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特表2023-541441複数の分散型無線周波数識別アンテナを備えたウェアラブルデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-02
(54)【発明の名称】複数の分散型無線周波数識別アンテナを備えたウェアラブルデバイス
(51)【国際特許分類】
   G06K 19/077 20060101AFI20230925BHJP
   G06F 3/01 20060101ALI20230925BHJP
【FI】
G06K19/077 236
G06F3/01 514
G06K19/077 228
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023516684
(86)(22)【出願日】2021-09-14
(85)【翻訳文提出日】2023-03-14
(86)【国際出願番号】 US2021050152
(87)【国際公開番号】W WO2022056430
(87)【国際公開日】2022-03-17
(31)【優先権主張番号】63/078,081
(32)【優先日】2020-09-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】20306127.0
(32)【優先日】2020-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519047200
【氏名又は名称】ゼブラ テクノロジーズ コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】Zebra Technologies Corporation
【住所又は居所原語表記】3 Overlook Point, Lincolnshire, Illinois 60069, United States of America
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 博子
(74)【代理人】
【識別番号】100107537
【弁理士】
【氏名又は名称】磯貝 克臣
(72)【発明者】
【氏名】ファウンテン マーク トーマス
(72)【発明者】
【氏名】スタルグレン ニルス アラン ステファン
(72)【発明者】
【氏名】ザンコーラ ロナルド
(72)【発明者】
【氏名】リモンジ ベンジャミン ジャン
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA01
5E555AA76
5E555BA38
5E555BA68
5E555BB38
5E555BC01
5E555CA43
5E555CB21
5E555DA31
5E555EA14
5E555FA00
(57)【要約】
ウェアラブルデバイスは、RFIDラジオを備え得る。当該ウェアラブルデバイスが装着される時、RFIDラジオ及びプロセッサが、ユーザの手の1または複数の指に配置され、第1RFIDアンテナが、ユーザの手の上側に配置され、第2RFIDアンテナが、ユーザの手首に配置される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェアラブルデバイスであって、
第1無線周波数識別(RFID)アンテナと、
第2RFIDアンテナと、
当該ウェアラブルデバイスの外部のRFIDオブジェクトの位置またはタイプのうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1RFIDアンテナまたは前記第2RFIDアンテナのうちの1つを活性化するように構成されたプロセッサと、
本体部と、
を備え、
前記RFIDラジオ、前記第1RFIDアンテナ、及び、前記第2RFIDアンテナは、前記本体部に沿ったそれぞれの位置に配置されている
ことを特徴とするウェアラブルデバイス。
【請求項2】
前記プロセッサは、前記RFIDオブジェクトの位置を決定するように更に構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項3】
前記RFIDオブジェクトは、第1RFIDオブジェクトであり、
前記プロセッサは、前記第1RFIDアンテナによる第2RFIDオブジェクトの読み取りが確認される時、前記第2RFIDアンテナを活性化して前記第1RFIDオブジェクトを読み取るように更に構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項4】
前記プロセッサは、当該ウェアラブルデバイスの動きが検出される時、前記第1RFIDアンテナから前記第2RFIDアンテナに切り替えて前記RFIDオブジェクトを読み取るように更に構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項5】
前記プロセッサは、加速度計、無線信号の変化、携帯電話信号の変化、または、測位信号の変化、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記動きを検出するように更に構成されている
ことを特徴とする請求項4に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項6】
当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記第1RFIDアンテナは、ユーザの手の上側に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項7】
当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記第2RFIDアンテナは、ユーザの手首またはその近くに配置される
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項8】
RFIDラジオ
を更に備え、
当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記RFIDラジオ及び前記プロセッサは、ユーザの手の1または複数の指に配置され、前記第1RFIDアンテナは、前記ユーザの手の上側に配置され、前記第2RFIDアンテナは、前記ユーザの手首に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項9】
コア電子モジュール内の前記プロセッサと通信するバーコードリーダ
を更に備え、
当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記コア電子モジュールは、前記1または複数の指に配置され、前記RFIDラジオは、前記コア電子モジュールと積み重ねられるように構成されたRFIDモジュール内に配置される
ことを特徴とする請求項8に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項10】
前記コア電子モジュール及び前記RFIDモジュールと積み重ねられるように構成されたバッテリモジュール
を更に備えたことを特徴とする請求項9に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項11】
RFIDラジオ
を更に備え、
前記プロセッサは、前記RFIDラジオを制御してRFIDアンテナを活性化するように更に構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項12】
RFIDラジオ
を更に備え、
当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記プロセッサは、ユーザの手の1または複数の指に配置され、前記RFIDラジオ及び前記第1RFIDアンテナは、前記ユーザの手の上側に配置され、前記第2RFIDアンテナは、前記ユーザの手首またはその近くに配置される
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項13】
RFIDラジオ
を更に備え、
前記プロセッサは、有線接続を介して、前記RFIDラジオに結合されている
