(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-13
(54)【発明の名称】払い戻し程度情報に基づく払い戻しサービス提供方法及び装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/06 20230101AFI20230906BHJP
【FI】
G06Q30/06
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023507656
(86)(22)【出願日】2021-05-25
(85)【翻訳文提出日】2023-02-24
(86)【国際出願番号】 KR2021006480
(87)【国際公開番号】W WO2022050531
(87)【国際公開日】2022-03-10
(31)【優先権主張番号】10-2020-0112506
(32)【優先日】2020-09-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522434897
【氏名又は名称】オアシス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110003801
【氏名又は名称】KEY弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】キム ヨンジュン
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB21
(57)【要約】
本発明は、払い戻し程度情報に基づく払い戻しサービス提供方法であって、ユーザ端末により、少なくとも1つの注文された商品のうち、少なくとも1つの払い戻し対象商品が選択されるステップと、前記ユーザ端末から、前記払い戻し対象商品に対する画像情報、払い戻し程度情報、及び払い戻しコメント情報を含む払い戻し要請情報を取得するステップと、払い戻し担当端末から、前記画像情報及び前記コメント情報に基づく前記払い戻し程度情報に対する払い戻し判断情報を取得し、前記払い戻し判断情報は、承認又は返戻を表わす情報を含むステップと、前記払い戻し判断情報が承認を表わす情報を含む場合、前記払い戻し程度情報によるポイント及び前記承認を表わす情報を前記ユーザ端末に提供するステップとを含むことを特徴とする。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
払い戻し程度情報に基づく払い戻しサービス提供方法であって、
ユーザ端末により、少なくとも1つの注文された商品のうち、少なくとも1つの払い戻し対象商品が選択されるステップと、
前記ユーザ端末から、前記払い戻し対象商品に対する画像情報、払い戻し程度情報、及び払い戻しコメント情報を含む払い戻し要請情報を取得するステップと、
払い戻し担当端末から、前記画像情報及び前記コメント情報に基づく前記払い戻し程度情報に対する払い戻し判断情報を取得し、前記払い戻し判断情報は、承認又は返戻を表わす情報を含むステップと、
前記払い戻し判断情報が承認を表わす情報を含む場合、前記払い戻し程度情報によるポイント及び前記承認を表わす情報を前記ユーザ端末に提供するステップとを含み、
前記払い戻し程度情報は、所定の複数の払い戻し程度の段階のうち、前記ユーザ端末により選択された1つの段階であり、
前記複数の払い戻し程度の段階は、それぞれ互いに異なるパーセント情報を示し、
前記ポイントは、前記選択された1つのステップが表すパーセント情報及び前記ユーザ端末に対応するユーザの会員等級情報による加算パーセントを基に導出される最終パーセント情報及び前記払い戻し対象商品の価格情報を基に導出され、
更に、前記ユーザ端末に、前記払い戻し対象商品又は前記払い戻し対象商品と同一種類の商品に関する払い戻し事例情報を提供するステップを含み、
前記払い戻し事例情報は、以前に払い戻しが完了した前記払い戻し対象商品、又は前記同一種類の商品に対する画像情報及び払い戻し程度情報を含み、
前記画像情報による画像の解像度は、第1の閾値以上であり、前記画像の容量は、第2の閾値以下であり、前記解像度は、1インチ面積当たりの画素の数を基に示し、
更に、前記画像の解像度が前記第1の閾値未満であるか、又は前記画像の容量が前記第2の閾値を超えている場合、前記ユーザ端末に他の画像情報を要請するステップを含み、
更に、前記画像情報を基に、修正済み画像情報を生成するステップと、
前記画像情報及び前記修正済み画像情報を含む画像セットを、前記払い戻し担当端末に提供するステップとを含み、
前記払い戻し判断情報は、前記画像セットを基に取得され、
前記修正済み画像情報は、
前記画像情報による前記画像の明度を所定の明度差値だけ調節した第1の修正画像情報、前記画像情報による前記画像の彩度を所定の彩度差値だけ調節した第2の修正画像情報、及び前記画像情報による前記画像の明度を前記所定の明度差値だけ調節し、前記画像の彩度を前記所定の彩度差値だけ調節した第3の修正画像情報を含み、
前記所定の明度差値及び前記所定の彩度差値は、前記払い戻し対象商品によって異なるように設定される、払い戻しサービス提供方法。
【請求項2】
更に、前記払い戻し判断情報が返戻を表わす情報を含む場合、前記払い戻し担当端末から修正済み払い戻し程度情報及び修正コメント情報を取得するステップと、
