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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-25
(54)【発明の名称】UV-LEDグリップ殺菌器
(51)【国際特許分類】
   A61L 2/10 20060101AFI20231018BHJP
   A63B 71/14 20060101ALI20231018BHJP
   A63B 60/36 20150101ALN20231018BHJP
【FI】
A61L2/10
A63B71/14 A
A63B60/36
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023547171
(86)(22)【出願日】2021-11-01
(85)【翻訳文提出日】2023-04-12
(86)【国際出願番号】 KR2021015564
(87)【国際公開番号】W WO2022098017
(87)【国際公開日】2022-05-12
(31)【優先権主張番号】20-2020-0003962
(32)【優先日】2020-11-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523138264
【氏名又は名称】カカオ・ヴィエックス・コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】KAKAO VX CORP.
【住所又は居所原語表記】1‐401, 402, 701, 17, PANGYO‐RO 228BEON‐GIL, BUNDANG‐GU, SEONGNAM‐SI, GYEONGGI‐DO 13487, REPUBLIC OF KOREA
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】弁理士法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】キム,チャン・スン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ヨン・ジン
(72)【発明者】
【氏名】リム,ミュン・キュ
【テーマコード(参考)】
4C058
【Fターム(参考)】
4C058AA05
4C058AA26
4C058BB06
4C058DD16
4C058EE01
4C058EE14
4C058EE22
4C058KK02
4C058KK23
4C058KK33
4C058KK43
4C058KK44
(57)【要約】
本発明は、紫外線LEDを用いた殺菌器に関し、本発明による殺菌器は、殺菌器の中央に挿入されて殺菌手段を含む殺菌棒と、殺菌器の上面に開口部を有し、殺菌器の複数の側面に沿って殺菌棒を取り囲むように、複数の長い空間に区分されて形成されたホルダー部と、殺菌器の上端部に位置し、殺菌器の複数の側面のうちホルダー部が形成されていない側面に開き戸が提供される第1殺菌部と、第1殺菌部の下に位置し、ホルダー部の下端部と対向する第2殺菌部とを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
殺菌器であって、
前記殺菌器の中央に挿入されて殺菌手段を含む殺菌棒と、
前記殺菌器の上面に開口部を有し、前記殺菌器の複数の側面に沿って前記殺菌棒を取り囲むように、複数の長い空間に区分されて形成されたホルダー部と、
前記殺菌器の上端部に位置し、前記殺菌器の複数の側面のうち前記ホルダー部が形成されていない側面に開き戸が提供される第1殺菌部と、
前記第1殺菌部の下に位置し、前記ホルダー部の下端部と対向する第2殺菌部とを含む、殺菌器。
【請求項2】
前記殺菌棒は、前記第1殺菌部を殺菌するための第1殺菌手段と前記ホルダー部の前記下端部を殺菌するための第2殺菌手段とを含み、
前記第1殺菌手段は、前記開き戸が提供される方向に向かって殺菌が実施されるように形成され、
前記第2殺菌手段は、前記ホルダー部が形成された方向に向かって殺菌が実施されるように形成された、請求項1に記載の殺菌器。
【請求項3】
前記第1殺菌部は、第1物品を据え置くことができる据え置き部を含み、
前記据え置き部は、前記開き戸に隣接して設置される、請求項1に記載の殺菌器。
