(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-30
(54)【発明の名称】医療用管状アセンブリ
(51)【国際特許分類】
A61B 18/14 20060101AFI20231023BHJP
【FI】
A61B18/14
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023523527
(86)(22)【出願日】2021-10-18
(85)【翻訳文提出日】2023-05-29
(86)【国際出願番号】 IB2021059566
(87)【国際公開番号】W WO2022084825
(87)【国際公開日】2022-04-28
(32)【優先日】2020-10-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522368684
【氏名又は名称】ボストン サイエンティフィック メディカル デバイス リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】ウルバンスキ、ジョン ポール
(72)【発明者】
【氏名】ラウ、カイリー
【テーマコード(参考)】
4C160
【Fターム(参考)】
4C160KK03
4C160KK07
4C160KK13
4C160KK20
4C160KK24
4C160KK57
4C160MM32
(57)【要約】
細長医療用管状アセンブリは、細長医療用管状アセンブリ内に少なくとも部分的に受信された信号送信装置からの医療画像化システムの信号送受信装置に向けた信号の送信を少なくとも部分的に改善するように構成されている。細長医療用管状アセンブリが、細長医療用管状アセンブリの遠位先端部から近位端に向かって延びているルーメンを画定しており、ルーメンは、使用時に、ルーメンが信号解放特徴部において信号送信装置を少なくとも部分的に受容するように、信号送信装置を少なくとも部分的に受容するように構成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者、信号送信装置、及び医療画像化システムの信号送受信装置と共に使用するための装置であって、
前記装置は細長医療用管状アセンブリを備え、前記細長医療用管状アセンブリは、前記患者内に少なくとも部分的に受容されるように構成された遠位先端部を有し、
前記細長医療用管状アセンブリは、前記遠位先端部において前記信号送信装置を少なくとも部分的に受容するように構成されており、
前記遠位先端部は、前記信号送信装置から前記医療画像化システムの前記信号送受信装置に向けた信号の送信を少なくとも部分的に改善するように構成されている、
装置。
【請求項2】
患者、信号送信装置、及び医療画像化システムの信号送受信装置と共に使用するための装置であって、
前記装置は細長医療用管状アセンブリを備え、前記細長医療用管状アセンブリは、前記患者内に少なくとも部分的に受容されるように構成された遠位先端部を有し、
前記細長医療用管状アセンブリは、前記細長医療用管状アセンブリの前記遠位先端部から近位端に向かって延びているルーメンを画定しており、
前記ルーメンは、使用時に、前記ルーメンが前記遠位先端部において前記信号送信装置を少なくとも部分的に受容するように、前記信号送信装置を少なくとも部分的に受容するように構成されており、
前記遠位先端部は、前記ルーメン内に配置された前記信号送信装置から前記医療画像化システムの前記信号送受信装置に向けた信号の送信を少なくとも部分的に改善するように構成されている、
装置。
【請求項3】
信号送信装置と医療画像化システムの信号送受信装置とを有する、患者と共に使用するための装置であって、
前記装置は、前記患者内に少なくとも部分的に受容されるように構成された細長医療用管状アセンブリを備え、
前記細長医療用管状アセンブリは信号解放特徴部を含み、前記信号解放特徴部は、前記細長医療用管状アセンブリの内部に配置された前記信号送信装置から前記医療画像化システムの前記信号送受信装置に向けた信号の送信を少なくとも部分的に改善するように構成される、
装置。
【請求項4】
前記細長医療用管状アセンブリが遠位先端部を有し、前記遠位先端部が前記患者内に少なくとも部分的に受容されるように構成されており、
前記信号解放特徴部が前記遠位先端部に位置している、
請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記細長医療用管状アセンブリが、前記細長医療用管状アセンブリの遠位先端部から近位端に向かって延びているルーメンを画定しており、
前記ルーメンは、使用時に、前記ルーメンが前記信号解放特徴部において前記信号送信装置を少なくとも部分的に受容するように、前記信号送信装置を少なくとも部分的に受容するように構成されている、
請求項3に記載の装置。
【請求項6】
前記信号解放特徴部が、間隔を空けた穿孔を含む、
請求項3に記載の装置。
【請求項7】
前記細長医療用管状アセンブリが、前記医療画像化システムに情報を提供するように構成された遠位電極を含む、
請求項3に記載の装置。
【請求項8】
前記細長医療用管状アセンブリの遠位先端部に近接して配置されている遠位装置を更に備え、
前記遠位装置が、前記医療画像化システムに情報を提供するように構成されている、
請求項3に記載の装置。
【請求項9】
前記信号送信装置が、細長医療用針に設置されている、
請求項3に記載の装置。
【請求項10】
前記信号送信装置が、エネルギーを選択的に放出するように構成されたエネルギーエミッタを含む、
請求項3に記載の装置。
【請求項11】
前記信号送信装置はエネルギーエミッタを含み、前記エネルギーエミッタは、前記患者の生物学的特徴を通る穿刺部を形成するために、又は、前記患者の生物学的特徴の一部分を切断するために使用されるエネルギーを選択的に放出するように構成される、
請求項3に記載の装置。
【請求項12】
前記細長医療用管状アセンブリが、前記信号送信装置が取り付けられている細長医療用針である、
請求項3に記載の装置。
【請求項13】
前記細長医療用管状アセンブリが、医療用カテーテルアセンブリを含む、
請求項3に記載の装置。
【請求項14】
前記細長医療用管状アセンブリが、医療用ダイレータアセンブリを含む、
請求項3に記載の装置。
【請求項15】
前記細長医療用管状アセンブリが、医療用シースアセンブリを含む、
請求項3に記載の装置。
【請求項16】
前記信号解放特徴部が、前記細長医療用管状アセンブリの前記内部から前記細長医療用管状アセンブリの外部まで延びている、間隔を空けた穿孔を含み、
前記間隔を空けた穿孔が、前記細長医療用管状アセンブリの前記内部と前記細長医療用管状アセンブリの前記外部との間に流体連通を提供するように構成されている、
請求項3に記載の装置。
【請求項17】
前記信号解放特徴部が、前記細長医療用管状アセンブリの遠位先端部に位置する間隔を空けた穿孔を含む、
請求項3に記載の装置。
【請求項18】
前記信号解放特徴部が、前記信号送信装置から前記医療画像化システムへの信号通信の送信を可能にするように構成された側壁本体部材を含む、
請求項3に記載の装置。
【請求項19】
前記信号解放特徴部が、前記細長医療用管状アセンブリの信号遮断材料によって取り囲まれた信号増強材料を含む、
請求項3に記載の装置。
【請求項20】
前記信号解放特徴部が、信号増強材料を含む、
請求項3に記載の装置。
【請求項21】
前記信号解放特徴部が、前記細長医療用管状アセンブリの長手方向軸線に沿って整合している間隔を空けた矩形スリットを含み、かつ、前記細長医療用管状アセンブリの出口から等距離に配置されている、間隔を空けた穿孔(A、B、C)を含む、
請求項3に記載の装置。
【請求項22】
前記信号解放特徴部が間隔を空けた穿孔を含み、前記間隔を空けた穿孔は、前記細長医療用管状アセンブリの半径方向軸線に沿って整合している間隔を空けた矩形スリットを含む、
請求項3に記載の装置。
【請求項23】
前記信号解放特徴部が間隔を空けた穿孔を含み、前記間隔を空けた穿孔は、前記細長医療用管状アセンブリの半径方向軸線に沿って整合している間隔を空けたひし形開口部を含む、
請求項3に記載の装置。
【請求項24】
信号送信装置が患者内に配置されている間に、前記信号送信装置から医療画像化システムの信号送受信装置に向けた信号の送信を向上させる方法であって、
遠位先端部を有する細長医療用管状アセンブリを前記患者内へと少なくとも部分的に受容することと、
