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特表2023-545283非接触飲料分配器及び非接触飲料分配方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-27
(54)【発明の名称】非接触飲料分配器及び非接触飲料分配方法
(51)【国際特許分類】
   B67D 1/08 20060101AFI20231020BHJP
   G07F 13/02 20060101ALI20231020BHJP
   G07F 13/06 20060101ALI20231020BHJP
【FI】
B67D1/08 Z
G07F13/02 101
G07F13/06 D
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023521880
(86)(22)【出願日】2021-09-24
(85)【翻訳文提出日】2023-04-11
(86)【国際出願番号】 US2021051875
(87)【国際公開番号】W WO2022081324
(87)【国際公開日】2022-04-21
(31)【優先権主張番号】17/069,505
(32)【優先日】2020-10-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
(71)【出願人】
【識別番号】591235706
【氏名又は名称】ペプシコ・インク
(74)【代理人】
【識別番号】100106518
【弁理士】
【氏名又は名称】松谷 道子
(74)【代理人】
【識別番号】100131808
【弁理士】
【氏名又は名称】柳橋 泰雄
(72)【発明者】
【氏名】ユングレン,アントン
(72)【発明者】
【氏名】チマッティ,マルコ
(72)【発明者】
【氏名】ブローエン,マーティン エドゥアルド
(72)【発明者】
【氏名】ケイツ,ジェイコブ マイケル
(72)【発明者】
【氏名】テイラー,アドリアン
(72)【発明者】
【氏名】トビン,コリー
【テーマコード(参考)】
3E047
3E082
【Fターム(参考)】
3E047GA01
3E082AA02
3E082BB01
3E082CC01
3E082DD20
3E082FF09
(57)【要約】
モバイル電子デバイスを使用して非接触様式でカスタム飲料を選択及び分配する方法。方法は、モバイル電子デバイス上でマイクロサイトを起動させることを含む。方法は、モバイル電子デバイス上のマイクロサイトを介して飲料選択を受信することと、マイクロサイトを介して分配されるカスタム飲料の体積の選択を受信することと、を更に含む。方法は、マイクロサイトを介してQRコードを生成することであって、QRコードが、飲料選択及び体積選択に対応する、生成することと、QRコードが飲料分配器のリーダによって読み取られるとき、選択された飲料が、QRコードに基づいて、選択された体積で分配されるように、モバイル電子デバイスのディスプレイ上にQRコードを表示することと、を更に含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
非接触様式で、飲料分配器からカスタム飲料を分配する方法であって、
前記飲料分配器によって、QRコードを表示することであって、前記QRコードが、カスタム飲料を選択するためのマイクロサイトに対応する、表示することと、
前記マイクロサイトを介して分配されるカスタム飲料の選択及び前記カスタム飲料の体積を受信することと、
前記マイクロサイトを介して、選択された前記カスタム飲料及び選択された前記体積に対応するQRコードを生成することと、
前記飲料分配器のリーダによって前記生成されたQRコードを読み取ることと、
前記QRコードに基づいて、前記選択されたカスタム飲料を前記選択された体積で分配することと、を含む、方法。
【請求項2】
前記カスタム飲料の前記選択を受信することが、飲料のタイプの選択を受信することと、風味料の選択を受信することと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記カスタム飲料の前記選択を受信することが、前記飲料の炭酸化レベルの選択を受信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記カスタム飲料の前記選択を受信することが、前記飲料の風味料レベルの選択を受信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記カスタム飲料の前記選択を受信することが、前記飲料の温度の選択を受信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記マイクロサイトを介して前記カスタム飲料の前記選択を受信することが、モバイル電子デバイスを使用して実施される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記カスタム飲料が前記飲料分配器によって分配されている間に、分配された前記カスタム飲料の体積をリアルタイムで表示することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記カスタム飲料を分配することが、前記飲料分配器を介して前記QRコードを読み取った後、所定の期間後に発生する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
モバイル電子デバイスを使用してカスタム飲料を選択及び分配する方法であって、
ユーザアカウントにおいて前記カスタム飲料の選択を受信することであって、前記カスタム飲料の選択を受信することが、飲料のタイプの選択を受信することと、風味料の選択を受信することと、を含む、受信することと、
前記カスタム飲料を前記ユーザアカウント内に記憶することと、
前記記憶されたカスタム飲料に対応するQRコードを生成することと、
前記モバイル電子デバイス上に前記QRコードを表示することであって、前記QRコードが、飲料分配器のリーダによって読み取られるとき、前記カスタム飲料が、前記飲料分配器によって分配される、表示することと、を含む、方法。
【請求項10】
前記カスタム飲料の選択を受信することが、分配される前記カスタム飲料の体積の選択を受信することを含み、前記選択された体積の前記カスタム飲料が、前記QRコードが前記飲料分配器の前記リーダによって読み取られるときに分配される、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記カスタム飲料の選択を受信することが、炭酸化レベル、風味料レベル、及び飲料温度の選択を受信することを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記カスタム飲料の選択を受信することが、前記飲料分配器から離れた場所において実施される、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
分配されたカスタム飲料の総体積を追跡することによって、消費者の水分補給レベルを追跡することを更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記カスタム飲料の分配中に分配された前記カスタム飲料の体積をリアルタイムで表示することを更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項15】
