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特表2023-540947縦線シールの品質評価方法及びサーバ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-27
(54)【発明の名称】縦線シールの品質評価方法及びサーバ
(51)【国際特許分類】
   G01N 21/892 20060101AFI20230920BHJP
【FI】
G01N21/892 A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023514121
(86)(22)【出願日】2021-09-03
(85)【翻訳文提出日】2023-04-12
(86)【国際出願番号】 EP2021074334
(87)【国際公開番号】W WO2022053401
(87)【国際公開日】2022-03-17
(31)【優先権主張番号】20195390.8
(32)【優先日】2020-09-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TETRA PAK
(71)【出願人】
【識別番号】391053799
【氏名又は名称】テトラ ラバル ホールディングス アンド ファイナンス エス エイ
【住所又は居所原語表記】70 Avenue General Guisan,CH-1009 Pully,Switzerland
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100151105
【弁理士】
【氏名又は名称】井戸川 義信
(72)【発明者】
【氏名】フェヌ、ファブリツィオ
(72)【発明者】
【氏名】ブレハス、アレッサンドロ
【テーマコード(参考)】
2G051
【Fターム(参考)】
2G051AA31
2G051AA41
2G051AB13
2G051AB20
2G051CA04
2G051EA12
2G051EA14
2G051EB01
(57)【要約】
ロール供給式包装機における縦線シール(402、502)の品質を評価する(700)。ロール供給式包装機は、包装材料(202)のウェブ(104)を受け取る包装材料レシーバと、包装材料(202)が外側保護層(204)、内側保護層(206)及び中間強化層(208)を備え、ウェブ(104)が第1縦方向側面部(302)及び第2縦方向側面部(304)を有し、保護ストリップ(106)を受け入れるストリップレシーバと、保護ストリップ(106)は、第1縦方向側部(306)及び第2縦方向側部(308)を有し、ウェブ(104)及び保護ストリップ(106)を加熱してウェブ(104)及び保護ストリップ(106)を一緒に押圧することによってウェブ(104)に保護ストリップ(106)を適用して縦線ストリップシール(502)を形成するストリップアプリケータ(122)と、ストリップ貼り付け領域(310)からストリップ貼り付け画像データを取り込むストリップ貼り付けカメラ(108)と、を備え、方法は、ストリップ貼り付け領域(310)のストリップ貼り付け画像データを受信し(710)、ストリップ貼り付け画像データから特徴を抽出し(712)、特徴がストリップ貼り付け装置(122)によって与えられる加熱の効果に関連し、特徴を評価することによってストリップ貼り付けステータスを決定し(714)、ストリップ貼り付けステータスが縦線ストリップシール(502)の品質に関連し、縦線ストリップシール(502)の品質評価が提供され、ストリップ貼り付けステータスを送信する(716)、ことを備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロール供給型包装機における縦線シール(402、502)の品質を評価する方法(700)であって、
前記ロール供給型包装機は、
包装材料(202)のウェブ(104)を受け取る包装材料レシーバと、前記包装材料(202)は、外側保護層(204)、内側保護層(206)及び中間強化層(208)を含み、前記ウェブ(104)は、第1の縦方向端部(302)及び第2の縦方向側部(304)を有しており、
保護ストリップ(106)を受け取るストリップレシーバと、前記保護ストリップ(106)は、第1の縦方向端部(306)及び第2の縦方向側部(308)を有しており、
前記ウェブ(104)と前記保護ストリップ(106)を加熱し、前記ウェブ(104)と前記保護ストリップ(106)を一緒に加圧することにより、前記ウェブ(104)上に前記保護ストリップ(106)を適用して縦線ストリップシール(502)を形成するストリップアプリケータ(122)と、
ストリップ貼り付け領域(310)からストリップ貼り付け画像データを取得するストリップ貼り付けカメラ(108)と、
を備え、
前記方法は、
前記ストリップ貼り付け領域(310)の前記ストリップ貼り付け画像データを受信し(710)、
前記ストリップ貼り付け画像データから特徴を抽出し(712)、前記特徴は、前記ストリップアプリケータ(122)によって提供される加熱の効果に関連し、
前記特徴を評価することによって、ストリップ貼り付けステータスを決定し(714)、前記ストリップ貼り付けステータスは、前記縦線ストリップシール(502)の品質に関連し、
