(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-11
(54)【発明の名称】情報伝送方法及び装置、コンピュータ可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 72/25 20230101AFI20231003BHJP
H04W 76/14 20180101ALI20231003BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20231003BHJP
【FI】
H04W72/25
H04W76/14
H04W92/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023518287
(86)(22)【出願日】2021-09-17
(85)【翻訳文提出日】2023-03-20
(86)【国際出願番号】 CN2021119000
(87)【国際公開番号】W WO2022057884
(87)【国際公開日】2022-03-24
(31)【優先権主張番号】202010990272.6
(32)【優先日】2020-09-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(71)【出願人】
【識別番号】518301095
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ ▲軼▼
(72)【発明者】
【氏名】徐 ▲曉▼▲東▼
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA01
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
5K067JJ21
(57)【要約】
本発明の実施例は、情報伝送方法及びその装置、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記方法は、第1の端末が第1の条件を満たす場合にサイドリンク(Sidelink)制御情報SCIを送信することを含む。前記第1の条件は、プロトコルによって定義されたものであり、又は事前に構成されたものであり、又はネットワーク側又は第2の端末が上位層シグナリングを介して構成したものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の端末に適用される情報伝送方法であって、
第1の条件を満たす場合にサイドリンクSidelink制御情報SCIを送信することを含み、
前記第1の条件は、プロトコルによって定義されたものであり、又は事前に構成されたものであり、又はネットワーク側又は第2の端末が上位層シグナリングを介して構成したものである、情報伝送方法。
【請求項2】
前記第1の条件は、以下の、
受信したSCIフォーマットformatに対して行った基準信号受信電力RSRP測定が第1の閾値よりも高い;
受信したSCI format中の優先度フィールドに指示される優先度値が第2の閾値よりも低い;
受信したSCI formatに対して行ったRSRP測定が第1の閾値よりも高く、かつ、受信したSCI format中の優先度フィールドに指示される優先度値が第2の閾値よりも低い;
受信した複数のSCI formatによって決定されるスロット及び/又はリソースブロックがオーバーラップする;及び、
第1の端末の位置と受信したSCI中の領域識別子Zone_idに指示される最も近い領域の中心位置との間の距離である第1の距離が第1の所定距離以下、及び/又は、受信したSCI中のZone_idに指示される最も近い領域の中心位置と第2の端末の位置との間の距離である第2の距離が第2の所定距離以上である、
ことの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の端末から送信される前記SCIは、以下の、
受信したSCIフォーマット中の優先度フィールドに指示される値である優先度;
受信したSCI format中のリソース予約周期フィールドに指示される値であるリソース予約周期;
時間領域リソース割当情報;及び、
周波数領域リソース割当情報、
の情報の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記時間領域リソース割当情報は、以下の、
第1の端末が前記SCIを送信するスロットの、受信したSCI formatが存在するスロットに対するオフセット値、又は、受信したSCI formatが存在するスロットの、第1の端末が前記SCIを送信するスロットに対するオフセット値を指示するための第1のtiming情報;
第2のtiming情報k;スロットnで終了するSCI format受信又はSCIによってスケジューリングされる物理側サイドリンク共有チャネルPSSCH受信に対して、第1の端末がスロットn+kで前記SCIを送信し、又は、スロットmで送信される前記SCIに対して、第1の端末がスロットm-kでSCI formatを受信する;及び、
受信したSCI format中の時間領域リソース割当フィールドに指示される値である第1の指示情報、
の少なくとも1つを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記周波数領域リソース割当情報は、以下の、
受信した前記SCI formatの最低物理リソースブロックPRBが存在するサブチャネルの、前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値、又は、前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルの、受信した前記SCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値である第1のオフセット情報;
第2のオフセット情報p;受信した前記SCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルはqであり、第1の端末が前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルは、q+pであり、又は、第1の端末が前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルはrであり、受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルは、r+pである;
受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルを指示するための第2の指示情報;及び、
受信したSCI format中の周波数領域リソース割当フィールドに指示される値である第3の指示情報、
の少なくとも1つを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
以下方式の、
上位層から物理側サイドリンク制御チャネルPSCCH又はPSSCH伝送用に提供されるサブチャネル数Lが1であり、又は、PSCCH又はPSSCH伝送用に設定されるサブチャネル数Lが1である;又は、
上位層からPSCCH又はPSSCH伝送用に提供されるサブチャネル数Lが1であり、又は、PSCCH又はPSSCH伝送用に設定されるサブチャネル数Lが1であり、かつ、シングルスロットリソース候補が時間間隔[n+T1,n+T2]における若干の連続するL個のサブチャネルに対応し、前記若干の連続するL個のサブチャネルの開始サブチャネルと、受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルとは同じである、
ことの少なくとも1つにより、上位層に報告するリソースサブセットを決定することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
第2の端末に適用される情報伝送方法であって、
サイドリンクSidelink制御情報SCIに関するリソースブロック及びスロットを決定することを含む、情報伝送方法。
【請求項8】
前記のサイドリンクSidelink制御情報SCIに関するリソースブロック及びスロットを決定することは、
前記SCIをキャリーするリソース、及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報及び/又は周波数領域リソース割当情報に基づいて、前記リソースブロック及びスロットを決定することを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記時間領域リソース割当情報は、以下の、
前記SCIを受信するスロットの、第1のリソースが存在するスロットに対するオフセット値、又は、第1のリソースが存在するスロットの、前記SCIを受信するスロットに対するオフセット値を指示するための第1のtiming情報;
第2のtiming情報k;スロットmで受信する前記SCIに対して、第1のリソースが存在するスロットは、スロットm-kであり、又は、第1のリソースが存在するスロットは、nであり、第2の端末は、スロットn+kで前記SCIを受信する;及び
第1のリソースに対して、第2のリソース及び/又は第3のリソースの時間上のオフセット値を指示するための第1の指示情報、
の少なくとも1つを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記周波数領域リソース割当情報は、以下の、
第1のリソースの開始サブチャネルの、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値、又は、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルの、第1のリソースの開始サブチャネルに対するオフセット値である第1のオフセット情報;
第2のオフセット情報p;第1のリソースの開始サブチャネルはqであり、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルは、q+pであり、又は、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルはrであり、第1のリソースの開始サブチャネルは、r+pである;
第1のリソースの開始サブチャネルを指示するための第2の指示情報;及び、
各リソースに連続して割り当てられているサブチャネル数と、第1のリソースを除いた残りのSCI指示リソースの開始サブチャネルインデックスを指示するための第3の指示情報、
の少なくとも1つを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記の前記SCIをキャリーするリソース、及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報及び/又は周波数領域リソース割当情報に基づいて、前記リソースブロック及びスロットを決定することは、以下の、
前記SCIのリソース及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報に基づいて、リソーススロットを決定する;
第1のリソースが存在するスロットは、第1のtiming情報又は第2のtiming情報によって決定される;及び、
第1のリソースに対して、第2のリソース及び/又は第3のリソースの時間上のオフセット値は、第1の指示情報によって決定される、
ことの少なくとも1つを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記SCIのリソース及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報に基づいて、リソーススロットを決定することは、
スロットmで終了する前記SCIの受信に対して、第1のリソースが存在するスロットをスロットm-kと決定することを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記SCIをキャリーするリソース、及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報及び/又は周波数領域リソース割当情報に基づいて、前記リソースブロック及びスロットを決定することは、以下の、
前記SCIのリソース及び/又はSCI中の周波数領域リソース割当情報に基づいて、サブチャネルを決定する;
