態様又は第2の態様の任意の可能な実施例における方法を実行するためのネットワークデバイスを提供する。具体的には、該ネットワークデバイスは、上記第2の態様又は第2の態様のいずれかの可能な実施例における方法を実行するためのユニットを含む。
【0009】
第5の態様は、プロセッサとメモリとを含む端末デバイスを提供する。このメモリは、コンピュータプログラムを記憶し、このプロセッサは、このメモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第1の態様又はその各実施例における方法を実行する。
【0010】
第6の態様は、プロセッサとメモリとを含むネットワークデバイスを提供する。このメモリは、コンピュータプログラムを記憶し、このプロセッサは、このメモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第2の態様又はその各実施例における方法を実行する。
【0011】
第7の態様は、上記第1の態様~第2の態様のいずれか又はその各実施例における方法を実現するためのチップを提供する。
【0012】
具体的には、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、チップがインストールされた装置が上記第1の態様~第2の態様のいずれか又はその各実施例における方法を実行するプロセッサを含む。
【0013】
第8の態様は、コンピュータが上記第1の態様から第2の態様のいずれか又はその各実施例における方法を実行するコンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0014】
第9の態様は、コンピュータに上記第1の態様から第2の態様のいずれか1つ又は複数の実施例における方法を実行させるコンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。
【0015】
第10の態様は、コンピュータに上記第1の態様から第2の態様のいずれか1つ又は複数の実施例における方法を実行させるコンピュータプログラムを提供する。
【0016】
上記の技術案に基づいて、端末デバイスはネットワークスライスに関する情報に基づいて、周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定し、さらに、前記ターゲット優先度に基づいて後続の他の操作、例えばセル再選択測定やセル再選択などを行うことができ、端末デバイスがネットワークスライスサービスに関するセルを再選択したことを保証するのに有利であり、それによって端末デバイスのネットワークスライスサービスの正常な伝送を保証する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本願の実施例における応用シーンの模式図である。
【
図2】本願の実施例における無線通信方法の模式図である。
【
図3】本願の実施例における他の無線通信方法の模式図である。
【
図4】本願の実施例における端末デバイスのブロック図である。
【
図5】本願の実施例におけるネットワークデバイスのブロック図である。
【
図6】本願の他の実施例における通信デバイスのブロック図である。
【
図7】本願の実施例におけるチップのブロック図である。
【
図8】本願の実施例における通信システムのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本願の実施例における技術案を、本願の実施例における図面を参照して説明するが、明らかに、記述された実施例は本願の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本願における実施例に基づいて、発明的な労働をすることなく当業者によって得られる他のすべての実施例は、本願の保護範囲に属する。
【0019】
本願の実施例は、様々な通信システムに適用可能であり、例えば、GSM(Global System of Mobile Communication)システム、CDMA(Code Division Multiple Access)システム、Wideband Code(広帯域符号化)システム、WCDMA(Division Multiple Access)システム、GPRS(General Packet Radio Service)システム、LTE(Long Term Evolution)システム、LTE-A(Advanced long term evolution)システム、NR(New Radio)システム、NRシステムの進化系システム、LTE-U(LTE-based access to unlicensed spectrum)システム、NR-U(NR-based access to unlicensed spectrum)システム、Umts(Universal Mobile Telecommunication System)、WLAN(Wireless Local Area Network)、WiFi(Wireless Fidelity)、次世代通信(5G)システム又はその他の通信システムである。
【0020】
一般的に、従来の通信システムは、限られた数の接続に対応し、実装も容易であるが、通信技術の進化に伴い、移動通信システムは、従来の通信だけでなく、例えば、D2D(Device to Device)通信、M2M(Machine to Machine)通信、MTC(Machine Type Communication)、V2V(Vehicle to Vehicle)通信などもサポートし、これらは本願の実施例でも利用可能である。
【0021】
任意選択で、本願の実施例における通信システムは、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation、CA)シーン、デュアルコネクティビティ(Dual Connectivity、DC)シーン、又はスタンドアロン(Standalone、SA)展開シーンに適用することができる。
【0022】
任意選択で、本発明の実施例における通信システムは、グラントされないスペクトルも共有スペクトルとみなすことができるグラントされないスペクトルに適用することができ、あるいは、本発明の実施例における通信システムは、グラントされるスペクトルも非共有スペクトルとみなすことができるグラントされるスペクトルにも適用することができる。
【0023】
本願の実施例は、端末デバイス及びネットワークデバイスに関連して様々な実施例を説明し、ここで、端末デバイスは、ユーザー装置(User Equipment、UE)、アクセス端末、ユーザーユニット、ユーザーステーション、モバイルステーション、リモートステーション、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザー端末、ターミナル、無線通信デバイス、ユーザーエージェント、又はユーザーデバイスとも呼ばれることがある。
【0024】
端末デバイスは、WLAN(STAION、ST)内の局、携帯電話、コードレス電話、SIP(Session Initiation Protocol)電話、WLL(Wireless Local Loop)局、PDA(Personal digital Assistant)、デジタルアシスタント機器、無線通信機能を持つ携帯機器、無線モデムに接続されたコンピューティング機器やその他の処理装置、車載機器、ウェアラブル機器、NRネットワークや将来進化する公衆回線網(Public Land Mobile Network、PLMN)ネットワーク(PLMN)ネットワークにおける端末デバイスであっても良い。
【0025】
本願の実施例では、端末デバイスは、屋内又は屋外、ハンドヘルド、着用又は車載を含む陸上に配置することができ、水面に配置することもでき(汽船など)、航空機、風船、衛星などの空中に配置することもできる。
【0026】
本願の実施例では、端末デバイスは、携帯電話(Mobile Phone)、タブレット(Pad)、無線送受信機能付きコンピュータ、仮想現実(Virtual Reality、VR)端末デバイス、拡張現実(Augmented Reality、AR)端末デバイス、産業制御(industrial control)における無線端末デバイス、自動運転(self driving)における無線端末デバイス、遠隔医療(remote medical)における無線端末デバイス、スマートグリッド(smart grid)における無線端末デバイス、輸送セキュリティ(transportation safety)における無線端末デバイス、スマートシティ(smart city)における無線端末デバイス又はスマートホーム(smart home)における無線端末デバイスなどが挙げられる。
【0027】
一例であって限定するものではないが、本願の実施例では、端末デバイスは、ウェアラブルデバイスであってもよい。ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルスマートデバイスとも呼ばれ、眼鏡、手袋、時計、衣服、靴などの日常着にウェアラブル技術を適用し、身につけることを前提に知能的に設計や開発された機器の総称である。 ウェアラブルデバイスとは、身体に直接装着したり、ユーザーの衣服やアクセサリーに組み込んで使用する携帯端末である。ウェアラブルデバイスは、単なるハードウェアのデバイスではなく、ソフトウェアによるサポートだけでなく、データインタラクションやクラウドベースでのインタラクションによって機能を実現する。 ウェアラブルスマートデバイスとは、大まかに言えば、スマートウォッチやスマートグラスのようにスマートフォンに機能の全部又は一部を依存しないフル機能の大型デバイスと、各種身体モニタリングなど特定の用途に特化してスマートフォンなど他のデバイスと併用する必要のあるスマートブレスレットやスマートジュエリーを指す。
【0028】
【0029】
一例として、限定ではなく、本願の実施例では、ネットワークデバイスは、例えば、ネットワークデバイスがモバイルデバイスであることができるモバイル特性を有することができる。任意選択で、ネットワークデバイスは、衛星、気球ステーションであってもよい。例えば、衛星は、低地球軌道(low earth orbit、LEO)衛星、中地球軌道(medium earth orbit、MEO)衛星、地球同期軌道(Geostationary earth orbit、GEO)衛星、高楕円軌道(High Elliptical Orbit、HEO)衛星などであることができる。あるいは、ネットワークデバイスは、陸域、水域などに設置された基地局であってもよい。
【0030】
本願の実施例では、ネットワークデバイスは、セルにサービスを提供することができ、端末デバイスは、セルが使用する送信リソース(例えば、周波数領域リソース、又は、スペクトルリソース)を介してネットワークデバイスと通信することができ、セルは、ネットワークデバイス(例えば、基地局)に対応するセルであってもよく、セルは、マクロ基地局に属していてもよく、小セル(Small cell)に対応する基地局に属していてもよく、ここの小セルは、都市セル(Metro cell)、微小領域(Micro cell)、ピコセル(Pico cell)、フェムトセル(Femto cell)などを含むことができ、これらの小領域はカバー範囲が小さく、送信電力が低いという特徴があり、高レートのデータ伝送サービスを提供するのに適している。
【0031】
例示的には、本願の実施例が適用される通信システム100が
図1に示されている。該通信システム100は、端末デバイス120(または通信端末、端末)と通信する装置であることができるネットワークデバイス110を含むことができる。ネットワークデバイス110は、特定の地理的領域に通信オーバーレイを提供することができ、オーバーレイ領域内に位置する端末デバイスと通信することができる。
【0032】
図1は、1つのネットワークデバイスと2つの端末デバイスからなる例示的な通信システム100を示す。任意選択で、該通信システム100は複数のネットワークデバイスを含んでもよく、各ネットワークデバイスは、この応用実施例では限定されないが、カバーエリア内に他の数の端末デバイスを含んでもよい。
【0033】
任意選択で、該通信システム100は、ネットワークコントローラ、移動管理エンティティなどの他のネットワークエンティティを含むこともでき、本願の実施例はこれに限定されない。
【0034】
なお、本願の実施例におけるネットワーク/システムにおいて、通信機能を有する機器を通信デバイスと称する場合があることを理解されたい。
図1に示された通信システム100を例として、通信デバイスは、通信機能を有するネットワークデバイス110及び端末デバイス120を含んでもよく、ネットワークデバイス110及び端末デバイス120は、上述のように特定の装置であってもよく、ここで説明を省略する。通信デバイスは、通信システム100における他の装置、例えばネットワークコントローラ、モバイル管理エンティティ及び他のネットワークエンティティも含んでもよく、この応用実施例では制限されない。
【0035】
本書では、「システム」と「ネットワーク」という用語がしばしば互換的に使用されることを理解されたい。 本書でいう「及び/又は」とは、単に関連するものの関連性を示すもので、例えばA及び/又はBのように、A単独、A及びBの両方、B単独の3つの関係が存在することを示すものである。 また、本書中の「/」の文字は、一般に前後の関連オブジェクトの「又は」の関係を示す。
【0036】
本願の実施例において言及される「指示」は、直接的な指示であってもよく、間接的な指示であってもよく、関連関係があることを示すものであってもよいことを理解されたい。例えば、AはBを示し、AはBを直接示すことができ、例えばBはAによって取得することができ、AがCを示し、BがCを介して取得することができ、AとBの間に相関関係があることも表すことができる。
【0037】
本願の実施例の説明において、「対応」という用語は、両者の間に直接的又は間接的に対応する関係があることを意味してもよいし、両者の間に関連関係があることを意味してもよいし、指示と被指示、構成と被構成などの関係であってもよい。
【0038】
セル再選択プロセスは、アイドル状態のUEが、サービスセルと近隣セルの信号品質を監視することにより、より良いセルを選択してサービスを提供するプロセスである。
【0039】
任意選択で、隣接セルの信号品質及びレベルがS基準を満たし、セル再選択決定基準を満たす場合、UEはこのセルを選択して常駐することができる。
【0040】
以下、本願の実施例に関連するセル再選択測定基準及びセル再選択基準を説明する。
【0041】
セル再選択測定基準
セル測定は、同周波数測定及び異周波数又は異アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)測定を含むことができる。
【0042】
【0043】
UEは、サービスセルの測定結果に基づいて、同周波数測定開始閾値と結合して、同周波数測定を開始するかどうかを決定することができる。
【0044】
例えば、前記UEは、サービスセルの測定結果が同周波数測定開始閾値を満たしていない場合に、同周波数測定を開始しなくてもよい。そうでなければ、同周波数測定を開始する。
【0045】
【0046】
【0047】
UEは、サービスセルの測定結果、周波数ポイントの再選択優先度に基づいて、異周波数測定開始閾値と結合して、異周波数又は異RAT測定を開始するかどうかを決定することができる。
【0048】
例えば、再選択優先度が現在の周波数ポイントよりも高い再選択優先度の異周波数ポイント又は異RAT周波数ポイントについては、常に測定が実行される。
【0049】
また、例えば、再選択優先度が現在の周波数ポイントよりも低いか等しい再選択優先度の異周波数ポイント又は異RAT周波数ポイントについては、以下の規則に従って測定し、
サービスセルの測定結果が異周波数測定開始閾値を満たしていない場合は、異周波数又は異RAT測定を開始しない。そうでなければ、異周波数又は異RAT測定を開始する。
【0050】
【0051】
セル再選択基準
最も高い優先度に複数の隣接セルが条件を満たす場合、最も高い優先度周波数上の最適セルを選択し、同等優先度の周波数ポイントに対して、同周波数セル再選択のR基準を採用することができる。
【0052】
例えば、高優先度セルのセル再選択は、以下の条件を満たす必要があり、
1、UEが元セルに滞在する時間が1sを超えること、
2、高優先度周波数セルのS値は予め設定された閾値(ThreshXHigh:高優先度再選択閾値)よりも大きく、かつ、持続時間は再選択時間パラメータTを超えることである。
【0053】
また、例えば、同周波数又は同優先度周波数ポイントのセル再選択については、以下の条件を満たす必要があり、
1、UEが元セルに滞在する時間が1sを超えること、
2、優先度の高い周波数のセルは再選択要求条件を満たさないこと、
3、同周波数又は同優先度セルのS値は予め設定された閾値(Sintrasearch:同周波数測定開始閾値)以下であり、T時間内にR基準(Rt>Rs)を満すことである。
【0054】
さらに、例えば、低優先度周波数ポイントのセル再選択については、以下の条件を満たす必要があり:
1、UEがサービスセルに常駐する時間が1sを超えること、
2、高い優先度(又は同等の優先度)の周波数のセルは再選択要求条件を満たさないこと、
3、サービスセルのS値は予め設定された閾値(ThrshServLow:サービス周波数ポイント低優先度再選択閾値)より小さく、かつ低優先度周波数セルのS値は予め設定された閾値(ThreshXlow:低優先度再選択閾値)より大きく、かつ持続時間は再選択時間パラメータ値を超えることである。
【0055】
上記の例のセル再選択測定基準とセル再選択基準は例にすぎず、通信技術の発展に伴い、修正又は調整することもでき、本願はこれに限定されない。
【0056】
このように、セル再選択測定とセル再選択では、主にセルの信号品質を判断条件とし、この再選択に基づくセルは信号品質の良いセルであるが、ネットワークスライスを導入した後、異なるセルは異なるネットワークスライスをサポートする可能性があり、端末デバイスが伝送するサービスは、セルが特定のネットワークスライスをサポートする必要がある可能性があり、この場合、セルの信号品質だけを考慮してセル再選択を行い、端末が必要とするネットワークスライスサービスをサポートしていないセルを再選択し、端末のサービス伝送に影響を与えることがある。
【0057】
図2は、本願の実施例における無線通信方法200の概略フローチャートである。該方法200は、
図2に示すように、
図1に示す通信システム内の端末デバイスによって実行することができ、方法200は、以下の少なくとも一部の内容を含むことができる
S210において、端末デバイスが第1の情報に基づいて周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定し、前記第1の情報がネットワークスライスの関連情報を示す。
【0058】
本願の実施例はセル再選択シーンに適用することができ、もちろん、他のセル選択を行うシーン、例えばセル選択、セル切替シーンなどにも適用することができ、具体的な実現においては、関連技術におけるセル切替条件を結合して本願の実施例におけるネットワーク切替マッチング条件をさらに結合して判断すればよく、簡潔のために、ここで説明を省略する。
【0059】
なお、本願の実施例における優先度は、周波数ポイントに対して周波数ポイント優先度とも呼ばれ、セルに対してセル優先度とも呼ばれる。異なる応用シーンについては、対応する名前に対応することもでき、本願はこれに限定されず、例えば、セル再選択シーンについては、優先度はセル再選択周波数ポイント優先度、セル再選択優先度などと呼ぶこともできる。通常、周波数ポイント優先度が使用される。以下、主に周波数ポイント優先度を例に説明するが、本願はこれに限定されるものではない。
【0060】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の情報は、以下の少なくとも1つを含むことができ、
端末デバイスのネットワークスライス情報であり、
候補セルがサポートするネットワークスライス情報であり、ここで、前記候補セルが前記端末デバイスのサービスセル、隣接セル、及びネットワークスライスをサポートするセルのうちの少なくとも1つを含み、
周波数ポイント優先度構成情報セットであり、ここで、前記周波数ポイント優先度構成情報セットが少なくとも1つの周波数ポイント優先度構成情報を含み、各周波数ポイント優先度構成情報が1つ以上のネットワークスライスに対応し、各優先度構成情報は、少なくとも1つの周波数層及び/又は前記周波数層に対応する周波数優先度を含む。
【0061】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、前記端末デバイスがサポートするネットワークスライス情報、又は、前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報、又は、予め設定されたネットワークスライス情報、又は、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライス情報、又は、前記端末デバイスが登録したネットワークスライス情報である。
【0062】
任意選択で、他の実施例では、前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、前記端末デバイスがサポートするネットワークスライス情報、前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライス情報、前記端末デバイスが登録したネットワークスライス情報、及び予め設定されたネットワークスライス情報のうちの少なくとも2つネットワークスライス情報の和集合である。又は、
任意選択で、他の実施例では、前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、前記端末デバイスがサポートするネットワークスライス情報、前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライス情報、前記端末デバイスが登録したネットワークスライス情報、及び予め設定されたネットワークスライス情報のうちの少なくとも2つのネットワークスライス情報の共通集合である。
【0063】
任意選択で、前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報は、前記端末デバイスが前記端末デバイスのタイプ、伝送されるサービスタイプ、又はネットワークスライスの優先度のうちの少なくとも1つに基づいて選択される。
【0064】
任意選択で、前記予め設定されたネットワークスライス情報は、前記端末デバイスに予め設定されたネットワークスライス情報である。例えば、前記予め設定されたネットワークスライス情報は、予め設定された前記端末デバイスがサポートするネットワークスライス情報、又は、予め設定された前記端末デバイスがサポートするサービスタイプに対応するネットワークスライス情報等であってもよい。
【0065】
任意選択で、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライス情報は、ネットワークデバイスにより構成され、又は、予め設定される。
【0066】
任意選択で、前記端末デバイスが登録したネットワークスライス情報は、ネットワーク登録過程に登録したネットワークスライスであっても良い。
【0067】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、
ネットワークスライスの識別子情報、例えば、スライス識別子(Slice ID)、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information、S-NSSAI)、ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information、NSSAI)のうちの少なくとも1つ、
ネットワークスライスに対応する周波数ポイント、又は、周波数層、
ネットワークスライスに対応するセル、
ネットワークスライスに対応する優先度のうちの少なくとも1つを含む。
【0068】
いくつかの実施例では、前記ネットワークデバイスは、前記サービスセルにサービスを提供するネットワークデバイスであても良く、前記端末デバイスは、前記サービスセルから前記サービスセルがサポートするネットワークスライスの情報を取得することができる。例えば、前記端末デバイスは、システム放送メッセージ又は無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングを介して前記サービスセルがサポートするネットワークスライスの情報を取得することができる。又は、他のメッセージ又はシグナリングを介して前記サービスセルがサポートするネットワークスライスの情報を取得することができ、本願がこれに限定されない。
【0069】
他の実施例では、前記端末デバイスは、前記サービスセルから少なくとも1つの隣接セルがサポートするネットワークスライスの情報を取得することができる。例えば、前記端末デバイスは、システム放送メッセージ又はRRCシグナリングを介して前記少なくとも1つの隣接セルがサポートするネットワークスライスの情報を取得することができる。又は、他のメッセージ又はシグナリングを介して前記少なくとも1つの隣接セルがサポートするネットワークスライスの情報を取得することができ、本願がこれに限定されない。
【0070】
他の実施例では、前記端末デバイスは、前記サービスセルから、ネットワークスライスをサポートする少なくとも1つのセル又は周波数ポイントがサポートネットワークスライスの情報を取得することができる。例えば、前記端末デバイスは、システム放送メッセージ又はRRCシグナリングを介して、前記少なくとも1つのセル又は周波数ポイントがサポートするネットワークスライスの情報を取得することができる。又は、他のメッセージ又はシグナリングを介して前記少なくとも1つのセルがサポートするネットワークスライスの情報を取得することができ、本願がこれに限定されない。
