(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-12
(54)【発明の名称】フィルタ除塵機能を有する排出ガス中の粉体の収集装置及びこれを備えた排出ガス処理装置
(51)【国際特許分類】
B01D 46/76 20220101AFI20231004BHJP
B01D 46/00 20220101ALI20231004BHJP
B01D 53/38 20060101ALI20231004BHJP
H01L 21/31 20060101ALI20231004BHJP
【FI】
B01D46/76
B01D46/00 F
B01D53/38 110
H01L21/31 B
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023518430
(86)(22)【出願日】2021-09-21
(85)【翻訳文提出日】2023-03-22
(86)【国際出願番号】 IB2021058595
(87)【国際公開番号】W WO2022064361
(87)【国際公開日】2022-03-31
(31)【優先権主張番号】10-2020-0123451
(32)【優先日】2020-09-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522069345
【氏名又は名称】シーエスケイ インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【氏名又は名称】鈴木 博子
(74)【代理人】
【識別番号】100170634
【氏名又は名称】山本 航介
(72)【発明者】
【氏名】キム ジンホン
(72)【発明者】
【氏名】カン ミョンフン
【テーマコード(参考)】
4D002
4D058
5F045
【Fターム(参考)】
4D002AA40
4D002BA04
4D002BA14
4D002DA70
4D002EA01
4D002EA03
4D058JA02
4D058LA01
4D058LA07
4D058MA06
4D058SA20
4D058TA02
4D058UA25
5F045BB08
5F045EG07
5F045EG08
(57)【要約】
本発明に提供されるのは、排出ガス中の粉体の収集装置であって、上記粉体の収集装置が、吸着反応を利用して排出ガスを処理する円筒形吸着反応装置内に排出ガスを導入する前に、前記排出ガス中に含まれる粉体の収集装置を備え、円筒形フィルタ本体が排出ガスをフィルタ処理するフィルタ部材を含み、吸着反応装置に接続されるように吸着反応装置の下方に配置され、フィルタ本体を収容するための内部空間を提供するハウジングと、フィルタ本体に物理的な衝撃を与えてフィルタ部材に付着した粉体を除去するフィルタ打撃モジュールと、を備える。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸着反応を利用して排出ガスを処理する円筒形吸着反応装置内に前記排出ガスを導入する前に、前記排出ガス中に含まれる粉体の収集装置であって、
前記排出ガスをフィルタ処理するフィルタ部材を含み、前記吸着反応装置に接続されるように前記吸着反応装置の下方に配置される円筒形フィルタ本体と、
前記フィルタ本体を収容するための内部空間を提供するハウジングと、
前記フィルタ本体に物理的な衝撃を与えて前記フィルタ部材に付着した粉体を除去するフィルタ打撃モジュールと、
を備え、
前記フィルタ打撃モジュールは、前記ハウジングの外側に設置された動作ユニットと、前記内部空間において前記フィルタ本体を打撃するように前記動作ユニットによって動作するリンク構造と、を含み、
前記リンク構造は、前記内部空間に配置されるレバーユニットと、前記レバーユニットと前記動作ユニットとを接続する接続ロッドと、を含み、
前記レバーユニットは、前記内部空間のフロアに接触する支持体と、前記支持体から延びて前記接続ロッドにヒンジ結合される第1の延長ロッドと、前記支持体から前記第1の延長ロッドと反対側に延びる第2の延長ロッドと、を含み、
前記第2の延長ロッドの端部は、前記フィルタ本体の下方に位置し、
前記第1の延長ロッドの端部が、前記動作ユニットの動作により前記支持体に対して降下し、前記第2の延長ロッドの端部は上昇して前記フィルタユニットを下方から打撃する、粉体の収集装置。
【請求項2】
複数の前記第2の延長ロッドが一列に並んで配置されている、請求項1に記載の粉塵の収集装置。
【請求項3】
前記リンク構造は更に、前記第2の延長ロッドの端部にヒンジ結合された打撃部材を含み、複数の打撃ユニットが、前記打撃部材に相互に離間して形成され、ヒンジを介して回転軸の半径方向に配置される、請求項1に記載の集塵用装置。
【請求項4】
吸着反応を利用して排出ガスを処理する円筒形吸着反応装置に前記排出ガスを導入する前に、前記排出ガス中に含まれる粉体の収集装置であって、
