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特表2023-543652ダブル・フォトダイオード電磁放射センサ・デバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-18
(54)【発明の名称】ダブル・フォトダイオード電磁放射センサ・デバイス
(51)【国際特許分類】
   H01L 31/10 20060101AFI20231011BHJP
【FI】
H01L31/10 A
H01L31/10 D
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022581402
(86)(22)【出願日】2021-07-29
(85)【翻訳文提出日】2023-02-15
(86)【国際出願番号】 IB2021056910
(87)【国際公開番号】W WO2022024025
(87)【国際公開日】2022-02-03
(31)【優先権主張番号】102020000018760
(32)【優先日】2020-07-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】501193001
【氏名又は名称】ポリテクニコ ディ ミラノ
【氏名又は名称原語表記】POLITECNICO DI MILANO
【住所又は居所原語表記】Piazza Leonardo da Vinci,3220133 MILANO-Italy
(71)【出願人】
【識別番号】506224698
【氏名又は名称】ウニヴェルスィタ’デッリ ストゥディ ”ローマ トレ”
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】フリジェリオ、ヤコポ
(72)【発明者】
【氏名】イセッラ、ジョヴァンニ
(72)【発明者】
【氏名】バッラービオ、アンドレア
(72)【発明者】
【氏名】デ ヤコヴォ、アンドレア
(72)【発明者】
【氏名】コレース、ロレンツォ
【テーマコード(参考)】
5F149
【Fターム(参考)】
5F149AA04
5F149AB03
5F149BA28
5F149DA41
5F149FA05
5F149KA01
5F149LA01
5F149LA02
5F149LA09
5F149XB36
5F149XB37
(57)【要約】
電磁放射EMRに曝される第1の面12、30及び第1の面とは反対側の第2の面32を規定するように第1の半導体材料から形成された基板25と、第1の集積されたフォトダイオードPD1であって、第2の面32まで延在するように基板25に含まれ且つ第1のタイプのドーピングを有する第1のドープ領域31、及び、基板25の部分によって第1の領域31から分離された、第2の面32まで延在するように基板25内に含まれた第2のドープ領域33であって、第2のタイプのドーピングp+を有する第2のドープ領域33を含む第1の集積されたフォトダイオードPD1とを含む、ダブル・フォトダイオード電磁放射センサ・デバイス10が記載されている。デバイスは、前記第1のドープ領域31を含む第2の集積されたフォトダイオードPD2であって、第2の面32とは反対側の第3の面35を規定するように、第1のドープ領域31と接触した第2の面32に配置された第2の半導体材料における層34と、第2のタイプのドーピングp+を有し且つ第3の面35と重ね合わされた第2の半導体材料におけるドープ層36と、を含む第2の集積されたフォトダイオードPD2をさらに含む。前記第2の面32において第2のドープ領域33と、ドープ層36とに接触するように配置された金属接点BC、TCが設けられている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ダブル・フォトダイオード電磁放射センサ・デバイス(10)であって、
- 電磁放射(EMR)に曝される第1の面(12、30)及び前記第1の面とは反対側の第2の面(32)を規定する第1の半導体材料における基板(25)と、
- 第1の集積されたフォトダイオード(PD1)であって、
前記第2の面(32)まで延在するように前記基板(25)に含まれる第1のドープ領域(31)であって、第1のタイプのドーピング(n)を有する第1のドープ領域(31)、及び
前記基板(25)の一部によって前記第1の領域(31)から分離されている、前記第2の面(32)まで延在するように前記基板(25)内に含まれる第2のドープ領域(33)であって、第2のタイプのドーピング(p+)を有する第2のドープ領域(33)
を含む、第1の集積されたフォトダイオード(PD1)と、
- 前記第1のドープ領域(31)を含む、第2の集積されたフォトダイオード(PD2)であって、
前記第2の面(32)とは反対側の第3の面(35)を規定するように、前記第1のドープ領域(31)と接触する前記第2の面(32)に配置された第2の半導体材料における層(34)、及び
前記第2のタイプのドーピング(p+)を有し、前記第3の面(35)と重なり合っている前記第2の半導体材料におけるドープ層(36)
