(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-07
(54)【発明の名称】非接続状態のためのリソース構成
(51)【国際特許分類】
H04W 72/1268 20230101AFI20230831BHJP
H04W 76/27 20180101ALI20230831BHJP
H04W 24/08 20090101ALI20230831BHJP
H04W 16/28 20090101ALI20230831BHJP
【FI】
H04W72/1268
H04W76/27
H04W24/08
H04W16/28
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023508066
(86)(22)【出願日】2021-08-05
(85)【翻訳文提出日】2023-03-29
(86)【国際出願番号】 US2021044626
(87)【国際公開番号】W WO2022031902
(87)【国際公開日】2022-02-10
(32)【優先日】2020-08-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】518272407
【氏名又は名称】コムキャスト ケーブル コミュニケーションズ, エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】弁理士法人信栄事務所
(72)【発明者】
【氏名】イェオン,ヒョンスク
(72)【発明者】
【氏名】ディナン,エスマエル ヘジャージ
(72)【発明者】
【氏名】キム,テフン
(72)【発明者】
【氏名】パク,ギョンミン
(72)【発明者】
【氏名】パク,ジョンヒョン
(72)【発明者】
【氏名】シリク,アリ チャガタイ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD24
5K067EE02
5K067HH22
5K067KK02
(57)【要約】
データは、構成されたリソースを使用して、無線デバイスの接続状態中に通信され得る。無線デバイスは、非接続状態(例えば、非アクティブ状態、アイドル状態、無線リソース制御(RRC)_INACTIVE状態、及び/又はRRC_IDLE状態)に遷移し得る。無線デバイスを接続状態から遷移させるための解放メッセージは、無線デバイスが、非接続状態において、データを送信及び/又は受信することを可能にするために使用するための少なくとも1つのリソースを示し得る。少なくとも1つのリソースは、接続状態において使用されるリソースとは異なり得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
無線リソース制御(RRC)接続状態にある無線デバイスによって、複数の構成されたアップリンクリソースを示す解放メッセージを受信することであって、前記複数の構成されたアップリンクリソースの各構成されたアップリンクリソースが、複数のダウンリンク参照信号(DL RS)のうちのDL RSに関連付けられる、受信することと、
前記解放メッセージに基づいて、前記RRC接続状態からRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に遷移することと、
前記複数のDL RSのうちの第1のDL RSの受信電力値が閾値を満たすことに基づいて、前記複数の構成されたアップリンクリソースのうちの前記第1のDL RSに関連付けられた構成されたアップリンクリソースを選択することと、
前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態にある前記無線デバイスによって、前記構成されたアップリンクリソースを介してトランスポートブロックを伝送することと、を含む、方法。
【請求項2】
前記解放メッセージが、RRC解放メッセージであり、
前記複数の構成されたアップリンクリソースが、複数の構成された許可によって構成され、
前記複数のDL RSが、少なくとも1つの同期信号物理ブロードキャストチャネルブロック(SSB)を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のDL RSを選択することを更に含み、
前記第1のDL RSを選択することが、前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態において、アップリンクデータを伝送するという決定に基づく、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記解放メッセージが、前記閾値を示す、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記解放メッセージが、前記構成されたアップリンクリソースに関連付けられた空間関係情報を示し、
前記解放メッセージが、前記複数の構成されたアップリンクリソースと前記複数のDL RSとの間の関連付けを示す、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記解放メッセージが、前記構成されたアップリンクリソースに関連付けられた伝送構成指示状態を示す、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のDL RSの選択に基づいて、前記トランスポートブロックを伝送するための、前記第1のDL RSに関連付けられた空間領域フィルタを決定することを更に含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記複数のDL RSのうちの第2のDL RSの受信電力値が前記閾値を満たすことに基づいて、前記複数の構成されたアップリンクリソースのうちの、前記第2のDL RSに関連付けられている、第2の構成されたアップリンクリソースを選択することを更に含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記RRC非アクティブ状態又は前記RRCアイドル状態にある前記無線デバイスによって、前記第2の構成されたアップリンクリソースを介して、第2のトランスポートブロックを伝送することを更に含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のDL RSに関連付けられた少なくとも1つのビーム障害に基づいて、前記複数のDL RSのうちの、前記複数の構成されたアップリンクリソースのうちの第2の構成されたアップリンクリソースに関連付けられた第2のDL RSを選択することを更に含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記解放メッセージが、
前記第1のDL RSを含む第1の空間関係情報に関連付けられた前記構成されたアップリンクリソース、及び
前記複数のDL RSのうちの第2のDL RSを含む第2の空間関係情報に関連付けられた第2の構成されたアップリンクリソースを示す、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記構成されたアップリンクリソースを介して、プリアンブルを伝送することと、
前記プリアンブルに関連付けられた応答を受信することと、
前記応答に基づいて、第2のRRC接続状態に遷移することと、を更に含む、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
無線デバイスであって、
1つ以上のプロセッサと、
命令を記憶するメモリと、を備え、前記命令が、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記無線デバイスに、請求項1~12のいずれか一項に記載の方法を実施させる、無線デバイス。
【請求項14】
システムであって、
請求項1~12のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成された無線デバイスと、
前記解放メッセージを送信するように構成された基地局と、を備える、システム。
【請求項15】
命令を記憶するコンピュータ可読媒体であって、前記命令が、実行されるときに、請求項1~12のいずれか一項に記載の方法の実施を引き起こす、コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年8月05日に出願された米国仮特許出願第63/061,750号の利益を主張する。上記の参照された出願は、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
無線デバイスは、通常、接続状態(例えば、無線リソース制御(radio resource control、RRC)接続状態)中にデータを送信及び受信する。無線デバイスは、通常、非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ状態)又はアイドル状態(例えば、RRCアイドル状態)中にデータを送信又は受信しない。
【発明の概要】
【0003】
以降の概要では、所定の特徴の簡略化された概要を提示する。この概要は、広範囲の概説ではなく、主要な又は重要な要素を特定することは意図していない。
【0004】
基地局は、無線デバイスが接続状態(例えば、RRC接続状態)中に使用するためのリソースを構成し得る。データは、ビーム及び/又は参照信号に関連付けられたリソースを含む構成されたリソースを使用して、無線デバイスの接続状態中に通信され得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが基地局に送信するべき(例えば、閾値よりも大きい)ある量のデータを有しない可能性がある場合、非接続状態(例えば、非アクティブ状態、アイドル状態、RRC_INACTIVE状態、及び/又はRRC_IDLE状態)に遷移し得る。無線デバイスを接続状態から非アクティブ状態及び/又はアイドル状態に遷移させるための解放メッセージは、無線デバイスが、非アクティブ状態及び/又はアイドル状態において、データを送信及び/又は受信するために使用し得るリソース情報を示し得る。解放メッセージにそのような情報を含めることによって、無線デバイスは、接続状態に戻ることを必要とせずに、非アクティブ状態中及び/又はアイドル状態中に、スモールデータ伝送(例えば、インスタントメッセージング、プッシュ通知、センサデータなど)などのデータを送信及び/又は受信することが可能であり得る。接続状態中に使用される、ビーム及び/又は参照信号を含むリソースは、例えば、無線デバイスが非接続状態に遷移した後に、好適/効率的/有効/最良/動作可能/などでないことがある。解放メッセージ内の情報は、無線デバイスがより好適なビーム及び/又はリソースを使用して、データを送信及び/又は受信し得るように、他のリソースに関連付けられたリソース情報を含み得、これは、低減された通信失敗、低減されたシグナリングオーバーヘッド、低減された電力消費、及び/又は低減されたレイテンシなどの利点を提供し得る。
【0005】
これらの及び他の特徴及び利点は、以下でより詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
いくつかの特徴は、添付の図面において、限定としてではなく、例として示されている。図面において、同様の数字は、類似の要素を参照する。
【
図4A】ユーザプレーン構成のための例示的なダウンリンクデータフローを示す。
【
図4B】MACプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)における媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)サブヘッダの例示的なフォーマットを示す。
【
図5A】ダウンリンクチャネルのための例示的なマッピングを示す。
【
図5B】アップリンクチャネルのための例示的なマッピングを示す。
【
図6】例示的な無線リソース制御(RRC)状態及びRRC状態遷移を示す。
【
図8】1つ以上のキャリアの例示的なリソース構成を示す。
【
図9】帯域幅部分(bandwidth part、BWP)の例示的な構成を示す。
【
図10A】コンポーネントキャリアに基づくキャリアアグリゲーション構成の例を示す。
【
図11A】1つ以上の同期信号/物理ブロードキャストチャネル(synchronization signal/physical broadcast channel、SS/PBCH)ブロックの例示的なマッピングを示す。
【
図11B】1つ以上のチャネル状態情報参照信号(channel state information reference signal、CSI-RS)の例示的なマッピングを示す。
【
図12A】ダウンリンクビーム管理手順の例を示す。
【
図12B】アップリンクビーム管理手順の例を示す。
【
図13A】例示的な4ステップランダムアクセス手順を示す。
【
図13B】例示的な2ステップランダムアクセス手順を示す。
【
図13C】例示的な2ステップランダムアクセス手順を示す。
【
図14A】制御リソースセット(control resource set、CORESET)構成の一例を示す。
【
図14B】制御チャネル要素対リソース要素グループ(control channel element to resource element group、CCE-to-REG)マッピングの一例を示す。
【
図15A】無線デバイスと基地局との間の通信の例を示す。
【
図15B】本明細書に記載の様々なデバイスのいずれかを実装するために使用され得る演算デバイスの例示的な要素を示す。
【
図16A】アップリンク及びダウンリンク信号伝送の例を示す。
【
図16B】アップリンク及びダウンリンク信号伝送の例を示す。
【
図16C】アップリンク及びダウンリンク信号伝送の例を示す。
【
図16D】アップリンク及びダウンリンク信号伝送の例を示す。
【
図17】無線デバイスの様々な状態に対するリソース利用可能性の一例を示す。
【
図18A】1つ以上の無線リソースの構成及び/又はアクティブ化の一例を示す。
【
図18B】1つ以上の無線リソースの構成及び/又はアクティブ化の一例を示す。
【
図19】リソース構成及びリソース解放の一例を示す。
【
図20】リソース構成及びタイミングアドバンス(timing advance、TA)検証の一例を示す。
【
図22】1つ以上の閾値に関連して、測定変更の例示的な地理的ビューを示す。
【
図23】1つ以上の帯域幅部分(BWP)における1つ以上の無線リソースの一例を示す。
【
図25】ビーム障害検出及び/又は回復手順の一例を示す。
【
図26】構成パラメータに基づくビーム障害検出及び/又は回復手順の一例を示す。
【
図28A】複数の構成されたアップリンクリソースの中からの構成された許可の選択の例を示す。
【
図28B】複数の構成されたアップリンクリソースの中からの構成された許可の選択の例を示す。
【
図29】複数の構成された許可から少なくとも1つの構成された許可を選択するための例示的な方法を示す。
【
図30】複数の構成された許可を構成するための例示的な方法を示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
添付の図面及び説明は、例を提供する。図面に示されている及び/又は説明されている例は非排他的であり、示されて説明されている特徴は他の例で実施され得ることを理解すべきである。マルチキャリア通信システムの技術分野において使用され得る無線通信システムの動作のための例が提供される。より詳細には、本明細書で開示される技術は、無線通信のための伝送及び/又は受信構成及びシグナリングに関連し得る。
【0008】
図1Aは、例示的な通信ネットワーク100を示す。通信ネットワーク100は、移動通信ネットワークを含み得る)。通信ネットワーク100は、例えば、ネットワークオペレータによって操作/管理/運営される公衆陸上移動網(public land mobile network、PLMN)を含み得る。通信ネットワーク100は、コアネットワーク(core network、CN)102、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)104、及び/又は、無線デバイス106のうちの1つ以上を備え得る。通信ネットワーク100は、1つ以上のデータネットワーク(data network、DN)108を含み得、及び/又は通信ネットワーク100内のデバイスは、(例えば、CN102)と通信し得る。無線デバイス106は、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、及び/又はオペレータ内DNなどの、1つ以上のDN108と通信し得る。無線デバイス106は、RAN104及び/又はCN102を介して、1つ以上のDN108と通信し得る。CN102は、無線デバイス106に、1つ以上のDN108に対する1つ以上のインターフェースを提供/構成し得る。インターフェース機能の一部として、CN102は、無線デバイス106と1つ以上のDN108との間のエンドツーエンド接続をセットアップすること、無線デバイス106を認証すること、充電機能を提供/構成することなどを行い得る。
【0009】
無線デバイス106は、エアインターフェースによる無線通信を介してRAN104と通信し得る。RAN104は、様々な通信(例えば、有線通信及び/又は無線通信)を介してCN102と通信し得る。無線デバイス106は、RAN104を介してCN102との接続を確立し得る。RAN104は、例えば、無線通信の一部として、スケジューリング、無線リソース管理、及び/又は再伝送プロトコルを提供/構成し得る。エアインターフェースにわたる/を介したRAN104から無線デバイス106への通信方向は、ダウンリンク通信方向及び/又はダウンリンク通信方向と称され得る。無線デバイス106からエアインターフェースを介してRAN104への通信方向は、アップリンク通信方向及び/又はアップリンク通信方向と称され得る。ダウンリンク伝送は、例えば、周波数分割二重(frequency division duplexing、FDD)、時分割二重(time-division duplexing、TDD)、任意の他の二重化スキーム、及び/又はそれらの1つ以上の組み合わせのうちの少なくとも1つに基づいて、アップリンク伝送から分離及び/又は区別され得る。
【0010】
全体を通して使用されるように、「無線デバイス」という用語は、モバイルデバイス、無線通信が構成又は使用可能である固定(例えば、非可動)デバイス、演算デバイス、ノード、無線通信が可能なデバイス、又は信号を送信及び/又は受信することが可能な任意の他のデバイスのうちの1つ以上を含み得る。非限定的な例として、無線デバイスは、例えば、電話、携帯電話、Wi-Fi電話、スマートフォン、タブレット、コンピュータ、ラップトップ、センサ、メータ、ウェアラブルデバイス、モノのインターネット(Internet of Thing、IoT)デバイス、ホットスポット、セルラリピータ、車両道路側ユニット(road side unit、RSU)、リレーノード、自動車、無線ユーザデバイス(例えば、ユーザ機器(user equipment、UE))、ユーザ端末(user terminal、UT)、アクセス端末(access terminal、AT)、モバイルステーション、ハンドセット、無線送受信ユニット(wireless transmit and receive unit、WTRU)、無線通信デバイス、及び/又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。
【0011】
RAN104は、1つ以上の基地局(図示せず)を備え得る。全体を通して使用される「基地局」という用語は、基地局、ノード、ノードB(Node B、NB)、進化型ノードB(evolved NodeB、eNB)、gNB、ng-eNB、リレーノード(例えば、統合アクセス及びバックホール(integrated access and backhaul、IAB)ノード)、ドナーノード(例えば、ドナーeNB、ドナーgNBなど)、アクセスポイント(例えば、Wi-Fiアクセスポイント)、伝送及び受信ポイント(transmission and reception point、TRP)、演算デバイス、無線通信可能なデバイス、又は信号を送信及び/又は受信することができる任意の他のデバイスのうちの1つ以上を含み得る。基地局は、上に列挙された各要素のうちの1つ以上を備え得る。例えば、基地局は、1つ以上のTRPを含み得る。他の非限定的な例として、基地局は、例えば、ノードB(例えば、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)及び/又は第3世代(third-generation、3G)規格に関連付けられる)、エボルブドノードB(eNB)(例えば、エボルブド・ユニバーサル地上無線アクセス(Evolved-Universal Terrestrial Radio Access、E-UTRA)及び/又は第4世代(fourth-generation、4G)規格に関連付けられる)、遠隔無線ヘッド(remote radio head、RRH)、1つ以上の遠隔無線ヘッド(RRH)に接続されたベースバンド処理ユニット、ドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピータノード又はリレーノード、次世代エボルブドノードB(Next Generation Evolved Node B、ng-eNB)、生成ノードB(Generation Node B、gNB)(例えば、NR及び/又は第5世代(fifth-generation、5G)規格に関連する)、アクセスポイント(access point、AP)(例えば、例えば、Wi-Fi又は任意の他の好適な無線通信規格に関連付けられる)、任意の他の世代の基地局、及び/又は、これら任意の組み合わせのうちの1つ以上を備え得る。基地局は、少なくとも1つの基地局中央機器(例えば、gNB中央ユニット(gNB Central Unit、gNB-CU))及び少なくとも1つの基地局分散機器(例えば、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit、gNB-DU))などの1つ以上のデバイスを含み得る。
【0012】
基地局(例えば、RAN104において)は、無線デバイス106と無線で(例えば、エアインターフェースを介して)通信するためのアンテナのうちの1つ以上のセットを備え得る。1つ以上の基地局は、複数のセル又はセクタ(例えば、3つのセル、3つのセクタ、任意の他の数のセル、又は任意の他の数のセクタ)をそれぞれ制御するためのアンテナのセット(例えば、3セット又は任意の他の数のセット)を備え得る。セルのサイズは、受信機(例えば、基地局受信機)がセル内で動作している伝送機(例えば、無線デバイス伝送機)からの伝送を正常に受信し得る範囲によって決定され得る。基地局(例えば、単独で、又は他のセルと組み合わせて)のうちの1つ以上のセルは、無線デバイスの移動をサポートするために、広い地理的エリアにわたって無線デバイス106へ無線カバレッジを提供/構成し得る。3つのセクタ(例えば、又はnセクタであり、nは任意の数nを指す)を備える基地局は、3セクタサイト(例えば、又はnセクタサイト)又は3セクタ基地局(例えば、nセクタ基地局)と称され得る。
【0013】
1つ以上の基地局(例えば、RAN104において)は、3つより多い又は少ないセクタを有するセクタ化されたサイトとして実装され得る。RAN104の1つ以上の基地局は、アクセスポイントとして、いくつかのRRHに結合されたベースバンド処理デバイス/ユニットとして、及び/又はノード(例えば、ドナーノード)のカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピータ又は中継ノードとして実装され得る。RRHに結合されたベースバンド処理デバイス/ユニットは、例えば、ベースバンド処理デバイス/ユニットがベースバンド処理デバイス/ユニットのプールに集中され得る、又は仮想化され得る、集中型又はクラウドRANアーキテクチャの一部であり得る。リピータノードは、ドナーノードから受信された無線信号を増幅及び送信(例えば、伝送、再伝送、再ブロードキャストなど)し得る。リレーノードは、リピータノードと実質的に同じ/類似の機能を果たし得る。リレーノードは、例えば、無線信号を増幅して送信する前に、ノイズを除去するために、ドナーノードから受信された無線信号をデコーディングし得る。
【0014】
RAN104は、類似のアンテナパターン及び/又は類似の高レベル伝送電力を有する基地局(例えば、マクロセル基地局)の均一ネットワークとして配備され得る。RAN104は、基地局(例えば、異なるアンテナパターンを有する異なる基地局)のヘテロジニアスなネットワークとして配置され得る。ヘテロジニアスネットワークでは、スモールセル基地局を使用して、小さなカバレッジエリア、例えば、他の基地局(例えば、マクロセル基地局)によって提供/構成された比較的大きなカバレッジエリアと重複するカバレッジエリアを提供/構成し得る。小さなカバレッジエリアは、高いデータトラフィックを有するエリア(又はいわゆる「ホットスポット」)又は弱いマクロセルカバレッジを有するエリアに提供/構成され得る。スモールセル基地局の例は、カバレッジエリアの減少順に、マイクロセル基地局、ピコセル基地局、及びフェムトセル基地局又はホーム基地局を含み得る。
【0015】
本明細書に記載された例は、様々なタイプの通信で使用され得る。例えば、通信は、第3世代パートナーシッププロジェクト(Third-Generation Partnership Project、3GPP(登録商標))(例えば、通信ネットワーク100のネットワーク要素と同様の1つ以上のネットワーク要素)による通信、電気電子技術者協会(Institute of Electrical and Electronics Engineers、IEEE)による通信、国際電気通信連合(International Telecommunication Union、ITU)による通信、国際標準化機構(International Organization for Standardization、ISO)による通信などであり得る。3GPPは、複数世代のモバイルネットワーク、すなわち、UMTSとして知られる3Gネットワーク、ロングタームエボリューション(Long-Term Evolution、LTE)及びLTEアドバンスト(LTE Advanced、LTE-A)として知られる4Gネットワーク、並びに5Gシステム(5G System、5GS)及びNRシステムとして知られる5Gネットワークの仕様を生み出している。3GPPは、通信ネットワークの更なる世代(例えば、6G及び/又は任意の他の世代の通信ネットワーク)のための仕様を生成し得る。例は、次世代RAN(next-generation RAN、NG-RAN)と称される3GPP 5Gネットワーク、又は3GPPネットワーク及び/又は非3GPPネットワークなどの任意の他の通信ネットワークの1つ以上の要素(例えば、RAN)に関連して説明され得る。本明細書で説明される例は、3G及び/又は4Gネットワーク、並びにまだ最終決定/指定されていない(例えば、3GPP 6Gネットワーク)通信ネットワーク、衛星通信ネットワーク、及び/又は任意の他の通信ネットワークなどの他の通信ネットワークに適用可能であり得る。NG-RANは、NRと称される5G無線アクセス技術を実装及び更新し、4G無線アクセス技術及び/又は他の3GPP及び/又は非3GPP無線アクセス技術などの他の無線アクセス技術を実装するようにプロビジョニングされ得る。
【0016】
図1Bは、例示的な通信ネットワーク150を示す。通信ネットワークは移動通信ネットワークを含み得る。通信ネットワーク150は、例えば、ネットワークオペレータによって操作/管理/実行されるPLMNを備え得る。通信ネットワーク150は、CN152(例えば、5Gコアネットワーク(5G core network、5G-CN))、RAN154(例えば、NG-RAN)、及び/又は無線デバイス156A及び156B(まとめて無線デバイス156)のうちの1つ以上を備え得る。通信ネットワーク150は、1つ以上のデータネットワーク(DN)170を含み得、及び/又は通信ネットワーク150内のデバイスは、(例えば、CN152を介して)1つ以上のDN170と通信し得る。これらのコンポーネントは、
図1Aに関して説明した対応するコンポーネントと実質的に同じ又は同様の方法で実装され得、動作し得る。
【0017】
CN152(例えば、5G-CN)は、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、及び/又はオペレータ内DNなどの、1つ以上のDN170に対する1つ以上のインターフェースを無線デバイス156に提供/構成し得る。インターフェース機能の一部として、CN152(例えば、5G-CN)は、無線デバイス156と1つ以上のDNとの間のエンドツーエンド接続をセットアップし、無線デバイス156を認証し、及び/又は充電機能を提供/構成し得る。CN152(例えば、5G-CN)は、他のCN(例えば、3GPP 4G CNなど)とは異なり得るサービスベースのアーキテクチャであり得る。CN152のノードのアーキテクチャ(例えば、5G-CN)は、他のネットワーク機能へのインターフェースを介してサービスを提供するネットワーク機能として定義され得る。CN152のネットワーク機能(例えば、5G CN)は、いくつかの方法で、例えば、専用又は共有ハードウェア上のネットワーク要素として、専用又は共有ハードウェア上で実行されるソフトウェアインスタンスとして、及び/又はプラットフォーム(例えば、クラウドベースのプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想化機能として実装され得る。
【0018】
CN152(例えば、5G-CN)は、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)デバイス158A及び/又はユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)デバイス158Bを備え得、これらは別個のコンポーネント又は1つのコンポーネントAMF/UPFデバイス158であり得る。UPFデバイス158Bは、RAN154(例えば、NG-RAN)と1つ以上のDN170との間のゲートウェイとして機能し得る。UPFデバイス158Bは、パケットルーティング及び転送、パケット検査及びユーザプレーンポリシー規則施行、トラフィック使用報告、1つ以上のDN170へのトラフィックフローのルーティングをサポートするためのアップリンク分類、ユーザプレーンのためのサービス品質(quality of service、QoS)処理(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、アップリンク/ダウンリンクレート実施、及びアップリンクトラフィック検証)、ダウンリンクパケットバッファリング、及び/又はダウンリンクデータ通知トリガなどの機能を実行し得る。UPFデバイス158Bは、無線内/無線間アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)モビリティのためのアンカーポイント、1つ以上のDNに相互接続する外部プロトコル(又はパケット)データユニット(PDU)セッションポイント、及び/又はマルチホームPDUセッションをサポートするための分岐ポイントとして機能し得る。無線デバイス156は、無線デバイスとDNとの間の論理接続であり得るPDUセッションを介してサービスを受信するように構成され得る。
【0019】
AMFデバイス158Aは、非アクセス層(Non-Access Stratum、NAS)シグナリング終端、NASシグナリングセキュリティ、アクセス層(Access Stratum、AS)セキュリティ制御、アクセスネットワーク間のモビリティのためのCN間ノードシグナリング(例えば、3GPPアクセスネットワーク及び/又は非3GPPネットワーク)、アイドルモード無線デバイス到達可能性(例えば、ページング再伝送の制御及び実行のためのアイドルモードUE到達可能性)、登録エリア管理、システム内及びシステム間モビリティサポート、アクセス認証、ローミング権のチェックを含むアクセス許可、モビリティ管理制御(例えば、サブスクリプション及びポリシー)、ネットワークスライシングサポート、及び/又はセッション管理機能(session management function、SMF)選択などの機能を実行し得る。NASは、CNと無線デバイスとの間で動作する機能を指し得、ASは、無線デバイスとRANとの間で動作する機能を指し得る。
【0020】
CN152(例えば、5G-CN)は、
図1Bに示されていない場合がある1つ以上の追加のネットワーク機能を備え得る。CN152(例えば、5G-CN)は、セッション管理機能(SMF)、NRリポジトリ機能(NR Repository Function、NRF)、ポリシー制御機能(Policy Control Function、PCF)、ネットワーク公開機能(Network Exposure Function、NEF)、統合データ管理(Unified Data Management、UDM)、アプリケーション機能(Application Function、AF)、認証サーバ機能(Authentication Server Function、AUSF)、及び/又は、任意の他の機能のうちの少なくとも1つを実装する1つ以上のデバイスを備え得る。
【0021】
RAN154(例えばNG-RAN)は、無線通信(例えば、エアインターフェース)を介して無線デバイス156と通信し得る。無線デバイス156は、RAN154を介してCN152と通信し得る。RAN154(例えば、NG-RAN)は、1つ以上の第1のタイプの基地局(例えば、gNB160A及びgNB160Bを含むgNB(まとめてgNB160))及び/又は1つ以上の第2のタイプの基地局(例えば、ng-eNB162A及びng-eNB162Bを含むng eNB(まとめてng eNB162))を備え得る。RAN154は、任意の数のタイプの基地局のうちの1つ以上を備え得る。gNB160及びng eNB162は、基地局と称され得る。基地局(例えば、gNB160及びng eNB162)は、無線デバイス156と無線で(例えば、エアインターフェース)通信するためのアンテナの1つ以上のセットを備え得る。1つ以上の基地局(例えば、gNB160及び/又はng eNB162)は、複数のセル(又はセクタ)をそれぞれ制御するためにアンテナの複数のセットを含み得る。基地局(例えば、gNB160及びng-eNB162)のセルは、無線デバイスモビリティをサポートするために、広い地理的エリアにわたって無線デバイス156に無線カバレッジを提供し得る。
【0022】
基地局(例えば、gNB160及び/又はng-eNB162)は、第1のインターフェース(例えば、NGインターフェース)を介してCN152(例えば、5G CN)に接続され、第2のインターフェース(例えば、Xnインターフェース)を介して他の基地局に接続され得る。NG及びXnインターフェースは、インターネットプロトコル(internet protocol、IP)トランスポートネットワークなどの基礎となるトランスポートネットワークを介した直接物理接続及び/又は間接接続を使用して確立され得る。基地局(例えば、gNB160及び/又はng-eNB162)は、第3のインターフェース(例えば、Uuインターフェース)を介して無線デバイス156と通信し得る。基地局(例えば、gNB160A)は、Uuインターフェースを介して無線デバイス156Aと通信し得る。NG、Xn、及びUuインターフェースは、プロトコルスタックに関連付けられ得る。インターフェースに関連付けられたプロトコルスタックは、データ及びシグナリングメッセージを交換するために、
図1Bに示すネットワーク要素によって使用され得る。プロトコルスタックは、2つのプレーン、すなわちユーザプレーン及びコントロールプレーンを含み得る。任意の他の数の平面が使用され得る(例えば、プロトコルスタック内)。ユーザプレーンは、ユーザにとって関心のあるデータを処理し得る。制御プレーンは、ネットワーク要素に関心のあるシグナリングメッセージを処理し得る。
【0023】
1つ以上の基地局(例えば、gNB160及び/又はng-eNB162)は、1つ以上のインターフェース(例えば、NGインターフェース)を介して、AMF/UPF158などの1つ以上のAMF/UPFデバイスと通信し得る。基地局(例えば、gNB160A)は、NGユーザプレーン(NG-User plane、NG-U)インターフェースを介してAMF/UPF158のUPF158Bと通信し、及び/又はUPF158Bに接続され得る。NG-Uインターフェースは、基地局(例えば、gNB160A)とUPFデバイス(例えば、UPF158B)との間のユーザプレーンPDUの配信(例えば、保証されていない配送)を提供/実行し得る。基地局(例えば、gNB160A)は、NG制御プレーン(NG-Control plane、NG-C)インターフェースを介してAMFデバイス(例えば、AMF158A)と通信し、及び/又はAMFデバイスに接続され得る。NG-Cインターフェースは、例えば、NGインターフェース管理、無線デバイスコンテキスト管理(例えば、UEコンテキスト管理)、無線デバイスモビリティ管理(例えば、UEモビリティ管理)、NASメッセージの転送、ページング、PDUセッション管理、構成転送、及び/又は警告メッセージ伝送を提供/実行し得る。
【0024】
無線デバイスは、ユーザプレーン構成及び制御プレーン構成のために、インターフェース(例えば、Uuインターフェース)を介して基地局にアクセスし得る。基地局(例えば、gNB160)は、Uuインターフェースを介して、無線デバイス156に向かって、ユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。基地局(例えば、gNB160A)は、第1のプロトコルスタックに関連付けられたUuインターフェースを介して、無線デバイス156Aに向かって、ユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。基地局(例えば、ng-eNB162)は、エボルブドUMTS地上無線アクセス(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access、E UTRA)ユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を、Uuインターフェース(例えば、E UTRAは、3GPP 4G無線アクセス技術を指し得る)を介して無線デバイス156に提供し得る。基地局(例えば、ng-eNB162B)は、第2のプロトコルスタックに関連付けられたUuインターフェースを介して、無線デバイス156Bに向けてUTRAユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。ユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端は、例えば、NRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端、4Gユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端などを含み得る。
【0025】
CN152(例えば、5G-CN)は、(例えば、NR、4G、及び/又は任意の他の無線アクセス)1つ以上の無線アクセスを処理するように構成され得る。NRネットワーク/デバイス(又は任意の第1のネットワーク/デバイス)が非スタンドアロンモード(例えば、非スタンドアロン動作)で4Gコアネットワーク/デバイス(又は任意の第2のネットワーク/デバイス)に接続することも可能であり得る。非スタンドアロンモード/動作では、4Gコアネットワークを使用して、制御プレーン機能(例えば、初期アクセス、モビリティ、及び/又はページング)を提供(又は少なくともサポート)し得る。
図1Bには1つのAMF/UPF158のみが示されているが、例えば、冗長性を提供するために、及び/又は複数のAMF/UPFノードにわたって負荷分散を行うために、1つ以上の基地局(例えば、1つ以上のgNB及び/又は1つ以上のng-eNB)が複数のAMF/UPFノードに接続され得る。
【0026】
ネットワーク要素(例えば、
図1Bに示すネットワーク要素)間のインターフェース(例えば、Uu、Xn、及び/又はNGインターフェース)は、ネットワーク要素がデータ及びシグナリングメッセージを交換するために使用し得るプロトコルスタックに関連付けられ得る。プロトコルスタックは、2つのプレーン、すなわちユーザプレーン及びコントロールプレーンを含み得る。任意の他の数の平面が使用され得る(例えば、プロトコルスタック内)。ユーザプレーンは、ユーザに関連するデータ(例えば、ユーザにとって関心のあるデータ)を処理し得る。制御プレーンは、1つ以上のネットワーク要素(例えば、ネットワーク要素に関心のあるメッセージをシグナリングする)に関連付けられたデータを処理し得る。
【0027】
図1Aの通信ネットワーク100及び/又は
図1Bの通信ネットワーク150は、例えば、演算デバイス、無線デバイス、モバイルデバイス、ハンドセット、タブレット、ラップトップ、モノのインターネット(IoT)デバイス、ホットスポット、セルラリピータ、演算デバイス、及び/又は、より一般的には、ユーザ機器(例えば、UE)などの任意の数/量及び/又はタイプのデバイスを備え得る。本明細書では、上記のタイプのデバイスのうちの1つ以上に言及され得るが(例えば、UE、無線デバイス、演算デバイスなど)、本明細書の任意のデバイスは、上記のタイプのデバイス又は同様のデバイスのうちの任意の1つ以上を含み得ることを理解すべきである。通信ネットワーク、及び本明細書で参照される任意の他のネットワークは、LTEネットワーク、5Gネットワーク、衛星ネットワーク、及び/又は無線通信(例えば、任意の3GPPネットワーク及び/又は任意の非3GPPネットワーク)用の任意の他のネットワークを含み得る。本明細書に記載された装置、システム、及び/又は方法は、一般に、1つ以上のネットワーク内の1つ以上のデバイス(例えば、無線デバイス、基地局、eNB、gNB、演算デバイスなど)に実装されるものとして説明され得るが、1つ以上の特徴及びステップは、任意のデバイス及び/又は任意のネットワークに実装され得ることが理解され得る。
【0028】
図2Aは、ユーザプレーン構成の一例を示す。ユーザプレーン構成は、例えば、NRユーザプレーンプロトコルスタックを含み得る。
図2Bは、例示的な制御プレーン構成を示す。制御プレーン構成は、例えば、NR制御プレーンプロトコルスタックを含み得る。ユーザプレーン構成及び/又は制御プレーン構成のうちの1つ以上は、無線デバイス210と基地局220との間にあり得るUuインターフェースを使用し得る。
図2A及び
図2Bに示されたプロトコルスタックは、例えば、
図1Bに示された無線デバイス156Aと基地局160Aとの間のUuインターフェースに使用されるものと実質的に同じ又は同様であり得る。
【0029】
ユーザプレーン構成(例えば、NRユーザプレーンプロトコルスタック)は、無線デバイス210及び基地局220(例えば、
図2Aに示すように)において実装される複数の層(例えば、5つの層又は任意の他の数の層)を備え得る。プロトコルスタックの最下部において、物理層(physical layer、PHY)211及び221は、プロトコルスタックの上位層にトランスポートサービスを提供し得、開放型システム間相互接続(Open Systems Interconnection、OSI)モデルの層1に対応し得る。PHY 211の上位のプロトコル層は、媒体アクセス制御層(MAC)212、無線リンク制御層(radio link control layer、RLC)213、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル層(packet data convergence protocol layer、PDCP)214、及び/又はサービス・データ・アプリケーション・プロトコル層(service data application protocol layer、SDAP)215を含み得る。PHY 221の上位のプロトコル層は、媒体アクセス制御層(MAC)222、無線リンク制御層(RLC)223、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル層(PDCP)224、及び/又はサービス・データ・アプリケーション・プロトコル層(SDAP)225を含み得る。PHY211の上位の4つのプロトコル層のうちの1つ以上は、OSIモデルの層2又はデータリンク層に対応し得る。PHY221の上位の4つのプロトコル層のうちの1つ以上は、OSIモデルの層2又はデータリンク層に対応し得る。
【0030】
図3は、プロトコル層の一例を示す。プロトコル層は、例えば、NRユーザプレーンプロトコルスタックのプロトコル層を含み得る。1つ以上のサービスがプロトコル層間で提供され得る。SDAP(例えば、
図2A及び
図3に示すSDAPS215及び225)は、サービス品質(QoS)フロー処理を実行し得る。無線デバイス(例えば、無線デバイス106、156A、156B、及び210)は、無線デバイスとDNとの間の論理接続であり得るPDUセッションを介して/それを介してサービスを受信し得る。PDUセッションは、1つ以上のQoSフロー310を有し得る。CNのUPF(例えば、UPF158B)は、例えば、1つ以上のQoS要件(例えば、遅延、データレート、誤り率、及び/又は任意の他の品質/サービス要件に関して)に基づいて、IPパケットをPDUセッションの1つ以上のQoSフローにマッピングし得る。SDAP215及び225は、(例えば、データ無線ベアラ)1つ以上のQoSフロー310と1つ以上の無線ベアラ320との間のマッピング/デマッピングを実行し得る。1つ以上のQoSフロー310と無線ベアラ320との間のマッピング/デマッピングは、基地局220のSDAP225によって決定され得る。無線デバイス210のSDAP215は、基地局220から受信した反射マッピング及び/又は制御シグナリングを介して、QoSフロー310と無線ベアラ320との間のマッピングを通知され得る。反射マッピングの場合、基地局220のSDAP225は、1つ以上のQoSフロー310と無線ベアラ320との間のマッピング/デマッピングを決定するために、無線デバイス210のSDAP215によって監視/検出/識別/指示/観察され得るQoSフローインジケータ(QoS flow indicator、QFI)でダウンリンクパケットをマークし得る。
【0031】
PDCP(例えば、
図2A及び
図3に示すPDCP214及び224)は、例えば、エアインターフェースを介して伝送される必要があり得るデータの量を低減するためのヘッダ圧縮/解凍、エアインターフェースを介して伝送されるデータの不正なデコーディングを防止するための暗号化/解読、及び/又は、完全性保護を(例えば、制御メッセージが意図されたソースから発生することを確保するために)実行し得る。PDCP214及び224は、例えば、ハンドオーバ(例えば、gNB内ハンドオーバ)に起因して、配信されないパケットの再伝送、順次配信及びパケットの並べ替え、及び/又は重複して受信されたパケットの除去を実行し得る。PDCP214及び224は、例えば、パケットが受信される可能性を改善するために、パケット複製を実行し得る。受信機は、パケットを重複して受信し、重複するパケットを除去し得る。パケット複製は、高い信頼性を必要とするサービスなどの特定のサービスに有用であり得る。
【0032】
PDCP層(例えば、PDCP214及び224)は、分割無線ベアラとRLCチャネル(例えば、RLCチャネル330)との間のマッピング/デマッピングを実行し得る(例えば、デュアルコネクティビティシナリオ/構成において)。二重接続は、無線デバイスが、複数のセル(例えば、2つのセル)、又は、より一般的には、マスタセルグループ(master cell group、MCG)及びセカンダリセルグループ(secondary cell group、SCG)を含む複数のセルグループと通信することを可能にする技術を指し得る。例えば、単一の無線ベアラ(例えば、PDCP214及び224によってSDAP215及び225へのサービスとして提供/構成される無線ベアラのうちの一方など)がデュアルコネクティビティにおいてセルグループによって処理される場合、分割ベアラが構成及び/又は使用され得る。PDCP 214及び224は、セルグループに属する分割無線ベアラとRCLチャネル330との間でマッピング/デマッピングし得る。
【0033】
RCL層(例えば、RCL 213及び223)は、自動反復要求(Automatic Repeat Request、ARQ)を介してセグメント化、再伝送、及び/又はMAC層(例えば、それぞれ、MAC 212及び222)から受信された複製データユニットの除去を実行し得る。RLC層(例えば、RLC213及び223)は、複数の伝送モード(例えば、3つの伝送モード:透過モード(transparent mode、TM);非確認応答モード(unacknowledged mode、UM);及び確認応答モード(acknowledged mode、AM))をサポートし得る。RLC層は、例えば、RLC層が動作している伝送モードに基づいて、記述された機能のうちの1つ以上を実行し得る。RLC構成は論理チャネル毎であり得る。RLC構成は、ヌメロロジ及び/又は伝送時間間隔(Transmission Time Interval、TTI)持続時間(又は他の持続時間)に依存しなくてもよい。RLC層(例えば、RLC213及び223)は、
図3に示すように、PDCP層(例えば、それぞれPDCP214及び224)にサービスとしてRLCチャネルを提供/構成し得る。
【0034】
MAC層(例えば、MAC212及び222)は、論理チャネルの多重化/逆多重化及び/又は論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングを実行し得る。多重化/逆多重化は、PHY層(例えば、それぞれPHY211及び221)へ/から配信されるトランスポートブロック(Transport Block、TB)へ/から、1つ以上の論理チャネルに属するデータユニット/データ部分を多重化/逆多重化することを含み得る。基地局(例えば、MAC222)のMAC層は、動的スケジューリングを介して無線デバイス間でスケジューリング、スケジューリング情報報告、及び/又は優先度処理を実行するように構成され得る。スケジューリングは、ダウンリンク/又はアップリンクのために基地局(例えば、MAC222における基地局220)によって実行され得る。MAC層(例えば、MAC 212及び222)は、ハイブリッド自動反復要求(Hybrid Automatic Repeat Request、HARQ)(例えば、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation、CA)の場合のキャリア当たりの1つのHARQエンティティ)を介して、論理チャネル優先順位付け及び/又はパディングを介して無線デバイス210の論理チャネル間の優先順位処理を行うように構成され得る。MAC層(例えば、MAC212及び222)は、1つ以上のヌメロロジ及び/又は伝送タイミングをサポートし得る。論理チャネル優先順位付けにおけるマッピング制限は、論理チャネルがどのヌメロロジ及び/又は伝送タイミングを使用し得るかを制御し得る。MAC層(例えば、MAC212及び222)は、論理チャネル340をサービスとしてRLC層(例えば、RLC213及び223)に提供/構成し得る。
【0035】
PHY層(例えば、PHY211及び221)は、例えば、情報を(例えば、エアインターフェースを介して)送信及び/又は受信するために、物理チャネル及び/又はデジタル及びアナログ信号処理機能へのトランスポートチャネルのマッピングを実行し得る。デジタル及び/又はアナログ信号処理機能は、例えば、コーディング/デコーディング及び/又は変調/復調を含み得る。PHY層(例えば、PHY 211及び221)は、マルチアンテナマッピングを実行し得る。PHY層(例えば、PHY 211及び221)は、1つ以上のトランスポートチャネル(例えば、トランスポートチャネル350)を、サービスとしてMAC層(例えば、それぞれMAC 212及び222)に提供/構成し得る。
【0036】
図4Aは、ユーザプレーン構成のための例示的なダウンリンクデータフローを示す。ユーザプレーン構成は、例えば、
図2Aに示すNRユーザプレーンプロトコルスタックを含み得る。1つ以上のTBは、例えば、ユーザプレーンプロトコルスタックを介したデータフローに基づいて生成され得る。
図4Aに示すように、NRユーザプレーンプロトコルスタックを介した3つのIPパケット(n、n+1、及びm)のダウンリンクデータフローは、(例えば、基地局220における)2つのTBを生成し得る。NRユーザプレーンプロトコルスタックを介したアップリンクデータフローは、
図4Aに示されたダウンリンクデータフローと同様であり得る。3つのIPパケット(n、n+1、及びm)は、例えば、NRユーザプレーンプロトコルスタックを介したアップリンクデータフローに基づいて、2つのTBから決定され得る。第1のパケット数(例えば、3つ又は任意の他の量)は、第2のTB数(例えば、2つ又は別の量)から決定され得る。
【0037】
ダウンリンクデータフローは、例えば、SDAP225が、1つ以上のQoSフローから3つのIPパケット(又は他の数のIPパケット)を受信し、3つのパケット(又は他の数のパケット)を無線ベアラ(例えば、無線ベアラ402及び404)にマッピングする場合に開始し得る。SDAP225は、IPパケットn及びn+1を第1の無線ベアラ402にマッピングし、IPパケットmを第2の無線ベアラ404にマッピングし得る。SDAP PDUを生成するために、SDAPヘッダ(
図4Aに示す各SDAP SDUの前に「H」でラベル付けされている)がIPパケットに追加され得、これは、PDCP SDUと称され得る。上位プロトコル層との間で転送されるデータユニットは、下位プロトコル層のサービスデータユニット(service data unit、SDU)と称され得、下位プロトコル層との間で転送されるデータユニットは、上位プロトコル層のプロトコルデータユニット(PDU)と称され得る。
図4Aに示すように、SDAP225からのデータユニットは、下位プロトコル層PDCP224のSDU(例えば、PDCP SDU)であり得、SDAP225のPDU(例えば、SDAP PDU)であり得る。
【0038】
各プロトコル層(例えば、
図4Aに示すプロトコル層)又は少なくともいくつかのプロトコル層は、それ自体の機能(例えば、
図3に関して説明した各プロトコル層の1つ以上の機能)を果たし、対応するヘッダを追加し、及び/又はそれぞれの出力を次の下位層(例えば、そのそれぞれの下層)に転送し得る。PDCP224は、IPヘッダ圧縮及び/又は暗号化を実行し得る。PDCP224は、その出力(例えば、RLC SDUであるPDCP PDU)をRLC223に転送し得る。RLC223は、任意選択的にセグメント化を実行し得る(例えば、
図4AのIPパケットmについて示されているように)。RLC223は、その出力(例えば、2つのSDUセグメント(SDU segment、SDU Segs)にそれぞれのサブヘッダを追加することによって生成された、2つのMAC SDUである2つのRLC PDU)をMAC222に転送し得る。MAC222は、多数のRLC PDU(MAC SDU)を多重化し得る。MAC222は、MACサブヘッダをRLC PDU(MAC SDU)に取り付けて、TBを形成し得る。MACサブヘッダは、MAC PDUにわたって分散され得る(例えば、
図4Aに示すNR構成において)。MACサブヘッダは、完全にMAC PDUの先頭(例えば、LTE構成において)に位置し得る。NR MAC PDU構造は、例えば、完全なMAC PDUを組み立てる前にMAC PDUサブヘッダが演算される場合、処理時間及び/又は関連するレイテンシを低減し得る。
【0039】
図4Bは、MAC PDU内のMACサブヘッダの例示的なフォーマットを示す。MAC PDUは、MACサブヘッダ(H)及びMAC SDUを含み得る。1つ以上のMACサブヘッダの各々は、MACサブヘッダが対応するMAC SDUの長さ(例えば、バイト単位)を示すためのSDU長さフィールド;逆多重化プロセスを支援するためにMAC SDUが発信された論理チャネルを識別/示す論理チャネル識別子(logical channel identifier、LCID)フィールド;SDU長フィールドのサイズを示すフラグ(flag、F);及び将来の使用のための予約ビット(reserved bit、R)フィールドを含み得る。
【0040】
1つ以上のMAC制御要素(control element、CE)は、MAC223又はMAC222などのMAC層によって、MAC PDUに追加又は挿入され得る。
図4Bに示すように、2つのMAC PDUの前に2つのMAC CEが挿入/追加され得る。MAC CEは、ダウンリンク伝送のためにMAC PDUの先頭に挿入/追加され得る(
図4Bに示すように)。1つ以上のMAC CEは、アップリンク伝送のためにMAC PDUの最後に挿入/追加され得る。MAC CEは、帯域制御シグナリングに使用され得る。例示的なMAC CEは、バッファステータス報告及び電力ヘッドルーム報告などのスケジューリング関連MAC CE;アクティブ化/非アクティブ化MAC CE(例えば、PDCP重複検出のアクティブ化/非アクティブ化のためのMAC CE、チャネル状態情報(channel state information、CSI)報告、サウンディング参照信号(sounding reference signal、SRS)伝送、及び事前構成されたコンポーネント);間欠受信(discontinuous reception、DRX)関連MAC CE;タイミングアドバンスMAC CE;並びにランダムアクセス関連MAC CEを含み得る。MAC CEは、MAC SDUのMACサブヘッダについて説明したのと同様のフォーマットを有するMACサブヘッダによって先行され得、対応するMAC CEに含まれる制御情報のタイプを示すLCIDフィールド内の予約値で識別され得る。
【0041】
図5Aは、ダウンリンクチャネルのための例示的なマッピングを示す。アップリンクチャネルのマッピングは、ダウンリンクのためのチャネル(例えば、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネル)間のマッピングを含み得る。
図5Bは、アップリンクチャネルのための例示的なマッピングを示す。アップリンクチャネルのマッピングは、アップリンクのためのチャネル(例えば、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネル)間のマッピングを含み得る。情報は、プロトコルスタック(例えば、NRプロトコルスタック)のRLC層とMAC層とPHY層との間のチャネルを通って/介して渡され得る。論理チャネルは、RLC層とMAC層との間で使用され得る。論理チャネルは、制御及び/又は構成情報を搬送し得る制御チャネルとして(例えば、NR制御プレーンにおいて)、又はデータを搬送し得るトラフィックチャネルとして(例えば、NRユーザプレーンにおいて)分類/指示され得る。論理チャネルは、特定の無線デバイスに専用であり得る専用論理チャネルとして、及び/又は、2つ以上の無線デバイス(例えば、無線デバイスのグループ)によって使用され得る共通論理チャネルとして分類/示され得る。
【0042】
論理チャネルは、それが搬送する情報のタイプによって定義され得る。論理チャネル(例えば、NR構成において)のセットは、後述する1つ以上のチャネルを備え得る。ページング制御チャネル(paging control channel、PCCH)は、その位置がセルレベルでネットワークに知られていない無線デバイスをページングするために使用される1つ以上のページングメッセージを含み/搬送し得る。ブロードキャスト制御チャネル(broadcast control channel、BCCH)は、マスタ情報ブロック(master information block、MIB)及びいくつかのシステム情報ブロック(system information block、SIB)の形態のシステム情報メッセージを含む/搬送し得る。システム情報メッセージは、セルがどのように構成され、セル内でどのように動作するかに関する情報を取得するために、無線デバイスによって使用され得る。共通制御チャネル(common control channel、CCCH)は、ランダムアクセスとともに制御メッセージを含み/搬送し得る。専用制御チャネル(dedicated control channel、DCCH)は、構成情報を用いて無線デバイスを構成するために、特定の無線デバイスとの間で制御メッセージを含み/搬送し得る。専用トラフィックチャネル(dedicated traffic channel、DTCH)は、特定の無線デバイスとの間でユーザデータを含み/搬送し得る。
【0043】
