(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-20
(54)【発明の名称】機器の検索と登録方法、ネットワーク側機器
(51)【国際特許分類】
H04L 41/0853 20220101AFI20230912BHJP
H04W 92/24 20090101ALI20230912BHJP
H04L 61/4505 20220101ALI20230912BHJP
【FI】
H04L41/0853
H04W92/24
H04L61/4505
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023509449
(86)(22)【出願日】2021-08-11
(85)【翻訳文提出日】2023-03-29
(86)【国際出願番号】 CN2021112073
(87)【国際公開番号】W WO2022033520
(87)【国際公開日】2022-02-17
(31)【優先権主張番号】202010808820.9
(32)【優先日】2020-08-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】呂 華章
(72)【発明者】
【氏名】柯 小婉
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE16
(57)【要約】
本出願は、機器の検索と登録方法、ネットワーク側機器を開示する。ここで、この機器の検索方法は、第一の通信機器が、第二の通信機器から送信された第一の情報を受信することであって、前記第一の情報は、検索すべきローカル機器の第一の位置情報と第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含むことと、前記第一の通信機器が前記第二の通信機器に第一の通知情報を送信することであって、前記第一の通知情報は、検索されたローカル機器の情報を通知するために用いられることとを含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器の検索方法であって、
第一の通信機器が、第二の通信機器から送信された第一の情報を受信することであって、前記第一の情報は、検索すべきローカル機器の第一の位置情報と第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一の通信機器が前記第二の通信機器に第一の通知情報を送信することであって、前記第一の通知情報は、検索されたローカル機器の情報を通知するために用いられることとを含む、機器の検索方法。
【請求項2】
前記第一の通信機器が、ローカル機器から送信された第二の情報を受信することであって、前記第二の情報は、登録すべきローカル機器の第二の位置情報と第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一の通信機器が前記ローカル機器に第二の通知情報を送信することであって、前記第二の通知情報は、前記登録すべきローカル機器の登録が完了したことを通知するために用いられることとをさらに含む、請求項1に記載の機器の検索方法。
【請求項3】
前記第一の情報は、第一の位置情報と、第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一の位置情報は、端末の位置情報と、アプリケーションサーバの位置情報と、アプリケーション機能AFの位置情報と、サービス領域情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一のアプリケーション情報は、提供が要求されるアプリケーションサービス情報である、請求項2に記載の機器の検索方法。
【請求項4】
前記第二の情報は、第二の位置情報と、第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二の位置情報は、前記ローカル機器の位置情報であり、前記第二のアプリケーション情報は、前記ローカル機器により提供されるアプリケーションサービス情報である、請求項3に記載の機器の検索方法。
【請求項5】
前記第一のアプリケーション情報と前記第二のアプリケーション情報はそれぞれ、アプリケーションの完全修飾ドメイン名FQDNと、アプリケーションのインターネットプロトコルIPアドレスと、アプリケーションの識別子IDと、アプリケーションの記述とのうちの少なくとも一つを含む、請求項4に記載の機器の検索方法。
【請求項6】
前記第二の位置情報と前記端末の位置情報はそれぞれ、データネットワークアクセス識別子DNAIと、トラッキングエリアTAと、セル識別子と、地理的領域識別子と、位置基準有効性条件とのうちの少なくとも一つを含む、請求項4に記載の機器の検索方法。
【請求項7】
前記第一の通信機器が前記第一の情報と前記第二の情報に基づき、すでに登録したローカル機器から前記検索すべきローカル機器を決定することをさらに含む、請求項2に記載の機器の検索方法。
【請求項8】
前記第一の通信機器は、ネットワーク記憶機能NRFを含み、
前記第二の通信機器は、ネットワークエクスポージャー機能NEFと、セッション管理機能SMFと、ポリシー制御機能PCFとのうちの少なくとも一つを含み、
前記ローカル機器は、ローカルネットワークエクスポージャー機能L-NEFと、ローカルセッション管理機能L-SMFと、ローカルポリシー制御機能L-PCFとのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の機器の検索方法。
【請求項9】
機器の検索方法であって、
第二の通信機器が第一の通信機器に第一の情報を送信することであって、前記第一の情報は、検索すべきローカル機器の第一の位置情報と第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第二の通信機器が、前記第一の通信機器から送信された第一の通知情報を受信することであって、前記第一の通知情報は、前記第一の通信機器が前記第一の情報に応答して送信したものであり、前記第一の通知情報は、検索されたローカル機器の情報を通知するために用いられることとを含む、機器の検索方法。
【請求項10】
前記第一の情報は、第一の位置情報と、第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一の位置情報は、端末の位置情報と、アプリケーションサーバの位置情報と、AFの位置情報と、サービス領域情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一のアプリケーション情報は、提供が要求されるアプリケーションサービス情報である、請求項9に記載の機器の検索方法。
【請求項11】
前記第一のアプリケーション情報は、アプリケーションのFQDNと、アプリケーションのIPアドレスと、アプリケーションのIDと、アプリケーションの記述とのうちの少なくとも一つを含み、
前記サービス領域情報と前記端末の位置情報はそれぞれ、DNAIと、TAと、セル識別子と、地理的領域識別子と、位置基準有効性条件とのうちの少なくとも一つを含み、
前記アプリケーションサーバの位置情報は、DNAIを含む、請求項10に記載の機器の検索方法。
【請求項12】
前記第一の通信機器は、ネットワーク記憶機能NRFを含み、
前記第二の通信機器は、ネットワークエクスポージャー機能NEFと、セッション管理機能SMFと、ポリシー制御機能PCFとのうちの少なくとも一つを含み、
前記ローカル機器は、ローカルネットワークエクスポージャー機能L-NEFと、ローカルセッション管理機能L-SMFと、ローカルポリシー制御機能L-PCFとのうちの少なくとも一つを含む、請求項9に記載の機器の検索方法。
【請求項13】
機器の登録方法であって、
ローカル機器が第一の通信機器に第二の情報を送信することであって、前記第二の情報は、登録すべきローカル機器の第二の位置情報と第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記ローカル機器が、前記第一の通信機器から送信された第二の通知情報を受信することであって、前記第二の通知情報は、前記第一の通信機器が前記第二の情報に応答して送信したものであり、前記第二の通知情報は、前記ローカル機器の登録が完了したことを通知するために用いられることとを含む、機器の登録方法。
【請求項14】
前記第二の情報は、第二の位置情報と、第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二の位置情報は、前記ローカル機器の位置情報であり、前記第二のアプリケーション情報は、前記ローカル機器により提供されるアプリケーションサービス情報である、請求項13に記載の機器の登録方法。
【請求項15】
前記第二のアプリケーション情報は、アプリケーションのFQDNと、アプリケーションのIPアドレスと、アプリケーションのIDと、アプリケーションの記述とのうちの少なくとも一つを含む、請求項14に記載の機器の登録方法。
【請求項16】