前記ストリップ貼り付けステータスを送信し(716)、前記縦線ストリップシール(502)の品質評価を提供する、
ことを含む方法。
【請求項2】
前記包装材料レシーバによって前記包装材料のウェブ(104)を受け取り(702)、
前記ストリップレシーバによって前記保護ストリップ(106)を受け取り(704)、
前記ストリップアプリケータ(112)によって前記縦線ストリップシールを形成し(706)、
前記ストリップ貼り付けカメラ(108)によって、前記ストリップ貼り付け領域(310)からストリップ貼り付け画像データを取得する(708)、
ことを含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記保護ストリップの前記第1の縦方向側部(306)は、前記保護ストリップの前記第2の縦方向側部(308)が前記ウェブ(104)の外側に延びるように、前記ウェブの前記第1の縦方向側部(302)上に適用される、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記ウェブの前記第2の縦方向側部(304)が前記ウェブの前記第1の縦方向側部(302)と部分的に重なるように、前記ウェブのチューブ(112)を形成し、前記ウェブの第1の縦方向側部(302)及び前記第2の縦方向側部(304)を取り付け、前記ウェブ(104)上に前記保護ストリップ(106)を適用して縦線チューブシール(402)を形成するチューブ形成装置(110)と、
チューブ形成領域(310)からチューブ形成画像データを取り込むチューブ形成カメラ(114)と、
を備え、
前記方法は、さらに、
チューブ形成領域(404)の前記チューブ形成画像データを受信し(726)、
前記チューブ形成画像データから特徴を抽出し(728)、前記特徴は、前記チューブ形成装置(110)によって提供される加熱の効果に関連し、
前記特徴を評価することによって、前記縦線チューブシール(402)のチューブ形成ステータスを決定し(730)、前記チューブ形成ステータスは、前記縦線チューブシール(402)の品質に関連し、
前記チューブ形成ステータスを送信し(732)、それによって、縦線チューブシールの品質評価を取得する(402)、
ことを含む請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
チューブ形成装置により、前記包装材料の前記ウェブのチューブ(112)を形成し(718)、
前記チューブ形成装置によって前記ウェブの第1の縦方向側部(302)及び前記第2の縦方向側部(304)を取り付けし(720)、
前記チューブ成形装置によって縦線チューブシール(402)を成形し(722)、
チューブ形成カメラ(114)によりチューブ形成領域(310)からチューブ形成画像データを取得する(724)、
ことを含む請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記保護ストリップの前記第2の縦方向側部(308)が、前記ウェブの前記第1の縦方向側部(302)で露出する前記包装材料の前記中間強化層(208)を前記保護ストリップ(106)が覆うように、前記ウェブの前記第2の縦方向側部(304)上に適用される、
請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
ストリップ貼り付け画像データ及び/又はチューブ形成画像データは、偏光フィルタ(116a、116b)を通して取得される、
請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記送信されたステータスは、加熱不足、正常、又は過熱のいずれか1つの状態である、
請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記ステータスが、ストリップアプリケータ(122)及び/又はチューブ形成装置(110)の制御ユニットに送信され、前記ステータスに基づいて加熱パワーを調整する、
請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記ステータスは、抽出された特徴を人工知能モデルへの入力として提供することによって決定される、
請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記ストリップ貼り付け領域から特徴(712)を抽出するステップは、
前記ストリップ貼り付け領域(310)の重なり領域(314)、熱影響を受ける前記保護ストリップ領域(312)及び熱影響を受ける前記ウェブ領域(316)を特定し、前記ストリップ貼り付け画像データからの特徴としてこれらを含む、
請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
加熱の効果は、縦線シールの亀裂の数、重なり合う領域(314)のサイズ、及び縦線シールの反射特性を含む、
請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
ロール供給式包装機における縦線シール(402、502)の品質を評価するためのサーバ(800)であって、