トランスポートチャネルは、MAC層とPHY層との間で使用され得る。トランスポートチャネルは、それらが搬送する情報がどのように(例えば、エアインターフェースを介して)送信/伝送されるかによって定義され得る。輸送チャネルのセット(例えば、NR構成又は任意の他の構成によって定義され得る)は、以下のチャネルのうちの1つ以上を含み得る。ページングチャネル(paging channel、PCH)は、PCCHから生じたページングメッセージを含み/搬送し得る。ブロードキャストチャネル(broadcast channel、BCH)は、BCCHからMIBを含み/搬送し得る。ダウンリンク共有チャネル(downlink shared channel、DL-SCH)は、BCCHからのSIBを含むダウンリンクデータ及びシグナリングメッセージを含み/搬送し得る。アップリンク共有チャネル(uplink shared channel、UL-SCH)は、アップリンクデータ及びシグナリングメッセージを含み/搬送し得る。ランダムアクセスチャネル(random access channel、RACH)は、事前にスケジューリングすることなく、無線デバイスにネットワークへのアクセスを提供し得る。
【0044】
PHY層は、PHY層の処理レベル間で情報を受け渡し/転送するために、物理チャネルを使用し得る。物理チャネルは、1つ以上のトランスポートチャネルの情報を搬送するための時間周波数リソースの関連するセットを有し得る。PHY層は、PHY層の低レベル動作をサポートするための制御情報を生成し得る。PHY層は、物理制御チャネル(例えば、L1/L2制御チャネルと称される)を介して、制御情報を、PHY層の下位レベルへ提供/転送し得る。物理チャネル及び物理制御チャネル(例えば、NR構成又は任意の他の構成によって定義され得る)のセットは、以下のチャネルのうちの1つ以上を備え得る。物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel、PBCH)は、BCHからMIBを含み/搬送し得る。物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)は、DL-SCHからのダウンリンクデータ及びシグナリングメッセージ、並びにPCHからのページングメッセージを含み/搬送し得る。物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)は、ダウンリンクスケジューリングコマンド、アップリンクスケジューリング許可、及びアップリンク電力制御コマンドを含み得るダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)を含み/搬送し得る。物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)は、後述するように、UL-SCHからのアップリンクデータ及びシグナリングメッセージ、場合によってはアップリンク制御情報(uplink control information、UCI)を含み/搬送し得る。物理アップリンク制御チャネル(physical uplink control channel、PUCCH)は、HARQ確認応答、チャネル品質インジケータ(channel quality indicator、CQI)、プリコーディング行列インジケータ(pre-coding matrix indicator、PMI)、ランクインジケータ(rank indicator、RI)、及びスケジューリング要求(scheduling request、SR)を含み得るUCIを含み/搬送し得る。ランダムアクセスのために、物理ランダムアクセスチャネル(physical random access channel、PRACH)が使用され得る。
【0045】
物理層は、物理制御チャネルと同様であり得る、物理層の低レベル動作をサポートするための物理信号を生成し得る。
図5A及び
図5Bに示されているように、物理層信号(例えば、NR構成又は任意の他の構成によって定義され得る)は、一次同期信号(primary synchronization signal、PSS)、二次同期信号(secondary synchronization signal、SSS)、チャネル状態情報参照信号(channel state information reference signal、CSI-RS)、復調参照信号(demodulation reference signal、DM-RS)、サウンディング参照信号(sounding reference signal、SRS)、位相トラッキング参照信号(phase-tracking reference signal、PT RS)、及び/又は、任意の他の信号を含み得る。
【0046】
チャネルのうちの1つ以上(例えば、論理チャネル、トランスポートチャネル、物理チャネルなど)を使用して、制御計画プロトコルスタック(例えば、NR制御プレーンプロトコルスタック)に関連する機能を実行し得る。
図2Bは、例示的なコントロールプレーン構成(例えば、NR制御プレーンプロトコルスタック)を示す。
図2Bに示すように、制御プレーン構成(例えば、NR制御プレーンプロトコルスタック)は、例示的なユーザプレーン構成(例えば、NRユーザプレーンプロトコルスタック)と実質的に同じ/類似の1つ以上のプロトコル層(例えば、PHY211及び221、MAC212及び222、RLC213及び223、並びにPDCP214及び224)を使用し得る。同様の4つのプロトコル層は、PHY211及び221、MAC212及び222、RLC213及び223、並びにPDCP214及び224を含み得る。制御プレーン構成(例えば、NR制御プレーンスタック)は、例えば、SDAP215及び225を有する代わりに、制御プレーン構成(例えば、NR制御プレーンプロトコルスタック)の最上部に無線リソース制御(RRC)216及び226並びにNASプロトコル217及び237を有し得る。制御プレーン構成は、NASプロトコル237を含むAMF230を含み得る。
【0047】
NASプロトコル217及び237は、無線デバイス210とAMF230(例えば、AMF158A又は任意の他のAMF)との間、及び/又は、より一般的には、無線デバイス210とCN(例えば、CN152又は任意の他のCN)との間の制御プレーン機能を提供し得る。NASプロトコル217及び237は、NASメッセージと称されるシグナリングメッセージを介して無線デバイス210とAMF230との間の制御プレーン機能を提供し得る。無線デバイス210とAMF230との間には、NASメッセージが送信され得るダイレクトなパスが存在しない場合があり得る。NASメッセージは、Uuインターフェース及びNGインターフェースのASを使用して転送され得る。NASプロトコル217及び237は、認証、セキュリティ、接続セットアップ、モビリティ管理、セッション管理、及び/又は任意の他の機能などの制御プレーン機能を提供し得る。
【0048】
RRC216及び226は、無線デバイス210と基地局220との間、及び/又は、より一般的には、無線デバイス210とRANとの間(例えば、基地局220)で、制御プレーン機能を提供/構成し得る。RRC層216及び226は、RRCメッセージと称され得るシグナリングメッセージによって、無線デバイス210と基地局220との間で制御プレーン機能を提供/構成し得る。RRCメッセージは、シグナリング無線ベアラ並びに同じ/類似のPDCP、RLC、MAC、及びPHYプロトコル層を使用して、無線デバイス210とRAN(例えば、基地局220)との間で送信/伝送され得る。MAC層は、制御プレーン及びユーザプレーンデータを同じTBに多重化し得る。RRC層216及び226は、以下の機能、すなわち、AS及びNASに関連するシステム情報のブロードキャスト;CN又はRANによって開始されるページング;無線デバイス210とRANとの間のRRC接続の確立、維持、及び解放(例えば、基地局220);鍵管理を含むセキュリティ機能;シグナリング無線ベアラ及びデータ無線ベアラの確立、構成、維持及び解放;移動機能;QoS管理機能;無線デバイス測定報告(例えば、無線デバイス測定報告)及び報告の制御;無線リンク障害(radio link failure、RLF)の検出及び無線リンク障害からの回復;及び/又はNASメッセージ転送、のうちの1つ以上などの制御プレーン機能を提供/構成し得る。RRC接続を確立する一部として、RRC層216及び226はRRCコンテキストを確立し得、これは、無線デバイス210とRAN(例えば、基地局220)との間の通信のためのパラメータを構成することを含み得る。
【0049】
図6は、例示的なRRC状態及びRRC状態遷移を示す。無線デバイスのRRC状態は、別のRRC状態(例えば、無線デバイスのRRC状態遷移)に変更され得る。無線デバイスは、無線デバイス106、210、又は任意の他の無線デバイスと実質的に同じ又は類似であり得る。無線デバイスは、RRC接続602(例えば、RRC_CONNECTED)、RRCアイドル606(例えば、RRC_IDLE)、及びRRC非アクティブ604(例えば、RRC_INACTIVE)を含む3つのRRC状態などの複数の状態のうちの少なくとも1つにあり得る。RRC非アクティブ604は、RRC接続されているが非アクティブであり得る。
【0050】
無線デバイスのためにRRC接続が確立され得る。例えば、これはRRC接続状態中であり得る。RRC接続状態中に(例えば、RRC接続602中に)、無線デバイスは、確立されたRRCコンテキストを有し、基地局との少なくとも1つのRRC接続を有し得る。基地局は、1つ以上の基地局(例えば、
図1Aに示すRAN104の1つ以上の基地局、
図1Bに示すgNB160若しくはng-eNB162のうちの1つ、
図2A及び
図2Bに示す基地局220、又は任意の他の基地局)のうちの1つと同様であり得る。無線デバイスが接続されている基地局(例えば、RRC接続を確立している)は、無線デバイスのためのRRCコンテキストを有し得る。無線デバイスコンテキスト(例えば、UEコンテキスト)と称され得るRRCコンテキストは、無線デバイスと基地局との間の通信のためのパラメータを含み得る。これらのパラメータは、例えば、ASコンテキスト;無線リンク構成パラメータ;ベアラ構成情報(例えば、データ無線ベアラ、シグナリング無線ベアラ、論理チャネル、QoSフロー、及び/又はPDUセッションに関する);セキュリティ情報;及び/又は層構成情報(例えば、PHY、MAC、RLC、PDCP、及び/又はSDAP層構成情報)、のうちの1つ以上を含み得る。RRC接続状態(例えば、RRC接続602)の間、無線デバイスのモビリティは、RAN(例えば、RAN104又はNG RAN154)によって管理/制御され得る。無線デバイスは、サービングセル及び近隣のセルから送信された1つ以上の信号に基づいて、受信信号レベル(例えば、参照信号レベル、参照信号受信電力、参照信号受信品質、受信信号強度インジケータなど)を測定し得る。無線デバイスは、これら測定値を、サービングしている基地局(例えば、無線デバイスに現在サービングしている基地局)へ報告し得る。無線デバイスのサービング基地局は、例えば、報告された測定値に基づいて、近隣の基地局のうちの1つのセルへのハンドオーバを要求し得る。RRC状態は、接続解放手順608を介してRRC接続状態(例えば、RRC接続602)からRRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)に遷移し得る。RRC状態は、接続非アクティブ化手順610を介してRRC接続状態(例えば、RRC接続602)からRRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)に遷移し得る。
【0051】
RRCコンテキストは、無線デバイスのために確立されない場合があり得る。例えば、これはRRCアイドル状態の間であり得る。RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)の間、無線デバイスのためにRRCコンテキストが確立されない場合があり得る。RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)の間、無線デバイスは基地局とのRRC接続を有していない場合がある。RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)の間、無線デバイスは、大部分の時間、スリープ状態にあり得る(例えば、バッテリ電力を節約するために)。無線デバイスは、周期的に(例えば、各間欠受信(discontinuous reception、DRX)サイクル)ウェイクアップして、ページングメッセージ(例えば、RANから設定されたページングメッセージ)を監視し得る。無線デバイスの移動性は、セル再選択の手順を介して無線デバイスによって管理され得る。RRC状態は、ランダムアクセス手順を含み得る接続確立手順612を介して、RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)からRRC接続状態(例えば、RRC接続602)に遷移し得る。
【0052】
無線デバイスのために、以前に確立されたRRCコンテキストが維持され得る。例えば、これはRRC非アクティブ状態の間であり得る。RRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)の間、以前に確立されたRRCコンテキストは、無線デバイス及び基地局において維持され得る。RRCコンテキストの維持は、RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)からRRC接続状態(例えば、RRC接続602)への遷移と比較して、シグナリングオーバーヘッドが低減された、RRC接続状態(例えば、RRC接続602)への高速遷移を可能にし(enable/allow)得る。RRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)の間、無線デバイスはスリープ状態となり得、無線デバイスのモビリティは、セル再選択を介して無線デバイスによって管理/制御され得る。RRC状態は、接続再開手順614を介してRRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)からRRC接続状態(例えば、RRC接続602)に遷移し得る。RRC状態は、接続解放手順608と同じか又は同様であり得る接続解放手順616を介してRRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)からRRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)に遷移し得る。
【0053】
RRC状態は、モビリティ管理メカニズムに関連付けられ得る。RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)及びRRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)の間、モビリティは、セル再選択を介して無線デバイスによって管理/制御され得る。RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)又はRRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)の間のモビリティ管理の目的は、モバイル通信ネットワーク全体にわたってページングメッセージをブロードキャストすることを必要とすることなく、ネットワークがページングメッセージを介して無線デバイスにイベントを通知することを可能にする(enable/allow)ことであり得る。RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)又はRRCアイドル状態(例えば、RRC非アクティブ604)の間に使用されるモビリティ管理メカニズムは、例えば、ページングメッセージが、無線デバイスが現在存在するセルグループのセルを介してブロードキャストされ得るように、ネットワークがセルグループレベルで無線デバイスを追跡することを可能にし(enable/allow)得る(例えば、移動通信ネットワーク全体にわたってページングメッセージを送信する代わりに)。RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)及びRRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)のためのモビリティ管理メカニズムは、セルグループレベルで無線デバイスを追跡し得る。モビリティ管理メカニズムは、例えば、異なる粒度のグループ化を使用して追跡を行い得る。複数のレベルのセルグループ化粒度(例えば、3つのレベルのセルグループ化粒度、すなわち、個々のセル;RANエリア識別子(RAN area identifier、RAI)によって識別されるRANエリア内のセル;トラッキングエリアと称され、かつトラッキングエリア識別子(tracking area identifier、TAI)によって識別される、RANエリアのグループ内のセル)があり得る。
【0054】
トラッキングエリアは、無線デバイスをトラッキングするために使用され得る(例えば、CNレベルで無線デバイスの位置を追跡する)。CN(例えば、CN102、5G CN152、又は任意の他のCN)は、無線デバイス登録エリア(例えば、UE登録エリア)に関連付けられたTAIのリストを無線デバイスに送信し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、UE登録エリアに関連付けられたTAIのリストに含まれない可能性があるTAIに関連付けられたセルに(例えば、セル再選択を介して)移動する場合、CNが無線デバイスの位置を更新し、新しいUE登録エリアを無線デバイスに提供することを可能にするためにCNで登録更新を実行し得る。
【0055】
RANエリアは、無線デバイス(例えば、RANレベルにおける無線デバイスの位置)を追跡するために使用され得る。RRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)の無線デバイスの場合、無線デバイスは、RAN通知エリアを割り当てられ/提供され/構成され得る。RAN通知領域は、1つ以上のセル識別情報(例えば、RAIのリスト及び/又はTAIのリスト)を含み得る。基地局は1つ以上のRAN通知エリアに属し得る。セルは1つ以上のRAN通知エリアに属し得る。例えば、無線デバイスが、無線デバイスに割り当てられた/提供された/構成されたRAN通知エリアに含まれていないセルに移動する(例えば、セル再選択を介して)場合、無線デバイスは、無線デバイスのRAN通知エリアを更新するために、RANで通知エリア更新を実行し得る。
【0056】
無線デバイスのRRCコンテキストを格納する基地局、又は無線デバイスの最後のサービング基地局は、アンカー基地局と称され得る。アンカー基地局は、少なくとも無線デバイスがアンカー基地局のRAN通知エリアに留まる期間中、及び/又は無線デバイスがRRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)に留まる期間中、無線デバイスのRRCコンテキストを維持し得る。
【0057】
基地局(例えば、
図1BのgNB160又は任意の他の基地局)は、2つの部分、すなわち、中央ユニット(例えば、gNB CUなどの基地局中央ユニット)と、1つ以上の分散ユニット(例えば、gNB DUなどの基地局分散ユニット)とに分割され得る。基地局中央ユニット(central unit、CU)は、F1インターフェース(例えば、NR構成で定義されたF1インターフェース)を使用して1つ以上の基地局分散ユニット(distributed unit、DU)に結合され得る。基地局CUは、RRC層、PDCP層、及びSDAP層を含み得る。基地局分散ユニット(DU)は、RLC層、MAC層、及びPHY層を備え得る。
【0058】
物理信号及び物理チャネル(例えば、
図5A及び
図5Bに関して説明した)は、1つ以上のシンボル(例えば、NR構成における直交周波数分割多重(orthogonal frequency divisional multiplexing、OFDM)シンボル又は任意の他のシンボル)にマッピングされ得る。OFDMは、F個の直交サブキャリア(又はトーン)を介してデータを送信/伝送するマルチキャリア通信スキームである。データは、例えば、データの伝送前に、ソースシンボルと称される一連の複素シンボル(例えば、M-直交振幅変調(M-quadrature amplitude modulation、M-QAM)シンボル又はM-位相シフトキーイング(M-phase shift keying、M PSK)シンボル又は任意の他の変調シンボル)にマッピングされ、F個の並列シンボルストリームに分割され得る。F個の並列シンボルストリームは、それらが周波数領域にあるかのように扱われ得る。F個のパラレルシンボルは、それらを時間領域に変換する逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform、IFFT)ブロックへの入力として使用され得る。IFFTブロックは、F個の並列シンボルストリームの各々から1つずつ、1度にF個のソースシンボルを取り込み得る。IFFTブロックは、各ソースシンボルを使用して、F個の直交サブキャリアに対応するF個の正弦基底関数のうちの1つの振幅及び位相を変調し得る。IFFTブロックの出力は、F個の直交サブキャリアの総和を表すF個の時間領域サンプルであり得る。F個の時間領域サンプルは、単一のOFDMシンボルを形成し得る。IFFTブロックによって提供/出力されるOFDMシンボルは、例えば、1つ以上のプロセス(例えば、サイクリックプレフィックスの追加)及びアップコンバージョンの後に、キャリア周波数でエアインターフェースを介して送信/伝送され得る。F個の並列シンボルストリームは、例えば、IFFTブロックによって処理される前に高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform、FFT)ブロックを使用して混合され得る。この動作は、離散フーリエ変換(Discrete Fourier Transform、DFT)プリコードされたOFDMシンボルを生成し、ピーク対平均電力比(peak to average power ratio、PAPR)を低減するために、アップリンクにおける1つ以上の無線デバイスによって使用され得る。ソースシンボルにマッピングされたデータを復元するために、FFTブロックを使用して受信機でOFDMシンボルに対して逆処理が実行され得る。
【0059】
図7は、フレームの例示的な構成を示す。フレームは、例えば、OFDMシンボルがグループ化され得るNR無線フレームを備え得る。フレーム(例えば、NR無線フレーム)は、システムフレーム番号(system frame number、SFN)又は任意の他の値によって識別/示され得る。SFNは、1024フレームの期間で繰り返し得る。1つのNRフレームは、持続時間が10ミリ秒(ms)であり得、持続時間が1msである10個のサブフレームを含み得る。サブフレームは、1つ以上のスロットに分割され得る(例えば、ニューメロロジ及び/又は異なるサブキャリア間隔に応じて)。1つ以上のスロットの各々は、例えば、スロット当たり14個のOFDMシンボルを含み得る。任意の時間間隔にわたって、任意の数のシンボル、スロット、又は持続時間が使用され得る。
【0060】
スロットの持続時間は、スロットのOFDMシンボルに使用されるヌメロロジに依存し得る。例えば、様々な展開(例えば、1GHz未満のキャリア周波数を有するセルからミリ波範囲のキャリア周波数を有するセルまで)に対応するために、柔軟なニューメロロジがサポートされ得る。柔軟なニューメロロジは、例えば、NR構成又は任意の他の無線構成でサポートされ得る。ヌメロロジは、サブキャリア間隔及び/又はサイクリックプレフィックス持続時間に関して定義され得る。サブキャリア間隔は、15kHzのベースラインサブキャリア間隔から2の累乗でスケールアップされ得る。サイクリックプレフィックス持続時間は、例えば、NR構成又は任意の他の無線構成におけるヌメロロジについて、4.7μsのベースラインサイクリックプレフィックス持続時間から2のべき乗で縮小され得る。ヌメロロジは、以下のサブキャリア間隔/サイクリックプレフィックス持続時間の組み合わせ、すなわち、15kHz/4.7μs;30kHz/2.3μs;60kHz/1.2μs;120kHz/0.59μs;240kHz/0.29μs、及び/又は任意の他のサブキャリア間隔/サイクリックプレフィックス持続時間の組み合わせ、で定義され得る。
【0061】
スロットは、固定数/固定数のOFDMシンボル(例えば、14個のOFDMシンボル)を有し得る。より高いサブキャリア間隔を有するヌメロロジは、より短いスロット持続時間及びサブフレーム当たりより多くのスロットを有し得る。数値依存スロット持続時間及びサブフレーム当たりのスロット伝送構造の例を
図7に示す(240kHzのサブキャリア間隔を有するニューメロロジは、
図7には示されていない)。サブフレーム(例えば、NR構成において)は、数に依存しない時間基準として使用され得る。スロットは、アップリンク伝送及びダウンリンク伝送がスケジューリングされるユニットとして使用され得る。スケジューリング(例えば、NR構成において)は、スロット持続時間から分離され得る。スケジューリングは、任意のOFDMシンボルで開始し得る。スケジューリングは、例えば、低レイテンシをサポートするために、伝送に必要な数のシンボルにわたって続き得る。これらの部分スロット伝送は、ミニスロット伝送又はサブスロット伝送と称され得る。
【0062】
図8は、1つ以上のキャリアの例示的なリソース構成を示す。このリソース構成は、NRキャリア又は任意の他のキャリアのための時間及び周波数領域におけるスロットを含み得る。スロットは、リソース要素(resource element、RE)及びリソースブロック(resource block、RB)を備え得る。リソース要素(RE)は、最小の物理リソース(例えば、NR構成において)であり得る。REは、例えば、
図8に示されるように、周波数領域における1つのサブキャリアによって、時間領域における1つのOFDMシンボルに及び得る。RBは、例えば、
図8に示されるように、周波数領域において12の連続したREに及び得る。キャリア(例えば、NRキャリア)は、ある数量のRB及び/又はサブキャリア(例えば、275RB又は275×12=3300サブキャリア)の幅に制限され得る。そのような制限が使用される場合、サブキャリア間隔に基づいてキャリア(例えば、NRキャリア)周波数を制限し得る(例えば、それぞれ15、30、60、及び120kHzのサブキャリア間隔に関して50、100、200、及び400MHzのキャリア周波数)。400MHz帯域幅は、キャリア帯域幅制限当たり400MHzに基づいて設定され得る。任意の他の帯域幅は、キャリア毎の帯域幅制限に基づいて設定され得る。
【0063】
単一のヌメロロジが、キャリアの帯域幅全体にわたって使用され得る(例えば、
図8に示すようなNR)。他の例示的な構成では、複数のニューメロロジが同じキャリア上でサポートされ得る。NR及び/又は他のアクセス技術は、広いキャリア帯域幅(例えば、120kHzのサブキャリア間隔の場合、最大400MHz)をサポートし得る。全ての無線デバイスが全キャリア帯域幅を受信することが可能であり得るとは限らない(例えば、ハードウェアの制限及び/又は異なる無線デバイス能力に起因して)。全キャリア帯域幅を受信及び/又は利用することは、例えば、無線デバイスの電力消費に関して、禁止的であり得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが受信するようにスケジューリングされているトラフィック量に基づいて、無線デバイスの受信帯域幅のサイズを適応させ得る(例えば、電力消費を低減するために、及び/又は他の目的のため)。このような適応は、帯域幅適応と称され得る。
【0064】
1つ以上の帯域幅部分(BWP)の構成は、全キャリア帯域幅を受信することができない1つ以上の無線デバイスをサポートし得る。BWPは、例えば、全キャリア帯域幅を受信することができないそのような無線デバイスのための帯域幅適応をサポートし得る。BWP(例えば、NR構成のBWP)は、キャリア上の連続したRBのサブセットによって定義され得る。無線デバイスは、サービングセル当たり1つ以上のダウンリンクBWP及びサービングセル当たり1つ以上のアップリンクBWP(例えば、サービングセル当たり最大4つのダウンリンクBWP及びサービングセル当たり最大4つのアップリンクBWP)で構成され得る(例えば、RRC層を介して)。サービングセルのために構成されたBWPのうちの1つ以上は、例えば所定の時点でアクティブであり得る。1つ以上のBWPは、サービングセルのアクティブBWPと称され得る。サービングセルは、例えばサービングセルがセカンダリアップリンクキャリアで構成される場合、アップリンクキャリアに1つ以上の第1のアクティブBWPを有し、セカンダリアップリンクキャリアに1つ以上の第2のアクティブBWPを有し得る。
【0065】
構成されたダウンリンクBWPのセットからのダウンリンクBWPは、構成されたアップリンクBWPのセットからのアップリンクBWPとリンクされ得る(例えば、対応のないスペクトルの場合)。ダウンリンクBWPとアップリンクBWPとは、例えば、ダウンリンクBWPのダウンリンクBWPインデックスとアップリンクBWPのアップリンクBWPインデックスとが同じである場合にリンクされ得る。無線デバイスは、ダウンリンクBWPの中心周波数が、アップリンクBWPの中心周波数と同じであることを期待し得る(例えば、対応のないスペクトルの場合)。
【0066】
基地局は、少なくとも1つの探索空間のための1つ以上の制御リソースセット(CORESET)を用いて無線デバイスを構成し得る。基地局は、例えば、プライマリセル(primary cell、PCell)又はセカンダリセル(secondary cell、SCell)上の構成されたダウンリンクBWPのセット内のダウンリンクBWPに関して、1つ以上のCORESETSを用いて無線デバイスを構成し得る。探索空間は、無線デバイスが制御情報を監視/発見/検出/識別し得る時間領域及び周波数領域における位置のセットを備え得る。探索空間は、無線デバイス固有探索空間(例えば、UE固有の探索空間)又は共通探索空間であり得る(例えば、複数の無線デバイス又は無線ユーザデバイスのグループによって潜在的に使用可能である)。基地局は、アクティブダウンリンクBWPにおいて、PCell又はプライマリセカンダリセル(PSCell)上で、共通探索空間を有する無線デバイスのグループを構成し得る。
【0067】
基地局は、1つ以上のPUCCH伝送のための、例えば、構成されたアップリンクBWPのセット内のアップリンクBWPのための1つ以上のリソースセットを用いて無線デバイスを構成し得る。無線デバイスは、例えば、ダウンリンクBWP用に構成されたヌメロロジ(例えば、構成されたサブキャリア間隔及び/又は構成されたサイクリックプレフィックス持続時間)に従って、ダウンリンクBWPにおいてダウンリンク受信(例えば、PDCCH又はPDSCH)を受け得る。無線デバイスは、例えば、構成されたニューメロロジ(例えば、アップリンクBWPのための構成されたサブキャリア間隔及び/又は構成されたサイクリックプレフィックス長)に従って、アップリンクBWPでアップリンク伝送(例えば、PUCCH又はPUSCH)を送信/伝送し得る。
【0068】
1つ以上のBWPインジケータフィールドが、ダウンリンク制御情報(DCI)に提供/備えられ得る。BWPインジケータフィールドの値は、構成されたBWPのセット内のどのBWPが1つ以上のダウンリンク受信のためのアクティブダウンリンクBWPであるかを示し得る。1つ以上のBWPインジケータフィールドの値は、1つ以上のアップリンク伝送のためのアクティブなアップリンクBWPを示し得る。
【0069】
基地局は、PCellに関連付けられた構成されたダウンリンクBWPのセット内で、デフォルトのダウンリンクBWPを用いて無線デバイスを準静的に構成され得る。デフォルトのダウンリンクBWPは、例えば、基地局が無線デバイスに対してデフォルトのダウンリンクBWPを提供/構成しない場合、初期アクティブダウンリンクBWPであり得る。無線デバイスは、例えば、PBCHを用いて取得されたCORESET構成に基づいて、どのBWPが初期アクティブダウンリンクBWPであるかを決定し得る。
【0070】
基地局は、PCell用のBWP非アクティビティタイマ値を用いて無線デバイスを構成し得る。無線デバイスは、任意の適切な時間に、BWP非アクティビティタイマを開始又は再開し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の条件が満たされた場合、BWP非アクティビティタイマを開始又は再開し得る。1つ以上の条件は、無線デバイスが、ペアになったスペクトル演算のためのデフォルトのダウンリンクBWP以外のアクティブなダウンリンクBWPを示すDCIを検出すること;無線デバイスが、アンペアスペクトル演算のためのデフォルトのダウンリンクBWP以外のアクティブなダウンリンクBWPを示すDCIを検出すること;及び/又は無線デバイスが、アンペアスペクトル動作のためのデフォルトのアップリンクBWP以外のアクティブなアップリンクBWPを示すDCIを検出すること、のうちの少なくとも1つを含み得る。例えば、無線デバイスが、ある時間インタバル(例えば、1ms又は0.5ms)の間、DCIを検出しない場合、無線デバイスは、タイムアウトに向かって、BWP非アクティビティタイマを起動/実行し得る(例えば、0からBWPアクティビティタイマ値までインクリメントするか、又はBWP非アクティビティタイマ値から0までデクリメントする)。無線デバイスは、例えば、BWP非アクティビティタイマが終了した場合、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り換わり得る。
【0071】
基地局は、1つ以上のBWPを用いて無線デバイスを準静的に構成し得る。無線デバイスは、例えば、第2のBWPをアクティブBWPとして示すDCIを受信した後に(例えば、受信することに基づいて、又は受信することに応答して)アクティブBWPを第1のBWPから第2のBWPに切り替え得る。無線デバイスは、例えば、BWP非アクティビティタイマの終了後に(例えば、終了に基づいて、又は終了に応答して)(例えば、第2のBWPがデフォルトBWPである場合)アクティブBWPを第1のBWPから第2のBWPに切り替え得る。
【0072】
ダウンリンクBWPの切り替えは、アクティブダウンリンクBWPを第1のダウンリンクBWPから第2のダウンリンクBWPに切り替えることを指し得る(例えば、第2のダウンリンクBWPがアクティブ化され、第1のダウンリンクBWPが非アクティブ化される)。アップリンクBWPの切り替えは、アクティブなアップリンクBWPを第1のアップリンクBWPから第2のアップリンクBWPに切り替えることを指し得る(例えば、第2のアップリンクBWPがアクティブ化され、第1のアップリンクBWPが非アクティブ化される)。ダウンリンクBWP及びアップリンクBWPの切り替えは、独立して実行され得る(例えば、対になったスペクトル/スペクトルにおいて)。ダウンリンクBWP及びアップリンクBWPの切り替えは、同時に実行され得る(例えば、対をなさないスペクトル/スペクトルにおいて)。構成されたBWP間の切り替えは、例えば、RRCシグナリング、DCIシグナリング、BWP非アクティビティタイマのタイムアウト、及び/又はランダムアクセスの開始に基づいて行われ得る。
【0073】
図9は、構成されたBWPの一例を示す。複数のBWP(例えば、NRキャリア用の3つの構成されたBWP)を使用する帯域幅適応が利用可能であり得る。複数のBWP(例えば、3つのBWP)で構成された無線デバイスは、切り替えポイントであるBWPから別のBWPに切り替え得る。BWPは、40MHzの帯域幅及び15kHzのサブキャリア間隔を有するBWP902;10MHzの帯域幅及び15kHzのサブキャリア間隔を有するBWP904;及び20MHzの帯域幅及び60kHzのサブキャリア間隔を有するBWP906を含み得る。BWP902は初期アクティブBWPであり得、BWP904はデフォルトBWPであり得る。無線デバイスは、切り替えポイントにおいてBWPを切り替え得る。無線デバイスは、切り替えポイント908において、BWP902からBWP904に切り替え得る。切り替えポイント908での切り替えは、任意の好適な理由で行われ得る。切り替えポイント908での切り替えは、例えば、BWP非アクティビティタイマの終了後に(例えば、終了に基づいて、又は終了に応答して)デフォルトBWPへの切り替えを指示する)に発生し得る。切り替えポイント908での切り替えは、例えば、アクティブBWPとしてBWP904を示すDCIを受信した後に発生し得る。無線デバイスは、例えば、BWP906を新しいアクティブBWPとして示すDCIを受信した後又は受信に応じて、切り替えポイント910でアクティブBWP904からBWP906に切り替え得る。無線デバイスは、例えば、BWP非アクティビティタイマの終了後に(例えば、終了に基づいて、又は終了に応答して)、切り替えポイント912でアクティブBWP906からBWP904に切り替え得る。無線デバイスは、例えば、BWP904を新しいアクティブBWPとして示すDCIを受信した後又は受信に応じて、切り替えポイント912でアクティブBWP906からBWP904に切り替え得る。無線デバイスは、例えば、BWP904を新しいアクティブBWPとして示すDCIを受信した後又は受信に応じて、切り替えポイント914でアクティブBWP902からBWP902に切り替え得る。
【0074】
セカンダリセル上のBWPを切り替えるための無線デバイス手順は、例えば、無線デバイスが、構成されたダウンリンクBWPのセット内のデフォルトのダウンリンクBWP及びタイマ値を有するセカンダリセルに対して構成されている場合、プライマリセル上の手順と同じ/類似であり得る。無線デバイスは、無線デバイスがプライマリセルのタイマ値及び/又はデフォルトBWPを使用するのと同じ/同様の方法で、セカンダリセルのタイマ値及びデフォルトダウンリンクBWPを使用し得る。タイマ値(例えば、BWP非アクティビティタイマ)は、例えば、RRCシグナリング又は任意の他のシグナリングを介して、セル毎に(例えば、1つ以上のBWPについて)構成され得る。1つ以上のアクティブBWPは、例えば、BWP非アクティビティタイマのタイムアウトに基づいて、別のBWPに切り替え得る。
【0075】
2つ以上のキャリアがアグリゲートされ、キャリアアグリゲーション(CA)を用いて、同じ無線デバイスとの間でデータが同時に送信/伝送され得る(例えば、データレートを増大させるために)。CAにおけるアグリゲートされたキャリアは、コンポーネントキャリア(component carrier、CC)と称され得る。例えば、CAが構成/使用される場合、無線デバイス(例えば、CCのための1つのサービングセル)のためのサービングセルの数/量が存在し得る。CCは、周波数領域において複数の構成を有し得る。
【0076】
図10Aは、CCに基づく例示的なCA構成を示す。
図10Aに示すように、3つのタイプのCA構成は、バンド内(連続)構成1002、バンド内(不連続)構成1004、及び/又はバンド間構成1006を含み得る。バンド内(隣接)構成1002では、2つのCCは、同じ周波数帯域(周波数帯域A)に集約され、周波数帯域内で互いに直接隣接して配置され得る。バンド内(不連続)構成1004では、2つのCCは、同じ周波数帯域(周波数帯域A)に集約され得るが、ギャップによって周波数帯域において互いに分離され得る。帯域間構成1006では、2つのCCは、異なる周波数帯域(例えば、それぞれ周波数帯域A及び周波数帯域B)に位置し得る。
【0077】
ネットワークは、集約され得るCCの最大数を設定し得る(例えば、最大32個のCCがNRで集約され得るか、又は任意の他の量が他のシステムで集約され得る)。アグリゲートされたCCは、同じ又は異なる帯域幅、サブキャリア間隔、及び/又は二重化スキーム(TDD、FDD、又は任意の他の二重化スキーム)を有し得る。CAを用いる無線デバイスのためのサービングセルは、ダウンリンクCCを有し得る。1つ以上のアップリンクCCが、サービングセル(例えば、FDDの場合)のために任意選択的に構成され得る。アップリンクキャリアよりも多くのダウンリンクキャリアをアグリゲートする能力は、例えば、無線デバイスが、アップリンクにおけるよりもダウンリンクにおけるより多くのデータトラフィックを有している場合に有用であり得る。
【0078】
無線デバイスの集約されたセルのうちの1つは、例えば、CAが構成されている場合、プライマリセル(PCell)と称され得る。PCellは、例えば、RRC接続確立、RRC接続再確立、及び/又はハンドオーバ中に、又はRRC接続確立、RRC接続再確立、及び/又はハンドオーバにおいて、無線が最初に接続又はアクセスするサービングセルであり得る。PCellは、NASモビリティ情報及びセキュリティ入力を無線デバイスに提供/構成し得る。無線デバイスは、異なるPCellを有し得る。ダウンリンクの場合、PCellに対応するキャリアは、ダウンリンクプライマリCC(downlink primary CC、DL PCC)と称され得る。アップリンクの場合、PCellに対応するキャリアは、アップリンクプライマリCC(uplink primary CC、UL PCC)と称され得る。無線デバイスのための他の集約セル(例えば、DL PCC及びUL PCC以外のCCに関連付けられる)は、セカンダリセル(SCell)と称され得る。SCellは、例えば、PCellが無線デバイス用に構成された後に構成され得る。SCellは、RRC接続再構成手順を介して構成され得る。ダウンリンクの場合、SCellに対応するキャリアは、ダウンリンクセカンダリCC(downlink secondary CC、DL SCC)と称され得る。ダウンリンクの場合、SCellに対応するキャリアは、ダウンリンクセカンダリCC(uplink secondary CC、UL SCC)と称され得る。
【0079】
無線デバイス用に構成されたSCellは、例えば、トラフィック及びチャネル状態に基づいてアクティブ化又は非アクティブ化され得る。SCellの非アクティブ化は、無線デバイスに、SCellでのPDCCH及びPDSCH受信、並びにSCellでのPUSCH、SRS、及びCQI伝送を停止させ得る。構成されたSCellは、例えば、MAC CE(例えば、
図4Bに関して説明したMAC CE)を使用してアクティブ化又は非アクティブ化され得る。MAC CEは、ビットマップ(例えば、SCell当たり1ビット)を使用して、無線デバイスの(例えば、構成されたSCellのサブセットにおける)どのSCellがアクティブ化又は非アクティブ化されるかを示し得る。構成されたSCellは、例えば、SCell非アクティブ化タイマの終了後に(例えば、終了に基づいて、又は終了に応答して)非アクティブ化され得る(例えば、SCell毎に1つのSCell非アクティブ化タイマが構成され得る)。
【0080】
DCIは、セルのスケジューリング割り当て及びスケジューリング許可などの制御情報を含み得る。DCIは、スケジューリング割り当て及び/又はスケジューリング許可に対応するセルを介して送信/伝送され得、これは自己スケジューリングと称され得る。セルの制御情報を含むDCIは、クロスキャリアスケジューリングと称され得る別のセルを介して送信/伝送され得る。アップリンク制御情報(UCI)は、例えば、集約されたセルのためのHARQ確認応答及びチャネル状態フィードバック(例えば、CQI、PMI、及び/又はRI)のような制御情報を備え得る。UCIは、PCellのアップリンク制御チャネル(例えば、PUCCH)又は特定のSCell(例えば、PUCCHで構成されたSCell)を介して送信/伝送され得る。より多くの集約されたダウンリンクCCの場合、PCellのPUCCHは過負荷になり得る。セルは、複数のPUCCHグループに分割され得る。
【0081】
図10Bは、例示的なセルグループを示す。凝集したセルは、1つ以上のPUCCHグループに構成され得る(例えば、
図10Bに示すように)。1つ以上のセルグループ又は1つ以上のアップリンク制御チャネルグループ(例えば、PUCCHグループ1010及びPUCCHグループ1050)は、それぞれ1つ以上のダウンリンクCCを含み得る。PUCCHグループ1010は、1つ以上のダウンリンクCC、例えば、PCell1011(例えば、DL PCC)、SCell1012(例えば、DL SCC)、及びSCell1013(例えば、DL SCC)の3つのダウンリンクCCを含み得る。PUCCHグループ1050は、1つ以上のダウンリンクCC、例えば、PUCCH SCell(又はPSCell)1051(例えば、DL SCC)、SCell1052(例えば、DL SCC)、及びSCell1053(例えば、DL SCC)の3つのダウンリンクCCを含み得る。PUCCHグループ1010の1つ以上のアップリンクCCは、PCell1021(例えば、UL PCC)、SCell1022(例えば、UL SCC)、及びSCell1023(例えば、UL SCC)として構成され得る。PUCCHグループ1050の1つ以上のアップリンクCCは、PUCCH SCell(又はPSCell)1061(例えば、UL SCC)、SCell1062(例えば、UL SCC)、及びSCell1063(例えば、UL SCC)として構成され得る。UCI1031、UCI1032、及びUCI1033として示される、PUCCHグループ1010のダウンリンクCCに関連するUCIは、PCell1021のアップリンクを介して(例えば、PCell1021のPUCCHを介して)送信/伝送され得る。UCI1071、UCI1072、及びUCI1073として示される、PUCCHグループ1050のダウンリンクCCに関連するUCIは、PUCCH SCell(又はPSCell)1061のアップリンクを(例えば、PUCCH SCell1061のPUCCHを介して)介して送信/伝送され得る。単一のアップリンクPCellは、例えば、
図10Bに示す集約セルがPUCCHグループ1010とPUCCHグループ1050とに分割されていない場合、6つのダウンリンクCCに関連するUCIを送信/伝送するように構成され得る。PCell1021は、例えば、UCI1031、1032、1033、1071、1072、及び1073がPCell1021を介して送信/伝送される場合、過負荷になる可能性がある。PCell1021とPUCCH SCell(又はPSCell)1061との間のUCIの伝送を分割することにより、過負荷が防止及び/又は低減され得る。
【0082】
PCellは、ダウンリンクキャリア(例えば、PCell1011)及びアップリンクキャリア(例えば、PCell1021)を備え得る。SCellは、ダウンリンクキャリアのみを含み得る。ダウンリンクキャリア及び任意選択的にアップリンクキャリアを含むセルは、物理セルID及びセルインデックスを割り当てられ得る。物理セルID又はセルインデックスは、例えば、物理セルIDが使用されるコンテキストに応じて、セルのダウンリンクキャリア及び/又はアップリンクキャリアを示し/識別し得る。物理セルIDは、例えば、ダウンリンクコンポーネントキャリアによって送信/伝送された同期信号(例えば、PSS及び/又はSSS)を用いて決定され得る。セルインデックスは、例えば、1つ以上のRRCメッセージを使用して決定され得る。物理セルIDは、キャリアIDと称され得、セルインデックスは、キャリアインデックスと称され得る。第1のダウンリンクキャリアの第1の物理セルIDは、第1のダウンリンクキャリアを含むセルの第1の物理セルIDを指し得る。実質的に同じ/類似の概念が、例えばキャリアアクティブ化に適用され得る。第1のキャリアのアクティブ化は、第1のキャリアを備えるセルのアクティブ化を称し得る。
【0083】
PHY層のマルチキャリア特性は、MAC層に公開/指示され得る(例えば、CA構成において)。HARQエンティティは、サービングセルで動作し得る。トランスポートブロックは、サービングセル毎の割り当て/許可毎に生成され得る。トランスポートブロック及びトランスポートブロックの潜在的なHARQ再伝送は、サービングセルにマッピングされ得る。
【0084】
ダウンリンクの場合、基地局は、1つ以上の無線デバイスへ、1つ以上の参照信号(reference signal、RS)(例えば、PSS、SSS、CSI-RS、DM-RS、及び/又はPT-RS)を送信/伝送し得る(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト、及び/又はブロードキャスト)。アップリンクの場合、1つ以上の無線デバイスは、基地局(例えば、DM-RS、PT-RS、及び/又はSRS)へ1つ以上のRSを送信/伝送し得る。PSS及びSSSは、基地局によって送信/伝送され、1つ以上の無線デバイスを基地局と同期させるために1つ以上の無線デバイスによって使用され得る。同期信号(synchronization signal、SS)/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロックは、PSS、SSS、及びPBCHを備え得る。基地局は、SS/PBCHブロックのバーストを周期的に送信/伝送し得、これはSSBと称され得る。
【0085】
図11Aは、1つ以上のSS/PBCHブロックのマッピングの例を示す。SS/PBCHブロックのバーストは、1つ以上のSS/PBCHブロック(例えば、
図11Aに示すように、4つのSS/PBCHブロック)を備え得る。バーストは、定期的に(例えば、2フレーム毎、20ms毎、又は任意の他の持続時間)送信/伝送され得る。バーストは、半フレーム(例えば、5msの持続時間を有する第1の半フレーム)に制限され得る。このようなパラメータ(例えば、バースト毎のSS/PBCHブロックの数、バーストの周期性、フレーム内のバーストの位置)は、例えば、SS/PBCHブロックが送信/伝送されるセルのキャリア周波数;セルのヌメロロジ又はサブキャリア間隔;ネットワークによる構成(例えば、RRCシグナリングを使用する);及び/又は任意の他の好適な因子、のうちの少なくとも1つに基づいて構成され得る。無線デバイスは、例えば、無線ネットワークが異なるサブキャリア間隔をとるように無線デバイスを構成しない限り、監視されているキャリア周波数に基づいてSS/PBCHブロックのサブキャリア間隔を採り得る。
【0086】
SS/PBCHブロックは、時間領域において1つ以上のOFDMシンボルに及び得(例えば、
図11Aに示すように4つのOFDMシンボル又は任意の他の数/量のシンボル)、周波数領域において1つ以上のサブキャリアに及び得る(例えば、240個の連続したサブキャリア、又は任意の他の数/量のサブキャリア)。PSS、SSS、及びPBCHは、共通の中心周波数を有し得る。PSSは、最初に送信/伝送され得、例えば、1つのOFDMシンボル及び127個のサブキャリアにまたがり得る。SSSは、PSS(例えば、2シンボル後)の後に送信/伝送され得、1つのOFDMシンボル及び127個のサブキャリアに及び得る。PBCHは、(例えば、次の3つのOFDMシンボルにわたって)PSSの後に送信/伝送され得、また、(例えば、
図11Aに示すような第2及び第4のOFDMシンボルにおいて)240のサブキャリアに及び/又は(例えば、
図11Aに示すような第3のOFDMシンボルにおいて)240未満のサブキャリアに及び得る。
【0087】
時間領域及び周波数領域におけるSS/PBCHブロックの位置は、無線デバイスに知られていない場合がある(例えば、無線デバイスがセルを探索している場合)。無線デバイスは、例えば、セルを見つけて選択するために、PSSのためのキャリアを監視し得る。無線デバイスは、キャリア内の周波数位置を監視し得る。無線デバイスは、例えば、特定の持続時間(例えば、20ms)後にPSSが見つからない場合、キャリア内の異なる周波数位置でPSSを探索し得る。無線デバイスは、例えば、同期ラスタによって示されるように、キャリア内の異なる周波数位置でPSSを探索し得る。無線デバイスは、例えば、PSSが時間領域及び周波数領域における位置で発見された場合、SS/PBCHブロックの既知の構造に基づいて、SSS及びPBCHの位置をそれぞれ決定し得る。SS/PBCHブロックは、セル定義SSブロック(cell-defining SS block、CD-SSB)であり得る。プライマリセルは、CD-SSBに関連付けられ得る。CD-SSBは、同期ラスタ上に位置し得る。セル選択/探索及び/又は再選択は、CD-SSBに基づき得る。
【0088】
SS/PBCHブロックは、セルの1つ以上のパラメータを決定するために、無線デバイスによって使用され得る。無線デバイスは、例えば、PSS及びSSSのシーケンスにそれぞれ基づいて、セルの物理セル識別子(physical cell identifier、PCI)を決定し得る。無線デバイスは、例えば、SS/PBCHブロックの位置に基づいて、セルのフレーム境界の位置を決定し得る。SS/PBCHブロックは、伝送パターンに従って送信/伝送されたことを示し得る。伝送パターンにおけるSS/PBCHブロックは、フレーム境界(例えば、1つ以上のネットワーク、1つ以上の基地局、及び1つ以上の無線デバイス間のRAN構成のための事前定義された距離)から既知の距離であり得る。
【0089】
PBCHは、QPSK変調及び/又は前方誤り訂正(forward error correction、FEC)を使用し得る。FECは、ポーラコーディングを使用し得る。PBCHが及ぶ1つ以上のシンボルは、PBCHの復調のための1つ以上のDM-RSを含み/搬送し得る。PBCHは、セルの現在のシステムフレーム番号(SFN)及び/又はSS/PBCHブロックタイミングインデックスの指示を含み得る。これらのパラメータは、基地局への無線デバイスの時間同期を容易にし得る。PBCHは、無線デバイスへ1つ以上のパラメータを送信/伝送するために使用されるMIBを含み得る。MIBは、セルに関連付けられた残りの最小システム情報(remaining minimum system information、RMSI)を見つけるために無線デバイスによって使用され得る。RMSIは、システム情報ブロックタイプ1(System Information Block Type 1、SIB1)を含み得る。SIB1は、無線デバイスがセルにアクセスするための情報を含み得る。無線デバイスは、PDCCHを監視するためにMIBの1つ以上のパラメータを使用し得、これは、PDSCHをスケジューリングするために使用され得る。PDSCHは、SIB1を含み得る。SIB1は、MIBに提供/含まれるパラメータを使用してデコーディングされ得る。PBCHは、SIB1の不在を示し得る。無線デバイスは、例えば、SIB1の不在をPBCHが示すことに基づいて、周波数を指し示され得る。無線デバイスは、無線デバイスが示されている周波数でSS/PBCHブロックを探索し得る。
【0090】
無線デバイスは、同じSS/PBCHブロックインデックスを用いて送信/伝送された1つ以上のSS/PBCHブロックが、準コロケートである(quasi co-located、QCLed)(例えば、実質的に同じ/類似のドップラースプレッド、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、及び/又は空間Rxパラメータを有すること)と仮定し得る。無線デバイスは、異なるSS/PBCHブロックインデックスを有するSS/PBCHブロック伝送に対してQCLを仮定しないことがあり得る。SS/PBCHブロック(例えば、半フレーム内のもの)は、空間方向で(例えば、セルのカバレッジエリアにまたがる異なるビームを使用して)送信/伝送され得る。第1のSS/PBCHブロックは、第1のビームを使用して第1の空間方向に送信/伝送され得、第2のSS/PBCHブロックは、第2のビームを使用して第2の空間方向に送信/伝送され得、第3のSS/PBCHブロックは、第3のビームを使用して第3の空間方向に送信/伝送され得、第4のSS/PBCHブロックは、第4のビームを使用して第4の空間方向に送信/伝送され得る、などである。
【0091】
基地局は、例えば、キャリアの周波数スパン内で、複数のSS/PBCHブロックを送信/伝送し得る。複数のSS/PBCHブロックのうちの第1のSS/PBCHブロックの第1のPCIは、複数のSS/PBCHブロックのうちの第2のSS/PBCHブロックの第2のPCIとは異なり得る。異なる周波数位置で送信/伝送されるSS/PBCHブロックのPCIは、異なり得るか、又は実質的に同じであり得る。
【0092】
CSI-RSは、基地局によって送信/伝送され、チャネル状態情報(CSI)を獲得/取得/決定するために無線デバイスによって使用され得る。基地局は、チャネル推定又は任意の他の好適な目的のために、1つ以上のCSI-RSを用いて無線デバイスを構成し得る。基地局は、同じ/類似のCSI-RSのうちの1つ以上を用いて無線デバイスを構成し得る。無線デバイスは、1つ以上のCSI-RSを測定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のダウンリンクCSI-RSの測定に基づいて、ダウンリンクチャネル状態を推定し、及び/又は、CSI報告を生成し得る。無線デバイスは、基地局へCSI報告を送信/伝送し得る(例えば、周期的なCSI報告、半永続的なCSI報告、及び/又は非周期的なCSI報告に基づく)。基地局は、リンクアダプテーションを実行するために、無線デバイス(例えば、推定されたダウンリンクチャネル状態)によって提供されたフィードバックを使用し得る。
【0093】
基地局は、1つ以上のCSI-RSリソースセットを用いて無線デバイスを準静的に構成し得る。CSI-RSリソースは、時間及び周波数領域における位置及び周期性に関連付けられ得る。基地局は、CSI-RSリソースを選択的にアクティブ化及び/又は非アクティブ化し得る。基地局は、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースがアクティブ化及び/又は非アクティブ化されていることを無線デバイスに示し得る。
【0094】
基地局は、CSI測定値を報告するように無線デバイスを構成し得る。基地局は、周期的に、非周期的に、又は半永続的にCSI報告を提供するように無線デバイスを構成し得る。周期的なCSI報告の場合、無線デバイスは、複数のCSI報告のタイミング及び/又は周期性を用いて構成され得る。非周期的なCSI報告の場合、基地局は、CSI報告を要求し得る。基地局は、構成されたCSI-RSリソースを測定し、測定値に関するCSI報告を提供するように無線デバイスに命令し得る。半永続的CSI報告の場合、基地局は、周期的に送信/伝送し、周期的報告を選択的にアクティブ化又は非アクティブ化する(例えば、1つ以上のアクティブ化/非アクティブ化MAC CE及び/又は1つ以上のDCIを介して)ように無線デバイスを構成し得る。基地局は、例えば、RRCシグナリングを使用して、CSI-RSリソースセット及びCSI報告を用いて無線デバイスを構成し得る。
【0095】
CSI-RS構成は、例えば、最大32個のアンテナポート(又は任意の他の数のアンテナポート)を示す1つ以上のパラメータを含み得る。例えば、ダウンリンクCSI-RS及びCORESETが空間的にQCLedであり、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられたリソース要素がCORESETのために構成された物理リソースブロック(physical resource block、PRB)の外側にある場合、無線デバイスは、ダウンリンクCSI-RS及びCORESETのために同じOFDMシンボルを使用/採用するように構成され得る。無線デバイスは、例えば、ダウンリンクCSI-RS及びSS/PBCHブロックが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられたリソース要素がSS/PBCHブロックのために構成されたPRBの外側にある場合、ダウンリンクCSI-RS及びSS/PBCHブロックのために同じOFDMシンボルを使用/採用するように構成され得る。
【0096】
ダウンリンクDM-RSは、基地局によって送信/伝送され、チャネル推定のために無線デバイスによって受信/使用され得る。ダウンリンクDM-RSは、1つ以上のダウンリンク物理チャネル(例えば、PDSCH)のコヒーレント復調のために使用され得る。ネットワーク(例えば、NRネットワーク)は、データ復調のための1つ以上の可変及び/又は構成可能なDM-RSパターンをサポートし得る。少なくとも1つのダウンリンクDM-RS構成は、フロントロードDM-RSパターンをサポートし得る。フロントロードDM-RSは、1つ以上のOFDMシンボル(例えば、1つ又は2つの隣接するOFDMシンボル)にマッッピングされ得る。基地局は、PDSCHのためのフロントロードDM-RSシンボルの数/量(例えば、最大数/量量)を用いて無線デバイスを準静的に構成し得る。DM-RS構成は、1つ以上のDM-RSポートをサポートし得る。DM-RS構成は、(例えば、シングルユーザMIMOのために)無線デバイス毎に最大8つの直交ダウンリンクDM-RSポートをサポートし得る。DM-RS構成は、(例えば、マルチユーザMIMOのために)無線デバイス毎に最大4つの直交ダウンリンクDM-RSポートをサポートし得る。無線ネットワークは、ダウンリンク及びアップリンクのための共通のDM-RS構造を(例えば、少なくともCP-OFDMに関して)サポートし得る。DM-RS位置、DM-RSパターン、及び/又はスクランブルシーケンスは、同じ又は異なり得る。基地局は、例えば、同じプリコーディング行列を使用して、ダウンリンクDM-RS及び対応するPDSCHを送信/伝送し得る。無線デバイスは、PDSCHのコヒーレント復調/チャネル推定のために、1つ以上のダウンリンクDM-RSを使用し得る。
【0097】