【請求項4】
前記据え置き部は第3殺菌手段を含む、請求項3に記載の殺菌器。
【請求項5】
前記殺菌器は殺菌ボタンをさらに含み、
前記殺菌ボタンは前記殺菌棒の電源ボタンである、請求項1に記載の殺菌器。
【請求項6】
前記殺菌器は上面に殺菌ボタンをさらに含み、
前記殺菌ボタンは前記第2殺菌手段の電源ボタンである、請求項2に記載の殺菌器。
【請求項7】
前記殺菌ボタンはランプを含み、
前記ランプは、色および/またはちらつき表示によって殺菌の進行状態および/または完了可否を示す、請求項5または請求項6に記載の殺菌器。
【請求項8】
前記開き戸が開かれた状態になれば、前記殺菌棒の電源が遮断される、請求項1に記載の殺菌器。
【請求項9】
前記開き戸が開かれた状態になれば、前記第1殺菌手段の電源が遮断される、請求項2に記載の殺菌器。
【請求項10】
前記開き戸が開かれた状態になれば、前記殺菌棒および前記第3殺菌手段の電源が遮断される、請求項4に記載の殺菌器。
【請求項11】
前記殺菌手段はUV-LEDである、請求項1に記載の殺菌器。
【請求項12】
前記第1物品はゴルフ手袋であり、前記ホルダー部はゴルフクラブが挿されることができるサイズと形状である、請求項3記載の殺菌器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紫外線LED(UV-LED:Ultra Violet Light Emitting Diode)を用いたグリップ殺菌器に関し、特に、ゴルフ場で便利且つ安全に使用することができるグリップ殺菌器に関する。
【背景技術】
【0002】
新型コロナウイルス感染症-19(COVID-19)が全世界的に広まるにつれ、殺菌製品に対する関心が高まっている。特に、多くの人が触れることができる取っ手などは、ウイルス伝播が行われる主要経路になり得るので、これに対する殺菌消毒は非常に重要と考えられる。
【0003】
このような環境下で、最近には、殺菌効果のある紫外線波長を発生させるLEDを用いて多様な形態の殺菌製品が発売されている。UV-LEDを用いた殺菌製品は、殺菌しようとする対象物の形態を考慮して紫外線が効率的に照射されて殺菌効果に優れるように構成される必要があり、また、UV-LEDが消耗品であり、故障が発生することもあるという点を考慮すれば、UV-LEDのメンテナンスが容易な構造である必要がある。しかし、ゴルフ場で便利且つ安全に使用することができる殺菌製品は提供されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】韓国登録特許第10-1234756号公報、“紫外線LEDを用いた携帯用紫外線殺菌器”
【特許文献2】韓国公開特許第10-2010-0122422号公報、“携帯用紫外線殺菌器”
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、殺菌しようとする対象物の形態を考慮して、紫外線が効率的に照射されて殺菌効果に優れるように構成されるUV-LED殺菌器を提供しようとする。また、本発明は、UV-LEDのメンテナンスが容易な形態で構成されるUV-LED殺菌器を提供しようとする。さらに、本発明は、ゴルフ場で便利且つ安全に使用することができるUV-LED殺菌器を提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明の一実施例による殺菌器は、前記殺菌器の中央に挿入されて殺菌手段を含む殺菌棒;前記殺菌器の上面に開口部を有し、前記殺菌器の複数の側面に沿って前記殺菌棒を取り囲むように、複数の長い空間に区分されて形成されたホルダー部;前記殺菌器の上端部に位置し、前記殺菌器の複数の側面のうち前記ホルダー部が形成されていない側面に開き戸が提供される第1殺菌部;および前記第1殺菌部の下に位置し、前記ホルダー部の下端部と対向する第2殺菌部を含む。
【0007】
また、本発明の一実施例によれば、前記殺菌棒は、前記第1殺菌部を殺菌するための第1殺菌手段と前記ホルダー部の前記下端部を殺菌するための第2殺菌手段とを含み、前記第1殺菌手段は、前記開き戸が提供される方向に向かって殺菌が実施されるように形成され、前記第2殺菌手段は、前記ホルダー部が形成された方向に向かって殺菌が実施されるように形成されてもよい。
