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特表2023-541530クラウドプラットフォーム更新方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-03
(54)【発明の名称】クラウドプラットフォーム更新方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 8/65 20180101AFI20230926BHJP
【FI】
G06F8/65
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023509472
(86)(22)【出願日】2021-08-13
(85)【翻訳文提出日】2023-02-09
(86)【国際出願番号】 CN2021112542
(87)【国際公開番号】W WO2022048427
(87)【国際公開日】2022-03-10
(31)【優先権主張番号】202010903173.X
(32)【優先日】2020-09-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
2.KUBERNETES
(71)【出願人】
【識別番号】519274389
【氏名又は名称】北京京▲東▼尚科信息技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING JINGDONG SHANGKE INFORMATION TECHNOLOGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】8TH FLOOR OF BUILDING, NO. 76, ZHICHUN ROAD, HAIDIAN DISTRICT, BEIJING 100086, PEOPLE’S REPUBLIC OF CHINA
(71)【出願人】
【識別番号】517241916
【氏名又は名称】北京京東世紀貿易有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING JINGDONG CENTURY TRADING CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Room 201, 2/F, Block C, No.18, Kechuang 11th Street, Beijing Economic and Technological Development Zone, Beijing 100176, China
(74)【代理人】
【識別番号】100166006
【弁理士】
【氏名又は名称】泉 通博
(74)【代理人】
【識別番号】100167793
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 学
(74)【代理人】
【識別番号】100154070
【弁理士】
【氏名又は名称】久恒 京範
(74)【代理人】
【識別番号】100153280
【弁理士】
【氏名又は名称】寺川 賢祐
(72)【発明者】
【氏名】バイ シ
(72)【発明者】
【氏名】リウ チェン
(72)【発明者】
【氏名】ワン ダヨン
(72)【発明者】
【氏名】ハン ツィペン
(72)【発明者】
【氏名】ワン ツィファン
【テーマコード(参考)】
5B376
【Fターム(参考)】
5B376AA11
5B376AA21
5B376AA32
5B376AB01
5B376CA05
5B376DA11
(57)【要約】
クラウドプラットフォーム更新方法及び装置であって、前記方法は、クラウドプラットフォーム更新リクエストを受信することに応じて、クラウドプラットフォーム更新リクエストに対応する更新対象のクラスタ遺伝子情報を取得するステップであって、クラスタ遺伝子情報は、クラウドプラットフォームコンテナクラスタにおける各コンポーネント情報を完全に示す構造化情報であるステップ(101)と、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報との比較結果に基づいて、標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新するステップであって、標準クラウドプラットフォームは、顧客専有クラウドプラットフォームを配置する統括クラウドプラットフォームであるステップ(102)と、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに基づいて、最終の標準クラウドプラットフォームのハードウェアリソースと最終の標準クラウドプラットフォームのソフトウェアリソースを決定するステップ(103)とを含む。前記方法は、クラスタ遺伝子の複製と遺伝の方法を利用して、統括標準クラウドプラットフォームの自動化アップグレードを実現する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クラウドプラットフォーム更新方法であって、
クラウドプラットフォーム更新リクエストを受信することに応じて、前記クラウドプラットフォーム更新リクエストに対応する更新対象のクラスタ遺伝子情報を取得するステップであって、前記クラスタ遺伝子情報は、クラウドプラットフォームコンテナクラスタにおける各コンポーネント情報を完全に示す構造化情報であるステップと、
前記更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報との比較結果に基づいて、標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新するステップであって、前記標準クラウドプラットフォームは、顧客専有クラウドプラットフォームを配置する統括クラウドプラットフォームであるステップと、
更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに基づいて、最終の標準クラウドプラットフォームにおけるハードウェアリソースと前記最終の標準クラウドプラットフォームのソフトウェアリソースを決定するステップと、
を含む、方法。
【請求項2】
上述した、前記更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報との比較結果に基づいて、前記標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新するステップは、
遺伝子比較モデルを利用して、前記更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報を比較し、前記更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報との比較結果を得るステップであって、前記遺伝子比較モデルは、更新対象のクラスタ遺伝子情報における遺伝子データが属するリソースタイプと遺伝子データとの間の依存関係に基づいて比較するように構成される、ステップと、
前記比較結果に基づいて、前記標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新するステップと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
上述した、前記更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報との比較結果に基づいて、前記標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新した後に、
更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクをチェックすることであって、前記チェックは、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクにおける遺伝子データの完全性、一致性及び依存関係の正確性に基づいて検証するステップと、
