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特表2023-538856クイックスイッチおよび対応する使用
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-12
(54)【発明の名称】クイックスイッチおよび対応する使用
(51)【国際特許分類】
   E03C 1/02 20060101AFI20230905BHJP
   F16K 31/44 20060101ALI20230905BHJP
【FI】
E03C1/02
F16K31/44 B
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2023509737
(86)(22)【出願日】2021-08-09
(85)【翻訳文提出日】2023-02-10
(86)【国際出願番号】 EP2021072207
(87)【国際公開番号】W WO2022037989
(87)【国際公開日】2022-02-24
(31)【優先権主張番号】109128301
(32)【優先日】2020-08-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521359128
【氏名又は名称】ネオパール アーゲー
【氏名又は名称原語表記】Neoperl AG
【住所又は居所原語表記】Pfeffingerstrasse 21, 4153 Reinach, Switzerland
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100098501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 拓
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【弁理士】
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100134315
【弁理士】
【氏名又は名称】永島 秀郎
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】チー-フン カオ
【テーマコード(参考)】
2D060
3H063
【Fターム(参考)】
2D060AB10
3H063AA01
3H063BB15
3H063DA01
3H063GG06
(57)【要約】
水源(A)と水放出装置(B)とを接続するように形成されている衛生設備装置(26)、特にシャワー装置(27)のためのクイックスイッチ(25)であって、クイックスイッチ(25)は、管体(10)であって、水源(A)に接続するように形成されている水流入端部(11)と、水放出装置(B)に接続するように形成されている水流出端部(12)であって、水流出端部(12)と水流入端部(11)とが互いに近付くかまたは互いに離れることができる水流出端部(12)と、水流出端部(12)に配置され、水流出端部(12)と共に動くプレス部分(13)と、を有している管体(10)と、弁体(20)であって、管体(10)内に配置され、水流入端部(11)と水流出端部(12)との間の少なくとも2つの流体的な切替状態を実現する弁体(20)と、を有しており、弁体(20)は切替エレメント(24)を含み、管体(10)のプレス部分(13)は、水流入端部(11)と水流出端部(12)とが互いに近付くことにより弁体(20)の切替エレメント(24)を押すことができ、これにより弁体(20)は、水流入端部(11)と水流出端部(12)との間の少なくとも2つの流体的な切替状態のうちの1つを選択的に調節するために切り替えられる、クイックスイッチ(25)が提案される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水源(A)と水放出装置(B)とを接続するように形成されている、衛生設備装置(26)、特にシャワー装置(27)のためのクイックスイッチ(25)であって、衛生設備装置(26)、特にシャワー装置(27)のための前記クイックスイッチ(25)は、
管体(10)であって、
前記水源(A)に接続するように形成されている水流入端部(11)と、
前記水放出装置(B)に接続するように形成されている水流出端部(12)であって、前記水流出端部(12)と前記水流入端部(11)とが互いに近付くかまたは互いに離れることができる水流出端部(12)と、
前記水流出端部(12)に配置され、前記水流出端部(12)と共に動くプレス部分(13)と、
を有している管体(10)と、
弁体(20)であって、前記管体(10)内に配置され、前記水流入端部(11)と前記水流出端部(12)との間の少なくとも2つの流体的な切替状態を実現する弁体(20)と、
を有しており、前記弁体(20)は切替エレメント(24)を含み、前記管体(10)の前記プレス部分(13)は、前記水流入端部(11)と前記水流出端部(12)とが互いに近付くことにより、前記弁体(20)の前記切替エレメント(24)を押すことができ、これにより前記弁体(20)は、前記水流入端部(11)と前記水流出端部(12)との間の前記少なくとも2つの流体的な切替状態のうちの1つを選択的に調節するために切り替えられる、クイックスイッチ(25)。
