(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-27
(54)【発明の名称】複数のビアを備えるビア接続構造及びそれを備える基板
(51)【国際特許分類】
H01L 23/12 20060101AFI20231020BHJP
H05K 3/46 20060101ALI20231020BHJP
【FI】
H01L23/12 N
H01L23/12 501P
H05K3/46 N
H05K3/46 B
H05K3/46 T
H05K3/46 Q
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022574747
(86)(22)【出願日】2022-09-09
(85)【翻訳文提出日】2023-02-06
(86)【国際出願番号】 US2022042982
(87)【国際公開番号】W WO2023039118
(87)【国際公開日】2023-03-16
(32)【優先日】2021-09-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521560126
【氏名又は名称】アブソリックス インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Absolics Inc.
【住所又は居所原語表記】3000 SKC Drive,Covington,GA 30014,USA
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】キム、ソンジン
(72)【発明者】
【氏名】キム、ジンチョル
【テーマコード(参考)】
5E316
【Fターム(参考)】
5E316AA32
5E316AA35
5E316AA38
5E316AA43
5E316BB13
5E316CC09
5E316CC10
5E316CC13
5E316CC16
5E316CC17
5E316CC18
5E316CC32
5E316DD23
5E316DD24
5E316EE31
5E316FF07
5E316GG15
5E316GG17
5E316GG28
5E316HH07
5E316HH11
5E316JJ02
5E316JJ03
5E316JJ13
(57)【要約】
【要約】
本発明は、ビアの接続構造であって、絶縁層内に配置される複数のビアを備え、前記複数のビアは、互いに縦方向に積層されて配置される第1ビア及び第2ビアを備え、前記第1ビア及び前記第2ビアは、同一表面において接するように構成され、前記第2ビア及び前記第1ビアは、それぞれ異なる数で配置される、ことを特徴とするビアの接続構造を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビアの接続構造であって、
絶縁層内に配置される複数のビアを備え、前記複数のビアは、互いに縦方向に積層されて配置される第1ビア及び第2ビアを備え、
前記第1ビア及び前記第2ビアは、同一表面において接するように構成され、
前記第2ビア及び前記第1ビアは、それぞれ異なる数で配置される、ことを特徴とするビアの接続構造。
【請求項2】
前記複数のビアは、上下方向に電気的信号を伝送するように構成される、ことを特徴とする請求項1に記載の接続構造。
【請求項3】
基板であって、
前記基板を厚さ方向に貫通する貫通孔と、
前記貫通孔が配置されるコア基板と、
前記コア基板の第1面に形成される再配線層と、を備え、
前記基板は、所定の形状に配置される電気伝導性層を備え、
前記電気伝導性層は、コア伝導性層及び再配線伝導性層を備え、
前記コア伝導性層は、前記コア基板の第1面に接して配置される第1伝導性層と、前記貫通孔内に配置される貫通伝導性層と、前記コア基板の第2面に接して配置される第2伝導性層とを備え、
前記再配線伝導性層は、前記再配線層内に埋め込まれ、
前記コア伝導性層及び前記再配線伝導性層は、互いに電気的に接続され、
前記再配線伝導性層は、絶縁層及びビアの接続構造を備え、
前記ビアの接続構造は、請求項1に記載されたものであることを特徴とする、基板。
【請求項4】
前記第2ビアは、前記第1ビアの上に配置され、
前記第1ビアは、互いに接続する第1ビアボール及び第1ビアパッドを備え、
前記第2ビアと前記第1ビアホールとは、前記第1ビアパッドを介して接続され、
前記第1ビアパッドに接触する1つの第1ビア当たりに、2つ以上の第2ビアが配置される、ことを特徴とする請求項3に記載の基板。
【請求項5】
前記第1ビアパッドと接する前記第2ビア間の間隔は、0.2μm以上である、ことを特徴とする請求項4に記載の基板。
【請求項6】
前記第1ビアパッドと接する前記第2ビアの大きさは、10μm~100μmである、ことを特徴とする請求項4に記載の基板。
【請求項7】
前記第2ビアは、前記第1ビア上に一列に配置される複数のビアを備える、ことを特徴とする請求項4に記載の基板。
【請求項8】
前記第2ビアは、前記第1ビアパッド上に3つ以上配置され、
前記第2ビアは、ビアパッドの中心を取り囲むように多角形形状に配置されるビアを備える、ことを特徴とする請求項4に記載の基板。
【請求項9】
前記コア基板は、シリコン系セラミック基板、ガラス系セラミック基板、ガラス基板又はこれらの組み合わせのうちのいずれかの1つである、ことを特徴とする請求項3に記載の基板。
【請求項10】
請求項3に記載の基板と、前記基板に装着される半導体素子とを備える、ことを特徴とする半導体。
【請求項11】
電子装置基板であって、
前記基板を厚さ方向に貫通する貫通孔と、
前記貫通孔が配置されるコア基板と、
前記コア基板の第1面に配置される上部再配線層と、を備え、
前記基板は、所定の形状に配置され、電気的信号を伝送するように構成される電気伝導性層を備え、
前記電気伝導性層は、前記貫通孔の少なくとも一部を介して前記コア基板の上部と前記コア基板の下部とを電気的に接続するように構成され、
前記電気伝導性層の再配線伝導性層は、上下方向に電気的信号を伝送するように構成される複数のビアを備え、
前記複数のビアは、互いに縦方向に積層されて配置される第1ビア及び第2ビアを備え、
前記第1ビア及び前記第2ビアは、同一表面において接するように構成され、
前記第2ビア及び前記第1ビアは、それぞれ異なる数で配置される、ことを特徴とする電子装置基板。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)本出願は、2021年9月10日に出願された米国特許出願第63/242,625号の優先権を主張し、その開示内容全体は、あらゆる目的のために参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、複数のビアを備えるビア接続構造及びそれを備える基板に関するものである。
【背景技術】
【0003】
半導体のパッケージングにおいて高い効率と性能を実現するためには、半導体チップとメインボード間の電気伝導性が重要である。一般的な半導体パッケージング工程では、基板にビアを形成し、ビアに銅等の伝導性金属を充填して伝導性層を形成し、通信のためのチャネルを形成する。
【0004】
近年、板ガラスのような無機基板をパッケージ基板として適用する取り組みが行われている。特に、板ガラスの例では、ガラス基板の剛性を適正に保ちつつ、反りの発生を防止することが望まれている。そのため、ガラス基板等の機械的な不具合を防止しつつ、優れた導電性を確保することができる解決策が望まれている。
【発明の概要】
【0005】
本概要は、発明の詳細な説明で後述する概念の一部を簡略化して紹介するために提供されるものである。本概要は、請求対象の重要な特徴又は必須の特徴を特定することを意図するものではなく、請求対象の範囲を決定する際の補助として使用することを意図するものでもない。
【0006】
本発明は、ビアの接続構造であって、絶縁層内に配置される複数のビアを備え、前記複数のビアは、互いに縦方向に積層されて配置される第1ビア及び第2ビアを備え、前記第1ビア及び前記第2ビアは、同一表面において接するように構成され、前記第2ビア及び前記第1ビアは、それぞれ異なる数で配置される、ことを特徴とするビアの接続構造を提供する。
【0007】
前記複数のビアは、上下方向に電気的信号を伝送するように構成される。
【0008】
本発明は、基板であって、前記基板を厚さ方向に貫通する貫通孔と、前記貫通孔が配置されるコア基板と、 前記コア基板の第1面に形成される再配線層と、を備え、前記基板は、所定の形状に配置される電気伝導性層を備え、前記電気伝導性層は、コア伝導性層及び再配線伝導性層を備え、 前記コア伝導性層は、前記コア基板の第1面に接して配置される第1伝導性層と、前記貫通孔内に配置される貫通伝導性層と、前記コア基板の第2面に接して配置される第2伝導性層とを備え、前記再配線伝導性層は、前記再配線層内に埋め込まれ、前記コア伝導性層及び前記再配線伝導性層は、互いに電気的に接続され、前記再配線伝導性層は、絶縁層及びビアの接続構造を備える、基板を提供する.
