(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-31
(54)【発明の名称】容器用キャリア
(51)【国際特許分類】
B65D 71/42 20060101AFI20231024BHJP
【FI】
B65D71/42
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023519868
(86)(22)【出願日】2021-09-28
(85)【翻訳文提出日】2023-05-29
(86)【国際出願番号】 US2021052279
(87)【国際公開番号】W WO2022072299
(87)【国際公開日】2022-04-07
(32)【優先日】2020-10-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-06-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-01-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-12-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】504075588
【氏名又は名称】グラフィック パッケージング インターナショナル エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100101498
【氏名又は名称】越智 隆夫
(74)【代理人】
【識別番号】100107401
【氏名又は名称】高橋 誠一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100120064
【氏名又は名称】松井 孝夫
(74)【代理人】
【識別番号】100182257
【氏名又は名称】川内 英主
(74)【代理人】
【識別番号】100202119
【氏名又は名称】岩附 秀幸
(72)【発明者】
【氏名】トンプソン,ジョン
(72)【発明者】
【氏名】ゴールド,スティーブ,エム.
【テーマコード(参考)】
3E067
【Fターム(参考)】
3E067AA22
3E067AB01
3E067AB26
3E067AC03
3E067BA04B
3E067BA20C
3E067BB01C
3E067BB11B
3E067BB12B
3E067BB14B
3E067DA06
3E067EA20
3E067EB22
3E067ED02
3E067EE12
3E067EE38
3E067EE59
3E067FA01
3E067FC06
(57)【要約】
複数の容器を保持するキャリアは、少なくとも1つの中央パネル、複数の容器のうちの1つ又は2つ以上の容器の一部分を受け入れるように構成されている少なくとも1つの取り付けパネル、少なくとも1つの側部パネル及び少なくとも1つの頂部パネルを含む複数のパネルと、少なくとも1つの取り付けパネルと少なくとも1つの頂部パネルの間に配置される少なくとも1つの補強パネルと、を含む。少なくとも1つの中央パネルは、複数の容器のうちの隣接する容器の間に配置されて隣接する容器に取り付けられる。
【選択図】
図29
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の容器を保持するためのキャリアであって、
前記キャリアは、
少なくとも1つの中央パネルと、前記複数の容器のうちの1つ又は2つ以上の容器の一部分を受け入れるように構成された少なくとも1つの取り付けパネルと、少なくとも1つの側部パネルと、少なくとも1つの頂部パネルと、を含む複数のパネルと、
前記少なくとも1つの取り付けパネルと前記少なくとも1つの頂部パネルの間に配置された少なくとも1つの補強パネルと、
を含み、
前記少なくとも1つの中央パネルは、前記複数の容器のうちの隣接する容器の間に配置されて前記隣接する容器に取り付けられる、キャリア。
【請求項2】
前記少なくとも1つの補強パネルは、前記少なくとも1つの中央パネルに対してほぼ直立している、請求項1に記載のキャリア。
【請求項3】
前記少なくとも1つの補強パネルは、弱め線によって形成されている、請求項2に記載のキャリア。
【請求項4】
前記少なくとも1つの補強パネルは、前記少なくとも1つの側部パネルに少なくとも部分的に形成されている、請求項3に記載のキャリア。
【請求項5】
前記弱め線は、一対の斜めの線分に交差する少なくとも1つの湾曲線分を含む、請求項4に記載のキャリア。
【請求項6】
前記少なくとも1つの側部パネルは、第1の折り線で前記少なくとも1つの取り付けパネルに折り曲げ可能に接続され、前記少なくとも1つの頂部パネルは、第2の折り線で前記少なくとも1つの側部パネルに折り曲げ可能に接続され、前記少なくとも1つの補強パネルは、前記第1の折り線及び前記第2の折り線のうちの少なくとも1つを中断する、請求項5に記載のキャリア。
【請求項7】
前記少なくとも1つの中央パネルは、前中央パネルであり、前記少なくとも1つの取り付けパネルは、前取り付けパネルであり、前記少なくとも1つの側部パネルは、前側部パネルであり、前記少なくとも1つの頂部パネルは、前頂部パネルであり、前記複数のパネルは、更に、前記前中央パネルに少なくとも部分的に対面接触して前記複数の容器のうちの隣接する容器の間に配置されて前記隣接する容器に取り付けられる後中央パネルと、前記複数の容器のうちの1つ又は2つ以上の容器の一部分を受け入れるように構成された後取り付けパネルと、後側部パネルと、後頂部パネルと、を含む、請求項3に記載のキャリア。
【請求項8】
前記少なくとも1つの補強パネルは、前記前取り付けパネルと前記前頂部パネルとの間に配置される少なくとも1つの前補強パネルであり、前記キャリアは、更に、前記後取り付けパネルと前記後頂部パネルとの間に配置される少なくとも1つの後補強パネルを含む、請求項7に記載のキャリア。
【請求項9】
前記少なくとも1つの中央パネルは、前記複数の容器のうちの隣接する容器に接着されるためのものである、請求項2に記載のキャリア。
【請求項10】
前記少なくとも1つの中央パネルは、前中央パネルであり、前記複数のパネルは、更に、前記前中央パネルに少なくとも部分的に対面接触する後中央パネルを含み、前記前中央パネル及び前記後中央パネルのうちの少なくとも一方は、前記前中央パネル及び前記後中央パネルのうちのそれぞれの他方に連絡するそれぞれ少なくとも1つの開口部を含む、請求項2に記載のキャリア。
【請求項11】
前記前中央パネル及び前記後中央パネルのそれぞれは、前記前中央パネル及び前記後中央パネルのそれぞれの他方に連絡するそれぞれ少なくとも1つの開口部を含む、請求項10に記載のキャリア。
【請求項12】
前記前中央パネルの前記少なくとも1つの開口部は、前記後中央パネルの前記少なくとも1つの開口部からずれている、請求項11に記載のキャリア。
【請求項13】
前記後中央パネルの一部分は、前記前中央パネルの前記少なくとも1つの開口部を通して露出し、前記前中央パネルの一部分は、前記後中央パネルの前記少なくとも1つの開口部を通して露出している、請求項12に記載のキャリア。
【請求項14】
前記前中央パネルは、横方向の折り線で前記後中央パネルに折り曲げ可能に接続され、前記前中央パネルの前記少なくとも1つの開口部は、前記折り線から第1の縦方向距離の間隔をあけて配置され、前記後中央パネルの前記少なくとも1つの開口部は、前記折り線から第2の縦方向距離の間隔をあけて配置され、前記第1の縦方向距離は、前記第2の縦方向距離よりも大きい、請求項12に記載のキャリア。
【請求項15】
前記少なくとも1つの取り付けパネルは、前取り付けパネルであり、前記少なくとも1つの側部パネルは、前側部パネルであり、前記少なくとも1つの頂部パネルは、前頂部パネルであり、前記複数のパネルは、更に、前記複数の容器のうちの1つ又は2つ以上の容器の一部分を受け入れるように構成された後取り付けパネルと、後側部パネルと、後頂部パネルと、を含む、請求項12に記載のキャリア。
【請求項16】
前記少なくとも1つの頂部パネルは、少なくとも1つの取っ手機能部を含み、前記少なくとも1つの中央パネルは、少なくとも1つの取っ手開口部の少なくとも一部分を含み、前記頂部パネルの前記少なくとも1つの取っ手機能部は、前記少なくとも1つの取っ手開口部の前記少なくとも一部分と整列している、請求項2に記載のキャリア。
【請求項17】
複数の容器を保持するためのキャリアを形成するためのブランクであって、
前記ブランクは、
少なくとも1つの中央パネルと、前記キャリアが前記ブランクから形成されるときに前記複数の容器のうちの1つ又は2つ以上の容器の一部分を受け入れるように構成された少なくとも1つの取り付けパネルと、少なくとも1つの側部パネルと、少なくとも1つの頂部パネルと、を含む複数のパネルと、
前記少なくとも1つの取り付けパネルと前記少なくとも1つの頂部パネルとの間に配置された少なくとも1つの補強パネルと、
を含み、
前記少なくとも1つの中央パネルは、前記キャリアが前記ブランクから形成されるときに前記複数の容器のうちの隣接する容器の間に配置されて前記隣接する容器に取り付けられる、ブランク。
【請求項18】
前記少なくとも1つの補強パネルは、弱め線によって形成される、請求項17に記載のブランク。
【請求項19】
前記少なくとも1つの補強パネルは、少なくとも1つの側部パネルに少なくとも部分的に形成されている、請求項18に記載のブランク。
【請求項20】
前記弱め線は、一対の斜めの線分に交差する少なくとも1つの湾曲線分を含む、請求項19に記載のブランク。
【請求項21】
前記少なくとも1つの側部パネルは、第1の折り線で前記少なくとも1つの取り付けパネルに折り曲げ可能に接続され、前記少なくとも1つの頂部パネルは、第2の折り線で前記少なくとも1つの側部パネルに折り曲げ可能に接続され、前記少なくとも1つの補強パネルは、前記第1の折り線及び前記第2の折り線のうちの少なくとも1つを中断する、請求項20に記載のブランク。
【請求項22】
前記少なくとも1つの中央パネルは、前中央パネルであり、前記少なくとも1つの取り付けパネルは、前取り付けパネルであり、前記少なくとも1つの側部パネルは、前側部パネルであり、前記少なくとも1つの頂部パネルは、前頂部パネルであり、前記複数のパネルは、更に、後中央パネルと、前記キャリアが前記ブランクから形成されるときに前記複数の容器のうちの1つ又は2つ以上の容器の一部分を受け入れるように構成された後取り付けパネルと、後側部パネルと、後頂部パネルと、を含む、請求項18に記載のブランク。
【請求項23】
前記少なくとも1つの補強パネルは、前記前取り付けパネルと前記前頂部パネルとの間に配置される少なくとも1つの前補強パネルであり、前記キャリアは、更に、前記後取り付けパネルと前記後頂部パネルとの間に配置される少なくとも1つの後補強パネルを含む、請求項22に記載のブランク。
【請求項24】
前記少なくとも1つの中央パネルは、前中央パネルであり、前記複数のパネルは、更に、前記キャリアが前記ブランクから形成されるときに前記前中央パネルと少なくとも部分的に対面接触して配置される後中央パネルを含み、前記前中央パネル及び前記後中央パネルのうちの少なくとも一方は、前記前中央パネル及び前記後中央パネルのうちのそれぞれの他方と連絡するように配置されるそれぞれ少なくとも1つの開口部を含む、請求項17に記載のブランク。
【請求項25】
前記前中央パネル及び前記後中央パネルのそれぞれは、前記キャリアが前記ブランクから形成されるときに前記前中央パネル及び前記後中央パネルのそれぞれの他方に連絡するように配置されるそれぞれ少なくとも1つの開口部を含む、請求項24に記載のブランク。
【請求項26】
前記前中央パネルは、横方向の折り線で前記後中央パネルに折り曲げ可能に接続され、前記前中央パネルの前記少なくとも1つの開口部は、前記折り線から第1の縦方向距離の間隔をあけて配置され、前記後中央パネルの前記少なくとも1つの開口部は、前記折り線から第2の縦方向距離の間隔をあけて配置され、前記第1の縦方向距離は、前記第2の縦方向距離よりも大きい、請求項25に記載のブランク。
【請求項27】
前記少なくとも1つの取り付けパネルは、前取り付けパネルであり、前記少なくとも1つの側部パネルは、前側部パネルであり、前記少なくとも1つの頂部パネルは、前頂部パネルであり、前記複数のパネルは、更に、前記キャリアが前記ブランクから形成されるときに前記複数の容器のうちの1つ又は2つ以上の容器の一部分を受け入れるように構成された後取り付けパネルと、後側部パネルと、後頂部パネルと、を含む、請求項25に記載のブランク。
【請求項28】
前記少なくとも1つの頂部パネルは、少なくとも1つの取っ手機能部を含み、前記少なくとも1つの中央パネルは、少なくとも1つの取っ手開口部の少なくとも一部分を含み、前記頂部パネルの前記少なくとも1つの取っ手機能部は、前記キャリアが前記ブランクから形成されるときに前記少なくとも1つの取っ手開口部の前記少なくとも一部分と整列する、請求項17に記載のブランク。
【請求項29】
複数の容器を保持するためのキャリアを形成する方法であって、
前記方法は、
少なくとも1つの中央パネルと、少なくとも1つの取り付けパネルと、少なくとも1つの側部パネルと、少なくとも1つの頂部パネルと、を含む複数のパネルと、前記少なくとも1つの取り付けパネルと前記少なくとも1つの頂部パネルとの間に配置される少なくとも1つの補強パネルと、を含むブランクを得ることと、
前記少なくとも1つの取り付けパネルが前記複数の容器のうちの1つ又は2つ以上の容器の一部分を受け入れるように前記複数のパネルを折り曲げて前記キャリアを形成することと、
前記少なくとも1つの中央パネルを前記複数の容器のうちの隣接する容器の間に配置することと、
前記少なくとも1つの中央パネルを前記複数の容器のうちの前記隣接する容器に取り付けることと、
を含む、方法。
【請求項30】
前記少なくとも1つの補強パネルは、前記少なくとも1つの中央パネルに対してほぼ直立している、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記少なくとも1つの補強パネルは、弱め線によって形成されている、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記少なくとも1つの補強パネルは、前記少なくとも1つの側部パネルに少なくとも部分的に形成されている、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記弱め線は、一対の斜めの線分に交差する少なくとも1つの湾曲線分を含む、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記少なくとも1つの側部パネルは、第1の折り線で前記少なくとも1つの取り付けパネルに折り曲げ可能に接続され、前記少なくとも1つの頂部パネルは、第2の折り線で前記少なくとも1つの側部パネルに折り曲げ可能に接続され、前記少なくとも1つの補強パネルは、前記第1の折り線及び前記第2の折り線のうちの少なくとも1つを中断する、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記少なくとも1つの中央パネルは、前中央パネルであり、前記少なくとも1つの取り付けパネルは、前取り付けパネルであり、前記少なくとも1つの側部パネルは、前側部パネルであり、前記少なくとも1つの頂部パネルは、前頂部パネルであり、前記複数のパネルは、更に、後中央パネルと、後取り付けパネルと、後側部パネルと、後頂部パネルと、を含み、前記複数のパネルを折り曲げることは、更に、前記後中央パネルを前記前中央パネルに少なくとも部分的に対面接触させて配置することと、前記複数の容器ののうちの1つ又は2つ以上の容器の一部分を受け入れるように前記後取り付けパネルを配置することと、を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項36】
