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特表2023-542755停留時間決定方法、装置、エッジコンピューティングデバイス及び記憶媒体
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  • 特表-停留時間決定方法、装置、エッジコンピューティングデバイス及び記憶媒体 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-12
(54)【発明の名称】停留時間決定方法、装置、エッジコンピューティングデバイス及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06T 7/20 20170101AFI20231004BHJP
【FI】
G06T7/20 300Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021566211
(86)(22)【出願日】2021-09-16
(85)【翻訳文提出日】2021-11-08
(86)【国際出願番号】 IB2021058440
(87)【国際公開番号】W WO2023026083
(87)【国際公開日】2023-03-02
(31)【優先権主張番号】10202109386W
(32)【優先日】2021-08-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】SG
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521436762
【氏名又は名称】センスタイム インターナショナル プライベート リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ウー, ジアチェン
(72)【発明者】
【氏名】スン, ドンリャン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン, シュアイ
(72)【発明者】
【氏名】リン, ジンリャン
(72)【発明者】
【氏名】ガン, シン
【テーマコード(参考)】
5L096
【Fターム(参考)】
5L096BA08
5L096CA04
5L096DA02
5L096HA03
5L096JA11
(57)【要約】
画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するステップであって、画像収集装置はゲームエリア内に配置されているステップと、前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定するステップと、前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップと、を含む停留時間決定方法、装置、エッジコンピューティングデバイス及び記憶媒体を開示する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するステップであって、前記画像収集装置はゲームエリア内に配置されているステップと、
前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定するステップと、
前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップと、を含む、
停留時間決定方法。
【請求項2】
前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定するステップは、
少なくとも1つのゲーム参加者識別情報を含む識別情報集合を取得するステップであって、前記識別情報集合は、前記少なくとも1つのゲーム参加者の前記指定部位の特徴情報及び少なくとも1つのゲーム参加者の前記指定部位の特徴情報に対応する識別情報を含むステップと、
前記識別情報集合及び前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記識別情報を決定するステップと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
少なくとも1つのゲーム参加者識別情報を含む識別情報集合を取得するステップは、
エッジコンピューティングデバイスに前記識別情報集合が記憶されている場合に、前記エッジコンピューティングデバイスから前記識別情報集合を取得するステップ、及び/又は、
前記エッジコンピューティングデバイスに前記識別情報集合が記憶されていない場合に、クラウドデバイスから前記識別情報集合を取得するステップを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップは、
前記ゲーム参加者の識別情報が前記ゲームエリアに対応するキャッシュ記憶空間に記憶されている場合に、前記存在時間に基づいて、前記識別情報に対応する前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ゲーム参加者画像を解析し、前記ゲーム参加者が指定操作を実行したと決定した場合に、前記ゲーム参加者の識別情報を前記ゲームエリアに対応するキャッシュ記憶空間に記憶するステップを更に含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記ゲーム参加者の識別情報が前記キャッシュ記憶空間に記憶されている場合に、前記ゲーム参加者の識別情報の前記キャッシュ記憶空間における持続記憶時間を取得するステップと、
前記持続記憶時間が第1閾値より大きい場合に、前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報の有効性を解析して、前記存在時間を決定するステップと、を更に含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記持続記憶時間が第2閾値より大きい場合に、前記ゲーム参加者の識別情報、ゲーム参加者の特徴情報及び前記ゲーム参加者の現在位置情報のうちの少なくとも一つを遊技場の管理装置に送信するステップを更に含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップは、
前記ゲーム参加者画像に前記ゲーム参加者の特徴情報が含まれない持続時間が第3閾値より大きい場合に、前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ゲーム参加者画像を解析して、前記ゲーム参加者画像内の関連部位を決定するステップであって、前記関連部位は、前記ゲーム参加者の少なくとも1種の前記指定部位に関連する他の部位を含むステップと、
前記ゲーム参加者画像内の前記関連部位の特徴情報を解析して、前記存在時間を決定するステップと、を更に含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記ゲーム参加者画像内の前記関連部位の特徴情報を解析して、前記存在時間を決定するステップは、
前記ゲーム参加者画像に前記指定部位の特徴情報が含まれない場合に、前記関連部位の特徴情報を解析して、前記存在時間を決定するステップを含む、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を遊技場の管理装置に送信するステップを更に含み、前記遊技場に少なくとも1つの前記ゲームエリアが設置されている、
請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
各ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間と前記ゲーム参加者画像のタイムスタンプにより、遊技場における前記ゲーム参加者の軌跡を決定するステップを更に含む、
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記指定部位は顔、手及び指紋のうちの少なくとも1種を含む、
請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するように構成されるエッジコンピューティングデバイスであって、前記画像収集装置がゲームエリア内に配置されており、
プロセッサとメモリとを備え、
前記メモリにコンピュータ実行可能命令が記憶されており、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記コンピュータ実行可能命令を実行して、
画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するステップであって、前記画像収集装置はゲームエリア内に配置されているステップと、
前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定するステップと、
前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップと、を実行するように構成される、
エッジコンピューティングデバイス。
【請求項15】
前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定する時に、前記プロセッサは、
少なくとも1つのゲーム参加者識別情報を含む識別情報集合を取得するステップであって、前記識別情報集合は、前記少なくとも1つのゲーム参加者の前記指定部位の特徴情報及び少なくとも1つのゲーム参加者の前記指定部位の特徴情報に対応する識別情報を含むステップと、
前記識別情報集合及び前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記識別情報を決定するステップと、を実行するように構成される、
請求項14に記載のエッジコンピューティングデバイス。
【請求項16】
前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定する時に、前記プロセッサは、
前記ゲーム参加者の識別情報が前記ゲームエリアに対応するキャッシュ記憶空間に記憶されている場合に、前記存在時間に基づいて、前記識別情報に対応する前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップを実行するように構成される、
請求項14に記載のエッジコンピューティングデバイス。
【請求項17】
前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定する時に、前記プロセッサは、
前記ゲーム参加者画像に前記ゲーム参加者の特徴情報が含まれない持続時間が第3閾値より大きい場合に、前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップを実行するように構成される、
請求項14に記載のエッジコンピューティングデバイス。
【請求項18】
前記プロセッサは、更に、
前記ゲーム参加者画像を解析して、前記ゲーム参加者画像内の関連部位を決定するステップであって、前記関連部位は、前記ゲーム参加者の少なくとも1種の前記指定部位に関連する他の部位を含むステップと、
前記ゲーム参加者画像内の前記関連部位の特徴情報を解析して、前記存在時間を決定するステップと、を実行するように構成される、
請求項14に記載のエッジコンピューティングデバイス。
【請求項19】
コンピュータ実行可能命令が記憶されており、前記コンピュータ実行可能命令は、
画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するステップであって、前記画像収集装置はゲームエリア内に配置されているステップと、
前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定するステップと、
前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップと、を実行する、
コンピュータ記憶媒体。
【請求項20】
コンピュータ実行可能コードを含み、前記コンピュータ実行可能コードは、
画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するステップであって、前記画像収集装置はゲームエリア内に配置されているステップと、
前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定するステップと、
前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップと、を実行する
コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本開示は、2021年8月27日にシンガポール知的財産庁に提出された、出願番号が10202109386Wのシンガポール特許出願の優先権を主張し、その全ての内容が参照によって本願に組み込まれる。
【0002】
本開示は、コンピュータビジョン処理の技術に関し、停留時間決定方法、装置、エッジコンピューティングデバイス及び記憶媒体に関するが、それらに限定されない。
【背景技術】
【0003】
遊技場では、遊技場の出入り口に設置されている画像収集装置によって、ゲーム参加者が遊技場に進入したかを大まかに決定することできるが、ゲーム参加者が遊技場のいずれかのゲームエリアで停留する時間を正確に決定することができない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の実施例に係る停留時間決定方法、装置、エッジコンピューティングデバイス及び記憶媒体は、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を正確に決定することができるため、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を精確に決定することができる。
【0005】
本開示の実施例に係る技術的解決手段は以下の通りである。
【0006】
本開示の実施例は、