前記修正済み払い戻し程度情報、前記修正コメント情報、及び前記返戻を表わす情報を、前記ユーザ端末に提供するステップを含む、請求項1に記載の払い戻しサービス提供方法。
【請求項3】
更に、前記ユーザ端末から前記修正済み払い戻し程度情報に対する修正済み払い戻し判断情報を取得し、前記修正済み払い戻し判断情報は、承認又は不服を表わす情報を含むステップと、
前記修正済み払い戻し判断情報が承認を表わす情報を含む場合、前記修正済み払い戻し程度情報によるポイントを、前記ユーザ端末に提供するステップとを含む、請求項2に記載の払い戻しサービス提供方法。
【請求項4】
更に、前記修正済み払い戻し判断情報が不服を表わす情報を含む場合、前記ユーザ端末によりチャット相談又は電話相談が選択されるステップと、
前記チャット相談が選択された場合、前記ユーザ端末に前記払い戻し担当端末とチャットを行うチャットルームのリンク情報を提供するステップと、
前記電話相談が選択された場合、前記払い戻し担当端末に前記ユーザ端末の連絡先情報を提供するステップとを含む、請求項3に記載の払い戻しサービス提供方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、払い戻し程度情報に基づく払い戻しサービス提供方法及び装置に関し、より詳しくは、ユーザにより直接判断された払い戻し程度を考えて、これに適した払い戻しサービスを提供する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、情報化時代を迎えて、インターネットなどを通じた遠隔注文による配送サービスが活性化されている。但し、このような遠隔注文は、ユーザが直接肉眼で商品を確認して注文することではないので、配送された商品とユーザが期待した商品が互いに相違した場合が多い。このような場合、ユーザは、配送商品に対して、払い戻しを要請することになる。
【0003】
但し、従来の払い戻しサービスは、全体払い戻し又は払い戻し不可に区分される場合が大部分であり、払い戻し事由に主観的な要素が含まれる場合、特にこのような二分化の払い戻し政策が多くの問題点を引き起こしていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、かかる問題を解決するためになされており、その目的は、払い戻し程度情報に基づく払い戻しサービス提供方法を提供することにある。
【0005】
また、本発明の他の目的は、払い戻し程度情報に基づく払い戻しサービス提供装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するための本発明の一実施形態に係る払い戻し程度情報に基づく払い戻しサービス提供方法は、ユーザ端末により、少なくとも1つの注文された商品のうち、少なくとも1つの払い戻し対象商品が選択されるステップと、前記ユーザ端末から、前記払い戻し対象商品に対する画像情報、払い戻し程度情報、及び払い戻しコメント情報を含む払い戻し要請情報を取得するステップと、払い戻し担当端末から、前記画像情報及び前記コメント情報に基づく前記払い戻し程度情報に対する払い戻し判断情報を取得し、前記払い戻し判断情報は、承認又は返戻を表わす情報を含むステップと、前記払い戻し判断情報が承認を表わす情報を含む場合、前記払い戻し程度情報によるポイント及び前記承認を表わす情報を前記ユーザ端末に提供するステップとを含む。
【0007】
前記目的を達成するための本発明の一実施形態に係る払い戻し程度情報に基づく払い戻しサービス提供装置は、プロセッサと、前記プロセッサを通じて実行される少なくとも1つの命令が保存されたメモリとを含み、前記少なくとも1つの命令は、ユーザ端末により、少なくとも1つの注文された商品のうち、少なくとも1つの払い戻し対象商品が選択されるように実行され、前記ユーザ端末から前記払い戻し対象商品に対する画像情報、払い戻し程度情報、及び払い戻しコメント情報を含む払い戻し要請情報を取得するように実行され、払い戻し担当端末から前記画像情報及び前記コメント情報に基づく前記払い戻し程度情報に対する払い戻し判断情報を取得し、前記払い戻し判断情報は、承認又は返戻を表わす情報を含むように実行され、前記払い戻し判断情報が承認を表わす情報を含む場合、前記払い戻し程度情報によるポイント及び前記承認を表わす情報を、前記ユーザ端末に提供するように実行される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、全体払い戻し及び払い戻し不可しか選択できなかった従来とは異なる払い戻しの程度を考えた差分的な払い戻しを提供して、ユーザに合理的な払い戻しサービスを提供することができる。
【0009】
また、本発明によると、ユーザが払い戻し程度を選択して、払い戻しを要請するので、ユーザが所望する払い戻し水準を先に把握して対応及び払い戻しを処理することができる。
【0010】
更に、本発明によると、味の程度のような主観的な要素が払い戻し原因に含まれる場合でも、ユーザが直接水準を判断及び入力するので、ユーザの対応が、より容易である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態に係る払い戻し程度情報に基づく払い戻しサービス提供方法を説明するための概念図である。
