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特表2023-540340通知メッセージ表示制御方法、装置、電子機器と可読記憶媒体
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  • 特表-通知メッセージ表示制御方法、装置、電子機器と可読記憶媒体 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-22
(54)【発明の名称】通知メッセージ表示制御方法、装置、電子機器と可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/224 20220101AFI20230914BHJP
   G06F 3/0482 20130101ALI20230914BHJP
【FI】
H04L51/224
G06F3/0482
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023515041
(86)(22)【出願日】2021-09-03
(85)【翻訳文提出日】2023-03-03
(86)【国際出願番号】 CN2021116424
(87)【国際公開番号】W WO2022048632
(87)【国際公開日】2022-03-10
(31)【優先権主張番号】202010921679.3
(32)【優先日】2020-09-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100180806
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 剛
(72)【発明者】
【氏名】曲 金霞
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA05
5E555AA26
5E555AA56
5E555AA61
5E555BA02
5E555BA04
5E555BA77
5E555BB02
5E555BB04
5E555DB12
5E555DB51
5E555DC18
5E555DC21
5E555DC53
5E555DD08
5E555EA04
5E555FA00
(57)【要約】
通知メッセージ表示制御方法、装置、電子機器と可読記憶媒体であって、前記方法は、T個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージを取得すること(101)と、M個の表示領域に、前記N個の通知メッセージのターゲット情報をそれぞれ表示すること(102)とを含み、ここで、異なる表示領域は、プログラム重要度レベルが異なる通知メッセージを表示するために用いられ、前記プログラム重要度レベルは、アプリケーションプログラムの重要度レベルであり、M、NとTは、いずれも1よりも大きい整数であり、MとTは、いずれもN以下である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通知メッセージ表示制御方法であって、
T個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージを取得することと、
M個の表示領域に、前記N個の通知メッセージのターゲット情報をそれぞれ表示することとを含み、
ここで、異なる表示領域は、プログラム重要度レベルが異なる通知メッセージを表示するために用いられ、前記プログラム重要度レベルは、アプリケーションプログラムの重要度レベルであり、M、NとTは、いずれも1よりも大きい整数であり、MとTは、いずれもN以下である、通知メッセージ表示制御方法。
【請求項2】
前記の、M個の表示領域に、前記N個の通知メッセージのターゲット情報をそれぞれ表示する前に、前記方法は、
前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータを取得することと、
前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータに基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムのプログラム重要度レベルを決定することと、
前記T個のアプリケーションプログラムのプログラム重要度レベルに基づいて、M個の表示領域を決定することとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記の、前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータに基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムのプログラム重要度レベルを決定することは、
前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータに基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムの重要度係数を決定することと、
前記T個のアプリケーションプログラムの重要度係数に基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムが属するプログラム重要度レベルを決定することとを含み、
ここで、異なるプログラム重要度レベルは、異なる重要度係数範囲に対応する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記M個の表示領域のうちの各表示領域における通知メッセージは、各通知メッセージに対応するアプリケーションプログラムの重要度係数の高い順に表示される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記の、前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータに基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムの重要度係数を決定することは、
前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムの第一の予め設定される周期内における使用時間長に基づいて、各アプリケーションプログラムの使用率係数をそれぞれ計算することと、
前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンの電子機器のデスクトップにおける配列順序に基づいて、各アプリケーションプログラムの配列係数をそれぞれ計算することと、
前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムの第二の予め設定される周期内における通知メッセージの閲覧時間長に基づいて、各アプリケーションプログラムの通知閲覧時間長係数をそれぞれ計算することと、
各アプリケーションプログラムの使用率係数と、配列係数と、通知閲覧時間長係数との和を、対応するアプリケーションプログラムの重要度係数として決定することとを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
ターゲットアプリケーションプログラムの使用率係数は、第一のターゲット値に1を加算した値に等しく、前記第一のターゲット値は、前記ターゲットアプリケーションプログラムの第一の予め設定される周期内における使用時間長と第一の予め設定される時間長との比であり、
前記ターゲットアプリケーションプログラムの配列係数は、第二のターゲット値に1を加算した値に等しく、前記第二のターゲット値は、電子機器のデスクトップの総スクリーン数と、前記ターゲットアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンが前記電子機器のデスクトップに配列されるスクリーン番号との差であり、
前記ターゲットアプリケーションプログラムの通知閲覧時間長係数は、前記ターゲットアプリケーションプログラムの第二の予め設定される周期内における通知メッセージの閲覧時間長と第二の予め設定される時間長との比に等しく、
ここで、前記ターゲットアプリケーションプログラムは、前記T個のアプリケーションプログラムのうちのいずれか一つのアプリケーションプログラムである、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンは、各アプリケーションプログラムの通知メッセージの数を指示するためのメッセージ添え字を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記の、M個の表示領域に、前記N個の通知メッセージのターゲット情報をそれぞれ表示した後に、前記方法は、
前記M個の表示領域のうちのターゲット表示領域におけるユーザの第一のスライド入力を受信することと、
前記第一のスライド入力に応答し、前記第一のスライド入力のスライド軌跡が通過したP個の通知メッセージをクリアすることとをさらに含み、
ここで、Pは正の整数である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ターゲット情報は、各通知メッセージが属するアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンと、各通知メッセージの特徴情報とを含み、
前記の、前記第一のスライド入力に応答し、前記第一のスライド入力のスライド軌跡が通過したP個の通知メッセージをクリアすることは、
前記第一のスライド入力のスライド方向を取得することと、
前記第一のスライド入力の入力軌跡が通過したP個のターゲット情報を取得することと、
前記第一のスライド入力のスライド方向が第一の予め設定される方向である場合に、前記P個のターゲット情報に対応するP個の通知メッセージをクリアすることとを含み、
ここで、前記第一のスライド入力は、前記P個のターゲット情報のアプリケーションアイコンと特徴情報とのうちの少なくとも一つにおける入力である、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ターゲット情報は、各通知メッセージが属するアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンを含み、
前記M個の表示領域に、前記N個の通知メッセージのターゲット情報をそれぞれ表示した後に、前記方法は、
ターゲットアプリケーションアイコンにおけるユーザの第二のスライド入力を受信することと、
前記第二のスライド入力に応答し、前記第二のスライド入力のスライド方向を取得することと、
前記第二のスライド入力のスライド方向が第二の予め設定される方向である場合に、前記ターゲットアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションプログラムのメッセージ通知機能をオフにすることとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記の、M個の表示領域に、前記N個の通知メッセージをそれぞれ表示した後に、前記方法は、
予め設定されるコントロールへのユーザのタッチ入力を受信することと、
前記タッチ入力に応答し、前記M個の表示領域の前記N個の通知メッセージをクリアし、且つ前記T個のアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコン上のメッセージ添え字を削除することとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
通知メッセージ表示制御装置であって、
T個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージを取得するための第一の取得モジュールと、
M個の表示領域に、前記N個の通知メッセージのターゲット情報をそれぞれ表示するための表示モジュールとを含み、
ここで、異なる表示領域は、プログラム重要度レベルが異なる通知メッセージを表示するために用いられ、前記プログラム重要度レベルは、アプリケーションプログラムの重要度レベルであり、M、NとTは、いずれも1よりも大きい整数であり、MとTは、いずれもN以下である、通知メッセージ表示制御装置。
【請求項13】
前記通知メッセージ表示制御装置は、
前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータを取得するための第二の取得モジュールと、
前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータに基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムのプログラム重要度レベルを決定するための第一の決定モジュールと、
