▶ ボストン サイエンティフィック サイムド，インコーポレイテッドの特許一覧
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-05
(54)【発明の名称】医療デバイスのための流体圧力インジケータ
(51)【国際特許分類】
A61M 5/145 20060101AFI20230928BHJP
A61M 3/00 20060101ALI20230928BHJP
【ＦＩ】
A61M5/145
A61M3/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023514011
(86)(22)【出願日】2021-09-20
(85)【翻訳文提出日】2023-02-28
(86)【国際出願番号】 US2021051056
(87)【国際公開番号】W WO2022061219
(87)【国際公開日】2022-03-24
(31)【優先権主張番号】63/081,078
(32)【優先日】2020-09-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】506192652
【氏名又は名称】ボストン サイエンティフィック サイムド，インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】ＢＯＳＴＯＮ ＳＣＩＥＮＴＩＦＩＣ ＳＣＩＭＥＤ，ＩＮＣ．
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】エバーズ、ライアン
(72)【発明者】
【氏名】ピック、アンドリュー
(72)【発明者】
【氏名】マレー、コリン
(72)【発明者】
【氏名】ヤゲルスキ、マシュー アール．
(72)【発明者】
【氏名】コンドン、ダニエル
【テーマコード（参考）】
4C066
【Ｆターム（参考）】
4C066AA09
4C066BB01
4C066CC01
4C066GG19
4C066QQ79
(57)【要約】
加圧流体を送達するためのデバイスは、加圧流体の容器を受け入れるように構成されたルーメンを有するハンドルと、ルーメンを閉じるためのキャップと、第１の位置から第２の位置に移動するインジケータとを含む。第１の位置は、容器の流体経路からの接続解除を示し、第２の位置は、容器の流体経路への接続を示す。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
加圧流体を送達するためのデバイスであって、加圧流体の容器を受け入れるように構成されたルーメンを有するハンドルと、
前記ルーメンを閉じるように構成されたキャップと、
第１の位置から第２の位置に移動するように構成されたインジケータと
を備え、前記第１の位置は、前記容器の流体経路からの接続解除を示し、前記第２の位置は、前記容器の前記流体経路への接続を示す、デバイス。
【請求項2】
前記容器をさらに備え、前記ルーメンは、前記流体経路の外側にある、請求項１に記載のデバイス。
【請求項3】
前記ハンドル内にある穿孔ピンをさらに備え、前記穿孔ピンは、前記容器のシールを穿孔するように構成されている、請求項２に記載のデバイス。
【請求項4】
前記インジケータは、前記容器が前記第２の位置にあるときを示すように構成された１つまたは複数のマーキングを含み、前記１つまたは複数のマーキングは、前記容器が前記第２の位置にある場合にユーザにより視認可能であり、前記容器が前記第１の位置にある場合に前記ユーザにより視認できない、請求項１～３のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項5】
前記インジケータは、細長い部材を介して前記キャップに接続され、前記細長い部材は、前記ハンドルの長手方向軸から半径方向にオフセットされている、請求項１～４のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項6】
前記インジケータは、環状部材を含み、前記インジケータは、前記インジケータが前記第１の位置と前記第２の位置との間で移動する際に、前記ハンドルおよび前記容器に対して移動するように構成されている、請求項１～５のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項7】
前記環状部材の開口部が、前記容器を収容する、請求項６に記載のデバイス。
【請求項8】
前記インジケータの直径は、前記容器の外径よりも大きく、前記ハンドルの内径よりも小さい、請求項１～７のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項9】
前記インジケータは、前記インジケータを前記第１の位置に付勢するように構成された１つまたは複数のばねを含む、請求項１～４のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項10】
前記加圧流体は、前記１つまたは複数のばねのばね力に打ち勝って、前記インジケータを前記第１の位置から前記第２の位置に移動させるように構成されている、請求項９に記載のデバイス。
【請求項11】