前記チェックにパスすることに応じて、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを生成するステップと、をさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記チェックにパスしていないことに応じて、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに対して問題をラベリングし、前記更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに対応するエラー位置情報を決定するステップをさらに含む、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記標準クラウドプラットフォーム及び/又は前記顧客専有クラウドプラットフォームは、kubernetesに基づくコンテナクラスタプラットフォームである、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
上述した、前記クラウドプラットフォーム更新リクエストに対応する更新対象のクラスタ遺伝子情報を取得する前に、
現在の標準クラウドプラットフォームを利用して、前記更新対象のクラスタ遺伝子情報を認証することであって、ここで、前記認証は、前記更新対象のクラスタ遺伝子情報によって配置されるクラウドプラットフォームに対してシステム安定性認証を行うために用いられるステップと、
前記認証にパスすることに応じて、続いて以降のステップを実行するステップと、をさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記最終の標準クラウドプラットフォームに基づいて、顧客専有クラウドプラットフォームを更新するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに基づいて、ラインオフ対象の製品ラインを決定するステップと、
前記ラインオフ対象の製品ラインに基づいて、標準クラウドプラットフォームにおける前記ラインオフ対象の製品ラインに対応するクラスタ遺伝子情報に対してラベリングを行うステップであって、前記ラベリングは、クラスタ遺伝子情報における遺伝子データの間の依存関係に基づいて付される、ステップと、
前記ラベリングの情報に基づいて、標準クラウドプラットフォームにおける前記ラインオフ対象の製品ラインに対応するクラスタ遺伝子情報を削除するステップと、をさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項9】
クラウドプラットフォーム更新装置であって、
クラウドプラットフォーム更新リクエストを受信することに応じて、前記クラウドプラットフォーム更新リクエストに対応する更新対象のクラスタ遺伝子情報を取得するように構成される取得ユニットであって、前記クラスタ遺伝子情報は、クラウドプラットフォームコンテナクラスタにおける各コンポーネント情報を完全に示す構造化情報である取得ユニットと、
前記更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報との比較結果に基づいて、標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新するように構成される第1の更新ユニットであって、前記標準クラウドプラットフォームは、顧客専有クラウドプラットフォームを配置する統括クラウドプラットフォームである第1の更新ユニットと、
更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに基づいて、最終の標準クラウドプラットフォームのハードウェアリソースと前記最終の標準クラウドプラットフォームのソフトウェアリソースを決定するように構成される第1の決定ユニットと、
を備える、装置。
【請求項10】
前記第1の更新ユニットは、
遺伝子比較モデルを利用して、前記更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報を比較し、前記更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報との比較結果を得るように構成される比較モジュールであって、前記遺伝子比較モデルは、更新対象のクラスタ遺伝子情報における遺伝子データが属するリソースタイプと遺伝子データとの間の依存関係に基づいて比較する比較モジュールと、
前記比較結果に基づいて、前記標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新するように構成される更新モジュールと、を備える、
請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記装置は、チェックユニットをさらに含み、
前記チェックユニットは、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクをチェックし、前記チェックは、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクにおける遺伝子データの完全性、一致性及び依存関係の正確性に基づいて検証し、前記チェックにパスすることに応じて、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを生成するように構成される、
請求項9に記載の装置。
【請求項12】
前記チェックユニットは、さらに、
前記チェックにパスしていないことに応じて、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに対して問題をラベリングし、前記更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに対応するエラー位置情報を決定するように構成される、
請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記標準クラウドプラットフォーム及び/又は前記顧客専有クラウドプラットフォームは、kubernetesに基づくコンテナクラスタプラットフォームである、請求項9に記載の装置。
【請求項14】
前記装置は、認証ユニットをさらに含み、
前記認証ユニットは、現在の標準クラウドプラットフォームを利用して、前記更新対象のクラスタ遺伝子情報を認証し、ここで、前記認証は、前記更新対象のクラスタ遺伝子情報によって配置されるクラウドプラットフォームに対してシステム安定性認証を行うために用いられ、前記認証にパスすることに応じて、続いて以降のステップを実行するように構成される、
請求項9に記載の装置。
【請求項15】
前記最終の標準クラウドプラットフォームに基づいて、顧客専有クラウドプラットフォームを更新するように構成される第2の更新ユニットをさらに備える、
請求項9に記載の装置。
【請求項16】
更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに基づいて、ラインオフ対象の製品ラインを決定するように構成される第2の決定ユニットと、
前記ラインオフ対象の製品ラインに基づいて、標準クラウドプラットフォームにおける前記ラインオフ対象の製品ラインに対応するクラスタ遺伝子情報に対してラベリングを行うように構成されるラベリングユニットであって、前記ラベリングは、クラスタ遺伝子情報における遺伝子データの間の依存関係に基づいて付されるラベリングユニットと、
前記ラベリングの情報に基づいて、標準クラウドプラットフォームにおける前記ラインオフ対象の製品ラインに対応するクラスタ遺伝子情報を削除するように構成される削除ユニットと、をさらに備える、
請求項9に記載の装置。
【請求項17】
電子機器であって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに通信接続されたメモリとを備え、
前記メモリには前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な指令が記憶され、前記指令は、前記少なくとも1つのプロセッサに請求項1~8のいずれか1項に記載の方法を実行させることができるように、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されることを特徴とする、電子機器。
【請求項18】
請求項1~8のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるために用いられるコンピュータ指令が記憶されることを特徴とする、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
<関連出願の相互参照>