前記T個のアプリケーションプログラムのプログラム重要度レベルに基づいて、M個の表示領域を決定するための第二の決定モジュールとをさらに含む、請求項12に記載の通知メッセージ表示制御装置。
【請求項14】
前記第一の決定モジュールは、
前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータに基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムの重要度係数を決定するための第一の決定ユニットと、
前記T個のアプリケーションプログラムの重要度係数に基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムが属するプログラム重要度レベルを決定するための第二の決定ユニットとを含み、
ここで、異なるプログラム重要度レベルは、異なる重要度係数範囲に対応する、請求項13に記載の通知メッセージ表示制御装置。
【請求項15】
前記第一の決定ユニットは、
前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムの第一の予め設定される周期内における使用時間長に基づいて、各アプリケーションプログラムの使用率係数をそれぞれ計算するための第一の計算サブユニットと、
前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンの電子機器のデスクトップにおける配列順序に基づいて、各アプリケーションプログラムの配列係数をそれぞれ計算するための第二の計算サブユニットと、
前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムの第二の予め設定される周期内における通知メッセージの閲覧時間長に基づいて、各アプリケーションプログラムの通知閲覧時間長係数をそれぞれ計算するための第三の計算サブユニットと、
各アプリケーションプログラムの使用率係数と、配列係数と、通知閲覧時間長係数との和を、対応するアプリケーションプログラムの重要度係数として決定するための第四の計算サブユニットとを含む、請求項14に記載の通知メッセージ表示制御装置。
【請求項16】
前記通知メッセージ表示制御装置は、
前記M個の表示領域のうちのターゲット表示領域におけるユーザの第一のスライド入力を受信するための第一の受信モジュールと、
前記第一のスライド入力に応答し、前記第一のスライド入力のスライド軌跡が通過したP個の通知メッセージをクリアするための第一の処理モジュールとをさらに含み、
ここで、Pは正の整数である、請求項12に記載の通知メッセージ表示制御装置。
【請求項17】
前記ターゲット情報は、各通知メッセージが属するアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンを含み、
前記通知メッセージ表示制御装置は、
ターゲットアプリケーションアイコンにおけるユーザの第二のスライド入力を受信するための第二の受信モジュールと、
前記第二のスライド入力に応答し、前記第二のスライド入力のスライド方向を取得するための第三の取得モジュールと、
前記第二のスライド入力のスライド方向が第二の予め設定される方向である場合に、前記ターゲットアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションプログラムのメッセージ通知機能をオフにするための第二の処理モジュールとをさらに含む、請求項12に記載の通知メッセージ表示制御装置。
【請求項18】
前記通知メッセージ表示制御装置は、
予め設定されるコントロールへのユーザのタッチ入力を受信するための第三の受信モジュールと、
前記タッチ入力に応答し、前記M個の表示領域のN個の通知メッセージをクリアし、且つ前記T個のアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコン上のメッセージ添え字を削除するための第三の処理モジュールとをさらに含む、請求項12に記載の通知メッセージ表示制御装置。
【請求項19】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項1から11のいずれか1項に記載の通知メッセージ表示制御方法のステップを実現する、電子機器。
【請求項20】
プログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、請求項1から11のいずれか1項に記載の通知メッセージ表示制御方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年9月4日に中国で提出された中国特許出願番号No.202010921679.3の優先権を主張しており、同出願の内容のすべては、ここに参照として取り込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術分野に属し、具体的には通知メッセージ表示制御方法、装置、電子機器と可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、電子機器上のアプリケーションプログラムは、通知メッセージを受信すると、一般的には該当するアプリケーションアイコンの右上に数字添え字が表示されることで、これらの添え字が表示されたアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションプログラムには、処理する必要がある未読の通知メッセージがあることをユーザに知らせる。デスクトップにおける複数のアプリケーションアイコンに添え字が表示されている場合、ユーザは、該当する通知メッセージを1つずつチェックするために、添え字付きアプリケーションアイコンを1つずつクリックする必要があり、そして通知メッセージタイプは一般的に乱雑で、普及類、消費類、アップグレード類、更新推奨類などがあり、ユーザはアプリケーションアイコンによってある通知メッセージが重要な通知であるかどうか、チェック処理が必要であるかどうかを判断することができない。
【0004】
これで分かるように、従来通知メッセージの表示方式では、ユーザの操作に不便が生じ、ユーザによるメッセージ処理効率が比較的低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本出願の実施例の目的は、従来通知メッセージの表示方式では、ユーザの操作に不便が生じ、ユーザによるメッセージ処理効率が比較的低いという問題を解決できる通知メッセージ表示制御方法、装置、電子機器と可読記憶媒体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術問題を解決するために、本出願は、以下のように実現される。
【0007】
第一の態様によれば、本出願の実施例は、通知メッセージ表示制御方法を提供し、この方法は、
T個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージを取得することと、
M個の表示領域に、前記N個の通知メッセージのターゲット情報をそれぞれ表示することとを含み、
ここで、異なる表示領域は、プログラム重要度レベルが異なる通知メッセージを表示するために用いられ、前記プログラム重要度レベルは、アプリケーションプログラムの重要度レベルであり、M、NとTは、いずれも1よりも大きい整数であり、MとTは、いずれもN以下である。
【0008】
第二の態様によれば、本出願の実施例は、通知メッセージ表示制御装置を提供し、この装置は、
T個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージを取得するための第一の取得モジュールと、
M個の表示領域に、前記N個の通知メッセージのターゲット情報をそれぞれ表示するための表示モジュールとを含み、
ここで、異なる表示領域は、プログラム重要度レベルが異なる通知メッセージを表示するために用いられ、前記プログラム重要度レベルは、アプリケーションプログラムの重要度レベルであり、M、NとTは、いずれも1よりも大きい整数であり、MとTは、いずれもN以下である。
【0009】
第三の態様によれば、本出願の実施例は、電子機器を提供し、この電子機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0010】
第四の態様によれば、本出願の実施例は、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体には、プログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0011】
第五の態様によれば、本出願の実施例は、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、第一の態様に記載の方法を実現するために用いられる。
【発明の効果】
【0012】
本出願の実施例では、T個のアプリケーションプログラムの通知メッセージを取得し、M個の表示領域に、前記N個の通知メッセージのターゲット情報をそれぞれ表示し、ここで、異なる表示領域は、プログラム重要度レベルが異なる通知メッセージを表示するために用いられ、前記プログラム重要度レベルは、アプリケーションプログラムの重要度レベルであり、M、NとTは、いずれも1よりも大きい整数であり、MとTは、いずれもN以下である。このように、T個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージを、異なるプログラム重要度レベルに応じて、M個の表示領域のうちの異なる表示領域にそれぞれ表示することにより、ユーザは、どれらの通知メッセージの重要度レベルが比較的高いか、どれらの通知メッセージの重要度レベルが比較的低いかを直感的に知ることができ、さらにユーザがこれらの通知メッセージを迅速に閲覧して処理することが容易になり、メッセージの処理効率を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本出願の実施例による通知メッセージ表示制御方法のフローチャートである。
図2a】本出願の実施例による通知メッセージ表示ページでアプリケーション通知メッセージを表示する概略図のその一である。
図2b】本出願の実施例による通知メッセージ表示ページでアプリケーション通知メッセージを表示する概略図のその二である。
図3】本出願の実施例による通知メッセージ表示ページで複数のアプリケーション通知メッセージを迅速に削除する操作概略図である。
図4】本出願の実施例による通知メッセージ表示ページで1つのアプリケーション通知メッセージを迅速に削除する操作概略図である。
図5】本出願の実施例による通知メッセージ表示ページでアプリケーション通知をオフにする操作概略図である。
図6】本出願の実施例による通知メッセージ表示ページを閉じた後にシステムデスクトップに戻る概略図である。
図7】本出願の実施例による通知メッセージ表示制御装置の構造概略図である。
図8】本出願の実施例による電子機器の構造概略図である。
図9】本出願の実施例による別の電子機器の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0015】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用されるデータは、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、且つ「第一」、「第二」などによって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の個数を限定せず、例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0016】
以下では、図面を結び付けながら、具体的な実施例及びその応用シナリオにより本出願の実施例による通知メッセージ表示制御方法を詳細に説明する。
【0017】
図1を参照すると、図1は、本出願の実施例による通知メッセージ表示制御方法のフローチャートであり、図1に示すように、この方法は、以下のステップを含む。
【0018】
ステップ101、T個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージを取得する。
【0019】