を含む、第2の集積されたフォトダイオード(PD2)と、
- 前記第2の面(32)における前記第2のドープ領域(33)と、前記ドープ層(36)とに接触するように配置された金属接点(BC、TC)と
を含む、ダブル・フォトダイオード電磁放射センサ・デバイス(10)。
【請求項2】
前記金属接点(BC、TC)が、前記第2のドープ領域(33)と接触する前記第2の面(32)に配置された第1の金属層(37、BC)を含む、請求項1に記載のセンサ・デバイス(10)。
【請求項3】
前記第1のドープ領域(31)に含まれる前記第2のタイプ(p+)のドーピングを有し、前記第2の面(32)まで延在する第1の高ドープ・ウェル(39)と、
前記第2の半導体材料における前記ドープ層(36)及び前記第2の面(32)における前記第1の高ドープ・ウェル(39)の第1の部分に接触するように、前記第2の半導体材料における前記層(34)に含まれる前記第2のタイプ(p+)のドーピングを有する第2の高ドープ・ウェル(40)と
をさらに含む、請求項2に記載のセンサ・デバイス(10)。
【請求項4】
前記金属接点(BC、TC)が、前記第2の面(32)において前記第1の高ドープ・ウェル(39)の第2の部分の上に配置された第2の金属層(38、TC)を含む、請求項3に記載のセンサ・デバイス(10)。
【請求項5】
前記金属接点(BC、TC)が、前記第2の面(32)において前記第1の高ドープ・ウェル(39)と接触する、前記第2の半導体材料における前記ドープ層(36)及び前記第2の高ドープ・ウェル(40)を覆う第3の金属層(41)を含む、請求項3に記載のセンサ・デバイス(10)。
【請求項6】
前記金属接点(BC、TC)が、前記第2の面(32)から間隔を置かれている、前記第2の半導体材料における前記ドープ層(36)を覆う第4の金属層(42)を含む、請求項2に記載のセンサ・デバイス(10)。
【請求項7】
前記第2の面(32)と前記第2の半導体材料における前記ドープ層(36)との上に配置された電気的絶縁材料の層(44)をさらに含み、
前記第1の金属層(37)が、絶縁材料の前記層の内部で、前記第2の面(32)から、第1の接点パッド(46)が形成されている絶縁材料の前記層の自由面(45)まで延在し、
前記金属接点(BC、TC)が、絶縁材料の前記層の内部で、前記第2の面(32)から、第2の接点パッド(47)が形成されている絶縁材料の前記層の自由面(45)まで延在する第5の金属層(43)を含む、請求項2に記載のセンサ・デバイス(10)。
【請求項8】
前記第1及び/又は第2の半導体材料が、
(a)III-V半導体及びそれらの合金と、
(b)II-VI半導体及びそれらの合金と、
(c)IV族半導体及びそれらの合金と
のうちの1つから選択されている、請求項1に記載のセンサ・デバイス(10)。
【請求項9】
前記第1の半導体材料が、第1のバンド・ギャップEg1に関連し、前記第2の半導体材料が、前記第1のバンド・ギャップより小さい第2のバンド・ギャップEg2に関連する、請求項1に記載のセンサ・デバイス(10)。
【請求項10】
制御電圧(VB)に依存するそれぞれのスペクトル応答性の関数として、入射電磁放射(EMR)を光検出される電流(Iph)に変換するように構成されている、請求項1に記載のセンサ・デバイス。
【請求項11】
前記金属接点(BC、TC)が、第1の電気端子(BC)及び第2の電気端子(TC)を規定し、前記第1及び第2の電気端子に、前記制御電圧(VB)が印加可能であり、前記第1及び第2の電気端子から、前記光検出される電流(Iph)が読み出し可能である、請求項2及び10に記載のセンサ・デバイス(10)。
【請求項12】
前記第1及び第2の半導体材料は、前記センサ・デバイス(10)が可視、近赤外から短波赤外の一部までにおいて動作するように選択されている、請求項1に記載のセンサ・デバイス(10)。
【請求項13】
前記第1のドープ領域(31)に含まれる前記第1のタイプ(p+)のドーピングを有し、前記第2の面(32)まで延在する第3の高ドープ・ウェル(48)と、
前記デバイスの第3の電気制御端子を規定する前記第2の面(32)における前記第3の高ドープ・ウェル(48)の上に配置された別の金属層(FC)と
をさらに含む、請求項4に記載のセンサ・デバイス(10)。
【請求項14】
電磁放射検出システム(100)であって、
請求項1~13のうちの少なくとも1つに従って製造され、調整電圧(V)に依存するそれぞれのスペクトル応答性の関数として、入射電磁放射(EMR)を電流に変換するように構成されたセンサ・デバイス(20、10)と、
電子制御及びプロセシング・モジュール(50)であって、
- 前記入射電磁放射に関連する対応する複数の検出される電流(Iph)を得るために、前記センサ・デバイス(10)に、前記スペクトル応答性を調整する複数の調整電圧値(V)を選択的に提供し、
- 前記調整電圧値(V)及び前記スペクトル応答性に基づく前記検出される電流(Iph)の値を処理し、前記入射電磁放射に関連する情報(SP-ANS;IPST-IM)を得る