前記排出ガスをフィルタ処理するフィルタ部材を含み、前記吸着反応装置に接続されるように前記吸着反応装置の下方に配置される円筒形フィルタ本体と、
前記フィルタ本体を収容するための内部空間を提供するハウジングと、
前記フィルタ本体に物理的な衝撃を与えて前記フィルタ部材に付着した粉体を除去するフィルタ打撃モジュールと、
を備え、
前記フィルタ打撃モジュールは、前記ハウジングの外側に設置された動作ユニットと、前記内部空間において前記フィルタ本体を打撃するように前記動作ユニットによって動作するリンク構造と、を含む、
前記リンク構造は、前記内部空間に配置されるレバーユニットと、前記レバーユニットと前記動作ユニットとを接続する接続ロッドと、を含み、
前記レバーユニットは、支持脚部と、前記支持脚部に回転可能に結合されたレバーとを含み、
前記レバーの一端部は、前記接続ロッドにヒンジ結合され、前記レバーの他端部は、前記フィルタユニットの下方に位置し、
前記動作ユニットの動作により、前記レバーの一端が降下し、前記レバーの他端が上昇して、前記フィルタ本体を下方から打撃する、粉体の収集装置。
【請求項5】
前記接続ロッドが、垂直方向に延びるように配置されており、
前記接続ロッドの下部が、前記第1の延長ロッドの端部にヒンジ結合され、
前記動作ユニットにより、前記接続ロッドが垂直方向に沿って移動する、
請求項1~請求項3の何れか1項に記載の排出ガス中の粉体の収集装置。
【請求項6】
吸着反応を利用して排出ガスを処理する円筒形吸着反応装置内に前記排出ガスを導入する前に、前記排出ガス中に含まれる粉体の収集装置であって、
前記排出ガスをフィルタ処理するフィルタ部材を含み、前記吸着反応装置に接続されるように前記吸着反応装置の下方に配置される円筒形フィルタ本体と、
前記フィルタ本体を収容するための内部空間を提供するハウジングと、
前記フィルタ本体に物理的な衝撃を与えて前記フィルタ部材に付着した粉体を除去するフィルタ打撃モジュールと、
を備え、
前記フィルタ打撃モジュールは、前記ハウジングの外側に設置された動作ユニットと、前記内部空間において前記フィルタ本体を打撃するように前記動作ユニットによって動作するリンク構造と、を含み、
前記動作ユニットは、前記ハウジングに形成されたポートに設置され、
前記動作ユニットは、前記ポートに結合されるポートカプラと、前記ポートカプラから離間して配置されて前記リンク構造に結合される圧力プレートと、を含み、
前記ポートカプラと前記圧力プレートとを接続する弾性チューブを含み、
前記圧力プレートが、前記ポートカプラまでの距離が変化するように移動することを可能にし、
前記弾性チューブは、前記圧力プレートと前記ポートカプラが互いに離れて移動する方向に弾性を提供する、
ことを特徴とする、粉体の収集装置。
【請求項7】
吸着反応を利用して排出ガスを処理する円筒形吸着反応装置と、
前記吸着反応装置内に前記排出ガスを導入する前に、前記排出ガス中に含まれる粉体を収集する前記排出ガス中の粉体収集装置と、
を更に備えた排出ガス処理装置であって、
前記排出ガス中の粉体収集装置が、請求項1~4及び6の何れか1項に記載の排出ガス中の粉体の収集装置である、ことを特徴とする、排出ガス処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体製造プロセスにおける排出ガスの処理技術に関し、より詳細には、排出ガス中に含まれる粉体の収集装置に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体デバイスは、フォトリソグラフィ、エッチング、拡散、金属蒸着などのプロセスをプロセスチャンバ内でウェハー上で繰り返し行うことにより製造される。半導体製造プロセスの間では、様々なプロセスガスが使用され、プロセス完了後のプロセスチャンバ内には残留ガスが存在する。プロセスチャンバ内の残留ガスには有害成分が含まれているので、真空ポンプにより吐出されて、スクラバーなどの排出ガス処理装置により浄化される。排出ガス中には粉体が存在するが、排出ガス中の粉体は、プロセスチャンバにおいて発生した副産物であるか、プロセスチャンバからの残留ガスが排出ラインを通じて吐出される過程で、温度及び圧力の変化に起因して排出ガス中に含まれる何らかの成分が固化したときに形成される。排出ガス中の粉体は、排出ラインに蓄積して流路を詰まらせることがあるため、排出ライン上に設置された粉体収集装置を通じて収集される。
【0003】
粉体収集装置は、通常、フィルタを用いて粉体を収集するが、時間の経過と共にフィルタの表面に粉体が付着し、これにより差圧の上昇を引き起こす。従って、フィルタの表面に付着した粉体を除去するために、定期的に除塵作業を行う必要がある。従来、一般的な除塵方法は、ガスの流れと逆方向に高圧ガスを噴射して、フィルタ表面に付着している粉体を除去することを含むが、この除塵方法は、高圧ガスを噴射した後、フィルタ内部の流体の流れが止まるか又は有意に低下する。従って、排出ガス処理プロセスの全体の流れに悪影響を及ぼす。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】大韓民国登録特許第10-1806170号明細書(「Dry Scrubber」 (07.12.2017))
