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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-13
(54)【発明の名称】チューブ結合部アセンブリ
(51)【国際特許分類】
   A61M 39/12 20060101AFI20230906BHJP
   A61M 39/10 20060101ALI20230906BHJP
【FI】
A61M39/12
A61M39/10 100
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023511791
(86)(22)【出願日】2021-08-26
(85)【翻訳文提出日】2023-04-07
(86)【国際出願番号】 US2021047818
(87)【国際公開番号】W WO2022047079
(87)【国際公開日】2022-03-03
(31)【優先権主張番号】63/072,785
(32)【優先日】2020-08-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】505403186
【氏名又は名称】ケアフュージョン 303、インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】グエン、ヴィンセント
【テーマコード(参考)】
4C066
【Fターム(参考)】
4C066HH07
4C066JJ03
4C066JJ05
4C066JJ07
(57)【要約】
チューブの一部分に連結され得るチューブ結合部アセンブリであって、結合部の意図されない分解に抵抗するためのロック構造部を有することができ、チューブ結合部アセンブリのボディを用いてカラーを組み立てるときにてこの力を提供するための組立補助構造部を有することができ、カラー及びボディが、それらの間にチューブの一部分が置かれるように一体に組み立てられ得、その結果、チューブが、ボディを通る孔に対してチューブを流体的に連結し、チューブとボディとの間に液密シールを提供し、ボディからチューブが分離するのに抵抗するために、カラーの内側表面とボディの外側表面との間で圧縮され得る、チューブ結合部アセンブリ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
チューブ結合部アセンブリであって、
外側表面、内側表面、近位端部分、及び遠位端部分を有するボディであって、前記内側表面が、前記近位端部分と前記遠位端部分との間に延びる孔を画定し、前記外側表面が、前記孔から離れる径方向外側の方向に前記外側表面から延びるボディねじを有し、前記ボディの前記外側表面が、前記ボディの前記近位端部分から前記遠位端部分に向かって減少する断面幅を画定している、ボディと、
第1の端部、第2の端部、及び内側表面を有するカラーであって、前記内側表面が、前記第1の端部と前記第2の端部との間に延びる通路を画定し、前記カラーの前記内側表面が、前記通路内へと径方向内側に延びるカラーねじを有し、前記カラーねじが、前記カラーの前記第1の端部から前記第2の端部に向かって前記カラーの前記内側表面に沿って延びている、カラーと、
を有するチューブ結合部アセンブリ。
【請求項2】
前記ボディの前記外側表面が、前記近位端部分と前記遠位端部分との間に壁を有し、前記壁が、前記孔を通る軸に対して横向きの方向に延びている、請求項1に記載のチューブ結合部アセンブリ。
【請求項3】
前記ボディねじが、前記近位端部分から前記遠位端部分に向かって減少する前記ボディの断面幅を画定している、請求項1に記載のチューブ結合部アセンブリ。
【請求項4】
前記ボディねじが前記近位端部分に沿って延びている、請求項1に記載のチューブ結合部アセンブリ。
【請求項5】
前記遠位端部分に沿った前記ボディの前記外側表面が、第1の遠位側部分長さに沿って一定である断面幅を画定している、請求項1に記載のチューブ結合部アセンブリ。
【請求項6】
前記遠位端部分に沿った前記ボディの前記外側表面の前記断面幅が、前記第1の遠位側部分長さから前記ボディの遠位端まで延びる第2の遠位側部分長さに沿って減少している、請求項5に記載のチューブ結合部アセンブリ。
【請求項7】
前記カラーの前記内側表面及び前記ねじが、前記カラーの前記第1の端部から前記第2の端部に向かって減少する前記通路の断面幅を画定している、請求項1に記載のチューブ結合部アセンブリ。
【請求項8】
前記カラーねじが、前記カラーの前記第1の端部から前記第2に向かって第1の長さに沿って延び、前記ボディねじが第2の長さに沿って延び、前記第1の長さ及び前記第2の長さがほぼ等しい、請求項1に記載のチューブ結合部アセンブリ。
【請求項9】
前記カラーが前記ボディに連結されたとき、前記ボディの前記遠位端部分が前記カラーの前記通路内へと延びている、請求項1に記載のチューブ結合部アセンブリ。
【請求項10】
前記カラーが前記ボディに連結されたとき、前記遠位端部分に沿った前記ボディの前記外側表面が前記カラーの前記内側表面から離間されている、請求項9に記載のチューブ結合部アセンブリ。
【請求項11】
前記カラーが、前記通路から離れる径方向外側の方向に前記外側表面から延びるフランジを有している、請求項1に記載のチューブ結合部アセンブリ。
【請求項12】
前記フランジが、前記通路から離れる径方向外側に延びるスパー部を有している、請求項11に記載のチューブ結合部アセンブリ。
【請求項13】
前記スパー部が、前記カラーの前記外側表面から離れるように延びる傾斜面と、前記傾斜面と前記カラーの前記外側表面との間に延びる横方向壁とを有している、請求項12に記載のチューブ結合部アセンブリ。
【請求項14】
ソケット軸を有する通路を画定する内側表面を有するソケットをさらに有し、前記内側表面が傾斜面及び横方向壁を有し、それにより前記ソケットの前記横方向壁は、前記ソケットが前記ソケット軸を中心として第1の方向に回転させられたときに前記カラー・フランジの前記横方向壁に対して係合するように構成され、また前記ソケットの前記横方向壁は、前記ソケットが前記ソケット軸を中心として前記第1の方向と反対の第2の方向に回転させられたときに前記カラー・フランジの前記横方向壁に対して係合しないように構成されている、請求項11に記載のチューブ結合部アセンブリ。
【請求項15】
前記ソケットが、前記ソケットの第1の端部から、前記傾斜面と前記横方向壁との間のリッジ部まで延びるベベル面を有している、請求項14に記載のチューブ結合部アセンブリ。
【請求項16】
チューブ結合部アセンブリであって、
外側表面、内側表面、近位端部分、遠位端部分、及び前記近位端部分と前記遠位端部分との間の横方向壁を有するボディであって、前記横方向壁が、前記壁を通って前記近位端部分の方に向かって延びるキャビティを有している、ボディと、
第1の端部、第2の端部、及び内側表面を有するカラーであって、前記内側表面が、前記第1の端部と前記第2の端部との間に延びる通路を画定し、前記カラーが、前記カラーの前記第2の端部から離れる第1の方向に前記第1の端部から延びるロック・タブを有している、カラーと、
を有し、
前記カラーが前記ボディに連結されたとき、前記ロック・タブが、前記ボディから離れる前記カラーの移動に抵抗するため、前記ボディの前記キャビティ内に挿入されるように構成されている、
チューブ結合部アセンブリ。
【請求項17】
