(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-20
(54)【発明の名称】プリエンプティブBSRの配置方法、装置及び電子機器
(51)【国際特許分類】
H04W 72/21 20230101AFI20231013BHJP
H04W 28/02 20090101ALI20231013BHJP
H04W 92/20 20090101ALI20231013BHJP
【FI】
H04W72/21
H04W28/02
H04W92/20 110
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023520359
(86)(22)【出願日】2021-10-19
(85)【翻訳文提出日】2023-04-07
(86)【国際出願番号】 CN2021124653
(87)【国際公開番号】W WO2022083573
(87)【国際公開日】2022-04-28
(31)【優先権主張番号】202011120095.2
(32)【優先日】2020-10-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100180806
【氏名又は名称】三浦 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100196601
【氏名又は名称】酒井 祐市
(72)【発明者】
【氏名】劉 進華
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA14
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本出願は、プリエンプティブBSRの配置方法、装置及び電子機器を開示し、通信技術分野に属する。反復プリエンプティブBSRの配置方法は、自己バックホールIABノードがプリエンプティブBSRの配置パラメータを受信することを含み、前記配置パラメータは、前記IABノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられ、前記反復プリエンプティブBSRは、IABノードが受信したプリエンプティブBSRに基づいて生成した、親IABノードに送信するプリエンプティブBSRである。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリエンプティブバッファ状態レポートBSRの配置方法であって、
自己バックホールIABノードがプリエンプティブBSRの配置パラメータを受信することを含み、前記配置パラメータは、前記IABノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられ、前記反復プリエンプティブBSRは、IABノードが受信したプリエンプティブBSRに基づいて生成した、親IABノードに送信するプリエンプティブBSRである、プリエンプティブバッファ状態レポートBSRの配置方法。
【請求項2】
前記配置パラメータは、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルグループLCGリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルLCHリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるデータ無線ベアラDRBリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる業務タイプリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるユーザ機器UEのタイプと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数と、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットとのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項3】
前記配置パラメータは、
前記IABノードの後続の中間ノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するための第一の指示情報と、
前記IABノードの後続の中間ノードが、受信したプリエンプティブBSRに基づいて、反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを決定することを指示するための第二の指示情報とのうちのいずれか一つをさらに含む、請求項1又は2に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項4】
前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生する場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーせず、前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生しない場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーする、請求項3に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項5】
前記配置パラメータは、BSRメディアアクセス制御MAC制御要素CEに運ばれる、請求項2に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項6】
前記BSR MAC CEは、一つ又は複数の論理チャネル識別子LCID値を含み、前記一つ又は複数のLCID値は、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数をそれぞれ指示する、請求項5に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項7】
プリエンプティブBSRがトリガーされた後に、前記一つ又は複数のLCID値から、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示する一つのLCID値を選択することをさらに含む、請求項6に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項8】
前記BSR MAC CEは、第一のビットマップを含み、前記第一のビットマップにおける各ビットは、一つのLCGに対応し、対応するLCGに基づいて反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられる、請求項5に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項9】
前記BSR MAC CEは、少なくとも一部のLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第一の反復回数指示を含み、又は
前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第二の反復回数指示を含む、請求項5に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項10】
前記方法は、
IABノードが、受信した第一の反復プリエンプティブBSRに基づいて、親IABノードに送信する第二の反復プリエンプティブBSRを生成する場合、前記第一の反復プリエンプティブBSRにおける第一の反復回数指示又は第二の反復回数指示の値から1を減算し、前記第二の反復プリエンプティブBSRに書き込むことをさらに含む、請求項9に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項11】
前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットを指示するための時間バジェット指示を含む、請求項5に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項12】
前記方法は、
IABノードが、受信した第一の反復プリエンプティブBSRに基づいて、親IABノードに送信する第二の反復プリエンプティブBSRを生成する場合、前記第一の反復プリエンプティブBSRにおける時間バジェット指示の値から、本ホップでスケジューリングされる上りリンク伝送プロセスに必要な時間バジェットを減算して残りの時間バジェットを得、前記残りの時間バジェットを前記第二の反復プリエンプティブBSRの時間バジェット指示の値とすることをさらに含む、請求項11に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項13】
プリエンプティブバッファ状態レポートBSRの配置方法であって、
集中ユニットCUが自己バックホールIABノードにプリエンプティブBSRの配置パラメータを送信することを含み、前記配置パラメータは、前記IABノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられ、前記反復プリエンプティブBSRは、IABノードが受信したプリエンプティブBSRに基づいて生成した、親IABノードに送信するプリエンプティブBSRである、プリエンプティブバッファ状態レポートBSRの配置方法。
【請求項14】
前記配置パラメータは、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルグループLCGリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルLCHリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるデータ無線ベアラDRBリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる業務タイプリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるユーザ機器UEのタイプと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数と、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットとのうちの少なくとも一つを含む、請求項13に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項15】
前記配置パラメータは、
前記IABノードの後続の中間ノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するための第一の指示情報と、
前記IABノードの後続の中間ノードが、受信したプリエンプティブBSRに基づいて、反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを決定することを指示するための第二の指示情報とのうちのいずれか一つをさらに含む、請求項13又は14に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項16】
前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生する場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーせず、前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生しない場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーする、請求項15に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項17】
前記配置パラメータは、BSRメディアアクセス制御MAC制御要素CEに運ばれる、請求項14に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項18】
前記BSR MAC CEは、一つ又は複数の論理チャネルLCID識別子値を含み、前記一つ又は複数のLCID値は、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数をそれぞれ指示する、請求項17に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項19】
プリエンプティブBSRがトリガーされた後に、前記一つ又は複数のLCID値から、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示する一つのLCID値を選択することをさらに含む、請求項18に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項20】
前記BSR MAC CEは、第一のビットマップを含み、前記第一のビットマップにおける各ビットは、一つのLCGに対応し、対応するLCGに基づいて反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられる、請求項17に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項21】
前記BSR MAC CEは、少なくとも一部のLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第一の反復回数指示を含み、又は
前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第二の反復回数指示を含む、請求項17に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項22】
前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットを指示するための時間バジェット指示を含む、請求項17に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項23】
プリエンプティブバッファ状態レポートBSRの配置装置であって、
プリエンプティブBSRの配置パラメータを受信するための受信モジュールを含み、前記配置パラメータは、IABノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられ、前記反復プリエンプティブBSRは、前記IABノードが受信したプリエンプティブBSRに基づいて生成した、親IABノードに送信するプリエンプティブBSRである、プリエンプティブバッファ状態レポートBSRの配置装置。
【請求項24】
前記配置パラメータは、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルグループLCGリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルLCHリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるデータ無線ベアラDRBリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる業務タイプリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるユーザ機器UEのタイプと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数と、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットとのうちの少なくとも一つを含む、請求項23に記載のプリエンプティブBSRの配置装置。