前記サーバ(800)は、トランシーバ(802)、メモリ(804)、制御ユニット(806)を備え、
前記トランシーバ(802)は、
ストリップ貼り付け領域(310)のストリップ貼り付け画像データを受信するストリップ貼り付け画像データレシーバ(822)と、
ストリップ貼り付けステータスを送信し、縦線ストリップシール(402、502)の品質評価を提供するストリップ貼り付けステータストランスミッタ(810)と、
を実行するように構成され、
前記メモリ(804)は、
前記ストリップ貼り付け画像データから特徴を抽出するストリップ貼り付け画像データ処理モジュール(812)と、前記特徴は、前記ストリップ貼り付け装置(122)によって提供される加熱の効果に関連し、
前記特徴を評価することによってストリップ貼り付けステータスを決定するストリップ貼り付けステータスモジュール(814)と、前記ストリップ貼り付けステータスは、縦線ストリップシール(502)の品質に関連し、
前記制御ユニット(806)は、前記メモリ(804)に格納されたモジュールを実行するように構成されている、
サーバ。
【請求項14】
前記トランシーバ(802)は、さらに、
チューブ形成領域(404)のチューブ形成画像データを受信するチューブ形成画像データレシーバ(824)と、
チューブ成形ステータスを送信し、縦線チューブシール(402)の品質評価を提供するチューブ形成ステータストランスミッタ(816)と、
を備え、
前記メモリ(804)は、さらに、
前記チューブ形成画像データから特徴を抽出するチューブ形成画像データ処理モジュール(818)と、前記特徴は、チューブ形成装置(110)によって提供される加熱の効果に関連し、
前記特徴を評価することによって前記縦線チューブシール(402)のチューブ形成ステータスを決定するチューブ形成ステータスモジュール(820)と、前記チューブ形成ステータスは前記縦線チューブシール(402)の品質に関連する、
サーバ。
【請求項15】
ロール供給式包装機における縦線シール(402,502)の品質を評価するシステムであって、
前記システムは、
請求項13又は14に記載のサーバ(800)と、
前記包装材料(202)のウェブ(104)を受け取る包装材料レシーバを含む1つ以上のロール供給式包装機と、前記包装材料(202)が外側保護層(204)、内側保護層(206)及び中間強化層(208)を含み、前記ウェブ(104)が第1の縦方向側部(302)及び第2の縦方向側部(304)を有し、
前記保護ストリップ(106)を受け取るストリップレシーバと、前記保護ストリップ(106)は、第1の縦方向側部(306)及び第2の縦方向側部(308)を有し、
前記ウェブ(104)及び前記保護ストリップ(106)を加熱し、前記ウェブ(104)及び前記保護ストリップ(106)を一緒に押圧することによって、前記ウェブ(104)上に前記保護ストリップ(106)を適用し、縦線ストリップシール(502)を形成するストリップアプリケータ(122)と、
ストリップ貼り付け領域(310)からストリップ貼り付け画像データを取得するストリップ貼り付けカメラ(108)と、
備え、
前記1つ以上のロール供給式包装機が前記サーバ(800)に通信可能に接続されている、
システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装技術に関する。より詳細には、食品パッケージの縦線シールの品質を評価する方法及びその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、食品産業において、食品を構成する要素として欠かせないのがパッケージである。製品のブランディングやお客様への情報提供のほか、パッケージには食品の安全性を確保するという重要な役割を担っている。包装材料は、輸送中に破損しないよう、強度や安定性を考慮した設計が可能である。さらに、包装材料は、食品をバクテリア、細菌、酸素、太陽光等から保護するための保護環境を形成する。しかし、パッケージの重要な点は、包装材料のみではない。パッケージは適切に密閉される必要がある。ロール供給型システムでは、通常、包装材料の両端の重なり部分に沿って縦線シールを形成してチューブを形成し、その後、チューブの下端に横方向シールを形成してチューブからパッケージを形成する。
【0003】
食品パッケージの縦線シールの品質を確保することは、簡単なことではない。現在、完成品のバッチを手作業で評価することが一般的な方法である。つまり、完成品を開封して密封性を評価することを意味する。しかし、これでは製品の無駄が生じ、品質を保証するためには大量のパッケージを評価する必要がある。そのため、食品パッケージの縦線シールの品質を評価するための改良された方法が必要とされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、上記の従来技術において特定された制限の1つ以上を少なくとも部分的に克服することである。特に、食品パッケージにおける縦線シールの品質を評価する方法及びその装置を提供することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
