IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ アップル インコーポレイテッドの特許一覧

特表2023-541851航続距離延長のための取り外し可能な補助電源パック
<>
  • 特表-航続距離延長のための取り外し可能な補助電源パック 図1
  • 特表-航続距離延長のための取り外し可能な補助電源パック 図2
  • 特表-航続距離延長のための取り外し可能な補助電源パック 図3
  • 特表-航続距離延長のための取り外し可能な補助電源パック 図4
  • 特表-航続距離延長のための取り外し可能な補助電源パック 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-04
(54)【発明の名称】航続距離延長のための取り外し可能な補助電源パック
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/00 20060101AFI20230927BHJP
   B60L 50/64 20190101ALI20230927BHJP
【FI】
H02J7/00 303C
H02J7/00 P
B60L50/64
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023515651
(86)(22)【出願日】2021-08-30
(85)【翻訳文提出日】2023-03-08
(86)【国際出願番号】 US2021048227
(87)【国際公開番号】W WO2022060560
(87)【国際公開日】2022-03-24
(31)【優先権主張番号】63/079,115
(32)【優先日】2020-09-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/412,425
(32)【優先日】2021-08-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ツイッター
(71)【出願人】
【識別番号】503260918
【氏名又は名称】アップル インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Apple Inc.
【住所又は居所原語表記】One Apple Park Way,Cupertino, California 95014, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マックマヌス, スティーブン
(72)【発明者】
【氏名】アレン, マシュー
(72)【発明者】
【氏名】イエオマンズ, ポール ディー.
(72)【発明者】
【氏名】カウフホールド, ポール ディー.
【テーマコード(参考)】
5G503
5H125
【Fターム(参考)】
5G503AA01
5G503AA04
5G503BA02
5G503BB01
5G503BB05
5G503DA04
5G503FA06
5G503FA07
5G503GB08
5H125AA01
5H125AC13
5H125AC22
5H125BC26
5H125CC01
5H125CC06
5H125EE70
5H125FF04
(57)【要約】
施設に関連付けられた施設電源インタフェースと、移動物体に関連付けられた移動物体電源インタフェースと、アクセサリセンサを備えるアクセサリ電源パックとを含む電力エコシステムが開示される。アクセサリ電源パックは、施設電源インタフェースから充電を受け、移動物体電源インタフェースに充電を供給し、移動物体に取り外し可能に固定されるように構成される。アクセサリ電源パックは、アクセサリセンサによって捕捉されたアクセサリセンサ情報を施設又は移動物体のうちの少なくとも1つに送信するように構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電力エコシステムであって、
施設に関連付けられた施設電源インタフェースと、
車両に関連付けられた車両電源インタフェースと、
アクセサリセンサを備えるアクセサリ電源パックであって、
前記施設電源インタフェースから充電を受け、
前記車両電源インタフェースに充電を供給し、
前記車両に取り外し可能に固定され、
前記アクセサリセンサによって捕捉されたアクセサリセンサ情報を、前記施設又は前記車両のうちの少なくとも1つに送信するように構成されたアクセサリ電源パックと、
を含む、電力エコシステム。
【請求項2】
前記施設電源インタフェースから前記アクセサリ電源パックへの前記充電は、第1の充電レートで受けられ、前記アクセサリ電源パックから前記車両電源インタフェースへの前記充電は、前記第1の充電レートとは異なる第2の充電レートで供給される、請求項1に記載の電力エコシステム。
【請求項3】
前記第1の充電レートは、前記第2の充電レートより低い、請求項2に記載の電力エコシステム。
【請求項4】
前記アクセサリセンサは、充電、撮像、LIDAR、レーダ、超音波、近接度、識別、又は位置情報のうちの少なくとも1つを捕捉するように構成されている、請求項1~3のいずれかに記載の電力エコシステム。
【請求項5】
前記アクセサリ電源パックは、前記施設に取り外し可能に固定されるように構成されている、請求項1~4のいずれかに記載の電力エコシステム。
【請求項6】
前記アクセサリ電源パックは、前記アクセサリ電源パックと前記車両又は前記施設のうちの少なくとも1つとの間の接続を固定するように構成されたロック機構を備える、請求項5に記載の電力エコシステム。
【請求項7】
前記ロック機構は、前記アクセサリセンサからの前記アクセサリセンサ情報に基づいて、前記車両又は前記施設のうちの前記少なくとも1つからの前記アクセサリ電源パックの解放を禁止するように構成されている、請求項6に記載の電力エコシステム。
【請求項8】
前記アクセサリ電源パックは、前記車両に取り外し可能に固定された場合に、前記車両の抗力係数又は揚力係数を低減するように構成されている、請求項1~7のいずれかに記載の電力エコシステム。
【請求項9】
前記アクセサリ電源パックは、前記車両用のスポイラー、エアダム、ホイールカバー、フェイシア、又はベリーパンとして構成されている、請求項8に記載の電力エコシステム。
【請求項10】
前記アクセサリ電源パックは、前記車両用のトレーラ、ルーフラック、スポイラー、貯蔵コンテナ、又はヒッチアセンブリとして、前記車両に蓄電能力を追加するように構成されている、請求項1~9のいずれかに記載の電力エコシステム。
【請求項11】
車両用のアクセサリ電源パックであって、
アクセサリ電源ユニットであって、
第1の充電レートで施設の施設電源ユニットから充電を受け、
前記第1の充電レートとは異なる第2の充電レートで前記車両の車両電源ユニットに充電を供給し、
前記車両に取り外し可能に固定されたアクセサリ電源ユニットと、
前記アクセサリ電源ユニット又は前記アクセサリ電源パックを取り囲む環境からアクセサリセンサ情報を捕捉するように構成されたアクセサリセンサと、
前記アクセサリセンサによって捕捉された前記アクセサリセンサ情報を前記車両又は前記施設に送信するように構成されたアクセサリコントローラと、
を含む、アクセサリ電源パック。
【請求項12】
前記アクセサリセンサは、充電、撮像、LIDAR、レーダ、超音波、近接度、識別、又は位置情報のうちの少なくとも1つを捕捉するように構成されている、請求項11に記載のアクセサリ電源パック。
【請求項13】
前記車両に取り外し可能に固定された場合に、前記車両の抗力係数又は揚力係数を低減するように構成されている、請求項11~12のいずれかに記載のアクセサリ電源パック。
【請求項14】
前記車両用のスポイラー、エアダム、ホイールカバー、フェイシア、又はベリーパンとして構成されている、請求項13に記載のアクセサリ電源パック。
