(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-04
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
A24F 40/40 20200101AFI20230927BHJP
A24F 40/60 20200101ALI20230927BHJP
A24F 40/51 20200101ALI20230927BHJP
A24F 40/50 20200101ALI20230927BHJP
【FI】
A24F40/40
A24F40/60
A24F40/51
A24F40/50
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023513499
(86)(22)【出願日】2022-03-03
(85)【翻訳文提出日】2023-02-24
(86)【国際出願番号】 KR2022002972
(87)【国際公開番号】W WO2022196982
(87)【国際公開日】2022-09-22
(31)【優先権主張番号】10-2021-0034023
(32)【優先日】2021-03-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム、テフン
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA05
4B162AA22
4B162AB12
4B162AB14
4B162AC04
4B162AC22
4B162AC34
4B162AD08
4B162AD12
4B162AD16
4B162AD23
(57)【要約】
エアロゾル生成装置が開示される。本開示のエアロゾル生成装置は、長い挿入空間を有するハウジングと、前記挿入空間が形成された前記ハウジングの少なくとも一部を覆い、前記挿入空間に対応するオープニングを含むキャップと、前記キャップに設けられ、前記挿入空間を開閉するように移動することができるカバーと、第1側が前記キャップに支持され、第2側が前記カバーに支持され、前記カバーに弾性力を印加するスプリングと、前記キャップに装着され、前記カバーに磁気引力または磁気斥力を印加するように動作する磁力発生ユニットとを含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
長い挿入空間を有するハウジングと、
前記挿入空間が形成された前記ハウジングの少なくとも一部を覆い、前記挿入空間に対応するオープニングを含むキャップと、
前記キャップに設けられ、前記挿入空間を開閉するように移動することができるカバーと、
第1側が前記キャップに支持され、第2側が前記カバーに支持され、前記カバーに弾性力を印加するスプリングと、
前記キャップに装着され、前記カバーに磁気引力または磁気斥力を印加するように動作する磁力発生ユニットと、を含む、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記カバーは、前記挿入空間を閉鎖する第1位置と前記挿入空間を開放する第2位置との間で移動することができ、
前記磁力発生ユニットは前記第2位置に隣接して配置され、電力が印加されると、前記第1位置に向けて前記カバーに磁気斥力を印加するように動作する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記カバーに第2磁気引力を印加して前記カバーを前記第2位置に固定するように前記第2位置に引接して配置される第1マグネットをさらに含み、
前記スプリングは前記第1位置に向けて前記カバーに弾性力を印加する、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記カバーは、前記スプリングによって前記第1位置に向かって前記カバーに印加される前記弾性力にもかかわらず、前記第1マグネットによって印加される前記第2磁気引力によって前記第2位置に固定される、請求項3に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記磁力発生ユニットによって印加される前記磁気斥力は前記カバーを前記第2位置に固定する前記第1マグネットの前記第2磁気引力より強くて前記カバーを前記第1位置に向けて移動させる、請求項3に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記スプリングは、前記弾性力を前記第1位置に向けて前記カバーに印加し、
前記磁力発生ユニットは、
ソレノイドと、
前記ソレノイドの内部に配置され、前記カバーに第3磁気引力を印加する第2マグネットとを含む、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
電力が前記磁力発生ユニットに印加されなければ、前記第3磁気引力は前記カバーを前記第2位置に固定し、電力が前記磁力発生ユニットに印加されると、前記磁力発生ユニットによって前記磁気斥力が前記カバーに印加されることで、前記第3磁気引力を克服して前記カバーを前記第1位置に向けて移動させる、請求項6に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記カバーは、前記スプリングによって前記第1位置に向かって前記カバーに印加される前記弾性力にもかかわらず、前記第2マグネットによって印加される前記第3磁気引力によって前記第2位置に固定される、請求項6に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
入力を受ける入力部と、
前記入力部を介してカバークローズの入力を受けると、前記磁力発生ユニットに電力が印加されるように制御する制御部とをさらに含む、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記挿入空間に隣接して配置され、前記挿入空間にスティックが配置されるかを感知するセンサーと、
前記スティックが前記挿入空間から離脱すると、前記磁力発生ユニットに電力が印加されるように制御する制御部とをさらに含む、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記スティックが前記挿入空間から離脱した後に第1設定時間が経過すると、前記磁力発生ユニットに電力が印加される、請求項10に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項12】
前記挿入空間に隣接して配置されるヒーターと、
前記ヒーターがオフされると、前記磁力発生ユニットに電力が印加されるように制御する制御部とをさらに含む、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項13】
前記ヒーターがオフされた後に第2設定時間が経過すると、磁力発生ユニットに前記電力が印加される、請求項12に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項14】
前記カバーは、前記挿入空間を閉鎖する第1位置と前記挿入空間を開放する第2位置との間で移動することができ、
前記磁力発生ユニットは前記第1位置に隣接して配置され、前記磁力発生ユニットに電力印加されると、前記磁気斥力を前記第2位置に向けて前記カバーに印加する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項15】
前記第1位置に引接して配置され、第2磁気引力を前記カバーに印加して前記カバーを前記第1位置に固定する第1マグネットをさらに含み、
前記スプリングは、前記弾性力を前記第2位置に向けて前記カバーに印加する、請求項14に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項16】
前記カバーは、前記スプリングによって前記カバーに印加される前記弾性力にもかかわらず、前記第1マグネットによって印加される前記第2磁気引力によって前記第1位置に固定される、請求項15に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項17】
