(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-04
(54)【発明の名称】デュアルフルート段ボールを形成するためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
B31F 1/24 20060101AFI20230927BHJP
【FI】
B31F1/24 B
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023516679
(86)(22)【出願日】2021-09-15
(85)【翻訳文提出日】2023-04-19
(86)【国際出願番号】 US2021050397
(87)【国際公開番号】W WO2022060789
(87)【国際公開日】2022-03-24
(32)【優先日】2020-09-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-02-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-09-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511117392
【氏名又は名称】パックサイズ,エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【氏名又は名称】松尾 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100172041
【氏名又は名称】小畑 統照
(72)【発明者】
【氏名】キースナー,ハンコ
(72)【発明者】
【氏名】アルパイン,ジョン・ポール
【テーマコード(参考)】
3E078
【Fターム(参考)】
3E078BB03
3E078BB04
3E078BB05
3E078BB23
3E078BB34
3E078BB44
3E078BC01
3E078CC06
3E078CC12
3E078CC42
3E078CC63X
3E078CC70X
(57)【要約】
デュアルフルート段ボールを作るための方法が、ライナ層およびライナ層に取り付けられたフルート層を有する第1のシングルフェイス段ボールを提供することと、ライナ層およびライナ層に取り付けられたフルート層を有する第2のシングルフェイス段ボールを提供することと、を含む。本方法が、第1のシングルフェイス段ボールおよび第2のシングルフェイス段ボールを、そのフルート層を互い対向させるように配置構成することと、第1のシングルフェイス段ボールを第2のシングルフェイス段ボールに取り付けることと、をさらに含む。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
デュアルフルート段ボールを作るための方法であって、
ライナ層および前記ライナ層に取り付けられたフルート層を有する第1のシングルフェイス段ボールを提供するステップと、
ライナ層および前記ライナ層に取り付けられたフルート層を有する第2のシングルフェイス段ボールを提供するステップと、
前記第1のシングルフェイス段ボールおよび前記第2のシングルフェイス段ボールを、それらの前記フルート層を互いに対向させるように配置構成するステップと、
前記第1のシングルフェイス段ボールを前記第2のシングルフェイス段ボールに取り付けるステップと、
を含む方法。
【請求項2】
前記第1のシングルフェイス段ボールを前記第2のシングルフェイス段ボールに取り付けるステップが、前記第1および第2のシングルフェイス段ボールの一方または両方に超音波振動を印可するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層が、前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に対向する複数の山部および谷部を備え、
前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層が、前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に対向する複数の山部および谷部を備える、
請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記山部を前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記谷部に位置合わせするステップと、
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記谷部を前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記山部に位置合わせするステップと、
をさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記位置合わせが、前記第1のシングルフェイス段ボールまたは前記第2のシングルフェイス段ボールの一方をもう一方に対して移動させるステップをさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のシングルフェイス段ボールまたは前記第2のシングルフェイス段ボールの一方をもう一方に対して移動させるステップが、前記第1のシングルフェイス段ボールまたは前記第2のシングルフェイス段ボールの一方をもう一方より速く移動させるステップを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記山部を前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記谷部の中に入れ子状にするステップをさらに含む、請求項3から6までのいずれかに記載の方法。
【請求項8】
前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記山部を前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層の前記谷部の中に入れ子状にするステップをさらに含む、請求項3から7までのいずれかに記載の方法。
【請求項9】
前記第1のシングルフェイス段ボールを前記第2のシングルフェイス段ボールに取り付けるステップが、前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層を前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に取り付けるステップを含む、請求項1から8までのいずれかに記載の方法。
【請求項10】
前記第1のシングルフェイス段ボールを前記第2のシングルフェイス段ボールに取り付けるステップが、前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層および/または前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に、水、結合剤、または接着剤を塗布するステップを含む、請求項1から9までのいずれかに記載の方法。
【請求項11】
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層および/または前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に、水、結合剤、または接着剤を塗布するステップが、前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層および/または前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層の実質的に全体の表面に、水、結合剤、または接着剤を塗布するステップを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層および/または前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に、水、結合剤、または接着剤を塗布するステップが、前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層および/または前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層の前記山部のみに、水、結合剤、または接着剤を塗布するステップを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層および/または前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に、水、結合剤、または接着剤を塗布するステップが、前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層および/または前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層の前記谷部のみに、水、結合剤、または接着剤を塗布するステップを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層および/または前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に、水、結合剤、または接着剤を塗布するステップが、前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層および/または前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層の前記山部および前記谷部のみに、水、結合剤、または接着剤を塗布するステップを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記水、前記結合剤、または前記接着剤が、ノズルを用いて塗布される、請求項10から14までのいずれかに記載の方法。
【請求項16】
前記水、前記結合剤、または前記接着剤が、ローラーを用いて塗布される、請求項10から14までのいずれかに記載の方法。
【請求項17】
前記第1のシングルフェイス段ボールを前記第2のシングルフェイス段ボールに取り付けるステップが、前記水、前記結合剤、または前記接着剤を活性化するか、加熱するか、および/または乾燥するために、前記第1のシングルフェイス段ボールおよび/または第2のシングルフェイス段ボールに超音波振動を印可するステップをさらに含む、請求項10から16までのいずれかに記載の方法。
【請求項18】
前記第1のシングルフェイス段ボールおよび前記第2のシングルフェイス段ボールを一体に圧縮するステップをさらに含む、請求項1から17までのいずれかに記載の方法。
【請求項19】
前記第1のシングルフェイス段ボールを前記第2のシングルフェイス段ボールに取り付けるステップが、前記第1のシングルフェイス段ボールおよび前記第2のシングルフェイス段ボールを一体に結合するために、前記第1のシングルフェイス段ボールおよび/または前記第2のシングルフェイス段ボールに圧力および超音波振動を印可するステップを含む、請求項1から18までのいずれかに記載の方法。
【請求項20】
デュアルフルート段ボールを製造するためのシステムであって、