【請求項15】
前記車両用のトレーラ、ルーフラック、スポイラー、貯蔵コンテナ、又はヒッチアセンブリとして、前記車両に蓄電能力を追加するように構成されている、請求項13に記載のアクセサリ電源パック。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に充電に関し、具体的には、車両などの移動物体において充電レートを改善し、運転範囲を拡張するためのアクセサリ電源パックの使用に関する。
【背景技術】
【0002】
バッテリの形態の電力蓄電デバイスは、単独で、又は内燃機関と組み合わせてのいずれかで、駆動力を発生させるために電気自動車又はハイブリッド電気自動車において使用することができる。完全電気自動車では、バッテリは外部から充電する必要がある。いくつかの例では、外部充電は、配電網を使用して供給される家庭又はオフィスに見られるコンセントなどの100ボルト(V)~120Vのコンセントから供給される交流(AC)電気を、車両内のバッテリに供給される直流(DC)に変換する機器を使用して供給される。100V~120VのAC電源を使用する充電レートは遅いことがあり、充電時間の1時間あたり1~5マイルの航続距離が車両航続距離に追加される。より長い移動(50マイル、100マイル、又は200マイルなど)をサポートするためには、バッテリの充電時間を延長する必要がある。
【0003】
他の例では、家庭又はオフィスに200V~240Vのコンセントを取り付けて、充電レートを充電時間の1時間あたり10~60マイルの追加車両航続距離に向上させることができるが、これは、設置するのに数千ドルかかる場合がある。さらに、100V~240VのACエネルギー変換装置はいずれも、車両の全体的な航続距離を拡大するのに機能しない。
【発明の概要】
【0004】
開示された実施形態の第1の態様は、電力エコシステムである。電力エコシステムは、施設に関連付けられた施設電源インタフェースと、車両又は移動物体に関連付けられた車両電源インタフェース若しくは移動物体電源インタフェースと、アクセサリセンサを備えるアクセサリ電源パックとを含む。アクセサリ電源パックは、施設電源インタフェースから充電を受け、車両電源インタフェース又は移動物体電源インタフェースに充電を供給し、車両又は移動物体に取り外し可能に固定され、アクセサリセンサによって捕捉されたアクセサリセンサ情報を施設、車両、又は移動物体のうちの少なくとも1つに送信するように構成される。
【0005】
第1の態様では、施設電源インタフェースからアクセサリ電源パックへの充電は、第1の充電レートで受け取られ、アクセサリ電源パックから車両電源インタフェースへの充電は、第1の充電レートとは異なる第2の充電レートで供給される。第1の充電レートは、第2の充電レートより低くてもよい。アクセサリセンサは、充電、撮像、LIDAR、レーダ、超音波、近接度、識別、又は位置情報のうちの少なくとも1つを捕捉するように構成される。アクセサリ電源パックは、施設に取り外し可能に固定されるように構成される。アクセサリ電源パックは、アクセサリ電源パックと車両又は施設のうちの少なくとも1つとの間の接続を固定するように構成されたロック機構を含む。ロック機構は、アクセサリセンサからのアクセサリセンサ情報に基づいて、車両又は施設のうちの少なくとも1つからのアクセサリ電源パックの解放を禁止するように構成される。アクセサリ電源パックは、車両に取り外し可能に固定されたときに車両の抗力係数又は揚力係数を低減するように構成してもよい。アクセサリ電源パックは、車両用のスポイラー、エアダム、ホイールカバー、フェイシア、又はベリーパンとして構成してもよい。アクセサリ電源パックは、車両用のトレーラ、ルーフラック、スポイラー、貯蔵コンテナ、又はヒッチアセンブリとして車両に蓄電能力を追加するように構成してもよい。第1の態様は、本段落に記載される特徴の任意の組み合わせを含んでもよい。
【0006】
開示された実施形態の第2の態様は、車両用のアクセサリ電源パックである。アクセサリ電源パックは、車両に取り外し可能に固定されたときに車両の抗力係数又は揚力係数を低減するように成形されたアクセサリハウジングと、アクセサリハウジング内に配置されたアクセサリ電源ユニットとを含む。アクセサリ電源ユニットは、施設の施設電源ユニットから充電を受け、車両の車両電源ユニットに充電を供給するように構成される。施設電源ユニットからアクセサリ電源ユニットへの充電の第1の充電レートは、アクセサリ電源ユニットから車両電源ユニットへの充電の第2の充電レートよりも低い。
【0007】
第2の態様では、アクセサリ電源パックは、アクセサリ電源パックが車両から取り外し可能であるかどうかを制御するように構成されたロック機構を含む。アクセサリ電源パックは、アクセサリ電源パックを取り囲む環境からアクセサリセンサ情報を捕捉するように構成されたアクセサリセンサと、アクセサリセンサからアクセサリセンサ情報を受信し、アクセサリセンサ情報を車両及び施設のうちの少なくとも1つに送信するように構成されたアクセサリコントローラとを含む。アクセサリハウジングは、車両用のスポイラー、エアダム、ホイールカバー、フェイシア、又はベリーパンとして成形してもよい。アクセサリハウジングは、施設に取り外し可能に固定されるように構成される。第2の態様は、本段落に記載される特徴の任意の組み合わせを含んでもよい。
【0008】
開示された実施形態の第3の態様は、車両用のアクセサリ電源パックである。アクセサリ電源パックは、第1の充電レートで施設の施設電源ユニットから充電を受け、第1の充電レートとは異なる第2の充電レートで車両の車両電源ユニットに充電を供給し、車両に取り外し可能に固定されるように構成されたアクセサリ電源ユニットを含む。アクセサリ電源パックは、アクセサリ電源ユニット又はアクセサリ電源パックを取り囲む環境からアクセサリセンサ情報を捕捉するように構成されたアクセサリセンサと、アクセサリセンサによって捕捉されたアクセサリセンサ情報を車両又は施設に送信するように構成されたアクセサリコントローラとを含む。
【0009】
第3の態様では、アクセサリセンサは、充電、撮像、LIDAR、レーダ、超音波、近接度、識別、又は位置情報のうちの少なくとも1つを捕捉するように構成される。アクセサリ電源パックは、車両に取り外し可能に固定されたときに車両の抗力係数又は揚力係数を低減するように構成してもよい。アクセサリ電源パックは、車両用のスポイラー、エアダム、ホイールカバー、フェイシア、又はベリーパンとして構成してもよい。アクセサリ電源パックは、車両用のトレーラ、ルーフラック、スポイラー、貯蔵コンテナ、又はヒッチアセンブリとして車両に蓄電能力を追加するように構成してもよい。第3の態様は、本段落に記載される特徴の任意の組み合わせを含んでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】施設電源インタフェースと、アクセサリ電源パックと、車両又は他の移動物体とを含む電力エコシステムのブロック図である。
【0011】
図2】施設、アクセサリ電源パック、及び車両又は他の移動物体の間のインタフェースを示す電力エコシステムの図である。
【0012】
図3】アクセサリ電源パックのフォームファクタ、及びアクセサリ電源パックと車両又は他の移動物体との間のインタフェースの例を示す図である。
【0013】
図4】アクセサリ電源パックを使用する充電プロセスを示す流れ図である。
【0014】
図5】コンピューティングデバイスを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
