(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-10
(54)【発明の名称】高効率発光素子、それを有するユニットピクセル、およびそれを有するディスプレイ装置
(51)【国際特許分類】
H01L 33/10 20100101AFI20231002BHJP
H01L 33/38 20100101ALI20231002BHJP
H01L 33/58 20100101ALI20231002BHJP
G09F 9/33 20060101ALI20231002BHJP
G09F 9/30 20060101ALI20231002BHJP
【FI】
H01L33/10
H01L33/38
H01L33/58
G09F9/33
G09F9/30 349D
G09F9/30 348A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023518846
(86)(22)【出願日】2021-09-23
(85)【翻訳文提出日】2023-04-24
(86)【国際出願番号】 KR2021012934
(87)【国際公開番号】W WO2022065865
(87)【国際公開日】2022-03-31
(32)【優先日】2020-09-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-09-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】506029004
【氏名又は名称】ソウル バイオシス カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SEOUL VIOSYS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】65-16,Sandan-ro 163 Beon-gil,Danwon-gu,Ansan-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ナムグ・チャ
(72)【発明者】
【氏名】ヨンキュ・パク
(72)【発明者】
【氏名】サン・ミン・キム
【テーマコード(参考)】
5C094
5F142
5F241
【Fターム(参考)】
5C094AA07
5C094AA22
5C094AA43
5C094BA03
5C094BA23
5C094CA19
5C094DA15
5C094DB01
5C094EB02
5C094ED11
5C094ED15
5C094FA01
5C094FA02
5C094FB15
5C094HA03
5C094HA08
5C094JA08
5F142AA02
5F142BA02
5F142BA32
5F142CA11
5F142CA13
5F142CB14
5F142CB22
5F142CD16
5F142CD17
5F142DB17
5F142FA03
5F241AA03
5F241CA04
5F241CA05
5F241CA13
5F241CA36
5F241CA37
5F241CA38
5F241CA40
5F241CA43
5F241CA93
5F241CB11
(57)【要約】
一実施形態にかかる発光素子は、マイクロスケールの発光素子として、第1導電型半導体層、第2導電型半導体層、および第1導電型半導体層と第2導電型半導体層との間に配置された活性層を含む半導体積層;前記半導体積層の上面および側面を覆う絶縁層;および前記絶縁層上に配置され、前記半導体積層の側面の少なくとも一部を覆う金属反射層を含み、前記絶縁層は分布ブラッグ反射器を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マイクロスケールの発光素子であって、
第1導電型半導体層、第2導電型半導体層、および前記第1導電型半導体層と前記第2導電型半導体層との間に配置された活性層を含む半導体積層と、
前記半導体積層の上面および側面を覆う絶縁層と、
前記絶縁層上に配置され、前記半導体積層の側面の少なくとも一部を覆う金属反射層と、を含み、
前記絶縁層は分布ブラッグ反射器を含む、発光素子。
【請求項2】
前記半導体積層の上面を覆う前記絶縁層の厚みが、前記半導体積層の側面を覆う前記絶縁層の厚みよりも厚い、請求項1に記載の発光素子。
【請求項3】
前記半導体積層の上面を覆う前記絶縁層は、前記半導体積層の側面を覆う前記絶縁層よりも高い反射率を有する、請求項2に記載の発光素子。
【請求項4】
前記金属反射層は、互いに離隔された第1金属反射層および第2金属反射層を含み、
前記第1金属反射層および前記第2金属反射層は、それぞれ前記半導体積層の側面を部分的に覆う、請求項1に記載の発光素子。
【請求項5】
前記絶縁層上に配置され、それぞれ前記第1導電型半導体層および前記第2導電型半導体層に電気的に接続された第1電極パッドおよび第2電極パッドをさらに含み、
前記第1金属反射層は、前記第1電極パッドを覆い、
前記第2金属反射層は、前記第2電極パッドを覆う、請求項4に記載の発光素子。
【請求項6】
前記絶縁層上に配置され、それぞれ前記第1導電型半導体層および前記第2導電型半導体層に電気的に接続された第1電極パッドおよび第2電極パッドをさらに含む、請求項1に記載の発光素子。
【請求項7】
前記金属反射層は、前記第1電極パッドおよび前記第2電極パッドから離隔されている、請求項6に記載の発光素子。
【請求項8】
前記金属反射層は、前記発光素子の側面に沿って環状に配置されている、請求項7に記載の発光素子。
【請求項9】
前記金属反射層は、前記第1電極パッドを覆い、前記第2電極パッドから離隔されている、請求項6に記載の発光素子。
【請求項10】
前記半導体積層は、前記第1導電型半導体層上に配置されたメサをさらに含み、
前記メサは、前記活性層および前記第2導電型半導体層を含み、
前記第1電極パッドの一部は、前記メサ上に位置し、
前記第2電極パッドは、前記メサ上に位置する、請求項6に記載の発光素子。
【請求項11】
前記メサに隣接して前記第1導電型半導体層上に配置された第1コンタクトパッドをさらに含み、
前記第1電極パッドは、前記絶縁層の開口部を通じて前記第1コンタクトパッドに電気的に接続されている、請求項10に記載の発光素子。
【請求項12】
前記第2導電型半導体層上に配置されたオーミック接触層、および
前記オーミック接触層上に配置された第2コンタクトパッドをさらに含み、
前記第2電極パッドは、前記絶縁層の開口部を通じて前記第2コンタクトパッドに電気的に接続されている、請求項6に記載の発光素子。
【請求項13】
マイクロスケールの発光素子であって、
第1導電型半導体層、第2導電型半導体層、および前記第1導電型半導体層と前記第2導電型半導体層との間に配置された活性層を含む半導体積層と、
前記半導体積層の上面および側面を覆う絶縁層と、
前記絶縁層上に配置され、前記半導体積層の側面の少なくとも一部を覆う金属反射層と、を含み、
前記半導体積層の上面を覆う前記絶縁層の厚みは、前記半導体積層の側面を覆う前記絶縁層の厚みよりも厚い、発光素子。
【請求項14】
前記半導体積層の上面を覆う前記絶縁層は、前記半導体積層の側面を覆う前記絶縁層よりも高い反射率を有する、請求項13に記載の発光素子。
【請求項15】
前記金属反射層は、互いに離隔された第1金属反射層および第2金属反射層を含む、請求項13に記載の発光素子。
【請求項16】
前記第1導電型半導体層に電気的に接続された第1電極パッド;および
前記第2導電型半導体層に電気的に接続された第2電極パッドをさらに含み、