前記磁力発生ユニットによって印加される前記磁気斥力は前記カバーを前記第1位置に固定する前記第1マグネットの前記第2磁気引力より強くて前記カバーを前記第2位置に向けて移動させる、請求項15に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項18】
前記スプリングは前記弾性力を前記第2位置に向けて前記カバーに印加し、
前記磁力発生ユニットは、
ソレノイドと、
前記ソレノイドの内部に配置され、前記カバーに第3磁気引力を印加する第2マグネットとを含む、請求項14に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項19】
電力が前記磁力発生ユニットに印加されなければ、前記第3磁気引力は前記カバーを前記第1位置に固定し、電力が前記磁力発生ユニットに印加されると、前記磁力発生ユニットによって前記磁気斥力が前記カバーに印加されることで、前記第3磁気引力を克服して前記カバーを前記第2位置に向けて移動させる、請求項18に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項20】
前記磁力発生ユニットによって印加される前記磁気斥力は前記第2マグネットの前記第3磁気引力より強くて前記カバーを前記第2位置に向けて移動させる、請求項19に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項21】
入力を受ける入力部と、
前記入力部を介してカバーオープンの入力を受けると、前記磁力発生ユニットに電力が印加されるように制御する制御部とをさらに含む、請求項14に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項22】
前記挿入空間に隣接して配置されるヒーターと、
前記ヒーターがオンされると、前記磁力発生ユニットに電力が印加されるように制御する制御部とをさらに含む、請求項14に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項23】
前記磁力発生ユニットは、前記カバーの移動方向に平行な方向に沿って巻き取られるソレノイドを含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項24】
前記磁力発生ユニットは、前記ソレノイドの内部に配置され、前記カバーの移動方向に平行に延びる電磁石をさらに含む、請求項23に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル生成装置はエアロゾルを介して媒質または物質から所定の成分を抽出するためのものである。媒質は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であることができる。例えば、媒質に含まれる物質は、ニコチン成分、ハーブ成分及び/またはコーヒー成分などを含むことができる。近年、このようなエアロゾル生成装置に対する多くの研究が遂行されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は前述した問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0004】
本開示の他の目的は、スティックが挿入される挿入空間を便利に開閉することができるようにすることである。
【0005】
本開示のさらに他の目的は、使用者が挿入空間を閉鎖することを見逃しても、自動で挿入空間が閉鎖するようにすることである。
【0006】
本開示のさらに他の目的は、スティックが挿入される挿入空間に異物が流入することを防止することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した目的を達成するための本開示の一側面によれば、長い挿入空間を有するハウジングと、前記挿入空間が形成された前記ハウジングの少なくとも一部を覆い、前記挿入空間に対応するオープニングを含むキャップと、前記キャップに設けられ、前記挿入空間を開閉するように移動することができるカバーと、第1側が前記キャップに支持され、第2側が前記カバーに支持され、前記カバーに弾性力を印加するスプリングと、前記キャップに装着され、前記カバーに磁気引力または磁気斥力を印加するように動作する磁力発生ユニットとを含むエアロゾル生成装置を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、スティックが挿入される挿入空間を便利に開閉することができる。
【0009】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、使用者が挿入空間を閉鎖することを見逃しても、自動で挿入空間が閉鎖することができる。
【0010】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、スティックが挿入される挿入空間に異物が流入することを防止することができる。
【0011】
本開示の適用可能な追加的な範囲は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本開示の思想及び範囲内で多様な変更及び修正は当業者に明らかに理解可能であるので、詳細な説明及び本開示の好適な実施例のような特定の実施例はただ例示として与えられたものと理解されなければならない。
【0012】
本開示の前記及び他の目的、特徴及び他の特徴は添付図面を参照する以降の詳細な説明から明らかに理解可能であろう。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図2】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図3】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図4】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図5】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図6】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図7】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図8】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図9】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図10】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図11】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図12】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図13】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図14】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図15】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図16】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図17】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図18】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図19】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図20】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図21】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図22】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図23】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図24】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照してこの明細書に開示する実施例を詳細に説明する。図面を参照する説明の簡潔さのために、同一または類似の構成要素は同じ参照番号を付与し、それについての重複説明は省略する。