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項14】
前記有線接続を介して前記RFIDラジオに電力を供給するように構成されたバッテリ
を更に備えたことを特徴とする請求項13に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項15】
RFIDラジオ
を更に備え、
前記プロセッサは、ワイヤレス伝送プロトコルを介して、前記RFIDラジオに結合されている
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項16】
RFIDラジオ
を更に備え、
当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記プロセッサは、ユーザの手の1または複数の指に配置され、前記RFIDラジオ及び前記第1RFIDアンテナは、前記ユーザの手首の上側に配置され、前記第2RFIDアンテナは、前記ユーザの手首の下側に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項17】
RFIDラジオ
を更に備え、
当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記プロセッサ及び前記RFIDラジオは、ユーザの手の上側に配置され、前記第1RFIDアンテナは、ユーザの手首の上側に配置され、前記第2RFIDアンテナは、前記ユーザの手首の下側に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項18】
RFIDラジオ
を更に備え、
当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記プロセッサは、ユーザの手の上側に配置され、前記RFIDラジオ及び前記第1RFIDアンテナは、ユーザの手首の上側に配置され、前記第2RFIDアンテナは、前記ユーザの手首の下側に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項19】
前記プロセッサを含むコア電子モジュール
を更に備え、
前記プロセッサは、前記RFIDラジオを制御してRFIDアンテナを活性化するように構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項20】
ウェアラブルデバイスであって、
バッテリモジュールと、
RFIDラジオを含む無線周波数識別(RFID)モジュールと、
第1RFIDアンテナと、
第2RFIDアンテナと、
プロセッサを含む電子モジュールと、
本体部と、
を備え、
前記プロセッサは、当該ウェアラブルデバイスの外部のRFIDオブジェクトの位置またはタイプのうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1RFIDアンテナまたは前記第2RFIDアンテナのうちの1つを活性化するように構成されており、
当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記バッテリモジュール、前記RFIDモジュール及び前記電子モジュールは、積み重ねられて、ユーザの手の1または複数の指に配置され、前記第1RFIDアンテナは、ユーザの手の上側に配置され、前記第2RFIDアンテナは、ユーザの手首に配置される
ことを特徴とするウェアラブルデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、全体として、ウェアラブルデバイスに関し、より具体的には、無線周波数識別(RFID)アンテナを有するウェアラブルデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のウェアラブルデバイスでは、それらのコンポーネント(例えば、電子モジュール、RFIDラジオ、RFIDアンテナ、バッテリ)が一緒に実装されている(例えば積み重ねられている)。それらは実際上、手の指や甲に装着するには、嵩張り過ぎたり、厚過ぎたり、高過ぎたり、幅広過ぎたり、重過ぎたり、し得る。例えば、ウェアラブルデバイスは、ユーザが棚構造上の物体を取り扱うときに、当該棚構造と干渉してしまう可能性がある。
【0003】
従って、改善されたウェアラブルデバイスのニーズが存在する。
【発明の概要】
【0004】
幾つかの使用例において、読み取り/書き込み機能を有するRFIDラジオ/ラジオと、異なる方向に向けられた2以上の指向性RFIDアンテナと、を備えたウェアラブルデバイスが所望されている。1つの指向性RFIDアンテナは、ユーザに向けて、または、手首の下向きなど、内向きである(例えば、ユーザの手首の内側や手首の下方に配置され、ユーザの手及び/または手首の内側に位置するパッケージ上のRFIDタグを読み取るように方向付けられた指向性放射パターンを有する)。もう1つの指向性RFIDアンテナは、ユーザから外向きである(例えば、様々な実施形態において、ユーザの手の上またはユーザの手首の外側に配置され、例えばユーザに隣接する車/バン/トラックの場所に向かう等ユーザから離れる方向に指向されるRFID通信セッション用に方向付けられた指向性放射パターンを有する)。図示の実施形態では、ウェアラブルデバイスの構成要素(コンポーネント)は、ユーザの指、ユーザの手の甲、ユーザの手首の上側、及び、ユーザの手首の下側、に分散されて、ウェアラブルデバイスの外形(輪郭)をより低く(薄く)する。これにより、柔軟性が増大し、重量が分散し、快適さが増大する。幾つかの実施形態では、ブルートゥース相互接続が、手首及び指関節の動きへの干渉を低減する。多くの形態が可能である。一実施形態では、指向性RFIDアンテナの一方または両方が、ウェアラブルデバイスがインタフェースしているかまたはインタフェースする予定のオブジェクトのタイプ及び/または位置に基づいて活性化(アクティブ化)される(例えば、RFID通信セッションを要求するオブジェクトの位置の検出または選択に基づくものを含んで、自動的にまたはウェアラブルデバイスのディスプレイ上のユーザインタフェースを介して手動で活性化される)。一実施形態では、指向性RFIDアンテナは、RFIDラジオが配置された手首及び指に取り付けられる支持体内に組み込まれる。
【0005】
一実施形態では、ウェアラブルデバイスは、第1RFIDアンテナと、第2RFIDアンテナと、プロセッサと、本体部と、を備える。前記プロセッサは、当該ウェアラブルデバイスの外部のRFIDオブジェクトの位置またはタイプのうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1RFIDアンテナまたは前記第2RFIDアンテナのうちの1つを活性化するように構成される。前記RFIDラジオ、前記第1RFIDアンテナ、及び、前記第2RFIDアンテナは、前記本体部に沿ったそれぞれの位置に配置される。
【0006】
一実施形態では、ウェアラブルデバイスは、第1RFIDアンテナと、第2RFIDアンテナと、プロセッサと、本体部と、を備える。前記プロセッサは、当該ウェアラブルデバイスによって特定されるオブジェクトのタイプを決定し、当該オブジェクトのタイプに基づいて前記第1RFIDアンテナまたは前記第2RFIDアンテナのうちの1つを活性化するように構成される。前記第1RFIDアンテナ及び前記第2RFIDアンテナは、前記本体部に沿ったそれぞれの位置に配置される。
【0007】
一実施形態では、ウェアラブルデバイスは、バッテリモジュールと、RFIDラジオを含むRFIDモジュールと、第1RFIDアンテナと、第2RFIDアンテナと、プロセッサを含む電子モジュールと、本体部と、を備える。前記プロセッサは、当該ウェアラブルデバイスの外部のRFIDオブジェクトの位置またはタイプのうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1RFIDアンテナまたは前記第2RFIDアンテナのうちの1つを活性化するように構成されている。当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記バッテリモジュール、前記RFIDモジュール及び前記電子モジュールは、積み重ねられて、ユーザの手の1または複数の指に配置され、前記第1RFIDアンテナは、ユーザの手の上側に配置され、前記第2RFIDアンテナは、ユーザの手首に配置される。
