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特表2023-545437熱放散穿孔を有するエアロゾル生成デバイス
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-30
(54)【発明の名称】熱放散穿孔を有するエアロゾル生成デバイス
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/40 20200101AFI20231023BHJP
   A24F 40/20 20200101ALI20231023BHJP
   A24F 40/60 20200101ALI20231023BHJP
   A24F 40/51 20200101ALI20231023BHJP
【FI】
A24F40/40
A24F40/20
A24F40/60
A24F40/51
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023521798
(86)(22)【出願日】2021-10-13
(85)【翻訳文提出日】2023-05-26
(86)【国際出願番号】 EP2021078345
(87)【国際公開番号】W WO2022079115
(87)【国際公開日】2022-04-21
(31)【優先権主張番号】20202390.9
(32)【優先日】2020-10-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516004949
【氏名又は名称】ジェイティー インターナショナル エスエイ
【住所又は居所原語表記】8,rue Kazem Radjavi,1202 Geneva,SWITZERLAND
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山口 顕
(72)【発明者】
【氏名】三塚 武宏
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA05
4B162AA22
4B162AB01
4B162AB12
4B162AC04
4B162AC12
4B162AC34
4B162AC37
4B162AC50
4B162AD08
4B162AD16
4B162AD20
4B162AD22
(57)【要約】
本発明は、エアロゾル生成デバイスに関し、特に、熱放散のための複数の穿孔を備える熱放散部分を有するカバーを備えるエアロゾル生成デバイスに関する。第1の態様では、本発明は、エアロゾルを生成するためのエアロゾル生成基材を加熱するための加熱ユニットと、加熱ユニットを収容するためのデバイスハウジングであって、デバイスハウジングの外面の一部を形成するデバイスハウジングの一部分の上に設けられている熱放散部分を備えるデバイスハウジングと、を備える、エアロゾル生成デバイスである。熱放散部分は複数の穿孔を備え、加熱ユニットからの熱放射及び熱伝導により主ハウジング内部で発生したデバイスハウジングの内部からの熱がこの穿孔を通してデバイスハウジングの外部に放散することができ、複数の穿孔のうちの各穿孔が、支援なしの人の眼で視認できないほど小さい開口部表面積を有する。
【選択図】図2B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル生成デバイスであって、
エアロゾルを生成するためのエアロゾル生成基材を加熱するための加熱ユニットと、
前記加熱ユニットを収容するためのデバイスハウジングであって、前記デバイスハウジングは、前記デバイスハウジングの外面の一部を形成する前記デバイスハウジングの一部分の上に設けられた熱放散部分を含む、デバイスハウジングと、
を備え、
前記熱放散部分は複数の穿孔を含み、前記加熱ユニットからの熱放射及び熱伝導により主ハウジングの内部で発生した前記デバイスハウジングの内部からの熱が、前記複数の穿孔を通して前記デバイスハウジングの外部に放散することができ、
前記複数の穿孔のうち各穿孔は、支援なしの人の眼で当該穿孔を視認できないほどに小さい開口部表面積を有する、エアロゾル生成デバイス。
【請求項2】
前記デバイスハウジングは、
前記加熱ユニットを収容する主ハウジングと、
前記主ハウジングに着脱可能に取り付けられている又は接続されており、前記エアロゾル生成デバイスの前記外面の一部を形成するように前記エアロゾル生成デバイスの前記外部に対して前記主ハウジングの一部分を覆うカバー要素と、
を含み、
前記熱放散部分は前記カバー要素上に設けられている、請求項1に記載のエアロゾル生成デバイス。
【請求項3】
前記主ハウジングに面する前記カバー要素の内面に沿って熱伝導性要素が設けられている、請求項2に記載のエアロゾル生成デバイス。
【請求項4】
前記熱伝導性要素は、前記熱放散部分の内面の少なくとも一部分又は全体に沿って設けられている、請求項3に記載のエアロゾル生成デバイス。
【請求項5】
前記複数の穿孔のうちの一部分又は全ての穿孔は、前記デバイスハウジングの前記外部から前記熱伝導性要素を通って前記デバイスハウジングの内部に延びている、請求項4に記載のエアロゾル生成デバイス。
【請求項6】
前記熱伝導性要素は、前記熱放散部分の前記内面の少なくとも一部分に接触して設けられている、請求項3~5のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイス。
【請求項7】
前記熱伝導性要素は、ストリップ、プレート、棒又はロッド形状を含む、請求項3~6のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイス。
【請求項8】
前記エアロゾル生成デバイスの前記外面上に設けられ、前記エアロゾル生成デバイスを操作するためにユーザにより作動されることができるユーザ操作部分を備え、前記ユーザ操作部分は1つ以上のユーザ入力要素を備える、請求項1~7のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイス。
【請求項9】
前記主ハウジングの表面の少なくとも一部分に設けられ、前記カバー要素により覆われ、前記エアロゾル生成デバイスを操作するために作動されることができる操作インタフェース部分を備える、請求項2~8のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイス。
【請求項10】
前記ユーザ操作部分に前記カバー要素が設けられ、前記カバー要素の前記外面の一部を形成する、請求項8に記載のエアロゾル生成デバイス。
【請求項11】
前記ユーザ操作部分は、前記操作インタフェース部分を作動させるように構成されている、請求項9又は10に記載のエアロゾル生成デバイス。
【請求項12】
前記熱伝導性要素は、前記ユーザ操作部分により形成される前記カバー要素の前記一部分の内面に沿って設けられていない、請求項10~11及び請求項3~7のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイス。
【請求項13】
前記主ハウジングと前記カバー要素との間において前記主ハウジングの前記表面に出力要素が設けられており、
前記出力要素は発光インジケータを備え、
前記発光インジケータは、前記デバイスハウジング内部に、前記熱放散部分の内面に対向して面するように配置され、
前記発光インジケータにより放出される光は、前記複数の穿孔を通して、支援なしの人の眼で視認でき、