【請求項25】
前記配置パラメータは、
前記IABノードの後続の中間ノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するための第一の指示情報と、
前記IABノードの後続の中間ノードが、受信したプリエンプティブBSRに基づいて、反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを決定することを指示するための第二の指示情報とのうちのいずれか一つをさらに含む、請求項23又は24に記載のプリエンプティブBSRの配置装置。
【請求項26】
前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生する場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーせず、前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生しない場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーする、請求項25に記載のプリエンプティブBSRの配置装置。
【請求項27】
前記配置パラメータは、BSRメディアアクセス制御MAC制御要素CEに運ばれる、請求項24に記載のプリエンプティブBSRの配置装置。
【請求項28】
前記BSR MAC CEは、一つ又は複数の論理チャネル識別子LCID値を含み、前記一つ又は複数のLCID値は、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数をそれぞれ指示する、請求項27に記載のプリエンプティブBSRの配置装置。
【請求項29】
プリエンプティブBSRがトリガーされた後に、前記一つ又は複数のLCID値から、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示する一つのLCID値を選択するための処理モジュールをさらに含む、請求項28に記載のプリエンプティブBSRの配置装置。
【請求項30】
前記BSR MAC CEは、第一のビットマップを含み、前記第一のビットマップにおける各ビットは、一つのLCGに対応し、対応するLCGに基づいて反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられる、請求項27に記載のプリエンプティブBSRの配置装置。
【請求項31】
前記BSR MAC CEは、少なくとも一部のLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第一の反復回数指示を含み、又は
前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第二の反復回数指示を含む、請求項27に記載のプリエンプティブBSRの配置装置。
【請求項32】
前記装置は、
IABノードが、受信した第一の反復プリエンプティブBSRに基づいて、親IABノードに送信する第二の反復プリエンプティブBSRを生成する場合、前記第一の反復プリエンプティブBSRにおける第一の反復回数指示又は第二の反復回数指示の値から1を減算し、前記第二の反復プリエンプティブBSRに書き込むための第一の生成モジュールをさらに含む、請求項31に記載のプリエンプティブBSRの配置装置。
【請求項33】
前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットを指示するための時間バジェット指示を含む、請求項27に記載のプリエンプティブBSRの配置装置。
【請求項34】
前記装置は、
IABノードが、受信した第一の反復プリエンプティブBSRに基づいて、親IABノードに送信する第二の反復プリエンプティブBSRを生成する場合、前記第一の反復プリエンプティブBSRにおける時間バジェット指示の値から、本ホップでスケジューリングされる上りリンク伝送プロセスに必要な時間バジェットを減算して残りの時間バジェットを得、前記残りの時間バジェットを前記第二の反復プリエンプティブBSRの時間バジェット指示の値とするための第二の生成モジュールをさらに含む、請求項33に記載のプリエンプティブBSRの配置装置。
【請求項35】
プリエンプティブバッファ状態レポートBSRの配置装置であって、
自己バックホールIABノードにプリエンプティブBSRの配置パラメータを送信するための送信モジュールを含み、前記配置パラメータは、前記IABノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられ、前記反復プリエンプティブBSRは、IABノードが受信したプリエンプティブBSRに基づいて生成した、親IABノードに送信するプリエンプティブBSRである、プリエンプティブバッファ状態レポートBSRの配置装置。
【請求項36】
前記配置パラメータは、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルグループLCGリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルLCHリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるデータ無線ベアラDRBリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる業務タイプリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるユーザ機器UEのタイプと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数と、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットとのうちの少なくとも一つを含む、請求項35に記載のプリエンプティブBSRの配置装置。
【請求項37】
前記配置パラメータは、
前記IABノードの後続の中間ノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するための第一の指示情報と、
前記IABノードの後続の中間ノードが、受信したプリエンプティブBSRに基づいて、反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを決定することを指示するための第二の指示情報とのうちのいずれか一つをさらに含む、請求項35又は36に記載のプリエンプティブBSRの配置装置。
【請求項38】
前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生する場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーせず、前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生しない場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーする、請求項37に記載のプリエンプティブBSRの配置装置。
【請求項39】
前記配置パラメータは、BSRメディアアクセス制御MAC制御要素CEに運ばれる、請求項36に記載のプリエンプティブBSRの配置装置。
【請求項40】
前記BSR MAC CEは、一つ又は複数の論理チャネル識別子LCID値を含み、前記一つ又は複数のLCID値は、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数をそれぞれ指示する、請求項39に記載のプリエンプティブBSRの配置装置。
【請求項41】
プリエンプティブBSRがトリガーされた後に、前記一つ又は複数のLCID値から、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示する一つのLCID値を選択するための処理モジュールをさらに含む、請求項40に記載のプリエンプティブBSRの配置装置。
【請求項42】
前記BSR MAC CEは、第一のビットマップを含み、前記第一のビットマップにおける各ビットは、一つのLCGに対応し、対応するLCGに基づいて反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられる、請求項39に記載のプリエンプティブBSRの配置装置。
【請求項43】
前記BSR MAC CEは、少なくとも一部のLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第一の反復回数指示を含み、又は
前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第二の反復回数指示を含む、請求項39に記載のプリエンプティブBSRの配置装置。
【請求項44】
前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットを指示するための時間バジェット指示を含む、請求項39に記載のプリエンプティブBSRの配置装置。
【請求項45】
電子機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項1~12のいずれか1項に記載の方法のステップを実現し、又は請求項13~22のいずれか1項に記載の方法のステップを実現する、電子機器。
【請求項46】
可読記憶媒体であって、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶され、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、請求項1~12のいずれか1項に記載の方法のステップを実現し、又は請求項13~22のいずれか1項に記載の方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【請求項47】
チップであって、プロセッサと通信インターフェースを含み、ここで、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、請求項1~12のいずれか1項に記載のプリエンプティブBSRの配置方法のステップを実現し、又は請求項13~22のいずれか1項に記載のプリエンプティブBSRの配置方法のステップを実現するために用いられる、チップ。
【請求項48】
コンピュータプログラム製品であって、前記プログラム製品が非揮発性の記憶媒体に記憶されており、前記プログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、請求項1~12のいずれか1項に記載のプリエンプティブBSRの配置方法のステップを実現し、又は請求項13~22のいずれか1項に記載のプリエンプティブBSRの配置方法のステップを実現する、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年10月19日に中国で提出された中国特許出願番号No.202011120095.2の優先権を主張しており、同出願の内容のすべては、ここに参照として取り込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術分野に関し、特にプリエンプティブBSRの配置方法、装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
現在のプロトコルに従って、一つの自己バックホール(integrated access backhaul、IAB)ノードは、受信したプリエンプティブBSRに基づいて、親IABノードに送信するプリエンプティブBSRをトリガーすることができない。しかしながら、プリエンプティブBSRがプリエンプティブBSRをトリガーできないと、バックホールリンクが長い場合、バックホールリンクサービスの低遅延要求の業務を使用する時、複数ホップの上りリンク無線伝送による長遅延問題がひどい。プリエンプティブBSRプログラムを採用するが、上りリンクの伝送遅延は、依然として下りリンクの伝送遅延よりも明らかに大きい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例は、伝送遅延を減少させるとともに、プリエンプティブBSRによる上りリンク伝送許可の浪費を低減させることができるプリエンプティブBSRの配置方法、装置及び電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一の態様によれば、本出願の実施例は、反復プリエンプティブBSRの配置方法を提供し、この反復プリエンプティブBSRの配置方法は、
自己バックホールIABノードがプリエンプティブBSRの配置パラメータを受信することを含み、前記配置パラメータは、前記IABノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられ、前記反復プリエンプティブBSRは、IABノードが受信したプリエンプティブBSRに基づいて生成した、親IABノードに送信するプリエンプティブBSRである。
【0006】
第二の態様によれば、本出願の実施例は、反復プリエンプティブBSRの配置方法を提供し、この反復プリエンプティブBSRの配置方法は、
集中ユニットCUが自己バックホールIABノードにプリエンプティブBSRの配置パラメータを送信することを含み、前記配置パラメータは、前記IABノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられ、前記反復プリエンプティブBSRは、IABノードが受信したプリエンプティブBSRに基づいて生成した、親IABノードに送信するプリエンプティブBSRである。
【0007】
第三の態様によれば、本出願の実施例は、IABノードに用いられる反復プリエンプティブBSRの配置装置を提供し、この反復プリエンプティブBSRの配置装置は、
プリエンプティブBSRの配置パラメータを受信するための受信モジュールを含み、前記配置パラメータは、前記IABノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられ、前記反復プリエンプティブBSRは、IABノードが受信したプリエンプティブBSRに基づいて生成した、親IABノードに送信するプリエンプティブBSRである。
【0008】
第四の態様によれば、本出願の実施例は、集中ユニットに用いられる反復プリエンプティブBSRの配置装置を提供し、この反復プリエンプティブBSRの配置装置は、
自己バックホールIABノードにプリエンプティブBSRの配置パラメータを送信するための送信モジュールを含み、前記配置パラメータは、前記IABノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられ、前記反復プリエンプティブBSRは、IABノードが受信したプリエンプティブBSRに基づいて生成した、親IABノードに送信するプリエンプティブBSRである。
【0009】
第五の態様によれば、本出願の実施例は、電子機器をさらに提供し、この電子機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、以上に記載の方法のステップを実現する。