【0015】
以下の説明で使われる構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は明細書の説明の容易性のみのためのものであり、特別な意味または役割を有するものではない。
【0016】
本開示において、当業者によく知られているものは簡潔さのために省略する。添付図面は多様な技術的特徴を容易に理解することができるようにするためのものであり、ここで開示する実施例は添付図面に限定されないことを理解しなければならない。したがって、本開示は、添付図面に具体的に開示したものに加えて、すべての変更、均等物及び代替物を含むものと解釈されなければならない。
【0017】
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使われることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されないことを理解しなければならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使われる。
【0018】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在することもできると理解可能であろう。一方で、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解可能であろう。
【0019】
単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0020】
以下、図面に示す座標系を基準にエアロゾル生成装置100の方向を定義する。
【0021】
直交座標系で、x軸方向はエアロゾル生成装置100の前後方向と定義することができる。ここで、原点を基準に、+xに向かう方向は前側方向を、-xに向かう方向は後側方向を意味することができる。
【0022】
座標系で、y軸方向はエアロゾル生成装置100の左右方向と定義することができる。ここで、原点を基準に、+yに向かう方向は右側方向を、-yに向かう方向は左側方向を意味することができる。
【0023】
座標系で、z軸方向はエアロゾル生成装置100の上下方向と定義することができる。ここで、原点を基準に、+zに向かう方向は上方を、-yに向かう方向は下側方向を意味することができる。
【0024】
図1及び
図2を参照すると、エアロゾル生成装置100は、バッテリー10、制御部20、ヒーター30、カートリッジ40、及びセンサー21のうちの少なくとも一つを含むことができる。バッテリー10、制御部20、ヒーター30、カートリッジ40、及びセンサー21のうちの少なくとも一つはエアロゾル生成装置100のハウジング110の内部に配置されることができる。
【0025】
ハウジング110は、スティック200が挿入可能な挿入空間114(
図4参照)を有することができる。スティック200が挿入可能な挿入空間114はヒーター30の周辺に形成されることができる。
【0026】
図1を参照すると、バッテリー10、制御部20、センサー21、カートリッジ40、及びヒーター30が一列に配置されることができる。
図2を参照すると、カートリッジ40及びヒーター30は互いに向き合うように並んで配置されることができる。エアロゾル生成装置100の内部構造は図示のものに限定されない。
【0027】
バッテリー10は、制御部20、ヒーター30、カートリッジ40、及びセンサー21のうちの少なくとも一つが動作するように、電力を供給することができる。バッテリー10はエアロゾル生成装置100に設けられたディスプレイ、モーターなどが動作するのに必要な電力を供給することができる。バッテリー10は電源10と言える。
【0028】
制御部20は、エアロゾル生成装置100全般の動作を制御することができる。制御部20は、バッテリー10、ヒーター30、カートリッジ40、及びセンサー21のうちの少なくとも一つの動作を制御することができる。制御部20は、エアロゾル生成装置100に設けられたディスプレイ、モーターなどの動作を制御することができる。制御部20は、エアロゾル生成装置100の構成のそれぞれの状態を確認することにより、エアロゾル生成装置100が動作可能な状態であるかを判断することができる。
【0029】
ヒーター30はバッテリー10から供給された電力によって発熱することができる。ヒーター30は、エアロゾル生成装置100に挿入されたスティック200を加熱することができる。ヒーター30は第1ヒーター30と言える。
【0030】
カートリッジ40はエアロゾルを生成することができる。カートリッジ40で生成されたエアロゾルは、エアロゾル生成装置100に挿入されたスティック200を通過して使用者に伝達されることができる。カートリッジ40はハウジング110に分離可能に結合されることができる。
【0031】
センサー21は挿入空間114(
図4参照)に隣接して配置されることができる。センサー21は挿入空間114の上端に隣接して配置されることができる。センサー21は、挿入空間114にスティック200が配置されるかを感知することができる。センサー21は、挿入空間114にスティック200が挿入されるかまたは挿入空間114からスティック200が離脱することを感知し、制御部20に情報を出力することができる。
【0032】
図3を参照すると、制御部20は各種の構成要素と電気的に連結されることができる。制御部20は連結された構成要素を制御することができる。
【0033】
制御部20は入力部22と電気的に連結されることができる。使用者は、入力部22に電源のオン/オフ、ヒーターの作動、カバー123(
図5参照)の開閉などの各種の命令を入力することができる。制御部20は入力部53から命令を受けて構成の動作を制御することができる。
【0034】
制御部20は出力部23と電気的に連結されることができる。出力部23は、電源のオン/オフ、ヒーターの作動有無、スティックについての情報、液状についての情報、バッテリー残量についての情報、カバーの開閉についての情報などの各種の情報を使用者に伝達することができる。制御部20は、構成から受けた各種の情報に基づき、使用者に情報を伝達するように出力部23を制御することができる。
【0035】
出力部23はディスプレイを含むことができる。ディスプレイは情報を外部に表示して使用者に情報を伝達することができる。
【0036】
出力部23はハプティック出力部を含むことができる。ハプティック出力部は、振動を介して使用者に情報を伝達することができる。ハプティック出力部は振動モーターを備えることができる。
【0037】
出力部54は音響出力部を含むことができる。音響出力部は、情報に対応する音を出力して使用者に情報を伝達することができる。音響出力部はスピーカーを備えることができる。
【0038】
制御部20はメモリ24と電気的に連結されることができる。メモリ24は情報についてのデータを保存することができる。メモリ24は制御部20から各種の情報についてのデータを受信して保存するか、または保存されたデータを制御部20に送信することができる。制御部20は、メモリ24から受信したデータに基づいて構成の動作を制御することができる。
【0039】
制御部20は磁力発生ユニット160、170(
図6及び
図10参照)と電気的に連結されることができる。制御部20は、磁力発生ユニット160、170に電力を印加するように、電源10を制御することができる。
【0040】
図4を参照すると、ハウジング110は下部ハウジング110aと上部ハウジング110bを含むことができる。上部ハウジング110bは下部ハウジング110aの上側に配置されることができる。下部ハウジング110aは、バッテリー10、制御部20、及びセンサー21のうちの少なくとも一つを収容することができる(