前記飲料分配器によって分配された飲料の総数を追跡することを更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項16】
飲料分配器を使用してカスタム飲料を分配する方法であって、
前記飲料分配器のリーダによって飲料容器のQRコードを読み取ることであって、前記QRコードが、前記カスタム飲料及び分配される前記カスタム飲料の体積に対応する、読み取ることと、
前記飲料分配器の飲料容器受容エリアにおいて前記飲料容器を受容することと、
前記飲料容器の前記QRコードに基づいて、ある体積の前記カスタム飲料を前記飲料容器に自動的に分配することと、を含む、方法。
【請求項17】
モバイル電子デバイス上のユーザアカウントにおいて前記カスタム飲料の選択を受信することと、
前記飲料分配器の前記リーダによって前記飲料容器の前記QRコードを読み取る前に、選択された前記カスタム飲料で前記飲料容器の前記QRコードを符号化することと、を更に含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記QRコードが、分配される前記カスタム飲料の飲料タイプ及び風味料を符号化する、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記QRコードが、分配される前記カスタム飲料の炭酸化レベルを符号化する、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
非接触分配動作のための飲料分配器であって、
ハウジングと、
前記ハウジング上に配置され、QRコードを表示するように構成されたディスプレイであって、前記QRコードが、カスタム飲料を選択し、前記選択されたカスタム飲料に関する情報を符号化するQRコードを生成するためのマイクロサイトに対応する、ディスプレイと、
前記ハウジング上に配置され、前記マイクロサイトによって生成された前記QRコードを読み取るように構成されたリーダと、
前記ハウジング上に配置された分配ヘッドであって、前記分配ヘッドが、前記リーダが、前記マイクロサイトによって生成された前記QRコードを読み取るときに、選択された前記カスタム飲料を自動的に分配するように構成されている、分配ヘッドと、を備える、飲料分配器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書に記載される実施形態は、概して、カスタム飲料を選択し、分配するための非接触方法に関する。具体的には、本明細書に記載の実施形態は、消費者のモバイル電子デバイスを使用してカスタム飲料を選択することと、飲料分配器によって読み取られる、選択されたカスタム飲料と共にQRコードを生成するか又は符号化することとを含む、カスタム飲料を分配するための非接触方法に関する。
【背景技術】
【0002】
飲料分配器は、消費者が飲料を選択し、選択された飲料を容器に分配することを可能にするために使用され得る。飲料分配器は、ファウンテン飲料分配器であり得、ユーザが選択するための様々な飲料オプションを含み得る。分配器のタイプに応じて、消費者は、所望の量の飲料を分配するために物理的ボタンを押下及び保持し得る。いくつかの現代の飲料分配器は、消費者の飲料選択を受信し、飲料の分配を開始するためのタッチスクリーンディスプレイを含み得る。かかる飲料分配器は、分配される飲料に風味料を添加するか、又は他の修正を行うオプションを含み得る。飲料分配器は、飲料の選択及び分配を容易にすることによって消費者体験を向上させ、分配動作を簡略化するように設計され得る。
【発明の概要】
【0003】
本明細書において説明されるいくつかの実施形態は、飲料分配器によってQRコードを表示することであって、QRコードは、カスタム飲料を選択するためのマイクロサイトに対応する、表示することと、カスタム飲料の選択及びマイクロサイトを介して分配されるカスタム飲料の体積を受信することと、を含む、非接触様式で飲料分配器からカスタム飲料を分配する方法に関する。方法は、マイクロサイトを介して、選択されたカスタム飲料及び選択された体積に対応するQRコードを生成することと、飲料分配器のリーダによって生成されたQRコードを読み取ることと、QRコードに基づいて、選択されたカスタム飲料を選択された体積で分配することと、を更に含み得る。
【0004】
本明細書に記載される様々な実施形態のいずれかにおいて、カスタム飲料の選択を受信することは、飲料のタイプの選択を受信すること、及び風味料の選択を受信することを含み得る。
【0005】
本明細書において説明される様々な実施形態のいずれかにおいて、カスタム飲料の選択を受信することは、飲料の炭酸化レベルの選択を受信することを含み得る。
【0006】
本明細書において説明される様々な実施形態のいずれかにおいて、カスタム飲料の選択を受信することは、飲料の風味料レベルの選択を受信することを含み得る。
【0007】
本明細書において説明される様々な実施形態のいずれかにおいて、カスタム飲料の選択を受信することは、飲料の温度の選択を受信することを含み得る。
【0008】
本明細書において説明される様々な実施形態のいずれかにおいて、マイクロサイトを介してカスタム飲料の選択を受信することは、モバイル電子デバイスを使用して実施され得る。
【0009】
本明細書において説明される様々な実施形態のいずれかにおいて、方法は、カスタム飲料が飲料分配器によって分配されている間に、分配されたカスタム飲料の体積をリアルタイムで表示することを更に含み得る。
【0010】
本明細書において説明される様々な実施形態のいずれかにおいて、カスタム飲料を分配することは、飲料分配器を介してQRコードを読み取った後、所定の期間後に発生し得る。
【0011】
本明細書において説明されるいくつかの実施形態は、ユーザアカウントにおいてカスタム飲料の選択を受信することを含む、モバイル電子デバイスを使用して、カスタム飲料を選択及び分配する方法に関し、カスタム飲料の選択を受信することは、飲料のタイプの選択を受信することと、風味料の選択を受信することと、を含む。方法は、カスタム飲料をユーザアカウント内に記憶することと、記憶されたカスタム飲料に対応するQRコードを生成することと、QRコードをモバイル電子デバイス上に表示することと、を更に含み得、QRコードが飲料分配器のリーダによって読み取られるときに、カスタム飲料が、飲料分配器によって分配される。
【0012】
本明細書において説明される様々な実施形態のいずれかにおいて、カスタム飲料の選択を受信することは、分配されるカスタム飲料の体積の選択を受信することを含み得、選択された体積のカスタム飲料は、QRコードが飲料分配器のリーダによって読み取られるときに分配され得る。
【0013】
本明細書において説明される様々な実施形態のいずれかにおいて、カスタム飲料の選択を受信することは、炭酸化レベル、風味料レベル、及び飲料温度の選択を受信することを含み得る。
【0014】
本明細書において説明される様々な実施形態のいずれかにおいて、カスタム飲料の選択を受信することは、飲料分配器から離れた場所において実施され得る。
【0015】
本明細書において説明される様々な実施形態のいずれかにおいて、方法は、分配されたカスタム飲料の総体積を追跡することによって、消費者の水分補給レベルを追跡することを更に含み得る。
【0016】
本明細書において説明される様々な実施形態のいずれかにおいて、方法は、カスタム飲料の分配中に、分配されたカスタム飲料の体積をリアルタイムで表示することを更に含み得る。