前記インジケータは、前記容器から前記デバイスに流入する前記加圧流体の圧力に基づいてハウジング内で軸を中心に回転するように構成された可動部材を含む、請求項１～４、９、および１０のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項12】
前記インジケータは、前記加圧流体が前記流体経路を通って流れる場合に前記ハンドルの半径方向外向きの方向に移動するように構成された突起を含む、請求項１～４、９、および１０のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項13】
前記インジケータは、前記第２の位置から第３の位置に移動するように構成され、前記第３の位置は、前記デバイスを動作させるために前記第１の位置と前記第２の位置との間にある、請求項１１または１２に記載のデバイス。
【請求項14】
前記デバイスは、前記デバイスの下流端から前記流体を放出するように構成されたアクチュエータをさらに含み、前記アクチュエータは、前記インジケータが前記第２の位置にある場合にのみ作動可能であるように構成されている、請求項１～１３のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項15】
前記インジケータは、前記インジケータが前記第２の位置にある場合に、前記デバイスを動作させるのに十分な速度で前記加圧流体が前記容器から流れていることを示すように構成されている、請求項１～１４のいずれか一項に記載のデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、加圧流体を送達するための医療システムおよびデバイスに関し、一例では、医療デバイスへの加圧流体源の接続を示すための方法およびツールに関する。
【背景技術】
【0002】
流体送達システムおよびデバイスは、医療処置中にガスなどの様々な流体を供給するために使用される。これらの処置は、適切な圧力および／または流量の範囲内で流体を供給することを含み得る。これらの流体は、特定の用途のために、適切な圧力および／または流量で組織に最適に送達される止血剤を含んでいてよい。
【0003】
ハンドヘルド医療用流体送達システムは、多くの場合、カートリッジまたは同様のハウジングなどの高圧貯蔵タンクから流体を送達することを必要とする。そのようなカートリッジは、送達システムのハンドルに装着されてもよく、カートリッジ上のシールが、送達システム上の穿孔ピンまたは同様のデバイスによって穿孔されると、送達システムを活性化または充填することができる。これらの流体は、高圧下にある可能性があり、医療システムが適切に使用されない場合、怪我を引き起こす可能性がある。いくつかの例では、ユーザは、医療システムが加圧流体で充填されたときに気付いていない。他の例では、ユーザは、カートリッジが医療システムに適切に取り付けられているかどうか、および／またはカートリッジからの流体が医療システムに供給されているかどうかに気付かない場合がある。本開示は、当技術分野におけるこれらの問題または他の問題のうちの１つまたは複数を解決することができる。しかしながら、本開示の範囲は、特定の問題を解決する能力ではなく、添付の特許請求の範囲によって定義される。
【発明の概要】
【0004】
一態様によれば、加圧流体を送達するためのデバイスは、加圧流体の容器を受け入れるように構成されたルーメンを有するハンドルと、ルーメンを閉じるように構成されたキャップと、第１の位置から第２の位置に移動するように構成されたインジケータとを含み、ここで、第１の位置は、容器の流体経路からの接続解除を示し、第２の位置は、容器の流体経路への接続を示す。
【0005】
デバイスは、容器をさらに含んでいてよく、ルーメンは、流体経路の外側にあってもよい。
デバイスは、ハンドル内にある穿孔ピンをさらに含んでいてもよく、穿孔ピンは、容器のシールを穿孔するように構成されている。
デバイスは、ハンドル内にある穿孔ピンをさらに含んでいてもよく、穿孔ピンは、容器のシールを穿孔するように構成されている。
【0006】
インジケータは、容器が第２の位置にあるときを示すように構成された１つまたは複数のマーキングを含んでいてよく、１つまたは複数のマーキングは、容器が第２の位置にある場合にユーザにより視認可能であってよく、容器が第１の位置にある場合にユーザにより視認できなくてよい。
【0007】
インジケータは、細長い部材を介してキャップに接続されてもよく、細長い部材は、ハンドルの長手方向軸から半径方向にオフセットされていてよい。
インジケータは、環状部材を含み、インジケータは、インジケータが第１の位置と第２の位置との間で移動する際に、ハンドルおよび容器に対して移動するように構成されている。
インジケータは、環状部材を含み、インジケータは、インジケータが第１の位置と第２の位置との間で移動する際に、ハンドルおよび容器に対して移動するように構成されている。
【0008】
環状部材の開口部は、容器を収容することができる。
インジケータの直径は、容器の外径よりも大きく、かつハンドルの内径よりも小さくてよい。
インジケータの直径は、容器の外径よりも大きく、かつハンドルの内径よりも小さくてよい。
