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特表2023-541872デュアルモードユーザ機器のためのエネルギー効率の良いページング手順
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-04
(54)【発明の名称】デュアルモードユーザ機器のためのエネルギー効率の良いページング手順
(51)【国際特許分類】
   H04W 68/12 20090101AFI20230927BHJP
   H04W 88/06 20090101ALI20230927BHJP
   H04W 48/12 20090101ALI20230927BHJP
【FI】
H04W68/12
H04W88/06
H04W48/12
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023515715
(86)(22)【出願日】2021-08-31
(85)【翻訳文提出日】2023-04-25
(86)【国際出願番号】 EP2021073921
(87)【国際公開番号】W WO2022053347
(87)【国際公開日】2022-03-17
(31)【優先権主張番号】202041038944
(32)【優先日】2020-09-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】515076873
【氏名又は名称】ノキア テクノロジーズ オサケユイチア
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100106183
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 弘司
(74)【代理人】
【識別番号】100114915
【弁理士】
【氏名又は名称】三村 治彦
(74)【代理人】
【識別番号】100125139
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 洋
(74)【代理人】
【識別番号】100209808
【弁理士】
【氏名又は名称】三宅 高志
(72)【発明者】
【氏名】トスカラ,アンティ アントン
(72)【発明者】
【氏名】ウゼダ ガルシア,ルイス ギリェルメ
(72)【発明者】
【氏名】セルヴァガナパシー,スリニヴァサン
(72)【発明者】
【氏名】コスキネン,ユッシ-ペッカ
(72)【発明者】
【氏名】ツルチネン,サムリ ヘイッキ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067DD13
5K067EE02
5K067EE10
5K067GG11
5K067HH21
5K067HH24
(57)【要約】
様々な例示的な実施形態は、デュアルモードユーザ機器(UE)のエネルギー効率の良いページングに関する。UEは、第1のネットワークからページング構成情報を受信し得る。ページング構成情報は、第2のネットワークのページングチャネルを監視するためのページングパラメータを備え得る。受信されたページング構成情報に基づいて、UEは、第2のネットワークのページングチャネルを監視し、第2のネットワークから第1のネットワークに関連するページングメッセージを受信し得る。第2のネットワークからページングメッセージを受信したことに応答して、UEは、ページング応答を第1のネットワークに送信し得る。装置、方法、およびコンピュータプログラムが開示される。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを含む装置であって、
前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータコードは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に、
第1のネットワークから、第2のネットワークのページングチャネルを監視するための少なくとも1つのページングパラメータの指示を含むページング構成情報を受信するステップと、
前記少なくとも1つのページングパラメータに基づいて前記第2のネットワークの前記ページングチャネルを監視するステップと、
前記第2のネットワークの前記ページングチャネルからページングメッセージを受信したことに応答して、前記第1のネットワークにページング応答を送信するステップと、
を行わせるように構成される装置。
【請求項2】
前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータコードは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に、
前記第1のネットワークに、前記第2のネットワークから前記第1のネットワークに関連するページングメッセージを受信する能力の指示を送信するステップを行わせるようにさらに構成されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つのページングパラメータは、不連続受信サイクル、国際モバイル加入者識別、または非アクティブ無線ネットワーク一時識別子のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記ページング構成情報は、
前記第1のネットワークに関してアイドルモードに移行するためのフォールバック条件の指示、
前記第1のネットワークに対するセル再選択条件の指示
前記第2のネットワークを介したページングをサポートする前記第1のネットワークの隣接セルのセットの指示、
のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の装置。
【請求項5】
前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータコードは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に、
前記第1のネットワークに対するセル再選択条件の検出に応答して、前記第2のネットワークを介したページングをサポートする前記第1のネットワークの隣接セルのセットのセルに対してセル再選択を実行するステップと、
前記第2のネットワークの前記ページングチャネルの監視を継続するステップ、または、
前記再選択されたセルから受信されたページング構成情報に基づいて、前記第2のネットワークの第2のページングチャネルの監視を開始するステップと、
を行わせるようにさらに構成されることを特徴とする請求項4に記載の装置。
【請求項6】
少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを含む装置であって、
前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータコードは、前記少なくとも1つのプロセッサによって、前記装置に、
クライアントノードに、第2のネットワークのページングチャネルを監視するための少なくとも1つの第1のページングパラメータの指示を含むページング構成情報を送信するステップと、
前記第2のネットワークに、第1のネットワークに関連するページングメッセージをクライアントノードに送信するための少なくとも1つの第2のページングパラメータを含むページング構成情報を送信するステップと、
前記クライアントノードからページング応答を受信するステップと、
を行わせるように構成されることを特徴とする装置。
【請求項7】
前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータコードは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に、
前記クライアントノードから、前記第2のネットワークから前記第1のネットワークに関連付けられたページングメッセージを受信する能力の指示を受信するステップと、
前記第2のネットワークから前記第1のネットワークに関連するページングメッセージを受信する前記クライアントノードの前記能力の前記指示を受信したことに応答して、少なくとも1つの第2のページング構成メッセージを前記第2のネットワークに送信するステップと、
を行わせるようにさらに構成されることを特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記少なくとも1つの第1のページングパラメータまたは前記少なくとも1つの第2のページングパラメータは、不連続受信サイクル、国際モバイル加入者識別、または非アクティブ無線ネットワーク一時識別子のうちの少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項6または7に記載の装置。
【請求項9】
前記少なくとも1つの第1のページング構成メッセージは、
前記第1のネットワークに対するセル再選択条件の指示、
前記第2のネットワークを介したページングをサポートする前記第1のネットワークの隣接セルのセットの指示、
前記第1のネットワークに関してアイドルモードに移行するためのフォールバック条件の指示、
のうちの少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項6~8のいずれか1項に記載の装置。
【請求項10】
少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを含む装置であって、
前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータコードは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に、
第1のネットワークから、第2のネットワークからクライアントノードに前記第1のネットワークに関連するページングメッセージを送信するための少なくとも1つのページングパラメータを含むページング構成情報を受信するステップと、
前記少なくとも1つのページングパラメータに基づいて、前記第1のネットワークに関連付けられた前記ページングメッセージを前記クライアントノードに送信するステップと、
を行わせるように構成される装置。
【請求項11】
前記少なくとも1つのページングパラメータは、不連続受信サイクル、国際モバイル加入者識別、または非アクティブ無線ネットワーク一時識別子のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記ページングメッセージは、少なくとも1つのページング応答パラメータを含むことを特徴とする請求項10または11に記載の装置。
【請求項13】
第1のネットワークから、第2のネットワークのページングチャネルを監視するための少なくとも1つのページングパラメータの指示を含むページング構成情報を受信するステップと、
前記少なくとも1つのページングパラメータに基づいて前記第2のネットワークの前記ページングチャネルを監視するステップと、
前記第2のネットワークの前記ページングチャネルからページングメッセージを受信したことに応答して、ページング応答を前記第1のネットワークに送信するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項14】
クライアントノードに、第2のネットワークのページングチャネルを監視するための少なくとも1つの第1のページングパラメータの指示を含むページング構成情報を送信するステップと、
前記第2のネットワークに、第1のネットワークに関連するページングメッセージを前記クライアントノードに送信するための少なくとも1つの第2のページングパラメータを含むページング構成情報を送信するステップと、
前記クライアントノードからページング応答を受信するステップと、
を含むことを特徴とうる方法。
【請求項15】
第1のネットワークから、前記第1のネットワークに関連するページングメッセージを第2のネットワークからクライアントノードに送信するための少なくとも1つのページングパラメータを含むページング構成情報を受信するステップと、
前記少なくとも1つのページングパラメータに基づいて、前記第1のネットワークに関連付けられたページングメッセージを前記クライアントノードに送信するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
様々な例示的な実施形態は、概して、ワイヤレス通信の分野に関する。特に、いくつかの実施形態例は、セルラー通信ネットワークにおいてデュアルモードユーザ機器をページングすることに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話などのユーザ機器(UE)は、例えば3GPP 5G New Radio(NR)、3GPP LTE(Long Term Evolution)、3GPP LTE-MTCもしくはLTE-M(LTE Machine Type Communications)、または3GPP NB-IoT(Narrowband Internet of Things)など、異なる規格またはそのプロファイルに従って基地局またはアクセスポイントと通信するための複数の無線機を用いて構成され得る。異なる無線機は、異なる電力消費特性に関連付けられ得、いくつかの用途では、充分な通信能力を依然として可能にしながら、電力消費を低減することが望まれ得る。
【発明の概要】
【0003】
この概要は、詳細な説明において以下でさらに説明される概念の選択を簡略化された形で紹介するために提供される。この概要は、特許請求される主題の重要な特徴または本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、特許請求される主題の範囲を限定するために使用されることを意図するものでもない。
【0004】
