(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-26
(54)【発明の名称】電力システム
(51)【国際特許分類】
H02J 1/00 20060101AFI20231019BHJP
B63J 99/00 20090101ALI20231019BHJP
H02H 3/087 20060101ALI20231019BHJP
【FI】
H02J1/00 309Q
B63J99/00 A
H02J1/00 304D
H02J1/00 306D
H02H3/087
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023521757
(86)(22)【出願日】2021-09-16
(85)【翻訳文提出日】2023-04-10
(86)【国際出願番号】 EP2021075403
(87)【国際公開番号】W WO2022078697
(87)【国際公開日】2022-04-21
(32)【優先日】2020-10-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518102517
【氏名又は名称】ダンフォス・エディトロン・オーワイ
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】パークナイネン,ユッシ
(72)【発明者】
【氏名】ラナ,アンドレイ
【テーマコード(参考)】
5G004
5G165
【Fターム(参考)】
5G004AA04
5G004AB03
5G004BA03
5G004BA04
5G004DA01
5G004DC06
5G165BB04
5G165DA01
5G165EA02
5G165EA04
5G165EA10
5G165FA01
5G165GA01
5G165GA04
5G165HA07
5G165JA09
5G165LA02
5G165MA01
5G165MA02
5G165MA10
5G165NA01
5G165NA10
5G165PA05
(57)【要約】
電力システムが、直流電圧バス(101、102)と、それぞれが直流電圧バスの間に接続されている少なくとも2つのバス-タイリンク(103~105)と、を含む。各バス-タイリンクは、バス-タイリンクの正極と負極との間に少なくとも1つのキャパシタ(106~111)を含む。各バス-タイリンクのうち少なくとも1つの極は、ヒューズなどの過電流保護デバイス(112~117)を介して、直流電圧バスのそれぞれの極(118、119)に接続されている。バス-タイリンクのキャパシタは、障害電流を電力システムに供給して、ゾーン選択性が実現されるように過電流保護デバイスを動作させることが可能な、分散型キャパシタ蓄積を形成する。電力システムは、例えば、船又は別の船舶の電力システムとすることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の直流電圧バス及び第2の直流電圧バス(101、102、201、202)を含む電力システムにおいて、
-前記電力システムが、前記第1の直流電圧バスと前記第2の直流電圧バスとの間にそれぞれが接続されている少なくとも2つのバス-タイリンク(103~105、203~205)をさらに含み、
-前記バス-タイリンクのそれぞれが、前記バス-タイリンクの第1の極と第2の極との間に少なくとも1つのキャパシタ(106~111、206、208、210)を含み、且つ、
-前記バス-タイリンクのそれぞれの少なくとも前記第1の極が、過電流保護デバイス(112~117、212~217)を介して、前記第1の直流電圧バス及び前記第2の直流電圧バスの第1の極(118、119、218、219)に接続され、前記過電流保護デバイスのそれぞれが、前記過電流保護デバイスの過電流状況に応じて電流を遮断するように構成されていることを特徴とする、電力システム。
【請求項2】
前記バス-タイリンクのそれぞれの前記第2の極が、他の過電流保護デバイス(220~225)を介して、前記第1の直流電圧バス及び前記第2の直流電圧バスの第2の極(226、227)に接続されている、請求項1に記載の電力システム。
【請求項3】
前記バス-タイリンク(103~105)のそれぞれが、それぞれが前記バス-タイリンクの前記第1の極と前記第2の極との間にある2つのキャパシタ(106、107、108、109、110、111)を含む、請求項1又は2に記載の電力システム。
【請求項4】
前記バス-タイリンクの物理的な長さの大部分が前記2つのキャパシタ(106、107、108、109、110、111)の間にあるように、前記2つのキャパシタが検討中の前記バス-タイリンクの端部の近傍にある、請求項3に記載の電力システム。
【請求項5】
前記第1の直流電圧バスが、前記第1の直流電圧バスの前記第1の極(118)と前記第1の直流電圧バスの第2の極との間にキャパシタ(126)を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の電力システム。
【請求項6】
前記第2の直流電圧バスが、前記第2の直流電圧バスの前記第1の極(119)と前記第2の直流電圧バスの第2の極との間にキャパシタ(127)を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の電力システム。
【請求項7】
