(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-22
(54)【発明の名称】パスタを搬送するためのシステム
(51)【国際特許分類】
A21C 9/02 20060101AFI20230914BHJP
【FI】
A21C9/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023515855
(86)(22)【出願日】2021-08-20
(85)【翻訳文提出日】2023-05-08
(86)【国際出願番号】 EP2021073109
(87)【国際公開番号】W WO2022053286
(87)【国際公開日】2022-03-17
(32)【優先日】2020-09-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】501003320
【氏名又は名称】ビューラー・アクチエンゲゼルシャフト
【氏名又は名称原語表記】Buehler AG
【住所又は居所原語表記】Gupfenstrasse 5, CH-9240 Uzwil, Switzerland
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ローラー,パトリック
(72)【発明者】
【氏名】フーゲントブラー,ミリヤム
(72)【発明者】
【氏名】カスト,ジーモン
【テーマコード(参考)】
4B031
【Fターム(参考)】
4B031CA06
4B031CL12
4B031CL13
(57)【要約】
本発明は、第1のコンベヤユニット(2a)から第2のコンベヤユニット(2b)にコンベヤ要素(4)を移送するための移送ユニット(3)を備える、長尺パスタ、例えばスパゲティを製造するためのプラント用のコンベヤシステム(1)であって、移送ユニット(3)は、把持装置(3b)を有する回転可能に取り付けられたカム要素(3a)と、略円形セグメント形状の表面部(3d)を有する固定配置された案内要素(3c)とを備え、カム要素(3a)および案内要素(3c)は、第1のコンベヤユニット(2a)からカム要素(3a)の把持手段(3b)によって引き継がれたコンベヤ要素(4)が、案内要素(3c)の略円形セグメント形状の表面部分(3d)に沿ったカム要素(3a)の回転によって、コンベヤ要素(4)が第2のコンベヤユニット(2b)によって引き継がれ得る位置まで移動され得るように、互いに対して配置されていることを特徴とする、コンベヤシステム(1)に関する。本発明はさらに、長尺パスタを製造するためのプラント(A)および長尺パスタを搬送するための方法に関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のコンベヤユニット(2a)および第2のコンベヤユニット(2b)、ならびにコンベヤ要素(4)を前記第1のコンベヤユニット(2a)から前記第2のコンベヤユニット(2b)に移送するための移送ユニット(3)を備える、長尺パスタ、例えばスパゲティを製造するためのプラント用の搬送システム(1)であって、前記移送ユニット(3)が、把持装置(3b)を有する回転可能に取り付けられたカム要素(3a)と、略円形セグメント形状の表面部(3d)を有する固定配置された案内要素(3c)とを備え、前記カム要素(3a)および前記案内要素(3c)は、前記第1のコンベヤユニット(2a)から前記カム要素(3a)の前記把持手段(3b)によって引き継がれたコンベヤ要素(4)が、前記案内要素(3c)の前記略円形セグメント形状の表面部分(3d)に沿った前記カム要素(3a)の回転によって、前記コンベヤ要素(4)が前記第2のコンベヤユニット(2b)によって引き継がれ得る位置まで移動され得るように、互いに対して配置されていることを特徴とする、搬送システム(1)。
【請求項2】
前記移送ユニット(3)が、第1のカム要素および第2のカム要素(3a、3a’)と、各々が略円形セグメント形状の表面部(3d、3d’)を有する第1の案内要素および第2の案内要素(3c、3c’)とを備え、第2のコンベヤユニット(2b、2b’)は各カム要素(3a、3a’)に割り当てられ、前記第1のカム要素(3a)および前記第1の案内要素(3c)ならびに前記第2のカム要素(3a’)および前記第2の案内要素(3c’)は、前記第1のコンベヤユニット(2a)から前記それぞれのカム要素(3a、3a’)の前記把持装置(3b、3b’)によって引き継がれた搬送要素(4)が、前記それぞれに関連付けられた案内要素(3c、3c’)の前記略円形セグメント形状の表面部分(3d、3d’)に沿った前記それぞれのカム要素(3a、3a’)の回転によって、前記搬送要素(4)が前記第2のコンベヤユニット(2b、2b’)によって引き継がれ得る位置まで移動され得るように、互いに対して配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の搬送システム。