前記第1金属反射層は前記第1電極パッドを覆い、前記第2金属反射層は前記第2電極パッドを覆う、請求項15に記載の発光素子。
【請求項17】
前記金属反射層は、前記発光素子の側面に沿って側面全体を覆う、請求項13に記載の発光素子。
【請求項18】
透明基板と、
前記透明基板上に配置され、光を透過させる窓を有する光遮断層と、
前記窓に整列するように前記光遮断層上に配置された複数の発光素子と、を含み、
前記複数の発光素子は、それぞれ、
第1導電型半導体層、第2導電型半導体層、および第1導電型半導体層と第2導電型 半導体層との間に配置された活性層を含む半導体積層と、
前記半導体積層の上面および側面を覆う絶縁層と、
前記絶縁層上に配置され、前記半導体積層の側面の少なくとも一部を覆う金属反射層と、を含み、
前記絶縁層は分布ブラッグ反射器を含む、ユニットピクセル。
【請求項19】
前記金属反射層は、互いに離隔された第1金属反射層および第2金属反射層を含む、請求項18に記載のユニットピクセル。
【請求項20】
回路基板と、
前記回路基板上に実装されたユニットピクセルと、
前記ユニットピクセルを覆うモールディング部と、を含み、
前記ユニットピクセルは透明基板および前記透明基板上に配置された複数の発光素子を含み、
前記複数の発光素子は、それぞれ、
第1導電型半導体層、第2導電型半導体層、および第1導電型半導体層と第2導電型 半導体層との間に配置された活性層を含む半導体積層と、
前記半導体積層の上面および側面を覆う絶縁層と、
前記絶縁層上に配置され、前記半導体積層の側面の少なくとも一部を覆う金属反射層と、を含み、
前記絶縁層は分布ブラッグ反射器を含む、ディスプレイ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
例示的な実施形態は、マイクロLEDディスプレイ装置に関するものであり、特に、高効率発光素子、それを有するユニットピクセル、およびそれを有するディスプレイ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
発光素子は、無機光源である発光ダイオード(LED)を用いた半導体素子として、ディスプレイ装置、車両用ランプ、一般照明のような様々な分野に多様に用いられている。発光ダイオードは、寿命が長く、且つ消費電力が低く、応答速度が速いという長所があるため、既存の光源を速い速度で置き換えている。
【0003】
一方、従来の発光ダイオードは、ディスプレイ装置においてバックライト光源として主に使用されていたが、近年、発光ダイオードを用いて直接イメージを具現するディスプレイ装置が開発されている。このようなディスプレイは、マイクロLEDディスプレイともよばれている。
【0004】
ディスプレイ装置は、一般に、青色、緑色および赤色の混合色を用いて多様な色を具現する。ディスプレイ装置は、多様なイメージを具現するために複数のピクセルを含み、各ピクセルは、青色、緑色および赤色のサブピクセルを備える。これらサブピクセルの色を通じて特定ピクセルの色が決められ、これらピクセルの組合せによってイメージが具現される。
【0005】
マイクロLEDディスプレイの場合、各サブピクセルに対応してマイクロLEDが二次元平面上に配列され、これにより一つの基板上に非常に多くの個数のマイクロLEDが配置される必要がある。ところが、マイクロLEDは、そのサイズが、例えば200マイクロメートル以下、さらには100マイクロメートル以下と非常に小さく、サイズが小さいことにより様々な問題点が生じる。特に、サイズが小さい発光ダイオードをハンドリングすることは難しいため、ディスプレイ基板上に発光ダイオードを直接実装することが容易ではない。
【0006】
一方、マイクロLEDで生成された光のうち、相当な部分が外部に放出できずに損失され、これにより、マイクロLEDの光効率が一般のLEDに比べて相対的に低くなる。よって、マイクロLEDの光効率を改善する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
例示的な実施形態では、光効率が改善されたマイクロスケールの発光素子を提供する。
【0008】
例示的な実施形態では、高効率発光素子を採択したユニットピクセル、およびまたは透明モールディング部を容易に具現することができ、大量生産に適した発光モジュールの製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
例示的な実施形態では、マイクロスケールの発光素子を提供するが、この発光素子は、第1導電型半導体層、第2導電型半導体層、および第1導電型半導体層と第2導電型半導体層との間に配置された活性層を含む半導体積層;前記半導体積層の上面および側面を覆う絶縁層;および前記絶縁層上に配置され、前記半導体積層の側面の少なくとも一部を覆う金属反射層を含み、前記絶縁層は分布ブラッグ反射器を含む。
【0010】
例示的な実施形態では、マイクロスケールの発光素子を提供するが、この発光素子は、第1導電型半導体層、第2導電型半導体層、および第1導電型半導体層と第2導電型半導体層との間に配置された活性層を含む半導体積層;前記半導体積層の上面および側面を覆う絶縁層;および前記絶縁層上に配置され、前記半導体積層の側面の少なくとも一部を覆う金属反射層を含み、前記半導体積層の上面に配置された絶縁層の厚みは、前記半導体積層の側面に配置された絶縁層の厚みと比べてより厚い。
【0011】
例示的な実施形態では、ユニットピクセルを提供するが、このユニットピクセルは、透明基板;前記透明基板上に配置され、光を透過させる窓を有する光遮断層;および前記窓に整列するように前記光遮断層上に配置された複数の発光素子を含むが、前記発光素子は、それぞれ、第1導電型半導体層、第2導電型半導体層、および第1導電型半導体層と第2導電型半導体層との間に配置された活性層を含む半導体積層;前記半導体積層の上面および側面を覆う絶縁層;および前記絶縁層上に配置され、前記半導体積層の側面の少なくとも一部を覆う金属反射層を含み、前記絶縁層は分布ブラッグ反射器を含む。
【0012】
例示的な実施形態では、ディスプレイ装置を提供するが、このディスプレイ装置は、回路基板;前記回路基板上に実装されたユニットピクセル;および前記ユニットピクセルを覆うモールディング部を含み、前記ユニットピクセルは透明基板および前記透明基板上に配置された複数の発光素子を含み、前記発光素子は、それぞれ、第1導電型半導体層、第2導電型半導体層、および第1導電型半導体層と第2導電型半導体層との間に配置された活性層を含む半導体積層;前記半導体積層の上面および側面を覆う絶縁層;および前記絶縁層上に配置され、前記半導体積層の側面の少なくとも一部を覆う金属反射層を含み、前記絶縁層は分布ブラッグ反射器を含む。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1A】一実施形態にかかるディスプレイ装置を説明するための概略的な平面図である。
【
図1B】
図1Aの切り取り線A-A’に沿って切り取った概略的な断面図である。
【
図2A】一実施形態にかかる発光モジュールを説明するための概略的な平面図である。
【
図2B】
図2Aの切り取り線B-B’に沿って切り取った概略的な断面図である。
【
図3A】一実施形態にかかるユニットピクセルを説明するための概略的な平面図である。
【
図3B】
図3Aの切り取り線C-C’に沿って切り取った概略的な断面図である。
【
図4A】一実施形態にかかる発光素子を説明するための概略的な平面図である。
【
図4B】
図4Aの切り取り線D-D’に沿って切り取った概略的な断面図である。
【