前記少なくとも1つの補強パネルは、前記前取り付けパネルと前記前頂部パネルとの間に配置される少なくとも1つの前補強パネルであり、前記キャリアは、更に、前記後取り付けパネルと前記後頂部パネルとの間に配置される少なくとも1つの後補強パネルを含む、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記少なくとも1つの中央パネルを前記複数の容器のうちの前記隣接する容器に接着することを更に含む、請求項30に記載の方法。
【請求項38】
前記少なくとも1つの中央パネルは、前中央パネルであり、前記複数のパネルは、更に、後中央パネルを含み、前記前中央パネル及び前記後中央パネルのうちの少なくとも一方は、それぞれ少なくとも1つの開口部を含み、前記複数のパネルを折り曲げることは、更に、前記前中央パネル及び前記後中央パネルのうちの前記少なくとも一方のそれぞれの前記少なくとも1つの開口部が前記前中央パネル及び前記後中央パネルのうちのそれぞれ他方と連絡するように前記後中央パネルを前記前中央パネルに少なくとも部分的に対面接触して配置することを含む、請求項30に記載の方法。
【請求項39】
前記前中央パネル及び前記後中央パネルのそれぞれは、それぞれ少なくとも1つの開口部を含み、前記複数のパネルを折り曲げることは、更に、前記前中央パネル及び前記後中央パネルのうちの少なくとも一方のそれぞれの少なくとも1つの開口部が前記前中央パネル及び前記後中央パネルのそれぞれの他方に連絡するように前記それぞれの少なくとも1つの開口部を配置することを含む、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記前中央パネルの前記少なくとも1つの開口部は、前記後中央パネルの前記少なくとも1つの開口部からずれている、請求項38に記載の方法。
【請求項41】
前記後中央パネルの一部分は、前記前中央パネルの前記少なくとも1つの開口部を通して露出し、前記前中央パネルの一部分は、前記後中央パネルの前記少なくとも1つの開口部を通して露出している、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記前中央パネルは、横方向の折り線で前記後中央パネルに折り曲げ可能に接続され、前記前中央パネルの前記少なくとも1つの開口部は、前記折り線から第1の縦方向距離の間隔をあけて配置され、前記後中央パネルの前記少なくとも1つの開口部は、前記折り線から第2の縦方向距離の間隔をあけて配置され、前記第1の縦方向距離は、前記第2の縦方向距離よりも大きい、請求項40に記載の方法。
【請求項43】
前記少なくとも1つの取り付けパネルは、前取り付けパネルであり、前記少なくとも1つの側部パネルは、前側部パネルであり、前記少なくとも1つの頂部パネルは、前頂部パネルであり、前記複数のパネルは、更に、後取り付けパネルと、後側部パネルと、後頂部パネルと、を含み、前記方法は、更に、前記複数の容器のうちの1つ又は2つ以上の容器の一部分を受け入れるように前記後取り付けパネルを配置することを含む、請求項40に記載の方法。
【請求項44】
前記少なくとも1つの頂部パネルは、少なくとも1つの取っ手機能部を含み、前記少なくとも1つの中央パネルは、少なくとも1つの取っ手開口部の少なくとも一部分を含み、前記複数のパネルを折り曲げることは、前記頂部パネルの前記少なくとも1つの取っ手機能部を前記少なくとも1つの取っ手開口部の前記少なくとも一部分と整列させることを含む、請求項30に記載の方法。
【請求項45】
パッケージであって、
前記パッケージは、複数の容器と、前記複数の容器を保持するキャリアと、を含み、
前記キャリアは、
少なくとも1つの中央パネルと、前記複数の容器のうちの1つ又は2つ以上の容器の一部分を受け入れる少なくとも1つの取り付けパネルと、少なくとも1つの側部パネルと、少なくとも1つの頂部パネルと、を含む複数のパネルと、
前記少なくとも1つの取り付けパネルと前記少なくとも1つの頂部パネルの間に配置された少なくとも1つの補強パネルと、
を含み、
前記少なくとも1つの中央パネルは、前記複数の容器のうちの隣接する容器の間に配置されて前記隣接する容器に取り付けられる、パッケージ。
【請求項46】
前記少なくとも1つの補強パネルは、前記少なくとも1つの中央パネルに対してほぼ直立している、請求項45に記載のパッケージ。
【請求項47】
前記少なくとも1つの補強パネルは、弱め線によって形成されている、請求項46に記載のパッケージ。
【請求項48】
前記少なくとも1つの補強パネルは、前記少なくとも1つの側部パネルに少なくとも部分的に形成されている、請求項47に記載のパッケージ。
【請求項49】
前記弱め線は、一対の斜めの線分に交差する少なくとも1つの湾曲線分を含む、請求項48に記載のパッケージ。
【請求項50】
前記少なくとも1つの側部パネルは、第1の折り線で前記少なくとも1つの取り付けパネルに折り曲げ可能に接続され、前記少なくとも1つの頂部パネルは、第2の折り線で前記少なくとも1つの側部パネルに折り曲げ可能に接続され、前記少なくとも1つの補強パネルは、前記第1の折り線及び前記第2の折り線のうちの少なくとも1つを中断する、請求項49に記載のパッケージ。
【請求項51】
前記少なくとも1つの中央パネルは、前中央パネルであり、前記少なくとも1つの取り付けパネルは、前取り付けパネルであり、前記少なくとも1つの側部パネルは、前側部パネルであり、前記少なくとも1つの頂部パネルは、前頂部パネルであり、前記複数のパネルは、更に、前記前中央パネルに少なくとも部分的に対面接触して前記複数の容器のうちの隣接する容器の間に配置されて前記隣接する容器に取り付けられる後中央パネルと、前記複数の容器のうちの1つ又は2つ以上の容器の一部分を受け入れる後取り付けパネルと、後側部パネルと、後頂部パネルと、後頂部パネルと、を含む、請求項47に記載のパッケージ。
【請求項52】
少なくとも1つの補強パネルは、前記前取り付けパネルと前記前頂部パネルとの間に配置される少なくとも1つの前補強パネルであり、前記キャリアは、更に、前記後取り付けパネルと前記後頂部パネルとの間に配置される少なくとも1つの後補強パネルを含む、請求項51に記載のパッケージ。
【請求項53】
前記少なくとも1つの中央パネルは、前記複数の容器のうちの隣接する容器に接着されている、請求項46に記載のパッケージ。
【請求項54】
前記少なくとも1つの中央パネルは、前中央パネルであり、前記複数のパネルは、更に、前記前中央パネルに少なくとも部分的に対面接触する後中央パネルを含み、前記前中央パネル及び前記後中央パネルのうちの少なくとも一方は、前記前中央パネル及び前記後中央パネルのうちのそれぞれの他方に連絡するそれぞれ少なくとも1つの開口部を含む、請求項46に記載のパッケージ。
【請求項55】
前記前中央パネル及び前記後中央パネルのそれぞれは、前記前中央パネル及び前記後中央パネルのそれぞれの他方に連絡するそれぞれ少なくとも1つの開口部を含む、請求項54に記載のパッケージ。
【請求項56】
前記前中央パネルの前記少なくとも1つの開口部は、前記後中央パネルの前記少なくとも1つの開口部からずれている、請求項55に記載のパッケージ。
【請求項57】
前記後中央パネルの一部分は、前記前中央パネルの前記少なくとも1つの開口部を通して露出し、前記前中央パネルの一部分は、前記後中央パネルの前記少なくとも1つの開口部を通して露出している、請求項56に記載のパッケージ。
【請求項58】
前記前中央パネルは、横方向の折り線で前記後中央パネルに折り曲げ可能に接続され、前記前中央パネルの前記少なくとも1つの開口部は、前記折り線から第1の縦方向距離の間隔をあけて配置され、前記後中央パネルの前記少なくとも1つの開口部は、前記折り線から第2の縦方向距離の間隔をあけて配置され、前記第1の縦方向距離は、前記第2の縦方向距離よりも大きい、請求項56に記載のパッケージ。
【請求項59】
前記少なくとも1つの取り付けパネルは、前取り付けパネルであり、前記少なくとも1つの側部パネルは、前側部パネルであり、前記少なくとも1つの頂部パネルは、前頂部パネルであり、前記複数のパネルは、更に、前記複数の容器のうちの1つ又は2つ以上の容器の一部分を受け入れる後取り付けパネルと、後側部パネルと、後頂部パネルと、を含む、請求項56に記載のパッケージ。
【請求項60】
前記少なくとも1つの頂部パネルは、少なくとも1つの取っ手機能部を含み、前記少なくとも1つの中央パネルは、少なくとも1つの取っ手開口部の少なくとも一部分を含み、前記頂部パネルの前記少なくとも1つの取っ手機能部は、前記少なくとも1つの取っ手開口部の前記少なくとも一部分と整列している、請求項46に記載のパッケージ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年5月30日に出願された米国特許出願第16/426,057号の分割出願である2020年7月23日に出願された米国特許出願第16/937,043号の一部継続出願であり、2018年12月14日に出願された米国仮特許出願第62/779,689号、2018年12月21日に出願された米国仮特許出願第62/783,752号、2019年1月25日に出願された米国仮特許出願第62/796,830号、2019年1月28日に出願された米国仮特許出願第62/797,585号、2019年2月25日に出願された米国仮特許出願第62/810,015号、2019年3月6日に出願された米国仮特許出願第62/814,412号、2019年3月12日に出願された米国仮特許出願第62/817,120号及び2019年5月1日に出願された米国仮特許出願第62/841,449号のそれぞれの利益を主張している。また、本出願は、2020年9月30日に出願された米国仮特許出願第63/085,365号、2020年10月2日に出願された米国仮特許出願第63/086,681号、2020年12月3日に出願された米国仮特許出願第63/120,863号、2021年1月12日に出願された米国仮特許出願第63/136,400号及び2021年6月9日に出願された米国仮特許出願第63/208,646号のそれぞれの利益を主張している。
【0002】
(参照による援用)
2018年12月14日に出願された米国仮特許出願第62/779,689号、2018年12月21日に出願された米国仮特許出願第62/783,752号、2019年1月25日に出願された米国仮特許出願第62/796,830号、2019年1月28日に出願された米国仮特許出願第62/797,585号、2019年2月25日に出願された米国仮特許出願第62/810,015号、2019年3月6日に出願された米国仮特許出願第62/814,412号、2019年3月12日に出願された米国仮特許出願第62/817,120号、2019年5月1日に出願された米国仮特許出願第62/84630227571,449号、2019年5月30日出願の米国特許出願第16/426,050号、2019年5月30日に出願された米国特許出願第16/426,057号、2019年5月30日に出願された米国特許出願第16/426,060号、2019年5月30日に出願された米国特許出願第16/426,063号、2019年5月30日に出願された米国特許出願第16/426,066号、2019年5月30日に出願された米国意匠特許出願第29/692,992号、2019年5月30日に出願された米国意匠特許出願第29/692,993号、2019年5月30日に出願された米国意匠特許出願第29/692,994号、2019年5月30日に出願された米国意匠特許出願第29/692,996号、2019年5月30日に出願された米国意匠特許出願第29/692,997号、2019年10月10日に出願された米国特許出願第16/598,282号、2019年10月18日に出願された米国意匠特許出願第29/709,918号、2019年12月23日に出願された米国仮特許出願第62/952,839号、2020年1月3日に出願された米国仮特許出願第62/956,882号、2020年3月6日に出願された米国仮特許出願第62/985,997号、2020年3月25日に出願された米国特許出願第16/829,346号、2020年4月27日に出願された米国仮特許出願第63/015,898号、2020年5月11日に出願された米国仮特許出願第63/022,757号、2020年5月12日に出願された米国仮特許出願第63/023,442号、2020年5月19日に出願された米国意匠特許出願第29/735,178号、2020年5月29日に出願された米国仮特許出願第63/031,615号、2020年6月30日に出願された米国意匠特許出願第29/739,927号、2020年6月30日に出願された米国意匠特許出願第29/739,929号、2020年6月30日に出願された米国意匠特許出願第29/739,931号、2020年6月30日に出願された米国意匠特許出願第29/739,933号、2020年6月30日に出願された米国意匠特許出願第29/739,934号、2020年9月30日に出願された米国仮特許出願第63/085,365号、2020年10月2日に出願された米国仮特許出願第63/086,681号、2020年12月3日に出願された米国仮特許出願第63/120,863号、2020年12月11日に出願された米国特許出願第17/119,040号、2020年12月11日に出願された米国特許出願第17/118,999号、2021年1月12日に出願された米国仮特許出願第63/136,400号、2021年3月24日に出願された米国意匠特許出願第29/775,557号、2021年3月24日に出願された米国意匠特許出願第29/775,558号、2021年3月24日に出願された米国意匠特許出願第29/775,559号、2021年3月24日に出願された米国意匠特許出願第29/775,560号、2021年6月9日に出願された米国仮特許出願第63/208,568号、2021年6月9日に出願された米国仮特許出願第63/208,646号、2018年9月7日に出願された米国仮特許出願第62/728,454号、2018年11月14日に出願された米国仮特許出願第62/767,188号、2018年11月21日に出願された米国仮特許出願第62/770,566号、2021年6月25日に出願された米国仮特許出願第63/214,868号、2021年6月29日に出願された米国仮特許出願第63/216,062号、2021年7月8日に出願された米国仮特許出願第63/219,648号、2021年7月15日に出願された米国仮特許出願第63/222,225号、2021年8月3日に出願された米国仮特許出願第63/203,882号、2021年9月3日に出願された米国仮特許出願第63/260,881号、2021年9月24日に提出された米国仮特許出願第63/261,582号のそれぞれの開示内容は、それらの全体が本明細書に提示されているかのように本参照により実質的に本明細書に組み込まれる。2013年3月5日に発行された米国特許第8,387,784号、2012年1月17日に発行された米国特許第8,096,413号及び2021年6月8日に発行された米国特許第11,027,905号のそれぞれの開示内容も、それらの全体が本明細書に提示されているかのように本参照により実質的に本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
