(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-31
(54)【発明の名称】容器用キャリア
(51)【国際特許分類】
B65D 71/50 20060101AFI20231024BHJP
B65D 71/42 20060101ALI20231024BHJP
【FI】
B65D71/50 300
B65D71/42
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023519869
(86)(22)【出願日】2021-09-28
(85)【翻訳文提出日】2023-05-23
(86)【国際出願番号】 US2021052278
(87)【国際公開番号】W WO2022072298
(87)【国際公開日】2022-04-07
(32)【優先日】2021-01-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-10-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-06-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-12-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】504075588
【氏名又は名称】グラフィック パッケージング インターナショナル エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100101498
【氏名又は名称】越智 隆夫
(74)【代理人】
【識別番号】100107401
【氏名又は名称】高橋 誠一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100120064
【氏名又は名称】松井 孝夫
(74)【代理人】
【識別番号】100182257
【氏名又は名称】川内 英主
(74)【代理人】
【識別番号】100202119
【氏名又は名称】岩附 秀幸
(72)【発明者】
【氏名】マクリー,ジャスティン
(72)【発明者】
【氏名】ゴールド,スティーブ,エム.
【テーマコード(参考)】
3E067
【Fターム(参考)】
3E067AA22
3E067AB01
3E067AB26
3E067AC03
3E067BA04B
3E067BA20C
3E067BA32C
3E067BB01C
3E067BB11B
3E067BB12B
3E067BB14B
3E067EA17
3E067EB22
3E067EC38
3E067ED02
3E067EE12
3E067EE38
3E067FA01
3E067FC06
(57)【要約】
複数の容器を保持するためのキャリアは、複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受け入れるための複数の容器保持開口部を含む頂部パネルと、頂部パネルに折り線で折り畳み可能に接続された少なくとも一つの容器保持フラップと、折り線を中断し頂部パネルと少なくとも一つの容器保持フラップの間に配置された少なくとも一つの補強パネルを含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の容器を保持するためのキャリアであって、
前記複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受け入れるための複数の容器保持開口部を備える頂部パネルと、
折り畳み可能に折り線で前記頂部パネルに接続された少なくとも一つの容器保持フラップと、
前記折り線を中断し、前記頂部パネルと前記少なくとも一つの容器保持フラップとの間に配置された少なくとも一つの補強パネルとを含むことを特徴とするキャリア。
【請求項2】
前記少なくとも一つの補強パネルは、前記頂部パネルに対して概ね直立していることを特徴とする請求項1に記載のキャリア。
【請求項3】
前記少なくとも一つの補強パネルは、弱化線によって形成されることを特徴とする請求項2に記載のキャリア。
【請求項4】
前記弱化線は、複数の傾斜線分を含み、前記複数の傾斜線分の各傾斜線分は、前記複数の傾斜線分の少なくとも一つの他の傾斜線分と交差することを特徴とする請求項3に記載のキャリア。
【請求項5】
前記少なくとも一つの補強パネルは、略ダイヤモンド形状の構成を有することを特徴とする請求項4に記載のキャリア。
【請求項6】
前記頂部パネルの前記複数の容器保持開口部は、第1の複数の容器保持開口部であり、前記少なくとも一つの容器保持フラップは、第2の複数の容器開口部を備え、前記第1の複数の容器保持開口部の前記容器開口部は、前記第2の複数の容器保持開口部のそれぞれの容器保持開口部と位置合わせされることを特徴とする請求項2に記載のキャリア。
【請求項7】