加工ラインにおける縦線シールの画像データを分析することによって、シールの状態を連続的に監視し、早期に対策を講じることが可能となる。これにより、従来の方法とは異なり、無駄な製品を減らし、各パッケージの品質を保証できる。
【0006】
第1の態様によれば、ロール供給型包装機における縦線シールの品質を評価する方法が提供され、
前記ロール供給型包装機は、
包装材料のウェブを受け取る包装材料レシーバと、包装材料は、外側保護層、内側保護層及び中間強化層を含み、ウェブは、第1及び第2の縦方向側部を有しており、
保護ストリップを受け取るストリップレシーバと、保護ストリップは、第1及び第2の縦方向側部を有しており、
ウェブと保護ストリップを加熱し、ウェブと保護ストリップを一緒に加圧することにより、ウェブ上に保護ストリップを適用して縦線ストリップシールを形成するストリップアプリケータと、
ストリップ貼り付け領域からストリップ貼り付け画像データを取得するストリップ貼り付けカメラと、
を含み、
前記方法は、
ストリップ貼り付け領域のストリップ貼り付け画像データを受信し、
ストリップ貼り付け画像データから特徴を抽出し、特徴は、前記ストリップアプリケータによって提供される加熱の効果に関連し、
特徴を評価することによって、ストリップ貼り付けステータスを決定し、ストリップ貼り付けステータスは、縦線ストリップシールの品質に関連し、
ストリップ貼り付けステータスを送信し、縦線ストリップシールの品質評価を提供する、
ことを含む。
【0007】
画像データは、静止画、静止画のシーケンス、ビデオシーケンスのいずれかとして解釈できる。
【0008】
提案された方法の利点は、品質チェックを包装機の一部としてインラインで行うことができることである。送信されたステータスは、低品質のシーリングのためにプロセスを中断又は調整する必要があるかどうかを示すことができ、それによって、無駄な製品のリスクを低減できる。
【0009】
オプションとして、本方法は、さらに、
包装材料レシーバによって包装材料のウェブを受け取り、
ストリップレシーバによって保護ストリップを受け取り、
ストリップアプリケータによって縦線ストリップシールを形成し、
ストリップ貼り付けカメラによって、ストリップ貼り付け領域からストリップ貼り付け画像データを取得する、
ことを含む。
【0010】
保護ストリップの第1の縦方向側部は、保護ストリップの第2の縦方向側部がウェブの外側に延びるように、ウェブの第1の縦方向側部上に適用されてもよい。
【0011】
オプションとして、ロール供給式包装機は、さらに、
ウェブの第2の縦方向側部がウェブの第1の縦方向側部と部分的に重なるように、ウェブのチューブを形成し、ウェブの第1及び第2の縦方向側部を取り付け、ウェブ上に保護ストリップを適用して縦線チューブシールを形成するチューブ形成装置と、
チューブ形成領域からチューブ形成画像データを取得するチューブ形成カメラと、
を含んでもよく、
本方法は、さらに、
チューブ形成領域のチューブ形成画像データを受信し、
チューブ形成画像データから特徴を抽出し、特徴がチューブ形成装置によって提供される加熱の効果に関連し、
特徴を評価することによって、縦線チューブシールのチューブ形成ステータスを決定し、チューブ形成ステータスは、縦線チューブシールの品質に関連し、
チューブ成形ステータスを送信することで、縦線チューブシールの品質評価を取得する、
ことを含んでもよい。
【0012】
縦線シールは、縦線ストリップシール、縦線チューブシールのいずれか、又は両方を指すことがある一般的な用語として理解されるべきである。同様に、シールステータスは、ストリップ貼り付けステータス、チューブ形成ステータスのいずれか、又は両方を指す場合がある。
【0013】
オプションとして、本方法は、さらに、
チューブ形成装置によって、包装材料ウェブのチューブを形成し、
チューブ形成装置によってウェブの第1及び第2の縦方向側部を取り付けし、
チューブ形成装置によって縦線チューブシールを形成し、
チューブ形成カメラによって、チューブ形成領域からチューブ形成画像データを取得する、
ことを含む。
【0014】
保護ストリップの第2の縦方向側部は、ウェブの第1の縦方向側部で露出する包装材料の中間層を保護ストリップが覆うように、ウェブの第2の縦方向側部上に適用されてもよい。
【0015】
ストリップ貼り付け画像データ及び/又はチューブ形成画像データは、偏光フィルタを介して撮像されてもよい。偏光フィルタは、カメラが撮像している表面における反射が低減され得るという点で有利である。さらに、ヒートパターンがより明確に見える可能性がある。
【0016】
送信されるステータスは、加熱不足状態、正常状態、過熱状態のいずれか1つであってよい。加熱不足状態は、縦線シールを形成する際に十分な熱が供給されていないことを示している。逆に、過熱状態は、熱が過剰に供給されていることを示している。正常状態は、縦線シールが許容範囲内の品質であることを示している。
【0017】
ステータスは、ストリップアプリケータ及び/又はチューブ形成装置の制御ユニットに送信され、ステータスに基づいて加熱出力を調整することができる。これは、ロール供給式包装機が加熱を自動的に調整できる点で有利である。
【0018】