【0010】
第六の態様によれば、本出願の実施例は、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶され、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、以上に記載の方法のステップを実現する。
【0011】
第七の態様によれば、本出願の実施例は、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、第一の態様又は第二の態様に記載の方法を実現するために用いられる。
【0012】
第八の態様によれば、コンピュータプログラム製品を提供し、前記プログラム製品が非揮発性の記憶媒体に記憶されており、前記プログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、第一の態様に記載の方法を実現し、又は第二の態様に記載の方法を実現する。
【発明の効果】
【0013】
本出願の実施例では、集中ユニットは、IABノードにプリエンプティブBSRの配置パラメータを送信し、IABノードは、実際の状況に応じて、プリエンプティブBSRに基づいてプリエンプティブBSRをトリガーできるかどうかを正確に制御することができ、伝送遅延を減少させるとともに、プリエンプティブBSRによる上りリンク伝送許可の浪費を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図4】UL grantとBSRに基づいてプリエンプティブBSRをトリガーする概略図を示す。
【
図5】プリエンプティブBSRのMAC CEのフォーマット概略図を示す。
【
図6】本出願の実施例のIABノード側の反復プリエンプティブBSRの配置方法のフローチャートを示す。
【
図7】本出願の実施例の集中ユニット側の反復プリエンプティブBSRの配置方法のフローチャートを示す。
【
図8】本出願の具体的な実施例の反復プリエンプティブBSRのフローチャートを示す。
【
図9】本出願の実施例のBSR MAC CEのフォーマット概略図を示す。
【
図10】本出願の実施例のIABノード側の反復プリエンプティブBSRの配置装置の構造概略図を示す。
【
図11】本出願の実施例の集中ユニット側の反復プリエンプティブBSRの配置装置の構造概略図を示す。
【
図12】本出願の実施例の端末の構成概略図を示す。
【
図13】本出願の実施例のネットワーク側機器の構成概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下は、本出願の実施例における図面
を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者により得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0016】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用されるデータは、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能である。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0017】
本明細書に記述された技術は、ロングタームエボリューション型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限られず、様々な無線通信システム、例えば符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一キャリア周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)と他のシステムにも適用できる。用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用される。CDMAシステムは、例えば、CDMA2000、ユニバーサル地上ラジオアクセス(Universal Terrestrial Radio Access、UTRA)などのラジオ技術を実現することができる。UTRAは、ブロードバンドCDMA(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))と他のCDMA変形を含む。TDMAシステムは、例えば、グローバル移動通信システム(Global System for Mobile Communication、GSM)などのようなラジオ技術を実現することができる。OFDMAシステムは、例えば、ウルトラモバイルブロードバンド(UltraMobile Broadband、UMB)、進化型UTRA(Evolution-UTRA、E-UTRA)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、FLASH(登録商標)-OFDMなどのラジオ技術を実現することができる。UTRAとE-UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)の一部である。LTEとより高級のLTE(例えばLTE-A)は、E-UTRAを使用する新たなUMTSバージョンである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A及びGSMは、「第三世代パートナーシッププロジェクト」(3rd Generation Partnership Project、3GPP(登録商標)と名付けられた組織からの文献に記載されている。CDMA2000とUMBは、「第三世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP(登録商標)2)と名付けられた組織からの文献に記載されている。本明細書に記述された技術は、以上に言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。以下の記述は、例示の目的でNRシステムを記述するとともに、以下のほとんどの記述においてNR用語を使用しているが、これらの技術は、NRシステム応用以外の応用にも適用できる。
【0018】
以下の記述は、請求項に述べられた範囲、適用性又は配置を限定するのではなく、例を提供する。本開示の精神と範囲から逸脱することなく、討論された要素の機能と配置を変更することができる。様々な例は、適切に様々な規程またはアセンブリを省略し、代替し、または追加することができる。例えば、記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0019】
図1を参照すると、
図1は、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図を示す。無線通信システムは、端末11とネットワーク側機器12を含む。ここで、端末11は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、端末11は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、モバイルインターネットディバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器などの端末側機器であってもよく、説明すべきこととして、本出願の実施例では端末11の具体的なタイプを限定しない。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワークであってもよく、ここで、上記基地局は、5G及びそれ以降のバージョンの基地局(例えば、gNB、5G NR NBなど)、又は他の通信システムにおける基地局(例えば、eNB、WLANアクセスポイント、又は他のアクセスポイントなど)、又は位置サーバ(例えば、E-SMLC又はLMF(Location Manager Function))であってもよく、ここで、基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station、BTS)、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベーシックサービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、家庭用Bノード、家庭用進化型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限らず、説明すべきこととして、本出願の実施例においてNRシステムにおける基地局のみを例にするが、本出願の実施例基地局は、具体的なタイプと具体通信システムを限定するものではない。
【0020】
図2は、自己バックホール(integrated access backhaul、IAB)システムの概略図を示す。IABノードは、分散型ユニット(Distributed Unit、DU)機能部分と移動端末(Mobile Termination、MT)機能部分を含む。MTにより、一つのアクセスポイント(即ちIAB node)は、一つの上流アクセスポイント(parent IAB node)を発見し、上流アクセスポイントのDUと無線接続を確立することができ、この無線接続は、バックホールリンク(backhaul link)と呼ばれる。一つのIABノードが完全なバックホールリンクを確立した後に、このIABノードは、そのDU機能を開き、DUは、セルサービスを提供し、即ちDUは、ユーザ機器(User Equipment、UE)にアクセスサービスを提供することができる。一つの自己バックホール回路は、一つのドナー(donor)IABノード(又はIAB donorと呼ばれる)を含み、donor IABノードは、直接接続される有線伝送網を有する。ここで、Accessは、アクセスであり、Access IAB nodeは、アクセスIABノードであり、Intermediate IABノードは、中間IABノードであり、cable transportは、有線伝送である。
【0021】
図3は、IABシステムのCU-DU(Centralized Unit-Distributed Unit)構造図である。一つの自己バックホール回路では、すべてのIABノードのDUは、いずれも一つの集中ユニット(Centralized Unit、CU)ノードに接続され、この一つのノードは、F1プロトコル(F1 Application Protocol、又はF1 control protocol)を介してDUを配置する。CUは、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)プロトコルを介して、MTを配置する。Donor IABノードは、MT機能部分がない。
【0022】
IABシステムの導入は、アクセスポイントが密集して配備されると、有線伝送網の配備が不十分であることを解決するためである。即ち、有線伝送ネットワークがないと、アクセスポイントは、無線バックホールに依存することができる。
【0023】
上りリンクのデータ伝送遅延を低減させるために、一つのIABノードは、UE又は下流ノードのバッファ状態レポート(Buffer Status Report、BSR)を受信した後に、プリエンプティブBSR(Pre-emptive BSR)をトリガーしてもよく、下流IABノード又はUEに送信した上りリンク伝送許可(UL grant)に基づいてトリガーするかどうかを決めてもよい。二つのプリエンプティブBSRのトリガーメカニズムは、
図4に示される。将来受信したいデータに基づいてプリエンプティブBSRを決定するこのような方法では、上流ノードは、予想されるデータに基づいて早めにスケジューリングすることで、伝送遅延を低減させることができる。ここで、Child Nodeは、子ノードであり、Parent Nodeは、親ノードであり、Regular BSRは、通常BSRであり、Dataは、データである。
【0024】
現在では、プリエンプティブBSRは、長いBSRメディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)制御要素(Control element、CE)と同じフォーマットで伝送され、プリエンプティブBSR MAC CEのフォーマットは、
図5に示され、ここで、LCG(Logical Channel Group)は、論理チャネルグループであり、Buffer Sizeは、バッファの大きさである。
【0025】
現在のプロトコルに従って、一つのIABノードは、受信したプリエンプティブBSRに基づいて、親IABノードに送信するプリエンプティブBSRをトリガーすることができない。しかしながら、プリエンプティブBSRがプリエンプティブBSRをトリガーできないと、バックホールリンクが長い場合、バックホールリンクサービスの低遅延要求の業務を使用する時、複数ホップの上りリンク無線伝送による長遅延問題がひどい。プリエンプティブBSRプログラムを採用するが、上りリンクの伝送遅延は、依然として下りリンクの伝送遅延よりも明らかに大きい。これに基づいて、ネットワークが最適化されたプリエンプティブBSRのプログラムを使用でき、低遅延業務の品質要求を満たすために、プリエンプティブBSRに基づいてプリエンプティブBSRをトリガーする方法をさらに研究する必要がある。
【0026】
他方では、一つのIABノード(IAB N1)にその親IABノードへのプリエンプティブBSRのトリガーと伝送が配置されており、その親IABノード(IAB N2)が受信したプリエンプティブBSRに基づいて、このIABノードに上りリンク伝送許可を送信する場合、IAB N2は、これらの上りリンク伝送許可に基づいて、より上位の親IABノード(IAB N3)へのプリエンプティブBSRをトリガーすることができる。しかしながら、無線リンク伝送の不確実性のため、IAB N2が実際に受信したデータ量は、予想される受信したデータ量と比較して大きな差がある可能性がある。予想されるデータが到着しない場合、IAB N3が受信したプリエンプティブBSRに基づいてIAB N2に送信する上りリンク伝送許可の浪費を引き起こしてしまう。IAB N2がこれらの伝送許可に基づいてIAB N3に送信するプリエンプティブBSRをトリガーしない場合、IAB N2が、IAB N1がこれらの上りリンク伝送許可に基づいて送信したデータを受信すれば、IAB N2は、従来のBSRプロセスをトリガーし、IAB N1に上りリンク伝送許可を要求する必要があり、この間に比較的大きい伝送遅延があり、プリエンプティブBSRに基づいてプリエンプティブBSRをトリガーする方案は、できるだけリソース浪費の問題を克服する必要がある。
【0027】
本出願の実施例は、プリエンプティブバッファ状態レポートBSRの配置方法を提供し、
図6に示すように、以下を含む。
【0028】
ステップ101:自己バックホールIABノードは、プリエンプティブBSRの配置パラメータを受信し、前記配置パラメータは、前記IABノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられ、前記反復プリエンプティブBSRは、IABノードが受信したプリエンプティブBSRに基づいて生成した、親IABノードに送信するプリエンプティブBSRである。
【0029】
本出願の実施例では、集中ユニットは、IABノードにプリエンプティブBSRの配置パラメータを送信し、IABノードは、実際の状況に応じて、プリエンプティブBSRに基づいてプリエンプティブBSRをトリガーできるかどうかを正確に制御することができ、伝送遅延を減少させるとともに、プリエンプティブBSRによる上りリンク伝送許可の浪費を低減させることができる。