ように構成されている、電子制御及びプロセシング・モジュール(50)と
を含む、電磁放射検出システム(100)。
【請求項15】
前記制御及びプロセシング・モジュール(50)が、
前記複数の検出される電流(Iph)を受け取り、それを複数の検出される電圧(Vph)に変換するように構成された読み出しモジュール(2)と、
前記複数の検出される電圧(Vph)を受け取り、それを対応するデジタル検出値(Vphi)に変換するように構成されたコンディショニング・モジュール(3)と、
前記デジタル検出値(Vphi)を受け取り、前記入射電磁放射のスペクトル情報(SP-ANS;IPST-IM)を推定するように構成された分析デバイス(4)と
を含む、請求項14に記載のシステム(100)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダブル・フォトダイオード・タイプの電磁放射センサに関する。
【背景技術】
【0002】
ダブル・フォトダイオード電磁放射センサは、2つの異なるスペクトル帯における光信号の検出を可能にする。
【0003】
バック・トゥ・バック構成における2つのフォトダイオードの使用が2つの異なるスペクトル帯における光信号の検出をどのように可能にするかの第1のデモンストレーションが、非特許文献1に報告されている。
【0004】
この論文は、0.8~1.1μm及び1.0~1.3μm帯における受光素子としてのInGaAsPの2つの層の使用(個々の化学元素の異なる濃度を有する)を説明している。構造は、InP基板上に堆積されており、3つの独立した金属接点を有する。
【0005】
非特許文献2は、アクティブ層としてのCdZnTe基板上に堆積させられた2つのHgCdTe合金を使用して中赤外及び遠赤外アクティブ光学センサを製造するために使用されるバック・トゥ・バック構成を説明している。この場合、デバイスは、2~4.3μm及び4.5~8.2μm帯において感光性である。
【0006】
非特許文献3は、30nm範囲におけるレーザの波長を測定するためにInPに堆積された異なるバンド・ギャップを有するInGaAsPの2つの層を使用するバック・トゥ・バック構造を説明している。
【0007】
特許文献1は、シリコン・ショットキー・ダイオード及びPINタイプSiGeダイオードからなるダブル・ダイオードを含む光検出器を説明している。
【0008】
特許文献2は、2つの波長範囲のために動作し、互いに上下に配置された2つの検出器を含む、光検出器を開示している。シリコン・ショットキー・ダイオードは、0.9μmよりも短い波長を有する光を吸収する第1の検出器を形成している。第2の検出器(Si/SiGeダイオード)は、1μmよりも大きく且つ2μmよりも小さい波長を有する光を吸収する。
【0009】
非特許文献4は、バック・トゥ・バックに接続された2つのフォトダイオードからなるゲルマニウム・オン・シリコン・エピタキシャル構造を有し、それにより、広い帯域の波長のための光検出器として動作する、デバイスを説明している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】米国特許第6342720号明細書
【特許文献2】米国特許第6043517号明細書
【非特許文献】
【0011】
【非特許文献1】J.C. Campbell et al. "Dual-wavelength demultiplexing InGaAsP photodiode", Applied Physics Letters 34, 401 (1979)
【非特許文献2】E.R. Blazejewski et al, "Bias switchable dual band HgCdTe infrared photodetector", J. Vac. Sci. Tech. B, 10, 1626 (1992)
【非特許文献3】L. Colace et al, "Solid state wavemeter with InGaAsP/lnGaAs two-diode heterostructure", Electronics Letters 38,735 (2002)
【非特許文献4】E. Talamas Simola et al. "Voltage-tunable dual-band Ge/Si photodetector operating in VIS and NIR spectral range" Vol. 27, No. 6; 18/03/2019, OPTICS EXPRESS 8529
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、バック・トゥ・バック構成における2フォトダイオード・タイプの、電磁放射センサであって、複雑な製造のものではない、公知のものに対して代替的な構造を有し、CMOSエレクトロニクスのプロセシング技術と両立可能であり、結果的に、センサ自体の電子制御及び読み出しモジュールとのセンサの統合を可能にする、電磁放射センサを提供するという課題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0013】