第1のリソースの開始サブチャネルは、第1のオフセット情報又は第2のオフセット情報又は第2の指示情報によって決定される;及び、
各リソースに連続して割り当てられているサブチャネル数と、第1のリソースを除いた残りのSCI指示リソースの開始サブチャネルインデックスは、第3の指示情報によって決定される、
ことの少なくとも1つを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項14】
前記SCIのリソース及び/又はSCI中の周波数領域リソース割当情報に基づいて、サブチャネルを決定することは、
受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルrに対して、第1のリソースの開始サブチャネルをr+p又はrと決定することを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記SCIに基づいて決定される前記リソースブロック及びスロット、又は仮に第2のスロットセットで受信される同じ又は異なるSCI formatに基づいて決定される前記リソースブロック及びスロットが、シングルスロットリソース候補とオーバーラップする第2の条件を満たす場合に、前記シングルスロットリソース候補を除外することを更に含む、請求項7に記載の方法。
【請求項16】
第1の端末に適用される情報伝送装置であって、
第1の条件を満たす場合にサイドリンクSidelink制御情報SCIを送信するように構成される送信モジュールを含み、
前記第1の条件は、プロトコルによって定義されたものであり、又は事前に構成されたものであり、又はネットワーク側又は第2の端末が上位層シグナリングを介して構成したものである、情報伝送装置。
【請求項17】
第1の端末に適用される情報伝送装置であって、
サイドリンクSidelink制御情報SCIに関するリソースブロック及びスロットを決定するように構成される決定モジュールを含む、情報伝送装置。
【請求項18】
プロセッサと、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するためのメモリを含む情報伝送装置であって、
ここで、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項1~6のいずれか1項に記載の方法のステップ、又は、請求項7~15のいずれか1項に記載の方法のステップを実行するために用いられる、情報伝送装置。
【請求項19】
コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体であって、
当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~6のいずれか1項に記載の方法のステップ、又は、請求項7~15のいずれか1項に記載の方法のステップを実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、出願番号が202010990272.6で、出願日が2020年09月18日である中国特許出願に基づくものであり、当該中国特許出願の優先権を主張する。当該中国特許出願のすべての内容は、ここで本願に参考として取り込まれている。
【0002】
本発明の実施例は、移動通信の技術分野に係り、特に情報伝送方法及び装置、コンピュータ可読記憶媒体に係る。
【背景技術】
【0003】
車用無線通信(V2X)のリソース選択プロセスは、すべて送信側UEによって実行されるが、選択されたリソースは、送信側UEの角度から見て干渉の少ないリソースである。しかし、道路状況の複雑さから、受信側UEと送信側UEから見たリソース使用状況は大きく異なり、つまり隠しノード(hidden nodes)の問題が存在する。送信側UEの角度から送信リソースを決定するだけでは、選択された送信リソースにおいて受信側UEが受ける干渉が比較的に深刻で、SINRが低く、データ復調が正しくないという問題が発生しやすい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これに鑑みて、本発明の実施例は、情報伝送方法及び装置、コンピュータ可読記憶媒体の提供を図る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した目的を達成するために、本発明の実施例の技術的態様は、次のように実現される。
【0006】
本発明の実施例は、第1の端末に適用される情報伝送方法を提供し、第1の条件を満たす場合にサイドリンクSidelink制御情報SCIを送信することを含む。前記第1の条件は、プロトコルによって定義されたものであり、又は事前に構成されたものであり、又はネットワーク側又は第2の端末が上位層シグナリングを介して構成したものである。
【0007】
ここで、前記第1の条件は、以下の少なくとも1つを含む。
受信したSCIフォーマットformatに対して行った基準信号受信電力RSRP測定が第1の閾値よりも高い;
受信したSCI format中の優先度フィールドに指示される優先度値が第2の閾値よりも低い;
受信したSCI formatに対して行ったRSRP測定が第1の閾値よりも高く、かつ、受信したSCI format中の優先度フィールドに指示される優先度値が第2の閾値よりも低い;
受信した複数のSCI formatによって決定されるスロット及び/又はリソースブロックがオーバーラップする;及び、
第1の端末の位置と受信したSCI中の領域識別子Zone_idに指示される最も近い領域の中心位置との間の距離である第1の距離が第1の所定距離以下、及び/又は、受信したSCI中のZone_idに指示される最も近い領域の中心位置と第2の端末の位置との間の距離である第2の距離が第2の所定距離以上である。
【0008】
ここで、前記第1の端末から送信される前記SCIは、以下の情報の少なくとも1つを含む。
受信したSCIフォーマット中の優先度フィールドに指示される値である優先度;
受信したSCI format中のリソース予約周期フィールドに指示される値であるリソース予約周期;
時間領域リソース割当情報;及び、
周波数領域リソース割当情報。
【0009】
ここで、前記時間領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
第1の端末が前記SCIを送信するスロットの、受信したSCI formatが存在するスロットに対するオフセット値、又は、受信したSCI formatが存在するスロットの、第1の端末が前記SCIを送信するスロットに対するオフセット値を指示するための第1のtiming情報;
第2のtiming情報k;スロットnで終了するSCI format受信又はSCIによってスケジューリングされる物理側サイドリンク共有チャネルPSSCH受信に対して、第1の端末がスロットn+kで前記SCIを送信し、又は、スロットmで送信される前記SCIに対して、第1の端末がスロットm-kでSCI formatを受信する;及び、
受信したSCI format中の時間領域リソース割当フィールドに指示される値である第1の指示情報。
【0010】
ここで、前記周波数領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
受信した前記SCI formatの最低物理リソースブロックPRBが存在するサブチャネルの、前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値、又は、前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルの、受信した前記SCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値である第1のオフセット情報;
第2のオフセット情報p;受信した前記SCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルはqであり、第1の端末が前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルは、q+pであり、又は、第1の端末が前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルはrであり、受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルは、r+pである;
受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルを指示するための第2の指示情報;及び、
受信したSCI format中の周波数領域リソース割当フィールドに指示される値である第3の指示情報。
【0011】
選択可能に、前記方法は、上位層に報告するリソースサブセットを以下方式の少なくとも1つで決定することを更に含む。
上位層から物理側サイドリンク制御チャネルPSCCH又はPSSCH伝送用に提供されるサブチャネル数Lが1であり、又は、PSCCH又はPSSCH伝送用に設定されるサブチャネル数Lが1である;又は、
上位層からPSCCH又はPSSCH伝送用に提供されるサブチャネル数Lが1であり、又は、PSCCH又はPSSCH伝送用に設定されるサブチャネル数Lが1であり、かつ、シングルスロットリソース候補が時間間隔[n+T1,n+T2]における若干の連続するするL個のサブチャネルに対応し、前記若干の連続するL個のサブチャネルの開始サブチャネルと、受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルとは同じである。
【0012】
本発明の実施例は、第2の端末に適用される情報伝送方法を更に提供し、サイドリンクSidelink制御情報SCIに関するリソースブロック及びスロットを決定することを含む。
【0013】
ここで、前記のサイドリンクSidelink制御情報SCIに関するリソースブロック及びスロットを決定することは、前記SCIをキャリーするリソース、及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報及び/又は周波数領域リソース割当情報に基づいて、前記リソースブロック及びスロットを決定することを含む。
【0014】
ここで、前記時間領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
前記SCIを受信するスロットの、第1のリソースが存在するスロットに対するオフセット値、又は、第1のリソースが存在するスロットの、前記SCIを受信するスロットに対するオフセット値を指示するための第1のtiming情報;
第2のtiming情報k;スロットmで受信する前記SCIに対して、第1のリソースが存在するスロットは、スロットm-kであり、又は、第1のリソースが存在するスロットは、nであり、第2の端末は、スロットn+kで前記SCIを受信する;及び
第1のリソースに対して、第2のリソース及び/又は第3のリソースの時間上のオフセット値を指示するための第1の指示情報。
【0015】
ここで、前記周波数領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
第1のリソースの開始サブチャネルの、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値、又は、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルの、第1のリソースの開始サブチャネルに対するオフセット値である第1のオフセット情報;
第2のオフセット情報p;第1のリソースの開始サブチャネルはqであり、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルは、q+pであり、又は、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルはrであり、第1のリソースの開始サブチャネルは、r+pである;
第1のリソースの開始サブチャネルを指示するための第2の指示情報;及び、
各リソースに連続して割り当てられているサブチャネル数と、第1のリソースを除いた残りのSCI指示リソースの開始サブチャネルインデックスを指示するための第3の指示情報。
【0016】
