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特表2023-539831UE、ネットワークノード、およびそれによって実行されるRACH報告をハンドリングするための方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-20
(54)【発明の名称】UE、ネットワークノード、およびそれによって実行されるRACH報告をハンドリングするための方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 74/08 20090101AFI20230912BHJP
   H04W 72/0457 20230101ALI20230912BHJP
【FI】
H04W74/08
H04W72/0457 110
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023512287
(86)(22)【出願日】2021-08-20
(85)【翻訳文提出日】2023-04-14
(86)【国際出願番号】 SE2021050817
(87)【国際公開番号】W WO2022039661
(87)【国際公開日】2022-02-24
(31)【優先権主張番号】63/068,590
(32)【優先日】2020-08-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
2.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【弁理士】
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100150670
【弁理士】
【氏名又は名称】小梶 晴美
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【弁理士】
【氏名又は名称】石岡 利康
(72)【発明者】
【氏名】ラーマチャンドラ, プラディーパ
(72)【発明者】
【氏名】セントンザ, アンジェロ
(72)【発明者】
【氏名】ベレシー, マルコ
(72)【発明者】
【氏名】パリチェレッテロージナイ, アリ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA15
5K067AA43
5K067DD18
5K067DD19
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE24
(57)【要約】
第1のセル(121)によってサーブされるとき、第2のセル(122、124)に対する第1のノード(101)によるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示を提供するための方法。第2のセル(122、124)は2次セルである。第1のノード(111)は、第2のセル(122、124)の第1の識別子と、1つまたは複数の第1の指示であって、i)第1のセル(121)の第2の識別子と、ii)主要な2次セル(123)の第3の識別子と、iii)第1のセル(121)を所持する第1のネットワークノード(111)の第4の識別子と、iv)主要な2次セル(123)を所持する第2のネットワークノード(112)の第5の識別子と、v)第2のセル(122、124)が属するセルグループのインジケータとのうちの少なくとも1つを指示する、1つまたは複数の第1の指示とを登録すること(1401)を行う。第1のノード(111)は、登録された識別子および指示に基づいて1つまたは複数の第2の指示を提供すること(1402)も行う。
【選択図】図13
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のノード(101)によって実行される方法であって、第1のセル(121)によってサーブされるとき、第2のセル(122、124)に対する前記第1のノード(101)によるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示を提供するための方法であり、前記第2のセル(122、124)が2次セルであり、前記第1のノード(101)が無線通信ネットワーク(100)において動作する方法において、
- レジスタに、前記第2のセル(122、124)の第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示を登録すること(1401)であって、前記1つまたは複数の第1の指示が、
i.前記第1のセル(121)の第2の識別子と、
ii.主要な2次セル(123)の第3の識別子と、
iii.前記第1のセル(121)を所持する第1のネットワークノード(111)の第4の識別子と、
iv.前記主要な2次セル(123)を所持する第2のネットワークノード(112)の第5の識別子と、
v.前記第2のセル(122、124)が属するセルグループのインジケータと
のうちの少なくとも1つを指示する、前記第2のセル(122、124)の第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示を登録すること(1401)と、
- 前記第1のノード(101)および第2のノード(102)のうちの少なくとも1つに、登録された前記第1の識別子および前記1つまたは複数の第1の指示に基づいて1つまたは複数の第2の指示を提供すること(1402)と
を含む方法。
【請求項2】
a.前記ランダムアクセス手順が2ステップ手順および4ステップ手順のうちの1つである、
b.前記登録すること(1401)が、前記第2のセル(122、124)に対して前記ランダムアクセス手順を実行するときに実行される、
のうちの少なくとも1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つまたは複数の第1の指示が、1次セルの識別情報(PCellのID)および関連する追跡エリアコードを指示する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記セルグループの前記インジケータを含み、前記インジケータが、前記第2のセル(122)が属するセルグループタイプがマスタセルグループであることを指示する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記1つまたは複数の第2の指示が前記第2の識別子を指示する、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記セルグループの前記インジケータを含み、前記インジケータが、前記第2のセル(122)が属するセルグループタイプが2次セルグループであることを指示する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記1つまたは複数の第2の指示が前記第2の識別子および前記第3の識別子のうちの少なくとも1つを指示する、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記1つまたは複数の第1の指示が、
a.PCellのID、主要な2次セルの識別情報(PSCellのID)およびそれらの関連する追跡エリアコードのうちの少なくとも1つと、
b.1次セルである前記第1のセル(121)のグローバルセル識別情報および前記主要な2次セル(123)のグローバルセル識別情報のうちの少なくとも1つと、
c.前記1次セルである前記第1のセル(121)の前記識別情報および前記主要な2次セル(123)の前記グローバルセル識別情報、およびそれらの関連する追跡エリアコードのうちの少なくとも1つと
のうちの少なくとも1つを指示する、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記1つまたは複数の第1の指示が、前記第1のセル(121)または前記主要な2次セル(122)のグローバルノード識別情報(ID)、前記セルのグローバル識別情報および追跡エリアコードを指示する、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記1つまたは複数の第2の指示である、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記1つまたは複数の第2の指示が報告に含まれる、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記報告がランダムアクセスチャネル(RACH)報告であり、前記RACH報告がメッセージに含まれる、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
- 前記1つまたは複数の第2の指示を送ること(1402)の後に、前記レジスタをクリアすること(1403)
をさらに含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のノード(101)が、
a.前記第1の識別子、前記第2の識別子および前記インジケータと、
b.前記第1の識別子、および前記第2のセル(122、124)を所持する前記第2のネットワークノード(112)の別の識別子と、
のうちの少なくとも1つを登録する、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
第2のノード(102)によって実行される方法であって、第1のセル(121)によってサーブされるとき、第2のセル(122、124)に対する第1のノード(101)によるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするための方法であり、前記第2のセル(122、124)が2次セルであり、前記第2のノード(102)および前記第1のノード(101)が無線通信ネットワーク(100)において動作する方法において、
- 前記第1のノード(101)から1つまたは複数の第2の指示を受信すること(1501)であって、前記1つまたは複数の第2の指示が、前記第1のノード(101)によって登録された前記第2のセル(122、124)の第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示を指示し、前記1つまたは複数の第1の指示が、
i.前記第1のセル(121)の第2の識別子と、
ii.主要な2次セル(123)の第3の識別子と、
iii.前記第1のセル(121)を所持する第1のネットワークノード(111)の第4の識別子と、
iv.前記主要な2次セル(123)を所持する第2のネットワークノード(112)の第5の識別子と、
v.前記第2のセル(122、124)が属するセルグループのインジケータと
のうちの少なくとも1つを指示する、1つまたは複数の第2の指示を受信すること(1501)と、
- 受信した前記1つまたは複数の第2の指示に基づいて、第3のノード(103)に1つまたは複数の第3の指示を送ること(1502)と
を含む方法。
【請求項16】
前記1つまたは複数の第1の指示が、1次セルの識別情報(PCellのID)および関連する追跡エリアコードを指示する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記セルグループの前記インジケータを含み、前記インジケータが、前記第2のセル(122)が属するセルグループタイプはマスタセルグループであることを指示する、請求項15または16に記載の方法。
【請求項18】
前記1つまたは複数の第2の指示が前記第2の識別子を指示する、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記セルグループの前記インジケータを含み、前記インジケータが、前記第2のセル(122)が属するセルグループタイプは2次セルグループであることを指示する、請求項15または16に記載の方法。
【請求項20】
前記1つまたは複数の第2の指示が前記第2の識別子および前記第3の識別子のうちの少なくとも1つを指示する、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記1つまたは複数の第1の指示が、
a.PCellのID、主要な2次セルの識別情報(PSCellのID)およびそれらの関連する追跡エリアコードのうちの少なくとも1つと、
a.1次セルである前記第1のセル(121)のグローバルセル識別情報および前記主要な2次セル(123)のグローバルセル識別情報のうちの少なくとも1つと、
b.前記1次セルである前記第1のセル(121)の前記識別情報および前記主要な2次セル(123)の前記グローバルセル識別情報、およびそれらの関連する追跡エリアコードのうちの少なくとも1つと
のうちの少なくとも1つを指示する、請求項15から20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記1つまたは複数の第1の指示が、前記第1のセル(121)または前記主要な2次セル(122)のグローバルノード識別情報(ID)、前記セルのグローバル識別情報および追跡エリアコードを指示する、請求項15から21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記1つまたは複数の第2の指示である、請求項15から22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記1つまたは複数の第2の指示が報告に含まれる、請求項15から23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
前記報告がランダムアクセスチャネル(RACH)報告であり、前記RACH報告がメッセージに含まれる、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記1つまたは複数の第1の指示が、
a.前記第1の識別子、前記第2の識別子および前記インジケータと、
b.前記第1の識別子、および前記第2のセル(122、124)を所持する前記第2のネットワークノード(112)の別の識別子と
のうちの少なくとも1つを指示する、請求項15から25のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
第3のノード(103)によって実行される方法であって、第1のセル(121)によってサーブされるとき、第2のセル(122、124)に対する第1のノード(101)によるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするための方法であり、前記第2のセル(122、124)が2次セルであり、前記第3のノード(103)が、複数のセルに対する同時のコネクティビティをサポートする設定において前記第1のノード(101)にサーブするかまたはサーブしたものであり、前記第3のノード(103)および前記第1のノード(101)が無線通信ネットワーク(100)において動作する方法において、
- 第2のノード(102)から1つまたは複数の第3の指示を受信すること(1601)であって、前記1つまたは複数の第3の指示が、前記第1のノード(101)によって登録された前記第2のセル(122、124)の第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示を指示し、前記1つまたは複数の第1の指示が、
i.前記第1のセル(121)の第2の識別子と、
ii.主要な2次セル(123)の第3の識別子と、
iii.前記第1のセル(121)を所持する第1のネットワークノード(111)の第4の識別子と、
iv.前記主要な2次セル(123)を所持する第2のネットワークノード(112)の第5の識別子と、
v.前記第2のセル(122、124)が属するセルグループのインジケータと
のうちの少なくとも1つを指示する、1つまたは複数の第3の指示を受信すること(1601)と、
- 受信された前記1つまたは複数の第3の指示に基づいて、前記第3のノード(103)によって制御される1つまたは複数のセルの設定を適合させること(1602)と
を含む方法。
【請求項28】
前記1つまたは複数の第1の指示が、1次セルの識別情報(PCellのID)および関連する追跡エリアコードを指示する、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記セルグループの前記インジケータを含み、前記インジケータが、前記第2のセル(122)が属するセルグループタイプはマスタセルグループであることを指示する、請求項27または28に記載の方法。
【請求項30】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記第2の識別子を指示する、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記セルグループの前記インジケータを含み、前記インジケータが、前記第2のセル(122)が属するセルグループタイプは2次セルグループであることを指示する、請求項27または28に記載の方法。
【請求項32】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記第2の識別子および前記第3の識別子のうちの少なくとも1つを指示する、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記1つまたは複数の第1の指示が、
b.PCellのID、主要な2次セルの識別情報(PSCellのID)およびそれらの関連する追跡エリアコードのうちの少なくとも1つと、
a.1次セルである前記第1のセル(121)のグローバルセル識別情報および前記主要な2次セル(123)のグローバルセル識別情報のうちの少なくとも1つと、
b.前記1次セルである前記第1のセル(121)の前記識別情報および前記主要な2次セル(123)の前記グローバルセル識別情報、およびそれらの関連する追跡エリアコードのうちの少なくとも1つと
のうちの少なくとも1つを指示する、請求項27から32のいずれか一項に記載の方法。
【請求項34】
前記1つまたは複数の第1の指示が、前記第1のセル(121)または前記主要な2次セル(122)のグローバルノード識別情報(ID)、前記セルのグローバル識別情報および追跡エリアコードを指示する、請求項27から33のいずれか一項に記載の方法。
【請求項35】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記1つまたは複数の第3の指示である、請求項27から34のいずれか一項に記載の方法。
【請求項36】
前記1つまたは複数の第3の指示が報告に含まれる、請求項27から35のいずれか一項に記載の方法。
【請求項37】
前記報告がランダムアクセスチャネル(RACH)報告であり、前記RACH報告がメッセージに含まれる、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記1つまたは複数の第1の指示が、
a.前記第1の識別子、前記第2の識別子および前記インジケータと、
b.前記第1の識別子、および前記第2のセル(122、124)を所持する前記第2のネットワークノード(112)の別の識別子と
のうちの少なくとも1つを指示する、請求項27から37のいずれか一項に記載の方法。
【請求項39】
第1のセル(121)によってサーブされるとき、第2のセル(122、124)に対する第1のノード(101)によるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示を提供するための第1のノード(101)であって、前記第2のセル(122、124)が2次セルに設定されており、前記第1のノード(101)が無線通信ネットワーク(100)において動作するように設定されている、第1のノード(101)において、
- レジスタに、前記第2のセル(122、124)の第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示を登録することであって、前記1つまたは複数の第1の指示が、
i.前記第1のセル(121)の第2の識別子と、
ii.主要な2次セル(123)の第3の識別子と、
iii.前記第1のセル(121)を所持するように設定された第1のネットワークノード(111)の第4の識別子と、
iv.前記主要な2次セル(123)を所持するように設定された第2のネットワークノード(112)の第5の識別子と、
v.前記第2のセル(122、124)が属するように設定されたセルグループのインジケータと
のうちの少なくとも1つを指示するように設定されている、登録することと、
- 前記第1のノード(101)および第2のノード(102)のうちの少なくとも1つに、前記第1の識別子に基づくように設定された1つまたは複数の第2の指示と、登録されるように設定された前記1つまたは複数の第1の指示とを提供することと
を行うようにさらに設定されている、第1のノード(101)。
【請求項40】
a.前記ランダムアクセス手順が、2ステップ手順および4ステップ手順のうちの1つであるように設定される、および
b.前記登録することが、前記第2のセル(122、124)に対して前記ランダムアクセス手順を実行するときに実行されるように設定される、
のうちの少なくとも1つである、請求項39に記載の第1のノード(101)。
【請求項41】
前記1つまたは複数の第1の指示が、1次セルの識別情報(PCellのID)および関連する追跡エリアコードを指示するように設定される、請求項39または40に記載の第1のノード(101)。
【請求項42】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記セルグループの前記インジケータを含むように設定され、前記インジケータが、前記第2のセル(122)が属するように設定されたセルグループタイプはマスタセルグループであることを指示するように設定される、請求項39から41のいずれか一項に記載の第1のノード(101)。
【請求項43】
前記1つまたは複数の第2の指示が前記第2の識別子を指示するように設定される、請求項42に記載の第1のノード(101)。
【請求項44】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記セルグループの前記インジケータを含むように設定され、前記インジケータが、前記第2のセル(122)が属するように設定されたセルグループタイプは2次セルグループであることを指示するように設定される、請求項39から41のいずれか一項に記載の第1のノード(101)。
【請求項45】
前記1つまたは複数の第2の指示が前記第2の識別子および前記第3の識別子のうちの少なくとも1つを指示するように設定される、請求項44に記載の第1のノード(101)。
【請求項46】
前記1つまたは複数の第1の指示が、
a.PCellのID、主要な2次セルの識別情報(PSCellのID)およびそれらの関連する追跡エリアコードのうちの少なくとも1つと、
b.1次セルに設定された前記第1のセル(121)のグローバルセル識別情報および前記主要な2次セル(123)のグローバルセル識別情報のうちの少なくとも1つと、
c.前記1次セルに設定された前記第1のセル(121)の前記識別情報および前記主要な2次セル(123)の前記グローバルセル識別情報、およびそれらの関連する追跡エリアコードのうちの少なくとも1つと
のうちの少なくとも1つを指示するように設定される、請求項39から45のいずれか一項に記載の第1のノード(101)。
【請求項47】
前記1つまたは複数の第1の指示が、前記第1のセル(121)または前記主要な2次セル(122)のグローバルノード識別情報(ID)、前記セルのグローバル識別情報および追跡エリアコードを指示するように設定される、請求項39から46のいずれか一項に記載の第1のノード(101)。
【請求項48】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記1つまたは複数の第2の指示に設定される、請求項39から47のいずれか一項に記載の第1のノード(101)。
【請求項49】
前記1つまたは複数の第2の指示が報告に含まれるように設定される、請求項39から48のいずれか一項に記載の第1のノード(101)。
【請求項50】
前記報告がランダムアクセスチャネル(RACH)報告に設定され、前記RACH報告がメッセージに含まれるように設定される、請求項49に記載の第1のノード(101)。
【請求項51】
- 前記1つまたは複数の第2の指示を送った後に前記レジスタをクリアする
ようにさらに設定される、請求項39から50のいずれか一項に記載の第1のノード(101)。
【請求項52】
前記第1のノード(101)が、
a.前記第1の識別子、前記第2の識別子および前記インジケータと、
b.前記第1の識別子、および前記第2のセル(122、124)を所持するように設定された前記第2のネットワークノード(112)の別の識別子と
のうちの少なくとも1つを登録するように設定される、請求項39から51のいずれか一項に記載の第1のノード(101)。
【請求項53】
第1のセル(121)によってサーブされるとき、第2のセル(122、124)に対する第1のノード(101)によるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするための第2のノード(102)であって、前記第2のセル(122、124)が2次セルに設定されており、前記第2のノード(102)および前記第1のノード(101)が無線通信ネットワーク(100)において動作するように設定されている、第2のノード(102)において、
- 前記第1のノード(101)から1つまたは複数の第2の指示を受信することであって、前記1つまたは複数の第2の指示が、前記第1のノード(101)によって登録されるように設定された前記第2のセル(122、124)の第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示を指示するように設定されており、前記1つまたは複数の第1の指示が、
i.前記第1のセル(121)の第2の識別子と、
ii.主要な2次セル(123)の第3の識別子と、
iii.前記第1のセル(121)を所持するように設定された第1のネットワークノード(111)の第4の識別子と、
iv.前記主要な2次セル(123)を所持するように設定された第2のネットワークノード(112)の第5の識別子と、
v.前記第2のセル(122、124)が属するように設定されたセルグループのインジケータと
のうちの少なくとも1つを指示するように設定されている、受信することと、
- 第3のノード(103)に、受信されるよう設定された前記1つまたは複数の第2の指示に基づくように設定された1つまたは複数の第3の指示を送ることと
を行うようにさらに設定されている、第2のノード(102)。
【請求項54】
前記1つまたは複数の第1の指示が、1次セルの識別情報(PCellのID)および関連する追跡エリアコードを指示するように設定される、請求項53に記載の第2のノード(102)。
【請求項55】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記セルグループの前記インジケータを含むように設定され、前記インジケータが、前記第2のセル(122)が属するように設定されたセルグループタイプはマスタセルグループであることを指示するように設定される、請求項53または54に記載の第2のノード(102)。
【請求項56】
前記1つまたは複数の第2の指示が前記第2の識別子を指示するように設定される、請求項55に記載の第2のノード(102)。
【請求項57】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記セルグループの前記インジケータを含むように設定され、前記インジケータが、前記第2のセル(122)が属するように設定されたセルグループタイプは2次セルグループであることを指示するように設定される、請求項53または54に記載の第2のノード(102)。
【請求項58】
前記1つまたは複数の第2の指示が前記第2の識別子および前記第3の識別子のうちの少なくとも1つを指示するように設定される、請求項57に記載の第2のノード(102)。
【請求項59】
前記1つまたは複数の第1の指示が、
c.PCellのID、主要な2次セルの識別情報(PSCellのID)およびそれらの関連する追跡エリアコードのうちの少なくとも1つと、
a.1次セルに設定された前記第1のセル(121)のグローバルセル識別情報および前記主要な2次セル(123)のグローバルセル識別情報のうちの少なくとも1つと、
b.前記1次セルに設定された前記第1のセル(121)の前記識別情報および前記主要な2次セル(123)の前記グローバルセル識別情報、およびそれらの関連する追跡エリアコードのうちの少なくとも1つと
のうちの少なくとも1つを指示するように設定される、請求項53から58のいずれか一項に記載の第2のノード(102)。
【請求項60】
前記1つまたは複数の第1の指示が、前記第1のセル(121)または前記主要な2次セル(122)のグローバルノード識別情報(ID)、前記セルのグローバル識別情報および追跡エリアコードを指示するように設定される、請求項53から59のいずれか一項に記載の第2のノード(102)。
【請求項61】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記1つまたは複数の第2の指示に設定される、請求項53から60のいずれか一項に記載の第2のノード(102)。
【請求項62】
前記1つまたは複数の第2の指示が報告に含まれるように設定される、請求項53から61のいずれか一項に記載の第2のノード(102)。
【請求項63】
前記報告がランダムアクセスチャネル(RACH)報告に設定され、前記RACH報告がメッセージに含まれるように設定される、請求項62に記載の第2のノード(102)。
【請求項64】
前記1つまたは複数の第1の指示が、
a.前記第1の識別子、前記第2の識別子および前記インジケータと、
b.前記第1の識別子、および前記第2のセル(122、124)を所持するように設定された前記第2のネットワークノード(112)の別の識別子と
のうちの少なくとも1つを指示するように設定される、請求項53から63のいずれか一項に記載の第2のノード(102)。
【請求項65】
第1のセル(121)によってサーブされるとき、第2のセル(122、124)に対する第1のノード(101)によるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするための第3のノード(103)であって、前記第2のセル(122、124)が2次セルに設定されており、前記第3のノード(103)が、複数のセルに対する同時のコネクティビティをサポートする設定において前記第1のノード(101)にサーブするように設定されるかまたはサーブしたものであり、前記第3のノード(103)および前記第1のノード(101)が無線通信ネットワーク(100)において動作するように設定されている、第3のノード(103)において、
- 第2のノード(102)から1つまたは複数の第3の指示を受信することであって、前記1つまたは複数の第3の指示が、前記第1のノード(101)によって登録されるように設定された前記第2のセル(122、124)の第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示を指示するように設定されており、前記1つまたは複数の第1の指示が、
i.前記第1のセル(121)の第2の識別子と、
ii.主要な2次セル(123)の第3の識別子と、
iii.前記第1のセル(121)を所持するように設定された第1のネットワークノード(111)の第4の識別子と、
iv.前記主要な2次セル(123)を所持するように設定された第2のネットワークノード(112)の第5の識別子と、
v.前記第2のセル(122、124)が属するように設定されたセルグループのインジケータと
のうちの少なくとも1つを指示するように設定されている、受信することと、
- 1つまたは複数のセルの設定を、受信されるように設定された前記1つまたは複数の第3の指示に基づいて前記第3のノード(103)によって制御されるように設定されるように適合させることと、
を行うようにさらに設定されている、第3のノード(103)。
【請求項66】
前記1つまたは複数の第1の指示が、1次セルの識別情報(PCellのID)および関連する追跡エリアコードを指示するように設定される、請求項65に記載の第3のノード(103)。
【請求項67】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記セルグループの前記インジケータを含むように設定され、前記インジケータが、前記第2のセル(122)が属するように設定されたセルグループタイプはマスタセルグループであることを指示するように設定される、請求項65または66に記載の第3のノード(103)。
【請求項68】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記第2の識別子を指示するように設定される、請求項67に記載の第3のノード(103)。
【請求項69】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記セルグループの前記インジケータを含むように設定され、前記インジケータが、前記第2のセル(122)が属するように設定されたセルグループタイプは2次セルグループであることを指示するように設定される、請求項65または66に記載の第3のノード(103)。
【請求項70】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記第2の識別子および前記第3の識別子のうちの少なくとも1つを指示するように設定される、請求項69に記載の第3のノード(103)。
【請求項71】
前記1つまたは複数の第1の指示が、
d.PCellのID、主要な2次セルの識別情報(PSCellのID)およびそれらの関連する追跡エリアコードのうちの少なくとも1つと、
a.1次セルに設定された前記第1のセル(121)のグローバルセル識別情報および前記主要な2次セル(123)のグローバルセル識別情報のうちの少なくとも1つと、
