(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-21
(54)【発明の名称】オプション情報の表示及び分析方法、装置、機器並びに記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G06Q 40/04 20120101AFI20230913BHJP
【FI】
G06Q40/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022568608
(86)(22)【出願日】2022-07-15
(85)【翻訳文提出日】2022-11-10
(86)【国際出願番号】 CN2022106087
(87)【国際公開番号】W WO2023016189
(87)【国際公開日】2023-02-16
(31)【優先権主張番号】202110928110.4
(32)【優先日】2021-08-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】522365915
【氏名又は名称】富途網絡科技(深▲チェン▼)有限公司
【氏名又は名称原語表記】FUTU NETWORK TECHNOLOGY(SHENZHEN)CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】28 floor,D1 building,Kexing Science Park,15 Keyuan Road,Nanshan District,Shenzhen,Guangdong,China
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】蒋鎮遠
(72)【発明者】
【氏名】黄曉
【テーマコード(参考)】
5L055
【Fターム(参考)】
5L055BB55
(57)【要約】
本願はオプション情報の表示及び分析方法、装置、電子機器並びに記憶媒体を提供する。該方法は、前記端末機器でのユーザーの操作データを収集するステップと、前記操作データに応じて、ユーザーによって選択されたオプションのボラティリティデータを取得するステップであって、前記ボラティリティデータは前記オプションのインプライドボラティリティ及び/又はヒストリカルボラティリティを含むステップと、前記ボラティリティデータに応じて、前記オプションのボラティリティのチャートデータと分析情報を決定するステップと、前記チャートデータと前記分析情報を表示するステップと、を含む。本願の実施例は、ユーザー、特にオプション短期取引及びボラティリティ取引者がオプション変動に関連するデータを分析するのを助けることができ、ユーザーが異なる取引戦略を選択するためにデータ参照を提供し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機器に適用されるオプション情報の表示及び分析方法であって、前記方法は、
前記端末機器でのユーザーの操作データを収集するステップと、
前記操作データに応じて、ユーザーによって選択されたオプションのボラティリティデータを取得するステップであって、前記ボラティリティデータは前記オプションのインプライドボラティリティ及び/又はヒストリカルボラティリティを含むステップと、
前記ボラティリティデータに応じて、前記オプションのボラティリティのチャートデータと分析情報を決定するステップと、
前記チャートデータと前記分析情報を表示するステップと、を含むことを特徴とするオプション情報の表示及び分析方法。
【請求項2】
前記ボラティリティデータに応じて、前記オプションのボラティリティのチャートデータと分析情報を決定するステップは、
前記オプションのボラティリティデータに応じて、前記オプションのボラティリティ期間構造、ボラティリティスマイル及びボラティリティ分析のうちの少なくとも1つを決定するステップを含み、
前記ボラティリティ期間構造は、前記オプションの指定された権利行使価格のインプライドボラティリティと前記オプションの満期日との間の関係を示すために使用され、
前記ボラティリティスマイルは、前記オプションのインプライドボラティリティと前記オプションの権利行使価格との間の関係を示すために使用され、
前記ボラティリティ分析は、前記オプションのインプライドボラティリティに対する分析情報を示すために使用され、前記分析情報は前記オプションのインプライドボラティリティ、ヒストリカルボラティリティ、ボラティリティプレミアム及びインプライドボラティリティ平均のうちの少なくとも1つによって取得される、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記オプションのインプライドボラティリティに対する分析情報はインプライドボラティリティの過大評価、過小評価及び変動のうちの少なくとも1つを含む、ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記方法はさらに、
サーバーから前記オプションの満期日のデータリストを取得するステップと、
前記満期日のデータリストに応じて、前記オプションの満期日を取得するステップであって、前記オプションの満期日はユーザーが前記満期日のデータリストから選択した日付又はデフォルト値であり、前記デフォルト値は前記満期日のデータリストの中の現在の日付に最も近く且つ期限が切れていない満期日であるステップと、を含む、ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記方法はさらに、
前記オプションのボラティリティプレミアムの最大値を取得するステップであって、前記ボラティリティプレミアムは前記オプションのインプライドボラティリティと前記オプションのヒストリカルボラティリティの正の差であるステップと、
前記ボラティリティプレミアムが最大値である時に対応するデータ点に、前記ボラティリティプレミアムラインを生成するステップと、含む、ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記インプライドボラティリティ平均は同じ満期日の少なくとも2つのオプションのインプライドボラティリティによって決定される、ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記操作データは前記ユーザーによって選択されたオプションの少なくとも1つの権利行使価格と前記オプションの満期日を含む、ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
サーバーに適用されるオプション情報の表示及び分析方法であって、前記方法は、
端末機器でのユーザーの操作データを取得するステップと、
前記操作データに応じて、前記ユーザーによって選択されたオプションのボラティリティデータを決定するステップであって、前記ボラティリティデータは前記オプションのインプライドボラティリティ及び/又はヒストリカルボラティリティを含むステップと、
前記端末機器に前記ボラティリティデータを送信するステップと、を含む、ことを特徴とするオプション情報の表示及び分析方法。
【請求項9】
オプション情報の表示及び分析装置であって、前記装置は、
端末機器でのユーザーの操作データを収集するための収集ユニットと、
前記操作データに応じて、ユーザーによって選択されたオプションのボラティリティデータを取得するための取得ユニットであって、前記ボラティリティデータは前記オプションのインプライドボラティリティ及び/又はヒストリカルボラティリティを含む取得ユニットと、
前記ボラティリティデータに応じて、前記オプションのボラティリティのチャートデータとチャート分析情報を決定するための処理ユニットと、
前記チャートデータとチャート分析情報を表示するための表示ユニットと、を備える、ことを特徴とするオプション情報の表示及び分析装置。
【請求項10】
オプション情報の表示及び分析装置であって、前記装置は、
端末機器でのユーザーの操作データを取得するための取得ユニットと、
前記操作データに応じて、前記ユーザーによって選択されたオプションのボラティリティデータを決定するための処理ユニットであって、前記ボラティリティデータは前記オプションのインプライドボラティリティ及び/又はヒストリカルボラティリティを含む処理ユニットと、