【
図2】
図2は、本発明の一実施形態に係る払い戻しサービスを説明するためのユーザ端末の画面である。
【
図3】
図3は、本発明の一実施形態に係る払い戻し程度情報に基づく払い戻しサービス提供装置のブロック構成図である。
【
図4】
図4は、本発明の一実施形態に係る払い戻し程度情報に基づく払い戻しサービス提供方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明は、様々な変更を加えることができ、様々な実施形態を有することができる。特定の実施形態を図面に示し、詳細な説明で詳しく説明する。しかし、これは、本発明を特定の実施形態について限定するものでは、なく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物乃至代替物を含むと理解すべきである。各図面を説明するに当たり、類似した図面符号を、類似した構成要素について付している。
【0013】
第1、第2、A、Bなどの用語は、様々な構成要素を説明することに使われるが、前記構成要素は、前記用語により限定されては、いけない。前記用語は、ある構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ使われる。例えば、本発明の権利範囲を逸脱することなく、第1の構成要素は、第2の構成要素と呼ぶことができ、同様に、第2の構成要素も、第1の構成要素と呼ぶことがある。「及び/又は、」という用語は、複数の関連する記載の項目の組み合わせ、又は、複数の関連した記載の項目のいずれかの項目を含む。
【0014】
ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」または、「接続されて」いるとは、その他の構成要素に直接的に連結されているか、又は、接続されていることもできるが、中間に他の構成要素が存在することもできると理解されるべきである。一方、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」または、「直接接続されて」いるとは、中間に他の構成要素が存在しないことと理解すべきである。
【0015】
本出願で使用した用語は、単に、特定の実施形態を説明するために使われており、本発明を限定しようとする意図では、ない。単数の表現は、文脈上明白に異なることを意図しない限り、複数の表現をも含む。本出願において、「含む」又は、「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品、又は、これらを組み合わせたものが存在することを指定しようとすることで、1又は、それ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、又は、これらを組み合わせたものの存在又は、付加可能性を予め排除しないことと理解すべきである。
【0016】
異なって定義されない限り、技術的や科学的な用語を含めて、ここで使用される全ての用語は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者にとって、一般的に理解されることと同じ意味を有している。一般的に使われる辞典に定義されているような用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致する意味を有すると理解されるべきであり、本出願で明白に定義しない限り、理想的や過度に形式的な意味として解析されない。
【0017】
以下、添付の図面を参照して、本発明の好適な実施形態をより詳細に説明する。本発明を説明するに当たり、全体的な理解を助けるために、図面上の同一の構成要素に対しては、同一の参照符号を付し、同一の構成要素について重複した説明は、省略する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態に係る払い戻し程度情報に基づく払い戻しサービス提供方法を説明するための概念図である。
【0019】
図1に示しているように、本発明の一実施形態は、一般の払い戻しサービスとは異なり、払い戻し程度情報を更に用いて、より効果的な払い戻しサービスを提供することができる。言い換えると、一実施形態によると、商品の画像、払い戻しの程度、及びコメントを基に、払い戻しを要請することができ、商品の画像及びコメントを参照して、要請された払い戻しの程度が適しているか否かを判断し、判断結果を提供することができる。ユーザは、スマートフォンだけでなく、コンピューティング可能な様々なスマート機器を含むユーザ端末を通じて、前記払い戻しを要請し、判断結果を提供されることができる。
【0020】
ここで、商品の画像は、払い戻し対象商品の画像を表し、払い戻し事由が視認できる画像を含むことができる。例えば、商品の破損を理由で払い戻しを要請する場合、商品の破損部分が表された画像を用いることができる。また、コメントは、ユーザが作成又は入力したコメントを表し、払い戻し事由及び/又は不満情報が含まれることができる。ここで、コメントは、テキスト形式の情報であるが、これに限定されるものではない。
【0021】