前記第二の位置情報は、DNAIと、TAと、セル識別子と、地理的領域識別子と、位置基準有効性条件とのうちの少なくとも一つを含む、請求項14に記載の機器の登録方法。
【請求項17】
前記第一の通信機器は、ネットワーク記憶機能NRFを含み、
前記ローカル機器は、ローカルネットワークエクスポージャー機能L-NEFと、ローカルセッション管理機能L-SMFと、ローカルポリシー制御機能L-PCFとのうちの少なくとも一つを含む、請求項13に記載の機器の登録方法。
【請求項18】
第一の通信機器に用いられる機器の検索装置であって、
第二の通信機器から送信された第一の情報を受信するための第一の受信モジュールであって、前記第一の情報は、検索すべきローカル機器の第一の位置情報と第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含む第一の受信モジュールと、
前記第二の通信機器に第一の通知情報を送信するための第一の送信モジュールであって、前記第一の通知情報は、検索されたローカル機器の情報を通知するために用いられる第一の送信モジュールとを含む、機器の検索装置。
【請求項19】
ローカル機器から送信された第二の情報を受信するための第二の受信モジュールであって、前記第二の情報は、登録すべきローカル機器の第二の位置情報と第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含む第二の受信モジュールと、
前記ローカル機器に第二の通知情報を送信するための第二の送信モジュールであって、前記第二の通知情報は、前記登録すべきローカル機器の登録が完了したことを通知するために用いられる第二の送信モジュールとをさらに含む、請求項18に記載の機器の検索装置。
【請求項20】
前記第一の情報は、第一の位置情報と、第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一の位置情報は、端末の位置情報と、アプリケーションサーバの位置情報と、アプリケーション機能AFの位置情報と、サービス領域情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一のアプリケーション情報は、提供が要求されるアプリケーションサービス情報である、請求項19に記載の機器の検索装置。
【請求項21】
前記第二の情報は、第二の位置情報と、第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二の位置情報は、前記ローカル機器の位置情報であり、前記第二のアプリケーション情報は、前記ローカル機器により提供されるアプリケーションサービス情報である、請求項20に記載の機器の検索装置。
【請求項22】
前記第一のアプリケーション情報と前記第二のアプリケーション情報はそれぞれ、アプリケーションのFQDNと、アプリケーションのIPアドレスと、アプリケーションのIDと、アプリケーションの記述とのうちの少なくとも一つを含む、請求項21に記載の機器の検索装置。
【請求項23】
前記第二の位置情報と前記端末の位置情報はそれぞれ、DNAIと、TAと、セル識別子と、地理的領域識別子と、位置基準有効性条件とのうちの少なくとも一つを含む、請求項21に記載の機器の検索装置。
【請求項24】
前記第一の情報と前記第二の情報に基づき、すでに登録したローカル機器から前記検索すべきローカル機器を決定するための決定モジュールをさらに含む、請求項19に記載の機器の検索装置。
【請求項25】
前記第一の通信機器は、ネットワーク記憶機能NRFを含み、
前記第二の通信機器は、ネットワークエクスポージャー機能NEFと、セッション管理機能SMFと、ポリシー制御機能PCFとのうちの少なくとも一つを含み、
前記ローカル機器は、ローカルネットワークエクスポージャー機能L-NEFと、ローカルセッション管理機能L-SMFと、ローカルポリシー制御機能L-PCFとのうちの少なくとも一つを含む、請求項18に記載の機器の検索装置。
【請求項26】
第二の通信機器に用いられる機器の検索装置であって、
第一の通信機器に第一の情報を送信するための第三の送信モジュールであって、前記第一の情報は、検索すべきローカル機器の第一の位置情報と第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含む第三の送信モジュールと、
前記第一の通信機器から送信された第一の通知情報を受信するための第三の受信モジュールであって、前記第一の通知情報は、前記第一の通信機器が前記第一の情報に応答して送信したものであり、前記第一の通知情報は、検索されたローカル機器の情報を通知するために用いられる第三の受信モジュールとを含む、機器の検索装置。
【請求項27】
前記第一の情報は、第一の位置情報と、第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一の位置情報は、端末の位置情報と、アプリケーションサーバの位置情報と、AFの位置情報と、サービス領域情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一のアプリケーション情報は、提供が要求されるアプリケーションサービス情報である、請求項26に記載の機器の検索装置。
【請求項28】
前記第一のアプリケーション情報は、アプリケーションのFQDNと、アプリケーションのIPアドレスと、アプリケーションのIDと、アプリケーションの記述とのうちの少なくとも一つを含み、
前記端末の位置情報は、DNAIと、TAと、セル識別子と、地理的領域識別子と、位置基準有効性条件とのうちの少なくとも一つを含み、
前記アプリケーションサーバの位置情報は、DNAIを含む、請求項27に記載の機器の検索装置。
【請求項29】
ローカル機器に用いられる機器の登録装置であって、
第一の通信機器に第二の情報を送信するための第四の送信モジュールであって、前記第二の情報は、登録すべきローカル機器の第二の位置情報と第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含む第四の送信モジュールと、
前記第一の通信機器から送信された第二の通知情報を受信するための第四の受信モジュールであって、前記第二の通知情報は、前記第一の通信機器が前記第二の情報に応答して送信したものであり、前記第二の通知情報は、前記ローカル機器の登録が完了したことを通知するために用いられる第四の受信モジュールとを含む、機器の登録装置。
【請求項30】
前記第二の情報は、第二の位置情報と、第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二の位置情報は、前記ローカル機器の位置情報であり、前記第二のアプリケーション情報は、前記ローカル機器により提供されるアプリケーションサービス情報である、請求項29に記載の機器の登録装置。
【請求項31】
前記第二のアプリケーション情報は、アプリケーションのFQDNと、アプリケーションのIPアドレスと、アプリケーションのIDと、アプリケーションの記述とのうちの少なくとも一つを含む、請求項30に記載の機器の登録装置。
【請求項32】
前記第二の位置情報は、DNAIと、TAと、セル識別子と、地理的領域識別子と、位置基準有効性条件とのうちの少なくとも一つを含む、請求項30に記載の機器の登録装置。
【請求項33】
ネットワーク側機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項1から8のいずれか1項に記載の機器の検索方法のステップを実現し、又は請求項9から12のいずれか1項に記載の機器の検索方法のステップを実現し、又は請求項13から17のいずれか1項に記載の機器の登録方法のステップを実現する、ネットワーク側機器。
【請求項34】
可読記憶媒体であって、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、請求項1から8のいずれか1項に記載の機器の検索方法のステップを実現し、又は請求項9から12のいずれか1項に記載の機器の検索方法のステップを実現し、又は請求項13から17のいずれか1項に記載の機器の登録方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【請求項35】
チップであって、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、請求項1から8のいずれか1項に記載の機器の検索方法を実現し、又は請求項9から12のいずれか1項に記載の機器の検索方法を実現し、又は請求項13から17のいずれか1項に記載の機器の登録方法を実現するために用いられる、チップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年8月12日に中国で提出された中国特許出願番号No.202010808820.9の優先権を主張しており、同出願の内容のすべては、ここに参照として取り込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術分野に属し、具体的に機器の検索と登録方法、ネットワーク側機器に関する。