【0030】
本出願の実施例では、CUは、上流IABノードが、受信したプリエンプティブBSRに基づいてさらにプリエンプティブBSRをトリガーするかどうか、及び受信したプリエンプティブBSRに基づいてさらにプリエンプティブBSRをどのようにトリガーするかをアクセスIABノード(access IAB node)が決定するように配置することができ、新たなプリエンプティブBSR MAC CEフォーマットを含む。一つの上流IABノードは、受信したプリエンプティブBSRにおける指示及び/又はCUの予め配置に基づいて、さらにプリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを決定することができる。このように、CUとIABノードは、場合によって、プリエンプティブBSRに基づいてプリエンプティブBSRをトリガーできるかどうかを正確に制御し、上りリンク伝送許可の浪費を減少させることができる。
【0031】
本実施例では、反復プリエンプティブBSRを生成するよう親IABノードに指示できるプリエンプティブBSRは、初期反復プリエンプティブBSRと呼ばれ、受信したプリエンプティブBSRに基づいて生成したプリエンプティブBSRは、反復プリエンプティブBSRと呼ばれてもよい。
【0032】
いくつかの実施例では、前記配置パラメータは、以下のうちの少なくとも一つを含む。
【0033】
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルグループLCGリスト。一つの具体的な例では、UE1にLCG1とLCG2が配置されており、CUは、IABノードがLCG1に基づいて反復プリエンプティブBSRをトリガーできるように配置し、且つIABノードがLCG2に基づいて反復プリエンプティブBSRをトリガーするように配置していない。IABノードが受信したUEからのBSRが、LCG1にデータがあり又はLCG1とLCG2にいずれもデータがあることを指示する場合、親IABノードに送信する初期反復プリエンプティブBSRにおいて、LCG1に基づいて反復プリエンプティブBSRをトリガーできることを指示することができる。IABノードが受信したUEからのBSRが、LCG1にデータがないがLCG2にデータがあることを指示する場合、親IABノードに送信する初期反復プリエンプティブBSRにおいて、反復プリエンプティブBSRをトリガーすることを指示することができない。
【0034】
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルLCHリスト。
【0035】
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるデータ無線ベアラDRBリスト。
【0036】
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる業務タイプリスト。
【0037】
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるユーザ機器UEのタイプ。一つの具体的な例では、アクセスIABノードがUEの主な業務に基づいて、初期反復プリエンプティブBSRのトリガーを許容するかどうかを決定するように配置してもよく、例えばCUは、アクセスIABノードが超信頼性低延長通信(Ultra-reliable and Low Latency Communication、URLLC)UEからのBSRに基づいて、初期反復プリエンプティブBSRをトリガーするように配置してもよく、別の具体的な例では、CUは、アクセスIABノードがある具体的なUEに対して、初期反復プリエンプティブBSRをトリガーするように直接に配置してもよく、例えば、アクセスIABノードが高付加値のUEのBSRに基づいて、初期反復プリエンプティブBSRをトリガーするように配置してもよい。
【0038】
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数(number of iterations)。LCG、LCH、DRB、業務タイプ又はUEに従って配置してもよく、この回数により、業務データ情報をプリエンプティブ伝送できるホップ(hop)数を指示することができる。
【0039】
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェット。LCG、LCH、DRB、業務タイプ又はUEに従って配置してもよく、この時間バジェットにより、業務データバッファ情報をどのぐらいの予想時間内に上流IABノードへ反復伝送できるかを指示することができる。
【0040】
本実施例では、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数及び時間バジェットを導入し、無制限の反復プリエンプティブBSR伝送により、実際に伝送できるデータ量と、上りリンクバッファ報告との誤差が複数ホップの後に過大に拡大してプリエンプティブ報告の意味を失うことを回避し、上りリンク伝送許可の浪費を回避することができる。他方では、反復プリエンプティブBSRが経る時間が長すぎると、IABノードの上りリンクバッファ状況が新たな業務データの生成によって変化し、プリエンプティブBSR報告のバッファ状況と実際のバッファ状況との差が大きくなり、この時、プリエンプティブBSRに基づいてさらに反復プリエンプティブBSRをトリガーすると、意味を失う。
【0041】
いくつかの実施例では、前記配置パラメータは、
前記IABノードの後続の中間ノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するための第一の指示情報と、
前記IABノードの後続の中間ノードが、受信したプリエンプティブBSRに基づいて、反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを決定することを指示するための第二の指示情報とのうちのいずれか一つをさらに含む。
【0042】
いくつかの実施例では、前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生する場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーせず、前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生しない場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーする。
【0043】
一つの具体的な実施例では、反復プリエンプティブBSRのトリガーフローは、
図8に示され、CUがIAB N1、IAB N2とIAB N3が反復プリエンプティブBSRをトリガーするように配置し、IAB N1が反復プリエンプティブBSRのトリガーと送信を決定する場合、IAB N1は、IAB N2に初期反復プリエンプティブBSR1(それに反復指示パラメータが運ばれる)を送信し、IAB N2は、プリエンプティブBSR1に運ばれた反復パラメータに基づいて、さらに反復プリエンプティブBSRをトリガーできると決定し、IAB N2は、IAB N3に反復プリエンプティブBSR2(それに反復指示パラメータが運ばれる)を送信する。IAB N1が一般的なプリエンプティブBSR(即ち反復できないプリエンプティブBSR)のトリガーと送信を決定する場合、IAB N1は、IAB N2にプリエンプティブBSR3(これに、反復できないことが指示される)を送信し、IAB N2は、プリエンプティブBSR3を受信した後に、さらに反復プリエンプティブBSRをトリガーしないと決定する。
【0044】
ここで、CUは、後続の中間ノードが受信したプリエンプティブBSR情報に従って、反復プリエンプティブBSRをトリガーすると決定するように配置してもよく、又は、CUは、後続の中間ノードが受信したプリエンプティブBSR情報に従って、反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを決定するように配置してもよい。例えば、一つの中間IABノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生する場合、この中間IABノードは、一時的に反復プリエンプティブBSRをトリガーせず、親IABノードへの上りリンクリンクに発生する輻輳が解消した後に、反復プリエンプティブBSRを正常にトリガーしてもよい。この上りリンクリンクに輻輳が発生するかどうかの判断は、伝送すべき上りリンクデータ量が予め設定される閾値を超えることに基づいて決定することができる。
【0045】
いくつかの実施例では、前記配置パラメータは、BSRメディアアクセス制御MAC制御要素CEに運ばれてもよい。
【0046】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、一つ又は複数の論理チャネル識別子(Logical Channel Identity、LCID)値を含み、前記一つ又は複数のLCID値は、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数をそれぞれ指示する。
【0047】
いくつかの実施例では、前記方法は、
プリエンプティブBSRがトリガーされた後に、前記一つ又は複数のLCID値から、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示する一つのLCID値を選択することをさらに含む。
【0048】
本実施例では、従来のプリエンプティブBSRのMAC CEフォーマットをそのまま用いることができ、これは
図5に示すとおりである。新たなLCIDを用いて、反復プリエンプティブBSR及び反復回数を指示する。一つの具体的な例では、多くとも一回反復できると予め定義する場合、元のLCIDの代わりに一つの新たなLCIDが必要となる。一つのIABノードは、この新たなLCID付きのプリエンプティブBSRを受信した後に、このプリエンプティブBSRに基づいてさらにプリエンプティブBSRをトリガーする時、既存のプリエンプティブBSR MAC CEフォーマットを使用してもよい。別の具体的な例では、多くとも2回反復できると予め定義する場合、LCID1(一回反復できることに対応)とLCID2(二回反復できることに対応)の二つの新たなLCIDを必要とし、一つのIABノードは、LCID2を運ぶプリエンプティブBSR MAC CEを受信すると、さらにプリエンプティブBSRをトリガーできると決定し、LCID1を運ぶプリエンプティブBSR MAC CEを発生させる。その親IABノードは、LCID1を運ぶプリエンプティブBSR MAC CEを受信した後に、行為は、以上の例と同じである。なお、ここでのLCIDは、従来のLCID(6ビット)又はeLCID(extended LCID、拡張されたLCID、8ビット又は16ビット)であってもよい。この方法は、新たなBSR MAC CE PDUフォーマットを必要としない。
【0049】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、第一のビットマップを含み、前記第一のビットマップにおける各ビットは、一つのLCGに対応し、対応するLCGに基づいて反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられる。
【0050】
本実施例では、一つの新たなプリエンプティブBSR MAC CEフォーマットを導入することができ、これに一つの bitmapを導入し、各LCGは、親IABノードがこのLCGに基づいてさらに反復プリエンプティブBSRをトリガーできるかどうかを指示するための一つのbitに対応し、このMAC CEのフォーマットは、
図9に示され、シャドー部分により指示されるLCGiビットセット(即ち値が1)は、このLCGのバッファ報告に基づいて、反復プリエンプティブBSRをトリガーできることを表し、その逆はできない。
【0051】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、少なくとも一部のLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第一の反復回数指示を含み、又は
前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第二の反復回数指示を含む。
【0052】
本実施例では、反復プリエンプティブBSR MAC CEと呼ばれる一つの新たなプリエンプティブBSR MAC CEフォーマットを導入することができ、これには、反復プリエンプティブBSRをトリガーできるかどうか又は反復プリエンプティブBSRの回数を指示する指示が運ばれる。一方式では、反復プリエンプティブBSR MAC CEは、一つの反復回数指示を運び、一部又はすべてのLCGの反復回数を指示し、例えば優先度が最も高いLCGの反復できる回数のみを指示する。別の方式では、反復プリエンプティブBSR MAC CEは、複数の反復回数指示を運び、各反復回数は、一つ又は複数のLCGの反復回数を指示し、一つの具体的な例では、各LCGは、対応するLCGのプリエンプティブBSRの反復回数を指示する一つの付随する反復回数指示フィールドを有し、別の具体的な例では、複数のLCGは、これらのLCGのプリエンプティブBSRの反復回数を指示する一つの付随する反復回数指示フィールドを共有する。
【0053】
いくつかの実施例では、前記方法は、
IABノードが、受信した第一の反復プリエンプティブBSRに基づいて、親IABノードに送信する第二の反復プリエンプティブBSRを生成する場合、前記第一の反復プリエンプティブBSRにおける第一の反復回数指示又は第二の反復回数指示の値から1を減算し、前記第二の反復プリエンプティブBSRに書き込むことをさらに含む。
【0054】
即ち新たなプリエンプティブBSR MAC CEフォーマットを採用し、このプリエンプティブBSR MAC CEフォーマットが反復プリエンプティブBSRの回数を含む場合、一つのIABノードが受信した反復プリエンプティブBSRに基づいて、新たな反復プリエンプティブBSRを発生させる時、受信した反復プリエンプティブBSRにより指示される反復回数から1を減算し、生成した反復プリエンプティブBSRに書き込むべきである。受信した反復プリエンプティブBSRにおけるある反復回数指示フィールドが0である場合、この反復回数指示フィールドに対応するLCGに基づいて、新たな反復プリエンプティブBSRをトリガー又は発生できないことを表し、即ち、受信した反復プリエンプティブBSRが一つ又は複数の反復回数指示フィールドを含み、且つそのうち少なくとも一つの反復回数指示フィールドが0よりも大きい場合、0よりも大きい反復回数指示フィールドに対応するLCGのバッファ状況に応じて、親IABノードに送信する反復プリエンプティブBSRをさらにトリガー又は発生でき、すべての反復回数指示フィールドがいずれも0である場合、この反復プリエンプティブBSRに基づいて、親IABノードに送信する反復プリエンプティブBSRをトリガー又は発生できない。
【0055】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットを指示するための時間バジェット指示を含む。
【0056】