【0009】
前記第2ビアは、前記第1ビアの上に配置され、 前記第1ビアは、互いに接続する第1ビアボール及び第1ビアパッドを備え、前記第2ビアは、前記第1ビアホール及び前記第1ビアパッドを介して前記第1ビアに接続され、前記第1ビアパッドに接触する1つの第1ビア当たりに、2つ以上の第2ビアが配置される
【0010】
前記第1ビアパッドと接する前記第2ビア間の間隔は、0.2μm以上である。
【0011】
前記第1ビアパッドと接する前記第2ビアの大きさは、10μm~100μmである
。
【0012】
前記第2ビアは、前記第1ビア上に一列に配置される複数のビアを備える。
【0013】
前記第2ビアは、前記第1ビアパッド上に3つ以上配置され、
前記第2ビアは、ビアパッドの中心を取り囲むように多角形形状に配置されるビアを備える。.
【0014】
前記コア基板は、シリコン系セラミック基板、ガラス系セラミック基板、ガラス基板又はこれらの組み合わせのうちのいずれかの1つである。
【0015】
本発明は、電子装置基板であって、前記基板を厚さ方向に貫通する貫通孔と、 前記貫通孔が配置されるコア基板と、 前記コア基板の第1面に配置される上部再配線層と、を備え、前記基板は、所定の形状に配置され、電気的信号を伝送するように構成される電気伝導性層を備え、前記電気伝導性層は、前記貫通孔の少なくとも一部を介して前記コア基板の上部と前記コア基板の下部とを電気的に接続するように構成され、前記上部再配線伝導性層は、上部再配線層内に配置される電気伝導性層であり、前記電気伝導性層の再配線伝導性層は、上下方向に電気的信号を伝送するように構成される複数のビアを備え、前記複数のビアは、互いに縦方向に積層されて配置される第1ビア及び第2ビアを備え、前記第1ビア及び前記第2ビアは、同一表面において接するように構成され、前記第2ビア及び前記第1ビアは、それぞれ異なる数で配置される、ことを特徴とする電子装置基板を提供する。
【0016】
他の特徴及び態様は、以下の詳細な説明、図面、及び特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1A】1つ以上の実施例に係る基板の一例を示すものである。
【
図1B】1つ以上の実施例に係る半導体パッケージの一例を示すものである。
【
図3A】1つ以上の実施例に係る複数のビアの一例を示すものである(
図2のA―A'断面図)。
【
図3B】1つ以上の実施例に係る複数のビアの一例を示すものである(
図2のA―A'断面図)。
【
図4A】1つ以上の実施例に係る複数のビアの一例を示すものである(
図2のA―A'断面図)。
【
図4B】1つ以上の実施例に係る複数のビアの一例を示すものである(
図2のA―A'断面図)。
【
図4C】1つ以上の実施例に係る複数のビアの一例を示すものである(
図2のA―A'断面図)。
【
図5】1つ以上の実施例に係る複数のビアの一例を示すものである(
図2のA―A'断面図)。
【
図6】1つ以上の実施例に係る半導体パッケージの一例を示す斜視図である。
【
図7】1つ以上の実施例に係るパッケージング基板の一例を示す斜視図である。
【
図8】1つ以上の実施例に係るパッケージング基板の断面の一例を示すものである。
【
図9】
図8のU部分の再配線層の一例を拡大して示すものである。
【
図10】1つ以上の実施例に係るパッケージング基板の微細層の断面の一例を示すものである。
【
図11】1つ以上の実施例に係る複数のビアの断面の一例を示すものである。
【
図12】1つ以上の実施例に係る複数のビアの断面の一例を示すものである。
【
図13】1つ以上の実施例に係る複数のビアの一例を示すものである。
【
図14】1つ以上の実施例に係る複数のビアの一例を示すものである。
【
図15】1つ以上の実施例に係る複数のビアの一例を示すものである。
【
図16】1つ以上の実施例に係るパッケージング基板の一部を示す斜視図である。
【
図17】1つ以上の実施例に係るパッケージング基板の断面を示すものである。
【0018】
図面及び詳細な説明において、同一の符号は同一の要素を指す。図面は一定の縮尺ではない場合があり、図面中の要素の相対的な縮尺、比率、及び説明は、明確さ、図示及び便宜のために誇張されている場合がある。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下の詳細な説明は、読者が本明細書に記載された方法、装置、及び/又はシステムを包括的に理解することを支援するために提供されるものである。しかしながら、本開示を理解すれば、本明細書に記載された方法、装置、及び/又はシステムの様々な変更、修正、及び等価物は明らかになるであろう。例えば、本明細書に記載された動作の順序は単なる例示であり、本明細書に記載されたものに限定されるものではなく、動作が必ず一定の順序で行われる場合を除き、本開示を理解すれば明らかになるように変更してもよい。また、本開示の内容を理解すれば、公知である特徴の説明は、明瞭性及び簡潔性を高めるために省略することができるが、特徴の省略及びそれらの説明も、それらの一般的な知識を認めることを意図したものではないことに留意されたい。
【0020】
本明細書に記載される特徴は、異なる形態で具現化することができ、本明細書に記載の例に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、本明細書に記載された例は、本開示を理解した後に明らかになる本明細書に記載の方法、装置、及び/又はシステムを実現する多くの可能な方法のいくつかを単に説明するために提供されるものである。
【0021】
本明細書では、「第1」、「第2」及び「第3」等の用語を使用して様々な部材、構成要素、領域、層、又はセクションを説明するが、これらの部材、構成要素、領域、層、又はセクションは限定されない。むしろ、これらの用語は、ある部材、構成要素、領域、層、又はセクションを他の部材、構成要素、領域、層、又はセクションから区別するためにのみ使用される。従って、本明細書に記載された実施例で言及された第1の部材、構成要素、領域、層、又はセクションは、実施例の教示から逸脱することなく、第2の部材、構成要素、領域、層、又はセクションと呼ばれる場合もある。
【0022】
明細書において、層、領域、又は基板等の要素が、別の要素の「上」にあるか、別の要素に「接続」又は「結合」されると記載されている場合、それは直接「上」にあるか、「接続」されるか、又は他の要素に「結合」されるか、又はそれらの間に1つ以上の他の要素が介在している。一方、ある要素が別の要素の「直接上にある」、別の要素に「直接接続される」、又は「直接結合される」と記載されている場合、その間に他の要素が介在することはない。同様に、例えば、「間」、「ちょうど間」、「に隣接する」及び「に直接隣接する」等表現も、前述のように解釈することができる。
【0023】