前記ボディが、前記キャビティ内へと延びる突出棚部分を有し、前記ロック・タブが棘部分を有し、前記棘部分は、前記カラー及び前記ボディが一体に連結されたとき、前記ボディの孔を通る軸に沿って前記ボディから離れるように前記カラーが移動するのに抵抗するため、前記突出棚部分に対して係合するように構成されている、請求項16に記載のチューブ結合部アセンブリ。
【請求項18】
前記突出棚部分が、前記孔の軸に向かって径方向内側に延び、前記棘部分が、前記通路を通る軸から離れる径方向外側に延びている、請求項17に記載のチューブ結合部アセンブリ。
【請求項19】
前記棘部分が、前記第1の方向に対して横向きの第2の方向に延びる遠位端表面を有している、請求項17に記載のチューブ結合部アセンブリ。
【請求項20】
前記カラーが、前記カラーの前記第1の端部の周囲の周りで離間された複数のタブを有している、請求項16に記載のチューブ結合部アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、あらゆる目的のために参照によってその開示の全体が本明細書に組み込まれる、2020年8月31日に出願した「TUBING JUNCTION ASSEMBLY」と題される米国仮特許出願第63/072,785号の利益を主張するものである。
【0002】
本開示は、概して、チューブを医療システムの別の装置に連結すること、より詳細には、接着剤、溶接、又は類似の接合方法を必要とすることなく、機械的結合部を使用して、チューブを医療システム内の別の装置に流体的に連結することに関する。
【背景技術】
【0003】
医療分野、さらには他の分野及び用途では、チューブが装置又はフィッティングに連結され得、流体を移送するのに使用され得る。医療分野では、患者は、しばしば、「IVセット」と一般に称される、配管とフィッティングのアセンブリを使用して、静脈内(IV:intravenous)注入を介して投与される医療用流体の提供を受けることができる。IVセットは、複数の長さの医療用チューブにより接続される、種々の種類の、アクセス・ポート、マニホルド、弁、ドリップ・チャンバ、及び他のフィッティングを用いて、多様な構成として作られる。
【0004】
チューブ(tubing)とフィッティング(fitting)の間の接続部分(connection)は、「連結部(joint)」又は「結合部(junction)」と称され得る。チューブとフィッティングのアセンブリが、医療用途、或いは高度な完全性又は性能を必要とする他の用途で使用される場合、チューブとフィッティングとの間の結合部での不具合を防止することが重要である。また、製造における結合部の作成及び組み立てのために必要であるステップを低減することが重要である。
【0005】
チューブとフィッティングとの間の結合部での不具合は、アセンブリの流体通路と流体経路の外部の環境との間に漏洩通路を形成し得る。この漏洩経路は医療用流体をアセンブリの外に出す可能性があるか又は空気がアセンブリに入るのを許し得、それにより、患者への流体及び/又は薬剤の不適切な送達、ガスとアセンブリとの相互作用をもたらすことになり得、並びに/或いは、アセンブリ又は薬剤の無菌状態を損ない得る。
【0006】
結合部は、溶剤、接着剤、又は溶接などを使用することなどにより、チューブ及びフィッティングを一体に接合することによって得られ得る。また、結合部は、締まり嵌め又はクランプなどの機械的カップリングを使用することによっても得られ得る。しかし、結合部での不具合の形成を防止するために、チューブ及びフィッティングを一体に連結するための多様な要因を考慮しなければならない。
【発明の概要】
【0007】
チューブとフィッティングとの間の結合部は、結合部が欠陥を有する場合、完全性要求又は性能要求を満たし損ねる可能性がある。欠陥を有する結合部を生じさせる可能性があるいくつかの要因には、加えられる溶剤のボリューム、溶剤に対してのチューブ及びフィッティングの材料の適合性、ボンドを硬化するのに必要であるか又はボンドを硬化するために提供される時間量、加えられる溶剤の均質性、或いは、互いに対してのチューブ及びフィッティングの公差が含まれる。いくつかの例では、製造及び組み立ての制約が、互いの対しての構成要素の公差の確認及び調整を含む可能性がある、チューブ及び結合部を連結するのに必要であるすべてのステップを実行するための所要時間を得るのを許さない。
【0008】
本開示の態様が、ボディを有するチューブ結合部アセンブリを提供し、ボディが、外側表面、内側表面、近位端部分、及び遠位端部分を有し、内側表面が、近位端部分と遠位端部分との間を延在する孔を画定し、外側表面が、孔から離れる径方向外側の方向において外側表面から延在するボディねじ(又はねじ山)を有し、ボディの外側表面が、ボディの近位端部分から遠位端部分に向かって減少する断面幅を画定し、チューブ結合部アセンブリがカラーを有し、カラーが、第1の端部、第2の端部、及び、第1の端部と第2の端部との間を延在する通路を画定する内側表面を有し、カラーの内側表面が、通路の中まで径方向内側に延在するカラーねじを有し、カラーねじが、カラーの第1の端部から第2の端部に向かってカラーの内側表面に沿って延在する。
【0009】
本開示は、ボディを有するチューブ結合部アセンブリを提供し、ボディが、外側表面、内側表面、近位端部分、遠位端部分、及び近位端部分と遠位端部分との間にある横方向壁を有し、横方向壁が、壁を通って近位端部分の方に延在するキャビティを有し、チューブ結合部アセンブリが、第1の端部、第2の端部、及び、第1の端部と第2の端部との間を延在する通路を画定する内側表面を有するカラーを有し、カラーが、カラーの第2の端部から離れる第1の方向において第1の端部から延在するロック・タブを有し、カラーがボディに連結される場合、ロック・タブが、ボディから離れるカラーの移動に抵抗するためにボディのキャビティの中に挿入されるように構成される。
【0010】
本主題の技術の追加の特徴及び利点が以下の記述に記載され、部分的に、以下の記述から明らかとなるか、又は、本主題の技術を実施することによって理解され得る。本主題の技術の利点は、記載される記述及びその実施例さらには添付の図面に具体的に明示される構造によって実現及び達成される。
【0011】
上記の一般的な説明及び以下の詳細な説明は共に例示的及び説明的なものであり、本主題の技術のさらなる説明を提供することを意図されることを理解されたい。
【0012】
以下で、図面を参照して、本発明の例示の実施例の種々の特徴を説明する。示される実施例は本発明を例示することを意図され、本発明を限定することを意図されない。図面は以下の図を含む。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本開示の態様による、患者に連結されるIVセットに組み込まれるチューブ結合部アセンブリを示す図である。
図2】本開示の態様による、チューブ結合部アセンブリを示す斜視図である。
図3】本開示の態様による、図2のチューブ結合部アセンブリを示す分解斜視図である。
図4】本開示の態様による、図2のチューブ結合部アセンブリを示す断面分解図である。
図5】本開示の態様による、図2のチューブ結合部アセンブリを示す断面図である。
図6】本開示の態様による、チューブ結合部アセンブリを示す斜視図である。
図7】本開示の態様による、チューブ結合部アセンブリ及びソケットを示す斜視図である。
図8】本開示の態様による、チューブ結合部アセンブリ及び図8のソケットを示す上面図である。
図9】本開示の態様による、チューブ結合部アセンブリ及び図8のソケットを示す断面図である。
図10】本開示の態様による、チューブ結合部アセンブリ及びソケットを示す斜視図である。
図11】本開示の態様による、図10のチューブ結合部アセンブリを示す分解斜視図である。