前記細長医療用管状アセンブリの前記遠位先端部において前記信号送信装置を少なくとも部分的に受容することであって、前記遠位先端部が、前記信号送信装置から前記医療画像化システムの前記信号送受信装置に向けた前記信号の送信を少なくとも部分的に改善するように構成されている、受容することと、
を含む、方法。
【請求項25】
信号送信装置が患者内に配置されている間に、前記信号送信装置から医療画像化システムの信号送受信装置に向けた信号の送信を向上させる方法であって、
細長医療用管状アセンブリの遠位先端部を前記患者内へと少なくとも部分的に受容することであって、前記遠位先端部が、間隔を空けた穿孔を画定しており、前記細長医療用管状アセンブリは、前記細長医療用管状アセンブリの前記遠位先端部から近位端に向かって延びているルーメンを画定しており、前記ルーメンは、使用時に、前記ルーメンが前記遠位先端部により画定されている前記間隔を空けた穿孔において前記信号送信装置を少なくとも部分的に受容するように、前記信号送信装置を少なくとも部分的に受容するように構成されている、受容することと、
前記ルーメン内に配置された前記信号送信装置から前記医療画像化システムの前記信号送受信装置に向けた前記信号の送信を少なくとも部分的に改善するために、前記間隔を空けた穿孔を少なくとも部分的に使用することと、
を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、医療用管状アセンブリ(及びそのための方法)の技術分野に関する(それには限定されない)。
【背景技術】
【0002】
既知の医療装置は、医療処置を容易にし、ヘルスケア提供者が病気の患者の病状を診断及び/又は治療することを手助けするように構成されている。
【発明の概要】
【0003】
既知の(既存の)医療用管状体(既存技術とも呼ばれる)に関連する少なくとも1つの問題を(少なくとも部分的に)緩和する必要があることが理解されるであろう。既知の(既存の)医療用管状体に関する多くの研究及び実験の後に、問題の(少なくとも部分的な)理解及びその解決策が(少なくとも部分的に)確認され、(少なくとも部分的に)以下のように表現される。
【0004】
図1及び
図2は、細長医療用カテーテルアセンブリ302の側断面図を示す。
図1及び
図2を参照すると、細長医療用カテーテルアセンブリ302は、信号送信装置800を受容するように構成されている。信号送信装置800は、例えば、細長医療用針802などの遠位セクションに(遠位セクション上に)配置又は取り付けられ得る。例えば、信号送信装置800は、医療処置中に患者700の生物学的特徴などの通る穿刺部を形成する(又は生物学的特徴の一部分を切断する)ために、患者700の生物学的特徴に向けた信号の送信を容易にする材料(通電用、センサ用、エネルギー(高周波エネルギーなど)を選択的に放出するように構成された遠位エネルギー放出装置用の金属など)を含み得る。
【0005】
図1及び
図2を参照すると、医療画像化システム902は、患者700及び信号送信装置800の医療画像を生成(計算、判定、など)するように構成されている。医療画像化システム902はまた、経中隔処置(transseptal procedure)などの医療処置中に、医療用表示装置(既知であり、図示されていない)上で(生成又は計算された)医療画像を医師に表示するように構成されている(処置は、心臓電気生理学者などによって処置を実行され得る)。経中隔処置は、主に心房細動のアブレーションのために、患者700の心臓の左心房にアクセスするための経中隔穿刺部を形成することを含み得る。医療画像化システム902が、例えば、蛍光透視システム(放射線エネルギーをそこから放出するように構成されている)を含み得る場合、経中隔処置中に蛍光透視法を継続して使用すること(すなわち、放射線の放出が多すぎること)に関連する副作用のリスクが患者及び/又は医師にもたらされることがある。
【0006】
図1及び
図2を参照すると、例えば、細長医療用カテーテルアセンブリ302を適合させることは、(限定はされないが)心エコー法、電気解剖学的マッピング(electro-anatomical mapping、EAM)システムなどの(放射線の放出を必要としなくてもよい)ような、医療画像化システム902のための(蛍光透視法に代わる可能性のある)異なるタイプの医療画像化システムの使用につながり得る。この場合、(放射線の放出を伴う)蛍光透視法の必要性を低減する(好ましくは、排除する)機会が提供され、それによって、医療用カテーテルアセンブリ302が患者700内に(患者700の心臓内、など)に配置されている間に、(蛍光透視システムなどのような特定のタイプの医療画像化システム902に関連する可能性がある、又はそこから放出される可能性がある)過剰な放射線への望ましくない曝露が低減される。例えば、患者700に経中隔穿刺を実行する前、実行している間又は実行した後のいずれかに、電気解剖学的マッピングシステム(医療画像化システム902の一種)によって、細長医療用針802を検出させることが望ましい場合がある(このようにして、前述の放射線リスクを防ぐことができる)。この場合、医師は、信号送信装置800を(電気解剖学的マッピングシステムの表示ユニットを介して)、患者700の生物学的特徴(心臓の右動脈など)を表す3次元的に生成されたボリューム(別の医療画像)内に形成された(配置された)代表的な医療画像(ドット、ポイント、スポット画像など)として視覚化することができる。
【0007】
図1及び
図2を参照すると、残念ながら、信号送信装置800の場所は、信号送信装置800が医療用カテーテルアセンブリ302の内部に格納された後に、視覚表示ユニット上に表示される可能性がある(医療画像が、意図せず失われる又は隠れる可能性がある、あるいは視覚表示ユニット内に表示され続けない可能性がある)。この状況では、医療用カテーテルアセンブリ302は、信号送信装置800から医療画像化システム902の信号送受信装置900への(それらの間の)信号通信を意図せず隠す(遮蔽する、遮断する)。この好ましくない状況では、医療画像化システム902の視覚表示ユニット上での(すなわち、信号送信装置800が医療用カテーテルアセンブリ302内に受容されている間の)所望の医療画像の形成を妨げる、又は形成に干渉することがある。医療用カテーテルアセンブリ302は、医療用カテーテルアセンブリ302の内部に配置された信号送信装置800上に配置された信号絶縁性の層(信号遮断材料)を提供するように構成されている。例えば、信号送信装置800は、医療処置のドロップダウン部分の間(医療用カテーテルアセンブリ302を上大静脈(superior vena cava、SVC)から患者700の心臓の心房中隔まで引っ張るときなど)、医療用カテーテルアセンブリ302の内側に留まる必要がある場合がある。(医療画像化システム902の)視覚表示ユニットは、残念ながら、信号送信装置800の好適な医療画像を医師に提供することができず、残念ながら、医療処置は(医師によって)見えない状態で実行される。具体的には、医療画像化システム902は、医療用カテーテルアセンブリ302の内部に沿った(かつ、内部での)信号送信装置800の移動を確認できなくなる(信号送信装置800の存在を検出することができない)場合がある。更に、医療画像化システム902は、信号送信装置800が医療用カテーテルアセンブリ302の遠位先端部104の出口から離れるようにルーメン108に沿って前方にわずかに延び得る場合には、信号送信装置800の移動の医療画像の適切な視覚表示を提供することができない場合があり、これは、医師にとってかなり神経をつかう状況になる場合がある(すなわち、望ましくない見えない条件下で操作し、患者700に不慮の(望ましくない)損傷を負わせる可能性がある)ことが理解されよう。
図1の実施形態の場合、信号送受信装置900は、信号送信装置800から信号を適切に(確実に)受信することができることが理解されよう。
図2の実施形態の場合、信号送受信装置900は、信号送信装置800から信号を適切に受信できない(確実には受信できない)ことが理解されよう。
【0008】
