(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-17
(54)【発明の名称】ネットワーク機能の発見および選択のための方法およびデバイス
(51)【国際特許分類】
H04W 92/24 20090101AFI20231010BHJP
H04W 88/14 20090101ALI20231010BHJP
【FI】
H04W92/24
H04W88/14
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023520259
(86)(22)【出願日】2021-06-22
(85)【翻訳文提出日】2023-05-26
(86)【国際出願番号】 EP2021067013
(87)【国際公開番号】W WO2022069089
(87)【国際公開日】2022-04-07
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2020/119775
(32)【優先日】2020-10-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】サンダー, アン-クリスティーン
(72)【発明者】
【氏名】リュ, ユンジェ
(72)【発明者】
【氏名】チェン, チエン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067CC00
5K067EE16
(57)【要約】
本開示はUEサービス管理ネットワークエレメントが通信ネットワーク内のネットワーク機能発見ネットワークエレメントに記憶されたUEサービス管理ネットワークエレメントのプロファイルに影響を与えるための方法であって、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントに要求を送信することを備え、要求はUEサービス管理ネットワークエレメントの能力を示す、方法を提供する。他の対応するネットワークエレメント、およびその対応するデバイス、コンピュータ可読記憶媒体、キャリアなども提供される。
【選択図】
図5c
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワークにおけるネットワーク機能発見ネットワークエレメントに記憶されたユーザ機器(UE)サービス管理ネットワークエレメントのプロファイルに影響を及ぼすための前記UEサービス管理ネットワークエレメントのための方法であって、
前記ネットワーク機能発見ネットワークエレメントへ、要求を送信すること(501)
を含み、前記要求は、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの能力を示す、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記要求は、登録要求または更新要求のうちの1つを含む、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、前記UEサービス管理ネットワークエレメントは、セッション管理機能(SMF)ネットワークエレメントを備え、前記能力はV-SMF、H-SMF、およびI-SMFのうちの1つ以上のサポート能力を含む、方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、前記ネットワーク機能発見ネットワークエレメントは、ネットワークリポジトリ機能(NRF)ネットワークエレメントを含む、方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法であって、前記通信ネットワークは第5世代ネットワークを含む、方法。
【請求項6】
通信ネットワークにおけるユーザ機器(UE)サービス管理ネットワークエレメントを選択するためのネットワーク機能選択ネットワークエレメントのための方法であって、
前記UEサービス管理ネットワークエレメントが選択される1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報についての要求をネットワーク機能発見ネットワークエレメントに送信すること(503)と、
情報が前記1つ以上の候補ネットワークエレメントのうちの少なくとも1つの能力を示す、前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報を受信することに応じて、
前記UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を考慮して、前記1つ以上の候補ネットワークエレメントのうちの前記少なくとも1つから前記サービス管理ネットワークエレメントを判定すること(505)
を含む、方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法であって、前記要求は、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記好ましい能力を示す、方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法であって、
情報が前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの能力を示さない、前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報を受信することに応じて、前記好ましい能力を考慮することなく、前記1つ以上の候補ネットワークエレメントから前記UEサービス管理ネットワークエレメントを判定すること(506)
をさらに含む、方法。
【請求項9】
請求項6に記載の方法であって、前記UEサービス管理ネットワークエレメントは、セッション管理機能(SMF)ネットワークエレメントを備え、前記好ましい能力はV-SMF、H-SMF、およびI-SMFのうちの1つ以上をサポートする好ましい能力を含む、方法。
【請求項10】
請求項6に記載の方法であって、前記ネットワーク機能選択ネットワークエレメントが、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)ネットワークエレメントを含む、方法。
【請求項11】
請求項6に記載の方法であって、前記通信ネットワークは第5世代ネットワークを含む、方法。
【請求項12】
通信ネットワークにおけるネットワーク機能発見ネットワークエレメントのための方法であって、
ネットワーク機能選択ネットワークエレメントから、ユーザ機器(UE)サービス管理ネットワークエレメントが選択される1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報の要求であって、UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を示す要求を受信することに応じて、
前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記好ましい能力を有する前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの発見を実行すること(507)と、
前記発見から、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記好ましい能力を有する前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報が利用可能であると判定することに応じて、
前記ネットワーク機能選択ネットワークエレメントへ、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記好ましい能力を有する前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報であって、前記好ましい能力を含む前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの能力を示す、情報を送信すること(508)
を含む、方法。
【請求項13】
請求項12に記載の方法であって、
前記発見から、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記好ましい能力を有する前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報が利用可能ではないと判定したことに応じて、前記好ましい能力を考慮することなく、他の1つ以上のUEサービス管理ネットワークエレメントの情報を送信すること(509)
をさらに含む、方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法であって、前記1つ以上の候補ネットワークエレメントが前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記好ましい能力を利用可能ではないとの前記情報は、
前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記能力が利用可能ではないとの情報、または
前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記好ましい能力を有する前記1つ以上の候補ネットワークエレメントが利用可能ではない、
のうちの1つ以上を含む、方法。
【請求項15】
請求項12に記載の方法であって、
前記ネットワーク機能発見ネットワークエレメントに記憶された前記UEサービス管理ネットワークエレメントのプロファイルに影響を及ぼすUEサービス管理ネットワークエレメントから、要求であって、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの能力を示す、要求を受信したことに応じて、前記UEサービス管理ネットワークエレメントのプロファイルに前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記能力を記憶すること(510)をさらに含む、方法。
【請求項16】
請求項12に記載の方法であって、前記UEサービス管理ネットワークエレメントは、セッション管理機能(SMF)ネットワークエレメントを備え、前記能力はV-SMF、H-SMF、またはI-SMFのうちの1つ以上をサポートする能力を含み、前記好ましい能力はV-SMF、H-SMF、およびI-SMFのうちの1つ以上をサポートする好ましい能力を含む、方法。
【請求項17】
請求項12に記載の方法であって、前記ネットワーク機能発見ネットワークエレメントは、ネットワークリポジトリ機能(NRF)ネットワークエレメントを備える、方法。
【請求項18】
請求項12に記載の方法であって、前記ネットワーク機能選択ネットワークエレメントは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)ネットワークエレメントを備える、方法。
【請求項19】
請求項12に記載の方法であって、前記通信ネットワークが第5世代ネットワークを含む、方法。
【請求項20】
通信ネットワークにおいて動作可能な、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントに記憶されたユーザ機器(UE)サービス管理ネットワークエレメントのプロファイルに影響を及ぼすUEサービス管理ネットワークエレメントであって、
前記ネットワーク機能発見ネットワークエレメントへ要求を送信するように構成された要求送信コンポーネント(6111)を含み、前記要求は、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの能力を示す、UEサービス管理ネットワークエレメント。
【請求項21】
通信ネットワークにおいて動作可能な、ユーザ機器(UE)サービス管理ネットワークエレメントを選択するためのネットワーク機能選択ネットワークエレメントであって、