【請求項2】
前記少なくとも2つの流体的な切替状態のうちの流体的な遮断切替状態は、前記水流入端部(11)と前記水流出端部(12)との間の水流を遮断し、かつ/または、前記少なくとも2つの流体的な切替状態のうち流体的な接続切替状態は、前記水流入端部(11)と前記水流出端部(12)との間の水流を解放する、請求項1記載のクイックスイッチ(25)。
【請求項3】
前記弁体(20)の下流側には可変の補償容積(28)が形成されており、特に前記補償容積(28)は少なくとも、前記切替状態の変更時に押しのけられる水の体積と同じサイズであり、かつ/または、前記補償容積(28)は、好ましくは戻しエレメント(29)によって負荷されるかつ/または後方側で周囲圧力に向かって開放されているピストン(30)を有している、請求項1または2記載のクイックスイッチ(25)。
【請求項4】
前記管体(10)はさらに、
第1の管(14)であって、前記水流入端部(11)が前記第1の管(14)の一方の端部に形成されており、前記弁体(20)が前記第1の管(14)内に配置されている、第1の管(14)と、
第2の管(15)であって、前記水流出端部(12)が前記第2の管(15)の一方の端部に形成されており、前記第2の管(15)は前記第1の管(14)の周囲に可動に装着されていて、これにより前記水流出端部(12)と前記水流入端部(11)とが互いに近付くかまたは互いに離れることができる、第2の管(15)と、
を有している、請求項1から3までのいずれか1項記載のクイックスイッチ(25)。
【請求項5】
前記第1の管(14)の外壁(33)は、前記水流出端部(12)に面している第1の当接面(141)を有しており、
前記第2の管(15)の内壁(34)は、前記水流入端部(11)に面している第2の当接面(151)を有しており、
前記弁体(20)は弾性的な構成要素(16)をさらに有しており、前記弾性的な構成要素(16)は、前記第1の当接面(141)と前記第2の当接面(151)との間で当接しており、前記水流入端部(11)と前記水流出端部(12)とを互いに離すように付勢されている、請求項2記載のクイックスイッチ(25)。
【請求項6】
前記第1の管(14)の外壁(33)は、前記水流入端部(11)に面している段面(142)を有しており、
前記第2の管(15)の内壁(34)は、前記水流出端部(12)とは反対側の前記第2の管(15)の他方の端部に形成されている内側リング溝(152)を有しており、
前記弁体(20)はさらに、前記内側リング溝(152)内に配置され前記内側リング溝(152)から突出するストッパエレメント(17)を有しており、前記段面(142)は、前記ストッパエレメント(17)の側面(36)に選択的に当接しており、これにより前記ストッパエレメント(17)は、前記水流入端部(11)と前記水流出端部(12)との間の最大の間隔を画定することができる、請求項2記載のクイックスイッチ(25)。
【請求項7】
前記水流入端部(11)の内壁(34)または内壁面に雌ねじ山(143)が形成されており、
前記水流出端部(12)の外壁(33)または外壁面に雄ねじ山(153)が形成されている、請求項2記載のクイックスイッチ(25)。
【請求項8】
前記弁体(20)はさらにチャンバ基部(21)を有しており、前記チャンバ基部は、
前記水流入端部(11)に接続されている外側チャンバ(211)と、
前記外側チャンバ(211)に接続されている内側チャンバ(212)と、
前記内側チャンバ(212)と前記水流出端部(12)とに接続されている接続通路(213)であって、前記水源(A)からの水は、順次に前記水流入端部(11)、前記外側チャンバ(211)、前記内側チャンバ(212)および前記接続通路(213)を通ってのみ前記水流出端部(12)へと流れることができる、接続通路(213)と、
を有しており、
前記弁体(20)はさらに、フレキシブルな遮断エレメント(22)であって、前記遮断エレメントは選択的に前記チャンバ基部(21)に当接し、かつ前記外側チャンバ(211)と前記内側チャンバ(212)とを遮断して、これにより前記弁体(20)によって、前記水流入端部(11)と前記水流出端部(12)とを遮断または接続することができる遮断エレメント(22)を有している、請求項1から7までのいずれか1項記載のクイックスイッチ(25)。
【請求項9】
前記弁体(20)はさらに切替構成要素(23)を有しており、前記切替構成要素は、
閉鎖状態であって、前記切替構成要素(23)が前記閉鎖状態にある場合に、前記切替構成要素(23)は前記遮断エレメント(22)に対して押し付けられ、これにより前記遮断エレメント(22)は前記チャンバ基部(21)に当接し、前記外側チャンバ(211)と前記内側チャンバ(212)とを遮断する、閉鎖状態と、
開放状態であって、前記切替構成要素(23)が前記開放状態にある場合に、前記切替構成要素(23)は前記遮断エレメント(22)を解放し、これにより前記遮断エレメント(22)はその固有のフレキシブル性によって前記チャンバ基部(21)から離れることができ、これにより前記外側チャンバ(211)が前記内側チャンバ(212)に接続される、開放状態と、