ステータスは、抽出された特徴を人工知能モデルへの入力として提供することによって決定されてもよい。ステータスは、ストリップ貼り付けステータス及び/又はチューブ形成ステータスを参照してもよい。人工知能モデルは、例えば機械学習モデル及びニューラルネットワーク等を含む。
【0019】
オプションとして、ストリップ貼り付け領域から特徴を抽出するステップは、さらに、
ストリップ貼り付け領域の重なり領域、熱影響を受ける保護ストリップ領域、及び熱影響を受けるウェブ領域を特定し、これらをストリップ貼り付け画像データから特徴として含める、
ことを含む。
【0020】
ストリップの品質を定義するために有用な他の特徴も使用できる。
【0021】
加熱の効果は、縦線シールの亀裂の数、重なり部分の大きさ、縦線シールの反射特性を含んでもよい。
【0022】
第2の態様によれば、ロール供給式包装機における縦線シールの品質を評価するサーバが提供され、前記サーバは、トランシーバ、メモリ、制御ユニットを含み、
トランシーバは、
ストリップ貼り付け領域のストリップ貼り付け画像データを受信するストリップ貼り付け画像データレシーバと、
ストリップ貼り付けステータスを送信し、縦線ストリップシールの品質評価を提供するストリップ貼り付けステータストランスミッタと、
を実行するように構成され、
メモリは、
前記ストリップ貼り付け画像データから特徴を抽出するストリップ貼り付け画像データ処理モジュールと、前記特徴は、前記ストリップ貼り付け装置によって提供される加熱の効果に関連し、
前記特徴を評価することによってストリップ貼り付けステータスを決定するストリップ貼り付けステータスモジュールと、前記ストリップ貼り付けステータスは、縦線ストリップシールの品質に関連し、
を備え、
制御ユニットは、メモリに格納されたモジュールを実行するように構成される。
【0023】
ストリップ貼り付けステータスモジュールは、抽出された特徴を人工知能モデルに提供することによって、ストリップ貼り付けステータスを決定してもよい。
【0024】
トランシーバは、さらに、
チューブ形成領域のチューブ形成画像データを受信するチューブ形成画像データレシーバと、
チューブ形成ステータスを送信し、縦線チューブシールの品質評価を行うチューブ形成ステータストランスミッタと、
を備えてもよく、
メモリは、さらに、
チューブ形成画像データから特徴を抽出するチューブ形成画像データ処理モジュールと、特徴は、チューブ形成装置によって提供される加熱の効果に関連し、
特徴を評価することによって縦線チューブシールのチューブ形成ステータスを決定するチューブ形成状態モジュールと、チューブ形成ステータスが縦線チューブシールの品質に関連する、
を備えてもよい。
【0025】
第3の態様によれば、ロール供給式包装機における縦線シールの品質を評価するシステムが提供され、前記システムは、
第2の態様に記載のサーバと、
包装材料のウェブを受け取る包装材料レシーバを含む1つ以上のロール供給包装機と、包装材料が外側保護層、内側保護層及び中間強化層を含み、ウェブが第1及び第2の縦方向側部を有し、
保護ストリップを受け取るストリップレシーバと、保護ストリップは、第1及び第2の縦方向側部を有し、
ウェブと保護ストリップを加熱し、ウェブと保護ストリップを一緒に押圧することにより、ウェブ上に保護ストリップを適用して縦線ストリップシールを形成するストリップアプリケータと、
ストリップ貼り付け領域からストリップ貼り付け画像データを取得するストリップ貼り付けカメラと、
を備え、1つ以上のロール供給式包装機は、サーバに通信可能に接続されてもよい。
【0026】
オプションとして、ロール供給式包装機は、さらに、
ウェブの第2の縦方向側部がウェブの第1の縦方向側部と部分的に重なるように、ウェブのチューブを形成し、ウェブの第1及び第2の縦方向側部を取り付け、ウェブ上に保護ストリップを適用して縦線チューブシールを形成するチューブ形成装置と、
チューブ形成領域からチューブ形成画像データを取り込むチューブ形成カメラと、
を備えてもよい。
【0027】
複数のロール供給式包装機に通信可能に接続されたサーバを有することは、ステータスを決定するために使用される人工知能モデルが、継続的に改善できるように、より多くのデータを提供され得るという点で有利である。別の言い方をすれば、人工知能モデルは、複数のロール供給式包装機によって提供される画像データから学習してもよい。
【0028】
本発明のさらに他の目的、特徴、態様及び利点は、以下の詳細な説明及び図面から明らかになるであろう。ある態様に関して説明した同じ特徴及び利点は、明示的に別段の記載がない限り、他の態様にも適用可能である。
【0029】
以下、本発明の実施形態について、添付の概略図面を参照しながら例示的に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】縦線シール品質を評価する包装ラインの簡略図である。
図2】包装材料の重なり部分を示す断面図である。
図3a】保護ストリップと包装材料のウェブを上面図で示している。
図3b】保護ストリップと包装材料のウェブを別の上面図で示している。
図4】包装材料のウェブによって形成されたチューブにおける縦線シールを示す図である。
図5a】保護ストリップを包装材料のウェブに適用するストリップアプリケータを上面図で示している。
図5b】包装材料のウェブに保護ストリップを塗布するストリップアプリケータを側面図で示している。