前記UEサービス管理ネットワークエレメントが選択されることになる1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報に対する要求であって、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を示す要求を、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントへ送信するように構成された発見要求コンポーネント(6211)と、
前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報であって、前記1つ以上の候補ネットワークエレメントのうちの少なくとも1つの能力を示す情報を受信することに応じて、
前記UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を考慮して、前記1つ以上の候補ネットワークエレメントのうちの前記少なくとも1つから前記サービス管理ネットワークエレメントを判定するように構成される判定コンポーネント(6212)と、
を含む、ネットワーク機能選択ネットワークエレメント。
【請求項22】
通信ネットワークにおいて動作可能なネットワーク機能発見ネットワークエレメントであって、
ネットワーク機能選択ネットワークエレメントから、ユーザ機器(UE)サービス管理ネットワークエレメントが選択される1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報に対する要求であって、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を示す、要求を受信することに応じて、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記好ましい能力を有する前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの発見を実行するよう構成された発見コンポーネント(6311)と、
前記発見から、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記好ましい能力を有する前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報が利用可能であると判定することに応じて、前記ネットワーク機能選択ネットワークエレメントへ、前記好ましい能力を含む前記候補ネットワークエレメントの能力を示す、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記好ましい能力を有する前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報を、送信するように構成された送信コンポーネント(6312)と、
を備えるネットワーク機能発見ネットワークエレメント。
【請求項23】
通信ネットワークにおける通信デバイスであって、
命令をその中に記憶するように適合された記憶装置(708)と、
通信デバイスに請求項1乃至19のいずれか一項に記載のステップを実行させる前記命令を実行するように適合されたプロセッサ(706)と、を含む、通信デバイス。
【請求項24】
コンピューティングデバイスによって実行されると、前記コンピューティングデバイスに請求項1乃至19のいずれか一項に記載の方法を実行させるコンピュータ実行可能な命令を記憶する、1つ以上のコンピュータ可読記憶装置(708)。
【請求項25】
少なくとも1つのプロセッサで実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含むコンピュータプログラム(810)。
【請求項26】
請求項25に記載の前記コンピュータプログラムを格納するキャリア(708)であって、前記キャリアは、電気信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶装置のうちの1つである、キャリア(708)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は一般に、電気通信の技術分野に関し、より詳細には、UEサービス管理ネットワークエレメントの発見などのネットワーク機能の発見および選択のための方法、ネットワークエレメント、デバイス、コンピュータ可読記憶、およびキャリアなどに関する。
【背景技術】
【0002】
このセクションは、本開示で説明する技術の様々な実施形態の背景を提供することを意図している。このセクションにおける説明は追求され得る概念を含み得るが、必ずしも以前に考えられた又は追求された概念ではない。したがって、本明細書で別段の指示がない限り、このセクションで説明されるものは、本開示の説明および/または特許請求の範囲に対する先行技術ではなく、単にこのセクションに含めることによって先行技術であると認められるものではない。
【0003】
発展型パケットコア(EPC)ではユーザ機器(UE)がネットワークをアタッチするとき、またはいずれにせよパケットデータネットワークゲートウェイ(PGW)/サービングゲートウェイ(SGW)選択が必要とされるとき、MMEはDNSを用いて選択を行う。
【0004】
3GPP(登録商標)における5Gの作業では、MMEがモビリティ管理(MM)およびいくつかのセッション管理(SM)機能の両方をサポートするEPCと比較して、MMとSMとの間でさらなる分割を行うことが合意されている。アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)はMM機能をサポートし、セッション管理機能(SMF)はSM機能をサポートする。
【0005】
5Gアーキテクチャでは、AMFがSMFを選択することが合意されている。5Gコアネットワークでは、ネットワーク機能(NF)選択、例えばSMF選択を支援するために使用される、ネットワークリポジトリ機能(NRF)と呼ばれる新しいネットワークエンティティが存在する。AMFは、NRFに問い合わせて、SMF情報を取得する。次いで、AMFは、NRFからのSMF情報の知識に基づいて、SMFを選択することができる。
【発明の概要】
【0006】
本開示の1つ以上の目的は、サービス加入において生じる問題のうちの1つ以上に対処することである。
【0007】
本開示の第1の実施形態によれば、通信ネットワークにおけるネットワーク機能発見ネットワークエレメントに記憶されたUEサービス管理ネットワークエレメントのプロファイルに影響を及ぼすためのUEサービス管理ネットワークエレメントのための方法であって、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントへ、要求を送信することを含み、要求は、UEサービス管理ネットワークエレメントの能力を示す、方法が提供される。
【0008】
本開示の第2の実施形態によれば、通信ネットワークにおけるUEサービス管理ネットワークエレメントを選択するためのネットワーク機能選択ネットワークエレメントのための方法であって、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントへ、UEサービス管理ネットワークエレメントが選択される1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報の要求であって、UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を示す要求を送信することを含む、方法が提供される。
【0009】
本開示の第3の実施形態によれば、通信ネットワークにおけるネットワーク機能発見ネットワークエレメントのための方法であって、ネットワーク機能選択ネットワークエレメントから、UEサービス管理ネットワークエレメントが選択される1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報の要求であって、UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を示す、要求を受信することに応じて、UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を有する1つ以上の候補ネットワークエレメントの発見を実行することと、発見から、UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を有する1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報が利用可能であると判定することに応じて、ネットワーク機能選択ネットワークエレメントへ、UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を有する1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報を送信することと、を含み、情報は、好ましい能力を含む1つ以上の候補ネットワークエレメントの能力を示す、方法が提供される。
【0010】
本開示の第4の実施形態によれば、通信ネットワークにおいて動作可能な、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントに記憶されたUEサービス管理ネットワークエレメントのプロファイルに影響を及ぼすためのUEサービス管理ネットワークエレメントであって、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントへ要求を送信するように構成された要求送信コンポーネント(6111)を含み、要求は、UEサービス管理ネットワークエレメントの能力を示す、UEサービス管理ネットワークエレメントが提供される。
【0011】
本開示の第5の実施形態によれば、通信ネットワークにおいて動作可能なUEサービス管理ネットワークエレメントを選択するためのネットワーク機能選択ネットワークエレメントであって、ネットワーク機能選択ネットワークエレメントはUEサービス管理ネットワークエレメントが選択される1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報の要求をネットワーク機能発見ネットワークエレメントに送信するように構成された発見要求コンポーネントを備え、要求はUEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を示す、ネットワーク機能選択ネットワークエレメントが提供される。
【0012】
本開示の第6の実施形態によれば、通信ネットワークにおいて動作可能なネットワーク機能発見ネットワークエレメントであって、ネットワーク機能選択ネットワークエレメントから、UEサービス管理ネットワークエレメントが選択される1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報に対する要求であって、UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を示す、要求を受信することに応じて、UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を有する1つ以上の候補ネットワークエレメントの発見を実行するよう構成された発見コンポーネントと、発見から、UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を有する1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報が利用可能であると判定することに応じて、ネットワーク機能選択ネットワークエレメントへ、好ましい能力を含む候補ネットワークエレメントの能力を示す情報であって、UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を有する1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報を、送信するように構成された送信コンポーネントと、を備えるネットワーク機能発見ネットワークエレメントが提供される。