図1に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、信号送信装置800は、(医療画像化システム902の)信号送受信装置900が、信号送信装置800の存在を適切に検出すること、及びその好適な医療画像を生成することができるような程度まで、医療用ダイレータアセンブリ302の出口から延出している。信号の三角測量のために(すなわち、信号源の場所を判定するために)、信号送受信装置900は、患者700の表面上(例えば、患者700の胸部上など)に配置されるように構成された一連の少なくとも3つの表面電極(あるいは、電気信号を送信又は受信することができる装置又は材料)など、(少なくとも3つの)間隔を空けた信号送受信機(901A、901B、901C)を含み得る。
【0009】
図2に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、信号送信装置800は、信号送受信装置900が、(a)信号送信装置800の存在(場所)を確実に検出することができない、及び(b)検出が不可能であるため医療画像を生成することができないような程度まで、医療用ダイレータアセンブリ302の内部に沿って動かされている(内部へと延びている、又は内部から後退している)。例えば、間隔を空けた信号送受信機(901A、901B、901C)は、信頼できる信号の三角測量に成功することができず、信号の場所を確実に判定することができない。三角測量の成功には、間隔を空けた信号送受信機(901A、901B、901C)の全てが、信号送信装置800からの着信信号を受信する必要がある。三角測量の失敗は、使用時に、3つ未満の間隔を空けた信号送受信機(901A、901B、901C)が、信号送信装置800からの任意の着信信号を受信できなかったときに生じる。この場合、医療画像化システム902は、信号送信装置800がルーメン108内に、かつ、医療用カテーテルアセンブリ302の遠位先端部104から後方に留まっている間、信号送信装置800の移動の医療画像のいかなる適切な視覚表示も提供することができない。これは、医師にとってかなり神経をつかう状況になる場合がある(望ましくない見えない状態で操作することは、患者700に不慮の損傷を引き起こす場合がある)ことが理解されよう。
【0010】
図1及び
図2を参照すると、上記の説明を考慮すると、(経中隔穿刺処置などの)医療処置の一部分の間に、信号送信装置800の安全性及び/又は位置決め精度を改善し、それによって、信号送信装置800が、医療用カテーテルアセンブリ302の内側に配置されている又は位置している間(好ましくは、常に又は少なくともほとんどの時間)、信号送信装置800の好適な医療画像の(医療画像化システム902を介した)視覚化を支援するための技術的解決策を少なくとも部分的に提供することが望ましい場合がある。
【0011】
既存の技術に関連する少なくとも1つの問題を少なくとも部分的に緩和するために、(主要な態様に従って)装置が提供される。この装置は、患者、信号送信装置、及び医療画像化システムの信号送受信装置と共に使用するためのものである。この装置は、患者内に受容されるように構成された遠位先端部を有する細長医療用管状アセンブリを含むが、これには限定されない(細長医療用管状アセンブリを備える)。細長医療用管状アセンブリは、遠位先端部において信号送信装置を受容するように構成されている。遠位先端部は、信号送信装置から医療画像化システムの信号送受信装置に向けた信号の送信を少なくとも部分的に改善するように構成されている。
【0012】
既存の技術に関連する少なくとも1つの問題を少なくとも部分的に緩和するために、(主要な態様に従って)装置が提供される。この装置は、患者、信号送信装置、及び医療画像化システムの信号送受信装置と共に使用するためのものである。この装置は、患者内に受容されるように構成された細長医療用管状アセンブリを含むが、これには限定されない(細長医療用管状アセンブリを備える)。細長医療用管状アセンブリは、細長医療用管状アセンブリの内部に配置された信号送信装置から医療画像化システムの信号送受信装置に向けた信号の送信を少なくとも部分的に改善するように構成された信号解放特徴部を含む。
【0013】
既存の技術に関連する少なくとも1つの問題を少なくとも部分的に緩和するために、(主要な態様に従って)方法が提供される。この方法は、信号送信装置が患者内に配置されている間に、信号送信装置から医療画像化システムの信号送受信装置に向けた信号の送信を向上させるためのものである。この方法は、遠位先端部を有する細長医療用管状アセンブリを患者内に受容することを含むが、これには限定されない(受容することを備える)。この方法はまた、細長医療用管状アセンブリの遠位先端部において信号送信装置を受容することを含む。遠位先端部は、信号送信装置から医療画像化システムの信号送受信装置に向けた信号の送信を少なくとも部分的に改善するように構成されている。
【0014】
他の態様が、特許請求の範囲において特定されている。非限定的な実施形態の他の態様及び特徴が、非限定的な実施形態の以下の詳細な説明を添付の図面と共に検討することにより、当業者には明らかになるであろう。この「発明の概要」は、概念を簡略化した形態で紹介するために提供され、以下の「発明を実施するための形態」において更に説明される。この「発明の概要」は、開示される主題の潜在的に重要な特徴又は予想される必須の特徴を特定することを意図しておらず、開示される主題の開示される実施形態のそれぞれ又は全ての実装形態を説明することを意図していない。この説明が進むにつれて、多くの他の新規な利点、特徴、及び関係が明らかになるであろう。以下の図面及び説明は、例示的な実施形態をより具体的に例示する。
【0015】
非限定的な実施形態は、添付の図面と併せたときに、非限定的な実施形態の以下の詳細な説明を参照することにより、より完全に理解できる。
図面は必ずしも縮尺通りではなく、仮想線、図式表現、及び部分図によって示される場合がある。場合によっては、実施形態の理解にとって不必要な詳細(及び/又は他の詳細を認識することを困難にする詳細)が省略されている場合がある。対応する参照符号は、図面のいくつかの図にわたって対応する構成要素を示す。いくつかの図における要素は、簡潔かつ明瞭にするために示されており、縮尺通りには描かれていない。図中のいくつかの要素の寸法は、様々な開示される実施形態の理解を容易にするために、他の要素に対して強調されている場合がある。加えて、商業的に実現可能な実施形態において有用な、一般的であって十分に理解されている要素は、本開示の実施形態の視野が制限されないように、多くの場合、示されていない。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】細長医療用カテーテルアセンブリの側断面図。
【
図2】細長医療用カテーテルアセンブリの側断面図。
【
図3】細長医療用管状アセンブリの実施形態(実装形態)の断面図。
【
図4】細長医療用管状アセンブリの実施形態(実装形態)の側面図。
【
図5】
図1の細長医療用管状アセンブリの実施形態(実装形態)の断面図。
【
図6】
図5の細長医療用管状アセンブリの画像を示す医療画像化システムの表示ユニットの概略図。
【
図7】
図1の細長医療用管状アセンブリの実施形態(実装形態)の断面図。
【
図8】
図7の細長医療用管状アセンブリの画像を示す医療画像化システムの表示ユニットの概略図。
【
図10】
図1の細長医療用管状アセンブリの側面図。
【
図11】
図1の細長医療用管状アセンブリの側面図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下の詳細な説明は、単に例示的なものであり、説明される実施形態又は説明される実施形態の用途及び使用を限定することは意図していない。使用される場合、単語「例示的」又は「例証的」は、「例、実例、又は例証として機能すること」を意味する。「例示的」又は「例証的」として説明されるいかなる実装形態も、必ずしも他の実装形態よりも好ましい又は有利であると解釈されるべきではない。以下で説明される実装形態の全てが、当業者が本開示の実施形態を作成又は使用することを可能にするために提供される例示的な実装形態であり、本開示の範囲を限定することは意図していない。本開示の範囲は、特許請求の範囲により定められる。本明細書において、用語「上」、「下」、「左」、「後」、「右」、「前」、「垂直」、「水平」、及びこれらの派生語は、例の図面における向きに関するものとする。前述した「技術分野」、「背景技術」、「発明の概要」、又は以下の詳細な説明における、明示的又は暗黙的ないずれかの理論によって束縛されることは意図していない。添付の図面に示され以下の明細書で説明される装置及びプロセスは、添付の特許請求の範囲において定義される例示的な実施形態(実施例)、態様、及び/又は概念であることも理解すべきである。従って、開示された実施形態に関する寸法及び他の物理的特性は、特許請求の範囲が別途明示的に述べていない限り、限定するものと見なされるべきではない。語句「少なくとも1つ」は、「1つの(a)」と等価であることを理解されたい。態様(実施例、変更形態、修正形態、選択肢、変形形態、実施形態、及びそれらの任意の等価物)が、図面に関して説明される。本開示は特許請求の範囲によって提供される主題に限定されること、及び本開示は図示され説明される特定の態様に限定されないことを理解すべきである。装置がアイテムに結合される(すなわち、アイテムと相互作用するようアイテムに接続される)ように構成されている、の意味の範囲は、その装置がそのアイテムに直接的又は間接的のいずれかで結合されるように構成されていると解釈すべきであることが理解されるであろう。従って、「ように構成される」は、別段の定めがない限り、「直接的又は間接的のいずれかで」の意味を含む場合がある。