前記第1の直流電圧バス及び前記第2の直流電圧バスのそれぞれが、過電流保護デバイス(130)が設けられ、且つ、前記電力システムの負荷に電力を供給するのに適した少なくとも1つの電源コンセント(128)を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の電力システム。
【請求項8】
前記バス-タイリンクのそれぞれの各キャパシタが、1つ又は複数の電気二重層キャパシタ素子を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の電力システム。
【請求項9】
前記過電流保護デバイスがヒューズを含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の電力システム。
【請求項10】
前記バス-タイリンクのそれぞれが、前記第1の直流電圧バスと前記第2の直流電圧バスとの間の前記バス-タイリンクで実装される電気接続を切断するためのスイッチ断路器(231)を含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の電力システム。
【請求項11】
請求項1~10のいずれか一項に記載の電力システムを含む船舶(132)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、必須ではないが、例えば、船又は別の船舶の電力システムとすることができる電力システムに関する。
【背景技術】
【0002】
多くの場合、電力システムは、負荷に電気エネルギーを供給するように構成され、且つ、互いに独立して動作可能性を維持することが求められる2つ以上の直流電圧バスを含む。電力システムは、例えば、船又は別の船舶の電力システムとすることができ、この場合、電力システムの負荷は、例えば、1つ又は複数の推進モータと、船舶の交流電圧ネットワークと、例えば、1つ又は複数のバウスラスタモータのようなその他の負荷と、を含む場合がある。モータは、有利には、交流電流「AC:alternating current」モータであり、対応する負荷コンバータが、直流電圧バスの直流電圧をACモータに適した交流電圧に変換するためのインバータである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記で言及した種類の電力システムの費用対効果に優れた設計は、通常動作のために相互接続された直流電圧バスを介しての電力の流れに大きく依存することになる場合が多く、その一方で、直流電圧バスが切断された状態であってもなお、故障時動作が可能である。典型的な設計では、直流電圧バスは、通常動作の間バス-タイリンクと相互接続されており、バス-タイリンクには、故障状況時に直流電圧バスを互いに切断するための、ヒューズ又は過電流継電器などの過電流保護デバイスが設けられている。しかしながら、例えば、バス-タイリンクに障害が発生した場合、障害電流は、両方の直流電圧バスから障害まで流れる可能性があるため、バス-タイリンクを直流電圧バスに接続する過電流保護デバイスはそれぞれ、障害電流の一部、例えば、約半分だけを通すので、上記で言及した種類の電力システムに関連して、過電流保護でゾーン選択性を維持することは難しい場合がある。したがって、短絡電流の利用可能性が制限されている直流電圧電気システム、及び/又はシステムの直流電圧キャパシタによって提供されている直流電圧電気システムでは、高電力定格バス-タイリンクは、過電流保護デバイスを起動して、例えば、バス-タイリンクに位置するヒューズを溶断するのに必要なエネルギーを供給するためには、直流電圧バスに多量の静電容量が必要である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以下は、様々な本発明の実施形態のいくつかの態様の基本的な理解を提供するために、単純化された概要を提示している。この概要は、本発明の広範な大要ではない。これは、本発明の主要な又は重要な要素を識別することを意図したものではなく、本発明の範囲を線引きすることを意図したものでもない。以下の概要は、本発明の例示的な実施形態のより詳細な説明に対する前置きとして単純化された形態において本発明のいくつかの概念を提示するものに過ぎない。
【0005】
本発明に従って、必須ではないが、例えば、船又は別の船舶の電力システムとすることができる新たな電力システムが提供されている。
【0006】
本発明による電力システムは、第1の直流電圧バス及び第2の直流電圧バス、並びに、それぞれが第1の直流電圧バスと第2の直流電圧バスとの間に接続されている、少なくとも2つのバス-タイリンクを含むとともに、
-バス-タイリンクのそれぞれが、バス-タイリンクの第1の極と第2の極との間に少なくとも1つのキャパシタを含み、且つ、
-バス-タイリンクのそれぞれの少なくとも第1の極が、過電流保護デバイス、例えば、ヒューズ又は過電流継電器を介して、第1の直流電圧バスの第1の極及び第2の直流電圧バスの第1の極に接続され、過電流保護デバイスのそれぞれが、過電流保護デバイスにおける過電流状況に応じて電流を遮断するように構成されている。
【0007】
上述のバス-タイリンクのキャパシタは、障害電流を電力システムに供給して、ゾーン選択性が実現されるように過電流保護デバイスを動作させることが可能な、分散型キャパシタ蓄積を形成する。上述のバス-タイリンクの第1の極、並びに第1の直流電圧バスの第1の極及び第2の直流電圧バスの第1の極は、例えば、バス-タイリンクの正極、並びに第1の直流電圧バスの正極及び第2の直流電圧バスの正極とすることができる。しかしながら、第1の極が負極であることもまたあり得る。