ここで、前記SCIをキャリーするリソース、及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報及び/又は周波数領域リソース割当情報に基づいて、前記リソースブロック及びスロットを決定することは、以下の少なくとも1つを含む。
前記SCIのリソース及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報に基づいて、リソーススロットを決定する;
第1のリソースが存在するスロットは、第1のtiming情報又は第2のtiming情報によって決定される;及び、
第1のリソースに対して、第2のリソース及び/又は第3のリソースの時間上のオフセット値は、第1の指示情報によって決定される。
【0017】
ここで、前記SCIのリソース及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報に基づいて、リソーススロットを決定することは、スロットmで終了する前記SCIの受信に対して、第1のリソースが存在するスロットをスロットm-kと決定することを含む。
【0018】
ここで、前記SCIをキャリーするリソース、及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報及び/又は周波数領域リソース割当情報に基づいて、前記リソースブロック及びスロットを決定することは、以下の少なくとも1つを含む。
前記SCIのリソース及び/又はSCI中の周波数領域リソース割当情報に基づいて、サブチャネルを決定する;
第1のリソースの開始サブチャネルは、第1のオフセット情報又は第2のオフセット情報又は第2の指示情報によって決定される;及び、
各リソースに連続して割り当てられているサブチャネル数と、第1のリソースを除いた残りのSCI指示リソースの開始サブチャネルインデックスは、第3の指示情報によって決定される。
【0019】
ここで、前記SCIのリソース及び/又はSCI中の周波数領域リソース割当情報に基づいて、サブチャネルを決定することは、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルrに対して、第1のリソースの開始サブチャネルをr+p又はrと決定することを含む。
【0020】
ここで、当該方法は、第2の条件を満たす場合にシングルスロットリソース候補を除外することを更に含む。前記第2の条件は、前記SCIに基づいて決定される前記リソースブロック及びスロット、又は仮に第2のスロットセットで受信される同じ又は異なるSCI formatに基づいて決定される前記リソースブロック及びスロットが、前記シングルスロットリソース候補とオーバーラップすることである。
【0021】
本発明の実施例は、第1の端末に適用される情報伝送装置を更に提供し、第1の条件を満たす場合にサイドリンクSidelink制御情報SCIを送信するように構成される送信モジュールを含む。前記第1の条件は、プロトコルによって定義されたものであり、又は事前に構成されたものであり、又はネットワーク側又は第2の端末が上位層シグナリングを介して構成したものである。
【0022】
本発明の実施例は、第1の端末に適用される情報伝送装置を更に提供し、サイドリンクSidelink制御情報SCIに関するリソースブロック及びスロットを決定するように構成される決定モジュールを含む。
【0023】
本発明の実施例は、プロセッサと、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するためのメモリを含む情報伝送装置を更に提供し、ここで、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行する際に上記方法のステップを実行する。
【0024】
本発明の実施例は、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体を更に提供し、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記方法のステップを実現させる。
【発明の効果】
【0025】
本発明の実施例による情報伝送方法及びその装置、コンピュータ可読記憶媒体において、第1の端末が第1の条件を満たす場合にサイドリンクSidelink制御情報SCIを送信する。前記第1の条件は、プロトコルによって定義されたものであり、又は事前に構成されたものであり、又はネットワーク側又は第2の端末が上位層シグナリングを介して構成したものである。それに対応して、第2の端末がサイドリンクSidelink制御情報SCIに関するリソースブロック及びスロットを決定する。本発明の実施例は、第1の条件を満たす第1の端末がSCIを送信することにより、第2の端末が隠しノードに占用されるリソースを選択することをできるだけ回避し、データ伝送の干渉を低減し、信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本発明の実施例に記載の情報伝送方法のフローチャートその1である。
【
図2】本発明の実施例に記載の情報伝送方法のフローチャートその2である。
【
図3】本発明の実施例に記載の情報伝送装置の構成図その1である。
【
図4】本発明の実施例に記載の情報伝送装置の構成図その2である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明を図面及び実施例に関連して説明する。
【0028】
NR V2Xは、Mode-1リソース割当モードと、Mode-2リソース割当モードの2種類のリソース割当方式をサポートし、ここで、Mode-1は、基地局によって制御されるリソース割当モードであり、Mode-2は、端末主導のリソース割当モードである。Mode-2リソース選択モードは、「listen before talk」であり、感知ウィンドウ(sensing window)内のリソースに基づいて感知し、リソース選択ウィンドウ(selection window)で選択すべきリソースを決定する。その基本的な動作過程は、以下の通りである。
1.リソース選択ウィンドウと感知ウィンドウの決定:
時刻nにリソース選択がトリガされる場合、リソース選択ウィンドウは、[n+T1,n+T2]であり、感知ウィンドウは、[n-T0,n-Tproc,0]である。
2.感知Sensingプロセス:
感知ウィンドウにおいて、他の端末が送信したPSCCHを復調し、RSRP情報を収集する。
3.資源除外プロセス:
1)V2Xは、半二重であり、自身の送信スロットでは傍受できないので、そのスロット上の他のUEがシステム構成のすべての可能な期間において予約した1回又は複数回のリソースが、リソース選択ウィンドウ内のリソース候補とオーバーラップし、又はリソース候補後の周期的予約リソースとオーバーラップした場合に、前記リソースを除外するとしか仮定できない。
2)復号されたSCIに指示される占用リソース及び後続の1回/複数回の予約リソースが、リソース選択ウィンドウ内のリソース候補又はリソース候補後の1回/複数回の予約リソースとオーバーラップし、かつRSRPが一定の閾値より高くなると、前記リソースを除外する。
4.残りのリソースが全集合のX%未満であれば、RSRP閾値を3dB上げ、リソース除外手順を繰り返す。
5.利用可能な資源をMAC層に報告し、MAC層においてランダムな選択を行う。
【0029】
このように、送信側UEの角度から送信リソースを決定するだけでは、選択された送信リソースにおいて受信側UEが受ける干渉が比較的に深刻で、SINRが低く、データ復調が正しくないという問題が発生しやすい。
【0030】
これに基づいて、本発明の実施例は、情報伝送方法を提供する。
図1に示すように、第1の端末に適用される当該方法は、第1の条件を満たす場合にサイドリンクSidelink制御情報SCIを送信するステップ101を含む。前記第1の条件は、プロトコルによって定義されたものであり、又は事前に構成されたものであり、又はネットワーク側又は第2の端末が上位層シグナリングを介して構成したものである。
【0031】
ここで、前記上位層シグナリングは、SIB RRC MACシグナリングを含む。
【0032】
本発明の実施例において、前記第1の条件は、以下の少なくとも1つを含む。
受信したSCIフォーマットformatに対して行った基準信号受信電力RSRP測定が第1の閾値よりも高い;
受信したSCI format中の優先度フィールドに指示される優先度値が第2の閾値よりも低い;
受信したSCI formatに対して行ったRSRP測定が第1の閾値よりも高く、かつ、受信したSCI format中の優先度フィールドに指示される優先度値が第2の閾値よりも低い;
受信した複数のSCI formatによって決定されるスロット及び/又はリソースブロックがオーバーラップする。ここで、複数のSCI formatは、異なるSource IDに対応する。当該条件は、受信した複数のSCI formatによって決定されるスロット及び/又はリソースブロックのオーバーラップ回数が、第1の回数閾値以上であることを含んでもよい;及び、
第1の端末の位置と受信したSCI中の領域識別子Zone_idに指示される最も近い領域の中心位置との間の距離である第1の距離が第1の所定距離以下、及び/又は、受信したSCI中のZone_idに指示される最も近い領域の中心位置と第2の端末の位置との間の距離である第2の距離が第2の所定距離以上である。
【0033】
ここで、前記第2の端末の位置は、第2の端末が送信するSCI中のZone_idに指示される最も近い領域の中心位置であってもよい。
【0034】
ここで、前記第1の閾値、第2の閾値、第1の所定距離、及び第2の所定距離は、プロトコルによって定義されたものであり、又は事前に構成されたものであり、又はネットワーク側又は第2の端末が上位層シグナリングを介して構成したものである。
【0035】
本発明の実施例において、前記第1の端末から送信される前記SCIは、以下の情報の少なくとも1つを含む。
受信したSCIフォーマット中の優先度フィールドに指示される値である優先度;
受信したSCI format中のリソース予約周期フィールドに指示される値であるリソース予約周期;
時間領域リソース割当情報;及び、
周波数領域リソース割当情報。
【0036】
本発明の実施例において、前記時間領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
第1の端末が前記SCIを送信するスロットの、受信したSCI formatが存在するスロットに対するオフセット値、又は、受信したSCI formatが存在するスロットの、第1の端末が前記SCIを送信するスロットに対するオフセット値を指示するための第1のtiming情報;
第2のtiming情報k;スロットnで終了するSCI format受信又はSCIによってスケジューリングされる物理側サイドリンク共有チャネルPSSCH受信に対して、第1の端末がスロットn+kで前記SCIを送信し、又は、スロットmで送信される前記SCIに対して、第1の端末がスロットm-kでSCI formatを受信する;及び、
受信したSCI format中の時間領域リソース割当フィールドに指示される値である第1の指示情報。
【0037】
本発明の実施例において、前記周波数領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
受信した前記SCI formatの最低物理リソースブロックPRBが存在するサブチャネルの、前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値、又は、前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルの、受信した前記SCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値である第1のオフセット情報;
第2のオフセット情報p;受信した前記SCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルはqであり、第1の端末が前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルは、q+pであり、又は、第1の端末が前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルはrであり、受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルは、r+pである;