【0018】
図3及び
図4は、細長医療用管状アセンブリ102の実施形態(実装形態)の断面図(
図3)及び側面図(
図4)を示す。
図3に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、細長医療用管状アセンブリ102は、患者700、信号送信装置800、及び医療画像化システム902の信号送受信装置900と共に使用するように構成されている。信号送信装置800は、好ましくは、細長医療用針802に(細長医療用針802上に)設置又は取り付けられ得る。細長医療用針802は、患者700内に(少なくとも部分的に)受容されるように構成されている。信号送信装置800は、好ましくは、細長医療用針802の遠位先端部104に(位先端部104上に)設置又は取り付けられてもよく、その場合、信号送信装置800は、患者700の生物学的特徴に向けてエネルギー(好ましくは、高周波エネルギー)を選択的に放出するように構成されたエネルギーエミッタ(電気信号を送信若しくは受信することができる電極又は材料)を含む。(信号送信装置800からの)エネルギーの放出は、医療処置中に、患者700の生物学的特徴を通る穿刺を形成する(又はその一部分を切断する)などのために使用される。
図3の実施形態の場合、信号送受信装置900は、(
図2に示すような実施形態とは著しく対照的に)信号送信装置800から信号を適切に(確実に)受信することができることが理解されよう。
【0019】
図3に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、信号送信装置800は、BAYLIS MEDICAL COMPANY(カナダに本社所在)により製造されるBAYLIS(商標)のNRG(登録商標)経中隔用針の高周波穿刺装置を含み得る(これに限定されない)。
【0020】
図3に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、細長医療用管状アセンブリ102は、好ましくは、工業基準及び規制安全基準に準拠するために特定の性能(絶縁耐力、熱、電気絶縁、腐食、耐水性、耐熱性など)について好適な(又は、医療用用途に互換性がある)生体適合性材料を含み得る。好適な材料の選択における考慮事項については、以下の刊行物を参照する:Plastics in Medical Devices:Properties,Requirements,and Applications;第2版;著者:Vinny R.Sastri;ハードカバーISBN:9781455732012;出版日:2013年11月21日;出版社:Amsterdam[Pays-Bas]:Elsevier/William Andrew,[2014]。
【0021】
図3に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、細長医療用管状アセンブリ102及び/又は細長医療用針802は、所望される場合、形状記憶材料を含み得、これは、操作及び/又は変形後に形状記憶材料が(操作前に)設定された元の形状に戻るように構成されている。形状記憶材料(Shape-memory materials (SMMs))は、公知であるため、更に詳細に説明することはしない。形状記憶材料は、特定の刺激が形状記憶材料に加えられていることに応答して、顕著な見かけ上の塑性変形から、その元の形状を回復するように構成されている。これは、形状記憶効果(shape memory effect、SME)として知られている。いったん形状記憶材料が刺激による力の存在下(力を加えること)で変形すると、(合金において)超弾性が観察される場合がある。
【0022】
図3に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、細長医療用管状アセンブリ102は、患者700内に少なくとも部分的に受容されるように構成されている。細長医療用管状アセンブリ102は、信号送信装置800を受容するように構成されている。細長医療用管状アセンブリ102はまた、好ましくは、信号送信装置800が取り付けられている細長医療用針802を受容するように構成されている。細長医療用管状アセンブリ102は、例えば、任意のタイプの細長医療用チューブ、医療用カテーテルアセンブリ、医療用ダイレータアセンブリ、医療用シースアセンブリなど、及び/又はそれらのあらゆる均等物を含み得る。細長医療用管状アセンブリ102は、好ましくは、患者700内に受容されるように構成された遠位先端部104を有する。細長医療用管状アセンブリ102は、遠位先端部104において信号送信装置800を受容するように構成されている。細長医療用管状アセンブリ102は(好ましくは)、信号送信装置800が遠位先端部104において配置され得る、又は移動可能であり得るように、ルーメン108などの細長医療用管状アセンブリ102の内部に受容されるように構成されている。
【0023】
図3に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、遠位先端部104は、信号送信装置800から医療画像化システム902の信号送受信装置900(電気信号を送信若しくは受信することができる電極又は材料など)に向けた信号の送信(信号通信)を少なくとも部分的に改善する(容易にする、促進する)ように構成されている。好ましくは、遠位先端部104は、信号送信装置800と医療画像化システム902の信号送受信装置900との間の信号の送信(信号通信)を少なくとも部分的に改善するように構成されている。
【0024】
図3に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、細長医療用管状アセンブリ102は(好ましくは)、細長医療用管状アセンブリ102の遠位先端部104から近位端110に向かって延びているルーメン108を画定する。ルーメン108は、近位端110において信号送信装置800を受容するように構成されている。ルーメン108は、(前進移動に沿った)近位端110から遠位先端部104に向かう信号送信装置800の移動を案内する(移動を制限する)ように構成されている。ルーメン108は、(後方移動に沿った)遠位先端部104から近位端110に戻る信号送信装置800の移動を案内する(移動を制限する)ように構成されている。
【0025】