本明細書で使用される用語は、特定の例を説明することのみを目的としており、本開示を限定するために使用されるものではない。本明細書で使用される単数形は、文脈が明確に別段の指示をしない限り、複数形も含むことを意図する。本明細書で使用される「及び/又は」という用語は、関連する列挙項目の任意の1つ及び任意の2つ以上の任意の組み合わせを含む。 本明細書で使用される用語「含む」、「備える」、及び「有する」は、記載された特徴、数、操作、要素、構成要素、及び/又はそれらの組み合わせの存在を特定するが、1つ以上の他の特徴、数、操作、要素、構成要素、及び/又はそれらの組み合わせの存在又は追加を排除するものではない。本明細書において、実施例又は実施形態(例えば、実施例又は実施形態が何を含み得るか、又は実施し得るかに関して)における用語「もよい」は、そのような特徴が含まれるか又は実施される少なくとも1つの実施例又は実施形態が存在することを意味する。ただし、すべての例がこれに限定されるものではない。
【0024】
本明細書において、「A上にBが位置する」という意味は、A上に直接接触してBが位置するか、又はそれらの間に別の層が位置しながらA上にBが位置することを意味し、明細書に明確に説明していない限り、Aに直接接触してBが位置することに限定されて解釈されるべきではない。
【0025】
別段の定義がない限り、本明細書で使用される技術用語及び科学用語を含むすべての用語は、本開示の理解後に一貫して本開示が属する技術分野における通常の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に使用される辞書で定義されるような用語は、関連する技術及び本開示の文脈における意味と一致する意味を有すると解釈され、本明細書で明示的にそのように定義されない限り、理想化された又は過度に形式的な意味で解釈されるべきではない。
【0026】
1つ以上の例において、「A及び/又はB」の記載は、「A、B、又は、A及びB」を意味する。
【0027】
1つ以上の例において、「第1」、「第2」又は「A」、「B」のような用語は、特に説明がない限り、同一の用語を互いに区別するために使用される。
【0028】
1つ以上の例において、単数の表現は、特に説明がなければ、文脈上解釈される単数又は複数を含む意味で解釈される。
【0029】
1つ以上の例は、複数のビアを備えるビア接続構造により、基板の機械的特性を維持しながら伝導効率を向上させることによって、半導体パッケージングに適用される高性能の基板を提供することができる。
【0030】
一例において、複数のビアが適用されたビア接続構造及び基板は、基板の伝導効率を向上さえ、めっき工程中ビア内に発生する可能性のある欠陥を最小限に抑えることができる。更に、接続構造を複数のビアに任意に適用することによって、効率的な半導体パッケージ基板を提供することができる。
【0031】
図1Aは、1つ以上の実施例に係る基板の一例を断面で示し、
図1Bは、1つ以上の実施例に係る半導体パッケージの一例を示す。
図2は、
図1におけるU部分の拡大図であり、
図3A及び
図3Bは、それぞれ1つ以上の実施例に係る複数のビアの一例を示す。
図4A、4B及び4Cは、それぞれ他の例を示し、
図5は、1つ以上の実施例に係る複数のビアの一例を示す。
【0032】
以下、
図1A~
図5を参照して1つ以上の例を詳細に説明する。
【0033】
ビアの接続構造
図2に示すように、1つ以上の実施例に係るビア構造は、複数のビア100を備える。
【0034】
前記複数のビア100は、絶縁層3内に配置され、電気的信号を上下方向に伝送する。前記複数のビア100は、互いに上方向及び下方向に、又は互いに縦関係に配置される第1ビア120及び第2ビア140を備えてもよく、前記第1ビア120及び前記第2ビア140は、一面において接してもよい。
【0035】
1つの特徴として、複数のビア100において、一面において互いに対向する前記第2ビア140及び前記第1ビア120は、それぞれ異なる数で配置されてもよい(
図2参照)。
【0036】
例では、前記第2ビア140は、第1ビア120の上に配置されてもよく、第1ビア120の下に配置されてもよい。
【0037】
以下では、例えば、前記第2ビア140が前記第1ビア120の上に配置されている場合を参考として説明する。
【0038】
前記第1ビア120は、互いに接続される第1ビアホール120a及び第1ビアパッド120bを備えてもよい。
【0039】
前記第2ビア140は、前記第1ビアホール120a及び前記第1ビアパッド120bに接続されてもよい。具体的に、前記第2ビア140は、第1ビアパッド120bと接触する第1ビアホール120a内に配置される再配線伝導性層と、第1ビアパッド120bに接触する前記第2ビア140の再配線伝導性層との導通を可能にする構造であってもよい。
【0040】
第1ビアパッド120bに接触する1つの第1ビア120当たりの前記第2ビア140の数は、例えば、2つ以上、3つ以上、又は4つ以上であってもよい。前記第2ビア140の数は、例えば、150個以下でもよく、100以下でも良い。前記第2ビア140の数は、例えば、1つの第1ビア120当たり15個以下であってもよく、8個以下であってよい。
【0041】
1つの第1ビア120当たりに複数の第2ビア140を適用する場合、より緻密に設計された再配線層のデザインを所定のスペースに具現化することができ、高周波の電力を印加しながら効率的な電流の流れを提供することが可能になる。
【0042】
前記第1ビアホール120a及び前記第2ビアホールには、それぞれ独立して配置される再配線伝導性層を有してもよく、前記再配線伝導性層は、ビアホールの内部領域の一部にのみ配置されてもよく(
図3A、
図4A及び
図4B参照)、ビアホールの内部領域全体を充填するように配置されてもよい(
図3B及び
図4C参照)。前記再配線伝導性層がビアホール120又は140の一部のみに配置されている場合、絶縁層は、ビアホール120又は140の一部にのみ配置されてもよい。
【0043】
前記第2ビア140は、複数の第2ビアホールを形成した後、必要な箇所に位置されたビアホールに選択的に電気伝導性層を形成し、他のビアホールを絶縁層で充填することにより形成しても良い。更に、前記第2ビア140は、必要な箇所に第2ビアホールを選択的に形成し、その後、電気伝導性層を形成してもよい。
【0044】
第1ビアパッド120bに接触する前記第2ビア140間の間隔は、例えば、0.2μm以上であってもよく、0.5μm以上であってもよく、0.7μm以上であっても良い。前記間隔は、例えば、2μm以下であってもよく、1μm以下であってもよく、0.8μm以下であっても良い。
【0045】
第1ビアパッド120bに接触する前記第2ビア140の大きさは、10μm以上であってもよく、15μm以上であってもよく、20μm以上であってもよく、25μm以上であってもよい。前記大きさは、例えば、100μm以下であってもよく、80μm以下であってもよく、70μm以下であってもよい。このような例では、高周波の電力を印加しながら効率的な電流の流れを提供することができる。