【0013】
本開示の第7の実施形態によれば、ネットワークにおける通信デバイスであって、命令を記憶するように適合された記憶装置と、命令を実行して、通信デバイスに、本明細書の方法のいずれかのステップを実行させるように適合されたプロセッサとを備える、通信デバイスが提供される。
【0014】
本開示の第8の実施形態によれば、コンピューティングデバイスによって実行されると、コンピューティングデバイスに、本明細書の方法のいずれかの方法を実施させるコンピュータ実行可能命令を記憶する1つ以上のコンピュータ可読記憶装置が提供される。
【0015】
本開示の第9の実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されると、少なくとも1つのプロセッサに、本明細書の方法のいずれか1つによる方法を実行させる命令を含むコンピュータプログラムが提供される。
【0016】
本開示の第10の実施形態によれば、第8の実施形態のコンピュータプログラムを含むキャリアであって、電気信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶装置のうちの1つである、キャリアが提供される。
【0017】
本開示におけるUEサービス管理ネットワークエレメントはネットワーク機能エレメントであり、UEのためのサービス管理、たとえば、SMFなどの5GコアまたはNGコアにおけるネットワーク機能エレメントを提供し得る。本開示におけるネットワーク機能選択ネットワークエレメントはネットワーク機能であり、1つ以上の候補、たとえば、AMFなどの5GコアまたはNGコアにおけるネットワーク機能エレメントからネットワーク機能を選択することを担い得る。本開示におけるネットワーク機能発見ネットワークエレメントはネットワーク機能エレメントであり、ネットワーク機能発見、たとえば、NRFなどの5GコアまたはNGコアにおけるネットワーク機能エレメントを提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【0018】
本開示の前述および他の特徴は、添付の図面と併せて、以下の説明および添付の特許請求の範囲からより完全に明らかになるのであろう。これらの図面は本開示によるいくつかの実施形態のみを示し、したがって、本開示の範囲を限定するものと見なされるべきではないことを理解すると、本開示は、添付の図面を使用することによって、さらなる具体性および詳細を伴って説明される。
【
図1】
図1は、本開示の実施形態が適用され得る例示的な5Gネットワークアーキテクチャのハイレベルビューを示す。
【
図2】
図2は、例示的な非ローミング5Gまたは次世代コアネットワークのためのサービスベースのアーキテクチャを示す。
【
図3】
図3は、例示的なローミング5Gまたは次世代コアネットワークのためのサービスベースのアーキテクチャを示す。
【
図4a】
図4aは、本開示の実施形態に係るNFサービス登録手順を示す。
【
図4b】
図4bは、本開示の実施形態に係るNFサービス更新手順を示す。
【
図4c】
図4cは、本開示の実施形態に係るNFサービス発見手順を示す。
【
図4d】
図4dは、本開示の実施形態に係る別のNFサービス発見手順を示す。
【
図5a】
図5aは、本開示の実施形態に係るUEサービス管理ネットワークエレメントの実施形態のフローチャートを示す。
【
図5b】
図5bは、本開示の実施形態に係るネットワーク機能選択ネットワークエレメントの実施形態のフローチャートを示す。
【
図5c】
図5cは、本開示の実施形態に係るネットワーク機能発見ネットワークエレメントの実施形態のフローチャートを示す。
【
図5d】
図5dは、本開示の実施形態に係るネットワーク機能発見ネットワークエレメントの実施形態の別のフローチャートを示す。
【
図6a】
図6aは、本開示の実施形態に係るUEサービス管理ネットワークエレメントの概略ブロック図を示す。
【
図6b】
図6bは、本開示の実施形態に係るネットワーク機能選択ネットワークエレメントの概略ブロック図を示す。
【
図6c】
図6cは、本開示の実施形態に係るネットワーク機能発見ネットワークエレメントの概略ブロック図を示す。
【
図7】
図7は、本開示のネットワークエレメントに使用され得るアレンジメントの実施形態を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態について、実施形態を示す添付図面を参照して詳細に説明する。しかしながら、本明細書におけるこれらの実施形態は、多くの異なる形態で具体化されてもよく、本明細書に記載される実施形態に限定されるものと解釈されるべきではない。図面の要素は、必ずしも互いに対して一定の縮尺ではない。同じ参照符号は全体を通して同じ要素を指す。
【0020】
本明細書で使用される用語は特定の実施形態を説明することのみを目的としており、限定することを意図するものではない。本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」および「the」は文脈が明らかにそわないことを示さない限り、複数形も含むことが意図される。用語「含む(comprises)」、「含む(includes)」、および/または「含む(including)」は本明細書で使用される場合、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、エレメント(要素)、および/またはコンポーネント(構成要素)の存在を特定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、エレメント、コンポーネント、および/またはそれらのグループの存在または追加を排除しないこと。
【0021】
別途定義されない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術用語および科学用語を含む)は、一般に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書で使用される用語は本明細書および関連技術の文脈におけるそれらの意味と一致する意味を有すると解釈されるべきであり、本明細書で明示的に定義されない限り、理想化されたまたは過度に形式的な意味で解釈されないことがさらに理解され、例えば、AMF、SMF、NRFなどの概念は、3GPP(登録商標)仕様の文脈において一般に理解されるであろう。本明細書の多くの実施形態は次世代ネットワーク(5Gモバイル無線ネットワークなど)の文脈で説明されるが、他のネットワークも適用可能であり得る。
【0022】
多くの実施形態がSMFのディスカバリ(発見)およびセレクション(選択)の文脈で説明されるが、本開示の実施形態はSMF選択に限定されず、必要に応じて他のNF選択にも適用可能であることに留意されたい。
【0023】
図1は、次世代無線アクセスネットワーク(NG-RAN)104およびNGコア(NGC)106を含む、本開示の実施形態が適用され得る例示的なNG(5Gモバイル無線など)ネットワークアーキテクチャのハイレベルビューを示す。図に示すように、NG-RAN 104はそれぞれのXnインターフェースを介して互いに相互接続されたgNB1041(たとえば、1041a、1041b)およびng-eNB1042(たとえば、1042a、1042b)を含み得る。gNBおよびng-eNBはまた、NGインターフェースを介してNGC 106に、より具体的には、それぞれのNG-Cインターフェースを介してAMF(アクセスおよびモビリティ管理機能)208(たとえば、AMF208a、208b)に、およびそれぞれのNG-Uインターフェースを介してUPF(ユーザプレーン機能)212(たとえば、UPF212a、212b)に接続される。
【0024】
gNB1041の各々は、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、またはそれらの組合せを含む、NR無線インターフェースをサポートすることができる。対照的に、ng-eNB1042の各々はLTE無線インターフェースをサポートするが、(
図1に示されるよう)従来のLTE eNBとは異なり、NGインターフェースを介してNGCに接続する。
【0025】
異なる3GPP(登録商標)アーキテクチャオプション(たとえば、EPCベースまたは5GCベース)に基づく展開と、異なる能力(ケイパビリティ)(たとえば、EPC NASおよび5GC NAS)をもつUEとは、1つのネットワーク(たとえば、PLMN)内で同時に共存しうる。5GC NAS手順(プロシージャ)をサポートすることができるUEはローミング時など、レガシーネットワークにおいて動作するために(たとえば、3GPP(登録商標) TS 24.301において定義されるよう)EPC NAS手順もサポートすることができると一般に仮定される。したがって、UEは、それがサービングされるコアネットワーク(CN)に応じて、EPC NASまたは5GC NAS手順を使用する。
【0026】
NGネットワークにおける(例えば、5GCにおける)別の変化は従来のピアツーピアインターフェースおよびプロトコル(例えば、LTE/EPCネットワークにおいて見られるもの)が、ネットワーク機能が1つ以上のサービスコンシューマに1つ以上のサービスを提供する、いわゆるサービス型アーキテクチャ(SBA)によって修正されることである。これは、例えば、HTTP/REST(Hyper Text Transfer Protocol/Representational State Transfer)アプリケーションプログラミングインターフェース(API)によって行うことができる。
【0027】
サービスは、サービス機能全体のより細かい区分で様々な「サービス動作(オペレーション)」から構成される。サービスにアクセスするためには、サービス名と対象となるサービスオペレーションの両方が示されなければならない。サービス消費者(コンシューマ)と提供者(プロデューサ)との間のインタラクションは、タイプ「要求/応答」または「加入/通知」であり得る。5G SBAではネットワークリポジトリ機能(NRF)がすべてのネットワーク機能が他のネットワーク機能によって提供されるサービスを発見することを可能にし、データ記憶機能(DSF)はすべてのネットワーク機能がそのコンテキストを記憶することを可能にする。
【0028】
このアーキテクチャモデルはネットワーク機能のモジュール性、再利用性、および自己完結性などの原理をさらに採用し、展開が最新の仮想化技術およびソフトウェア技術を利用することを可能にすることができる。
【0029】
図2は、例示的な非ローミング5Gまたは次世代コアネットワーク(5GCN/NGCN/NCN)のためのサービスベースのアーキテクチャを示す。この図はノードと機能との間の論理コネクションを示しており、その図示されたコネクションは、直接的な物理的コネクションとして解釈されるべきではない。UE 210はN3インターフェースなどの定義されたインターフェースを提供するネットワークインターフェースを介してUPゲートウェイなどのCNユーザプレーン(UP)機能(UPF)212に接続される、(無線)アクセスネットワーク((R)AN)ノード211(たとえば、gNodeB(gNB)であり得る)との無線アクセスネットワーク接続を形成する。UPF 212は、N6インターフェースなどのネットワークインターフェースを介してデータネットワーク(DN)213への論理コネクションを提供する。UE 210と(R)ANノードとの間の無線アクセスネットワークコネクションは、データ無線ベアラ(DRB)と呼ばれることがある。
【0030】