受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルを指示するための第2の指示情報;及び、
受信したSCI format中の周波数領域リソース割当フィールドに指示される値である第3の指示情報。
【0038】
上記の態様において、受信した前記SCI formatの最低PRBは、受信したSCI formatのPSCCH又はPSSCHの最低PRBであり、前記SCIを送信する最低PRBは、前記SCIを送信するPSCCH又はPSSCHの最低PRBである。
【0039】
本発明の一実施例において、前記方法は、上位層に報告するリソースサブセットを以下方式の少なくとも1つで決定するステップ102を更に含む。
上位層から物理側サイドリンク制御チャネルPSCCH又はPSSCH伝送用に提供されるサブチャネル数Lが1であり、又は、PSCCH又はPSSCH伝送用に設定されるサブチャネル数Lが1である;又は、
上位層からPSCCH又はPSSCH伝送用に提供されるサブチャネル数Lが1であり、又は、PSCCH又はPSSCH伝送用に設定されるサブチャネル数Lが1であり、かつ、シングルスロットリソース候補が時間間隔[n+T1,n+T2]における若干の連続するL個のサブチャネルに対応し、前記若干の連続するL個のサブチャネルの開始サブチャネルと、受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルとは同じである。
【0040】
本発明の実施例は、情報伝送方法を更に提供する。
図2に示すように、第2の端末に適用される当該方法は、サイドリンクSidelink制御情報SCIに関するリソースブロック及びスロットを決定するステップ201を含む。
【0041】
本発明の実施例において、前記のサイドリンクSidelink制御情報SCIに関するリソースブロック及びスロットを決定することは、前記SCIをキャリーするリソース、及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報及び/又は周波数領域リソース割当情報に基づいて、前記リソースブロック及びスロットを決定することを含む。ここで、前記SCIをキャリーするリソースは、PSCCHリソース又はPSSCHリソースである。
【0042】
本発明の実施例において、前記時間領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
前記SCIを受信するスロットの、第1のリソースが存在するスロットに対するオフセット値、又は、第1のリソースが存在するスロットの、前記SCIを受信するスロットに対するオフセット値を指示するための第1のtiming情報;
第2のtiming情報k;スロットmで受信する前記SCIに対して、第1のリソースが存在するスロットは、スロットm-kであり、又は、第1のリソースが存在するスロットは、nであり、第2の端末は、スロットn+kで前記SCIを受信する;及び
第1のリソースに対して、第2のリソース及び/又は第3のリソースの時間上のオフセット値を指示するための第1の指示情報。
【0043】
本発明の実施例において、前記周波数領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
第1のリソースの開始サブチャネルの、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値、又は、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルの、第1のリソースの開始サブチャネルに対するオフセット値である第1のオフセット情報;
第2のオフセット情報p;第1のリソースの開始サブチャネルはqであり、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルは、q+pであり、又は、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルはrであり、第1のリソースの開始サブチャネルは、r+pである;
第1のリソースの開始サブチャネルを指示するための第2の指示情報;及び、
各リソースに連続して割り当てられているサブチャネル数と、第1のリソースを除いた残りのSCI指示リソースの開始サブチャネルインデックスを指示するための第3の指示情報。
【0044】
本発明の実施例において、前記「+」又は「-」は、単にオフセット値を示す。例えば、q+pの場合、pがマイナスである際に、q-(-p)に相当する。
【0045】
本発明の実施例において、前記の前記SCIをキャリーするリソース、及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報及び/又は周波数領域リソース割当情報に基づいて、前記リソースブロック及びスロットを決定することは、以下の少なくとも1つを含む。
前記SCIのリソース及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報に基づいて、リソーススロットを決定する;
第1のリソースが存在するスロットは、第1のtiming情報又は第2のtiming情報によって決定される;及び、
第1のリソースに対して、第2のリソース及び/又は第3のリソースの時間上のオフセット値は、第1の指示情報によって決定される。
【0046】
ここで、前記SCIのリソース及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報に基づいて、リソーススロットを決定することは、スロットmで終了する前記SCIの受信に対して、第1のリソースが存在するスロットをスロットm-kと決定することを含む。
【0047】
本発明の実施例において、前記の前記SCIをキャリーするリソース、及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報及び/又は周波数領域リソース割当情報に基づいて、前記リソースブロック及びスロットを決定することは、以下の少なくとも1つを含む。
前記SCIのリソース及び/又はSCI中の周波数領域リソース割当情報に基づいて、サブチャネルを決定する;
第1のリソースの開始サブチャネルは、第1のオフセット情報又は第2のオフセット情報又は第2の指示情報によって決定される;及び、
各リソースに連続して割り当てられているサブチャネル数と、第1のリソースを除いた残りのSCI指示リソースの開始サブチャネルインデックスは、第3の指示情報によって決定される。
【0048】
本発明の実施例において、前記SCIのリソース及び/又はSCI中の周波数領域リソース割当情報に基づいて、サブチャネルを決定することは、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルrに対して、第1のリソースの開始サブチャネルをr+p又はrと決定することを含む。
【0049】
本発明の一実施例において、当該方法は、第2の条件を満たす場合にシングルスロットリソース候補を除外するステップ202を更に含む。ここで、前記第2の条件は、前記SCIに基づいて決定される前記リソースブロック及びスロット、又は仮に第2のスロットセットで受信される同じ又は異なるSCI formatに基づいて決定される前記リソースブロック及びスロットが、前記シングルスロットリソース候補とオーバーラップすることである。
【0050】
上述した方法実施例を実現するために、本発明の実施例は、情報伝送装置を更に提供する。
図3に示すように、第1の端末に適用される当該装置は、第1の条件を満たす場合にサイドリンクSidelink制御情報SCIを送信するように構成される送信モジュール301を含む。前記第1の条件は、プロトコルによって定義されたものであり、又は事前に構成されたものであり、又はネットワーク側又は第2の端末が上位層シグナリングを介して構成したものである。
【0051】
ここで、前記上位層シグナリングは、SIB RRC MACシグナリングを含む。
【0052】
本発明の実施例において、前記第1の条件は、以下の少なくとも1つを含む。
受信したSCIフォーマットformatに対して行った基準信号受信電力RSRP測定が第1の閾値よりも高い;
受信したSCI format中の優先度フィールドに指示される優先度値が第2の閾値よりも低い;
受信したSCI formatに対して行ったRSRP測定が第1の閾値よりも高く、かつ、受信したSCI format中の優先度フィールドに指示される優先度値が第2の閾値よりも低い;
受信した複数のSCI formatによって決定されるスロット及び/又はリソースブロックがオーバーラップする;及び、
第1の端末の位置と受信したSCI中の領域識別子Zone_idに指示される最も近い領域の中心位置との間の距離である第1の距離が第1の所定距離以下、及び/又は、受信したSCI中のZone_idに指示される最も近い領域の中心位置と第2の端末の位置との間の距離である第2の距離が第2の所定距離以上である。
【0053】
ここで、前記第2の端末の位置は、第2の端末が送信するSCI中のZone_idに指示される最も近い領域の中心位置であってもよい。
【0054】
本発明の実施例において、前記第1の端末から送信される前記SCIは、以下の情報の少なくとも1つを含む。
受信したSCIフォーマット中の優先度フィールドに指示される値である優先度;
受信したSCI format中のリソース予約周期フィールドに指示される値であるリソース予約周期;
時間領域リソース割当情報;及び、
周波数領域リソース割当情報。
【0055】
本発明の実施例において、前記時間領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
第1の端末が前記SCIを送信するスロットの、受信したSCI formatが存在するスロットに対するオフセット値、又は、受信したSCI formatが存在するスロットの、第1の端末が前記SCIを送信するスロットに対するオフセット値を指示するための第1のtiming情報;
第2のtiming情報k;スロットnで終了するSCI format受信又はSCIによってスケジューリングされる物理側サイドリンク共有チャネルPSSCH受信に対して、第1の端末がスロットn+kで前記SCIを送信し、又は、スロットmで送信される前記SCIに対して、第1の端末がスロットm-kでSCI formatを受信する;及び、
受信したSCI format中の時間領域リソース割当フィールドに指示される値である第1の指示情報。
【0056】
本発明の実施例において、前記周波数領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
受信した前記SCI formatの最低物理リソースブロックPRBが存在するサブチャネルの、前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値、又は、前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルの、受信した前記SCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値である第1のオフセット情報;
第2のオフセット情報p;受信した前記SCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルはqであり、第1の端末が前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルは、q+pであり、又は、第1の端末が前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルはrであり、受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルは、r+pである;
受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルを指示するための第2の指示情報;及び、
受信したSCI format中の周波数領域リソース割当フィールドに指示される値である第3の指示情報。
【0057】
上記の態様において、受信した前記SCI formatの最低PRBは、受信したSCI formatのPSCCH又はPSSCHの最低PRBであり、前記SCIを送信する最低PRBは、前記SCIを送信するPSCCH又はPSSCHの最低PRBである。