(開示内容の背景)
本開示は、容器を保持、陳列及び/又は輸送するためのカートン又はキャリアに広く関する。
【発明の概要】
【0004】
一態様によると、本開示は、複数の容器を保持するためのキャリア(運搬具)に広く向けられ、キャリアは、少なくとも1つの中央パネル、少なくとも1つの取り付けパネル、少なくとも1つの側部パネル及び少なくとも1つの頂部パネルを含む複数のパネルからなり、少なくとも1つの取り付けパネルは、複数の容器のうちの1つ又は2つ以上の容器の一部分を受け入れるように構成されており、少なくとも1つの取り付けパネルと少なくとも1つの頂部パネルの間に少なくとも1つの補強パネルが配置される。少なくとも1つの中央パネルは、複数の容器のうちの隣接する容器の間に配置され、隣接する容器に取り付けられる。
【0005】
別の態様によると、本開示は、複数の容器を保持するためのキャリアを形成するためのブランクに広く向けられ、ブランクは、少なくとも1つの中央パネル、少なくとも1つの取り付けパネル、少なくとも1つの側部パネル及び少なくとも1つの頂部パネルを含む複数のパネルからなり、ブランクからキャリアが形成されたときに、少なくとも1つの取り付けパネルは、複数の容器のうちの1つ又は2つ以上の容器の一部分を受け入れるように構成されており、少なくとも1つの取り付けパネルと少なくとも1つの頂部パネルの間に少なくとも1つの補強パネルが配置される。少なくとも1つの中央パネルは、ブランクからキャリアが形成されたときに、複数の容器のうちの隣接する容器の間に配置され、隣接する容器に取り付けられる。
【0006】
別の態様によれば、本開示は、複数の容器を保持するためのキャリアを形成する方法に広く向けられ、その方法は、少なくとも1つの中央パネル、少なくとも1つの取り付けパネル、少なくとも1つの側部パネル及び少なくとも1つの頂部パネルを含む複数のパネルからなるブランクを得ることを含み、ブランクは、更に、少なくとも1つの取り付けパネルと少なくとも1つの頂部パネルの間に配置される少なくとも1つの補強パネルを含む。この方法は、更に、少なくとも1つの取り付けパネルが複数の容器のうちの1つ又は2つ以上の容器の一部分を受け入れるように複数のパネルを折ってキャリアを形成することと、少なくとも1つの中央パネルを複数の容器のうちの隣接する容器の間に配置し、少なくとも1つの中央パネルを複数の容器のうちの隣接する容器に取り付けることとを含む。
【0007】
別の態様によると、本開示は、パッケージ(包装体)に広く向けられ、パッケージは、複数の容器と、複数の容器を保持するキャリアとからなる。キャリアは、少なくとも1つの中央パネル、少なくとも1つの取り付けパネル、少なくとも1つの側部パネル及び少なくとも1つの頂部パネルを含む複数のパネルからなり、少なくとも1つの取り付けパネルは、複数の容器のうちの1つ又は2つ以上の容器を受け入れ、少なくとも1つの補強パネルは、少なくとも1つの取り付けパネルと少なくとも1つの頂部パネルの間に配置される。少なくとも1つの中央パネルは、複数の容器のうちの隣接する容器の間に配置され、隣接する容器取り付けられる。
【0008】
当業者は、以下に列挙される図面を参照して、実施形態の以下の詳細な説明を読むことにより、上記の利点及び様々な追加の実施形態の他の利点及び利益を理解するであろう。上記の態様が個別に又は様々な組み合わせのいずれかで提供されることは、本開示の範囲内である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、本開示の第1の例示的な実施形態によるキャリアを形成するためのブランクの外側面の平面図である。
【
図2】
図2は、第1の例示的な実施形態による
図1のブランクから形成されたキャリアの部分的に折り曲げられた配置の斜視図である。
【
図3】
図3は、第1の例示的な実施形態による
図1のブランクから形成されたキャリアの部分的に折り曲げられた別の配置の斜視図である。
【
図4】
図4は、第1の例示的な実施形態による
図1のブランクから形成され、容器が1つ取り外されたキャリアの部分的に折り曲げられた別の配置の斜視図である。
【
図5】
図5は、第1の例示的な実施形態による
図1のブランクから形成されたパッケージ及びキャリアの斜視図である。
【
図6】
図6は、本開示の第2の例示的な実施形態によるキャリアを形成するためのブランクの外側面の平面図である。
【
図7】
図7は、第2の例示的な実施形態による
図6のブランクから形成されたキャリアの部分的に折り曲げられた配置の斜視図である。
【
図8】
図8は、第2の例示的な実施形態による
図6のブランクから形成されたキャリアの部分的に折り曲げられた別の配置の斜視図である。
【
図9】
図9は、第2の例示的な実施形態による
図6のブランクから形成され、容器が2つ取り外されたキャリアの部分的に折り曲げられた別の配置の斜視図である。
【
図10】
図10は、第2の例示的な実施形態による
図6のブランクから形成されたパッケージ及びキャリアの斜視図である。
【
図11】
図11は、本開示の第3の例示的な実施形態によるキャリアを形成するためのブランクの外側面の平面図である。
【
図12】
図12は、第3の例示的な実施形態による
図11のブランクから形成されたキャリアの部分的に折り曲げられた配置の斜視図である。
【
図13】
図13は、第3の例示的な実施形態による
図11のブランクから形成されたキャリアの部分的に折り曲げられた別の配置の斜視図である。
【
図14】
図14は、第3の例示的な実施形態による
図11のブランクから形成され、容器が2つ取り外されたキャリアの部分的に折り曲げられた別の配置の斜視図である。
【
図15】
図15は、第3の例示的な実施形態による
図11のブランクから形成されたパッケージ及びキャリアの斜視図である。
【
図16】
図16は、本開示の第4の例示的な実施形態によるキャリアを形成するためのブランクの外側面の平面図である。
【
図17】
図17は、第4の例示的な実施形態による
図16のブランクから形成されたキャリアの部分的に折り曲げられた配置の斜視図である。
【
図18】
図18は、第4の例示的な実施形態による
図16のブランクから形成されたキャリアの部分的に折り曲げられた別の配置の斜視図である。
【
図19】
図19は、第4の例示的な実施形態による
図16のブランクから形成され、容器が1つ取り外されたキャリアの部分的に折り曲げられた別の配置の斜視図である。
【
図20】
図20は、第4の例示的な実施形態による
図16のブランクから形成されたキャリアの部分的に折り曲げられた別の配置の別の斜視図である。
【
図21】
図21は、第4の例示的な実施形態による
図16のブランクから形成されたパッケージ及びキャリアの斜視図である。
【
図24】
図24は、本開示の第5の例示的な実施形態によるキャリア及びパッケージを形成するためのブランクの外側面の平面図である。
【
図25】
図25は、第5の例示的な実施形態による
図24のブランクから形成されたキャリアの部分的に折り曲げられた配置の斜視図である。
【
図26】
図26は、第5の例示的な実施形態による
図24のブランクから形成されたキャリアの部分的に折り曲げられた配置の別の斜視図である。
【
図27】
図27は、第5の例示的な実施形態による
図24のブランクから形成され、容器が1つ取り外されたパッケージ及びキャリアの正面図である。
【
図28】
図28は、第5の例示的な実施形態による
図24のブランクから形成され、容器が1つ取り外されたパッケージ及びキャリアの背面図である。
【
図29】
図29は、第5の例示的な実施形態による
図24のブランクから形成されたパッケージ及びキャリアの斜視図である。
【
図30】
図30は、容器が1つ取り外される様子を示す
図29のパッケージ及びキャリアの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図面全体を通して、対応する部品は、対応する参照番号によって示されている。
【0011】
本開示は、広口瓶、細口瓶、缶などの容器を保持し、陳列するためのキャリア、パッケージ、構成物、スリーブ、カートンなどに広く関する。容器は、例えば、食品や飲料製品の包装に使用することができる。容器は、特定の食品又は飲料商品を包装するための構成に適した材料から作ることができ、その材料としては、ガラスや、PET、LDPE、LLDPE、HDPE、PP、PS、PVC、EVOH、ナイロンなどのプラスチックや、アルミニウム及び/又はその他の金属や、それらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されるものではない。
【0012】
本開示によるキャリアは、多数の異なる形状の容器を収容することができる。開示の範囲を制限する目的ではなく、説明のために、以下の詳細な説明は、実施形態のキャリア内に少なくとも部分的に配置される飲料容器(例えばアルミ缶)について説明する。本明細書において、「下」、「底」、「上」、「頂」、「前」及び「後」という用語は、完全に組み立てられたキャリアに対して決定される方向を示している。
【0013】
本明細書に記載されているように、キャリアは、ブランクの複数の重なり合ったパネル、端部フラップ及び/又はその他の部分によって形成されてもよい。ブランクのこのようなパネル、端部フラップ及び/又はその他の部分は、本開示から逸脱することなく、例えば、「第1」、「第2」、「第3」などの連続的な又は非連続的な参照である互いに相対的な用語で指定される。
【0014】
図1は、本開示の第1の例示的な実施形態によるキャリア205(
図5)を形成するために使用されるブランク203の外側面201の平面図を示す。
図5に示すように、キャリア205は、4つの容器を収容すなわち支持する寸法であり、2つの容器CA1、CA2がキャリア205の前部206に取り付けられ、2つの容器CB1、CB2がキャリア205の後部208に取り付けられている。例示された実施形態では、容器CA1、CA2、CB1、CB2は飲料缶であってもよく、又は開示から逸脱せずに他の適切な種類及び寸法の容器であってもよい。キャリア205は、4つより多くの又は4つより少ない容器を保持する寸法及び形状にされてもよい。一実施形態では、キャリア205の前部206及び後部208は、それぞれ2つの容器を有し、他の実施形態では、キャリア205の前部206及び後部208は、本開示から逸脱することなく、2つより多くの又は2つより少ない容器を保持することができる。キャリア205は、パッケージ210として、1つ又は2つ以上の容器と共に提供される(
図5)。
【0015】
図1に示すように、ブランク203は、縦軸L1と横軸L2を有する。ブランク203は、キャリア205の前部206を形成する前部分207と、キャリア205の後部208を形成する後部分209を有する。ブランク203の前部分207と後部分209は、図に示すように、ブランク203の横方向中心線CLを形成する横方向折り線212で折り曲げ可能に接続されている。以下でさらに詳細に説明するように、ブランク203は、中心線CLに沿って折り線212で折り曲げられることによりブランク203が部分的にキャリア205へ形成され、ブランク203の前部分207と後部分209は、少なくとも部分的な対面接触で重ねられる。
【0016】
例示された実施形態において、ブランク203の前部分207は、その内側部分に一対の糊付け開口部すなわち接着剤開口部227aを有する前中央パネル225aと、それぞれの接着剤開口部227aに隣接する一対の表面機能部229aとを備える。表面機能部229aは、例えば、エンボス特徴又は少なくとも部分的に凹凸があるその他の表面構成とすることができる。本明細書で更に説明するように、前中央パネル225aは、ブランク203の前部分207の一部分から中心線CLを越えてブランク203の後部分209の一部分まで延在する取っ手開口部230によって二等分されるか又は別の方法で分割される。また、本明細書で更に説明するように、例えば、それぞれの接着剤開口部227aの頂縁部は、中心線CLから縦方向距離D1だけ離れて配置され、ブランク203の後部分209のそれぞれの接着剤開口部227bの頂縁部は、中心線CLから縦方向距離D2だけ離れて配置され、縦方向距離D1は、縦方向距離D2よりも大きい。
【0017】
前容器保持パネルすなわち前取り付けパネル231aは、取っ手開口部230の端部によって中断された横方向折り線233aで前中央パネル225aに折り曲げ可能に接続されている。前取り付けパネル231aは、縦方向に間隔を空けて配置された一対の横方向折り線237a、239aの間に少なくとも部分的に画定された容器保持部分235aを含む。一対の横方向折り線237a、239aは、それぞれが1又は2以上の曲線部分及び/又は角のある部分を含むことができる縦方向に間隔を空けて配置されたそれぞれの対の切り込み部241aによって中断されている。図に示すように、縦方向に間隔を空けた切り込み部241aは、容器保持部分235aから外側へ延在する容器保持タブ248aを画定する。また、図に示すように、それぞれの斜めの切り込み部243a、245aは、それぞれの切り込み部241aから外側へ延在し、それぞれの斜め折り線251a、253aで前取り付けパネル231aに折り曲げ可能に接続されたそれぞれの一対の容器保持フラップ247a、249aを画定する。
【0018】
図に示すように、取り付けパネル231aの内側周辺部分236aは、折り線237a、233aの間に画定され、取り付けパネル231aの外側周辺部分238aは、折り線239aと取り付けパネル231aに隣接する横方向折り線257aの間に画定される。傾斜部すなわち前側部パネル255aは、図に示すように、横方向折り線257aで前取り付けパネル231aに折り曲げ可能に接続され、頂部パネル259は、横方向折り線261aで前側部パネル255aに折り曲げ可能に接続されている。頂部パネル259は、図に示すように、一対の対向する湾曲した切り込み部263、265と、湾曲した切り込み部263から湾曲した切り込み部265まで延在する横方向切り込み部267と、を含む取っ手機能部を含み、それぞれの横方向折り線273、275で頂部パネル259に折り曲げ可能に接続される一対の取っ手フラップ269、271を画定する。本明細書で説明するように、取っ手フラップ269、271は、頂部パネル259から離れるように折り曲げられ、頂部パネル259に開口部を形成することができる。逃げ切り込み部270は、取っ手フラップ269の一部分から切り込み部267を横切って取っ手フラップ271の一部分へ延在する。キャリア205の取っ手機能部は、頂部パネル259の取っ手機能部を含み、取っ手開口部230を含んでもよい。キャリア205は、本開示から逸脱することなく、取っ手機能部の異なる配置を有していてもよく、取っ手機能部を有していなくてもよい。
【0019】
