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特表2023-545653ディスプレイパネルを照明するためのアーキテクチャ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-31
(54)【発明の名称】ディスプレイパネルを照明するためのアーキテクチャ
(51)【国際特許分類】
   G02B 27/02 20060101AFI20231024BHJP
   F21L 4/00 20060101ALI20231024BHJP
   F21V 9/20 20180101ALI20231024BHJP
   F21V 9/14 20060101ALI20231024BHJP
   F21V 7/28 20180101ALI20231024BHJP
   F21Y 113/10 20160101ALN20231024BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20231024BHJP
   F21Y 115/30 20160101ALN20231024BHJP
【FI】
G02B27/02 Z
F21L4/00 600
F21V9/20
F21V9/14
F21V7/28 240
F21Y113:10
F21Y115:10
F21Y115:30
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023519199
(86)(22)【出願日】2021-09-29
(85)【翻訳文提出日】2023-03-27
(86)【国際出願番号】 US2021071650
(87)【国際公開番号】W WO2022073013
(87)【国際公開日】2022-04-07
(31)【優先権主張番号】63/085,120
(32)【優先日】2020-09-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521245463
【氏名又は名称】エイヴギャント コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001656
【氏名又は名称】弁理士法人谷川国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イーシュ,アーロン マシュー
(72)【発明者】
【氏名】グロス,アンドリュー ジョン
(72)【発明者】
【氏名】タング,エドワード チア ニン
(72)【発明者】
【氏名】ウエストラ,クリストファー,デビッド
(72)【発明者】
【氏名】ウェルチ,ウォーレン,コーニーリアス アイアイアイ
(72)【発明者】
【氏名】ヤング,マイケル アレキサンダー
【テーマコード(参考)】
2H199
【Fターム(参考)】
2H199CA12
2H199CA24
2H199CA30
2H199CA42
2H199CA45
2H199CA49
2H199CA56
2H199CA63
2H199CA64
2H199CA65
2H199CA66
2H199CA68
2H199CA69
2H199CA70
(57)【要約】
1つ以上の光源からの光を投影光学機械システムの限界射出瞳に向ける照明システムと、投影光学機械システムからの光を変調し、変調光を投影光学機械システムに向けて戻す液晶オンシリコンディスプレイパネル(LCOS)と、LCOSからの変調光が投影光学機械システムを通過した後に変調光を受光するコンバイナ導波路へのインカプラとを備えるシステム。一実施形態におけるシステムは、照明システムから投影光学機械システムを通過する光が、投影光学機械システムの限界射出瞳内のLCOSに到達するように設計される。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
システムであって、
光学素子と、
1つ以上の光源からの光を前記前記光学素子に向ける照明システムと、
前記光学素子からの前記光を変調し、変調光を前記光学素子に戻すように向けるための液晶オンシリコンディスプレイパネル(LCOS)と、
前記変調光が前記光学素子を通過した後に前記LCOSから前記変調光を受光するためのコンバイナ導波路へのインカプラとを備え、
前記LCOSパネルへの前記照明光及び前記LCOSパネルからの前記変調光の両方が、前記光学素子の共有サブセットを通過する、システム。
【請求項2】
前記照明システムを出て前記LCOSに到達する前記光が、前記光学素子の限界射出瞳を形成する前記光の体積内に入る、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記光学素子が偏光フィルタを含む、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記照明システムが、
1つ以上のLEDと、
照明導波路とを備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記照明導波路のアウトカプラが、前記光を前記投影光学機械システムに向け、
前記LCOSからの光が、前記コンバイナ導波路の前記インカプラに入る前に、前記照明導波路を通過する、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記照明導波路が、入力部分と出力部分とを有し、
前記入力部分と前記出力部分との間の角度の変更を可能にするための、前記入力部分と前記出力部分との間の前記照明導波路内の転向カプラを更に備える、請求項4に記載のシステム。
【請求項7】
前記照明導波路が、入力部分と、出力部分と、前記入力部分と前記出力部分との間の可撓性部分とを備える、請求項4に記載のシステム。
【請求項8】
前記照明導波路が、前記光の各色について別個の照明導波路を備える、請求項4に記載のシステム。
【請求項9】
前記コンバイナ導波路が、前記光の各色について別個の導波路を備える、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記照明導波路のアウトカプラからの光が、前記投影光学機械システムを通過する前に、前記コンバイナ導波路の一部を通過する、請求項4に記載のシステム。
【請求項11】
前記照明導波路が、第1の偏光状態を有する前記光のための第1のアウトカプラと、第2の偏光状態を有する前記光のための第2のアウトカプラとを更に備え、
前記投影光学機械システム及び前記LCOSが、ユーザの第1の眼への表示のために前記第1の偏光状態を有する前記光を変調し、
前記ユーザの第2の眼への表示のために前記第2の偏光状態を有する前記光を変調するための、第2の投影光学機械システムと、第2のコンバイナ導波路とを更に備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記投影光学機械システムが、
偏光ビームスプリッタと、
2つのミラーであって、各々が関連する1/4波長板を有する、2つのミラーとを備え、
前記光が前記投影光学機械システムに入るとき、前記光が、前記LCOSに衝突する前に、第1のミラーから反射され、前記1/4波長板を2回通過するように構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
前記投影光学機械システムを通過した後の前記光を分割する偏光ビームスプリッタを更に備え、
第1の偏光を有する光が前記LCOSを通過し、第2の偏光を有する光が操向可能光学システムに向けられ、前記操向可能光学システムが、
操向可能光学素子と、
操向素子と、
操向可能ディスプレイLCOSとを備え、