【特許文献2】大韓民国公開特許10-2003-0063786号明細書(「Effluent Gas Dry Purification Apparatus and Method」 (31.07.2003))
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、経済的で安定したフィルタ除塵機能を有する排出ガス中の粉体の収集装置及びこれを備えた排出ガス処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の目的を達成するために、本発明で提供されるのは、排出ガス中の粉体の収集装置であって、上記粉体の収集装置が、吸着反応を利用して排出ガスを処理する円筒形吸着反応装置内に排出ガスを導入する前に、前記排出ガス中に含まれる粉体の収集装置を備え、円筒形フィルタ本体が排出ガスをフィルタ処理するフィルタ部材を含み、吸着反応装置に接続されるように吸着反応装置の下方に配置され、フィルタ本体を収容するための内部空間を提供するハウジングと、フィルタ本体に物理的な衝撃を与えてフィルタ部材に付着した粉体を除去するフィルタ打撃モジュールと、を備える。
【0007】
(発明の効果)
本発明の上述の目的は、本発明の手段によって全て達成することができる。具体的には、リンク構造を用いてフィルタを直接打撃し、フィルタに付着した粉体を除去することにより、フィルタ圧力を効果的に低減することができる。
【0008】
また、フィルタ打撃構造として比較的簡単な構造のリンク構造を用いることにより、本方法は、誤作動の可能性が低い経済的である。
【0009】
また、フィルタを下から打撃することにより、フィルタに対する損傷を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の第1の実施形態による粉体収集装置を備えた排出ガス処理装置の斜視図である。
【
図2】
図1に示された粉体収集装置の側面図である。
【
図3】
図1に示された粉体収集装置の平面図である。
【
図4】
図1に示された粉体の収集装置の正面図である。
【
図5】
図2のA-A’線に沿ってハウジングを切断して内部を露出させた、
図1に示された粉体収集装置を示す図である。
【
図6】
図3のB-B’線に沿ってハウジングを切断して内部を露出させた、
図1に示された粉体収集装置を示す図である。
【
図7】
図6に示されたフィルタ打撃モジュールを描いた斜視図である。
【
図8】
図6に示されたフィルタ打撃モジュールの異なる実施形態を描いた斜視図である。
【
図9】
図6に示されたフィルタ打撃モジュールの他の実施形態を描いた斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の一実施形態の構成及び動作について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態による排出ガス処理装置を示す斜視図である。
図1を参照すると、本発明の第1の実施形態による排出ガス処理装置(100)は、フィルタを用いて排出ガス中の粉体を収集する粉体収集装置(110)と、粉体収集装置(110)から吐出された排出ガスを吸着反応を利用して処理する吸着反応装置(190)とを備える乾式スクラバーの1種である。
【0013】
粉体収集装置(110)は、フィルタを通して排出ガスをフィルタ処理し、排出ガス中に含まれる粉体を収集する。粉体収集装置(110)から吐出される排出ガスは、吸着反応装置(190)に供給される。
【0014】
図1~
図6を参照すると、粉体収集装置(110)は、ハウジング(120)と、ハウジング(120)の内部に位置するように設置されたフィルタモジュール(150)と、ハウジング(120)に設置されたフィルタ打撃モジュール(160)とを備える。
【0015】
ハウジング(120)は、フィルタ設置ユニット(130)と、フィルタ設置ユニット(130)から拡張する形態の拡張ユニット(140)とを備える。ハウジング(120)の内部空間は、収集された粉体を貯蔵する粉体貯蔵空間を形成する。
【0016】