少なくとも一つの容器保持タブはそれぞれの折り線で前記頂部パネルに折り畳み可能に接続され、前記少なくとも一つの容器保持タブは前記複数の容器保持開口部のそれぞれの容器保持開口部の中に延在するように配置されることを特徴とする請求項6に記載のキャリア。
【請求項8】
前記少なくとも一つの容器保持フラップは第1の容器保持フラップであり、前記折り線は第1の折り線であり、前記少なくとも一つの補強パネルは前記第1の折り線を中断する第1の補強パネルであり、前記キャリアは第2の折り線で前記頂部パネルに折り畳み可能に接続された第2の容器保持フラップをさらに備え、前記キャリアは前記第2の折り線を中断する第2の補強パネルをさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のキャリア。
【請求項9】
前記少なくとも一つの容器保持フラップに折り畳み可能に接続された少なくとも一つの補強フラップをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のキャリア。
【請求項10】
前記少なくとも一つの容器保持フラップは前記頂部パネルと前記少なくとも一つの容器保持フラップから下側に延在することを特徴とする請求項9に記載のキャリア。
【請求項11】
前記少なくとも一つの容器保持フラップは第1の容器保持フラップであり、前記キャリアは前記頂部パネルに折り畳み可能に接続された第2の容器保持フラップをさらに備え、前記少なくとも一つの補強フラップは前記第1の容器保持フラップに折り畳み可能に接続する第1の補強フラップであり、前記キャリアは前記第2の容器保持フラップに折り畳み可能に接続された第2の補強フラップをさらに備え、前記第1の補強フラップは前記第2の補強フラップと少なくとも部分的に面接触することを特徴とする請求項10に記載のキャリア。
【請求項12】
前記頂部パネル、前記少なくとも一つの容器保持フラップ、及び前記少なくとも一つの補強パネルは前記キャリアの下構造体を形成し、前記キャリアは前記下構造体と少なくとも部分的に重なり合う上構造体をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のキャリア。
【請求項13】
前記上構造体は少なくとも一つの取り付けパネルを備え、前記少なくとも一つの容器保持パネルは容器保持部及び前記容器保持部に折り畳み可能に接続された少なくとも一つの縁部を備え、前記上構造体は前記複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受け入れるための複数の切り込みを備えることを特徴とする請求項12に記載のキャリア。
【請求項14】
前記少なくとも一つの取り付けパネルは前取り付けパネルであり、前記少なくとも一つの縁部は前記前取り付けパネルの前記容器保持部に折り畳み可能に取り付けられた内側縁部であり、前記上構造体は前記前取り付けパネルの前記容器保持部に折り畳み可能に接続された外側縁部をさらに備え、前記上構造体は、容器保持部を備える後取り付けパネルと、前記後取り付けパネルの前記容器保持部に折り畳み可能に接続された内側縁部と、前記後取り付けパネルの前記容器保持部に折り畳み可能に接続された外側縁部をさらに備えることを特徴とする請求項13に記載のキャリア。
【請求項15】
複数の容器を保持するためのキャリアを形成するためのブランクであって、前記キャリアが前記ブランクから形成されるときに前記複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受け入れるための複数の容器保持開口部を備える頂部パネルと、
折り線で前記頂部パネルと折り畳み可能に接続された少なくとも一つの容器保持フラップと、
前記折り線を中断し、前記頂部パネルと前記少なくとも一つの容器保持フラップとの間に配置された少なくとも一つの補強パネルを含むことを特徴とするブランク。
【請求項16】
前記少なくとも一つの補強パネルは、弱化線によって形成されることを特徴とする請求項15に記載のブランク。
【請求項17】
前記弱化線は、複数の傾斜線分を含み、前記複数の傾斜線分の各傾斜線分は、前記複数の傾斜線分の少なくとも一つの他の傾斜線分と交差することを特徴とする請求項16に記載のブランク。
【請求項18】
前記少なくとも一つの補強パネルは、略ダイヤモンド形状の構成を有することを特徴とする請求項17に記載のブランク。
【請求項19】
前記頂部パネルの前記少なくとも一つの容器保持開口部は、第1の複数の容器保持開口部であり、前記少なくとも一つの容器保持フラップは第2の複数の容器開口部を含み、前記第1の複数の容器保持開口部の前記容器開口部は、前記キャリアが前記ブランクから形成されるときに前記第2の複数の容器保持開口部のそれぞれの容器保持開口部と位置合わせされることを特徴とする請求項15に記載のブランク。
【請求項20】