前記操向可能光学システムによって配置された光が、前記第1の偏光を有する光と組み合わされるように前記偏光ビームスプリッタに戻り、前記コンバイナ導波路内にインカップリングされる、請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
第1の偏光を有する光をアウトカップリングするための第1のアウトカプラであって、前記第1の偏光を有する前記光が、前記投影光学機械システムを通過して前記LCOSに入る、第1のアウトカプラと、第2の偏光を有する光をアウトカップリングするための第2のアウトカプラであって、前記第2の偏光を有する前記光が、操向可能ディスプレイ光学素子及び操向可能ディスプレイLCOSを通して向けられる、第2のアウトカプラとを含む照明導波路を更に備え、
前記コンバイナ導波路の前記インカプラが、前記第1の偏光を有する光をインカップリングし、前記コンバイナ導波路が、前記操向可能ディスプレイLCOSからの前記光をインカップリングするための第2のインカプラを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項15】
照明導波路であって、前記照明導波路内の無偏光を第1の偏光に変換するための偏光変換器を含む、照明導波路を更に備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項16】
前記照明システム、前記投影光学機械システム、及び前記LCOSディスプレイパネルが、光エンジンを備え、前記コンバイナ導波路が、スマートグラスのレンズの一部である、請求項1に記載のシステム。
【請求項17】
前記光エンジンを保護するエンクロージャに力を加えることなく前記アームを折り畳むための、前記スマートグラスのアーム上のヒンジを更に備える、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
嵌合の可撓性を提供するためにレンズリムに取り付けられた第1のヒンジと、前記アームが折り畳まれる第2のヒンジとを更に備える、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
システムであって、
1つ以上の光源からの光を向ける照明システムと、投影光学素子と、
前記投影光学素子から前記光を受光し、前記光を変調し、変調光を前記投影光学素子に戻す液晶オンシリコンディスプレイパネル(LCOS)と、
前記投影光学素子を通して前記変調光を受光するためのコンバイナ導波路へのインカプラであって、前記コンバイナ導波路が、画像をユーザに表示するために使用される、インカプラとを備え、
前記照明システムから前記投影光学機械システムを通過する前記光が、前記投影光学機械システムの限界射出瞳内の前記LCOSに到達する、システム。
【請求項20】
コリメート光学素子を含む光源と、
前記光源からの光を受光するように構成されたインカプラと、アウトカプラとを有する照明導波路と、
前記照明導波路の前記アウトカプラの前に配置されたアウトバウンド偏光子と、
前記アウトバウンド偏光子を通して、前記アウトカプラから前記光を受光するように構成された投影光学素子と、
前記光が前記投影光学素子を通過した後に前記光を受光し、前記光を変調し、変調光を前記投影光学素子に戻すように構成された液晶オンシリコン(LCOS)ディスプレイと、
前記変調光が前記投影光学素子を通過した後に前記変調光を受光するように構成されたインバウンド偏光子と、
前記変調光が前記インバウンド偏光子を通過した後に前記変調光を受光するように構成されたコンバイナ導波路であって、画像データをユーザに表示するように構成されたコンバイナ導波路とを備え、
前記照明導波路から前記投影光学素子を通過する前記光が、前記投影光学素子の限界射出瞳内の前記LCOSに到達する、ニアアイディスプレイシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願)
本出願は、2020年9月29日に出願された米国仮特許出願第63/085,120号の優先権を主張し、その出願全体を参照により組み込む。
【0002】
(発明の分野)
本発明は、コンバイナ導波路を利用してディスプレイパネルを照明するためのアーキテクチャに関する。
【背景技術】
【0003】
照明及び投影光学素子を含む従来のLCOS(液晶オンシリコン)システムが、図1A図1Cに示されている。LCOSは、偏光照明の外部光源を必要とする反射ディスプレイ技術である。光は、多くの場合、別個の赤色、緑色、及び青色LED(発光ダイオード)によって提供される。従来技術の構成では、LEDからの光は、3つの異なるLEDからの光を組み合わせるためにXキューブを使用して組み合わされ、異なる色を提供する。いくつかの実施形態では、光を集束させるためにLEDの前にレンズが使用される。Xキューブの出力は、MLA(マイクロレンズアレイ)を通過し、MLAは光を中間光学素子に集束させる。
【0004】
コンデンサレンズ、マイクロレンズアレイ、及びリレーレンズを含む一連のフィルタ及び光学素子は、LCOSパネルのフットプリントに整合するように光を成形し、投影光学素子に必要な角度特性を与える。この光は、偏光ビームスプリッタ(PBS)を使用してLCOSパネルの表面上に反射される。LCOSパネルによって変調された光は、次いで、PBSを通過し、投影光学素子に入る。拡張現実(AR)用途において導波路(WG)とともに使用されるとき、導波路のインカプラは、投影光学素子の射出瞳に配置される。
【図面の簡単な説明】
【0005】
本発明は、添付の図面の図において、限定としてではなく例として示され、同様の参照番号は同様の要素を指す。
図1A】LCOSベースのシステムの従来技術の構成を示す。
図1B】LCOSベースのシステムの従来技術の構成を示す。
図1C】LCOSベースのシステムの従来技術の構成を示す。
図2】照明システム及びコンバイナ導波路の使用の一実施形態を示す。
図3】照明導波路がコーナーを含む代替構成の一実施形態を示す。
図4】湾曲素子を含む照明導波路の一実施形態を示す。
図5】偏光ビームスプリッタが素子のシフトを可能にするために使用される照明導波路の一実施形態を示す。
図6】投影光学素子が反射ミラーを含む構成の一実施形態を示す。
図7A】照明導波路の出力及びコンバイナ導波路の入力が互いに対してオフセットされる、二重導波路の一実施形態を示す。
図7B】オフセットされた二重導波路の別の実施形態を示す。
図8】照明導波路がコンバイナ導波路の後ろに配置される別の実施形態を示す。
図9】照明導波路がコンバイナ導波路と完全に重なり合う導波路の一実施形態を示す。
図10】照明導波路がコンバイナ導波路に隣接している導波路の一実施形態を示す。
図11】照明導波路のアウトカプラとコンバイナ導波路のインカプラとが互いに隣り合っている導波路の別の図の一実施形態を示す。
図12】照明導波路及びコンバイナ導波路の両方を形成するガラス又は他の材料の単一部品の別の図の一実施形態を示す。
図13A】各色が別個の照明導波路を有するシステムの一実施形態の異なる視点を示す。
図13B】各色が別個の照明導波路を有するシステムの一実施形態の異なる視点を示す。
図13C】各色が別個の照明導波路を有するシステムの一実施形態の異なる視点を示す。
図13D】各色が別個のコンバイナ導波路を有するシステムの一実施形態を示す。
図14A】両眼ディスプレイのための導波路システムの一実施形態を示す。
図14B】両眼ディスプレイのための導波路システムの一実施形態を示す。
図15】操向可能ディスプレイとともに使用される導波路の一実施形態を示す。
図16】フィールドディスプレイ及び操向可能ディスプレイとともに使用される導波路の別の実施形態を示す。