を有しており、
前記弁体(20)の前記切替エレメント(24)は前記切替構成要素(23)に接続されており、前記切替エレメント(24)が前記管体(10)の前記プレス部分(13)によって押されると、前記切替エレメント(24)は、前記切替構成要素(23)を前記閉鎖状態と前記開放状態との間で切り替える作用をする、請求項8記載のクイックスイッチ(25)。
【請求項10】
前記水流入端部(11)および/または前記水流出端部(12)には接続ねじ山が形成されている、請求項1から9までのいずれか1項記載のクイックスイッチ(25)。
【請求項11】
前記切替構成要素(23)は双安定の機構(35)を有している、請求項1から10までのいずれか1項記載のクイックスイッチ(25)。
【請求項12】
前記切替構成要素(23)は、前記内側チャンバ(212)のパイロット弁(37)を駆動制御する、請求項1から11までのいずれか1項記載のクイックスイッチ(25)。
【請求項13】
請求項1から12までのいずれか1項記載のクイックスイッチ(25)の使用であって、水流出端部(12)が低圧側であるように調整されており、かつ/または前記水流出端部(12)の下流側に、通流制限部材および/または通流低減部材および/または遮断弁が配置されていることを特徴とする、クイックスイッチ(25)の使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衛生設備装置のためのクイックスイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
水を節約するために、多くの人は入浴時にシャワーを浴びる。従来技術では、シャワー装置の形態の衛生設備装置は水放出装置を有しており、この水放出装置は、特に、壁に取り付けられたスプリンクラーヘッドまたはユーザによって手動で使用可能な可動のロータス型のシャワーヘッドであってよい。加えてシャワー装置は、通常、水放出装置とは別個に壁に配置されているスイッチをさらに有しており、このスイッチは水放出装置を制御することができ、すなわち、水を噴霧させるか否かを制御することができる。
【0003】
しかしながら多くの人は、眼の不快感につながりかねない眼への水の侵入を回避するために、シャワーの際に眼を閉じる。そのため、ユーザは、水放出装置を開閉するためにスイッチの位置を見ることができず、両手でスイッチの位置を探るしかない。これは不便であるだけでなく、ユーザが温水および冷水調整装置にうっかりと接触することで火傷するリスクも存在する。
【0004】
衛生設備装置は、例えば、シャワー装置、洗面台、操作機器、浴槽、および/または入浴装置の形態で公知である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した技術的な欠点および不備を考慮して、本発明によれば、水放出装置と給水管との間に配置され、水の通流を切り換えることができるクイックスイッチが提供される。これにより、ユーザは、水放出装置を直接スライドさせることで、水放出装置の開放および/または閉鎖および/または別の切替状態を制御することができる。
【0006】
本発明の上述した課題を解決するために、本発明の技術的手段は、水源と水放出装置とを接続するように形成されている、衛生設備装置のためのクイックスイッチであって、このクイックスイッチは、
管体であって、
水源に接続するように形成されている水流入端部と、
水放出装置に接続するように形成されている水流出端部であって、水流出端部と水流入端部とが互いに近付くかまたは互いに離れることができる水流出端部と、
水流出端部に配置され、水流出端部と共に動くプレス部分と、
を有している管体と、
弁体であって、管体内に配置され、水流入端部と水流出端部との間の少なくとも2つの流体的な切替状態を実現する、例えば水流入端部と水流出端部とを遮断または接続することができる弁体と、を有しており、この弁体は切替エレメントを含み、管体のプレス部分は、水流入端部と水流出端部とが互いに近付くことにより、弁体の切替エレメントを押すことができ、これにより弁体は、水流入端部と水流出端部との間の少なくとも2つの流体的な切替状態のうちの1つを選択的に調節するために、特に水流入端部と水流出端部との間の接続を遮断するためにまたは水流入端部と水流出端部とを接続するために、切り替えられる、クイックスイッチを形成することにある。
【0007】