【0009】
インジケータは、インジケータを第１の位置に付勢するように構成された１つまたは複数のばねを含んでもよい。
加圧流体は、１つまたは複数のばねのばね力に打ち勝って、インジケータを第１の位置から第２の位置に移動させるように構成されていてもよい。
加圧流体は、１つまたは複数のばねのばね力に打ち勝って、インジケータを第１の位置から第２の位置に移動させるように構成されていてもよい。
【0010】
インジケータは、容器からデバイスに流入する加圧流体の圧力に基づいてハウジング内で軸を中心に回転するように構成された可動部材を含んでいてもよい。
インジケータは、加圧流体が流体経路を通って流れる場合にハンドルの半径方向外向きの方向に移動するように構成された突起を含んでいてもよい。
インジケータは、加圧流体が流体経路を通って流れる場合にハンドルの半径方向外向きの方向に移動するように構成された突起を含んでいてもよい。
【0011】
インジケータは、第２の位置から第３の位置に移動するように構成されていてもよく、第３の位置は、デバイスを動作させるために第１の位置と第２の位置との間にある。
デバイスは、デバイスの下流端から流体を放出するように構成されたアクチュエータをさらに含んでいてもよく、アクチュエータは、インジケータが第２の位置にある場合にのみ作動可能であるように構成されていてよい。
デバイスは、デバイスの下流端から流体を放出するように構成されたアクチュエータをさらに含んでいてもよく、アクチュエータは、インジケータが第２の位置にある場合にのみ作動可能であるように構成されていてよい。
【0012】
インジケータは、インジケータが第２の位置にある場合に、デバイスを動作させるのに十分な速度で加圧流体が容器から流れていることを示すように構成されていてもよい。
別の態様によれば、加圧流体を送達するためのデバイスは、ハンドルと、ハンドルの開口部を閉じるように構成されたキャップと、キャップに取り付けられたインジケータとを含み、インジケータは、キャップがハンドルに取り付けられた場合にハンドルに対して移動するように構成されたリング状部材を含み、インジケータは、ハンドルの流体経路への流体収容容器の接続を示すように構成されている。
別の態様によれば、加圧流体を送達するためのデバイスは、ハンドルと、ハンドルの開口部を閉じるように構成されたキャップと、キャップに取り付けられたインジケータとを含み、インジケータは、キャップがハンドルに取り付けられた場合にハンドルに対して移動するように構成されたリング状部材を含み、インジケータは、ハンドルの流体経路への流体収容容器の接続を示すように構成されている。
【0013】
リング状部材の開口部は、容器を収容することができる。
キャップおよびインジケータは、各々、ハンドルに対して回転するように構成されていてよい。
キャップおよびインジケータは、各々、ハンドルに対して回転するように構成されていてよい。
【0014】
細長い部材は、第１の端部においてキャップから延びていてもよく、キャップに取り付けられてもよく、細長い部材は、第１の端部の反対側の第２の端部においてインジケータに取り付けられてもよく、細長い部材は、キャップの中央長手方向軸からオフセットされていてもよい。
【0015】
別の態様によれば、加圧流体をデバイスに送達するための方法は、加圧流体の容器をデバイスのハンドルに挿入すること、インジケータを第１の位置から第２の位置に移動させることであって、第１の位置は、デバイスの流体経路からの容器の接続解除を示し、第２の位置は、デバイスの流体経路への容器の接続を示す、移動させること、インジケータが第２の位置にある場合にデバイスを作動させることを含む。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付の図面は、様々な例示的な実施形態を示し、説明と共に、開示される実施形態の原理を説明する役割を果たす。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本開示は、加圧流体（pressurized fluid）を使用して薬剤（止血剤または任意の治療剤など）を分配するための例示的な医療システムを参照して説明される。医療システムに関連付けられたインジケータは、システムが流体で加圧されたときをユーザに知らせることによって、医療システムの機能性および／または安全性を改善することができる。これは、使用中の医療システムの意図されない減圧、収容（containment）デバイスまたはハンドルの破損、または使用中のデバイスの他の意図されない故障の可能性を低減し得る。複数の例では、医療システム上またはその中に提供されるインジケータは、カートリッジと医療システムとの間の適切な接続に関する情報をユーザに提供することができる。しかしながら、任意の特定の処置への言及は便宜上提供されるに過ぎず、本開示を限定することを意図するものではないことに留意されたい。当業者であれば、開示されたデバイスおよび適用方法の基礎となる概念が、医療またはその他の任意の適切な処置に利用され得ることを認識するであろう。本開示は、以下の説明および添付の図面を参照して理解することができ、ここで、同様の要素は同じ参照番号で参照される。