例示的な実施形態は、デュアルモードユーザ機器のエネルギー効率の良いページングのための方法を提供する。この利点は、独立請求項の特徴によって達成され得る。さらなる実装形態は、従属請求項、説明及び図面において提供される。
【0005】
第1の態様によれば、装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備え、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置に、第1のネットワークから、第2のネットワークのページングチャネルを監視するための少なくとも1つのページングパラメータの指示を含むページング構成情報を受信するステップと、少なくとも1つのページングパラメータに基づいて第2のネットワークのページングチャネルを監視するステップと、第2のネットワークのページングチャネルからページングメッセージを受信したことに応答して、ページング応答を第1のネットワークに送信するステップとを少なくとも行わせるように構成される。
【0006】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置に、第1のネットワークに、第2のネットワークから第1のネットワークに関連するページングメッセージを受信する能力の指示を送信するステップを行わせるようにさらに構成され得る。
【0007】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、能力の指示は、狭帯域アイドルモードにおいて第2のネットワークからページングメッセージを受信する能力を示し得る。
【0008】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのページングパラメータは、不連続受信サイクル、国際モバイル加入者識別、または非アクティブ無線ネットワーク一時識別子のうちの少なくとも1つを備え得る。
【0009】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、ページング構成情報は、第1のネットワークに関してアイドルモードに移行するためのフォールバック条件の指示、第1のネットワークのためのセル再選択条件の指示、または第2のネットワークを介したページングをサポートする第1のネットワークの隣接セルのセットの指示のうちの少なくとも1つを備え得る。
【0010】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置に、第1のネットワークに対するセル再選択条件の検出に応答して、第2のネットワークを介したページングをサポートする第1のネットワークの隣接セルのセットのセルに対してセル再選択を実行するステップと、第2のネットワークのページングチャネルの監視を継続するか、または再選択されたセルから受信されたページング構成情報に基づいて第2のネットワークの第2のページングチャネルの監視を開始するステップとを行わせるようにさらに構成され得る。
【0011】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置に、フォールバック条件の検出に応答して、第1のネットワークに関してアイドルモードに移行するステップを行わせるようにさらに構成され得る。
【0012】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置に、ページング構成情報またはページングメッセージ内の少なくとも1つのページング応答パラメータを検出するステップと、少なくとも1つのページング応答パラメータに基づいて、ページング応答を第1のネットワークに送信するステップとを行わせるようにさらに構成され得る。
【0013】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのページング応答パラメータは、第1のネットワークのセル識別子または第1のネットワークの周波数のうちの少なくとも1つを備え得る。
【0014】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、ページング構成情報は、無線リソース制御接続解放メッセージを備え得る。
【0015】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置に、第2のネットワークから、第2のネットワークのために構成されたページングサブフレームに対するページングサブフレームオフセットの指示、ページング無線ネットワーク一時識別子の指示、ウェイクアップ信号シーケンスの識別子、またはウェイクアップ信号の時間ロケーションの指示のうちの少なくとも1つを備える制御情報を受信するステップを行わせるようにさらに構成され得る。
【0016】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置に、ページングサブフレームオフセット、ページング無線ネットワーク一時識別子、またはウェイクアップ信号のうちの少なくとも1つに基づいて、第2のネットワークのページングチャネルを監視するステップを行わせるようにさらに構成され得る。
【0017】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、制御情報は、第1のネットワークのシステム情報、第1のネットワークのシステム情報値タグ、または第2のネットワークの現在のセルに関連する第1のネットワークのセルの物理セル識別子および/または周波数情報の更新の指示であって、ページングメッセージが、第2のネットワークの現在のセルから受信される指示のうちの少なくとも1つを備え得る。
【0018】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、制御情報は、ダウンリンク制御情報、少なくとも1つのシステム情報ブロック、少なくとも1つの帯域幅低減システム情報ブロック、または少なくとも狭帯域システム情報ブロック中で受信され得る。
【0019】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置に、第1のネットワークから、第2のネットワークの少なくとも1つの共通チャネルの時間周波数ロケーション、第2のネットワークの少なくとも1つの共通信号の時間周波数ロケーション、または第2のネットワークのタイミング情報のうちの少なくとも1つの指示を受信するステップを行わせるようにさらに構成され得る。
【0020】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置に、ページングメッセージのタイプおよび第1のネットワークに関連する識別子に基づいてページングメッセージを検出し、ページングメッセージのタイプは、ページングメッセージ中の第1のネットワークに関連する識別子の使用を示すステップを行わせるようにさらに構成され得る。
【0021】
第2の態様によれば、方法は、第1のネットワークから、第2のネットワークのページングチャネルを監視するための少なくとも1つのページングパラメータの指示を含むページング構成情報を受信するステップと、少なくとも1つのページングパラメータに基づいて第2のネットワークのページングチャネルを監視するステップと、第2のネットワークのページングチャネルからページングメッセージを受信したことに応答して、ページング応答を第1のネットワークに送信するステップとを含み得る。
【0022】
第2の態様の例示的な実施形態によれば、方法は、第1のネットワークに、第2のネットワークから第1のネットワークに関連するページングメッセージを受信する能力の指示を送信するステップをさらに含み得る。
【0023】
第2の態様の例示的な実施形態によれば、能力の指示は、狭帯域アイドルモードにおいて第2のネットワークからページングメッセージを受信する能力を示し得る。
【0024】
第2の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのページングパラメータは、不連続受信サイクル、国際モバイル加入者識別、または非アクティブ無線ネットワーク一時識別子のうちの少なくとも1つを備え得る。
【0025】
第2の態様の例示的な実施形態によれば、ページング構成情報は、第1のネットワークに関してアイドルモードに移行するためのフォールバック条件の指示、第1のネットワークのためのセル再選択条件の指示、または第2のネットワークを介したページングをサポートする第1のネットワークの隣接セルのセットの指示のうちの少なくとも1つを備え得る。
【0026】
第2の態様の例示的な実施形態によれば、方法は、第1のネットワークに対するセル再選択条件の検出に応答して、第2のネットワークを介したページングをサポートする第1のネットワークの隣接セルのセットのセルに対してセル再選択を実行するステップと、第2のネットワークのページングチャネルの監視を継続するか、または再選択されたセルから受信されたページング構成情報に基づいて第2のネットワークの第2のページングチャネルの監視を開始するステップとをさらに含み得る。
【0027】
第2の態様の例示的な実施形態によれば、方法は、フォールバック条件を検出したことに応答して、第1のネットワークに関してアイドルモードに移行するステップをさらに含み得る。
【0028】
第2の態様の例示的な実施形態によれば、方法は、ページング構成情報またはページングメッセージ内の少なくとも1つのページング応答パラメータを検出するステップと、少なくとも1つのページング応答パラメータに基づいて、ページング応答を第1のネットワークに送信するステップとをさらに含み得る。
【0029】
第2の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのページング応答パラメータは、第1のネットワークのセル識別子または第1のネットワークの周波数のうちの少なくとも1つを備え得る。
【0030】
第2の態様の例示的な実施形態によれば、ページング構成情報は、無線リソース制御接続解放メッセージを備え得る。
【0031】
第2の態様の例示的な実施形態によれば、本方法は、第2のネットワークから、第2のネットワークのために構成されたページングサブフレームに対するページングサブフレームオフセットの指示、ページング無線ネットワーク一時識別子の指示、ウェイクアップ信号シーケンスの識別子、またはウェイクアップ信号の時間ロケーションの指示のうちの少なくとも1つを備える制御情報を受信することをさらに含み得る。
【0032】
第2の態様の例示的な実施形態によれば、方法は、ページングサブフレームオフセット、ページング無線ネットワーク一時識別子、またはウェイクアップ信号のうちの少なくとも1つに基づいて、第2のネットワークのページングチャネルを監視することをさらに含み得る。
【0033】
第2の態様の例示的な実施形態によれば、制御情報は、第1のネットワークのシステム情報、第1のネットワークのシステム情報値タグ、または第2のネットワークの現在のセルに関連する第1のネットワークのセルの物理セル識別子および/または周波数情報の更新の指示であって、ページングメッセージが、第2のネットワークの現在のセルから受信される指示のうちの少なくとも1つを備え得る。
【0034】
第2の態様の例示的な実施形態によれば、制御情報は、ダウンリンク制御情報、少なくとも1つのシステム情報ブロック、少なくとも1つの帯域幅低減システム情報ブロック、または少なくとも狭帯域システム情報ブロック中で受信され得る。
【0035】
第2の態様の例示的な実施形態によれば、方法は、第1のネットワークから、第2のネットワークの少なくとも1つの共通チャネルの時間周波数ロケーション、第2のネットワークの少なくとも1つの共通信号の時間周波数ロケーション、または第2のネットワークのタイミング情報のうちの少なくとも1つの指示を受信することをさらに含み得る。
【0036】
第2の態様の例示的な実施形態によれば、方法は、ページングメッセージのタイプおよび第1のネットワークに関連する識別子に基づいてページングメッセージを検出することをさらに含み得、ページングメッセージのタイプは、ページングメッセージにおける第1のネットワークに関連付けられた識別子の使用を示す。
【0037】
第3の態様によれば、コンピュータプログラムは、装置に、第1のネットワークから、第2のネットワークのページングチャネルを監視するための少なくとも1つのページングパラメータの指示を含むページング構成情報を受信するステップと、少なくとも1つのページングパラメータに基づいて第2のネットワークのページングチャネルを監視するステップと、第2のネットワークのページングチャネルからページングメッセージを受信したことに応答して、ページング応答を第1のネットワークに送信するステップと実行させるための命令を含み得る。コンピュータプログラムは、装置に、第2の態様の方法の任意の例示的な実施形態を実行させるための命令をさらに含み得る。
【0038】
第4の態様によれば、装置は、第1のネットワークから、第2のネットワークのページングチャネルを監視するための少なくとも1つのページングパラメータの指示を備えるページング構成情報を受信するための手段と、少なくとも1つのページングパラメータに基づいて、第2のネットワークのページングチャネルを監視するための手段と、第2のネットワークのページングチャネルからページングメッセージを受信したことに応答して、第1のネットワークにページング応答を送信するための手段とを備え得る。装置は、第2の態様の方法の任意の例示的な実施形態を実行するための手段をさらに備え得る。
【0039】