図6a】品質の異なる縦線シールの画像である。
図6b】品質の異なる縦線シールの画像である。
図6c】品質の異なる縦線シールの画像である。
図6d】品質の異なる縦線シールの画像である。
図6e】品質の異なる縦線シールの画像である。
図6f】品質の異なる縦線シールの画像である。
図6g】品質の異なる縦線シールの画像である。
図6h】品質の異なる縦線シールの画像である。
図7】縦線ストリップの品質を評価する方法のステップを示すフローチャートである。
図8】縦線シールの品質を評価するためのサーバの概略図である。
図9】縦線シールの品質を評価するシステムの模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
図1は、縦線シール402、502の品質を評価することができるロール供給式包装機100の簡略図を示している。包装材料202は、包装材料102のロール上に提供される。包装材料のウェブ104は、ストリップアプリケータ122に提供される。ストリップアプリケータ122は、保護ストリップ106をさらに備える。ストリップアプリケータ122は、保護ストリップ106をウェブ104上に適用し、それによって縦線ストリップシール502を形成する。ストリップアプリケータ122は、図5a及び図5bにおいて詳細に説明される。ストリップ貼り付けカメラ108は、ストリップ貼り付け領域310からストリップ貼り付け画像データを取り込むために設けられる。偏光フィルタ116aは、ストリップ貼り付け画像データが偏光フィルタ116aを通して取り込みされるように、ストリップ貼り付けカメラ108の前に設けられてもよい。ストリップ貼り付け画像データは、保護ストリップ106とウェブ104との間の縦線ストリップシール502を描写する。それは、画像、画像のシーケンス、又はビデオシーケンスの形態である。ストリップ貼り付け画像データから、縦線ストリップシール502のステータスを決定することができる。ステータスは、シールの品質に関連してもよい。
【0032】
保護ストリップ106が適用された包装材料104のウェブを受け取るチューブ形成装置110が提供される。チューブ形成装置110は、ウェブ104のチューブ112を形成し、ウェブの両端を一緒に取り付けるようにさらに構成される。チューブ形成装置110は、さらに、縦線チューブシール402を形成するように構成される。縦線チューブシール402は、図4において詳細に説明される。
【0033】
チューブ形成カメラ114が提供され、ここではチューブ112の内部に図示されている。チューブ形成カメラ114は、チューブ形成領域310のチューブ形成画像データを取り込むことができる。偏光フィルタ116bが、チューブ形成画像データが偏光フィルタ116bを通して取り込みされるように、チューブ形成カメラ114の前に設けられる。チューブ形成画像データは、縦線チューブシール402を描写する。チューブ112は、充填密封装置118に送られる。
【0034】
上述したロール供給式包装機100は、説明のために簡略化したものである。このような機械は、Tetra Pak Brick System等の既に存在するロール供給式包装機にストリップ貼り付けカメラ108及び/又はチューブ形成カメラ114を取り付けることによって実現できる。
【0035】
図2は、縦線シールを形成する包装材料202の重なり部分を示す断面図である。別の言い方をすれば、包装材料202の両端がチューブを形成するために合わさるパッケージの後部パネルの一部を例として断面で示している。
【0036】
包装材料202は、内側保護層206、外側保護層204、中間強化層208を備えてもよい。中間強化層208は、1つ以上の材料層を備えてもよい。一例として、中間強化層208は、板紙層を含んでもよい。内側保護層206及び外側保護層204は、プラスチック層であってもよい。包装材料202の重なり合う端部の間にシールを持たせる目的で、保護ストリップ106をパッケージの内側に設けてもよい。シールは、中間強化層208が食品パッケージ内に保持された食品と接触することを保護してもよい。
【0037】
図3aは、保護ストリップ106と包装材料104のウェブの断面を上面図で示している。参考のために、保護ストリップ106は、第1の縦方向側部306及び第2の縦方向側部308に分割されてもよい。参考のために、包装材料104のウェブは、第1の側部302及び第2の側部304を有していてもよい。図3bは、保護ストリップ106がストリップアプリケータ122によって包装材料104のウェブに適用される様子を示している。保護ストリップの第1の側部306は、保護ストリップの第2の側部308が包装材料104のウェブの外側に延びるように、包装材料104のウェブの第1の側部302に適用されてもよい。保護ストリップの第2の側部308は、後に、包装材料104のウェブの第2の側部304に適用されてもよい。また、図3bには、ストリップ貼り付け領域310が図示されている。ストリップ貼り付け領域310は、重なり領域314、熱影響を受けた保護ストリップ領域312、及び熱影響を受けたウェブ領域316を含んでもよい。一部のみを覆うように図示されているが、他の実施形態では、ストリップ貼り付け領域310は、縦線ストリップシール502に沿って延在してもよい。