【0008】
添付の図面は、以下の詳細な説明と共に、本明細書に組み込まれて本明細書の一部を形成し、特許請求される発明を含む概念の実施形態を更に説明するのに役立ち、また、それら実施形態の様々な原理及び利点を説明するのに役立つ。添付図面において、同様の参照符号は、別個の図面を通して同一または機能的に類似の要素を指している。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1及び図2は、本開示の特徴に従う、例示的な、指及び手首に取り付けられるウェアラブルデバイスを示す。
図2図1及び図2は、本開示の特徴に従う、例示的な、指及び手首に取り付けられるウェアラブルデバイスを示す。
【0010】
図3図3は、本開示の特徴に従う、他の例示的な、指及び手首に取り付けられるウェアラブルデバイスを示す。
【0011】
図4図4は、本開示の特徴に従う、更に他の例示的な、指及び手首に取り付けられるウェアラブルデバイスを示す。
【0012】
図5図5は、本開示の特徴に従う、例示的な、手及び手首に取り付けられるウェアラブルデバイスを示す。
【0013】
図6図6は、本開示の特徴に従う、更なる例示的な、指及び手首に取り付けられるウェアラブルデバイスを示す。
【0014】
図7図7は、本開示の特徴に従う、他の例示的な、手及び手首に取り付けられるウェアラブルデバイスを示す。
【0015】
図8図8は、本明細書に記載の例示的な方法及び/または動作を実施するための、例示的な、論理回路のブロック図である。
【0016】
図9図9は、本明細書に記載の例示的な方法及び/または動作を実施するための、例示的な、方法、ハードウェアロジック、または、機械可読命令、を表すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
当業者は、図面内の要素は簡潔及び明瞭に示されていて、必ずしも一定縮尺で描かれていない、ということを理解するであろう。例えば、図面内の幾つかの要素の寸法は、本発明の実施形態の理解を改善することを助けるべく、他の要素と比較して誇張されている可能性がある。
【0018】
装置及び方法の構成要素は、適切な場合、図面内で従来の符号によって示されている。当該図面は、本明細書の記載の利益を受ける当業者にとって容易に明らかな詳細で開示を不明瞭にしないように、本発明の実施形態を理解することに関連する特定の詳細のみを示している。
【0019】
ここで、非限定的な実施例について、詳細に参照がなされる。それらの幾つかが、添付の図面に示されている。
【0020】
図1及び図2は、本開示の特徴に従う、例示的な、指及び手首に取り付けられるウェアラブルデバイス100を示す。ウェアラブルデバイス100は、バーコード、指標(しるし)、等の印刷された識別データの画像を捕捉するように、及び/または、無線周波数識別(RFID)タグ、近距離無線通信(NFC)タグ、等の電磁的に記憶された識別データを電磁的に読み取るように、構成され得る。ウェアラブルデバイス100は、コア電子モジュール104が選択的に受容される例示的なハウジング102と、コア電子モジュール104をハウジング102内に選択的に固定するためにハウジング102に(例えば、回転可能またはスライド可能に)結合される保護カバー106と、を備える。図1に示されるように、ハウジング102は、着用者の手112の1または複数の指(例えば、人差し指108及び中指110)に装着される装着可能装置としてウェアラブルデバイスデバイス100を構成するように、形成される。
【0021】
図2に最も良く示されているように、ハウジング102は、ユーザの手112の上側116を横切って下方へと延在してユーザの手首118に巻き付いて当該手首118に固定される柔軟構造114に、機械的及び電気的に、選択的に結合される。ハウジング102と柔軟構造114とは、一緒になって本体部を形成し、それに沿ってコンポーネント(構成要素)がそれぞれの位置に配置されている。第1の外向きの指向性RFIDアンテナ120は、ユーザの手112の上側116で柔軟構造114内に配置されるようになっており、第2の内向きの指向性RFIDアンテナ122は、ユーザの手首118の下側またはその近く(例えば、ユーザの手首の脈拍点の近傍)の柔軟構造114内に配置されるようになっている。代替的または追加的に、別の実施形態では、外向きの指向性RFIDアンテナが、ユーザの手首の外側で柔軟構造114内に配置され得る(例えば、RFIDアンテナ122の位置から手首の反対側に配置され得る)。幾つかの例では、ウェアラブルデバイス100は、例えばRFID機能が必要とされない時、柔軟構造114及びRFIDアンテナ120、122無しで動作可能である。
【0022】
第1の外向きRFIDアンテナ120は、ユーザの手の上方に位置するRFIDオブジェクトに向けられるRFID通信セッション用に構成されている(例えば、そのような指向性で方向付けられている)。例えば、車、バン206、トラック、(何らかの特定の)場所、棚208、等の場所識別RFIDタグ202、204に向けられる。
【0023】
第2の内向きRFIDアンテナ122は、ユーザの手の下方に位置するRFIDオブジェクトに向けられるRFID通信セッション用に構成されている(例えば、そのような指向性で方向付けられている)。例えば、ユーザの手112の内側や下方等にあって、ユーザが(既に)所持している、あるいは、これから触ろうとしている、掴もうとしている、それに向けて身振りしようとしている、または、拾い上げようとしている、パッケージ212上のオブジェクト識別子RFIDタグ210を読み取るために構成されている。
【0024】
コア電子モジュール104は、例えばウェアラブルデバイスがインタフェースすると予想される次のRFIDオブジェクトの予想位置に基づいて、RFIDアンテナ120及び122のいずれかまたは両方が特定の時間に活性(アクティブ)であることを決定する。例えば、RFID通信セッションを要求するオブジェクトの位置の検出または選択に基づくものを含んで、自動的にまたは手動で活性化される(例えば、ハウジング102上のトリガーボタン124を介して、または、ディスプレイ126上のユーザインタフェースを介して)。幾つかの例では、トラック202に荷物を積み込んでいるユーザが、RFIDアンテナ120、122を交互に活性化(起動)するように、ウェアラブルデバイスを構成し得て、その結果、それらは、内向きRFIDアンテナ122によってパッケージ210上のRFIDタグ212を読み取ることができ、次いで、外向きRFIDアンテナ220を使用してトラック202内のRFIDデバイス206と通信し得て、当該パッケージがトラック202に積み込まれたことを示すことができる。幾つかの例では、RFIDアンテナが切り替えられる前に、RFIDオブジェクトの読み取りが確認される。例えば、RFIDオブジェクトは、少なくともある閾値の受信信号強度インジケータ(RSSI)を用いて、閾値の回数(例えば、20回)、成功裏に(首尾よく)読み取られる。幾つかの例では、RFIDアンテナを切り替えるべき時(タイミング)を決定するために、動きの検出が使用される。例えば、動きは、ユーザがパッケージをトラックの方向に運んでいて、外向きRFIDアンテナ120の活性化(起動)をトリガしている、ということを示し得る。動きは、例えば、加速度計の読み取り、ワイヤレス信号(例えば、WiFi、ブルートゥース等)の変化、セルラー信号の変化、測位信号(例えば、GPS)の変化(前記の信号の三角測量に基づくものを含む)、に基づいて検出され得る。異なるタイプのRFIDオブジェクトが、異なる電子製品コード(EPC)ヘッダ値(例えば、パッケージの場合は123で始まり、トラックの場合は456で始まる)を有し、及び/または、異なる周波数範囲の信号をサポートする。幾つかの例では、RFIDアンテナ120、122は、各々、関心のある(対象とする)全てのタイプのRFIDオブジェクトと通信するように、適合され、調整され、または、構成されており、この場合、活性化されるRFIDアンテナ120、122は、予想されるRFIDオブジェクトの位置に基づく。幾つかの例では、RFIDアンテナ120、122は、RFIDオブジェクトタイプのそれぞれのサブセットと通信するように構成される(例えば、パッケージオブジェクトタイプまたは配送トラックオブジェクトタイプ等の、特定のオブジェクトタイプをエンコードする特定のEPCヘッダを有するRFIDタグのみと通信するように構成される)。この場合、活性化されるRFIDアンテナ120、122は、予想されるRFIDオブジェクトのタイプ及び/またはオブジェクト位置に基づく。