例示された実施形態では、ブランク203の後部分209は、後中央パネル225b、後容器保持パネルすなわち後取り付けパネル231b及び後側部パネル255bを含み、それらは、ブランク203の前部分207の対応するパネル及びフラップのほぼ鏡像である関連する機能を有する。対応する構成要素(例えば、パネル、フラップ、折り線、切り込み部など)は、接尾辞「a」又は「b」が異なる対応する参照番号によって指定されており、「a」構成要素はブランク203の前部分207に対応し、「b」構成要素はブランク203の後部分209に対応する。ブランク203の後部分209には、横方向折り線261bで後側部パネル255bに折り曲げ可能に接続された取り付けフラップ277も含まれる。
【0020】
また、図に示されているように、接着剤Gは、中央パネル225a、225bの1つ又は2つ以上の部分、例えば、それぞれの表面機能部229a、229bにわたって塗布されることができる。
図11のブランク203の外側面201には、説明を明確にし、ブランク203の他の機能部に対する位置を示すために接着剤Gが図示されているが、接着剤Gは、少なくとも中央パネル225a、225bの内側面に塗布されていることが理解されるであろう。一実施形態では、接着剤Gは、中央パネル225a、225bの内側面と外側面の両方に塗布されることができる。
【0021】
パネル、フラップ、折り線、切り込み部又はその他の機能部のいずれも、本開示から逸脱することなく、ブランク203から他の方法で成形され、配置され及び/又は省略されることができる。ブランク203は、本開示から逸脱することなく、4つ以上又は4つ未満の容器を収容する寸法及び/又は形状にされることができる。
【0022】
図2(図をわかりやすくするために接着剤Gを省略)に示すように、ブランク203の外側面201は、前取り付けパネル231aの容器保持部分235aが容器CA1、CA2の上に、また後取り付けパネル231bの容器保持部分235bが容器CB1、CB2の上に重なるように、容器CA1、CA2、CB1、CB2の上に置くことができる。複数の容器CA1、CA2、CB1、CB2の上に取り付けパネル231a、231bを更に下方に位置させることにより、それぞれの容器保持部分235a、235bを作動させて、それぞれの容器を係合させることができる。例えば、前取り付けパネル231aが容器CA1、CA2上に下げられ又は下方に付勢されると、容器保持部分235aは、切り込み部241aで前取り付けパネル231aの残りの部分から少なくとも部分的に分離することができ、これにより、次に、それぞれの切り込み部243a、245aでそれぞれの容器保持フラップ247a、249aが前取り付けパネル231aの残りの部分から更に分離し、それぞれの容器保持フラップ247a、249aは、それぞれの折り線251a、253aで前取り付けパネル231aから少なくとも部分的に外側へ折り曲げられる。このような配置において、それぞれの容器CA1、CA2の上部すなわち頂部分Tは、それぞれの切り込み部241aによって形成されたそれぞれの開口部を少なくとも部分的に通り抜けることができる。このような後取り付けパネル231bの対応する部分の再構成は、後取り付けパネル231bが容器CB1、CB2上に下げられ又は下方に付勢されたりすることによる生じることができる。取り付けパネル231aの周辺部分236a、238aは、このような構成におけるそれぞれの折り線237a、239aで少なくとも部分的に下方に折り曲げることができ、同様に、取り付けパネル231bの周辺部分236b、238bは、それぞれの折り線237b、239bで少なくとも部分的に下方に折り曲げることができる。
【0023】
この点に関して、それぞれの容器保持フラップ247a、249a及び/又はそれぞれの容器保持タブ248aは、それぞれの容器CA1、CA2の一部分、例えば、それぞれの容器CA1、CA2の周縁部すなわち頂部分Tによって提示される縁部に係合することができる。前取り付けパネル231aの他の部分は、前述のようにそれぞれの容器CA1、CA2の周縁部すなわち頂部分Tによって提示される縁部に係合することができる、それぞれの容器保持フラップ247a、249aの間に配置された容器保持部分235aの一部分、例えば、前取り付けパネル231aの一部分を形成することができることが理解されるであろう。後取り付けパネル231b及び対応する容器保持部分235bは、容器CA1、CA2に対する前取り付けパネル231a及び容器保持部分235aの係合に関して前述したのと同様の方法で容器CB1、CB2に係合することができる。
【0024】
図2に示すように、前中央パネル225aと後中央パネル225bは、それぞれの矢印A3、A4(
図3)の方向に前中央パネル225aと後中央パネル225bが少なくとも部分的に対面接触するように、また、それぞれの中央パネル225a、225bのそれぞれの接着剤開口部227a、227bとそれぞれの表面機能部229a、229bが、それぞれの接着剤開口部227a、212bの中心線CLからの相対間隔が異なるために、横方向に整列しているが縦方向にずれて配置されるように、矢印Al、A2の方向に折り線212で折り曲げられることができる。これに関連して、中央パネル225a、225bは、前中央パネル225aの一部分が接着剤開口部227bのそれぞれに重なり、後中央パネル225bの一部分が接着剤開口部227aのそれぞれに重なるように配置され、中央パネル225a、225bと、それぞれの容器CA1、CA2、CB1、CB2を接着又はその他の方法で取り付けることができるそれぞれの表面との間の連絡を提供する。このような中央パネル225a、225bの再配置により、それぞれの中央パネル225a、225bが、それぞれの折り線233a、233bで、それぞれの取り付けパネル231a、231bに対して下方へ折り曲げられる。
【0025】
わかりやすくするために容器CA1を取り外した
図4を参照すると、接着剤Gを接着剤開口部227aに少なくとも部分的に合わせることで、容器CA1、CA2をそれぞれの接着剤開口部227aを介して中央パネル225bのそれぞれの露出部分に接着し、接着剤Gをそれぞれの接着剤開口部227bに少なくとも部分的に合わせることで、容器CB1及びCB2をそれぞれの接着剤開口部227bを介して中央パネル225のそれぞれの露出部分に接着することができる。接着剤Gは、表面機能部229a、229bの少なくとも一部分を覆うことができ、表面機能部229a、229bの1つ又は2つ以上が、キャリア205の前部206と後部208の間の接着及び/又は間隔のための追加の表面を提供する。
【0026】
それぞれの中央パネル225a、225bへの容器CA1、CA2、CB1、CB2の取り付けは、それぞれの容器保持部分235a、235bによって提供される容器の保持及び支持に加えて又は代替として、例えば、容器が自重でキャリア205から外れないように、それぞれの容器の保持及び支持を提供することができる。例えば、一実施形態では、1つ又は2つ以上の容器CA1、CA2、CB1、CB2は、上記のように容器保持部分によって提供される追加の保持及び支持なしに、接着剤Gを用いてそれぞれの中央パネル225a、225bに取り付けることができる。
【0027】
本明細書に記載されている接着剤Gは、例えば、ホットメルト接着剤、高粘着剤、エポキシ、ポリマーセメントなど、又はそれらの組み合わせである。
【0028】
接着剤Gでそれぞれの中央パネル225a、225bへのそれぞれの容器のこのような強化された取り付けは、例えば、中央パネル225a、225bが容器の間で圧縮されるように、それぞれの中央パネル225a、225bに両方向の接着力を提供することによって、キャリア205に強化された完全性を提供することもできる。例えば、一実施形態では、キャリア205が持ち上げられると、容器CA1、CA2は、容器CA1、CA2の少なくとも部分的な重量によって、それぞれの接着剤開口部227aを介して取り付けられている後中央パネル225bの部分を前中央パネル225aへ向けて少なくとも部分的に引っ張ることができる。前中央パネル225aのそれぞれの部分は、同様の方法で容器CB1、CB2によってそれぞれの接着剤開口部227bを介して後中央パネル225bへ向けて引っ張られる。
【0029】
引き続き
図1乃至
図5を参照して、前側部パネル255aは、折り線257aで矢印A5の方向に上向きに折り曲げられて、例えば、容器CA1、CA2、CB1、CB2に対して斜めに配置することができ、頂部パネル259は、折り線261aで矢印A5の方向に折り曲げられて、取り付けパネル231a、231bの少なくとも一部分と少なくとも部分的に対面接触することができる。同様に、後側部パネル255bは、折り線257bで矢印A6の方向に上向きに折り曲げられて、容器CA1、CA2、CB1、CB2に対して斜めに配置することができ、取り付けフラップ277は、折り線261bで矢印A6の方向に折り曲げられて、
図5に示すように、頂部パネル259及び/又は取り付けパネル231bと少なくとも部分的に対面接触することができる。このような配置は、接着剤などの糊で維持することができる。
【0030】
したがって、容器は、それぞれの取り付けパネル231a、231bによって係合され、組み立てられたキャリア205/パッケージ210内のそれぞれの容器保持部分235a、235bの下に伸ばすことができる。このような配置では、容器CA1、CA2は、キャリア205の前部206の容器保持部分235aの下に、容器CB1、CB2は、キャリア205の後部208の容器保持部分235bの下に伸びており、それぞれの容器保持部分235a、235bのそれぞれの部分には、頂部パネル259と取り付けフラップ277が重なっている。また、前中央パネル225aと後中央パネル225bは、容器CA1、CA2、CB1、CB2のそれぞれの間に位置し、それぞれに取り付けられている。
【0031】
引き続き
図1乃至
図5を参照して、それぞれの切り込み部263、265、267で取っ手フラップ269、271の一方又は両方を分離し、それぞれの取っ手フラップ269、271をそれぞれの折り線273、275で取っ手開口部230に向かって下向きに折り曲げることによって、使用者は、1本又は2本以上の指を差し込んでパッケージ210/キャリア205の一部分、例えば、頂部パネル259及び/又は取り付けパネル231a、231bをつかむことによって、キャリア205をつかむことができる。組み立てられたパッケージ210/キャリア205において、頂部パネル259のハンドル機能部、例えば、取っ手フラップ269、271の下の取っ手開口部230の配置は、消費者の指が頂部パネル259の下でキャリア205の内部部分へ伸びることができる空間を提供する。
【0032】
上述のパッケージ210/キャリア205は、例えば、材料の節約と廃棄物の削減を提供できるコンパクトな構造を有する。さらに、容器CA1、CA2、CB1、CB2及び中央パネル225a、225bの間の接着剤Gの配置は、複数の取り付け位置を提供し、容器CA1、CA2、CB1、CB2を保持して運ぶための頑丈な構造をもたらす。さらに、容器CA1、CA2、CB1、CB2の1又は2以上の部分をキャリア205/パッケージ210の外部部分に露出させることで、消費者は、容器CA1、CA2、CB1、CB2に関連するラベル(標識)すなわち表面グラフィックをはっきり見ることができるだけでなく、例えば、隣接する容器及び/又はキャリア205/パッケージ210の一部分からそれぞれの容器を剥がすことによって、容器CA1、CA2、CB1、CB2の1つ又は2つ以上をキャリア205/パッケージ210から取り外すための便利なアクセスを提供する。容器CA1、CA2、CB1、CB2をそれぞれの中央パネル225a、225bから剥がすことすなわち引き抜くことは、接着剤Gによって提供されるそれぞれの容器及びそれぞれの中央パネル225a、225bの接着結合を克服するのに十分な力でそれぞれの容器を引き抜くことを要する。一実施形態では、例えば、取り外されたときに接着剤Gが容器上にほとんど又は全く残っていないように、それぞれの中央パネル225a、225b上に接着剤Gが残るように、接着剤Gを選択することができる。一実施形態では、その後に続いて、容器を接着剤Gのそれぞれの領域に押し付けることによって、容器CA1、CA2、CB1、CB2のうちの1つ又は2つ以上の容器は、中央パネル225a、225bのそれぞれに再び取り付けられる。
【0033】
図6は、本開示の第2の例示的な実施形態に従って、1つ又は2つ以上の容器を収納するためのキャリア305(
図10)を形成するために使用される、303で示されるブランクの外側面301の平面図である。ブランク303及びブランク303から形成されるキャリア305は、本開示の第1の例示的な実施形態のブランク203(
図1)及びキャリア205(
図5)と実質的に同様の1つ又は2つ以上の特徴を有することができ、同様の又は類似の構成要素は、同様の又は類似の参照番号で示される。
【0034】
図示されているように、ブランク303は、前部分307及び後部分309を含み、それぞれの容器保持部分235a、235bが、ブランク303から形成されるキャリア305の前部306の3つの容器CA1、CA2、CA3及びキャリア305の後部308の3つの容器CB1、CB2、CB3と係合して支持するように構成される追加の容器保持機能部を含む。これに関連して、ブランク303の中央パネル225a、225bは、それぞれの取り付けパネル231、231b中へ延在する周辺部分を有する一対の取っ手開口部230(広義には、それぞれの「第1取っ手開口部」と「第2取っ手開口部」)によって仕切られている。
【0035】
さらに、切り込み部241a、241b、243a、243b、245a、245bは、それぞれの容器保持部分235a、235bに複数の可撓性のある縁部を形成し、複数の可撓性のある縁部は、それぞれの容器の頂部分に係合し、またそれぞれの容器保持部分235a、235bから延在する容器保持タブ248a、248bを画定することができる。
【0036】
図に示されているように、ブランク303の頂部パネル259は、取っ手機能部を含み、取っ手機能部は、一対の取っ手フラップ363(広義には、それぞれ「第1取っ手機能部」と「第2取っ手機能部」)を含み、一対の取っ手フラップ363は、それぞれの折り線365で頂部パネル259にそれぞれ折り曲げ可能に接続され、それぞれの折り線365の一方の端点から他方の端点まで延在するそれぞれの曲線状の切り込み部367によって少なくとも部分的に画定される。各取っ手フラップ363は、それぞれの折り線365の端点から延在してそれぞれの切り込み部367で交差するそれぞれの斜め折り線369,371を含む。消費者は、それぞれの切り込み部367でそれぞれの取っ手フラップ363を分離し、それぞれの折り線265で取っ手フラップ363を下向きに折り曲げて、頂部パネル259に開口部を形成して、それぞれの取っ手開口部230へのアクセスを提供し、そこに1本又は2本以上の指を挿入して、ブランク303から形成されたキャリア305の一部分、例えば、頂部パネル259及び/又は取り付けパネル231a、231bの下側をつかむことができる。それぞれの取っ手フラップ363の1つ又は2つ以上の部分は、例えば、消費者の指に追加の保護を提供し、及び/又は隣接する容器間の分離を提供するために、それぞれの斜め折り線369,371の1つ又は2つ以上で折り曲げてもよい。キャリア305の取っ手機能部は、頂部パネル259の取っ手機能部を含み、取っ手開口部230を含んでもよい。キャリア305は、本開示から逸脱することなく、取っ手機能部の異なる配置を有してもよいし、取っ手機能部を有していなくてもよい。
【0037】
また、図示されているように、接着剤Gは、例えば、それぞれの表面機能部229a、229bにわたって、中央パネル225a、225bの1つ又は2つ以上の部分に塗布されることができる。