図2参照)。上部ハウジング110bはカートリッジ40と結合されることができる。
【0041】
ハウジング110は長く延びている挿入空間114を提供することができる。スティック200は挿入空間114に挿入されることができる。挿入空間114は、上部ハウジング110bの上壁112が開口して上壁112から下側に向かって延びることによって形成されることができる。挿入空間114は上下方向に長い形状を有することができる。挿入空間114は上部ハウジング110bの側壁111によって取り囲まれることができる。
【0042】
上部ハウジング110bは第1ヒーター30を収容することができる(
図1及び
図2参照)。第1ヒーター30は挿入空間114の周辺に配置されることができる。
【0043】
上部ハウジング110bは、上部ハウジング110bの側壁111の下部から一側に延びた支持面118を備えることができる。上部ハウジング110bは、上部ハウジング110bの側壁111の一部及び支持面118と向き合う着脱空間Sを備えることができる。カートリッジ40の下部は上部ハウジング110bに形成された支持面118に接触して支持されることができる。カートリッジ40は支持面118に接触してエアロゾル生成装置100の内部の他の構成要素と電気的に連結されることができる。
【0044】
流入口116は上部ハウジング110bに形成されることができる。流入口116はカートリッジ40に形成された排出口(図示せず)と連通することができる。連結流路115は流入口116と挿入空間114との間に配置されることができる。連結流路115は流入口116と挿入空間114とを連結することができる。
【0045】
したがって、カートリッジ40で生成されたエアロゾルは流入口116に流入し、挿入空間114に向かって流動することができる。
【0046】
キャップ120は、挿入空間114が形成されたハウジング110の少なくとも一部を覆うことができる。キャップ120は上部ハウジング110bの外部に着脱可能に結合されることができる。キャップ120は上部ハウジング110b及び上部ハウジング110bに結合されたカートリッジ40を覆うことができる。キャップ120の側壁121は上部ハウジング110bの側壁111を覆うことができる。キャップ120の上壁122は上部ハウジング110bの上壁112を覆うことができる。
【0047】
キャップ120は、挿入空間114に対応する位置に、長く延びたオープニング124を備えることができる。オープニング124はキャップ120の上壁122が開放することによって形成されることができる。キャップ120がハウジング110に結合されると、オープニング124と挿入空間114とが連結されることができる。オープニング124は、挿入空間114に対応する位置から一方向に延びた形状を有することができる。
【0048】
オープニング124は第1パート1241及び第2パート1242を含むことができる。第1パート1241は、挿入空間114に対応する位置に形成されることができる。第1パート1241は挿入空間114の断面と同じ断面を有することができる。第1パート1241の断面の周囲は挿入空間114の断面の周囲と同一であってもよい。キャップ120がハウジング110に結合されると、第1パート1241は挿入空間114の上側に配置されることができる。キャップ120がハウジング110に結合されると、第1パート1241は挿入空間114と連結されることができる。
【0049】
第2パート1242は第1パート1241から一側に延設されることができる。第2パート1242はスリット形状を有することができる。第2パート1242の幅は第1パート1241の幅より小さくてもよい。第2パート1242は前後方向に延びることができる。
【0050】
カバー123は、キャップ120にオープニング124に沿って移動可能に設けられることができる。カバー123は挿入空間114を開閉することができる。カバー123は第1位置で挿入空間114を閉鎖することができる。カバー123は第2位置で挿入空間114を開放することができる。
【0051】
図5を参照すると、カバー123はオープニング124に沿って移動することができる。カバー123はキャップ120の上壁122から外部に露出されることができる。
【0052】
カバー123は第1位置で第1パート1241に位置することができる。カバー123が第1位置に位置すると、第1パート1241は閉鎖し、第2パート1242は開放することができる。カバー123が第1位置に位置すると、カバー123は挿入空間124の上側に配置されることができる。カバー123が第1位置に位置すると、カバー123は挿入空間124を閉鎖することができる。
【0053】
カバー123は第2位置で第2パート1242に位置することができる。第2位置は第1位置の反対側であり得る。カバー123が第2位置に位置すると、第1パート1241は開放し、第2パート1242は閉鎖することができる。カバー123が第2位置に位置すると、カバー123は挿入空間124から離脱して挿入空間124を開放することができる。カバー123が第2位置に位置すると、スティック200は挿入空間124に挿入されることができる。
【0054】
図6はキャップ120の上壁122の内側を下側から上側に向かって見た図である。
【0055】
図6を参照すると、カバーマグネット130はカバー123に結合されることができる。カバーマグネット130はカバー123の下側に結合されることができる。カバーマグネット130はカバー123と一体に形成されることができる。もしくは、カバー123はその自体が磁性体から形成されることもできる。カバー123はカバーマグネット130を含むこともできる。
【0056】
以下、カバーマグネット130に磁気引力または磁気斥力が印加される構造について説明するが、カバー123に磁気引力または磁気斥力が印加されることもできる。カバー123に磁気引力または磁気斥力が印加されることは、カバー123自体に磁気引力または磁気斥力が印加されるか、またはカバー123に含まれるかまたは結合されたカバーマグネット130に磁気引力または磁気斥力が印加されることであり得る。
【0057】
オープニング124はカバー123とカバーマグネット130との間に位置することができる。カバー123はオープニング124の上側に配置され(
図5参照)、カバーマグネット130はオープニング124の下側に配置されることができる。カバーマグネット130はカバー123と一緒に動ける。
【0058】
カバー123が第1位置に位置すると、カバーマグネット130は第1位置に位置することができる。カバー123が第2位置に位置すると、カバーマグネット130は第2位置に位置することができる。
【0059】
カバーマグネット130は、マグネットボディー131と、マグネットボディー131から延びたマグネットウィング132とを含むことができる。マグネットボディー131はカバー123の中心に隣接して配置されることができる。マグネットウィング132はマグネットボディー131からオープニング124の外側まで延びることができる。マグネットウィング132は左側及び右側方向に延びる一対からなることができる。オープニング124を取り囲むキャップ120の上壁122はマグネットウィング132とカバー123との間に配置されることができる。
【0060】
突出部133はカバー123及びマグネット130から下側に突出することができる。突出部133はカバー123及びマグネット130を固定することができる。例えば、突出部133はネジを含むことができる。突出部133はスプリング140と接触することができる。
【0061】
スプリング140は、一側がキャップ120に支持され、他側がカバー123に支持されることで、カバー123に弾性力を提供することができる。スプリング140はカバー123を第1位置に押圧することができる。
【0062】
スプリング140はトーションスプリング(torsion spring)であってもよい。スプリング140は、複数回巻き取られて胴体を構成するスプリングボディー141と、スプリングボディー141から一側に延びたスプリングバー143とを含むことができる。スプリングボディー141はキャップ120の上壁122に固定されることができる。スプリングバー143は突出部133と接触することができる。スプリングバー143はスプリングボディー141に対してピボット動作することで、カバー123に第1位置への弾性力を提供することができる。