図12】本開示の態様による、図11のチューブ結合部アセンブリを示す断面分解図である。
図13】本開示の態様による、図10のチューブ結合部アセンブリを示す断面分解図である。
図14】本開示の態様による、図10のチューブ結合部アセンブリを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下の詳細な説明では、本主題の技術を完全に理解するのを可能にするために多数の具体的な細部が記載される。本主題の技術が、これらの具体的な細部のうちのいくつかの細部なしでも実施され得ることを理解されたい。他の例では、本主題の技術を不明瞭にしないようにするために、よく知られている構造及び技術は詳細には示されない。
【0015】
さらに、本記述は多様な実施例の具体的な細部を記載するが、本記述が単に例示であり、限定的であると一切解釈されるべきではないことが認識されよう。加えて、本発明の具体的な実施例が医療システム内の装置の文脈で開示され得るか又は示され得るが、このような実施例は他の流体移送用途にも使用され得る(食品、飲料、燃料、潤滑剤などの移動など)ことが企図される。さらに、このような実施例、及び、当業者であれば思い付くことができるような、このような実施例に対しての修正形態の種々の用途も、本明細書で説明される一般的概念に包含される。
【0016】
いくつかの実施例によると、本出願が、チューブ結合部アセンブリの種々の特徴及び利点を開示する。チューブ結合部アセンブリが、チューブの端部分を別の装置又はデバイスに高い信頼性で容易に連結するのに及びそれらの間での流体の移動を可能にするのに使用され得る。さらに、チューブ結合部アセンブリが、溶剤接合などの他の方法と同程度であるか又はそれより優れる、チューブと装置との間で効果的で高い信頼性のカップリングを実現することができる。本開示のチューブ結合部アセンブリが、さらに、結合部の信頼性及び性能を低減し得るような要因を最小化及び/又は排除し、結合部を組み立てることの複雑さを低減する。
【0017】
例えば、本開示のチューブ結合部アセンブリが、チューブの特定の長さに対して加えられることになる特定のボリュームの接着剤又は溶剤を必要とすることなく、チューブと装置との間に結合部を提供する。また、このチューブ結合部アセンブリは、カップリングを効果的で高い信頼性のものとするために、接着剤又は溶剤、チューブ、及び装置の各々における材料の化学的適合性を必要としない。加えて、チューブ結合部アセンブリが、チューブと装置との間で高度な公差を有する効果的で高い信頼性のカップリングを達成することができる。本開示の単純で効果的な特徴が、自動の製造又は組み立てオペレーションに容易に適合され得るチューブ結合部アセンブリを提供する。いくつかの実施例では、チューブ結合部アセンブリが、結合部の意図されない分解に抵抗する、1つ又は複数のロック構造部などの、構造部を提供する。
【0018】
本開示のチューブ結合部アセンブリが、限定しないが、ボディ及びカラーを有し、カラー及びボディが、ボディとカラーとの間に位置決めされたチューブの一部分に対して係合するために一体に連結され得る。ボディ及びカラーは個別に説明又は例示されるが、ボディ及び/又はカラーのうちの任意のものが、別のデバイス又は装置の一部分として構成され得ることを理解されたい。例えば、ボディが、IVバッグ、ドリップ・チャンバ、逆止弁、流量制御装置、流体フィルタ、ポンプ、或いは別の装置又はデバイスの一部分であってよい。
【0019】
チューブの端部分をボディに流体的に連結するために、チューブの端部がボディの上まで挿入され、その結果、ボディの遠位側部分がチューブの流体通路の中まで延在する。次いで、カラーがボディ及び端部チューブの上まで挿入され、その結果、カラーがボディに連結されるとき、チューブがボディとカラーとの間で圧縮される。
【0020】
本開示のいくつかの実施例では、チューブ結合部アセンブリが、1つ又は複数のロック構造部及び/或いは組立補助構造部を有することができる。ロック構造部は、セルフロックねじ、ラチェット歯、又はロック・タブなどのうちの任意のものを含むことができる。セルフロックねじはボディとカラーとの間での締まり嵌めを実現することができ、その結果、そうでなければカラー及びボディのねじを外すことになる又はカラー及びボディを分離することになる回転が阻止される。カラー又はボディの一部分が、カラー又はボディのもう一方のリッジ部又は爪に対して係合するように構成されたラチェット歯を有することができ、その結果、そうでなければカラー及びボディのねじを外すことになる又はカラー及びボディを分離することになる回転が阻止される。ロック・タブは、ボディ及びカラーのいずれかから延在することができ、カラー又はボディのもう一方の突出棚部分に対して係合するように構成され得、その結果、カラー及びボディが一体に連結されるときにロック・タブが突出棚部分に対して係合することになり、それにより、カラー及びボディの分離並びに/又はボディに対してのカラーの回転に抵抗する。
【0021】
次に図を参照すると、図1は、本開示の態様に従って使用されるチューブ結合部アセンブリ100の実例を示す。チューブ結合部アセンブリ100が、流体を患者10に送達するのに使用されている静脈内(IV)セットのチューブに流体的に連結される。IVセットが、薬剤バッグ12、ドリップ・チャンバ14、チューブ16、チューブ結合部アセンブリ100、及びIVカテーテル18を有する。チューブ結合部アセンブリ100の示される実施例はドリップ・チャンバ14に連結されるが、本開示のチューブ結合部アセンブリが、マニホルド、ニードルレス・アクセス・ポート、逆止弁、ドリップ・チャンバ、或いは他の流体移送デバイス及び/又は流体制御デバイスなどの、他の装置及びデバイスに組み込まれるか又は連結されてもよいことを理解されたい。さらに、本開示のチューブ結合部アセンブリが、例えば、食品、石油、原子力事業者、輸送、採鉱、紙パルプ、鉄鋼、海洋、航空、建設、及び他の産業を含めた、医薬以外の他の用途又は産業で使用される装置及びデバイスに組み込まれ得るか又は連結され得る。
【0022】
図2は、部分的に組み立てられたチューブ結合部アセンブリ102の実施例の斜視図である。チューブ結合部アセンブリ102が、ボディ202及びカラー252を有する。図3は、ボディ202から分離されたカラー252を有するチューブ結合部アセンブリ102の斜視図である。
【0023】
チューブ結合部アセンブリ102が、カラー252をボディ202の一部分の上まで移動させることにより組み立てられるように構成される。チューブの端部分がボディ202とカラー252との間に位置決めされる場合、カラーがボディに取り付けられるときに、チューブがボディ202の外側表面とカラー252の内側表面との間で圧縮される。
【0024】
ボディ202が、近位端部分204及び遠位端部分206を有する。孔208が近位端部分204及び遠位端部分206を通って延在し、ボディ202を通る流体を誘導するように構成される。孔208が、ボディの近位端部分204と遠位端部分206との間で、孔208の径方向中心を通って延在する軸A1を画定する。ボディの遠位端部分206が、ボディの近位端部分202から遠位端212まで延在する。遠位端部分206がチューブの端部の中に挿入されるように構成され得、その結果、ボディ202の少なくとも一部分がチューブの孔の内部に位置決めされる。
【0025】
