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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-18
(54)【発明の名称】吸煙セッション終了通知
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/60 20200101AFI20231011BHJP
   A24F 40/53 20200101ALI20231011BHJP
   A24F 40/65 20200101ALI20231011BHJP
【FI】
A24F40/60
A24F40/53
A24F40/65
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2023516710
(86)(22)【出願日】2021-10-05
(85)【翻訳文提出日】2023-03-14
(86)【国際出願番号】 IB2021059099
(87)【国際公開番号】W WO2022074544
(87)【国際公開日】2022-04-14
(31)【優先権主張番号】20200363.8
(32)【優先日】2020-10-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】596060424
【氏名又は名称】フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【弁理士】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141553
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 信彦
(74)【代理人】
【識別番号】100228337
【弁理士】
【氏名又は名称】大橋 綾
(72)【発明者】
【氏名】クリスチャン グレゴリー アンドレ
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA05
4B162AA22
4B162AB12
4B162AB14
4B162AC37
4B162AD12
4B162AD32
4B162AD41
(57)【要約】
吸煙セッションインジケータ(127)および吸煙セッションインジケータに動作可能に連結されたコントローラ(128)を含み、コントローラは、ユーザーの吸煙セッションを監視し、監視に基づいて吸煙セッションの終了を判定し、吸煙セッションの終了の判定に応答して、吸煙セッションの終了を示す吸煙セッション終了通知をユーザーに提供するように構成されている、エアロゾル発生装置(102)。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル発生装置で使用するための方法であって、
移動時間窓にわたる吸煙時間の量または吸煙回数を監視することを含む、前記エアロゾル発生装置を使用したユーザーの吸煙セッションを監視することと、
前記監視に基づいて前記吸煙セッションの終了を判定することと、
前記吸煙セッションの前記終了を判定するのに応答して、前記吸煙セッションの前記終了を示す吸煙セッション終了通知をユーザーに提供することと、を含む、方法。
【請求項2】
格納されたプログラムコードを有する非一時的コンピュータ可読媒体を備えるエアロゾル発生器具で使用するためのコンピュータプログラム製品であって、前記プログラムコードが、前記プログラム製品がコンピュータで実行された時に、
移動時間窓にわたる吸煙時間の量または吸煙回数を監視することを含む、前記エアロゾル発生装置を使用したユーザーの吸煙セッションを監視し、
前記監視に基づいて前記吸煙セッションの終了を判定し、
前記吸煙セッションの前記終了を判定するのに応答して、前記吸煙セッションの前記終了を示す吸煙セッション終了通知を前記ユーザーに提供するように構成されている、コンピュータプログラム製品。
【請求項3】
エアロゾル発生器具であって、
吸煙セッションインジケータと、
一つ以上のプロセッサを含み、前記吸煙セッションインジケータに動作可能に連結されたコントローラと、を備え、前記コントローラが、
移動時間窓にわたる吸煙時間の量または吸煙回数を監視することを含む、ユーザーの吸煙セッションを監視し、
前記監視に基づいて前記吸煙セッションの終了を判定し、
前記吸煙セッションの前記終了を判定するのに応答して、前記吸煙セッションの前記終了を示す吸煙セッション終了通知を前記ユーザーに提供するように構成されている、エアロゾル発生器具。
【請求項4】
前記監視に基づいて前記吸煙セッションの前記終了を判定することが、前記移動時間窓中に前記吸煙時間の量が吸煙時間閾値を超えるときに前記吸煙セッションの前記終了を判定することを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生装置。
【請求項5】
前記ユーザーが前記吸煙時間閾値を選択することを可能にすること、を、前記方法がさらに含む、実行するように前記プログラムコードがさらに構成されている、または実行するように前記コントローラがさらに構成されている、請求項4に記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生装置。
【請求項6】
前記監視に基づいて前記吸煙セッションの前記終了を判定することが、前記移動時間窓中に前記吸煙回数が吸煙回数閾値を超えるときに前記吸煙セッションの前記終了を判定することを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生装置。
【請求項7】
前記ユーザーが前記吸煙回数閾値を選択することを可能にすること、を、前記方法がさらに含む、実行するように前記プログラムコードがさらに構成されている、または実行するように前記コントローラがさらに構成されている、請求項6に記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生装置。
【請求項8】
前記移動時間窓が30分である、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生装置。
【請求項9】
前記ユーザーが選択することを可能にすることが、ユーザーがユーザーインターフェース装置を使用して選択することを可能にすることを含む、請求項5および7のいずれか一項に記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生装置。
【請求項10】
前記ユーザーインターフェース装置が携帯電話である、請求項9に記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生器具。
【請求項11】
前記吸煙セッション終了通知が、前記ユーザーに対する体感出力を含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生装置。
【請求項12】
前記体感出力が振動を含む、請求項11に記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生器具。
【請求項13】