電力エコシステムの一部として使用するためのアクセサリ電源パックが開示される。アクセサリ電源パックは、家庭又はオフィスで利用可能な100V~120VのACコンセントなど、低い又は遅い速度(例えば、第1の充電レート)で充電することができる。充電されると、アクセサリ電源パックは、車両又は移動物体に結合されて、DCーDC接続などを通じて、より高い又は速い速度(例えば、第2の充電レート)で車両又は移動物体に充電を供給することができる。アクセサリ電源パックは、車両又は移動物体の運転範囲を拡張するために使用することができ、ユーザがより長い行程で、車両又は移動物体を停止させて車両又は移動物体の電源ユニットを充電するのを回避することを可能にする。アクセサリ電源パックは、車両又は移動物体の動作における空気力学的改善をサポートするために、様々なサイズ、形状、及びインタフェースタイプで設計することができる。アクセサリ電源パックは、貨物の運搬や工具への電力供給などの特定のユーザ活動をサポートするように設計することができる。アクセサリ電源パックは、セキュリティシステム、安全システム、又は他の動作を補うために、アクセサリセンサ情報を車両(又は移動物体、家、若しくはオフィス)に提供するアクセサリセンサ(複数可)を含むことができる。
【0016】
図1は、本明細書に記載のアクセサリ電源パック及び充電方法と共に使用するのに適した電力エコシステム100のブロック図である。電力エコシステム100は、施設102、アクセサリ電源パック104、及び車両106の選択された部分又は要素によって実現される。
【0017】
図1の施設102は、1つ以上の施設センサ108、施設コントローラ110、及び施設電源ユニット112を含む。これらの構成要素は、家、オフィス、又はガレージ(図示せず)の外壁又は内壁に結合されるか、又はその一部を形成するなど、施設102上の物理的構造に取り付けられるか、又はその一部を形成することができ、あるいは敷地、土地、又は他の所有物の上又はその一部に存在することができる。「施設」という用語は、電源コンセントを備えた壁、アクセサリ電源パック104を受け入れて充電するように構成されたドック、又は車両106にアクセス可能な車両充電ステーションなどの、電源を備えて構成された物理的構造を表すために使用される。
【0018】
例えば、施設102は、ガレージベース又は他の屋外電源アクセスを有する家庭、若しくはオフィスビルの駐車場内の車両充電ステーションであり得る。施設センサ108(複数可)、施設コントローラ110、及び施設電源ユニット112は、有線接続を介して(例えば、有線通信バスを使用して)、又は無線データ通信チャネルを介するかのいずれかで、それらの間で信号、データ、コマンドなどの伝送を可能にするように電気的に相互接続される。駐車スペース、貯蔵コンパートメント、ユーザインタフェース、窓、ドアなど(図示せず)などの、他のタイプの従来の構成要素が施設102に含まれてもよい。
【0019】
アクセサリ電源パック104は、1つ以上のアクセサリセンサ114と、アクセサリコントローラ116と、アクセサリ電源ユニット118とを含む。これらの構成要素は、空気力学的特性(図示せず)を伴って設計され、車両106に取り外し可能に固定されるように構成される、アクセサリ電源パック104のハウジング又は本体内等の、アクセサリ電源パック104の物理的構造に取り付けられるか、又はその一部を形成することができる。アクセサリ電源パック104内の構成要素は、有線接続を介して(例えば、有線通信バスを使用して)又は無線データ通信チャネルのいずれかを介して、それらの間で信号、データ、コマンド等の伝送を可能にするように、電気的に相互接続される。アクセサリ電源パック104には、取り付け機構(複数可)、ロック機構(複数可)、ユーザインタフェース(複数可)、貯蔵コンパートメント(複数可)等(図示せず)などの他のタイプの構成要素が含まれてもよい。例えば、アクセサリ電源パック104は、車両106に物理的に固定されて接続位置又は結合位置を達成し、車両106から取り外され又は解放されて切断位置又は分離位置を達成するように構成することができる。接続又は結合は、取り付け機構を介してユーザによって行われ、ロック機構(図示せず)によって制御することができる。
【0020】
車両106は、1つ以上の車両センサ120と、車両コントローラ122と、車両電源ユニット124とを含む。これらの構成要素は、車体、内装、サスペンション、又はフレーム(図示せず)の一部などの車両106の物理的構造に取り付けられるか、又はその一部を形成することができ、有線接続を介して(例えば、有線通信バスを使用して)、又は無線データ通信チャネルを介してのいずれかで、それらの間で信号、データ、コマンド等の伝送を可能にするように電気的に相互接続される。サスペンションシステム、座席システム、換気システム、インフォテインメントシステムなど(図示せず)などの他のタイプの構成要素が車両106に含まれてもよい。車両106は、移動物体と呼ぶことができ、自動車、ロボット、無人航空機、又はアクセサリ電源パック104とインタフェース接続するように構成された任意の他のデバイスなどのデバイスを含むことができる。
【0021】
電力エコシステム100では、施設電源ユニット112は、充電ケーブル、充電コネクタ、又は無線誘導充電システムなど、施設電源ユニット112が充電を供給することを可能にする任意の方式の有線又は無線インタフェースを含むことができる施設電源インタフェース126を介して、アクセサリ電源ユニット118に充電を供給するように構成される。例えば、施設電源ユニット112は、100Vから120VのACコンセント又は220Vから240VのACコンセントを通して(例えば、第1の充電レートで)充電を供給することができる。充電レートは、車両106のタイプに応じて、充電時間あたり5マイルの航続距離から充電時間あたり50マイルの航続距離の間など、このタイプのAC電源によって変化する可能性がある。施設102とアクセサリ電源パック104との間に延在するように示されているが、施設電源インタフェース126はまた、車両106(図示せず)に充電を供給するか、又はそこから充電を受けるように構成してもよい。施設電源インタフェース126はまた、アクセサリ電源パック104又は車両106にデータ通信を送信するか、又はそこからデータ通信を受信することなどによって、他の構成要素又はシステムとのデータ通信をサポートするように構成することができる。
【0022】
アクセサリ電源ユニット118は、車両106による後の使用のために充電を蓄えるように構成される。例えば、アクセサリ電源ユニット118は、施設電源ユニット112から受けた20キロワット時(kWh)~40kWhの電力を蓄電するようなサイズにすることができる。アクセサリ電源ユニット118は、充電ケーブル、充電コネクタ、又は無線誘導充電電源など、アクセサリ電源ユニット118が充電を供給することを可能にする任意の方式の有線又は無線インタフェースを含むことができるアクセサリ電源インタフェース128を介して、蓄えられた充電を車両電源ユニット124に供給することができる。アクセサリ電源ユニット118は、車両106のタイプに応じて、充電時間あたり150マイルから充電時間あたり300マイルの航続距離の間など、施設電源ユニット112を使用して可能であるよりも高い充電レート(例えば、第2の充電レート)で車両106に充電を供給するために、AC電力をDC電力に変換するように(例えば、インバータを使用して)構成することができる。アクセサリ電源インタフェース128は、アクセサリ電源パック104と車両106との間に延在するように示されているが、施設102(図示せず)に充電を供給するか又はそこから充電を受けるように構成してもよい。アクセサリ電源インタフェース128はまた、施設102又は車両106にデータ伝送を送信するか、又はそこからデータ伝送を受信することによって、他の構成要素又はシステムとのデータ通信をサポートするように構成することができる。