少なくとも一つの容器保持タブはそれぞれの折り線で折り畳み可能に前記頂部パネルに接続され、前記少なくとも一つの容器保持タブは前記複数の容器保持開口部のそれぞれの容器保持開口部の中に延在するように配置されることを特徴とする請求項19に記載のブランク。
【請求項21】
前記少なくとも一つの容器保持フラップは第1の容器保持フラップであり、前記折り線は第1の折り線であり、前記少なくとも一つの補強パネルは前記第1の折り線を中断する第1の補強パネルであり、前記キャリアは第2の折り線で前記頂部パネルと折り畳み可能に接続された第2の容器保持フラップをさらに備え、前記キャリアは前記第2の折り線を中断する第2の補強パネルをさらに備えることを特徴とする請求項19に記載のブランク。
【請求項22】
前記少なくとも一つの容器保持フラップと折り畳み可能に接続する少なくとも一つの補強フラップをさらに備えることを特徴とする請求項15に記載のブランク。
【請求項23】
前記少なくとも一つの容器保持フラップは第1の容器保持フラップであり、前記ブランクは前記頂部パネルに折り畳み可能に接続された第2の容器保持フラップをさらに備え、前記少なくとも一つの補強フラップは前記第1の容器保持フラップに折り畳み可能に接続された第1の補強フラップであり、前記ブランクは前記第2の容器保持フラップに折り畳み可能に接続された第2の補強フラップをさらに備えることを特徴とする請求項22に記載のブランク。
【請求項24】
前記頂部パネル、前記少なくとも一つの容器保持フラップ、及び前記少なくとも一つの補強パネルは前記ブランクから形成された前記キャリアの下構造体を形成するための下ブランクの部分であり、さらに、前記下構造体と少なくとも部分的に重なり合う上構造体を形成するための上ブランクとの組み合わせにより、前記キャリアが上ブランク及び前記下ブランクから形成されることを特徴とする請求項15に記載のブランク。
【請求項25】
前記上ブランクは少なくとも一つの取り付けパネルをさらに備え、前記少なくとも一つの容器保持パネルは容器保持部と前記容器保持部に折り畳み可能に接続された少なくとも一つの縁部を備え、前記上ブランクは、前記キャリアを前記上ブランク及び前記下ブランクから形成するときに、前記複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受け入れるための複数の切り込みを備えることを特徴とする請求項24に記載の組み合わせ体。
【請求項26】
前記少なくとも一つの取り付けパネルは前取り付けパネルであり、前記少なくとも一つの縁部は前記前取り付けパネルの前記容器保持部に折り畳み可能に接続された内側縁部であり、前記上ブランクは前記前取り付けパネルの前記容器保持部に折り畳み可能に接続された外側縁部をさらに備え、前記上ブランクは容器保持部を備える後取り付けパネルと、前記後取り付けパネルの前記容器保持部に折り畳み可能に接続された内側縁部と、前記後取り付けパネルの前記容器保持部に折り畳み可能に接続された外側縁部をさらに備えることを特徴とする請求項25に記載の組み合わせ体。
【請求項27】
複数の容器を保持するためのキャリアを形成する方法であって、
複数の容器保持開口部を備える頂部パネルと、前記頂部パネルに折り線で折り畳み可能に接続された少なくとも一つの容器保持フラップと、前記折り線を中断し前記頂部パネルと前記少なくとも一つの容器保持フラップとの間に配置された少なくとも一つの補強パネルとを備えるブランクを得るステップと、
前記複数の容器保持開口部が、前記複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受け入れるように配置されるように前記ブランクを配置するステップを含むことを特徴とするキャリアを形成する方法。
【請求項28】
前記少なくとも一つの補強パネルは頂部パネルに対して概ね直立して配置されることを特徴とする請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記少なくとも一つの補強パネルは、弱化線によって形成されることを特徴とする請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記弱化線は、複数の傾斜線分を含み、前記複数の傾斜線分の各傾斜線分は、前記複数の傾斜線分の少なくとも一つの他の傾斜線分と交差することを特徴とする請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記少なくとも一つの補強パネルは、略ダイヤモンド形状の構成を有することを特徴とする請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記頂部パネルの前記複数の容器保持開口部は第1の複数の容器保持開口部であり、前記少なくとも一つの容器保持フラップは第2の複数の容器開口部を備え、
前記方法は、前記第1の複数の容器保持開口部の前記容器保持部が前記第2の複数の容器保持開口部のそれぞれの容器保持開口部と位置合わせされるように前記少なくとも一つの容器保持フラップを折り曲げるステップをさらに含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