b.前記1次セルに設定された前記第1のセル(121)の前記識別情報および前記主要な2次セル(123)の前記グローバルセル識別情報、およびそれらの関連する追跡エリアコードのうちの少なくとも1つと
のうちの少なくとも1つを指示するように設定される、請求項65から70のいずれか一項に記載の第3のノード(103)。
【請求項72】
前記1つまたは複数の第1の指示が、前記第1のセル(121)または前記主要な2次セル(122)のグローバルノード識別情報(ID)、前記セルのグローバル識別情報および追跡エリアコードを指示するように設定される、請求項65から71のいずれか一項に記載の第3のノード(103)。
【請求項73】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記1つまたは複数の第3の指示に設定される、請求項65から72のいずれか一項に記載の第3のノード(103)。
【請求項74】
前記1つまたは複数の第3の指示が報告に含まれるように設定される、請求項65から73のいずれか一項に記載の第3のノード(103)。
【請求項75】
前記報告がランダムアクセスチャネル(RACH)報告であり、前記RACH報告がメッセージに含まれるように設定される、請求項74に記載の第3のノード(103)。
【請求項76】
前記1つまたは複数の第1の指示が、
a.前記第1の識別子、前記第2の識別子および前記インジケータと、
b.前記第1の識別子、および前記第2のセル(122、124)を所持するように設定された前記第2のネットワークノード(112)の別の識別子と
のうちの少なくとも1つを指示するように設定される、請求項65から75のいずれか一項に記載の第3のノード(103)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、第1のノードと、第1のノードによって実行される方法であって、第1のセルによってサーブされるとき、第2のセルに対する第1のノードによるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示を提供するための方法とに関し、第2のセルは2次セルである。本開示はまた、一般に、第2のノードと、第2のノードによって実行される方法であって、第1のセルによってサーブされるとき、第2のセルに対する第1のノードによるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするための方法とに関する。本開示はまた、一般に、第3のノードと、第3のノードによって実行される方法であって、第1のセルによってサーブされるとき、第2のセルに対する第1のノードによるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするための方法とに関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信ネットワーク内の通信デバイスは、たとえば、ユーザ機器(UE)、局(STA)、移動端末、無線端末、端末、および/または移動局(MS)であってよい。無線デバイスは、時々セルラー無線システム、セルラーシステム、またはセルラーネットワークとも呼ばれる、セルラー通信ネットワークまたは無線通信ネットワーク内で、無線で通信することが可能にされる。通信は、たとえば、無線通信ネットワーク内に備えられる、無線アクセスネットワーク(RAN)と、場合によっては1つまたは複数のコアネットワークを介して、2つの無線デバイス間で、無線デバイスと通常の電話との間で、および/または無線デバイスとサーバとの間で、実行され得る。いくつかのさらなる例を挙げると、無線デバイスはさらに、携帯電話、セルラー電話、ラップトップ、または無線能力をもつタブレットと呼ばれることがある。この文脈における無線デバイスは、たとえば、RANを介して、別の端末もしくはサーバなどの別のエンティティと音声および/またはデータを通信することが可能な、ポータブルモバイルデバイス、ポケットに格納可能なモバイルデバイス、ハンドヘルドモバイルデバイス、コンピュータが備えられたモバイルデバイス、または車載モバイルデバイスであってよい。
【0003】
無線通信ネットワークは、セルエリアへと分割され得る地理的エリアをカバーし、各セルエリアが、無線ネットワークノード、無線ノードなどのアクセスノードであり得るネットワークノード、またはたとえば無線基地局(RBS)といった基地局によってサーブされ、無線基地局は、使用される技術および専門用語に依拠して、たとえばNR基地局(gNB)、エボルブドノードB(eNB)または(EUTRAN)基地局(「eNB」)、「eNodeB」、「NodeB」、「Bノード」、送信ポイント(TP)、またはベーストランシーバ局(BTS)と称されることもある。基地局は、送信電力に基づき、したがってセルサイズにも基づき、たとえば広域基地局、中距離基地局、ローカルエリア基地局、家庭内基地局、ピコ基地局などの種々のクラスのものであり得る。セルは、基地局サイトまたは無線ノードサイトにおいて基地局または無線ノードによってそれぞれ無線カバレッジが提供される地理的エリアである。基地局サイトに位置する1つの基地局は、1つまたはいくつかのセルにサーブすることがある。さらに、各基地局は、1つまたはいくつかの通信技術をサポートし得る。基地局は、無線周波数で動作するエアインターフェースを通じて、基地局の範囲内の端末と通信する。無線通信ネットワークは、サービングビームを用いて無線デバイスなどの受信ノードにサーブし得るネットワークノードを備える非セルラーシステムであってもよい。第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)Long-Term Evolution(LTE)では、eノードBまたはeNBとすら呼ばれることがある基地局は、1つまたは複数のコアネットワークに直接的に接続され得る。本開示の文脈では、ダウンリンク(DL)という表現は、基地局から無線デバイスへの送信パスに使用されることがある。アップリンク(UL)という表現は、反対方向の、すなわち、無線デバイスから基地局への送信パスに使用されることがある。
【0004】
標準化機関3GPPは、現在、NRまたは5Gユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)と称される新無線(New Radio)インターフェース、ならびに次世代(NG)コアネットワークと称され得てNG-CN、NGCまたは5G CNと略記される第5世代(5G)パケットコアネットワークを規定するプロセスを進めている。
【0005】
LTEにおけるデュアルコネクティビティ
拡張ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)はデュアルコネクティビティ(DC)動作をサポートし得、それによって、RRC_CONNECTED状態の多重受信/送信(Rx/Tx)UEが、X2インターフェースによる非理想バックホールによって接続された2つのeNBに配置される2つの別個のスケジューラによって提供される無線リソースを利用するように設定され得、3GPP 36.300、v.15.3.0を参照されたい。ある特定のUE用のDCに包含されるeNBは、2つの別々の役割を引き受け得、マスタノードまたはマスタeNB(MeNB)(いずれもMNと略記される)、または2次ノードまたは2次eNB(SeNB)(いずれもSNと略記される)として作用することがある。DCでは、UEは1つのマスタノード(MSN)および1つのSNに接続され得る。
【0006】
LTE DCでは、特定のベアラが使用し得る無線プロトコルアーキテクチャは、ベアラのセットアップされ方に依拠することがある。マスタセルグループ(MCG)ベアラ、2次セルグループ(SCG)ベアラおよびスプリットベアラといった3つのベアラタイプがあり得る。無線リソース制御(RRC)はMNに配置され得、シグナリング無線ベアラ(SRB)は、常にMCGベアラタイプとして設定され得るので、MNの無線リソースのみを使用することがある。
【0007】
LTE-NRデュアルコネクティビティ
LTE-NR緊密インターワーキングとも称されるLTE-新無線(NR)DCが、現在rel-15に向けて論じられている。この状況では、LTE DCからの大きな変更は、SCGスプリットベアラとして知られているスプリットベアラのSNからの導入、RRC用スプリットベアラの導入、およびSCG SRBとも呼ばれる直接RRCのSNからの導入であると理解され得る。
【0008】
SNはSgNBと称されることもあり、gNBはNR基地局であると理解されてよく、また、LTEがマスタノードであってNRが2次ノードである場合には、MNはMeNBと称され得る。NRがマスタであってLTEが2次ノードである他の場合には、対応する用語は、SeNBおよびマスタgNB(MgNB)である。
【0009】
多様性をもたらすために、分離したRRCメッセージが主に使用され得、送信側は、RRCメッセージをスケジューリングするためにリンクのうちの1つを選択することを判断してよく、または両方のリンクにわたってメッセージを複製してもよい。ダウンリンクでは、MCGレッグとSCGレッグと間のパス切換えとするのかそれとも両方に複製するのかということは、ネットワークの実装形態に委ねられてよい。他方では、ULについては、ネットワークが、UEを、MCGレッグ、SCGレッグまたは両方を使用するように設定することがある。「レッグ」および「パス」という用語は、この文献の全体にわたって区別なく使用される。
【0010】
以下の専門用語は、このテキストの全体にわたって、種々のデュアルコネクティビティのシナリオを区別するために使用される。
a)DCは、LTE DCを指すものと理解され得、MNとSNとの両方がLTEを利用するものと理解され得る。
b)EN-DCは、LTE-NRデュアルコネクティビティを指すものと理解され得、LTEがマスタであってNRが2次である。
c)NE-DCは、LTE-NRデュアルコネクティビティを指すものと理解され得、NRがマスタであってLTEが2次である。
d)NR-DCまたはNR-NR DCでは、MNとSNとの両方がNRを利用するものと理解され得る。
e)多重RAT DC(MR-DC)は、MNとSNとが、別々の無線アクセス技術(RAT)を利用し得る場合を説明するための総称用語として理解され得る。EN-DCとNE-DCとはMR-DCの2つの別々の事例である。
【0011】
キャリアアグリゲーション
CAが設定されるとき、UEは、ネットワークとのRRC接続を1つだけ有する。さらに、RRCの接続確立、再確立および/またはハンドオーバにおいて、1つのサービングセルが非アクセス階層(NAS)モビリティ情報を提供し得、RRCの接続再確立および/またはハンドオーバにおいて、1つのサービングセルがセキュリティ入力を提供し得る。このセルは1次セル(PCell)と称され得る。加えて、2次セル(SCell)は、UE能力に依拠して、PCellとともにサービングセルのセットを形成するように設定されることがある。したがって、UE用のサービングセルの設定されたセットは、常に1つのPCellおよび1つまたは複数のSCellからなり得る。さらに、デュアルコネクティビティが設定されるとき、SCGの1つのキャリアが1次SCell(PSCell)として使用されることもあり得る。よって、この場合は、MCGの1つのPCellおよび1つまたは複数のSCell、ならびにSCGの1つのPSCellおよび1つまたは複数のSCellがあり得る。
【0012】
LTEにおけるランダムアクセスチャネル(RACH)情報の記録および報告
LTEでは、ランダムアクセス手順が実行されるときのRACH情報の報告は、RRCのUE情報手順を通じてネットワークによって要求され得、RACH手順が成功した場合には3GPP TS 36.331、v.16.0.0、セクション5.6.5を参照する。その手順は、RRC規格に記述されているように、参照3GPP TS 36.331、v.16.0.0、セクション5.6.5に要約されている。
【0013】
図1は、参照3GPP TS 36.331、v.16.0.0の図5.6.5.1-1に対応する概略図であり、UE情報手順を示す。
【0014】
UE情報手順は、E-UTRANがUEに情報の報告を要求するために使用され得る。
【0015】
NRにおけるRACH最適化
UE情報手順は、ネットワークがUEに情報の報告を要求するために使用され得る。UE情報手順は、RRC規格に記述されているように、参照3GPP TS 38.331、v.16.0.0、セクション5.7.10に要約されている。さらなる詳細は、引用された規格に見いだされ得る。
【0016】
図2は、3GPP TS 38.331、v.16.0.0の図5.7.10.1-1に対応する概略図であり、NRのUE情報手順を示す。
【0017】
UEは、4ステップのランダムアクセス手順を首尾よく実行するには、3GPP TS 38.331、v.16.0.0のセクション5.7.10.4に記述されているアクションを実行する必要があり得る。
【0018】
UEInformationResponse
UEInformationResponseメッセージは、UEによって、ネットワークから要求された情報を転送するために使用され得る。
【0019】
以下は、3GPP TS 38.331、v.16.0.0による、NRにおいてUEInformationResponseメッセージが有し得る内容の複製である。
【0020】
NG無線アクセスネットワーク(RAN)ノード間のRACH報告シグナリング
UEは、一旦RACH手順を実行すると、RACH報告リストの一部としてRACH報告を記録し得、ネットワークノードは、これを、UE情報要求および/または応答手順の一部として取り込み得る。たとえば集中型ユニット(CU)といったネットワークノードは、一旦RACH報告を受信すると、RACH報告リストを復号して、このCUが所持する分散ユニット(DU)に属するRACH報告をフィルタリングしてよい。よって、CUは、関連したDUに64までのRACH報告のリストを送るために、ACCESS and MOBILITY INDICATION信号を使用することがある。
【0021】
F1インターフェースによってRACH報告を伝達するACCESS and MOBILITY INDICATION信号の使用を指示する3GPP TS 38.473、v.16.2.0からの抄録がある。
8.11.1 アクセスおよびモビリティ指示
一般
この手順は、gNB-DUにアクセスおよびモビリティ関連情報を送るためにgNB-CUによって開始され得る。
この手順は非UE関連シグナリングを使用することがある。
成功する動作
図3Aは、成功する動作におけるアクセスおよびモビリティ指示手順を示す3GPP TS 38.473 V16.2.0、の図8.11.1.2-1に対応する概略図である。
アクセスおよびモビリティ指示手順は、gNB-CUからgNB-DUに送られるACCESS AND MOBILITY INDICATIONメッセージによって開始され得る。
ACCESS AND MOBILITY INDICATIONメッセージがRACH報告情報リストIEを含有している場合には、gNB-DUは、RACHアクセス手順の最適化のために、これを考慮に入れる必要があり得る。
ACCESS AND MOBILITY INDICATIONメッセージが無線リンク障害(RLF)報告情報リストIEを含有している場合には、gNB-DUは、モビリティパラメータの最適化のために、これを考慮に入れる必要があり得る。
ACCESS AND MOBILITY INDICATION
このメッセージは、gNB-CUによって、gNB-DUにアクセスおよびモビリティ情報を提供するために、gNB-DUに送られ得る。
方向:gNB-CU→gNB-DU。
【0022】
しかしながら、セルIDが別のネットワークノードに属するセルに関連付けられ得るRACH報告については、これを受信するCUは、RACH報告の中に関連するセルIDが含まれ得るセルを所持しているネットワークノードに、RACH報告をフォワーディングする必要があり得る。この目的のために、ネットワークは、以下に示されるように、現在、Xnインターフェース上でACCESS and MOBILITY INDICATION信号を使用することがある。
アクセスおよびモビリティ指示
8.4.12.1 一般
アクセスおよびモビリティ指示手順の目的は、NG-RANノード間でアクセスおよびモビリティ関連情報を転送することにあると理解され得る。
8.4.12.2 成功する動作
図3Bは、成功する動作におけるアクセスおよびモビリティ指示を示す3GPP TS 38.423 V16.2.0の図8.2.12.2-1に対応する概略図である。
アクセスおよびモビリティ指示手順は、NG-RAN nodeからNG-RAN nodeに送られるACCESS AND MOBILITY INDICATIONメッセージによって開始され得る。
ACCESS AND MOBILITY INDICATION
このメッセージは、NG-RANノード1によって、NG-RANノード2にアクセスおよびモビリティ関連情報を転送するために送られ得る。
方向:NG-RANノード→NG-RANノード
【0023】
3GPP TS 36.300 v.15.3.0を参照すると、LTE DCについては、2つの別々のユーザプレーンアーキテクチャが許容され得、それらのアーキテクチャの1つでは、S1-Uが終結し得るのはMeNBにおいてのみであり、ユーザプレーンはX2-Uを使用してMeNBからSeNBに転送され得、第2のアーキテクチャではS1-UはSeNBで終結し得る。
【0024】
図4は、既存の方法によるデュアルコネクティビティに包含されるeNBのユーザプレーンコネクティビティを示す概略図である。
【0025】
LTE DCでは、特定のベアラが使用し得る無線プロトコルアーキテクチャは、ベアラのセットアップされ方に依拠することがある。3つのベアラタイプが存在し得る。第1のタイプはマスタセルグループ(MCG)ベアラであり得、サービングゲートウェイ(S-GW)に対応するベアラに対するS1-U接続はMeNBで終結し得る。SeNBは、Uu上のこのタイプのベアラに関するユーザプレーンデータの移送に含まれなくてよい。第2のタイプはスプリットベアラであり得、S-GWに対するS1-U接続はMeNBにおいて終結し得る。パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)データはX2-UによってMeNBとSeNBとの間で転送され得る。SeNBおよびMeNBは、Uu上のこのベアラタイプのデータを送信することに含まれ得る。第3のタイプは2次セルグループ(SCG)ベアラであり得、SeNBはS1-UによってS-GWと直接接続され得る。MeNBは、のこのタイプのユーザプレーンデータの移送に関与しないことがあり、Uu上のベアラに対応する概略図である。
【0026】
MCGおよびスプリットベアラのみが設定される場合には、SeNBにおいてS1-U終結がなくてよい。
【0027】
図5はLTE DCユーザプレーン(UP)を示す概略図である。図には3つのベアラタイプ、ならびにMNおよびSNの各々に、PDCPエンティティ、無線リンク制御(RLC)エンティティおよびメディアアクセス制御(MAC)エンティティが表されている。
【0028】
制御プレーンにおいて、モビリティ管理エンティティ(MME)に向かうシグナリングはS1インターフェースシグナリングを用いて実行され得る。MeNBとMMEとの間のS1-MME接続は、DC UEごとに1つだけあり得る。DCに関するeNB間の制御プレーンシグナリングは、X2インターフェースシグナリングすなわち基地局間のインターフェースを用いて実行され得る。制御プレーンにおいて、RRCはMeNBに配置されてよく、シグナリング無線ベアラ(SRB)は、常にMCGベアラタイプとして設定され、したがってMNの無線リソースのみ使用することがある。
【0029】
図6は、前述の、デュアルコネクティビティに包含されるeNBの制御プレーンコネクティビティを示す概略図である。
【0030】
デュアルコネクティビティでは、たとえばMCGおよびSCGといった各セルグループにおいてキャリアアグリゲーション(CA)をサポートすることも可能であることに留意されたい。すなわち、MCGはCAにおいて作動する複数のセルからなり得、SCGもCAにおいて作動する複数のセルからなり得る。MCGの1次セルはPCellとして知られ得、SCGの1次セルはPSCellとして知られ得る。
【0031】
多重無線デュアルコネクティビティ
多重無線デュアルコネクティビティ(MR-DC)は、拡張UTRA(E-UTRA)間のデュアルコネクティビティ(DC)の一般化として理解され得、3GPP TS 37.340、v.16.2.0に記述されている。
【0032】
エボルブド・パケット・コア(EPC)とのMR-DCの場合には、E-UTRANは、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)によるMR-DCをサポートし得、このEN-DCでは、UEは、マスタノード(MN)として作用し得る1つのeNBと、2次ノード(SN)として作用し得る1つのen-gNBとに接続され得る。図7は、EN-DCの全体的なアーキテクチャの非限定的な例を示す概略図である。E-UTRANにおいて、2つの別々のen-gNB間のX2-U接続、ならびにen-gNBと2つの別々のeNBとの間のX2接続、およびeNB間のX2接続が表されている。図7はまた、eNBとEPCにおける2つの別々のMME/S-GWとの間のS1接続、ならびにMME/S-GWとen-gNBとの間のS1-U接続を示す。
【0033】
5GCとのMR-DCの場合については、以下の選択肢は3GPP TS 37.340、v.16.2.0において標準化されたものであり得る。
- E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(NGEN-DC)では、UEは、MNとして作用し得る1つのng-eNBおよびSNとして作用し得る1つのgNBに接続され得る。
- NR-EUTRAデュアルコネクティビティ(NE-DC)では、UEは、MNとして作用し得る1つのgNBおよびSNとして作用し得る1つのng-eNBに接続され得る。
- NR-NRデュアルコネクティビティ(NR-DC)では、UEは、MNとして作用し得る1つのgNBおよびSNとして作用し得る1つのgNBに接続され得る。加えて、UEが、2つのgNB-DU(同一のgNB-CUに接続されてMNとしてもSNとしても作用する、MCGにサーブするgNB-DUおよびSCGにサーブするgNB-DU)に接続され得るときにも、NR-DCが使用され得る。
【0034】
図8は、5GCとのEN-DC(左側)およびMR-DC(右側)に関する制御プレーン(CP)アーキテクチャを示す概略図である。
【0035】
MR-DC用の制御プレーンでは、UEは、図8に示されるように、MN RRCに基づく単一のRRC状態と、コアネットワークに向かう単一のC-プレーン接続とを有することがある。
【0036】
SNによって生成されたRRC PDUは、MNによってUEに移送され得る。MNは、常にMCG SRB(SRB1)によって初期のSN RRC設定を送り得るが、後続の再設定はMNまたはSNによって移送され得る。SNからRRC PDUを移送するとき、MNは、SNによって提供されたUE設定を変更しなくてよい。
【0037】
EPCに接続されたE-UTRAでは、初期の接続確立において、SRB1はE-UTRA PDCPを使用することがある。UEがEN-DCをサポートする場合には、EN-DCが設定されるかどうかに関係なく、初期の接続確立の後に、MCG SRB(SRB1およびSRB2)は、ネットワークによって、E-UTRA PDCPまたはNR PDCPを使用するように設定されることがあり、SRB1およびSRB2のいずれかの両方がE-UTRA PDCPまたはNR PDCPを用いて設定されることがある。E-UTRA PDCPからNR PDCPへの変更、または反対方向の変更は、ハンドオーバ手順、モビリティを伴う再設定によってサポートされ得、あるいは、E-UTRA PDCPからNR PDCPへのSRB1の初期の変更については、初期のセキュリティ活性化の前にモビリティなし再設定によってサポートされ得る。
【0038】
SNがgNBであるなら、たとえばEN-DC、NGEN-DCおよびNR-DC用に、UEは、このSNに対してたとえばSRB3といったSRBを確立するために、SN用のRRC PDUがUEとSNとの間で直接送られ得るように、設定されてよい。SN用のRRC PDUは、SN RRC再設定のために、MNとのいかなる協調も必要とすることなくUEに直接移送され得るのみでよい。SRB3が設定される場合、SNの内部のモビリティのために、測定報告はUEからSNに直接行われ得る。
【0039】
MNによって生成されたRRC PDUの複製を可能にするすべてのMR-DCオプションのために、スプリットSRBが、ダイレクトパス経由およびSN経由でサポートされ得る。スプリットSRBはNR PDCPを使用することがある。規格のこのバージョンは、SNによって生成されたRRC PDUのMNパスおよびSNパスによる複製はサポートしない。
【0040】
MR-DC用のユーザプレーン(UP)において、UEの観点から、MCGベアラ、SCGベアラおよびスプリットベアラといった3つのベアラタイプが存在することがある。これらのベアラタイプは、図9にはEPCとのMR-DC用のものが示されており、図10には5GCとのMR-DC(NGEN-DC、NE-DCおよびNR-DC)用のものが示されている。3つのベアラタイプは、図9および図10の各々に、UEにおけるPDCPエンティティ、RLCエンティティおよびMACエンティティとともに示されている。
【0041】
図9は、EPCとのMR-DC(EN-DC)におけるMCGベアラ、SCGベアラおよびスプリットベアラ用の無線プロトコルアーキテクチャをUEの観点から示す概略図である。
【0042】
図10は、5GCとのMR-DC(NGEN-DC、NE-DCおよびNR-DC)におけるMCGベアラ、SCGベアラおよびスプリットベアラ用の無線プロトコルアーキテクチャをUEの観点から示す概略図である。図10は、サービス品質(QoS)フローを受信するサービスデータ適合プロトコル(SDAP)エンティティも示す。
【0043】
ネットワークの観点から、MCGベアラ、SCGベアラおよびスプリットベアラの各ベアラは、MNまたはSNにおいて終結することがある。ネットワーク側プロトコル終結オプションは、図11にはEPCとのMR-DC(EN-DC)用のものが示されており、図12には5GCとのMR-DC(NGEN-DC、NE-DCおよびNR-DC)用のものが示されている。図11および図12の各々に、3つのベアラタイプ、ならびに、MNおよびSNの各々におけるPDCPエンティティ、RLCエンティティおよびMACエンティティばかりでなく両者の間のX2接続が示されている。
【0044】
図11は、EPCとのMR-DC(EN-DC)におけるMCGベアラ、SCGベアラおよびスプリットベアラ用のネットワーク側プロトコル終結オプションを示す概略図である。
【0045】
図12は、5GCとのMR-DC(NGEN-DC、NE-DCおよびNR-DC)におけるMCGベアラ、SCGベアラおよびスプリットベアラ用のネットワーク側プロトコル終結オプションを示す概略図である。図12は、MNおよびSnの各々におけるサービス品質(QoS)フローを受信するSDAPエンティティも示す。
【0046】
UE情報応答におけるRACH報告内容
RAN WG2 e-meeting#111において、UEがRACHを実行し得る対象のセルの物理セル識別情報(PCI)および絶対的な無線周波数チャネル番号(ARFCN)値を含めることによってセル識別情報(ID)を拡張することが合意された。実際には、この拡張(以下のUEInformationResponseメッセージの複製における下線の部分)は、UEが、SCellにアクセスするとき、SCellのセルグローバル識別情報(CGI)を読み出す必要はなく、SCellに関するRACH報告へのログインを可能にするために行われた。この解決策を実施すると、UEは、SCell上でRACHを実行するとき、他のRACH関連情報とは関係なくSCellのPCIおよびARFCNを記録し得る。
【0047】
すべての進歩にもかかわらず、RACH手順を実行するための既存の方法は、リソースを浪費し、レイテンシを増加させ、エネルギーリソースを浪費することになり、このことはバッテリー電源に依拠する無線デバイスには特に関連し得る。
【発明の概要】
【0048】
最初に、本明細書における実施形態の展開の一部として、既存の技術に伴う1つまたは複数の課題が識別されて論じられる。
【0049】
RAN WG2 e-meeting#111での合意による、セルIDを含有することに基づく現行の解決策は、以下で説明されるいくつかのシナリオでは問題があるように思われることがある。UEが8つのRACH報告を収集し得ることを考えると、UEは、または複数のSCellに対して8つの連続したRACH手順を実行し得るので、RACH報告リストに8つのRACH報告が含有され得、セルIDは、PCIとARFCNとの組合せとしてのみ記録される。UEは、IDLEモードに移って別のセルにおける接続モードに戻ると、新規のサービングセルにRA-ReportListを指示して新規のセルによるRA-ReportListを取り込む際に、RA-ReportListにおけるRACH報告がどのセルに属するのか検知し得ない可能性がある。これは、PCIまたはセルIDが、ネットワークのグローバル識別子とは対照的に、セルの局所的に固有の識別子であることに起因するものと理解され得る。これは、元のPCellは、これらのローカル識別子に対応するSCellを識別することができるが、もっぱらこれらの識別子に頼るネットワークにおける別のPCellは識別し得ないことを意味すると理解され得る。よって、RACH手順が実行されるはずのSCellにRACH報告をフォワーディングすることは不可能であろう。このために、2次セルにおけるRACH手順の性能が最適に及ばないものになってしまい得る。加えて、RACH報告が属さないセルによってRACH報告が誤用されて、間違ったRA手順パラメータが設定される可能性がある。
【0050】
本明細書における実施形態の目的は、無線通信ネットワークにおけるランダムアクセス手順のハンドリングを改善することである。
【0051】
本明細書における実施形態の第1の態様によれば、この目的は第1のノードによって実行される方法によって達成される。この方法は、第1のセルによってサーブされるとき、第2のセルに対する第1のノードによるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示を提供するためのものである。第2のセルは2次セルである。第1のノードは無線通信ネットワークにおいて動作する。第1のノードは、レジスタに、第2のセルの第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示を登録する。1つまたは複数の第1の指示は、i)第1のセルの第2の識別子、ii)主要な2次セルの第3の識別子、iii)第1のセルを所持する第1のネットワークノードの第4の識別子、iv)主要な2次セルを所持する第2のネットワークノードの第5の識別子、およびv)第2のセルが属するセルグループのインジケータ、のうちの少なくとも1つを指示する。第1のノードは、登録された第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示に基づいて、第1のノードおよび第2のノードのうちの少なくとも1つに1つまたは複数の第2の指示をも提供する。
【0052】
本明細書における実施形態の第2の態様によれば、この目的は第2のノードによって実行される方法によって達成される。この方法は、第1のセルによってサーブされるとき、第2のセルに対する第1のノードによるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするためのものである。第2のセルは2次セルである。第2のノードおよび第1のノードは通信ネットワークにおいて動作する。第2のノードは、第1のノードから1つまたは複数の第2の指示を受信する。1つまたは複数の第2の指示は、第2のセルの第1の識別子と、第1のノードによって登録された1つまたは複数の第1の指示とを指示する。1つまたは複数の第1の指示は、i)第1のセルの第2の識別子、ii)主要な2次セルの第3の識別子、iii)第1のセルを所持する第1のネットワークノードの第4の識別子、iv)主要な2次セルを所持する第2のネットワークノードの第5の識別子、およびv)第2のセルが属するセルグループのインジケータ、のうちの少なくとも1つを指示する。第2のノードはまた、受信した1つまたは複数の第2の指示に基づいて、第3のノードに1つまたは複数の第3の指示を送る。
【0053】
本明細書における実施形態の第3の態様によれば、この目的は第3のノードによって実行される方法によって達成される。この方法は、第1のセルによってサーブされるとき、第2のセルに対する第1のノードによるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするためのものである。第2のセルは2次セルである。第3のノードは、複数のセルに対する同時のコネクティビティをサポートする設定において第1のノードにサーブするかまたはサーブしたものである。第3のノードおよび第1のノードは通信ネットワークにおいて動作する。第3のノードは、第2のノードから1つまたは複数の第3の指示を受信する。1つまたは複数の第3の指示は、第2のセルの第1の識別子と、第1のノードによって登録された1つまたは複数の第1の指示とを指示する。1つまたは複数の第1の指示は、i)第1のセルの第2の識別子、ii)主要な2次セルの第3の識別子、iii)第1のセルを所持する第1のネットワークノードの第4の識別子、iv)主要な2次セルを所持する第2のネットワークノードの第5の識別子、およびv)第2のセルが属するセルグループのインジケータ、のうちの少なくとも1つを指示する。第2のノードは、受信された1つまたは複数の第3の指示に基づいて、第3のノードによって制御される1つまたは複数のセルの設定を適合させる。
【0054】