ライナ層および前記ライナ層に取り付けられたフルート層を有するシングルフェイス段ボールの第1の供給物であって、前記フルート層が複数の山部および谷部を備える、第1の供給物と、
ライナ層および前記ライナ層に取り付けられたフルート層を有するシングルフェイス段ボールの第2の供給物であって、前記フルート層が複数の山部および谷部を備える、第2の供給物と、
前記第1の供給物の前記フルート層および/または前記第2の供給物の前記フルート層に、水、結合剤、または接着剤を塗布するように構成された接着剤塗布機と、
前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールを互いに係合させるようにそれぞれ案内するように構成された第1および第2のマージャーガイドであって、その結果、前記第1の供給物の前記山部が前記第2の供給物の前記谷部内で入れ子状になり、前記第2の供給物の前記山部が前記第1の供給物の前記谷部内で入れ子状になる、第1および第2のマージャーガイドと、
前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールの互いに対しての適切な係合および入れ子状化を検出するためのセンサと、
を備える、システム。
【請求項21】
前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールの一方または両方に超音波振動を印可するように構成された超音波デバイスをさらに備え、前記超音波振動が、前記水、前記結合剤、または前記接着剤を活性化、加熱および/または乾燥するように構成される、請求項19に記載のシステム。
【請求項22】
前記第1の供給物の前記シングルフェイス段ボールを前記第1のマージャーガイドまで案内することと、前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールの間の分離状態を維持することとを行うように構成されたフィードホイールをさらに備える、請求項20または21に記載のシステム。
【請求項23】
前記接着剤塗布機が結合剤ホイールまたはノズルを備える、請求項20から22までのいずれかに記載のシステム。
【請求項24】
前記センサが光電子センサを含む、請求項20から23までのいずれかに記載のシステム。
【請求項25】
前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールをそれぞれ係合させて前進させるように構成された第1および第2のフィードホイールをさらに備える、請求項20から24までのいずれかに記載のシステム。
【請求項26】
前記第1および第2のフィードホイールが、前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールをそれぞれ異なる速度でまたは等しい速度で選択的に前進させるように構成される、請求項25に記載のシステム。
【請求項27】
第1および第2のフィードホイールが、前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールの間での取り付けを支援するために前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールを一体に押圧するように構成される、請求項25または26に記載のシステム。
【請求項28】
前記デュアルフルート段ボールに対しての1回または複数回の変換機能を実施するように構成された1つもしくは複数のクロスヘッドまたは1つもしくは複数のロングヘッドをさらに備える、請求項20から27までのいずれかに記載のシステム。
【請求項29】
デュアルフルート段ボールを作るための方法であって、
ライナ層および前記ライナ層に取り付けられたフルート層を有する第1のシングルフェイス段ボールを提供するステップであって、前記フルート層が、前記ライナ層から離れる方を向く複数の山部および谷部を備える、提供するステップと、
ライナ層および前記ライナ層に取り付けられたフルート層を有する第2のシングルフェイス段ボールを提供するステップであって、前記フルート層が、前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に対向する複数の山部および谷部を備える、提供するステップと、
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層および/または前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に、水、結合剤、または接着剤を塗布するステップと、
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層を前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に位置合わせするステップであって、その結果
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記山部が前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記谷部に位置合わせされ、
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記谷部が前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記山部に位置合わせされる、
位置合わせするステップと、
前記第1のシングルフェイス段ボールおよび前記第2のシングルフェイス段ボールを一体に押圧するステップと、
を含む方法。
【請求項30】
前記水、前記結合剤、または前記接着剤を活性化するか、加熱するか、および/または硬化するために、前記第1のシングルフェイス段ボールおよび/または前記第2のシングルフェイス段ボールに超音波振動を印可するステップをさらに含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層を前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に位置合わせするステップが、入れ子関係を保証するために前記山部および前記谷部の相対的位置を監視するステップを含む、請求項29または30に記載の方法。
【請求項32】
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層を前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に位置合わせするステップが、前記第1のシングルフェイス段ボールの一方をもう一方より速くまたは遅く前進させるステップを含む、請求項29から31までのいずれかに記載の方法。
【請求項33】
デュアルフルート段ボールを製造するためのシステムであって、
ライナ層および前記ライナ層に取り付けられたフルート層を有するシングルフェイス段ボールの第1の供給物であって、前記フルート層が複数の山部および谷部を備える、第1の供給物と、
ライナ層および前記ライナ層に取り付けられたフルート層を有するシングルフェイス段ボールの第2の供給物であって、前記フルート層が複数の山部および谷部を備える、第2の供給物と、
前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールを互いに係合させるようにそれぞれ案内するように構成された第1および第2のマージャーガイドであって、その結果、前記第1の供給物の前記山部が前記第2の供給物の前記谷部内で入れ子状になり、前記第2の供給物の前記山部が前記第1の供給物の前記谷部内で入れ子状になる、第1および第2のマージャーガイドと、
前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールの互いに対しての適切な係合および入れ子状化を検出するためのセンサと、
を備える、システム。
【請求項34】
前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールを一体に結合するために前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールの一方または両方に圧力および超音波振動を印可するように構成された超音波デバイスをさらに備える、請求項33に記載のシステム。
【請求項35】
前記第1の供給物の前記シングルフェイス段ボールを前記第1のマージャーガイドまで案内することと、前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールの間の分離状態を維持することとを行うように構成されたフィードホイールをさらに備える、請求項33または34に記載のシステム。
【請求項36】
前記センサが光電子センサを含む、請求項33から35までのいずれかに記載のシステム。
【請求項37】
前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールをそれぞれ係合させて前進させるように構成された第1および第2のフィードホイールをさらに備える、請求項33から36までのいずれかに記載のシステム。
【請求項38】
前記第1および第2のフィードホイールが、前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールをそれぞれ異なる速度でまたは等しい速度で選択的に前進させるように構成される、請求項37に記載のシステム。
【請求項39】
前記デュアルフルート段ボールに対しての1回または複数回の変換機能を実施するように構成された1つもしくは複数のクロスヘッドまたは1つもしくは複数のロングヘッドをさらに備える、請求項33から38までのいずれかに記載のシステム。
【請求項40】
デュアルフルート段ボールであって、
ライナ層および前記ライナ層に取り付けられたフルート層を有する第1のシングルフェイス段ボールと、
ライナ層および前記ライナ層に取り付けられたフルート層を有する第2のシングルフェイス段ボールと、
を備え、
前記第1のシングルフェイス段ボールおよび前記第2のシングルフェイス段ボールが、それらの前記フルート層を互いに対向させるようにおよび互いに取り付けるように、配置構成される、
デュアルフルート段ボール。
【請求項41】
前記第1のシングルフェイス段ボールおよび前記第2のシングルフェイス段ボールが、それらの対合する山部およびトラフ部分内で、互いに取り付けられる、請求項40に記載のデュアルフルート段ボール。
【請求項42】
前記第1のシングルフェイス段ボールおよび前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層が、それらの長さの実質的に全体に沿って、互いに取り付けられる、請求項40または41に記載のデュアルフルート段ボール。
【請求項43】
デュアルフルート段ボールであって、
第1のライナ層と、
前記第1のライナ層に取り付けられた第1のフルート層と、
前記第1のライナ層に取り付けられた第2のフルート層と、
前記第2のフルート層に取り付けられた第2のライナ層と、
を備える、デュアルフルート段ボール。
【請求項44】
前記第1および第2のフルート層の各々が交互の山部および谷部を有する、請求項43に記載のデュアルフルート段ボール。
【請求項45】