前記端末機器に前記ボラティリティデータを送信するための送信ユニットと、を備える、ことを特徴とするオプション情報の表示及び分析装置。
【請求項11】
電子機器であって、プロセッサとメモリを備え、前記メモリは、1つ又は複数のプログラムを記憶するために使用され、且つ前記プロセッサにより実行されるように配置され、前記プログラムは請求項1~7のいずれか1項に記載の方法におけるステップを実行するための命令、又は請求項8に記載の方法におけるステップを実行するための命令を含む、ことを特徴とする電子機器。
【請求項12】
コンピューター可読記憶媒体であって、電子データの交換に用いられるコンピュータープログラムを記憶し、前記コンピュータープログラムは、コンピューターに請求項1~7のいずれか1項に記載の方法を実行させる、又は請求項8に記載の方法を実行させる、ことを特徴とするコンピューター可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願はソフトウェア技術分野に関し、具体的にオプション情報の表示及び分析方法、装置、電子機器並びに記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
ボラティリティ期間構造:オプションの残存期間に対応するインプライドボラティリティの変化を説明し、同じ権利行使価格と異なる満期日のオプションのボラティリティの変化を観察するために使用できる。
【0003】
ボラティリティスマイル:同じ満期日のオプションのインプライドボラティリティと権利行使価格との間の関係を説明する。
【0004】
オプションのボラティリティ分析は、現在のオプションのインプライドボラティリティと各周期のヒストリカルボラティリティとの間の関係を示すために使用される。オプションのボラティリティ分析は、ユーザーが株式オプションのインプライドボラティリティとヒストリカルボラティリティの関連データを分析するのに役に立ち、異なる取引戦略を選択することができる。
【0005】
しかし、現在端末機器で実行されているアプリケーション(application、APP)は、通常、Black-Sholes(BS)モデルまたは同様の単一モデルを無差別に使用し、インプライドボラティリティを計算するため、オプションボラティリティ精度が低くなり過ぎており、これは、ユーザーに非常に大きなデータ誤差をもたらし、ユーザーが正確に判断できなく、最終的に、ユーザーに巨大な投資損失をもたらす可能性がある。また、従来のボラティリティ関連のチャートデータは、オプションのボラティリティに関連する分析内容を表示できず、直感的な分析と提案の結論が不足しており、ユーザー自身に対する専門的な要件が高すぎて、ユーザーエクスペリエンスに影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願は、ユーザーにオプションのボラティリティのチャートデータと分析情報を表示し、ユーザーが異なる取引戦略を選択するためにデータを提供し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができるオプション情報の表示及び分析方法、装置、電子機器並びに記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様は、端末機器に適用されるオプション情報の表示及び分析方法を提供し、該方法は、前記端末機器でのユーザーの操作データを収集するステップと、前記操作データに応じて、ユーザーによって選択されたオプションのボラティリティデータを取得するステップであって、前記ボラティリティデータは前記オプションのインプライドボラティリティ及び/又はヒストリカルボラティリティを含むステップと、前記ボラティリティデータに応じて、前記オプションのボラティリティのチャートデータと分析情報を決定するステップと、前記チャートデータと前記分析情報を表示するステップと、を含む。
【0008】
第2の態様は、サーバーに適用されるオプション情報の表示及び分析方法を提供し、該方法は、端末機器でのユーザーの操作データを取得するステップと、前記操作データに応じて、前記ユーザーによって選択されたオプションのボラティリティデータを決定するステップであって、前記ボラティリティデータは前記オプションのインプライドボラティリティ及び/又はヒストリカルボラティリティを含むステップと、前記端末機器に前記ボラティリティデータを送信するステップと、を含む。
【0009】
第3の態様は、オプション情報の表示及び分析装置を提供し、前記装置は、端末機器でのユーザーの操作データを収集するための収集ユニットと、前記操作データに応じて、ユーザーによって選択されたオプションのボラティリティデータを取得するための取得ユニットであって、前記ボラティリティデータは前記オプションのインプライドボラティリティ及び/又はヒストリカルボラティリティを含む取得ユニットと、前記ボラティリティデータに応じて、前記オプションのボラティリティのチャートデータと分析情報を決定するための処理ユニットと、前記チャートデータと前記分析情報を表示するための表示ユニットと、を備える。
【0010】
第4の態様は、オプション情報の表示及び分析装置を提供し、前記装置は、端末機器でのユーザーの操作データを取得するための取得ユニットと、前記操作データに応じて、前記ユーザーによって選択されたオプションのボラティリティデータを決定するための処理ユニットであって、前記ボラティリティデータは前記オプションのインプライドボラティリティ及び/又はヒストリカルボラティリティを含む処理ユニットと、前記端末機器に前記ボラティリティデータを送信するための送信ユニットと、を備える。
【0011】
第5の態様では、本願は電子機器を提供し、プロセッサとメモリを備え、該メモリはコンピュータープログラムを記憶するために使用され、該プロセッサは、該メモリに記憶されたコンピュータープログラムを呼び出して実行し、第1の態様またはその各実現形態における方法を実行するために使用される。
【0012】
第6の態様では、本願は電子機器を提供し、プロセッサとメモリを備え、該メモリはコンピュータープログラムを記憶するために使用され、該プロセッサは、該メモリに記憶されたコンピュータープログラムを呼び出して実行し、第2の態様またはその各実現形態における方法を実行するために使用される。
【0013】
第7の態様では、本願はコンピューター可読記憶媒体を提供し、コンピュータープログラムを記憶するために使用され、該コンピュータープログラムは、コンピューターに第1の態様または第2の態様、或いは第1の態様~第2の態様のいずれかの態様におけるいずれかの実現形態における方法を実行させる。
【0014】
第8の態様は、コンピュータープログラム製品を提供し、コンピュータープログラム命令を含み、該コンピュータープログラム命令は、コンピューターに第1の態様または第2の態様、或いは第1の態様~第2の態様のいずれかの態様におけるいずれかの実現形態における方法を実行させる。
【0015】
第9の態様は、コンピュータープログラムを提供し、コンピュータープログラムはコンピューターに第1の態様または第2の態様、或いは第1の態様~第2の態様のいずれかの態様におけるいずれかの実現形態における方法を実行させる。
【0016】
本願の実施例は、端末機器でのユーザーの操作データを収集し、該操作データに応じてユーザーによって選択されたオプションのボラティリティデータを取得し、さらに、該ボラティリティデータに応じてオプションのボラティリティのチャートデータと分析情報を決定することができ、これにより、ユーザーに該ボラティリティのチャートデータと分析情報を表示するのを実現することができる。このため、本願の実施例は、ユーザーにオプションのボラティリティのチャートデータと分析情報を表示することによって、ユーザーが異なる取引戦略を選択するためにデータ参照を提供することができ、ユーザーがオプションの購入を決定するのに役に立ち、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
【0017】