【背景技術】
【0003】
通信シナリオにおいては、ローカルサービス品質(Quality of Service、QoS)モニタリング情報の報告が必要な場合が多く、現在存在するQoSの報告メカニズムとしては、アプリケーション機能(Application Function、AF)がネットワークエクスポージャー機能(Network Exposure Function、NEF)にQoSモニタリング報告を行うが、NEFの配備位置の階層が比較的高く、一般的には他のコアネットワークのネットワークエレメントの位置と同じであるため、ローカルQoSモニタリング情報の報告は速度が比較的遅い。したがって、どのようにローカルNEFネットワークエレメントを発見するかは、直ちに解決する必要のある問題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例の目的は、従来技術にローカルNEFネットワークエレメントを検索する方式が存在しないという問題を解決することができる機器の検索と登録方法、ネットワーク側機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術課題を解決するために、本出願は、以下のように実現される。
【0006】
第一の態様によれば、機器の検索方法を提供し、この方法は、第一の通信機器が、第二の通信機器から送信された第一の情報を受信することであって、前記第一の情報は、検索すべきローカル機器の第一の位置情報と第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含むことと、前記第一の通信機器が前記第二の通信機器に第一の通知情報を送信することであって、前記第一の通知情報は、検索されたローカル機器の情報を通知するために用いられることとを含む。
【0007】
第二の態様によれば、機器の検索方法を提供し、この方法は、第二の通信機器が第一の通信機器に第一の情報を送信することであって、前記第一の情報は、検索すべきローカル機器の第一の位置情報と第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含むことと、前記第二の通信機器が、前記第一の通信機器から送信された第一の通知情報を受信することであって、前記第一の通知情報は、前記第一の通信機器が前記第一の情報に応答して送信したものであり、前記第一の通知情報は、検索されたローカル機器の情報を通知するために用いられることとを含む。
【0008】
第三の態様によれば、機器の登録方法を提供し、この方法は、ローカル機器が第一の通信機器に第二の情報を送信することであって、前記第二の情報は、登録すべきローカル機器の第二の位置情報と第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含むことと、前記ローカル機器が、前記第一の通信機器から送信された第二の通知情報を受信することであって、前記第二の通知情報は、前記第一の通信機器が前記第二の情報に応答して送信したものであり、前記第二の通知情報は、前記ローカル機器の登録が完了したことを通知するために用いられることとを含む。
【0009】
第四の態様によれば、第一の通信機器に用いられる機器の検索装置を提供し、この装置は、第二の通信機器から送信された第一の情報を受信するための第一の受信モジュールであって、前記第一の情報は、検索すべきローカル機器の第一の位置情報と第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含む第一の受信モジュールと、前記第二の通信機器に第一の通知情報を送信するための第一の送信モジュールであって、前記第一の通知情報は、検索されたローカル機器の情報を通知するために用いられる第一の送信モジュールとを含む。
【0010】
第五の態様によれば、第二の通信機器に用いられる機器の検索装置を提供し、この装置は、第一の通信機器に第一の情報を送信するための第三の送信モジュールであって、前記第一の情報は、検索すべきローカル機器の第一の位置情報と第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含む第三の送信モジュールと、前記第一の通信機器から送信された第一の通知情報を受信するための第三の受信モジュールであって、前記第一の通知情報は、前記第一の通信機器が前記第一の情報に応答して送信したものであり、前記第一の通知情報は、検索されたローカル機器の情報を通知するために用いられる第三の受信モジュールとを含む。
【0011】
第六の態様によれば、ローカル機器に用いられる機器の登録装置を提供し、この装置は、第一の通信機器に第二の情報を送信するための第四の送信モジュールであって、前記第二の情報は、登録すべきローカル機器の第二の位置情報と第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含む第四の送信モジュールと、前記第一の通信機器から送信された第二の通知情報を受信するための第四の受信モジュールであって、前記第二の通知情報は、前記第一の通信機器が前記第二の情報に応答して送信したものであり、前記第二の通知情報は、前記ローカル機器の登録が完了したことを通知するために用いられる第四の受信モジュールとを含む。
【0012】
第七の態様によれば、ネットワーク側機器を提供し、このネットワーク側機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、第一の態様、又は第二の態様、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0013】
第七の態様によれば、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0014】
第八の態様によれば、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、ネットワーク側機器のプログラム又は命令を運行し、第一の態様に記載の方法を実現し、又は第二の態様に記載の方法を実現し、又は第三の態様に記載の方法を実現するために用いられる。
【発明の効果】
【0015】
本出願の実施例では、第二の通信機器は、第一の通信機器に第一の情報を送信することができ、この第一の情報は、検索すべきローカル機器の第一の位置情報と第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含み、それによって第一の通信機器は、この第一の情報に基づいてローカル機器を検索することができ、例えば、NRFは、NEFが送信した第一の情報によって対応するローカル機器(L-NEF)を検索することができ、ローカル機器に対する検索を実現し、それによって従来技術にローカルNEFネットワークエレメントを検索する方式が存在しないという問題を解決する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図である。
【
図2】本出願の実施例の機器の検索方法フローチャートのその一である。
【
図3】本出願の実施例のローカルNEF検索方法フローチャートである。
【
図4】本出願の実施例のローカルNEF登録方法フローチャートである。
【
図5】本出願の実施例の機器の検索方法フローチャートのその二である。
【
図6】本出願の実施例の機器の登録方法フローチャートである。
【
図7】本出願の実施例のローカルDC配備L-NEFのネットワーク構造概略図である。
【
図8】本出願の実施例のQoSモニタリングフローチャートである。
【
図9】本出願の実施例の機器の検索装置構造概略図のその一である。
【
図10】本出願の実施例の機器の検索装置構造概略図のその二である。
【
図11】本出願の実施例の機器の検索装置構造概略図のその三である。
【
図12】本出願の実施例の機器の登録装置構造概略図である。
【
図13】本出願の実施例の通信機器の構造概略図である。
【
図14】本出願の実施例のネットワーク側機器の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0018】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用されるデータは、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、且つ「第一」、「第二」によって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の個数を限定せず、例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0019】