ボディ202が、別の装置又はデバイスなどの、別の構成要素20と共に形成され得ることが企図される。例えば、ボディの近位端210が、別の構成要素20と一まとめに成形され得る。別の実例では、ボディ202が、接着剤を加えることにより又はボディの近位端210を別の構成要素20に溶接することにより、その構成要素20に連結され得る。さらに別の実例では、ボディ202が、相補的なねじ、ラッチ、クランプ、又はボディを別の構成要素20に固定する別の固定具などの、機械的固定具を使用してその構成要素20に連結され得る。このように、本開示の構造部の例示を単純化するために、ボディ202が、構成要素20の一部分に連結された状態で示される。
【0026】
カラー252が、第1の端部254及び第2の端部256を有する。通路258が第1の端部254及び第2の端部256を通って延在し、ボディ202及びチューブの少なくとも一部分の上にカラーが挿入されるのを可能にするように構成される。通路258が、カラーの第1の端部254と第2の端部256との間で、通路258の径方向中心を通って延在する軸A2を画定する。
【0027】
ボディ202をカラー252に連結するのを支援するために、ボディ202及びカラー252が相補的な固定具を有することができる。相補的な固定具が、図3及び4に示されるように、ボディ202の外側表面に沿って延在するボディねじ214、及び、カラーの内側表面に沿って延在するカラーねじ260を有する。
【0028】
ボディねじ214が、ボディの近位端部分204及び/又は遠位端部分206のいずれかに沿って延在することができる。示されるように、ボディねじ214が、ボディの近位端210に隣接する第1のポイントから、ボディの遠位端部分206に隣接する第2のポイントまで、ボディの近位端部分204に沿って延在する。ボディねじ214が、ボディの近位端210から部分的に遠位端212の方に、ボディの長さB1に沿って延在することができる。
【0029】
ボディねじ214の最も外側の表面が、ボディの外側表面を画定する頂点又はリッジ部を形成する。ボディの外側表面が、ボディの近位端210から遠位端部分206に向かって減少する断面幅を有することができる。本開示のいくつかの実施例では、ボディの断面幅が、ボディの近位側部分204に沿って、増大することができ、減少することができ、及び/又は一定に維持することができる。
【0030】
ボディの遠位端部分206が、その断面幅を画定する外側表面を有する。断面幅が、長さB2を有する遠位端部分206の第1のセグメントに沿って一定であってよく、長さB3を有する遠位端部分206の第2のセグメントに沿って減少することができる。
【0031】
ボディの遠位端212の外側表面の断面幅が、チューブ結合部アセンブリ102に連結されるように構成されたチューブ16の孔の直径にほぼ等しくてよい。ボディの遠位端206がチューブ16の孔の中に挿入されてチューブの端部がボディの外側表面に沿って近位端210の方に移動させられると、ボディとチューブ16との間で締まり嵌めが確立される。本開示のいくつかの実施例では、チューブ16がボディ202の上まで広げられるか又は型締めされる。
【0032】
ボディ202が、ボディ202に対してチューブ16が壁220を越えて移動するのに抵抗するように構成された壁220を有することができる。壁220が、近位端部分204と遠位端部分206との間でボディの外側表面の一部分によって形成され得る。壁220が、孔208を通る軸A1に対して横向きの方向(すなわち横方向)に延在する。いくつかの実施例では、壁220が、ボディ202の外側表面から延在するリッジ部、ポスト、又は斜面などの、別の構造として形成され得る。チューブ16がボディ202に連結されると、チューブ16の端部が、ボディ202の近位端210の方へのチューブの移動に抵抗するために壁220に対して係合し得る。
【0033】
ボディ202に対してのチューブ16の移動に抵抗するために及びチューブ16とボディ202との間に液密カップリングを形成するために、カラー252がボディ202に連結され得る。カラー252が、チューブ16の上に、ボディ202の少なくとも一部分の上までカラー252を挿入することにより、ボディ202に連結されるように構成される。
【0034】
カラー252をボディ202及びチューブ16の上に挿入するのを可能にするために、通路258を形成するカラー252の内側表面が、そこを通してチューブ及びボディ202の少なくとも一部分を挿入するのを可能にするように構成された断面幅を画定する。通路259が、ボディ202に対してカラー252が連結されるとき、反対側のポイントにおけるボディの断面幅にほぼ等しい断面幅を有することができる。いくつかの実施例では、通路258の断面幅が、カラーの第1の端部254から第2の端部256に向かって減少する。
【0035】
カラーねじ260が、第1の端部254から第2の端部256に向かって、カラーの内側表面に沿って延在する。カラーねじ260が、第1の端部分262を画定するカラーの長さC1に沿って、カラーの第1の端部254から第2の端部256に向かって延在する。いくつかの実施例では、カラーの長さC1がボディの長さB1に等しい。カラーの通路258が、第1の端部分262から第2の端部256まで延在する第2の端部分264をさらに有する。
【0036】
いくつかの実施例では、これらの相補的なねじが、ボディ202及び/又はカラー252の他の部分に沿って延在することができる。例えば、ボディねじが、ボディのスリーブなどのボディ202の内側表面に沿って延在することができ、カラーねじが、カラー252の外側表面に沿って延在することができる。ボディ202及びカラー252が、カム・ロック、ラッチ、棘部分、及び/又は対向する表面の間での締まり嵌めなどの他の形態の相補的な固定具を有することができることも企図される。
【0037】
チューブ結合部アセンブリ102が、図2の線A-Aを通るチューブ結合部アセンブリ102の断面図を示す図4及び5に示されるように、チューブ16と共に組み立てられ得る。チューブ結合部アセンブリ102を組み立てるために、チューブ16がカラーの通路258を通して挿入される。ボディの遠位端部分206の少なくとも一部がチューブ16の中に挿入されるまで、ボディの遠位端212がチューブ16の孔の中に挿入される。
【0038】
次いで、カラー252が、ボディの遠位端212からボディ202の近位端210に向かう方向において、チューブ16の外側表面に沿って移動させられる。ボディ202及びカラー252が相補的なねじを有する実施例では、カラー252及び/又はボディ202が互いに対して回転させられ得る。
【0039】
カラー252がボディ202に連結されると、ボディの遠位端部分206がカラーの通路258の中まで延在する。加えて、ボディの近位端部分204の一部分又は全体が、カラーの通路258の中まで延在することができる。さらに、カラー252がボディ202に連結されると、ボディの遠位端部分206の外側表面の少なくとも一部分が、一定の距離でボディに対して直接に対向するカラーの内側表面から離間される。
【0040】
カラー252とボディ202との間の距離が、チューブ16の壁の厚さT1とほぼ等しくてよいか又はそれより小さくてよい。いくつかの実施例では、ボディの遠位端部分206の外側表面とボディに対して直接に対向するカラーの内側表面との間の距離が、チューブ16の厚さT1より小さいか又はそれに等しく、その結果、カラー202の内側表面がチューブ16に対して係合してチューブ16を圧縮する。
【0041】