【請求項3】
前記第1のカム要素および前記第2のカム要素(3a、3a’)ならびに前記第1の案内要素および前記第2の案内要素(3c、3c’)は、前記第1のコンベヤユニット(2a)の周りに軸対称に配置されることを特徴とする、請求項2に記載の搬送システム。
【請求項4】
前記カム要素(3a、3a’)ならびに前記第1のコンベヤユニット(2a)および前記第2のコンベヤユニット(2b、2b’)は、前記第1のコンベヤユニット(2a)から前記第2のコンベヤユニット(2b)への前記コンベヤ要素(4)の連続移送が実行され得るように、互いに協調して移動され得ることを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載の搬送システム。
【請求項5】
前記第1のコンベヤユニット(2a)は振り子チェーンであることを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載の搬送システム。
【請求項6】
前記第2のコンベヤユニット(2b、2b’)は、前記コンベヤ要素(4)を切断機(6)の送達テーブル(5)に搬送するためのストリッパチェーンであることを特徴とする、先行する請求項のいずれか1項に記載の搬送システム。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の搬送システムを備える、長尺パスタ、例えば、スパゲティを製造するためのプラント(A)。
【請求項8】
請求項1~6のいずれか1項に記載の搬送システムを用いて、長尺パスタ、例えば、スパゲティを搬送する方法であって、
a)第1のコンベヤユニット(2a)によって、前記長尺パスタを運ぶコンベヤ要素(4)を第1の移送点(P1)に搬送するステップと、
b)移送ユニット(3)による前記第1のコンベヤユニット(2a)からの前記コンベヤ要素(4)の引き継ぎおよび前記コンベヤ要素(4)の第2の移送点(P2)への搬送ステップと、
c)第2のコンベヤユニット(2b)による前記移送ユニット(3)からの前記第2の移送点(P2)での前記コンベヤ要素(4)の引き継ぎステップと、を含み、
ステップb)において、前記コンベヤ要素(4)は、前記移送ユニット(3)の前記カム要素(3a)の前記把持装置(3b)によって前記第1の移送点(P1)で引き継がれ、前記コンベヤ要素(4)の第2の移送点(P2)への前記搬送ステップは、前記移送ユニット(3)の前記案内要素(3c)の前記略円形セグメント形状の表面部(3d)に沿って行われることを特徴とする、方法。
【請求項9】
前記カム要素(3a)の前記回転速度および前記第1のコンベヤユニット(2a)および前記第2のコンベヤユニット(2b)の前記搬送速度は、前記第1の移送点(P1)および前記第2の移送点(P2)において、前記把持装置(3b)が前記コンベヤ要素(4)を前記第1のコンベヤユニット(2a)からピックアップし、連続プロセスでこれを前記第2のコンベヤユニット(2a)にそれぞれ送達することができるように、互いに一致していることを特徴とする、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記コンベヤ要素(4)は、前記第2のコンベヤユニット(2a)から切断機(6)に輸送されることを特徴とする、請求項8または9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1のコンベヤユニット(2a)によって搬送されるコンベヤ要素(4)は、第1のカム要素(3a)または第2のカム要素(3a’)によって交互に引き継がれ、対応する第2のコンベヤユニット(2b、2b’)に搬送されることを特徴とする、請求項8~10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のカム要素(3a)および前記第2のカム要素(3a’)の前記移動は、前記第1のカム要素(3a)が前記第2のカム要素(3a’)と衝突しないように調整されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のコンベヤユニット(2a)の前記搬送速度が、前記カム要素(3a、3a’)の前記回転速度の50%であり、前記カム要素(3a、3a’)は同じ速度で反対方向に回転することを特徴とする、請求項11または12に記載の方法。
【請求項14】
故障の場合、前記故障を有する前記コンベヤ経路内に配置されている前記カム要素(3a、3a’)の前記回転が停止されることを特徴とする、請求項11~13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
故障の場合、前記第1のコンベヤユニット(2a)の前記搬送速度は50%低下することを特徴とする、請求項14に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、連続的で穏やかな搬送を提供する、パスタ製品を搬送するためのシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