【0038】
図4は、包装材料のウェブ104によって形成されたチューブ112における縦線シール402、502を図示している。保護ストリップ106の縦線ストリップシール502は、ウェブの第1の側部302に沿って示されている。保護ストリップ106の縦線チューブシール402は、ウェブの第2の側部304に沿って示されている。チューブ形成領域404は、縦線チューブシール402だけでなく、縦線チューブシール402の外側のウェブ104の部分、及び縦線チューブシール402の外側の保護ストリップ106の部分を覆うように示されている。円形チューブとして図示されているが、チューブ112は他の形状であってもよい。
【0039】
図5Aは、保護ストリップ106と包装材料のウェブ104との間に縦線ストリップシール502を形成するストリップアプリケータ122を上面図で例示している。包装材料のウェブ104及び保護ストリップ106は、ストリップアプリケータ122に供給されてもよい。ストリップアプリケータ122は、保護ストリップ106及びウェブ104を加熱してもよい。さらに、ストリップアプリケータ122は、加熱された保護ストリップ106と加熱された包装材料104のウェブとを一緒に押圧し、それによって、溶接とも呼ばれるシールをそれらの間に形成してもよい。図5bにおいて、ストリップアプリケータ122は、側面図で示されている。ストリップアプリケータ122は、保護ストリップ106及び包装材料のウェブ104を加熱するための加熱要素504を含んでもよい。ストリップアプリケータ122は、保護ストリップ106及び包装材料のウェブ104に圧力を加えるための手段をさらに含んでもよく、ここでは、2つのロール506a、506bが一緒に圧力を加えているものとして図示している。
【0040】
図6a~図6hは、異なる品質の縦線ストリップシールの画像である。図6a及び図6bは、加熱不足状態の縦線ストリップシールの例である。図6c~図6eは、正常状態の縦線ストリップシールの例である。図6f~図6hは、過熱状態の縦線ストリップシールの例である。例えば図6fでは、縦線ストリップシールの亀裂602が見える。
【0041】
図7は、縦線シール402、502の品質を評価するための方法700のステップを示すフローチャートである。
【0042】
第1のステップ710において、ストリップ貼り付け領域310のストリップ貼り付け画像データを受信してもよい。
【0043】
第2のステップ712において、ストリップ貼り付け画像データから特徴を抽出してもよく、その特徴は、ストリップ貼り付け装置122によって提供される加熱の効果に関連するものである。
【0044】
第3のステップ714において、特徴を評価することによってストリップ貼り付けステータスが決定されてもよく、ストリップ貼り付けステータスは、縦線ストリップシール502の品質に関連する。
【0045】
第4のステップ716では、ストリップ貼り付けステータスを送信し、それによって、縦線ストリップシール502の品質評価を行う。
【0046】
オプションとして、第5のステップ702において、包装材料のウェブ104は、包装材料レシーバによって受け取られてもよい。
【0047】
オプションとして、第6のステップ704において、保護ストリップ106は、ストリップレシーバによって受け取られてもよい。
【0048】
オプションとして、第7ステップ706において、縦線ストリップシール502は、ストリップアプリケータ122によって形成されてもよい。
【0049】
オプションとして、第8ステップ708において、ストリップ貼り付け画像データは、ストリップ貼り付けカメラ108によってストリップ貼り付け領域310から取得されてもよい。
【0050】
オプションとして、第9のステップ726において、チューブ形成領域404のチューブ形成画像データを受信してもよい。
【0051】
オプションとして、第10ステップ728において、チューブ形成画像データから特徴を抽出してもよく、特徴は、チューブ形成装置110によって提供される加熱の効果に関連する。
【0052】
オプションとして、第11のステップ730において、縦線チューブシール402のチューブ形成ステータスは、特徴を評価することによって決定されてもよく、チューブ形成ステータスは、縦線チューブシール402の品質と関連している。
【0053】
オプションとして、第12ステップ732において、チューブ形成ステータスを送信し、それによって、縦線チューブシール402の品質評価を取得できる。
【0054】
オプションとして、第13のステップ718において、包装材料のウェブ104のチューブ112は、チューブ形成装置110によって形成されてもよい。
【0055】
オプションとして、第14のステップ720において、ウェブの第1の縦方向側部302及び第2の縦方向側部304は、チューブ形成装置110によって取り付けられてもよい。
【0056】
オプションとして、第15ステップ722において、縦線チューブシール402は、チューブ形成装置110によって形成されてもよい。
【0057】
オプションとして、第16のステップ724において、チューブ形成画像データは、チューブ形成カメラ114によってチューブ形成領域404から取得されてもよい。
【0058】