本発明の利点は、弁体が管体内に配置されていて、管体の水流入端部と水流出端部とを遮断または接続することができ;管体の水流入端部と水流出端部とが互いに近付くかまたは互いに離れることができ;プレス部分が水流出端部に形成されているので、水流入端部と水流出端部とが近付く際に、プレス部分はこれにより、弁体の切替エレメントを押すことができ、ひいては弁体によって、管体の水流入端部と水流出端部とが遮断されるかまたは接続されることにある。したがって、本発明によるシャワー装置のためのクイックスイッチは、水源(例えば、水道管)と水放出装置(例えば、スプリンクラーヘッド)との間に接続され、これにより、ユーザは水放出装置を直接スライドさせて、管体の水流入端部と水流出端部とを互いに近づけることができる。これにより、管体の水流入端部と水流出端部とが遮断または接続され、本発明により水を水源から水放出装置へと流すか否かも制御される。換言すると、ユーザは、水放出装置を直接スライドさせることにより、シャワー装置が水を噴霧するか否かを制御することができ、したがってユーザは、眼を閉じた状態でも迅速な切替を実現することができ、暗闇で壁に配置されたスイッチを探すことはなく、温水および冷水調整装置に誤って接触することもない。
【0008】
有利な構成では、少なくとも2つの流体的な切替状態のうちの流体的な遮断切替状態は、水流入端部と水流出端部との間の水流を遮断することが想定されてよい。したがって、水流入端部および/または水流出端部を押すことにより水流の遮断が可能である。
【0009】
有利な構成では、少なくとも2つの流体的な切替状態のうちの流体的な接続切替状態は、水流入端部と水流出端部との間の水流を解放することが想定されてよい。したがって、流体的な接続が形成可能である。
【0010】
有利な構成では、弁体の下流側に可変の補償容積が形成されていることが想定されてよい。これにより、切替過程中に押しのけられる水の体積を一時的に貯蔵可能である。このためには、補償容積が流出端部に流体的に連通していると有利である。
【0011】
補償容積が少なくとも、切替状態の変更時に押しのけられる水の体積と同じサイズであることが想定されてよい。これにより、圧縮されていない水によって操作運動が妨げられることを回避することができる。
【0012】
補償容積はピストンを有していることが想定されてもよい。これにより可変の容積を容易に提供可能である。
【0013】
この場合、ピストンは戻しエレメントによって負荷されていることが想定されてよい。これにより、減圧時に補償容積を自動的に空にすることができる。
【0014】
代替的にまたは付加的に、ピストンが、後方で周囲圧力に向かって開放されているかつ/または圧縮可能な流体によって負荷されていることが想定されてよい。これにより、補償運動または容積の拡大を、既に述べた押しのけに基づき行うことができる。
【0015】
さらに、衛生設備装置のためのクイックスイッチであって、管体がさらに、第1の管であって、水流入端部が第1の管の一方の端部に形成されており、弁体が第1の管内に配置されている第1の管と;第2の管であって、水流出端部が第2の管の一方の端部に形成されており、第2の管は第1の管の周囲に可動に装着されており、これにより水流出端部と水流入端部とが互いに近付くかまたは互いに離れることができる、第2の管と、を有している、クイックスイッチが想定されてよい。
【0016】
さらに、衛生設備装置のためのクイックスイッチであって、第1の管の外壁は、水流出端部に面している第1の当接面を有しており;第2の管の内壁は、水流入端部に面している第2の当接面を有しており、管体は弾性的な構成要素をさらに有しており、弾性的な構成要素は、第1の当接面と第2の当接面との間で当接しており、水流入端部と水流出端部とを互いに離すように付勢されている、クイックスイッチが想定されてよい。
【0017】
さらに、衛生設備装置のためのクイックスイッチであって、第1の管の外壁は、水流入端部に面している段面を有しており;第2の管の内壁は、水流出端部とは反対側の第2の管の他方の端部に形成されている内側リング溝を有しており;弁体はさらに、内側リング溝内に配置され内側リング溝から突出するストッパエレメントを有しており;段面はストッパエレメントの側面に選択的に当接しており、これによりストッパエレメントは、水流入端部と水流出端部との間の最大の間隔を画定することができる、クイックスイッチが想定されてよい。
【0018】
さらに、衛生設備装置のためのクイックスイッチであって、水流入端部の内壁面に雌ねじ山が形成されており;水流出端部の外壁面に雄ねじ山が形成されている、クイックスイッチが想定されてよい。
【0019】
さらに、衛生設備装置のためのクイックスイッチであって、弁体がさらにチャンバ基部を有しており、チャンバ基部は、水流入端部に接続されている外側チャンバと、外側チャンバに接続されている内側チャンバと、内側チャンバと水流出端部とに接続されている接続通路であって、水源からの水は、順次に水流入端部、外側チャンバ、内側チャンバ、および接続通路を通ってのみ水流出端部へと流れることができる接続通路と、を有しており、弁体はさらに、フレキシブルな遮断エレメントであって、遮断エレメントは選択的にチャンバ基部に当接し、かつ外側チャンバと内側チャンバとを遮断して、これにより弁体によって、水流入端部と流出端部とを遮断または接続することができる遮断エレメントを有している、クイックスイッチが想定されてよい。
【0020】
