(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-26
(54)【発明の名称】スクリーンパネルの取付配置
(51)【国際特許分類】
B01D 33/04 20060101AFI20231019BHJP
B01D 33/00 20060101ALI20231019BHJP
【FI】
B01D33/04 F
B01D33/00 D
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023520308
(86)(22)【出願日】2021-09-30
(85)【翻訳文提出日】2023-04-20
(86)【国際出願番号】 AU2021051146
(87)【国際公開番号】W WO2022067391
(87)【国際公開日】2022-04-07
(32)【優先日】2020-10-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AU
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519357693
【氏名又は名称】アクセプタンス グループ ピーティーワイ リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Aqseptence Group Pty Ltd
【住所又は居所原語表記】88 Brickyard Road Geebung, QLD, 4034, Australia
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】弁理士法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヴィッサー デニス
(72)【発明者】
【氏名】ソロモン イアン
(72)【発明者】
【氏名】スサント クリス
【テーマコード(参考)】
4D116
【Fターム(参考)】
4D116AA08
4D116BB11
4D116BC62
4D116BC64
4D116BC67
4D116BC70
4D116DD04
4D116FF11B
4D116KK01
4D116QB03
4D116QB17
4D116QB22
4D116QB50
4D116VV09
(57)【要約】
連続ベルトスクリーンアセンブリ(14)にスクリーンパネル(12)を取り付けるための取付機構(10)。取付機構(10)は、リンク群の第1及び第2セット(22,28)を含み、リンク群の第2セット(28)は、リンク群の第1セット(22)の間に配置され、リンク群の第1セット(22)と一列に並ぶように構成されている。リンク(20,26)のうちのそれぞれは、それぞれの凹部(24,30)を規定する。連続ベルトスクリーンアセンブリ(14)は、間隔を空けて対向する一対のエンドレスベルト(16)と、エンドレスベルト(16)の間に配置された複数のスクリーンパネル(12)を備える。リンク群のセット(22,28)は、エンドレスベルト(16)の間に間隔を空けて平行な関係で取付可能である。使用時に、凹部(24,30)がスクリーンパネル(12)を受け入れ可能な溝を規定するように、第2凹部(30)は、第1凹部(24)とは反対の方向に面している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体から固体廃棄物を除去するために用いられる連続ベルトスクリーンアセンブリに、スクリーンパネルを取り付けるための取付機構であって、
前記連続ベルトスクリーンアセンブリは、
間隔を空けて対向する一対のエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトの間に配置された複数のスクリーンパネルとを備え、
前記取付機構は、
前記一対のエンドレスベルトの間に、間隔を空けて平行な関係で取り付け可能なリンク群の第1セットであって、
前記リンク群の第1セットの各リンクは第1凹部を規定する、
リンク群の第1セットと、
前記一対のエンドレスベルト間に、間隔を空けて平行な関係で取り付け可能なリンク群の第2セットであって、
前記リンク群の第2セットは、前記リンク群の第1セットの間に配置され、前記リンク群の第1セットと一列に並ぶように構成され、
前記リンク群の第2セットの各リンクは第2凹部を規定する、
リンク群の第2セットと、
を備え、
使用時に、前記第1凹部と前記第2凹部とが連携して、前記スクリーンパネルを受け入れ可能な溝を規定するように、前記第2凹部は、前記第1凹部とは反対の方向に面している、
取付機構。
【請求項2】
前記リンク群の第1セットの前記リンクは、前記スクリーンパネルの長さにわたって、前記リンク群の第2セットの前記リンクと交互に並ぶように構成されている、