【0058】
本発明の一実施例において、
図3に示すように、当該装置は、上位層に報告するリソースサブセットを以下方式の少なくとも1つで決定するように構成される第1の処理モジュール302を更に含む。
上位層から物理側サイドリンク制御チャネルPSCCH又はPSSCH伝送用に提供されるサブチャネル数Lが1であり、又は、PSCCH又はPSSCH伝送用に設定されるサブチャネル数Lが1である;又は、
上位層からPSCCH又はPSSCH伝送用に提供されるサブチャネル数Lが1であり、又は、PSCCH又はPSSCH伝送用に設定されるサブチャネル数Lが1であり、かつ、シングルスロットリソース候補が時間間隔[n+T1,n+T2]における若干の連続するL個のサブチャネルに対応し、前記若干の連続するL個のサブチャネルの開始サブチャネルと、受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルとは同じである。
【0059】
本発明の実施例は、情報伝送装置を更に提供する。
図4に示すように、第1の端末に適用される当該装置は、サイドリンクSidelink制御情報SCIに関するリソースブロック及びスロットを決定するように構成される決定モジュール401を含む。
【0060】
本発明の実施例において、前記決定モジュール401がサイドリンクSidelink制御情報SCIに関するリソースブロック及びスロットを決定することは、前記SCIをキャリーするリソース、及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報及び/又は周波数領域リソース割当情報に基づいて、前記リソースブロック及びスロットを決定することを含む。
【0061】
ここで、前記SCIをキャリーするリソースは、PSCCHリソース又はPSSCHリソースである。
【0062】
本発明の実施例において、前記時間領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
前記SCIを受信するスロットの、第1のリソースが存在するスロットに対するオフセット値、又は、第1のリソースが存在するスロットの、前記SCIを受信するスロットに対するオフセット値を指示するための第1のtiming情報;
第2のtiming情報k;スロットmで受信する前記SCIに対して、第1のリソースが存在するスロットは、スロットm-kであり、又は、第1のリソースが存在するスロットは、nであり、第2の端末は、スロットn+kで前記SCIを受信する;及び
第1のリソースに対して、第2のリソース及び/又は第3のリソースの時間上のオフセット値を指示するための第1の指示情報。
【0063】
本発明の実施例において、前記周波数領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
第1のリソースの開始サブチャネルの、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値、又は、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルの、第1のリソースの開始サブチャネルに対するオフセット値である第1のオフセット情報;
第2のオフセット情報p;第1のリソースの開始サブチャネルはqであり、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルは、q+pであり、又は、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルはrであり、第1のリソースの開始サブチャネルは、r+pである;
第1のリソースの開始サブチャネルを指示するための第2の指示情報;及び、
各リソースに連続して割り当てられているサブチャネル数と、第1のリソースを除いた残りのSCI指示リソースの開始サブチャネルインデックスを指示するための第3の指示情報。
【0064】
本発明の実施例において、前記決定モジュール401が前記SCIをキャリーするリソース、及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報及び/又は周波数領域リソース割当情報に基づいて、前記リソースブロック及びスロットを決定することは、以下の少なくとも1つを含む。
前記SCIのリソース及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報に基づいて、リソーススロットを決定する;
第1のリソースが存在するスロットは、第1のtiming情報又は第2のtiming情報によって決定される;及び、
第1のリソースに対して、第2のリソース及び/又は第3のリソースの時間上のオフセット値は、第1の指示情報によって決定される。
【0065】
ここで、前記決定モジュール401が前記SCIのリソース及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報に基づいて、リソーススロットを決定することは、スロットmで終了する前記SCIの受信に対して、第1のリソースが存在するスロットをスロットm-kと決定することを含む。
【0066】
本発明の実施例において、前記決定モジュール401が前記SCIをキャリーするリソース、及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報及び/又は周波数領域リソース割当情報に基づいて、前記リソースブロック及びスロットを決定することは、以下の少なくとも1つを含む。
前記SCIのリソース及び/又はSCI中の周波数領域リソース割当情報に基づいて、サブチャネルを決定する;
第1のリソースの開始サブチャネルは、第1のオフセット情報又は第2のオフセット情報又は第2の指示情報によって決定される;及び、
各リソースに連続して割り当てられているサブチャネル数と、第1のリソースを除いた残りのSCI指示リソースの開始サブチャネルインデックスは、第3の指示情報によって決定される。
【0067】
本発明の実施例において、前記決定モジュール401が前記SCIのリソース及び/又はSCI中の周波数領域リソース割当情報に基づいて、サブチャネルを決定することは、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルrに対して、第1のリソースの開始サブチャネルをr+p又はrと決定することを含む。
【0068】
本発明の一実施例において、
図4に示すように、当該装置は、第2の条件を満たす場合にシングルスロットリソース候補を除外するように構成される第2の処理モジュール402を更に含む。ここで、前記第2の条件は、前記SCIに基づいて決定される前記リソースブロック及びスロット、又は仮に第2のスロットセットで受信される同じ又は異なるSCI formatに基づいて決定される前記リソースブロック及びスロットが、前記シングルスロットリソース候補とオーバーラップすることである。
【0069】
本発明の実施例は、プロセッサと、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するためのメモリを含む情報伝送装置を更に提供する。ここで、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行する際に、第1の条件を満たす場合にサイドリンクSidelink制御情報SCIを送信することを実行する。前記第1の条件は、プロトコルによって定義されたものであり、又は事前に構成されたものであり、又はネットワーク側又は第2の端末が上位層シグナリングを介して構成したものである。
【0070】
ここで、前記第1の条件は、以下の少なくとも1つを含む。
受信したSCIフォーマットformatに対して行った基準信号受信電力RSRP測定が第1の閾値よりも高い;
受信したSCI format中の優先度フィールドに指示される優先度値が第2の閾値よりも低い;
受信したSCI formatに対して行ったRSRP測定が第1の閾値よりも高く、かつ、受信したSCI format中の優先度フィールドに指示される優先度値が第2の閾値よりも低い;
受信した複数のSCI formatによって決定されるスロット及び/又はリソースブロックがオーバーラップする;及び、
第1の端末の位置と受信したSCI中の領域識別子Zone_idに指示される最も近い領域の中心位置との間の距離である第1の距離が第1の所定距離以下、及び/又は、受信したSCI中のZone_idに指示される最も近い領域の中心位置と第2の端末の位置との間の距離である第2の距離が第2の所定距離以上である。
【0071】
ここで、前記第1の端末から送信される前記SCIは、以下の情報の少なくとも1つを含む。
受信したSCIフォーマット中の優先度フィールドに指示される値である優先度;
受信したSCI format中のリソース予約周期フィールドに指示される値であるリソース予約周期;
時間領域リソース割当情報;及び、
周波数領域リソース割当情報。
【0072】
ここで、前記時間領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
第1の端末が前記SCIを送信するスロットの、受信したSCI formatが存在するスロットに対するオフセット値、又は、受信したSCI formatが存在するスロットの、第1の端末が前記SCIを送信するスロットに対するオフセット値を指示するための第1のtiming情報;
第2のtiming情報k;スロットnで終了するSCI format受信又はSCIによってスケジューリングされる物理側サイドリンク共有チャネルPSSCH受信に対して、第1の端末がスロットn+kで前記SCIを送信し、又は、スロットmで送信される前記SCIに対して、第1の端末がスロットm-kでSCI formatを受信する;及び、
受信したSCI format中の時間領域リソース割当フィールドに指示される値である第1の指示情報。
【0073】
ここで、前記周波数領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
受信した前記SCI formatの最低物理リソースブロックPRBが存在するサブチャネルの、前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値、又は、前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルの、受信した前記SCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値である第1のオフセット情報;
第2のオフセット情報p;受信した前記SCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルはqであり、第1の端末が前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルは、q+pであり、又は、第1の端末が前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルはrであり、受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルは、r+pである;
受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルを指示するための第2の指示情報;及び、
受信したSCI format中の周波数領域リソース割当フィールドに指示される値である第3の指示情報。
【0074】
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行する際に、更に、上位層に報告するリソースサブセットを以下方式の少なくとも1つで決定することを実行する。
上位層から物理側サイドリンク制御チャネルPSCCH又はPSSCH伝送用に提供されるサブチャネル数Lが1であり、又は、PSCCH又はPSSCH伝送用に設定されるサブチャネル数Lが1である;又は、
上位層からPSCCH又はPSSCH伝送用に提供されるサブチャネル数Lが1であり、又は、PSCCH又はPSSCH伝送用に設定されるサブチャネル数Lが1であり、かつ、シングルスロットリソース候補が時間間隔[n+T1,n+T2]における若干の連続するL個のサブチャネルに対応し、前記若干の連続するL個のサブチャネルの開始サブチャネルと、受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルとは同じである。