【0023】
施設センサ108(複数可)は、施設センサ情報と呼ばれる、施設102に関する情報、又は施設102を取り囲む環境に関する情報を捕捉又は受信することができる。施設センサ情報はまた、施設102に近接して位置するか、又は他の方法で結合されている場合に、アクセサリ電源パック104又は車両106に関する情報を含むことができる。施設センサ108(複数可)は、充電情報、撮像情報、LIDAR情報、レーダ情報、超音波情報、近接情報、識別情報、又は位置情報を捕捉するように構成することができる。例えば、施設センサ情報は、アクセサリ電源パック104が施設102に電気的に結合され、現在、施設電源ユニット112から充電を受けている、という情報を含むことができる。
【0024】
アクセサリセンサ114(複数可)は、アクセサリ電源パック104に関する情報、又はアクセサリセンサ情報と呼ばれるアクセサリ電源パック104を取り囲む環境に関する情報を捕捉又は受信することができる。アクセサリセンサ情報はまた、アクセサリ電源パック104に近接して位置するか、又は他の方法で結合されている場合に、施設102又は車両106に関する情報を含むことができる。アクセサリセンサ114(複数可)は、ロック情報、充電情報、撮像情報、LIDAR情報、レーダ情報、超音波情報、近接情報、識別情報、又は位置情報を捕捉するように構成することができる。例えば、アクセサリセンサ情報は、アクセサリ電源パック104が、接続位置又は結合位置で車両106に物理的又は電気的に結合されていること、アクセサリ電源充電レート128を介して車両電源ユニット124に現在充電を供給していること、又はロック機構(図示せず)が改ざん又は無効化されていることの情報を含んでもよい。
【0025】
車両センサ120(複数可)は、車両センサ情報と呼ばれる、車両106に関する情報又は車両106を取り囲む環境に関する情報を捕捉又は受信することができる。車両センサ情報はまた、車両106に近接して位置するか、又は他の方法で結合されている場合、施設102又はアクセサリ電源パック104に関する情報を含み得る。車両センサ120(複数可)によって捕捉された車両センサ情報は、車両106へのアクセサリ電源パック104の存在又は係合、環境内の他の車両、歩行者、及び/又は物体の存在及び位置、車両106の動作状態、並びに車両106内又は車両106外の他の状態に関連させることができる。例えば、車両センサ情報は、車両位置及び車両106の周囲の車両又は歩行者の交通に関する交通情報を含み得る。
【0026】
施設コントローラ110は、施設センサ情報を使用して、施設電源ユニット112のステータスを決定し、施設電源インタフェース126を介して施設102に結合されたときのアクセサリ電源ユニット118の充電要件を決定し、セキュリティシステム、照明システム、換気システムなどの充電機能に関連付けられ得る様々な施設システム(図示せず)の動作をサポートすることができる。
【0027】
アクセサリコントローラ116は、アクセサリセンサ情報を使用して、アクセサリ電源ユニット118のステータスを判定するか、又は施設電源ユニット112から充電を受ける若しくは車両電源ユニット124に充電を送るときの充電レベル、充電レート、又は接続ステータスを判定することができる。アクセサリコントローラ116は、アクセサリセンサ情報を施設102又は車両106に送信するように構成することもできる。
【0028】
車両コントローラ122は、車両センサ情報を使用して、車両106の周囲の環境を理解し、推進システム、自律制御システム、又は運転者安全システムなどの様々な車両システムの動作をサポートすることができる。車両コントローラ122は、アクセサリ電源パック104が車両106に取り外し可能に固定されているときに、車両センサ情報をアクセサリセンサ情報で補うように構成することができる。例えば、アクセサリセンサ情報は、アクセサリ電源ユニット118の充電レベル情報、車両106でのアクセサリ電源パック104の使用を検証する識別情報若しくは認証情報、又は車両106の運転者安全システムの動作を改善するアクセサリ電源パック104を取り囲む環境の撮像情報を含むことができる。
【0029】
図2は、施設202と、アクセサリ電源パック204と、車両206との間のインタフェースを示す電力エコシステム200の図である。施設202、アクセサリ電源パック204、及び車両206は、図1に関して説明した施設102、アクセサリ電源パック104、及び車両106と同様の特徴を有することができる。
【0030】
図2の施設202は、施設センサ208、施設コントローラ210、及び施設電源ユニット212を含む。これらの構成要素は、図1の施設102の施設センサ108(複数可)、施設コントローラ110、及び施設電源ユニット112と同様とすることができるので、相違点又は追加の特徴及び実装例のみを図2を参照して説明する。
【0031】
施設電源ユニット212は、(例えば、第1の充電レートでの)ワイヤレス誘導充電のために構成された一連のコイルを含むものとして示されている。アクセサリ電源パック204の充電をサポートするために、施設202は、アクセサリ電源パック204を固定し、受け入れ、又は他の方法で取り付けるような形状及びサイズの凹部230を画定する壁型構造を含む。施設センサ208は、セキュリティ目的のために、又は充電位置決めをサポートするために、アクセサリ電源パック204の存在及び位置を検出するように構成することができる。例えば、施設センサ208は、アクセサリ電源パック204が、アクセサリ電源パック204の充電を可能にする(構成要素間の距離に基づいた)部分的に接続された位置において凹部230から離間されているが、低下した充電レートであることを検出することができる。施設コントローラ210は、アクセサリ電源パック204の部分的に接続された位置を示す施設センサ情報を施設センサ208から受信し、施設センサ情報に基づいて、施設202又はアクセサリ電源パック204に関連付けられたインジケータ(図示せず)を点灯させるコマンドを送信するか、又はアクセサリ電源パック204を接続位置(すなわち、充電レートを第1の充電レートに改善する位置)に再配置するようにユーザに警告するメッセージをユーザインタフェース(図示せず)に送信することができる。
【0032】
図2のアクセサリ電源パック204は、アクセサリセンサ214、アクセサリコントローラ216、及びアクセサリ電源ユニット218を含む。これらの構成要素は、図1のアクセサリ電源パック104のアクセサリセンサ114、アクセサリコントローラ116、及びアクセサリ電源ユニット118と同様とすることができるので、相違点又は追加の特徴及び実装例のみを図2を参照して説明する。
【0033】
アクセサリ電源パック204は、例えば、ロック機構、取り付け機構、磁力、又は別の機構(図示せず)を使用して施設202に取り外し可能に固定され、施設202に対してアクセサリ電源パック204の接続を固定するか又は位置を保持して、施設電源ユニット212とアクセサリ電源ユニット218との間の改善された充電レートのためにアクセサリ電源パック204のセキュリティ機能及び適切な向きの両方をサポートすることができる。アクセサリセンサ214は、例えば、アクセサリ電源パック204が施設202に取り外し可能に固定されているときに、位置決めをより良好にガイドするために、又はアクセサリセンサ214への損傷を回避するために、施設202の凹部230に嵌合するものとして示されている。
【0034】