さらに、本願の実施例は、ユーザーにボラティリティ期間構造のチャートを表示し、同じ権利行使価格と異なる満期日のオプションのボラティリティ変化状況を分析し、さらに、株式オプションのインプライドボラティリティの関連データを分析するのを実現し、ユーザーがオプションの購入を決定するのに役に立ち、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
【0018】
また、本願の実施例は、ユーザーにボラティリティスマイルのチャートを表示し、同じ満期日のオプションのインプライドボラティリティと権利行使価格との間の関係を分析し、さらに、株式オプションのインプライドボラティリティの関連データを分析するのを実現し、ユーザーがオプションの購入を決定するのに役に立ち、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
【0019】
このため、本願の実施例はユーザーにボラティリティ分析のチャート及び分析情報を表示し、ユーザーに現在のオプションのインプライドボラティリティとヒストリカルボラティリティとの間の関係、及びオプションのインプライドボラティリティ、ヒストリカルボラティリティ、インプライドボラティリティ平均曲線のトレンド、ボラティリティプレミアムの最大値位置を示すのを実現し、ユーザーが異なる取引戦略を選択するためにデータ参照を提供する。
【0020】
また、システムは、ボラティリティデータを自動的に分析し、チャートの解読情報を出力し、現在のインプライドボラティリティが過大評価されているか過小評価されているかを分析し、該オプションボラティリティの関連提案を提供することができ、ユーザーがボラティリティを分析するのに役に立ち、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
本願の実施例の技術的解決手段をより明確的に説明するために、以下、実施例に使用する必要がある図面を簡単に説明し、明らかで、以下で説明する図面はただ本願のいくつかの実施例だけであり、当業者にとって、創造的な作業なしに更にこれらの図面に基づいてその他の図面を取得することができる。
【
図1】本願の実施例による適用シーン模式図である。
【
図2】本願の実施例によるオプション情報の表示と分析方法の概略フローチャートである。
【
図6】本願の実施例のデータロードフローの一例である。
【
図7】ボラティリティ期間構造のチャートデータクラス図の一例である。
【
図9】ボラティリティスマイルのチャートデータクラス図の一例である。
【
図10】ボラティリティプレミアムラインを描画する概略フローチャートである。
【
図11】ボラティリティ分析のデータロードフローの一例である。
【
図12】ボラティリティ分析のチャートデータ構造クラス図の一例である。
【
図13】本願の実施例による他のオプション情報の表示と分析方法の概略フローチャートである。
【
図14】本願の実施例によるオプション情報の表示と分析装置の構造模式図である。
【
図15】本願の実施例による他のオプション情報の表示と分析装置の構造模式図である。
【
図16】本願の実施例による電子機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本願の実施例における図面を参照して、本願の実施例における技術的解決手段を明らかで、完全に説明し、無論、説明された実施例は全部の実施例ではなく、本願の一部の実施例だけである。本願における実施例に基づいて、当業者は創造的な労働なしに得られたすべての他の実施例は、いずれも本願が保護する範囲に属する。
【0023】
図1は本願の実施例による適用シーン模式図である。該適用シーンは電子機器101と電子機器102に関し、電子機器101は、スマートフォン(例えばAndroidフォン、iOSフォン、Windows(登録商標) Phoneフォン等)、タブレットコンピュータ、ポケットパソコン、ノートブック コンピューター、モバイルインターネットデバイス(mobile Internet device)、ウェアラブルデバイス、車載デバイス等の様々な端末機器であってもよく、これらに限定されない。端末機器は、ユーザー機器(User Equipment、UE)、端末又はユーザー装置等と呼ばれてもよく、これらに限定されない。電子機器102は様々なサーバーであってもよく、本願は、これらに限定されない。電子機器101と電子機器102は無線通信技術を介してデータの伝送を行うことができる。
【0024】
例示的に、
図1に示すような適用シーンのネットワークアーキテクチャはクライアント/サーバー(client/server、C/S)モードであってもよく、クライアント(例えば端末機器)はサービス側(例えばサーバー)からチャート関連データをプルして、プルされたチャート関連データを処理及び表示することができる。一具体例として、クライアントはMVP(Model-View-Presenter)アーキテクチャを採用することによって、インターフェイス、データ操作、データウェアハウス等を互いに分離する。
【0025】
本願の実施例において、例示的に、ユーザーは電子機器101を操作することでオプションのボラティリティに関連する命令又はデータを入力することができ、電子機器101はユーザーの操作に応答して、ユーザーから入力された命令又はデータを受信する。電子機器101はユーザーから入力された命令又はデータを受信した後、電子機器102に命令又はデータを送信することができる。電子機器102は命令又はデータを取得した後、オプションのボラティリティに関連するデータ処理を行うことができる。電子機器102は処理されたデータを電子機器101に送信することができ、電子機器101は該データをさらに処理して、ユーザーに表示することができる。
【0026】
説明する必要がある点として、
図1に示すような適用シーンは本願の実施例を説明するためにのみに使用され、限定することを意図するものではない。具体的な実施では、本願の実施例による技術的解決手段は、実際のニーズに応じて柔軟に活用することができる。
【0027】
図2は本願の実施例によるオプション情報の表示と分析方法200の概略フローチャートである。該方法200は
図1の電子機器により実行可能である。
図2に示すように、方法200はステップ210~240を含む。
【0028】
210では、端末機器でのユーザーの操作データを収集する。
【0029】
選択可能に、操作データは前記ユーザーによって選択されたオプションの少なくとも1つの権利行使価格と前記オプションの満期日を含んでもよい。
【0030】
例示的に、タッチディスプレイスクリーンを介して端末機器でのユーザーの操作データを収集することができる。ここで、タッチディスプレイスクリーンは、例えば薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(thin film transistor liquid crystal display , TFT-LCD)、発光ダイオード(light emitting diode、LED)ディスプレイ、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode , OLED)ディスプレイ等であってもよく、これらに限定されない。
【0031】
220では、前記操作データに応じて、ユーザーによって選択されたオプションのボラティリティデータを取得し、前記ボラティリティデータは前記オプションのインプライドボラティリティ及び/又はヒストリカルボラティリティを含む。ヒストリカルボラティリティは株式の過去の価格に関する統計であり、インプライドボラティリティは株式の将来の価格の予測であり、それぞれ2つの市場のセンチメントを表す。
【0032】
選択可能に、ボラティリティデータはインプライドボラティリティ平均をさらに含んでもよく、インプライドボラティリティ平均は、同じ満期日の少なくとも2つのオプションのインプライドボラティリティによって決定される。
【0033】
本願の実施例において、端末機器はサーバーからオプションのボラティリティデータを取得することができる。一可能な実現形態として、端末機器は上記操作データに応じて、サーバーにデータアクセス要求を送信することができる。サーバーは該アクセス要求に基づいて、対応するボラティリティデータを返す。サーバーはボラティリティデータ、例えばインプライドボラティリティ、ヒストリカルボラティリティ又はインプライドボラティリティ平均を計算することができる。