指摘すべきこととして、本出願の実施例に記述された技術は、ロングタームエボリューション型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、他の無線通信システム、例えば符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一キャリア周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)と他のシステムにも適用できる。本出願の実施例における用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用され、記述された技術は、上記で言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。しかしながら、以下の記述は、例示の目的でニューラジオ(New Radio、NR)システムを記述しているとともに、以下の大部分の記述においてNR用語を使用しているが、これらの技術は、NRシステム応用以外の応用、例えば第六世代(6th Generation、6G)通信システムに適用されてもよい。
【0020】
図1は、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図を示す。無線通信システムは、端末11とネットワーク側機器12を含む。ここで、端末11は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、端末11は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)(又は、ノートパソコンと呼ばれる)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、モバイルインターネットディバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器(VUE)、歩行者端末(PUE)などの端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、ブレスレット、イヤホン、メガネなどを含む。説明すべきこととして、本出願の実施例は、端末11の具体的なタイプを限定するものではない。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワークであってもよい。ここで、基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station、BTS)、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベーシックサービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、家庭用Bノード、家庭用進化型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、トランスミッションポイント(Transmitting Receiving Point、TRP)又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限らない。説明すべきこととして、本出願の実施例においてNRシステムにおける基地局のみを例にするが、基地局の具体的なタイプを限定するものではない。
【0021】
以下では、図面を結び付けながら、具体的な実施例及びそのアプリケーションシナリオによって本出願の実施例による機器の検索方法を詳細に説明する。
【0022】
本出願の実施例は、機器の検索方法を提供し、
図2は、本出願の実施例の機器の検索方法フローチャートのその一であり、
図2に示すように、この方法のステップは、
第一の通信機器が、第二の通信機器から送信された第一の情報を受信するステップであって、第一の情報は、検索すべきローカル機器の第一の位置情報と第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含むステップS202と、
第一の通信機器が第二の通信機器に第一の通知情報を送信するステップであって、第一の通知情報は、検索されたローカル機器の情報を通知するために用いられるステップS204とを含む。
【0023】
本出願の実施例の選択的な実施の形態では、本出願の実施例における第一の通信機器は、ネットワーク記憶機能(Network Repository Function、NRF)を含み、
本出願の実施例における第二の通信機器は、ネットワークエクスポージャー機能(Network Exposure Function、NEF)と、セッション管理機能(Session Management Function、SMF)と、ポリシー制御機能(Policy Control function、PCF)とのうちの少なくとも一つを含み、
本出願の実施例におけるローカル機器は、ローカルネットワークエクスポージャー機能(Local Network Exposure Function、L-NEF)と、ローカルセッション管理機能(Local Session Management Function、L-SMF)と、ローカルポリシー制御機能(Local Policy Control function、L-PCF)とのうちの少なくとも一つを含む。
【0024】
選択的に、本出願の実施例における第一の情報は、第一の位置情報と、第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、第一の位置情報は、端末の位置情報と、アプリケーションサーバの位置情報と、アプリケーション機能(Application Function、AF)の位置情報と、サービス領域情報とのうちの少なくとも一つを含み、
本出願の実施例における第一のアプリケーション情報は、提供が要求されるアプリケーションサービス情報である。
【0025】
このことから分かるように、第二の通信機器は、第一の通信機器に第一の情報を送信することができ、この第一の情報は、検索すべきローカル機器の第一の位置情報と第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含み、それによって第一の通信機器は、この第一の情報に基づいてローカル機器を検索することができ、例えば、NRFは、NEFが送信した第一の情報によって対応するローカル機器(L-NEF)を検索することができ、ローカル機器に対する検索を実現し、それによって従来技術にローカルNEFネットワークエレメントを検索する方式が存在しないという問題を解決する。
【0026】
そのため、具体的なアプリケーションシナリオにおいて、本出願に基づいてローカル機器、例えば、L-NEF、L-SMF、L-PCFを検索することができる。そのため、QoSのモニタリング状況を報告する必要がある時、AFは、NEFにQoSモニタリング報告を開始させずに、検索されたL-NEFにQoSモニタリング報告を開始させてもよく、それによってQoSモニタリングの報告速度を高める。
【0027】
上記ローカル機器/ローカルネットワークエレメントの検索プロセスについて、具体的なアプリケーションシナリオにおいて、
図3に示す検索プロセスであってもよく、
図3に示すように、ローカル機器/ローカルネットワークエレメントの検索ステップは、以下のようなステップを含む。
【0028】
ステップS302、NEFは、NRFにL-NEF検索要求(Nnrf_NFDiscovery Request)を開始する。
【0029】
ここで、検索要求には第一の位置情報と第一のアプリケーションの情報とが含まれる。この第一の位置情報は少なくとも、端末の位置情報と、アプリケーションサーバの位置情報と、AFの位置情報とを含む。この第一のアプリケーションの情報は少なくとも、アプリケーションの完全修飾ドメイン名(Fully Qualified Domain Name、FQDN)と、アプリケーションのIP(Internet Protocol、インターネットプロトコル)アドレスと、アプリケーションのID(Identity Document、身分識別子)と、アプリケーションの記述とを含む。
【0030】
ステップS304、NRFは、NEFが送信した位置パラメータとアプリケーションの情報に基づき、L-NEFのある位置及びサービスのアプリケーション情報の状況によって、適切なL-NEFを選択し、Nnrf_NFDiscovery ResponseをNEFに送信する。
【0031】
ここで、ResponseにはL-NEF IPのアドレスと、L-NEFのFQDNと、L-NEFのinstance IDとが含まれる。
【0032】
本出願の実施例の選択的な実施の形態では、本出願の実施例の方法のステップはさらに、
第一の通信機器が、ローカル機器から送信された第二の情報を受信するステップであって、第二の情報は、登録すべきローカル機器の第二の位置情報と第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含むステップS206と、
第一の通信機器がローカル機器に第二の通知情報を送信するステップであって、第二の通知情報は、登録すべきローカル機器の登録が完了したことを通知するために用いられるステップS208とを含んでもよい。
【0033】
上記ステップS206とステップS208によって、ローカル機器は、第一の通信機器に第二の情報を送信することによって、ローカル機器に対する登録を実行することができ、具体的なアプリケーションシナリオにおいて、NRFのL-NEFに対する登録を実現することができ、即ちローカルネットワークエレメントに対する登録を実現する。