図3に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、細長医療用管状アセンブリ102は、間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)を画定する。間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)は、細長医療用管状アセンブリ102の内部から細長医療用管状アセンブリ102の外部に延びている。間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)は、細長医療用管状アセンブリ102の内部と細長医療用管状アセンブリ102の外部との間に流体連通を提供するように構成されている。遠位先端部104は、好ましくは、間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)を画定している。間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)は、信号解放特徴部(signal-liberating feature)105の好ましい実施形態である。一般に、細長医療用管状アセンブリ102は、信号解放特徴部105を含む。信号解放特徴部105は、間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)及びそのあらゆる均等物を含み得るが、これらに限定されない。信号解放特徴部105の他の実施形態が以下に説明されることが理解されるであろう。信号解放特徴部105は、細長医療用管状アセンブリ102に取り付けられている、又は細長医療用管状アセンブリ102と共に位置している。信号解放特徴部105は、細長医療用管状アセンブリ102の遠位先端部104に取り付けられている、又は遠位先端部104に位置している。好ましくは、信号解放特徴部105は、信号送信装置800と医療画像化システム902の信号送受信装置900との間の信号通信(信号送信)を促進する、又はそれらの間の接続を助長するように構成されている。信号解放特徴部105は、信号送信装置800が細長医療用管状アセンブリ102内に配置されたままである(又は医療用管状アセンブリ102に沿って移動する)間、信号送信装置800から医療画像化システム902の信号送受信装置900に向けた(それらの間の)信号の送信(信号通信)を少なくとも部分的に改善する(遮断しない)ように構成されている。信号送信は、単方向信号送信及び/又は双方向信号送信(直接的信号送信及び/又は間接的信号送信のいずれか)を含み得る。
【0026】
図3に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、ルーメン108は、信号送信装置800を受容するように構成されており、これは、好ましくは、ルーメン108が、使用時に、遠位先端部104に配置された間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)に向かう信号送信装置800の移動を案内するように行われる。間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)は、信号送信装置800が間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)において、又は近接してルーメン108内に配置されたままである(又はルーメン108に沿って移動する)間、信号送信装置800から医療画像化システム902の信号送受信装置900に向けた(それらの間の)信号の送信(信号通信)を少なくとも部分的に改善する(遮断しない)ように構成されている。
【0027】
図3に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、信号送信装置800が患者700内に配置されている間、信号送信装置800から(医療画像化システム902の)信号送受信装置900に向けた信号の送信を向上させる方法が示されている。この方法は、遠位先端部104を有する細長医療用管状アセンブリ102を患者700内に受容することを含む。この方法はまた、(細長医療用管状アセンブリ102の)遠位先端部104において信号送信装置800を受容すること(位置すること、配置すること、又は移動させること)を含み、遠位先端部104は、信号送信装置800から医療画像化システム902の信号送受信装置900に向けた(それらの間の)信号の送信(信号通信)を少なくとも部分的に改善するように構成されている。
【0028】
図3に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、信号送信装置800が細長医療用管状アセンブリ102内に位置している間、信号送信装置800から(医療画像化システム902の)信号送受信装置900に向けた(それらの間の)信号の送信を向上させる方法が示されている。この方法は、細長医療用管状アセンブリ102の遠位先端部104を患者700内に受容することを含む。遠位先端部104は、間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)を画定する、すなわち、信号解放特徴部105を提供する。細長医療用管状アセンブリ102は、細長医療用ダイレータアセンブリ110の遠位先端部104と近位端110との間に延びているルーメン108を画定する。ルーメン108は、信号送信装置800を受容するように構成されており、これは、好ましくは、ルーメン108が、使用時に、間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)のところで、又は信号解放特徴部105のところで、信号送信装置800を受容するように行われる。この方法はまた、ルーメン108内に配置された信号送信装置800と医療画像化システム902の信号送受信装置900との間の(信号送信装置800から信号送受信装置900に向けた)信号の信号送信を少なくとも部分的に改善するために、信号解放特徴部105又は間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)を使用することを含む。
【0029】
図3に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、細長医療用管状アセンブリ102は、信号送信装置800から医療画像化システム902への(それらの間の)(又は、信号送信装置800と医療画像化システム902との間の)信号(通信信号)の送信を可能にするように構成された側壁本体部材を有する。(
図1及び
図2に示される)カテーテルアセンブリ302とは著しく対照的に、カテーテルアセンブリ302は、信号送信装置800から医療画像化システム902への(それらの間の)信号通信の送信を遮断する(絶縁する、防止する、遅延させる、減衰させる)ように構成された本体を有する。医療画像化システム902は、信号送受信装置900と(無線又は有線のいずれかで)電気通信するように構成されている。
【0030】
図3に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、医療画像化システム902は、(カテーテルアセンブリ102が患者700内に配置されている間に)カテーテルアセンブリ102内に配置された信号送信装置800(医療用針のエネルギーエミッタ又は電極など)と(信号送受信装置900を介して)通信信号を(有線又は無線のいずれかで、電気的に)通信するように構成されている。医療画像化システム902は、電気解剖学的マッピングシステム、蛍光透視システム、又はそれらのあらゆる均等物などを含み得る。放射線を完全に回避することが望ましい場合がある好ましい実施形態によれば、医療画像化システム902は、患者及び/又は医師などへの放射線のなんらかの望ましくない曝露を回避するために、蛍光透視システムを除外し得る。医療画像化システム902は、(信号送受信装置900との協働作用を介して)患者700の内側に配置された信号送信装置800の空間位置の場所を特定するように構成されている。例えば、医療画像化システム902は、信号送信装置800の空間位置を判定するように構成された三角測量法(既知であり、本明細書では説明しない)又は構成を利用し得る。三角測量方法又は構成は、信号送受信装置900を患者700の表面上(患者700の胸部上など)に配置することを含み得る。より具体的には、信号送信装置800により提供される信号の三角測量のために、信号送受信装置900は、患者700の表面上(患者700の胸部上など)に配置されるように構成された一連の少なくとも3つの表面電極など、(少なくとも3つの)間隔を空けた信号送受信機(901A、901B、901C)を含み得る。信号送信装置800(エネルギーエミッタ又は電極)が細長医療用管状アセンブリ102の内側に配置されるとき、細長医療用管状アセンブリ102は、(信号送受信装置900を介した)信号送信装置800から医療画像化システム902への(それらの間の)信号通信の信号送信を促進(強化)するように構成された側壁部材又は位置を有する。細長医療用管状アセンブリ102は、(信号送受信装置900を介した)信号送信装置800から医療画像化システム902への(それらの間の)任意の信号通信の送信の完全な遮断(信号絶縁)を少なくとも部分的に回避するように構成された少なくとも1つの側壁部分を有する。この場合、信号送信装置800の視覚化(又は「三角測量」)は(