【0008】
また、本発明の一実施例によれば、前記第1殺菌部は、第1物品を据え置くことができる据え置き部を含み、前記据え置き部は、前記開き戸に隣接して設置されてもよい。
【0009】
また、本発明の一実施例によれば、前記据え置き部は第3殺菌手段を含んでもよい。
【0010】
また、本発明の一実施例によれば、前記殺菌器は殺菌ボタンをさらに含み、前記殺菌ボタンは前記殺菌棒の電源ボタンであってもよい。
【0011】
また、本発明の一実施例によれば、前記殺菌器は上面に殺菌ボタンをさらに含み、前記殺菌ボタンは前記第2殺菌手段の電源ボタンであってもよい。
【0012】
また、本発明の一実施例によれば、前記殺菌ボタンはランプを含み、前記ランプは、色および/またはちらつき表示によって殺菌の進行状態および/または完了可否を示してもよい。
【0013】
また、本発明の一実施例によれば、前記開き戸が開かれた状態になれば、前記殺菌棒の電源が遮断されてもよい。
【0014】
また、本発明の一実施例によれば、前記開き戸が開かれた状態になれば、前記第1殺菌手段の電源が遮断されてもよい。
【0015】
また、本発明の一実施例によれば、前記開き戸が開かれた状態になれば、前記殺菌棒および前記第3殺菌手段の電源が遮断されてもよい。
【0016】
また、本発明の一実施例によれば、前記殺菌手段はUV-LEDであってもよい。
【0017】
また、本発明の一実施例によれば、前記第1物品はゴルフ手袋であり、前記ホルダー部はゴルフクラブが挿されることができるサイズと形状であってもよい。
【発明の効果】
【0018】
本発明の一実施例によれば、殺菌しようとする対象物の形態を考慮して紫外線が効率的に照射されて殺菌効果に優れるように構成されるUV-LED殺菌器が提供される。また、本発明の一実施例によれば、UV-LEDのメンテナンスが容易な形態で構成されるUV-LED殺菌器が提供される。さらに、本発明の一実施例によれば、ゴルフ場で便利且つ安全に使用することができるUV-LED殺菌器が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の一実施例によるUV-LED殺菌器の斜視図である。
図2】本発明の一実施例によるUV-LED殺菌器内に提供されるUV-LED殺菌棒の斜視図である。
図3】本発明の一実施例によるUV-LED殺菌器において手袋殺菌部の開き戸が開かれた形態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下においては、本発明の具体的な実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。添付図面を参照して説明する際に、同一または対応する構成要素は、同じ図面番号を付与し、重複する説明は省略する。本発明は、多様な変形が可能であり、以下に説明される実施例により限定されない。
【0021】
図1は、本発明の一実施例によるUV-LED殺菌器の斜視図である。
【0022】
本発明の一実施例によるUV-LED殺菌器(100)は、殺菌棒(110)、殺菌ボタン(120)、ゴルフクラブホルダー部(130)、手袋殺菌部(140)およびグリップ殺菌部(150)を含む。
【0023】
殺菌棒(110)は、UV-LED殺菌器(100)の中央に挿入可能な形態で構成されてもよい。殺菌棒(110)は、手袋殺菌部(140)とグリップ殺菌部(150)を殺菌することができる位置にあり、手袋とゴルフクラブのグリップを殺菌することができる手段を含む。殺菌手段はUV-LEDを含み、以外にも、殺菌効果を示すことができる多様な手段を含んでもよい。
【0024】
殺菌ボタン(120)は、UV-LED殺菌器(100)の任意の面に位置してもよく、一実施例においてよく目立つように上面に位置してもよい。殺菌ボタン(120)は、殺菌棒(110)の電源ボタン機能をすることができる。殺菌棒(110)の電源は、手袋殺菌のための電源とグリップ殺菌のための電源が一緒に動作されるように構成されてもよく、個別に動作されるように構成されてもよい。個別に動作される場合、殺菌ボタン(120)は、グリップ殺菌のための電源として動作されるように構成されてもよい。この場合、ゴルフクラブホルダー部(130)にゴルフクラブを挿した後、殺菌ボタン(120)を押すと、最適の殺菌時間を適用して、殺菌が始まった後、自動に終わることができる。