フィルタ設置ユニット(130)は、略円筒形であり、フィルタモジュール(150)が内部に配置される隆起した円筒形フィルタ設置空間(131)を提供する。円筒形のフィルタ設置空間(131)の中心軸(X)は、垂直方向に延びている。フィルタ設置ユニット(130)は、ベースフロアプレート(132)と、ベースフロアプレート(132)から上方に延びるベース側壁(135)とを備えている。ベースフロアプレート(132)は、水平方向に配置される略平坦な円形であり、ベースフロアプレート(132)の上面は、フィルタ設置空間(131)のフロアを形成する。フィルタモジュール(150)は、フィルタ設置空間(131)からベースフロアプレート(132)の中央部に配置される。ベース側壁(135)は、ベースフロアプレート(132)の縁部から上方に延び、フィルタ設置空間(131)の側壁を形成する。ベース側壁(135)の上側内部領域は開放されており、フィルタ設置空間(131)と外側部分とが連通する開口部(137)を形成する。オペレータは、フィルタモジュール(150)の取り付け又は取り外しのために、開口部(137)を介して外部からフィルタ設置空間(131)にアクセスすることができる。また、開口部(137)は、吸着反応装置(190)が粉体収集装置(110)に結合されるプロセスにおいて適切にシールすることができる。
【0017】
拡張ユニット(140)は、フィルタ設置ユニット(130)の側面の一部から側方に突出するように拡張するよう形成されている。拡張ユニット(140)は、内部でフィルタ設置空間(131)と連通する拡張空間(141)を形成する。拡張空間(141)は、円筒形のフィルタ設置空間(131)から中心軸(X)に対して半径方向に部分的に拡張するように形成されている。拡張空間(141)は、フィルタ設置空間(131)と共に、ハウジング(120)の内部空間を形成している。拡張ユニット(140)は、拡張フロアプレート(142)と、拡張フロアプレート(142)から離間して上方にある上側拡張プレート(145)と、拡張フロアプレート(142)と上側拡張プレート(145)とを接続する拡張側壁(147)とを備えている。収集される粉体の量は、拡張ユニット(140)によって形成される拡張空間(141)によって増加するので、粉体収集装置(110)の使用時間を延長することができる。
【0018】
拡張フロアプレート(142)は、平坦であるように配置され、フィルタ設置ユニット(130)のベースフロアプレート(132)に接合される。拡張フロアプレート(142)は、ベースフロアプレート(132)と一体的に形成されることが好ましい。拡張フロアプレート(142)は、円筒形のベースフロアプレート(132)の半円弧から外側に拡張している。拡張フロアプレート(142)の上面は、拡張空間(141)のフロアを形成する。ベースフロアプレート(132)の上面と拡張フロアプレート(142)の上面とは、ハウジング(120)の内部空間全体のフロアを形成するように、平坦であるように接続されている。
【0019】
上側拡張プレート(145)は、拡張フロアプレート(142)から離間して上方にあり、互いに対向するように配置され、拡張フロアプレート(142)と実質的に同じ形状である。上側拡張プレート(145)は、平坦であり、ベース側壁(135)から外側に拡張する。上側拡張プレート(145)は、拡張空間(141)の天井を形成する。上側拡張プレート(145)は、フィルタ打撃モジュール(160)を設置するための設置ポート(146)を形成する。
【0020】
拡張側壁(147)は、垂直壁であり、拡張空間(141)の側壁を形成する。拡張側壁(147)の下端は、拡張フロアプレート(142)の縁部に接続され、拡張側壁(147)の上端は、上側拡張プレート(145)の縁部に接続し、拡張側壁(147)の円周方向の両端はベース側壁(135)に接続されている。拡張側壁(147)は、互いに対面する第1の延長壁ユニット(148a)及び第2の延長壁ユニット(148b)と、2つの延長壁ユニット(148a、148b)を接続する接続壁ユニット(148c)とを含む。
【0021】
第1の延長壁ユニット(148a)は、ベース側壁(135)から延びるように形成され、拡張側壁(147)の円周方向に沿って直線状に延びる。第1の延長壁ユニット(148a)の円周方向の一端は、ベース側壁(135)に対する接平面を構成して接続し、円周方向の他端は、接続壁(148c)に接続している。第1の延長壁ユニット(148a)の内壁は、拡張側壁(147)の内壁と接平面を構成し接合される。
【0022】
第2の延長壁ユニット(148b)は、第1の延長壁ユニット(148a)に面し、これらは互いに平行となるように配置される。第2の延長壁ユニット(148b)は、ベース側壁(135)から延び、拡張側壁(147)の円周方向に沿って直線状に延びる。第2の延長壁ユニット(148b)の円周方向の一端は、ベース側壁(135)に対する接平面を構成して接合され、円周方向の他端は、接続壁ユニット(148c)に接続される。第2の延長壁ユニット(148b)の内壁は、拡張側壁(147)の内壁に対する接平面を構成し接合される。
【0023】
接続壁ユニット(148c)は、拡張側壁(147)の円周方向に沿ってフィルタ設置ユニット(130)から突出した湾曲形状で延びている。接続壁ユニット(148c)の円周方向の両端部は各々、第1の延長壁ユニット(148a)及び第2の延長壁ユニット(148b)に対する接平面を構成し接合される。本実施形態では、接続壁(148c)が拡張側壁(147)の円周方向に沿って半円弧状に延びる態様を記載している。第1の延長壁ユニットの内壁(148a)及び第2の延長壁ユニットの内壁(148b)は、接続壁(148c)の内壁に対する接線壁を構成している。