第5の態様によれば、装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備え得、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置に、クライアントノードに、第2のネットワークのページングチャネルを監視するための少なくとも1つの第1のページングパラメータの指示を含むページング構成情報を送信するステップと、第2のネットワークに、第1のネットワークに関連するページングメッセージをクライアントノードに送信するための少なくとも1つの第2のページングパラメータを含むページング構成情報を送信するステップと、クライアントノードからページング応答を受信するステップとを行わせるように構成される。
【0040】
第5の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置に、クライアントノードから、第2のネットワークから第1のネットワークに関連付けられたページングメッセージを受信する能力の指示を受信するステップと、第2のネットワークから第1のネットワークに関連するページングメッセージを受信するためのクライアントノードの能力の指示を受信したことに応答して、ページング構成情報を第2のネットワークに送信するステップとを行わせるようにさらに構成され得る。
【0041】
第5の態様の例示的な実施形態によれば、能力の指示は、第2のネットワークに関して狭帯域アイドルモードで第2のネットワークからページングメッセージを受信する能力を示し得る。
【0042】
第5の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つの第1のページングパラメータまたは少なくとも1つの第2のページングパラメータは、不連続受信サイクル、国際モバイル加入者識別、または非アクティブ無線ネットワーク一時識別子のうちの少なくとも1つを備え得る。
【0043】
第5の態様の例示的な実施形態によれば、クライアントノードに送信されるページング構成情報は、第1のネットワークに関するセル再選択条件の指示、第2のネットワークを介したページングをサポートする第1のネットワークの隣接セルのセットの指示、または第1のネットワークに関するアイドルモードに移行するためのフォールバック条件の指示のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0044】
第5の態様の例示的な実施形態によれば、クライアントノードに送信されるページング構成情報または第2のネットワークに送信されるページング構成情報は、少なくとも1つのページング応答パラメータを備え得る。
【0045】
第5の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのページング応答パラメータは、第1のネットワークのセル識別子または第1のネットワークの周波数の指示のうちの少なくとも1つを備え得る。
【0046】
第5の態様の例示的な実施形態によれば、クライアントノードに送信されるページング構成情報は、無線リソース制御接続解放メッセージを備え得る。
【0047】
第5の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置に、クライアントノードに、第2のネットワークの少なくとも1つの共通チャネルの時間周波数ロケーションの指示、第2のネットワークの少なくとも1つの共通信号の時間周波数ロケーション、または第2のネットワークのタイミング情報を送信するステップを行わせるようにさらに構成され得る。
【0048】
第6の態様によれば、方法は、クライアントノードに、第2のネットワークのページングチャネルを監視するための少なくとも1つの第1のページングパラメータの指示を備えるページング構成情報を送信するステップと、第2のネットワークに、第1のネットワークに関連するページングメッセージをクライアントノードに送信するための少なくとも1つの第2のページングパラメータを含むページング構成情報を送信するステップと、クライアントノードからページング応答を受信するステップとを含み得る。
【0049】
第6の態様の例示的な実施形態によれば、方法は、クライアントノードから、第2のネットワークから第1のネットワークに関連付けられたページングメッセージを受信する能力の指示を受信するステップと、第2のネットワークから第1のネットワークに関連付けられたページングメッセージを受信するクライアントノードの能力の指示を受信したことに応答して、ページング構成情報を第2のネットワークに送信するステップとをさらに含み得る。
【0050】
第6の態様の例示的な実施形態によれば、能力の指示は、第2のネットワークに関して狭帯域アイドルモードで第2のネットワークからページングメッセージを受信する能力を示し得る。
【0051】
第6の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つの第1のページングパラメータまたは少なくとも1つの第2のページングパラメータは、不連続受信サイクル、国際モバイル加入者識別、または非アクティブ無線ネットワーク一時識別子のうちの少なくとも1つを備え得る。
【0052】
第6の態様の例示的な実施形態によれば、クライアントノードに送信されるページング構成情報は、第1のネットワークに関するセル再選択条件の指示、第2のネットワークを介したページングをサポートする第1のネットワークの隣接セルのセットの指示、または第1のネットワークに関するアイドルモードに移行するためのフォールバック条件の指示のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0053】
第6の態様の例示的な実施形態によれば、クライアントノードに送信されるページング構成情報または第2のネットワークに送信されるページング構成情報は、少なくとも1つのページング応答パラメータを備え得る。
【0054】
第6の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのページング応答パラメータは、第1のネットワークのセル識別子または第1のネットワークの周波数の指示のうちの少なくとも1つを備え得る。
【0055】
第6の態様の例示的な実施形態によれば、クライアントノードに送信されるページング構成情報は、無線リソース制御接続解放メッセージを備え得る。
【0056】
第6の態様の例示的な実施形態によれば、方法は、クライアントノードに、第2のネットワークの少なくとも1つの共通チャネルの時間周波数ロケーション、第2のネットワークの少なくとも1つの共通信号の時間周波数ロケーション、または第2のネットワークのタイミング情報の指示を送信するステップをさらに含み得る。
【0057】
第7の態様によれば、コンピュータプログラムは、装置に、クライアントノードに、第2のネットワークのページングチャネルを監視するための少なくとも1つの第1のページングパラメータの指示を含むページング構成情報を送信するステップと、第2のネットワークに、第1のネットワークに関連するページングメッセージをクライアントノードに送信するための少なくとも1つの第2のページングパラメータを含むページング構成情報を送信するステップと、クライアントノードからページング応答を受信するステップとを実行させるための命令を備え得る。コンピュータプログラムは、装置に、第6の態様の方法の任意の例示的な実施形態を実行させるための命令をさらに含み得る。
【0058】
第8の態様によれば、装置は、クライアントノードに、第2のネットワークのページングチャネルを監視するための少なくとも1つの第1のページングパラメータの指示を備えるページング構成情報を送信するための手段と、第2のネットワークに、第1のネットワークに関連するページングメッセージをクライアントノードに送信するための少なくとも1つの第2のページングパラメータを備えるページング構成情報を送信するための手段と、そして、クライアントノードからページング応答を受信するための手段とを備え得る。装置は、第6の態様の方法の任意の例示的な実施形態を実行するための手段をさらに備え得る。
【0059】
第9の態様によれば、装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備え得、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置に、第1のネットワークから、第2のネットワークからクライアントノードに第1のネットワークに関連するページングメッセージを送信するための少なくとも1つのページングパラメータを含むページング構成情報を受信するステップと、少なくとも1つのページングパラメータに基づいて、第1のネットワークに関連付けられたページングメッセージをクライアントノードに送信するステップとを行わせるように構成される。
【0060】
第9の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのページングパラメータは、不連続受信サイクル、国際モバイル加入者識別、または非アクティブ無線ネットワーク一時識別子のうちの少なくとも1つを備え得る。
【0061】
第9の態様の例示的な実施形態によれば、ページングメッセージは、少なくとも1つのページング応答パラメータを備え得る。
【0062】
第9の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのページング応答パラメータは、第1のネットワークのセル識別子または第1のネットワークの周波数の指示のうちの少なくとも1つを備え得る。
【0063】
第9の態様の例示的な実施形態によれば、ページングメッセージのタイプは、ページングメッセージにおける第1のネットワークに関連付けられた識別子の使用を示し得る。
【0064】
第9の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置に、第2のネットワークのために構成されたページングオケージョンに対するページングサブフレームオフセットの指示、ページング無線ネットワーク一時識別子の指示、ウェイクアップ信号シーケンスの識別子、またはウェイクアップ信号の時間ロケーションの指示のうちの少なくとも1つを含む制御情報をクライアントノードに送信させるようにさらに構成され得る。
【0065】
第9の態様の例示的な実施形態によれば、制御情報は、第1のネットワークのシステム情報、第1のネットワークのシステム情報値タグ、または第2のネットワークの現在のセルに関連する第1のネットワークのセルの物理セル識別子および/または周波数情報の更新の指示であって、ページングメッセージが、第2のネットワークの現在のセルにおいて送信される指示のうちの少なくとも1つを備え得る。
【0066】
第9の態様の例示的な実施形態によれば、制御情報は、ダウンリンク制御情報、少なくとも1つのシステム情報ブロック、少なくとも1つの帯域幅低減システム情報ブロック、または少なくとも1つの狭帯域システム情報ブロックにおいて送信され得る。
【0067】
第10の態様によれば、方法は、第1のネットワークから、第1のネットワークに関連するページングメッセージを第2のネットワークからクライアントノードに送信するための少なくとも1つのページングパラメータを含むページング構成情報を受信するステップと、少なくとも1つのページングパラメータに基づいて、第1のネットワークに関連付けられたページングメッセージをクライアントノードに送信するステップとを含み得る。
【0068】
第10の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのページングパラメータは、不連続受信サイクル、国際モバイル加入者識別、または非アクティブ無線ネットワーク一時識別子のうちの少なくとも1つを備え得る。
【0069】
第10の態様の例示的な実施形態によれば、ページングメッセージは、少なくとも1つのページング応答パラメータを備え得る。
【0070】
第10の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのページング応答パラメータは、第1のネットワークのセル識別子または第1のネットワークの周波数の指示のうちの少なくとも1つを備え得る。
【0071】
第10の態様の例示的な実施形態によれば、ページングメッセージのタイプは、ページングメッセージにおける第1のネットワークに関連付けられた識別子の使用を示し得る。
【0072】
第10の態様の例示的な実施形態によれば、方法は、クライアントノードに、第2のネットワークのために構成されたページングオケージョンに対するページングサブフレームオフセットの指示、ページング無線ネットワーク一時識別子の指示、ウェイクアップ信号シーケンスの識別子、またはウェイクアップ信号の時間ロケーションの指示の少なくとも1つを含む制御情報を送信するステップを含み得る。
【0073】
第10の態様の例示的な実施形態によれば、制御情報は、第1のネットワークのシステム情報、第1のネットワークのシステム情報値タグ、または第2のネットワークの現在のセルに関連する第1のネットワークのセルの物理セル識別子および/または周波数情報の更新の指示であって、ページングメッセージが、第2のネットワークの現在のセルにおいて送信される指示のうちの少なくとも1つを備え得る。
【0074】
第10の態様の例示的な実施形態によれば、制御情報は、ダウンリンク制御情報、少なくとも1つのシステム情報ブロック、少なくとも1つの帯域幅低減システム情報ブロック、または少なくとも1つの狭帯域システム情報ブロックにおいて送信され得る。
【0075】
第11の態様によれば、コンピュータプログラムは、第1のネットワークから、第1のネットワークに関連するページングメッセージを第2のネットワークからクライアントノードに送信するための少なくとも1つのページングパラメータを含むページング構成情報を受信するステップ、少なくとも1つのページングパラメータに基づいて、第1のネットワークに関連付けられたページングメッセージをクライアントノードに送信するステップを装置に実行させるための命令を備え得る。コンピュータプログラムは、装置に、第10の態様の方法の任意の例示的な実施形態を実行させるための命令をさらに含み得る。