【0017】
本明細書において説明される様々な実施形態のいずれかにおいて、方法は、飲料分配器によって分配された飲料の総数を追跡することを更に含み得る。
【0018】
本明細書において説明されるいくつかの実施形態は、飲料分配器のリーダによって飲料容器のQRコードを読み取ることを含む、飲料分配器を使用してカスタム飲料を分配する方法に関し、QRコードは、カスタム飲料及び分配されるカスタム飲料の体積に対応する。方法は、飲料分配器の飲料容器受容エリア内に飲料容器を受容することと、飲料容器のQRコードに基づいて、ある体積のカスタム飲料を飲料容器に自動的に分配することと、を更に含み得る。
【0019】
本明細書において説明される様々な実施形態のいずれかにおいて、方法は、モバイル電子デバイス上のユーザアカウントにおいてカスタム飲料の選択を受信することと、飲料分配器のリーダによって飲料容器のQRコードを読み取る前に、選択されたカスタム飲料を用いて飲料容器のQRコードを符号化することと、を更に含み得る。
【0020】
本明細書において説明される様々な実施形態のいずれかにおいて、QRコードは、分配されるカスタム飲料の飲料タイプ及び風味料を符号化し得る。
【0021】
本明細書において説明される様々な実施形態のいずれかにおいて、QRコードは、分配されるカスタム飲料の炭酸化レベルを符号化し得る。
本明細書において説明されるいくつかの実施形態は、ハウジングと、ハウジング上に配置され、QRコードを表示するように構成されたディスプレイとを含む非接触動作のための飲料分配器に関し、QRコードは、カスタム飲料を選択し、選択されたカスタム飲料に関する情報を符号化するQRコードを生成するためのマイクロサイトに対応する。飲料分配器は、ハウジング上に配置され、マイクロサイトによって生成されたQRコードを読み取るように構成されたリーダと、ハウジング上に配置された分配ヘッドと、を更に含み得、分配ヘッドは、リーダがマイクロサイトによって生成されたQRコードを読み取るとき、選択されたカスタム飲料を自動的に分配するように構成される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を形成する添付図面は、本開示を例解するものであり、説明と合わせて、本開示の原理を更に説明し、当業者が本開示を作製及び使用することを可能にする役割を果たす。
図1】一実施形態による非接触飲料分配器の正面斜視図を示す。
図2】一実施形態による非接触飲料分配器の正面斜視図を示す。
図3】一実施形態によるカスタム飲料を選択するためのマイクロサイトのウェブページの図を示す。
図4】一実施形態によるカスタム飲料を選択するためのマイクロサイトのウェブページの図を示す。
図5】一実施形態によるカスタム飲料の分配中に表示される飲料分配器のグラフィカルユーザインターフェースの図を示す。
図6】一実施形態によるカスタム飲料を分配する例示的な非接触方法を示す。
図7】一実施形態によるカスタム飲料の分配中の飲料分配器のグラフィカルユーザインターフェースの図を示す。
図8】一実施形態によるカスタム飲料を選択及び分配するためのユーザアカウントのグラフィカルユーザインターフェースのページを示す。
図9】一実施形態によるカスタム飲料を選択し、分配するためのユーザアカウントのグラフィカルユーザインターフェースのページを示す。
図10】一実施形態によるカスタム飲料を選択及び分配するためのユーザアカウントのグラフィカルユーザインターフェースのページを示す。
図11】一実施形態によるカスタム飲料の分配中の飲料分配器のグラフィカルユーザインターフェースの図を示す。
図12】一実施形態によるカスタム飲料を分配する例示的な非接触方法を示す。
図13】一実施形態によるカスタム飲料の非接触分配のための飲料分配器と共に使用するための飲料容器の略図を示す。
図14】一実施形態によるカスタム飲料を分配する例示的な非接触方法を示す。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、添付図面に例示される代表的な実施形態を詳細に参照する。以下の説明は、複数の実施形態を1つの好ましい実施形態に限定することを意図するものではないことを理解されたい。それに対して、本発明は、特許請求の範囲によって定義される実施形態の趣旨及び範囲の範囲内に含まれ得る代替物、変形物、及び均等物を包含することを意図している。
【0024】
飲料分配器は、概して、物理的なボタンを押下することによって、又は飲料分配器のタッチスクリーンに触れることなどによって、消費者が飲料選択を手動で入力することを必要とする。しかしながら、多くの消費者が、1日を通して飲料分配器を使用し得、その結果、飲料分配器は、飲料分配器に接触する様々な消費者の間で細菌を搬送し、及び拡散させる場合がある。飲料分配器を定期的に洗浄することは、実用的なオプションではない場合があり、飲料分配器が使用ごとに洗浄される可能性は低いので、問題に完全に対処していない。消費者は、飲料分配器を動作させることが病気にかかるリスクを増加させ得ることを考える場合、飲料分配器をあまり使用しなくなる場合がある。細菌の拡散を回避するために、消費者は、飲料分配器又は飲料分配器のユーザインターフェースに触れることなく飲料を選択し、分配することを好む場合がある。
【0025】
消費者はまた、単回使用の容器ではなく、個人用の再利用可能な飲料容器に飲料を分配することを所望し得る。再利用可能な飲料容器は、消費者が飲料容器のサイズ、形状、色を選択することによって自身の飲料容器を個人化することができるので、人気が増加している。更に、消費者は、容器が清潔かつ衛生的であることを確実にするために、自身の飲料容器を使用することを好む場合がある。加えて、多くの消費者は、ますます環境を意識しており、単回使用の廃棄可能な容器の使用を回避することを好む場合がある。消費者が自身の容器を使用することを可能にすることはまた、飲料分配器のオペレータにとっても、オペレータが消費者にカップを提供する必要がないので、望ましい場合がある。
【0026】
本明細書において説明されるいくつかの実施形態は、消費者が飲料を選択し、モバイル電子デバイス上に表示され得るマイクロサイト又はユーザアカウントのいずれかを使用して、選択された飲料の分配を開始する、飲料を選択及び分配するための非接触方法に関する。このようにして、消費者は、自身の個人用モバイル電子デバイスを使用して、飲料分配器に物理的に接触することなく、飲料を選択し、分配することができる。本明細書において説明されるいくつかの実施形態は、消費者がある体積の分配される飲料を選択し、そのため、選択された体積の飲料が自動的に分配される、飲料の選択及び分配のための非接触方法に関する。このようにして、消費者は、飲料容器を過剰充填するリスクなしに、ワンタッチ操作で飲料を飲料容器に容易に充填することができる。
【0027】
本明細書において使用される際、「非接触」という用語は、消費者の指でボタン又はタッチスクリーンに触れることなどによって、消費者が飲料分配器に物理的に接触することなく、飲料を選択し分配する能力を指すことができる。
【0028】
カスタム飲料を非接触で分配するための例示的な飲料分配器100は、例えば、図1に示される。しかしながら、本明細書において説明される際、飲料の非接触分配方法は、QRコードを読み取り、任意選択的に、QRコードを表示することができる様々な飲料分配器のうちのいずれかと使用され得ることが理解される。
【0029】