【0063】
第1マグネット150は第2位置に隣接して配置されることができる。第1マグネット150はカバーマグネット130に磁気引力を提供することができる。カバー123が第2位置に位置すると、第1マグネット150はカバーマグネット130と直間接的に接触することができる。カバーマグネット130は第1マグネット150に着脱されることができる。
【0064】
カバー123が第2位置に位置すると、第1マグネット150はマグネットボディー131及び/またはマグネットウィング132と直間接的に接触することができる。第1マグネット150は第2パート1242を間に挟んで左側及び右側の一対からなることができる。一対の第1マグネット150は一対のマグネットウィング132にそれぞれ接触することができる。カバーマグネット130及び第1マグネット150は永久磁石であってもよい。
【0065】
図6及び
図7を参照すると、磁力発生ユニット160はカバー123に隣接してキャップ120に設けられることができる。磁力発生ユニット160はキャップ120の上壁122に設けられることができる。磁力発生ユニット160はカバー123に磁気引力または磁気斥力を提供することができる。
【0066】
磁力発生ユニット160は第2位置に隣接して配置されることができる。磁力発生ユニット160は第2パート1242の端部に隣接して配置されることができる。
【0067】
磁力発生ユニット160に電力が印加されると、磁力発生ユニット160が磁化(magnetization)することができる。電流が流れる方向によって磁力発生ユニット160に形成される電極の方向が変わることができる。磁力発生ユニット160は電源10から電力を受け、カバー123及び/またはカバーマグネット130に磁気斥力を印加することができる。磁力発生ユニット160は、第2位置から第1位置に向けて、カバー123及び/またはカバーマグネット130に磁気斥力を印加することができる。
【0068】
磁力発生ユニット160はソレノイド161を含むことができる。ソレノイド161は接続部162を介して電源10と連結されることができる。ソレノイド161はオープニング124が延びた方向に沿って巻き取られることができる。ソレノイド161は前後方向に沿って巻き取られることによって前後方向に長く形成されることができる。ソレノイド161は磁性体からなることができる。
【0069】
ソレノイド161が電力を受けると、ソレノイド161は磁化して極性を有することができる。ソレノイド161の一側161aに電流が流入すると、ソレノイド161の一側161aの付近はS極、ソレノイド161の他側161bの付近はN極に磁化することができる。ソレノイド161の他側161bに電流が流入すると、ソレノイド161の一側161aの付近はN極、ソレノイド161の他側161bの付近はS極に磁化することができる。
【0070】
電磁石163はソレノイド161の内部に配置されることができる。電磁石163はソレノイド161が巻き取られた方向に沿って延びることができる。電磁石163は内部に空間163aが形成された円筒形状を有することができる。接触部164は電磁石163がソレノイド161からオープニング124に向かって延びることによって形成されることができる。接触部164はソレノイド161からオープニング124に向かって次第に広くなる形状を有することができる。電磁石163は磁性体からなることができる。電磁石163は強磁性体(Ferromagnetic)からなることができる。電磁石163はソレノイド161の内部に移動できないように固定されることができる。
【0071】
電磁石163はソレノイド161に電流が流れるときにのみ磁性を有することができる。ソレノイド161が電力を受ければ、電磁石163は磁化して極性を有することができる。ソレノイド161の一側161aに電流が流入すると、電磁石163の一側はS極、電磁石163の他側はN極に磁化することができる。ソレノイド161の他側161bに電流が流入すると、電磁石163の一側はN極、電磁石163の他側はS極に磁化することができる。ソレノイド161は単独でも磁場を形成することができるが、電磁石163によってもっと強い磁場を形成することができる。
【0072】
図8を参照すると、カバー123は第1位置から第2位置に移動することができる。使用者はカバー123を第1位置から第2位置に移動させることで、挿入空間114(
図4参照)を開放させることができる。
【0073】
カバー123が第2位置に位置すると、カバー123及び/またはカバーマグネット130は第1マグネット150と直間接的に接触することができる。カバー123が第2位置に位置すると、カバー123及び/またはカバーマグネット130は磁力発生ユニット160と接触することができる。カバー123が第2位置に位置すると、マグネットボディー131と接触部164とは互いに接触することができる。第1マグネット150はカバーマグネット130に磁気引力を提供することができる。
【0074】
第1マグネット150とカバーマグネット130との間の磁気引力は、スプリング140がカバー123を第1位置に押圧する力より強くなることができる。
【0075】
よって、カバー123が第2位置に位置すると、カバー123がスプリング140によって第1位置に移動せず、第2位置に固定されることができる。
【0076】
したがって、使用者がカバー123を移動させて挿入空間114を開放した状態で固定することができる。
【0077】
図9を参照すると、磁力発生ユニット160は、電力の印加によって磁化することができる。磁力発生ユニット160が電力を受け、一方向に電流が流れれば、磁力発生ユニット160はカバー123及び/またはカバーマグネット130に磁気斥力を提供することができる。
【0078】
磁力発生ユニット160とカバーマグネット130との間の磁気斥力は、カバーマグネット130と第1マグネット150との間の磁気引力より強くなることができる。磁力発生ユニット160とカバーマグネット130との間の磁気斥力は、カバーマグネット130と第1マグネット150との間の磁気引力からスプリング140がカバー130を第1位置に押圧する力を差し引いた値より大きくてもよい。
【0079】
磁力発生ユニット160に電力が印加されることでカバーマグネット130に磁気斥力が提供されると、カバーマグネット130は磁力発生ユニット160から離脱することができる。磁力発生ユニット160に電力が印加されてカバーマグネット130に磁気斥力を提供すると、カバーマグネット130は第1マグネット150から離脱することができる。カバー123及び/またはカバーマグネット130が第1マグネット150から離脱すると、カバー123はスプリング140から弾性力を受けて第1位置に移動することができる。
【0080】
磁力発生ユニット160に印加される電力は設定時間の間にのみ瞬間的に印加されることができる。カバー123及び/またはカバーマグネット130が第1マグネット150から離脱するか、またはカバー123及び/またはカバーマグネット130が第1位置に位置すると、磁力発生ユニット160に電力が印加されなくことができる。
【0081】
よって、磁力発生ユニット160に電力を印加することで、カバー123を第2位置から第1位置に自動で移動させることができる。
【0082】
したがって、使用者は挿入空間114を便利に閉鎖させることができる。
【0083】
図10~
図12を参照すると、磁力発生ユニット160’は、ソレノイド161の内部に配置される第2マグネット165を含むことができる。カバー123が第2位置に位置すると、カバーマグネット130は磁力発生ユニット160’に直間接的に接触することができる。第2マグネット165はカバーマグネット130に磁気引力を提供することができる。第2マグネット165は永久磁石であってもよい。
【0084】
電磁石163は内部に形成された空間163a(