DN 213はオペレータサービスを提供するために使用されるデータネットワークであってもよく、またはインターネットなどの第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))の標準化の範囲外であってもよく、第三者サービスを提供するために使用されるネットワークであってもよく、いくつかの実施形態ではDN 213がモバイルエッジコンピューティング(MEC)ネットワークなどのエッジコンピューティングネットワークまたはリソースを表してもよい。
【0031】
UE 210はまた、論理N1コネクションを介してアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)208に接続する(ただし、コネクションの物理経路は直接ではない)。AMF 208は、アクセス要求の認証および許可、ならびにモビリティ管理機能を担う。AMF 208は、3GPP(登録商標)技術仕様書(TS)23.501によって定義される他の役割および機能を実行することができる。サービスベースのビューでは、AMF 208がNamfとして示されるサービスベースのインターフェースを介して他のコアネットワーク制御プレーン機能と通信することができる。
【0032】
セッション管理機能(SMF)209は、EDに割り当てられるIPアドレスの割り当ておよび管理、ならびにUE 210の特定のセッションに関連するトラフィックのためのUPF 212(またはUPF 212の特定のインスタンス)の選択を担うネットワーク機能である。ネットワーク226には典型的には複数のSMF209があり、その各々は、UE210のそれぞれのグループ、(R)ANノード211またはUPF212に関連付けられ得ることが理解されよう。SMF 209は、Nsmfとして示されるサービスベースのインターフェースを介して、サービスベースのビューにおいて、他のコアネットワーク機能と通信することができる。SMF 209は、ネットワークインターフェースN4などの論理インターフェースを介してUPF 212に接続することもできる。また、SMFを中間SMF(I-SMF)として使用することも可能である。I-SMFは、UPFが異なるSMFサービスエリアに属するので、UEが元のSMFによって制御できないエリアに位置するので、PDUセッションをサポートするために挿入されるSMFである。
【0033】
認証サーバ機能(AUSF)207は、サービスベースのNausfインターフェースを介して他のネットワーク機能に認証サービスを提供する。
【0034】
ネットワークエクスポージャ機能(NEF)202はサーバ、機能、および他のエンティティ、例えば、信頼できるドメイン外のエンティティがネットワーク内のサービスおよび能力へのエクスポージャ(露出)を有することを可能にするために、ネットワーク内に展開され得る。1つのそのような例ではNEF 202が図示されたネットワーク外のアプリケーションサーバと、ポリシー制御機能(PCF)204、SMF 209、UDM 205、およびAMF 208などのネットワーク機能との間のプロキシのように動作することができ、その結果、外部アプリケーションサーバはデータセッションに関連するパラメータのセットアップにおいて有用であり得る情報を提供することができる。NEF 202は、サービスベースのNnefネットワークインターフェースを介して他のネットワーク機能と通信することができる。NEF 202はまた、非3GPP(登録商標)機能へのインターフェースを有し得る。
【0035】
ネットワークリポジトリ機能(NRF)203は、ネットワークエレメントの発見機能を提供する。NRF 203は、それが関連付けられている公衆陸上移動ネットワーク(PLMN)またはネットワーク事業者に固有であり得る。サービス発見機能は、ネットワークに接続されたネットワーク機能およびUEが既存のネットワーク機能にアクセスする場所および方法を判定することを可能にすることができ、サービスベースのインターフェースNnrfを提示することができる。
【0036】
PCF 204はサービスベースのNpcfインターフェースを介して他のネットワーク機能と通信し、制御プレーン内のものを含む他のネットワーク機能にポリシーおよびルールを提供するために使用され得る。ポリシーおよびルールの施行および適用は、必ずしもPCF 204の責任ではなく、通常、PCF 204がポリシーを送信する機能の責任である。そのような一例では、PCF 204がセッション管理に関連するポリシーをSMF 209に送信することができる。これは、ネットワーク挙動を管理することができる統一されたポリシーフレームワークを可能にするために使用され得る。
【0037】
統合データ管理機能(UDM)205は他のネットワーク機能と通信するためのサービスベースのNudmインターフェースを提示することができ、他のネットワーク機能にデータ記憶設備を提供することができる。統合されたデータ記憶は、最も関連する情報が単一のリソースから異なるネットワーク機能に利用可能にされ得ることを保証するために使用され得るネットワーク情報の統合されたビューを可能にし得る。これは、特定のタイプのデータがネットワーク内のどこに記憶されているかを判定する必要がないので、他のネットワーク機能の実施をより容易にすることができる。UDM 205はユーザデータリポジトリ(UDR)214に接続するために、Nudrなどのインターフェースを使用することができる。PCF 204はUDR 214への加入ポリシー情報の要求および提供に関与し得るので、UDM 205に関連付けられ得るが、通常、PCF 204およびUDM 205は独立した機能であることを理解されたい。
【0038】
PCF 204はUDR 214への直接インターフェースを有することができ、またはUDR 214と接続するためにNudrインターフェースを使用することができる。UDM 205は、UDR 214に記憶されたコンテンツを取り出す要求、またはUDR 214にコンテンツを記憶する要求を受信することができる。UDM 205は、典型的にはクレデンシャル(証明書)の処理、ロケーション管理、およびサブスクリプション管理などの機能を担う。UDR 214はまた、認証証明処理、ユーザ識別処理、アクセス許可、登録/モビリティ管理、サブスクリプション管理、およびショートメッセージサービス(SMS)管理のいずれかまたはすべてをサポートし得る。UDR 214は、典型的にはUDM 205によって提供されるデータを記憶する役割を果たす。記憶されたデータは、典型的には記憶されたデータへのアクセス権を支配するポリシープロファイル情報(PCF 204によって提供され得る)に関連付けられる。いくつかの実施形態では、UDR 214がポリシーデータ、ならびにサブスクリプション識別子、セキュリティクレデンシャル、アクセスおよびモビリティ関連サブスクリプションデータ、ならびにセッション関連データのうちのいずれかまたはすべてを含み得るユーザサブスクリプションデータを記憶し得る。
【0039】
アプリケーション機能(AF)206は、ネットワークオペレータドメイン内および3GPP(登録商標)準拠ネットワーク内に展開されたアプリケーションの非データプレーン(非ユーザプレーンとも呼ばれる)機能を表す。AF 206はサービスベースのNafインターフェースを介して他のコアネットワーク機能と相互作用し、ネットワーク能力露出情報にアクセスするとともに、トラフィックルーティングなどの決定において使用するためのアプリケーション情報を提供することができる。AF 206はまた、PCF 204などの機能と相互作用して、ポリシーおよびポリシー実施判定にアプリケーション固有の入力を提供することができる。多くの状況では、AF 206が他のNFにネットワークサービスを提供せず、代わりに、他のNFによって提供されるサービスの消費者またはユーザと見なされることが多いことを理解されたい。3GPP(登録商標)ネットワーク外のアプリケーションは、NEF 202を使用することによって、AF 206と同じ機能の多くを実行することができる。
【0040】
UE 210は、ユーザプレーン(UP)および制御プレーン(CP)内にあるネットワーク機能と通信する。UPF 212は、CN UPの一部である(DN 213が5GCNの外側にある)。(R)ANノード211はユーザプレーンの一部と見なされ得るが、厳密にはCNの一部ではないので、CN UPまたはUPF 212の一部と見なされない。AMF 208、SMF 209、AUSF 207、NEF 202、NRF 203、PCF 204、およびUDM 205はCN CP内に常駐する機能であり、しばしば制御プレーン機能と呼ばれる。AF 206はCN CP内の他の機能と(直接的にまたはNEF 202を介して間接的に)通信することができるが、通常、CN CPの一部であるとは見なされない。
【0041】
当業者は、(R)ANノード211とDN 213との間に直列に接続された複数のUPFがあり得、異なるDNへの複数のデータセッションが複数のUPFを並列に使用することによって収容され得ることを理解するのであろう。
【0042】
図3は、例示的なローミング5Gまたは次世代コアネットワークのためのサービスベースのアーキテクチャを示す。このアーキテクチャでは、ユーザがユーザのホームPLMN(HPLMN)とは異なる訪問公衆陸上移動ネットワーク(VPLMN)にローミングする。特に、
図3はホームルーテッドデータサービスをサポートするローミングアーキテクチャを示し、ホームオペレータの管理ドメインはユーザのデータセッションに関与し、UEは、HPLMN内のデータネットワーク(DN)に相互作用する。ユーザの観点から、
図2の非ローミングアーキテクチャに示されるHPLMNの様々なネットワーク機能は、
図3に示されるホームルーテッドローミングアーキテクチャにおけるHPLMNおよびVPLMNの間で分散される。たとえば、AMFはVPLMN内にあり、AUSFはHPLMN内にあり、SMFおよびUPFは両方に存在する(たとえば、VPLMNとHPLMNとの間で分割される)。両方のネットワークに存在するこれらの機能を区別するために、「H-UPF」および「V-UPF」、ならびに「V-SMF」および「H-SMF」などの「H」または「V」のプレフィックスを使用することができる。
【0043】
ホームルーテッドデータサービスをサポートするローミングアーキテクチャでは、サービスベースのセキュリティプロキシゲートウェイとして、セキュリティエッジ保護プロキシ(SEPP)301がPLMN(例えば、H-PLMNおよびV-PLMN)間の制御プレーンインターフェースのメッセージフィルタリングおよび監視を実施し、PLMNにわたって2つのNF間で交換されるすべてのサービス情報のためのセキュリティを提供する。H-SMFおよびV-SMFはN16インターフェースを介して通信し、H-UPFおよびV-UPFはN9インターフェースを介して通信し、H-SEPPおよびV-SEPPは、N32インターフェースを介して通信する。ホームネットワークは、セッション管理およびサービス制御を提供する。すべての制御プレーントラフィックは、N16インターフェースを介してホームネットワークに戻る。
【0044】
背景技術の項に記載されているように、EPCではMMEがDNSを用いて選択を行い、ここで、ゲートウェイがPGWであるかSGWであるかはDNSに記憶されたそのインターフェース情報によって識別され得る。
【0045】
5GコアではSMFの選択に関して、AMFはSMF情報を取得するためにNRFに問い合わせ、次いで、NRFからのSMF情報の知識に基づいてSMFを選択する。しかしながら、AMFは、SMFの能力、すなわちV-SMF、H-SMF、またはI-SMFのうちの1つ以上のサポートの能力については考えておらず、能力によって選択することはできない。いくつかのシナリオでは、ローミングシナリオなど、SMFの能力の知識が必要とされ、N16インターフェースを備えるV-SMFが必要とされ、N16インターフェースはローミングの場合、訪問先ネットワーク内のSMF(すなわち、V-SMF)とホームネットワーク内のSMF(すなわち、H-SMF)との間の基準点である。最後に、V-SMFをサポートしていないSMFを選択することができ、サービスがうまく機能しないことがある。この知識の欠如は特定のネットワークセットアップ、たとえば、公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)の部分的カバレッジを伴う専用V-SMFまたはI-SMFの展開の可能性を制限または損なうことがある。