本実施例では、反復プリエンプティブBSR MAC CEと呼ばれる一つの新たなプリエンプティブBSR MAC CEフォーマットを導入することができ、これは、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる予想時間バジェットを指示する指示を運ぶ。この時間バジェットは、LCGに従って配置されてもよく、一つ又は複数又はすべてのLCGは、一つの時間バジェット指示を有することができ、一つのIABノードが受信した反復プリエンプティブBSRにおいて指示される時間バジェットがこのIABノードによる対応する上りリンク伝送プロセスのスケジューリングに必要な時間バジェットよりも大きい場合、さらに反復プリエンプティブBSRをトリガーすることができ、その逆はできない。
【0057】
いくつかの実施例では、前記方法は、
IABノードが、受信した第一の反復プリエンプティブBSRに基づいて、親IABノードに送信する第二の反復プリエンプティブBSRを生成する場合、前記第一の反復プリエンプティブBSRにおける時間バジェット指示の値から、本ホップでスケジューリングされる上りリンク伝送プロセスに必要な時間バジェットを減算して残りの時間バジェットを得、前記残りの時間バジェットを前記第二の反復プリエンプティブBSRの時間バジェット指示の値とすることをさらに含む。
【0058】
即ち新たなプリエンプティブBSR MAC CEフォーマットを採用し、このプリエンプティブBSR MAC CEフォーマットが反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットを含む場合、IABノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーできると決定すると、受信した反復プリエンプティブBSRにより指示される時間バジェットから、本ホップでスケジューリングされる上りリンク伝送プロセスに必要な時間バジェットを減算して残りの時間バジェットを得、発生する反復プリエンプティブBSRに書き込み、発生する新たな反復プリエンプティブBSRを親IABノードに送信すべきである。
【0059】
本出願の実施例は、プリエンプティブバッファ状態レポートBSRの配置方法をさらに提供し、
図7に示すように、
集中ユニットCUが自己バックホールIABノードにプリエンプティブBSRの配置パラメータを送信することを含み、前記配置パラメータは、前記IABノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられ、前記反復プリエンプティブBSRは、IABノードが受信したプリエンプティブBSRに基づいて生成した、親IABノードに送信するプリエンプティブBSRである。
【0060】
本出願の実施例では、CUは、上流IABノードが、受信したプリエンプティブBSRに基づいてさらにプリエンプティブBSRをトリガーするかどうか、及び受信したプリエンプティブBSRに基づいてさらにプリエンプティブBSRをどのようにトリガーするかをアクセスIABノード(access IAB node)が決定するように配置することができ、新たなプリエンプティブBSR MAC CEフォーマットを含む。一つの上流IABノードは、受信したプリエンプティブBSRにおける指示及び/又はCUの予め配置に基づいて、さらにプリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを決定することができる。このように、CUとIABノードは、場合によって、プリエンプティブBSRに基づいてプリエンプティブBSRをトリガーできるかどうかを正確に制御し、上りリンク伝送許可の浪費を減少させることができる。
【0061】
いくつかの実施例では、前記配置パラメータは、以下のうちの少なくとも一つを含む。
【0062】
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルグループLCGリスト。一つの具体的な例では、UE1にLCG1とLCG2が配置されており、CUは、IABノードがLCG1に基づいて反復プリエンプティブBSRをトリガーできるように配置し、且つIABノードがLCG2に基づいて反復プリエンプティブBSRをトリガーするように配置していない。IABノードが受信したUEからのBSRが、LCG1にデータがあり又はLCG1とLCG2にいずれもデータがあることを指示する場合、親IABノードに送信する初期反復プリエンプティブBSRにおいて、LCG1に基づいて反復プリエンプティブBSRをトリガーできることを指示することができる。IABノードが受信したUEからのBSRが、LCG1にデータがないがLCG2にデータがあることを指示する場合、親IABノードに送信する初期反復プリエンプティブBSRにおいて、反復プリエンプティブBSRをトリガーすることを指示することができない。
【0063】
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルLCHリスト。
【0064】
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるデータ無線ベアラDRBリスト。
【0065】
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる業務タイプリスト。
【0066】
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるユーザ機器UEのタイプ。一つの具体的な例では、アクセスIABノードがUEの主な業務に基づいて、初期反復プリエンプティブBSRのトリガーを許容するかどうかを決定するように配置してもよく、例えばCUは、アクセスIABノードが超信頼性低延長通信(Ultra-reliable and Low Latency Communication、URLLC)UEからのBSRに基づいて、初期反復プリエンプティブBSRをトリガーするように配置してもよく、別の具体的な例では、CUは、アクセスIABノードがある具体的なUEに対して、初期反復プリエンプティブBSRをトリガーするように直接に配置してもよく、例えば、アクセスIABノードが高付加値のUEのBSRに基づいて、初期反復プリエンプティブBSRをトリガーするように配置してもよい。
【0067】
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数(number of iterations)。LCG、LCH、DRB、業務タイプ又はUEに従って配置してもよく、この回数により、業務データ情報をプリエンプティブ伝送できるホップ(hop)数を指示することができる。
【0068】
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェット。LCG、LCH、DRB、業務タイプ又はUEに従って配置してもよく、この時間バジェットにより、業務データバッファ情報をどのぐらいの予想時間内に上流IABノードへ反復伝送できるかを指示することができる。
【0069】
本実施例では、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数及び時間バジェットを導入し、無制限の反復プリエンプティブBSR伝送により、実際に伝送できるデータ量と、上りリンクバッファ報告との誤差が複数ホップの後に過大に拡大してプリエンプティブ報告の意味を失うことを回避し、上りリンク伝送許可の浪費を回避することができる。他方では、反復プリエンプティブBSRが経る時間が長すぎると、IABノードの上りリンクバッファ状況が新たな業務データの生成によって変化し、プリエンプティブBSR報告のバッファ状況と実際のバッファ状況との差が大きくなり、この時、プリエンプティブBSRに基づいてさらに反復プリエンプティブBSRをトリガーすると、意味を失う。
【0070】
いくつかの実施例では、前記配置パラメータは、
前記IABノードの後続の中間ノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するための第一の指示情報と、
前記IABノードの後続の中間ノードが、受信したプリエンプティブBSRに基づいて、反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを決定することを指示するための第二の指示情報とのうちのいずれか一つをさらに含む。
【0071】
いくつかの実施例では、前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生する場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーせず、前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生しない場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーする。
【0072】
一つの具体的な実施例では、反復プリエンプティブBSRのトリガーフローは、
図8に示され、CUがIAB N1、IAB N2とIAB N3が反復プリエンプティブBSRをトリガーするように配置し、IAB N1が反復プリエンプティブBSRのトリガーと送信を決定する場合、IAB N1は、IAB N2に初期反復プリエンプティブBSR1(それに反復指示パラメータが運ばれる)を送信し、IAB N2は、プリエンプティブBSR1に運ばれた反復パラメータに基づいて、さらに反復プリエンプティブBSRをトリガーできると決定し、IAB N2は、IAB N3に反復プリエンプティブBSR2(それに反復指示パラメータが運ばれる)を送信する。IAB N1が一般的なプリエンプティブBSR(即ち反復できないプリエンプティブBSR)のトリガーと送信を決定する場合、IAB N1は、IAB N2にプリエンプティブBSR3(これに、反復できないことが指示される)を送信し、IAB N2は、プリエンプティブBSR3を受信した後に、さらに反復プリエンプティブBSRをトリガーしないと決定する。
【0073】
ここで、CUは、後続の中間ノードが受信したプリエンプティブBSR情報に従って、反復プリエンプティブBSRをトリガーすると決定するように配置してもよく、又は、CUは、後続の中間ノードが受信したプリエンプティブBSR情報に従って、反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを決定するように配置してもよい。例えば、一つの中間IABノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生する場合、この中間IABノードは、一時的に反復プリエンプティブBSRをトリガーせず、親IABノードへの上りリンクリンクに発生する輻輳が解消した後に、反復プリエンプティブBSRを正常にトリガーしてもよい。この上りリンクリンクに輻輳が発生するかどうかの判断は、伝送すべき上りリンクデータ量が予め設定される閾値を超えることに基づいて決定することができる。
【0074】
いくつかの実施例では、前記配置パラメータは、BSRメディアアクセス制御MAC制御要素CEに運ばれる。
【0075】
いくつかの実施例では、前記配置パラメータは、BSRメディアアクセス制御MAC制御要素CEに運ばれてもよい。
【0076】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、一つ又は複数の論理チャネル識別子(Logical Channel Identity、LCID)値を含み、前記一つ又は複数のLCID値は、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数をそれぞれ指示する。
【0077】
いくつかの実施例では、
プリエンプティブBSRがトリガーされた後に、前記一つ又は複数のLCID値から、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示する一つのLCID値を選択することをさらに含む。
【0078】
本実施例では、従来のプリエンプティブBSRのMAC CEフォーマットをそのまま用いることができ、これは
図5に示すとおりである。新たなLCIDを用いて、反復プリエンプティブBSR及び反復回数を指示する。一つの具体的な例では、多くとも一回反復できると予め定義する場合、元のLCIDの代わりに一つの新たなLCIDが必要となる。一つのIABノードは、この新たなLCID付きのプリエンプティブBSRを受信した後に、このプリエンプティブBSRに基づいてさらにプリエンプティブBSRをトリガーする時、既存のプリエンプティブBSR MAC CEフォーマットを使用してもよい。別の具体的な例では、多くとも2回反復できると予め定義する場合、LCID1(一回反復できることに対応)とLCID2(二回反復できることに対応)の二つの新たなLCIDを必要とし、一つのIABノードは、LCID2を運ぶプリエンプティブBSR MAC CEを受信すると、さらにプリエンプティブBSRをトリガーできると決定し、LCID1を運ぶプリエンプティブBSR MAC CEを発生させる。その親IABノードは、LCID1を運ぶプリエンプティブBSR MAC CEを受信した後に、行為は、以上の例と同じである。なお、ここでのLCIDは、従来のLCID(6ビット)又はeLCID(extended LCID、拡張されたLCID、8ビット又は16ビット)であってもよい。この方法は、新たなBSR MAC CE PDUフォーマットを必要としない。
【0079】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、第一のビットマップを含み、前記第一のビットマップにおける各ビットは、一つのLCGに対応し、対応するLCGに基づいて反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられる。
【0080】
本実施例では、一つの新たなプリエンプティブBSR MAC CEフォーマットを導入することができ、これに一つの bitmapを導入し、各LCGは、親IABノードがこのLCGに基づいてさらに反復プリエンプティブBSRをトリガーできるかどうかを指示するための一つのbitに対応し、このMAC CEのフォーマットは、
図9に示され、シャドー部分により指示されるLCGiビットセット(即ち値が1)は、このLCGのバッファ報告に基づいて、反復プリエンプティブBSRをトリガーできることを表し、その逆はできない。
【0081】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、少なくとも一部のLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第一の反復回数指示を含み、又は
前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第二の反復回数指示を含む。
【0082】
本実施例では、反復プリエンプティブBSR MAC CEと呼ばれる一つの新たなプリエンプティブBSR MAC CEフォーマットを導入することができ、これには、反復プリエンプティブBSRをトリガーできるかどうか又は反復プリエンプティブBSRの回数を指示する指示が運ばれる。一方式では、反復プリエンプティブBSR MAC CEは、一つの反復回数指示を運び、一部又はすべてのLCGの反復回数を指示し、例えば優先度が最も高いLCGの反復できる回数のみを指示する。別の方式では、反復プリエンプティブBSR MAC CEは、複数の反復回数指示を運び、各反復回数は、一つ又は複数のLCGの反復回数を指示し、一つの具体的な例では、各LCGは、対応するLCGのプリエンプティブBSRの反復回数を指示する一つの付随する反復回数指示フィールドを有し、別の具体的な例では、複数のLCGは、これらのLCGのプリエンプティブBSRの反復回数を指示する一つの付随する反復回数指示フィールドを共有する。