飲料分配器100は、飲料を分配するための構成要素を囲むハウジング110を含み得る。いくつかの実施形態では、飲料分配器100は、図1に示されるような卓上型又はカウンタトップ型の飲料分配器であり得、又は自立型の飲料分配器(例えば、図2を参照)であり得る。飲料分配器100は、モバイル電子デバイス400のディスプレイ410上又は消費者の飲料容器上に表示されるQRコード380などの、消費者によって表示されるクイックレスポンス(quick response、QR)コードを読み取るために、ハウジング110上に配置されたスキャナ又はリーダ140を含み得る。いくつかの実施形態では、リーダ140は、カメラを含み得る。
【0030】
いくつかの実施形態では、飲料分配器100によって分配されるカスタム飲料に関する情報を符号化するQRコード380は、本明細書において更に詳細に考察されるように、ユーザアカウントを介して生成され得る。ユーザアカウントを有しない消費者の場合、飲料分配器100は、消費者のモバイル電子デバイスによって読み取られるとき、カスタム飲料を選択し、カスタム飲料についての情報を符号化するQRコードを生成するためのマイクロサイトを起動させるQRコードを表示し得る。このようにして、消費者は、ユーザアカウント又はマイクロサイトを介してカスタム飲料についての情報を符号化するQRコードを生成することができる。
【0031】
モバイル電子デバイス400は、例えば、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチなどであり得る。消費者によって表示されるQRコード380は、本明細書において説明されるように、マイクロサイト又はユーザアカウントなどを介してなど、消費者によって選択されるカスタム飲料に対応し得る。飲料分配器100がQRコード380を読み取るとき、飲料分配器100は、QRコード380に基づいて、カスタム飲料を自動的に分配し得る。このようにして、消費者は、飲料分配器100に物理的に接触することなく、非接触様式でカスタム飲料を分配し得る。本発明は、主にQRコードに言及し得るが、他のタイプのバーコード、マーク、又は印が、情報を符号化するか又は記憶するために使用され得ることが理解される。
【0032】
いくつかの実施形態では、飲料分配器100は、ハウジング110上に配置されたデジタルディスプレイ120を含み得る。デジタルディスプレイ120は、とりわけ、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、発光ダイオード(light emitting diode、LED)ディスプレイ、有機LED(organic LED、OLED)ディスプレイ、量子ドットLED(quantum dot LED、QLED)ディスプレイ、電子発光ディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は電子インク(electronic ink、e-ink)ディスプレイを含み得る。いくつかの実施形態では、デジタルディスプレイ120は、ユーザ入力を受信することが可能なタッチスクリーンディスプレイであり得る。デジタルディスプレイ120は、飲料選択及び飲料分配動作の状態又は進捗に関する指示及び情報を表示し得る。
【0033】
いくつかの実施形態では、デジタルディスプレイ120は、QRコード130を表示し得る。飲料分配器100のQRコード130が、モバイル電子デバイス400のカメラなどによって、モバイル電子デバイス400によってスキャンされるとき、QR130は、カスタム飲料を選択して分配するためのマイクロサイトをモバイル電子デバイス400上で起動させることができる。QRコード130は、利用可能な飲料タイプ、飲料風味料、並びに炭酸レベル、風味料レベル、及び飲料温度などの利用可能な修正など、飲料分配器100において利用可能な飲料選択を符号化し得る。飲料分配器は、全てが同じ利用可能なオプション及び特徴を有するわけではないので、異なる飲料分配器のためのQRコードは、その飲料分配器において利用可能な飲料選択オプションのみを示し得る。更に、飲料分配器100に特定の風味料がない場合、QRコード130に対応するマイクロサイトは、風味料が利用不可能であることを示す場合もあれば、利用不可能な風味料を全く表示しない場合もある。しかしながら、いくつかの実施形態では、飲料分配器100のQRコード130は、ステッカー又はラベル上など、ハウジング110上に印刷され得る。かかる実施形態では、選択されたカスタム飲料が利用不可能な1つ以上の飲料オプションを含む場合、飲料分配器100は、選択されたカスタム飲料を分配しない場合があり、1つ以上の飲料選択オプションが利用不可能であることを消費者に示す場合がある。
【0034】
ハウジング110は、飲料分配器100によって充填される飲料容器1300を受容するための飲料容器受容エリア152を画定し得る。飲料容器受容エリア152は、デジタルディスプレイ120の下に配置され得る。1つ以上の飲料分配ノズル150は、飲料が飲料容器1300の開放上端部に分配され得るように、飲料容器受容エリア152の上端部に配置され得る。いくつかの実施形態では、飲料分配ノズル150は、ポストミックスノズルであり得る。いくつかの実施形態では、飲料分配器100は、飲料容器1300の底部から充填するように構成され得る。かかる実施形態では、飲料容器1300は、飲料容器1300の下端部における開口部又は弁を介して飲料を受容することが可能であり得る。
【0035】
飲料分配器100は、消費者の存在を検出するための近接センサ170を更に含み得る。近接センサ170は、飲料分配器100から所定の距離内にいる消費者を検出し得る。飲料分配器100が消費者によって使用されていないとき、デジタルディスプレイ120は、ビデオを再生することによって、又は販売促進画像若しくは広告などの画像を示すことによって、顧客を引き付けることができる。近接センサ170が消費者の存在を検出するとき、デジタルディスプレイ120は、分配動作を開始するための命令、及び消費者のモバイル電子デバイス400によってスキャンされるQRコード130を示すことができる。
【0036】
飲料分配器100は、非接触様式で飲料を選択し、購入し、及び分配するために消費者によって使用され得る。いくつかの実施形態では、飲料分配器100はまた、消費者がユーザインターフェースに物理的に触れることによる動作のために構成され得る。例えば、ディスプレイ120は、タッチスクリーンディスプレイで有り得、消費者は、自身の手を使用して、ディスプレイ120を操作し得る(例えば、図7参照)。これは、飲料分配器との相互作用の方法に関するオプションを消費者に提供することによって、消費者に利便性を提供し得る。更に、一部の消費者は、飲料分配器100を使用することを所望し得るが、モバイル電子デバイス400を有しない場合がある。
【0037】
飲料分配器100は、消費者からの決済を受信するための決済処理ユニット160を含み得る。例えば、決済処理ユニット160は、紙幣、硬貨又はトークンを受容するためのスロット、クレジットカード、デビットカード、ギフトカードなどを読み取るカードリーダであり得る。決済処理ユニット160は、タップアンドゴー決済を受信するための近距離通信アンテナ又はRFIDリーダを含み得る。決済処理ユニット160は、他の決済方法の中でも、モバイル決済を受信するためにモバイル電子デバイス400と通信し得る。
【0038】