【0076】
第12の態様によれば、装置は、第1のネットワークに関連付けられたページングメッセージを第2のネットワークからクライアントノードに送信するための少なくとも1つのページングパラメータを備えるページング構成情報を、第1のネットワークから受信するための手段と、少なくとも1つのページングパラメータに基づいて、第1のネットワークに関連付けられたページングメッセージをクライアントノードに送信するための手段とを備え得る。装置は、第10の態様の方法の任意の例示的な実施形態を実行するための手段をさらに備え得る。
【0077】
付随する特徴の多くは、添付の図面に関連して考慮される以下の詳細な説明を参照することによってより良く理解されるので、より容易に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0078】
例示的な実施形態のさらなる理解を提供するために含まれ、本明細書の一部を構成する添付の図面は、例示的な実施形態を示し、説明とともに例示的な実施形態を理解するのに役立つ。
【0079】
図1】例示的な実施形態による、ネットワークノードとクライアントノードとを備えるネットワークの例を示す図である。
図2】1つまたは複数の例示的な実施形態を実施するように構成された装置の一例を示す図である。
図3】例示的な実施形態による、デュアルモードユーザ機器をページングするための手順の例を示す図である。
図4】例示的な実施形態による、デュアルモードユーザ機器をページングするためのフローチャートの例を示す図である。
図5】例示的な実施形態による、デュアルモードユーザ機器と、5G新無線(NR)ネットワークノードと、デュアルモードユーザ機器をページングするためのLTEまたはNB-IoTネットワークノードとの間のメッセージシーケンスの例を示す図である。
図6】例示的な実施形態による、LTEまたはNB-IoTを介したページング監視中の5G新無線(NR)セル再選択手順の例を示す図である。
図7】例示的な実施形態による、ページング制御情報の配信のためのデュアルモードユーザ機器とLTEネットワークノードとの間のメッセージシーケンスの例を示す図である。
図8】例示的な実施形態による、ページング制御情報の配信のためのデュアルモードユーザ機器とNB-IoTノードとの間のメッセージシーケンスの例を示す図である。
図9】例示的な実施形態による、クライアントノードにおいてページングを受信するための方法の例を示す図である。
図10】例示的な実施形態による、ネットワークノードによるクライアントノードのページングを構成するための方法の例を示す図である。
図11】例示的な実施形態による、別のネットワークノードの代わりにネットワークノードによってクライアントノードをページングするための方法の例を示す図である。
【0080】
添付の図面において、同様の参照符号は同様の部分を指定するために使用される。
【発明を実施するための形態】
【0081】
ここで例示的な実施形態を詳細に参照し、その例を添付の図面に示す。添付の図面に関連して以下で提供される詳細な説明は、本実施例の説明として意図したものであって、本実施例が構築または利用され得る唯一の形態を表すことを意図しない。説明は、例の機能と、例を構築し動作させるためのステップのシーケンスとを説明する。しかしながら、同じまたは同等の機能およびシーケンスが、異なる例によって達成され得る。
【0082】
3GPP(3rd Generation Partnership Project)によって規定されるような、NB(Narrowband)IoT(Internet of Things)、LTE-M(Long Term Evolution-Machine Type communication)、およびeMTC(enhanced Machine Type communication)などの技術は、セルラー通信ネットワークを介した低電力通信を可能にする。しかしながら、NB-IoTまたはLTE-Mのような低電力技術は、すべての現在または将来のアプリケーションに充分な通信容量を提供しないことがある。3GPP 5G NR(New Radio)または単にNRは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)通信、超信頼性低レイテンシ通信(URLCC)、および大規模マシンタイプ通信(mMTC)などの様々なタイプのサービスを対象とする別の無線アクセス技術を提供する。しかしながら、NRユーザ機器の電力消費は、いくつかのIoTタイプのアプリケーションにとって高すぎることがある。
【0083】
したがって、NR規格内でより低い電力消費を可能にすることが望ましく、その目的のために、NRの低電力プロファイル、例えばNR-Lightが提供され得る。しかしながら、別の懸念として、NR-Light目的のためにNR無線機を大幅に変更することが、チップセット側で発散を引き起こし、チップセット開発にとって魅力的でない。NR-Lightは、NB-IoTまたはLTE-Mでは満たされ得ないIoTタイプの要件を伴う新しいユースケース、たとえばeMTCまたはNB-IoTよりも高いデータレート、高い信頼性、および低いレイテンシに対処することを意図しているが、他方では、NR eMBBよりも低いコストおよび複雑さならびに長いバッテリ寿命に対処することを意図している。
【0084】
NRに関する1つの懸念として、その基準信号、例えば同期信号ブロック(SSB)が、例えば低頻度の測定機会に起因して、NR無線のエネルギー効率の良い設計を可能にしない可能性がある。他方、NB-IoTおよびLTE-Mは、LTEのセル固有基準信号(CRS)、ビームフォーミングの影響なしに、および様々なUE電力節約最適化がLTE設計に加えて追加されることによって、低い電力消費に達することを可能にする。例えば、良好なCRS可用性のために、UEは、いつでもウェイクアップし、ネットワークに迅速にアクセスし得る。対照的に、NRアイドルモードでは、UEは、より低頻度のCRSにより充分なエネルギーを蓄積するためにより長く待つ必要があり得、これはバッテリ電力の浪費をもたらす。例えば、アイドル電力消費は、LTEと比較して最大45%高いと推定されており、NB-IoTまたはeMTCに対する差は、さらに高くなり得る。
【0085】
したがって、NR-Lightデバイスまたは他の低複雑度デバイスなどの低減能力デバイスのための妥当なUE電力消費を可能にし、著しいNR物理レイヤ変更なしにNR物理レイヤ(L1)を利用するシステムを開発することが望まれる。低いUE電力消費は、アイドルモードおよびインアクティブ状態において特に重要である。NR無線は、NB-IoTまたはLTE-M無線、または基本LTE無線よりも高い電力消費を有し得る。NR-Lightデバイスは、IoTタイプの用途を意図しており、したがって、NR eMBB中心デバイスよりも長いバッテリ寿命を提供することを目的としている。しかしながら、NR-Lightデバイスは、NB-IoTまたはLTE-Mデバイスよりも能力の高いIoT中心デバイスであることが意図されている。NRシステム、例えばNR物理レイヤを根本的に変更することは、レガシーデバイスの問題を引き起こす可能性があり、したがって、これは望ましい手法ではないことがある。また、UE電力最適化のためのNR物理層変更は、NRシステム性能を犠牲にして行われる必要がある。変更はまた、デバイス設計にコストをかけ得る。
【0086】
デュアルモードUEは、2つのネットワーク、たとえば、NRネットワークおよびLTEもしくはNB-IoTネットワークにアクセスする能力、またはネットワークの異なるプロファイルに従って動作する能力を有し得る。電力消費は、たとえば、デュアルモードUEがLTE側に登録され、ページングされると、デュアルモードUEがNR側に移動される手法を使用することによって低減され得る。しかしながら、これは、UEコンテキストをLTEのEPC(Evolved Packet Core)から5Gコアに移動することを含み得る。これは、2つのコアネットワーク間の追加の相互作用を引き起こし得、異なる製造業者間の相互運用性も達成することが困難であり得る。たとえば、UEを正しくパラメータ化するために、そのようなデュアルモードUEの性質を理解するために、EPC側の修正が必要とされ得る。例示的な実施形態は、2つのコアネットワーク間のUEコンテキスト転送を必要とせずにデュアルモードUEの電力消費を低減するための方法を提供する。
【0087】
例示的な実施形態によれば、UEは、ページング構成情報を第1のネットワークから受信することができる。ページング構成情報は、第2のネットワークのページングチャネルを監視するためのページングパラメータを備え得る。第2のネットワークのネットワークノードは、第1のネットワークの代わりにページングメッセージを送信するように構成され得る。受信されたページング構成情報に基づいて、UEは、第2のネットワークのページングチャネルを監視し、第2のネットワークから第1のネットワークに関連するページングメッセージを受信し得る。第2のネットワークからページングメッセージを受信したことに応答して、UEは、ページング応答を第1のネットワークに送信し得る。第1のネットワークは、第2のネットワークよりも高い通信能力を提供することができる。しかしながら、第2のネットワークにおけるページングを監視することは、よりエネルギー効率的であり得る。たとえば、ページングは、第1のネットワークと通信するために使用される無線機よりも低い電力消費を有する無線機を用いて第2のネットワークにおいて監視され得る。また、第2のネットワークのページング手順は、よりエネルギー効率的であり得る。
【0088】
図1は、例示的な実施形態によるネットワーク100の一例を示す。ネットワーク100は、ユーザノード、ユーザ機器(UE)、モバイル端末、端末などと呼ばれることもある少なくとも1つのクライアントノードを備えることができる。UE110は、ワイヤレス無線チャネルを介して、たとえば、LTEまたはNB-IoTネットワークの進化型ノードB(eNB)120および5G(NR)ネットワークの次世代ノードB(gNB)130など、1つまたは複数の基地局と通信し得る。概して、eNB120およびgNB130は、それぞれ、第1および第2のネットワークの基地局の例として提供される。第1のネットワークおよび第2のネットワークは、それぞれプライマリネットワークおよびセカンダリネットワークと呼ばれることもある。基地局は、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードまたは単にネットワークノードと呼ばれることもある。
【0089】
基地局は、任意の適切な無線アクセスポイントを備え得る。概して、第1のネットワークノードは、第1の規格に従って動作するように構成され得、第2のネットワークノードは、第2の規格に従って動作するように構成され得る。規格はまた、ある仕様または仕様のグループのプロファイルまたはサブセットとして理解され得る。たとえば、第1の規格は、NRのNR-Lightプロファイルを備え得る。第2の規格は、NB-IoTまたはLTE-Mを備え得る。したがって、第1のネットワークは、5Gネットワーク、たとえばNRまたはNR-Lightネットワークを備え得る。第2のネットワークは、NB-IoTネットワークまたはLTE-Mネットワークを備え得る。例示的な実施形態は、例としてこれらの特定の規格およびネットワークを使用して説明したが、例示的な実施形態は、任意の適切な規格またはそのプロファイルに基づくネットワークに適用され得ることが理解されよう。たとえば、1つの例示的な実施形態では、第1のネットワークは、たとえばIEEE802.11シリーズまたはWi-Fiアライアンスによって指定されるワイヤレスローカルエリアネットワーク規格に従って動作するように構成され得、第2のネットワークは、たとえば3GPPによって指定されるセルラー規格に従って動作するように構成され得る。
【0090】
ネットワーク100は、コアネットワーク140をさらに備えることができる。コアネットワーク140は、異なるタイプの基地局を機能的に接続し、それによってRANノード間の協働を可能にすることができる。コアネットワーク140は、任意の適切な手段によって実装され得る。例えば、コアネットワーク140は、5Gコアネットワーク(CN)144のサービスベースアーキテクチャ(SBA)に従って構成され得、それは、複数の相互接続されたネットワーク機能(NF)がサービスベースインターフェース(SBI)を介して互いのサービスにアクセスすることを可能にする。コアネットワーク140は、1つまたは複数のアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)145を備え得る。AMF145は、接続およびモビリティ管理を担当し得る。たとえば、AMF145は、eNB120またはgNB130を介してUE110から受信された接続およびセッション要求関連情報を受信および処理し得る。AMF145は、ネットワークへのUEの登録および登録解除を処理するように構成された登録管理機能(RM)146を備え得る。
【0091】
さらに、コアネットワーク140は、LTEの進化型パケットコア(EPC)141に従って動作するように構成され得る。たとえば、コアネットワーク140は、1つまたは複数のモビリティ管理エンティティ(MME)142を備え得る。MME142は、たとえば、UE110からのサービス要求を管理し、UE110のためのページング手順を処理し、UE110のモビリティを制御するように構成されたEMM(拡張パケットコアモビリティ管理)機能143を備え得る。EMM143は、たとえば、UE110のためのトラッキングエリアを割り振るように構成され得る。トラッキングエリアは、UE110がMME142においてそのロケーションを更新することなく移動し得る複数のセルを備え得る。UE110は、現在のセルから受信されたトラッキングエリアコード(TAC)をトラッキングエリアリストに含まれるトラッキングエリアコードのグループと比較することに基づいて、新しいトラッキングエリアに移動したかどうかを決定し得る。