本開示のいくつかの実施例では、チューブ結合部アセンブリが、カラー及びボディを組み立てるのを補助するための構造部を有することができる。図6~9は、カラー252から延在するフランジ270によって画定される組立補助構造部を有するチューブ結合部アセンブリ104を示す。チューブ結合部アセンブリ104が、カラー及びボディの組み立てを支援するために組立補助構造部に係合するように構成されたツールをさらに有することができる。チューブ結合部アセンブリ104の少なくとも一部の構造部がチューブ結合部アセンブリ102に類似する。したがって、本開示の明瞭さ及び簡潔さのために、本開示のチューブ結合部アセンブリの他の実施例に関連して説明される構造部に等しいか又はそれに類似する、チューブ結合部アセンブリ104の構造部のための参照符号は繰り返し使用される。本開示の構造部が、本開示の他の部分で説明されるチューブ結合部アセンブリの実施例に組み合わされ得るか又は適用され得ることを理解されたい。
【0042】
フランジ270が、カラー252から離れる径方向外側であり且つカラーの軸A2に対して横向きである方向において、カラー252の外側表面から延在する。
【0043】
フランジ270が、カラーの第1の端部分262及び第2の端部分264のいずれかに沿ってカラー252から延在することができる。示されるように、フランジ270が、カラーの第1の端部254のところで、カラーの外側表面から延在することができる。
【0044】
フランジ270が、軸A2に平行である1つ又は複数の垂直方向面を画定する係合面を有することができる。係合面が、カラー252から離れる径方向外側に延在するフランジのスパー部(spur;けづめ)272によって画定され得る。フランジ270が、フランジ270の外側表面の周囲の周りで離間される複数のスパー部272を有することができる。
【0045】
各スパー部272が、カラーの外側表面から離れるように延在する傾斜面274と、傾斜面274とカラー252の外側表面との間を延在する横方向壁276とを形成する。本開示のいくつかの実施例では、各スパー部が頂点を有し、傾斜面274がカラー252の外側表面から頂点まで延在し、横方向壁276が頂点からカラー252の外側表面まで延在する。
【0046】
係合面のうちの少なくとも1つの係合面が横方向壁276によって形成され、軸A2と交差する平面を画定する。横方向壁276が、横方向壁276に対して方向F1に加えられる力により軸A2を中心としてカラーを時計回り方向に回転させることになるように、構成される。
【0047】
対照的に、傾斜面274によって画定される平面は軸A2と交差しない。したがって、傾斜面274に対して方向F2に加えられる力はフランジ270から逸れ、それにより、軸A2を中心としたカラーの反時計回り方向の回転に抵抗する。
【0048】
いくつかの実施例では、組立補助構造部が、カラー252の別の構造部又は構造によって形成され得る。例えば、組立補助構造部が、カラー252の外側表面から外側に延在するポスト、リッジ部、又は斜面によって画定され得る。いくつかの実施例では、組立補助構造部が、カラー252の外側表面の中まで延在する窪み又は溝によって画定され得る。
【0049】
図7を参照すると、チューブ結合部アセンブリ104が、フランジ270と対合してボディ202に対してのカラー252の連結を支援するように構成されたソケット290をさらに有することができる。ソケット290が、ボディねじ214及びカラーねじ260を一体に連結するときにカラー252を回転させるためのてこの力を提供するように構成され得る。ソケット290はまた、チューブ結合部アセンブリ104の組み立て中にボディ202に対してカラー252を位置合わせするのに使用され得る。
【0050】
図8及び9を参照すると、ソケットが、ソケット軸A3を有する通路292を画定する内側表面を有する。内側表面が、通路292の中まで延在する、傾斜面294及び横方向壁296を形成する。カラー252がソケット290の中に挿入されると、ソケットの横方向壁296がフランジの横方向壁276に位置合わせされ、カラーの軸A2及びソケット290の軸A3が同一線上に配置される。ソケット290がソケット軸A3を中心として第1の方向F3に回転させられると、ソケットの横方向壁296がフランジの横方向壁276に対して係合し、その上に力F1を加える。
【0051】
ソケット290が、方向F3と反対の第2の方向に回転させられる場合、ソケットの傾斜面294がフランジの傾斜面274に対して係合し、その結果、カラー252がボディ202上で回転させられない。カラー270及びソケット290が、ソケット290が方向F3と反対の第2の方向に回転させられるときにソケットの横方向壁296をフランジの横方向壁276に対して係合しないように、構成される。
【0052】
ソケット290が、ソケットの端部から傾斜面294と横方向壁296との間に画定される頂点まで延在するベベル面298を有することができる。ベベル面298が、図7の線B-Bを通るチューブ結合部アセンブリ104の断面図を示す図9に示されるようにソケット290がカラー252の中に挿入されるときに、スパー部272の一部分に対して係合するように構成される。ベベル面298がスパー部272に対して係合するとき、カラー252及び/又はソケット290が、ソケットの横方向壁296をフランジの横方向壁276に位置合わせするまで、互いに対して回転するように仕向けられる。
【0053】
図10~14を参照すると、ロック構造部を有するチューブ結合部アセンブリ106が示されている。チューブ結合部アセンブリ106の少なくとも一部の構造部がチューブ結合部アセンブリ102、104に類似する。したがって、上で説明したように、本開示の明瞭さ及び簡潔さのために、チューブ結合部アセンブリ102、104の他の実施例に等しいか又はそれらに類似する、チューブ結合部アセンブリ106の構造部のための参照符号は繰り返し使用される。
【0054】
チューブ結合部アセンブリ106のロック構造部が、ロック・タブ402を有するカラー252、及び、その中でロック・タブを受けるように構成されたキャビティ452を有するボディ202によって画定される。
【0055】
カラー252が、第1の端部254及び第2の端部256を有する。通路258が第1の端部254及び第2の端部256を通って延在し、カラーをボディ202の上に挿入するのを可能にするように構成される。通路258が、カラーの第1の端部254と第2の端部256との間で、通路258の径方向中心を通って延在する軸A2を画定する。
【0056】
カラー252が1つ又は複数のロック・タブ402を有し、ボディ202に対してカラー252が連結されるときに、ボディ202に対して係合するように構成される。ロック・タブ402が、カラーの第2の端部256から離れる第1の方向において第1の端部254から延在する。各ロック・タブ402が、カラーの軸A2にほぼ平行である方向に延在することができる。カラー252がボディ202に連結されていてカラーの軸A2がボディの軸A1に位置合わせされるとき、ロック・タブ402がボディ202の方に延在する。
【0057】
いくつかの実施例では、各ロック・タブ402が、ロック・タブ402の外側表面から延在する棘部分404を有する。棘部分404が、ロック・タブ402が延在する方向である第1の方向に対して横向きである第2の方向においてロック・タブ402から延在する遠位端を有することができる。カラー252がボディ202に連結されるとき、棘部分404が、ボディ202に対してのカラー252の意図されない移動に抵抗するためにボディ202の一部分に対して係合するように構成される。いくつかの実施例では、棘部分404が、ボディの孔を通る軸A1に沿ってボディ202から離れるようにカラー252が移動するのに抵抗するように構成される。
【0058】