前記吸煙セッション終了通知が、前記エアロゾル発生装置をオフすることを含む、請求項1~12のいずれか一項に記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸煙セッションの終了をユーザーに通知するために使用される装置、コンピュータプログラム製品、および方法に関する。ユーザーは吸煙セッションを始め得、これは吸煙セッションの終了を判定するために監視され、ユーザーは自身の吸煙セッションの終了を通知される。
【背景技術】
【0002】
従来の燃焼式紙巻たばこの喫煙者またはユーザーは、吸煙セッションに対する明確な開始体験および停止体験を有する。例えば、従来の紙巻たばこの吸煙セッションの開始は、紙巻たばこのパックからの取り出し、紙巻たばこの未点火または非燃焼状態、紙巻たばこの全長、紙巻たばこの総質量、紙巻たばこの堅牢さ、部分的な剛直さ、および非燃焼紙巻たばこの匂いによって示され得る。言い換えれば、従来の燃焼式紙巻たばこのユーザーは、吸煙セッションが開始または始まろうとしていることを示すために、他のものと比べて幾分明らかな多くの標識または信号を有する。
【0003】
さらに、従来の紙巻たばこの吸煙セッションの終了は、紙巻たばこの一部燃焼状態、紙巻たばこの長さが短くなったこと、紙巻たばこの質量が減少したこと、紙巻たばこの堅牢さまたは剛直さが減少したこと、および一部燃焼紙巻たばこの匂いによって示され得る。言い換えれば、従来の燃焼式紙巻たばこのユーザーは、吸煙セッションが終了または終わろうとしていることを示すために、他に比べて幾分明らかな標識または信号を有する。
【0004】
従来の燃焼式紙巻たばこの喫煙者またはユーザーは、自身の感覚の多くを利用し、こうした吸煙セッションの開始または終了を示す上述の標識または信号を使用して、吸煙セッションの開始および終了を判定し得る。例えば、ユーザーは、自身の視覚を利用して、紙巻たばこの一部燃焼または非燃焼状態、および紙巻たばこの長さなどの紙巻たばこの物理的状態を判定し得る。さらに、例えば、ユーザーは、自身の嗅覚を利用して、紙巻たばこが一部燃焼しているか、または燃焼していないかどうかを判定し得る。なおさらに、例えば、ユーザーは、自身の体感を使用して、紙巻たばこの堅牢さまたは剛直さが減少したかどうかを判定してもよい。当然のことながら、本明細書に記載する吸煙セッションの開始および終了を示す他の標識または信号は網羅されておらず、喫煙者は他の標識、信号を利用可能である。
【0005】
従来の燃焼式紙巻たばこの喫煙者は吸煙セッションに対する明確な開始体験および停止体験を有するため、こうした喫煙者は、こうした停止体験、および開始体験からの持続時間に基づいて、自身の吸煙セッションをいつ終えるかを知り得る。結果として、従来の紙巻たばこの喫煙者は、こうした開始体験および停止体験によって示される吸煙セッションと吸煙セッションとの間に中断がもたらされる。次いで、従来の紙巻たばこの喫煙者は、吸煙セッションの量に基づいて自身の消費を「知り」得る。
【0006】
対照的に、例えばたばこ基体を含む物品から、燃焼することなくエアロゾルを発生させるエアロゾル発生装置(例えば、非燃焼加熱式エアロゾル発生装置)のユーザーは、ユーザーによって感知され得る、吸煙セッションに対するこうした明確な開始体験および停止体験を有さない場合がある。例えば、典型的な吸煙セッションの持続時間にわたってユーザーがたばこ基体を完全には消費しない可能性があるため、吸煙セッションが開始または終了した時がユーザーに明らかではない場合がある。さらに、吸煙セッションの開始および終了の視覚インジケータ、嗅覚インジケータ、および体感インジケータは、従来の紙巻たばこのインジケータとは異なり得る。
【0007】
結果として、例えば、たばこ基体を含む物品から、燃焼することなくエアロゾルを発生させるエアロゾル発生装置のユーザーは、それに関連付けられた吸煙セッションの作法に不快を感じる場合があり、明確な吸煙セッション開始体験および停止体験を有さないエアロゾル発生装置を採用するのに苦労する可能性がある。さらに、従来の開始および停止キューまたは体験が存在しないか、または単に従来の燃焼式紙巻たばことは異なるため、非燃焼式エアロゾル発生装置のユーザーは、エアロゾル発生装置を一日中常時「オン」で使用し続ける可能性がある。なおさらに、吸煙セッションに対する明確な開始体験および停止体験を有さないため、ユーザーは、消費に関する洞察(例えば、吸入データおよび露出データ)を欠き、それ故にそれに応じて行動できない可能性がある。
【0008】
PCT公開第WO2020/006311号は、ユーザーによって設定された一つ以上の使用制限に対する使用を追跡することができる気化器と連通した装置を含む気化器システムを記載する。使用制限は、所定の期間にわたる吸煙回数であり得る。装置は、使用制限に達しようとしていることをユーザーにユーザーインターフェース上で知らせ得る。
【0009】
米国特許第10,398,178B2号は、電気的エネルギーを、気化器が能動的にベイパーを発生させている間にユーザーによって触覚的に感知されることが意図されるか、またはユーザーが触覚的に感知することができる機械的エネルギーへと変換する触覚装置を備えた電子気化器が使用され得ることを記載する。さらに、触覚装置は、電子気化器の起動中に動作し、次いで間隔を置いて振動またはパルスして、電子気化器の状態を通信し得る。
【0010】
米国特許出願公開第2019/0069603号は、気化させる物質を貯蔵するパーソナル気化装置であって、視覚キュー、聴覚キュー、タッチフィードバック、触覚、振動、熱または他の感覚信号、またはプロンプトによって、装置が物質を所定の温度まで、または所定の時間の間十分に加熱して、装置の使用準備が整った時を示す手段を含む、装置を記載する。
【0011】
米国特許出願公開第2016/0338407号は、ベイプ装置を保持する手を刺激する電流、またはブザーモータ、または、ディスプレイに対する通知方法を使用した、またはベイプ装置を通した吸入の強度および/または長さに応じて連続して一連の光を点灯することにより、ユーザーが自身の引き出しにおける触覚フィードバックを受容することができるような触覚インターフェースを含む、プログラム可能なコントローラを記載する。
【0012】
米国特許出願公開第2015/0020825号は、ユーザーに触覚フィードバックを提供するように適合された電子喫煙物品を記載する。触覚フィードバックは、エアロゾルを形成するためのヒーターの加熱、装置のパワーアップ、または装置のパワーダウンなどの作動状態を画定し得る。触覚フィードバックは、エアロゾル前駆組成物の貯蔵レベルが低いこと、装置が適切に機能していないこと、制御構成要素がカートリッジに適切に接続されていることなどの、装置のさらなる状態を画定し得る。一部の実施形態では、触覚フィードバックは、装置状態とは独立していてもよい。例えば、触覚フィードバックは、装置でのユーザー体験を高めるために提供され得る。
【0013】
例えば、自身のエアロゾル消費の作法を展開するために、燃焼することなくエアロゾルを発生させるエアロゾル発生装置のユーザーが、開始体験および停止体験のうちの一方または両方を有し、そのユーザーに通知することが望ましい。例えば、停止体験は、ユーザーが一日中エアロゾル発生装置を常時使用することを制限し得る。さらに、停止体験は、ユーザーに、自身の消費(例えば、吸入データおよび露出データ)における洞察を提供し得る。こうした消費における洞察により、ユーザーがそれに応じて行動することが可能になり、ユーザーの消費を「管理下」および制御下に置き続けることが確保される。