【0008】
本発明に従って、本発明による電力システムを含む新たな船舶もまた提供されている。船舶の電力システムの負荷は、例えば、1つ又は複数の推進モータ、船舶の交流電圧ネットワーク、及び/又は例えば、1つ又は複数のバウスラスタモータのような、その他の負荷を含む場合がある。モータは、有利には、交流電流「AC」モータであり、対応する負荷コンバータが、直流電圧をACモータに適した交流電圧に変換するためのインバータである。
【0009】
例示的且つ非限定的な実施形態については、添付の従属請求項に記載されている。
【0010】
構造及び動作方法の両方に関する様々な例示的且つ非限定的な実施形態については、その追加の目的及び利点とともに、添付図面に関連して読めば、特定の例示的且つ非限定的な実施形態に関する以下の説明から、最もよく理解することができよう。
【0011】
「含む(to comprise)」及び「含む(to include)」という動詞は、本明細書においては、記述されていない特徴の存在を除外するものでも、必要とするものでもない、開かれた限定(open limitation)として使用されている。従属請求項において記述されている特徴は、そうではない旨が明示的に述べられていない限り、相互に自由に組み合わせることが可能である。さらに、「1つの(a)」又は「1つの(an)」の、すなわち、単数形の使用は、本明細書の全体を通じて、複数形を除外するものではないことを理解されたい。
【0012】
以下、例示の意味合いにおいて、また、添付図面を参照しながら、例示的且つ非限定的な実施形態及びそれらの利点について、さらに詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】例示的且つ非限定的な一実施形態による電力システムの概略図を示している。
【
図2】例示的且つ非限定的な一実施形態による電力システムの概略図を示している。
【発明を実施するための形態】
【0014】
下記本明細書において提供されている特定の例は、添付の特許請求の範囲及び/又は適用可能性を限定するものであると解釈しないものとする。下記本明細書において提供されている例のリスト及び群は、そうではない旨が明示的に述べられていない限り、すべてを網羅したものではない。
【0015】
図1は、例示的且つ非限定的な一実施形態による電力システムの概略図を示している。この例示的な場合では、電力システムは、例えば、船とすることができる船舶132の電力システムである。電力システムは、第1の直流電圧バス101及び第2の直流電圧バス102を含む。
図1に図示されている例示的な電力システムでは、第1の直流電圧バス101に接続された電源装置が、直流電圧-直流電圧「DC-DC」コンバータ132を介して、及び過電流保護デバイス133を介して、第1の直流電圧バス101に電気エネルギーを供給するように構成されたバッテリデバイス131を含む。しかしながら、例示的且つ非限定的な一実施形態による電力システムが、バッテリデバイスに加えて、又はバッテリデバイスの代わりに、例えば、発電機及び/又は燃料電池を含むこともまたあり得る。
図1に図示されている例示的な場合では、過電流保護デバイス133は、ヒューズであるが、過電流保護デバイス133は過電流継電器であることもまたあり得る。
【0016】
第1の直流電圧バス101は電源コンセントを含み、電源コンセントはそれぞれ、電力システムの負荷に電力を供給するように構成されているとともに、過電流保護デバイスが設けられている。
図1では、電源コンセントのうちの1つが参照符号128で表示され、電源コンセント128の過電流保護デバイス、例えば、ヒューズ又は過電流継電器が、参照符号130で表示されている。電源コンセント128によって供給される負荷は、参照符号129で表示されている。この例示的な場合では、負荷129は、交流電流「AC」推進モータ135と、第1の直流電圧バス101の直流電圧を推進モータ135に適した交流電圧に変換するためのインバータ134と、を含む。さらに、第1の直流電圧バス101は、船舶132の交流電流「AC」ネットワーク136の少なくとも一部を含む負荷に電気エネルギーを供給するための別の電源コンセントを含む。
図1に図示されている例示的な電力システムでは、第2の直流電圧バス102に接続された電源装置及び負荷が、第1の直流電圧バス101に接続された、同様の電源装置及び負荷である。しかしながら、第1の直流電圧バス及び第2の直流電圧バスが、異なる電源装置及び/又は異なる負荷に接続されることもまたあり得る。
【0017】
電力システムは、それぞれが第1の直流電圧バス101と第2の直流電圧バス102との間に接続されているバス-タイリンクを含む。
図1に図示されている例示的な場合では、電力システムは、3つのバス-タイリンク103、104、及び105を含む。しかしながら、例示的且つ非限定的な一実施形態による電力システムが、2つの直流電圧バスの間に2つのバス-タイリンクしか含まないこと、又は4つ以上のバス-タイリンクを含むこともまたあり得る。バス-タイリンクのそれぞれが、バス-タイリンクの第1の極と第2の極との間にキャパシタを含む。バス-タイリンク103は、キャパシタ106及び107を含み、バス-タイリンク104は、キャパシタ108及び109を含み、バス-タイリンク105は、キャパシタ110及び111を含む。それぞれのバス-タイリンク上では、バス-タイリンクの物理的な長さの大部分が2つのキャパシタの間にあるように、2つのキャパシタは、有利には、検討中のバス-タイリンクの端部の近傍にある。各キャパシタは、例えば、1つ又は複数の電気二重層キャパシタ「EDLC:electric double layer capacitor」素子を含む場合がある。