【0046】
図4a~
図4dは、それぞれ、本開示の実施形態に係る詳細な実施形態のフローチャートを示す。
図4aは、本開示の実施形態によるNFサービス登録手順を示す。
【0047】
ステップ401において、NFサービスコンシューマ、すなわち、NFインスタンス(例えば、AMF)はNFサービスコンシューマが初めて動作可能になるとき、そのNFプロファイルをNRFに通知するために、登録要求メッセージ(例えば、Nnrf_NFManagement_NFRegister request)をNRFに送信し、ここで、要求メッセージはNFサービスコンシューマの能力、例えば、H-SMF、V-SMF、またはI-SMFのうちの1つ以上のサポートの能力を示す。この節において「NFサービスコンシューマ」という用語はNRFサービスコンシューマを指し、NF(コンシューマまたはプロデューサ)の役割と混同されるべきではないことに留意されたい。
【0048】
ステップ402において、NRFはNFサービスコンシューマの能力を含む、NFサービスコンシューマのNFプロファイルを格納し、NFサービスコンシューマを利用可能にマークする。
【0049】
ステップ403において、NRFアクノレッジ(確認応答)NF登録は登録応答メッセージ(例えば、Nnrf_NFManagement_NFRegister応答)を介して受け入れられる。
【0050】
図4bは、本開示の実施形態に係るNFサービス更新手順を示す。
【0051】
ステップ404において、NFサービスコンシューマ、すなわち、NFインスタンス(例えば、AMF)は更新要求メッセージ(例えば、Nnrf_NFManagement_NFUpdate Request)、すなわち、NFサービスコンシューマの更新されたNFプロファイルをNRFに送信して、その更新されたNFプロファイルをNRFに通知し、更新要求はNFサービスコンシューマの更新された能力、例えば、何らかの動作によってトリガされるとき、H-SMF、V-SMF、またはI-SMFのうちの1つ以上のサポートの能力を示す。
【0052】
ステップ405において、NRFはNFサービスコンシューマのNFプロファイルを記憶(すなわち、更新)し、ステップ406において、更新応答メッセージ(たとえば、Nnrf_NFManagement_NFUpdate応答)を介して、NRF確認応答NF更新が受け入れられる。
【0053】
NRFにおけるNFのプロファイルが影響を受ける場合、他の手順が適用されてもよいことに留意されたい。
【0054】
上述のメッセージは、直接、または何らかの他のネットワークエレメントを介して送信され得ることに留意されたい。
【0055】
図4cは、本開示の実施形態によるNFサービス発見手順を示す。
【0056】
ステップ407において、NFサービスコンシューマ、すなわち、NFインスタンス(例えば、AMF)はサービス名およびターゲットNFタイプ、例えば、SMFに基づいて、ネットワークにおいて利用可能なサービスを発見することを意図する。NFサービスコンシューマはNnrf_NFDiscovery_Requestメッセージ(期待されるNFサービス名、期待されるNFインスタンスのNFタイプ、例えば、AMF、NFコンシューマのNFタイプ、例えば、AMF)と、同じPLMN内の適切に構成されたNRFとを使用して、NRFを用いて発見手順を呼び出す。発見要求メッセージ中のパラメータは、NFタイプおよびネットワークデプロイメントなどに応じて変わり得る。一例では、発見要求メッセージがI-SMF、H-SMF、またはV-SMFのうちの1つ以上のサポートの好ましい能力など、NFの好ましい能力を示す。
【0057】
ステップ408において、NRFは発見要求(たとえば、Nnrf_NFDiscovery_request)を許可する。予想されるNF/NFサービスのプロファイルおよびNFサービスコンシューマのタイプに基づいて、NRFは、NFサービスコンシューマが予想されるNFインスタンスを発見することを許可されるかどうかを決定する。予想されるNFインスタンスまたはNFサービスインスタンスがあるネットワークスライス内に展開される場合、NRFはネットワークスライスの発見構成に従って発見要求を許可し、たとえば、予想されるNFインスタンスは、同じネットワークスライス内のNFによってのみ発見可能である。
【0058】
ステップ409において、許可される場合、NRFはNnrf_NFDiscovery_RequestおよびNRFの内部ポリシーに一致するNFインスタンスのセットを判定し、判定されたNFインスタンスのNFプロファイルを送信する。
【0059】
NFサービスコンシューマが好ましい能力を提供した場合、例えば、AMFインスタンスがI-SMF、H-SMF、またはV-SMFのうちの1つ以上の好ましいサポート能力を提供した場合、NRFは発見されたNFインスタンスまたはNFサービスインスタンスのセットを好ましい能力に制限しようと試みることができ、例えば、NRFは能力が「V-SMFのみをサポートする」、「H-SMFとI-SMFの両方をサポートする」などであるSMFインスタンスまたはSMFサービスインスタンスを提供することができ、一方、それをNFに任せてステップ410においてそれを決定してもよい。能力情報がNRFにおいて利用可能でない場合、または好ましい能力を有するNFインスタンスまたはサービスインスタンスが利用可能でない場合、NRFはレガシー技術に従う、すなわち、発見されたNFインスタンスまたはNFサービスインスタンスのセットを好ましい能力に限定しない。
【0060】
図4dは、本開示の実施形態に係る別のNFサービス発見手順を示す。NRFは、要求側NFが行うのと同じPLMN内に必ずしも位置する必要はないことに留意されたい。
【0061】
ステップ411において、サービングPLMN内のNFサービスコンシューマ、すなわち、NFインスタンス(例えば、AMF)はNnrf_NFDiscovery_Requestメッセージ(期待されるサービス名、期待されるNFのNFタイプ、ホームPLMN ID、サービングPLMN ID、NFタイプ、例えば、NFサービスコンシューマのAMF)などを使用して、サービングPLMN内の適切に構成されたNRFを用いて、NRFを用いて発見手順を呼び出す。発見要求メッセージ中のパラメータは、NFタイプおよびネットワーク配備などに応じて変わり得る。一例では、発見要求メッセージがI-SMF、H-SMF、またはV-SMFのうちの1つ以上のサポートの好ましい能力など、NFの好ましい能力を示す。
【0062】
ステップ412において、VPLMN内のNRFおよびHPLMN内のNRFは、発見要求/応答、たとえばNnrf_NFDiscoveryを使用して相互作用する。
【0063】
ステップ413において、NFインスタンスは発見要求(たとえば、Nnrf_NFDiscovery_request)など、特に好ましい能力に一致するNFインスタンスのセットを取得する。
【0064】
NFサービスコンシューマが好ましい能力を提供した場合、例えば、AMFインスタンスがI-SMF、H-SMF、またはV-SMFのうちの1つ以上の好ましいサポート能力を提供した場合、NRFは発見されたNFインスタンスまたはNFサービスインスタンスのセットを好ましい能力に制限しようと試みることができ、例えば、H-NRFは、能力が「V-SMFのみをサポートする」、「H-SMFとI-SMFの両方をサポートする」などであるSMFインスタンスまたはSMFサービスインスタンスを提供してもよく、ステップ414でNFがそれを決定してもよい。能力情報がH-NRFにおいて利用可能でない場合、または好ましい能力を有するNFインスタンスもしくはサービスインスタンスが利用可能でない場合、NRFはレガシー技術に従う、すなわち、発見されたNFインスタンスもしくはNFサービスインスタンスのセットを好ましい能力に限定しない。
【0065】
図5aは、本開示の実施形態に係るUEサービス管理ネットワークエレメントの実施形態のフローチャートを示す。
【0066】
ステップ501において、UEサービス管理ネットワークエレメントはネットワーク機能発見ネットワークエレメントに要求を送信し、この要求は、通信ネットワーク内のネットワーク機能発見ネットワークエレメントに記憶されたUEサービス管理ネットワークエレメントのプロファイルに影響を及ぼすUEサービス管理ネットワークエレメントの能力を示す。それに応答して、UEサービス管理ネットワークエレメントは、ステップ502において、肯定応答のための応答を受信する。
【0067】
一例では、要求が登録要求または更新要求のうちの1つを備え、したがって、応答は登録応答または更新応答である。
【0068】
一例ではUEサービス管理ネットワークエレメントがSMFネットワークエレメントを備え、能力はV-SMF、H-SMF、およびI-SMFのうちの1つ以上のサポート能力を備える。
【0069】
一例では、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントがNRFネットワークエレメントを備える。
【0070】
一例では、通信ネットワークが5Gネットワークを備える。
【0071】
図5bは、本開示の実施形態によるネットワーク機能選択ネットワークエレメントの実施形態のフローチャートを示す。
【0072】
ステップ503において、ネットワーク機能選択ネットワークエレメントは、UEサービス管理ネットワークエレメントが選択される1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報を求める要求をネットワーク機能発見ネットワークエレメントに送信する。一例では、要求がUEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を示す。
【0073】
ステップ504において、1つ以上の候補ネットワークエレメントのうちの少なくとも1つの能力を示す1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報が受信されるかどうかが判定され、ステップ505において、能力を示す1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報を受信することに応じて、ネットワーク機能選択ネットワークエレメントが、1つ以上の候補ネットワークエレメントからUEサービス管理ネットワークエレメントを判定する。ステップ506において、1つ以上の候補ネットワークエレメントの能力を示さない1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報を受信することに応じて、ネットワーク機能選択ネットワークエレメントは、好ましい能力を考慮することなく、1つ以上の候補ネットワークエレメントからUEサービス管理ネットワークエレメントを判定する。
【0074】
一例ではUEサービス管理ネットワークエレメントがSMFネットワークエレメントを備え、好ましい能力はV-SMF、H-SMF、またはI-SMFのうちの1つ以上の好ましいサポート能力を備える。
【0075】
一例では、ネットワーク機能選択ネットワークエレメントがAMFネットワークエレメントを備える。
【0076】
一例では、通信ネットワークが5Gネットワークを備える。
【0077】
図5cは、本開示の実施形態によるネットワーク機能発見ネットワークエレメントの実施形態のフローチャートを示す。ステップ507において、ネットワーク機能選択ネットワークエレメントから、UEサービス管理ネットワークエレメントが選択される1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報を求める要求を受信することに応じて、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントは、1つ以上の候補ネットワークエレメントの発見を実行する。