【0025】
自動センサー感知によって殺菌棒(110)の電源動作が自動に制御される場合、殺菌ボタン(120)は省略されてもよい。例えば、ゴルフクラブホルダー部(130)にゴルフクラブが挿入されたり、手袋殺菌部(140)に手袋が据え置かれたりする場合、センサーによって感知されることができ、これにより殺菌棒(110)の電源動作が自動に制御されることができる。
【0026】
殺菌ボタン(120)はランプを含んでもよく、殺菌ボタンランプは、色やちらつき表示などで殺菌進行および/または完了を示すことができる。例えば、殺菌が進行中であれば赤色で表示され、殺菌が完了すれば緑色に変更されたり、殺菌が完了すればランプがちらついて使用者に殺菌完了を知らせることもできる。
【0027】
ゴルフクラブホルダー部(130)は、UV-LED殺菌器(100)の上面に開口部を有し、UV-LED殺菌器(100)の3つの側面に沿って殺菌棒(110)を取り囲むように位置し、ゴルフクラブをそれぞれ挿すことができるように長い空間の形態で形成されてもよい。ゴルフクラブホルダー部(130)には、ゴルフクラブの取っ手(グリップ)が下に向かうようにゴルフクラブを挿すことができる。一実施例において、ゴルフクラブホルダー部(130)は、UV-LED殺菌器(100)の1つの側面あたり5個ずつ、3つの側面に計15個のゴルフクラブを挿すことができるように形成されてもよい。UV-LED殺菌器(100)の形状とサイズは変更されてもよく、ゴルフクラブホルダー部(130)に挿すことができるゴルフクラブの個数も変更されてもよい。例えば、UV-LED殺菌器(100)の形状は、直方体ではなく多角柱や円柱の形態に変形されてもよく、ゴルフクラブホルダー部(130)は、UV-LED殺菌器(100)の形状やサイズによって挿すことができるゴルフクラブの個数が変更されてもよい。他の実施例において、ゴルフクラブホルダー部(130)は、ゴルフクラブではなく、殺菌が必要な長い形状の任意の道具を挿すことができるように形成されてもよい。
【0028】
手袋殺菌部(140)は、UV-LED殺菌器(100)の上端部に位置してもよく、UV-LED殺菌器(100)の側面のうちゴルフクラブホルダー部(130)が形成されていない側面に開き戸(310)が提供されてもよい。手袋殺菌部(140)は、殺菌棒(110)の上端部と対向するように位置してもよい。
【0029】
グリップ殺菌部(150)は、UV-LED殺菌器(100)の下端部に位置し、ゴルフクラブホルダー部(130)の下端部と対向するように位置してもよい。また、グリップ殺菌部(150)は、殺菌棒(110)の下端部と対向するように位置してもよい。グリップ殺菌部(150)は、開き戸が提供されないことがある。
【0030】
図2は、本発明の一実施例によるUV-LED殺菌器内に提供されるUV-LED殺菌棒の斜視図である。
【0031】
本発明の一実施例による殺菌棒(110)は、手袋殺菌LED部(210)およびグリップ殺菌LED部(220)を含む。手袋殺菌LED部(210)は、手袋殺菌部(140)に向かって殺菌消毒を実施し、グリップ殺菌LED部(220)は、ゴルフクラブホルダー部(130)の下端部に向かって殺菌消毒を実施する。一実施例において、手袋殺菌LED部(210)は、手袋殺菌部(140)の開き戸(310)方向に向かってLEDが照射されるように構成されてもよく、グリップ殺菌LED部(220)は、グリップ殺菌部(150)内でゴルフクラブホルダー部(130)が形成された3つの側面に向かってLEDが照射されるように構成されてもよい。手袋殺菌LED部(210)およびグリップ殺菌LED部(220)は、UV-LED殺菌器(100)の形状とサイズの変形によって適切に変形されてもよい。
【0032】
殺菌棒(110)内に含まれるUV-LEDは、一つの長い棒形態であってもよく、複数個のUV-LEDが含まれた形態であってもよい。手袋殺菌LED部(210)およびグリップ殺菌LED部(220)は、一つの長いUV-LEDに対して開口部を異にしてLEDの照射方向を決める形態であってもよく、それぞれの照射方向に対してそれぞれのUV-LEDを含む形態であってもよい。
【0033】