ここで、払い戻しの程度は、ユーザが直接判断したとき、全額からどのくらいの払い戻しを受けるのが適しているかを示す情報である。例えば、払い戻しの程度は、払い戻し対象商品を購入した金額の全額を払い戻してもらうべきであるか、80%、60%、40%、又は20%を払い戻してもらうべきであるかなどのような情報を含むことができ、これは、ユーザ端末を通じて、ユーザが直接選択することができる。
【0022】
例えば、払い戻しの程度は、所定の複数の払い戻し程度の段階に区分されることができ、この段階の1つが、ユーザから選択されることができる。この場合、各段階はそれぞれ、互いに異なるパーセント情報を表すことができる。または、例えば、払い戻しの程度は、ユーザによって直接パーセント情報が入力されることもできる。例えば、払い戻し程度の段階は、4段階であり、それぞれパーセントが25%、50%、75%、及び100%を表すものであってもよく、また、5段階であり、各パーセントが20%、40%、60%、80%、及び100%を表すものであってもよいが、これに限定されるものではない。
【0023】
一実施形態は、前述した商品の画像、払い戻しの程度、及びコメントを基に、払い戻し要請が適しているか否かを、払い戻し担当端末を通じて判断することができる。言い換えると、払い戻し担当端末は、ユーザ端末から入力された商品の画像及び/又はコメントを確認することができ、ユーザ端末から入力された払い戻しの程度が適しているかを判断することができる。更には、払い戻し担当端末は、払い戻しの程度が適しているか否かを判断して、払い戻し判断情報を入力することができる。ここで、払い戻し判断情報は、前記払い戻し要請が適している場合、承認を表わす情報を含むことができ、前記払い戻し要請が適していない場合、返戻を表わす情報を含むことができる。
【0024】
例えば、前記払い戻し要請が適していて、払い戻し判断情報が承認を表わす情報を含む場合、前記ユーザが入力した払い戻しの程度を基に導出したポイントをユーザに提供することができる。すなわち、導出したポイントをユーザに支給することができる。ここで、ポイントは、前記ユーザにより選択された払い戻しの程度、すなわち、払い戻しの程度に対応するパーセント情報、及び払い戻し対象商品の価格情報を基に導出されることができる。但し、払い戻しの程度が全額払い戻しを表わす場合、すなわち、100%を表わす場合、前記払い戻し対象商品の決済を取り消す方法で払い戻しが行われることができる。
【0025】
例えば、前記ポイントは、払い戻しの程度及び払い戻し対象商品の価格情報だけでなく、ユーザの会員等級情報も更に考慮して導出されることができる。例えば、会員等級情報をさらに考慮する場合、会員等級情報によって、前記パーセントが増加することができる。つまり、パーセント情報は、払い戻しの程度及び会員等級情報を基に導出される。例えば、払い戻しの程度による第1のパーセント(a)、及び前記第1のパーセントに会員等級情報による加算パーセントを掛けて導出される第2のパーセント(b)を合わせたパーセントが、最終パーセント情報(a+a*b)として導出され、最終パーセント情報及び前記価格情報(c)を基に、ポイント(c*(a+a*b))が導出されることができる。ここで、*は、掛け算を表わす。例えば、第1のパーセントが40%であり、第2のパーセントが20%である場合、最終パーセントは、48%として導出される。例えば、第2のパーセントは、会員等級情報によって区分され、会員等級によって、5%、10%、及び20%に区分されるが、これに限定されるものではない。
【0026】
又は、例えば、前記払い戻し要請が適していて、払い戻し判断情報が返戻を表わす情報を含む場合、払い戻し担当端末により、払い戻しの程度が修正されることができ、払い戻し担当端末の修正コメントも入力されることができる。この場合、一実施形態は、払い戻し担当端末から取得した修正済み払い戻し程度情報及び修正コメント情報を、ユーザ端末に提供することができる。ここで、修正済み払い戻し程度情報は、前記ユーザが入力した払い戻しの程度と異なるパーセントを有する払い戻しの程度を表わすことができ、修正コメント情報は、払い戻し担当者が払い戻しの程度を修正した事由などに関する情報を含むことができる。
【0027】
この場合、ユーザ端末は、前記修正済み払い戻し程度情報及び修正コメント情報を取得することができ、ユーザは、これを確認した後、修正済み払い戻し程度を承認するか、又はそれに不服を唱えることができる。すなわち、一実施形態は、ユーザ端末を通じて承認又は不服を表わす情報を含む修正済み払い戻し判断情報を取得することができる。ここで、修正済み払い戻し判断情報が承認を表わす情報を含む場合、修正済み払い戻し程度を基に、前述したようにポイントを導出して、ユーザに提供することができる。
【0028】
但し、修正済み払い戻し判断情報が不服を表わす情報を含む場合、一実施形態は、ユーザ端末にチャット相談又は電話相談を選択するようにすることができる。この手続きは、前述したユーザの払い戻し要請及び返戻手続きが1回行われた後、直ぐ提供可能であるが、2回行われた後にも可能である。
【0029】