図5A】また別の実施形態にかかる発光素子を説明するための概略的な平面図である。
【
図5B】また別の実施形態にかかる発光素子を説明するための概略的な平面図である。
【
図6A】一実施形態にかかる金属反射層を形成する方法を説明するための概略的な平面図である。
【
図6B】一実施形態にかかる金属反射層を形成する方法を説明するための概略的な平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付の図面を参照して本開示の実施形態を詳しく説明する。以下で紹介する実施形態は、本開示の属する技術分野の通常の技術者に本開示の思想が十分に伝わるようにするために例として提供するものである。よって、本開示は以下で説明する実施形態に限定されるのではなく、他の形態に具体化することもできる。そして、図面において、構成要素の幅、長さ、厚さ等は便宜のために誇張して表現する場合もある。また、一つの構成要素が他の構成要素の「上部に」又は「上に」あると記載されている場合は、各部分が他の部分の「真上部」又は「真上に」ある場合だけでなく、各構成要素と他の構成要素との間にまた別の構成要素が介在する場合も含む。明細書全体に亘って、同じ参照番号は同じ構成要素を表す。
【0015】
例示的な実施形態にかかる発光素子は、マイクロスケールの発光素子として、第1導電型半導体層、第2導電型半導体層、および第1導電型半導体層と第2導電型半導体層との間に配置された活性層を含む半導体積層;前記半導体積層の上面および側面を覆う絶縁層;および前記絶縁層上に配置され、前記半導体積層の側面の少なくとも一部を覆う金属反射層を含み、前記絶縁層は分布ブラッグ反射器を含む。
【0016】
本明細書において、マイクロスケールの発光素子は、一般にマイクロLEDディスプレイに使用される大きさを有する。マイクロスケールの発光素子は、例えば、長軸の長さが200μm以下の大きさになり得、さらに、100μm以下の大きさになり得る。
【0017】
前記半導体積層の上面を覆う前記絶縁層の厚みが、前記半導体積層の側面を覆う前記絶縁層の厚みよりも大きくなり得る。
【0018】
前記半導体積層の上面を覆う前記絶縁層は、前記半導体積層の側面を覆う絶縁層に比べてより高い反射率を有し得る。
【0019】
前記金属反射層は、互いに離隔された第1金属反射層および第2金属反射層を含み得、前記の第1金属反射層および第2金属反射層は、それぞれ前記半導体積層の側面を部分的に覆うことができる。
【0020】
前記発光素子は、前記絶縁層上に配置され、それぞれ第1導電型半導体層および第2導電型半導体層に電気的に接続された第1電極パッドおよび第2電極パッドをさらに含むことができ、前記第1金属反射層は前記第1電極パッドを覆うことができ、前記第2金属反射層は前記第2電極パッドを覆うことができる。
【0021】
前記発光素子は、前記絶縁層上に配置され、それぞれ第1導電型半導体層および第2導電型半導体層に電気的に接続された第1電極パッドおよび第2電極パッドをさらに含むことができる。
【0022】
一実施形態において、前記金属反射層は、前記第1電極パッドおよび第2電極パッドから離隔され得る。
【0023】
前記金属反射層は、前記発光素子の側面に沿って環状に配置することができる。
【0024】
前記金属反射層は、前記第1電極パッドを覆うことができ、前記第2電極パッドから離隔することができる。
【0025】
前記半導体積層は、前記第1導電型半導体層上に配置されたメサをさらに含むことができ、前記メサは、前記活性層および前記第2導電型半導体層を含み、前記第1電極パッドの一部は前記メサ上に位置し得、前記第2電極パッドは前記メサ上に位置し得る。
【0026】
前記発光素子は、前記メサに隣接して前記第1導電型半導体層上に配置された第1コンタクトパッドをさらに含むことができ、前記第1電極パッドは、前記絶縁層の開口部を通じて前記第1コンタクトパッドに電気的に接続され得る。
【0027】
前記発光素子は、前記第2導電型半導体層上に配置されたオーミック接触層;および前記オーミック接触層上に配置された第2コンタクトパッドをさらに含むことができ、前記第2電極パッドは、前記絶縁層の開口部を通じて前記第2コンタクトパッドに電気的に接続され得る。
【0028】
例示的な実施形態にかかる発光素子は、マイクロスケールの発光素子として、第1導電型半導体層、第2導電型半導体層、および第1導電型半導体層と第2導電型半導体層との間に配置された活性層を含む半導体積層;前記半導体積層の上面および側面を覆う絶縁層;および前記絶縁層上に配置され、前記半導体積層の側面の少なくとも一部を覆う金属反射層を含み、前記半導体積層の上面に配置された絶縁層は前記半導体積層の側面に配置された絶縁層と比べてより厚い。
【0029】
前記半導体積層の上面に配置された絶縁層は、前記半導体積層の側面に配置された絶縁層に比べて高い反射率を有し得る。
【0030】
前記金属反射層は、互いに離隔された第1金属反射層および第2金属反射層を含み得る。
【0031】
前記発光素子は、前記第1導電型半導体層に電気的に接続された第1電極パッド;および前記第2導電型半導体層に電気的に接続された第2電極パッドをさらに含むことができ、前記第1金属反射層は前記第1電極パッドを覆うことができ、前記第2金属反射層は前記第2電極パッドを覆うことができる。
【0032】
前記金属反射層は、前記発光素子の側面に沿って側面全体を覆うことができる。
【0033】
例示的な実施形態にかかるユニットピクセルは、透明基板;前記透明基板上に配置され、光を透過させる窓を有する光遮断層;および前記窓に整列されるように前記光遮断層上に配置された複数の発光素子を含むが、前記発光素子は、それぞれ、第1導電型半導体層、第2導電型半導体層、および第1導電型半導体層と第2導電型半導体層との間に配置された活性層を含む半導体積層;前記半導体積層の上面および側面を覆う絶縁層;および前記絶縁層上に配置され、前記半導体積層の側面の少なくとも一部を覆う金属反射層を含み、前記絶縁層は分布ブラッグ反射器を含む。
【0034】
前記金属反射層は、互いに離隔された第1金属反射層および第2金属反射層を含み得る。
【0035】
例示的な実施形態にかかるディスプレイ装置は、回路基板;前記回路基板上に実装されたユニットピクセル;および前記ユニットピクセルを覆うモールディング部を含み、前記ユニットピクセルは、透明基板および前記透明基板上に配置された複数の発光素子を含み、前記発光素子は、それぞれ、第1導電型半導体層、第2導電型半導体層、および第1導電型半導体層と第2導電型半導体層との間に配置された活性層を含む半導体積層;前記半導体積層の上面および側面を覆う絶縁層;および前記絶縁層上に配置され、前記半導体積層の側面の少なくとも一部を覆う金属反射層を含み、前記絶縁層は分布ブラッグ反射器を含む。
【0036】
以下、添付の図面を参照して本開示の実施形態をより詳しく説明する。
【0037】
図1Aは本開示の一実施形態にかかるディスプレイ装置を説明するための概略的な平面図で、
図1Bは
図1Aの切り取り線A-A’に沿って切り取った概略的な断面図である。
【0038】
図1Aおよび
図1Bを参照すると、ディスプレイ装置10000は、パネル基板2100および複数の発光モジュール1000を含み得る。
【0039】
ディスプレイ装置10000は、特に限定されるのではないが、マイクロLED TV、スマートウォッチ、VRヘッドセットのようなVRディスプレイ装置、又は拡張現実眼鏡のようなARディスプレイ装置を含むことができる。
【0040】