パスタは、通常、コンベヤユニットによってプレスされた後にピックアップされ、コンベヤユニットは、それをパスタ乾燥機を通して搬送するために使用される。例えば、スパゲティなどの長尺パスタは、チェーンコンベヤのチェーンリンクによって端部が緩く持ち上げられたロッドに吊り下げられる。
【0003】
長尺パスタ、例えばスパゲティの製造のためのプラントでは、パスタを1つのコンベヤユニットから別のコンベヤユニットに移送する必要がある。例えば、空間上の理由から、このようなプラントの乾燥ユニットは、パスタが乾燥ユニット内の空間を異なるコンベヤユニットの助けを借りて数回通過するように設計される。さらに、例えば押出しによって製造されたパスタは、切断ユニットに搬送され、切断ユニットに移送されなければならない。
【0004】
特に濡れている場合、パスタは衝撃、振動または他のぎくしゃくした動きに非常に敏感である。したがって、あるコンベヤユニットから別のコンベヤユニットへのパスタの移送は、パスタの損傷を避けるために非常に慎重に行われなければならない。
【0005】
この問題は、最新技術ではまだ満足に解決されていない。
1つのコンベヤユニットから次のコンベヤユニットへのパスタ(またはパスタが吊り下げられているバー)の移送は、個々のコンベヤユニットの動きの正確な調整を必要とする。通常、この調整は、コンベヤユニットが断続的に移動されることを必要とし、先行するコンベヤユニットが搬送される要素(例えば、パスタが吊り下げられたロッド)を特定の位置に搬送したときにのみ、後続のコンベヤユニットが移動を開始する。これは、例えば、英国特許第1048163号明細書に記載されている。
【0006】
このような搬送は、様々な理由で不利である。搬送される要素(例えば、パスタが吊り下げられたロッド)が第1のコンベヤユニット(例えば、振り子チェーンまたはチェーンコンベヤ)から後続の固定コンベヤユニット(例えば、チェーンコンベヤ)に移送されると、搬送される要素は最初の衝撃を受ける。ここで下流コンベヤユニットは移動を開始し、要素を次の移送点(例えば、切断機のストリッパチェーンなどの下流コンベヤユニット)に搬送し、移送中に要素は別の衝撃を受ける。この場合、コンベヤユニット(チェーンコンベヤ、ストリッパチェーン)は、間欠的(すなわち、ストップアンドゴー動作中)に移動される。コンベヤユニットの急激な始動は、搬送される要素に衝撃を与え、連続動作と比較して時間がかかり、電気部品に負荷をかける。技術的使用において、そのようなシステムは、毎分および機械ごとに約11~12個の(パスタが吊り下げられた)バーの搬送を可能にする。
【0007】
米国特許第2,965,214号明細書は、搬送される要素が、把持要素を有する回転ディスクによって1つのコンベヤチェーンから後続のコンベヤチェーンに移送される連続コンベヤシステムを記載している。回転ディスクは、コンベヤチェーン間に対称的に配置され、回転ディスク上に配置された把持要素の方向の急激な変化を防止するために遊星ギアによって操作される。しかしながら、このコンベヤシステムは、多くの空間を必要とし、それにより、長尺パスタの製造のためのプラントへの設置が困難になる。さらに、移送ユニットの幾何学的配置は困難であり、極端な精度を必要とし、その設置に時間がかかる。
【0008】
米国特許第3,472,354号明細書には、1つのコンベヤチェーンから後続のコンベヤチェーンへのコンベヤ要素の移送が移送アームユニットの助けを借りて実行されるコンベヤシステムが記載されている。このコンベヤシステムはまた、上述した欠点を有する遊星ギアユニットを含む。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の課題は、従来技術の欠点を克服し、特に、1つのコンベヤユニットから別のコンベヤユニットへ、方向を急激に変えることなく、コンベヤ要素の円滑で効率的かつ連続的な移送を可能にする、スパゲティなどの長尺パスタを製造するためのプラントのためのコンベヤシステムを提供することであった。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この問題は、本発明によるコンベヤシステムによって解決される。
本発明は、第1のコンベヤユニットおよび第2のコンベヤユニット、ならびにコンベヤ要素を第1のコンベヤユニットから第2のコンベヤユニットに移送するための移送ユニットを備える、長尺パスタ、例えばスパゲティを製造するためのプラント用のコンベヤシステムに関し、移送ユニットは、把持装置を有する回転可能に取り付けられたカム要素と、略円形セグメント形状の表面部を有する固定配置された案内要素とを備え、カム要素および案内要素は、カム要素の把持手段によって第1のコンベヤユニットから引き継がれたコンベヤ要素が、案内要素の略円形セグメント形状の表面部分に沿ったカム要素の回転によって、コンベヤ要素が第2のコンベヤユニットによって引き継がれ得る位置まで移動され得るように、互いに対して配置されることを特徴とする。