請求項1に記載の取付機構。
【請求項3】
前記リンク群の第1セットは前記スクリーンパネルの一方側に配置されるように構成され、前記リンク群の第2セットは前記スクリーンパネルの他方側に配置されるように構成されている、
請求項1又は請求項2に記載の取付機構。
【請求項4】
前記第1凹部及び前記第2凹部のうちのそれぞれは、スクリーンパネルの少なくとも1つの側部と対向する長手方向縁とを固定するように、実質的にU字状である、
請求項1-3のいずれか1項に記載の取付機構。
【請求項5】
前記連続ベルトスクリーンアセンブリは、前記一対のエンドレスベルト間に延びるシャフトを備え、
リンク群の第1セット及びリンク群の第2セットの各リンクの各端部は、前記リンクの当該端部が前記シャフトの1つに取り付け可能である取付構造部を備える、
請求項1-4のいずれか1項に記載の取付機構。
【請求項6】
使用時に、前記スクリーンパネルの軸平面が一対の前記シャフトと交差する、
請求項5に記載の取付機構。
【請求項7】
前記リンク群の第1セット及び前記リンク群の第2セットのうちの少なくとも1つのリンクは、液体から固体廃棄物を除去することを補助するためのリフターを備える、
請求項1-6のいずれか1項に記載の取付機構。
【請求項8】
前記リフターはフックの形状である、
請求項7に記載の取付機構。
【請求項9】
請求項1-8のいずれか1項に記載の取付機構を備える、連続ベルトスクリーンアセンブリ。
【請求項10】
液体から固体廃棄物を除去するために用いられる連続ベルトスクリーンアセンブリにスクリーンパネルを取り付けるための取付キットであって、
前記連続ベルトスクリーンアセンブリは、間隔を空けて対向する一対のエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトの間に配置された複数のスクリーンパネルとを備え、
前記取付キットは、
リンク群の第1セットであって、
前記リンク群の第1セットの各リンクが第1凹部を規定する、
前記リンク群の第1セットと、
リンク群の第2セットであって、
前記リンク群の第2セットの各リンクが第2凹部を規定する、
前記リンク群の第2セットと、を備え、
前記リンク群の第1セット及び前記リンク群の第2セットは、前記一対のエンドレスベルトの間に間隔を空けて平行な関係で取付可能であり、
前記スクリーンパネルが受け入れ可能である流路を規定するために、前記第2凹部が前記第1凹部とは反対の方向を向くように、前記リンク群の第2セットは、前記リンク群の第1セットの間に配置され、前記リンク群の第1セットと一列に並ぶように構成されている、
取付キット。
【請求項11】
前記リンク群の第1セットのリンクは、前記スクリーンパネルの長さにわたって、前記リンク群の第2セットのリンクと交互に並ぶように構成されている、
請求項10に記載の取付キット。
【請求項12】
前記リンク群の第1セットは、前記スクリーンパネルの一方側に配置されるように構成され、
前記リンク群の第2セットは、前記スクリーンパネルの他方側に配置されるように構成されている、
請求項10又は請求項11に記載の取付キット。
【請求項13】
前記第1凹部及び前記第2凹部のうちのそれぞれは、スクリーンパネルの少なくとも1つの側部と対向する長手方向縁とを固定するように実質的にU字状である、
請求項10-12のいずれか1項に記載の取付キット。
【請求項14】
前記連続ベルトスクリーンアセンブリは、前記一対のエンドレスベルト間に延びるシャフトを備え、
前記リンク群の第1セット及び前記リンク群の第2セットの前記各リンクの各端部は、前記リンクの当該端部が前記シャフトの1つに取付可能である取付構造部を備える、
請求項10-13のいずれか1項に記載の取付キット。
【請求項15】
前記リンク群の第1セット及び前記リンク群の第2セットの少なくとも1つのリンクは、液体から固体廃棄物を除去することを補助するためのリフターを備える、
請求項10-14のいずれか1項に記載の取付キット。
【請求項16】
前記リフターはフックの形状である、
請求項15に記載の取付キット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2020年10月2日に出願されたオーストラリア仮出願第2020903578号の優先権の利益を主張し、ここでその全体を参照することにより、その内容が援用される。
【0002】
本開示は、大まかには、連続ベルトスクリーンアセンブリに使用する構成要素に関し、より具体的には、スクリーンパネルを連続ベルトスクリーンアセンブリに取り付けるための取付機構及びスクリーンパネルを連続ベルトスクリーンアセンブリに取り付けるための取付キットに関する。
【背景技術】
【0003】