ボディ202が、ボディの軸A1から離れる方向においてボディから延在する横方向壁442を有することができる。横方向壁442は、ボディの近位端部分204に沿って、ボディの近位端210から遠位端212に向かって延在することができる。
【0059】
横方向壁442は、間にキャビティ444を画定するように、ボディの近位側部分204の外側表面から離間される内側表面を有する。キャビティ444が、ボディ202に対してカラー252が連結されるときに、その中でロック・タブ402を受けるように構成される。
【0060】
ボディ202が、図10の線C-Cを通るチューブ結合部アセンブリ106の断面図を示す図12~14に示されるように、ボディの軸A1及び近位側部分204の外側表面の周りで離間される複数のキャビティ444を有することができる。ボディ202が複数のキャビティ444を有する場合、各ロック・タブ402が相補的なキャビティ444に位置合わせされるときのみ、カラー252がボディ202の方に移動させられてボディ202に連結され得る。さらに、横方向壁442に対してロック・タブ402が係合することにより、軸A1、A2を中心としてカラー252がボディ202に対して回転することに抵抗することができる。
【0061】
本開示のいくつかの実施例では、キャビティ444が、ボディの近位側部分204の周囲を画定する外側表面の全体の周りで延在し、その結果、ロック・タブ402が、ボディ202に対して任意の径方向の向きにおいてキャビティ444の中に挿入され得るようになる。
【0062】
ロック・タブ402がキャビティ444の中に挿入されると、ボディ202及びカラー252の互いから離れる移動が、ボディの突出棚部分446に対しての棘部分404の係合によって阻止される。突出棚部分446が、横方向壁442からキャビティ444の中へ、ボディの孔208の方に、延在することができる。
【0063】
ボディ202がカラー252の通路258を通して挿入されるとき、各ロック・タブ402の棘部分404が、ロック・タブ402をカラーの軸A2の方に付勢するために横方向壁442の内側表面に対して係合する。カラー252がさらにボディの近位端210の方に移動させられるとき、棘部分404が突出棚部分446を通過して移動し、その結果、ロック・タブ402が非付勢位置の方に向かって径方向外側に移動することができる。
【0064】
本開示のいくつかの実施例では、突出棚部分446が、ボディの近位側部分204の外側表面からキャビティ444の中へ延在することができる。このような実施例では、ロック・タブ402が、ロック・タブの棘部分404が突出棚部分446を通過して移動するまで、ボディの軸A1から離れるように径方向外側に付勢され得る。
【0065】
ボディ202が、ボディの近位端210を通ってキャビティ444まで延在するアパーチャ460をさらに有することができる。ボディ202が複数のキャビティ444を有する場合、各キャビティが、ボディの近位端210を通って延在するアパーチャ460を有することができる。
【0066】
アパーチャ460が、突出棚部分446に隣接する部分においてキャビティ444と交差することができ、その結果、キャビティ444内のアパーチャの開口部が突出棚部分446の反対側に配置される。アパーチャ460が、アパーチャ460を通して挿入されることになる物体によりロック・タブ402を付勢するのを可能にすることができ、ボディ202からカラー252を分離するのを可能にすることができる。例えば、ピンなどの物体が棘部分404に対して係合してロック・タブ402を突出棚部分446から離すように付勢するようになるまでピンをアパーチャ460を通して挿入することにより、カラー252がボディ202から分離され得る。ロック・タブ402が棘部分404の長さに等しい距離だけ付勢されると、カラー252がボディ202から離れるように移動させられ得、その結果、棘部分404が突出棚部分446に対して係合することなく、ロック・タブ402がキャビティ444から引っ込められる。
【0067】
図13及び14を参照すると、チューブ結合部アセンブリ106が、ボディの遠位端部分206をチューブ16の孔の中に挿入することにより、組み立てられ得る。次いで、カラー252が、ボディの遠位端212に向かう方向において、チューブ16の外側表面に沿って移動させられる。
【0068】
ボディ202が互いに離間される複数のキャビティ444を有する実施例では、ボディ202及び/又はカラー252が、ロック・タブ402をキャビティ444に位置合わせするまで、互いに対して回転させられる。ロック・タブ402及びキャビティ444が位置合わせされると、カラー252がボディの近位端210の方に移動させられ得、その結果、ロック・タブ402がキャビティ444の中に入る。
【0069】
カラー252が、ロック・タブの棘部分404が突出棚部分446を通過して移動させられるまで、ボディ202の近位端210の方に向かう第1の方向に移動させられる。棘部分404が例えば突出棚部分446とボディ202の近位端210との間において突出棚部分を通過して移動させられるとき、ロック・タブ402が付勢解除され、カラー252の軸A2から離れるように移動し、その結果、カラーがボディ202の近位端210から離れる第2の方向において移動させられるときに棘部分404が突出棚部分446に対して係合し得る。
【0070】
チューブ結合部アセンブリ106が、カラー252がボディ202に連結されるときに、一定の距離でボディに対して直接に対向するカラーの内側表面からボディの遠位端部分206の外側表面を離間させるように、構成される。ボディの遠位端部分206とカラー252の内側表面との間の距離は、チューブ16の壁の厚さT1とほぼ等しいか又はそれより小さい。いくつかの実施例では、ボディの遠位端部分206の外側表面とボディに対して直接に対向するカラーの内側表面との間の距離が、チューブ16の厚さT1より小さいか又はそれと等しく、その結果、カラー202の内側表面がチューブ16に対して係合してチューブ16を圧縮するようになる。
【0071】
本開示の特徴のうちの任意の特徴が本明細書の任意の実施例に含まれ得ることを理解されたい。例えば、チューブ結合部アセンブリが、対応する対合するねじを有するボディ及びカラーを用いて構成され得、同時に、ボディ及びカラーのうちの一方から延在するロック・タブをさらに有し、ロック・タブが、ボディ及びカラーを一体に連結するときにボディ及びカラーのもう一方に係合するように構成される、ことが企図される。このような実施例では、ロック・タブの係合が、カラー及びボディが意図される通りに一体に完全に連結されたことを示すことができ、ボディからのカラーの離脱に抵抗することができる。同様に、本開示のチューブ結合部アセンブリが、ねじ切りされた連結構造部、フランジなどの組立補助構造部、及びロック構造部、のうちの任意のものを有することができる。
【0072】
項としての本主題の技術の例示
本主題の技術を、例えば、以下に説明される種々の態様に従って例示する。本主題の技術の態様の種々の実例が、便宜的に、番号を付される項(第1項、第2項、第3項、など)として説明される。これらは例として提供されるものであり、本主題の技術を限定するものではない。従属項のうちの任意の従属項が任意の組み合わせで組み合わされ得、例えば第1項又は第5項など、個別の独立する項の中に配置され得ることに留意されたい。他の項も同様に提示され得る。
【0073】
第1項