【0014】
本発明の一態様によると、エアロゾル発生装置を使用したユーザーの吸煙セッションを監視することと、監視に基づいて吸煙セッションの終了を判定することと、吸煙セッションの終了を判定するのに応答して、吸煙セッションの終了を示す吸煙セッション終了通知をユーザーに提供することと、を含む方法が提供されている。
【発明の概要】
【0015】
本発明の一態様によると、格納されたプログラムコードを有する非一時的コンピュータ可読媒体を備えるエアロゾル発生器具で使用するためのコンピュータプログラム製品であって、プログラムコードは、当該プログラム製品がコンピュータで実行されると、エアロゾル発生装置を使用したユーザーの吸煙セッションを監視し、監視に基づいて吸煙セッションの終了を判定し、吸煙セッションの終了を判定するのに応答して、吸煙セッションの終了を示す吸煙セッション終了通知をユーザーに提供するように構成されている、コンピュータプログラム製品が提供されている。
【0016】
本発明の別の態様によると、吸煙セッションインジケータと、吸煙セッションインジケータに動作可能に連結された一つ以上のプロセッサを含むコントローラとを備えるエアロゾル発生器具が提供されている。コントローラは、ユーザーの吸煙セッションを監視し、監視に基づいて吸煙セッションの終了を判定し、吸煙セッションの終了を判定するのに応答して、吸煙セッションの終了を示す吸煙セッション終了通知をユーザーに提供するように構成されている。
【0017】
吸煙セッションは、エアロゾル発生装置を使用したこうした吸入セッション中に、エアロゾル発生装置を使用した初期吸煙または吸入と、エアロゾルの最終吸煙または吸入とを含み、かつこれらの間にわたる。吸煙セッションは、複数または多数の分間にわたってもよい。しかしながら、吸煙セッションは、吸煙時間の量、吸煙回数、またはエアロゾル発生(および潜在的吸入)量のうちの一つ以上によって示され得る。したがって、吸煙セッションは、とりわけ、選択された吸煙回数、選択された吸煙時間の量、または選択されたエアロゾル発生量によって画定され得る。
【0018】
例えば、一態様では、吸煙時間の量は、移動時間窓またはローリング時間窓にわたって監視され、吸煙セッションの終了は、移動時間窓中に吸煙時間の量が吸煙時間閾値を超える時に判定される。さらに、例えば、別の態様では、移動時間窓またはローリング時間窓にわたって監視される吸煙回数および吸煙セッションの終了は、移動時間窓中に吸煙回数が吸煙回数閾値を超える時に判定される。移動時間窓は、ユーザーが単回の吸煙セッションを完了するのに予想される最大時間量を捕捉するように選択される。一態様では、移動時間窓は30分である。他の態様では、移動時間窓は、例えば、5分、10分、15分、または20分など、30分よりも短い。さらに、他の態様では、移動時間窓は、例えば、40分、45分、または1時間など、30分よりも長い。
【0019】
移動時間窓は、窓内の時間軸で生じる任意の吸煙が集計または合計されて、移動時間窓中の吸煙時間の量または吸煙回数を提供するように、時間軸に沿ってスライドする窓であるという点で、「移動」または「ローリング」すると記載され得る。このようにして、移動時間窓は吸煙セッションを正確に捕捉し得る。さらに、移動時間窓は、移動時間窓の時間量または持続時間を振り返って見る、過去に遡るタイムフレームであると見なすことができると記載され得る。言い換えれば、移動時間窓が30分の長さである場合、移動時間窓は、最後の30分を「振り返って見」て、現在から30分前の間の吸煙時間の量または吸煙回数を集計または合計し得る。
【0020】
吸煙時間の量は、ユーザーがエアロゾル発生装置からエアロゾルを吸煙または吸入する時間の量であり、これは、移動時間窓内または移動時間窓にわたって連続的に集計または合計され得る。同様に、吸煙回数は、ユーザーがエアロゾル発生装置からエアロゾルを吸煙または吸入する回数であり、これは、移動時間窓内または移動時間窓にわたって連続的に集計または合計され得る。移動時間窓にわたる吸煙時間の量および吸煙回数の各々を閾値と比較して、吸煙セッションが完了(例えば、終了または停止)したかどうかが判定される。
【0021】
吸煙時間閾値は、ユーザーの典型的な吸煙セッションを捕捉する吸煙時間の量に設定または構成され得る。例えば、吸煙時間閾値は、ユーザーが単回の吸煙セッション中に受容すると予想する量のエアロゾルを送達するように設計されてもよい。一態様では、吸煙時間閾値は、30秒の吸煙時間である。他の態様では、吸煙時間閾値は、例えば、25秒、20秒、15秒、10秒、または5秒など、30秒よりも短い。さらに、他の態様では、吸煙時間閾値は、例えば、25秒または50秒など、30秒よりも長い。
【0022】
吸煙時間閾値は、製造時に事前構成されてもよく、また購入後にユーザーによって選択または変更されてもよい。したがって、一態様では、ユーザーは、吸煙時間閾値を選択することが可能である。例えば、一部のユーザーは、同じ時間量にわたって、典型的なユーザーよりも大きな吸煙を行い、それ故に吸煙セッション当たりの吸煙時間を短くする必要がある場合がある。結果として、こうした大きな吸煙を行うユーザーは、吸煙セッションの終了を示すのに使用される吸煙時間閾値を低減することを望み得る。同様に、一部のユーザーは、同じ時間量にわたって、典型的なユーザーよりも小さな吸煙を行い、それ故に吸煙セッション当たりの吸煙時間を長くする必要がある場合がある。結果として、こうした小さな吸煙を行うユーザーは、吸煙セッションの終了を示すのに使用される吸煙時間閾値を増大することを望み得る。
【0023】
吸煙回数閾値もまた、典型的な吸煙セッションを捕捉する吸煙数に設定されてもよく、または構成されてもよい。例えば、吸煙回数閾値は、ユーザーが単回のセッション中に受容すると予想する量のエアロゾルを送達するように選択、設計されてもよい。一態様では、吸煙閾値は20回の吸煙である。他の態様では、吸煙回数閾値は、例えば、15回の吸煙、10回の吸煙、または5回の吸煙など、20回の吸煙よりも短い。さらに、他の態様では、吸煙回数閾値は、例えば、30回の吸煙または40回の吸煙など、20回の吸煙よりも長い。
【0024】
吸煙回数閾値は、製造時に事前構成されてもよく、また購入後にユーザーによって選択または変更されてもよい。したがって、一態様では、ユーザーは、吸煙回数閾値を選択することが可能である。例えば、一部のユーザーは、典型的なユーザーよりも大きな吸煙(例えば、長い吸煙)を行い、それ故に、吸煙セッション当たりの吸煙を少なくする必要がある場合がある。結果として、こうした大きな吸煙を行うユーザーは、吸煙セッションの終了を示すのに使用される吸煙回数閾値を低減することを望み得る。同様に、一部のユーザーは、典型的なユーザーよりも小さな吸煙(例えば、短い吸煙)を行い、それ故に、吸煙セッション当たりの吸煙を多くする必要がある場合がある。結果として、こうした小さな吸煙を行うユーザーは、吸煙セッションの終了を示すのに使用される吸煙回数閾値を増大することを望み得る。
【0025】