図17】フィールドディスプレイ及び操向可能ディスプレイのために光を分離するために、偏光選択性アウトカップリング及びインカップリングを使用する一実施形態を示す。
図18A】一実施形態における偏光変換器を含む照明導波路の側面図を示す。
図18B図18Aの照明導波路の偏光変換器の一実施形態を示す。
図19】照明システムとして光コンバイナを使用するシステムの一実施形態を示す。
図20】照明システムとして光コンバイナを使用するシステムの別の実施形態を示す。
図21A】色の各々について別個の光及びインカプラを有するコンバイナ導波路の一実施形態を示す。
図21B】色分離コンバイナ導波路の一実施形態を示す。
図22】導波路ディスプレイが使用されてもよいスマートグラスの一実施形態の図である。
図23A】スマートグラスのための二重ヒンジシステムの一実施形態を示す。
図23B】スマートグラスのための二重ヒンジシステムの一実施形態を示す。
図23C】スマートグラスのための二重ヒンジシステムの一実施形態を示す。
図24A】切り欠きを有するアームの一実施形態を示す。
図24B】切り欠きを有するアームの一実施形態を示す。
図24C】切り欠きを有するアームの一実施形態を示す。
図24D】切り欠きを有するアームの別の実施形態を示す。
図24E】内側ヒンジを有する切り欠きを有するアームの一実施形態を示す。
図24F】内側ヒンジを有する切り欠きを有するアームの一実施形態を示す。
図25A】光エンジンを保護するためのアームの別の実施形態を示す。
図25B】光エンジンを保護するためのアームの別の実施形態を示す。
図25C】光エンジンを保護するためのアームの別の実施形態を示す。
図26A】ヒンジ素子の実施形態を示す。
図26B】ヒンジ素子の実施形態を示す。
図26C】外側ヒンジを有するアームの開構成及び閉構成を示す。
図26D】外側ヒンジを有するアームの開構成及び閉構成を示す。
図27A】アームが回転して開閉する回転ヒンジの一実施形態を示す。
図27B】アームが回転して開閉する回転ヒンジの一実施形態を示す。
図27C】アームが回転して開閉する回転ヒンジの一実施形態を示す。
図28】二重ヒンジの一実施形態を示す。
図29A】閉位置ではアームがレンズの前にある、前部回転アームを有するグラスの一実施形態を示す。
図29B】閉位置ではアームがレンズの前にある、前部回転アームを有するグラスの一実施形態を示す。
図29C】閉位置ではアームがレンズの前にある、前部回転アームを有するグラスの一実施形態を示す。
図29D】閉位置ではアームがレンズの前にある、前部回転アームを有するグラスの一実施形態を示す。
図30A】オーバーエンジンヒンジの一実施形態を示す。
図30B】オーバーエンジンヒンジの一実施形態を示す。
図31】折り畳み可能なブリッジを有するグラスの一実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0006】
本出願は、一実施形態において、照明システムの出力を投影光学素子の射出瞳に位置合わせすることによって、従来の照明光学素子の体積を低減する。この文脈において、位置合わせとは、照明瞳及び撮像瞳が投影光学素子の射出瞳内に入ることを意味する。しかしながら、それらは光軸に沿って位置合わせされる必要はない。一実施形態では、この設計は、照明源からLCOSパネルに1回、及びLCOSパネルから戻りコンバイナ導波路のインカプラに1回と、光が2回進む光学素子のセットを利用する。一実施形態では、この設計はまた、従来の照明光学素子の多くを、その出力が投影光学素子の射出瞳に位置合わせされた照明導波路又は照明プリズム、Xキューブコンバイナ、又は他の結合素子などの照明結合素子で置換し、照明及び投影に同じ光学素子を使用する。一実施形態では、本システムは、視覚コンテンツをユーザに表示するために、グラスなどの頭部装着型装置(HMD)に統合されてもよい。一実施形態では、そのようなグラスは、光エンジンのための構造を提供しながら、従来のグラスヒンジのように機能するヒンジ機構を有するグラス構成において示されるディスプレイ構成を可能にするヒンジシステムで実装されてもよい。
【0007】
本発明の実施形態の以下の詳細な説明は、同様の参照番号が同様の要素を示し、本発明を実施する特定の実施形態を例示として示す添付の図面を参照する。これらの実施形態の説明は、当業者が本発明を実施することを可能にするのに十分に詳細である。当業者は、他の実施形態が利用されてもよく、論理的、機械的、電気的、機能的、及び他の変更が、本発明の範囲から逸脱することなく行われてもよいことを理解する。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味で解釈されるべきではなく、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ定義される。
【0008】
図2は、システム200の一実施形態を示す。図示された設計は、一方の眼のための光源及び導波路を示す。一実施形態では、同一の構成が、仮想現実、拡張現実、又は複合現実コンテンツをユーザに表示するために、1対のグラス又はゴーグルの他方の眼のために使用される。一実施形態では、光エンジン205は、アウトカプラ280を介してユーザが見るために画像をアウトカップリングするコンバイナ導波路270にディスプレイ250のための画像を出力する。アウトカプラ280は、スマートグラス、ゴーグル、又は同様のビューイング装置のレンズに組み込まれてもよい。
【0009】
照明システム225は、照明源210及び照明光コンバイナ230を含む。一実施形態では、照明源210は、別個の赤色、緑色、及び青色のLED 215A、215B、215Cからなり、各々が別個のコリメート光学素子220A、220B、220Cを有する。一実施形態では、3つのLEDを単一のパッケージに組み込むことができ、コリメート光学素子のセットを利用することができる。一実施形態では、これらのコリメート光学素子220は、正方形、長方形、六角形、及び円形を含む様々な形状を有してもよい複合放物面集光器(CPC)を含む。一実施形態では、照明システムは反射屈折型である。一実施形態では、コリメート光学素子220は、屈折光学素子を含む。一実施形態では、コリメート光学素子220は回折光学素子を含む。一実施形態では、コリメート光学素子220は、CPCと屈折光学素子又は回折光学素子との組み合わせを含む。一実施形態では、照明源210はマイクロLEDアレイである。一実施形態では、照明源210は1つ以上のレーザである。
【0010】
照明源210からの光は、照明導波路230にインカップリングされる。照明導波路230はまた、照明システムと称されることができ、プリズム、Xキューブ、又は他のタイプの照明光コンバイナによって置換されてもよい。いくつかの実施形態では、以下に示されるように、照明導波路230は、光コンバイナ及びコリメート光学素子と置換されてもよい。別の実施形態では、照明システムは、以下で説明されるように、光が通過するコンバイナ導波路の一部によって置換されてもよい。照明導波路230は短い導波路として示されているが、その長さは、光源210からの光をコンバイナに移動させるように調整可能であってもよい。
【0011】
一実施形態では、インカプラ235はダイクロイックフィルタであってもよい。別の実施形態では、インカプラ235は回折格子である。一実施形態では、インカプラ235は体積ホログラムである。一実施形態では、インカプラ235はミラーであり、照明源210からの色は、照明導波路230に結合する前に組み合わされる。他のタイプのインカプラ235が使用されてもよい。
【0012】