【0075】
本発明の実施例は、プロセッサと、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するためのメモリを含む情報伝送装置を更に提供する。ここで、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行する際に、サイドリンクSidelink制御情報SCIに関するリソースブロック及びスロットを決定することを実行する。
【0076】
前記のサイドリンクSidelink制御情報SCIに関するリソースブロック及びスロットを決定する際に、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、前記SCIをキャリーするリソース、及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報及び/又は周波数領域リソース割当情報に基づいて、前記リソースブロック及びスロットを決定することを実行する。
【0077】
ここで、前記時間領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
前記SCIを受信するスロットの、第1のリソースが存在するスロットに対するオフセット値、又は、第1のリソースが存在するスロットの、前記SCIを受信するスロットに対するオフセット値を指示するための第1のtiming情報;
第2のtiming情報k;スロットmで受信する前記SCIに対して、第1のリソースが存在するスロットは、スロットm-kであり、又は、第1のリソースが存在するスロットは、nであり、第2の端末は、スロットn+kで前記SCIを受信する;及び
第1のリソースに対して、第2のリソース及び/又は第3のリソースの時間上のオフセット値を指示するための第1の指示情報。
【0078】
ここで、前記周波数領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
第1のリソースの開始サブチャネルの、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値、又は、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルの、第1のリソースの開始サブチャネルに対するオフセット値である第1のオフセット情報;
第2のオフセット情報p;第1のリソースの開始サブチャネルはqであり、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルは、q+pであり、又は、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルはrであり、第1のリソースの開始サブチャネルは、r+pである;
第1のリソースの開始サブチャネルを指示するための第2の指示情報;及び、
各リソースに連続して割り当てられているサブチャネル数と、第1のリソースを除いた残りのSCI指示リソースの開始サブチャネルインデックスを指示するための第3の指示情報。
【0079】
前記の前記SCIをキャリーするリソース、及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報及び/又は周波数領域リソース割当情報に基づいて、前記リソースブロック及びスロットを決定する際に、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、以下の少なくとも1つを実行する。
前記SCIのリソース及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報に基づいて、リソーススロットを決定する;
第1のリソースが存在するスロットは、第1のtiming情報又は第2のtiming情報によって決定される;及び、
第1のリソースに対して、第2のリソース及び/又は第3のリソースの時間上のオフセット値は、第1の指示情報によって決定される。
【0080】
前記の前記SCIのリソース及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報に基づいて、リソーススロットを決定する際に、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、スロットmで終了する前記SCIの受信に対して、第1のリソースが存在するスロットをスロットm-kと決定することを実行する。
【0081】
前記の前記SCIをキャリーするリソース、及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報及び/又は周波数領域リソース割当情報に基づいて、前記リソースブロック及びスロットを決定する際に、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、以下の少なくとも1つを実行する。
前記SCIのリソース及び/又はSCI中の周波数領域リソース割当情報に基づいて、サブチャネルを決定する;
第1のリソースの開始サブチャネルは、第1のオフセット情報又は第2のオフセット情報又は第2の指示情報によって決定される;及び、
各リソースに連続して割り当てられているサブチャネル数と、第1のリソースを除いた残りのSCI指示リソースの開始サブチャネルインデックスは、第3の指示情報によって決定される。
【0082】
前記の前記SCIのリソース及び/又はSCI中の周波数領域リソース割当情報に基づいて、サブチャネルを決定する際に、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルrに対して、第1のリソースの開始サブチャネルをr+p又はrと決定することを実行する。
【0083】
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、更に、第2の条件を満たす場合にシングルスロットリソース候補を除外することを実行する。ここで、前記第2の条件は、前記SCIに基づいて決定される前記リソースブロック及びスロット、又は仮に第2のスロットセットで受信される同じ又は異なるSCI formatに基づいて決定される前記リソースブロック及びスロットが、前記シングルスロットリソース候補とオーバーラップすることである。
【0084】
なお、上記実施例で提供された装置は、情報伝送を行う際に、上記各プログラムモジュールの区分のみを例に挙げて説明するが、実際のアプリケーションでは、必要に応じて上記処理を異なるプログラムモジュールに割り当てて行うことができ、すなわち、デバイスの内部構造を異なるプログラムモジュールに分割して、上記で説明したすべて又は一部の処理を完了することができる。また、上述の実施例で提供された装置は、対応する方法実施例と同じ考えに属し、その具体的な実現過程は、方法実施例を参照し、ここでは説明しない。
【0085】
例示的な実施例では、本発明の実施例は、FRAM、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、Flash Memory、磁気表面メモリ、光ディスク、又はCD-ROMなどのメモリであってもよいコンピュータ可読記憶媒体を提供し、携帯電話、コンピュータ、タブレットデバイス、パーソナルデジタルアシスタントなど、上述のメモリの1つ又は任意の組み合わせを含む様々なデバイスであってもよい。
【0086】
本発明の実施例は、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体を更に提供し、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、第1の条件を満たす場合にサイドリンクSidelink制御情報SCIを送信することを実行する。前記第1の条件は、プロトコルによって定義されたものであり、又は事前に構成されたものであり、又はネットワーク側又は第2の端末が上位層シグナリングを介して構成したものである。
【0087】
ここで、前記第1の条件は、以下の少なくとも1つを含む。
受信したSCIフォーマットformatに対して行った基準信号受信電力RSRP測定が第1の閾値よりも高い;
受信したSCI format中の優先度フィールドに指示される優先度値が第2の閾値よりも低い;
受信したSCI formatに対して行ったRSRP測定が第1の閾値よりも高く、かつ、受信したSCI format中の優先度フィールドに指示される優先度値が第2の閾値よりも低い;
受信した複数のSCI formatによって決定されるスロット及び/又はリソースブロックがオーバーラップする;及び、
第1の端末の位置と受信したSCI中の領域識別子Zone_idに指示される最も近い領域の中心位置との間の距離である第1の距離が第1の所定距離以下、及び/又は、受信したSCI中のZone_idに指示される最も近い領域の中心位置と第2の端末の位置との間の距離である第2の距離が第2の所定距離以上である。
【0088】
ここで、前記第1の端末から送信される前記SCIは、以下の情報の少なくとも1つを含む。
受信したSCIフォーマット中の優先度フィールドに指示される値である優先度;
受信したSCI format中のリソース予約周期フィールドに指示される値であるリソース予約周期;
時間領域リソース割当情報;及び、
周波数領域リソース割当情報。
【0089】
ここで、前記時間領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
第1の端末が前記SCIを送信するスロットの、受信したSCI formatが存在するスロットに対するオフセット値、又は、受信したSCI formatが存在するスロットの、第1の端末が前記SCIを送信するスロットに対するオフセット値を指示するための第1のtiming情報;
第2のtiming情報k;スロットnで終了するSCI format受信又はSCIによってスケジューリングされる物理側サイドリンク共有チャネルPSSCH受信に対して、第1の端末がスロットn+kで前記SCIを送信し、又は、スロットmで送信される前記SCIに対して、第1の端末がスロットm-kでSCI formatを受信する;及び、
受信したSCI format中の時間領域リソース割当フィールドに指示される値である第1の指示情報。
【0090】
ここで、前記周波数領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
受信した前記SCI formatの最低物理リソースブロックPRBが存在するサブチャネルの、前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値、又は、前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルの、受信した前記SCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値である第1のオフセット情報;
第2のオフセット情報p;受信した前記SCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルはqであり、第1の端末が前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルは、q+pであり、又は、第1の端末が前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルはrであり、受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルは、r+pである;
受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルを指示するための第2の指示情報;及び、
受信したSCI format中の周波数領域リソース割当フィールドに指示される値である第3の指示情報。
【0091】
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、更に、上位層に報告するリソースサブセットを以下方式の少なくとも1つで決定することを実行する。