【0018】
前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は両方とも、例示的かつ説明的なものに過ぎず、請求されるような特徴を限定するものではない。本明細書で使用される場合、用語「備える（comprises）」、「備えている（comprising）」、「有する（having）」、「含む（including）」、またはそれらの他の変形は、要素のリストを備えるプロセス、方法、物品、または装置が、それらの要素のみを含むのではなく、明示的に列挙されていない他の要素、またはかかるプロセス、方法、物品、または装置に固有の要素を含むことができるように、非排他的な包含をカバーすることが意図されている。
【0019】
説明を容易にするために、デバイスおよび／またはその構成要素の部分は、近位部分および遠位部分と称される。「近位」という用語は、デバイスのユーザにより近い部分、または推進流体経路の上流（図１の矢印Ａの方向）を指すことを意図しており、「遠位」という用語は、本明細書では、ユーザからより遠い部分または推進流体経路の下流（図１の矢印Ｂの方向）を指すために使用されることに留意されたい。同様に、「遠位に」延びるとは、構成要素が遠位方向に延びることを示し、「近位に」延びるとは、構成要素が近位方向に延びることを示す。さらに、本明細書で使用される場合、「約」、「およそ」、および「実質的に」という用語は、述べられた、または示唆された値の＋／－１０％以内の値の範囲を示す。加えて、構成要素／面の幾何学的形状を示す用語は、近似形状のみを指す。
【0020】
図１を参照すると、一実施形態による送達システム１０が示されている。送達システム１０は、近位端にハンドル３０を有するアプリケーションデバイス２０（例えば、ハンドヘルドデバイス）と、送達システム１０を作動させて推進流体を放出するように構成された１つまたは複数のトリガまたはアクチュエータ２２，２４とを含む。推進流体および／または推進流体と止血剤との混合物を所望の位置に供給するのを助けるために、チューブ（例えば、カテーテル）１００またはアプリケーションチップが送達システム１０の遠位出口に取り付けられてもよい。本明細書に記載されるように、収容デバイス５０（例えば、カートリッジ）は、ハンドル３０（図４）内に収容されてよい。キャップ３２（例えば、クレードル）は、ハンドル３０に解放可能に取り付けられてもよく、ハンドル３０内のアプリケーションデバイス２０への収容デバイス５０の取り付けを制御および／または補助してもよい。送達システム１０の一例は、２０１９年１０月１日に出願された米国特許出願第１６／５８９，６３３号にあり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0021】
図３Ａ～図３Ｃに示すように、ハンドル３０は、その側壁に窓３６（例えば、開口部）を含んでもよい。窓３６は、任意の形状、例えば、楕円形、矩形などであってもよく、本明細書に説明されるように、ユーザがハンドル３０の内部キャビティおよび／またはハンドル３０の内部キャビティ内のデバイスを視認することを可能にすることができる。窓３６は、ハンドル３０の外側の面からハンドル３０の内側キャビティを密閉するために、カバー、例えば、透明の、半透明の、または着色されたカバーを含んでもよい。
【0022】
図１および図４を参照すると、収容デバイス５０は、ガス、例えば二酸化炭素、または当技術分野で知られている任意の他の推進ガスまたは流体などの推進流体を収容するように構成されている。円筒として示されているが、収容デバイス５０は、トーピード形状、球、またはガスを収容するための当技術分野で知られている任意の他の形状などの、任意の形状であってもよい。例えば、収容デバイス５０は、ハンドル３０（図４）のルーメン３４に挿入するための二酸化炭素シリンダであってもよい。収容デバイス５０は、１つまたは複数の内部チャンバ５０ｂを画定する１つまたは複数の外壁５０ａを含み、（１つまたは複数の）内部チャンバ５０ｂは、推進流体を収容するように構成されている。収容デバイス５０の壁５０ａは、限定はされないが、金属合金、セラミック、または当技術分野で知られている他の材料など、流体を収容するのに適した任意の材料で形成することができる。収容デバイス５０の内部チャンバ５０ｂに収容された流体は、加圧状態であってもよい。したがって、壁５０ａは、例えば、少なくとも約１０００ポンド／平方インチ（ＰＳＩ）（約６．８９５ＭＰａ）、または約８５０ＰＳＩ（約５．８６１ＭＰａ）の圧力で流体を収容するのに適した材料および／または厚さで形成される。例えば、収容デバイス２０に収容され得るガスは、典型的なデバイス温度で約２，０００～８，０００ｋＰａの蒸気圧を有する二酸化炭素（ＣＯ２）、または典型的なデバイス温度で４０ＭＰａ未満の蒸気圧を有する窒素（Ｎ２）を含む。これらのガスは例であり、収容デバイス５０に収容されるガスの種類を限定するものではないことが理解されるであろう。
【0023】