照明導波路230のアウトカプラ240は、コンバイナ導波路のインカプラ275の前に配置され、光を光学機械システム290に向ける。光学機械システム290は、一実施形態では、投影光学素子255及びLCOSパネル250を含む。一実施形態では、アウトカプラ240は、プロジェクタの射出瞳の面積に整合するようにサイズ決めされ、アウトカップリングされた光の角度は、投影光学素子255の視野に整合する。一実施形態では、アウトカプラ240は、1つ以上の偏光ビームスプリッタである。一実施形態では、アウトカプラ240のビームスプリッタは、誘電体膜で作製される。一実施形態では、アウトカプラ240のビームスプリッタは、ワイヤグリッド偏光子で作製される。一実施形態では、アウトカプラ240は、1つ以上の部分反射素子である。一実施形態では、アウトカプラ240は回折素子である。一実施形態では、回折素子は表面レリーフ格子である。一実施形態では、回折素子は体積ホログラムである。他のタイプのアウトカプラ240が使用されてもよい。
【0013】
照明導波路230を出た後、光は、投影光学素子255を通ってLCOSパネル250の表面に進む。投影光学素子255は、1つ以上のレンズ及び他の光学素子を備える。投影光学素子は、LCOS 250と直線的に位置合わせされて示されているが、実際の構成では、アウトカプラ240によって出力された光は、任意の角度で方向転換されてもよい。
【0014】
一実施形態では、照明導波路230が偏光選択性アウトカプラ240を使用しない場合、偏光フィルタ260又はビームスプリッタが投影光学素子に含まれる。偏光フィルタ260はまた、照明導波路からの入射光が偏光されるとき、クリーンアップフィルタとして使用されてもよい。偏光フィルタ260は、入射光が偏光されない場合、照明導波路とLCOSパネルとの間の任意の場所に配置されてもよい。一実施形態では、照明導波路230からの光が偏光される場合、偏光フィルタは、照明導波路とLCOSパネルとの間、又はLCOSパネルとコンバイナ導波路のインカプラとの間のどこにあってもよい。LCOSパネル250は、光の偏光を変調し、それを反射して投影光学素子255を通して戻す。変調光の一部は、照明導波路のアウトカプラ240を通過し、コンバイナ導波路270(CWG)のインカプラ275に入る。
【0015】
一実施形態では、照明導波路230を出てLCOSパネル250に到達する照明光のすべても、投影光学素子の限界射出瞳を形成する光の体積内に入る。「投影光学素子の限界射出瞳」は、投影光学機械システム290によって形成される仮想射出瞳として定義され、ディスプレイは、投影光学素子によってサポートされる最大f/#で照明される。
【0016】
ここで、光学機械システム290は、光学経路を制限する設計における光学素子及び任意の機械構成要素を意味する。一実施形態では、追加の光、限界射出瞳の外側で照明システムから出るが、光のこの部分は、LCOSパネル250に到達しない。
【0017】
一実施形態では、照明システムを出てLCOSパネル250に到達する光は、投影光学素子255のすべての素子を通過する。
【0018】
可能な照明導波路(IWG)のいくつかの異なる配置がある。一実施形態では、IWG 230は、CWG 270と投影光学素子255との間にあり、IWG 230は、図2に示すように直線である。
【0019】
一実施形態では、照明システムの限界開口及び撮像瞳は、両方とも投影光学素子の限界射出瞳内にあるが、システムの光軸に沿って同一平面上にない(すなわち、投影光学素子から光軸の方向に沿って異なる距離を有する)。別の実施形態では、照明瞳及び撮像瞳は、システムの光軸に沿って同一平面上にある。
【0020】
一実施形態では、システムは、照明導波路230のアウトカプラに光パワーを加えてもよい。光パワーは、偏光固有であってもよい。一実施形態では、これは、光パワーが、アウトカップリングされた光にのみ印加され、照明導波路のアウトカプラ240を通過してコンバイナ導波路270のインカプラ275に入る光には印加されないことを意味する。
【0021】
図3は、照明システムがコーナーを含む代替構成の一実施形態を示す。一実施形態では、照明システムは、LED 310と、コリメート光学素子315と、照明導波路330と、転向カプラ335とを含む。IWG 330は、転向カプラ335を使用して、LED 310からの光をコーナーの周りに操向する。一実施形態では、転向カプラ335は表面レリーフ格子である。一実施形態では、転向カプラ335はミラーである。一実施形態では、転向カプラ335は反射素子である。この実施形態では、照明導波路330は、2つの部分、すなわち入力部分320と出力部分325とを含む。入力部分320はインカプラを含み、出力部分325はアウトカプラ340を含む。2つの部品は直角に示されているが、この構成は、面外を含む、出力部分325と比較して様々な角度で照明導波路330の入力部分320を有してもよい。一実施形態では、導波路320の入力部分は、転向カプラ335を使用して方向転換され得る任意の角度であってもよい。導波路330の入力部分320は、(紙面から突出する)Z軸を含む3次元すべてに沿って延在してもよい。IWG 330のアウトカプラ340によってアウトカップリングされた光は、投影光学素子355を通ってLCOS 350に進む。LCOS 350によって戻された変調光は、再び投影光学素子355を通過し、コンバイナ導波路370のインカプラ375に入る。
【0022】
別の実施形態では、照明導波路は、湾曲素子を含む。図4は、湾曲素子を含む照明導波路の一実施形態を示す。光源410からの光は、照明導波路430を湾曲させることによって操向される。導波路の湾曲部分422は、可撓性であってもよく、又は剛性であってもよい。一実施形態では、この構成において、照明導波路430は、3つの部分、入力部分420と、出力部分425と、それらの間の湾曲部分422とを有する。一実施形態では、照明導波路430の湾曲部分422は、光ファイバケーブルである。一実施形態では、照明導波路430の湾曲部分422は、光ファイバ束である。別の実施形態では、照明導波路430の湾曲部分422は、光ガイドである。図は、照明導波路430の入力部分420及び出力部分425と同一平面内にある湾曲部分422を示すが、様々な素子は、平面内になくてもよく、むしろ、任意の方法で角度を付けられてもよい。湾曲部分422を有する照明導波路を使用する利点は、照明導波路430の入力部分420及び出力部分425の相対的な配置が、任意の関係を有することができ、任意の距離にあることができることである。一実施形態において、インカプラ475及びアウトカプラ480を有する、残りの素子、投影光学素子455、LCOS 450、コンバイナ導波路470は、前述した構成と同様に動作する。
【0023】
図5は、偏光ビームスプリッタが素子のシフトを可能にするために使用される照明導波路の一実施形態を示す。一実施形態では、偏光ビームスプリッタ560は、図5に示すように、照明導波路530のアウトカプラ540と投影光学素子555との間に配置される。これは、投影光学素子555の再配向と、LED 510及びコリメート光学素子515を含む光源の交互の配置とを可能にする。他の構成が使用されてもよい。照明及び光学モジュール505は、コンバイナ導波路570のインカプラの中心軸509を中心に任意の角度に回転され得る。照明導波路530は、撮像システム507の中心光軸508を中心に回転され得る。コンバイナ導波路570のインカプラ575は、サイズ及び配向が光学素子と整合している。
【0024】
図6は、投影光学素子が反射ミラーを含む構成の一実施形態を示す。そのような実施形態では、一対の反射ミラー665を使用して、照明導波路630からの光をLCOSパネル650に向けてもよい。一実施形態では、LED 610からの光は偏光される。別の実施形態では、光は、偏光フィルタ617によって照明導波路630に入る前に偏光され、その結果、照明導波路を出るすべての光は均一な偏光を有する。別の実施形態では、照明導波路630は、以下により詳細に説明される偏光変換器を含んでもよい。