【0046】
前記第2ビア140の断面が円形である場合、前記大きさは直径であり得る。
【0047】
前記第2ビア140の断面が多角形である場合、前記大きさは各辺の長さの平均値であってもよい。
【0048】
前記第2ビア140は、前記第1ビアパッド120b上に一列に配置されてもよい(
図3A及び
図3B参照)。
図3A及び
図3Bにおいて、前記第1ビアパッド120bは、例えば、長四角形の形状を有していてもよい。しかし、前記第1ビアパッド120bの形状は、これに限定されるものではない。更に、
図3A及び
図3Bの例のように、前記第2ビア140に別途の導線が接続されていなくてもよい。しかし、
図5に示すように、導線に接続されている第2ビア140を適用してもよく、実施形態に応じて、一部のビアは導線に接続され、その他のビアは導線に接続されないようにしてもよい。
【0049】
一例として、前記第2ビア140は、3つ以上配置され、第1ビアパッド120b上に多角形を構成する頂点に配置されてもよい(
図4A参照)。更に、第2ビア140は、必要に応じて多角形内に更に配置されてもよい(
図4B及び
図4C参照)。
図4A、
図4B及び
図4Cは、 円形の第1ビアパッド120bを示す。しかし、前記第1ビアパッド120bの形状はこれに限定されない。更に、
図4A、
図4B及び
図4Cにおいて、第2ビア140は、別途の導線に接続されていないが、
図5に示すように、第2ビア140は、導線に接続されてもよい。実施形態に応じて、一部のビア140は導線に接続され、その他のビア140は導線に接続されないようにしてもよい。
【0050】
例の複数のビアは、基板の再配線層等に適用することができ、電気的信号を上下方向に効率的に伝送する上でより有用である。
【0051】
1つ以上の例のビアの接続構造を適用した基板は、半導体パッケージングの用途として適用するのにより有利である。実施例において、基板に適用される複数の段差有する典型的なインターポーザーを、再配線層が配置された単一のパッケージング基板として組み合わせ、体積を最小化しつつ、パッケージングの上部及び下部で必要となる再配線層のスケール変化の調整を支援することができる。
【0052】
更に、実施例のビアの接続構造は、基板の上部又は下部の再配線層に適用されてもよく、高周波の交流によって生じやすい表皮効果の影響を最小限に抑えることができる。
【0053】
基板800及びパッケージ基板としての基板800の使用
図1Aに示すように、1つ以上の実施例に係る基板800は、基板を厚さ方向に貫通する孔である貫通孔1と、前記貫通孔が配置されるコア基板5と、前記コア基板の一面に形成される再配線層400を備えてもよい。
【0054】
前記基板800は、所定の形状に配置される伝導性層10を備え、前記伝導性層10 は、コア伝導性層510及び再配線伝導性層410を備える。
【0055】
前記コア伝導性層510は、前記コア基板の一面に接して配置される伝導性層であり、基板とコア伝導性層との間に他の伝導性層を介在させない場合を意味する。
【0056】
前記コア伝導性層510は、前記コア基板の第1面に接して配置される第1面伝導性層510aと、貫通孔内に配置される貫通伝導性層510bと、基板800の下面に配置されて前記コア基板の第2面に接触する第2面伝導性層510cとを備える。
【0057】
例えば、前記貫通伝導性層510bは、前記コア基板を貫通する貫通孔の内部領域に形成されてもよい。具体的に、前記貫通伝導性層は、前記貫通孔の内径面に配置されてもよい。具体的に、前記貫通伝導性層は、前記貫通孔の内径面を充填するように配置されてもよい。前記貫通孔の内径面と前記貫通伝導性層との間に、これらの接着やメッキ工程を容易にするためのバッファ層を備えてもよい。前記貫通孔の空いた部分には、絶縁層が充填されてもよい。
【0058】
前記再配線伝導性層410は、再配線層400内に埋め込まれて配置されてもよい。
【0059】
前記再配線層は、再配線伝導性層を覆う絶縁層を備えてもよい。
【0060】
前記絶縁層及び前記再配線層は、製造工程において多層に形成されてもよいが、上部及び下部に同一材料を適用するため、境界が観察されないこともある。
【0061】
前記コア伝導性層510及び前記再配線伝導性層410は、一部において電気的に接続される。
【0062】
複数のビア及びビアの接続構造の詳細な説明は、上記の説明と重複するため、これ以上の説明は省略する。
【0063】
前記コア基板5は、セラミック基板であってもよい。
【0064】
前記コア基板5は、シリコン系セラミック基板、ガラス系セラミック基板、ガラス基板及びこれらの組み合わせからなる群より選択されるいずれか1つであってもよい。
【0065】
前記セラミック基板は、例えば、シリコン系セラミック基板又はガラス系セラミック基板であってもよい。前記シリコン系セラミック基板は、その一部又は全体がシリコン基板、炭化ケイ素基板等を備える基板であってもよい。前記ガラス系セラミック基板は、その一部又は全体が石英基板、サファイア基板等を備える基板であってもよい。
【0066】
前記ガラス基板としては、例えば、アルカリホウケイ酸板ガラス、無アルカリホウケイ酸板ガラス、無アルカリアルカリ土類ホウケイ酸板ガラス等が挙げられ、電子部品として適用可能な任意の板ガラスを適用してもよい。
【0067】
前記コア基板5の厚さは、例えば、50μm以上であってもよく、100μm以上であってもよく、250μm以上であってもよく、400μm以上であってもよく、500μm以上であってもよい。前記コア基板の厚さは、例えば、3000μm以下であってもよく、1000μm以下であってもよい。このような厚さ範囲の前記コア基板を適用すると、半導体パッケージ用基板として大きな活用が期待できる。
【0068】
実施例の半導体パッケージング基板としての基板は、基板を厚さ方向に貫通する孔である貫通孔と、前記貫通孔が配置されるコア基板と、前記コア基板の一面に形成される上部再配線層とを備える半導体パッケージング基板である。電子装置用基板は、電気的信号を伝送するために所定の形状に配置される電気伝導性層を備え、前記電気伝導性層は、貫通孔を介して前記コア基板の上部と下部とを接続し、上部再配線伝導性層は、上部再配線層に埋め込まれて配置される電気伝導性層であって、前記再配線伝導性層は、電気的信号を上下方向に伝送する複数のビアを備え、前記複数のビアは、互いに上下に配置される第1ビア及び第2ビアを備え、前記第1ビア及び前記第2ビアは一面において接し、互いに接触面において対向する前記第2ビア及び前記第1ビアはそれぞれ異なる数で配置される。
【0069】
複数のビア及び基板の詳細な説明は、上記の説明と重複するため、これ以上の説明は省略する。
【0070】
半導体パッケージ920
一般的な一態様では、1つ以上の実施例に係る半導体パッケージ920は、前述の基板800と、基板に装着される半導体素子20を備える(
図1B参照)。基板の詳細な説明は、上記の説明と重複するため、これ以上の説明は省略する。