前記第1のフルート層の前記山部が前記第2のフルート層の前記谷部と対合し、前記第2のフルート層の前記山部が前記第1のフルート層の前記谷部と対合する、請求項44に記載のデュアルフルート段ボール。
【請求項46】
前記第1および第2のフルート層が、それらの対合する山部および谷部内で、互いに取り付けられる、請求項44または45に記載のデュアルフルート段ボール。
【請求項47】
前記第1および第2のフルート層が、それらの長さの実質的に全体に沿って、互いに取り付けられる、請求項43から46までのいずれかに記載のデュアルフルート段ボール。
【請求項48】
シングルフェイス段ボールを作るための方法であって、
第1のシート材料からフルート層を形成するステップであって、前記フルート層が一連の山部および谷部を備える、形成するステップと、
ライナ層を前記フルート層に取り付けるステップであって、
前記フルート層および前記ライナ層を一体に押圧するステップと、
前記フルート層および前記ライナ層の一方または両方に超音波振動を印可するステップと、
を含む、取り付けるステップと、
を含む方法。
【請求項49】
前記ライナ層を前記フルート層に取り付けるステップが、前記フルート層および前記ライナ層を一体に押圧する前に前記フルート層または前記ライナ層に、水、結合剤、または他の接着剤を塗布するステップをさらに含む、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記フルート層および、前記ライナ層の一方または両方に超音波振動を印可するステップが、前記フルート層または前記ライナ層から前記水を放出する、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記フルート層および前記ライナ層の一方または両方に超音波振動を印可するステップが、前記水、前記結合剤、または前記接着剤を活性化、乾燥、または硬化する、請求項49または50に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001]本出願は、2021年2月18日に出願した「Systems and Methods for Forming Dual Fluted Corrugated Board with Ultrasound」と題される米国特許出願第63/150,899号および2020年9月16日に出願した「Systems and Methods for Forming Dual Fluted Corrugated Board」と題される米国特許出願第63/079,350号の優先権および利益を主張するものである、2021年9月14日に出願した「Systems and Methods for Forming Dual Fluted Corrugated Board」と題される米国特許出願第17/474,869号の優先権を主張するものであり、これらの開示の全体が本参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
[0002]本開示の例示の実施形態は、段ボールを形成するためのシステム、方法、およびデバイスに関連する。より詳細には、例示の実施形態が、2つのシングルフェイス段ボールからデュアルフルートボードを形成するためのシステム、方法、およびデバイスに関する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
[0003]本開示の例示の実施形態が、段ボールを形成するためのシステム、方法、およびデバイスに関連する。より具体的には、例示の実施形態が、2つのシングルフェイス段ボールからデュアルフルート段ボールを形成するためのシステム、方法、およびデバイスに関連する。いくつかの実施形態では、2つのシングルフェイス段ボールが、超音波を使用して一体に接合される。
【課題を解決するための手段】
【0004】
[0004]例えば、一実施形態が、デュアルフルート段ボールを作るための方法を対象とする。本方法が、ライナ層およびライナ層に取り付けられたフルート層を有する第1のシングルフェイス段ボールを提供するステップと、ライナ層およびライナ層に取り付けられたフルート層を有する第2のシングルフェイス段ボールを提供するステップと、を含む。第1のシングルフェイス段ボールおよび第2のシングルフェイス段ボールが、それらのフルート層を互いに対向させるように配置構成される。第1のシングルフェイス段ボールが第2のシングルフェイス段ボールに取り付けられる。いくつかの実施形態では、第1および第2のシングルフェイス段ボールが接着剤を使用して一体に取り付けられる。いくつかの実施形態では、接着剤が、超音波を使用して、活性化(activate)、加熱、および/または乾燥される。超音波振動が、シングルフェイス段ボールから水分を除去するように、接着剤を活性化、加熱、および/もしくは乾燥するように、ならびに/または、結合を達成するためにシングルフェイス段ボールの紙繊維を織り合わせるか、撚り合わせるか、または他の手法で一体に付着させるように、構成され得る。
【0005】
[0005]別の実施形態によると、デュアルフルート段ボールを製造するためのシステムが、ライナ層およびライナ層に取り付けられたフルート層を有するシングルフェイス段ボールの第1の供給物(supply)と、ライナ層およびライナ層に取り付けられたフルート層を有するシングルフェイス段ボールの第2の供給物と、を有する。フルート層の各々が複数の山部および谷部を有する。システムが、第1の供給物のフルート層および/または第2の供給物のフルート層に接着剤を塗布するように構成された接着剤塗布機をさらに有する。第1および第2のマージャーガイドが、それぞれの第1および第2の供給物のシングルフェイス段ボールを互いに係合させるように案内するように構成され、その結果、第1の供給物の山部が第2の供給物の谷部内で入れ子状になり、第2の供給物の山部が第1の供給物の谷部内で入れ子状になる。センサが、第1および第2の供給物のシングルフェイス段ボールの互いに対しての適切な係合および入れ子状化を検出することができる。超音波デバイスが、接着剤を活性化、加熱、および/もしくは乾燥することができるか、ならびに/または、第1および第2のシングルフェイス段ボールの繊維を織り合わせる、撚り合わせるか、または他の手法で一体に付着もしくは結合させることができる。
【0006】
[0006]さらに別の実施形態では、デュアルフルート段ボールを作るための方法が、ライナ層およびライナ層に取り付けられたフルート層を有する第1のシングルフェイス段ボールを提供するステップと、ライナ層およびライナ層に取り付けられたフルート層を有する第2のシングルフェイス段ボールを提供するステップと、を含む。フルート層の各々が互いに対向する複数の山部および谷部を有する。接着剤が第1のシングルフェイス段ボールのフルート層および/または第2のシングルフェイス段ボールのフルート層に塗布される。第1のシングルフェイス段ボールのフルート層が第2のシングルフェイス段ボールのフルート層に位置合わせされ、その結果、(i)第1のシングルフェイス段ボールのフルート層内の山部が第2のシングルフェイス段ボールのフルート層内の谷部に位置合わせされ、(ii)第1のシングルフェイス段ボールのフルート層内の谷部が第2のシングルフェイス段ボールのフルート層内の山部に位置合わせされる。第1のシングルフェイス段ボールおよび第2のシングルフェイス段ボールが一体に押圧され、その結果、それらのフルート層が一体に入れ子状になる。超音波が、接着剤を活性化、加熱、および/もしくは乾燥するのに、ならびに/または第1および第2のシングルフェイス段ボールを一体に堅固に結合するために第1および第2のシングルフェイス段ボールの繊維を織り合わせるかまたは撚り合わせるのに、使用される。
【0007】
[0007]本開示のこれらのおよび他の目的および特徴が以下の説明および添付の特許請求の範囲からより完全に明らかとなるか、または本明細書の以下に記載されるように本開示の実施によって理解され得る。
【0008】
[0008]本発明の上記のおよび他の利点および特徴をさらに明瞭にするために、添付図面に示される本発明の特定の実施形態を参照することにより本発明のより具体的な説明を行う。これらの図面が単に本発明の例示的な実施形態を描いており、したがって本発明の範囲を限定するものとしてみなされないことを認識されたい。添付図面を使用して追加の特異性および細部を記述して説明する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1A】[0009]
図1Aは、シングルフェイス段ボールを示す図である。
【
図1B】[0010]
図1Bは、シングルウォール段ボールを示す図である。
【
図1C】[0011]
図1Cは、ダブルウォール段ボールを示す図である。
【
図1D】[0012]
図1Dは、トリプルウォール段ボールを示す図である。
【
図2】[0013]シングルフェイス段ボールを形成するための例示のシステムを示す図である。
【
図3A】[0014]デュアルフルート段ボールを形成するための例示のシステムを示す図である。
【
図3B】[0015]超音波を使用してデュアルフルート段ボールを形成するための別の例示のシステムを示す図である。
【
図4】[0016]デュアルフルート段ボールの例示の実施形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[0017]本開示は特定の構成を参照して実施形態の細部を説明するが、本記述は例示的であり、本発明の範囲を限定するものとみなされない。特許請求の範囲によって定義される本発明の精神および範囲から逸脱することなく、示される構成に対して種々の変更形態が作られ得る。より良好に理解することができるようにするために、種々の添付図を通して同様の構成要素は同様の参照符号によって示される。
【0011】
[0018]配送産業および包装産業は、箱、および、中に包装されるアイテムをさらに保護するために箱の内部に配置される保護挿入物を含めた他の包装材料を作り出すのに、段ボールを頻繁に使用する。
図1A~1Dに示されるように、種々の種類の段ボールが存在する。最も基本的な種類の段ボールはシングルフェイスボードと称される。
図1Aに示されるように、シングルフェイスボード100が、コルゲート層またはフルート層102およびライナ層104である、2つの層のみを有する。シングルフェイスボードは他の種類の段ボールほどの耐久性を有さない。結果として、中に包装されるアイテムの付加的な衝撃吸収または保護を追加するのに箱の内部でしばしばシングルフェイスボードが使用される。
【0012】
[0019]
図1Bが、シングルウォールボード106として称される、より一般的な種類の段ボールを示す。シングルウォールボード106が、2つの外側ライナ108a、108b、および、外側ライナ108a、108bに取り付けられた中間コルゲート層または中間フルート層110を有する。シングルウォールボードが、シングルフェイスボードと比較して大幅に高い強度および剛性を提供する。結果として、シングルウォールボードが配送箱を形成するのに一般に使用される。
【0013】
[0020]
図1Cがダブルウォールボード112を示す。ダブルウォールボード112が、2つの外側ライナ114a、114b、2つのコルゲート層またはフルート層116a、116b、および中間ライナ118を有する。