【0034】
【0035】
【0036】
分かることとして、オプション価格はインプライドボラティリティとともに上昇し、即ちオプション価格はインプライドボラティリティの単調増加関数である。これに基づいて、本手段による以下のような方法を使用してインプライドボラティリティを取得することができる。
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
実験データによると、上記精度の取る値区間は0-1%であり、ヨーロピアンオプションに対して、精度は0.43%であることが好ましく、反復回数の上限は10000回であることが好ましく、アメリカンオプションに対して、精度は0.52%であることが好ましく、反復回数の上限は15000回であることが好ましい。
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
実験データによると、Dのデフォルト値は5、20、30、60、120、250であってもよく、好ましくは250であり、即ちシステムは、250日周期のヒストリカルボラティリティの表示がより正確であるとデフォルトする。
【0052】
【0053】
230では、前記ボラティリティデータに応じて、前記オプションのボラティリティのチャートデータと分析情報を決定する。
【0054】
例示的に、ボラティリティのチャートデータと分析情報はボラティリティ期間構造、ボラティリティスマイル及びボラティリティ分析のうちの少なくとも1つを含む。
【0055】
ここで、ボラティリティ期間構造は前記オプションの指定された権利行使価格のインプライドボラティリティと前記オプションの満期日との間の関係(又は曲線)を示すために使用され、同じ権利行使価格、異なる満期日のオプションの変化を観察するために使用できる。
【0056】
ボラティリティスマイルはオプションのインプライドボラティリティとオプションの権利行使価格との間の関係(又は曲線)を示す。通常の場合、ディープアウトオブザマネーオプションとディープインザマネーオプションオプションのインプライドボラティリティはアットザマネーオプションのインプライドボラティリティよりも高く、インプライドボラティリティの全体的なトレンドは、スマイルの口型を呈すため、ボラティリティスマイルと呼ばれる。
【0057】
ボラティリティ分析は、オプションのインプライドボラティリティに対する分析情報を示すために使用され、該分析情報はオプションのインプライドボラティリティ、ヒストリカルボラティリティ、ボラティリティプレミアム及びインプライドボラティリティ平均のうちの少なくとも1つによって得られる。いくつかの選択可能な実施例において、ボラティリティ分析は、さらにオプションのインプライドボラティリティとヒストリカルボラティリティとの間の関係(又は曲線)を示すか、インプライドボラティリティ、ヒストリカルボラティリティ、ボラティリティプレミアム及びインプライドボラティリティ平均曲線のうちの少なくとも1つを示すために使用される。
【0058】
本願はオプションのインプライドボラティリティに対する分析情報、及び/又は現在のオプションのインプライドボラティリティとヒストリカルボラティリティとの間の関係、及び/又はインプライドボラティリティ、ヒストリカルボラティリティ、ボラティリティプレミアム及びインプライドボラティリティ平均のうちの少なくとも1つを表示することによって、ユーザーが異なる取引戦略を選択するためにデータ参照を提供し、例えばユーザーはインプライドボラティリティがヒストリカルボラティリティより低い場合オプションを購入するか、インプライドボラティリティがヒストリカルボラティリティより高い場合オプションを販売する可能性がある。
【0059】
データ実証によると、長期および短期の両方でも、インプライドボラティリティはヒストリカルボラティリティより高く、即ちオプション市場は株式の実際のボラティリティを過大評価した。しかし、インプライドボラティリティとヒストリカルボラティリティの両方の差が高く過ぎると、現在のオプションに高いプレミアムが存在する可能性があるのを示す。ここで、ボラティリティプレミアムは、インプライドボラティリティからヒストリカルボラティリティを引いた差に等しくなる。
【0060】
いくつかの選択可能な実施例において、さらにオプションのボラティリティプレミアムの最大値を取得し、ボラティリティプレミアムが最大値である時に対応するデータ点に、ボラティリティプレミアムラインを生成する。ここで、ボラティリティプレミアムはオプションのインプライドボラティリティとオプションのヒストリカルボラティリティとの正の差である。
【0061】
いくつかの選択可能な実施例において、インプライドボラティリティ平均は同じ満期日の少なくとも2つのオプションのインプライドボラティリティによって決定される。具体的に、インプライドボラティリティ平均について、以上の説明を参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
【0062】
240では、前記チャートデータと前記分析情報を表示する。
【0063】
具体的に、端末機器を介してボラティリティ期間構造、ボラティリティスマイル及びボラティリティ分析のうちの少なくとも1つを表示することができる。
【0064】
図3はボラティリティ期間構造の一具体例を示す。図では、X軸はオプションの満期日であり、範囲は該株式の指定された権利行使価格でのオプションの満期日範囲、最早満期日から最遅満期日までの範囲である。図では、Y軸はオプションのインプライドボラティリティであり、範囲はデータの最小値から最大値までの範囲であり、上部と下部は部分的に空白にすることができ、最小値が0より大きい。
【0065】
図3では、凡例はオプションの権利行使価格であり、例えば株式の現在の価格に最も近い4つの権利行使価格の4つの凡例を表示することができ、2つは現在の価格より高く、2つは現在の価格よりも低い。本願の実施例は凡例をクリックして曲線を表示および非表示にすることもサポートでき、図の曲線が変化したときに再描画することができる。ある曲線データが1つしかない場合でも、依然として1つの点を描画できる。図全体で1つしかない場合で、その点とX軸の日付を中央に揃えて表示することができる。ある曲線にデータがまったくない場合、凡例をグレー表示にすることができる。
【0066】
いくつかの選択可能な実施例において、ユーザーは権利行使価格フィルターページを開くことで、権利行使価格を選択することにより、ページに異なる権利行使価格情報を表示させる。例えば、ユーザーはフィルターコントロールを介して図の表示に必要な権利行使価格を選択することができる。例えば4つを最も多く選択し、1つを最も少なく選択することができる。いずれも選択されていない場合、完了ボタンはグレー表示され、クリックできない。また、フィルターコントロールは株式の現在の価格が位置する区間をデフォルトで表示し、現在の価格点線を分割線として表示する。
【0067】
図3に示すように、インプライドボラティリティ曲線が上向きに傾斜している場合、通常、市場は将来該株式のボラティリティが高くなると予想することを意味する。インプライドボラティリティ曲線が下向きに傾斜している場合、通常、市場は将来該株式のボラティリティが低くなると予想することを意味する。例示的に、ボラティリティ期間構造はオプションカレンダースプレッド戦略の構築に適用されることができ、これに限定されない。
【0068】
このため、本願の実施例は、ユーザーにボラティリティ期間構造のチャートを表示し、同じ権利行使価格と異なる満期日のオプションのボラティリティ変化状況を分析し、さらに、株式オプションのインプライドボラティリティの関連データを分析するのを実現することができ、ユーザーがオプションの購入を決定するのに役に立ち、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
【0069】