パネル基板2100は、受動マトリックス駆動または能動マトリックス駆動のための回路を含み得る。一実施形態において、パネル基板2100は、内部に配線および抵抗を含むことができ、別の実施形態において、パネル基板2100は、配線、トランジスタおよびキャパシタを含むことができる。パネル基板2100はまた、配置された回路に電気的に接続できるパッドを上面に有することができる。
【0041】
一実施形態において、複数の発光モジュール1000がパネル基板2100上に整列される。各発光モジュール1000は、
図2Aに示したように、回路基板1001および回路基板1001上に配置された複数のユニットピクセル100を含み得る。各ユニットピクセル100は、複数の発光素子を含む。発光素子は、互いに異なる色の光を放出することができる。
【0042】
以下、ディスプレイ装置10000内に配置された発光モジュール1000、発光モジュール1000内に整列されたユニットピクセル100、および発光素子の順にディスプレイ装置10000の各構成要素を詳しく説明する。
【0043】
図2Aは本開示の一実施形態にかかる発光モジュール1000を説明するための概略的な平面図で、
図2Bは
図2Aの切り取り線B-B’に沿って切り取った概略的な断面図である。
【0044】
図2Aおよび
図2Bを参照すると、発光モジュール1000は、回路基板1001および回路基板1001上に配列されたユニットピクセル100、ユニットピクセル100を覆うモールディング部1003、およびアンチグレア層1005をさらに含むことができる。
【0045】
回路基板1001は、パネル基板2100とユニットピクセル100を電気的に連結するための回路を有することができる。回路基板1001内の回路は、多層構造で形成することができる。回路基板1001はまた、ユニットピクセル100を受動マトリックス駆動方式で駆動するための受動回路、または能動マトリックス駆動方式で駆動するための能動回路を含んでもよい。回路基板1001は、表面に露出したパッドを有することができ、ユニットピクセル100はボンディング材によって回路基板1001のパッドにボンディングすることができる。
【0046】
ユニットピクセル100は、回路基板1001上に整列され得る。ユニットピクセル100は、
図2Aに示したように、4×4の行列で配列できるが、これに限定されるのではなく、2×2、3×3、5×5等の多様な行列で配列することができる。
【0047】
ユニットピクセル100は、ボンディング材によって回路基板1001にボンディングされる。例えば、ボンディング材は、例えばソルダーになり得、ソルダーペーストを回路基板1001上のパッド上にスクリーンプリント等の技術を用いて配置した後、リフロー工程によりユニットピクセル100と回路基板1001をボンディングすることができる。ユニットピクセル100の具体的な構成は、
図3Aおよび
図3Bを参照して後で詳しく説明する。
【0048】
モールディング部1003は、ユニットピクセル100を覆う。モールディング部1003は、回路基板1001の表面に接し、且つ、ユニットピクセル100の上面を覆うことができる。また、モールディング部1003は、平坦な上面を有し得る。特に、従来技術とは異なり、ユニットピクセル100同士の間の領域上に凹部が形成されない。
【0049】
モールディング部1003は、紫外線硬化樹脂を用いて形成することができる。紫外線硬化樹脂を用いることにより、熱硬化樹脂に比べてモールディング部1003の硬度を増加させることができる。モールディング部1003は、例えば、DFSR(dry‐Film type solder resist、ドライフィルム型ソルダーレジスト)、PSR(photoimageable solder resist、現像型ソルダーレジスト)、またはBM(black material、ブラックマテリアル)等で形成することができる。モールディング部1003は、ユニットピクセル100同士の間の光の干渉を防いでディスプレイ装置10000のコントラストを向上させることができる。
【0050】
アンチグレア層1005は、モールディング部1003を覆うことができる。アンチグレア層1005は、光の反射を防いで使用者の目を疲れにくくする。アンチグレア層1005は、例えば、シリカ、メラミン、アクリル等の微粒子を硬化樹脂と混合してインク化し、モールディング部1003の表面にコーティングして形成することができ、紫外線を用いて硬化することができる。
【0051】
本実施形態において、ユニットピクセル100は発光モジュール1000で形成され、複数の発光モジュール1000がパネル基板2100上に実装されることにより、ディスプレイ装置10000が提供され得、これにより、ディスプレイ装置10000の工程収率が向上し得る。
【0052】
図3Aは本開示の一実施形態にかかるユニットピクセル100を説明するための概略的な平面図であり、
図3Bは
図3Aの切り取り線C-C’に沿って切り取った概略的な断面図である。
【0053】
図3Aおよび
図3Bを参照すると、ユニットピクセル100は、透明基板121、第1発光素子10a,第2発光素子10b,第3発光素子10c、表面層122、光遮断層123、接着層125、段差調節層127、接続層129a,129b,129c,129d、および絶縁物質層131を含み得る。
【0054】
ユニットピクセル100は、第1発光素子10a,第2発光素子10b,第3発光素子10cを含んで一つのピクセルを提供する。第1発光素子10a,第2発光素子10b,第3発光素子10cは、互いに異なる色の光を放出し、これらはそれぞれサブピクセルに対応する。
【0055】
透明基板121は、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ガラス基板、クォーツ、サファイア基板等の光透過性基板である。透明基板121は、発光モジュール1000の光の放出面に配置され、発光素子10a,10b,10cから放出された光は、透明基板121を通じて外部に放出される。透明基板121は、上面および下面を有することができる。透明基板121は、発光素子10a,10b,10cに対面する面、つまり、上面に凹凸パターン121pを含むことができる。凹凸パターン121pは、発光素子10a,10b,10cから放出された光を散乱させて指向角を増加させる。また、互いに異なる指向角特性を有する発光素子10a,10b,10cから放出された光が、前記凹凸パターン121pによって均一な指向角で放出されるようにすることができる。これにより、見る角度によって色差が生じることを防ぐことができる。
【0056】
凹凸パターン121pは、規則的でもよく、不規則的でもよい。凹凸パターン121pは、例えば、3μmのピッチ、2.8μmの直径、および1.8μmの高さを有することができる。凹凸パターン121pは、一般的にパターニングされたサファイア基板に適用されるパターンになり得るが、これに限定されるのではない。
【0057】
透明基板121はまた、反射防止コーティングを含むことができ、或いはアンチグレア層を含んだり、グレア防止処理されたりすることができる。透明基板121は、例えば、50μm~300μmの厚みを有することができる。
【0058】
透明基板121が光放出面に配置されるため、透明基板121は回路を含まない。しかし、本開示がこれに限定されるのではなく、回路を含んでもよい。
【0059】
一方、一つの透明基板121に一つのユニットピクセル100が形成されたことを図示するが、一つの透明基板121に複数のユニットピクセル100が形成されてもよい。
【0060】