本出願の実施例では、複数のアプリケーションプログラムの複数の通知メッセージをまとめて表示するために、まずT個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージを取得してもよく、ここで、NとTは、いずれも1よりも大きい整数であり、TはN以下であり、前記T個のアプリケーションプログラムは、電子機器にインストールされた任意のアプリケーションプログラムであってもよく、具体的には現在未読通知メッセージのあるアプリケーションプログラムの通知メッセージを取得してもよく、即ち電子機器上のすべてのアプリケーションプログラムの未読通知メッセージを取得してもよい。アプリケーションプログラムの通知メッセージは、一般的にはディープリンクDeeplink又はH5リンクを介して表示され、例えば、ある通知メッセージをクリックしてこの通知メッセージの完全な内容をチェックすると、この通知メッセージに対応するDeeplink又はH5リンクに対応するページにジャンプするため、前記の、T個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージを取得することは、前記T個のアプリケーションプログラム内の通知のDeeplink又はH5リンクを抽出することであってもよい。
【0020】
ここで、前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンは、各アプリケーションプログラムの通知メッセージの数を指示するためのメッセージ添え字を含む。つまり、前記T個のアプリケーションプログラムは、電子機器のデスクトップにメッセージ添え字が表示されているアプリケーションプログラムであってもよい。あるアプリケーションプログラムが通知メッセージを受信すると、一般的にはこのアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンにはメッセージ添え字を使用してマークし、且つこのメッセージ添え字は一般的には数字添え字であり、数字はこのアプリケーションプログラムに現在何件の未読通知メッセージがあるかを表し、従って電子機器のデスクトップにメッセージ添え字が表示されているアプリケーションプログラムの通知メッセージを取得してもよい。より具体的には、まずメッセージ添え字通知付きのアプリケーションプログラムアイコンがアプリケーションフォルダ内にあるかどうかを判断してもよく、YESの場合、アプリケーションファイルにあるメッセージ添え字通知付きのアプリケーションプログラムと、アプリケーションフォルダにないメッセージ添え字通知付きのアプリケーションプログラムを選択してもよく、NOの場合、アプリケーションフォルダにないメッセージ添え字通知付きのアプリケーションプログラムを選択し、そして選択されたアプリケーションプログラム内の通知のDeeplink又はH5リンクを抽出してもよい。
【0021】
選択的に、前記ステップ101は、
予め設定される入力を受信した場合に、T個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージを取得することを含む。
【0022】
上記予め設定される入力は、ユーザによりカスタマイズされる又はシステムにより予め設定される特定の入力であってもよく、この予め設定される入力は、現在未読のアプリケーション通知メッセージの表示をトリガーするために用いられてもよい。例えば、前記予め設定される入力は、スクリーンをN回タップし、ステータスバー領域をダブルクリックするなどの入力であってもよい。
【0023】
即ちユーザの予め設定されるトリガー入力に基づいて、T個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージを取得することにより、前記N個の通知メッセージを一定のルールに従って表示してもよい。
【0024】
ステップ102、M個の表示領域に、前記N個の通知メッセージのターゲット情報をそれぞれ表示し、
ここで、異なる表示領域は、プログラム重要度レベルが異なる通知メッセージを表示するために用いられ、前記プログラム重要度レベルは、アプリケーションプログラムの重要度レベルであり、Mは1よりも大きい整数であり、MはN以下である。
【0025】
本出願の実施例では、取得されたT個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージについて、前記T個のアプリケーションプログラムのプログラム重要度レベルに基づいて、前記N個の通知メッセージのターゲット情報を区画表示してもよく、ここで、前記ターゲット情報は、通知メッセージが属するアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコン、通知時間、通知メッセージタイトル、一部の通知内容、画像などを含んでもよい。
【0026】
具体的には、プログラム重要度レベルが同じアプリケーションプログラムの通知メッセージを同一の表示領域に表示し、プログラム重要度レベルが異なるアプリケーションプログラムの通知メッセージを異なる表示領域に表示してもよく、さらにプログラム重要度レベルの高い順に、前記N個の通知メッセージを表示してもよく、即ちプログラム重要度レベルが高いアプリケーションプログラムの通知メッセージの表示領域をより前に、プログラム重要度レベルが低いアプリケーションプログラムの通知メッセージの表示領域をより後にすることにより、ユーザはプログラム重要度レベルが高いアプリケーションプログラムの通知メッセージを優先的にチェックして処理することが容易になる。
【0027】
ここで、前記M個の表示領域のうちの各表示領域に対応するプログラム重要度レベルは、いずれも異なり、つまり、前記T個のアプリケーションプログラムがM個の異なるプログラム重要度レベルを備え、それによって前記N個の通知メッセージをプログラム重要度レベルの違いに応じてM個の表示領域にそれぞれ表示する。
【0028】
例えば、図2aに示すように、アプリケーション1、アプリケーション2のプログラム重要度レベルが同じであり、且つアプリケーション3のプログラム重要度レベルよりも高いため、アプリケーション1とアプリケーション2の通知メッセージを表示領域201に表示し、アプリケーション3の通知メッセージを表示領域202に表示するとともに、表示領域201を表示領域202の前に位置させることができる。また図2bに示すように、アプリケーション1、アプリケーション2のプログラム重要度レベルが同じであり、且つアプリケーション3のプログラム重要度レベルよりも高く、アプリケーション4とアプリケーション5のプログラム重要度レベルが同じであり、且つアプリケーション3のプログラム重要度レベルよりも低いため、アプリケーション1とアプリケーション2の通知メッセージを表示領域201に表示し、アプリケーション3の通知メッセージを表示領域202に表示し、アプリケーション4とアプリケーション5の通知メッセージを表示領域203に表示するとともに、表示領域201を表示領域202の前に位置させ、表示領域202を表示領域203の前に位置させることができる。
【0029】
複数のアプリケーションプログラムのプログラム重要度レベルが同じである場合、前記複数のアプリケーションプログラムに対応する表示領域に、通知時間の早い順に前記複数のアプリケーションプログラムの通知メッセージを順次表示してもよく、さらに前記複数のアプリケーションプログラムの重要度を分け、重要度の高い順に前記複数のアプリケーションプログラムの通知メッセージを順次表示してもよい。例えば、アプリケーション1、アプリケーション2とアプリケーション3のプログラム重要度レベルが同じであり、いずれも表示領域1に表示されているが、アプリケーション2の重要度がアプリケーション1の重要度よりも高く、アプリケーション1の重要度がアプリケーション3の重要度よりも高い場合、表示領域1にアプリケーション2、アプリケーション1とアプリケーション3の通知メッセージを順に表示してもよい。
【0030】
説明すべきこととして、前記T個のアプリケーションプログラムのプログラム重要度レベルは、ユーザによりカスタマイズ設定され、例えば最も注目しているアプリケーションプログラムを最も高い重要度レベルに設定し、よく使われるアプリケーションプログラムを中程度の重要度レベルに設定し、よく使われないアプリケーションプログラムを最も低い重要度レベルに設定するなどであってもよく、システムは、前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータ、即ちユーザが使用しているこれらのアプリケーションプログラムにおけるいくつかの関連パラメータ、例えば使用時間長、使用頻度、通知メッセージの閲覧時間長などに基づいて、各アプリケーションプログラムのプログラム重要度レベルを決定してもよい。
【0031】
さらに説明すべきこととして、前記M個の表示領域は、同一スクリーンに位置してもよく、異なるスクリーンに位置してもよく、例えばプログラム重要度レベルの比較的高いアプリケーションプログラムの通知メッセージをメインスクリーンの若干の表示領域に表示し、プログラム重要度レベルの比較的低いアプリケーションプログラムの通知メッセージをサブスクリーンの若干の表示領域に表示する。具体的には、前記N個の通知メッセージのターゲット情報を表示するために、ステータスバー(例えばプルダウンメニューにおけるステータスバー)にM個の表示領域を分けてもよく、新規に作成された通知メッセージ表示ページにM個の表示領域を分けてもよい。
【0032】
このように、前記N個の通知メッセージを、プログラム重要度レベルに応じて区画表示することにより、ユーザは各表示領域の通知メッセージの重要度レベルを直感的に知ることができ、さらにユーザは自体の需要に応じてターゲット重要度レベルの通知メッセージを迅速に特定し、これらの通知メッセージを迅速に閲覧して処理することが容易になる。
【0033】
選択的に、前記ステップ102の前に、前記方法は、
前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータを取得することと、
前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータに基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムのプログラム重要度レベルを決定することと、
前記T個のアプリケーションプログラムのプログラム重要度レベルに基づいて、M個の表示領域を決定することとをさらに含む。
【0034】
即ちこの実施の形態では、前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータに基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムのプログラム重要度レベルを決定し、さらにM個の表示領域を決定してもよい。
【0035】
上記使用パラメータは、ユーザが使用しているこれらのアプリケーションプログラムにおけるいくつかの関連パラメータ、例えば使用時間長、使用頻度、通知メッセージの閲覧時間長、アプリケーションアイコンの配列位置などであってもよい。一般的には、あるアプリケーションプログラムの使用時間長が長いほど、使用頻度が高いほど、通知メッセージの閲覧時間長が長いほど、アプリケーションアイコンの配列位置がメインスクリーンに近いほど、このアプリケーションプログラムがユーザに頻繁に使用され、即ちその重要性が比較的高く、比較的高いプログラム重要度レベルを備えてもよいことを示し、逆に、重要性が比較的低く、比較的低いプログラム重要度レベルを備えるため、前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムの使用パラメータを統計することにより、各アプリケーションプログラムのプログラム重要度レベルを決定してもよく、具体的には、使用パラメータに基づいて該当する計算式を設定し、各アプリケーションプログラムの重要度を算出し、さらにこのアプリケーションプログラムが属するプログラム重要度レベルを決定してもよく、ここで、重要度が高い属するプログラム重要度レベルもそれに応じて比較的高い。
【0036】
前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムのプログラム重要度レベルを決定した後に、前記T個のアプリケーションプログラムの合計プログラム重要度レベルの数に基づいて、該当する数の表示領域を決定してもよく、例えば6つのアプリケーションプログラムのうち、2つのアプリケーションプログラムが最も高いプログラム重要度レベルであり、3つが中程度のプログラム重要度レベルであり、1つが最も低いプログラム重要度レベルであり、計3つのプログラム重要度レベルがある場合、3つの表示領域として決定してもよい。
【0037】
このように、ユーザの使用習慣に基づいて、各アプリケーションプログラムの重要度レベルを決定することにより、決定されたアプリケーションプログラムの重要度レベルの信頼性が比較的高く、且つユーザが各アプリケーションプログラムの重要度レベルを予め設定する必要がないことが確保される。