第1の態様によれば、本発明は、独立請求項1に定義されたダブル・フォトダイオード電磁放射センサ・デバイス及び従属請求項2から13までに定義されたその特定の実施例に関する。
【0014】
第2の態様によれば、本発明は、その目的として、請求項14による電磁放射検出システム、及び従属請求項15によって定義された、その特定の実施例を有する。
【0015】
以下に、限定ではなく実例として、添付の図面を参照して本発明を詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】バック・トゥ・バック構成における2フォトダイオード・センサ・デバイスの回路図を示す。
図2】一例として、波長及び調整電圧に関する、センサ・デバイスによって発生された電流のトレンドを示す。
図3】第1の実施例による、半導体材料の基板に集積されたセンサ・デバイスの構造の断面図を示す。
図4】第1の実施例によるセンサ・デバイスの構造の平面図を示す。
図5】第2の実施例による、半導体材料の基板に集積された前記センサ・デバイスの構造の断面図を示す。
図6】第3の実施例による、半導体材料の基板に集積された前記センサの構造の断面図を示す。
図7】第4の実施例による、半導体材料の基板に集積された前記センサの構造の断面図を示す。
図8】第5の実施例による、半導体材料の基板に集積された前記センサの構造の断面図を示す。
図9】前記センサ・デバイスを含むスペクトル検出システムを概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
この説明において、類似又は同一の要素又は構成要素は、図面において同じ識別符号によって示される。
【0018】
図1は、ダブル・フォトダイオード・センサ・デバイス10(本明細書では略して「センサ」とも呼ばれる)の回路図を示す。センサ10は、「バック・トゥ・バック構成」、すなわちカソード(又はアノード)が互いに電気的に接続されて配置された、第1のフォトダイオードPD1及び第2のフォトダイオードPD2を含む。これらの第1及び第2のフォトダイオードPD1及びPD2は、適切な電圧Vを残りのアノード(又はカソード)に適用することによって調節可能である。
【0019】
特に、第1のフォトダイオードPD1(以下では、「PD1ダイオード」とも呼ばれる)は、エネルギ・ギャップ(すなわち、バンド・ギャップ)Eg1を有する半導体材料から得られ、第2のフォトダイオードPD2は、エネルギ・ギャップEg2<Eg1を有する別の半導体材料から得られる。
【0020】
第1のダイオードPD1は、第1の最小波長λmin(PD1)と第1の最大波長λmax(PD1)=hc/Eg1(hcは普遍定数)との間の波長λを有する放射を収集し、電気信号(すなわち、光電流Iph)に変換するように構成されている。
【0021】
第2のフォトダイオードPD2(以下では、「PD2ダイオード」とも呼ばれる)は、第2の最小波長λmin(PD2)から第2の最大波長λmax(PD2)=hc/Eg2までの範囲の波長を有する放射を収集し、電気信号(対応する光電流Iph)に変換するように構成されており、λmin(PD2)<λmax(PD1)である。
【0022】
シリコンの場合の実例として、λmin(PD1)及びλmax(PD1)の指示値はそれぞれ400nm及び1100nmであり、ゲルマニウムの場合、λmin(PD2)及びλmax(PD2)の指示値はそれぞれ400nm及び1800nmである。
【0023】
センサ構造10の例示的な実施例は、図3及び図4に示されている(図中、表示されている様々な層は必ずしも実寸ではない)。以下の説明では、例として、シリコン及びゲルマニウムの材料を参照する。
【0024】
図3及び図4に示したように、センサ10は、例えば、p型ドーピングを有する第1の半導体材料(示された実例では、シリコン)から形成された基板25を含む。基板25は、第1の面30及び反対側の第2の面32を規定している。
【0025】
第1の面30は、露出した領域を構成しており、そこから電磁放射EMRが進入する。図3におけるセンサ10の基板25はn型であってもよいことに留意されたい。
【0026】
基板と同じ材料の第1のドープ領域31が基板25に形成されているが、ドーピングは基板25のものとは逆である、すなわち、実例によれば、n型ドーピングである。第1のドープ領域31は、基板25の第2の面32から基板自体の内部に向かって、第1の面30に達することなく延びている。
【0027】
前記第1のドープ領域31は、第1のダイオードPD1及び第2のダイオードPD2に共通の電極(実例によれば、カソード)として機能することが意図されていることに留意されたい。
【0028】
実例によれば、基板30と同じタイプであるが、より高いドーピング、すなわち、p+タイプドーピングを有する第2のドープ領域33が基板25内に形成されている。第2のドープ領域33は、第2の面32から基板25の内部に向かって第1の面30に達することなく、例えば、第1のドープ領域31の深さよりも小さい深さだけ延びている。
