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特表2023-542114真空掃除機装置、真空掃除機ユニット、及び真空掃除機装置を作動する方法
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  • 特表-真空掃除機装置、真空掃除機ユニット、及び真空掃除機装置を作動する方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-05
(54)【発明の名称】真空掃除機装置、真空掃除機ユニット、及び真空掃除機装置を作動する方法
(51)【国際特許分類】
   A47L 5/24 20060101AFI20230928BHJP
【FI】
A47L5/24 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023516774
(86)(22)【出願日】2020-10-01
(85)【翻訳文提出日】2023-03-23
(86)【国際出願番号】 EP2020077538
(87)【国際公開番号】W WO2022069049
(87)【国際公開日】2022-04-07
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516124465
【氏名又は名称】アクチエボラゲット エレクトロルックス
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ミアン、ピーター
(72)【発明者】
【氏名】ソルマーク、クリストファー
(57)【要約】
第1の真空掃除機ユニット(1)及び第2の真空掃除機ユニット(2)を含む、真空掃除機装置(3)が開示される。第1の真空掃除機ユニット(1)内に配置された第1のモータ/ファンユニット(9)、並びに第2の真空掃除機ユニット(2)内に配置された第2のモータ/ファンユニット(9')及び第2の粉塵分離ユニット(7')を含む、装置(3)。装置(3)は、第2の真空掃除機ユニット(2)の吸引入口(5'、5")を第1の真空掃除機ユニット(1)の空気流路(8)に取り外し可能に連結するように構成された接合境界面(11)を更に含む。装置(3)は、第1及び第2のモータ/ファンユニット(9、9')が同時に作動される協働清掃モードで、装置(3)を作動できる制御構成(21)を更に含む。本開示は、真空掃除機ユニット(1)及び真空掃除機装置(3)を作動する方法に更に関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の真空掃除機ユニット及び第2の真空掃除機ユニットを含む真空掃除機装置であって、前記装置は、前記第1の真空掃除機ユニット内に配置された第1のモータ/ファンユニット及び第1の粉塵分離ユニットを含み、前記第1のモータ/ファンユニットは、前記第1の真空掃除機ユニットの空気流路を通って前記第1の粉塵分離ユニットに向かう気流を発生するように構成され、
前記装置は、前記第2の真空掃除機ユニット内に配置された第2のモータ/ファンユニット及び第2の粉塵分離ユニットを含み、前記第2のモータ/ファンユニットは、前記第2の真空掃除機ユニットの吸引入口から前記第2の粉塵分離ユニットに向かう気流を発生するように構成され、
前記装置は、前記第2の真空掃除機ユニットの前記吸引入口を前記第1の真空掃除機ユニットの前記空気流路に取り外し可能に連結するように構成された接合境界面を含み、
前記装置は、前記第1及び第2のモータ/ファンユニットが同時に作動される、協働清掃モードで前記装置を作動できる制御構成を含む、真空掃除機装置。
【請求項2】
前記第2の真空掃除機ユニットは、前記第1の真空掃除機ユニットを分離して真空掃除機として作動可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記接合境界面は、前記第2の真空掃除機ユニットの前記吸引入口が前記第1の真空掃除機ユニットの前記空気流路に連結された時に、前記第1の真空掃除機ユニットに関連して前記第2の真空掃除機ユニットを保持するように構成された保持構成を更に含む、請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
前記第2の真空掃除機ユニットは、少なくとも前記第2の真空掃除機ユニットの前記吸引入口が、前記第1の真空掃除機ユニットの前記空気流路から取り外された時に、前記第2のモータ/ファンユニットに電力供給するように構成された電池ユニットを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記接合境界面は、前記第1の真空掃除機ユニットと前記第2の真空掃除機ユニットとの間で電気を移送するように構成された電気接続部を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記第2の真空掃除機ユニットの前記電池ユニットは再充電可能であり、前記電気接続部を介して供給された電気を使用して充電されるように構成される、請求項4又は5に記載の装置。
【請求項7】
前記第2のモータ/ファンユニットは、前記第1のモータ/ファンユニットと異なって構成される、請求項1~6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記第2のモータ/ファンユニットは、ファン及び前記ファンに電力供給するように構成されたブラシレスモータを含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
前記第1のモータ/ファンユニットは、ファン及び前記ファンに電力供給するように構成されたブラシ付きモータを含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
前記第2の真空掃除機ユニットは、前記第1の真空掃除機ユニットより小さいサイズである、請求項1~9のいずれか一項に記載の装置。
【請求項11】
前記制御構成は、前記第2の真空掃除機ユニット内に配置された第1の電子制御ユニットを含み、前記第1の電子制御ユニットは、前記第2の真空掃除機ユニットを作動中に、前記第2のモータ/ファンユニットの電力を制御するように構成される、請求項1~10のいずれか一項に記載の装置。
【請求項12】
前記第1の電子制御ユニットは、前記制御構成が前記協働清掃モードで作動している時に、前記第1及び第2のモータ/ファンユニットの電力を制御するように構成される、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記制御構成は、前記第1の真空掃除機ユニット内に配置された第2の電子制御ユニットを含み、前記第2の電子制御ユニットは、前記制御構成が前記協働清掃モードで作動している時に、前記第1及び第2のモータ/ファンユニットの電力を制御するように構成される、請求項1~11のいずれか一項に記載の装置。
【請求項14】
前記第1の真空掃除機ユニットは、前記第2の真空掃除機ユニットを分離して真空掃除機として作動可能であり、前記第2の電子制御ユニットは、前記第2の真空掃除機ユニットが前記第1の真空掃除機ユニットから取り外された時に、前記第1のモータ/ファンユニットの電力を制御するように構成される、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記接合境界面は、前記第1及び第2の電子制御ユニットを作動可能に連結するように構成された電気接続部を含む、請求項11及び13又は14に記載の装置。
【請求項16】
前記接合境界面は、閉鎖部材が、前記第1の真空掃除機ユニットの前記空気流路と、前記第2の真空掃除機ユニットの前記吸引入口との間で開口を開く開位置と、前記閉鎖部材が前記開口を閉じる閉位置との間で可動に配置された前記閉鎖部材を含む、請求項1~15のいずれか一項に記載の装置。
【請求項17】
前記閉鎖部材は、前記第1の真空掃除機ユニット上に配置される、請求項1~16のいずれか一項に記載の装置。
【請求項18】
前記閉鎖部材は、前記吸引入口が前記空気流路から取り外された時に、前記閉位置を想定するように構成される、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記制御構成は、前記吸引入口が前記空気流路に連結された時に、前記第1のモータ/ファンユニットのみが作動される非協働清掃モードで前記装置を作動でき、前記閉鎖部材は、前記装置が前記非協働清掃モードで作動している時に、前記閉位置を想定するように構成される、請求項16~18のいずれか一項に記載の装置。
【請求項20】
前記接合境界面は、前記第2の真空掃除機ユニットの前記吸引入口が前記第1の真空掃除機ユニットの前記空気流路に連結された時に、前記空気流路と前記吸引入口との間の開口の周りの領域を封止するように構成された封止部を含む、請求項1~19のいずれか一項に記載の装置。
【請求項21】
前記第2の真空掃除機ユニットは、手持ち式真空掃除機である、請求項1~20のいずれか一項に記載の装置。
【請求項22】
前記第1の真空掃除機ユニットは、スティック型真空掃除機である、請求項1~21のいずれか一項に記載の装置。
【請求項23】
粉塵分離ユニット、空気流路、及び前記空気流路を通って前記第1の粉塵分離ユニットに向かう気流を発生するように構成されたモータ/ファンユニットを含む、真空掃除機ユニットであって、
前記真空掃除機ユニットは、第2の真空掃除機ユニットの吸引入口を前記空気流路に取り外し可能に連結するように構成された接合境界面を含み、
前記モータ/ファンユニットは、前記接合境界面に作動可能に連結され、前記真空掃除機ユニットの前記モータ/ファンユニット及び前記第2の真空掃除機ユニットのモータ/ファンユニットが同時に作動される、協働清掃モードで作動できる、真空掃除機ユニット。