飲料分配器100は、飲料を貯蔵するための容器、風味料を貯蔵するための容器、又は飲料源若しくは風味料源への接続、飲料及び風味料を分配ノズル150に移動させるためのポンプ、流体流を制御するための弁などを含む、飲料を分配するための様々な構成要素を含み得る。飲料分配器100は、飲料の炭酸化のレベルを調節するように構成されたカーボネータを含み得る。このようにして、飲料分配器100は、選択可能な炭酸化レベルで、飲料を分配し得る。飲料分配器100は、選択された量の風味料の分配を可能にするように構成された計量デバイスを含み得る。飲料分配器100は、飲料及び/又は風味料を所定の温度又は所定の温度範囲に冷却するように構成された冷却器を更に含み得る。飲料分配器100は、飲料分配器の動作を制御するための制御ユニットを含み得、制御ユニットは、実行可能な飲料分配プログラムを記憶するためのメモリ、並びにポンプ、計量要素、弁、及び分配ノズル150などの飲料分配器100の構成要素の動作を制御するためのプロセッサを含み得る。
【0039】
飲料分配器100とは異なる構成を有する飲料分配器200が、例えば、図2に示される。飲料分配器200は、飲料分配器100に関して上で説明されたものと同じ特徴及び機能を有し得る。飲料分配器200は、自立型又は独立型の飲料分配器であり得る。飲料分配器200は、上で説明されたように飲料を分配するための構成要素を囲むハウジング210を含み得る。飲料分配器200は、モバイル電子デバイス上のQRコードなどの、消費者によって表示されたQRコードを読み取るためにハウジング210上に配置されたリーダ240を含み得る。いくつかの実施形態では、リーダ140は、カメラを含み得る。
【0040】
デジタルディスプレイ220は、ハウジング210上に配置され得、分配動作のための命令、選択可能なオプション、及び分配動作の状態又は進捗に関する情報を表示し得る。デジタルディスプレイ220は、飲料分配器200を介してカスタム飲料を選択し、分配するためのマイクロサイトに対応するQRコードを更に表示し得る。ハウジング210は、飲料分配器200によって充填される飲料容器を受容するための飲料容器受容エリア252を画定し得る。飲料容器受容エリア252は、デジタルディスプレイ220の下に配置され得る。1つ以上の飲料分配ノズル250は、飲料が飲料容器の開放上端部に分配され得るように、飲料容器受容エリア252の上端部に配置され得る。
【0041】
いくつかの実施形態では、飲料分配器100、200などの飲料分配器は、図3に示されるように、飲料分配器100を介して分配されるカスタム飲料を選択するためのマイクロサイト300に対応するQRコード130を表示し得る。他の飲料分配器の中でも、飲料分配器100、200が使用され得ることが理解されるが、本出願は、簡略化のために主に飲料分配器100に言及する。特定の飲料分配器のためのQRコード130は、マイクロサイト300が、QRコード130が表示される飲料分配器で利用可能な飲料オプションを提示するように、その飲料分配器で利用可能な飲料オプションに関する情報を含み得る。消費者は、モバイル電子デバイス400で飲料分配器100のQRコード130をスキャンすることができ、QRコード130がスキャンされると、マイクロサイト300が自動的に起動されるか、又はモバイル電子デバイス400が、消費者がマイクロサイト300を起動させるために選択し得るマイクロサイト300へのリンクを表示してもよい。
【0042】
マイクロサイト300は、飲料分配器100を介してカスタム飲料を選択及び分配するためのウェブページ又はウェブページのクラスタを含み得る。マイクロサイト300又はその各ページは、カスタム飲料を選択及び分配するための命令、並びにカスタム飲料を選択及び分配するための選択可能なオプションを含み得る。
【0043】
消費者は、モバイル電子デバイス400のタッチスクリーン410を操作することなどによって、モバイル電子デバイス400を使用してカスタム飲料を作成するために飲料選択を行うことができる。消費者は、マイクロサイト300の選択可能なオプションに対応するタッチスクリーン410の部分に触れることができる。いくつかの実施形態では、消費者は、代替的に、キーパッド、タッチパッド、マウス、キーボードなどを使用して選択を行ってもよい。
【0044】
いくつかの実施形態では、マイクロサイト300は、図3に示されるようなカスタム飲料を作成するための一連の選択を提供し得る。マイクロサイト300の第1のウェブページ301は、炭酸の入っていない水又は発泡水などの飲料タイプ310の選択を含み得る。マイクロサイト300は、様々な他の風味料の中からイチゴ、モモ、又はライムなどの風味料320の選択を含み得る。消費者は、風味料を選択しないことを選ぶこともできる。いくつかの実施形態では、マイクロサイト300は、風味料321の名前、風味料322の画像、又はその両方を含み得る。例えば、風味料がイチゴである場合、マイクロサイト300は、「イチゴ」というテキストを表示し得、1つのイチゴ又は複数のイチゴの画像を含み得る。いくつかの実施形態では、価格350が、各飲料オプションについて表示され得る。価格は、1オンス当たりの価格であり得るか、又は消費者の選択に基づいて、分配される飲料の合計価格であってもよい。いくつかの実施形態では、栄養情報352が、各飲料オプションについて示され得る。いくつかの実施形態では、第1のウェブページ301は、飲料をカスタマイズするための追加のオプションを有するマイクロサイト300の第2のウェブページ302に進むために消費者が選択し得る「次へ」アイコン325を表示し得る。
【0045】
いくつかの実施形態では、図4に示されるように、第2のウェブページ302は、追加の飲料選択オプションを含み得る。第2のウェブページ302は、消費者の参照用の選択された風味料320を表示し得る。第2のウェブページ302は、低い若しくは軽い炭酸化、中程度の炭酸化、又は高い若しくは強い炭酸化などの炭酸化のレベル330などの追加の飲料選択を含み得る。風味料が選択されたとき、飲料選択は、軽い風味料、中程度の風味料、又は強い風味料などの風味料332のレベル又は量の選択を含み得る。飲料選択は、分配される飲料の温度334を含んでもよい。温度は、特定の増分、例えば、40°Fで提供され得るか、又は定性的に、例えば、氷冷、冷蔵、若しくは周囲温度として提供され得る。消費者は、選択が行われるまでQRコードを生成することができない場合があるか、又はいくつかの実施形態では、消費者が選択を行わない場合、マイクロサイト300は、中程度の炭酸化、中程度の風味料、及び冷蔵温度などのデフォルト値を選択してもよい。いくつかの実施形態では、マイクロサイト300は、消費者が、分配される選択された飲料の体積を選択し得るように、体積選択340を含み得る。例えば、消費者は、8オンス、16オンス、又は20オンスを分配するように選択し得る。第2のウェブページ302は、QRコードを生成するための「飲料コード作成」アイコン360を含み得る。
【0046】
ウェブページ301、302は、例示的なものであり、飲料選択は、より少ないウェブページか、又は追加のウェブページ内に配置されてもよく、飲料選択は、異なる順序及び配置で提示され得ることが理解される。
【0047】
