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特表2023-539459ユーザー介入をトリガーするグループベースコミュニケーションシステムを介したアプリケーション間データ交換
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  • 特表-ユーザー介入をトリガーするグループベースコミュニケーションシステムを介したアプリケーション間データ交換 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-14
(54)【発明の名称】ユーザー介入をトリガーするグループベースコミュニケーションシステムを介したアプリケーション間データ交換
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/10 20230101AFI20230907BHJP
   H04L 51/07 20220101ALI20230907BHJP
【FI】
G06Q10/10
H04L51/07
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023512001
(86)(22)【出願日】2021-08-19
(85)【翻訳文提出日】2023-03-30
(86)【国際出願番号】 US2021046718
(87)【国際公開番号】W WO2022040438
(87)【国際公開日】2022-02-24
(31)【優先権主張番号】17/246,024
(32)【優先日】2021-04-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/067,810
(32)【優先日】2020-08-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】506332063
【氏名又は名称】セールスフォース インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】弁理士法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ブレヴォート マイケル
(72)【発明者】
【氏名】フランク イラン
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA12
(57)【要約】
コミュニケーションプラットフォームは、ネットワークベースのコンピューティングシステムを活用して、アプリケーションがチャンネルを介して1つ以上のアプリケーションとデータを交換できるようにすることができる。いくつかの実施例では、第1アプリケーションは、チャンネルにメッセージを投稿することができ、第2アプリケーションは、1つ以上のメッセージに基づいてイベントを特定するために、投稿されたメッセージを聞くことができる。イベントの検出に応答して、第2アプリケーションは、ユーザーに通知し、新しいチャンネルを作成し、若しくは、ユーザーをチャンネルに追加するなどすることができ、及び/又は第2アプリケーションは、問題を修正するためのアクションを実行することができる。第1アプリケーション及び第2アプリケーション、並びにチャンネルに追加されたユーザーは、同じ又は異なるオーガナイゼーションに関連付けることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
グループベースコミュニケーションプラットフォームに関連付けられた1つ以上のコンピューティングデバイスによって少なくとも部分的に実行される方法であって、前記方法は、
前記1つ以上のコンピューティングデバイスにおいて、第1アプリケーションから第1メッセージを受信することと、
前記1つ以上のコンピューティングデバイスによって、前記第1メッセージを前記グループベースコミュニケーションプラットフォームの第1チャンネルに関連付けることであって、
前記関連付けることは、前記第1チャンネルを介して前記第1メッセージを前記第1アプリケーション及び第2アプリケーションに利用可能にさせることを含む、
前記第1メッセージを前記第1チャンネルに関連付けることと、
イベントを検出することに応答して、前記第2アプリケーションから、前記グループベースコミュニケーションプラットフォームに関連付けられたアクションを実行する要求を受信することと、
前記要求を受信することに応答して、前記アクションを実行させることであって、
前記アクションは、ユーザーを前記第1チャンネルに招待することを含み、
前記ユーザーは、前記グループベースコミュニケーションプラットフォームに関連付けられている、
前記アクションを実行させることと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記アクションは、
前記第1チャンネルを介して第2メッセージを送信することであって、
前記第2メッセージは、前記第1メッセージへのリンク、前記イベントのタイプ、前記第1メッセージからのコンテンツ、メタデータ、前記第1メッセージの識別子、前記第1アプリケーションの識別子、及び前記第1アプリケーションによって利用可能となったサービスに応答して受信されたデータのうちの少なくとも1つを含む、
前記第2メッセージを送信することと、
前記グループベースコミュニケーションプラットフォームに関連付けられたワークフロープロセスを実行させることと、
前記ユーザーに前記イベントを通知することと、
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1アプリケーションは、第1オーガナイゼーションに関連付けられ、かつ
前記第2アプリケーションは、前記第1オーガナイゼーションとは異なる第2オーガナイゼーションに関連付けられている、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記ユーザーは、前記第1オーガナイゼーションに関連付けられた第1ユーザーであり、
前記方法は、
前記第2オーガナイゼーションに関連付けられた第2ユーザーを前記第1チャンネルに招待することと、
第2チャンネルを作成し、前記第2ユーザーを前記第2チャンネルに招待することと、
前記第1ユーザーにメッセージを送信することであって、前記メッセージは、メッセージが前記第2ユーザーに送信されるようにする作動可能要素を含む、メッセージを送信することと、
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1メッセージに関連付けられたデータ又はメタデータの少なくとも1つと一致するパラメータによって満たされる条件に少なくとも部分的に基づいて、前記イベントを検出することと、
前記イベントを検出することに応答して、前記1つ以上のコンピューティングデバイスによって、前記グループベースコミュニケーションプラットフォームを介して前記アクションが実行されるようにすることと、
をさらに含む、請求項1-4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記イベントが解決されたと決定することと、
前記イベントが解決されたと決定することに応答して、前記ユーザーを第1チャンネルから削除することと、
をさらに含む、請求項1-5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1アプリケーションは、前記グループベースコミュニケーションプラットフォームの第1オーガナイゼーションに関連付けられ、
前記第1チャンネルは、前記第1オーガナイゼーションに関連付けられ、
前記第2アプリケーションは、前記第1オーガナイゼーションとは異なる第2オーガナイゼーションと関連付けられ、
前記方法は、
前記第1チャンネルに前記第2アプリケーションを追加するために、前記第1オーガナイゼーションに関連付けられた要求を受信することと、
前記要求の承認を受信したことに応答して、前記第1メッセージが前記第2アプリケーションにアクセス可能であるように、前記第1メッセージに関連付けられた許可を設定することと、
をさらに含む、請求項1-6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
1つ以上のプロセッサによって実行された場合に、前記1つ以上のプロセッサに操作を実行させるコンピュータにより実行可能な命令を格納する非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記操作は、
前記1つ以上のコンピューティングデバイスにおいて、第1アプリケーションから第1メッセージを受信することと、
前記1つ以上のコンピューティングデバイスによって、前記第1メッセージをグループベースコミュニケーションプラットフォームの第1チャンネルに関連付けることであって、
前記関連付けることは、前記第1チャンネルを介して前記第1メッセージを前記第1アプリケーション及び第2アプリケーションに利用可能にさせることを含む、
前記第1メッセージを前記第1チャンネルに関連付けることと、
イベントを検出することに応答して、前記第2アプリケーションから、前記グループベースコミュニケーションプラットフォームに関連付けられたアクションを実行する要求を受信することと、
前記要求を受信することに応答して、前記アクションを実行させることであって、
前記アクションは、ユーザーを前記第1チャンネルに招待することを含み、
前記ユーザーは、前記グループベースコミュニケーションプラットフォームに関連付けられている、
前記アクションを実行させることと、
を含む、非一時的なコンピュータ可読媒体。
【請求項9】
前記アクションは、
前記第1チャンネルを介して第2メッセージを送信することであって、
前記第2メッセージは、前記第1メッセージへのリンク、前記イベントのタイプ、前記第1メッセージからのコンテンツ、メタデータ、前記第1メッセージの識別子、前記第1アプリケーションの識別子、及び前記第1アプリケーションによって利用可能となったサービスに応答して受信されたデータのうちの少なくとも1つを含む、
前記第2メッセージを送信することと、
前記グループベースコミュニケーションプラットフォームに関連付けられたワークフロープロセスを実行させることと、
前記ユーザーに前記イベントを通知することと、
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項8に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
【請求項10】
前記第1アプリケーションは、第1オーガナイゼーションに関連付けられ、かつ
前記第2アプリケーションは、前記第1オーガナイゼーションとは異なる第2オーガナイゼーションに関連付けられている、
請求項8又は9に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
【請求項11】
前記ユーザーは、前記第1オーガナイゼーションに関連付けられた第1ユーザーであり、
前記操作は、
前記第2オーガナイゼーションに関連付けられた第2ユーザーを前記第1チャンネルに招待することと、
第2チャンネルを作成し、前記第2ユーザーを前記第2チャンネルに招待することと、
前記第1ユーザーにメッセージを送信することであって、前記メッセージは、メッセージが前記第2ユーザーに送信されるようにする作動可能要素を含む、メッセージを送信することと、
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項10に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
【請求項12】
前記操作は、前記ユーザーに通知を送信することをさらに含み、
前記通知は、前記イベントに応答して前記第2アプリケーションによって行われる第2アクションを示す、
請求項10に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
【請求項13】
前記通知は、前記第2オーガナイゼーションに関連付けられた第2ユーザーによって行われる第3アクションをさらに示す、請求項12に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
【請求項14】
前記第1アプリケーションは、前記グループベースコミュニケーションプラットフォームの第1オーガナイゼーションに関連付けられ、
前記第1チャンネルは、前記第1オーガナイゼーションに関連付けられ、
前記第2アプリケーションは、前記第1オーガナイゼーションとは異なる第2オーガナイゼーションと関連付けられ、
前記操作は、
前記第1チャンネルに前記第2アプリケーションを追加するために、前記第1オーガナイゼーションに関連付けられた要求を受信することと、
前記要求の承認を受信したことに少なくとも部分的に基づいて、前記第1メッセージが前記第2アプリケーションにアクセス可能であるように、前記第1メッセージに関連付けられた許可を設定することと、
をさらに含む、
請求項8-13のいずれか1項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
【請求項15】
前記操作は、
前記第1メッセージに関連付けられたデータ又はメタデータの少なくとも1つと一致するパラメータによって満たされる条件に少なくとも部分的に基づいて、前記イベントを検出することと、
前記イベントを検出することに応答して、前記1つ以上のコンピューティングデバイスによって、前記グループベースコミュニケーションプラットフォームを介して前記アクションが実行されるようにすることと、
をさらに含む、請求項8-14のいずれか1項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
本PCT出願は、2021年4月30日に出願された米国特許出願番号17/246,024、及び2020年8月19日に出願された米国仮特許出願番号63/067,810に対する優先権の利益を主張し、その全体がすべての目的のために参照により本明細書に援用される。
【0002】
電子データ交換(EDI)システムは、EDIハードウェア標準及び通信規格を使用して、直接の通信回線を介したビジネス間通信又は企業間通信を容易にすることができる。しかし、EDI標準は頻繁に変更され、多数のEDI標準が存在するため、企業は、パートナー企業のEDIシステムと通信するためのEDIシステムを設定しても、そのEDIシステムが別のパートナー企業のEDIシステムで機能しないことがある。したがって、EDIシステムは、比較的安定し、且つ一貫した規格及び/又は比較的明確に定義され予測可能な実行機能を含む特定の特殊な状況に限定されることがある。
【図面の簡単な説明】
【0003】
添付図面を参照して詳細な説明について解説する。各図において、参照番号の左端の数字は、その参照番号が最初に表示される図を特定する。異なる図において使用される同じ参照番号は、類似又は同一のコンポーネント又は特徴を示す。これらの図は縮尺通りに描かれていない。
【0004】
図1図1は、本開示のいくつかの実施形態による、グループベースコミュニケーションシステムの例示的な環境及びシステムインフラストラクチャーを示す。
図2図2は、ユーザー介入を引き起こすことができるグループベースコミュニケーションプラットフォームを介して異なるオーガナイゼーションのアプリケーション間で自動交換を行うための例示的なグループベースコミュニケーションプラットフォーム構成を示す。図2はまた、アプリケーション間の交換に関連付けられた例示的なユーザーインターフェイスを含む。