さらに、衛生設備装置のためのクイックスイッチであって、弁体がさらに切替構成要素を有しており、切替構成要素は、閉鎖状態であって、切替構成要素が閉鎖状態にある場合に、切替構成要素は遮断エレメント対して押し付けられ、これにより遮断エレメントはチャンバ基部に当接し、外側チャンバと内側チャンバとを遮断する、閉鎖状態と;開放状態であって、切替構成要素が開放状態にある場合に、切替構成要素は遮断エレメントを解放し、これにより遮断エレメントはその固有のフレキシブル性によってチャンバ基部から離れることができ、これにより外側チャンバが内側チャンバに接続される、開放状態と、を有しており、弁体の切替エレメントは切替構成要素に接続されており、切替エレメントが管体のプレス部分によって押されると、切替エレメントは、切替構成要素を閉鎖状態と開放状態との間で切り替える作用をする、クイックスイッチが想定されてよい。
【0021】
有利な構成では、切替構成要素が双安定の機構を有していることが想定されてよい。
【0022】
有利な構成では、切替構成要素が圧力チャンバのパイロット弁を駆動制御することが想定されてよい。
【0023】
上記課題を解決するために、代替的にまたは付加的に、クイックスイッチの使用に関する並列独立請求項の特徴が想定されている。したがって特に、課題を解決するために、特に上述したような本発明によるクイックスイッチおよび/またはクイックスイッチに関する請求項のうちのいずれか1項記載のクイックスイッチを、水流出端部が低圧側であるように調整されるように使用することが提案される。したがって、本発明によるクイックスイッチは、水流出部の例えばシャワーノズルの近傍で、付加的な切替手段のための追加装備の経路においても使用可能である。
【0024】
代替的にまたは付加的に、水流出端部の下流側に、通流制限部材および/または通流低減部材および/または遮断弁が配置されていることが想定されてよい。したがって、本発明によるクイックスイッチは、閉じたシステムまたは中間の出力区分においても使用可能である。本発明によるクイックスイッチがアングル弁の代わりに使用される、またはアングル弁を補完する使用例が想定されてよい。
【0025】
次に、本発明を実施例に基づき詳しく説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。別の実施例は、個々の請求項または複数の請求項の特徴を互いに、かつ/または実施例の1つのまたは複数の特徴と組み合わせることによって得られる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明の使用例の概略図である。
図2】本発明を示す斜視図である。
図3】本発明の構成要素を示す分解図である。
図4】本発明の弁体の構成要素を示す分解図である。
図5】本発明のチャンバ基部を示す断面された斜視図である。
図6】本発明を開放状態で示す側方断面図である。
図7】本発明を開放状態で示す別の側方断面図である。
図8】本発明を閉鎖状態で示す側方断面図である。
図9】本発明を閉鎖状態で示す別の側方断面図である。
図10】部分的に断面図で示された洗面台操作機器のための閉じた供給管路における本発明によるクイックスイッチの本発明による使用を示す図である。
図11図10による使用を、部分的に取り外された位置で示す図である。
図12図10のクイックスイッチを個別に示す図である。
図13図12のクイックスイッチを示す分解図である。
図14図13の弁体を示す分解図である。
図15図12のクイックスイッチの第1の軸方向断面図である。
図16図15に対して90°回転させた図12のクイックスイッチの第2の軸方向断面図である。
図17図16のクイックスイッチを第1の操作ステップで示す図である。
図18】操作ステップ終了後の図17のクイックスイッチを示す図である。
図19図18のクイックスイッチを第2の操作ステップで示す図である。
図20】第2の操作ステップ終了後の図19のクイックスイッチを示す図である。
図21】衛生設備装置における本発明によるクイックスイッチの本発明による使用を3次元的に示す斜視図である。
図22図21の衛生設備装置を側面図ならびに細部拡大図で示す図である。
図23図21の細部のさらなる拡大図である。
図24】本発明によるクイックスイッチを備えた別の衛生設備装置を示す図である。
図25図24の衛生設備装置を、細部拡大図を含む側面図で示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下に、図面および好適な実施例につき、本発明の所定の課題を解決するために役立つ技術手段を詳しく説明する。
【0028】
図1図2および図3を参照すると、本発明のシャワー装置のためのクイックスイッチは、水源Aを水放出装置Bに接続するために用いられており、この場合、水源Aは、特に水道管であってよく、水放出装置Bは、ロータス型のスプリンクラーヘッドまたはシャワーヘッドであってよい。シャワー装置用のクイックスイッチは、管体10と弁体20とを含む。
【0029】