【0034】
選択的に、本出願の実施例における第二の情報は、第二の位置情報と、第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、第二の位置情報は、ローカル機器の位置情報であり、第二のアプリケーション情報は、ローカル機器により提供されるアプリケーションサービス情報である。
【0035】
説明すべきこととして、本出願の実施例における第一のアプリケーション情報と第二のアプリケーション情報はそれぞれ、アプリケーションのFQDNと、アプリケーションのIPアドレスと、アプリケーションのIDと、アプリケーションの記述とのうちの少なくとも一つを含む。
【0036】
なお、本出願の実施例における第二の位置情報と端末の位置情報はそれぞれ、データネットワークアクセス識別子(Data Network Access Identifier、DNAI)と、トラッキングエリア(Tracking Area、TA)と、セル識別子(Cell ID)と、地理的領域識別子(geographic zone identifier(s))と、位置基準有効性条件(Location Criteria Validity Conditions)とのうちの少なくとも一つを含む。
【0037】
本出願の実施例では、本出願の実施例の方法のステップはさらに、
第一の情報と第二の情報に基づき、すでに登録したローカル機器から検索すべきローカル機器を決定するステップS210を含んでもよい。ここで、具体的には第一の情報と第二の情報とのマッチングに基づいて検索すべきローカル機器を決定してもよく、つまり、決定された検索すべきローカル機器の第一の位置情報は、第二の情報における第二の位置情報とマッチングし、例えば、両者のアプリケーションサーバの位置情報がマッチングし、AFの位置情報がマッチングするなどであり、及び/又は決定された検索すべきローカル機器の第一のアプリケーション情報は、第二の情報における第二のアプリケーション情報とマッチングし、例えば、両者のFQDNがマッチングし、IDがマッチングするなどである。
【0038】
上記ローカル機器/ローカルネットワークエレメントの登録プロセスについて、具体的なアプリケーションシナリオにおいて、
図4に示す登録プロセスであってもよく、
図4に示すように、ローカル機器/ローカルネットワークエレメントの登録ステップは、以下のようなステップを含む。
【0039】
ステップS402、L-NEFは、NRFに登録要求Nnrf_NFManagement_NFRegisterを送信する。
【0040】
ここで、この登録要求にはパラメータである位置情報が含まれる。位置情報は、位置するDNAIと、TAと、Cell IDと、Location Criteria Validity Conditionsとを含む。
【0041】
ステップS404、NRFは、L-NEFの登録要求を受信し、L-NEFに対して登録を行う。登録を完了した後、L-NEFに登録完了応答を送信する。
【0042】
上記は、第一の通信機器側から本出願を記述したが、下記は、第二の通信機器側から本出願の機器の検索方法を記述する。
【0043】
図5は、本出願の実施例の機器の検索方法フローチャートのその二であり、
図5に示すように、この方法のステップは、
第二の通信機器が第一の通信機器に第一の情報を送信するステップであって、第一の情報は、検索すべきローカル機器の第一の位置情報と第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含むステップS502と、
第二の通信機器が第一の通信機器から送信された第一の通知情報を受信するステップであって、第一の通知情報は、第一の通信機器が第一の情報に応答して送信したものであり、第一の通知情報は、検索されたローカル機器の情報を通知するために用いられるステップS504とを含む。
【0044】
上記ステップS502とステップS504によって、第二の通信機器は、第一の通信機器に第一の情報を送信することによって、第一の情報にマッチングするローカル機器を検索することができる。
【0045】
選択的に、本出願の実施例における第一の情報は、第一の位置情報と、第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含む。ここで、第一の位置情報は、端末の位置情報と、アプリケーションサーバの位置情報と、AFの位置情報と、サービス領域情報とのうちの少なくとも一つを含み、第一のアプリケーション情報は、提供が要求されるアプリケーションサービス情報である。
【0046】
選択的に、本出願の実施例における第一のアプリケーション情報は、アプリケーションのFQDNと、アプリケーションのIPアドレスと、アプリケーションのIDと、アプリケーションの記述とのうちの少なくとも一つを含み、端末の位置情報は、DNAIと、TAと、セル識別子と、地理的領域識別子と、位置基準有効性条件とのうちの少なくとも一つを含み、アプリケーションサーバの位置情報は、DNAIを含む。
【0047】
本出願の実施例における機器の登録方法について、ローカル機器にとっては、
図6に示すように、この方法のステップは、
ローカル機器が第一の通信機器に第二の情報を送信するステップであって、第二の情報は、登録すべきローカル機器の第二の位置情報と第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含むステップS602と、
ローカル機器が第一の通信機器から送信された第二の通知情報を受信するステップであって、第二の通知情報は、第一の通信機器が第二の情報に応答して送信したものであり、第二の通知情報は、ローカル機器の登録が完了したことを通知するために用いられるステップS604とを含む。
【0048】
選択的に、本出願の実施例における第二の情報は、第二の位置情報と、第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、第二の位置情報は、ローカル機器の位置情報であり、第二のアプリケーション情報は、ローカル機器により提供されるアプリケーションサービス情報である。
【0049】
選択的に、本出願の実施例における第二のアプリケーション情報は、アプリケーションFQDNと、アプリケーションインターネットプロトコルIPアドレスと、アプリケーション識別子IDと、アプリケーション記述とのうちの少なくとも一つを含む。この第二の位置情報は、DNAIと、TAと、セル識別子と、地理的領域識別子と、位置基準有効性条件とのうちの少なくとも一つを含む。
【0050】
以下では、本出願の実施例におけるQoSモニタリングフローを結び付けながら、本出願の実施例におけるローカル機器の登録と検索に対して例を挙げて説明する。
【0051】
本具体的なアプリケーションシナリオにおいて、エッジコンピューティングシナリオで、ローカルQoSモニタリング状況を迅速に報告するために、ローカルDCにL-NEFを配備するネットワーク構造を提案し、
図7に示すように、AF/EAS(Edge Application Server、エッジアプリケーションサーバ)は、ローカルNEFにQoSモニタリング報告を直接に開始させ、Nxインターフェースによって、プロトコルデータユニットセッションアンカー(PDU Session Anchor、PSA)からリアルタイムQoS状況のフィードバックを取得することができる。具体的には、QoSモニタリング開始フローは、
図8に示すとおりであり、このフローの方法のステップは、以下のようなステップを含む。
【0052】
ステップS802、L-NEFは、NRFに登録要求Nnrf_NFManagement_NFRegister要求を送信する。
【0053】
ここで、登録要求には第二の位置情報と第二のアプリケーション情報とが含まれる。
【0054】
この第二の位置情報は、位置するDNAIと、L-NEFのIPアドレスと、L-NEFのFQDNと、L-NEFのinstance IDとを含む。
【0055】
この第二のアプリケーション情報は、アプリケーションFQDNと、アプリケーションIP addressと、アプリケーションIDと、アプリケーション記述とを含む。
【0056】
ステップS804、NRFは、L-NEFの登録要求を受信し、L-NEFを登録する。登録を完了した後、L-NEFに登録完了応答を送信する。
【0057】
ステップS806、AF/EASは、NEFにQoS monitoring要求Nnef_AFsessionWithQoS Notifyを開始する。
【0058】
ここで、この要求は、上りリンク/下りリンクのデータパケット遅延と、ユーザプレーン往復遅延と、AF/EASの位置情報、例えば、DNAI、APP関連情報とを含む。
【0059】
ステップS808、NEFは、QoS monitoring要求を受信し、NEFは、すでにローカルにL-NEFを配置したかどうかを判断する。配置した場合、ステップS812を実行し、ローカルに配置されていない場合、NEFは、NRFにL-NEF検索要求Nnrf_NFDiscovery Requestを開始する。