ここで、一実施形態は、ユーザが、ユーザ端末を通じてチャット相談及び電話相談のうち、チャット相談を選択した場合、前記ユーザ端末に、前記払い戻し担当端末とチャットを行うことができるチャットルームのリンク情報を提供することができる。この場合、ユーザは、チャットルームのリンク情報を通じて、チャットルームに入場して、払い戻し担当端末の払い戻し担当者とチャットして、更なる協議を行うことができる。または、一実施形態は、ユーザがユーザ端末を通じてチャット相談及び電話相談のうち、電話相談を選択した場合、前記払い戻し担当端末に前記ユーザ端末の連絡先情報を提供することもできる。この場合、ユーザは、払い戻し担当端末から電話を受信し、払い戻し担当端末の払い戻し担当者と電話通話して、更なる協議を行うことができる。
【0030】
さらには、本発明の一実施形態は、ユーザが払い戻しの程度を選択することに役に立つため、基準情報又は参考情報をユーザに提供することもできる。例えば、基準情報又は参考情報は、ユーザが選択した払い戻し対象商品に関する払い戻し事例に関する情報を含むことができる。または、基準情報又は参考情報は、前記払い戻し対象商品に関する払い戻し事例がないか、一定の数以下の場合、前記払い戻し対象商品と同一種類の商品に関する払い戻し事例情報を含むこともできる。ここで、払い戻し事例情報は、以前に払い戻しが完了した払い戻し対象商品又は同一種類の商品に対して、払い戻し要請者が入力した画像情報及び払い戻し結果である払い戻し程度情報を含むことができ、ユーザは、これを参考して、自分の払い戻しの程度を選択することができる。
【0031】
図2は、本発明の一実施形態に係る払い戻しサービスを説明するためのユーザ端末の画面である。
【0032】
図2に示しているように、一実施形態は、ユーザ端末の画面を通じて、払い戻しサービスのうち、払い戻し可能商品に関する情報、払い戻し承認進行中に関する情報、又は承認/返戻商品に関する情報を提供することができる。
図2において、ユーザ端末は、スマートフォンの形態で示されているが、これに限定されるものではなく、PC又はタブレットなど、様々なスマート機器を通じて、前記情報が利用されることができる。
【0033】
例えば、払い戻し可能商品に関する情報は、ユーザが以前に注文した商品のうち、現在払い戻し要請が可能な商品に関する情報を含むことができる。例えば、払い戻し要請は、配送完了時点から一週間以内に可能であり、前記払い戻し可能商品に関する情報は、ユーザが以前に注文した商品のうち、配送完了時点が、現在から一週間以内である少なくとも1つの商品に関する情報だけを含めることができる。
【0034】
例えば、払い戻し承認進行中に関する情報は、ユーザが前記払い戻し可能商品に関する情報に含まれた少なくとも1つの商品に対して、商品の画像、払い戻しの程度、及びコメントと共に払い戻しを要請した払い戻し対象商品に関する情報が含まれることができる。すなわち、ユーザが特定の払い戻し対象商品に対して、払い戻し要請した後、まだ承認又は返戻を表わす払い戻し判断情報を確認できなかった場合、前記払い戻し承認進行中に関する情報に、該当特定の払い戻し対象商品に関する情報が含まれることができる。ここで、払い戻し承認進行中に関する情報に現れる払い戻し対象商品に関する情報は、ユーザが入力した商品の画像、払い戻しの程度、及びコメントを確認することができる。
【0035】
例えば、承認/返戻商品に関する情報は、ユーザの払い戻し要請について処理された情報が含まれることができる。すなわち、ユーザの払い戻し要請に対する払い戻し判断情報が、前記承認/返戻商品に関する情報に含まれることができ、払い戻し要請に対する承認又は返戻を表わす情報が、前記払い戻し判断情報に含まれることができる。ここで、払い戻し判断情報が承認を表わす情報を含む場合、前記ユーザが入力した商品の画像、払い戻しの程度、コメント、及び払い戻しの程度によって算出されたポイントに関する情報が、前記承認/返戻商品に関する情報に含まれて提供されることができる。但し、払い戻し判断情報が返戻を表わす情報を含む場合、前記ユーザが入力した商品の画像、払い戻しの程度、コメント、修正済み払い戻し程度、及び修正コメントに関する情報が、前記承認/返戻商品に関する情報に含まれて提供されることができる。また、以後の手続き、例えば、修正済み払い戻し程度に対する承認又は不服に関する手続き及び関連情報も、前記承認/返戻商品に関する情報に含まれて提供されることができる。
【0036】
図3は、本発明の一実施形態に係る払い戻し程度情報に基づく払い戻しサービス提供装置のブロック構成図である。
【0037】
図3に示しているように、本発明の一実施形態に係る払い戻しサービス提供装置300は、少なくとも1つのプロセッサ310と、メモリ320と、記憶装置330とを含むことができる。例えば、一実施形態に係る払い戻しサービス提供装置は、払い戻しサービス提供サーバーであってもよく、他のサービスを提供するサーバー内で払い戻しサービス提供方法も共に行われる場合、前記他のサービスを提供するサーバーを表わすこともできる。例えば、一実施形態に係るユーザ端末は、スマートフォン又はタブレットなどのようなコンピューティング可能で且つ携帯可能なユーザ端末であり、アプリケーションを通じて実施例による機能が提供されることができる。または、例えば、一実施形態に係るユーザ端末は、PCなどのような携帯不可能な端末でもよく、ウェブブラウザ又はアプリケーションを通じて、実施形態による機能が提供されることもできる。または、例えば、払い戻し担当端末も、ユーザ端末と同一又は類似の端末であってもよく、同一又は類似に実施形態による機能を提供できる。