【0038】
選択的に、前記の、前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータに基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムのプログラム重要度レベルを決定することは、
前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータに基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムの重要度係数を決定することと、
前記T個のアプリケーションプログラムの重要度係数に基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムが属するプログラム重要度レベルを決定することとを含み、
ここで、異なるプログラム重要度レベルは、異なる重要度係数範囲に対応する。
【0039】
この実施の形態では、まず前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータに基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムの重要度係数を決定し、例えば各アプリケーションプログラムの使用パラメータに基づいて、予め設定される公式を使用して各アプリケーションプログラムの重要度係数を算出してもよい。
【0040】
そして、各アプリケーションプログラムの重要度係数に基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムが属するプログラム重要度レベルを決定し、具体的には、複数のプログラム重要度レベルを予め分け、且つ各プログラム重要度レベルに対応する重要度係数範囲を定義してもよく、それによって前記T個のアプリケーションプログラムの重要度係数がある範囲に基づいて、そのプログラム重要度レベルを決定してもよい。例えば、重要度係数が第一の予め設定される閾値以上であるものは、最も高いプログラム重要度レベルに属し、重要度係数が第一の予め設定される閾値よりも小さく且つ第二の予め設定される閾値以上であるものは、中程度のプログラム重要度レベルに属し、重要度係数が第二の予め設定される閾値よりも小さいものは、最も低いプログラム重要度レベルに属し、ここで、第一の予め設定される閾値は第二の予め設定される閾値よりも大きく、前記第一の予め設定される閾値と前記第二の予め設定される閾値は、システムによりデフォルト設定されてもよく、ユーザにより必要に応じて具体的に設定されてもよい。無論、二つのプログラム重要度レベルのみに分けられてもよく、又はより多くのプログラム重要度レベルに分けられてもよい。
【0041】
このように、まず前記T個のアプリケーションプログラムの重要度係数を決定し、そして前記T個のアプリケーションプログラムの重要度係数に基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムが属するプログラム重要度レベルを決定することにより、前記T個のアプリケーションプログラムの重要度レベルをより細かく分けることが確保される。
【0042】
説明すべきこととして、前記T個のアプリケーションプログラムのプログラム重要度レベルを決定した後に、それに応じて前記T個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージを異なる重要度レベルの通知メッセージに分け、且つ前記N個の通知メッセージのターゲット情報を重要度レベルに応じてM個の表示領域に区画表示してもよい。
【0043】
2つのプログラム重要度レベルに分けることを例にすると、前記T個のアプリケーションプログラムのうち、重要度係数が8以上であるアプリケーションプログラムを第一のプログラム重要度レベルとして決定し、第一のプログラム重要度レベルのアプリケーションプログラムの通知メッセージを重要な通知メッセージに分類し、及び前記T個のアプリケーションプログラムのうち、重要度係数が8よりも小さいアプリケーションプログラムを第二のプログラム重要度レベルとして決定し、第二のプログラム重要度レベルのアプリケーションプログラムの通知メッセージを重要でない通知メッセージに分類し、そして通知メッセージ表示ページの第一の表示領域に前記重要な通知メッセージを表示し、第二の表示領域に前記重要でない通知メッセージを表示してもよく、且つ重要な通知メッセージを前に表示し、重要でない通知メッセージを後に表示してもよく、各通知メッセージの重要度係数に応じて、各通知メッセージの表示領域における表示順序を決定し、例えば重要度係数が高いアプリケーションプログラムの通知メッセージをより前に表示してもよい。
【0044】
例えば、図2aに示すように、通知メッセージ表示ページ20には重要な通知メッセージと重要でない通知メッセージが区画表示され、ここで、アプリケーション1とアプリケーション2の通知メッセージは重要な通知メッセージであり、アプリケーション3の通知メッセージは重要でない通知メッセージであり、アプリケーション1、アプリケーション2とアプリケーション3の重要度係数が高い順になるため、通知メッセージ表示ページ20には、アプリケーション1とアプリケーション2の通知メッセージが前に表示され、アプリケーション3の通知メッセージが後に表示され、且つ重要度係数に応じて前から順に表示される。
【0045】
類似的に、3つのプログラム重要度レベルに分けられる場合、前記T個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージを重要な通知メッセージ、二次的重要な通知メッセージと重要でない通知メッセージに分け、前記N個の通知メッセージを異なる重要度レベルに応じて区画表示してもよい。例えば、図2bに示すように、通知メッセージ表示ページ20には重要な通知メッセージ、二次的重要な通知メッセージと重要でない通知メッセージが区画表示され、ここで、アプリケーション1とアプリケーション2の通知メッセージは重要な通知メッセージであり、アプリケーション3の通知メッセージは二次的重要な通知メッセージであり、アプリケーション4とアプリケーション5の通知メッセージは重要でない通知メッセージであり、アプリケーション1、アプリケーション2、アプリケーション3、アプリケーション4とアプリケーション5の重要度係数が高い順になるため、通知メッセージ表示ページ20には、アプリケーション1とアプリケーション2の通知メッセージが前に表示され、アプリケーション3の通知メッセージが中間領域に表示され、アプリケーション4とアプリケーション5の通知メッセージが最後に表示され、且つ重要度係数に応じて前から順に表示される。
【0046】
このように、前記T個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージを、重要度レベルに応じて通知メッセージ表示ページに区画表示することにより、ユーザはどれらの通知メッセージが重要な通知メッセージであるか、どれらの通知メッセージが重要でない通知メッセージであるかを直感的に知ることができ、それによってユーザはこれらの通知メッセージを迅速に閲覧して処理し、例えば重要な通知メッセージを迅速に閲覧し、重要でない通知メッセージを迅速に削除するなどが容易になる。
【0047】
さらに、前記の、前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータに基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムの重要度係数を決定することは、
前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムの第一の予め設定される周期内における使用時間長に基づいて、各アプリケーションプログラムの使用率係数をそれぞれ計算することと、
前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンの電子機器のデスクトップにおける配列順序に基づいて、各アプリケーションプログラムの配列係数をそれぞれ計算することと、
前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムの第二の予め設定される周期内における通知メッセージの閲覧時間長に基づいて、各アプリケーションプログラムの通知閲覧時間長係数をそれぞれ計算することと、
各アプリケーションプログラムの使用率係数と、配列係数と、通知閲覧時間長係数との和を、対応するアプリケーションプログラムの重要度係数として決定することとを含む。
【0048】
即ち前記T個のアプリケーションプログラムのプログラム重要度レベルを決定する時、一つのアルゴリズムモデルによって各アプリケーションプログラムの重要度係数を算出してもよく、このアルゴリズムモデルは、アプリケーションプログラムの使用率係数、配列係数と通知閲覧時間長係数をそれぞれ計算することにより、アプリケーションプログラムの重要度係数を得、具体的には、重要度係数は使用率係数と、配列係数と、通知閲覧時間長係数との和に等しい。
【0049】
ここで、使用率係数の計算方式は、アプリケーションプログラムの第一の予め設定される周期内における使用時間長に基づいて決定されてもよく、第一の予め設定される周期内の使用時間長が長いほど、使用率係数が大きくなり、例えば各アプリケーションプログラムの1日内の使用時間長を統計することにより、各アプリケーションプログラムの使用率係数を決定し、使用時間長が一定時間を超えるたびに、使用率係数に1が加算され、例えば使用時間長が1分間以上である場合、使用率係数は1であり、使用時間長が5分間以上である場合、使用率係数は2であり、これに基づき類推すると、時間長が10分間以上である場合、使用率係数は3であり、時間長が15分間以上である場合、使用率係数は4であるなどである。ここで、前記第一の予め設定される周期は、システムによりデフォルト設定された周期又はユーザによりカスタマイズされた周期、例えば一週間、一日などであってもよい。
【0050】
ここで、ターゲットアプリケーションプログラムの使用率係数は、第一のターゲット値に1を加算した値に等しくてもよく、前記第一のターゲット値は、前記ターゲットアプリケーションプログラムの第一の予め設定される周期内における使用時間長と第一の予め設定される時間長との比であり、前記ターゲットアプリケーションプログラムは、前記T個のアプリケーションプログラムのうちのいずれか一つのアプリケーションプログラムである。
【0051】
つまり、ターゲットアプリケーションプログラムの第一の予め設定される周期内における使用時間長を第一の予め設定される時間長で除算した値に1を加算することでその使用率係数を得てもよく、例えば第一の予め設定される時間長が5分間であり、ユーザが一日に[情報APP]を5回開き、毎回の時間長が1分間を超えない場合、使用率の数値は5であり、ユーザが一日に[ビデオAPP]を2回開き、毎回の時間長が30分間である場合、使用率の数値は(30/5+1)×2=14であり、そうすると、[ビデオAPP]は使用率係数の順に、[情報APP]の前にソートされる。
【0052】
このように、計算して得られた使用率係数の大きさがアプリケーションプログラムの使用状況をよりリアルに反映し、さらにアプリケーションプログラムの重要度レベルをより正確に反映できることを確保することができ、即ちアプリケーションプログラムの使用率係数が大きいほど、アプリケーションプログラムが頻繁に使用され、重要度レベルが高くなることを示す。
【0053】
配列係数の計算方式は、アプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンの電子機器のデスクトップにおける配列順序に基づいて決定されてもよく、ここで、前記アプリケーションアイコンの電子機器のデスクトップにおける配列順序は、電子機器のデスクトップに配列されるスクリーン位置であってもよく、一般的には電子機器のデスクトップは、メインスクリーン(第一のスクリーン)、第二のスクリーン、第三のスクリーン……などに分けられてもよく、具体的には、あるアプリケーションアイコンの電子機器のデスクトップ上の配列順序がメインスクリーンに近いほど、その配列係数は大きくなり、逆に、配列係数は小さくなる。メインスクリーンに位置するアプリケーション(下部固定位置にあるアプリケーションを含む)の配列係数は[総スクリーン数]に等しく、第二のスクリーンに位置するアプリケーションの配列係数は[総スクリーン数-1]に等しく、第三のスクリーンに位置するアプリケーションの配列係数は[総スクリーン数-2]に等しく、これに基づき類推する。
【0054】