表面層122は、透明基板121の凹凸パターン121pを覆う。表面層122は、凹凸パターン121pの形状に沿って形成することができる。表面層122は、その上に形成される光遮断層123、および接着層125の接着力を向上させることができる。例えば、表面層122は、シリコン酸化膜で形成することができる。表面層122は、透明基板121の種類によって省略されてもよい。
【0061】
光遮断層123は、透明基板121の上面上に形成される。光遮断層123は、表面層122に接することができる。光遮断層123は、カーボンブラックのように光を吸収する吸収物質を含むことができる。光吸収物質は、発光素子10a,10b,10cで生成された光が透明基板121と発光素子10a,10b,10cとの間の領域で側面側に漏れることを防ぎ、ディスプレイ装置のコントラストを向上させる。
【0062】
光遮断層123は、発光素子10a,10b,10cで生成された光が透明基板121に入射するように光の進行経路のための窓123a,123b,123cを有することができ、そのために透明基板121上で透明基板121を露出するようにパターニングすることができる。窓123a,123b,123cの幅は、発光素子の幅よりも小さくなり得るが、これに限定されるのではなく、発光素子の幅よりも大きかったり同じになったりしてもよい。
【0063】
光遮断層123の窓123aはまた、発光素子10a,10b,10cの整列位置を定義する。よって、発光素子10a,10b,10cの整列位置を定義するための別途の整列マーカーを省略することができる。しかし、本開示がこれに限定されるのではなく、発光素子10a,10b,10cを整列するための位置を提供するために、整列マーカーが透明基板121上に、または光遮断層123や接着層125上に提供されてもよい。
【0064】
接着層125は、透明基板121上に付着される。接着層125は、光遮断層123を覆うことができる。接着層125は、透明基板121の前面上に付着することができるが、これに限定されるのではなく、透明基板121の端部付近の領域を露出するように一部の領域に付着してもよい。接着層125は、発光素子10a,10b,10cを透明基板121に付着するために使用される。接着層125は、光遮断層123に形成された窓123a,123b,123cを埋めることができる。
【0065】
接着層125は、光透過性層で形成することができ、発光素子10a,10b,10cから放出された光を透過させる。接着層125は、有機接着剤を用いて形成することができる。例えば、接着層125は、透明エポキシを用いて形成することができる。また、接着層125は光を拡散させるために、SiO2,TiO2,ZnO等の拡散物質(diffuser)を含むことができる。光拡散物質は、発光素子10a,10b,10cが光放出面から観察されることを防止する。
【0066】
一方、第1発光素子10a,第2発光素子10b,第3発光素子10cが透明基板121上に配置される。第1発光素子10a,第2発光素子10b,第3発光素子10cは、接着層125によって透明基板121に付着され得る。第1発光素子10a,第2発光素子10b,第3発光素子10cは、光遮断層123の窓123a,123b,123cに対応して配置することができる。光遮断層123が省略された場合、整列マーカーが発光素子10a,10b,10cの整列位置を提供するために追加されてもよい。
【0067】
第1発光素子10a,第2発光素子10b,第3発光素子10cは、例えば、赤色発光素子、緑色発光素子、青色発光素子になり得る。発光素子10a,10b,10cは、それぞれ長軸の長さが200μm以下、さらに100μm以下の大きさを有することができる。第1発光素子10a,第2発光素子10b,第3発光素子10cのそれぞれの具体的な構成は、
図4Aおよび
図4Bを参照して後で詳しく説明する。
【0068】
第1発光素子10a,第2発光素子10b,第3発光素子10cは、
図3Aに示したように、一列に配列することができる。特に、透明基板121がサファイア基板の場合、サファイア基板は、切断方向に沿って結晶面によってきれいな切断面(例えば、m面)と、そうでない切断面(例えば、a面)を含むことができる。例えば、四角形状に切断される場合、両側二つの切断面(例えば、m面)は結晶面に沿ってきれいに切断することができ、これら切断面に垂直に配置された別の二つの切断面(例えば、a面)はそうでない場合がある。この場合、サファイア基板121のきれいな切断面は発光素子10a,10b,10cの整列方向に並べることができる。例えば、
図3Aでは、きれいな切断面(例えば、m面)が上下に配置され、別の二つの切断面(例えば、a面)を左右に配置することができる。
【0069】
段差調節層127は、第1発光素子10a,第2発光素子10b,第3発光素子10cを覆う。段差調節層127は、発光素子10a,10b,10cの電極パッドを露出させる開口部127aを有する。段差調節層127は、接続層129a,129b,129c,129dが形成される面の高さを一定に調節して接続層を安全に形成することを助ける。段差調節層127は、例えば、感光性ポリイミドで形成することができる。
【0070】
段差調節層127は、接着層125の端部で囲まれた領域内に配置することができるが、これに限定されるのではない。例えば、段差調節層127は、接着層125の端部を部分的に露出させるように形成することもできる。
【0071】
第1接続層129a,第2接続層129b,第3接続層129c,第4接続層129dは、段差調節層127上に形成される。接続層129a,129b,129c,129dは、段差調節層127の開口部127aを通じて第1発光素子10a,第2発光素子10b,第3発光素子10cの電極パッドに接続することができる。
【0072】
一実施形態において、
図3Aおよび
図3Bに示したように、第1接続層129aは第1発光素子10aの第2導電型半導体層に電気的に接続し、第2接続層129bは第2発光素子10bの第2導電型半導体層に電気的に接続し、第3接続層129cは第3発光素子10cの第2導電型半導体層に電気的に接続することができ、第4接続層129dは第1発光素子10a,第2発光素子10b,第3発光素子10cの第1導電型半導体層に電気的に共通接続することができる。第1接続層129a,第2接続層129b,第3接続層129c,第4接続層129dは、段差調節層127上に一緒に形成することができ、単一層あるいは多重層を有することができる。例えば、Cr,Ti,Ni,Cu,Al,Pt,Auの少なくとも一つを含むことができる。
【0073】
別の実施形態において、第1接続層129aは第1発光素子10aの第1導電型半導体層に電気的に接続し、第2接続層129bは第2発光素子10bの第1導電型半導体層に電気的に接続し、第3接続層129cは第3発光素子10cの第1導電型半導体層に電気的に接続することができ、第4接続層129dは第1発光素子10a,第2発光素子10b,第3発光素子10cの第2導電型半導体層に電気的に共通接続することができる。第1接続層129a,第2接続層129b,第3接続層129c,第4接続層129dは、段差調節層127上に一緒に形成することができる。
【0074】
絶縁物質層131は、段差調節層127よりも薄く形成することができる。絶縁物質層131と段差調節層127の厚みの合計は1μm以上50μm以下になり得るが、これに限定されるのではない。
【0075】
絶縁物質層131は、段差調節層127の側面および接続層129a,129b,129c,129dを覆う。また、絶縁物質層131は接着層125の一部を覆うことができる。絶縁物質層131は、接続層129a,129b,129c,129dを露出させる開口部131a,131b,131c,131dを有し、これによりユニットピクセル100のパッド領域が定義され得る。