本特許出願は、2020年9月1日に提出された、出願番号が202010903173.X、出願人が北京京東尚科情報技術有限公司及び北京京東世紀貿易有限公司、発明名称が「クラウドプラットフォーム更新方法及び装置」である中国特許出願の優先権を主張するものであり、該出願の全文は、参照により本願に組み込まれる。
【0002】
本願は、コンピュータ技術分野に関し、具体的には、クラウドコンピューティング技術分野に関し、特にクラウドプラットフォーム更新方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
専有クラウドは階層管理アーキテクチャを採用し、大型で、複雑で、動的に変化する顧客業務システムをサポートするために用いられることができる。
【0004】
専有クラウドアーキテクチャの下層は物理サーバクラスタをサポートし、インフラ即ちサービスIaaS、プラットフォーム即ちサービスPaaS、ソフトウェア即ちサービスSaaSなどの様々な製品、リソース及びサービスを提供することにより、ユーザの様々な業務システムをサポートする。
【0005】
専有クラウドは、コンテナクラスタ技術を採用してアプリケーションサービスプログラムの組織化と管理を行う。関連技術において、コンテナ自体の柔軟な移動能力によって1つの業務システムに対する段階的な移動を実現することができるが、超大規模の専有クラウドプラットフォームの複雑且つ巨大なコンテナクラスタ環境に対して、標準クラウドプラットフォームコンテナクラスタに基づく一連のシステム的な自動アップグレード技術が乏しい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願は、クラウドプラットフォーム更新方法、装置、機器及び記憶媒体を提供する。
【0007】
本願の第1の態様によれば、クラウドプラットフォーム更新方法を提供する。該方法は、クラウドプラットフォーム更新リクエストを受信することに応じて、クラウドプラットフォーム更新リクエストに対応する更新対象のクラスタ遺伝子情報を取得することであって、クラスタ遺伝子情報は、クラウドプラットフォームコンテナクラスタにおける各コンポーネント情報を完全に示す構造化情報であることと、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報との比較結果に基づいて、標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新することであって、標準クラウドプラットフォームは、顧客専有クラウドプラットフォームを配置する統括クラウドプラットフォームであることと、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに基づいて、最終の標準クラウドプラットフォームのハードウェアリソースと最終の標準クラウドプラットフォームのソフトウェアリソースを決定することとを含む。
【0008】
幾つかの実施例において、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報との比較結果に基づいて、標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新することは、遺伝子比較モデルを利用して、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報を比較し、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報との比較結果を得ることであって、遺伝子比較モデルは、更新対象のクラスタ遺伝子情報における遺伝子データが属するリソースタイプと遺伝子データとの間の依存関係に基づいて比較することと、比較結果に基づいて、標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新することとを含む。
【0009】
幾つかの実施例において、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報との比較結果に基づいて、標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新した後に、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクをチェックすることであって、チェックは、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクにおける遺伝子データの完全性、一致性及び依存関係の正確性に基づいて検証することと、チェックにパスすることに応じて、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを生成することとをさらに含む。
【0010】
幾つかの実施例において、方法は、チェックにパスしていないことに応じて、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに対して問題をラベリングし、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに対応するエラー位置情報を決定することをさらに含む。
【0011】
幾つかの実施例において、標準クラウドプラットフォーム及び/又は顧客専有クラウドプラットフォームは、kubernetesに基づくコンテナクラスタプラットフォームである。
【0012】
幾つかの実施例において、クラウドプラットフォーム更新リクエストに対応する更新対象のクラスタ遺伝子情報を取得する前に、現在の標準クラウドプラットフォームを利用して、更新対象のクラスタ遺伝子情報を認証することであって、認証は、更新対象のクラスタ遺伝子情報によって配置されるクラウドプラットフォームに対してシステム安定性認証を行うために用いられることと、認証にパスすることに応じて、続いて以降のステップを実行することとをさらに含む。
【0013】
幾つかの実施例において、方法は、最終の標準クラウドプラットフォームに基づいて、顧客専有クラウドプラットフォームを更新することをさらに含む。
【0014】
幾つかの実施例において、方法は、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに基づいて、ラインオフ対象の製品ラインを決定することと、ラインオフ対象の製品ラインに基づいて、標準クラウドプラットフォームにおけるラインオフ対象の製品ラインに対応するクラスタ遺伝子情報に対してラベリングを行うことであって、ラベリングは、クラスタ遺伝子情報における遺伝子データの間の依存関係に基づいて付されることと、ラベリング情報に基づいて、標準クラウドプラットフォームにおけるラインオフ対象の製品ラインに対応するクラスタ遺伝子情報を削除することとをさらに含む。
【0015】
本願の第2の態様によれば、クラウドプラットフォーム更新装置を提供する。装置は、クラウドプラットフォーム更新リクエストを受信することに応じて、クラウドプラットフォーム更新リクエストに対応する更新対象のクラスタ遺伝子情報を取得するように構成される取得ユニットであって、クラスタ遺伝子情報は、クラウドプラットフォームコンテナクラスタにおける各コンポーネント情報を完全に示す構造化情報である取得ユニットと、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報との比較結果に基づいて、標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新するように構成される第1の更新ユニットであって、ここで、標準クラウドプラットフォームは、顧客専有クラウドプラットフォームを配置する統括クラウドプラットフォームである第1の更新ユニットと、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに基づいて、最終の標準クラウドプラットフォームのハードウェアリソースと最終の標準クラウドプラットフォームのソフトウェアリソースを決定するように構成される第1の決定ユニットとを備える。
【0016】
幾つかの実施例において、第1の更新ユニットは、遺伝子比較モデルを利用して、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報を比較し、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報の比較結果を得るように構成される比較モジュールであって、遺伝子比較モデルは、更新対象のクラスタ遺伝子情報における遺伝子データが属するリソースタイプと遺伝子データとの間の依存関係に基づいて比較する比較モジュールと、比較結果に基づいて、標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新するように構成される更新モジュールとを備える。