飲料選択が完了すると、消費者は、マイクロサイト300を使用し、アイコン360を選択して、消費者の飲料選択に対応するQRコード380を生成することができる。生成されたQRコード380は、モバイル電子デバイス400(例えば、図1を参照)のディスプレイ410上に表示され得る。次いで、消費者は、マイクロサイトによって生成され、飲料分配器100のリーダ140を介してモバイル電子デバイス400上に表示されたQRコード380をスキャンし得る。飲料分配器100は、QRコード380に基づいて、カスタム飲料及びカスタム飲料の体積を自動的に分配し得る。ある体積のカスタム飲料を手動で注ぐことは、特に飲料容器が不透明であり、消費者が容器内の飲料レベルを見ることが困難である場合、飲料容器の過剰充填をもたらし得る。選択された体積のカスタム飲料で飲料容器を自動的に充填することは、飲料容器の過剰充填を回避することに役立ち得る。飲料分配器100は、選択された体積の飲料を連続的に注ぐことができ、又は飲料分配器100は、ヘッド又は泡が落ち着く時間を可能にするように、注いでいる間に一時停止させて、飲料容器をあふれさせることを防止することができる。いくつかの実施形態では、飲料分配器100は、選択された体積が分配されるまで、一連のバーストで飲料を分配するように構成され得る。
【0048】
飲料分配器100がQRコード380を読み取った後、飲料分配器100のデジタルディスプレイ120は、図5に示されるように、飲料分配動作に関する情報を示すグラフィックユーザインターフェース(graphic user interface、GUI)500を表示し得る。分配中、GUI500は、体積カウンタ580を表示し得る。体積カウンタ580は、飲料の分配中の任意の所与の時間で分配された飲料の体積を示すことができる。例えば、体積カウンタ580は、飲料が分配される際0で開始され得、体積カウンタ580は、分配される飲料の総量まで増分的に増加し得る。このようにして、体積カウンタ580は、分配された飲料の現在の体積を示すためにリアルタイムで更新することができる。代替的又は追加的に、進捗バー582は、分配中に表示され得、分配の進捗を示すために塗りつぶされてもよく、分配が完了すると、進捗バー582は完全に塗りつぶされる。
【0049】
いくつかの実施形態では、GUI500は、分配中に「一時停止」アイコン562を含み得る。消費者は、「一時停止」アイコン562を選択して、飲料の分配を一時的に停止し得る。分配される飲料の総量が分配されると、一時停止アイコンは、「注ぐ」又は「更に注ぐ」アイコンに変化し得る。消費者は、分配される飲料の追加量を選択するために、「更に注ぐ」アイコンを選択し得る。
【0050】
いくつかの実施形態では、GUI500は、ボトルカウンタ570を表示し得る。ボトルカウンタ570は、飲料分配器100を使用して充填された飲料容器の数、例えば、充填された16オンスの飲料容器の数を示すことができる。この数は、分配器を使用することによって節約される単回使用の廃棄可能なボトルの数を表現し得る。飲料が分配されるたびに、ボトルカウンタ570は、1だけ増分し得る。これは、飲料分配器100を使用する効果を消費者に知らせることによって、単回使用の廃棄可能な容器を利用するのではなく、飲料分配器及び再利用可能な容器を利用するように消費者を促すことに役立ち得る。
【0051】
いくつかの実施形態では、モバイル電子デバイス400のディスプレイ410は、カスタム飲料の分配中に飲料分配器100のデジタルディスプレイ120上に表示される同じ情報のうちのいずれかを表示し得る。
【0052】
一実施形態による飲料を分配する例示的な方法600が、図6に示される。消費者は、モバイル電子デバイス610を使用して飲料分配器のQRコードをスキャンし得る。例えば、消費者は、スマートフォンのカメラを使用して、QRコードを読み取ることができる。QRコードをスキャンすることにより、モバイル電子デバイス620上で飲料分配動作のためのマイクロサイトを起動させることができる。消費者は、マイクロサイト630を使用してカスタム飲料を選択し得る。消費者は、飲料のタイプ、風味料、炭酸化レベル、風味料レベル、飲料温度、及び分配される体積を選択し得る。消費者がカスタム飲料を選択すると、モバイル電子デバイスは、カスタム飲料640に関する情報を符号化するQRコードを生成し得る。次いで、消費者は、飲料分配器がQRコードに基づいて、カスタム飲料を分配するように、飲料分配器のリーダによって生成されたQRコード650をスキャンし得る。
【0053】
いくつかの実施形態では、飲料分配器100は、飲料分配器100のデジタルディスプレイ120を操作することによって使用することが可能であり得る。飲料分配器100のデジタルディスプレイ120は、マイクロサイト300に関して上で説明された飲料選択オプションを表示し得る。例えば、デジタルディスプレイ120は、タッチスクリーンであり得、消費者は、自身の手を使用して、デジタルディスプレイ120上のオプションを選択し得る。デジタルディスプレイ120は、飲料710の選択及び風味料720の選択を可能にするグラフィックユーザインターフェース700を示し得る。グラフィックユーザインターフェース700は、炭酸化レベル730、風味料レベル732、及び飲料温度734など、飲料をカスタマイズするための追加のオプションを含み得る。加えて、分配される飲料の体積740を選択するためのオプションが提供されてもよい。価格及び栄養情報もまた、様々な飲料オプションに関して表示され得る。消費者がカスタム飲料の選択を終えると、消費者は、「注ぐ」アイコン760を押下して、選択されたカスタム飲料を選択された体積で自動的に分配することができる。選択された体積を自動的に分配することで、消費者が不透明な飲料容器をあふれさせることなく充填することに役立ち得る。それゆえ、消費者は、飲料分配器100を使用して、非接触様式で、又はモバイル電子デバイスなしで飲料分配器100の手動操作によって飲料を分配することを選択することができる。
【0054】
本明細書において説明されるいくつかの実施形態は、ユーザアカウントを含むカスタム飲料を分配するための非接触方法に関する。マイクロサイトを使用する方法と同様に、消費者は、上で考察したように、モバイル電子デバイスを使用して、カスタム飲料を選択することができる。しかしながら、消費者は、マイクロサイトを起動させるために飲料分配器のQRコードをスキャンする必要はなく、代わりに、消費者は、いつでも、かつ飲料分配器への近接度にかかわらず、モバイル電子デバイスを使用して自身のユーザアカウントにアクセスし得る。消費者が飲料分配器に近づくと、消費者は、自身のモバイル電子デバイス上の自身のユーザアカウントに単にアクセスして、QRコードを生成かつ表示し、飲料分配器においてQRコードをスキャンして、予め選択されたカスタム飲料を分配することができる。
【0055】
消費者は、ユーザアカウントを作成して、カスタム飲料を選択及び記憶し、決済情報を入力及び記憶し、以下で考察するような他の情報の中から、ターゲット水分補給レベルなどの個人情報を記憶及び追跡することができる。いくつかの実施形態では、消費者アカウントは、消費者のモバイル電子デバイス上で実行されるソフトウェアアプリケーションであり得る。
【0056】
消費者は、消費者が飲料を購入するときに、決済がユーザアカウントを介して自動的に提供され得るように、クレジットカード又は銀行情報などの決済情報をユーザアカウント内に記憶させてもよい。このようにして、消費者は、現金を挿入すること又はクレジットカードを通すことなどによって、分配動作時に決済を提供する必要がない。いくつかの実施形態では、ユーザアカウントは、購入予約ベースの決済方法を含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザアカウントは、消費者が飲料を購入する前にユーザアカウントにお金を追加し得る、プリペイドアカウントであり得る。飲料が購入されると、飲料の費用が口座残高から差し引かれ得る。