図3図3は、異なるオーガナイゼーションのアプリケーション間で交換を行うための例示的なプロセス、及びユーザーをチャンネルに招待するための検出及び方法のフロー図を示す。
図4A図4Aは、グループベースコミュニケーションシステムの様々なコンポーネントによって実行される命令から生じ得る例示的なユーザーインターフェイスを示し、これらのコンポーネント(群)の基礎となる操作をさらに説明し得る。
図4B図4Bは、グループベースコミュニケーションシステムの様々なコンポーネントによって実行される命令から生じ得る例示的なユーザーインターフェイスを示し、これらのコンポーネント(群)の基礎となる操作をさらに説明し得る。
図5A図5Aは、グループベースコミュニケーションシステムの様々なコンポーネントによって実行される命令から生じ得る例示的なユーザーインターフェイスを示し、これらのコンポーネント(群)の基礎となる操作をさらに説明し得る。
図5B図5Bは、グループベースコミュニケーションシステムの様々なコンポーネントによって実行される命令から生じ得る例示的なユーザーインターフェイスを示し、これらのコンポーネント(群)の基礎となる操作をさらに説明し得る。
【発明を実施するための形態】
【0005】
コミュニケーションプラットフォームは、ネットワークベースのコンピューティングシステムを活用して、ユーザー及びアプリケーションが、コミュニケーションチャンネル(又は「チャンネル」)を介して他の一人以上のユーザー及び/又は1つ以上のアプリケーションとのデータの交換を可能にすることができる。チャンネル又は他の仮想空間は、当該コミュニケーションプラットフォームに関連付けられたシステム及びデバイスの間及びその中でデータを交換するために使用されるデータ経路であることができる。例えば、チャンネルは、様々なユーザーコンピューティングデバイスの間及びその中で確立されることができ、ユーザーコンピューティングデバイスが、1つ以上のネットワーク上において互いの間及びその中でデータをやりとりし、かつ共有することを可能にする。すなわち、いくつかの実施例では、コミュニケーションプラットフォームは、グループベースコミュニケーションプラットフォーム、チャンネルベースのコミュニケーションプラットフォーム、許可ベースのコミュニケーションプラットフォーム、チャンネルベースのメッセージングプラットフォーム、及び/又はユーザー間及びその中での通信を容易にするための任意の他のプラットフォーム及び/又はハブであることができる。いくつかの実施例では、チャンネルに関連付けられたデータは、ユーザーインターフェイスを介して提示されることができる。いくつかの実施例では、ユーザーインターフェイスは、特定のチャンネルに対して投稿されたメッセージ及び/又は実行されたアクションを示すデータフィードを提示することができる。
【0006】
本明細書で説明する技術は、異なるオーガナイゼーションに関連付けられたアプリケーション間のデータ交換のための交換チャンネルを含むことができる。しかしながら、電子データ交換(EDI)とは異なり、この技術は、グループベースコミュニケーションプラットフォームを使用して、ユーザーのデータ交換への関与をもたらすことを含むことができる。例えば、エラー、アプリケーションに対して有効な情報の欠如、又はビジネスにプラス又はマイナスの影響を与え得る事象を示す可能性のある条件及び/又はパラメータを満たすメッセージなどのイベントの検出に応答して、本明細書に記載される技術は、一人以上のユーザーを交換チャンネルに参加させること、及び/又は新しいチャンネルを作成し、一人以上のユーザーを新しいチャンネルに参加させることを含むことができる。いくつかの実施例では、交換チャンネルは、チャンネルにメッセージを投稿するアプリケーションと、それらの投稿に基づいてチャンネル内のイベントを聞くアプリケーションとを少なくとも含むように構成されることができる。リスニングチャンネルは、それが検出したイベントに基づいて、ユーザーに通知し、チャンネルを作成し、又はメッセージを投稿するなどすることができる。この技術は、交換の一部であることができる二つ以上のアプリケーションを含むグループベースコミュニケーションプラットフォームの交換チャンネルの作成を含むことができる。例えば、グループベースコミュニケーションプラットフォームに登録された第1オーガナイゼーションに関連付けられた管理者であるユーザー(又は他のユーザー)は、交換のためのチャンネルを設定することができる。交換を設定することは、第1オーガナイゼーションに関連付けられた1つ以上のアプリケーションをチャンネルに追加することと、第1オーガナイゼーションとは異なる第2オーガナイゼーションに関連付けられた1つ以上のアプリケーションをチャンネルに追加することとを含むことができる。アプリケーションをチャンネルに追加するプロセスは、いくつかの実例では、グループベースコミュニケーションプラットフォームのチャンネルにユーザーを追加することと同様であることができる。
【0007】
少なくとも1つの実施例では、交換チャンネルを設定するユーザーは、意図的にユーザーをチャンネルから除外し(例えば、チャンネルに追加されたアプリケーション以外)、及び/又は交換チャンネルを非公開に設定することができる。非公開チャンネル(private channel、プライベートチャンネル)は、それに関連付けられた許可を有することができ、それは、非公開チャンネルに関連していないグループベースコミュニケーションのユーザーが、非公開チャンネルの内容を発見し、これに参加し、及び/又はこれを見ることを妨げる。いくつかの実施例では、交換チャンネルは、少なくともそのチャンネル上で共有されるデータが機密であり、機械コードであり、及び/又は非常に大量であることが可能なために、いくつかの実例では、メンバーとしてアプリケーションのみを含むように設定することができる。いくつかの実施例では、ユーザーはチャンネルにアクセス及び/又は参加することができるが、いくつかの実施例では、チャンネルは、アプリケーション以外のユーザーがチャンネルに参加することができるかどうか、又は何人がチャンネルに参加することができるかについて制限を有することができる交換チャンネルとして特定されることができる。
【0008】
いくつかの実施例では、交換チャンネルの一部である第1アプリケーションは、交換チャンネル上でメッセージを送信することができる。このメッセージは、コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)によって受信することができ、交換チャンネルの一部である第2アプリケーションにルーティングすることができる。いくつかの実施例では、交換チャンネル内で送信されるメッセージのうちの少なくともいくつかのためのフォーマッティングは、コミュニケーションプラットフォームの他のチャンネル(例えば、ユーザーチャンネル)内のメッセージとは異なることができる。例えば、メッセージは機械コードを含むことができ、及び/又は予め決定された交換フォーマットに従ってフォーマットすることができる。
【0009】
少なくとも1つの実施例では、チャンネルに追加された少なくとも1つのアプリケーションは、ユーザーに関して、ユーザーをチャンネルに含める、ユーザーに通知する、さもなければユーザーの注意を引く、又はグループベースコミュニケーションプラットフォームの機能を起動するためのイベントを検出することができる。例えば、少なくとも1つのアプリケーションはメッセージを送信し、1つ以上の他のアプリケーションが、イベント(群)を検出するために第1アプリケーションが送信したメッセージを聞くことができる。第2アプリケーションは、第1アプリケーションによって送信されたメッセージに関連付けられたコンテンツ及び/又はメタデータに少なくとも部分的に基づいてイベントを検出することができ、本明細書で説明する交換された技術の1つ以上を、グループベースコミュニケーションプラットフォームによって達成させることができる。
【0010】
例えば、第1アプリケーションは、第1オーガナイゼーションに関連付けることができ、センサー、製造デバイス、サーバー、従業員コンピューティングデバイス、又は入力デバイス(例えば、部品/製品が枯渇しているか又はほぼ枯渇していることを示すためにユーザーがアクティブ化するデバイス)などの第1オーガナイゼーションにおけるコンピューティングデバイスの出力に少なくとも部分的に基づいて、交換チャンネル上でメッセージを送信することができる。第2オーガナイゼーションに関連付けられた第2アプリケーションは、第1アプリケーションと同じ交換チャンネルの一部であることができる。いくつかの実施例では、第2アプリケーションは、第1アプリケーションのメッセージを聞き、交換チャンネル上で第1アプリケーションが送信した1つ以上のメッセージに基づいてイベントを検出するための交換チャンネルの一部であることができる。いくつかの実施例では、第2アプリケーションは、追加的又は代替的に、第1アプリケーションが受信することができる交換チャンネル上でメッセージを送信することができる。
【0011】
イベントを検出すると、第2アプリケーションは、グループベースコミュニケーションシステムによって1つ以上の操作又はアクションを引き起こすことができる。例えば、第2アプリケーションは、ユーザーを交換チャンネルに招待し、新しいチャンネルを開き、ユーザーを新しいチャンネルに招待し、交換チャンネル(例えば、トリガーしているメッセージに関連したスレッド内)及び/又は第2チャンネル上でメッセージを送信し、グループベースコミュニケーションプラットフォームに関連付けられたワークフロープロセスの実行を引き起こし、ダイレクトメッセージをユーザーに送信し、及び/又はユーザーに通知するために、グループベースコミュニケーションシステムのサーバーに命令を送信することができる。第2アプリケーションがメッセージを送信する実施例では、メッセージは、第2アプリケーションがイベントに関連していると検出された第1アプリケーションによって送信されたメッセージ(「トリガーメッセージ」)へのリンク、メッセージの識別子、イベントのタイプ、トリガーメッセージから抽出されたコンテンツ、トリガーメッセージから抽出されたメタデータ、第1アプリケーションの識別子、及び/又は第1アプリケーションが利用可能にしたサービスに応答して受信したデータを含むことができる。
【0012】
いくつかの実施例では、グループベースコミュニケーションプラットフォームは、イベントが解決したという指示を受信することができ、(それが開かれた場合)新しいチャンネルを閉じ、ロックし、及び/又はアーカイブすることができ(ユーザーが交換チャンネルに追加された場合)、交換チャンネルからユーザーを削除することができる。例えば、指示は、新しいチャンネルで送信されたメッセージ、新しいチャンネルで送信されたメッセージに対するコメント、又は任意の他の指示に対する反応を含むことができる。
【0013】
本明細書に記載される技術は、データ交換を達成するために二つの異なるオーガナイゼーションのコンピューティングシステムに必要とされるハードウェア、ソフトウェア、及び/又はノウハウを低減することができる。さらに、本明細書で説明する技術は、グループベースコミュニケーションプラットフォームを使用してユーザーを交換イベントに自動的に追加するという追加の利点を有することができる。この技術はまた、交換チャンネル上で送信されるメッセージの複雑さを低減し、又はそれに関連するコンテンツを翻訳して、コンテンツがEDIシステム又はEDI標準に精通しない人間が理解できるようにすることができる。さらに、ユーザーをグループベースコミュニケーションプラットフォーム内の交換イベントに追加することは、ユーザーが特定のEDIシステム及び/又はEDI標準に固有のハードウェア及び/又はソフトウェアを使用する必要がないため、ユーザーが交換問題又はそれによって示される問題を解決するために使用及び/又は精通する必要があるソフトウェアの量を削減し得る。したがって、本技術は、データ交換を達成するために必要とされるハードウェア及び/又はソフトウェアの量を低減し、それによって、利用可能なメモリ及び/又は計算サイクルを増加させ、電力消費を低減することができる。このように、本開示の様々な実施形態に従って構築されたシステムは、技術的問題に対する具体的な技術的解決策を提供し、その詳細は、本明細書に記載されている。
【0014】
本開示の方法、デバイス、及びコンピュータプログラム製品は、任意の様々なデバイスよって具現化することができる。例えば、例示的な実施形態の方法、デバイス、及びコンピュータプログラム製品は、1つ以上のクライアントデバイスなどの1つ以上のデバイスと通信するように構成された、サーバー又は他のネットワークエンティティなどのネットワークデバイス(例えば、エンタープライズプラットフォーム)によって具現化することができる。追加的又は代替的に、コンピューティングデバイスは、パーソナルコンピュータ又はコンピュータワークステーションなどの据え置き型コンピューティングデバイスを含むことができる。さらに、例示的な実施形態は、携帯型情報端末(PDA)、携帯電話、スマートフォン、ノート型パソコン、タブレットコンピュータ、装着型デバイス、又は前述のデバイスの任意の組み合わせなどの任意の様々なモバイルデバイスよって具現化することができる。
【0015】
図1は、本明細書で説明する例示的な技術を実装するために使用可能なコンピューティングデバイスの例示的なシステム100のブロック図を示す。少なくとも1つの実施例において、例示的なシステム100は、ネットワークベースのコンピューティングシステムを活用してコミュニケーションプラットフォームのユーザーがデータを交換できるようにすることができるグループベースコミュニケーションプラットフォームに関連付けられ得る。このようなグループベースコミュニケーションプラットフォームは、1つ以上のクライアントデバイスにアクセス可能であり、データベースの操作に関連する複数のソフトウェアアプリケーションへのアクセスを提供するように操作可能なサービスを実行する1つ以上のコンピューティングデバイスを備えることができる。いくつかの実施例では、グループベースコミュニケーションプラットフォームは、ソフトウェアアプリケーションを実行し、デジタルコンテンツアイテム、及び/又はアプリケーション関連データなどを格納する1つ以上のデータベースへのアクセスを有する1つ以上の追加サーバーと通信するように配置された1つ以上の中央サーバーの形態をとることができる。グループベースコミュニケーションプラットフォームはまた、クライアントの保存設定及び他のコンプライアンス側面をサポートすることができる。さらに、グループベースコミュニケーションプラットフォームは、データへの適切なアクセスを付与し、第三者がユーザーのワークフローと統合するアプリケーション及びボットを構築することを可能にする総合的な第三者開発者サポートを提供することができる。
【0016】
少なくとも1つの実施例において、コミュニケーションプラットフォームは、プラットフォーム、及び関連したシステム、チャンネル、メッセージ、及び/又は仮想空間が、定義されたユーザーグループへのアクセスを制限するためのセキュリティ(許可によって定義されることができる)を有するように、「グループベース」であることができる。いくつかの実施例では、このようなユーザーグループは、上述したように、共通するアクセス認証情報、又はドメインなどに関連付けることができるグループ識別子によって定義することができる。いくつかの実施例では、コミュニケーションプラットフォームはハブであることができ、安全で非公開な仮想空間を提供して、ユーザーが互いの間及びその中でチャットし、会い、電話し、共同作業し、さもなければ通信することを可能にする。上述したように、各グループは、1つ以上のワークスペースに関連付けることができ、グループに関連したユーザーが、安全で非公開な仮想空間において、互いの間及びその中でチャットし、会い、電話し、共同作業し、さもなければ通信することを可能にする。特定のグループは、ワークスペース識別子又はオーガナイゼーション識別子であることができるグループ識別子に関連付けることができる。