【請求項24】
第1の真空掃除機ユニット及び第2の真空掃除機ユニットを含む真空掃除機装置を作動する方法であって、前記装置は、前記第1の真空掃除機ユニット内に配置された第1のモータ/ファンユニット及び第1の粉塵分離ユニットを含み、前記第1のモータ/ファンユニットは、前記第1の真空掃除機ユニットの空気流路を通って前記第1の粉塵分離ユニットに向かう気流を発生するように構成され、
前記装置は、前記第2の真空掃除機ユニット内に配置された第2のモータ/ファンユニット及び第2の粉塵分離ユニットを含み、前記第2のモータ/ファンユニットは、前記第2の真空掃除機ユニットの吸引入口から前記第2の粉塵分離ユニットに向かう気流を発生するように構成され、
前記装置は、前記第2の真空掃除機ユニットの前記吸引入口を前記第1の真空掃除機ユニットの前記空気流路に取り外し可能に連結するように構成された接合境界面を含み、
前記方法は、
前記第1及び第2の真空掃除機ユニットの前記モータ/ファンユニットを同時に作動するステップを含む、方法。
【請求項25】
前記第1及び第2の真空掃除機ユニットの前記モータ/ファンユニットを同時に作動する前記ステップは、
前記第1及び第2のモータ/ファンユニットを異なる電力レベルで作動するステップを含む、請求項24に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は真空掃除機装置に関する。本開示は、真空掃除機ユニット、及び真空掃除機装置を作動する方法に更に関する。
【背景技術】
【0002】
真空掃除機は、床、カーペット、家具、カーテン、及び同種のものなどの、表面から粉塵及び埃を吸い上げるための気流を獲得するために、部分真空を生成するためにモータ/ファンユニットを使用する装置である。モータ/ファンユニットは、遠心ファン及び遠心ファンに電力供給する、すなわち回転させるように構成された電動機を通常含む。
【0003】
概して真空掃除機を設計する時に、いくつかの問題及び要件が存在する。一例は清掃効率である。真空掃除機の使用者は、少ない労力で良好な清掃成果を達成するために高い清掃効率を期待する。清掃効率は、空気流量に部分的に依存し、次いで空気流量は、モータ/ファンユニットによって生成された部分真空の大きさに依存する。多くの真空掃除機では、モータ/ファンユニットの電力は、規制することができる。それによって使用者は、カーテン及びカーペットなどの繊細で柔らかい表面を清掃したい時に、電力を低減することができ、床面などのより固い表面を清掃したい時に電力を増加することができる。
【0004】
真空掃除機の別の重量な要件は、エネルギー効率である。真空掃除機では、エネルギー効率は、気流の形の有益な出力と電気エネルギーの入力との比として画定することができる。真空掃除機に関連した問題は、真空掃除機のエネルギー効率が、モータ/ファンユニットのより高い電力レベルで大幅に降下することである。同様に、真空掃除機のエネルギー効率は、モータ/ファンユニットのより低い電力レベルで大幅に降下する。すなわち真空掃除機のモータ/ファンユニットがより高い電力レベルと同様により低い電力レベルで作動している時も、気流の形の有益な出力と電力エネルギーの入力との比は大幅に降下する。換言すると、多くのモータ/ファンユニットは、真空掃除機が効率的に作動できる、より狭い作動範囲を有する。
【0005】
真空掃除機の他の重要な要件は、柔軟性及び使いやすさである。多くの真空掃除機は、嵩張る可能性があり、カーテン、棚、及び同種のものなどのより高い場所における限定された空間及び物体を清掃する時に、使用し難い可能性がある。
【0006】
更に、概して今日の消費者市場では、真空掃除機などの製品及び関連した構成要素、システム、並びに構成が、費用効率の高い手法で製造されて組み立てられるのに適した条件及び/又は特性を有する場合に好都合である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、上述の問題及び欠点の少なくとも一部を克服する、又は少なくとも軽減することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の態様によれば、目的は、第1の真空掃除機ユニット及び第2の真空掃除機ユニットを含む、真空掃除機装置によって達成される。装置は、第1の真空掃除機ユニット内に配置された、第1のモータ/ファンユニット及び第1の粉塵分離ユニットを含む。第1のモータ/ファンユニットは、第1の真空掃除機ユニットの空気流路を通って第1の粉塵分離ユニットに向かう気流を発生するように構成される。装置は、第2の真空掃除機ユニット内に配置された、第2のモータ/ファンユニット及び第2の粉塵分離ユニットを含む。第2のモータ/ファンユニットは、第2の真空掃除機ユニットの吸引入口から第2の粉塵分離ユニットに向かう気流を発生するように構成される。装置は、第2の真空掃除機ユニットの吸引入口を第1の真空掃除機ユニットの空気流路に取り外し可能に連結するように構成された接合境界面を含む。装置は、第1及び第2のモータ/ファンユニットが同時に作動される、協働清掃モードで装置を作動できる制御構成を含む。
【0009】
装置は、第2の真空掃除機ユニットの吸引入口を第1の真空掃除機ユニットの空気流路に取り外し可能に連結するように構成された接合境界面、並びに第1及び第2のモータ/ファンユニットを同時に作動できる制御構成を含むので、真空掃除機装置が効率的に作動できる非常に拡大された作動範囲のための条件を有する真空掃除機装置が提供される。これは、装置が協働清掃モードで作動している時に、第1及び第2のモータ/ファンユニットが並行方式で作動できるからである。すなわち協働清掃モードでは、第1及び第2のモータ/ファンユニットは、それぞれ第1及び第2のモータ/ファンユニットによって一緒に生成された部分真空が、第1の真空掃除機の吸引入口において協働して気流を生じる、並行方式で作動できる。その上、第1の真空掃除機の吸引入口に入る粉塵は、第1の粉塵分離ユニットと同様に第2の粉塵分離ユニット内に収集することができ、これは装置の総粉塵蓄積容量を増加することができる。
【0010】
これらの特徴の更なる結果として、第1の真空掃除機ユニットの吸引入口において高い気流量をエネルギー効率よく発生するための条件を有する真空掃除機装置が提供される。換言すると、高い清掃効率を提供する一方で、消費する電気エネルギーが低量であるための条件を有する真空掃除機装置が提供される。
【0011】
加えて、望ましい空気流量を最低のエネルギー消費で獲得するように、電力をより広範囲で変えるための条件を有する、より多用途で柔軟な真空掃除機装置が提供される。更に、装置でより小さいモータ/ファンユニットを利用し、装置を協働清掃モードで作動している時に、依然として高い空気流量を獲得するための条件が提供される。
【0012】
それに応じて、上述の問題及び欠点の少なくとも一部を克服する、又は少なくとも軽減する真空掃除機装置が提供される。その結果、上述の目的が達成される。
【0013】
任意選択で、第2の真空掃除機ユニットは、第1の真空掃除機ユニットを分離して真空掃除機として作動可能である。それによって、第2の真空掃除機ユニットが、第1の真空掃除機ユニットを分離して真空掃除機として使用されるために、第1の真空掃除機ユニットから取り外すことができる、より多用途で柔軟な真空掃除機装置が提供される。
【0014】
任意選択で、接合境界面は、第2の真空掃除機ユニットの吸引入口が第1の真空掃除機ユニットの空気流路に連結された時に、第1の真空掃除機ユニットに関連して第2の真空掃除機ユニットを保持するように構成された保持構成を更に含む。それによって、第2の真空掃除機ユニットが、装置を使用中、並びに装置を保管中に、第1の真空掃除機ユニットに関連して保持することができる、使いやすい真空掃除機装置が提供される。
【0015】
任意選択で、第2の真空掃除機ユニットは、少なくとも第2の真空掃除機ユニットの吸引入口が、第1の真空掃除機ユニットの空気流路から取り外された時に、第2のモータ/ファンユニットに電力供給するように構成された電池ユニットを含む。それによって、第2の真空掃除機ユニットが、ソケットに連結されたコードを使用することなく、第1の真空掃除機ユニットを分離して作動できる、使いやすい真空掃除機装置が提供される。
【0016】
任意選択で、接合境界面は、第1の真空掃除機ユニットと第2の真空掃除機ユニットとの間で電気を移送するように構成された電気接続部を含む。それによって、真空掃除機装置は、第1の真空掃除機ユニットと第2の真空掃除機ユニットとの間でエネルギー及び/又は信号を移送するための条件を提供する。
【0017】
任意選択で、第2の真空掃除機ユニットの電池ユニットは再充電可能であり、電気接続部を介して供給された電気を使用して充電されるように構成される。それによって、第2の真空掃除機の電池ユニットが、第2の真空掃除機ユニットを接合境界面に単に連結することによって充電できる、使いやすい真空掃除機装置が提供される。
【0018】
任意選択で、第2のモータ/ファンユニットは、第1のモータ/ファンユニットと異なって構成される。これらの実施形態によれば、第2のモータ/ファンユニットは、構造的側面に関して、及び/又は効率的作業点、すなわちモータ/ファンユニットが最も効率的に作動する作動点に関して、第1のモータ/ファンユニットと異なって構成されてもよい。構造的側面は、モータの型、モータのサイズ、ファンの型、及びファンのサイズの1つ又は複数を含んでもよい。これらの実施形態によれば、第2のモータ/ファンユニットは、第1のモータ/ファンユニットと異なって構成されるため、及びモータ/ファンユニットの平行な構成に起因して、真空掃除機装置が効率的に作動できる、更に広げられた作動範囲のための条件を有する真空掃除機装置が提供される。