【0060】
ここで、この要求には第一の位置情報と、第一のアプリケーション情報とが含まれる。第一の位置情報は、端末の位置情報と、アプリケーションサーバの位置情報と、AFの位置情報とのうちの少なくとも一つを含む。この第一のアプリケーション情報は、アプリケーションFQDNと、アプリケーションIP addressと、アプリケーションIDと、アプリケーション記述とのうちの少なくとも一つを含む。
【0061】
ステップS810、NRFは、NEFが送信した位置パラメータとアプリケーションの情報に基づき、位置情報とアプリケーションの情報に基づき、L-NEFのある位置及びサービスのアプリケーション情報の状況によって、適切なL-NEFを選択し、Nnrf_NFDiscovery ResponseをNEFに送信する。
【0062】
ここで、Responseは、L-NEF IPのアドレスと、L-NEFのFQDNと、L-NEFのinstance IDとを含む。
【0063】
ステップS812、NEFは、選択されたL-NEFにNnef_EventExposure_Notifyを送信し、L-NEFがローカルAF/EASの能力エクスポージャーネットワークエレメントとして選択されたことを知らせる。
【0064】
ステップS814、L-NEFとPCFは、QoS monitoringポリシー生成を完了する。
【0065】
ステップS816、L-NEFは、AF/EASにQoS monitoring responseを送信する。
【0066】
上記ステップS802ないしステップS816から分かるように、NRFは、ネットワークエレメントに基づいて要求における位置情報、アプリケーション情報、サービス領域情報を発見/検索し、自体に記憶されたL-NEFの位置情報、アプリケーション情報、サービス領域情報とそれぞれマッチングを行い、適切なL-NEFを検索することができる。この検索されたL-NEFは、ローカルネットワークエレメントとして、EAS/AFのためにサービスを提供することができ、例えば、EAS/AFは、QoSモニタリング情報を報告する必要があり、即ちQoSのモニタリング状況を報告する必要がある時、AFは、NEFにQoSモニタリング報告を開始させずに、検索されたL-NEFにQoSモニタリング報告を開始させてもよく、それによってQoSモニタリングの報告速度を高める。
【0067】
説明すべきこととして、本出願の実施例による機器の検索と登録方法について、実行本体は、機器の検索と登録装置であってもよく、又は、この機器の検索と登録装置における機器の検索と登録方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例では、機器の検索と登録装置が機器の検索と登録方法を実行することを例にし、本出願の実施例による機器の検索と登録装置を説明する。
【0068】
図9は、本出願の実施例の機器の検索装置構造概略図のその一であり、この装置は、第一の通信機器に用いられ、
図9に示すように、この装置は、
第二の通信機器から送信された第一の情報を受信するための第一の受信モジュール92であって、第一の情報は、検索すべきローカル機器の第一の位置情報と第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含む第一の受信モジュール92と、
第二の通信機器に第一の通知情報を送信するための第一の送信モジュール94であって、第一の通知情報は、検索されたローカル機器の情報を通知するために用いられる第一の送信モジュール94とを含む。
【0069】
図10は、本出願の実施例の機器の検索装置構造概略図のその二であり、
図10に示すように、この装置はさらに、
ローカル機器から送信された第二の情報を受信するための第二の受信モジュール102であって、第二の情報は、登録すべきローカル機器の第二の位置情報と第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含む第二の受信モジュール102と、
ローカル機器に第二の通知情報を送信するための第二の送信モジュール104であって、第二の通知情報は、登録すべきローカル機器の登録が完了したことを通知するために用いられる第二の送信モジュール104とを含んでもよい。
【0070】
選択的に、本出願の実施例における第一の情報は、第一の位置情報と、第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含む。ここで、第一の位置情報は、端末の位置情報と、アプリケーションサーバの位置情報と、アプリケーション機能AFの位置情報と、サービス領域情報とのうちの少なくとも一つを含み、第一のアプリケーション情報は、提供が要求されるアプリケーションサービス情報である。
【0071】
選択的に、本出願の実施例における第二の情報は、第二の位置情報と、第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含む。ここで、第二の位置情報は、ローカル機器の位置情報であり、第二のアプリケーション情報は、ローカル機器により提供されるアプリケーションサービス情報である。
【0072】
選択的に、本出願の実施例における第一のアプリケーション情報と第二のアプリケーション情報はそれぞれ、アプリケーションのFQDNと、アプリケーションのIPアドレスと、アプリケーションのIDと、アプリケーションの記述とのうちの少なくとも一つを含む。
【0073】
選択的に、本出願の実施例における第二の位置情報と端末の位置情報はそれぞれ、DNAIと、TAと、セル識別子と、地理的領域識別子と、位置基準有効性条件とのうちの少なくとも一つを含む。
【0074】
選択的に、本出願の実施例の装置はさらに、第一の情報と第二の情報に基づき、すでに登録したローカル機器から検索すべきローカル機器を決定するための決定モジュールを含んでもよい。
【0075】
選択的に、本出願の実施例における第一の通信機器は、ネットワーク記憶機能NRFを含み、第二の通信機器は、ネットワークエクスポージャー機能NEFと、セッション管理機能SMFと、ポリシー制御機能PCFとのうちの少なくとも一つを含み、ローカル機器は、ローカルネットワークエクスポージャー機能L-NEFと、ローカルセッション管理機能L-SMFと、ローカルポリシー制御機能L-PCFとのうちの少なくとも一つを含む。
【0076】
図11は、本出願の実施例の機器の検索装置構造概略図のその三であり、この装置は、第二の通信機器に用いられ、
図11に示すように、この装置は、
第一の通信機器に第一の情報を送信するための第三の送信モジュール112であって、第一の情報は、検索すべきローカル機器の第一の位置情報と第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含む第三の送信モジュール114と、
第一の通信機器から送信された第一の通知情報を受信するための第三の受信モジュール112であって、第一の通知情報は、第一の通信機器が第一の情報に応答して送信したものであり、第一の通知情報は、検索されたローカル機器の情報を通知するために用いられる第三の受信モジュール112とを含んでもよい。
【0077】
選択的に、本出願の実施例における第一の情報は、第一の位置情報と、第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含む。ここで、第一の位置情報は、端末の位置情報と、アプリケーションサーバの位置情報と、AFの位置情報と、サービス領域情報とのうちの少なくとも一つを含み、第一のアプリケーション情報は、提供が要求されるアプリケーションサービス情報である。
【0078】
選択的に、本出願の実施例における第一のアプリケーション情報は、アプリケーションのFQDNと、アプリケーションのIPアドレスと、アプリケーションのIDと、アプリケーションの記述とのうちの少なくとも一つを含み、端末の位置情報は、DNAIと、TAと、セル識別子と、地理的領域識別子と、位置基準有効性条件とのうちの少なくとも一つを含み、アプリケーションサーバの位置情報は、DNAIを含む。
【0079】
図12は、本出願の実施例の機器の登録装置構造概略図であり、この装置は、ローカル機器に用いられ、
図12に示すように、この装置は、
第一の通信機器に第二の情報を送信するための第四の送信モジュール124であって、第二の情報は、登録すべきローカル機器の第二の位置情報と第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含む第四の送信モジュール124と、
第一の通信機器から送信された第二の通知情報を受信するための第四の受信モジュール122であって、第二の通知情報は、第一の通信機器が第二の情報に応答して送信したものであり、第二の通知情報は、ローカル機器の登録が完了したことを通知するために用いられる第四の受信モジュール122とを含む。
【0080】