【0025】
この構成では、照明導波路630のアウトカプラ640からの光は、偏光ビームスプリッタ655を通過し、次いで、1/4波長板660を通過し、第1のミラー665によって跳ね返される。1/4波長板660のために、偏光は回転され、偏光ビームスプリッタ655は光をLCOS 650に反射する。LCOS変調光は、次いで、偏光ビームスプリッタ655を通過し、第2の1/4波長板660を通過する。これは、第2のミラー665によって反射され、その回転された偏光で、偏光ビームスプリッタ655によってコンバイナ導波路670のインカプラ675に反射される。一実施形態では、コンバイナ導波路670のインカプラ675の前に直線偏光子690がある。したがって、この実施形態における投影光学素子652は、2つのミラー665と、2つの1/4波長板660と、偏光ビームスプリッタ655とを含む。一実施形態では、ミラーの曲率は光パワーを印加する。
【0026】
図7Aは、照明導波路730の出力及びコンバイナ導波路770の入力が互いに対してオフセットされている二重導波路の一実施形態を示す。この場合、照明導波路730からの照明光は、LCOS 750から戻って投影光学素子755を通る光から空間的にオフセットされる。この配置は、追加の構成オプションを可能にする。
【0027】
一実施形態では、照明導波路730は、コンバイナ導波路770と投影光学素子755との間に配置される。図は、2つの位置における光波を示しているが、当然ながら、実際の光は、領域全体にわたって延在することに留意されたい。照明導波路のアウトカプラ740とコンバイナ導波路のインカプラ775との間のオフセットは、右にあるように示されているが、当業者は、オフセットが任意の寸法に沿って、任意の方向にあってもよいことを理解するであろう。一実施形態では、インカプラ775及びアウトカプラ740は同じ平面内にない。
【0028】
図7Bは、二重導波路の修正バージョンを示す。この実施形態では、照明導波路730は、IWGアウトカプラ740を越えて延在しない。加えて、システムは、光が照明導波路730のアウトカプラ740から通過するアウトバウンド偏光子764と、光がコンバイナ導波路770のインカプラ775に入る前にLCOS 750から戻るときに光が通過する別個のインバウンド偏光子762とを含む。一実施形態では、アウトバウンド偏光子764及びインバウンド偏光子762は、同一平面上にある。別の実施形態では、インバウンド偏光子及びアウトバウンド偏光子は、同一平面上にない。一実施形態では、インバウンド偏光子及びアウトバウンド偏光子は、速軸が互いに直交する直線偏光子である。
【0029】
図8は、照明導波路がコンバイナ導波路の後ろに配置される別の実施形態を示す。光は、図7A及び図7Bの光と同様のパターンで進み、照明導波路830のアウトカプラ840からの光は、投影光学素子855に当たる前にコンバイナ導波路870を通って進む。LCOS 850からの戻る光は、照明導波路830を通って進まず、コンバイナ導波路870のインカプラ875に直接入射する。一実施形態では、偏光フィルタ860は、図7Bに示されるように、別個のインバウンド偏光フィルタ及びアウトバウンド偏光フィルタによって置換されてもよい。
【0030】
図9は、照明導波路がコンバイナ導波路と完全に重なり合う導波路の一実施形態を示す。一実施形態では、照明導波路930は、コンバイナ導波路970の後ろに配置され、コリメート光学素子915からの光920は、図9のように、照明導波路930に入る前に、インカプラ935を通ってコンバイナ導波路970を通過する。
【0031】
図10は、照明導波路がコンバイナ導波路に隣接している導波路の一実施形態を示す。一実施形態では、照明導波路1030のアウトカプラ1040は、コンバイナ導波路1070のインカプラ1075に直接隣接している。一実施形態では、コンバイナ導波路1070及び照明導波路1030は、単一部品から作製されてもよい。一実施形態では、照明導波路1030のアウトカプラ1040は、光学境界素子1045を介してコンバイナ導波路1070のインカプラ1075から分離される。光学境界素子1045は、光が2つの導波路1030、1070の間で交差するのを防ぐ。一実施形態では、光学境界素子1045は非反射性である。一実施形態では、光学境界素子1045は、光吸収塗料若しくはインク、金属、薄膜ブラックカーボン、偏光子材料、カーボンの層であってもよく、又は別の可視光吸収層が使用されてもよい。一実施形態では、光学境界1045は、素子のIWG側で反射性である。
【0032】
図11は、照明導波路のアウトカプラとコンバイナ導波路のインカプラとが互いに隣り合っている導波路の別の図の一実施形態を示す。一実施形態では、照明導波路1110は、LEDの各々についてインカプラ1115を有する。別の実施形態では、インカプラは、上に示したような単一のインカプラであってもよい。
【0033】
照明導波路1110のアウトカプラ1120は、図示される場合、図面の外に延在するであろうLCOS(図示せず)に向かって光をアウトカップリングする。LCOSからの変調光は、インカプラ1150内のコンバイナ導波路1140内に反射される。一実施形態では、拡張格子1160が使用され、光はコンバイナ導波路1140のアウトカプラ1170に向けられる。
【0034】
図12は、照明導波路及びコンバイナ導波路の両方を形成するガラス又は他の材料の単一部品の別の図の一実施形態を示す。この構成では、導波路は同じガラス部品上にあってもよい。一実施形態では、照明導波路1210は、コンバイナ導波路1240に平行に配置される。照明導波路のアウトカプラ1220は、導波路の平面から延在するLCOS(図示せず)に光をアウトカップリングする。LCOSから戻る光は、コンバイナ導波路のインカプラ1250を介してコンバイナ導波路1240にインカップリングされる。一実施形態では、拡張格子1260が、光をコンバイナ導波路のアウトカプラ1270に向ける。
【0035】
図13A~13Cは、各色が別個の照明導波路を有する、システムの一実施形態の異なる視点を示す。図13Aは、別の図を示し、照明導波路1310、1320、1330を示し、各々が、あるパターンで配置されたアウトカプラ1315、1325、1335を有する。コンバイナ導波路1340は、色/照明導波路の各々について別個のインカプラ1350、1355、1360を有する。一実施形態では、アウトカプラ1315、1325、1335及びコンバイナ導波路のインカプラ1350、1355、1360の配置は円形であり、対応するインカプラ及びアウトカプラが位置合わせされている。照明導波路のアウトカプラ1315、1325、1335によってアウトカップリングされた光は、LCOS(図示せず)によって反射され、次いで、コンバイナ導波路のインカプラ1350、1355、1360内にインカップリングされる。一実施形態では、拡張格子1390は、光がコンバイナ導波路のアウトカプラ1395によって出力される前に、光を拡張する。
【0036】
図13Bは、3つの照明導波路1310のうちの1つのみを、関連する光源1370及びコリメート光学素子1375とともに示す側面図を示す。この図から分かるように、LED 1370からの光は、コリメート光学素子1375を通過し、インカプラ1305を通って照明導波路1310に入る。照明導波路のアウトカプラ1315は、光学素子1385を介してLCOS 1380に向けて光をアウトカップリングする。LCOS 1380によって変調された光は、中間光学素子1385を通過し、コンバイナ導波路1340のインカプラ1350に入る。一実施形態では、別個の照明導波路1310、1320、1330は、異なるZ深度にあってもよい。