前記発光インジケータが発光していないとき、前記発光インジケータは、前記複数の穿孔を通して視認できない、請求項2~12のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイス。
【請求項14】
前記複数の穿孔の、穿孔当たりの平均開口部面積は、0.0001mm~0.004mm、好ましくは0.0002mm~0.0035mm、最も好ましくは0.0003mm~0.003mmである、請求項1~13のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイス。
【請求項15】
前記エアロゾル生成デバイスは、前記カバー要素が前記主ハウジングに取り付けられているかどうかを検出するためのカバー検出手段を備える、請求項2~14のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアロゾル生成デバイスに関し、特に、熱放散のための複数の穿孔を備える熱放散部分を有するカバーを備えるエアロゾル生成デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
市場で一般的に見られるエアロゾル生成デバイスは、エアロゾル生成デバイスのユーザによる消費のためのエアロゾルを生成するためのエアロゾル生成ユニットを備える。エアロゾル生成ユニットは、典型的には、エアロゾル生成基材に熱を加えることによりエアロゾルを生成する加熱ユニットを備える。エアロゾルを生成するプロセスにおいて加熱ユニットにより発生した熱の一部が、エアロゾルを通して、及び吸入のためにエアロゾルをユーザに輸送する空気流を通して放散されている間に、生成された熱の相当な部分がエアロゾル生成デバイス内の加熱ユニットの環境に伝達され、引き続きエアロゾル生成デバイスのデバイスハウジングを通って外部に放散される。その結果、エアロゾル生成デバイスの内部空間が熱くなる可能性があり、エアロゾル生成デバイス内に収容されている構成要素が損傷を受ける可能性がある。更には、エアロゾル生成デバイスの外面、特に、加熱ユニットに近接する部分も熱くなる可能性がある。その結果、デバイスハウジングは過度に熱くなり、快適に持つこと及び触ることができない場合があり、ユーザに外傷を生じさせる場合がある。
【0003】
上記の課題に対処するために、いくつかのエアロゾル生成デバイスが、熱絶縁性要素、例えば熱絶縁性スリーブ又はラッパーを提供する。熱絶縁性要素は、一般に、少なくとも加熱ユニットの周りを包囲し又は包み込み、加熱ユニットからデバイスハウジングの外面までの熱の伝達速度を低下させて、エアロゾル生成デバイスの外面が過度に熱くなることを防止する。しかしながら、熱絶縁性要素は、エアロゾル生成デバイスの全体的な寸法を増加させ、エアロゾル生成デバイスの複数の構成要素により課される、エアロゾル生成デバイスの内部空間の空間要件に適合する必要がある。これは、製造の複雑さを増加させ、製造費用を押し上げる。加えて、熱絶縁性要素は外面が過度に熱くなる問題に対処するが、エアロゾル生成デバイスの内部空間が熱くなる課題には対処しない。実際に、加熱ユニットからデバイスハウジングの外面まで熱の熱伝達を減らすことにより、内部空間が更に熱くなることが引き起こされる可能性がある。
【0004】
したがって、エアロゾル生成デバイスの内部空間が過度に熱くなることを防止して、エアロゾル生成デバイスへの損傷及びユーザへの外傷を防止するエアロゾル生成デバイスが必要である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的のいくつか又は全ては、独立請求項の特徴によって定義される本発明により達成される。本発明の好ましい実施形態は、従属請求項の特徴によって定義される。
【0006】
本発明の第1の態様は、エアロゾルを生成するためのエアロゾル生成基材を加熱するための加熱ユニットと、加熱ユニットを収容するためのデバイスハウジングであって、デバイスハウジングの外面の一部を形成する、デバイスハウジングの一部分の上に設けられている熱放散部分を備える、デバイスハウジングと、を備える、エアロゾル生成デバイスである。熱放散部分は複数の穿孔を備え、加熱ユニットからの熱放射及び熱伝導により主ハウジング内部で発生した、デバイスハウジングの内部からの熱が、穿孔を通してデバイスハウジングの外部に放散することができ、複数の穿孔のうちの各穿孔が、支援なしの人の眼で視認できないほど小さい開口部表面積を有する。
【0007】
デバイスハウジング内での熱放射及び熱伝導によりエアロゾル生成デバイス内部で発生する熱は、加熱ユニットとの空気流の連通がない、エアロゾル生成デバイス内部の領域及び空間において発生する熱を指すことに留意すべきである。具体的には、これらの領域は、エアロゾル生成デバイスの外部からの空気をエアロゾル生成ユニット内に流して、生成されたエアロゾルを、空気出口、例えば吸入用のユーザのマウスピースを通して輸送することを可能にする1つ以上の空気流チャネルとの、空気流の連通がない。この熱は、エアロゾルを生成する役割を担わないので、そのような熱は損失熱である。熱放散部分は、損失熱がエアロゾル生成デバイスの外部に放散されて、エアロゾル生成空間の内部空間が過度に熱くなることを防止することを可能にするので、第1の態様は有利である。熱放散部分の複数の穿孔を、それらが支援なしの人の眼で視認できないほど小さくすることにより、不要な粒子の進入の危険率を低減させることができる一方で、同時に、エアロゾル生成の美的で均一な外観を実現することができる。
【0008】
第2の態様によれば、前述した態様において、デバイスハウジングは、加熱ユニットを収容するための主ハウジングと、主ハウジングに着脱可能に取り付けられている又は接続されているカバー要素とを含む。カバー要素は、エアロゾル生成デバイスの外部に対して主ハウジングの一部分を覆い、エアロゾル生成デバイスの外面の一部を形成する。
【0009】
着脱可能なカバー要素が、保守及び修理のための主ハウジングへの便利なアクセスを可能にする一方で、主ハウジングの覆われた部分を外部の影響から保護するので、第2の態様は有利である。
【0010】
第3の態様によれば、前述した態様のいずれか1つにおいて、熱放散部分はカバー要素上に設けられている。
【0011】
第3の態様は、保守及び修理のために熱放散部分の内側への簡便なアクセスを可能にするので、有利である。
【0012】
第4の態様によれば、前述した態様のいずれか1つにおいて、デバイスハウジングの外面の一部を形成する、デバイスハウジングの一部分の表面に沿って、熱伝導性要素が設けられている。
【0013】
熱伝導性要素が、その延伸寸法に沿って熱を分配して、デバイスハウジングのより均一な熱分配を可能にするので、第4の態様は有利である。これは、ホットスポットの出現を減らす。
【0014】
第5の態様によれば、前述した態様及び第2の態様において、熱伝導性要素は、カバー要素の内面に沿って主ハウジングに面して設けられている。
【0015】
第5の態様は、カバー要素により保護されながら、カバー要素のより均一な熱分配を提供して、ホットスポットの出現を減らすので、有利である。
【0016】
第6の態様によれば、第4の態様及び第5の態様のいずれか1つにおいて、熱伝導性要素の少なくとも一部分が、少なくとも加熱ユニットに対向し面するように配置されている。
【0017】