アクセサリ電源ユニット218は、例えば、施設電源ユニット212のコイルに近接する接続位置に配置されたときに、無線誘導充電のために構成された一連のコイルを含むものとして示されている。アクセサリ電源ユニット218はまた、アクセサリ電源パック204が車両206に航続距離拡張能力を提供することができるように、アクセサリ電源パック204が車両206に結合されるときなど後の使用のために施設電源ユニット212から受けた充電がアクセサリ電源パック204内にエネルギーとして蓄えられるような、蓄電能力を含む。いくつかの例では、アクセサリ電源パック204は、アクセサリ電源ユニット218のエネルギー蓄電能力(及びサイズ)に応じて、15kWh~50kWhを蓄電することができる。
【0035】
施設電源インタフェース226は、施設電源ユニット212のコイルとアクセサリ電源ユニット218のコイルとの間の双方向点線矢印として示されている。施設電源インタフェース226は、無線充電能力を備えて示されているが、アクセサリ電源パック204は、代替的に、施設202の壁に沿って又はその凹部230内に配置された100V~120V又は220V~240VのACコンセントと結合するケーブル(例えば、格納式コード)とコネクタ(例えば、プラグ)とを(図示せず)含んでもよい。施設202とアクセサリ電源パック204との間の他の電力伝送インタフェースも可能であり、他のコンセント電圧レベルが可能であるので、電圧レベルは単なる例である。
【0036】
図2の車両206は、車両センサ220、車両コントローラ222、及び車両電源ユニット224を含む。これらの構成要素は、図1の車両106の車両センサ120、車両コントローラ122、及び車両電源ユニット124と同様であり得るので、相違点又は追加の特徴及び実装例のみが、図2を参照して説明される。
【0037】
アクセサリ電源パック204は、車両206に対するアクセサリ電源パック204の位置を物理的に接続された位置及び/又は電気的に結合された位置に保持して、アクセサリ電源ユニット218と車両電源ユニット224との間の改善された充電レートのためのセキュリティ機能及び適切な向きの両方をサポートするために、例えば、ロック機構、取り付け機構、磁力、又は別の機構(図示せず)を使用して、車両206に取り外し可能に固定することができる。車両センサ220は、例えば、接続中に車両206上へのアクセサリ電源パック204の位置決めをより良好にガイドするために、又はアクセサリ電源パック204による車両センサ220への損傷を回避するために、アクセサリ電源パック204の凹部に嵌合するように構成されるように示されている。
【0038】
図2の例では、車両コントローラ222は、アクセサリ電源パック204と車両206とが結合されているときに、アクセサリコントローラ216を介してアクセサリセンサ214からアクセサリセンサ情報を受信するように構成することができる。このようにして、車両センサ220の機能がアクセサリ電源パック204の存在によって制限される場合、車両コントローラ222は、アクセサリセンサ214からのアクセサリセンサ情報に依存して、様々な車両システムの動作を維持することができる。他の例では、アクセサリセンサ214は、様々な車両システムの機能を改善するために、車両コントローラ222に追加又は補足のセンサ情報を提供することができる。例えば、アクセサリセンサ214は、車両206のためのバックアップカメラシステムの視野を拡張する撮像能力を有することができる。別の例では、アクセサリセンサ214は、アクセサリ電源パック204が車両206内の又はそれに近接する無線ユーザデバイスをサポートすることができるように、無線又は衛星ネットワークアクセスを可能にする通信能力を有するように構成することができる。別の例では、アクセサリセンサ214は、アクセサリ電源パック204が取り外され又は置き忘れられた場合に、車両コントローラ222に対してアクセサリ電源パック204の位置を識別することができる。
【0039】
アクセサリ電源インタフェース228は、アクセサリ電源ユニット218に電気的に結合されたオスコネクタと、車両電源ユニット224に電気的に結合されたメスコネクタとの間の双方向の点線矢印として示されている。アクセサリ電源インタフェース228のオスーメス接続は、施設電源インタフェース226の(最初のACからACへの)充電レートよりも高い充電レート(例えば、第2の充電レート)をサポートするように構成されたDCーDC接続とすることができる。アクセサリ電源インタフェース228は、DC-DCオス-メス接続として示されているが、AC及びDCの組み合わせなどの他の接続タイプも可能である。アクセサリ電源パック204は、施設202からの利用可能な電力を活用するように意図された設置コストが低いか又は設置コストが全くないポータブルユニットであるため、アクセサリ電源インタフェース228に関連付けられた接続タイプは、過度のコストを発生させることなく、ユーザのニーズに基づいて変更することができる。
【0040】
電力エコシステム200の一例では、アクセサリ電源パック204は、車両206に接続されたアクセサリ電源パック204を有する車両206を家のガレージ内の適切な場所に駐車することなどによって、施設202の凹部230内に配置することができる。施設電源インタフェース226は、次いで、施設202の電気料金がピーク電力料金と比較して低いとき、夜間などの数時間にわたって(例えば、第1の充電レートで)充電を供給することができる。完全に充電されると、アクセサリ電源ユニット218は、例えば、車両206の動作中に車両電源ユニット224が所定のレベルまで消耗したときに、車両電源ユニット224に(例えば、第2の充電レートで)充電を供給することによって、車両206の運転範囲を拡張するために使用することができる。このようにして、車両206は、より長い行程で車両電源ユニット224を再充電するために停止することを回避することができ、車両206のユーザの時間及びコストを節約する。改善されたエネルギー蓄電容量を提供して車両206の全航続距離を増加させることに加えて、アクセサリ電源パック204は、本明細書で説明されるように車両の空気力学を改善するように成形することができる。
【0041】
図3は、アクセサリ電源パック304a~fのフォームファクタ又はハウジングタイプ、並びにアクセサリ電源パック304a~fと車両306との間のインタフェースの例を示す図であり、一般的な設置場所を示すために点線矢印で示されている。アクセサリ電源パック304a~fは、車両306の動作における空気力学的改善をサポートして、車両306の運転範囲をさらに拡張するか、特定用途向けアクティビティをサポートするか、又はその両方を行うために、様々なサイズ、形状、及びタイプで示されている。図示の例は網羅的なものではないが、車両306と共に使用するための貯蔵コンテナ又はルーフラック(304a)、リヤスポイラ(304b)、リヤバンパ又はヒッチアセンブリ(304c)、貯蔵コンテナ又はトレーラ(304d)、ホイールカバー(304f)、及びフロントフェイシア、ベリーパン、又はエアダム(304e)を含む。
【0042】
アクセサリ電源パック304b、304f、及び304eの形状及び設置場所は、車両306に取り外し可能に固定されたときに車両306の抗力係数又は揚力係数を低減するように構成される。例えば、リアスポイラ304bは、運転中に車両306の後部で層流から乱流への滑らかな移行を促進することができ、後部揚力及び抗力を低減し、したがって、固定充電容量が与えられた車両306の運転範囲を拡大する。別の例では、ホイールカバー304fは、ホイールウェル内の乱流又は車両306のタイヤ及びホイール(図示せず)にわたる流れの中断を低減して抗力を低減し、車両306の運転範囲を拡大することができる。別の例では、フロントフェイシア、ベリーパン、又はエアダム304eは、車両のアンダーボディ構成要素によって引き起こされる乱流又は流れの中断を低減して、抗力又はバランスリフトを低減し、車両306の運転範囲を拡大することができる。