図1Cで見てとれるように、フルート層116aが外側ライナ114aと中間ライナ118との間に位置決めされて取り付けられ、フルート層116bが外側ライナ114bと中間ライナ118との間に位置決めされて取り付けられる。中間ライナ118がさらに、フルート層116a、116bを互いから分離する。ダブルウォールボード112の多層性質がダブルウォールボード112を高剛性および高耐久性にする。結果として、ダブルウォールボードがしばしば工業用強度のカートンを形成するのに使用される。
【0014】
[0021]
図1Dがトリプルウォールボード120を示す。トリプルウォールボード120が、2つの外側ライナ122a、122b、3つのコルゲート層またはフルート層124a、124b、124c、および2つの中間ライナ126a、126bを有する。
図1Dで見てとれるように、フルート層124aが外側ライナ122aと中間ライナ126aとの間に位置決めされて取り付けられ、フルート層124bが中間ライナ126aと中間ライナ126bとの間に位置決めされて取り付けられ、フルート層124cが外側ライナ122bと中間ライナ126bとの間に位置決めされて取り付けられる。中間ライナ126aがフルート層124a、124bを互いから分離し、中間ライナ126bがフルート層124b、124cを互いから分離する。トリプルウォールボード120の多層性質がトリプルウォールボード120を高剛性および高耐久性にする。結果として、トリプルウォールボードがしばしば貨物箱を作り出すのに木材の代わりに使用される。
【0015】
[0022]
図2が、
図1Aからのシングルフェイスボード100などのシングルフェイスボードを形成するのに採用され得るシステム130の1つの例示の実施形態を示す。
図2で見てとれるように、システム130が、シート材料132a、132bの第1および第2のストリームを有する。シート材料132aがフルート層(例えば、
図1Aのフルート層102)となり、シート材料132bがシングルフェイスボードのライナ層(例えば、
図1Aのライナ層104)となる。
【0016】
[0023]シート材料132aが、シート材料132aを折り畳んで示されるフルート構成するように、部分的に溝形成ローラー134a、134bの周りで/溝形成ローラー134a、134bを通して送られる。より具体的には、溝形成ローラー134a、134bが、その外部表面上に形成された交互の入れ子状の/対合する山部および谷部を有する。溝形成ローラー134a、134bが回転するとき、シート材料132aが入れ子状の/対合する山部および谷部の間で圧縮され、それによりシート材料132aを折り畳んでフルート構成にする。
【0017】
[0024]シート材料132aが溝形成ローラー134bを中心として回転するとき、液体(例えば、水)、結合剤、または別の接着剤(水、結合剤、および接着剤は、まとめて、本明細書では接着剤と称され得る)がシート材料132aに塗布される。示される実施形態では、結合剤ホイール136が、水、結合剤、および別の接着剤のリザーバ135を通るように回転する。結合剤ホイール136が回転するとき、結合剤ホイール136が、リザーバ135から水、結合剤、または別の接着剤を拾い上げる。結合剤ホイール136がさらに回転すると、その上の水、結合剤、または別の接着剤がフルートシート材料132aの一方の側の山部に接触させられ、この一方の側に移される。
【0018】
[0025]水、結合剤、または別の接着剤がシート材料132aに塗布されて溝形成ローラー134bがさらに回転すると、フルートシート材料132aがシート材料132bに接触させられる。圧力ローラー138およびフルートローラー134bの山部が、水、結合剤、または接着剤を用いて、フルートシート材料132aとシート材料132bの山部の間に圧力を加え、それによりシート材料132a、132bを一体に結合するのを支援する。
【0019】
[0026]シングルフェイス段ボールを形成するための
図2に関連して示されて説明されるシステムおよびプロセスが単に例示であることが認識されよう。シングルフェイス段ボールを形成するための他のシステム、プロセス、およびデバイスも、開示される実施形態に関連して使用され得る。
【0020】
[0027]次に、デュアルフルート段ボールおよびそこからの箱を作るためのシステム150を示す
図3Aに注目する。見てとれるように、システム150が、シングルフェイス段ボール154a、154bの第1の供給物152aおよび第2の供給物152bを有する。シングルフェイス段ボール154aがライナ156aおよびフルート層158aを有し、シングルフェイス段ボール154bがライナ156bおよびフルート層158bを有する。
【0021】
[0028]供給物152a、152bは、
図3Aに示されるように、予め製造され得、連続折り畳みのベールとなるように折り畳まれ得るかまたは円筒形ベールとなるように巻かれ得る。予め製造された供給物152a、152bがシステム150内に位置決めされてシステム150内で使用され得、それにより後で説明するようにデュアルフルート段ボールを形成する。別法として、供給物152a、152bが予め製造されていなくてもよい。むしろ、供給物152a、152bが、
図2からのシステム130と同様の第1および第2のシステムを有することができる。このようなシステムは、需要に応じてまたはシステム150によって必要とされるときに、シングルフェイス段ボール154a、154bを製造することができる。
【0022】
[0029]シングルフェイス段ボール154a、154bが予め製造される場合でもまたは需要に応じて作られる場合でも、システム150がシングルフェイス段ボール154a、154bを使用してデュアルフルート段ボール160を形成することができる。デュアルフルート段ボール160が、シングルフェイス段ボール154a、154bからのライナ156a、156bから形成される反対側にある外側層を有する。デュアルフルート段ボール160が、シングルフェイス段ボール154a、154bからのフルート層158a、158bから形成されるデュアルフルート層をさらに有する。後でより詳細に説明されるように、フルート層158a、158bが互いに接着されるかまたは他の手法で取り付けられる。フルート層158a、158bを一体に取り付けることがシングルフェイス段ボール154a、154bを一体に取り付け、反対側にある外側層および二層分の厚さである内側フルート層を備える段ボールを形成する。
【0023】
[0030]
図3Aで見てとれるように、シングルフェイス段ボール154a、154bが互いから離間され、マージングガイド162a、162bに沿って送られる。フィードホイール164がシングルフェイス段ボール154aをマージングガイド162aの方に案内することができる/前進させることができる。フィードホイール164がさらに、プロセスの初期フェーズ中にシングルフェイス段ボール154a、154bの間で所望の間隔または分離状態を維持することができる。
【0024】
[0031]シングルフェイスボード154a、154bがマージングガイド162a、162bに沿って前進するとき、水、結合剤、または別の接着剤が、フルート層158a、158bの一方または両方に塗布され得る。例えば、
図3Aに示されるように、結合剤ホイール166a、166bが、互いに対向するフルート層158a、158bの山部に、水、結合剤、または別の接着剤を塗布することができる。別法としてまたは加えて、
図3Aに示されるように、1つまたは複数のノズル168が、水、結合剤、または別の接着剤を、互いに対向するフルート層158a、158bの表面の一方または両方の上に噴射することができる。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のノズル168が、互いに対向するフルート層158a、158bの表面の実質的に全体に、水、結合剤、または別の接着剤を塗布することができる。他の実施形態では、1つまたは複数のノズル168が、互いに対向するフルート層158a、158bの表面の一部分のみに、水、結合剤、または別の接着剤を塗布することができる。例えば、1つまたは複数のノズル168が、互いに対向するフルート層158a、158bの山部のみに、水、結合剤、または別の接着剤を塗布することができる。
【0025】
[0032]水、結合剤、または別の接着剤がフルート層158a、158bに塗布されると、マージングガイド162a、162bがシングルフェイス段ボール154a、154bを一体に案内することができる。より具体的には、マージングガイド162a、162bの間の距離が、シングルフェイス段ボール154a、154bを一体により接近させて最終的に互いに接触させるように、減少することができる。シングルフェイス段ボール154a、154bが互いに接触させられ得、その結果、フルート層158a、158bが互いの中で入れ子状となるかまたは対合する。つまり、例えば、フルート層158a上の山部がフルート層158b内の谷部内で入れ子状となることができるかまたはその中で対合することができ、フルート層158b上に山部がフルート層158a内の谷部内で入れ子状となることができるかまたはその中で対合することができる。
【0026】
[0033]システム150が、フィードホイール170a、170bをさらに有する。フィードホイール170a、170bが、シングルフェイス段ボール154a、154b/デュアルフルート段ボール160を前進させるのを支援することができる。後で述べるように、フィードホイール170a、170bが、異なる速度でおよび/または等しい速度でシングルフェイス段ボール154a、154bを前進させることができる。加えて、いくつかの実施形態では、フィードホイール170a、170bがさらに、シングルフェイス段ボール154a、154bを一体に押圧することができ、それによりフルート層158a、158bの間での強固な取り付けおよびフルート層158a、158bに対しての水、結合剤、または接着剤の塗布を支援する。
【0027】
[0034]上で述べたように、マージングガイド162a、162bが、シングルフェイス段ボール154a、154bを一体により接近させて互いに接触させる。シングルフェイス段ボール154a、154bを一体にするときにシングルフェイス段ボール154a、154bを確実に適切に位置合わせすることが重要である。具体的には、フルート層158a、158bが対合方式でまたは入れ子方式で確実に互いに位置合わせされることが重要である(例えば、その結果、一方のフルート層の山部がもう一方のフルート層の谷部の中で入れ子状となる)。フルート層158a、158bが互いに適切に位置合わせされない場合、フルート層158a、158bが互いに適切に取り付けられ得ない。加えて、フルート層158a、158bの山部が互いに対して圧縮され得、それにより山部を変形させてデュアルフルート段ボール160の強度を低減する。
【0028】
[0035]フルート層158a、158bが互いに適切に位置合わせされているかどうかを監視するために、ならびに、その山部および谷部を確実に互いに適切に入れ子状にするために、システム150が、光電子センサまたはフォトアイなどの、センサ172を有することができる。センサ172が、シングルフェイス段ボール154a、154b/デュアルフルート段ボール160の側に沿って位置決めされ得る。センサ172は、組み合わされたフルート層158a、158bの入れ子状の山部および谷部を「見通す」ように位置決めされ得る。しかし、フルート層158a、158bが位置合わせされずに適切に入れ子状になっていない場合、フルート層158a、158bが変形させられる可能性がある。変形したフルート層158a、158bはセンサ172の視界を遮断する可能性があり、それによりフルート層158a、158bの位置がずれていることを示す。