【0078】
一例ではネットワーク機能発見ネットワークエレメントがUEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を考慮して1つ以上の候補ネットワークエレメントの発見を実行するが、別の例ではネットワーク機能選択ネットワークエレメントがそれを判定するためにそれを残すことができる。
【0079】
ステップ508において、発見から、UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を有する1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報が利用可能であると判定したことに応じて、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントはネットワーク機能選択ネットワークエレメントに、UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を有する1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報を送信し、その情報は、1つ以上の候補ネットワークエレメントの能力を示す。
【0080】
ネットワーク機能発見ネットワークエレメントから送信された情報に示された1つ以上の候補ネットワークエレメントの各々の能力は、好ましい能力と正確に同じであり得るか、または好ましい能力に加えていくつかの他の能力を含み得ることに留意されたい。
【0081】
一例では、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントから送信される情報が1つ以上の候補ネットワークエレメントのプロファイルである。例えば、好ましい能力と全く同じであるV-SMFのサポートのみ、または好ましい能力に加えて、例えばH-SMFのサポート-V-SMFのサポート-の能力を有するネットワークエレメントは両方とも候補ネットワークエレメントとして判定され得る。次いで、ネットワーク機能選択ネットワークエレメントは例えば、V-SMFのみのサポートの能力が必要とされるときに、選択を行う。
【0082】
別の例では、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントから送信される情報は、依然として1つ以上の候補ネットワークエレメントのプロファイルである。例えば、好ましい能力と全く同じである、V-SMFのサポートのみの能力を有するネットワークエレメントは候補ネットワークエレメントとして判定されるが、例えば、好ましい能力、V-SMFのサポートに加えて、例えば、H-SMFのサポートの能力を有するネットワークエレメントは候補ネットワークエレメントとして判定されず、すなわち、候補ネットワークエレメントのプロファイルは好ましい能力と全く同じ能力のみを含む。
【0083】
全体としてUEサービス管理ネットワークエレメントの能力とみなすことができるので、おそらく複数の能力を指すために、単数形の「能力」という単語を使用することに留意されたい。
【0084】
ステップ509において、発見から、UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を有する1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報が利用可能でないと判定したことに応答して、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントは、好ましい能力を考慮することなく、他の1つ以上のUEサービス管理ネットワークエレメントの情報を送信する。
【0085】
一例では、UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を有する1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報が利用可能な手段ではなく、UEサービス管理ネットワークエレメントの能力の情報は利用可能ではない。
【0086】
一例ではUEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を有する1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報が利用可能であることは、UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を有する1つ以上の候補ネットワークエレメントが利用可能ではないことを意味する。
【0087】
ステップ510において、UEサービス管理ネットワークエレメントから、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントに格納されたUEサービス管理ネットワークエレメントのプロファイルに影響を及ぼす要求を受信することに応じて、要求はUEサービス管理ネットワークエレメントの能力を示し、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントは、UEサービス管理ネットワークエレメントの能力をUEサービス管理ネットワークエレメントのプロファイルに格納する。
【0088】
一例ではUEサービス管理ネットワークエレメントがSMFネットワークエレメントを備え、能力はV-SMF、H-SMF、またはI-SMFのうちの1つ以上のサポートの能力を備え、好ましい能力はV-SMF、H-SMF、およびI-SMFのうちの1つ以上の好ましいサポートの能力を備える。
【0089】
一例では、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントがNRFネットワークエレメントを備える。
【0090】
一例では、ネットワーク機能選択ネットワークエレメントがAMFネットワークエレメントを備える。
【0091】
一例では、通信ネットワークが5Gネットワークを備える。
【0092】
図5dは、本開示の実施形態に係るネットワーク機能発見ネットワークエレメントの実施形態の別のフローチャートを示す。ステップ512において、ネットワーク機能選択ネットワークエレメントから、UEサービス管理ネットワークエレメントが選択される1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報を求める要求を受信することに応答して、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントは、1つ以上の候補ネットワークエレメントの発見を実行する。
【0093】
一例ではネットワーク機能発見ネットワークエレメントがUEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を考慮して1つ以上の候補ネットワークエレメントの発見を実行するが、別の例ではネットワーク機能選択ネットワークエレメントにそれを判定させることもできる。
【0094】
ステップ513において、1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報が要求および何らかの他の原理に基づいて利用可能であるという発見からの判定に応答して、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントは1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報をネットワーク機能選択ネットワークエレメントに送信し、その情報は、1つ以上の候補ネットワークエレメントの能力を示す。
【0095】
ネットワーク機能発見ネットワークエレメントから送信された情報において示された1つ以上の候補ネットワークエレメントの各々の能力は、好ましい能力と正確に同じであり得るか、または好ましい能力に加えていくつかの他の能力を含み得ることに留意されたい。
【0096】
一例では、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントがNRFネットワークエレメントを備える。
【0097】
一例では、ネットワーク機能選択ネットワークエレメントがAMFネットワークエレメントを備える。
【0098】
一例では、通信ネットワークが5Gネットワークを備える。
【0099】
図6aは、本開示の実施形態に係る、通信ネットワークにおいて動作する、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントに記憶されたUEサービス管理ネットワークエレメントのプロファイルに影響を及ぼすUEサービス管理ネットワークエレメントの概略ブロック図を図示する。UEサービス管理ネットワークエレメントはSMFであり得、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントはNRFであり得、ここで、通信ネットワークは5Gネットワーク、4Gネットワークと組み合わせた5Gネットワーク、または任意の他の適切なネットワークであり得る。
【0100】
本明細書に記載の方法の適応によって最も影響を受けるUEサービス管理ネットワークエレメント61の部分、例えば、
図4a、
図4b、および
図5aを参照して説明した方法の部分は、破線で囲まれたアレンジメント611として示されている。UEサービス管理ネットワークエレメント61およびアレンジメント611は、アレンジメント611(ここで示される)の一部と見なされてもよい通信コンポーネント612を介して、NF発見のネットワークエレメントなどの他のエンティティと通信するようにさらに構成されてもよい。通信コンポーネント612は、通信のための手段を備える。アレンジメント611またはUEサービス管理ネットワークエレメント61は通常のUE機能を提供する機能コンポーネントなどのさらなる機能614をさらに備えることができ、1つ以上の記憶装置613をさらに備えることができる。
【0101】
アレンジメント611は例えば、プロセッサまたはマイクロプロセッサと、ソフトウェアを記憶するための適切なソフトウェアおよびメモリと、プログラマブルロジックデバイス(PLD)または他の電子コンポーネント(単数または複数)と、例えば、
図4aおよび/または
図4bに示されている、上述の動作を実行するようにアレンジメントされた処理回路とのうちの1つ以上によって実施され得る。UEサービス管理ネットワークエレメントのアレンジメント611は、以下のように実施および/または説明され得る。
【0102】
図6aを参照すると、UEサービス管理ネットワークエレメントは、要求送信コンポーネント6111を備えることができる。
【0103】
要求送信コンポーネント6111はネットワーク機能発見ネットワークエレメントに要求を送信するように構成され、要求はUEサービス管理ネットワークエレメントの能力を示す。
【0104】
NFレジスタおよび更新を実行する方法の詳細は
図4a、4bおよび5aを参照して説明されており、ここでは繰り返さない。
【0105】
本開示における2つ以上の異なるユニットは、論理的または物理的に組み合わされ得ることに留意されたい。
【0106】
図6bは、本開示の実施形態によるネットワーク機能選択ネットワークエレメントの概略ブロック図を示す。ネットワーク機能選択ネットワークエレメントは、AMFであってもよい。ここで、通信ネットワークは、5Gネットワーク、4Gネットワークと組み合わせた5Gネットワーク、または任意の他の適切なネットワークであり得る。
【0107】
本明細書に記載の方法の適応によって最も影響を受けるネットワーク機能選択ネットワークエレメント62の部分、例えば、
図4b、
図4c、および