【0019】
任意選択で、第2のモータ/ファンユニットは、ファン及びファンに電力供給するように構成されたブラシレスモータを含む。それによって、真空掃除機装置が効率的に作動できる、更に広げられた作動範囲のための条件を有する真空掃除機装置を提供することができる。これは、ブラシレスモータを含むモータ/ファンユニットが、高い真空レベルを迅速に発生する高機能を通常有するからである。
【0020】
任意選択で、第1のモータ/ファンユニットは、ファン及びファンに電力供給するように構成されたブラシ付きモータを含む。これらの実施形態によれば、ブラシ付きモータは、いわゆるキャニスタモータであってもよい。ブラシ付きモータとブラシレスモータを組み合わせることにより、真空掃除機装置が効率的に作動できる、一層更に広げられた作動範囲を獲得することができる。これは、ブラシ付きモータが、高い空気流量を発生するより高い機能を通常有するのに対して、ブラシレスモータが、高い真空レベルを迅速に発生するより高い機能を通常有するからである。
【0021】
任意選択で、第2の真空掃除機ユニットは、第1の真空掃除機ユニットより小さいサイズである。それによって、第2の真空掃除機は、例えばある領域を迅速に清掃したい時、限定された空間を清掃したい時、並びに/又はカーテン、棚、及び同種のものなどのより高い場所における物体を清掃したい時に、第1の真空掃除機ユニットを分離して使用できる、一層より多用途で柔軟な真空掃除機装置が提供される。
【0022】
任意選択で、制御構成は、第2の真空掃除機ユニット内に配置された第1の電子制御ユニットを含み、第1の電子制御ユニットは、第2の真空掃除機ユニットを作動中に、第2のモータ/ファンユニットの電力を制御するように構成される。第1の電子制御ユニットは、第2の真空掃除機ユニット内に配置されるので、第2の真空掃除機ユニットが第1の真空掃除機ユニットを分離して使用する時に、第1の真空掃除機ユニットが第2のモータ/ファンユニットを制御するために利用することができる、真空掃除機装置が提供される。
【0023】
任意選択で、第1の真空掃除機ユニットは、制御構成が協働清掃モードで作動している時に、第1及び第2のモータ/ファンユニットの電力を制御するように構成される。第1の電子制御ユニットは、第2の真空掃除機ユニット内に配置されるので、第2の真空掃除機ユニットが第1の真空掃除機ユニットを分離して使用される時に、第2のモータ/ファンユニットを制御するために第1の真空掃除機ユニットを利用することができ、協働清掃モードで作動している時に、第1及び第2のモータ/ファンユニットを制御するために第1の真空掃除機ユニットを利用することができる、真空掃除機装置が提供される。この手法で、第1の真空掃除機ユニットにおける電子制御ユニットの必要性が回避される。更にその結果として、コスト効率が高い手法で製造して組み立てるのに適した条件並びに特性を有する真空掃除機装置が提供される。
【0024】
任意選択で、制御構成は、第1の真空掃除機ユニット内に配置された第2の電子制御ユニットを含み、第2の電子制御ユニットは、制御構成が協働清掃モードで作動している時に、第1及び第2のモータ/ファンユニットの電力を制御するように構成される。それによって、小さいサイズ及び低い重量の第2の真空掃除機ユニットのための条件が提供される。これは、第2の真空掃除機ユニット内の第1の電子制御ユニットがあまり複雑にならず、より小さいサイズになることが可能であるからである。
【0025】
任意選択で、第1の真空掃除機ユニットは、第2の真空掃除機ユニットを分離して真空掃除機として作動可能であり、第2の電子制御ユニットは、第2の真空掃除機ユニットが第1の真空掃除機ユニットから取り外された時に、第1のモータ/ファンユニットの電力を制御するように構成される。それによって、第1の真空掃除機ユニットが、第1の真空掃除機ユニットを分離して真空掃除機として使用することができる、一層より多用途で柔軟な真空掃除機装置が提供される。
【0026】
任意選択で、接合境界面は、第1及び第2の電子制御ユニットを作動可能に連結するように構成された電気接続部を含む。それによって、協働清掃モードで効率的で信頼できる手法で作動するための条件を有する装置が提供されると同時に、第2の電子制御ユニットが第1の真空掃除機ユニットから取り外された時に、第1及び第2の真空掃除機ユニットを独立して作動するための条件が提供される。
【0027】
任意選択で、接合境界面は、閉鎖部材が、第1の真空掃除機ユニットの空気流路と、第2の真空掃除機ユニットの吸引入口との間の開口を開く開位置と、閉鎖部材が開口を閉じる閉位置との間で可動に配置された閉鎖部材を含む。それによって、第1の真空掃除機ユニットは、第2の真空掃除機ユニットを分離してより効率的に作動する一方で、協働清掃モードで作動中に、気流が第1の真空掃除機ユニットの空気流路から第2の真空掃除機ユニットの吸引入口に向かうことができるための条件を有する。
【0028】
任意選択で、閉鎖部材は、第1の真空掃除機ユニット上に配置される。それによって、第1の真空掃除機ユニットは、第2の真空掃除機ユニットを分離してより効率的に作動できる一方で、協働清掃モードで作動中に、気流が第1の真空掃除機ユニットの空気流路から第2の真空掃除機ユニットの吸引入口に向かうことができる。
【0029】
任意選択で、閉鎖部材は、吸引入口が空気流路から取り外された時に、閉位置を想定するように構成される。それによって、第2の真空掃除機を分離して第1の真空掃除機ユニットの使用を促進する、より使いやすい真空掃除機装置が提供される。
【0030】
任意選択で、制御構成は、吸引入口が空気流路に連結された時に、第1のモータ/ファンユニットのみが作動される非協働清掃モードで装置を作動でき、閉鎖部材は、装置が非協働清掃モードで作動している時に、閉位置を想定するように構成される。それによって、非協働清掃モードで作動している時に、第2の真空掃除機ユニットを通って空気が逆流することを回避される。その上、制御構成は、非協働清掃モードで装置を作動できるので、一層幅広い作動範囲で作動できる、尚より柔軟で多用途の真空掃除機装置が提供される。
【0031】
任意選択で、接合境界面は、吸引入口が空気流路に連結された時に、第1の真空掃除機ユニットの空気流路と第2の真空掃除機ユニットの吸引入口との間の開口の周りの領域を封止するように構成された封止部を含む。それによって、吸引入口が空気流路に連結された時に、周囲空気の漏れが、第2の真空掃除機ユニットの吸引入口に入ることを回避する。更にその結果として、真空掃除機装置の高い作動効率を確保することができる。
【0032】
任意選択で、第2の真空掃除機ユニットは、手持ち式真空掃除機である。それによって、第2の真空掃除機が、例えばある領域を迅速に清掃したい時、限定された空間を清掃したい時、並びに/又はカーテン、棚、及び同種のものなどのより高い場所における物体を清掃したい時に、第1の真空掃除機ユニットを分離して使用されてもよい、多用途で柔軟な真空掃除機装置が提供される。
【0033】
任意選択で、第1の真空掃除機ユニットは、スティック型真空掃除機である。それによって、第1の真空掃除機は、例えば床面などのより大きい表面を清掃したい時に、第2の真空掃除機ユニットを分離して使用されてもよい、多用途で柔軟な真空掃除機装置が提供される。
【0034】
本発明の第2の態様によれば、目的は、粉塵分離ユニット、空気流路、及び空気流路を通って第1の粉塵分離ユニットに向かう気流を発生するように構成されたモータ/ファンユニットを含む、真空掃除機ユニットによって達成される。真空掃除機ユニットは、第2の真空掃除機ユニットの吸引入口を空気流路に取り外し可能に連結するように構成された接合境界面を含む。モータ/ファンユニットは、真空掃除機ユニットのモータ/ファンユニット及び第2の真空掃除機ユニットのモータ/ファンユニットが同時に作動される、協働清掃モードで作動できる接合境界面に作動可能に連結される。
【0035】
真空掃除機ユニットは、真空掃除機ユニットのモータ/ファンユニット及び第2の真空掃除機ユニットのモータ/ファンユニットが同時に作動される、協働清掃モードで作動できる接合境界面を含むので、真空掃除機装置を効率的に作動できる、大幅に広げられた作動範囲のための条件を有する真空掃除機ユニットが提供される。これは、第1及び第2のモータ/ファンユニットが、協働清掃モードで作動している時に、並行方式で作動できるからである。すなわち協働清掃モードでは、第1及び第2のモータ/ファンユニットは、それぞれの第1及び第2のモータ/ファンユニットによって一緒に生成された部分真空により、協働で第1の真空掃除機の吸引入口に気流が生じる、並行方式で作動できる。
【0036】
これらの特徴の更なる結果として、真空掃除機ユニットの吸引入口にエネルギー効率が高い手法で高い空気流量を発生するための条件を有する真空掃除機ユニットが提供される。換言すると、高い清掃効率を提供する一方で、消費する電気エネルギーが低量であるための条件を有する真空掃除機ユニットが提供される。
【0037】
加えて、望ましい空気流量を最低のエネルギー消費で獲得するように、電力がより広範囲で変化するための条件を有する、より多用途で柔軟な真空掃除機ユニットが提供される。更に、真空掃除機ユニット内でより小さいモータ/ファンユニットを利用し、依然として装置を協働清掃モードで作動している時に、高い空気流量を獲得するための条件が提供される。
【0038】
それに応じて、上述の問題及び欠点の少なくとも一部を克服する、又は少なくとも軽減する真空掃除機ユニットが提供される。その結果、上述の目的が達成される。
【0039】