第7の態様によれば、第4の態様及び第5の態様のうちのいずれか1つにおいて、熱伝導性要素の少なくとも一部分が、エアロゾル生成デバイスの外面の一部を形成しない主ハウジングの第1の部分に対向し面するように配置され、加熱ユニットに面しカバー要素から離れる方向に面する第1の部分の表面の実質的に全体が、加熱ユニットに隣接している。
【0018】
第6の態様及び第7の態様は、加熱ユニットからの損失熱が熱伝導性要素により分配されて、ホットスポット又はホット領域の出現を減らすことを可能にするので、有利である。
【0019】
第8の態様によれば、第4~7の態様のうちのいずれか1つにおいて、熱伝導性要素は、熱放散部分の内面の少なくとも一部分又は全体に沿って設けられている。
【0020】
第8の態様は、熱を熱放散部分に向かって分配させて、熱放散部分による熱の放散を増加させることを可能にするので、有利である。
【0021】
第9の態様によれば、前述した態様において、複数の穿孔のうちの一部分又は全ての穿孔が、デバイスハウジングの外部から、熱伝導性要素を通ってデバイスハウジングの内部に延びている。
【0022】
第9の態様は、熱及び熱い空気を熱放散部分に向かって、及び穿孔を通して分配させて、熱放散部分による熱の放散を増加させることを可能にするので、有利である。
【0023】
第10の態様によれば、第4~9の態様のうちのいずれか1つにおいて、熱伝導性要素は、熱放散部分の内面の少なくとも一部分に接触して設けられている。
【0024】
第10の態様は、熱伝導性要素の延伸方向に沿った、熱伝導性要素からカバー要素までの熱の分配を改善し、熱伝導性要素からカバー要素を介してエアロゾル生成デバイスの外部までの熱の放散を増加させるので、有利である。
【0025】
第11の態様によれば、第4~10の態様のうちのいずれかに1つにおいて、熱伝導性要素は、ストリップ、プレート、棒、又はロッド形状を含む。
【0026】
第11の態様は、ストリップ、層、ロッド、又は棒が製造中の費用効率が高く、ストリップ、層、ロッド、又は棒の形状の対称性が、カバー要素のより均一な加熱をもたらしてホットスポットの出現を減らすので、有利である。
【0027】
第12の態様によれば、第4~第11の態様のうちのいずれかに1つにおいて、熱伝導性要素は金属材料を含む。
【0028】
第13の態様によれば、前述した態様において、熱伝導性要素は、銅を含むか又は実質的に銅から構成される。
【0029】
第12及び13の態様は、金属材料が一般に優れた熱伝導特性を有して、熱の優れた熱分配を提供するので、有利である。特に銅が最適な熱伝導特性を提供し、費用効率が高い。
【0030】
第14の態様によれば、前述した態様のいずれか1つにおいて、エアロゾル生成デバイスは、エアロゾル生成デバイスの外面に設けられ、エアロゾル生成デバイスを操作するためにユーザにより作動させることができる、ユーザ操作部分を備える。
【0031】
第15の態様によれば、前述した態様において、ユーザ操作部分は、1つ以上のユーザ入力要素を備える。
【0032】
第14及び15の態様は、それぞれ、エアロゾル生成デバイスを操作するための入力をユーザが確実に提供することを可能にするので、有利である。
【0033】
第16の態様によれば、前述した態様において、1つ以上のユーザ入力要素はボタン又はスイッチを備え、ボタン又はスイッチを作動させることは、ボタン又はスイッチを押すこと、タッチすること、及び/又は接触することを含む。
【0034】
第16の態様は、ボタン又はスイッチを高い費用効率で実装して、ユーザの単純な操作により確実に作動させることができるので、有利である。
【0035】
第17の態様によれば、第2~16の態様のいずれか1つにおいて、エアロゾル生成デバイスは、主ハウジングの表面の少なくとも一部分に設けられ、カバー要素により覆われ、エアロゾル生成デバイスを操作するために作動させることができる、操作インタフェース部分を備える。
【0036】
第18の態様によれば、前述した態様において、操作インタフェース部分を作動させることは、操作インタフェース部分に設けられた1つ以上の操作入力要素と相互作用すること、係合すること、又は接触することを含む。
【0037】
第17及び第18の態様は、それぞれ、ユーザが操作を入力することによりエアロゾル生成デバイスを操作することが可能になるので有利である。更には、カバー要素は、操作インタフェース部分を外的影響から保護する。
【0038】
第19の態様によれば、前述した態様において、1つ以上の入力要素は、ボタン、スイッチ、及び/又はセンサを備える。
【0039】
第19の態様は、ボタン、スイッチ又はセンサにより、入力操作を確実に繰り返して行うことが可能になるので有利である。
【0040】
第20の態様によれば、前述した態様において、センサは磁気センサ又は光学センサを備える。
【0041】
第20の態様は、光学センサ又は磁気センサを物理的接触なしで作動させることができ、したがって反復使用からの摩耗及び損傷がより少ないので有利である。
【0042】
第21の態様によれば、第14~第16の態様のうちのいずれかにおいて、ユーザ操作部分にカバー要素が設けられ、カバー要素の外面の一部を形成している。
【0043】
第21の態様は、着脱可能なカバー要素が、保守又は修理のためにユーザ操作部分への簡便なアクセスを提供するので、有利である。
【0044】
第22の態様によれば、前述した態様において、及び前述した第17~第20の態様のいずれか1つにおいて、ユーザ操作部分は、操作インタフェース部分を作動させるように構成されている。
【0045】
第22の態様は、操作インタフェース部分がカバー要素により覆われている間に外部からアクセス可能でなくても、ユーザ操作部分を介して操作インタフェース部分を作動させることが可能なので有利である。これは、操作インタフェース部分の耐久性を増加させる。
【0046】
第23の態様によれば、前述した態様において、ユーザ操作部分がユーザにより押されたときに、操作インタフェース部分に向かって弾性変形できる可撓性領域を備え、可撓性領域が操作インタフェース部分に向かって変形すると、操作インタフェース部分が作動される。
【0047】
第23の態様は、操作インタフェース部分が、ユーザ操作部分を介して単純な機構を介して作動されることを可能にするので有利である。これは、カバー要素の耐久性を向上させる。
【0048】
第24の態様によれば、第21~23の態様のいずれか1つにおいて、及び第5~13の態様のいずれか1つにおいて、熱伝導性要素は、ユーザ操作部分により形成されるカバー要素の一部分の内面に沿って設けられていない。
【0049】
第24の態様は、熱が熱伝導性要素によりユーザ操作部分に伝達されることを回避して、ユーザ操作部分を損傷から保護するので有利である。
【0050】
第25の態様によれば、第2~24の態様のいずれか1つでは、主ハウジングとカバー要素との間において、主ハウジングの表面に出力要素が設けられている。
【0051】
第26の態様によれば、前述した態様において、出力要素は発光インジケータを備える。
【0052】
第25の態様及び第26の態様は、それぞれ、エアロゾル生成デバイスがフィードバック情報などの出力情報をエアロゾル生成デバイスのユーザに提供することを可能にするので、有利である。
【0053】
第27の態様によれば、前述した態様において、発光インジケータは、デバイスハウジング内部で、熱放散部分の内面に対向し面するように配置されている。
【0054】
第27の態様は、発光インジケータがカバー要素により覆われ保護されている間に、発光インジケータを、熱放散部分の複数の穿孔を通して見ることを可能にするので、有利である。