殺菌棒(110)内に含まれるUV-LEDは、他の殺菌手段に変更が可能であり、これにより、手袋殺菌LED部(210)およびグリップ殺菌LED部(220)もLEDではなく他の殺菌手段によって殺菌機能が適切に遂行され得るように変形されてもよい。
【0034】
図3は、本発明の一実施例によるUV-LED殺菌器において手袋殺菌部の開き戸が開かれた形態の斜視図である。
【0035】
手袋殺菌部(140)の開き戸(310)は、UV-LED殺菌器(100)の側面のうちゴルフクラブホルダー部(130)が形成されていない側面の上端部に位置してもよい。手袋殺菌部(140)の開き戸(310)は、下端部に蝶番が形成されて上端部が開かれる形態で提供されてもよいが、必ずしもこれに限定されるものではない。
【0036】
手袋殺菌部(140)の開き戸(310)に手袋据え置き部(320)が提供されてもよい。手袋据え置き部(320)は、開き戸(310)と手袋据え置き部(320)との間に手袋を据え置くことができる形態で提供されてもよく、手袋据え置き部(320)に手袋を挿す(装着する)ことができる形態で提供されてもよい。手袋据え置き部(320)は据え置き機能だけ遂行してもよく、UV-LEDがさらに設置されて殺菌機能を補強してもよい。一実施例において、手袋据え置き部(320)にUV-LEDが追加設置されて手袋を挿すことができる形態で提供されてもよく、この場合、手袋の内部まで殺菌されることができる。
【0037】
手袋殺菌部(140)の開き戸(310)にはセンサーが設置されてもよい。手袋殺菌部(140)の開き戸(310)が開かれる場合、殺菌棒(110)の電源(または手袋殺菌LED部(210)に対するUV-LEDの電源)が自動に遮断されてもよい。また、手袋据え置き部(320)にUV-LEDが追加設置された場合には、手袋据え置き部(320)のUV-LEDも電源が遮断されてもよい。このように開き戸(310)が開かれる場合、UV-LEDの電源が遮断されることで、使用者がUV光に直接露出して視力に損傷を負うようになる場合を予防できる。
【0038】
手袋殺菌部(140)の手袋据え置き部(320)にもセンサーが設置されてもよい。手袋据え置き部(320)に手袋を据え置いた後、開き戸(310)を閉じる場合、殺菌棒(110)の電源(または手袋殺菌LED部(210)に対するUV-LEDの電源)が自動に供給され得る。また、手袋据え置き部(320)にUV-LEDが追加設置された場合には、手袋据え置き部(320)のUV-LEDも電源が供給され得る。このように、自動にUV-LEDに電源が供給される場合、最適の殺菌時間を適用して自動に殺菌が進行された後、電源が遮断されてもよい。殺菌進行が完了した場合、UV-LED殺菌器(100)の上面に位置する殺菌ボタン(120)のランプが色やちらつき表示などで殺菌終了を示すことができる。
【0039】
本発明の一実施例によれば、手袋殺菌部(140)とグリップ殺菌部(150)がUV-LED殺菌器(100)の上端と下端にそれぞれ位置し、殺菌棒(110)が上端と下端の各殺菌部に対してUV-LEDを効率的に照射して殺菌効果に優れるように構成されてもよい。
【0040】
本発明の一実施例によれば、UV-LEDが殺菌棒(110)の形態で提供され、殺菌棒(110)は、UV-LED殺菌器(100)の上面を通じて挿入可能な形態で提供されるので、UV-LEDに対するメンテナンスが容易であり得る。UV-LEDが手袋据え置き部(320)に追加設置される場合にも、着脱可能な形態で提供されることで、メンテナンスを容易にすることができる。
【0041】
本発明の一実施例によれば、UV-LED殺菌器(100)は、ゴルフクラブと手袋の形態を考慮して、これらを一緒に効率的に殺菌することができ、自動電源作動および/または遮断などを通じて便利且つ安全に使用することができる。
【0042】
本明細書においては、殺菌手段としてUV-LEDを用いる場合を中心に説明したが、UV-LEDを他の殺菌手段に代替可能であるということは、本技術分野における通常の技術者において自明である。また、本明細書においては、ゴルフクラブと手袋を殺菌するための殺菌器を中心に説明したが、ゴルフクラブと手袋を類似した形態の他の物品に代替可能であるということも、本技術分野における通常の技術者において自明である。
図1
図2
図3
【国際調査報告】