連続ベルトスクリーンアセンブリは、廃水から固体破片を濾過する廃水処理に用いられる。連続ベルトスクリーンアセンブリは、廃水に運ばれる固体破片を捕獲するために廃水の中で連続的に動くスクリーンパネルを備えており、従って、回転を容易にしながらも、連続ベルトスクリーンアセンブリ内で、固定される必要がある。
【0004】
時間が経過するにつれて、これらのスクリーンパネルは、濾過効率が低下し、交換が必用になる。これを行うために、連続ベルトスクリーンアセンブリは、運転を停止させて、関連するスクリーンパネルを取り外し交換する必要がある。アセンブリの運転停止は、可能な限り短期間のほうが有利である。
【0005】
本明細書中に含まれる、文献、行為、材料、装置、物品等についての説明はいずれも、これらの事項のいずれかまたは全てが、先行技術の基礎の一部を形成すること、又は添付された請求項のそれぞれの優先日の前に存在することにより、本開示に関連する分野における共通の一般知識であったことの自認として受け取られるべきではない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある局面においては、液体から固体廃棄物を除去するために用いられる連続ベルトスクリーンアセンブリに、スクリーンパネルを取り付けるための取付機構であって、
前記連続ベルトスクリーンアセンブリは、
間隔を空けて対向する一対のエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトの間に配置された複数のスクリーンパネルとを備え、
前記取付機構は、
前記一対のエンドレスベルトの間に、間隔を空けて平行な関係で取り付け可能なリンク群の第1セットであって、
前記リンク群の第1セットの各リンクは第1凹部を規定する、
リンク群の第1セットと、
前記一対のエンドレスベルト間に、間隔を空けて平行な関係で取り付け可能なリンク群の第2セットであって、
前記リンク群の第2セットは、前記リンク群の第1セットの間に配置され、前記リンク群の第1セットと一列に並ぶように構成され、
前記リンク群の第2セットの各リンクは第2凹部を規定する、
リンク群の第2セットと、
を備え、
使用時に、前記第1凹部と前記第2凹部とが連携して、前記スクリーンパネルを受け入れ可能な溝を規定するように、前記第2凹部は、前記第1凹部とは反対の方向に面している、
取付機構が提供される。
【0007】
前記リンク群の第1セットの前記リンクは、前記スクリーンパネルの長さにわたって、前記リンク群の第2セットの前記リンクと交互に並ぶように構成されていてもよい。前記リンク群の第1セットは前記スクリーンパネルの一方側に配置されるように構成されていてもよく、前記リンク群の第2セットは前記スクリーンパネルの他方側に配置されるように構成されていてもよい。前記第1凹部及び前記第2凹部のうちのそれぞれは、スクリーンパネルの少なくとも1つの側部と対向する長手方向縁とを固定するように、実質的にU字状であってもよい。
【0008】
前記連続ベルトスクリーンアセンブリは、前記一対のエンドレスベルト間に延びるシャフトを備えてもよく、リンク群の第1セット及びリンク群の第2セットの各リンクの各端部は、前記リンクの当該端部が前記シャフトの1つに取り付け可能である取付構造部を備えてもよい。使用時に、前記スクリーンパネルの軸平面が一対の前記シャフトと交差してもよい。
【0009】
前記リンク群の第1セット及び前記リンク群の第2セットのうちの少なくとも1つのリンクは、液体から固体廃棄物を除去することを補助するためのリフターを備えてもよい。前記リフターはフックの形状であってもよい。
【0010】
本開示の別の局面においては、上述の取付機構を備える、連続ベルトスクリーンアセンブリが提供される。
【0011】
本開示のさらに別の局面において、液体から固体廃棄物を除去するために用いられる連続ベルトスクリーンアセンブリにスクリーンパネルを取り付けるための取付キットであって、
前記連続ベルトスクリーンアセンブリは、間隔を空けて対向する一対のエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトの間に配置された複数のスクリーンパネルとを備え、
前記取付キットは、
リンク群の第1セットであって、
前記リンク群の第1セットの各リンクが第1凹部を規定する、
前記リンク群の第1セットと、
リンク群の第2セットであって、
前記リンク群の第2セットの各リンクが第2凹部を規定する、
前記リンク群の第2セットと、を備え、
前記リンク群の第1セット及び前記リンク群の第2セットは、前記一対のエンドレスベルトの間に間隔を空けて平行な関係で取付可能であり、
前記スクリーンパネルが受け入れ可能である流路を規定するために、前記第2凹部が前記第1凹部とは反対の方向を向くように、、前記リンク群の第2セットは、前記リンク群の第1セットの間に配置され、前記リンク群の第1セットと一列に並ぶように構成されている、