【0092】
無線リソース制御(RRC)は、無線リソース関連制御データの提供を指すことができる。無線リソース制御メッセージは、たとえば共通制御チャネル(CCCH)または専用制御チャネル(DCCH)など、様々な論理制御チャネル上で送信され得る。論理制御チャネルは、1つまたは複数のシグナリング無線ベアラ(SRB)にマッピングされ得る。
【0093】
システム情報は、たとえば、セル選択、セル再選択、ハンドオーバなどを実行するために、ネットワーク100によってUE110に提供される情報を備え得る。システム情報は、マスタ情報ブロック(MIB)および1つまたは複数のシステム情報ブロック中で、たとえばブロードキャスト制御チャネル(BCCH)上で与えられ得る。
【0094】
例として特定のRRCメッセージおよびシステム情報ブロック(SIB)を使用していくつかの例示的な実施形態を説明したが、本明細書で説明するページング関連シグナリング情報を搬送するように任意の適切なメッセージを構成し得る。いくつかの例示的な実施形態を例として4G(LTE)および/または5Gネットワークを使用して説明したが、本明細書で提示する例示的な実施形態は、これらの例示的なネットワークに限定されず、任意の現在または将来の通信ネットワーク、たとえば他のタイプのセルラーネットワーク、短距離ワイヤレスネットワーク、ブロードキャストネットワークなどに適用され得る。
【0095】
図2は、装置200、たとえばUE110などのクライアントノード、またはたとえばeNB120もしくはgNB130などのネットワークノードの例示的な実施形態を示す。装置200は、少なくとも1つのプロセッサ202を備え得る。少なくとも1つのプロセッサは、例えば、コプロセッサ、マイクロプロセッサ、コントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、付随のDSPを伴う、または伴わない処理回路、または、例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)等の集積回路を含む、種々の他の処理デバイス等の種々の処理デバイスまたはプロセッサ回路、FPGA(field programmable gate Arra y)、MCU(microcontroller unit)、ハードウェアアクセラレータ、専用コンピュータチップ等のうちの1つ以上を備え得る。
【0096】
装置200は、少なくとも1つのメモリ204をさらに備え得る。メモリは、例えば、コンピュータプログラムコード等、例えば、オペレーティングシステムソフトウェアおよびアプリケーションソフトウェアを記憶するように構成されてもよい。メモリは、1つまたは複数の揮発性メモリデバイス、1つまたは複数の不揮発性メモリデバイス、および/またはそれらの組合せを備え得る。例えば、メモリは、磁気記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープ等である。)、光磁気記憶装置、または半導体メモリ(マスクROM、PROM(プログラマブルROM)、EPROM(消去可能PROM)、フラッシュROM、RAM(ランダムアクセスメモリ)など。)として構成されてもよい。
【0097】
装置200は、装置200が他のデバイスとの間で情報を送信および/または受信することを可能にするように構成された通信インターフェース208をさらに備え得る。一例では、装置200は、通信インターフェース208を使用して、少なくとも1つのセルラー通信プロトコルに従ってシグナリング情報およびデータを送信または受信することができる。通信インターフェースは、たとえば3GPPモバイルブロードバンド接続(たとえば、3G、4G、5G)など、少なくとも1つのワイヤレス無線接続を提供するように構成され得る。しかし、通信インターフェースは、1つまたは複数の他のタイプの接続、IEEE802.11シリーズまたはWi-Fiアライアンスによって標準化されているようなワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)接続、Bluetooth(登録商標)、NFC(近距離無線通信)、又はRFID接続などの短距離無線ネットワーク接続、ローカルエリアネットワーク(LAN)接続、ユニバーサルシリアルバス(USB)接続又は光ネットワーク接続等の有線接続、有線インターネット接続などにより構成され得る。通信インターフェース208は、無線周波数信号を送信および/または受信するための少なくとも1つのアンテナを備えるか、またはそれに結合されるように構成され得る。様々なタイプの接続のうちの1つまたは複数はまた、複数のアンテナに結合されるかまたは結合されるように構成され得る別個の通信インターフェースとして実装され得る。
【0098】
装置200は、入力デバイスおよび/または出力デバイスを備えるユーザインターフェース210をさらに備え得る。入力デバイスは、キーボード、タッチスクリーン、または1つ以上の埋め込み制御ボタン等の種々の形態を成してもよい。出力デバイスは、例えば、ディスプレイ、スピーカ、振動モータなどを含んでもよい。
【0099】
装置200がいくつかの機能を実装するように構成されるとき、たとえば、少なくとも1つのプロセッサおよび/またはメモリなど、装置のいくつかの構成要素および/または構成要素は、この機能を実装するように構成され得る。さらに、少なくとも1つのプロセッサ202がいくつかの機能を実装するように構成されるとき、この機能は、たとえば、少なくとも1つのメモリ204中に含まれるプログラムコード206を使用して実装され得る。
【0100】
本明細書で説明する機能は、ソフトウェア構成要素などの1つまたは複数のコンピュータプログラム製品構成要素によって少なくとも部分的に実行され得る。実施形態によれば、装置は、例えばマイクロコントローラなどのプロセッサまたはプロセッサ回路を備え、プロセッサまたはプロセッサ回路は、実行されると、説明される動作および機能の実施形態を実行するようにプログラムコードによって構成される。代替または追加として、本明細書で説明する機能は、少なくとも部分的に、1つまたは複数のハードウェア論理構成要素によって実行され得る。例えば、限定はしないが、使用され得る例示的なタイプのハードウェア論理構成要素は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップシステム(SOC)、複合プログラマブル論理デバイス(CPLD)、グラフィックス処理ユニット(GPU)を含む。
【0101】
装置200は、本明細書で説明する少なくとも1つの方法を実行するための手段を備える。一例では、この手段は、少なくとも1つのプロセッサ202と、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、装置200に方法を実行させるように構成されたプログラムコード206を含む少なくとも1つのメモリ204とを備える。
【0102】
装置200は、たとえば、基地局、サーバ、携帯電話、タブレットコンピュータ、ラップトップ、モノのインターネット(IoT)デバイスなどのコンピューティングデバイスを備え得る。IoTデバイスの例は、家庭用電化製品、ウェアラブル、センサ、およびスマート家電を含むが、それらに限定されない。一例では、装置200は、例えば自動車などの車両を備えてもよい。装置200は単一のデバイスとして示されているが、適用可能な場合はいつでも、装置200の機能は、たとえば、例示的な実施形態をクラウドコンピューティングサービスとして実装するために、複数のデバイスに分散され得ることを諒解されたい。
【0103】
図3は、例示的な実施形態による、デュアルモードユーザ機器のためのページング手順の一例を示す。UE110がアイドルモードでgNB130に接続されるとき、NR(Light)キャリアの監視は、例えば、LTEの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)またはNB-IoTの狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)上で送信され得る、LTEまたはNB-IoTページングチャネル(PCH)の監視に置き換えられ得る。
【0104】
gNB130は、ページング構成情報、たとえば、NRのページングメッセージについてLTEまたはNB-IoT PCHを監視するための命令を備え得る少なくとも1つのページング構成メッセージを送信し得る。ページング構成情報は、例えば、専用シグナリングおよび/またはブロードキャストシグナリングの一部として提供され得る。ページング構成情報を受信したことに応答して、UE110は、LTEまたはNB-IoT PCHをリッスンまたは監視することを開始し得る。例えば、UE110は、対応するUE ID(識別子)の5G側によって、LTE側に従うように構成され得る。UE110は、その国際モバイル加入者識別(IMSI)に基づいて、監視されるべきページングフレームおよび/またはページングオケージョンを決定し得る。あるいは、ネットワークは、使用されるべき特定のIMSI値を構成することができる。次いで、このIMSI値は、どのUE IDがLTE側へのジャンプをトリガするかを決定することができる。たとえば、UE110は、追加のIMSI値以外の追加の識別子を有し得る。追加の識別子のためのページングメッセージを検出したことに応答して、UE110は、5G側にジャンプし得る。別の識別子は、UE110がLTE側に進むことをトリガし得る。したがって、S-TMSI(serving temporary mobile subscribed identity)に加えて、ページングに通常使用され得る任意の識別子が使用され得る。UE110はまた、LTEまたはNB-IoT PCHを監視するための不連続受信(DRX)サイクルについて通知され得る。
【0105】
gNB130は、LTEまたはNB-IoTを介してNRページングメッセージを提供し、それに応じてページングメッセージの送信をアクティブ化するようにeNB120を構成するために、ノード間シグナリング情報、たとえばページング指示をeNB120に提供することができる。ページング指示は、NRネットワークに関連するページングメッセージをUE110に送信するための少なくとも1つのページングパラメータをもつページング構成情報を備え得る。eNB120に提供されるページング構成情報は、例えば、LTE/NB-IoT側でUE110をページングするために使用される、例えば、IMSIまたはI-RNTI(非アクティブ無線ネットワーク一時識別子)などの、NRネットワークに関連する識別子を含み得る。ページング構成情報は、LTE/NB-IoTを介してNRページングを受信するためにUE110のために構成された、または構成されるべきDRXサイクルをさらに含み得る。
【0106】
eNB120は、受信されたページングパラメータに基づいてページングメッセージを生成することができる。たとえば、eNB120は、示されたNR識別子をページングメッセージに挿入するか、またはUE110の示されたDRXサイクルに基づいてページングメッセージの送信時間を決定し得る。NRのためのページングメッセージは、次いで、たとえば、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)または狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCH)を使用して、eNB120によって送信され得る。
【0107】
LTE/NB-IoT PCHからNRページングメッセージを受信した場合であって、UE110は、ページング応答をgNB130に直接送信することができる。gNB130を介したデータ送信の終了後、UE110は、LTE/NB-IoT PCHを監視することに戻ることができる。この手順は、同じ無線リソース管理(RMM)動作のおかげで、LTEまたはNB-IoTと同じアイドルモード電力消費をもたらす。さらに、UEコンテキストは、5Gコアネットワーク(CN)144において保持され得、したがって、このプロシージャは、LTEと5Gとの間のUEコンテキスト転送を回避することを可能にする。さらに、このプロシージャは、より低いアイドルモード電力消費およびそれによってより長いデバイススタンバイ時間を達成するために、L1(レイヤ1)変更、新しいL1ウェイクアップ信号、または新しい同期信号ブロック構造(たとえば、より頻繁なDMRS発生を伴う)をもたらし得る、NRのための新しい狭帯域動作を定義することなく、エネルギー効率の良いページングを可能にする。
【0108】
図4は、例示的な実施形態による、デュアルモードユーザ機器をページングするためのフローチャートの一例を示す。
【0109】
動作401において、gNB130は、LTEまたはNB-IoTを介してNRページングメッセージを受信するためにUE110を構成するために、UE110にページングパラメータを送信し得る。
【0110】
動作402において、UE110は、LTEまたはNB-IoTのページングチャネルをリッスンするように移動し得る。ページングチャネルをリスニングすることは、受信されたページングパラメータに基づき得る。
【0111】
動作403において、UE110は、NRページングメッセージがLTEまたはNB-IoTのページングチャネルから受信されたかどうかを決定し得る。たとえば、UE110は、ページングメッセージがNRシグナリングから導出されたUE IDを含むかどうかを決定し得る。NRに関連するページングメッセージがLTEまたはNB-IoTのページングチャネルから受信されていない場合、UE110は、402においてページングチャネルをリッスンし続けることができる。NRに関連付けられたページングメッセージがLTEまたはNB-IoTのページングチャネルから受信されたと決定したことに応答して、UE110は動作404に進み得る。