【0071】
前記半導体素子20は、例えば、
図1Bに示すように、基板の上に配置されてもよいが、これに限定されない。複数の半導体素子は、基板の上、基板のキャビティ(図示せず)内、基板の下、又はこれらの組み合わせに配置されてもよい。
【0072】
前記半導体は、能動素子であってもよく、受動素子であってもよい。
【0073】
例えば、CPUやGPU等の演算素子、メモリチップ等のメモリ素子等を適用してもよく、これらを並べて、又は積層して適用してもよい。
【0074】
前記半導体素子は、高周波の半導体素子であってもよい。高周波の半導体素子の場合、コア基板としてガラス基板又はガラス系セラミック基板を適用することが好ましい。このような例では、シリコン又は炭化珪素からなるセラミック基板とは異なり、高周波で寄生素子の現象が発生せず、電気力や熱等の散逸が少なくなる可能性がある。
【0075】
図1Bにおいて、半導体素子20と前記基板800とを接続するために、バンプ700を例示したが、接続方法はバンプを適用することに限定されない。
【0076】
図6は、1つ以上の実施例に係る半導体パッケージの一例の斜視図であり、
図7は、1つ以上の実施例に係るパッケージング基板の斜視図の一例である。
図8は、1つ以上の実施例に係るパッケージング基板の断面の一例の示し、
図9は、
図8における再配線層のU部分を拡大して示すものである。
図10は、1つ以上の実施例に係るパッケージング基板の微細層の断面の一例を示すものであり、
図11は、1つ以上の実施例に係る複数のビアの断面の一例を示すものである。
図12は、1つ以上の実施例に係る複数のビアの断面の一例を示すものであり、
図13は、1つ以上の実施例に係る複数のビアの一例を示すものである。
図14は、1つ以上の実施例に係る複数のビアの一例を示すものであり、
図15は、1つ以上の実施例に係る複数のビアの一例を示すものである。
図16は、1つ以上の実施例に係るパッケージング基板の一部を示す斜視図であり、
図17は、1つ以上の実施例に係るパッケージング基板の断面を示すものである。 以下、
図6~
図17を参照して本開示を説明する。
【0077】
ビア構造
1つ以上の実施例に係るビア構造は、パッケージング基板200の再分配層の内部から上下方向に電気的信号を伝送し、前記パッケージング基板は、ガラス基板を備えてもよく、前記ビア構造は、複数のビア255を備えてもよく、前記複数のビア255は、互いに隣接する少なくとも2つ以上の小型ビア255a備えてもよい。
【0078】
前記パッケージング基板200及び複数のビア255は、上記の説明と同一であるため、重複する説明は省略する。
【0079】
前記パッケージング基板200は、このようなビア構造を適用することによって、伝導効率を向上させ、ガラス基板の機械的特性を維持しながら、メッキ工程で発生する欠陥問題を最小化することができる。
【0080】
パッケージング基板200
図8を参照すると、一般的な一態様では、1つ以上の実施例に係るパッケージング基板は、貫通孔23を含む備えるコア基板21と、前記コア基板の第1面213に形成される再分配層250と、前記コア基板の第1面213の一部、第2面215の一部及び前記貫通孔に形成される伝導性層を有するコア伝導性層と、再分配層内に形成される再分配伝導性層とを備えてもよく、前記コア基板21は、ガラス基板を含み、前記コア伝導性層と再分配伝導性層は、その少なくとも一部において電気的に接続されてもよい。前記再分配伝導性層は、上下方向に電気的信号を伝送する複数のビア255備え、前記複数のビア255は、互いに隣接する2つ以上の小型ビア255aを備えてもよい。
【0081】
更に、一般的な一態様では、実施例に係るパッケージング基板は、貫通孔23を備えるコア基板21と、前記コア基板の第1面213に形成される再分配層250とを備えてもよい。前記コア基板は、ガラス基板を備えもよく、パッケージング基板は、多層構造を有してもよく、多層構造は、互いに上下方向に配置される微細層253及び粗大層257を備えてもよい。前記粗大層は、上下方向に電気的信号を伝送する粗大層ビア257bと、粗大層ビア内に形成される粗大層ビア伝導性層と、粗大層ビアの上部に配置される粗大層上部パッド257cを備えてもよい。前記微細層は、上下方向に電気的信号を伝送する微細層ビア253bと、微細層内に形成される微細層ビア伝導性層を備えてもよい。前記粗大層上部パッド及び前記微細層ビア伝導性層は、互いに電気的に接続され、前記微細層微差の大きさは、前記粗大層上部パッドの大きさより小さくてもよい。前記微細層ビアは、小型ビアを備えてもよく、前記小型ビアは、1つの粗大層上部パッドに2つ以上配置されてもよい。
【0082】
粗大層ビア257b及び微細層ビア253bのうちのいずれの1つ以上のビアは、複数のビア255を備えてもよく、複数のビア255は、2つ以上の小型ビア255aを備えてもよい。
【0083】
前記コア基板21としては、半導体分野で適用可能な任意のガラス基板を使用することができ、例えば、ホウケイ酸ガラス基板、無アルカリガラス基板等を適用することができるが、これに限定されない。前記コア基板は、市販品でもよく、CORNING、SCHOTT、AGC等のメーカーの製品を適用してもよい。
【0084】
図8を参照すると、前記貫通孔22は、前記コア基板21の前記第1面213及び前記第2面215を貫通し、TGV(through glass via)等に呼ばれ、エッチング等の方法によりコア基板の所定の位置に形成されてもよい。
【0085】
前記貫通孔22は、コア基板の支持の役割を維持しつつ、第1面213に装着されてよい半導体素子を第2面215に効率的に接続する。「接続」とは、導線を介する電気的接続を意味することがある。
【0086】
前記コア基板21は、更に所定の位置にキャビティ(図示せず)を選択的に備えてもよい。例えば、受動素子はキャビティ内に配置されてもよい。
【0087】
前記再分配層250は、所定のパターンを有する導線24と、絶縁材料22とを備え、前記導線は、絶縁材料の内部に配置されてもよい。
【0088】
図9を参照すると、
図8におけるU部分を拡大したものであり、前記再分配層250は、互いに上下に配置される微細層253及び粗大層257を備えてもよい。「上下に配置される」とは、前記微細層が上部に配置され、前記粗大層が下部に配置されることを意味し得る。
【0089】
前記微細層253及び前記粗大層257は、導線、ビア、複数のビアの直径等の大きさが互いに異なってもよい。
【0090】
粗大層257の厚さの比率は、微細層253に対して約0.8倍~5倍、又は約1~3倍であってもよい。このような例では、再分配層をより効率的に実装することができる。
【0091】
前記微細層253は、所定のパターンを有し、且つ厚さd1uを有する微細層導線253a及び導線を上側と下側に接続する微細層ビア253bを備えてもよい。
【0092】
前記粗大層257は、粗大層導線257a及び導線を上側と下側に接続する粗大層ビア257bを備えてもよい。