【0037】
一実施形態では、各色について別個のコンバイナ導波路があってもよい。一実施形態では、CWGインカプラ1350、1355、1360は、異なるZ深度にあってもよい。
【0038】
図13Cは、異なる視点を示し、3つの別個の光源を示し、各々は、それらの対応するコリメート光学素子、及び照明導波路を有する。この図では、LEDが中間光学素子1385と一直線上にあるように見えるが、実際には、LEDは、Z軸(紙面の内外)において除去される。
【0039】
図13Dは、各色について別個のコンバイナ導波路1396がある代替実施形態を示す。一実施形態では、コンバイナ導波路1396は、互いに積み重ねられ、CWGインカプラ1350、1355、1360は、照明導波路の変位の変位に対応するパターンで互いから変位される。これらは図面では重なり合って示されているが、CWGインカプラ1350、1355、1360は互いに変位されている。
【0040】
図14A~14Bは、両眼ディスプレイのための導波路システムの一実施形態を示す。一般に、設計のすべては、両眼使用を意図しているが、図14A~14Bに示される実施形態では、両眼設計は、単一の照明導波路1410を利用する。この実施形態では、照明導波路1410は、光源1420を含み、一実施形態における光は、コリメート光学素子1425を通って照明導波路1410に入る。照明導波路1410は、2つのアウトカプラ1430、1435を含み、第1の偏光を有する光は、第1のアウトカプラ1435を通してアウトカップリングされ、第2の偏光を有する光は、第2のアウトカプラ1430を通してアウトカップリングされる。
【0041】
各アウトカプラ1430、1435は、関連する中間光学素子1440、1445及びLCOS 1450、1455を有する。一実施形態では、任意選択の偏光フィルタ1447、1442を、光学素子1440、1445とLCOS 1450、1455との間、又はアウトカプラ1430、1435と光学素子1440、1445との間、又はアウトカプラ1430、1435とインカプラ1465、1475との間に配置されてもよい。LCOS 1450、1455から戻る光は、光学素子1440、1445を通って、それぞれのインカプラ1465、1475を通ってコンバイナ導波路1460、1470のうちの適切な1つに戻るように向けられる。図14Bは、図14Aに示される両眼ディスプレイの一実施形態の別の図である。図示されるように、照明導波路1410は、右拡張格子1490と重なり合うように見えるが、2つは、Z軸に沿って変位され、したがって、照明導波路は、コンバイナ導波路1460、1470の上方又は下方にある。
【0042】
図15は、操向可能ディスプレイとともに使用される導波路の一実施形態を示す。操向可能ディスプレイは、操向素子を利用して、ユーザのための画像をビューイング領域内に配置する。一実施形態では、操向可能ディスプレイは、フィールドディスプレイとも称される固定ディスプレイと組み合わせて表示される。一実施形態では、操向素子はミラーである。配置は、いくつかの実施形態では、高解像度操向可能画像をユーザの中心窩の中心に配置することであってもよい。一実施形態では、操向可能ディスプレイは、2つのディスプレイ部分、すなわち、第1の解像度を有する操向可能ディスプレイと、第2のより低い解像度であるがより大きい視野を有する非操向可能ディスプレイ又はフィールドディスプレイとを含む。一実施形態では、システムは、「Steerable High-Resolution Display」と題され、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる、米国特許第10,514,546号の操向可能ディスプレイ及びフィールドディスプレイを利用する。
【0043】
照明導波路1510は、インカプラ1515を通して光源1514から光を受光する。照明導波路1510のアウトカプラ1520は、第1のセットの光学素子1525を通して光を向ける。一実施形態では、照明導波路1510のアウトカプラ1520は、両方の偏光の光がこの設計で使用されるので、偏光選択性ではない。偏光ビームスプリッタ(PBS)1530は、第1の偏光を有する光がフィールドディスプレイLCOS 1540に進み、第2の偏光を有する光が操向可能な光学素子1560に反射されるように、光を分割する。フィールドディスプレイLCOS 1540からの光は、フィールドディスプレイLCOS 1540からPBS 1530を通ってコンバイナ導波路1550のインカプラ1555に戻るように向けられる。
【0044】
PBS 1530によって操向可能な光学素子1560に反射された光は、操向素子1570に向けられる。操向素子1570は、画像部分の光を出力のための適切な位置に配置し、それを最終光学素子1580を通して操向可能ディスプレイLCOS 1585に通過させる。操向可能ディスプレイLCOS 1585から戻された光は、再び操向素子1570によって反射され、操向可能光学素子1560を通過し、PBS 1530によって反射されて第1のセットの光学素子1525を通過した後、コンバイナ導波路1550のインカプラ1555に入る。このようにして、コンバイナ導波路1550は、ユーザへの出力のために、フィールド画像及び操向可能画像の両方を受信する。光は操向ミラー1570によって2回反射されるので、操向ミラー1570の位置は、位置の2つの変化を考慮に入れ、その結果、最終的な位置は、操向可能画像の選択された目的地を反射する。
【0045】
一実施形態では、フィールドディスプレイ及び操向可能ディスプレイの両方を含む組み合わせられた画像を有する代わりに、システムは、操向可能ディスプレイのみを含んでもよい。そのような構成では、PBS 1530、操向光学素子1560、及びフィールドディスプレイLCOS 1540を除去してもよい。したがって、この構成では、IWGアウトカプラ1520からの画像は、第1のセットの光学素子を通過して操向素子に入り、操向可能ディスプレイLCOS 1585に入り、戻る。いくつかの実施形態では、光学素子1525、1580のうちの別の1つを除去してもよい。一実施形態では、そのような構成において、偏光フィルタは、第1のセットの光学素子1525の前又は後に配置されてもよい。
【0046】
図16は、フィールドディスプレイ及び操向可能ディスプレイの別の実施形態を示す。この構成では、光は操向素子1670から1回だけ反射される。照明導波路1610のアウトカプラ1620からの光は、第1のセットの光学素子1625を通過し、PBS 1630によってフィールドディスプレイLCOS 1640又は操向可能ディスプレイLCOS 1685に向かって分割される。
【0047】
操向可能ディスプレイLOCS 1685に向かって分割された光は、操向光学素子1660を通過する。操向光学素子1660からの光は、PBS 1665によって固定ミラー1695に反射され、1/4波長板1690を2回通過する。次いで、それはPBS 1665を通過して操向可能ディスプレイLCOS 1685に入る。操向可能ディスプレイLCOS 1685からの光は、PBS 1665によって反射され、1/4波長板1675を通過し、操向素子1670によって反射される。それが1/4波長板1675を2回通過するので、光は次いでPBS 1665を通過して操向光学素子1660に戻り、そこからPBS 1630及び第1のセットの光学素子1625を介してコンバイナ導波路1650のインカプラ1655に入る。この構成では、システムが操向可能ディスプレイ部分のみを含む場合、第1のPBS 1630、フィールドディスプレイLCOS 1640、及び操縦光学素子1660は除去されてもよい。一実施形態では、そのような構成において、偏光フィルタは、第1のセットの光学素子1625の前又は後に配置されてもよい。