【0024】
ハウジング(120)の内部空間と連通するガス吸入パイプ(149)は、接続壁ユニット(148c)に接続される。処理すべき排出ガスは、ガス吸入パイプ(149)を通じてハウジング(120)の内部空間に導入される。ガス吸入パイプ(149)は、水平方向に直線的に延び、接続壁ユニット(148c)の接線方向に延びるように配置される。ガス吸入パイプ(149)は、接続壁ユニット(148c)から、フィルタ設置ユニット(130)と最も遠い箇所に接続され、接続壁ユニット(148c)の両側まで延びる。ガス吸入パイプ(149)の両端は開口しており、第1及び第2のガス吸入ポート(149a,149b)が、ガス吸入パイプ(149)の両端に形成されている。第1のガス吸入ポート(149a)又は第2のガス吸入ポート(149b)のうちガス供給部の長さを短縮できる1つが選択されてガス吸入ポートとして使用される。残りのポートには圧力計、安全バルブなどを設置して、プロセス動作の安全性を確保することができる。
図5は、2つのガス吸入ポート(149a、149b)のうち、ガス吸入ポートとして第2のガス吸入ポート(149b)が選択された場合の破線矢印で示されるハウジング(120)内部のガスの流れを示す。
図5を参照すると、第2のガス吸入ポート(149b)を通ってハウジング(120)の内部空間に流入した排出ガスは、ベース壁(135)及び接続壁ユニット(148c)の第1の延長壁ユニット(148a)に沿ってフィルタモジュール(150)の近傍まで均一に流れる。ハウジング(120)の内部空間から排出ガスが流れると、排出ガスに含まれる粉体のうち比較的重い物質が自重で落下し、ハウジング(120)の内部空間に蓄積される。
【0025】
排出ガス処理装置(100)の移動を容易にするために、ハウジング(120)の内部には複数のホイール(129)が設置されている。
【0026】
フィルタモジュール(150)は、ハウジング(120)のフィルタ設置空間(131)に設置される。フィルタモジュール(150)は、フィルタを含むフィルタ本体(151)と、フィルタ本体(151)を支持する複数の支持脚部(158)とを含む。
【0027】
フィルタ本体(151)は、ハウジング(120)の内部空間に導入された排出ガスをフィルタを用いてフィルタ処理し、吸着反応装置(190)に供給する。フィルタ本体(151)は、ほぼ直立した円筒体であり、円筒形のフィルタ設置空間(131)と同軸上に配置される。フィルタ本体(151)は、下部プレート部材(152)、上部プレース部材(153)、及びフィルタ部材(154)を含む。フィルタ本体(151)は、フィルタ設置空間(131)のフロアから離間して配置される。
【0028】
下部プレート部材(152)は、平坦な円形プレート形状であり、水平に配置される。
【0029】
上部プレート部材(153)は、平坦な円形プレート形状であり、下部プレート部材(152)の上方に離間して水平方向に配置されている。上部プレート部材(153)の中央には、フィルタ処理された排出ガスが吐出される出口(153a)がある。出口(153a)は、中心軸(X)上に配置されている。フィルタ本体(151)と吸着反応装置(190)は、出口(153a)を介して連通する。
【0030】
フィルタ部材(154)は、下部プレート部材(152)と上部プレート部材(153)との間に配置され、そこに導入される排出ガスをフィルタ処理する。図示されていないが、中心部に近づくほど連続的なフィルタ処理を実現するために、複数のフィルタ部材(154)を半径方向に沿って設置することができる。フィルタ部材(154)の表面に付着した粉体は、フィルタ打撃モジュール(160)によって取り外されて除去することができる。
【0031】
複数の支持脚部(158)の各々は、フィルタ本体(151)から下方に延び、フィルタ本体(151)をフィルタ設置空間(131)のフロアから分離するようにする。
【0032】
フィルタ打撃モジュール(160)は、フィルタ本体(151)に物理的な衝撃を加えて、フィルタ部材(154)の表面に付着した粉体を取り外して除去し、フィルタの除塵機能を実施する。
図7は、フィルタ打撃モジュール(160)の斜視図である。
図1~
図7を参照すると、フィルタ打撃モジュール(160)は、動作ユニット(180)と、動作ユニット(180)に接続されるリンク構造(170)とを含む。
【0033】
動作ユニット(180)は、オペレータによって動作されるように、ハウジング(120)の外側に設置される。具体的には、動作ユニット(180)は、ハウジング(120)の上側拡張プレート(145)に形成される設置ポート(146)に設置される。動作ユニット(180)は、圧力プレート(181)と、ポートカプラ(183)と、圧力プレート(181)とポートカプラ(183)との間に結合された可撓性チューブ(185)とを含む。