図4はボラティリティスマイルの一具体例を示す。図ではX軸はオプションの権利行使価格であり、範囲は該満期日での最小権利行使価格から最大権利行使価格までの範囲である。Y軸はオプションのインプライドボラティリティであり、範囲はデータの最小値から最大値までの範囲であり、上部と下部に部分的に空白にし、最小値が0より大きい。チャートに現在の日付に最も近いが期限切れない満期日をデフォルトで表示する。
図4では、チャートの右上は満期日の選択をサポートすることができ、例えば該株式のオプションのすべての満期日を選択することができる。ボラティリティスマイルはオプション垂直スプレッド戦略の構築に適用し、本願はこれらに限定されない。
【0070】
このため、本願の実施例は、ユーザーにボラティリティスマイルのチャートを表示し、同じ満期日のオプションのインプライドボラティリティと権利行使価格との間の関係を分析し、さらに、株式オプションのインプライドボラティリティの関連データを分析するのを実現し、ユーザーがオプションの購入を決定するのに役に立ち、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
【0071】
図5はボラティリティ分析の一具体例を示す。ここで、ヒストリカルボラティリティは異なる周期を選択することができ、例えば250日周期のヒストリカルボラティリティをデフォルトで表示する。インプライドボラティリティはオプションの各取引日の終了時のインプライドボラティリティであってもよく、ヒストリカルボラティリティはオプションの対応する標的ヒストリカルボラティリティであってもよい。本願の実施例は日で描画することをサポートでき、例えば先週(5点)、過去1ヶ月(20点)、過去3ヶ月(60点)、過去6ヶ月(120点)及び過去1年(250点)の5つの周期をサポートし、過去1ヶ月をデフォルトで表示でき、データ点が不足していると、全部を表示すればよい。
【0072】
図5ではX軸は日付を示し、範囲は最早日付から最遅日付までの範囲であり、中央に1つの日付を表示することができる。Y軸はボラティリティの数値を示し、範囲は区間内の最小値から最大値までの範囲であり、上部と下部に部分的に空白にし、最小値が0より大きい。図は最新のインプライドボラティリティ平均の灰色の点線を示すことができ、インプライドボラティリティとヒストリカルボラティリティの差が最大になる場所にボラティリティプレミアムの点線を描くことができる。凡例はインプライドボラティリティ、インプライドボラティリティ平均、ボラティリティプレミアム及びヒストリカルボラティリティを示すことができる。ボラティリティプレミアムが正である場合、「+」記号を付くことができる。
【0073】
いくつかの選択可能な実施例において、ユーザーは異なる周期のヒストリカルボラティリティ、例えばHV5、HV20、HV30、HV60、HV90、HV120、HV250を切り替えることができ、HV30をデフォルトで表示することができる。ヒストリカルボラティリティの凡例はユーザーの選択に従って表示する。チャートはクロスフローティングウィンドウをサポートして、各日付でのインプライドボラティリティ、ヒストリカルボラティリティ、ボラティリティプレミアム及びボラティリティ平均を表示する。ここで、インプライドボラティリティ以外、残りの凡例はいずれも表示及び非表示をサポートすべきである。ヒストリカルボラティリティを非表示する同時に、ボラティリティプレミアムを非表示する。
【0074】
いくつかの選択可能な実施例において、前記オプションのインプライドボラティリティに対する分析情報は、インプライドボラティリティの過大評価、過小評価及び変動のうちの少なくとも1つを含む。つまり、ボラティリティ分析は、それぞれ過大評価、過小評価、及びボラティリティ変動である3種のチャート解読を含んでもよい。
【0075】
過大評価(即ちインプライドボラティリティの分析情報は過大評価である)に達する条件は、
1、最新のインプライドボラティリティの周期的分位点が70%を超え、且つ70%以上の時点でヒストリカルボラティリティを上回っている条件、
2、最新のボラティリティプレミアムは周期の70%を超える時点、及び
3、最新のインプライドボラティリティがインプライドボラティリティ平均より大きい条件のうちの少なくとも1つであってもよい。
【0076】
ここで、最新インプライドボラティリティの周期的分位点が70%を超えるとは、最新のインプライドボラティリティの値はインプライドボラティリティの周期シーケンスの中で上位30%にランクされていることを意味する。
【0077】
過小評価(即ちインプライドボラティリティの分析情報は過小評価である)に達する条件は、
1、最新のインプライドボラティリティの周期的分位点が30%より小さく、ヒストリカルボラティリティより小さい点がある条件、
2、最新のボラティリティプレミアムは負又は周期内の30%を下回る時点、及び
3、最新のインプライドボラティリティはインプライドボラティリティ平均条件以下である条件のうちの少なくとも1つであってもよい。
【0078】
ここで、最新インプライドボラティリティの周期的分位点が30%より小さいとは、最新のインプライドボラティリティの値はインプライドボラティリティの周期シーケンスの中で下位30%にランクされていることを意味する。
【0079】
上記過大評価の条件と過小評価の条件以外の他の条件で、インプライドボラティリティ変動として記述されることができ、本願はこれらに限定されない。
【0080】
このため、本願の実施例は、ユーザーにボラティリティ分析のチャートと分析情報を表示し、ユーザーに現在のオプションのインプライドボラティリティとヒストリカルボラティリティとの間の関係、及びオプションのインプライドボラティリティ、ヒストリカルボラティリティ、インプライドボラティリティ平均曲線のトレンド、ボラティリティプレミアムの最大値位置を表示するのを実現でき、ユーザーが異なる取引戦略を選択するためにデータ参照を提供する。
【0081】
また、システムはさらにボラティリティデータを自動的に分析して、チャート解読情報を出力し、現在のインプライドボラティリティが過大評価されているか過小評価されているかを分析することができ、該オプションボラティリティの関連提案を提供することができ、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
【0082】
いくつかの選択可能な実施例において、ボラティリティ期間構造とボラティリティスマイル機能はオプションページのボラティリティタブに位置でき、例えば個々のストックオプションチェーンインターフェイスにオプションボラティリティタブ(tab)を追加する。ボラティリティ分析機能はオプション分析ページに位置でき、例えば単一のオプションの分析ページの下に、機能ナビゲーションバーと機能ボラティリティ分析tabを追加する。選択可能に、追加の機能ナビゲーションバーに損益分析tabが含まれてもよく、これらに限定されない。
【0083】
以下、ボラティリティ期間構造、ボラティリティスマイル及びボラティリティ分析のカードのデータロードフローを説明する。
【0084】
図6は本願の実施例のデータロードフローの一例を示す。
図6に示すように、ユーザーはフィルターを介して見たいオプションのボラティリティ情報を選択した後、コントローラーに渡してデータウェアハウスにアクセスし、サーバー(server)からボラティリティデータをリモートでプルする。次に、データを再パッケージ化し、最終的にチャートに引き渡して、曲線の描画と関連データの表示を行う。
【0085】
チャートデータのパッケージでは、データベース(database、db)のデータからページデータへの変換を行うことができ、主にチャートデータの不一致である。
図7はボラティリティ期間構造のチャートデータクラス図の一例である。端末機器はボラティリティ期間構造のチャートデータからチャートデータセット、チャートデータ点及びボラティリティdbデータを抽出することができ、チャートの描画と表示を行うことができる。
【0086】
いくつかの選択可能な実施例において、サーバーからオプションの満期日のデータリストを取得し、該満期日のデータリストに従って、オプションの満期日を取得することができ、ここで、該オプションの満期日は、満期日データリストの中の現在の日付に最も近く且つ期間切れない満期日である。
【0087】