図6のブランク303の外側面301には、説明を明確にし、ブランク303の他の機能部に対する位置を示すために、接着剤Gが図示されているが、接着剤Gは、少なくとも中央パネル225a、225bの内側面に塗布されていることが理解されよう。一実施形態では、接着剤Gは、中央パネル225a、225bの内側面と外側面の両方に塗布することができる。
【0038】
さらに、
図7乃至
図10を参照して、ブランク303から、キャリア305を、及び容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3を含む関連するパッケージ310を形成することは、本開示の例示的な一実施形態に従って説明される。キャリア305は、
図2乃至
図5に示されているように上述されたキャリア205と同様の方法で形成され、少なくとも同様の特性と利点を備えていることが理解されるであろう。
【0039】
図7に示すように、前取り付けパネル231aの容器保持部分235aが容器CA1、CA2、CA3の上に、後取り付けパネル231bの容器保持部分235bが容器CB1、CB2、CB3の上に重なるように、ブランク303の外側面301を容器CA1、CA2、CB2、CB3の上に置くことができる。取り付けパネル231a、231bを複数の容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の上に、更に下方に配置することで、それぞれの容器保持部分235a、235bを作動させて、それぞれの容器に係合させることができる。例えば、前取り付けパネル231aが容器CA1、CA2、CA3の上に降ろされてすなわち下方へ付勢されると、容器保持部分235aは、それぞれの容器CA1、CA2、CA3の上部分すなわち頂部分Tがそれぞれの切り込み部241aによって形成されたそれぞれの開口部を通って少なくとも部分的に突出できるように、切り込み部241aで前取り付けパネル231aの残りの部分から少なくとも部分的に分離することができる。このような後取り付けパネル231bの対応する部分の再構成は、後取り付けパネル231bが容器CB1、CB2、CB3の上に降ろされてすなわち下方へ付勢されると、生じることができる。取り付けパネル231aの周辺部分236a、238aは、このような構成においてそれぞれの折り線237a、239aで少なくとも部分的に下方に折り曲げることができ、同様に、取り付けパネル231bの周辺部分236b、238bは、それぞれの折り線237b、239bで少なくとも部分的に下方に折り曲げることができる。
【0040】
これに関連して、容器保持部分235aの部分、例えば、容器保持タブ248aは、それぞれの容器CA1、CA2、CA3の1つ又は2つ以上の部分、例えば、それぞれの容器CA1、CA2、CA3の周縁部すなわち頂部分Tによって提示される縁部に係合することができる。前取り付けパネル231aの他の部分は、容器保持部分235aの一部分、例えば、それぞれの切り込み部243a、245aの間に及び/又はそれぞれの切り込み部243a、245aに隣接して配置された前取り付けパネル231aの一部分を形成することができ、それぞれの切り込み部243a、245aは、上記のようにそれぞれの容器CA1、CA2、CA3の周縁部すなわち頂部分Tによって提示される縁部に係合することができることが理解されるであろう。後取り付けパネル231b及び対応する容器保持部分235bは、容器CA1、CA2、CA3に対する前取り付けパネル231aと容器保持部分235aの係合について上述したことと同様の方法で、容器CB1、CB2、CB3に係合することができる。
【0041】
前中央パネル225aと後中央パネル225bは、折り線212で折り曲げられて、それぞれの矢印A7、A8の方向に少なくとも部分的に対面接触することができ、それぞれの接着剤開口部227a、227bは、横方向に整列するが縦方向にずれるように、一般的な位置合わせで配置される。これに関して、中央パネル225a、225bは、前中央パネル225aの一部分がそれぞれの接着剤開口部227bに重なり、後中央パネル225bの一部分がそれぞれの接着剤開口部227aに重なるように配置され、中央パネル225a、225bと、それぞれの容器CA1、CA2、CA3及びCB1、CB2、CB3を接着又はその他の方法で取り付けることができるそれぞれの表面との間の連絡を提供する。
【0042】
分かりやすくするために容器CA2を取り外した状態の
図9に示すように、接着剤開口部227aに合わせて接着剤Gを設け、中央パネル225bの各露出部分にそれぞれ接着剤開口部227aを介して容器CA1、CA2、CA3を接着し、接着剤開口部227bに合わせて接着剤Gを設け、中央パネル225aの各露出部分にそれぞれ接着剤開口部227bを介して容器CB1、CB2、CB3を接着することができる。一実施形態では、接着剤Gは、表面機能部229a、229bの少なくとも一部分を覆うことができ、表面機能部229a、229bの1つ又は2つ以上は、キャリア305の前部306と後部308の間の接着及び/又は間隔のための追加の表面を提供する。
【0043】
前述のように、接着剤開口部227aから露出した後中央パネル225bの各表面にキャリア305の前部306の容器が接着され、接着剤開口部227bから露出した前中央パネル225aの各表面にキャリア305の後部308の容器が接着されることで、中央パネル225a、225b間の圧縮及びキャリア305への安定性を提供することができる。例えば、容器が容器保持部分に係合していない構成や、接着剤開口部の数が少ない又は全くない構成など、異なる構成で、容器は、上述したようにそれぞれの中央パネル225a、225bに取り付けられることができる。
【0044】
引き続き
図7乃至
図10を参照して、前側部パネル255aは、折り線257aで上向きに矢印A9方向に折り曲げられて、例えば容器CA1、CA2、CA3,CB1、CB2、CB3に対して斜めに配置され、頂部パネル259は、折り線261aで矢印A9方向に折り曲げられて、取り付けパネル231a、231bの少なくとも一部分と少なくとも部分的に対面接触する。同様に、後側部パネル255bは、折り線257bで上向きに矢印A10方向に折り曲げられて、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3に対して斜めに配置され、取り付けフラップ277は、折り線261bで矢印A10方向に折り曲げられて、頂部パネル259及び/又は取り付けパネル231bと少なくとも部分的に対面接触することができる。
【0045】
したがって、容器は、それぞれの取り付けパネル231a、231bと係合し、組み立てられたキャリア305/パッケージ310においてそれぞれの容器保持部分235a、235bの下へ延在することができる。このような配置では、容器CA1、CA2、CA3がキャリア305の前部306における容器保持部分235aの下に延在し、容器CB1、CB2、CB3がキャリア305の後部308における容器保持部分235bの下に延在し、頂部パネル259と取り付けフラップ277がそれぞれの容器保持部分235a、235bのそれぞれの部分に重なっている。また、前中央パネル225aと後中央パネル225bは、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3のそれぞれの間に位置し、それぞれに取り付けられている。
【0046】
キャリア305は、取っ手フラップ363の一方又は両方をそれぞれの切り込み部367で分離し、それぞれの取っ手フラップ363をそれぞれの折り線365でそれぞれの開口部230に向かって下向きに折り曲げることで、使用者が1本又は複数本の指をそこに挿入してキャリア305の一部分、例えば頂部パネル259及び/又は取り付けパネル231a、231bの下側をつかむことができるようにすることでつかむことができる。汲み立てられたキャリア305において、頂部パネル259のそれぞれの取っ手機能部、例えば取っ手フラップ363の下のそれぞれの取っ手開口部230の位置合わせは、使用者の指が頂部パネル259の下にキャリア305の内部へ伸びることができる空間を提供する。取っ手フラップ363は、例えば、それぞれの容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の周りに少なくとも部分的に一致するように、それぞれの折り線369,371の一方又は両方で少なくとも部分的に折り曲げられるように構成される。
【0047】
キャリア305/パッケージ310の構成は、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3のコンパクトで頑丈な保持及び運搬構造を提供し、キャリア205/パッケージ210に関して前述した利点がある。
【0048】
図11は、本開示の第3の例示的な実施形態による1つ又は2つ以上の容器を収容することができるキャリア405(
図15)を形成するために使用される、全体的に403で示されるブランクの外側面401の平面図である。ブランク403及びブランク403から形成されるキャリア405は、上述のブランク203、303(
図1及び
図6)及びキャリア205、305(
図5及び
図10)と実質的に類似した1つ又は2つ以上の機能部を有することができ、同様の又は類似の構成要素は同様の又は類似の参照番号によって示される。
【0049】
図に示すように、ブランク403は、前部分407及び後部分409を含み、それぞれの容器保持部分435a、435bが、ブランク403から形成されたキャリア405の前部406の3つの容器及び後部408の3つの容器に係合して支持するように構成される容器保持機能部を含む。ブランク403の中央パネル225a、225bは、それぞれの中央パネル225a、225bからそれぞれの取り付けパネル431a、431bへ延在するそれぞれの取っ手開口部430a、430b(広義には、それぞれの「第1取っ手開口部」と「第2取っ手開口部」)によってそれぞれ仕切られている。
【0050】
それぞれの取り付けパネル431a、431bのそれぞれの容器保持部分435a、435bは、それぞれの横方向折り線239a、239bを含み、それぞれの切り込み部241a、243a、245a及び241b、243b、245bによって中断され、それぞれの容器保持部分235a、235bにそれぞれの容器の頂部分に係合することができる複数の可撓性のある縁部を形成することができ、また、それぞれの容器保持部分235a、235bから延在する容器保持タブ248a、248bを画定する。図に示すように、取り付けパネル431aの外側周辺部分438aは、取り付けパネル431aに隣接する折り線239a及び横方向折り線257aとの間に定義されている。
【0051】
図に示すように、ブランク403の頂部パネル259には、それぞれの取っ手開口部430a、430bと横方向に一直線に位置合わせされた頂部取っ手開口部463を含む取っ手機能部が含まれている。キャリア405の取っ手機能部には、頂部パネル259の取っ手機能部が含まれており、取っ手開口部430a、430bを含めることもできる。キャリア405は、本開示から逸脱することなく、取っ手機能部の異なる配置を有してもよく、取っ手機能部を有していなくてもよい。
【0052】
また、図に示されているように、接着剤Gは、例えば、それぞれの表面機能部229a、229bにわたって、中央パネル225a、225bの1つ又は2つ以上の部分に塗布することができる。
図11のブランク403の外側面401には、説明を明確にし、ブランク403の他の機能部に対する位置を示すために、接着剤Gが図示されているが、接着剤Gは、少なくとも中央パネル225a、225bの内側面に塗布されていることが理解されよう。一実施形態では、接着剤Gは、中央パネル225a、225bの内側面と外側面の両方に塗布することができる。
【0053】
さらに、
図12乃至
図15を参照して、ブランク403からのキャリア405の形成及び容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3を含む関連するパッケージ410の形成を、本開示の例示的な一実施形態に従って説明する。キャリア405は、上述のキャリア205,305と同様の方法で形成することができ、少なくとも同様の特性と利点を備えていることが理解されるであろう。
【0054】
図12(わかりやすくするために接着剤Gを省略)に示すように、ブランク403の外側面401は、前取り付けパネル431aの容器保持部分435aが容器CA1、CA2、CA3の上に重ね合わされ、また後取り付けパネル431bの容器保持部分435bが容器CB1、CB2、CB3の上に重ね合わされるように、容器CA1、CA2、CB1、CB2、CB3の上に置くことができる。複数の容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の上に取り付けパネル431a、431bをかぶせてさらに下方に配置すると、それぞれの容器保持部分435a、435bを作動させて、それぞれの容器に係合させることができる。例えば、前取り付けパネル431aが容器CA1、CA2、CA3の上に降ろされ即ち下方に付勢されると、それぞれの容器CA1、CA2、CA3の上部すなわち頂部分Tがそれぞれの切り込み部241aによって形成されたそれぞれの開口部を通って少なくとも部分的に突出できるように、容器保持部分435aは、切り込み部241aで前取り付けパネル431aの残りの部分から少なくとも部分的に分離することができる。このような後取り付けパネル431bの対応する部分の再構成は、後取り付けパネル431bが容器CB1、CB2、CB3の上に降ろされ即ち下方へ付勢されると、生じることができる。このような構成では、取り付けパネル431aの周辺部分438aは、折り線239aで少なくとも部分的に下方へ折り曲げることができ、同様に、取り付けパネル231bの周辺部分238bは、折り線239bで少なくとも部分的に下方へ折り曲げることができる。
【0055】
この点に関して、容器保持部分435aの部分、例えば、容器保持タブ438aは、それぞれの容器CA1、CA2、CA3の1つ又は2つ以上の部分、例えば、それぞれの容器CA1、CA2、CA3の周縁部すなわち頂部分Tによって提示される縁部に係合することができる。前取り付けパネル231aの他の部分は、容器保持部分435aの一部分、例えば、それぞれの切り込み部243a、245aの間に及び/又は切り込み部243a、245aに隣接して配置された前取り付けパネル431aの一部分を形成することができ、上述したようにそれぞれの容器CA1、CA2、CA3の周縁部すなわち頂部分Tによって提示される縁部に係合することができることが理解されるであろう。後取り付けパネル431b及び対応する容器保持部分435bは、容器CA1、CA2、CA3に対する前取り付けパネル431a及び容器保持部分435aの係合に関して上述したのと同様の方法で容器CB1、CB2、CB3に係合することができる。
【0056】
前中央パネル225a及び後中央パネル225bは、折り線212で折り曲げられて、それぞれの矢印A11、A12の方向に少なくとも部分的に対面接触させることができ、それぞれの接着剤開口部227a、227bがほぼ一直線に整列して、横方向に整列するが縦方向にずれるように配置される。これに関して、中央パネル225a、225bは、前中央パネル225aの一部分がそれぞれの接着剤開口部227bに重ね合わされ、後中央パネル225bの一部分がそれぞれの接着剤開口部227aに重ね合わされるように配置され、中央パネル225a、225bと、それぞれの容器CA1、CA2、CA3及びCB1、CB2、CB3を接着又はその他の方法で取り付けることができるそれぞれの表面との間の連絡を提供する。