【0076】
一実施形態において、絶縁物質層131は半透明物質でもよく、有機または無機物質で形成することができる。絶縁物質層131は、例えば、ポリイミドで形成することができる。段差調節層127と一緒に絶縁物質層131がポリイミドで形成された場合、接続層129a,129b,129c,129dは、パッド領域を除いて、下部面、側面、および上部面を全てポリイミドで囲むことができる。
【0077】
一方、ユニットピクセル100は、ソルダー等のボンディング材を用いて回路基板に実装され得、ボンディング材は、絶縁物質層131の開口部131a,131b,131c,131dに露出された接続層129a,129b,129c,129dと回路基板上のパッドをボンディングすることができる。
【0078】
本実施形態によると、ユニットピクセル100は別途のバンプを含まず、接続層129a,129b,129c,129dがボンディングパッドとして使用される。しかし、本発明がこれに限定されるのではなく、絶縁物質層131の開口部131a,131b,131c,131dを覆うボンディングパッドが形成されてもよい。一実施形態において、第1接続層129a,第2接続層129b,第3接続層129c,第4接続層129dの上部領域から外れて発光素子10a,10b,10cを部分的に覆うように形成することができる。
【0079】
本実施形態において、発光素子10a,10b,10cが接着層125によって透明基板121に付着することを説明するが、接着層125の代わりに他の結合器(coupler)を用いて発光素子10a,10b,10cが透明基板121に結合されてもよい。例えば、発光素子10a,10b,10cを、スペーサーを用いて透明基板121に結合させることができ、よって、発光素子10a,10b,10cと透明基板121との間の領域に気体または液体を満たすことができる。これら気体または液体によって、発光素子10a,10b,10cから放出された光を透過させる光学層が形成され得る。上で説明した接着層125も光学層の一例である。ここで、光学層は発光素子10a,10b,10cとは異なる材料、例えば、気体、液体、または固体で形成され、よって、発光素子10a,10b,10c内の半導体層の材料と区別される。
【0080】
本実施形態によると、発光素子10a,10b,10cを同一平面上に配列したユニットピクセル100が提供される。ユニットピクセル100は、発光素子10a,10b,10cを用いて多様な色の光を具現することができる。以下では、一実施形態にかかる発光素子10a,10b,10cについて詳しく説明する。
【0081】
図4Aは本開示の一実施形態にかかる発光素子10aを説明するための概略的な平面図で、
図4Bは
図4Aの切り取り線D-D’に沿って切り取った概略的な断面図である。ここで、発光素子10aを例に挙げて説明するが、発光素子10b,10cも大体類似する構造を有するため、互いに重複する説明は省略する。
【0082】
図4Aおよび
図4Bを参照すると、発光素子10aは、第1導電型半導体層21、活性層23、および第2導電型半導体層25を含む発光構造体、オーミック接触層27、第1コンタクトパッド53、第2コンタクトパッド55、絶縁層59、第1電極パッド61、第2電極パッド63、第1金属反射層65a、および第2金属反射層65bを含むことができる。
【0083】
発光構造体、つまり、第1導電型半導体層21、活性層23および第2導電型半導体層25は、基板上に成長させることができる。前記基板は、窒化ガリウム基板、GaAs基板、Si基板、サファイア基板、特に、パターニングされたサファイア基板等の半導体成長用として使用できる多様な基板になり得る。成長基板は、半導体層から機械的研磨、レーザーリフトオフ、ケミカルリフトオフ等の技術を用いて分離することができる。但し、本発明がこれに限定されるのではなく、基板の一部が残留して第1導電型半導体層21の少なくとも一部を構成することもできる。
【0084】
一実施形態において、赤色光を放出する発光素子10aの場合、半導体層は、ヒ化アルミニウムガリウム(aluminum gallium arsenide,AlGaAs)、ガリウムヒ素リン化物(gallium arsenide phosphide,GaAsP)、アルミニウムガリウムインジウムリン化物(aluminum gallium indium phosphide,AlGaInP)、またはガリウムリン化物(gallium phosphide,GaP)を含むことができる。
【0085】
緑色光を放出する発光素子10bの場合、半導体層は、インジウムガリウム窒化物(InGaN)、ガリウム窒化物(GaN)、ガリウムリン化物(GaP)、アルミニウムガリウムインジウムリン化物(AlGaInP)、またはアルミニウムガリウムリン化物(AlGaP)を含むことができる。
【0086】
一実施形態において、青色光を放出する発光素子10cの場合、半導体層は、ガリウム窒化物(GaN)、インジウムガリウム窒化物(InGaN)、または亜鉛セレン化物(Zinc selenide,ZnSe)を含むことができる。
【0087】
第1導電型と第2導電型は互いに反対の極性であって、第1導電型がn型の場合、第2導電型はp型になり、第1導電型がp型の場合、第2導電型はn型になる。
【0088】
第1導電型半導体層21、活性層23および第2導電型半導体層25は、有機金属化学気相成長法(MOCVD)のような公知の方法を用いてチャンバー内で基板上に成長させることができる。また、第1導電型半導体層21はn型不純物(例えば、Si,Ge,Sn)を含み、第2導電型半導体層25はp型不純物(例えば、Mg,Sr,Ba)を含む。一実施形態において、第1導電型半導体層21は、ドーパントとしてSiを含むGaNまたはAlGaNを含むことができ、第2導電型半導体層25は、ドーパントとしてMgを含むGaNまたはAlGaNを含むことができる。
【0089】
図面において、第1導電型半導体層21および第2導電型半導体層25がそれぞれ単一層であることを図示したが、これらの層は多重層でもよく、また、超格子層を含んでもよい。活性層23は、単一量子井戸構造または多重量子井戸構造を含むことができ、目的とする波長を放出するために窒化物系半導体の組成比が調節される。例えば、活性層23は、青色光、緑色光、赤色光または紫外線を放出することができる。
【0090】
第2導電型半導体層25および活性層23は、メサM構造を有し、第1導電型半導体層21上に配置され得る。メサMは、第2導電型半導体層25および活性層23を含み、
図4Bに示したように、第1導電型半導体層21の一部を含むこともできる。メサMは、第1導電型半導体層21の一部領域上に位置し、メサM周囲に第1導電型半導体層21の上面が露出され得る。
【0091】
本実施形態において、メサMはその周辺に第1導電型半導体層21を露出させるように形成される。別の実施形態において、メサMを貫通して第1導電型半導体層21を露出させる貫通ホールが形成されてもよい。
【0092】
一方、前記第1導電型半導体層21は、表面テクスチャリングによる凹凸パターン21pを有することができる。凹凸パターン21pは、第1導電型半導体層21の光放出面側に形成することができる。表面テクスチャリングは、例えば、乾式または湿式エッチング工程を用いたパターニングによって行うことができる。
【0093】
一実施形態において、コーン形状の突出部が形成され得、コーンの高さは2μm~3μm、コーンの間隔は1.5μm~2μm、コーンの底の直径は約3μm~5μmになり得る。コーンはまた、截頭型でもよく、この場合、コーンの上面の直径は約2μm~3μmになり得る。