取付キットが提供される。
【0012】
前記リンク群の第1セットのリンクは、前記スクリーンパネルの長さにわたって、前記リンク群の第2セットのリンクと交互に並ぶように構成されていてもよい。前記リンク群の第1セットは、前記スクリーンパネルの一方側に配置されるように構成されていてもよく、前記リンク群の第2セットは、前記スクリーンパネルの他方側に配置されるように構成されていてもよい。前記第1凹部及び前記第2凹部のうちのそれぞれは、スクリーンパネルの少なくとも1つの側部と対向する長手方向縁とを固定するように実質的にU字状であってもよい。
【0013】
前記連続ベルトスクリーンアセンブリは、前記一対のエンドレスベルト間に延びるシャフトを備えてもよく、
前記リンク群の第1セット及び前記リンク群の第2セットの前記各リンクの各端部は、前記リンクの当該端部が前記シャフトの1つに取付可能である取付構造部を備える。
【0014】
前記リンク群の第1セット及び前記リンク群の第2セットの少なくとも1つのリンクは、液体から固体廃棄物を除去することを補助するためのリフターを備えてもよい。前記リフターはフックの形状であってもよい。
【0015】
本明細書を通して、単語「備える」(comprise)、又は「備える」(comprises)若しくは「備えている」(comprising)のような変化形は、記載された要素、特徴若しくはステップ、又は、要素群、特徴群若しくはステップ群のグループを含むことを意味するが、他のいかなる要素、特徴若しくはステップ、又は、要素群、特徴群若しくはステップ群のグループを除外するものではないと理解されるだろう。
【0016】
本開示の実施形態は、添付の図面を参照して例示のためにのみ説明される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】
図1は、本実施形態による連続ベルトスクリーンアセンブリの透視図を示す。
【
図2】
図2は、ベルトスクリーンが連続ベルトスクリーンアセンブリのスクリーンパネルを取り付けるための取付機構の一実施形態を含む、
図1のアセンブリのベルトスクリーンの断面の斜視図を示す。
【
図3a】
図3aは、
図2に示されるベルトスクリーンのスクリーンパネルを取り付けるための取付機構のリンク群の第1セットのリンクの一実施形態の側面図を示す。
【
図3b】
図3bは、
図2に示されるベルトスクリーンのスクリーンパネルを取り付けるための取付機構のリンク群の第2セットのリンクの一実施形態の端面図を示す。
【
図4】
図4は、スクリーンパネルが配置されていない取付機構の斜視図を示す。
【
図5】
図5は、スクリーンパネルが配置された
図4に示される取付機構の斜視図を示す。
【
図6】
図6は、スクリーンパネルの軸平面が
図1に示される連続ベルトスクリーンアセンブリの取り付けるシャフトと交差している、
図3aに示されるリンクの使用時の断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図面において、大まかに参照符号10は、流路19の中を流れる液体(不図示)から固体廃棄物を濾過するために用いられる連続ベルトスクリーンアセンブリ14に、スクリーンパネル12を取り付けるための取付機構10を示す。
図1及び
図2に示されるように、連続ベルトスクリーンアセンブリ14は、間隔を空けて対向する一対のエンドレスベルト16と、一対のエンドレスベルト16の間で間隔を空けて平行に延びるシャフト18と、スクリーン15を形成するようにベルト16の間に配置された複数のスクリーンパネル12とを備える。
【0019】
取付機構10は、一対のベルト16の間に間隔を空けて平行な関係で取り付け可能なリンク群の第1セット22を備え、このリンク群の第1セット22の各リンク20は、第1凹部24を規定する(
図3a)。取付機構10は、さらに、一対のベルト16の間に間隔を空けて平行な関係で取り付け可能なリンク群の第2セット28を備え、このリンク群の第2セット28は、リンク群の第1セット22の間に配置され、リンク群の第1セット22と一列に並ぶように構成されている(
図3b)。リンク群の第2セット28の各リンク26は、第2凹部30を規定し、使用時に、第1凹部24と第2凹部30とが連携して、スクリーンパネル12を受け入れ可能な流路40を実質的に規定する(
図4-
図6)ように、第2凹部30は、リンク群の第1セット22のリンク20の第1凹部24とは反対の方向に向いている。
【0020】
図3aに示されるように、リンク群の第1セット22の各リンク20は、液体から髪や繊維のような繊維状の固体廃棄物を除去することを補助するための、フック25の形状のリフターを備える。また、各リンク20は、フック25を貫通して設けられたスロット21を規定する。