本明細書における実施形態の第4の態様によれば、この目的は第1のノードによって達成される。第1のノードは、第1のセルによってサーブされるとき、第2のセルに対する第1のノードによるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示を提供するためのものである。第2のセルは2次セルに設定される。第1のノードは、無線通信ネットワークにおいて動作するように設定される。第1のノードは、レジスタに、第2のセルの第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示を登録するようにさらに設定される。1つまたは複数の第1の指示は、i)第1のセルの第2の識別子、ii)主要な2次セルの第3の識別子、iii)第1のセルを所持するように設定された第1のネットワークノードの第4の識別子、iv)主要な2次セルを所持するように設定された第2のネットワークノードの第5の識別子、およびv)セルグループのインジケータであって、第2のセルがこのセルグループに属するように設定されている、インジケータ、のうちの少なくとも1つを指示するように設定される。第1のノードは、第1のノード、第2のノード、第1の識別子に基づくように設定された1つまたは複数の第2の指示、ならびに登録されるように設定された1つまたは複数の第1の指示のうちの少なくとも1つを提供するようにも設定される。
【0055】
本明細書における実施形態の第5の態様によれば、この目的は第2のノードによって達成される。第2のノードは、第1のセルによってサーブされるとき、第2のセルに対する第1のノードによるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするためのものである。第2のセルは2次セルに設定される。第2のノードおよび第1のノードは無線通信ネットワークにおいて動作するように設定される。第2のノードは、第1のノードから1つまたは複数の第2の指示を受信するようにさらに設定される。1つまたは複数の第2の指示は、第2のセルの第1の識別子と、第1のノードによって登録されるように設定された1つまたは複数の第1の指示とを指示するように設定される。1つまたは複数の第1の指示は、i)第1のセルの第2の識別子、ii)主要な2次セルの第3の識別子、iii)第1のセルを所持するように設定された第1のネットワークノードの第4の識別子、iv)主要な2次セルを所持するように設定された第2のネットワークノードの第5の識別子、およびv)セルグループのインジケータであって、第2のセルがこのセルグループに属するように設定されている、インジケータ、のうちの少なくとも1つを指示するように設定される。第2のノードは、第3のノードに、受信されるよう設定された1つまたは複数の第2の指示に基づくように設定された1つまたは複数の第3の指示を送るようにも設定される。
【0056】
本明細書における実施形態の第6の態様によれば、この目的は第3のノードによって達成される。第3のノードは、第1のセルによってサーブされるとき、第2のセルに対する第1のノードによるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするためのものである。第2のセルは2次セルに設定される。第3のノードは、複数のセルに対する同時のコネクティビティをサポートする設定において第1のノードにサーブするように設定されるかまたはサーブしたものである。第3のノードおよび第1のノードは無線通信ネットワークにおいて動作するように設定される。第3のノードは、第2のノードから1つまたは複数の第3の指示を受信するようにさらに設定される。1つまたは複数の第3の指示は、第2のセルの第1の識別子と、第1のノードによって登録されるように設定された1つまたは複数の第1の指示とを指示するように設定される。1つまたは複数の第1の指示は、i)第1のセルの第2の識別子、ii)主要な2次セルの第3の識別子、iii)第1のセルを所持するように設定された第1のネットワークノードの第4の識別子、iv)主要な2次セルを所持するように設定された第2のネットワークノードの第5の識別子、およびv)セルグループのインジケータであって、第2のセルがこのセルグループに属するように設定されている、インジケータ、のうちの少なくとも1つを指示するように設定される。第3のノードは、受信されるように設定された1つまたは複数の第3の指示に基づいて第3のノードによって制御されるように設定された1つまたは複数のセルの設定を適合させるようにも設定される。
【0057】
第1のノードは、第2のセルの第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示を登録することにより、登録された第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示を第2のノードに指示することが可能になり得る。それによって、第2のノードは、サービングノードではないときでも、第2のセルを識別することができるようになる。たとえば、ランダムアクセス手順が第1の期間に実行され得る。1つまたは複数の第1の指示により、たとえば第1の期間とは異なる期間といった第2の期間において第2のセルを識別することが可能になり得る。第2の期間において、第1のノードは、第2のセルを制御しているものとは別の、たとえば第2のノードといったネットワークノードによってサーブされ得る。本明細書における実施形態によって実行されるランダムアクセス手順により、第2のセルを制御しているものとは別の、たとえば第1のノードにサーブしている第2のノードといったネットワークノードが、たとえば第2の期間中に第2のセルを識別することが可能になり得る。これは、登録された第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示により、第2のセルの、たとえば局所的な識別情報を用いる局所的識別ばかりでなく、たとえばグローバル識別情報を用いる全体的識別も可能になるためであることが理解され得る。
【0058】
上記によれば、次いで、第2のノードが、受信した指示を、ランダムアクセス手順が試行されているセルにサーブしている、たとえば第3のノードといったノードにフォワーディングして、第3のノードが、第3のノードによって制御されるように設定された1つまたは複数のセルの設定を適合させることにより、モビリティ頑健性の最適化、RACHの最適化および/またはカバレッジおよび容量の最適化(CCO)を実行することが可能になり得る。結果として、ランダムアクセス手順が改善され得、無線通信ネットワークのリソースがより効率的に使用され得る。なおまた、本明細書における実施形態により、RACH報告が属さなかったセルによるRACH報告の誤用が回避され得るので、RA手順パラメータの間違った設定が回避され得る。
【0059】
本明細書における実施形態の例が、添付図面を参照しながら以下の記述に従ってより詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0060】
図1】3GPP TS 36.331、v.16.0.0の図5.6.5.1-1に対応する例示的なUE情報手順を示す概略図である。
図2】3GPP TS 38.331、v.16.0.0の図5.7.10.1-1に対応する例示的なUE情報手順を示す概略図である。
図3A】3GPP TS 38.473、v.16.2.0の図8.11.1.2-1に対応する成功する動作における例示的なアクセスおよびモビリティ指示手順を示す概略図である。
図3B】3GPP TS 38.423、v.16.2.0の図8.2.12.2-1に対応する成功する動作における例示的なアクセスおよびモビリティ指示手順を示す概略図である。
図4】既存の方法によるデュアルコネクティビティに包含されるeNBのユーザプレーンコネクティビティの一例を示す概略図である。
図5】既存の方法によるLTE DCユーザプレーン(UP)の一例を示す概略図である。
図6】既存の方法によるデュアルコネクティビティに包含されるeNBの制御プレーンコネクティビティの一例を示す概略図である。
図7】既存の方法によるEN-DCの全体的なアーキテクチャの一例を示す概略図である。
図8】既存の方法による5GCとのEN-DC(左側)およびMR-DC(右側)用の、制御プレーンアーキテクチャの一例を示す概略図である。
図9】既存の方法によるEPC(EN-DC)とのMR-DCにおけるMCGベアラ、SCGベアラおよびスプリットベアラ用の無線プロトコルアーキテクチャの一例をUEの観点から示す概略図である。
図10】既存の方法による5GCとのMR-DC(NGEN-DC、NE-DCおよびNR-DC)におけるMCGベアラ、SCGベアラおよびスプリットベアラ用の無線プロトコルアーキテクチャの一例をUEの観点から示す概略図である。
図11】既存の方法によるEPCとのMR-DC(EN-DC)におけるMCGベアラ、SCGベアラおよびスプリットベアラ用のネットワーク側プロトコル終結オプションの一例を示す概略図である。
図12】既存の方法による5GCとのMR-DC(NGEN-DC、NE-DCおよびNR-DC)におけるMCGベアラ、SCGベアラおよびスプリットベアラ用のネットワーク側プロトコル終結オプションの一例を示す概略図である。
図13a】本明細書における実施形態による無線通信ネットワークの実施形態の、パネルa)における非限定的な例を示す概略図である。
図13b】本明細書における実施形態による無線通信ネットワークの実施形態の、パネルb)における非限定的な例を示す概略図である。
図14】本明細書における実施形態による、第1のノードにおける方法を示すフローチャートである。
図15】本明細書における実施形態による、第2のノードにおける方法を示すフローチャートである。
図16】本明細書における実施形態による、第3のノードにおける方法を示すフローチャートである。
図17】本明細書における実施形態による、第1のノードのパネルa)およびパネルb)における2つの実施形態を示す概略ブロック図である。
図18】本明細書における実施形態による、第2のノードのパネルa)およびパネルb)における2つの実施形態を示す概略ブロック図である。
図19】本明細書における実施形態による、第3のノードのパネルa)およびパネルb)における2つの実施形態を示す概略ブロック図である。
図20】本明細書における実施形態に関連した例による、第1のノードにおける方法を示すフローチャートである。
図21】本明細書における実施形態に関連した例による、第2のノードにおける方法を示すフローチャートである。
図22】本明細書における実施形態に関連した例による、第3のノードにおける方法を示すフローチャートである。
図23】本明細書における実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された電気通信ネットワークを示す概略ブロック図である。
図24】本明細書における実施形態による、部分的な無線接続上で基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータの一般化されたブロック図である。
図25】本明細書における実施形態による、ホストコンピュータと基地局とユーザ機器とを含む通信システム内の方法の実施形態を示すフローチャートである。
図26】本明細書における実施形態による、ホストコンピュータと基地局とユーザ機器とを含む通信システム内の方法の実施形態を示すフローチャートである。
図27】本明細書における実施形態による、ホストコンピュータと基地局とユーザ機器とを含む通信システム内の方法の実施形態を示すフローチャートである。
図28】本明細書における実施形態による、ホストコンピュータと基地局とユーザ機器とを含む通信システム内の方法の実施形態を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0061】
本開示のある特定の態様およびそれらの実施形態は、発明の概要のセクションに記述された課題または他の課題に対する解決策を提供し得るものである。本明細書における実施形態は、一般に、ネットワークノードが、たとえばRACH-ReportListの中の1つまたは複数のRACH報告を受信して、これらのRACH-ReportListの中のRACH報告がどのセルに属するか識別することを可能にするための方法の種々の態様に関連するものと理解され得る。
【0062】
詳細には、本明細書における実施形態は、RACH報告の中にPCellおよび主要な2次セル識別情報(PSCellのID)含めるための方法の種々の態様に関連するものと理解され得る。
【0063】
本明細書におけるいくつかの実施形態によれば、UEは、たとえばモビリティ頑健性の最適化および/またはRACHの最適化および/またはカバレッジおよび容量の最適化(CCO)のために、ネットワークに報告されるRACH報告に、RACHの試行におけるビーム選択情報を記録することがある。
【0064】
本明細書における特定の実施形態は、本明細書における実施形態および例の説明ではUEと称されユーザ機器とも称される無線端末における方法に関連するものであり得、この方法は、RACH手順の実行後または実行中に、2次セル(SCell)においてRACH手順を実行する際に、UEが、a)2次セルの物理セル識別情報(PCI)、b)2次セルのARFCN、c)PCellのグローバルセルID(CGI)および追跡エリアコード(TAC)、d)DCシナリオの中にUEがある場合には、PSCellのグローバルセルID(CGI)および追跡エリアコード、e)UEによるRACHが実行されたセルを所持するRANノードのグローバルノードID、f)Pcellを所持するRANノードのグローバルノードID、g)PScellを所持するRANノードのグローバルノードID、および/またはh)RACH手順がMCGまたはSCGに属するSCellにおいて実行されるかどうかの指示、を記録することを含み得る。
【0065】
企図された実施形態のうちのいくつかは、ここで、以下で添付の図面を参照してより十分に説明され、その例が示される。このセクションでは、本明細書における実施形態は、いくつかの例示的な実施形態によってより詳細に示される。しかしながら、他の実施形態は、本明細書で開示される主題の範囲内に含まれる。開示される主題は、本明細書に記載された実施形態のみに限定されると解釈されるべきでない。むしろ、これらの実施形態は、主題の範囲を当業者に伝達するために例として提供される。本明細書における例示的な実施形態が相互に排他的でないことに留意されたい。一実施形態からの構成要素は、別の実施形態に存在すると暗黙のうちに仮定され得、それらの構成要素が他の例示的な実施形態においてどのように使用され得るかは、当業者に明らかであろう。
【0066】
図13は、本明細書における実施形態が実施され得る、無線通信システム、セルラー無線システム、またはセルラーネットワークと呼ばれることもある無線通信ネットワーク100の、それぞれ図4aおよび図4bにおける2つの非限定的な例を示す。無線通信ネットワーク100は、一般的には、5Gシステム、5Gネットワーク、または次世代システムもしくはネットワークであってよい。無線通信ネットワーク100は、たとえばLTE周波数分割複信(FDD)、LTE時分割複信(TDD)、LTE半二重周波数分割複信(HD-FDD)、免許不要帯域内で動作するLTE、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)TDD、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)ネットワーク、GSM EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)ネットワーク、超モバイルブロードバンド(UMB)、EDGEネットワークといったLong-Term Evolution(LTE)、たとえばマルチスタンダード無線(MSR)基地局、マルチRAT基地局など、任意の第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)セルラーネットワーク、Wi-Fiネットワーク、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMAX)などの無線アクセス技術(RAT)の任意の組合せからなるネットワーク、あるいは任意のセルラーネットワークまたはシステムなどの他の技術をもサポートし得る。したがって、5G/NRおよびLTEからの用語は、本明細書における実施形態を例示するために本開示において使用され得るが、これは、本明細書における実施形態の範囲を前述のシステムのみに限定するとみなされるべきでない。無線通信ネットワークは、サービングビームを用いて無線デバイスなどの受信ノードにサーブし得るネットワークノードを備えるものと理解されてもよい。これは、たとえば5Gネットワークにおける一般的な場合であり得る。
【0067】
無線通信ネットワーク100は複数のノードを備え、図13の非限定的な例には、そのうち第1のノード101、第2のノード102および第3のノード103が示されている。本明細書における実施形態では、第1のノード101は、以下で説明される無線デバイス130としての無線デバイス、無線端末、またはユーザ機器である。本明細書における実施形態では、第2のノード102は、以下で説明される第3のネットワークノード113などのネットワークノードである。本明細書における実施形態では、第3のノード103は、以下で説明される第1のネットワークノード111および第2のネットワークノード112のうちの任意のものなどの別のネットワークノード、あるいは、たとえば図13を簡素化するために示されていないアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)もしくはMMEといったコアネットワークノードである。いくつかの例では、第1のノード101は無線デバイス130でよく、第2のノード102は第3のネットワークノード113でよく、第3のノード103は第1のネットワークノード111または第2のネットワークノード112のうちの1つでよい。いくつかの例では、第1のノード101は無線デバイス130でよく、第2のノード102は第3のネットワークノード113でよく、第3のノード103はコアネットワークノードでよい。第2のノード102は、本明細書ではネットワークノード102と称されることもある。第1のネットワークノード111および第2のネットワークノード112のうちの任意のものである第3のノード103に対する参照を容易にするために、第3のノード103は、本明細書では別のネットワークノード103と称されることもある。本明細書における特定の実施形態では、図13の太い破線の矢印によって概略的に表されるように、第1のノード101が、第1のネットワークノード111および/または第2のネットワークノード112のカバレッジから第3のネットワークノード113のカバレッジに移動され得る。
【0068】
無線通信ネットワーク100は複数のネットワークノードを備え、図13の非限定的な例には、そのうち第1のネットワークノード111、第2のネットワークノード112および第3のネットワークノード113が示されている。図13には示されていない他の例では、第1のネットワークノード111、第2のネットワークノード112および第3のネットワークノード113のうちの任意のものが、クラウドにおける仮想ノードなどの分散ノードであり得、それ自体の機能は、完全にクラウド上で実行され得、または無線ネットワークノードと部分的に共同で実行され得る。
【0069】
第1のネットワークノード111、第2のネットワークノード112および第3のネットワークノード113のうちの任意のものが無線ネットワークノードであり得る。すなわち、無線通信ネットワーク100において、ユーザ機器またはマシン型通信デバイスなどの無線デバイスにサーブすることができる、たとえば類似の特徴を有するgNB、eNB、または他の任意のネットワークノードといった無線基地局などの送信ポイントである。
【0070】
無線通信ネットワーク100は、セルエリアへと分割され得る地理的エリアをカバーし、各セルエリアは、ネットワークノードによってサーブされてよいが、1つの無線ネットワークノードが、1つまたはいくつかのセルにサーブすることがある。無線通信ネットワーク100は、セルの第1のグループ120-1およびセルの第2のグループ120-2のうちの少なくとも1つを備えることがある。セルの第1のグループ120-1は、たとえばMCGでよい。セルの第2のグループ120-2は、たとえばSCGでよい。セルの第1のグループ120-1は、第1のセル121および1つまたは複数の1番目の第2のセル122を備えることがある。図13のパネルa)およびb)に示された非限定的な例では、図を簡素化するために、1番目の第2のセル122は1つしか示されていない。しかしながら、1つまたは複数の1番目の第2のセル122には、より多くの1番目の第2のセルが備えられ得ることが理解され得る。第1のセル121は1次セル(PCell)でよく、1つまたは複数の1番目の第2のセル122の各々が2次セル(SCell)でよい。図13に示された非限定的な例では、第1のネットワークノード111は、第1のセル121と1つまたは複数の1番目の第2のセル122とにサーブする無線ネットワークノードである。第1のネットワークノード111、第2のネットワークノード112および第3のネットワークノード113のうちの任意のものが、無線デバイスなどの受信ノードにサービングビームをサーブし得、ビームのカバレッジのエリアは依然としてセルと称され得る。
【0071】
セルの第2のグループ120-2は、第3のセル123と、本明細書では1つまたは複数の2番目の第2のセル124とも称される1つまたは複数の第4のセル124とを備えることがある。図13のパネルa)およびb)に示された非限定的な例では、図を簡素化するために、第4のセル124は1つしか示されていない。しかしながら、1つまたは複数の第4のセル124には、より多くの第4のセルが備えられ得ることが理解され得る。第3のセル123は主要な2次セル(PSCell)でよく、1つまたは複数の第4のセル124の各々が2次セル(SCell)でよい。図13に示された非限定的な例では、第2のネットワークノード112は、第3のセル123と1つまたは複数の2番目の第2のセル124とにサーブする無線ネットワークノードである。
【0072】
第1のネットワークノード111は、いくつかの例ではMNであり得る。
【0073】
第2のネットワークノード112は、いくつかの例ではSNであり得る。
【0074】
無線通信ネットワーク100は第5のセル125を備えることがある。第5のセル125は、第1のセル121、1つまたは複数の1番目の第2のセル122、第3のセル123、および/または1つまたは複数の第4のセル124のうちの任意のものとは、別の時点において、1次セル(PCell)、2次セル(SCell)、または主要な2次セル(PSCell)のうちの任意のものであり得る。図13に示された非限定的な例では、第3のネットワークノード113は、第5のセル125にサーブする無線ネットワークノードである。
【0075】
1つまたは複数の1番目の第2のセル122または1つまたは複数の第4のセル124のうちの任意のものが2次セルであり得るので、無線通信ネットワーク100は2次セル122、124を備えることが理解され得る。本明細書では、1つまたは複数の1番目の第2のセル122および1つまたは複数の第4のセル124のうちの任意のものが第2のセル122、124と称され得る。
【0076】
図13のパネルb)は、パネルa)に示されたものからの無線通信ネットワーク100のさらなる特定の例を示す。パネルb)に示された無線通信ネットワーク100の非限定的な例では、第1のネットワークノード111は、UEである無線デバイス130にサーブするgNBであり、セルの第1のグループ120-1は、PCellである第1のセル121と、各々がSCellである2つの1番目の第2のセル122とを備えるMCGである。また、パネルb)に示された無線通信ネットワーク100の非限定的な例では、無線通信ネットワーク100は第2のネットワークノード112をさらに備える。この例では、第2のネットワークノード112は無線デバイス130にサーブするgNBであり、セルの第2のグループ120-2は、PSCellである第3のセル123と、各々がSCellである2つの第4のセル124とを備えるSCGである。第3のネットワークノード113は、この例では、破線の太い矢印で表された別の時点において、第5のセル125を用いて無線デバイス130にサーブするgNBである。
【0077】
他の例では、第1のネットワークノード111はMNとしてのeNBでよく、第2のネットワークノード112はSNとしてのgNBでよい。本明細書における実施形態は、NRがマスタであってLTEが2次ノードであるLTE-NR DC(NE-DC)、マスタも2次ノードもNRノードであるNR-NR DC、またはさらにはLTE/NRと他のRATとの間など、他のDCの場合にも適用可能であると理解され得ることが留意されよう。
【0078】
第1のネットワークノード111、第2のネットワークノード112および第3のネットワークノード113は、いずれも、たとえば送信電力に基づき、それによってセルサイズにも基づき、マクロ基地局、ホーム基地局またはピコ基地局など、異なるクラスのものであり得る。第1のネットワークノード111、第2のネットワークノード112および第3のネットワークノード113は、いずれも、1つまたはいくつかの通信技術をサポートし得、それ自体の名称は、使用される技術および用語に依拠し得る。5G/NRでは、第1のネットワークノード111、第2のネットワークノード112および第3のネットワークノード113は、いずれもgNBと称され得、図13には示されていないが、1つまたは複数のコアネットワークに直接接続され得る。LTEでは、第1のネットワークノード111、第2のネットワークノード112および第3のネットワークノード113は、いずれもeNBと称され得る。
【0079】
複数の無線デバイスが無線通信ネットワーク100内に配置されており、そのうち無線デバイス130が図13の非限定的な例に示されている。無線通信ネットワーク100に備わっている無線デバイス130は、5G UEまたはUEなどの無線通信デバイスでよく、いくつかのさらなる例を挙げると、たとえばユーザ機器、モバイル端末、無線端末および/または移動局、携帯電話、セルラー電話、または無線能力をもつラップトップとしても既知であり得る。無線通信ネットワーク100に備わっている無線デバイスは、いずれも、たとえば、RANを介して、サーバ、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、または無線能力をもつタブレットと称されることがあるタブレットコンピュータ、マシンツーマシン(M2M)デバイス、プリンタもしくはファイル保存デバイスなどの無線インターフェースを装着したデバイス、モデム、または通信システムにおいて無線リンクを通じて通信することができる他の無線ネットワークユニットなどの別のエンティティと、音声および/またはデータを通信することが可能な、ポータブルモバイルデバイス、ポケットに格納可能なモバイルデバイス、ハンドヘルドモバイルデバイス、コンピュータが備えられたモバイルデバイス、または車載モバイルデバイスであってよい。無線通信ネットワーク100内に含まれる無線デバイス130は、無線通信ネットワーク100内で無線通信することができる。通信は、たとえば、RANと、場合によっては1つまたは複数のコアネットワークを介して、実行されてよく、これは、無線通信ネットワーク100内に含まれ得る。
【0080】
無線デバイス130は、無線通信ネットワーク100内で、たとえば無線リンクといった第1のリンク141を通じて、第1のセル121における第1のネットワークノード111と通信するように設定されることがある。無線デバイス130は、無線通信ネットワーク100内で、たとえば無線リンクといったそれぞれの第2のリンク142を通じて、1つまたは複数の1番目の第2のセル122の各々における第1のネットワークノード111と通信するように設定されることがある。無線デバイス130は、無線通信ネットワーク100内で、たとえば無線リンクといった第3のリンク143を通じて、第3のセル123における第2のネットワークノード112と通信するように設定されることがある。無線デバイス130は、無線通信ネットワーク100内で、たとえば無線リンクといったそれぞれの第4のリンク144を通じて、1つまたは複数の第4のセル124の各々における第2のネットワークノード112と通信するように設定されることがある。無線デバイス130は、無線通信ネットワーク100内で、たとえば無線リンクといった第5のリンク145を通じて、第5のセル125における第3のネットワークノード113と通信するように設定されることがある。
【0081】
第1のネットワークノード111と第2のネットワークノード112とは、無線通信ネットワーク100内で、たとえば有線リンクまたはX2インターフェースといった第6のリンク146を通じて通信するように設定されることがある。第2のノード102と第3のノード103とは、無線通信ネットワーク100内で、たとえば有線リンクまたはX2インターフェースといった第7のリンク147を通じて通信するように設定されることがある。
【0082】
一般に、本明細書における「第1の」、「第2の」、「第3の」、「第4の」、「第5の」、「第6の」および/または「第7の」の使用は、異なるエレメントまたはエンティティを表す恣意的なやり方と理解され得、修飾する名詞に対して累積的または時系列的な特質を与えることはないと理解され得る。
【0083】
次に、添付図面を参照しながら、本明細書で企図された実施形態のうちのいくつかをより十分に説明する。しかしながら、本明細書で開示された主題の範囲内に他の実施形態が含有されており、開示された主題は、本明細書で明記された実施形態のみに限定されるように解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、主題の範囲を当業者に伝達するために例として提供される。
【0084】
一般に、本明細書において使用されるすべての用語は、異なる意味が明確に与えられないおよび/または使用される文脈から暗示されない限り、関連する技術分野における通常の意味に従って解釈されるべきである。ある/そのエレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどに対するすべての言及は、別段に明示的に述べない限り、エレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つのインスタンスを指すと、公然と解釈されるべきである。本明細書で開示されるいかなる方法のステップは、ステップが別のステップに続くもしくは先行すると明示的に説明されない限り、および/またはステップが別のステップに続くもしくは先行しなければならないことが暗黙的である場合、開示される正確な順序で実行される必要はない。本明細書で開示される実施形態のいずれかのいかなる特徴も、適切なときはいつでも、他の任意の実施形態に適用されてよい。同様に、実施形態のいずれかのいかなる利点も、他の任意の実施形態に適用されてよく、逆も同様である。同封の(enclosed)実施形態の他の目的、特徴、および利点は、以下の説明から明らかであろう。
【0085】
本明細書におけるいくつかの実施形態が、いくつかの非限定的な例を用いてさらに説明される。
【0086】
以下の記述では、1つの/その(a/the)「UE」、1つの/その「無線端末」、1つの/その「ユーザ機器」、または単に「UE」、「無線端末」、もしくは「ユーザ機器」に対するあらゆる言及は、同様に、第1のノード101に言及するものと理解されてよく、1つの/その「2次セル」または単に「2次セル」、1つの/その「SCell」または単に「SCell」、に対するあらゆる言及は、同様に、第2のセル122、124に言及するものと理解されてよく、1つの/その「PCellセル」または単に「PCell」に対するあらゆる言及は、同様に、第1のセル121に言及するものと理解されてよく、1つの/その「PSCell」または単に「PSCell」に対するあらゆる言及は、同様に、第3のセル123に言及するものと理解されてよく、Pcellを所持する1つの/そのRANノードに対するあらゆる言及は、同様に、たとえば第3のノード103の一例としての第1のネットワークノード111に言及するものと理解されてよく、PScellを所持する1つの/そのRANノードに対するあらゆる言及は、同様に、たとえば第3のノード103の一例としての第2のネットワークノード112に言及するものと理解されてよく、1つの/そのネットワークノード、1つの/そのNW、1つの/そのネットワーク、および/または1つの/その「RACH報告を受信するノード」に対するあらゆる言及は、同様に、第2のノード102に言及するものと理解されてよく、1つの/そのコアネットワーク、1つの/そのMME、1つの/そのAMFに対するあらゆる言及は、同様に、第3のノード103の一例に言及するものと理解され得る。
【0087】
次に、たとえば無線デバイス130、無線端末またはユーザ機器といった第1のノード101によって実行される方法の実施形態が、図14に示されたフローチャートを参照しながら説明される。この方法は、第1のノード101によって、たとえば1次セルといった第1のセル121によってサーブされるとき、第2のセル122、124あるいはランダムアクセス手順中に第1のノード101にサーブする/サーブしたセルに対する、たとえばRACH手順といったランダムアクセス(RA)手順に関連した1つまたは複数の指示を提供するためのものであると理解され得る。第2のセル122、124は2次セルである。第1のノード101は無線通信ネットワーク100において動作する。この方法は、コンピュータで実施されると理解されてよい。
【0088】
第1のノードによる第2のセルに対するランダムアクセス手順は、第2のセルに対して実行されるランダムアクセス手順として理解され得る。RACH手順は、たとえばRA手順とも称され得る。
【0089】
いくつかの実施形態では、無線通信ネットワーク100は、新無線(NR)、Long Term Evolution(LTE)、マシン用LTE(LTE-M)、拡張マシン型通信(eMTC)、および狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)のうちの少なくとも1つをサポートし得る。
【0090】
第1のノード101は、複数のセルに対する同時のコネクティビティをサポートし得る。
【0091】