伝送機(例えば、基地局の送信機)は、伝送帯域幅の一部に対してプリコーダ行列を使用し得る。伝送機は、第1の帯域幅のための第1のプリコーダ行列及び第2の帯域幅のための第2のプリコーダ行列を使用し得る。第1のプリコーダ行列及び第2のプリコーダ行列は、例えば、第1の帯域幅が第2の帯域幅とは異なることに基づいて異なり得る。無線デバイスは、PRBのセットにわたって同じプリコーディング行列が使用されると仮定し得る。PRBのセットは、プリコーディングリソースブロックグループ(precoding resource block group、PRG)として決定され/例示され/識別され/示され得る。
【0098】
PDSCHは、1つ以上の層を含み得る。無線デバイスは、DM-RSを伴う少なくとも1つのシンボルが、PDSCHの1つ以上の層の層上に存在すると仮定し得る。上位層は、PDSCH(例えば、PDSCHのための最大3つのDMRS)のための1つ以上のDM-RSを構成し得る。ダウンリンクPT-RSは、基地局によって送信/伝送され、例えば、位相雑音補償のために無線デバイスによって使用され得る。ダウンリンクPT-RSが存在するかどうかは、RRC構成に依存し得る。ダウンリンクPT-RSの存在及び/又はパターンは、例えば、RRCシグナリングの組み合わせ及び/又はDCIによって示され得る他の目的(例えば、変調コーディング方式(modulation and coding scheme、MCS))に使用/採用される1つ以上のパラメータとの関連付けを使用して、無線デバイス固有のベースで構成され得る。ダウンリンクPT-RSの動的存在は、構成されている場合、少なくともMCSを含む1つ以上のDCIパラメータに関連付けられ得る。ネットワーク(例えば、NRネットワーク)は、時間領域及び/又は周波数領域で定義された複数のPT-RS密度をサポートし得る。周波数領域密度(構成されている/存在する場合)は、スケジューリングされた帯域幅の少なくとも1つの構成に関連付けられ得る。無線デバイスは、DM-RSポート及びPT-RSポートのために同じプリコーディングを想定し得る。PT-RSポートの数/量は、スケジューリングされたリソース内のDM-RSポートの数/量より少なくてもよい。ダウンリンクPT-RSは、無線デバイスのためのスケジューリングされた時間/周波数持続時間において構成/配分/制限され得る。ダウンリンクPT-RSは、例えば、受信機における位相追跡を容易にするために、シンボルを介して送信/伝送され得る。
【0099】
無線デバイスは、例えば、チャネル推定のために、基地局へアップリンクDM-RSを送信/伝送し得る。基地局は、1つ以上のアップリンク物理チャネルのコヒーレント復調のためにアップリンクDM-RSを使用し得る。無線デバイスは、PUSCH及び/又はPUCCHでアップリンクDM-RSを送信/伝送し得る。アップリンクDM-RSは、対応する物理チャネルに関連付けられた周波数の範囲と同様の周波数の範囲に及び得る。基地局は、1つ以上のアップリンクDM-RS構成を用いて無線デバイスを構成し得る。少なくとも1つのDM-RS構成は、フロントロードDM-RSパターンをサポートし得る。フロントロードDM-RSは、1つ以上のOFDMシンボル(例えば、1つ又は2つの隣接するOFDMシンボル)にわたってマッピングされ得る。1つ以上のアップリンクDM-RSは、PUSCH及び/又はPUCCHの1つ以上のシンボルで送信/伝送するように構成され得る。基地局は、PUSCH及び/又はPUCCHのためのフロントロードされたDM-RSシンボルの数/量(例えば、最大数/量)を用いて無線デバイスを準静的に構成し得、これは、無線デバイスが、単一シンボルDM-RS及び/又は二重シンボルDM-RSをスケジューリングするために使用し得る。ネットワーク(例えば、NRネットワーク)は、ダウンリンク及びアップリンクのための共通のDM-RS構造をサポートし得る(例えば、サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重化(cyclic prefix orthogonal frequency division multiplexing、CP-OFDM)の場合)。DM-RS位置、DM-RSパターン、及び/又はDM-RSのスクランブリングシーケンスは、実質的に同じ又は異なり得る。
【0100】
PUSCHは、1つ以上の層を含み得る。無線デバイスは、PUSCHの1つ以上の層の層に存在するDM-RSとともに、少なくとも1つのシンボルを送信/伝送し得る。上位層は、PUSCHのために、1つ以上のDM-RS(例えば、最大3つのDMRS)を構成し得る。アップリンクPT-RS(位相追跡及び/又は位相雑音補償のために基地局によって使用され得る)は、例えば、無線デバイスのRRC構成に応じて存在してもしなくてもよい。アップリンクPT-RSの存在及び/又はパターンは、例えば、RRCシグナリング及び/又はDCIによって示され得る他の目的(例えば、MCS)のために構成/採用された1つ以上のパラメータの組み合わせによって、無線デバイス固有ベース(例えば、UE固有のベース)で構成され得る。アップリンクPT-RSの動的存在は、構成されている場合、少なくともMCSを含む1つ以上のDCIパラメータに関連付けられ得る。無線ネットワークは、時間/周波数領域で定義された複数のアップリンクPT-RS密度をサポートし得る。周波数領域密度(構成されている/存在する場合)は、スケジューリングされた帯域幅の少なくとも1つの構成に関連付けられ得る。無線デバイスは、DM-RSポート及びPT-RSポートのために同じプリコーディングを想定し得る。PT-RSポートの数/量は、スケジューリングされたリソース内のDM-RSポートの数/量より少なくてもよい。アップリンクPT-RSは、無線デバイスのスケジューリングされた時間/周波数持続時間内に構成/配分/制限され得る。
【0101】
1つ以上のSRSは、例えば、アップリンクチャネル依存スケジューリング及び/又はリンクアダプテーションをサポートするためのチャネル状態推定のために、無線デバイスによって基地局に送信/伝送され得る。無線デバイスによって送信/伝送されるSRSは、基地局が、1つ以上の周波数におけるアップリンクチャネル状態を推定することを可能にし得る。基地局におけるスケジューラは、無線デバイスのためのアップリンクPUSCH伝送のための1つ以上のリソースブロックを割り当てるために、推定されたアップリンクチャネル状態を使用/採用され得る。基地局は、1つ以上のSRSリソースセットを用いて無線デバイスを準静的に構成し得る。SRSリソースセットの場合、基地局は、1つ以上のSRSリソースを用いて無線デバイスを構成し得る。SRSリソースセット適用可能性は、例えば、上位層(例えば、RRC)パラメータによって構成され得る。1つ以上のSRSリソースセット(例えば、同じ/類似の時間領域挙動、周期的、非周期的などを伴う)のSRSリソースセット内のSRSリソースは、例えば、上位層パラメータがビーム管理を示す場合、ある時点(例えば、同時に)で送信/伝送され得る。無線デバイスは、SRSリソースセットで、1つ以上のSRSリソースを送信/伝送し得る。ネットワーク(例えば、NRネットワーク)は、非周期的、周期的、及び/又は半永続的なSRS伝送をサポートし得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のトリガタイプに基づいて、SRSリソースを送信/伝送し得る。1つ以上のトリガタイプは、上位層シグナリング(例えば、RRC)及び/又は1つ以上のDCIフォーマットを含み得る。少なくとも1つのDCIフォーマットは、無線デバイスが1つ以上の構成されたSRSリソースセットのうちの少なくとも1つを選択するために使用/採用され得る。SRSトリガタイプ0は、上位層シグナリングに基づいてトリガされるSRSを指し得る。SRSトリガタイプ1は、1つ以上のDCIフォーマットに基づいてトリガされるSRSを指し得る。無線デバイスは、例えば、PUSCH及びSRSが同じスロットで送信/伝送される場合、PUSCH及び対応するアップリンクDM-RSの伝送後に、SRSを送信/伝送するように構成され得る。基地局は、以下、すなわち、SRSリソース構成識別子;SRSポートの数;SRSリソース構成の時間領域挙動(例えば、周期的SRS、半永続的SRS、若しくは非周期的SRSの指示);スロット、ミニスロット、及び/若しくはサブフレームレベルの周期性;周期的SRSリソース及び/若しくは非周期的SRSリソースのオフセット;SRSリソース内のOFDMシンボルの数;SRSリソースの開始OFDMシンボル;SRS帯域幅;周波数ホッピング帯域幅;巡回シフト;並びに/又はSRSシーケンスID、のうちの少なくとも1つを示す1つ以上のSRS構成パラメータを用いて無線デバイスを準静的に構成し得る。
【0102】
アンテナポートは、アンテナポート上のシンボルが伝達されるチャネルが、同じアンテナポート上の別のシンボルが伝達されるチャネルから推測され得るように決定/定義され得る。受信機は、例えば、第1のシンボル及び第2のシンボルが同じアンテナポート上で送信/伝送される場合、アンテナポート上で第1のシンボルを伝達するためのチャネルから、アンテナポート上で第2のシンボルを伝達するためのチャネル(例えば、フェージング利得、マルチパス遅延など)を推測/決定し得る。第1のアンテナポート及び第2のアンテナポートは、例えば、第1のアンテナポート上の第1のシンボルが伝達されるチャネルの1つ以上の大規模特性が、第2のアンテナポート上の第2のシンボルが伝達されるチャネルから推測され得る場合、擬似コロケート(QCLed)と称され得る。1つ以上の大規模特性は、以下、すなわち、遅延スプレッド;ドップラースプレッド;ドップラーシフト;平均利得;平均遅延;及び/又は空間受信(Rx)パラメータのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0103】
ビームフォーミングを使用するチャネルは、ビーム管理を必要とする場合がある。ビーム管理は、ビーム測定、ビーム選択、及び/又はビーム指示を含み得る。ビームは、1つ以上の参照信号に関連付けられ得る。ビームは、1つ以上のビーム形成された参照信号によって識別され得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のダウンリンク参照信号(例えば、CSI-RS)に基づいてダウンリンクビーム測定を実行し、ビーム測定報告を生成し得る。無線デバイスは、例えば、基地局とのRRC接続がセットアップされた後に、ダウンリンクビーム測定手順を実行し得る。
【0104】
図11Bは、1つ以上のCSI-RSの例示的なマッピングを示す。CSI-RSは、時間領域及び周波数領域にマッピングされ得る。
図11Bに示された各矩形ブロックは、セルの帯域幅内のリソースブロック(RB)に対応し得る。基地局は、1つ以上のCSI-RSを示すCSI-RSリソース構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを送信/伝送し得る。パラメータのうちの1つ以上は、CSI-RSリソース構成のために、上位層シグナリング(例えば、RRC及び/又はMACシグナリング)によって構成され得る。パラメータのうちの1つ以上は、CSI-RSリソース構成識別情報、CSI-RSポートの数、CSI-RS構成(例えば、サブフレーム内のシンボル及びリソース要素(RE)位置)、CSI-RSサブフレーム構成(例えば、無線フレームにおけるサブフレーム位置、オフセット、及び周期性)、CSI-RS電力パラメータ、CSI-RSシーケンスパラメータ、符号分割多重(code division multiplexing、CDM)タイプパラメータ、周波数密度、伝送コム、準コロケーション(quasi co-location、QCL)パラメータ(例えば、QCL-scramblingidentity、crs-portscount、mbsfn-subframeconfiglist、csi-rs-configZPid、qcl-csi-rs-configNZPid)、及び/又は他の無線リソースパラメータのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0105】
1つ以上のビームは、無線デバイス固有の構成で無線デバイスのために構成され得る。
図11Bには3つのビーム(ビーム#1、ビーム#2、及びビーム#3)が示されているが、より多くの又はより少ないビームが構成され得る。ビーム#1には、第1のシンボルのRB内の1つ以上のサブキャリアで送信/伝送され得るCSI-RS1101が配分され得る。ビーム#2には、第2のシンボルのRB内の1つ以上のサブキャリアで送信/伝送され得るCSI-RS1102が配分され得る。ビーム#3には、第3のシンボルのRB内の1つ以上のサブキャリアで送信/伝送され得るCSI-RS1103が配分され得る。基地局は、同じRB(例えば、CSI-RS1101を送信/伝送するために使用されないもの)内の他のサブキャリアを使用して、例えば、周波数分割多重(frequency division multiplexing、FDM)を使用することによって、別の無線デバイス用のビームに関連付けられた別のCSI-RSを伝送し得る。無線デバイスのために使用されるビームは、例えば、時間領域多重(time domain multiplexing、TDM)を用いることによって、無線デバイスのためのビームが、他の無線デバイスのビームによって使用されるシンボルとは異なるシンボルを使用するように構成され得る。無線デバイスは、例えば、TDMを使用することによって、直交シンボル(例えば、重複シンボルなし)のビームでサービングされ得る。
【0106】
CSI-RS(例えば、CSI-RS1101、1102、1103)は、基地局によって送信/伝送され、1つ以上の測定値のために無線デバイスによって使用され得る。無線デバイスは、構成されたCSI-RSリソースのRSRPを測定し得る。基地局は、報告構成を用いて無線デバイスを構成し得、無線デバイスは、報告構成に基づいてネットワークに(例えば、1つ以上の基地局を介して)RSRP測定値を報告し得る。基地局は、報告された測定結果に基づいて、いくつかの参照信号を含む1つ以上の伝送構成指示(transmission configuration indication、TCI)状態を決定し得る。基地局は、1つ以上のTCI状態を無線デバイスに示し得る(例えば、RRCシグナリング、MAC CE、及び/又はDCIを介して)。無線デバイスは、1つ以上のTCI状態に基づいて決定されたRxビームを用いてダウンリンク伝送を受信し得る。無線デバイスは、ビーム対応の能力を有する場合があるか、又は有しない場合がある。無線デバイスがビーム対応の能力を有する場合、無線デバイスは、例えば、対応するRxビームの空間領域フィルタに基づいて、伝送(transmit、Tx)ビームの空間領域フィルタを決定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスがビーム対応の能力を有していない場合、Txビームの空間領域フィルタを決定するために、アップリンクビーム選択手順を実行し得る。無線デバイスは、例えば、基地局によって無線デバイスに構成された1つ以上のサウンディング参照信号(SRS)リソースに基づいて、アップリンクビーム選択手順を実行し得る。基地局は、例えば、無線デバイスによって送信/伝送された1つ以上のSRSリソースの測定値に基づいて、無線デバイスのためのアップリンクビームを選択及び指示し得る。
【0107】
無線デバイスは、例えばビーム管理手順において、1つ以上のビーム対リンクのチャネル品質を決定/評価(例えば、測定)し得る。ビーム対リンクは、基地局のTxビーム及び無線デバイスのRxビームを含み得る。基地局のTxビームはダウンリンク信号を送信/伝送し得、無線デバイスのRxビームはダウンリンク信号を受信し得る。無線デバイスは、例えば評価/決定に基づいて、ビーム測定報告を送信/伝送し得る。ビーム測定報告は、1つ以上のビーム識別情報(例えば、ビームインデックス、参照信号インデックスなど)、RSRP、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、チャネル品質インジケータ(CQI)、及び/又はランクインジケータ(RI)のうちの少なくとも1つを含む1つ以上のビームペア品質パラメータを示し得る。
【0108】
図12Aは、ダウンリンクビーム管理手順の例を示す。1つ以上のダウンリンクビーム管理手順(例えば、ダウンリンクビーム管理手順P1、P2、及びP3)が実行され得る。手順P1は、TRP(又は複数のTRP)のTxビームに対する測定(例えば、無線デバイス測定)を可能にし得る(例えば、1つ以上の基地局Txビーム及び/又は無線デバイスRxビームの選択をサポートするために)。基地局のTxビーム及び無線デバイスのRxビームは、それぞれP1の最上段及びP1の最下段に楕円として示されている。ビーム形成(例えば、TRPで)は、ビームのセットのためのTxビームスイープを含み得る(例えば、P1及びP2の最上段に示されているビームスイープは、破線の矢印によって示されている反時計回りの方向に回転した楕円として示されている)。ビーム形成(例えば、無線デバイスにおいて)は、ビームのセットのためのRxビームスイープを含み得る(例えば、P1及びP3の最下段に示されているビームスイープは、破線の矢印によって示されている時計回りの方向に回転した楕円として示されている)。手順P2は、TRP(P2の最上段に、破線の矢印によって示される反時計回りの方向に回転した楕円として示されている)のTxビームの測定(例えば、無線デバイス測定)を可能にするために使用され得る。無線デバイス及び/又は基地局は、例えば、手順P1で使用されるビームのセットよりも小さいビームのセットを使用して、又は手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順P2を実行し得る。手順P2は、ビーム精緻化と称され得る。無線デバイスは、例えば、基地局の同じTxビームを用い、無線デバイスのRxビームを掃引することによって、Rxビーム決定のための手順P3を実行し得る。
【0109】
図12Bは、アップリンクビーム管理手順の例を示す。1つ以上のアップリンクビーム管理手順(例えば、アップリンクビーム管理手順U1、U2、及びU3)が実行され得る。手順U1は、基地局が無線デバイスのTxビームに対する測定を実行することを可能にするために使用され得る(例えば、無線デバイスの1つ以上のTxビーム及び/又は基地局のRxビームの選択をサポートするために)。無線デバイスのTxビーム及び基地局のRxビームは、それぞれU1の最上段及びU1の最下段に楕円として示されている)。ビームフォーミング(例えば、無線デバイスにおいて)は、1つ以上のビームスイープ、例えば、ビームのセットからのTxビームスイープを含み得る(U1及びU3の最下段に、破線の矢印によって示される時計回りの方向に回転した楕円として示されている)。ビームフォーミング(例えば、基地局において)は、1つ以上のビームスイープ、例えば、ビームのセットからのRxビームスイープを含み得る(破線の矢印によって示される反時計回りの方向に回転した楕円としてU1及びU2の最上段に示される)。例えば、無線デバイス(例えば、UE)が固定Txビームを使用する場合、基地局がそのRxビームを調節することを可能にするために、手順U2が使用され得る。無線デバイス及び/又は基地局は、例えば、手順P1で使用されるビームのセットよりも小さいビームのセットを使用して、又は手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順U2を実行し得る。手順U2は、ビーム精緻化と称され得る。無線デバイスは、例えば、基地局が固定Rxビームを使用する場合、そのTxビームを調節するために手順U3を実行し得る。
【0110】
無線デバイスは、例えば、ビーム障害を検出することに基づいて、ビーム障害回復(beam failure recovery、BFR)手順を開始/開始/実行し得る。無線デバイスは、例えば、BFR手順を開始することに基づいて、BFR要求(例えば、プリアンブル、UCI、SR、MAC CEなど)を送信/伝送し得る。無線デバイスは、例えば、関連付けられた制御チャネルのビーム対リンクの品質が不十分である(例えば、誤り率閾値よりも高い誤り率、受信信号電力閾値よりも低い受信信号電力、タイマのタイムアウトなどを有すること)という決定に基づいて、ビーム障害を検出し得る。
【0111】
無線デバイスは、例えば、1つ以上のSS/PBCHブロック、1つ以上のCSI-RSリソース、及び/又は1つ以上のDM-RSを備える1つ以上の参照信号(RS)を使用して、ビーム対リンクの品質を測定し得る。ビーム対リンクの品質は、ブロック誤り率(block error rate、BLER)、RSRP値、信号対干渉雑音比(signal to interference plus noise ratio、SINR)値、RSRQ値、及び/又はRSリソース上で測定されたCSI値のうちの1つ以上に基づき得る。基地局は、RSリソースがチャネルの1つ以上のDM-RSとQCLされることを示し得る(例えば、制御チャネル、共有データチャネルなど)。チャネルのRSリソース及び1つ以上のDM-RSは、例えば、RSリソースを介した無線デバイスへの伝送からのチャネル特性(例えば、ドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延、遅延スプレッド、空間Rxパラメータ、フェージングなど)が、チャネルを介した無線デバイスへの伝送からのチャネル特性と類似又は同じである場合、QCLされ得る。
【0112】
ネットワーク(例えば、gNB及び/又はng-eNBを含むNRネットワーク)及び/又は無線デバイスは、ランダムアクセス手順を開始/始動/実行し得る。RRCアイドル(例えば、RRC_IDLE)状態及び/又はRRC非アクティブ(例えば、RRC_INACTIVE)状態の無線デバイスは、ネットワークへの接続セットアップを要求するためにランダムアクセス手順を始動/実行し得る。無線デバイスは、RRC接続(例えば、RRC_CONNECTED)状態から、ランダムアクセス手順を開始/始動/実行し得る。無線デバイスは、アップリンクリソースを(例えば、利用可能なPUCCHリソースがない場合のSRのアップリンク伝送のために)要求するため、及び/又は、アップリンクタイミングを獲得/取得/決定する(例えば、アップリンク同期ステータスが非同期である場合)ために、ランダムアクセス手順を開始/始動/実行し得る。無線デバイスは、1つ以上のシステム情報ブロック(SIB)(例えば、SIB2、SIB3などの他のシステム情報ブロック)を要求するために、ランダムアクセス手順を開始/始動/実行し得る。無線デバイスは、ビーム障害回復要求のためのランダムアクセス手順を開始/始動/実行し得る。ネットワークは、例えば、ハンドオーバのために、及び/又はSCell追加のための時間アライメントを確立するために、ランダムアクセス手順を開始/始動/実行し得る。
【0113】
図13Aは、例示的な4ステップランダムアクセス手順を示す。4ステップランダムアクセス手順は、4ステップ競合ベースランダムアクセス手順を含み得る。基地局は、例えば、ランダムアクセス手順を開始する前に、構成メッセージ1310を無線デバイスに送信/伝送し得る。4ステップランダムアクセス手順は、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)、第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)、第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)、及び第4のメッセージ(例えば、Msg 4 1314)を含む4つのメッセージの伝送を含み得る。第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)は、プリアンブル(又は、ランダムアクセスプリアンブル)を備え得る。第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)は、プリアンブルと称され得る。第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)は、ランダムアクセスレスポンス(random access response、RAR)として備え得る。第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)は、RARと称され得る。
【0114】
構成メッセージ1310は、例えば、1つ以上のRRCメッセージを使用して送信/伝送され得る。1つ以上のRRCメッセージは、1つ以上のランダムアクセスチャネル(RACH)パラメータを無線デバイスへ示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、1つ以上のランダムアクセス手順(例えば、RACH-configGeneral)のための一般的なパラメータ;セル特異的パラメータ(例えば、RACH-ConfigCommon);及び/又は専用パラメータ(例えば、RACH-configDedicated)、のうちの少なくとも1つを備え得る。基地局は、1つ以上のRRCメッセージを1つ以上の無線デバイスに送信/伝送(例えば、ブロードキャスト又はマルチキャスト)し得る。1つ以上のRRCメッセージは無線デバイス固有であり得る。無線デバイス固有の1つ以上のRRCメッセージは、例えば、RRC接続(例えば、RRC_CONNECTED)状態及び/又はRRC非アクティブ(例えば、RRC_INACTIVE)状態で無線デバイスに送信/伝送される専用RRCメッセージであり得る。無線デバイスは、1つ以上のRACHパラメータに基づいて、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)及び/又は第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)の伝送のための時間-周波数リソース及び/又はアップリンク伝送電力を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のRACHパラメータに基づいて、第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)及び第4のメッセージ(例えば、Msg 4 1314)を受信するための受信タイミング及びダウンリンクチャネルを決定し得る。
【0115】
構成メッセージ1310に提供/構成/含まれる1つ以上のRACHパラメータは、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)の伝送のために利用可能な1つ以上の物理RACH(PRACH)機会を示し得る。1つ以上のPRACH機会は、事前定義され得る(例えば、1つ以上の基地局を備えるネットワークによって)。1つ以上のRACHパラメータは、1つ以上のPRACH機会(例えば、prach-ConfigIndex)のうちの1つ以上の利用可能なセットを示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、(a)1つ以上のPRACH機会と、(b)1つ以上の参照信号との間の関連を示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、(a)1つ以上のプリアンブルと、(b)1つ以上の参照信号との間の関連付けを示し得る。1つ以上の参照信号は、SS/PBCHブロック及び/又はCSI-RSであり得る。1つ以上のRACHパラメータは、PRACH機会にマッピングされたSS/PBCHブロックの数/量、及び/又は、SS/PBCHブロックにマッピングされたプリアンブルの数/量を示し得る。
【0116】
構成メッセージ1310に提供/構成/含まれる1つ以上のRACHパラメータは、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)及び/又は第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)のアップリンク伝送電力を決定するために使用され得る。1つ以上のRACHパラメータは、プリアンブル伝送(例えば、プリアンブル伝送の受信目標電力及び/又は初期電力)のための基準電力を示し得る。1つ以上のRACHパラメータによって示される1つ以上の電力オフセットが存在し得る。1つ以上のRACHパラメータは、電力ランプステップ;SSBとCSI-RSとの間の電力オフセット;第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)と第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)との伝送間の電力オフセット;及び/又はプリアンブルグループ間の電力オフセット値、を示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、例えば、これに基づいて、無線デバイスが、少なくとも1つの参照信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)及び/又はアップリンクキャリア(例えば、通常のアップリンク(normal uplink、NUL)キャリア及び/又は補足アップリンク(supplemental uplink、SUL)キャリア)を決定し得る1つ以上の閾値を示し得る。
【0117】
第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)は、1つ以上のプリアンブル伝送(例えば、プリアンブル伝送及び1つ以上のプリアンブル再伝送)を備え得る。RRCメッセージは、1つ以上のプリアンブルグループ(例えば、Aグループ及び/又はBグループ)を構成するために使用され得る。プリアンブルグループは、1つ以上のプリアンブルを含み得る。無線デバイスは、例えば、パス損失測定値及び/又は第3のメッセージのサイズ(例えば、Msg 3 1313)に基づいて、プリアンブルグループを決定し得る。無線デバイスは、1つ以上の参照信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)のRSRPを測定し、RSRP閾値を上回るRSRPを有する少なくとも1つの参照信号(例えば、rsrp-ThresholdSSB及び/又はrsrp-ThresholdCSI-RS)を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のプリアンブルと少なくとも1つの参照信号との間の関連付けがRRCメッセージによって構成されている場合、1つ以上の参照信号及び/又は選択されたプリアンブルグループに関連付けられた少なくとも1つのプリアンブルを選択し得る。
【0118】
無線デバイスは、例えば、構成メッセージ1310に提供/構成/含まれる1つ以上のRACHパラメータに基づいて、プリアンブルを決定し得る。無線デバイスは、例えば、パス損失測定値、RSRP測定値、及び/又は、第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)のサイズに基づいて、プリアンブルを決定し得る。1つ以上のRACHパラメータは、プリアンブルフォーマット;プリアンブル伝送の最大数;及び/又は1つ以上のプリアンブルグループ(例えば、Aグループ及びBグループ)を決定するための1つ以上の閾値を示し得る。基地局は、1つ以上のプリアンブルと1つ以上の参照信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)との間の関連付けを用いて無線デバイスを構成するために、1つ以上のRACHパラメータを使用し得る。無線デバイスは、例えば、関連付けが構成されている場合、関連付けに基づいて、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)に含まれるプリアンブルを決定し得る。第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)は、1つ以上のPRACH機会を介して基地局へ送信/伝送され得る。無線デバイスは、プリアンブルの選択及びPRACH機会の決定のために、1つ以上の参照信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)を使用し得る。1つ以上のRACHパラメータ(例えば、ra-ssb-OccasionMskIndex及び/又はra-Occasionリスト)は、PRACH機会と1つ以上の参照信号との間の関連付けを示し得る。
【0119】
無線デバイスは、例えば、(例えば、RARを監視するための監視窓のような期間にわたって)プリアンブル伝送後に(例えば、伝送に基づいて、又は伝送に応答して)応答が受信されない場合、プリアンブル再伝送を実行し得る。無線デバイスは、プリアンブル再伝送のためのアップリンク伝送電力を増大させ得る。無線デバイスは、例えば、パス損失測定値及び/又はネットワークによって構成されたターゲット受信プリアンブル電力に基づいて、初期プリアンブル伝送電力を選択し得る。無線デバイスは、プリアンブルを再送信/再伝送することを決定し、アップリンク伝送電力をランプアップし得る。無線デバイスは、プリアンブル再伝送のためのランプステップを示す1つ以上のRACHパラメータ(例えば、PREAMBLE_POWER_RAMPING_STEP)を受信し得る。ランピングステップは、再伝送のためのアップリンク伝送電力の増分的増大量であり得る。例えば、無線デバイスが、前のプリアンブル伝送と同じ参照信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)を決定した場合、無線デバイスは、アップリンク伝送電力をランプアップし得る。無線デバイスは、例えば、カウンタパラメータ(例えば、PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)を用いて、プリアンブル伝送及び/又は再伝送の数/量をカウントし得る。無線デバイスは、例えば、プリアンブル伝送の量/数が、成功した応答(例えば、RAR)を受信することなく、1つ以上のRACHパラメータ(例えば、preambleTransMax)によって構成された閾値を超えた場合、ランダムアクセス手順が失敗して完了したと決定し得る。
【0120】
第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)(例えば、無線デバイスによって受信される)は、RARを備え得る。第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)は、複数の無線デバイスに対応する複数のRARを備え得る。第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)は、例えば、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)の送信/伝送後に(例えば、送信/伝送に基づいて、又は送信/伝送に応答して)受信され得る。第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)は、DL-SCH上でスケジューリングされ得、例えば、ランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(random access radio network temporary identifier、RA RNTI)を使用してPDCCHによって示され得る。第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)は、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)が基地局によって受信されたことを示し得る。第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)は、無線デバイスの伝送タイミングを調節するために無線デバイスによって使用され得る時間アライメントコマンド、第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)の伝送のためのスケジューリング許可、及び/又は、テンポラリセルRNTI(Temporary Cell RNTI、TC-RNTI)を備え得る。無線デバイスは、例えば、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)を送信/伝送した後、第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)のためにPDCCHを監視するための時間窓(例えば、ra-ResponseWindow)を決定/開始し得る(例えば、プリアンブル)。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)(例えば、プリアンブル)を送信/伝送するために使用するPRACH機会に基づいて、時間窓の開始時間を決定し得る。無線デバイスは、プリアンブル(例えば、プリアンブル伝送を含む第1のメッセージを(例えば、Msg 1 1311)が完了したシンボル、又はプリアンブル伝送の最後から第1のPDCCH機会において)備える第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)の最後のシンボルの後の1つ以上のシンボルを、時間窓において開始し得る。1つ以上のシンボルは、ヌメロロジに基づいて決定され得る。PDCCHは、RRCメッセージによって構成される共通探索空間(例えば、タイプ1-PDCCH共通探索空間)にマッピングされ得る。無線デバイスは、例えば、RNTIに基づいて、RARを識別/決定し得る。無線ネットワーク一時識別子(radio network temporary identifier、RNTI)は、ランダムアクセス手順を開始/開始する1つ以上のイベントに応じて使用され得る。無線デバイスは、例えば、ランダムアクセス又は任意の他の目的に関連付けられた1つ以上の通信のために、RA-RNTIを使用し得る。RA-RNTIは、無線デバイスがプリアンブルを送信/伝送するPRACH機会に関連付けられ得る。無線デバイスは、例えば、OFDMシンボルインデックス;スロットインデックス;周波数領域インデックス;及び/又はPRACH機会のULキャリアインジケータ、のうちの少なくとも1つに基づいて、RA-RNTIを決定し得る。例示的なRA-RNTIは、以下のように決定され得る。
RA-RNTI=1+s_id+14×t_id+14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_id
ここで、s_idは、PRACH機会の第1のOFDMシンボルのインデックス(例えば、0≦s_id<14である)であり得、t_idは、システムフレームにおけるPRACH機会の第1のスロットのインデックス(例えば、0≦t_id<80である)であり得、f_idは、周波数領域におけるPRACH機会のインデックス(例えば、0≦f_id<8である)であり得、ul_carrier_idは、プリアンブル伝送に使用されるULキャリア(例えば、NULキャリアの場合は0、SULキャリアの場合は1である)であり得る。
【0121】
無線デバイスは、例えば、第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)の受信の成功後に(例えば、受信の成功に基づいて、又は受信の成功に応答して)、第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)を送信/伝送し得る(例えば、Msg 2 1312で識別されたリソースを使用する)。第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)は、例えば、競合ベースのランダムアクセス手順における競合解決のために使用され得る。複数の無線デバイスは、同じプリアンブルを基地局へ送信/伝送し得、また、基地局は、無線デバイスに対応するRARを送信/伝送し得る。例えば、複数の無線デバイスが、RARを、自身に対応するものとして解釈した場合、衝突が生じ得る。競合解決(例えば、第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)及び第4のメッセージ(例えば、Msg 4 1314)を用いる)は、無線デバイスが別の無線デバイスの識別情報を誤って使用しない可能性を高めるために使用され得る。無線デバイスは、例えば、競合解決を実行するために、第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)にデバイス識別子を含み得る(例えば、割り当てられている場合はC-RNTI、第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)に含まれるTC RNTI、及び/又は任意の他の好適な識別子)。
【0122】
第4のメッセージ(例えば、Msg 4 1314)は、例えば、第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)の送信/伝送後に(例えば、送信/伝送に基づいて、又は送信/伝送に応答して)受信され得る。基地局は、例えば、C-RNTIが第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)に含まれていた場合、C-RNTIを使用してPDCCH上で無線をアドレス指定し得る(例えば、基地局は、PDCCHを無線デバイスへ送信し得る)。ランダムアクセス手順は、例えば、無線デバイスの固有のC RNTIがPDCCH上で検出された場合(例えば、PDCCHはC-RNTIによってスクランブルされる)、正常に完了したと決定され得る。例えば、TC RNTIが第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)に含まれている場合(例えば、無線デバイスがRRCアイドル(例えば、RRC_IDLE)状態にあるか、そうでなければ基地局に接続されていない場合)、TC RNTIに関連付けられたDL-SCHを用いて、第4のメッセージ(例えば、Msg 4 1314)が受信され得る。例えば、MAC PDUのデコーディングに成功し、MAC PDUが、第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)で送信/伝送されたCCCH SDUと一致するか、又は別の形で対応する無線デバイス競合解決識別情報MAC CEを含む場合、無線デバイスは、競合解決が成功したと決定し得、及び/又は無線デバイスは、ランダムアクセス手順が正常に完了したと決定し得る。
【0123】
無線デバイスは、SULキャリア及び/又はNULキャリアで構成され得る。初期アクセス(例えば、ランダムアクセス)は、アップリンクキャリアを介してサポートされ得る。基地局は、複数のRACH構成(例えば、2つの別々のRACH構成であって、一方がSULキャリア用であり、他方がNULキャリア用である、2つの別々のRACH構成)を用いて無線デバイスを構成し得る。SULキャリアで構成されたセルにおけるランダムアクセスの場合、ネットワークは、どのキャリアを使用するか(NUL又はSUL)を示し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の参照信号(例えば、NULキャリアに関連付けられた1つ以上の参照信号)の測定された品質が、ブロードキャスト閾値よりも低い場合、SULキャリアを使用することを決定し得る。ランダムアクセス手順(例えば、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)及び/又は第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313))のアップリンク伝送は、選択されたキャリアに留まり得るか、又は、選択されたキャリアを介して実行され得る。無線デバイスは、ランダムアクセス手順中(例えば、Msg 1 1311とMsg 3 1313との間)に、アップリンクキャリアを切り替え得る。無線デバイスは、例えば、チャネルクリア評価(例えば、リッスンビフォアトーク)に基づいて、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)及び/又は第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)のためのアップリンクキャリアを決定及び/又は切り替え得る。
【0124】
図13Bは、2ステップランダムアクセス手順を示す。2ステップランダムアクセス手順は、2ステップ競合なしランダムアクセス手順を含み得る。4ステップ競合ベースのランダムアクセス手順と同様に、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1320を無線デバイスに送信/伝送し得る。構成メッセージ1320は、いくつかの点で構成メッセージ1310と類似し得る。
図13Bに示す手順は、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1321)と第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1322)の2つのメッセージの伝送を含み得る。第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1321)及び第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1322)は、いくつかの点で、それぞれ第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)及び第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)に類似し得る。2ステップ競合なしランダムアクセス手順は、第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)及び/又は第4のメッセージ(例えば、Msg 4 1314)に類似するメッセージを含まない場合がある。
【0125】
2ステップ(例えば、競合なし)ランダムアクセス手順は、ビーム障害回復、他のSI要求、SCell追加、及び/又はハンドオーバのために構成/開始され得る。基地局は、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1321)のために使用されるべきプリアンブルを無線デバイスへ示し得るか、割り当て得る。無線デバイスは、基地局から、PDCCH及び/又はRRCを介して、プリアンブルを示す指示を受信し得る(例えば、ra-PreambleIndex)。
【0126】
無線デバイスは、例えば、プリアンブルを送信/伝送した後に(例えば、送信/伝送に基づいて、又は送信/伝送に応答して)、RARのためのPDCCHを監視するために、時間窓(例えば、ra-ResponseWindow)を開始し得る。基地局は、RRCメッセージ(例えば、recoverySearchSpaceId)によって示される探索空間内の別個の時間窓及び/又は別個のPDCCHなどの1つ以上のビーム障害回復パラメータを用いて無線デバイスを構成し得る。基地局は、例えば、ビーム障害回復要求に関連して、1つ以上のビーム障害回復パラメータを構成し得る。PDCCH及び/又はRARを監視するための別個の時間窓は、ビーム障害回復要求)を送信/伝送した後に開始するように構成され得る(例えば、窓は、ビーム障害回復要求を伝送した後に任意の数のシンボル及び/又はスロットを開始し得る)。無線デバイスは、探索空間上のセルRNTI(Cell RNTI、C-RNTI)にアドレス指定されたPDCCH伝送を監視し得る。2ステップ(例えば、競合なし)ランダムアクセス手順の間、無線デバイスは、例えば、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1321)を伝送し、対応する第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1322)を受信した後に(例えば、それに基づいて、又はそれに応答して)ランダムアクセス手順が成功したと決定し得る。無線デバイスは、例えば、PDCCH伝送が対応するC-RNTIにアドレス指定されている場合、ランダムアクセス手順が正常に完了したと決定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、無線デバイスによって送信/伝送されたプリアンブルに対応するプリアンブル識別子を備えるRARを受信した場合、及び/又は、RARが、プリアンブル識別子を備えたMACサブPDUを備える場合、ランダムアクセス手順が正常に完了したと決定し得る。無線デバイスは、この応答を、SI要求に対する確認応答の指示として決定し得る。
【0127】
図13Cは、例示的な2ステップランダムアクセス手順を示す。
図13A及び
図13Bに示されたランダムアクセス手順と同様に、基地局は、手順の開始前に、無線デバイスへ構成メッセージ1330を送信/伝送し得る。構成メッセージ1330は、いくつかの点で構成メッセージ1310及び/又は構成メッセージ1320に類似し得る。
図13Cに示される手順は、複数のメッセージ(例えば、第1のメッセージ(例えば、Msg A 1331)と第2のメッセージ(例えば、Msg B 1332)とを含む2つのメッセージ)の伝送を含み得る。
【0128】
Msg A 1320は、無線デバイスによるアップリンク伝送で送信/伝送され得る。Msg A 1320は、プリアンブル1341の1つ以上の伝送及び/又はトランスポートブロック1342の1つ以上の伝送を含み得る。トランスポートブロック1342は、第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)の内容(例えば、
図13Aに示す)と類似及び/又は等価の内容を含み得る。トランスポートブロック1342は、UCI(例えば、SR、HARQ ACK/NACKなど)を含み得る。無線デバイスは、例えば、第1のメッセージ(例えば、Msg A 1331)を送信/伝送した後に(例えば、送信/伝送することに基づいて、又は送信/伝送することに応答して)、第2のメッセージ(例えば、Msg B 1332)を受信し得る。第2のメッセージ(例えば、Msg B 1332)は、第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)の内容(例えば、
図13Aに示すRAR)、第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1322)の内容(例えば、
図13Bに示すRAR)、及び/又は第4のメッセージ(例えば、Msg 4 1314)の内容(例えば、
図13Aに示す)と類似及び/又は同等の内容を含み得る。
【0129】
無線デバイスは、ライセンスされたスペクトル及び/又はライセンスされていないスペクトルのための2ステップランダムアクセス手順(例えば、
図13Cに示す2ステップランダムアクセス手順)を開始/始動し得る。無線デバイスは、1つ以上の要因に基づいて、2ステップランダムアクセス手順を開始/始動するかどうかを決定し得る。1つ以上の要因は、使用中の無線アクセス技術(例えば、LTE、NRなど);無線デバイスが有効なTAを有するかどうか;セルサイズ;無線デバイスのRRC状態;スペクトルのタイプ(例えば、ライセンスされているかライセンスされていないか);及び/又は任意の他の好適な要因、のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0130】
無線デバイスは、構成メッセージ1330に含まれる2段階RACHパラメータに基づいて、プリアンブル1341及び/又はトランスポートブロック1342のための無線リソース及び/又はアップリンク伝送電力を決定し得る(例えば、第1のメッセージ(例えば、Msg A 1331)に含まれる)。RACHパラメータは、プリアンブル1341及び/又はトランスポートブロック1342のMCS、時間周波数リソース、及び/又は電力制御を示し得る。プリアンブル1341の伝送のための時間-周波数リソース(例えば、PRACH)及びトランスポートブロック1342の伝送のための時間-周波数リソース(例えば、PUSCH)は、FDM、TDM、及び/又はCDMを使用して多重化され得る。RACHパラメータは、無線デバイスが、第2のメッセージ(例えば、Msg B 1332)を監視及び/又は受信するための受信タイミング及びダウンリンクチャネルを決定することを可能にし得る。
【0131】
トランスポートブロック1342は、データ(例えば、遅延に敏感なデータ)、無線デバイスの識別子、セキュリティ情報、及び/又はデバイス情報(例えば、国際モバイル加入者識別情報(International Mobile Subscriber Identity、IMSI))を含み得る。基地局は、第1のメッセージ(例えば、Msg A 1331)に対する応答として第2のメッセージ(例えば、Msg B 1332)を送信/伝送し得る。第2のメッセージ(例えば、Msg B 1332)は、プリアンブル識別子;タイミングアドバンスコマンド;電力制御コマンド;アップリンク許可(例えば、無線リソース割り当て及び/又はMCS);無線デバイス識別子(例えば、競合解決のためのUE識別子);及び/又はRNTI(例えば、C-RNTI又はTC-RNTI)、のうちの少なくとも1つを含み得る。無線デバイスは、例えば、第2のメッセージ(例えば、Msg B 1332)内のプリアンブル識別子が、無線デバイスによって送信/伝送されたプリアンブル及び/又は第2のメッセージ(例えば、Msg B 1332)内の無線デバイスの識別子に対応するか、又は一致する、あるいは、第1のメッセージ(例えば、Msg A 1331)内の無線デバイスの識別子に対応するか、又は一致する場合、2ステップランダムアクセス手順が正常に完了したと決定し得る(例えば、トランスポートブロック1342)。
【0132】
無線デバイスと基地局とは、制御シグナリング(例えば、制御情報)を交換し得る。制御シグナリングは、L1/L2制御シグナリングと称され得、無線デバイス又は基地局のPHY層(例えば、層1)及び/又はMAC層(例えば、層2)から生じ得る。制御シグナリングは、基地局から無線デバイスへ送信/伝送されるダウンリンク制御シグナリング、及び/又は、無線デバイスから基地局へ送信/伝送されるアップリンク制御シグナリングを含み得る。
【0133】
ダウンリンク制御シグナリングは、ダウンリンクスケジューリング割り当て;アップリンク無線リソース及び/又はトランスポートフォーマットを指示するアップリンクスケジューリング許可;スロットフォーマット情報;プリエンプション指示;電力制御コマンド;及び/又は任意の他の好適なシグナリング、のうちの少なくとも1つを含み得る。無線デバイスは、PDCCHを介して基地局によって送信/伝送されたペイロードにおいてダウンリンク制御シグナリングを受信し得る。PDCCHを介して送受信されるペイロードは、ダウンリンク制御情報(DCI)と称され得る。PDCCHは、無線デバイスのグループに共通のグループ共通PDCCH(group common PDCCH、GC-PDCCH)であり得る。GC-PDCCHは、グループ共通RNTIによってスクランブルされ得る。
【0134】
基地局は、例えば、伝送誤りの検出を容易にするために、1つ以上の巡回冗長検査(cyclic redundancy check、CRC)パリティビットをDCIに付加し得る。基地局は、例えば、DCIが無線デバイス(又は無線デバイスのグループ)を対象としている場合、CRCパリティビットを無線デバイスの識別子(又は無線デバイスのグループの識別子)でスクランブルし得る。CRCパリティビットを識別子でスクランブルすることは、識別子値とCRCパリティビットとのモジュロ2加算(又は排他的OR演算)を含み得る。識別子は、RNTIの16ビット値を含み得る。
【0135】
DCIは、異なる目的のために使用され得る。目的は、CRCパリティビットをスクランブルするために使用されるRNTIのタイプによって示され得る。ページングRNTI(P-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ページング情報及び/又はシステム情報変更通知を示し得る。P-RNTIは、16進数で「FFFE」として事前定義され得る。システム情報RNTI(system information RNTI、SI-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、システム情報のブロードキャスト伝送を示し得る。SI-RNTIは、16進数で「FFFF」として事前定義され得る。ランダムアクセスRNTI(random access RNTI、RA-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ランダムアクセス応答(RAR)を示し得る。セルRNTI(C-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、動的にスケジューリングされたユニキャスト伝送及び/又はPDCCH順序付きランダムアクセスのトリガを示し得る。一時セルRNTI(TC-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、競合解決(例えば、
図13Aに示すMsg 3 1313に類似のMsg 3)を示し得る。基地局によって無線デバイスのために構成された他のRNTIは、構成されたスケジューリングRNTI(Configured Scheduling RNTI、CS RNTI)、伝送電力制御PUCCH RNTI(Transmit Power Control-PUCCH RNTI、TPC PUCCH-RNTI)、伝送電力制御PUSCH RNTI(Transmit Power Control-PUSCH RNTI、TPC-PUSCH-RNTI)、伝送電力制御SRS RNTI(Transmit Power Control-SRS RNTI、TPC-SRS-RNTI)、中断RNTI(Interruption RNTI、INT-RNTI)、スロットフォーマット指示RNTI(Slot Format Indication RNTI、SFI-RNTI)、半永続的CSI RNTI(Semi-Persistent CSI RNTI、SP-CSI-RNTI)、変調及びコーディング方式セルRNTI(Modulation and Coding Scheme Cell RNTI、MCS-C RNTI)などを含み得る。
【0136】
基地局は、例えば、DCIの目的及び/又は内容に応じて、1つ以上のDCIフォーマットでDCIを送信/伝送し得る。DCIフォーマット0_0は、セルにおけるPUSCHのスケジューリングに使用され得る。DCIフォーマット0_0は、フォールバックDCIフォーマット(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)であり得る。DCIフォーマット0_1は、セルにおけるPUSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット0_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_0は、セルにおけるPDSCHのスケジューリングに使用され得る。DCIフォーマット1_0は、フォールバックDCIフォーマット(例えば、コンパクトなDCIペイロードで)であり得る。DCIフォーマット1_1は、セル(例えば、DCIフォーマット1_0よりも多くのDCIペイロードを有する)におけるPDSCHのスケジューリングに使用され得る。DCIフォーマット2_0は、無線デバイスのグループにスロットフォーマット指示を提供するために使用され得る。DCIフォーマット2_1は、無線デバイスのグループに物理リソースブロック及び/又はOFDMシンボルを通知/通知するために使用され得、無線デバイスのグループは、無線デバイスのグループへの伝送が意図されていないと仮定し得る。DCIフォーマット2_2は、PUCCH又はPUSCHのための伝送電力制御(transmit power control、TPC)コマンドの伝送のために使用され得る。DCIフォーマット2_3は、1つ以上の無線デバイスによるSRS伝送のためのTPCコマンドのグループの伝送のために使用され得る。新しい機能のDCIフォーマットは、将来の解放で定義され得る。DCIフォーマットは、異なるDCIサイズを有し得るし、同じDCIサイズを共有し得る。
【0137】
基地局は、例えば、DCIをRNTIでスクランブルした後に、チャネルコーディング(例えば、ポーラコーディング)、レートマッチング、スクランブリング、及び/又はQPSK変調でDCIを処理し得る。基地局は、コーディング及び変調されたDCIを、PDCCHのために使用及び/又は構成されたリソース要素にマッピングし得る。基地局は、例えば、DCIのペイロードサイズ及び/又は基地局のカバレッジに基づいて、いくつかの連続した制御チャネル要素(control channel element、CCE)を占有するPDCCHを介してDCIを送信/伝送し得る。連続するCCEの数(アグリゲーションレベルと称される)は、1、2、4、8、16、及び/又は任意の他の好適な数であり得る。CCEは、いくつか(例えば、6)のリソース要素グループ(resource-element group、REG)を含み得る。REGは、OFDMシンボル内のリソースブロックを備え得る。リソース要素に対するコーディング及び変調されたDCIのマッピングは、CCE及びREGのマッピング(例えば、CCEからREGへのマッピング)に基づき得る。