上位層から物理側サイドリンク制御チャネルPSCCH又はPSSCH伝送用に提供されるサブチャネル数Lが1であり、又は、PSCCH又はPSSCH伝送用に設定されるサブチャネル数Lが1である;又は、
上位層からPSCCH又はPSSCH伝送用に提供されるサブチャネル数Lが1であり、又は、PSCCH又はPSSCH伝送用に設定されるサブチャネル数Lが1であり、かつ、シングルスロットリソース候補が時間間隔[n+T1,n+T2]における若干の連続するL個のサブチャネルに対応し、前記若干の連続するL個のサブチャネルの開始サブチャネルと、受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルとは同じである。
【0092】
本発明の実施例は、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体を更に提供し、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、サイドリンクSidelink制御情報SCIに関するリソースブロック及びスロットを決定することを実行する。
【0093】
前記のサイドリンクSidelink制御情報SCIに関するリソースブロック及びスロットを決定する際に、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、更に、前記SCIをキャリーするリソース、及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報及び/又は周波数領域リソース割当情報に基づいて、前記リソースブロック及びスロットを決定することを実行する。
【0094】
ここで、前記時間領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
前記SCIを受信するスロットの、第1のリソースが存在するスロットに対するオフセット値、又は、第1のリソースが存在するスロットの、前記SCIを受信するスロットに対するオフセット値を指示するための第1のtiming情報;
第2のtiming情報k;スロットmで受信する前記SCIに対して、第1のリソースが存在するスロットは、スロットm-kであり、又は、第1のリソースが存在するスロットは、nであり、第2の端末は、スロットn+kで前記SCIを受信する;及び
第1のリソースに対して、第2のリソース及び/又は第3のリソースの時間上のオフセット値を指示するための第1の指示情報。
【0095】
ここで、前記周波数領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
第1のリソースの開始サブチャネルの、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値、又は、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルの、第1のリソースの開始サブチャネルに対するオフセット値である第1のオフセット情報;
第2のオフセット情報p;第1のリソースの開始サブチャネルはqであり、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルは、q+pであり、又は、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルはrであり、第1のリソースの開始サブチャネルは、r+pである;
第1のリソースの開始サブチャネルを指示するための第2の指示情報;及び、
各リソースに連続して割り当てられているサブチャネル数と、第1のリソースを除いた残りのSCI指示リソースの開始サブチャネルインデックスを指示するための第3の指示情報。
【0096】
前記の前記SCIをキャリーするリソース、及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報及び/又は周波数領域リソース割当情報に基づいて、前記リソースブロック及びスロットを決定する際に、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、更に以下の少なくとも1つを実行する。
前記SCIのリソース及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報に基づいて、リソーススロットを決定する;
第1のリソースが存在するスロットは、第1のtiming情報又は第2のtiming情報によって決定される;及び、
第1のリソースに対して、第2のリソース及び/又は第3のリソースの時間上のオフセット値は、第1の指示情報によって決定される。
【0097】
前記の前記SCIのリソース及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報に基づいて、リソーススロットを決定する際に、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、更に、スロットmで終了する前記SCIの受信に対して、第1のリソースが存在するスロットをスロットm-kと決定することを実行する。
【0098】
前記の前記SCIをキャリーするリソース、及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報及び/又は周波数領域リソース割当情報に基づいて、前記リソースブロック及びスロットを決定する際に、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、更に、以下の少なくとも1つを実行する。
前記SCIのリソース及び/又はSCI中の周波数領域リソース割当情報に基づいて、サブチャネルを決定する;
第1のリソースの開始サブチャネルは、第1のオフセット情報又は第2のオフセット情報又は第2の指示情報によって決定される;及び、
各リソースに連続して割り当てられているサブチャネル数と、第1のリソースを除いた残りのSCI指示リソースの開始サブチャネルインデックスは、第3の指示情報によって決定される。
【0099】
前記の前記SCIのリソース及び/又はSCI中の周波数領域リソース割当情報に基づいて、サブチャネルを決定する際に、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、更に、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルrに対して、第1のリソースの開始サブチャネルをr+p又はrと決定することを実行する。
【0100】
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、更に、第2の条件を満たす場合にシングルスロットリソース候補を除外することを実行する。ここで、前記第2の条件は、前記SCIに基づいて決定される前記リソースブロック及びスロット、又は仮に第2のスロットセットで受信される同じ又は異なるSCI formatに基づいて決定される前記リソースブロック及びスロットが、前記シングルスロットリソース候補とオーバーラップすることである。
【0101】
以下、シーンの実施例に関連して本発明を説明する。
【0102】
本実施例は、送信側と受信側の協調に基づくリソース選択方法を提案し、受信側が、Sidelink制御情報を送信することによって、自分の隠れノードに対する感知結果を、自分のリソース予約情報に変換して放送することで、送信側が隠しノードに占用されるリソースを選択することをできるだけ回避し、データ伝送の干渉を減少し、信頼性を向上させることができる。
【0103】
本実施例のSidelink制御情報の送信方法は、以下の3つの側面を主に含む。
【0104】
1.端末が前記Sidelink制御情報を送信する条件(前記端末は、受信側を示す):
端末は、以下の条件の少なくとも1つを満たす場合に前記Sidelink制御情報を送信する。
第1のスロットで受信したSCIフォーマットformatに対して行った基準信号受信電力RSRP測定が第1の閾値よりも高い;
第1のスロットで受信したSCI format中の優先度フィールドに指示される優先度値が第2の閾値よりも低い;
第1のスロットで受信したSCI formatに対して行ったRSRP測定が第1の閾値よりも高く、かつ、第1のスロットで受信したSCI format中の優先度フィールドに指示される優先度値が第2の閾値よりも低い;及び、
第1の端末の位置と受信したSCI中の領域識別子Zone_idに指示される最も近い領域の中心位置との間の距離である第1の距離が第1の所定距離以下、及び/又は、受信したSCI中のZone_idに指示される最も近い領域の中心位置と第2の端末の位置との間の距離である第2の距離が第2の所定距離以上である。
【0105】
2.前記Sidelink制御情報の内容:
第1のスロットで受信したSCIフォーマット中の優先度フィールドに指示される値である優先度;
第1のスロットで受信したSCI format中のリソース予約周期フィールドに指示される値であるリソース予約周期;
例えばTime resource assignmentのような時間領域リソース割当情報;及び、
例えばFrequency resource assignmentのような周波数領域リソース割当情報。
【0106】
ここで、前記時間領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
第1の端末が前記SCIを送信するスロットの、第1スロットに対するオフセット値、又は、第1スロットの、第1の端末が前記SCIを送信するスロットに対するオフセット値を指示するための第1のtiming情報;
第2のtiming情報k;スロットnで終了するSCI format受信又はSCIによってスケジューリングされる物理側サイドリンク共有チャネルPSSCH受信に対して、第1の端末がスロットn+kで前記SCIを送信し、又は、スロットmで送信される前記SCIに対して、第1の端末がスロットm-kでSCI formatを受信する;及び、
第1のスロットで受信したSCI format中の時間領域リソース割当フィールドに指示される値である第1の指示情報。
【0107】
ここで、前記周波数領域リソース割当情報は、以下の少なくとも1つを含む。
受信した前記SCI formatの最低物理リソースブロックPRBが存在するサブチャネルの、前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値、又は、前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルの、受信した前記SCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値である第1のオフセット情報;
第2のオフセット情報p;受信した前記SCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルはqであり、第1の端末が前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルは、q+pであり、又は、第1の端末が前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルはrであり、受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルは、r+pである;
受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルを指示するための第2の指示情報;及び、
第1のスロットで受信したSCI format中の周波数領域リソース割当フィールドに指示される値である第3の指示情報。
【0108】
3.端末は、上位層に報告するリソースサブセットを以下方式の少なくとも1つで決定する。
上位層から物理側サイドリンク制御チャネルPSCCH又はPSSCH伝送用に提供されるサブチャネル数Lが1であり、又は、PSCCH又はPSSCH伝送用に設定されるサブチャネル数Lが1である;又は、
上位層からPSCCH又はPSSCH伝送用に提供されるサブチャネル数Lが1であり、又は、PSCCH又はPSSCH伝送用に設定されるサブチャネル数Lが1であり、かつ、シングルスロットリソース候補が時間間隔[n+T1,n+T2]における若干の連続するL個のサブチャネルに対応し、前記若干の連続するL個のサブチャネルの開始サブチャネルと、受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルとは同じである。