【0034】
圧力プレート(181)は、設置ポート(146)の上方で離間して配置されるように位置付けられる。可撓性チューブ(185)及びリンク構造(170)は、圧力プレート(181)に接続される。オペレータは、圧力プレート(181)を押下して移動させることにより、リンク構造体(170)を動作することができる。
【0035】
ポートカプラ(183)は、圧力プレート(181)から離間して下方に配置され、上部拡張プレート(145)に形成された設置ポート(146)にシール結合される。可撓性チューブ(185)は、ポートカプラ(183)に結合される。
【0036】
可撓性チューブ(185)は、垂直方向に離間して配置されたポートカプラ(183)と圧力プレートとの間に垂直方向に延びている。可撓性チューブ(185)の上端は、圧力プレート(181)に接続され、可撓性チューブ(185)の下端は、ポートカプラ(183)に接続される。可撓性チューブ(185)は、圧力プレート(181)とポートカプラ(183)とが互いに離れる方向に弾性力を与える。圧力プレート(181)は、これにかかる外力によって初期位置から下方に移動した後、外力が除去されると、可撓性チューブ(185)の弾性力によって上方に移動して初期位置に戻る。本実施形態の説明において、可撓性チューブ(185)には従来のベローズが使用されている。可撓性チューブ(185)の内部空間は、上側拡張プレート(145)に形成された設置ポート(146)を介してハウジング(120)の内部空間と連通し、可撓性チューブ(185)の内部空間は外部に対してシールされている。
【0037】
リンク構造(170)は、レバーユニット(178)と、レバーユニット(178)と圧力プレート(181)とを接続する接続ロッド(171)とを含む。
【0038】
レバーユニット(178)は、ハウジング(120)の内部空間に配置される。レバーユニット(178)は、支持体(174)と、支持体(174)から延びる第1の延長ロッド(173)と、支持体(174)から延びる複数の第2の延長ロッド(175)とを含む。支持体(174)、第1の延長ロッド(173)、及び複数の第2の延長ロッド(175)は、一体的に形成されている。
【0039】
支持体(174)は、ハウジング(120)の内部空間においてフロアと接触し、フィルタ本体(151)と設置ポート(146)との間に配置される。支持体(174)は、円形パイプ形状であり、フィルタ本体(151)の幅方向に沿って水平方向に延びるように配置される。
【0040】
第1の延長ロッド(173)は、支持体(174)から設置ポート(145)に向かって延びるように形成されている。第1の延長ロッド(173)の端部は、接続ロッド(171)に対して第1のヒンジ(172)によって第1の回転軸(X1)の周りに回転可能に結合される。第1の回転軸(X1)は、支持体(174)の延長方向と平行に延びる直線である。動作ユニット(180)の圧力プレート(181)がその初期位置にあるとき、第1の延長ロッド(173)は、支持体(174)から設置ポート(146)に向かって移動して上方に向かうように傾斜して延びる。これは、第1の延長ロッド(173)の端部が下方に移動できるように、十分な距離を確保するためである。
【0041】
複数の第2の延長ロッド(175)は、支持体(174)から第1の延長ロッド(173)とは反対側にあるフィルタ本体(151)に向かって延びるように形成されている。複数の第2の延長ロッド(175)は、互いに離間しながら、フィルタ本体(151)の幅方向に沿って順に横並びで配置されている。本実施形態では、3つの第2の延長ロッド(175)があるとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第2の延長ロッド(175)は1、2、4又はそれよりも多く存在することができ、これもまた本発明の範囲内である。複数の第2の延長ロッド(175)の各端部は、フィルタ本体(151)の下方に位置し、これら複数の第2の延長ロッド(175)は、第1の延長ロッド(173)と180度未満の角度を形成する。複数の第2の延長ロッド(175)の各々は、端部にて曲げられて上方に延びる打撃ユニット(176)を有して形成されている。打撃ユニット(176)の端部は、上方に移動してフィルタ本体(151)の下部を打撃する。
【0042】
吸着反応装置(190)は、粉体収集装置(110)から吐出される排出ガスを吸着反応を利用して処理する。吸着反応装置(190)は、粉体収集装置(110)の上部に結合され、粉体収集装置(110)のハウジング(120)に形成された開口部(137)を閉鎖するようにする。図示されていないが、処理されるガス成分を排出ガスから吸着するための吸着剤から作られている吸着層が、吸着反応装置(190)の内部に形成されており、吸着層は粉体収集装置(110)の出口(153a)と連通している。吸着反応装置(190)は、複数のガスを吸着して処理されるように、異なるタイプの吸収剤で作られた複数の吸着層を含むことができる。吸着反応装置(190)は、略円筒形であり、直立した形態でフィルタ本体(151)と同軸に配置される。吸着反応装置(190)の側壁(193)は、ハウジング(130)のベース壁(135)の垂直方向に沿って形成され、単一の円筒体の形状を形成するようにする。