図3および図6を参照すると、管体10は、水流入端部11と、水流出端部12と、プレス部分13とを含む。水流入端部11は、水源Aに接続するために用いられる。水流出端部12は、水放出装置Bに接続するために用いられる。水流出端部12と水流入端部11とは、互いに近付くかまたは互いに離れることができる。プレス部分13は水流出端部12に配置されていて、水流出端部12と共に動く。具体的に述べると、プレス部分13は、本実施例では円筒体であって、円筒体の一方の端部は、複数の接続ロッドを介して水流出端部12の一方の接続部に接続されており、円筒体の他方の端部は、水流入端部11の方向でまっすぐに延在している。しかしながら、別の実施例におけるプレス部分13の具体的な構造は、これに限定されない。
【0030】
さらに、管体10は、この実施例では、第1の管14、第2の管15、弾性的な構成要素16、およびストッパエレメント17をさらに有している。
【0031】
水流入端部11は第1の管14の一方の端部に形成されており、弁体20は第1の管14内に配置されている。第1の管14の外壁は、第1の当接面141と段面142とを有している。第1の当接面141は、水流出端部12に面している。段面142は、水流入端部11に面している。
【0032】
水流出端部12は、第2の管15の一方の端部に形成されている。第2の管15は、第1の管14の周囲に可動に装着されているので、水流出端部12と水流入端部11とは、互いに近付くかまたは互いに離れることができる。第2の管15の内壁は、第2の当接面151と内側リング溝152とを有している。第2の当接面151は、水流入端部11に面している。内側リング溝152は、水流出端部12とは反対側の第2の管15の他方の端部にある。具体的に述べると、第2の当接面151は、内側リング溝152よりも水流出端部12の近傍にある。
【0033】
弾性的な構成要素16は、第1の当接面141と第2の当接面151との間で当接しており、水流入端部11と水流出端部12とを互いに離すように付勢されている。弾性的な構成要素16によって、第1の管14と第2の管15との間の安定的な接続を形成することができる。
【0034】
ストッパエレメント17は、内側リング溝152内に配置され、内側リング溝152から突出している。段面142は、ストッパエレメント17の側面に選択的に位置しており、これによりストッパエレメント17は、水流入端部11と水流出端部12との間の最大の間隔を画定することができる。換言すると、水流入端部11と水流出端部12とが互いに離される場合に、第1の管14が第2の管15から分離し得ないことを、ストッパエレメント17によって実現することができる。すなわち、弾性的な構成要素16が第1の管14と第2の管15とを互いに離すように摺動させる場合であっても、第2の管15はなおストッパエレメント17と段面142とに当接し、第1の管14内に安定的に位置している。具体的に述べると、ストッパエレメント17は、本実施例ではリング体である。しかしながら、別の実施例ではこれに限定されない。
【0035】
さらに、本実施例では、水流入端部11の内壁面に雌ねじ山143が、水流出端部12の外壁面に雄ねじ山153が形成されており、これにより水源Aへの接続および水放出装置Bへの接続を容易にすることができる。別の実施例では、雌ねじ山143および雄ねじ山153が設けられていなくてもよく、その代わりに、水源Aおよび水放出装置Bへの接続は別の構造によって行われる。
【0036】
さらに、本実施例では、管体10は、第1の管14と第2の管15との相互の相対運動により、水流入端部11と水流出端部12とを互いに近づけるかまたは互いに離す作用をする。しかしながら、別の実施例ではこれに限定されない。例えば、管体10はゴム管であってもよく、この場合、管体10の真ん中の部分は、圧縮される際に同時に半径方向外側に向かって変形し外側に向かって突出しており、これにより両端部は互いに近付くことができるかまたは互いに離れることができる。代替的に、管体10は、伸ばされ曲げられるストローに似た構造であってもよく、すなわち、管壁に複数の環状の折り目があり、これにより両端部は同様に互いに近付くかまたは互いに離れることができる。
【0037】
さらに、図4および図5を参照すると、弁体20が管体10内に配置されていて、水流入端部11と水流出端部12とを遮断または接続することができる。弁体20は、チャンバ基部21、遮断エレメント22、切替構成要素23、および切替エレメント24を含む。
【0038】
チャンバ基部21は、外側チャンバ211と、内側チャンバ212と、接続通路213とを有している。外側チャンバ211は、水流入端部11に接続されている。内側チャンバ212は、外側チャンバ211に接続されている。接続通路213は、内側チャンバ212と、水流出端部12とに接続されている。水源Aからの水は、順次に水流入端部11、外側チャンバ211、内側チャンバ212、および接続通路213を通ってのみ水流出端部12へと流れることができる。
【0039】
遮断エレメント22は、フレキシブルであって、選択的にチャンバ基部21に当接し、かつ外側チャンバ211と内側チャンバ212とを遮断し、これにより弁体20によって、水流入端部11と水流出端部12とを遮断または接続することができる。
【0040】