【0017】
いくつかの実施例では、グループベースコミュニケーションプラットフォームは、チャンネルベースのメッセージングプラットフォームである。言い換えれば、コミュニケーションプラットフォームのチャンネルは、コミュニケーションプラットフォームを介してコンテンツを通信及び提供する方法の中心的なコンポーネントであることができる。チャンネルは、チャンネルのメンバーのみが視認することができるチャンネルメンバー(例えば、クライアントデバイスを使用して環境にアクセスする認証済みユーザー)によって投稿されたメッセージコミュニケーションを表示するように構成された仮想コミュニケーション環境又はフィードを備えることができる。チャンネルのフォーマットは、チャンネルの異なるメンバーに対して異なって出現することがあるが、チャンネルの内容(すなわち、メッセージコミュニケーション)は、チャンネルの各メンバーに対して表示されることができる。例えば、共通の一連のグループベースメッセージコミュニケーションは、チャンネルの内容(すなわち、メッセージコミュニケーション)がチャンネルのメンバーごとに変化できないように、それぞれのチャンネルの各メンバーに表示されることができる。チャンネルは、チャンネルが一意に特定されることができるデータのうち1つ以上の項目を参照する又は1つ以上の項目に関連するチャンネル識別子に関連付けることができる。例えば、チャンネル識別子は、ASCIIテキスト、ポインター、及びメモリーアドレスなどを含むことができる。
【0018】
いくつかのチャンネルは、ユーザープロファイルに関連付けられた特定のオーガナイゼーショングループ識別子を有するこれらのユーザー(すなわち、オーガナイゼーションのメンバーであるユーザー)に対してグローバルにアクセス可能であることができる。いくつかのチャンネルへのアクセスは、指定されたグループのメンバーに制限することができ、これによって、これらチャンネルは、彼らのユーザープロファイルに関連付けられた特定のグループ識別子を有するこれらのユーザーにアクセス可能である。チャンネル識別子は、メッセージのアクセス制御を容易にするために使用することができる(例えば、検索クエリーに応答して検索結果の一部としてメッセージを返すなどのメッセージへのアクセスは、彼らのユーザープロファイルに関連付けられたチャンネル識別子を有するユーザー、又はチャンネルに参加する能力を有するユーザーに制限することができる)、及び/又はメッセージのコンテキストを決定するために使用することができる(例えば、チャンネルで議論されたプロジェクトの説明などのチャンネルの説明は、チャンネル識別子に関連付けることができる)。いくつかの実施例では、いくつかのチャンネル(群)は、そのようなチャンネルへのアクセスが制限されるように非公開であることができ、その結果、チャンネル(群)は、グループベースコミュニケーションシステムの他のメンバーによって一般的にアクセス可能及び/又は検索可能ではなくなる。例えば、ユーザー識別子がチャンネルにアクセスするための許可に関連されているユーザー及び/又は管理者のみが、非公開チャンネルを視認したり、変更したりすることができる。そのようなチャンネルへのアクセスを与えるために、非公開チャンネルのチャンネル識別子は、ユーザーが認証/検証を受けた後にユーザープロファイルに関連付けることができ、ユーザーが非公開チャンネルのコンテンツを視認することを可能にする。
【0019】
いくつかの実施例では、グループのメンバー、したがってワークスペースは、同じオーガナイゼーションに関連付けることができる。いくつかの実施例では、グループのメンバー、したがってワークスペースは、異なるオーガナイゼーション(例えば、異なるオーガナイゼーション識別子を有するエンティティ)に関連付けることができる。グループは、オーガナイゼーション又は商業企業のものなどの共通するアクセス認証情報によって定義されることができる。アクセスは、一人のグループメンバーユーザーによって別の非メンバーユーザーに送信される、認証済み参加要求又は参加への招待によってさらに容易にすることができる。グループ識別子は、データ、情報、メッセージなどを特定のグループに関連付けるために使用されることができる。例えば、グループ識別子は、ASCIIテキスト、ポインター、及びメモリーアドレスなどを含むことができる。グループ識別子は、メッセージのアクセス制御を容易にするために使用することができる(例えば、検索クエリーに応答して検索結果の一部としてメッセージを返すようなメッセージへのアクセスは、彼らのユーザープロファイルに関連付けられたグループ識別子を有するユーザーに制限させることができる)、及び/又はメッセージのコンテキストを決定するために使用することができる(例えば、オーガナイゼーションの名前及び/又はオーガナイゼーションの簡単な説明のようなグループの説明は、グループ識別子に関連付けることができる)。
【0020】
ユーザーは、個人、個人のグループ、ビジネス、オーガナイゼーション、及び/又はコンピューティングデバイスなどのエンティティを含むことができる。ユーザーは、クライアントデバイスを使用して、グループベースコミュニケーション又はメッセージングシステムにアクセスできる。
【0021】
図1は、グループベースコミュニケーションプラットフォームのための例示的なシステム100を示しており、これは、コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102と、第1ユーザーに関連付けられた1つ以上のコンピューティングデバイス(群)104と、及び/又は交換用アプリケーション108に関連付けられた1つ以上のコンピューティングデバイス106とを含む例示的なコンピューティングデバイスを備えることができ、ネットワーク(群)110を上で相互作用する。限定ではなく、例示として、コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102は、コミュニケーションプラットフォームシステムを実装するために使用されるサーバーを表すことができ、コンピューティングデバイス(群)104は、第1ユーザーに関連付けられたユーザーデバイス(群)(すなわち、第1「クライアントデバイス」)を表すことができる。コンピューティングデバイス(群)104及び/又は106は、任意の適切なタイプのコンピューティングデバイス、例えば、ポータブル、セミポータブル、半固定、又は固定であることができる。ユーザーコンピューティングデバイス(群)104のいくつかの実施例として、タブレットコンピューティングデバイス、スマートフォン、モバイル通信デバイス、ノート型パソコン、ネットブック、デスクトップコンピューティングデバイス、端末コンピューティングデバイス、装着型コンピューティングデバイス、拡張現実デバイス、インターネット・オブ・シングス(IOT)デバイス、又はコミュニケーションを送信し、本明細書に記載する技術に従って機能を実行することが可能な任意の他のコンピューティングデバイスを挙げることができる。いくつかの実施例では、コンピューティングデバイス(群)106は、分散コンピューティングデバイス、サーバー(群)などを備えることができる。
【0022】
コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102は、単一の中央位置に物理的に位置することができるか、複数の異なる位置に分散されることができる1つ以上の個々のサーバー又は他のコンピューティングデバイスを備えることができる。コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102は、通信ネットワークの全部又は一部を管理するエンティティ(例えば、公益事業会社、政府機関、流通業者、小売業者、製造業者など)によって非公開にホストされても良く、クラウド環境で、又は非公開にホストされたサービスとクラウドにホストされたサービスの組み合わせでホストされても良い。
【0023】
いくつかの実施例では、コンピューティングデバイス(群)106は、交換用アプリケーション108をホストする1つ以上のコンピューティングデバイスを備えることができる。アプリケーションは、クラウドベースのサービス、ボット、機械学習モデル、ハードウェア、及び/又は1つ以上のソフトウェアプログラムであることができる。
【0024】
ネットワーク(群)110には、これらに限定されるものではないが、ローカルエリアネットワーク又はワイドエリアネットワーク、インターネット、ワイヤレスネットワーク、セルラーネットワーク、ローカルワイヤレスネットワーク、Wi-Fi及び/又は近距離ワイヤレス通信、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth Low Energy(BLE)、Near Field Communication(NFC)、有線ネットワーク、セルラーネットワーク、又は任意の他のそのようなネットワーク、又はそれらの任意の組み合わせなどの、当技術分野で知られている任意のタイプのネットワークを含むことができる。ネットワーク(群)110は、インターネット、企業イントラネット、仮想プライベートネットワーク(VPN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、セルラーネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、又は二つ以上のそのようなネットワークの組み合わせなどの単一のネットワーク又はネットワークの集合を備えることができ、それら上で、ユーザーコンピューティングデバイス(群)104は、コミュニケーションプラットフォームにアクセスし、及び/又はコミュニケーションプラットフォームを介して他のユーザーコンピューティングデバイス(群)と通信することができる。そのような通信に使用されるコンポーネントは、少なくとも部分的に、ネットワークのタイプ、選択された環境、又はその両方に依存することができる。さらに、通信ネットワーク110には、インターネットなどのパブリックネットワーク、イントラネットなどのプライベートネットワーク、又はそれらの組み合わせを含むことができ、TCP/IPベースのネットワークプロトコルを含むがこれに限定されない、現在利用可能なまたは後に開発される様々なネットワークプロトコルを利用することができる。例えば、ネットワーキングプロトコルは、グループベースコミュニケーションシステムのニーズに適合するようにカスタマイズすることができる。いくつかの実施形態では、プロトコルは、Websocketチャンネルを介して送信されるJSONオブジェクトのカスタムプロトコルである。いくつかの実施形態では、プロトコルは、RPC上のJSON、及びREST/HTTP上のJSONなどである。
【0025】
本明細書に記載するコンピューティングデバイスの各々は、1つ以上のプロセッサ及び/又はメモリを含むことができる。具体的には、図示された実施例では、コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102は、1つ以上のプロセッサ112及びメモリ114を含み、コンピューティングデバイス(群)104は、1つ以上のプロセッサ116及びメモリ118を含み、及びコンピューティングデバイス(群)107は、1つ以上のプロセッサ120及びメモリ122を含む。
【0026】
限定ではなく、例示として、プロセッサ(群)112、116、及び/又は120は、1つ以上の中央処理デバイス(CPU)、グラフィックス処理デバイス(GPU)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及び/又は特定用途向け集積回路(ASIC)などのプロセス加速デバイス、又は電子データを処理して、その電子データをレジスター及び/又はメモリに格納することができる他の電子データに変換する任意の他のデバイス又はデバイスの一部を備えることができる。いくつかの実施例では、集積回路(例えば、ASICなど)、ゲートアレイ(例えば、FPGAなど)、及び他のハードウェアデバイスも、それらが符号化された命令を実装するように構成される限り、プロセッサと考えることができる。
【0027】
メモリ114、118、及び/又は120は、1つ以上の非一時的なコンピュータ可読媒体を備えることができ、本明細書で説明する方法及び様々なシステムに帰属する機能を実装するために、オペレーティングシステム及び1つ以上のソフトウェアアプリケーション、命令、プログラム、及び/又はデータを格納することができる。様々な実施形態では、メモリは、スタティックランダムアクセスメモリー(SRAM)、同期動的RAM(SDRAM)、不揮発性/フラッシュタイプメモリー、又は情報を記憶することができる任意の他のタイプのメモリなどの任意の適切なメモリ技術を使用して実装されることができる。本明細書で説明するアーキテクチャ、システム、及び個々の要素は、多くの他の論理的、プログラム的、及び物理的コンポーネントを含むことができ、添付の図面に示されるものは、本明細書中の考察に関連する単なる実施例に過ぎない。メモリ114、118、及び/又は120は、それぞれプロセッサ(群)112、116、及び/又は120によって実行可能な任意の数の機能コンポーネントを格納するために使用することができる。多くの実施形態では、これらの機能コンポーネントは、プロセッサ(群)112、116、及び/又は120によって実行可能であり、実行されると、本明細書の考察に従って、コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102、コンピューティングデバイス104(群)、及び/又はコンピューティングデバイス(群)106に起因するアクションを実行するようにプロセッサ(群)112、116、及び/又は120を具体的に構成する命令又はプログラムを備える。
【0028】
図1に示すように、コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102は、ホストコミュニケーション用アプリケーション124を含むことができ、コンピューティングデバイス(群)104は、コミュニケーションプラットフォームを介して関連付けられた1つ以上の中で、コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102を介したコンテンツの相互作用を可能にするクライアントコミュニケーション用アプリケーション126を含むことができる。例えば、コンテンツ(例えば、テキスト、画像、オーディオ、ビデオなどを含むメッセージ)は、コミュニケーションプラットフォームシステムによって提供されるオンライン通信ネットワークのユーザーアカウントに関連付けられた複数のユーザー内で共有することができ、アカウントのタイプ、オーガナイゼーションのアカウントを介してコミュニケーションプラットフォームへのアクセスを許可されたユーザーに関連付けられたオーガナイゼーション/オーガナイゼーションアカウント、及びユーザーが参加した、またはユーザーが追加されたワークスペースなどに基づき、制限されたユーザーアカウントに従ってコンテンツを共有することを含むことができる。いくつかの実施例では、クライアントコミュニケーション用アプリケーション126は、例えば図2図5Bを参照して説明したように、インターフェイスがコンテンツにアクセスし、コンテンツを表示し、コンテンツを生成することを可能にする。特定の実施例では、コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102は、図2図5Bを参照して説明したように、コンテンツ及び/又は命令を提示、送信、及び受信するための命令を送信することができる。いくつかの実施例では、コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102は、本明細書で説明する技術に固有のインターフェイスオプションを公開することができ、いくつかのケースでは、さもなければユーザーが利用できないことがあるが、他の実施例では、ユーザーは、コミュニケーションプラットフォームを使用する従来の方法を通してインターフェイスオプションにアクセスできる。