【0029】
[0036]フルート層158a、158bの位置がずれている場合、一方または両方のフィードホイール170a、170bの回転速度が調整され得る。例えば、フィードホイール170aの速度が、シングルフェイス段ボール154bより速くシングルフェイス段ボール154aを前進させるように増大され得る(少なくとも一時的に)。シングルフェイス段ボール154bより速くシングルフェイス段ボール154aを少なくとも一時的に前進させることにより、フルート層158a、158bが互いに位置合わせされ得る。フルート層158a、158bが互いに位置合わせされると、その山部および谷部が適切に入れ子状となるかまたは一体に対合することになる。山部および谷部が適切に一体に入れ子状になると、センサ172が、組み合わされた山部および谷部を「見通す」ことができるようになり、フィードホイール170a、170bの速度が同期化され得る。
【0030】
[0037]デュアルフルート段ボール160が、形成されると、箱テンプレートに変換され得る。例えば、
図3Aに示されるように、1つもしくは複数のクロスヘッド174および/または1つもしくは複数のロングヘッド176が、そこから箱テンプレートを形成するためのデュアルフルート段ボール160に対しての1回または複数回の変換機能を実施することができる。変換機能が、切断、折り目付け、刻み目付け、折り畳み、および湾曲などを含むことができる。次いで、箱テンプレートが組み立てられて箱になることができる。1つもしくは複数のクロスヘッド174および/または1つもしくは複数のロングヘッド176が箱製造機械178の一部であってよい。
【0031】
[0038]当技術分野でよく知られているように、連続折り畳みまたはzフォールドのコルゲート材料が、そこから箱テンプレートを形成するための箱製造機械により、また具体的には、カスタムサイズの箱テンプレートを形成する箱製造機械により、しばしば使用される。連続折り畳みまたはzフォールドコルゲート材料は、コルゲート材料のスタックまたはベールを形成するようにそれ自体で前後に折り畳まれたコルゲート材料である。コルゲート材料のこのようなスタックまたはベールは、コルゲートを効率的に保管および移送するのを可能にする(例えば、パレット上で)。しかし、連続折り畳みまたはzフォールドのコルゲート材料にはいくつかの潜在的な欠点が存在する。例えば、スタックまたはベールを作るときにコルゲート材料内に形成された折り畳み部分および折り目付け部分が、コルゲート材料を広げるかあるいはスタックまたはベールからコルゲート材料を取り出した後でも、コルゲート材料内に残る。このような折り畳み部分および折り目付け部分は、箱製造機械を通してコルゲート材料を送ることなどを含めたコルゲート材料の処理に難題を突き付け得る。加えて、折り畳み部分または折り目付け部分は完成した箱において望ましくないものとなり得る。例えば、折り畳み部分または折り目付け部分が完成した箱の特定の領域に位置する場合、箱の強度がわずかに低下する可能性があるかまたは箱の視覚的魅力が劣化する可能性がある。
【0032】
[0039]箱製造機械と併せて、開示されるコルゲート製造システムを使用することにより、連続折り畳みのまたはzフォールドのコルゲート材料に付随の潜在的な欠点を回避することができる。つまり、新たに形成されたコルゲート材料が箱製造機械の中に送られ得、ここでは、コルゲート材料を連続折り畳みのまたはzフォールドのベールへと形成しないように、本明細書で開示されるコルゲート製造システムが箱製造機械と関連付けられ得る。新たに形成されたコルゲート材料(連続折り畳みのまたはzフォールドの折り目付け部分を有さない)を箱製造機械の中に直接に送ることにより、コルゲート材料を処理することの難題を軽減し(例えば、箱製造機械などにより)、連続折り畳みのまたはzフォールドの折り目付け部分を有さない箱を形成するのを可能にする。
【0033】
[0040]しかし、本明細書で開示されるコルゲート製造システムは、直接に箱製造機械と共に使用されることを必要としない。例えば、開示されるコルゲート製造システムは、むしろ、新たに形成されたコルゲートを折り畳んで連続折り畳みのまたはzフォールドのスタックまたはベールにするように構成された連続折り畳みシステムに関連付けられ得る。
【0034】
[0041]次に、デュアルフルート段ボールおよびそこからの箱を作るためのシステム150’を示す
図3Bに注目する。多くの点で、システム150’は、
図3Aからのシステム150に類似するかまたは一致する。したがって、システム150’の考察は、システム150と比較して特に独自であるそれらの態様に焦点を当てる。
【0035】
[0042]システム150’が1つまたは複数の超音波デバイス180を有する。示される実施形態では、超音波デバイス180が、センサ172とフィードホイール170a、170bとの間に位置決めされる。しかし、超音波デバイス180がシステム150’内の他のロケーションに位置決めされてもよい。例えば、超音波デバイス180が、フィードホイール170a、170bとクロスヘッド174との間に位置決めされ得る。
【0036】
[0043]超音波デバイス180が、シングルフェイス段ボール154a、154bの結合を支援するのに使用され得る。例えば、シングルフェイス段ボール154a、154bが超音波デバイス180の近くを通り過ぎるかまたはそこを通過するとき、超音波デバイス180が、フルート層158a、158bに以前に塗布された水、結合剤、または接着剤を活性化することができる。いくつかの実施形態では、水、結合剤、または他の接着剤が、繊維の間のおよびひいてはシングルフェイス段ボール158a、158bの間の結合を支援するように、シングルフェイス段ボール158a、158bの繊維に作用することができる。例えば、水、結合剤、または他の接着剤が、シングルフェイス段ボール158a、158bの繊維からの外側繊維層を軟化させることができ、または/または、繊維を互いから緩めることができる。水、結合剤、または他の接着剤が、乾燥するか、固まるか、または硬化するとき、互いに接触しているシングルフェイス段ボール158a、158bの繊維が織り合わされ得るか、撚り合わされ得るか、またはシングルフェイス段ボール158a、158bを一体に結合するために他の手法で一体に付着することができる。
【0037】
[0044]水、結合剤、または他の接着剤が活性化された状態で、超音波デバイス180および/またはフィードホイール170a、170bが、シングルフェイス段ボール154a、154bを一体に押圧することができ(シングルフェイス段ボール154a、154bの間にある活性化された水、結合剤、または他の接着剤を用いて)、活性化された水、結合剤、または他の接着剤が、シングルフェイス段ボール154a、154bを一体に結合することができる。
【0038】
[0045]いくつかの実施形態では、水、結合剤、または他の接着剤を活性化することが、水、結合剤、または他の接着剤を加熱することを含むことができる。超音波デバイス180が、水、結合剤、または他の接着剤により別の表面との結合を可能にするのに十分な程度で水、結合剤、または他の接着剤を加熱する超音波振動(および、任意選択で圧力)を発生させることができる。このような実施形態では、超音波デバイス180が可能性としてフィードホイール170a、170bの上流に位置決めされ、その結果、超音波デバイス180が、フィードホイール170b、170bによりシングルフェイス段ボール154a、154bを一体に押圧する前に、水、結合剤、または他の接着剤を活性化することができる。
【0039】
[0046]他の実施形態では、超音波デバイス180が、以前に塗布した水、結合剤、または他の接着剤を乾燥または硬化するのに使用され得る。例えば、水が以前に段ボール154a、154bに塗布されている場合、超音波デバイス180が、段ボール154a、154bによりそこから水または水分を放出させる超音波振動(および、任意選択で圧力)を発生させることができる。結合剤または他の接着剤が以前に段ボール154a、154bに塗布されているような実施形態では、結合剤または他の接着剤により水分を放出させる超音波振動(および、任意選択で圧力)を発生させることができ、それにより結合剤または他の接着剤を乾燥または硬化するのを支援する。このような実施形態では、超音波デバイス180が可能性としてフィードホイール170a、170bの下流に位置決めされ、その結果、超音波デバイス180が、フィードホイール170a、170bによりシングルフェイス段ボール154a、154bを一体に押圧した後で、水、結合剤、または他の接着剤を乾燥または硬化することができる。
【0040】
[0047]実施形態が、水、結合剤、または他の接着剤を活性化するのに使用される第1の超音波デバイス180と、水、結合剤、または他の接着剤を乾燥または硬化するのに使用される第2の超音波デバイス180と、を有することができることが認識されよう。このような実施形態では、第1の超音波デバイス180がフィードホイール170a、170bの上流に位置決めされ得、第2の超音波デバイス180がフィードホイール170a、170bの下流に位置決めされ得る。
【0041】
[0048]さらに他の実施形態では、超音波デバイス180が、結合剤または他の接着剤を用いずに第1のシングルフェイス段ボール154aおよび第2のシングルフェイス段ボール154bを一体に結合するのに使用され得る。例えば、超音波デバイス180または他のデバイスが第1のシングルフェイス段ボール154aおよび第2のシングルフェイス段ボール154bを一体に押圧することができ、超音波デバイス180が、第1のシングルフェイス段ボール154aおよび第2のシングルフェイス段ボール154bの材料を一体に結合する超音波振動を発生させることができる。
【0042】
[0049]
図4が、システム150、150’のいずれかを用いて作り出されたデュアルフルート段ボール160の斜視図を示す。見てとれるように、デュアルフルート段ボール160が、その反対の側にある第1のライナ156aおよび第2のライナ156bを有する。第1のライナ156aと第2のライナ156bとの間に第1のフルート層158aおよび第2のフルート層158bが配設される。第1のフルート層156aが第1のライナ156aに取り付けられ、第2のフルート層156bが第2のライナ156bに取り付けられる(その外側を向く山部のところ)。加えて、第1のフルート層156aおよび第2のフルート層156bが互いに取り付けられる。第1のフルート層156aおよび第2のフルート層156bが交互の山部および谷部を有する。一方のフルート層の山部がもう一方のフルート層の谷部と対合し、逆も同様である。第1のフルート層156aおよび第2のフルート層156bが、それらの長さの全体に沿ってまたはその一部分に沿って、互いに取り付けられ得る。例えば、第1のフルート層156aおよび第2のフルート層156bが、対合する山部および谷部のところで、またはそれらの長さの全体に沿って、互いに取り付けられ得る。
【0043】