【0043】
アクセサリ電源パック304a、304c、及び304dは、車両306に蓄電又は他の能力を追加するように構成される。例えば、貯蔵コンテナ又はルーフラック304aは、図1及び図2のアクセサリ電源ユニット118、218と同様のアクセサリ電源ユニット(図示せず)と、車両306のユーザの所持品を貯蔵するための物理的空間又は空洞との両方を含むことができる。貯蔵コンテナ又はルーフラック304aはまた、層流を促進し、抗力を低減して、車両306の運転範囲を改善する(又は損なうことを回避する)ように成形される。別の例では、リアバンパ又はヒッチアセンブリ304cは、図1及び図2のアクセサリ電源ユニット118、218と同様のアクセサリ電源ユニット(図示せず)を含むことができ、自転車ラック(図示せず)を支持し、トレーラを取り付けるための構成要素(図示せず)を含み、又はリアスポイラー304b又はトレーラ304dなどの別の構成要素と組み合わせて動作して、例えば図1及び図2の施設電源ユニット112、212と同様の施設電源ユニット(図示せず)から充電を受けたときに追加の物理的ストレージ及び/又は追加のエネルギーストレージを提供することができる。リアバンパ又はヒッチアセンブリ304cは、車両306の後流内に配置されるように設計することができ、その空気力学的影響を無視できるようにする。
【0044】
別の例では、貯蔵コンテナ又はトレーラ304dは、図1及び図2のアクセサリ電源ユニット118、218と同様のアクセサリ電源ユニット(図示せず)と、車両306のユーザの所持品を貯蔵するための物理的空間又は空洞との両方を含むことができる。代替的に、トレーラ304dは、車両306に充電を供給するとともに別個の構成要素に電力を供給するように設計することができる。例えば、トレーラ304dは、ドリル、鋸、又は他の動力工具などの請負業者のための工具を貯蔵するように設計することができ、請負業者は、作業現場で作業している間、トレーラ304dからの電力を使用して車両306及びその電動工具の両方に電力を供給することができる。別の例では、トレーラ304dは、投影スクリーン及びスピーカシステムを貯蔵するように設計することができ、移動中のエンターテイナーは、トレーラ304dからの電力を使用して、車両306と屋外演奏のための自分の視聴覚機器の両方に電力を供給することができる。
【0045】
図4は、アクセサリ電源パックを使用した充電プロセス432を示す図である。プロセス432は、図1又は図2の電力エコシステム100、200を使用して実施することができる。プロセス432は、施設202、アクセサリ電源パック204、及び車両206を含む図2の電力エコシステム200に戻って参照することによって説明される。図2のアクセサリ電源パック204のフォームファクタは一般的なものであるが、図3のアクセサリ電源パック304a~fに関して図示及び説明したような様々なフォームファクタを使用して、図4のプロセス432をサポートすることができる。
【0046】
判断ブロック434において、施設202又はアクセサリ電源パック204は、施設202とアクセサリ電源パック204との間に充電接続が確立されているかどうかを判定するのに十分な施設センサ情報又はアクセサリセンサ情報を(例えば、施設センサ208又はアクセサリセンサ214から)受信することができる。充電接続は、施設202とアクセサリ電源パック204との間に結合されているケーブルなどの物理的接続、又は施設202とアクセサリ電源パック204との間の距離若しくは関係位置について満たされている近接度閾値を含むことができる。例えば、アクセサリ電源パック204が取り付けられた車両206は、アクセサリ電源パック204が無線誘導充電を可能にするのに十分な位置(例えば、接続位置)で凹部230内に配置されるように、施設202に関連付けられた凹部230が位置するガレージに引き込むことができる。
【0047】
判断ブロック434が、施設202とアクセサリ電源パック204との間に充電接続が確立されていると判定した場合、プロセス432は動作436に続く。動作436において、アクセサリ電源パック204は、例えば、施設電源インタフェース226を介して、施設202から充電を受ける。施設電源インタフェース226からアクセサリ電源パック204、具体的にはアクセサリ電源ユニット218への充電は、接続タイプに関連付けられた充電レートで受けることができる。施設電源インタフェース226が100V~120V又は220V~240VのACコンセントを含む場合、充電レートは、充電時間あたり5マイルの航続距離~充電時間あたり50マイルの航続距離など、比較的低く又は遅くすることができる。トリクル充電とも呼ばれるこの遅い充電レートは、アクセサリ電源ユニット204の蓄電容量又はサイズに応じて、アクセサリ電源パック218を完全に充電するのに4時間~12時間を必要とする可能性がある。この充電を供給するコストは比較的低く、夜間などのオフピーク時間を活用することができる。
【0048】
判断ブロック434が、施設202とアクセサリ電源パック204との間に充電接続が確立されていないと判定した場合、プロセス432は判断ブロック438に進む。判断ブロック438において、アクセサリ電源パック204又は車両206は、充電接続がアクセサリ電源パック204と車両206との間に確立されているかどうかを判定するのに十分なアクセサリセンサ情報又は車両センサ情報を受信することができる。充電接続は、アクセサリ電源パック204と車両206との間のオス-メスコネクタ結合などの電気接続を含むことができる。充電接続は、機械的又は電気機械的ロック機構(図示せず)の状態に基づいて確立することもできる。
【0049】
ロック機構は、アクセサリ電源パック204又は車両206の一部とすることができ、アクセサリセンサ214からのアクセサリセンサ情報又は車両センサ220からの車両センサ情報に基づいて、アクセサリ電源パック204の車両206(又は施設202)への係合及びアクセサリ電源パック204の車両206(又は施設202)からの解放を制御するように構成することができる。ロック機構は、車両206(又は施設202)からのアクセサリ電源パック204の意図しない取り外しを回避するためのセキュリティ対策及び安全対策の両方とすることができる。例えば、ロック機構は、許可されていない者から試みられた干渉又はユーザからのセキュリティコードの不正確な入力を示すアクセサリセンサ214からのアクセサリセンサ情報に基づいて、車両206又は施設202からのアクセサリ電源パック204の解放を禁止するように構成することができる。
【0050】
判断ブロック438が、アクセサリ電源パック204と車両206との間に充電接続が確立されていないと判定した場合、プロセス432は判断ブロック434に戻り、もう一度開始する。言い換えれば、アクセサリコントローラ216は、プロセス432の任意のさらなるステップが発生する前に、施設202又は車両206のいずれかと充電接続が確立されているかどうかを判定するように構成することができる。
【0051】
判断ブロック438が、アクセサリ電源パック204と車両206との間に充電接続が確立されていると判定した場合、プロセス432は動作440に続く。動作440において、車両電源ユニット224は、例えばアクセサリ電源インタフェース228を介してアクセサリ電源ユニット218から充電を受ける。アクセサリ電源インタフェース228から車両電源ユニット224への充電は、接続タイプに関連付けられた充電レートで受けることができる。アクセサリ電源インタフェース228がDC-DC接続を含む場合、充電レートは、充電時間あたり150マイルの航続距離から充電時間あたり300マイルの航続距離までの間など、比較的高い又は高速であり得る。この速い充電レートは、容量に応じて、アクセサリ電源パック204から車両電源ユニット224に電力を伝送するのに30分未満又は1時間未満が必要となる可能性があり、車両206の動作中に容易に利用可能な航続距離拡張を提供し、ユーザが、より長い移動で車両電源ユニット224を再充電するために不必要な停止を回避することを可能にする。