画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するステップであって、前記画像収集装置はゲームエリア内に配置されているステップと、
前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定するステップと、
前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップと、を含む停留時間決定方法を提供する。
【0007】
いくつかの実施例では、前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定するステップは、
少なくとも1つのゲーム参加者識別情報を含む識別情報集合を取得するステップであって、前記識別情報集合は、前記少なくとも1つのゲーム参加者の前記指定部位の特徴情報及び少なくとも1つのゲーム参加者の前記指定部位の特徴情報に対応する識別情報を含むステップと、
前記識別情報集合及び前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記識別情報を決定するステップと、を含む。
【0008】
理解できるように、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報と識別情報集合内の指定部位の特徴情報によって、ゲーム参加者の識別情報を迅速且つ正確に決定することができる。
【0009】
いくつかの実施例では、少なくとも1つのゲーム参加者識別情報を含む識別情報集合を取得するステップは、
エッジコンピューティングデバイスに前記識別情報集合が記憶されている場合に、前記エッジコンピューティングデバイスから前記識別情報集合を取得するステップ、及び/又は、
前記エッジコンピューティングデバイスに前記識別情報集合が記憶されていない場合に、クラウドデバイスから前記識別情報集合を取得するステップを含む。
【0010】
理解できるように、クラウドデバイスに記憶された識別情報集合は、エッジコンピューティングデバイスの識別情報決定要求に応じて、エッジコンピューティングデバイスに送信されてもよく、それによって識別情報集合データの安全的バックアップと安定的更新を可能にして、識別情報の決定に保障を提供する。
【0011】
いくつかの実施例では、前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップは、
前記ゲーム参加者の識別情報が前記ゲームエリアに対応するキャッシュ記憶空間に記憶されている場合に、前記存在時間に基づいて、前記識別情報に対応する前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップを含む。
【0012】
理解できるように、ゲーム参加者の識別情報が前記ゲームエリアに対応するキャッシュ記憶空間に記憶されている場合に、キャッシュ記憶空間のデータを読み取ることによって、前記ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を迅速且つ正確に決定することができる。
【0013】
いくつかの実施例では、前記方法は、
前記ゲーム参加者画像を解析し、前記ゲーム参加者が指定操作を実行したと決定した場合に、前記ゲーム参加者の識別情報を前記ゲームエリアに対応するキャッシュ記憶空間に記憶するステップを更に含む。
【0014】
理解できるように、ゲーム参加者が指定操作を実行したと決定した場合こそ、ゲーム参加者の識別情報をゲームエリアに対応するキャッシュ記憶空間に記憶し、それによって、ゲーム参加者の識別情報をゲームエリアに対応するキャッシュ記憶空間に記憶する回数を減少でき、ゲームエリアに対応するキャッシュ記憶空間内の冗長データの数量も減少できる。
【0015】
いくつかの実施例では、前記方法は、
前記ゲーム参加者の識別情報が前記キャッシュ記憶空間に記憶されている場合に、前記ゲーム参加者の識別情報の前記キャッシュ記憶空間における持続記憶時間を取得するステップと、
前記持続記憶時間が第1閾値より大きい場合に、前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報の有効性を解析して、前記存在時間を決定するステップと、を更に含む。
【0016】
理解できるように、ゲーム参加者の識別情報がキャッシュ記憶空間に記憶されている場合に、ゲーム参加者の識別情報のキャッシュ記憶空間における持続記憶時間を取得した後、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報の有効性を更に解析する必要があり、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報が有効状態であると決定した場合こそ、存在時間を決定する。ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報が有効状態であって、ゲーム参加者が持続的にゲームエリア内に位置していることを表示できるので、上記ステップで決定した存在時間は、ゲーム参加者の遊技場での実際ゲーム状態を更にゲーム参加者の実際のゲーム状況に合致させることができる。
【0017】
いくつかの実施例では、前記方法は、
前記持続記憶時間が第2閾値より大きい場合に、前記ゲーム参加者の識別情報、ゲーム参加者の特徴情報及び前記ゲーム参加者の現在位置情報のうちの少なくとも一つを遊技場の管理装置に送信するステップを更に含む。
【0018】
理解できるように、ゲーム参加者の識別情報のキャッシュ記憶空間における持続記憶時間が第2閾値より大きい場合に、ゲーム参加者の関連情報が全面的であると考えられ、この時に、ゲーム参加者の特徴情報と前記ゲーム参加者の現在位置情報のうちの少なくとも一つを遊技場の管理装置に送信するのは、遊技場の管理装置が全面的にゲーム参加者の関連情報を知ることに役立つ。
【0019】
いくつかの実施例では、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップは、
前記ゲーム参加者画像に前記ゲーム参加者の特徴情報が含まれない持続時間が第3閾値より大きい場合に、前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップを含む。
【0020】
理解できるように、ゲーム参加者画像にゲーム参加者の特徴情報が含まれない持続時間が第3閾値より大きい場合こそ、ゲーム参加者の識別情報及びゲーム参加者画像におけるゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を決定する。ボードゲームの過程で、ゲーム参加者が一部の操作をする時に、ゲーム参加者の特徴情報が少数のゲーム参加者画像から一時的に消えることがあり、例えば、ボードゲームの過程で、ゲーム参加者が手をゲームエリアの下端に置いた場合に、画像収集装置の画像収集範囲が限られていれば、直接ゲーム参加者画像にゲーム参加者の特徴情報が含まれないことを招く可能性があり、この時に、ゲーム参加者の特徴情報が含まれない少ないフレーム数のゲーム参加者画像によって判断すれば、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を間違って判断することがあるので、上記ステップによって、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を間違って判断する確率を低減可能である。
【0021】
いくつかの実施例では、前記方法は、
前記ゲーム参加者画像を解析して、前記ゲーム参加者画像内の関連部位を決定するステップであって、前記関連部位は、前記ゲーム参加者の少なくとも1種の前記指定部位に関連する他の部位を含むステップと、
前記ゲーム参加者画像内の前記関連部位の特徴情報を解析して、前記存在時間を決定するステップと、を更に含む。
【0022】
理解できるように、ゲーム参加者画像に指定部位の特徴情報が含まれない場合に、関連部位の特徴情報を解析して存在時間を決定することが依然可能であり、それによって、存在時間の決定がより柔軟的で安定である。
【0023】
いくつかの実施例では、前記ゲーム参加者画像内の前記関連部位の特徴情報を解析して、前記存在時間を決定するステップは、
前記ゲーム参加者画像に前記指定部位の特徴情報が含まれない場合に、前記関連部位の特徴情報を解析して、前記存在時間を決定するステップを含む。
【0024】
理解できるように、ゲーム参加者画像に指定部位の特徴情報が含まれない場合に、更にゲーム参加者画像内の関連部位を決定し、続いてゲーム参加者画像内の関連部位の特徴情報を解析して存在時間を決定してもよく、ゲーム参加者がボードゲームの過程で何らかの特別な操作をして、画像収集装置が収集するゲーム参加者画像に指定部位の特徴情報を含むことが不可能になることがあるので、本開示の実施例に係る上記方法は、ゲーム参加者画像に指定部位の特徴情報が含まれないため存在時間を間違って統計する確率を低減可能である。
【0025】
いくつかの実施例では、前記方法は、
前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を遊技場の管理装置に送信するステップであって、前記遊技場に少なくとも1つの前記ゲームエリアが設置されているステップを更に含む。
【0026】
理解できるように、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を遊技場の管理装置に送信することで、ゲーム参加者の停留時間をゲームエリアごとに統一的に管理することを実現でき、ゲーム参加者の遊技場での軌跡の決定に全面的なデータ支援を提供する。
【0027】
いくつかの実施例では、前記方法は、各ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間とゲーム参加者画像のタイムスタンプにより、遊技場における前記ゲーム参加者の軌跡を決定するステップを更に含む。
【0028】
以上から分かるように、本開示の実施例はゲーム参加者の遊技場での軌跡を取得することによって、ゲーム参加者軌跡の追跡を実現できる。
【0029】
いくつかの実施例では、前記指定部位は顔、手及び指紋のうちの少なくとも1種を含む。
【0030】
理解できるように、以上の局所特徴は、いずれも客観的且つ一意にゲーム参加者の特徴情報を表現でき、識別情報の精確性に客観的な根拠を提供できる。
【0031】
本開示の実施例は、更に、
画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するように構成される取得モジュールであって、前記画像収集装置はゲームエリア内に配置されている取得モジュールと、
前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定するように構成される第1決定モジュールと、
前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するように構成される第2決定モジュールと、を備える停留時間決定装置を提供する。
【0032】
いくつかの実施例では、第1決定モジュールは、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報に基づいて、ゲーム参加者の識別情報を決定するように構成され、
少なくとも1つのゲーム参加者識別情報を含む識別情報集合を取得するステップであって、識別情報集合は、少なくとも1つのゲーム参加者の指定部位の特徴情報及び少なくとも1つのゲーム参加者の指定部位の特徴情報に対応する識別情報を含むステップと、
識別情報集合及び指定部位の特徴情報に基づいて、識別情報を決定するステップと、を実行する。
【0033】
いくつかの実施例では、取得モジュールは、少なくとも1つのゲーム参加者識別情報を含む識別情報集合を取得するように構成され、
エッジコンピューティングデバイスに識別情報集合が記憶されている場合に、エッジコンピューティングデバイスから識別情報集合を取得するステップ、及び/又は
エッジコンピューティングデバイスに識別情報集合が記憶されていない場合に、クラウドデバイスから識別情報集合を取得するステップを実行する。
【0034】
いくつかの実施例では、第2決定モジュールは、ゲーム参加者の識別情報及びゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を決定するように構成され、
ゲーム参加者の識別情報がゲームエリアに対応するキャッシュ記憶空間に記憶されている場合に、存在時間に基づいて、識別情報に対応するゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を決定するステップを実行する。
【0035】
いくつかの実施例では、第1決定モジュールは、ゲーム参加者画像を解析し、ゲーム参加者が指定操作を実行したと決定した場合に、ゲーム参加者の識別情報をゲームエリアに対応するキャッシュ記憶空間に記憶するように構成される。
【0036】
いくつかの実施例では、取得モジュールは、ゲーム参加者の識別情報がキャッシュ記憶空間に記憶されている場合に、ゲーム参加者の識別情報のキャッシュ記憶空間における持続記憶時間を取得するように構成され、
第2決定モジュールは、持続記憶時間が第1閾値より大きい場合に、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報の有効性を解析して、存在時間を決定するように構成される。
【0037】
いくつかの実施例では、前記装置は、更に、前記持続記憶時間が第2閾値より大きい場合に、前記ゲーム参加者の識別情報、ゲーム参加者の特徴情報及び前記ゲーム参加者の現在位置情報のうちの少なくとも一つを遊技場の管理装置に送信するように構成される送信モジュールを備える。
【0038】
いくつかの実施例では、第2決定モジュールは、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を決定するように構成され、
ゲーム参加者画像にゲーム参加者の特徴情報が含まれない持続時間が第3閾値より大きい場合に、ゲーム参加者の識別情報及びゲーム参加者画像におけるゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を決定するステップを実行する。