【0011】
本発明による搬送システムにより、搬送される製品(例えば、パスタ)に衝撃または振動が加えられない搬送が達成される。したがって、搬送される製品は、著しく少ない応力を受けるので、搬送中に発生する製品損失を低減または完全に回避することができる。
【0012】
搬送は、方向の急激な変化なしに行われ、連続的に実行することができ、これは特に有利である。これにより、間欠的な搬送プロセスに関連する時間損失が回避され、搬送システムの性能が向上する。
【0013】
例えば、パスタが装填されたバーを切断機に搬送する場合、搬送能力は、従来のシステムにおける約11~12バー/分から本発明によるシステムにおける15バー/分に増加させることができる。本発明により好ましい二重切断機の場合、これは、22~24バー/分から30バー/分への出力の増加を意味する。
【0014】
本発明によるコンベヤシステムは、スパゲティなどの長尺パスタの任意の輸送工程に使用することができる。例えば、乾燥機内の長尺パスタの、切断機への、デポジットテーブルへの、または分配器への輸送が挙げられ得る。本発明によれば、本発明によるコンベヤシステムは、好ましくは、長尺パスタを切断機に輸送するために、特に好ましくは、長尺パスタを2つのユニットの二重切断機に分配輸送するために使用される。
【0015】
本発明による搬送システムの本質的な要素は、移送ユニットである。移送ユニットにより、第1のコンベヤユニットから第2のコンベヤユニットへのコンベヤ要素の移送が達成される。
【0016】
コンベヤ要素は、好ましくは、長尺パスタを搬送するためのロッドである。好ましくは、長尺パスタはロッドから吊り下げられている。
【0017】
上述のロッドなどのコンベヤ要素を輸送するためのコンベヤユニットが知られている。好ましくは、これらは、チェーン上に均一に配置されたキャリアを有する輸送チェーンである。そのような輸送チェーンは既知であり、ここでは詳細に説明する必要はない。例えば、本発明に従って使用される輸送チェーンは、少なくとも部分的に振り子チェーンであってもよい。コンベヤ要素は、モータによって、好ましくはサーボモータによって既知の方法で駆動される。モータは、例えば、輸送チェーンなどのコンベヤ要素が周囲に案内されるホイールを駆動することができる。
【0018】
キャリアは既知の要素であり、その各々はロッドを受け入れ、ロッドがコンベヤ要素によって動かされている間、ロッドを水平位置に保持することができる。
【0019】
本発明による移送ユニットは、カム要素および案内要素を備える。本発明によれば、カム要素は、湾曲した(不均一な)円周面を有するディスク形状部品であると理解される。円形ディスクは含まれない。カム要素の寸法は、コンベヤシステムの寸法に依存し、以下に説明する機能を果たすことができるように選択されるべきである。
【0020】
カム要素は、好ましくは、円のセグメント、例えば円の第8のセグメントの形態であってもよい。
【0021】
カム要素は、回転可能に配置され、把持装置を有する。回転可能な構成は、既知の方法で、例えば、カム要素をシャフト上に配置することによって実現することができる。シャフトは、好ましくはモータによって、好ましくはサーボモータによって駆動される。
【0022】
把持装置は、好ましくは、カム要素の円周面に向かって部分的に開いており、かつ上述のコンベヤ要素、好ましくは長尺パスタを担持するロッドを受け入れることができるような形状を有するカム要素の凹部であり、コンベヤ要素が移送ユニットを通る輸送中に衝撃または振動を受けないようになっている。これは、好ましくは、コンベヤ要素の形状に対応する把持装置の少なくとも一部の形状によって達成され、すなわち、コンベヤ要素は、把持装置の開口部を通過して、コンベヤ要素の形状に対応する把持装置の一部に入ることができる。例えば、把持装置は、少なくとも部分的にカム要素の円周面に向かって開いている、実質的に平行六面体の断面を有する第1の部分を有することができる。略平行六面体の断面を有するこの第1の部分は、この例示的な実施形態では、第1の部分に直接接続された略半円形の部分を有する第2の部分に隣接し、この第2の部分は、コンベヤ要素の形状に対応し、上述のようにコンベヤ要素を受け入れることができる。
【0023】
好ましくは、把持装置および回転可能なベアリング(例えば、シャフト上)は、カム要素の両端に配置される。
【0024】