具体的に、ボラティリティスマイルのカードのデータロード過程に対して、正常なチャートデータロード以外、満期日のデータリストのフルロード過程に関する可能性がある。ここで、満期日のデータリストはカードの生命周期全体で1回ロードされ、ユーザーが満期日を選択するために使用される。ここで、満期日データはボラティリティスマイルカードチャートデータ全体のプリロードである。
【0088】
ユーザーが手動で選択した満期日は、アプリケーションプログラム(app)生命周期内に記憶できるが、最初にロードするときに満期日のデフォルト値は、データから計算する必要がある。
図8は満期日の計算の一具体例である。具体的には、サーバーからプルされた満期日リストで、現在の満期日に最も近いが、期限が切れていない満期日を見つける。ないと、最後の満期日を選択する。
【0089】
図9はボラティリティスマイルのチャートデータクラス図の一例を示す。端末機器はボラティリティスマイルのチャートデータからチャートデータセットとボラティリティdbデータを抽出して、チャート描画と表示を行うことができる。
【0090】
いくつかの選択可能な実施例において、ボラティリティ分析カードに対して、オプションページのボラティリティチャートデータの内容が多いため、2つの次元から分析でき、1つはオプション周期であり、もう1つはヒストリカルボラティリティ周期である。例えば、2つの異なる次元のデータをフィルタリングでき、チャートにユーザーの所望のデータを表示させることができる。
【0091】
例示的に、オプション周期の場合、列挙で定義でき、周期が切り替わると列挙が更新され、ヒストリカルボラティリティ周期の場合、列挙で定義してもよく、周期dbデータタイプを含む。
【0092】
図10はボラティリティプレミアムラインの描画の概略フローチャートである。図に示すように、クライアントはサーバーからプルされた返品パッケージで、チャートの満期日とボラティリティ関係を示す全ての表示データを解析する。次に、全てのデータ点から、インプライドボラティリティとヒストリカルボラティリティの差が最大の点を見つけ、且つこのデータのボラティリティプレミアムは正値である。例示的に、トラバーサル方法、又はハッシュアルゴリズム、又は最長上昇サブシーケンス検索方法を使用して、該差が最大の点を見つけることができる。最後、この点のデータを使用し、インプライドボラティリティとヒストリカルボラティリティとの間にボラティリティプレミアムの直線を描画する。
【0093】
図11はボラティリティ分析のデータロードフローの一例を示す。
図11に示すように、システムが現在のデータを分析した後、チャート解読モジュールは分析結果を異なる色で区別できる。選択可能に、対応するオプション損益図にジャンプして、より深いデータ分析を行うこともできる。
【0094】
図12はボラティリティ分析のチャートデータ構造クラス図の一例を示す。端末機器はボラティリティ分析のチャートデータからオプションボラティリティ範囲列挙、ボラティリティプレミアム、オプションボラティリティ状態列挙、チャートデータセットを抽出して、チャート描画と表示を行うことができる。
【0095】
本願の実施例は、端末機器でのユーザーの操作データを収集し、該操作データに応じてユーザーによって選択されたオプションのボラティリティデータを取得し、さらに、該ボラティリティデータに応じてオプションのボラティリティのチャートデータと分析情報を決定することができ、これにより、ユーザーに該ボラティリティのチャートデータと分析情報を表示するのを実現することができる。このため、本願の実施例は、ユーザーにオプションのボラティリティのチャートデータと分析情報を表示することによって、ユーザーが異なる取引戦略を選択するためにデータ参照を提供することができ、ユーザーがオプションの購入を決定するのに役に立ち、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
【0096】
図13は本願の実施例による他のオプション情報の表示と分析方法300の概略フローチャートである。方法300はサーバーにより実行可能であり、例えば
図1に示すような電子機器102は、限定されない。
図13に示すように、方法300はステップ310~ステップ330を含む。
【0097】
310では、端末機器でのユーザーの操作データを取得する。
【0098】
具体的に、端末機器は端末機器でのユーザーの操作データを収集した後、該操作データをサーバーに送信することができる。
【0099】
320では、前記操作データに応じて、前記ユーザーによって選択されたオプションのボラティリティデータを決定する。
【0100】
330では、前記端末機器に前記ボラティリティデータを送信する。
【0101】
具体的には、ステップ310~330について、上記の方法200のステップ220の説明を参照することができ、繰り返して説明しない。
【0102】
【0103】
【0104】
いくつかの選択可能な実施例において、前記ボラティリティデータはインプライドボラティリティ平均をさらに含み、ここで、前記インプライドボラティリティ平均は同じ満期日の少なくとも2つのオプションのインプライドボラティリティによって決定される。
【0105】
【0106】
いくつかの選択可能な実施例において、前記操作データは前記ユーザーによって選択されたオプションの少なくとも1つの権利行使価格と前記オプションの満期日を含む。
【0107】
理解すべき点として、方法300は方法200に互に対応でき、同様の説明は方法200の実施例を参照でき、重複を避けるために、ここで繰り返して説明しない。
【0108】
以下は本願の装置実施例であり、本願の上記方法実施例を実行するために使用できる。本願の装置実施例に開示されていない細部について、本願の上記方法実施例を参照できる。
【0109】
図14は本願の実施例によるオプション情報の表示と分析装置400の構造模式図であり、
図14に示すように、本実施例の装置は、収集ユニット410、取得ユニット420、処理ユニット430及び表示ユニット440を備えてもよい。
【0110】
収集ユニット410は、前記端末機器でのユーザーの操作データを収集するために使用される。
【0111】
取得ユニット420は、前記操作データに応じて、ユーザーによって選択されたオプションのボラティリティデータを取得するために使用され、ここで、前記ボラティリティデータは前記オプションのインプライドボラティリティ及び/又はヒストリカルボラティリティを含む。
【0112】
処理ユニット430は、前記ボラティリティデータに応じて、前記オプションのボラティリティのチャートデータと分析情報を決定するために使用される。
【0113】
表示ユニット440は、前記チャートデータと前記分析情報を表示するために使用される。
【0114】
いくつかの選択可能な実施例において、処理ユニット430は、具体的に、
前記オプションのボラティリティデータに応じて、前記オプションのボラティリティ期間構造、ボラティリティスマイル及びボラティリティ分析のうちの少なくとも1つを決定するために使用され、
ここで、前記ボラティリティ期間構造は、前記オプションの指定された権利行使価格のインプライドボラティリティと前記オプションの満期日との間の関係を示すために使用され、
前記ボラティリティスマイルは、前記オプションのインプライドボラティリティと前記オプションの権利行使価格との間の関係を示すために使用され、
前記ボラティリティ分析は、前記オプションのインプライドボラティリティに対する分析情報を示すために使用され、前記分析情報は前記オプションのインプライドボラティリティ、ヒストリカルボラティリティ、ボラティリティプレミアム及びインプライドボラティリティ平均のうちの少なくとも1つよって取得される。
【0115】
いくつかの選択可能な実施例において、前記オプションのインプライドボラティリティに対する分析情報はインプライドボラティリティの過大評価、過小評価及び変動のうちの少なくとも1つを含む。
【0116】
いくつかの選択可能な実施例において、取得ユニット420はさらに、
サーバーから前記オプションの満期日データリストを取得することと、
前記満期日のデータリストに応じて、前記オプションの満期日を取得することであって、ここで、前記オプションの満期日はユーザーが前記満期日のデータリストから選択された日付又はデフォルト値であり、前記デフォルト値は前記満期日のデータリストの中の現在の日付に最も近く且つ期限が切れていない満期日である。