本発明の第3の態様によれば、目的は、第1の真空掃除機ユニット及び第2の真空掃除機ユニットを含む、真空掃除機装置を作動する方法によって達成される。装置は、第1の真空掃除機ユニット内に配置された第1のモータ/ファンユニット及び第1の粉塵分離ユニットを含み、第1のモータ/ファンユニットは、第1の真空掃除機ユニットの空気流路を通って第1の粉塵分離ユニットに向かう気流を発生するように構成される。装置は、第2の真空掃除機ユニット内に配置された第2のモータ/ファンユニット及び第2の粉塵分離ユニットを更に含み、第2のモータ/ファンユニットは、第2の真空掃除機ユニットの吸引入口から第2の粉塵分離ユニットに向かう気流を発生するように構成される。装置は、第2の真空掃除機ユニットの吸引入口を第1の真空掃除機ユニットの空気流路に取り外し可能に連結するように構成された接合境界面を更に含む。方法は、
第1及び第2の真空掃除機ユニットのモータ/ファンユニットを同時に作動するステップを含む。
【0040】
方法は、第1及び第2の真空掃除機ユニットのモータ/ファンユニットを同時に作動するステップを含むので、方法は、真空掃除機装置が効率的に作動できる作動範囲を大幅に広げるための条件を提供する。これは、第1及び第2のモータ/ファンユニットが、第1及び第2の真空掃除機ユニットのモータ/ファンユニットを同時に作動するステップの間に、並行方式で作動できるからである。すなわち第1及び第2のモータ/ファンユニットは、それぞれの第1及び第2のモータ/ファンユニットによって一緒に生成された部分真空が、第1の真空掃除機の吸引入口において協働して気流を生じる、並行方式で作動できる。その上、第1の真空掃除機の吸引入口に入る粉塵は、第1の粉塵分離ユニット、並びに第2の粉塵分離ユニット内に収集することができ、これは装置の総粉塵蓄積容量を増加することができる。
【0041】
これらの特徴の更なる結果として、第1の真空掃除機ユニットの吸引入口において高い気流量をエネルギー効率よく発生するための条件を有する方法が提供される。換言すると、高い清掃効率を提供する一方で、消費する電気エネルギーが低量であるための条件を有する方法が提供される。その上、方法は、望ましい空気流量を最低のエネルギー消費で獲得するように、電力がより広範囲で変化するための条件を提供する。更に、装置内でより小さいモータ/ファンユニットを利用し、依然として装置を協働清掃モードで作動している時に、高い空気流量を獲得するための条件が提供される。
【0042】
それに応じて、上述の問題及び欠点の少なくとも一部を克服する、又は少なくとも軽減する方法が提供される。その結果、上述の目的が達成される。
【0043】
任意選択で、第1及び第2の真空掃除機ユニットのモータ/ファンユニットを同時に作動するステップは、
第1及び第2のモータ/ファンユニットを異なる電力レベルで作動するステップを含む。
【0044】
それによって、方法は、真空掃除機装置が、高い清掃効率を提供する一方で、消費する電気エネルギーが低量であるために、効率的に作動できる作動範囲を更に広げるための条件を提供する。
【0045】
本発明の更なる特徴及びそれに伴う利点は、添付の特許請求の範囲及び以下の詳述を検討すると明らかになろう。
【0046】
特定の特徴及び利点を含む本発明の様々な態様は、以下の詳述及び添付図面で検討した例示的実施形態から容易に理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0047】
図1】一部の実施形態による、真空掃除機装置を概略的に例示する。
図2】分解された状態で、図1に例示された実施形態による真空掃除機装置を例示する。
図3】一部の実施形態による、空気流量と装置のエネルギー効率との間の関係を示すグラフを例示する。
図4】一部の実施形態による、真空掃除機装置を作動する方法を例示する。
図5】一部の更なる実施形態による、真空掃除機装置を概略的に例示する。
図6】分解された状態で、図5に例示された実施形態による真空掃除機装置を例示する。
【発明を実施するための形態】
【0048】
次に本発明の態様について、より完全に記載する。全体を通して同じ番号は同じ要素を指す。周知の機能又は構造は、簡潔に及び/又はわかりやすくするために必ずしも詳細に記載されない。
【0049】
図1は、一部の実施形態による真空掃除機装置3を概略的に例示する。真空掃除機装置3は、本明細書の一部では、簡潔にわかりやすくするために「装置3」と呼ばれる。真空掃除機装置3は、第1の真空掃除機ユニット1及び第2の真空掃除機ユニット2を含む。例示された実施形態によれば、第2の真空掃除機ユニット2は、第1の真空掃除機ユニット1より小さいサイズである。より詳細には、例示された実施形態によれば、第1の真空掃除機ユニット1は、スティック型真空掃除機であり、第2の真空掃除機ユニット2は、手持ち式真空掃除機である。本開示の更なる実施形態によれば、第1の真空掃除機ユニット1は、手持ち式真空掃除機、キャニスタ真空掃除機、ロボット真空掃除機、又は中心真空掃除機などの別の型の真空掃除機であってもよい。同様に本開示の更なる実施形態によれば、第2の真空掃除機ユニット2は、スティック型真空掃除機、キャニスタ真空掃除機、ロボット真空掃除機、又は中心真空掃除機などの別の型の真空掃除機であってもよい。実施形態によれば、第1及び第2の真空掃除機の型は、混合することができる。記載された本明細書から理解されるように、第1の真空掃除機ユニット1及び第2の真空掃除機ユニット2は、併せて真空掃除機装置3と呼ばれる。これは、真空掃除機装置3が、第1及び第2の真空掃除機ユニット1、2が本明細書に更に説明されるように協働する、協働清掃モードで使用することができるという事実のためである。真空掃除機装置3は、真空掃除機システム3と呼ばれることもある。
【0050】
従って本開示を通して、言い回し「真空掃除機装置3」は、言い回し「真空掃除機システム3」に置換されてもよい。
【0051】
装置3は、第1のモータ/ファンユニット9及び第1の粉塵分離ユニット7を含む。第1のモータ/ファンユニット9及び第1の粉塵分離ユニット7のそれぞれは、第1の真空掃除機ユニット1内に配置される。第1のモータ/ファンユニット9は、第1の真空掃除機ユニット1の吸引入口5から第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8を通って第1の粉塵分離ユニット7に向かう気流を発生するように構成される。第1の粉塵分離ユニット7は、第1の粉塵分離ユニット7を通って流れる空気から粉塵を分離するように構成される。例示された実施形態によれば、第1の粉塵分離ユニット7は、サイクロン分離器を含む。更なる実施形態によれば、第1の粉塵分離ユニット7は、フィルタ、集塵袋、又は同種のものなどの粉塵を分離するための別の型の構成要素を含んでもよい。
【0052】
装置3は、第2のモータ/ファンユニット9'及び第2の粉塵分離ユニット7'を含む。第2のモータ/ファンユニット9'及び第2の粉塵分離ユニット7'のそれぞれは、第2の真空掃除機ユニット2内に配置される。第1及び第2のモータ/ファンユニット9、9'は、それぞれファン20、20'及びファン20、20'に電力供給し/回転させるように構成された電動機19、19'を含む。それぞれのファン20、20'は、遠心ファンを含んでもよい。第2のモータ/ファンユニット9'は、第2の真空掃除機ユニット2の吸引入口5'から第2の真空掃除機ユニット2の空気流路8'を介して第2の粉塵分離ユニット7'に向かう気流を発生するように構成される。例示された実施形態によれば、第2の粉塵分離ユニット7'はフィルタを含む。更なる実施形態によれば、第2の粉塵分離ユニット7'は、サイクロン分離器、集塵袋、又は同種のものなどの粉塵を分離するための別の型の構成要素を含んでもよい。
【0053】
上記から理解されるように、吸引入口5、第1のモータ/ファンユニット9、第1の粉塵分離ユニット7、及び空気流路8は、第1の真空掃除機ユニット1内に含まれる。第1の真空掃除機ユニット1の吸引入口5及び空気流路8は、真空掃除機装置3の第1の吸引入口5及び第1の空気流路8と呼ばれることもある。同様に、吸引入口5'、第2のモータ/ファンユニット9'、第2の粉塵分離ユニット7'、及び空気流路8'は、第2の真空掃除機ユニット2内に含まれる。第2の真空掃除機ユニット2の吸引入口5'及び空気流路8'は、真空掃除機装置3の第2の吸引入口5'及び第2の空気流路8'と呼ばれることもある。
【0054】
装置3は接合境界面11を含む。接合境界面11は、第2の真空掃除機ユニット2の吸引入口5'を第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8に取り外し可能に連結するように構成される。図1では、真空掃除機装置3は、第2の真空掃除機ユニット2の吸引入口5'が、第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8に連結される連結状態で例示されている。その上、本明細書に更に説明されるように、装置3は、第1及び第2のモータ/ファンユニット9、9'が同時に作動される協働清掃モードで装置3を作動できる、制御構成21を含む。こうして接合境界面11は、真空掃除機ユニット1のモータ/ファンユニット9及び第2の真空掃除機ユニット2のモータ/ファンユニット9'が同時に作動される、協働清掃モードで作動できる。それによって、本明細書に更に説明されるように、第1の真空掃除機ユニット1の吸引入口5において高い気流量をエネルギー効率よく発生するための条件を有する、多用途で柔軟な真空掃除機装置3が提供される。
【0055】