図9に示す粗大層導線は、粗大層ビアパッドであってもよい。
【0093】
前記微細層ビア253b及び前記粗大層ビア257bは、貫通孔ビア、ブラインドビア、埋め込みビア等に細分化されてもよい。
【0094】
前記微細層253は、
図10に示すように、一端が塞がれた微細層ビア(微細層ブラインドビア)253bと、両端が塞がれた微細層埋め込みビア253b′と、両端が開放された微細層貫通孔ビア253b′′等を備えてもよい。
【0095】
前記微細層253及び前記粗大層257内の導線を除いた部分は、絶縁材料で充填されていてもよく、この絶縁材料は、断面において明確に区別されていなくてもよい。
【0096】
前記微細層253は、更にパッシベーション層を上部に備えてもよい。
【0097】
前記微細層導線253aの厚さd1uは、前記粗大層導線257aの厚さd2uよりも小さい値を有してもよい。
【0098】
d1uの前記粗大層導線257aの厚さd2uに対する比率は、約0.7以下、又は0.1以上であってもよい。
【0099】
前記微細層導線253aの厚さd1uは、前記微細層253に形成されてもよい導線パターンの幅であってもよく、前記粗大層導線257aの厚さd2uは、粗大層257に形成されてもよい伝導性パターンの幅であってもよい。
【0100】
前記微細層253aの厚さd1uは、約5μm以下、又は1μm以上であってもよい。
【0101】
前記再分配層250から電気的信号を上下方向に伝送する複数のビア255は、粗大層ビア257bに備えられてもよく、微細層ビア253bに備えられてもよい。前記粗大層ビア及び前記微細層ビアの代わりに複数のビアにしてもよい。
【0102】
図12及び
図13を参照すると、前記複数のビア255は、単なる例として、少なくとも2個以上、又は9個以上、又は100個以上の小型ビア255aが一定の間隔で集まっていてもよく、一定の間隔を有するのであれば、前記複数のビア255は、総数の制限なく適用することができる。前記複数のビア255の小型ビア255aのうち、1つの小型ビアと他の小型ビアは、約0.5μm~25μm、又は約1μm~15μmの最小間隔を有してもよい。このような間隔を有することによって、ビアの内部を良好にめっきし、欠陥の発生を低減するすることができる。小型ビアが間隔なく集まって1つの孔を形成する場合、めっき工程における伝導性金属の充填時に凹状のディンプルやボイドが発生する恐れがあり、電気的特性が悪化する可能性が高くなる。
【0103】
例えば、
図12に示すように、複数の小型ビア255aは一方向に配置されてもよく、
図13に示すように、複数の小型ビア又はその中心が最密面として集まっていてもよい。前記最密面は、原子結晶構造の六方最密構造の0001面と類似又は同一の形状を有してもよい。一例では、前記小型ビアは、互いに1μm~3μmの最小間隔で集まっていてもよく、1つの小型ビアに3~8の小型ビアが隣接していてもよい。
【0104】
更に、前記複数の小型ビア255aは、単なる例として、三角形、正三角形、四角形、ひし形、五角形~八角形等の形状に集まったモノマーを有し、それによって複数のビア255を形成する。
【0105】
前記複数のビア255は、小型ビア255aの1つの高さに配置される複数のビアパッド255を備えてもよい。小型ビアの内部に配置される小型ビア伝導性層は、複数のビアパッドに電気的に接続されてもよく、前記伝導性ビアパッドは、同一層に配置される類似の高さを有する再分配伝導性層に接続されてもよい。
【0106】
複数のビアパッド255bの大きさは、約10μm~200μmであってもよく、約15μm~150μmであってもよい。このような大きさを有することにより、複数のビア255の小型ビア255a内部の小型ビア伝導性層が複数のビアパッドを介して容易に他の部品と電気的に接続することができる。
【0107】
複数のビアパッド255bの上方から見た断面は、例えば四角形形状、円形形状、又は楕円形 形状であってもよい。複数のビアパッドの断面が矩形形状である場合、小型ビア255aは、長手方向に沿って配置されてもよい。前記複数のビアパッドが円形形状である場合、1つの小型ビアに隣接する小型ビアは、3~8個集まって配置されてもよい。例えば、小型ビアは、
図14に示すように、複数のビアを矩形形状の複数のビアパッドに形成するように配置してもよく、複数のビアを正方形形状の複数のビアパッドに形成するように配置してもよい。
【0108】
図13に示すように、小型ビア255が端部に小型ビアパッドを備えてそれぞれ別途の小型ビア配線255cに電気的に接続される場合、複数のビアパッドは、伝導性であってもよく、又は非伝導性のビアパッド255b′で構成されてもよい。
【0109】
前記複数のビア255の小型ビア255aの内部には、内径面に沿って伝導性層が形成され、その後、空いた空間に絶縁材料22等が充填され、全ての内部空間に伝導性金属、伝導性層等が充填されてもよい。これによって、前記複数のビア及び小型ビアが電気的信号を上下方向に伝送してもよい。
【0110】
前記小型ビア255aは、小型ビア伝導性層を備えてもよい。前記小型ビア伝導性層は、再分配伝導性層に接続されてもよく、又は複数のビアの種類に応じて他の部品に接続されてもよい。
【0111】
図16に示すように、前記複数のビア255の小型ビア255aは、内部が伝導性層で完全に充填された第1セット(例えば、第1行)と、内面に伝導性層が形成され、残りの空間が絶縁材料等で充填された第2セット(例えば、中間行)と、内面に伝導性層のみが形成された第3セット(例えば、 第3行)を含んでもよい。
【0112】
一例では、前記小型ビア255aの大きさは、約3μm~20μm、又は約5μm~ 15μm、又は約8μm~14μmであってもよい。小型ビアがこのような大きさを有することによって、めっき工程における凹状のディンプルやボイド等の欠陥の発生を防止することが可能になり、効果的に伝導性を実現することができる。
【0113】
前記小型ビア255aの上方からみた断面形状は、円形、楕円形、湾曲した辺を有する三角形~八角形等の多角形、単純閉曲線の形状であってもよい。前記小型ビアの周縁は、弧、楕円弧、曲線等を含んでもよいが、角度のある辺を含まなくてもよい。角度のある辺が含まれている場合、シームボイドが発生する恐れがある。
【0114】
上方からみた小型ビア255aの断面の直径の大きさと断面の深さの比率は、0.01~1:1、又は0.02~0.5:1であってもよい。
【0115】
前記小型ビア255aの側方から見た断面形状は、下側開口部と同じかそれよりも大きい上側開口部を有していてもよい。
【0116】
図17は複数のビア255の側方から見た断面を示し、前記複数のビアの一部は、再分配層250の内部に備えられてもよく、下部再分配層等に備えられるか又は備えられなくてもよい。
【0117】
更に、前記複数のビア255は、中型ビアを備えてもよい。
【0118】
前記中型ビアの大きさは、例えば、75μm~200μm、又は100μm~125μmであってもよい。