【0029】
いくつかの実施例では、コミュニケーションプラットフォームは、いくつかの実施例においてユーザーのグループ(群)によって使用可能であることができる、チャンネルベースのメッセージングプラットフォームであることができる。コミュニケーションプラットフォームのユーザーは、チャンネルを介して他のユーザーと通信することができる。チャンネル、又は仮想空間は、コミュニケーションプラットフォームに関連付けられたシステム及びデバイス間及びその中でデータを交換するために使用されるデータ経路であることができる。少なくとも1つの実施例では、ホストコミュニケーション用アプリケーション124は、様々なユーザーコンピューティングデバイス間及びその中でのチャンネルを確立することができ、ユーザーコンピューティングデバイスが互いの間及びその中でデータを通信及び共有することを可能にし、及び/又はホストコミュニケーション用アプリケーション124は、交換用アプリケーション108のような1つ以上のアプリケーション間のチャンネルを確立することができる。交換用アプリケーション間の通信は、コミュニケーションプラットフォームの別の他のチャンネルと同じであることができるが、いくつかの場合において、交換用チャンネルは、それに関連付けられた特別な許可又は異なる構成オプションを有することができる。少なくとも1つの実施例では、ホストコミュニケーション用アプリケーション124、及び/又はクライアントコミュニケーション用アプリケーション126は、そのような通信及び/又はデータの共有を管理することができる。いくつかの実施例では、チャンネルに関連付けられたデータは、ユーザーインターフェイスを介して提示されることができる。少なくとも1つの実施例では、ホストコミュニケーション用アプリケーション124は、1つ以上のアプリケーションプログラミングインターフェイス(API(群))128を介してコンピューティングデバイス(群)104と相互作用して、ユーザーインターフェイスの生成、提示、及び/又は更新を管理することができる。
【0030】
少なくとも1つの実施例では、ホストコミュニケーション用アプリケーション124、クライアントコミュニケーション用アプリケーション126、及び/又は交換用アプリケーション108は、モバイルアプリケーション、ウェブアプリケーション、データベースインターフェイス(例えば、SQL又は他のデータベースインターフェイスを提示するアプリケーションなど)、又はデスクトップアプリケーションであることができ、これらは、コミュニケーションプラットフォームによって提供されることができるか、さもなければ専用のアプリケーションであることができる。例えば、1つ以上のコンピューティングデバイス(群)104及び/又はコンピューティングデバイス(群)106のコンピューティングデバイスは、ネットワーク(群)110を介してAPI(群)128と通信するウェブブラウザを介してホストコミュニケーション用アプリケーション124にアクセスすることができる。いくつかの実施例では、例示的なシステム100に関連付けられたコンピューティングデバイス(群)104は、クライアントコミュニケーション用アプリケーション126のインスタンス又はバージョンが付与されたインスタンスを有することができ、これは、アプリケーションストアからダウンロード可能、インターネットを介してアクセス可能であり、さもなければ、本明細書に記載されるような操作を実行するためにプロセッサ(群)116によって実行可能であることができる。言い換えれば、クライアントコミュニケーション用アプリケーション126は、API(群)128を介して、ホストコミュニケーション用アプリケーション124、相互交換検出コンポーネント130、機械学習(ML)モデル(群)132(交換検出コンポーネント130の一部であることができる)、および/またはデータストア134にアクセスするなど、コミュニケーションプラットフォームを介して利用可能な通信サービスにアクセスおよび/または使用するために、ユーザーコンピューティングデバイス(群)104がコミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102と相互作用することを可能にするアクセスポイントであり得る。少なくとも1つの実施例では、クライアントコミュニケーション用アプリケーション126は、例えばコミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102を介して、様々な他のユーザーコンピューティングデバイスの間およびその中でのデータ交換を容易にすることができる。少なくとも1つの実施例において、クライアントコミュニケーション用アプリケーション126は、視覚的、聴覚的、及び/又は触覚的特徴を含むことができるユーザーインターフェイス136の提示を引き起こすための命令を含むことができる。一般的なユーザーインターフェイス136の非限定的な視覚的表現を図1に示す。
【0031】
いくつかの実施例では、ホストコミュニケーション用アプリケーション124は、コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102が提供するバックエンド機能をコンピューティングデバイス(群)104に公開するための1つ以上のアプリケーションプログラミングインターフェイス(群)(API(群))128を、コンピューティングデバイス104(群)にその機能を転送することなく、および/またはコミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102でその機能を達成することなく、含むまたはアクセスすることによって、クライアントコミュニケーション用アプリケーション126と異なり得る。本説明に関連して、これは、メッセージ又は本明細書で説明するコミュニケーションデータのいずれかなどのコミュニケーションデータをコンピューティングデバイス(群)104から受信し、埋め込みを決定し、本明細書で説明する技術に少なくとも部分的に基づいて1つ以上の最近傍を特定し、1つ以上のコミュニケーションプラットフォーム機能の表示又はそれに関連付けられた命令(例えば、クライアントコミュニケーション用アプリケーション126に関連付けられたユーザーインターフェイス136に、API呼び出しをトリガーしたメッセージのチャンネル又はユーザー識別子を取り込むためのオプションを表示させる命令)を返すためのAPI(群)を備えることができる。例えば、交換用チャンネル内のイベントの検出に少なくとも部分的に基づいて生成された交換データ、交換用チャンネル構成、及び/又は命令は、本明細書で説明する実施例に従い、API(群)128を介して交換されることができる。
【0032】
いくつかの実施例では、クライアントコミュニケーション用アプリケーション126を、コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)及びユーザープロファイルに関連付けられたデータにアクセスするためにユーザーを認証するように構成することができる。ユーザープロファイルは、コンピューティングデバイス(群)104及び/又はコミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102に格納されることができる。ユーザープロファイルは、本明細書ではさらに「ユーザーアカウント」及び/又は「ユーザーアカウント詳細」と呼ばれることがあり、ユーザーに関連付けられたデータ及び/又はデータ構造を指し、例えば、ユーザー識別子、ユーザーがアクセスを許可されたチャンネルに関連付けられた1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネル識別子、ユーザーが関連付けられているグループのための1つ以上のグループ識別子、ユーザーが任意のチャンネルの所有者又は管理者であるかどうかに関する表示、ユーザーに任意のチャンネル制限があるかの表示、ユーザープリファレンス、複数のメッセージ、複数の絵文字、複数の会話、複数の会話トピック、アバター、メールアドレス、本名(例えば、John Doe)、ユーザー名(例えば、jdoe)、パスワード、実際の名前、タイムゾーン、ステータス、ユーザーの過去のタイピングの特徴に関連付けられた過去のタイピングパターン、ユーザーに関連付けられた過去の平均タイピング速度、ユーザーに関連付けられたクライアントデバイスによって送信された過去のメッセージまたはコンテンツに関連付けられた過去の受信者リスト、ユーザーに関連付けられたクライアントデバイスによって実行された過去のメッセージに関連付けられた添付ファイルの過去の平均ダウンロード/アップロードデータレート、ユーザーに関連付けられた過去の検索用語リスト、ユーザーに関連付けられた過去のメッセージコンテンツ検索又はエクスポートレート、ユーザーに関連付けられた過去の公開又は非公開ネットワークアクセスレコード、ユーザーに関連付けられた過去のVPNアクセスレコード、ユーザーに関連付けられた生体認証データ(例えば、指紋データ、視覚認識データ、顔認識データ、及びオーディオ認識データなど)などを含む。ユーザーアカウントの詳細は、例えば、ユーザーのユーザー名及びパスワードを含むユーザーのログイン情報などのユーザー認証情報のサブセット指定を含むことができる。いくつかの実施例では、ユーザープロファイルの任意の部分又は全体、又はユーザープロファイルが関連するデータの1つ以上の項目は、ASCIIテキスト、ポインター、及びメモリーアドレスなどを含むことができるユーザー識別子によって参照されることができる。
【0033】
図1はさらに、本明細書で説明する操作の少なくともいくつかを実行することができる、交換検出コンポーネント130及び機械学習(ML)モデル(群)132を含むコミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102を示す。いくつかの実施例では、交換検出コンポーネント130は、1つ以上のMLモデルを含むことができる。少なくとも1つの実施例では、MLモデル(群)132は、追加的又は代替的に、コンピューティングデバイス(群)104のメモリ114内に格納されることができる。コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102は、追加的に又は代替的に、データストア134へのアクセスを含み、又は有することができる。少なくとも1つの実施例において、データストア134は、コミュニケーションデータ138(その少なくとも一部は、交換用チャンネル内で送信されるコミュニケーションデータを含むことができる)及び/又は本明細書で説明する技術に従って生成される交換用構成(群)140などの、アクセス可能で、管理可能で、更新可能なデータを格納するように構成されることができる。
【0034】
いくつかの実施例では、MLモデル(群)132は、ニューラルネットワークモデル、Word2Vec、GloVe、及び/又はt-分布型確率的近傍埋め込み(t-SNE)など、及び/又はk平均法クラスタリング、ノイズを伴うアプリケーションの高密度ベースの空間クラスタリング(DBSCAN)、HDBSCAN、平均シフトクラスタリング、期待値最大化(EM)クラスタリングなどのクラスタリングアルゴリズムと共に学習される1つ以上のニューラルネットワーク層を備えることができる。いくつかの実施例では、クラスタリングアルゴリズムは、コミュニケーションデータタイプ(例えば、メッセージ、ファイル、反応、検索クエリー)に応じて異なり得る。いくつかの実施例では、本明細書で説明するMLモデルは、最初に、トレーニングデータセット(例えば、交換用チャンネルにおける第1タイプのポジティブイベント検出、第2タイプのポジティブイベント検出など、及び/又は非イベントの実施例に関連付けられた一連の実施例)に適合又はトレーニングされることができる。いくつかの実施例では、MLモデル(群)は、追加的又は代替的に、交換用チャンネル上で送信されるメッセージがイベントに関連付けるか否かを決定するための学習ツリー又は他のMLモデル構造を備えることができる。いくつかの実施例では、MLモデル(群)132は、異なるイベントタイプに対して異なるMLモデルを備えることができる。
【0035】
MLモデルは、教師あり、半教師あり、又は教師なし学習を使用して、トレーニングデータセット上でトレーニングされることができる。少なくとも1つの実施例において、本明細書で使用されるトレーニングデータセットは、イベントに関連させているか否かにかかわらず、メッセージの半教師あり又は教師ありラベルを含むことができる。MLモデルは、トレーニングデータセットとともに実行することができ、結果を生成し、その結果は、トレーニングデータセット内の各入力ベクトルについて、ターゲットと比較される。比較の結果及び使用される特定の学習アルゴリズムに基づいて、モデルのパラメータを調整することができる。モデルフィッティングは、変数選択及びパラメータ推定の両方を含むことができる。続いて、適合モデルは、検証データセットと呼ばれる第2データセットにおける観察に対する応答を予測するために使用される。検証データセットは、モデルのハイパーパラメーター(例えば、ニューラルネットワーク内の隠れたユニットの数)を調整しながら、トレーニングデータセットへのモデル適合の偏りのない評価を提供する。
【0036】
コミュニケーションデータ138は、いくつかの実施例において、本明細書で説明するモデルのいくつかを半教師トレーニングするために使用することができる。例えば、データに値を分類する又は暗黙的に分類する又は割り当てるユーザー入力は、本明細書で説明するモデルのトレーニングデータの一部として使用されることができる。例えば、メッセージがイベントに関連させていることを示す監視ラベルは、メッセージに対するユーザーの反応;メッセージに少なくとも部分的に基づいてチケットを開くユーザー;メッセージに関連付けられたスレッドの開示;メッセージの別のメッセージへの添付、別のチャンネル又はメッセージにおいて、交換用チャンネルにおいて送信されたメッセージを特定することなど、に少なくとも部分的に基づいて推論され得る。ユーザーからの半教師あり入力は、追加的又は代替的に、画像ラベル、モデレート操作(例えば、会話、メッセージ、ユーザーなどを1つのチャンネルから異なるチャンネルに移動させること;二つのチャンネルを統合すること;チャンネルを二つのチャンネルに分割すること;チャンネルを開く/閉じること)、チケットの発行、メッセージへの応答などを含むことができる。
【0037】