【0029】
例えば、第2のドープ領域33は、第1のドープ領域31を開ループにおいて横方向で包囲するために基板25内に発達させられている。
【0030】
第2のドープ領域33は、第1のPD1ダイオードのための追加的な電極として(この実例では、アノードとして)機能することが意図されていることに留意されたい。
【0031】
さらに、センサ10は、第1のドープ領域31と接触するように基板25の第2の面32に配置された第2の半導体材料から形成された(実例によれば、ゲルマニウムから形成された)層34を含む。前記ゲルマニウム層34は、例えば、真性ゲルマニウムである。ゲルマニウム層34は、第2の面32とは反対側の第3の面35を規定する。
【0032】
例えば、真性ゲルマニウム層34は、第1のドープ領域31の一部(特に、その中央部分)に面しているが、第1のドープ領域31を完全には覆っていない。
【0033】
実例によれば、ゲルマニウム層34は、第2のPD2ダイオードの真性層として動作することが意図されていることに留意されたい。
【0034】
真性ゲルマニウム層34の第3の面35の上には、実例によれば、高いp型ドーピング(すなわち、p+ドーピング)を有するドープ層36(ゲルマニウムにおける)が配置されている。ドープ層36は、第2のダイオードPD2のためのアノードとして機能することが意図されている。
【0035】
センサ10は、前記第2の面32及びドープ層(36)において第2のドープ領域33と接触するように配置された金属接点を有する。
【0036】
特に、図3の実施例形態によれば、センサ10には、第1の抵抗接点BCを形成するように第2のドープ領域33(すなわち第1のダイオードPD1のアノード)の上方に配置された第1の金属層37が設けられている。
【0037】
さらに、センサ10は、ドープ層36に電気的に接続された第2の抵抗接点TCを形成する第2の金属層38を含む。
【0038】
この第1の実施例によれば、第2の抵抗接点TCとドープ層36(すなわち、第2のPD2ダイオードのアノード)との間の接続は、第1の高ドープ・ウェル39(すなわち、高導電性ウェル)及び第2の高ドープ・ウェル40によって形成されている。
【0039】
第1の高ドープ・ウェル39は、第2の面32から第1のドープ領域31(n型)内へ内方に延びており、実例によれば、p+ドーピングを有する。第2の抵抗接点TCは、第2の面32に配置され、高ドープ・ウェル39の部分と接触している。
【0040】
第2の高ドープ・ウェル40は、ゲルマニウム層34内で、ドープ層36(それと接触している)から第2の面32における第1の高ドープ・ウェル39まで延びている。実例によれば、第2の高ドープ・ウェル40は、p+ドープ・ゲルマニウムから形成されている。
【0041】
要するに、第1のダイオードPD1は、第1のドープ領域31と、基板25の一部と、第2のドープ領域33とを含む。第2のダイオードPD2は、第1のドープ領域31と、真性ゲルマニウム層34と、ドープ層36と、第1及び第2の高ドープ・ウェル39及び40とを含む。
【0042】
センサ1は、CMOS集積技術と両立可能な従来の半導体材料集積技術を使用して製造することができる。
【0043】
例えば、第1のドープ領域31、第2のドープ領域33、ドープ層36、第1の高ドーパント・ウェル39及び第2の高ドーパント・ウェル40は、注入技術及び/又はスピンオン・ドーパント及び/又は堆積技術(エピタキシ、スパッタリング、蒸発を含む)によって形成されてよい。
【0044】
真性ゲルマニウム層34は、エピタキシ、スパッタリング、蒸発などの化学的及び/又は物理的堆積技術又はウェハ・ボンディングとしてのトランスファによって形成されてよい。
【0045】
例えば、真性ゲルマニウム層34は、500nm~3μmの厚さであってよい。実例によれば、ドープ層36(すなわち、第2のPD2ダイオードのアノード)は、5~200nmの厚さであってよい。
【0046】
真性ゲルマニウム層34は、完全にシリコン基板25の第1のドープ領域31内にあり、したがって、選択的堆積(例えば、酸化物ウィンドウ堆積)などの技術によって真性ゲルマニウム層34を堆積させることが可能である、又は基板25全体の上にゲルマニウム層34を堆積させ、次いで、選択的除去技術(フォトリソグラフィ)によって層34自体のジオメトリを規定することが可能である。
【0047】
シリコンから形成された第1のダイオードPD1は、可視及び近赤外における放射、次いで、直説法で、400nmの最小波長λmin(PD1)及び1100nmの最大波長λmax(PD1)を有する放射を収集し、電気信号(すなわち、電流Iph)に変換するようになっている。VIS(可視:Visible)帯は、公知のように、波長範囲400nm~700nmに含まれる。近赤外(NIR:Near InfraRed)帯は、700nmから1100nmまで延在する。
【0048】