【0018】
バス-タイリンク103~105のそれぞれの第1の極は、過電流保護デバイス、例えば、ヒューズ又は過電流継電器を介して、第1の直流電圧バス101及び第2の直流電圧バス102の第1の極118及び119に接続されている。第1の極は、例えば、正電圧極とすることができる。過電流保護デバイスはそれぞれ、検討中の過電流保護デバイスの過電流状況に応じて電流を遮断するように構成されている。バス-タイリンク103は、過電流保護デバイス112及び113を介して、第1の直流電圧バス101及び第2の直流電圧バス102の第1の極118及び119に接続されている。同様に、バス-タイリンク104は、過電流保護デバイス114及び115を介して、第1の直流電圧バス及び第2の直流電圧バスの第1の極に接続され、また、バス-タイリンク105は、過電流保護デバイス116及び117を介して、第1の直流電圧バス及び第2の直流電圧バスの第1の極に接続されている。
【0019】
例証のために、バス-タイリンクのうちの1つに障害、例えば、短絡又は電線の対接地短絡がある例示的な障害状況について検討する。一般性を制限することなく、バス-タイリンク105に障害137がある障害状況について検討することができる。この例示的な場合では、電流がキャパシタ110及び111によって障害137に供給されている。さらに、電流は、第1の直流電圧バス101のキャパシタ126によって過電流保護デバイス116を介して、及び第2の直流電圧バス102のキャパシタ127によって過電流保護デバイス117を介して、障害137に供給されている。さらにその上、電流は、バス-タイリンク103のキャパシタ106及び107によって過電流保護デバイス112、113、116、及び117を介して、障害137に供給されている。さらにその上、電流は、バス-タイリンク104のキャパシタ108及び109によって過電流保護デバイス114、115、116、及び117を介して、障害137に供給されている。したがって、過電流保護デバイス116及び117の総電流は、多数の電源からの電流を含み、そのため、過電流保護デバイス116及び117は、過電流保護デバイス112~115が過電流保護デバイス112~115が反応するほどの長い時間にわたり多くの電流を伝導してしまう前に、電流を遮断し、これにより、バス-タイリンク105及び障害137を電力システムの他の部分から切り離す。
【0020】
次に、直流電圧バスのうちの1つに障害がある例示的な障害状況について検討する。一般性を制限することなく、第1の直流電圧バス101に障害138がある状況について検討することができる。この例示的な場合では、電流がキャパシタ126によって障害138に供給されている。さらに、キャパシタ106~111によって過電流保護デバイス112、114、及び116を介して、電流が障害138に供給されている。当然の帰結として、過電流保護デバイス112、114、及び116は、電流を遮断し、これにより、第1の直流電圧バス101は、第2の直流電圧バス102から切り離される。
【0021】
上記で提示されている例示的な障害状況によって図示されているように、バス-タイリンク103~105のキャパシタ106~111は、電力システムに障害電流を供給して、ゾーン選択性が実現されるように過電流保護デバイスを動作させることが可能な、分散型キャパシタ蓄積を形成する。
【0022】
図2は、例示的且つ非限定的な一実施形態による電力システムの概略図を示している。電力システムは、第1の直流電圧バス201及び第2の直流電圧バス202を含む。電力システムは、それぞれが第1の直流電圧バス201と第2の直流電圧バス202との間に接続されている、3つのバス-タイリンク203、204、及び205を含む。バス-タイリンクのそれぞれが、バス-タイリンクの第1の極と第2の極との間にキャパシタを含む。バス-タイリンク203は、キャパシタ206を含み、バス-タイリンク204は、キャパシタ208を含み、バス-タイリンク205は、キャパシタ210を含む。バス-タイリンク203~205のそれぞれの第1の極は、過電流保護デバイス212、213、214、215、216、及び217、例えば、ヒューズ又は過電流継電器を介して、第1の直流電圧バス201及び第2の直流電圧バス202の第1の極218及び219に接続されている。同様に、バス-タイリンク203~205のそれぞれの第2の極は、過電流保護デバイス220、221、222、223、224、及び225を介して、第1の直流電圧バス201及び第2の直流電圧バス202の第2の極226及び227に接続されている。
図2に図示されている例示的な電力システムでは、上述の第1の極は正極であり、上述の第2の極は負極である。
図2に図示されている例示的な電力システムでは、バス-タイリンクは、第1の直流電圧バス201と第2の直流電圧バス202との間のバス-タイリンクで実装される電気接続を切断するためのスイッチ断路器231を含む。
【0023】
上記本明細書において提供されている特定の例は、添付の特許請求の範囲の適用可能性及び/又は解釈を限定するものであると解釈しないものとする。上記本明細書において提供されている例のリスト及び群は、そうではない旨が明示的に述べられていない限り、すべてを網羅したものではない。
【国際調査報告】