【0138】
図14Aは、CORESET構成の一例を示す。CORESET構成は、帯域幅部分又は任意の他の周波数帯域のためのものであり得る。基地局は、1つ以上の制御リソースセット(CORESET)上でPDCCHを介してDCIを送信/伝送し得る。CORESETは、無線デバイスが1つ以上の探索空間を用いてDCIのデコーディングを試みる/試みる時間-周波数リソースを備え得る。基地局は、時間-周波数領域におけるCORESETのサイズ及び位置を構成し得る。第1のCORESET 1401及び第2のCORESET1402は、スロット内の第1のシンボルで発生し得るか、又は設定/構成され得る。第1のCORESET1401は、周波数領域において第2のCORESET1402と重複し得る。第3のCORESET1403は、スロット内の第3のシンボルにおいて生じ得るか、又は設定/構成され得る。第4のCORESET1404は、スロット内の第7のシンボルにおいて生じ得るか、又は設定/構成され得る。CORESETは、周波数領域において異なる数のリソースブロックを有し得る。
【0139】
図14Bは、CCEからREGへのマッピングの例を示す。CCEからREGへのマッピングは、CORESET及びPDCCH処理によるDCI伝送のために実行され得る。CCEからREGへのマッピングは、インタリーブドマッピング(例えば、周波数ダイバーシティを提供する目的で)又は非インタリーブドマッピング(例えば、制御チャネルの干渉調整及び/又は周波数選択伝送を容易にする目的で)であり得る。基地局は、異なるCORESETに対して異なる又は同じCCEからREGへのマッピングを実行し得る。CORESETは、CCE-REGマッピングに(例えば、RRC構成によって)関連付けられ得る。CORESETは、アンテナポートQCLパラメータで構成され得る。アンテナポートQCLパラメータは、CORESETを介したPDCCH受信のためのDM-RSのQCL情報を示し得る。
【0140】
基地局は、無線デバイスへ、1つ以上のCORESET及び1つ以上の探索空間セットの構成パラメータを備える1つ以上のRRCメッセージを送信/伝送し得る。構成パラメータは、探索空間セットとCORESETとの間の関連付けを示し得る。探索空間セットは、CCE(例えば、所定のアグリゲーションレベルで)によって形成されたPDCCH候補のセットを備え得る。構成パラメータは、アグリゲーションレベル毎に監視されるべきPDCCH候補の数;PDCCH監視周期及びPDCCH監視パターン;無線デバイスによって監視されるべき1つ以上のDCIフォーマット;及び/又は探索空間セットが共通探索空間セットであるか無線デバイス固有探索空間セット(例えば、UE固有の探索空間セット)であるかどうか、のうちの少なくとも1つを示し得る。共通探索空間セット内のCCEのセットは、事前定義され得、無線デバイスに既知であり得る。無線デバイス固有探索空間セット(例えば、UE固有の探索空間セット)内のCCEのセットは、例えば、無線デバイス(例えば、C-RNTI)の識別情報に基づいて構成され得る。
【0141】
図14Bに示されるように、無線デバイスは、1つ以上のRRCメッセージに基づいて、CORESETのための時間-周波数リソースを決定し得る。無線デバイスは、例えば、CORESETの構成パラメータに基づいて、CORESETのためのCCEからREGへのマッピング(例えば、インターリーブ又は非インターリーブ、及び/又はマッピングパラメータ)を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のRRCメッセージに基づいて、CORESETのために構成された探索空間セットの数(例えば、最大10)を決定し得る。無線デバイスは、探索空間セットの構成パラメータに従って、PDCCH候補のセットを監視し得る。無線デバイスは、1つ以上のDCIを検出するために、1つ以上のCORESETにおけるPDCCH候補のセットを監視し得る。監視は、監視されたDCIフォーマットに従ってPDCCH候補のセットの1つ以上のPDCCH候補をデコーディングすることを含み得る。監視は、可能な(又は構成された)PDCCH位置、可能な(又は構成された)PDCCHフォーマット(例えば、CCEの数、共通探索空間内のPDCCH候補の数、及び/又は無線デバイス固有探索空間内のPDCCH候補の数)、及び可能な(又は構成された)DCIフォーマットを有する1つ以上のPDCCH候補のDCIコンテンツをデコーディングすることを含み得る。デコーディングは、ブラインドデコーディングと称され得る。無線デバイスは、例えば、CRCチェック(例えば、RNTI値と一致するDCIのCRCパリティビットのためのスクランブルビット)の後に(例えば、CRCチェックに基づいて、又はCRCチェックに応答して)、DCIが無線デバイスに対して有効であると決定し得る。無線デバイスは、DCIに含まれる情報(例えば、スケジューリング割り当て、アップリンク許可、電力制御、スロットフォーマット指示、ダウンリンクプリエンプションなど)を処理し得る。
【0142】
無線デバイスは、基地局へアップリンク制御シグナリング(例えば、UCI)を送信/伝送し得る。アップリンク制御シグナリングは、受信されたDL-SCHトランスポートブロックのためのHARQ確認応答を備え得る。無線デバイスは、例えば、DL-SCHトランスポートブロックを受信した後に(例えば、受信することに基づいて、又は受信することに応答して)、HARQ確認応答を送信/伝送し得る。アップリンク制御シグナリングは、物理ダウンリンクチャネルのチャネル品質を示すCSIを備え得る。無線デバイスは、基地局へCSIを送信/伝送し得る。基地局は、受信したCSIに基づいて、ダウンリンク伝送のための伝送フォーマットパラメータ(例えば、マルチアンテナ及びビーム形成方式を含む)を決定し得る。アップリンク制御シグナリングは、スケジューリング要求(SR)を含み得る。無線デバイスは、基地局への伝送のためにアップリンクデータが利用可能であることを示すSRを送信/伝送し得る。無線デバイスは、PUCCH又はPUSCHを介してUCI(例えば、HARQ確認応答(HARQ acknowledgement、HARQ-ACK)、CSI報告、SRなど)を送信/伝送し得る。無線デバイスは、いくつかのPUCCHフォーマットのうちの1つを用いて、PUCCHを介してアップリンク制御シグナリングを送信/伝送し得る。
【0143】
複数のPUCCHフォーマット(例えば、5つのPUCCHフォーマット)が存在し得る。無線デバイスは、例えば、UCIのサイズ(例えば、UCI伝送のアップリンクシンボルの数/量及びUCIビットの数)に基づいて、PUCCHフォーマットを決定し得る。PUCCHフォーマット0は、1つ又は2つのOFDMシンボルの長さを有し得、2つ以下のビットを備え得る。無線デバイスは、例えば、伝送が1つ又は2つのシンボル上であり/を介し、正又は負のSRを有するHARQ-ACK情報ビットの数/量(HARQ-ACK/SRビット)が1又は2である場合、PUCCHフォーマット0を使用して、PUCCHリソースを介してUCIを送信/伝送し得る。PUCCHフォーマット1は、いくつかのOFDMシンボル(例えば、4~14 OFDMシンボルの間)を占有し得、2ビット以下を含み得る。無線デバイスは、例えば、伝送が4つ以上のシンボル上/経由であり、HARQ-ACK/SRビットの数が1又は2である場合、PUCCHフォーマット1を使用し得る。PUCCHフォーマット2は、1つ又は2つのOFDMシンボルを占有し、3つ以上のビットを備え得る。無線デバイスは、例えば、伝送が1つ又は2つのシンボルの上/経由であり、UCIビットの数/量が2以上である場合、PUCCHフォーマット2を使用し得る。PUCCHフォーマット3は、いくつかのOFDMシンボル(例えば、4~14 OFDMシンボルの間)を占有し得、3つ以上のビットを備え得る。無線デバイスは、例えば、伝送が4シンボル以上であり、UCIビットの数/量が2以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコード(orthogonal cover code、OCC)を備えていない場合、PUCCHフォーマット3を使用し得る。PUCCHフォーマット4は、いくつかのOFDMシンボル(例えば、4~14 OFDMシンボル)を占有し得、3つ以上のビットを備え得る。無線デバイスは、例えば、伝送が4シンボル以上であり、UCIビットの数/量が2以上であり、PUCCHリソースがOCCを備える場合、PUCCHフォーマット4を使用し得る。
【0144】
基地局は、例えば、RRCメッセージを用いて、複数のPUCCHリソースセットのための構成パラメータを無線デバイスへ送信/伝送し得る。複数のPUCCHリソースセット(例えば、NRにおける最大4セット、又は他のシステムにおける最大任意の他の数のセット)は、セルのアップリンクBWPにおいて構成され得る。PUCCHリソースセットは、PUCCHリソースセットインデックス、PUCCHリソース識別子(例えば、pucch-Resourceid)によって識別されるPUCCHリソースを有する複数のPUCCHリソース、及び/又は、無線デバイスがPUCCHリソースセット内の複数のPUCCHリソースのうちの1つを用いて送信/伝送し得るUCI情報ビットの数(例えば、最大数)を用いて構成され得る。無線デバイスは、例えば、複数のPUCCHリソースセットを用いて構成されている場合、UCI情報ビット(例えば、HARQ-ACK、SR、及び/又はCSI)の合計ビット長に基づいて、複数のPUCCHリソースセットのうちの1つを選択し得る。無線デバイスは、例えば、UCI情報ビットの総ビット長が2以下である場合、「0」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第1のPUCCHリソースセットを選択し得る。無線デバイスは、例えば、UCI情報ビットの総ビット長が2より大きく、第1の構成値以下である場合、「1」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第2のPUCCHリソースセットを選択し得る。無線デバイスは、例えば、UCI情報ビットの総ビット長が第1の構成値よりも大きく、第2の構成値以下である場合、「2」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第3のPUCCHリソースセットを選択し得る。無線デバイスは、例えば、UCI情報ビットの総ビット長が第2の構成値よりも大きく、第3の値(例えば、1406、1706、又は任意の他のビット数)以下である場合、「3」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第4のPUCCHリソースセットを選択し得る。
【0145】
無線デバイスは、例えば、複数のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースセットを決定した後、UCI(HARQ-ACK、CSI、及び/又はSR)伝送のためにPUCCHリソースセットからPUCCHリソースを決定し得る。無線デバイスは、例えば、PDCCHで/PDCCHを介して受信されたDCI(例えば、DCIフォーマット1_0又は1_1のDCIを伴う)におけるPUCCHリソースインジケータに基づいて、PUCCHリソースを決定し得る。DCI内のnビット(例えば、3ビット)PUCCHリソースインジケータは、PUCCHリソースセット内の複数(例えば、8)のPUCCHリソースのうちの1つを示し得る。無線デバイスは、例えば、PUCCHリソースインジケータに基づいて、DCI内のPUCCHリソースインジケータによって示されるPUCCHリソースを使用してUCI(HARQ-ACK、CSI、及び/又はSR)を送信/伝送し得る。
【0146】
図15Aは、無線デバイスと基地局との間の例示的な通信を示す。無線デバイス1502及び基地局1504は、
図1Aに示される通信ネットワーク100、
図1Bに示される通信ネットワーク150、又は任意の他の通信ネットワークのような通信ネットワークの一部であり得る。通信ネットワークは、
図15Aに示されたものと実質的に同じ又は類似の構成を有する、2つ以上の無線デバイス及び/又は2つ以上の基地局を備え得る。
【0147】
基地局1504は、エアインターフェース(又は無線インターフェース)1506を介した無線通信を介して、無線デバイス1502をコアネットワーク(図示せず)に接続し得る。エアインターフェース1506を介した基地局1504から無線デバイス1502への通信方向は、ダウンリンクと称され得る。無線デバイス1502からエアインターフェースを介して基地局1504への通信方向は、アップリンクと称され得る。ダウンリンク伝送は、例えば、様々な複信スキーム(例えば、FDD、TDD、及び/又は、複信技術のいくつかの組み合わせ)を用いて、アップリンク伝送から分離され得る。
【0148】
ダウンリンクの場合、基地局1504から無線デバイス1502へ送信されるべきデータは、基地局1504の処理システム1508へ提供/転送/送信され得る。データは、例えば、コアネットワークによって処理システム1508に提供/転送/送信され得る。アップリンクの場合、無線デバイス1502から基地局1504へ送信されるべきデータは、無線デバイス1502の処理システム1518へ提供/転送/送信され得る。処理システム1508及び処理システム1518は、伝送のためにデータを処理するために層3及び層2 OSI機能を実装し得る。層2は、例えば、
図2A、
図2B、
図3、及び
図4Aに関して説明した、SDAP層、PDCP層、RLC層、及びMAC層を含み得る。層3は、例えば、
図2Bに関して説明したRRC層を含み得る。
【0149】
無線デバイス1502へ送信されるべきデータは、例えば、処理システム1508によって処理された後に、基地局1504の伝送処理システム1510へ提供/転送/送信され得る。基地局1504へ送信されるべきデータは、例えば、処理システム1518によって処理された後に、無線デバイス1502の伝送処理システム1520へ提供/転送/送信され得る。伝送処理システム1510及び伝送処理システム1520は、層1 OSI機能を実装し得る。層1は、例えば、
図2A、
図2B、
図3、及び
図4Aに関連して記載されたPHY層を備え得る。送信/伝送処理のために、PHY層は、例えば、トランスポートチャネルの前方誤り訂正コーディング、インターリーブ、レートマッチング、トランスポートチャネルの物理チャネルへのマッピング、物理チャネルの変調、多入力多出力(multiple-input multiple-output、MIMO)又はマルチアンテナ処理などを実行し得る。
【0150】
基地局1504の受信処理システム1512は、無線デバイス1502からアップリンク伝送を受信し得る。基地局1504の受信処理システム1512は、1つ以上のTRPを備え得る。無線デバイス1502の受信処理システム1522は、基地局1504からダウンリンク伝送を受信し得る。無線デバイス1502の受信処理システム1522は、1つ以上のアンテナパネルを備え得る。受信処理システム1512及び受信処理システム1522は、層1 OSI機能を実装し得る。層1は、例えば、
図2A、
図2B、
図3、及び
図4Aに関連して説明されたPHY層を含み得る。受信処理のために、PHY層は、例えば、誤り検出、前方誤り訂正デコーディング、デインタリーブ、物理チャネルへのトランスポートチャネルのデマッピング、物理チャネルの復調、MIMO又はマルチアンテナ処理などを実行し得る。
【0151】
基地局1504は、複数のアンテナ(例えば、複数のアンテナパネル、複数のTRPなど)を備え得る。無線デバイス1502は、複数のアンテナ(例えば、複数のアンテナパネルなど)を備え得る。複数のアンテナは、空間多重(例えば、シングルユーザMIMO又はマルチユーザMIMO)、伝送/受信ダイバーシティ、及び/又はビームフォーミングなどの1つ以上のMIMO又はマルチアンテナ技術を実行するために使用され得る。無線デバイス1502及び/又は基地局1504は、単一のアンテナを有し得る。
【0152】
処理システム1508及び処理システム1518は、それぞれメモリ1514及びメモリ1524に関連付けられ得る。メモリ1514及びメモリ1524(例えば、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体)は、機能(例えば、本明細書に記載の1つ以上の機能、並びに一般的なコンピュータ、プロセッサ、メモリ、及び/又は他の周辺機器の他の機能)のうちの1つ以上を実行するために、処理システム1508及び/又は処理システム1518によってそれぞれ実行され得るコンピュータプログラム命令又はコードを格納し得る。伝送処理システム1510及び/又は受信処理システム1512は、それらのそれぞれの機能のうちの1つ以上を実行するために実行され得るコンピュータプログラム命令又はコードを記憶するメモリ1514及び/又は別のメモリ(例えば、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体)に結合され得る。伝送処理システム1520及び/又は受信処理システム1522は、それらのそれぞれの機能のうちの1つ以上を実行するために実行され得るコンピュータプログラム命令又はコードを記憶するメモリ1524及び/又は別のメモリ(例えば、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体)に結合され得る。
【0153】
処理システム1508及び/又は処理システム1518は、1つ以上のコントローラ及び/又は1つ以上のプロセッサを備え得る。1つ以上のコントローラ及び/又は1つ以上のプロセッサは、例えば、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)及び/又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート及び/又はトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、オンボードユニット、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。処理システム1508及び/又は処理システム1518は、信号コーディング/処理、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又は、無線デバイス1502及び/又は基地局1504が無線環境において動作することを可能にし得る任意の他の機能のうちの少なくとも1つを実行し得る。
【0154】
処理システム1508は、1つ以上の周辺機器1516に接続され得る。処理システム1518は、1つ以上の周辺機器1526に接続され得る。1つ以上の周辺機器1516及び1つ以上の周辺機器1526は、例えば、スピーカ、マイクロフォン、キーパッド、ディスプレイ、タッチパッド、電源、衛星トランシーバ、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート、ハンズフリーヘッドセット、周波数変調(frequency modulated、FM)無線ユニット、メディアプレーヤ、インターネットブラウザ、電子制御ユニット(例えば、自動車用)、及び/又は1つ以上のセンサ(例えば、加速度計、ジャイ損失コープ、温度センサ、レーダセンサ、ライダセンサ、超音波センサ、光センサ、カメラなど)などの機能及び/又は機能を提供するソフトウェア及び/又はハードウェアを備え得る。処理システム1508及び/又は処理システム1518は、1つ以上の周辺機器1516及び/又は1つ以上の周辺機器から入力データ(例えば、ユーザ入力データ)を受信し、及び/又は1つ以上の周辺機器1526に出力データ(例えば、ユーザ出力データ)を提供し得る。無線デバイス1502における処理システム1518は、電源から電力を受信し、及び/又は、この電力を、無線デバイス1502における他のコンポーネントへ分配するように構成され得る。電源は、1つ以上の電源、例えば、電池、太陽電池、燃料電池、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。処理システム1508は、全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)チップセット1517に接続され得る。処理システム1518は、全地球測位システム(GPS)チップセット1527に接続され得る。GPSチップセット1517及びGPSチップセット1527は、無線デバイス1502及び基地局1504の地理的位置情報をそれぞれ決定及び提供するように構成され得る。
【0155】
図15Bは、例えば、基地局160A、160B、162A、162B、220、及び/又は1504、無線デバイス106、156A、156B、210、及び/又は1502、又は本明細書に記載の任意の他の基地局、無線デバイス、AMF、UPF、ネットワークデバイス、若しくは演算デバイスを含む、本明細書に記載の様々なデバイスのいずれかを実装するために使用され得る演算デバイスの例示的な要素を示す。演算デバイス1530は、ランダムアクセスメモリ(random-access memory、RAM)1533、リムーバブルメディア1534(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)ドライブ、コンパクトディスク(compact disk、CD)若しくはデジタル多用途ディスク(digital versatile disk、DVD)、又はフロッピーディスクドライブ)、又は任意の他の所望の記憶媒体に記憶された命令を実行し得る、1つ以上のプロセッサ1531を含み得る。また、命令は、取り付けられた(又は内部の)ハードドライブ1535に記憶され得る。また、演算デバイス1530は、セキュリティプロセッサ(図示せず)を含み得、セキュリティプロセッサは、プロセッサ1531上で実行されるプロセス、並びに演算デバイス1530の任意のハードウェア及び/又はソフトウェアコンポーネント(例えば、ROM1532、RAM1533、リムーバブルメディア1534、ハードドライブ1535、デバイスコントローラ1537、ネットワークインターフェース1539、GPS1541、Bluetoothインターフェース1542、WiFiインターフェース1543などである)へのアクセスを要求する任意のプロセスを監視するために、1つ以上のコンピュータプログラムの命令を実行し得る。演算デバイス1530は、ディスプレイ1536(例えば、画面、表示デバイス、モニタ、テレビなど)などの1つ以上の出力デバイスを含み得、ビデオプロセッサなどの1つ以上の出力デバイスコントローラ1537を含み得る。また、リモートコントローラ、キーボード、マウス、タッチスクリーン、マイクロフォンなどのような、1つ以上のユーザ入力デバイス1538があり得る。演算デバイス1530は、有線インターフェース、無線インターフェース、又は2つの組み合わせであり得る、ネットワークインターフェース1539などの1つ以上のネットワークインターフェースを含み得る。ネットワークインターフェース1539は、演算デバイス1530がネットワーク1540(例えば、RAN、又は任意の他のネットワーク)と通信するためのインターフェースを提供し得る。ネットワークインターフェース1539は、モデム(例えば、ケーブルモデム)を含み得、外部ネットワーク1540は、通信リンク、外部ネットワーク、家庭内ネットワーク、プロバイダの無線、同軸、ファイバ、若しくはハイブリッドファイバ/同軸分配システム(例えば、DOCSISネットワーク)、又は任意の他の所望のネットワークを含み得る。追加的に、演算デバイス1530は、全地球測位システム(GPS)マイクロプロセッサ1541などの位置検出デバイスを含み得、これは、全地球測位信号を受信して処理し、外部サーバ及びアンテナからの可能な支援を用いて、演算デバイス1530の地理的位置を決定するように構成され得る。
【0156】
図15Bの例は、ハードウェア構成であり得るが、示されたコンポーネントは、ソフトウェアとしても実装され得る。所望に応じて、演算デバイス1530のコンポーネントを追加、除去、結合、分割などするための変更が行われ得る。追加的に、コンポーネントは、基本的な演算デバイス及びコンポーネントを使用して実装され得、同じコンポーネント(例えば、プロセッサ1531、ROM記憶装置1532、ディスプレイ1536など)を使用して、本明細書に記載の他の演算デバイス及びコンポーネントのいずれかを実装し得る。例えば、本明細書に記載の様々なコンポーネントは、
図15Bに示すように、コンピュータ可読媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行するプロセッサなどのコンポーネントを有する演算デバイスを使用して実装され得る。本明細書に記載のエンティティの一部又は全ては、ソフトウェアベースであり得、共通の物理プラットフォームに共存し得る(例えば、要求エンティティは、従属エンティティからの別個のソフトウェアプロセス及びプログラムであり得、それらの両方は、共通の演算デバイス上のソフトウェアとして実行され得る)。
【0157】
図16Aは、アップリンク伝送のための例示的な構造を示す。物理アップリンク共有チャネルを表すベースバンド信号の処理は、1つ以上の機能を備える/実行し得る。1つ以上の機能は、スクランブリング;複素値シンボルを生成するためのスクランブルビットの変調;1つ以上の伝送層への複素値変調シンボルのマッピング;複素値シンボルを生成するためにプリコーディングを変換する;複素値シンボルのプリコーディング;プリコーディングされた複素値シンボルのリソース要素へのマッピング;複素値時間領域シングルキャリア周波数分割多元接続(Single Carrier-Frequency Division Multiple Access、SC-FDMA)、アンテナポート用のCP-OFDM信号、又は任意の他の信号の生成、のうちの少なくとも1つを含み得る。アップリンク伝送のためのSC-FDMA信号は、例えば、変換プリコーディングが有効化される場合に生成され得る。アップリンク伝送のためのCP-OFDM信号は、例えば、変換プリコーディングが有効化されていない場合に生成され得る(例えば、
図16Aに示すように)。これらの機能は、例であり、アップリンク伝送のための他のメカニズムが実装され得る。
【0158】
図16Bは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調及びアップコンバートのための例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポート用の複素値SC-FDMA、CP-OFDMベースバンド信号(又は他の任意のベースバンド信号)、及び/又は複素値物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)ベースバンド信号であり得る。フィルタリングは、例えば、伝送前に実行/採用され得る。
【0159】
図16Cは、ダウンリンク伝送のための構造例を示す。物理ダウンリンクチャネルを表すベースバンド信号の処理は、1つ以上の機能を備える/実行し得る。1つ以上の機能は、物理チャネル上で/物理チャネルを介して送信/伝送されるべきコードワード内のコーディングビットのスクランブリング;複素値変調シンボルを生成するためのスクランブルビットの変調;1つ又はいくつかの伝送層への複素値変調シンボルのマッピング;アンテナポート上での伝送のための層上の複素値変調シンボルのプリコーディング;アンテナポートの複素値変調シンボルのリソース要素へのマッピング;アンテナポートのための複素値時間領域OFDM信号の生成など、を含み得る。これらの機能は例であり、ダウンリンク伝送のための他のメカニズムが実装され得る。
【0160】
図16Dは、ベースバンド信号の変調及びキャリア周波数へのアップコンバートのための例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポート用の複素値OFDMベースバンド信号又は任意の他の信号であり得る。フィルタリングは、例えば、伝送前に実行/採用され得る。
【0161】
無線デバイスは、基地局から、複数のセル(例えば、プライマリセル、1つ以上のセカンダリセル)の構成パラメータを備える1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信し得る。無線デバイスは、複数のセルを介して、少なくとも1つの基地局(例えば、デュアルコネクティビティにおける2つ以上の基地局)と通信し得る。1つ以上のメッセージ(例えば、構成パラメータの一部として)は、無線デバイスを構成するためのPHY、MAC、RLC、PCDP、SDAP、RRC層のパラメータを含み得る。構成パラメータは、PHY及びMAC層チャネル、ベアラなどを構成するためのパラメータを含み得る。構成パラメータは、PHY、MAC、RLC、PCDP、SDAP、RRC層、及び/又は通信チャネルのタイマの値を示すパラメータを含み得る。
【0162】
タイマは、例えば、開始される場合、作動を開始し得、停止するまで、又は終了するまで作動を継続し得る。タイマは、例えば、作動していない場合に開始され得、作動している場合に再開され得る。タイマは、値に関連付けられ得る(例えば、タイマは、値から開始又は再開され得るし、0から開始して、値に達する場合、終了し得る)。タイマの持続時間は、例えば、タイマが停止又は終了するまで更新されなくてもよい(例えば、BWPの切り替えに起因する)。タイマは、プロセスの期間/窓を測定するために使用され得る。1つ以上のタイマ又は他のパラメータに関連する実装及び/又は手順に関して、1つ以上のタイマ又は他のパラメータを実装する複数の方法があり得ることが理解され得る。タイマを実装するための複数の方法のうちの1つ以上を使用して、処置の期間/窓を測定し得る。ランダムアクセス応答窓タイマは、ランダムアクセス応答を受信するための時間窓を測定するために使用され得る。2つのタイムスタンプ間の時間差は、例えば、ランダムアクセス応答窓タイマを開始し、タイマのタイムアウトを決定する代わりに使用され得る。時間窓を測定するためのプロセスは、例えば、タイマが再開された場合に再開され得る。他の例示的な実装形態は、時間窓の測定を再開するように構成/提供され得る。
【0163】
無線デバイスは、1つ以上の状態で動作し得る。1つ以上の状態は、例えば、接続状態、切断状態、アクティブ状態、非アクティブ状態、アイドル状態、省電力状態、及び/又は任意の他の状態を含み得る。1つ以上の状態は、RRC_CONNECTED、RRC_INACTIVE、RRC_IDLEなどのRRC状態を含み得る。無線デバイスは、1つ以上の状態へ/から切り替え/遷移し得る。無線デバイスは、特定の状態において1つ以上の動作を実行し得、及び/又は実行することが不可能であり得る。無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態(例えば、RRC_INACTIVE状態及び/又はRRC_IDLE状態)において伝送(例えば、アップリンクデータ伝送)を実行しない可能性がある(例えば、伝送を実行することを許可されない可能性があるか、又は伝送を禁止し得る)。そのような場合、無線デバイスは、DLデータ(例えば、モバイル終端(mobile terminated、MT))及び/又はULデータ(例えば、モバイル発信(mobile originated、MO))の伝送のためにネットワーク/デバイスへの接続を行い得る(例えば、セットアップする、確立する、再確立する、及び/又は再開する)。無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態においてネットワーク/デバイスへの接続を行うために、1つ以上の手順(例えば、接続セットアップ手順)を実行し得る。無線デバイスは、DLデータ(例えば、モバイル終端(MT))及び/又はULデータ(例えば、モバイル発信(MO))が伝送のために利用可能である(例えば、バッファに記憶されている)場合、1つ以上の手順(例えば、接続セットアップ又は再開手順)を実行し得る。1つ以上の手順に基づいて(例えば、接続セットアップ及び/又は再開手順の完了に成功した後に、又はそれに応答して)、無線デバイスのRRC状態は、非RRC_CONNECTED状態からRRC_CONNECTED状態に切り替わり/遷移し得る。無線デバイスは、RRC_CONNECTED状態において、DL伝送を受信する(例えば、その受信を実行する)(例えば、DLデータを受信する)及び/又はUL伝送を送信(例えば、ULデータを送信/伝送)し得る。無線デバイスは、例えば、(例えば、受信される)DLデータ及び/又は(例えば、送信/伝送される)ULデータが利用可能でない(例えば、そのようなデータがバッファに記憶されていない)ことに基づいて(例えば、その後に、又はそれに応答して)、RRC_CONNECTED状態から非RRC_CONNECTED状態に切り替わり/遷移し得る。RRC_CONNECTED状態から非RRC_CONNECTED状態に切り替える/遷移するために、無線デバイスは、接続解放手順を実行し得る。接続解放手順(例えば、RRC解放手順)は、(例えば、無線デバイスの)RRC状態をRRC_CONNECTED状態から非RRC_CONNECTED状態に切り替える/遷移させることをもたらし得る。接続解放手順は、1つ以上の解放メッセージ(例えば、RRC解放メッセージ)を基地局によって送信/伝送すること、及び/又は無線デバイスによって受信することを含み得る。1つ以上の解放メッセージは、無線デバイスによる使用のために以前に示されたリソースの解放をもたらし得る。無線デバイスは、RRC_CONNECTED状態から切り替え/遷移した後に、1つ以上のメッセージ(例えば、データ、ペイロードなど)を送信/伝送するための十分なリソースを欠いていることがある。少なくともいくつかのリソース(例えば、以前に構成された/アクティブなBWP)は、RRC_CONNECTED以外の状態において無線デバイスによる使用のために利用可能でない可能性がある。少なくともいくつかのリソース(例えば、初期BWP)は、1つ以上のメッセージを送信/伝送するために使用するには不十分及び/又は非効率的であることがある。無線デバイスは、1つ以上のメッセージ(例えば、データ、ペイロードなど)を送信/伝送することが可能になる前に、RRC_CONNECTED状態において接続を確立/再確立するように要求され得る。
【0164】
無線デバイス状態を切り替えること及び/又は遷移させることは、制御シグナリングを必要とし得る。非RRC_CONNECTED状態とRRC_CONNECTED状態との間の切り替え及び/又は遷移は、無線デバイスが、異なる層を含み得る1つ以上の層において複数の制御信号(例えば、RRCメッセージ、MAC CE、及び/又はDCIメッセージ)を送信/伝送する、及び/又は受信することを必要とし得る。RRC接続セットアップ手順は、無線デバイスが、基地局にRRC接続セットアップ要求を送信/伝送すること、及び/又は(例えば、RRC接続セットアップ要求への応答として)RRC接続セットアップメッセージを受信することを必要とし得る。RRC接続再開手順は、無線デバイスが、基地局に、RRC接続再開要求を送信/伝送すること、及び/又は(例えば、RRC接続再開要求への応答として)RRC接続再開メッセージを受信することを必要とし得る。RRC接続解放手順は、無線デバイスが基地局からRRC接続解放要求を受信することを必要とし得る。(例えば、利用可能な及び/又は到着時の)少量のデータのDL及び/又はUL伝送などのための少なくともいくつかの通信は、無線デバイスが非RRC_CONNECTED状態にあり得る場合、効率的に通信されない可能性がある。例えば、無線デバイスが、RRC_CONNECTED状態においてスモールデータのDL及び/又はUL伝送を送信/伝送する目的で、ネットワーク/デバイスへの接続を確立(及び/又は再開)する(例えば、非RRC_CONNECTED状態からRRC_CONNECTED状態に切り替える/遷移する)こと、及び/又は接続を解放する(例えば、RRC_CONNECTED状態からRRC_CONNECTED状態に切り替える/遷移する)ことは非効率的であり得る。そのようなスモールデータ伝送、及び関連付けられた状態切り替え/遷移は、(例えば、無線デバイスによる)不必要な電力消費及び/又はシグナリングオーバーヘッドの増加をもたらすことがある。例えば、メッセージ(例えば、データ、ペイロードなど)を送信/伝送するために必要とされ得るシグナリングオーバーヘッド(例えば、制御シグナリングオーバーヘッド)は、メッセージ自体よりも大きい(及び/又はメッセージ自体に対してサイズが同等である)ことがある。比較的スモール及び/又は低頻度メッセージ(例えば、DL及び/又はULデータパケット)のための状態切り替え/遷移(例えば、RRC状態切り替え/遷移)は、無線デバイスのための不必要な電力消費及び/又はシグナリングオーバーヘッドを引き起こすことがある。
【0165】
スモール及び/又は低頻度伝送(例えば、データパケット、ペイロードなど)が、様々なアプリケーションのために必要とされることがある。そのようなスモール及び/又は低頻度伝送(本明細書ではスモールデータ伝送(small data transmission、SDT)と称され得る)は、例えば、スマートフォンアプリケーション及び/又は任意の無線デバイスアプリケーションから生成されるトラフィック、インスタントメッセージング(Instant Messaging、IM)サービス、IM/電子メールクライアント及び/又は他のアプリ/アプリケーションからのハートビート/キープアライブトラフィック、様々なアプリケーション、非スマートフォンアプリケーション、ウェアラブルデバイス、測位情報/サービス(例えば、ビークルツーエブリシング及び/又は位置特定サービス)、(例えば、温度、圧力読み取り値を周期的に及び/又はイベントトリガ方式で送信/伝送するための)センサ、メータ読み取り値を送信するスマートメータ及びスマートメータネットワーク、マルチキャストブロードキャストマルチメディアサービス(multicast broadcast multimedia service、MBMs)、及び/又は(例えば、通信ネットワークにおける)1つ以上の他のデバイスと通信する任意の他の無線デバイスからのプッシュ通知を含み得る。SDTは、衛星(例えば、静止赤道軌道、低地球軌道、及び/又は中地球軌道衛星システム)及び/又は非陸上ネットワーク(non-terrestrial network、NTN)を介した、例えば、遠隔エリア及び/又は空中及び/又は海上プラットフォーム(例えば、飛行船、無人航空機、及び/又は飛行船)の接続のための伝送を含み得る。
【0166】
本明細書に記載のように、無線デバイスは、接続状態(例えば、RRC_CONNECTED)でない可能性がある1つ以上の状態(例えば、RRC_INACTIVE状態及び/又はRRC_IDLE状態)における1つ以上の伝送(例えば、SDT)のために構成され得る。無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態において、1つ以上のメッセージを送信/伝送する(例えば、アップリンクデータ伝送を実行する)ように構成され得る。1つ以上のメッセージは、無線デバイスの(例えば、DTCH中の)データトラフィックを含み得る。無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態において、1つ以上のデータパケットを送信/伝送し得る。無線デバイスは、基地局から、無線デバイスのための非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースを示すスケジューリング情報(例えば、1つ以上のRRCメッセージ)を受信し得る。1つ以上のアップリンク無線リソースは、非RRC_CONNECTED状態における無線デバイスによる使用のためのBWP(及び/又は任意の他の無線リソース)(例えば、SDT BWP)を含み得る。スケジューリング情報は、1つ以上の解放メッセージ(例えば、RRC解放メッセージ)において提供され得る。メッセージ(例えば、RRC解放メッセージ)は、スケジューリング情報と、無線デバイスの状態を(例えば、RRC_CONNECTED状態から非RRC_CONNECTED状態に)切り替える/遷移させるための情報とを含み得る。1つ以上のアップリンク無線リソースは、低頻度データ伝送(例えば、SDT)のためのものであり得る。1つ以上のアップリンク無線リソースは、非周期的なデータ伝送(例えば、SDT)のためのものであり得る。1つ以上のアップリンク無線リソースは、周期的なデータ伝送(例えば、SDT)のためのものであり得る。無線デバイスは、無線デバイスの状態が非RRC_CONNECTED状態(例えば、RRC_INACTIVE状態及び/又はRRC_IDLE状態及び/又はRRC_CONNECTEDではない任意の他の状態)である時間期間に、1つ以上の無線リソースを介して1つ以上のデータパケットを送信/伝送し得る。無線デバイスは、1つ以上の無線リソースを介して1つ以上のデータパケットを送信/伝送するために、そのRRC状態をRRC_CONNECTEDに切り替え/遷移させない可能性がある。無線デバイスは、例えば、少なくとも、1つ以上の無線リソースを解放及び/又は再構成するための指示(例えば、無線デバイスの構成パラメータの変更/再構成を示すブロードキャストメッセージ)を受信するまで、1つ以上の無線リソースを使用するように構成され得る。非RRC_CONNECTED状態における1つ以上の無線リソースを介したアップリンク伝送は、(例えば、低スループットショートデータバーストの場合)効率的及び/又は柔軟であり得る。非RRC_CONNECTED状態における1つ以上の無線リソースを介したアップリンク伝送は、より効率的なシグナリング(例えば、シグナリングオーバーヘッドがペイロード/データよりも小さくてもよい)などの利点を提供し得る。非RRC_CONNECTED状態における1つ以上の無線リソースを介したアップリンク伝送は、シグナリングオーバーヘッドを低減することがある。非RRC_CONNECTED状態における1つ以上の無線リソースを介したアップリンク伝送は、無線デバイスのバッテリ性能を改善することがある。例えば、非RRC_CONNECTED状態における間欠的なスモールデータパケット(例えば、SDT)を有する無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態におけるそのようなアップリンク伝送から恩恵を受けることがある。
【0167】
本明細書に記載のように、RRC_INACTIVE状態におけるアップリンクデータ伝送は、RRC_IDLE状態におけるアップリンクデータ伝送と交換可能であり得る。例えば、RRC_INACTIVE状態におけるアップリンクデータ伝送に関連し得る手順、構成パラメータ、及び/又は特徴説明は、RRC_IDLE状態に適用可能及び/又は利用可能であり得る(例えば、RRC_IDLE状態に対して具体的に示されていない限り)。RRC_IDLE状態におけるアップリンクデータ伝送に関連し得る、本明細書における手順、構成パラメータ、及び/又は特徴説明は、RRC_INACTIVE状態に適用可能及び/又は利用可能であり得る、(例えば、RRC_INACTIVE状態に対して具体的に示されていない限り)。RRC_INACTIVE状態におけるアップリンクデータ伝送に関連し得る、本明細書における手順、構成パラメータ、及び/又は説明は、例えば、RRC_CONNECTED及び/又はRRC_IDLE状態が、少なくとも、無線デバイスが動作するように構成され得るRRC状態である場合、無線デバイスのRRC_IDLE状態に適用可能及び/又は利用可能であり得る。アップリンクデータ伝送に関連し得る本明細書における手順、構成パラメータ、及び/又は説明は、例えば、RRC_CONNECTED、RRC_INACTIVE、及び/又はRRC_IDLE状態が、無線デバイスが動作するように構成され得る少なくとも3つのRRC状態である場合、無線デバイスのRRC_INACTIVE及び/又はRRC_IDLE状態に適用可能及び/又は利用可能であり得る。本明細書におけるRRC_INACTIVEへの言及は、無線デバイスの任意の非アクティブ状態などの、任意の非アクティブ状態を指し得る。本明細書におけるRRC_CONNECTEDへの言及は、無線デバイスの別の通信デバイス(例えば、基地局)への任意の接続状態など、任意の接続状態を指し得る。本明細書におけるRRC_IDLEへの言及は、無線デバイスの任意のアイドル状態など、任意のアイドル状態を指し得る。
【0168】
図17は、無線デバイスの様々な状態に対するリソース利用可能性の一例を示す。無線デバイス状態は、例えば、RRC_CONNECTED、RRC_INACTIVE、RRC_IDLE、及び/又は接続性、アクティビティ、電力などに関連付けられた任意の他の状態を含み得る。1つ以上のデータパケット伝送及び/又は他の伝送は、RRC_INACTIVE状態(及び/又はRRC_IDLE状態)において発生し得る(及び/又は発生するようにスケジューリングされ得る)。伝送は、利用可能であり、スケジューリングされ、及び/又は構成され得るリソース1703に対応し得る。1つ以上のデータパケット伝送は、本明細書に記載の任意の伝送を含み得る。無線デバイス1702は、基地局1701から、リソース1703を構成する1つ以上のRRCメッセージを受信し得る。リソース1703は、アップリンクリソースを含み得る。追加的又は代替的に、リソース1703は、アップリンクリソース、ダウンリンクリソース、及び/又はサイドリンクリソースの任意の組み合わせを含み得る。アップリンクリソースは、非RRC_CONNECTED状態において利用可能であり、スケジューリング及び/又は構成され得る。無線デバイス1702は、無線デバイス1702のRRC状態に基づいて、リソース1703を使用する(及び/若しくは開始する、及び/若しくはアクティブ化する)か、又は使用を停止する(及び/若しくはクリアする、及び/若しくは一時停止する、及び/若しくは非アクティブ化する)かを決定し得る。無線デバイス1702は、無線デバイス1702が非RRC_CONNECTED状態において使用し得る1つ以上の無線リソース(例えば、アップリンク無線リソース、リソース1703など)に関連付けられた無線リソース構成パラメータを受信し得る。1つ以上の無線リソースは構成され得る(例えば、事前構成され得る)。1つ以上の無線リソースは、例えば、無線デバイスがRRC_CONNECTED状態、RRC_INACTIVE状態、RRC_IDLE状態、及び/又は任意の他の状態にあるときに構成され得る。無線デバイス1702は、(例えば、ステップ1710において)無線デバイスがRRC_CONNECTED状態にある時間にわたって、1つ以上の無線リソースの無線リソース構成パラメータを含むRRCメッセージを受信し得る。無線デバイスは、(例えば、ステップ1710において)無線デバイスがRRC_CONNECTED状態にある時間にわたって、1つ以上の無線リソースを開始しない可能性がある(及び/又はアクティブ化しない可能性がある)。RRC解放メッセージは、1つ以上の無線リソースの無線リソース構成パラメータを含み得る。無線デバイスは、解放メッセージ(例えば、RRC解放メッセージ)を受信することに基づいて(例えば、受信した後に、及び/又は受信することに応答して)、1つ以上の無線リソースを開始(及び/又はアクティブ化)し得る。無線デバイスは、(例えば、ステップ1720において)無線デバイス1702のRRC状態が非RRC_CONNECTED状態にある(及び/又はそれに遷移している)ことに基づいて(例えば、その後に及び/又はそれに応答して)、1つ以上の無線リソースを開始(及び/又はアクティブ化及び/又は使用)し得る。無線デバイス1702は、RRC状態が非RRC_CONNECTED状態にある場合(例えば、この状態としてRRC状態が保持される場合)、1つ以上の無線リソースを介して1つ以上のデータパケット(及び/又は任意の伝送)を送信/伝送し得る。無線デバイス1702は、例えば、(例えば、ステップ1720において)RRC_CONNECTED状態に遷移することなしに、1つ以上のデータパケット(及び/又は任意の他の伝送)を送信/伝送し得る。無線デバイス1702は、(例えば、ステップ1730において)非RRC_CONNECTED状態からRRC_CONNECTED状態にRRC状態を遷移することを決定し得る。RRC状態をRRC_CONNECTED状態に切り替える/遷移することに基づいて(例えば、その後に、又はそれに応答して)、無線デバイス1702は、1つ以上のリソースの使用を停止する(及び/又はクリアする、及び/又は一時停止する、及び/又は非アクティブ化する)ことを決定し得る。
【0169】
無線デバイス1702は、(例えば、無線デバイスの)RRC状態を非RRC_CONNECTED状態に切り替える/遷移することを決定し得る。無線デバイスは、RRC_CONNECTED状態からRRC状態を切り替える/遷移することを決定し得る。無線デバイス1702は、例えば、1つ以上のRRCメッセージを受信することに基づいて(例えば、その後に、又はそれに応答して)、RRC状態を非RRC_CONNECTED状態切り替える/遷移することを決定し得る。無線デバイス1702は、基地局1701から、1つ以上のRRCメッセージ(例えば、RRC解放メッセージ)を受信し得る。1つ以上のRRCメッセージ(例えば、RRC解放メッセージ)は、RRC接続の解放(例えば、ネットワークからの解放)を示し得る。RRCメッセージを受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信することに応答して)、無線デバイス1702は、RRC解放手順を実行し得る。RRC解放手順は、1つ以上の確立された無線ベアラ及び/又は構成された無線リソースの解放を含み得る。RRC解放手順は、RRC接続の一時停止(例えば、シグナリング無線ベアラ(signaling radio bearer、SRB)(例えば、SRB2)及び/又は少なくとも1つの専用無線ベアラ(dedicated radio bearer、DRB)がセットアップされている場合)、及び/又は確立された無線ベアラの一時停止を含み得る。RRCメッセージを受信すること(及び/又はRRC解放手順を実行すること)に基づいて(例えば、その後に、及び/又はそれに応答して)、無線デバイス1702は、無線デバイスのRRC状態をRRC_CONNECTED状態から非RRC_CONNECTED状態に切り替え/遷移(及び/又は切り替える/遷移することを決定)し得る。
【0170】
無線デバイス1702は、RRC状態を非RRC_CONNECTED状態からRRC_CONNECTED状態に遷移することを決定し得る。無線デバイス1702は、RRC_CONNECTED状態に切り替える/遷移するためにランダムアクセス手順を実行し得る。無線デバイス1702は、非RRC_CONNECTED状態にわたって受信され得るアップリンクデータのアップリンク伝送のためのランダムアクセス手順を実行(及び/又は開始)し得る。無線デバイス1702は、例えば、非RRC_CONNECTED状態においてページングメッセージを受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信することに応答して)、ランダムアクセス手順を実行し得る。無線デバイス1702は、ページングメッセージ及び/又は任意の他のメッセージに対してダウンリンク制御チャネルを監視(例えば、周期的に監視)し得る。無線デバイス1702は、基地局1701から(及び/又はネットワークから、及び/又は任意の通信デバイスから)、無線デバイスの識別子(例えば、無線デバイスID)を示し得るページングメッセージを受信し得る。ページングメッセージは、無線デバイス1702が(例えば、ネットワーク及び/又は任意の通信デバイスへの接続を行うために)ランダムアクセス手順を実行及び/又は開始すべきであることを示し得る。
【0171】
無線デバイス1702は、1つ以上の構成を含むメッセージを受信し得る。1つ以上の構成のうちの構成は、その構成の識別子(又はインデックス)を含み得る。1つ以上の構成の各々は、無線デバイス1702が非RRC_CONNECTED状態において使用し得る1つ以上のアップリンク無線リソースの無線リソース構成パラメータを含み得る。
【0172】
無線デバイスは、1つ以上のアップリンク無線リソースを示す1つ以上のRRCメッセージを受信し得る。無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態(例えば、RRC_INACTIVE状態及び/又はRRC_IDLE状態)において、1つ以上のアップリンク無線リソースを使用し得る。非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースは、(例えば、単一の伝送のための)1回使用のリソース及び/又は複数回使用のためのリソースを含み得る。非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースは、(例えば、1つ以上のアップリンク伝送のための)周期的なリソースを含み得る。非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースは、事前構成されたアップリンクリソース(preconfigured uplink resource、PUR)を含み得る。非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースを示す1つ以上のアップリンク許可は、構成された許可及び/又は事前構成された許可を含み得る。構成及び/又は事前構成された許可は、(事前)構成された許可タイプ1及び/又は(事前)構成された許可タイプ2など、複数のタイプの許可を含み得る。(事前に)構成された許可タイプ1によって決定された(及び/又は示された)1つ以上のアップリンク無線リソースは、(例えば、非RRC_CONNECTED状態において1つ以上のアップリンク無線リソースを示すRRCメッセージを受信した後に、又は受信することに応答して)1つ以上のアップリンク無線リソースを開始/再開(及び/又はアクティブ化/再アクティブ化)する指示を必要しない可能性がある。無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態において1つ以上のアップリンク無線リソースを示す(事前に)構成された許可タイプ1を含むRRCメッセージを受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信することに応答して)、1つ以上のアップリンク無線リソースを(再)開(及び/又は(再)アクティブ化)し得る。(事前に)構成された許可タイプ2によって決定された(及び/又は示された)1つ以上のアップリンク無線リソースは、(例えば、1つ以上のアップリンク無線リソースを示すRRCメッセージを受信した後に、又は受信することに応答して)1つ以上のアップリンク無線リソースを(再)開(及び/又は(再)アクティブ化)する指示を必要とし得る。無線デバイスは、(例えば、1つ以上のアップリンク無線リソースを示す(事前)構成された許可タイプ2を有するRRCメッセージを受信した後に、又は受信することに応答して)に基づいて、1つ以上のアップリンク無線リソースを(再)開(及び/又は(再)アクティブ化)しない可能性がある。無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態において1つ以上のアップリンク無線リソースを(再)開する(及び/又は(再)アクティブ化する)ことの指示を受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信することに応答して)、1つ以上のアップリンク無線リソースを(再)開(及び/又は(再)アクティブ化)し得る。無線デバイスは、1つ以上のアップリンク無線リソースを示す(事前)構成された許可タイプ2を含むRRCメッセージを受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信することに応答して)指示を受信し得る。非RRC_CONNECTED状態において1つ以上のアップリンク無線リソースを示すアップリンク許可は、特定のタイプインジケータ(例えば、(事前)構成された許可タイプ3、4など)を有する(事前)構成された許可と称され得る。(事前)構成された許可タイプ1及び/又は(事前)構成された許可タイプ2は、RRC_CONNECTED状態における1つ以上の(例えば、周期的な)アップリンク許可を示し得る。(事前)構成された許可タイプ3(及び/又は他のタイプの(事前)構成された許可)は、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上の(例えば、周期的な)アップリンク許可を示し得る。
【0173】
図18Aは、1つ以上の無線リソースの構成及び/又はアクティブ化の一例を示す。1つ以上の(事前)構成された許可は、非RRC_CONNECTED状態(例えば、RRC_INACTIVE状態及び/又はRRC_IDLE状態)における1つ以上の無線リソース(例えば、アップリンク無線リソース及び/又はダウンリンク無線リソース)を示し得る。(事前)構成された許可は、(例えば、1803において)1つ以上のアップリンク無線リソース(及び/又は(事前)構成された許可)をアクティブ化する(及び/又は開始する)ための追加のアクティブ化メッセージ(例えば、DCI、MAC CE、及び/又はRRC)を必要としない可能性がある。無線デバイス1802は、セルの(事前)構成された許可の構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを受信し得る。1つ以上のRRCメッセージは、RRC解放メッセージを含み得る。RRCメッセージを受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信することに応答して)、無線デバイス1802は、セルに対する(事前)構成された許可を決定(及び/又は記憶)し得る。1つ以上のRRCメッセージを受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信することに応答して)、無線デバイス1802は、(事前)構成された許可を(再)開(又はアクティブ化)し得る。1つ以上のアップリンク無線リソース(及び/又は(事前)構成された許可)は、RRC_INACTIVE状態においてアクティブ化及び/又は開始(及び/又は有効化)され得る。無線デバイスは、時間参照において(及び/又は時間参照から)開始するために、(事前)構成された許可を(再)開(及び/又はアクティブ化)し得る。時間参照は、シンボル、スロット、サブフレーム、SFN、ハイパーSFN(hyper-SFN、H-SFN)、及び/又は任意の指示を含み得る。H-SFNは、1つ以上のSFN(例えば、1024個のSFN)を含む。時間参照は、シンボル、スロット、サブフレーム、SFN、ハイパーSFN(H-SFN)、及び/又は任意の指示のうちの1つ以上の組み合わせを含み得る。時間参照は、構成パラメータ(例えば、時間領域オフセット(例えば、H-SFN、SFN、及び/又はスロットを示す)及び/又はシンボル番号S(例えば、シンボルを示す)によって示されるH-SFNのSFNのスロットのシンボルを含み得る。無線デバイス1802は、(事前)構成された許可が、構成パラメータによって示される周期性を伴って/使用して(再)発生すると決定し得る。無線デバイスは、ネットワーク(及び/又は基地局)と通信し、及び/又はネットワーク(及び/又は基地局)への接続を行い得る。無線デバイス1802は、接続を行うために、RRC接続セットアップ手順及び/又はRRC接続再開手順を実行し得る。無線デバイス1802は、(例えば、RRC接続セットアップ手順のための)RRC接続セットアップ要求、及び/又は(例えば、RRC接続再開手順のための)RRC接続再開要求を送信/伝送し得る。無線デバイス1802は、基地局1801から、RRC接続を行うことの完了を示す応答を受信し得る。無線デバイス1802は、(例えば、RRC接続セットアップ手順のための)RRC接続セットアップ完了を受信し得る。無線デバイス1802は、(例えば、RRC接続再開手順のための)RRC接続再開完了を受信し得る。1つ以上のアップリンク無線リソース(及び/又は(事前)構成された許可)は、RRC_CONNECTED状態において非アクティブ化及び/又は一時停止(クリア、及び/又は無効化)され得る。1つ以上のアップリンク無線リソース(及び/若しくは(事前)構成された許可)は、(例えば、RRC接続セットアップ及び/若しくは再開完了を受信した後に、又は受信することに応答して)基地局1801と通信すること(及び/若しくはそれへの接続を行うこと)に基づいて(例えば、それの後に、若しくはそれに応答して)、非アクティブ化及び/若しくは一時停止(クリア、及び/若しくは無効化)され得る。
【0174】
図18Bは、1つ以上の無線リソースの構成及び/又はアクティブ化の一例を示す。1つ以上の(事前)構成された許可は、非RRC_CONNECTED状態(例えば、RRC_INACTIVE状態及び/又はRRC_IDLE状態)における1つ以上の無線リソース(例えば、アップリンク無線リソース及び/又はダウンリンク無線リソース)を示し得る。