[0050]留意すべきこととして、デュアルフルート段ボール160の強度が、通常のシングルウォール段ボールより有意に高い。段ボールの強度はエッジクラッシュ試験(ECT:Edge Crush Test)を使用して測定される。通常のシングルウォール段ボールは約32のECT値を有する。対照的に、本明細書で説明されるようなデュアルフルート段ボールは約52のECT値を有する。言い換えると、デュアルフルート段ボール内の追加のフルート層が強度/ECT値を約62%向上させる。
【0044】
[0051]このような強度の向上が必要ない場合、通常のシングルウォール段ボールと同等の強度/ECT値を有するデュアルフルート段ボールが作られ得る。このようなデュアルフルート段ボールを形成する場合、必要となるシート材料が低減される。例えば、より薄いシート材料が使用され得るか、または、使用するシート材料の量を低減するためにフルート層のプロフィールが変更され得る(例えば、より長いまたはより短い山部および谷部を作ることにより)。認識されるであろうが、等しいまたはより高い強度/ECT値を提供しながら使用する材料を低減することが強く望まれる。
【0045】
[0052]いくつかの実施形態では、本明細書で開示されるデュアルフルート段ボールが、一般的なダブルウォール段ボールと同等の強度/ECT値を提供することができる。例えば、ダブルウォール段ボールは、通常、約48のECT値を有する。上で述べたように、本明細書で説明されるデュアルフルート段ボールは約52のECT値を有する。したがって、本明細書の開示されるデュアルフルート段ボールのECT値は、通常のダブルウォール段ボールより約8%高い。これは特に留意すべき点である。その理由は、デュアルフルート段ボールは、ダブルウォール段ボールと比較して、作られるのに、1つ少ないシート材料の層を必要とするからである。
【0046】
[0053]開示される実施形態はデュアルフルート段ボールの形成に焦点を当てるが、本開示がデュアルフルート段ボールを形成することのみに限定されないことが認識されよう。例えば、開示される実施形態は、シングルフェイス段ボール、シングルウォール段ボール、ダブルウォール段ボール、またはトリプルウォール段ボールを形成するのに同様に使用され得る。例えば、シングルフェイス段ボールを形成するためには、
図3Aおよび3Bの2つの材料源(シングルフェイス段ボール154a、154b)が、シングルフェイス段ボールを形成するのに上述した手法と同様の手法で一体に接合され得るライナ材料源およびフルート材料源によって置き換えられ得る。同様に、シングルウォール段ボールを形成するためには、
図3Aおよび3Bの2つの材料源(シングルフェイス段ボール154a、154b)の一方が、ライナ材料源(フルート層を取り付けられていない)に置き換えられ得る。残りのシングルフェイス段ボールおよびライナ材料が、シングルウォール段ボールを形成するために、本明細書で説明されるように、一体に接合され得る。
【0047】
[0054]1つの例示の実施形態によると、デュアルフルート段ボールを製造するためのシステムが:ライナ層およびライナ層に取り付けられたフルート層を有するシングルフェイス段ボールの第1の供給物であって、フルート層が複数の山部および谷部を備える、第1の供給物と;ライナ層およびライナ層に取り付けられたフルート層を有するシングルフェイス段ボールの第2の供給物であって、フルート層が複数の山部および谷部を備える、第2の供給物と;第1および第2の供給物のシングルフェイス段ボールを互いに係合させるようにそれぞれ案内するように構成された第1および第2のマージャーガイドであって、その結果、第1の供給物の山部が第2の供給物の谷部内で入れ子状になり、第2の供給物の山部が第1の供給物の谷部内で入れ子状になる、第1および第2のマージャーガイドと;第1および第2の供給物のシングルフェイス段ボールの互いに対しての適切な係合および入れ子状化を検出するためのセンサと、を有する。
【0048】
[0055]いくつかの実施形態では、システムが、第1および第2の供給物のシングルフェイス段ボールを一体に結合するために第1および第2の供給物のシングルフェイス段ボールの一方または両方に圧力および超音波振動を印可するように構成された超音波デバイスを有する。
【0049】
[0056]いくつかの実施形態では、システムが、第1の供給物のシングルフェイス段ボールを第1のマージャーガイドまで案内することと、第1および第2の供給物のシングルフェイス段ボールの間の分離状態を維持することとを行うように構成されたフィードホイールを有する。
【0050】
[0057]いくつかの実施形態では、システムが、第1および第2の供給物のシングルフェイス段ボールをそれぞれ係合させて前進させるように構成された第1および第2のフィードホイールを有する。
【0051】
[0058]いくつかの実施形態では、第1および第2のフィードホイールが、第1および第2の供給物のシングルフェイス段ボールをそれぞれ異なる速度でまたは等しい速度で選択的に前進させるように構成される。
【0052】
[0059]いくつかの実施形態では、システムが、第1の供給物のフルート層および/または第2の供給物のフルート層に、水、結合剤、または他の接着剤を塗布するように構成された接着剤塗布機を有する。
【0053】
[0060]一実施形態で、デュアルフルート段ボールを製造するためのシステムが:ライナ層およびライナ層に取り付けられたフルート層を有するシングルフェイス段ボールの第1の供給物であって、フルート層が複数の山部および谷部を備える、第1の供給物と;ライナ層およびライナ層に取り付けられたフルート層を有するシングルフェイス段ボールの第2の供給物であって、フルート層が複数の山部および谷部を備える、第2の供給物と;第1の供給物のフルート層および/または第2の供給物のフルート層に、水、結合剤、または接着剤を塗布するように構成された接着剤塗布機と;第1および第2の供給物のシングルフェイス段ボールを互いに係合させるようにそれぞれ案内するように構成された第1および第2のマージャーガイドであって、その結果、第1の供給物の山部が第2の供給物の谷部内で入れ子状になり、第2の供給物の山部が第1の供給物の谷部内で入れ子状になる、第1および第2のマージャーガイドと;第1および第2の供給物のシングルフェイス段ボールの一方または両方に超音波振動を印可するように構成された超音波デバイスであって、超音波振動が、水、結合剤、または接着剤を活性化、加熱、および/もしくは乾燥するように、ならびに/または、シングルフェイス段ボールの繊維を織り合わせるか、撚り合わせるか、もしくは他の手法で互いに付着させるように構成される、超音波デバイスと、を有する。
【0054】
[0061]いくつかの実施形態では、システムが、第1および第2の供給物のシングルフェイス段ボールの互いに対しての適切な係合および入れ子状化を検出するためのセンサを有する。
【0055】
[0062]いくつかの実施形態では、システムが、第1の供給物のシングルフェイス段ボールを第1のマージャーガイドまで案内することと、第1および第2の供給物のシングルフェイス段ボールの間の分離状態を維持することとを行うように構成されたフィードホイールを有する。
【0056】
[0063]いくつかの実施形態では、接着剤塗布機が結合剤ホイールまたはノズルを備える。
【0057】
[0064]いくつかの実施形態では、システムが、第1および第2の供給物のシングルフェイス段ボールをそれぞれ係合させて前進させるように構成された第1および第2のフィードホイールさらに有し、第1および第2のフィードホイールが、第1および第2の供給物のシングルフェイス段ボールをそれぞれ異なる速度でまたは等しい速度で選択的に前進させるように、あるいは、第1の供給物および第2の供給物との間の取り付けを支援するために第1および第2の供給物のシングルフェイス段ボールを押圧するように、構成される。
【0058】
[0065]一実施形態で、デュアルフルート段ボールを作るための方法が:ライナ層およびライナ層に取り付けられたフルート層を有する第1のシングルフェイス段ボールを提供するステップと;ライナ層およびライナ層に取り付けられたフルート層を有する第2のシングルフェイス段ボールを提供するステップと;第1のシングルフェイス段ボールおよび第2のシングルフェイス段ボールを、それらのフルート層を互いに対向させるように配置構成するステップと;第1のシングルフェイス段ボールのフルート層を第2のシングルフェイス段ボールのフルート層に取り付けるステップと、を含む。
【0059】
[0066]いくつかの実施形態では、第1のシングルフェイス段ボールのフルート層を第2のシングルフェイス段ボールのフルート層に取り付けるステップが、第1および第2のシングルフェイス段ボールの一方または両方に超音波振動を印可するステップを含む。
【0060】
[0067]いくつかの実施形態では、第1のシングルフェイス段ボールのフルート層が、第2のシングルフェイス段ボールのフルート層に対向する複数の山部および谷部を備え、第2のシングルフェイス段ボールのフルート層が、第1のシングルフェイス段ボールのフルート層に対向する複数の山部および谷部を備え、本方法が:第1のシングルフェイス段ボールのフルート層内の山部を第2のシングルフェイス段ボールのフルート層内の谷部に位置合わせするステップと;第1のシングルフェイス段ボールのフルート層内の谷部を第2のシングルフェイス段ボールのフルート層内の山部に位置合わせするステップと、をさらに含む。
【0061】
[0068]いくつかの実施形態では、位置合わせが、第1のシングルフェイス段ボールまたは第2のシングルフェイス段ボールの一方をもう一方に対して移動させるステップをさらに含む。
【0062】
[0069]いくつかの実施形態では、第1のシングルフェイス段ボールまたは第2のシングルフェイス段ボールの一方をもう一方に対して移動させるステップが、第1のシングルフェイス段ボールまたは第2のシングルフェイス段ボールの一方をもう一方より速く移動させるステップを含む。
【0063】
[0070]いくつかの実施形態では、本方法が、第1のシングルフェイス段ボールのフルート層内の山部を第2のシングルフェイス段ボールのフルート層内の谷部の中に入れ子状にするステップと;第2のシングルフェイス段ボールのフルート層内の山部を第1のシングルフェイス段ボールのフルート層内の谷部の中に入れ子状にするステップと、を含む。
【0064】
[0071]いくつかの実施形態では、第1のシングルフェイス段ボールを第2のシングルフェイス段ボールに取り付けるステップが、第1のシングルフェイス段ボールのフルート層を第2のシングルフェイス段ボールのフルート層に取り付けるステップを含む。
【0065】
[0072]いくつかの実施形態では、第1のシングルフェイス段ボールを第2のシングルフェイス段ボールに取り付けるステップが、第1のシングルフェイス段ボールのフルート層および/または第2のシングルフェイス段ボールのフルート層に、水、結合剤、または接着剤を塗布するステップを含む。
【0066】
[0073]いくつかの実施形態では、第1のシングルフェイス段ボールを第2のシングルフェイス段ボールに取り付けるステップが、水、結合剤、および/もしくは接着剤を活性化するか、加熱するか、もしくは乾燥するために、ならびに/または、その繊維を織り合わせるか、撚り合わせるか、または他の手法で互いに付着させるために、第1のシングルフェイス段ボールおよび/または第2のシングルフェイス段ボールに超音波振動を印可するステップ、をさらに含む。
【0067】
[0074]いくつかの実施形態では、本方法が、第1のシングルフェイス段ボールおよび第2のシングルフェイス段ボールを一体に含む。