本明細書はいくつかの実施形態を含む。いくつかの実施形態では、すべてのアクションが実行され得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のアクションが実行され得る。本明細書における例は相互に排他的でないことに留意されたい。適用可能である場合、1つまたは複数の実施形態が組み合わされてよい。説明を単純化するために、すべての可能な組合せが説明されるとは限らない。一実施形態からの構成要素は、別の実施形態に存在すると暗黙のうちに仮定され得、それらの構成要素が他の例示的な実施形態においてどのように使用され得るかは、当業者に明らかであろう。図14には、第1のノード101によって実行される方法の非限定的な例が示されている。図14では、任意選択のアクションは破線で示されている。この方法は、以下のアクションのうちの1つまたは複数を含み得る。
【0092】
図14では、任意選択のユニットは破線のボックスで示されている。
【0093】
アクション1401
無線通信ネットワーク100内の通信中に、第1のノード101は、ランダムアクセス手順中に、たとえば1次セルである第1のセル121によってサーブされるとき、2次セル、あるいは第1のノード101にサーブする/サーブしたセルである第2のセル122、124に向けて、たとえばRACH手順といったランダムアクセス手順の実行を試行することがある。第2のセル122、124は、たとえばビーム形成ビームといったビームでよい。ビーム形成ビームは狭く、したがって、ランダムアクセスは、大抵の場合サービングビームとは別のビーム上で試行され得る。
【0094】
ランダムアクセス手順は、たとえばRACH手順でよい。ランダムアクセス手順は、2ステップ手順および4ステップ手順のうちの1つでよい。
【0095】
モビリティ頑健性の最適化および/またはRACHの最適化、および/またはカバレッジおよび容量の最適化(CCO)を実行するために、第1のノード101は、ランダムアクセスの試行中に収集された情報を、たとえば第1のネットワークノード111および/または第2のネットワークノード112または第3のネットワークノード113など無線カバレッジの範囲内のネットワークノードといったネットワークに報告し得る。
【0096】
ランダムアクセス手順に関する情報が収集されているセルを識別するために、このアクション1401では、第1のノード101が、レジスタに、たとえばPCI、ARFCN、1つまたは複数の第1の指示といった、第2のセル122、124の第1の識別子を登録する。このアクション1401においてレジスタに登録することは、たとえばレジスタもしくはログを生成するか、またはレジスタもしくはログに付加することと理解され得る。
【0097】
1つまたは複数の第1の指示は、i)第1のセル121の、たとえばCGIおよびTACといった第2の識別子と、ii)たとえば1次SCGセルまたはPSCellといった主要な2次セル123の、たとえばCGIおよびTACといった第3の識別子と、iii)たとえば第1のセル121を所持する第1のネットワークノード111のグローバルノードIDといった第4の識別子と、iv)たとえば主要な2次セル123を所持する第2のネットワークノード112のグローバルノードIDといった第5の識別子と、v)たとえば第2のセル122、124が属するセルグループの、たとえばMCG、SCGといったセルグループタイプのインジケータとのうちの、少なくとも1つを指示する。
【0098】
上記によれば、第1のノード101は、第2のセル122、124の、たとえばPCIまたはARFCNといったローカル識別子と、第2のセル122、124を識別することを可能にし得るグローバル識別情報のうちの少なくとも1つとを記録することがある。第2の識別子は、第1のセル121のグローバル識別子として理解され得る。第3の識別子は、主要な2次セル123のグローバル識別子として理解され得る。第4の識別子は、第1のセル121を所持する第1のネットワークノード111のグローバル識別子として理解され得る。第5の識別子は、主要な2次セル123を所持する第2のネットワークノード112のグローバル識別子として理解され得る。
【0099】
加えて、第1のノード101は、第2のセル122、124が属し得るセルグループのインジケータを登録し得る。
【0100】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示が、1次セルの識別情報(PCellのID)および関連するTACを指示することがある。
【0101】
いくつかの例では、第2のセル122が属するセルグループタイプはマスタセルグループでよい。
【0102】
本明細書における実施形態のいくつかの例では、第1のノード101がRACHを実行したSCellがMCGセルに属する場合には、たとえばUEといった第1のノード101は、PCellのIDおよび関連するTACを記録し得る。本明細書における実施形態のこれらの例では、たとえばUEといった第1のノード101は、PCellのCGIおよびTACを既に読み取っている必要があり得、MCGセルに属するセルに対してRCHを実行する際には、MCGセルに属するSCellに対して実行されるRACHの報告の一部としてPCellのIDを記録し得る。
【0103】
特定の実施形態では、1つまたは複数の第1の指示はセルグループのインジケータを含み得、このインジケータは、第2のセル122が属するセルグループタイプがMCGであると指示することがある。
【0104】
いくつかの例では、第2のセル122が属するセルグループタイプは2次セルグループでよい。
【0105】
本明細書における実施形態の別の例では、第1のノード101がRACH手順を実行したSCellがSCGセルに属する場合には、たとえばUEといった第1のノード101は、PSCellのIDおよび関連するTACを記録し得る。本明細書における実施形態のこの例では、第1のノード101は、PSCellのCGIおよびTACを既に読み取っている必要があり得、SCGセルに属するセルに対してRCHを実行する際には、SCGセルに属するSCellに対して実行されるRACHの報告の一部としてPSCellのIDを記録し得る。
【0106】
特定の実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、セルグループのインジケータを含み得、このインジケータは、第2のセル122が属するセルグループタイプがSCGであると指示し得る。
【0107】
本明細書における実施形態のさらに別の例では、第1のノード101がRACHを実行したSCellがSCGセルまたはMCGセルに属する場合には、第1のノード101は、PCellのIDと、PSCellのIDと、それらの関連する追跡エリアコード(TAC)とを記録し得る。
【0108】
第1のノード101は、PCellとPSCellとの両方のグローバルセル識別情報を有する場合には、PCellとPSCellとの両方のグローバルセルIDおよびTACを記録し得、かつ報告し得る。
【0109】
本明細書における実施形態の上記の例のすべてにおいて、第1のノード101は、可能な場合には、セルのグローバル識別情報およびTACに加えて、PCellまたはPSCellのグローバルノードIDを記録し得る。
【0110】
特定の実施形態では、第1のノード101は、a)第1の識別子、第2の識別子およびインジケータと、b)第1の識別子と、第2のセル122、124を所持する第2のネットワークノード112の別の識別子とのうちの少なくとも1つを登録し得る。
【0111】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、a)PCellのIDおよびPSCellのID、およびそれらの関連するTACのうちの少なくとも1つと、b)1次セルである第1のセル121のグローバルセル識別情報および主要な2次セル123のグローバルセル識別情報のうちの少なくとも1つと、c)1次セルである第1のセル121の識別情報、主要な2次セル123のグローバルセル識別情報、およびそれらの関連するTACのうちの少なくとも1つと、のうちの少なくとも1つを指示し得る。
【0112】
1つまたは複数の第1の指示は、第1のセル121のグローバルノード識別情報(ID)あるいはたとえばPSCellの1次SCGセルといった主要な2次セル122、セルのグローバル識別情報およびTACを指示し得る。
【0113】
いくつかの実施形態では、次のことのうちの少なくとも1つが適用され得る。a)ランダムアクセス手順は、2ステップ手順および4ステップ手順のうちの1つでよい。b)このアクション1401における登録は、第2のセル122、124に対してランダムアクセス手順を実行するときに実行されてよい。
【0114】
本明細書における実施形態の例は、本明細書における実施形態および例の説明ではUEと称されユーザ機器とも称される無線端末における方法を含み得、この方法は本明細書における実施形態の以下の非限定的な例を含む。
【0115】
いくつかの特定の例では、第2のセル122、124(2次セル(SCell))に対する4ステップのRACH手順を実行するとき、たとえばUEといった第1のノード101は、a)2次セルの物理セル識別情報(PCI)、b)2次セルのARFCN、c)PCellのグローバルセルID(CGI)およびTAC(TAC)、d)UEがDCシナリオの中にある場合には、PSCellのグローバルセルID(CGI)およびTAC(TAC)、e)UEがRACHを実行したセルを所持する、RANノードのグローバルノードID、f)Pcellを所持するRANノードのグローバルノードID、g)PScellを所持するRANノードのグローバルノードID、および/またはh)RACH手順がMCGまたはSCGに属するSCell上で実行されるかどうかの指示、を記録することがある。上記によれば、第1のノード101は、第2のセル122、124のPCIおよびARFCNと、第2のセル122、124の識別を可能にし得るグローバル識別情報のうちの少なくとも1つとを記録することがある。加えて、第1のノード101はセルグループのインジケータを登録することがある。
【0116】
他の特定の例では、第2のセル122、124(2次セル(SCell))に対する2ステップのRACH手順を実行するとき、たとえばUEといった第1のノード101は、a)2次セルの物理セル識別情報(PCI)、b)2次セルのARFCN、c)PCellのグローバルセルID(CGI)およびTAC(TAC)、d)UEがDCシナリオの中にある場合には、PSCellのグローバルセルID(CGI)およびTAC(TAC)、e)UEがRACHを実行したセルを所持する、RANノードのグローバルノードID、f)Pcellを所持するRANノードのグローバルノードID、g)PScellを所持するRANノードのグローバルノードID、および/またはh)RACH手順がMCGまたはSCGに属するSCell上で実行されるかどうかの指示、を記録することがある。上記によれば、第1のノード101は、第2のセル122、124のPCIおよびARFCNと、第2のセル122、124の識別を可能にし得るグローバル識別情報のうちの少なくとも1つとを記録することがある。加えて、第1のノード101はセルグループのインジケータを登録することがある。
【0117】
このアクション1401において第2のセル122、124の第1の識別子、および1つまたは複数の第1の指示を登録することにより、次いで、第1のノード101は、次のアクション1402で説明されるように、サービングノードとは異なる別のノードに、登録された第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示を指示することが可能になり得る。それによって、別のノードは、サービングノードではないときでも、第2のセル122、124を識別することができるようになる。たとえば、ランダムアクセス手順が第1の期間に実行され得る。1つまたは複数の第1の指示により、たとえば第1の期間とは異なる期間といった第2の期間において第2のセル122、124を識別することが可能になり得る。第2の期間において、第1のノード101は、第2のセル122を制御しているものとは別の、たとえば第2のノード102といったネットワークノードによってサーブされ得る。本明細書における実施形態によって実行されるランダムアクセス手順により、第2のセル122を制御しているものとは別の、たとえば第1のノード101にサーブしている第2のノード102といったネットワークノードが、たとえば第2の期間中に第2のセル122、124を識別することが可能になり得る。
【0118】
上記によれば、たとえば第2のノード102といった別のノードが、受信された指示を、たとえばランダムアクセス手順が試行されているセルにサーブしているノードといった第3のノード103にフォワーディングすることが可能になり得、そしてまた、それらのノードは、モビリティ頑健性の最適化、RACHの最適化および/またはCCOを実行することが可能になる。結果として、ランダムアクセス手順が改善され得、無線通信ネットワーク100のリソースがより効率的に使用され得る。
【0119】
アクション1402
第1のノード101は、このアクション1402において識別子および1つまたは複数の第1の指示を登録した後に、第1のノード101および第2のノード102のうちの少なくとも1つに、登録された第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示に基づいて1つまたは複数の第2の指示を提供する。
【0120】
提供することは、送ることまたは出力することと理解され得る。
【0121】
1つまたは複数の第2の指示は、たとえば、登録された1つまたは複数の第1の指示を指示することを含むことに基づき得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は1つまたは複数の第2の指示であり得る。
【0122】
1つまたは複数の第2の指示は、たとえばRACH報告リストといったRACH報告などの報告に含まれて提供され得る。報告がRACH報告であり得るいくつかの実施形態では、RACH報告は、たとえばUEInformationResponseといったメッセージに含まれ得る。RRC規格におけるメッセージの非限定的な例示の実装形態は、このアクション1402の最後に提供される。
【0123】
いくつかの例では、第2のノード102は、たとえばPcellといった第1のネットワークノード111、またはたとえばPSCellといった第2のネットワークノード112などのネットワークノードでよい。他の例では、第2のノード102は、第3のネットワークノード113など、第1のネットワークノード111や第2のネットワークノード112とは異なってよい。
【0124】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第2の指示は、第2の識別子および第3の識別子のうちの少なくとも1つを指示することがある。
【0125】
特定の実施形態では、1つまたは複数の第2の指示は第2の識別子を指示することがある。
【0126】
本明細書における実施形態のさらに別の例では、第1のノード101がRACHを実行したSCellがSCGセルまたはMCGセルに属する場合には、第1のノード101は、PCellのIDと、PSCellのIDと、それらの関連するTACとを提供し得る。
【0127】
第2のセル122、124が2次セルグループの一部として設定された場合、第1のノード101はセルグループのインジケータを提供する必要があり得る。
【0128】
このアクション1402において、第1のノード101が、第2のノード102に、登録された第1の識別子に基づく1つまたは複数の第2の指示、および1つまたは複数の第1の指示を提供することにより、第2のノード102は、サービングノードでなくても、第2のセル122、124を識別することが可能になる。よって、第2のノード102は、受信した指示を、ランダムアクセス手順が試行された第2のセル122、124にサーブしているノードにフォワーディングすることが可能になり、そしてまた、それらのノードは、モビリティ頑健性の最適化、RACHの最適化および/またはCCOを実行することが可能になる。結果として、ランダムアクセス手順が改善され得、無線通信ネットワーク100のリソースがより効率的に使用され得る。
【0129】
RRC規格における非限定的な例示の実装形態
RRC規格において提案された方法を実施するやり方の1つには、提案された情報のうちの少なくともいくつかを含有しているRACH報告を生成するものがある。RACH報告は、以下のように、UEInformationResponseメッセージに含まれ得る。この例では、第1のノード101はUEである。
【0130】
5.7.10.4 ランダムアクセス手順を首尾よく完了する際のアクション
4ステップのランダムアクセス手順を首尾よく実行するには、UEは以下のことが必要になり得る
1>RA-ReportListに記憶されたRA報告の数が8つ未満であって、VarRA-Reportに記憶されたplmn-IdentityListの中の公衆陸上移動通信網(PLMN)エントリの数がmaxPLMN未満である場合には、VarRA-Reportにおける新規のエントリとして、首尾よく完了したランダムアクセス手順に関連した以下の内容を追加する
2>EPLMNのリストがUEに記憶されている場合には
3>RPLMNが、VarRA-Reportに記憶されたplmn-IdentityListに含まれている場合には
4>plmn-IdentityListを、maxPLMNの限度を超えることなく、UEに記憶されたEPLMNのリスト(すなわちRPLMNを含む)を含むようにセットする
3>含まれていなければ
4>VarRA-Reportに含まれる情報をクリアして
4>plmn-IdentityListを、UEに記憶されたEPLMNのリスト(すなわちRPLMNを含む)にセットする
2>記憶されていなければ
3>plmn-IdentityListの中のplmn-Identityを、SIB1のplmn-IdentityListに含まれるPLMNから上位層によって選択されたPLMNにセットする
2>RACHが実行されるセルのグローバルセル識別情報が利用可能である場合には
3>cellIdを、グローバルセル識別情報およびランダムアクセス手順が実行されたセルの追跡エリアコードにセットする
2>利用可能でなければ
3>cellIdを、そのセルの物理セル識別情報およびキャリア周波数にセットする
2>RACH手順がSCellに対して実行される場合には
3>PcellIdを、グローバルセル識別情報およびPCellの追跡エリアコードにセットする
3>PScellIdを、可能な場合には、グローバルセル識別情報およびPSCellの追跡エリアコードにセットする
2>可能な場合には、globalNodeIdPcellを、PCellを所持するRANノードのグローバルノードIDにセットする
2>可能な場合には、globalNodeIdPScellを、PSCellを所持するRANノードのグローバルノードIDにセットする
2>raPurposeを、ランダムアクセス手順をトリガする目的を含むようにセットする
2>RACH手順がSCell上で実行される含む場合には
2>ra-InformationCommon-r16を、従属条項5.7.10.5に規定されるようにセットする
【0131】
- UEInformationResponse
NG-RANによって要求された情報を転送するために、UEによってUEInformationResponseメッセージが使用される。
シグナリング無線ベアラ:SRB1またはSRB2(記録された測定情報が含まれるとき)
RLC-SAP:AM
論理チャネル:DCCH
方向:UEからNG-RAN
【0132】
アクション1403
いくつかの実施形態では、この方法は、アクション1402においてたとえば報告を首尾よく配送したとき、1つまたは複数の第2の指示を送った後に、このアクション1403において、第1のノード101がレジスタをクリアし得ることをさらに含み得る。
【0133】
1つまたは複数の第2の指示を送った後に、このアクション1403においてレジスタをクリアすることにより、第1のノード101は、次に実行されるランダムアクセス手順の情報および測定値をレジスタに記入することが可能になる。
【0134】
次に、たとえば第3のネットワークノード113といった第2のノード102によって実行される方法の実施形態が、図15に示されたフローチャートを参照しながら説明される。この方法は、第1のノード101によって、たとえば1次セル、またはランダムアクセス手順中に第1のノード101にサーブする/サーブしたセルといった第1のセル121によってサーブされるとき、第2のセル122、124に対する、たとえばRACH手順といったランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするためのものであると理解され得る。第2のセル122、124は2次セルである。第2のノード102および第1のノード101は無線通信ネットワーク100において動作する。この方法は、コンピュータで実施されると理解されてよい。
【0135】
第2のノード102は、複数のセルに対する同時のコネクティビティをサポートする設定において第1のノード101にサーブし得る。
【0136】
この方法は、以下のアクションのうちの1つまたは複数を含み得る。本明細書はいくつかの実施形態を含む。いくつかの実施形態では、すべてのアクションが実行され得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のアクションが実行され得る。本明細書における例は相互に排他的でないことに留意されたい。適用可能である場合、1つまたは複数の実施形態が組み合わされてよい。説明を単純化するために、すべての可能な組合せが説明されるとは限らない。一実施形態からの構成要素は、別の実施形態に存在すると暗黙のうちに仮定され得、それらの構成要素が他の例示的な実施形態においてどのように使用され得るかは、当業者に明らかであろう。図15には、第2のノード102によって実行される方法の非限定的な例が示されている。図15では、任意選択のアクションは破線で示されている。
【0137】
以下のうちのいくつかの詳細な説明は、上記で第1のノード101について説明されたアクションに関して提供された同じ言及に相当するので、ここでは繰り返されない。たとえば、いくつかの実施形態では、無線通信ネットワーク100は、NR、LTE、LTE-M、eMTC、およびNB-IoTのうちの少なくとも1つをサポートし得る。
【0138】
アクション1501
このアクション1501において、第2のノード102は、第1のノード101から1つまたは複数の第2の指示を受信する。1つまたは複数の第2の指示は、第2のセル122、124の、たとえばPCI、ARFCNといった第1の識別子と、第1のノード101によって登録された1つまたは複数の第1の指示とを指示する。1つまたは複数の第1の指示は、i)第1のセル121の、たとえばCGIおよびTACといった第2の識別子と、ii)たとえばPSCellの1次SCGセルといった主要な2次セル123の、たとえばCGIおよびTACといった第3の識別子と、iii)たとえば第1のセル121を所持する第1のネットワークノード111のグローバルノードIDといった第4の識別子と、iv)たとえば主要な2次セル123を所持する第2のネットワークノード112のグローバルノードIDといった第5の識別子と、v)たとえば第2のセル122、124が属するセルグループの、たとえばMCG、SCGといったセルグループタイプのインジケータとのうちの、少なくとも1つを指示する。
【0139】
いくつかの例では、1つまたは複数の第2の指示は第2の識別子を指示することがある。
【0140】
いくつかの例では、1つまたは複数の第2の指示は第2の識別子および/または第3の識別子を指示することがある。
【0141】
いくつかの例では、次のことのうちの少なくとも1つが適用され得る。a)ランダムアクセス手順は、2ステップ手順および4ステップ手順のうちの1つでよい。b)アクション1401における登録は、第2のセル122、124に対してランダムアクセス手順を実行するときに実行されていてよい。
【0142】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、a)第1の識別子、第2の識別子およびインジケータと、b)第1の識別子、および第2のセル122、124を所持する第2のネットワークノード112の別の識別子と、のうちの少なくとも1つを指示することがある。
【0143】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示が、PCellのIDおよび関連するTACを指示することがある。
【0144】
いくつかの例では、1つまたは複数の第1の指示は、PCellのIDおよび/またはPSCellのIDおよびそれらの関連する追跡エリアコードを指示することがある。
【0145】
特定の実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、a)PCellのIDおよびPSCellのID、およびそれらのセルの関連するTACのうちの少なくとも1つと、b)1次セルである第1のセル121のグローバルセル識別情報および主要な2次セル123のグローバルセル識別情報のうちの少なくとも1つと、c)1次セルである第1のセル121の識別情報、主要な2次セル123のグローバルセル識別情報、およびそれらの関連するTACのうちの少なくとも1つと、のうちの少なくとも1つを指示することがある。
【0146】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、第1のセル121のグローバルノードIDあるいはたとえばPSCellの1次SCGセルといった主要な2次セル122、セルのグローバル識別情報およびTACを指示することがある。
【0147】
いくつかの例では、第2のセル122が属するセルグループタイプはマスタセルグループでよい。
【0148】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、セルグループのインジケータを含み得、このインジケータは、第2のセル122が属するセルグループタイプがMCGであると指示することがある。
【0149】
いくつかの例では、第2のセル122が属するセルグループタイプは2次セルグループでよい。
【0150】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、セルグループのインジケータを含み得、このインジケータは、第2のセル122が属するセルグループタイプがSCGであると指示することがある。
【0151】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第2の指示は、第2の識別子および第3の識別子のうちの少なくとも1つを指示することがある。
【0152】
1つまたは複数の第2の指示は、たとえば、登録された1つまたは複数の第1の指示を指示することを含み得ることに基づき得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は1つまたは複数の第2の指示であり得る。
【0153】
報告には1つまたは複数の第2の指示が含まれ得る。報告は、たとえばRACH報告リストといったRACH報告でよい。RACH報告は、たとえばUEInformationResponseといったメッセージに含まれ得る。
【0154】
アクション1502
このアクション1502において、第2のノード102は、受信した1つまたは複数の第2の指示に基づいて、第3のノード103に1つまたは複数の第3の指示を送る。
【0155】
第3のノード103は、たとえば第1のセル121、主要な2次セル123、第1のネットワークノード111および第2のネットワークノード112のうちの少なくとも1つであり得る。
【0156】
送ることは、たとえばフォワーディングすること、送信すること、として理解され得る。このアクション1502において送ることは、以下のオプションのうちのいずれかによって実行され得る。
【0157】
第1のオプションによれば、このアクション1502において送ることは、Xnインターフェースを通じて実行され得る。第2のノード102すなわちRACH報告を受信するRANノードと、PCellすなわち第1のネットワークノード111またはPScellすなわち第2のネットワークノード112を所持するRANノードのうちのいずれかとの間にXnインターフェースがある場合には、PCellまたはPSCellに対してRACH報告をフォワーディングすることは、Xnインターフェースを通じて、たとえばアクセスおよびモビリティ指示信号を使用して行われ得る。
【0158】
第2のオプションによれば、このアクション1502において送ることは、NGインターフェースを通じて実行され得る。RACH報告を受信するRANノードは、NGインターフェースを通じてコアネットワークにRACH報告をフォワーディングし得、たとえばAMFまたはMMEといったコアネットワークは、たとえばUEといった第1のノード101によってRACH報告の一部として報告されている可能性があるCGIおよびTACを使用して、PCellまたはPSCellに報告をフォワーディングする必要があり得る。
【0159】
本明細書における実施形態のさらに別の例では、RACH報告を受信するRANノードは、NGインターフェースを通じてコアネットワークにRACH報告をフォワーディングし得、たとえばAMFまたはMMEといったコアネットワークは、第1のノード101によってRACH報告の一部として報告されたグローバルRANノードIDを使用して、PCellまたはPSCellに報告をフォワーディングする必要があり得る。
【0160】
3GPP TS 38.413 v.16.2.0で規定されたアップリンクRAN設定転送およびダウンリンクRAN設定転送は、グローバルRANノードIDを使用してRACH報告を伝達する例示的な信号として使用され得る。
【0161】
第3のオプションによれば、このアクション1502において送ることは、EN-DC、すなわちLTE-NRデュアルコネクティビティのシナリオにおいて実行され得る。
【0162】
SCellとMMEとの間に制御プレーン接続がなくてよい非スタンドアロンのシナリオでは、RACH報告を受信するノードすなわち第2のノード102がMMEにRACH報告をフォワーディングしてよく、MMEが、PCellまたはPScellを所持するRANノードにRACH報告を送ってよい。
【0163】
本明細書における実施形態の従属例では、RACH報告は、en-gNBに属するSCellに関連する場合には、MMEから、en-gNBが接続されているeNBにフォワーディングされ得、eNBによって、SCellを所持するen-gNBにフォワーディングされ得る。
【0164】
本明細書における実施形態の従属例では、RACH報告は、eNBに属するSCellに関連する場合には、MMEから、SCellを所持するeNBにフォワーディングされ得る。
【0165】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第2の指示は第2の識別子を指示することがある。
【0166】

第2のノード102によって実行される方法を示すために、次に、ネットワーク側の実施形態の非限定的な例が提供される。第2のノード102などのRANノードによるRACH報告のリストを受信する際に、たとえばSCellに対してRACHを実行する場合、RACHが実行されるセルに関連したグローバルセルIDおよびTACが見当たらなければ、RACH報告を受信するノードは、PCellのIDまたはPSCellのIDがRACH報告に含まれている場合には、PCellまたはPSCellに対してRACH報告をフォワーディングしてよい。本明細書における実施形態の例は、このアクション1502に関して今しがた説明された、送ることのオプションによって実行され得る。
【0167】
本明細書における実施形態のさらに別の例では、それぞれのサービングセルに関連したRA報告が別個のRA報告に記録され得ると想定され得、すなわち、PCell/PSCell RAは1つのRA報告に記憶され得、SCell RAは別のRA報告に記憶され得る。そのような場合には、たとえばgNBといった第2のノード102によって受信されるRA報告リストが、SCell関連のRACH報告とPCell/PScell関連のRACH報告との混合を含有することがある。この場合、RA報告リストを受信する、たとえばgNBといった第2のノード102が、RA報告のリストの中でSCellに近いPCellに、SCellに関連したRACH報告を送り得る。
【0168】
たとえば、たとえばRACH報告2といった、SCellに関連したRACH報告が、PCellまたはPSCellに送られる必要があり得、その場合、第1のノード101は、RACH報告のリストの中のRACH報告1またはRACH報告3に記録されたPCellのIDまたはPSCellのIDであり得るRACH報告2の直前または直後に、RACHを実行して、それらに関してRACH報告を記録している。
【0169】
次に、たとえば第1のネットワークノード111または第2のネットワークノード112といった第3のノード103によって実行される方法の実施形態が、図16に示されたフローチャートを参照しながら説明される。この方法は、第1のノード101によって、たとえば1次セル、またはランダムアクセス手順中に第1のノード101にサーブする/サーブしたセルといった第1のセル121によってサーブされるとき、第2のセル122、124対する、たとえばRACH手順といったランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするためのものであると理解され得る。第2のセル122、124は2次セルである。第3のノード103および第1のノード101は無線通信ネットワーク100において動作する。この方法は、コンピュータで実施されると理解されてよい。
【0170】
第3のノード103は、複数のセルに対する同時のコネクティビティをサポートする設定において第1のノード101にサーブし得、またはサーブしたものであり得る。
【0171】