図18Bの(事前)構成された許可は、(例えば、1804において)1つ以上のアップリンク無線リソース(及び/又は(事前)構成された許可)をアクティブ化(及び/又は開始)する追加のアクティブ化メッセージ(例えば、DCI、MAC CE、及び/又はRRC)を必要とし得る。無線デバイス1812は、セルの(事前)構成された許可の構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを受信し得る(例えば、1805)。1つ以上のRRCメッセージを受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信すること応答して)、無線デバイスは、セルに対して(事前)構成された許可を決定(及び/又は記憶)し得る。1つ以上のRRCメッセージは、RRC解放メッセージを含み得る。1つ以上のRRCメッセージを受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信することに応答して)、無線デバイスは、(例えば、1804において)(例えば、少なくとも無線デバイスが(例えば、追加の)アクティブ化メッセージ(例えば、DCI、MAC CE、及び/又はRRC)を受信するまで)(事前)構成された許可を(再)開(又はアクティブ化)しない可能性がある。無線デバイスは、追加のアクティブ化メッセージを受信するために、非RRC_CONNECTED状態においてPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、RRCメッセージを受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信すること応答して)、(追加の)アクティブ化メッセージ(例えば、DCI、MAC CE、及び/又はRRC)を受信し得る。PDCCHによって搬送されるDCIメッセージは、(追加の)アクティブ化メッセージを含み得る。PDCCHによって搬送されるDCIメッセージのダウンリンク割り当てに基づいて受信されるMAC CE及び/又はRRCメッセージは、(追加の)アクティブ化メッセージを含み得る。RRCメッセージ内の構成パラメータは、PDCCHの時間及び/又は周波数リソース配分、PDCCHの監視機会、及び/又はPDCCHの監視周期性を示し得る。無線デバイスは、(事前)構成された許可が、構成パラメータ及び/又はタイミングオフセット参照(例えば、H-SFN、SFN、スロット及び/又はシンボル)によって示される周期性で(再)発生すると決定し得る。無線デバイスは、PDCCHを介して受信された追加のアクティブ化メッセージの受信タイミングに基づいて、(例えば、H-SFNの)SFN、スロット、及び/又はシンボルを決定し得る。無線デバイス1812は、1つ以上のアップリンク無線リソース(及び/又は(事前)構成された許可)を非アクティブ化及び/又は一時停止(クリア、及び/又は無効化)することを示し得る非アクティブ化メッセージを受信し得る。無線デバイス1812は、非RRC_CONNECTED状態において非アクティブ化メッセージを受信し得る。無線デバイス1812は、ネットワーク(及び/又は基地局1811)と通信し得る(及び/又はそれへの接続を行い得る)。無線デバイス1812は、基地局1811と通信するために(及び/又は基地局1811との接続を行うために)、RRC接続セットアップ手順及び/又はRRC接続再開手順を実行し得る。無線デバイス1812は、(例えば、RRC接続セットアップ手順のための)RRC接続セットアップ要求、及び/又は(例えば、RRC接続再開手順のための)RRC接続再開要求を送信/伝送し得る。無線デバイス1812は、基地局1811から、RRC接続を行うことの完了を示す応答を受信し得る。無線デバイス1812は、(例えば、RRC接続セットアップ手順のための)RRC接続セットアップ完了メッセージを受信し得る。無線デバイス1812は、(例えば、RRC接続再開手順のための)RRC接続再開完了メッセージを受信し得る。接続を行うことに基づいて(例えば、それの後に、又はそれに応答して)、無線デバイス1812のRRC状態は、RRC_CONNECTED状態に遷移し得る。1つ以上のアップリンク無線リソース(及び/又は(事前)構成された許可)(例えば、1806)は、無線デバイス1812のRRC状態がRRC_CONNECTED状態であることに基づいて(例えば、それの後に、又はそれに応答して)、非アクティブ化及び/又は一時停止(クリア、及び/又は無効化)され得る。1つ以上のアップリンク無線リソース(及び/若しくは(事前)構成された許可)は、(例えば、RRC接続セットアップ及び/若しくは再開完了を受信した後に、又は受信することに応答して)基地局1811への接続を行うことに基づいて(例えば、それの後に、若しくはそれに応答して)、非アクティブ化及び/若しくは一時停止(クリア、及び/若しくは無効化)され得る。
【0175】
非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースは、1つ以上の上位層(例えば、RRC層及び/又はMAC層)によって構成され得る。無線デバイス1812は、基地局1811から、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソース(例えば、1806)を介したアップリンクデータの伝送のための1つ以上の構成パラメータを含むメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信し得る。
【0176】
1つ以上の構成パラメータは、RNTIを含む、及び/又は示し得る。RNTIは、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースを介したアップリンクデータの伝送のためのものである。RNTIは、C-RNTIなど、無線デバイスの識別子であり得る。RNTIは、C-RNTIを含み得る。RNTIは、事前構成されたアップリンクリソースC-RNTI(例えば、PUR-C-RNTI及び/又はPUR-RNTI)を含み得る。無線デバイスは、RNTIを使用してPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、1つ以上のアップリンク無線リソースを介したアップリンクデータの伝送に基づいて(例えば、伝送の後に、又は伝送に応答して)、RNTIを使用してPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、PDCCHを介して、RNTIによってスクランブルされたCRCを有する/使用するDCIを受信し得る。DCIは、アップリンクデータの伝送の正の確認応答を示し得る。DCIは、アップリンクデータの伝送の負の確認応答を示し得る。DCIは、アップリンクデータの伝送の再伝送を示し得る。DCIは、再伝送のためのアップリンク許可を示し得る。DCIは、1つ以上の構成パラメータの更新されたパラメータ値を示し得る。DCIは、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースを介したアップリンクデータの伝送のための(例えば、新しい又は更新された)タイミングアドバンス値を示し得る。DCIは、RA手順のトリガ/開始を示し得る。1つ以上の構成パラメータは、応答ウィンドウの持続時間(例えば、例示的なパラメータ名:ResponseWindowSize)を示し得る。無線デバイスは、基地局から、データの伝送に対する応答(例えば、DCI)を受信するために、応答ウィンドウの持続時間にわたってPDCCHを監視し得る。
【0177】
1つ以上の構成パラメータは、スキップされたアップリンク許可(及び/又はリソース機械)の数/量(例えば、例示的なパラメータ名:ImplicitReleaseAfter)を示し得る。無線デバイスは、例えば、示された数/量に基づいて、1つ以上のアップリンク無線リソース、1つ以上のアップリンク無線リソースを示すアップリンク許可、及び/又は1つ以上の構成パラメータを解放(クリア、非アクティブ化、廃棄、及び/又は一時停止)することを決定し得る。この解放(クリア、非アクティブ化、廃棄、及び/又は一時停止)は、暗黙的リソース解放、暗黙的事前構成されたアップリンクリソース解放などと称され得る。1つ以上の構成パラメータによって示されるスキップされたアップリンク許可(及び/又はリソース機会)の数/量は、連続するスキップされた(及び/又は空の)アップリンク許可(及び/又はリソース機会)の数/量を含み得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが1つ以上のアップリンク無線リソースのN回の機会(例えば、N回の連続する機会)をスキップし得るか、又はN回(例えば、N=スキップされたアップリンク許可及び/又はリソース機会の数)にわたって1つ以上のアップリンク無線リソースを介してアップリンクパケットを送信/伝送しない可能性があるという決定に基づいて(例えば、決定の後に、又は決定に応答して)、1つ以上のアップリンク無線リソース、1つ以上のアップリンク無線リソースを示すアップリンク許可、及び/又は1つ以上の構成パラメータを解放(クリア、非アクティブ化、廃棄、及び/又は一時停止)し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが、スキップされたアップリンク許可(及び/又はリソース機会)の数を示すパラメータを含まない場合(例えば、ImplicitReleaseAfterが、1つ以上の構成パラメータに存在しない場合)、暗黙的リソース解放(例えば、暗黙的事前構成されたアップリンクリソース解放など)を適用(及び/又は使用)しない可能性がある。
図18Bに関して記載の手順のいずれも、例えば、組み合わせられた動作のために、
図18Aに関する手順に適用され得る。
図18Aに関して記載の手順のいずれも、
図18Bに関する手順に適用され得る(例えば、1803におけるリソースのアクティブ化及び/又は開始は、1805及び/又は1806におけるリソースのアクティブ化及び/又は開始に適用され得る)。
【0178】
図19は、リソース構成の一例を示す。基地局1901は、(例えば、非RRC_CONNECTED状態の場合)伝送及び/又は受信のために1つ以上のリソース(例えば、1910)を用いて無線デバイス1902を構成し得る。基地局1901は、アップリンク伝送1903のための1つ以上のリソースを用いて無線デバイス1902を構成し得る。非RRC_CONNECTED状態における(例えば、データパケット伝送のための)1つ以上のリソースは、(例えば、1903において)伝送/受信のために構成及び使用され、(例えば、1904において)伝送 受信のために構成及び使用されず、及び/又は(例えば、1905において)構成された後に解放され得る。無線デバイス1902は、アップリンクリソース(例えば、1910)を構成する1つ以上のRRCメッセージを受信し得る。アップリンクリソース(例えば、1910)は、非RRC_CONNECTED状態において利用可能であり、スケジューリングされ、及び/又は構成され得る。無線デバイス1902は、(例えば、1904において)アップリンクリソースのうちの1つ以上の機会にわたってアップリンクパケットを送信/伝送しない可能性がある。無線デバイス1902は、1つ以上の機会をカウント/決定し得る。無線デバイス1902は、アップリンクリソースを解放することを決定し得る(例えば、解放、クリア、非アクティブ化、及び/又は一時停止のうちの少なくとも1つを決定し得る)。無線デバイス1902は、例えば、無線デバイスがスキップし得る(及び/又はアップリンクパケットを送信/伝送するために使用しない)1つ以上の機会の数/量が閾値を満たす(例えば、閾値以上である)場合、アップリンクリソースを解放し得る。1つ以上の機会の数/量は、無線デバイスがスキップし得る(及び/又は使用しない可能性がある)アップリンクリソースの連続する1つ以上の機会の数/量であり得る。
【0179】
無線デバイスは、スキップされたアップリンク許可(及び/又はリソース機会)の数/量をカウント/決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のアップリンク無線リソース、1つ以上のアップリンク無線リソースを示すアップリンク許可、及び/又は1つ以上の構成パラメータを解放(例えば、クリア、非アクティブ化、廃棄、及び/又は一時停止)することを決定するために、スキップされたアップリンク許可の数/量をカウント/決定し得る。mは、無線デバイスがカウント/決定するスキップされたアップリンク許可(及び/又はリソース機会)の数/量を示し得る。無線デバイスは、例えば、mが閾値を満たす/閾値に達する(例えば、閾値以上である)場合、1つ以上のアップリンク無線リソース、アップリンク許可、及び/又は1つ以上の構成パラメータを解放する(例えば、クリアする、非アクティブ化する、破棄する、及び/又は一時停止する)ことを決定し得る。閾値は、1つ以上の構成パラメータによって構成可能であり得る(例えば、閾値は、1、2、3、4、8などであり得る)。1つ以上の構成パラメータは、閾値が構成されない(例えば、閾値が無効化され得る)ことを示し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータが閾値を備えない場合、暗黙的リソース解放が適用されない(例えば、無効化される)と決定し得る。
【0180】
無線デバイスは、カウンタを用いて/使用して、スキップされたアップリンク許可(及び/又はリソース機会)の数/量をカウント/決定し得る。カウンタの値は、mと称され得る。カウンタは、1つ以上の方法で実装され得る。カウンタの値は、実装されたカウンタに基づいて増加及び/又は減少し得る。カウンタは、スキップされたアップリンク許可(及び/又はリソース機会)の数/量を昇順でカウントし得るアップカウンタを含み得る。無線デバイスは、例えば、カウンタmの値が閾値を満たす/に達する場合、1つ以上のアップリンク無線リソース、1つ以上のアップリンク無線リソースを示すアップリンク許可、及び/又は1つ以上の構成パラメータを解放(例えば、クリア、非アクティブ化、破棄、及び/又は一時停止)することを決定し得る。カウンタは、スキップされたアップリンク許可(及び/又はリソース機会)の数/量を降順でカウントし得るダウンカウンタを含み得る。無線デバイスは、例えば、カウンタの値が閾値(及び/又は第1の所定の値)から開始して、0(又は第2の量及び/又は所定の値)に達する場合、1つ以上のアップリンク無線リソース、1つ以上のアップリンク無線リソースを示すアップリンク許可、及び/又は1つ以上の構成パラメータを解放(例えば、クリア、非アクティブ化、破棄、及び/又は一時停止)することを決定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスがカウントするスキップされたアップリンク許可(及び/又はリソース機会)の数が(例えば、アップカウンタ、ダウンカウンタなどの任意のタイプのカウンタについて)閾値に達する/満たす場合、1つ以上のアップリンク無線リソース、1つ以上のアップリンク無線リソースを示すアップリンク許可、及び/又は1つ以上の構成パラメータを解放(例えば、クリア、非アクティブ化、破棄、及び/又は一次停止)することを決定し得る。カウンタに関する本明細書の説明は、任意のタイプのカウンタに適用され得る(例えば、アップカウンタに関する説明は、ダウンカウンタに関する説明に適用され得、及び/又はダウンカウンタに関する説明は、アップカウンタに関する説明に適用され得る)。
【0181】
無線デバイスは、以下のうちの少なくとも1つに基づいてmを増加させることを決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のアップリンク無線リソースの無線リソース機会が使用されない場合、mを増加させ得る(例えば、無線デバイスが、1つ以上のアップリンク無線リソースの無線リソース機会を介してデータパケットを送信/伝送しない場合、無線デバイスは、mを増加させ得る)。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが非RRC_CONNECTED状態にある時間期間に、1つ以上のアップリンク無線リソースの無線リソース機会が使用されない場合、mを増加させ得る。無線デバイスは、例えば、アップリンク許可及び/又はリソース機会に対してMAC PDUが生成されない場合、m(例えば、スキップされた1つ以上のアップリンク無線リソースのアップリンク許可及び/又は1つ以上のアップリンク無線リソースのリソース機会)を増加させ得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のアップリンク無線リソースのうちの無線リソース機会が使用される(例えば、無線デバイスが、1つ以上のアップリンク無線リソースの無線リソース機会を介してデータパケットを送信/伝送する)が、データパケットに対応する応答(例えば、HARQ ACK、HARQ NACK、L2(例えば、MAC CE)応答、及び/又はL3(例えば、RRCメッセージ)応答のうちの1つ以上)が受信されない場合、mを増加させ得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のアップリンク無線リソースが構成されているセルへのアクセス禁止に起因して、無線デバイスが1つ以上のアップリンク無線リソースの無線リソース機会をスキップする場合、mを増加させ得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが待ち時間(及び/又は延長された待ち時間)にあることに起因して、無線デバイスが1つ以上のアップリンク無線リソースの無線リソース機会をスキップする場合、mを増加させ得る。待ち時間(及び/又は延長された待ち時間)は、拒否(例えば、RRC接続拒否)の受信に基づいて(例えば、受信の後に、又は受信に応答して)、及び/又は少なくともRRC接続要求メッセージが送信/伝送されるまで、無線デバイスが何秒待ち得るか(例えば、待つことが必要とされるのか)を示し得る。
【0182】
基地局(及び/又はネットワーク)は、無線デバイスと同期するようにカウンタを維持し得る。基地局(及び/又はネットワーク)は、少なくとも以下に基づいて、mを増加させることを決定し得る。基地局(及び/又はネットワーク)は、例えば、基地局が1つ以上のアップリンク無線リソースの無線リソース機会を介してアップリンクパケットを受信しない場合、mを増加させ得る。基地局(及び/又はネットワーク)は、例えば、無線デバイスがRRC_CONNECTED状態にある時間期間に、mを増加させ得る。基地局(及び/又はネットワーク)は、例えば、基地局(例えば、ネットワーク)が応答(例えば、HARQフィードバック(ACK及び/又はNACK))を送信/伝送しない場合、mを増加させ得る。基地局(及び/又はネットワーク)は、例えば、基地局が1つ以上のアップリンク無線リソースの無線リソース機会を介してアップリンクパケットを受信するが、アップリンクパケットに対する応答を無線デバイスに送信/伝送しない場合、mを増加させ得る。応答は、HARQ ACKフィードバックを含み得る。応答は、HARQ NACKフィードバックを含み得る。応答は、L2応答(例えば、MAC CE)及び/又はL3応答(例えば、RRCメッセージ)を含み得る。基地局(及び/又はネットワーク)は、例えば、1つ以上のアップリンク無線リソースの無線リソース機会が無線デバイスによってスキップされる場合(例えば、1つ以上のアップリンク無線リソースが構成されているセルへのアクセス禁止に起因して)、mを増加させ得る。基地局(及び/又はネットワーク)は、例えば、無線デバイスが待ち時間(及び/又は延長された待ち時間)中であることに起因して、1つ以上のアップリンク無線リソースの無線リソース機会が無線デバイスによってスキップされる場合、mを増加させ得る。待ち時間(及び/又は延長された待機時間)は、少なくともRRC接続要求メッセージが送信されるまで、RRC接続拒否の受信に基づいて(例えば、受信の後に、又は受信に応答して)無線デバイスが何秒待機するかを示し得る(例えば、定義し得る)。
【0183】
無線デバイスは、以下のうちの少なくとも1つに基づいて、mを増加させないことを決定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスがRRC_CONNECTED状態にある時間期間に、mを増加させない可能性がある。無線デバイスは、例えば、無線デバイスの1つ以上のアップリンク無線リソースが一時停止(例えば、非アクティブ、及び/又はクリア)されていることに基づいて(例えば、それの後に、又はそれに応答して)mを増加させない可能性がある。無線デバイスは、例えば、無線デバイスのタイマ(例えば、禁止タイマ)が作動している時間期間に、mを増加させない可能性がある。無線デバイスは、禁止タイマに基づいて(例えば、禁止タイマが終了する場合)、アクセス試行が実行される前の時間を決定し得る。アクセス試行が実行される前の時間は、アクセス試行がアクセス禁止チェックにおいて禁止されることに基づいて(例えば、禁止された後に、又は禁止されることに応答して)決定され得る。基地局(及び/又はネットワーク)は、無線デバイスと同期するようにカウンタを維持し得る。基地局(及び/又はネットワーク)は、例えば、少なくとも以下に基づいて、mを増加させないこと決定し得る。基地局(及び/又はネットワーク)は、例えば、無線デバイスがRRC_CONNECTED状態にある時間期間に、mを増加させない可能性がある。基地局(及び/又はネットワーク)は、例えば、無線デバイスの1つ以上のアップリンク無線リソースが一時停止(例えば、非アクティブ化、及び/又はクリア)されていることに基づいて(例えば、それの後に、又はそれに応答して)、mを増加させない可能性がある。基地局(及び/又はネットワーク)は、例えば、無線デバイスのタイマ(例えば、禁止タイマ)が作動している時間期間に、mを増加させない可能性がある。無線デバイスは、禁止タイマに基づいて(例えば、禁止タイマが終了する場合)、アクセス試行が実行される前の時間を決定し得る。アクセス試行が実行される前の時間は、アクセス試行がアクセス禁止チェックにおいて禁止されることに基づいて(例えば、禁止された後に、又は禁止されることに応答して)決定され得る。
【0184】
無線デバイスは、以下のうちの少なくとも1つに基づいてカウンタをリセットし得る。無線デバイスは、無線デバイスと基地局(及び/又はネットワーク)との間の通信の成功に基づいて(例えば、成功の後に、又は成功に応答して)、カウンタを(例えば、アップカウンタなどの場合、0に)リセットし得る。無線デバイスは、1つ以上のアップリンク無線リソースを介したアップリンク伝送に対応する確認応答(例えば、ACKメッセージ)を受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信することに応答して)、カウンタを(例えば、アップカウンタなど場合、0に)リセットし得る。無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態にあり得る。無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態において基地局(及び/又はネットワーク)からのダウンリンクデータパケットの受信に対応する確認応答(例えば、ACKメッセージ)を送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送した後に、又は送信/伝送することに応答して)、カウンタを(例えば、アップカウンタなどの場合、0に)リセットし得る。無線デバイスは、無線デバイスがRRC_CONNECTED状態にある場合、成功した通信に基づいて(例えば、通信の後に、又は通信に応答して)カウンタをリセットしない可能性がある。
【0185】
基地局(及び/又はネットワーク)は、以下のうちの少なくとも1つに基づいてカウンタをリセットし得る。基地局(及び/又はネットワーク)は、無線デバイスと基地局(及び/又はネットワーク)との間の成功した通信に基づいて(例えば、通信の後に、又は通信に応答して)(例えば、アップカウンタなどの場合、0に)リセットし得る。基地局(及び/又はネットワーク)は、1つ以上のアップリンク無線リソースを介して無線デバイスによって実行されるアップリンク伝送に対応する確認応答(例えば、ACKメッセージ)を送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送した後に、又は送信/伝送に応答して)、カウンタを(例えば、アップカウンタなどの場合、0に)リセットし得る。無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態において、アップリンク伝送を実行し得る。基地局(及び/又はネットワーク)は、無線デバイスが非RRC_CONNECTED状態にある時間期間に、無線デバイスに送信/伝送されたダウンリンクデータパケットに対応する確認応答(例えば、ACKメッセージ)を無線デバイスから受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信することに応答して)、(例えば、アップカウンタなどの場合、0に)リセットし得る。基地局(及び/又はネットワーク)は、無線デバイスがRRC_CONNECTED状態にある時間期間に、通信が成功することに基づいて(例えば、成功した後に、又は成功することに応答して)カウンタをリセットしない可能性がある。
【0186】
1つ以上の構成パラメータは、非RRC_CONNECTED状態において1つ以上のアップリンク無線リソースが構成されているセルを介して、セル(及び/又はそのセルを含むセルグループ)に対するタイムアライメントタイマ(time alignment timer、TAT)の値(例えば、例示的なパラメータ名:TimeAlignmentTimer)を示し得る。セルを含むセルグループは、タイミングアドバンスグループ(timing advance group、TAG)及び/又は任意の他のタイプのセルグループと称され得る。TATの値は、タイミングアドバンスオフセット値が有効であり、及び/又はセル(及び/又はセルグループ中のセル)へのアップリンク伝送のためのアップリンクタイミングを調整するために使用される持続時間(例えば、どれくらいの長さか)を示し得る。TATの値は、アップリンク時間が整合されるべきセル(及び/又は関連付けられたTAGに属するセル)を無線デバイスが決定し得る持続時間(例えば、どれだけの長さ)を示す/決定し得る。無線デバイスは、タイミングアドバンスオフセット値に基づいて、セル上で/セルを介して(及び/又はセルグループ中のセル上で/セルを介して)アップリンク伝送(例えば、PRACH、PUSCH、SRS、及び/又はPUCCH伝送)のためのアップリンクタイミングを決定(及び/又は調整)し得る。タイミングアドバンスオフセット値は、アップリンク伝送のためのアップリンクタイミングがアップリンク同期のためにどの程度(及び/又はどの位長く)遅延又はアドバンスされるかを示し得る。無線デバイスは、TATの値によって示される時間間隔(及び/又は持続時間)の間、TATを作動させ得る。無線デバイスは、タイミングアドバンスオフセット値が、TATが作動している時間期間に、セル(又はセルグループ中のセル)上でのアップリンク伝送のためのアップリンクタイミングを調整するために有効である(及び/又は使用される)と決定し得る。無線デバイスは、例えば、セルが属するセルグループ(例えば、TAG)に関連付けられたTATが作動していない、及び/又は終了する場合、無線デバイスからセル(例えば、基地局)へのアップリンクが同期外れであると決定し得る。無線デバイスは、例えば、セルが属するセルグループ(例えば、TAG)に関連付けられたTATが作動していない、及び/又は終了する場合、セル上で/セルを介して(及び/又はセルグループ中のセル上で/セルを介して)アップリンク伝送を実行することを停止し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスのTAG(及び/又は他のセルグループ)間のアップリンク伝送タイミング差(例えば、最大アップリンク伝送タイミング差)、又は無線デバイスの任意のMACエンティティ(例えば、デュアル接続性のために構成された2つのMACエンティティ)のTAG(及び/又は他のセルグループ)間のアップリンク伝送タイミング差が超えられる場合、セルに対するアップリンク伝送を停止し得る。無線デバイスは、例えば、TAG(及び/又は他のセルグループ)間のアップリンクタイミング差が超えられる場合、セルに関連付けられたTATが終了したと決定し得る。無線デバイスは、例えば、セルが属するセルグループ(例えば、TAG)に関連付けられたTATが作動していない、及び/又は終了する場合、ランダムアクセスプリアンブル伝送(及び/又は再伝送)及び/又はMsg A伝送(及び/又は再伝送)を実行し得る。無線デバイスは、セル(及び/又はセルグループ中のセル)のタイミングアドバンスオフセット値(例えば、新しい及び/又は更新されたタイミングアドバンスオフセット値)を示すタイミングアドバンスコマンドを受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信することに応答して)、TATを開始(及び/又は再開)し得る。タイミングアドバンスコマンドは、MAC CE及び/又はDCIとして受信され得る。タイミングアドバンスコマンドは、1つ以上のアップリンク無線リソースが非RRC_CONNECTED状態にあるセルのタイミングアドバンスオフセット値を示し得る。
【0187】
無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態への切り替え/遷移に基づいて(例えば、切り替え/遷移の後に、又は切り替え/遷移に応答して)タイムアライメントタイマを開始(及び/又は再開)し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが非RRC_CONNECTED状態のための1つ以上のアップリンク無線リソースを受信する(及び/又はそれを用いて構成される)場合、タイムアライメントタイマを開始(及び/又は再開)し得る。無線デバイスは、タイムアライメントタイマに関連付けられた構成パラメータ(例えば、タイムアライメントタイマのタイマ値)を受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信することに応答して)タイムアライメントタイマを開始(及び/又は再開)し得る。無線デバイスは、タイミングアドバンスオフセット値を受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信することに応答して)タイムアライメントタイマを開始(及び/又は再開)し得る。無線デバイスは、タイミングアドバンスオフセット値を示し得る下位層制御メッセージ(例えば、DCI又はPDCCH)を受信し得る。無線デバイスは、タイミングアドバンスオフセット値を示し得るMAC層制御メッセージ(例えば、MAC CE及び/又はRAR)を受信し得る。無線デバイスは、タイミングアドバンスコマンドMAC制御要素及び/又はタイミングアドバンス調整を示すPDCCHメッセージを受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信することに応答して)、タイムアライメントタイマを開始(及び/又は再開)し得る。無線デバイスは、タイミングアドバンスオフセット値が、少なくともTATが作動している時間期間に、有効であると決定し得る。無線デバイスは、1つ以上の検証条件に基づいて、TA値を検証し得る。無線デバイスは、TAが検証されたという決定に基づいて(例えば、決定の後に、又は決定に応答して)タイムアライメントタイマを開始(及び/又は再開)し得る。無線デバイスは、例えば、TATの値によって示される時間間隔(及び/又は持続時間)にわたってTATが作動した場合、TATが終了したと決定し得る。無線デバイスは、TATの終了に基づいて(例えば、終了の後に、又は終了に応答して)タイミングアドバンスオフセット値が無効であると決定し得る。
【0188】
タイミングアドバンス値は、タイミングアライメント値と称され得る。タイミングアドバンスオフセット値は、タイミングアライメントオフセット値と称され得る。タイミングアライメントタイマは、タイムアライメントタイマ、タイミングアドバンスタイマ、及び/又は時間アドバンスタイマのうちの1つ以上と称され得る。タイミングアドバンスグループは、タイミングアライメントグループと称され得る。
【0189】
1つ以上の構成パラメータは、1つ以上のアップリンク無線リソースの機会の数/量を示し得る(例えば、例示的なパラメータ名:NumOccasions)。機会の数/量は、1つ以上のアップリンク無線リソースが単一のアップリンク伝送のための1回使用リソース(又は許可)であることを示し得る。機会の数/量は、1つ以上のアップリンク無線リソースが複数のアップリンク無線リソースを含むことを示し得る。機会の数/量は、1つ以上のアップリンク無線リソースが1つ以上の周期的な無線リソースを含むことを示し得る。
【0190】
1つ以上の構成パラメータは、1つ以上のアップリンク無線リソースの時間領域リソース配分を示し得る。1つ以上の構成パラメータは、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースの周期性(例えば、例示的なパラメータ名:Periodicity)を示し得る。1つ以上の構成パラメータは、時間オフセットを含み得る。時間オフセットは、時間参照に対する(及び/又は時間参照に関連する)時間領域オフセットを含み得る。時間参照は、(例えば、H-SFNの)特定のSFN、特定のサブフレーム番号、特定のスロット番号、特定のシンボル番号、及び/又はそれらの組み合わせを含み得る。時間参照は、事前定義されたもの(例えば、SFN=0及び/又はH-SFN=0)を含み得る。時間参照は、例えば、時間参照のフィールドが1つ以上の構成パラメータ中に存在しない場合、事前定義された値(例えば、SFN=0及び/又はH-SFN=0)を含み得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の構成パラメータによって示される、1つ以上のアップリンク許可を受信し得る。1つ以上のアップリンク許可は、1つ以上のアップリンク無線リソースを示し得る。1つ以上のアップリンク無線リソースは、時間オフセットによって示される(H-SFNのSFNのスロットの)シンボルから開始し得る。1つ以上のアップリンク無線リソースは、周期性を用いて周期的にシンボルから発生し得る。無線デバイスは、時間オフセット及びN*周期性に基づいて、1つ以上のアップリンク許可のうちの第Nのアップリンク許可が伝送時間間隔(TTI、例えば、スロット、ミニスロット、シンボル)において発生すると決定し得る(例えば、順次決定し得る)。時間オフセットは、シンボルの数/量、スロットの数/量、サブフレームの数/量、SFNの数/量、H-SFNの数/量、及び/又はそれらの組み合わせに関して示され/定義され得る。1つ以上の構成パラメータは、パラメータtimeDomainOffsetなどを含み得る。パラメータ(例えば、timeDomainOffset)は、無線デバイスが基地局から受信する時間オフセットを示し得る。1つ以上の構成パラメータは、パラメータtimeReferenceSFNなど(例えば、SFN及び/又はH-SFNに関して定義された時間参照参照)を含み得る。パラメータ(例えば、timeReferenceSFN)は、時間領域におけるリソースの時間オフセットの決定のために使用される時間参照としてSFNを示し得る。SFNは、1024フレームの期間で繰り返し得る。無線デバイスは、SFN=3を介して、timeReferenceSFN=0を示す1つ以上の構成パラメータを受信し得る。パラメータtimeReferenceSFN=0は、SFN=3の前の3SFNである時間参照SFN=0を示し得る。パラメータtimeReferenceSFN=0は、SFN=3の後の1021SFNである時間参照SFN=0を示し得る。無線デバイスは、構成された許可構成の受信に先行して、示された数/量を有する最も近いSFNを決定し得る。無線デバイスは、timeReferenceSFN=0が、SFN=3の前の3SFNである時間参照SFN=0を示すと決定し得る。無線デバイスは、第Nのアップリンク許可が下記の場合のシンボル中で発生する(及び/又はアップリンク許可が再帰する)と決定し得る(例えば、順次決定する)。
【0191】
[(SFN×numberOfSlotsPerFrame×numberOfSymbolsPerSlot)+(フレーム内のスロット番号×numberOfSymbolsPerSlot)+スロット内のシンボル番号]=(timeReferenceSFN×numberOfSlotsPerFrame×numberOfSymbolsPerSlot+timeDomainOffset×numberOfSymbolsPerSlot+S+N×periodicity)modulo(1024×numberOfSlotsPerFrame×numberOfSymbolsPerSlot).パラメータnumberOfSlotsPerFrameは、フレーム中のスロットの数/量を示し得る。パラメータnumberOfSymbolsPerSlotは、スロット中のシンボルの数/量を示し得る。パラメータperiodicityは、1つ以上の構成パラメータによって示される1つ以上のアップリンク無線リソースの周期性を示し得る。Sは、1つ以上の構成パラメータによって示されるシンボル番号(及び/又はシンボルオフセット)であり得る。第Nのアップリンク許可の決定は、許可(例えば、
図18Aに関して記載のような、構成された許可、事前構成された許可など)が、1つ以上のアップリンク無線リソース(及び/又は許可、構成された許可、事前構成された許可など)をアクティブ化する(及び/又は開始する)追加のアクティブ化メッセージ(例えば、DCI、MAC CE、及び/又はRRC)を必要としない可能性があることを示し得る。無線デバイスは、第Nのアップリンク許可が、[(SFN×numberOfSlotsPerFrame×numberOfSymbolsPerSlot)+(フレーム内のスロット数×numberOfSymbolsPerSlot)+スロット内のシンボル数]=[(SFNstart time×numberOfSlotsPerFrame×numberOfSymbolsPerSlot+slotstart time×numberOfSymbolsPerSlot+symbolstart time)+N×periodicity]modulo(1024×numberOfSlotsPerFrame×numberOfSymbolsPerSlot)の場合のシンボルにおいて発生する(及び/又はアップリンク許可が再帰する)と決定し得る。上記の第Nのアップリンク許可の決定は、許可(例えば、
図18Bに関して記載のような、構成された許可、事前構成された許可など)が、1つ以上のアップリンク無線リソース(及び/又は許可、構成された許可、事前構成された許可など)をアクティブ化する(及び/又は開始する)追加のアクティブ化メッセージ(例えば、DCI、MAC CE、及び/又はRRC)を必要とすることを示し得る。SFNstart time、slotstart time、及びsymbolstart timeは、1つ以上のアップリンク許可が開始及び/又は再開される時間において、それぞれ、SFN、スロット、及びシンボルを示し得る(例えば、それらに対応する)。SFNstart time、slotstart time、及びsymbolstart timeは、無線デバイスが1つ以上のアップリンク許可を開始する(及び/又は再開する、アクティブ化する、再アクティブ化するなど)指示(例えば、DCI)を受信する時間において、それぞれ、SFN、スロット、及びシンボルを示し得る(例えば、それに対応する)。SFNstart time、slotstart time、及びsymbolstart timeは、1つ以上のアップリンク許可が開始及び/又は再開されるPUSCHの伝送機会のSFN、スロット、及びシンボルをそれぞれ示し得る(例えば、それらに対応する)。PUSCHの伝送機会は、1つ以上のアップリンク許可が開始及び/又は再開されるPUSCH伝送の第1の機会を示し得る(例えば、それに対応する)。
【0192】
無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースを介して伝送を開始及び/又は再開し得る。無線デバイスは、1つ以上の条件に基づいて、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースを介して伝送を開始及び/又は再開し得る。無線デバイスは、1つ以上の条件を示す構成パラメータを受信し得る。無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態にある1つ以上のアップリンク無線リソースが構成されているセルが、1つ以上のアップリンク無線リソースを介した伝送をサポートするかどうかを決定し得る。無線デバイスは、1つ以上のRRCメッセージ(例えば、SIB)を受信し得る。1つ以上のRRCメッセージは、セルが1つ以上のアップリンク無線リソースを介した伝送をサポートするかどうか/サポートする場合を示す構成パラメータを含み得る。構成パラメータは、1つ以上のアップリンク無線リソースを介してどのタイプの伝送がサポートされるか(及び/又は利用可能であるか)を示し得る。タイプは、制御プレーン(control plane、CP)伝送及び/又はユーザプレーン(user-plane、UP)伝送を含み得る。構成パラメータは、セルが接続されるネットワークの(例えば、どの)タイプが、1つ以上のアップリンク無線リソースを介した伝送をサポートするかを示し得る。無線デバイスは、例えば、セルが接続されているネットワークのタイプに基づいて、1つ以上のアップリンク無線リソースを介した伝送がセルにおいてサポートされるかどうか/サポートする場合を決定し得る。ネットワークのタイプは、ネットワークシステム(例えば、5Gコア、エボルブドパケットコア(Evolved Packet Core、EPC)、3GPP Rel.15、16、17、先/後のリリースなど)及び/又は1つ以上の無線技術(例えば、Wifi、5G、Bluetooth、衛星など)における1つ以上の世代及び/又はバージョンを含み得る。構成パラメータは、どのタイプのスペクトル(及び/又は周波数帯域)が1つ以上のアップリンク無線リソースを介した伝送をサポートするかを示し得る。スペクトルのタイプは、認可スペクトル及び/又は無認可スペクトルを含み得る。スペクトルのタイプは、CBRS(市民ブロードバンド無線サービス、Citizens Broadband Radio Service)帯域(例えば、3.5GHz帯域の広帯域)を含み得る。スペクトルのタイプは、ミリメートル波帯域(例えば、30GHz帯域を超える)を含み得る。RRCメッセージ内の構成パラメータは、ネットワークのタイプ、スペクトルのタイプ、及び/又は伝送のタイプの組み合わせを示し得る。RRCメッセージ内のパラメータcp-PUR-5GC(例えば、パラメータ値は、「true」/「false」又は「enabled」/「disabled」であり得る)は、PURを使用するCP伝送がセル内でサポートされるかどうか/サポートされる場合(例えば、5Gコアネットワーク及び/又は任意の他のネットワークに接続される場合/とき)を示し得る。RRCメッセージ内のパラメータcp-PUR-EPC(例えば、パラメータ値は、「true」/「false」又は「enabled」/「disabled」であり得る)は、PURを使用するCP伝送がセル内でサポートされるかどうか/サポートされる場合(例えば、EPCに接続される場合/とき)を示し得る。無線デバイスは、例えば、セルから受信されたRRCメッセージがcp-PUR-EPC=「true」(又は「enabled」)を示す場合、(例えば、EPCに接続される場合/とき)PURがセル内でサポートされていると決定し得る。
【0193】
無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースを介して伝送を開始及び/又は再開し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の条件に基づいて、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースを介して伝送を開始及び/又は再開し得る。無線デバイスは、例えば、以下の条件のうちの少なくとも1つが満足される場合、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースを介した伝送を開始及び/又は再開し得る:無線デバイスが、1つ以上のアップリンク無線リソースの有効な構成を有すること、無線デバイスが有効なタイミングアドバンス値を有すること、無線デバイスが、RRC接続の確立を要求することをトリガすること、無線デバイスが、RRC接続の再開を要求することをトリガすること、無線デバイスが、有効なセキュリティパラメータの記憶された値を有する(例えば、先行する一時停止手順が作動している場合、一時停止指示を有するRRCConnectionReleaseメッセージに提供されるnextHopChainingCount)こと、無線デバイスがモバイル発信呼のための確立又は再開要求をトリガし、及び/又は確立原因が、mo-Data、mo-ExceptionData、若しくはdelayTolerantAccessであること、及び/又は(例えば、総ULデータを含む)MAC PDUのサイズが、PURのために構成されたトランスポートブロックサイズ(transport block size、TBS)以下であると予想されること。
【0194】
無線デバイスは、1つ以上の検証条件(例えば、TATベースの検証及び/又は測定ベースの検証)に基づいて、無線デバイスが有効なタイミングアドバンス値を有するかどうかを決定し得る。無線デバイスは、例えば、構成の有効性を示す1つ以上のアップリンク無線リソースの構成パラメータに基づいて、1つ以上のアップリンク無線リソースの構成が有効であると決定し得る。無線デバイスは、構成パラメータを備える1つ以上のメッセージを受信し得る。構成は、例えば、メッセージ内のフィールド(例えばconfig)がsetup(例えばtrue)にセットされる場合、有効であると決定され得る。構成は、例えば、フィールド(例えば、config)がrelease(例えば、false)にセットされる場合、有効であると決定され得る。
【0195】
無線デバイスは、1つ以上の検証条件に基づいて、タイミングアドバンス値が、RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースを介した伝送のために有効である(又は有効でない)場合を決定し得る。1つ以上の検証条件は、TATベースの検証及び/又は測定ベースの検証を含み得る。無線デバイスは、1つ以上の検証条件の中から構成された条件を適用することを決定し得る。無線デバイスは、1つ以上の検証条件のうちの第1の検証条件(例えば、TATベースの検証)の構成パラメータを含む1つ以上のメッセージを受信し得る。メッセージは、1つ以上の検証条件のうちの第2の検証条件(例えば、測定ベースの検証)の構成パラメータを含まない可能性がある。無線デバイスは、第1の検証条件に基づいて、タイミングアドバンス値が有効である(又は有効でない)場合を決定し得る。無線デバイスは、例えば、メッセージが第1の検証条件(例えば、TATベースの検証)及び第2の検証条件(例えば、測定ベースの検証)の構成パラメータを含む場合、少なくとも第1の検証条件及び第2の検証条件に基づいて、タイミングアドバンス値が有効である(又は有効でない)場合を決定し得る。
【0196】
無線デバイスは、例えば、TATベースの検証のために、TATに基づいてタイミングアドバンス値の有効性を決定し得る。無線デバイスは、TATの値を含む1つ以上のRRCメッセージを受信し得る。TATは、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースが構成されているセル(及び/又はセルを含むTAG)に対するものであり得る。無線デバイスは、例えば、TATが作動している場合、1つ以上のアップリンク無線リソースを介した伝送のためのタイミングアドバンス値が有効であると決定し得る。無線デバイスは、例えば、TATの値が構成されていない(例えば、RRCメッセージがTATの値を含まない)場合、伝送のためのタイミングアドバンス値の検証がTATに基づかないと決定し得る。
【0197】
図20は、リソース構成の一例を示す。リソース構成は、1つ以上のタイマに基づき得る。無線デバイス2002は、(例えば、2003において)1つ以上のアップリンク伝送を基地局2001に送信/伝送し得る。1つ以上のアップリンク伝送を送信/伝送することは、有効なタイミングアドバンス(TA)値に基づき得る。1つ以上のアップリンク伝送を送信/伝送することは、タイムアライメントタイマ(TAT)が動作している時間期間の間であり得る。TATが作動している時間期間は、TATが開始する第1の期間(例えば、2004)からTATが終了する第2の期間(例えば、2005)までであり得る。1つ以上のアップリンク伝送は、無線デバイス2002が非RRC_CONNECTED状態にある時間期間の間に発生し得る。無線デバイス2002は、基地局2001から、非RRC_CONNECTED状態においてアップリンクリソースの構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを受信し得る。アップリンクリソースは、非RRC_CONNECTED状態において利用可能であり、スケジューリング及び/又は構成され得る。無線デバイス2002は、例えば、(例えば、2003において)伝送のためのTA値が検証される場合、アップリンクリソースのうちの1つ以上の機会を介してアップリンクパケットを送信/伝送し得る。無線デバイス2002は、例えば、(例えば、2004~2005において)TATが作動している場合、非RRC_CONNECTED状態において1つ以上のデータパケット伝送のために使用されるようにTA値を有効なものとして決定(例えば、検証)し得る。無線デバイス2002は、例えば、無線デバイスがTA値を有効であると決定(例えば、検証)し得る場合、及び/又はTATが作動している場合、非RRC_CONNECTED状態において1つ以上のアップリンクリソースを介してデータを送信/伝送し得る。無線デバイス2002は、例えば、TATが作動していない場合(及び/又はTATが終了する場合)、TA値が無効であると決定し得る。無線デバイス2002は、例えば、TATが終了する時間(例えば、2005)において、及び/又はその後に、(例えば、2006において)アップリンクリソースを介したアップリンク伝送を停止し得る(例えば、実行することが禁止され得る)。
【0198】
無線デバイスは、例えば、測定ベースの検証のために、セルのDL RSの測定に基づいてタイミングアドバンス値の有効性を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のアップリンク無線リソースが構成されているセルのDL RSの測定値に基づいて、1つ以上のアップリンク無線リソースを介した伝送のためのタイミングアドバンス値が有効である場合を決定し得る。セルのDL RSの測定値は、サービングセル測定値(例えば、RSRP)であり得る。無線デバイスは、測定の1つ以上の閾値を含む1つ以上のRRCメッセージを受信し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のアップリンク無線リソースが構成されるセル(例えば、TRP)から受信された少なくとも1つのDL RSを測定し得る。少なくとも1つのDL RSは、同期信号(例えば、SSB)及び/又はCSI-RS、セル固有RSなどを含み得る。少なくとも1つのDL RSの測定値は、RSRP、RSRQ及び/又はRSSI(受信信号強度インジケータ、Received Signal Strength Indicator)を含み得る。DL RSの測定値は、サービングセル測定値、セルの測定量などと称され得る。無線デバイスは、1つ以上の閾値を含むRRCメッセージを受信し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のアップリンク無線リソースが構成されるセル(例えば、TRP)から受信された少なくとも1つのDL RSの受信信号強度を測定し得る。少なくとも1つのDL RSは、同期信号(PSS及び/又はSSS)、CSI-RS、及び/又はセル固有RSを含み得る。受信信号強度の測定値は、少なくとも1つのDL RSのRSRPであり得る。測定値は、RSRQ及び/又はRSSIであり得る。無線デバイスは、例えば、測定値が1つ以上の閾値によって示される範囲内にある場合、1つ以上のアップリンク無線リソースを介した伝送のためのタイミングアドバンス値が有効であると決定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが前のDL RSを測定した後に、測定値が1つ以上の閾値によって示される範囲を超えて変更されていない場合、1つ以上のアップリンク無線リソースを介した伝送のためのタイミングアドバンス値が有効であると決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の測定値をスケジューリングする測定構成に基づいて、前のDL RSを測定し得る。無線デバイスは、例えば、アップリンクリソースのリソース配分とは無関係に、前のDL RSを測定し得る。無線デバイスは、無線デバイスが1つ以上のアップリンク無線リソースを介した伝送のために実行された最後のTA検証のために前のDL RSを測定し得る。
【0199】
測定の1つ以上の閾値は、増加閾値及び/又は減少閾値を含み得る。増加閾値及び/又は減少閾値は、セル内の少なくとも1つのDL RSの測定値の変化の閾値を示し得る。増加閾値及び/又は減少閾値は、無線デバイスが、(例えば、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースを介した伝送のために使用されるように)TA値が有効であると決定する範囲を示し得る。範囲は、TA値が非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースを介した伝送のために使用され得る、セルのエリア(例えば、セルにおける特定のカバレッジティア、例えば、中心エリア、セルエッジエリアなど)を示し得る。
【0200】
増加閾値及び/又は減少閾値は、dBm又は任意の他の測定単位における閾値の値を示し得る。無線デバイスは、例えば、セルのDL RSの測定値が増加閾値よりも小さい場合、TA値が有効であると決定し得る。無線デバイスは、例えば、セルのDL RSの測定値が減少閾値以上である場合、TA値が有効であると決定し得る。無線デバイスは、例えば、セルのDL RSの測定値が増加閾値よりも高い場合、及び/又はセルのDL RSの測定値が減少閾値よりも低い場合、TA値が有効であると決定し得る。
【0201】
図21Aは、TA検証の一例である。閾値は、RSRP値を検証するために使用され得る。無線デバイスは、増加閾値及び/又は減少閾値を含む1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信し得る。増加閾値及び/又は減少閾値は、(例えば、dBm及び/又は任意の他の測定単位における)閾値の絶対値であり得る。TA値は、例えば、測定値(例えば、RSRP)が増加閾値及び/又は減少閾値によって示されるRSRP範囲内にある場合、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上の無線リソースにおける伝送のために使用され得る。無線デバイスは、例えば、測定値(例えば、RSRP)が増加閾値よりも小さい、及び/又は減少閾値よりも大きい(又はこれに等しい)場合、TA値が有効であると決定し得る。無線デバイスは、例えば、測定値(例えば、RSRP)が増加閾値よりも高い(又はこれに等しい)、及び/又は減少閾値よりも低い場合、TA値が有効であると決定し得る。
【0202】
増加閾値及び/又は減少閾値は、例えば、TA検証のためにdB単位の値を示し得る。無線デバイスは、例えば、セルのDL RSの測定値が増加閾値を超えて増加していない場合、TA値が有効であると決定し得る。無線デバイスは、例えば、セルのDL RSの測定値が減少閾値を超えて減少していない場合、TA値が有効であると決定し得る。無線デバイスは、例えば、セルのDL RSの測定値が増加閾値を超えて増加した場合、及び/又はセルのDL RSの測定値が減少閾値を超えて減少した場合、TA値が無効であると決定し得る。無線デバイスは、1つ以上の参照測定値に基づいて、測定値がどれだけ変更されたか(例えば、増加していないか、及び/又は減少していないか)を決定し得る。1つ以上の参照測定値は、最後の(例えば、直近の)TA検証のために実行された1つ以上の測定値を含み得る。最後のTA検証は、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースを介した伝送のために、無線デバイスによって実行され得る。
【0203】
図21Bは、TA検証の一例を示す。TA検証は、相対閾値に基づき得る。無線デバイスは、増加閾値及び/又は減少閾値を含む1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信し得る。増加閾値及び/又は減少閾値は、(例えば、dB及び/又は任意の他の測定単位における)参照測定値に対する閾値の値であり得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、伝送のために使用されるTA値が有効であるかどうかを決定する場合、測定値を参照測定値と比較し得る。無線デバイスは、例えば、セルのDL RSの測定値が増加閾値を超えて増加していない場合、及び/又はセルのDL RSの測定値が減少閾値を超えて減少していない場合、TA値が有効であると決定し得る。無線デバイスは、例えば、セルのDL RSの測定値が増加閾値を超えて増加した場合、及び/又はセルのDL RSの測定値が減少閾値を超えて減少した場合、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上の無線リソースを介した伝送のために使用されるTA値が有効であると決定し得る。
【0204】
図22は、1つ以上の閾値、例えば、第1の閾値及び/又は第2の閾値に関連した測定値変化の例示的な地理的ビューを示す。セル2201と無線デバイス2202との間の距離及び、セル2201から送信/伝送されるDL RSの信号強度(例えば、RSRP)の測定値とは、反比例関係を有し得る。セル2201と無線デバイス2202との間の距離が大きいほど、DL RSの測定値(例えば、RSRP)は小さくなる。測定値は、例えば、無線デバイス2202がセル2201により近くなる場合、より大きくなり得る。無線デバイス2202は、例えば、測定値(及び/又は測定値の変化)が第1の閾値(例えば、増加閾値、シーリング閾値、上限閾値など)よりも大きい場合、TA値が伝送のために使用されるのに無効であると決定し得る。測定値は、例えば、無線デバイス2202がセル2201から離れる方向に移動する場合、より小さくなり得る。無線デバイス2202は、受信信号強度の測定値(及び/又は測定値の変化)が第2の閾値(例えば、減少閾値、フロア閾値、下限閾値など)よりも小さいことがある場合、TA値が伝送のために使用されるのに無効であると決定し得る。無線デバイス2202は、例えば、無線デバイス2202が動き回り、セル2201からの距離が、例えば、測定値(例えば、測定されたRSRP値)が第2の閾値以上であるが第1の閾値以下であるという条件を満たす範囲内に保持される場合、TA値が有効であると決定し得る。測定値(及び/又は測定値の変化)は、例えば、無線デバイスが有効なTAを使用するためには、第2の閾値以上であり、第1の閾値以下であり得る。
【0205】
無線デバイスは、増加閾値及び減少閾値を含む1つ以上のメッセージを受信し得る。無線デバイスは、TA検証のために増加閾値及び/又は減少閾値を使用し得る。無線デバイスは、増加閾値及び/又は減少閾値のうちの1つを含む1つ以上のメッセージを受信し得る。無線デバイスは、増加閾値及び/又は減少閾値のうちの1つを使用し得る。セルエッジエリア内の無線デバイスは、増加閾値を含む1つ以上のメッセージを受信し得る。(例えば、セル中心エリア内の)無線デバイスは、減少閾値を含むメッセージを受信し得る。増加閾値及び/又は減少閾値は、1つ以上のメッセージにおいて不在であり得る。無線デバイスは、増加閾値及び減少閾値のためのフィールド値を含まないメッセージを受信し得る。無線デバイスは、TA検証が測定値(例えば、RSRP、RSRP、及び/又はRSSI)に基づかないと決定し得る。セルの測定値(例えば、RSRP、RSRP、及び/又はRSSI)の変更に基づくTA検証は、例えば、増加閾値及び/又は減少閾値が構成されない場合、適用可能でない可能性がある。
【0206】