【0025】
図1及び図2の図示例では、RFIDラジオ/モジュール128及びバッテリ130が、ハウジング102内に配置されるようになっている。RFIDラジオ(無線機)128は、それぞれの超高周波(UHF)ケーブル132、134を介して、RFIDアンテナ120、122に結合されている。幾つかの例では、UHFケーブル132、134及び/またはRFIDアンテナ120、122は、交換可能である。幾つかの例では、コア電子モジュール104、RFIDモジュールとしてのRFIDラジオ128、及び、バッテリモジュール130は、ハウジング102に関連して積み重ねられ得る、または、組み合わせられ得る、モジュラーコンポーネントである。幾つかの例では、バーコードリーダ(図示せず)が、コア電子モジュール104と共にハウジング102内に配置されるようになっている。幾つかの例では、RFIDラジオ128は、マルチチャネルであり、両方のRFIDアンテナ120、122で同時にRFIDオブジェクトと対話(相互作用)可能である。
【0026】
図1及び図2は、ウェアラブルデバイス100によるコンポーネントの例示的な分布を示している。図3乃至図7は、例えば図1及び図2の柔軟構造114(簡略のために図3乃至図7には示されていない)に沿って配置されたウェアラブルデバイスによるコンポーネントの追加の例示的な分布を概略的に示している。
【0027】
図1及び図2の例と比較すると、図3の図示例では、RFIDラジオ128は、外向きのRFIDアンテナ120を伴って、ユーザの手112の上側116に配置されるようになっており、ユニバーサルシリアルバス(USB)ケーブル等の有線接続302を介してコア電子モジュール104に通信可能に結合されている。バッテリ130は、USBケーブル302を介してRFIDラジオ128に電力を供給し得る。
【0028】
図1及び図2の例と比較すると、図4の図示例では、RFIDラジオ128は、外向きのRFIDアンテナ120を伴って、ユーザの手首118の上側に配置されるようになっており、USBケーブル等の有線接続402を介してコア電子モジュール104に通信可能に結合されている。バッテリ130は、有線接続を介してRFIDラジオ128に電力を供給し得る。
【0029】
図1及び図2の例と比較すると、図5の図示例では、コア電子モジュール104、RFIDラジオ128及びバッテリ130は、ユーザの手112の上側116に配置されるようになっており、外向きのRFIDアンテナ120は、ユーザの手首118の上側に配置されるようになっている。
【0030】
図1及び図2の例と比較すると、図6の図示例では、コア電子モジュール104及びバッテリ130は、ユーザの手112の上側116に配置されるようになっており、RFIDラジオ128は、外向きのRFIDアンテナ120及び追加のバッテリ602を伴って、ユーザの手首118の上側116に配置されるようになっており、RFIDラジオ128は、ブルートゥース接続などのワイヤレス伝送プロトコル接続604を介して、コア電子モジュール104に通信可能に結合されている。
【0031】
図1及び図2の例と比較すると、図7の図示例では、RFIDラジオ128は、外向きのRFIDアンテナ120を伴って、ユーザの手112の上側116に配置されるようになっており、USBケーブル等の有線接続702を介してコア電子モジュール104に通信可能に結合されている。バッテリ130は、有線接続を介して、RFIDラジオ128に電力を供給し得る。
【0032】
分散型RFIDアンテナを有するウェアラブルデバイスの例示的な形態が、図1乃至図7に示されているが、当業者は、ウェアラブルデバイスが他の形態で分散されたRFIDアンテナを有し得ることを、容易に理解するであろう。
【0033】
図8は、コア電子モジュール104を実装するために使用され得る例示的な処理プラットフォーム800の形態の論理回路を表すブロック図である。処理プラットフォーム800は、指令(命令)を実行可能であって、例えば、本明細書に記載の例示的な方法の動作を実施可能である。例えば、本明細書に記載の例示的な方法の動作を実施可能な他の例示的な論理回路は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)及び特定用途向け集積回路(ASIC)を含む。
【0034】
図8の例示的な処理プラットフォーム800は、例えば、1または複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、及び/または、任意の好適なタイプのプロセッサ、等のプロセッサ802を含む。図8の例示的な処理プラットフォーム800は、プロセッサ802によって(例えば、メモリコントローラを介して)アクセス可能な、任意の数またはタイプの非一時的メモリ804(例えば、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、等)及び/または記憶装置を含み、そこに情報が任意の期間(例えば、永続的に、長期間に亘って、短時間、一時的なバッファリングのため、情報のキャッシュのため、等)記憶され得る。例示的なプロセッサ802は、メモリ804と対話(相互作用)して、例えば、本明細書に開示される動作に対応するメモリ804内に記憶されたコンピュータ可読命令または機械可読命令を取得する。付加的または代替的に、本明細書で説明される例示的な動作に対応するコンピュータ可読命令または機械可読命令は、1または複数の取り外し可能な媒体(例えば、光学ストレージドライブ、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、リムーバブルフラッシュメモリ、等)に記憶され得て、それは、そこに記憶されたコンピュータ可読命令または機械可読命令へのアクセスを提供するべく、処理プラットフォーム800に結合され得る。
【0035】
図8の例示的な処理プラットフォーム800は、また、例えば1または複数のネットワークを介しての他の機械との通信を可能にするために、ネットワークインタフェース806を含む。例示的なネットワークインタフェース806は、例えば、TCP/IPインタフェース、Wi-Fi(商標)トランシーバ(標準のIEEE802.11ファミリーに従う)、イーサネットトランシーバ、セルラーネットワーク無線、衛星ネットワーク無線、または、任意の他の好適な通信プロトコルまたは標準、のような、任意の好適なプロトコルに従って動作するように構成された任意の好適なタイプの通信インタフェース(例えば、有線及び/または無線のインタフェース)を含む。
【0036】
図8の例示的な処理プラットフォーム800は、また、ユーザ入力の受信及びユーザへの出力データの通信を可能にするために、入力/出力(I/O)インタフェース、回路、コンポーネント808、を含む。入力/出力(I/O)インタフェース、回路、コンポーネント808は、追加的及び/または代替的に、プロセッサ802が周辺I/Oデバイスと通信することを可能にし得る。例示的な入力/出力(I/O)インタフェース、回路、コンポーネント808は、ディスプレイ126、トリガーボタン124、ユニバーサルシリアルバス(USB)インタフェース、ブルートゥース(登録商標)インタフェース、近距離通信(NFC)インタフェース、RFIDラジオ128、RFIDアンテナ、バーコードリーダ、加速度計、全地球測位システム(GPS)レシーバ、撮像アセンブリ、及び/または、赤外線トランシーバ、を含む。周辺I/Oデバイスは、キーボード、ナビゲーションデバイス(例えば、マウス、トラックボール、静電容量式タッチパッド、ジョイスティック、等)、スピーカー、マイク、プリンター、ボタン、等の任意の所望のタイプのI/Oデバイスであり得る。
【0037】