図3a及び3bに示されるように、リンク群の第1セット22及びリンク群の第2セット28の各リンク20,26の各端部32,33,34,35は、開口部36を貫通するシャフト18によってリンク20,26の当該端部32,33,34,35がシャフト18の1つに取り付け可能である、開口部36を規定する取付構造部を形成する。
【0021】
リンク群の第1セット22及び/又はリンク群の第2セット28の1つ以上のリンク20,26は、フック25又は任意の他の適切なリフターを備えてもよいこと、及び取付構造部は、リンク20,26がシャフト18に取り付けられることができるように任意の適切な方法で形成されてもよいことが当業者には理解されるだろう。
【0022】
いくつかの実施形態において、リンク群の第1セット22とリンク群の第2セット28との両方がシャフト18に取り付けられている時に、リンク群の第1セット22のリンク20は、スクリーンパネル12の長さ42にわたって、リンク群の第2セット28のリンク26と交互に並んでいる。リンク20及びリンク26は、連続ベルトスクリーンアセンブリ14におけるスクリーンパネル12の安定性を向上させるために、スクリーンパネル12の長さ42にわたって互いに等間隔で配置されている。いくつかの実施形態において、リンク20及びリンク26は、必ずしも交互に配置される必要はなく、他の構成では、グループ化され得ることが理解されるだろう。
【0023】
いくつかの実施形態において、
図3a、
図3b及び
図6に最もよく示されるように、第1凹部群24と第2凹部群30とのうちのそれぞれは、スクリーンパネル12の少なくとも1つの側部と対向する長手方向縁48,50とを固定するように、実質的にU字状である。本実施形態において、第1凹部24及び第2凹部30は、流路40を規定するために、スクリーンパネル12の長手方向軸13について、対向する方向に配置されるように形成されている。第1凹部24及び第2凹部30は、流路40を規定するため、互いに対向する方向に取り付け可能なように、任意の適切な方法によって形状が作られ得ることは、当業者には理解されるだろう。
【0024】
使用時、リンク群の第1セットのリンク20が、スクリーンパネル12の長さ42にわたってリンク群の第2セット28のリンク26と交互に配置されるように、連続ベルトスクリーンアセンブリ14のシャフト18は、リンク群の第1セット22及びリンク群の第2セット28の開口部36に貫通させられ、第1凹部24と第2凹部30とが対向することにより流路40を形成する。スクリーンパネル18は、リンク群の第1セット22がスクリーンパネル12の側面44に配置され、リンク群の第2セット28がスクリーンパネル12の反対側の側面46に配置されるように、流路40に配置されている。シャフト18は、ベルトリンクによって規定された開口部23を介して、一対のベルトリンク17に接続されている。この工程は、
図1及び
図2に示されるように、複数のスクリーンパネル12がエンドレスベルト16の間にとりつけられて、エンドレスベルト16が完全に形成されるまで繰り返される。
【0025】
有利には、スクリーンパネル12がリンク群のセット22,28を通過せずに、むしろ、本開示によるリンク群のセット22,28を取り付けることによって形成される流路40内で支持されることになるので、リンク群の第1セット22及びリンク群の第2セット28は、厳しい製作公差を要求しない。さらに、
図6に最もよく示されるように、スクリーンパネル12は、破線52で表されるスクリーンパネル12の軸平面がシャフト18の任意の部分と一致又は交差するように、流路40内で固定され得る。この「軸平面」は、スクリーンパネル12を通り、長手方向軸13と平行であり、対向する長手方向縁48,50と交差する平面だと理解されるだろう。
図6は例示を目的としてリンク20だけを示しているが、同様の交差配置がリンク26によって与えられていることは当業者には理解されるだろう。この交差配置は、連続ベルトスクリーンアセンブリ14の使用時に、スクリーンパネル12の作動中の回転を容易にすることができる。
【0026】
連続ベルトスクリーンアセンブリ14は、取付機構10がそれに含まれるように提供されてもよいことが当業者には理解されるだろう。また、本開示に従って使用されるように構成されたリンク群の第1セット及びリンク群の第2セットを含む独立した製品として取付キットが提供され得ることも理解されるだろう。
【0027】
本開示の広い一般的な範囲から逸脱することなく、上述の実施形態に対して多数の変形及び/又は修正がされ得ることは、当業者には理解されるだろう。従って、本実施形態は、あらゆる点で例示的であり、限定的ではないと考えられるべきである。
【国際調査報告】