少なくとも1つの実施例において、交換用チャンネルが作成されるとき、交換構成140は、交換用チャンネルに関連付けることができ、交換用チャンネルを介して送信されるデータは、データストア134(及び/又は他のデバイス(群)においてローカルに)に格納されるコミュニケーションデータ138の一部であることができる。交換構成140は、アプリケーションユーザーではないユーザーがチャンネルに参加することを許可されるか否か、アプリケーションユーザーではないユーザーが別のアプリケーションユーザーではないユーザーをチャンネルに追加することができるか否か(例えば、アプリケーションユーザーではないユーザーが管理者でない場合)、などのユーザーが、交換検出コンポーネント130が特定のチャンネルについて検出するように構成されるイベントを修正することができるかを定義する規則など、交換用チャンネルに関連付けられた一連の許可を指定することができる。いくつかの実施例では、交換構成140は、交換構成に追加されることが許可されるオーガナイゼーション内又はオーガナイゼーション外アプリケーションのブラックリスト、ホワイトリスト、及び/又は許可制限を特定することができる。オーガナイゼーション内アプリケーションは、第1オーガナイゼーションによって開発された、さもなければ第1オーガナイゼーションに関連付けられたアプリケーションを参照することができ、オーガナイゼーション外アプリケーションは、第1オーガナイゼーションとは異なる第2オーガナイゼーションによって開発された、さもなければこれに関連付けられたアプリケーションであることができる。例えば、交換用アプリケーション108は、オーガナイゼーション内アプリケーション又はオーガナイゼーション外アプリケーションのいずれかの実施例であることができる。
【0038】
データストア134は、迅速な探索及び検索のために編成され、容易にアクセス可能な情報、データ、データセット、データオブジェクト、又はデータコーパスのコレクションを格納するために使用される電子リポジトリなどのデータベースを備えることができる。データストア134は、ネットワークデータベース(ネットワークに接続されたコンピューティングデバイスからクエリーを受信すると、ネットワークデータベースに格納されたデータを、クエリーに応答して送信、受信、及び/又は取り出すことを可能にする、コミュニケーションネットワークに接続されたデータベース)を備えることができる。本開示の領域において、「データストア」、「データベース」、「リポジトリ」、及び「ネットワークデータベース」という用語は、同義として使用されることができることが理解されるだろう。
【0039】
本明細書で使用される場合、用語「データ」、「コンテンツ」、「デジタルコンテンツ」、「デジタルコンテンツオブジェクト」、「情報」、及び類似の用語は、本開示の実施形態に従って送信、受信、及び/又は格納することができるデータを指すために同義として使用されることができる。したがって、そのような用語の使用は、本開示の実施形態の精神及び範囲を限定するものと解釈されるべきではない。さらに、コンピューティングデバイスが別のコンピューティングデバイスからデータを受信すると本明細書で説明している場合、データを別のコンピューティングデバイスから直接受信することができるか、又は、本明細書で「ネットワーク」と呼ばれることもある、例えば、1つ以上のサーバー、リレー、ルーター、ネットワークアクセスポイント、基地局、及び/又はホストなどの1つ以上の中間コンピューティングデバイスを介して間接的に受信することができることが理解されるだろう。同様に、コンピューティングデバイスが別のコンピューティングデバイスにデータを送信すると本明細書で説明する場合、データを別のコンピューティングデバイスに直接送信することができるか、又は例えば、1つ以上のサーバー、リレー、ルーター、ネットワークアクセスポイント、基地局、及び/又はホストなどの1つ以上の中間コンピューティングデバイスを介して間接的に送信することができることが理解されるだろう。さらに、データを、相関するデータを含む個々の「データオブジェクト」として送信し、受信し、さもなければ交換することができる。データオブジェクトは、実質的なデータ(例えば、コミュニケーションを通じて伝達される基礎となるコンテンツ)及び関連するメタデータ(例えば、実質的なデータとはみなされないデータであって、実質的なデータ及び/又は関連する交換の包括的な特性(例えば、データを送信するユーザーの特定、データを受信するユーザーの特定、データが送信された時間/日付、交換された実質的なデータに関連付けるフォーマット、及び/又はデータオブジェクトのファイルタイプなど)などの、単一ビットのデータ又は大量の相互に関連するデータを構成することができる。
【0040】
いくつかの実施例では、コミュニケーションプラットフォームを介して送信される任意のコンテンツ又はコミュニケーションを、そこから削除されるまでデータストア134に格納することができる。いくつかの実施例では、データストア134を、図1に示されるように、コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102と統合することができる。他の実施例では、データストア134は、コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102から離れて位置することができ、コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102及び/又はユーザーコンピューティングデバイス(群)104などのユーザーデバイスにアクセス可能であり得る。データストア134は、コミュニケーションデータ138及び/又は交換構成(群)140を含むことができる複数のデータベースを備えることができる。
【0041】
コミュニケーションデータ138は、コミュニケーションプラットフォームを使用するオーガナイゼーションの送信に関連付けられたメッセージ、クエリー、ファイル(例えば、文書、スプレッドシート、コンピュータコード、画像、ビデオ、オーディオ、電子連絡先情報)、言及、ユーザー又はユーザープロファイル、相互作用(例えば、反応、編集、削除、ピン留め又はスターによる優先順位付け)、チケット、チャンネル、1つ以上のチャンネルに統合されたアプリケーション、会話(例えば、単一のユニットとしてセグメント化された一群のメッセージ)、ワークスペース(例えば、独自の一連の許可を有することができるオーガナイゼーション内の一連のチャンネル、ユーザー、プロジェクト、タスク;いくつかの実施例において、組織図に実質的に沿って組織されることができる)などを含むことができる。コンピューティングデバイス(群)104におけるそのようなコミュニケーションデータ138の作成、選択、アップロード、及び/又はダウンロードは、本明細書で議論される相互作用アクティビティの一部であることができる。
【0042】
いくつかの実施例では、クエリーは、データベースに関連付けられた要求を形成するコンピュータにより実行可能な命令を含むことができる。クエリーは、クライアントコミュニケーション用アプリケーション126を介して1つ以上のクライアントデバイス上で生成されることができ、グループベースコミュニケーションプラットフォームに送信されることができる。クエリーは選択クエリーであっても良く、この選択クエリーは、クエリーに従って読み込み可能なフォーマットでデータベースからデータを抽出するために使用されても良い。クエリーはアクションクエリーであっても良く、このアクションクエリーは、データストア134に格納されたデータに対する挿入、削除、及び/又は更新などの操作を達成するための要求を含むことができる。クエリーは、コミュニケーションデータ138を取り出すためにデータベース上で検索機能を操作することを要求する特定のユーザーに関連付けられたクライアントデバイスから受信される、検索クエリー、又は検索クエリー要求であることができる。
【0043】
メッセージは、クライアントコミュニケーション用アプリケーション126、ホストコミュニケーション用アプリケーション124、及び/又は交換用アプリケーション108と協働してクライアントデバイスを使用するユーザーによって提供され、クライアントコミュニケーション用アプリケーション126のインスタンスを介して再生するように構成され、例えば、チャンネルに関連して提供される、任意の電子的に生成されたデジタルコンテンツオブジェクトを含み得る。メッセージコミュニケーションは、ユーザーが(クライアントデバイスを使用して)提供する任意のテキスト、画像、ビデオ、オーディオ、又はそれらの組み合わせを含むことができる。例えば、ユーザーは、メッセージコミュニケーション内の画像及びビデオだけでなくテキストも含むメッセージコミュニケーションをメッセージコンテンツとして提供することができる。そのような場合、テキスト、画像、及びビデオは、メッセージコミュニケーション又はデジタルコンテンツオブジェクトを含むことになる。グループベースコミュニケーションシステムのチャンネル(すなわち、チャンネルはグループベースのチャンネルであり得る)に送信又は投稿される各メッセージは、送信ユーザー識別子、メッセージ識別子、メッセージコンテンツ、グループ識別子、及びチャンネル識別子を含むメタデータを含む。前述の識別子のそれぞれは、ASCIIテキスト、ポインター、及びメモリーアドレスなどを含むことができる。
【0044】
一実施形態では、メッセージは、メッセージ識別子、送信ユーザー識別子、グループ識別子、チャンネル識別子、メッセージ内容(例えば、テキスト、絵文字、画像、リンク)、添付ファイル(例えば、ファイル)、メッセージ階層データ(例えば、メッセージは別のメッセージへの応答であり得る)、及び/又は第三者メタデータなどのデータを含むことができる。
【0045】
いくつかの実施例では、交換用チャンネル上で交換用アプリケーション108によって送信されるメッセージは、他のチャンネルで送信されるメッセージとは異なるフォーマットを有することができる。例えば、交換用チャンネル上で交換用アプリケーション108によって送信されるメッセージは、コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102に固有の交換用フォーマット、EDI標準の共通標準への翻訳、及び/又はEDI標準(例えば、ANSI X12、UN/EDIFACT、又はHIPAAなどの業界特定標準)に適合するフォーマットを含むことができる。
【0046】
いくつかの実施形態では、上記で定義されたグループ識別子は、メッセージに関連付けることができる。いくつかの実施例では、上記で定義されたチャンネル識別子は、メッセージに関連付けることができる。いくつかの実施形態では、上記で定義された送信ユーザー識別子は、メッセージに関連付けることができる。一実装形態では、メッセージは、(例えば、PHPコマンドを使用して)解析されて、メッセージを送信したユーザーの送信ユーザー識別子を決定することができる。
【0047】
いくつかの実施形態では、トピックはメッセージに関連付けることができる。一実装形態では、メッセージ内容は、(例えば、PHPコマンドを使用して)解析されて、メッセージ内で議論されるトピックを決定することができる。例えば、メッセージ内のハッシュタグは、メッセージに関連付けられたトピックを表示することができる。別の実施例では、メッセージは、(例えば、それ自体によって、会話のプリミティブ内の他のメッセージとともに)分析されることができるか、又はトピックモデリングなどの機械学習技術を使用して解析されて、メッセージに関連付けられたトピックを決定することができる。いくつかの実施例では、同じユーザー識別子に関連付けられたメッセージが取り出され得、1つ以上のトピックを、取り出されたメッセージに少なくとも部分的に基づいて決定することができる。これらの1つ以上のトピックは、メッセージ(群)及び/又はユーザー識別子に関連したユーザープロファイルに関連付けることができる。
【0048】
いくつかの実施形態では、応答を表示するデータは、メッセージに関連付けることができる。例えば、他のユーザーによるメッセージへの応答は、反応(例えば、メッセージに関連付けられた絵文字の選択、メッセージに関連付けられた「いいね」ボタンの選択)、メッセージに埋め込まれたハイパーリンクのクリック、メッセージへの応答(例えば、メッセージに応答するメッセージのチャンネルへの投稿)、メッセージに関連付けられたファイルのダウンロード、1つのチャンネルから別のチャンネルへのメッセージの共有、メッセージのピン留め、及び/又はメッセージへのスターの付与などを含むことができる。一実装形態では、他のユーザーによるメッセージへの応答に関するデータをメッセージに含めることができ、メッセージを解析して(例えば、PHPコマンドを使用して)応答を決定することができる。別の実装形態では、メッセージへの応答に関するデータは、データベースから取り出すことができる。
【0049】
例えば、メッセージへの応答に関するデータは、メッセージのコンテキスト(例えば、あるユーザーの視点からのメッセージの社会的スコア)を決定するために使用されることができる。別の実施例では、メッセージへの応答に関するデータは、ユーザーに関するコンテキストを決定するために分析されることができる(例えば、あるトピックにおけるユーザーの専門知識は、そのトピックに関するユーザーのメッセージへの応答に基づいて決定されることができ、及び/又はユーザーに関連付けられたユーザー識別子に関連付けられたメッセージを検索し、取り出されたメッセージからコンテキストを決定することに少なくとも部分的に基づいて決定されることができる)。
【0050】
いくつかの実施例では、添付ファイルなどのメッセージユーザーインターフェイスが、メッセージ内に含まれる可能性がある。添付ファイルがある場合、ファイルはメッセージに関連付けることができる。一実装形態では、メッセージは、(例えば、PHPコマンドを使用して)解析されて、添付ファイルのファイル名を決定することができる。例えば、ファイル内容は、メッセージのコンテキストを決定するために分析されることができる(例えば、特許ポリシー文書は、メッセージがトピック「特許」に関連していることを表示することができる)。
【0051】
いくつかの実施例では、第三者メタデータは、メッセージに関連付けることができる。例えば、第三者メタデータは、企業、グループ、及び/又はチャンネルなどに特定のメッセージ又はユーザーに関する追加のコンテキストを提供する場合がある。一実装形態では、メッセージは、(例えば、PHPコマンドを使用して)第三者メタデータを決定するために解析されることができる。例えば、第三者メタデータは、メッセージを送信したユーザーがチャンネルの承認された代表者であるかどうかを表示することができる(例えば、承認された代表者は、チャンネル内の質問に応答することを会社によって承認されることができる)。
【0052】
いくつかの実施例では、会話のプリミティブは、メッセージに関連付けることができる。一実装形態では、会話のプリミティブは、メッセージを分析し、インデックス付けし、及び/又は格納などするために使用される要素である。例えば、メッセージは、それ自体によって分析されることができ、それ自体の会話のプリミティブを形成することができる。別の実施例では、メッセージは、会話を構成する他のメッセージと共に分析されることができ、会話を構成するメッセージは、会話のプリミティブを構成することができる。一実装形態では、会話のプリミティブを、メッセージ、先行メッセージの特定された数(例えば、2)、および後続メッセージの特定された数(例えば、2)として決定することができる。別の実装形態では、会話のプリミティブを、メッセージ及び他のメッセージ(例えば、チャンネル内)で論じられるトピックの分析、及び/又はこれらのメッセージの近接性(例えば、メッセージの送信順序の近接性、メッセージの送信時間の近接性)に基づいて決定することができる。