【0117】
いくつかの選択可能な実施例において、処理ユニット430はさらに、前記オプションのボラティリティプレミアムの最大値を取得するために使用され、ここで、前記ボラティリティプレミアムは前記オプションのインプライドボラティリティと前記オプションのヒストリカルボラティリティの正の差であり、前記ボラティリティプレミアムが最大値である時に対応するデータ点に、前記ボラティリティプレミアムラインを生成する。
【0118】
いくつかの選択可能な実施例において、前記インプライドボラティリティ平均は同じ満期日の少なくとも2つのオプションのインプライドボラティリティによって決定される。
【0119】
いくつかの選択可能な実施例において、前記操作データは前記ユーザーによって選択されたオプションの少なくとも1つの権利行使価格と前記オプションの満期日を含む。
【0120】
理解すべき点として、装置実施例は方法実施例に互いに対応でき、同様の説明は方法実施例を参照できる。重複を避けるために、ここで繰り返して説明しない。具体的に、
図14に示すようなオプション情報の表示と分析装置400は
図2に対応する方法実施例を実行し、且つ装置400における各モジュールの前述と他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図2に対応する方法実施例を実現するためのものであり、簡潔にするために、ここで、繰り返して説明しない。
【0121】
図15は本願の実施例によるオプション情報の表示と分析装置500の構造模式図であり、
図15に示すように、本実施例の装置は、取得ユニット510、処理ユニット520及び送信ユニット530を備えてもよい。
【0122】
取得ユニット510は、端末機器でのユーザーの操作データを取得するために使用される。
【0123】
処理ユニット520は、前記操作データに応じて、前記ユーザーによって選択されたオプションのボラティリティデータを決定するために使用され、ここで、前記ボラティリティデータは前記オプションのインプライドボラティリティ及び/又はヒストリカルボラティリティを含む。
【0124】
送信ユニット530は、前記端末機器に前記ボラティリティデータを送信するために使用される。
【0125】
【0126】
【0127】
選択可能に、前記ボラティリティデータはインプライドボラティリティ平均をさらに含み、ここで、前記インプライドボラティリティ平均は同じ満期日の少なくとも2つのオプションのインプライドボラティリティによって決定される。
【0128】
選択可能に、前記操作データは前記ユーザーによって選択されたオプションの少なくとも1つの権利行使価格と前記オプションの満期日を含む。
【0129】
理解すべき点として、装置実施例は方法実施例に互いに対応でき、同様の説明は方法実施例を参照できる。重複を避けるために、ここで繰り返して説明しない。具体的に、
図15に示すようなオプション情報の表示と分析装置500は
図13に対応する方法実施例を実行することができ、且つ装置500における各モジュールの前述と他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図12に対応する方法実施例を実現するためのものであり、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0130】
以上で、図面を参照して機能モジュールの点から本願の実施例のオプション情報の表示と分析装置400と500を説明した。理解すべき点として、該機能モジュールはハードウェアの形で実現することも、ソフトウェアの形式の命令によって実現されることも、ハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実現されることもできる。具体的に、本願の実施例における方法実施例の各ステップはプロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路及び/又はソフトウェアの形の命令によって完成されることができ、本願の実施例に開示された方法を組み合わせたステップはハードウェア復号化プロセッサによって実行して完成されるか、または復号化プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュール組み合わせによって実行して完成されるように直接具現化することができる。選択可能に、ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能な読み取り専用メモリ、電気的に消去可能なプログラミングメモリ、レジスタ等の当分野における成熟した記憶媒体に位置できる。該記憶媒体はメモリに位置でき、プロセッサはメモリ内の情報を読み取り、そのハードウェアを組み合わせて上記方法実施例におけるステップを完成する。
【0131】
図16は本願の実施例による電子機器600の概略ブロック図である。
図16に示すように、該電子機器600は、
メモリ610とプロセッサ620を備え、該メモリ610はコンピュータープログラムを記憶し、該プログラムコードを該プロセッサ620に伝送するために使用される。言い換えると、該プロセッサ620はメモリ610からコンピュータープログラムを呼び出して実行することができ、本願の実施例における方法が実現される。
【0132】
例えば、該プロセッサ620は該コンピュータープログラムにおける命令に応じて上記方法実施例を実行するために使用できる。
【0133】
本願のいくつかの実施例において、該プロセッサ620は、
汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)またはその他のプログラマブルロジックデバイス、離散ゲート或いはトランジスタ論理デバイス、離散ハードウェアコンポーネントを含むが、これらに制限されない。
【0134】
本願のいくつかの実施例において、該メモリ610は、
揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリを含むが、これらに制限されない。不揮発性メモリは読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)またはフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってよく、外部高速キャッシュとして使用される。制限ではなく、例示的な説明によって、複数の形式のRAMを利用することができ、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータ速率同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、強化型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(synch link DRAM、SLDRAM)及び直接メモリバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)である。
【0135】
本願のいくつかの実施例において、該コンピュータープログラムは1つまたは複数のモジュールに分割されることができ、該1つまたは複数のモジュールは該メモリ610に記憶され、該プロセッサ620により実行され、本願による方法を完成する。該1つまたは複数モジュールは特定の機能を完成できる一連のコンピュータープログラム命令セグメントであってもよく、該命令セグメントは該電子機器における該コンピュータープログラムの実行プロセスを説明するためのものである。
【0136】
図16に示すように、該電子機器はさらに、
該プロセッサ620またはメモリ610に接続されることができるトランシーバー630を備えてもよい。
【0137】
ここで、プロセッサ620は該トランシーバー630と他の機器との通信を制御することができ、具体的に、他の機器に情報またはデータを送信するか、または他の機器から送信された情報またはデータを受信することができる。トランシーバー630は送信機と受信機を備えてもよい。トランシーバー630はさらにアンテナを備えてもよく、アンテナの数は1つまたは複数であってもよい。