図5bを参照して説明した方法の部分は、破線で囲まれたアレンジメント621として示されている。ネットワーク機能選択ネットワークエレメントおよびアレンジメント621は、アレンジメント621の一部と見なされ得る通信コンポーネント622を介して、NF発見のネットワークエレメントなどの他のエンティティと通信するようにさらに構成される。通信コンポーネント622は通信のための手段を備え、例えば、有線通信のための手段を備えることもできる。アレンジメント621またはネットワーク機能選択ネットワークエレメントは通常の基地局機能を提供する機能コンポーネントなどのさらなる機能624をさらに備えることができ、1つ以上の記憶装置(3)623をさらに備えることができる。
【0108】
アレンジメント621は例えば、プロセッサまたはマイクロプロセッサと、ソフトウェアを記憶するための適切なソフトウェアおよびメモリと、プログラマブルロジックデバイス(PLD)または他の電子コンポーネント(単数または複数)と、例えば、
図4bに示されている、上述の動作を実行するようにアレンジメントされた処理回路とのうちの1つ以上によって実施され得る。ネットワーク機能選択ネットワークエレメントのアレンジメント部分は、以下のように実施および/または説明され得る。
【0109】
図6bを参照すると、ネットワーク機能選択ネットワークエレメントは、発見要求コンポーネント6211および判定コンポーネント6212を含むことができる。
【0110】
発見要求コンポーネント6211はUEサービス管理ネットワークエレメントが選択される1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報を求める要求をネットワーク機能発見ネットワークエレメントに送信するように構成され、要求は一例ではUEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を示し得る。
【0111】
判定コンポーネント6212は、1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報を受信することに応答して、1つ以上の候補ネットワークエレメントのうちの少なくとも1つの能力を示す情報に応答して、UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を考慮して、1つ以上の候補ネットワークエレメントのうちの少なくとも1つからサービス管理ネットワークエレメントを判定するように構成される。
【0112】
ネットワーク機能発見ネットワークエレメントは、NRFであり得る。
【0113】
本開示における2つ以上の異なるユニットは、論理的または物理的に組み合わされ得ることに留意されたい。
【0114】
図6cは、本開示の実施形態による、通信ネットワークにおいて動作するネットワーク機能発見ネットワークエレメントの概略ブロック図を図示する。ネットワーク機能発見ネットワークエレメントは、NRFであり得る。ここで、通信ネットワークは、5Gネットワーク、4Gネットワークと組み合わせた5Gネットワーク、または任意の他の適切なネットワークであり得る。
【0115】
本明細書に記載の方法の適応によって最も影響を受けるネットワーク機能発見ネットワークエレメント63の部分、例えば、
図4a~
図4dおよび
図5cを参照して説明した方法の部分は、破線で囲まれたアレンジメント631として示されている。ネットワーク機能発見ネットワークエレメントおよびアレンジメント631は、アレンジメント631の一部と見なされ得る通信コンポーネント632を介して、ネットワーク機能選択ネットワークエレメントなどの他のエンティティと通信するようにさらに構成される。通信コンポーネント632は通信のための手段を備え、例えば、有線通信のための手段を備えることもできる。アレンジメント631またはネットワーク機能選択ネットワークエレメントは通常の基地局機能を提供する機能コンポーネントなどのさらなる機能634をさらに備えることができ、1つ以上の記憶装置(3)633をさらに備えることができる。
【0116】
アレンジメント631は例えば、プロセッサまたはマイクロプロセッサと、ソフトウェアを記憶するための適切なソフトウェアおよびメモリと、プログラマブルロジックデバイス(PLD)または他の電子コンポーネント(単数または複数)と、例えば、
図4bに示されている、上述の動作を実行するようにアレンジメントされた処理回路とのうちの1つ以上によって実施され得る。ネットワーク機能選択ネットワークエレメントのアレンジメント部分は、以下のように実施および/または説明され得る。
【0117】
図6cを参照すると、ネットワーク機能選択ネットワークエレメントは、発見コンポーネント6311および送信コンポーネント6312を含み得る。
【0118】
発見コンポーネントはネットワーク機能選択ネットワークエレメントから、UEサービス管理ネットワークエレメントが選択される1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報の要求であって、UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を示す、要求を受信することに応答して、UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力をもつ1つ以上の候補ネットワークエレメントの発見を実行するように構成される。
【0119】
送信コンポーネントは発見から、UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を有する1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報が利用可能であると判定したことに応答して、候補の能力を示す情報であって、UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を有する1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報をネットワーク機能選択ネットワークエレメントに送信するように構成される。
【0120】
ネットワーク機能選択ネットワークエレメントはAMFであり得、UEサービス管理ネットワークエレメントはSMFであり得る。
【0121】
本開示における2つ以上の異なるユニットは、論理的または物理的に組み合わされ得ることに留意されたい。
【0122】
図7は、UEサービス管理ネットワークエレメントまたはネットワーク機能選択ネットワークエレメントにおいて使用され得るアレンジメント700の実施形態を概略的に示す。アレンジメント700には、例えばデジタルシグナルプロセッサ(DSP)を有するプロセッサ706が含まれる。プロセッサ706は、本明細書で説明する手順の異なる動作を実行するための単一のユニットまたは複数のユニットであり得る。アレンジメント700はまた、他のエンティティから信号を受信するための入力部702と、他のエンティティに信号を提供するための出力部704とを含みうる。入力部および出力部は、統合されたネットワークエレメントとして、または
図6a~
図6cの例に示されるように配置され得る。
【0123】
さらに、アレンジメント700は不揮発性または揮発性メモリ、例えば、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリおよびハードドライブの形態の少なくとも1つのコンピュータプログラム製品708、ならびに入力部702および出力部704を介して接続されたクラウドからのそれらを含む。コンピュータプログラム製品708はコード/コンピュータ可読命令を備えるコンピュータプログラム710を備え、それは、アレンジメント700内のプロセッサ706によって実行されると、アレンジメント700および/またはUEサービス管理ネットワークエレメントまたはネットワーク機能選択ネットワークエレメントに、たとえば、
図4a~
図4cまたは
図5a~
図5cに関連して先に説明した手順の動作を実行させる。
【0124】
コンピュータプログラム710は、コンピュータプログラムモジュール内に構造化されたコンピュータプログラムコードとして構成され得る。したがって、例示的な実施形態では、アレンジメント700がUEサービス管理ネットワークエレメントにおいて使用されるとき、アレンジメント700のコンピュータプログラム内のコードは実行されると、プロセッサ706に、
図5aを参照して説明されるステップを実行させる。
【0125】
別の例示的な実施形態では、アレンジメント700がネットワーク機能選択ネットワークエレメントで使用されるとき、アレンジメント700のコンピュータプログラム内のコードは実行されると、プロセッサ706に、
図5bを参照して説明したステップを実行させる。
【0126】
別の例示的な実施形態では、アレンジメント700がネットワーク機能発見ネットワークエレメントにおいて使用されるとき、アレンジメント700のコンピュータプログラム内のコードは実行されると、プロセッサ706に、
図5cを参照して説明したステップを実行させる。
【0127】
プロセッサ706は単一の中央処理ユニット(CPU)であってもよいが、2つ以上の処理ユニットを備えることもできる。たとえば、プロセッサ706は、汎用マイクロプロセッサ、命令セットプロセッサ、および/または関連するチップセット、および/または特定用途向け集積回路(ASIC)などの専用マイクロプロセッサを含み得る。プロセッサ706はまた、キャッシュの目的のためのボードメモリを備えてもよい。コンピュータプログラム710は、プロセッサ706に接続されたコンピュータプログラム製品708によって担持され得る。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムが記憶されるコンピュータ可読媒体を備え得る。例えば、コンピュータプログラム製品はフラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、またはEEPROMであってもよく、上記のコンピュータプログラムモジュールは代替実施形態ではメモリの形態で異なるコンピュータプログラム製品上に分散され得る。
【0128】
全体として、またはシナリオによって、NRF中のNF能力を識別することによって、NF能力の情報に依存するいくつかの展開可能性(V-SMF、I-SMF、またはH-SMFのうちの1つ以上のサポートの能力など)が有効にされ得、たとえば、オペレータは通信ネットワーク中のそのV-SMF、I-SMF、およびH-SMFカバレッジを管理し、SMF中のホームトラフィックからローミングトラフィックを分離することができる。
【0129】
以上、実施形態について説明したが、当業者であれば、本技術の真の範囲から逸脱することなく、様々な変更及び修正を行うことができ、また、その要素の代わりに均等物を用いることができることが理解されるであろう。加えて、その中心的な範囲から逸脱することなく、特定の状況および本明細書における教示に適合するように多くの修正を行うことができる。したがって、本実施形態は本技術を実施するために企図される最良の形態として開示される特定の実施形態に限定されるものではなく、本実施形態は添付の特許請求の範囲内に入るすべての実施形態を含むことが意図される。
【手続補正書】
【提出日】2023-05-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワークにおけるネットワーク機能発見ネットワークエレメントに記憶されたユーザ機器(UE)サービス管理ネットワークエレメントのプロファイルに影響を及ぼすための前記UEサービス管理ネットワークエレメントのための方法であって、
前記ネットワーク機能発見ネットワークエレメントへ、要求を送信すること(501)