少なくとも部分的にゲルマニウムから形成された第2のダイオードPD2は、直説法で、400nmの最小波長λmin(PD2)及び1800nmの最大波長λmax(PD2)を有する放射を収集し、電気信号(すなわち、電流Iph)に変換するように構成されている。
【0049】
公知のように、近赤外(NIR)帯は700nmから1100nmまで延在するのに対し、短波赤外(SWIR:short wave infrared)帯は、波長範囲1100nm~3000nmに含まれている。
【0050】
言い換えれば、センサ10は、図3における特定の実施例形態に示したようにPD1フォトダイオードのためのシリコン及びPD2フォトダイオードのためのゲルマニウムを使用して製造された場合、可視、近赤外から短波赤外の部分までにおいて動作することができる。
【0051】
センサ10の動作に関して、バイアス電圧Vは、第2の抵抗接点TCと第1の抵抗接点BCとの間の電圧差として慣用的に理解されることに留意されたい。この定義によれば、正のバイアス電圧Vの場合、第2のダイオードPD2は正比例してバイアスし且つ第1のダイオードPD1は反比例してバイアスし、負の電圧Vの場合はその逆である。
【0052】
センサ10が、半導体の側においてエネルギ・ギャップEg1によって照明されると(すなわち、実例によれば、ダイオードPD1の第1の面30において)、第1のフォトダイオードPD1は、より高いエネルギ光放射の部分を吸収し、第2のフォトダイオードPD2は、ギャップ半導体Eg1によって吸収することができない光放射のみによって照明される。
【0053】
したがって、ギャップ半導体Eg1を備えて形成されたフォトダイオード(すなわち、第1のダイオードPD1)は、低波長(λ<hc/Eg1、hcは普遍定数)における光放射の存在においてのみ光電流を生成することができるのに対し、反対に、第2のフォトダイオードPD2は、λmax(PD1)よりも大きく且つλmax(PD2)よりも小さい波長λを有する光子のみに応答する:
λmax(PD1)<λ<λmax(PD2)
【0054】
センサ10によって生成される総光電流は、2つの異なるフォトダイオードPD1及びPD2によって生成される光電流の間の差によって与えられる。
【0055】
この光電流Iphは、対応する電子コンディショニング及び取得システムによって第1及び第2の抵抗接点BC及びTCに接続することによって測定することができる。
【0056】
より詳細には、第1のダイオードPD1が反比例してバイアスされる場合、λmin(PD1)とλmax(PD1)との間の波長λを有する放射によって照明された場合に光電流Iphを生成することができるのに対し、第2のダイオードPD2は、正比例してバイアスされ、したがって、光学的に不活性であるが、電流Iphの循環を許容する。
【0057】
逆に、第2のダイオードPD2が逆バイアスされる場合、光電流Iphを生成することができる(λmax(PD1)とλmax(PD2)との間の放射波長λで照明された場合)のに対し、第1のダイオードPD1は正比例してバイアスされ、したがって、光学的に不活性であるが、電流Iphの循環を許容する。
【0058】
バイアス電圧Vに作用して、センサ10のスペクトル応答を電気的に選択することが可能である。図2は、実例として、バイアス電圧Vの2つの極値について、波長に関する電流Iphのトレンドを示している。
【0059】
印加されたバイアス電圧Vに応じて、2つのダイオードPD1及びPD2に関連した2つの接合部の収集効率を変化させることが可能である。特に、ギャップEg1を有する接合部の収集効率が高まると、ギャップEg2を有する接合部の収集効率の低下が観察され、その逆も同じである。このアプローチは、連続的に変化するセンサ10の応答性スペクトルを許容する。
【0060】
シリコン及びゲルマニウムが図1の実例において参照されているが、センサ10は、他の半導体材料によって製造されてもよいことに留意されたい。例えば、第1のダイオードPD1及び/又は第2のダイオードPD2の光応答帯の間の前記関係を満たすことができるその他の可能な材料は、以下のタイプのうちの1つから選択された半導体材料を含む:
a)III-V半導体(例えば、GaAs、InAs、InP)及びそれらの合金;
b)II-VI半導体(例えば、ZnSe、ZnTe、CdSe、CdTe、HgTe、PbS、PbSe)及びそれらの合金;
c)IV半導体(例えば、Si、Ge、GeSn)及びそれらの合金。
【0061】
上述のセンサ10の実現の形態は、製造するのが複雑ではなく、さらに、それが集積される基板25の同じ側にセンサの金属接点を提供し、したがって、「平坦」タイプのものを生じるという利点を有する。
【0062】
センサ・デバイス10の平坦性は、CMOSプロセシング技術によって形成される他の電子回路が存在するシリコン基板上にモノリシック集積を許容する。これにより、業界基準を提供する類似のプロセシング技術を用いて、同じ基板上にセンサ・デバイス及び電子コンディショニング及び取得システムを同時に実現することが可能である。
【0063】