【0055】
第28の態様によれば、前述した態様において、発光インジケータにより放出される光は、複数の穿孔を通して支援なしの人の眼で視認できる。
【0056】
第29の態様によれば、第27~28の態様のいずれか1つにおいて、発光インジケータが発光していないとき、発光インジケータは複数の穿孔を通して視認できない。
【0057】
第28及び29の態様は、発光インジケータが発光しているかどうかを見分けることが困難な場合に、理想的ではない照明条件下において発光インジケータにより提供されるフィードバックの可視性を改善するので、有利である。
【0058】
第30の態様によれば、前述した態様のいずれか1つにおいて、エアロゾル生成デバイスには電池及び電池通気口カバーが設けられている。
【0059】
第30の態様は、電池がエアロゾル生成デバイスに給電するための安価な、交換可能な、及び/又は再充電可能な電源であるので、有利である。通気口カバーは、電池通気口内への不要な物質の進入を防止する。
【0060】
第31の態様によれば、前述した態様において、最後に熱放散部分の内面の一部分又は全体が、電池通気口カバーに対向し面している。
【0061】
第31の態様は、電池が破局的故障を被ったときの圧力蓄積が、電池通気口から複数の穿孔を通してデバイスの外部に放散されて、エアロゾル生成デバイスの損傷及びユーザへの外傷の危険性を減らすことを可能にするので、有利である。
【0062】
第32の態様によれば、第2の態様及び第3~31の態様のうちのいずれか1つにおいて、カバー要素は、カバー要素又は主ハウジングに設けられた磁石を介して、主ハウジングに着脱可能に取り付けられている。
【0063】
第32の態様は、カバー要素が繰り返し取り付けられること及び取り外されることに起因する機械的損耗及び損傷に対して、磁石が機械式取付け手段よりも影響されにくいので、有利である。
【0064】
第33の態様によれば、前述した態様及び第5~13の態様のうちのいずれか1つにおいて、主ハウジングには、熱伝導性要素に引力を加える磁石が設けられている。
【0065】
第33の態様は、カバー要素を主ハウジングに取り付けるための、磁石が結合できる確実な磁気結合要素を提供し、したがって別個の磁気結合要素の必要性を減らすので、有利である。
【0066】
第34の態様によれば、前述した態様のいずれか1つにおいて、複数の穿孔の、穿孔当たりの平均開口部面積は、0.0001mm~0.004mm、好ましくは0.0002mm~0.0035mm、最も好ましくは0.0003mm~0.003mmである。
【0067】
第34の態様は、穿孔が支援なしの人の眼で視認できないこと、十分な熱放散特性、及び製造複雑性の間の最適な妥協点を提供するので、有利である。
【0068】
第35の態様によれば、第2~34の態様のいずれか1つにおいて、エアロゾル生成デバイスは、カバー要素が主ハウジングに取り付けられているかどうかを検出するためのカバー検出手段を備える。
【0069】
第35の態様は、エアロゾル生成デバイスの安全な操作及び保護を確実にするための、カバー要素が適切に取り付けられているかどうかの決定を可能にするので、有利である。
【0070】
第36の態様によれば、前述した態様において、カバー検出手段は、カバー要素が主ハウジングに取り付けられたときに作動するボタン又はスイッチを備える。
【0071】
第36の態様は、カバー要素の取付けを確実に繰り返し検出するために、ボタン又はスイッチを高い費用効率で実装できるので、有利である。
【0072】
第37の態様によれば、第35又は36の態様のうちのいずれか1つにおいて、カバー検出手段はセンサ回路を備える。
【0073】
第38の態様によれば、前述した態様において、センサ回路は、ホールセンサ、光学センサ、及び/又は電気センサを備える。
【0074】
第37及び38態様は、ホールセンサ、光学センサ、又は電気センサの作動が、例えばセンサを押し付けること又はセンサの部品を移動させることによるセンサの機械的作動を必要としないため、カバー要素の繰り返しの取付け及び取外しに起因する機械的損耗及び損傷の影響をセンサが受けにくいので、有利である。
【0075】
第39の態様によれば、第35~38の態様のいずれか1つにおいて、エアロゾル生成デバイスは、カバー検出手段からの情報に基づいてエアロゾル生成デバイスの動作を制御するための回路を備え、情報は、カバー要素が主ハウジングに取り付けられていることを検出する第1の状態、及びカバー要素が主ハウジングに取り付けられていないことを検出する第2の状態、に関する情報を含む。
【0076】
ユーザがエアロゾル生成デバイスを適切且つ安全に操作することを確実にするために、カバー要素の適切な位置決め及び取付けが重要である。したがって、第39の態様は、エアロゾル生成デバイスの操作が、カバー要素が適切に取り付けられているかどうかに基づいて適合されることを可能にするので、有利である。
【0077】
第40の態様によれば、前述した態様において、カバー検出手段からの情報に基づいてエアロゾル生成デバイスの動作を制御することは、カバー検出手段からの情報が第2の状態を示す場合、エアロゾル生成デバイスによるエアロゾルの生成を防止する又は阻害すること、及びカバー検出手段からの情報が第1の状態を示す場合、エアロゾル生成デバイスによるエアロゾルの生成を可能にすること、を含む。
【0078】
カバー要素が取り付けられたと検出されない場合、エアロゾル生成デバイスの適切且つ安全な動作を確実にすることはできない。したがって、第40の態様は、エアロゾル生成デバイスの安全でない動作を防止するので有利である。
【0079】
第41の態様によれば、前述した態様において、カバー要素が主ハウジングに取り付けられたとき又は接続されたとき、カバー要素及び主ハウジングは、カバー要素と主ハウジングとが隣り合う場所に形成されるシームを除いて、滑らかで均一なエアロゾル生成デバイスの外面を形成する。
【0080】
第42の態様によれば、第2~41の態様のうちのいずれか1つにおいて、カバー要素が主ハウジングに取り付けられているとき、カバー要素の外面は、エアロゾル生成デバイスの外面全体の10%~60%を占める。
【0081】
第43の態様によれば、前述した態様のうちのいずれか1つにおいて、エアロゾル生成デバイスは電子タバコである。
【図面の簡単な説明】
【0082】
図1A】本発明の実施形態による、エアロゾル生成デバイスの概略側面図を示す。
図1B】本発明の実施形態による、エアロゾル生成デバイスの概略上面図を示す。
図2A】本発明の実施形態による、熱放散部分を有するエアロゾル生成デバイスの概略側面図を示す。
図2B】本発明の実施形態による、熱放散部分を有するエアロゾル生成デバイスの概略上面図を示す。
図3A】本発明の実施形態による、熱放散部分を有するエアロゾル生成デバイスの概略側面図を示す。
図3B】本発明の実施形態による、熱放散部分を有するエアロゾル生成デバイスの概略上面図を示す。
図3C】本発明の実施形態による、Rでマークした軸を中心として180°回転することにより主ハウジングから取り外されたカバー要素の概略底面図を示す。
図3D】本発明の実施形態による、図3Cに示すカバー要素が取り外された主ハウジングの概略上面図を示す。
図4A】本発明の実施形態による、カバー要素を有するエアロゾル生成デバイスの部分概略側断面図を示す。
図4B】本発明の実施形態による、カバー要素を有するエアロゾル生成デバイスの部分概略側断面図を示す。
図4C】本発明の実施形態による、カバー要素を有するエアロゾル生成デバイスの部分概略側断面図を示す。