ここで、前記ターゲットアプリケーションプログラムの配列係数は、第二のターゲット値に1を加算した値に等しくてもよく、前記第二のターゲット値は、電子機器のデスクトップの総スクリーン数と、前記ターゲットアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンが前記電子機器のデスクトップに配列されるスクリーン番号との差である。
【0055】
つまり、電子機器のデスクトップの総スクリーン数から、前記ターゲットアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンが前記電子機器のデスクトップに配列されるスクリーン番号を減算した後に得られた差に1を加算することでその配列係数を得てもよく、例えば電子機器に合計5スクリーンのアプリケーションがある場合、第一のスクリーンに位置するアプリケーションは、配列係数が5-1+1=5であり、第二のスクリーンに位置するアプリケーションは、配列係数が5-2+1=4であり、第三のスクリーンに位置するアプリケーションは、配列係数が5-3+1=3であり、これに基づき類推する。
【0056】
このように、計算して得られた配列係数の大きさがアプリケーションプログラムのデスクトップにおける配列位置と重要度レベルをよりリアルに反映できることを確保することができ、即ちアプリケーションプログラムの配列係数が大きいほど、アプリケーションプログラムがメインスクリーンに近く、その重要性も高くなることを示す。
【0057】
通知閲覧時間長係数の計算方式は、アプリケーションプログラムの第二の予め設定される周期内における通知メッセージの閲覧時間長に基づいて決定されてもよく、ここで、前記通知メッセージの閲覧時間長は、通知メッセージをチェックする時間長であってもよく、具体的には、第二の予め設定される周期内における通知メッセージの閲覧時間長は、通知閲覧時間長係数が大きいほど、例えば通知メッセージの閲覧時間長が30秒以上である場合、通知閲覧時間長係数が1であり、通知メッセージの閲覧時間長が1分間以上である場合、通知閲覧時間長係数が2であり、これに基づき類推する。ここで、前記第二の予め設定される周期は、システムによりデフォルト設定された周期又はユーザによりカスタマイズされた周期、例えば一日、一週間などであってもよい。
【0058】
ここで、前記ターゲットアプリケーションプログラムの通知閲覧時間長係数は、前記ターゲットアプリケーションプログラムの第二の予め設定される周期内における通知メッセージの閲覧時間長と第二の予め設定される時間長との比に等しい。
【0059】
つまり、ターゲットアプリケーションプログラムの第二の予め設定される周期内における通知メッセージの閲覧時間長を第二の予め設定される時間長で除算することでその通知閲覧時間長係数を得てもよく、例えば第二の予め設定される時間長が30秒であり、あるアプリケーションプログラムの一日内の通知メッセージの閲覧時間長が1分間である場合、その通知閲覧時間長係数は1/0.5=2である。
【0060】
このように、計算して得られた通知閲覧時間長係数の大きさがアプリケーションプログラムの通知メッセージに対するユーザの注目程度をよりリアルに反映できることを確保することができ、即ちアプリケーションプログラムの通知閲覧時間長係数が大きいほど、ユーザがこのアプリケーションプログラムの通知メッセージにより注目し、その重要性も高くなる。
【0061】
以上の方式で前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムの使用率係数、配列係数と通知閲覧時間長係数をそれぞれ算出した後に、各アプリケーションプログラムの使用率係数と、配列係数と、通知閲覧時間長係数との和をそれぞれ計算することで、対応するアプリケーションプログラムの重要度係数を得ることができる。
【0062】
例えば、第一のアプリケーションプログラムが一日に5回起動され、毎回の使用時間長が5分間であり、合計35分間使用された場合、その使用率係数は35/5+1=8であり、第一のアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンが第一のスクリーン(合計3スクリーン)に配列されている場合、その配列係数は3であり、第一のアプリケーションプログラムの一日内の通知メッセージの閲覧時間長が4.5分間である場合、その通知閲覧時間長係数は4.5/0.5=9であり、このように、第一のアプリケーションプログラムの重要度係数は8+3+9=20であり、
第二のアプリケーションプログラムの一日内の使用時間長が10分間である場合、その使用率係数は10/5+1=3であり、第二のアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンが第三のスクリーン(合計3スクリーン)に配列される場合、その配列係数は1であり、第二のアプリケーションプログラムの一日内の通知メッセージの閲覧時間長が0.5分間である場合、その通知閲覧時間長係数は0.5/0.5=1であり、このように、第二のアプリケーションプログラムの重要度係数は3+1+1=5である。これで分かるように、第一のアプリケーションプログラムの重要度係数は、第二のアプリケーションプログラムの重要度係数よりも大きく、重要と非重要なレベルを分けた重要度係数の閾値を8とすると、第一のアプリケーションプログラムの通知メッセージは重要な通知メッセージであり、第二のアプリケーションプログラムの通知メッセージは重要でない通知メッセージである。
【0063】
このように、各アプリケーションプログラムの使用率係数と、配列係数と、通知閲覧時間長係数とをそれぞれ計算することで、各アプリケーションプログラムの重要度係数を迅速に得ることができ、且つこれに基づいて計算して得られた重要度係数は、各アプリケーションプログラムの通知メッセージの重要度を比較的良く評価することができ、さらにユーザが重要な通知メッセージを迅速に閲覧することを効果的に支援することができる。
【0064】
さらに、前記M個の表示領域のうちの各表示領域における通知メッセージは、各通知メッセージに対応するアプリケーションプログラムの重要度係数の高い順に表示される。
【0065】
つまり、各表示領域における通知メッセージの表示順序について、この表示領域における各通知メッセージに対応するアプリケーションプログラムの重要度係数に応じて決定されてもよく、ここで、重要度係数が高いアプリケーションプログラムの通知メッセージのその表示領域における表示位置はより前であり、重要度係数が低いアプリケーションプログラムの通知メッセージのその表示領域における表示位置はより後である。例えば、図2aに示すように、アプリケーション1の重要度係数がアプリケーション2の重要度係数よりも大きいため、重要な通知メッセージ表示領域には、アプリケーション1の通知メッセージがアプリケーション2の通知メッセージの前に表示される。
【0066】
このように、各アプリケーションプログラムの重要度係数に応じて、さらに各通知メッセージのその表示領域における表示順序を決定してもよく、それによってユーザは各表示領域における通知メッセージの重要性を知ることができ、且つユーザは重要度係数の高い順に各通知メッセージを順次処理しやすくなる。
【0067】
さらに、各通知メッセージの表示内容は、アプリケーションアイコンと、通知時間と、通知タイトルと、予め設定される長さの通知内容と、画像とのうちの少なくとも2つ又はすべてを含む。
【0068】
即ち前記M個の表示領域に前記N個の通知メッセージのターゲット情報を表示する場合、各通知メッセージに対応するアプリケーションプログラムアイコン、通知プッシュ時間、通知タイトル、予め設定される長さの通知内容、通知メッセージにおける画像などを表示してもよく、ここで、予め設定される長さの通知内容は、この通知メッセージにおける最初の2行の内容であってもよく、例えば図2aと図2bに示すように、各通知メッセージの表示素材は、アプリケーションアイコンと、通知時間と、通知タイトルと、最初の2行の通知内容と、画像とを含む。
【0069】
このように、前記M個の表示領域の表示内容によって、ユーザは各通知メッセージが属するアプリケーションプログラム、通知メッセージの大まかな内容などの情報を明確に知ることができ、且つこれらの情報に基づいて関心のある通知メッセージを選択して閲覧することができる。
【0070】
選択的に、前記ステップ102の後に、前記方法は、
前記M個の表示領域のうちのターゲット表示領域におけるユーザの第一のスライド入力を受信することと、
前記第一のスライド入力に応答し、前記第一のスライド入力のスライド軌跡が通過したP個の通知メッセージをクリアすることとをさらに含み、
ここで、Pは正の整数である。
【0071】
ユーザは、前記M個の表示領域に表示された通知メッセージを閲覧した後に、これらの通知メッセージに対していくつかの処理、例えばいくつかの通知メッセージの削除、いくつかのアプリケーションプログラムのメッセージ通知機能のオフ、通知メッセージのクリアなどを行ってもよい。
【0072】
この実施の形態では、ユーザは、特定の入力によって前記M個の表示領域におけるいくつかの通知メッセージを削除してもよく、具体的には、ユーザは、前記M個の表示領域のうちのターゲット表示領域で第一のスライド入力を実行することにより、前記第一のスライド入力のスライド軌跡が通過した領域におけるP個の通知メッセージをクリアしてもよく、ここで、前記ターゲット表示領域は、前記M個の表示領域のうちのある一つ又は複数の表示領域であってもよく、前記第一のスライド入力のスライド軌跡が通過したP個の通知メッセージは、1つであってもよく、複数であってもよい。前記第一のスライド入力は、特定のスライド方向を有するスライド入力であってもよく、前記第一のスライド入力のスライド方向が特定のスライド方向と一致する場合にのみ、前記第一のスライド入力に応答する。
【0073】
このように、ユーザは、前記M個の表示領域のうちのターゲット表示領域で第一のスライド入力を実行することにより、前記M個の表示領域における1つ又は複数の通知メッセージを迅速に削除することを実現することができる。
【0074】
選択的に、前記ターゲット情報は、各通知メッセージが属するアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンと、各通知メッセージの特徴情報とを含み、
前記の、前記第一のスライド入力に応答し、前記第一のスライド入力のスライド軌跡が通過したP個の通知メッセージをクリアすることは、
前記第一のスライド入力のスライド方向を取得することと、
前記第一のスライド入力の入力軌跡が通過したP個のターゲット情報を取得することと、
前記第一のスライド入力のスライド方向が第一の予め設定される方向である場合に、前記P個のターゲット情報に対応するP個の通知メッセージをクリアすることとを含み、
ここで、前記第一のスライド入力は、前記P個のターゲット情報のアプリケーションアイコンと特徴情報とのうちの少なくとも一つにおける入力である。
【0075】
即ち前記M個の表示領域に前記N個の通知メッセージのターゲット情報を表示する場合、各通知メッセージが属するアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンと各通知メッセージの特徴情報とを表示してもよく、前記特徴情報は、通知時間と、通知タイトルと、予め設定される長さの通知内容と、画像とのうちの複数又はすべてであってもよい。前記第一のスライド入力は、前記P個のターゲット情報のアプリケーションアイコンと特徴情報とのうちの少なくとも一つにおける入力であり、即ち前記第一のスライド入力のスライド軌跡は、前記P個のターゲット情報のみを通過したアプリケーションアイコンであってもよく、前記P個のターゲット情報を通過した特徴情報であってもよく、前記P個のターゲット情報を同時に通過したアプリケーションアイコンと特徴情報であってもよい。
【0076】
前記第一のスライド入力を受信した後に、前記第一のスライド入力のスライド方向を取得し、及び前記第一のスライド入力の入力軌跡が通過したP個のターゲット情報を取得することにより、そのスライド方向が第一の予め設定される方向であるかどうかを判断してもよく、そのスライド方向が前記第一の予め設定される方向である場合に、その入力軌跡が通過した前記P個のターゲット情報に対応するP個の通知メッセージを決定し、且つ前記P個の通知メッセージをクリアし、ここで、前記第一の予め設定される方向は、予め設定される角度の傾斜方向、例えば45度の傾斜方向、60度の傾斜方向などであってもよく、且つ一定の誤差範囲、例えば±5度の誤差を許容してもよく、