【0017】
幾つかの実施例において、装置は、チェックユニットをさらに含み、該チェックユニットは、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクをチェックし、チェックは、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクにおける遺伝子データの完全性、一致性及び依存関係の正確性に基づいて検証し、チェックにパスすることに応じて、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを生成するように構成される。
【0018】
幾つかの実施例において、チェックユニットは、さらに、チェックにパスしていないことに応じて、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに対して問題をラベリングし、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに対応するエラー位置情報を決定するように構成される。
【0019】
幾つかの実施例において、標準クラウドプラットフォーム及び/又は顧客専有クラウドプラットフォームは、kubernetesに基づくコンテナクラスタプラットフォームである。
【0020】
幾つかの実施例において、装置は、認証ユニットをさらに含み、該認証ユニットは、現在の標準クラウドプラットフォームを利用して、更新対象のクラスタ遺伝子情報を認証し、ここで、認証は、更新対象のクラスタ遺伝子情報によって配置されるクラウドプラットフォームに対してシステム安定性認証を行うために用いられ、認証にパスすることに応じて、続いて以降のステップを実行するように構成される。
【0021】
幾つかの実施例において、装置は、最終の標準クラウドプラットフォームに基づいて、顧客専有クラウドプラットフォームを更新するように構成される第2の更新ユニットをさらに備える。
【0022】
幾つかの実施例において、装置は、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに基づいて、ラインオフ対象の製品ラインを決定するように構成される第2の決定ユニットと、ラインオフ対象の製品ラインに基づいて、標準クラウドプラットフォームにおけるラインオフ対象の製品ラインに対応するクラスタ遺伝子情報に対してラベリングを行うように構成されるラベリングユニットであって、ラベリングは、クラスタ遺伝子情報における遺伝子データの間の依存関係に基づいて付されるラベリングユニットと、ラベリング情報に基づいて、標準クラウドプラットフォームにおけるラインオフ対象の製品ラインに対応するクラスタ遺伝子情報を削除するように構成される削除ユニットとをさらに備える。
【0023】
本願の第3の態様によれば、電子機器を提供する。この電子機器は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに通信接続されたメモリとを備え、メモリには少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な指令が記憶され、指令は、少なくとも1つのプロセッサに第1の態様の任意の実現形態に記載の方法を実行させることができるように、少なくとも1つのプロセッサによって実行される。
【0024】
本願の第4の態様によれば、本願は、第1の態様の任意の実現形態に記載の方法をコンピュータに実行させるために用いられるコンピュータ指令が記憶されることを特徴とする非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0025】
本願による技術は、クラウドプラットフォーム更新リクエストを受信することに応じて、クラウドプラットフォーム更新リクエストに対応する更新対象のクラスタ遺伝子情報を取得し、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報との比較結果に基づいて、標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新し、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに基づいて、最終の標準クラウドプラットフォームのハードウェアリソースと最終の標準クラウドプラットフォームのソフトウェアリソースを決定することを採用し、専有クラウドプラットフォームの配置、アップグレードのプロセスにおいて膨大なワークロードに直面する課題を解決するとともに、専有クラウドプラットフォームは技術標準体系が乏しい問題を解決し、クラスタ遺伝子の複製と遺伝の方法を利用して、統括標準クラウドプラットフォームに対するアップグレードを実現する。
【0026】
理解すべきこととして、このセクションで説明される内容は、本願の実施例の主要又は重要な特徴を示すことを意図するものではなく、本願の範囲を限定するためのものでもない。本願の他の特徴は、以下の明細書から容易に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図面は、本技術案をよりよく理解するために使用されており、本願を限定するものではない。
図1】本願のクラウドプラットフォーム更新方法に係る第1の実施例の概略図である。
図2】本願の実施例のクラウドプラットフォーム更新方法を実現することができるシーン図である。
図3】本願のクラウドプラットフォーム更新方法に係る第2の実施例の概略図である。
図4】本願のクラウドプラットフォーム更新装置に係る一実施例の構造概略図である。
図5】本願の実施例のクラウドプラットフォーム更新方法を実現するための電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、図面を結び付けながら、本願の例示的な実施例を説明し、理解を容易にするように、ここで本願の実施例の様々な詳細を含み、それらは単に例示的なものとみなされるべきである。従って、本願の範囲及び精神から逸脱することなく、ここで説明する実施例に対して様々な変更及び修正を行うことができることは、当業者にとって理解されるであろう。
【0029】
同様に、明瞭性と簡潔性の観点から、以下の説明において、公知の機能と構造に関する説明を省略する。
【0030】
なお、矛盾しない限り、本願における実施例及び実施例における特徴は、互いに組み合わせることができる。以下、図面を参照し、実施例を結び付けて本願を詳細に説明する。
【0031】
図1は、本願のクラウドプラットフォーム更新方法に係る第1の実施例の概略図100を示す。
【0032】
該クラウドプラットフォーム更新方法は、以下のステップを含む。
【0033】
ステップ101:クラウドプラットフォーム更新リクエストを受信することに応じて、クラウドプラットフォーム更新リクエストに対応する更新対象のクラスタ遺伝子情報を取得する。
【0034】
本実施例では、実行主体がクラウドプラットフォーム更新リクエストを受信した後に、有線接続方式又は無線接続方式によって他の電子機器又はローカルから更新対象のクラスタ遺伝子情報を取得することができ、クラスタ遺伝子情報を、テストにパスし更新対象のクラスタ遺伝子情報が配置されるクラウドプラットフォームから抽出して得ることができる。クラスタ遺伝子情報は、クラウドプラットフォームコンテナクラスタにおける各コンポーネント情報を完全に示すことができる構造化情報であり、クラスタ遺伝子情報によって同じ又は類似するクラスタの自動化作成及びコンポーネントの配置を実現することができる。クラウドプラットフォームは、コンテナクラスタ遺伝子に基づいて構築される。各コンポーネントは、プラットフォームシステムコンポーネントと製品ラインコンポーネントとを含んでもよく、プラットフォームコンポーネントとは、クラウドプラットフォームにおける管理、スケジューリングなどを行う根幹コンポーネントを指し、製品ラインコンポーネントとは、ある製品ラインに関連するコンポーネント、例えば、クラウドホスト、クラウドハードウェアなどを指す。情報は、各コンポーネントの数、構成、組成、データ、関連関係、及び依存関係を含む。なお、上記無線接続方式は、3G接続、4G接続、5G接続、WiFi接続、ブルートゥース(登録商標)接続、WiMAX接続、Zigbee接続、UWB(ultra wideband)接続、及び現在知られているか又は将来開発される他の無線接続方式を含むことができるが、それらに限定されない。