図7参照)を有することができる。第2マグネット165は電磁石163の内部の空間163aに配置されることができる。第2マグネット165はソレノイド161の内部で移動しないように固定されることができる。第2マグネット165はソレノイド161が巻き取られた方向に沿って延びることができる。
【0085】
図13は
図11及び
図12の磁力発生ユニット160’の断面を示す図であって、
図13(a)はソレノイド161に電流が流れない状態で磁気力線を示す図であり、
図13(b)はソレノイド161に電流が一側に流れる状態で磁気力線を示す図である。
【0086】
以下、
図13を参照すると、第2マグネット165はソレノイド161の内部に配置され、一側はN極165N、他側はS極165Sを帯びることができる。
【0087】
ソレノイド161に電流が流れなければ、第2マグネット165による磁気力によって磁力発生ユニット160’の一側はN極性を有することができ、他側はS極性を有することができる。
【0088】
ソレノイド161に電流が流れれば、ソレノイド161による磁気力は第2マグネット165による磁気力と反対の方向に作用することができる。ソレノイド161に電流が流れれば、第2マグネット165による磁束はソレノイド161及び電磁石163による磁束と相殺することができる。ソレノイド161による磁束は第2マグネット165による磁束より大きくなることができる。ソレノイド161に電流が流れれば、磁力発生ユニット160’の一側はS極性を有することができ、他側はN極性を有することができる。
【0089】
よって、ソレノイド161に電流が流れない場合とソレノイド161に電流が流れる場合とは互いに反対の極性を有することができる。
【0090】
図14を参照すると、カバー123は第1位置から第2位置に移動することができる。使用者はカバー123を第1位置から第2位置に移動させることで、挿入空間114(
図4参照)を開放することができる。
【0091】
カバー123が第2位置に位置すると、カバーマグネット130は磁力発生ユニット160’と直間接的に接触することができる。カバー123が第2位置に位置すると、マグネットボディー131は接触部164と直間接的に接触することができる。接触部164は第2マグネット165を取り囲むことができる。
【0092】
磁力発生ユニット160’に電力が印加されなければ、磁力発生ユニット160’はカバーマグネット130に磁気引力を提供することができる。第2マグネット165(
図11~
図13参照)はカバーマグネット130に磁気引力を提供することができる。
【0093】
第2マグネット165とカバーマグネット130との間の磁気引力は、スプリング140がカバー123を第1位置に押圧する力より強くなることができる。
【0094】
よって、カバー123が第2位置に位置すると、カバー123がスプリング140によって第1位置に移動せず、第2位置に固定されることができる。
【0095】
したがって、使用者がカバー123を移動させて挿入空間114を開放した状態で固定することができる。
【0096】
図15を参照すると、磁力発生ユニット160’は電力の印加によって磁化することができる。磁力発生ユニット160’が電力を受けることで、一方向に電流が流れれば、磁力発生ユニット160’はカバーマグネット130に磁気斥力を提供することができる。
【0097】
磁力発生ユニット160’に電力が印加されることでカバーマグネット130に磁気斥力が提供されると、カバーマグネット130は磁力発生ユニット160’から離脱することができる。磁力発生ユニット160’に電力が印加されることでカバーマグネット130に磁気斥力が提供されると、カバーマグネット130は磁力発生ユニット160’から離脱することができる。カバーマグネット130が磁力発生ユニット160’から離脱すると、カバー123はスプリング140から弾性力を受けて第2位置から第1位置に移動することができる。
【0098】
磁力発生ユニット160’に印加される電力は設定時間の間にのみ瞬間的に印加されることができる。カバーマグネット130が磁力発生ユニット160’から離脱するか、またはカバーマグネット130が第1位置に位置すれば、磁力発生ユニット160’に電力が印加されないことができる。
【0099】
よって、磁力発生ユニット160’に電力を印加することで、カバー123を第2位置から第1位置に自動で移動させることができる。
【0100】
したがって、使用者は挿入空間114を便利に閉鎖させることができる。
【0101】
図16を参照すると、22カバー123がオープン(open)して第2位置に位置する状態で、使用者は入力部22にカバークローズ(close)命令を入力することができる(S11)。入力部22にカバークローズ(close)命令が入力されると(S11)、制御部20は磁力発生ユニット160、160’に電力を印加することができる(S12)。
【0102】
よって、磁力発生ユニット160、160’はカバーマグネット130に磁気斥力を提供することで、カバー123を第2位置から第1位置に向けて押し出すことができる。
【0103】
したがって、使用者の命令に従ってカバー123が自動でクローズして挿入空間114を閉鎖することができる(S13)。
【0104】
図17を参照すると、カバー123がオープン(open)して第2位置に位置する状態で、スティック200は挿入空間114に挿入されることができる。センサー21はスティック200が挿入空間114に配置されるかを感知することができる。センサー21はスティック200が挿入空間114から離脱するかを感知することができる(S21)。
【0105】
スティック200が挿入空間114から離脱すると(S21)、制御部20は磁力発生ユニット160、160’に電力を印加することができる(S23)。
【0106】
よって、磁力発生ユニット160、160’はカバーマグネット130に磁気斥力を提供することで、カバー123を第2位置から第1位置に向けて押し出すことができる。
【0107】
したがって、スティック200が挿入空間114から離脱すると、カバー123が自動で挿入空間114を閉鎖することができる(S24)。
【0108】
スティック200が挿入空間114から離脱した後(S21)、第1設定時間が経過すると(S22で、はい)、制御部20は磁力発生ユニット160、160’に電力を印加することができる(S23)。スティック200が挿入空間114から離脱した後(S21)、第1設定時間が経過しなければ(S22で、いいえ)、制御部20は磁力発生ユニット160、160’に電力を印加しないことができる。第1設定時間は、通常にスティック200を挿入空間114から完全に抜き出すのにかかる時間を考慮して設定することができる。センサー21は挿入空間114の上端に隣接して配置されることができる。
【0109】
したがって、スティック200が挿入空間114から完全に抜けた状態でカバー123が挿入空間114を閉鎖するようにすることができる。
【0110】
図18を参照すると、ヒーター30がオン(on)になった状態で、ヒーター30はオフ(off)状態に転換されることができる(S31)。ヒーター30がオフになると(S31)、制御部20は磁力発生ユニット160、160’に電力を印加することができる(S33)。
【0111】
よって、磁力発生ユニット160、160’はカバーマグネット130に磁気斥力を提供することで、カバー123を第2位置から第1位置に向けて押し出すことができる。
【0112】
したがって、ヒーター30がオフになると、カバー123が自動でクローズして挿入空間114を閉鎖することができる(S34)。
【0113】
ヒーター30がオフになった後(S31)、第2設定時間が経過すると(S32で、はい)、制御部20は磁力発生ユニット160、160’に電力を印加することができる(S33)。ヒーター30がオフになった後(S31)、第2設定時間が経過しなければ(S32で、いいえ)、制御部20は磁力発生ユニット160、160’に電力を印加しないことができる。第2設定時間は、ヒーター30がオフになった後、通常にスティック200が挿入空間114から離脱するのにかかる時間を考慮して設定することができる。
【0114】
したがって、ヒーター30がオフになった後、使用者がスティック123を抜き出すまで十分な時間がかかった後、カバー123をクローズして挿入空間114を閉鎖することができる。