本明細書はいくつかの実施形態を含む。いくつかの実施形態では、すべてのアクションが実行され得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のアクションが実行され得る。本明細書における例は相互に排他的でないことに留意されたい。適用可能である場合、1つまたは複数の実施形態が組み合わされてよい。説明を単純化するために、すべての可能な組合せが説明されるとは限らない。一実施形態からの構成要素は、別の実施形態に存在すると暗黙のうちに仮定され得、それらの構成要素が他の例示的な実施形態においてどのように使用され得るかは、当業者に明らかであろう。図16には、第3のノード103によって実行される方法の非限定的な例が示されている。図16では、任意選択のアクションは破線で示されている。
【0172】
以下のうちのいくつかの詳細な説明は、上記で第1のノード101について説明されたアクションに関して提供された同じ言及に相当するので、ここでは繰り返されない。たとえば、いくつかの実施形態では、無線通信ネットワーク100は、NR、LTE、LTE-M、eMTC、およびNB-IoTのうちの少なくとも1つをサポートし得る。
【0173】
アクション1601
このアクション1601において、第3のノード103は、第2のノードから1つまたは複数の第3の指示を受信する。1つまたは複数の第3の指示は、第2のセル122、124の、たとえばPCI、ARFCNといった第1の識別子と、第1のノード101によって登録された1つまたは複数の第1の指示とを指示する。1つまたは複数の第1の指示は、i)第1のセル121の、たとえばCGIおよびTACといった第2の識別子と、ii)たとえばPSCellの1次SCGセルといった主要な2次セル123の、たとえばCGIおよびTACといった第3の識別子と、iii)たとえば第1のセル121を所持する第1のネットワークノード111のグローバルノードIDといった第4の識別子と、iv)たとえば主要な2次セル123を所持する第2のネットワークノード112のグローバルノードIDといった第5の識別子と、v)たとえば第2のセル122、124が属するセルグループの、たとえばMSC、SCGといったセルグループタイプのインジケータとのうちの、少なくとも1つを指示する。
【0174】
いくつかの例では、1つまたは複数の第1の指示は1つまたは複数の第2の指示であり得る。
【0175】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、a)第1の識別子、第2の識別子およびインジケータと、b)第1の識別子、および第2のセル122、124を所持する第2のネットワークノード112の別の識別子と、のうちの少なくとも1つを指示することがある。
【0176】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示が、PCellのIDおよび関連するTACを指示することがある。
【0177】
いくつかの例では、1つまたは複数の第1の指示は、PCellのIDおよび/またはPSCellのIDおよびそれらの関連する追跡エリアコードを指示することがある。
【0178】
特定の実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、a)PCellのIDおよびPSCellのID、およびそれらのセルの関連するTACのうちの少なくとも1つと、b)1次セルである第1のセル121のグローバルセル識別情報および主要な2次セル123のグローバルセル識別情報のうちの少なくとも1つと、c)1次セルである第1のセル121の識別情報、主要な2次セル123のグローバルセル識別情報、およびそれらの関連するTACのうちの少なくとも1つと、のうちの少なくとも1つを指示することがある。
【0179】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、第1のセル121のグローバルノードIDあるいはたとえばPSCellの1次SCGセルといった主要な2次セル122、セルのグローバル識別情報およびTACを指示することがある。
【0180】
いくつかの例では、第2のセル122が属するセルグループタイプはマスタセルグループでよい。
【0181】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、セルグループのインジケータを含み得、このインジケータは、第2のセル122が属するセルグループタイプがMCGであると指示することがある。
【0182】
先行段落における実施形態のうちのいくつかなどのいくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は第2の識別子を指示することがある。
【0183】
いくつかの例では、第2のセル122が属するセルグループタイプは2次セルグループでよい。
【0184】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、セルグループのインジケータを含み得、このインジケータは、第2のセル122が属するセルグループタイプがSCGであると指示することがある。
【0185】
先行段落における実施形態のうちのいくつかなどのいくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、第2の識別子および第3の識別子のうちの少なくとも1つを指示することがある。
【0186】
1つまたは複数の第3の指示は、1つまたは複数の第2の指示に基づき得る。
【0187】
1つまたは複数の第3の指示は、たとえば、登録された1つまたは複数の第1の指示を指示することを含み得ることに基づき得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は1つまたは複数の第3の指示であり得る。
【0188】
報告には1つまたは複数の第3の指示が含まれ得る。報告は、たとえばRACH報告リストといったRACH報告でよい。RACH報告は、たとえばUEInformationResponseといったメッセージに含まれ得る。
【0189】
このアクション1601において受信することは、アクション1502の送ることに関して以前に論じられたオプションのうちのいずれかによって実行され得る。
【0190】
アクション1602
このアクション1602では、第3のノード103は、受信された1つまたは複数の第3の指示に基づいて、第3のノード103によって制御される1つまたは複数のセルの設定を適合させる。
【0191】
第3のノード103は、たとえば第1のセル121、主要な2次セル123、第1のネットワークノード111および第2のネットワークノード112のうちの少なくとも1つを制御し得る。
【0192】
本明細書で開示されたある特定の実施形態は、以下のように要約され得る以下の技術的な利点のうちの1つまたは複数を提供し得る。本明細書における実施形態は、RANノードにとってCGIが知られていないことがあるSCellに対してRACHが実行される可能性があるRACH報告を受信するRANノードが、RACHを実行するとき、PSCellおよびPCellにRACH報告をフォワーディングすることが可能になる可能性を導入するものと理解され得る。したがって、PCellまたはPSCellは、RACHを実行するとき、ScellにRACH報告をフォワーディングすることが可能になり得る。
【0193】
この解決策を実施すると、キャリアアグリゲーションシナリオにおけるSCellは、RACH報告を受信して最適化すること、および/またはRACHパラメータを調整することが可能になり得る。
【0194】
図17は、上記で図14に関して説明された方法アクションを実行するために第1のノード101が備え得る構成の2つの異なる例をパネルa)およびb)においてそれぞれ示す。いくつかの実施形態では、第1のノード101は、図17aに示される、以下の構成を備えることがある。第1のノード101は、第1のセル121によってサーブされるとき、第2のセル122、124に対する、第1のノード101によるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示を提供するためのものであると理解され得る。第2のセル122、124は2次セルに設定される。第1のノード101は、無線通信ネットワーク100において動作するように設定される。
【0195】
本明細書はいくつかの実施形態を含む。一実施形態からの構成要素は、別の実施形態に存在すると暗黙のうちに仮定され得、それらの構成要素が他の例示的な実施形態においてどのように使用され得るかは、当業者に明らかであろう。以下のうちのいくつかの詳細な説明は、上記で第1のノード101について説明されたアクションに関して提供された同じ言及に相当するので、ここでは繰り返されない。たとえば、いくつかの実施形態では、無線通信ネットワーク100は、NR、LTE、LTE-M、eMTC、およびNB-IoTのうちの少なくとも1つをサポートし得る。
【0196】
図17では、任意選択のユニットは破線のボックスで示されている。
【0197】
第1のノード101は、アクション1401の登録を実行するように、たとえば第1のノード101内の登録ユニット1701を用いて、レジスタに、第2のセル122、124の第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示を登録するように、設定される。1つまたは複数の第1の指示は、i)第1のセル121の第2の識別子と、ii)主要な2次セル123の第3の識別子と、iii)第1のセル121を所持するように設定された第1のネットワークノード111の第4の識別子と、iv)主要な2次セル123を所持するように設定された第2のネットワークノード112の第5の識別子と、v)セルグループのインジケータであって、第2のセル122、124がこのセルグループに属するように設定されている、インジケータと、のうちの少なくとも1つを指示するように設定される。
【0198】
第1のノード101は、たとえば第1のノード101内の提供ユニット1702によって、アクション1402の、第1のノード101および第2のノード102のうちの少なくとも1つに、第1の識別子に基づくように設定された1つまたは複数の第2の指示および登録されるように設定された1つまたは複数の第1の指示を提供することを、実行するように設定される。
【0199】
いくつかの実施形態では、以下のオプションのうちの少なくとも1つが適用され得る。a)ランダムアクセス手順は、2ステップ手順および4ステップ手順のうちの1つであるように設定されてよい。b)登録は、第2のセル122、124に対してランダムアクセス手順を実行するときに実行されように設定されてよい。
【0200】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、PCellのIDおよび関連するTACを指示するように設定されることがある。
【0201】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、セルグループのインジケータを含むように設定され得、このインジケータは、第2のセル122が属するように設定されたセルグループタイプがマスタセルグループであると指示するように設定されることがある。
【0202】
先行段落における実施形態のうちのいくつかなどのいくつかの実施形態では、1つまたは複数の第2の指示は第2の識別子を指示するように設定されることがある。
【0203】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、セルグループのインジケータを含むように設定され得、インジケータは、第2のセル122が属するように設定されたセルグループタイプが2次セルグループであると指示するように設定されることがある。
【0204】
先行段落における実施形態のうちのいくつかなどのいくつかの実施形態では、1つまたは複数の第2の指示は、第2の識別子および第3の識別子のうちの少なくとも1つを指示するように設定されることがある。
【0205】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、a)PCellのIDおよびPSCellのID、およびそれらのセルの関連するTACのうちの少なくとも1つと、b)1次セルに設定された第1のセル121のグローバルセル識別情報および主要な2次セル123のグローバルセル識別情報のうちの少なくとも1つと、c)1次セルに設定された第1のセル121の識別情報、主要な2次セル123のグローバルセル識別情報、およびそれらの関連するTACのうちの少なくとも1つと、のうちの少なくとも1つを指示するように設定されることがある。
【0206】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、第1のセル121または主要な2次セル122のグローバルノードID、セルグローバル識別情報およびTACを指示するように設定されることがある。
【0207】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は1つまたは複数の第2の指示に設定されることがある。
【0208】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第2の指示は、報告に含まれるように設定されることがある。
【0209】
いくつかの実施形態では、報告はRACH報告に設定され得、RACH報告はメッセージに含まれるように設定されることがある。
【0210】
いくつかの実施形態では、第1のノード101は、たとえば1つまたは複数の第2の指示を送った後にレジスタをクリアするように設定された、第1のノード101内のクリアユニット1703によって、クリアするアクション1403を実行するようにさらに設定されることがある。
【0211】
いくつかの実施形態では、第1のノード101は、a)第1の識別子、第2の識別子およびインジケータと、b)第1の識別子、および第2のセル122、124を所持するように設定された第2のネットワークノード112の別の識別子と、のうちの少なくとも1つを登録するように設定されることがある。
【0212】
他のユニット1705は第1のノード101に備えられ得る。
【0213】
第1のノード101内の、本明細書における実施形態は、本明細書における実施形態の機能およびアクションを実行するためのコンピュータプログラムコードとともに、図17aに示された第1のノード101内のプロセッサ1705などの1つまたは複数のプロセッサを通して実施されてよい。本明細書で使用されるプロセッサは、ハードウェア構成要素であると理解され得る。上記で言及されたプログラムコードは、たとえば、第1のノード101へとロードされているとき本明細書における実施形態を実行するためのコンピュータプログラムコードを搬送するデータキャリアの形をとる、コンピュータプログラム製品として提供されてもよい。1つのそのようなキャリアは、CD ROMディスクの形をとってよい。しかしながら、1つのそのようなキャリアは、メモリスティックなどの他のデータキャリアを用いて実現可能である。そのうえ、コンピュータプログラムコードは、サーバ上の純粋なプログラムコードとして提供され、第1のノード101にダウンロードされてもよい。
【0214】
第1のノード101は、1つまたは複数のメモリユニットを備えるメモリ1706をさらに備えることがある。メモリ1706は、第1のノード101において遂行されるとき本明細書における方法を実行するために、取得された情報を記憶し、データ、設定、スケジューリング、およびアプリケーションなどを記憶するために使用されるように構成される。
【0215】
いくつかの実施形態では、第1のノード101は、受信ポート1707を通して、たとえば第2のノード102および/または第3のノード103から、情報を受信することがある。いくつかの実施形態では、受信ポート1707は、たとえば、第1のノード101内の1つまたは複数のアンテナに接続されることがある。他の実施形態では、第1のノード101は、受信ポート1707を通して無線通信ネットワーク100内の別の構造から情報を受信することがある。受信ポート1707はプロセッサ1705と通信し得るので、受信ポート1707は、次いで、受信された情報をプロセッサ1705に送ることがある。受信ポート1707は、他の情報も受信するように設定されてよい。
【0216】
第1のノード101内のプロセッサ1705は、送出ポート1708を通して、たとえば、第2のノード102、第3のノード103、および/または無線通信ネットワーク100内の別の構造に情報を送信するまたは送るようにさらに設定されてよく、送出ポート1708は、プロセッサ1705、およびメモリ1706と通信することがある。
【0217】
当業者は、上記で説明された異なるユニット1701~1704は、アナログモジュールとデジタルモジュールとの組合せ、ならびに/またはたとえば、プロセッサ1705などの1つもしくは複数のプロセッサによって遂行されるとき上記で説明されたように実行する、メモリ内に記憶された、ソフトウェアおよび/もしくはファームウェアとともに設定された1つもしくは複数のプロセッサを指すことがあることも諒解するであろう。これらのプロセッサのうちの1つまたは複数、ならびに他のデジタルハードウェアが単一の特定用途向け集積回路(ASIC)内に含まれてもよいし、いくつかのプロセッサおよびさまざまなデジタルハードウェアが、個別にパッケージ化されようと、システムオンチップ(SoC)へと組み立てられようと、いくつかの別個の構成要素の間に分散されてもよい。
【0218】
また、いくつかの実施形態では、上記で説明された異なるユニット1701~1704は、プロセッサ1705などの1つまたは複数のプロセッサ上で動く1つまたは複数のアプリケーションとして実施されることがある。
【0219】
したがって、本明細書において説明される、第1のノード101のための実施形態による方法はそれぞれ、第1のノード101によって実行されるように、少なくとも1つのプロセッサ1705上で遂行されるとき少なくとも1つのプロセッサ1705に本明細書において説明されたアクションを行わせる命令を含むコンピュータプログラム1709製品、すなわち、ソフトウェアコード部分によって実施されてよい。コンピュータプログラム1709製品は、コンピュータ可読記憶媒体1710上に記憶されることがある。コンピュータプログラム1709を記憶したコンピュータ可読記憶媒体1710は、第1のノード101によって実行されるように、少なくとも1つのプロセッサ1705で遂行されるとき少なくとも1つのプロセッサ1705に本明細書において説明されたアクションを行わせる命令を含むことがある。いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体1710は、CD ROMディスクまたはメモリスティックなどの非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であってよい。他の実施形態では、コンピュータプログラム1709製品は、今しがた説明されたコンピュータプログラム1709を含むキャリア上に記憶されることがあり、このキャリアは、電子信号、光信号、無線信号、または上記で説明されたコンピュータ可読記憶媒体1710のうちの1つである。
【0220】
第1のノード101は、第1のノード101と、たとえばネットワークノード110および/または別のネットワークノード111といった他のノードもしくはデバイスとの間の通信を助長するように設定された通信インターフェースを備えることがある。このインターフェースは、たとえば、適切な規格に従って、エアインターフェースを通じて無線信号を送受信するように設定されたトランシーバを含むことがある。
【0221】
他の実施形態では、第1のノード101は、図17bに示される、以下の構成を備えることがある。第1のノード101は、第1のノード101内の処理回路1705、たとえば、プロセッサ1705などの1つまたは複数のプロセッサと、メモリ1706とを備えることがある。第1のノード101は、無線回路1711も備えることがあり、無線回路1711は、たとえば、受信ポート1707と送出ポート1708とを備えることがある。処理回路1711は、図17aに関して説明された様式と類似した様式で図14および/または図24図28による方法アクションを実行するように設定されてもよいし、そのように動作可能であってもよい。無線回路1711は、少なくとも第2のノード102、第3のノード103および/または別のネットワークノード111との無線接続をセットアップして維持するように設定されることがある。本明細書では、回路は、ハードウェア構成要素として理解されてよい。
【0222】
よって、本明細書における実施形態は第1のノード101にも関連し、第1のノード101は、処理回路1705と、前記処理回路1705によって実行可能な命令を含有しているメモリ1706とを備えることにより、たとえば図14および/または図24図28における第1のノード101に関して本明細書で説明されたアクションを実行するように機能する。
【0223】
図18は、上記で図15に関して説明された方法アクションを実行するために第2のノード102が備え得る構成の2つの異なる例をパネルa)およびb)においてそれぞれ示す。いくつかの実施形態では、第2のノード102は、図18aに示される、以下の構成を備えることがある。第2のノード102は、第1のセル121によってサーブされるとき、第2のセル122、124に対する、第1のノード101によるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするためのものであると理解され得る。第2のセル122、124は2次セルに設定される。第2のノード102および第1のノード101は無線通信ネットワーク100において動作するように設定される。
【0224】
本明細書はいくつかの実施形態を含む。一実施形態からの構成要素は、別の実施形態に存在すると暗黙のうちに仮定され得、それらの構成要素が他の例示的な実施形態においてどのように使用され得るかは、当業者に明らかであろう。以下のうちのいくつかの詳細な説明は、上記で第2のノード102について説明されたアクションに関して提供された同じ言及に相当するので、ここでは繰り返されない。たとえば、いくつかの実施形態では、無線通信ネットワーク100は、NR、LTE、LTE-M、eMTC、およびNB-IoTのうちの少なくとも1つをサポートし得る。
【0225】
図18では、任意選択のユニットは破線のボックスで示されている。
【0226】
第2のノード102は、たとえば、第1のノード101から1つまたは複数の第2の指示を受信するように設定された、第2のノード102内の受信ユニット1801によって、アクション1501の受信を実行するように設定される。1つまたは複数の第2の指示は、第2のセル122、124の第1の識別子と、第1のノード101によって登録されるように設定された1つまたは複数の第1の指示とを指示するように設定される。1つまたは複数の第1の指示は、i)第1のセル121の第2の識別子と、ii)主要な2次セル123の第3の識別子と、iii)第1のセル121を所持するように設定された第1のネットワークノード111の第4の識別子と、iv)主要な2次セル123を所持するように設定された第2のネットワークノード112の第5の識別子と、v)セルグループのインジケータであって、第2のセル122、124がこのセルグループに属するように設定されている、インジケータと、のうちの少なくとも1つを指示するように設定される。
【0227】
第2のノード102は、たとえば第2のノード102内の送出ユニット1802によって、アクション1502の送出を実行するように設定され、送出ユニット1802は、第3のノード103に、受信されるよう設定された1つまたは複数の第2の指示に基づくように設定された1つまたは複数の第3の指示を送るように設定される。
【0228】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、PCellのIDおよび関連するTACを指示するように設定されることがある。
【0229】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、セルグループのインジケータを含むように設定され得、このインジケータは、第2のセル122が属するように設定されたセルグループタイプがマスタセルグループであると指示するように設定されることがある。
【0230】
先行段落における実施形態のうちのいくつかなどのいくつかの実施形態では、1つまたは複数の第2の指示は第2の識別子を指示するように設定されることがある。
【0231】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、セルグループのインジケータを含むように設定され得、このインジケータは、第2のセル122が属するように設定されたセルグループタイプが2次セルグループであると指示するように設定されることがある。
【0232】
先行段落における実施形態のうちのいくつかなどのいくつかの実施形態では、1つまたは複数の第2の指示は、第2の識別子および第3の識別子のうちの少なくとも1つを指示するように設定されることがある。
【0233】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、a)PCellのIDおよびPSCellのID、およびそれらのセルの関連するTACのうちの少なくとも1つと、b)1次セルに設定された第1のセル121のグローバルセル識別情報および少なくとも1つの主要な2次セル123のグローバルセル識別情報のうちの少なくとも1つと、c)1次セルに設定された第1のセル121の識別情報、主要な2次セル123のグローバルセル識別情報、およびそれらの関連するTACのうちの少なくとも1つと、のうちの少なくとも1つを指示するように設定されることがある。
【0234】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、第1のセル121または主要な2次セル122のグローバルノードID、セルグローバル識別情報およびTACを指示するように設定されることがある。
【0235】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は1つまたは複数の第2の指示に設定されることがある。
【0236】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第2の指示は、報告に含まれるように設定されることがある。
【0237】
いくつかの実施形態では、報告はRACH報告に設定され得、RACH報告はメッセージに含まれるように設定されることがある。
【0238】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、a)第1の識別子、第2の識別子およびインジケータと、b)第1の識別子、および第2のセル122、124を所持するように設定された第2のネットワークノード112の別の識別子と、のうちの少なくとも1つを指示するように設定されることがある。
【0239】
他のユニット1803は第2のノード102に備えられ得る。
【0240】
第2のノード102内の、本明細書における実施形態は、本明細書における実施形態の機能およびアクションを実行するためのコンピュータプログラムコードとともに、図18aに示された第2のノード102内のプロセッサ1804などの1つまたは複数のプロセッサを通して実施されてよい。本明細書で使用されるプロセッサは、ハードウェア構成要素であると理解され得る。上記で言及されたプログラムコードは、たとえば、第2のノード102へとロードされているとき本明細書における実施形態を実行するためのコンピュータプログラムコードを搬送するデータキャリアの形をとる、コンピュータプログラム製品として提供されてもよい。1つのそのようなキャリアは、CD ROMディスクの形をとってよい。しかしながら、1つのそのようなキャリアは、メモリスティックなどの他のデータキャリアを用いて実現可能である。そのうえ、コンピュータプログラムコードは、サーバ上の純粋なプログラムコードとして提供され、第2のノード102にダウンロードされてもよい。
【0241】
第2のノード102は、1つまたは複数のメモリユニットを備えるメモリ1805をさらに備え得る。メモリ1805は、第2のノード102において遂行されるとき本明細書における方法を実行するために、取得された情報を記憶し、データ、設定、スケジューリング、およびアプリケーションなどを記憶するために使用されるように構成される。
【0242】
いくつかの実施形態では、第2のノード102は、受信ポート1806を通して、たとえば第1のノード101および/または第3のノード103から、情報を受信することがある。いくつかの実施形態では、受信ポート1806は、たとえば、第2のノード102内の1つまたは複数のアンテナに接続されることがある。他の実施形態では、第2のノード102は、受信ポート1806を通して無線通信ネットワーク100内の別の構造から情報を受信することがある。受信ポート1806はプロセッサ1804と通信し得るので、受信ポート1806は、次いで、受信された情報をプロセッサ1804に送ることがある。受信ポート1806は、他の情報も受信するように設定されてよい。
【0243】
第2のノード102内のプロセッサ1804は、送出ポート1807を通して、たとえば、第1のノード101、第3のノード103、および/または無線通信ネットワーク100内の別の構造に情報を送信するまたは送るようにさらに設定されてよく、送出ポート1807は、プロセッサ1804、およびメモリ1805と通信することがある。
【0244】
当業者は、上記で説明された異なるユニット1801~1803は、アナログモジュールとデジタルモジュールとの組合せ、ならびに/またはたとえば、プロセッサ1804などの1つもしくは複数のプロセッサによって遂行されるとき上記で説明されたように実行する、メモリ内に記憶された、ソフトウェアおよび/もしくはファームウェアとともに設定された1つもしくは複数のプロセッサを指すことがあることも諒解するであろう。これらのプロセッサのうちの1つまたは複数、ならびに他のデジタルハードウェアが単一の特定用途向け集積回路(ASIC)内に含まれてもよいし、いくつかのプロセッサおよびさまざまなデジタルハードウェアが、個別にパッケージ化されようと、システムオンチップ(SoC)へと組み立てられようと、いくつかの別個の構成要素の間に分散されてもよい。
【0245】
また、いくつかの実施形態では、上記で説明された異なるユニット1801~1803は、プロセッサ1804などの1つまたは複数のプロセッサ上で動く1つまたは複数のアプリケーションとして実施されることがある。
【0246】
したがって、本明細書において説明される、第2のノード102のための実施形態による方法はそれぞれ、第2のノード102によって実行されるように、少なくとも1つのプロセッサ1804上で遂行されるとき少なくとも1つのプロセッサ1804に本明細書において説明されたアクションを行わせる命令を含むコンピュータプログラム1808製品、すなわち、ソフトウェアコード部分によって実施されてよい。コンピュータプログラム1808製品は、コンピュータ可読記憶媒体1809上に記憶されることがある。コンピュータプログラム1808を記憶したコンピュータ可読記憶媒体1809は、第2のノード102によって実行されるように、少なくとも1つのプロセッサ1804で遂行されるとき少なくとも1つのプロセッサ1804に本明細書において説明されたアクションを行わせる命令を含むことがある。いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体1809は、CD ROMディスクまたはメモリスティックなどの非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であってよい。他の実施形態では、コンピュータプログラム1808製品は、今しがた説明されたコンピュータプログラム1808を含むキャリア上に記憶されることがあり、このキャリアは、電子信号、光信号、無線信号、または上記で説明されたコンピュータ可読記憶媒体1809のうちの1つである。
【0247】
第2のノード102は、第2のノード102と、たとえば第1のノード101および/または第3のノード103といった他のノードもしくはデバイスとの間の通信を助長するように設定された通信インターフェースを備えることがある。この通信インターフェースは、たとえば、適切な規格に従って、エアインターフェースを通じて無線信号を送受信するように設定されたトランシーバを含むことがある。
【0248】
他の実施形態では、第2のノード102は、図18bに示される、以下の構成を備えることがある。第2のノード102は、第2のノード102内の処理回路1804、たとえば、プロセッサ1804などの1つまたは複数のプロセッサと、メモリ1805とを備えることがある。第2のノード102は、無線回路1810も備えることがあり、無線回路1810は、たとえば、受信ポート1806と送出ポート1807とを備えることがある。処理回路1804は、図18aに関して説明された様式と類似した様式で図15および/または図24図28による方法アクションを実行するように設定されてもよいし、そのように動作可能であってもよい。無線回路1810は、少なくとも第1のノード101および/または第3のノード103との無線接続をセットアップして維持するように設定されることがある。本明細書では、回路は、ハードウェア構成要素として理解されてよい。
【0249】
よって、本明細書における実施形態は第2のノード102にも関連し、第2のノード102は、処理回路1804と、前記処理回路1804によって実行可能な命令を含有しているメモリ1805とを備えることにより、たとえば図15、および/または図24図28における第2のノード102に関して本明細書で説明されたアクションを実行するように機能する。
【0250】
図19は、たとえば第1のネットワークノード111および第2のネットワークノード112のうちのいずれかである第3のノード103が図16に関して上記で説明された方法アクションを実行することを含み得る構成の、それぞれパネルa)およびb)における2つの異なる例を示すものである。いくつかの実施形態では、第3のノード103は、図19aに示される、以下の構成を備えることがある。第3のノード103は、第1のセル121によってサーブされるとき、第2のセル122、124に対する、第1のノード101によるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするためのものであると理解され得る。第2のセル122、124は2次セルに設定される。第3のノード103は、複数のセルに対する同時のコネクティビティをサポートする設定において第1のノード101にサーブするように設定されるかまたはサーブした。第3のノード103および第1のノード101は無線通信ネットワーク100において動作するように設定される。