センサ・デバイスのみがシリコン基板上に製造される場合でさえ、デバイスの同じ面に配置された金属接点TC及びBCの存在は、光電流信号のコンディショニング及び取得のための外部回路及び電子システムへの後者のその後の接続を容易にする。
【0064】
後者の場合、センサ・デバイス10は、マイクロソルダリング技術(バンプ・ボンディング、ワイヤ・ボンディング、Cu-Cuボンディング)によって、又は後でも明らかにされる電子接続基板(PCB)を介して外部回路に接続することができる。
【0065】
図5は、図3及び図4のものと類似のセンサ10の第2の実施例に関するが、この場合、第2の抵抗接点TCは、第2の面32において第1の高ドープ・ウェル39と接触する、ドープ層36(p+、Ge)及び第2の高ドープ・ウェル40を覆う金属層41によって形成されている。この場合、ドープ層36及び第2の高ドープ・ウェル40にも直接に接続された第2のTC抵抗接点が生じ、第2のPD2フォトダイオード内の電界のより良い分布を提供し、直列抵抗効果を減じる。
【0066】
図6は、図3及び図4のものと類似のセンサ10の第3の実施例に関するが、この場合、第1及び第2の高ドープ・ウェル39及び40は設けられていない。図6の実施例形態において、第2のTC抵抗接点は、ドープ層36を覆う第4の金属層42によって形成されており、第2の面32からの間隔を生じている。この場合、高ドープ・ウェル39及び40の不在は、センサ・デバイスの製造プロセスのさらなる簡略化を許容する。
【0067】
図7は、図6の第3の実施例に類似のセンサ10の第4の実施例に関するが、この場合、第2の抵抗接点TCは、ドープ層36を部分的にのみ覆う第5の金属層43によって得られる。
【0068】
さらに、センサ10の第4の実施例によれば、第1の金属層37(第1の抵抗接点BCを形成する)及び第5の金属層43(第2の抵抗接点TCを形成する)は、第2の面32の部分及びドープ層36の部分を覆うように配置された絶縁層44(例えば、二酸化ケイ素)内に垂直方向に延在させられている。
【0069】
特に、第1の金属層37及び第5の金属層43は、絶縁層44の自由面45において、それぞれ第1の接点パッド46及び第2の接点パッド47を形成している。
【0070】
この第4の実施例により、全ての金属接点は自由面45と対応する同じ高さにおいて形成されることができる。その結果、あらゆる外部電子システムへのセンサ・デバイス10の接続は、様々な金属接点の間の高さの違いがないことにより、より容易となる。
【0071】
図8は、図3における第1の実施例と類似のセンサ10の第5の実施例を参照しているが、対応する金属層によって形成された第3の抵抗接点FC(第1及び第2の抵抗接点BC及びTCから電気的に絶縁されている)をさらに含む。
【0072】
前記第3の抵抗接点FCは、第3の高ドープ・ウェル48の上方で第2の面32において延びている。第3の高ドープ・ウェル48は、実例によれば、シリコンから形成されており、第1のドープ領域31の内部に形成されており、より高いドーピングであるが、第1のドープ領域31のものと同じタイプのドーピング、すなわち、実例によれば、n+ドーピングを提供している。
【0073】
第1のドープ領域31(第1のダイオードPD1及び第2のダイオードPD2のためのカソードとして機能する)と接触して配置された第3の抵抗接点FCは、互いに独立して2つのフォトダイオードPD1及びPD2をバイアスすることを許容し、2つの異なる光電流信号、例えば、VIS帯(PD1)に関連する光電流信号と、NIR-SWIR帯(PD2)に関連する光電流信号とを取得することを許容するという利点を提供する。
【0074】
可能な使用に関して、センサ10は、2つの異なる帯(例えば、VIS-NIR及びSWIR)において画像を取得することができるカメラを実現するために使用することができる。さらに、センサ10は、入射放射線のスペクトル分析の目的で又はハイパースペクトル画像センサ・システムを実現するためにスペクトル検出システムにおいて使用することができる。
【0075】
例えば、2帯域イメージング・カメラ又はハイパースペクトル画像センサ・システムの実現のために、上述のものと類似の構造を有する複数のセンサ10を同じ基板25に集積することができ、並列を生じ、二次元配列を形成する。
【0076】
これらの可能な用途に関して、図9は、電磁放射センサ装置20並びに電子制御及びプロセシング・モジュール50を含むスペクトル検出システム100を例示的に示している。より詳細には、電子制御及びプロセシング・モジュール50は、センサ10に侵入する放射のスペクトルに関する出力OU情報を抽出及び提供するように構成されている。電子制御及びプロセシング・モジュール50は、読み出しモジュール2(RD)、コンディショニング・モジュール3(CND)並びに分析及び制御デバイス4(CNT-AN)を含む。
【0077】
以下に説明される第1の実施例によれば、スペクトル検出システム100は、波長に関する入射放射線の強度の測定に関連する出力OU情報SP-ANSを提供することによって電磁放射のスペクトル分析を行うように構成されてよい。
