(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-27
(54)【発明の名称】植物成長調節化合物
(51)【国際特許分類】
C07D 405/12 20060101AFI20230920BHJP
C07D 487/04 20060101ALI20230920BHJP
C07D 413/12 20060101ALI20230920BHJP
C07D 417/12 20060101ALI20230920BHJP
A01P 21/00 20060101ALI20230920BHJP
A01N 25/00 20060101ALI20230920BHJP
A01N 43/38 20060101ALI20230920BHJP
A01N 43/56 20060101ALI20230920BHJP
A01N 43/647 20060101ALI20230920BHJP
A01N 43/90 20060101ALI20230920BHJP
A01N 43/52 20060101ALI20230920BHJP
A01N 43/40 20060101ALI20230920BHJP
A01N 43/76 20060101ALI20230920BHJP
A01N 43/78 20060101ALI20230920BHJP
A01N 43/84 20060101ALI20230920BHJP
A01G 7/06 20060101ALI20230920BHJP
【FI】
C07D405/12 CSP
C07D487/04 144
C07D413/12
C07D417/12
A01P21/00
A01N25/00 102
A01N43/38
A01N43/56 G
A01N43/647
A01N43/90 105
A01N43/56 C
A01N43/52
A01N43/90 104
A01N43/40 101Q
A01N43/76 101
A01N43/78 101
A01N43/84 102
A01G7/06 A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023514482
(86)(22)【出願日】2021-08-26
(85)【翻訳文提出日】2023-04-10
(86)【国際出願番号】 EP2021073616
(87)【国際公開番号】W WO2022048988
(87)【国際公開日】2022-03-10
(32)【優先日】2020-09-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520222106
【氏名又は名称】シンジェンタ クロップ プロテクション アクチェンゲゼルシャフト
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100123777
【氏名又は名称】市川 さつき
(74)【代理人】
【識別番号】100111796
【氏名又は名称】服部 博信
(74)【代理人】
【識別番号】100123766
【氏名又は名称】松田 七重
(74)【代理人】
【識別番号】100212509
【氏名又は名称】太田 知子
(72)【発明者】
【氏名】ラキア マチルド ドゥニーズ
(72)【発明者】
【氏名】ド メスマエカー アラン
(72)【発明者】
【氏名】ルンブロソ アレクサンドル フランコ ジャン カミーユ
(72)【発明者】
【氏名】スタイガー ローマン
【テーマコード(参考)】
2B022
4C050
4C063
4H011
【Fターム(参考)】
2B022EA01
2B022EA10
4C050AA01
4C050BB04
4C050BB05
4C050CC08
4C050EE04
4C050FF01
4C050GG01
4C050GG02
4C050GG04
4C050HH02
4C063AA01
4C063BB08
4C063CC75
4C063DD06
4C063DD08
4C063DD14
4C063DD22
4C063DD26
4C063DD42
4C063DD52
4C063DD62
4C063DD64
4C063EE03
4H011AB03
4H011BB09
4H011BB10
4H011DD03
(57)【要約】
植物成長調節剤及び/又は種子発芽促進剤として有用な、式(I)
【化1】
(式中、置換基は、請求項1で定義された通りである)の化合物。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】
(式中、
R
1は、シアノ、C
1~C
6アルコキシカルボニル、N-C
1~C
6アルキルアミノカルボニル、N,N-ジ(C
1~C
6アルキル)アミノカルボニル、C
1~C
6アルキルスルホニル、又はアミノカルボニルであり;
R
2は、水素又はC
1~C
6アルキルであり;
R
3は、水素、シアノ、C
1~C
6アルキル、C
1~C
6アルコキシ、又はC
1~C
6ハロアルキルであり;
R
4及びR
5は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、C
1~C
6アルキル、C
1~C
6アルコキシ、C
1~C
6ハロアルキル、C
1~C
6アルキルスルファニル、及びC
3~C
6シクロアルキルから選択されるか;
又は
R
4及びR
5は、これらが付着している炭素原子と一緒になって、5員若しくは6員の飽和、部分的飽和、若しくは不飽和のシクロアルキル環を形成しており;
Zは、Z
1、Z
2、Z
3、Z
4、Z
5、又はZ
6:
【化2】
であり、
式中、
Y
1及びY
2は、各々独立して、N又はCR
6であり;
Y
3は、O、S、C(R
7)(R
8)、又はC=Oであり;
Y
4は、C(R
7)(R
8)又はC=Oであり;
X
1、X
2、X
3、及びX
4は、各々独立して、N又はCR
9であり;
R
6は、水素、ハロゲン、シアノ、C
1~C
3アルキル、又はC
1~C
3アルコキシであり;
R
7及びR
8は、各々独立して、水素、ハロゲン、C
1~C
3アルキル、C
1~C
3アルコキシ、及びC
1~C
3ハロアルキルから選択されるか;
又は
R
7及びR
8は、これらが付着している炭素原子と一緒になって、3~6員のシクロアルキル環を形成し得;
R
9は、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、C
1~C
3アルキル、C
1~C
3ハロアルキル、N-C
1~C
3アルキルアミノ、N,N-ジ(C
1~C
3アルキル)アミノ、C
1~C
3アルキルスルファニル、又はフェニルであり;
R
10及びR
11は、各々独立して、水素、ハロゲン、C
1~C
3アルキル、C
1~C
3アルコキシ、及びC
1~C
3ハロアルキルから選択される)
の化合物、又はその塩若しくはN-オキシド。
【請求項2】
R
1は、シアノ、エトキシカルボニル、N-メチルアミノカルボニル、又はN,N-ジ(メチル)カルボニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R
2及びR
3は、両方とも、水素である、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】
R
4及びR
5は、各々独立して、水素、C
1~C
3アルキル、及びC
1~C
3アルコキシから選択される、請求項1~3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
R
4は、水素、C
1~C
3アルキル、又はC
1~C
3アルコキシであり、R
5は、メチルである、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
R
6は、水素、フッ素、シアノ、又はC
1~C
3アルキルである、請求項1~5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
R
7及びR
8は、各々独立して、水素、メチル、メトキシ、及びトリフルオロメチルから選択される、請求項1~6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
R
7及びR
8は、これらが付着している炭素原子と一緒になって、シクロプロピル環又はシクロブチル環を形成している、請求項1~6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
R
9は、水素、シアノ、フルオロ、ブロモ、トリフルオロメチル、N,N-ジメチルアミノ、又はフェニルである、請求項1~8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
R
10及びR
11は、各々独立して、水素及びC
1~C
3アルキルから選択される、請求項1~9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項11】
請求項1~10のいずれか一項に記載の化合物と、農学的に許容可能な配合補助剤とを含む植物成長調節組成物又は種子発芽促進組成物。
【請求項12】
生息地での植物の成長を調節する方法であって、前記生息地に、請求項1~10のいずれか一項に記載の化合物、又は請求項11に記載の組成物の植物成長調節量を適用することを含む方法。
【請求項13】
種子の発芽を促進する方法であって、前記種子、又は前記種子を含む生息地に、請求項1~10のいずれか一項に記載の化合物、又は請求項11に記載の組成物の種子発芽促進量を適用することを含む方法。
【請求項14】
種子の発芽を促進するための、及び/又は植物成長を調節するための、請求項1~10のいずれか一項に記載の式(I)の化合物又は請求項10で定義された組成物の使用。
【請求項15】
種子の発芽を促進するための、及び/又は植物成長を調節するための、請求項1~10のいずれか一項に記載の式(I)の化合物又は請求項11で定義された組成物の使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規ストリゴラクトン誘導体、中間体化合物を含むこれらの誘導体の調製プロセス、これらの誘導体を含む種子、これらの誘導体を含む植物成長調節剤若しくは種子発芽促進組成物、並びに、植物の成長の制御及び/又は種子の発芽の促進におけるこれらの誘導体の使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ストリゴラクトン誘導体は、植物成長調節及び種子発芽特性を有し得る植物ホルモンである。これらは文献に既に記載されてきている。一定の公知のストリゴラクトン誘導体は(例えば国際公開第2012/080115号、国際公開第2016/193290号、及び国際公開第2018/050477号を参照されたい)、例えば植物成長調節及び/又は種子発芽促進といった天然のストリゴラクトンと同様の特性を有し得る。このような用いられるべき化合物については、特に、葉面処理又は種子処理(例えば、種子粉衣成分として)のために、ストリゴラクトン受容体D14とのこれらの結合親和性が重要である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明は、向上した特性を有する新規ストリゴラクトン誘導体に関する。本発明の化合物の有益性は、非生物的ストレスに対する向上した耐性、向上した種子発芽性、作物成長に対するより良好な制御、向上した作物収量、栄養素利用効率の改善、並びに/又は、化学的、加水分解的、物理的及び/若しくは土壌安定性などの向上した物理特性を含む。
【発明を実施するための形態】
【0004】
本発明によれば、式(I):
【化1】
(式中、
R
1は、シアノ、C
1~C
6アルコキシカルボニル、N-C
1~C
6アルキルアミノカルボニル、N,N-ジ(C
1~C
6アルキル)アミノカルボニル、C
1~C
6アルキルスルホニル、又はアミノカルボニルであり;
R
2は、水素又はC
1~C
6アルキルであり;
R
3は、水素、シアノ、C
1~C
6アルキル、C
1~C
6アルコキシ、又はC
1~C
6ハロアルキルであり;
R
4及びR
5は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、C
1~C
6アルキル、C
1~C
6アルコキシ、C
1~C
6ハロアルキル、C
1~C
6アルキルスルファニル、及びC
3~C
6シクロアルキルから選択されるか;
又は
R
4及びR
5は、これらが付着している炭素原子と一緒になって、5員若しくは6員の飽和、部分的飽和、若しくは不飽和のシクロアルキル環を形成しており;
Zは、Z
1、Z
2、Z
3、Z
4、Z
5、又はZ
6:
【化2】
であり、
式中、
Y
1及びY
2は、各々独立して、N又はCR
6であり;
Y
3は、O、S、C(R
7)(R
8)、又はC=Oであり;
Y
4は、C(R
7)(R
8)又はC=Oであり;
X
1、X
2、X
3、及びX
4は、各々独立して、N又はCR
9であり;
R
6は、水素、ハロゲン、シアノ、C
1~C
3アルキル、又はC
1~C
3アルコキシであり;
R
7及びR
8は、各々独立して、水素、ハロゲン、C
1~C
3アルキル、C
1~C
3アルコキシ、及びC
1~C
3ハロアルキルから選択されるか;
又は
R
7及びR
8は、これらが付着している炭素原子と一緒になって、3~6員のシクロアルキル環を形成し得;
R
9は、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、C
1~C
3アルキル、C
1~C
3ハロアルキル、N-C
1~C
3アルキルアミノ、N,N-ジ(C
1~C
3アルキル)アミノ、C
1~C
3アルキルスルファニル、又はフェニルであり;
R
10及びR
11は、各々独立して、水素、ハロゲン、C
1~C
3アルキル、C
1~C
3アルコキシ、及びC
1~C
3ハロアルキルから選択される)
の化合物、又はその塩若しくはN-オキシドが提供される。
【0005】
本発明の第2の態様においては、本発明に係る化合物と、任意に、農学的に許容可能な配合補助剤とを含む植物成長調節組成物又は種子発芽促進組成物が提供される。
【0006】
本発明の第3の態様においては、生息地での植物の成長を調節する方法であって、この生息地に、本発明の第2の態様に係る組成物の植物成長調節量を適用することを含む方法が提供される。
【0007】
本発明の第4の態様においては、種子の発芽を促進する方法であって、この種子、又はこの種子を含む生息地に、本発明の第2の態様に係る組成物の種子発芽促進量を適用することを含む方法が提供される。
【0008】
本発明の第5の態様においては、雑草を防除する方法であって、雑種種子を含む生息地に、本発明の第2の態様に係る組成物の種子発芽促進量を適用して、この種子を発芽させ、次いで、この生息地に、発芽後除草剤を適用することを含む方法が提供される。
【0009】
本発明の第6の態様においては、植物成長調節剤又は種子発芽促進剤としての本発明に係る式(I)の化合物の使用が提供される。
【0010】
本発明の第7の態様においては、植物繁殖材料を処置する方法であって、この植物繁殖材料に、発芽を促進するのに及び/又は植物成長を調節するのに有効な量で本発明に係る組成物を適用することを含む方法が提供される。
【0011】
本発明の第8の態様においては、本発明に係る式(I)の化合物又は本発明に係る組成物で処置された植物繁殖材料が提供される。
【0012】
本発明の第9の態様においては、本発明に係る式(I)の化合物を含む種子が提供される。
【0013】
本発明の第10の態様においては、作物の栄養摂取を改善する方法であって、植物又はその生息地に、本発明に係る式(I)の化合物又は本発明に係る組成物を適用することを含む方法が提供される。
【0014】
置換基が「任意に置換されていてもよい」と示されている場合には、このことは、置換基が、1つ又は複数の同一の又は異なる置換基(例えば、1、2、又は3個の置換基)を有していてもよいし有していなくてもよいことを意味する。例えば、1、2、又は3個のハロゲンで置換されたC1~C4アルキルとして、-CH2Cl、-CHCl2、-CCl3、-CH2F、-CHF2、-CF3、-CH2CF3、又は-CF2CH3基が挙げられ得るが、これらに限定されない。別の例として、1、2、又は3個のハロゲンで置換されたC1~C4アルコキシとして、CH2ClO-、CHCl2O-、CCl3O-、CH2FO-、CHF2O-、CF3O-、CF3CH2O-、又はCH3CF2O-基が挙げられ得るが、これらに限定されない。
【0015】
本明細書で使用される場合、「シアノ」という用語は、-CN基を意味する。
【0016】
本明細書で使用される場合、「ハロゲン」という用語は、フッ素(フルオロ)、塩素(クロロ)、臭素(ブロモ)、及びヨウ素(ヨード)を指す。
【0017】
本明細書で使用される場合、「C1~C6アルキル」という用語は、炭素原子及び水素原子のみからなり、不飽和を含まず、1~6個の炭素原子を有しており、且つ単結合により分子の残りに付着している直鎖又は分岐鎖の炭化水素鎖ラジカルを指す。「C1~C4アルキル」、「C1~C3アルキル」、及び「C1~C2アルキル」は、適宜解釈されることになる。C1~C6アルキルの例として、メチル、エチル、n-プロピル、及びこれらの異性体(例えばイソ-プロピル)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0018】
本明細書で使用される場合、「C1~C6ハロアルキル」という用語は、1つ又は複数の同一の又は異なるハロゲン原子で置換された、一般には上記で定義されたC1~C6アルキルラジカルを指す。「C1~C4ハロアルキル」、「C1~C3ハロアルキル」、及び「C1~C2ハロアルキル」という用語は、適宜解釈されることになる。C1~C6ハロアルキルの例として、トリフルオロメチル及び2,2,2-トリフルオロエチルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0019】
本明細書で使用される場合、「C1~C6アルコキシ」という用語は、式-ORaのラジカルを指し、式中、Raは、一般には上記で定義されたC1~C6アルキルラジカルである。「C1~C4アルコキシ」、「C1~C3アルコキシ」、及び「C1~C2アルコキシ」という用語は、適宜解釈されることになる。C1~C6アルコキシ例として、メトキシ、エトキシ、1-メチルエトキシ(イソ-プロポキシ)、及びプロポキシが挙げられるが、これらに限定されない。
【0020】
本明細書で使用される場合、「C3~C6シクロアルキル」という用語は、単環式飽和環系であり且つ3~6個の炭素原子を含むラジカルを指す。「C3~C5シクロアルキル」及び「C3~C4シクロアルキル」という用語は、適宜解釈されることになる。C3~C6シクロアルキルの例として下記が挙げられるが、これらに限定されない:シクロプロピル、1-メチルシクロプロピル、2-メチルシクロプロピル、シクロブチル、1-メチルシクロブチル、1,1-ジメチルシクロブチル、2-メチルシクロブチル、2,2-ジメチルシクロブチル、シクロペンチル、及びシクロヘキシル。
【0021】
本明細書で使用される場合、「C1~C6アルコキシカルボニル」という用語は、式-C(O)ORaのラジカルを指しており、式中、Raは、一般には上記で定義されたC1~C6アルキルラジカルである。「C1~C4アルコキシカルボニル」及び「C1~C3アルコキシカルボニル」という用語は、適宜解釈されることになる。C1~C6アルコキシカルボニルの例として、メトキシカルボニル及びエトキシカルボニルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0022】
本明細書で使用される場合、「C1~C6アルキルスルファニル」という用語は、式-SRaのラジカルを指しており、式中、Raは、一般には上記で定義されたC1~C6アルキルラジカルである。「C1~C4アルキルスルファニル」及び「C1~C3アルキルスルファニル」という用語は、適宜解釈されることになる。C1~C6アルキルスルファニルの例としてメチルスルファニルが挙げられるが、これに限定されない。
【0023】
本明細書で使用される場合、「C1~C6アルキルスルホニル」という用語は、式-S(O)2Raのラジカルを指しており、式中、Raは、一般には上記で定義されたC1~C6アルキルラジカルである。「C1~C4アルキルスルホニル」及び「C1~C3アルキルスルホニル」という用語は、適宜解釈されることになる。C1~C6アルキルソルファニルの例としてメチルスルホニルが挙げられるが、これに限定されない。