【0068】
[0075]いくつかの実施形態では、第1のシングルフェイス段ボールを第2のシングルフェイス段ボールに取り付けるステップが、第1のシングルフェイス段ボールおよび第2のシングルフェイス段ボールを一体に結合するために、第1のシングルフェイス段ボールおよび/または第2のシングルフェイス段ボールに圧力および超音波振動を印可するステップを含む。
【0069】
[0076]本発明は、本発明の精神およびその本質的な特性から逸脱することなく他の特定の形態でも具体化され得る。したがって、説明される実施形態は、あらゆる点において、例示的であるとみなされ、限定的であるとみなされない。したがって、本発明の範囲は、以下の記述ではなく添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲の意味の範囲および均等範囲にあるすべての変更形態が、これらの範囲内に包含される。
【手続補正書】
【提出日】2022-03-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
デュアルフルート段ボールを作るための方法であって、
ライナ層および前記ライナ層に取り付けられたフルート層を有する第1のシングルフェイス段ボールを提供するステップと、
ライナ層および前記ライナ層に取り付けられたフルート層を有する第2のシングルフェイス段ボールを提供するステップと、
前記第1のシングルフェイス段ボールおよび前記第2のシングルフェイス段ボールを、それらの前記フルート層を互いに対向させるように配置構成するステップと、
前記第1のシングルフェイス段ボールを前記第2のシングルフェイス段ボールに取り付けるステップと、
を含む方法。
【請求項2】
前記第1のシングルフェイス段ボールを前記第2のシングルフェイス段ボールに取り付けるステップが、前記第1および第2のシングルフェイス段ボールの一方または両方に超音波振動を印可するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層が、前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に対向する複数の山部および谷部を備え、
前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層が、前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に対向する複数の山部および谷部を備える、
請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記山部を前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記谷部に位置合わせするステップと、
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記谷部を前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記山部に位置合わせするステップと、
をさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記位置合わせが、前記第1のシングルフェイス段ボールまたは前記第2のシングルフェイス段ボールの一方をもう一方に対して移動させるステップをさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のシングルフェイス段ボールまたは前記第2のシングルフェイス段ボールの一方をもう一方に対して移動させるステップが、前記第1のシングルフェイス段ボールまたは前記第2のシングルフェイス段ボールの一方をもう一方より速く移動させるステップを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記山部を前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記谷部の中に入れ子状にするステップをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記山部を前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層の前記谷部の中に入れ子状にするステップをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のシングルフェイス段ボールを前記第2のシングルフェイス段ボールに取り付けるステップが、前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層を前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に取り付けるステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のシングルフェイス段ボールを前記第2のシングルフェイス段ボールに取り付けるステップが、前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層および/または前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に、水、結合剤、または接着剤を塗布するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層および/または前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に、水、結合剤、または接着剤を塗布するステップが、前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層および/または前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層の実質的に全体の表面に、水、結合剤、または接着剤を塗布するステップを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層および/または前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に、水、結合剤、または接着剤を塗布するステップが、前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層および/または前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層の前記山部のみに、水、結合剤、または接着剤を塗布するステップを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層および/または前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に、水、結合剤、または接着剤を塗布するステップが、前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層および/または前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層の前記谷部のみに、水、結合剤、または接着剤を塗布するステップを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層および/または前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に、水、結合剤、または接着剤を塗布するステップが、前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層および/または前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層の前記山部および前記谷部のみに、水、結合剤、または接着剤を塗布するステップを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記水、前記結合剤、または前記接着剤が、ノズルを用いて塗布される、請求項10から14までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
前記水、前記結合剤、または前記接着剤が、ローラーを用いて塗布される、請求項10から14までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
前記第1のシングルフェイス段ボールを前記第2のシングルフェイス段ボールに取り付けるステップが、前記水、前記結合剤、または前記接着剤を活性化するか、加熱するか、および/または乾燥するために、前記第1のシングルフェイス段ボールおよび/または第2のシングルフェイス段ボールに超音波振動を印可するステップをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のシングルフェイス段ボールおよび前記第2のシングルフェイス段ボールを一体に圧縮するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記第1のシングルフェイス段ボールを前記第2のシングルフェイス段ボールに取り付けるステップが、前記第1のシングルフェイス段ボールおよび前記第2のシングルフェイス段ボールを一体に結合するために、前記第1のシングルフェイス段ボールおよび/または前記第2のシングルフェイス段ボールに圧力および超音波振動を印可するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
デュアルフルート段ボールを製造するためのシステムであって、
ライナ層および前記ライナ層に取り付けられたフルート層を有するシングルフェイス段ボールの第1の供給物であって、前記フルート層が複数の山部および谷部を備える、第1の供給物と、
ライナ層および前記ライナ層に取り付けられたフルート層を有するシングルフェイス段ボールの第2の供給物であって、前記フルート層が複数の山部および谷部を備える、第2の供給物と、
前記第1の供給物の前記フルート層および/または前記第2の供給物の前記フルート層に、水、結合剤、または接着剤を塗布するように構成された接着剤塗布機と、
前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールを互いに係合させるようにそれぞれ案内するように構成された第1および第2のマージャーガイドであって、その結果、前記第1の供給物の前記山部が前記第2の供給物の前記谷部内で入れ子状になり、前記第2の供給物の前記山部が前記第1の供給物の前記谷部内で入れ子状になる、第1および第2のマージャーガイドと、
前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールの互いに対しての適切な係合および入れ子状化を検出するためのセンサと、
を備える、システム。
【請求項21】
前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールの一方または両方に超音波振動を印可するように構成された超音波デバイスをさらに備え、前記超音波振動が、前記水、前記結合剤、または前記接着剤を活性化、加熱および/または乾燥するように構成される、請求項20に記載のシステム。