一態様では、ユーザーは、例えば、エアロゾル発生装置に動作可能に連結された携帯電話などのユーザーインターフェース装置を使用して、吸煙時間閾値または吸煙回数閾値を選択または変更することができる。例えば、ユーザーインターフェース装置は、吸煙時間閾値または吸煙回数閾値変更をユーザーインターフェース装置からエアロゾル発生装置に通信することができるように、無線で動作可能に連結される、有線で動作可能に連結される、ローカルネットワークまたはインターネットなどのネットワークを介して動作可能に連結される、または任意のその他の方法でエアロゾル発生装置に事実上動作可能に連結されてもよい。
【0026】
本明細書に記載されるように、吸煙セッションの終了は監視に基づいて判定されるが、これは、移動時間窓にわたる吸煙時間の量を吸煙時間閾値と比較すること、または移動時間窓にわたる吸煙回数を吸煙回数閾値と比較することのうちの一方または両方を含み得る。吸煙セッションの終了が判定されると、吸煙セッションの終了を示す吸煙セッション終了通知がユーザーに提供される。より具体的には、吸煙セッションの終了の判定に応答して、吸煙セッションの終了を示す吸煙セッション終了通知がユーザーに提供される。
【0027】
そうするために、エアロゾル発生装置は、吸煙セッションインジケータを含む。吸煙セッションインジケータは、ユーザーに吸煙セッション通知を提供する能力を有する任意の装置または器具であってもよい。さらに、吸煙セッション通知は、ユーザーが自身の感覚のうちの一つを使用して感知することができる、表示または通知をユーザーに提供する任意のタイプの通知を含み得る。一態様では、吸煙セッション終了通知は、ユーザーに対する体感出力である。体感出力は、身体の表面または身体内にユーザーが感じるように変化を生じる、任意の出力として記載され得る。
【0028】
例えば、体感出力は、エアロゾル発生装置内に位置する、またはエアロゾル発生装置の一部としての振動器具によって生じる振動であってもよい。このようにして、終了セッション通知は、ユーザーが、自身の吸煙時間の量または吸煙回数がそれぞれの移動時間窓内の閾値を超える時に自身の手(例えば、指)で振動を感じるようなエアロゾル発生装置の振動である。したがって、ユーザーは、振動を介して吸煙セッションの終了を通知され得る。さらに、振動体感出力は、ユーザーが感じる触覚フィードバックとして記載されてもよい。
【0029】
一態様では、こうした振動体感出力を提供するために、吸煙セッションインジケータは、振動触覚アクチュエータである。振動触覚アクチュエータの一例は、例えば、偏りがある錘をモーターシャフトの周りで回転させて、振動に変換されるモータ変位を生じさせる、偏心回転質量(ERM)モータである。ほとんどのERMモータは、有利なことに直流で給電することができる。電磁振動モータが使用されてもよい。ERMモータは、単純な振動に適合されてもよく、または適切なプロセッサドライバICに連結されてもよく、これは振動振幅および周波数を制御し、それ故に喫煙物品によって生成される波形の様式を制御するように、モータ速度を変化させるようにプログラムすることができる。振動触覚アクチュエータの別の例は、線形共振アクチュエータ(LRA)である。こうした装置は、典型的には、内部磁気質量およびばねを含み、ボイスコイル内の電流が質量を変位させる。それにもかかわらず、ERMモータおよびLRAなどの振動触覚アクチュエータは、様々なフォームファクタで提供することができる。例えば、振動触覚アクチュエータは、円筒形のフォームファクタとすることができる。一部の実施形態では、振動触覚アクチュエータは、コインフォームファクタ(すなわち、実質的にコインのような形状)にすることができる。さらに、一部の態様では、振動触覚アクチュエータは、エアロゾル発生装置全体またはその一部分のみを実質的に振動させるように適合され得る。言い換えれば、振動触覚アクチュエータは、座標特異的でなくてもよく、またはタッチ座標特異的応答に適合されてもよい。
【0030】
さらに、例えば、体感出力は、ユーザーが感じ得る、エアロゾル発生装置の温度変化(例えば、熱)、圧力変化、テクスチャ変化、または剛性変化であってもよい。
【0031】
一態様では、吸煙セッション終了通知は、エアロゾル発生装置のオフ、またはパワーダウンである。ユーザーは、自身の吸煙時間の量または吸煙回数がそれぞれの移動時間窓内の閾値を超えた時に、エアロゾル発生装置がオフまたはパワーオフされたことに直ちに気付く。したがって、ユーザーは、エアロゾル発生装置のオフを介して吸煙セッションの終了を通知され得る。
【0032】
一態様では、吸煙セッション終了通知は、ユーザーに対する視覚出力である。視覚出力は、ユーザーが見ことができる任意の出力として記載され得る。例えば、視覚出力は、エアロゾル発生装置上に位置する発光ダイオード(LED)などの一つ以上の視覚インジケータによって提供されてもよい。
【0033】
言い換えれば、本明細書に記載のベイピングまたは吸煙セッションプロファイリング機能は、ユーザーが、各セッションの終了時に通知され、その結果、ユーザーが自身が慣れ親しんだ作法を生成することができるように、ベイピングまたは吸煙セッション閾値をセットアップすることを可能にするものと記載される。さらに、吸煙セッション通知は、ユーザーが自身の消費について何かしら理解することを支援するのに有用である。ユーザーは、ユーザーが定義した吸煙回数またはユーザーが定義した吸煙時間に達した、または終了した後にユーザーが通知されるように、自身の固有のトリガーを定義してもよい。通知は、閾値またはトリガーを超える吸煙の終了時に送達されてもよい。一態様では、エアロゾル発生装置は、通知を生成するのみであり、ユーザーが装置を使用し続けることができるようにオフされない。この状況では、通知は、情報のためのみであると記載され得る。
【0034】
さらに、ユーザーは、エアロゾル発生装置と連通し得るユーザーインターフェース装置(例えば、ユーザーインターフェース装置上のソフトウェアアプリケーションまたは「アプリ」)を使用して、ベイピングまたは吸煙セッション終了通知およびそれに関連するその他の設定を構成することができる。一態様では、吸煙セッションまたはベイピングセッションは、選択可能な「吸煙時間」によって画定される。別の態様では、吸煙またはベイピングセッションは、選択可能な「吸煙回数」によって画定される。一態様では、吸煙セッション体験の終了時における通知は、ユーザーによって選択または構成され得る装置振動または装置オフを通して行われてもよい。
【0035】
一態様では、ユーザーは、ユーザーインターフェース装置上のソフトウェアアプリケーションを使用し、「セッションプロファイリング」機能を選択してセッションプロファイリングを「オン」にし、さらに、自身の吸煙セッションを定義する「吸煙の時間」を選択してもよい。起動されると、エアロゾル発生装置は、各セッションの終了時に、装置振動または装置オフのいずれかを通してユーザーに通知する。例えば、ユーザーが吸煙セッション当たり15秒を選択する場合、ユーザーは、ユーザーが15秒間ベイピングまたは吸煙する毎に装置によって通知されることになる。
【0036】
さらに、ユーザーインターフェース装置上のソフトウェアアプリケーションを使用して、ユーザーは、事前に定義された30分間超えのローリングに達した時に通知をトリガーするイベントを選択することができる。このようにして、ユーザーは、通知をトリガーする吸煙回数を構成することができる。サポートされる範囲は、ローリング期間にわたる1~65535回の吸煙であり得る。一態様では、ローリング期間は30分である。一態様では、ユーザーは、ローリング期間の持続時間を設定または選択することができる。さらに、例えば、ユーザーはトリガーまたは閾値を20回の吸煙に設定してもよく、エアロゾル発生装置は、30分のローリングにわたって20回の吸煙が生成される場合に反応することになる。この状況では、吸煙時間は関係せず、吸煙セッションの終了に達したかどうかの判定には、吸煙回数のみが使用される。