【0024】
本明細書で使用される場合、「N-C1~C3アルキルアミノ」という用語は、式(Ra)NH-のラジカルを指しており、式中、Raは、一般には上記で定義されたC1~C3アルキルラジカルである。N-C1~C3アルキルアミノの例としてメチルアミノが挙げられるが、これに限定されない。
【0025】
本明細書で使用される場合、「アミノカルボニル」という用語は、式H2NC(O)-のラジカルを指す。
【0026】
本明細書で使用される場合、「N-C1~C6アルキルアミノカルボニル」という用語は、式(Ra)NHC(O)-のラジカルを指しており、式中、Raは、一般には上記で定義されたC1~C6アルキルラジカルである。「N-C1~C4アルキルアミノカルボニル」及び「N-C1~C3アルキルアミノカルボニル」という用語は、適宜解釈されることになる。N-C1~C6アルキルアミノカルボニルの例としてメチルアミノカルボニル及びエチルアミノカルボニルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0027】
本明細書で使用される場合、「N,N-ジ(C1~C6アルキル)アミノカルボニル」という用語は、式(Ra)(Rb)NC(O)-のラジカルを指しており、式中、Ra及びRbは、各々独立して、一般には上記で定義されたC1~C6アルキルラジカルである。「N,N-ジ(C1~C4アルキル)アミノカルボニル」及び「N,N-ジ(C1~C3アルキル)アミノカルボニル」という用語は、適宜解釈されることになる。N,N-ジ(C1~C6アルキル)アミノカルボニルの例としてジメチルアミノカルボニル及びジエチルアミノカルボニルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0028】
式(I)の化合物中における1つ又は複数の可能な立体要素の存在は、この化合物が光学異性体形態(即ち、エナンチオマー形態又はジアステレオマー形態)で存在し得ることを意味する。同様に、アトロプ異性体は、単結合に関する回転の制限の結果として生じ得る。式(I)は、全てのこれらの可能な異性体形態及びこれらの混合物を含むことが意図されている。本発明は、式(I)の化合物に関する全てのこれらの可能な異性体形態及びこれらの混合物を含む。同様に、式(I)は、全ての可能な互変異性体を含むことが意図されている。本発明は、式(I)の化合物に関する全ての可能な互変異性体形態を含む。
【0029】
本発明の化合物は、E-立体配置又はZ-立体配置で存在し得る。
【0030】
それぞれの場合において、本発明に係る式(I)の化合物は、遊離形態、N-オキシドとしての酸化形態、又は塩形態(例えば、農学的に使用可能な塩形態)である。
【0031】
N-オキシドは、第3級アミンの酸化形態、又は窒素含有複素芳香環化合物の酸化形態である。これらは、例えば、A.Albini and S.Pietra,CRC Press,Boca Raton(1991)による書籍“Heterocyclic N-oxides”で説明されている。
【0032】
下記のリストは、式(I)の化合物に関して置換基R1、R2、R3、R4、R5、Z1、Z2、Z3、Z4、Z5、Z6、R6、R7、R8、R9、R10、R11、X1、X2、X3、X4、Y1、Y2、Y3、及びY4の定義(好ましい定義を含む)を提供する。これらの置換基の内のいずれか1つに関して、下記で示される定義の内のいずれかは、下記又は本明細書の他の箇所で示される任意の他の置換基の任意の定義と組み合わされ得る。
【0033】
R1は、シアノ、C1~C6アルコキシカルボニル、N-C1~C6アルキルアミノカルボニル、又はN,N-ジ(C1~C6アルキル)アミノカルボニルである。好ましくは、R1は、シアノ、C1~C4アルコキシカルボニル、N-C1~C4アルキルアミノカルボニル、又はN,N-ジ(C1~C4アルキル)アミノカルボニルである。より好ましくは、R1は、シアノ、C1~C3アルコキシカルボニル、N-C1~C3アルキルアミノカルボニル、又はN,N-ジ(C1~C3アルキル)アミノカルボニルである。さらにより好ましくは、R1は、シアノ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、N-メチルアミノカルボニル、N-エチルアミノカルボニル、N,N-ジ(メチル)カルボニル、N,N-ジ(エチル)カルボニル、又はN,N-ジ(イソプロピル)カルボニルである。さらにより好ましくは、R1は、シアノ、エトキシカルボニル、N-メチルアミノカルボニル、又はN,N-ジ(メチル)カルボニルである。
【0034】
R2は、水素又はC1~C6アルキルである。好ましくは、R2は、水素又はC1~C4アルキルである。より好ましくは、R2は、水素又はC1~C3アルキルである。さらにより好ましくは、R2は、水素、メチル、又はエチルである。より好ましくは、R2は、水素である。
【0035】
R3は、水素、シアノ、C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、又はC1~C6ハロアルキルである。好ましくは、R3は、水素、シアノ、C1~C4アルキル、C1~C4アルコキシ、又はC1~C4ハロアルキルである。より好ましくは、R3は、水素、シアノ、C1~C3アルキル、C1~C3アルコキシ、又はC1~C3ハロアルキルである。さらにより好ましくは、R3は、水素、シアノ、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、2,2-ジフルオロメチル、又は2,2,2-トリフルオロエチルである。より好ましくは、R3は、水素、シアノ、メチル、メトキシ、ジフルオロメチル、又はトリフルオロメチルである。さらにより好ましくは、R3は、水素である。
【0036】
実施形態のあるセットにおいては、R2及びR3は、両方とも、水素である。
【0037】
R4及びR5は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、C1~C6ハロアルキル、C1~C6アルキルスルファニル、及びC3~C6シクロアルキルから選択されるか;
又は
R4及びR5は、これらが付着している炭素原子と一緒になって、5員若しくは6員の飽和、部分的飽和、若しくは不飽和のシクロアルキル環を形成している。
【0038】
好ましくは、R4及びR5は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、C1~C4アルキル、C1~C4アルコキシ、C1~C4ハロアルキル、C1~C4アルキルスルファニル、及びC3~C6シクロアルキルから選択されるか;
又は
R4及びR5は、これらが付着している炭素原子と一緒になって、5員若しくは6員の飽和、部分的飽和、若しくは不飽和のシクロアルキル環を形成している。
【0039】
より好ましくは、R4及びR5は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、C1~C3アルキル、C1~C3アルコキシ、C1~C3ハロアルキル、C1~C3アルキルスルファニル、及びC3~C4シクロアルキルから選択される。さらにより好ましくは、R4及びR5は、各々独立して、水素、ブロモ、フルオロ、クロロ、シアノ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、2,2-ジフルオロメチル、2,2,2-トリフルオロエチル、メチルスルファニル、又はエチルスルファニルから選択される。さらにより好ましくは、R4及びR5は、各々独立して、水素、メチル、及びメトキシから選択される。
【0040】
実施形態のあるセットにおいては、R4及びR5は、各々独立して、水素、C1~C3アルキル、及びC1~C3アルコキシから選択される。好ましくは、水素、メチル、及びメトキシ。
【0041】
好ましくは、R4は、水素、C1~C3アルキル、又はC1~C3アルコキシであり、R5は、メチルである。より好ましくは、R4は、水素、メチル、又はメトキシであり、R5は、メチルである。
【0042】
Zは、Z
1、Z
2、Z
3、Z
4、Z
5、又はZ
6:
【化3】
である。
【0043】
Y1及びY2は、各々独立して、N又はCR6である。実施形態のあるセットにおいては、Y1及びY2は、両方とも、Nである。実施形態の別のセットにおいては、Y1及びY2は、両方とも、CR6である。実施形態のさらなるセットにおいては、Y1は、CR6であり、Y2は、Nである。実施形態のさらなるセットにおいては、Y1は、Nであり、Y2は、CR6である。
【0044】
Y3は、O、S、又はC(R7)(R8)である。実施形態のあるセットにおいては、Y3は、Oである。実施形態の別のセットにおいては、Y3は、Sである。実施形態のさらなるセットにおいては、Y3は、C(R7)(R8)である。
【0045】
Y4は、C(R7)(R8)又はC=Oである。実施形態のあるセットにおいては、Y4は、C(R7)(R8)である。実施形態の別のセットにおいては、Y4は、C=Oである。
【0046】
X1、X2、X3、及びX4は、各々独立して、N又はCR9である。実施形態のあるセットにおいては、X1、X2、X3、及びX4は、各々独立して、CR9である。実施形態の別のセットにおいては、X1、X2、及びX4は、各々独立して、N又はCR9であり、X3は、CR9である。実施形態のさらなるセットにおいては、X1及びX3は、各々独立して、CR9であり、X2及びX4は、両方とも、Nである。実施形態のさらなるセットにおいては、X2及びX3は、各々独立して、CR9であり、X1及びX4は、両方とも、Nである。
【0047】
R6は、水素、ハロゲン、シアノ、C1~C3アルキル、又はC1~C3アルコキシである。好ましくは、R6は、水素、ハロゲン、シアノ、又はC1~C3アルキルである。より好ましくは、R6は、水素、フッ素、シアン、又はC1~C3アルキルである。さらにより好ましくは、R6は、水素、フッ素、シアノ、又はメチルである。最も好ましくは、R6は、水素である。
【0048】
R7及びR8は、各々独立して、水素、ハロゲン、C1~C3アルキル、C1~C3アルコキシ、及びC1~C3ハロアルキルから選択されか;又はR7及びR8は、これらが付着している炭素原子と一緒になって、3~6員のシクロアルキル環を形成し得る。好ましくは、R7及びR8は、各々独立して、水素、メチル、メトキシ、及びトリフルオロメチルから選択されるか;又はR7及びR8は、これらが付着している炭素原子と一緒になって、3~6員のシクロアルキル環を形成し得る。より好ましくは、R7及びR8は、各々独立して、水素及びメチルから選択されるか;又はR7及びR8は、これらが付着している炭素原子と一緒になって、3~6員のシクロアルキル環を形成し得る。最も好ましくは、R7及びR8は、両方とも、水素であるか;又はR7及びR8は、これらが付着している炭素原子と一緒になって、シクロプロピル環を形成している。
【0049】
実施形態のあるセットにおいては、R7及びR8は、両方とも、水素であるか;又はR7及びR8は、これらが付着している炭素原子と一緒になって、3~5員のシクロアルキル環を形成し得る。実施形態の別のセットにおいては、R7及びR8は、両方とも、水素であるか;又はR7及びR8は、これらが付着している炭素原子と一緒になって、シクロプロピル環若しくはシクロブチル環を形成し得る。実施形態のさらなるセットにおいては、R7及びR8は、各々独立して、水素、メチル、メトキシ、及びトリフルオロメチルから選択されるか;又はR7及びR8は、これらが付着している炭素原子と一緒になって、シクロプロピル環を形成し得る。
【0050】
R9は、水素、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1~C3アルキル、C1~C3ハロアルキル、N-C1~C3アルキルアミノ、N,N-ジC1~C3アルキルアミノ、C1~C3アルキルスルファニル、又はフェニルである。好ましくは、R9は、水素、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1~C3アルキル、C1~C3ハロアルキル、N-C1~C3アルキルアミノ、N,N-ジC1~C3アルキルアミノ、又はフェニルである。より好ましくは、R9は、水素、シアノ、ハロゲン、C1~C3ハロアルキル、N,N-ジC1~C3アルキルアミノ、又はフェニルである。さらにより好ましくは、R9は、水素、シアノ、フルオロ、ブロモ、トリフルオロメチル、N,N-ジメチルアミノ、又はフェニルである。さらにより好ましくは、R9は、水素、シアノ、フルオロ、トリフルオロメチル、又はフェニルである。最も好ましくは、R9は、水素である。
【0051】
R10及びR11は、各々独立して、水素、ハロゲン、C1~C3アルキル、C1~C3アルコキシ、及びC1~C3ハロアルキルから選択される。好ましくは、R10及びR11は、各々独立して、水素、ハロゲン、C1~C3アルキル、メトキシ、及びトリフルオロメチルから選択される。より好ましくは、R10及びR11は、各々独立して、水素、ハロゲン、及びC1~C3アルキルから選択される。さらにより好ましくは、R10及びR11は、各々独立して、水素及びC1~C3アルキルから選択される。最も好ましくは、R10及びR11は、各々独立して、水素及びメチルから選択される。
【0052】
実施形態のあるセットにおいては、R10及びR11は、両方とも、水素である。実施形態の別のセットにおいては、R10及びR11は、両方とも、メチルである。
【0053】
実施形態のあるセットにおいては、Zは、下記から選択される:1H-インダゾリル、1H-ベンゾトリアゾリル、1H-インドリル、1H-インドリル-3-カルボニトリル、5-(トリフルオロメチル)-1H-インドリル、5-フルオロ-1H-インドリル、3-フルオロ-1H-インダゾリル、2,3-ジメチルインドール-1-イル、5-フェニル-1H-インドリル、3-メチル-1H-インドリル、2-メチル-1H-ベンゾイミダゾリル、3,4,5-トリメチル-1H-ピラゾリル、1H-ベンゾイミダゾリル、7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジニル、5H-ピロロ[2,3-b]ピラジニル、1H-キノリニル-4-オン、7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジニル、3H-1,3-ベンゾオキサゾリル-2-オン、5-ブロモインドリニル、3H-1,3-ベンゾチアゾリル-2-オン、4H-1,4-ベンゾチアジニル-3-オン、1H-インドリニル、スピロ[シクロプロパン-1,3’-インドリニル]-2’-オン、及び3,4-ジヒドロ-1H-キノリニル-2-オン。
【0054】
本発明に係る式(I)の化合物においては、好ましくは、
R1は、シアノ、エトキシカルボニル、N-メチルアミノカルボニル、又はN,N-ジ(メチル)カルボニルであり;
R2及びR3は、両方とも、水素であり;
R4は、水素、メチル、又はメトキシであり;
R5は、メチルであり;
Zは、Z1、Z2、Z3、Z4、Z5、又はZ6であり;
Y1及びY2は、各々独立して、N又はCR6であり;
Y3は、O、X、C(R7)(R8)、又はC=Oであり;
Y4は、C(R7)(R8)又はC=Oであり;
X1、X2、X3、及びX4は、各々独立して、N又はCR9であり;
R6は、水素、ハロゲン、シアノ、C1~C3アルキル、又はC1~C3アルコキシであり;
R7及びR8は、各々独立して、水素、ハロゲン、C1~C3アルキル、C1~C3アルコキシ、及びC1~C3ハロアルキルから選択されるか;
又は
R7及びR8は、これらが付着している炭素原子と一緒になって、3~6員のシクロアルキル環を形成し得;
R9は、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、C1~C3アルキル、C1~C3ハロアルキル、N-C1~C3アルキルアミノ、N,N-ジ(C1~C3アルキル)アミノ、C1~C3アルキルスルファニル、又はフェニルであり;
R10及びR11は、各々独立して、水素、ハロゲン、C1~C3アルキル、C1~C3アルコキシ、及びC1~C3ハロアルキルから選択される。
【0055】
実施形態のあるセットにおいては、R1は、シアノ、C1~C3アルコキシカルボニル、N-C1~C3アルキルアミノカルボニル、又はN,N-ジ(C1~C3アルキル)アミノカルボニルであり;
R2は、水素又はC1~C3アルキルであり;
R3は、水素であり;
R4及びR5は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、C1~C3アルキル、C1~C3アルコキシ、C1~C3ハロアルキル、C1~C3アルキルスルファニル、及びC3~C4シクロアルキルから選択され、
Zは、Z1、Z2、Z3、Z4、Z5、又はZ6であり;
Y1及びY2は、各々独立して、N又はCR6であり;
Y3は、O、S、又はC(R7)(R8)であり;
Y4は、C(R7)(R8)又はC=Oであり;
X1、X2、X3、及びX4は、各々独立して、N又はCR9であり;
R6は、水素であり;
R7及びR8は、各々独立して、水素、メチル、メトキシ、及びトリフルオロメチルから選択されるか;又はR7及びR8は、これらが付着している炭素原子と一緒になって、シクロプロピル環を形成し得;
R9は、水素であり;
R10及びR11は、各々独立して、水素及びメチルから選択される。
【0056】
実施形態の別のセットにおいては、R1は、シアノ、エトキシカルボニル、N-メチルアミノカルボニル、又はN,N-ジ(メチル)カルボニルであり;
R2及びR3は、両方とも、水素であり;
R4は、水素、メチル、又はメトキシであり;
R5は、メチルであり;
Zは、Z1、Z2、Z3、Z4、Z5、又はZ6であり;
Y1及びY2は、各々独立して、N又はCR6であり;
Y3は、O、S、又はC(R7)(R8)であり;
Y4は、C(R7)(R8)又はC=Oであり;
X1、X2、X3、及びX4は、各々独立して、N又はCR9であり;
R6は、水素、フッ素、シアノ、又はメチルであり;
R7及びR8は、両方とも、水素であるか;又はR7及びR8は、これらが付着している炭素原子と一緒になって、シクロプロピル環を形成しており;
R9は、水素、シアノ、フルオロ、トリフルオロメチル、又はフェニルであり;
R10及びR11は、各々独立して、水素及びC1~C3アルキルから選択される。
【0057】
実施形態のさらなるセットにおいては、R1は、シアノ、エトキシカルボニル、N-メチルアミノカルボニル、又はN,N-ジ(メチル)カルボニルであり;
R2及びR3は、両方とも、水素であり;
R4は、水素、メチル、又はメトキシであり;
R5は、メチルであり;
Zは、Z1、Z2、Z3、Z4、Z5、又はZ6であり;
Y1及びY2は、各々独立して、N又はCR6であり;
Y3は、O、S、又はC(R7)(R8)であり;
Y4は、C(R7)(R8)又はC=Oであり;
X1、X2、X3、及びX4は、各々独立して、N又はCR9であり;
R6は、水素であり;
R7及びR8は、各々独立して、水素、メチル、メトキシ、及びトリフルオロメチルから選択されるか;又はR7及びR8は、これらが付着している炭素原子と一緒になって、シクロプロピル環を形成し得;
R9は、水素であり;
R10及びR11は、各々独立して、水素及びメチルから選択される。
【0058】
実施形態のさらなるセットにおいては、R1は、シアノ、エトキシカルボニル、N-メチルアミノカルボニル、又はN,N-ジ(メチル)カルボニルであり;
R2及びR3は、両方とも、水素であり;
R4は、水素、メチル、又はメトキシであり;
R5は、メチルであり;
Zは、1H-インダゾリル、1H-ベンゾトリアゾリル、1H-インドリル、1H-インドリル-3-カルボニトリル、5-(トリフルオロメチル)-1H-インドリル、5-フルオロ-1H-インドリル、3-フルオロ-1H-インダゾリル、2,3-ジメチルインドール-1-イル、5-フェニル-1H-インドリル、3-メチル-1H-インドリル、2-メチル-1H-ベンゾイミダゾリル、3,4,5-トリメチル-1H-ピラゾリル、1H-ベンゾイミダゾリル、7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジニル、5H-ピロロ[2,3-b]ピラジニル、1H-キノリニル-4-オン、7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジニル、3H-1,3-ベンゾオキサゾリル-2-オン、5-ブロモインドリニル、3H-1,3-ベンゾチアゾリル-2-オン、4H-1,4-ベンゾチアジニル-3-オン、1H-インドリニル、スピロ[シクロプロパン-1,3’-インドリニル]-2’-オン、2-フルオロ-N,N-ジメチル-9H-プリニル-6-アミン、及び3,4-ジヒドロ-1H-キノリニル-2-オンから選択される。