【0115】
図19を参照すると、スプリング140はカバー123を第2位置に押圧することができる。スプリングバー143はスプリングボディー141に対してピボット動作してカバー123に第2位置への弾性力を提供することができる。
【0116】
第1マグネット150は第1位置に隣接して配置されることができる。第1マグネット150はカバーマグネット130に磁気引力を提供することができる。カバー123が第1位置に位置すると、第1マグネット150はカバーマグネット130と直間接的に接触することができる。カバーマグネット130は第1マグネット150に着脱されることができる。
【0117】
カバー123が第第1位置に位置すると、第1マグネット150はマグネットボディー131及び/またはマグネットウィング132と直間接的に接触することができる。第1マグネット150は第1パート1241(
図20参照)を間に挟んで左側及び右側の一対からなることができる。
【0118】
磁力発生ユニット160は第1位置に隣接して配置されることができる。磁力発生ユニット160は第1パート1241(
図20参照)の端部に隣接して配置されることができる。
【0119】
磁力発生ユニット160に電力が印加されると、磁力発生ユニット160は磁化することができる。磁力発生ユニット160は電源10から電力を受けてカバーマグネット130に磁気斥力を提供することができる。磁力発生ユニット160は第1位置から第2位置に向けてカバーマグネット130に磁気斥力を提供することができる。
【0120】
図20を参照すると、第1マグネット150はカバーマグネット130に磁気引力を提供することができる。第1マグネット150とカバーマグネット130との間の磁気引力は、スプリング140がカバー123を第2位置に押圧する力より強くなることができる。
【0121】
よって、カバー123が第1位置に位置すると、カバー123がスプリング140によって第2位置に移動せず、第1位置に固定されることができる。
【0122】
したがって、使用者がカバー123を開放しなければ、カバー123は挿入空間114を閉鎖した状態で固定されることができる。
【0123】
磁力発生ユニット160に電力が印加されることによって一方向に電流が流れれば、磁力発生ユニット160はカバーマグネット130に磁気斥力を提供することができる。
【0124】
磁力発生ユニット160とカバーマグネット130との間の磁気斥力は、カバーマグネット130と第1マグネット150との間の磁気引力より強くなることができる。磁力発生ユニット160とカバーマグネット130との間の磁気斥力は、カバーマグネット130と第1マグネット150との間の磁気引力からスプリング140がカバー130を第2位置に押圧する力を差し引いた値より大きくもよい。
【0125】
磁力発生ユニット160に電力が印加されることで、カバーマグネット130に磁気斥力が提供されれば、カバーマグネット130は磁力発生ユニット130から離脱することができる。磁力発生ユニット160に電力が印加されることで、カバーマグネット130に磁気斥力が提供されれば、カバーマグネット130は第1マグネット150から離脱することができる。カバーマグネット130が第1マグネット150から離脱すると、カバー123はスプリング140から弾性力を受けて第2位置に移動することができる。
【0126】
磁力発生ユニット160に印加される電力は設定時間の間にのみ瞬間的に印加されることができる。カバーマグネット130が第1マグネット150から離脱するか、またはカバーマグネット130が第2位置に位置すると、磁力発生ユニット160に電力が印加されないことができる。
【0127】
よって、磁力発生ユニット160に電力を印加することで、カバー123を第1位置から第2位置に自動で移動させることができる。
【0128】
したがって、使用者は挿入空間114を便利に開放することができる。
【0129】
図21を参照すると、第2マグネット165(
図11~
図13参照)を含む磁力発生ユニット160’は第1位置に隣接して配置されることができる。カバー123が第1位置に位置すると、カバーマグネット130は磁力発生ユニット160’に直間接的に接触することができる。
【0130】
磁力発生ユニット160’に電力が印加されなければ、磁力発生ユニット160’はカバーマグネット130に磁気引力を提供することができる。第2マグネット165はカバーマグネット130に磁気引力を提供することができる。磁力発生ユニット160’に電力が印加されると、磁力発生ユニット160’はカバーマグネット130に磁気斥力を提供することができる。
【0131】
図22を参照すると、磁力発生ユニット160’に電力が印加されなければ、磁力発生ユニット160’がカバーマグネット130に提供する磁気引力はスプリング140がカバー123を第2位置に押圧する力より強くなることができる。第2マグネット165とカバーマグネット130との間の磁気引力は、スプリング140がカバー123を第2位置に押圧する力より強くなることができる。
【0132】
磁力発生ユニット160’に電力が印加されることで、カバーマグネット130に磁気斥力が提供されると、カバーマグネット130は磁力発生ユニット160’から離脱することができる。カバーマグネット130が磁力発生ユニット160’から離脱すると、カバー123はスプリング140から弾性力を受けて第1位置から第2位置に移動することができる。
【0133】
よって、カバー123が第1位置に位置すると、カバー123がスプリング140によって第2位置に移動せず、第1位置に固定されることができる。
【0134】
よって、使用者がカバー123を開放しなければ、カバー123は挿入空間114を閉鎖した状態で固定されることができる。
【0135】
よって、磁力発生ユニット160’に電力を印加することで、カバー123を第1位置から第2位置に自動で移動させることができる。
【0136】
したがって、使用者は挿入空間114を便利に開放することができる。
【0137】
図23を参照すると、カバー123がクローズ(close)して第1位置に位置する状態で、使用者は入力部22にカバーオープン(open)命令を入力することができる(S41)。入力部22にカバーオープン命令が入力されると(S41)、制御部20は磁力発生ユニット160、160’に電力を印加することができる(S42)。
【0138】
よって、磁力発生ユニット160、160’はカバーマグネット130に磁気斥力を提供することで、カバー123を第1位置から第2位置に向けて押し出すことができる。
【0139】
したがって、使用者の命令に従ってカバー123が自動でオープンして挿入空間114を開放することができる(S43)。
【0140】
図24を参照すると、ヒーター30がオフ(off)になった状態で、ヒーター30はオン(on)状態に転換されることができる(S51)。ヒーター30がオンになると(S51)、制御部20は磁力発生ユニット160、160’に電力を印加することができる(S52)。
【0141】
よって、磁力発生ユニット160、160’はカバーマグネット130に磁気斥力を提供することで、カバー123を第1位置から第2位置に向けて押し出すことができる。
【0142】
したがって、ヒーター30がオンになると、カバー123が自動でオープンして挿入空間114を開放することができる(S53)。
【0143】
図1~
図24を参照すると、本開示の一側面によるエアロゾル生成装置100は、長い挿入空間114を有するハウジング110と、前記挿入空間114が形成された前記ハウジング110の少なくとも一部を覆い、前記挿入空間114に対応するオープニング124を含むキャップ120と、前記キャップ120に設けられ、前記挿入空間を開閉するように移動することができるカバー123と、第1側が前記キャップ120に支持され、第2側が前記カバー123に支持され、前記カバー123に弾性力を印加するスプリング140と、前記キャップ120に装着され、前記カバー123に磁気引力または磁気斥力を印加するように動作する磁力発生ユニット160、160’とを含むことができる。
【0144】