【0039】
いくつかの実施例では、第2決定モジュールは、ゲーム参加者画像を解析して、ゲーム参加者画像内の関連部位を決定するように構成され、関連部位はゲーム参加者の少なくとも1種の指定部位に関連する他の部位を含み、
第2決定モジュールは、更に、ゲーム参加者画像内の関連部位の特徴情報を解析して、存在時間を決定するように構成される。
【0040】
いくつかの実施例では、第2決定モジュールは、ゲーム参加者画像内の関連部位の特徴情報を解析して、存在時間を決定するように構成され、
ゲーム参加者画像に指定部位の特徴情報が含まれない場合に、関連部位の特徴情報を解析して、存在時間を決定するステップを実行する。
【0041】
いくつかの実施例では、第2決定モジュールは、更に、各ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間とゲーム参加者画像のタイムスタンプにより、遊技場における前記ゲーム参加者の軌跡を決定するように構成される。
【0042】
いくつかの実施例では、送信モジュールは、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を遊技場の管理装置に送信するように構成され、遊技場には少なくとも1つのゲームエリアが設置されている。
【0043】
いくつかの実施例では、指定部位は顔、手、指紋のうちの少なくとも1種を含む。
【0044】
本開示の実施例は、画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するように構成されるエッジコンピューティングデバイスであって、前記ゲーム参加者画像は前記画像収集装置が持続的に収集したものであり、
プロセッサとメモリとを備え、
前記メモリにコンピュータ実行可能命令が記憶されており、
前記プロセッサは前記メモリに記憶された前記コンピュータ実行可能命令を実行する時に、以上のいずれか一項に記載の停留時間決定方法を実現できるエッジコンピューティングデバイスを更に提供する。
【0045】
本開示の実施例は、コンピュータ実行可能命令が記憶されており、前記コンピュータ実行可能命令が実行された後、以上のいずれか一項に記載の停留時間決定方法を実現できるコンピュータ記憶媒体を更に提供する。
【0046】
本開示の実施例に係る停留時間決定方法、装置、エッジコンピューティングデバイス及び記憶媒体において、画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するステップであって、前記画像収集装置はゲームエリア内に配置されているステップと、前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定するステップと、前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップと、を実行する。
【0047】
以上から分かるように、本開示の実施例では、画像収集装置が持続的に収集したゲーム参加者画像によってゲーム参加者の識別情報を決定でき、更にゲーム参加者画像におけるゲーム参加者の特徴情報の存在時間及びゲーム参加者の識別情報により、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を決定することができるので、本開示の実施例はゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を比較的正確に決定でき、ゲーム参加者の遊技場での軌跡の追跡にデータ支援を提供する。
【0048】
以上の一般説明と以下の詳細説明は解釈するための例示的なものに過ぎず、本開示を制限しないことを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0049】
図1】本開示の実施例に係る第1種の停留時間決定方法のフローチャートである。
図2】本開示の実施例に係る第2種の停留時間決定方法のフローチャートである。
図3】本開示の実施例に係るゲームエリアでの停留時間の決定方法の構成図である。
図4】本開示の実施例に係る停留時間決定装置の構造模式図である。
図5】本開示の実施例に係るエッジコンピューティングデバイスの構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0050】
以下において、図面及び実施例を参照しながら、本開示をさらに詳細に説明する。ここで提供される実施例は、本開示を限定するためのものではなく、単に本開示を解釈することを目的とすることを理解すべきである。なお、以下で提供される実施例は、本開示を実施する全ての実施例ではなく、本開示を実施するための一部の実施例であり、本開示の実施例に記載の技術的解決手段は、矛盾しない限り、任意に組み合わせた形態で実施可能である。
【0051】
説明すべきは、本開示の実施例では、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含む方法又は装置は、明確に記載された要素のみならず、明示されていない他の要素、又は実施方法又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「一つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含む方法又は装置に別の関連要素がさらに存在することを排除するものではない(例えば、方法のステップ又は装置のユニットが挙げられ、例えば、ユニットが一部の回路、一部のプロセッサ、一部のプログラム又はソフトウェア等であってもよい)。
【0052】
例えば、本開示の実施例に係る画像処理方法は、一連のステップを含むが、記載されたステップに限定されなく、同様に、本開示の実施例に係る画像処理装置は、一連のモジュールを含むが、明確に記載されたモジュールを含むことに限定されなく、更に、関連情報を取得し、又は情報に基づいて処理するために設置する必要があるモジュールを含んでもよい。
【0053】
本明細書の用語の「及び/又は」は、関連対象の関連関係を記述するためのものに過ぎず、3種の関係が存在可能であることを示し、例えば、A及び/又はBは、Aが単独して存在し、AとBが同時に存在し、Bが単独して存在するという3種の場合を示してもよい。また、本明細書の用語の「少なくとも1種」は多種のうちのいずれか1種又は多種のうちの少なくとも2種の任意の組み合わせを示し、例えば、A、B、Cのうちの少なくとも1種を含むということは、A、B及びCから構成される集合から選択されるいずれか1つ又は複数の要素を含むことを示してもよい。
【0054】
本開示の実施例はゲームシーンのエッジコンピューティングデバイスに適用可能であり、それは他の様々な共通又は専用計算システム環境又は構成と共に動作可能である。ここで、エッジコンピューティングデバイスは、シンクライアント、ファットクライアント、手持ち又はラップトップデバイス、マイクロプロセッサに基づくシステム、セットトップボックス、プログラマブル消費者用電子機器、ネットワークパソコン、小型コンピュータシステム等であってもよい。
【0055】
エッジコンピューティングデバイスはプログラムモジュールによって命令を実行してもよい。通常、プログラムモジュールはルーチン、プログラム、目的プログラム、コンポーネント、ロジック、データ構造等を含んでよく、それらは特定のタスクを実行するか又は特定の抽象データ型を実現する。コンピュータシステム/サーバは分散型クラウドコンピューティング環境において実施でき、分散型クラウドコンピューティング環境において、タスクは通信ネットワークにわたってリンクされた遠隔処理機器により実行される。分散型クラウドコンピューティング環境において、プログラムモジュールは記憶機器を含むローカル又は遠隔計算システムの記憶媒体に存在してよい。
【0056】
実際の応用で、遊技場の出入り口に画像収集装置を設置することが一般であり、これらの画像収集装置で収集した画像又はビデオによって、ゲーム参加者が遊技場に進入したか、退出したかを大まかに決定することができるが、ゲーム参加者が遊技場で具体的に参加した対象ゲーム、対象ゲームにおける停留時間等を精確に決定することができない。例えば、何らかの特別なシーンで、例えば流行病多発期間において、ゲーム参加者の遊技場の対象ゲームの具体的な参加時間を精確に決定することができないので、ゲーム参加者が遊技場で他のゲーム参加者と接触した情報を追跡できないため、遊技場で流行病の伝染を予防することができない。
【0057】
上記課題に対して、本開示のいくつかの実施例で、ゲームシーンに適用可能な停留時間決定方法を提案する。
【0058】
以下において、本開示の実施例の応用シーンを例示的に説明する。
【0059】
ゲームシーンにおいて、コンピュータビジョン処理技術によって、各種のゲームの進行状態を監視できる。
【0060】
いくつかの実施例では、ゲームシーン内のゲームは、ゲームのボード上のポーカーゲーム又は他のゲームであってもよく、本開示の実施例はこれについて限定しない。
【0061】
本開示の実施例では、コンピュータビジョン(Computer vision)は、機器にいかに「見させる」ことを研究する科学であり、人間の目の代わりにカメラとコンピュータを用いて目標を認識、追跡、測定し、更に画像処理を行うことである。ゲーム過程で、少なくとも3つのカメラを用いてゲームエリアの状態を検出して、更に解析してもよく、ゲームエリアは、実体のテーブル又は他の実体ボードであってもよい。
【0062】
図1は本開示の実施例に係る第1種の停留時間決定方法のフローチャートである。図1に示すように、このプロセスは、下記のステップを含んでもよい。
【0063】
ステップ101において、画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得する。
【0064】
ここで、ゲーム参加者画像は、画像収集装置で持続的又は周期的に収集したものであり、画像収集装置がゲームエリア内に配置されている。例示的に、各ゲームエリアは少なくとも1つのゲームテーブルを含んでもよい。
【0065】
本開示の実施例では、画像収集装置はカメラであってもよく、画像収集装置の数量は少なくとも1つであってもよい。実際の応用で、少なくとも1つのカメラでゲームテーブルを撮影して、ビデオデータ又は画像データを得、続いてビデオデータ又は画像データから複数フレームのゲーム参加者画像を取得してもよい。
【0066】
いくつかの実施例では、画像収集装置は、ゲームテーブルの直上に設置されたカメラであってもよく、ゲームテーブルの他の角度に設置されたカメラであってもよく、対応的に、ゲーム参加者画像は、ゲームテーブルを上から観察した画像又は他の角度のゲームテーブルの画像であってもよい。例示的に、他の角度は、ゲーム参加者と同じ水平方向の角度、例えばゲーム参加者の左側又は右側の角度を含んでもよい。
【0067】
本開示の実施例では、画像収集装置の収集操作は、例えばビデオ撮影操作であってもよく、いくつかの実施例では、画像収集装置の収集操作は、例えば画像収集頻度で実行する画像収集操作であってもよい。ここで、画像収集頻度は5秒から10秒の間の任意の時間間隔を含んでもよく、例示的に、画像収集頻度は、画像収集装置によって遊技場及び/又はゲームエリアの環境情報に応じて調整されてもよい。環境情報は、遊技場及び/又はゲームエリアの光照射の明るさ、遊技場内のゲームエリアの遮蔽状況等を含んでもよく、例えば、遊技場及び/又はゲームエリアの光照射の明るさが弱い場合に、画像収集数量を増加して光照射の明るさによる画像ノイズに抵抗するために、画像収集頻度を高い頻度に設置してもよい。例示的に、画像収集頻度は、遊技場の管理システムによって画像収集装置の動作状態に応じて決定されてもよく、例えば、動作状態にある画像収集装置の数量が少ない場合に、画像収集頻度を高い頻度に設置してもよい。例示的に、画像収集頻度は、対象ゲームによって変わってもよく、例えば、ゲームセッションが多くて各セッションの切り換え時間が短い対象ゲームにとって、画像収集頻度を高い頻度に設置してもよく、逆に、ゲームセッションが少なくて各セッションの切り換え時間が長い対象ゲームにとって、画像収集頻度を低い頻度に設置してもよい。
【0068】
本開示の実施例では、画像収集装置の収集操作は、遊技場の経営状態に応じて変わってもよく、例えば、遊技場が営業を開始すると、画像収集装置は収集操作を起動し、例示的に、画像収集装置の収集操作は、対応して設置されたゲームテーブルが指定状態に切り換えられると起動してもよく、ここで、ゲームテーブルが指定状態に切り換えられるのは、ゲームテーブルがゲーム開始状態に切り換えられることを含んでもよい。
【0069】
本開示の実施例では、各ゲーム参加者画像は、ゲームエリアを上から観察した画像と他の角度のゲームエリアの画像に対して融合処理を行って得られた画像であってもよい。
【0070】
本開示の実施例では、ゲーム参加者の数量は、少なくとも1つであってもよい。
【0071】
本開示の実施例では、ゲーム参加者の指定部位は、ゲーム参加者の体全体を含んでもよく、例示的に、ゲーム参加者の指定部位は、ゲーム参加者の体の少なくとも1つの部位を含んでもよい。
【0072】
ステップ102において、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報に基づいて、ゲーム参加者の識別情報を決定する。
【0073】
本開示の実施例では、ゲーム参加者画像を得た後、コンピュータビジョン処理技術によって、ゲーム参加者画像をフレーム毎に処理して、ゲーム参加者画像の認識結果をフレーム毎に得ても良い。例示的に、この認識結果にはゲーム参加者の指定部位の特徴情報を含んでも良い。
【0074】
本開示の実施例では、ゲーム参加者の識別情報は、ゲーム参加者の身元識別情報、例えば、ゲーム参加者身分証明書(Identification:ID)番号、パスポート番号、戸籍簿番号、一時居住証明書番号、運転免許証番号、永住者証明書番号等を含んでもよい。いくつかの実施例では、ゲーム参加者の識別情報は、更にゲーム参加者の氏名、住所、出身地、生年月日等を含んでもよい。いくつかの実施例では、ゲーム参加者の識別情報は、更にゲーム参加者の職業状態を含んでもよい。いくつかの実施例では、ゲーム参加者の識別情報は、更にゲーム参加者が遊技場に進入した後買ったお金の代替品の数量を含んでもよい。