【0035】
ステップ102:更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報との比較結果に基づいて、標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新する。
【0036】
本実施例では、実行主体は、ステップ101において取得した更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報を一つずつ比較し、比較結果に基づいて、新たに増加されたクラスタ遺伝子情報(即ち標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報に存在しないクラスタ遺伝子情報)を標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクの遺伝子シーケンスに追加し、新たに増加されたものではないクラスタ遺伝子情報(標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報にすでに存在するクラスタ遺伝子情報)によって元標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクにおけるクラスタ遺伝子情報を置き換えることができる。標準クラウドプラットフォームは、顧客専有クラウドプラットフォームを配置する統括クラウドプラットフォームであってもよい。標準クラウドプラットフォームは、長期間にわたる研究開発と品質認証を経て、機能、性能、安定性、拡張性、安全性などの各技術指標が技術標準を満たすことができることが確保される専有クラウドプラットフォーム環境であり、顧客側に配置される専有クラウドプラットフォームの技術能力は、標準専有クラウドプラットフォームに基づいて配置される必要がある。
【0037】
本実施例の幾つかの選択的な実現形態では、標準クラウドプラットフォーム及び/又は顧客専有クラウドプラットフォームは、kubernetesに基づくコンテナクラスタプラットフォームである。kubernetes(k8s)自体の利点に基づいて、プラットフォームの配置を速やか、精度よく、安全に実現する。
【0038】
ステップ103:更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに基づいて、最終の標準クラウドプラットフォームのハードウェアリソースと最終の標準クラウドプラットフォームのソフトウェアリソースを決定する。
【0039】
本実施例では、実行主体は、顧客専有クラウドプラットフォームの配置に用いられるように、プラットフォーム決定方法を利用して、ステップ102によって更新された後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンク情報に基づいて、最終の標準クラウドプラットフォームのハードウェアリソースと最終の標準クラウドプラットフォームのソフトウェアリソースを決定することができる。顧客専有クラウドプラットフォームとは、顧客専有リソース領域に搭載される専有クラウドプラットフォームを指す。
【0040】
引き続き図2を参照し、本実施例のクラウドプラットフォーム更新方法200は、電子機器201で実行される。電子機器201がクラウドプラットフォーム更新リクエストを受信した後に、先ず、クラウドプラットフォーム更新リクエストに対応する更新対象のクラスタ遺伝子情報を取得し(202)、そして、電子機器201は、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報との比較結果に基づいて、標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新し(203)、最後に、電子機器201は、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに基づいて、最終の標準クラウドプラットフォームのハードウェアリソースと最終の標準クラウドプラットフォームのソフトウェアリソースを決定する(204)。
【0041】
本願の上記実施例によるクラウドプラットフォーム更新方法は、クラウドプラットフォーム更新リクエストを受信することに応じて、クラウドプラットフォーム更新リクエストに対応する更新対象のクラスタ遺伝子情報を取得し、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報との比較結果に基づいて、標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新し、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに基づいて、最終の標準クラウドプラットフォームのハードウェアリソースと最終の標準クラウドプラットフォームのソフトウェアリソースを決定することを採用し、専有クラウドプラットフォームの配置、アップグレードのプロセスにおいて膨大なワークロードに直面する課題を解決するとともに、専有クラウドプラットフォームは技術標準体系が乏しい問題を解決し、クラスタ遺伝子の複製と遺伝の方法を利用して、統括標準クラウドプラットフォームに対する自動化アップグレードを実現する。
【0042】
さらに、図3を参照し、図3は、クラウドプラットフォーム更新方法の第2の実施例の概略図300を示す。該方法のプローは、以下のステップを含む。
【0043】
ステップ301:クラウドプラットフォーム更新リクエストを受信することに応じて、クラウドプラットフォーム更新リクエストに対応する更新対象のクラスタ遺伝子情報を取得する。
【0044】
本実施例の幾つかの選択的な実現形態では、クラウドプラットフォーム更新リクエストに対応する更新対象のクラスタ遺伝子情報を取得する前に、現在の標準クラウドプラットフォームを利用して、更新対象のクラスタ遺伝子情報を認証することであって、ここで、認証は、更新対象のクラスタ遺伝子情報によって配置されるクラウドプラットフォームに対してシステム安定性認証を行うために用いられることと、認証にパスすることに応じて、続いて以降のステップを実行することとをさらに含む。認証された標準専有クラウドプラットフォームコンテナクラスタに基づくクラウドプラットフォームアップグレード技術を実現し、認証された更新対象のクラスタ遺伝子情報に基づいて、標準クラウドプラットフォームを更新する有効性を向上させる。
【0045】
ステップ302:遺伝子比較モデルを利用して、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報を比較し、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報との比較結果を得る。
【0046】
本実施例では、実行主体は、遺伝子比較モデルを利用して、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報を比較し、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報との比較結果を得ることができる。遺伝子比較モデルは、更新対象のクラスタ遺伝子情報における遺伝子データが属するリソースタイプと遺伝子データとの間の依存関係に基づいて比較することができる。標準クラウドプラットフォームは、kubernetesに基づくコンテナクラスタプラットフォームである。
【0047】
ステップ303:比較結果に基づいて、標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新する。
【0048】
本実施例では、実行主体は、ステップ302によって得られた比較結果に基づいて、標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新することができる。
【0049】