チューブ結合部アセンブリであって、外側表面、内側表面、近位端部分、及び遠位端部分を有するボディであって、内側表面が、近位端部分と遠位端部分との間を延在する孔を画定し、外側表面が、孔から離れる径方向外側の方向において外側表面から延在するボディねじを有し、ボディの外側表面が、ボディの近位端部分から遠位端部分に向かって減少する断面幅を画定する、ボディと、第1の端部、第2の端部、及び、第1の端部と第2の端部との間を延在する通路を画定する内側表面を有するカラーであって、カラーの内側表面が、通路の中まで径方向内側に延在するカラーねじを有し、カラーねじが、カラーの第1の端部から第2の端部に向かってカラーの内側表面に沿って延在する、カラーと、を有するチューブ結合部アセンブリ。
【0074】
第2項
第1項のチューブ結合部アセンブリであって、ボディの外側表面が近位端部分と遠位端部分との間にある壁を有し、壁が、孔を通る軸に対して横向きである方向に延在する、チューブ結合部アセンブリ。
【0075】
第3項
第1項又は第2項のいずれか一項のチューブ結合部アセンブリであって、ボディねじが、近位端部分から遠位端部分に向かって減少するボディの断面幅を画定する、チューブ結合部アセンブリ。
【0076】
第4項
第1項から第3項までのいずれか一項のチューブ結合部アセンブリであって、ボディねじが近位端部分に沿って延在する、チューブ結合部アセンブリ。
【0077】
第5項
第1項から第4項までのいずれか一項のチューブ結合部アセンブリであって、ボディねじが、ボディの近位端部分及び遠位端部分に沿って延在する、チューブ結合部アセンブリ。
【0078】
第6項
第1項から第5項までのいずれか一項のチューブ結合部アセンブリであって、遠位端部分に沿うボディの外側表面が、第1の遠位側部分長さに沿って一定である断面幅を画定する、チューブ結合部アセンブリ。
【0079】
第7項
第6項のチューブ結合部アセンブリであって、遠位端部分に沿うボディの外側表面の断面幅が、第1の遠位側部分長さからボディの遠位端まで延在する第2の遠位側部分長さに沿って減少する、チューブ結合部アセンブリ。
【0080】
第8項
第1項から第7項までのいずれか一項のチューブ結合部アセンブリであって、通路がカラー第1の端部から第2の端部までの長さを有し、カラーねじが通路の長さの一部分に沿って延在する、チューブ結合部アセンブリ。
【0081】
第9項
第1項から第8項までのいずれか一項のチューブ結合部アセンブリであって、カラーの内側表面及びねじが、カラーの第1の端部から第2の端部に向かって減少する通路の断面幅を画定する、チューブ結合部アセンブリ。
【0082】
第10項
第1項から第9項までのいずれか一項のチューブ結合部アセンブリであって、カラーねじが、カラーの第1の端部から第2に向かって第1の長さに沿って延在し、ボディねじが第2の長さに沿って延在し、第1及び第2の長さがほぼ等しい、チューブ結合部アセンブリ。
【0083】
第11項
第1項から第10項までのいずれか一項のチューブ結合部アセンブリであって、カラーがボディに連結されるとき、ボディの遠位端部分がカラーの通路の中まで延在する、チューブ結合部アセンブリ。
【0084】
第12項
第11項のチューブ結合部アセンブリであって、カラーがボディに連結されるとき、遠位端部分に沿うボディの外側表面がカラーの内側表面から離間される、チューブ結合部アセンブリ。
【0085】
第13項
第1項から第12項までのいずれか一項のチューブ結合部アセンブリであって、カラーが、通路から離れる径方向外側の方向において外側表面から延在するフランジを有する、チューブ結合部アセンブリ。
【0086】
第14項
第13項のチューブ結合部アセンブリであって、フランジがカラーの第1の端部のところに位置決めされる、チューブ結合部アセンブリ。
【0087】
第15項
第13項のチューブ結合部アセンブリであって、フランジが、通路から離れる径方向外側に延在するスパー部を有する、チューブ結合部アセンブリ。
【0088】
第16項
第15項のチューブ結合部アセンブリであって、スパー部が、カラーの外側表面から離れるように延在する傾斜面と、傾斜面とカラーの外側表面との間を延在する横方向壁と、を有する、チューブ結合部アセンブリ。
【0089】
第17項
第11項のチューブ結合部アセンブリであって、ソケット軸を有する通路を画定する内側表面を有するソケットをさらに有し、内側表面が傾斜面及び横方向壁を有し、その結果、ソケットの横方向壁が、ソケット軸を中心としてソケットが第1の方向に回転させられるとき、カラー・フランジの横方向壁に対して係合するように構成され、ソケットの横方向壁が、第1の方向と反対である第2の方向においてソケット軸を中心としてソケットが回転させられるとき、カラー・フランジの横方向壁に対して係合しないように構成される、チューブ結合部アセンブリ。
【0090】
第18項
第17項のチューブ結合部アセンブリであって、ソケットが、ソケットの第1の端部から、傾斜面と横方向壁との間のリッジ部まで、延在するベベル面を有する、チューブ結合部アセンブリ。
【0091】
第19項
チューブ結合部アセンブリであって、外側表面、内側表面、近位端部分、遠位端部分、及び近位端部分と遠位端部分との間にある横方向壁を有するボディであって、横方向壁が、壁を通って近位端部分の方に延在するキャビティを有する、ボディと、第1の端部、第2の端部、及び、第1の端部と第2の端部との間を延在する通路を画定する内側表面を有するカラーであって、カラーが、カラーの第2の端部から離れる第1の方向に第1の端部から延在するロック・タブを有する、カラーとを有し、カラーがボディに連結される場合、ロック・タブが、ボディから離れるカラーの移動に抵抗するためにボディのキャビティの中に挿入されるように構成される、チューブ結合部アセンブリ。
【0092】
第20項
第19項のチューブ結合部アセンブリであって、カラーがボディに連結されるとき、ボディの遠位端部分がカラーの通路の中まで延在する、チューブ結合部アセンブリ。
【0093】
第21項
第20項のチューブ結合部アセンブリであって、カラーがボディに連結されるとき、遠位端部分に沿うボディの外側表面がカラーの内側表面から離間される、チューブ結合部アセンブリ。
【0094】
第22項
第19項から第21項のいずれか一項のチューブ結合部アセンブリであって、ボディがキャビティの中まで延在する突出棚部分を有し、ロック・タブが棘部分を有し、棘部分が、カラー及びボディが一体に連結されるとき、孔を通る軸に沿ってボディから離れるようにカラーが移動するのに抵抗するために、突出棚部分に対して係合するように構成される、チューブ結合部アセンブリ。
【0095】
第23項
第22項のチューブ結合部アセンブリであって、突出棚部分が、孔の軸に向かって径方向内側に延在し、棘部分が、通路を通る軸から離れる径方向外側に延在する、チューブ結合部アセンブリ。
【0096】
第24項
第22項のチューブ結合部アセンブリであって、棘部分が、第1の方向に対して横向きである第2の方向に延在する遠位端表面を有する、チューブ結合部アセンブリ。
【0097】
第25項
第19項から第24項までのいずれか一項のチューブ結合部アセンブリであって、ボディが、近位端表面と、キャビティから近位端表面を通って延在するアパーチャとを有する、チューブ結合部アセンブリ。
【0098】
第26項
第19項から第25項までのいずれか一項のチューブ結合部アセンブリであって、カラーが、カラーの第1の端部の周囲の周りで離間される複数のタブを有する、チューブ結合部アセンブリ。
【0099】
別の留意事項