本発明による移送ユニットは、案内要素をさらに備える。案内要素は、固定経路に沿ってカムセグメントによって取り上げられたコンベヤ要素を案内し、カム要素が回転するときにコンベヤ要素がカム要素の把持装置から滑り落ちるのを防止するのに役立つ。カム要素はその回転中に円形経路を横断するので、案内要素は、カム要素に面する部分に対応する略円形セグメント形状の表面を有し、これはコンベヤ要素の案内として機能する。例えば、コンベヤ要素は、カム要素に関連する表面部に円形セグメント形状の凹部を有する直方体形状とすることができる。案内要素は、コンベヤシステム内に固定されており、すなわち搬送プロセス中に移動しない。
【0025】
カム要素および案内要素は、カム要素の把持装置内に配置されたコンベヤ要素が、カム要素の円運動中に案内要素の略円形セグメント形状の表面部と接触するように、互いに対して配置される。コンベヤ要素は、例えば把持装置としての凹部の場合、凹部の端部がカム要素の移動方向とは反対側を向くことによって、把持装置の助けを借りて案内要素の略円形セグメント形状の表面部分上を移動し、その端部は移動中にコンベヤ要素に当接し、カム要素の回転方向にコンベヤ要素を押圧する。
【0026】
カム要素および案内要素は、カム要素がその回転運動中に案内要素の前または後に移動するように、互いにオフセットすることができる。
【0027】
上記の機能を確実にするために、カム要素およびそれに関連する案内要素の位置および寸法は、カム要素の把持装置内に配置されたコンベヤ要素が、カム要素の回転運動中に案内要素の略円形セグメント形状の表面部に沿って正確に移動することができるように選択されなければならない。
【0028】
好ましくは、案内部材の略円形セグメント形状の表面部分は、カム部材の回転軸を中心とする円の45~75°の角度の円形セグメントである。
【0029】
第2のコンベヤユニット、好ましくは輸送チェーンは、案内要素の略円形セグメント形状の表面部の端部または一端付近でコンベヤ要素を引き継ぎ、次いでコンベヤ要素を移送ユニットから離れるように移動させる。第2のコンベヤユニットも、上述のようなキャリアを有することが好ましい。
【0030】
連続動作を保証するために、第1のコンベヤユニットおよび移送ユニットの移動は、第1のコンベヤユニットのキャリアおよび移送ユニットの把持装置が移送点に同時に到着するように調整されなければならない。本発明によれば、この移送点は、第1の移送点P1と呼ばれる。第1のコンベヤユニットのこのキャリアがコンベヤ要素を搬送する場合、このコンベヤ要素は、コンベヤ要素に衝撃または振動が加えられることなく、連続的な移動で移送ユニットの把持装置によって第1の移送点P1で引き継がれ得る。
【0031】
さらに、第2のコンベヤユニットおよび移送ユニットの移動は、第2のコンベヤユニットのキャリアおよび移送ユニットの把持装置が移送点に同時に到着するように調整されなければならない。本発明によれば、この移送点は、第2の移送点P2と呼ばれる。移送ユニットの把持装置がコンベヤ要素を搬送する場合、このコンベヤ要素は、コンベヤ要素に衝撃または振動が加えられることなく、連続的に移動する第2のコンベヤユニットのキャリアによって第2の移送点P2で引き継がれ得る。
【0032】
本発明によれば、これは、好ましくは、カムプレート要素が特定の移動曲線を横切る間に、第1のコンベヤユニットおよび第2のコンベヤユニットを各々一定の速度で移動させることによって達成される。この移動曲線は、把持装置を備えたカム要素が、この移送点における対応するコンベヤユニットの速度に本質的に、好ましくは正確に対応する移送点P1およびP2における回転速度を有するという事実を特徴とする。移送点の間で、カム要素は、コンベヤ要素を引き継ぎまたは移送するための把持装置と時間的に一致する対応する移送点にあるように加速される。加速度プロファイルは、コンベヤユニットの速度に適合されなければならない。例えば、カム要素は、移送点の直後により低い加速度である領域を通過し、次いでより高い加速度で後続の領域内を移動することができる。
【0033】
コンベヤユニットは、それらがコンベヤ要素を移送ユニットから垂直または水平に離れるように搬送するように配置することができる。好ましくは、コンベヤ要素は、移送ユニットから垂直方向に離れて搬送される。
【0034】
本発明によれば、本発明によるコンベヤシステムは、好ましくは、長尺パスタ、例えば、スパゲティを切断機に搬送するために使用される。この実施形態によれば、第1のコンベヤユニットは、(好ましくはロッドから吊り下げられた)長尺パスタをスタッカユニットから垂直下方に上述の本発明による搬送システムの移送ユニットまで搬送する振り子チェーンである。移送ユニットによって、長尺パスタ(好ましくはロッドから吊り下げられている)は第2のコンベヤユニットに輸送され、第2のコンベヤユニットはストリッパチェーンであり、そこから長尺パスタ(好ましくはロッドから吊り下げられている)が切断機のデポジットテーブルまで垂直上方に輸送される。
【0035】
本発明によれば、コンベヤシステムは、二重切断機において特に好ましい。
二重切断機(または2つの切断モジュールを有する長尺パスタ、例えば、スパゲティの製造のためのシステム)が知られている。