【0071】
なお、本願の実施例では、前記端末デバイスのネットワークスライス情報におけるネットワークスライスが第1のネットワークスライスセットを構成し、ネットワークスライスをサポートするセルは、いずれのネットワークスライスをサポートするセルであっても良く、又は、前記第1のネットワークスライスセットをサポートするセルであっても良く、又は、前記第1のネットワークスライスセットのうちの少なくとも1つネットワークスライスをサポートするセルであっても良く、又は、特定のネットワークスライスをサポートするセルであっても良く、例えば、特定のネットワークスライスは、第1のネットワークスライスセットのうちの優先度が最高であるネットワークスライスであり、又は、前記端末デバイスが選択したい(又は、一番興味がある)ネットワークスライスである。同様、ネットワークスライスをサポートする周波数ポイントは、いずれのネットワークスライスをサポートする周波数ポイントであっても良く、又は、前記第1のネットワークスライスセットをサポートする周波数ポイントであっても良く、又は、前記第1のネットワークスライスセットのうちの少なくとも1つネットワークスライスをサポートする周波数ポイントであっても良く、又は、特定のネットワークスライスをサポートする周波数ポイントであっても良く、例えば、特定のネットワークスライスは、第1のネットワークスライスセットのうちの優先度が最高であるネットワークスライスであり、又は、前記端末デバイスが選択した(又は、一番興味がある)ネットワークスライスであっても良い。
【0072】
任意選択で、前記端末デバイスが選択したいネットワークスライスは、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライスのうちの1つ以上のネットワークスライスを含むことができ、又は、前記端末デバイスがサポートするネットワークスライスのうちの1つ以上のネットワークスライスを含むことができ、又は、伝送されるサービスタイプ、端末のタイプ等の情報に基づいて決定された1つ以上のネットワークスライスを含むことができ、本願がこれに限定されない。
【0073】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記サービスセルがサポートするネットワークスライス情報は、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスの識別子情報、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応するセル、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する優先度のうちの少なくとも1つを含む。
【0074】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記隣接セルがサポートするネットワークスライス情報は、
前記隣接セルがサポートするネットワークスライスの識別子情報、
前記隣接セルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント、
前記隣接セルがサポートするネットワークスライスに対応するセル、
前記隣接セルがサポートするネットワークスライスに対応する優先度のうちの少なくとも1つを含む。
【0075】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記ネットワークスライスをサポートする少なくとも1つのセル又は周波数ポイントがサポートするネットワークスライスの情報は、
前記少なくとも1つのセル又は周波数ポイントがサポートするネットワークスライスの識別子情報、
前記少なくとも1つのセル又は周波数ポイントがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント、
前記少なくとも1つのセル又は周波数ポイントがサポートするネットワークスライスに対応するセル、
前記少なくとも1つのセル又は周波数ポイントがサポートするネットワークスライスに対応する優先度のうちの少なくとも1つを含む。
【0076】
本願の実施例では、前記周波数ポイント優先度構成情報セットが少なくとも1つの周波数ポイント優先度構成情報を含み、各周波数ポイント優先度構成情報が1つ以上のネットワークスライスに対応し、各周波数ポイント優先度構成情報が少なくとも1つの周波数層及び/又は前記周波数層に対応する周波数ポイント優先度を含む。
【0077】
なお、本願の実施例では、前記周波数層は、周波数ポイントとも呼ぶ。
【0078】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の情報は、セル優先度構成情報セットを含み、少なくとも1つのセル優先度構成情報を含み、各セル優先度構成情報が1つ以上のネットワークスライスに対応し、各セル優先度構成情報が少なくとも1つのセル及び/又は前記セルに対応するセル優先度を含む。
【0079】
以下、具体的な実施例を参照し、本願の実施例におけるセル再選択方式を詳細に説明する。
【0080】
実施例一
該実施例一では、前記端末デバイスは、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイントの優先度、又は、前記サービスセルの周波数ポイントの優先度を、第1の周波数ポイント優先度として調整することはできる。
【0081】
つまり、前記端末デバイスは、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント、又は、前記サービスセルの周波数ポイントを第1の周波数ポイント優先度の周波数ポイントとして調整することができる。
【0082】
任意選択で、前記第1の周波数ポイント優先度は、特定のセル又は特定の周波数ポイントの優先度よりも高く、又は、前記第1の周波数ポイント優先度は、特定の優先度閾値よりも高い。
【0083】
任意選択で、前記特定のセルは、サービスセルであっても良く、前記特定の周波数ポイントは、サービスセルの周波数ポイントであっても良く、又は、サービス周波数ポイントと呼ぶ。又は、前記特定の優先度閾値は、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポインに対応する優先度であっても良く、又は、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する特定の周波数ポイントに対応する優先度であっても良く、又は、前記サービスセルの周波数ポイントの調整前に対応する優先度であっても良い。調整された優先度は、調整前の優先度以上であっても良い。
【0084】
具体な例として、前記第1の周波数ポイント優先度は、最も高い周波数ポイント優先度である。
【0085】
即ち、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント又は前記サービスセルの周波数ポイントを、最も高い周波数ポイント優先度の周波数ポイントとして調整する。
【0086】
さらに、前記端末デバイスは、前記第1の周波数ポイント優先度に基づいて、セル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことができる。例えば、前記端末デバイスは、前記第1の周波数ポイント優先度に基づいて、特定のネットワークスライスをサポートする周波数ポイント又はセルに対してセル再選択測定及び/又はセル再選択を行い、又は、前記第1の周波数ポイント優先度に基づいて、前記サービス周波数ポイントに対してセル再選択測定及び/又はセル再選択を行い、又は、前記第1の周波数ポイント優先度に基づいて、前記サービス周波数ポイントのセルに対してセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことができる。具体的なセル再選択測定及びセル再選択プロセスは、関連技術を参考し、簡潔のため、ここで説明を省略する。
【0087】
任意選択で、前記特定のネットワークスライスは、第1のネットワークスライスセットにおける優先度が最高であるネットワークスライスであり、又は、前記端末デバイスが選択したい(又は、一番興味がある)ネットワークスライスであり、又は、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスである。
【0088】
つまり、該実施例一では、前記端末デバイスは、まず、サービスセルがサポートするネットワークスライス又は前記サービスセルに対応する周波数層を決定し、さらに、該周波数層を高い周波数ポイント優先度の周波数層として決定し、次に、調整された周波数ポイント優先度に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を実行する。
【0089】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記端末デバイスは、第1の条件を満たしている場合、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント又は前記サービスセルの周波数ポイントに対応する周波数ポイント優先度を、第1の周波数ポイント優先度として調整することができる。
【0090】
任意選択で、前記第1の条件は、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが第1のネットワークスライスセットのうちの少なくとも1つを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記第1のネットワークスライスセットにおける優先度の最も高いネットワークスライスを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記端末デバイスの選択したいネットワークスライスを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが周波数ポイントに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがセルに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがトラッキング領域(Tracing Area、TA)に基づいて配置されること、
前記端末デバイスがネットワークスライスのサポート能力を有すること、
前記端末デバイスに前記端末デバイスのネットワークスライス情報を有することのうちの少なくとも1つを含む。
【0091】
任意選択で、本願の実施例では、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが周波数ポイントに基づいて配置されることは、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがper周波数ポイントのものであっても良く、即ち、各周波数ポイントが対応してサポートするネットワークスライスを配置しても良い。任意選択で、異なる周波数ポイントに対応してサポートするネットワークスライスは、同じであっても良く、又は、異なっても良い。
【0092】
任意選択で、本願の実施例では、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがセルに基づいて配置されることは、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがperセルのものであっても良く、即ち、各セルが対応してサポートするネットワークスライスを配置しても良い。任意選択で、異なるセルに対応してサポートするネットワークスライスは、同じであっても良く、又は、異なっても良い。
【0093】
任意選択で、前記端末デバイスがネットワークスライスのサポート能力を有することは、前記端末デバイスがネットワークスライスに関連するサービスの伝送をサポートし、又は、ネットワークスライスにより通信、サービス伝送を行う能力を有することである。
【0094】
任意選択で、前記端末デバイスに前記端末デバイスのネットワークスライス情報を有することは、前記端末デバイスにサポートするネットワークスライス情報、許可されたネットワークスライス情報又は登録したネットワークスライス情報等が構成され、又は、前記端末デバイスに期待するネットワークスライスがあり、又は、前記端末デバイスにより「前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報」が選択される。つまり、前記端末デバイスは、前記端末デバイスのネットワークスライス情報を取得することができ、このように、優先度を決定する時に該情報を使用することができる。
【0095】
実施例一では、サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント又はサービスセルに対応する周波数ポイントを、高い優先度の周波数ポイントとして決定することで、セル再選択では前記端末デバイスのネットワークスライスをサポートするセルを再選択するのに有利であり、さらに、前記端末デバイスがネットワークスライスに関連するサービスを開始する時にサービスの正常伝送を確保し、ユーザー体験を向上させる。
【0096】
実施例二
該実施例二では、前記端末デバイスは、特定のネットワークスライスをサポートする周波数ポイント又はセルの優先度を、第2の優先度として調整することができる。ここで、前記第2の優先度は、高い優先度である。
【0097】
つまり、前記端末デバイスは、特定のネットワークスライスをサポートする周波数ポイント又はセルを第2の優先度の周波数ポイント又はセルとして調整することができ、つまり、高い優先度の周波数ポイント又はセルとして調整することができる。
【0098】
該実施例二では、前記特定のネットワークスライスが第1のネットワークスライスセットにおける少なくとも1つを含み、前記第1のネットワークスライスセットは、前記端末デバイスのネットワークスライス情報に含まれるネットワークスライスである。つまり、前記特定のネットワークスライスをサポートするセル又は周波数ポイントは、前記端末デバイスのネットワークスライスにおける少なくとも1つのネットワークスライスをサポートするセル又は周波数ポイントである。
【0099】
任意選択で、前記第2の優先度が特定のセル又は特定の周波数ポイントの優先度よりも高く、前記第2の優先度が特定の優先度閾値よりも高い。
【0100】
任意選択で、前記特定のセルは、サービスセルであり、前記特定の周波数ポイントは、サービスセルの周波数ポイントであり、又は、サービス周波数ポイントとも呼ぶ。又は、前記特定の優先度閾値は、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイントに対応する優先度であっても良く、又は、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する特定の周波数ポイントに対応する優先度であっても良く、又は、サービス周波数ポイントに対応する優先度であっても良く、前記特定のネットワークスライスをサポートする周波数ポイント又はセルの調整前に対応する優先度であっても良い。調整された優先度は、調整前の優先度以上である。
【0101】
具体的な例として、前記第2の優先度は、最も高い優先度である。
【0102】
即ち、前記特定のネットワークスライスをサポートする周波数ポイント又はセルを、最も高い優先度の周波数ポイント又はセルとして調整する。
【0103】
さらに、前記端末デバイスは、前記第2の優先度に基づいて、セル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことができる。例えば、前記端末デバイスは、前記第2の優先度に基づいて、前記特定のネットワークスライスをサポートする周波数ポイント又はセルに対してセル再選択測定及び/又はセル再選択を行い、又は、前記第2の周波数ポイント優先度に基づいて、前記サービス周波数ポイントに対してセル再選択測定及び/又はセル再選択を行い、又は、前記第2の周波数ポイント優先度に基づいて、前記サービス周波数ポイントのセルに対してセル再選択測定及び/又はセル再選択を行う。具体的なセル再選択測定とセル再選択プロセスは、関連技術を参照し、簡潔のため、ここで説明を省略する。
【0104】
つまり、該実施例二では、前記端末デバイスは、まず、前記端末デバイスのネットワークスライスをサポートするセル又は周波数ポイントに対応する周波数層を決定し、さらに、該周波数層を高い優先度の周波数層を決定し、次に、調整された優先度に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を実行する。
【0105】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記端末デバイスは、第2の条件を満たしている場合、前記特定のネットワークスライスをサポートする周波数ポイント又はセルを、第2の優先度として調整することができる。
【0106】
任意選択で、前記第2の条件は、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記第1のネットワークスライスセットにおける少なくとも1つを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記第1のネットワークスライスセットにおける優先度の最高であるネットワークスライスを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記端末デバイスの選択したいネットワークスライスを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが周波数ポイントに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがセルに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがセルに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがTA領域に基づいて配置されること、
前記端末デバイスがネットワークスライスのサポート能力を有すること、
前記端末デバイスに前記端末デバイスのネットワークスライス情報を有することのうちの少なくとも1つを含む。
【0107】
前記第2の条件の意味は、実施例一における前記第1の条件の記載を参照し、ここで説明を省略する。
【0108】
該実施例二では、端末デバイスのネットワークスライスをサポートする周波数ポイント又はセルを高い優先度の周波数ポイント又はセルとして決定することで、セル再選択では前記端末デバイスのネットワークスライスをサポートするセルを再選択するのに有利であり、さらに、前記端末デバイスがネットワークスライスに関連するサービスを開始する時にサービスの正常伝送を確保し、ユーザー体験を向上させる。
【0109】
実施例三
該実施例三では、ネットワークデバイスからの構成に基づいて、周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定することができる。
【0110】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記端末デバイスは、ネットワークデバイスから周波数ポイント優先度構成情報セットを取得することができ、例えば、前記端末デバイスは、サービスセルの放送メッセージ又はRRCシグナリングから前記周波数ポイント優先度構成情報セットを取得することができる。他の実施例では、前記周波数ポイント優先度構成情報セットは、予め設定され、又は、予め定義される。
【0111】
任意選択で、前記RRCシグナリングは、RRC解放(Release)メッセージであっても良く、又は、他のRRCシグナリングであっても良く、例えば、RRC専用シグナリングであっても良く、本願がこれに限定されない。
【0112】
前記端末デバイスは、特定のネットワークスライスに基づいて、前記周波数ポイント優先度構成情報セットから特定のネットワークスライスに対応する周波数ポイント優先度構成情報をターゲット周波数ポイント優先度構成情報として決定し、さらに、前記ターゲット周波数ポイント優先度構成情報に基づいて、ターゲット優先度を決定し、さらに、前記ターゲット優先度に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行う。
【0113】
一実施例として、前記特定のネットワークスライスは、ネットワークデバイスにより指示され、例えば、ネットワークデバイスは、第1の指示情報を介して、前記端末デバイスが前記特定のネットワークスライスに基づいてターゲット優先度情報及び/又は前記特定のネットワークスライスのスライス識別子(例えば、Slice ID、S-NSSAI等)を決定するように指示する。任意選択で、前記第1の指示情報は、任意のダウンリンクシグナリング又はダウンリンクメッセージに搬送され、例えば、RRCシグナリング(例えば、RRC Releaseメッセージ)、又は、ダウンリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)等である。
【0114】
なお、本願の実施例では、前記端末デバイスが周波数ポイント優先度構成情報セットと前記第1の指示情報を取得する順位を限定しない。一実現態様では、前記ネットワークデバイスは、まず、前記第1の指示情報を受信し、特定のネットワークスライスに基づいてターゲット優先度を決定することを知り、さらに、ネットワークデバイスからの周波数ポイント優先度構成情報セットを受信し、次に、前記特定のネットワークスライス及び前記周波数ポイント優先度構成情報セットに基づいてターゲット優先度の情報を決定する。他の実現態様では、前記端末デバイスは、まず、前記周波数ポイント優先度構成情報セットを受信し、さらに、ネットワークデバイスからの第1の指示情報を受信した場合、前記特定のネットワークスライス及び前記周波数ポイント優先度構成情報セットに基づいてターゲット優先度の情報を決定しても良い。つまり、前記第1の指示情報は、前記端末デバイスがネットワークスライスに関連する情報に基づいてターゲット優先度を決定するようにトリガーし、さらに、該ターゲット優先度に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行う。
【0115】
任意選択で、前記端末デバイスは、前記周波数ポイント優先度構成情報セットが構成されているかどうかに基づいて、前記特定のネットワークスライス及び前記周波数ポイント優先度構成情報セットに基づいてターゲット優先度の情報を決定するかどうかを決定しても良い。例えば、前記周波数ポイント優先度構成情報セットが構成されている場合、前記特定のネットワークスライス及び前記周波数ポイント優先度構成情報セットに基づいてターゲット優先度の情報を決定し、又は、前記端末デバイスに前記周波数ポイント優先度構成情報セットが構成されてない場合、前記端末デバイスは、RRCシグナリング又は放送メッセージに構成された周波数優先度情報又はセル優先度情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことができる。
【0116】
任意選択で、前記ネットワークデバイスにより指示する特定のネットワークスライスは、端末デバイスのネットワークスライス情報に基づいて決定され、例えば、前記特定のネットワークスライスは、前記特定のネットワークスライスの前記第1のネットワークスライスセットのうちの優先度が最高であるネットワークスライスであっても良く、又は、前記端末デバイスのサービスをサポートするネットワークスライスであっても良く、又は、端末デバイスが選択したいネットワークスライスなどであっても良い。
【0117】
他の実施例として、前記特定のネットワークスライスは、前記端末デバイスにより決定される。例えば、前記端末デバイスは、ネットワークスライスの関連情報、例えば、ネットワークスライスの優先度、前記端末デバイスのタイプ、前記端末デバイスに伝送されるサービスタイプ等の情報のうちの少なくとも1つに基づいて前記特定のネットワークスライスを決定することができる。
【0118】
一例として、前記特定のネットワークスライスは、高い優先度のネットワークスライスであっても良く、又は、最も高い優先度のネットワークスライスであってもよい。
【0119】
一例として、前記特定のネットワークスライスは、前記端末デバイスが選択したい(又は興味があり、又は請求される)ネットワークスライスであってもよい。
【0120】
任意選択で、前記端末デバイスのタイプは、例えば、URLLC端末、MTC端末又はeMTC端末、eMBB端末又はNB-IoT中の端末などであり、異なるタイプの端末デバイスは、異なるタイプのネットワークスライスをサポートすることができる。一例として、端末デバイスは、端末デバイスのタイプがサポートするネットワークスライスを前記特定のネットワークスライスとして決定することができる。
【0121】
任意選択で、前記端末デバイスに伝送されるサービスのサービスタイプは、例えば、高信頼性低遅延時間通信(Ultra-Reliable and Low Latency Communication、URLLC)、機械系通信(MTC)、又は大規模機械系通信(massive machine type of Communication、mMTC)サービス、モバイル超広帯域(Enhance Mobile Broadband、eMBB)、産業物ネットワーク(Industrial Internet of Things、IIOT)サービス、狭帯域ユビキタスネットワーク(Narrow Band Internet of Things、NB-IoT)サービスなどであっても良く、サービスによって必要なネットワークスライスのタイプが異なる場合がある。一例として、端末デバイスは、伝送されるサービスをサポートするサービスタイプのネットワークスライスを前記特定のネットワークスライスとして決定することができる。
【0122】