【0048】
図17は、偏光選択性アウトカップリング及びインカップリングを使用して、フィールド画像及び操向可能画像のための光を別個のアウトカプラで分離する一実施形態を示す。照明導波路1710は、各偏光状態に1つずつ、2つのアウトカプラ1720、1745を含む。第1の偏光状態は、第1のアウトカプラ1720を通して出力され、フィールドディスプレイ光学素子1725を通過し、フィールドディスプレイLCOS 1730からコンバイナ導波路1740のフィールドディスプレイインカプラ1735に反射される。
【0049】
第2の偏光状態を有する光は、第2の照明導波路のアウトカプラ1745を通して出力される。光は、一実施形態では、次いで、第1の操向可能ディスプレイ光学素子1750及び第2の操向可能ディスプレイ光学素子1755を通過し、操向素子1760からLCOS 1770に反射される。この実施形態は、固定ミラー1795及びPBS 1765を有する2つの1/4波長板1790、1775と対にされた操向素子1760を示す。図15に示す操向ミラー用途の他の構成も、ここで使用してもよい。一実施形態では、偏光フィルタ1742は、迷光を除去するために、操向可能ディスプレイインカプラ1797の前に配置される。光は、LCOS 1770によって変調された後、コンバイナ導波路1740に入る前に、偏光フィルタ1742を通過する。
【0050】
図18Aは、一実施形態における偏光変換器を含む照明導波路の側面図を示す。照明導波路1810は、LED 1805からの光のためのインカプラを有する。照明導波路1810に沿って進む光は、アウトカプラ1830に到達する前に、偏光変換器1820を通過する。アウトカプラ1830は、光学素子1835及び任意選択で偏光フィルタ1840を通して光をLCOS 1845に導波する。LCOS 1845からの変調光は、偏光フィルタ1840、光学素子1835を通過して、コンバイナ導波路1815のインカプラに入る。偏光変換器1820の使用は、導波路内の光のすべてが同じ偏光状態を有することを確実にする。
【0051】
図18Bは、図18Aの偏光変換器1820の一実施形態を示す。偏光変換器1820は、導波路1810を交差する偏光ビームスプリッタ1850を含む。第1の偏光状態にある光の部分は、PBS 1850を通過する。第2の偏光状態にある部分は、ミラー1860又は第2のPBSに反射される。ミラー1860は光を反射し、光は半波長板1870を通過する。半波長板は光の偏光を変えるので、導波路内の光はすべて第1の偏光状態である。このようにして、偏光変換器1820の後の照明導波路1810内の光のすべては、第1の偏光状態である。
【0052】
これは、2つの厚さを有する照明導波路を必要とする。このタイプの偏光再捕捉は、偏光状態に基づく光分離を使用しない上記の設計のいずれにおいても利用してもよい。
【0053】
図19は、非導波路照明システムを有するシステムの一実施形態を示す。LED 1910からの光は、コリメート光学素子1930を通過し、光コンバイナ1920によって組み合わされる。一実施形態では、照明光コンバイナ1920は、Xキューブプリズム又は照明プリズムである。他のタイプの照明光コンバイナが使用されてもよい。光コンバイナ1920の出力は、一実施形態では、コリメート光学素子1930の第2の部分を通過する。LED 1910、照明光コンバイナ1920、及びコリメート光学素子1930はともに、照明システム1935である。
【0054】
コリメート光学素子1930の第2の部分の出力は、一実施形態では、コンバイナ導波路1960を通過する。次いで、それは投影光学素子1940を通過し、任意選択で偏光フィルタ1945を通過してLCOS 1950に入る。LCOS 1950によって変調された光は、投影光学素子1940を通過して戻り、コンバイナ導波路のインカプラ1965に入る。図から分かるように、この実施形態では、光は、照明システム1935からLCOS 1950へ、及びLCOS 1950からコンバイナ導波路のインカプラ1965へと投影光学素子1940を通過する。
【0055】
図20は、非導波路照明システムを有するシステムの別の実施形態を示す。照明システム2025は、コリメート光学素子2030及び光コンバイナ2020を含む。照明システム2025の出力は、PBS 2035によって反射され、投影光学素子2040を通過する。光は、LCOS 2050に衝突する前に、任意選択の偏光フィルタ2045を通過する。LCOS 2050によって変調された光は、インカプラ2065内のコンバイナ導波路2060に入る前に、光学素子2040を通過し、PBS 2035を通過する。
【0056】
図21Aは、色の各々について別個の光及びインカプラを有するコンバイナ導波路の一実施形態を示す。LED 2110は、コンバイナ導波路2150を通過し、光学素子2120、任意選択の偏光フィルタ2125を通過して、LCOS 2130に入る。LCOS 2130からの変調光は、コンバイナ導波路のインカプラ2140に入る前に光学素子2120を通過する。一実施形態では、LED 2110は色分離され、各色についてそれぞれのインカプラ2140に整合される。コンバイナ導波路2150は、光を導波し、コンバイナ導波路のアウトカプラ2160を介して光を出力する。示された他の図は、照明及びインカプラの構成の一実施形態を示す。もちろん、光学素子2120を2回通過し、LCOS 2130によって変調された後に、各LEDからの光が適切なインカプラに入力結合されることをシステムが可能にする限り、他の配置が使用されてもよい。
【0057】
図21Bは、色分離コンバイナ導波路の一実施形態を示す。LED光源2110は、色分離コンバイナ導波路2170を通過して光学素子2120に入り、LCOS 2130によって変調される。偏光フィルタ2125は、導波路2170と光学素子2120との間、又は光学素子2120とLCOS 2130との間に配置してもよい。図は、X軸に沿って変位されたコンバイナ導波路のインカプラ2175を示すが、図21Aに示されるように、変位は2つの軸に沿ってもよい。一実施形態におけるコンバイナウェーブアウトカプラ2180は重なり合っており、異なる色を出力する。
【0058】
一般に、図示した射出瞳照明システムの様々な実施形態間の変形形態は、他の構成にも適用してもよい。例えば、照明システムは、照明導波路であってもよいし、導波路のいずれかにおけるコリメート光学素子及び光コンバイナであってもよい。照明導波路のアウトカプラに印加される光パワーは、照明導波路を含む任意の構成に印加してもよい。照明瞳及び投影瞳は、いずれの構成においてもオフセット又は重なり合ってもよい。照明光ガイドの可撓性部分又は転向カプラは、任意の他の構成のためにも使用されてもよい。したがって、図示された構成は、排他的であることを意図するものではなく、むしろ、LCOSパネルへの照明光及びLCOSパネルからの変調光の両方が光学素子の共有サブセットを通過する様々な方法を含む。
【0059】
したがって、本システムは、光が、照明システムからLCOSまで、及びLCOSからコンバイナ導波路のインカプラまで光学素子を通過する設計を提供する。したがって、光学素子は二重の目的を果たす。加えて、一実施形態では、光学素子を出てLCOSに到達する光も、照明経路上の光学素子の限界射出瞳を形成する光の体積内に入る。この設計は、ユーザにコンテンツを示すためにグラスのレンズの一部としてコンバイナ導波路を使用することによって、スマートグラスのための機構を提供するために使用されてもよい。しかしながら、LED、光学素子、及びLCOS素子の関係は、変更されないままである必要がある。したがって、以下に示されるスマートグラス設計は、標準的なグラスの着用快適性、及び保管のためにグラスのアームを閉じる能力を提供する、光エンジンが定位置に留まることを可能にする機構を提供する。