【0053】
いくつかの実施例では、上述のように決定された様々なメタデータ、及び/又はメッセージの内容を使用して、メッセージにインデックスを付け(例えば、会話のプリミティブを使用して)、検索の様々な側面(すなわち、グループベースコミュニケーションデータストア134から結果を返す検索クエリー)を容易にすることができる。一実装形態では、ストレージメッセージを、グループベースコミュニケーションデータストア134におけるインデックス付けを容易にするために、コミュニケーションプラットフォームサーバー102から送信することができる。別の実装形態では、メッセージに関連付けられたメタデータを決定することができ、メッセージは、グループベースコミュニケーションデータストア134においてインデックス付けをすることができる。一実施形態では、メッセージを、会社又はグループのメッセージを別々に(例えば、他のグループ及び/又は会社と共有されていないグループ及び/又は会社に関連付けられた別々のインデックスで)インデックス付けをするようにインデックス付けをすることができる。一実施形態では、メッセージを、別個の分散リポジトリでインデックス付けをすることができる(例えば、セキュリティ目的のためのデータ分離を容易にするため)。
【0054】
いくつかの実施例では、コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102は、メッセージを受信したことに少なくとも部分的に基づいてストレージメッセージを作成して、データストア134などの1つ以上のデータベースへのメッセージストレージを容易にすることができる。一実装形態では、ストレージメッセージは、メッセージ識別子、グループ識別子、チャンネル識別子、送信ユーザー識別子、トピック、応答、メッセージコンテンツ、添付ファイル、メッセージ階層データ、第三者メタデータ、及び/又は会話のプリミティブデータなどのデータを含むことができる。
【0055】
いくつかの実施例では、データストア134は、追加的又は代替的に、コミュニケーションプラットフォーム及び/又は交換用アプリケーション108などのアプリケーションの個々のユーザーの許可に関連付けられた許可データを格納することができる。いくつかの実施例では、許可は、コミュニケーションプラットフォーム、雇用者、企業、オーガナイゼーション、又はコミュニケーションプラットフォームを利用する他のエンティティ、チームリーダー、グループリーダー、又はチームメンバー又はグループメンバーなどと通信するためにコミュニケーションプラットフォームを利用する他のエンティティ、若しくは個々のユーザーなどが設定することができる。いくつかの実施例では、個々のユーザーに関連した許可を、ユーザーデータに関連したアカウント又はプロファイルにマッピングするか、さもなければ関連付けることができる。いくつかの実施例では、許可は、どのユーザーが他のユーザーと直接通信することができるか、ユーザーがどのチャンネルへのアクセスを許可されるか、個々のチャンネルに対する制限、ユーザーがどのワークスペースへのアクセスを許可されるか、及び個々のワークスペースに対する制限などを示すことができる。少なくとも1つの実施例では、許可は、定義されたユーザーのグループへのアクセスを制限するためのセキュリティを維持することによって、コミュニケーションプラットフォームをサポートすることができる。いくつかの実施例では、そのようなユーザーを、上述の通り、共通アクセス認証情報、又はグループ識別子などによって定義することができる。
【0056】
データストア134は、追加的又は代替的に、コミュニケーションデータ138の一部であることができるワークスペースデータを格納することができる。少なくとも1つの実施例では、コミュニケーションプラットフォームは、異なるユーザーグループに関連付けることができる異なるワークスペースに分割することができる。各ワークスペースは、グループ識別子に関連付けることができ、1つ以上のユーザー識別子は、グループ識別子にマッピングされるか、さもなければ関連付けることができる。そのようなユーザー識別子(群)に対応するユーザー(群)は、グループの「メンバー」であることができる。ワークスペースは、そのワークスペースに固有の1つ以上のチャンネル、及び/又は1つ以上のワークスペース間で共有される1つ以上のチャンネルを備えることができる。いくつかの実施例では、ワークスペースは、1つ以上のオーガナイゼーション識別子に関連付けることができ、そのオーガナイゼーション識別子は、コミュニケーションプラットフォームに関連付けられたオーガナイゼーション又は他のエンティティに関連付けることができる。いくつかの実施例では、そのようなデータは、データストア134内の他のタイプのデータ(例えば、ユーザーデータ、許可データ、チャンネルデータ、)にマッピングされるか、さもなければ関連付けることができる。
【0057】
データストア134は、追加的又は代替的に、コミュニケーションデータ138の一部であることができるチャンネルデータを格納することができる。チャンネルデータは、個々のチャンネルに関連付けられたデータを格納することができる。少なくとも1つの実施例では、ホストコミュニケーション用アプリケーションは、様々なユーザーコンピューティングデバイス間およびその中でチャンネルを確立し、ユーザーコンピューティングデバイスが互いの間およびその中でデータを通信及び共有できるようにすることができる。少なくとも1つの実施例では、チャンネル識別がチャンネルに割り当てられ得、これは、そのチャンネルに関連するデータが格納されるデータストア134内の物理的アドレスを示す。チャンネルは、「公開」であっても良く、これは、オーガナイゼーション内の任意のユーザー(例えば、オーガナイゼーション識別子に関連付けられた)が、チャンネルを通じてデータ共有に参加することができ及び参加を可能にすることができ、又はチャンネルは、「非公開」であっても良く、これは、チャンネル内のデータ通信を、特定のユーザー又は特定の役割(例えば、マネージャー、管理者)を有するユーザーに制限することができる。いくつかの実施例では、チャンネルは「共有」されることができ、これは、異なるオーガナイゼーション(例えば、異なるオーガナイゼーション識別子に関連付けられたエンティティ)に関連させられたユーザーが、チャンネルを通じてデータ共有に参加すること及び参加を可能にすることができる。共有チャンネルは、いずれかのオーガナイゼーションの任意のユーザーがアクセスできるように公開であっても良く、又は特定のユーザー又は両方のオーガナイゼーションからの特定の役割を有するユーザーによるアクセスが制限されるように非公開であっても良い。いくつかの実施形態では、各オーガナイゼーションは、共有チャンネル内のデータに対するデータアクセス及び保持のための異なるポリシーを設定することができる。いくつかの実施例では、ユーザーが交換用アプリケーション108によって招待されない限り、又はユーザーが高い特権(例えば、ユーザーが交換用チャンネルをセットアップする場合、ユーザーが管理者特権を有する)を有さない限り、ユーザーがチャンネルに参加することを阻止する能力などの、交換用アプリケーションに固有のチャンネル構成オプションがあることができる。
【0058】
いくつかの実施例では、データストア134は、個別にアクセス及び管理されることができるデータの個別の項目(例えば、データシャード)に分割されることができる。データシャードは、データ保持、アンファーリング(例えば、メッセージコンテンツにリンクが含まれていることを検出し、リンクのメタデータをクロールし、メタデータの統一された要約を決定する)、及び統合設定などの多くの技術的タスクを単純化することができる。いくつかの実施例では、データシャードは、オーガナイゼーション、グループ(例えば、ワークスペース)、チャンネル、又はユーザーなどに関連付けることができる。いくつかの実施例では、データシャードは、コミュニケーションプラットフォームのパフォーマンスを向上させることができる。
【0059】
いくつかの実施例では、個々のオーガナイゼーションは、特定のオーガナイゼーション識別に関連するデータを格納するデータストア134内のデータベースシャードに関連付けることができる。例えば、データベースシャードは、特定のオーガナイゼーションのメンバーに関連付けられた電子コミュニケーションデータ(すなわち、コミュニケーションデータ138)を格納することができ、これは、その特定のオーガナイゼーションのメンバーが、リアルタイム又はほぼリアルタイムで、同じオーガナイゼーションの他のメンバーと通信し、データを交換することを可能にする。この実施例では、オーガナイゼーション自体がデータベースシャードの所有者になることができ、且つ、関連データがどこにどのように保存されるかを制御できる。いくつかの実施例では、データベースシャードは、二つ以上のオーガナイゼーションに関連するデータを格納することができる(例えば、共有チャンネルのように)。
【0060】
いくつかの実施例では、チャンネルは、特定のチャンネル識別に関連するデータを格納するデータストア134内のデータベースシャードに関連付けることができる。例えば、データベースシャードは、チャンネルに関連付けられた電子コミュニケーションデータを格納することができ、これは、その特定のチャンネルのメンバーが、リアルタイム又はほぼリアルタイムで、同じチャンネルの他のメンバーと通信し、データを交換することを可能にする。この実施例では、グループ又はオーガナイゼーションがデータベースシャードの所有者になることができ、且つ、関連データがどこにどのように保存されるかを制御できる。いくつかの実施例では、交換用チャンネルは、データベースシャードに関連付けることができる。
【0061】
いくつかの実施例では、コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102はコミュニケーションインターフェイス142を含み得、コンピューティングデバイス(群)104はコミュニケーションインターフェイス(群)144を含み得、及び/又はコンピューティングデバイス(群)106はコミュニケーションインターフェイス146を含むことができる。コミュニケーションインターフェイス(群)142、144、及び/又は146は、ネットワーク(群)110上で又は直接になどの様々な他のデバイスとの通信を可能にするために、ハードウェア及び/又はソフトウェアコンポーネントなどの1つ以上の物理及び/又は論理インターフェイスを含むことができる。いくつかの実施例では、コミュニケーションインターフェイス(群)142、144、および/または146は、Websocket、アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)(例えば、APIコールを使用して)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTPs)などを介した通信を容易にすることができる。追加的にまたは代替的に、コミュニケーションインターフェイス(群)142、144、および/または146は、IEEE 802.11規格によって定義された周波数、Bluetooth(登録商標)などの短距離無線周波数、セルラー通信(例えば、2G、2G、4G、4G LTE、5Gなど)、またはそれぞれのコンピューティングデバイスが他のコンピューティングデバイス(群)とインターフェイスすることを可能にする任意の適切な有線または無線通信プロトコルなどのWi-Fiベースの通信を可能にすることができる。
【0062】
コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102は、入力/出力(I/O)デバイス(群)150をさらに含み得、及び/又はコンピューティングデバイス(群)104は、I/Oデバイス(群)152を含むことができる。そのようなI/Oデバイス150及び/又は152は、ディスプレイ、様々なユーザーインターフェイス制御部(例えば、ボタン、タッチスクリーン、キーボード、マウス、タッチスクリーンジョイスティック)、オーディオスピーカ、接続ポート、触覚デバイス又は他の触覚出力デバイスなどを含むことができる。
【0063】
いくつかの実施例では、コンピューティングデバイス(群)106は、1つ以上のセンサー154を備えることができる、又は1つ以上のセンサー154からセンサーデータを受信することができる。例えば、センサー(群)154は、カメラ、全地球測位システム、バーコードスキャナ、セキュリティシステムセンサー、圧力センサー、又は任意の他のセンサーなどのソフトウェア及び/又はハードウェアを備えることができる。センサー(群)154は、部品の引き出しが空であるかまたはほぼ空であること、サーバーまたはセンサーがアップ/ダウンしていること、パッケージが出荷されたこと、および/またはパッケージの位置、人が安全な領域にバッジを付けたこと、認証に関連付けられたバイオメトリックデータまたは記録などの指示を提供することができる。いくつかの実施例では、交換アプリケーション108は、コンピューティングデバイス(群)106がセンサー(群)154から受信したセンサーデータ出力に少なくとも部分的に基づいて生成されたメッセージを、交換チャンネルを介して送信することができる。
【0064】
図1に示すように、ユーザーインターフェイス136は、1つ以上のチャンネル、及びいくつかの実施例では、1つ以上のワークスペースに関連付けられたデータを提示することができる。すなわち、いくつかの実施例では、ユーザーインターフェイスは、複数のチャンネル、ワークスペース、ユーザー、及び/又はアプリケーションからの特徴を単一のユーザーインターフェイスに公開して、(例えば、ユーザーコンピューティングデバイス104の)ユーザーがこれらの異なる特徴にアクセス及び/又は相互作用し、及び/又は異なる特徴に関連付けられた他のユーザーと通信できるようにすることができる。いくつかの実施例では、ユーザーインターフェイス136は、ユーザーがメンバーであるチャンネル及び/又はユーザーに送信されたダイレクトメッセージを表示するインターフェイスの第1領域156を備えることができる。
【0065】
追加的又は代替的に、ユーザーインターフェイス136は、通信を容易にするための1つ以上のチャンネル及び/又は他の仮想空間(例えば、ダイレクトメッセージコミュニケーション(群)に関連付けられた仮想空間、イベント(群)及び/又はアクション(群)に関連付けられた仮想空間)に対して投稿されたメッセージ及び/又はそれに関して取られたアクションを示すデータフィード(又は「フィード」)に関連付けることができるユーザーインターフェイス136の第2領域158を備えることができる。いくつかの実施例では、データフィードは、ワークスペース、時間、アクションのタイプ、チャンネル、又はユーザーなどによって編成及び/又はソート可能であり得る。いくつかの実施例では、そのようなデータは、どのユーザー(例えば、チャンネルのメンバー)がメッセージを投稿し、及び/又はアクションを実行したかを示す指標に関連付けることができる。
【0066】