いくつかの実施例では、本明細書の項のうちの任意の項が、独立する項のうちの任意の1つの項又は従属項のうちの任意の1つの項に従属してよい。一態様では、項のうちの任意の項(例えば、従属項又は独立する項)が、1つ又は複数の任意の他の項(例えば、従属項又は独立する項)と組み合わされ得る。一態様では、請求項が、項、文、フレーズ、又は段落の中において説明される単語(例えば、ステップ、動作、手段、又は構成要素)のうちの一部の単語又はすべての単語を含むことができる。一態様では、請求項が、1つ又は複数の項、文、フレーズ、又は段落の中で説明される単語の一部の単語又はすべての単語を含むことができる。一態様では、項、文、フレーズ、又は段落の各々の中の単語の一部が取り除かれてよい。一態様では、追加の単語又は要素が、項、文、フレーズ又は段落に加えられてよい。一態様では、本主題の技術が、本明細書で説明される、構成要素、要素、機能、又は動作のうちの一部を利用することなく実装され得る。一態様では、本主題の技術が、追加の構成要素、要素、機能、又は動作を利用して実装され得る。
【0100】
本開示は、本明細書で説明される種々の態様を任意の当業者が実施するのを可能にするために提供されるものである。本開示は本主題の技術の多様な実例を提供するものであり、本主題の技術はこれらの実例のみに限定されない。これらの態様に対しての多様な修正形態が当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義される一般的な原理が他の態様にも適用され得る。
【0101】
単数の要素を参照することは、特に明記しない限り、「唯一」を意味することを意図されず、「1つ又は複数」を意味することを意図される。特に明記しない限り、「いくつかの」という用語は1つ又は複数を意味する。男性の代名詞(例えば、彼の(his))は女性及び中性(例えば、彼女の(her)及びその(its))も含み、逆も同様である。存在する場合の表題及び副題は単に便宜的に使用されるものであり、本発明を限定しない。
【0102】
「例示」という単語は、本明細書では、「例又は例証として働く」こと意味するのに使用される。「例示」として本明細書で説明されるすべての態様又はデザインは、他の態様又はデザインと比較して好適である又は有利であると必ずしも解釈されるものではない。一態様では、本明細書で説明される多様な代替的構成及び代替的動作は少なくとも等価であるとみなされ得る。
【0103】
「態様」などのフレーズは、本主題の技術にとってそのような態様が不可欠であるということ、又は本主題の技術のすべての構成に対してそのような態様が適用されるということ、を暗に意味するものではない。態様に関連する開示はすべての構成に適用され得るか又は1つ又は複数の構成に適用され得る。態様が1つ又は複数の実例を提供することができる。態様などのフレーズは1つ又は複数の態様を意味することができ、逆も同様である。「実施例」などのフレーズは、本主題の技術にとってそのような実施例が不可欠であるということ、又は本主題の技術のすべての構成に対してそのような実施例が適用されるということ、を暗に意味するものではない。実施例に関連する開示はすべての実施例に適用され得るか或いは1つ又は複数の実施例に適用され得る。実施例が1つ又は複数の実例を提供することができる。実施例などのフレーズは1つ又は複数の実施例を意味することができ、逆も同様である。「構成」などのフレーズは、本主題の技術にとってそのような構成が不可欠であるということ、又は本主題の技術のすべての構成に対してそのような構成が適用されるということ、を暗に意味するものではない。構成に関連する開示はすべての構成に適用され得るか或いは1つ又は複数の構成に適用され得る。構成が1つ又は複数の実例を提供することができる。構成などのフレーズは1つ又は複数の構成を意味することができ、逆も同様である。
【0104】
一態様では、特に明記しない限り、本明細書に記載されるすべての測定値、値、等級、位置、大きさ、サイズ、及び他の仕様は、以下の特許請求の範囲の場合も含めて、概略的なものであり、正確なものではない。一態様では、これらは、それらの関係する機能に矛盾せず且つそれらの関係する技術分野における慣例に矛盾しない妥当な範囲を有することを意図される。
【0105】
一態様では、「連結」などの用語は直接に連結されているということを意味することができる。別の態様では、「連結」などの用語は間接的に連結されているということを意味することができる。
【0106】
本開示で使用される場合の「頂部」、「底部」、「前方」、及び「後方」などの用語は、任意の基準系を意味するものとして理解されるべきであり、一般的な重力基準系を意味するものとして理解されるべきではない。したがって、頂部表面、底部表面、前方表面、及び後方表面は、重力基準系において、上方に、下方に、対角線上に、又は水平に、延在することができる。
【0107】
本主題の技術の範囲から全く逸脱することなく、種々のアイテムが多様なかたちで配置構成され得る(例えば、多様な順番で配置構成され得たり、又は多様なやり方で分割され得たりする)。当業者に既知であるか又は今後当業者に知られることになる、本開示を通して説明される種々の態様の要素に対してのすべての構造的均等物及び機能的均等物は参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されることを意図される。さらに、本明細書で開示されるものは、そのような開示が特許請求の範囲において明確に説明されているか否かにかかわらず公に供されることを意図されない。特許請求の範囲の要素は、その要素が「のための手段」というフレーズを使用して明確に説明されない限り、又は方法クレームの場合にはその要素が「のためのステップ」というフレーズを使用して説明されない限り、米国特許法第112条第6項の規定の下で解釈されるものではない。さらに、「include」又は「have」などの用語が使用される範囲においては、このような用語は、特許請求の範囲において「comprise」という用語が移行語(transitional word)として採用されるときに解釈される場合の「comprise」と同様に包括的であることを意図される。
【0108】
発明の名称、背景技術、発明の概要、図面の簡単な説明、及び本開示の要約は、これによって本開示に組み込まれ、本開示の説明的な例として提供され、限定的な説明として提供されない。これは、それらが特許請求の範囲又は意味を限定するのに使用されないということの理解に基づいて提示されるものである。加えて、発明を実施するための形態では、記述が説明的な例を提供し、本開示を簡素化すること目的として種々の特徴が種々の実施例にまとめられている、ことが分かるであろう。このような開示方法は、特許請求される主題が各々の請求項で明確に説明される特徴より多くの特徴を必要とするというような意図を反映するものとして解釈されるものではない。むしろ、以下の特許請求の範囲で反映されるように、本発明の主題は、開示される単一の構成又は動作のすべての特徴よりも少ない特徴の中にある。これによって、以下の特許請求の範囲は発明を実施するための形態に組み込まれ、各々の請求項は別個に特許請求される主題として独立する。
【0109】
特許請求の範囲は本明細書で説明される態様のみに限定されることを意図されず、特許請求の範囲の文言(language claim)に一致する全範囲を与えられるべきであり、すべての法的均等物を包含するべきである。しかし、いずれの請求項も、米国特許法第101条、第102条、又は第103条の要求を満たすのに不十分である主題を含むことを意図されず、そのようなものとして解釈されるべきでもない。
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【国際調査報告】