【0078】
電磁放射センサ装置20は、センサ・デバイス1を含む。電磁放射のスペクトル分析のために、センサ装置20は、1つのセンサ10を含んでよい。
【0079】
制御及びプロセシング・モジュール50に関して、読み出しモジュール2は、電流信号Iphを電圧信号Vphに変換するように構成されており、例えば、トランスインピーダンス増幅器(図示せず)を含むことに留意されたい。
【0080】
コンディショニング・モジュール3は、後続のプロセシングに適したものにするために電圧信号Vphを処理するように構成されている。例えば、コンディショニング・モジュール3は、増幅、フィルタリング、レベル適合、暗電流キャンセレーション、及びデジタル値Vphiへの電圧信号Vphのアナログ-デジタル変換などの動作を行う。
【0081】
分析及び制御デバイス4は、様々なバイアス電圧Vのためのセンサ10によって生成された光電流信号に対応する電圧信号Vphを表すデジタル値Vphiを受信し、センサ1に侵入する放射のスペクトル分析を行うように構成されている。分析及び制御デバイス4は、このようなスペクトル分析を行うように構成されたプログラマブル・ロジック(例えば、ASIC/FPGA)を含んでよい。
【0082】
加えて、分析及び制御デバイス4は、デジタル電圧値Vbiを生成するように構成されており、デジタル電圧値Vbiは、適切なコンディショニング(コンディショニング・モジュール3によって行うことができる)によって、センサ1に適用されるバイアス電圧Vのアナログ値に変換され、センサ1のスペクトル応答を変化させる。
【0083】
例えば、制御及びプロセシング・モジュール50は、センサ10を形成するために使用される基板25に直接に集積することができるROIC(読み出し集積回路:ReadOut Integrated Circuit)である。代替的に、センサ10及びROIC50は、2つの異なる基板上に形成され、次いで、バンプ・ボンディング又はウェハ・ボンディング技術によって接続されることができる。代替的に、センサ1及びROIC50は、異なる基板上に製造され、次いで、PCBを介して接続されてもよい。
【0084】
既に説明したように、センサ10の感度スペクトルは連続的に修正することができる。特に、図2に示された極端なもの(最大又は最小のバイアス電圧を適用することによって取得可能である)に対する中間の複数のスペクトル応答を得ることができる。
【0085】
この特性は、バイアス電圧Vの印加によって動的に調整可能であり且つ可視及び近赤外範囲において延在する多数のスペクトルを取得する可能性を提供し、コンパクトなスペクトル分析システムの実現を許容する。
【0086】
スペクトル分析はセンサ10のスペクトル応答性の知識に基づき、このスペクトル応答性は特徴ステップにおいて決定されることに留意されたい。
【0087】
システム100の別の実施例によれば、システムは、ハイパースペクトル・イメージング・システム、すなわちハイパースペクトル・イメージング・システムIPST-IMとして動作するように構成することができる。この場合、センサ装置20は、マトリックスに従って組織化された、上述のセンサに類似の、複数のセンサ・デバイス10を含む。例えば、センサ装置20は、取得されるハイパースペクトル画像の画素にそれぞれが対応する数百万のセンサ10を含んでよい。
【0088】
電子制御及びプロセシング・モジュール50は、この場合、各センサ1(画素に対応する)によって提供される光電流Iphを受け取り、それらを処理して、各画素のためにシーンの画像スペクトルが提供されるハイパースペクトル画像を取得するように構成されている。
【0089】
スペクトル100検出システムは、例えば、自動車セクタ(フォグ、夜間ビジョン、拡張ビジョン)、マシン・ビジョン・セクタ(産業4.0、増大マシン・ビジョン)又はプラスチック・リサイクル・セクタにおいて使用されてよい。
【符号の説明】
【0090】
10 センサ・デバイス
100 スペクトル検出システム
20 電磁放射センサ
50 電子制御及びプロセシング・モジュール
OU 出力
2 読み出しモジュール
3 コンディショニング・モジュール
4 分析及び制御デバイス
PD1 第1のフォトダイオード
PD2 第2のフォトダイオード
バイアス電圧
Iph 光電流
Vph 電圧信号
Vbi デジタル電圧値
25 基板
BC 第1の抵抗接点
TC 第2の抵抗接点
30 第1の面
31 第1のドープ領域
32 第2の面
33 第2のドープ領域
34 第2の半導体材料における層
35 第3の面
36 ドープ層
37 第1の金属層
38 第2の金属層
39 第1の高ドープポケット
40 第2の高ドープパウチ
41 第3の金属層
42 第4の金属層
43 第5の金属層
44 絶縁層
45 自由面
46 第1の接点パッド
47 第2の接点パッド
FC 第3の抵抗接点
48 第3の高ドープポケット
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】