さらに例を挙げて説明すると、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報を比較し、更新対象のクラスタ遺伝子情報に新しいベースリソース(例えば、サーバ、ネットワーク、オペレーティングシステムなど)が存在するか否かを判断し、新しいベースリソースが存在する場合、新しいベースリソース遺伝子データを標準クラウドプラットフォームの新しい遺伝子シーケンスに追加し、新しいベースリソースが存在しない場合、更新対象のクラスタ遺伝子情報にベースリソースに基づく新しい依存関係が存在するか否かを判断し、ベースリソースに基づく依存関係が存在する場合、新しい依存関係の遺伝子データを標準クラウドプラットフォームの新しい遺伝子シーケンスに追加し、ベースリソースに基づく依存関係が存在しない場合、更新対象のクラスタ遺伝子情報に新しいコンポーネント依存関係が存在するか否かを判断し、新しいコンポーネント依存関係が存在する場合、新しいコンポーネント依存関係の遺伝子データを標準クラウドプラットフォームの新しい遺伝子シーケンスに追加し、新しいコンポーネント依存関係が存在しない場合、更新対象のクラスタ遺伝子情報における遺伝子データによって標準クラウドプラットフォームにおける元遺伝子シーケンスを置き換えて、且つ遺伝子バンク情報を更新し、新しいクラスタ遺伝子バンクと新しいクラスタ遺伝子情報を一致させるように保持する。
【0050】
ステップ304:更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクをチェックする。
本実施例では、実行主体は、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクにおける遺伝子データの完全性、一致性及び依存関係の正確性に基づいて、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクをチェックすることができる。
【0051】
ステップ305:チェックにパスすることに応じて、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを生成する。
【0052】
本実施例では、実行主体がチェックにパスしたという指令を受信すると、チェックされた更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを最終の更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクとして決定する。最終の更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクにおいて新たに増加されたコンポーネントの名称を付し、且つ最終の更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに対して新しいバージョン番号を作成し、即ち、バージョン更新規則(例えば、バージョン番号の増加など)に従って、最終の更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに対して新しいバージョン番号を作成し、且つ遺伝子バンクにおいて該バージョン番号における遺伝子のどちらが新しいコンポーネント遺伝子情報であることを付する。
【0053】
本実施例の幾つかの選択的な実現形態では、方法は、チェックにパスしていないことに応じて、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに対して問題をラベリングし、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに対応するエラー位置情報を決定することをさらに含む。標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクにおけるエラー情報の判定を実現し、具体的なエラー情報を見つける。
【0054】
ステップ306:更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに基づいて、最終の標準クラウドプラットフォームのハードウェアリソースと最終の標準クラウドプラットフォームのソフトウェアリソースを決定する。
【0055】
本実施例の幾つかの選択的な実現形態では、方法は、最終の標準クラウドプラットフォームに基づいて、顧客専有クラウドプラットフォームを更新することをさらに含む。K8S専有クラウドコンテナクラスタ環境では、どのように自動化の方法によって、顧客専有クラウドプラットフォームのアップグレードを効果的に実現する技術問題を解決し、新たに配置される顧客専有クラウドプラットフォーム環境を標準化された配置のベースライン条件を満たさせる。クラスタ遺伝子が完全なシステム情報を有する原理を利用して、専有クラウドクラウドプラットフォームの平滑化アップグレードを実現する。
【0056】
本実施例の幾つかの選択的な実現形態では、方法は、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに基づいて、ラインオフ対象の製品ラインを決定することと、ラインオフ対象の製品ラインに基づいて、標準クラウドプラットフォームにおけるラインオフ対象の製品ラインに対応するクラスタ遺伝子情報に対してラベリングを行うことであって、ここで、ラベリングは、クラスタ遺伝子情報における遺伝子データの間の依存関係に基づいて付されることと、ラベリング情報に基づいて、標準クラウドプラットフォームにおけるラインオフ対象の製品ラインに対応するクラスタ遺伝子情報を削除することとをさらに含む。リソースの効果的な回収を実現し、標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクの簡潔性、有効性が確保される。
【0057】
本実施例では、ステップ301とステップ306の具体的な操作は、図1に示す実施例におけるステップ101とステップ103の操作とほぼ同じであり、ここで説明を省略する。
【0058】
図3から分かるように、図1に対応する実施例に比べると、本実施例におけるクラウドプラットフォーム更新方法の概略図300は、遺伝子比較モデルを利用して、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報を比較し、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報の比較結果を得て、ここで、標準クラウドプラットフォームは、kubernetesに基づくコンテナクラスタプラットフォームであり、比較結果に基づいて、標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新し、従来技術においてコンポーネントの間の比較的に複雑な相互関連と依存関係を考慮せず、エラーが発生しやすい問題を解決し、K8S専有クラウドコンテナクラスタ環境では、自動化の方法によって、標準専有クラウドプラットフォームを効果的にアップグレードすることを実現する。更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクをチェックし、チェックにパスすることに応じて、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを生成し、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに基づいて、最終の標準クラウドプラットフォームのハードウェアリソースと最終の標準クラウドプラットフォームのソフトウェアリソースを決定することを採用し、大型で複雑な専有クラウドプラットフォームのアップグレードプロセスにおいて、あるコンポーネントの変化によってシステム全体の通常運行へ影響を与えやすい技術問題を解決し、専有クラウドプラットフォームシステムの安定性と信頼性が確保される。
【0059】
さらに、図4を参照すると、上記各図に示された方法を実現するものとして、本願は、クラウドプラットフォーム更新装置の一実施例を提供する。該装置の実施例は、図1に示す方法の実施例に対応する。該装置は、具体的には、様々な電子機器に適用できる。
【0060】