本願のある実施例では、前記端末デバイスは、特定のネットワークスライスに基づいて、該特定のネットワークスライスに対応する前記周波数ポイント優先度構成情報(前記周波数ポイント優先度構成情報セットから決定又は選択する)を決定し、該前記周波数ポイント優先度構成情報から取得された周波数ポイント及び/又は周波数ポイント優先度情報に基づいて、セル再選択測定及び/又はセル再選択を行う。
【0123】
従って、該実施例三では、ネットワークデバイスにより構成された周波数ポイント優先度に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことで、前記端末デバイスのネットワークスライスをサポートするセルを再選択するのに有利であり、さらに、前記端末デバイスがネットワークスライスに関連するサービスを開始する時にサービスの正常伝送を確保し、ユーザー体験を向上させる
上記の実施例では、前記端末デバイスは、第1の時間長において前記第1の情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことができる。例えば、実施例一及び実施例二では、前記端末デバイスは、第1の時間長において端末デバイスのネットワークスライス情報及び/又は候補セルがサポートするネットワークスライス情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことができ、実施例三では、前記端末デバイスは、第1の時間長において前記周波数ポイント優先度構成情報セット内の情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことができる。前記第1の時間長の以外、前記端末デバイスは、RRCシグナリング又は放送メッセージに構成された周波数優先度情報又はセル優先度情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことができる。
【0124】
任意選択で、前記第1の時間長は、ネットワークデバイスにより構成され、又は、予め設定される。例えば、ネットワークデバイスは、RRCシグナリングを介して端末デバイスに前記第1の時間長を構成することができ、任意選択で、前記RRCシグナリングは、RRC解放(Release)メッセージであっても良く、又は、他のRRCシグナリングであっても良く、例えば、RRC専用シグナリングであっても良く、本願がこれに限定されない。
【0125】
任意選択で、前記端末デバイスは、一定の周期に従って、前記第1の情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行い、又は、ネットワークデバイスのトリガー(例えば、占用シグナリング、特定の指示等)により前記第1の情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うが、本願がこれに限定されない。
【0126】
任意選択で、前記第1の時間長は、第1のタイマの時間長であり、前記第1のタイマは、ネットワークデバイスにより構成され、又は、予め設定される。例えば、ネットワークデバイスは、RRCシグナリングを介して端末デバイスに前記第1のタイマを構成し、任意選択で、前記RRCシグナリングは、RRC解放(Release)メッセージであっても良く、又は、他のRRCシグナリングであっても良く、例えば、RRC専用シグナリングであっても良く、本願がこれに限定されない。
【0127】
本願のいくつかの実施例では、ネットワークデバイスは、RRC Releaseメッセージで第1のタイマを構成して、端末デバイスがスライスを利用してセル再選択を行う有効期間を制御することができる。例えば、端末デバイスがRRC Releaseメッセージに構成された該第1のタイマを受信し、該第1のタイマを開始し、第1のタイマの動作期間において、端末デバイスは、スライスに基づく周波数優先度に基づいてセル再選択を行い、そうでない場合、RRC専用シグナリングからの周波数優先度、又は、システム放送された周波数優先度に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行う。
【0128】
本願の他の実施例では、端末デバイスのネットワークスライスとネットワークデバイスがサポートするネットワークスライスが異なり、ここで、異なることは、一部が異なり、又は全てが異なることである。又は、端末デバイスがネットワークスライスをサポートしないが、ネットワークデバイスがネットワークスライスをサポートする場合、端末デバイスのネットワークスライスがネットワークデバイスのネットワークスライスにマッチングされないと認められ、つまり、端末デバイスがネットワークデバイスにマッチングされず、端末デバイスは、ネットワークデバイスにマッチングされるUEではない。
【0129】
本願の他の実施例では、端末デバイスのネットワークスライスがネットワークデバイスがサポートするネットワークスライスとが一部異なり、又は、特定のスライスが同じである場合、端末デバイスのネットワークスライスがネットワークデバイスのネットワークスライスにマッチングされると認められ、つまり、端末デバイスがネットワークデバイスにマッチングされ、端末デバイスは、ネットワークデバイスにマッチングされるUEである。
【0130】
いくつかの実施例では、ネットワークデバイスは、端末デバイスが特定の条件でセルにアクセスし又はセルに限定されてアクセスするように指示する。任意選択で、前記特定の条件は、端末デバイスのネットワークスライスがネットワークデバイスのネットワークスライスにマッチングされることを含むことができる。例えば、ネットワークデバイスは、マッチングされるUEがアクセスでき又はマッチングされないUEがアクセスできないことを示す第2の指示情報を端末デバイスに送信することができ、又は、又はUEがアクセスを制限されていること及び/又はアクセスが制限されているセルを示す第2の指示情報を送信することができる。この場合、端末デバイスのネットワークスライスがネットワークデバイスのネットワークスライスにマッチングされない場合、例として、そのようなUEにとって、UEは、セルが禁止されていない(barred)と考えることができるが、セルは適切な(suitable)セルではなく、許容可能な(acceptable)セル(例えば、緊急(emergency)サービスなどの限られたサービス送信しかできない)である。別の実施例では、UEは、そのようなUEにとって、セルがbarredされている、即ちアクセスできないと考えることもできる。
【0131】
図2に関連して、本願の実施例による無線通信方法を端末デバイスの観点から詳細に説明し、以下、
図3に関連して、本願の他の実施例による無線通信方法をネットワークデバイスの観点から詳細に説明する。ネットワークデバイス側の説明と端末デバイス側の説明は互いに対応しており、同様の説明は上記を参照して、重複を避けるためにここで説明を省略する。
【0132】
図3は、
図1に示す通信システム内のネットワークデバイスによって実行され、本願の他の実施例による無線通信方法300の概略フローチャートであり、
図3に示すように、方法300は、以下の内容を含む。
【0133】
S310において、ネットワークデバイスが端末デバイスに第1の情報を送信し、前記第1の情報は、ネットワークスライスの関連情報を示し、前記第1の情報は、前記端末デバイスが周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定するために使用される。
【0134】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の情報は、
候補セルがサポートするネットワークスライス情報、周波数ポイント優先度構成情報セットのうちの少なくとも1つを含み、
前記候補セルが前記端末デバイスのサービスセル、隣接セル及びネットワークスライスをサポートするセルのうちの少なくとも1つを含み、
前記周波数ポイント優先度構成情報セットが少なくとも1つの周波数ポイント優先度構成情報を含み、各周波数ポイント優先度構成情報が1つ以上のネットワークスライスに対応し、各周波数ポイント優先度構成情報が少なくとも1つの周波数層及び/又は前記周波数層に対応する周波数ポイント優先度を含む。
【0135】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記方法300は、さらに、
前記ネットワークデバイスが放送メッセージ又は無線リソース制御RRCシグナリングで前記端末デバイスに前記候補セルがサポートするネットワークスライス情報を送信することを含む。
【0136】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記候補セルがサポートするネットワークスライス情報は、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスの識別子情報、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応するセル、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応する優先度のうちの少なくとも1つを含む。
【0137】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記周波数ポイント優先度構成情報セットは、無線リソース制御RRC解放メッセージにより取得される。
【0138】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記方法300は、さらに、
前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに第1の指示情報を送信することを含み、前記第1の指示情報は、前記端末デバイスが特定のネットワークスライスに基づいて前記ターゲット優先度及び/又は前記特定のネットワークスライスの識別子情報を決定するように指示するために使用される。
【0139】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記方法300は、さらに、
前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに第1の時間長を構成するための第1の構成情報を送信することを含み、前記第1の時間長に前記端末デバイスが前記第1の情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行う。
【0140】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の時間長は、RRC解放メッセージにより構成される。
【0141】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の時間長は、第1のタイマの時間長であり、前記第1のタイマは、RRC解放メッセージにより構成される。
【0142】
上記では
図2~
図3に関連して、本願の方法の実施例を詳細に説明し、以下では
図4~
図7に関連して、本願のデバイスの実施例を詳細に説明し、デバイスの実施例と方法の実施例は互いに対応しており、同様の説明は方法の実施例を参照することができる。
【0143】
図4示は本願の実施例における端末デバイス400のブロック図である。
図4に示すように、該端末デバイス400は、処理ユニット410を含む。
【0144】
処理ユニット410は、第1の情報に基づいて周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定するように構成され、前記第1の情報がネットワークスライスの関連情報を示す。
【0145】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
前記ターゲット優先度に基づいて、セル再選択測定及び/又はセル再選択を行うように構成される。
【0146】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の情報は、
端末デバイスのネットワークスライス情報、候補セルがサポートするネットワークスライス情報、周波数ポイント優先度構成情報セットのうちの少なくとも1つを含み、
前記候補セルが前記端末デバイスのサービスセル、隣接セル及びネットワークスライスをサポートするセルのうちの少なくとも1つを含み、
前記周波数ポイント優先度構成情報セットが少なくとも1つの周波数ポイント優先度構成情報を含み、各周波数ポイント優先度構成情報が1つ以上のネットワークスライスに対応し、各周波数ポイント優先度構成情報が少なくとも1つの周波数層及び/又は前記周波数層に対応する周波数ポイント優先度を含む。
【0147】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、前記端末デバイスがサポートするネットワークスライス情報、又は、前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報、又は、予め設定されたネットワークスライス情報、又は、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライス情報、又は、前記端末デバイスが登録したネットワークスライス情報、又は、
前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、前記端末デバイスがサポートするネットワークスライス情報、前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライス情報、前記端末デバイスが登録したネットワークスライス情報、及び予め設定されたネットワークスライス情報のうちの少なくとも2つネットワークスライス情報の和集合であり、又は、
前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、前記端末デバイスがサポートするネットワークスライス情報、前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライス情報、前記端末デバイスが登録したネットワークスライス情報、及び予め設定されたネットワークスライス情報のうちの少なくとも2つのネットワークスライス情報の共通集合である。
【0148】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、
ネットワークスライスの識別子情報、
ネットワークスライスに対応する周波数ポイント、
ネットワークスライスに対応するセル、
ネットワークスライスに対応する優先度のうちの少なくとも1つを含む。
【0149】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記端末デバイス400は、さらに、通信ユニットを含み、
通信ユニットは、放送メッセージ又は無線リソース制御RRCシグナリングから前記候補セルがサポートするネットワークスライス情報を取得するように構成される。
【0150】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記候補セルがサポートするネットワークスライス情報は、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスの識別子情報、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応するセル、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応する優先度のうちの少なくとも1つを含む。
【0151】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイントのターゲット優先度を第1の周波数ポイント優先度として決定し、又は、
前記サービスセルの周波数ポイントのターゲット優先度を第1の周波数ポイント優先度として決定するように構成され、
前記第1の周波数ポイント優先度が特定のセル又は特定の周波数ポイントの優先度よりも高く、又は、前記第1の周波数ポイント優先度が特定の優先度閾値よりも高い。
【0152】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の周波数ポイント優先度は、最も高い周波数ポイント優先度である。
【0153】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
前記端末デバイスが第1の条件を満たしている場合、前記サービスセルの周波数ポイントのターゲット優先度を第1の周波数ポイント優先度として決定するように構成される。
【0154】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
前記端末デバイスが第1の条件を満たしている場合、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイントのターゲット優先度を第1の周波数ポイント優先度として決定し、又は、
前記端末デバイスが第1の条件を満たしている場合、前記サービスセルがサポートする特定のネットワークスライスに対応する周波数ポイントのターゲット優先度を第1の周波数ポイント優先度として決定するように構成される。
【0155】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記特定のネットワークスライスは、第1のネットワークスライスセットにおける優先度が最高であるネットワークスライス又は前記端末デバイスが選択したいネットワークスライスであり、前記第1のネットワークスライスセットは、前記端末デバイスのネットワークスライス情報に含まれるネットワークスライスである。
【0156】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の条件は、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが第1のネットワークスライスセットのうちの少なくとも1つを含み、前記第1のネットワークスライスセットは、前記端末デバイスのネットワークスライス情報に含まれるネットワークスライスであること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記第1のネットワークスライスセットにおける優先度の最も高いネットワークスライスを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記端末デバイスの選択したいネットワークスライスを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが周波数ポイントに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがセルに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがトラッキング領域TA領域に基づいて配置されること、
前記端末デバイスがネットワークスライスのサポート能力を有すること、
前記端末デバイスに前記端末デバイスのネットワークスライス情報を有することのうちの少なくとも1つを含む。
【0157】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
前記第1の周波数ポイント優先度に基づいて、特定のネットワークスライスをサポートする周波数ポイント又はセルに対して、セル再選択測定及び/又はセル再選択を行い、又は、
前記第1の周波数ポイント優先度に基づいて、前記サービスセルの周波数ポイントに対してセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うように構成される。
【0158】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
特定のネットワークスライスをサポートするセル又は周波数ポイントのターゲット優先度を第2の優先度として決定するように構成され、
前記第2の優先度が特定のセル又は特定の周波数ポイントの優先度よりも高く、前記第2の優先度が特定の優先度閾値よりも高く、前記特定のネットワークスライスが第1のネットワークスライスセットにおける少なくとも1つを含み、前記第1のネットワークスライスセットは、前記端末デバイスのネットワークスライス情報に含まれるネットワークスライスである。
【0159】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記特定のネットワークスライスは、前記第1のネットワークスライスセットにおける優先度が最高であるネットワークスライス又は前記端末デバイスが選択したいネットワークスライスである。
【0160】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
第2の条件を満たしている場合、前記特定のネットワークスライスをサポートするセル又は周波数ポイントのターゲット優先度を前記第2の優先度として決定するように構成される。
【0161】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第2の条件は、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記第1のネットワークスライスセットにおける少なくとも1つを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記第1のネットワークスライスセットにおける優先度の最高であるネットワークスライスを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記端末デバイスの選択したいネットワークスライスを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが周波数ポイントに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがセルに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがセルに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがTA領域に基づいて配置されること、
前記端末デバイスがネットワークスライスのサポート能力を有すること、
前記端末デバイスに前記端末デバイスのネットワークスライス情報を有することのうちの少なくとも1つを含む。
【0162】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
前記第2の優先度に基づいて、前記特定のネットワークスライスをサポートするセル又は周波数ポイントに対してセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うように構成される。
【0163】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
前記周波数ポイント優先度構成情報セットから、特定のネットワークスライスに対応する周波数ポイント優先度構成情報をターゲット周波数ポイント優先度構成情報として決定し、
前記ターゲット周波数ポイント優先度構成情報に基づいて前記ターゲット優先度を決定するように構成される。
【0164】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記特定のネットワークスライスは、ネットワークデバイスにより指示され又は前記端末デバイスにより決定される。
【0165】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記端末デバイスは、さらに、通信ユニットを含む。
【0166】
通信ユニットは、前記ネットワークデバイスの第1の指示情報を受信するように構成され、前記第1の指示情報は、前記端末デバイスが前記特定のネットワークスライスに基づいて前記ターゲット優先度及び/又は前記特定のネットワークスライスの識別子情報を決定するように指示するために使用される。
【0167】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
ネットワークスライスに対応する優先度、前記端末デバイスのタイプ、前記端末デバイス伝送されるサービスのタイプのうちの少なくとも1つに基づいて、前記特定のネットワークスライスを決定するように構成される。
【0168】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記周波数ポイント優先度構成情報セットは、無線リソース制御RRC解放メッセージにより取得される。
【0169】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記周波数ポイント優先度構成情報は、セル再選択周波数ポイント優先度構成情報セットを含む。
【0170】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
第1の時間長に、前記第1の情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うように構成される。
【0171】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の時間長は、RRC解放メッセージにより構成される。
【0172】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の時間長は、第1のタイマの時間長であり、前記第1のタイマはRRC解放メッセージにより構成される。
【0173】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
前記周波数ポイント優先度構成情報セットが構成されず又は前記第1の時間長に位置しない場合、RRCシグナリング又は放送メッセージにおける周波数又はセル優先度構成に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うように構成される。