【0059】
実施形態の別のセットにおいては、R1は、エトキシカルボニルであり、R2及びR3は、両方とも、水素であり、R4は、水素又はメチルであり、R5は、メチルであり、Zは、1H-インダゾリル、1H-ベンゾトリアゾリル、1H-インドリル、1H-インドリル-3-カルボニトリル、5-(トリフルオロメチル)-1H-インドリル、5-フルオロ-1H-インドリル、3-フルオロ-1H-インダゾリル、2,3-ジメチルインドール-1-イル、5-フェニル-1H-インドリル、3-メチル-1H-インドリル、2-メチル-1H-ベンゾイミダゾリル、3,4,5-トリメチル-1H-ピラゾリル、1H-ベンゾイミダゾリル、7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジニル、5H-ピロロ[2,3-b]ピラジニル、1H-キノリニル-4-オン、7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジニル、3H-1,3-ベンゾオキサゾリル-2-オン、5-ブロモインドリニル、3H-1,3-ベンゾチアゾリル-2-オン、4H-1,4-ベンゾチアジニル-3-オン、1H-インドリニル、スピロ[シクロプロパン-1,3’-インドリニル]-2’-オン、2-フルオロ-N,N-ジメチル-9H-プリニル-6-アミン、及び3,4-ジヒドロ-1H-キノリニル-2-オンから選択される。
【0060】
実施形態の別のセットにおいては、R1は、シアノであり、R2及びR3は、両方とも、水素であり、R4は、水素又はメチルであり、R5は、メチルであり、Zは、1H-インダゾリルである。
【0061】
実施形態の別のセットにおいては、R1は、N-メチルアミノカルボニルであり、R2及びR3は、両方とも、水素であり、R4は、水素又はメチルであり、R5は、メチルであり、Zは、1H-インダゾリル、1H-ベンゾトリアゾリル、又は1H-インドリル-3-カルボニトリルである。
【0062】
実施形態の別のセットにおいては、R1は、N,N-ジ(メチル)カルボニルであり、R2及びR3は、両方とも、水素であり、R4は、水素又はメチルであり、R5は、メチルであり、Zは、1H-インダゾリル、1H-ベンゾトリアゾリル、又は1H-インドリル-3-カルボニトリルである。
【0063】
実施形態の別のセットにおいては、R1は、エトキシカルボニルであり、R2及びR3は、両方とも、水素であり、R4は、メトキシであり、R5は、メチルであり、Zは、1H-インドリル-3-カルボニトリルである。
【0064】
好ましくは、式(I)の化合物は、表2で開示されているように、I-47-Z、I-35-Z、I-31-Z、I-1-Z、I-47-E、I-26-Z、I-7-Z、I-2-Z、I-3-Z、I-46-Z、I-9-Z、I-51-Z、I-50-Z、1-43-Z、I-8-Z、I-30-Z、I-5-Z、I-29-Z、I-25-Z、I-60-Z、I-28-Z、I-42-Z、I-34-Z、I-27-Z、I-88-Z、I-59-Z、I-80-Z、I-61-Z、I-86-Z、I-56-Z、I-82-Z、I-62-Z、I-37-Z、I-83-Z、I-81-Z、I-33-Z、I-58-Z、I-57-Z、I-48-E、I-33-E、I-89-Z、I-90-Z、I-38-Z、I-11-Z、I-76-Z、I-87-Z、I-44-Z、I-45-Z、I-49-Z、I-63-Z、I-48-Z、I-69-Z、I-73-Z、I-65-Z、I-72-Z、I-68-Z、I-64-Z、I-78-Z、I-70-Z、I-79-Z、I-66-Z、I-67-Z、I-71-Z、I-74-Z、及びI-75-Zから選択される。
【0065】
本発明の化合物を、下記のスキームで示すように製造し得、このスキームでは、別途明記されない限り、各変数の定義は、式(I)の化合物に関して上記で定義された通りである。
【0066】
式(I)の化合物を、カリウム tert-ブチレート又はナトリウム tert-ブチレート等の塩基の存在下での、任意に、この塩基を活性化するためのクラウンエーテルの存在下での、式(III)(式中、LGは、Cl、Br、OTf等の脱離基である)の化合物との反応により、式(II)の化合物から調製し得る。この反応をまた、ヨウ化カリウム又はヨウ化テトラブチルアンモニウム等のヨウ素塩の触媒量又は化学量論量の存在下でも実行し得る。このことを、下記のスキーム1に示す。
【0067】
スキーム1
【化4】
式(II)の化合物を、リチウムジイソプロピルアミド、カリウム tert-ブチレート、又はナトリウム tert-ブチレート等の塩基の存在下での、ギ酸メチル等のギ酸エステル誘導体との反応により、式(IV)の化合物から調製し得る。このことを、下記のスキーム2に示す。
【0068】
スキーム2
【化5】
或いは、式(II)の化合物を、水性塩化水素等の酸による加水分解により、式(IIa)の化合物から調製し得る。式(IIa)(式中、Rは、メチルである)の化合物を、Bredereck試薬(tert-ブトキシビス(ジメチルアミノ)メタン)との反応により、式(IV)の化合物から調製し得る。
【0069】
式(IV)の化合物を、カリウム tert-ブチレート又はナトリウム tert-ブチレート等の塩基の存在下での、式(V)(式中、LGは、Cl、Br、OMs、又はOTf等の脱離基である)の化合物による複素環Zのアルキル化により、調製し得る。このことを、下記のスキーム3に示す。
【0070】
【0071】
表1:本発明に係る式(I)(式中、R
2及びR
3は、各々独立して、水素であり、Z、R
1、R
4、及びR
5は、下記で説明する通りである)の個々の化合物。下記で説明する化合物の各々は、(E)立体配置又は(Z)立体配置:
【化7】
で存在し得、
式中、Zは、下記に示すW1~W17:
【化8】
から選択される。
【0072】
【0073】
本発明は、非生物的ストレスへの植物の耐性を改善する方法を提供し、本方法は、植物、植物部位、植物繁殖材料、又は植物の成長場所に、本発明に従う化合物、組成物又は混合物を適用することを含む。
【0074】
本発明は、植物の成長を調節又は改善するための方法を提供し、本方法は、植物、植物部位、植物繁殖材料、又は植物の成長場所に、本発明に従う化合物、組成物又は混合物を適用することを含む。一実施形態では、植物の成長は、植物が非生物的ストレス条件にさらされる場合に調節又は改善される。
【0075】
本発明はまた、植物の種子発芽を改善する方法も提供し、特に、本発明は、寒冷ストレス条件下での植物の種子発芽を改善する方法であって、この種子、又は種子を含む生息地に、本発明に係る化合物、組成物、又は混合物を提供することを含む方法も提供する。
【0076】
本発明はまた、化学物質の植物毒性効果に対して植物を安全にする方法であって、この植物、植物部位、植物繁殖材料、又は植物の成長場所に、本発明に係る化合物、組成物、又は混合物を適用することを含む方法も提供する。
【0077】
本発明はまた、有用植物の作物における葉の老化を誘発する/増加させる方法であって、この植物、植物部位、植物繁殖材料、又は植物の成長場所に、本発明に係る化合物、組成物、又は混合物を適用することを含む方法も提供する。具体的には、トウモロコシにおける葉の老化を誘発する/増加させる方法であって、このトウモロコシ植物、植物部位、植物繁殖材料、又は植物の成長場所に、本発明に係る化合物、組成物、又は混合物を適用することを含む方法が提供される。
【0078】
本発明によると、「作物の成長を調節又は改善する」は、植物活力の改善、植物品質の改善、ストレス因子への耐性の改善、及び/又は投与物利用効率の改善を意味する。
【0079】
「植物活力の改善」は、本発明の方法を存在させずに同じ条件下で成長させた対照植物中の同じ形質と比較して、特定の形質が定性的又は定量的に改善されることを意味する。このような形質には、早期及び/又は改善された発芽、改善された出芽、より少ない種子を使用する能力、増大された根の成長、より発育した根系、増大された根粒形成、増大された苗条成長、増大された分げつ、より強力な分げつ、より生産的な分げつ、増大又は改善された植物立性、より少ない植物倒れ(倒伏)、草高の増大及び/又は改善、植物重量の増大(新鮮又は乾燥)の増大、より大きい葉身、より緑色の葉色、増大された色素含量、増大された光合成活性、より早い開花、より長い穂、早期の穀粒成熟、種子、果実又は莢サイズの増大、莢又は穂数の増大、莢又は穂当たりの種子数の増大、種子質量の増大、種子登熟の増強、より少ない死滅根出葉、老化の遅延、植物の活力の改善、貯蔵組織中のアミノ酸のレベルの増大及び/又はより少ない必要投与物(例えば、必要とされる肥料、水及び/又は労力がより少ない)が含まれるが、これらに限定されない。活力が改善された植物は、上記の形質のいずれか、又は上記の形質の2つ以上の任意の組み合わせにおける増大を有し得る。
【0080】
「植物品質の改善」は、本発明の方法を存在させずに同じ条件下で成長させた対照植物中の同じ形質と比較して、特定の形質が定性的又は定量的に改善されることを意味する。このような形質には、植物の外観の改善、エチレンの低減(産生の低下及び/又は受容の阻害)、収穫材料、例えば、種子、果実、葉、野菜などの品質の改善(このような品質改善は、収穫材料の外観の改善として現れることもある)、炭水化物含量の改善(例えば、糖及び/又はデンプンの増量、糖酸比の改善、還元糖の低減、糖の発生速度の増大)、タンパク質含量の改善、油の含量及び組成の改善、栄養価の改善、抗栄養化合物の減少、官能特性の改善(例えば、味覚の改善)及び/又は消費者の健康上の利益の改善(例えば、ビタミン及び抗酸化物質のレベルの増大)、収穫後特性の改善(例えば、貯蔵寿命及び/又は貯蔵安定性の向上、より容易な加工性、より容易な化合物の抽出)、より均一な作物の発育(例えば、植物の同期化された発芽、開花及び/又は結実)、及び/又は種子品質の改善(例えば、次のシーズンで使用するため)が含まれるが、これらに限定されない。品質が改善された植物は、上記の形質のいずれか、又は上記の形質の2つ以上の任意の組み合わせにおける増大を有し得る。
【0081】
「ストレス因子への耐性の改善」は、本発明の方法を存在させずに同じ条件下で成長させた対照植物中の同じ形質と比較して、特定の形質が定性的又は定量的に改善されることを意味する。このような形質には、干ばつ(例えば、植物中の含水量の欠乏、水の取込みの可能性の欠如又は植物への水の供給の低下をもたらす任意のストレス)、寒冷暴露、熱曝露、浸透圧ストレス、UVストレス、洪水、塩分の増大(例えば、土壌中)、増大されたミネラル曝露、オゾン曝露、高い光曝露及び/又は栄養素(例えば、窒素及び/又はリン栄養素)の限られた利用性などの、準最適の成長条件を引き起こす非生物的ストレス因子に対する耐性及び/又は抵抗性の増大が含まれるが、これらに限定されない。ストレス因子への耐性が改善された植物は、上記の形質のいずれか、又は上記の形質の2つ以上の任意の組み合わせにおける増大を有し得る。干ばつ及び栄養素ストレスの場合、このような耐性の改善は、例えば、水及び栄養素のより効率的な取込み、使用又は保持に起因し得る。特に、本発明の化合物又は組成物は、干ばつストレスへの耐性を改善するために有用である。
【0082】
「投与物利用効率の改善」は、本発明の方法を存在させずに同じ条件下で成長させた対照植物の成長と比較して、所与のレベルの投与物を使用して、植物がより効率的に成長できることを意味する。特に、投与物には、肥料(例えば、窒素、リン、カリウム、及び微量栄養素など)、光及び水が含まれるが、これらに限定されない。投与物利用効率が改善された植物は、上記の投与物のいずれか、又は上記の投与物の2つ以上の任意の組み合わせの利用の改善を有し得る。
【0083】
「栄養素利用効率の改善」は、本発明の方法の非存在下にて同一条件下で成長させた対照植物の成長と比較して、植物が、栄養素の単位投入物当たりより効率的に成長し得ることを意味する。具体的には、この栄養素単位投入物として、窒素、リン、カリウム、及び微量栄養素等の肥料が挙げられるが、これに限定されない。「栄養素利用効率の改善」には、栄養素取込みの改善、栄養素輸送の改善、バイオマスへの栄養素同化の改善も含まれるが、これらに限定されない。植物材料に対する化合物の効果は、植物材料に対する直接的効果であり得るか、又は微生物相互作用を介した植物材料に対する間接的効果であり得る。そのような微生物相互作用として下記が挙げられるが、これらに限定されない:窒素取込みを促進するための共生細菌の動員、リン酸の可溶化及び取込みを促進するための共生細菌の動員、並びに栄養素のよりよい同化のためのAM真菌の動員。
【0084】
作物の成長の調節又は改善の他の効果には、草高の低下、又は分げつの減少が含まれ、これらは、より少ないバイオマス及びより少ない分げつを有することが望ましい作物又は条件において有利な特徴である。
【0085】
上記の作物増強のいずれか又は全ては、例えば、植物の生理機能、植物の成長及び発育、並びに/又は植物構造を改善することによって、収穫量の改善をもたらし得る。本発明との関連では、「収穫量」には、(i)(a)植物それ自体によって産生される量の増大、又は(b)植物物質を収穫する能力の改善に起因し得る、バイオマス生産、穀粒収穫量、デンプン含量、含油量及び/又はタンパク質含量の増大、(ii)収穫材料の組成の改善(例えば、糖酸比の改善、油組成の改善、栄養価の増大、抗栄養化合物の減少、消費者の健康上の利益の増大)、及び/又は(iii)作物を収穫する能力の増大/促進、作物の加工性の改善及び/又はより良い貯蔵安定性/貯蔵寿命が含まれるが、これらに限定されない。農作植物の収穫量の増大は、定量的測定を行うことが可能である場合には、それぞれの植物の産物の収穫量が、同一条件下であるが本発明を適用せずに産生されたその植物の同一の産物の収穫量よりも、測定可能な量だけ増大されることを意味する。本発明によると、収穫量は、少なくとも0.5%、より好ましくは少なくとも1%、さらにより好ましくは少なくとも2%、さらにより好ましくは少なくとも4%、好ましくは5%又はそれ以上に増大されることが好ましい。
【0086】
また上記の作物増強のいずれか又は全ては土地利用の改善をもたらすこともでき、すなわち、これまで利用できなかった土地、又は栽培のために準最適であった土地が利用可能になり得る。例えば、干ばつ条件下で生存する能力の増大を示す植物は、準最適降雨量の地域(例えば、恐らく砂漠の周辺又は砂漠自体)において栽培可能であり得る。
【0087】
本発明の1つの態様では、作物増強は、有害生物及び/又は病害及び/又は非生物的ストレスからの圧力を実質的に存在させずに行われる。本発明のさらなる態様では、植物活力、ストレス耐性、品質及び/又は収穫量における改善は、有害生物及び/又は病害からの圧力を実質的に存在させずに行われる。例えば、有害生物及び/又は病害は、本発明の方法よりも前に、又は本発明の方法と同時に適用される有害生物駆除処理によって防除され得る。また本発明のさらなる態様では、植物活力、ストレス耐性、品質及び/又は収穫量における改善は、有害生物及び/又は病害の圧力を存在させずに行われる。さらなる実施形態では、植物活力、品質及び/又は収穫量における改善は、非生物的ストレスを存在させずに、又は実質的に存在させずに行われる。
【0088】
式(I)の化合物と、有効成分との下記の混合物が好ましい。「TX」という略語は、表1で説明されている化合物I-1~I-90及び表2(下記)で説明されている化合物の群から選択される1種の化合物を意味する:
下記からなる物質の群から選択される化合物:鉱油+TX、1,1-ビス(4-クロロ-フェニル)-2-エトキシエタノール+TX、2,4-ジクロロフェニルベンゼンスルホネート+TX、2-フルオロ-N-メチル-N-1-ナフチルアセトアミド+TX、4-クロロフェニルスルホン+TX、アセトプロール+TX、アルドキシカルボ+TX、アミジチオン+TX、ミドチオエート+TX、アミトン+TX、アミトン水素オキシレート、+TX、アミトラズ(amitraz)+TX、アラマイト+TX、亜ヒ酸+TX、アゾベンゼン+TX、アゾトアート+TX、ベノミル+TX、ベノキサ-ホス+TX、安息香酸ベンジル+TX、ビキサフェン+TX、ブロフェンバレレート+TX、ブロモ-シクレン+TX、ブロモホス+TX、ブロモプロピレート+TX、ブプロフェジン+TX、ブトカルボキシム+TX、ブトキシカルボキシム、ブチルピリダベン+TX、多硫化カルシウム+TX、カンフェクロル+TX、カルバノレート+TX、カルボフェノチオン+TX、シミアゾール+TX、キノ-メチオナート+TX、クロルベンジド+TX、クロロジメホルム+TX、クロロジメホルム塩酸塩+TX、クロルフェネトール+TX、クロルフェンソン+TX、クロルフェンスルフィド+TX、クロロベンジラート+TX、クロロメブホルム+TX、クロロメチウロン+TX、クロロプロピレート+TX、クロロチオホス+TX、シネリンI+TX、シネリンII+TX、シネリン複合体(cinerins)+TX、クロサンテル+TX、クマホス+TX、クロタミトン+TX、クロトキシホス+TX、クフラネブ+TX、シアントエート+TX、DCPM+TX、DDT+TX、デメフィオン+TX、デメフィオン-O+TX、デメフィオン-S+TX、デメトン-メチル+TX、デメトン-O+TX、デメトン-O-メチル+TX、デメトン-S+TX、デメトン-S-メチル+TX、デメトン-S-メチルスルホン+TX、ジクロフルアニド+TX、ジクロルボス+TX、ジクリホス(dicliphos)+TX、ジエノクロル+TX、ジメホックス+TX、ジネックス+TX、ジネックス-ジクレキシン(dinex-diclexine)+TX、ジノカップ-4+TX、ジノカップ-6+TX、ジノクトン+TX、ジノ-ペントン+TX、ジノスルホン+TX、ジノテルボン+TX、ジオキサチオン+TX、ジフェニルスルホン+TX、ジスルフィラム+TX、DNOC+TX、ドフェナピン+TX、ドラメクチン+TX、エンドチオン+TX、エプリノメクチン+TX、エトアートメチル+TX、エトリムホス+TX、フェナザフロル+TX、酸化フェンブタスズ+TX、フェノチオカルブ+TX、フェンピラド+TX、フェンピロキシメート+TX、フェンピラザミン+TX、フェンソン+TX、フェントリファニル+TX、フルベンジミン+TX、フルシクロクスロン+TX、フルエネチル+TX、フルオルベンシド+TX、FMC 1137+TX、ホルメタネート+TX、塩酸ホルメタネート+TX、ホルムパラナート+TX、ガンマ-HCH++TX、グリオジン+TX、ハルフェンプロックス+TX、ヘキサデシル シクロプロパンカルボキシレート+TX、イソカルボホス+TX、ジャスモリンI+TX、ジャスモリンII+TX、ヨードフェンホス+TX、リンデン+TX、マロノベン+TX、メカルバム+TX、メホスホラン+TX、メスルフェン+TX、メタクリホス+TX、臭化メチル+TX、メトルカルブ+TX、メキサカルベート+TX、ミルベマイシンオキシム+TX、ミパホックス+TX、モノクロトホス+TX、モルホチオン+TX、モキシデクチン+TX、ナレド+TX、4-クロロ-2-(2-クロロ-2-メチル-プロピル)-5-[(6-ヨード-3-ピリジル)メトキシ]ピリダジン-3-オン+TX、ニフルリジド+TX、ニコマイシン複合体(nikkomycins)+TX、ニトリラカルブ+TX、ニトリラカルブ1:1塩化亜鉛複合体+TX、オメトエート+TX、オキシデプロホス+TX、オキシジスルホトン+TX、pp’-DDT+TX、パラチオン+TX、ペルメトリン+TX、フェンカプトン+TX、ホサロン+TX、ホスホラン+TX、ホスファミドン+TX、ポリクロロテルペン複合体(polychloroterpenes)+TX、ポリナクチン複合体(polynactins)+TX、プロクロノール+TX、プロマシル+TX、プロポクスル+TX、プロチダチオン+TX、プロトアート+TX、ピレトリンI+TX、ピレトリンII+TX、ピレトリン複合体(pyrethrins)+TX、ピリダフェンチオン+TX、ピリミテート+TX、キナルホス+TX、キンチオフォス+TX、R-1492+TX、ホスグリシン+TX、ロテノン+TX、シュラーダン+TX、セブホス+TX、セラメクチン+TX、ソファミド+TX、SSI-121+TX、スルフィラム+TX、スルフルラミド+TX、スルホテップ+TX、硫黄+TX、ジフロビダジン(diflovidazin)+TX、タウフルバリネート+TX、TEPP+TX、テルバム+TX、テトラジホン+TX、テトラサル+TX、チアフェノックス+TX、チオカルボキシム+TX、チオファノックス+TX、チオメトン+TX、チオキノックス+TX、スリンギエンシン(thuringiensin)+TX、トリアミホス+TX、トリアラテン+TX、トリアゾホス+TX、アリアズロン+TX、トリフェノホス+TX、トリナクチン+TX、バミドチオン+TX、バニリプロール+TX、ベトキサジン+TX、銅ジオクタノエート+TX、硫酸銅+TX、シブトリン+TX、ジクロン+TX、ジクロロフェン+TX、エンドタール+TX、フェンチン+TX、消石灰+TX、ナーバム+TX、キノクラミン+TX、キノナミド+TX、シマジン+TX、酢酸トリフェニルスズ+TX、水酸化トリフェニルスズ+TX、クルホメート+TX、ピペラジン+TX、チオファネート+TX、クロラロース+TX、フェンチオン+TX、ピリジン-4-アミン+TX、ストリキニーネ+TX、1-ヒドロキシ-1H-ピリジン-2-チオン+TX、4-(キノキサリン-2-イルアミン)ベンゼンスルホンアミド+TX、8-ヒドロキシキノリン硫酸塩+TX、ブロノポール+TX、水酸化第二銅+TX、クレゾール+TX、ジピリチオン+TX、ドジシン+TX、フェナミノスルフ+TX、ホルムアルデヒド+TX、ヒドラルガフェン+TX、カスガマイシン+TX、カスガマイシン塩酸塩水和物+TX、ニッケル ビス(ジメチルジチオカルバメート)+TX、ニトラピリン+TX、オクチリノン+TX、オキソニック酸+TX、オキシテトラサイクリン+TX、カリウムヒドロキシキノリン硫酸塩+TX、プロベナゾール+TX、ストレプトマイシン+TX、ストレプトマイシンセスキ硫酸塩+TX、テクロフタラム+TX、チオメルサール+TX、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)GV+TX、リゾビウム・ラディオバクター(Agrobacterium radiobacter)+TX、アムブリセイウス種(Amblyseius spp.)