選択的に、本出願の実施例における第二の情報は、第二の位置情報と、第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含む。ここで、第二の位置情報は、ローカル機器の位置情報であり、第二のアプリケーション情報は、ローカル機器により提供されるアプリケーションサービス情報である。
【0081】
選択的に、本出願の実施例における第二のアプリケーション情報は、アプリケーションのFQDNと、アプリケーションのIPアドレスと、アプリケーションのIDと、アプリケーションの記述とのうちの少なくとも一つを含む。
【0082】
選択的に、本出願の実施例における第二の位置情報は、DNAIと、TAと、セル識別子と、地理的領域識別子と、位置基準有効性条件とのうちの少なくとも一つを含む。
【0083】
このことから分かるように、第二の通信機器は、第一の通信機器に第一の情報を送信することができ、この第一の情報は、検索すべきローカル機器の第一の位置情報と第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含み、それによって第一の通信機器は、この第一の情報に基づいてローカル機器を検索することができる。例えば、NRFは、NEFが送信した第一の情報によって対応するローカル機器(L-NEF)を検索することができ、ローカル機器に対する検索を実現し、それによって従来技術にローカルNEFネットワークエレメントを検索する方式が存在しないという問題を解決する。
【0084】
そのため、具体的なアプリケーションシナリオにおいて、本出願に基づいてローカル機器、例えば、L-NEF、L-SMF、L-PCFを検索することができる。そのため、QoSのモニタリング状況を報告する必要がある時、AFは、NEFにQoSモニタリング報告を開始させずに、検索されたL-NEFにQoSモニタリング報告を開始させてもよく、それによってQoSモニタリングの報告速度を高める。
【0085】
本出願の実施例における機器の検索と登録装置は、装置であってもよく、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。この装置は、移動端末であってもよく、非移動端末であってもよい。例示的には、移動端末は、以上に列挙された端末11のタイプを含んでもよいが、それらに限らず、非移動端末は、サーバ、ネットワーク接続型ストレージ(Network Attached Storage、NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、預入支払機又はセルフサービス機などであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0086】
本出願の実施例における機器の検索と登録装置は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。このオペレーティングシステムは、アンドロイド(Android)オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0087】
本出願の実施例による機器の検索と登録装置は、
図2から
図7の方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0088】
選択的に、
図13に示すように、本出願の実施例は、通信機器1300をさらに提供し、プロセッサ1301と、メモリ1302と、メモリ1302に記憶されており、且つ前記プロセッサ1301上で運行できるプログラム又は命令とを含み、例えばこの通信機器1300が端末である場合、このプログラム又は命令がプロセッサ1301により実行される時、上記機器の検索と登録方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。この通信機器1300がネットワーク側機器である場合、このプログラム又は命令がプロセッサ1301により実行される時、上記機器の検索と登録方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0089】
具体的には、本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供する。
図14に示すように、このネットワーク側機器1400は、アンテナ141、無線周波数装置142、ベースバンド装置143を含む。アンテナ141と無線周波数装置142とが接続される。上りリンク方向において、無線周波数装置142は、アンテナ141を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置143に送信して処理させる。下りリンク方向において、ベースバンド装置143は、送信する情報を処理し、無線周波数装置142に送信し、無線周波数装置142は、受信した情報を処理した後にアンテナ141を介して送出する。
【0090】
上記周波数帯域処理装置は、ベースバンド装置143に位置してもよく、以上の実施例においてネットワーク側機器により実行される方法は、ベースバンド装置143に実現されてもよく、このベースバンド装置143は、プロセッサ144とメモリ145とを含む。
【0091】
ベースバンド装置143は、例えば少なくとも一つのベースバンドボードを含んでもよく、このベースバンドボード上に複数のチップが設置され、
図14に示すように、そのうちの一つのチップは、例えばプロセッサ144であり、メモリ145と接続されて、メモリ145におけるプログラムを呼び出し、以上の方法の実施例に示すネットワーク機器操作を実行する。
【0092】
このベースバンド装置143は、ネットワークインターフェース146をさらに含んでもよく、無線周波数装置142との情報のやり取りに用いられ、このインターフェースは、例えば共通公衆無線インターフェース(common public radio interface、CPRI)である。
【0093】
具体的には、本発明の実施例のネットワーク側機器は、メモリ145に記憶されており、且つプロセッサ144上で運行できる命令又はプログラムをさらに含み、プロセッサ144は、メモリ145における命令又はプログラムを呼び出し、
図9から
図12に示す各モジュールにより実行される方法を実行し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0094】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、上記機器の検索と登録方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0095】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の端末におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0096】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、ネットワーク側機器のプログラム又は命令を運行し、上記機器の検索と登録方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0097】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0098】
理解できるように、本開示に記述されたこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はその組み合わせで実現されてもよい。ハードウェアの実現に対して、モジュール、ユニット、サブモジュール、サブユニットなどは、一つ又は複数の専用集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processing、DSP)、デジタルシグナルプロセッシングデバイス(DSP Device、DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本出願の前記機能を実行するための他の電子ユニット又はその組み合わせに実現されてもよい。
【0099】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「・・・を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は記載された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0100】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって具現化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0101】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【手続補正書】
【提出日】2023-03-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