【0174】
任意選択で、いくつかの実施例では、上述の通信ユニットは、通信インターフェース又は送受信機、又は通信チップ又はオンチップシステムの入出力インターフェースであってもよい。上記の処理ユニットは、1つ以上のプロセッサであってもよい。
【0175】
なお、本願の実施例による端末デバイス400は、本願の方法の実施例における端末デバイスに対応することができ、端末デバイス400における各ユニットの上述の動作及び/又は他の機能は、
図2に示す方法200における端末デバイスのそれぞれの流れを実現するために、簡潔のためにここでは説明を省略する。
【0176】
図5は本願の実施例におけるネットワークデバイスのブロック図である。
図5のネットワークデバイス500は、通信ユニット510を含む。
【0177】
通信ユニット510は、端末デバイスに第1の情報を送信するように構成され、前記第1の情報は、ネットワークスライスの関連情報を示し、前記第1の情報は、前記端末デバイスが周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定するために使用される。
【0178】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の情報は、
候補セルがサポートするネットワークスライス情報、周波数ポイント優先度構成情報セットのうちの少なくとも1つを含み、
前記候補セルが前記端末デバイスのサービスセル、隣接セル及びネットワークスライスをサポートするセルのうちの少なくとも1つを含み、
前記周波数ポイント優先度構成情報セットが少なくとも1つの周波数ポイント優先度構成情報を含み、各周波数ポイント優先度構成情報が1つ以上のネットワークスライスに対応し、各周波数ポイント優先度構成情報が少なくとも1つの周波数層及び/又は前記周波数層に対応する周波数ポイント優先度を含む。
【0179】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記通信ユニット510は、さらに、
放送メッセージ又は無線リソース制御RRCシグナリングを介して前記端末デバイスに、前記候補セルがサポートするネットワークスライス情報を送信するように構成される。
【0180】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記候補セルがサポートするネットワークスライス情報は、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスの識別子情報、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応するセル、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応する優先度のうちの少なくとも1つを含む。
【0181】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記周波数ポイント優先度構成情報セットは、無線リソース制御RRC解放メッセージにより取得される。
【0182】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記通信ユニット510は、さらに、
前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに第1の指示情報を送信するように構成され、前記第1の指示情報は、前記端末デバイスが特定のネットワークスライスに基づいて前記ターゲット優先度及び/又は前記特定のネットワークスライスの識別子情報を決定するように指示するために使用される。
【0183】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記通信ユニット510は、さらに、
前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに第1の時間長を構成するための第1の構成情報を送信し、前記第1の時間長に前記端末デバイスが前記第1の情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うように構成される。
【0184】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の時間長は、RRC解放メッセージにより構成される。
【0185】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の時間長は、第1のタイマの時間長であり、前記第1のタイマは、RRC解放メッセージにより構成される。
【0186】
任意選択で、いくつかの実施例では、上述の通信ユニットは、通信インターフェース又は送受信機、又は通信チップ又はオンチップシステムの入出力インターフェースであってもよい。上記の処理ユニットは、1つ以上のプロセッサであってもよい。
【0187】
なお、本願の実施例によるネットワークデバイス500は、本願の方法の実施例におけるネットワークデバイスに対応することができ、ネットワークデバイス500におけるユニットの上述した動作及び/又は機能は、
図3に示す方法300におけるネットワークデバイスのそれぞれのフローを実現するために、簡潔のためにここで説明を省略する。
【0188】
図6は、本願の実施例に係る通信デバイス600の概略構成図である。通信デバイス600は、本願の実施例における方法を実現するためにメモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することができるプロセッサ610を含む。
【0189】
任意選択で、
図6に示すように、通信デバイス600は、メモリ620を含むこともできる。ここで、プロセッサ610は、本願の実施例における方法を実現するために、メモリ620からコンピュータプログラムを呼び出して実行することができる。
【0190】
ここで、メモリ620は、プロセッサ610とは別個のデバイスであってもよいし、プロセッサ610に統合されていてもよい。
【0191】
任意選択で、
図6に示すように、通信デバイス600は、送受信機630をさらに含み、プロセッサ610は、送受信機630が他の装置と通信するように制御することができ、具体的には、他の装置に情報又はデータを送信することができ、又は、他の装置が送信した情報又はデータを受信することができる。
【0192】
ここで、送受信機630は、送信機と受信機とを含むことができる。送受信機630はさらにアンテナを含んでもよく、アンテナの数は1つ又は複数であってもよい。
【0193】
任意選択で、通信デバイス600は、本願の実施例のネットワークデバイスであってもよく、通信デバイス600は、本願の実施例の様々な方法においてネットワークデバイスによって実現される対応するフローを実現してもよいが、簡潔のために、ここでは省略する。
【0194】
任意選択で、通信デバイス600は、本願の実施例の移動端末/端末デバイスであってもよく、通信デバイス600は、本願の実施例の様々な方法において移動端末/端末デバイスによって実現される対応するフローを実現してもよいが、簡潔のために、ここでは省略する。
【0195】
図7は、本願の実施例に係るチップ700の概略構成図である。チップ700は、本願の実施例における方法を実現するためにメモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することができるプロセッサ710を含む。
【0196】
任意選択で、
図7に示すように、チップ700はメモリ720を含むこともできる。ここで、プロセッサ710は、本願の実施例における方法を実現するために、メモリ720からコンピュータプログラムを呼び出して実行することができる。
【0197】
ここで、メモリ720は、プロセッサ710とは別個のデバイスであってもよいし、プロセッサ710に統合されていてもよい。
【0198】
任意選択で、チップ700は入力インターフェース730をさらに含むことができる。 プロセッサ710は、入力インターフェース730を制御して他のデバイス又はチップと通信することができ、具体的には、他のデバイス又はチップによって送信された情報又はデータを取得することができる。
【0199】
任意選択で、チップ700は出力インターフェース740をさらに含むことができる。 プロセッサ710は、出力インターフェース740を制御して他のデバイス又はチップと通信することができ、具体的には、情報又はデータを他のデバイス又はチップに出力することができる。
【0200】
任意選択で、本願の実施例におけるネットワークデバイスにチップを適用することができ、チップは、本願の実施例の各方法においてネットワークデバイスによって実施される対応するプロセスを実施することができるが、簡潔にするためにここで説明を省略する。
【0201】
任意選択で、本願の実施例における移動端末/端末デバイスにチップを適用することができ、チップは、本願の実施例の各方法において移動端末/端末デバイスによって実施される対応するプロセスを実施することができるが、簡潔にするためにここで説明を省略する。
【0202】
なお、本願の実施例で言及されるチップは、システムオンチップ、チップシステム、システムレベルチップ、又はシステムオンチップとも呼ばれることがある。
【0203】
図8は、本発明の実施例によって提供される通信システム900の概略ブロック図である。
図8に示すように、通信システム900は、端末デバイス910とネットワークデバイス920とを含む。
【0204】
ここで、端末デバイス910は、上述の方法において端末デバイスによって実現される対応する機能を実現するために使用されてもよく、ネットワークデバイス920は、上述の方法においてネットワークデバイスによって実現される対応する機能を簡潔にするために使用されてもよく、ここでは省略する。
【0205】
本願の実施例のプロセッサは、信号の処理能力を有する集積回路チップであってもよい。実装において、方法の実施例における上述のステップは、プロセッサ内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形態の命令によって達成され得る。上述したプロセッサは、汎用プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本願の実施例に関連して開示された方法のステップは、直接ハードウェア復号プロセッサ実行完了として具現化されてもよく、又は復号プロセッサ中のハードウェア及びソフトウェアモジュールを組み合わせて実行完了として具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなどの当技術分野で成熟した記憶媒体に存在することができる。この記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリ中の情報を読み取り、そのハードウェアに合わせて上述の方法のステップを完了する。
【0206】
本明細書の実施例におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含むことができることを理解されたい。ここで、不揮発性メモリは、読取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)、又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってもよい。例示的で限定的な説明ではないが、多くの形式のRAMが使用可能である、例えば、静的ランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、動的ランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期動的ランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、2倍データレート同期動的ランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張型同期動的ランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期接続動的ランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)、直接メモリバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)。本明細書に記載のシステム及び方法のメモリは、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むことが意図されるが、これらに限定されない。
【0207】
上述のメモリは例示的であるが限定的な説明ではなく、例えば、本願の実施例におけるメモリは、静的ランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、動的ランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、DRAM)、同期動的ランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、2倍データレート同期動的ランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張型同期動的ランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期接続動的ランダムアクセスメモリ(synch link DRAM、SLDRAM)、及び直接メモリバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)などであっても良い。即ち、本明細書の実施例におけるメモリは、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むことが意図されるが、これらに限定されない。
【0208】
本願の実施例は、コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【0209】
任意選択で、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用され、且つ該コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願の実施例の各方法におけるネットワークデバイスにより実現される相応のフローを実行させ、簡潔にするために、ここではその説明を省略する。
【0210】
任意選択で、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本願の実施例における移動端末/端末デバイスに適用され、且つ該コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願の実施例の各方法における移動端末/端末デバイスにより実現される相応のフローを実行させ、簡潔にするために、ここではその説明を省略する。
【0211】
本願の実施例は、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0212】
任意選択で、該コンピュータプログラム製品は、本願の実施例におけるはネットワークデバイスに適用され、該コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本願の実施例の各方法におけるネットワークデバイスにより実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここでその説明を省略する。
【0213】
任意選択で、該コンピュータプログラム製品は、本願の実施例におけるは移動端末/端末デバイスに適用され、該コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本願の実施例の各方法における移動端末/端末デバイスにより実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここでその説明を省略する。
【0214】
本願の実施例は、コンピュータプログラムをさらに提供する。
【0215】
任意選択で、該コンピュータプログラムは、本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されると、コンピュータに本願の実施例の各方法におけるネットワークデバイスにより実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここではその説明を省略する。
【0216】
任意選択で、該コンピュータプログラムは、本願の実施例における移動端末/端末デバイスに適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されると、コンピュータに本願の実施例の各方法における移動端末/端末デバイスにより実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここではその説明を省略する。
【0217】
当業者は、本明細書に開示された実施例に関連して説明された各例のユニット及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組合せで実装され得ることを認識するであろう。これらの機能がハードウェア又はソフトウェアのいずれの方法で実行されるかは、技術案の特定の適用例及び設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を実施するために、特定の適用例ごとに異なる方法を使用してもよいが、そのような実施は、本願の範囲から逸脱すると見なされるべきではない。
【0218】
当業者であれば、説明の便宜及び簡潔のために、上記説明したシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程は、上記方法の実施例における対応する過程を参照してもよく、ここでその説明が省略されることを理解するであろう。
【0219】
本明細書で提供されるいくつかの実施例では、開示されるシステム、装置、及び方法は、他の方法で実施され得ることを理解されたい。例えば、上述したデバイスの実施例は単なる例示であり、例えば、説明されたユニットの分割は、1つの論理機能の分割にすぎず、実際に実装される場合、追加の分割があってもよく、例えば、複数のユニット又は構成要素が別のシステムに結合されても、統合されてもよく、又は、一部の特徴が省略されても、実行されなくてもよい。別の点において、示された又は考察された相互の結合又は直接的な結合又は通信接続は、電気的、機械的又は他の形態の、何らかのインターフェース、装置又はユニットを介した間接的な結合又は通信接続であってもよい。
【0220】
前記分離手段として説明された手段は、物理的に分離されても、又は分離されなくてもよく、手段として示された手段は、物理的な手段であっても、又は分離されなくてもよく、即ち、一箇所に位置してもよく、又は複数のネットワーク要素に分散されてもよい。なお、本実施例の目的を達成するために、必要に応じて、その一部又は全部を選択することができる。
【0221】
また、本願の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに集積されてもよいし、それぞれのユニットが物理的に別個に存在してもよいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに集積されてもよい。
【0222】
また、これらの機能がソフトウェア機能として実現され、独立した製品として販売又は利用される場合には、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されてもよい。このような理解に基づいて、本願の技術案は、本質的に、又は、従来技術に貢献する部分、又は、その技術案の部分を、記憶媒体に記憶されたソフトウェア製品の形態で具体化することができ、そのソフトウェア製品は、本願の各実施例で説明される方法のステップの全部又は一部を、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスなどであってもよい)に実行させるための命令を含む。なお、前記記憶媒体としては、U-ディスク、ポータブルハードディスク、Read-Only Memory、ROM、Random Access Memory、RAM、磁気ディスク、光ディスクなど種々のプログラムコードを記憶できるものを含む。
【0223】
以上のように、本願の実施例は、本願の技術的思想に基づいて説明されたが、本願は、上述の実施例に限定されるものではなく、本願の技術的思想に基づく当業者であれば、本願の技術的範囲に含まれる。したがって、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲によってのみ定められるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2023-06-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例は、通信分野に関し、特に、無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
5Gシステムでは、ユーザーのニーズの違いに対応するために、ネットワークスライス(Network Slice、NS)のネットワークアーキテクチャを提案しており、具体的には、異なるネットワーク切り替えは異なるタイプのサービスをサポートすることができる。
【0003】
関連技術では、端末デバイスはセル再選択測定基準とセル再選択基準に基づいてセル再選択を行うことができ、上記基準に基づいてセル再選択を行い、端末デバイスはチャネル品質の高いセルを再選択することができる。しかし、端末デバイスのサービスがネットワークスライスに関するサービスであれば、上記の準則に従ってセル再選択を行うと、端末のサービス伝送に影響を与え、ユーザー体験に影響を与える可能性がある。
【発明の概要】
【0004】
本願の実施例は、端末デバイスのネットワークスライス要件を満たしているセルを再選択するのに有利であり、ユーザー体験を向上させることができる無線通信方法及び端末デバイスを提供する。
【0005】
第1の態様は、無線通信方法を提供し、端末デバイスが第1の情報に基づいて周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定することを含み、前記第1の情報がネットワークスライスの関連情報を示す。
【0006】
第2の態様は、無線通信方法を提供し、ネットワークデバイスが端末デバイスに第1の情報を送信することを含み、前記第1の情報は、ネットワークスライスの関連情報を示し、前記第1の情報は、前記端末デバイスが周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定するために使用される。
【0007】
第3の態様は、上記第1の態様又は第1の態様の任意の可能な実施例における方法を実行するための端末デバイスを提供する。具体的には、該端末デバイスは、上記第1の態様又は第1の態様のいずれかの可能な実施例における方法を実行するためのユニットを含む。
【0008】
第4の態様は、上記第2の態様又は第2の態様の任意の可能な実施例における方法を実行するためのネットワークデバイスを提供する。具体的には、該ネットワークデバイスは、上記第2の態様又は第2の態様のいずれかの可能な実施例における方法を実行するためのユニットを含む。
【0009】
第5の態様は、プロセッサとメモリとを含む端末デバイスを提供する。このメモリは、コンピュータプログラムを記憶し、このプロセッサは、このメモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第1の態様又はその各実施例における方法を実行する。
【0010】
第6の態様は、プロセッサとメモリとを含むネットワークデバイスを提供する。このメモリは、コンピュータプログラムを記憶し、このプロセッサは、このメモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第2の態様又はその各実施例における方法を実行する。
【0011】
第7の態様は、上記第1の態様~第2の態様のいずれか又はその各実施例における方法を実現するためのチップを提供する。
【0012】
具体的には、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、チップがインストールされた装置が上記第1の態様~第2の態様のいずれか又はその各実施例における方法を実行するプロセッサを含む。
【0013】
第8の態様は、コンピュータが上記第1の態様から第2の態様のいずれか又はその各実施例における方法を実行するコンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0014】
第9の態様は、コンピュータに上記第1の態様から第2の態様のいずれか1つ又は複数の実施例における方法を実行させるコンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。
【0015】
第10の態様は、コンピュータに上記第1の態様から第2の態様のいずれか1つ又は複数の実施例における方法を実行させるコンピュータプログラムを提供する。
【0016】
上記の技術案に基づいて、端末デバイスはネットワークスライスに関する情報に基づいて、周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定し、さらに、前記ターゲット優先度に基づいて後続の他の操作、例えばセル再選択測定やセル再選択などを行うことができ、端末デバイスがネットワークスライスサービスに関するセルを再選択したことを保証するのに有利であり、それによって端末デバイスのネットワークスライスサービスの正常な伝送を保証する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本願の実施例における応用シーンの模式図である。