引き続き図１および図４を参照すると、アプリケーションデバイス２０は、収容デバイス５０をハンドル３０のルーメン３４に挿入することによって収容デバイス５０に取り付けられる。例えば、アプリケーションデバイス２０の入口（例えば、図５のチューブ７４の入口７６）は、ねじ接続、高圧洗浄機アダプタなどを使用して、収容デバイス５０の突起（図５では符号なし）などの出力に直接接続されてもよい。収容デバイス５０の突起は、アプリケーションデバイス２０の入口７６内に延在し、直接的または間接的にレギュレータ（例えば、レギュレータ７０）に接続してもよい。アプリケーションデバイス２０を収容デバイス５０に直接接続することは、例えば、約５ｇ～７５ｇの圧縮ガス、または好ましくは約１２ｇ～４０ｇの圧縮ガスを収容する小容積の収容デバイス２０に好適であり、送達システム１０の携帯性をより高めることを可能にし得る。
【0024】
図１を参照すると、アプリケーションデバイス２０の作動デバイス２２，２４の一方または両方の作動により、流体が、送達システム１０からチューブ１００を介して標的部位に出される。いくつかの実施形態では、１つの作動デバイス２２，２４のみが作動される必要があり得ることが理解されるであろう。一方または両方の作動デバイス２２，２４の作動は、送達システム１０内の圧力の蓄積を解放し、レギュレータ７０（図５）に、所定の圧力で収容デバイス５０からレギュレータ７０の下流の送達システム１０に流体を放出させる。アプリケーションデバイス２０は、例えば、ガーデンホースハンドルまたは他のピストル様構成であってよい。作動デバイス２２，２４は、本明細書でより詳細に説明されるとともに、参照により組み込まれる米国特許出願第１６／５８９，６３３号で説明されるような、作動されると、バルブを開き、流体を放出する、任意の押しボタン、トリガ機構、または他のデバイスであってもよい。
【0025】
引き続き図１を参照すると、キャップ３２は、キャップ３２がハンドル３０に取り付けられる場合に、キャップ３２がハンドル３０のルーメン３４を密閉するように、ハンドル３０の遠位端に取り付けられるように構成されている。キャップ３２は、ねじ接続（例えば、図４のハンドル３０の対応するねじ山３０ｂと相互作用するキャップ３２のねじ山３０ｂ）を使用してハンドル３０の近位端に取り付けられてもよい。例えば、収容デバイス５０がルーメン３４内に挿入された後、キャップ３２がハンドル３０の近位端に配置されてもよい。キャップ３２の壁３２ａの内面（具体的には、壁３２ａの底部または最も近位の内面）は、収容デバイス５０に接触してもよい。キャップ３２は、本明細書で説明されるように、ねじ接続を介してハンドル３０に螺合されてよい。キャップ３２がハンドル３０に螺合されると、キャップ３２は、アプリケーションデバイス２０の入口（例えば、図５の入口７６）に配置された穿孔ピンに向かって収容デバイス５０を押し付け、アプリケーションデバイス２０と流体連通させることができる。しかしながら、ユーザは、いつ収容デバイス５０がアプリケーションデバイス２０と完全に流体連通しているかを判定することができないので、アプリケーションデバイス２０が推進流体で完全に活性化（energized）または充填される前に、ユーザがアプリケーションデバイス２０の１つまたは複数のトリガ２２，２４を作動させることは危険である可能性がある。したがって、アプリケーションデバイス２０が収容デバイス５０からの推進流体で活性化または充填されるように流体収容デバイス５０がアプリケーションデバイス２０に完全に流体接続しているときをユーザに知らせるために、１つまたは複数のインジケータを提供することが必要であり得る。
【0026】
図２および図４を参照すると、一例によるインジケータ４０が示されている。インジケータ４０は、ポスト４２を介してキャップ３２の壁３２ａの内面に接続されている。ポスト４２は、第１の端部においてキャップ３２に接続されるとともに、キャップ３２から延びており、第２の反対側の端部においてインジケータ４０に取り付けられてもよい。ポスト４２は、インジケータ４０よりも遠位方向にさらに延びてもよいことが理解されるであろう。インジケータ４０は、収容デバイス５０を受け入れるための開口部を有するリング形状（環形状）部材であってもよい。インジケータ４０の環の開口部の直径は、収容デバイス５０の壁５０ａの外径よりも大きい。インジケータ４０の環の外径は、ハンドル３０の壁３０ａの内径よりも小さい（図４）。インジケータ４０は、３６０°において破断されていない完全なリング状部材として示されているが、インジケータ４０はＣ字形であってもよく、したがってその円周の周りで不連続であってもよいことが理解されるであろう。例えば、インジケータ４０は、円周の周りに９０度、１８０度、２７０度、または他の量だけ延在する材料を有する部分的なリングのみであってもよい。加えて、または代替的に、複数のポスト４２がキャップ３０から延びていてもよく、各ポスト４２は、対応するインジケータ４０に取り付けられてよく、またはポスト４２は、例えば追加の支持のために単一のインジケータ４０に取り付けられてもよい。ポスト４２は、収容デバイス５０と干渉しないように中心からずれていることが理解されるであろう。
【0027】