【0075】
本開示の実施例では、ゲーム参加者の識別情報は、更にゲーム参加者の遊技場での会員情報を含んでもよい。例示的に、上記会員情報は、ゲーム参加者が遊技場で会員登録した時に提供した上記の各種の身元識別情報を含んでもよく、更にゲーム参加者の遊技場での会員レベル情報を含んでもよい。
【0076】
本開示の実施例では、k番目のフレームのゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報に基づいて、ゲーム参加者の識別情報を決定した後、識別情報の確認操作を停止してもよい。ここで、kは1以上の整数である。
【0077】
本開示の実施例では、指定部位の特徴情報は、複数フレームのゲーム参加者画像に対してコンピュータビジョン処理を行った後に、抽出したものであってもよい。
【0078】
ステップ103において、ゲーム参加者の識別情報及びゲーム参加者画像におけるゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を決定する。
【0079】
本開示の実施例では、ゲーム参加者画像におけるゲーム参加者の特徴情報の存在時間は、ゲーム参加者の特徴情報がゲーム参加者画像に持続的に出現した時間であってもよく、例示的に、ゲーム参加者の特徴情報がゲーム参加者画像に持続的に出現したことは、ゲーム参加者の体全体がゲーム参加者画像に持続的に出現した場合、又はゲーム参加者の少なくとも1つの体部位がゲーム参加者画像に持続的に出現した場合、又はゲーム参加者の指定部位がゲーム参加者画像に持続的に出現した場合を含んでもよい。
【0080】
ゲーム参加者画像におけるゲーム参加者の特徴情報の存在時間は、ゲーム参加者の特徴情報がゲーム参加者画像に複数回出現した合計時間であってもよい。例示的に、ゲーム参加者がテーブルAでゲームを1時間遊んだ後、外出して2時間食事してから戻った後、再度テーブルAでゲームを1時間遊んだ場合に、このゲーム参加者のテーブルAでの存在時間を2時間とすべきである。
【0081】
本開示の実施例では、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間は、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の持続停留時間又は複数回の停留の合計時間を含んでもよい。
【0082】
本開示の実施例では、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を決定する時に、更にゲーム参加者の識別情報及びゲームエリアの番号情報をゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間に関連付けてもよい。例示的に、更にゲーム参加者画像のタイムスタンプを決定してもよく、ゲーム参加者画像のタイムスタンプにより、上記停留時間長の開始時間及び停止時間を決定することができる。例示的に、更にゲーム参加者がゲーム過程で実行した操作の情報、例えば、任意のゲーム参加者と他のゲーム参加者との間の肢体接触情報等を決定してもよい。
【0083】
実際の応用で、ステップ101~ステップ103は、エッジコンピューティングデバイス内のプロセッサによって実現してもよく、上記プロセッサは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit :ASIC)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor:DSP)、デジタル信号処理装置(Digital Signal Processing Device:DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array:FPGA)、中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクプロセッサのうちの少なくとも1種であってもよい。
【0084】
以上から分かるように、本開示の実施例に係る停留時間決定方法は、画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像をエッジコンピューティングデバイスによって取得した後、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報に基づいて、ゲーム参加者の識別情報を決定し、続いてゲーム参加者の識別情報及びゲーム参加者画像におけるゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を決定することができ、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間にはゲーム参加者の識別情報、ゲームエリアの番号情報及びゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留の開始停止時間情報を含んでもよいので、本開示の実施例に係る停留時間決定方法は、ゲーム参加者が遊技場で参加した対象ゲーム、参加時間を比較的精確に決定することができる。
【0085】
更に、本開示の実施例はポーカーゲームシーンに適用可能だけでなく、お金の代替品を使用するような様々なシーンにも適用可能である。
【0086】
図2は本開示の実施例に係る第2種の停留時間決定方法のフローチャートであり、図2に示すように、このプロセスは、下記のステップを含んでもよい。
【0087】
ステップ201において、画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得する。
【0088】
本開示の実施例では、遊技場における各ゲームテーブルには、対応する画像収集装置が配置されている。例示的に、画像収集装置の動作状態は、遊技場の管理装置によって統一的に制御されてもよく、対応するゲームテーブルの管理装置によって制御されてもよい。
【0089】
ステップ202において、少なくとも1つのゲーム参加者識別情報を含む識別情報集合を取得する。
【0090】
ここで、識別情報集合は、少なくとも1つのゲーム参加者の指定部位の特徴情報及び少なくとも1つのゲーム参加者の指定部位の特徴情報に対応する識別情報を含む。
【0091】
本開示の実施例では、識別情報集合内のゲーム参加者の指定部位の特徴情報とゲーム参加者の識別情報とは、一対一に対応する関連関係がある。いくつかの実施例では、ゲーム参加者の識別情報には多種の情報を含む場合に、ゲーム参加者の識別情報内の各種の情報は、構造体又は行列の形式で組み合わせられても良い。
【0092】
本開示の実施例では、識別情報集合に含まれるゲーム参加者の指定部位の特徴情報は、ゲーム参加者が遊技場に進入する前に遊技場の入口に設置されている少なくとも1つの画像収集装置によって収集したものであってもよく、識別情報集合に含まれるゲーム参加者の指定部位の特徴情報に対応する識別情報は、ゲーム参加者が遊技場に進入した時にゲーム参加者が入力したものであってもよい。いくつかの実施例では、ゲーム参加者が入力した識別情報は、ゲーム参加者が手動で入力したものであってもよく、このような場合に、ゲーム参加者が入力した識別情報は、遊技場の管理者又は遊技場の管理装置によって、ゲーム参加者が提供した身元情報を証明可能な証明書により更に検証してもよい。いくつかの実施例では、ゲーム参加者が入力した識別情報は、遊技場の管理装置によって、ゲーム参加者が提供した身元情報を証明可能な証明書に対して画像収集又は走査等を行って決定してもよい。
【0093】
本開示の実施例では、少なくとも1つのゲーム参加者識別情報を含む識別情報集合を取得するステップは、
エッジコンピューティングデバイスに識別情報集合が記憶されている場合に、エッジコンピューティングデバイスから識別情報集合を取得するステップ、及び/又は、エッジコンピューティングデバイスに識別情報集合が記憶されていない場合に、クラウドデバイスから識別情報集合を取得するステップを含んでもよい。
【0094】
本開示の実施例では、識別情報集合は、エッジコンピューティングデバイスのメモリに記憶されてもよい。例示的に、エッジコンピューティングデバイスのメモリに記憶される識別情報集合は、各ゲーム参加者が遊技場に進入した時に入力した識別情報及びゲーム参加者が遊技場に進入した時に画像収集装置が収集した指定部位の特徴情報により決定されてもよい。いくつかの実施例では、エッジコンピューティングデバイスに記憶される識別情報集合は、エッジコンピューティングデバイスでクラウドデバイスから取得したものであってもよく、例示的に、エッジコンピューティングデバイスでクラウドから識別情報集合を取得する操作は、定期的に行っても良い。
【0095】
本開示の実施例では、エッジコンピューティングデバイスに識別情報集合が記憶されていることは、ゲーム参加者が遊技場に進入した時に画像収集装置よって収集した指定部位の特徴情報及び識別情報が有効であり、又は、指定部位の特徴情報及び識別情報が処理プロセスで損傷されないことを含み得る。対応的に、エッジコンピューティングデバイスに識別情報集合が記憶されていないことは、エッジコンピューティングデバイスのメモリに記憶された識別情報集合が無効であり、又は、エッジコンピューティングデバイスのメモリに記憶された識別情報集合のバージョンが古くて、現在の識別情報決定要求が満たせない場合を含んでもよい。
【0096】
本開示の実施例では、クラウドデバイスは、少なくとも1つの遊技場が共有するものであってもよい。クラウドデバイスに記憶された識別情報集合が高いプライベート性のデータであるので、クラウドデバイスは遊技場に対応するアカウント情報を設定してもよく、エッジコンピューティングデバイスが識別情報集合を取得することが必要である場合に、クラウドデバイスにアカウント情報を含むデータ取得請求を送信し、クラウドデバイスはエッジコンピューティングデバイスのデータ取得請求の合法性を検証してもよく、これによって識別情報集合のデータ安全性に保障を提供する。
【0097】
本開示の実施例では、識別情報を迅速に決定可能にするために、識別情報集合をエッジコンピューティングデバイスに記憶してもよく、クラウドデバイスに記憶された識別情報集合は、エッジコンピューティングデバイスの識別情報決定の要求に基づいて、エッジコンピューティングデバイスに送信してもよく、それによって識別情報集合データの安全的バックアップと安定的更新を可能にして、識別情報の決定に保障を提供する。
【0098】
ステップ203において、識別情報集合及び指定部位の特徴情報に基づいて、識別情報を決定する。
【0099】
本開示の実施例では、識別情報集合に含まれる指定部位の特徴情報と画像収集装置が収集した指定部位の特徴情報との間のマッチング関係に基づいて、識別情報を決定してもよい。
【0100】
本開示の実施例では、識別情報は、指定部位の特徴情報という単一な要素により決定されるわけでなく、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報と識別情報集合という二つの要素により共同で決定され、最終的に決定される識別情報をより正確にする。
【0101】
ステップ204において、ゲーム参加者の識別情報及びゲーム参加者画像におけるゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を決定する。
【0102】
本開示の実施例では、ゲーム参加者の識別情報及びゲーム参加者画像におけるゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、ゲームテーブルにおけるゲーム参加者の停留時間を決定するステップは、
ゲーム参加者の識別情報がゲームテーブルに対応するキャッシュ記憶空間に記憶されている場合に、存在時間に基づいて、識別情報に対応するゲーム参加者のゲームテーブルにおける停留時間を決定するステップを含んでもよい。
【0103】
本開示の実施例では、遊技場の各ゲームテーブルのいずれも対応するキャッシュ記憶空間が設定されている。例示的に、このキャッシュ記憶空間は、エッジコンピューティングデバイスのプロセッサ及びメモリと通信接続可能である。
【0104】
本開示の実施例では、キャッシュ記憶空間は、ゲームテーブルにおける任意のゲームのゲーム状態を記憶するように構成されてもよく、例示的に、ゲーム状態は、ゲームの進行状況、ゲームに参加したゲーム参加者の間のやり取りの過程等を含んでもよい。いくつかの実施例では、キャッシュ記憶空間は、ゲームテーブルのゲーム参加者の識別情報を記憶し、更にゲーム参加者がボードゲームに参加した第1時間を記憶するためのものであってもよい。いくつかの実施例では、キャッシュ記憶空間に、ゲーム参加者がゲームテーブルから離れ、又はボードゲームを終了した第2時間が記憶されていてもよく、例示的に、第1時間と第2時間により、ゲームテーブルにおけるゲーム参加者の停留時間を算出可能である。
【0105】
本開示の実施例では、キャッシュ記憶空間は、アクセス速度が速く、データ同時アクセス操作を処理できる等の特徴を有することが可能であり、例示的に、キャッシュ記憶空間はredisを含んでもよい。
【0106】
いくつかの実施例では、キャッシュ記憶空間には更にゲーム参加者画像が記憶されていてもよく、対応的に、キャッシュ記憶空間には識別情報集合が記憶されていてもよい。
【0107】
理解できるように、ゲーム参加者の識別情報が前記ゲームテーブルに対応するキャッシュ記憶空間に記憶されている場合に、キャッシュ記憶空間のデータを読み取ることによって、前記ゲームテーブルにおけるゲーム参加者の停留時間を迅速且つ正確に決定することができる。
【0108】
本開示の実施例に係る停留時間決定方法は、更に、
ゲーム参加者画像を解析し、ゲーム参加者が指定操作を実行したと決定した場合に、ゲーム参加者の識別情報をゲームテーブルに対応するキャッシュ記憶空間に記憶するステップを含んでもよい。
【0109】
対応的に、ゲーム参加者画像を解析し、ゲーム参加者が指定操作を実行していないと決定した場合に、ゲーム参加者の識別情報をゲームテーブルに対応するキャッシュ記憶空間に記憶しなくてもよい。