切替構成要素23は、閉鎖状態と開放状態とを含む。切替構成要素23が閉鎖状態にある場合には、切替構成要素23は遮断エレメント22に押し付けられ、これにより遮断エレメント22はチャンバ基部21に当接し、外側チャンバ211と内側チャンバ212とを遮断する。切替構成要素23が開放状態にある場合には、切替構成要素23は遮断エレメント22を解放し、これにより遮断エレメント22は固有のフレキシブル性によってチャンバ基部21から離れることができ、これにより外側チャンバ211は内側チャンバ212に接続される。
【0041】
切替エレメント24は、切替構成要素23に接続されている。管体10のプレス部分13は、水流入端部11と水流出端部12とが互いに近付くことにより、弁体20の切替エレメント24を押すことができ、これにより弁体20は切り替えられて、水流入端部11と水流出端部12とを遮断するかまたは水流入端部11と水流出端部12とを接続する。換言すると、切替エレメント24が管体10のプレス部分13によって押されると、切替エレメント24によって、切替構成要素23の閉鎖状態と開放状態とを切り替えることができる。
【0042】
さらに、図1図5、および図6図9を参照すると、本発明は、使用時に、水源Aと水放出装置Bとの間に配置されている。ユーザは、水流入端部11と水流出端部12とを互いに近づけるためには、水放出装置Bをスライドさせるだけでよく、これにより、プレス部分13によって弁体20の切替エレメント24が押され、ひいては弁体20が開放または閉鎖される。図6および図7に示すように(図6図7とは、同じ状態を異なる側から見た断面図であり、この場合、両図の断面は垂直である)、弁体20の切替構成要素23が開放状態にある場合には、切替構成要素23は遮断エレメント22を解放し、これにより遮断エレメント22は固有のフレキシブル性によってチャンバ基部21から離れることができ、これにより外側チャンバ211は内側チャンバ212に接続される。したがって、水は、順次に水流入端部11、外側チャンバ211、内側チャンバ212、および接続通路213を通って水流出端部12へと流れることができる。このようにして、本発明により、水は水源Aから水放出装置Bへと流れることができ、噴霧させることができる。図8および図9に示すように(図8図9とは、同じ状態を異なる側から見た断面図であり、この場合、両図の断面は垂直である)、弁体20の切替構成要素23が閉鎖状態にある場合には、切替構成要素23は遮断エレメント22に対して押し付けられ、これにより遮断エレメント22はチャンバ基部21に当接し、外側チャンバ211と内側チャンバ212とを遮断する。したがって、水は、水流入端部11を介して外側チャンバ211までにしか流れることはできず、すなわち、水は遮断エレメント22によって遮断され、ひいては水放出装置Bはそれ以上水を噴霧しない。
【0043】
本発明の利点は、弁体20が管体10内に配置されていて、管体10の水流入端部11と水流出端部12とを遮断または接続することができ;管体10の水流入端部11と水流出端部12とは互いに近付くかまたは互いに離れることができ;プレス部分13が水流出端部12に形成されており、これにより、水流入端部11と水流出端部12とが互いに近付く際に、プレス部分13はこれにより、弁体20の切替エレメント24を押すことができ、ひいては弁体20によって、管体10の水流入端部11と水流出端部12とが遮断または接続されることにある。したがって、本発明によるシャワー装置のためのクイックスイッチは、水源A(例えば、水道管)と水放出装置B(例えば、スプリンクラーヘッド)との間に接続され、これによりユーザは、水放出装置Bを直接スライドさせて、管体10の水流入端部11と水流出端部12とを互いに近づけることができる。これにより、管体10の水流入端部11と水流出端部12とが遮断または接続され、水を水源Aから本発明により水放出装置Bへと流すか否かも制御される。換言すると、ユーザは、水放出装置Bを直接スライドさせることにより、シャワー装置が水を噴霧するか否かを制御することができ、これによりユーザは、眼を閉じた状態でも迅速な切替を実現することができ、これにより暗闇で壁に配置されたスイッチを探すことはなく、温水および冷水調整装置に誤って接触することもない。
【0044】
図10および図11は、洗面台操作機器44を備えた洗面台の形態の衛生設備装置26における、本発明によるクイックスイッチ25の本発明による使用の異なる図を示している。
【0045】
クイックスイッチ25は、アングル弁の代わりに壁接続部42にねじ込まれている。水道管41はクイックスイッチ25に接続されており、洗面台操作機器44に通じている。
【0046】
外側から水道管41を押すことにより、クイックスイッチ25を開閉させることができる。
【0047】
図12は、図10および図11の本発明によるクイックスイッチ25の詳細図を示している。
【0048】
クイックスイッチ25は、水流入端部11を水流出端部12に接続している。
【0049】
図13は、クイックスイッチ25の分解図の詳細図を示している。
【0050】
上述した実施例と機能的にかつ/または構造的に同様のまたは同一の構成部品および機能ユニットには同じ符号が付与されており、再度、個別に説明はしない。
【0051】
図14は、図13で全体を符号20で示した弁体の分解図を示している。