無線デバイスは、応答ウィンドウの間、RNTIによって識別/示されるPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のアップリンク無線リソースを介してデータを伝送した後に、又はそれに応答して、応答ウィンドウの間、RNTIによって識別/示されるPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、RNTI及び/又は応答ウィンドウのサイズ(例えば、例示的なパラメータ名:ResponseWindowTimer)を示す1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信し得る。応答ウィンドウは、1つ以上のアップリンク無線リソースを介してデータを送信/伝送することに関連付けられた参照時間から開始し得る。参照時間は、無線デバイスが1つ以上のアップリンク無線リソースを介してデータを送信/伝送し得る伝送時間間隔(例えば、フレーム、サブフレーム、スロット、及び/又はシンボル)を含み得る。参照時間は、対応するPUSCH伝送(例えば、1つ以上のアップリンク無線リソースを介したデータの伝送)の最後を含み得る。参照時間は、対応するPUSCH伝送(例えば、1つ以上のアップリンク無線リソースを介したデータの伝送)の最後からの最初のPDCCH機会にあり得る。参照時間は、(例えば、事前定義された、又はRRC構成された)時間オフセットを含み得る。参照時間は、対応するPUSCH伝送の最後に時間オフセットを加えたものを含み得るサブフレーム(又はスロット)を含み得る。参照時間は、対応するPUSCH伝送の最後に時間オフセットを加えたものからの最初のPDCCH機会を含み得る。
【0207】
無線デバイスは、時間窓(例えば、ResponseWindowTimerが作動)の間、PDCCHを介して制御メッセージ(例えば、DCI)を受信し得る。受信された制御メッセージ(例えば、DCI)は、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上の無線リソースを介した伝送のために無線デバイスが受信するRNTIによってCRCスクランブルされ得る。制御メッセージ(例えば、DCI)は、データの再伝送のためのアップリンク許可を含み得る。無線デバイスは、アップリンク許可を受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信することに応答して)、時間窓(例えば、ResponseWindowTimer)を開始及び/又は再開し得る。時間窓は、アップリンク許可によって示された再伝送に対応するPUSCH伝送の最後のスロット(及び/又はサブフレーム、シンボルなど)において開始及び/又は再開し得る。時間窓は、アップリンク許可によって示された再伝送に対応するPUSCH伝送の最後からの最初のPDCCH機会において開始及び/又は再開し得る。制御メッセージ(例えば、DCI)は、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上の無線リソースを介したデータの伝送に対する確認応答(例えば、L1 ACK)を示し得る。無線デバイスは、時間窓(例えば、ResponseWindowTimer)を停止することを決定し得、及び/又は1つ以上の無線リソースを介したデータの伝送が成功したと決定し得る。制御メッセージ(例えば、DCI)は、MAC PDUを含むPDSCHのダウンリンク割り当てを含み得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスがMAC PDUの復号に成功する場合、時間窓(例えば、ResponseWindowTimer)を停止することを決定し、及び/又は1つ以上の無線リソースを介したデータの伝送に成功したと決定し得る。制御メッセージ(例えば、DCI)は、データの伝送の失敗(例えば、フォールバック)を示し得る。無線デバイスは、例えば、失敗(例えば、フォールバック)を示す制御メッセージを受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信することに応答して)、時間窓(例えば、ResponseWindowTimer)を停止することを決定し得る。無線デバイスは、例えば、失敗(例えば、フォールバック)を示す制御メッセージを受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信することに応答して)、1つ以上の無線リソースを介したデータの伝送が失敗したと決定し得る。無線デバイスは、例えば、失敗(例えば、フォールバック)を示す制御メッセージを受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信することに応答して)、ランダムアクセス手順を開始し得る。無線デバイスは、例えば、失敗(例えば、フォールバック)を示す制御メッセージを受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信することに応答して)、ランダムアクセス手順を開始し得る。無線デバイスは、時間窓(例えば、ResponseWindowTimer)が終了したと決定し得る。無線デバイスは、時間窓の終了に基づいて(例えば、終了した後に、又は終了することに応答して)、事前構成されたアップリンク許可がスキップされたこと、及び/又はPUR伝送が失敗したことを決定し得る。
【0208】
無線デバイス及び/又は基地局は、非RRC_CONNECTED状態におけるアップリンク伝送の1つ以上の再伝送のために、HARQ動作及び/又はプロセスを使用し得る。無線デバイスは、(例えば、
図17に関して示される/記載のような)非RRC_CONNECTED状態のために構成された1つ以上のアップリンク無線リソースを介してデータパケットを送信/伝送し得る。無線デバイスは、例えば、RRC状態が非RRC_CONNECTED状態として保持される時間期間に、データパケットを送信/伝送することに基づいて(例えば、それに応答して)、PDCCHを監視し得る。無線デバイスは、PDCCHを介して、データパケットの再伝送のためのアップリンク許可を示し得るDCIを受信し得る。アップリンク許可は、再伝送のためのアップリンク無線リソースとして、1つ以上のアップリンク無線リソースのうちの1つを示し得る。アップリンク許可は、再伝送のために、1つ以上のアップリンク無線リソースとは無関係であり得る(例えば、それとは別個に配分され得る)アップリンク無線リソースを示し得る。無線デバイスは、例えば、RA手順を実行することを示す指示(例えば、異なるタイプのDCI)を受信し得る。無線デバイスは、例えば、アップリンク許可を受信する代わりに、RA手順を実行することを示す指示(例えば、異なるタイプのDCI)を受信し得る。指示は、データパケットの伝送の失敗を示し得る。無線デバイスは、例えば、RRC接続セットアップ手順及び/又はRRC再開手順を開始及び/又は実行することによって、RRC CONNECTED状態に切り替わり/遷移し得る。無線デバイスは、RA手順に基づいて、RRC接続セットアップ手順及び/又はRRC再開手順を開始(及び/又は実行)し得る。無線デバイスは、(例えば、無線デバイスがRA手順を実行することを示す)指示を受信することに基づいて、RA手順を開始し得る。無線デバイスは、(例えば、無線デバイスがRA手順を実行することを示す)ページングメッセージを受信することに基づいて、及び/又はアップリンクパケット到着に基づいて、RA手順を開始し得る。非RRC_CONNECTED状態のために構成された1つ以上のアップリンク無線リソースは、無線デバイスがRRC_CONNECTED状態にある時間期間に、使用されない可能性がある。無線デバイスは、例えば、RRC状態がRRC_CONNECTEDである場合、1つ以上のアップリンク無線リソースを介してデータパケットを送信/伝送しない可能性がある(及び/又は送信/伝送を停止することがある)。無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態のために構成された1つ以上のアップリンク無線リソース、及び/又はRRC状態がRRC_CONNECTED状態に切り替えられる/遷移されることに基づいて(例えば、それの後に、又はそれに応答して)、1つ以上のアップリンク無線リソースを示すアップリンク許可を解放(例えば、クリア、非アクティブ化、一時停止、及び/又は破棄)し得る。無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態のために構成された1つ以上のアップリンク無線リソース、及び/又はRRC状態がRRC_CONNECTED状態に切り替えられる/遷移されることに基づいて(例えば、それの後に、又はそれに応答して)、1つ以上のアップリンク無線リソースを示すアップリンク許可を一時停止し得る。
【0209】
無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態(例えば、RRC_INACTIVE状態及び/又はRRC_IDLE状態)において1つ以上のアップリンク無線リソースを示す許可(例えば、構成された許可、事前構成された許可など)の1つ以上のパラメータを要求し得る1つ以上のメッセージ(例えば、PURConfigurationRequestなどのRRCメッセージ)を送信/伝送し得る。無線デバイスは、メッセージを送信/伝送するために、手順、例えば、無線デバイス開始手順を開始し得る。無線デバイスは、例えば、基地局によって開始される手順のための要求を基地局から受信することに基づいて(例えば、受信した後に、又は受信することに応答して)、1つ以上のメッセージを送信/伝送し得る。無線デバイスは、無線デバイスが任意のRRC状態(例えば、RRC_CONNECTED、RRC_INACTIVE、及び/又はRRC_IDLE)にある時間期間に、1つ以上のメッセージを送信/伝送し得る。無線デバイスは、無線デバイスが特にRRC状態にある時間期間に、メッセージを送信/伝送し得る。無線デバイスは、無線デバイスが非RRC_CONNECTED状態にある時間期間中に、メッセージを送信/伝送し得る。無線デバイスは、無線デバイスがRRC_CONNECTED状態にある時間期間に、1つ以上のメッセージを送信/伝送し得る。1つ以上のメッセージは、データトラフィック情報を示し得る。1つ以上のメッセージは、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースの機会の数/量、例えば、例示的なパラメータ(例えば、requestedNumOccasions)を示し得る。1つ以上のメッセージは、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースの周期性、例えば、例示的なパラメータ(例えば、requestedPeriodicity)を示し得る。1つ以上のメッセージは、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースを介して送信/伝送されるデータパケットのTBサイズ、例えば、例示的なパラメータ(例えば、requestedTBS)を示し得る。1つ以上のメッセージは、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースのための時間オフセット、例えば、例示的なパラメータ(例えば、requestedTimeOffset)を示し得る。無線デバイスは、基地局からメッセージに対する応答を受信しない(例えば、受信することを期待しない)可能性がある。無線デバイスは、基地局から、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上のアップリンク無線リソースを介したアップリンクデータの伝送のための1つ以上の構成パラメータを受信し得る。
【0210】
無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態における伝送のためのセルの動作帯域を用いて構成され得る。伝送のための動作帯域は、キャリア帯域幅を含み得る。動作帯域は、DL帯域及び/又はUL帯域を含み得る。伝送のための動作帯域は、BWPを含み得る。BWPは、DL BWP(例えば、DL帯域)及び/又はUL BWP(例えば、UL帯域)を含み得る。無線デバイスは、セルにおける非RRC_CONNECTED状態での伝送/受信のための動作帯域の構成を含む1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ及び/又はRRC解放メッセージ)を受信し得る。メッセージは、RB(及び/又はPRB)の数/量及び周波数位置(例えば、中心周波数の場所)に基づく構成を示し得る。構成は、動作帯域において使用されるヌメロロジ(例えば、サブキャリア間隔)を示し得る。構成は、DL帯域(例えば、DL BWP)及びUL帯域(例えば、UL BWP)のための別個のヌメロロジ(例えば、サブキャリア間隔)を示し得る。DL帯域(例えば、DL BWP)及びUL帯域(例えば、UL BWP)のために構成されたヌメロロジ(例えば、サブキャリア間隔)は、異なり得るか、又は同じであり得る。
【0211】
1つ以上のメッセージは、動作帯域の位置及び範囲(例えば、開始、サイズ及び/又は中心周波数及び帯域幅など)を示し得る。動作帯域の位置及び/又は範囲(例えば、開始、サイズ、及び/又は中心周波数及び帯域幅など)は、リソースユニット(例えば、RB及び/又はPRB)に関して、例えば、リソースユニットの倍数として示され/定義され得る。動作帯域の位置及び/又は範囲は、セルの1つのキャリアの少なくとも一部であり得る。1つ以上のメッセージは、セルのキャリア帯域幅の中心周波数に対する周波数オフセット及び帯域幅に基づいて、動作帯域の位置及び/又は範囲を示し得る。1つ以上のメッセージは、無線デバイスによって検出された同期信号が位置する中心周波数(例えば、初期BWP)に対する周波数オフセットと動作帯域の帯域幅とに基づいて、動作帯域の位置と範囲とを示し得る。
【0212】
1つ以上のメッセージは、動作帯域において使用されるヌメロロジ情報(例えば、μ及び/又はサブキャリア間隔)を示し得る。無線デバイスは、ヌメロロジ情報からRE構造を決定し得る。メッセージは、制御チャネル(例えば、PDCCH及び/又はPUCCH)、データチャネル(例えば、PDSCH及び/又はPUSCH)、及び/又は参照信号(SSB、CSI-RS、及び/又はSRS)の構成パラメータを含み得る。1つ以上のメッセージは、動作帯域内の参照位置に対する周波数オフセットに基づいて、制御チャネル、データチャネル、及び/又は参照信号の周波数位置を示し得る。参照位置は、動作帯域の開始(及び/又は終了)ポイントに一致する第1のRBの開始(及び/又は終了)ポイントであり得る。非RRC_CONNECTED状態にある1つ以上の無線リソースは、RB(及び/又はPRB)の数に関して示される/定義されるサイズを含む開始ポイントに(例えば、参照位置からの周波数オフセットを使用して)配分され得る。無線デバイスは、決定されたRE構造に基づいて、制御チャネル、データチャネル、及び/又は参照信号の位置及び/又はサイズを決定し得る。
【0213】
非RRC_CONNECTED状態における1つ以上の無線リソースは、1つ以上のサブ帯域(例えば、BWP)を含む動作帯域において配分され得る。非RRC_CONNECTED状態における1つ以上の無線リソースは、動作帯域内の特定のサブ帯域に配分され得る。無線デバイスが受信し得る1つ以上のメッセージは、1つ以上のサブ帯域(例えば、BWP)を含む動作帯域を示し得る。1つ以上のメッセージは、別個の位置(例えば、周波数位置に関して)、サイズ(例えば、帯域幅に関して)、及び/又はヌメロロジ(例えば、サブキャリア間隔に関して)を有する/使用する1つ以上のサブ帯域を示し得る。1つ以上のサブ帯域を構成するためのRE構造と、動作帯域を構成するためのRE構造とは異なり得る。DL帯域(例えば、DL BWP)及びUL帯域(例えば、UL BWP)は、別個に構成され得る。DL帯域及びUL帯域は、例えば、周波数位置及びヌメロロジ(例えば、サブキャリア間隔)に関して、異なる構成情報を有し得る。無線デバイスは、DL帯域において構成された動作帯域(及び/又はサブ帯域)の情報に基づいて、DL制御メッセージ(例えば、PDCCHを介したDCI)及び/又はDLデータ(例えば、PDSCHを介したトランスポートブロック)を受信し得る。無線デバイスは、UL帯域において構成された動作帯域(及び/又はサブ帯域)の情報に基づいて、UL制御(例えば、PUCCH)及び/又はULデータ(例えば、PUSCHを介したトランスポートブロック)を送信/伝送し得る。非RRC_CONNECTED状態における1つ以上の無線リソースは、サブ帯域毎に配分され得る。1つ以上の無線リソースの周波数位置及び/又はサイズは、サブ帯域に関するものであり得る。
【0214】
非RRC_CONNECTED状態における1つ以上の無線リソースを介した伝送の場合、基地局は、構成パラメータを構成するために、1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を無線デバイスに送信/伝送し得る。構成パラメータは、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上の無線リソースを介した伝送のために使用されるアンテナポート、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上の無線リソースを介した伝送のために使用されるDMRS構成、構成及び/又は事前構成された許可タイマの値(例えば、構成及び/又は事前構成された許可タイマは、周期性の倍数であり得る)、周波数領域リソース配分、周波数ホッピング構成(例えば、スロット内周波数ホッピング及び/又はスロット間周波数ホッピングであり、フィールドが存在しない場合、周波数ホッピングは構成されない可能性がある)、例えば、周波数ホッピングが有効化される場合/ときに使用される周波数ホッピングオフセット、無線デバイスが、PUSCH伝送(例えば、変換プリコーディングを伴う及び/又は伴わないPUSCH伝送)のために、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上の無線リソースを介した伝送を使用し得るMCSテーブル、例えば、フィールドが不在の場合、無線デバイスは、事前定義されたMCS(例えば、qam64、qam256など)を決定し得る、MCSテーブル、1つ以上の無線リソースを介した伝送の変調次数、コードレート、及び/又はTBサイズ、非RRC_CONNECTED状態における1つ以上の無線リソースを介した伝送のために構成されたHARQプロセスの数/量、1つ以上の無線リソースを介した伝送のためのアップリンク電力制御パラメータ、例えば、閉ループアップリンク電力制御のインジケータ及び/又はインデックス、1つ以上の参照電力値(例えば、p0)、及び/又はパスロススケーリング値(例えば、Alpha)、1つ以上の無線リソースの周期性であり、例えば、有効な周期性値は、ヌメロロジ(例えば、サブキャリア間隔)に基づいて決定(例えば、事前定義)され得、及び/又は周期性は、絶対時間値であってよく、及び/又はTTI(シンボル、スロット、サブフレーム、システムフレーム、及び/又はそれらの任意の組み合わせ)に関して定義され得る、周期性、1つ以上の無線リソースを介したPUSCH伝送のためのRBGサイズ、1つ以上の無線リソースを介した伝送のための冗長バージョン(redundancy version、RV)シーケンス(例えば、[0 2 3 1]、[0 3 0 3])、1つ以上の無線リソースを介した伝送の繰り返しの数/量、(例えば、
図18A及び/又は
図18Bに関して記載/図示されるような)1つ以上の無線リソースをアクティブ化するために追加のアクティブ化メッセージ(例えば、DCI、MAC CE、及び/又はRRC)が必要とされる場合/必要とされるかどうかを示すアクティブ化タイプインジケータ、使用されるSRSリソースを示すSRSリソースインジケータ、開始シンボル(例えば、第Nのアップリンク許可を決定するために使用される開始シンボル番号(又はシンボルオフセット)S)及び長さL(例えば、時間領域配分の値は、開始シンボルと長さとの組み合わせであり得る)を示す時間領域配分、1つ以上の無線リソースを介した伝送のPUSCHマッピングタイプ、時間参照(例えば、SFN=0及び/若しくはtimeReferenceSFN)に対して定義された時間領域オフセット、並びに/又はベータオフセット値が動的又は半静的に構成されるかを示すインジケータであって、ベータオフセット値は、1つ以上の無線リソースを介したPUSCH伝送のアップリンク電力及び/又はUCI多重化を決定するために使用され得る、インジケータのうちの少なくとも1つを示す1つ以上のフィールドを含み得る。
【0215】
1つ以上の無線リソースは、特定のBWPを用いて/使用して構成され得る。無線デバイスは、特定のBWPの構成パラメータを含む1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信し得る。特定のBWPは、DL BWP及び/又はUL BWPを含み得る。構成パラメータは、特定のBWPにおいて使用されるヌメロロジ(例えば、サブキャリア間隔)を示し得る。構成パラメータは、DL BWP及び/又はUL BWPに適用されるヌメロロジを示し得る。構成パラメータは、各々がDL BWP及び/又はUL BWPにおいて使用され得るヌメロロジを示す別個のフィールド及び/又はインジケータを含み得る。DL BWP及び/又はUL BWPにおいて使用されるヌメロロジは、同じ又は異なり得る。構成パラメータは、1つ以上の無線リソースを介した伝送のために使用されるDL及び/又はUL制御チャネル(例えば、PDCCH及び/又はPUCCH)の無線リソース構成パラメータを示し得る。構成パラメータは、1つ以上の無線リソースを介した伝送のために使用されるDL及び/又はULデータチャネル(例えば、PDSCH及び/又はPUSCH)の無線リソース構成パラメータを含み得る。DL制御及び/又はデータチャネル(例えば、PDCCH及び/又はPDSCH)は、DL BWP内で構成され得る。UL制御及び/又はデータチャネル(例えば、PUCCH及び/又はPUSCH)は、UL BWP内で構成され得る。
【0216】
特定のBWPは、初期BWPを含み得る。特定のBWPのDL BWPは、初期DL BWPを含み得る。特定のBWPのUL BWPは、初期UL BWPを含み得る。特定のBWPは、初期BWPとは別個に構成され得る。特定のBWPのDL BWPは、初期DL BWPとは異なり得る。特定のBWPのUL BWPは、初期UL BWPとは異なり得る。1つ以上の無線リソースは、DL BWP及び/又はUL BWPに関連付けられ得る。1つ以上の無線リソースを介した伝送に関連するPDCCH(例えば、1つ以上の無線リソースを介した伝送に対するACK、NACK、及び/若しくはフォールバック応答)、並びに/又はPDSCH(例えば、1つ以上の無線リソースを介して送信/伝送されたRRCメッセージに対するRRC応答)は、DL BWPで構成され得る。1つ以上の無線リソースを介した伝送に関連するPUCCH(例えば、PDSCHに対するACK及び/若しくはNACK応答)並びに/又はPUSCH(例えば、1つ以上の無線リソースを介したデータ)は、UL BWPで構成され得る。無線デバイスは、特定のBWP(例えば、DL BWP及び/若しくはUL BWP)が初期BWPを含むこと、並びに/又は特定のBWPが初期BWPである(例えば、それぞれ、初期DL BWP及び/若しくは初期UL BWPである)ことを決定し得る。例えば、(例えば、初期BWPとは異なる)特定のBWPの構成(例えば、周波数位置、帯域幅、及び/又はヌメロロジ(例えば、サブキャリア間隔))を示すフィールドが、1つ以上の無線リソースを示す構成パラメータにおいて不在である場合、無線デバイスは、特定のBWP(例えば、DL BWP及び/若しくはUL BWP)が初期BWPを含むこと、並びに/又は特定のBWPが初期BWPである(例えば、それぞれ、初期DL BWP及び/若しくは初期UL BWPである)ことを決定し得る。
【0217】
特定のBWPは、無線デバイスがRRC_CONNECTED状態で使用した最後のBWP(例えば、直近のBWP)であり得る。特定のBWPのDL BWPは、無線デバイスがRRC_CONNECTED状態で使用した最後のDL BWP(例えば、直近のDL BWP)であり得る。特定のBWPのUL BWPは、無線デバイスがRRC_CONNECTED状態で使用した最後のUL BWP(例えば、直近のUL BWP)であり得る。無線デバイスは、RRC_CONNECTED状態から非RRC_CONNECTED状態に切り替え/遷移し得る。無線デバイスがRRC_CONNECTED状態で使用するBWP(例えば、最後のDL BWP及び/又は最後のUL BWP)は、切り替えられた/遷移された非RRC_CONNECTED状態に切り替え/遷移され得る。例えば、(例えば、最後のBWPとは異なる)特定のBWPの構成(例えば、周波数位置、帯域幅、及び/又はヌメロロジ(例えば、サブキャリア間隔))を示すフィールドが、1つ以上の無線リソースを示す構成パラメータにおいて不在である場合、無線デバイスは、特定のBWP(例えば、DL BWP及び/又はUL BWP)がBWPである(例えば、それぞれ、最後のDL BWP及び/又は最後のUL BWPである)ことを決定し得る。
【0218】
特定のBWPは、初期BWPとは別個に構成され得る。特定のBWPのDL BWPは、初期DL BWPとは異なり得る。特定のBWPのUL BWPは、初期UL BWPとは異なり得る。1つ以上の無線リソースは、DL BWP及び/又はUL BWPに関連付けられ得る。1つ以上の無線リソースを介した伝送に関連するPDCCH(例えば、1つ以上の無線リソースを介した伝送に対するACK、NACK、及び/若しくはフォールバック応答)、並びに/又はPDSCH(例えば、1つ以上の無線リソースを介して送信/伝送されたRRCメッセージに対するRRC応答)は、DL BWPで構成され得る。1つ以上の無線リソースを介した伝送に関連するPUCCH(例えば、PDSCHに対するACK及び/若しくはNACK応答)、並びに/又はPUSCH(例えば、1つ以上の無線リソースを介したデータ)は、UL BWPで構成され得る。
【0219】
図23は、1つ以上のBWPにおける1つ以上の無線リソースの一例を示す。1つ以上のBWPは、1つ以上のDL BWP及び/又は1つ以上のUL BWP(例えば、DL BWP及び/又はUL BWP)を含み得る。無線デバイスは、初期BWP2301(例えば、初期DL BWP及び/又は初期UL BWP)の構成パラメータを含む1つ以上のメッセージ(例えば、ブロードキャストメッセージ及び/又は無線デバイス固有のRRCメッセージ)を受信し得る。初期BWP2301は、セル探索及び/又は初期/ランダムアクセスのために使用/指示/構成され得る。無線デバイスは、初期DL BWPを介してSSB(例えば、セル定義SSB)を受信し得る。無線デバイスは、初期BWPを介してランダムアクセス手順を実行し得る。無線デバイスは、初期UL BWPを介してMsg1、Msg3及び/又はMsg Aを送信/伝送し得る。無線デバイスは、初期DL BWPを介してMsg2、Msg4及び/又はMsg Bを受信し得る。非RRC_CONNECTED状態における伝送のために構成された1つ以上の無線リソースは、初期BWPとは異なるBWPにおいて構成され得る。BWPは、無線デバイスがRRC_CONNECTED状態において(例えば、非RRC_CONNECTED状態に切り替え/遷移する前に)使用した可能性がある最後のBWP2302(例えば、直近のBWP)であり得る。BWP(例えば、2302)は、非RRC_CONNECTED状態における無線デバイスのための伝送及び/又は受信のためのものであり得る。BWP(例えば、2302)は、特定の使用のための、及び/又は特定のタイプ(例えば、データのタイプ、アプリケーション、サイズなど)のBWPを含み得る。BWP(例えば、2302)は、SDT BWP(例えば、SDTのためのBWP)を含み得る。BWP(例えば、2302)は、初期BWP2201及び/又は1つ以上の他のBWPを含み得る。BWP(例えば、2302)は、初期BWP2301のリソースに対してリソース(例えば、SDTリソース)のより小さい部分のためのBWPなど、初期BWP2201のサブセットを含み得る。伝送のための1つ以上の無線リソースは、BWPのUL BWPにおいて構成され得る。PDCCH及び/又はPDSCHは、BWPのDL BWPにおいて構成され得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスのRRC状態が(例えば、RRC_CONNECTED状態に)変更される場合、BWPを非アクティブ化し得る。非RRC_CONNECTED状態における伝送に関連付けられた1つ以上の無線リソース及び/又はPUCCHは、初期UL BWPにおいて構成され得る。非RRC_CONNECTED状態における伝送に関連付けられたPDCCH及び/又はPDSCHは、初期DL BWPにおいて構成され得る。1つ以上のメッセージは、BWPが初期BWPとは別個に構成されているかどうかを示し得る。
【0220】
無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態においてダウンリンク及び/又はアップリンクビーム管理を(例えば、基地局と)実行し得る。ダウンリンク及び/又はアップリンクビーム管理は、ダウンリンク及び/若しくはアップリンクビーム測定手順、1つ以上のビームの構成及び/若しくは再構成、1つ以上のビームのビームアクティブ化、並びに/又は1つ以上のビームの中からのビーム選択を含み得る。ダウンリンク及び/又はアップリンクビーム管理は、ビーム障害検出及び/又はビーム障害回復手順を含み得る。
【0221】
ダウンリンク及び/又はアップリンクビーム管理における参照信号のインジケータは、非RRC_CONNECTED状態において使用するビーム(例えば、無線デバイスのTXビーム及び/又はRXビーム)を示し得る。無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態において1つ以上の無線リソースの構成パラメータを含む1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信し得る。構成パラメータは、1つ以上の参照信号を示し得る。1つ以上の参照信号は、SSBインデックス/識別子によって示される/識別されるSSB、CSI-RSインデックス/識別子(及び/又はCSI-RSリソースインデックス/識別子)によって示される/識別されるCSI-RSを含み得る。1つ以上の参照信号は、SRSインデックス/識別子(例えば、SRSリソースインデックス/識別子、SRSリソースセットインデックス/識別子、及び/又はそれらの組み合わせ)によって識別されるSRSを含み得る。参照信号は、特定のビームを表し得る/示し得る。SSBは、ワイドビームを表し得る/示し得る。CSI-RSは、ナロービームを表し得る/示し得る。SRSは、無線デバイスのTXビームを表し得る/示し得る。
【0222】
1つ以上のメッセージ内の構成パラメータは、どの参照信号がどの伝送(例えば、PUSCH、PUCCH、及び/又はSRS)及び/又は受信(例えば、PDCCH及び/又はPDSCH)に関連するかを示すインジケータを含み得る。参照信号は、非RRC_CONNECTED状態における無線リンク監視、無線リンク回復、及び/又は伝送及び/又は受信のために構成され得る。構成パラメータは、どの参照信号が、非RRC_CONNECTED状態におけるデータ(例えば、PDSCH)及び/又は制御信号(例えば、PDCCH)受信に関連付けられるかを示すインジケータを含み得る。データ及び/又は制御信号は、非RRC_CONNECTED状態において1つ以上の無線リソースを介した伝送に関連付けられ得る。受信は、伝送に対する応答(例えば、PDSCHを介したRRC応答及び/又はPDCCHを介したL1 ACK/NACK/フォールバック)を受信するためのものであり得る。インジケータは、1つ以上のDL参照信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)と、PDSCHのDM-RSポート、PDCCHのDM-RSポート、及び/又はCSI-RSリソースのCSI-RSポートとの間のQCL関係を構成するためのパラメータを含み得る/示し得る。パラメータは、1つ以上のTCI状態を含み得る。1つ以上のTCI状態(例えば、1つ以上のTCI状態の各々)は、1つ以上のDL RS(例えば、SSB、CSI-RS、それらの任意の組み合わせ)、セルインデックス/識別子、BWPインデックス/識別子、及び/又はQCL関係タイプ(例えば、1つ以上の大規模プロパティ)のうちの少なくとも1つを含み得る。インジケータは、特定のチャネル構成(例えば、PDSCH、PDCCH(例えば、CORESET))のTCI状態であり得る。PDSCH及び/又はPDCCH(例えば、CORESET)構成は、1つ以上のTCI状態のうちの少なくとも1つを含み得る。PDSCHのTCI状態は、1つ以上のDL参照信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)とPDSCHのDM-RSポートとの間のQCL関係を示し得る。無線デバイスは、TCI状態(例えば、TCI状態のQCL関係)に基づいて、PDSCHを介してデータを受信するために使用されるRXビームを決定し得る。PDCCHのTCI状態は、1つ以上のDL参照信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)とPDCCHのDM-RSポートとの間のQCL関係を示し得る。無線デバイスは、TCI状態(例えば、TCI状態のQCL関係)に基づいて、PDCCHを介して制御信号を受信するために使用されるRXビームを決定し得る。
【0223】
無線デバイスは、PDSCH及び/又はPDCCHのTCI状態(例えば、CORESET)を構成、再構成、更新、及び/又はアクティブ化する1つ以上のメッセージを受信し得る。無線デバイスが受信し得る第1の制御メッセージ(例えば、RRCメッセージ)は、PDSCH及び/又はPDCCHのために使用される少なくとも1つのTCI状態(例えば、CORESET)を示し得る。無線デバイスが受信し得る第1の制御メッセージ(例えば、RRCメッセージ)は、1つ以上のTCI状態を示し得る。無線デバイスが受信し得る第2の制御メッセージ(例えば、別のRRCメッセージ、DCI、及び/又はMAC CE)は、PDSCH及び/又はPDCCHのために使用される1つ以上のTCI状態(例えば、CORESET)のうちの少なくとも1つを示し得る。無線デバイスが受信し得る第1の制御メッセージ(例えば、RRCメッセージ)は、1つ以上のTCI状態を示し得る。無線デバイスが受信し得る第2の制御メッセージ(例えば、RRCメッセージ、MAC CE、及び/又はDCI)は、1つ以上のTCI状態のうちの少なくとも第1のものを示し得る(及び/又はアクティブ化し得る)。無線デバイスが受信し得る第3の制御メッセージ(例えば、RRCメッセージ、MAC CE、及び/又はDCI)は、PDSCH及び/又はPDCCHのために使用される1つ以上のTCI状態(例えば、CORESET)のうちの少なくとも第1のもののうちの少なくとも第2のものを示し得る。
【0224】
無線デバイスは、1つ以上の無線リソースを介した伝送に関連付けられたデータ(例えば、PUSCH)及び/又は制御信号(例えば、PUCCH)伝送にどの参照信号が関連付けられるかを示すインジケータを含む構成パラメータを受信し得る。インジケータは、空間関係情報を含み得る。空間関係情報は、PUSCH、PUCCH、及び/又はSRSを介した伝送のためのものであり得る。無線デバイスは、特定の空間関係情報のインデックス及び/又は識別子に基づいて、特定の空間関係情報を決定し得る(例えば、識別する/示す)。空間関係情報は、セルインデックス/識別子、1つ以上のDL RS(例えば、SSB、CSI-RS、及び/又はそれらの任意の組み合わせ)、SRSリソースインデックス/識別子、BWPインデックス/識別子、パスロス参照RSインデックス/識別子、及び/又は電力制御パラメータのうちの少なくとも1つを示し得る。無線デバイスは、空間関係情報に基づいて、PUSCH及び/又はPUCCHを介した伝送のために使用されるアンテナポート及び/又はプリコーダを決定し得る。
【0225】
インジケータは、特定のチャネル構成の空間関係情報(例えば、PUSCHのためのsrs-spatial-relation-information及び/又はPUCCHのpucch-spatial-relation-information)を含み得る。PUSCH構成は、少なくとも1つの空間関係情報を含み得る。PUCCH構成は、少なくとも1つの空間関係情報を含み得る。PUSCHの空間関係情報は、PUCCHのものとは異なり得る。PUSCHの空間関係情報は、PUCCHのものと同じであり得る。PUSCH及びPUCCHの空間関係情報は、別個に及び/又は独立して構成され得る。PUSCH及びPUCCHに適用される(及び/又は使用される)1つ以上の空間関係情報が存在し得る。
【0226】
無線デバイスは、PUSCHの空間関係情報に基づいて、PUSCHのために使用されるアンテナポート及び/又はプリコーダを決定し得る。無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態において1つ以上の無線リソースを介した伝送の構成パラメータを含む1つ以上のメッセージを受信し得る。構成パラメータ(例えば、SRSリソースインジケータ)は、SRSリソースセットのSRSリソースを示し得る。SRSリソースは、空間関係情報を含み得る。無線デバイスは、1つ以上の無線リソースを介した伝送のために、SRSリソースのSRSポートと同じアンテナポートを使用することを決定し得る。無線デバイスは、決定に基づいて、同じアンテナポートを使用して1つ以上の無線リソースを介してデータを送信/伝送し得る。
【0227】
無線デバイスは、PUCCHの空間関係情報に基づいて、PUCCHのために使用される1つ以上のアンテナポート及び/又はプリコーダを決定し得る。無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態においてPUCCHの構成パラメータを含む1つ以上のメッセージを受信し得る。無線デバイスは、SR伝送及び/又は測定報告のために、非RRC_CONNECTED状態においてPDSCHへのHARQフィードバック(例えば、ACK又はNACK)のために、PUCCHを介してアップリンク制御信号を送信/伝送し得る。構成パラメータ(例えば、PUCCH空間関係情報)は、PUCCH伝送のための空間設定(例えば、プリコーダ及び/又は空間領域フィルタ)及び/又はPUCCH電力制御のためのパラメータを示し得る。無線デバイスは、非RRC_CONNECTED状態におけるPUCCH伝送のために、空間関係情報によって示されるDL RSの受信のために使用される空間領域フィルタを決定し得る。無線デバイスは、例えば、PUCCHのための空間関係情報がSSBのSSBインデックス/識別子を含む場合、セルに対するSSBの受信の場合と同じ空間領域フィルタを使用してPUCCHを送信/伝送し得る。無線デバイスは、例えば、PUCCHのための空間関係情報がCSI-RSのCSI-RSインデックス/識別子(例えば、NZP-CSI-RSリソースインデックス/識別子)を含む場合、セルに対するCSI-RSの受信の場合と同じ空間領域フィルタを使用してPUCCHを送信/伝送し得る。無線デバイスは、例えば、PUCCHのための空間関係情報がSRS(例えば、SRSリソース)のSRSインデックス/識別子を含む場合、セル及び/又はUL BWPに対するSRSの伝送の場合と同じ空間領域フィルタを使用してPUCCHを送信/伝送し得る。
【0228】
無線デバイスは、PUSCH、PUCCH、及び/又はSRSの空間関係情報を構成、再構成、更新、及び/又はアクティブ化し得る、1つ以上のメッセージを受信し得る。無線デバイスが受信し得る第1の制御メッセージ(例えば、RRCメッセージ)は、PUSCH、PUCCH、及び/又はSRSのために使用される少なくとも1つの空間関係情報を示し得る。無線デバイスが受信し得る第1の制御メッセージ(例えば、RRCメッセージ)は、1つ以上の空間関係情報を示し得る。無線デバイスが受信し得る第2の制御メッセージ(例えば、別のRRCメッセージ、DCI、及び/又はMAC CE)は、PUSCH、PUCCH、及び/又はSRSのために使用される1つ以上の空間関係情報のうちの少なくとも1つを示し得る。無線デバイスが受信し得る第1の制御メッセージ(例えば、RRCメッセージ)は、1つ以上の空間関係情報を示し得る。無線デバイスが受信し得る第2の制御メッセージ(例えば、RRCメッセージ、MAC CE、及び/又はDCI)は、1つ以上の空間関係情報のうちの少なくとも第1のものを示し得る(及び/又はアクティブ化し得る)。無線デバイスが受信し得る第3の制御メッセージ(例えば、RRCメッセージ、MAC CE、及び/又はDCI)は、PUSCH、PUCCH、及び/又はSRSのために使用される1つ以上の空間関係情報のうちの少なくとも第1のもののうちの少なくとも第2のものを示し得る。
【0229】
図24は、ビーム管理の一例を示す。ビーム管理は、非RRC_CONNECTED状態における伝送及び/又は受信のためのビーム管理を含み得る。無線デバイス2402は、基地局2401から、非RRC_CONNECTED状態における伝送/受信の1つ以上の構成パラメータ2403を含む1つ以上のメッセージを受信し得る。1つ以上の構成パラメータは、非RRC_CONNECTED状態(例えば、RRC_INACTIVE状態及び/又はRRC_IDLE状態)で使用されるPUSCH、PDCCH、PDSCH及び/又はPUCCHの無線リソースの構成を示し得る。1つ以上の構成パラメータは、非RRC_CONNECTED状態における(例えば、PUSCHを介した)アップリンク伝送のための1つ以上の無線リソースを示し得る。構成パラメータは、(例えば、PUSCH及び/若しくはPUCCHを介して)送信/伝送するために、又は(例えば、PDSCH及び/若しくはPDCCHを介して)受信するために、どのビーム(例えば、参照信号)が使用されるかを示し得る。2404において、無線デバイス2402は、第1のビームを使用して、非RRC_CONNECTED状態において1つ以上の無線リソース(例えば、PUSCH)を介してデータを送信/伝送し得る。無線デバイス2402は、第3のビームを使用して(例えば、2404の後に)PDCCHの監視を開始し得る。2405において、無線デバイス2402は、PDCCHを介して、PDSCHのダウンリンク割り当てを含むDCIを受信し得る。2406において、無線デバイス2402は、第4のビームを使用してPDSCHを受信し得る。2407において、無線デバイスは、PUCCHを介して、第2のビームを使用してHARQフィードバック(例えば、ACK又はNACK)を送信/伝送し得る。基地局2401は、異なるビーム及び/又は同じビーム、例えば、PUSCH受信のための第1のビーム、PDCCH伝送ための第2のビーム、PDSCH伝送のための第3のビーム、及び/又はPUCCH受信のための第4のビームを使用してデータを受信及び/又は送信/伝送し得る。無線デバイス2402は、PUSCH、PDCCH、PDSCH、及び/又はPUCCHのビーム構成を再構成、変更、アクティブ化/非アクティブ化、及び/又は更新し得る、1つ以上の他のメッセージ(例えば、RRCメッセージ、MAC CE、DCI、及び/又はそれらの組み合わせ)を受信し得る。
【0230】
複数のビームは、例えば、マルチビーム動作において使用され得る。セル(例えば、基地局2401のセル)は、例えば、複数のビーム(例えば、セルのTXビーム)を使用して、複数のDL RS(例えば、複数のSSB、CSI/RSなど)を伝送/送信し得る。非接続状態(例えば、非アクティブ状態、アイドル状態、及び/又は非RRC_CONNECTED状態)で使用するための1つ以上の無線リソースがセルにおいて構成され得る。1つ以上の無線リソースは、複数のビームを用いて構成され得る。非接続状態における伝送及び/又は受信のための1つ以上のチャネル(例えば、PDCCH、PDSCH、PUSCH、及び/又はPUCCH)は、複数のビームのうちの第1のビームに関連付けられ得る。無線デバイス2402は、1つ以上のチャネルと第1のビームとの間の関連付けを示す1つ以上の無線リソース構成パラメータ2403を含むメッセージ(例えば、RRCメッセージ、MAC CE、DCI、及び/又はそれらの任意の組み合わせ)を受信し得る。1つ以上の無線リソース構成パラメータ2403は、チャネルのビーム構成(例えば、TCI状態及び/又は空間関係情報)が複数のDL RSのうちの第1のDL RSを含むことを示し得る。第1のDL RSは、
図24に示すように、第1のビームを表す及び/又は示し得る。複数のDL RSのうちの1つは、1つ以上のチャネル(例えば、PDCCH、PDSCH、PUSCH、及び/又はPUCCH)に関連付けられ得る。無線デバイス2402は、関連付けに基づいて、チャネルを介して実行される伝送及び/又は受信のために使用されるアンテナポート及び/又はプリコーダ(例えば、空間領域フィルタ)を決定し得る。無線デバイス2402は、例えば、第1のDL RSを受信するために、アンテナポート及び/又はプリコーダ(例えば、空間領域フィルタ)を決定し得る。
【0231】
無線デバイス2402は、基地局2401と、非接続状態において/非接続状態中に、1つ以上のビーム障害検出及び/又はビーム障害回復手順を実行し得る。ビーム障害検出及び/又はビーム障害回復手順は、それぞれ、無線リンク監視及び/又はリンク回復手順と呼ばれ得る。無線デバイス2402は、無線リンク監視手順を介してビーム障害検出を決定し得る。無線デバイス2402は、リンク回復手順としてより良いビームを決定するために、ビーム障害回復手順を実行し得る。無線デバイス2402は、無線デバイス2402が非接続状態において1つ以上のアップリンク無線リソースで構成されるセルであり得るセルに関連してビーム障害検出及び/又はビーム障害回復手順を実行し得る。
【0232】
無線デバイス2402は、例えば、非接続状態に遷移する前に、及び/又は非接続状態において(例えば、非接続状態中に)、セルの1つ以上の無線リソースの1つ以上の構成パラメータ2403を含むメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信し得る。1つ以上の構成パラメータ2403は、セルの1つ以上の参照信号を示し得る。1つ以上の参照信号は、セルの1つ以上の参照信号、例えば、SSBインデックス/識別子によって識別されるSSB、又はセルのCSI-RSインデックス/識別子(及び/又はCSI-RSリソースインデックス/識別子)によって識別されるCSI-RSを含み得る。1つ以上の参照信号は、SRSインデックス/識別子(例えば、SRSリソースインデックス/識別子、SRSリソースセットインデックス/識別子、及び/又はそれらの組み合わせ)によって識別されるSRSを含み得る。参照信号は、セルのビーム障害検出及び/又はビーム障害回復手順のために使用される特定のビームを示し得る。SSBは、セルのワイドビームを表し、及び/又は示し得、CSI-RSは、セルのナロービームを表し、及び/又は示し得る。SRSは、無線デバイス2402のTXビームを表し、及び/又は示し得る。無線デバイス2402は、ビーム障害検出及び/又はビーム障害回復手順のために使用される参照信号として、特定のチャネルに関連付けられた参照信号を決定し得る。特定のチャネルは、セルのPDCCHを含み得る。特定のチャネルは、非接続状態(例えば、非アクティブ状態、アイドル状態、及び/又は非RRC-CONNECTED状態)中に/非接続状態において、アップリンク伝送のために使用される1つ以上のアップリンク無線リソース(例えば、PUSCH)を含み得る。
【0233】
メッセージ内の1つ以上の構成パラメータ2403は、どの参照信号がセルの無線リンク監視(例えば、ビーム障害検出手順)及び/又はセルのリンク回復(例えば、ビーム障害回復手順)に関連付けられるかを示すインジケータを含み得る。無線リンク監視及び/又はリンク回復は、非接続状態において/非接続状態中に実行される伝送及び/又は受信のためのものであり得る。無線リンク監視のために構成された参照信号は、無線リンク監視RS及び/又はビーム障害検出リソース(又は、DL RS)と呼ばれ得る。無線デバイス2402は、例えば、無線リンク監視のために構成された参照信号のビーム測定量(例えば、RSRP、RSRQ、RSSI、BLERなど)を監視(及び/又は測定)することに基づいて、セルのビームのビーム障害検出を決定し得る。1つ以上の参照信号が、無線リンク回復のために構成され得る。無線リンク回復のために構成された1つ以上の参照信号は、候補ビームRS及び/又は候補リソースと呼ばれ得る。無線デバイス2402は、無線リンク回復のために構成された参照信号のうちの1つを、ビーム対リンクを回復するための候補ビームとして選択/示し得る。無線デバイス2402は、例えば、無線リンク回復のために構成された参照信号のビーム測定量(例えば、RSRP、RSRQ、RSSI、BLERなど)に基づいて、参照信号のうちの1つを決定し得る。
【0234】
無線デバイス2402は、例えば、セルのビーム障害検出手順の構成パラメータ2403を含むRRCメッセージ(例えば、RRC解放メッセージ)を受信した後に、又は受信することに応答して、ビーム障害検出手順を実行し得る。無線デバイス2402は、ビーム障害検出手順に基づいて、セルの伝送及び/又は受信のうちの少なくとも1つに使用される現在のビーム(例えば、DL RS)が通常動作状態にあるかどうかを決定し得る。無線デバイス2402は、例えば、現在のビームが通常動作状態にない場合、ビーム障害を検出し得る(例えば、ある時間期間におけるビーム障害インスタンスの数/量を検出する)。無線デバイス2402は、セルの少なくとも1つの構成されたビーム(例えば、DL RS)に関連付けられたビーム障害を検出及び/又は決定し得る。少なくとも1つの構成されたビーム(例えば、DL RS)は、非接続状態(例えば、非アクティブ状態、アイドル状態、及び/又は非RRC_CONNECTED状態)中に/非接続状態において、セルの1つ以上のアップリンク無線リソースを介した伝送(例えば、PUSCH及び/又はPUCCH)のために使用され得る。少なくとも1つの構成されたビーム(例えば、DL RS)は、非接続状態中/非接続状態においてセルからのPDCCH及び/又はPDSCHを介した受信のために使用され得る。ビーム障害は、少なくとも1つの構成されたビーム(例えば、DL RS)が失敗することを伴いうる。無線デバイス2402は、例えば、1つ以上のビーム障害インスタンスに基づいて、少なくとも1つの構成されたビームの/ビーム上のビーム障害を決定し得る。無線デバイス2402は、例えば、少なくとも1つの構成されたビームのビーム測定量/値に基づいて、ビーム障害インスタンスをトリガ及び/又は決定し得る。ビーム測定量/値は、少なくとも1つの構成されたビーム(例えば、DL RS)のRSRP、RSRQ、及び/又はBLERであり得る。無線デバイス2402は、例えば、少なくとも1つの構成されたビームのビーム測定量値(例えば、RSRP値、RSRQ値、及び/又はBLER値)が閾値よりも低い場合、少なくとも1つの構成されたビーム(例えば、DL RS)に対してビーム障害インスタンスをトリガし、検出し、及び/又は決定し得る。
【0235】
少なくとも1つのビーム(例えば、DL RS)は、セルのビーム障害検出のために構成されたビームであり得る。少なくとも1つのビームは、セルのDL RSの識別子によって示され得る。DL RSは、無線デバイス2402が(例えば、セルを介して)基地局2401から受信するRRCメッセージによって構成された無線リンク監視RS(又はビーム障害検出RS)であり得る。DL RSは、セルのSSB及び/又はCSI-RSであり得る。無線デバイス2402は、ビーム障害検出及び/又は回復手順のために少なくとも1つのビームを構成するメッセージを受信し得る。メッセージは、DL RSの構成パラメータを示し得る。構成パラメータ2403は、DL RSの周期性、時間オフセット、物理リソースブロック内の時間領域配分(例えば、時間領域中の第1のOFDMシンボル)、DL RSの周波数領域配分(例えば、物理リソースブロック、周波数帯域など内の周波数領域配分)、DL RSの伝送の参照電力及び/又は電力オフセットを示し得る。DL RSは、DL BWP固有であり得る。DL RSはセル固有であり得る。無線デバイス2402は、DL RSを監視し、及び/又は構成パラメータ2403に基づいてビーム障害インスタンスを決定し得る。
【0236】
無線デバイス2402は、例えば、ビーム障害インスタンスをカウントすることに基づいて、セルのビーム障害をトリガ、検出、及び/又は決定し得る。無線デバイス2402の下位層(例えば、物理層)は、無線デバイス2402の上位層(例えば、MACエンティティ)にビーム障害インスタンスの指示を送信/伝送し得る。指示は、ビーム障害インスタンス指示と呼ばれ得る。無線デバイス2402は、例えば、無線デバイスがカウントするビーム障害インスタンス指示の数/量がカウンタ閾値(例えば、ビーム障害インスタンス最大カウント)以上である場合、ビーム障害回復手順を実行することを決定し得る。無線デバイス2402は、例えば、無線デバイス2402が少なくとも1つのビーム障害インスタンスを決定する(例えば、MACエンティティなどの上位層が下位層から少なくとも1つのビーム障害インスタンス指示を受信する)場合、セルのためのビーム障害回復手順を実行及び/又はトリガすることを決定し得る。
【0237】
無線デバイス2402は、例えば、タイマ(例えば、ビーム障害検出タイマ)に基づいて、ビーム障害インスタンス指示の数/量をカウントし得る。無線デバイス2402は、例えば、ビーム障害インスタンス指示の数/量が1だけ増加する場合、タイマを(再)開始し得る。無線デバイス2402は、ある時間間隔中に/ある時間間隔のために、タイマを作動させ得る。時間間隔は、タイマ(例えば、ビーム障害検出タイマ)の値であり得るか、又はそれによって示され得る。無線デバイス2402は、例えば、タイマが時間間隔の間作動する場合、タイマが満了することを決定し得る。時間間隔の間のタイマの作動時間は、連続的又は非連続的であり得る。無線デバイス2402は、例えば、タイマ作動動作が非連続的である場合、タイマを停止(及び/又は一時停止)し、タイマを1回以上作動させ得る。タイマの値及び/又は時間間隔は、事前定義され得、及び/又はRRCメッセージによって半静的に構成され得る。無線デバイス2402は、例えば、無線デバイス2402のMACエンティティが無線デバイス2402の下位層(例えば、物理層)からビームからビーム障害インスタンス指示を受信する場合、カウンタ(例えば、BFIカウンタ)の値を1だけインクリメントし、及び/又はタイマを(再)開始し得る。無線デバイス2402は、例えば、無線デバイス2402がカウンタの値をインクリメントする場合、カウンタの値が閾値以上であるかどうかを決定し得る。無線デバイス2402は、例えば、カウンタの値が閾値以上である場合、ビーム障害回復手順を実行することを決定し得る。無線デバイス2402は、例えば、タイマが満了した場合、カウンタの値を初期値(例えば、0)にセット(リセット)し得る。無線デバイス2402は、例えば、ビーム障害回復手順の完了に成功した場合、カウンタの値を初期値(例えば、0)にセット(リセット)し得る。無線デバイス2402は、例えば、無線デバイス2402が、ビーム障害検出及び回復手順の構成パラメータのうちの少なくとも1つを(再)構成するメッセージを受信する場合、カウンタの値を初期値(例えば、0)にセット(リセット)し得る。
【0238】
無線デバイス2402は、基地局2401から、カウンタ、例えば、非接続状態中/非接続状態におけるセルのためのビーム障害検出及び/又は回復手順のためのビーム障害指示(beam failure indication、BFI)カウンタを構成するメッセージを受信し得る。無線デバイス2402は、ビーム障害検出及び/又は回復手順の場合、BFIカウンタの値を初期値(例えば、0)にセットし得る。無線デバイス2402は、例えば、無線デバイス2402が構成パラメータ、例えば、BFIカウンタのカウンタ閾値(例えば、ビーム障害インスタンス最大カウント)及び/又はタイマの値を含むメッセージを受信した場合、BFIカウンタの値を初期値(例えば、0)にセットし得る。無線デバイス2402は、例えば、ビーム障害インスタンス指示がトリガされた(例えば、下位層から受信された)場合、ビーム障害検出タイマを(再)開始し得る。無線デバイス2402は、BFIカウンタを1だけインクリメントし得る(例えば、BFIカウンタはアップカウンタである)。BFIカウンタの値は、閾値(例えば、ビーム障害インスタンス最大カウント)以上であり得る。無線デバイス2402は、例えば、BFIカウンタの値が閾値以上であり得る場合、ビーム障害回復手順をトリガ及び/又は実行し得る。無線デバイスは、BFIカウンタの値を初期値(例えば、0)にセット(リセット)し得る。無線デバイス2402は、例えば、ビーム障害検出タイマが満了した場合、BFIカウンタの値を初期値(例えば、0)にセット(リセット)し得る。無線デバイス2402は、例えば、ビーム障害検出タイマ、ビーム障害インスタンス最大カウント、及び/又はビーム障害検出のために使用される参照信号のいずれかが上位層によって再構成される場合、BFIカウンタの値を初期値(例えば、0)にセット(リセット)し得る。無線デバイス2402は、無線デバイス2402が、ビーム障害回復手順に基づいて伝送/送信されたビーム障害回復情報(例えば、ビーム障害の指示及び/又は候補ビームの識別子)の応答を受信する場合、BFIカウンタの値を初期値(例えば、0)にセット(リセット)し得、及び/又は(例えば、構成された場合)ビーム障害回復タイマを停止し得る。
【0239】
無線デバイス2402は、例えば、セル上のビーム障害検出の決定の後に、又はそれに応答して、セルのためのビーム障害回復手順を実行し得る。無線デバイス2402は、ビーム障害回復手順に基づいて、送信及び/又は受信のために構成された少なくとも1つのビーム(例えば、セルの少なくとも1つのDL RS)を別のビーム(例えば、セルの別のDL RS)に切り替え得る。無線デバイス2402は、例えば、ビーム障害回復手順の後に、又はそれに応答して、他のビーム(例えば、他のDL RS)を用いて構成された伝送及び/又は受信を実行し得る。ビーム障害回復手順は、セルの/セル上のビーム障害を示す1つ以上のビーム障害回復要求メッセージ、セルの障害ビームの識別子(例えば、DL RS)、及び/又はセルの1つ以上の候補ビーム(例えば、候補DL RS)を(例えば、基地局2401に)伝送/送信することのうちの少なくとも1つを含み得る。無線デバイス2402は、1つ以上のビーム障害回復要求メッセージへの応答として1つ以上のメッセージを受信し得る。1つ以上のメッセージは、1つ以上のビーム障害回復要求メッセージ(例えば、競合解決IDの識別子及び/又は無線デバイス2402が伝送/送信するプリアンブルの識別子)、アップリンク許可、及び/又は伝送及び/又は受信のための1つ以上のビームの(例えば、1つ以上のビーム障害回復要求メッセージに基づいて再構成された)構成パラメータの受信を示し得る。無線デバイス2402は、例えば、1つ以上のメッセージを受信した後に、又はそれに応答して、ビーム障害回復手順の完了に成功したと決定し得る。
【0240】
ビーム障害検出及び/又は回復手順は、効率のために、無線デバイス2402及び/又は基地局2401の下位層(例えば、物理層及び/又はMAC層)に基づき得る。無線デバイス2402及び/又は基地局2401は、例えば、ビーム障害検出及び/又は回復手順が上位層ではなく下位層に基づく場合、検出されたビーム障害により迅速に応答し得る。無線デバイス2402及び/又は基地局2401は、例えば、ビーム障害検出及び/又は回復手順が下位層に基づく場合、第1のビーム(例えば、障害として検出されたビーム)をシグナリングオーバーヘッドの量がより少ない第2のビーム(例えば、候補ビーム)に変更し得る。ビーム障害検出及び/又は回復手順は、上位層(例えば、RRC層)のメッセージの受信をスケジューリングする制御信号の受信、及び/又はメッセージの1つ以上の再伝送(例えば、HARQ)を含み得るが、これは、ビーム障害検出及び/又は回復手順のためのシグナリングオーバーヘッドを増加させ得る。ビーム障害検出及び/又は回復手順は、例えば、上位層がビーム障害検出及び/又は回復手順に関与する場合、上位層(例えば、RRC層)のメッセージの受信をスケジューリングする制御信号の受信及び/又はメッセージの1つ以上の再伝送(例えば、HARQ)を含み得る。
【0241】
下位層(例えば、物理層及び/又はMAC層)に基づくビーム障害検出及び/又は回復手順は、少なくともいくつかの無線通信において、及び/又は少なくともいくつかの無線デバイスに対して、RRC_CONNECTED状態以外の状態(例えば、非RRC_CONNECTED状態)においてサポートされない可能性がある。下位層に基づいてビーム障害検出及び/又は回復手順をサポートするために、無線デバイス2402は、無線デバイス2402の識別情報(例えば、無線デバイスの識別子)を基地局2401に示す必要があり得る。基地局2401は、識別情報に基づいて、どの無線デバイスがビーム障害を検出するか、及び/又はビーム障害の指示を伝送/送信するかを決定し得る。少なくともいくつかの構成では、無線デバイス2402は、非RRC_CONNECTED状態において、基地局2401への接続を行うために、上位層(例えば、RRC層)を介して識別情報(例えば、無線デバイスの識別子)を伝送/送信する必要があり得る。無線デバイス2402は、例えば、ランダムアクセス手順が非接続状態において/非接続状態中に実行(及び/又は開始)される場合、無線デバイス2402の識別子を含む上位層メッセージ(例えば、RRCメッセージ)を伝送/送信し得る。識別子は、競合が行われている場合、競合解決識別子として、及び/又は基地局2401が、無線デバイス2402のデバイスコンテキスト(例えば、UEコンテキスト)を検索するために使用され得る。RRCメッセージは、RRCセットアップ要求、RRC再開要求メッセージ、及び/又はRRC早期データ要求メッセージであり得る。RRCセットアップ要求は、ランダム値、無線デバイス2402のSAE一時モバイル加入者識別情報(SAE- Temporary Mobile Subscriber Identity、S-TMSI)、及び/又は無線デバイス2402の5G-S-TIMSIを含み得る。RRC再開要求メッセージは、無線デバイス2402の再開識別情報を含み得る。RRC早期データ要求メッセージは、S-TMSI及び/又は5G-S-TMSIを含み得る。上位層メッセージ(例えば、RRCメッセージ)を介して無線デバイス2402の識別子を伝送/送信することは、ビーム障害検出及び/又は回復手順のためのシグナリングオーバーヘッドの増加をもたらし得る。