つまり、ユーザが前記M個の表示領域のうちのターゲット表示領域で実行した第一の予め設定される方向へのスライド入力を受信すると、前記第一のスライド入力によるターゲット情報に対応する通知メッセージをクリアしてもよく、クリアされた通知メッセージは前記M個の表示領域に表示されなくなる。例えば、図3に示すように、ユーザは、通知メッセージ表示ページ30におけるアプリケーション2の通知メッセージの位置する領域で45度方向へのスライド入力を実行し、即ちこのスライド入力のスライド軌跡32がアプリケーション2の通知メッセージの位置する領域を通過し、及びアプリケーション3の2つの通知メッセージの位置する領域でも45度方向へのスライド入力33を実行し、即ちこのスライド入力のスライド軌跡33がアプリケーション3の2つの通知メッセージの位置する領域を通過した場合、アプリケーション2とアプリケーション3の通知メッセージを削除してもよく、削除後の通知メッセージ表示ページ31にはアプリケーション1の通知メッセージのみが残される。
【0077】
このように、ユーザは、前記M個の表示領域で第一の予め設定される方向へのスライド入力を実行し、且つそのスライド軌跡を、削除したい1つ又は複数の通知メッセージの位置を通過させることにより、これらの通知メッセージを迅速に削除することを実現することができ、そしてユーザ操作がより便利であり、なお、前記第一の予め設定される方向を指定することにより、誤トリガーを防止する目的を達成することもできる。
【0078】
説明すべきこととして、この実施の形態では、ユーザ入力に応答し、いくつかの通知メッセージを削除した後に、これらの通知メッセージに対応するアプリケーションアイコン上のメッセージ添え字を同期に消去してもよく、このように、ユーザは、デスクトップ上のメッセージ添え字付きのアプリケーションアイコンを1つずつクリックして消去する必要がない。
【0079】
選択的に、前記ステップ102の後に、前記方法は、
ユーザが前記M個の表示領域においてターゲット通知メッセージに対して実行した第三のスライド入力を受信することと、
前記第三のスライド入力に応答し、前記第三のスライド入力のスライド方向を取得することと、
前記第三のスライド入力のスライド方向が第三の予め設定される方向である場合に、前記ターゲット通知メッセージをクリアすることとをさらに含む。
【0080】
即ちこの実施の形態では、ユーザは、前記M個の表示領域におけるターゲット通知メッセージが位置する領域で第三の予め設定される方向へのスライド入力を実行することにより、前記ターゲット通知メッセージのクリアを実現することができ、即ちある通知メッセージで第三の予め設定される方向へのスライド入力を実行することにより、通知メッセージを1つ削除することを実現することができる。ここで、前記第三の予め設定される方向は、予め設定される角度の傾斜方向、例えば15度の傾斜方向、20度の傾斜方向などであってもよく、且つ一定の誤差範囲、例えば±5度の誤差を許容してもよい。
【0081】
つまり、ユーザが前記M個の表示領域におけるターゲット通知メッセージに対して実行した第三のスライド入力を受信し、且つ前記第三のスライド入力のスライド方向が第三の予め設定される方向と一致している場合、前記ターゲット通知メッセージを削除してもよい。
【0082】
例えば、図4に示すように、ユーザは、通知メッセージ表示ページ40において、アプリケーション2の一つの通知メッセージとアプリケーション3の一つ目の通知メッセージの位置する領域で15度方向へのスライド入力をそれぞれ実行した場合、それに応じてアプリケーション2の一つの通知メッセージとアプリケーション3の一つ目の通知メッセージを削除してもよく、削除後の通知メッセージ表示ページ41には、アプリケーション1の通知メッセージとアプリケーション3の二つ目の条通知メッセージが残される。
【0083】
このように、ユーザは、前記M個の表示領域で削除したいある通知メッセージの位置する領域で第三の予め設定される方向へのスライド入力を実行することにより、この前記M個の表示領域における1つの通知メッセージの迅速な削除を実現することができ、そしてユーザ操作がより便利であり、なお、前記第三の予め設定される方向を指定することにより、誤トリガーを防止する目的を達成することもできる。
【0084】
同様に、説明すべきこととして、この実施の形態では、ユーザ入力に応答し、ある通知メッセージを削除した後に、この通知メッセージに対応するアプリケーションアイコン上のメッセージ添え字を同期に消去してもよく、このように、ユーザは、デスクトップ上のこの通知メッセージが属するアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンをクリックして消去する必要がない。
【0085】
選択的に、前記ターゲット情報は、各通知メッセージが属するアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンを含み、
前記ステップ102の後に、前記方法は、
ユーザがターゲットアプリケーションアイコン上で実行した第二のスライド入力を受信することと、
前記第二のスライド入力に応答し、前記第二のスライド入力のスライド方向を取得することと、
前記第二のスライド入力のスライド方向が第二の予め設定される方向である場合に、前記ターゲットアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションプログラムのメッセージ通知機能をオフにすることとをさらに含む。
【0086】
この実施の形態では、前記M個の表示領域には、各通知メッセージが属するアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンが表示されており、且つユーザは、ある通知メッセージに対応するアプリケーションアイコン上で特定の入力を実行することにより、この通知メッセージが属するアプリケーションプログラムのメッセージ通知をオフにし、即ちこのアプリケーションプログラムのメッセージ通知のおやすみモードをオンにし、これからこのアプリケーションプログラムの通知メッセージを警告しないことを実現することができ、前記M個の表示領域に表示されたこのアプリケーションプログラムの通知メッセージを同時に削除することもできる。
【0087】
具体的には、ユーザは、ターゲットアプリケーションアイコン上で第二の予め設定される方向へのスライド入力を実行することにより、前記ターゲットアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションプログラムのメッセージ通知機能をオフにすることができ、ここで、前記第二の予め設定される方向は、予め設定される角度の傾斜方向、例えば90度の傾斜方向、80度の傾斜方向などであってもよく、且つ一定の誤差範囲、例えば±10度の誤差を許容してもよく、前記ターゲットアプリケーションアイコンは、前記M個の表示領域に表示されたいずれか一つの通知メッセージが属するアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンであってもよい。
【0088】
つまり、ユーザがターゲットアプリケーションアイコン上で実行した第二のスライド入力を受信し、且つ前記第二のスライド入力のスライド方向が第二の予め設定される方向と一致している場合、前記ターゲットアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションプログラムのメッセージ通知機能をオフにし、これからこのアプリケーションプログラムの通知メッセージを警告しなくなり、即ちこれから通知メッセージ表示ページにこのアプリケーションプログラムの通知メッセージが表示されなくなるようにしてもよく、且つ現在通知メッセージ表示ページにおける前記ターゲットアプリケーションアイコン上に使用禁止識別子を表示することで、このアプリケーションプログラムが通知メッセージのおやすみモードをオンにしていることを指示してもよい。
【0089】
例えば、図5に示すように、ユーザは、通知メッセージ表示ページ50におけるアプリケーション2とアプリケーション3のアイコン上で90度方向へのスライド入力を実行した場合、アプリケーション2とアプリケーション3のメッセージ通知機能をオフにし、メッセージ通知をオフにした後の通知メッセージ表示ページ51におけるアプリケーション2とアプリケーション3のアイコン上で使用禁止識別子52を表示してもよい。
【0090】
このように、ユーザは、システム設定ページに入って関連設定を行うことなく、前記M個の表示領域のあるアプリケーションアイコン上で第二の予め設定される方向へのスライド入力を実行することで、いくつかのアプリケーションのメッセージ通知を迅速にオフにすることができ、且つユーザは、1ステップの操作だけで、あるアプリケーションプログラムの通知メッセージを削除し、且つこのアプリケーションプログラムのメッセージ通知機能をオフにすることを実現することができ、なお、前記第二の予め設定される方向を指定することにより、誤トリガーを防止する目的を達成することもできる。
【0091】
説明すべきこととして、この実施の形態では、ユーザ入力に応答し、いくつかのアプリケーションプログラムのメッセージ通知をオフにした後に、これらのアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコン上のメッセージ添え字を同期に消去してもよく、且つこれらのアプリケーションプログラムの後の通知メッセージについて、警告としてメッセージ添え字をラベル付けしなくなる。
【0092】
選択的に、前記ステップ102の後に、前記方法は、
予め設定されるコントロールに対するユーザのタッチ入力を受信することと、
前記タッチ入力に応答し、前記M個の表示領域のN個の通知メッセージをクリアし、且つ前記T個のアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコン上のメッセージ添え字を削除することとをさらに含む。
【0093】
即ちこの実施の形態では、前記M個の表示領域には、すべての通知メッセージをワンタッチでクリアするための予め設定されるコントロールが表示されてもよく、ユーザは、この予め設定されるコントロールをタッチすることにより、前記M個の表示領域のN個の通知メッセージをワンタッチでクリアすることを実現できるとともに、これらの通知メッセージに対応するアプリケーションアイコン上のすべてのメッセージ添え字を同期に削除することができる。つまり、前記予め設定されるコントロールに対するユーザのタッチ入力を受信すると、前記M個の表示領域におけるN個の通知メッセージをクリアするとともに、前記T個のアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコン上のすべてのメッセージ添え字を消去することができる。
【0094】
例えば、図2aに示すように、通知メッセージ表示ページ20には、すべての通知をワンタッチでクリアするためのコントロール21が表示されており、ユーザは、このコントロールをクリックすることにより、通知メッセージ表示ページ20上のすべての通知メッセージをワンタッチでクリアすることを実現し、且つこれらの通知メッセージに対応するアプリケーション1からアプリケーション5までのアプリケーションアイコン上のメッセージ添え字を同期に消去することができる。
【0095】
このように、ユーザは、デスクトップ上のメッセージ添え字付きのアプリケーションアイコンを1つずつクリックして消去することなく、予め設定されるコントロールをタッチすることで、すべての通知メッセージをワンタッチでクリアすることを実現し、これらの通知メッセージに対応するアプリケーションアイコンのメッセージ添え字を消去することができる。
【0096】
選択的に、前記ステップ103の後に、前記方法は、
ユーザの予め設定されるタッチ入力を受信することと、
前記予め設定されるタッチ入力に応答し、前記M個の表示領域の位置する通知メッセージ表示ページを閉じることとをさらに含む。
【0097】
即ちこの実施の形態では、ユーザは、予め設定されるタッチ入力によって、前記T個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージの通知メッセージ表示ページの表示を終了することができる。ここで、前記予め設定されるタッチ入力は、前記通知メッセージ表示ページをタッチする「閉じる」ボタン、ナビゲーション欄をタッチする[Home]キー又は[戻る]キーであってもよく、前記通知メッセージ表示ページを閉じた後に、システムデスクトップに戻るか、又は元の表示ページ、即ち前記通知メッセージ表示ページに入る前のページに戻ってもよい。
【0098】
例えば、図2aに示すように、通知メッセージ表示ページ20には、「閉じる」ボタン22が表示されており、ユーザは、このボタンをクリックすることにより通知メッセージ表示ページ20を閉じ、図6に示すシステムデスクトップページ60に戻ってもよい。
【0099】