【
図2】本願の実施例における無線通信方法の模式図である。
【
図3】本願の実施例における他の無線通信方法の模式図である。
【
図4】本願の実施例における端末デバイスのブロック図である。
【
図5】本願の実施例におけるネットワークデバイスのブロック図である。
【
図6】本願の他の実施例における通信デバイスのブロック図である。
【
図7】本願の実施例におけるチップのブロック図である。
【
図8】本願の実施例における通信システムのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本願の実施例における技術案を、本願の実施例における図面を参照して説明するが、明らかに、記述された実施例は本願の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本願における実施例に基づいて、発明的な労働をすることなく当業者によって得られる他のすべての実施例は、本願の保護範囲に属する。
【0019】
本願の実施例は、様々な通信システムに適用可能であり、例えば、GSM(Global System of Mobile Communication)システム、CDMA(Code Division Multiple Access)システム、Wideband Code(広帯域符号化)システム、WCDMA(Division Multiple Access)システム、GPRS(General Packet Radio Service)システム、LTE(Long Term Evolution)システム、LTE-A(Advanced long term evolution)システム、NR(New Radio)システム、NRシステムの進化系システム、LTE-U(LTE-based access to unlicensed spectrum)システム、NR-U(NR-based access to unlicensed spectrum)システム、Umts(Universal Mobile Telecommunication System)、WLAN(Wireless Local Area Network)、WiFi(Wireless Fidelity)、次世代通信(5G)システム又はその他の通信システムである。
【0020】
一般的に、従来の通信システムは、限られた数の接続に対応し、実装も容易であるが、通信技術の進化に伴い、移動通信システムは、従来の通信だけでなく、例えば、D2D(Device to Device)通信、M2M(Machine to Machine)通信、MTC(Machine Type Communication)、V2V(Vehicle to Vehicle)通信などもサポートし、これらは本願の実施例でも利用可能である。
【0021】
任意選択で、本願の実施例における通信システムは、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation、CA)シーン、デュアルコネクティビティ(Dual Connectivity、DC)シーン、又はスタンドアロン(Standalone、SA)展開シーンに適用することができる。
【0022】
任意選択で、本発明の実施例における通信システムは、グラントされないスペクトルも共有スペクトルとみなすことができるグラントされないスペクトルに適用することができ、あるいは、本発明の実施例における通信システムは、グラントされるスペクトルも非共有スペクトルとみなすことができるグラントされるスペクトルにも適用することができる。
【0023】
本願の実施例は、端末デバイス及びネットワークデバイスに関連して様々な実施例を説明し、ここで、端末デバイスは、ユーザー装置(User Equipment、UE)、アクセス端末、ユーザーユニット、ユーザーステーション、モバイルステーション、リモートステーション、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザー端末、ターミナル、無線通信デバイス、ユーザーエージェント、又はユーザーデバイスとも呼ばれることがある。
【0024】
端末デバイスは、WLAN(STAION、ST)内の局、携帯電話、コードレス電話、SIP(Session Initiation Protocol)電話、WLL(Wireless Local Loop)局、PDA(Personal digital Assistant)、デジタルアシスタント機器、無線通信機能を持つ携帯機器、無線モデムに接続されたコンピューティング機器やその他の処理装置、車載機器、ウェアラブル機器、NRネットワークや将来進化する公衆回線網(Public Land Mobile Network、PLMN)ネットワーク(PLMN)ネットワークにおける端末デバイスであっても良い。
【0025】
本願の実施例では、端末デバイスは、屋内又は屋外、ハンドヘルド、着用又は車載を含む陸上に配置することができ、水面に配置することもでき(汽船など)、航空機、風船、衛星などの空中に配置することもできる。
【0026】
本願の実施例では、端末デバイスは、携帯電話(Mobile Phone)、タブレット(Pad)、無線送受信機能付きコンピュータ、仮想現実(Virtual Reality、VR)端末デバイス、拡張現実(Augmented Reality、AR)端末デバイス、産業制御(industrial control)における無線端末デバイス、自動運転(self driving)における無線端末デバイス、遠隔医療(remote medical)における無線端末デバイス、スマートグリッド(smart grid)における無線端末デバイス、輸送セキュリティ(transportation safety)における無線端末デバイス、スマートシティ(smart city)における無線端末デバイス又はスマートホーム(smart home)における無線端末デバイスなどが挙げられる。
【0027】
一例であって限定するものではないが、本願の実施例では、端末デバイスは、ウェアラブルデバイスであってもよい。ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルスマートデバイスとも呼ばれ、眼鏡、手袋、時計、衣服、靴などの日常着にウェアラブル技術を適用し、身につけることを前提に知能的に設計や開発された機器の総称である。 ウェアラブルデバイスとは、身体に直接装着したり、ユーザーの衣服やアクセサリーに組み込んで使用する携帯端末である。ウェアラブルデバイスは、単なるハードウェアのデバイスではなく、ソフトウェアによるサポートだけでなく、データインタラクションやクラウドベースでのインタラクションによって機能を実現する。 ウェアラブルスマートデバイスとは、大まかに言えば、スマートウォッチやスマートグラスのようにスマートフォンに機能の全部又は一部を依存しないフル機能の大型デバイスと、各種身体モニタリングなど特定の用途に特化してスマートフォンなど他のデバイスと併用する必要のあるスマートブレスレットやスマートジュエリーを指す。
【0028】
【0029】
一例として、限定ではなく、本願の実施例では、ネットワークデバイスは、例えば、ネットワークデバイスがモバイルデバイスであることができるモバイル特性を有することができる。任意選択で、ネットワークデバイスは、衛星、気球ステーションであってもよい。例えば、衛星は、低地球軌道(low earth orbit、LEO)衛星、中地球軌道(medium earth orbit、MEO)衛星、地球同期軌道(Geostationary earth orbit、GEO)衛星、高楕円軌道(High Elliptical Orbit、HEO)衛星などであることができる。あるいは、ネットワークデバイスは、陸域、水域などに設置された基地局であってもよい。
【0030】
本願の実施例では、ネットワークデバイスは、セルにサービスを提供することができ、端末デバイスは、セルが使用する送信リソース(例えば、周波数領域リソース、又は、スペクトルリソース)を介してネットワークデバイスと通信することができ、セルは、ネットワークデバイス(例えば、基地局)に対応するセルであってもよく、セルは、マクロ基地局に属していてもよく、小セル(Small cell)に対応する基地局に属していてもよく、ここの小セルは、都市セル(Metro cell)、微小領域(Micro cell)、ピコセル(Pico cell)、フェムトセル(Femto cell)などを含むことができ、これらの小領域はカバー範囲が小さく、送信電力が低いという特徴があり、高レートのデータ伝送サービスを提供するのに適している。
【0031】
例示的には、本願の実施例が適用される通信システム100が
図1に示されている。該通信システム100は、端末デバイス120(または通信端末、端末)と通信する装置であることができるネットワークデバイス110を含むことができる。ネットワークデバイス110は、特定の地理的領域に通信オーバーレイを提供することができ、オーバーレイ領域内に位置する端末デバイスと通信することができる。
【0032】
図1は、1つのネットワークデバイスと2つの端末デバイスからなる例示的な通信システム100を示す。任意選択で、該通信システム100は複数のネットワークデバイスを含んでもよく、各ネットワークデバイスは、この応用実施例では限定されないが、カバーエリア内に他の数の端末デバイスを含んでもよい。
【0033】
任意選択で、該通信システム100は、ネットワークコントローラ、移動管理エンティティなどの他のネットワークエンティティを含むこともでき、本願の実施例はこれに限定されない。
【0034】
なお、本願の実施例におけるネットワーク/システムにおいて、通信機能を有する機器を通信デバイスと称する場合があることを理解されたい。
図1に示された通信システム100を例として、通信デバイスは、通信機能を有するネットワークデバイス110及び端末デバイス120を含んでもよく、ネットワークデバイス110及び端末デバイス120は、上述のように特定の装置であってもよく、ここで説明を省略する。通信デバイスは、通信システム100における他の装置、例えばネットワークコントローラ、モバイル管理エンティティ及び他のネットワークエンティティも含んでもよく、この応用実施例では制限されない。
【0035】
本書では、「システム」と「ネットワーク」という用語がしばしば互換的に使用されることを理解されたい。 本書でいう「及び/又は」とは、単に関連するものの関連性を示すもので、例えばA及び/又はBのように、A単独、A及びBの両方、B単独の3つの関係が存在することを示すものである。 また、本書中の「/」の文字は、一般に前後の関連オブジェクトの「又は」の関係を示す。
【0036】
本願の実施例において言及される「指示」は、直接的な指示であってもよく、間接的な指示であってもよく、関連関係があることを示すものであってもよいことを理解されたい。例えば、AはBを示し、AはBを直接示すことができ、例えばBはAによって取得することができ、AがCを示し、BがCを介して取得することができ、AとBの間に相関関係があることも表すことができる。
【0037】
本願の実施例の説明において、「対応」という用語は、両者の間に直接的又は間接的に対応する関係があることを意味してもよいし、両者の間に関連関係があることを意味してもよいし、指示と被指示、構成と被構成などの関係であってもよい。
【0038】
セル再選択プロセスは、アイドル状態のUEが、サービスセルと近隣セルの信号品質を監視することにより、より良いセルを選択してサービスを提供するプロセスである。
【0039】
任意選択で、隣接セルの信号品質及びレベルがS基準を満たし、セル再選択決定基準を満たす場合、UEはこのセルを選択して常駐することができる。
【0040】
以下、本願の実施例に関連するセル再選択測定基準及びセル再選択基準を説明する。
【0041】
セル再選択測定基準
セル測定は、同周波数測定及び異周波数又は異アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)測定を含むことができる。
【0042】
【0043】
UEは、サービスセルの測定結果に基づいて、同周波数測定開始閾値と結合して、同周波数測定を開始するかどうかを決定することができる。
【0044】
例えば、前記UEは、サービスセルの測定結果が同周波数測定開始閾値を満たしていない場合に、同周波数測定を開始しなくてもよい。そうでなければ、同周波数測定を開始する。
【0045】
【0046】
【0047】
UEは、サービスセルの測定結果、周波数ポイントの再選択優先度に基づいて、異周波数測定開始閾値と結合して、異周波数又は異RAT測定を開始するかどうかを決定することができる。
【0048】
例えば、再選択優先度が現在の周波数ポイントよりも高い再選択優先度の異周波数ポイント又は異RAT周波数ポイントについては、常に測定が実行される。
【0049】
また、例えば、再選択優先度が現在の周波数ポイントよりも低いか等しい再選択優先度の異周波数ポイント又は異RAT周波数ポイントについては、以下の規則に従って測定し、
サービスセルの測定結果が異周波数測定開始閾値を満たしていない場合は、異周波数又は異RAT測定を開始しない。そうでなければ、異周波数又は異RAT測定を開始する。
【0050】
【0051】
セル再選択基準
最も高い優先度に複数の隣接セルが条件を満たす場合、最も高い優先度周波数上の最適セルを選択し、同等優先度の周波数ポイントに対して、同周波数セル再選択のR基準を採用することができる。
【0052】
例えば、高優先度セルのセル再選択は、以下の条件を満たす必要があり、
1、UEが元セルに滞在する時間が1sを超えること、
2、高優先度周波数セルのS値は予め設定された閾値(ThreshXHigh:高優先度再選択閾値)よりも大きく、かつ、持続時間は再選択時間パラメータTを超えることである。
【0053】
また、例えば、同周波数又は同優先度周波数ポイントのセル再選択については、以下の条件を満たす必要があり、
1、UEが元セルに滞在する時間が1sを超えること、
2、優先度の高い周波数のセルは再選択要求条件を満たさないこと、
3、同周波数又は同優先度セルのS値は予め設定された閾値(Sintrasearch:同周波数測定開始閾値)以下であり、T時間内にR基準(Rt>Rs)を満すことである。
【0054】
さらに、例えば、低優先度周波数ポイントのセル再選択については、以下の条件を満たす必要があり:
1、UEがサービスセルに常駐する時間が1sを超えること、
2、高い優先度(又は同等の優先度)の周波数のセルは再選択要求条件を満たさないこと、
3、サービスセルのS値は予め設定された閾値(ThrshServLow:サービス周波数ポイント低優先度再選択閾値)より小さく、かつ低優先度周波数セルのS値は予め設定された閾値(ThreshXlow:低優先度再選択閾値)より大きく、かつ持続時間は再選択時間パラメータ値を超えることである。
【0055】
上記の例のセル再選択測定基準とセル再選択基準は例にすぎず、通信技術の発展に伴い、修正又は調整することもでき、本願はこれに限定されない。
【0056】
このように、セル再選択測定とセル再選択では、主にセルの信号品質を判断条件とし、この再選択に基づくセルは信号品質の良いセルであるが、ネットワークスライスを導入した後、異なるセルは異なるネットワークスライスをサポートする可能性があり、端末デバイスが伝送するサービスは、セルが特定のネットワークスライスをサポートする必要がある可能性があり、この場合、セルの信号品質だけを考慮してセル再選択を行い、端末が必要とするネットワークスライスサービスをサポートしていないセルを再選択し、端末のサービス伝送に影響を与えることがある。
【0057】
図2は、本願の実施例における無線通信方法200の概略フローチャートである。該方法200は、
図2に示すように、
図1に示す通信システム内の端末デバイスによって実行することができ、方法200は、以下の少なくとも一部の内容を含むことができる
S210において、端末デバイスが第1の情報に基づいて周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定し、前記第1の情報がネットワークスライスの関連情報を示す。
【0058】
本願の実施例はセル再選択シーンに適用することができ、もちろん、他のセル選択を行うシーン、例えばセル選択、セル切替シーンなどにも適用することができ、具体的な実現においては、関連技術におけるセル切替条件を結合して本願の実施例におけるネットワーク切替マッチング条件をさらに結合して判断すればよく、簡潔のために、ここで説明を省略する。
【0059】
なお、本願の実施例における優先度は、周波数ポイントに対して周波数ポイント優先度とも呼ばれ、セルに対してセル優先度とも呼ばれる。異なる応用シーンについては、対応する名前に対応することもでき、本願はこれに限定されず、例えば、セル再選択シーンについては、優先度はセル再選択周波数ポイント優先度、セル再選択優先度などと呼ぶこともできる。通常、周波数ポイント優先度が使用される。以下、主に周波数ポイント優先度を例に説明するが、本願はこれに限定されるものではない。
【0060】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の情報は、以下の少なくとも1つを含むことができ、
端末デバイスのネットワークスライス情報であり、
候補セルがサポートするネットワークスライス情報であり、ここで、前記候補セルが前記端末デバイスのサービスセル、隣接セル、及びネットワークスライスをサポートするセルのうちの少なくとも1つを含み、
周波数ポイント優先度構成情報セットであり、ここで、前記周波数ポイント優先度構成情報セットが少なくとも1つの周波数ポイント優先度構成情報を含み、各周波数ポイント優先度構成情報が1つ以上のネットワークスライスに対応し、各優先度構成情報は、少なくとも1つの周波数層及び/又は前記周波数層に対応する周波数優先度を含む。
【0061】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、前記端末デバイスがサポートするネットワークスライス情報、又は、前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報、又は、予め設定されたネットワークスライス情報、又は、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライス情報、又は、前記端末デバイスが登録したネットワークスライス情報である。
【0062】
任意選択で、他の実施例では、前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、前記端末デバイスがサポートするネットワークスライス情報、前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライス情報、前記端末デバイスが登録したネットワークスライス情報、及び予め設定されたネットワークスライス情報のうちの少なくとも2つネットワークスライス情報の和集合である。又は、 任意選択で、他の実施例では、前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、前記端末デバイスがサポートするネットワークスライス情報、前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライス情報、前記端末デバイスが登録したネットワークスライス情報、及び予め設定されたネットワークスライス情報のうちの少なくとも2つのネットワークスライス情報の共通集合である。
【0063】
任意選択で、前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報は、前記端末デバイスが前記端末デバイスのタイプ、伝送されるサービスタイプ、又はネットワークスライスの優先度のうちの少なくとも1つに基づいて選択される。
【0064】
任意選択で、前記予め設定されたネットワークスライス情報は、前記端末デバイスに予め設定されたネットワークスライス情報である。例えば、前記予め設定されたネットワークスライス情報は、予め設定された前記端末デバイスがサポートするネットワークスライス情報、又は、予め設定された前記端末デバイスがサポートするサービスタイプに対応するネットワークスライス情報等であってもよい。
【0065】
任意選択で、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライス情報は、ネットワークデバイスにより構成され、又は、予め設定される。
【0066】
任意選択で、前記端末デバイスが登録したネットワークスライス情報は、ネットワーク登録過程に登録したネットワークスライスであっても良い。
【0067】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、
ネットワークスライスの識別子情報、例えば、スライス識別子(Slice ID)、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information、S-NSSAI)、ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information、NSSAI)のうちの少なくとも1つ、
ネットワークスライスに対応する周波数ポイント、又は、周波数層、
ネットワークスライスに対応するセル、
ネットワークスライスに対応する優先度のうちの少なくとも1つを含む。
【0068】
いくつかの実施例では、前記ネットワークデバイスは、前記サービスセルにサービスを提供するネットワークデバイスであても良く、前記端末デバイスは、前記サービスセルから前記サービスセルがサポートするネットワークスライスの情報を取得することができる。例えば、前記端末デバイスは、システム放送メッセージ又は無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングを介して前記サービスセルがサポートするネットワークスライスの情報を取得することができる。又は、他のメッセージ又はシグナリングを介して前記サービスセルがサポートするネットワークスライスの情報を取得することができ、本願がこれに限定されない。
【0069】
他の実施例では、前記端末デバイスは、前記サービスセルから少なくとも1つの隣接セルがサポートするネットワークスライスの情報を取得することができる。例えば、前記端末デバイスは、システム放送メッセージ又はRRCシグナリングを介して前記少なくとも1つの隣接セルがサポートするネットワークスライスの情報を取得することができる。又は、他のメッセージ又はシグナリングを介して前記少なくとも1つの隣接セルがサポートするネットワークスライスの情報を取得することができ、本願がこれに限定されない。
【0070】
他の実施例では、前記端末デバイスは、前記サービスセルから、ネットワークスライスをサポートする少なくとも1つのセル又は周波数ポイントがサポートネットワークスライスの情報を取得することができる。例えば、前記端末デバイスは、システム放送メッセージ又はRRCシグナリングを介して、前記少なくとも1つのセル又は周波数ポイントがサポートするネットワークスライスの情報を取得することができる。又は、他のメッセージ又はシグナリングを介して前記少なくとも1つのセルがサポートするネットワークスライスの情報を取得することができ、本願がこれに限定されない。
【0071】
なお、本願の実施例では、前記端末デバイスのネットワークスライス情報におけるネットワークスライスが第1のネットワークスライスセットを構成し、ネットワークスライスをサポートするセルは、いずれのネットワークスライスをサポートするセルであっても良く、又は、前記第1のネットワークスライスセットをサポートするセルであっても良く、又は、前記第1のネットワークスライスセットのうちの少なくとも1つネットワークスライスをサポートするセルであっても良く、又は、特定のネットワークスライスをサポートするセルであっても良く、例えば、特定のネットワークスライスは、第1のネットワークスライスセットのうちの優先度が最高であるネットワークスライスであり、又は、前記端末デバイスが選択したい(又は、一番興味がある)ネットワークスライスである。同様、ネットワークスライスをサポートする周波数ポイントは、いずれのネットワークスライスをサポートする周波数ポイントであっても良く、又は、前記第1のネットワークスライスセットをサポートする周波数ポイントであっても良く、又は、前記第1のネットワークスライスセットのうちの少なくとも1つネットワークスライスをサポートする周波数ポイントであっても良く、又は、特定のネットワークスライスをサポートする周波数ポイントであっても良く、例えば、特定のネットワークスライスは、第1のネットワークスライスセットのうちの優先度が最高であるネットワークスライスであり、又は、前記端末デバイスが選択した(又は、一番興味がある)ネットワークスライスであっても良い。
【0072】
任意選択で、前記端末デバイスが選択したいネットワークスライスは、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライスのうちの1つ以上のネットワークスライスを含むことができ、又は、前記端末デバイスがサポートするネットワークスライスのうちの1つ以上のネットワークスライスを含むことができ、又は、伝送されるサービスタイプ、端末のタイプ等の情報に基づいて決定された1つ以上のネットワークスライスを含むことができ、本願がこれに限定されない。
【0073】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記サービスセルがサポートするネットワークスライス情報は、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスの識別子情報、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応するセル、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する優先度のうちの少なくとも1つを含む。