【0036】
この特に好ましい実施形態では、本発明による搬送システムの移送ユニットは、第1のカム要素および第2のカム要素と、第1の案内要素および第2の案内要素とを有し、各々が略円形セグメント形状の表面部を有する。第2のコンベヤユニットは、各カム要素に関連付けられ、第1のカム要素および第1の案内要素ならびに第2のカム要素および第2の案内要素は、第1のコンベヤユニットからそれぞれのカム要素の把持装置によって引き継がれたコンベヤ要素が、それぞれに関連付けられた案内要素の略円形セグメント形状の表面部に沿ったそれぞれのカム要素の回転によって、コンベヤ要素が第2のコンベヤユニットによって引き継がれ得る位置まで移動され得るように、互いに対して配置される。
【0037】
言い換えれば、コンベヤ要素、例えば長尺パスタが吊り下げられたバーは、コンベヤ要素を第1のコンベヤユニットから第1のカム要素および第2のカム要素に交互に移送し、それらを対応する第2のコンベヤユニットに輸送することによって、移送ユニットから2つの切断機に分配される。
【0038】
好ましくは、この実施形態では、第1のカム要素および第2のカム要素ならびに第1の案内要素および第2の案内要素は、第1のコンベヤユニットの周りに軸対称に配置され、すなわち、第1のコンベヤユニットを意図的に通る鏡面の助けを借りて、第1のカム要素ならびに第1の案内要素および第2の案内要素を、第2のカム要素および第2の案内要素の位置にミラーリングすることによってマッピングすることができる。
【0039】
この好ましい実施形態では、第1のコンベヤユニットおよび第2のコンベヤユニット、移送ユニットおよびコンベヤ要素は、好ましくは上述の通りである。
【0040】
この好ましい実施形態では、2つのカム要素は、互いに反対方向に移動される。例えば、第1のカム要素を時計回りに回転させ、第2のカム要素を反時計回りに回転させることができる。好ましくは、2つのカム要素の回転運動は、第1のカム要素の把持手段が第1の移送点P1に位置するとき、第2のカム要素の把持手段が第2の移送点P2に位置し、逆もまた同様であるように調整される。第1のカム要素および第2のカム要素の移動は、第1のカム要素が第2のカム要素に衝突せず、さらに、いずれのカム要素も第1または第2のコンベヤユニットに衝突しないように、互いに調整されることが不可欠である。
【0041】
カム要素は、好ましくは上述したのと同じ移動曲線を通る、すなわち、把持装置を備えたそれぞれのカム要素が、この移送点における対応するコンベヤユニットの速度に本質的に、好ましくは正確に対応する移送点P1およびP2における回転速度を有する。移送点の間で、それぞれのカム要素は、コンベヤ要素を引き継ぎまたは移送するために対応する移送点で把持装置と時間的に一致するように加速される。加速度プロファイルは、コンベヤユニットの速度に適合されるべきである。例えば、それぞれのカム要素は、より高い加速度で後続の領域を移動するために、移送点の直後により低い加速度である領域を通過することができる。
【0042】
本発明はまた、本明細書に記載の本発明による搬送システムを備える、長尺パスタ、例えばスパゲティの製造のためのプラントに関する。
【0043】
このようなプラントは公知である。本発明によれば、プラントは、好ましくは、二重切断機、または2つの切断モジュールを有する長尺パスタ、例えば、スパゲティの製造のためのプラントである。本発明による搬送システムは、好ましくは、長尺パスタを2つの切断モジュールに均一に分配するように上述のように設計される。
【0044】
本発明はさらに、本発明による搬送システムを用いて、長尺パスタ、例えば、スパゲティを搬送するための方法であって、
a)第1のコンベヤユニットによって長尺パスタを運ぶコンベヤ要素を第1の移送点に搬送するステップと、
b)移送ユニットによる第1のコンベヤユニットからコンベヤ要素の移送および第2の移送点へのコンベヤ要素の搬送ステップと、
c)第2のコンベヤユニットによる移送ユニットからの第2の移送点でのコンベヤ要素の移送ステップと、を含み、
ステップb)において、コンベヤ要素は、移送ユニットのカム要素の把持装置によって第1の移送点で引き継がれ、コンベヤ要素の第2の移送点への搬送は、移送ユニットの案内要素の略円形セグメント形状の表面部に沿って行われることを特徴とする、方法。
【0045】
この方法の詳細は既に上述した。
上述したように、カム要素の回転速度および第1のコンベヤユニットおよび第2のコンベヤユニットの搬送速度は、好ましくは、第1の移送点および第2の移送点において、把持装置がコンベヤ要素を第1のコンベヤユニットからピックアップするか、または連続プロセスで第2のコンベヤユニット(2a)に送達することができるように、互いに一致する。このようにして、コンベヤ要素への衝撃または振動が低減または完全に回避される。
【0046】