+TX、アナグラファ・ファルシフェラ(Anagrapha falcifera)NPV+TX、アナグルス・アトムス(Anagrus atomus)+TX、アフェリヌス・アブドミナリス(Aphelinus abdominalis)+TX、アフィジウス・コレマニ(Aphidius colemani)+TX、アフィドレテス・アフィジミザ(Aphidoletes aphidimyza)+TX、オートグラファ・カリフォルニア(Autographa californica)NPV +TX、バチルス・スファエリカス(Bacillus sphaericus)Neide+TX、ベウベリア・ブロングニアルティイ(Beauveria brongniartii)+TX、ヤマトクサカゲロウ(Chrysoperla carnea)+TX、クリプトラエムス・モントロウゼイエリ(Cryptolaemus montrouzieri)+TX、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)GV+TX、ダクヌサ・シビリカ(Dacnusa sibirica)+TX、ディグリフス・イサエラ(Diglyphus isaea)+TX、エンカルシア・ホルモサ(Encarsia formosa)+TX、エレトモセウス・エレミクス(Eretmocerus eremicus)+TX、ヘテロロビジティス・ベクテリオホラ(Heterorhabditis bacteriophora)及びH.メジディス(H.megidis)+TX、ヒッポダミア・コンベルゲンス(Hippodamia convergens)+TX、フジコナヒゲナガトビコバチ(Leptomastix dactylopii)+TX、マクロロホス・カリジノスス(Macrolophus caliginosus)+TX、マメストラ・ブラシカエ(Mamestra brassicae) NPV+TX、メタフィカス・ハルボルス(Metaphycus helvolus)+TX、メタリジウム・アニソプリアエ変種アクリダム(Metarhizium anisopliae var.acridum)+TX、メタリジウム・アニソプリアエ変種アニソプリアエ(Metarhizium anisopliae var.anisopliae)+TX、ネオジプリオン・セルチフェル(Neodiprion sertifer)NPV及びN.レコンテイ(N.lecontei)NPV+TX、オリウス種(Orius spp.)+TX、パエシロミセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)+TX、ピトセイウルス・ペルシミリス(Phytoseiulus persimilis)+TX、ステイネルネマ・ビビオニス(Steinernema bibionis)+TX、ツテイネルネマ・カルポカプサエ(Steinernema carpocapsae)+TX、ステイネルネマ・フェルチアエ(Steinernema feltiae)+TX、ステイネルネマ・グラセリ(Steinernema glaseri)+TX、ステイネルネマ・リオブラベ(Steinernema riobrave)+TX、ステイネルネマ・リボブラビス(Steinernema riobravis)+TX、ステイネルネマ・スカプテリシ(Steinernema scapterisci)+TX、ステイネルネマ種(Steinernema spp.)+TX、トリコグラマ種(Trichogramma spp.)+TX、チフロドロムス・オクシデンタリス(Typhlodromus occidentalis)+TX、ベルチシリウム・レカニイ(Verticillium lecanii)+TX、アホレート+TX、ビサジル+TX、ブスルファン+TX、ジマチフ+TX、ヘメル+TX、ヘムパ+TX、メテパ+TX、メチオテパ+TX、メチルアホレート+TX、モルジド(morzid)+TX、ペンフルロン+TX、テパ+TX、チオヘンパ+TX、チオテパ+TX、トレタミン+TX、ウレデパ+TX、(E)-デカ-5-エン-1-イル酢酸塩及び(E)-デカ-5-エン-1-オール+TX、(E)-トリデカ-4-エン-1-イル酢酸塩+TX、(E)-6-メチルフエプタ-2-エン-4-オール+TX、(E,Z)-テトラデカ-4,10-ジエン-1-イル酢酸塩+TX、(Z)-ドデカ-7-エン-1-イル酢酸塩+TX、(Z)-ヘキサデカ-11-エナル+TX、(Z)-ヘキサデカ-11-エン-1-イル酢酸塩+TX、(Z)-ヘキサデカ-13-エン-11-イン-1-イル酢酸塩+TX、(Z)-イコサ-13-エン-10-オン+TX、(Z)-テトラデカ-7-エン-1-アール+TX、(Z)-テトラデカ-9-エン-1-オール+TX、(Z)-テトラデカ-9-エン-1-イル酢酸塩+TX、(7E,9Z)-ドデカ-7,9-ジエン-1-イル酢酸塩+TX、(9Z,11E)-テトラデカ-9,11-ジエン-1-イル酢酸塩+TX、
(9Z,12E)-テトラデカ-9,12-ジエン-1-イル酢酸塩+TX、14-メチルオクタデカ-1-エン+TX、4-メチルノナン-5-オール及び4-メチルノナン-5-オン+TX、アルファ-ムルチストリアチイン+TX、ブレビコミン+TX、コドレルア+TX、コドレモン+TX、キュウルア(cuelure)+TX、ディスパーリュア(disparlure)+TX、ドデカ-8-エン-1-イル酢酸塩+TX、ドデカ-9-エン-1-イル酢酸塩+TX、ドデカ-8+TX、10-ジエン-1-イル酢酸塩+TX、ドミニカルレ+TX、エチル 4-メチルオクタノエート+TX、オイゲノール+TX、フロンタリン+TX、グランドルレ+TX、グランドルレI+TX、グランドルレII+TX、グランドルレIII+TX、グランドルレIV+TX、ヘキサルア+TX、イプスジエノール+TX、イプセノール+TX、ジャポニルア+TX、リネスチン+TX、リトルア+TX、ループルア+TX、メドルア+TX、メガトモ酸+TX、メチルオイゲノール+TX、ムスカルア+TX、オクタデカ-2,13-ジエン-1-イル酢酸塩+TX、オクタデカ-3,13-ジエン-1-イル酢酸塩+TX、オルフラルア+TX、オリクタルア+TX、オストラモン+TX、シグルレ+TX、ソルジジン+TX、スルカトール+TX、テトラデカ-11-エン-1-イル酢酸塩+TX、トリメドルア+TX、トリメドルアA+TX、トリメドルアB1+TX、トリメドルアB2+TX、トリメドルアC+TX、トランクコール+TX、2-(オクチルチオ)-エタノール+TX、ブトピロノキシ+TX、ブトキシ(ポリプロピレングリコール)+TX、アジピン酸ジブチル+TX、フタル酸ジブチル+TX、コハク酸ジブチル+TX、ジエチルトルアミド+TX、炭酸ジメチル+TX、フタル酸ジメチル+TX、エチルヘキサンジオール+TX、ヘキサミド+TX、メトキン-ブチル+TX、メチルネオデカンアミド+TX、オキサメート+TX、ピカリジン(picaridin)+TX、1-ジクロロ-1-ニトロエタン+TX、1,1-ジクロロ-2,2-ビス(4-エチルフェニル)-エタン+TX、1,2-ジクロロプロパン及び1,3-ジクロロプロペン+TX、1-ブロモ-2-クロロエタン+TX、2,2,2-トリクロロ-1-(3,4-ジクロロ-フェニル)エチルアセテート+TX、2,2-ジクロロビニル 2-エチルスルフィニルエチル メチル ホスフェート+TX、2-(1,3-ジチオラン-2-イル)フェニル ジメチルカルバメート+TX、2-(2-ブトキシエトキシ)エチル チオシアネート+TX、2-(4,5-ジメチル-1,3-ジオキソラン-2-イル)フェニル メチルカルバメート+TX、2-(4-クロロ-3,5-キシルイルオキシ)エタノール+TX、2-クロロビニル ジエチル ホスフェート+TX、2-イミダゾリドン+TX、2-イソバレリリンダン-1,3-ジオン+TX、2-メチル(プロパ-2-イニル)アミノフェニル メチルカルバメート+TX、2-チオシアナトエチル ラウレート+TX、3-ブロモ-1-クロロプロパ-1-エン+TX、3-メチル-1-フェニルピラゾール-5-イル ジメチル-カルバメート+TX、4-メチル(プロパ-2-イニル)アミノ-3,5-キシリル メチルカルバメート+TX、5,5-ジメチル-3-オキソシクロヘキサ-1-エンイル ジメチルカルバメート+TX、アセチオン+TX、アクリロニトリル+TX、アルドリン+TX、アロサミジン+TX、アリキシカルブ+TX、アルファ-エクジソン+TX、リン化アルミニウム+TX、アミノカルブ+TX、アナバシン+TX、アチダチオン+TX、アザメチホス+TX、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)デルタエンドソキシン+TX、六フッ化ケイ酸バリウム+TX、バリウムポリスルフィド+TX、バルスリン+TX、Bayer 22/190+TX、Bayer 22408+TX、ベータ-シフルトリン+TX、ベータ-シペルメトリン+TX、ビオエタノメトリン+TX、ビオペルメトリン+TX、ビス(2-クロロエチル)エーテル+TX、ボラックス+TX、ブロムフェンビンホス+TX、ブロモ-DDT+TX、ブフェンカルブ+TX、ブタカルブ+TX、ブタチオホス+TX、ブトネート+TX、ヒ酸カルシウム+TX、シアン化カルシウム+TX、二硫化炭素+TX、四塩化炭素+TX、タルカップ塩酸塩+TX、セバジン+TX、クロルビシクレン+TX、クロルデン+TX、クロルデコン+TX、クロロホルム+TX、クロルピクリン+TX、クロルホキシム+TX、クロルピラゾホス(chlorprazophos)+TX、シス-レスメトリン+TX、シスメトリン+TX、クロシスリン(clocythrin)+TX、アセト亜ヒ酸銅+TX、ヒ酸銅+TX、オレイン酸銅+TX、クミトエート+TX、クリオライト+TX、CS 708+TX、シアノフェンホス+TX、シアノホス+TX、シクレトリン+TX、シチオエート+TX、d-テトラメトリン+TX、DAEP+TX、ダゾメット+TX、デカルボフラン+TX、ジアミダホス+TX、ジカプトン+TX、ジクロフェンチオン+TX、ジクレシル+TX、ジシクラニル+TX、ディルドリン+TX、ジエチル 5-メチルピラゾール-3-イル ホスフェート+TX、ジロル+TX、ジメフルトリン+TX、ジメタン+TX、ジメトリン+TX、ジメチルビンホス+TX、ジメチラン+TX、ジノプロップ+TX、ジノサム+TX、ジノセブ+TX、ジオフェノラン+TX、ジオキサベンゾホス+TX、ジチクロホス+TX、DSP+TX、エクジステロン+TX、EI 1642+TX、EMPC+TX、EPBP+TX、エタホス+TX、エチオフェンカルブ+TX、ギ酸エチル+TX、二臭化エチレン+TX、二塩化エチレン+TX、エチレンオキシド+TX、EXD+TX、フェンクロルホス+TX、フェネタカルブ+TX、フェニトロチトン+TX、フェノキサクリム+TX、フェンピリトリン+TX、フェンスルホチオン+TX、フェンチオン-エチル+TX、フルコフロン+TX、ホスメチラン+TX、ホスピレート+TX、ホスチエタン+TX、フラチオカルブ+TX、フレトリン+TX、グアザチン+TX、グアザチン酢酸塩+TX、テトラチオ炭酸ナトリウム+TX、ハルフェンプロックス+TX、HCH+TX、HEOD+TX、ヘプタクロル+TX、ヘテロホス+TX、HHDN+TX、シアン化水素+TX、ヒキンカルブ+TX、IPSP+TX、イサゾホス+TX、イソベンザン+TX、イソドリン+TX、イソフェンホス+TX、イソラン(isolane)+TX、イソプロチオラン+TX、イソキサンチオン+TX、幼若ホルモンI+TX、幼若ホルモンII+TX、幼若ホルモンIII+TX、ケレバン+TX、キノプレン+TX、ヒ酸鉛+TX、レプトホス+TX、リリンホス+TX、リチダチオン+TX、m-クメニル メチルカルバメート+TX、リン化マグネシウム+TX、マジドックス+TX、メカルホン+TX、メナゾン+TX、塩化水銀+TX、メスルフェンホス+TX、メタム+TX、メタム-カリウム+TX、メタム-ナトリウム+TX、フッ化メタンスルホニル+TX、メトクロトホス+TX、メトプレン+TX、メトトリン+TX、メトキシクロル+TX、イソチオシアン酸メチル+TX、メチルクロロホルム+TX、塩化メチレン+TX、メトキサジアゾン+TX、ミレックス+TX、ナフタロホス+TX、ナフタレン+TX、NC-170+TX、ニコチン+TX、ニコチン硫酸塩+TX、ニチアジン+TX、ノルニコチン+TX、O-5-ジクロロ-4-ヨードフェニル O-エチル エチルホスホノチオエート+TX、O,O-ジエチル O-4-メチル-2-オキソ-2H-クロメン-7-イル ホスホロチオエート+TX、O,O-ジエチル O-6-メチル-2-プロピルピリミジン-4-イル ホスホロチオエート+TX、O,O,O’,O’-テトラプロピル ジチオピロホスフェート+TX、オレンイン酸+TX、パラ-ジクロロベンゼン+TX、パラチオン-メチル+TX、ペンタクロロフェノール+TX、ラウリン酸ペンタクロロフェニル+TX、PH 60-38+TX、フェンカプトン+TX、ホスヒクロル+TX、ホスフィン+TX、ホキシム-メチル+TX、ピリメタホス+TX、ポリクロロジシクロペンタジエン異性体+TX、亜ヒ酸カリウム+TX、チオシアン酸カリウム+TX、プレコセンI+TX、プレコセンII+TX、プレコセンIII+TX、プリミドホス+TX、プロフルトリン+TX、プロメカルブ+TX、プロチオホス+TX、ピラゾホス+TX、ピレスメトリン+TX、ケアジア+TX、キナルホス-メチル+TX、キノチオン+TX、ラフォキサニド+TX、レスメトリン+TX、ロテノン+TX、カデトリン+TX、リアニア+TX、リアノジン+TX、サバジラ+TX、シュラーダン+TX、セブホス(sebufos)+TX、SI-0009+TX、チアプロニル+TX、亜ヒ酸ナトリウム+TX、シアン化ナトリウム+TX、フッ化ナトリウム+TX、ヘキサフルオロケイ酸ナトリウム+TX、ナトリウム ペンタクロロフェノキシド+TX、セレン酸ナトリウム+TX、チオシアン酸ナトリウム+TX、スルコフロン+TX、スルコフロン-ナトリウム+TX、フッ化スルフリル+TX、スルプロホス+TX、タール油+TX、タジムカルブ+TX、TDE+TX、テブピリムホス+TX、テメホス+TX、テラレトリン+TX、テトラクロロエタン+TX、トリクロホス+TX、チオシクラム+TX、チオシクラムシュウ酸塩+TX、チオナジン+TX、チオスルタップ+TX、チオスルタップ-ナトリウム+TX、トラロメトリン+TX、トランスペルメトリン+TX、トリアザメート+TX、トリクロメタホス-3+TX、トリクロロナート+TX、トリメタカルブ+TX、トルプロカルブ+TX、トリクロピリカルブ+TX、トリプレン+TX、ベラトリジン+TX、ベラトリン+TX、XMC+TX、ゼータメトリン+TX、リン化亜鉛+TX、ゾラプロホス+TX、及びメペルフルトリン+TX、テトラメチルフルトリン+TX、ビス(トリブチルスズ)オキシド+TX、ブロモアセトアミド+TX、リン酸第二鉄+TX、ニコサミド-オラミン+TX、酸化トリブチルスズ+TX、ピリモルフ+TX、トリフェンモルフ+TX、1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン+TX、1,3-ジクロロプロペン+TX、3,4-ジクロテトラヒドロチオ-フェン 1,1-ジオキシド+TX、3-(4-クロロフェニル)-5-メチルローダニン+TX、5-メチル-6-チアオキソ-1,3,5-チアジアジアン-3-イル酢酸+TX、6-イソペンテニルアミノプリン+TX、アニシフルプリン+TX、ベンクロチアズ+TX、サイトカイニン+TX、DCIP+TX、フルフラル+TX、イサミドノス+TX、カイネチン+TX、ミロセシウム・ベルカリア(Myrothecium verrucaria)組成物+TX、テトラクロロチオフェン+TX、キシノレール+TX、ゼアチン+TX、エチルキサントゲン酸カリウム+TX、アシベンゾラル+TX、アシベンゾラル-S-メチル+TX、オオイタドリ(Reynoutria sachalinensis)抽出物+TX、アルファ-クロロヒドリン+TX、アンツ+TX、炭酸バリウム+TX、ビスチオセミ+TX、ブロジファコウム+TX、ブロマジオロン+TX、ブロメタリン+TX、クロロファシノン+TX、コレカルシフェロール+TX、クマクロル+TX、クマフリル+TX、クマテトラリル+TX、クリミジン+TX、ジフェナコウム+TX、ジフェチアロン+TX、ジファシノン+TX、エルゴカルシフェロール+TX、フロクマフェン+TX、フルオロ酢酸アミド+TX、フルプロパジン+TX、フルプロパジン塩酸塩+TX、ノルボルミド+TX、ホスセチム+TX、リン+TX、ピンドン+TX、ピリヌロン+TX、シリロシド+TX、フルオロ酢酸ナトリウム+TX、硫酸タリウム+TX、ワルファリン+TX、-2-(2-ブトキシエト