上記は特定の順序で説明されているが、異なる順序で実行されてもよい。
【0059】
図8は、サーバ800の概略図である。サーバ800は、縦線シール402、502の品質を評価するように構成されてもよい。サーバ800は、トランシーバ802と、制御ユニット806と、メモリ804を含んでもよい。
【0060】
トランシーバ802は、サーバ800が他の装置と通信することを可能にするように構成されてもよい。トランシーバ802は、ストリップ貼り付け領域310のストリップ貼り付け画像データを受信するストリップ貼り付け画像データレシーバ822を実行してもよい。ストリップ貼り付けステータスを送信し、それによって縦線ストリップシール502の品質評価を提供するストリップ貼り付けステータストランスミッタ810をさらに実行してもよい。ステータスは、ロール供給式包装機100に送信されてもよい。
【0061】
メモリ804は、プログラムコード又はモジュールを格納するように構成されてもよい。メモリ804は、ストリップ貼り付け画像データから特徴を抽出するストリップ貼り付け画像データ処理モジュール812を含んでもよく、ここで特徴は、ストリップアプリケータ122によって提供される加熱の効果に関連するものである。特徴を評価することによってストリップ貼り付けステータスを決定するストリップ貼り付け状態モジュール814をさらに備えてもよく、ストリップ貼り付けステータスは、縦線ストリップシール502の品質に関連する。
【0062】
制御ユニット806は、サーバ800の機能及び動作の制御を実行するように構成されてもよい。制御ユニット806は、中央処理装置(CPU)等のプロセッサ808を含んでもよい。プロセッサ808は、メモリ804に格納されたプログラムコード又はモジュールを実行するように構成されてもよい。
【0063】
トランシーバ802は、チューブ形成領域404のチューブ形成画像データを受信するチューブ形成画像データレシーバ824を実行するようにさらに構成されてもよい。チューブ成形ステータスを送信するチューブ形成ステータストランスミッタ816をさらに実行し、それによって、縦線チューブシール402の品質評価を提供することができる。ステータスは、ロール供給式包装機100に送信されてもよい。
【0064】
メモリ804は、チューブ形成画像データから特徴を抽出するチューブ形成画像データ処理モジュール818をさらに含んでもよく、特徴はチューブ形成装置110によって提供される加熱の効果に関係する。特徴を評価することによって縦線チューブシール402のチューブ形成ステータスを決定するチューブ形成ステータスモジュール820をさらに含んでもよく、チューブ形成ステータスは縦線チューブシール402の品質と関連する。
【0065】
図9は、縦線シール402、502の品質を評価するためのシステム900の概略図である。システム900は、サーバ800を含んでもよい。サーバ800は、図8において説明したサーバ800であってもよい。人工知能モデル902は、シールステータスを判断するために、サーバ800に提供されてもよい。
【0066】
システム900は、サーバ800に通信可能に接続された1つ以上のロール供給包装機904a~cをさらに含んでもよい。サーバ800は、1つ以上のロール供給式包装機100から画像データを受信してもよい。図8において説明したとおり、サーバ800は、画像データに基づいてステータスを決定し、画像データに対応するロール供給式包装機904a~cにステータスを送信してもよい。さらに、サーバ800は、人工知能モデル902を改良するために、複数のロール供給式包装機904a~cによって受信された画像データを使用してもよい。別の言い方をすれば、人工知能モデル902は、ロール供給式包装機904a~cによって提供される画像データから継続的に学習してもよい。サーバ800は、処理工場に接続された中央サーバであってもよい。この場合、1つ以上のロール供給式包装機904a~cは、その処理工場のロール供給包装機を含んでもよい。また、サーバ800は、複数の処理工場に接続された中央サーバであってもよい。この場合、1つ以上のロール供給式包装機904a~cは、複数の加工工場のロール供給式包装機を含んでもよい。
【0067】
人工知能モデル902は、画像データから抽出された特徴に基づいて、縦線シール402、502のステータスを出力するように設計されたモデルであってもよい。また、人工知能モデル902は、画像データを入力とし、特徴そのものを抽出してもよい。
【0068】
非限定的な例として、人工知能モデル902は、ResNet 50畳み込みニューラルネットワーク等の画像分類ニューラルネットワークであってもよい。人工知能モデル902は、ステータスがラベル付けされた縦線シールの画像で訓練されてもよい。例えば、図6a~6hのような画像は、人工知能モデル902を訓練するために使用されてもよい。
【0069】
以上の説明から、本発明の様々な実施形態を説明し、示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、以下の特許請求の範囲に規定される主題の範囲内で他の方法で具体化することも可能である。
図1
図2
図3a-3b】
図4
図5a-5b】
図6a-6h】
図7
図8
図9
【国際調査報告】