【0052】
図15図20は、クイックスイッチ25の機能形式を説明するために用いられる。
【0053】
機能的にかつ/または構造的に同様のまたは同一の構成部品および機能ユニットには同じ符号が付与されており、再度、個別に説明はしない。
【0054】
したがって、図1図9の説明は、図10図20に当てはまる。
【0055】
図15は、クイックスイッチ25の軸方向断面図を示している。
【0056】
弁体20が開放されている切替位置が示されている。
【0057】
この切替位置では、水は、水流入端部11から流出部40を介して水流出端部12へと流れることができる。
【0058】
図16は、図15に対して、クイックスイッチ25の長手方向軸線を中心として90°回転させた軸方向断面図を示している。
【0059】
図10図20による実施例は、以下に詳しく説明する補償容積28により、上述したクイックスイッチ25とは異なっている。
【0060】
図16では、ピストン30によってそれぞれ画定されている補償容積28は最小である。
【0061】
第1の管14を、第2の管15に向かって移動させると(図17参照)、弁体20の流出側で水が押しのけられる。
【0062】
水流出端部12が無圧ではない限り、水は補償容積28内に進入する。この場合、ピストン30は戻しエレメント29の戻し力に抗して移動する。戻しエレメント29は、大気圧内に配置されている。
【0063】
排気開口32が周囲空気または大気に開口しているので、排気開口32を介してピストン30の後方側31を排気することができる。
【0064】
このような操作運動により、双安定の機構35が切り替えられることになる。より詳細には、この場合、対応切替エレメント46が、クイックスイッチ25の長手方向軸線を中心として45°回転する。これにより、パイロット弁37が閉じられるので、内側チャンバ212内に圧力を形成することができる。このような増圧により、内側チャンバ壁38は移動し(図18参照)、これにより遮断エレメント22は弁座39へと押し付けられる。
【0065】
したがって、弁体20は閉じられ、水流入端部11から水流出端部12へと水が流れることはできない。
【0066】
今、第1の管14を再び、第2の管15に向かって移動させると、双安定の機構35の対応切替エレメント46は新たに45°回転する(図19参照)。
【0067】
これにより、パイロット弁37は開放し、これにより内側チャンバ212は空になる。
【0068】
これにより、内側チャンバ壁38は、水流入端部11の側の作動圧によって移動されるので、内側チャンバ212は縮小する。
【0069】
弁体20が開いている図20の状態が生じると、水は水流入端部11から水流出端部12へと流れることができる。
【0070】
図21図23および図24図25は、本発明によるクイックスイッチ25を備えたシャワー装置27の形態の衛生設備装置26の2つの実施例を示している。
【0071】
シャワーヘッド45はそれぞれ1つの流れ阻止部材を成しているので、水道管41ひいては水流出端部12は無圧ではなく、操作機器43が開放されると所定の作動圧が形成される。
【0072】
このためには、クイックスイッチ25が、上述した形式の補償容積28を有している必要がある。
【0073】
上述の説明は好適な実施例にのみ関するものであって、本発明を一切限定するものではない。本発明は、上述したような好適な実施例によって既に開示されているが、しかしながら、これらの実施例は本発明を限定するものではない。当技術分野における慣用の知識を有する当業者であれば、本発明の技術的な解決手段から逸脱することなく、上述した技術内容を用いて幾つかの変更または修正を、同等の変更の等価の実施例として行うことが可能であろう。本発明の技術的な本質に基づいて実施される、上述の実施形態に関するすべての簡単な変更、同等の変更および修正は、本発明の技術的解決手段の内容から逸脱することなく、本発明の技術的解決手段の範囲に含まれるものとみなされる。
【符号の説明】
【0074】
A 水源
B 水放出装置
10 管体
11 水流入端部
12 水流出端部
13 プレス部分
14 第1の管
141 第1の当接面
142 段面
143 雌ねじ山
15 第2の管
151 第2の当接面
152 内側リング溝
153 雄ねじ山
16 弾性的な構成要素
17 ストッパエレメント
20 弁体
21 チャンバ基部
211 外側チャンバ
212 内側チャンバ
213 接続通路
22 遮断エレメント
23 切替構成要素
24 切替エレメント
25 クイックスイッチ
26 衛生設備装置
27 シャワー装置
28 補償容積
29 戻しエレメント
30 ピストン
31 30の後方側
32 排気開口
33 外壁
34 内壁
35 双安定の機構
36 側面
37 パイロット弁
38 内側チャンバ壁
39 弁座
40 流出部
41 水道管
42 壁接続部
43 操作機器
44 洗面台操作機器
45 シャワーヘッド
46 対応切替エレメント
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
【国際調査報告】