図1及び
図2に示すような実施形態とは著しく対照的に)、カテーテルアセンブリ102によって、少なくとも部分的に改善される。(医療画像化システム902による)信号送信装置800の視覚化は、カテーテルアセンブリ102の遠位先端部104など、カテーテルアセンブリ102のセクションを少なくとも部分的に修正することによって改善され得る。
【0031】
図3に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、例えば、第1の選択肢によれば、信号解放特徴部105は、細長医療用管状アセンブリ102のセクションに(遠位先端部104などに)位置づけられた又は配置された、間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)又は窓を含み得、この構成は、信号送受信装置900(表面電極とも呼ばれる)と信号送信装置800(医療用針アセンブリの穿刺装置など)との間の信号通信の改善を可能にし得る。間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)は、患者700の組織、支持される装置などと不利に相互作用しないように構成されている。
【0032】
図3に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、例えば、第2の選択肢によれば、(細長医療用管状アセンブリ102の)信号解放特徴部105は、細長医療用管状アセンブリ102の信号遮断材料によって取り囲まれた信号増強材料を(少なくとも部分的に)含み得、この構成は、信号送受信装置900(表面電極とも呼ばれる)と信号送信装置800(医療用針アセンブリの穿刺装置など)との間の信号通信の改善を可能にし得る。
【0033】
図3に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、例えば、第3の選択肢によれば、(細長医療用管状アセンブリ102の)信号解放特徴部105は、信号遮断材料を含まずに、信号増強材料を全体的に含み得、この構成は、信号送受信装置900(表面電極、又は電気信号を送信又は受信することができる電極とも呼ばれる)と信号送信装置800(医療用針アセンブリの穿刺装置など)との間の信号通信の改善を可能にし得る。
【0034】
図3に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、例えば、第4の選択肢によれば、細長医療用管状アセンブリ102は(
図7を参照すると)、細長医療用管状アセンブリ102の一部分に(遠位先端部104などに)取り付けられた少なくとも1つの装置(遠位電極など)を含み得る。
【0035】
図3に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、細長医療用管状アセンブリ102を利用することによって、信号送信装置800は、有利なことに、細長医療用管状アセンブリ102の内部部分又はセクションに沿って信号送信装置800が動かされたときに、医療画像(医療マップとも呼ばれ、医療画像化システム902によって生成される)から消失する可能性が低くなり得る。このようにすると、信号送信装置800は、有利なことに、細長医療用管状アセンブリ102の内部に沿って信号送信装置800が動かされたときに、医療画像化システム902から見えるようになり得る。細長医療用管状アセンブリ102は、経中隔穿刺などの医療処置中の信号送信装置800の視覚化を改善し得る。
【0036】
図3に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、高周波放出医療用針と経中隔シースと経中隔ダイレータとが必要とされる場合、細長医療用管状アセンブリ102は、経中隔ダイレータを含み得(システムは、シース、ダイレータ、及び穿刺装置を含み得、また、信号解放特徴部105は、ダイレータ内に配置されても、又はダイレータ内に作製され得ることが理解されよう)、かつ、細長医療用管状アセンブリ102は、以下の技術的特徴、すなわち、(a)任意の使用可能な長さ(約67センチメートル、85センチメートルなど)、(b)ガイドワイヤアセンブリ、高周波放出針を収容するように構成された内径(例えば、約0.032インチ(0.8128ミリメートル)など)、(c)シースアセンブリ内に嵌合するように構成された外径(例えば、約8フレンチ、約8.5フレンチなど)、(d)細長医療用管状アセンブリ102の穿孔された遠位先端部セクション、(e)細長医療用管状アセンブリ102の遠位先端部セクションに配置された少なくとも1つの遠位装置(電極など)、(f)高密度ポリエチレン(high-density polyethylene、HDPE)製のシャフト、及び/又は(g)高密度ポリエチレン製のルアー型接続部、のうちの任意の1つ以上を有し得る。
【0037】
図3に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、高周波放出医療用針と経中隔シースと経中隔ダイレータとが必要とされる場合、細長医療用管状アセンブリ102は、経中隔ダイレータを含み得、かつ、(a)任意の使用可能な(望ましい)長さ(例えば、約67センチメートル、約85センチメートルなど)及び/又は曲線(例えば、D0型曲線、D1型曲線など)、(b)高周波放出医療用ワイヤを収容するように構成された内径(例えば、約0.035インチ(0.889ミリメートル))、(c)経中隔シース内に嵌合するように構成された外径(例えば、約8.5フレンチ)を有する、(d)穿孔された先端部セクション、(e)遠位先端部セクションに取り付けられた少なくとも1つの遠位装置(電極)、(f)高密度ポリエチレン製のシャフト、及び先端部セクションの前で終端する金属管(ハイポチューブ)、(g)放射線不透過性材料及び/又はエコー源性材料(例えば、白金バンド、イリジウムバンド、コイルなどを有する)、並びに/あるいは(h)ポリカーボネート製のハブ、を有し得る。
【0038】
図3に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、細長医療用管状アセンブリ102が操縦可能なシース(既知であり、図示されていない)を含むように構成されている場合、細長医療用管状アセンブリ102は、低密度ポリエチレン(low-density polyethylene、LDPE)と高密度ポリエチレン(HDPE)との組み合わせで作製され得る。LDPEは、(細長医療用管状アセンブリ102の)遠位領域に配置されてもよく、HDPEは、操作性を改善及び/又は高めるように(細長医療用管状アセンブリ102の)近位領域に配置され得る。
【0039】
図4に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、細長医療用管状アセンブリ102の信号解放特徴部105による支援又は補助によって信号送受信装置900が依然として信号送信装置800の存在を確実に検出するとともに(細長医療用管状アセンブリ102の)医療画像を生成することができるような程度に、信号送信装置800が細長医療用管状アセンブリ102の内部へと延びている(その中に後退している)。例えば、間隔を空けた信号送受信機(901A、901B、901C)は、信号送信装置800から発せられる信頼性の高い信号の三角測量を成功することができる(信号解放特徴部105又は間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)が当該信号通信を容易にするのを支援するからである)。
図2とは著しく対照的に、