前述の説明は、添付の図面のブロック図を参照する。当該ブロック図によって表される実施例の代替的な実装は、1または複数の追加的または代替的な要素、プロセス及び/または装置を含む。追加的または代替的に、図中の1または複数の例示的なブロックは、組み合わされ得るし、分割され得るし、再配置され得るし、あるいは、省略され得る。図中のブロックで表されるコンポーネント(構成要素)は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、並びに/または、ハードウェア、ソフトウェア及び/若しくはファームウェアの任意の組み合わせ、によって実装される。幾つかの例では、ブロックによって表されるコンポーネントの少なくとも1つが、論理回路によって実装される。本明細書で使用される場合、「論理回路」という用語は、(例えば、所定の構成(コンフィグレーション)に従う動作を介して、及び/または、記憶されたコンピュータ可読命令または機械可読命令の実行を介して)1または複数の機械を制御するように及び/または1または複数の機械の動作を実行するように構成される少なくとも1つのハードウェアコンポーネント、を含む物理デバイスとして明示的に定義される。論理回路の例は、1または複数のプロセッサ、1または複数のコプロセッサ、1または複数のマイクロプロセッサ、1または複数のコントローラ、1または複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)、1または複数のアプリケーション固有の集積回路(ASIC)、1または複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、1または複数のマイクロコントローラユニット(MCU)、1または複数のハードウェアアクセラレータ、1または複数の特殊用途(専用)コンピュータチップ、及び、1または複数のシステムオンチップ(SoC)装置、を含む。ASICまたはFPGA等の幾つかの例示的な論理回路は、動作(例えば、本明細書に記載され、存在する場合には本開示のフローチャートによって表される、1または複数の動作)を実行するために特別に構成されたハードウェアである。幾つかの例示的な論理回路は、動作(例えば、本明細書に記載され、及び/または、存在する場合には本開示のフローチャートによって表される、1または複数の動作)を実行するためにコンピュータ可読命令または機械可読命令を実行するハードウェアである。幾つかの例示的な論理回路は、特別に構成されたハードウェアと、コンピュータ可読命令または機械可読命令を実行するハードウェアと、の組み合わせを含む。前述の説明は、本明細書で説明される様々な動作、及び/または、それらの動作の流れを説明するために本明細書に添付され得るフローチャート、に言及している。そのような説明及び/またはフローチャートは、いずれも、本明細書に開示される例示的な方法を表している。幾つかの例では、フローチャートによって表される方法は、ブロック図によって表される装置を実装する。本明細書に開示される例示的な方法の代替的な実装は、追加的または代替的な動作を含み得る。更に、本明細書に開示される方法の代替的な実装の動作は、組み合わされ得るし、分割され得るし、再配置され得るし、あるいは、省略され得る。幾つかの例では、本明細書で説明される動作は、1または複数の論理回路(例えば、プロセッサ)によって実行されるために、媒体(例えば、有形のコンピュータ可読媒体または機械可読媒体)に記憶されたコンピュータ可読命令または機械可読命令(例えば、ソフトウェア及び/またはファームウェア)によって実装される。幾つかの例では、本明細書で説明される動作は、1または複数の特別に設計された論理回路(例えば、ASIC)の1または複数の構成(コンフィグレーション)によって実施される。幾つかの例では、本明細書で説明される動作は、1または複数の論理回路によって実行されるために、特別に設計された1または複数の論理回路と、媒体(例えば、有形のコンピュータ可読媒体または機械可読媒体)に記憶されたコンピュータ可読命令または機械可読命令と、の組み合わせによって実装される。
【0038】
コア電子モジュール104を実装するための例示的なプロセス、方法、ソフトウェア、コンピュータ可読命令または機械可読命令を表すフローチャート900が、図9に示されている。当該プロセス、方法、ソフトウェア及び命令は、図8のプロセッサ802等のプロセッサによって実行される、実行可能プログラムまたは実行可能プログラムの一部であり得る。当該プログラムは、コンパクトディスク(CD)、ハードドライブ、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイディスク、キャッシュ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ROM(読み取り専用メモリ)、PROM(プログラマブル読み取り専用メモリ)、EPROM(消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ)、EEPROM(電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ)、または、プロセッサ802に関連付けられた任意の他の記憶装置または記憶ディスク、等の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体または機械可読記憶媒体に記憶されるソフトウェアまたは命令において具体化され得る。それらの記憶媒体内に、情報が任意の期間(例えば、永続的に、長期間に亘って、短時間、一時的なバッファリングのため、及び/または、情報のキャッシュのため)記憶され得る。更に、図9のフローチャートを参照して例示的なプログラムが説明されるが、例示的なコア電子モジュール104を実装する多くの他の方法が、代替的に使用され得る。例えば、ブロックの実行の順序が変更され得て、及び/または、説明されたブロックの幾つかが、変更され得て、削除され得て、または、組み合わせられ得る。追加的または代替的に、ブロックのいずれかまたは全てが、ソフトウェアまたは命令を実行すること無しで対応する動作を実行するように構成された、1または複数のハードウェア回路(例えば、個別の及び/または統合されたアナログ及び/またはデジタル回路、ASIC、PLD、FPGA、FPLD、論理回路、等)によって実装され得る。
【0039】
図9の例示的なプログラムは、RFIDラジオ128が、現在アクティブであるRFIDアンテナ120、122を使用してRFIDオブジェクトをスキャンする工程から始まる(ブロック902)。コア電子モジュール104は、検出対象の次のRFIDオブジェクトのために、予想される位置及び/またはRFIDオブジェクトタイプにおける変更を探す(ブロック904)。前述のように、予想されるオブジェクト位置の変更は、当該デバイスのユーザインタフェースを介したユーザ入力に基づく場合があり得る一方、RFIDオブジェクトタイプの変更は、パッケージオブジェクトタイプや車両オブジェクトタイプ等の対応するオブジェクトタイプをエンコードするEPCヘッダを有するRFIDタグのデコードに基づく場合があり得る。ステップ906~908において、オブジェクトの予想位置またはオブジェクトタイプのいずれかが、手首の下方を含むユーザの手首から内側に位置するオブジェクトに対応する場合、当該デバイスは、手首の下方(またはユーザの手首の内側)に配置された指向性RFIDアンテナを活性化させて、信号品質を向上させる。他方、ステップ910において、オブジェクトの予想位置またはオブジェクトタイプのいずれかが、積載中の隣接車両等、ユーザの手首から外側に位置するオブジェクトに対応する場合、当該デバイスは、手の甲、または、手首の上側または外側、に配置された指向性RFIDアンテナを活性化させて、そのようなオブジェクトのRFID読み取りセッションの品質を向上させる。
【0040】
複数の分散型RFIDアンテナを有する例示的なウェアラブルデバイスが、本明細書に開示されている。更なる例示及びそれらの組み合わせは、少なくとも以下を含む。
【0041】