【0037】
別の方法として、ユーザーは、通知をトリガーすることになる吸煙時間の量を構成することができる。サポートされる範囲は、ローリング期間にわたる1~65535秒の吸煙時間であり得る。例えば、トリガーまたは閾値を30秒の吸煙時間に設定する場合、エアロゾル発生装置は、吸煙時間の合計が、30分などのローリング期間にわたって30秒に達したときに反応し得る。この場合、吸煙回数は関係せず、吸煙時間のみが使用される。
【0038】
さらに、本明細書に記載の例示的な装置、方法、およびコンピュータ製品は、吸煙回数が特定の設定された回数に達するときだけでなく、ローリング期間(例えば、最後の30分間)にわたる吸煙の累積期間に達したときに、ユーザーに吸入を中断する必要性について知らせることができる。これにより、ユーザーが少ない回数の非常に長い吸煙を吸入する場合であっても、装置はユーザーに警告することができる。
【0039】
本明細書に記載の例示的なエアロゾル発生装置は、加熱されるが燃焼されない、従来の紙巻たばこにおけるたばこの燃焼および熱分解から生成される煙またはエアロゾルよりも少ない量または濃度のある特定の煙成分を含有するたばこ基体を含む物品からエアロゾルを発生する。エアロゾル発生装置の一つの公知のタイプにおいて、エアロゾルは熱源から、物理的に分離されたエアロゾル発生物品(例えば、たばこ含有基体を含む)への熱伝達によって発生される。装置は、熱源が基体を燃焼しないように構成されている。使用中、揮発性化合物は、熱源からの熱伝達によってエアロゾル発生基体から放出され、エアロゾル発生物品を通して引き出された空気中に混入される。放出された化合物が冷えるにつれて、これらは凝縮してユーザーによって吸入されるエアロゾルを形成する。
【0040】
例示的なエアロゾル発生装置は、エアロゾル発生物品を受容するための空洞を画定してもよく、また物品のエアロゾル発生基体を加熱してエアロゾルを発生するように構成されたヒーターを含んでもよい。ヒーターは、エアロゾル発生物品の中に挿入されて、エアロゾル発生物品のエアロゾル発生基体に熱を送達するように構成されているブレードを含んでもよい。エアロゾル発生装置は、ヒーターに少なくとも電力を供給する電源を含んでもよく、またユーザーインターフェース装置にインターフェースするように、またはユーザーインターフェース装置に動作可能に連結されるように構成されてもよい。
【0041】
エアロゾル発生装置およびユーザーインターフェース装置は、一つ以上のプロセッサを含むコントローラと、互いの間でデータを転送する通信インターフェースとを含み得る。好ましくは、エアロゾル発生装置およびユーザーインターフェース装置は、エアロゾル発生装置がホスト装置によって受容されている時に、データカップリング(例えば、各々は、相互に組み合わされ得るデータの通信のための少なくとも一つのデータインターフェースポートを含んでもよい)を使用して通信してもよい。さらに、例えば、BLUETOOTHワイヤレスプロトコルインターフェースなどの無線通信インターフェースが、エアロゾル発生装置とユーザーインターフェース装置の間で使用されてもよい。コントローラは、処理プログラムまたはルーチンおよび例示的な方法を実行するために使用してもよい一つ以上のタイプのデータにアクセスするために、関連付けられたデータストレージまたはメモリーとともに動作してもよい一つ以上のプロセッサ(例えば、マイクロプロセッサ)を含んでもよい。例えば、データストレージに格納された処理プログラムまたはルーチンには、吸煙セッションを監視するため、移動期間中の吸煙回数を維持するため、移動期間中の吸煙時間の量を維持するため、吸煙回数または吸煙時間の量を様々な閾値と比較するため、吸煙セッション通知、統計、行列計算、圧縮アルゴリズム(例えば、データ圧縮アルゴリズム)、標準化アルゴリズム、比較アルゴリズム、または本明細書に記載の一つ以上の例示的な方法およびプロセスを実装するのに使用される任意の他の処理を開始するためのプログラムまたはルーチンが挙げられ得る。さらに、例えば、データストレージに格納される処理プログラムまたはルーチンは、エアロゾル発生装置とユーザーインターフェース装置との間で、吸煙回数閾値変更または吸煙時間変更などのデータおよびコマンドを転送するためのプロセスおよび機能を含み得る。データストレージ、またはメモリーはさらに、吸煙回数閾値、吸煙時間閾値、移動期間にわたる吸煙時間のローリング量、移動期間にわたる吸煙のローリング数、関連するルーチン、および本明細書に記載のプロセスおよび方法を実施するのに必要な任意の他のデータおよび/または式を格納するように構成されてもよい。
【0042】
一つ以上の実施形態において、エアロゾル発生装置およびユーザーインターフェース装置は、処理能力(例えば、マイクロコントローラ、プログラマブル論理装置等)、データストレージ(例えば、揮発性もしくは不揮発性メモリー、および/または記憶素子)、入力装置、および出力装置を含む一つ以上のプログラム可能なプロセッサ上で実行される一つ以上のコンピュータプログラムを使用して実施されるものとして記載され得る。本明細書に記載のプログラムコードおよび/または論理は、入力データに適用されて、本明細書に記載の機能を遂行し、かつ所望の出力情報を生成してもよい。出力情報は、本明細書に記載の通りの一つ以上の他の装置および/または処理への入力として、または周知の方法で適用される通りに適用されてもよい。
【0043】
本明細書に記載のプロセスを実施するために使用されるコンピュータプログラム製品は、任意のプログラム可能な言語、例えばコンピュータシステムとの通信に適した、高レベル手続き型言語および/またはオブジェクト指向型プログラム言語を使用して提供されてもよい。任意のこうしたプログラム製品は、例えば任意の適切な装置、例えば汎用または特定用途プログラムによって読み出し可能な記憶媒体、本明細書に記載の手順を遂行するために適切な装置が読み出された時にコンピュータを構成および動作させるためのコントローラ装置上に保存されてもよい。言い換えれば、少なくとも一実施形態において、ユーザーインターフェース装置は、コンピュータプログラムを有して構成された非一時的コンピュータ可読記憶媒体を使用して実装されてもよく、そのように構成された記憶媒体は、本明細書に記載の機能を遂行するために、コンピュータを特定のかつ所定の様式で動作させる。
【0044】