図4に示すように、間隔を空けた信号送受信機(901A、901B、901C)は、信号の場所を確実に判定することができる。三角測量の成功は、信号解放特徴部105が存在する結果として、間隔を空けた信号送受信機(901A、901B、901C)の全てが信号送信装置800からの(信号送信装置800から送信された)着信信号を受信することを必要とする。三角測量の成功は、3つ未満の間隔を空けた信号送受信機(901A、901B、901C)が、使用時に、(信号解放特徴部105の存在により)信号送信装置800からのいずれかの着信信号を適切に受信したときに生じる。この場合、医療画像化システム902は、信号送信装置800が(細長医療用管状アセンブリ102の)ルーメン108内に少なくとも部分的に留まり、かつ/又は、(細長医療用管状アセンブリ102の)遠位先端部104から後方に配置されている間、信号送信装置800の場所(移動など)の医療画像の適切な視覚表示を提供することができる。この場合には、信号解放特徴部105又は間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)が、信号送信装置800から医療画像化システム902の間隔を空けた信号送受信機(901A、901B、901C)への信号通信を(使用時に)支援する(容易にする)ので、患者700への不慮の損傷を少なくとも部分的に軽減することが理解されよう。この場合、医師は(
図2に示される場合のように)見えない状態で操作をしていない。(細長医療用管状アセンブリ102の)信号解放特徴部105は、間隔を空けた信号送受信機(901A、901B、901C)が、信号送信装置800の場所の三角測量に成功することを助け、それによって、医療画像化システム902が信号送信装置800に対して医療画像の視覚表示を提供することが可能になる。
【0040】
図5及び
図6は、
図1の細長医療用管状アセンブリ102の実施形態(実装形態)の断面図(
図5)、及び
図5の細長医療用管状アセンブリ102の画像を示す医療画像化システム902の表示ユニットの概略図(
図6)を示す。
【0041】
図5に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、信号送信装置800は、細長医療用管状アセンブリ102内に配置されている(位置している)。信号送信装置800は、信号解放特徴部105の影響が及ばない場所において、信号解放特徴部105すなわち間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)に近接して配置されている。この場合、信号解放特徴部105は、信号送信装置800と信号送受信装置900(すなわち
図3に示すような医療画像化システム902の間隔を空けた信号送受信機(901A、901B、901C))との間の信号通信を支援することができない。この場合、信号送受信装置900は、信号解放特徴部105による助け(支援)がなく、信号送信装置800からの任意の好適な信号通信を受信することができない。
【0042】
図6に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、医療画像600(
図3の患者700の心臓の3次元マップなど)が、(
図3の)医療画像化システム902によって生成される。信号送信装置800の医療画像610は、(信号解放特徴部105に対する細長医療用管状アセンブリ102内での信号送信装置800の場所に応じて)医療画像化システム902の信号送受信装置900によって確実に検出することができる場合、又はできない場合がある。医療画像610は、(信号送受信装置900の装置が実際に、信号送信装置800からの信号通信を受信することができる場合)これが信号送信装置800の考えられ得る場所である可能性があることを示すためだけに
図6に示されている。この場合、細長医療用管状アセンブリ102に対する信号送信装置800の位置又は場所は分からない(しかし、理解のために示されている)ことが理解されるであろう。患者700の生物学的特徴の医療画像600は、信号送信装置800の医療画像が医療画像化システム902によって確認又は特定されていなくても、テントを張ったような(すなわち、細長医療用管状アセンブリ102の遠位部分が患者700の生物学的壁を押している)状態で示されることに留意されたい。要約すると、医療画像化システム902が、
図6に示すような場合よりも医師にとってより有意義であり得る(役に立ち得る)適切な医療画像を提供(表示)することができるように、(
図6に示すような)一定の状況において良好な構成を提供することが所望され得る。
【0043】
図7及び
図8は、
図1の細長医療用管状アセンブリ102の実施形態(実装形態)の断面図(
図7)、及び
図7の細長医療用管状アセンブリ102の画像を示す医療画像化システム902の表示ユニットの概略図(
図8)を示す。
【0044】
図7に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、医療画像化システム902の表示システムの出力が示されている。細長医療用管状アセンブリ102は、遠位装置112(電極など)を含む。遠位装置112は、遠位先端部104に位置している(取り付けられている)。遠位装置112は、細長医療用管状アセンブリ102の外側表面上に配置されている。遠位装置112は、ルーメン108の出口に近接して遠位先端部104に位置している(取り付けられている)。遠位装置112は、信号解放特徴部105又は間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)から間隔を空けている。遠位装置112は、
図3の医療画像化システム902の信号送受信装置900に送信される信号を選択的に放出するように構成されている。遠位装置112は、信号解放特徴部105が
図3の信号送信装置800から信号送受信装置900への信号通信を支援する(信号通信に影響を与える)ことができない可能性がある場合、
図5及び
図6に示される場合を少なくとも部分的に軽減する。この構成により、医療画像化システム902が、(
図8に示すような)改善された医療画像を提供することが可能になる。要約すると、遠位装置112は、遠位先端部104に近接して配置されている。遠位電極112は、情報(遠位先端部104の空間位置など)を医療画像化システム902に(好ましくは信号送受信装置900を介して)提供するように構成されている。
【0045】
図8に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、(
図7に示すような)遠位装置112が利用される場合に、
図3の医療画像化システム902の表示システムの出力が示される。医療画像612は、遠位装置112に関連している。信号送信装置800の医療画像610は、(当然ながら、信号解放特徴部105に対する信号送信装置800の位置に応じて)医療画像化システム902の表示システム上で見える場合、又は見ない場合がある。
図8に示されているように、信号送信装置800と信号解放特徴部105との間の相対位置は、信号解放特徴部105が信号送信装置800と医療画像化システム902との間の信号通信を可能にするようなものであり、従って、この場合、医療画像610が示されていることが理解されよう。
【0046】
図9、
図10及び
図11は、
図1の細長医療用管状アセンブリ102の側面図を示す。
図9に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)は、細長医療用管状アセンブリ102の長手方向軸線に沿って整合している間隔を空けた矩形スリットを含み、かつ、細長医療用管状アセンブリ102の出口から等距離に配置されている。
【0047】
図10に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)は、細長医療用管状アセンブリ102の半径方向軸線に沿って整合している間隔を空けた矩形スリットを含む。
【0048】
図11に示すような実施形態(実装形態)を参照すると、間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)は、細長医療用管状アセンブリ102の半径方向軸線に沿って整合している間隔を空けたひし形開口部を含む。
【0049】