【0057】
いくつかの実施形態では、ユーザアカウントは、例えば、図8に示されるように、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)800を含み得る。消費者がカスタム飲料830を作成することを選択すると、GUI800は、マイクロサイト300に関して、上で説明されたものと同じ飲料選択オプションを表示し得る。例えば、GUI800は、飲料タイプ及び風味料の選択のためのオプションを表示し得、上で考察したように、炭酸レベル、風味料レベル、及び飲料温度を選択するなど、飲料を更にカスタマイズするためのオプションを表示し得る。消費者はまた、分配される飲料の体積を選択し得る。消費者は、ユーザアカウントにアクセスして、カスタム飲料を作成及び記憶させることができる。ユーザは、いつでも、飲料分配器から離れた場所を含む、任意の場所において、カスタム飲料を作成及び記憶させることができる。「離れた」とは、消費者が、ユーザアカウントにアクセスするために、飲料分配器に近接する必要がなく、飲料分配器と相互作用する必要がないことを意味する。
【0058】
マイクロサイト300とは対照的に、ユーザアカウントのGUI800は、図8に示されるように、選択されたカスタム飲料を記憶し得る。GUI800の第1のページ801は、「お気に入り」飲料リストとも称される、カスタム飲料812の記憶されたカスタム飲料リスト810、及び代替的又は追加的に、以前に分配されたカスタム飲料822の飲料履歴820を表示し得る。飲料履歴820は、分配された直近の3つの飲料など、分配された飲料の設定数を表示し得るか、又は分配された全ての飲料のリストを含み得る。飲料履歴820は、直近に分配されたカスタム飲料が、リストの最初又は一番上に表示される状態で、以前に分配された飲料を時系列順に表示することができる。このようにして、消費者がカスタム飲料を分配したいとき、消費者は、自身のユーザアカウントにアクセスし、記憶されたカスタム飲料リスト810のリストから、又は飲料履歴820からカスタム飲料を選択することができる。
【0059】
ユーザアカウントは、図9に示されるように、1つ以上の記憶されたカスタム飲料812を表示し得るメインページ802、並びに任意選択的に、水分補給トラッカ890及びボトルカウンタ870を含み得る。消費者がカスタム飲料を選択すると、消費者は、クイックアクセスのためにカスタム飲料をメインページ802内に記憶することができる。記憶されたカスタム飲料812は、飲料の名前及び/又は飲料若しくは飲料風味料の画像を含み得る。記憶されたカスタム飲料812のためのアイコンは、炭酸レベル、風味料レベル、及び飲料温度などの選択されたカスタマイズを示し得る。記憶されたカスタム飲料812は、カロリー量、砂糖量などの栄養情報を更に含み得る。記憶されたカスタム飲料812は、カスタム飲料の1オンス当たりの費用又は合計費用などの費用情報を更に含み得る。消費者が新しいカスタム飲料を選択するか、又はカスタム飲料を修正することを望む場合、消費者は、記憶されたカスタム飲料を展開する814ことを選択し得、これが消費者をページ801に戻し得る。
【0060】
いくつかの実施形態では、ユーザアカウントは、消費者の水分補給レベルを追跡するために使用され得、GUI800のメインページ802は、水分補給トラッカ890を含み得る。消費者は、ユーザアカウントを使用して、毎日、水などの、ある体積の飲料を消費する目標を設定し得るか、又はユーザアカウントが、一日の標的水分補給レベル(例えば、100オンス)を自動的に選択するか、若しくは提案し得る。分配される飲料の量は、消費者の飲料選択に基づいて、既知であり、ユーザアカウントは、分配され、それにより消費された飲料の量を反映するように更新されて、消費者が自身の水分補給レベルを追跡することに役立ち得る。これはまた、消費者が飲料分配器を利用することを促し得る。例えば、1日の水分補給目標が64オンスであり、分配された最初の飲料が16オンスの体積を有する場合、水分補給目標は、消費者が、64オンスのうちの16オンス、つまり1日の水分補給目標の25%を消費したことを示すように更新し得る。次いで、また16オンスである第2の飲料が分配される場合、水分補給トラッカは、64オンスのうちの32オンス、つまり水分補給目標の50%が達成されたことを示すように更新し得る。
【0061】
いくつかの実施形態では、GUI800のメインページ802は、消費者によって分配された飲料の総数、それゆえ消費者が節約した単回使用の飲料容器の数を追跡するボトルカウンタ870を示し得る。カスタム飲料を分配すると、ユーザアカウントは、ボトル節約カウンタを1だけ増分するように更新し得る。ボトルカウンタ870は、所定の体積が注がれたとき、例えば、16オンスが注がれたときに増分し得る。
【0062】
ユーザアカウントを使用して、消費者がカスタム飲料を購入及び分配することを望むとき、消費者は、QRコードアイコン850を選択して、図10に示されるような、ユーザアカウントのコード生成ページ803に進むことができる。いくつかの実施形態では、GUI800のコード生成ページ803は、選択された分配するためのカスタム飲料及び分配される飲料体積840を選択するためのオプションを表示し得る。記憶されたカスタム飲料812及び分配される飲料体積840を選択すると、消費者は、「コード生成」アイコン860を選択することによってQRコードを生成し得る。QRコードは、モバイル電子デバイスなどを介して消費者によって表示され得、消費者は、飲料分配器100(例えば、図1を参照)のリーダ140によってQRコードをスキャンして、QRコードに基づいて、カスタム飲料の分配を開始し得る。
【0063】
いくつかの実施形態では、消費者は、ユーザアカウントを使用して、分配される飲料の体積を設定し得る。この選択は、再利用可能なボトルなどの消費者の飲料容器の体積に対応し得る。消費者は、体積選択を保存し得、そのため、後続の飲料注文において、消費者が分配される飲料の体積を選択するように指示されず、カスタム飲料選択プロセスを簡略化する。しかしながら、消費者が異なる飲料容器を使用すること、個人用飲料容器を交換すること、又は単に異なる分量の飲料を分配することを望む場合、消費者は、ユーザアカウントを使用して、異なる体積の飲料が分配されることを選択することができる。
【0064】
消費者が飲料分配器においてモバイル電子デバイス上に表示されたQRコードをスキャンすると、飲料分配器100のデジタルディスプレイ120(例えば、図1参照)は、図11に示されるように、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)1100を表示し得る。GUI1100は、図5のGUI500と同様であり得る。GUI1100は、リアルタイムで分配された飲料の体積1180、進捗バー1182、又はその両方を表示し得る。更に、GUI1100は、ボトルカウンタ1170を表示し得る。消費者がカスタム飲料の分配を一時的に停止することを可能にする、一時停止アイコン1162が表示され得る。GUI500とは対照的に、GUI1100は、消費者が自身の水分補給レベルを追跡することに役立つ、水分補給トラッカ1090など、ユーザアカウントからの情報を更に表示することができる。いくつかの実施形態では、モバイル電子デバイスのディスプレイは、カスタム飲料の分配中に飲料分配器100のデジタルディスプレイ120のGUI1100と同じ情報を表示し得る。