【0251】
本明細書はいくつかの実施形態を含む。一実施形態からの構成要素は、別の実施形態に存在すると暗黙のうちに仮定され得、それらの構成要素が他の例示的な実施形態においてどのように使用され得るかは、当業者に明らかであろう。以下のうちのいくつかの詳細な説明は、上記で第3のノード103について説明されたアクションに関して提供された同じ言及に相当するので、ここでは繰り返されない。たとえば、いくつかの実施形態では、無線通信ネットワーク100は、NR、LTE、LTE-M、eMTC、およびNB-IoTのうちの少なくとも1つをサポートし得る。
【0252】
図19では、任意選択のユニットは破線のボックスで示されている。
【0253】
第3のノード103は、たとえば、第2のノード102から1つまたは複数の第3の指示を受信するように設定された、第3のノード103内の受信ユニット1901によって、アクション1601の受信を実行するように設定される。1つまたは複数の第3の指示は、第2のセル122、124の第1の識別子と、第1のノード101によって登録されるように設定された1つまたは複数の第1の指示とを指示するように設定される。1つまたは複数の第1の指示は、i)第1のセル121の第2の識別子と、ii)主要な2次セル123の第3の識別子と、iii)第1のセル121を所持するように設定された第1のネットワークノード111の第4の識別子と、iv)主要な2次セル123を所持するように設定された第2のネットワークノード112の第5の識別子と、v)セルグループのインジケータであって、第2のセル122、124がこのセルグループに属するように設定されている、インジケータと、のうちの少なくとも1つを指示するように設定される。
【0254】
第3のノード103は、たとえば、受信されるように設定された1つまたは複数の第3の指示に基づいて第3のノード103によって制御されるように設定された1つまたは複数のセルの設定を適合させるように設定された、第3のノード103内の適合ユニット1602によってアクション1602の適合化を実行するように設定される。
【0255】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、PCellのIDおよび関連するTACを指示するように設定されることがある。
【0256】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、セルグループのインジケータを含むように設定され得、このインジケータは、第2のセル122が属するように設定されたセルグループタイプがマスタセルグループであると指示するように設定されることがある。
【0257】
先行段落における実施形態のうちのいくつかなどのいくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は第2の識別子を指示するように設定されることがある。
【0258】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、セルグループのインジケータを含むように設定され得、このインジケータは、第2のセル122が属するように設定されたセルグループタイプが2次セルグループであると指示するように設定されることがある。
【0259】
先行段落における実施形態のうちのいくつかなどのいくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、第2の識別子および第3の識別子のうちの少なくとも1つを指示するように設定されることがある。
【0260】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、a)PCellのIDおよびPSCellのID、およびそれらのセルの関連するTACのうちの少なくとも1つと、b)1次セルに設定された第1のセル121のグローバルセル識別情報および主要な2次セル123のグローバルセル識別情報のうちの少なくとも1つと、c)1次セルに設定された第1のセル121の識別情報、主要な2次セル123のグローバルセル識別情報、およびそれらの関連するTACのうちの少なくとも1つと、のうちの少なくとも1つを指示するように設定されることがある。
【0261】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、第1のセル121または主要な2次セル122のグローバルノードID、セルグローバル識別情報およびTACを指示するように設定されることがある。
【0262】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、1つまたは複数の第3の指示に設定されることがある。
【0263】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第3の指示は、報告に含まれるように設定されることがある。
【0264】
いくつかの実施形態では、報告はRACH報告に設定され得、RACH報告はメッセージに含まれるように設定されることがある。
【0265】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の指示は、a)第1の識別子、第2の識別子およびインジケータと、b)第1の識別子、および第2のセル122、124を所持するように設定された第2のネットワークノード112の別の識別子と、のうちの少なくとも1つを指示するように設定されることがある。
【0266】
他のユニット1903は第3のノード103に備えられ得る。
【0267】
第3のノード103内の、本明細書における実施形態は、本明細書における実施形態の機能およびアクションを実行するためのコンピュータプログラムコードとともに、図19aに示された第3のノード103内のプロセッサ1904などの1つまたは複数のプロセッサを通して実施されてよい。本明細書で使用されるプロセッサは、ハードウェア構成要素であると理解され得る。上記で言及されたプログラムコードは、たとえば、第3のノード103へとロードされているとき本明細書における実施形態を実行するためのコンピュータプログラムコードを搬送するデータキャリアの形をとる、コンピュータプログラム製品として提供されてもよい。1つのそのようなキャリアは、CD ROMディスクの形をとってよい。しかしながら、1つのそのようなキャリアは、メモリスティックなどの他のデータキャリアを用いて実現可能である。そのうえ、コンピュータプログラムコードは、サーバ上の純粋なプログラムコードとして提供され、第3のノード103にダウンロードされてもよい。
【0268】
第3のノード103は、1つまたは複数のメモリユニットを備えるメモリ1905をさらに備えることがある。メモリ1905は、第3のノード103において遂行されるとき本明細書における方法を実行するために、取得された情報を記憶し、データ、設定、スケジューリング、およびアプリケーションなどを記憶するために使用されるように構成される。
【0269】
いくつかの実施形態では、第3のノード103は、受信ポート1906を通して、たとえば第1のノード101および/または第2のノード102から情報を受信することがある。いくつかの実施形態では、受信ポート1906は、たとえば、第3のノード103内の1つまたは複数のアンテナに接続されることがある。他の実施形態では、第3のノード103は、受信ポート1906を通して無線通信ネットワーク100内の別の構造から情報を受信することがある。受信ポート1906はプロセッサ1904と通信し得るので、受信ポート1906は、次いで、受信された情報をプロセッサ1904に送り得る。受信ポート1906は、他の情報も受信するように設定され得る。
【0270】
第3のノード103内のプロセッサ1904は、送出ポート1907を通して、たとえば、第1のノード101、第2のノード102、および/または無線通信ネットワーク100内の別の構造に情報を送信するかまたは送るようにさらに設定されてよく、送出ポート1907は、プロセッサ1904、およびメモリ1905と通信することがある。
【0271】
当業者は、上記で説明された異なるユニット1901~1903は、アナログモジュールとデジタルモジュールとの組合せ、ならびに/またはたとえば、プロセッサ1904などの1つもしくは複数のプロセッサによって遂行されるとき上記で説明されたように実行する、メモリ内に記憶された、ソフトウェアおよび/もしくはファームウェアとともに設定された1つもしくは複数のプロセッサを指すことがあることも諒解するであろう。これらのプロセッサのうちの1つまたは複数、ならびに他のデジタルハードウェアが単一の特定用途向け集積回路(ASIC)内に含まれてもよいし、いくつかのプロセッサおよびさまざまなデジタルハードウェアが、個別にパッケージ化されようと、システムオンチップ(SoC)へと組み立てられようと、いくつかの別個の構成要素の間に分散されてもよい。
【0272】
また、いくつかの実施形態では、上記で説明された異なるユニット1901~1903は、プロセッサ1904などの1つまたは複数のプロセッサ上で動く1つまたは複数のアプリケーションとして実施されることがある。
【0273】
したがって、本明細書において説明される、第3のノード103のための実施形態による方法はそれぞれ、第3のノード103によって実行されるように、少なくとも1つのプロセッサ1904上で遂行されるとき少なくとも1つのプロセッサ1904に本明細書において説明されたアクションを行わせる命令を含むコンピュータプログラム1908製品、すなわち、ソフトウェアコード部分によって実施されてよい。コンピュータプログラム1908製品は、コンピュータ可読記憶媒体1909上に記憶されることがある。コンピュータプログラム1908を記憶したコンピュータ可読記憶媒体1909は、第3のノード103によって実行されるように、少なくとも1つのプロセッサ1904で遂行されるとき少なくとも1つのプロセッサ1904に本明細書において説明されたアクションを行わせる命令を含むことがある。いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体1909は、CD ROMディスクまたはメモリスティックなどの非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であってよい。他の実施形態では、コンピュータプログラム1908製品は、今しがた説明されたコンピュータプログラム1908を含むキャリア上に記憶され得、このキャリアは、電子信号、光信号、無線信号、または上記で説明されたコンピュータ可読記憶媒体1909のうちの1つである。
【0274】
第3のノード103は、第3のノード103と、たとえば第1のノード101および/または第2のノード102といった他のノードもしくはデバイスとの間の通信を助長するように設定された通信インターフェースを備えることがある。このインターフェースは、たとえば、適切な規格に従って、エアインターフェースを通じて無線信号を送受信するように設定されたトランシーバを含むことがある。
【0275】
他の実施形態では、第3のノード103は、図19bに示される、以下の構成を備えることがある。第3のノード103は、第3のノード103内の処理回路1904、たとえば、プロセッサ1904などの1つまたは複数のプロセッサと、メモリ1905とを備えることがある。第3のノード103は、無線回路1910も備えることがあり、無線回路1910は、たとえば、受信ポート1906と送出ポート1907とを備えることがある。処理回路1904は、図19aに関して説明された様式と類似した様式で図16および/または図24図28による方法アクションを実行するように設定されてもよいし、そのように動作可能であってもよい。無線回路1910は、少なくとも第1のノード101および/または第2のノード102との無線接続をセットアップして維持するように設定されることがある。本明細書では、回路は、ハードウェア構成要素として理解されてよい。
【0276】
よって、本明細書における実施形態は第3のノード103にも関連し、第3のノード103は、処理回路1904と、前記処理回路1904によって実行可能な命令を含有しているメモリ1905とを備えることにより、たとえば図16、および/または図24図28における第3のノード103に関して本明細書で説明されたアクションを実行するように機能する。
【0277】
本明細書における実施形態は、5G、NR、RRC、MAC、自己最適化ネットワーク(SON)、RACH最適化、および/またはビーム選択に関連し得る。
【0278】
一般に、本明細書において使用されるすべての用語は、異なる意味が明確に与えられないおよび/または使用される文脈から暗示されない限り、関連する技術分野における通常の意味に従って解釈されるべきである。ある/そのエレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどに対するすべての言及は、別段に明示的に述べない限り、エレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つのインスタンスを指すと、公然と解釈されるべきである。本明細書で開示されるいかなる方法のステップは、ステップが別のステップに続くもしくは先行すると明示的に説明されない限り、および/またはステップが別のステップに続くもしくは先行しなければならないことが暗黙的である場合、開示される正確な順序で実行される必要はない。本明細書で開示される実施形態のいずれかのいかなる特徴も、適切なときはいつでも、他の任意の実施形態に適用されてよい。同様に、実施形態のいずれかのいかなる利点も、他の任意の実施形態に適用されてよく、逆も同様である。同封の(enclosed)実施形態の他の目的、特徴、および利点は、以下の説明から明らかであろう。
【0279】
本明細書で使用される、コンマで区切られた選択肢のリストにおいて、最後の選択肢の直前に「および」という用語があり、最後の選択肢に「のうちの少なくとも1つ」が続く表現は、選択肢のリストのうちの1つのみが適合し得ること、選択肢のリストのうちの複数が適合し得ること、または選択肢のリストのすべてが適合し得ることを意味すると理解されてよい。この表現は、コンマで区切られた選択肢のリストの、最後の選択肢の直前に「または」という用語があり、最後の選択肢に「のうちの少なくとも1つ」が続く表現に相当すると理解されてよい。
【0280】
本明細書における実施形態に関連した例:
より具体的には、a)無線端末、ユーザ機器、またはたとえば5G UEといった無線デバイス130などの無線デバイスと称されることもある第1のノードに関連した実施形態、b)第3のネットワークノード113などのネットワークノードと称されることもある第2のノードに関連した実施形態、ならびにc)第1のネットワークノード111および/または第2のネットワークノード112などの別のネットワークノードと称されることもある第3のノードに関連した実施形態、といった例がある。第2のノード102は、第3のノード103とは異なるものでよい。
【0281】
第1のノード101の実施形態は、図13図14図17図20および図23図28に関連する。
【0282】
たとえば無線デバイス130、無線端末またはユーザ機器といった第1のノード101などの第1のノードによって実行される方法が、図20に関連して本明細書で説明される。第1のノード101は、複数のセルに対する同時のコネクティビティをサポートし得る。この方法は、たとえば2次セルといった第2のセル122、124に対する、第1のノード101による、たとえばRACH手順といったランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示を提供するためのものであると理解されてよく、たとえば、ランダムアクセス手順は、たとえば1次セルといった第1のセル121、あるいはランダムアクセス手順中に第1のノード101にサーブする/サーブしたセルによってサーブされるとき実行される。第1のノード101は、無線通信ネットワーク100などの無線通信ネットワークにおいて動作することがある。
【0283】
この方法は、以下のアクションのうちの1つまたは複数を含み得る。
【0284】
本明細書はいくつかの実施形態を含む。いくつかの実施形態では、すべてのアクションが実行され得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のアクションが実行され得る。本明細書における例は相互に排他的でないことに留意されたい。適用可能である場合、1つまたは複数の実施形態が組み合わされてよい。説明を単純化するために、すべての可能な組合せが説明されるとは限らない。一実施形態からの構成要素は、別の実施形態に存在すると暗黙のうちに仮定され得、それらの構成要素が他の例示的な実施形態においてどのように使用され得るかは、当業者に明らかであろう。図14には、第1のノード101によって実行される方法の非限定的な例が示されている。図14では、任意選択のアクションは破線で示されている。
〇 レジスタに1つまたは複数の第1の指示を登録すること1401。第1のノード101は、たとえば第1のノード101内の、このアクション1401を実行するように設定された登録ユニット1701によって、取得するアクション1401を実行するように設定されることがある。
【0285】
このアクション1401においてレジスタに登録することは、たとえばレジスタもしくはログを生成すること、レジスタもしくはログに含めるまたは付加することと理解され得る。
【0286】
1つまたは複数の第1の指示は、
i.第2のセル122、124の、たとえばPCI、ARFCNといった第1の識別子と、
ii.第1のセル121の、たとえばCGIおよびTACといった第2の識別子と、
iii.たとえばPSCellの1次SCGセルといった主要な2次セル123の、たとえばCGIおよびTACといった第3の識別子と、
iv.たとえば第1のセル121を所持する第1のネットワークノード111のグローバルノードIDといった第4の識別子と、
v.たとえば主要な2次セル123を所持する第2のネットワークノード112のグローバルノードIDといった第5の識別子と、
vi.たとえば第2のセル122、124が属するセルグループの、たとえばMSC、SCGといったセルグループタイプのインジケータとのうちの少なくとも1つを指示することがある。
〇 1つまたは複数の第2の指示を提供すること1402。第1のノード101は、たとえば第1のノード101内の、このアクション1402を実行するように設定された提供ユニット1702によって、提供するアクション1402を実行するように設定されることがある。
【0287】
第1のノード101は、第1のノード101と、第3のネットワークノード113などの第2のノード102とのうちの少なくとも1つに、1つまたは複数の指示を提供することがある。第2のノード102は、第1のネットワークノード111や第2のネットワークノード112とは異なるものでよい。1つまたは複数の第2の指示は、たとえばRACH報告などの報告に含まれて提供されることがある。
【0288】
1つまたは複数の第2の指示は、たとえば、登録された1つまたは複数の第1の指示を指示することを含むことに基づき得る。
【0289】
提供することは、送ることまたは出力することと理解され得る。
【0290】
いくつかの例では次のうちの少なくとも1つである。
a.ランダムアクセス手順は、2ステップ手順および4ステップ手順のうちの1つでよい。
b.登録すること1401は、第2のセル122、124に対してランダムアクセス手順を実行するときに実行されてよい。
【0291】
いくつかの例では、1つまたは複数の第1の指示が、PCellのIDおよび関連する追跡エリアコードを指示することがある。
【0292】
いくつかの例では、第2のセル122が属するセルグループタイプはマスタセルグループでよい。
【0293】
いくつかの例では、1つまたは複数の第2の指示は第2の識別子を指示することがある。
【0294】
いくつかの例では、第2のセル122が属するセルグループタイプは2次セルグループでよい。
【0295】
いくつかの例では、1つまたは複数の第2の指示は第2の識別子および/または第3の識別子を指示することがある。
【0296】
いくつかの例では、1つまたは複数の第1の指示は、PCellのIDおよび/またはPSCellのIDおよびそれらの関連する追跡エリアコードを指示することがある。
【0297】
いくつかの例では、1つまたは複数の第1の指示は、第1のセル121またはたとえばPSCellの1次SCGセルといった主要な2次セル122のグローバルノードID、セルのグローバル識別情報および追跡エリアコードを指示することがある。
【0298】
いくつかの例では、1つまたは複数の第1の指示は1つまたは複数の第2の指示であり得る。
【0299】
いくつかの例では、1つまたは複数の第2の指示は、たとえばRACH報告リストといった報告に含まれ得る。
【0300】
いくつかの例では、RACH報告は、たとえばUEInformationResponseといったメッセージに含まれ得る。
【0301】
ランダムアクセス手順は第1の期間に実行されてよい。1つまたは複数の第1の指示により、たとえば第1の期間とは異なる期間といった第2の期間において第2のセル122、124を識別することが可能になり得る。第2の期間において、第1のノード101は、第2のセル122を制御しているものとは別の、たとえば第2のノード102といったネットワークノードによってサーブされ得る。
【0302】
ランダムアクセス手順により、第2のセル122を制御しているものとは別の、たとえば第1のノード101にサーブしている第2のノード102といったネットワークノードが、たとえば第2の期間中に第2のセル122、124を識別することが可能になり得る。
【0303】
いくつかの実施形態では、この方法は、以下のアクションのうちの1つまたは複数をさらに含むことがある。
〇 レジスタをクリアすること1403。第1のノード101は、たとえば第1のノード101内の、このアクション1403を実行するように設定されたクリアユニット1703によって、クリアするアクション1403を実行するように設定されることがある。
【0304】
いくつかの実施形態では、無線通信ネットワーク100は、新無線(NR)、Long Term Evolution(LTE)、マシン用LTE(LTE-M)、拡張マシン型通信(eMTC)、および狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)のうちの少なくとも1つをサポートすることがある。
【0305】
他のユニット1705は第1のノード101に備えられ得る。
【0306】
第1のノード101は、たとえば2460などの別のリンクを介して、ホストコンピュータ2410のホストアプリケーションユニットとユーザデータを通信するように設定されることもある。
【0307】
図17では、任意選択のユニットは破線のボックスで示されている。
【0308】
第1のノード101は、第1のノード101と、たとえば第2のノード102、第3のノード103、ホストコンピュータ2410、または他のノードのいずれかといった他のノードまたはデバイスとの間の通信を助長するためのインターフェースユニットを備えることがある。いくつかの特定の例では、このインターフェースは、たとえば、適切な規格に従って、エアインターフェースを通じて無線信号を送受信するように設定されたトランシーバを含むことがある。
【0309】
第1のノード101は、図17または図24に示されるような構成を備えることがある。
【0310】
第2のノード102の実施形態は、図13図15図18図21および図23図28に関連する。
【0311】
たとえば第3のネットワークノード113といった第2のノード102などの第2のノードによって実行される方法が、図21に関連して本明細書で説明される。この方法は、第1のノード101によって、たとえば1次セルといった第1のセル121によってサーブされるとき、たとえば2次セルといった第2のセル122、124、あるいはランダムアクセス手順中に第1のノード101にサーブする/サーブしたセルに対する、たとえばRACH手順といったランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするためのものであると理解され得る。第2のノード102は、複数のセルに対する同時のコネクティビティをサポートする設定において第1のノード101にサーブすることがある。第2のノード102および第1のノード101は、無線通信ネットワーク100などの無線通信ネットワークにおいて動作することがある。
【0312】
この方法は、以下のアクションのうちの1つまたは複数を含み得る。
【0313】
本明細書はいくつかの実施形態を含む。いくつかの実施形態では、すべてのアクションが実行され得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のアクションが実行され得る。本明細書における例は相互に排他的でないことに留意されたい。適用可能である場合、1つまたは複数の実施形態が組み合わされてよい。説明を単純化するために、すべての可能な組合せが説明されるとは限らない。一実施形態からの構成要素は、別の実施形態に存在すると暗黙のうちに仮定され得、それらの構成要素が他の例示的な実施形態においてどのように使用され得るかは、当業者に明らかであろう。図15には、第2のノード102によって実行される方法の非限定的な例が示されている。図15では、任意選択のアクションは破線で示されている。
〇 1つまたは複数の第2の指示を受信すること1501。第2のノード102は、たとえば第2のノード102内の、このアクション1501を実行するように設定された受信ユニット1801によって、受信するアクション1501を実行するように設定されることがある。
【0314】
第2のノード102は、第1のノード101から1つまたは複数の第2の指示を受信することがある。
【0315】
1つまたは複数の第2の指示は、第1のノード101によって登録された1つまたは複数の第1の指示を指示することがある。1つまたは複数の第1の指示は、
i.第2のセル122、124の、たとえばPCI、ARFCNといった第1の識別子と、
ii.第1のセル121の、たとえばCGIおよびTACといった第2の識別子と、
iii.たとえばPSCellの1次SCGセルといった主要な2次セル123の、たとえばCGIおよびTACといった第3の識別子と、
iv.たとえば第1のセル121を所持する第1のネットワークノード111のグローバルノードIDといった第4の識別子と、
v.たとえば主要な2次セル123を所持する第2のネットワークノード112のグローバルノードIDといった第5の識別子と、
vi.たとえば第2のセル122、124が属するセルグループの、たとえばMSC、SCGといったセルグループタイプのインジケータとのうちの少なくとも1つを指示することがある。
【0316】
いくつかの実施形態では、この方法は、以下のアクションをさらに含むことがある。
〇 1つまたは複数の第3の指示を送ること1502。第2のノード102は、たとえば第2のノード102内の、このアクション1502を実行するように設定された送出ユニット1802によって、送るアクション1502を実行するように設定されることがある。
【0317】
このアクション1502において送ることは、たとえば第1のセル121、主要な2次セル123、第1のネットワークノード111および第2のネットワークノード112のうちの少なくとも1つといった第3のノード103に向けたものでよい。
【0318】
1つまたは複数の第3の指示は、受信された1つまたは複数の第2の指示に基づき得る。
【0319】
1つまたは複数の第2の指示は、たとえば、登録された1つまたは複数の第1の指示を指示することを含むことに基づき得る。
【0320】
送ることは、たとえば転送すること、フォワーディングすること、として理解され得る。
【0321】
いくつかの例では次のうちの少なくとも1つである。
a.ランダムアクセス手順は、2ステップ手順および4ステップ手順のうちの1つでよい。
b.登録すること1401は、第2のセル122、124に対してランダムアクセス手順を実行するときに実行されてよい。
【0322】
いくつかの例では、1つまたは複数の第1の指示が、PCellのIDおよび関連する追跡エリアコードを指示することがある。
【0323】
いくつかの例では、第2のセル122が属するセルグループタイプはマスタセルグループでよい。
【0324】
いくつかの例では、1つまたは複数の第2の指示は第2の識別子を指示することがある。
【0325】
いくつかの例では、第2のセル122が属するセルグループタイプは2次セルグループでよい。
【0326】
いくつかの例では、1つまたは複数の第2の指示は第2の識別子および/または第3の識別子を指示することがある。
【0327】
いくつかの例では、1つまたは複数の第1の指示は、PCellのIDおよび/またはPSCellのIDおよびそれらの関連する追跡エリアコードを指示することがある。
【0328】
いくつかの例では、1つまたは複数の第1の指示は、第1のセル121またはたとえばPSCellの1次SCGセルといった主要な2次セル122のグローバルノードID、セルのグローバル識別情報および追跡エリアコードを指示することがある。
【0329】
いくつかの例では、1つまたは複数の第1の指示は1つまたは複数の第2の指示であり得る。
【0330】
いくつかの例では、1つまたは複数の第2の指示は、たとえばRACH報告リストといった報告に含まれ得る。
【0331】
いくつかの例では、RACH報告は、たとえばUEInformationResponseといったメッセージに含まれ得る。
【0332】
いくつかの実施形態では、無線通信ネットワーク100は、新無線(NR)、Long Term Evolution(LTE)、マシン用LTE(LTE-M)、拡張マシン型通信(eMTC)、および狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)のうちの少なくとも1つをサポートすることがある。
【0333】
他のユニット1803は第2のノード102に備えられ得る。
【0334】
第2のノード102は、たとえば2460などの別のリンクを介して、ホストコンピュータ2410のホストアプリケーションユニットとユーザデータを通信するように設定されることもある。
【0335】
図18では、任意選択のユニットは破線のボックスで示されている。
【0336】
第2のノード102は、第2のノード102と、たとえば第1のノード101、第3のノード103、ホストコンピュータ2410、または他のノードのいずれかといった他のノードまたはデバイスとの間の通信を助長するためのインターフェースユニットを備えることがある。いくつかの特定の例では、このインターフェースは、たとえば、適切な規格に従って、エアインターフェースを通じて無線信号を送受信するように設定されたトランシーバを含むことがある。
【0337】
第2のノード102は、図18または図24に示されるような構成を備えることがある。
【0338】
第3のノード103の実施形態は、図13図16図19図22および図23図28に関連する。
【0339】
たとえば第1のネットワークノード111または第2のネットワークノード112といった第3のノード103などの第3のノードによって実行される方法が、図22に関連して本明細書で説明される。この方法は、第1のノード101によって、たとえば1次セルといった第1のセル121によってサーブされるとき、たとえば2次セルといった第2のセル122、124、あるいはランダムアクセス手順中に第1のノード101にサーブする/サーブしたセルに対する、たとえばRACH手順といったランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするためのものであると理解され得る。第3のノード103は、複数のセルに対する同時のコネクティビティをサポートする設定において第1のノード101にサーブし得、またはサーブしたものであり得る。第3のノード103および第1のノード101は、無線通信ネットワーク100などの無線通信ネットワークにおいて動作することがある。
【0340】
この方法は、以下のアクションのうちの1つまたは複数を含み得る。
【0341】
本明細書はいくつかの実施形態を含む。いくつかの実施形態では、すべてのアクションが実行され得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のアクションが実行され得る。本明細書における例は相互に排他的でないことに留意されたい。適用可能である場合、1つまたは複数の実施形態が組み合わされてよい。説明を単純化するために、すべての可能な組合せが説明されるとは限らない。一実施形態からの構成要素は、別の実施形態に存在すると暗黙のうちに仮定され得、それらの構成要素が他の例示的な実施形態においてどのように使用され得るかは、当業者に明らかであろう。図16には、第3のノード103によって実行される方法の非限定的な例が示されている。図16では、任意選択のアクションは破線で示されている。
〇 1つまたは複数の第3の指示を受信すること1601。第3のノード103は、たとえば第3のノード103内の、このアクション1601を実行するように設定された受信ユニット1901によって、受信するアクション1601を実行するように設定されることがある。
【0342】
第3のノード103は、第2のノード102から1つまたは複数の第3の指示を受信することがある。
【0343】
1つまたは複数の第3の指示は、第1のノード101によって登録された1つまたは複数の第1の指示を指示することがある。1つまたは複数の第1の指示は、
vii.第2のセル122、124の、たとえばPCI、ARFCNといった第1の識別子と、
viii.第1のセル121の、たとえばCGIおよびTACといった第2の識別子と、
ix.たとえばPSCellの1次SCGセルといった主要な2次セル123の、たとえばCGIおよびTACといった第3の識別子と、