以下は、実施形態の更なる説明として提供され、(「発明を実施するための形態」、「発明の概要」、及び「特許請求の範囲」に記載される)任意の技術的特徴のうちの任意の1つ以上が、(「発明を実施するための形態」、「発明の概要」、及び「特許請求の範囲」に記載される)任意の技術的特徴のうちの他の任意の1つ以上と組み合わされ得る。「特許請求の範囲」における各請求項は、別段の定めがない限り、非限定的な請求項であると理解されている。別段の指定がない限り、これらの明細書で使用される関係する語は、等価の機能を提供するものとして当業者が認識するであろう特定の許容範囲を含むと解釈されるべきである。例として、垂直という用語は、必ずしも90.0度に限定されず、関連する部材又は要素について説明する目的のために、等価の機能を提供するものとして当業者が認識するであろう、その変形を含んでもよい。構成との関連において、「約」及び「実質的に」などの用語は、概して、関連する要素の場所、配置、又は構成に厳密に相当するか、又は十分に近いか、のいずれかの配置、場所、又は構成に関し、本開示における要素の実施可能性を維持し、本開示を実質的に変更しない。同様に、その文脈から明確ではない限り、数値は、本開示の実施可能性を実質的に変化させないため、重要性を無視できると当業者が認識するであろう、一定の公差を含むと解釈されるべきである。明細書及び/又は図面は、装置の実施形態を(明示的に又は本質的に)特定及び説明していることが理解されるであろう。装置は、特定の技術的目的及び/又は技術的機能に適合させるために必要となり得る及び/又は所望され得るように、詳細な説明において特定されている技術的特徴の任意の好適な組合せ及び/又は並べ替えを含んでもよい。可能かつ好適な場合は、装置の技術的特徴のうちの任意の1つ以上を、装置の技術的特徴のうちの他の任意の1つ以上と(任意の組合せ及び/又は並べ替えで)組み合わせてもよいことが理解されるであろう。各実施形態の技術的特徴は、上述したように明示的に述べられていなくても、(可能であれば)他の実施形態において展開され得ることを、当業者は認識するであろうことが理解されるであろう。装置の構成要素の構成について、製造要件に適合させて、依然として特許請求の範囲のうちの少なくとも1つ以上に記載される範囲内に留まったままであるような他の選択肢が可能であることを、当業者は認識するであろうことが理解されるであろう。本明細書は、最良の形態を含む実施形態を提供し、更に当業者が実施形態を作製及び使用することを可能にしている。特許性を有する範囲は、特許請求の範囲によって定義できる。記載された明細書及び/又は図面は、特許請求の範囲を理解するのに役立ち得る。開示された主題の全ての重要な態様が、本明細書において提供されていると考えられる。本明細書において、「含む(includes)」という単語は、「備える/からなる(comprising)」という単語に等価である、すなわち、両方の単語が、アセンブリ、構成要素、部品などを非限定的に列挙することを意味するために使用される点において等価である、と理解されている。「含む(including)」、「含有する(containing)」、又は「特徴付けられる(characterized by)」という用語と同義である、「備えている/からなる(comprising)」という用語は、包括的又は非限定的であり、追加の、列挙されていない要素又は方法ステップを除外しない。備えている/からなる(comprising)(を含んでなる(comprised of))は、「非限定的」語句であり、追加の、列挙されていない要素を使用する技術の適用範囲を可能にする。特許請求の範囲において使用される場合、「備えている/からなる(comprising)」は、特許請求の範囲のプリアンブルを本開示の技術的特徴から分離する一時的な動詞(移行語)である。前述した内容は、非限定的な実施形態(実施例)について概説している。本明細書の記載は、特定の非限定的な実施形態(実施例)について行われている。非限定的な実施形態は、単に実施例としての例示であることが理解される。
【符号の説明】
【0050】
細長医療用管状アセンブリ102
遠位先端部104
信号解放特徴部105
間隔を空けた穿孔(106A、106B、106C)
ルーメン108
近位端110
遠位装置(電極)112
医療用ダイレータアセンブリ302
患者700
信号送信装置800
細長医療用針802
信号送受信装置900
間隔を空けた信号送受信機(901A、901B、901C)
医療画像化システム902
【手続補正書】
【提出日】2023-05-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
信号送信装置と医療画像化システムの信号送受信装置とを有する、患者と共に使用するための装置であって、
前記装置は、前記患者内に少なくとも部分的に受容されるように構成された細長医療用管状アセンブリを備え、
前記細長医療用管状アセンブリは信号解放特徴部を含み、前記信号解放特徴部は、前記細長医療用管状アセンブリの内部に配置された前記信号送信装置から前記医療画像化システムの前記信号送受信装置に向けた信号の送信を少なくとも部分的に改善するように構成される、
装置。
【請求項2】
前記細長医療用管状アセンブリが遠位先端部を有し、前記遠位先端部が前記患者内に少なくとも部分的に受容されるように構成されており、
前記信号解放特徴部が前記遠位先端部に位置している、
請求項
1に記載の装置。
【請求項3】
前記細長医療用管状アセンブリが、前記細長医療用管状アセンブリの遠位先端部から近位端に向かって延びているルーメンを画定しており、
前記ルーメンは、使用時に、前記ルーメンが前記信号解放特徴部において前記信号送信装置を少なくとも部分的に受容するように、前記信号送信装置を少なくとも部分的に受容するように構成されている、
請求項
1又は2に記載の装置。
【請求項4】
前記信号解放特徴部が、間隔を空けた穿孔を含む、
請求項
1から3
のいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記細長医療用管状アセンブリが、前記医療画像化システムに情報を提供するように構成された遠位電極を含む、
請求項
1から4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記細長医療用管状アセンブリの遠位先端部に近接して配置されている遠位装置を更に備え、
前記遠位装置が、前記医療画像化システムに情報を提供するように構成されている、
請求項
1から5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記信号送信装置が、細長医療用針に設置されている、
請求項
1から6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記信号送信装置はエネルギーエミッタを含み、前記エネルギーエミッタは、前記患者の生物学的特徴を通る穿刺部を形成するために、又は、前記患者の生物学的特徴の一部分を切断するために使用されるエネルギーを選択的に放出するように構成される、
請求項
1から7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
前記細長医療用管状アセンブリが、前記信号送信装置が取り付けられている細長医療用針である、
請求項
1から8のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
前記細長医療用管状アセンブリが、医療用カテーテルアセンブリ
、医療用ダイレータアセンブリ、又は医療用シースアセンブリを含む、
請求項
1から8のいずれか一項に記載の装置。
【請求項11】
前記信号解放特徴部が、前記細長医療用管状アセンブリの前記内部から前記細長医療用管状アセンブリの外部まで延びている、間隔を空けた穿孔を含み、
前記間隔を空けた穿孔が、前記細長医療用管状アセンブリの前記内部と前記細長医療用管状アセンブリの前記外部との間に流体連通を提供するように構成されている、
請求項
1から10のいずれか一項に記載の装置。
【請求項12】
前記信号解放特徴部が、前記細長医療用管状アセンブリの遠位先端部に位置する間隔を空けた穿孔を含む、
請求項
1から11のいずれか一項に記載の装置。
【請求項13】
前記信号解放特徴部が、前記信号送信装置から前記医療画像化システムへの信号通信の送信を可能にするように構成された側壁本体部材を含む、
請求項
1から12のいずれか一項に記載の装置。
【請求項14】
前記信号解放特徴部が、前記細長医療用管状アセンブリの信号遮断材料によって取り囲まれた信号増強材料を含む、
請求項
1から13のいずれか一項に記載の装置。
【請求項15】
前記信号解放特徴部が間隔を空けた穿孔を含み、前記間隔を空けた穿孔は、前記細長医療用管状アセンブリの半径方向軸線に沿って整合している間隔を空けた矩形スリット
又は前記細長医療用管状アセンブリの半径方向軸線若しくは長手方向軸線に沿うひし形スリットを含む、
請求項
1から14のいずれか一項に記載の装置。
【国際調査報告】