好ましくは、搬送要素は、第2のコンベヤユニットによって切断機に輸送され、すなわち、本発明は上述のプラントで使用される。
【0047】
上述したように、第1のカム要素が第2のカム要素に衝突しないように、第1のカム要素および第2のカム要素の動きが調整される。
【0048】
好ましい実施形態によれば、第1において、第1のコンベヤユニットの搬送速度は、カム要素の回転速度の50%であり、カム要素は同じ速度で反対方向に回転する。カム要素の回転速度は、ここでは、カム要素が上述の好ましい移動曲線で動作するときの平均速度である。
【0049】
本発明は、二重切断機で使用する好ましい実施形態の場合、故障の場合、故障の対象のコンベヤ経路内に位置するカム要素の回転が停止されるという利点を有する。言い換えれば、故障の場合、故障の影響を受けない切断モジュールに依然としてパスタを供給することができ、システムのダウンタイムが短縮される。
【0050】
故障の場合、コンベヤ要素はもはや2つの切断モジュールに交互に分配されることはなく、1つの切断モジュールのみにすべてのコンベヤ要素が供給されることになるので、第1のコンベヤユニットの搬送速度は50%低下することが好ましい。なおも作動中のカム要素がすべてのコンベヤ要素を引き継ぐことができるようにするために、第1のコンベヤユニットの速度はそれに応じて調整されなければならない。
【0051】
本発明は、以下を示す非限定的な実施例および図面を参照して以下により詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【
図1】本発明によるコンベヤシステムの一実施形態の概略図である。
【
図2a】搬送の初期位置における本発明による搬送システムの一実施形態の概略図である。
【
図2b】搬送の第1の中間位置における本発明による搬送システムの一実施形態の概略図である。
【
図2c】搬送の第2の中間位置における本発明による搬送システムの一実施形態の概略図である。
【
図2d】搬送の第3の中間位置における本発明による搬送システムの一実施形態の概略図である。
【
図3】本発明によるコンベヤシステムの一実施形態のカム要素の移動曲線である。
【
図4】本発明による長尺パスタの製造のためのプラントの一実施形態の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0053】
同じ参照符号は、異なる図において同じ構成要素を示す。
図1は、本発明によるコンベヤシステム(1)の一実施形態の概略図を示す。これは、コンベヤ要素(4)を2つの切断モジュール(図示せず)に輸送するためのコンベヤシステムである。
【0054】
コンベヤシステム1は、例えば振り子チェーンなどの第1のコンベヤユニット2aと、例えばストリッパチェーンなどの第2のコンベヤユニット2bと、コンベヤ要素4、例えば長尺パスタがそこから吊り下げられたバーを第1のコンベヤユニット2aから第2のコンベヤユニット2bに移送するための移送ユニット3とを備える。
【0055】
移送ユニット3は、第1のカム要素3aおよび第2のカム要素3a’、ならびに第1の案内要素3cおよび第2の案内要素3c’を有し、第1の案内要素3cおよび第2の案内要素3c’は各々、それぞれのカム要素3a、3a’に面する略円形セグメント形状の表面部3d、3d’を有する。第2のコンベヤユニット2b、2b’は各カム要素3a、3a’に関連付けられ、第1のカム要素3aおよび第1の案内要素3cならびに第2のカム要素3a’および第2の案内要素3c’は、それぞれのカム要素3a、3a’の把持手段3b、3b’によって第1のコンベヤユニット2aから引き継がれたコンベヤ要素4が、それぞれ関連付けられた案内要素3c、3c’の略円形セグメント形状の表面部3d、3d’に沿ったそれぞれのカム要素3a、3a’の回転によって、コンベヤ要素4が第2のコンベヤユニット2b、2b’によって引き継がれ得る位置まで移動され得るように、互いに対して配置される。
【0056】
第1のコンベヤ要素2aは、等間隔に配置されたキャリア2a1を有し、各キャリアはコンベヤ要素(4)を受け入れて輸送することができる。
【0057】
第2のコンベヤ要素2b、2b’は、等間隔に配置されたキャリア2b1、2b’1を有し、各キャリアはコンベヤ要素4を受け入れて輸送することができる。
【0058】
図1による実施形態では、第1のカム要素3aおよび第2のカム要素3a’ならびに第1の案内要素3cおよび第2の案内要素3c’は、第1のコンベヤユニット2aの周りに軸対称に配置される。
【0059】
図2a~
図2dは、
図1に示すコンベヤシステム1を使用する、本発明による方法の一実施形態を概略的に示す。
【0060】
図2aに示す初期位置では、第1のカム要素3aの把持装置3bは、第1の移送点P1に位置している。同時に、第1のコンベヤユニット2aのキャリア2a1は、第1の移送点P1に位置している。キャリア2a1は、好ましくは連続的な移動でカム要素3aの把持装置3bによって第1の移送点P1で引き継がれるコンベヤ要素4を担持する。