このように、ユーザは、予め設定されるタッチ入力によって、通知メッセージ表示ページを終了し、システムデスクトップ又は元のページに戻る機能を実現することができる。
【0100】
本出願の実施例における通知メッセージ表示制御方法では、T個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージを取得し、M個の表示領域に、前記N個の通知メッセージのターゲット情報をそれぞれ表示し、ここで、異なる表示領域は、プログラム重要度レベルが異なる通知メッセージを表示するために用いられ、前記プログラム重要度レベルは、アプリケーションプログラムの重要度レベルであり、M、NとTは、いずれも1よりも大きい整数であり、MとTは、いずれもN以下である。このように、T個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージを、異なるプログラム重要度レベルに応じて、M個の表示領域のうちの異なる表示領域にそれぞれ表示することにより、ユーザは、どれらの通知メッセージの重要度レベルが比較的高いか、どれらの通知メッセージの重要度レベルが比較的低いかを直感的に知ることができ、さらにユーザがこれらの通知メッセージを迅速に閲覧して処理することが容易になり、メッセージの処理効率を向上させる。
【0101】
説明すべきこととして、本出願の実施例による通知メッセージ表示制御方法では、実行本体は、通知メッセージ表示制御装置、又はこの通知メッセージ表示制御装置における、通知メッセージ表示制御方法を実行してロードするための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例では、通知メッセージ表示制御装置が通知メッセージ表示制御方法を実行することを例に、本出願の実施例による通知メッセージ表示制御装置を説明する。
【0102】
図7を参照すると、図7は、本出願の実施例による通知メッセージ表示制御装置の構造概略図であり、図7に示すように、通知メッセージ表示制御装置700は、
T個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージを取得するための第一の取得モジュール701と、
M個の表示領域に、前記N個の通知メッセージのターゲット情報をそれぞれ表示するための表示モジュール702とを含み、
ここで、異なる表示領域は、プログラム重要度レベルが異なる通知メッセージを表示するために用いられ、前記プログラム重要度レベルは、アプリケーションプログラムの重要度レベルであり、M、NとTは、いずれも1よりも大きい整数であり、MとTは、いずれもN以下である。
【0103】
選択的に、通知メッセージ表示制御装置700は、
前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータを取得するための第二の取得モジュールと、
前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータに基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムのプログラム重要度レベルを決定するための第一の決定モジュールと、
前記T個のアプリケーションプログラムのプログラム重要度レベルに基づいて、M個の表示領域を決定するための第二の決定モジュールとをさらに含む。
【0104】
選択的に、前記第一の決定モジュールは、
前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータに基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムの重要度係数を決定するための第一の決定ユニットと、
前記T個のアプリケーションプログラムの重要度係数に基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムが属するプログラム重要度レベルを決定するための第二の決定ユニットとを含み、
ここで、異なるプログラム重要度レベルは、異なる重要度係数範囲に対応する。
【0105】
選択的に、前記M個の表示領域のうちの各表示領域における通知メッセージは、各通知メッセージに対応するアプリケーションプログラムの重要度係数の高い順に表示される。
【0106】
選択的に、前記第一の決定ユニットは、
前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムの第一の予め設定される周期内における使用時間長に基づいて、各アプリケーションプログラムの使用率係数をそれぞれ計算するための第一の計算サブユニットと、
前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンの電子機器のデスクトップにおける配列順序に基づいて、各アプリケーションプログラムの配列係数をそれぞれ計算するための第二の計算サブユニットと、
前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムの第二の予め設定される周期内における通知メッセージの閲覧時間長に基づいて、各アプリケーションプログラムの通知閲覧時間長係数をそれぞれ計算するための第三の計算サブユニットと、
各アプリケーションプログラムの使用率係数と、配列係数と、通知閲覧時間長係数との和を、対応するアプリケーションプログラムの重要度係数として決定するための第四の計算サブユニットとを含む。
【0107】
選択的に、ターゲットアプリケーションプログラムの使用率係数は、第一のターゲット値に1を加算した値に等しく、前記第一のターゲット値は、前記ターゲットアプリケーションプログラムの第一の予め設定される周期内における使用時間長と第一の予め設定される時間長との比であり、
前記ターゲットアプリケーションプログラムの配列係数は、第二のターゲット値に1を加算した値に等しく、前記第二のターゲット値は、電子機器のデスクトップの総スクリーン数と、前記ターゲットアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンが前記電子機器のデスクトップに配列されるスクリーン番号との差であり、
前記ターゲットアプリケーションプログラムの通知閲覧時間長係数は、前記ターゲットアプリケーションプログラムの第二の予め設定される周期内における通知メッセージの閲覧時間長と第二の予め設定される時間長との比に等しく、
ここで、前記ターゲットアプリケーションプログラムは、前記T個のアプリケーションプログラムのうちのいずれか一つのアプリケーションプログラムである。
【0108】
選択的に、前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンは、各アプリケーションプログラムの通知メッセージの数を指示するためのメッセージ添え字を含む。
【0109】
選択的に、通知メッセージ表示制御装置700は、
前記M個の表示領域のうちのターゲット表示領域におけるユーザの第一のスライド入力を受信するための第一の受信モジュールと、
前記第一のスライド入力に応答し、前記第一のスライド入力のスライド軌跡が通過したP個の通知メッセージをクリアするための第一の処理モジュールとをさらに含み、
ここで、Pは正の整数である。
【0110】
選択的に、前記ターゲット情報は、各通知メッセージが属するアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンと、各通知メッセージの特徴情報とを含み、
前記第一の処理モジュールは、
前記第一のスライド入力のスライド方向を取得するための第一の取得ユニットと、
前記第一のスライド入力の入力軌跡が通過したP個のターゲット情報を取得するための第二の取得ユニットと、
前記第一のスライド入力のスライド方向が第一の予め設定される方向である場合に、前記P個のターゲット情報に対応するP個の通知メッセージをクリアするための処理ユニットとを含み、
ここで、前記第一のスライド入力は、前記P個のターゲット情報のアプリケーションアイコンと特徴情報とのうちの少なくとも一つにおける入力である。
【0111】
選択的に、前記ターゲット情報は、各通知メッセージが属するアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンを含み、
通知メッセージ表示制御装置700は、
ターゲットアプリケーションアイコンにおけるユーザの第二のスライド入力を受信するための第二の受信モジュールと、
前記第二のスライド入力に応答し、前記第二のスライド入力のスライド方向を取得するための第三の取得モジュールと、
前記第二のスライド入力のスライド方向が第二の予め設定される方向である場合に、前記ターゲットアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションプログラムのメッセージ通知機能をオフにするための第二の処理モジュールとをさらに含む。
【0112】
選択的に、通知メッセージ表示制御装置700は、
予め設定されるコントロールへのユーザのタッチ入力を受信するための第三の受信モジュールと、
前記タッチ入力に応答し、前記M個の表示領域のN個の通知メッセージをクリアし、且つ前記T個のアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコン上のメッセージ添え字を削除するための第三の処理モジュールとをさらに含む。
【0113】
本出願の実施例における通知メッセージ表示制御装置は、T個のアプリケーションプログラムの通知メッセージを取得し、M個の表示領域に、前記N個の通知メッセージのターゲット情報をそれぞれ表示し、ここで、異なる表示領域は、プログラム重要度レベルが異なる通知メッセージを表示するために用いられ、前記プログラム重要度レベルは、アプリケーションプログラムの重要度レベルであり、M、NとTは、いずれも1よりも大きい整数であり、MとTは、いずれもN以下である。このように、T個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージを、異なるプログラム重要度レベルに応じて、M個の表示領域のうちの異なる表示領域にそれぞれ表示することにより、ユーザは、どれらの通知メッセージの重要度レベルが比較的高いか、どれらの通知メッセージの重要度レベルが比較的低いかを直感的に知ることができ、さらにユーザがこれらの通知メッセージを迅速に閲覧して処理することが容易になり、メッセージの処理効率を向上させる。
【0114】
本出願の実施例における通知メッセージ表示制御装置は、装置であってもよく、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。この装置は、移動電子機器であってもよく、非移動電子機器であってもよい。例示的には、移動電子機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載電子機器、ウェアラブルデバイス、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、ネットブック又はパーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)などであってもよく、非移動電子機器は、サーバ、ネットワーク接続型ストレージ(Network Attached Storage、NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、預入支払機又はセルフサービス機などであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0115】
本出願の実施例における通知メッセージ表示制御装置は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。このオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)(Android(登録商標))オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0116】
本出願の実施例による通知メッセージ表示制御装置は、図1から図6の方法の実施例により実現される各プロセスを実現することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0117】
選択的に、図8に示すように、本出願の実施例は、電子機器800をさらに提供し、プロセッサ801と、メモリ802と、メモリ802に記憶されており、且つ前記プロセッサ801上で運行できるプログラム又は命令とを含み、このプログラム又は命令がプロセッサ801により実行される時、上記通知メッセージ表示制御方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0118】