【0083】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットを指示するための時間バジェット指示を含む。
【0084】
本実施例では、反復プリエンプティブBSR MAC CEと呼ばれる一つの新たなプリエンプティブBSR MAC CEフォーマットを導入することができ、これは、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる予想時間バジェットを指示する指示を運ぶ。この時間バジェットは、LCGに従って配置されてもよく、一つ又は複数又はすべてのLCGは、一つの時間バジェット指示を有することができ、一つのIABノードが受信した反復プリエンプティブBSRにおいて指示される時間バジェットがこのIABノードによる対応する上りリンク伝送プロセスのスケジューリングに必要な時間バジェットよりも大きい場合、さらに反復プリエンプティブBSRをトリガーすることができ、その逆はできない。
【0085】
説明すべきこととして、本出願の実施例による反復プリエンプティブBSRの配置方法の実行本体は、反復プリエンプティブBSRの配置装置、又はこの反復プリエンプティブBSRの配置装置における反復プリエンプティブBSRの配置方法を実行してロードするためのモジュールであってもよい。本出願の実施例では、反復プリエンプティブBSRの配置装置が反復プリエンプティブBSRの配置方法を実行してロードすることを例として、本出願の実施例による反復プリエンプティブBSRの配置方法を説明する。
【0086】
本出願の実施例は、IABノード300に用いられる反復プリエンプティブBSRの配置装置を提供し、
図10に示すように、前記装置は、
プリエンプティブBSRの配置パラメータを受信するための受信モジュール310を含み、前記配置パラメータは、前記IABノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられ、前記反復プリエンプティブBSRは、IABノードが受信したプリエンプティブBSRに基づいて生成した、親IABノードに送信するプリエンプティブBSRである。
【0087】
いくつかの実施例では、前記配置パラメータは、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルグループLCGリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルLCHリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるデータ無線ベアラDRBリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる業務タイプリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるユーザ機器UEのタイプと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数と、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットとのうちの少なくとも一つを含む。
【0088】
いくつかの実施例では、前記配置パラメータは、
前記IABノードの後続の中間ノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するための第一の指示情報と、
前記IABノードの後続の中間ノードが、受信したプリエンプティブBSRに基づいて、反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを決定することを指示するための第二の指示情報とのうちのいずれか一つをさらに含む。
【0089】
いくつかの実施例では、前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生する場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーせず、前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生しない場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーする。
【0090】
いくつかの実施例では、前記配置パラメータは、BSRメディアアクセス制御MAC制御要素CEに運ばれる。
【0091】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、一つ又は複数の論理チャネル識別子LCID値を含み、前記一つ又は複数のLCID値は、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数をそれぞれ指示する。
【0092】
いくつかの実施例では、
プリエンプティブBSRがトリガーされた後に、前記一つ又は複数のLCID値から、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示する一つのLCID値を選択するための処理モジュールをさらに含む。
【0093】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、第一のビットマップを含み、前記第一のビットマップにおける各ビットは、一つのLCGに対応し、対応するLCGに基づいて反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられる。
【0094】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、少なくとも一部のLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第一の反復回数指示を含み、又は
前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第二の反復回数指示を含む。
【0095】
いくつかの実施例では、前記装置は、
IABノードが、受信した第一の反復プリエンプティブBSRに基づいて、親IABノードに送信する第二の反復プリエンプティブBSRを生成する場合、前記第一の反復プリエンプティブBSRにおける第一の反復回数指示又は第二の反復回数指示の値から1を減算し、前記第二の反復プリエンプティブBSRに書き込むための第一の生成モジュールをさらに含む。
【0096】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットを指示するための時間バジェット指示を含む。
【0097】
いくつかの実施例では、前記装置は、
IABノードが、受信した第一の反復プリエンプティブBSRに基づいて、親IABノードに送信する第二の反復プリエンプティブBSRを生成する場合、前記第一の反復プリエンプティブBSRにおける時間バジェット指示の値から、本ホップでスケジューリングされる上りリンク伝送プロセスに必要な時間バジェットを減算して残りの時間バジェットを得、前記残りの時間バジェットを前記第二の反復プリエンプティブBSRの時間バジェット指示の値とするための第二の生成モジュールをさらに含む。
【0098】
本出願の実施例における反復プリエンプティブBSRの配置装置は、装置であってもよく、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。この装置は、移動電子機器であってもよく、非移動電子機器であってもよい。例示的には、移動電子機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載電子機器、ウェアラブルデバイス、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、ネットブック又はパーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)などであってもよく、非移動電子機器は、ネットワーク接続型ストレージ(Network Attached Storage、NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、預入支払機又はセルフサービス機などであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0099】
本出願の実施例における反復プリエンプティブBSRの配置装置は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。このオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)(Android(登録商標))オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0100】
説明すべきこととして、本出願の実施例による反復プリエンプティブBSRの配置方法の実行本体は、反復プリエンプティブBSRの配置装置、又はこの反復プリエンプティブBSRの配置装置における反復プリエンプティブBSRの配置方法を実行してロードするためのモジュールであってもよい。本出願の実施例では、反復プリエンプティブBSRの配置装置が反復プリエンプティブBSRの配置方法を実行してロードすることを例として、本出願の実施例による反復プリエンプティブBSRの配置方法を説明する。
【0101】
本出願の実施例は、集中ユニット400に用いられる反復プリエンプティブBSRの配置装置を提供し、
図11に示すように、前記装置は、
自己バックホールIABノードにプリエンプティブBSRの配置パラメータを送信するための送信モジュール410を含み、前記配置パラメータは、前記IABノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられ、前記反復プリエンプティブBSRは、IABノードが受信したプリエンプティブBSRに基づいて生成した、親IABノードに送信するプリエンプティブBSRである。
【0102】
いくつかの実施例では、前記配置パラメータは、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルグループLCGリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルLCHリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるデータ無線ベアラDRBリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる業務タイプリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるユーザ機器UEのタイプと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数と、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットとのうちの少なくとも一つを含む。
【0103】
いくつかの実施例では、前記配置パラメータは、
前記IABノードの後続の中間ノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するための第一の指示情報と、
前記IABノードの後続の中間ノードが、受信したプリエンプティブBSRに基づいて、反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを決定することを指示するための第二の指示情報とのうちのいずれか一つをさらに含む。
【0104】
いくつかの実施例では、前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生する場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーせず、前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生しない場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーする。
【0105】
いくつかの実施例では、前記配置パラメータは、BSRメディアアクセス制御MAC制御要素CEに運ばれる。
【0106】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、一つ又は複数の論理チャネル識別子LCID値を含み、前記一つ又は複数のLCID値は、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数をそれぞれ指示する。
【0107】
いくつかの実施例では、
プリエンプティブBSRがトリガーされた後に、前記一つ又は複数のLCID値から、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示する一つのLCID値を選択するための処理モジュールをさらに含む。
【0108】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、第一のビットマップを含み、前記第一のビットマップにおける各ビットは、一つのLCGに対応し、対応するLCGに基づいて反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられる。
【0109】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、少なくとも一部のLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第一の反復回数指示を含み、又は
前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第二の反復回数指示を含む。
【0110】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットを指示するための時間バジェット指示を含む。
【0111】
本出願の実施例における反復プリエンプティブBSRの配置装置は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。このオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)(Android(登録商標))オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0112】
選択的に、本出願の実施例は、電子機器をさらに提供し、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、上記反復プリエンプティブBSRの配置方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0113】
注意すべきこととして、本出願の実施例における電子機器は、以上に記載の移動電子機器と非移動電子機器を含む。
【0114】
本実施例の電子機器は、端末であってもよい。