また、本開示の他の側面によれば、前記カバー123は、前記挿入空間114を閉鎖する第1位置と前記挿入空間114を開放する第2位置との間で移動することができ、前記磁力発生ユニット160、160’は前記第2位置に隣接して配置され、電力が印加されると、前記第1位置に向けて前記カバー123に磁気斥力を印加するように動作することができる。
【0145】
また、本開示の他の側面によれば、前記カバー123に第2磁気引力を印加して前記カバー123を前記第2位置に固定するように前記第2位置に引接して配置される第1マグネット150をさらに含み、前記スプリング140は前記第1位置に向けて前記カバー123に弾性力を印加することができる。
【0146】
また、本開示の他の側面によれば、前記カバー123は、前記スプリング140によって前記第1位置に向かって前記カバー123に印加される前記弾性力にもかかわらず、前記第1マグネット150によって印加される前記第2磁気引力によって前記第2位置に固定されることができる。
【0147】
また、本開示の他の側面によれば、前記磁力発生ユニット160、160’によって印加される前記磁気斥力は前記カバー123を前記第2位置に固定する前記第1マグネット150の前記第2磁気引力より強くて前記カバー123を前記第1位置に向けて移動させることができる。
【0148】
また、本開示の他の側面によれば、前記スプリング140は、前記弾性力を前記第1位置に向けて前記カバー123に印加し、前記磁力発生ユニット160’は、ソレノイド161と、前記ソレノイド161の内部に配置され、前記カバー123に第3磁気引力を印加する第2マグネット165とを含むことができる。
【0149】
また、本開示の他の側面によれば、電力が前記磁力発生ユニット160’に印加されなければ、前記第3磁気引力は前記カバー123を前記第2位置に固定し、電力が前記磁力発生ユニット160’に印加されると、前記磁力発生ユニット160’によって前記磁気斥力が前記カバー123に印加されることで、前記第3磁気引力を克服して前記カバー123を前記第1位置に向けて移動させることができる。
【0150】
また、本開示の他の側面によれば、前記カバー123は、前記スプリング140によって前記第1位置に向かって前記カバー123に印加される前記弾性力にもかかわらず、前記第2マグネット165によって印加される前記第3磁気磁力によって前記第2位置に固定されることができる。
【0151】
また、本開示の他の側面によれば、入力を受ける入力部22と、前記入力部22を介してカバークローズの入力を受けると(S11)、前記磁力発生ユニット160、160’に電力が印加されるように制御する(S12)制御部20とをさらに含むことができる。
【0152】
また、本開示の他の側面によれば、前記挿入空間114に隣接して配置され、前記挿入空間114にスティック200が配置されるかを感知するセンサー21と、前記スティック200が前記挿入空間114から離脱すると(S21)、前記磁力発生ユニット160、160’に電力が印加されるように制御する(S23)制御部20とをさらに含むことができる。
【0153】
また、本開示の他の側面によれば、前記スティック200が前記挿入空間から離脱した後に第1設定時間が経過すると(S22で、はい)、前記磁力発生ユニット160、160’に電力が印加されることができる(S23)。
【0154】
また、本開示の他の側面によれば、前記挿入空間114に隣接して配置されるヒーター30と、前記ヒーター30がオフされる(S31)と、前記磁力発生ユニット160、160’に電力が印加されるように制御する(S33)制御部20とをさらに含むことができる。
【0155】
また、本開示の他の側面によれば、前記ヒーター30がオフされた後に第2設定時間が経過すると、磁力発生ユニット160,160’に前記電力が印加されることができる(S33)。
【0156】
また、本開示の他の側面によれば、前記カバーは、前記挿入空間114を閉鎖する第1位置と前記挿入空間114を開放する第2位置との間で移動することができ、前記磁力発生ユニット160、160’は前記第1位置に隣接して配置され、前記磁力発生ユニット160、160’に電力印加されると、前記磁気斥力を前記第2位置に向けて前記カバー123に印加することができる。
【0157】
また、本開示の他の側面によれば、前記第1位置に引接して配置され、第2磁気引力を前記カバー123に印加して前記カバー123を前記第1位置に固定する第1マグネット150をさらに含み、前記スプリング140は、前記弾性力を前記第2位置に向けて前記カバー123に印加することができる。
【0158】
また、本開示の他の側面によれば、前記カバー123は、前記スプリング140によって前記カバー123に印加される前記弾性力にもかかわらず、前記第1マグネット150によって印加される前記第2磁気引力によって前記第1位置に固定されることができる。
【0159】
また、本開示の他の側面によれば、前記磁力発生ユニット160、160’によって印加される前記磁気斥力は前記カバー123を前記第1位置に固定する前記第1マグネット150の前記第2磁気引力より強くて前記カバー123を前記第2位置に向けて移動させることができる。
【0160】
また、本開示の他の側面によれば、前記スプリング140は前記弾性力を前記第2位置に向けて前記カバー123に印加し、前記磁力発生ユニット160’は、ソレノイド161と、前記ソレノイド161の内部に配置され、前記カバー123に第3磁気引力を印加する第2マグネット165とを含むことができる。
【0161】
また、本開示の他の側面によれば、電力が前記ソレノイド161に印加されなければ、前記第3磁気引力は前記カバー123を前記第1位置に固定し、電力が前記ソレノイド161に印加されると、前記磁力発生ユニット160’によって前記磁気斥力が前記カバー123に印加されることで、前記第3磁気引力を克服して前記カバー123を前記第2位置に向けて移動させることができる。
【0162】
また、本開示の他の側面によれば、前記磁力発生ユニット160’によって印加される前記磁気斥力は前記第2マグネット165の前記第3磁気引力より強くて前記カバー123を前記第2位置に向けて移動させることができる。
【0163】
また、本開示の他の側面によれば、入力を受ける入力部22と、前記入力部22を介してカバーオープンの入力を受けると(S41)、前記磁力発生ユニット160、160’に電力が印加されるように制御する(S42)制御部20とをさらに含むことができる。
【0164】
また、本開示の他の側面によれば、前記挿入空間114に隣接して配置されるヒーター30と、前記ヒーター30がオンされると(S51)、前記磁力発生ユニット160、160’に電力が印加されるように制御する(S52)制御部20とをさらに含むことができる。
【0165】
また、本開示の他の側面によれば、前記磁力発生ユニット160、160’は、前記カバー123の移動方向に平行な方向に沿って巻き取られるソレノイド161を含むことができる。
【0166】
また、本開示の他の側面によれば、前記磁力発生ユニット160、160’は、前記ソレノイド161の内部に配置され、前記カバー123の移動方向に平行に延びる電磁石163をさらに含むことができる。
【0167】
前述した本開示の特定の実施例または他の実施例は互いに排他的であるか区別されるものではない。前述した本開示の実施例の特定の要素または全ての要素は構成または機能が他の要素と組み合せられるか互いに組み合せられることができる。
【0168】
例えば、本開示及び図面の一実施例で説明したA構成と本開示及び図面の他の実施例で説明したB構成は互いに組み合せられることができる。すなわち、構成間の組合せについて直接的に説明しない場合であっても、前記組合せが不可であると説明した場合を除き、前記組合せは可能である。
【0169】
以上で実施例を多数の例示的実施例に応じて説明したが、本開示の原理の範囲に属する技術分野の当業者であれば多くの他の変形例及び実施例が可能であることを理解しなければならない。より具体的には、本開示、図面及び添付の特許請求の範囲の範囲内の対象組合せの構成部及び/または配置において多様な修正例及び変形例が可能である。前記構成部及び/または配置の修正例及び変形例に加えて、別の用途も当業者に明らかになるであろう。
【国際調査報告】