【0110】
本開示の実施例では、ゲーム参加者が実行した指定操作は、ゲーム参加者のジェスチャを含んでもよく、例えば、ゲーム参加者がゲームテーブルにおける指定領域で行ったスライド操作を含んでもよく、ゲーム参加者が実行した指定操作は、隣接する複数フレームのゲーム参加者画像内の指定部位の位置変化情報によって決定されてもよい。いくつかの実施例では、ゲーム参加者が実行した指定操作は、ゲーム参加者のボードゲームへの参加行動、例えば、ゲーム参加者がゲームテーブルの指定領域にお金の代替品を置く行動を含んでもよく、ゲーム参加者が指定領域にお金の代替品を置く行動は、ゲーム参加者画像における指定領域に対応する特徴情報によって解析して決定されてもよい。
【0111】
本開示の実施例では、ゲーム参加者が指定操作を実行したと決定した場合に、ゲーム参加者の識別情報をゲームテーブルに対応するキャッシュ記憶空間に記憶するステップは、ゲーム参加者が実行した指定操作を解析し、ゲーム参加者の指定操作が、ゲーム参加者がゲームテーブルのボードゲームに参加しようとすることを表すと決定した場合に、ゲーム参加者の識別情報をゲームテーブルに対応するキャッシュ記憶空間に記憶するステップを含んでもよく、いくつかの実施例では、ゲーム参加者が実行した指定操作を解析し、ゲーム参加者の指定操作が、ゲーム参加者とゲームテーブルでボードゲームに参加している任意のゲーム参加者との間の距離が第1距離閾値より小さく、又はゲーム参加者とゲームテーブルとの間の距離が第2距離閾値より小さいことを表すと決定した場合に、ゲーム参加者の識別情報をゲームテーブルに対応するキャッシュ記憶空間に記憶する。
【0112】
本開示の実施例では、ゲーム参加者が指定操作を実行したと決定した後に、ゲーム参加者の識別情報をゲームテーブルに対応するキャッシュ記憶空間に記憶し、それによって、ゲーム参加者の識別情報をゲームテーブルに対応するキャッシュ記憶空間に記憶する回数を減少でき、ゲームテーブルに対応するキャッシュ記憶空間内の冗長データの数量も減少できる。
【0113】
本開示の実施例では、本開示の実施例に係る停留時間決定方法は、更に、
ゲーム参加者の識別情報がキャッシュ記憶空間に記憶されている場合に、ゲーム参加者の識別情報のキャッシュ記憶空間における持続記憶時間を取得するステップと、持続記憶時間が第1閾値より大きい場合に、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報の有効性を解析して、存在時間を決定するステップと、を含んでもよい。
【0114】
対応的に、ゲーム参加者の識別情報がキャッシュ記憶空間に記憶されていない場合に、識別情報のキャッシュ記憶空間における持続記憶時間を取得できない。
【0115】
対応的に、ゲーム参加者の識別情報がキャッシュ記憶空間に記憶されている場合に、取得された持続記憶時間が第1閾値以下であれば、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報の有効性を解析しなくてもよく、持続記憶時間が第1閾値より大きくなると解析する。
【0116】
本開示の実施例では、ゲーム参加者の識別情報をキャッシュ記憶空間に記憶する時に、更にキャッシュ記憶空間にゲーム参加者の識別情報に対応するタイムスタンプ情報を設定してもよく、このようにして、タイムスタンプ情報を解析して、ゲーム参加者の識別情報のキャッシュ記憶空間における持続記憶時間を決定することができる。いくつかの実施例では、キャッシュ記憶空間において、上記タイムスタンプ情報はゲーム参加者の識別情報の付加情報として設定してもよく、例示的に、任意のゲーム参加者の識別情報を取得した場合でも、ゲーム参加者の識別情報に基づいて対応するタイムスタンプ情報、即ち、ゲーム参加者の識別情報のキャッシュ記憶空間における持続記憶時間を取得可能である。
【0117】
本開示の実施例では、第1閾値はエッジコンピューティングデバイスが実際の状況に応じて決定したものであってもよい。例示的に、異なるゲームテーブルに対応するキャッシュ記憶空間内の第1閾値は異なるものであってもよく、エッジコンピューティングデバイスはゲームテーブル内のゲーム参加者の数量に応じて第1閾値を調整してもよい。
【0118】
本開示の実施例では、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報の有効性は、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報の鮮明度、コントラストの強弱、輝度の高低、複数フレームのゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報間の関連度の強弱等を含んでもよい。いくつかの実施例では、エッジコンピューティングデバイスは特徴情報に対して次元毎に対して対応する閾値を設定し、続いて指定部位の特徴情報と対応する閾値との間の大小関係を判断することによって、対応する次元の特徴情報の有効性を決定してもよく、例えば、鮮明度閾値を設定してもよく、指定部位の特徴情報の鮮明度が鮮明度閾値より小さければ、鮮明度その次元の特徴情報の有効性が弱いと決定してもよい。いくつかの実施例では、指定部位の特徴情報の有効次元数量が少ない場合に、指定部位の特徴情報の有効性が弱く、又は指定部位の特徴情報が無効状態であると判定してもよい。
【0119】
本開示の実施例では、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報の有効性は、指定時間長内に収集したゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報の有効性を含んでもよい。例示的に、指定時間長は、エッジコンピューティングデバイスが実際の状況に応じて設定したものであってもよく、例えば、エッジコンピューティングデバイスは、ゲームテーブルの番号、ボードゲームの種類、ゲームテーブル内のゲーム参加者の数量等のうちの少なくとも1項により指定時間長の具体的な数値を設定してもよい。
【0120】
本開示の実施例では、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報の有効性が高い場合に、タイムスタンプ情報により存在時間を決定してもよく、逆に、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報の有効性が低い場合に、指定時間長内のゲーム参加者画像に含まれる指定部位の特徴情報の有効性が高くなるまで、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報を持続的に解析してもよい。
【0121】
本開示の実施例では、ゲーム参加者の識別情報がキャッシュ記憶空間に記憶されている場合に、ゲーム参加者の識別情報のキャッシュ記憶空間における持続記憶時間を取得した後、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報の有効性を更に解析する必要があり、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報が有効状態であると決定した後に、存在時間を決定する。ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報が有効状態であって、ゲーム参加者が持続的にゲームテーブルの所在する位置にいることを表すため、上記ステップで決定される存在時間は、ゲーム参加者の遊技場での実際娯楽状態を反映でき、より精確になる。
【0122】
本開示の実施例では、持続記憶時間が第2閾値より大きい場合に、ゲーム参加者の識別情報、ゲーム参加者の特徴情報及び前記ゲーム参加者の現在位置情報のうちの少なくとも一つを遊技場の管理装置に送信してもよい。
【0123】
ここで、第2閾値は実際のシーンの需要に応じて設定してもよく、例えば、第2閾値を30秒、1分等にする。
【0124】
理解できるように、ゲーム参加者の識別情報のキャッシュ記憶空間における持続記憶時間が第2閾値より大きい場合に、ゲーム参加者の関連情報が全面的であると考えられ、この時に、ゲーム参加者の特徴情報と前記ゲーム参加者の現在位置情報のうちの少なくとも一つを遊技場の管理装置に送信するのは、遊技場の管理装置が全面的にゲーム参加者の関連情報を知ることに役立つ。
【0125】
本開示の実施例では、ゲームテーブルにおけるゲーム参加者の停留時間を決定するステップは、
ゲーム参加者画像にゲーム参加者の特徴情報が含まれない持続時間が第3閾値より大きい場合に、ゲーム参加者の識別情報及びゲーム参加者画像におけるゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、ゲームテーブルにおけるゲーム参加者の停留時間を決定するステップを含んでもよい。
【0126】
対応的に、ゲーム参加者画像にゲーム参加者の特徴情報が含まれない持続時間が第3閾値以下である場合に、ゲーム参加者画像にゲーム参加者の特徴情報が含まれない持続時間を統計し続けてもよい。
【0127】
本開示の実施例では、ゲーム参加者画像にゲーム参加者の特徴情報を持続的に含むことは、ゲーム参加者画像にフレームごとにゲーム参加者の特徴情報を含まれている場合を含んでもよく、更に指定数量のゲーム参加者画像のうち、フレーム数閾値以上の数量のゲーム参加者画像にゲーム参加者の特徴情報が含まれる場合を含んでもよい。対応的に、ゲーム参加者画像にゲーム参加者の特徴情報が含まれないことは、指定数量のゲーム参加者画像のいずれもゲーム参加者の特徴情報が含まれない場合を含んでもよく、更に指定数量のゲーム参加者画像のうち、フレーム数閾値より大きい数量のゲーム参加者画像にゲーム参加者の特徴情報が含まれない場合を含んでもよい。例示的に、例えば、Nフレームのゲーム参加者画像のうち、Mフレームのゲーム参加者画像にゲーム参加者の特徴情報を含まなく、Mがフレーム数閾値より大きければ、Nフレームのゲーム参加者画像にゲーム参加者の特徴情報を持続的に含まないと決定してもよく、Mがフレーム数閾値以下であれば、Nフレームのゲーム参加者画像にゲーム参加者の特徴情報を持続的に含むと決定してもよい。ここで、Mは0以上の整数であり、NはMより大きい整数である。
【0128】
本開示の実施例では、エッジコンピューティングデバイスは、ゲーム参加者の特徴情報を含むゲーム参加者画像に対応する数量を統計してもよく、例示的に、ゲーム参加者画像には画像収集装置が収集したゲーム参加者画像のタイムスタンプ情報を含んでもよく、エッジコンピューティングデバイスはゲーム参加者画像のタイムスタンプ情報及びゲーム参加者の特徴情報を含むゲーム参加者画像の数量により、ゲーム参加者画像におけるゲーム参加者の特徴情報の存在時間を決定してもよい。
【0129】
本開示の実施例では、ゲーム参加者画像にゲーム参加者の特徴情報が含まれない持続時間が第3閾値より大きいと決定した場合に、ゲーム参加者の特徴情報が含まれないゲーム参加者画像のタイムスタンプ情報を解析して、ゲーム参加者画像内のゲーム参加者の特徴情報の消失時間を決定してもよく、例えば、第3閾値を3分にしてもよい。いくつかの実施例では、ゲーム参加者画像内のゲーム参加者の特徴情報の消失時間は、ゲーム参加者の特徴情報が含まれない複数フレームのゲーム参加者画像のうち、先頭フレームのゲーム参加者画像に対応するタイムスタンプ情報であってもよいし、ゲーム参加者の特徴情報が含まれないMフレームのゲーム参加者画像のうち、中間位置にあるゲーム参加者画像に対応するタイムスタンプ情報であってもよい。
【0130】
本開示の実施例では、ゲーム参加者の特徴情報の出現時間、ゲーム参加者の特徴情報の存在時間及びゲーム参加者の特徴情報の消失時間を決定した場合に、ゲームテーブルにおけるゲーム参加者の停留時間を決定することができる。
【0131】
本開示の実施例では、ゲーム参加者画像にゲーム参加者の特徴情報が含まれない持続時間が第3閾値より大きい場合こそ、ゲーム参加者の識別情報及びゲーム参加者画像におけるゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、ゲームテーブルにおけるゲーム参加者の停留時間を決定する。ボードゲームの過程で、ゲーム参加者が一部の操作をする時に、ゲーム参加者の特徴情報が少数のゲーム参加者画像から一時的に消えることがあり、例えば、ボードゲームの過程で、ゲーム参加者が手をゲームテーブルの下端に置いた場合に、ゲーム参加者画像にゲーム参加者の特徴情報が含まれないことを招く可能性があり、この時に、ゲーム参加者の特徴情報が含まれない少ないフレーム数のゲーム参加者画像によって判断すれば、ゲームテーブルにおけるゲーム参加者の停留時間を間違って判断することがあるので、上記ステップによって、ゲームテーブルにおけるゲーム参加者の停留時間を間違って判断する確率を低減可能である。
【0132】
本開示の実施例では、指定部位は、顔、手及び指紋のうちの少なくとも1種を含んでもよい。
【0133】
本開示の実施例では、ゲーム参加者画像内のゲーム参加者の顔特徴を解析することで、ゲーム参加者の五官特徴、キーポイント特徴等を決定することができる。ゲーム参加者画像内のゲーム参加者の手特徴を解析することで、ゲーム参加者の手の指の長短、掌の大小、掌紋の疎密等の特徴を決定でき、ゲーム参加者画像内のゲーム参加者の指紋を解析することで、ゲーム参加者の指紋の基本的な形状を決定することができる。以上の局所特徴は、いずれも客観的且つ一意にゲーム参加者の特徴情報を表現でき、識別情報の精確性に客観的な根拠を提供できる。
【0134】
本開示の実施例に係る停留時間決定方法は、更に、
ゲーム参加者画像を解析して、ゲーム参加者画像内の関連部位を決定するステップと、ゲーム参加者画像内の関連部位の特徴情報を解析して、存在時間を決定するステップと、を含んでもよい。
【0135】
ここで、関連部位はゲーム参加者の少なくとも1種の指定部位に関連する他の部位を含む。
【0136】