キシ)エチル ピペロニレート+TX、5-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-3-ヘキシルシクロヘキサ-2-エノン+TX、ファルネソール及びネロリドール+TX、バーベタイン(verbutin)+TX、MGK 264+TX、ピペロニルブトキシド+TX、ピプロタール+TX、プロピル異性体+TX、S421+TX、セサメックス+TX、セサモリン+TX、スルホキシド+TX、アントラキノン+TX、ナフテン酸銅+TX、オキシ塩化銅+TX、ジシクロペンタジエン+TX、チラム+TX、ナフテン酸亜鉛+TX、ジラム+TX、イマニン+TX、リバビリン+TX、クロロインコナジド+TX、酸化水銀+TX、チオファネート-メチル+TX、アザコナゾール+TX、ビテルタノール+TX、ブロムコナゾール+TX、シプロコナゾール+TX、ジフェノコナゾール+TX、ジニコナゾール+TX、エポキシコナゾール+TX、フェンブナコゾール+TX、フルキンコナゾール+TX、フルジラゾール+TX、フルトリアホール+TX、フラメトピル+TX、ヘキサコナゾール+TX、イマザリル+TX、イベン-コナゾール+TX、イプコナゾール+TX、メトコナゾール+TX、ミクロブタニル+TX、パクロブトラゾール+TX、ペフラゾエート+TX、ペンコナゾール+TX、プロチオコナゾール+TX、ピリフェノックス+TX、プロクロラズ+TX、プロピコナゾール+TX、ピリゾキサメゾール+TX、ジメコナゾール+TX、テブコナゾール+TX、テトラコナゾール+TX、トリアジメホン+TX、トリアジメノール+TX、トリフルミゾール+TX、トリチコナゾール+TX、アンシミドール+TX、フェナリモル+TX、ヌアリモル+TX、ブピリメート+TX、ジメチリモール+TX、エチリモール+TX、ドデモルフ+TX、フェンプロピジン+TX、フェンプロピモルフ+TX、スピロキサミン+TX、トリデモルフ+TX、シプロジニル+TX、メパニピリム+TX、ピリメタニル+TX、フェンピクロニル+TX、フルジオキソニル+TX、ベナラキシル+TX、フララキシル+TX、-メタラキシル+TX、Rメタラキシル(Rmetalaxyl)+TX、オフレース+TX、オキサジキシル+TX、カルベンダジム+TX、デバカルブ+TX、フベリダゾール+TX、チアベンダゾール+TX、クロゾリネート+TX、ジクロゾリン+TX、ミクロザリン+TX、プロシミドン+TX、ビンクロゾリン+TX、ボスカリド+TX、カルボキシン+TX、フェンフラム+TX、フルトラニル+TX、メプロニル+TX、オキシカルボキシン+TX、ペンチオピラド+TX、チフルザミド+TX、ドジン+TX、イミノクタジン+TX、アゾキシストロビン+TX、ジモキシストロビン+TX、エネストロブリン+TX、フェナミノストロビン+TX、フルフェノキシストロビン+TX、フルオキサストロビン+TX、クレソキシム-メチル+TX、メトミストロビン+TX、トリフロキシストロビン+TX、オリサストロビン+TX、ピコキシストロビン+TX、ピラクロストロビン+TX、ピラメトストロビン+TX、ピラオキシストロビン+TX、ファーバム+TX、マンコゼブ+TX、マネブ+TX、メチラム+TX、プロピネブ+TX、ジネブ+TX、カプタホール+TX、キャプタン+TX、フルオロイミド+TX、ホルペット+TX、トリフルアニド+TX、ボルドー混合物(bordeaux mixture~+TX、酸化銅+TX、マンカッパー+TX、オキシン銅+TX、ニトロタル-イソプロピル+TX、エディフェンホス+TX、イプロベンホス+TX、ホスジフェン+TX、トルクロホス-メチル+TX、アニラジン+TX、ベンチアバリカルブ+TX、ブラスチシジン-S+TX、クロロネブ-+TX、クロロタロニル+TX、シフルフェナミド+TX、シモキサニル+TX、シクロブトリフルラム+TX、ジクロシメット+TX、ジクロメジン-+TX、ジクロラン+TX、ジエトフェンカルブ+TX、ジメトモルフ-+TX、フルモルフ+TX、ジチアノン+TX、エタボキサム+TX、エトリジアゾール+TX、ファモキサドン+TX、フェナミドン+TX、フェノキサニル+TX、フェリムゾン+TX、フルアジナム+TX、フルメチルスルホリム+TX、フルオピコリド+TX、フルオキシチオコナオz-ル+TX、フルスルファミド+TX、フルキサピロキサド+TX、-フェンヘキサミド+TX、ホスチル-アルミニウム-+TX、ヒメキサゾール+TX、イプロバリカルブ+TX、シアゾファミド+TX、メスルフォカルブ+TX、メトラフェノン+TX、ペンシクロン+TX、フタリド+TX、ポリオキシン複合体(polyoxins)+TX、プロパモカルブ+TX、ピリベンカルブ+TX、プロキナジド+TX、ピロキロン+TX、ピリオフェノン+TX、キノキシフェン+TX、キントゼン+TX、チアジニル+TX、トリアゾキシド+TX、トリシクラゾール+TX、トリホリン+TX、バリダマイシン+TX、バリフェナレート+TX、ゾキサミド+TX、マンジプロパミド+TX、フルベネテラム(flubeneteram)+TX、イソピラザム+TX、セダクサン+TX、ベンゾビンジフルピル+TX、ピジフルメトフェン+TX、3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボン酸(3’,4’,5’-トリフルオロ-ビフェニル-2-イル)-アミド+TX、イソフルシプラム(isoflucypram)+TX、イソチアニル+TX、ジピメチトロン+TX、6-エチル-5,7-ジオキソ-ピロロ[4,5][1,4]ジチイノ[1,2-c]イソチアゾール-3-カルボニトリル+TX、2-(ジフルオロメチル)-N-[3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド+TX、4-(2,6-ジフルオロフェニル)-6-メチル-5-フェニル-ピリダジン-3-カルボニトリル+TX、(R)-3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-N-[1,1,3-トリメチルインダン-4-イル]ピラゾール-4-カルボキサミド+TX、4-(2-ブロモ-4-フルオロ-フェニル)-N-(2-クロロ-6-フルオロ-フェニル)-2,5-ジメチル-ピラゾール-3-アミン+TX、4-(2-ブロモ-4-フルオロフェニル)-N-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-アミン+TX、フルインダビル+TX、クメトキシストロビン(ジアシアンジュンチ(jiaxiangjunzhi))+TX、ルベンミキシアン(lvbenmixianan)+TX、ジクロベンチアゾクス+TX、マンデストロビン+TX、3-(4,4-ジフルオロ-3,4-ジヒドロ-3,3-ジメチルイソキノリン-1-イル)キノロン+TX、2-[2-フルオロ-6-[(8-フルオロ-2-メチル-3-キノリル)オキシ]フェニル]プロパン-2-オール+TX、オキサチアピプロリン+TX、tert-ブチル N-[6-[[[(1-メチルテトラゾール-5-イル)-フェニル-メチレン]アミノ]オキシメチル]-2-ピリジル]カルバメート+TX、ピラジフルミド+TX、インピルフルキサム+TX、トロプロカルブ+TX、メフェントリフルコナゾール+TX、イプフェントリフルコナゾール(ipfentrifluconazole)+TX、2-(ジフルオロメチル)-N-[(3R)-3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド+TX、N’-(2,5-ジメチル-4-フェノキシ-フェニル)-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[4-(4,5-ジクロロチアゾール-2-イル)オキシ-2,5-ジメチル-フェニル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、[2-[3-[2-[1-[2-[3,5-ビス(ジフルオロメチル)ピラゾール-1-イル]アセチル]-4-ピペリジル]チアゾール-4-イル]-4,5-ジヒドロイソサゾール-5-イル]-3-クロロ-フェニル]メタンスルホネート+TX、ブタ-3-イニル N-[6-[[(Z)-[(1-メチルテトラゾール-5-イル)-フェニル-メチレン]アミノ]オキシメチル]-2-ピリジル]カルバメート+TX、メチル N-[[5-[4-(2,4-ジメチルフェニル)トリアゾール-2-イル]-2-メチル-フェニル]メチル]カルバメート+TX、3-クロロ-6-メチル-5-フェニル-4-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ピリダジン+TX、ピリダクロメチル+TX、3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-N-[1,1,3-トリメチルインダン-4-イル]ピラゾール-4-カルボキサミド+TX、1-[2-[[1-(4-クロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシメチル]-3-メチル-フェニル]-4-メチル-テトラゾール-5-オン+TX、1-メチル-4-[3-メチル-2-[[2-メチル-4-(3,4,5-トリメチルピラゾール-1-イル)フェノキシ]メチル]フェニル]テトラゾール-5-オン+TX、アミノピリフェン+TX、アメトクトラジン+TX、アミスルブロム+TX、ペンフルフェン+TX、(Z,2E)-5-[1-(4-クロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシ-2-メトキシイミノ-N,3-ジメチル-ペンタ-3-エンアミド+TX、フロリルピコキサミド+TX、フェンピコキサミド+TX、メタリルピコキサミド+TX、テブフロキン+TX、イプフルフェノキン+TX、キノフメリ+TX、イソフェタミド+TX、N-[2-[2,4-ジクロロ-フェノキシ]フェニル]-3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-ピラゾール-4-カルボキサミド+TX、N-[2-[2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェノキシ]フェニル]-3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-ピラゾール-4-カルボキサミド+TX、ベンゾチオストロビン+TX、フェナマクリル+TX、5-アミノ-1,3,4-チアジアゾール-2-チオール亜鉛塩(2:1)+TX、フルオピラム+TX、フルフェノキサジアザム+TX、フルチアニル+TX、フルオピモミド+TX、ピラプロポイン+TX、ピカルブトラゾックス+TX、2-(ジフルオロメチル)-N-(3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド+TX、2-(ジフルオロメチル)-N-((3R)-1,1,3-トリメチルインダン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド+TX、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル+TX、メチルテトラプロール+TX、2-(ジフルオロメチル)-N-((3R)-1,1,3-トリメチルインダン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド+TX、α-(1,1-ジメチルエチル)-α-[4’-(トリフルオロメトキシ) [1,1’-ビフェニル]-4-イル]-5-ピリミジンメタノール+TX、フルオキサピプロリン+TX、エノクサストロビン+TX、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル+TX、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(5-スルファニル-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル+TX、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(5-チオキソ-4H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル+TX、トリネキサパック+TX、クモキシストロビン+TX、ホンシェグマイシン(zhongshengmycin)+TX、チアゾール銅+TX、チアゾール亜鉛+TX、アメクトトラクチン(amectotractin)+TX、イプロジオン+TX、セボクチルアミン(seboctylamine)+TX;N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-[(1S)-1-メチル-2-プロ
ポキシ-エトキシ]-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-[(1R)-1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ]-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[5-クロロ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-イソプロピル-N-メチル-ホルムアミジン+TX(これらの化合物を、国際公開第2015/155075号で説明されている方法から調製し得る);N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(2-プロポキシプロポキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX(この化合物を、IPCOM000249876Dで説明されている方法から調製し得る);N-イソプロピル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-(2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシ-1-フェニル-エチル)フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[4-(1-シクロプロピル-2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシ-エチル)-5-メトキシ-2-メチル-フェニル]-N-イソプロピル-N-メチル-ホルムアミジン+TX(これらの化合物を、国際公開第2018/228896号で説明されている方法から調製し得る);N-エチル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-[(2-トリフルオロメチル)オキセタン-2-イル]フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N-エチル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-[(2-トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-イル]フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン+TX(これらの化合物を、国際公開第2019/110427号で説明されている方法から調製し得る);N-[(1R)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブタ-3-エンイル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1S)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブタ-3-エンイル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1R)-1-ベンジル-3,3,3-トリフルオロ-1-メチル-プロピル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1S)-1-ベンジル-3,3,3-トリフルオロ-1-メチル-プロピル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1R)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-7,8-ジフルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1S)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-7,8-ジフルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、8-フルオロ-N-[(1R)-1-[(3-フルオロフェニル)メチル]-1,3-ジメチル-ブチル]キノリン-3-カルボキサミド+TX、8-フルオロ-N-[(1S)-1-[(3-フルオロフェニル)メチル]-1,3-ジメチル-ブチル]キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1R)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1S)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-((1R)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブタ-3-エンイル)-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-((1S)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブタ-3-エンイル)-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX(これらの化合物を、国際公開第2017/153380号で説明されている方法から調製し得る);1-(6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4,5-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX、1-(6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4,6-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX、4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)イソキノリン+TX、4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(7-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)イソキノリン+TX、1-(6-クロロ-7-メチル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX(これらの化合物を、国際公開第2017/025510号で説明されている方法から調製し得る);1-(4,5-ジメチルベンズイミダゾール-1-イル)-4,4,5-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX、1-(4,5-ジメチルベンズイミダゾール-1-イル)-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX、6-クロロ-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(4-メチルベンズイミダゾール-1-イル)イソキノリン+TX、4,4-ジフルオロ-1-(5-フルオロ-4-メチル-ベンズイミダゾール-1-イル)-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX、3-(4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-イソキノリル)-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ベンズイミダゾール+TX(これらの化合物を、国際公開第2016/156085号で説明されている方法から調製し得る);N-メトキシ-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]シクロプロパンカルボキサミド+TX、N,2-ジメトキシ-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド+TX、N-エチル-2-メチル-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド+TX、1-メトキシ-3-メチル-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]ウレア+TX、1,3-ジメトキシ-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]ウレア+TX、3-エチル-1-メトキシ-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]ウレア+TX、N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド+TX、4,4-ジメチル-2-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]イソキサゾリジン-3-オン+TX、5,5-ジメチル-2-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]イソキサゾリジン-3-オン+TX、エチル 1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]ピラゾール-4-カルボキシレート+TX、N,N-ジメチル-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]-1,2,4-トリアゾール-3-アミン+TX。