エアロゾル発生装置およびユーザーインターフェース装置のコントローラの正確な構成は限定されるものではなく、また本質的に、本明細書に記載の例示の方法を実施するのに適切な計算能力および制御能力を提供する能力を有する任意の装置が使用されてもよい。上記を考慮すると、本発明による一つ以上の実施形態で説明される通りの機能が、当業者には周知であろう任意の様式で実施されてもよいことは容易に明らかであろう。そのため、コンピュータ言語、コントローラ、または本明細書に記載のプロセスを実施するために使用される任意のその他のソフトウェア/ハードウェアは、本明細書に記載のシステム、プロセス、またはプログラム(例えば、こうしたプロセスまたはプログラムによって提供される機能)の範囲に限定されるべきではない。本開示に説明される方法およびプロセス(装置に帰属する方法およびプロセスを含む)、または様々な構成要素は、少なくとも部分的に、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせで実装されてもよい。例えば、技法の様々な態様は、一つ以上のマイクロプロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、CPLD、マイクロコントローラ、または任意の他の均等な集積回路もしくは個別論理回路だけでなく、こうした構成要素の任意の組み合わせを含む、一つ以上のプロセッサ内で実装されてもよい。ソフトウェア内に実装される場合、本開示で説明されるシステム、装置、および方法に属する機能は、RAM、ROM、NVRAM、EEPROM、FLASHメモリー、磁気データ記憶媒体、光データ記憶媒体、またはこれに類するものなどのコンピュータ可読媒体上の命令として具体化されてもよい。命令は、一つ以上のプロセッサによって実行されて、本開示で説明される機能の一つ以上の態様を支援する場合がある。
【0045】
「コントローラ」および「プロセッサ」という用語は、例えばマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、等価の個別論理回路もしくは集積論理回路、またはこれらの任意の組み合わせなどの適切な演算能力および制御能力を提供する能力と、読み出し可能および/または書き込み可能であってもよいデジタルビット(例えば、二進または三進などでコードされた)を含有する任意の媒体(例えば、揮発性または不揮発性メモリー、CD-ROM、ディスクまたはテープなどの磁気記録可能媒体など)を含む適切なデータストレージ能力を提供する能力とを有する、任意の装置または器具を指す。
【0046】
「通信インターフェース」という用語は、エアロゾル発生装置とホスト装置とユーザーインターフェース装置(例えば、物理的データカップリング(例えば、エアロゾル発生装置がホスト装置によって受容されている時に、各々は、データの通信のための相互に接続されていてもよい少なくとも一つのデータインターフェースポートを含んでもよい)、様々なテレメトリ回路、およびアンテナなどの)との間の適切なデータ通信能力を提供する能力を有する任意の装置または器具を指し、また一つ以上の有線または無線(例えば、無線周波数)データ伝送プロトコル(例えば、BLUETOOTH、Wi-Fi、極超短波(UHF)帯の任意のプロトコル、センチメートル波(SHF)帯の任意のプロトコル、低周波、またはそれらの組み合わせなど)を使用してもよい。
【0047】
本明細書に記載するように、エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生装置とは別個のユーザーインターフェース装置と相互動作するようにさらに構成されてもよい。ユーザーインターフェース装置は、ユーザーが吸煙時間閾値または吸煙回数閾値を変更または選択するために選択し得るグラフィカル領域(例えば、グラフィカルボタン)をグラフィカルユーザーインターフェース上に提供し得る。選択時、ユーザーインターフェース装置は、通信インターフェースを介してエアロゾル発生装置と無線通信し、吸煙時間閾値または吸煙回数閾値を送信および更新し得る。吸煙時間閾値または吸煙回数閾値がエアロゾル発生装置上で更新された後は、エアロゾル発生装置は、確認データまたは情報をユーザーインターフェース装置に戻すように送信し、こうした閾値が正常に更新されたことを示し得る。
【0048】
ユーザーインターフェース装置は、ディスプレイを介したデータの出力のためにコントローラに動作可能に連結されたディスプレイをさらに含んでもよい。ディスプレイは、ユーザーによる相互作用可能なグラフィカルユーザーインターフェースを描写するために、およびユーザーによる相互作用可能なグラフィカルユーザーインターフェースとして使用されるためにさらに構成されてもよい。グラフィカルユーザーインターフェースおよびディスプレイは、タッチスクリーンを備えてもよい。グラフィカルユーザーインターフェースは、ユーザーがユーザーインターフェース装置およびこれに類するものと相互作用することを可能にするためにユーザーが表示装置上でデータを閲覧および/または操作することを可能にするように構成されてもよいため、ユーザーによる相互作用可能なものとして説明されてもよい。
【0049】
エアロゾル発生器具は、エアロゾル発生装置およびホスト装置を含んでもよい。「エアロゾル発生装置」という用語は、ユーザーによって吸入されうるエアロゾルを形成するために揮発性化合物を放出するエアロゾル発生物品を使用または利用するように構成された装置を指す。「エアロゾル発生物品」という用語は、加熱に伴い、エアロゾルを形成しうる揮発性化合物を放出する能力を有する基体を含む物品を指す。本発明によるエアロゾル発生物品から発生したエアロゾルは、可視または不可視であってもよく、またベイパー(蒸気)(例えば、室温では通常、液体または固体である物質の、気体状態にある物質の微粒子)ならびに気体および凝縮されたベイパーの液滴を含んでもよい。「加熱タイプのエアロゾル発生物品」は、エアロゾル発生基体を含み、かつエアロゾル発生基体を加熱するが燃焼しないように構成されているエアロゾル発生装置で使用するように構成されている、エアロゾル発生物品である。加熱タイプのエアロゾル発生物品の一実施例は、IQOSで使用するIQOSヒートスティック(Phillip Morris International製のMARLBORO HEATSTICKSとしても知られる)、加熱非燃焼式エアロゾル発生装置(これもPhillip Morris International製)である。
【実施例
【0050】
本発明は特許請求の範囲に定義されている。しかしながら、以下に非限定的な実施例の非網羅的なリストを提供する。これらの実施例の特徴のうちの任意の一つ以上は、本明細書に記載の別の実施例、実施形態、または態様の任意の一つ以上の特徴と組み合わされてもよい。
【0051】
実施例1:
エアロゾル発生装置を使用した吸煙セッションを監視することと、監視に基づいて吸煙セッションの終了を判定することと、吸煙セッションの終了を判定するのに応答して、吸煙セッションの終了を示す吸煙セッション終了通知をユーザーに提供することとを含む、エアロゾル発生装置で使用するための方法。
実施例2:
格納されたプログラムコードを有する非一時的コンピュータ可読媒体を備えるエアロゾル発生器具で使用するためのコンピュータプログラム製品であって、プログラムコードは、当該プログラム製品がコンピュータで実行された時に、エアロゾル発生装置を使用したユーザーの吸煙セッションを監視し、監視に基づいて吸煙セッションの終了を判定し、吸煙セッションの終了を判定するのに応答して、吸煙セッションの終了を示す吸煙セッション終了通知をユーザーに提供するように構成されている、コンピュータプログラム製品。
実施例3:
吸煙セッションインジケータと、一つ以上のプロセッサを含み、吸煙セッションインジケータに動作可能に連結されたコントローラとを備える、エアロゾル発生器具。コントローラは、ユーザーの吸煙セッションを監視し、監視に基づいて吸煙セッションの終了を判定し、吸煙セッションの終了を判定するのに応答して、吸煙セッションの終了を示す吸煙セッション終了通知をユーザーに提供するように構成されている。