【0061】
このとき、第2のカム要素3a’の把持装置3b’は、第2の移送点P2に位置している。同時に、第2のコンベヤユニット2b’のキャリア2b1’(ここでは図示せず)は、第2の移送点P2に位置するが、コンベヤ要素4を担持しない。
【0062】
図2bに示す位置では、両方のカム要素3a、3a’が約70°回転しており、第1のカム要素3aは反時計回りに回転し、第2のカム要素3a’は時計回りに回転している。ここで、第1のカム要素3aの把持装置3bは、第1の案内要素3cの略円形セグメント形状の表面部3dの上方に配置されている。コンベヤ要素4は、把持装置3bの回転方向とは反対側の端部によって押されて、第1の案内要素3cの略円形セグメント形状の表面部3dに沿って移動する。
【0063】
図2cに示す位置では、両方のカム要素3a、3a’は、
図2bに示す位置と比較して約105°回転しており、第1のカム要素3aは反時計回りに回転し、第2のカム要素3a’は時計回りに回転している。ここで、第1のカム要素3aの把持装置3bは、第2の移送点P2に位置している。同時に、第2のコンベヤユニット2bのキャリア2b1は、第2の移送点P2に位置している。第1のカム要素3aの把持装置3bはコンベヤ要素4を担持し、コンベヤ要素4は、好ましくは連続移動で第2のコンベヤユニット2bのキャリア2b1によって第2の移送点P2でピックアップされる。
【0064】
同時に、第2のカム要素3a’の把持装置3b’が第1の移送点P1に配置される。同時に、第1のコンベヤユニット2aのキャリア2a1は、第1の移送点P1に位置している。キャリア2a1は、好ましくは連続的な移動で第2のカム要素3a’の把持装置3b’によって第1の移送点P1でピックアップされるコンベヤ要素4を担持する。
【0065】
図2dに示す位置では、両方のカム要素3a、3a’は、
図2cに示す位置よりも少しだけさらに回転しており、第1のカム要素3aは反時計回りに回転し、第2のカム要素3a’は時計回りに回転している。第1のカム要素3aは、そのコンベヤ要素4を第2のコンベヤユニット2bに移送しており、第2のコンベヤユニット2bは、コンベヤ要素4を切断モジュール(図示せず)まで垂直上方に輸送する。第2のカム要素3a’はコンベヤ要素4を引き継ぎ、その把持装置3b’は第2の案内要素3c’の略円形セグメント形状の表面部3d’と接触し、次いで第1のカム要素3aに対して
図2bに記載の搬送を行う。
【0066】
図3は、本発明によるコンベヤシステム1の一実施形態のカム要素3a、3a’の移動曲線を示す。時間t=0sにおいて、カム要素3a、3a’の把持装置3b、3b’は、第2の移送点P2に位置し、コンベヤ要素4を第2のコンベヤユニット2b、2b’に移送する。その後、カム要素3a、3a’は、時間t=0.8sから増加する加速度を受ける。時間t=3sにおいて、カム要素3a、3a’の把持装置3b、3b’は、第1の移送点P1にあり、第1のコンベヤユニット2aからコンベヤ要素4を引き継ぐ。カム要素3a、3a’は、時間t=4.4sから減少する、時間t=3.4sからの新たな加速を受ける前に減速される。時間t=6sにおいて、カム要素3a、3a’の把持装置3b、3b’は、第2の移送点P2に到達し、コンベヤ要素4を第2のコンベヤユニット2b、2b’に移送する。
【0067】
図4は、長尺パスタを製造するための本発明によるプラントAの一実施形態の概略図を示す。プラントAは、ここでは
図1による実施形態である、本発明によるコンベヤシステム1を備える。
図4によるプラント1は、コンベヤシステム1の右側にただ1つの切断モジュールを有するが、コンベヤシステム1の左側に追加の切断モジュールを用いてアップグレードすることができる。
【0068】
それ自体知られているプラントは、長尺パスタ製品がコンベヤシステム1から輸送されるデポジットテーブル5を備える。デポジットテーブル5の下には、切断機6の排出ベルト/チェーン7がある。次いで、切断されていない製品は、排出ベルト/チェーン7上に到達し、排出ベルト/チェーン7から切断ユニット(例えば回転ナイフ-図示せず)を通ってプラントAから搬送され、それによって切断される。
【0069】
参照符号のリスト
A 長尺パスタの製造のためのプラント
1 長尺パスタ製品を製造するためのプラントのためのコンベヤシステム(1)
2a 第1のコンベヤユニット
2a1 第1のコンベヤユニットのキャリア
2b,2b’ 第2のコンベヤユニット
2b1,2b1’ 第2のコンベヤユニットのキャリア
3 移送ユニット
3a,3a’ カム要素
3b,3b’ カム要素の把持装置
3c,3c’ 案内要素
3d,3d’ 案内要素の略円形セグメント形状の表面部
4 コンベヤ要素
5 デポジットテーブル
6 切断機
7 排出ベルト/チェーン
P1 第1の移送点
P2 第2の移送点
【国際調査報告】