この段落中の化合物を、国際公開第2017/055473号、同第2017/055469号、同第2017/093348号、及び同第2017/118689号で説明されている方法から調製し得る:2-[6-(4-クロロフェノキシ)-2-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-1-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オール+TX(この化合物を、国際公開第2017/029179号で説明されている方法から調製し得る);2-[6-(4-ブロモフェノキシ)-2-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-1-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オール+TX(この化合物を、国際公開第2017/029179号で説明されている方法から調製し得る);3-[2-(1-クロロシクロプロピル)-3-(2-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-プロピル]イミダゾ-ル-4-カルボニトリル+TX(この化合物を、国際公開第2016/156290号で説明されている方法から調製し得る);3-[2-(1-クロロシクロプロピル)-3-(3-クロロ-2-フルオロ-フェニル)-2-ヒドロキシ-プロピル]イミダゾール-4-カルボニトリル+TX(この化合物を、国際公開第2016/156290号で説明されている方法から調製し得る);(4-フェノキシフェニル)メチル 2-アミノ-6-メチル-ピリジン-3-カルボキシレート+TX(この化合物を、国際公開第2014/006945号で説明されている方法から調製し得る);2,6-ジメチル-1H,5H-[1,4]ジチイノ[2,3-c:5,6-c’]ジピロール-1,3,5,7(2H,6H)-テトロン+TX(この化合物を、国際公開第2011/138281号で説明されている方法から調製し得る);N-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンゼンカルボチオアミド+TX;N-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド+TX;(Z,2E)-5-[1-(2,4-ジクロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシ-2-メトキシイミノ-N,3-ジメチル-ペンタ-3-エンアミド+TX(この化合物を、国際公開第2018/153707号で説明されている方法から調製し得る);N’-(2-クロロ-5-メチル-4-フェノキシ-フェニル)-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX;N’-[2-クロロ-4-(2-フルオロフェノキシ)-5-メチル-フェニル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX(この化合物を、国際公開第2016/202742号で説明されている方法から調製し得る);2-(ジフルオロメチル)-N-[(3S)-3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド+TX(この化合物を、国際公開第2014/095675号で説明されている方法から調製し得る);(5-メチル-2-ピリジル)-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メタノン+TX、(3-メチルイソサゾール-5-イル)-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メタノン+TX(これらの化合物を、国際公開第2017/220485号で説明されている方法から調製し得る);2-オキソ-N-プロピル-2-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]アセトアミド+TX(この化合物を、国際公開第2018/065414号で説明されている方法から調製し得る);エチル 1-[[5-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]-2-チエニル]メチル]ピラゾール-4-カルボキシレート+TX(この化合物を、国際公開第2018/158365号で説明されている方法から調製し得る);2,2-ジフルオロ-N-メチル-2-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]アセトアミド+TX、N-[(E)-メトキシイミノメチル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド+TX、N-[(Z)-メトキシイミノメチル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド+TX、N-[N-メトキシ-C-メチル-カルボンイミドイル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド+TX(これらの化合物を、国
際公開第2018/202428号で説明されている方法から調製し得る);アバメクチン+TX、アセキノシル+TX、アセタミプリド+TX、アセトプロール+TX、アクリナスリン+TX、アシノナピル+TX、アフィドピロペン+TX、アホキサラネル(afoxalaner)+TX、アラニカルブ+TX、アレトリン+TX、アルファ-シペルメトリン+TX、アルファメトリン+TX、アミドフルメト+TX、アミノカルブ+TX、アゾシクロチン+TX、ベンスルタップ+TX、ベンゾキシマート+TX、ベンズピリモキサン+TX、ベータシフルトリン+TX、ベータ-シペルメトリン+TX、ビフェナゼート+TX、ビフェントリン+TX、ビナパクリル+TX、ビオアレトリン+TX、ビオアレトリン(S)-シクロペンチル異性体+TX、ビオレスメトリン+TX、ビストリフルロン+TX、ブロフラニリド+TX、ブロフルトリネート+TX、ブロモホス-エチル+TX、ブプロフェジン+TX、ブトカルボキシム+TX、カズサホス+TX、カルバニル+TX、カルボスルファン+TX、カルタップ+TX、CAS番号:1472050-04-6+TX、CAS番号:1632218-00-8+TX、CAS番号:1808115-49-2+TX、CAS番号:2032403-97-5+TX、CAS番号:2044701-44-0+TX、CAS番号:2128706-05-6+TX、CAS番号:2249718-27-0+TX、クロラントラニリプロール+TX、クロルデン+TX、クロルフェナピル+TX、クロロプラレトリン+TX、クロマフェノジド+TX、クレンピリン+TX、クロエトカルブ+TX、クロチアニジン+TX、2-クロロフェニル N-メチルカルバメート(CPMC)+TX、シアノフェンホス+TX、シアントラニリプロール+TX、シクラニリプロール+TX、シクロプロトリン+TX、シクロキサプリド+TX、シクロキサプリド+TX、シエノピラフェン+TX、シエトピラフェン(又はエトピラフェン)+TX、シフルメトフェン+TX、シフルトリン+TX、シハロジアミド+TX、シハロトリン+TX、シペルメトリン+TX、シフェノトリン+TX、シロマジン+TX、デルタメトリン+TX、ジアフェンチウロン+TX、ジアリホス+TX、ジブロム+TX、ジクロロメゾチアズ+TX、ジフロビダジン(diflovidazine)+TX、ジフルベンズロン+TX、ジンプロピリダズ(dimpropyridaz)+TX、ジナクチン+TX、ジノカップ+TX、ジノテフラン+TX、ジオキサベンゾホス+TX、エマメクチン+TX、エンペントリン+TX、イプシロン-モンフルオロトリン+TX、イプシロン-メトフルトリン+TX、エスフェンバレレート+TX、エチオン+TX、エチプロル+TX、エトフェンプロックス+TX、エトキサゾール +TX、ファンファー+TX、フェナザキン+TX、フェンフルトリン+TX、フェニトロチオン+TX、フェノブカルブ+TX、フェノチオカルブ+TX、フェノキシカルブ+TX、フェンプロパトリン+TX、フェンピロキシメート+TX、フェンスルホチオン+TX、フェンチオン+TX、フェンチンアセテート+TX、フェンバレレート+TX、フィプロニル+TX、フロメトキン+TX、フロニカミド+TX、フルアクリピリム+TX、フルアザインドリジン+TX、フルアズロン+TX、フルベンジアミド+TX、フルベンジミン+TX、フルシトリネート(flucitrinate)+TX、フルシクロクスロン+TX、フルシトリネート+TX、フルエンスルホン+TX、フルフェネリム+TX、フルフェンプロックス+TX、フルフィプロール+TX、フルヘキサホン+TX、フルメトリン+TX、フルオピラム+TX、フルピラジフロン+TX、フルピリミン+TX、フルララナー+TX、フルバリネート+TX、フルキサメタミド+TX、ホスチアゼート+TX、ガンマ-シハロトリン+TX、Gossyplure(商標)+TX、グアジピル+TX、ハロフェノジド+TX、ハロフェノジド+TX、ハロフェンプロックス(halofenprox)+TX、ヘプタフルトリン+TX、ヘキシチアゾクス+TX、ヒドラメチルノン+TX、イミシアホス+TX、イミダクロプリド+TX、イミプロトリン+TX、インドキサカルブ+TX、ヨードメタン+TX、イプロジオン+TX、イソシクロセラム(isocycloseram)+TX、イソチオエート+TX、イベルメクチン+TX、カッパ-ビフェンスリン+TX、カッパ-テフルトリン+TX、ラムダ-シハロトリン+TX、レピメクチン+TX、ルフェヌロン+TX、メタフルミゾン+TX、メタアルデヒド+TX、メタム+TX、メソミル+TX、メトキシフェノジド+TX、メトフルトリン+TX、メトルカルブ+TX、メキサカルベート+TX、ミルベメクチン+TX、モンフルオロトリン+TX、ニクロサミド+TX、ニテンピラム+TX、ニチアジン+TX、オメトエート+TX、オキサミル+TX、オキサゾフル+TX、パラチオン-エチル+TX、ペルメトリン+TX、フェノトリン+TX、ホスホカルブ+TX、ピペロニルブトキシド+TX、ピリミノカルブ+TX、ピリミホス-エチル+TX、多角体ウイルス+TX、プラレトリン+TX、プロフェノホス+TX、プフェノホス+TX、プロフルトリン+TX、プロパルギット+TX、プロペタントス+TX、プロポクスル+TX、プロチオホス+TX、プロトリフェンブト+TX、ピフルブミド+TX、ピメトロジン+TX、ピラクロホス+TX、ピラフルプロール+TX、ピリダベン+TX、ピリダリル+TX、ピリフルキナゾン+TX、ピリミジフェン+TX、ピリモストロビン+TX、ピリプロール+TX、ピリプロキシフェン+TX、レスメトリン+TX、サルラネル+TX、セラメクチン+TX、シラフルオフェン+TX、スピネトラム+TX、スピノサド+TX、スピロジクロフェン+TX、スピロメシフェン+TX、スピロピジオン+TX、スピロテトラマト+TX、スルホクサフロール+TX、テブフェノジド+TX、テブフェンピラド+TX、テブピリミホス+TX、テフルトリン+TX、テメホス+TX、テトラクロラニリプロール(tetrachloraniliprole)+TX、テトラジホン+TX、テトラメトリン+TX、テトラメチルフルトリン+TX、テトラナクチン+TX、テトラニリプロール+TX、シータ-シペルメトリン+TX、チアクロプリド+TX、チアメトキサム+TX、チオシクラム+TX、チオジカルブ+TX、チオファノックス+TX、チオメトン+TX、チオスルタップ+TX、チオキサザフェン+TX、オルフェンピラド+TX、トキサフェン+TX、トラロメトリン+TX、トランスフルトリン+TX、トリアザメート+TX、トリアゾホス+TX、トリクロルホン+TX、トリクロロネート+TX、トリクロルホン+TX、トリフルメゾピリム+TX、チクロピラゾフロル+TX、ゼータ-シペルメトリン+TX、メラッセ(melasse)に由来する海藻及び植物発酵物の抽出物+TX、尿素を含むメラッセに由来する海藻及び植物発酵物の抽出物+TX、アミノ酸+TX、カリウム及びモリブデン及びEDTAキレートマンガン+TX、海藻及び植物発酵物の抽出物+TX、植物ホルモンを含む海藻及び植物発酵物の抽出物+TX、ビタミン+TX、EDTAキレート銅+TX、亜鉛+TX、並びに鉄+TX、アザジラクチン+TX、バチルス・アイザワイ(Bacillus aizawai)+TX、バチルス・シチノスポラス(Bacillus chitinosporus)AQ746(NRRLアクセッション番号B-21 618)+TX、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)+TX、バチルス・クルスタキ(Bacillus kurstaki)+TX、バチルス・マイコイデス(Bacillus mycoides)AQ726(NRRLアクセッション番号B-21664)+TX、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)(NRRLアクセッション番号B-30087) +TX、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)AQ717(NRRLアクセッション番号B-21662)+TX、バチルス種(Bacillus sp.)AQ178(ATCCアクセッション番号53522)+TX、バチルス種(Bacillus sp.)AQ175(ATCCアクセッション番号55608)+TX、バチルス種(Bacillus sp.)AQ177(ATCCアクセッション番号55609)+TX、バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)不特定+TX、バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)AQ153(ATCCアクセッション番号55614)+TX、バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)AQ30002(NRRLアクセッション番号B-50421)+TX、バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)AQ30004(NRRLアクセッション番号B-50455)+TX、バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)AQ713(NRRLアクセッション番号B-21661)+TX、バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)AQ743(NRRLアクセッション番号B-21665)+TX、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)AQ52(NRRLアクセッション番号B-21619)+TX、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)BD#32(NRRLアクセッション番号B-21530)+TX、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)亜種クルスタキ(kurstaki)BMP 123+TX、ベアウベリア・バッシアナ(Beauveria bassiana)+TX、D-リモネン+TX、グラニュロウイルス+TX、ハーピン+TX、ヘリコベラパ・アルミゲラ(Helicoverpa armigera)核多角体ウイルス+TX、ヘリコベラパ・ゼア(Helicoverpa zea)核多角体ウイルス+TX、ヘリオテス・ビレセンス(Heliothis virescens)核多角体ウイルス+TX、ヘリオテス・プンクチゲラ(Heliothis punctigera)核多角体ウイルス+TX、メタルジウム種(Metarhizium spp.)+TX、ムスコドル・アルブス(Muscodor albus)620(NRRLアクセッション番号30547)+TX、ムスコドル・ロセウス(Muscodor roseus)A3-5(NRRLアクセッション番号30548)+TX、ニームツリー系生成物+TX、パエシロミセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)+TX、パエシロミセス・リラシウス(Paecilomyces lilacinus)+TX、パステウリア・ニシザワエ(Pasteuria nishizawae)+TX、パステウリア・ペネトランス(Pasteuria penetrans)+TX、パステウリア・ラモサ(Pasteuria ramosa)+TX、パステウリア・トルネイ(Pasteuria thornei)+TX、パステウリア・ウサガエ(Pasteuria usgae)+TX、P-シメン+TX、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)顆粒病ウイルス+TX、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)核多角体ウイルス+TX、多角体ウイルス+TX、ピレトルム(pyrethrum)+TX、QRD 420(テルペノイドブレンド)+TX、QRD 452(テルペノイドブレンド)+TX、QRD 460(テルペノイドブレンド)+TX、クイラジャ・サポナリア(Quillaja saponaria)+TX、ロドコッカス・グロベルラス(Rhodococcus globerulus)AQ719(NRRLアクセッション番号B-21663)+TX、スポドテラ・フルギペルダ(S
podoptera frugiperda)核多角体ウイルス+TX、ストレプトマイセス・ガルブス(Streptomyces galbus)(NRRLアクセッション番号30232)+TX、ストレプトマイセス種(Streptomyces sp.)(NRRLアクセッション番号B-30145)+TX、テルペノイドブレンド+TX、並びにベルチシリウム種(Verticillium spp.)。
【0089】
本発明の化合物は単独で使用することもできるが、一般的に、担体、溶媒及び界面活性剤(SFA)などの配合補助剤を用いて組成物に配合される。従って、本発明はさらに、本発明の化合物と、農学的に許容される配合補助剤とを含む組成物を提供する。また、本発明の化合物と、農学的に許容される配合補助剤とから本質的になる組成物も提供される。また、本発明の化合物と、農学的に許容される配合補助剤とからなる組成物も提供される。
【0090】
本発明はさらに、本発明の化合物と、農学的に許容可能な配合補助剤とを含む植物成長調節組成物を提供する。実質的に、本発明の化合物と、農学的に許容可能な配合補助剤とからなる植物成長調節組成物も提供されている。本発明の化合物と農学的に許容可能な配合補助剤とからなる植物成長調節組成物もまた提供されている。
【0091】
本発明は、本発明の化合物と、農学的に許容可能な配合補助剤とを含む植物非生物的ストレス管理組成物をさらに提供する。本発明の化合物と、農学的に許容可能な配合補助剤とから本質的になる植物非生物的ストレス管理組成物も提供される。本発明の化合物と、農学的に許容可能な配合補助剤とからなる植物非生物的ストレス管理組成物も提供される。
【0092】
本発明は、本発明の化合物と、農学的に許容可能な配合補助剤とを含む種子発芽促進剤組成物をさらに提供する。本発明の化合物と、農学的に許容可能な配合補助剤とから本質的になる種子発芽促進剤組成物も提供される。本発明の化合物と、農学的に許容可能な配合補助剤とからなる種子発芽促進剤組成物も提供される。
【0093】
すぐに使用できる組成物を作ることもできるが、組成物は、使用前に希釈される濃縮物の形態であってもよい。最終の希釈は通常水で行われるが、水の代わりに或いは水に加えて、例えば、液体肥料、微量栄養素、生物有機体、油又は溶媒を用いて行うこともできる。
【0094】
組成物は、一般的に、0.1~99重量%、特に0.1~95重量%の本発明の化合物と、好ましくは0~25重量%の界面活性物質を含む1~99.9重量%の配合補助剤とを含む。
【0095】