例示された実施形態によれば、接合境界面11は、閉鎖部材35及び開口36を含む。例示された実施形態によれば、閉鎖部材35及び開口36は、第1の真空掃除機ユニット1上に配置される。開口36は、第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8と流体連通する。閉鎖部材35は、閉鎖部材35が開口36を開く開位置と、閉鎖部材35が開口36を閉じる閉位置との間で可動に配置される。図1では、閉鎖部材35は開位置に例示されている。第2の真空掃除機ユニット2の吸引入口5'は、装置3が図1に例示されたように連結様態にある時、開口36を介して第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8に連結される。一部の実施形態によれば、閉鎖部材35は、装置3が連結状態にある時、すなわち第2の真空掃除機ユニット2の吸引入口5'が開口36を介して第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8に連結された時に、開位置を想定するように構成される。
【0056】
一部の実施形態によれば、閉鎖部材35は、閉鎖部材35の位置が、閉鎖部材35のどちら側も気圧の差によって制御されるように構成される。図1に見られるように、且つ上記から理解されるように、閉鎖部材35は、装置3が連結状態にある時に、第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8と第2の真空掃除機ユニット2の空気流路8'との間に配置される。より詳細には、これらの実施形態によれば、閉鎖部材35は、第2の真空掃除機ユニット2の空気流路8'内の気圧が、第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8内の気圧より低い時に、開位置を想定するように構成されてもよい。これらの実施形態によれば、閉鎖部材35は、第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8に向かう方向に付勢されたバネであってもよい。この手法で、閉鎖部材35は、第2のモータ/ファンユニット9'の作動により、第2の真空掃除機ユニット2の空気流路8'における気圧が、第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8における気圧より低くなった時に、自動的に開位置に移動することができる。
【0057】
一部の実施形態によれば、制御構成21は、吸引入口5'が空気流路8に結合された時に、第1のモータ/ファンユニット9のみが作動される非協働清掃モードで装置3を作動できる。こうして上記の実施形態では、閉鎖部材35は、装置3が非協働清掃モードで作動している時に閉位置を想定する。これは、非協働清掃モードにおける第1のモータ/ファンユニット9の作動により、第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8における気圧が、第2の真空掃除機ユニット2の空気流路8'における気圧より低くなるからである。それによって、非協働清掃モードで作動中に、第2の真空掃除機ユニット2を通って第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8に空気が逆流することを回避される。
【0058】
協働清掃モードでは、第1及び第2のモータ/ファンユニット9、9'のそれぞれは、部分真空を発生する。第1のモータ/ファンユニット9によって発生された部分真空は、第1の真空掃除機ユニット1の第1の粉塵分離ユニット7及び空気流路8を介して、第1の真空掃除機ユニット1の吸引入口5に移送される。第2のモータ/ファンユニット9'によって発生された部分真空は、第2の真空掃除機ユニット2の第2の粉塵分離ユニット7'、空気流路8'、開口36、及び第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8を介して、第1の真空掃除機ユニット1の吸引入口5に移送される。それに応じて、第1の真空掃除機ユニット1の吸引入口5に入る粉塵は、第1の粉塵分離ユニット7によって、並びに第2の粉塵分離ユニット7'によって分離される。この手法で、装置3の総粉塵蓄積容量は拡大される。
【0059】
例示された実施形態によれば、接合境界面11は封止部37を含む。封止部37は、第2の真空掃除機ユニット2の吸引入口5'が第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8に連結された時に、空気流路8と吸引入口5'との間で開口36の周りの領域を封止するように構成される。封止部37は、リップシール又は別の型の柔軟な封止部を含んでもよい。
【0060】
例示された実施形態によれば、接合境界面11は保持構成13を含む。保持構成13は、第2の真空掃除機ユニット2の吸引入口5'が、第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8に連結された時に、第1の真空掃除機ユニット1に関連して第2の真空掃除機ユニット2を保持するように構成される。保持構成13は、滑合構成、スナップ嵌合構成、又は同種のものなどの機械保持構成13を含んでもよい。別法として又は追加として、保持構成13は、磁気保持構成を含んでもよい。その上、一部の実施形態によれば、封止部37及び/又は開口36は、保持構成13の一部を形成してもよい。
【0061】
例示された実施形態によれば、第2の真空掃除機ユニット2は、第1の真空掃除機ユニット1を分離して真空掃除機として作動可能である。同様に、第1の真空掃除機ユニット1は、第2の真空掃除機ユニット2を分離して真空掃除機として作動可能である。従って第1の真空掃除機ユニット1は、第1の真空掃除機1と呼ばれることもあり、第2の真空掃除機ユニット2は、第2の真空掃除機2と呼ばれることもある。更なる実施形態によれば、本明細書に更に説明されるように、第2の真空掃除機ユニット2のみが、第1の真空掃除機ユニット1を分離して真空掃除機として作動可能である。
【0062】
図2は、分離状態、すなわち第2の真空掃除機ユニット2の吸引入口5'が、第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8から取り外された状態で、図1に例示された実施形態による真空掃除機装置3を例示する。図2では、閉鎖部材35は、閉じた状態で例示されている。その結果、開口36は閉じている。一部の実施形態によれば、閉鎖部材35は、第2の真空掃除機ユニット2の吸引入口5'が、第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8から取り外された時に、閉位置を想定するように構成される。これは、閉鎖部材35が第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8に向かう方向に付勢されたバネであることによって達成されることがある。別法として又は追加として、閉鎖部材35は、手動で作動されてもよく、使用者は開位置と閉位置との間で閉鎖部材35を手動で動かすことができる。
【0063】
図1及び図2に例示された実施形態によれば、第2の真空掃除機ユニット2は電池ユニット15'を含む。電池ユニット15'は、図2に例示されたように、少なくとも第2の真空掃除機ユニット2の吸引入口5'が、第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8から取り外された時に、第2のモータ/ファンユニット9'に電力供給するように構成される。
【0064】
例示された実施形態によれば、真空掃除機装置3の制御構成21は、第2の真空掃除機ユニット2内に配置された第1の電子制御ユニット31'を含む。第1の電子制御ユニット31'は、第2の真空掃除機ユニット2を作動中に、第2のモータ/ファンユニット9'の電力を制御するように構成される。第2の真空掃除機ユニット2は、第1の電子制御ユニット31'に作動可能に連結されたアクチュエータ27'を更に含む。アクチュエータ27'は、使用者が第2のモータ/ファンユニット9'を活性化したり非活性化したりすることができる。アクチュエータ27'は、ボタン、レバー、スイッチ、又は同種のものなどを含んでもよい。こうして例示された実施形態によれば、使用者は、第1の真空掃除機ユニット1を分離して真空掃除機として第2の真空掃除機ユニット2を作動してもよく、アクチュエータ27'を使用して第2の真空掃除機ユニット2を活性化してもよい。第2の真空掃除機ユニット2は、こうして第2の真空掃除機ユニット2の吸引入口5'を介して、粉塵を吸い上げるために利用することができる。
【0065】
図1及び図2に例示された実施形態によれば、第1の真空掃除機ユニット1は電池ユニット15を含む。電池ユニット15は、図2に例示されたように、少なくとも第2の真空掃除機ユニット2の吸引入口5'が、第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8から取り外された時に、第2のモータ/ファンユニット9に電力供給するように構成される。記載された本明細書の更なる実施形態によれば、第1の真空掃除機ユニット1は、第2のモータ/ファンユニット9に電力供給するように、ソケットの中に挿入するように構成された電源コードを含んでもよい。
【0066】
例示された実施形態によれば、制御構成21は、第1の真空掃除機ユニット1内に配置された第2の電子制御ユニット31を含む。例示された実施形態によれば、第2の電子制御ユニット31は、第2の真空掃除機ユニット2が、第1の真空掃除機ユニット1から取り外された時に、第1の真空掃除機ユニット1を作動中に、第1のモータ/ファンユニット9の電力を制御するように構成される。第2の電子制御ユニット31は、第1の真空掃除機ユニット1内に配置されるので、第1の電子制御ユニット31と呼ばれることもある。同様に、第1の電子制御ユニット31'は、第2の真空掃除機ユニット2内に配置されるので、第2の電子制御ユニット31'と呼ばれることもある。しかし第2の真空掃除機ユニット2の電子制御ユニット31'は、本開示の特許請求の範囲にまず言及されているため、且つ装置3は、本開示の一部の実施形態による第2の真空掃除機ユニット2の電子制御ユニット31'のみを含むという事実に起因して、第2の真空掃除機ユニット2の電子制御ユニット31'は、本明細書では「第1の電子制御ユニット31'」と呼ばれ、第1の真空掃除機ユニット1の電子制御ユニット31は、本明細書では「第2の電子制御ユニット31」と呼ばれる。