【0043】
以下、
図6を参照しながら、フィルタ打撃モジュール(160)の動作について詳細に説明する。
図6を参照すると、動作ユニット(180)がオペレータからの外圧を受けない場合、リンク構造(170)の打撃ユニット(176)は、実線で図示されるようにフィルタ本体(151)の下方で離間した状態になる。これは、本実施形態においてフィルタ打撃モジュール(160)の通常状態と呼ばれる。この通常状態において、オペレータが動作ユニット(180)の圧力プレート(181)を押圧して下方に移動させると、圧力プレート(181)に結合されている接続ロッド(171)が下方に移動する。接続ロッド(171)が下方に移動すると、第1のヒンジ(171)によって接続ロッド(171)の端部に結合されているレバーユニット(178)の第1の延長ロッド(173)の端部が、これに応じて下方に移動し、接続ロッド(171)と第1の延長ロッド(173)との間の角度が減少する。第1の延長ロッド(173)の端部が下方に移動すると、これに応じて支持体(174)が、フィルタ本体(151)に向かって僅かに移動し、第2の延長ロッド(175)の端部は、フィルタ本体(151)の下部に向かって上方に移動する。第2の延長ロッド(175)の端部が上方に移動し、第2の延長ロッド(175)の端部に形成されている打撃ユニット(176)が、フィルタ本体(151)の下部を打撃する。これは、本実施形態では、フィルタ打撃モジュール(160)の打撃状態と呼ばれる。打撃ユニット(176)がフィルタ本体(151)の下部を打撃するように構成されているので、垂直方向及び同軸上に接続された吸着反応装置(190)とフィルタ本体(151)との接続は、安定的に維持することができる。フィルタ部材(154)の表面に付着した粉体は、打撃ユニット(176)の打撃により落下し、ハウジング(120)のフロアに蓄積される。動作ユニット(180)に加えられた外力を取り除くと、可撓性チューブ(185)の弾性力により圧力プレート(181)が元の位置に戻り、フィルタ打撃モジュール(160)は自動的に通常状態に戻る。
【0044】
上記実施形態では、フィルタ打撃モジュール(160)がオペレータによって手動で動作される場合を示している。しかしながら、液圧ピストンなどの機械装置を設置ポート(146)に追加して自動運転を可能にすることができ、これもまた本発明の範囲内である。
【0045】
図8は、本発明の異なる実施形態によるフィルタ打撃モジュールを示した斜視図である。
図8を参照すると、フィルタ打撃モジュール(260)は、動作ユニット(180)と、動作ユニット(180)に接続されるリンク構造(270)とを含む。
【0046】
動作ユニット(180)は、圧力プレート(181)と、ポートカプラ(183)と、圧力プレート(181)とポートカプラ(183)との間に結合される可撓性チューブ(185)とを含む。この構成は、
図7に示された動作ユニット(180)と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0047】
リンク構造(270)は、レバーユニット(278)と、レバーユニット(278)と圧力プレート(181)とを接続する接続ロッド(171)と、レバーユニット(278)に接続される打撃部材(276)と、を含む。
【0048】
レバーユニット(178)は、支持体(174)と、支持体(174)から延びる第1の延長ロッド(173)と、支持体(174)から延びる第2の延長ロッド(175)とを含む。レバーユニット(178)は、レバーユニット(178)に1つの第2の拡張ユニット(175)のみが設けられていることを除いて、
図7に示されたレバーユニット(178)と実質的に同じ構成であるので、その詳細な説明は省略する。また、本実施形態では、第2の延長ロッド(175)が1つであるとして説明したが、
図7に示すように、複数であってもよく、これもまた本発明の範囲内である。
【0049】
打撃部材(276)は、第2のヒンジ277によって第2の回転軸(X2)の周りで第2の延長ロッド(175)の端部に回転可能に結合される。第2の回転軸(X2)は、支持体(174)の延長方向と平行に延びる直線である。打撃部材(276)は、間に第2のヒンジ(277)を配置して第2の回転軸(X2)の半径方向に沿って両方向に延び且つ第2の延長ロッド(175)の上方に配置される打撃ロッド(276a)を含む。打撃ロッド(276a)の両端には、上方に突出する第1の打撃部(276b)及び第2の打撃部(276c)が形成されている。動作ユニット(180)の動作によって第2の延長ロッド(175)の端部が上昇すると、第1の打撃部(276b)又は第2の打撃部(276c)の何れか一方が、フィルタ本体(