図12は、本出願の各実施例を実現する端末のハードウェア構造概略図であり、この端末50は、無線周波数ユニット51、ネットワークモジュール52、オーディオ出力ユニット53、入力ユニット54、センサ55、表示ユニット56、ユーザ入力ユニット57、インターフェースユニット58、メモリ59、プロセッサ510、及び電源511などの部材を含むが、それらに限らない。当業者であれば理解できるように、
図12に示す端末構造は、端末に対する限定を構成せず、端末は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよい。本出願の実施例では、端末は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限らない。
【0115】
理解すべきこととして、本出願の実施例では、無線周波数ユニット51は、情報の送受信又は通話中の信号の送受信に用いられてもよい。具体的には、基地局からの下りリンクのデータを受信してから、プロセッサ510に処理させ、また、上りリンクのデータを基地局に送信する。一般的には、無線周波数ユニット51は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。なお、無線周波数ユニット51は、無線通信システムやネットワークを介して他の機器との通信を行うこともできる。
【0116】
メモリ59は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ59は、主にプログラム記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよい。ここで、プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができ、データ記憶領域は、携帯電話の使用により作成されたデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができる。なお、メモリ59は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性ソリッドステートメモリデバイスを含んでもよい。
【0117】
プロセッサ510は、端末の制御センターであり、様々なインターフェースと線路によって端末全体の各部分に接続され、メモリ59内に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運行又は実行し、またメモリ59内に記憶されたデータを呼び出し、端末の様々な機能を実行し、データを処理することにより、端末全体をモニタリングする。プロセッサ510は、一つ又は少なくとも二つの処理ユニットを含んでもよく、好ましくは、プロセッサ510は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合してもよい。ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ510に統合されなくてもよい。
【0118】
端末50は、各部材に給電する電源511(例えば、電池)をさらに含んでもよく、好ましくは、電源511は、電源管理システムによってプロセッサ510にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
【0119】
また、端末50は、いくつかの示されていない機能モジュールを含み、ここでこれ以上説明しない。
【0120】
いくつかの実施例では、プロセッサ510は、プリエンプティブBSRの配置パラメータを受信するために用いられ、前記配置パラメータは、前記IABノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられ、前記反復プリエンプティブBSRは、IABノードが受信したプリエンプティブBSRに基づいて生成した、親IABノードに送信するプリエンプティブBSRである。
【0121】
いくつかの実施例では、前記配置パラメータは、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルグループLCGリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルLCHリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるデータ無線ベアラDRBリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる業務タイプリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるユーザ機器UEのタイプと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数と、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットとのうちの少なくとも一つを含む。
【0122】
いくつかの実施例では、前記配置パラメータは、
前記IABノードの後続の中間ノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するための第一の指示情報と、
前記IABノードの後続の中間ノードが、受信したプリエンプティブBSRに基づいて、反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを決定することを指示するための第二の指示情報とのうちのいずれか一つをさらに含む。
【0123】
いくつかの実施例では、前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生する場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーせず、前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生しない場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーする。
【0124】
いくつかの実施例では、前記配置パラメータは、BSRメディアアクセス制御MAC制御要素CEに運ばれる。
【0125】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、一つ又は複数の論理チャネル識別子LCID値を含み、前記一つ又は複数のLCID値は、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数をそれぞれ指示する。
【0126】
いくつかの実施例では、プロセッサ510は、プリエンプティブBSRがトリガーされた後に、前記一つ又は複数のLCID値から、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示する一つのLCID値を選択するために用いられる。
【0127】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、第一のビットマップを含み、前記第一のビットマップにおける各ビットは、一つのLCGに対応し、対応するLCGに基づいて反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられる。
【0128】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、少なくとも一部のLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第一の反復回数指示を含み、又は
前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第二の反復回数指示を含む。
【0129】
いくつかの実施例では、プロセッサ510は、IABノードが、受信した第一の反復プリエンプティブBSRに基づいて、親IABノードに送信する第二の反復プリエンプティブBSRを生成する場合、前記第一の反復プリエンプティブBSRにおける第一の反復回数指示又は第二の反復回数指示の値から1を減算し、前記第二の反復プリエンプティブBSRに書き込むために用いられる。
【0130】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットを指示するための時間バジェット指示を含む。
【0131】
いくつかの実施例では、プロセッサ510は、IABノードが、受信した第一の反復プリエンプティブBSRに基づいて、親IABノードに送信する第二の反復プリエンプティブBSRを生成する場合、前記第一の反復プリエンプティブBSRにおける時間バジェット指示の値から、本ホップでスケジューリングされる上りリンク伝送プロセスに必要な時間バジェットを減算して残りの時間バジェットを得、前記残りの時間バジェットを前記第二の反復プリエンプティブBSRの時間バジェット指示の値とするために用いられる。
【0132】
本実施例の電子機器は、さらにネットワーク側機器であってもよい。
図13に示すように、このネットワーク側機器600は、アンテナ61、無線周波数装置62、ベースバンド装置63を含む。アンテナ61と無線周波数装置62とが接続される。上りリンク方向において、無線周波数装置62は、アンテナ61を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置63に送信して処理させる。下りリンク方向において、ベースバンド装置63は、送信する情報を処理し、無線周波数装置62に送信し、無線周波数装置62は、受信した情報を処理した後にアンテナ61を介して送出する。
【0133】
上記周波数帯域処理装置は、ベースバンド装置63に位置してもよく、以上の実施例においてネットワーク側機器により実行される方法は、ベースバンド装置63に実現されてもよく、このベースバンド装置63は、プロセッサ64とメモリ65とを含む。
【0134】
ベースバンド装置63は、例えば少なくとも一つのベースバンドボードを含んでもよく、このベースバンドボード上に複数のチップが設置され、
図13に示すように、そのうちの一つのチップは、例えばプロセッサ64であり、メモリ65と接続されて、メモリ65におけるプログラムを呼び出し、以上の方法の実施例に示すネットワーク側機器の操作を実行する。
【0135】
このベースバンド装置63は、ネットワークインターフェース66をさらに含んでもよく、無線周波数装置62との情報のやり取りに用いられ、このインターフェースは、例えば共通公衆無線インターフェース(common public radio interface、CPRI)である。
【0136】
ここでのプロセッサは、一つのプロセッサであってもよく、複数の処理素子の総称であってもよく、例えばこのプロセッサは、CPUであってもよく、ASICであってもよく、又は以上のネットワーク側機器が実行する方法を実施するように構成される一つ又は複数の集積回路、例えば一つ又は複数のマイクロプロセッサDSP、又は、一つ又は複数のフィールドプログラマブルゲートアレイFPGAなどであってもよい。記憶素子は、一つのメモリであってもよく、複数の記憶素子の総称であってもよい。
【0137】
メモリ65は、揮発性メモリ又は非揮発性メモリであってもよく、又は揮発性と非揮発性メモリの両方を含んでもよい。ここで、非揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってもよく、それは、外部キャッシュと使用される。制限的でなく例示的な説明により、多くの形式のRAM、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDRSDRAM)、補強型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期リンクダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)とダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DRRAM)が利用可能である。本出願に記述されたメモリ65は、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むことを意図しているが、それらに限らない。
【0138】
いくつかの実施例では、プロセッサ64は、自己バックホールIABノードにプリエンプティブBSRの配置パラメータを送信するために用いられ、前記配置パラメータは、前記IABノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられ、前記反復プリエンプティブBSRは、IABノードが受信したプリエンプティブBSRに基づいて生成した、親IABノードに送信するプリエンプティブBSRである。
【0139】
いくつかの実施例では、前記配置パラメータは、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルグループLCGリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルLCHリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるデータ無線ベアラDRBリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる業務タイプリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるユーザ機器UEのタイプと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数と、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットとのうちの少なくとも一つを含む。
【0140】
いくつかの実施例では、前記配置パラメータは、
前記IABノードの後続の中間ノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するための第一の指示情報と、
前記IABノードの後続の中間ノードが、受信したプリエンプティブBSRに基づいて、反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを決定することを指示するための第二の指示情報とのうちのいずれか一つをさらに含む。
【0141】
いくつかの実施例では、前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生する場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーせず、前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生しない場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーする。
【0142】
いくつかの実施例では、前記配置パラメータは、BSRメディアアクセス制御MAC制御要素CEに運ばれる。
【0143】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、一つ又は複数の論理チャネル識別子LCID値を含み、前記一つ又は複数のLCID値は、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数をそれぞれ指示する。
【0144】
いくつかの実施例では、プロセッサ64は、プリエンプティブBSRがトリガーされた後に、前記一つ又は複数のLCID値から、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示する一つのLCID値を選択するために用いられる。