x.たとえば第1のセル121を所持する第1のネットワークノード111のグローバルノードIDといった第4の識別子と、
xi.たとえば主要な2次セル123を所持する第2のネットワークノード112のグローバルノードIDといった第5の識別子と、
xii.たとえば第2のセル122、124が属するセルグループの、たとえばMSC、SCGといったセルグループタイプのインジケータとのうちの少なくとも1つを指示することがある。
【0344】
いくつかの実施形態では、この方法は、以下のアクションをさらに含むことがある。
〇 設定を適合させること1602。第3のノード103は、たとえば第3のノード103内の、このアクション1602を実行するように設定された適合ユニット1602によって、適合させるアクション1602を実行するように設定されることがある。
【0345】
設定は、第3のノード103によって制御される1つまたは複数のセルのものでよい。
【0346】
このアクション1602において適合させることは、受信された1つまたは複数の第3の設定に基づき得る。
【0347】
第3のノード103は、たとえば第1のセル121、主要な2次セル123、第1のネットワークノード111および第2のネットワークノード112のうちの少なくとも1つを制御し得る。
【0348】
1つまたは複数の第3の指示は、1つまたは複数の第2の指示に基づき得る。
【0349】
1つまたは複数の第2の指示は、たとえば、登録された1つまたは複数の第1の指示を指示することを含むことに基づき得る。
【0350】
いくつかの例では、1つまたは複数の第1の指示が、PCellのIDおよび関連する追跡エリアコードを指示することがある。
【0351】
いくつかの例では、第2のセル122が属するセルグループタイプはマスタセルグループでよい。
【0352】
いくつかの例では、1つまたは複数の第2の指示は第2の識別子を指示することがある。
【0353】
いくつかの例では、第2のセル122が属するセルグループタイプは2次セルグループでよい。
【0354】
いくつかの例では、1つまたは複数の第2の指示は第2の識別子および/または第3の識別子を指示することがある。
【0355】
いくつかの例では、1つまたは複数の第1の指示は、PCellのIDおよび/またはPSCellのIDおよびそれらの関連する追跡エリアコードを指示することがある。
【0356】
いくつかの例では、1つまたは複数の第1の指示は、第1のセル121またはたとえばPSCellの1次SCGセルといった主要な2次セル122のグローバルノードID、セルのグローバル識別情報および追跡エリアコードを指示することがある。
【0357】
いくつかの例では、1つまたは複数の第1の指示は1つまたは複数の第2の指示であり得る。
【0358】
いくつかの例では、1つまたは複数の第2の指示は、たとえばRACH報告リストといった報告に含まれ得る。
【0359】
いくつかの例では、RACH報告は、たとえばUEInformationResponseといったメッセージに含まれ得る。
【0360】
いくつかの実施形態では、無線通信ネットワーク100は、新無線(NR)、Long Term Evolution(LTE)、マシン用LTE(LTE-M)、拡張マシン型通信(eMTC)、および狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)のうちの少なくとも1つをサポートすることがある。
【0361】
他のユニット1803は第3のノード103に備えられ得る。
【0362】
第3のノード103は、たとえば2460などの別のリンクを介して、ホストコンピュータ2410のホストアプリケーションユニットとユーザデータを通信するように設定されることもある。
【0363】
図19では、任意選択のユニットは破線のボックスで示されている。
【0364】
第3のノード103は、第3のノード103と、たとえば第1のノード101、第2のノード102、ホストコンピュータ2410、または他のノードのいずれかといった他のノードまたはデバイスとの間の通信を助長するためのインターフェースユニットを備えることがある。いくつかの特定の例では、このインターフェースは、たとえば、適切な規格に従って、エアインターフェースを通じて無線信号を送受信するように設定されたトランシーバを含むことがある。
【0365】
第3のノード103は、図19または図24に示されるような構成を備えることがある。
【0366】
本明細書における実施形態に関連する選択された例
例1.複数のセルに対する同時のコネクティビティをサポートする第1のノード(101)(たとえば無線デバイス(130)、無線端末またはユーザ機器)によって実行される方法であって、無線通信ネットワーク(100)において動作する第1のノード(101)によって、たとえば第1のセル(121)(たとえば1次セル、またはランダムアクセス手順中に第1のノード(101)にサーブする/サーブしたセル)によってサーブされるとき、第2のセル(122、124)(たとえば2次セル)に対するランダムアクセス手順(たとえばRACH)の手順に関連する1つまたは複数の指示を提供するための方法において、
- レジスタに1つまたは複数の第1の指示を登録する(すなわちレジスタまたはログを生成して、レジスタまたはログに含める/付加する)こと(1401)であって、1つまたは複数の第1の指示が、
i.第2のセル(122、124)の第1の識別子(たとえばPCI、ARFCN)と、
ii.第1のセル(121)の第2の識別子(たとえばCGIおよびTAC)と、
iii.主要な2次セル(123)(たとえばPSCellの1次SCGセル)の第3の識別子(たとえばCGIおよびTAC)と、
iv.第1のセル(121)を所持する第1のネットワークノード(111)の第4の識別子(たとえばグローバルノードID)と、
v.主要な2次セル(123)を所持する第2のネットワークノード(112)の第5の識別子(たとえばグローバルノードID)と、
vi.たとえば第2のセル(122、124)が属するセルグループの、セルグループタイプ(たとえばMSC、SCG)のインジケータと
のうちの少なくとも1つを含む、登録すること(1401)と、
- 登録された1つまたは複数の第1の指示に基づいて(たとえば登録された1つまたは複数の第1の指示を含むこと、指示することにより)、第1のノード(101)、第2のノード(102)(たとえば第1のネットワークノード(111)や第2のネットワークノード(112)とは異なる第3のネットワークノード(113)など)のうちの少なくとも1つに、1つまたは複数の第2の指示(たとえばRACH報告などの報告)を提供すること(1402)と
を含む方法。
【0367】
例2.
a.ランダムアクセス手順が2ステップ手順および4ステップ手順のうちの1つであること、
b.登録すること(1401)が、第2のセル(122、124)に対してランダムアクセス手順を実行するときに実行されること、
のうちの少なくとも1つである、例1による方法。
【0368】
例3.1つまたは複数の第1の指示が、PCellのIDおよび関連する追跡エリアコードを指示する、例1または例2による方法。
【0369】
例4.第2のセル(122)が属するセルグループタイプがマスタセルグループである、例1から例3のいずれかによる方法。
【0370】
例5.1つまたは複数の第2の指示が第2の識別子を指示する、例4による方法。
【0371】
例6.第2のセル(122)が属するセルグループタイプが2次セルグループである、例1から例3のいずれかによる方法。
【0372】
例7.1つまたは複数の第2の指示が第2の識別子および/または第3の識別子を指示する、例6による方法。
【0373】
例8.1つまたは複数の第1の指示が、PCellのIDおよび/またはPSCellのIDおよびそれらの関連する追跡エリアコードを指示する、例1から例7のいずれかによる方法。
【0374】
例9.1つまたは複数の第1の指示が、第1のセル(121)または主要な2次セル(122)(たとえばPSCellの1次SCGセル)のグローバルノードID、セルのグローバル識別情報および追跡エリアコードを指示する、例1から例8のいずれかによる方法。
【0375】
例10.1つまたは複数の第1の指示が1つまたは複数の第2の指示である、例1から例9のいずれかによる方法。
【0376】
例11.1つまたは複数の第2の指示が報告(たとえばRACH報告リスト)に含まれる、例1から例10のいずれかによる方法。
【0377】
例12.RACH報告がメッセージ(たとえばUEInformationResponse)に含まれる、例11による方法。
【0378】
例13.
- レジスタをクリアすること(1403)
をさらに含む、例1から例12のいずれかによる方法。
【0379】
例14.第2のノード(102)(たとえば、第1のノード(101)による、たとえば第1のセル(121)(たとえば1次セル、またはランダムアクセス手順中に第1のノード(101)にサーブする/サーブしたセル)によってサーブされるとき、第2のセル(122、124)(たとえば2次セル)に対するランダムアクセス(たとえばRACH)手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするために第3のネットワークノード(113))によって実行される方法であって、第2のノード(102)が、複数のセルに対する同時のコネクティビティをサポートする設定において第1のノード(101)にサーブし、第2のノード(102)および第1のノード(101)が無線通信ネットワーク(100)において動作する、方法において、
- 第1のノード(101)から1つまたは複数の第2の指示を受信すること(1501)であって、1つまたは複数の第2の指示が、第1のノード(101)によって登録された1つまたは複数の第1の指示を指示し、1つまたは複数の第1の指示が、
i.第2のセル(122、124)の第1の識別子(たとえばPCI、ARFCN)と、
ii.第1のセル(121)の第2の識別子(たとえばCGIおよびTAC)と、
iii.主要な2次セル(123)(たとえばPSCellの1次SCGセル)の第3の識別子(たとえばCGIおよびTAC)と、
iv.第1のセル(121)を所持する第1のネットワークノード(111)の第4の識別子(たとえばグローバルノードID)と、
v.主要な2次セル(123)を所持する第2のネットワークノード(112)の第5の識別子(たとえばグローバルノードID)と、
vi.たとえば第2のセル(122、124)が属するセルグループの、セルグループタイプ(たとえばMSC、SCG)のインジケータと
のうちの少なくとも1つを指示する、受信すること(1501)と、
- 受信された1つまたは複数の第2の指示に基づいて、たとえば第1のセル(121)、主要な2次セル(123)、第1のネットワークノード(111)および第2のネットワークノード(112)のうちの少なくとも1つといった第3のノード(103)に、1つまたは複数の第3の指示を送ること(1502)と
を含む方法。
【0380】
例15.1つまたは複数の第1の指示が、PCellのIDおよび関連する追跡エリアコードを指示する、例14による方法。
【0381】
例16.第2のセル(122)が属するセルグループタイプがマスタセルグループである、例14または例15による方法。
【0382】
例17.1つまたは複数の第2の指示が第2の識別子を指示する、例16による方法。
【0383】
例18.第2のセル(122)が属するセルグループタイプが2次セルグループである、例14または例15による方法。
【0384】
例19.1つまたは複数の第2の指示が第2の識別子および/または第3の識別子を指示する、例8による方法。
【0385】
例20.1つまたは複数の第1の指示が、PCellのIDおよび/またはPSCellのIDおよびそれらの関連する追跡エリアコードを指示する、例14から例19のいずれかによる方法。
【0386】
例21.1つまたは複数の第1の指示が、第1のセル(121)または主要な2次セル(122)(たとえばPSCellの1次SCGセル)のグローバルノードID、セルのグローバル識別情報および追跡エリアコードを指示する、例14から例20のいずれかによる方法。
【0387】
例22.1つまたは複数の第1の指示が1つまたは複数の第2の指示である、例14から例21のいずれかによる方法。
【0388】
例23.1つまたは複数の第2の指示が報告(たとえばRACH報告リスト)に含まれる、例14から例22のいずれかによる方法。
【0389】
例24.RACH報告がメッセージ(たとえばUEInformationResponse)に含まれる、例23による方法。
【0390】
例25.第3のノード(103)(たとえば、第1のノード(101)による、たとえば第1のセル(121)(たとえば1次セル、またはランダムアクセス手順中に第1のノード(101)にサーブする/サーブしたセル)によってサーブされるとき、第2のセル(122、124)(たとえば2次セル)に対するランダムアクセス(たとえばRACH)手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするために第1のネットワークノード(111)または第2のネットワークノード(112))によって実行される方法であって、第3のノード(103)が複数のセルに対する同時のコネクティビティをサポートする設定において第1のノード(101)にサーブするかまたはサーブしたものであり、第3のノード(103)および第1のノード(101)が無線通信ネットワーク(100)において動作する、方法において、
- 第2のノード(102)から1つまたは複数の第3の指示を受信すること(1601)であって、1つまたは複数の第3の指示が、第1のノード(101)によって登録された1つまたは複数の第1の指示を指示し、1つまたは複数の第1の指示が、
i.第2のセル(122、124)の第1の識別子(たとえばPCI、ARFCN)と、
ii.第1のセル(121)の第2の識別子(たとえばCGIおよびTAC)と、
iii.主要な2次セル(123)(たとえばPSCellの1次SCGセル)の第3の識別子(たとえばCGIおよびTAC)と、
iv.第1のセル(121)を所持する第1のネットワークノード(111)の第4の識別子(たとえばグローバルノードID)と、
v.主要な2次セル(123)を所持する第2のネットワークノード(112)の第5の識別子(たとえばグローバルノードID)と、
vi.たとえば第2のセル(122、124)が属するセルグループの、セルグループタイプ(たとえばMSC、SCG)のインジケータと
のうちの少なくとも1つを指示する、受信すること(1601)と、
- 受信された1つまたは複数の第3の設定に基づいて、第3のノード(103)によって制御される1つまたは複数のセルの設定を適合させること(1602)と
を含む方法。
【0391】
例26.1つまたは複数の第1の指示が、PCellのIDおよび関連する追跡エリアコードを指示する、例25による方法。
【0392】
例27.第2のセル(122)が属するセルグループタイプがマスタセルグループである、例25または例26による方法。
【0393】
例28.1つまたは複数の第2の指示が第2の識別子を指示する、例27による方法。
【0394】
例29.第2のセル(122)が属するセルグループタイプが2次セルグループである、例25または例26による方法。
【0395】
例30.1つまたは複数の第2の指示が第2の識別子および/または第3の識別子を指示する、例29による方法。
【0396】
例31.1つまたは複数の第1の指示が、PCellのIDおよび/またはPSCellのIDおよびそれらの関連する追跡エリアコードを指示する、例25から例30のいずれかによる方法。
【0397】
例32.1つまたは複数の第1の指示が、第1のセル(121)または主要な2次セル(122)(たとえばPSCellの1次SCGセル)のグローバルノードID、セルのグローバル識別情報および追跡エリアコードを指示する、例25から例31のいずれかによる方法。
【0398】
例33.1つまたは複数の第1の指示が1つまたは複数の第2の指示である、例25から例32のいずれか1つによる方法。
【0399】
例34.1つまたは複数の第2の指示が報告(たとえばRACH報告リスト)に含まれる、例25から例33のいずれか1つによる方法。
【0400】
例35.RACH報告がメッセージ(たとえばUEInformationResponse)に含まれる、例34に記載の方法。
【0401】
さらなる拡張および変形形態
図23:いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された電気通信ネットワーク
一実施形態による図23を参照すると、通信システムは、無線通信ネットワーク100などの電気通信ネットワーク2310、たとえば、3GPPタイプのセルラーネットワークを含み、電気通信ネットワーク2310は、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク2311と、コアネットワーク2314とを備える。アクセスネットワーク2311は、第2のノード102および/または第3のノード103などの複数のネットワークノードを備える。たとえば、対応するカバレッジエリア2313a、2313b、2313cを各々が規定する、NB、eNB、gNB、または他のタイプの無線アクセスポイントなどの基地局2312a、2312b、2312c。それぞれの基地局2312a、2312b、2312cは、有線または無線の接続2315を通じてコアネットワーク2314に接続可能である。無線通信ネットワーク100には第1のノード101などの複数の無線デバイスが備わっている。図23では、カバレッジエリア2313c内に配置された第1のUE2391は、対応する基地局2312cに無線で接続する、またはこれによってページングされるように、設定される。カバレッジエリア2313a内の第2のUE2392は、対応する基地局2312aに無線で接続可能である。この例では複数のUE2391、2392が示されているが、開示された実施形態は、唯一のUEがカバレッジエリア内にあるか、または唯一のUEが対応する基地局2312に接続しているシチュエーションに等しく適用可能である。UE2391、2392のいずれも、第1のノード101の例である。
【0402】
電気通信ネットワーク2310自体はホストコンピュータ2330に接続され、ホストコンピュータ2330は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェア内で実施されてもよいし、サーバファーム内の処理リソースとして実施されてもよい。ホストコンピュータ2330は、サービスプロバイダの所有または制御下にあってもよいし、サービスプロバイダによって、またはサービスプロバイダに代わって、運用されてもよい。電気通信ネットワーク2310とホストコンピュータ2330との間の接続2321および2322は、コアネットワーク2314からホストコンピュータ2330に直接的に延びてもよいし、任意選択の中間ネットワーク2320を介してもよい。中間ネットワーク2320は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストネットワークのうちの1つであってもよいし、これらのうちの複数の組合せであってもよい。中間ネットワーク2320は、たとえあるとしても、バックボーンネットワークまたはインターネットであってよい。具体的には、中間ネットワーク2320は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を含んでよい。
【0403】
図23の通信システムは、全体として、接続されたUE2391、2392とホストコンピュータ2330との間の接続を可能にする。接続は、オーバーザトップ(OTT)接続2350として説明され得る。ホストコンピュータ2330および接続されたUE2391、2392は、アクセスネットワーク2311、コアネットワーク2314、任意の中間ネットワーク2320、および可能なさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を中間段階として使用して、OTT接続2350を介してデータおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続2350は、OTT接続2350が通過する参加通信デバイスがアップリンク通信およびダウンリンク通信のルーティングを認識しないという意味において、透過的であってよい。たとえば、基地局2312は、接続されたUE2391にフォワーディングされる(たとえば、ハンドオーバされる)ことになる、ホストコンピュータ2330から生じるデータとの、到来するダウンリンク通信の過去のルーティングが知らされない、または知らされる必要がないことがある。同様に、基地局2312は、UE2391からホストコンピュータ2330に向かって生じる、出て行くアップリンク通信の将来のルーティングを認識する必要はない。
【0404】
次に説明される図24図25図26図27、および図28に関連して、UEは第1のノード101の一例であり、UEについて提供されるいかなる説明も第1のノード101に等しく適用されることが理解され得る。基地局は第2のノード102および/または第3のノード103の一例であり、基地局について提供されるいかなる説明も第2のノード102および/または第3のノード103に等しく適用されることも理解され得る。
【0405】
第1のノード101は、第1のノード101と、たとえば第2のノード102、第3のノード103、ホストコンピュータ2410、または他のノードのいずれかといった他のノードまたはデバイスとの間の通信を助長するためのインターフェースユニットを備えることがある。いくつかの特定の例では、このインターフェースは、たとえば、適切な規格に従って、エアインターフェースを通じて無線信号を送受信するように設定されたトランシーバを含むことがある。
【0406】
第1のノード101は、たとえば2460などの別のリンクを介して、ホストコンピュータ2410のホストアプリケーションユニットとユーザデータを通信するように設定されることもある。
【0407】
第1のノード101は、図17または図24に示されるような構成を備えることがある。
【0408】
第2のノード102は、たとえば2460などの別のリンクを介して、ホストコンピュータ2410のホストアプリケーションユニットとユーザデータを通信するように設定されることもある。
【0409】
第2のノード102は、第2のノード102と、たとえば第1のノード101、第3のノード103、ホストコンピュータ2410、または他のノードのいずれかといった他のノードまたはデバイスとの間の通信を助長するためのインターフェースユニットを備えることがある。いくつかの特定の例では、このインターフェースは、たとえば、適切な規格に従って、エアインターフェースを通じて無線信号を送受信するように設定されたトランシーバを含むことがある。
【0410】
第2のノード102は、図18または図24に示されるような構成を備えることがある。
【0411】
第3のノード103は、たとえば2460などの別のリンクを介して、ホストコンピュータ2410のホストアプリケーションユニットとユーザデータを通信するように設定されることもある。
【0412】
第3のノード103は、第3のノード103と、たとえば第1のノード101、第2のノード102、ホストコンピュータ2410、または他のノードのいずれかといった他のノードまたはデバイスとの間の通信を助長するためのインターフェースユニットを備えることがある。いくつかの特定の例では、このインターフェースは、たとえば、適切な規格に従って、エアインターフェースを通じて無線信号を送受信するように設定されたトランシーバを含むことがある。
【0413】
第3のノード103は、図19または図24に示されるような構成を備えることがある。
【0414】
図24:いくつかの実施形態による、部分的な無線接続上のユーザ機器と基地局を介して通信するホストコンピュータ
次に、先行段落において論じられた、たとえばUEである第1のノード101、たとえば基地局およびホストコンピュータである第2のノード102および/または第3のノード103の、一実施形態による例示的な実装形態が、図24を参照しながら説明される。無線通信ネットワーク100などの通信システム2400では、ホストコンピュータ2410は、通信システム2400の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するように設定された通信インターフェース2416を含むハードウェア2415を備える。ホストコンピュータ2410は処理回路2418をさらに備え、処理回路2418は、記憶能力および/または処理能力を有してよい。具体的には、処理回路2418は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または命令を遂行するように適合されたこれらの組合せ(図示せず)を備えてよい。ホストコンピュータ2410はソフトウェア2411をさらに備え、ソフトウェア2411は、ホストコンピュータ2410内に記憶されるか、またはこれによってアクセス可能であり、処理回路2418によって遂行可能である。ソフトウェア2411は、ホストアプリケーション2412を含む。ホストアプリケーション2412は、UE2430およびホストコンピュータ2410で終端するOTT接続2450を介して接続するUE2430などのリモートユーザにサービスを提供するように動作可能であってよい。リモートユーザにサービスを提供する際、ホストアプリケーション2412は、OTT接続2450を使用して送信されるユーザデータを提供することがある。
【0415】
通信システム2400は、電気通信システムに設けられておりホストコンピュータ2410やUE2430との通信を可能にするハードウェア2425とをさらに備えている、基地局2420として図24では例示された第2のノード102および/または第3のノード103とをさらに含む。ハードウェア2425は、通信システム2400の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェース2426と、ならびに図24では基地局2420によってサーブされるカバレッジエリア(図24では図示せず)内に配置されたUE2430として例示される、少なくとも第1のノード101との無線接続2470をセットアップおよび維持するための無線インターフェース2427とを含むことがある。通信インターフェース2426は、ホストコンピュータ2410への接続2460を容易にするように設定されることがある。接続2460は直接的であってもよいし、接続2460は、電気通信システムのコアネットワーク(図24に図示せず)および/または電気通信システムの外部の1つもしくは複数の中間ネットワークを通過してもよい。示された実施形態では、基地局2420のハードウェア2425はる処理回路2428をさらに含み、処理回路2428は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または命令を遂行するように適合されたこれらの組合せ(図示せず)を備えてよい。基地局2420は、内部に記憶された、または外部接続によってアクセス可能な、ソフトウェア2421をさらに有する。
【0416】
通信システム2400は、既に言及されたUE2430をさらに含む。UE2430のハードウェア2435は、UE2430が現在配置されているカバレッジエリアにサーブする基地局との無線接続2470をセットアップして維持するように設定された無線インターフェース2437を含むことがある。UE2430のハードウェア2435は処理回路2438をさらに含み、処理回路2438は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または命令を遂行するように適合されたこれらの組合せ(図示せず)を備えてよい。UE2430はソフトウェア2431をさらに備え、ソフトウェア2431は、UE2430に記憶されるか、またはこれによってアクセス可能であり、処理回路2438によって遂行可能である。ソフトウェア2431は、クライアントアプリケーション2432を含む。クライアントアプリケーション2432は、ホストコンピュータ2410のサポートとともに、UE2430を介して人間または人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であることがある。ホストコンピュータ2410では、遂行中のホストアプリケーション2412は、UE2430およびホストコンピュータ2410で終端するOTT接続2450を介して遂行中のクライアントアプリケーション2432と通信することがある。ユーザにサービスを提供する際、クライアントアプリケーション2432は、ホストアプリケーション2412から要求データを受信し、その要求データに応答してユーザデータを提供することがある。OTT接続2450は、要求データとユーザデータの両方を転送してよい。クライアントアプリケーション2432は、クライアントアプリケーション2432が提供するユーザデータを生成するために、ユーザと対話することがある。
【0417】
図24に示されるホストコンピュータ2410、基地局2420、およびUE2430はそれぞれ、図23のホストコンピュータ2330、基地局2312a、2312b、2312cのうちの1つ、およびUE2391、2392のうちの1つと類似または同一であってよいことが留意される。すなわち、これらのエンティティの内部作業は図24に示されるとおりであってよく、他と関係なく、周囲ネットワークトポロジは図23のネットワークトポロジであってよい。
【0418】
図24では、OTT接続2450は、任意の中間デバイスおよびこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングへの明示的な言及なしに、基地局2420を介したホストコンピュータ2410とUE2430との間の通信を示すために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャは、ルーティングを決定してよく、ルーティングは、UE2430から隠すように設定されてもよいし、ホストコンピュータ2410を運用しているサービスプロバイダから隠すように設定されてもよいし、または両方から隠すように設定されてもよい。OTT接続2450がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、(たとえば、ロードバランシングの考慮またはネットワークの再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する決断をさらに下すことがある。
【0419】
UE2430と基地局2420との間の無線接続2470は、本開示の全体を通じて説明される実施形態の教示によるものである。さまざまな実施形態のうちの1つまたは複数は、OTT接続2450を使用してUE2430に提供されるOTTサービスの性能を改善し、OTT接続2450では、無線接続2470は最後のセグメントを形成する。より正確には、これらの実施形態の教示は、レイテンシ、シグナリングオーバヘッド、およびサービス中断を改善し得、それによって、ユーザ待ち時間の短縮、より優れた応答性、およびバッテリー寿命の延長などの利益を提供する。
【0420】
測定手順が、データ転送速度、レイテンシ、および1つまたは複数の実施形態が改善する他の要因を監視する目的のために提供されることがある。測定結果の変動に応答してホストコンピュータ2410とUE2430との間のOTT接続2450を再設定するための任意選択のネットワーク機能がさらにあることがある。測定手順および/またはOTT接続2450を再設定するためのネットワーク機能は、ホストコンピュータ2410のソフトウェア2411およびハードウェア2415内で実施されてもよいし、UE2430のソフトウェア2431およびハードウェア2435内で実施されてもよいし、両方において実施されてもよい。実施形態では、センサ(図示せず)は、OTT接続2450が通過する通信デバイス内に展開されてもよいし、これに関連して展開されてもよい。センサは、上記で例示されたモニタリングされる量の値を供給することによって、またはモニタリングされる量をソフトウェア2411、2431が計算もしくは推定し得る他の物理量の値を供給することによって、測定手順に参加することがある。OTT接続2450の再設定には、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどがあり得る。再設定は、基地局2420に影響を与える必要はなく、基地局2420に知られないか、または感知できなくてよい。そのような手順および機能は、当技術分野で周知であり、習慣的に行われ得る。いくつかの実施形態では、測定は、ホストコンピュータ2410のスループット、伝搬時間、レイテンシなどの測定を容易にする、所有権を有するUEシグナリングを伴うことがある。ソフトウェア2411および2431が、伝搬時間、エラーなどをモニタリングしながら、OTT接続2450を使用してメッセージ、特に空または「ダミー」のメッセージを送信させるので、測定が実施されてよい。
【0421】
図25:いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システム内で実施される方法
図25は、一実施形態による、通信システム内で実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図23および図24を参照して説明されたホストコンピュータ、基地局、およびUEであってよい、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含む。本開示の簡単さのために、このセクションには、図25への図面参照のみが含まれる。ステップ2510では、ホストコンピュータが、ユーザデータを提供する。ステップ2510のサブステップ2511(任意選択であってよい)では、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを遂行することによってユーザデータを提供する。ステップ2520では、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始める。ステップ2530(任意選択であってよい)では、基地局は、本開示の全体を通じて説明される実施形態の教示により、ホストコンピュータが始めた送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。ステップ2540(同じく任意選択であってよい)では、UEは、ホストコンピュータによって遂行されるホストアプリケーションと関連づけられたクライアントアプリケーションを遂行する。