【0038】
プロセッサ310は、メモリ320及び/又は記憶装置330に保存されたプログラム命令(program command)を実行することができる。プロセッサ310は、中央処理装置(central processing unit、CPU)、グラフィック処理装置(GPU)、又は本発明による方法が実行される専用のプロセッサを意味することができる。メモリ320と記憶装置330は、揮発性記憶媒体及び/又は不揮発性記憶媒体からなることができる。例えば、メモリ320は、リードオンリーメモリ(ROM)及び/又はランダムアクセスメモリ(RAM)からなることができる。
【0039】
メモリ320は、プロセッサ310を通じて実行される少なくとも1つの命令を記憶していることができる。少なくとも1つの命令は、ユーザ端末により、少なくとも1つの注文された商品のうち、少なくとも1つの払い戻し対象商品が選択される命令、前記ユーザ端末から、前記払い戻し対象商品に対する画像情報、払い戻し程度情報、及び払い戻しコメント情報を含む払い戻し要請情報を取得する命令、払い戻し担当端末から、前記画像情報及び前記コメント情報に基づく前記払い戻し程度情報に対する払い戻し判断情報を取得し、前記払い戻し判断情報は、承認又は返戻を表わす情報を含む命令、及び前記払い戻し判断情報が承認を表わす情報を含む場合、前記払い戻し程度情報によるポイント及び前記承認を表わす情報を、前記ユーザ端末に提供する命令を含むことができる。
【0040】
例えば、前記少なくとも1つの命令は、前記払い戻し判断情報が返戻を表わす情報を含む場合、前記払い戻し担当端末から修正済み払い戻し程度情報及び修正コメント情報を取得する命令、及び前記修正済み払い戻し程度情報、前記修正コメント情報、及び前記返戻を表わす情報を前記ユーザ端末に提供する命令を更に含むことができる。
【0041】
この場合、前記少なくとも1つの命令は、前記ユーザ端末から前記修正済み払い戻し程度情報に対する修正済み払い戻し判断情報を取得し、前記修正済み払い戻し判断情報は、承認又は不服を表わす情報を含む命令、及び前記修正済み払い戻し判断情報が承認を表わす情報を含む場合、前記修正済み払い戻し程度情報によるポイントを前記ユーザ端末に提供する命令を更に含むことができる。また、前記少なくとも1つの命令は、前記修正済み払い戻し判断情報が不服を表わす情報を含む場合、前記ユーザ端末によりチャット相談又は電話相談が選択される命令、前記チャット相談が選択された場合、前記ユーザ端末に前記払い戻し担当端末とチャットするチャットルームのリンク情報を提供する命令、及び前記電話相談が選択された場合、前記払い戻し担当端末に前記ユーザ端末の連絡先情報を提供する命令を更に含むことができる。
【0042】
ここで、前記払い戻し程度情報は、所定の複数の払い戻し程度段階のうち、前記ユーザ端末により選択された1つの段階であり、前記複数の払い戻し程度の段階はそれぞれ、互いに異なるパーセント情報を表わすことができ、前記ポイントは、前記選択された1つの段階が表わすパーセント情報及び前記払い戻し対象商品の価格情報を基に導出されることができる。
【0043】
または、例えば、前記少なくとも1つの命令は、前記ユーザ端末に、前記払い戻し対象商品又は前記払い戻し対象商品と同一種類の商品に関する払い戻し事例情報を提供する命令を更に含むことができ、この場合、前記払い戻し事例情報は、以前に払い戻しが完了した前記払い戻し対象商品、又は前記同一種類の商品に対する画像情報及び払い戻し程度情報を含むことができる。
【0044】
図4は、本発明の一実施形態に係る払い戻し程度情報に基づく払い戻しサービス提供方法のフローチャートである。
【0045】
図4に示しているように、一実施形態は、ユーザ端末により、少なくとも1つの注文された商品のうち、少なくとも1つの払い戻し対象商品が選択されることができる(S410)。ここで、払い戻し対象商品は、
図2における払い戻し可能商品より選択されることができ、ユーザが注文した商品のうち、配送完了時点から一週間以内の商品が、払い戻し可能商品として含まれることができる。
【0046】
一実施形態は、前記ユーザ端末から、前記払い戻し対象商品に対する画像情報、払い戻し程度情報、及び払い戻しコメント情報を含む払い戻し要請情報を取得する(S420)。例えば、前記払い戻し程度情報は、所定の複数の払い戻し程度の段階のうち、前記ユーザ端末により選択された1つの段階であり、前記複数の払い戻し程度の段階はそれぞれ、互いに異なるパーセント情報を表わす。この場合、前記払い戻し対象商品は、払い戻し要請となり、
図2において、払い戻し承認進行中に関する情報に含まれて、確認又は提供されることができる。
【0047】
例えば、一実施形態は、前記画像情報が所定の基準を満たすか否かを判断し、満たしていない場合、ユーザ端末に他の画像情報を要請することができる。すなわち、一実施形態は、前記画像情報による画像が所定の解像度基準に及ばない場合、又は所定の容量基準を超える場合、ユーザ端末に再度画像を要請することができる。言い換えると、画像の解像度が第1の閾値未満であるか、又は画像の容量が第2の閾値を超えている場合、ユーザ端末に他の画像情報を要請することができる。これにより、前記画像情報による画像は、解像度が第1の閾値以上であり、容量が第2の閾値以下であることができる。ここで、解像度は、1インチ面積当たりの画素の数を示す単位の値で表され、dpi単位の値を表わすことができる。