【0112】
動作404において、UE110は、5G(NR)キャリアを介してページングメッセージに応答し得る。ページング応答は、gNB130またはeNB120から受信されたページング応答パラメータに基づいて送信され得る。
【0113】
動作405において、UE110およびgNB130は、5G(NR)キャリア上でデータを転送し得る。
【0114】
動作406において、UE110および/またはgNB130は、送信されるべき5Gデータを使い果たし得る。UE110および/またはgNB130はさらに、5G(NR)キャリア上でさらなるデータの転送を継続するかどうかを決定するためのタイマを開始し得る。
【0115】
動作407において、UE110および/またはgNB130は、送信のためにさらなる5Gデータが受信される前にタイマが満了したかどうかを決定することができる。タイマの満了前にさらなるデータが受信される場合、5Gデータ転送は動作405において継続し得る。送信のためのさらなる5Gデータを受信する前にタイマの満了を検出することに応答して、gNB130は、LTEまたはNB-IoTを介した5G(NR)ページングのためにUE110を再構成するために動作401に戻ることができる。
【0116】
LTEまたはNB-IoTを介した5Gページングは、LTEまたはNB-IoTのよりエネルギー効率の良いページングに起因してアイドルモード電力消費を低減しながら、5Gデータレートおよび低レイテンシを可能にし、それによって、デュアルモードUEのためのより長いバッテリ寿命を可能にする。別の利点は、5GおよびLTEまたはNB-IoTのための同時サポートが必要とされないので、デュアルモードUEのハードウェア実装が影響を受けないこと。別の利点は、EPC141と5G CN144との間のコンテキスト転送が回避され得ること。したがって、EPC141に対する変更が回避され得る。
【0117】
例示的な実施形態によれば、UE110は、たとえば、同じeNB120に接続され、所定の範囲内にあることに基づいて、それが(実質的に)静止しているかどうかを決定することができる。UE110は、たとえば、eNB120からの信号強度、たとえば基準信号受信電力(RSRP)が閾値を上回る場合、所定の範囲内にあると決定し得る。NRページングについてLTEまたはNB-IoTネットワークを監視している間に、UE110は、信号強度が、たとえば、閾値を下回って減少する場合、NR信号の利用可能性をチェックするように構成され得る。NR信号がもはや充分な強度で利用可能でない場合、UE110は、LTEへのセル再選択を実行すると決定し得る。トラッキングエリア更新もそれに応じて実行され得る。
【0118】
UE110はまた、UE110がLTEまたはNB-IoTに基づいてNRページングを監視していた場合であっても、NRカバレッジが依然として存在することを保証するために、事前構成されたまたはシグナリングされた時間間隔でセル再選択のためにNR信号を監視するように構成され得る。ページングがLTEまたはNB-IoTを介して提供されるように構成されるときにNR信号を監視することは、電力節約の利益を維持するために、通常のNR要件と比較して緩和され得る。例えば、NRセル再選択モニタリングのために設定される時間間隔は、NRページングがNRネットワーク自体によって提供される場合、NRのページングチャネルをモニタリングするために設定される時間間隔より長くてもよい。
【0119】
図5は、例示的な実施形態による、デュアルモードユーザ機器をページングするためのデュアルモードユーザ機器と、NRネットワークノードと、LTEまたはNB-IoTネットワークノードとの間のメッセージシーケンスの実施例を図示する。gNB130およびeNB120は、第1および第2のネットワークのネットワークノードの例として提供され、この例では、それぞれNR(Light)ネットワークおよびLTEネットワークまたはNB-IoTネットワークである。
【0120】
動作501において、UE110は、LTEまたはNB-IoTネットワークからNRネットワークに関連するページングメッセージを受信する能力の指示を送信し得る。指示は、gNB130に送信され得る。能力の指示は、狭帯域アイドルモードにおいてNB-IoTネットワークからページングメッセージを受信する能力を示し得る。狭帯域アイドルモードは、概して、セカンダリネットワークがページングサービスを提供するプライマリネットワークと比較してより低いアイドルモード電力消費および/またはより低い通信能力を有するセカンダリネットワークに関するアイドルモードを指し得る。たとえば、狭帯域アイドルモードは、LTEまたはNB-IoTネットワークからのNRページングについて監視するとき、LTEまたはNB-IoTネットワークに関してRRC_IDLEモードを備え得る。しかしながら、LTEまたはNB-IoTに関してRRC_IDLEモードにある間、UE110は、NRネットワークに関して別のモード、たとえばRRC_INACTIVEにあり得る。能力の指示は、「狭帯域アイドルモード」の新しいUE能力エントリとして提供され得、これは一般に、二次ネットワーク、たとえばLTEまたはNB-IoTを介してNRページングメッセージを受信する能力を示し得る。gNB130は、LTE/NB-IoTネットワークからNRに関連するページングメッセージを受信するUE110の能力の指示を受信し得る。この能力指示を受信したことに応答して、gNB130は、図3を参照して説明したように、NRに関連するページングメッセージを送信するためにeNB120を構成することができる。たとえば、gNB130は、ページング構成情報をeNB120に送信することができる。ページング構成情報は、たとえば、LTEまたはNB-IoTネットワークを介したNRページングを処理するための少なくとも1つのページングパラメータを備え得る。
【0121】
動作502において、gNB130は、RRC接続解放メッセージをUE110に送信することができる。RRC接続解放メッセージは、狭帯域アイドルモード支援情報を備え得る。したがって、RRC接続解放メッセージは、たとえば、狭帯域アイドルモード支援情報として、LTEまたはNB-IoTネットワークのページングチャネルを監視するための少なくとも1つのページングパラメータの指示を備え得る。少なくとも1つのページングパラメータは、たとえば、DRXサイクル、IMSI、またはI-RNTIを備え得る。ページングパラメータの指示は、ページングパラメータの値、たとえば、IMSIの特定の値を備え得る。代替的に、ページングパラメータの指示は、パラメータの値のないページングパラメータの指示を備え得る。たとえば、gNB130は、UE110において事前に構成されたIMSI値に基づいて、LTEまたはNB-IoTのページングチャネルを監視するようにUE110に要求し得る。あるいは、gNB130は、NRページングのためにLTEまたはNB-IoTネットワークを監視するための特別なIMSI値をUE110に提供することができる。UE110は、RRC接続解放メッセージをgNB130から受信することができる。
【0122】
RRC接続解放メッセージは、NRネットワークに関してアイドルモード、たとえばRRC_IDLEモードに移行するためのフォールバック条件の指示をさらに含み得る。フォールバック条件は、UE110とgNB130との間の無線条件、たとえば、UE110におけるRSRPなどのgNB130の信号強度に関連付けられ得る。したがって、フォールバック条件は、例えば、NRアイドルモードに移行するためのRSRP変更閾値を含むことができる。
【0123】
RRC接続解放メッセージは、ページング構成情報の例であるが、同様の情報が、他の制御メッセージによって、またはたとえば1つまたは複数のシステム情報ブロックなどの制御情報内で提供され得ることを理解されたい。さらに、たとえいくつかのメッセージが単一のメッセージとして説明されたとしても、同様の情報が複数のメッセージを使用して送信され得ることを諒解されたい。たとえば、ページングパラメータは、複数のページング構成メッセージにわたって分散され得る。
【0124】
RRC接続解放メッセージは、NRネットワークのためのセル再選択条件の指示をさらに含み得る。セル再選択条件は、UE110とgNB130との間の無線条件、たとえばRSRPに関連付けられ得る。ただし、セル再選択のための閾値は、NRのアイドルモードへのフォールバックのための閾値と異なってもよい。
【0125】
RRC接続解放メッセージは、LTEまたはNB-IoTを介したページングをサポートするNRネットワークの隣接セルのセット、たとえば隣接セルのリストの指示をさらに含み得る。指示は、隣接のNRセルについてUE110に通知するために提供され得、UE110は、LTE側またはNB-IoT側においてNRページングの監視を継続し得る。
【0126】
図6は、例示的な実施形態による、LTEを介したページング監視中のNRセル再選択手順の一例を示す。この手順は、たとえばNR-Light UE110において、狭帯域アイドルモード中にNRセル再選択を実行するために適用され得る。LTE-Mは、第1のネットワーク5G NRにページングサービスを提供する第2のネットワークの例として使用される。LTE-M信号(LTE-M-RSRP)およびNR信号のRSRP(NR-RSRP)、ならびにUE110における対応する動作は、時間tに関して示される。最初に、UE110は、LTE-Mの第1のセルにおいてページングチャネルを監視していることがある。UE110は、NRネットワークに関して非アクティブモード(たとえば、RRC_INACTIVE)にあり得る。UE110は、NR(NR Cell-1)の第1のセルに位置し得る。LTE-MのRSRPは、NRのRSRPよりも高いことがある。図6に示されるように、受信信号強度は、減少し始め得、第1の時点T1において、NR信号は、セル再選択のための閾値に到達し得る。したがって、UE110は、セル再選択条件が検出されたと決定し得る。
【0127】
第1の時点T1において、UE110は、NRセル再選択を開始することができる。セル再選択は、LTEまたはNB-IoTを介したページングをサポートするように指示された隣接セルのセットに属するNRセルに対して実行され得る。NRセル再選択を実行することは、セル再選択条件が満たされることを検出したことに応答し得る。新しいNRセル(NR cell-2)が見つかった場合、UE110は、システム取得を完了し、新しい(再選択された)セルをアップリンクのための、たとえばページング応答を送信するための基準セルとして維持し得る。
【0128】
第2の(後続の)時点T2において、UE110は、第1のLTE-Mセルにおけるページングチャネルの監視を継続するために、LTE-Mに戻ることができる。あるいは、新しいNRセル(NR cell-2)は、NRページングのためにLTE-Mの第2のセルの指示を送信することができる。指示は、例えば、ページング構成情報、例えば、少なくとも1つのページング構成メッセージ、他の制御メッセージ、または他の制御情報において提供され得る。そのような指示を受信したことに応答して、UE110は、第2の時点T2においてLTE-Mの第2のセルのページングチャネルの監視を開始し得る。
【0129】
UE110が、LTE-Mを介してNRページングをサポートすることが示されているNRセルを発見しない場合であって、UE110は、LTE-M上でNRページングをサポートしないNRセルを再選択し、NRページングメッセージについてLTE-Mを監視することを中断し得る。
【0130】
再び図5を参照すると、動作503において、UE110は、eNB120によって送信されたLTEセル固有基準信号(CRS)を受信し得る。
【0131】
動作504において、UE110は、LTE-CRSに基づいてアイドルモード無線リソース管理(RRM)を実行し得る。
【0132】
動作505において、eNB120は、NRシステム情報の現在のバージョンの指示、たとえば、NRシステム情報値タグを備える制御情報を送信し得る。制御情報は、たとえば、LTEの物理ブロードキャストチャネル(PBCH)上で送信され得る。UE110は、制御情報を受信し得る。
【0133】
動作506において、UE110は、NRシステム情報の変化についてLTEネットワーク、たとえばPBCHを監視し得る。変更の指示またはNRシステム情報が検出される場合、たとえば、NRシステム情報値タグが増加することが検出される場合、UE110は、そのNR無線をアクティブ化し、更新されたシステム情報をgNB130から受信し得る。しかしながら、変更が示されない場合、UE110は、NR無線を低電力状態に維持しながら、NRページングメッセージについてLTE/NB-IoTのページングチャネルを監視し続けることができる。
【0134】
動作507において、eNB120は、ページングメッセージを送信し得る。ページングメッセージは、LTE物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で送信され得る。ページングメッセージは、LTE/NB-IoTを介してNRページングを受信するためにUE110のために構成された少なくとも1つのページングパラメータに基づいて送信され得る。たとえば、ページングメッセージは、NRネットワークに関連するUE識別子を含み得るか、またはページングメッセージは、ページングフレーム(PF)の特定のページングオケージョン(PO)上で送信され得る。ページングオケージョンは、UE110のために構成されたDRXサイクルに基づいてeNB120によって決定され得る。上記で説明したように、UE110は、gNB130によってページングパラメータについて通知され得る。代替または追加として、eNB120は、少なくとも1つのページングパラメータの指示をUE110に送信し得る。eNB120は、たとえばノード間シグナリング内で、1つまたは複数のページング構成メッセージとして、gNB130からページングパラメータの指示を受信することができる。eNB120によって送信されるページングメッセージはまた、データ通信、たとえばモバイル着信呼のために使用すべきNRキャリアの指示を備え得る。