【0422】
図26:いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システム内で実施される方法
図26は、一実施形態による、通信システム内で実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図23および図24を参照して説明されたホストコンピュータ、基地局、およびUEであってよい、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含む。本開示の簡単さのために、このセクションには、図26への図面参照のみが含まれる。方法のステップ2610では、ホストコンピュータが、ユーザデータを提供する。任意選択のサブステップ(図示せず)では、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを遂行することによってユーザデータを提供する。ステップ2620では、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始める。送信は、本開示の全体を通じて説明される実施形態の教示により、基地局を介して通過してよい。ステップ2630(任意選択であってよい)では、UEが、送信において搬送されたユーザデータを受信する。
【0423】
図27:いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システム内で実施される方法
図27は、一実施形態による、通信システム内で実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図23および図24を参照して説明されたホストコンピュータ、基地局、およびUEであってよい、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含む。本開示の簡単さのために、このセクションには、図27への図面参照のみが含まれる。ステップ2710(任意選択であってよい)では、UEが、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。追加的または代替的に、ステップ2720では、UEは、ユーザデータを提供する。ステップ2720のサブステップ2721(任意選択であってよい)では、UEは、クライアントアプリケーションを遂行することによってユーザデータを提供する。ステップ2710のサブステップ2711(任意選択であってよい)では、UEは、ホストコンピュータによって提供される入力データの受信に反応してユーザデータを提供するクライアントアプリケーションを遂行する。ユーザデータを提供する際、遂行されるクライアントアプリケーションは、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮することがある。ユーザデータが提供された具体的な様式に関係なく、UEは、サブステップ2730(任意選択であってよい)において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を始める。方法のステップ2740では、ホストコンピュータは、本開示の全体を通じて説明される実施形態の教示により、UEから送信されたユーザデータを受信する。
【0424】
図28:いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システム内で実施される方法
図28は、一実施形態による、通信システム内で実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図23および図24を参照して説明されたホストコンピュータ、基地局、およびUEであってよい、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含む。本開示の簡単さのために、このセクションには、図28への図面参照のみが含まれる。ステップ2810(任意選択であってよい)では、本開示の全体を通じて説明される実施形態の教示により、基地局が、UEからユーザデータを受信する。ステップ2820(任意選択であってよい)では、基地局は、受信されたホストコンピュータへのユーザデータの送信を始める。ステップ2830(任意選択であってよい)では、ホストコンピュータが、基地局によって始められた送信において搬送されたユーザデータを受信する。
【0425】
本明細書で開示される任意の適切なステップ、方法、特徴、機能、または利益は、1つまたは複数の仮想装置の1つまたは複数の機能ユニットまたはモジュールを通して実行されてよい。各仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを備えてよい。これらの機能ユニットは、処理回路を介して実施されてよく、処理回路としては、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラ、ならびにデジタル信号プロセッサ(DSP)、特殊目的デジタル論理などがあり得るその他のデジタルハードウェアがあり得る。処理回路は、メモリ内に記憶されたプログラムコードを遂行するように設定されてよく、メモリとしては、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光学記憶デバイスなどの、1つまたはいくつかのタイプのメモリがあり得る。メモリ内に記憶されたプログラムコードは、1つまたは複数の電気通信プロトコルおよび/またはデータ通信プロトコルを遂行するためのプログラム命令、ならびに本明細書において説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、それぞれの機能ユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による対応する機能を実行させるために使用されることがある。
【0426】
ユニットという用語は、電子機器、電気デバイス、および/または電子デバイスの分野における従来の意味を有してよく、たとえば、本明細書において説明されるものなどのような、それぞれのタスク、手順、計算、出力、および/または表示機能などを行うための、電気および/もしくは電子の回路、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、論理ソリッドステートデバイス、ならびに/またはディスクリートデバイス、コンピュータプログラムもしくは命令を含んでよい。
【0427】
さらなる番号付けされた実施形態
1.ユーザ機器(UE)と通信するように設定された基地局であって、本明細書において第2のノード102および/または第3のノード103によって実行されると説明されるアクションのうちの1つまたは複数を実行するように設定された無線インターフェースと処理回路とを備える基地局。
【0428】
5.ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
ユーザ機器(UE)への送信のためにユーザデータをセルラーネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースと
を備え、
セルラーネットワークが、無線インターフェースと処理回路とを有する基地局を備え、基地局の処理回路が、本明細書において第2のノード102および/または第3のノード103によって実行されると説明されるアクションのうちの1つまたは複数を実行するように設定される、ホストコンピュータを含む通信システム。
【0429】
6.基地局をさらに含む、実施形態5の通信システム。
【0430】
7.UEをさらに含み、UEが、基地局と通信するように設定される、実施形態6の通信システム。
【0431】
8.ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを遂行し、それによって、ユーザデータを提供するように設定され、
UEが、ホストアプリケーションと関連づけられたクライアントアプリケーションを遂行するように設定された処理回路を備える、
実施形態7の通信システム。
【0432】
11.基地局内で実施される方法であって、本明細書において第2のノード102および/または第3のノード103によって実行されると説明されるアクションのうちの1つまたは複数を含む方法。
【0433】
15.ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システム内で実施される方法であって、
ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラーネットワークを介してUEへのユーザデータを搬送する送信を始めることであって、基地局が、本明細書において第2のノード102および/または第3のノード103によって実行されると説明されるアクションのうちの1つまたは複数を実行する、始めることと
を含む方法。
【0434】
16.基地局において、ユーザデータを送信すること
をさらに含む、実施形態15の方法。
【0435】
17.ユーザデータが、ホストアプリケーションを遂行することによってホストコンピュータにおいて提供され、方法が、
UEにおいて、ホストアプリケーションと関連づけられたクライアントアプリケーションを遂行すること
をさらに含む、実施形態16の方法。
【0436】
21.基地局と通信するように設定されたユーザ機器(UE)であって、本明細書において第1のノード101によって実行されると説明されるアクションのうちの1つまたは複数を実行するように設定された無線インターフェースと処理回路とを備えるUE。
【0437】
25.ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
ユーザ機器(UE)への送信のためにユーザデータをセルラーネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースと
を備え、
UEが、無線インターフェースと処理回路とを備え、UEの処理回路が、本明細書において第1のノード101によって実行されると説明されるアクションのうちの1つまたは複数を実行するように設定される、
ホストコンピュータを含む通信システム。
【0438】
26.UEをさらに含む、実施形態25の通信システム。
【0439】
27.セルラーネットワークが、UEと通信するように設定された基地局をさらに含む、実施形態26の通信システム。
【0440】
28.ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを遂行し、それによって、ユーザデータを提供するように設定され、
UEの処理回路が、ホストアプリケーションと関連づけられたクライアントアプリケーションを遂行するように設定される、
実施形態26または27の通信システム。
【0441】
31.本明細書において第1のノード101によって実行されると説明されるアクションのうちの1つまたは複数を含む、ユーザ機器(UE)内で実施される方法。
【0442】
35.ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システム内で実施される方法であって、
ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラーネットワークを介してUEへのユーザデータを搬送する送信を始めることであって、UEが、本明細書において第1のノード101によって実行されると説明されるアクションのうちの1つまたは複数を実行する、始めることと
を含む方法。
【0443】
36.UEにおいて、基地局からユーザデータを受信すること
をさらに含む、実施形態35の方法。
【0444】
41.基地局と通信するように設定されたユーザ機器(UE)であって、本明細書において第1のノード101によって実行されると説明されるアクションのうちの1つまたは複数を実行するように設定された無線インターフェースと処理回路とを備えるUE。
【0445】
45.ユーザ機器(UE)から基地局への送信から生じるユーザデータを受信するように設定された通信インターフェース
を備え、
UEが、無線インターフェースと処理回路とを備え、UEの処理回路が、本明細書において第1のノード101によって実行されると説明されるアクションのうちの1つまたは複数を実行するように設定される
ホストコンピュータを含む通信システム。
【0446】
46.UEをさらに含む、実施形態45の通信システム。
【0447】
47.基地局をさらに含み、基地局が、UEと通信するように設定された無線インターフェースと、UEから基地局への送信によって搬送されたユーザデータをホストコンピュータにフォワーディングするように設定された通信インターフェースとを備える、実施形態46の通信システム。
【0448】
48.ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを遂行するように設定され、
UEの処理回路が、ホストアプリケーションと関連づけられたクライアントアプリケーションを遂行し、それによって、ユーザデータを提供するように設定される、
実施形態46または47の通信システム。
【0449】
49.ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを遂行し、それによって、要求データを提供するように設定され、
UEの処理回路が、ホストアプリケーションと関連づけられたクライアントアプリケーションを遂行し、それによって、要求データに応答してユーザデータを提供するように設定される、
実施形態46または47の通信システム。
【0450】
51.本明細書において第1のノード101によって実行されると説明されるアクションのうちの1つまたは複数を含む、ユーザ機器(UE)内で実施される方法。
【0451】
52.ユーザデータを提供することと、
基地局への送信を介してホストコンピュータにユーザデータをフォワーディングすることと
をさらに含む、実施形態51の方法。
【0452】
55.ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システム内で実施される方法であって、
ホストコンピュータにおいて、UEから基地局に送信されたユーザデータを受信することであって、UEが、本明細書において第1のノード101によって実行されると説明されるアクションのうちの1つまたは複数を実行する、受信すること
を含む方法。
【0453】
56.UEにおいて、基地局にユーザデータを提供すること
をさらに含む、実施形態55の方法。
【0454】
57.UEにおいて、クライアントアプリケーションを遂行し、それによって、送信されることになるユーザデータを提供することと、
ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションと関連づけられたホストアプリケーションを遂行することと
をさらに含む、実施形態56の方法。
【0455】
58.UEにおいて、クライアントアプリケーションを遂行することと、
UEにおいて、クライアントアプリケーションに対する入力データを受信することであって、この入力データが、クライアントアプリケーションと関連づけられたホストアプリケーションを遂行することによってホストコンピュータにおいて提供される、受信することと
をさらに含み、
送信されることになるユーザデータが、入力データに応答してクライアントアプリケーションによって提供される、
実施形態56の方法。
【0456】
61.ユーザ機器(UE)と通信するように設定された基地局であって、本明細書において第2のノード102および/または第3のノード103によって実行されると説明されるアクションのうちの1つまたは複数を実行するように設定された無線インターフェースと処理回路とを備える基地局。
【0457】
65.ユーザ機器(UE)から基地局への送信から生じるユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、基地局が無線インターフェースと処理回路とを備え、基地局の処理回路が、本明細書において第2のノード102および/または第3のノード103によって実行されると説明されるアクションのうちの1つまたは複数を実行するように設定される、通信システム。
【0458】
66.基地局をさらに含む、実施形態65の通信システム。
【0459】
67.UEをさらに含み、UEが、基地局と通信するように設定される、実施形態66の通信システム。
【0460】
68.ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを遂行するように設定され、
UEが、ホストアプリケーションと関連づけられたクライアントアプリケーションを遂行し、それによって、ホストコンピュータによって受信されることになるユーザデータを提供するように設定される、
実施形態67の通信システム。
【0461】
71.基地局内で実施される方法であって、本明細書において第2のノード102および/または第3のノード103によって実行されると説明されるアクションのうちの1つまたは複数を含む方法。
【0462】
75.ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システム内で実施される方法であって、
ホストコンピュータにおいて、基地局から、基地局がUEから受信した送信から生じるユーザデータを受信することであって、UEが、本明細書において第1のノード101によって実行されると説明されるアクションのうちの1つまたは複数を実行する、受信すること
を含む方法。
【0463】
76.基地局において、UEからユーザデータを受信すること
をさらに含む、実施形態75の方法。
【0464】
77.基地局において、受信されたユーザデータの、ホストコンピュータへの送信を始めること
をさらに含む、実施形態76の方法。
【0465】
略語
以下の略語のうちの少なくともいくつかは、本開示において使用されることがある。略語の間に不一致がある場合、優先権は、その略語が上記でどのように使用されるかに与えられるべきである。以下で複数回リストされる場合、最初のリスティングが、いかなるその後のリスティングよりも好まれるべきである。
略語 説明
C-RNTI セルRNTI
RNTI 無線ネットワーク一時識別子
SI システム情報
SIB システム情報ブロック
SS 同期信号
WLAN 広域ローカルエリアネットワーク
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13a
図13b
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
【手続補正書】
【提出日】2023-05-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のノード(101)によって実行される方法であって、第1のセル(121)によってサーブされるとき、第2のセル(122、124)に対する前記第1のノード(101)によるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示を提供するための方法であり、前記第2のセル(122、124)が2次セルであり、前記第1のノード(101)が無線通信ネットワーク(100)において動作する方法において、
- レジスタに、前記第2のセル(122、124)の第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示を登録すること(1401)であって、前記1つまたは複数の第1の指示が、
i.前記第1のセル(121)の第2の識別子と、
ii.主要な2次セル(123)の第3の識別子と、
iii.前記第1のセル(121)を所持する第1のネットワークノード(111)の第4の識別子と、
iv.前記主要な2次セル(123)を所持する第2のネットワークノード(112)の第5の識別子と、
v.前記第2のセル(122、124)が属するセルグループのインジケータと
のうちの少なくとも1つを指示する、前記第2のセル(122、124)の第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示を登録すること(1401)と、
- 前記第1のノード(101)および第2のノード(102)のうちの少なくとも1つに、前記登録された第1の識別子および前記1つまたは複数の第1の指示に基づいて1つまたは複数の第2の指示を提供すること(1402)と
を含む方法。
【請求項2】
a.前記ランダムアクセス手順が2ステップ手順および4ステップ手順のうちの1つである、
b.前記登録すること(1401)が、前記第2のセル(122、124)に対して前記ランダムアクセス手順を実行するときに実行される、
のうちの少なくとも1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つまたは複数の第1の指示が、1次セルの識別情報(PCellのID)および関連する追跡エリアコードを指示する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記セルグループの前記インジケータを含み、前記インジケータが、前記第2のセル(122)が属するセルグループタイプがマスタセルグループであることを指示する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記1つまたは複数の第2の指示が前記第2の識別子を指示する、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記セルグループの前記インジケータを含み、前記インジケータが、前記第2のセル(122)が属するセルグループタイプが2次セルグループであることを指示する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記1つまたは複数の第2の指示が前記第2の識別子および前記第3の識別子のうちの少なくとも1つを指示する、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記1つまたは複数の第1の指示が、
a.PCellのID、主要な2次セルの識別情報(PSCellのID)およびそれらの関連する追跡エリアコードのうちの少なくとも1つと、
b.1次セルである前記第1のセル(121)のグローバルセル識別情報および前記主要な2次セル(123)のグローバルセル識別情報のうちの少なくとも1つと、
c.前記1次セルである前記第1のセル(121)の前記識別情報および前記主要な2次セル(123)の前記グローバルセル識別情報、およびそれらの関連する追跡エリアコードのうちの少なくとも1つと
のうちの少なくとも1つを指示する、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記1つまたは複数の第1の指示が、前記第1のセル(121)または前記主要な2次セル(12のグローバルノード識別情報(ID)、前記セルのグローバル識別情報および追跡エリアコードを指示する、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記1つまたは複数の第1の指示が前記1つまたは複数の第2の指示である、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記1つまたは複数の第2の指示が報告に含まれる、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記報告がランダムアクセスチャネル(RACH)報告であり、前記RACH報告がメッセージに含まれる、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
- 前記1つまたは複数の第2の指示を送ること(1402)の後に、前記レジスタをクリアすること(1403)
をさらに含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のノード(101)が、
a.前記第1の識別子、前記第2の識別子および前記インジケータと、
b.前記第1の識別子、および前記第2のセル(122、124)を所持する前記第2のネットワークノード(112)の別の識別子と、
のうちの少なくとも1つを登録する、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
第2のノード(102)によって実行される方法であって、第1のセル(121)によってサーブされるとき、第2のセル(122、124)に対する第1のノード(101)によるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするための方法であり、前記第2のセル(122、124)が2次セルであり、前記第2のノード(102)および前記第1のノード(101)が無線通信ネットワーク(100)において動作する方法において、
- 前記第1のノード(101)から1つまたは複数の第2の指示を受信すること(1501)であって、前記1つまたは複数の第2の指示が、前記第1のノード(101)によって登録された前記第2のセル(122、124)の第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示を指示し、前記1つまたは複数の第1の指示が、
i.前記第1のセル(121)の第2の識別子と、
ii.主要な2次セル(123)の第3の識別子と、
iii.前記第1のセル(121)を所持する第1のネットワークノード(111)の第4の識別子と、
iv.前記主要な2次セル(123)を所持する第2のネットワークノード(112)の第5の識別子と、
v.前記第2のセル(122、124)が属するセルグループのインジケータと
のうちの少なくとも1つを指示する、1つまたは複数の第2の指示を受信すること(1501)と、
前記受信した1つまたは複数の第2の指示に基づいて、第3のノード(103)に1つまたは複数の第3の指示を送ること(1502)と
を含む方法。
【請求項16】
前記1つまたは複数の第1の指示が、1次セルの識別情報(PCellのID)および関連する追跡エリアコードを指示する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
第3のノード(103)によって実行される方法であって、第1のセル(121)によってサーブされるとき、第2のセル(122、124)に対する第1のノード(101)によるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするための方法であり、前記第2のセル(122、124)が2次セルであり、前記第3のノード(103)が、複数のセルに対する同時のコネクティビティをサポートする設定において前記第1のノード(101)にサーブするかまたはサーブしたものであり、前記第3のノード(103)および前記第1のノード(101)が無線通信ネットワーク(100)において動作する方法において、
- 第2のノード(102)から1つまたは複数の第3の指示を受信すること(1601)であって、前記1つまたは複数の第3の指示が、前記第1のノード(101)によって登録された前記第2のセル(122、124)の第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示を指示し、前記1つまたは複数の第1の指示が、
i.前記第1のセル(121)の第2の識別子と、
ii.主要な2次セル(123)の第3の識別子と、
iii.前記第1のセル(121)を所持する第1のネットワークノード(111)の第4の識別子と、
iv.前記主要な2次セル(123)を所持する第2のネットワークノード(112)の第5の識別子と、
v.前記第2のセル(122、124)が属するセルグループのインジケータと
のうちの少なくとも1つを指示する、1つまたは複数の第3の指示を受信すること(1601)と、
前記受信された1つまたは複数の第3の指示に基づいて、前記第3のノード(103)によって制御される1つまたは複数のセルの設定を適合させること(1602)と
を含む方法。
【請求項18】
第1のセル(121)によってサーブされるとき、第2のセル(122、124)に対する第1のノード(101)によるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示を提供するための第1のノード(101)であって、前記第2のセル(122、124)が2次セルに設定されており、前記第1のノード(101)が無線通信ネットワーク(100)において動作するように設定されている、第1のノード(101)において、
- レジスタに、前記第2のセル(122、124)の第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示を登録することであって、前記1つまたは複数の第1の指示が、
i.前記第1のセル(121)の第2の識別子と、
ii.主要な2次セル(123)の第3の識別子と、
iii.前記第1のセル(121)を所持するように設定された第1のネットワークノード(111)の第4の識別子と、
iv.前記主要な2次セル(123)を所持するように設定された第2のネットワークノード(112)の第5の識別子と、
v.前記第2のセル(122、124)が属するように設定されたセルグループのインジケータと
のうちの少なくとも1つを指示するように設定されている、登録することと、
- 前記第1のノード(101)および第2のノード(102)のうちの少なくとも1つに、前記第1の識別子に基づくように設定された1つまたは複数の第2の指示と、登録されるように設定された前記1つまたは複数の第1の指示とを提供することと
を行うようにさらに設定されている、第1のノード(101)。
【請求項19】
a.前記ランダムアクセス手順が、2ステップ手順および4ステップ手順のうちの1つであるように設定される、および
b.前記登録することが、前記第2のセル(122、124)に対して前記ランダムアクセス手順を実行するときに実行されるように設定される、
のうちの少なくとも1つである、請求項18に記載の第1のノード(101)。
【請求項20】
前記1つまたは複数の第1の指示が、1次セルの識別情報(PCellのID)および関連する追跡エリアコードを指示するように設定される、請求項18または19に記載の第1のノード(101)。
【請求項21】
第1のセル(121)によってサーブされるとき、第2のセル(122、124)に対する第1のノード(101)によるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするための第2のノード(102)であって、前記第2のセル(122、124)が2次セルに設定されており、前記第2のノード(102)および前記第1のノード(101)が無線通信ネットワーク(100)において動作するように設定されている、第2のノード(102)において、
- 前記第1のノード(101)から1つまたは複数の第2の指示を受信することであって、前記1つまたは複数の第2の指示が、前記第1のノード(101)によって登録されるように設定された前記第2のセル(122、124)の第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示を指示するように設定されており、前記1つまたは複数の第1の指示が、
i.前記第1のセル(121)の第2の識別子と、
ii.主要な2次セル(123)の第3の識別子と、
iii.前記第1のセル(121)を所持するように設定された第1のネットワークノード(111)の第4の識別子と、
iv.前記主要な2次セル(123)を所持するように設定された第2のネットワークノード(112)の第5の識別子と、
v.前記第2のセル(122、124)が属するように設定されたセルグループのインジケータと
のうちの少なくとも1つを指示するように設定されている、受信することと、
- 第3のノード(103)に、受信されるよう設定された前記1つまたは複数の第2の指示に基づくように設定された1つまたは複数の第3の指示を送ることと
を行うようにさらに設定されている、第2のノード(102)。
【請求項22】
第1のセル(121)によってサーブされるとき、第2のセル(122、124)に対する第1のノード(101)によるランダムアクセス手順に関連した1つまたは複数の指示をハンドリングするための第3のノード(103)であって、前記第2のセル(122、124)が2次セルに設定されており、前記第3のノード(103)が、複数のセルに対する同時のコネクティビティをサポートする設定において前記第1のノード(101)にサーブするように設定されるかまたはサーブしたものであり、前記第3のノード(103)および前記第1のノード(101)が無線通信ネットワーク(100)において動作するように設定されている、第3のノード(103)において、
- 第2のノード(102)から1つまたは複数の第3の指示を受信することであって、前記1つまたは複数の第3の指示が、前記第1のノード(101)によって登録されるように設定された前記第2のセル(122、124)の第1の識別子および1つまたは複数の第1の指示を指示するように設定されており、前記1つまたは複数の第1の指示が、
i.前記第1のセル(121)の第2の識別子と、
ii.主要な2次セル(123)の第3の識別子と、
iii.前記第1のセル(121)を所持するように設定された第1のネットワークノード(111)の第4の識別子と、
iv.前記主要な2次セル(123)を所持するように設定された第2のネットワークノード(112)の第5の識別子と、
v.前記第2のセル(122、124)が属するように設定されたセルグループのインジケータと
のうちの少なくとも1つを指示するように設定されている、受信することと、
- 1つまたは複数のセルの設定を、受信されるように設定された前記1つまたは複数の第3の指示に基づいて前記第3のノード(103)によって制御されるように設定されるように適合させることと、
を行うようにさらに設定されている、第3のノード(103)。
【国際調査報告】