本開示の実施例では、関連部位は、ゲーム参加者の指定部位に直接的に関連する少なくとも1つの他の部位を含んでもよく、例えば、指定部位が手の場合に、関連部位は上腕を含んでもよく、指定部位が指紋の場合に、関連部位は手の指、手全体を含んでもよく、指定部位が顔の場合に、関連部位は首及び肩等を含んでもよい。いくつかの実施例では、関連部位は、ゲーム参加者の指定部位に間接的に関連する少なくとも1つの他の部位を含んでもよく、例えば、指定部位が手の場合に、関連部位は肩、首を含んでもよい。
【0137】
本開示の実施例では、関連部位は、ゲーム参加者画像に含まれるゲーム参加者の任意部位を含んでもよい。例示的に、複数フレームのゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報を解析し、且つ指定部位の特徴情報を画素中心としてゲーム参加者画像において周囲へ画素拡張して、画素拡張領域に含まれる特徴情報に対応するゲーム参加者の体部位を全て関連部位としてもよい。例示的に、指定部位の特徴情報を画素中心としてゲーム参加者画像において周囲へ画素拡張する時の拡張画素数量を、ゲーム参加者画像の解像度等の情報により柔軟的に調整してもよい。
【0138】
本開示の実施例では、ゲーム参加者画像内の関連部位の特徴情報と指定部位の特徴情報を関連付けて解析し、且つ関連付け解析の結果により存在時間を決定してもよい。例示的に、解析結果に含まれる指定部位と関連部位との間の相対的位置関係は、指定部位及び関連部位のうちの少なくとも一方とゲームテーブルとの間の距離が第3距離閾値より小さいことを表す場合に、存在時間を持続的に統計してもよく、逆には、存在時間の統計を停止する。
【0139】
本開示の実施例では、存在時間は、ゲーム参加者画像に指定部位の特徴情報が含まれない場合に、ゲーム参加者画像内の関連部位の特徴情報を解析して決定されてもよい。例示的に、ゲーム参加者画像内の関連部位の特徴情報を解析するには、上記の実施例に記載の指定部位の特徴情報の解析方法を採用してもよく、ここで詳細な説明を省略する。このようにして、ゲーム参加者画像に指定部位の特徴情報が含まれない場合に、関連部位の特徴情報を解析して存在時間を決定することが依然可能であり、それによって、存在時間の決定がより柔軟的で安定である。
【0140】
本開示の実施例では、ゲーム参加者画像内の関連部位の特徴情報を解析して、存在時間を決定するステップは、
ゲーム参加者画像に指定部位の特徴情報が含まれない場合に、関連部位の特徴情報を解析して、存在時間を決定するステップを含んでもよい。
【0141】
本開示の実施例では、ゲーム参加者画像に指定部位の特徴情報が含まれない場合に、更にゲーム参加者画像内の関連部位を決定し、続いてゲーム参加者画像内の関連部位の特徴情報を解析して存在時間を決定してもよく、ゲーム参加者がボードゲームの過程で何らかの特別な操作をして、画像収集装置が収集するゲーム参加者画像に指定部位の特徴情報を含むことが不可能になることがあるので、本開示の実施例に係る上記方法は、ゲーム参加者画像に指定部位の特徴情報が含まれないため存在時間を間違って統計する確率を低減可能である。
【0142】
本開示の実施例に係る停留時間決定方法は、更に、
ゲームテーブルにおけるゲーム参加者の停留時間を遊技場の管理装置に送信するステップを含んでもよい。
【0143】
ここで、遊技場には少なくとも1つのゲームテーブルが設置されている。
【0144】
本開示の実施例では、ゲームテーブルに対応するキャッシュ記憶空間にはゲームテーブルにおけるゲーム参加者の停留時間がリアルタイムに記憶され、ゲーム参加者がゲームテーブルから離れたと決定した後、キャッシュ記憶空間内のデータ処理装置は、ゲームテーブルにおけるゲーム参加者の停留時間を遊技場の管理装置に送信してもよく、例示的に、キャッシュ記憶空間には更に、例えばゲーム参加者がゲームテーブルで参加したボードゲームの種類、ボードゲームでの肢体動作等、ゲーム参加者のゲームテーブルでのゲーム状態が記憶されていてもよい。いくつかの実施例では、遊技場の管理装置は、各ゲームテーブルに対応するキャッシュ記憶空間に通信可能に接続されていてもよい。
【0145】
本開示の実施例では、ゲームテーブルにおけるゲーム参加者の停留時間を遊技場の管理装置に送信することで、ゲーム参加者の各ゲームテーブルでの停留時間を統一的に管理することができ、ゲーム参加者の遊技場での軌跡の決定に全面的なデータ支援を提供する。
【0146】
本開示の実施例では、更にゲーム参加者の各ゲームテーブルでの停留時間と前記ゲーム参加者画像のタイムスタンプにより、遊技場における前記ゲーム参加者の軌跡を決定してもよい。
【0147】
以上から分かるように、本開示の実施例はゲーム参加者の遊技場での軌跡を取得することによって、ゲーム参加者の軌跡の追跡を実現できる。
【0148】
以下において、一の応用シーンを基に本開示の実施例を例示的に説明し、この応用シーンでは、画像収集装置はゲームテーブルの周囲に設置される少なくとも1つのカメラを含んでもよい。
【0149】
ゲームシーン内のゲームはポーカーゲーム又は他の種類のゲームであってもよい。
【0150】
ゲームシーンでは、カメラによってゲームテーブルの周囲のゲーム参加者画像を複数フレーム収集し、続いて収集した複数フレームのゲーム参加者画像を遊技場のエッジコンピューティングデバイスに送信し、エッジコンピューティングデバイスにおいて、複数フレームのゲーム参加者画像に対してフレームごとに検出認識を行って、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報を得てもよい。
【0151】
エッジコンピューティングデバイスはゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報により、ゲーム参加者の識別情報を決定する。エッジコンピューティングデバイスは更にゲーム参加者の識別情報及びゲーム参加者画像におけるゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、ゲームテーブルにおけるゲーム参加者の停留時間を決定してもよい。
【0152】
いくつかの実施例では、ゲーム参加者の識別情報は、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報と識別情報集合に含まれる指定部位の特徴情報との間の対応関係によって決定してもよい。例示的に、識別情報集合はエッジコンピューティングデバイスのメモリに記憶されてもよく、エッジコンピューティングデバイスのメモリに識別情報集合が記憶されておらず、又はエッジコンピューティングデバイスのメモリに識別情報集合が記憶されているが、この集合に現在のゲーム参加者の指定部位の特徴情報が記憶されていない場合に、クラウドデバイスから識別情報集合を取得し、続いて識別情報集合とゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報に基づいて、ゲーム参加者の識別情報を決定してもよい。
【0153】
いくつかの実施例では、ゲームテーブルにおけるゲーム参加者の停留時間は、ゲームテーブルに対応するキャッシュ記憶空間内のゲーム参加者の識別情報の持続記憶時間、ゲーム参加者画像内のゲーム参加者の指定部位の特徴情報の存在時間、第1閾値及び第2閾値等により決定してもよい。具体的な実現形態については上記実施例の記載を参照してもよい。
【0154】
いくつかのシーンでは、本開示の実施例に係る停留時間決定方法によれば、遊技場のエッジコンピューティングデバイスは、ゲーム参加者の少なくとも1つのゲームテーブルでの停留時間をリアルタイムで正確に把握でき、これによってゲーム参加者の遊技場での軌跡情報を精確に取得できる。
【0155】
図3は本開示の実施例に係るゲームエリアでの停留時間の決定方法の構成図である。
【0156】
図3において、ゲームテーブルの周囲に設置されるカメラ301の数量は複数であってもよく、ゲームテーブルに対応するキャッシュ記憶空間及びゲームテーブルの管理装置は管理モジュール302に設置されてもよく、管理モジュール302はカメラ301が収集したゲーム参加者画像を取得した後、データ記憶システム303から識別情報集合を取得し、且つ識別情報集合及びゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報により、ゲーム参加者の識別情報を決定することができる。
【0157】
図3において、カメラ301は、5秒~10秒の時間間隔でゲーム参加者画像を収集し、また、ゲームテーブルにおけるゲーム参加者の停留時間を管理モジュール302で解析するように、ゲーム参加者画像を管理モジュール302に送信してもよく、管理モジュール302は、更にゲーム参加者画像を解析し、ゲーム参加者のゲームテーブルでのゲーム状態、例えばゲーム参加者のゲームへの参加及びゲームテーブルからの退出、ゲーム参加時間及びゲームテーブルから退出した時間等を取得してもよく、管理モジュール302は、更にゲーム参加者がゲームテーブルから離れたと確認した場合に、少なくとも1種の上記情報を管理システム304に送信してもよい。例示的に、管理システム304はグラフィカルテーブル端末(Graphical Table Terminal:GTT)であってもよく、データ記憶システム303は1B 1CLであってもよい。
【0158】
本開示の実施例では、管理モジュール302、データ記憶システム303及び管理システム304は、エッジコンピューティングデバイスの人工知能ノード(Artificial Intelligence Node:AI Node)に設置されてもよく、カメラ301は、AI Nodeの付加装置としてAI Nodeにゲーム参加者画像を提供してもよい。AI Nodeは、クラウドデバイスから識別情報集合を取得して、リアルタイムにゲーム参加者の識別情報を決定して、更にゲームテーブルにおけるゲーム参加者の停留時間を決定してもよく、これによって、エッジコンピューティングデバイスとクラウドデバイスとの協力で、遊技場におけるゲーム参加者のゲーム軌跡の精確な追跡を実現する。
【0159】
いくつかのシーンでは、例えば、流行伝染病の突発、セキュリティイベント等の非常事態が発生した時に、本開示の実施例に係る停留時間決定方法は、各ゲーム参加者の遊技場での娯楽軌跡情報を迅速に決定でき、非常事態を急速に処理するために強力な保障を提供できる。
【0160】
具体的な実施形態の上記方法において、各ステップの記述順序は厳しい実行順序であるというわけではなく、実施プロセスの何の制限にもならず、各ステップの具体的な実行順序はその機能と可能な内在的論理に依存することが当業者に理解される。
【0161】
上記実施例による停留時間決定方法を基に、本開示の実施例は停留時間決定装置を提供する。
【0162】
図4は本開示の実施例に係る停留時間決定装置の構造模式図である。図4に示すように、この装置は、
画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するように構成される取得モジュール401であって、画像収集装置はゲームエリア内に配置されている取得モジュール401と、
ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報に基づいて、ゲーム参加者の識別情報を決定するように構成される第1決定モジュール402と、
ゲーム参加者の識別情報及びゲーム参加者画像におけるゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を決定するように構成される第2決定モジュール403と、を備えても良い。
【0163】
いくつかの実施例では、第1決定モジュール402は、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報に基づいて、ゲーム参加者の識別情報を決定するように構成され、
少なくとも1つのゲーム参加者識別情報を含む識別情報集合を取得するステップであって、識別情報集合は、少なくとも1つのゲーム参加者の指定部位の特徴情報及び少なくとも1つのゲーム参加者の指定部位の特徴情報に対応する識別情報を含むステップと、
識別情報集合及び指定部位の特徴情報に基づいて、識別情報を決定するステップと、を実行する。
【0164】
いくつかの実施例では、取得モジュール401は、少なくとも1つのゲーム参加者識別情報を含む識別情報集合を取得するように構成され、
エッジコンピューティングデバイスに識別情報集合が記憶されている場合に、エッジコンピューティングデバイスから識別情報集合を取得するステップ、及び/又は、エッジコンピューティングデバイスに識別情報集合が記憶されていない場合に、クラウドデバイスから識別情報集合を取得するステップを実行する。
【0165】
いくつかの実施例では、第2決定モジュール403は、ゲーム参加者の識別情報及びゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を決定するように構成され、
ゲーム参加者の識別情報がゲームエリアに対応するキャッシュ記憶空間に記憶されている場合に、存在時間に基づいて、識別情報に対応するゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を決定するステップを実行する。
【0166】
いくつかの実施例では、第1決定モジュール402は、ゲーム参加者画像を解析し、ゲーム参加者が指定操作を実行したと決定した場合に、ゲーム参加者の識別情報をゲームエリアに対応するキャッシュ記憶空間に記憶するように構成される。
【0167】
いくつかの実施例では、取得モジュール401は、ゲーム参加者の識別情報がキャッシュ記憶空間に記憶されている場合に、ゲーム参加者の識別情報のキャッシュ記憶空間における持続記憶時間を取得するように構成され、
第2決定モジュール403は、持続記憶時間が第1閾値より大きい場合に、ゲーム参加者画像内の指定部位の特徴情報の有効性を解析して、存在時間を決定するように構成される。
【0168】
いくつかの実施例では、前記装置は、前記持続記憶時間が第2閾値より大きい場合に、前記ゲーム参加者の識別情報、ゲーム参加者の特徴情報及び前記ゲーム参加者の現在位置情報のうちの少なくとも一つを遊技場の管理装置に送信するように構成される送信モジュールを更に備える。
【0169】