【0057】
分かりやすくするために容器CA2、CB2を取り外した状態の
図14に示すように、接着剤開口部227aに合わせて接着剤Gを設け、中央パネル225bの各露出部分にそれぞれ接着剤開口部227aを介して容器CA1、CA2、CA3を接着し、接着剤開口部227bに合わせて接着剤Gを設け、中央パネル225aの各露出部分にそれぞれ接着剤開口部227bを介して容器CB1、CB2、CB3を接着することができる。接着剤Gは、表面機能部229a、229bの少なくとも一部分を覆うことができ、表面機能部229a、229bの1つ又は2つ以上が、キャリア405の前部206と後部408の間の接着及び/又は間隔のための追加の表面を提供する。
【0058】
前述のように、接着剤開口部227aから露出した後中央パネル225bの各表面にキャリア405の前部406の容器が接着され、接着剤開口部227bから露出した前中央パネル225aの各表面にキャリア405の後部408の容器が接着されることで、中央パネル225a、225b間の圧縮及びキャリア405への安定性を提供することができる。例えば、容器が容器保持部分に係合していない構成や、接着剤開口部の数が少ない又は全くない構成など、異なる構成で、容器は、上述したようにそれぞれの中央パネル225a、225bに取り付けられることができる。
【0059】
引き続き
図12乃至
図15を参照して、前側部パネル255aは、折り線257aで上向きに矢印A13の方向に折り曲げられて、例えば、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3に対して斜めに配置することができ、頂部パネル259は、折り線261aで矢印A13の方向に折り曲げられて、取り付けパネル431a、431bの少なくとも一部分と少なくとも部分的に対面接触するようにできる。同様に、後側部パネル255bは、折り線257bで上向きに矢印A14の方向に折り曲げられて、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3に対して斜めに配置することができ、取り付けフラップ277は、折り線261bで矢印A14の方向に折り曲げられて、頂部パネル259及び/又は取り付けパネル431bと少なくとも部分的に対面接触するようにできる。
【0060】
したがって、容器は、それぞれの取り付けパネル431a、431bに係合することができ、組み立てられたキャリア405/パッケージ410のそれぞれの容器保持部分435a、435bの下に延在することができる。このような配置では、容器CA1、CA2、CA3がキャリア405の前部406の容器保持部分435aの下に延在し、容器CB1、CB2、CB3がキャリア405の後部408の容器保持部分435bの下に延在しており、頂部パネル259と取り付けフラップ277がそれぞれの容器保持部分435a、435bのそれぞれの部分に重なっている。また、前中央パネル225a及び後中央パネル225bは、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3のそれぞれの間に位置し、それぞれに取り付けられている。
【0061】
使用者は、頂部取っ手開口部463を通して1本又は2本以上の指を差し込むことによって、キャリア405の一部分、例えば、頂部パネル259及び/又は取り付けパネル431a、431bの下側をつかむことによって、キャリア405をつかむことができる。組み立てられたキャリア405において、頂部パネル259の取っ手機能部、例えば頂部取っ手開口部463の下の取っ手開口部430a、430bの位置合わせは、使用者の指が頂部パネル259の下にキャリア405の内部へ伸びることができる空間を提供する。
【0062】
キャリア405/パッケージ410の構成は、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3のコンパクトで頑丈な保持及び運搬構造を提供し、キャリア205/パッケージ210及びキャリア305/パッケージ310に関して前述した利点を有する。
【0063】
図16は、本開示の第4の例示的な実施形態による1つ又は2つ以上の容器を収容できるキャリア505(
図21)を形成するために使用される、全体的に503で示されるブランクの外側面501の平面図である。ブランク503及びブランク503から形成されるキャリア505は、上述のブランク203、303、403及びキャリア205、305、405と実質的に同様の1つ又は2つ以上の機能部を有してもよく、同様の又は類似の構成要素は、同様の又は類似の参照番号で示される。
【0064】
図に示すように、ブランク503は、前部分507及び後部分509を含み、それぞれの容器保持部分535a、535bが、ブランク503から形成されたキャリア505の前部506の3つの容器及びキャリア505の後部508の3つの容器に係合して支持するように構成される容器保持機能部を含む。ブランク503の中央パネル225a、225bは、それぞれの中央パネル225a、225bからそれぞれの取り付けパネル531a、531bへ延在するそれぞれの対の開口部430a、430bによってそれぞれ仕切られている。
【0065】
図に示すように、それぞれの取り付けパネル531a、531bのそれぞれの容器保持部分535a、535bは、それぞれの容器保持部分に複数の可撓性のある縁部を形成するそれぞれの切り込み部241a、243a、245a及び241b、243b、245bによって中断された、それぞれの横方向折り線237a、239a及び237b、239bを含む。図に示すように、それぞれの切り込み部241a、241aの端点は、追加のそれぞれの切り込み部546a、546bによって接続され、その間にそれぞれの容器保持開口部550a、550bを形成する。これに関連して、容器保持部分543a、543bは、それぞれの容器保持開口部550a、550bの一部分を介して、それぞれの容器CA1、CA2、CA3及びCB1、CB2、CB3の一部分、例えばその周縁部すなわち頂部分Tを受け入れるように配置される。また、図に示すように、取り付けパネル531aの内側周辺部分536aは、折り線237a、233aの間に画定され、取り付けパネル531aの外側周辺部分538aは、折り線239aと取り付けパネル531aに隣接する横方向折り線257aの間に画定される。
【0066】
さらに、容器保持機能部は、それぞれの容器保持部分535a、535bに折り曲げ可能に接続された複数の端部フラップを含み、複数の端部フラップは、それぞれの斜め折り線554a、554bでそれぞれの容器保持部分535a、535bの横方向両側に折り曲げ可能に接続された第1の端部フラップ552a、552b、それぞれの斜め折り線562a、562bでそれぞれの容器保持部分535a、535bの横方向両側に折り曲げ可能に接続された第2の端部フラップ560a、560b、及びそれぞれの縦方向折り線558a、558bでそれぞれの容器保持部分535a、535bの横方向両側に折り曲げ可能に接続された第3の端部フラップ556a、556bを含む。それぞれの端部フラップ552a、556a及び552b、556bは、それぞれの折り線239a、239bのそれぞれの部分で互いに折り曲げ可能に接続されており、それぞれの端部フラップ556a、560a及び556b、560bは、それぞれの折り線237a、237bのそれぞれの部分で互いに折り曲げ可能に接続されている。
【0067】
図に示されているように、ブランク503の頂部パネル259は、取っ手機能部を含み、取っ手機能部は、一対の取っ手フラップ563(広義には、それぞれの「第1取っ手機能部」と「第2取っ手機能部」)を含み、一対の取っ手フラップ563は、それぞれの縦方向折り線565で頂部パネル259に折り曲げ可能に接続され、それぞれの折り線565の一方の端点からそれぞれの他方の端点まで延在するそれぞれの切り込み部567によって画定される。キャリア505の取っ手機能部は、頂部パネル259の取っ手機能部を含み、取っ手開口部430a、430bを含むこともできる。キャリア405は、本開示から逸脱することなく、取っ手機能部の異なる配置を有していてもよく、取っ手機能部を有していなくてもよい。
【0068】
また、図に示されているように、接着剤Gは、例えば、それぞれの表面機能部229a、229bにわたって、中央パネル225a、225bの1つ又は2つ以上の部分に塗布することができる。
図16のブランク503の外側面501には、説明を明確にし、ブランク503の他の機能部に対する位置を示すために接着剤Gが図示されているが、接着剤Gは、中央パネル225a、225bの少なくとも内側面に塗布されていることが理解されるであろう。一実施形態では、接着剤Gは、中央パネル225a、225bの内側面と外側面の両方に塗布することができる。
【0069】
さらに、
図17乃至
図23を参照して、ブランク503からのキャリア505の形成及び容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3を含む関連パッケージ510の形成は、本開示の例示的な一実施形態に従って説明される。キャリア505は、上述のキャリア205、305、405と同様の方法で形成することができ、少なくとも同様の特性及び利点を備えていることが理解されるであろう。
【0070】
図17(わかりやすくするために接着剤Gを省略)に示すように、ブランク503の外側面501は、容器CA1、CA2、CB1、CB2、CB3の上に置くことができ、これによって、前取り付けパネル531aの容器保持部分535aが容器CA1、CA2、CA3を覆い、後取り付けパネル531bの容器保持部分535bが容器CB1、CB2、CB3を覆う。複数の容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3を覆う取り付けパネル531a、531bをさらに下方に配置することで、それぞれの容器保持部分535a、535bを作動させ、それぞれの容器に係合させることができる。例えば、前取り付けパネル531aが容器CA1、CA2、CA3の上に降ろされ即ち下方へ付勢されると、それぞれの容器CA1、CA2、CA3の上部すなわち頂部分Tは、それぞれの切り込み部241a、546aによって形成されたそれぞれの開口部550aを通して少なくとも部分的に突き出すことができる。後取り付けパネル531bの対応する部分のこのような係合は、後取り付けパネル531bが容器CB1、CB2、CB3の上に降ろされ即ち下方へ付勢されると、生じることができる。このような構成では、取り付けパネル531aの周辺部分536a、538aは、それぞれの折り線237a、239aで少なくとも部分的に下方に折り曲げることができ、同様に、取り付けパネル531bの周辺部分536b、538bは、それぞれの折り線237b、239bで少なくとも部分的に下方に折り曲げることができる。
【0071】
この点に関して、容器保持部分535aの部分、例えば、それぞれの開口部550aに隣接する取り付けパネル531aの部分は、それぞれの容器CA1、CA2、CA3の1つ又は2つ以上の部分、例えば、それぞれの容器CA1、CA2、CA3の周縁部すなわち頂部分Tによって提示される縁部に係合することができる。前取り付けパネル531aの他の部分は、容器保持部分535aの一部分、例えば、上述のようにそれぞれの容器CA1、CA2、CA3の周縁部すなわち頂部分Tによって提示される縁部に係合することができる、それぞれの切り込み部243a、245aの間に及び/又はそれぞれの切り込み部243a、245aに隣接して配置された前取り付けパネル531aの一部分を形成することができることが理解されよう。後取り付けパネル531b及び対応する容器保持部分535bは、容器CA1、CA2、CA3に対する前取り付けパネル531a及び容器保持部分535aの係合について上述したものと同様の方法で容器CB1、CB2、CB3に係合することができる。
【0072】
前中央パネル225a及び後中央パネル225bは、折り線212で折り曲げられて、それぞれの矢印A15、A16の方向に少なくとも部分的に対面接触させることができ、それぞれの接着剤開口部227a、227bがほぼ一直線に整列し、横方向に整列するが縦方向にずれるように配置される。これに関して、中央パネル225a、225bは、前中央パネル225aの一部分がそれぞれの接着剤開口部227bに重なり、後中央パネル225bの一部分がそれぞれの接着剤開口部227aに重なるように配置され、本明細書で更に説明するように、中央パネル225a、225bと、それぞれの容器CA1、CA2、CA3及びCB1、CB2、CB3を接着又はその他の方法で取り付けることができるそれぞれの表面との間の連絡を提供する。
【0073】
わかりやすくするために容器CA2を取り除いた状態の
図19に示すように、接着剤開口部227aに合わせて接着剤Gを提供し、それぞれの接着剤開口部227aを介して中央パネル225bのそれぞれの露出部分に容器CA1、CA2、CA3を接着し、接着剤Gを接着剤開口部227bに合わせて提供し、それぞれの接着剤開口部227bを介して中央パネル225aのそれぞれの露出部分に容器CB1、CB2、CB3を接着することができる。一実施形態では、接着剤Gは、表面機能部229a、229bの少なくとも一部分を覆うことができ、それによって、表面機能部229a、229bの1つ又は2つ以上がキャリア505の前部506と後部508の間の接着及び/又は間隔のための追加の表面を提供する。
【0074】
前述のように、接着剤開口部227aから露出した後中央パネル225bのそれぞれの表面にキャリア505の前部506の容器を接着し、接着剤開口部227bから露出した前中央パネル225aのそれぞれの表面にキャリア505の後部508の容器を接着することで、中央パネル225a、225b間の圧縮及びキャリア505への安定性を提供することができる。例えば、容器が容器保持部分に係合していない構成や、接着剤開口部の数が少ない又は全くない構成など、異なる構成で、容器は、上述したようにそれぞれの中央パネル225a、225bに取り付けられることができる。
【0075】
さらに、図に示すように、それぞれの端部フラップ556a、556bは、それぞれの折り線558a、558bで上方に矢印A17、A18の方向に折り曲げられて、それぞれの取り付けパネル531a、531bのそれぞれの容器保持部分535a、535bに重ね合わせられ及び/又は面接触させられることができる。それぞれの端部フラップ556a、556bのこのような動きは、それぞれの端部フラップ552a、552bをそれぞれの折り線554a、554bでそれぞれの取り付けパネル531a、531bから離れる方向に下向きに折り曲げ、それぞれの折り線239a、239bでそれぞれの端部フラップ556a、556bに向かってそれぞれの矢印A19,A20の方向に内側に折り曲げることを促し、それぞれの端部フラップ560a、560bをそれぞれの折り線562a、562bでそれぞれの取り付けパネル531a、531bから離れる方向に下向きに折り曲げて、それぞれの折り線237a、237bでそれぞれの端部フラップ556a、556bに向かってそれぞれの矢印A21、A22の方向に内側に折り曲げる。このような配置では、それぞれの端部フラップ552a、552b、560a、560bは、それぞれの容器CA1、CA3、CB1、CB3の縦方向の外側に面する部分に重なる。