【0065】
カスタム飲料が飲料分配器によって分配されると、ユーザアカウントは、ボトルカウンタ870を1だけ自動的に更新し得、分配された飲料の体積を反映するように水分補給トラッカ890を更新し得る。更に、飲料履歴820は、分配されたカスタム飲料をリストアップするように更新し得る。
【0066】
ユーザアカウントのGUI800のページ801、802、803は例示的なものであり、情報及び飲料選択オプションは、より少ない又は追加のページ内で提示され得、情報及び飲料選択オプションは、異なる順序及び配置において配置され得ることが理解される。
【0067】
一実施形態によるカスタム飲料1200を選択及び分配する例示的な方法が、図12に示される。消費者は、モバイル電子デバイス上でユーザアカウントを開き、ユーザアカウント1210内のカスタム飲料を選択し得る。選択されたカスタム飲料は、ユーザアカウント1220において記憶され得る。消費者がカスタム飲料を購入及び分配することを望むとき、消費者は、ユーザアカウントを使用して、カスタム飲料1230に対応するQRコードを生成し得る。QRコードは、モバイル電子デバイス1240のディスプレイ上に表示され得る。消費者は、飲料分配器でQRコードをスキャンして、カスタム飲料1250を分配し得る。このようにして、消費者が飲料分配器と相互作用するとき、消費者は、単に、自身のユーザアカウント内に記憶されたカスタム飲料を選択し、カスタム飲料に対応するQRコードを生成し、飲料分配器でQRコードをスキャンして、カスタム飲料を分配し得る。消費者は、飲料分配器にいる間にカスタム飲料を選択するための一連の選択を行う必要はなく、単に、ユーザアカウント内に記憶されたカスタム飲料を選択し、QRコードを生成することができる。
【0068】
いくつかの実施形態では、個人用飲料容器1300は、図13に示されるように、飲料分配器100のリーダ140によって読み取られるように構成された1つ以上のQRコード1320を含み得る。個人用飲料容器1300は、他の再利用可能な容器の中でも、水筒、スポーツボトル、マグカップ、又は魔法瓶などの再利用可能な容器であってもよい。飲料容器1300は、飲料を貯蔵するための内部体積を画定する本体1310と、本体1310の開口部を取り外し可能に覆う蓋1312と、を含み得る。QRコード1320は、飲料容器1300の本体1310上又は蓋1312上に配置され得る。飲料容器1300は、断熱され得、二重壁構造を有し得る。飲料容器1300は、プラスチック、ガラス、若しくはステンレス鋼などの金属、又はこれらの組み合わせから作製され得る。
【0069】
消費者は、ユーザアカウントを使用して、本明細書において説明されるようなカスタム飲料を選択及び記憶させることができる。しかしながら、ユーザアカウントを使用して、モバイル電子デバイス400上に表示するためのQRコードを生成するのではなく、消費者は、モバイル電子デバイス400、特に、モバイル電子デバイス400のカメラを使用して、個人用飲料容器1300のQRコード1320をスキャンし、選択されたカスタム飲料に関する情報を有する個人用飲料容器1300のQRコード1320を符号化し得る。
【0070】
QRコード1320がカスタム飲料情報で符号化されると、消費者は、飲料分配器100に近づき、飲料分配器100のリーダ140を介して個人用飲料容器1300のQRコード1320をスキャンし得る。次いで、飲料分配器100は、QRコード1320によって符号化されたカスタム飲料を分配し得る。QRコード1320をスキャンした後、カスタム飲料は、飲料分配器100の分配ノズル150を介して自動的に分配され得、QRコード1320によって示される体積で分配され得る。このようにして、消費者は、非接触様式で飲料を迅速かつ容易に選択し、分配し、及び購入することができる。
【0071】
充填される個人用飲料容器1300上にQRコード1320を含めることによって、消費者は、飲料分配器100との相互作用時にモバイル電子デバイス400の使用を必要としない。これは、消費者がモバイル電子デバイス400及び飲料が充填される飲料容器1300の両方を同時に保持及び操作する必要がないので、有益であり得る。更に、飲料分配器100との消費者の相互作用は、消費者が飲料容器1300のQRコード1320をスキャンして、カスタム飲料を分配させることのみが必要とされるように簡略化され、消費者は、飲料分配器100と相互作用するときに選択を行うか、又は決済手段を提供する必要がない。
【0072】
一実施形態によるカスタム飲料を選択及び分配する例示的な方法が、例えば、図14に示される。消費者は、ユーザアカウント1410を使用して、カスタム飲料を選択し得る。消費者は、モバイル電子デバイスで飲料容器のQRコードをスキャンして、選択されたカスタム飲料についての情報を有するQRコードを符号化し得る1420。消費者が飲料を購入することを望むとき、消費者は、次いで飲料分配器のリーダを介して飲料容器のQRコードをスキャンし得る1430。次いで、飲料分配器は、QRコードに基づいて、カスタム飲料を自動的に分配し得る1440。
【0073】
したがって、消費者の利便性、健康及び安全のために、非接触様式でカスタム飲料を分配するための飲料分配器及び分配方法が提供される。消費者は、カスタム飲料を選択し、飲料分配器によって読み取られるQRコードを生成するために、モバイル電子デバイスを使用して、ユーザアカウントにアクセルすることができるか、又は消費者は、カスタム飲料を選択し、飲料分配器によって読み取られるQRコードを生成するために、飲料分配器のQRコードをスキャンして、マイクロサイトを起動させることができる。このようにして、消費者は、飲料分配器に物理的に接触することなく、カスタム飲料を選択及び分配することができる。
【0074】
「発明の概要」及び「要約書」の項ではなく、「発明を実施するための形態」の項は、特許請求の範囲を解釈するために使用されることが意図されていることを理解されたい。「発明の概要」及び「要約」の項は、本発明者らによって想到されるような、本発明の1つ以上であるが全てではない例示的な実施形態を示し得、ひいては、本発明及び添付の特許請求の範囲をいかようにも限定することを意図するものではない。
【0075】
特定の機能の実装形態及びそれらの関係を例解する機能的ビルディングブロックの助けにより、本発明を上で説明してきた。これらの機能的ビルディングブロックの境界は、説明の便宜上、本明細書において任意に定義されている。特定の機能及びこれらの関係が適切に行われる限り、代替の境界を定義することができる。
【0076】
特定実施形態の前述の説明により、本発明の全般的な性質が完全に明らかになり、他者が、当業者の知識を適用することによって、過度の試行錯誤をすることなく、本発明の全般的な概念を逸脱することなく、そのような特定の実施形態を様々な用途に容易に修正及び/又は適合させることができる。したがって、そのような適合及び修正は、本明細書で提示した教示及び指導に基づいて、開示された実施形態の等価物の意味及び範囲内にあることが意図される。本明細書の表現法又は用語法は、説明を目的とするものであって、限定するものではないことを理解されたく、それ故、本明細書の用語法又は表現法は、本明細書の教示及び指導の観点から当業者によって解釈されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【国際調査報告】