【0067】
第1の真空掃除機ユニット1は、第2の電子制御ユニット31に作動可能に連結されたアクチュエータ27を更に含む。アクチュエータ27は、使用者が第1のモータ/ファンユニット9を活性化したり、非活性化したりすることができる。アクチュエータ27は、ボタン、レバー、スイッチ、又は同種のものを含んでもよい。こうして例示された実施形態によれば、使用者は、第2の真空掃除機ユニット2を分離して真空掃除機として第1の真空掃除機ユニット1を作動してもよく、アクチュエータ27を使用して第1の真空掃除機ユニット1を活性化してもよい。第1の真空掃除機ユニット1は、こうして第1の真空掃除機ユニット1の吸引入口5を介して、粉塵を吸い上げるために利用することができる。
【0068】
例示された実施形態によれば、接合境界面11は、装置3が連結状態の時、すなわち図1に例示されたように、第2の真空掃除機ユニット2の吸引入口5'が、第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8に連結された時に、第1及び第2の電子制御ユニット31、31'を作動可能に連結するように構成された電気接続部17、17'を含む。以下で図1及び図2を同時に参照する。
【0069】
一部の実施形態によれば、第2の電子制御ユニット31は、制御構成21が、協働清掃モードで作動している時に、第1及び第2のモータ/ファンユニット9、9'の電力を制御するように構成される。これらの実施形態によれば、第2の電子制御ユニット31は、装置3が、図1に例示されたように連結状態にある時に、電気接続部17を介して第1の電子制御ユニット31'と連通してもよい。第2の電子制御ユニット31は、第1の真空掃除機ユニット1のアクチュエータ27が活性化すると、第1の電子制御ユニット31'が第2のモータ/ファンユニット9'を更に活性化することがある。別法として、第2の電子制御ユニット31は、第1の真空掃除機ユニット1のアクチュエータ27が第1の電子制御ユニット31'と連通することなく活性化すると、第2のモータ/ファンユニット9'を活性化することがある。
【0070】
本開示の更なる実施形態によれば、第1の電子制御ユニット31'は、制御構成21が、協働清掃モードで作動している時に、第1及び第2のモータ/ファンユニット9、9'の電力を制御するように構成される。これらの実施形態によれば、第1の電子制御ユニット31'は、装置3が、図1に例示されたように連結状態にある時に、電気接続部17を介して第2の電子制御ユニット31と連通することがある。第1の電子制御ユニット31'により、第1の真空掃除機ユニット1のアクチュエータ27が活性化すると、第2の電子制御ユニット31が第1のモータ/ファンユニット9'を更に活性化することがある。
【0071】
本開示の一層更なる実施形態によれば、装置3は、第1の真空掃除機ユニット1内に配置された第2の電子制御ユニット31を含まない。これらの実施形態によれば、第2の真空掃除機ユニット2内に配置された第1の電子制御ユニット31'は、真空掃除機装置3が連結状態にある時、及び制御構成21が、協働清掃モードで作動している時に、第1のモータ/ファンユニット9の電力を制御するように構成されてもよい。その上、第2の真空掃除機ユニット2内に配置された第1の電子制御ユニット31'は、制御構成21が、本明細書に記載された非協働清掃モードで作動している時に、第1のモータ/ファンユニット9の電力を制御するように構成されてもよい。またこれらの実施形態でも、第1の真空掃除機ユニット1のアクチュエータ27は、電気接続部17を介して第1の電子制御ユニット31'に作動可能に連結されてもよく、第1の電子制御ユニット31'は、第1の真空掃除機ユニット1のアクチュエータ27からの入力に基づいて、第1及び第2のモータ/ファンユニット9、9'を制御することができる。
【0072】
その上、例示された実施形態によれば、電気接続部17は、第1の真空掃除機ユニット1と第2の真空掃除機ユニット2との間で電気を移送するように構成される。より詳細には、第2の真空掃除機ユニット2の電池ユニット15'は再充電可能であり、電気接続部17を介して供給された電気を使用して充電されるように構成される。第2の真空掃除機ユニット2の電池ユニット15'は、第1の真空掃除機ユニット1の電池ユニット15からの電気を使用して充電されてもよい。別法として又は追加として、第2の真空掃除機ユニット2の電池ユニット15'は、第1の真空掃除機ユニット1の電源コードを介して供給された電気を使用して充電されてもよい。
【0073】
例示された実施形態によれば、第2のモータ/ファンユニット9'は、第1のモータ/ファンユニット9と異なって構成される。第2のモータ/ファンユニット9'は、電動機19'の型及び/若しくはサイズに関して、並びに/又はファン20'の型及び/若しくはサイズに関して、第1のモータ/ファンユニット9と異なって構成されてもよい。別法として又は追加として、第2のモータ/ファンユニット9'は、作業点に関して第1のモータ/ファンユニット9と異なって構成されてもよい。第1及び第2のモータ/ファンユニット9、9'の作業点は、吸引力と入力された電気エネルギーとの間の最高比で発生された空気流量と画定されてもよい。吸引力は、発生された流量と圧力差の積と画定されてもよい。
【0074】
例示された実施形態によれば、第2のモータ/ファンユニット9'は、ファン20'に電力供給するように構成されたブラシレスモータ19'を含む。その上、第1のモータ/ファンユニット9は、ファン20に電力供給するように構成された、キャニスタモータなどのブラシ付きモータ19を含む。ブラシ付きモータ19とブラシレスモータ19'を組み合わせることにより、本明細書で更に説明されるように、装置の一層より広い作動範囲を提供することができる。
【0075】
図1及び図2に例示された実施形態によれば、装置3は、第1の真空掃除機ユニット1の吸引入口5に配置されたブラシロール29を含む。装置3は、ブラシロール29を回転させるように構成された電動機を含んでもよい。このような実施形態によれば、第1及び第2の電子制御ユニット31、31'の一方又は両方は、ブラシロール29の作動を制御してもよい。更なる実施形態によれば、装置3は、ブラシロール29を回転させるために例えば第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8内の気流を使用して、ブラシロール29を回転させるように構成された真空モータを含んでもよい。
【0076】
図3は、連結状態の時に、図1及び図2を参照して説明された一部の実施形態による、装置3の空気流量Afとエネルギー効率Eとの間の関係を示すグラフを例示する。以下で図1図3を同時に参照する。図3のグラフのx軸は、第1の真空掃除機ユニット1の吸引入口5における1秒当たりの空気流量Afをリットルで示す。図3のグラフのy軸は、装置3のエネルギー効率Eを百分率で示す。装置3のエネルギー効率Eは、本明細書では第1の真空掃除機ユニット1の吸引入口5における気流の形の有益な出力と電気エネルギーの入力との間の比として画定される。
【0077】
参照記号s1を備えた点線は、装置3が非協働清掃モードで作動している時、すなわち第1のモータ/ファンユニット9のみが作動され、装置3が連結状態である時の、空気流量Af及びエネルギー効率Eを示す。参照記号s1を備えた点線は、1つのモータ/ファンユニットのみを含む先行技術の真空掃除機の空気流量Af及びエネルギー効率Eに対応する。
【0078】
図3に見られるように、装置3は、非協働清掃モードで作動している時に、1秒当たり約5リットル及び12.5リットルで、より低い作動範囲r1で比較的高いエネルギー効率を有する。しかし装置3は、可能な空気流量Afに関して比較的狭い作動範囲r1を有する。
【0079】
参照記号s2を備えた実線は、協働モードで作動している図1及び図2を参照して説明された、装置3の空気流量Af及びエネルギー効率Eを示し、装置3は、同一設計の第1及び第2のモータ/ファンユニット9、9'を含む。
【0080】
参照記号s3を備えた破線は、協働モードで作動している図1及び図2を参照して説明された、装置3の空気流量Af及びエネルギー効率Eを示し、装置3は、異なる作業点を有する第1及び第2のモータ/ファンユニット9、9'を含む。第1及び第2のモータ/ファンユニット9、9'の異なる作業点は、異なる型のモータ19、19'を備えた第1及び第2のモータ/ファンユニット9、9'を提供することにより、並びに又は異なるサイズ、異なる数のブレード、異なるブレードの角度、及び同種のものなどの異なる型のファン20、20'を備えた第1及び第2のモータ/ファンユニット9、9'を提供することによって獲得されてもよい。
【0081】
実線s2から見られるように、同一設計の第1及び第2のモータ/ファンユニット9、9'を含む装置3は、協働清掃モードで作動している時に、1つのモータ/ファンユニットのみを含む先行技術の真空掃除機より、空気流量Afに関して大幅に高い出力容量及び広い作動範囲r2を有する。その上、装置3は、1つのモータ/ファンユニットのみを含む先行技術の真空掃除機より、高い出力レベルにおいて大幅に大きいエネルギー効率Eを有する。
【0082】