【0094】
別の実施形態において、凹凸パターン21pは、第1凹凸パターンと第1凹凸パターン上にさらに形成された第2凹凸パターンを含むことができる。第2凹凸パターンは、第1凹凸パターンに比べて微細な大きさに形成することができる。
【0095】
第1導電型半導体層21の表面に凹凸パターン21pを形成することにより、内部の全反射を減らして光抽出効率を増加させることができる。第1発光素子10a,第2発光素子10b,第3発光素子10c全ての第1導電型半導体層に表面テクスチャリングが行われ得、これにより、第1発光素子10a,第2発光素子10b,第3発光素子10cから放出される光の指向角を均一化することができる。しかし、本発明がこれに限定されるのではなく、一部の発光素子は凹凸パターン21pを含まず、平坦な面を有してもよい。
【0096】
発光素子10a,10b,10cの第1導電型半導体層21の少なくとも一つは、
図4Bに示したように、傾斜した側面を有することができる。第1導電型半導体層21の傾斜した側面は、素子分離工程によって形成することができる。第1導電型半導体層21の側面の傾斜角は、第1導電型半導体層21の底面に対して約40度~約80度の範囲内になり得る。メサMはまた、傾斜した側面を有することができ、メサMの底面に対して約40度~約80度の範囲内になり得る。第1導電型半導体層21およびメサMが傾斜した側面を有することにより、後述する金属反射層65a,65bを容易に形成することができる。
【0097】
オーミック接触層27は、第2導電型半導体層25上に配置されて第2導電型半導体層25にオーミック接触する。オーミック接触層27は、単一層、または多重層に形成することができ、透明導電性酸化膜または金属膜で形成することができる。透明導電性酸化膜は、例えばITOまたはZnO等を例として挙げることができ、金属膜としては、Al,Ti,Cr,Ni,Au等の金属およびこれらの合金を例として挙げることができる。
【0098】
第1コンタクトパッド53は、露出された第1導電型半導体層21上に配置される。第1コンタクトパッド53は、第1導電型半導体層21にオーミック接触することができる。例えば、第1コンタクトパッド53は、第1導電型半導体層21にオーミック接触するオーミック金属層で形成することができる。第1コンタクトパッド53のオーミック金属層は、第1導電型半導体層21の半導体材料によって適切に選定することができる。第1コンタクトパッド53は省略してもよい。
【0099】
第2コンタクトパッド55は、オーミック接触層27上に配置することができる。第2コンタクトパッド55は、オーミック接触層27に電気的に接続する。第2コンタクトパッド55は、省略してもよい。
【0100】
絶縁層59は、メサM、オーミック接触層27、第1コンタクトパッド53、および第2コンタクトパッド55を覆う。絶縁層59は、第1コンタクトパッド53および第2コンタクトパッド55を露出させる開口部59a,59bを有する。絶縁層59は、屈折率が互いに異なる絶縁層を積層した分布ブラッグ反射器を含むことができる。例えば、分布ブラッグ反射器は、SiO2,Si3N4,SiON,TiO2,Ta2O5,Nb2O5,MgF2等から選択された少なくとも2種類の絶縁層を含むことができる。
【0101】
分布ブラッグ反射器は、例えば、低屈折率層と高屈折率層の対を複数個含むことができる。例えば、分布ブラッグ反射器は、例えば、10対以上の低屈折率層と高屈折率層の対を含むことができる。
【0102】
分布ブラッグ反射器は、活性層23から放出される光を反射する。分布ブラッグ反射器は、活性層23から放出される光のピーク波長を含んで相対的に広い波長範囲に亘って高い反射率を表すことができ、光の入射角を考慮して設計することができる。一実施形態において、分布ブラッグ反射器は、異なる入射角で入射する光に比べて入射角0度で入射する光に対してより高い反射率を有することができる。別の実施形態において、分布ブラッグ反射器は入射角0度で入射する光に比べて、別の特定入射角で入射する光に対してより高い反射率を有することができる。例えば、分布ブラッグ反射器は、入射角0度で入射する光に比べて、入射角10度で入射する光に対してより高い反射率を有することができる。
【0103】
一方、青色発光素子10cの発光構造体は、赤色発光素子10aおよび緑色発光素子10bの発光構造体に比べて高い内部量子効率を有する。これにより、青色発光素子10cは、赤色発光素子10a,および緑色発光素子10bに比べて高い光抽出効率を表すことができる。これにより、赤色光、緑色光、および青色光の色の混合割合を適正に保つことが困難となり得る。
【0104】
赤色光、緑色光、および青色光の色の混合割合を調節するために、発光素子10a,10b,10cに適用される分布ブラッグ反射器が、互いに異なる反射率を有するように形成することができる。例えば、青色発光素子10cは、赤色発光素子10a,および緑色発光素子10bに比べて、相対的に低い反射率を有する分布ブラッグ反射器を有することができる。例えば、青色発光素子10cに形成される分布ブラッグ反射器は、活性層23で生成される青色光に対して、入射角0度で約95%未満、さらには90%未満の反射率を有することができ、緑色発光素子10bは緑色光に対して入射角0度で約95%以上99%以下の反射率を有することができ、赤色発光素子10aは赤色光に対して入射角0度で99%以上の反射率を有することができる。
【0105】
一実施形態において、赤色発光素子10a,緑色発光素子10b,および青色発光素子10cに適用される分布ブラッグ反射器は、大体類似する厚みを有することができる。例えば、これら発光素子10a,10b,10cに適用された分布ブラッグ反射器同士の間の厚みの差は、最も厚い分布ブラッグ反射器の厚みの10%未満になり得る。分布ブラッグ反射器の厚みの差を小さくすることにより、赤色発光素子10a,緑色発光素子10b,および青色発光素子10cに適用される工程条件、例えば、絶縁層59をパターニングする工程を似たように設定することができ、さらに、ユニットピクセルの製造工程が複雑になることを防ぐことができる。さらに、赤色発光素子10a,緑色発光素子10b,および青色発光素子10cに適用される分布ブラッグ反射器は、大体類似する積層数を有してもよい。しかし、本発明がこれに限定されるのではない。
【0106】
第1電極パッド61および第2電極パッド63は、絶縁層59上に配置される。第1電極パッド61は第1コンタクトパッド53の上部からメサMの上部に延ばすことができ、第2電極パッド63はメサM上部領域内に配置することができる。第1電極パッド61は開口部59aを通じて第1コンタクトパッド53に接続することができ、第2電極パッド63は第2コンタクトパッド55に電気的に接続することができる。第1電極パッド61が直接第1導電型半導体層21にオーミック接触してもよく、この場合、第1コンタクトパッド53は省略することができる。また、第2コンタクトパッド55が省略された場合、第2電極パッド63はオーミック接触層27に直接接続することができる。
【0107】
第1電極パッド61および/または第2電極パッド63は、単一層、または多重層金属で形成することができる。第1電極パッド61および/または第2電極パッド63の材料としては、Al,Ti,Cr,Ni,Au等の金属およびこれらの合金等を使用することができる。
【0108】