インジケータ４０は、その半径方向外向き面（壁３０ａに面する表面）上に、マーキング、色、および／または他の標示（indication）を含んでもよい。例えば、インジケータ４０は、インジケータ４０の外面４２上に「ＥＮＥＲＧＩＺＥＤ」という単語を含んでもよい。本明細書で説明されるように、ユーザがハンドル３０の窓３６内の単語「ＥＮＥＲＧＩＺＥＤ」全体を読むことができる場合、ユーザは、アプリケーションデバイス２０の使用の準備ができていることを理解することができる。この単語は、ＥＮＥＲＧＩＺＥＤに限定されず、例えば、ＲＥＡＤＹ（準備完了）、ＰＲＥＳＳＵＲＩＺＥＤ（加圧）など、任意の他の単語、用語、数字、または記号を使用することができることを理解されたい。加えて、または代替的に、インジケータ４０は、最も近位の端（例えば、キャップ３２に最も近い端）においてインジケータ４０の外側の面上に緑色のバンド（または異なる色のバンド）を含んでもよい。緑色バンドがハンドル３０の窓に見える場合、アプリケーションデバイス２０が使用可能な状態であることを理解することができる。代替的に、収容デバイス２０の外側の面は、色（例えば、赤色）を有し得る。キャップ３２がハンドル３０上に前進させられると、インジケータ４０は、ユーザがハンドル３０の窓３６を通して収容デバイス５０を視るのを遮断することができる。収容デバイス５０が窓３６から見えなくなると、アプリケーションデバイス２０の使用準備ができていることを理解することができる。インジケータ４０は、ねじ山３０ｂおよび３２ｂのねじ山ピッチに等しい速度で、収容デバイス５０に対して移動し得ることが理解されよう。
【0028】
図３Ａ～図３Ｃおよび図４を参照すると、ハンドル３０へのキャップ３２の取り付けが示されている。収容デバイス５０は、ハンドル３０の遠位端を通してルーメン３４内に挿入されてよい。インジケータ４０およびポスト４２の一部は、図４に示されるように、インジケータ４０が収容デバイス５０の側壁５０ａの半径方向外側にあり、ハンドル３０の側壁３０ａの半径方向内側にあるように、ルーメン３４内に挿入される。インジケータ４０は、キャップ３２のねじ山３２ｂがハンドル３０のねじ山３０ｂに接触するように（図４）、遠位に、例えば、図３Ａ～図３Ｃの矢印Ｍによって示される方向に前進させられてよい。図３Ａに示される第１の位置では、窓３６の全体が非活性化インジケータ３６ａによって示される（例えば、本明細書に説明されるような色を有し得る、収容デバイス５０の側壁５０ａの外側の面が見える）ように、インジケータ４０は、窓３６内で視認可能ではない。
【0029】
ユーザは、キャップ３２のねじ山３２ｂおよびハンドル３０のねじ山３０ｂを介して、ハンドル３０上でキャップ３２をねじることができる。キャップ３２が図３Ｂの矢印Ｌによって示される方向にねじられると、側壁３２ａの最も近位の内側の面は、側壁５０ａの最も近位の外側の面に接触し、収容デバイス５０を穿孔ピンに向かって遠位方向に押すことができる。キャップ３２が、矢印Ｌによって示される方向にハンドル３０上でねじられると、インジケータ４０は、遠位に移動し、窓３６内で部分的に視認され得る（図３Ｂ参照）。
【0030】
キャップ３２を続けてねじることにより、収容デバイス５０を穿孔ピンと完全に接続するように押すことができる。キャップ３２がハンドル３０上に完全にねじ込まれると、収容デバイス５０は穿孔ピンと完全に接続され、アプリケーションデバイス２０は推進流体で活性化されてよい。この位置では、インジケータ４０は窓３６を完全に埋めており、非活性化インジケータ３６ａはもはや窓３６を介して見ることができない。この位置では、ユーザは、アプリケーションデバイス２０が完全に活性化または加圧され、使用の準備ができていることを示す、例えば「ＥＮＥＲＧＩＺＥＤ」などの用語、または例えば緑色のバンドなどの着色されたバンドを見ることができる。
【0031】
他の例に係るインジケータを図５、図６Ａおよび図６Ｂに示す。アプリケーションデバイス２０は、ハンドル３０およびキャップ３２を再び含んでもよく、収容デバイス５０は、ハンドル３０のルーメン内に挿入されていてよい。代替的に、キャップ３２は、アプリケーションデバイス２０のチューブ７４に、またはチューブ７４の近位に配置された穿孔ピンに向かって収容デバイスを押すためのレバーデバイスであってもよい。穿孔ピンは、収容デバイス５０の開口部７６と相互作用し得る。開口部７６は、シール（例えば、ゴムシール、樹脂シール、または収容デバイス５０内の推進流体の圧力を維持するために好適な任意の他のシール）を含んでもよい。穿孔ピンが開口部７６においてシールを穿孔すると、推進流体がアプリケーションデバイス２０のチューブ７４に流入する。アプリケーションデバイス２０が活性化されるときを決定するために、インジケータ６０は、収容デバイス５０からアプリケーションデバイス２０を通り、チューブ１００を介して標的部位までの流体経路と流体接続して配置されてよい。図５に示されるように、インジケータ６０は、レギュレータ７０の上流にあってもよく、チューブ７２を介してレギュレータ７０に接続されてもよい。このようにして、インジケータ６０は、例えばレギュレータ７０、トリガ２２，２４、または他の介在構造などのいかなる介在構造もなしに、アプリケーションデバイス２０が活性化されるときを決定することができる。