実施例4:
エアロゾル発生エアロゾル発生装置を使用したユーザーの吸煙セッションを監視することは、移動時間窓にわたる吸煙時間の量を監視することを含み、監視に基づいて吸煙セッションの終了を判定することは、移動時間窓中に吸煙時間の量が吸煙時間閾値を超えるときに吸煙セッションの終了を判定することを含む、実施例1~3のいずれか一つに記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生装置。
実施例5:
ユーザーが吸煙時間閾値を選択することを可能にすること、を、方法がさらに含む、実行するようにプログラムコードがさらに構成されている、または実行するようにコントローラがさらに構成されている、実施例4に記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生装置。
実施例6:
エアロゾル発生装置を使用してユーザーの吸煙セッションを監視することは、移動時間窓にわたる吸煙回数を監視することを含み、監視に基づいて吸煙セッションの終了を判定することは、移動時間窓中に吸煙回数が吸煙回数閾値を超えたときに吸煙セッションの終了を判定することを含む、実施例1~3のいずれか一つに記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生装置。
実施例7:
ユーザーが吸煙回数閾値を選択することを可能にすること、を方法がさらに含む、実行するようにプログラムコードがさらに構成されている、または実行するようにコントローラがさらに構成されている、実施例6に記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生装置。
実施例8:
移動時間窓は30分である、実施例4~7のいずれか一つに記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生装置。
実施例9:
ユーザーが選択することを可能にすることは、ユーザーがユーザーインターフェース装置を使用して選択することを可能にすることを含む、実施例5~7のいずれか一つに記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生装置。
実施例10:
ユーザーインターフェース装置は携帯電話である、実施例9に記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生器具。
実施例11:
吸煙セッション終了通知は、ユーザーに対する体感出力を含む、実施例1~9のいずれか一つに記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生装置。
実施例12:
体感出力は振動を含む、実施例11に記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生器具。
実施例13:
吸煙セッション終了通知は、エアロゾル発生装置をオフすることを含む、実施例1~12のいずれか一つに記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生装置。
【0052】
ここで、本開示に記載の一つ以上の態様を描写する図面を参照する。しかし当然のことながら、図面に図示されていない他の態様は、本開示の範囲および趣旨の中に収まる。図内で使用されている類似の番号は、類似の構成要素、工程、およびこれに類するものを指す。しかし当然のことながら、所与の図内で一つの構成要素を指すために一つの番号を使用することは、別の図内で同一の番号が付けられた構成要素を制限することを意図しない。加えて、異なる図における構成要素を指すための異なる番号の使用は、異なる番号の付いた構成要素を他の番号の付いた構成要素と同一または類似のものとすることはできないと示すことを意図しない。さらに、概略図は必ずしも実寸に比例していなく、また図示の目的で提示されていて、限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0053】
ここで、以下の図を参照しながら実施例をさらに記述する。
【0054】
図1図1は、エアロゾル発生装置102と、エアロゾル発生装置102とインターフェースするように構成されたユーザーインターフェース装置201とを含む例示的なエアロゾル発生器具100の概略断面図である。
図2図2は、エアロゾル発生装置102の吸煙セッション終了通知を生成する例示的な方法のブロック図である。
図3図3は、一日の一部にわたる例示的な吸煙時間のグラフである。
図4図4は、一日の一部にわたる例示的な吸煙回数のグラフである。
図5図5は、エアロゾル発生装置102の吸煙時間閾値を変更するのに使用するための例示的なユーザーインターフェース装置の概略表現である。
【発明を実施するための形態】
【0055】
例示的なエアロゾル発生器具100が図1に描写されている。エアロゾル発生器具100は、エアロゾル発生装置102およびユーザーインターフェース装置201を含むことが好ましい。エアロゾル発生装置102は、ヒートスティック104などの第二のタイプのエアロゾル発生物品と、ヒートスティック104に熱源を提供し、それ故に吸入可能なエアロゾルを生成するように構成されているヒーター134とを受容するための空洞132を備える。エアロゾル発生装置102は、一つ以上のプロセッサおよび関連付けられたメモリーを備えるコントローラ128をさらに含む。コントローラ128は、例えばホスト装置101および図5に示すユーザーインターフェース装置201と通信199するための通信インターフェース(例えば、無線通信インターフェースなど)をさらに含んでもよい。コントローラ128の通信インターフェースは、Bluetoothインターフェースを含みうることが好ましい。エアロゾル発生装置102は、電源126と、電力・データインターフェースポート130とをさらに備える。
【0056】
コントローラ128は、ユーザーによる吸煙を監視するように構成されている。具体的には、コントローラ128は、移動期間またはローリング期間にわたる吸煙時間の量および吸煙回数を監視するように構成されている。エアロゾル発生装置102はさらに、コントローラ128および電源126に動作可能に連結された吸煙セッションインジケータ127を備える。コントローラ128は、吸煙セッションインジケータ127と併せて、吸煙セッション終了通知などの吸煙セッション通知をユーザーに提供する。吸煙セッションインジケータ127は、コントローラ128が監視に基づいて吸煙セッションの終了を判定する時に、ユーザーに体性感覚を送達するように構成される、触覚または振動発生機構などの体感器具を含み得る。
【0057】
示されるように、エアロゾル発生装置102は、ユーザーに情報を伝達するのに使用され得る複数のインジケータ162-1、162-2、162-3、162-4を含む。例えば、複数のインジケータ162-1、162-2、162-3、162-4は、吸煙セッション終了通知などの吸煙セッション通知をユーザーに提供するのに使用され得る。特に、例えば、複数のインジケータ162-1、162-2、162-3、162-4は、吸煙セッションの終了を示す光のパターンを示し得る。
【0058】