【0074】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記隣接セルがサポートするネットワークスライス情報は、
前記隣接セルがサポートするネットワークスライスの識別子情報、
前記隣接セルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント、
前記隣接セルがサポートするネットワークスライスに対応するセル、
前記隣接セルがサポートするネットワークスライスに対応する優先度のうちの少なくとも1つを含む。
【0075】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記ネットワークスライスをサポートする少なくとも1つのセル又は周波数ポイントがサポートするネットワークスライスの情報は、
前記少なくとも1つのセル又は周波数ポイントがサポートするネットワークスライスの識別子情報、
前記少なくとも1つのセル又は周波数ポイントがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント、
前記少なくとも1つのセル又は周波数ポイントがサポートするネットワークスライスに対応するセル、
前記少なくとも1つのセル又は周波数ポイントがサポートするネットワークスライスに対応する優先度のうちの少なくとも1つを含む。
【0076】
本願の実施例では、前記周波数ポイント優先度構成情報セットが少なくとも1つの周波数ポイント優先度構成情報を含み、各周波数ポイント優先度構成情報が1つ以上のネットワークスライスに対応し、各周波数ポイント優先度構成情報が少なくとも1つの周波数層及び/又は前記周波数層に対応する周波数ポイント優先度を含む。
【0077】
なお、本願の実施例では、前記周波数層は、周波数ポイントとも呼ぶ。
【0078】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の情報は、セル優先度構成情報セットを含み、少なくとも1つのセル優先度構成情報を含み、各セル優先度構成情報が1つ以上のネットワークスライスに対応し、各セル優先度構成情報が少なくとも1つのセル及び/又は前記セルに対応するセル優先度を含む。
【0079】
以下、具体的な実施例を参照し、本願の実施例におけるセル再選択方式を詳細に説明する。
【0080】
実施例一
該実施例一では、前記端末デバイスは、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイントの優先度、又は、前記サービスセルの周波数ポイントの優先度を、第1の周波数ポイント優先度として調整することはできる。
【0081】
つまり、前記端末デバイスは、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント、又は、前記サービスセルの周波数ポイントを第1の周波数ポイント優先度の周波数ポイントとして調整することができる。
【0082】
任意選択で、前記第1の周波数ポイント優先度は、特定のセル又は特定の周波数ポイントの優先度よりも高く、又は、前記第1の周波数ポイント優先度は、特定の優先度閾値よりも高い。
【0083】
任意選択で、前記特定のセルは、サービスセルであっても良く、前記特定の周波数ポイントは、サービスセルの周波数ポイントであっても良く、又は、サービス周波数ポイントと呼ぶ。又は、前記特定の優先度閾値は、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポインに対応する優先度であっても良く、又は、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する特定の周波数ポイントに対応する優先度であっても良く、又は、前記サービスセルの周波数ポイントの調整前に対応する優先度であっても良い。調整された優先度は、調整前の優先度以上であっても良い。
【0084】
具体な例として、前記第1の周波数ポイント優先度は、最も高い周波数ポイント優先度である。
【0085】
即ち、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント又は前記サービスセルの周波数ポイントを、最も高い周波数ポイント優先度の周波数ポイントとして調整する。
【0086】
さらに、前記端末デバイスは、前記第1の周波数ポイント優先度に基づいて、セル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことができる。例えば、前記端末デバイスは、前記第1の周波数ポイント優先度に基づいて、特定のネットワークスライスをサポートする周波数ポイント又はセルに対してセル再選択測定及び/又はセル再選択を行い、又は、前記第1の周波数ポイント優先度に基づいて、前記サービス周波数ポイントに対してセル再選択測定及び/又はセル再選択を行い、又は、前記第1の周波数ポイント優先度に基づいて、前記サービス周波数ポイントのセルに対してセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことができる。具体的なセル再選択測定及びセル再選択プロセスは、関連技術を参考し、簡潔のため、ここで説明を省略する。
【0087】
任意選択で、前記特定のネットワークスライスは、第1のネットワークスライスセットにおける優先度が最高であるネットワークスライスであり、又は、前記端末デバイスが選択したい(又は、一番興味がある)ネットワークスライスであり、又は、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスである。
【0088】
つまり、該実施例一では、前記端末デバイスは、まず、サービスセルがサポートするネットワークスライス又は前記サービスセルに対応する周波数層を決定し、さらに、該周波数層を高い周波数ポイント優先度の周波数層として決定し、次に、調整された周波数ポイント優先度に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を実行する。
【0089】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記端末デバイスは、第1の条件を満たしている場合、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント又は前記サービスセルの周波数ポイントに対応する周波数ポイント優先度を、第1の周波数ポイント優先度として調整することができる。
【0090】
任意選択で、前記第1の条件は、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが第1のネットワークスライスセットのうちの少なくとも1つを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記第1のネットワークスライスセットにおける優先度の最も高いネットワークスライスを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記端末デバイスの選択したいネットワークスライスを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが周波数ポイントに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがセルに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがトラッキング領域(Tracing Area、TA)に基づいて配置されること、
前記端末デバイスがネットワークスライスのサポート能力を有すること、
前記端末デバイスに前記端末デバイスのネットワークスライス情報を有することのうちの少なくとも1つを含む。
【0091】
任意選択で、本願の実施例では、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが周波数ポイントに基づいて配置されることは、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがper周波数ポイントのものであっても良く、即ち、各周波数ポイントが対応してサポートするネットワークスライスを配置しても良い。任意選択で、異なる周波数ポイントに対応してサポートするネットワークスライスは、同じであっても良く、又は、異なっても良い。
【0092】
任意選択で、本願の実施例では、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがセルに基づいて配置されることは、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがperセルのものであっても良く、即ち、各セルが対応してサポートするネットワークスライスを配置しても良い。任意選択で、異なるセルに対応してサポートするネットワークスライスは、同じであっても良く、又は、異なっても良い。
【0093】
任意選択で、前記端末デバイスがネットワークスライスのサポート能力を有することは、前記端末デバイスがネットワークスライスに関連するサービスの伝送をサポートし、又は、ネットワークスライスにより通信、サービス伝送を行う能力を有することである。
【0094】
任意選択で、前記端末デバイスに前記端末デバイスのネットワークスライス情報を有することは、前記端末デバイスにサポートするネットワークスライス情報、許可されたネットワークスライス情報又は登録したネットワークスライス情報等が構成され、又は、前記端末デバイスに期待するネットワークスライスがあり、又は、前記端末デバイスにより「前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報」が選択される。つまり、前記端末デバイスは、前記端末デバイスのネットワークスライス情報を取得することができ、このように、優先度を決定する時に該情報を使用することができる。
【0095】
実施例一では、サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント又はサービスセルに対応する周波数ポイントを、高い優先度の周波数ポイントとして決定することで、セル再選択では前記端末デバイスのネットワークスライスをサポートするセルを再選択するのに有利であり、さらに、前記端末デバイスがネットワークスライスに関連するサービスを開始する時にサービスの正常伝送を確保し、ユーザー体験を向上させる。
【0096】
実施例二
該実施例二では、前記端末デバイスは、特定のネットワークスライスをサポートする周波数ポイント又はセルの優先度を、第2の優先度として調整することができる。ここで、前記第2の優先度は、高い優先度である。
【0097】
つまり、前記端末デバイスは、特定のネットワークスライスをサポートする周波数ポイント又はセルを第2の優先度の周波数ポイント又はセルとして調整することができ、つまり、高い優先度の周波数ポイント又はセルとして調整することができる。
【0098】
該実施例二では、前記特定のネットワークスライスが第1のネットワークスライスセットにおける少なくとも1つを含み、前記第1のネットワークスライスセットは、前記端末デバイスのネットワークスライス情報に含まれるネットワークスライスである。つまり、前記特定のネットワークスライスをサポートするセル又は周波数ポイントは、前記端末デバイスのネットワークスライスにおける少なくとも1つのネットワークスライスをサポートするセル又は周波数ポイントである。
【0099】
任意選択で、前記第2の優先度が特定のセル又は特定の周波数ポイントの優先度よりも高く、前記第2の優先度が特定の優先度閾値よりも高い。
【0100】
任意選択で、前記特定のセルは、サービスセルであり、前記特定の周波数ポイントは、サービスセルの周波数ポイントであり、又は、サービス周波数ポイントとも呼ぶ。又は、前記特定の優先度閾値は、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイントに対応する優先度であっても良く、又は、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する特定の周波数ポイントに対応する優先度であっても良く、又は、サービス周波数ポイントに対応する優先度であっても良く、前記特定のネットワークスライスをサポートする周波数ポイント又はセルの調整前に対応する優先度であっても良い。調整された優先度は、調整前の優先度以上である。
【0101】
具体的な例として、前記第2の優先度は、最も高い優先度である。
【0102】
即ち、前記特定のネットワークスライスをサポートする周波数ポイント又はセルを、最も高い優先度の周波数ポイント又はセルとして調整する。
【0103】
さらに、前記端末デバイスは、前記第2の優先度に基づいて、セル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことができる。例えば、前記端末デバイスは、前記第2の優先度に基づいて、前記特定のネットワークスライスをサポートする周波数ポイント又はセルに対してセル再選択測定及び/又はセル再選択を行い、又は、前記第2の周波数ポイント優先度に基づいて、前記サービス周波数ポイントに対してセル再選択測定及び/又はセル再選択を行い、又は、前記第2の周波数ポイント優先度に基づいて、前記サービス周波数ポイントのセルに対してセル再選択測定及び/又はセル再選択を行う。具体的なセル再選択測定とセル再選択プロセスは、関連技術を参照し、簡潔のため、ここで説明を省略する。
【0104】
つまり、該実施例二では、前記端末デバイスは、まず、前記端末デバイスのネットワークスライスをサポートするセル又は周波数ポイントに対応する周波数層を決定し、さらに、該周波数層を高い優先度の周波数層を決定し、次に、調整された優先度に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を実行する。
【0105】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記端末デバイスは、第2の条件を満たしている場合、前記特定のネットワークスライスをサポートする周波数ポイント又はセルを、第2の優先度として調整することができる。
【0106】
任意選択で、前記第2の条件は、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記第1のネットワークスライスセットにおける少なくとも1つを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記第1のネットワークスライスセットにおける優先度の最高であるネットワークスライスを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記端末デバイスの選択したいネットワークスライスを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが周波数ポイントに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがセルに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがTA領域に基づいて配置されること、
前記端末デバイスがネットワークスライスのサポート能力を有すること、
前記端末デバイスに前記端末デバイスのネットワークスライス情報を有することのうちの少なくとも1つを含む。
【0107】
前記第2の条件の意味は、実施例一における前記第1の条件の記載を参照し、ここで説明を省略する。
【0108】
該実施例二では、端末デバイスのネットワークスライスをサポートする周波数ポイント又はセルを高い優先度の周波数ポイント又はセルとして決定することで、セル再選択では前記端末デバイスのネットワークスライスをサポートするセルを再選択するのに有利であり、さらに、前記端末デバイスがネットワークスライスに関連するサービスを開始する時にサービスの正常伝送を確保し、ユーザー体験を向上させる。
【0109】
実施例三
該実施例三では、ネットワークデバイスからの構成に基づいて、周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定することができる。
【0110】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記端末デバイスは、ネットワークデバイスから周波数ポイント優先度構成情報セットを取得することができ、例えば、前記端末デバイスは、サービスセルの放送メッセージ又はRRCシグナリングから前記周波数ポイント優先度構成情報セットを取得することができる。他の実施例では、前記周波数ポイント優先度構成情報セットは、予め設定され、又は、予め定義される。
【0111】
任意選択で、前記RRCシグナリングは、RRC解放(Release)メッセージであっても良く、又は、他のRRCシグナリングであっても良く、例えば、RRC専用シグナリングであっても良く、本願がこれに限定されない。
【0112】
前記端末デバイスは、特定のネットワークスライスに基づいて、前記周波数ポイント優先度構成情報セットから特定のネットワークスライスに対応する周波数ポイント優先度構成情報をターゲット周波数ポイント優先度構成情報として決定し、さらに、前記ターゲット周波数ポイント優先度構成情報に基づいて、ターゲット優先度を決定し、さらに、前記ターゲット優先度に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行う。
【0113】
一実施例として、前記特定のネットワークスライスは、ネットワークデバイスにより指示され、例えば、ネットワークデバイスは、第1の指示情報を介して、前記端末デバイスが前記特定のネットワークスライスに基づいてターゲット優先度情報及び/又は前記特定のネットワークスライスのスライス識別子(例えば、Slice ID、S-NSSAI等)を決定するように指示する。任意選択で、前記第1の指示情報は、任意のダウンリンクシグナリング又はダウンリンクメッセージに搬送され、例えば、RRCシグナリング(例えば、RRC Releaseメッセージ)、又は、ダウンリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)等である。
【0114】
なお、本願の実施例では、前記端末デバイスが周波数ポイント優先度構成情報セットと前記第1の指示情報を取得する順位を限定しない。一実現態様では、前記ネットワークデバイスは、まず、前記第1の指示情報を受信し、特定のネットワークスライスに基づいてターゲット優先度を決定することを知り、さらに、ネットワークデバイスからの周波数ポイント優先度構成情報セットを受信し、次に、前記特定のネットワークスライス及び前記周波数ポイント優先度構成情報セットに基づいてターゲット優先度の情報を決定する。他の実現態様では、前記端末デバイスは、まず、前記周波数ポイント優先度構成情報セットを受信し、さらに、ネットワークデバイスからの第1の指示情報を受信した場合、前記特定のネットワークスライス及び前記周波数ポイント優先度構成情報セットに基づいてターゲット優先度の情報を決定しても良い。つまり、前記第1の指示情報は、前記端末デバイスがネットワークスライスに関連する情報に基づいてターゲット優先度を決定するようにトリガーし、さらに、該ターゲット優先度に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行う。
【0115】
任意選択で、前記端末デバイスは、前記周波数ポイント優先度構成情報セットが構成されているかどうかに基づいて、前記特定のネットワークスライス及び前記周波数ポイント優先度構成情報セットに基づいてターゲット優先度の情報を決定するかどうかを決定しても良い。例えば、前記周波数ポイント優先度構成情報セットが構成されている場合、前記特定のネットワークスライス及び前記周波数ポイント優先度構成情報セットに基づいてターゲット優先度の情報を決定し、又は、前記端末デバイスに前記周波数ポイント優先度構成情報セットが構成されてない場合、前記端末デバイスは、RRCシグナリング又は放送メッセージに構成された周波数優先度情報又はセル優先度情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことができる。
【0116】
任意選択で、前記ネットワークデバイスにより指示する特定のネットワークスライスは、端末デバイスのネットワークスライス情報に基づいて決定され、例えば、前記特定のネットワークスライスは、前記特定のネットワークスライスの前記第1のネットワークスライスセットのうちの優先度が最高であるネットワークスライスであっても良く、又は、前記端末デバイスのサービスをサポートするネットワークスライスであっても良く、又は、端末デバイスが選択したいネットワークスライスなどであっても良い。
【0117】
他の実施例として、前記特定のネットワークスライスは、前記端末デバイスにより決定される。例えば、前記端末デバイスは、ネットワークスライスの関連情報、例えば、ネットワークスライスの優先度、前記端末デバイスのタイプ、前記端末デバイスに伝送されるサービスタイプ等の情報のうちの少なくとも1つに基づいて前記特定のネットワークスライスを決定することができる。
【0118】
一例として、前記特定のネットワークスライスは、高い優先度のネットワークスライスであっても良く、又は、最も高い優先度のネットワークスライスであってもよい。
【0119】
一例として、前記特定のネットワークスライスは、前記端末デバイスが選択したい(又は興味があり、又は請求される)ネットワークスライスであってもよい。
【0120】
任意選択で、前記端末デバイスのタイプは、例えば、URLLC端末、MTC端末又はeMTC端末、eMBB端末又はNB-IoT中の端末などであり、異なるタイプの端末デバイスは、異なるタイプのネットワークスライスをサポートすることができる。一例として、端末デバイスは、端末デバイスのタイプがサポートするネットワークスライスを前記特定のネットワークスライスとして決定することができる。
【0121】
任意選択で、前記端末デバイスに伝送されるサービスのサービスタイプは、例えば、高信頼性低遅延時間通信(Ultra-Reliable and Low Latency Communication、URLLC)、機械系通信(MTC)、又は大規模機械系通信(massive machine type of Communication、mMTC)サービス、モバイル超広帯域(Enhance Mobile Broadband、eMBB)、産業物ネットワーク(Industrial Internet of Things、IIOT)サービス、狭帯域ユビキタスネットワーク(Narrow Band Internet of Things、NB-IoT)サービスなどであっても良く、サービスによって必要なネットワークスライスのタイプが異なる場合がある。一例として、端末デバイスは、伝送されるサービスをサポートするサービスタイプのネットワークスライスを前記特定のネットワークスライスとして決定することができる。
【0122】
本願のある実施例では、前記端末デバイスは、特定のネットワークスライスに基づいて、該特定のネットワークスライスに対応する前記周波数ポイント優先度構成情報(前記周波数ポイント優先度構成情報セットから決定又は選択する)を決定し、該前記周波数ポイント優先度構成情報から取得された周波数ポイント及び/又は周波数ポイント優先度情報に基づいて、セル再選択測定及び/又はセル再選択を行う。
【0123】
従って、該実施例三では、ネットワークデバイスにより構成された周波数ポイント優先度に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことで、前記端末デバイスのネットワークスライスをサポートするセルを再選択するのに有利であり、さらに、前記端末デバイスがネットワークスライスに関連するサービスを開始する時にサービスの正常伝送を確保し、ユーザー体験を向上させる
上記の実施例では、前記端末デバイスは、第1の時間長において前記第1の情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことができる。例えば、実施例一及び実施例二では、前記端末デバイスは、第1の時間長において端末デバイスのネットワークスライス情報及び/又は候補セルがサポートするネットワークスライス情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことができ、実施例三では、前記端末デバイスは、第1の時間長において前記周波数ポイント優先度構成情報セット内の情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことができる。前記第1の時間長の以外、前記端末デバイスは、RRCシグナリング又は放送メッセージに構成された周波数優先度情報又はセル優先度情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことができる。
【0124】
任意選択で、前記第1の時間長は、ネットワークデバイスにより構成され、又は、予め設定される。例えば、ネットワークデバイスは、RRCシグナリングを介して端末デバイスに前記第1の時間長を構成することができ、任意選択で、前記RRCシグナリングは、RRC解放(Release)メッセージであっても良く、又は、他のRRCシグナリングであっても良く、例えば、RRC専用シグナリングであっても良く、本願がこれに限定されない。
【0125】
任意選択で、前記端末デバイスは、一定の周期に従って、前記第1の情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行い、又は、ネットワークデバイスのトリガー(例えば、占用シグナリング、特定の指示等)により前記第1の情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うが、本願がこれに限定されない。
【0126】