【0135】
動作508において、UE110は、ページングパラメータに基づいて、LTEまたはNB-IoTネットワークのページングチャネルを監視し得る。UE110は、次いで、LTEまたはNB-IoTネットワークの監視されたページングチャネル上でeNB120からNRページングメッセージを受信し得る。ページングメッセージを受信したことに応答して、UE110は、NRに切り替え、ページング応答をgNB130に、または概してNRネットワークに送信し得る。ページング応答は、gNB130から受信されたページング構成情報またはeNB120から受信されたページングメッセージにおいて検出されたページング応答パラメータに基づいて送信され得る。gNB130は、例えばページング構成情報において、ページング応答パラメータをUE110に直接送信することができる。代替として、または追加として、gNB130は、ページング応答パラメータをeNB120に送信することができ、eNBは、ページング応答パラメータを、たとえばページングメッセージ中でUE110に転送することができる。ページング応答パラメータは、たとえば、NRネットワークのセル識別子またはNRネットワークの周波数のうちの少なくとも1つを備え得る。ページング応答は、識別されたセルに、および/または示された周波数において送信され得る。概して、ページングメッセージは、実際のデータ通信とは異なる無線アクセス技術(RAT)を使用して復号することができ、たとえば、モバイル着信呼またはモバイル発信呼がUE110によって実行される。
【0136】
gNB130は、UE110からページング応答メッセージを受信することができる。ページング応答の受信に応答して、gNB130は、UE110との接続を確立し、NRキャリア上で5Gデータ転送を開始することができる。
【0137】
動作509において、たとえば、LTEまたはNB-IoTネットワークのページングチャネルを監視している間に、UE110は、LTEまたはNB-IoT信号の強度、たとえば、RSRPを監視し得る。上記で説明したように、RRC接続解放メッセージは、NRアイドルモードに移行するためのフォールバック条件の指示を備え得る。フォールバック条件、たとえば、フォールバック閾値を下回るRSRPを検出したことに応答して、UE110は、NRネットワークに関してアイドルモードに遷移し得る。さらに、UE110は、NRページングメッセージのためのLTE/NB-IoTの監視を中断し得る。
【0138】
動作510において、UE110は、gNB130からNR同期信号ブロック(SSB)および/またはNRページングメッセージを受信し得る。これは、LTEまたはNB-IoT側で無線状態が劣化した場合に、デュアルモードUE110へのNRページングメッセージの配信を保証することを可能にする。
【0139】
図7は、例示的な実施形態による、ページング制御情報の配信のためのデュアルモードユーザ機器とLTEネットワークノードとの間のメッセージシーケンスの例を示す図である。動作701および702は、NR(Light)UE110のためのページングオケージョンの設定を可能にする。動作703~705は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)およびウェイクアップ信号(WUS)を監視するための変更の設定を可能にする。PDCCHは、ダウンリンクサブフレームの所定のロケーション、たとえば、ダウンリンクサブフレームの所定の数の第1のOFDMシンボルにおいて搬送される物理レイヤチャネルを備え得る。PDCCHは、ページングメッセージを送信するために使用され得る。動作706および707は、NR(Light)UE110のためのLTEページングを可能にする。動作708および709は、NRシステム情報変更のためのLTEシステムサポートを可能にする。上記のオペレーションは単一のメッセージシーケンスとして示されているが、オペレーションは別々に又は異なる組み合わせで適用されてもよいことが理解される。
【0140】
動作701において、eNB120は、UE110に制御情報を送信し得る。UE110は、制御情報を受信し得る。制御情報は、たとえば、1つまたは複数のシステム情報ブロック(SIB:system information block)中で、LTEシステム情報として与えられ得る。制御情報は、eNB120からのNRページングの受信のためにUE110を構成するためのページングパラメータを備え得る。たとえば、制御情報は、ページングサブフレーム(PS)オフセットの指示を備え得る。UE110は、LTEページングメッセージの受信のために特定のページングオケージョンを監視するように構成され得る。ページングサブフレームオフセットは、LTEページングのために構成されたページングオケージョンに相対的であり得る。ページングオケージョンは、ページングフレーム(PF)中の特定のサブフレームを備え得る。ページングフレームは、ページングチャネル上で送信され得る。ページングフレームは、1つまたは複数のページングオケージョン(サブフレーム)を備え得る。UE110のためのページングイベントの場合、ページングオケージョンは、たとえば、ページング無線ネットワーク一時識別子(P-RNTI)など、UE110の識別子を備え得る。
【0141】
動作702において、UE110は、ページングサブフレームオフセット情報を使用して、NRページングのために監視されるべきページングオケージョンを計算することができる。NRページングのためのページングオケージョンは、少なくともNR(Light)ネットワークに関連するUE110の識別子および示されたページングサブフレームオフセットに基づいて計算され得る。ページングフレーム(PF)およびページングオケージョン(PO)は、たとえば、以下のようにUE110の識別子から導出され得る。
- ページングフレームのためのシステムフレーム番号(SFN)は、(SFN PF_offset)mod T=(Tdiv N)*(UE_ID mod N)に基づいて決定され得る。
- ページングDCIのためのPDCCH監視オケージョンのセットの開始を示すインデックス(i_s)は、i_s=floor(UE_ID/N)modNsに基づいて決定され得る。
【0142】
上記の式において、TはUE110のDRXサイクルであり、NはDRXサイクルTにおける総ページングフレームの数であり、Nsはページングフレームのためのページングオケージョンの数であり、PF_offsetはPF決定に使用されるオフセット、及びUE IDは例えば、1024剰余のUE110の5G-S-TMSIである。ページングサブフレームオフセットの使用は、LTEと同じページングオケージョンでNRページングメッセージが送信されないことを確保し、狭帯域IoTデバイスの不必要なウェイクアップを回避することができる。代替として、UE110は、LTEページングの場合と同じページングオケージョンを監視するが、誤ったウェイクアップを回避するために異なる識別子値、たとえば異なるP-RNTIを使用するように構成され得る。同じページングオケージョンを監視するようにUE110を構成するために、eNB120は、ページングサブフレームオフセットをゼロに設定するか、またはLTEページングとNRページングの両方のための同じページングオケージョンの使用の別の指示を送信し得る。
【0143】
動作703において、eNB120は、上で説明されたように、たとえばLTEシステム情報として制御情報をUE110に送信し得る。制御情報は、LTEページングチャネル上でNRページングメッセージを検出するための識別子、たとえばP-RNTIの指示を備え得る。識別子は、NRネットワークにおいてUE110のために使用される識別子、たとえば、NR P-PRNTIであり得る。制御情報は、ウェイクアップ信号(WUS)に関連する情報、たとえば、ウェイクアップ信号シーケンスの識別子および/またはウェイクアップ信号の時間ロケーションの指示をさらに含み得る。ウェイクアップ信号は、UE110がページングオケージョンにおいてページングされているかどうかを検出するために、スリープモードからUE110をウェイクアップするために使用され得る。ウェイクアップ信号は、UE110の低電力ウェイクアップ受信機によって受信され得、したがって、メインLTE受信機は、通常のDRXサイクルよりも長い低電力状態に維持され得、これは、電力消費を低減する。WUSの時間ロケーションは、例えば、ページングオケージョンに対するオフセットに基づいて、例えば、関連するページングオケージョンのどれだけ前にWUSが発生するかを示すことによって、シグナリングされ得る。WUSを受信した後にUEがどれだけの時間をウェイクアップする必要があるかを示す別個のUE能力が、UE110によってネットワークに、たとえばgNB130またはeNB120に提供され得る。
【0144】
動作704において、UE110は、制御情報に基づいてNR(Light)固有のウェイクアップ信号を監視し得る。たとえば、UE110は、示された時間ロケーションにおけるウェイクアップ信号および/または示されたウェイクアップシーケンスを備えるウェイクアップ信号について、たとえばPDCCH上のページングチャネルを監視し得る。代替として、ウェイクアップ信号は、別個のチャネル上で、例えば、より狭帯域の送信チャネル上で送信され得る。したがって、UE110は、ページングチャネルの代わりに別個のウェイクアップ信号チャネルを最初に監視し得る。ウェイクアップ信号を受信したことに応答して、UE110は、主LTE受信機をオンにし、NRページングメッセージのためのLTE-PDCCH上のページングチャネルの監視を開始することができる。
【0145】
動作705において、UE110は、制御情報に基づいてページングチャネルを監視し得る。たとえば、UE110は、702において決定されたページングオケージョンを監視し得る。UE110は、703においてeNB120から受信された制御情報において示される識別子、たとえばNR-P-RNTIについてページングチャネルを監視し得る。
【0146】
動作706において、eNB120は、ページングメッセージを送信し得る。ページングメッセージは、特定のタイプ、例えば、RRC-Paging-IRAT(inter-RAT)メッセージであってもよい。ページングメッセージのタイプは、ページングメッセージ中のNR識別子の使用を示し得る。したがって、ページングメッセージは、UE110のためのNRページング識別子を備え得る。ページングメッセージは、ページング応答、たとえば1つまたは複数のページング応答パラメータを送信するためのリダイレクション情報をさらに備えることができる。ページング応答パラメータは、たとえば、UE110がページング応答を送信するように要求されるNRキャリアを示し得る。NRキャリアは、セル識別子および周波数によって識別され得る。UE110は、ページングメッセージを受信し得る。UE110は、NR識別子に基づいてページングメッセージを検出し得る。ページングメッセージを検出することはさらに、ページングメッセージのタイプに基づき得る。例えば、UE110は、まずページングメッセージのタイプを検出することができる。ページングメッセージのタイプがNR識別子の使用を示す場合、UE110は、その構成されたNR識別子がページングメッセージに含まれるかどうかを決定することができる。タイプがNR識別子の使用を示さない場合、UE110は、そのNR識別子についてページングメッセージをチェックしないと決定し得る。したがって、ページングメッセージのタイプを示すことは、UE110が、NR識別子を含まないことが知られているページングメッセージ中のNR識別子を探すことを回避することを可能にする。
【0147】
動作707において、UE110は、ページング応答を送るために構成された特定のNRキャリアに切り替え得る。UE110は、次いで、NRキャリア上でページング応答をgNB130に送信し得る。
【0148】
動作708において、eNB120は、たとえばLTE-PDCCH上で、さらなる制御情報をUE110に送信し得る。制御情報は、NRシステム情報の変化を示すための情報、たとえば追加のダウンリンク制御情報(DCI)ビットを備え得る。DCIは、たとえば、LTE-PDCCHまたはMPDCCH(LTE-MのPDCCH)上で搬送され得る。制御情報は、NRシステム情報の更新の指示を備え得る。これは、UE110がLTE側でNRページングを監視しながらNRネットワークにアクセスしない場合であっても、UE110がNRシステム情報の変化について通知されることを可能にする。UE110は、NRシステム情報の変化を検出すると、NRネットワークにアクセスして、更新されたシステム情報をgNB130から受信することができる。
【0149】
動作709において、eNB120は、さらなる制御情報をUE110に送信することができる。制御情報は、LTEシステム情報の一部として、たとえば、SIB1などの1つまたは複数のシステム情報ブロックまたはSIB1-BR(帯域幅低減)などの1つまたは複数の帯域幅低減システム情報ブロック中で送信され得る。制御情報は、LTEページングチャネルを監視するUE110を支援し、またそれを最新のシステム情報およびセルと同期させておくためのパラメータを備え得る。例えば、制御情報は、NR(Light)物理セル識別子(PCI)、LTE-M及びNB-IoTセルによって共有される周波数情報、及びNR(Light)システム情報値タグを含むことができる。
【0150】