図6の151)を打撃し、次いで、他方がフィルタ本体(151)を連続して打撃する。
図8に示す実施形態では、2つの打撃ユニット(276b、276c)が常に上向きの状態となるように、第2のヒンジ(277)の回転範囲に制限があることが好ましい。
【0050】
接続ロッド171は、
図7に示す接続ロッド(171)の構成と実質的に同じであるので、その詳細な説明は省略する。
【0051】
図9は、本発明の他の実施形態によるフィルタ打撃モジュールの斜視図である。
図9を参照すると、フィルタ打撃モジュール360は、動作ユニット(180)と、動作ユニット(180)に接続されたリンク構造(370)とを含む。
【0052】
動作ユニット(180)は、圧力プレート(181)と、ポートカプラ(183)と、圧力プレート(181)とポートカプラ(183)との間に結合される可撓性チューブ(185)とを含む。この構成は、
図7に示された動作ユニット(180)と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
【0053】
リンク構造(370)は、レバーユニット(378)と、レバーユニット(178)と圧力プレート(181)とを接続する接続ロッド(171)と、を含む。
【0054】
レバーユニット(378)は、支持脚部(375)と、支持脚部(375)に回転可能に結合されたレバー(376)と、を含む。
【0055】
支持脚部(375)は、垂直方向に延び、ハウジング(120)の内部空間のフロアからで上方に延び、フィルタ本体(151)と設置ポート(146)との間に配置されるロッド形状である。レバー(376)は、第3のヒンジ(374)によって第3の回転軸(X3)を中心として支持脚部(375)の上端に回転可能に結合される。第3の回転軸(X3)は、フィルタ本体(151)の幅方向に沿って延びる直線である。
【0056】
レバー(376)は、長く延びるロッド形状であり、長さ方向でレバー(376)の両端間の箇所において、第3のヒンジ(374)によって支持脚部(375)の上端部に回転可能に結合される。レバー(376)の一端(376a)は、第1のヒンジ(172)を介して接続ロッド(171)に回転可能に結合され、レバー(376)の他端(376b)は、フィルタ本体(
図6の151)の下方に配置される。
【0057】
レバー(376)の他端(376b)は、動作ユニット(180)の動作により上昇し、フィルタ本体(
図6の151)を打撃する。
【0058】
接続ロッド(171)は、
図7に示された接続ロッド(171)と実質的に同じ構造であるので、その詳細な説明は省略する。
【0059】
図8に示された実施形態の打撃部材(276)は、レバー(376)の端部にヒンジ結合することにより使用することもでき、これもまた本発明の範囲内である。
【0060】
上記の実施形態を通じて本発明を説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。上記の実施形態は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく修正又は変更することができ、当業者であれば、このような修正又は変更が本発明に属することを理解するであろう。
【符号の説明】
【0061】
100 排出ガス処理装置
110 粉体収集装置
120 ハウジング
121 ベースフロアプレート
130 フィルタ設置ユニット
131 フィルタ設置空間
135 ベース側壁
137 開口部
140 拡張ユニット
141 拡張空間
142 延長用フロアプレート
145 上部拡張空間
146 設置ポート
147 拡張側壁
148a 第1の延長壁
148b 第2の延長壁
148c 接続壁
149 ガス吸入パイプ
149a 第1のガス供給開口部
149b 第2のガス供給開口部
150 フィルタモジュール
151 フィルタ本体
152 下側プレート部材
153 上側プレート部材
153a 出口
154 フィルタ部材
158 支持脚部
160 フィルタ打撃モジュール
170 リンク構造
171 接続ロッド
172 第1のヒンジ
173 第1の延長ロッド
174 支持部
175 第2の延長ロッド
176 打撃ユニット
178 レバーユニット
180 動作ユニット
181 圧力プレート
183 ポートカプラ
185 可撓性チューブ
190 吸着反応装置
260 フィルタ打撃モジュール
270 リンク構造
276 打撃部材
276a 打撃ロッド
277 第2のヒンジ
278 レバーユニット
360 フィルタ打撃モジュール
370 リンク構造
374 第3のヒンジ
375 支持脚部
376 レバー
378 レバーユニット
X1 第1の回転軸
X2 第2の回転軸
X3 第3の回転軸
【国際調査報告】