図4D】本発明の実施形態による、カバー要素を有するエアロゾル生成デバイスの部分概略側断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0083】
図1A及び図1Bに示すように、エアロゾル生成デバイス100は、主ハウジング200及びカバー要素300を備える。主ハウジング200は、ユーザによる消費のためのエアロゾルを生成するためのエアロゾル生成ユニットを収容するように構成されている。エアロゾル生成ユニットは、エアロゾル生成基材を含む消耗品120を加熱するように構成された加熱ユニット110を備える。エアロゾル生成デバイス100はまた、交換可能な及び/又は再充電可能な電源であってもよい電源を備え、加えて、再充電可能な電源に充電するための充電ポートが設けられていてもよい。電源は、好ましくは、電池であってもよく、電池には、電池通気口及び電池通気口カバーが設けられていてもよい。カバー要素300は、主ハウジング200に着脱可能に取り付けられてもよい。カバー要素が着脱可能であるとは、カバー要素300が、エアロゾル生成デバイス100のユーザにより、主ハウジングから、いかなる追加の工具又は支援も必要とすることなく、ユーザが片手又は両手を利用することにより着脱可能であることを意味する。代わりに、カバー要素は、着脱可能でなくてもよく、主ハウジングに一体形成されていてもよい。
【0084】
エアロゾル生成デバイス100は、ユーザがエアロゾル生成デバイス100を把持したときにユーザの快適さを改善するために細長い形状を有してもよい。エアロゾル生成デバイス100の長手方向は、エアロゾル生成デバイス100が延伸する方向である。長手方向へのエアロゾル生成デバイス100の延伸部はエアロゾル生成デバイス100の長さLに対応し、エアロゾル生成デバイス100の長手方向はエアロゾル生成デバイス100の長さ方向に対応する。エアロゾル生成デバイス100は、エアロゾル生成デバイス100の長手方向に対して直角をなす横断平面内に存在する横断面を有する。エアロゾル生成デバイス100の横断面は、一般に、任意の適切な形であってもよいが、好ましくは矩形、正方形、円形、又は楕円形であってもよい。横断面の長手方向は、エアロゾル生成デバイス100の第1の横断方向又は半径方向であり、横断面が延伸し得る方向に対応する。第1の横断方向又は半径方向への横断面の延伸はエアロゾル生成デバイス100の幅Wに対応し、エアロゾル生成デバイス100の第1の横断方向又は半径方向はエアロゾル生成デバイス100の幅方向に対応する。エアロゾル生成デバイス100の長さ方向及び幅方向に垂直な方向は、エアロゾル生成デバイス100の第2の横断方向又は半径方向である。第2の横断方向又は半径方向への横断面の延伸はエアロゾル生成デバイス100の高さHに対応し、第2の横断方向又は半径方向はエアロゾル生成デバイス100の高さ方向に対応する。円形断面の場合、幅方向及び高さ方向は、それらが互いに垂直である限り、随意に選択されてもよい。正方形断面の場合、幅方向は、正方形の2つの対向する辺の間の直線距離の方向に対応し、高さ方向は、断面の平面内において幅方向に垂直な方向に対応する。
【0085】
図1Aに示すように、カバー要素300は、エアロゾル生成デバイス100の主ハウジング200に、好ましくはエアロゾル生成デバイス100の高さ方向から取り付けられる。すなわち、エアロゾル生成デバイス100の主ハウジング200に取り付けられる場合、図1Bに示すように、カバー要素300はエアロゾル生成デバイス100の高さHを増加させるが、エアロゾル生成デバイス100の長さL及び幅Wを増加させない。エアロゾル生成デバイス100の高さHは、カバー要素300の高さHcと、主ハウジング200の高さHmとから構成され、カバー要素300の高さHcは、エアロゾル生成デバイス100の高さHと主ハウジング200の高さHmとの差に対応する。好ましくは、カバー要素300の高さHcは、エアロゾル生成デバイス100の高さHの30%未満である。これにより、カバー要素300が取り付けられているときに、エアロゾル生成デバイス100の全体の寸法が、エアロゾル生成デバイス100をユーザが片手で快適に使用し持つことができるような寸法であることを確実にする。カバー要素300が主ハウジングに取り付けられているとき、カバー要素300の外面は、主ハウジング200に面する表面であるカバー要素300の内面とは反対側の、カバー要素300の表面である。カバー要素300の外面は、好ましくは、エアロゾル生成デバイスの外面全体の10%~60%を占めてもよい。カバー要素300が主ハウジング200に取り付けられているとき、エアロゾル生成デバイス100の外面は、カバー要素300と主ハウジング200とが隣り合う場所に形成されるシームを除いて、滑らかで均一な表面であってもよい。特に、カバー要素300の外面は滑らかで連続的な形状を有し、カバー要素300の外面から主ハウジング200の外面への移行部は、移行部に形成されるシームを除いて滑らかで連続的である。エアロゾル生成デバイスは、主ハウジングに着脱可能に取り付けることができるカバー要素なしで、主ハウジングだけを備えてもよいことに留意すべきである。
【0086】
エアロゾル生成デバイス100は、電子タバコであってもよく、e蒸気又はt-蒸気エアロゾル生成基材からエアロゾルを生成するように構成されていてもよい。例えば、加熱ユニット110は、タバコスティック又は類似の消耗品120を収容するように構成された容器を備えてもよく、加熱要素が、容器、及び容器内に収容されたタバコスティックを加熱するように構成されていてもよい。代わりに、容器は、液体などのエアロゾル生成基材を含むカートリッジを収容するように構成されていてもよく、加熱ユニット110は、ウイッキング要素、及びウイッキング要素を加熱するように構成された加熱要素を備えてもよい。エアロゾル生成基材に応じて、加熱ユニットは、エアロゾルを生成させるために、エアロゾル生成基材を最大で350℃の温度に加熱してもよい。エアロゾル生成デバイスは、空気入口からエアロゾル生成ユニットを介して空気出口まで延びる空気流路を備える。生成されたエアロゾルをユーザが吸入することにより消耗品を消費する場合、空気が空気入口に入り、エアロゾル生成ユニットまで通り、そこで加熱ユニットによりエアロゾル生成基材が加熱されることによりエアロゾルが生成され、生成されたエアロゾルはマウスピースなどの空気出口に輸送される。空気流路はエアロゾル生成ユニットに連通している一方で、空気流路は典型的には、エアロゾル生成の残りの内部空間には連通していない。加熱ユニット110により発生した熱の一部は、エアロゾルを生成するためにエアロゾル生成基材に、及び、生成されたエアロゾルを吸入のためにユーザに輸送する空気流に伝達される。しかしながら、発生した熱の残りの部分及び相当な部分が、空気流路及びエアロゾル生成ユニットに連通していない、エアロゾル生成デバイスの内部空間に伝達される。この発生した熱の相当な部分が、エアロゾル生成デバイスの外面への続いて周囲空気への熱伝導及び熱放射を介して、時間の経過に伴い引き続き放散される。この熱は、エアロゾル生成基材を加熱するのに役立たないので、この熱は、加熱ユニット110と連通していない、加熱ユニット110を取り囲むエアロゾル生成デバイスの内部空間に失われる、損失熱に相当する。
【0087】