第八の態様によれば、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第三の態様に記載の方法のステップを実現する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
第九の態様によれば、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、ネットワーク側機器のプログラム又は命令を運行し、第一の態様に記載の方法を実現し、又は第二の態様に記載の方法を実現し、又は第三の態様に記載の方法を実現するために用いられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0076】
図11は、本出願の実施例の機器の検索装置構造概略図のその三であり、この装置は、第二の通信機器に用いられ、
図11に示すように、この装置は、
第一の通信機器に第一の情報を送信するための第三の送信モジュール11
4であって、第一の情報は、検索すべきローカル機器の第一の位置情報と第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含む第三の送信モジュール114と、
第一の通信機器から送信された第一の通知情報を受信するための第三の受信モジュール112であって、第一の通知情報は、第一の通信機器が第一の情報に応答して送信したものであり、第一の通知情報は、検索されたローカル機器の情報を通知するために用いられる第三の受信モジュール112とを含んでもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器の検索方法であって、
第一の通信機器が、第二の通信機器から送信された第一の情報を受信することであって、前記第一の情報は、検索すべきローカル機器の第一の位置情報と第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一の通信機器が前記第二の通信機器に第一の通知情報を送信することであって、前記第一の通知情報は、検索されたローカル機器の情報を通知するために用いられることとを含む、機器の検索方法。
【請求項2】
前記第一の通信機器が、ローカル機器から送信された第二の情報を受信することであって、前記第二の情報は、登録すべきローカル機器の第二の位置情報と第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一の通信機器が前記ローカル機器に第二の通知情報を送信することであって、前記第二の通知情報は、前記登録すべきローカル機器の登録が完了したことを通知するために用いられることとをさらに含む、請求項1に記載の機器の検索方法。
【請求項3】
前記第一の情報は、第一の位置情報と、第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一の位置情報は、端末の位置情報と、アプリケーションサーバの位置情報と、アプリケーション機能AFの位置情報と、サービス領域情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一のアプリケーション情報は、提供が要求されるアプリケーションサービス情報である、請求項2に記載の機器の検索方法。
【請求項4】
前記第二の情報は、第二の位置情報と、第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二の位置情報は、前記ローカル機器の位置情報であり、前記第二のアプリケーション情報は、前記ローカル機器により提供されるアプリケーションサービス情報である、請求項3に記載の機器の検索方法。
【請求項5】
前記第一のアプリケーション情報と前記第二のアプリケーション情報はそれぞれ、アプリケーションの完全修飾ドメイン名FQDNと、アプリケーションのインターネットプロトコルIPアドレスと、アプリケーションの識別子IDと、アプリケーションの記述とのうちの少なくとも一つを含む、請求項4に記載の機器の検索方法。
【請求項6】
前記第二の位置情報と前記端末の位置情報はそれぞれ、データネットワークアクセス識別子DNAIと、トラッキングエリアTAと、セル識別子と、地理的領域識別子と、位置基準有効性条件とのうちの少なくとも一つを含む、請求項4に記載の機器の検索方法。
【請求項7】
前記第一の通信機器が前記第一の情報と前記第二の情報に基づき、すでに登録したローカル機器から前記検索すべきローカル機器を決定することをさらに含む、請求項2に記載の機器の検索方法。
【請求項8】
前記第一の通信機器は、ネットワーク記憶機能NRFを含み、
前記第二の通信機器は、ネットワークエクスポージャー機能NEFと、セッション管理機能SMFと、ポリシー制御機能PCFとのうちの少なくとも一つを含み、
前記ローカル機器は、ローカルネットワークエクスポージャー機能L-NEFと、ローカルセッション管理機能L-SMFと、ローカルポリシー制御機能L-PCFとのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の機器の検索方法。
【請求項9】
機器の検索方法であって、
第二の通信機器が第一の通信機器に第一の情報を送信することであって、前記第一の情報は、検索すべきローカル機器の第一の位置情報と第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第二の通信機器が、前記第一の通信機器から送信された第一の通知情報を受信することであって、前記第一の通知情報は、前記第一の通信機器が前記第一の情報に応答して送信したものであり、前記第一の通知情報は、検索されたローカル機器の情報を通知するために用いられることとを含む、機器の検索方法。
【請求項10】
前記第一の情報は、第一の位置情報と、第一のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一の位置情報は、端末の位置情報と、アプリケーションサーバの位置情報と、AFの位置情報と、サービス領域情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一のアプリケーション情報は、提供が要求されるアプリケーションサービス情報である、請求項9に記載の機器の検索方法。
【請求項11】
前記第一のアプリケーション情報は、アプリケーションのFQDNと、アプリケーションのIPアドレスと、アプリケーションのIDと、アプリケーションの記述とのうちの少なくとも一つを含み、
前記サービス領域情報と前記端末の位置情報はそれぞれ、DNAIと、TAと、セル識別子と、地理的領域識別子と、位置基準有効性条件とのうちの少なくとも一つを含み、
前記アプリケーションサーバの位置情報は、DNAIを含む、請求項10に記載の機器の検索方法。
【請求項12】
前記第一の通信機器は、ネットワーク記憶機能NRFを含み、
前記第二の通信機器は、ネットワークエクスポージャー機能NEFと、セッション管理機能SMFと、ポリシー制御機能PCFとのうちの少なくとも一つを含み、
前記ローカル機器は、ローカルネットワークエクスポージャー機能L-NEFと、ローカルセッション管理機能L-SMFと、ローカルポリシー制御機能L-PCFとのうちの少なくとも一つを含む、請求項9に記載の機器の検索方法。
【請求項13】
機器の登録方法であって、
ローカル機器が第一の通信機器に第二の情報を送信することであって、前記第二の情報は、登録すべきローカル機器の第二の位置情報と第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記ローカル機器が、前記第一の通信機器から送信された第二の通知情報を受信することであって、前記第二の通知情報は、前記第一の通信機器が前記第二の情報に応答して送信したものであり、前記第二の通知情報は、前記ローカル機器の登録が完了したことを通知するために用いられることとを含む、機器の登録方法。
【請求項14】
前記第二の情報は、第二の位置情報と、第二のアプリケーション情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二の位置情報は、前記ローカル機器の位置情報であり、前記第二のアプリケーション情報は、前記ローカル機器により提供されるアプリケーションサービス情報であ
り、
前記第二のアプリケーション情報は、アプリケーションのFQDNと、アプリケーションのIPアドレスと、アプリケーションのIDと、アプリケーションの記述とのうちの少なくとも一つを含み、
又は、
前記第二の位置情報は、DNAIと、TAと、セル識別子と、地理的領域識別子と、位置基準有効性条件とのうちの少なくとも一つを含む、請求項13に記載の機器の登録方法。
【請求項15】
ネットワーク側機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項1から8のいずれか1項に記載の機器の検索方法のステップを実現し、又は請求項9から12のいずれか1項に記載の機器の検索方法のステップを実現し、又は請求項13又は14に記載の機器の登録方法のステップを実現する、ネットワーク側機器。
【国際調査報告】