【0032】
図６Ａおよび図６Ｂを参照すると、インジケータ６０は、アプリケーションデバイス２０の側壁（例えば、ハンドル３０の側壁３０ａ）から延びることができる突出部６２を含む。突出部６２は、ハンドル３０、例えば、アクチュエータ２２，２４により近いハンドル３０の近位端から突出してもよく、またはアプリケーションデバイス２０の別の面から突出してもよい。突出部６２は、任意の断面形状、例えば、球形、長方形などであってよい。インジケータ６０は、キャビティ６０ａを画定するハウジングを含む。突出部６２は、アプリケーションデバイス２０内の位置から、アプリケーションデバイス２０から半径方向外向きに延びた位置まで、キャビティ６０ａ内で移動してよい。突出部６２は、プランジャまたは同様の構造を形成してもよく、突出部６２の半径方向内側の面から半径方向外側の面に向かって先細になっていてもよい。突出部６２の半径方向内側の端部は、１つまたは複数のばね６０ｂを介してハンドル３０の側壁３０ａに接続されたフランジ６２ａを含むことができる。フランジ６２ａの外側の面（図６Ａおよび図６Ｂの上部および下部に示される）は、それらのフランジ面に面するキャビティ６０ａの内側の面に対して接触および密封し得る。このようにして、加圧流体は、フランジ６２ａの一方の面（図６Ａおよび６Ｂの左側）上に留まり、ばね６０ｂに隣接する反対側の面に流れず、それを押圧しない。ばね６０ｂは、矢印Ｎによって示される方向（例えば、第１の位置）に、キャビティ６０ａ内に突出部６２を付勢することができる。加圧流体は、チューブ７４を介してキャビティ６０ａに供給されてよい。加圧流体は、ばね６０ｂのばね力に打ち勝つことができ、それにより、突出部６２を半径方向外向きの方向、例えば、矢印Ｎによって示される方向とは反対の方向に移動させることができる。加圧流体が閾値を超える場合、突出部６２は、例えば、図６Ｂに示される第２の位置にあってよく、これは、送達システム１０が完全に加圧されていることを示すことができる。
【0033】
図６Ｂに示すように、突出部６２の外側の面は、マーキング６２ｂを含んでいてもよい。マーキング６２ｂは、単語または用語、例えば、本明細書に説明されるような単語「ＥＮＥＲＧＩＺＥＤ」であってもよい。代替的にまたは追加的に、マーキング６２ｂは、突出部６２の半径方向で最も内側の端部上に緑色のバンドを含んでいてもよい。別の例として、マーキング６２ｂは、例えば、少量の推進流体がアプリケーションデバイス２０に流入しているとき、またはアプリケーションデバイス２０が活性化されているときを示すために、車の空／満タンの燃料マーキングに類似していてもよい。収容デバイス５０がアプリケーションデバイス２０に接続されると、インジケータ６０は、突出部６２がアプリケーションデバイス２０内に完全にまたは部分的に配置されてアプリケーションデバイス２０内に推進流体がないことを示す、図６Ａに示す第１の位置から、突出部６２がアプリケーションデバイス２０から完全に露出されるか、または第１の位置よりもデバイス２０から露出されてアプリケーションデバイス２０が活性化されていることを示す、図６Ｂに示す第２の位置に移動することができる。アプリケーションデバイス２０は、直ちに活性化されなくてもよく、推進流体は、アプリケーションデバイス２０内、例えば、レギュレータ７０の前の流体経路内に蓄積する必要があり得ることが理解されるであろう。この状況では、突出部６２は、アプリケーションデバイス２０から部分的にのみ延在してもよく、またはアプリケーションデバイス２０が活性化されるまで、第１の位置および第２の位置におけるその露出の間の量だけ露出されてもよい。例えば、キャビティ６０ａ内の流体圧力は、ばね６０ｂによって加えられるばね力の一部に打ち勝って、突出部６２を半径方向外向きの方向に第２の位置までの距離の一部のみ移動させるのに十分であり得る。突出部６２は、推進流体の圧力が閾値を上回る場合に、アプリケーションデバイス２０から完全に延びていてもよく、またはそうでなければ第２の位置にあってもよい。
【0034】
また、インジケータ６０は、収容デバイス５０（したがって、アプリケーションデバイス２０）の推進流体が少ないときを示し得ることも理解されるであろう。例えば、インジケータ６０は、圧力計であってもよく、キャビティ６０ａ内の流体の圧力が、ばね６０ｂのばね力に打ち勝つとともに、加圧流体がインジケータ６０を通過する場合に、突出部６２を矢印Ｎと反対の方向に半径方向外向きに移動させてもよい。例えば、キャビティ６０ａ内の流体の圧力が閾値を下回るように、収容デバイス５０からの推進流体の圧力が減少する場合、突出部６２の一部のみがアプリケーションデバイス２０から延びるように、突出部６２が矢印Ｎの方向に半径方向内向きに移動してもよい。このようにして、ユーザは、アプリケーションデバイス２０が活性化されているときと、アプリケーションデバイス２０内に通過する推進流体の量がアプリケーションデバイス２０から身体標的に薬剤を送達するのに不十分であるときとの両方を把握することができる。
【0035】