【0060】
図22は、導波路ディスプレイが使用されてもよいスマートグラスの一実施形態の図である。この構成は、ヒンジ2240を固定位置光エンジン2220の端部に取り付ける。固定位置光エンジン2220は、上述の素子、例えば、光源、光学素子、及びLCOS素子を含み、グラス2210のレンズは、画像をユーザに表示するための導波路2230を含む。固定位置の光エンジン2220を提供することによって、本設計は、アーム2250が動くことによって素子の関係が経時的に変えられないことを確実にする。更に、一実施形態における素子は、損傷から保護される。一実施形態では、固定位置光エンジン2220は、それを保護し、素子間の関係を維持するために、中実プラスチックケーシング内に封入される。一実施形態における導波路2230は、シースルーであり、システムが拡張現実又は複合現実グラスのために使用されることを可能にする。
【0061】
図23A図23Cは、スマートグラスのための二重ヒンジシステムの一実施形態を示す。システムは、フレーム2320とアーム2330とを含む。アームは、二重ヒンジ配置を介して2つの位置で取り付けられる。グラスフレームの側部における取り付けは、着用快適性及び調節可能性を提供する屈曲ヒンジ2350を提供する。光エンジン2360の底部に取り付けられた折り畳みヒンジ2340は、保管のために閉じられたアームを折り畳む能力を提供する。
【0062】
図24A図24Cは、切り欠きを有するアームの一実施形態を示す。図示の構成は、レンズリムの上部に取り付けられた単一のヒンジを提供する。ヒンジ2440は、固定光エンジン2460の上部及び底部に配置され、切り欠きを使用してアーム2430を折り畳むことを可能にする。切り欠き2435は、アームが折り畳まれたときに光エンジン2460がアーム2430を通過することを可能にする。一実施形態では、アームはまた、ワイヤがそれに沿って導かれてもよいケーブル経路2470を含んでもよい。このワイヤは、例えば、システムの他の素子を取り付けるために、又は電力を供給するために使用されてもよい。
【0063】
図24D図24Fは、切り欠きを有するアーム2492の別の実施形態を示す。この構成では、フレーム取り付け点2480は、固定光エンジン2460の上のレンズリムにある。アームは、アームが開位置にあるときに光エンジンを保護する光エンジンプロテクタ2490を有する。アームが閉位置にあるとき、光エンジン2460はアームの切り欠きを通過する。これは、図24Fの開位置及び図24Eの閉位置に示されるアームで更に見ることができる。
【0064】
図25Aは、光エンジンを保護するためのアームの別の実施形態を示す。アームは切り欠きを有し、回転ヒンジが光エンジン2560に取り付けられる。図25Bは、ヒンジのわずかに異なる配置を示す。図25Cは、ヒンジ2540が光エンジンに取り付けられている別の位置を示す。一実施形態では、この構成において、光エンジンケーシングは、ヒンジを支持することができる中実プラスチック又は金属材料から作製される。図25Bに示される構成では、ヒンジ素子2550は、アームのための支持が、単一の取り付け点を有するのではなく、光エンジン2560の上部及び底部に提供されるように分割される。
【0065】
図26A及び図26Bは、ヒンジ素子の実施形態を示す。ヒンジ素子2620、2650は、フレームの上部及び底部に取り付けられる。一実施形態では、図26Aに示されるように、アーム2610は、光エンジン2630のための切り欠きを有してもよい。一実施形態では、アームは前方に折り畳まれてもよい。一実施形態におけるこれらの外側ヒンジは、グラスフレームの側部に取り付けられる。図から分かるように、ヒンジ素子自体の形状を変更してもよい。図26C及び図26Dは、外側ヒンジ2650、2670を有するアーム2680、2690の開構成及び閉構成を示す。一実施形態におけるアームは、光エンジンのためのアーム切り欠き2675を有する。
【0066】
図27A図27Cは、アームが回転して開閉する回転ヒンジの一実施形態を示す。回転ヒンジは、軸を中心に回転してアーム2730を開閉するように構成されている。回転アーム2730は、回転ヒンジ2720に結合される。回転ヒンジは、開いているときに第1の位置にあり、閉位置に回転する。したがって、この構成では、ヒンジ内に屈曲素子がない。むしろ、アームは2つの位置の間で回転される。一実施形態では、ボールジョイント、ユニバーサルジョイント、ボールソケット、又は別のタイプのジョイントが使用される。
【0067】
図28は、二重ヒンジの一実施形態を示す。二重ヒンジ2830は、ヒンジ接続を介して、フレーム取り付け具2840を介してフレーム2805に、及びアーム取り付け具2845を介してアームに取り付けられる。したがって、アーム2820は、光エンジン2850に衝突することなく移動することができる。
【0068】
図29A図29Dは、前部回転アームを有するグラスの一実施形態を示し、閉位置では、アームがレンズの前にある。図29Aは、アームが着用可能な構成にある開位置を示す。図29Bは、アームがレンズの前に配置されている閉位置を示す。これは、一実施形態では、アーム2930及びグラスのフレームに取り付けられた二重ヒンジ2940を使用して実装される。一実施形態では、ヒンジ2940は、ジョイントの周りの自由な移動を提供し、アームがグラスから突出すること、及び前方に回転することを可能にする。一実施形態では、ヒンジ2940はまた、従来の構成における閉鎖を可能にする場合がある。
【0069】
図30A図30Bは、オーバーエンジンヒンジ3020の一実施形態を示す。フレーム取り付け素子は、光エンジン3030の上に薄いアーム3040を取り付ける。したがって、アーム3040は、光エンジン3030に衝突することなく、開位置と閉位置との間で自由に移動することができる。
【0070】
図31は、折り畳み可能なブリッジを有するグラスの一実施形態を示す。折り畳み可能なブリッジ3120は、グラスを折り畳むことを可能にする中心ヒンジ3130を含む。一実施形態では、中心ヒンジ3130は、折り畳まれたときに2つの光エンジン3140が互いからオフセットされ、互いに衝突しないようにオフセットされる。これは、グラスをよりコンパクトに保管することを可能にする。一実施形態において、中心ヒンジ3130は、開かれたときに開位置にロックするロックヒンジであってもよい。
【0071】
前述の明細書において、本発明は、その特定の例示的な実施形態を参照して説明されている。しかしながら、添付の特許請求の範囲に記載された本発明のより広い精神及び範囲から逸脱することなく、様々な修正及び変更をしてもよいことは明らかであろう。したがって、本明細書及び図面は、限定的な意味ではなく例示的な意味で見なされるべきである。
図1A
図1B
図1C
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8
図9
図10
図11
図12
図13A
図13B
図13C
図13D
図14A
図14B
図15
図16
図17
図18A
図18B
図19
図20
図21A
図21B
図22
図23A
図23B
図23C
図24A
図24B
図24C
図24D
図24E
図24F
図25A
図25B
図25C
図26A
図26B
図26C
図26D
図27A
図27B
図27C
図28
図29A
図29B
図29C
図29D
図30A
図30B
図31
【国際調査報告】