ユーザーインターフェイス136は、追加的または代替的に、メッセージを起草するための、すなわち要素160;検索クエリーを作成するための、すなわち要素162などのインターフェイス要素(例えば、ボタンなどの視覚的表示要素)、を備えることができる。なお、これらの要素は視覚的要素として示されているが、音声、タッチ、注視、I/Oデバイス出力、及び/又は他のユーザーによる相互作用を介して選択可能又は相互作用されることができることに留意されたい。クライアントコミュニケーション用アプリケーション126は、これらのインターフェイス要素のいずれかを選択したときに、メッセージ起草インターフェイス、検索クエリーインターフェイス、又はトリアージチケットインターフェイスを表示する命令を含むことができる。これらのインターフェイスのいずれかとの相互作用は、インターフェイスとの相互作用に少なくとも部分的に基づくことができるデータを含むAPI呼び出しを作成することができる。
【0067】
図1は、本明細書に記載される技術を実装するために使用され得る例示的なシステム100として提供されているが、記載され、特許請求される技術は、システム100によって実行されることに限定されず、また、システム100は、本明細書に記載される技術を実行することに限定されない。上述したように、また本開示に基づいて理解されるように、本開示の実施形態は、方法、モバイルデバイス、及びバックエンドネットワークデバイスなどとして構成されることができる。したがって、実施形態は、完全にハードウェアである、又はソフトウェアとハードウェアの任意の組み合わせを含む様々な手段を含むことができる。さらに、実施形態は、記憶媒体内に具現化されたコンピュータ可読プログラム命令(例えば、コンピュータソフトウェア)を有する少なくとも1つの非一時的なコンピュータ可読媒体上のコンピュータプログラム製品の形態を取り得る。任意の適切なコンピュータ可読記憶媒体は、非一時的ハードディスク、CD-ROM、フラッシュメモリー、光学記憶デバイス、又は磁気記憶デバイスを含め、利用可能である。
【0068】
図2は、ユーザー介入をトリガーする(trigger、起動する)ことができるグループベースコミュニケーションプラットフォームと、そのような交換に対してより具体的な例示的なユーザーインターフェイス202とを介して、異なるオーガナイゼーションのアプリケーション間の自動交換のためのグループベースコミュニケーションシステムの例示的な構成200を示す。
【0069】
例示的な構成は、第1オーガナイゼーション及び/又は第1アプリケーション206に関連付けることができる少なくともコンピューティングデバイス(群)204と、第2オーガナイゼーション及び/又は第2アプリケーション(群)210に関連付けることができるコンピューティングデバイス(群)208とを含む。図2は、第2オーガナイゼーションに関連付けられた複数のアプリケーション及び第1オーガナイゼーションに関連付けられた単一のアプリケーションを図示しているが、任意の数のアプリケーションが使用されることができる。図示された実施例では、第1アプリケーション206は、注文処理及び/又は出荷に少なくとも部分的に基づいてメッセージを送信するアプリケーションである。実施例として、第2オーガナイゼーションに関連付けられたユーザーは、第1アプリケーション206及び第2アプリケーション(群)210を交換用チャンネルに追加することができる。交換用チャンネルは、第2オーガナイゼーションによって管理されることができるが、いくつかの実施例では、第1オーガナイゼーションは、交換用チャンネルに対して限定された、又は同等の制御を有することができる。例えば、第1オーガナイゼーションは、少なくとも、第1アプリケーションが追加のチャンネルに追加される能力を撤回すること、第1アプリケーションの既存のチャンネルへの参加を撤回すること、又は第1アプリケーションが交換用チャンネルのみで使用されるように制限することなどが可能であることができる。ユーザーインターフェイス202は、異なるオーガナイゼーション及び/又は異なるオーガナイゼーションのユーザー(群)及び/又はアプリケーション(群)がチャンネルにアクセスすることを許可される実施例において、ユーザーインターフェイス202のサブ部分209でチャンネルにアクセスできるオーガナイゼーションを示す。図2は二つのオーガナイゼーション、「オーガナイゼーションA」及び「オーガナイゼーションB」を図示しているが、任意の数のオーガナイゼーションが、交換構成140によって定義されるチャンネルへのアクセスを許可されることができることに留意されたい。
【0070】
いくつかの実施例では、グループベースコミュニケーションプラットフォームの第2アプリケーション(群)210及び/又は交換検出コンポーネント130は、第1アプリケーション206によって送信されたメッセージを受信し得、第1アプリケーション206が送信したメッセージに少なくとも部分的に基づいて1つ以上のタイプのイベントを検出するように構成されることができる。図示された実施例では、第2アプリケーション(群)210は、新規注文アプリケーション、請求アプリケーション、及び供給アプリケーションを含む。アプリケーションのいずれかは、第1アプリケーション206が送信したメッセージに基づいてイベント(群)を検出するように構成され得、これは、同じ又は異なるタイプのイベントであることができる。例えば、新規注文アプリケーションは、第1オーガナイゼーションで開かれている新規注文に何らかの問題があったかどうかを検出するように構成され得、請求アプリケーションは、請求書が発生したか又は請求に失敗したときを検出するように構成され得、供給アプリケーションは、注文が到着する前に第2オーガナイゼーションのチームが供給品を使い果たす可能性が高い時を検出することができる。注文に伴う問題は、これら3つのアプリケーションのいずれかによって異なる方法で検出されることができるが、アプリケーションは、イベントとその影響に基づいて異なるアクションを実行するように設定されることができる。
【0071】
例えば、注文が第1オーガナイゼーションによって受信されなかった場合、新規注文アプリケーションは、注文のステータスを調整及び/又は監視するために、又は再注文を試みるために、第1オーガナイゼーションとの新しい共有チャンネルを作成することができ、請求アプリケーションは、何のアクションもとらないことができ、又は潜在的な遅延請求書に留意する第2オーガナイゼーションに関連付けられたユーザーに直接メッセージを送信することができ、又はこの潜在的な遅延請求書に留意する財務関連チャンネルでメッセージを送信することができ、供給アプリケーションは、注文を発信したワークスペース又はユーザーに関連付けられたチャンネルでメッセージを送信することができる。
【0072】
追加又は代替の実施例では、コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102は、イベントを検出するための交換検出コンポーネント130を備えることができる。いくつかの実施例では、交換検出コンポーネント130は、第1アプリケーション206によって交換用チャンネル上で送信されたメッセージ(群)に基づいて検出するための条件及び/又はパラメータ、並びに条件の充足及び/又はパラメータの検出に基づいてグループベースコミュニケーションプラットフォームを介して達成するための1つ以上のアクションを指定するワークフローを備えることができる。
【0073】
図2はまた、交換用チャンネルが非公開212にされることができる場合、及び/又はユーザーが交換用チャンネルに入ることが許可されない場合、又は交換用アプリケーション又は管理者のみがユーザーを交換用チャンネルに追加できる場合の例示的なユーザーインターフェイス202を図解する。いくつかの実施形態では、人間の相互作用が必要とされるときに、ユーザーが交換用チャンネルに追加される。例えば、交換用チャンネルのメンバー214のリストは、図示された実施例におけるアプリケーションのみを含む。追加又は代替の実施例では、ユーザーは、交換用チャンネルのコンテンツを検索し、発見し、及び/又は目視することができる。
【0074】
図解されたフィード216は、第2オーガナイゼーションと第1オーガナイゼーションとの間で行われる様々な注文に関して第1アプリケーション206によって送信される複数のメッセージを含む。いくつかの実施例では、技術は、ステータス又は他の指示を出力することができる任意の数の「出力」タイプのアプリケーションと、出力アプリケーションによって送信されたメッセージに関連するイベントを検出するように構成された「リスナー」アプリケーションとを追加することを含んでも良い。追加又は代替の例では、少なくともいくつかのアプリケーションは、出力アプリケーション及びリスナーアプリケーションの両方であっても良い。例えば、新規注文アプリケーションは、出荷アプリケーション(又は別のアプリケーション)が受信して処理することができる注文を作成するためのメッセージを送信することができ、新規注文アプリケーションは、注文の作成及び/又は処理、又はそれに関連付けられた他のイベントを確認するメッセージを聞くこともできる。なお、メッセージ218は、注文が契約日より後に出荷されたことを示し、これは、第2アプリケーション(群)210のいずれかによって検出されたイベントであることができることに留意されたい。例えば、請求及び/又は供給アプリケーションは、両方とも、実際の出荷日が契約された出荷日より遅いことを検出することに少なくとも部分的に基づいて、グループベースコミュニケーションプラットフォームでアクションをトリガーすることができる。
【0075】
フィード216に示されるメッセージは、重要な事前知識なしに人間が理解できるものであるが、メッセージは、追加的又は代替的に、機械コード及び/又はEDI標準に従ってフォーマットされたメッセージを含むことができることに留意されたい。例えば、注文の出荷に関するメッセージは、ASC X12標準を使用する実施例では次のようになる。
【0076】
追加的又は代替的に、コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102は、EDIフォーマットメッセージを受信し、そのメッセージを図2に示されるメッセージなどのよりユーザーフレンドリーなメッセージに変換することができる。そのような実施例では、コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102は、元のメッセージを保持し、及び/又は変換されたメッセージに元のメッセージを添付することができる。
【0077】
いくつかの実施例では、イベントを検出すると、交換検出コンポーネント130及び/又はイベントを検出する第2アプリケーション(群)210の1つは、グループベースコミュニケーションプラットフォームを介して1つ以上のアクションを引き起こし、ユーザーコンピューティングデバイス(群)220に関連付けられたユーザーをループインさせ得る(例えば、ユーザーを交換用チャンネルに追加すること、別のオーガナイゼーションからのユーザーを交換用チャンネルに追加すること、ユーザー及び/又はアプリケーションをダイレクトメッセージングすることなどによる)。例えば、第2アプリケーション及び/又は交換検出コンポーネント130は、新しいチャンネル222を開き、ユーザーを新しいチャンネルのメンバーとして追加し、ユーザーにダイレクトメッセージ224を送信し、ユーザーを交換用チャンネルに追加し、ユーザーに言及し、ユーザーに通知し、及び/又はメッセージ218に関連付けられた新しいスレッドを開き、ユーザーに言及することができる。アクションは、追加的又は代替的に、イベントタイプ、イベント検出をトリガーしたメッセージ(群)、イベントに対する潜在的なソリューション、及び/又は新しいチャンネル、ダイレクトメッセージ、スレッド、通知などにおける同様のものを特定するメッセージを作成及び/又は送信することを含むことができる。
【0078】
第1コンピューティングデバイス(群)204及び/又は第2コンピューティングデバイス(群)208は、コンピューティングデバイス(群)106の実施例であり得、ユーザーコンピューティングデバイス(群)220は、コンピューティングデバイス(群)104の実施例であり得ることに留意されたい。
【0079】
図3は、本開示のいくつかの実施形態に従って、グループベースコミュニケーションプラットフォームの交換用チャンネル内の異なるオーガナイゼーションのアプリケーション間の交換、及び交換用チャンネル内のイベントの検出時にユーザーをループインするための例示的なプロセス300のフロー図を示す。
【0080】
操作302において、例示的なプロセス300は、本明細書で論じる技術のいずれかに従って、第1アプリケーションから第1メッセージを受信することを含むことができる。第1アプリケーションは、第1オーガナイゼーションに関連付けることができる。メッセージは、機械コード、センサーデータ、及び/又はEDIフォーマットに従ってフォーマットされたメッセージからのメッセージ又はコンテンツを含むことができる。図3は、EDIフォーマットなしの平文の例示的なメッセージ304を描く。いくつかの実施例では、第1アプリケーションは、コンピュータハードウェアがオンライン又はオフラインであるという表示、顧客又は従業員が存在する又は存在しないという表示、より多くの供給がすぐに必要とされるという指示などの計算サービスを提供するハードウェア及び/又はソフトウェアを含むことができる。
【0081】
操作306において、例示的なプロセス300は、第1メッセージを第1チャンネルに関連付けることを含むことができ、ここで、関連付けることは、本明細書で論じる技術のいずれかに従って、(例えば、第1アプリケーション及び/又は第2アプリケーションが第1メッセージを読み取り、反応し、及び/さもなければ相互作用することができるように、第1メッセージに関連付けられた許可を設定することによって)第1メッセージを第1チャンネルを介して第1アプリケーション及び第2アプリケーションが利用できるようにすることを含む。いくつかの実施例では、チャンネルは、グループベースコミュニケーションプラットフォームに関連付けられた他のチャンネルと同じ又は異なり得る構成を有することができる交換用チャンネルであることができる。例えば、交換用チャンネル構成は、ユーザーがチャンネルに投稿できる量を制限し、メッセージに対する反応へのユーザー入力を制限し、ユーザーがチャンネルに参加することを防止し、それにもかかわらずチャンネルを目視することができるようにし、又は交換用アプリケーションがユーザーをチャンネルに追加することを可能にするなどであることができる。いくつかの実施例では、第1アプリケーション及び第2アプリケーションは、同じオーガナイゼーションに関連付けることができるが、追加又は代替の実施例では、第2アプリケーションは、第1オーガナイゼーションとは異なる第2オーガナイゼーションに関連付けることができる。いくつかの実施例では、第1オーガナイゼーションに関連付けられた1つ以上のアプリケーション、及び第2オーガナイゼーションに関連付けられた1つ以上のアプリケーションを、交換用チャンネルに追加することができる。
【0082】
操作308において、例示的なプロセス300は、本明細書で説明する技術のいずれかに従って、第1メッセージに少なくとも部分的に基づいてイベントを検出することを含むことができる。いくつかの実施例では、イベントの検出は、第1メッセージ、第1メッセージの一部、第1メッセージ又は第1アプリケーションに関連付けられたメタデータ、及び/又は1つ以上の他のメッセージ又はそれに関連付けられたコンテンツを入力としてMLモデルに提供することを含むことができる。MLモデルは、交換検出コンポーネントの一部であっても良いし、第2アプリケーションの一部であっても良い。MLモデルは、第1メッセージが特定のイベントに関連しているかまたは関連していないかの指示を二次的に出力するように訓練され、第1メッセージが複数の可能なイベントのうちの1つのイベントに関連しているという指示を出力するように訓練され、及び/又は第1メッセージが1つ以上のイベントタイプに関連している可能性を示す1つ以上のスコアを出力するように訓練されることができる。追加的又は代替的に、イベントの検出は、マッチングアルゴリズムスコア(例えば、Munkres マッチスコア)が閾値を満たすか又は超えるかを決定することを含むことができる。