実施例1は、ウェアラブルデバイスであって、第1RFIDアンテナと、第2RFIDアンテナと、当該ウェアラブルデバイスの外部のRFIDオブジェクトの位置またはタイプのうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1RFIDアンテナまたは前記第2RFIDアンテナのうちの1つを活性化するように構成されたプロセッサと、本体部と、を備え、前記RFIDラジオ、前記第1RFIDアンテナ、及び、前記第2RFIDアンテナは、前記本体部に沿ったそれぞれの位置に配置されていることを特徴とするウェアラブルデバイスである。
【0042】
実施例2は、前記プロセッサが、前記RFIDオブジェクトの位置を決定するように更に構成されている、実施例1に記載のウェアラブルデバイスである。
【0043】
実施例3は、前記プロセッサが、前記RFIDオブジェクトのタイプを決定し、前記RFIDオブジェクトのタイプ及び前記RFIDオブジェクトの位置に基づいて前記第1RFIDアンテナ及び前記第2RFIDアンテナのうちの1つを活性化するように更に構成されている、実施例2のウェアラブルデバイスである。
【0044】
実施例4は、前記RFIDオブジェクトが、第1RFIDオブジェクトであり、前記プロセッサが、前記第1RFIDアンテナによる第2RFIDオブジェクトの読み取りが確認される時、前記第2RFIDアンテナを活性化して前記第1RFIDオブジェクトを読み取るように更に構成されている、実施例1のウェアラブルデバイスである。
【0045】
実施例5は、前記プロセッサが、当該ウェアラブルデバイスの動きが検出される時、前記第1RFIDアンテナから前記第2RFIDアンテナに切り替えて前記RFIDオブジェクトを読み取るように更に構成されている、実施例1のウェアラブルデバイスである。
【0046】
実施例6は、前記プロセッサが、加速度計、無線信号の変化、携帯電話信号の変化、または、測位信号の変化、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記動きを検出するように更に構成されている、実施例5のウェアラブルデバイスである。
【0047】
実施例7は、当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記第1RFIDアンテナがユーザの手の上側に配置される、実施例1乃至6のいずれかのウェアラブルデバイスである。
【0048】
実施例8は、当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記第2RFIDアンテナがユーザの手首またはその近くに配置される、実施例1乃至6のいずれかのウェアラブルデバイスである。
【0049】
実施例9は、RFIDラジオを更に備え、当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記RFIDラジオ及び前記プロセッサがユーザの手の1または複数の指に配置され、前記第1RFIDアンテナが前記ユーザの手の上側に配置され、前記第2RFIDアンテナが前記ユーザの手首に配置される、実施例1乃至6のいずれかのウェアラブルデバイスである。
【0050】
実施例10は、コア電子モジュール内の前記プロセッサと通信するバーコードリーダを更に備え、当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記コア電子モジュールが前記1または複数の指に配置され、前記RFIDラジオが前記コア電子モジュールと積み重ねられるように構成されたRFIDモジュール内に配置される、実施例1乃至6のいずれかのウェアラブルデバイスである。
【0051】
実施例11は、前記コア電子モジュール及び前記RFIDモジュールと積み重ねられるように構成されたバッテリモジュールを更に備える、実施例10のウェアラブルデバイスである。
【0052】
実施例12は、RFIDラジオを更に備え、当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記プロセッサがユーザの手の1または複数の指に配置され、前記RFIDラジオ及び前記第1RFIDアンテナが前記ユーザの手の上側に配置され、前記第2RFIDアンテナが前記ユーザの手首またはその近くに配置される、実施例1乃至6のいずれかのウェアラブルデバイスである。
【0053】
実施例13は、RFIDラジオを更に備え、当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記プロセッサがユーザの手の1または複数の指に配置され、前記RFIDラジオ及び前記第1RFIDアンテナが前記ユーザの手首の上側に配置され、前記第2RFIDアンテナが前記ユーザの手首の下側に配置される、実施例1乃至6のいずれかのウェアラブルデバイスである。
【0054】
実施例14は、RFIDラジオを更に備え、当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記プロセッサ及び前記RFIDラジオがユーザの手の上側に配置され、前記第1RFIDアンテナがユーザの手首の上側に配置され、前記第2RFIDアンテナが前記ユーザの手首の下側に配置される、実施例1乃至6のいずれかのウェアラブルデバイスである。
【0055】
実施例15は、RFIDラジオを更に備え、当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記プロセッサがユーザの手の上側に配置され、前記RFIDラジオ及び前記第1RFIDアンテナがユーザの手首の上側に配置され、前記第2RFIDアンテナが前記ユーザの手首の下側に配置される、実施例1乃至6のいずれかのウェアラブルデバイスである。
【0056】
実施例16は、前記プロセッサを含むコア電子モジュールを更に備え、前記プロセッサが、前記RFIDラジオを制御してRFIDアンテナを活性化するように構成されている、実施例1乃至15のいずれかのウェアラブルデバイスである。
【0057】
実施例17は、RFIDラジオを更に備え、前記プロセッサが、有線接続を介して、前記RFIDラジオに結合されている、実施例1乃至15のいずれかのウェアラブルデバイスである。
【0058】
実施例18は、前記有線接続を介して前記RFIDラジオに電力を供給するように構成されたバッテリを更に備えた、実施例14のウェアラブルデバイスである。
【0059】
実施例19は、RFIDラジオを更に備え、前記プロセッサが、ワイヤレス伝送プロトコルを介して、前記RFIDラジオに結合されている、実施例1乃至15のいずれかのウェアラブルデバイスである。
【0060】
実施例20は、RFIDラジオを更に備え、前記プロセッサが、前記RFIDラジオを制御してRFIDアンテナを活性化するように更に構成されている、実施例1乃至15のいずれかのウェアラブルデバイスである。
【0061】
実施例21は、第1RFIDアンテナと、第2RFIDアンテナと、プロセッサと、本体部と、を備えたウェアラブルデバイスである。前記プロセッサは、当該ウェアラブルデバイスによって特定されるオブジェクトのタイプを決定し、当該オブジェクトのタイプに基づいて前記第1RFIDアンテナまたは前記第2RFIDアンテナのうちの1つを活性化するように構成される。前記第1RFIDアンテナ及び前記第2RFIDアンテナは、前記本体部に沿ったそれぞれの位置に配置される。
【0062】
実施例22は、当該ウェアラブルデバイスの外部のオブジェクトの位置に基づいて、第1のRFIDアンテナまたは第2のRFIDアンテナのうちの1つを活性化するように更に構成されている、実施例21のウェアラブルデバイスである。
【0063】
実施例23は、バッテリモジュールと、RFIDラジオを含むRFIDモジュールと、第1RFIDアンテナと、第2RFIDアンテナと、プロセッサを含む電子モジュールと、本体部と、を備えたウェアラブルデバイスである。前記プロセッサは、当該ウェアラブルデバイスの外部のRFIDオブジェクトの位置に基づいて、前記第1RFIDアンテナまたは前記第2RFIDアンテナのうちの1つを活性化するように構成されている。当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記バッテリモジュール、前記RFIDモジュール及び前記電子モジュールは、積み重ねられて、ユーザの手の1または複数の指に配置され、前記第1RFIDアンテナは、ユーザの手の上側に配置され、前記第2RFIDアンテナは、ユーザの手首に配置される。