【0048】
一実施形態は、払い戻し担当端末から、前記画像情報及び前記コメント情報に基づく前記払い戻し程度情報に対する払い戻し判断情報を取得することができる(S430)。ここで、前記払い戻し判断情報は、承認又は返戻を表わす情報を含むことができる。この場合、前記払い戻し判断情報は、
図2において、承認/返戻商品に関する情報に含まれて提供されることができる。
【0049】
ここで、払い戻し担当端末は、前記画像情報だけでなく、修正ずみ画像情報も共に考慮して、払い戻し判断情報を決めて提供することができる。すなわち、一実施形態は、払い戻し担当端末に、前記画像情報に基づく画像セットを提供することができ、前記払い戻し判断情報は、前記画像セットを基に決められた情報である。ここで、画像セットは、前記画像情報だけでなく、修正済み画像情報をも含むことができ、修正済み画像情報は、前記画像情報による画像に対して、明度及び/又は彩度を調節した画像に関する情報を表わすことができる。
【0050】
具体的に、一実施形態は、解像度が前記第1の閾値以上であり、容量が前記第2の閾値以下である前記画像情報による画像に対して、明度及び/又は彩度を、所定の基準に調節することができ、これにより、生成された修正済み画像情報を、前記画像情報と共に払い戻し担当端末に提供することができる。
【0051】
ここで、修正済み画像情報は、前記画像情報による画像の明度を第1の明度に、画像の彩度を第1の彩度に調節した第1の修正画像情報と、前記画像情報による画像の明度を第1の明度に調節した第2の修正画像情報と、前記画像情報による画像の明度を第1の明度に、画像の彩度を第2の彩度に調節した第3の修正画像情報と、前記画像情報による画像の彩度を第1の彩度に調節した第4の修正画像情報と、前記画像情報による画像の彩度を第2の彩度に調節した第5の修正画像情報と、前記画像情報による画像の明度を第2の明度に、画像の彩度を第1の彩度に調節した第6の修正画像情報と、前記画像情報による画像の明度を第2の明度に調節した第7の修正画像情報と、前記画像情報による画像の明度を第2の明度に、画像の彩度を第2の彩度に調節した第8の修正画像情報とを含むことができる。
【0052】
前記第1の明度は、前記画像情報の明度に対応する値に、所定の第1の差値を加えた値に対応する明度を現わし、前記第2の明度は、前記画像情報の明度に対応する値から、所定の第1の差値を引いた値に対応する明度を表わすことができる。例えば、前記画像情報の明度に対応する値、すなわち、初期値が50であり、第1の差値が20の場合、前記第1の明度に調節した修正画像の明度に対応する値は、70であり、第2の明度に調節した修正画像の明度に対応する値は、30である。すなわち、一実施形態は、前記画像情報に対して明度値を調節して、修正画像情報を生成することができる。
【0053】
前記第1の彩度は、前記画像情報の彩度に対応する値に、所定の第2の差値を加えた値に対応する彩度を表わし、前記第2の彩度は、前記画像情報の彩度に対応する値から、所定の第2の差値を引いた値に対応する彩度を表わすことができる。例えば、前記画像情報の彩度に対応する値、すなわち、初期値が50であり、第2の差値が15の場合、前記第1の彩度に調節した修正画像の彩度に対応する値は、65であり、第2の彩度に調節した修正画像の彩度に対応する値は、35である。すなわち、一実施形態は、前記画像情報に対して彩度値を調節して、修正画像情報を生成することができる。
【0054】
ここで、第1の差値及び第2の差値はそれぞれ、払い戻し対象商品によって決められ、第1の差値及び第2の差値は、同一に設定されることもできるが、払い戻し対象商品によって、互いに異なるように設定されることもでき、これに限定されるものではない。
【0055】
一実施形態に係る画像セットは、1つのセット画像として示されることができ、この場合、1つのセット画像は、1つの前記画像情報による画像及び8つの修正画像情報からなる1つの画像であることができる。すなわち、前記1つのセット画像は、9つの画像が3×3に配列された画像であることができる。
【0056】
例えば、前記1つのセット画像は、中央に前記画像情報による画像が配置され、左上側に第1の修正画像が配置され、上側に第2の修正画像が配置され、右上側に第3の修正画像が配置される。また、左側に第4の修正画像が配置され、右側に第5の修正画像が配置されることができる。また、左下側に第6の修正画像が配置され、下側に第7の修正画像が配置され、右下側に第8の修正画像が配置されることができる。すなわち、中央にユーザ端末により取得された画像を配置させることができ、上段には、前記画像の明度を第1の明度に調節した画像を配置させ、下段には、前記画像の明度を第2の明度に調節した画像を配置させることができる。また、左側には、前記画像の彩度を第1の彩度に調節した画像を配置させ、右側には、前記画像の彩度を第2の彩度に調節した画像を配置させることができる。
【0057】