いくつかの実施例では、第2決定モジュール403は、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を決定するように構成され、
ゲーム参加者画像にゲーム参加者の特徴情報が含まれない持続時間が第3閾値より大きい場合に、ゲーム参加者の識別情報及びゲーム参加者画像におけるゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を決定するステップを実行する。
【0170】
いくつかの実施例では、第2決定モジュール403は、ゲーム参加者画像を解析して、ゲーム参加者画像内の関連部位を決定するように構成され、関連部位はゲーム参加者の少なくとも1種の指定部位に関連する他の部位を含み、
第2決定モジュール403は、更に、ゲーム参加者画像内の関連部位の特徴情報を解析して、存在時間を決定するように構成される。
【0171】
いくつかの実施例では、第2決定モジュール403は、ゲーム参加者画像内の関連部位の特徴情報を解析して、存在時間を決定するように構成され、
ゲーム参加者画像に指定部位の特徴情報が含まれない場合に、関連部位の特徴情報を解析して、存在時間を決定するステップを実行する。
【0172】
いくつかの実施例では、第2決定モジュール403は、更に、各ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間とゲーム参加者画像のタイムスタンプにより、遊技場における前記ゲーム参加者の軌跡を決定するように構成される。
【0173】
いくつかの実施例では、送信モジュールは、ゲームエリアにおけるゲーム参加者の停留時間を遊技場の管理装置に送信するように構成され、遊技場には少なくとも1つのゲームエリアが設置されている。
【0174】
いくつかの実施例では、指定部位は顔、手、指紋のうちの少なくとも1種を含む。
【0175】
実際の応用では、取得モジュール401、第1決定モジュール402及び第2決定モジュール403は、いずれもエッジコンピューティングデバイス内のプロセッサによって実現してもよく、上記プロセッサはASIC、DSP、DSPD、PLD、FPGA、CPU、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクプロセッサのうちの少なくとも1種であってもよい。
【0176】
上記実施例と同様な技術構想に基づいて、本開示の実施例は、画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するように構成されるエッジコンピューティングデバイスであって、ゲーム参加者画像は画像収集装置が持続的に収集したものであるエッジコンピューティングデバイスを更に提供する。
【0177】
図5は本開示の実施例に係るエッジコンピューティングデバイス5の構造図であり、図5に示すように、このエッジコンピューティングデバイス5は、メモリ501とプロセッサ502を備えてもよく、
メモリ501にコンピュータ実行可能命令が記憶されており、
プロセッサ502はメモリ501に記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行する時に、以上のいずれか一項に記載の停留時間決定方法を実現できる。
【0178】
また、本実施例における各機能モジュールは一つの処理ユニットに統合されてもよいし、それぞれ独立して物理的に存在してもよいし、二つ又は二つ以上で一つのユニットに統合されてもよい。上記統合されたユニットはハードウェアの形で実現してもよく、又はソフトウェア機能モジュールトの形で実現してもよい。
【0179】
前記統合されたユニットはソフトウェア機能モジュールの形で実現されるが、独立した製品として販売又は使用されない場合、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような見解をもとに、本実施例の技術的解決手段は実質的に従来技術に寄与する部分又はこの技術的解決手段の全部又は一部がソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器等であってもよい)又はprocessor(プロセッサ)に本実施例に記載の方法のステップの全部又は一部を実行させる複数の命令を含む。前記記憶媒体は、USBメモリ、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(Read Only Memory:ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶可能である様々な媒体を含む。
【0180】
具体的には、本実施例における停留時間決定方法に対応するコンピュータプログラム命令は光ディスク、ハードディスク、USBメモリ等の記憶媒体に記憶されてもよく、記憶媒体における停留時間決定方法に対応するコンピュータプログラム命令が電子機器に読み取られ又は実行される時に、上記の実施例のいずれか1種の停留時間決定方法を実現する。
【0181】
以上において、各実施例についての説明はそれぞれの実施例間の相違点を重点として強調し、その同一又は類似的な点について相互に参照してよく、簡単化するために、ここで繰り返して説明しない。
【0182】
本開示により提供される各方法の実施例で開示された方法は、矛盾なく任意に組み合わせて、新たな方法の実施例を得ることができる。
【0183】
本開示により提供される各製品の実施例で開示された特徴は、矛盾なく任意に組み合わせて、新たな製品の実施例を得ることができる。
【0184】
本開示により提供される各方法又は機器の実施例で開示された特徴は、矛盾なく任意に組み合わせて、新たな方法の実施例又は機器の実施例を得ることができる。
【0185】
上記コンピュータ可読記憶媒体は、読み取り専用メモリ(Read Only Memory:ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable Read-Only Memory:PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable Programmable Read-Only Memory:EPROM)、電気的消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory:EEPROM)、磁気ランダムアクセスメモリ(Ferromagnetic Random Access Memory:FRAM(登録商標))、フラッシュメモリ(Flash Memory)、磁性面メモリ、光ディスク又はシーディーロム(Compact Disc Read-Only Memory:CD-ROM)等のメモリであってもよく、さらに例えば、携帯電話、コンピュータ、タブレットデバイス、携帯情報端末等、上記メモリの1種又は任意の組み合わせを含む様々な電子機器であってもよいことを説明する必要がある。
【0186】
説明すべきは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含むようになる点である。特に断らない限り、語句「一つの…を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。
【0187】
上記の本開示の実施例番号は説明するためのものに過ぎず、実施例の優劣を表すことがない。
【0188】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法はソフトウェアと必要な共通ハードウェアノードとの組み合わせという形態で実現できることを明らかに理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本開示の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はソフトウェアの形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器等であってもよい)に本開示の各実施例に記載の方法を実行させる複数の命令を含む。
【0189】
本開示は本開示の実施例に係る方法、装置(システム)及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明している。フローチャート及び/又はブロック図におけるそれぞれのフロー及び/又はブロック、並びにフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせはコンピュータプログラム命令によって実現できることを理解すべきである。これらのコンピュータプログラム命令は、機械を製造するために、共通コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサへ提供されてもよく、それにより、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサによって実行される命令は、フローチャートの一つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の一つ又は複数のブロックにおいて指定された機能を実現する手段を創出する。
【0190】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置を特定の方式で動作させるように指導可能なコンピュータ可読メモリに記憶されてもよく、それによって該コンピュータ可読メモリに記憶された命令は、フローチャートの一つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の一つ又は複数のブロックにおいて指定された機能を実現する命令手段を含む製品を創出する。
【0191】
これらのコンピュータプログラム命令はコンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置にロードすることにより、コンピュータ実行処理を生成するように、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置において一連の動作ステップを実行させるようにしてもよく、それにより、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置において実行される命令はフローチャートの一つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の一つ又は複数のブロックにおいて指定された機能を実現するためのステップを提供する。
【0192】
以上は本開示の好適な実施例に過ぎず、本開示の特許範囲を限定するものではなく、本開示の明細書及び図面の内容を利用してなした等価構成又は等価フロー変換、あるいは他の関連技術分野におけるその直接又は間接の転用は、同様に、いずれも本開示の特許保護範囲に含まれるものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2021-11-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するステップであって、前記画像収集装置はゲームエリア内に配置されているステップと、
前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定するステップと、
前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップと、を含む、
停留時間決定方法。
【請求項2】
前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定するステップは、
少なくとも1つのゲーム参加者識別情報を含む識別情報集合を取得するステップであって、前記識別情報集合は、前記少なくとも1つのゲーム参加者の前記指定部位の特徴情報及び少なくとも1つのゲーム参加者の前記指定部位の特徴情報に対応する識別情報を含むステップと、
前記識別情報集合及び前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記識別情報を決定するステップと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
少なくとも1つのゲーム参加者識別情報を含む識別情報集合を取得するステップは、
エッジコンピューティングデバイスに前記識別情報集合が記憶されている場合に、前記エッジコンピューティングデバイスから前記識別情報集合を取得するステップ、及び/又は、
前記エッジコンピューティングデバイスに前記識別情報集合が記憶されていない場合に、クラウドデバイスから前記識別情報集合を取得するステップを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップは、
前記ゲーム参加者の識別情報が前記ゲームエリアに対応するキャッシュ記憶空間に記憶されている場合に、前記存在時間に基づいて、前記識別情報に対応する前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ゲーム参加者画像を解析し、前記ゲーム参加者が指定操作を実行したと決定した場合に、前記ゲーム参加者の識別情報を前記ゲームエリアに対応するキャッシュ記憶空間に記憶するステップを更に含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記ゲーム参加者の識別情報が前記キャッシュ記憶空間に記憶されている場合に、前記ゲーム参加者の識別情報の前記キャッシュ記憶空間における持続記憶時間を取得するステップと、
前記持続記憶時間が第1閾値より大きい場合に、前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報の有効性を解析して、前記存在時間を決定するステップと、を更に含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記持続記憶時間が第2閾値より大きい場合に、前記ゲーム参加者の識別情報、ゲーム参加者の特徴情報及び前記ゲーム参加者の現在位置情報のうちの少なくとも一つを遊技場の管理装置に送信するステップを更に含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップは、