【0064】
以上から、複数の分散型RFIDアンテナを有する例示的な改善されたウェアラブルデバイスが開示されていることが、理解されるであろう。本明細書に開示されているように、複数のRFIDアンテナを含むコンポーネント(構成要素)を分配することによって、改善されたウェアラブルデバイスは、より低いプロファイル(薄型)を有し得て、柔軟性が増大され得て、重量配分が改善され得て、快適さが改善され得て、手首及び指関節の動きに対する干渉が減少され得る。
【0065】
本明細書で使用される場合、「有形の機械可読媒体」、「非一時的な機械可読媒体」、「機械可読記憶装置」、「有形のコンピュータ可読媒体」、「非一時的なコンピュータ可読媒体」及び「コンピュータ可読記憶装置」という用語の各々は、任意の好適な期間だけ(例えば、恒久的、長期間(例えば、コンピュータ可読指令(命令)または機械可読指令(命令)に関連するプログラムが実行されている間)、及び/または、短期間(例えば、コンピュータ可読指令(命令)または機械可読指令(命令)がキャッシュされている間、及び/または、バッファリングプロセス中))コンピュータ可読指令(命令)または機械可読指令(命令)(例えば、ソフトウェア及び/またはファームウェアの形態のプログラムコード)が記憶される記憶媒体(例えば、ハードディスクドライブ(のディスク)、デジタル多用途ディスク(DVD)、コンパクトディスク(CD)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、等)として明示的に定義される。更に、本明細書で使用される場合、「有形の機械可読媒体」、「非一時的な機械可読媒体」、「機械可読記憶装置」、「有形のコンピュータ可読媒体」、「非一時的なコンピュータ可読媒体」及び「コンピュータ可読記憶装置」という用語の各々は、伝播信号(の態様)を除外するものとして明示的に定義される。すなわち、特許請求の範囲で使用される場合、「有形の機械可読媒体」、「非一時的な機械可読媒体」、「機械可読記憶装置」、「有形のコンピュータ可読媒体」、「非一時的なコンピュータ可読媒体」及び「コンピュータ可読記憶装置」という用語はいずれも、伝搬信号によって実装されるものとは、読まれ得ない。
【0066】
前述の明細書には、特定の実施形態が記載されている。しかしながら、当業者は、特許請求の範囲に記載されるような本発明の範囲から逸脱することなく、様々な修正及び変更がなされ得る、ということを理解する。従って、本明細書及び図面は、限定的な意味ではなく例示的な意味で理解されるべきであり、そのような全ての修正が、本教示の範囲内に含まれることが意図されている。更に、説明された実施形態/実施例/実装は、相互に排他的であると解釈されるべきではなく、その代わりに、そのような組み合わせが何らかの方法で許容される場合、潜在的に組み合わせ可能であると理解されるべきである。換言すれば、前述の実施形態/実施例/実装のいずれかに開示された任意の特徴が、他の前述の実施形態/実施例/実装のいずれかに含まれてもよい。
【0067】
利益、利点、問題の解決策、及び、何らかの利益、利点ないし解決策を生じさせ得るかまたはより顕著にし得る任意の要素は、特許請求の範囲の請求項のいずれかまたは全てにおいての、重要な、必要な、または本質的な機能または要素として解釈されるべきではない。当該発明は、本出願の係属中になされる補正、及び、発行される請求項の全ての均等物を含んで、添付される請求項によってのみ定義される。
【0068】
更に、当該文書において、第1及び第2、上及び下、等のような関連語は、1つの実体または動作を他の実体または動作から区別するためにのみ用いられている可能性があり、必ずしもそのような実体または動作間の実際のそのような関係または順序を要求したり含意したりしていない可能性がある。用語「備える(comprises)」、「備えている(comprising)」、「有する(has)」、「有している(having)」、「含む(include)」、「含んでいる(including)」、「含有する(contains)」、「含有している(containing)」、あるいは、それらの他のあらゆる変形語は、非排他的な包含をカバーすることが意図されている。要素の列挙(リスト)を、備える、有する、含む、または、含有する、というプロセス、方法、物品、または、装置は、それらの要素のみを含むのではなく、明示的に列挙されていない他の要素や、そのようなプロセス、方法、物品、または、装置に固有の他の要素を含み得る。「を備える(comprises ...a)」、「を有する(has ...)」、「を含む(includes ...a)」、「を含有する(contains ...a)」の後に続く要素は、更なる制約条件が無ければ、当該要素を、備える、有する、含む、または、含有する、というプロセス、方法、物品、または、装置、における付加的な同一要素の存在を排除しない。用語「a」及び「an」は、明示的に他の言及が無い限り、1または複数として定義される。用語「実質的に」、「本質的に」、「およそ」、「約」、あるいは、それらの他のあらゆる変形語は、当業者に理解されるように、近い状態であるものとして定義され、1つの非限定的な実施形態において、当該用語は、10%以内、別の実施形態においては5%以内、別の実施形態においては1%以内、及び、別の実施形態において0.5%以内、として定義される。本明細書で用いられる用語「結合された」は、接続されたものとして定義されるが、必ずしも直接的でなくてもよく、また、必ずしも機械的でなくてもよい。ある方式で「構成された」デバイスまたは構造は、少なくとも当該方式で構成されるが、挙げられていない方式で構成されてもよい。
【0069】
更に、明示的に反対のことが述べられていない限り、「または」という用語は、包括的な「または」を指すものであって、排他的な「または」を指すものではない。例えば、「A、BまたはC」は、(1)A単独、(2)B単独、(3)C単独、(4)AとB、(5)AとC、(6)BとC、及び、(7)AとBとC、等の、AとBとCとの任意の組み合わせ乃至サブセットを指す。本明細書で使用される場合、「AまたはBの少なくとも1つ」という語句は、(1)少なくとも1つのA、(2)少なくとも1つのB、並びに、(3)少なくとも1つのA及び少なくとも1つのB、のいずれかを含む実装を指すことが意図されている。同様に、「A及びBのうちの少なくとも1つ」という語句も、(1)少なくとも1つのA、(2)少なくとも1つのB、並びに、(3)少なくとも1つのA及び少なくとも1つのB、のいずれかを含む実装を指すことが意図されている。「及び/または」という用語は、例えば「A、B及び/またはC」のような形式で使用される場合、(1)A単独、(2)B単独、(3)C単独、(4)AとB、(5)AとC、(6)BとC、及び、(7)AとBとC、等の、AとBとCとの任意の組み合わせ乃至サブセットを指す。
【0070】
本明細書で使用される時、「通信中」、「結合された」及び「接続された」という表現は、その変形を含め、直接通信及び/または1若しくは複数の中間コンポーネントを介する間接通信を包含し、直接の物理的(例えば、有線)通信及び/または常時通信を必要とせず、むしろ付加的に、定期的な間隔、スケジュールされた間隔、非定期的な間隔、及び/または、1回限りのイベント、での選択的な通信を含む。
【0071】
本開示の要約は、読者が当該技術的開示の性質を素早く確認することを許容するために提供される。それは、特許請求の範囲の請求項の範囲または意味を解釈または制限するために用いられないという理解と共に提示される。また、前述の詳細な説明において、当該開示を円滑にする目的で、様々な実施形態において様々な特徴がまとめてグループ化されていることが認められ得る。この開示方法は、特許請求される実施形態が、各請求項で明示的に記載されている特徴よりも多くの特徴を必要とする、という意図を反映するものとして解釈されるべきでない。むしろ、以下の特許請求の範囲が反映するように、本発明の主題は、単一の開示された実施形態の全ての特徴よりも少なく存在し得る。以下の特許請求の範囲は、ここで詳細な説明に組み入れられ、各請求項は、別個に特許請求される主題として、それ自身独立している。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2023-03-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェアラブルデバイスであって、