任意選択で、前記第1の時間長は、第1のタイマの時間長であり、前記第1のタイマは、ネットワークデバイスにより構成され、又は、予め設定される。例えば、ネットワークデバイスは、RRCシグナリングを介して端末デバイスに前記第1のタイマを構成し、任意選択で、前記RRCシグナリングは、RRC解放(Release)メッセージであっても良く、又は、他のRRCシグナリングであっても良く、例えば、RRC専用シグナリングであっても良く、本願がこれに限定されない。
【0127】
本願のいくつかの実施例では、ネットワークデバイスは、RRC Releaseメッセージで第1のタイマを構成して、端末デバイスがスライスを利用してセル再選択を行う有効期間を制御することができる。例えば、端末デバイスがRRC Releaseメッセージに構成された該第1のタイマを受信し、該第1のタイマを開始し、第1のタイマの動作期間において、端末デバイスは、スライスに基づく周波数優先度に基づいてセル再選択を行い、そうでない場合、RRC専用シグナリングからの周波数優先度、又は、システム放送された周波数優先度に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行う。
【0128】
本願の他の実施例では、端末デバイスのネットワークスライスとネットワークデバイスがサポートするネットワークスライスが異なり、ここで、異なることは、一部が異なり、又は全てが異なることである。又は、端末デバイスがネットワークスライスをサポートしないが、ネットワークデバイスがネットワークスライスをサポートする場合、端末デバイスのネットワークスライスがネットワークデバイスのネットワークスライスにマッチングされないと認められ、つまり、端末デバイスがネットワークデバイスにマッチングされず、端末デバイスは、ネットワークデバイスにマッチングされるUEではない。
【0129】
本願の他の実施例では、端末デバイスのネットワークスライスがネットワークデバイスがサポートするネットワークスライスとが一部異なり、又は、特定のスライスが同じである場合、端末デバイスのネットワークスライスがネットワークデバイスのネットワークスライスにマッチングされると認められ、つまり、端末デバイスがネットワークデバイスにマッチングされ、端末デバイスは、ネットワークデバイスにマッチングされるUEである。
【0130】
いくつかの実施例では、ネットワークデバイスは、端末デバイスが特定の条件でセルにアクセスし又はセルに限定されてアクセスするように指示する。任意選択で、前記特定の条件は、端末デバイスのネットワークスライスがネットワークデバイスのネットワークスライスにマッチングされることを含むことができる。例えば、ネットワークデバイスは、マッチングされるUEがアクセスでき又はマッチングされないUEがアクセスできないことを示す第2の指示情報を端末デバイスに送信することができ、又は、又はUEがアクセスを制限されていること及び/又はアクセスが制限されているセルを示す第2の指示情報を送信することができる。この場合、端末デバイスのネットワークスライスがネットワークデバイスのネットワークスライスにマッチングされない場合、例として、そのようなUEにとって、UEは、セルが禁止されていない(barred)と考えることができるが、セルは適切な(suitable)セルではなく、許容可能な(acceptable)セル(例えば、緊急(emergency)サービスなどの限られたサービス送信しかできない)である。別の実施例では、UEは、そのようなUEにとって、セルがbarredされている、即ちアクセスできないと考えることもできる。
【0131】
図2に関連して、本願の実施例による無線通信方法を端末デバイスの観点から詳細に説明し、以下、
図3に関連して、本願の他の実施例による無線通信方法をネットワークデバイスの観点から詳細に説明する。ネットワークデバイス側の説明と端末デバイス側の説明は互いに対応しており、同様の説明は上記を参照して、重複を避けるためにここで説明を省略する。
【0132】
図3は、
図1に示す通信システム内のネットワークデバイスによって実行され、本願の他の実施例による無線通信方法300の概略フローチャートであり、
図3に示すように、方法300は、以下の内容を含む。
【0133】
S310において、ネットワークデバイスが端末デバイスに第1の情報を送信し、前記第1の情報は、ネットワークスライスの関連情報を示し、前記第1の情報は、前記端末デバイスが周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定するために使用される。
【0134】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の情報は、
候補セルがサポートするネットワークスライス情報、周波数ポイント優先度構成情報セットのうちの少なくとも1つを含み、
前記候補セルが前記端末デバイスのサービスセル、隣接セル及びネットワークスライスをサポートするセルのうちの少なくとも1つを含み、
前記周波数ポイント優先度構成情報セットが少なくとも1つの周波数ポイント優先度構成情報を含み、各周波数ポイント優先度構成情報が1つ以上のネットワークスライスに対応し、各周波数ポイント優先度構成情報が少なくとも1つの周波数層及び/又は前記周波数層に対応する周波数ポイント優先度を含む。
【0135】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記方法300は、さらに、
前記ネットワークデバイスが放送メッセージ又は無線リソース制御RRCシグナリングで前記端末デバイスに前記候補セルがサポートするネットワークスライス情報を送信することを含む。
【0136】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記候補セルがサポートするネットワークスライス情報は、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスの識別子情報、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応するセル、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応する優先度のうちの少なくとも1つを含む。
【0137】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記周波数ポイント優先度構成情報セットは、無線リソース制御RRC解放メッセージにより取得される。
【0138】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記方法300は、さらに、
前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに第1の指示情報を送信することを含み、前記第1の指示情報は、前記端末デバイスが特定のネットワークスライスに基づいて前記ターゲット優先度及び/又は前記特定のネットワークスライスの識別子情報を決定するように指示するために使用される。
【0139】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記方法300は、さらに、
前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに第1の時間長を構成するための第1の構成情報を送信することを含み、前記第1の時間長に前記端末デバイスが前記第1の情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行う。
【0140】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の時間長は、RRC解放メッセージにより構成される。
【0141】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の時間長は、第1のタイマの時間長であり、前記第1のタイマは、RRC解放メッセージにより構成される。
【0142】
上記では
図2~
図3に関連して、本願の方法の実施例を詳細に説明し、以下では
図4~
図7に関連して、本願のデバイスの実施例を詳細に説明し、デバイスの実施例と方法の実施例は互いに対応しており、同様の説明は方法の実施例を参照することができる。
【0143】
図4示は本願の実施例における端末デバイス400のブロック図である。
図4に示すように、該端末デバイス400は、処理ユニット410を含む。
【0144】
処理ユニット410は、第1の情報に基づいて周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定するように構成され、前記第1の情報がネットワークスライスの関連情報を示す。
【0145】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
前記ターゲット優先度に基づいて、セル再選択測定及び/又はセル再選択を行うように構成される。
【0146】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の情報は、
端末デバイスのネットワークスライス情報、候補セルがサポートするネットワークスライス情報、周波数ポイント優先度構成情報セットのうちの少なくとも1つを含み、
前記候補セルが前記端末デバイスのサービスセル、隣接セル及びネットワークスライスをサポートするセルのうちの少なくとも1つを含み、
前記周波数ポイント優先度構成情報セットが少なくとも1つの周波数ポイント優先度構成情報を含み、各周波数ポイント優先度構成情報が1つ以上のネットワークスライスに対応し、各周波数ポイント優先度構成情報が少なくとも1つの周波数層及び/又は前記周波数層に対応する周波数ポイント優先度を含む。
【0147】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、前記端末デバイスがサポートするネットワークスライス情報、又は、前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報、又は、予め設定されたネットワークスライス情報、又は、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライス情報、又は、前記端末デバイスが登録したネットワークスライス情報、又は、
前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、前記端末デバイスがサポートするネットワークスライス情報、前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライス情報、前記端末デバイスが登録したネットワークスライス情報、及び予め設定されたネットワークスライス情報のうちの少なくとも2つネットワークスライス情報の和集合であり、又は、
前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、前記端末デバイスがサポートするネットワークスライス情報、前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライス情報、前記端末デバイスが登録したネットワークスライス情報、及び予め設定されたネットワークスライス情報のうちの少なくとも2つのネットワークスライス情報の共通集合である。
【0148】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、
ネットワークスライスの識別子情報、
ネットワークスライスに対応する周波数ポイント、
ネットワークスライスに対応するセル、
ネットワークスライスに対応する優先度のうちの少なくとも1つを含む。
【0149】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記端末デバイス400は、さらに、通信ユニットを含み、
通信ユニットは、放送メッセージ又は無線リソース制御RRCシグナリングから前記候補セルがサポートするネットワークスライス情報を取得するように構成される。
【0150】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記候補セルがサポートするネットワークスライス情報は、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスの識別子情報、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応するセル、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応する優先度のうちの少なくとも1つを含む。
【0151】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイントのターゲット優先度を第1の周波数ポイント優先度として決定し、又は、
前記サービスセルの周波数ポイントのターゲット優先度を第1の周波数ポイント優先度として決定するように構成され、
前記第1の周波数ポイント優先度が特定のセル又は特定の周波数ポイントの優先度よりも高く、又は、前記第1の周波数ポイント優先度が特定の優先度閾値よりも高い。
【0152】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の周波数ポイント優先度は、最も高い周波数ポイント優先度である。
【0153】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
前記端末デバイスが第1の条件を満たしている場合、前記サービスセルの周波数ポイントのターゲット優先度を第1の周波数ポイント優先度として決定するように構成される。
【0154】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
前記端末デバイスが第1の条件を満たしている場合、前記サービスセルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイントのターゲット優先度を第1の周波数ポイント優先度として決定し、又は、
前記端末デバイスが第1の条件を満たしている場合、前記サービスセルがサポートする特定のネットワークスライスに対応する周波数ポイントのターゲット優先度を第1の周波数ポイント優先度として決定するように構成される。
【0155】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記特定のネットワークスライスは、第1のネットワークスライスセットにおける優先度が最高であるネットワークスライス又は前記端末デバイスが選択したいネットワークスライスであり、前記第1のネットワークスライスセットは、前記端末デバイスのネットワークスライス情報に含まれるネットワークスライスである。
【0156】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の条件は、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが第1のネットワークスライスセットのうちの少なくとも1つを含み、前記第1のネットワークスライスセットは、前記端末デバイスのネットワークスライス情報に含まれるネットワークスライスであること、 前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記第1のネットワークスライスセットにおける優先度の最も高いネットワークスライスを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記端末デバイスの選択したいネットワークスライスを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが周波数ポイントに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがセルに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがトラッキング領域TA領域に基づいて配置されること、
前記端末デバイスがネットワークスライスのサポート能力を有すること、
前記端末デバイスに前記端末デバイスのネットワークスライス情報を有することのうちの少なくとも1つを含む。
【0157】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
前記第1の周波数ポイント優先度に基づいて、特定のネットワークスライスをサポートする周波数ポイント又はセルに対して、セル再選択測定及び/又はセル再選択を行い、又は、
前記第1の周波数ポイント優先度に基づいて、前記サービスセルの周波数ポイントに対してセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うように構成される。
【0158】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
特定のネットワークスライスをサポートするセル又は周波数ポイントのターゲット優先度を第2の優先度として決定するように構成され、
前記第2の優先度が特定のセル又は特定の周波数ポイントの優先度よりも高く、前記第2の優先度が特定の優先度閾値よりも高く、前記特定のネットワークスライスが第1のネットワークスライスセットにおける少なくとも1つを含み、前記第1のネットワークスライスセットは、前記端末デバイスのネットワークスライス情報に含まれるネットワークスライスである。
【0159】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記特定のネットワークスライスは、前記第1のネットワークスライスセットにおける優先度が最高であるネットワークスライス又は前記端末デバイスが選択したいネットワークスライスである。
【0160】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
第2の条件を満たしている場合、前記特定のネットワークスライスをサポートするセル又は周波数ポイントのターゲット優先度を前記第2の優先度として決定するように構成される。
【0161】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第2の条件は、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記第1のネットワークスライスセットにおける少なくとも1つを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記第1のネットワークスライスセットにおける優先度の最高であるネットワークスライスを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが前記端末デバイスの選択したいネットワークスライスを含むこと、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスが周波数ポイントに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがセルに基づいて配置されること、
前記サービスセルがサポートするネットワークスライスがTA領域に基づいて配置されること、
前記端末デバイスがネットワークスライスのサポート能力を有すること、
前記端末デバイスに前記端末デバイスのネットワークスライス情報を有することのうちの少なくとも1つを含む。
【0162】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
前記第2の優先度に基づいて、前記特定のネットワークスライスをサポートするセル又は周波数ポイントに対してセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うように構成される。
【0163】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
前記周波数ポイント優先度構成情報セットから、特定のネットワークスライスに対応する周波数ポイント優先度構成情報をターゲット周波数ポイント優先度構成情報として決定し、
前記ターゲット周波数ポイント優先度構成情報に基づいて前記ターゲット優先度を決定するように構成される。
【0164】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記特定のネットワークスライスは、ネットワークデバイスにより指示され又は前記端末デバイスにより決定される。
【0165】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記端末デバイスは、さらに、通信ユニットを含む。
【0166】
通信ユニットは、前記ネットワークデバイスの第1の指示情報を受信するように構成され、前記第1の指示情報は、前記端末デバイスが前記特定のネットワークスライスに基づいて前記ターゲット優先度及び/又は前記特定のネットワークスライスの識別子情報を決定するように指示するために使用される。
【0167】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
ネットワークスライスに対応する優先度、前記端末デバイスのタイプ、前記端末デバイス伝送されるサービスのタイプのうちの少なくとも1つに基づいて、前記特定のネットワークスライスを決定するように構成される。
【0168】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記周波数ポイント優先度構成情報セットは、無線リソース制御RRC解放メッセージにより取得される。
【0169】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記周波数ポイント優先度構成情報は、セル再選択周波数ポイント優先度構成情報セットを含む。
【0170】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
第1の時間長に、前記第1の情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うように構成される。
【0171】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の時間長は、RRC解放メッセージにより構成される。
【0172】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の時間長は、第1のタイマの時間長であり、前記第1のタイマはRRC解放メッセージにより構成される。
【0173】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記処理ユニット410は、さらに、
前記周波数ポイント優先度構成情報セットが構成されず又は前記第1の時間長に位置しない場合、RRCシグナリング又は放送メッセージにおける周波数又はセル優先度構成に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うように構成される。
【0174】
任意選択で、いくつかの実施例では、上述の通信ユニットは、通信インターフェース又は送受信機、又は通信チップ又はオンチップシステムの入出力インターフェースであってもよい。上記の処理ユニットは、1つ以上のプロセッサであってもよい。
【0175】
なお、本願の実施例による端末デバイス400は、本願の方法の実施例における端末デバイスに対応することができ、端末デバイス400における各ユニットの上述の動作及び/又は他の機能は、
図2に示す方法200における端末デバイスのそれぞれの流れを実現するために、簡潔のためにここでは説明を省略する。
【0176】
図5は本願の実施例におけるネットワークデバイスのブロック図である。
図5のネットワークデバイス500は、通信ユニット510を含む。
【0177】
通信ユニット510は、端末デバイスに第1の情報を送信するように構成され、前記第1の情報は、ネットワークスライスの関連情報を示し、前記第1の情報は、前記端末デバイスが周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定するために使用される。
【0178】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の情報は、
候補セルがサポートするネットワークスライス情報、周波数ポイント優先度構成情報セットのうちの少なくとも1つを含み、
前記候補セルが前記端末デバイスのサービスセル、隣接セル及びネットワークスライスをサポートするセルのうちの少なくとも1つを含み、
前記周波数ポイント優先度構成情報セットが少なくとも1つの周波数ポイント優先度構成情報を含み、各周波数ポイント優先度構成情報が1つ以上のネットワークスライスに対応し、各周波数ポイント優先度構成情報が少なくとも1つの周波数層及び/又は前記周波数層に対応する周波数ポイント優先度を含む。
【0179】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記通信ユニット510は、さらに、
放送メッセージ又は無線リソース制御RRCシグナリングを介して前記端末デバイスに、前記候補セルがサポートするネットワークスライス情報を送信するように構成される。
【0180】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記候補セルがサポートするネットワークスライス情報は、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスの識別子情報、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応するセル、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応する優先度のうちの少なくとも1つを含む。
【0181】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記周波数ポイント優先度構成情報セットは、無線リソース制御RRC解放メッセージにより取得される。