図2A及び図2Bに示すように、複数の穿孔311を備える熱放散部分310がカバー要素300に設けられて、カバー要素300の外面の一部及び内面の一部を形成している。エアロゾル生成デバイス100が、カバー要素300なしで主ハウジング200だけを備える場合、熱放散部分310は主ハウジング200に設けられ、主ハウジング200の外面及び内面の一部を形成する。1つ以上のユーザ入力要素330を備えるユーザ操作部分320が、カバー要素300の外面に設けられて、ユーザがエアロゾル生成デバイス100に操作入力を提供することを可能にしている。1つ以上のユーザ入力要素は、機械式又は容量式のボタン又はスイッチを備えてもよく、ボタン又はスイッチを作動させることは、ボタン又はスイッチを押すこと、触れること、及び/又は接触することを含んでもよい。カバー要素300及び主ハウジング200は、カバー要素300と主ハウジング200との間にエアギャップが配置されるように又は好ましくは包囲されるように成形されている。エアギャップは、主ハウジングからエアギャップを通りカバー要素300までの損失熱の熱伝達の速度を低下させる。熱放散の速度を低下させることにより、損失熱の放散に起因してカバー要素300の外面が加熱される最大温度は低減される。その結果、カバー要素300の外面が過度に熱くなりユーザが触る又は持つことができなくなることが防止され、ユーザへの外傷が防止できる。しかしながら、その結果、熱放散速度の低下に起因して、主ハウジング200の内部空間はより熱くなる可能性がある。これにより、エアロゾル生成デバイスへの損傷及びユーザへの外傷につながる可能性がある。
【0088】
この課題に対処するために、熱放散部分310は、複数の穿孔311を備える。熱及び熱い空気が、エアギャップから複数の穿孔311を通りエアロゾル生成デバイス100の外部まで放散できる。その結果、カバー要素300の外面を介する熱放散速度を増加させることなく、加熱ユニット110からエアロゾル生成デバイスの外部への熱放散速度を増加できる。加えて又は代わりに、熱放散部分310は、エアロゾル生成デバイス100の外面の一部を形成する主ハウジング200の一部分に設けられてもよい。熱放散部分310がカバー要素300上に設けられる場合、熱放散部分310は、好ましくは、その内面が、加熱ユニット110に全面的に隣接する主ハウジング200の一部分に対向し面するように配置される。このように、カバー要素300上に設けられている熱放散部分は、加熱ユニット110に最も近接して配置され、加熱ユニット110からの損失熱が熱放散部分310の複数の穿孔311を通してエアロゾル生成デバイス100の外部まで放散される熱放散速度を増加させる。複数の穿孔311は、複数の穿孔311の各穿孔が支援なしの人の眼で視認できないように構成されている。これは、穿孔が支援なしの人の眼で視認できないように、各穿孔の開口部面積のサイズを低減させることにより実現できる。この効果は、0.0001mm~0.004mm、好ましくは0.0002mm~0.0035mm、最も好ましくは0.0003mm~0.003mmである、穿孔当たりの平均開口部面積を有する穿孔により実現できる。穿孔が支援なしの人の眼で視認できないようにすることにより、心地よい美的外観を提供することに加えて、このような小さい開口部面積は、開口部面積よりも大きな粒子の進入を防止する。複数の穿孔の非視認性は、通常の視認条件下での非視認性を意味することに留意すべきである。カバー要素300が設けられる場合、カバー要素300は、通常の視認条件下で、主ハウジング200に取り付けられるか又は接続される。通常の視認条件下では、微細穿孔は、エアロゾル生成デバイスのデバイスハウジング内部に設けられるいかなる照明もなしで、一般の環境照明条件下で、エアロゾル生成デバイスのユーザにより視認される。通常の視認条件下では、微細穿孔は、ユーザの眼と腕を延ばしたときの手との間の典型的な距離である最大通常視認距離から、人の眼の近点に対応する最大通常視認距離までの範囲にわたる通常視認距離から視認される。近点は、典型的には25cmに定められる。
【0089】
図3A及び図3Bに示すように、熱放散部分310は、熱放散部分310の内面が、加熱ユニット110に全面的に隣接する主ハウジング200の一部分に対向せず面しないように位置決めされたカバー要素300の一部分に設けられてもよい。そのような構成において、加熱ユニット110から熱放散部分310を通る熱放散を改善するために、カバー要素300の内面の一部分又は全てに沿って熱伝導性要素340が設けられてもよい。熱伝導性要素340は、加熱ユニット110に洗面的に隣接する主ハウジング200の一部分に対向し面するように配置された第1の部分を備える。熱伝導性要素340は、好ましくは、第1の部分とは異なる第2の部分を備えることにより、熱放散部分310まで延びており、第2の部分は、熱放散部分310の内面の少なくとも一部分に配置されている。このように、熱伝導性要素340は、熱放散部分310に向かって熱を伝導できる。エアロゾル生成デバイス100がカバー要素300のない主ハウジング200を備える場合、熱伝導性要素340は、主ハウジング200の内面に設けられ、加熱ユニット110に隣接する主ハウジング200の内面の一部分から熱放散部分310の内面に向かって延びてもよい。好ましくは、熱伝導性要素340は、熱放散部分310を通る熱放散速度を増加させるために、熱放散部分310の内面に沿って、好ましくはその少なくとも一部分又は全体の上に設けられるように寸法決めされる。熱伝導性要素340は、熱放散部分310の内面に沿って、又はその少なくとも一部分若しくは全体の上に設けられる場合、熱放散部分の複数の穿孔311の穿孔を覆うように構成されてもよい。代わりに、複数の穿孔311の穿孔は、エアロゾル生成デバイス100の外部から内部まで、熱伝導性要素340を通って延びてもよい。熱伝導性要素340は、実質的に金属材料、好ましくは銅を含んでもよい又はこれから構成されてもよい。なぜなら、これら材料は、典型的には優れた熱伝導特性を有するからである。熱伝導性要素340は、ストリップ、プレート、棒、又はロッド形状、又はそれらの任意の組合せを含んでもよい。これらの形状は、熱伝導性要素の均一な熱分配を可能にする幾何学的対称性を有する。更には、熱伝導性要素は、異なる空間的及び幾何学的な要件に適合するように、上記の形状のうちの1つ以上を含んでもよい。具体的には、熱伝導性要素340は、エアロゾル生成デバイスの外面の一部を形成する、カバー要素300又は主ハウジング200の一部分に設けられた、ユーザ操作部分320の内面に隣接して、それに沿って、及びその上には設けられていないが、それを迂回するように成形されていてもよい。これは、熱伝導性要素340により熱がユーザ操作部分320に分配されることを防止し、ユーザ操作部分が損傷を受けること又はユーザが触れないほど過度に熱くなることを防止する。熱伝導性要素340は、好ましくは、当該技術分野において既知の任意の好適な技術を用いて、カバー要素300に、又はエアロゾル生成デバイス100がカバー要素300を備えない場合は主ハウジング200に、取り付けられてもよい又は接続されてもよい、独立型の要素である。
【0090】