【0052】
プロセス432は、任意選択の動作442(点線で任意選択として示される)に続くことができる。任意選択の動作442において、アクセサリ電源パック204は、アクセサリセンサ214によって捕捉されたアクセサリセンサ情報を施設202又は車両206のうちの少なくとも1つに送信することができる。施設202に送信することができるアクセサリセンサ情報は、アクセサリ電源パック204の充電レベルを識別する情報、効率的な無線充電をサポートするための施設202内の凹部230に対するアクセサリ電源パック204の位置を識別する情報、又は施設202のセキュリティシステムをサポートするための撮像情報を含むことができる。車両206に送信することができるアクセサリセンサ情報は、アクセサリ電源パック204が車両電源ユニット224に充電を供給していること、アクセサリ電源パック204を車両に固定するロック機構(図示せず)が改ざんされているか無効にされていること(セキュリティ機能)、又は車両安全システムをサポートするために別の車両又は歩行者がアクセサリ電源パック204に近接していることの情報を含むことができる。
【0053】
図5は、図1及び図2の電力エコシステム100、200ならびに図3のアクセサリ電源パック304a~fを実装するために使用され得るコンピューティングデバイス544の一例を示す。図示する実施例では、コンピューティングデバイス544は、プロセッサ546と、メモリデバイス548と、ストレージデバイス550と、1つ以上の入力デバイス552と、1つ以上の出力デバイス554とを含む。これらの構成要素は、構成要素間の通信を可能にするバス556などのハードウェアによって相互接続されていてもよい。
【0054】
プロセッサ546は、中央処理装置などの従来のデバイスであってもよく、コンピュータプログラム命令を実行し、コンピュータプログラム命令によって記述された動作を実行するように動作可能である。メモリデバイス548は、ランダムアクセスメモリモジュールなどの揮発性の高速短期情報ストレージデバイスであってもよい。ストレージデバイス550は、ハードドライブ又はソリッドステートドライブなどの不揮発性情報ストレージデバイスであってもよい。入力デバイス552は、センサ及び/又は、ボタン、スイッチ、キーボード、マウス、タッチスクリーン入力デバイス、ジェスチャ入力デバイス、若しくはオーディオ入力デバイスなどの任意のタイプのヒューマンマシンインタフェースを含んでもよい。出力デバイス554は、通信又は充電動作に関連付けられたコマンドを送信するように動作可能な、若しくは表示画面、充電操作のためのインタフェース、又は音声出力など、認可又は状態に関する表示をユーザに提供するように動作可能な、任意のタイプのデバイスを含んでもよい。
【0055】
特許請求の範囲で使用されるように、「A、B、又はCのうちの少なくとも1つ」の形態の句は、Aのみ、又はBのみ、又はCのみ、又はA、B、及びCの任意の組み合わせを包含するように解釈されるべきである。
【0056】
上述のように、本技術の一態様は、図1及び図2の電力エコシステム100、200などの電力エコシステムの機能を改善するための、施設センサ(複数可)108、208、アクセサリセンサ(複数可)114、214、又は車両センサ(複数可)120、220などの様々なソースから利用可能なデータの収集及び使用である。本開示は、いくつかの場合には、この収集されたデータが、特定の人を一意に特定する個人情報データ、又は特定の人に連絡する若しくはその所在を突き止めるために使用できる個人情報データを含み得ることを考察する。そのような個人情報データには、人口統計データ、位置ベースのデータ、電話番号、電子メールアドレス、ツイッターID、自宅の住所、ユーザの健康若しくはフィットネスのレベルに関するデータ若しくは記録(例えば、バイタルサイン測定値、投薬情報、運動情報)、誕生日、又は任意の他の識別情報若しくは個人情報を含むことができる。
【0057】
本開示は、本技術における個人情報データの使用がユーザの利益になる使用であり得る点を認識するものである。例えば、個人情報データは、パワーエコシステムで使用して、許可されたユーザを識別することができる。ユーザに利益をもたらす個人情報データのその他の使用も可能である。例えば、健康データ及びフィットネスデータは、ユーザの全般的なウェルネスについての識見を提供するために使用することができ、又は、ウェルネスの目標を追求する技術を使用している個人への積極的なフィードバックとして使用することもできる。
【0058】
本開示は、そのような個人情報データの収集、分析、開示、伝送、記憶、又は他の使用に関与するエンティティが、確固たるプライバシーポリシー及び/又はプライバシー慣行を遵守するものとなることを想到する。具体的には、そのようなエンティティは、個人情報データを秘密として厳重に保守するための、業界又は政府の要件を満たしているか又は上回るものとして一般に認識されている、プライバシーのポリシー及び慣行を実施し、一貫して使用するべきである。そのようなポリシーは、ユーザによって容易にアクセス可能でなければならず、データの収集及び/又は使い方が変化するにつれて更新されなければならない。ユーザからの個人情報は、そのエンティティの合法的且つ正当な使用のために収集されるべきであり、それらの合法的使用を除いては、共有又は販売されるべきではない。更には、そのような収集/共有は、ユーザに告知して同意を得た後に実施されるべきである。
【0059】
その上、そのようなエンティティは、そのような個人情報データへのアクセスを保護及び安全化し、個人情報データへのアクセス権を有する他者が、それらのプライバシーポリシー及び手順を忠実に守ることを保証するための、あらゆる必要な措置を講じることを考慮するべきである。更に、そのようなエンティティは、広く受け入れられているプライバシーポリシー及び慣行に対する自身の遵守を証明するために、サードパーティによる評価を自らが受けることができる。更には、ポリシー及び慣行は、収集及び/又はアクセスされる具体的な個人情報データのタイプに適合されるべきであり、また、管轄権固有の考慮事項を含めた、適用可能な法令及び規格に適合されるべきである。例えば、アメリカ合衆国では、特定の健康データの収集又はそれへのアクセスは、医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(HIPAA)等の、連邦法及び/又は州法によって管理してもよく、その一方で、他国における健康データは、他の規制及びポリシーの対象となり得るものであり、それに従って対処されるべきである。それゆえ、各国において、異なる個人データのタイプに関して異なるプライバシー慣行が保たれるべきである。
【0060】
前述のことがらにも関わらず、本開示はまた、個人情報データの使用又は個人情報データへのアクセスを、ユーザが選択的に阻止する実施形態も想到する。すなわち、本開示は、そのような個人情報データへのアクセスを防止又は阻止するために、ハードウェア要素及び/又はソフトウェア要素が提供され得ることを意図している。例えば、電力エコシステムの場合、本技術は、ユーザが、サービスの登録中又はその後のいつでも、個人情報データの収集への参加の「オプトイン」又は「オプトアウト」を選択することができるように構成することができる。「オプトイン」及び「オプトアウト」のオプションを提供することに加えて、本開示は、個人情報のアクセス又は使用に関する通知を提供することを意図している。例えば、ユーザの個人情報データにアクセスすることとなるアプリのダウンロード時にユーザに知らされ、その後、個人情報データがアプリによってアクセスされる直前に再びユーザに注意してもよい。