【0182】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記通信ユニット510は、さらに、
前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに第1の指示情報を送信するように構成され、前記第1の指示情報は、前記端末デバイスが特定のネットワークスライスに基づいて前記ターゲット優先度及び/又は前記特定のネットワークスライスの識別子情報を決定するように指示するために使用される。
【0183】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記通信ユニット510は、さらに、
前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに第1の時間長を構成するための第1の構成情報を送信し、前記第1の時間長に前記端末デバイスが前記第1の情報に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うように構成される。
【0184】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の時間長は、RRC解放メッセージにより構成される。
【0185】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記第1の時間長は、第1のタイマの時間長であり、前記第1のタイマは、RRC解放メッセージにより構成される。
【0186】
任意選択で、いくつかの実施例では、上述の通信ユニットは、通信インターフェース又は送受信機、又は通信チップ又はオンチップシステムの入出力インターフェースであってもよい。上記の処理ユニットは、1つ以上のプロセッサであってもよい。
【0187】
なお、本願の実施例によるネットワークデバイス500は、本願の方法の実施例におけるネットワークデバイスに対応することができ、ネットワークデバイス500におけるユニットの上述した動作及び/又は機能は、
図3に示す方法300におけるネットワークデバイスのそれぞれのフローを実現するために、簡潔のためにここで説明を省略する。
【0188】
図6は、本願の実施例に係る通信デバイス600の概略構成図である。通信デバイス600は、本願の実施例における方法を実現するためにメモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することができるプロセッサ610を含む。
【0189】
任意選択で、
図6に示すように、通信デバイス600は、メモリ620を含むこともできる。ここで、プロセッサ610は、本願の実施例における方法を実現するために、メモリ620からコンピュータプログラムを呼び出して実行することができる。
【0190】
ここで、メモリ620は、プロセッサ610とは別個のデバイスであってもよいし、プロセッサ610に統合されていてもよい。
【0191】
任意選択で、
図6に示すように、通信デバイス600は、送受信機630をさらに含み、プロセッサ610は、送受信機630が他の装置と通信するように制御することができ、具体的には、他の装置に情報又はデータを送信することができ、又は、他の装置が送信した情報又はデータを受信することができる。
【0192】
ここで、送受信機630は、送信機と受信機とを含むことができる。送受信機630はさらにアンテナを含んでもよく、アンテナの数は1つ又は複数であってもよい。
【0193】
任意選択で、通信デバイス600は、本願の実施例のネットワークデバイスであってもよく、通信デバイス600は、本願の実施例の様々な方法においてネットワークデバイスによって実現される対応するフローを実現してもよいが、簡潔のために、ここでは省略する。
【0194】
任意選択で、通信デバイス600は、本願の実施例の移動端末/端末デバイスであってもよく、通信デバイス600は、本願の実施例の様々な方法において移動端末/端末デバイスによって実現される対応するフローを実現してもよいが、簡潔のために、ここでは省略する。
【0195】
図7は、本願の実施例に係るチップ700の概略構成図である。チップ700は、本願の実施例における方法を実現するためにメモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することができるプロセッサ710を含む。
【0196】
任意選択で、
図7に示すように、チップ700はメモリ720を含むこともできる。ここで、プロセッサ710は、本願の実施例における方法を実現するために、メモリ720からコンピュータプログラムを呼び出して実行することができる。
【0197】
ここで、メモリ720は、プロセッサ710とは別個のデバイスであってもよいし、プロセッサ710に統合されていてもよい。
【0198】
任意選択で、チップ700は入力インターフェース730をさらに含むことができる。 プロセッサ710は、入力インターフェース730を制御して他のデバイス又はチップと通信することができ、具体的には、他のデバイス又はチップによって送信された情報又はデータを取得することができる。
【0199】
任意選択で、チップ700は出力インターフェース740をさらに含むことができる。 プロセッサ710は、出力インターフェース740を制御して他のデバイス又はチップと通信することができ、具体的には、情報又はデータを他のデバイス又はチップに出力することができる。
【0200】
任意選択で、本願の実施例におけるネットワークデバイスにチップを適用することができ、チップは、本願の実施例の各方法においてネットワークデバイスによって実施される対応するプロセスを実施することができるが、簡潔にするためにここで説明を省略する。
【0201】
任意選択で、本願の実施例における移動端末/端末デバイスにチップを適用することができ、チップは、本願の実施例の各方法において移動端末/端末デバイスによって実施される対応するプロセスを実施することができるが、簡潔にするためにここで説明を省略する。
【0202】
なお、本願の実施例で言及されるチップは、システムオンチップ、チップシステム、システムレベルチップ、又はシステムオンチップとも呼ばれることがある。
【0203】
図8は、本発明の実施例によって提供される通信システム900の概略ブロック図である。
図8に示すように、通信システム900は、端末デバイス910とネットワークデバイス920とを含む。
【0204】
ここで、端末デバイス910は、上述の方法において端末デバイスによって実現される対応する機能を実現するために使用されてもよく、ネットワークデバイス920は、上述の方法においてネットワークデバイスによって実現される対応する機能を簡潔にするために使用されてもよく、ここでは省略する。
【0205】
本願の実施例のプロセッサは、信号の処理能力を有する集積回路チップであってもよい。実装において、方法の実施例における上述のステップは、プロセッサ内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形態の命令によって達成され得る。上述したプロセッサは、汎用プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本願の実施例に関連して開示された方法のステップは、直接ハードウェア復号プロセッサ実行完了として具現化されてもよく、又は復号プロセッサ中のハードウェア及びソフトウェアモジュールを組み合わせて実行完了として具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなどの当技術分野で成熟した記憶媒体に存在することができる。この記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリ中の情報を読み取り、そのハードウェアに合わせて上述の方法のステップを完了する。
【0206】
本明細書の実施例におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含むことができることを理解されたい。ここで、不揮発性メモリは、読取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)、又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってもよい。例示的で限定的な説明ではないが、多くの形式のRAMが使用可能である、例えば、静的ランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、動的ランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期動的ランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、2倍データレート同期動的ランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張型同期動的ランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期接続動的ランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)、直接メモリバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)。本明細書に記載のシステム及び方法のメモリは、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むことが意図されるが、これらに限定されない。
【0207】
上述のメモリは例示的であるが限定的な説明ではなく、例えば、本願の実施例におけるメモリは、静的ランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、動的ランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、DRAM)、同期動的ランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、2倍データレート同期動的ランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張型同期動的ランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期接続動的ランダムアクセスメモリ(synch link DRAM、SLDRAM)、及び直接メモリバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)などであっても良い。即ち、本明細書の実施例におけるメモリは、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むことが意図されるが、これらに限定されない。
【0208】
本願の実施例は、コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【0209】
任意選択で、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用され、且つ該コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願の実施例の各方法におけるネットワークデバイスにより実現される相応のフローを実行させ、簡潔にするために、ここではその説明を省略する。
【0210】
任意選択で、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本願の実施例における移動端末/端末デバイスに適用され、且つ該コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願の実施例の各方法における移動端末/端末デバイスにより実現される相応のフローを実行させ、簡潔にするために、ここではその説明を省略する。
【0211】
本願の実施例は、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0212】
任意選択で、該コンピュータプログラム製品は、本願の実施例におけるはネットワークデバイスに適用され、該コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本願の実施例の各方法におけるネットワークデバイスにより実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここでその説明を省略する。
【0213】
任意選択で、該コンピュータプログラム製品は、本願の実施例におけるは移動端末/端末デバイスに適用され、該コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本願の実施例の各方法における移動端末/端末デバイスにより実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここでその説明を省略する。
【0214】
本願の実施例は、コンピュータプログラムをさらに提供する。
【0215】
任意選択で、該コンピュータプログラムは、本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されると、コンピュータに本願の実施例の各方法におけるネットワークデバイスにより実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここではその説明を省略する。
【0216】
任意選択で、該コンピュータプログラムは、本願の実施例における移動端末/端末デバイスに適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されると、コンピュータに本願の実施例の各方法における移動端末/端末デバイスにより実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここではその説明を省略する。
【0217】
当業者は、本明細書に開示された実施例に関連して説明された各例のユニット及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組合せで実装され得ることを認識するであろう。これらの機能がハードウェア又はソフトウェアのいずれの方法で実行されるかは、技術案の特定の適用例及び設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を実施するために、特定の適用例ごとに異なる方法を使用してもよいが、そのような実施は、本願の範囲から逸脱すると見なされるべきではない。
【0218】
当業者であれば、説明の便宜及び簡潔のために、上記説明したシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程は、上記方法の実施例における対応する過程を参照してもよく、ここでその説明が省略されることを理解するであろう。
【0219】
本明細書で提供されるいくつかの実施例では、開示されるシステム、装置、及び方法は、他の方法で実施され得ることを理解されたい。例えば、上述したデバイスの実施例は単なる例示であり、例えば、説明されたユニットの分割は、1つの論理機能の分割にすぎず、実際に実装される場合、追加の分割があってもよく、例えば、複数のユニット又は構成要素が別のシステムに結合されても、統合されてもよく、又は、一部の特徴が省略されても、実行されなくてもよい。別の点において、示された又は考察された相互の結合又は直接的な結合又は通信接続は、電気的、機械的又は他の形態の、何らかのインターフェース、装置又はユニットを介した間接的な結合又は通信接続であってもよい。
【0220】
前記分離手段として説明された手段は、物理的に分離されても、又は分離されなくてもよく、手段として示された手段は、物理的な手段であっても、又は分離されなくてもよく、即ち、一箇所に位置してもよく、又は複数のネットワーク要素に分散されてもよい。なお、本実施例の目的を達成するために、必要に応じて、その一部又は全部を選択することができる。
【0221】
また、本願の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに集積されてもよいし、それぞれのユニットが物理的に別個に存在してもよいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに集積されてもよい。
【0222】
また、これらの機能がソフトウェア機能として実現され、独立した製品として販売又は利用される場合には、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されてもよい。このような理解に基づいて、本願の技術案は、本質的に、又は、従来技術に貢献する部分、又は、その技術案の部分を、記憶媒体に記憶されたソフトウェア製品の形態で具体化することができ、そのソフトウェア製品は、本願の各実施例で説明される方法のステップの全部又は一部を、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスなどであってもよい)に実行させるための命令を含む。なお、前記記憶媒体としては、U-ディスク、ポータブルハードディスク、Read-Only Memory、ROM、Random Access Memory、RAM、磁気ディスク、光ディスクなど種々のプログラムコードを記憶できるものを含む。
【0223】
以上のように、本願の実施例は、本願の技術的思想に基づいて説明されたが、本願は、上述の実施例に限定されるものではなく、本願の技術的思想に基づく当業者であれば、本願の技術的範囲に含まれる。したがって、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲によってのみ定められるべきである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスが第1の情報に基づいて周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定することを含み、
前記第1の情報がネットワークスライスの関連情報を示す
ことを特徴とする無線通信方法。
【請求項2】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが前記ターゲット優先度に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項3】
前記第1の情報は、端末デバイスのネットワークスライス情報、候補セルがサポートするネットワークスライス情報、及び周波数ポイント優先度構成情報セットのうちの少なくとも1つを含み、
前記候補セルが前記端末デバイスのサービスセル、隣接セル及びネットワークスライスをサポートするセルのうちの少なくとも1つを含み、
前記周波数ポイント優先度構成情報セットが少なくとも1つの周波数ポイント優先度構成情報を含み、各周波数ポイント優先度構成情報が1つ以上のネットワークスライスに対応し、各周波数ポイント優先度構成情報が少なくとも1つの周波数層及び/又は前記周波数層に対応する周波数ポイント優先度を含む
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信方法。
【請求項4】
前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、前記端末デバイスがサポートするネットワークスライス情報、又は、前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報、又は、予め設定されたネットワークスライス情報、又は、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライス情報、又は、前記端末デバイスが登録したネットワークスライス情報であり、又は、
前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、前記端末デバイスがサポートするネットワークスライス情報、前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライス情報、前記端末デバイスが登録したネットワークスライス情報、及び予め設定されたネットワークスライス情報のうちの少なくとも2つネットワークスライス情報の和集合であり、又は、
前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、前記端末デバイスがサポートするネットワークスライス情報、前記端末デバイスが選択したネットワークスライス情報、前記端末デバイスが許可されるネットワークスライス情報、前記端末デバイスが登録したネットワークスライス情報、及び予め設定されたネットワークスライス情報のうちの少なくとも2つのネットワークスライス情報の共通集合である
ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信方法。
【請求項5】
前記端末デバイスのネットワークスライス情報は、
ネットワークスライスの識別子情報、
ネットワークスライスに対応する周波数ポイント、
ネットワークスライスに対応するセル、
ネットワークスライスに対応する優先度のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の無線通信方法。
【請求項6】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが放送メッセージ又は無線リソース制御RRCシグナリングから前記候補セルがサポートするネットワークスライス情報を取得することを含む
ことを特徴とする請求項3~5のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項7】
前記候補セルがサポートするネットワークスライス情報は、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスの識別子情報、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応する周波数ポイント、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応するセル、
前記候補セルがサポートするネットワークスライスに対応する優先度のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項3~6のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項8】
前記端末デバイスが前記第1の情報に基づいて、周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定することは、
前記端末デバイスが特定のネットワークスライスをサポートするセル又は周波数ポイントのターゲット優先度を第2の優先度として決定することを含み、
前記第2の優先度が特定のセル又は特定の周波数ポイントの優先度よりも高く、前記第2の優先度が特定の優先度閾値よりも高く、前記特定のネットワークスライスが第1のネットワークスライスセットにおける少なくとも1つを含み、前記第1のネットワークスライスセットは、前記端末デバイスのネットワークスライス情報に含まれるネットワークスライスである
ことを特徴とする請求項3~7のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項9】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが前記第2の優先度に基づいて、前記特定のネットワークスライスをサポートするセル又は周波数ポイントに対してセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことを含む
ことを特徴とする請求項
8に記載の無線通信方法。
【請求項10】
前記周波数ポイント優先度構成情報セットは、無線リソース制御RRC解放メッセージにより取得される
ことを特徴とする請求項3~
9のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項11】
前記方法は、さらに、
前記周波数ポイント優先度構成情報セットが構成されず又は前記第1の時間長に位置しない場合、RRCシグナリング又は放送メッセージにおける周波数又はセル優先度構成に基づいてセル再選択測定及び/又はセル再選択を行うことを含む
ことを特徴とする請求項3~
10のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項12】
ネットワークデバイスが端末デバイスに第1の情報を送信することを含み、
前記第1の情報は、ネットワークスライスの関連情報を示し、前記第1の情報は、前記端末デバイスが周波数ポイント又はセルのターゲット優先度を決定するために使用される ことを特徴とする無線通信方法。
【請求項13】
前記第1の情報は、候補セルがサポートするネットワークスライス情報、周波数ポイント優先度構成情報セットのうちの少なくとも1つを含み、
前記候補セルが前記端末デバイスのサービスセル、隣接セル及びネットワークスライスをサポートするセルのうちの少なくとも1つを含み、
前記周波数ポイント優先度構成情報セットが少なくとも1つの周波数ポイント優先度構成情報を含み、各周波数ポイント優先度構成情報が1つ以上のネットワークスライスに対応し、各周波数ポイント優先度構成情報が少なくとも1つの周波数層及び/又は前記周波数層に対応する周波数ポイント優先度を含む
ことを特徴とする請求項
12に記載の無線通信方法。
【請求項14】
請求項1~11のいずれか1項に記載の無線通信方法を実行する
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項15】
請求項12~13のいずれか1項に記載の無線通信方法を実行する
ことを特徴とするネットワークデバイス。
【国際調査報告】