【0242】
無線デバイス2402は、非RRC_CONECTED状態において、下位層に基づいてビーム障害検出及び/又は回復手順を実行し得る。無線デバイス2402は、非RRC_CONECTED状態において、下位層(例えば、物理層及び/又はMAC層)の制御信号を介して、セル上のビーム障害の指示及び/又はセルの候補ビーム(例えば、DL RS)の指示を伝送/送信し得る。無線デバイス2402は、非RRC_CONECTED状態において、無線デバイス2402の識別子を含む及び/又は示す制御信号(例えば、PUCCH、MAC CE、及び/又はプリアンブル)を伝送/送信し得る。基地局2401は、識別子に基づいて、無線デバイス2402が非RRC_CONECTED状態においてビーム障害を検出すること、及び/又は候補ビームが、無線デバイス2402が決定する(又は要求する/示す)ものであることを決定し得る。無線デバイス2402は、基地局2401から(例えば、セルを介して)、ビーム障害の指示及び/又は候補ビームの指示に対する応答を受信し得る。応答は、下位層の制御信号(例えば、DCI及び/又はMAC CE)であり得る。
【0243】
図25は、ビーム障害検出及び/又は回復手順の一例を示す。ビーム障害検出及び/又は回復手順は、RRC_CONNECTED状態以外の状態(例えば、非RRC_CONNECTED)において実行され得る。無線デバイス2502の上位層(例えば、RRC層)は、セルのビーム障害検出及び/又は回復手順の構成パラメータを構成し得る。無線デバイス2502は、基地局2501から、ビーム障害検出及び/又は回復手順の構成パラメータを含む/構成する第1のRRCメッセージ2503(例えば、RRC解放メッセージ)を受信し得る。無線デバイス2502の下位層(例えば、物理層及び/又はMAC層)は、例えば、非RRC_CONNECTED状態において、構成された構成パラメータに基づいてビーム障害検出及び/又は回復手順を作動させ得る。下位層は、構成パラメータに基づいて、非RRC_CONNECTED状態において、ビーム障害検出及び/又は回復手順を開始し得る。下位層は、セルのビーム障害を決定し得る(及び/又は検出し得る/示し得る)。無線デバイス2502は、
図25に示されているように、DL RS1の/に対するビーム障害を決定し得る。無線デバイス2502は、候補ビーム(例えば、
図25に示されるようなDL RS3)を決定し得る。下位層は、例えば、非接続状態中/非接続状態においてビーム障害を決定(及び/又は検出)した後に、又はそれに応答して、ビーム障害検出指示及び/又はビーム障害回復要求2504を基地局2501に伝送/送信(及び/又は伝送/送信することを決定する)ことができる。ビーム障害検出指示及び/又はビーム障害回復要求2504は、無線デバイス2502の識別情報(例えば、C-RNTI、PUR-RNTIなど)、ビーム障害の指示、及び/又は候補ビームの識別子(例えば、DL RS3)を示し得る。無線デバイス2502は、ビーム障害検出指示及び/又はビーム障害回復要求に対する応答2505を受信し得る。応答2505は、非接続状態中/非接続状態における伝送及び/又は受信のために使用されるセルの(例えば、候補ビーム、DL RS3を含む)1つ以上の新しいビームを示し得る。無線デバイス2502は、例えば、応答2505を受信した後に、又はそれに応答して、1つ以上の新しいビームを使用して伝送及び/又は受信を実行し得る。応答2505は、下位層制御メッセージ及び/又は信号(例えば、DCI及び/又はMAC CE)であり得る。応答2505は、第2のRRCメッセージであり得る。第2のRRCメッセージは、セルの1つ以上の新しいビームを用いて、非接続状態中/非接続状態における伝送及び/又は受信を(再)構成し得る。無線デバイス2502は、セルの1つ以上の新しいビームを介して/を用いて、非接続状態中に/非接続状態において伝送及び/又は受信を(再)構成する第2のRRCメッセージを受信し得る。第2のRRCメッセージは、セルの第1のビーム(例えば、DL RS1)からセルの第2のビーム(例えば、DL RS3)に切り替えられるべき伝送及び/又は受信のために使用されるビームを示し得る。
【0244】
無線デバイス2502は、例えば、無線デバイスが、非RRC_CONECTED状態において、セルに関連付けられた(例えば、セルの/セルに対する)ビーム障害を決定するセル以外のセルの受信ビーム(例えば、DL RS)に関連付けられた無線リソースを介した伝送ビームに基づいて(例えば、使用して)、ビーム障害回復要求及び/又はインジケータ(例えば、プリアンブル)を伝送/送信し得る。ビーム(例えば、DL RS3)は、無線デバイス2502が、例えば、非RRC_CONECTED状態において、新しい候補ビームについて決定する候補ビームであり得る。無線デバイス2502は、例えば、非接続状態中/非接続状態において、無線デバイス専用のアップリンク無線リソース及び/又は候補ビーム(例えば、DL RS)で構成されたアップリンク無線リソースで構成されない可能性がある。
【0245】
無線デバイス2502は、例えば、非接続状態中/非接続状態において開始/トリガ/開始されたランダムアクセス手順に基づいて、ビーム障害回復要求及び/又はインジケータを伝送/送信し得る。ビーム障害回復手順は、ランダムアクセス手順を含み得る。ランダムアクセス手順は、(例えば、
図13Aに示すような)4ステップ競合ベースのランダムアクセス手順、及び/又は(例えば、
図13B及び/又は
図13Cに示すような)2ステップのランダムアクセス手順であり得る。無線デバイス2502は、例えば、非接続状態中/非接続状態においてビーム障害検出を決定した後に、又はそれに応答して、ビーム障害回復手順としてランダムアクセス手順を実行(及び/又は開始)し得る。ランダムアクセス手順の場合、無線デバイス2502は、ビーム障害回復要求及び/又はインジケータとして、プリアンブル及び/又はメッセージ(例えば、Msg A及び/又はMsg 3)を伝送/送信し得る。プリアンブル及び/又はメッセージは、ビーム障害検出及び/又は障害ビーム(例えば、接続状態中/接続状態において使用されたサービングビーム)を変更するための候補ビームの指示を含み得る。
【0246】
無線デバイス2502は、基地局2501(例えば、ネットワーク)への接続の解放及び/又は一時停止を含むメッセージ(例えば、RRC解放メッセージ)を受信し得る。メッセージは、非接続状態中/非接続状態におけるセルの伝送及び/又は受信のために使用される1つ以上の無線リソースを示す、セルの1つ以上の構成パラメータを含み得る。無線デバイス2502は、例えばメッセージを受信した後に、又はそれに応答して、無線デバイスの状態(例えば、RRC状態)を接続状態(例えば、RRC_CONNECTED状態)から非接続状態に遷移/変更し得る。1つ以上の構成パラメータは、セルのどのビーム(例えば、DL RS)が、非接続状態中/非接続状態における伝送及び/又は受信のために使用されるかを示し得る。構成パラメータは、ビームと伝送との間、及び/又はビームと受信との間の関連付けを示し得る。関連付けは、アップリンク又はダウンリンクチャネル(例えば、PUSCH、PUCCH、PDSCH、及び/又はPDCCH)のTCI及び/又は空間関係情報として示され得る。ビームと伝送との間の関連付けは、アップリンクチャネル(例えば、PUSCH及び/又はPUCCH)の空間関係情報として示され得る。ビームと受信との間の関連付けは、ダウンリンクチャネル(例えば、PDSCH、PDCCH、及び/又はCSI-RS)のTCIとして示され得る。1つ以上の構成パラメータは、セルの少なくとも1つのビーム障害検出リソース(例えば、DL RS1)及び/又はセルの少なくとも1つの候補ビームリソース(例えば、DL RS3)を示し得る。無線デバイス2502は、(例えば、非RRC_CONNECTED状態において)少なくとも1つのビーム障害検出リソース及び/又は少なくとも1つの候補ビームリソースに基づいて(例えば、それを使用して)、ビーム障害検出及び/又は回復手順を実行し得る。
【0247】
無線デバイス2502は、セルの少なくとも1つのビーム障害検出リソース(例えば、DL RS1)のビーム測定量の値を決定し得る。無線デバイス2502は、例えば、値と閾値とに基づいて、(例えば、セルの少なくとも1つのビーム障害検出DL RS1上の)ビーム障害を決定し得る。無線デバイス2502は、例えば、ビーム測定量がRSRP、RSRQ、RSSIなど(例えば、電力値の測定値)である場合、閾値よりも小さい値に少なくとも基づいてビーム障害を決定し得る。無線デバイス2502は、例えば、ビーム測定量がBLERなど(例えば、誤り率の測定値)である場合、閾値以上の値に少なくとも基づいてビーム障害を決定し得る。無線デバイス2502は、BFIカウンタの値とBFIカウンタのカウンタ閾値とに基づいてビーム障害を決定し得る。
【0248】
無線デバイス2502は、例えば、ビーム障害検出を決定した後に、又はそれに応答して、ランダムアクセス手順を開始し得る。無線デバイス2502は、(例えば、非RRC_CONNECTED状態において)無線デバイス2502は、セルを介して/セルに対するランダムアクセス手順を開始/開始し得る。無線デバイス2502は、セルのビーム障害を検出し、及び/又はセルの1つ以上の無線リソースを介して伝送及び/又は受信を実行し得る。ランダムアクセス手順は、ビーム障害回復手順の少なくとも一部として開始/開始され得る。無線デバイス2502は、ランダムアクセス手順のための少なくとも1つの信号及び/又はメッセージを伝送/送信し得る。少なくとも1つの信号及び/又はメッセージは、ランダムアクセス伝送(例えば、ランダムアクセスプリアンブル、Msg 3、及び/又はMsg A)を含み得る。少なくとも1つの信号及び/又はメッセージは、セルの/セル上のビーム障害検出、セルの少なくとも1つのビーム障害検出リソース(例えば、DL RS1)に対するビーム障害検出、及び/又はセルの少なくとも1つの候補ビームリソース(例えば、DL RS3)を示し得る。
【0249】
図26は、ビーム障害検出及び/又は回復手順の一例を示す。ビーム障害検出及び/又は回復手順は、非接続状態中/非接続状態において実行され得、この状態は、RRC_CONNECTED状態以外の状態(例えば、例えば、非アクティブ状態、アイドル状態、及び/又は非RRC_CONNECTED状態)であり得る。無線デバイス2602は、基地局2601から、1つ以上のRRCメッセージ(例えば、RRC解放メッセージなどのRRCメッセージ2603)を受信し得る。RRCメッセージ2603は、セルの構成パラメータを含み得る。構成パラメータは、非接続状態中/非接続状態における伝送及び/又は受信のために使用される1つ以上の無線リソース(例えば、
図26に示すようなPUR)を示し得る。構成パラメータは、伝送及び/又は受信に関連付けられた(例えば、DL RSに対応する)少なくとも1つのビームを示し得る。構成パラメータ内のTCI及び/又は空間関係情報は、少なくとも1つのビーム及び/又は伝送(及び/又は受信)の間の関連付けを示し得る。構成パラメータは、本明細書に記載のビーム障害検出及び/又は回復手順の1つ以上のパラメータ値を示し得る。無線デバイス2602は、例えば、RRCメッセージ2603を受信した後に、又はそれに応答して、伝送及び/又は受信を実行し得る。無線デバイス2602は、例えば、RRCメッセージ2603を受信した後に、又はそれに応答して、ビーム障害検出及び/又は回復手順を実行し得る。無線デバイス2602は、伝送及び/又は受信に関連付けられたDL RS上の/DL RSに対するビーム障害を決定し得る。DL RS1のビーム測定量値は、範囲外であり得る(例えば、DL RS1のRSRP値が閾値より小さい)。無線デバイス2602は、基地局2601にビーム障害回復要求を伝送し得る。無線デバイスは、ランダムアクセス手順(例えば、4ステップ及び/又は2ステップランダムアクセス手順)を介してビーム障害回復要求を送信/伝送し得る。ビーム障害回復要求は、プリアンブル伝送(例えば、Msg 1、Msg Aのプリアンブル)、メッセージ伝送(例えば、Msg 3、Msg Aのトランスポートブロック)、及び/又はそれらの組み合わせであり得る。特定のRACH機会を介した特定のプリアンブルの伝送は、候補ビーム(例えば、
図26に示すようなDL RS3)の指示であり得る。RRC2603メッセージは、例えば、4ステップランダムアクセス手順の場合、DL RSとRACHリソースとの間の関連付けを示す。RACHリソースは、1つ以上のプリアンブル及び/又は1つ以上のRACH機会を含み得る。各関連付けは、DL RSと少なくとも1つのRACHリソースとの間の関連付けを示し得る。RRCメッセージ2603は、例えば、2ステップランダムアクセス手順の場合、DL RSとMsg Aリソースとの間の関連付けを示し得る。Msg Aリソースは、1つ以上のプリアンブル、1つ以上のRACH機会、及び/又は1つ以上のPUSCH機会を含み得る。2ステップランダムアクセス手順の場合の各関連付けは、DL RSと少なくとも1つのMsg Aリソースとの間の関連付けを示し得る。無線デバイス2602は、候補ビームに関連付けられた特定のプリアンブル及び/又は特定のRACH機会を選択/決定し得る。候補ビームのRSRP値は、閾値よりも大きい/閾値以上であり得る。無線デバイス2602は、例えば、4ステップランダムアクセス手順中に/その手順のために、特定のプリアンブルに対するランダムアクセス応答を受信し得る。無線デバイス2602はランダムアクセス応答によって示されたアップリンク許可リソースを介して、メッセージ2604(例えば、MAC CE)を伝送/送信し得る。メッセージ2604(例えば、MAC CE)は、無線デバイスの識別情報、ビーム障害の指示、候補ビームの識別子、及び/又はセルのセル識別子を示す1つ以上のフィールドを含み得る。無線デバイスの識別情報は、無線デバイス2602のC-RNTI、PUR-RNTI、S-TMSIなどのうちの少なくとも1つを含み得る。候補ビームの識別子は、DL RSの識別子、TCI状態の識別子、及び/又は空間関係情報の識別子のうちの少なくとも1つを含み得る。無線デバイス2602は、例えば、2ステップランダムアクセス手順中に/その手順のために、Msg Aリソースを介してMsg Aを伝送/送信し得る。無線デバイス2602は、RACH機会を介して、Msg Aのプリアンブルを送信し得、候補ビームに関連付けられたPUSCH機会を介して、Msg Aのトランスポートブロックを伝送/送信し得る。Msg Aのプリアンブル及びトランスポートブロックの伝送は、ある時間期間において実行され得る。トランスポートブロックは、メッセージ(例えば、MAC CE2604)を含み得る。無線デバイス2602は、例えば、4ステップランダムアクセス手順中に/その手順ために、メッセージに対する応答2605を受信し得る。応答2605は、例えば、2ステップランダムアクセス手順の場合、Msg Aに対応し得る。応答2605は、MAC CEであり得る。MAC CEは、無線デバイス2602の識別子を示し得る。無線デバイス2602は、例えば、応答2605を受信した後に、又はそれに応答して、ビーム障害回復手順の完了に成功したと決定し得る。無線デバイス2602は、例えば、候補ビーム(例えば、
図26に示すようなDL RS3)に基づいて(例えば、使用して)非接続状態中に/非接続状態において、伝送及び/又は受信を実行し得る。伝送及び/又は受信のための1つ以上の無線リソースの構成パラメータ(例えば、時間及び/又は周波数リソース配分)は、同じであり得る。伝送及び/又は受信のビーム構成パラメータ(例えば、TCI及び/又は空間関係情報)は、例えば、ビーム障害回復手順の完了に成功した後に、又はそれに応答して、障害ビーム(例えば、DL RS1)に関連付けられたビーム構成パラメータから新しいビーム(例えば、DL RS3)に関連付けられたビーム構成パラメータに変更され得る。
【0250】
無線デバイス2602は、例えば、非接続状態中に/非接続状態においてビーム障害を決定した後に、又はそれに応答して、無線デバイス2602の識別子、例えば、C-RNTIを基地局2601に伝送/送信し得る。C-RNTIは、無線デバイス2602の識別子であり得、無線デバイス2602のビーム障害を基地局2601に示すために使用され得る。無線デバイス2602は、例えば、RRC解放メッセージを受信した後に、又はそれに応答して、C-RNTIを記憶し得る。無線デバイス2602は、例えば、無線デバイスの記憶装置にC-RNTI(例えば、非アクティブASコンテキスト)を記憶し得る。無線デバイス2602は、例えば、基地局2601からの接続が一時停止及び/若しくは解放された後に、又はそれに応答して(例えば、RRC解放メッセージを受信した後に、又はそれに応答して)、無線デバイス2602の1つ以上の情報(例えば、C-RNTI)(例えば、非アクティブASコンテキスト)を無線デバイスに記憶し得る。記憶された1つ以上の情報は、例えば、接続が再開及び/又は行われた場合に復元され得る。無線デバイス2602は、(例えば、非RRC_CONNECTED状態において)、非接続状態中に/非接続状態においてビーム障害を決定した後に、又はそれに応答して、無線デバイス内に記憶されたC-RNTI(例えば、非アクティブASコンテキスト)を伝送/送信し得る。
【0251】
C-RNTIは、下位層の制御信号及び/又はメッセージとして伝送/送信され得る。下位層の制御信号及び/又はメッセージは、MAC CEであり得る。MAC CEは、C-RNTIを示すフィールドを含むC-RNTI MAC CEであり得る。MAC CEは、C-RNTI、セルのビーム障害、セルの識別子、及び/又はセルの候補ビームを示すフィールドを含み得る。無線デバイス2602は、ビーム障害回復手順の少なくとも一部として、ランダムアクセス手順を、例えば、セル上のビーム障害検出を決定した後に、又はそれに応答して、開始/開始し得る。
【0252】
ランダムアクセス手順は、4ステップランダムアクセス手順であり得る。無線デバイス2602は、セル(例えば、ビーム障害に関連付けられたセル)から1つ以上のDL RS(例えば、SSB)を受信し得る。無線デバイス2602は、例えば、1つ以上の受信されたDL RSに基づいて、セルに関連付けられたビーム障害を検出し得る。無線デバイス2602は、1つ以上のDL RSのうちの第1のDL RSを選択し得る。無線デバイス2602は、例えば、1つ以上のDL RSの測定値(例えば、RSRP値)に基づいて、第1のDL RSを選択/決定し得る。第1のDL RSは、無線デバイス2602が候補ビーム(及び/又はDL RS)として決定するビームを示し得る(又はDL RSであり得る)。無線デバイス2602が受信するメッセージ(例えば、ブロードキャストメッセージ)は、セルのどのランダムアクセスプリアンブル及び/又はRACH機会が第1のDL RSに関連付けられるかを示し得る。無線デバイス2602は、第1のDL RSのRACH機会を介して第1のDL RSのランダムアクセスプリアンブルを伝送/送信し得る。第1のDL RSのRACH機会を介したランダムアクセスプリアンブルの伝送は、基地局2601に、候補ビームとしての第1のDL RSの選択を示し得る。無線デバイス2602は、ランダムアクセスプリアンブルに対するランダムアクセス応答を受信し得る。ランダムアクセス応答は、アップリンク許可を含み得る。無線デバイス2602は、例えば、ランダムアクセスプリアンブルに対するランダムアクセス応答を受信した後に、又はそれに応答して、MAC CE(例えば、MAC CE2604)を伝送/送信し得る。無線デバイス2602は、アップリンク許可によって示される無線リソースを介して、識別子、例えば、無線デバイス2602のC-RNTIを示す(例えば、フィールドを含む)MAC CE2604を伝送/送信し得る。非接続状態中に/非接続状態においてMAC CE2604を使用して無線リソースを介してC-RNTIを伝送/送信することは、無線デバイス2602がビーム障害を検出したことを示し得る。非接続状態中に/非接続状態において無線リソースを介してC-RNTIを含むRRCメッセージ(例えば、RRCセットアップ要求、RRC再開要求など)を伝送/送信することは、無線デバイス2602が基地局2601への接続を再開すること、及び/又は接続を行うことを示し得る。無線デバイス2602は、ランダムアクセス手順に基づいて、MAC CE2604への応答2605を受信し得る。応答2605は、DCIを含み得る。DCIの検出は、C-RNTI又はPUR-RNTIによってスクランブルされたDCIのCRCに基づき得る。応答2605は、無線デバイス2602の識別子(例えば、C-RNTI及び/又はPUR-RNTI)を示すフィールドを含み得る。応答は、例えば、特定のRNTIによってスクランブルされたDCIのCRCに基づく、DCIの検出であり得る。応答2605は、非接続状態中の/における伝送及び/又は受信のために使用されるビーム(例えば、DL RS)のうちの少なくとも1つが、候補ビーム(例えば、第1のDL RS、DL RS 3)に切り替えられることを示し得る。無線デバイス2602は、応答2605を受信するために第1のDL RSを使用し得る。応答2605は、非接続状態中に/非接続状態における伝送及び/又は受信のために使用される候補ビームを示すフィールドを含み得る。無線デバイス2602は、例えば、応答2605を受信した後に、又はそれに応答して、非接続状態中に/非接続状態においてビーム障害回復手順の完了に成功したと決定し得る。無線デバイス2602は、例えば、ビーム障害回復手順の完了に成功した後に、又はそれに応答して、RRC状態を非接続状態から接続状態(例えば、RRC_CONNECTED状態)に遷移させない可能性がある。無線デバイス2602は、例えば、ビーム障害回復手順の完了に成功した後に、又はそれに応答して、RRC状態を非接続状態として保持し得る。
【0253】
ランダムアクセス手順は、(例えば、
図13Cに示すように)2ステップランダムアクセス手順であり得る。無線デバイス2602は、セル(例えば、ビーム障害に関連付けられたセル)から/を介して1つ以上のDL RS(例えば、SSB)を受信し得る。無線デバイス2602は、セルに関連付けられたビーム障害を検出し得る。無線デバイス2602は、セルの1つ以上のDL RSのうちの第1のDL RSを選択し得る。無線デバイス2602は、例えば、1つ以上のDL RSの測定値(例えば、RSRP値)に基づいて、第1のDL RSを決定/選択し得る。第1のDL RSは、ビームを示し得(又はDL RSであり得)、無線デバイス2602は、そのビームを候補ビーム(及び/又はDL RS)として決定し得る。無線デバイス2602が受信するメッセージ(例えば、ブロードキャストメッセージ)は、セルのどのランダムアクセスプリアンブル及び/又はRACH機会が第1のDL RSに関連付けられるかを示し得る。メッセージは、PUSCHのどの伝送機会が第1のDL RSに関連付けられるか、及び/又はRACH機会(及び/又はランダムアクセスプリアンブル)が第1のDL RSに関連付けられるかを示し得る。無線デバイス2602は、第1のDL RSに関連付けられたランダムアクセスプリアンブルとトランスポートブロックとを含むMsg Aを伝送/送信し得る。無線デバイス2602は、第1のDL RSに関連付けられたRACH機会を介してランダムアクセスプリアンブルを伝送/送信し得る。無線デバイス2602は、伝送機会を介してトランスポートブロックを伝送/送信し得る。第1のDL RSのRACH機会を介したランダムアクセスプリアンブルの伝送及び/又は伝送機会を介したトランスポートブロックの伝送は、基地局2601に、候補ビームとしての第1のDL RSの選択を示し得る。無線デバイス2602は、例えば、ランダムアクセスプリアンブルの後に、又はそれに応答して、ランダムアクセス応答を受信し得る。トランスポートブロックは、識別子、例えば、無線デバイス2602のC-RNTIを示す(例えば、フィールドを含む)MAC CEを含み得る。非接続状態中に/非接続状態においてC-RNTIを含むトランスポートブロックを伝送/送信することは、無線デバイス2602がビーム障害を検出したことを示し得る。トランスポートブロックを伝送/送信することは、非接続状態中の/非接続状態におけるC-RNTIを示すRRCメッセージ(例えば、RRCセットアップ要求、RRC再開要求など)を含み得る。トランスポートブロックを伝送/送信することは、無線デバイス2602が基地局2601への接続を再開すること及び/又は行うことを示し得る。無線デバイス2602は、ランダムアクセス手順に基づいて、例えば、Msg Aの後に、又はそれに応答して、応答2605を受信し得る。応答は、DCIを含み得る。DCIの検出は、C-RNTI又はPUR-RNTIによってスクランブルされたDCIのCRCに基づき得る。応答2605は、無線デバイス2602の識別子(例えば、C-RNTI及び/又はPUR-RNTI)を示すフィールドを含み得る。応答2605は、非接続状態中の/における伝送及び/又は受信のために使用されるビーム(例えば、DL RS)のうちの少なくとも1つが、候補ビーム(例えば、第1のDL RS)に切り替えられることを示し得る。無線デバイス2602は、応答2605を受信するために第1のDL RSを使用し得る。応答は、非接続状態中に/非接続状態における伝送及び/又は受信のために使用される候補ビームを示すフィールドを含み得る。無線デバイス2602は、例えば、応答2605を受信した後に、又はそれに応答して、ビーム障害回復手順の完了に成功したと決定し得る。無線デバイス2602は、例えば、ビーム障害回復手順の完了に成功した後に、又はそれに応答して、RRC状態を非接続状態から接続状態(例えば、RRC_CONNECTED状態)に遷移させない可能性がある。無線デバイス2602は、例えば、ビーム障害回復手順に成功した後に、又はそれに応答して、RRC状態を非RRC_CONNECTED状態として保持し得る。
【0254】
基地局2601は、例えば、無線デバイス2602の無線デバイス非アクティブASコンテキストにおいて(例えば、無線デバイス2602のRRC状態が非RRC_CONNECTED状態である)、無線デバイス2602の識別子、例えば、C-RNTIを記憶し得る。基地局2601は、例えば、RRC解放メッセージを無線デバイス2602に伝送/送信した後に、又はそれに応答して、無線デバイス2602のC-RNTIを記憶し得る。基地局2601は、例えば、無線デバイス2602が非接続状態から基地局2601(例えば、ネットワーク)への接続を再開及び/又は行う場合、無線デバイス非アクティブASコンテキストの情報(例えば、C-RNTI)を検索し得る。
【0255】
基地局2601は、少なくとも1つの集中ユニット(例えば、gNB-CU)及び少なくとも1つの分散ユニット(例えば、gNB-DU)を含み得る。少なくとも1つの集中ユニットが識別子を記憶する代わりに、少なくとも1つの分散ユニット(例えば、gNB-DU)が、非RRC_CONNECTED状態における無線デバイス2602の識別子、例えば、C-RNTIを記憶することが有益であり得る。少なくとも1つの分散ユニット(例えば、gNB-DU)は、C-RNTIを示す(又は含む)無線デバイス非アクティブASコンテキストを記憶し得る。C-RNTIを記憶する少なくとも1つの分散ユニット(例えば、gNB-DU)は、無線デバイス2602からのビーム障害回復要求に応答し得る。少なくとも1つの分散ユニット(例えば、gNB-DU)は、例えば、少なくとも1つの集中ユニット(例えば、gNB-CU)がC-RNTIを記憶している場合、少なくとも1つのgNB-CUに、無線デバイス2602から受信されたC-RNTIを(例えば、無線デバイス2602が非RRC_CONNECTED状態にある場合、MAC CEを介して)伝送/送信し得る。少なくとも1つの分散ユニット(例えば、gNB-DU)は、例えば、無線デバイス2602からビーム障害回復要求を受信した後に、又はそれに応答して、C-RNTIを少なくとも1つのgNB-CUに(例えば、少なくとも1つのgNB-DUと少なくとも1つgNB-CUとの間のF1インターフェースを介して)伝送、送信、及び/又は転送し得る。少なくとも1つのgNB-DUから少なくとも1つのgNB-CUにC-RNTIを伝送/送信することは、少なくとも1つのgNB-DUと少なくとも1つのgNB-CUとの間の追加のシグナリングオーバーヘッドをもたらし得る。少なくとも1つのgNB-DUは、C-RNTIに基づいて無線デバイス2602を識別しない可能性がある。少なくとも1つのgNB-CUは、C-RNTIに基づいて無線デバイス2602を識別し得る。少なくとも1つのgNB-DUは、少なくとも1つのgNB-CUから、C-RNTIに対する応答を受信し得る。応答は、無線デバイス2602のための候補ビームの再構成パラメータを示し、及び/又は含み得る。少なくとも1つのgNB-DUは、無線デバイス2602に、候補ビーム及び/又は再構成パラメータの指示を伝送/送信し得る。少なくとも1つのgNB-DUは、例えば、少なくとも1つのgNB-DUがC-RNTIを記憶する場合、候補ビーム及び/又は再構成パラメータを決定し得る。少なくとも1つのgNB-DUは、例えば、追加の1つ以上の信号が少なくとも1つのgNB-CUに伝送/送信され、及び/又は少なくとも1つのgNB-CUから受信されることなく、候補ビームの指示(及び/又は確認)を無線デバイス2602に伝送/送信し得る。
【0256】
無線デバイス2602は、例えば、非接続状態中に/非接続状態においてビーム障害を決定した後に、又はそれに応答して、無線デバイス2602の識別子(例えば、RNTI)を基地局2601に伝送/送信し得る。RNTIは、無線デバイス2602のPUR-RNTIであり得る。RNTIは、無線デバイス2602の識別子であり得、及び/又は基地局2601への無線デバイス2602のビーム障害を示し得る。無線デバイス2602は、基地局2601から、解放メッセージ(例えば、RRC解放メッセージ)を受信し得る。基地局2601は、少なくとも1つのgNB-CU及び少なくとも1つのgNB-DUを含み得る。解放メッセージは、ネットワーク(例えば、基地局2601)への接続の一時停止及び/又は解放を示し得る。無線デバイス2602は、例えば、解放メッセージを受信した後に、又はそれに応答して、無線デバイス2602の状態(例えば、RRC状態)を接続状態(例えば、RRC_CONNECTED状態)から非接続状態に遷移させ得る。無線デバイス2602は、無線デバイス非アクティブASコンテキストにおいて無線デバイス2602の識別子(例えば、C-RNTI)を記憶し得る。少なくとも1つのgNB-CUは、C-RNTIを記憶し得る。C-RNTIを含む無線デバイス非アクティブASコンテキストは、少なくとも1つのgNB-CUに記憶され得る。少なくとも1つのgNB-DUは、C-RNTIに関する情報を有していない可能性がある。少なくとも1つのgNB-DUは、RNTI(例えば、PUR-RNTI)に関する情報を有し得る。
【0257】
無線デバイス2602は、例えば、非接続状態中に/非接続状態においてビーム障害を決定した後に、又はそれに応答して、無線デバイス2602の識別子を基地局2601に伝送/送信し得る。識別子は、非接続状態における無線デバイス2602のPUR-RNTI及び/又はC-RNTIであり得る。C-RNTIは、基地局2601が無線デバイス非アクティブASコンテキストを検索するための、無線デバイス2602の識別子として使用され得る。無線デバイス2602は、例えば、解放メッセージ(例えば、RRC解放メッセージ)を受信した後に、又はそれに応答して、C-RNTIを記憶し得る。無線デバイス2602は、無線デバイス非アクティブASコンテキストにおいてC-RNTIを記憶し得る。無線デバイス2602は、例えば、基地局2601からの接続が一時停止及び/又は解放された後に、又はそれに応答して(例えば、RRC解放メッセージを受信した後に、又はそれに応答して)、無線デバイス2602の1つ以上の情報(例えば、C-RNTI)を無線デバイス非アクティブASコンテキストにおいて記憶し得る。記憶された1つ以上の情報は、例えば、接続が再開及び/又は行われた場合に復元され得る。非接続状態中の/非接続状態における無線デバイス2602は、例えば、非接続状態中に/非接続状態においてビーム障害を決定した後に、又はそれに応答して、無線デバイス非アクティブASコンテキストにおいて記憶されたC-RNTIを伝送/送信し得る。PUR-RNTIは、無線デバイス2602が、無線デバイス2602のビーム障害を基地局2601に少なくとも示すために使用され得る。PUR-RNTIは、無線デバイス2602の識別子であり得、及び/又は無線デバイス2602のビーム障害を基地局2601に示し得る。無線デバイス2602は、例えば、RRC解放メッセージを受信した後に、又はそれに応答して、PUR-RNTIを受信することができる。RRC解放メッセージは、無線デバイス2602のPUR-RNTIを示すフィールドを含み得る。
【0258】
無線デバイス2602は、無線デバイス2602のどの識別子を無線デバイスが非接続状態中に/非接続状態において伝送/送信するかを選択的に決定し得る。ネットワーク(例えば、基地局2601)への接続を行う(又は再開する)ために、無線デバイス2602は、例えば、ランダムアクセス手順中に/その手順のために、C-RNTI及び/又はS-TMSIを伝送/送信することができる。基地局2601は、無線デバイス2602から受信されたC-RNTI及び/又はS-TMSIを使用して、無線デバイス非アクティブASコンテキストを検索し得る。無線デバイス2602は、例えば、ビーム障害を検出した後に、又はそれに応答して、PUR-RNTIを伝送/送信し得る。基地局2601は、例えば、PUR-RNTIに基づいて、無線デバイス2602に関連付けられた(例えば、そのデバイスに発生する)ビーム障害を識別/決定し得る。基地局2601の少なくとも1つの分散ユニットは、例えば、基地局2601が少なくとも1つの中央ユニット(例えば、gNB-CU)及び少なくとも1つの分散ユニット(例えば、gNB-DU)を備える場合、無線デバイス2602の識別子を受信し得る。少なくとも1つの分散ユニットは、識別子が下位層制御メッセージ/信号(例えば、UCI及び/又はMAC CE)を介して受信された場合、無線デバイス、例えば、2602の識別子を解析及び/又は識別し得る。少なくとも1つの分散ユニットは、例えば、識別子が上位層制御メッセージ/信号(例えば、RRCメッセージ)を介して受信される場合、無線デバイス2602の識別子を解析しない、及び/又は識別しない可能性がある。少なくとも1つの分散ユニットは、例えば、F1インターフェースを介して、少なくとも1つの中央ユニットに上位層制御メッセージ/信号を転送及び/又は送信し得る。少なくとも1つの中央ユニットは、少なくとも1つの分散ユニットから受信された無線デバイス2602の識別子を解析及び/又は識別し得る。
【0259】
基地局2601は、例えば、無線デバイス2602の無線デバイス非アクティブASコンテキストにおいて(例えば、無線デバイス2602のRRC状態が非RRC_CONNECTED状態である)、無線デバイス2602のC-RNTIを記憶し得る。基地局2601は、例えば、解放メッセージ(例えば、RRC解放メッセージ)を無線デバイス2602に伝送/送信した後に、又はそれに応答して、無線デバイス2602のC-RNTIを記憶し得る。基地局2601は、例えば、無線デバイス2602が非接続状態から基地局2601(例えば、ネットワーク)への接続を再開及び/又は行う場合、無線デバイス非アクティブASコンテキストの情報(例えば、C-RNTI)を検索し得る。
【0260】
基地局2601は、少なくとも1つの集中ユニット(例えば、gNB-CU)及び少なくとも1つの分散ユニット(例えば、gNB-DU)を含み得る。少なくとも1つのgNB-CUは、無線デバイス2602のC-RNTIを記憶し得る。少なくとも1つのgNB-DUは、無線デバイス2602のC-RNTIを有していない可能性がある。無線デバイス2602が、例えば、C-RNTI(例えば、C-RNTIの使用は、分散ユニットと中央ユニットとの間の通信のための追加のシグナリングオーバーヘッドをもたらし得る)の代わりに、無線デバイス2602のPUR-RNTIに基づいてビーム障害を示す場合、有益であり得る。別のRNTI(例えば、PUR-RNTI)は、例えば、データ伝送(例えば、非接続状態中に/非接続状態におけるスモールデータ伝送)を処理し、中央ユニットとの相互作用を低減するために、分散ユニットによって維持され得る。少なくとも1つの分散ユニット(例えば、gNB-DU)は、例えば、少なくとも1つの分散ユニット(例えば、gNB-DU)が非接続状態中に/非接続状態においてC-RNTIを記憶しない場合、非接続状態中に/非接続状態において無線デバイス2602を識別しない可能性がある。少なくとも1つの分散ユニットは、例えば、無線デバイス2602がビーム障害を示すためにC-RNTIを(例えば、無線デバイス2602が非RRC_CONNECTED状態にある場合にMAC CEを介して)伝送/送信する場合、無線デバイス2602を識別しない可能性がある。分散ユニット(例えば、gNB-DU)は、無線デバイス2602のC-RNTIを少なくとも1つの中央ユニット(例えば、gNB-CU)に転送及び/又は伝送/送信し得る。少なくとも1つの中央ユニット(例えば、gNB-CU)は、無線デバイス非アクティブASコンテキストのC-RNTIに基づいて、無線デバイス2602を識別し得る。これは、追加のシグナリングオーバーヘッドをもたらし得る。無線デバイス2602が、PUR-RNTI(又は少なくとも1つのgNB-DUが記憶する無線デバイス2602の任意の識別情報)を伝送/送信する場合、PUR-RNTIを記憶する少なくとも1つの分散ユニット(例えば、gNB-DU)は、無線デバイス2602からのビーム障害回復要求に応答し得る。少なくとも1つの分散ユニット(例えば、gNB-DU)は、無線デバイス2602に、PUR-RNTIに対する応答を伝送/送信し得る。応答は、無線デバイス2602のための候補ビームの再構成パラメータを示し、及び/又は含み得る。少なくとも1つの分散ユニット(例えば、gNB-DU)は、無線デバイス2602に、候補ビーム及び/又は再構成パラメータの指示を伝送/送信し得る。少なくとも1つの分散ユニット(例えば、gNB-DU)は、候補ビーム及び/又は再構成パラメータを決定し得る。少なくとも1つの分散ユニット(例えば、gNB-DU)は、例えば、追加の1つ以上の信号が少なくとも1つのgNB-CUに伝送/送信され、及び/又は少なくとも1つの中央ユニット(例えば、gNB-CU)から受信されることなく、候補ビームの指示(及び/又は確認)を無線デバイス2602に伝送/送信し得る。
【0261】
PUR-RNTIは、下位層の制御信号及び/又はメッセージとして伝送/送信され得る。下位層の制御信号及び/又はメッセージは、MAC CEであり得る。無線デバイス2602は、ビーム障害回復手順の少なくとも一部として、ランダムアクセス手順を、例えば、セル上のビーム障害検出を決定した後に、又はそれに応答して、開始/開始することができる。
【0262】
ランダムアクセス手順は、4ステップランダムアクセス手順であり得る。無線デバイス2602は、セル(例えば、ビーム障害に関連付けられたセル)から1つ以上のDL RS(例えば、SSB)を受信し得る。無線デバイス2602は、セルに関連付けられたビーム障害を検出し得る。無線デバイス2602は、1つ以上のDL RSのうちの第1のDL RSを選択/決定し得る。無線デバイス2602は、例えば、1つ以上のDL RSの測定値(例えば、RSRP値)に基づいて、第1のDL RSを決定/選択し得る。第1のDL RSは、無線デバイス2602が候補ビーム(及び/又はDL RS)として決定するビーム(又はDL RS)であり得る。無線デバイス2602が受信するメッセージ(例えば、ブロードキャストメッセージ)は、セルのどのランダムアクセスプリアンブル及び/又はRACH機会が第1のDL RSに関連付けられるかを示し得る。無線デバイス2602は、第1のDL RSのRACH機会を介して第1のDL RSのランダムアクセスプリアンブルを伝送/送信し得る。第1のDL RSのRACH機会を介したランダムアクセスプリアンブルの伝送は、基地局2601に、候補ビームとしての第1のDL RSの選択を示し得る。無線デバイス2602は、ランダムアクセスプリアンブルに対するランダムアクセス応答を受信し得る。ランダムアクセス応答は、アップリンク許可を含み得る。無線デバイス2602は、例えば、ランダムアクセスプリアンブルに応答するランダムアクセス応答アクセス応答を受信した後に、又は受信することに応答して、アップリンク許可によって示される無線リソースを介して、無線デバイス2602のPUR-RNTIを示す(例えば、フィールドを含む)MAC CE2604を伝送/送信し得る。非接続状態中に/非接続状態において、MAC CE2604を使用して無線リソースを介してPUR-RNTIを伝送/送信することは、無線デバイス2602がビーム障害を検出したことを示し得る。非接続状態中に/非接続状態において無線リソースを介してC-RNTIを含むRRCメッセージ(例えば、RRCセットアップ要求、RRC再開要求など)を伝送/送信することは、無線デバイス2602が基地局2601への接続を再開すること、及び/又は接続を行うことを示し得る。無線デバイス2602は、ランダムアクセス手順に基づいて、MAC CE2604への応答2605を受信し得る。応答2605は、DCIであり得る。DCIの検出は、PUR-RNTI又はC-RNTIによってスクランブルされたDCIのCRCに基づき得る。応答2605は、無線デバイス2602の識別子(例えば、C-RNTI及び/又はPUR-RNTI)を示すフィールドを含み得る。応答2605は、非接続状態中の/における伝送及び/又は受信のために使用されるビーム(例えば、DL RS)のうちの少なくとも1つが、候補ビーム(例えば、第1のDL RS)に切り替えられることを示し得る。無線デバイス2602は、応答2605を受信するために第1のDL RSを使用し得る。応答2605は、非接続状態中に/非接続状態における伝送及び/又は受信のために使用される候補ビーム(例えば、DL RS3)を示すフィールドを含み得る。無線デバイス2602は、例えば、応答2605を受信した後に、又はそれに応答して、非接続状態中の/非接続状態においてビーム障害回復手順の完了に成功したと決定し得る。無線デバイス2602は、例えば、ビーム障害回復手順の完了に成功した後に、又はそれに応答して、RRC状態を非接続状態から接続状態(例えば、RRC_CONNECTED状態)に遷移させない可能性がある。無線デバイス2602は、例えば、ビーム障害回復手順の完了に成功した後に、又はそれに応答して、RRC状態を非接続状態として保持し得る。
【0263】
ランダムアクセス手順は、(例えば、
図13Cに示すように)2ステップランダムアクセス手順であり得る。無線デバイス2602は、セル(例えば、ビーム障害に関連付けられたセル)から1つ以上のDL RS(例えば、SSB)を受信し得る。無線デバイス2602は、セルに関連付けられたビーム障害を検出し得る。無線デバイス2602は、1つ以上のDL RSのうちの第1のDL RSを選択/決定し得る。無線デバイス2602は、1つ以上のDL RSの測定値(例えば、RSRP値)に基づいて第1のDL RSを決定/選択し得る。第1のDL RSは、ビームを示し得る(及び/又はDL RSであり得る)。無線デバイス2602は、そのビームを候補ビームとして決定し得る(及び/又は第1のDL RSを候補DL RSとして決定し得る)。無線デバイス2602が受信するメッセージ(例えば、ブロードキャストメッセージ)は、セルのどのランダムアクセスプリアンブル及び/又はRACH機会が第1のDL RSに関連付けられるかを示し得る。メッセージは、PUSCHのどの伝送機会が第1のDL RSに関連付けられるか、並びに/又はRACH機会(及び/若しくはランダムアクセスプリアンブル)が第1のDL RSに関連付けられるかを示し得る。無線デバイス2602は、第1のDL RSに関連付けられたランダムアクセスプリアンブルと、トランスポートブロックと、を含む、Msg Aを、伝送/送信し得る。無線デバイス2602は、第1のDL RSに関連付けられたRACH機会を介してランダムアクセスプリアンブルを伝送/送信し得る。無線デバイス2602は、伝送機会を介してトランスポートブロックを伝送/送信し得る。第1のDL RSのRACH機会を介したランダムアクセスプリアンブルの伝送及び/又は伝送機会を介したトランスポートブロックの伝送は、基地局2601に、候補ビームとしての第1のDL RSの選択を示し得る。無線デバイス2602は、ランダムアクセスプリアンブルに応答してランダムアクセス応答を受信し得る。トランスポートブロックは、無線デバイス2602の識別子(例えば、PUR-RNTI)を示す(例えば、フィールドを含む)MAC CE2604を含み得る。非接続状態においてPUR-RNTIを含むトランスポートブロックを伝送/送信することは、無線デバイス2602がビーム障害を検出したことを示し得る。(例えば、非RRC_CONNECTED状態において)無線デバイス2602の別の識別子(例えば、C-RNTI)を示すRRCメッセージ(例えば、RRCセットアップ要求、RRC再開要求など)を含むトランスポートブロックを伝送/送信することは、無線デバイス2602が基地局2601への接続を再開すること、及び/又は接続を行うことを示し得る。無線デバイス2602は、ランダムアクセス手順に基づいて、Msg Aに対する応答2605を受信し得る。応答2605は、DCIであり得る。DCIの検出は、C-RNTI又はPUR-RNTIによってスクランブルされ得る、DCIのCRCに基づき得る。応答2605は、無線デバイス2602の識別子(例えば、C-RNTI及び/又はPUR-RNTI)を示すフィールドを含み得る。応答2605は、非接続状態中の/における伝送及び/又は受信のために使用されるビーム(例えば、DL RS)のうちの少なくとも1つが、候補ビーム(例えば、第1のDL RS)に切り替えられることを示し得る。無線デバイス2602は、応答2605を受信するために第1のDL RSを使用し得る。応答2605は、非接続状態中に/非接続状態における伝送及び/又は受信のために使用される候補ビームを示すフィールドを含み得る。無線デバイス2602は、例えば、応答2605を受信した後に、又はそれに応答して、ビーム障害回復手順の完了に成功したと決定し得る。無線デバイス2602は、例えば、ビーム障害回復手順の完了の成功の後に、又はそれに応答して、状態(例えば、無線デバイス2602のRRC状態)を非接続状態から接続状態(例えば、RRC_CONNECTED状態)に遷移させない可能性がある。無線デバイス2602は、例えば、ビーム障害回復手順に成功した後に、又はそれに応答して、RRC状態を非RRC_CONNECTED状態として保持し得る。
【0264】
無線デバイスは、接続状態から非接続状態(例えば、非アクティブ状態、アイドル状態、及び/又は非RRC_CONNECTED状態)に遷移し得、これは、いくつかの利点(例えば、リソースを節約すること、バッテリ消費を低減すること、干渉を低減することなど)を提供し得る。無線デバイスは、非接続状態への遷移を示す解放メッセージを(例えば、ネットワークから)受信し得る。無線デバイスが非接続状態にある間、ネットワークと無線デバイスとの間の1つ以上の無線通信が利用可能でない可能性があるが、無線デバイスが、例えば、非接続状態中に/非接続状態において、特定のデータ(例えば、スモールデータ)を送信/伝送する及び/又は受信するように構成する/可能にすることが有益であり得る。無線デバイスは、例えば、様々なタイプのメッセージ(例えば、インスタントメッセージングサービス、別のデバイスとのリンクをチェックするためのキープアライブメッセージ、ウェアラブル及び/又は様々なセンサからのトラフィック)を通信するために、非接続状態中に/非接続状態においてデータを送信/伝送する必要があり得る。無線デバイスは、例えば、非接続状態のための1つ以上の構成されたリソースを介して、データを送信/伝送し、及び/又は受信し得る。接続状態への遷移なしに、無線デバイスの非接続状態において伝送することは、ネットワーク(例えば、基地局、リレーなど)との接続を確立するオーバーヘッドを低減し得る。
【0265】
接続状態中に/接続状態において使用される1つ以上のビーム及び/又は参照信号は、例えば、無線デバイスが非接続状態にある場合、好適ではないことがある。送信/伝送のために(例えば、接続状態中に/接続状態において、及び/又は解放メッセージを介して)構成された無線リソースは、様々な理由(例えば、無線デバイスの位置を変更することによるビームの信号品質の低下)のために、非接続状態中に/非接続状態において失敗することがある。非接続状態中の/非接続状態における1つ以上のリソースの再構成(例えば、構成された許可)は、例えば、無線デバイスが解放メッセージを受信した後には、利用可能でないことがあり、及び/又は好適ではないことがある。ネットワークは、非接続状態における無線デバイスのロケーションを決定しないことがあり、ネットワークが無線デバイスの1つ以上のリソースを再構成するために、アクセス手順(例えば、ランダムアクセス手順)が必要とされ得る。非接続状態中の/非接続状態における無線デバイスのデータ通信は、例えば、無線デバイスが前の接続状態中に/前の接続状態において好適であったリソースを使用する場合(例えば、前の接続状態中に/前の接続状態において使用されたビーム及び/又は参照信号が失敗することがあり、及び/又は所定の基準を満たさないことがある)、有効でないことがある。
【0266】
ネットワークは、接続状態のために使用されないビーム及び/又は参照信号(例えば、1つ以上の候補ビーム及び/又は候補参照信号)に関連付けられた、非接続状態のための複数のリソースを構成し得る。解放メッセージは、接続状態において使用される1つ以上のサービングビームに関連付けられた、及び/又は1つ以上の参照信号(例えば、ビーム障害検出参照信号)に関連付けられた1つ以上の第1の構成された許可を含み得る。解放メッセージは、1つ以上の候補ビームに関連付けられた、及び/又は1つ以上の候補参照信号に関連付けられた1つ以上の第2の構成された許可を含み得る。無線デバイスは、例えば、解放メッセージを受信した後に、又はそれに応答して、接続状態から非接続状態に遷移し得る。無線デバイスは、接続状態において使用される1つ以上のサービングビーム及び/又は1つ以上の参照信号が非接続状態中の/非接続状態における無線通信に好適であると無線デバイスが決定した場合、例えば、1つ以上の第1の構成された許可に基づいて、データを送信及び/又は受信し得る。無線デバイスは、接続状態において使用される1つ以上のサービングビーム及び/又は1つ以上の参照信号が無線通信に好適ではないと無線デバイスが決定した場合、例えば、1つ以上の第2の構成された許可に基づいて、データを送信及び/又は受信し得る。
【0267】
非接続状態(例えば、非アクティブ/アイドル状態)において無線リソースを(再)構成するために、解放メッセージ(例えば、RRC解放メッセージ)が、無線リソースに関連付けられた複数の構成(例えば、構成された許可に関連付けられたダウンリンク参照信号)を含む/示すために使用され得る。解放メッセージは、アクティブ状態(例えば、RRC_CONNECTED状態)から非接続状態(例えば、非RRC_CONNECTED状態)への無線デバイスの遷移のためにネットワークから送信され得る。無線デバイスは、例えば、解放メッセージに基づいて、非接続状態に遷移し得る。非接続状態における無線デバイスは、例えば、第1の構成された許可の信号品質(例えば、閾値を満たす第1のダウンリンク参照信号(downlink reference signal、DL RS)の受信電力値)に基づいて、解放メッセージにおいて受信された複数の構成された許可の中から第1の構成された許可を選択し得る。構成された許可の各々は、伝送及び/又は受信のために使用される複数のDL RSのうちのそれぞれのDL RSに関連付けられ得る。非接続状態における無線デバイスは、第1の構成された許可の(例えば、第1のDL RSに関連付けられた)無線リソースを介してアップリンクデータを送信/伝送し得る。無線デバイスは、例えば、非接続状態における無線デバイスが第1の構成された許可の無線リソースに関連付けられた障害を検出した場合、(例えば、複数の構成された許可の中から新しく選択された)第2の構成された許可を使用する。第2の構成された許可は、例えば、第2の構成された許可の無線リソースに関連付けられた信号品質に基づいて選択され得る。非接続状態における無線デバイスは、障害から回復し、アクティブ状態への遷移なしに、第2の構成された許可の(例えば、第2のDL RSに関連付けられた)別の無線リソースを介してデータを送信/伝送し得る。
【0268】
無線デバイスは、構成パラメータを含むメッセージを受信し得る。構成パラメータは、1つ以上の(事前)構成されたアップリンクリソース(PUR)、及び/又は第1のDL RS及び第2のDL RSを含む複数のDL RSを示し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のPURに関連付けられた第2のDL RSに対するビーム障害検出の後に、又はそれに応答して、第1のDL RSを候補ビームとして決定し得る。無線デバイスは、ランダムアクセス手順中に/その手順のために、1つ以上のメッセージを伝送/送信し得る。1つ以上のメッセージは、無線デバイスの識別子と、候補ビームとしての第1のDL RSとを示し得る。無線デバイスは、1つ以上のメッセージに対する応答を受信した後に、又はそれに応答して、第1のDL RSを使用して1つ以上のPURを介してトランスポートブロックを伝送/送信し得る。構成パラメータは、1つ以上のPURが第2のDL RSに関連付けられていることを示し得る。第1のDL RSを決定することは、複数のDL RSのRSRP値、及び/又は閾値以上である第1のDL RSのRSRP値に基づき得る。無線デバイスの識別子は、C-RNTI又はPUR-RNTIであり得る。応答は、無線デバイスの識別子(例えば、PUR-RNTI)を含み得る。応答は、DCIであり得る。DCIの検出は、無線デバイスの識別子に基づき得る。ランダムアクセス手順は、4ステップランダムアクセス手順であり得る。ランダムアクセス手順は、2ステップランダムアクセス手順であり得る。
【0269】
無線デバイスは、基地局から、セルの複数のPUR構成を備えるRRCメッセージ(例えば、RRC解放メッセージ)を受信し得る。複数のPUR構成の各々は、非接続状態中の/非接続状態におけるセルへの伝送及び/又はセルからの受信のために使用される1つ以上の無線リソースを含み得る。複数のPUR構成の各々は、セルの少なくとも1つのビーム(例えば、少なくとも1つのDL RS)に関連付けられ得る。複数のPUR構成の各々は、非接続状態中の/非接続状態における伝送及び/又は受信のために使用される1つ以上の無線リソースの構成パラメータを含み得る。無線デバイスは、例えば、少なくとも1つのビームに基づいて(例えば、使用して)、セルへの伝送(例えば、PUSCH及び/若しくはPUCCH)及び/又はセルからの受信(例えば、PDSCH及び/又はPDCCH)を実行し得る。
【0270】
無線デバイスは、複数のPUR構成の中の少なくとも1つのアクティブ化されたPUR構成のアクティブ化を保持し得る。無線デバイスは、複数のPUR構成の中の1つから別のものへ、アクティブ化されたPUR構成を切り替え得る。複数のPUR構成の各々は、少なくとも1つのビーム(例えば、DL RS)に関連付けられ得る。複数のPUR構成の各々は、非接続状態中の/非接続状態における伝送及び/又は受信のための1つ以上の無線リソースを示す構成パラメータを含み得る。無線デバイスは、例えば、第1のPUR構成をアクティブ化(再アクティブ化)又は開始(再開)した後、又はそれに応答して、複数のPUR構成のうちの第1のPUR構成の少なくとも1つのビームを監視し得る。少なくとも1つのビームは、非接続状態中の/非接続状態における伝送及び/又は受信のために使用される第1のPUR構成によって構成(アクティブ化及び/又は開始)され得る。無線デバイスは、少なくとも1つのビームの/に対するビーム障害を決定し得る。無線デバイスは、少なくとも1つの第2のビームを候補ビームとして決定し得る。無線デバイスは、例えば、ビーム障害の後又はそれに応答して、第1のPUR構成を非アクティブ化、一時停止、及び/又はクリアし得る。無線デバイスは、例えば、ビーム障害の後に、又はそれに応答して、複数のPUR構成のうちの第2のPUR構成をアクティブ化(再アクティブ化)又は開始(再開)し得る。無線デバイスは、第2のPUR構成をアクティブ化(再アクティブ化)する(及び/又は開始(再開)する)、及び/又は第1のPUR構成を非アクティブ化する(一時停止する、及び/又はクリアする)ための1つ以上のメッセージ/信号を基地局に伝送/送信し、及び/又は基地局から受信し得る。
【0271】
PUR構成をアクティブ化(再アクティブ化)又は開始(再開)することは、PUR構成によって示される1つ以上の許可及び/又は1つ以上の無線リソースをアクティブ化(再アクティブ化)又は開始(再開)することを示し得る。無線デバイスは、例えば、アクティブ化(再アクティブ化)又は開始(再開)の後に、又はそれに応答して、1つ以上の許可及び/又は1つ以上の無線リソースを使用して伝送及び/又は受信を実行し得る。
【0272】
PUR構成を非アクティブ化又は一時停止(又はクリア)することは、PUR構成によって示される1つ以上の許可及び/又は1つ以上の無線リソースを非アクティブ化又は一時停止(又はクリア)することを示し得る。無線デバイスは、例えば、非アクティブ化又は一時停止(若しくはクリア)の後に、又はそれに応答して、1つ以上の許可及び/又は1つ以上の無線リソースを使用して伝送及び/又は受信を実行しない可能性がある。無線デバイスは、例えば、非アクティブ化又は一時停止(若しくはクリア)の後に、又はそれに応答して、PUR構成を保持し得る。
【0273】
PUR構成を解放することは、PUR構成の構成パラメータを解放すること、PUR構成によって示される1つ以上の許可及び/又は1つ以上の無線リソースを非アクティブ化すること、及び/又は一時停止する(若しくはクリアする)ことを含み得る。無線デバイスは、例えば、解放の後に、又はそれに応答して、1つ以上の許可及び/又は1つ以上の無線リソースを使用して伝送及び/又は受信を実行しない可能性がある。無線デバイスは、解放の後に、又はそれに応答して、PUR構成に再アクティブせず、及び/又は再開しない可能性がある。
【0274】
ブロードキャスト及び/又はマルチキャストメッセージ(例えば、システム情報)は、無線デバイス専用の無線構成パラメータを含まない(例えば、示さない)可能性がある。ブロードキャスト及び/又はマルチキャストメッセージ(例えば、システム情報)は、複数の無線デバイスと共有される無線リソースのスケジューリング情報を構成(例えば、提供)し得る。ブロードキャスト及び/又はマルチキャストメッセージ(例えば、システム情報)は、無線デバイスに専用の無線リソースのスケジューリング情報を構成(例えば、提供)しない可能性がある。
【0275】
RRC再構成メッセージは、無線デバイスがRRC_CONNECTED状態において受信するメッセージであり得る。RRC再構成メッセージは、無線デバイス専用のSDTの構成パラメータを含み得る。RRC再構成メッセージは、ネットワーク(例えば、基地局)からの接続の解放を示さない可能性がある。例えば、RRC再構成メッセージは、RRC_CONNECTED状態から非RRC_CONNECTED状態への遷移を示さない可能性がある。RRC再構成メッセージは、接続解放手順(例えば、RRC接続解放手順)をトリガしない可能性がある。無線デバイスは、例えば、RRC再構成メッセージを受信した後に、RRC解放メッセージを受信し得る。無線デバイスとネットワーク(例えば、基地局)との間の無線チャネル状態は、例えば、RRC再構成メッセージを受信した後、及び/又はRRC解放メッセージを受信する前に変更され得る。例えば、再構成メッセージを送信/伝送するときに、ネットワーク(例えば、基地局)がSDTの構成パラメータを決定するのは早すぎることがある。後に送信/伝送され得るRRC解放メッセージは、例えば、RRC再構成メッセージがSDTの構成パラメータを含む場合、RRC再構成メッセージによって示されるSDTの前の構成パラメータを上書き/オーバーライドし得る、SDTの更新された構成パラメータを含み得る。構成パラメータの不正確な値は、再伝送の数及び無線デバイスのバッテリ電力を増加させ得る。構成パラメータの不正確な値は、無線デバイスと基地局との間の通信の信頼性を低下させ、及び/又はレイテンシを増加させ得る。
【0276】