【0061】
更には、本開示の意図は、個人情報データを、非意図的若しくは無許可アクセス又は使用の危険性を最小限に抑える方法で、管理及び処理するべきであるという点である。データの収集を制限し、データがもはや必要とされなくなると削除することにより、リスクを最小化することができる。加えて、且つ、特定の健康関連アプリケーションにおいて適用可能な場合、ユーザのプライバシーを保護するために、データの匿名化を使用することができる。非特定化は、適切な場合には、特定の識別子(例えば、生年月日など)を除去すること、記憶されたデータの量又は特異性を制御すること(例えば、位置データを住所レベルよりも都市レベルで収集すること)、データがどのように記憶されるかを制御すること(例えば、データをユーザ全体にわたって集約すること)、及び/又は他の方法によって、容易にしてもよい。
【0062】
それゆえ、本開示は、1つ以上の様々な開示された実施形態を実施するための、個人情報データの使用を広範に網羅するものであるが、本開示は、そのような個人情報データにアクセスすることを必要とせずに、それらの様々な実施形態を実施することも可能であることを想到する。すなわち、本技術の様々な実施形態は、そのような個人情報データの全て又は一部分が欠如することにより、動作不可能にされるものではない。例えば、電力エコシステムの動作の変更は、非個人情報データ、最低限の量の個人情報、システムで利用可能な他の非個人情報、又は公的に利用可能な情報に基づいて、ユーザ選好又はユーザステータスを推論することによって、所与のユーザに対して実装することができる。
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2023-03-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電力エコシステムであって、
施設に関連付けられた施設電源インタフェースと、
車両に関連付けられた車両電源インタフェースと、
アクセサリセンサを備えるアクセサリ電源パックであって、
前記施設電源インタフェースから充電を受け、
前記車両電源インタフェースに充電を供給し、
前記車両に取り外し可能に固定され、
前記アクセサリセンサによって捕捉されたアクセサリセンサ情報を、前記施設又は前記車両のうちの少なくとも1つに送信するように構成されたアクセサリ電源パックと、
を含む、電力エコシステム。
【請求項2】
前記施設電源インタフェースから前記アクセサリ電源パックへの前記充電は、第1の充電レートで受けられ、前記アクセサリ電源パックから前記車両電源インタフェースへの前記充電は、前記第1の充電レートとは異なる第2の充電レートで供給される、請求項1に記載の電力エコシステム。
【請求項3】
前記第1の充電レートは、前記第2の充電レートより低い、請求項2に記載の電力エコシステム。
【請求項4】
前記アクセサリセンサは、充電、撮像、LIDAR、レーダ、超音波、近接度、識別、又は位置情報のうちの少なくとも1つを捕捉するように構成されている、請求項に記載の電力エコシステム。
【請求項5】
前記アクセサリ電源パックは、前記施設に取り外し可能に固定されるように構成されている、請求項に記載の電力エコシステム。
【請求項6】
前記アクセサリ電源パックは、前記アクセサリ電源パックと前記車両又は前記施設のうちの少なくとも1つとの間の接続を固定するように構成されたロック機構を備える、請求項5に記載の電力エコシステム。
【請求項7】
前記ロック機構は、前記アクセサリセンサからの前記アクセサリセンサ情報に基づいて、前記車両又は前記施設のうちの前記少なくとも1つからの前記アクセサリ電源パックの解放を禁止するように構成されている、請求項6に記載の電力エコシステム。
【請求項8】
前記アクセサリ電源パックは、前記車両に取り外し可能に固定された場合に、前記車両の抗力係数又は揚力係数を低減するように構成されている、請求項に記載の電力エコシステム。
【請求項9】
前記アクセサリ電源パックは、前記車両用のスポイラー、エアダム、ホイールカバー、フェイシア、又はベリーパンとして構成されている、請求項8に記載の電力エコシステム。
【請求項10】
前記アクセサリ電源パックは、前記車両用のトレーラ、ルーフラック、スポイラー、貯蔵コンテナ、又はヒッチアセンブリとして、前記車両に蓄電能力を追加するように構成されている、請求項に記載の電力エコシステム。
【請求項11】
車両用のアクセサリ電源パックであって、
前記車両に取り外し可能に固定された場合に前記車両の抗力係数又は揚力係数を低減するように成形されたアクセサリハウジングと、
前記アクセサリハウジング内に配置されたアクセサリ電源ユニットであって、
施設の施設電源ユニットから充電を受け、
前記車両の車両電源ユニットに充電を供給するように構成された、アクセサリ電源ユニットとを含み、
前記施設電源ユニットから前記アクセサリ電源ユニットへの前記充電の第1の充電レートは、前記アクセサリ電源ユニットから前記車両電源ユニットへの前記充電の第2の充電レートよりも低い、アクセサリ電源パック。
【請求項12】
前記アクセサリ電源パックが前記車両から取り外し可能であるかどうかを制御するように構成されたロック機構を、
更に含む、請求項11に記載のアクセサリ電源パック。
【請求項13】
前記アクセサリ電源パックを取り囲む環境からアクセサリセンサ情報を捕捉するように構成されたアクセサリセンサと、
前記アクセサリセンサから前記アクセサリセンサ情報を受信し、前記車両及び前記施設のうちの少なくとも1つに前記アクセサリセンサ情報を送信するように構成されたアクセサリコントローラと、
を更に含む、請求項11に記載のアクセサリ電源パック。
【請求項14】
前記アクセサリハウジングは、前記車両用のスポイラー、エアダム、ホイールカバー、フェイシア、又はベリーパンとして成形されている、請求項11に記載のアクセサリ電源パック。
【請求項15】
前記アクセサリハウジングは、前記施設に取り外し可能に固定されるように構成されている、請求項11に記載のアクセサリ電源パック。
【請求項16】
車両用のアクセサリ電源パックであって、
アクセサリ電源ユニットであって、
第1の充電レートで施設の施設電源ユニットから充電を受け、
前記第1の充電レートとは異なる第2の充電レートで前記車両の車両電源ユニットに充電を供給し、
前記車両に取り外し可能に固定されたアクセサリ電源ユニットと、
前記アクセサリ電源ユニット又は前記アクセサリ電源パックを取り囲む環境からアクセサリセンサ情報を捕捉するように構成されたアクセサリセンサと、
前記アクセサリセンサによって捕捉された前記アクセサリセンサ情報を前記車両又は前記施設に送信するように構成されたアクセサリコントローラと、
を含む、アクセサリ電源パック。
【請求項17】
前記アクセサリセンサは、充電、撮像、LIDAR、レーダ、超音波、近接度、識別、又は位置情報のうちの少なくとも1つを捕捉するように構成されている、請求項16に記載のアクセサリ電源パック。
【請求項18】
前記車両に取り外し可能に固定された場合に、前記車両の抗力係数又は揚力係数を低減するように構成されている、請求項16に記載のアクセサリ電源パック。
【請求項19】
前記車両用のスポイラー、エアダム、ホイールカバー、フェイシア、又はベリーパンとして構成されている、請求項18に記載のアクセサリ電源パック。
【請求項20】
前記車両用のトレーラ、ルーフラック、スポイラー、貯蔵コンテナ、又はヒッチアセンブリとして、前記車両に蓄電能力を追加するように構成されている、請求項16に記載のアクセサリ電源パック。
【国際調査報告】