【0083】
いくつかの実施例では、操作308は、イベントタイプを決定することを含み得、及び/又はグループベースコミュニケーションプラットフォームによって達成される1つ以上の操作を含むことができるワークフローをトリガーすることができる。いくつかの実施例では、第2アプリケーション及び/又は交換検出コンポーネントは、イベントを検出するためのMLモデル、及びイベントが肯定的に特定されたときに実行する一連の操作を定義するルールセットを備えることができる。
【0084】
イベントの種類は、業界やアプリケーションの種類によって大きく異なる場合がある。例えば、第1オーガナイゼーションは自動車部品会社であっても良く、第2オーガナイゼーションは自動車修理工場であっても良い。そのような実施例では、イベントタイプは、遅延している注文、必要とされているか又はすぐに必要とされる部品、間違った部品を含む出荷、遅れて到着する出荷などを含むことができる。別の実施例では、第1オーガナイゼーションは、インターネットサービスプロバイダーであっても良く、第2オーガナイゼーションは、サービスを提供するため、又は会社を宣伝するためにウェブサイトを維持する任意の会社であっても良い。そのような実施例では、イベントタイプは、サーバーオフライン表示、ネットワークメトリックインジケータ(例えば、最後のx期間又はピン留めの数に対して超過したピン留め、帯域幅使用メトリック、ウェブページへの訪問者の数)、悪意のあるアクティビティの表示、メンテナンスウィンドウの特定、サービスレベルの契約の違反、サービスレベルの契約が破られた時間の長さなどを含むことができる。
【0085】
いくつかの実施例では、アプリケーションの1つは、グループベースコミュニケーションプラットフォームに加えて、又はその代わりに検出を行っても良いため、操作308は破線で示されていることに留意されたい。しかし、いくつかの実施例では、グループベースコミュニケーションプラットフォームは、検出を行うように構成されることができる。
【0086】
操作310において、例示的なプロセス300は、第2アプリケーション及び/又は交換検出コンポーネントから、本明細書で議論される技術のいずれかに従って、イベントに少なくとも部分的に基づくアクションを実行するための要求を受信することを含むことができる。例えば、第2アプリケーションは、イベントの肯定的な特定時に、コンピューティングデバイス(群)208からコミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102及び/又はユーザーコンピューティングデバイス(群)220に命令312を送信することができる。グループベースコミュニケーションプラットフォームは、要求が交換用チャンネル構成に適合するかどうかを決定し、交換用チャンネル構成がアクションを許可する場合、アクションを発生させることができる。いくつかの実施例では、交換検出コンポーネントはコミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102に配置されることが可能なので、命令312の送信は、コミュニケーションプラットフォームサーバー(群)102の間コンポーネント(群)内で発生することができる。
【0087】
操作314において、例示的なプロセス300は、本明細書で議論される技術のいずれかに従って、グループベースコミュニケーションプラットフォームと関連してアクションを達成させることを含み得る。図4A-5Bは、アクションの実行により生じ得るユーザーインターフェイスの実施例を描く。アクションは、例えば、ユーザーを交換用チャンネルに招待すること、新しいチャンネルを作成してユーザーを新しいチャンネルに招待すること、最初のメッセージに関連するスレッドを作成すること、ユーザーにダイレクトメッセージを送信すること、及び/又は既存のチャンネルでメッセージを送信することを含むことができる。少なくとも1つの実施例では、一人以上のユーザーが交換用チャンネルに招待される場合がある。交換用チャンネルに招待された二人のユーザーは、同じオーガナイゼーション又は異なるオーガナイゼーションに関連していても良い。アクションは、追加的又は代替的に、上記に示されたチャンネルのいずれかを介してメッセージを送信すること、ユーザーを言及すること、第1メッセージ(例えば、第1メッセージへのリンクを提供し、第1メッセージを引用すること)及び/又はそれに関連するコンテンツの一部を特定すること、検出されたイベントのタイプを特定すること、イベントを検出したアプリケーションを特定すること、イベント検出をもたらしたメッセージに関連するアプリケーションを特定すること、潜在的な次のアクションを特定すること、及び/又はさらなるアクションを引き起こすための選択可能なユーザーインターフェイス要素を提示することを含むことができる。例えば、さらなるアクションは、ユーザーから第1オーガナイゼーションに関連するユーザーへのダイレクトメッセージのドラフトを開くこと、第1オーガナイゼーションと第2オーガナイゼーションの間に新しいチャンネルを作成すること、別のユーザーをチャンネル及び/又はダイレクトメッセージに追加すること、チケットを開く/閉じること、イベントを解決すること(例えば、メッセージ又はスレッドに反応すること、チャンネルをアーカイブすることなどによる)、又は特定のワークフローにおけるアクションを実行することなどを含んでも良い。
【0088】
いくつかの実施例では、例示的プロセス300は、イベントが解決されたことを検出することと、本明細書で議論される実施例のいずれかに従って、解決活動を引き起こすこととをさらに含むことができる。例えば、解決活動は、チャンネルをアーカイブすること、ユーザーを交換用チャンネルから削除すること、ユーザーに削除が迫っていることを通知し、交換用チャンネルへの参加を延長する期間又は解決に至っていないことを示すオプションを提供することなどを含むことができる。いくつかの実施例では、解決活動は、交換用アプリケーションの少なくともいくつかを第1交換用チャンネルから第2交換用チャンネルに移行すること、又は二つの交換用チャンネルを単一の交換用チャンネルに統合することを含んでいても良い。
【0089】
図4A-5Bは、グループベースコミュニケーションシステムの様々なコンポーネントによって実行される命令から生じ得る異なるユーザーインターフェイスを示し、それらのコンポーネント(群)の基本操作をさらに説明することができる。例えば、本明細書で議論される例示的なユーザーインターフェイスは、上述で議論される命令312、アクション、及び/又は解決アクションの結果であっても良い。
【0090】
図4Aは、操作310及び/又は314に少なくとも部分的に基づいて表示され得る例示的なユーザーインターフェイス400を描く。操作314によって引き起こされるアクションは、ユーザーを交換用チャンネルに招待すること(402を参照)、及び/又はイベント検出を引き起こすメッセージに関連するスレッド404を開くことを含み得る。換言すれば、メッセージに関連するイベントを検出すると、ワークフローがトリガーされ、ワークフローによって特定される役割や識別子を有するユーザーを交換用チャンネルに招待したり、及び/又はスレッドを作成したりすることができる。スレッドは、例えば、検出されたイベントタイプに関連するルールセットに応じて、ユーザーを言及し、及び/又はイベントタイプの識別子を含むなどしても良い。いくつかの実施例では、スレッドは、イベントを検出したアプリケーションから受信した要求に応答して、グループベースコミュニケーションプラットフォームによって作成される場合がある。
【0091】
図4Aは、操作310及び/又は314に少なくとも部分的に基づいて表示され得る例示的なユーザーインターフェイス400を描く。
【0092】
図4Bは、図4Aに関連して議論される実施例をさらに示す。例えば、ユーザーインターフェイス406は、ユーザーインターフェイス400のスレッド表示404の選択に応答して表示されるユーザーインターフェイスの一実施例であって良い。このような実施例では、イベントを検出したアプリケーションが作成したスレッドメッセージ410を含むスレッドパネル408が表示される場合がある。描かれたメッセージ410は、第2アプリケーションがトリガーメッセージの一部を簡略化したテキスト(すなわち、「ジャイロスコープを含む出荷が約三日遅れます」)と推奨(すなわち、「#プロダクションチーム(production-team)に通知するか、ヘルプボット(Helpbot)を使ってオーガナイゼーションAにチケットを発行することを検討してください」)への変換の実施例を含む。メッセージ410の一部は、ユーザーインターフェイスの遷移を引き起こすように選択可能であっても良い。例えば、「#production-team」を選択することによって、別のチャンネルの内容及び/又は#production-teamチャンネルを介して送信するメッセージを作成するためのインターフェイスが提示され、又は「Helpbot」を選択することによって、第1オーガナイゼーションに関連したデジタルアシスタントとのダイレクトメッセージダイアログが開かれても良い。これらの提案は、少なくとも部分的にイベントタイプに基づいて変化しても良く、ユーザーによって定義されても良く、イベントタイプに関連されたルールセットに格納されても良く、又は、イベントの通知を受け取った後の一人以上のユーザーのその後のアクションを追跡するMLモデルによって学習されても良いことが企図される。
【0093】
図5Aは、操作310及び/又は314に少なくとも部分的に基づいて表示され得る例示的なユーザーインターフェイス500を描く。示された実施例における操作314によって引き起こされるアクションは、新しいチャンネル502を開くこと、新しいチャンネル504にユーザーを追加すること、及びイベントを示すメッセージ506をチャンネルを介して送信することを含んでいても良い。いくつかの実施例では、チャンネルを介して送信されるメッセージは、追加的又は代替的に、トリガーメッセージ及び/又はそれに関連するコンテンツへのリンクを含むことができる。また、図5Aは、ユーザーによって選択されたメッセージ506に対する反応508を含む。いくつかの実施例では、そのような反応は、イベントに関連するステータス(例えば、解決済み、作業中、検討中、エスカレート)を示すために使用されても良い。反応508又はメッセージ506との他の相互作用は、それに関連するメタデータ(例えば、相互作用間の経過時間、最後の相互作用からの経過時間)を含み、イベントが解決されたか否かを決定するために使用されても良い。追加的又は代替的に、チャンネルを介して送信されるメッセージは、第2オーガナイゼーション、異なるオーガナイゼーション、又は共有チャンネルに関連するチャンネルであり得る「#production-team」チャンネルなどのチャンネル、及び/又は509での図5Aに描かれた第1オーガナイゼーションの「Helpbot」などの同じ又は異なるオーガナイゼーションに関連するアプリケーション又はユーザーにメッセージを送信させるために、図5Bに太字要素として示されたリンク又は他の作動可能要素を含んでいても良い。
【0094】
イベントを検出したアプリケーションは、本明細書で議論されるアクションのいずれかに、追加的又は代替的に他のアプリケーションを追加することができることに留意されたい。例えば、この場合、供給アプリケーションがイベントを検出し、供給アプリケーションは、ユーザー(オーガナイゼーションBの「チェリル エー(Cheryl A)」)と最初のオーガナイゼーションのHelpbotの両方を追加しても良い。
【0095】
図5Bは、操作310及び/又は314に少なくとも部分的に基づいて表示され得る例示的なユーザーインターフェイス510を描く。示された実施例における操作314によって引き起こされるアクションは、ユーザーへのダイレクトメッセージを送信することを含む場合がある。例えば、供給アプリケーションは、ユーザーであるチェリル エーさんに直接メッセージを送信することができる。描かれた実施例では、第2オーガナイゼーションに関連するアプリケーション(図5Bの「供給アプリケーション(Supplies App)」)は、第2オーガナイゼーション、異なるオーガナイゼーション、又は共有チャンネルに関連するチャンネルであり得る「#プロダクションチーム(production-team)」チャンネルなどのチャンネルに、及び/又は512で図5Bに描かれた第1オーガナイゼーションの「Helpbot」などの同じ又は異なるオーガナイゼーションに関連するアプリケーション又はユーザーにメッセージを送信させるために、図5Bにおいて太字要素として示される作動可能なインターフェイス要素(群)を生成しても良い。
【0096】
結論
上記の議論は、説明された技術の例示的な実装を定めるが、説明された機能を実装するために他のアーキテクチャが使用されることができ、本開示の範囲内にあることが意図される。さらに、主題は、構造的特徴及び/又は方法論的行為に特定の言語で説明されてきたが、添付の請求項に定義された主題は、必ずしも説明された特定の特徴又は行為に限定されないことが理解されるものとする。むしろ、特定の特徴や行為は、特許請求の範囲を実装するための例示的な形態として開示される。
【0097】
本明細書に記載された様々な技術は、コンピュータ可読ストレージに格納され、図に示されるような1つ以上のコンピューティングデバイスのプロセッサー(群)によって実行される、プログラムモジュールなどのコンピュータにより実行可能な命令又はソフトウェアのコンテキストで実装され得る。一般に、プログラムモジュールは、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含み、特定のタスクを実行するための操作ロジックを定義したり、特定の抽象データ型を実装したりする。
【0098】
記載した機能を実装するために他のアーキテクチャを使用することができ、本開示の範囲内であることが意図される。さらに、議論の便宜上、上記では具体的な責任の分配が定義されるが、状況に応じて様々な機能及び責任が異なる方法で分配され、分割される可能性がある。
【0099】
同様に、ソフトウェアは、様々な方法と異なる手段を用いて格納及び分配される場合があり、上記で説明した特定のソフトウェアの格納及び実行構成は、多くの異なる方法で変化させることができる。このように、上記で説明した技術を実装するソフトウェアは、具体的に説明したメモリの形態に限らず、様々なタイプのコンピュータ可読媒体に分配することが可能である。
【0100】
「サブセット」という用語は、適切なサブセットを記載することを理解されるべきである。セットの適切なサブセットとは、当該セットと同等でないセットの部分である。例えば、要素A、B、Cが第1セットに属する場合、要素A及びBを含むサブセットは第1セットの適切なサブセットである。ただし、要素A、B、及びCを含むサブセットは、第1セットの適切なサブセットではない。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
【国際調査報告】