【0076】
引き続き
図17乃至
図23を参照して、前側部パネル255aは、折り線257aで上向きに矢印A23の方向に折り曲げられて、例えば、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3に対して斜めに配置することができ、頂部パネル259は、折り線261aで矢印A23の方向に折り曲げられて、取り付けパネル531a、531bの少なくとも一部分に部分的に対面接触することができる。同様に、後側部パネル255bは、折り線257bで上向きに矢印A24の方向に折り曲げられて、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3に対して斜めに配置することができ、取り付けフラップ277は、折り線261bで矢印A24の方向に折り曲げられて、頂部パネル259及び/又は取り付けパネル531bに少なくとも部分的に対面接触することができる。
【0077】
したがって、容器は、それぞれの取り付けパネル531a、531bに係合し、組み立てられたキャリア505/パッケージ510のそれぞれの容器保持部分535a、535bの下に延在することができる。このような配置において、容器CA1、CA2、CA3は、キャリア505の前部506において容器保持部分535aの下に延在し、容器CB1、CB2、CB3は、キャリア505の後部508において容器保持部分535bの下に延在し、頂部パネル259及び取り付けフラップ277は、それぞれの容器保持部分535a、535bのそれぞれの部分に重なっている。このような配置において、それぞれの端部フラップ552a、556a、560a、552b、556b、560bは、それぞれの容器の外向き部分に係合するように配置され、例えば、キャリア505と容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3との間の係合を強化する。さらに、前中央パネル225a及び後中央パネル225bは、それぞれの容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の間に配置され、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3のいずれかに取り付けられる。
【0078】
それぞれの切り込み部567で取っ手フラップ563の一方又は両方を分離し、それぞれの取っ手フラップ563をそれぞれの折り線565でそれぞれの開口部430a、430bに向かって下方に折り曲げて、使用者は、1本又は2本以上の指をそこに挿入してキャリア505の一部分、例えば、頂部パネル259及び/又は取り付けパネル531a、531bの下側をつかむことによって、キャリア505をつかむことができる。組み立てられたキャリア505の取っ手フラップ563の下の取っ手開口部430a、430bの位置合わせは、使用者の指が頂部パネル259の下にキャリア505の内部へ伸びることができる空間を提供する。
【0079】
キャリア505/パッケージ510の構成は、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3のコンパクトで頑丈な保持及び運搬構造を提供し、キャリア205,305,405に関して上述した利点を備える。
【0080】
図24は、本開示の第5の例示的な実施形態によるキャリア605(
図29)を形成するために用いられるブランク603の外側面601の平面図を示す。ブランク603及びキャリア605は、ブランク203、303、403、503及びキャリア205、305、405、505に関して上述したものと実質的に類似した1つ又は2つ以上の特徴を有することができ、同様の又は類似の特徴は、同様の又は類似の参照番号で示される。
【0081】
キャリア605は、6つの容器を収容すなわち支持する寸法にすることができ、3つの容器CA1、CA2、CA3がキャリア605の前部606に取り付けられ、3つの容器CB1、CB2、CB3がキャリア605の後部608に取り付けられる。図に示された実施形態では、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3は、飲料缶とすることができ、また、本開示から逸脱することなく、他の任意の適切な形状及び寸法の容器とすることができる。キャリア605は、6つより多くの又は6つ未満の容器を保持できる寸法及び形状にすることができる。一実施形態では、キャリア605の前部606及び後部608は、それぞれ3つの容器を有し、他の実施形態では、キャリア605の前部606及び後部608は、本開示から逸脱することなく、3つより多くの又は3つ未満の容器を保持することができる。キャリア605は、1つ又は2つ以上の容器と共にパッケージ610(
図29)として提供されることができる。
【0082】
図24、
図24A及び
図24Bに示すように、ブランク603は、縦軸L1と横軸L2を有する。ブランク603は、キャリア605の前部606を形成する前部分607と、キャリア605の後部608を形成する後部分609を有する。ブランク603の前部分607と後部分609は、図に示すように、ブランク603の横方向中心線CLを形成する横方向折り線612で折り曲げ可能に接続されている。後述するように、ブランク603の前部分607と後部分609が少なくとも部分的に面接触で重なるように、中心線CLに沿って折り線612でブランク603を折り曲げることによって、ブランク603は少なくとも部分的にキャリア605に形成される。
【0083】
例示された実施形態では、ブランク603の前部分607は、横方向に間隔をあけて配置された糊開口部すなわち接着剤開口部627aの前列RFを有する前中央パネル625aを含む。列RFのそれぞれの接着剤開口部627aの頂縁部は、折り線612から縦方向に間隔D5をあけて配置されている。
【0084】
前容器保持パネルすなわち前取り付けパネル631aは、横方向折り線633aで前中央パネル625aに折り曲げ可能に接続されており、縦方向に間隔を空けた一対の横方向折り線637a、639a(広義には、それぞれの「第2の折り線」)の間に少なくとも部分的に画定された容器保持部分635aを含み、これらはそれぞれが1つ又は2つ以上の湾曲部及び/又は角度部を含むことができる縦方向に間隔を空けたそれぞれの対の切り込み部641aによって中断される。図に示すように、縦方向に間隔を空けた切り込み部641aは、容器保持部分635aから外側に延在する容器保持タブ648aを画定する。また、図に示すように、それぞれの切り込み部643aは、それぞれの切り込み部641aの1つ又は2つ以上から外側へ延在し、それぞれの容器保持タブ648aに面した前取り付けパネル631aの再構成可能な複数の縁部を画定することができる。
【0085】
図に示すように、取り付けパネル631aの内側周辺部分636aは、折り線637a、633aの間に画定され、取り付けパネル631aの外側周辺部分638aは、折り線639aと横方向折り線671a(広義には「第1の折り線」)の間に画定される。
【0086】
ブランク603は、一対の取っ手開口部630aを含む取っ手機能部を含むことができ、一対の取っ手開口部630aは、折り線633aを中断し、前中央パネル625aの一部分から前取り付けパネル631aの一部分へ延在する。
【0087】
ブランク603は、さらに、横方向折り線671aで前取り付けパネル631aに折り曲げ可能に接続される傾斜部すなわち前側部パネル669aと、横方向折り線675a(広義には「第2の折り線」)で前側部パネル669aに折り曲げ可能に接続される頂部パネル673を含む。
【0088】
また、図に示されているように、頂部パネル673は、上述の取っ手機能部と連携するためのさらなる取っ手機能部を含むことができる。横方向に間隔を空けた一対の取っ手フラップ674は、それぞれの縦方向折り線676で頂部パネル673に折り曲げ可能に接続することができ、それぞれの折り線676の一方の端点からそれぞれの折り線676の他方の端点まで延在するそれぞれの曲線状の切り込み部678によって画定することができる。各取っ手フラップ674は、図に示されているように、中央部分670と、それぞれの弱め線668で中央部分670に折り曲げ可能に接続された一対の補強部分672を含むことができる。
【0089】
引き続き
図24、
図24A及び
図24Bを参照して、ブランク603/ブランク603から形成されたキャリア605は、使用時にブランク603/キャリア605の部分間の相対的な動きを硬化/抑制するように構成することができる。図に示されているように、一連の横方向に間隔を空けた補強機能部/補強パネル677aは、折り線675aを中断して配置することができる。各補強機能部/パネル677aは、図に示されているように、頂部パネル673と取り付けパネル631の間のブランク603/キャリア605の領域とすることができ、折り線675aの線分の端点間に延在する弱め線679aによって定義される。
【0090】
各補強機能部/パネル677aの弱め線679aは、図に示されているように、横方向外側湾曲線分681a、横方向内側湾曲線分683a、及び湾曲線分681aのそれぞれの端点から湾曲線分683aのそれぞれの端点まで延在するほぼ斜めの線分682a、684aを含むことができる。外側湾曲線分681aは、内側湾曲線分683aの曲率半径よりも大きい曲率半径を有することができ、各補強機能部/パネル677aは、ほぼ偏菱形/ひし形/三角形/盾形状を有することができる。弱め線679a/補強機能部/パネル677aの1つ又は2つ以上は、本開示から逸脱することなく、例えば、曲線/角度付き/直線の縦方向及び/又は横方向部分のように、1つ又は2つ以上の異なる特徴を有することができることが理解されるであろう。本開示から逸脱することなく、補強機能部/パネル677aの異なる数及び/又は配置を提供することができることが理解されるであろう。例えば、一実施形態では、線分682a、684aが折り線671aと交差するように、弱め線679aは、内側湾曲線分683aを無くすことができる。
【0091】
パネル、フラップ、折り線、切り込み部、又はその他の特徴のいずれも、本開示から逸脱することなく、他の方法でブランク603から成形、配置及び/又は省略することができる。ブランク603は、本開示から逸脱することなく、8個以上又は8個未満の容器を収容する寸法及び/又は形状にすることができる。
【0092】
図に示された実施形態では、ブランク603の後部分609は、後中央パネル625b、後容器保持パネル又は後取り付けパネル631b、及び後傾斜部すなわち後側部パネル669bを含み、これらは、ブランク603の前部分607の対応するパネル及びフラップのほぼ鏡像である関連する特徴を有する。対応する構成要素(例えば、パネル、フラップ、折り線、切り込み部など)は、接尾辞「a」又は「b」が異なる対応する参照番号によって指定されており、「a」構成要素は、ブランク603の前部分607に対応し、「b」構成要素は、ブランク603の後部分609に対応する。ブランク603の後部分609は、横方向折り線675bで後側部パネル669bに折り曲げ可能に接続された後頂部パネルすなわち頂部取り付けフラップ685を含む。
【0093】
図に示すように、接着剤開口部627bの後列RBのそれぞれの接着剤開口部627bは、折り線612から縦方向距離D6だけ離れたそれぞれの頂縁部を有する。これに関して、ブランク603は、中心線CLから縦方向距離D5だけ離れた横方向に間隔をあけて配置された前接着剤開口部627aの前列RFと、中心線CLから縦方向距離D6だけ離れた横方向に間隔をあけて配置された後接着剤開口部627bの後列RBとを有する。接着剤開口部627a、627bは、D6>D5のように縦方向に千鳥配置されている。ブランク603からキャリア605が形成されると、縦方向における中心線CL/折り線612は、中央パネル625a,625bの底縁部を形成することができる。
【0094】
本明細書に記述されているように、接着剤開口部627a、627bの配置は、キャリア605を組み立てると、接着剤開口部627a、627bがそれぞれの中央パネル625b、625aのそれぞれ複数の表面にアクセスできるようになり、その表面上にそれぞれの容器CA1、CA2、CA3,CB1、CB2、CB3を取り付けることができ、キャリア605による容器CA1、CA2、CA3,CB1、CB2、CB3の保持と支持を強化する。
【0095】
パネル、フラップ、折り線、切り込み部、又はその他の特徴のいずれも、本開示から逸脱することなく、他の方法でブランク603から成形、配置及び/又は省略することができる。ブランク603は、本開示から逸脱することなく、4個以上又は4個未満の容器を収容する寸法及び/又は形状にすることができる。
【0096】
さらに、
図25乃至
図29を参照して、本開示の例示的な一実施形態によれば、ブランク603の外側面601を容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の上に置き、前取り付けパネル631aの容器保持部分635aが容器CA1、CA2、CA3の上にかぶせられ、後取り付けパネル631bの容器保持部分635bが容器CB1、CB2、CB3の上にかぶせられることによって、キャリア605が形成される。複数の容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の上に置かれた取り付けパネル631a、631bをさらに下方に位置させることによって、それぞれの容器保持部分635a、635bを作動させてそれぞれの容器に係合させることができる。
【0097】
例えば、前取り付けパネル631aを容器CA1、CA2、CA3の上に降ろして即ち下方へ付勢すると、容器保持部分635aは、切り込み部641aで前取り付けパネル631aの残りの部分から少なくとも部分的に分離することができる。このような配置では、それぞれの容器CA1、CA2、CA3の上部分すなわち頂部分Tは、それぞれの切り込み部641aによって形成されたそれぞれの開口部を少なくとも部分的に通して延在し、容器保持タブ648aが、例えば、それぞれの容器CA1、CA2、CA3の周縁部又は他の頂部構造の凹んだ部分に係合することができ、また、周辺部分636a、638aの複数の再構成可能な縁部が、例えば、それぞれの容器CA1、CA2、CA3の圧延周縁部又は他の頂部構造に係合することができる。
【0098】
後取り付けパネル631bの対応する部分のこのような再構成は、後取り付けパネル631bが容器CB1、CB2、CB3の上に降ろされ即ち下方へ付勢されることで、生じることができる。それぞれの容器保持部分635a、635bとそれぞれの容器の上述した係合動作中に、取り付けパネル631aの周辺部分636a、638aは、このような構成で、それぞれの折り線637a、639aで少なくとも部分的に下方へ折り曲げることができ、同様に、取り付けパネル631bの周辺部分636b、638bは、それぞれの折り線637b、639bで少なくとも部分的に下方へ折り曲げることができる。
【0099】