NRネットワークのPCIおよび/または周波数情報は、eNB120からNRページングメッセージを受信した後にどのセルを接続すべきかを決定するためにUE110において使用され得る。NRネットワークのPCIおよび周波数情報は、LTEネットワークの現在のセルに関連付けられる、たとえばコロケートされるNRセルに関連付けられ得る。
【0151】
システム情報値タグは、現在適用可能なシステム情報のバージョンを示すことができる。システム情報値タグに基づいて、UE110は、NRシステム情報の変化を検出し得る。次いで、UE110は、NRネットワークにアクセスして、更新されたシステム情報をgNB130から受信することができる。
【0152】
本明細書で説明する様々な制御情報は、任意の適切な制御チャネルまたは信号において提供され得る。たとえば、制御情報は、ダウンリンク制御情報またはシステム情報中で送信または受信され得る。ダウンリンク制御情報は、PDCCH上で送信または受信され得る。システム情報は、LTEの1つまたは複数のシステム情報ブロック(SIB)またはLTE-Mの1つまたは複数の帯域幅低減システム情報ブロック(SIB-BR)を備え得る。制御情報は、ページング制御情報、ページングシグナリング、狭帯域ページング制御情報、狭帯域ページングシグナリングなどと呼ばれることもある。
【0153】
図8は、例示的な実施形態による、ページング制御情報の配信のためのデュアルモードユーザ機器とNB-IoTノードとの間のメッセージシーケンスの例を示す図である。
【0154】
動作801において、動作701と同様に、eNB120(NB-IoT eNB)は、制御情報をUE110に送信し得、UE110は、制御情報を受信し得る。しかしながら、制御情報は、狭帯域システム情報(NB System information)、例えば、NB-IoTの1つ以上の狭帯域システム情報ブロック(NB-SIB)で提供されてもよい。
【0155】
動作802において、UE110は、動作702と同様に、eNB120からNRページングを受信するためのページングオケージョンを計算することができる。
【0156】
動作803において、eNB120は、動作703と同様に、さらなる制御情報をUE110に送信することができる。しかし、制御情報は、狭帯域システム情報において提供されてもよい。
【0157】
動作804において、UE110は、動作704と同様に、ページングオケージョンの前にNR(Light)固有のウェイクアップ信号を監視し得る。
【0158】
動作805において、UE110は、動作705と同様に、NRページングメッセージのためにNB-IoTの狭帯域PDCCH(NPDDCH)を監視し得る。動作803~805は、NPDCCHおよびウェイクアップ信号(WUS)を監視するための変更の設定を可能にする。
【0159】
動作806において、eNB120は、動作706と同様に、ページングメッセージを送信し得る。しかしながら、ページングメッセージは、NB-IoTのページングチャネル上で、たとえばNPDCCH上で送信され得る。
【0160】
動作807において、UE110は、動作707と同様に、ページング応答を送信するための特定のNRキャリアに切り替え得る。UE110は、次いで、NRキャリア上でページング応答をgNB130に送信し得る。
【0161】
動作808において、eNB120は、動作708と同様に、さらなる制御情報をUE110に送信することができる。しかし、制御情報は、NB-IoTの制御チャネル上で送信されてもよい。たとえば、DCIは、NPDCCH(NB-IoTのPDCCH)上で搬送され得る。UE110は、対応するチャネル上で制御情報を受信し得る。
【0162】
動作809において、eNB120は、動作709と同様に、さらなる制御情報をUE110に送信し得る。しかし、制御情報は、NB-IoTのシステム情報の一部として送信されてもよい。システム情報は、NB-IoTの1つまたは複数の狭帯域システム情報ブロック(NB-SIB)、たとえばNB-SIB1を備え得る。代替または追加として、制御情報は、たとえばSIB-BR1など、1つまたは複数の帯域幅低減システム情報ブロック中で与えられ得る。
【0163】
例示的な実施形態によれば、UE110は、UE110が狭帯域監視に戻るように切り替えることを可能にするために、LTE-MまたはNB-IoT共通チャネルまたは正しいネットワークタイミングを参照しての共通信号ロケーションに関する情報を含む制御情報、たとえばシステム情報メッセージをgNB130から受信することができる。共通チャネルまたは信号は、たとえばブロードキャストチャネルまたは信号など、すべてまたは複数のUEにアドレス指定されたチャネルまたは信号を備え得る。制御情報は、たとえば、LTEまたはNB-IoTネットワークの少なくとも1つの共通チャネルの時間周波数ロケーション、LTEまたはNB-IoTネットワークの少なくとも1つの共通信号の時間周波数ロケーション、またはLTEまたはNB-IoTネットワークのタイミング情報の指示を備え得る。LTEまたはNB-IoTネットワークのタイミング情報は、NRキャリアの(フレーム)タイミングに関する、LTEまたはNB-IoT制御信号、たとえばページング信号のタイミング情報を備え得る。この情報に基づいて、UE110は、LTEまたはNB-IoTネットワークの共通チャネルまたは共通信号に関する情報を受信し得る。共通チャネルまたは信号は、たとえば、本明細書で説明する様々な制御情報を搬送し得る。これは、UE110が、NRネットワークから受信された情報に基づいて、LTEまたはNB-IoTネットワークにおいて関連制御情報に直接アクセスすることを可能にする。
【0164】
上に記載した通りであって、例示的な実施形態は、デュアルモードデバイスのエネルギー効率の良いページングを可能にする。さらなる利点として、LTE、LTE-M、またはNB-IoTデバイスのアイドルモード電力消費に対する影響を回避し、LTE専用デバイスとアイドルモード動作のためにLTEを使用するデバイスとの間でページング容量を独立に保つことができる。
【0165】
図9は、例示的な実施形態による、クライアントノードにおいてページングを受信するための方法900の一例を示す。
【0166】
動作901において、方法は、第1のネットワークから、第2のネットワークのページングチャネルを監視するための少なくとも1つのページングパラメータの指示を備えるページング構成情報を受信することを備え得る。
【0167】
動作902において、方法は、少なくとも1つのページングパラメータに基づいて第2のネットワークのページングチャネルを監視することを備え得る。
【0168】
903において、方法は、第2のネットワークのページングチャネルからページングメッセージを受信したことに応答して、ページング応答を第1のネットワークに送信することを備え得る。
【0169】
図10は、例示的な実施形態による、ネットワークノードによるクライアントノードのページングを構成するための方法1000の一例を示す。
【0170】
1001において、方法は、クライアントノードに、第2のネットワークのページングチャネルを監視するための少なくとも1つの第1のページングパラメータの指示を備えるページング構成情報を送信することを備え得る。
【0171】
1002において、方法は、第1のネットワークに関連するページングメッセージをクライアントノードに送信するための少なくとも1つの第2のページングパラメータを備えるページング構成情報を第2のネットワークに送信することを備え得る。
【0172】
1003において、方法は、クライアントノードからページング応答を受信することを含み得る。
【0173】
図11は、例示的な実施形態による、別のネットワークノードの代わりにネットワークノードによってクライアントノードをページングするための方法1100の一例を示す。
【0174】
1101において、方法は、第1のネットワークから、第2のネットワークからクライアントノードに第1のネットワークに関連するページングメッセージを送信するための少なくとも1つのページングパラメータを備えるページング構成情報を受信することを備え得る。
【0175】
1102において、方法は、クライアントノードに、少なくとも1つのページングパラメータに基づいて、第1のネットワークに関連するページングメッセージを送信することを含み得る。
【0176】
方法のさらなる特徴は、本明細書および添付の特許請求の範囲全体にわたって説明されるように、例えば、UE110などのクライアントノード、またはeNB120もしくはgNB130などのネットワークノードの機能から直接生じ、したがって、ここでは繰り返さない。様々な例示的な実施形態に関連して説明したように、方法の異なる変形形態を適用することもできる。
【0177】
装置、たとえば、UE110などのクライアントノード、またはeNB120もしくはgNB130などのネットワークノードは、本明細書で説明する方法の任意の態様を実行するか、またはその実行を引き起こすように構成され得る。さらに、コンピュータプログラムは、実行されると、装置に、本明細書で説明する方法の任意の態様を実行させるための命令を備え得る。さらに、装置は、本明細書で説明する方法の任意の態様を実行するための手段を備え得る。例示的な実施形態によれば、手段は、少なくとも1つのプロセッサと、プログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備え、プログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、方法の任意の態様の実行を引き起こすように構成される。
【0178】
本明細書で与えられる任意の範囲またはデバイス値は、求められる効果を失うことなく拡張または変更することができる。また、明示的に否定されない限り、任意の実施形態は、別の実施形態と組み合わせられてもよい。
【0179】
本主題は、構造的特徴および/または行為に特有の言語で説明されているが、添付の特許請求の範囲で定義される主題は、必ずしも、上記で説明される特定の特徴または行為に限定されないことを理解されたい。むしろ、上述の特定の特徴および行為は、特許請求の範囲を実施する例として開示されており、他の等価な特徴および行為は、特許請求の範囲内にあることが意図されている。
【0180】
上記の利益および利点は、1つの実施形態に関連し得るか、またはいくつかの実施形態に関連し得ることが理解されよう。実施形態は、記載された問題のいずれかまたは全てを解決するもの、または記載された利益および利点のいずれかまたは全てを有するものに限定されない。「1つの」項目への言及は、これらの項目の1つ以上を指し得ることがさらに理解されるであろう。
【0181】
本明細書で説明される方法のステップまたは動作は、任意の好適な順序で、または適切な場合には同時に実行されてもよい。加えて、個々のブロックは、本明細書で説明される主題の範囲から逸脱することなく、方法のうちのいずれかから削除されてもよい。上述の実施形態のいずれかの態様は、求められる効果を失うことなく、記載された他の実施形態のいずれかの態様と組み合わせて、さらなる実施形態を形成することができる。
【0182】
用語「備える」は、本明細書では、識別された方法、ブロック、または要素を含むことを意味するために使用されるが、そのようなブロックまたは要素は排他的なリストを含まず、方法または装置は、追加のブロックまたは要素を含み得る。
【0183】
サブジェクトは、「第1の」サブジェクトまたは「第2の」サブジェクトと呼ばれることがあるが、これは必ずしもサブジェクトのいかなる順序または重要性も示すものではない。代わりに、そのような属性は、サブジェクト間の差異を作るためにのみ使用され得る。
【0184】
本出願で使用される場合、であって、「回路」という用語は、以下のうちの1つまたは複数またはすべてを指し得る。(a)(i)アナログおよび/またはデジタルハードウェア回路とソフトウェア/ファームウェアとの組み合わせ、および(ii)ハードウェアプロセッサとソフトウェア(デジタル信号プロセッサを含む)との任意の部分、ソフトウェアなどの、ハードウェアのみの回路実装(アナログおよび/またはデジタル回路のみにおける実装等)。(b)ハードウェア回路とソフトウェアとの組み合わせ。(c)動作のためにソフトウェア(例えば、ファームウェア)を必要とするマイクロプロセッサまたはマイクロプロセッサの一部などのハードウェア回路および/またはプロセッサ。しかし、ソフトウェアは、動作のために必要とされないときに存在しなくてもよい。回路のこの定義は、任意の請求項を含む本出願におけるこの用語の全ての使用に適用される。
【0185】
さらなる例として、本出願で使用する場合、回路という用語はまた、単にハードウェア回路もしくはプロセッサ(または複数のプロセッサ)、またはハードウェア回路もしくはプロセッサの一部、ならびにその(またはそれらの)付随するソフトウェアおよび/またはファームウェアの実装形態を包含する。回路という用語はまた、たとえば、特定の請求項の要素に適用可能である場合、モバイルデバイス用のベースバンド集積回路またはプロセッサ集積回路、またはサーバ、セルラーネットワークデバイス、または他のコンピューティングもしくはネットワークデバイス内の同様の集積回路を包含する。
【0186】
上記の説明は単なる例として与えられており、当業者によって様々な修正がなされ得ることが理解されるであろう。上記の明細書、実施例およびデータは、例示的な実施形態の構造および使用の完全な説明を提供する。多様な実施形態が、ある程度詳細に、または1つ以上の個々の実施形態を参照して上述されたが、当業者は、本明細書の範囲から逸脱することなく、開示された実施形態に多数の変更を行うことができる。
図1
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図5
図6
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図10
図11
【国際調査報告】