同様に、破線s3から見られるように、異なる作業点を有する第1及び第2のモータ/ファンユニット9、9'を含む装置3は、協働清掃モードで作動している時に、同一設計の第1及び第2のモータ/ファンユニット9、9'を含む装置3(実線)より、空気流量Afに関して大幅に高い出力容量及び広い作動範囲r3を有する。その上、異なる作業点を有する第1及び第2のモータ/ファンユニット9、9'を含む装置3は、1つのモータ/ファンユニットのみを含む先行技術の真空掃除機より、高い出力レベルにおいて大きいエネルギー効率Eを有する。加えて、異なる作業点を有する第1及び第2のモータ/ファンユニット9、9'を含む装置3は、同一設計の第1及び第2のモータ/ファンユニット9、9'を含む装置3(実線)より、高い出力レベル、すなわち例示された例において1秒当たり約18リットルを超えるレベルで、大幅に大きいエネルギー効率Eを有する。
【0083】
本明細書の実施形態によれば、制御構成21は、低い出力範囲において非協働清掃モードで装置3を作動するように構成されてもよく、望ましい出力が閾値Thに到達した時に、協働清掃モードに切り替えてもよい。この手法で、装置3のエネルギー効率Eは最大化することができる。例示された例では、閾値Thは、1秒当たり約12.5リットルに設定される。これは、例示された例では、装置3が、非協働清掃モードで作動している時に、1秒当たり12.5リットル未満の空気流量でより大きいエネルギー効率Eを有するのに対して、装置3は、協働清掃モードで作動している時に、1秒当たり約12.5リットルを超える空気流量でより大きいエネルギー効率Eを有するからである。こうして望ましい出力レベルに基づいて非協働清掃モードと協働清掃モードとの間で切り替えることにより、装置3のエネルギー効率Eは最大化することができる。当業者から理解されるように、閾値Thは、装置3の設計に依存して別の値に設定されてもよい。
【0084】
図4は、一部の実施形態による、真空掃除機装置3を作動する方法100を例示する。真空掃除機装置3は、図1及び図2に例示された実施形態による真空掃除機装置3、又は図5及び図6に例示された実施形態による真空掃除機装置3であってもよく、これらは以下に更に説明される。従って以下で、図1図2、及び図4図6を同時に参照する。真空掃除機装置3は、第1の真空掃除機ユニット1及び第2の真空掃除機ユニット2を含む。装置3は、第1の真空掃除機ユニット1内に配置された第1のモータ/ファンユニット9及び第1の粉塵分離ユニット7を含む。第1のモータ/ファンユニット9は、第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8を通って第1の粉塵分離ユニット7に向かう気流を発生するように構成される。装置3は、第2の真空掃除機ユニット2内に配置された第2のモータ/ファンユニット9'及び第2の粉塵分離ユニット7'を含む。第2のモータ/ファンユニット9'は、第2の真空掃除機ユニット2の吸引入口5'、5"から第2の粉塵分離ユニット7'に向かう気流を発生するように構成される。装置3は、第2の真空掃除機ユニット2の吸引入口5'、5"を第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8に取り外し可能に連結するように構成された、接合境界面11を含む。図4に例示されたように、方法100は、
第1及び第2の真空掃除機ユニット1、2のモータ/ファンユニット9、9'を同時に作動するステップ101を含む。
【0085】
その上、図4に例示されたように、第1及び第2の真空掃除機ユニット1、2のモータ/ファンユニット9、9'を同時に作動するステップ101は、
第1及び第2のモータ/ファンユニット9、9'を異なる電力レベルで作動するステップ102を含んでもよい。
【0086】
それによって、方法100は、真空掃除機装置3が効率的に作動されることが可能な作動範囲を大幅に広げるための条件を提供する。
【0087】
図5は、一部の更なる実施形態による、真空掃除機装置3を概略的に例示する。図5に例示された真空掃除機装置3は、以下に若干異なって説明される、図1図3を参照して説明された真空掃除機装置3と同じ特徴、機能、及び利点を含む。
【0088】
図5に例示された実施形態によれば、真空掃除機装置3の第2の真空掃除機ユニット2は、主要吸引入口5'に加えて補助吸引入口5"を含む。これらの実施形態によれば、接合境界面11は、第2の真空掃除機ユニット2の補助吸引入口5"を第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8に取り外し可能に連結するように構成される。図1では、真空掃除機装置3は、第2の真空掃除機ユニット2の補助吸引入口5"が第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8に連結された連結状態で例示されている。例示された実施形態によれば、接合境界面11は、装置3が連結状態の時に主要吸引入口5'を遮断するように構成される。更なる実施形態によれば、装置3は、装置3が連結状態の時に主要吸引入口5'を遮断するための別の型の構成を含んでもよい。
【0089】
図6は、分離状態、すなわち第2の真空掃除機ユニット2の補助吸引入口5"が、第1の真空掃除機ユニット1の空気流路8から取り外された状態で、図5に例示された実施形態による真空掃除機装置3を例示する。図6に見られるように、第2の真空掃除機ユニット2は、第2の真空掃除機ユニット2の主要吸引入口5'を介して粉塵を吸い上げるために使用することができる。その上、図6に示されたように、第2の真空掃除機ユニット2は閉鎖部材35'を含む。第2の電子制御ユニット2の閉鎖部材35'は、第2の閉鎖部材35'と呼ばれることもある。閉鎖部材35'は、閉鎖部材35'が補助吸引入口5"を開く開位置と、閉鎖部材35'が補助吸引入口5"を閉じる閉位置との間で可動に配置される。図5では、閉鎖部材35'は、開位置に例示されており、図6では、閉鎖部材35'は、閉位置に例示されている。一部の実施形態によれば、閉鎖部材35'は、第2の真空掃除機ユニット2が第1の真空掃除機ユニット1から取り外された時に、閉位置を想定するように構成される。その上、閉鎖部材35'は、第2の真空掃除機ユニット2が第1の真空掃除機ユニット1に連結された時に、開位置を想定するように構成されてもよい。別法として又は追加として、閉鎖部材35'は手動で作動されてもよく、使用者が開位置と閉位置との間で閉鎖部材35'を手動で動かすことができる。
【0090】
以下は、図1図6を同時に参照して説明される。真空掃除機装置3を作動する方法100は、プログラムされた命令によって実施されてもよいことが、当業者には認識されよう。これらのプログラムされた命令は、制御構成21で実行される時に、制御構成21が、本明細書に記載された方法ステップ101及び102などの所望の制御を実施することを確実にする、コンピュータ・プログラムによって典型的には構成される。コンピュータ・プログラムは、通常コンピュータ・プログラムが記憶された適切なデジタル記録媒体を含む、コンピュータ・プログラム製品の一部である。
【0091】
制御構成21、第1の電子制御ユニット31'及び第2の電子制御ユニット31の1つ又は複数は、実質的にあらゆる適切な型の処理回路又はマイクロコンピュータ、例えばデジタル信号処理(デジタル信号処理装置、DSP(digital signal processor))のための回路、中央処理装置(CPU(Central Processing Unit))、処理ユニット、処理回路、処理装置、特別用途向け集積回路(ASIC(Application Specific Integrated Circuit))、マイクロ処理装置、若しくは命令を翻訳して実行し得る他の処理論理の形を取ることがある、計算ユニットを含んでもよい。本明細書で利用された表現「計算ユニット」は、例えば任意の、一部の又は全ての上記のものなどの、複数の処理回路を含む処理回路を表してもよい。
【0092】
制御構成21、第1の電子制御ユニット31'及び第2の電子制御ユニット31の1つ又は複数は、メモリユニットを更に含んでもよく、計算ユニットはメモリユニットに接続されてもよく、メモリユニットは、計算ユニットが計算を行うことができるために必要であることがある、例えば記憶されたプログラムコード及び/又は記憶されたデータを備えた計算ユニットを提供することがある。計算ユニットは、メモリユニットに計算の一部の結果又は最終結果を記憶するように適合されることもある。メモリユニットは、データ又はプログラム、すなわち一連の命令を一時的又は恒久的に記憶するために利用された物理的デバイスを含んでもよい。一部の実施形態によれば、メモリユニットは、シリコン系トランジスタを含む集積回路を含んでもよい。メモリユニットは、異なる実施形態では、例えばメモリカード、フラッシュメモリ、USBメモリ、ハードディスク、又はデータを記憶するための別の類似の揮発性若しくは不揮発性ユニット、例えばROM(読み取り専用メモリ(Read-Only Memory))、PROM(プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable Read-Only Memory))、EPROM(消去可能なPROM(Erasable PROM))、EEPROM(電気的に消去可能なPROM(Electrically Erasable PROM))、その他などを含んでもよい。
【0093】
制御構成21、第1の電子制御ユニット31'及び第2の電子制御ユニット31の1つ又は複数は、入力及び出力信号を受信及び/又は送信するための真空掃除機装置3の構成要素に接続されてもよい。これらの入力及び出力信号は、入力信号受信デバイスが情報として検出することができ、制御構成21、第1の電子制御ユニット31'及び/又は第2の電子制御ユニット31によって処理できる信号に変換することができる、波形、パルス、又は他の属性を含むことがある。次いでこれらの信号は、真空掃除機装置3の計算ユニットに供給されてもよい。入力及び出力信号を受信及び送信するための真空掃除機装置3のそれぞれの構成要素へのそれぞれの接続は、ケーブルの形を取ってもよい。