を含み、前記要求は、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの能力を示す、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記要求は、登録要求または更新要求のうちの1つを含む、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、前記UEサービス管理ネットワークエレメントは、セッション管理機能(SMF)ネットワークエレメントを備え、前記能力はV-SMF、H-SMF、およびI-SMFのうちの1つ以上のサポート能力を含む、方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、前記ネットワーク機能発見ネットワークエレメントは、ネットワークリポジトリ機能(NRF)ネットワークエレメントを含む、方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法であって、前記通信ネットワークは第5世代ネットワークを含む、方法。
【請求項6】
通信ネットワークにおけるユーザ機器(UE)サービス管理ネットワークエレメントを選択するためのネットワーク機能選択ネットワークエレメントのための方法であって、
前記UEサービス管理ネットワークエレメントが選択される1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報についての要求をネットワーク機能発見ネットワークエレメントに送信すること(503)と、
情報が前記1つ以上の候補ネットワークエレメントのうちの少なくとも1つの能力を示す、前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報を受信することに応じて、
前記UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を考慮して、前記1つ以上の候補ネットワークエレメントのうちの前記少なくとも1つから前記サービス管理ネットワークエレメントを判定すること(505)
を含む、方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法であって、前記要求は、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記好ましい能力を示す、方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法であって、
情報が前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの能力を示さない、前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報を受信することに応じて、前記好ましい能力を考慮することなく、前記1つ以上の候補ネットワークエレメントから前記UEサービス管理ネットワークエレメントを判定すること(506)
をさらに含む、方法。
【請求項9】
請求項6に記載の方法であって、前記UEサービス管理ネットワークエレメントは、セッション管理機能(SMF)ネットワークエレメントを備え、前記好ましい能力はV-SMF、H-SMF、およびI-SMFのうちの1つ以上をサポートする好ましい能力を含む、方法。
【請求項10】
請求項6に記載の方法であって、前記ネットワーク機能選択ネットワークエレメントが、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)ネットワークエレメントを含む、方法。
【請求項11】
請求項6に記載の方法であって、前記通信ネットワークは第5世代ネットワークを含む、方法。
【請求項12】
通信ネットワークにおけるネットワーク機能発見ネットワークエレメントのための方法であって、
ネットワーク機能選択ネットワークエレメントから、ユーザ機器(UE)サービス管理ネットワークエレメントが選択される1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報の要求であって、UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を示す要求を受信することに応じて、
前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記好ましい能力を有する前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの発見を実行すること(507)と、
前記発見から、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記好ましい能力を有する前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報が利用可能であると判定することに応じて、
前記ネットワーク機能選択ネットワークエレメントへ、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記好ましい能力を有する前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報であって、前記好ましい能力を含む前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの能力を示す、情報を送信すること(508)
を含む、方法。
【請求項13】
請求項12に記載の方法であって、
前記発見から、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記好ましい能力を有する前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報が利用可能ではないと判定したことに応じて、前記好ましい能力を考慮することなく、他の1つ以上のUEサービス管理ネットワークエレメントの情報を送信すること(509)
をさらに含む、方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法であって、前記1つ以上の候補ネットワークエレメントが前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記好ましい能力を利用可能ではないとの前記情報は、
前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記能力が利用可能ではないとの情報、または
前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記好ましい能力を有する前記1つ以上の候補ネットワークエレメントが利用可能ではない、
のうちの1つ以上を含む、方法。
【請求項15】
請求項12に記載の方法であって、
前記ネットワーク機能発見ネットワークエレメントに記憶された前記UEサービス管理ネットワークエレメントのプロファイルに影響を及ぼすUEサービス管理ネットワークエレメントから、要求であって、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの能力を示す、要求を受信したことに応じて、前記UEサービス管理ネットワークエレメントのプロファイルに前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記能力を記憶すること(510)をさらに含む、方法。
【請求項16】
請求項12に記載の方法であって、前記UEサービス管理ネットワークエレメントは、セッション管理機能(SMF)ネットワークエレメントを備え、前記能力はV-SMF、H-SMF、またはI-SMFのうちの1つ以上をサポートする能力を含み、前記好ましい能力はV-SMF、H-SMF、およびI-SMFのうちの1つ以上をサポートする好ましい能力を含む、方法。
【請求項17】
請求項12に記載の方法であって、前記ネットワーク機能発見ネットワークエレメントは、ネットワークリポジトリ機能(NRF)ネットワークエレメントを備える、方法。
【請求項18】
請求項12に記載の方法であって、前記ネットワーク機能選択ネットワークエレメントは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)ネットワークエレメントを備える、方法。
【請求項19】
請求項12に記載の方法であって、前記通信ネットワークが第5世代ネットワークを含む、方法。
【請求項20】
通信ネットワークにおいて動作可能な、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントに記憶されたユーザ機器(UE)サービス管理ネットワークエレメントのプロファイルに影響を及ぼすUEサービス管理ネットワークエレメントであって、
前記ネットワーク機能発見ネットワークエレメントへ要求を送信するように構成された要求送信コンポーネント(6111)を含み、前記要求は、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの能力を示す、UEサービス管理ネットワークエレメント。
【請求項21】
通信ネットワークにおいて動作可能な、ユーザ機器(UE)サービス管理ネットワークエレメントを選択するためのネットワーク機能選択ネットワークエレメントであって、
前記UEサービス管理ネットワークエレメントが選択されることになる1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報に対する要求であって、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を示す要求を、ネットワーク機能発見ネットワークエレメントへ送信するように構成された発見要求コンポーネント(6211)と、
前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報であって、前記1つ以上の候補ネットワークエレメントのうちの少なくとも1つの能力を示す情報を受信することに応じて、
前記UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を考慮して、前記1つ以上の候補ネットワークエレメントのうちの前記少なくとも1つから前記サービス管理ネットワークエレメントを判定するように構成される判定コンポーネント(6212)と、
を含む、ネットワーク機能選択ネットワークエレメント。
【請求項22】
通信ネットワークにおいて動作可能なネットワーク機能発見ネットワークエレメントであって、
ネットワーク機能選択ネットワークエレメントから、ユーザ機器(UE)サービス管理ネットワークエレメントが選択される1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報に対する要求であって、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの好ましい能力を示す、要求を受信することに応じて、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記好ましい能力を有する前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの発見を実行するよう構成された発見コンポーネント(6311)と、
前記発見から、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記好ましい能力を有する前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報が利用可能であると判定することに応じて、前記ネットワーク機能選択ネットワークエレメントへ、前記好ましい能力を含む前記候補ネットワークエレメントの能力を示す、前記UEサービス管理ネットワークエレメントの前記好ましい能力を有する前記1つ以上の候補ネットワークエレメントの情報を、送信するように構成された送信コンポーネント(6312)と、
を備えるネットワーク機能発見ネットワークエレメント。
【国際調査報告】