前記ゲーム参加者画像に前記ゲーム参加者の特徴情報が含まれない持続時間が第3閾値より大きい場合に、前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ゲーム参加者画像を解析して、前記ゲーム参加者画像内の関連部位を決定するステップであって、前記関連部位は、前記ゲーム参加者の少なくとも1種の前記指定部位に関連する他の部位を含むステップと、
前記ゲーム参加者画像内の前記関連部位の特徴情報を解析して、前記存在時間を決定するステップと、を更に含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記ゲーム参加者画像内の前記関連部位の特徴情報を解析して、前記存在時間を決定するステップは、
前記ゲーム参加者画像に前記指定部位の特徴情報が含まれない場合に、前記関連部位の特徴情報を解析して、前記存在時間を決定するステップを含む、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を遊技場の管理装置に送信するステップを更に含み、前記遊技場に少なくとも1つの前記ゲームエリアが設置されている、
請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
各ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間と前記ゲーム参加者画像のタイムスタンプにより、遊技場における前記ゲーム参加者の軌跡を決定するステップを更に含む、
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記指定部位は顔、手及び指紋のうちの少なくとも1種を含む、
請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するように構成されるエッジコンピューティングデバイスであって、前記画像収集装置がゲームエリア内に配置されており、
プロセッサとメモリとを備え、
前記メモリにコンピュータ実行可能命令が記憶されており、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記コンピュータ実行可能命令を実行して、
画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するステップであって、前記画像収集装置はゲームエリア内に配置されているステップと、
前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定するステップと、
前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップと、を実行するように構成される、
エッジコンピューティングデバイス。
【請求項15】
コンピュータ実行可能命令が記憶されており、前記コンピュータ実行可能命令は、コンピュータに、
画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するステップであって、前記画像収集装置はゲームエリア内に配置されているステップと、
前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定するステップと、
前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップと、を実行させる、
コンピュータ記憶媒体。
【請求項16】
コンピュータ実行可能コードを含み、前記コンピュータ実行可能コードは、コンピュータに、
画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するステップであって、前記画像収集装置はゲームエリア内に配置されているステップと、
前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定するステップと、
前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップと、を実行させ
コンピュータプログラム。

【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0048】
以上の一般説明と以下の詳細説明は解釈するための例示的なものに過ぎず、本開示を制限しないことを理解すべきである。
例えば、本願は以下の項目を提供する。
(項目1)
画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するステップであって、前記画像収集装置はゲームエリア内に配置されているステップと、
前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定するステップと、
前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップと、を含む、
停留時間決定方法。
(項目2)
前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定するステップは、
少なくとも1つのゲーム参加者識別情報を含む識別情報集合を取得するステップであって、前記識別情報集合は、前記少なくとも1つのゲーム参加者の前記指定部位の特徴情報及び少なくとも1つのゲーム参加者の前記指定部位の特徴情報に対応する識別情報を含むステップと、
前記識別情報集合及び前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記識別情報を決定するステップと、を含む、
項目1に記載の方法。
(項目3)
少なくとも1つのゲーム参加者識別情報を含む識別情報集合を取得するステップは、
エッジコンピューティングデバイスに前記識別情報集合が記憶されている場合に、前記エッジコンピューティングデバイスから前記識別情報集合を取得するステップ、及び/又は、
前記エッジコンピューティングデバイスに前記識別情報集合が記憶されていない場合に、クラウドデバイスから前記識別情報集合を取得するステップを含む、
項目2に記載の方法。
(項目4)
前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップは、
前記ゲーム参加者の識別情報が前記ゲームエリアに対応するキャッシュ記憶空間に記憶されている場合に、前記存在時間に基づいて、前記識別情報に対応する前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップを含む、
項目1に記載の方法。
(項目5)
前記ゲーム参加者画像を解析し、前記ゲーム参加者が指定操作を実行したと決定した場合に、前記ゲーム参加者の識別情報を前記ゲームエリアに対応するキャッシュ記憶空間に記憶するステップを更に含む、
項目4に記載の方法。
(項目6)
前記ゲーム参加者の識別情報が前記キャッシュ記憶空間に記憶されている場合に、前記ゲーム参加者の識別情報の前記キャッシュ記憶空間における持続記憶時間を取得するステップと、
前記持続記憶時間が第1閾値より大きい場合に、前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報の有効性を解析して、前記存在時間を決定するステップと、を更に含む、
項目4に記載の方法。
(項目7)
前記持続記憶時間が第2閾値より大きい場合に、前記ゲーム参加者の識別情報、ゲーム参加者の特徴情報及び前記ゲーム参加者の現在位置情報のうちの少なくとも一つを遊技場の管理装置に送信するステップを更に含む、
項目6に記載の方法。
(項目8)
前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップは、
前記ゲーム参加者画像に前記ゲーム参加者の特徴情報が含まれない持続時間が第3閾値より大きい場合に、前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップを含む、
項目1に記載の方法。
(項目9)
前記ゲーム参加者画像を解析して、前記ゲーム参加者画像内の関連部位を決定するステップであって、前記関連部位は、前記ゲーム参加者の少なくとも1種の前記指定部位に関連する他の部位を含むステップと、
前記ゲーム参加者画像内の前記関連部位の特徴情報を解析して、前記存在時間を決定するステップと、を更に含む、
項目1に記載の方法。
(項目10)
前記ゲーム参加者画像内の前記関連部位の特徴情報を解析して、前記存在時間を決定するステップは、
前記ゲーム参加者画像に前記指定部位の特徴情報が含まれない場合に、前記関連部位の特徴情報を解析して、前記存在時間を決定するステップを含む、
項目9に記載の方法。
(項目11)
前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を遊技場の管理装置に送信するステップを更に含み、前記遊技場に少なくとも1つの前記ゲームエリアが設置されている、
項目1~9のいずれか一項に記載の方法。
(項目12)
各ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間と前記ゲーム参加者画像のタイムスタンプにより、遊技場における前記ゲーム参加者の軌跡を決定するステップを更に含む、
項目11に記載の方法。
(項目13)
前記指定部位は顔、手及び指紋のうちの少なくとも1種を含む、
項目1~9のいずれか一項に記載の方法。
(項目14)
画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するように構成されるエッジコンピューティングデバイスであって、前記画像収集装置がゲームエリア内に配置されており、
プロセッサとメモリとを備え、
前記メモリにコンピュータ実行可能命令が記憶されており、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記コンピュータ実行可能命令を実行して、
画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するステップであって、前記画像収集装置はゲームエリア内に配置されているステップと、
前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定するステップと、
前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップと、を実行するように構成される、
エッジコンピューティングデバイス。
(項目15)
前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定する時に、前記プロセッサは、
少なくとも1つのゲーム参加者識別情報を含む識別情報集合を取得するステップであって、前記識別情報集合は、前記少なくとも1つのゲーム参加者の前記指定部位の特徴情報及び少なくとも1つのゲーム参加者の前記指定部位の特徴情報に対応する識別情報を含むステップと、
前記識別情報集合及び前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記識別情報を決定するステップと、を実行するように構成される、
項目14に記載のエッジコンピューティングデバイス。
(項目16)
前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定する時に、前記プロセッサは、
前記ゲーム参加者の識別情報が前記ゲームエリアに対応するキャッシュ記憶空間に記憶されている場合に、前記存在時間に基づいて、前記識別情報に対応する前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップを実行するように構成される、
項目14に記載のエッジコンピューティングデバイス。
(項目17)
前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定する時に、前記プロセッサは、
前記ゲーム参加者画像に前記ゲーム参加者の特徴情報が含まれない持続時間が第3閾値より大きい場合に、前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップを実行するように構成される、
項目14に記載のエッジコンピューティングデバイス。
(項目18)
前記プロセッサは、更に、
前記ゲーム参加者画像を解析して、前記ゲーム参加者画像内の関連部位を決定するステップであって、前記関連部位は、前記ゲーム参加者の少なくとも1種の前記指定部位に関連する他の部位を含むステップと、
前記ゲーム参加者画像内の前記関連部位の特徴情報を解析して、前記存在時間を決定するステップと、を実行するように構成される、
項目14に記載のエッジコンピューティングデバイス。
(項目19)
コンピュータ実行可能命令が記憶されており、前記コンピュータ実行可能命令は、
画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するステップであって、前記画像収集装置はゲームエリア内に配置されているステップと、
前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定するステップと、
前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップと、を実行する、
コンピュータ記憶媒体。
(項目20)
コンピュータ実行可能コードを含み、前記コンピュータ実行可能コードは、
画像収集装置で収集したゲーム参加者の指定部位を含むゲーム参加者画像を取得するステップであって、前記画像収集装置はゲームエリア内に配置されているステップと、
前記ゲーム参加者画像内の前記指定部位の特徴情報に基づいて、前記ゲーム参加者の識別情報を決定するステップと、
前記ゲーム参加者の識別情報及び前記ゲーム参加者画像における前記ゲーム参加者の特徴情報の存在時間に基づいて、前記ゲームエリアにおける前記ゲーム参加者の停留時間を決定するステップと、を実行する
コンピュータプログラム。
【国際調査報告】