図4に示すように、本実施例のクラウドプラットフォーム更新装置400は、取得ユニット401と、第1の更新ユニット402と、第1の決定ユニット403とを含み、ここで、取得ユニットは、クラウドプラットフォーム更新リクエストを受信することに応じて、クラウドプラットフォーム更新リクエストに対応する更新対象のクラスタ遺伝子情報を取得するように構成され、ここで、クラスタ遺伝子情報は、クラウドプラットフォームコンテナクラスタにおける各コンポーネント情報を完全に示す構造化情報であり、第1の更新ユニットは、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報との比較結果に基づいて、標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新するように構成され、ここで、標準クラウドプラットフォームは、顧客専有クラウドプラットフォームを配置する統括クラウドプラットフォームであり、第1の決定ユニットは、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに基づいて、最終の標準クラウドプラットフォームのハードウェアリソースと最終の標準クラウドプラットフォームのソフトウェアリソースを決定するように構成される。
【0061】
本実施例では、クラウドプラットフォーム更新装置400の取得ユニット401、第1の更新ユニット402及び第1の決定ユニット403の具体的な処理及びそれによる技術的効果は、それぞれ図1に対応する実施例におけるステップ101~ステップ103の関連説明を参照することができ、ここで説明を省略する。
【0062】
本実施例の幾つかの選択的な実現形態では、第1の更新ユニットは、遺伝子比較モデルを利用して、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報を比較し、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報との比較結果を得るように構成される比較モジュールであって、ここで、遺伝子比較モデルは、更新対象のクラスタ遺伝子情報における遺伝子データが属するリソースタイプと遺伝子データとの間の依存関係に基づいて比較する比較モジュールと、比較結果に基づいて、標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新するように構成される更新モジュールとを含む。
【0063】
本実施例の幾つかの選択的な実現形態では、装置は、チェックユニットをさらに含み、該チェックユニットは、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクをチェックし、チェックは、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクにおける遺伝子データの完全性、一致性及び依存関係の正確性に基づいて検証し、チェックにパスすることに応じて、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを生成するように構成される。
【0064】
本実施例の幾つかの選択的な実現形態では、チェックユニットは、さらに、チェックにパスしていないことに応じて、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに対して問題をラベリングし、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに対応するエラー位置情報を決定するように構成される。
【0065】
本実施例の幾つかの選択的な実現形態では、標準クラウドプラットフォーム及び/又は顧客専有クラウドプラットフォームは、kubernetesに基づくコンテナクラスタプラットフォームである。
【0066】
本実施例の幾つかの選択的な実現形態では、装置は、認証ユニットをさらに含み、該認証ユニットは、現在の標準クラウドプラットフォームを利用して、更新対象のクラスタ遺伝子情報を認証し、ここで、認証は、更新対象のクラスタ遺伝子情報によって配置されるクラウドプラットフォームに対してシステム安定性認証を行うために用いられ、認証にパスすることに応じて、続いて以降のステップを実行するように構成される。
本実施例の幾つかの選択的な実現形態では、装置は、第2の更新ユニットをさらに含み、該第2の更新ユニットは、最終の標準クラウドプラットフォームに基づいて、顧客専有クラウドプラットフォームを更新するように構成される。
【0067】
本実施例の幾つかの選択的な実現形態では、装置は、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに基づいて、ラインオフ対象の製品ラインを決定するように構成される第2の決定ユニットと、ラインオフ対象の製品ラインに基づいて、標準クラウドプラットフォームにおけるラインオフ対象の製品ラインに対応するクラスタ遺伝子情報に対してラベリングを行うように構成されるラベリングユニットであって、ここで、ラベリングは、クラスタ遺伝子情報における遺伝子データの間の依存関係に基づいて付されるラベリングユニットと、ラベリング情報に基づいて、標準クラウドプラットフォームにおけるラインオフ対象の製品ラインに対応するクラスタ遺伝子情報を削除するように構成される削除ユニットとをさらに含む。
【0068】
本願の実施例によれば、本願は、電子機器と可読記憶媒体をさらに提供する。
【0069】
図5に示すように、図5は、本願の実施例に係るクラウドプラットフォーム更新方法の電子機器のブロック図である。電子機器は、様々な形態のデジタルコンピュータ、例えば、ラップトップコンピュータ、デスクコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレームコンピュータ、その他の適切なコンピュータを表すことを意図する。電子機器は、様々な形態のモバイル装置、例えば、パーソナルデジタルアシスタント、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイスおよびその他の類似するコンピューティングデバイスを表すこともできる。本明細書に示される部品、それらの接続と関係、及びそれらの機能は、単なる例示であり、本明細書に説明及び/又は請求される本願の実現を限定することを意図するものではない。
【0070】
図5に示すように、該電子機器は、1つ又は複数のプロセッサ501と、メモリ502と、高速インタフェースと低速インタフェースを含む様々な部品を接続するためのインタフェースとを含む。各部品は、異なるバスを介して互いに接続されており、且つパブリックマザーボードに取り付けられ得るか、又は必要に応じて他の方式で取り付けられ得る。
プロセッサは、電子機器内で実行される指令を処理することができ、この指令は、外部入力/出力装置(例えば、インタフェースに結合される表示機器)にGUIのグラフィック情報を表示するように、メモリ内又はメモリ上に記憶される指令を含む。他の実施の形態では、必要に応じて、複数のプロセッサ及び/又は複数本のバスを、複数のメモリと複数本のバスとともに使用してもよい。同様に、複数の電子機器を接続し、各機器は、一部の必要な操作(例えば、サーバアレイ、ブレードサーバ群、又はマルチプロセッサシステムとして)を提供してもよい。図5には、1つのプロセッサ501を例として挙げられる。
【0071】
メモリ502は、即ち、本願による非一時的なコンピュータ可読記憶媒体である。
ここで、メモリには、少なくとも1つのプロセッサに本願によるクラウドプラットフォーム更新方法を実行させるように、少なくとも1つのプロセッサによって実行されることができる指令が記憶されている。本願の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータに本願によるクラウドプラットフォーム更新方法を実行させるためのコンピュータ指令が記憶される。
【0072】
メモリ502は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体として、非一時的なソフトウェアプログラム、非一時的なコンピュータによって実行可能なプログラム及びモジュール、例えば、本願の実施例におけるクラウドプラットフォーム更新方法に対応するプログラム指令/モジュール(例えば、図4に示す取得ユニット401、第1の更新ユニット402及び第1の決定ユニット403)を記憶するために用いられることができる。プロセッサ501は、メモリ502に記憶される非一時的なソフトウェアプログラム、指令及びモジュールを実行することにより、サーバの様々な機能アプリケーションおよびデータ処理を実行し、即ち、上記方法の実施例におけるクラウドプラットフォーム更新方法を実現する。
【0073】