【0094】
例示された実施形態では、真空掃除機装置3の制御構成21は、2つの電子制御ユニット31、31'を含むが、3つ以上の制御ユニット内に完全に若しくは部分的に、又は本明細書に説明されたように1つの制御ユニット内に実装されてもよい。
【0095】
前述は様々な例示的実施形態の例示であり、本発明は添付の特許請求の範囲のみによって画定されることを理解されたい。例示的実施形態は修正されてもよく、例示的実施形態の異なる特徴が、添付の特許請求の範囲によって画定されたように、本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書に記載された実施形態以外の実施形態を生成するために組み合わされてもよいことが当業者には認識されよう。
【0096】
本明細書で使用する場合、用語「comprising(含む)」又は「comprises(含む)」は無制限であり、1つ又は複数の記載された特徴、要素、ステップ、構成要素若しくは機能を含むが、1つ又は複数の他の特徴、要素、ステップ、構成要素、機能若しくはそれらの群の存在或いは追加を排除しない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2023-05-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の真空掃除機ユニット及び第2の真空掃除機ユニットを含む真空掃除機装置であって、前記真空掃除機装置は、前記第1の真空掃除機ユニット内に配置された第1のモータ/ファンユニット及び第1の粉塵分離ユニットを含み、前記第1のモータ/ファンユニットは、前記第1の真空掃除機ユニットの空気流路を通って前記第1の粉塵分離ユニットに向かう気流を発生
前記真空掃除機装置は、前記第2の真空掃除機ユニット内に配置された第2のモータ/ファンユニット及び第2の粉塵分離ユニットを含み、前記第2のモータ/ファンユニットは、前記第2の真空掃除機ユニットの吸引入口から前記第2の粉塵分離ユニットに向かう気流を発生
前記真空掃除機装置は、前記第2の真空掃除機ユニットの前記吸引入口を前記第1の真空掃除機ユニットの前記空気流路に取り外し可能に連結する接合境界面を含み、
前記真空掃除機装置は、前記第1のモータ/ファンユニット及び前記第2のモータ/ファンユニットが同時に作動される、協働清掃モードで前記真空掃除機装置を作動できる制御構成を含む、真空掃除機装置。
【請求項2】
前記第2の真空掃除機ユニットは、前記第1の真空掃除機ユニットを分離して真空掃除機として作動可能である、請求項1に記載の真空掃除機装置。
【請求項3】
前記接合境界面は、前記第2の真空掃除機ユニットの前記吸引入口が前記第1の真空掃除機ユニットの前記空気流路に連結された時に、前記第1の真空掃除機ユニットに関連して前記第2の真空掃除機ユニットを保持する保持構成を更に含む、請求項1又は2に記載の真空掃除機装置。
【請求項4】
前記第2の真空掃除機ユニットは、少なくとも前記第2の真空掃除機ユニットの前記吸引入口が、前記第1の真空掃除機ユニットの前記空気流路から取り外された時に、前記第2のモータ/ファンユニットに電力供給する電池ユニットを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の真空掃除機装置。
【請求項5】
前記接合境界面は、前記第1の真空掃除機ユニットと前記第2の真空掃除機ユニットとの間で電気を移送する電気接続部を含む、請求4に記載の真空掃除機装置。
【請求項6】
前記第2の真空掃除機ユニットの前記電池ユニットは再充電可能であり、前記電気接続部を介して供給された電気を使用して充電される、請求項5に記載の真空掃除機装置。
【請求項7】
前記第2のモータ/ファンユニットは、前記第1のモータ/ファンユニットと異なる、請求項1から6のいずれか一項に記載の真空掃除機装置。
【請求項8】
前記第2のモータ/ファンユニットは、ファン及び前記ファンに電力供給するブラシレスモータを含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の真空掃除機装置。
【請求項9】
前記第1のモータ/ファンユニットは、ファン及び前記ファンに電力供給するブラシ付きモータを含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の真空掃除機装置。
【請求項10】
前記第2の真空掃除機ユニットは、前記第1の真空掃除機ユニットより小さいサイズである、請求項1から9のいずれか一項に記載の真空掃除機装置。
【請求項11】
前記制御構成は、前記第2の真空掃除機ユニット内に配置された第1の電子制御ユニットを含み、前記第1の電子制御ユニットは、前記第2の真空掃除機ユニットを作動中に、前記第2のモータ/ファンユニットの電力を制御する、請求項1から10のいずれか一項に記載の真空掃除機装置。
【請求項12】
前記第1の電子制御ユニットは、前記制御構成が前記協働清掃モードで作動している時に、前記第1のモータ/ファンユニット及び前記第2のモータ/ファンユニットの電力を制御する、請求項11に記載の真空掃除機装置。
【請求項13】
前記制御構成は、前記第1の真空掃除機ユニット内に配置された第2の電子制御ユニットを含み、前記第2の電子制御ユニットは、前記制御構成が前記協働清掃モードで作動している時に、前記第1のモータ/ファンユニット及び前記第2のモータ/ファンユニットの電力を制御する、請求項1又は12に記載の真空掃除機装置。
【請求項14】
前記第1の真空掃除機ユニットは、前記第2の真空掃除機ユニットを分離して真空掃除機として作動可能であり、前記第2の電子制御ユニットは、前記第2の真空掃除機ユニットが前記第1の真空掃除機ユニットから取り外された時に、前記第1のモータ/ファンユニットの電力を制御する、請求項13に記載の真空掃除機装置。
【請求項15】
前記接合境界面は、前記第1の電子制御ユニット及び前記第2の電子制御ユニットを作動可能に連結する電気接続部を含む、請求項13又は14に記載の真空掃除機装置。
【請求項16】
前記接合境界面は、閉鎖部材が、前記第1の真空掃除機ユニットの前記空気流路と、前記第2の真空掃除機ユニットの前記吸引入口との間で開口を開く開位置と、前記閉鎖部材が前記開口を閉じる閉位置との間で可動に配置された前記閉鎖部材を含む、請求項1から15のいずれか一項に記載の真空掃除機装置。
【請求項17】
前記閉鎖部材は、前記第1の真空掃除機ユニット上に配置される、請求項16に記載の真空掃除機装置。
【請求項18】
前記閉鎖部材は、前記吸引入口が前記空気流路から取り外された時に、前記閉位置を想定する、請求項17に記載の真空掃除機装置。
【請求項19】
前記制御構成は、前記吸引入口が前記空気流路に連結された時に、前記第1のモータ/ファンユニットのみが作動される非協働清掃モードで前記真空掃除機装置を作動でき、
前記閉鎖部材は、前記真空掃除機装置が前記非協働清掃モードで作動している時に、前記閉位置を想定する、請求項16から18のいずれか一項に記載の真空掃除機装置。
【請求項20】
前記接合境界面は、前記第2の真空掃除機ユニットの前記吸引入口が前記第1の真空掃除機ユニットの前記空気流路に連結された時に、前記空気流路と前記吸引入口との間の開口の周りの領域を封止する封止部を含む、請求項1から19のいずれか一項に記載の真空掃除機装置。
【請求項21】
前記第2の真空掃除機ユニットは、手持ち式真空掃除機である、請求項1から20のいずれか一項に記載の真空掃除機装置。
【請求項22】
前記第1の真空掃除機ユニットは、スティック型真空掃除機である、請求項1から21のいずれか一項に記載の真空掃除機装置。
【請求項23】
粉塵分離ユニット、空気流路、及び前記空気流路を通って前記粉塵分離ユニットに向かう気流を発生するモータ/ファンユニットを含む、真空掃除機ユニットであって、
前記真空掃除機ユニットは、第2の真空掃除機ユニットの吸引入口を前記空気流路に取り外し可能に連結する接合境界面を含み、
前記モータ/ファンユニットは、前記接合境界面に作動可能に連結され、前記真空掃除機ユニットの前記モータ/ファンユニット及び前記第2の真空掃除機ユニットのモータ/ファンユニットが同時に作動される、協働清掃モードで作動できる、真空掃除機ユニット。
【請求項24】
第1の真空掃除機ユニット及び第2の真空掃除機ユニットを含む真空掃除機装置を作動する方法であって、前記真空掃除機装置は、前記第1の真空掃除機ユニット内に配置された第1のモータ/ファンユニット及び第1の粉塵分離ユニットを含み、前記第1のモータ/ファンユニットは、前記第1の真空掃除機ユニットの空気流路を通って前記第1の粉塵分離ユニットに向かう気流を発生
前記真空掃除機装置は、前記第2の真空掃除機ユニット内に配置された第2のモータ/ファンユニット及び第2の粉塵分離ユニットを含み、前記第2のモータ/ファンユニットは、前記第2の真空掃除機ユニットの吸引入口から前記第2の粉塵分離ユニットに向かう気流を発生
前記真空掃除機装置は、前記第2の真空掃除機ユニットの前記吸引入口を前記第1の真空掃除機ユニットの前記空気流路に取り外し可能に連結する接合境界面を含み、
前記方法は、
前記第1の真空掃除機ユニット及び前記第2の真空掃除機ユニットの前記第1のモータ/ファンユニット及び前記第2のモータ/ファンユニットを同時に作動するステップを含む、方法。
【請求項25】
前記第1の真空掃除機ユニット及び前記第2の真空掃除機ユニットの前記第1のモータ/ファンユニット及び前記第2のモータ/ファンユニットを同時に作動する前記ステップは、
前記第1のモータ/ファンユニット及び前記第2のモータ/ファンユニットを異なる電力レベルで作動するステップを含む、請求項24に記載の方法。
【国際調査報告】