前述したことによる9つの画像が配列された1つのセット画像は、払い戻し担当端末に提供されることができ、払い戻し担当端末の払い戻し担当者は、9つの画像を一度に確認し、肉眼上識別可能な払い戻し原因を容易に把握することができ、ユーザが明度及び/又は彩度を修正して、払い戻し対象商品の状態を肉眼上相対的によくなくした場合を容易に把握することができる。
【0058】
一実施形態は、前記払い戻し判断情報が承認を表わす情報を含む場合、前記払い戻し程度情報によるポイント及び前記承認を表わす情報を、前記ユーザ端末に提供することができる(S440)。ここで、前記ポイントは、前記選択された1つの段階が表わすパーセント情報及び前記払い戻し対象商品の価格情報を基に導出される。すなわち、払い戻し対象商品の価格情報に前記パーセント情報を適用した金額分のポイントがユーザに支給されることができる。
【0059】
但し、一実施形態は、前記払い戻し判断情報が返戻を表わす情報を含む場合、前記払い戻し担当端末から修正済み払い戻し程度情報及び修正コメント情報を取得し、前記修正済み払い戻し程度情報、前記修正コメント情報、及び前記返戻を表わす情報を、前記ユーザ端末に提供することができる。
【0060】
以後、一実施形態は、前記ユーザ端末から前記修正済み払い戻し程度情報に対する修正済み払い戻し判断情報を取得することができる。ここで、前記修正済み払い戻し判断情報は、承認又は不服を表わす情報を含むことができる。この場合、一実施形態は、前記修正済み払い戻し判断情報が承認を表わす情報を含む場合、前記修正済み払い戻し程度情報によるポイントを、前記ユーザ端末に提供することができる。ここで、一実施形態は、前記修正済み払い戻し判断情報が不服を表わす情報を含む場合、前記ユーザ端末により、チャット相談又は電話相談が選択され、前記チャット相談が選択された場合、前記ユーザ端末に、前記払い戻し担当端末とチャットするチャットルームのリンク情報を提供することができ、前記電話相談が選択された場合、前記払い戻し担当端末に、前記ユーザ端末の連絡先情報を提供することができる。
【0061】
また、
図4に示していないが、一実施形態は、前記ユーザ端末に前記払い戻し対象商品、又は前記払い戻し対象商品と同一種類の商品に関する払い戻し事例情報を提供することもできる。ここで、前記払い戻し事例情報は、以前に払い戻しが完了した前記払い戻し対象商品、又は前記同一種類の商品に対する画像情報及び払い戻し程度情報を含むことができる。
【0062】
図4で説明した動作は、一例であって、本発明の一実施形態に係る動作の一部であり得る。すなわち、本発明の実施形態は、
図4で示していなくても、
図1乃至
図3で説明した様々な動作、又は様々な動作の一部を更に行えることは自明である。
【0063】
本発明の実施形態による動作は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に、コンピュータが読み取り可能なプログラム又はコードとして具現することができる。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムにより読まれるデータが記録される全ての種類の記録装置を含む。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式でコンピュータで読み取り可能なプログラム又はコードが記憶され、実行される。
【0064】
また、コンピュータが読み取り可能な記録媒体は、ROM、RAM、フラッシュメモリなどのように、プログラム命令を保存し、実行するように特に構成されたハードウェア装置を含む。プログラム命令は、コンパイラー(compiler)により作られるような機械語コードだけでなく、インタプリター(interpreter)などを用いて、コンピュータにより実行可能な高級言語コードを含む。
【0065】
本発明の一側面は、装置の文脈で説明されているが、それは、対応する方法による説明も示すことができ、ここでブロック又は装置は、方法ステップ、又は方法ステップの特徴に対応する。同様に、方法の文脈で説明された側面は、更に対応するブロック又はアイテム、又は対応する装置の特徴に示すことができる。方法ステップの一部又は全部は、例えば、マイクロプロセッサ、プログラム可能なコンピュータ又は、電子回路のようなハードウェア装置により(又は、を用いて)行われる。いくつかの実施形態において、最も重要な方法ステップの1つ以上は、このような装置により行われる。
【0066】
一実施形態において、プログラム可能なロジック装置(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ)が、ここで説明された方法の機能の一部又は全部を行うために使用される。一実施形態において、フィールドプログラマブルゲートアレイは、ここで説明された方法のうち、1つを行うためのマイクロプロセッサと共に作動する。一般に、方法は、あるハードウェア装置により行われるのが望ましい。
【0067】
前記では、本発明の好適な実施形態を参照して説明したが、当該技術分野における熟練した当業者は、下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で、本発明を様々に修正及び変更できることを理解するだろう。
【国際調査報告】