別のインジケータ６０’の例が図７Ａ～図７Ｃに示されている。インジケータ６０’は、インジケータ６０と同じ位置でハンドル３０に配置されていてよい。インジケータ６０’は、ハウジング内に可動部材６０ａ’を有するシリンダを含むことができる。図７Ｃは、内部構成要素を示すために底壁が除去されたシリンダを示す。シリンダは、ハンドル３０の一部であってよく、円筒壁は、ハンドル３０の外壁から構成されている。可動部材６０ａ’は、加圧された推進流体がインジケータ６０’を通って流れるときに回転することができる。窓６２’が、アプリケーションデバイス２０の側壁に配置されていてよく、ユーザが、ハウジング内で回転する可動部材６０ａ’を見ることを可能にすることができる。例えば、窓６２’を通して見られる可動部材６０ａ’の一部は、図７Ａに示されるように、収容デバイス５０がアプリケーションデバイス２０に取り付けられていない場合、ハンドル３０と同じ色であってもよく、または、例えば赤などの色であってもよい。
【0036】
収容デバイス５０がアプリケーションデバイス２０に取り付けられ、推進流体がアプリケーションデバイス２０に流入し始めると、可動部材６０ａ’は、図７Ｃに示す軸Ｃを中心として、シリンダ６０ａ’の側壁上の１つまたは複数のマーキング６４’が窓６２’内に見える、図７Ｂに示す位置まで回転することができる。例えば、図７Ｃはインジケータ６０’を示す。インジケータ６０’は、軸Ｃを中心に回転する可動部材６０ａ’を有するシリンダであってよい。インジケータ６０’は、インジケータ６０’の開口部７４ａ’を介してチューブ７４から推進流体を受け入れることができる、キャビティ６６’を含んでいてよい。流体は、チューブ７２（図７Ｃには図示せず）を介してキャビティ６６’を出て、送達システム１０の流体経路を下流に移動することができる。流体の圧力がキャビティ６６’内で増加すると、可動部材６０ａ’は、矢印Ｚによって示される方向に軸Ｃの周りを回転することができる。１つまたは複数のばね６２ａ’（図７Ｃには１つのばね６２ａ’のみが示されている）は、可動部材６０ａ’を矢印Ｚによって示される方向とは反対の位置（例えば、第１の位置）に付勢することができる。流体の圧力がばね６２ａ’のばね力に打ち勝つのに十分である場合、可動部材６０ａ’は、第２の位置（矢印Ｚによって示される方向）に移動され得る。
【0037】
例えば、図７Ｂは、可動部材６０ａ’が第２の位置にあるアプリケーションデバイス２０の活性化された状態を示すことができる。本明細書に記載されるように、マーキング６４’は、アプリケーションデバイス２０が推進流体で活性化されている（例えば、推進流体の圧力が、活性化閾値よりも大きい）ことを示すための任意のマーキング、色、単語などであってよい。インジケータ６０と同様に、インジケータ６０’は、いくらかの推進流体のみがアプリケーションデバイス２０に流入しているとき、またはアプリケーションデバイス２０に入る推進流体の圧力が閾値未満であるときを示すことができる。例えば、推進流体の圧力が閾値未満に低下した場合、可動部材６０ａ’は、マーキング６４’の一部のみが窓６２’内で視認可能であるように、部分的にのみ回転し得る。このシナリオでは、キャビティ６６’内の流体圧力は、ばね６２ａ’のばね力に完全に打ち勝つには不十分である。このようにして、ユーザは、推進流体がアプリケーションデバイス２０を通って流れているとき、およびアプリケーションデバイス２０が活性化されているときを判定することができる。窓６２’は、窓３６と同様にカバーなどを含んでもよいことが理解されるであろう。
【0038】
送達システム１０は、収容デバイス５０を穿孔ピンに向かって押すためのキャップ３２を有するものとして説明されているが、他の機構が使用されてもよいことが理解されるであろう。例えば、キャップ３２は、ねじ接続とは対照的に、レバーアクションを含んでいてもよい。収容デバイス５０は、キャップ３２を動かすレバーによって、および／または収容デバイス５０の近位端を穿孔ピンに向かって押すことによって、穿孔ピンに向かって押されてもよい。この状況では、インジケータは、レバーが移動されるとハンドル３０のルーメン３４内で移動するように、レバーの基部に取り付けられていてよい。さらに、別個に説明されているが、インジケータ４０、６０、および６０’の各々は、単独で使用されてもよく、または本明細書に説明されるインジケータのうちの１つまたは複数と組み合わせて使用されてもよいことが理解されるであろう。いくつかの例では、アクチュエータ２２，２４は、送達システム１０が活性化されている場合のみ作動可能であることも理解されるであろう。例えば、１つまたは複数のインジケータは、送達システム１０が活性化されていない場合、アクチュエータ２２，２４の作動を防止し得る。
【0039】
本開示の範囲から逸脱することなく、開示されたデバイスに対して様々な修正および変形を行うことができることは、当業者には明らかであろう。本開示の他の実施形態は、本明細書の検討および本明細書に開示された本発明の実施から当業者には明らかであろう。本明細書および実施例は例示としてのみ考慮され、本発明の真の範囲および技術思想は以下の特許請求の範囲によって示されることが意図されている。
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【国際調査報告】