その後、前中央パネル625aと後中央パネル625bは、折り線612で折り曲げられ、それによって、前中央パネル625aと後中央パネル625bが少なくとも部分的に対面接触してそれぞれの隣接する容器の間に位置し、また、それぞれの接着剤開口部627a、627bが横方向に整列されるが、前述のように、前接着剤開口部627aの列RFと後接着剤開口部627bの列RBの折り線612からの相対間隔が異なるために、それぞれの接着剤開口部627a、627bが縦方向にずれて配置される。
【0100】
この点に関して、中央パネル625a、625bは、前中央パネル625aの一部分が接着剤開口部627bのそれぞれに重なり、後中央パネル625bの一部分が接着剤開口部627aのそれぞれに重なるように配置され、中央パネル625a、625bと、それぞれの容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3を接着又はその他の方法で取り付けることができるそれぞれの表面との間の連絡を提供する。このような中央パネル625a、625bの再配置により、それぞれの中央パネル625a、625bが、それぞれの折り線633a、633bで、それぞれの取り付けパネル631a、631bに対して下方に折り曲げられる。
【0101】
粘着糊、例えば、接着剤G(
図24)を提供して、それぞれの接着剤開口部627aを通して露出した中央パネル625bのそれぞれの部分に容器CA1、CA2、CA3を接着することができ、接着剤を提供して、それぞれの接着剤開口部627bを通して露出した中央パネル625aのそれぞれの部分に容器CB1、CB2、CB3を接着することができると理解されよう。それぞれの接着剤開口部627a、627bの複数の列の配置は、それぞれ対向する中央パネル625a、625bへのそれぞれの容器の一つ一つに複数の取り付け点を提供し、それによって、それぞれの容器は、それぞれの中央パネル625a、625bへの強固な取り付けが提供される。それぞれの中央パネル625a、625bへの容器CA1、CA2、CA3及び容器CB1、CB2、CB3の取り付けは、それぞれの容器保持部分635a、635bによって提供される容器の保持及び支持に加えて又は代替として、例えば、容器が自重でキャリア605から外れないように、それぞれの容器の保持及び支持を提供することができる。例えば、一実施形態では、1つ又は2つ以上の容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3は、上記のように容器保持部分によって提供される追加の保持及び支持なしに、接着剤Gを用いてそれぞれの中央パネル625a、625bに取り付けることができる。
【0102】
本明細書に記載されている接着剤は、例えば、ホットメルト接着剤、高粘着剤、エポキシ、ポリマーセメントなど、又はそれらの組み合わせである。接着剤は、本開示から逸脱することなく、異なる配置をとることができる。別の実施形態では、接着剤Gは、例えば、気体のような流体のポケット(空洞)に、接着剤の固体、半固体及び/又は液体成分が散在するような、発泡体又は発泡構成をとることができる。この点に関して、接着剤Gは、当初定義された体積から時間の経過に連れて膨張し、より大きな体積を占めるように、接着剤Gに影響を与える流体、例えば気体の成分を導入/注入することができる。一実施形態では、接着剤Gは、約50%の固体/半固体/液体接着剤と約50%の気体成分を含むことができる。
【0103】
他の実施形態では、接着剤Gは、気体成分に対する接着剤の異なる比率、例えば、約10%の接着剤/約90%の気体成分、約20%の接着剤/約80%の気体成分、約30%の接着剤/約70%の気体成分、約40%の接着剤/約60%の気体成分、約60%の接着剤/約40%の気体成分、約70%の接着剤/約30%の気体成分、約80%の接着剤/約20%の気体成分、約90%の接着剤/約10%の気体成分、又はそれらの間の他の整数又は非整数のパーセンテージ比を含むことができる。接着剤Gは、本開示を逸脱することなく、任意の適切な接着剤であり得る。
【0104】
接着剤を用いてそれぞれの中央パネル625a、625bにそれぞれの容器を取り付ける、このような強化された取り付けは、例えば、中央パネル625a、625bが容器の間で圧縮されるように、それぞれの中央パネル625a、625bに両方向の接着力を提供することによって、キャリア605に強化された完全性を提供することもできる。例えば、一実施形態では、キャリア605が持ち上げられると、容器CA1、CA2、CA3は、それぞれの接着剤開口部627aを介して取り付けられている後中央パネル625bの部分を、容器CA1、CA2、CA3の少なくとも部分的な重量で、前中央パネル625aへ向けて少なくとも部分的に引っ張ることができる。前中央パネル625aのそれぞれの部分は、それぞれの接着剤開口部627bを介して後中央パネル625bへ向けて、同様の方法で容器CB1、CB2、CB3によって引っ張られる。
【0105】
引き続き
図25乃至
図29を参照して、前側部パネル669aは、折り線671aで上方に折り曲げられることができ、頂部パネル673は、折り線675aで折り曲げられて取り付けパネル631a、631bの少なくとも一部分と少なくとも部分的に対面接触させられることができる。同様に、後側部パネル669bは、折り線671bで上方に折り曲げられることができ、取り付けフラップ685は、折り線675bで折り曲げられて頂部パネル673及び/又は取り付けパネル431bと少なくとも部分的に対面接触させられることができる。このような配置は、糊などの接着剤で維持することができる。
【0106】
取り付けフラップ685が頂部パネル673に少なくとも部分的に重なる実施形態では、このような配置は、それらの縁部及び/又はそれらに印刷されたグラフィックの位置調整を容易にし、例えば、取り付けフラップ685と頂部パネル673が当接関係で位置調整される配置と比較して、頂部パネル673と取り付けフラップ685をお互いに対して操作するさらなる工程を省略することができる。このような配置は、また、キャリア605/パッケージ610のきれいな線と端部を維持し及び/又はキャリア605/パッケージ610の内側部分、例えばブランク603の内側面が使用者に露出するのを最小限に抑えることができる。
【0107】
折り線675aで頂部パネル673を折り曲げると、それぞれの補強機能部/パネル677aの横方向外側湾曲線分681aは、例えば、それぞれの容器CA1、CA2、CA3のそれぞれの圧延周縁部又は他の頂部構造に係合したり、例えば、輪郭を形成したり、当接したりなどすることができる。この点に関して、それぞれの弱め線679aの横方向外側湾曲線分681aは、例えば、頂部パネル673が、てこの作用で、それぞれの容器CA1、CA2、CA3の周縁部を中心に旋回する点を提供し、折り線675aでの頂部パネル673の折り曲げを容易にすることができる。
【0108】
さらに、横方向外側湾曲線分681aの存在によって提供される折り線675aの中断は、上述の方法で頂部パネル673を折り曲げるのに必要な時間及び/又は力の量を減らすことができる。これにより、機械作業/成形作業を合理化することができる。一実施形態では、ブランク603/キャリア605に関連する弱め線/折り線の1つ又は2つ以上は、例えば、補強機能部/パネル677aを有していないキャリア/パッケージと比較して、プロファイル、例えば、長さ、幅、深さ、連続性などにおいて低減することができる。
【0109】
同様に、折り線675bでの取り付けフラップ685の折り曲げは、頂部パネル673の折り曲げに関して前述したように、それぞれの補強機能部/パネル677bの横方向に湾曲した外側線分681bの存在と、それと容器CB1、CB2、CB3のそれぞれの周縁部との係合によって容易にすることができる。
【0110】
さらに、補強機能部/パネル677a、677bは、取り付けパネル631a、631b、頂部パネル675及び取り付けフラップ685に対して外向きの配置で提示され、例えば、キャリア605/パッケージ610が縦軸L1と横軸L2の両方に沿ったそのような力/動きを最小化/抵抗するように、頂部パネル675/取り付けフラップ685及び/又は取り付けパネル631a、631bによって画定される平面に対して、キャリア605/パッケージ610の曲げ、座屈、屈曲、ねじりなどをさらに最小化/抵抗するように、ほぼ直立/鉛直構造を形成する。
【0111】
キャリア605/パッケージ610を係合させるために、それぞれの取っ手フラップ674は、それぞれの切り込み部678で頂部パネル673から少なくとも部分的に分離することができ、それぞれの折り線676で、それぞれの取っ手開口部630a、630bを介してキャリア605/パッケージ610の内側部分へ折り曲げられるか、下方へ曲げられることができる。取っ手開口部630a、630bは、このような配置で取っ手フラップ674が下方に延在するための隙間を提供する。一実施形態では、取っ手フラップ674の一方又は両方に、例えば、それぞれの容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の1つ又は2つ以上に対して輪郭を形成し又は角度を付けるように、例えば、それぞれの取っ手フラップ474の少なくとも中央部分を隣接する容器間に配置できるように、再構成可能な配置を設けることができる。
【0112】
一実施形態では、それぞれの取っ手フラップ674の補強部分672は、それぞれの弱め線677で少なくとも部分的に巻き付け/折り曲げられ、又は、消費者の指を取り囲むことができ、例えば、消費者の指がキャリア605/パッケージ610及び/又はそれぞれの容器の縁部又は角部と接触するのを最小化又は防止することができる。
【0113】
さらに
図30を参照して、パッケージ610/キャリア605が形成されると、それぞれの容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3は、それぞれの取り付けパネル631a、631bから容器の連結を解除することにより、例えば、それぞれの取り付けパネル631a、631bに沿ってそれぞれの切り込み部641a、641bによって形成された開口部からそれぞれの容器の頂部分Tを引き抜いて、それぞれの中央パネル625a、625bからそれぞれの容器を剥がすことによって、キャリア605から取り外すことができる。それぞれの中央パネル625a、625bから容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3を剥がす即ち引き出すことは、接着剤Gによって提供されるそれぞれの容器とそれぞれの中央パネル625a、625bの接着結合を克服するのに十分な力でそれぞれの容器を引っ張ることを含むことができる。一実施形態では、例えば、容器が取り外されたときに容器上に接着剤がほとんど又は全く残らないように、接着剤がそれぞれの中央パネル625a、625b上に残るような接着剤が選択されることができる。一実施形態では、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の1つ又は2つ以上は、取り外された後に、容器を接着剤のそれぞれの領域に押し付けることによって、それぞれの中央パネル625a、625bに再び取り付けることができる。
【0114】
キャリア605/パッケージ610は、本開示から逸脱することなく、異なる構成を有することができ、本明細書に記載されているブランク、キャリア及びパッケージのいずれも、本開示から逸脱することなく、異なる構成で提供されることができることが理解されるであろう。
【0115】
本明細書に記載されているブランク及びキャリアは、本開示から逸脱することなく、異なる構成で提供されることができることが理解されるであろう。
【0116】
概して、ブランクは、通常の紙よりも重く且つより剛性があるような紙厚を有する板紙から構成されることがある。また、ブランクは、段ボールなどの他の材料、又は少なくとも概略的に上述したようにキャリアを機能させるのに適した特性を有する他の任意の材料で構成することもできる。ブランクは、例えばクレーコートで被覆することができる。その後、クレーコートに、製品、広告、その他の情報や画像を印刷してもよい。その後、ブランクに印刷された情報を保護するために、ブランクにニスを被覆してもよい。また、ブランクの片側又は両側に、例えば防湿層を被覆してもよい。ブランクは、選択されたパネル又はパネル区画に、1枚又は2枚以上のシート状の材料をラミネートしたり又は被覆したりしてもよい。
【0117】
一例として、引き裂き線には、所望の弱め線に沿って材料内へ部分的に延在する断裁部及び/又は所望の弱め線に沿って材料内へ部分的に延在する又は材料を完全に貫通する一連の間隔を空けた断裁部、又はこれらの特徴のさまざまな組み合わせを含めることができる。より具体的な例として、1つのタイプの引き裂き線は、材料を完全に貫通する一連の間隔を空けた断裁部の形に形成されており、隣接する断裁部は、わずかに間隔が空いているため、通常は引き裂き線を横断して材料を一時的に接続するために、隣接する断裁部間にニック(例えば、材料の小さな橋かけ状の部分)が画定されている。このニックは、引き裂き線に沿って引き裂かれている間に切断される。通常、ニックは、引き裂き線のうちの比較的小さな割合であり、又は、引き裂き線が連続した切り込み線になるように、引き裂き線からニックが省略されたり、引き裂き線内でニックが引き裂かれたりしてもよい。つまり、引き裂き線のそれぞれが連続した断裁部などに置き換えられるのは、本開示の範囲内である。例えば、切り込み線は、本開示から逸脱せずに、連続した断裁部であってもよく、断裁部よりも幅広であってもよい。
【0118】
例示的な実施形態によれば、折り線は、必ずしも直線ではないが、それに沿って折り曲げやすくする弱めの形態の実質的に線状であってもよい。より具体的には、本開示の範囲を狭める目的ではないが、折り線には、所望の弱め線に沿って材料を潰したりくぼませたりした部分を作る鈍い刻み目を入れるナイフなどで形成された線のようなけい線、所望の弱め線に沿って材料内に部分的に延在する切り込み部及び/又は所望の弱め線に沿って材料内に部分的に延在する又は完全に貫通する一連の切り込み部、及びこれらの特徴のさまざまな組み合わせが含まれる。切り込みを用いて折り線を作成する状況では、通常、合理的な使用者が折り線を誤って引き裂き線と見なす可能性のある方法で、切り込みが過度に広範囲になることはない。
【0119】
上述の実施形態は、キャリアの実施形態の組み立て中に接着剤によって1つ又は2つ以上のパネルを互いに接着させてもよい。「接着剤」という用語は、キャリアパネルを所定の位置に固定するために一般的に使用されるあらゆる種類の接着剤を含むことを意図している。
【0120】
本開示の上述の説明は、様々な例示的な実施形態を例示し、説明している。本開示の精神と範囲を逸脱することなく、例示的な実施形態に対して様々な追加、修正、変更等を行うことができる。上述の説明に含まれる又は添付の図面に示されるすべての事項は、限定的な意味ではなく、例示的なものとして解釈されることを意図している。さらに、本開示は、本開示の選択された実施形態のみを示し、説明するが、本開示は、他の様々な組み合わせ、修正、及び環境で使用することができ、上述の教えに見合った及び/又は関連する技術の技能又は知識の範囲内で、本明細書に示されるような発明概念の範囲内で変更又は修正することができる。さらに、各実施形態の特定の機能及び特徴を選択的に交換し、本開示の他の例示された実施形態及び例示されていない実施形態に適用することができる。
【国際調査報告】