組成物はいくつかの配合物タイプから選択することができ、そのうちの多くは、Manual on Development and Use of FAO Specifications for Plant Protection Products,5th Edition,1999から知られている。これらには、吐粉性(dustable)粉末(DP)、可溶性粉末(SP)、水溶性顆粒(SG)、水分散性顆粒(WG)、湿潤性粉末(WP)、顆粒(GR)(緩効性又は速効性)、可溶性濃縮物(SL)、油混和性液体(OL)、超微量液体(UL)、乳化性濃縮物(EC)、分散性濃縮物(DC)、エマルション(水中油型(EW)及び油中水型(EO)の両方)、マイクロエマルション(ME)、懸濁液濃縮物(SC)、エアロゾル、カプセル懸濁液(CS)及び種子処理配合物が含まれる。任意の場合に選択される配合物は、想定される特定の目的と、本発明の化合物の物理的、化学的及び生物学的特性とに依存するであろう。
【0096】
吐粉性粉末(DP)は、本発明の化合物と、1つ又は複数の固体希釈剤(例えば、天然クレイ、カオリン、葉ろう石、ベントナイト、アルミナ、モンモリロナイト、キーゼルグール、チョーク、ケイ藻土、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム及びマグネシウム、硫黄、石灰、小麦粉、タルク、並びに他の有機及び無機固体担体)とを混合し、この混合物を機械的に粉砕して微粉末にすることによって調製され得る。
【0097】
可溶性粉末(SP)は、本発明の化合物と、1つ若しくは複数の水溶性無機塩(例えば、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム又は硫酸マグネシウムなど)又は1つ若しくは複数の水溶性有機個体(例えば、多糖など)と、任意に、1つ若しくは複数の湿潤剤、1つ若しくは複数の分散剤、又は前記薬剤の混合物とを混合して、水分散性/溶解性を改善することによって調製され得る。次に、この混合物は微粉末に粉砕される。同様の組成物を顆粒化して、水溶性顆粒(SG)を形成することもできる。
【0098】
湿潤性粉末(WP)は、本発明の化合物と、1つ又は複数の固体希釈剤又は担体と、1つ又は複数の湿潤剤と、好ましくは1つ又は複数の分散剤と、任意に、1つ又は複数の懸濁化剤とを混合して、液体中での分散を容易にすることによって調製され得る。次に、この混合物は微粉末に粉砕される。同様の組成物を顆粒化して、水分散性顆粒(WG)を形成することもできる。
【0099】
顆粒(GR)は、本発明の化合物と、1つ又は複数の粉末固体希釈剤又は担体との混合物を顆粒化することによって、或いは予め形成されたブランクの顆粒から、本発明の化合物(又は適切な薬剤中のその溶液)を多孔質顆粒状材料(例えば、軽石、アタパルジャイトクレイ、フラー土、キーゼルグール、ケイ藻土又は粉砕トウモロコシ穂軸など)中に吸収させることによって、或いは本発明の化合物(又は適切な薬剤中のその溶液)を硬質コア材料(例えば、砂、ケイ酸塩、鉱物炭酸塩、硫酸塩又はリン酸塩など)上に吸着させ、必要に応じて乾燥させることによって形成され得る。吸収又は吸着を助けるために一般的に使用される薬剤には、溶媒(例えば、脂肪族及び芳香族石油系溶媒、アルコール、エーテル、ケトン及びエステルなど)及び固着剤(例えば、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、デキストリン、糖及び植物油など)が含まれる。1つ又は複数の他の添加剤(例えば、乳化剤、湿潤剤又は分散剤)も顆粒中に含まれ得る。
【0100】
分散性濃縮物(DC)は、本発明の化合物を、水又は有機溶媒(例えば、ケトン、アルコール又はグリコールエーテルなど)中に溶解させることによって調製され得る。これらの溶液は、界面活性剤(例えば、水での希釈を改善するため、又は噴霧タンク中での結晶化を防止するため)を含有していてもよい。
【0101】
乳化性濃縮物(EC)又は水中油型エマルション(EW)は、本発明の化合物を、有機溶媒(任意に、1つ若しくは複数の湿潤剤、1つ若しくは複数の乳化剤、又は前記薬剤の混合物を含有する)中に溶解させることによって調製され得る。ECにおける使用に適した有機溶媒には、芳香族炭化水素(例えば、SOLVESSO 100、SOLVESSO 150及びSOLVESSO 200によって例示されるアルキルベンゼン又はアルキルナフタレンなど;SOLVESSOは登録商標である)、ケトン(例えば、シクロヘキサノン又はメチルシクロヘキサノンなど)及びアルコール(例えば、ベンジルアルコール、フルフリルアルコール又はブタノールなど)、N-アルキルピロリドン(例えば、N-メチルピロリドン又はN-オクチルピロリドンなど)、脂肪酸のジメチルアミド(例えば、C8~C10脂肪酸ジメチルアミドなど)、並びに塩素化炭化水素が含まれる。EC生成物は、水への添加で自然に乳化して、適切な器具による噴霧適用を可能にするために十分な安定性を有するエマルションを生じ得る。
【0102】
EWの調製は、本発明の化合物を、液体(室温で液体でない場合には、妥当な温度、通常70℃よりも低い温度で溶融され得る)として、或いは溶液(適切な溶媒中に溶解させることにより)において得るステップと、次に、得られた液体又は溶液を、1つ又は複数のSFAを含有する水中に高せん断下で乳化させて、エマルションを生成するステップとを含む。EWにおける使用に適した溶媒には、植物油、塩素化炭化水素(例えば、クロロベンゼンなど)、芳香族溶媒(例えば、アルキルベンゼン又はアルキルナフタレンなど)、及び水中の溶解度が低い他の適切な有機溶媒が含まれる。
【0103】
マイクロエマルション(ME)は、1つ又は複数の溶媒及び1つ又は複数のSFAのブレンドと水を混合して、熱力学的に安定した等方性液体配合物を自然に生じさせることによって調製され得る。本発明の化合物は、最初は、水又は溶媒/SFAブレンドのいずれかに存在する。MEにおいて使用するのに適した溶媒には、EC又はEWにおける使用について上記で記載したものが含まれる。MEは水中油系又は油中水系(どの系が存在するかは伝導度の測定によって決定され得る)のいずれかでよく、水溶性及び油溶性の害虫駆除剤を同じ配合物中に混合するのに適切であり得る。MEは水中への希釈に適しており、マイクロエマルションのまま残るか、或いは従来の水中油型エマルションが形成される。
【0104】
懸濁液濃縮物(SC)は、本発明の化合物の微粉化した不溶性固体粒子の水性又は非水性懸濁液を含み得る。SCは、適切な媒体中の本発明の固体化合物を、任意に1つ又は複数の分散剤と共に、ボール又はビーズミル粉砕して、化合物の微粒子懸濁液を生成することによって調製され得る。1つ又は複数の湿潤剤が組成物中に含まれていてもよく、粒子の沈降速度を低下させるために懸濁剤が含まれていてもよい。或いは、本発明の化合物は乾式粉砕され、上記の薬剤を含有する水に添加されて、所望の最終生成物を生成してもよい。
【0105】
エアロゾル配合物は、本発明の化合物と、適切な噴射剤(例えば、n-ブタン)とを含む。また本発明の化合物は適切な媒体(例えば、水、又はn-プロパノールなどの水混和性液体)中に溶解又は分散されて、手で作動される非加圧式噴霧ポンプにおいて使用するための組成物を提供し得る。
【0106】
カプセル懸濁液(CS)はEW配合物の調製と同様の方法で調製され得るが、油滴の水性分散体が得られ、各油滴が高分子シェルによりカプセル化されて、本発明の化合物と、任意に、そのための担体又は希釈剤とを含有するように、付加的な重合段階を伴う。高分子シェルは、界面重縮合反応又はコアセルベーション法のいずれかで生成され得る。本組成物は本発明の化合物の制御放出を提供することができ、種子処理のために使用され得る。また本発明の化合物は生分解性高分子マトリックス中に配合されて、化合物のゆっくりした制御放出を提供し得る。
【0107】
本組成物は、例えば、表面における湿潤、保持又は分配;処理表面における雨への抵抗性;又は本発明の化合物の取込み若しくは移動性を改善することにより、組成物の生物学的性能を改善するために1つ又は複数の添加剤を含み得る。このような添加剤には、界面活性剤(SFA)と、例えば特定の鉱油又は天然植物油(例えば、大豆油及び菜種油など)などの油に基づいた噴霧添加剤と、これら及び他の生物学的増強(bio-enhancing)補助剤(本発明の化合物の作用を補助又は変更し得る成分)のブレンドとが含まれる。
【0108】
湿潤剤、分散剤及び乳化剤は、カチオン性、アニオン性、両性又は非イオン性タイプのSFAであり得る。
【0109】
カチオン性タイプの適切なSFAには、第4級アンモニウム化合物(例えば、臭化セチルトリメチルアンモニウム)、イミダゾリン及びアミン塩が含まれる。
【0110】
適切なアニオン性SFAには、脂肪酸のアルカリ金属塩、硫酸の脂肪族モノエステルの塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)、スルホン化芳香族化合物の塩(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、ブチルナフタレンスルホナート、並びにジイソプロピル-及びトリイソプロピル-ナフタレンスルホン酸ナトリウムの混合物)、エーテル硫酸塩、アルコールエーテル硫酸塩(例えば、ラウレス-3-硫酸ナトリウム)、エーテルカルボン酸塩(例えば、ラウレス-3-カルボン酸ナトリウム)、リン酸エステル(1つ又は複数の脂肪アルコールと、リン酸(主に、モノ-エステル)又は五酸化リン(主に、ジエステル)との反応、例えば、ラウリルアルコールと四リン酸との反応の生成物;さらに、これらの生成物はエトキシル化され得る)、スルホスクシンアマート(sulphosuccinamate)、パラフィン又はオレフィンスルホナート、タウラート及びリグノスルホナートが含まれる。
【0111】
両性タイプの適切なSFAには、ベタイン、プロピオナート及びグリシナートが含まれる。
【0112】
非イオン性タイプの適切なSFAには、アルキレンオキシド(例えば、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド又はこれらの混合物など)と、脂肪アルコール(例えば、オレイルアルコール又はセチルアルコールなど)又はアルキルフェノール(例えば、オクチルフェノール、ノニルフェノール又はオクチルクレゾールなど)との縮合生成物;長鎖脂肪酸又はヘキシトール無水物から誘導される部分エステル;前記部分エステルと、エチレンオキシドとの縮合生成物;ブロックポリマー(エチレンオキシド及びプロピレンオキシドを含む);アルカノールアミド;単純エステル(例えば、脂肪酸ポリエチレングリコールエステル);アミンオキシド(例えば、ラウリルジメチルアミンオキシド);及びレシチンが含まれる。
【0113】
適切な懸濁化剤には、親水コロイド(例えば、多糖類、ポリビニルピロリドン又はナトリウムカルボキシメチルセルロースなど)及び膨潤性クレイ(例えば、ベントナイト又はアタパルジャイトなど)が含まれる。
【0114】
本発明の化合物又は組成物は、植物、植物の部位、植物器官、植物繁殖材料又は植物の成長場所に適用され得る。
【0115】
「植物」という用語は、種子、実生、稚樹、根、塊茎、茎、柄、葉、及び果実を含む植物の全ての物理的部位を指す。
【0116】
「場所(locus)」という用語は、本明細書で使用される場合、植物が成長している区域、又は栽培植物の種子が蒔かれる区域、又は種子が土壌中に入れられであろう区域を意味する。これには、土壌、種子、及び実生、並びに確立された植生が含まれる。
【0117】
「植物繁殖材料」という用語は、植物の全ての生殖部位(例えば、種子)又は植物の増殖性部位(例えば、挿し木及び塊茎など)を示す。これには、厳密な意味での種子、並びに植物の根、果実、塊茎、鱗茎、根茎、及び部位が含まれる。
【0118】
適用は、一般的に、通常はトラクター搭載の大面積用噴霧器により組成物を噴霧することによって行われるが、散粉(粉末の場合)、滴下又は灌注などの他の方法も使用することができる。或いは、組成物は、植え付けの前又は植え付け時に、畝間に或いは直接種子に適用され得る。
【0119】
本発明の化合物又は組成物は、出芽前又は出芽後に適用され得る。適切には、作物植物の成長を調節するため、又は非生物的ストレスへの耐性を増強するために組成物が使用される場合、組成物は作物の出芽後に適用され得る。種子の発芽の促進のために組成物が使用される場合、組成物は出芽前に適用され得る。
【0120】
本発明は、植え付けの前、最中、若しくは後に、又はこれらの任意の組み合わせで、本発明の化合物又は組成物を植物繁殖材料に適用することを想定する。
【0121】
有効成分は任意の生理学的状態の植物繁殖材料に適用可能であるが、一般的な手法は、処理プロセスの間に損傷を受けないように十分に耐久性の状態の種子を使用することである。通常、種子は、フィールドから収穫され、植物から取り外され、そして任意の穂軸、柄、外側の殻、及び周囲の髄又は他の非種子植物材料から分離されているであろう。また種子は、好ましくは、種子に対する生物学的な損傷が処理によって生じない程度に生物学的に安定であろう。処理は、種子の収穫から種子の播種までの間(播種プロセスの最中を含む)にいつでも種子に適用可能であると考えられている。
【0122】
植物繁殖材料又は植え付け場所に対する有効成分の適用又は処理のための方法は当該技術分野において知られており、粉衣、コーティング、ペレット形成及び浸漬、並びに苗床トレイ適用、畝間適用、土壌灌注、土壌注入、点滴灌漑、スプリンクラー若しくはセンターピボットによる適用、又は土壌への取込み(全面又は帯域)が含まれる。代替的又は付加的に、有効成分は、植物繁殖材料と一緒に蒔かれる適切な基材上に適用され得る。
【0123】
本発明の化合物の適用率は広い限度内で異なることができ、土壌の性質、適用方法(出芽前又は出芽後;種子粉衣;種子畝間適用;不耕起適用など)、作物植物、優勢な気候条件、並びに適用方法、適用時間及び標的作物に支配される他の因子に依存する。葉面又は灌注適用の場合、本発明に従う本発明の化合物は、通常、1~2000g/ha、特に5~1000g/haの比率で適用される。種子処理の場合、適用率は通常、100kgの種子につき0.0005~150gである。
【0124】
本発明の化合物及び組成物は、双子葉又は単子葉作物に適用され得る。本発明に従う組成物を使用することができる有用な植物の作物には、ベリー植物、例えば、ブラックベリー、ブルーベリー、クランベリー、ラズベリー及びストロベリー;穀類、例えば、大麦、トウモロコシ(コーン)、キビ、オート麦、米、ライ麦、ソルガム ライ小麦及び小麦;繊維植物、例えば、綿、麻、ジュート及びサイザル麻;農作物、例えば、糖及び飼料用ビート、コーヒー、ホップ、カラシ、菜種(キャノーラ)、ケシ、サトウキビ、ヒマワリ、茶及びタバコ;果樹、例えば、リンゴ、アンズ、アボカド、バナナ、サクランボ、柑橘類、ネクタリン、モモ、セイヨウナシ及びプラム;草、例えば、バミューダグラス、ブルーグラス、ベントグラス、センチピードグラス、フェスク、ライグラス、セントオーガスティングラス及びゾイシアグラス;ハーブ、例えば、バジル、ルリジサ、チャイブ、コリアンダー、ラベンダー、ラベージ、ミント、オレガノ、パセリ、ローズマリー、セージ及びタイムなど;マメ科植物、例えば、インゲンマメ、レンズマメ、エンドウマメ及びダイズ;堅果、例えば、アーモンド、カシュー、落花生、ヘーゼルナッツ、ピーナッツ、ペカン、ピスタチオ及びクルミ;ヤシ、例えば、アブラヤシ;観賞用植物、例えば、花、低木及び高木;他の高木、例えば、カカオ、ココナッツ、オリーヴ及びゴム;野菜、例えば、アスパラガス、ナス、ブロッコリー、キャベツ、ニンジン、キュウリ、ニンニク、レタス、マロー、メロン、オクラ、タマネギ、コショウ、ジャガイモ、カボチャ、ダイオウ、ホウレンソウ及びトマト;並びにつる植物、例えば、ブドウなどの多年生及び一年生作物が含まれる。
【0125】
作物は、天然に存在するもの、従来の育種方法によって得られるもの、又は遺伝子操作によって得られるものであると理解されるべきである。これらは、いわゆる出力形質(例えば、改善された貯蔵安定性、より高い栄養価及び改善された風味)を含有する作物を含む。
【0126】
作物は、ブロモキシニルのような除草剤、又はALS-、EPSPS-、GS-、HPPD-及びPPO-阻害剤などの除草剤の種類に対して耐性にされた作物も含むと理解されるべきである。従来の育種方法によってイミダゾリノン、例えばイマザモックスに対して耐性にされた作物の一例は、Clearfield(登録商標)サマーキャノーラである。遺伝子操作法によって除草剤に対して耐性にされた作物の例としては、例えば、商品名RoundupReady(登録商標)、Herculex I(登録商標)及びLibertyLink(登録商標)で市販されているグリホサート-及びグルホシネート-耐性トウモロコシ品種が挙げられる。
【0127】
また作物は、有害な昆虫に対して自然に耐性であるか、或いは耐性にされたものであると理解されるべきである。これには、例えば、例えば毒素産生細菌から知られているものなどの、1つ又は複数の選択的に作用する毒素を合成することができるように組換えDNA技術の使用により形質転換された植物が含まれる。発現され得る毒素の例としては、δ-エンドトキシン、植物性殺虫性タンパク質(Vip)、線虫共生細菌の殺虫性タンパク質、並びにサソリ、クモ類、スズメバチ及び真菌により産生される毒素が挙げられる。
【0128】
バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)毒素を発現するように改変された作物の一例は、BtトウモロコシKnockOut(登録商標)(Syngenta Seeds)である。殺虫剤耐性をコードする2つ以上の遺伝子を含み、従って2つ以上の毒素を発現する作物の一例は、VipCot(登録商標)(Syngenta Seeds)である。作物又はその種子材料も、多数のタイプの有害生物に対して耐性であることが可能である(遺伝子改変により形成される場合、いわゆる積層されたトランスジェニックイベント)。例えば、植物は、例えばHerculex I(登録商標)(Dow AgroSciences,Pioneer Hi-Bred International)のように、殺虫性タンパク質を発現する能力を有することができ、同時に除草剤耐性でもある。
【0129】
本発明の化合物を使用して、例えば統合化雑草防除プログラムの一環として、非作物植物の種子の発芽も促進させ得る。雑草種子の発芽の遅延により、雑草との競合を低減させることによって、より強いスタートで作物の苗を提供し得る。或いは、本発明の化合物を使用して、例えば栽培者の植え付けのタイミングの自由度を高めるために、作物植物の種子の発芽を遅延させ得る。
【0130】
通常、作物の管理において、栽培者は、本発明の化合物又は組成物に加えて、1つ又は複数の他の農学的化学物質又は生物学的製剤を使用し得る。本発明の化合物又は組成物、及びさらなる有効成分を含む混合物も提供される。
【0131】
農学的化学物質又は生物学的製剤の例としては、害虫駆除剤、例えば、殺ダニ剤、殺菌剤、殺真菌剤、除草剤、殺虫剤、殺線虫剤、植物成長調節剤、作物増強剤、薬害軽減剤、並びに植物栄養素及び植物肥料が挙げられる。適切な混合パートナーの例は、Pesticide Manual,第15版(British Crop Protection Councilにより発行)において見出すことができる。このような混合物は、同時に(例えば、予め配合された混合物又はタンク混合として)、或いは適切な時間尺度で順次、植物、植物繁殖材料又は植物の成長場所に適用され得る。害虫駆除剤と本発明との同時適用は、農業家が製品を作物に適用するのに費やす時間を最小限にするという付加利益を有する。組み合わせは、任意の手段、例えば、従来の育種又は遺伝子改変を用いて植物に組み込まれた特定の植物形質も包含し得る。
【0132】
本発明は、非生物的ストレスへの植物の耐性を改善し、植物の成長を調節又は改善し、種子発芽を促進し、及び/又は化学物質の植物毒性効果に対して植物を安全にするための、式(I)の化合物、又は式(I)に従う化合物と、農学的に許容される配合補助剤とを含む組成物の使用を提供する。
【0133】
また本発明は、非生物的ストレスへの植物の耐性を改善し、植物の成長を調節又は改善し、種子発芽を促進し、及び/又は化学物質の植物毒性効果に対して植物を安全にするための、本発明の化合物、組成物又は混合物の使用も提供する。
【0134】
配合例
【0135】
【0136】
有効成分を、補助剤と十分に混合し、この混合物を、適切な粉砕機で十分に粉砕し、水で希釈して所望の濃度の懸濁液を得ることができる湿潤性粉末が得られる。
【0137】
【0138】
有効成分を、補助剤と十分に混合し、この混合物を、適切な粉砕機で十分に粉砕して、種子処理に直接使用され得る粉末が得られる。