一方、低屈折率層と高屈折率層を交互に形成する場合、メサMの側面および第1導電型半導体層21の側面に形成された絶縁層59の厚みが、第2導電型半導体層25上部に形成された絶縁層59の厚みよりも小さくなる。つまり、発光素子10aの側面に形成された絶縁層59は、上面に形成された絶縁層59に比べて相対的に薄い。特に、絶縁層59が分布ブラッグ反射器を含む場合、発光素子10a上面に光学厚みがうまく制御された分布ブラッグ反射器を形成することができるが、発光素子10aの側面には光学厚みがうまく制御された分布ブラッグ反射器が形成され難い。これにより、発光素子10aの側面に形成された絶縁層59とその上面に形成された絶縁層59は、互いに異なる反射率を表し、発光素子10aの側面を通じて光漏れ(light leakage)が生じ得る。
【0109】
発光素子10aの側面において、絶縁層59による光漏れは、第1金属反射層65aおよび第2金属反射層65bを用いて防止することができる。第1金属反射層65aおよび第2金属反射層65bは、前記絶縁層59と一緒に全方向(omni‐directional)反射器を形成することができるため、光漏れを防止するだけでなく、発光方向への光効率を高めることができる。第1金属反射層65aは、第1電極パッド61を覆うことができ、第1電極パッド61の周囲において発光素子10aの側面を覆うことができる。
図4Aに示したように、第1金属反射層65aは、第1電極パッド61を覆うことができ、さらに、第1導電型半導体層21、活性層23、および第2導電型半導体層25の側面を覆うことができる。また、第2金属反射層65bは、第2電極パッド63を覆うことができ、第2電極パッド63の周囲において発光素子10aの側面を覆うことができる。さらに、第1電極パッド61は、メサMの一部側面、特に、第1電極パッド61とメサMとの間に位置するメサMの側面を覆うことができる。
図4Aに示したように、第2金属反射層65bは第2電極パッド63を覆うことができ、第1導電型半導体層21、活性層23、および第2導電型半導体層25の側面を覆うことができる。
【0110】
第1金属反射層65aと第2金属反射層65bは、電気的短絡を防止するために相互離隔される。第1金属反射層65aと第2金属反射層65bとの間の離隔距離は、第1電極パッド61と第2電極パッド63との間の離隔距離よりも近くなり得るが、これに限定されるのではない。第1金属反射層65aおよび第2金属反射層65bは、Cr,Ni,Al,Pt,Ag、またはAuを含むことができる。
【0111】
本開示の一実施形態にかかる発光素子10aを図面と一緒に簡略に説明したが、発光素子10aは上述の層以外にも付加的な機能を有する層をさらに含むことができる。例えば、特定の構成要素を絶縁するための追加絶縁層、ソルダーの拡散を防止するソルダー防止層等の多様な層がさらに含まれ得る。
【0112】
また、フリップチップタイプの発光素子の形成において、多様な形態にメサを形成することができ、第1電極パッド61および第2電極パッド63の位置や形状もまた、多様に変更することができる。また、オーミック接触層27は省略してもよく、第2コンタクトパッド55または第2電極パッド63が第2導電型半導体層25に直接接触してもよい。
【0113】
本実施形態において、第1発光素子10a,第2発光素子10b,第3発光素子10cがフリップチップ構造であることを例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるのではなく、水平型構造の発光素子を含んでもよい。
【0114】
図5Aは、また別の実施形態にかかる発光素子を説明するための概略的な平面図である。
【0115】
図5Aを参照すると、本実施形態にかかる発光素子は、上で説明した発光素子10aと大体類似するが、金属反射層165の形状に違いがある。
【0116】
本実施形態において、金属反射層165は、発光素子の側面に沿って環状に配置され、第1電極パッド61および第2電極パッド63から離隔される。金属反射層165は、第1導電型半導体層21、活性層23、および第2導電型半導体層25の側面を覆う。
【0117】
本実施形態によると、金属反射層165は、発光素子の側面全体を覆うことができるため、発光素子の側面による光漏れをより防ぐことができる。さらに、金属反射層165が第1電極パッド61および第2電極パッド63から離隔されるため、電気的に安定したマイクロLEDを提供することができる。
【0118】
図5Bは、また別の実施形態にかかる発光素子を説明するための概略的な平面図である。
【0119】
図5Bを参照すると、本実施形態にかかる発光素子は、
図5Aを参照して説明した発光素子と大体類似するが、金属反射層265が第1電極パッド61を覆うことに違いがある。
【0120】
図5Bに示したように、第2電極パッド63は、第2電極パッド63と金属反射層265を分離させる白色空間で囲まれている。第2電極パッド63は、金属反射層265と金属反射層265で覆われた第1電極パッド61から離隔されている。
【0121】
金属反射層265は、発光素子の側面に沿って第1導電型半導体層21、活性層23、および第2導電型半導体層25の側面を覆うことができ、さらに、第1電極パッド61を少なくとも部分的に覆うことができる。また、金属反射層265は、第1電極パッド61とメサMとの間に位置するメサMの側面を覆うことができる。これにより、発光素子の光漏れをより防ぐことができる。
【0122】
金属反射層265は、第1電極パッド61の代わりに第2電極パッド63を覆ってもよい。但し、第1導電型半導体層21の厚みが活性層23および第2導電型半導体層25の厚みに比べてより厚いため、絶縁層59にピンホールのような欠陥が生じる場合、金属反射層265が発光素子の側面において第1導電型半導体層21に短絡し得る。よって、金属反射層265が第1電極パッド61に電気的に連結するようにすることで、電気的に安全な発光素子を提供することができる。
【0123】
図6Aおよび
図6Bは、第1金属反射層65aおよび第2金属反射層65bを形成する方法を説明するための概略的な平面図である。
【0124】
先ず、第1電極パッド61および第2電極パッド63が形成された発光素子が基板11上に配列される。基板11は、第1導電型半導体層21、活性層23、および第2導電型半導体層25を成長させるための成長基板でもよく、第1電極パッド61および第2電極パッド63が形成された発光素子が成長基板から分離されて付着した一時基板でもよい。
【0125】
次いで、発光素子を覆う金属反射層65が形成される。金属反射層65をリフトオフ技術を用いて互いに平行に形成することができる。
【0126】
金属反射層65は、光を反射させる金属物質、例えば、Ni,Cr,Pt,Al,Ag,Au等の単一層または多重層に形成することができ、例えば、約100nmの厚みに形成することができる。
【0127】
図6Bを参照すると、続いて、発光素子周囲の金属反射層65を、写真およびエッチング技術を用いて取り除くことにより、各発光素子上に第1金属反射層65aおよび第2金属反射層65bを形成することができる。
【0128】
本実施形態によると、狭い間隔で配列された発光素子上に第1金属反射層65aおよび第2金属反射層65bを安全に形成することができる。
【0129】
前述の実施形態において、金属反射層65a,65bがリフトオフ技術およびエッチング技術を一緒に用いて2段階工程で形成されることを説明したが、金属反射層65a,65bはリフトオフ技術、または写真およびエッチング技術を用いて一度の工程で形成されてもよい。
【0130】
以上で、本開示の多様な実施形態について説明したが、本開示これら実施形態に限定されるのではない。また、一つの実施形態について説明した事項や構成要素は、本開示の技術的思想から外れない限り、別の実施形態にも適用できる。
【国際調査報告】