例えば、特定のタイプのメッセージが、無線デバイス専用のSDTの構成パラメータ(例えば、非接続状態(例えば、非RRC_CONNECTED状態)において使用される1つ以上の無線リソース)及び/又はネットワーク(例えば、基地局)からの接続の解放を示す(及び/又は含む)場合、無線デバイスにとって有益であり得る。メッセージの特定のタイプは、RRC解放メッセージであり得る。RRC解放メッセージは、例えば、RRC解放メッセージを受信した後に、又はそれに応答して、RRC_CONNECTED状態から非RRC_CONNECTED状態への遷移を示し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスがSDTを開始/開始する場合、RRC解放メッセージの構成パラメータを検索し得る。無線デバイスは、非接続状態(例えば、非RRC_CONNECTED状態)におけるセルの伝送及び/又は受信のためにSDTの構成パラメータを使用し得る。RRC解放メッセージは、SDTを開始/開始する前に無線デバイスが受信する(例えば、無線デバイスに専用の)最新のメッセージのうちの1つであり得る。RRC解放メッセージの構成パラメータは、例えば、無線デバイスと基地局との間の最近の無線チャネル状態(例えば、再構成メッセージの伝送後の無線チャネル状態及び/又はSDTを開始/開始する時の無線チャネル状態)に基づいて、(例えば、基地局によって)決定され得る。最近の無線チャネル状態に基づいて決定された構成パラメータは、無線デバイスのバッテリ電力消費を低減し、及び/又は無線デバイスと基地局との間の通信の信頼性及びレイテンシを改善し得る。
【0277】
RRC解放メッセージは、SDTの構成パラメータを含み得る。構成パラメータは、複数の構成されたアップリンクリソース(例えば、アップリンク許可)を含み得る。RRC解放メッセージは、複数の構成されたアップリンクリソースの各構成されたアップリンクリソースが、複数のダウンリンク参照信号(DL RS)のうちのDL RSに関連付けられ得ることを示し得る。DL RSは、同期信号ブロック(synchronization signal block、SSB)であり得る。RRC解放メッセージは、それぞれのDL RSを示すためにDL RSのインデックス(又は識別子)を構成及び/又は使用し得る。RRC解放メッセージは、それぞれの構成されたアップリンクを示すために、複数の構成されたアップリンクリソースのうちの構成されたアップリンクリソースのインデックス(又は識別子)を構成及び/又は使用し得る。RRC解放メッセージは、DL RS(例えば、SSB)のインデックス(又は識別子)、非接続状態(例えば、非RRC_CONNECTED状態)におけるSDTのために使用される構成されたアップリンクリソースの時間及び周波数リソース構成、及び/又はDL RSと構成されたアップリンクリソースとの間のマッピング指示(又は関連付け)を含み得る。
【0278】
無線デバイスは、例えば、RRC解放メッセージがDL RSのためのアップリンクリソースを構成する場合、アップリンクリソースに関連付けられたDL RSを測定することによってアップリンクリソースを検証し得る。RRC解放メッセージは、1つ以上のDL RS(例えば、SSB)の構成パラメータ、(例えば、非RRC_CONNECTED状態における)SDTのための1つ以上の構成されたアップリンクリソース、及び/又は1つ以上の構成されたアップリンクリソースのうちの1つと1つ以上のDL RSのうちの1つとの間の1つ以上のマッピング指示(又は関連付け)を含み得る。
【0279】
無線デバイスは、(例えば、無線リソース制御(RRC)接続状態において、)SDTのための構成パラメータを含むRRC解放メッセージを受信し得る。構成パラメータは、非接続状態において/非接続状態中に使用するためのセルの複数のSSBのうちの第1のSSBの識別子、及び/又は第1のSSBに対応する、構成されたアップリンクリソースの1つ以上のリソースパラメータを含み得る。RRC_CONNECTED状態における構成された許可アップリンクリソースのためのRRC再構成メッセージに関連付けられた(例えば、それによって示された)RRC_CONNECTED状態における構成は、有効でないことがあり、及び/又は非接続状態において/非接続状態中に無線デバイスによって使用可能でないことがある。他のメッセージ(例えば、RRC再構成メッセージ、ブロードキャストメッセージ、マルチキャストメッセージ、及び/又はシステム情報)の代わりにRRC解放メッセージを使用することは、例えば、RRC解放メッセージが、非接続状態において/非接続状態中にSDTを開始する前に無線デバイスによって(例えば、基地局から)受信される最新のメッセージのうちの1つである場合、追加の利益を提供し得る。基地局は、SDTのためのリソースを構成し、無線デバイスを非接続状態に遷移させるために、RRC解放メッセージを介して第1のSSB及びアップリンクリソースの構成パラメータを送信/伝送し得る。
【0280】
図27は、構成された許可及び/又はアップリンクリソースの選択の一例を示す。構成された許可及び/又はアップリンクリソースの選択は、例えば、1つ以上のダウンリンク参照信号(例えば、DL RS1、DL RS2、DL RS3など)の測定値に基づいて実行され得る。測定値はまた、RRC_CONNECTED状態以外の状態(例えば、非RRC_CONNECTED状態)におけるビーム障害検出及び/又は回復手順のために使用され得る。無線デバイス2702は、(例えば、基地局2701、ネットワーク、リレーなどから)メッセージ2703を受信し得る。メッセージ2703は、RRCメッセージを含み得る。RRCメッセージは、RRC解放メッセージを含み得る。メッセージ2703は、セルの複数のPUR構成(
図27に示すようなPUR-Configs)を含み/示し得る。複数のPUR構成の各々は、それぞれの構成された許可(例えば、事前構成された許可、構成された許可タイプ1など)を示し得る。複数のPUR構成は、セルの3つのPUR構成、PUR1、PUR2、及びPUR3を含み得る。複数のPUR構成の各々は、時間領域及び周波数領域におけるセルの1つ以上の無線リソースを示し得る(例えば、
図27に示すような実線及び/又は点線のボックス)。複数のPUR構成の各々は、セルの少なくとも1つのビーム(DL RS)に関連付けられ得る。複数のPUR構成は、PUR1、PUR2、及びPUR3が、それぞれDL RS1、DL RS2、及びDL RS3に関連付けられ得ることを示し得る。無線デバイス2702は、PUR構成によって示される許可及び/又は無線リソースを介して伝送及び/又は受信を実行し得る。無線デバイス2702は、PUR構成に関連付けられたビームを使用して伝送及び/又は受信を実行し得る。無線デバイス2702は、PUR1をアクティブ化(再アクティブ化)及び/又は開始(再開)し得る。無線デバイス2702は、セルのためのアクティブ化(再アクティブ化)及び/又は開始(再開)されたPUR構成の数/量を、事前定義された数/量として保持し得る。事前定義された数/量は、1(又は1より大きい任意の数/量)であり得る。事前定義された数/量は、(例えば、RRCメッセージを介して)半静的に構成され得る。実線のボックスは、アクティブ化(再アクティブ化)された(及び/又は開始(再開)された)PUR構成を表す。点線ボックスは、非アクティブ化された(及び/又は一時停止/クリアされた)PUR構成を表す。無線デバイス2702は、アクティブ化されたPUR構成(例えば、PUR1)に関連付けられたビーム(例えば、DL RS1)に対するビーム障害を決定し得る。無線デバイス2702は、セルのためのビーム障害回復手順をトリガ及び/又は実行し得る。無線デバイス2702は、セルの候補ビームを決定し得る。無線デバイス2702は、DL RS3のRSRP値が閾値よりも大きいことに基づいて、非アクティブ化されたPUR構成(例えば、PUR3)に関連付けられたDL RS3を候補ビームとして決定し得る。無線デバイス2702は、ビーム障害回復手順のための1つ以上のメッセージ及び/又は信号を伝送/送信することによって、候補ビーム(例えば、DL RS3)を基地局2701に示し得る。無線デバイス2702は、基地局2701から、1つ以上のメッセージ及び/又は信号に対する応答を受信し得る。応答は、候補ビームに関連付けられたPUR構成をアクティブ化(再アクティブ化)(及び/又は開始(再開))することを示し得る。無線デバイス2702は、例えば、ビーム障害回復手順及び/又は応答を受信した後に、又はそれに応答して、PUR3をアクティブ化(再アクティブ化)(及び/又は開始(再開))し得る。無線デバイス2702は、無線デバイス2702がビーム障害を決定したビームを用いてアクティブ化されたPUR構成(例えば、PUR1)を非アクティブ化(一時停止、及び/又はクリア)し得る。
【0281】
無線デバイス2702及び/又は基地局2701は、セルの複数のPUR構成のうちの少なくとも1つの第1のPUR構成をアクティブ化(再アクティブ化)及び/又は開始(再開)し得る。無線デバイス2702が基地局2701から受信するRRCメッセージ(例えば、RRC解放メッセージ)は、少なくとも1つの第1のPUR構成をアクティブ化(再アクティブ化)及び/又は開始(再開)することを示し(、及び/又は指示を含み)得る。無線デバイス2702は、少なくとも1つの第1のPUR構成によって示される1つ以上の無線リソースを介してトランスポートブロック及び/又は制御信号を伝送/送信及び/又は受信し得る。無線デバイス2702は、少なくとも1つの第1のPUR構成に関連付けられたビームに対するビーム障害を決定し得る。無線デバイス2702は、ビーム障害検出の指示及び/又はビーム障害回復要求を伝送/送信し得る。ビーム障害回復要求は、複数のPUR構成のうちの少なくとも1つの第2のPUR構成の候補ビームを含み得る。ビーム障害回復要求は、例えば候補ビームに関連付けられた少なくとも第2のPUR構成の指示を含み得る。無線デバイス2702は、複数のビーム(例えば、DL RS)の中から候補ビームを決定し得る。複数のビームの各々は、PUR構成のうちの少なくとも1つに関連付けられ得る。無線デバイス2702は、基地局2701から、ビーム障害回復要求に対する応答を受信し得る。応答は、候補ビーム及び/又は少なくとも1つの第2のPUR構成を示し得る。無線デバイス2702は、例えば、応答を受信した後に、又はそれに応答して、少なくとも1つの第2のPUR構成をアクティブ化(再アクティブ化)及び/又は開始(再開)し得る。無線デバイス2702は、例えば、応答を受信した後に、又はそれに応答して、少なくとも1つの第2のPUR構成を非アクティブ化及び/又は一時停止(クリア、又は解放)し得る。
【0282】
図28A及び
図28Bは、構成された許可及び/又はアップリンクリソースの選択の例を示す。構成された許可及び/又はアップリンクリソースの選択は、例えば、1つ以上のダウンリンク参照信号(例えば、DL RS1、DL RS2、DL RS3など)の測定値に基づいて実行され得る。測定値はまた、RRC_CONNECTED状態以外の状態(例えば、非RRC_CONNECTED状態)におけるビーム障害検出及び/又は回復手順のために使用され得る。無線デバイス2802は、(例えば、基地局2801、ネットワーク、リレーなどから)構成パラメータ2811を含むRRCメッセージ(例えば、RRC解放メッセージ)を受信し得る。構成パラメータ2811は、複数のPUR構成のパラメータ値を含み得る。複数のPUR構成は、PUR1、PUR2、及びPUR3を含み得る。複数のPUR構成の各々は、少なくとも1つのビーム(例えば、DL RS)に関連付けられ得る。例えば、PUR1、PUR2、及びPUR3は、(例えば、
図28A及び
図28Bに示すように)少なくともDL RS1、少なくともDL RS2、及び少なくともDL RS3にそれぞれ関連付けられ得る。RRCメッセージは、PUR1をアクティブ化する(及び/又は開始(再開)する)ように指示し(、又は指示を含み)得る。無線デバイス2802は、DL RS1に対するビーム障害を決定し得る。無線デバイス2802は、候補ビームとしてDL RS3を決定し得る。無線デバイス2802は、ビーム障害の第1の指示及び/又は候補ビームとしてのDL RS3の第2の指示を伝送/送信し得る。プリアンブル、MAC CE、及び/又はそれらの組み合わせの伝送は、ビーム障害及び/又は候補ビームを示し得る。無線デバイス2802は、第1の指示及び/又は第2の指示に対する応答を受信し得る。無線デバイス2802は、例えば、応答を受信した後に、又はそれに応答して、許可(例えば、UL許可及び/又はDL許可/割り当て)及び/又はPUR3の1つ以上の無線リソースをアクティブ化(再アクティブ化)及び/又は開始(再開)し得る。無線デバイス2802は、例えば、応答を受信した後に、又はそれに応答して、許可(例えば、UL許可及び/又はDL許可/割り当て)及び/又はPUR1の1つ以上の無線リソースを非アクティブ化及び/又は一時呈し(クリア又は解放)し得る。
【0283】
無線デバイス2802は、例えば、複数のPUR構成を構成するRRCメッセージを受信し得る。PUR構成の各々は、非RRC_CONNECTED状態における伝送及び/又は受信のために使用される1つ以上の無線リソースを含み/示し得る。PUR構成の各々は、非RRC_CONNECTED状態における伝送及び/又は受信のために使用される1つ以上の無線リソースに関連付けられた1つ以上の構成された許可を含み/示し得る。PUR構成の各々は、1つ以上のDL RS(例えば、ビーム)のうちの少なくとも1つのDL RS(少なくとも1つのビーム)に関連付けられ得る。無線デバイス2802は、少なくとも1つのDL RSを使用して、PUR構成の各々の伝送及び/又は受信を実行し得る。無線デバイス2802は、第1のビーム(例えば、第1のDL RS)を使用して1つ以上の伝送及び/又は受信を実行し得る。1つ以上の伝送及び/又は受信は、第1のPUR構成によって構成され得る。無線デバイスは、第1のビーム(例えば、DL RS1)に対するビーム障害を決定し得る。ランダムアクセス手順は、ビーム障害検出及び/又はビーム障害回復要求を示すために使用され得る。
【0284】
無線デバイス2802は、例えば、第1のビーム(例えば、第1のDL RS)に対するビーム障害を決定した後に、又はそれに応答して、4ステップランダムアクセス手順を開始し得る。無線デバイス2802は、セルから1つ以上のDL RS(例えば、SSB)を受信し得る。無線デバイス2802は、例えば、1つ以上のDL RSの1つ以上の測定値に基づいて、ビーム障害を決定し得る。無線デバイス2802は、1つ以上のDL RSのうちの第2のDL RS(例えば、DL RS3)を選択し得る。無線デバイス2802は、1つ以上のDL RSの測定値(例えば、RSRP値)に基づいて、第2のDL RSを選択し得る。第2のDL RS(例えば、DL RS3)は、無線デバイス2802が候補ビーム(及び/又はDL RS)として決定するビーム(又はDL RS)であり得る。無線デバイス2802が受信するブロードキャストメッセージは、セルのどのランダムアクセスプリアンブル及び/又はRACH機会が第2のDL RSに関連付けられるかを示し得る。無線デバイス2802は、アップリンク信号(例えば、第2のDL RSのRACH機会を介して第2のDL RSのランダムアクセスプリアンブル)を伝送/送信し得る。第2のDL RSのRACH機会を介したランダムアクセスプリアンブルの伝送は、基地局2801に、候補ビームとしての第2のDL RSの選択を示し得る。無線デバイス2802は、応答(例えば、ランダムアクセスプリアンブルに対するランダムアクセス応答)を受信し得る。応答(例えば、ランダムアクセス応答)は、アップリンク許可を含み得る。無線デバイス2802は、例えば、応答(例えば、ランダムアクセスプリアンブルに対するランダムアクセス応答)を受信した後に、又はそれに応答して、アップリンク許可によって示される無線リソースを介して、(例えば、フィールドを含む)MAC CEを伝送/送信し得る。MAC CEは、無線デバイスの識別子(例えば、C-RNTI)及び/又は別の識別子(例えば、PUR-RNTI)を示し得る。非RRC_CONNECTED状態においてMAC CEを使用して無線リソースを介してC-RNTI及び/又はPUR-RNTIを伝送/送信することは、無線デバイス2802がビーム障害を検出したことを示し得る。無線デバイス2802は、ランダムアクセス手順に基づいて、MAC CEに対する応答を受信し得る。その応答を受信することは、CRCがC-RNTI又はPUR-RNTIによってスクランブルされているDCIを検出することを含み得る。その応答は、無線デバイス2802の識別子(例えば、C-RNTI及び/又はPUR-RNTI)を示すフィールドを含み得る。その応答は、非RRC_CONNECTED状態において伝送及び/又は受信のために使用される第1のビーム(例えば、DL RS)が候補ビーム(例えば、第2のDL RS)に切り替えられることを示し得る。その応答は、非RRC_CONNECTED状態において伝送及び/又は受信のために使用されるPUR構成が、第1のビームに関連付けられた第1のPUR構成から候補ビーム(例えば、第2のDL RS)に関連付けられた第2のPUR構成に切り替えられることを示し得る。その応答は、非RRC_CONNECTED状態における伝送及び/又は受信のために使用されるセルの候補ビームを示すフィールドを含む。その応答は、候補ビーム及び/又は候補ビームに関連付けられた(例えば、候補ビーム参照信号DL RS3に関連付けられた)第2のPUR構成を示し得る。無線デバイス2802は、例えば、応答を受信した後に、又はそれに応答して、第2のPUR構成をアクティブ化(再アクティブ化)及び/又は開始(再開)し得る。無線デバイス2802は、例えば、応答を受信した後に、又はそれに応答して、第1のビームに関連付けられた第1のPUR構成を非アクティブ化及び/又は一時停止(クリア、又は解放)し得る。応答を受信した後、又はそれに応答して、無線デバイス2802は、例えば、非RRC_CONNECTED状態において、ビーム障害回復手順の完了に成功したと決定し得る。無線デバイス2802は、例えば、ビーム障害回復手順の完了に成功した後に、又はそれに応答して、RRC状態を非RRC_CONNECTED状態からRRC_CONNECTED状態に遷移させない可能性がある。無線デバイス2802は、例えば、ビーム障害回復手順に成功した後に、又はそれに応答して、RRC状態を非RRC_CONNECTED状態として保持し得る。
【0285】
無線デバイス2802は、例えば、(例えば、第1のDL RS、DL RS1に関連付けられた)第1のビームに対するビーム障害を決定した後に、又はそれに応答して、(例えば、
図13Cに示すような)2ステップランダムアクセス手順を開始し得る。無線デバイス2802は、セルから1つ以上のDL RS(例えば、SSB)を受信し得る。無線デバイス2802は、例えば、1つ以上のDL RSの1つ以上の測定値に基づいて、ビーム障害を決定し得る。無線デバイス2802は、1つ以上のDL RSのうちの第2のDL RSを選択し得る。無線デバイス2802は、例えば、1つ以上のDL RSの測定値(例えば、RSRP値)に基づいて、第2のDL RSを選択することを決定し得る。第2のDL RS(例えば、DL RS3)は、無線デバイス2802が候補ビーム(及び/又はDL RS)として決定するビーム(又はDL RS)であり得る。無線デバイス2802が受信するブロードキャストメッセージは、セルのどのランダムアクセスプリアンブル及び/又はRACH機会が第2のDL RS(例えば、DL RS3)に関連付けられるかを示し得る。ブロードキャストメッセージは、PUSCHのどの伝送機会が第2のDL RSに関連付けられるか、及び/又はRACH機会(及び/又はランダムアクセスプリアンブル)が第2のDL RSに関連付けられるかを更に示し得る。無線デバイス2802は、第2のDL RSに関連付けられたランダムアクセスプリアンブルとトランスポートブロックとを含む(例えば、2ステップランダムアクセス手順の)Msg Aを伝送/送信し得る。無線デバイス2802は、第2のDL RSに関連付けられたRACH機会を介してランダムアクセスプリアンブルを伝送/送信し得る。無線デバイス2802は、伝送機会を介してトランスポートブロックを伝送/送信し得る。第2のDL RSのRACH機会を介したランダムアクセスプリアンブルの伝送及び/又は伝送機会を介したトランスポートブロックの伝送は、基地局2801に、候補ビームとしての第2のDL RSの選択を示し得る。トランスポートブロックは、無線デバイス2802の識別子(例えば、PUR-RNTI)及び/又は別の識別子(例えば、C-RNTI)を示す(例えば、フィールドを含む)MAC CEを含み得る。非RRC_CONNECTED状態においてPUR-RNTI及び/又はC-RNTIを含むトランスポートブロックを送伝送/送信することは、無線デバイス2802がビーム障害を検出したことを示し得る。無線デバイス2802は、ランダムアクセス手順に基づいて、Msg Aに対する応答(例えば、Msg B)を受信し得る。応答は、CRCがC-RNTI又はPUR-RNTIによってスクランブルされているDCIの検出であり得る。その応答は、無線デバイス2802の識別子(例えば、C-RNTI及び/又はPUR-RNTI)を示すフィールドを含み得る。応答は、非RRC_CONNECTED状態において伝送及び/又は受信のために使用されるビームのうちの少なくとも1つ(例えば、第1のDL RS)が候補ビーム(例えば、第2のDL RS)に切り替えられることを示し得る。無線デバイス2802は、応答を受信するために第2のDL RSを使用し得る。その応答は、非RRC_CONNECTED状態において伝送及び/又は受信のために使用されるPUR構成が、第1のビーム(例えば、DR RS1に関連付けられたビーム)に関連付けられた第1のPUR構成から候補ビーム(例えば、第2のDL RS、DL RS3)に関連付けられた第2のPUR構成に切り替えられることを示し得る。その応答は、非RRC_CONNECTED状態における伝送及び/又は受信のために使用されるセルの候補ビームを示すフィールドを含み得る。その応答は、候補ビーム及び/又は候補ビーム(例えば、DL RS3)に関連付けられた第2のPUR構成を示すことができる。無線デバイス2802は、例えば、応答を受信した後に、又はそれに応答して、第2のPUR構成をアクティブ化(再アクティブ化)及び/又は開始(再開)し得る。無線デバイス2802は、例えば、応答を受信した後に、又はそれに応答して、第1のビームに関連付けられた第1のPUR構成を非アクティブ化及び/又は一時停止(クリア、又は解放)し得る。無線デバイス2802は、例えば、非RRC_CONNECTED状態において応答を受信した後に、又はそれに応答して、ビーム障害回復手順の完了に成功したと決定し得る。無線デバイス2802は、例えば、ビーム障害回復手順の完了に成功した後に、又はそれに応答して、非RRC_CONNECTED状態からRRC_CONNECTED状態へのRRC状態の遷移を実行しない可能性がある。無線デバイス2802は、例えば、ビーム障害回復手順に成功した後に、又はそれに応答して、RRC状態を非RRC_CONNECTED状態として保持し得る。
【0286】
無線デバイス2802は、応答2811を受信し得る。メッセージは、複数の事前構成されたアップリンクリソース(PUR)構成を含み得る。複数のPUR構成は、第1のDL RSに関連付けられた第1のPUR構成と、第2のDL RSに関連付けられた第2のPUR構成とを含み得る。無線デバイス2802は、第2のDL RSに対するビーム障害を決定し得る。無線デバイスは、例えば、第2のDL RSに対するビーム障害検出の後に、又はそれに応答して、第1のDL RSを候補ビームとして決定し得る。無線デバイスは、ランダムアクセス手順のために、第1のDL RSを候補ビームとして示す1つ以上のメッセージを伝送/送信し得る。無線デバイス2802は、1つ以上のメッセージに対する応答を受信し得る。無線デバイス2802は、例えば、その応答を受信した後に、又はそれに応答して、例えば、第1のPUR構成に基づいて決定された無線リソースを介してトランスポートブロックを伝送/送信し得る。無線デバイス2802は、例えば、ビーム障害検出の後に、又はそれに応答して、ランダムアクセス手順を開始/実行し得る。無線デバイス2802は、ランダムアクセス手順のために、RACH機会を介して少なくとも1つのプリアンブルを伝送/送信し得る。少なくとも1つのプリアンブル及びRACH機会は、第1のDL RSに関連するものとしてメッセージ2811によって示され得る。無線デバイス2802は、ランダムアクセス手順のために、無線デバイス2802の識別子を含むトランスポートブロックを伝送/送信し得る。無線デバイス2802の識別子は、C-RNTI又はPUR-RNTIであり得る。その応答は、無線デバイス2802の識別子を含み得る。その応答は、第1のDL RSの識別子を含み、及び/又は示し得る。その応答は、第1のPUR構成の識別子を含み、及び/又は示し得る。その応答は、第1のPUR構成の1つ以上の第1の無線リソースのアクティブ化を示し得る。無線デバイス2802は、その応答を受信することに基づいて、第1のPUR構成の1つ以上の第1の無線リソースを開始(又はアクティブ化)し得る。無線デバイス2802は、その応答を受信することに基づいて、第2のPUR構成の1つ以上の第2の無線リソースを一時停止(又は非アクティブ化)し得る。
【0287】
図29は、複数の構成された許可から少なくとも1つの構成された許可を選択するための例示的な方法を示す。無線デバイス(例えば、本明細書に記載の無線)は、
図29に示す1つ以上のステップ、及び/又は本明細書に記載の1つ以上のステップ、動作、特徴を実行し得る。ステップ2901において、無線デバイスは、例えば、解放メッセージ(例えば、RRC解放メッセージ)を、基地局、ネットワーク、リレーなどから受信し得る。解放メッセージは、複数の構成された許可を含み/示し得る。構成された許可の各々は、例えば、伝送及び/又は受信のために使用される複数のダウンリンク参照信号(DL RS)のそれぞれのDL RSに各々関連付けられ得る。解放メッセージは、複数のDL RS及び/又は複数のDL RSとそれらのそれぞれのダウンリンク許可との関連付けを含み/示し得る。ステップ2902において、無線デバイスは、解放メッセージに基づいて、接続状態(例えば、RRC_CONNECTED状態)から別の状態、例えば、非接続状態に遷移し得る。ステップ2903において、無線デバイスは、非接続状態のままであり(又は、留まることを決定/継続し)得る。ステップ2904において、無線デバイスは、非接続状態においてアップリンクデータを送信/伝送するかどうかを決定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが伝送のためのアップリンクデータ到着を決定する場合、アップリンクデータを送信/伝送するかどうかを決定し得る。無線デバイスは、ステップ2903においてアップリンクデータを送信/伝送しない場合、ステップ2903におけるように、非接続状態に留まることを継続し得る。ステップ2905において、無線デバイスは、ステップ2904からのアップリンクデータを送信/伝送する場合、少なくとも1つのDL RSの受信電力値を測定し得る。ステップ2906において、無線デバイスは、第1のDL RSの第1の受信電力値が閾値を満たす(例えば、閾値よりも高い)ことに基づいて、複数のDL RSの中から第1のDL RSを選択し得る。ステップ2907において、無線デバイスは、例えば、第1のDL RSが第1の構成された許可に関連付けられていることに基づいて、複数の構成された許可のうちの第1の構成された許可を決定し得る。ステップ2908において、非接続状態における無線デバイスは、第1の構成された許可の無線リソースを介してアップリンクデータを送信/伝送し得る。
【0288】
図30は、複数の構成された許可を構成するための例示的な方法を示す。基地局は、
図30に示す1つ以上のステップ、及び/又は本明細書に記載の1つ以上のステップ、動作、特徴を実行し得る。ステップ3001において、基地局は、解放メッセージ(例えば、RRC解放メッセージ)を無線デバイスに送信/伝送し得る。解放メッセージは、複数の構成された許可(例えば、送信及び/又は受信のために使用される複数のダウンリンク参照信号(DL RS)のそれぞれのDL RSに各々関連付けられる)を含み/示し得る。ステップ3002において、基地局は、解放メッセージに基づいて、無線デバイスの状態について、例えば、接続状態(例えば、RRC_CONNECTED状態)から別の状態、例えば、非接続状態への遷移を決定し得る。ステップ3003において、基地局は、アップリンクデータを受信するために、非接続状態における複数の構成された許可によって示される無線リソースを監視し得る。ステップ3004において、基地局は、アップリンクデータが、非接続状態における複数の構成された許可のうちの少なくとも1つ(例えば、第1の構成された許可)を介して受信されるかどうかを決定し得る。基地局は、ステップ3004においてアップリンクデータが受信されない場合、ステップ3003におけるように無線リソースの監視を継続し得る。ステップ3005において、基地局は、ステップ3004においてアップリンクデータが受信される場合、複数の構成された許可のうちの少なくとも1つに関連付けられた少なくとも1つのダウンリンク参照信号(DL RS)を決定し得る。例えば、基地局は、無線デバイスから受信されたアップリンクデータに基づいて決定を行い得る。ステップ3006において、基地局は、非接続状態における無線デバイスに、アップリンクデータに対する応答を送信/伝送し得る。応答を送信/伝送することは、複数の構成された許可のうちの少なくとも1つに関連付けられた少なくともダウンリンクDL RSに基づき得る。
【0289】
以下、様々な特徴が、一連の番号付きの条項又は段落で強調されることになる。これらの特徴は、本発明又は本発明の概念を限定するものとして解釈されるべきではないが、そのような特徴の重要性又は関連性の特定の順番を示唆せずに、本明細書に説明されるいくつかの特徴の強調として単に提供される。
【0290】
条項1.方法であって、無線リソース制御(RRC)接続状態にある無線デバイスによって、複数の構成されたアップリンクリソースを示す解放メッセージを受信することであって、複数の構成されたアップリンクリソースの各構成されたアップリンクリソースが、複数のダウンリンク参照信号(DL RS)のうちのDL RSに関連付けられる、受信することを含む、方法。
【0291】
条項2.解放メッセージに基づいて、RRC接続状態からRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に遷移することを更に含む、条項1に記載の方法。
【0292】
条項3.複数のDL RSのうちの第1のDL RSの受信電力値が閾値を満たすことに基づいて、複数の構成されたアップリンクリソースのうちの第1のDL RSに関連付けられた構成されたアップリンクリソースを選択することを更に含む、条項1又は2に記載の方法。
【0293】
条項4.RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態にある無線デバイスによって、構成されたアップリンクリソースを介してトランスポートブロックを伝送することを更に含む、条項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【0294】
条項5.解放メッセージが、RRC解放メッセージである、条項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【0295】
条項6.複数の構成されたアップリンクリソースが、複数の構成された許可によって構成される、条項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【0296】
条項7.複数のDL RSが、少なくとも1つの同期信号物理ブロードキャストチャネルブロック(SSB)を含む、条項1~6のいずれか一項に記載の方法。.
【0297】
条項8.第1のDL RSを選択することを更に含み、第1のDL RSを選択することが、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態において、アップリンクデータを伝送するという決定に基づく、条項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【0298】
条項9.解放メッセージが、閾値を示す、条項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【0299】
条項10.解放メッセージが、構成されたアップリンクリソースに関連付けられた空間関係情報を示す、条項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【0300】
条項11.解放メッセージが、複数の構成されたアップリンクリソースと複数のDL RSとの間の関連付けを示す、条項1~10のいずれか一項に記載の方法。
【0301】
条項12.解放メッセージが、構成されたアップリンクリソースに関連付けられた伝送構成指示状態を示す、条項1~11のいずれか一項に記載の方法。
【0302】
条項13.第1のDL RSの選択に基づいて、トランスポートブロックを伝送するための、第1のDL RSに関連付けられた空間領域フィルタを決定することを更に含む、条項1~12のいずれか一項に記載の方法。
【0303】
条項14.複数のDL RSのうちの第2のDL RSの受信電力値が閾値を満たすことに基づいて、複数の構成されたアップリンクリソースのうちの、第2のDL RSに関連付けられた第2の構成されたアップリンクリソースを選択することを更に含む、条項1~13のいずれか一項に記載の方法。
【0304】
条項15.RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態にある無線デバイスによって、第2の構成されたアップリンクリソースを介して第2のトランスポートブロックを伝送することを更に含む、条項1~14のいずれか一項に記載の方法。
【0305】
条項16.第1のDL RSに関連付けられた少なくとも1つのビーム障害に基づいて、複数のDL RSのうちの、複数の構成されたアップリンクリソースのうちの第2の構成されたアップリンクリソースに関連付けられた第2のDL RSを選択することを更に含む、条項1~15のいずれか一項に記載の方法。
【0306】
条項17.解放メッセージが、第1のDL RSを含む第1の空間関係情報に関連付けられた構成されたアップリンクリソース、及び複数のDL RSのうちの第2のDL RSを含む第2の空間関係情報に関連付けられた第2の構成されたアップリンクリソースを示す、条項1~16のいずれか一項に記載の方法。
【0307】
条項18.構成されたアップリンクリソースを介してプリアンブルを伝送することと、プリアンブルに関連付けられた応答を受信することと、応答に基づいて、第2のRRC接続状態に遷移することと、を更に含む、条項1~17のいずれか一項に記載の方法。
【0308】
条項19.1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリと、を備え、命令が、1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、無線デバイスに条項1~18のいずれか一項に記載の方法を実施させる、無線デバイス。
【0309】
条項20.条項1~18のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成された無線デバイスと、解放メッセージを伝送するように構成された基地局と、を備える、システム。
【0310】
条項21.命令を記憶するコンピュータ可読媒体であって、命令が、実行されるときに、条項1~18のいずれか一項に記載の方法の実施を行わせる、コンピュータ可読媒体。
【0311】
条項22.方法であって、接続状態にある無線デバイスによって、複数の構成されたアップリンクリソースを示す解放メッセージを受信することであって、複数の構成されたアップリンクリソースの各構成されたアップリンクリソースが、複数のダウンリンク参照信号(DL RS)のうちのDL RSに関連付けられる、受信することを含む、方法。
【0312】
条項23.複数のDL RSのうちの第1のDL RSの受信電力値が閾値を満たすことに基づいて、非アクティブ状態又はアイドル状態にある無線デバイスによって、第1のDL RSを選択することを更に含む、条項22に記載の方法。
【0313】
条項24.非アクティブ状態又はアイドル状態にある無線デバイスによって、複数の構成されたアップリンクリソースのうちの、第1のDL RSに関連付けられた構成されたアップリンクリソースを介してトランスポートブロックを伝送することを更に含む、条項22又は23に記載の方法。
【0314】
条項25.接続状態にある無線デバイスによって、複数のDL RSのうちの第2のDL RSに関連付けられたダウンリンクリソースを介してダウンリンクデータを受信することを更に含む、条項22~24のいずれか一項に記載の方法。
【0315】
条項26.非アクティブ状態又はアイドル状態にある無線デバイスによって、第1のDL RSの受信電力値を決定することを更に含む、条項22~25のいずれか一項に記載の方法。
【0316】
条項27.第1のDL RSを選択することが、非アクティブ状態又はアイドル状態にある無線デバイスによって、構成されたアップリンクリソースを選択することを含む、条項22~26のいずれか一項に記載の方法。
【0317】
条項28.第1のDL RSを選択することが、非アクティブ状態又はアイドル状態においてトランスポートブロックを伝送するという決定に基づく、条項22~27のいずれか一項に記載の方法。
【0318】
条項29.解放メッセージが、複数の構成されたアップリンクリソースと複数のDL RSとの間の関連付けを示す、条項22~28のいずれか一項に記載の方法。
【0319】
条項30.解放メッセージが、複数の構成された許可のための複数の構成を含み、複数の構成の各構成が、複数の構成されたアップリンクリソースのうちの構成されたアップリンクリソースの1つ以上の構成パラメータを含む、条項22~29のいずれか一項に記載の方法。
【0320】
条項31.接続状態にある無線デバイスによって、複数のDL RSのうちの第2のDL RSに関連付けられたダウンリンクリソースを介してダウンリンクデータを受信することを更に含む、条項22~30のいずれか一項に記載の方法。
【0321】
条項32.複数のDL RSのうちの第3のDL RSの受信電力値が閾値を満たすことに基づいて、非アクティブ状態又はアイドル状態にある無線デバイスによって、第3のDL RSを選択することを更に含む、条項22~31のいずれか一項に記載の方法。
【0322】
条項33.非アクティブ状態又はアイドル状態にある無線デバイスによって、複数の構成されたアップリンクリソースのうちの、第3のDL RSに関連付けられた第2の構成されたアップリンクリソースを介して第2のトランスポートブロックを伝送することを更に含む、条項22~32のいずれか一項に記載の方法。
【0323】
条項34.1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリと、を備え、命令が、1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、無線デバイスに条項22~33のいずれか一項に記載の方法を実施させる、無線デバイス。
【0324】
条項35.条項22~33のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成された無線デバイスと、解放メッセージを伝送するように構成された基地局と、を備える、システム。
【0325】
条項36.命令を記憶するコンピュータ可読媒体であって、命令が、実行されるときに、条項22~33のいずれか一項に記載の方法の実施を行わせる、コンピュータ可読媒体。
【0326】
条項37.基地局によって、複数のダウンリンク参照信号(DL RS)のうちの少なくとも1つのDL RSに関連付けられたダウンリンクリソースを介してダウンリンクデータを、接続状態にある無線デバイスに伝送することを含む、方法。
【0327】
条項38.基地局によって、複数の構成されたアップリンクリソースを示す解放メッセージを、接続状態にある無線デバイスに伝送することを更に含み、複数の構成されたアップリンクリソースの各構成されたアップリンクリソースが、複数のDL RSのうちのDL RSに関連付けられる、条項37に記載の方法。
【0328】
条項39.非アクティブ状態又はアイドル状態にある無線デバイスから、複数の構成されたアップリンクリソースのうちの構成されたアップリンクリソースを介してトランスポートブロックを受信することを更に含み、構成されたアップリンクリソースが、複数のDL RSのうちの第1のDL RSに関連付けられ、第1のDL RSが、少なくとも1つのDL RSとは異なる、条項37又は38に記載の方法。
【0329】
条項40.無線デバイスが非アクティブ状態又はアイドル状態にある間に、複数の構成されたアップリンクリソースのアップリンクチャネルを監視することを更に含む、条項37~39のいずれか一項に記載の方法。
【0330】
条項41.解放メッセージが、複数の構成されたアップリンクリソースと複数のDL RSとの間の関連付けを示す、条項37~40のいずれか一項に記載の方法。
【0331】
条項42.非アクティブ状態又はアイドル状態にある無線デバイスから、第1のDL RSに関連付けられた構成されたアップリンクリソースを介してプリアンブルを受信することを更に含む、条項37~41のいずれか一項に記載の方法。
【0332】
条項43.プリアンブルに関連付けられた応答を伝送することを更に含む、条項37~42のいずれか一項に記載の方法。
【0333】
条項44.応答に基づいて、無線デバイスを第2の接続状態に遷移させることを更に含む、条項37~43のいずれか一項に記載の方法。
【0334】
条項45.1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリと、を備え、命令が、1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、基地局に条項37~44のいずれか一項に記載の方法を実施させる、基地局。
【0335】
条項46.条項37~44のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成された基地局と、トランスポートブロックを伝送するように構成された無線デバイスと、を備える、システム。
【0336】
条項47.命令を記憶するコンピュータ可読媒体であって、命令が、実行されるときに、条項37~44のいずれか一項に記載の方法の実施を行わせる、コンピュータ可読媒体。
【0337】
無線デバイスは、複数の動作を含む方法を実行することができる。無線デバイスは、無線リソース制御(RRC)接続状態において、複数の構成されたアップリンクリソースを示す解放メッセージを受信し得る。複数の構成されたアップリンクリソースの各構成されたアップリンクリソースは、複数のダウンリンク参照信号(DL RS)のうちのDL RSに関連付けられ得る。無線デバイスは、解放メッセージに基づいて、RRC接続状態からRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に遷移し得る。無線デバイスは、複数のDL RSのうちの第1のDL RSの受信電力値が閾値を満たすことに基づいて、複数の構成されたアップリンクリソースのうちの第1のDL RSに関連付けられた構成されたアップリンクリソースを選択し得る。無線デバイスは、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態にある無線デバイスによって、構成されたアップリンクリソースを介してトランスポートブロックを送信/伝送し得る。解放メッセージは、RRC解放メッセージであり得る。複数の構成されたアップリンクリソースは、複数の構成された許可によって構成され得る。複数のDL RSが、少なくとも1つの同期信号物理ブロードキャストチャネルブロック(SSB)を含み得る。無線デバイスは、第1のDL RSを選択し得る。第1のDL RSを選択することは、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態において、アップリンクデータを伝送するという決定に基づき得る。解放メッセージは、閾値を示し得る。解放メッセージは、構成されたアップリンクリソースに関連付けられた空間関係情報を示し得る。解放メッセージは、複数の構成されたアップリンクリソースと複数のDL RSとの間の関連付けを示し得る。解放メッセージは、構成されたアップリンクリソースに関連付けられた伝送構成指示状態を示し得る。無線デバイスは、第1のDL RSの選択に基づいて、トランスポートブロックを伝送するための、第1のDL RSに関連付けられた空間領域フィルタを決定し得る。無線デバイスは、複数のDL RSのうちの第2のDL RSの受信電力値が閾値を満たすことに基づいて、複数の構成されたアップリンクリソースのうちの、第2のDL RSに関連付けられた第2の構成されたアップリンクリソースを選択し得る。無線デバイスは、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態において、第2の構成されたアップリンクリソースを介して第2のトランスポートブロックを伝送し得る。無線デバイスは、第1のDL RSに関連付けられた少なくとも1つのビーム障害に基づいて、複数のDL RSのうちの、複数の構成されたアップリンクリソースのうちの第2の構成されたアップリンクリソースに関連付けられた第2のDL RSを選択し得る。解放メッセージは、第1のDL RSを含む第1の空間関係情報に関連付けられた構成されたアップリンクリソース、及び複数のDL RSのうちの第2のDL RSを含む第2の空間関係情報に関連付けられた第2の構成されたアップリンクリソースを示し得る。無線デバイスは、構成されたアップリンクリソースを介してプリアンブルを伝送し得る。無線デバイスは、プリアンブルに関連付けられた応答を受信し得る。無線デバイスは、応答に基づいて、第2のRRC接続状態に遷移し得る。無線デバイスは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、無線デバイスに、記載された方法、追加の動作を実行させ、及び/又は追加の要素を含ませる命令を記憶するメモリと、を含み得る。基地局は、1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリと、を備え得、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、基地局に、記載の無線デバイスの方法、追加の動作を補完するステップを実施させ、及び/又は追加の要素を含ませる。システムは、記載の方法を実施し、追加の動作を実施し、及び/又は追加の要素を含むように構成された無線デバイスと、無線デバイスと通信(例えば、1つ以上の解放メッセージを送信/伝送)するように構成された基地局と、を備え得る。コンピュータ可読媒体は命令を記憶し得、命令は、実行されるときに、記載の方法の実施を行わせ、追加の動作を行わせ、及び/又は追加の要素を含む。
【0338】
無線デバイスは、複数の動作を含む方法を実行し得る。無線デバイスは、接続状態において、複数の構成されたアップリンクリソースを示す解放メッセージを受信し得る。複数の構成されたアップリンクリソースの各構成されたアップリンクリソースは、複数のダウンリンク参照信号(DL RS)のうちのDL RSに関連付けられ得る。無線デバイスは、複数のDL RSのうち、閾値を満たす第1のDL RSの受信電力値に基づいて、非アクティブ状態又はアイドル状態において、第1のDL RSを選択し得る。無線デバイスは、非アクティブ状態又はアイドル状態において、複数の構成されたアップリンクリソースのうちの、第1のDL RSに関連付けられた構成されたアップリンクリソースを介してトランスポートブロックを送信/伝送し得る。無線デバイスは、接続状態において、複数のDL RSのうちの第2のDL RSに関連付けられたダウンリンクリソースを介してダウンリンクデータを受信し得る。無線デバイスは、非アクティブ状態又はアイドル状態において、第1のDL RSの受信電力値を決定し得る。第1のDL RSを選択することは、非アクティブ状態又はアイドル状態にある無線デバイスによって、構成されたアップリンクリソースを選択することを含み得る。第1のDL RSを選択することは、非アクティブ状態又はアイドル状態において、トランスポートブロックを伝送するという決定に基づき得る。解放メッセージは、複数の構成されたアップリンクリソースと複数のDL RSとの間の関連付けを示し得る。解放メッセージは、複数の構成された許可のための複数の構成を含み得る。複数の構成の各構成は、複数の構成されたアップリンクリソースのうちの構成されたアップリンクリソースの1つ以上の構成パラメータを含み得る。無線デバイスは、接続状態において、複数のDL RSのうちの第2のDL RSに関連付けられたダウンリンクリソースを介してダウンリンクデータを受信し得る。無線デバイスは、複数のDL RSのうち、閾値を満たす第3のDL RSの受信電力値に基づいて、非アクティブ状態又はアイドル状態において、第3のDL RSを選択し得る。無線デバイスは、非アクティブ状態又はアイドル状態において、複数の構成されたアップリンクリソースのうちの、第3のDL RSに関連付けられた第2の構成されたアップリンクリソースを介して、第2のトランスポートブロックを送信/伝送し得る。無線デバイスは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、無線デバイスに、記載された方法、追加の動作を実行させ、及び/又は追加の要素を含ませる命令を記憶するメモリと、を含み得る。無線デバイスは、1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリと、を備え得、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、基地局に、記載の無線デバイスの方法、追加の動作を補完するステップを実施させ、及び/又は追加の要素を含ませる。システムは、記載の方法、追加の動作を実施し、及び/又は追加の要素を含むように構成された無線デバイスと、無線デバイスと通信(例えば、解放メッセージを送信/伝送)するように構成された基地局と、を備え得る。コンピュータ可読媒体は命令を記憶し得、命令は、実行されるときに、記載の方法の実施を行わせ、追加の動作を行わせ、及び/又は追加の要素を含む。
【0339】
基地局は、複数の動作を含む方法を実行し得る。基地局は、複数のダウンリンク参照信号(DL RS)のうちの少なくとも1つのDL RSに関連付けられたダウンリンクリソースを介してダウンリンクデータを、接続状態にある無線デバイスに送信/伝送し得る。基地局は、接続状態にある無線デバイスに、複数の構成されたアップリンクリソースを示す解放メッセージを送信/伝送し得る。複数の構成されたアップリンクリソースの各構成されたアップリンクリソースは、複数のDL RSのうちのDL RSに関連付けられ得る。基地局は、非アクティブ状態又はアイドル状態にある無線デバイスから、複数の構成されたアップリンクリソースのうちの構成されたアップリンクリソースを介してトランスポートブロックを受信し得る。構成されたアップリンクリソースは、複数のDL RSのうちの第1のDL RSに関連付けられ得、第1のDL RSは、少なくとも1つのDL RSとは異なり得る。基地局は、無線デバイスが非アクティブ状態又はアイドル状態にある間に、複数の構成されたアップリンクリソースのアップリンクチャネルを監視し得る。解放メッセージは、複数の構成されたアップリンクリソースと複数のDL RSとの間の関連付けを示し得る。基地局は、非アクティブ状態又はアイドル状態にある無線デバイスから、第1のDL RSに関連付けられた構成されたアップリンクリソースを介してプリアンブルを受信し得る。基地局は、プリアンブルに関連付けられた応答を送信/伝送し得る。基地局は、応答に基づいて、無線デバイスを第2の接続状態に遷移させ得る。基地局は、1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリと、を備え得、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、基地局に、記載の方法、追加の動作を実施させ、及び/又は追加の要素を含ませる。無線デバイスは、1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリと、を備え得、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、無線デバイスに、記載の方法、追加の動作を補完するステップを実施させ、及び/又は追加の要素を含ませる。システムは、記載の方法、追加の動作を実施し、及び/又は追加の要素を含むように構成された基地局と、基地局と通信(例えば、トランスポートブロックを送信/伝送)するように構成された無線デバイスと、を備え得る。コンピュータ可読媒体は、命令を記憶し得、命令は、実行されるときに、記載の方法の実施を引き起し、追加の動作を引き起こし、及び/又は追加の要素を含む。
【0340】
本明細書に記載の動作のうちの1つ以上は、条件付きであり得る。例えば、無線デバイス、基地局、無線環境、ネットワーク、上記の組み合わせ、及び/又は同類のものなどにおいて、特定の基準が満たされる場合、1つ以上の動作が実行され得る。例示的な基準は、無線デバイス及び/又はネットワークノード構成、トラフィック負荷、初期システムセットアップ、パケットサイズ、トラフィック特性、上記の組み合わせなどの1つ以上の条件に基づき得る。1つ以上の基準が満たされる場合、様々な例が使用され得る。本明細書に記載の実施例の任意の部分を、任意の順序で、かつ任意の条件に基づいて、実装することが可能であり得る。
【0341】
基地局は、無線デバイスのうちの1つ以上と通信し得る。無線デバイス及び/又は基地局は、複数の技術、及び/又は同じ技術の複数のリリースをサポートし得る。無線デバイスは、無線デバイスカテゴリ及び/又は機能に応じて、いくつかの特定の機能を有し得る。基地局は、複数のセクタ、セル、及び/又は伝送エンティティの一部を含み得る。複数の無線デバイスと通信する基地局は、カバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットと通信する基地局を指し得る。本明細書で言及される無線デバイスは、基地局の所与のセクタ内の所与の機能を有する所与のLTE、5G、又は他の3GPP又は非3GPPリリースと互換性のある複数の無線デバイスに対応し得る。複数の無線デバイスは、選択された複数の無線デバイス、カバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセット、及び/又は無線デバイスの任意のグループを指し得る。そのようなデバイスは、本明細書の図面及び/又は説明などに基づいて、又はそれに従って動作、機能、及び/又は実行し得る。例えば、それらの無線デバイス及び/又は基地局が、LTE、5G、又は他の3GPP若しくは非3GPP技術の古いリリースに基づいて機能し得るため、開示された方法に準拠しない場合があるカバレッジエリアに複数の基地局及び/又は複数の無線デバイスが存在し得る。
【0342】
本明細書に記載の通信は、任意の量のメッセージ、情報要素、フィールド、パラメータ、値、指示、情報、ビットなどを使用して、決定、生成、送信、及び/又は受信され得る。1つ以上の例が、メッセージ、情報要素、フィールド、パラメータ、値、指示、情報、ビットなどの用語/フレーズうちのいずれかを使用して本明細書に記載され得るが、そのような通信が、他のそのような用語を含む、これらの用語のうちのいずれか1つ以上を使用して実行され得ることを、当業者は理解する。例えば、1つ以上のパラメータ、フィールド、及び/又は情報要素(information element、IE)は、1つ以上の情報オブジェクト、値、及び/又は任意の他の情報を含み得る。情報オブジェクトは、1つ以上の他のオブジェクトを含み得る。少なくともいくつかの(又は全ての)パラメータ、フィールド、IEなどを使用し得、文脈に応じて交換可能であり得る。意味又は定義が与えられる場合、そのような意味又は定義は、対照である。
【0343】
本明細書に記載の実施例の1つ以上の要素は、モジュールとして実装され得る。モジュールは、定義された機能を実行する、及び/又は他の要素への定義されたインターフェースを有する要素であり得る。モジュールは、ハードウェア、ハードウェアと組み合わせたソフトウェア、ファームウェア、ウェットウェア(例えば、生物学的要素を有するハードウェア)、又はそれらの組み合わせで実装され得、これらは全て動作的に等価であり得る。例えば、モジュールは、ハードウェアマシン(例えば、C、C++、Fortran、Java、Basic、Matlabなど)によって実行されるように構成されたコンピュータ言語で書かれたソフトウェアルーチン、又はSimulink、Stateflow、GNU Octave、若しくはLabVIEWMathScriptなどのモデリング/シミュレーションプログラムとして実装され得る。追加的又は代替的に、別個の又はプログラム可能なアナログ、デジタル、及び/又は量子ハードウェアを組み込んだ物理的ハードウェアを使用して、モジュールを実装することが可能であり得る。プログラム可能なハードウェアの例は、コンピュータ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及び/又は複合プログラマブルロジックデバイス(complex programmable logic device、CPLD)を含み得る。コンピュータ、マイクロコントローラ及び/又はマイクロプロセッサは、アセンブリ、C、C++などの言語を使用してプログラムされ得る。FPGA、ASIC及びCPLDは、多くの場合、VHSICハードウェア記述言語(VHSIC hardware description language、VHDL)又はVerilogなどのハードウェア記述言語(hardware description language、HDL)を使用してプログラムされ、プログラム可能なデバイス上のより少ない機能で内部ハードウェアモジュール間の接続を構成し得る。上述の技術は、機能モジュールの結果を達成するために組み合わせて使用され得る。
【0344】
本明細書に記載の1つ以上の特徴は、1つ以上のコンピュータ又は他のデバイスによって実行される、1つ以上のプログラムモジュールなどのコンピュータ使用可能データ及び/又はコンピュータ実行可能命令で実装され得る。概して、プログラムモジュールは、コンピュータ又は他のデータ処理デバイス内のプロセッサにより実行されると、特定のタスクを実行するか又は特定の抽象データ型を実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含む。コンピュータ実行可能命令は、ハードディスク、光ディスク、リムーバブル記憶媒体、ソリッドステートメモリ、RAMなどの1つ以上のコンピュータ可読媒体に記憶され得る。プログラムモジュールの機能は、所望に応じて組み合わせられ得るか、又は分散され得る。機能は、全体的又は部分的に、ファームウェア又は集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのハードウェア等価物に実装され得る。特定のデータ構造を使用して、本明細書で説明される1つ以上の特徴をより効果的に実装し得、このようなデータ構造は、本明細書で説明されるコンピュータ実行可能命令及びコンピュータ使用可能データの範囲に収まると企図される。
【0345】
非一時的な有形コンピュータ可読媒体は、本明細書に記載のマルチキャリア通信の動作を引き起こすように構成された1つ以上のプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。製品は、本明細書に記載のマルチキャリア通信の動作を可能にすることをデバイス(例えば、無線デバイス、無線通信部、無線デバイス、基地局など)に行わせるプログラム可能ハードウェアを可能にするための命令が符号化された非一時的有形コンピュータ可読機械アクセス可能媒体を含み得る。デバイス、又はシステム内などの1つ以上のデバイスは、1つ以上のプロセッサ、メモリ、インターフェースなどを含み得る。他の例は、基地局、無線デバイス又はユーザ機器(無線デバイス)、サーバ、スイッチ、アンテナなど等のデバイスを備える、通信ネットワークを備え得る。ネットワークは、セルラ、無線、WiFi、4G、5G、任意の世代の3GPP又は他のセルラ規格又は推奨、任意の非3GPPネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク、無線パーソナルエリアネットワーク、無線アドホックネットワーク、無線メトロポリタンエリアネットワーク、無線広域ネットワーク、グローバルエリアネットワーク、衛星ネットワーク、宇宙ネットワーク、及び無線通信を使用する任意の他のネットワークを含むが、これらに限定されない、任意の無線技術を含み得る。任意のデバイス(例えば、無線デバイス、基地局、若しくは任意の他のデバイス)又はデバイスの組み合わせを使用して、例えば、上記のステップのうちの1つ以上の任意の相補的ステップ(1つ又は複数)を含む、本明細書に記載の1つ以上のステップの任意の組み合わせを実行し得る。
【0346】
いくつかの例が上述されているが、それらの例の特徴及び/又はステップは、任意の所望の様態で結合、分割、省略、再配置、改変、及び/又は増強され得る。様々な変更、修正、及び改善が当業者には容易に想起されるであろう。そのような変更、修正、及び改善は、本明細書で明示的には述べられていないが、本明細書の一部であることが意図されており、本明細書の記載の趣旨及び範囲内にあることが意図されている。したがって、前述の説明は、例示に過ぎず、限定的ではない。
【国際調査報告】