【0139】
乳化性濃縮物
有効成分[式(I)の化合物] 10%
オクチルフェノールポリエチレングリコールエーテル 3%
(エチレンオキシド 4~5mol)
ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム 3%
ヒマシ油ポリグリコールエーテル(エチレンオキシド 35mol) 4%
シクロヘキサノン 30%
キシレン混合物 50%
【0140】
植物保護で使用され得る、任意の必要な希釈のエマルションを、水での希釈により、この濃縮物から得ることができる。
【0141】
【0142】
有効成分と担体とを混合し、この混合物を適切な粉砕機で粉砕することにより、使用可能な粉末が得られる。そのような粉末をまた、種子用の乾燥肥料にも使用し得る。
【0143】
押出機用顆粒
有効成分[式(I)の化合物] 15%
リグノスルホン酸ナトリウム 2%
カルボキシメチルセルロース 1%
カオリン 82%
【0144】
有効成分を、補助剤と混合して粉砕し、この混合物を水で湿らせる。この混合物を押し出し、次いで空気流で乾燥させる。
【0145】
被覆顆粒
有効成分[式(I)の化合物] 8%
ポリエチレングリコール(分子量200) 3%
カオリン 89%
【0146】
微粉砕された有効成分を、ミキサー中で、ポリエチレングリコールで湿らせたカオリンに均一に塗布する。このようにして、非粉末状被覆顆粒が得られる。
【0147】
懸濁液濃縮物
有効成分[式(I)の化合物] 40%
プロピレングリコール 10%
ノニルフェノールポリエチレングリコールエーテル(エチレンオキシド 15mol) 6%
リグノスルホン酸ナトリウム 10%
カルボキシメチルセルロース 1%
シリコーン油(水中に75%エマルションの形態) 1%
水 32%
【0148】
微粉砕された有効成分を、補助剤と密接に混合して、水での希釈により任意の所望の希釈の懸濁液を得ることができる懸濁液濃縮物が得られる。そのような希釈液を使用して、噴霧、注入、又は浸漬により、生きている植物及び植物繁殖材料を処理して微生物の侵入から保護し得る。
【0149】
種子処理用の流動性濃縮物
有効成分[式(I)の化合物] 40%
プロピレングリコール 5%
コポリマー ブタノールPO/EO 2%
トリスチレンフェノール及びEO 10~20モル 2%
1,2-ベンゾイソチアゾリン-3-オン(水中に20%溶液の形態) 0.5%
モノアゾ色素カルシウム塩 5%
シリコーン油(水中に75%エマルションの形態) 0.2%
水 45.3%
【0150】
微粉砕された有効成分を、補助剤と密接に混合して、水での希釈により任意の所望の希釈の懸濁液を得ることができる懸濁液濃縮物が得られる。そのような希釈液を使用して、噴霧、注入、又は浸漬により、生きている植物及び植物繁殖材料を処理して微生物の侵入から保護し得る。
【0151】
徐放カプセル懸濁液
式(I)の化合物の組合わせ 28部を、芳香族溶媒 2部、及びトルエン ジイソシアネート/ポリメチレン-ポリフェニルイソシアネート混合物(8:1) 7部と混合する。この混合物を、所望の粒径が得られるまで、ポリビニルアルコール 1.2部、消泡剤 0.05部、及び水 51.6部の混合物で乳化させる。このエマルションに、水 5.3部中の1,6-ジアミノヘキサン 2.8部の混合物を添加する。この混合物を、重合反応が完了するまで撹拌する。得られたカプセル懸濁液を、増粘剤 0.25部、及び分散剤 3部を添加することにより安定化させる。カプセル懸濁液製剤は、28%の有効成分を含む。中程度のカプセル直径は、8~15ミクロンである。
【0152】
得られた製剤を、目的に適した装置で、水性懸濁液として種子に適用する。
【実施例】
【0153】
下記の実施例は、本発明を例示するものである。
【0154】
化合物の合成及び特徴付け
本節全体を通して、下記の略語が使用される:DMF=N,N-ジメチルホルムアミド;M=モル濃度;DME=1,2-ジメトキシエタン;THF=テトラヒドロフラン;M.p.=融点;r.t.=室温;Rt=保持時間;MH+=分子カチオン(即ち、実測分子量)。
【0155】
本明細書全体を通して、温度は、摂氏(℃)で示されており、「m.p.」は、融点を意味する。LC/MSは、液体クロマトグラフィー質量分析及び装置の説明を意味しており、化合物の分析には、下記のHPLC-MS法の説明を使用した。
【0156】
方法A:エレクトロスプレー源(極性:陽イオン又は陰イオン、キャピラリー:3.00kV、コーン:30.00V、抽出器:2.00V、ソース温度:100℃、脱溶媒和温度:250℃、コーンガス流:50L/Hr、脱溶媒和ガス流量:400L/Hr、質量範囲:100~900Da)を備えるWaters(シングル四重極型質量分光計)製のZQ Mass Spectrometer、並びに、Waters製のAcquity UPLC(溶剤デガッサ、バイナリポンプ、被加熱カラムコンパートメント及びダイオード-アレイ検出器においてスペクトルを記録した。カラム:Waters製のUPLC HSS T3、1.8μm、30×2.1mm、温度:60℃、流量0.85mL/min;DAD波長範囲(nm):210~500)溶剤勾配:A=H2O+5%MeOH+0.05%HCOOH、B=アセトニトリル+0.05%HCOOH)勾配:0分間 10% B;0~1.2分間 100% B;1.2~1.50分間 100% B。
【0157】
実施例1:この実施例は、エチル (E)及び/又は(Z)-2-(2,3-ジメチルインドール-1-イル)-3-[(3,4-ジメチル-5-オキソ-2H-フラン-2-イル)オキシ]プロパ-2-エノエート(化合物I-30)の調製を例示する。
【化9】
アルゴン下で、N,N-ジメチルホルムアミド(14mL)中の2,3-ジメチルインドール(13.6mmol、2.00g)の溶液に、カリウム tert-ブトキシド(16.4mmol、1.93g)を添加した。5分にわたる撹拌後、ブロモ酢酸エチル(20.5mmol、2.31mL)を滴下し、この反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を、水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。まとめた有機層を、10%塩化リチウム水溶液で洗浄し、次いでブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン中の酢酸エチル)による粗物質の精製により、式IV-29の化合物を、88%収率(12.0mmol、2.77g)で得た。LCMS(方法A):R
t 1.08分;ES
+ 232(M+H
+)。
【0158】
【化10】
式IV-29の化合物(上記で説明したように調製した、12.0mmol、2.77g)を、Bredereck試薬(35.9mmol、8.23mL)に溶解させた。この反応混合物を、130℃まで加熱し、30分にわたり撹拌した。室温まで冷却した後、この反応混合物を、ブラインで希釈し、酢酸エチルで抽出した。まとめた有機層を、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮して、化合物IIa-29を得た。次いで、式IIa-29の化合物を、テトラヒドロフラン(49mL)に溶解させ、塩酸水溶液(2M、29.1mL)を添加した。この反応混合物を、1時間にわたり室温で撹拌した。次いで、塩酸水溶液(2M、29.1mL)を再度添加し、さらに3日にわたり撹拌した。この反応物を、ブラインで希釈し、酢酸エチルで抽出した。まとめた有機層を、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン中の酢酸エチル)による粗物質の精製により、式IIa-29の化合物を、41%収率(5.90mmol、1.53g)で得た。LCMS(方法A):R
t 0.99分;ES
+ 260(M+H
+)。
【0159】
【化11】
式II-29の化合物(上記で説明したように調製した、2.89mmol、0.750g)を、1,2-ジメトキシエタン(9.6mL)に懸濁させ、カリウム tert-ブトキシド(3.47mmol、0.402g)を添加した。5分にわたる撹拌後、1,2-ジメトキシエタン(2mL)中の2-クロロ-3,4-ジメチル-2H-フラン-5-オン(4.34mmol、0.636g)の溶液を滴下した。この反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を、塩化アンモニウムの飽和水溶液及びブラインで希釈した。次いで、酢酸エチルで抽出した。まとめた有機層を、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン中の酢酸エチル)による粗物質の精製により、式I-30の化合物を、52%収率(1.52mmol、0.560g)で得た。LCMS(方法A):R
t 1.12分;ES
+ 370(M+H
+)。
【0160】
2-クロロ-3,4-ジメチル-2H-フラン-5-オンを、文献で報告されているように使用して当業者により調製し得る(“Design of photoaffinity labeling probes derived from 3,4,5-trimethylfuran-2(5H)-one for mode of action elucidation”,Tetrahedron(2016),72,3809-3817を参照されたい)。
【0161】
実施例2:この実施例は、(E)及び/又は(Z)-2-インダゾール-1-イル-3-[(4-メチル-5-オキソ-2H-フラン-2-イル)オキシ]プロパ-2-エンニトリル(化合物I-43)の調製を例示する。
【化12】
アルゴン下で、N,N-ジメチルホルムアミド(17mL)中の1H-インダゾール(16.6mmol、2.00g)の溶液に、カリウム tert-ブトキシド(19.9mmol、2.35g)を添加した。5分にわたる撹拌後、ブロモアセトニトリル(24.9mmol、1.79mL)を滴下し、この反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を、水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。まとめた有機層を、10%塩化リチウム水溶液で洗浄し、次いでブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン中の酢酸エチル)による粗物質の精製により、式IV-43の化合物を、88%収率(13.0mmol、2.04g)で得た。LCMS(方法A):R
t 0.73分;ES
+ 158(M+H
+)。
【0162】
【化13】
式IV-43の化合物(上記で説明したように調製した、5.27mmol、0.828g)を、Bredereck試薬(15.8mmol、3.63mL)に溶解させた。この反応混合物を、130℃まで加熱し、15分にわたり撹拌した。室温まで冷却した後、この反応混合物を、ブラインで希釈し、酢酸エチルで抽出した。まとめた有機層を、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮して、化合物IIa-43を得た。次いで、式IIa-43の化合物を、テトラヒドロフラン(21mL)に溶解させ、塩酸水溶液(2M、10.5mL)を添加した。この反応混合物を、一晩室温で撹拌した。この反応混合物を、ブラインで希釈し、酢酸エチルで抽出した。まとめた有機層を、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン中の酢酸エチル)による粗物質の精製により、式II-43の化合物を、89%収率(4.69mmol、0.870g)で得た。LCMS(方法A):R
t 0.74分;ES
+ 186(M+H
+)。
【0163】
【化14】
式II-43の化合物(上記で説明したように調製した、2.35mmol、0.435g)を、1,2-ジメトキシエタン(12mL)に溶解させ、カリウム tert-ブトキシド(2.82mmol、0.333g)を添加した。5分にわたる撹拌後、1,2-ジメトキシエタン(2mL)中の2-クロロ-4-メチル-2H-フラン-5-オン(3.52mmol、0.467g)の溶液を滴下した。この反応混合物を、室温で3日にわたり撹拌した。この反応混合物を、塩化アンモニウムの飽和水溶液及びブラインで希釈した。次いで、酢酸エチルで抽出した。まとめた有機層を、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン中の酢酸エチル)による粗物質の精製により、式I-43の化合物を、35%収率(0.811mmol、0.228g)で得た。LCMS(方法A):R
t 0.89分;ES
+ 282(M+H
+)。
【0164】
実施例3:この実施例は、(E)及び/又は(Z)-2-(3-シアノインドール-1-イル)-N-メチル-3-[(4-メチル-5-オキソ-2H-フラン-2-イル)オキシ]プロパ-2-エンアミド(化合物I-82)の調製を例示する。
【化15】
アルゴン下で、N,N-ジメチルホルムアミド(14mL)中の3-シアノインドール(13.8mmol、2.00g)の溶液に、カリウム tert-ブトキシド(16.6mmol、1.95g)を添加した。5分にわたる撹拌後、2-クロロ-N-メチルアセトアミド(20.7mmol、2.29g)を滴下し、この反応混合物を、室温で30分にわたり撹拌した。この反応混合物を、水に注ぎ、沈殿物が形成された。この沈殿物を、ろ別し、水で洗浄し、減圧下で乾燥させて、式IV-82の化合物(13.8mmol、3.28g)を得た。得られた粗物質を、さらに精製することなく使用した。LCMS(方法A):R
t 0.59分;ES
+ 214(M+H
+)。
【0165】
【化16】
式IV-82の化合物(上記で説明したように調製した、4.69mmol、1.00g)を、トルエン(9.4mL)に溶解させ、Bredereck試薬(14.1mmol、3.23mL)を添加した。この反応混合物を、130℃まで加熱し、30分にわたり撹拌した。室温まで冷却した後、この反応混合物を、ブラインで希釈し、酢酸エチルで抽出した。まとめた有機層を、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮して、化合物IIa-82を得た。次いで、式IIa-82の化合物を、テトラヒドロフラン(21mL)に溶解させ、塩酸水溶液(2M、10.3mL)を添加した。この反応混合物を、20分にわたり室温で撹拌した。この反応混合物を、ブラインで希釈し、酢酸エチルで抽出した。まとめた有機層を、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン中の酢酸エチル)による粗物質の精製により、式II-82の化合物を、61%収率(3.14mmol、0.758g)で得た。LCMS(方法A):R
t 0.63~0.85分;ES
+ 242(M+H
+)。
【0166】
【化17】
式II-82の化合物(上記で説明したように調製した、1.57mmol、0.379g)を、1,2-ジメトキシエタン(7.9mL)に溶解させ、カリウム tert-ブトキシド(1.89mmol、0.223g)を添加した。5分にわたる撹拌後、1,2-ジメトキシエタン(2mL)中の2-クロロ-4-メチル-2H-フラン-5-オン(2.36mmol、0.312g)の溶液を滴下した。この反応混合物を、室温で一晩撹拌した。この反応混合物を、塩化アンモニウムの飽和水溶液及びブラインで希釈した。次いで、酢酸エチルで抽出した。まとめた有機層を、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン中の酢酸エチル)による粗物質の精製により、式I-82の化合物を、35%収率(0.811mmol、0.228g)で得た。LCMS(方法A):R
t 0.83分;ES
+ 338(M+H
+)。
【0167】
【表5-1】
【表5-2】
【表5-3】
【表5-4】
【表5-5】
【表5-6】
【表5-7】
【表5-8】
【表5-9】
【表5-10】
【表5-11】
【表5-12】
【表5-13】
【表5-14】
【表5-15】
【表5-16】
【0168】
生物学的実施例
実施例B1:コーン葉の暗闇誘起老化
ストリゴラクトンが、恐らくはD14受容体シグナル伝達を介して、葉の老化を調節する(加速させる)ことが知られている。
【0169】
コーン植物(品種Multitop)を、相対湿度75%及び23~25℃の温室で6週間栽培した。直径1.4cmの葉片を、0.5%DMSOの最終濃度の濃度勾配(100μM~0.0001μM)でテスト化合物を含有する24ウェルプレートに入れた。各濃度を12回反復でテストした。プレートをシールフォイルでシールした。フォイルに穴を空け、各ウェルにおいてガス交換を行った。プレートを完全に暗闇中の気候チャンバ中に置いた。プレートを、75%湿度及び23℃のチャンバ中において8日間インキュベートした。0、5、6、7及び8日目に、各プレートの写真を撮影し、Image Jソフトウェアを用いて開発したマクロによりイメージ分析を実施した。イメージ分析を用いて、50%の老化が達成された(IC50)濃度を判定した(表3を参照のこと)。値が低いほど、老化の誘起効力が高いものである。
【0170】
下記の化合物は、3μMよりも低いIC50を示す:I-47-Z、I-37-Z、I-33-E、I-83-Z、I-82-Z、I-47-E、I-43-Z、I-86-Z、I-34-Z、I-66-Z、I-67-Z、I-88-Z、I-64-Z、I-69-Z、I-68-Z、I-8-Z、I-2-Z、I-9-Z、I-3-Z、I-51-Z、I-50-Z、I-30-Z、I-29-Z、I-79-Z、I-78-Z、I-65-Z、I-46-Z、I-35-Z、I-31-Z、I-59-Z、I-25-Z、I-26-Z、I-80-Z、I-81-Z、I-42-Z、I-61-Z、I-60-Z、I-56-Z、I-57-Z、I-28-Z、I-27-Z、I-11-Z、I-5-Z、I-90-Z、I-62-Z、I-73-Z、I-72-Z、I-70-Z、I-7-Z、I-1-Z。
【0171】
実施例B2:ヨシムラクトングリーン(Yoshimulactone green)(YLG)置き換えアッセイ
ヨシムラクトングリーン(YLG)は、ストリゴラクトン受容体D14に対する蛍光アゴニストであり、若干の変更を行ないつつ既に説明されているように、試験化合物の結合親和性を評価するための競合アッセイで使用した(M.Yoshimura,A.Sato,K.Kuwata,Y.Inukai,T.Kinoshita,K.Itami,Y.Tsuchiya,S.Hagihara,‘Discovery of shoot branching regulator targeting strigolactone receptor DWARF14’,ACS Cent.Sci.2018,4,230-234)。ZmD14(1μg)を、室温で5分にわたり、緩衝液(PBS、0.1%BSA)中において、試験化合物の存在下にて及び非存在下にてインキュベートし、その後、YLGを1μMまで添加した。最終反応体積は、150μLであり、全てのウェルは、1% DMSOを含んでいた。D14によるYLG加水分解の程度を、反応の線形段階中の単一時点で、Mithras LB 940プレートリーダー(Berthold Technologies)にて蛍光強度(励起:480nm、発光:520nm)を測定することにより評価した。半最大阻害濃度(IC50)値を、8点希釈曲線(30μM最高濃度、3倍希釈)上の試験化合物に関するDMSO対照に対する正規化蛍光強度から決定した。
【0172】
下記の化合物は、5μMよりも低いIC50を示す:I-47-Z、I-37-Z、I-33-E、I-83-Z、I-82-Z、I-47-E、I-43-Z、I-86-Z、I-34-Z、I-66-Z、I-67-Z、I-88-Z、I-64-Z、I-69-Z、I-68-Z、I-8-Z、I-2-Z、I-9-Z、I-3-Z、I-51-Z、I-50-Z、I-30-Z、I-29-Z、I-79-Z、I-78-Z、I-65-Z、I-46-Z、I-35-Z、I-31-Z、I-59-Z、I-25-Z、I-26-Z、I-80-Z、I-81-Z、I-42-Z、I-61-Z、I-60-Z、I-56-Z、I-57-Z、I-28-Z、I-27-Z、I-11-Z、I-5-Z、I-90-Z、I-62-Z、I-73-Z、I-72-Z、I-70-Z、I-7-Z、及びI-1-Z。
【国際調査報告】