カバー要素300が設けられる場合、カバー要素300により覆われる主ハウジング200の一部分に操作インタフェース部分220が設けられてもよい。操作インタフェース部分220は、カバー要素300により外部の影響から保護され、ユーザ操作部分320のように、操作入力をエアロゾル生成デバイス100に提供するためにユーザにより作動させることができる。操作インタフェース部分220は、機械式又は容量性のタッチボタン又はスイッチなどの1つ以上の操作入力要素230、光学センサ、又は磁気センサを備える。図3Aに示す好ましい構成では、ユーザ操作部分320及び操作インタフェース部分220は、ユーザ操作部分320を作動させると、エアロゾル生成デバイス100に操作入力を提供するための操作インタフェース部分220が作動されるように構成されてもよい。この場合、ユーザ操作部分320を作動させるだけでは、エアロゾル生成デバイス100にいかなる操作入力も提供することができない。むしろ、ユーザ操作部分320の作動により引き起こされる、結果としての操作インタフェース部分220の作動が、操作入力をもたらす。例えば、ユーザ操作部分320は、ユーザにより押されること又は移動させることができる機械式ボタン又はスイッチ330を備えてもよい。機械式ボタン又はスイッチ330は、操作インタフェース部分220の操作入力要素に向かって突出する突出部又は類似の構成、例えばボタン又はスイッチ230、を有することにより、操作インタフェース部分220の操作入力要素230を作動させる。ユーザ操作領域320のボタン又はスイッチ330が押されると、突出部が操作インタフェース部分220のボタン又はスイッチ220を押す。加えて又は代わりに、ユーザ操作部分320には、磁石又は強磁性物体などの磁気検出物体、又は反射面などの光学検出物体が設けられていてもよく、これらは、ボタン又はスイッチ330が作動された場合に、操作インタフェース部分220の操作入力要素230として、提供される磁気センサ又は光学センサをそれぞれ作動させることができる。代替として、機械式ボタン又はスイッチの代わりに、ユーザ操作部分320は、操作インタフェース部分220の操作入力要素230を作動させるためにユーザにより押されたときに、操作インタフェース部分220に向かって柔軟に変形できる可撓性領域を備えてもよい。このような構成は、カバー要素300により覆われた操作インタフェース部分220を直接アクセスすること又は露出させることなくユーザ操作領域320を作動させることにより、ユーザが、操作入力をエアロゾル生成デバイスの外部からエアロゾル生成デバイス100に提供するために、操作インタフェース部分220を作動させることを可能にする。
【0091】
カバー要素300は、好ましくは、パネルとして成形されてもよい。カバー要素300は、実質的にプレート形状であってもよく、カバー要素300の平均厚さは、図1Aに関連する実施形態で説明したように、カバー要素300の高さHcの30%未満である。カバー要素300は、好ましくは、実質的に平面である中央部分と、カバー要素300が主ハウジング200に隣り合うことを可能にするように湾曲した又は曲げられた1つ以上の周辺部又は外周部とを有してもよい。代わりに、カバー要素300は、1つ以上の周辺部分又は外周部分の曲率よりも小さい曲率を有する中央部分を有する連続的に湾曲した形状を有してもよい。カバー要素300及び主ハウジング200が同じ材料で形成されてもよいこと、又はカバー要素300が主ハウジング200とは異なる材料で形成されてもよいことに留意すべきである。カバー要素は、断熱特性を提供する材料で形成されてもよい又はそれを含んでもよい。カバー要素330は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹脂、メタクリル酸樹脂、及びポリ塩化ビニルなどのプラスチック材料を含んでもよい又はそれらから作製されてもよい。カバー要素300は、加熱ユニット110からの損失熱によるエアロゾル生成デバイス100の外面の過熱を低減させて、ユーザが熱により外傷を負うことを防止する。この目的のため、カバー要素300は、エアロゾルシート、熱絶縁シート、及び発泡シート、好ましくは発泡樹脂シート及び/又は発泡プラスチック、の1つ以上の層が設けられてもよく、それらを備えてもよく、又はそれらから実質的に構成されてもよい。
【0092】
回転軸Rを中心とする180°の回転により、図3Dに示す主ハウジング200から取り外されたカバー要素300の内面を示す図3Cに示すように、主ハウジング200には、カバー要素300を主ハウジング200に着脱可能に取り付けるための取付け手段210が設けられていてもよい。取付け手段210は、プレス嵌め接続、締付け接続、又は類似の接続などの手段を備えてもよい。加えて又は代わりに、取付け手段210は、磁気手段を備えてもよい。主ハウジング200には磁気結合要素210が設けられていてもよく、カバー要素300には磁気反結合要素が設けられていてもよく、結合要素及び反結合要素は、磁石及び強磁性要素を備える。好ましい構成では、主ハウジング200には1つ以上の磁石210が設けられ、熱伝導性要素340は、磁気材料を含むか又は実質的にそれから構成される。1つ以上の磁石は、カバー要素300を主ハウジング200に取り付けるために、熱伝導性要素に吸引磁力を加えるように構成されている。エアロゾル生成デバイス100には、操作出力要素240が更に設けられていてもよい。操作出力要素240は、1つ以上のLED光源又はLED光ストリップなどの発光インジケータを備えてもよい。発光インジケータは、操作状態を示す情報をエアロゾル生成デバイス100のユーザに示すことができ、その情報は、エアロゾル生成デバイス100のオン/オフ状態に関する情報、エアロゾル生成デバイス100の加熱温度に関する情報、エアロゾル生成デバイス100にて使用される消耗品に関する情報、エアロゾル生成デバイス100の電源の状態に関する情報を含むが、これらに限定されない。発光インジケータ240は、好ましくは、複数の穿孔311を有する熱放散部分310の内面に対向し面するように構成されてもよい。複数の穿孔311のうちの穿孔は、サイズが小さいことに起因して、支援なしの眼で視認できない。その結果、発光インジケータ240が発光していない場合は、発光インジケータ240は、熱放散部分310の複数の穿孔311のうちの穿孔を通して、エアロゾル生成デバイス100の外部に可視となることがなく、発光インジケータが発光している場合は、穿孔311を通して可視となる。エアロゾル生成デバイス100に、破局的故障の場合に電池に通気するための電池通気口を有する電池が設けられている場合、電池通気口は、主ハウジング200とカバー要素300との間に配置されたエアギャップ内に電池を通気するように構成され、カバー要素300により覆われている主ハウジング200の表面の一部分に、電池通気口カバーが設けられる。この場合、カバー要素に設けられている、熱放散部分310の複数の穿孔311は、圧力解放穿孔として機能できる。破局的な電池故障の場合のいかなる圧力蓄積も、電池通気口を通して、主ハウジング200とカバー要素300との間に配置されたエアギャップ内に通気することができ、引き続き、複数の穿孔311を通してエアロゾル生成デバイス100の外部に緩和させることができる。これは、電池故障の場合に、解放されてない圧力の蓄積を防止することができ、エアロゾル生成デバイスへの損傷及びユーザへの外傷を防止することができる。複数の穿孔311の通気性能を改善するために、熱放散部分は、好ましくは、電池通気口カバーの少なくとも一部分に対向し面するように配置されて、複数の穿孔を通る電池通気口からの圧力解放の速度を増加させてもよい。
【0093】