【0119】
前記中型ビア255aの上方位置から見た断面形状は、例えば、円形、楕円形、湾曲した辺を有する三角形~八角形等の多角形、単純閉曲線の形状であってもよい。前記中型ビアの周縁は、例えば、上記の大きさ範囲を満たす弧、楕円弧、曲線等を含んでもよいが、角度のある辺を含まなくてもよい。角度のある辺が含まれている場合、シームボイドが発生する恐れがある。
【0120】
前記中型ビアが角度のある辺を有する場合、その辺は、一定の曲率半径を有していてもよく、例えば、曲率半径は15μm以上、40μm以下であってもよい。このような例では、シームボイドの発生を実質的に抑制することができる
【0121】
前記コア基板21の貫通孔23複数のビア255等に充填されてもよい絶縁材料22は、ポリマー樹脂及び無機粒子を含んでもよい。無機粒子は、例えば、シリカ粒子を含んでもよいが、必ずしもそれに限定されない。例えば、無機粒子は、平均粒径が100nm以下、又は20nm以上であってよく、平均粒径の差が10nm~20nmである無機粒子群が混在していてもよい。
【0122】
前記ポリマー樹脂は、UV硬化が適用可能なエポキシ樹脂であってもよいが、これに限定されるものではない。一例では、前記エポキシ樹脂は、エポキシ樹脂にフェノール系硬化剤が適用されたもの、又はエポキシ樹脂にシアネートエステルが適用されたもの、又はエポキシ樹脂にフェノールエステル系硬化剤が適用されたものであってもよい。
【0123】
前記絶縁材料22は、未硬化又は半硬化のポリマー樹脂に無機粒子を分散させた状態で適用してもよい。前記絶縁材料は、十分な絶縁効果を得るために、粒径の異なる無機粒子を通常の比率で含む。絶縁材料は、微細な隙間でも良好に流動し、再分配層250において実質的に空隙を形成しないように配置され、その後、ポリマー樹脂の硬化によって固定することができる。
【0124】
前記絶縁材料22としては、味の素社製のビルドアップフィルムABFを適用してもよいが、再分配層の形成に適用される絶縁材料であれば、特に限定されない。
【0125】
前記絶縁材料22は、形成された導線にビルドアップフィルムを配置し、減圧ラミネートする方法で適用してもよいが、これに限定されない。
【0126】
前記パッケージング基板200は、第2面215の下に下部再分配層290を更に備えてもよい。前記下部再分配層290は、下部分配線(図示せず)を備えてもよい。下部再分配線は、所定のパターン及び所定の厚さを有する下部導線(図示せず)と、導線を上下に接続する下部ビア(図示せず)を備えてもよい。
【0127】
前記下部ビアは、前述の複数のビア255を含むか、又はそれらに代わってもよい。
【0128】
前記パッケージング基板200は、下部再分配層 290の下に位置する下部パッシベーション層を更に備えてもよい。前記下部パッシベーション層は、半田等を含んでもよく、これにより、メインボード等に電気的に接続されてもよい。
【0129】
前記パッケージング基板200は、再分配層250の上面に位置するパッシベーション層を更に備えてもよい。前記パッシベーション層は、バンプ等を更に備えてもよく、これにより、信号を素子30に伝送してもよい。
【0130】
図7を参照すると、前記パッケージング基板200は、再分配層250の上面に位置する更に蓋70を備えてもよい。前記蓋は、素子又は基板からの熱を外部環境に放出し、コア基板21を外部衝撃から保護する役割を果たすことができる。蓋の片側には、ピンと組み合わせ可能な孔又はスロットが形成されてよく、製造工程又は製造後にパッケージング基板を固定する際の利便性を向上させることができる。
【0131】
前記パッケージング基板200は、その表面又は内部に電力伝送素子35を備えてもよい。前記電力伝送素子は、例えば、受動素子であってもよいが、必ずしもこれに限定されるものではない。前記電力伝送素子は、コンデンサであってもよく、例えば積層セラミックコンデンサ(MLCC)が適用されてもよい。
【0132】
前記電力伝送素子35は、再分配層250上に配置されてもよく、コア基板21内に形成されるキャビティ内に配置されてもよい。また、電力伝送素子は、再分配層内に形成されるキャビティ内に配置されてもよい。
【0133】
半導体パッケージ900
一般的な一態様では、実施例に係るパッケージ基板800は、パッケージング基板200と、前記パッケージング基板に装着される素子30とを備えてもよい。
【0134】
【0135】
前記素子30は、例えば、中央処理装置(CPU)やグラフィック処理装置(GPU)等の演算素子であってもよく、又はメモリチップなどのメモリ素子であってもよく、これらを並べて又は積層して組み合わせて適用してもよい。
【0136】
前記素子30は、高周波半導体素子であってもよい。高周波半導体素子をパッケージング基板とともに適用する場合、シリコン基板等とは異なり、高周波環境下で寄生素子等が実質的に発生しないため、効率を向上させることができる。この例では、プリプレグ基板とは異なるコンパクトな大きさの再分配層を実現することができる。
【0137】
パッケージング基板200の説明は、上記の説明と同様であるため、これ以上の説明は省略する。
【0138】
パッケージング基板200の製造方法
一般的な一態様では、実施例に係るパッケージング基板の製造方法は、貫通孔23が形成されるガラス基板としてのコア基板を準備するステップAと、粗大層257を前記コア基板に形成するステップBと、微細層253を粗大層に形成するステップCとを含む。
【0139】
前記ステップBは、粗大層ビア257bを形成する工程と、粗大層ビア内に伝導性層を形成する工程とを含んでもよい。
【0140】
粗大層ビア257b内に伝導性層を形成する工程は、粗大層ビア内に伝導性層を形成すると同時に粗大層上部パッド257cを形成してもよく、又はそれぞれ形成してもよい。粗大層上部パッドを形成する工程は、粗大層上部パッドと同一の高さに配置されるように、伝導性層とともに粗大層導線を形成してもよい。
【0141】
粗大層ビア257b内に伝導性層を形成する工程は、伝導性金属をビア内部に充填することで行ってもよく、又は一部の伝導性層を形成した後に絶縁材料を充填することで行ってもよい。実施形態に応じて、ビアの内部に伝導性層を形成せず絶縁材料を充填してもよい。
【0142】
前記ステップ Cは、微細層ビア253bを形成する工程と、微細層ビア内に伝導性層を形成する工程とを含んでもよい。
【0143】
伝導性層を微細層ビア257b内に形成する工程は、微細層上部パッドを形成すると同時に伝導性層を微細層ビア内に形成してもよく、又はそれぞれ形成してもよい。微細層上部パッドを形成する工程は、微細層上部パッドと同一の高さに配置されるように、伝導性層とともに微細層導線を形成してもよい。
【0144】
伝導性層を微細層ビア253b内に形成する工程は、ビア内部に伝導性金属を充填することで行ってよく、又は一部の伝導性層を形成した後に絶縁材料を充填することで行ってもよい。
【0145】