第1無線周波数(RF)アンテナと、
第2RFアンテナと、
当該ウェアラブルデバイスの外部のRFオブジェクトの位置またはタイプのうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1RFアンテナまたは前記第2RFアンテナのうちの1つを活性化のために選択するように構成されたプロセッサと、
本体部と、
を備え、
ラジオ、前記第1RFアンテナ、及び、前記第2RFアンテナは、前記本体部に沿ったそれぞれの位置に配置されている
ことを特徴とするウェアラブルデバイス。
【請求項2】
前記プロセッサは、前記RFオブジェクトの位置または前記RFオブジェクトのタイプのうちの少なくとも1つを決定するように更に構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項3】
前記RFオブジェクトは、第1RFIDオブジェクトであり、
前記プロセッサは、前記第1RFアンテナによる第2RFIDオブジェクトの読み取りが確認される時、前記第2RFアンテナを活性化して前記第1RFIDオブジェクトを読み取るように更に構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項4】
前記プロセッサは、当該ウェアラブルデバイスの動きが検出される時、前記第1RFアンテナから前記第2RFアンテナに切り替えてRFIDオブジェクトを読み取るように更に構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項5】
前記プロセッサは、加速度計、無線信号の変化、携帯電話信号の変化、または、測位信号の変化、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記動きを検出するように更に構成されている
ことを特徴とする請求項4に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項6】
当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記第1RFアンテナは、ユーザの手の上側に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項7】
当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記第2RFアンテナは、ユーザの手首またはその近くに配置される
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項8】
当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記ラジオ及び前記プロセッサは、ユーザの手の1または複数の指に配置され、前記第1RFアンテナは、前記ユーザの手の上側に配置され、前記第2RFアンテナは、前記ユーザの手首またはその近くに配置される
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項9】
コア電子モジュール内の前記プロセッサと通信するバーコードリーダ
を更に備え、
当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記コア電子モジュールは、前記1または複数の指に配置され、前記ラジオは、前記コア電子モジュールと積み重ねられるように構成されたRFモジュール内に配置される
ことを特徴とする請求項8に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項10】
前記コア電子モジュール及び前記RFモジュールと積み重ねられるように構成されたバッテリモジュール
を更に備えたことを特徴とする請求項9に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項11】
前記プロセッサは、前記ラジオを制御して前記第1RFアンテナまたは前記第2RFアンテナのうちの1つを活性化するように更に構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項12】
当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記プロセッサは、ユーザの手の1または複数の指に配置され、前記ラジオ及び前記第1RFアンテナは、前記ユーザの手の上側に配置され、前記第2RFアンテナは、前記ユーザの手首またはその近くに配置される
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項13】
前記プロセッサは、有線接続を介して、前記ラジオに結合されている
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項14】
前記有線接続を介して前記ラジオに電力を供給するように構成されたバッテリ
を更に備えたことを特徴とする請求項13に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項15】
前記プロセッサは、ワイヤレス伝送プロトコルを介して、前記ラジオに結合されている
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項16】
当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記プロセッサは、ユーザの手の1または複数の指に配置され、前記ラジオ及び前記第1RFアンテナは、前記ユーザの手首の上側に配置され、前記第2RFアンテナは、前記ユーザの手首の下側に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項17】
当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記プロセッサ及び前記ラジオは、ユーザの手の上側に配置され、前記第1RFアンテナは、ユーザの手首の上側に配置され、前記第2RFアンテナは、前記ユーザの手首の下側に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項18】
当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記プロセッサは、ユーザの手の上側に配置され、前記ラジオ及び前記第1RFアンテナは、ユーザの手首の上側に配置され、前記第2RFアンテナは、前記ユーザの手首の下側に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項19】
前記プロセッサを含むコア電子モジュール
を更に備え、
前記プロセッサは、前記ラジオを制御して前記第1RFアンテナまたは前記第2RFアンテナのうちの1つを活性化するように構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項20】
ウェアラブルデバイスであって、
バッテリモジュールと、
RFIDラジオを含む無線周波数識別(RFID)モジュールと、
第1RFIDアンテナと、
第2RFIDアンテナと、
プロセッサを含む電子モジュールと、
本体部と、
を備え、
前記プロセッサは、当該ウェアラブルデバイスの外部のRFIDオブジェクトの位置またはタイプのうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1RFIDアンテナまたは前記第2RFIDアンテナのうちの1つを活性化のために選択するように構成されており、
当該ウェアラブルデバイスが装着される時、前記バッテリモジュール、前記RFIDモジュール及び前記電子モジュールは、積み重ねられて、ユーザの手の1または複数の指に配置され、前記第1RFIDアンテナは、ユーザの手の上側に配置され、前記第2RFIDアンテナは、ユーザの手首またはその近くに配置される
ことを特徴とするウェアラブルデバイス。
【国際調査報告】