メモリ502は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができるプログラム記憶領域と、クラウドプラットフォーム更新電子機器を使用することにより作成されたデータなどを記憶することができるデータ記憶領域とを含んでもよい。なお、メモリ502は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非一時的なメモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスクメモリ、フラッシュメモリ、又は他の非一時的なソリッドメモリをさらに含んでもよい。幾つかの実施例において、メモリ502は、プロセッサ501に対して遠隔的に設置されるメモリを選択してもよく、これらの遠隔メモリは、ネットワークを介してクラウドプラットフォーム更新電子機器に接続されてもよい。上記ネットワークの例は、インターネット、企業イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク及びそれらの組み合わせを含むが、それらに限らない。
【0074】
クラウドプラットフォーム更新方法の電子機器は、入力装置503と出力装置504とをさらに含んでもよい。プロセッサ501、メモリ502、入力装置503及び出力装置504は、バス又は他の手段によって接続されてもよく、図5には、バスによる接続を例とする。
【0075】
入力装置503は、入力された数字又は文字情報を受信し、クラウドプラットフォーム更新電子機器のユーザ設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成することができ、例えば、タッチスクリーン、キーパッド、マウス、トラックパッド、タッチパッド、ポインティングスティック、1つ又は複数のマウスボタン、トラックボール、ジョイスティックなどの入力装置である。出力装置504は、表示機器、補助照明装置(例えば、LED)及び触覚フィードバック装置(例えば、振動モータ)などを含んでもよい。該表示機器は、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、及びプラズマディスプレイを含んでもよいが、それらに限らない。いくつかの実施の形態では、表示機器は、タッチスクリーンであってもよい。
【0076】
ここで説明されるシステムと技術の様々な実施の形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、専用ASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。
これらの様々な実施の形態は、1つ又は複数のコンピュータプログラムに実施され、該1つ又は複数のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステム上に実行及び/又は解釈されることができ、該プログラマブルプロセッサは、専用又は共用プログラマブルプロセッサであってもよく、記憶システム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置からデータと指令を受信し、且つデータと指令を該記憶システム、該少なくとも1つの入力装置、及び該少なくとも1つの出力装置に伝送してもよいことを含んでもよい。
【0077】
これらのコンピューティングプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、又はコードとも呼ばれる)は、プログラマブルプロセッサの機械指令を含み、且つ高水準プロセス及び/又はオブジェクト指向型のプログラミング言語、及び/又はアセンブリ/機械言語によって、これらのコンピューティングプログラムを実施することができる。本明細書に使用される「機械可読媒体」と「コンピュータ可読媒体」という用語とは、機械可読信号としての機械指令を受信する機械可読媒体を含む、機械指令及び/又はデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意のコンピュータプログラム製品、機器、及び/又は装置(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジック装置(PLD))を指す。「機械可読信号」という用語とは、機械指令及び/又はデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意の信号を指す。
【0078】
ユーザとの対話を提供するために、ここで説明されるシステムと技術は、ユーザに情報を表示するための表示装置(例えば、CRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、ユーザが入力をコンピュータに提供することを可能にするキーボードとポインティング(例えば、マウス又はトラックボール)とを有するコンピュータに実施されてもよい。他のタイプの装置は、ユーザとの対話を提供するためにも使用されることができ、例えば、任意の形態の感覚フィードバック(例えば、視覚的フィードバック、聴覚的フィードバック、又は触覚的フィードバック)をユーザに提供することができ、且つ任意の形態(音響入力、音声入力又は触覚入力)を利用してユーザからの入力を受信することができる。
【0079】
ここで説明されるシステムと技術は、バックエンド部品を含むコンピューティングシステム(例えば、データサーバ)、又はミドルウエア部品を含むコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)、又はフロンドエンド部品を含むコンピューティングシステム(例えば、ユーザがここで説明されるシステムと技術の実施の形態と対話することを可能にするグラフィカルユーザインタフェース又はウェブブラウザを有するユーザコンピュータ)、又はこれらのバックエンド部品、ミドルウエア部品、又はフロンドエンド部品の任意の組み合わせを含むコンピューティングシステムで実施されてもよい。
システムの部品は、任意の形態又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)を介して、互いに接続されてもよい。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、及びインターネットを含む。
【0080】
コンピュータシステムは、クライアントとサーバを含んでもよい。クライアントとサーバは通常、互いに遠く離れており、且つ通信ネットワークを介して対話する。対応するコンピュータ上で、互いにクライアントーサーバ関係を有するコンピュータプログラムを運行することにより、クライアントとサーバの関係を生成する。
【0081】
本願の実施例の技術案によれば、クラウドプラットフォーム更新リクエストを受信することに応じて、クラウドプラットフォーム更新リクエストに対応する更新対象のクラスタ遺伝子情報を取得し、更新対象のクラスタ遺伝子情報と現在の標準クラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報との比較結果に基づいて、標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクを更新し、更新後の標準クラウドプラットフォーム遺伝子バンクに基づいて、最終の標準クラウドプラットフォームのハードウェアリソースと最終の標準クラウドプラットフォームのソフトウェアリソースを決定することを採用し、専有クラウドプラットフォームの配置、アップグレードのプロセスにおいて膨大なワークロードに直面する課題を解決するとともに、専有クラウドプラットフォームは技術標準体系が乏しい問題を解決し、クラスタ遺伝子の複製と遺伝の方法を利用して、統括標準クラウドプラットフォームに対する自動化アップグレードを実現する。
【0082】
理解すべきこととして、上記に示す様々な形態のプローを使用して、ステップを並べ替え、追加又は削除してもよい。例えば、本願に記載される各ステップは、本願に開示される技術案の所望の結果を達成することができる限り、並行に実行されてもよく、順次に実行されてもよく、又は異なる順序で実行されてもよく、本明細書はこれを限定しない。
【0083】
上記具体的な実施の形態は、本願の保護範囲に対する限定を構成するものではない。
設計要件及び他の要因に応じて、様々な修正、組み合わせ、サブコンビネーション及び置換を行うことができることは、当業者にとって明らかであろう。本願の精神と原則の範囲内で行われた任意の修正、同等置換、改良などは、いずれも本願の保護範囲に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】