エアロゾル発生装置102の吸煙セッション終了通知を生成する例示的な方法50を図2に示す。方法50は、52でエアロゾル発生装置を使用したユーザーの吸煙セッションを監視することと、54で監視に基づいて吸煙セッションの終了を判定することと、56で吸煙セッションの終了の判定に応答して、吸煙セッションの終了を示す吸煙セッション終了通知をユーザーに提供することとを含む。
【0059】
一日の一部にわたる例示的な吸煙時間を図3のグラフに示す。図示される一日の一部は、9時00分~12時00分である。示されるように、ユーザーは、9時05分においてx軸から上方に延びる黒色のバーで示すように、9時00分から9時05分の間に5秒間消費または吸入し、5秒間の吸煙時間がもたらされている。さらに、見て分かる通り、ユーザーは、9時05分から9時10分の間に4秒の吸煙時間、9時10分から9時15分の間に5秒の吸煙時間、そして9時15分から9時20分の間に5秒の吸煙時間を消費した。
【0060】
30分の移動時間窓にわたる吸煙時間のローリング合計を、グラフ上の点線で示す。さらに、16秒の吸煙時間閾値を、一点鎖線を使用して示す。見て分かる通り、30分の移動窓にわたる吸煙時間の量は、9時15分~9時20分の間で超えている。したがって、本明細書に記載の例示的な装置、方法、およびコンピュータ製品は、こうした監視に基づいて吸煙セッションの終了を判定してもよく、次いで、吸煙セッションの終了を示す吸煙セッション終了通知をユーザーに提供してもよい。
【0061】
さらに、ユーザーは、10時05分~10時10分の間の5秒間の吸煙、10時10分~10時15分の間の6秒間の吸煙、および10時15分~10時20分の間の6秒間の吸煙から、10:15~10:20の間に再び吸煙時間閾値を超え、吸煙セッションの終了を示す吸煙セッション終了通知がユーザーに送達される。最後に、ユーザーは、11時25分~11時30分の間に15秒間吸煙した場合には吸煙時間閾値を超えず、吸煙セッション終了通知は送達されない。
【0062】
一日の一部にわたる例示的な吸煙回数を図4のグラフに示す。図示される一日の一部は、9時00分~12時00分である。示されるように、ユーザーは、9時05分においてx軸から上方に延びる黒色のバーで示すように、9時00分~9時05分の間に8回吸煙する。さらに、見て分かる通り、ユーザーは、9時05分~9時10分の間に6回吸煙し、9時10分~9時15分の間に3回吸煙し、9時15分~9時20分の間に3回吸煙し、9時20分~9時25分の間に6回吸煙し、9時25分~9時30分の間に5回吸煙した。
【0063】
30分の移動時間窓にわたる吸煙のローリング合計を、グラフ上の点線で示す。さらに、30回の吸煙回数閾値を、一点鎖線を使用して示す。見て分かる通り、30分の移動窓にわたる吸煙回数は、9時25分~9時30分の間で超えている。したがって、本明細書に記載の例示的な装置、方法、およびコンピュータ製品は、こうした監視に基づいて吸煙セッションの終了を判定してもよく、次いで、吸煙セッションの終了を示す吸煙セッション終了通知をユーザーに提供してもよい。
【0064】
さらに、ユーザーは、10時05分~10時10分の間に5回吸煙し、10時10分~10時15分の間に6回吸煙し、10時15分~10時20分の間に3回吸煙し、10時20分~10時25分の間に5回吸煙しそして10時25分~10時30分の間に6回吸煙する場合には吸煙回数閾値を超えず、吸煙セッション終了通知は送達されない。最後に、ユーザーは、11時25分~11時30分の間に13回吸煙し、11時30分~11時35分の間に17回吸煙する場合には再び吸煙時間閾値を超え、吸煙セッションの終了を示す吸煙セッション終了通知がユーザーに送達される。
【0065】
グラフィカルユーザーインターフェース250を示すディスプレイ206を含む例示的なユーザーインターフェース装置201を図5に示す。グラフィカルユーザーインターフェース250は、吸煙時間閾値の選択のためのグラフィカル領域260を含む。例えば、ユーザーは、グラフィカル領域260内に位置する回転セレクタグラフィック262から吸煙時間閾値を選択してもよく、吸煙時間閾値を選択すると、ユーザーは、「OK」確認グラフィカル領域264を選択してもよい。吸煙時間閾値が選択および確認された後、ユーザーインターフェース装置201は、更新された吸煙時間閾値をエアロゾル発生装置102に無線で通信する。
【0066】
本明細書で使用されている全ての科学的用語および技術的用語は、別途指定のない限り、当該技術分野で一般的に使用されている意味を有する。本明細書で提供されている定義は、本明細書において頻繁に使用される特定の用語の理解を容易にするためのものである。本明細書で使用される単数形(「一つの(a)」、「一つの(an)」、および「その(the)」)は、複数形の対象を有する実施形態を包含するが、その内容によって明らかに別途定められている場合はその限りではない。本明細書で使用される「または」は概して、「および/または」を含む意味で採用されているが、その内容によって明らかに別途定められている場合はその限りではない。「および/または」という用語は、列挙された要素の一つもしくは全て、または列挙された要素のうちの任意の二つ以上の組み合わせを意味する。本明細書で使用される「有する、持つ(have)」、「有している、持っている(having)」、「含む(include)」、「含む(including)」、「備える(comprise)」、「備える(comprising)」、またはこれに類するものは、その制約のない意味で使用され、概して「含むが、これに限定されない」を意味する。当然のことながら、「から本質的に成る」、「から成る」、およびこれに類するものは、「含む、備える」およびこれに類するものに包摂される。「好ましい」および「好ましくは」という語は特定の状況下で、特定の利点をもたらす場合がある本発明の実施形態を指す。しかしながら、同じ状況下または他の状況下で、他の実施形態もまた好ましいものである場合がある。その上、一つ以上の好ましい実施形態の列挙は、他の実施形態が有用ではないことを暗示するものではなく、また特許請求の範囲を含む本開示の範囲から他の実施形態を除外することを意図しない。
【0067】
本明細書および添付の特許請求の範囲の目的のために、別段の表示がない限り、量(amounts)、量(quantities)、割合などを表すすべての数は、すべての事例において、用語「約」によって修飾されるものとして理解される。また、すべての範囲は、開示された最大点および最小点を含み、かつその中の任意の中間範囲を含み、これらは本明細書に具体的に列挙されている場合もあり、列挙されていない場合もある。従って、この文脈において、数字AはA±1%として理解される。この文脈内で、数字Aは、数字Aが修正する特性の測定値に対する一般的な標準誤差内にある数値を含むと考えられてもよい。数字Aは、添付の特許請求の範囲で使用される通りの一部の場合において、Aが逸脱する量が特許請求する本発明の基本的かつ新規の特性(複数可)に実質的に影響を及ぼさないという条件で、上記に列挙された割合だけ逸脱してもよい。また、すべての範囲は、開示された最大点および最小点を含み、かつその中の任意の中間範囲を含み、これらは本明細書に具体的に列挙されている場合もあり、列挙されていない場合もある。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】