【0138】
理解すべき点として、該電子機器における各コンポーネントはバスシステムを介して接続し、バスシステムは、データバス以外、電源バス、制御バス及び状態信号バスを備える。
【0139】
本願は、コンピュータープログラムが記憶されるコンピューター記憶媒体をさらに提供し、該コンピュータープログラムがコンピューターによって実行される際に、該コンピューターに上記方法実施例の方法を実行させる。或いは、本願の実施例は、命令を含むコンピュータープログラム製品をさらに提供し、該命令はコンピューターによって実行される際に、コンピューターに上記方法実施例の方法を実行させる。
【0140】
ソフトウェアを使用して実現する場合、全部または部分的にコンピュータープログラム製品の形で実現可能である。該コンピュータープログラム製品は1つまたは複数のコンピューター命令を含む。コンピューターに該コンピュータープログラム命令をロード及び実行する際に、本願の実施例のフローまたは機能を全部または部分的に生成する。該コンピューターは汎用コンピューター、専用コンピューター、コンピューターネットワーク、または他のプログラマブル装置であってもよい。該コンピューター命令はコンピューター可読記憶媒体に記憶できるか、または1つのコンピューター可読記憶媒体から他のコンピューター可読記憶媒体に伝送することができ、例えば、該コンピューター命令は1つのウェブサイト、コンピューター、サーバーまたはデータセンターから有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバー、デジタルユーザー線(digital subscriber line、DSL))または無線(例えば、赤外線、無線、マイクロ波等)によって他のウェブサイト、コンピューター、サーバーまたはデータ中心に伝送することができる。該コンピューター可読記憶媒体はコンピューターによってアクセスできる任意の使用可能な媒体または1つまたは複数の使用可能な媒体集積を含むサーバー、データセンター等のデータ記憶機器であってもよい。該使用可能な媒体は磁気媒体(例えば、ロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ)、光学媒体(例えば、デジタルビデオディスク(digital video disc、DVD))、または半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(solid state disk、SSD))等であってもよい。
【0141】
理解すべき点として、本願の実施例に現れる第1、第2等の説明は、説明対象を示し及び区別するためにのみ使用され、順序がなく、本願の実施例において機器の数に対する特別な限定を示すものでもなく、本願の実施例のいずれの制限を構成しない。
【0142】
さらに理解すべき点として、本願の様々な実施例において、上記各過程の番号は実行順序の前後を意味しなく、各過程の実行順序はその機能及び組み込み論理により確定されるべきであり、本発明の実施例の実施過程を制限しない。理解すべきものとして、このように使用されるデータは、適切な状況下で交換することができ、本明細書に記載の本願の実施例は、本明細書に図示又は記載する順序以外の順序で実施することができるようにする。
【0143】
なお、用語「含む」と「有する」及びそれらの任意の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図し、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、明確に並べられたそれらのステップ又はユニットに限定される必要はなく、明確に並べられない又はこれらのプロセス、方法、製品又は機器に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。
【0144】
本願において、「少なくとも1つ」とは1つ又は複数を指し、「複数」とは、2つ又は2つ以上を指す。「及び/又は」は、関連対象の関連関係を説明するものであり、3種の関係があるのを示し、例えば、A及び/又はBは、単独にAが存在し、同時にAとBが存在し、単独にBが存在するという三種の場合を示すことができ、ここでA、Bは単数或いは複数であってもよい。キャラクター「/」は、一般的に前後関連オブジェクトが「又は」の関係であることを示す。「以下の少なくとも1項(個)」又はその同様な表現は、これらの項のうちの任意の組み合わせを指し、単一項(個)又は複数項(個)の任意の組合わせを含む。例えば、a、b、又はcのうちの少なくとも1項(個)は、a、b、c、a-b、 a-c、 b-c、又はa-b-cを示すことができ、ここでa、b、cは単一でも、複数でもよい。
【0145】
理解すべきこととして、明細書全体に言及した「1つの実施例」又は「一実施例」は実施例に関連する特定の機能、構造、または特性が本願の少なくとも1つの実施例に含まれるのを意味する。このため、明細書全体の様々な場所に現れた「1つの実施例において」または「一実施例において」は必ずしも同様な実施例を指さない。なお、これらの特定の機能、構造、または特性は任意の適切な形で1つ又は複数の実施例に組み合わせられることができる。
【0146】
当業者は、本文に開示された実施例に記載の各例示のモジュール及びアルゴリズムステップを組み合わせて、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェア及び電子ハードウェアの組み合わせで実現することができることを認識することができる。これらの機能はハードウェアで実行するかソフトウェアで実行するかは、技術案の特定のアプリケーションおよび設計制約条件によって決められる。当業者は各特定のアプリケーションに対して異なる方法で説明した機能を実現することができるが、このような実現は本願の範囲を超えると考えられない。
【0147】
本願で提供されるいくつかの実施例において、理解すべき点として、開示された機器、装置及び方法は、他の形態で実現されてもよい。例えば、以上で説明された装置実施例は単に例示的なものであり、例えば、該モジュールの分割は、論理機能のみの分割であり、実際に実現される場合、他の分割方法であってもよく、例えば複数のモジュール又はコンポーネントは、別のシステムに組み合わせ又は集積されてもよく、或いは、いくつかの特徴を無視してもよいし、実行しなくてもよい。他方、表示又は議論された相互間の結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェイス、装置又はモジュールによる間接結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形態であってもよい。
【0148】
分離部品として説明されたモジュールは、物理的に分離されてもよいし、分離されなくてもよく、モジュールとして表示された部品は、物理モジュールであってもよいし、物理モジュールでなくてもよく、即ち、1つの場所に位置してもよいし、複数のネットワークユニットに分布してもよい。本実施例の解決策の目的は、実際の必要に応じて、そのうちの一部又はすべてのモジュールを選択して実現されることができる。例えば、本願の各実施例における各機能モジュールは1つの処理モジュールに集積されてもよいし、各モジュールは物理的に単独で存在してもよく、2つまたは2つ以上のモジュールが1つのモジュールに集積されてもよい。
【0149】
以上は本願の具体的な実施形態だけであるが、本願の保護範囲はこれに制限されず、当業者の誰でも、本願に開示された技術的範囲内で、想到し得る変化または置換はいずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。このため、本願の保護範囲は該請求項の保護範囲を基準とすべきである。
【0150】
本願は、2021年08月12日に中国特許局に提出された、出願番号は202110928110.4であり、出願名称は「オプション情報の表示及び分析方法、装置、機器並びに記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張し、その全部の内容は引用により本願に組み込まれる。
【国際調査報告】