【請求項22】
前記第1の供給物の前記シングルフェイス段ボールを前記第1のマージャーガイドまで案内することと、前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールの間の分離状態を維持することとを行うように構成されたフィードホイールをさらに備える、請求項20または21に記載のシステム。
【請求項23】
前記接着剤塗布機が結合剤ホイールまたはノズルを備える、請求項20に記載のシステム。
【請求項24】
前記センサが光電子センサを含む、請求項20に記載のシステム。
【請求項25】
前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールをそれぞれ係合させて前進させるように構成された第1および第2のフィードホイールをさらに備える、請求項20に記載のシステム。
【請求項26】
前記第1および第2のフィードホイールが、前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールをそれぞれ異なる速度でまたは等しい速度で選択的に前進させるように構成される、請求項25に記載のシステム。
【請求項27】
第1および第2のフィードホイールが、前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールの間での取り付けを支援するために前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールを一体に押圧するように構成される、請求項25または26に記載のシステム。
【請求項28】
前記デュアルフルート段ボールに対しての1回または複数回の変換機能を実施するように構成された1つもしくは複数のクロスヘッドまたは1つもしくは複数のロングヘッドをさらに備える、請求項20に記載のシステム。
【請求項29】
デュアルフルート段ボールを作るための方法であって、
ライナ層および前記ライナ層に取り付けられたフルート層を有する第1のシングルフェイス段ボールを提供するステップであって、前記フルート層が、前記ライナ層から離れる方を向く複数の山部および谷部を備える、提供するステップと、
ライナ層および前記ライナ層に取り付けられたフルート層を有する第2のシングルフェイス段ボールを提供するステップであって、前記フルート層が、前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に対向する複数の山部および谷部を備える、提供するステップと、
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層および/または前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に、水、結合剤、または接着剤を塗布するステップと、
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層を前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に位置合わせするステップであって、その結果
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記山部が前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記谷部に位置合わせされ、
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記谷部が前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層内の前記山部に位置合わせされる、
位置合わせするステップと、
前記第1のシングルフェイス段ボールおよび前記第2のシングルフェイス段ボールを一体に押圧するステップと、
を含む方法。
【請求項30】
前記水、前記結合剤、または前記接着剤を活性化するか、加熱するか、および/または硬化するために、前記第1のシングルフェイス段ボールおよび/または前記第2のシングルフェイス段ボールに超音波振動を印可するステップをさらに含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層を前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に位置合わせするステップが、入れ子関係を保証するために前記山部および前記谷部の相対的位置を監視するステップを含む、請求項29または30に記載の方法。
【請求項32】
前記第1のシングルフェイス段ボールの前記フルート層を前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層に位置合わせするステップが、前記第1のシングルフェイス段ボールの一方をもう一方より速くまたは遅く前進させるステップを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項33】
デュアルフルート段ボールを製造するためのシステムであって、
ライナ層および前記ライナ層に取り付けられたフルート層を有するシングルフェイス段ボールの第1の供給物であって、前記フルート層が複数の山部および谷部を備える、第1の供給物と、
ライナ層および前記ライナ層に取り付けられたフルート層を有するシングルフェイス段ボールの第2の供給物であって、前記フルート層が複数の山部および谷部を備える、第2の供給物と、
前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールを互いに係合させるようにそれぞれ案内するように構成された第1および第2のマージャーガイドであって、その結果、前記第1の供給物の前記山部が前記第2の供給物の前記谷部内で入れ子状になり、前記第2の供給物の前記山部が前記第1の供給物の前記谷部内で入れ子状になる、第1および第2のマージャーガイドと、
前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールの互いに対しての適切な係合および入れ子状化を検出するためのセンサと、
を備える、システム。
【請求項34】
前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールを一体に結合するために前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールの一方または両方に圧力および超音波振動を印可するように構成された超音波デバイスをさらに備える、請求項33に記載のシステム。
【請求項35】
前記第1の供給物の前記シングルフェイス段ボールを前記第1のマージャーガイドまで案内することと、前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールの間の分離状態を維持することとを行うように構成されたフィードホイールをさらに備える、請求項33または34に記載のシステム。
【請求項36】
前記センサが光電子センサを含む、請求項33に記載のシステム。
【請求項37】
前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールをそれぞれ係合させて前進させるように構成された第1および第2のフィードホイールをさらに備える、請求項33に記載のシステム。
【請求項38】
前記第1および第2のフィードホイールが、前記第1および第2の供給物の前記シングルフェイス段ボールをそれぞれ異なる速度でまたは等しい速度で選択的に前進させるように構成される、請求項37に記載のシステム。
【請求項39】
前記デュアルフルート段ボールに対しての1回または複数回の変換機能を実施するように構成された1つもしくは複数のクロスヘッドまたは1つもしくは複数のロングヘッドをさらに備える、請求項33に記載のシステム。
【請求項40】
デュアルフルート段ボールであって、
ライナ層および前記ライナ層に取り付けられたフルート層を有する第1のシングルフェイス段ボールと、
ライナ層および前記ライナ層に取り付けられたフルート層を有する第2のシングルフェイス段ボールと、
を備え、
前記第1のシングルフェイス段ボールおよび前記第2のシングルフェイス段ボールが、それらの前記フルート層を互いに対向させるようにおよび互いに取り付けるように、配置構成される、
デュアルフルート段ボール。
【請求項41】
前記第1のシングルフェイス段ボールおよび前記第2のシングルフェイス段ボールが、それらの対合する山部およびトラフ部分内で、互いに取り付けられる、請求項40に記載のデュアルフルート段ボール。
【請求項42】
前記第1のシングルフェイス段ボールおよび前記第2のシングルフェイス段ボールの前記フルート層が、それらの長さの実質的に全体に沿って、互いに取り付けられる、請求項40または41に記載のデュアルフルート段ボール。
【請求項43】
デュアルフルート段ボールであって、
第1のライナ層と、
前記第1のライナ層に取り付けられた第1のフルート層と、
前記第1のライナ層に取り付けられた第2のフルート層と、
前記第2のフルート層に取り付けられた第2のライナ層と、
を備える、デュアルフルート段ボール。
【請求項44】
前記第1および第2のフルート層の各々が交互の山部および谷部を有する、請求項43に記載のデュアルフルート段ボール。
【請求項45】
前記第1のフルート層の前記山部が前記第2のフルート層の前記谷部と対合し、前記第2のフルート層の前記山部が前記第1のフルート層の前記谷部と対合する、請求項44に記載のデュアルフルート段ボール。
【請求項46】
前記第1および第2のフルート層が、それらの対合する山部および谷部内で、互いに取り付けられる、請求項44または45に記載のデュアルフルート段ボール。
【請求項47】
前記第1および第2のフルート層が、それらの長さの実質的に全体に沿って、互いに取り付けられる、請求項43から45までのいずれか1項に記載のデュアルフルート段ボール。
【請求項48】
シングルフェイス段ボールを作るための方法であって、
第1のシート材料からフルート層を形成するステップであって、前記フルート層が一連の山部および谷部を備える、形成するステップと、
ライナ層を前記フルート層に取り付けるステップであって、
前記フルート層および前記ライナ層を一体に押圧するステップと、
前記フルート層および前記ライナ層の一方または両方に超音波振動を印可するステップと、
を含む、取り付けるステップと、
を含む方法。
【請求項49】
前記ライナ層を前記フルート層に取り付けるステップが、前記フルート層および前記ライナ層を一体に押圧する前に前記フルート層または前記ライナ層に、水、結合剤、または他の接着剤を塗布するステップをさらに含む、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記フルート層および、前記ライナ層の一方または両方に超音波振動を印可するステップが、前記フルート層または前記ライナ層から前記水を放出する、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記フルート層および前記ライナ層の一方または両方に超音波振動を印可するステップが、前記水、前記結合剤、または前記接着剤を活性化、乾燥、または硬化する、請求項49または50に記載の方法。
【国際調査報告】