【0109】
以上述べたのは、本発明の実施例にすぎず、本発明の保護範囲を限定するためのものではない。
【符号の説明】
【0110】
101 第1の条件を満たす場合にサイドリンクSidelink制御情報SCIを送信するステップ
102 上位層に報告するリソースサブセットを以下方式の少なくとも1つで決定するステップ
201 サイドリンクSidelink制御情報SCIに関するリソースブロック及びスロットを決定するステップ
202 第2の条件を満たす場合にシングルスロットリソース候補を除外するステップ
301 送信モジュール
302 第1の処理モジュール
401 決定モジュール
402 第2の処理モジュール
【手続補正書】
【提出日】2023-03-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の端末に適用される情報伝送方法であって、
第1の条件を満たす場合にサイドリンクSidelink制御情報SCIを送信することを含み、
前記第1の条件は、プロトコルによって定義されたものであり、又は事前に構成されたものであり、又はネットワーク側又は第2の端末が上位層シグナリングを介して構成したものである、情報伝送方法。
【請求項2】
前記第1の条件は、以下の、
受信したSCIフォーマットformatに対して行った基準信号受信電力RSRP測定が第1の閾値よりも高い;
受信したSCI format中の優先度フィールドに指示される優先度値が第2の閾値よりも低い;
受信したSCI formatに対して行ったRSRP測定が第1の閾値よりも高く、かつ、受信したSCI format中の優先度フィールドに指示される優先度値が第2の閾値よりも低い;
受信した複数のSCI formatによって決定されるスロット及び/又はリソースブロックがオーバーラップする;及び、
第1の端末の位置と受信したSCI中の領域識別子Zone_idに指示される最も近い領域の中心位置との間の距離である第1の距離が第1の所定距離以下、及び/又は、受信したSCI中のZone_idに指示される最も近い領域の中心位置と第2の端末の位置との間の距離である第2の距離が第2の所定距離以上である、
ことの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の端末から送信される前記SCIは、以下の、
受信したSCIフォーマット中の優先度フィールドに指示される値である優先度;
受信したSCI format中のリソース予約周期フィールドに指示される値であるリソース予約周期;
時間領域リソース割当情報;及び、
周波数領域リソース割当情報、
の情報の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記時間領域リソース割当情報は
、
第1の端末が前記SCIを送信するスロットの、受信したSCI formatが存在するスロットに対するオフセット値、又は、受信したSCI formatが存在するスロットの、第1の端末が前記SCIを送信するスロットに対するオフセット値を指示するための第1のtiming情報;
第2のtiming情報k;スロットnで終了するSCI format受信又はSCIによってスケジューリングされる物理側サイドリンク共有チャネルPSSCH受信に対して、第1の端末がスロットn+kで前記SCIを送信し、又は、スロットmで送信される前記SCIに対して、第1の端末がスロットm-kでSCI formatを受信する;及び、
受信したSCI format中の時間領域リソース割当フィールドに指示される値である第1の指示情報
のうちの少なくとも1つを含み、
並びに/または
前記周波数領域リソース割当情報は、
受信した前記SCI formatの最低物理リソースブロックPRBが存在するサブチャネルの、前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値、又は、前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルの、受信した前記SCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値である第1のオフセット情報;
第2のオフセット情報p;受信した前記SCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルはqであり、第1の端末が前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルは、q+pであり、又は、第1の端末が前記SCIを送信する最低PRBが存在するサブチャネルはrであり、受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルは、r+pである;
受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルを指示するための第2の指示情報;及び、
受信したSCI format中の周波数領域リソース割当フィールドに指示される値である第3の指示情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
以下方式の、
上位層から物理側サイドリンク制御チャネルPSCCH又はPSSCH伝送用に提供されるサブチャネル数Lが1であり、又は、PSCCH又はPSSCH伝送用に設定されるサブチャネル数Lが1である;又は、
上位層からPSCCH又はPSSCH伝送用に提供されるサブチャネル数Lが1であり、又は、PSCCH又はPSSCH伝送用に設定されるサブチャネル数Lが1であり、かつ、シングルスロットリソース候補が時間間隔[n+T1,n+T2]における若干の連続するL個のサブチャネルに対応し、前記若干の連続するL個のサブチャネルの開始サブチャネルと、受信したSCI formatの最低PRBが存在するサブチャネルとは同じである、
ことの少なくとも1つにより、上位層に報告するリソースサブセットを決定することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
第2の端末に適用される情報伝送方法であって、
サイドリンクSidelink制御情報SCIに関するリソースブロック及びスロットを決定することを含む、情報伝送方法。
【請求項7】
前記のサイドリンクSidelink制御情報SCIに関するリソースブロック及びスロットを決定することは、
前記SCIをキャリーするリソース、及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報及び/又は周波数領域リソース割当情報に基づいて、前記リソースブロック及びスロットを決定することを含む、請求項
6に記載の方法。
【請求項8】
前記時間領域リソース割当情報は
、
前記SCIを受信するスロットの、第1のリソースが存在するスロットに対するオフセット値、又は、第1のリソースが存在するスロットの、前記SCIを受信するスロットに対するオフセット値を指示するための第1のtiming情報;
第2のtiming情報k;スロットmで受信する前記SCIに対して、第1のリソースが存在するスロットは、スロットm-kであり、又は、第1のリソースが存在するスロットは、nであり、第2の端末は、スロットn+kで前記SCIを受信する;及び
第1のリソースに対して、第2のリソース及び/又は第3のリソースの時間上のオフセット値を指示するための第1の指示情報
のうちの少なくとも1つを含み、
並びに/または
前記周波数領域リソース割当情報は、
第1のリソースの開始サブチャネルの、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルに対するオフセット値、又は、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルの、第1のリソースの開始サブチャネルに対するオフセット値である第1のオフセット情報;
第2のオフセット情報p;第1のリソースの開始サブチャネルはqであり、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルは、q+pであり、又は、受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルはrであり、第1のリソースの開始サブチャネルは、r+pである;
第1のリソースの開始サブチャネルを指示するための第2の指示情報;及び、
各リソースに連続して割り当てられているサブチャネル数と、第1のリソースを除いた残りのSCI指示リソースの開始サブチャネルインデックスを指示するための第3の指示情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記の前記SCIをキャリーするリソース、及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報及び/又は周波数領域リソース割当情報に基づいて、前記リソースブロック及びスロットを決定することは、以下の、
前記SCIのリソース及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報に基づいて、リソーススロットを決定する;
第1のリソースが存在するスロットは、第1のtiming情報又は第2のtiming情報によって決定される;及び、
第1のリソースに対して、第2のリソース及び/又は第3のリソースの時間上のオフセット値は、第1の指示情報によって決定される、
ことの少なくとも1つを含む、請求項
7に記載の方法。
【請求項10】
前記SCIのリソース及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報に基づいて、リソーススロットを決定することは、
スロットmで終了する前記SCIの受信に対して、第1のリソースが存在するスロットをスロットm-kと決定することを含む、請求項
9に記載の方法。
【請求項11】
前記SCIをキャリーするリソース、及び/又はSCI中の時間領域リソース割当情報及び/又は周波数領域リソース割当情報に基づいて、前記リソースブロック及びスロットを決定することは、以下の、
前記SCIのリソース及び/又はSCI中の周波数領域リソース割当情報に基づいて、サブチャネルを決定する;
第1のリソースの開始サブチャネルは、第1のオフセット情報又は第2のオフセット情報又は第2の指示情報によって決定される;及び、
各リソースに連続して割り当てられているサブチャネル数と、第1のリソースを除いた残りのSCI指示リソースの開始サブチャネルインデックスは、第3の指示情報によって決定される、
ことの少なくとも1つを含む、請求項
7に記載の方法。
【請求項12】
前記SCIのリソース及び/又はSCI中の周波数領域リソース割当情報に基づいて、サブチャネルを決定することは、
受信した前記SCIの最低PRBが存在するサブチャネルrに対して、第1のリソースの開始サブチャネルをr+p又はrと決定することを含む、請求項
11に記載の方法。
【請求項13】
前記SCIに基づいて決定される前記リソースブロック及びスロット、又は仮に第2のスロットセットで受信される同じ又は異なるSCI formatに基づいて決定される前記リソースブロック及びスロットが、シングルスロットリソース候補とオーバーラップする第2の条件を満たす場合に、前記シングルスロットリソース候補を除外することを更に含む、請求項
6に記載の方法。
【請求項14】
プロセッサと、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するためのメモリを含む情報伝送装置であって、
ここで、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項1~
5のいずれか1項に記載の方法のステップ
を実行するために用いられる、情報伝送装置。
【請求項15】
プロセッサと、プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するためのメモリを含む情報伝送装置であって、
ここで、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項6~13のいずれか1項に記載の方法のステップを実行するために用いられる、情報伝送装置。
【国際調査報告】