前記微細層253は、所定のパターン及び厚さd1uを有する微細層導線253aを備えてもよい。
【0146】
前記粗大層257は、所定のパターン及び厚さd2uを有する粗大層導線257aを備えてもよい。
【0147】
前記ステップBは、コア基板21上の絶縁材料の第1層の所定の位置に粗大層ビアとしての複数のビア255を形成するステップB-1と、コア基板21上の絶縁材料の第1層に所定のパターン及び厚さd2uを有する粗大層導線257aを形成するステップB-2と、所望の積層数に応じて、ステップB-1及び/又はB-2を繰り返し行うことにより、絶縁材料層を積層するステップB-3を含んでもよい。
【0148】
更に、前記ステップBは、ステップB-2及び/又はB-3後に、更に粗大層貫通孔ビアを粗大層ビアとして絶縁材料の所定の位置に形成するステップを含んでもよい。
【0149】
前記ステップ Cは、粗大層257上の絶縁材料の第1層の所定の位置に微細層ビア253bを形成するステップC-1と、前記絶縁材料の第1層にめっき法を用いて所定のパターン有し且つ厚さd1uを有する微細層導線253を形成するステップC-2と、ステップ C-1及び/又はC-2を繰り返し行うことにより、絶縁材料層を積層するステップB-3を含んでもよい。
【0150】
更に、前記ステップCは、ステップC-2及び/又はC-3後に、更に微細層貫通孔ビアを微細層ビアとして絶縁材料の所定の位置に形成するステップを含んでもよい。
【0151】
前記ステップB-1の複数のビア形成は、レーザーエッチング及び/又はプラズマエッチングの方法により行ってもよい。複数のビアの形成は、小型ビアの位置及び間隔を調整することで行い、この時、具体的形状や間隔は前述した通りである。
【0152】
前記ステップB-1の複数のビアの形成は、ステップCと同時に、又は独立に行ってもよい。
【0153】
前記ステップC-1の微細層ビア253bの形成は、レーザーエッチング及び/又はプラズマエッチングの方法により行ってもよく、前記微細層ビアの形成の代わりに、複数のビアの形成にしてもよい。
【0154】
前記ステップB-2及びC-2は、めっきを形成する前に、更にバリ取り及びデスミア処理の工程を更に含んでもよい。前記デスミア処理は、乾式又は湿式で処理してもよく、残留スミアをプラズマで除去する方法、又は膨潤剤、過マンガン酸塩、中和剤の順で化学処理を行ってもよい。
【0155】
前記ステップB-2及びC-2は、めっきを形成する前に、更に対象の表面にプライマー処理を行う工程を含んでもよい。前記プライマー処理は、シラン化合物又はイミダゾール化合物を適用してもよい。前記シラン化合物は、シランカップリング剤として使用可能なものであってもよく、前者に官能基が付加されたものであってもよい。例えば、前記シラン化合物は、片末端にメトキシ基及び/又はエトキシ基等の加水分解酵素官能基を有していてもよい。また、前記シラン化合物は、アミノ基、ビニル基、エポキシ基、メタクリロキシ基、アクリロキシ基、ウレイド基、メルカプト基、スルフィド基、又はイソシアネート基を有していてもよい。例えば、前記プライマーは、イミダゾール、3-グリシドキシ-プロピルトリメトキシシラン、又はオルトケイ酸テトラメチルを含んでもよい。
【0156】
前記プライマー処理は、具体的に塗布、硬化により行うことができる。
【0157】
ステップB-2及びC-2におけるめっきの形成において、粗大層導線257a及び微細層導線253aは、通常の露光・現像によるパターン形成法、銅めっき法で行ってもよい。
【0158】
ステップB-2及びC-2におけるめっきの形成において、粗大層ビア(複数のビア)及び微細層ビアのビア充填は、無電解銅めっき及び/又は電解銅めっきにより行ってもよい。例えば、実施形態に応じて、複数のビアのうちの一部の小型ビアを絶縁材料等で早期に充填してもよい。
【0159】
前記無電解銅めっきは、めっき対象物の表面に伝導性コロイド溶液を用いてビア内面にコロイドを吸着させて行ってもよく、又は表面にイオンを形成し、触媒金属錯体を形成する前処理をすることによっても行う。その後、銅イオン及び還元剤を含む溶液を添加して伝導性層を形成又は充填してもよい。
【0160】
前記電解銅めっきは、めっき対象の表面を電気めっき液に浸し、電極を介して電気めっき液に電流を印加することによって行ってもよい。前記電解めっき液は、水溶性銅塩、硫酸、塩素イオン、促進剤、抑制剤、レベラー、湿潤剤及び光沢剤等を含んでもよい。前記レベラーは、例えば、ポリビニルイミダゾール含有化合物、ポリビニルピロリドン含有化合物、ポリエチレンイミン及びイミダゾール系化合物、3-ジエチルアミノ-7-(4-ジメチルアミノフェニルアゾ)-5-フェニルフェナジニウムクロライド等を含んでもよく、濃度は、めっき液全体を基準に0.01g/L~3g/L、又は0.02g/L~0.8g/Lであってもよい。
【0161】
光沢剤は、例えば、3-メルカプト-1-プロパンスルホン酸ナトリウム、ビピリジンを含んでもよく、濃度は、0.01g/L~3g/L、又は0.02g/L~0.5g/Lであってもよい。
【0162】
光沢剤、促進剤、抑制剤、レベラー等の濃度を適切に調整することで、めっきにめっき液を物理的にブロックしたり、化学結合を乱したりするメカニズムによってめっき速度を制御し、複数のビアを所望の形状に充填することができる。
【0163】
電解銅めっきの電流密度は、3mA/cm2~50mA/cm2であってもよく、処理時間は、500秒~2000秒であってもよい。
【0164】
複数のビアの銅めっきによるビア充填は、小型ビアが所定の間隔で一定以下のサイズを有することを可能にし、ディンプル又はボイドの発生を最小限に抑えることができる。
【0165】
更に、前記電解銅めっきは、めっき対象の表面及び複数のビアの内面にバリアを形成し、複数のビアの外面を覆うように銅めっきを行い、その後、化学機械研磨によるエッチングを実施することで行ってもよい。
【0166】
本開示は特定の実施例を含むが、本願の開示内容を理解した後、当業者であれば、請求項及びその均等物の精神及び範囲から逸脱することなく、これらの実施例において形態及び詳細における種々の変更を行うことができることは明らかであろう。 本明細書に記載された実施例は、説明的な意味でのみ考慮されるべきであり、限定を目的とするものではない。 各実施例における特徴又は態様の説明は、他の実施例における同様の特徴又は態様に適用可能であるとみなされるものとする。記載された技術が異なる順序で実行される場合、及び/又は記載されたシステム、アーキテクチャ、デバイス、又は回路における構成要素が異なる方法で組み合わされる場合、及び/又は他の構成要素又はそれらの同等物で置き換え又は補足される場合、適切な結果が達成される可能性がある。
【0167】
従って、本開示の範囲は、詳細な説明ではなく、特許請求の範囲及びその均等物によって定められ、特許請求の範囲及びその均等物の範囲内でのすべての変更は、本開示に含まれると解釈されるべきである。
【国際調査報告】