図4A図4Dに示すように、エアロゾル生成デバイス100には、カバー要素300が主ハウジング200に適切に確実に取り付けられているかどうかを検出するように構成されたカバー検出手段250が設けられていてもよい。カバー要素300には、カバー要素300が主ハウジング200に取り付けられているときに、カバー検出手段250により検出されるように構成された検出物体350が設けられていてもよい。エアロゾル生成デバイス100には、エアロゾル生成デバイス100の動作を制御するための回路が更に設けられていてもよい。回路は、カバー検出手段250により提供される情報に基づいて、エアロゾル生成デバイス100の動作を制御するように構成されてもよい。カバー検出手段250からの情報は、カバー要素300が主ハウジング200に取り付けられていることが検出される第1の状態に関する情報と、カバー要素300が主ハウジング200に取り付けられていないことが検出される第2の状態に関する情報とを含む。エアロゾル生成デバイス100の安全な動作を確実にするために、回路は、エアロゾル生成デバイス100によるエアロゾルの生成を防止又は阻止するように構成されてもよい。これは、例えば、エアロゾル生成基材を加熱するための加熱ユニット110の動作を防止することにより、及び/又は加熱ユニット110の動作を限定された持続時間に又は限定された温度範囲に限定することにより実現できる。図4Aに示すように、カバー検出手段250は、ホールセンサなどの磁気センサを備えてもよく、カバー要素300には、カバー要素300が主ハウジング200に取り付けられているときに検出されることができる、強磁性物体などの磁気検出物体350が設けられていてもよい。検出物体350は、熱伝導性要素340などの専用の物体であってもよい。加えて又は代わりに、カバー要素300は、磁気センサにより検出されることができる強磁性材料を含んでもよい又はそれから実質的に構成されてもよい。カバー要素300がエアロゾル生成デバイス100に適切且つ確実に取り付けられている第1の状態は、磁気センサと磁気検出物体との間の距離に基づいて磁気センサで生成された検出信号が所定の検出信号強度閾値を超えたときに示されてもよく、カバー要素300が適切且つ確実に取り付けられていない第2の状態は、検出信号強度が所定の閾値を下回る場合に示される。代わりに、第1の状態は、検出信号が生成されたときに示されてもよく、第2の状態は、検出信号強度が示されないときに示される。加えて又は代わりに、図4Bに示すように、カバー検出手段250は光学センサを備えてもよく、カバー要素300には、光を反射する光反射性物体などの光学検出物体350が設けられていてもよい。光学センサは、IR光を放出するIRセンサであってもよい。カバー要素300が主ハウジング200に適切且つ確実に取り付けられている場合、IRセンサにより放出されたIR光が、光反射性物体により反射されてIRセンサに戻りIRセンサにより検出された場合、第1の状態が示されてもよい。加えて又は代わりに、IRセンサにより検出された、反射されたIR光が、所定の強度又は干渉閾値を超えた場合、第1の状態が示されてもよい。カバー要素300が主ハウジング200に適切且つ確実に取り付けられていない場合、IRセンサにより放出されたIR光が光反射性物体320により反射されない場合、第2の状態が示されてもよい。加えて又は代わりに、IRセンサにより検出された、反射されたIR光が、所定の強度又は干渉閾値を下回る場合、第2の状態が示されてもよい。加えて又は代わりに、図4Cに示すように、カバー検出手段は、電気センサを備えてもよく、カバー要素300には、電気検出物体が設けられていてもよい。例えば、カバー検出手段は、主ハウジング200においてカバー要素300に向かって露出している複数の電気接触部を有する開電気回路を備えてもよく、カバー要素300には、導電性要素320が設けられていてもよい。電気回路の複数の接触部がカバー要素の導電性要素320と接触して開回路が閉じ、その結果、電流又は電圧降下を検出することができる場合、第1の状態が示されてもよい。加えて又は代わりに、電気検出物体350が所定の値の又は所定の値範囲内の抵抗を有し、その結果、検出された電流又は電圧降下が所定の値を有するか又は所定の値範囲内にある場合、第1の状態が示されてもよい。図4Dに示すように、カバー検出手段250は、加えて又は代わりに、ボタン又はスイッチを備えてもよく、カバー要素300には、ボタン又はスイッチを作動させるための検出物体350、例えば突出部又は類似の構造が設けられていてもよい。ボタン又はスイッチは、機械式及び/又は容量式のタッチボタン又はスイッチであってもよい。カバー要素300が主ハウジングに適切且つ確実に取り付けられているときに、ボタン又はスイッチが作動された場合、第1の状態は示されてもよく、ボタン又はスイッチが作動されていない場合、第2の状態が示されてもよい。
【0094】
そのカバー検出手段250は、カバー要素300を主ハウジング200に取り付けるための取付け手段210としても機能してよいことに留意すべきである。例えば、カバー検出手段250は、磁性要素を備えるか又は設けられたカバー要素300上に引力を加える磁気センサを備えてもよい。別の例として、カバー検出手段250はボタン又はスイッチを備えてもよく、カバー要素300は、カバー要素300を主ハウジング200に取り付けるために、ボタン又はスイッチに機械式に取り付けられるか又は連結されていてもよい。機械式取付け具又は連結具は、機械式プレス嵌め接続又は類似の締付け構成又は係合構成を介して実現されてもよい。更に別の例として、カバー検出手段250は、ポゴピン又はポゴピンレセプタクルなどの複数の電気的接続要素を備えてもよく、カバー要素300には、カバー要素300を主ハウジング200に取り付けるための安定した機械的接続を形成するための、カバー検出手段250の電気的接続要素と係合する導電性要素、例えば1つ以上のポゴピン又はポゴピンレセプタクルが設けられていてもよい。更には、エアロゾル生成デバイスには、エアロゾル生成デバイスの異なる部分に設けられてもよい複数の穿孔311を有する複数の熱放散部分310が設けられていてもよい。例えば、第1の熱放散部分310が、発光インジケータに対向し面するように構成されたカバー要素300に設けられてもよい。第2の熱放散部分310が、カバー要素300により覆われ加熱ユニットに隣接する、主ハウジング200の一部分に対向し面するように設けられてもよい。第3の熱放散部分310が設けられて、電池通気口のための圧力解放部分として機能してもよい。エアロゾル生成デバイスには、第1、第2、及び第3の熱放散部分のうちの1つ以上の任意の組合せが設けられていてもよい。
【0095】
本開示では、ある特定の実施形態及び一般的に関連する方法について説明してきたが、これらの実施形態及び方法の改変及び置換は、当業者にとって明らかであろう。したがって、例示的な実施形態についての上記の説明は、本開示を定義又は制限するものではない。独立請求項及び従属請求項によって規定されるような本開示の範囲から逸脱することなく、他の変更、置換、及び改変も可能である。
【符号の説明】
【0096】
100 エアロゾル生成デバイス
110 加熱ユニット
120 消耗品
200 主ハウジング
210 取付け手段
220 操作インタフェース部分
230 操作入力要素
240 出力要素
250 カバー検出手段
320 検出物体
300 カバー要素
310 熱放散部分
311 熱放散穿孔
320 ユーザ操作部分
330 ユーザ入力要素
340 熱伝導性要素
350 カバー検出物体
H エアロゾル生成デバイスの高さ
L エアロゾル生成デバイスの長さ
W エアロゾル生成デバイスの幅
Hm 主ハウジングの高さ
Hc カバー要素の高さ
図1A
図1B
図2A
図2B
図3A
図3B
図3C
図3D
図4A
図4B
図4C
図4D
【国際調査報告】