【0145】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、第一のビットマップを含み、前記第一のビットマップにおける各ビットは、一つのLCGに対応し、対応するLCGに基づいて反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられる。
【0146】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、少なくとも一部のLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第一の反復回数指示を含み、又は
前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第二の反復回数指示を含む。
【0147】
いくつかの実施例では、前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットを指示するための時間バジェット指示を含む。
【0148】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、上記反復プリエンプティブBSRの配置方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0149】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の電子機器におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0150】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、上記反復プリエンプティブBSRの配置方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0151】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0152】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素をさらに含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は討論された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0153】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって具現化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0154】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と特許請求の範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【手続補正書】
【提出日】2023-04-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0059】
本出願の実施例は、プリエンプティブバッファ状態レポートBSRの配置方法をさらに提供し、
図7に示すように、
ステップ201において、集中ユニットCUが自己バックホールIABノードにプリエンプティブBSRの配置パラメータを送信することを含み、前記配置パラメータは、前記IABノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられ、前記反復プリエンプティブBSRは、IABノードが受信したプリエンプティブBSRに基づいて生成した、親IABノードに送信するプリエンプティブBSRである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリエンプティブバッファ状態レポートBSRの配置方法であって、
自己バックホールIABノードがプリエンプティブBSRの配置パラメータを受信することを含み、前記配置パラメータは、前記IABノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられ、前記反復プリエンプティブBSRは、IABノードが受信したプリエンプティブBSRに基づいて生成した、親IABノードに送信するプリエンプティブBSRである、プリエンプティブバッファ状態レポートBSRの配置方法。
【請求項2】
前記配置パラメータは、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルグループLCGリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルLCHリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるデータ無線ベアラDRBリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる業務タイプリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるユーザ機器UEのタイプと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数と、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットとのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項3】
前記配置パラメータは、
前記IABノードの後続の中間ノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するための第一の指示情報と、
前記IABノードの後続の中間ノードが、受信したプリエンプティブBSRに基づいて、反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを決定することを指示するための第二の指示情報とのうちのいずれか一つをさらに含む、請求項1又は2に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項4】
前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生する場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーせず、前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生しない場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーする、請求項3に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項5】
前記配置パラメータは、BSRメディアアクセス制御MAC制御要素CEに運ばれる、請求項2に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項6】
前記BSR MAC CEは、一つ又は複数の論理チャネル識別子LCID値を含み、前記一つ又は複数のLCID値は、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数をそれぞれ指示
し、
前記方法は、
プリエンプティブBSRがトリガーされた後に、前記一つ又は複数のLCID値から、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示する一つのLCID値を選択することをさらに含む、請求項5に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項7】
前記BSR MAC CEは、第一のビットマップを含み、前記第一のビットマップにおける各ビットは、一つのLCGに対応し、対応するLCGに基づいて反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられる、請求項5に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項8】
前記BSR MAC CEは、少なくとも一部のLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第一の反復回数指示を含み、又は
前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第二の反復回数指示を含
み、
前記方法は、
IABノードが、受信した第一の反復プリエンプティブBSRに基づいて、親IABノードに送信する第二の反復プリエンプティブBSRを生成する場合、前記第一の反復プリエンプティブBSRにおける第一の反復回数指示又は第二の反復回数指示の値から1を減算し、前記第二の反復プリエンプティブBSRに書き込むことをさらに含む、請求項5に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項9】
前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットを指示するための時間バジェット指示を含
み、
前記方法は、
IABノードが、受信した第一の反復プリエンプティブBSRに基づいて、親IABノードに送信する第二の反復プリエンプティブBSRを生成する場合、前記第一の反復プリエンプティブBSRにおける時間バジェット指示の値から、本ホップでスケジューリングされる上りリンク伝送プロセスに必要な時間バジェットを減算して残りの時間バジェットを得、前記残りの時間バジェットを前記第二の反復プリエンプティブBSRの時間バジェット指示の値とすることをさらに含む、請求項5に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項10】
プリエンプティブバッファ状態レポートBSRの配置方法であって、
集中ユニットCUが自己バックホールIABノードにプリエンプティブBSRの配置パラメータを送信することを含み、前記配置パラメータは、前記IABノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いられ、前記反復プリエンプティブBSRは、IABノードが受信したプリエンプティブBSRに基づいて生成した、親IABノードに送信するプリエンプティブBSRである、プリエンプティブバッファ状態レポートBSRの配置方法。
【請求項11】
前記配置パラメータは、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルグループLCGリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる論理チャネルLCHリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるデータ無線ベアラDRBリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる業務タイプリストと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできるユーザ機器UEのタイプと、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数と、
反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットとのうちの少なくとも一つを含む、請求項
10に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項12】
前記配置パラメータは、
前記IABノードの後続の中間ノードが反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するための第一の指示情報と、
前記IABノードの後続の中間ノードが、受信したプリエンプティブBSRに基づいて、反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを決定することを指示するための第二の指示情報とのうちのいずれか一つをさらに含
み、
前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生する場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーせず、前記中間ノードから親IABノードへの上りリンクリンクに輻輳が発生しない場合、反復プリエンプティブBSRをトリガーする、請求項
10又は
11に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項13】
前記配置パラメータは、BSRメディアアクセス制御MAC制御要素CEに運ばれる、請求項
11に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項14】
前記BSR MAC CEは、一つ又は複数の論理チャネルLCID識別子値を含み、前記一つ又は複数のLCID値は、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数をそれぞれ指示
し、
前記方法は、
プリエンプティブBSRがトリガーされた後に、前記一つ又は複数のLCID値から、反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示する一つのLCID値を選択することをさらに含む、請求項
13に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項15】
前記BSR MAC CEは、第一のビットマップを含み、前記第一のビットマップにおける各ビットは、一つのLCGに対応し、対応するLCGに基づいて反復プリエンプティブBSRをトリガーするかどうかを指示するために用いら
れ、
及び/又は、
前記BSR MAC CEは、少なくとも一部のLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第一の反復回数指示を含み、又は
前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる回数を指示するための第二の反復回数指示を含み、
及び/又は、
前記BSR MAC CEは、少なくとも一つのLCGの反復プリエンプティブBSRをトリガーできる時間バジェットを指示するための時間バジェット指示を含む、請求項
13に記載のプリエンプティブBSRの配置方法。
【請求項16】
電子機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法のステップを実現し、又は請求項
10~
15のいずれか1項に記載の方法のステップを実現する、電子機器。
【請求項17】
コンピュータプログラム製品であって、前記プログラム製品が非揮発性の記憶媒体に記憶されており、前記プログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、請求項1~9のいずれか1項に記載のプリエンプティブBSRの配置方法のステップを実現し、又は請求項
10~
15のいずれか1項に記載のプリエンプティブBSRの配置方法のステップを実現する、コンピュータプログラム製品。
【国際調査報告】