注意すべきこととして、本出願の実施例における電子機器は、以上に記載の移動電子機器と非移動電子機器を含む。
【0119】
図9は、本出願の実施例を実現する電子機器のハードウェア構造概略図である。
【0120】
この電子機器900は、無線周波数ユニット901、ネットワークモジュール902、オーディオ出力ユニット903、入力ユニット904、センサ905、表示ユニット906、ユーザ入力ユニット907、インターフェースユニット908、メモリ909及びプロセッサ910などの部材を含むが、それらに限らない。
【0121】
当業者であれば理解できるように、電子機器900は、各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ910にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。図9に示す電子機器構造は、電子機器に対する限定を構成せず、電子機器は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0122】
ここで、プロセッサ910は、T個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージを取得するために用いられ、
表示ユニット906は、M個の表示領域に、前記N個の通知メッセージのターゲット情報をそれぞれ表示するために用いられ、
ここで、異なる表示領域は、プログラム重要度レベルが異なる通知メッセージを表示するために用いられ、前記プログラム重要度レベルは、アプリケーションプログラムの重要度レベルであり、M、NとTは、いずれも1よりも大きい整数であり、MとTは、いずれもN以下である。
【0123】
選択的に、プロセッサ910は、前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータを取得することと、
前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータに基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムのプログラム重要度レベルを決定することと、
前記T個のアプリケーションプログラムのプログラム重要度レベルに基づいて、M個の表示領域を決定することとにも用いられる。
【0124】
選択的に、プロセッサ910は、前記T個のアプリケーションプログラムの使用パラメータに基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムの重要度係数を決定することと、
前記T個のアプリケーションプログラムの重要度係数に基づいて、前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムが属するプログラム重要度レベルを決定することとにも用いられ、
ここで、異なるプログラム重要度レベルは、異なる重要度係数範囲に対応する。
【0125】
選択的に、前記M個の表示領域のうちの各表示領域における通知メッセージは、各通知メッセージに対応するアプリケーションプログラムの重要度係数の高い順に表示される。
【0126】
選択的に、プロセッサ910は、前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムの第一の予め設定される周期内における使用時間長に基づいて、各アプリケーションプログラムの使用率係数をそれぞれ計算することと、
前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンの電子機器のデスクトップにおける配列順序に基づいて、各アプリケーションプログラムの配列係数をそれぞれ計算することと、
前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムの第二の予め設定される周期内における通知メッセージの閲覧時間長に基づいて、各アプリケーションプログラムの通知閲覧時間長係数をそれぞれ計算することと、
各アプリケーションプログラムの使用率係数と、配列係数と、通知閲覧時間長係数との和を、対応するアプリケーションプログラムの重要度係数として決定することとにも用いられる。
【0127】
選択的に、ターゲットアプリケーションプログラムの使用率係数は、第一のターゲット値に1を加算した値に等しく、前記第一のターゲット値は、前記ターゲットアプリケーションプログラムの第一の予め設定される周期内における使用時間長と第一の予め設定される時間長との比であり、
前記ターゲットアプリケーションプログラムの配列係数は、第二のターゲット値に1を加算した値に等しく、前記第二のターゲット値は、電子機器のデスクトップの総スクリーン数と、前記ターゲットアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンが前記電子機器のデスクトップに配列されるスクリーン番号との差であり、
前記ターゲットアプリケーションプログラムの通知閲覧時間長係数は、前記ターゲットアプリケーションプログラムの第二の予め設定される周期内における通知メッセージの閲覧時間長と第二の予め設定される時間長との比に等しく、
ここで、前記ターゲットアプリケーションプログラムは、前記T個のアプリケーションプログラムのうちのいずれか一つのアプリケーションプログラムである。
【0128】
選択的に、前記T個のアプリケーションプログラムのうちの各アプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンは、各アプリケーションプログラムの通知メッセージの数を指示するためのメッセージ添え字を含む。
【0129】
選択的に、ユーザ入力ユニット907は、前記M個の表示領域のうちのターゲット表示領域におけるユーザの第一のスライド入力を受信するために用いられ、
プロセッサ910は、前記第一のスライド入力に応答し、前記第一のスライド入力のスライド軌跡が通過したP個の通知メッセージをクリアするためにも用いられ、
ここで、Pは正の整数である。
【0130】
選択的に、前記ターゲット情報は、各通知メッセージが属するアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンと、各通知メッセージの特徴情報とを含み、
プロセッサ910は、前記第一のスライド入力のスライド方向を取得することと、
前記第一のスライド入力の入力軌跡が通過したP個のターゲット情報を取得することと、
前記第一のスライド入力のスライド方向が第一の予め設定される方向である場合に、前記P個のターゲット情報に対応するP個の通知メッセージをクリアすることとにも用いられ、
ここで、前記第一のスライド入力は、前記P個のターゲット情報のアプリケーションアイコンと特徴情報とのうちの少なくとも一つにおける入力である。
【0131】
選択的に、前記ターゲット情報は、各通知メッセージが属するアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンを含み、
ユーザ入力ユニット907は、ターゲットアプリケーションアイコンにおけるユーザの第二のスライド入力を受信するためにも用いられ、
プロセッサ910は、前記第二のスライド入力に応答し、前記第二のスライド入力のスライド方向を取得することと、
前記第二のスライド入力のスライド方向が第二の予め設定される方向である場合に、前記ターゲットアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションプログラムのメッセージ通知機能をオフにすることとにも用いられる。
【0132】
選択的に、ユーザ入力ユニット907は、予め設定されるコントロールへのユーザのタッチ入力を受信するためにも用いられ、
プロセッサ910は、前記タッチ入力に応答し、前記M個の表示領域の前記N個の通知メッセージをクリアし、且つ前記T個のアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコン上のメッセージ添え字を削除するためにも用いられる。
【0133】
本出願の実施例における電子機器は、T個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージを取得し、M個の表示領域に、前記N個の通知メッセージのターゲット情報をそれぞれ表示し、ここで、異なる表示領域は、プログラム重要度レベルが異なる通知メッセージを表示するために用いられ、前記プログラム重要度レベルは、アプリケーションプログラムの重要度レベルであり、M、NとTは、いずれも1よりも大きい整数であり、MとTは、いずれもN以下である。このように、T個のアプリケーションプログラムのN個の通知メッセージを、異なるプログラム重要度レベルに応じて、M個の表示領域のうちの異なる表示領域にそれぞれ表示することにより、ユーザは、どれらの通知メッセージの重要度レベルが比較的高いか、どれらの通知メッセージの重要度レベルが比較的低いかを直感的に知ることができ、さらにユーザがこれらの通知メッセージを迅速に閲覧して処理することが容易になり、メッセージの処理効率を向上させる。
【0134】
理解すべきこととして、本出願の実施例では、入力ユニット904は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)9041とマイクロホン9042を含んでもよく、グラフィックスプロセッサ9041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。表示ユニット906は、表示パネル9061を含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどの形式で表示パネル9061が配置されてもよい。ユーザ入力ユニット907は、タッチパネル9071及び他の入力機器9072を含む。タッチパネル9071は、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル9071は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。他の入力機器9072は、物理的キーボード、機能キー(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らず、ここでこれ以上説明しない。メモリ909は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いられてもよく、アプリケーションプログラムとオペレーティングシステムとを含むが、それらに限らない。プロセッサ910は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合してもよい。ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ910に統合されなくてもよい。
【0135】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、上記通知メッセージ表示制御方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0136】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の電子機器におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0137】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、上記通知メッセージ表示制御方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0138】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0139】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は討論された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0140】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって具現化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0141】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
図1
図2a
図2b
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】