【請求項33】
少なくとも1つの容器保持タブは、それぞれの折り線で前記頂部パネルに折り畳み可能に接続され、前記少なくとも一つの容器保持タブは前記複数の容器保持開口部のそれぞれの容器保持開口部の中に延在するように配置されることを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記少なくとも一つの容器保持フラップは第1の容器保持フラップであり、前記折り線は第1の折り線であり、前記少なくとも一つの補強パネルは前記第1の折り線を中断する第1の補強パネルであり、前記キャリアは第2の折り線で前記頂部パネルに折り畳み可能に接続された第2の容器保持フラップをさらに備え、前記キャリアは前記第2の折り線を中断する第2の補強パネルをさらに備えることを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項35】
前記少なくとも一つの容器保持フラップに折り畳み可能に接続された少なくとも一つの補強フラップをさらに含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
【請求項36】
前記少なくとも1つの容器保持フラップは、前記頂部パネル及び前記少なくとも一つの容器保持フラップから下方に延在することを特徴とする請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記少なくとも1つの容器保持フラップは第1の容器保持フラップであり、前記キャリアは前記頂部パネルに折り畳み可能に接続された第2の容器保持フラップをさらに備え、前記少なくとも一つの補強フラップは前記第1の容器保持フラップに折り畳み可能に接続された第1の補強フラップであり、前記キャリアは前記第2の容器保持フラップに折り畳み可能に接続された第2の補強フラップをさらに備え、前記第1の補強フラップは前記第2の補強フラップと少なくとも部分的に面接触していることを特徴とする請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記頂部パネル、前記少なくとも一つの容器保持フラップ、及び前記少なくとも一つの補強パネルは前記キャリアの下構造体を形成し、前記方法は前記下構造体と少なくとも部分的に重なり合う上構造体を配置するステップをさらに含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
【請求項39】
前記上構造体は少なくとも一つの取り付けパネルを有し、前記少なくとも1つの容器保持パネルは容器保持部及び前記容器保持部に折り畳み可能に接続された少なくとも一つの縁部を備え、前記上構造体は前記複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受け入れるための複数の切り込みを有することを特徴とする請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記少なくとも1つの取り付けパネルは前取り付けパネルであり、前記少なくとも一つの縁部は前記前取り付けパネルの前記容器保持部に折り畳み可能に接続された内側縁部であり、前記上構造体は前記前取り付けパネルの前記容器保持部に折り畳み可能に接続された外側縁部をさらに備え、
前記上構造体は後取り付けパネルをさらに備え、前記後取り付けパネルは、容器保持部と、前記後取り付けパネルの前記容器保持部に折り畳み可能に接続された内側縁部と、前記後取り付けパネルの前記容器保持部に折り畳み可能に接続された外側縁部とを含むことを特徴とする請求項39に記載の方法。
【請求項41】
複数の容器と、前記複数の容器を保持するキャリアを有するパッケージであって、
前記キャリアは、前記複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受け入れる複数の容器保持開口部を備える頂部パネルと、折り線で前記頂部パネルに折り畳み可能に接続された少なくとも一つの容器保持フラップと、前記折り線を中断し前記頂部パネルと前記少なくとも一つの容器保持フラップの間に配置された少なくとも一つの補強パネルとを備えることを特徴とするパッケージ。
【請求項42】
前記少なくとも一つの補強パネルは、前記頂部パネルに対して概ね直立していることを特徴とする請求項41に記載のパッケージ。
【請求項43】
前記少なくとも一つの補強パネルは、弱化線によって形成されることを特徴とする請求項41に記載のパッケージ。
【請求項44】
前記弱化線は複数の傾斜線分を含み、前記複数の傾斜線分の各傾斜線分は、前記複数の傾斜線分の少なくとも一つの他の線分と交差することを特徴とする請求項43に記載のパッケージ。
【請求項45】
前記少なくとも一つの補強パネルは、略ダイヤモンド形状の構成を有することを特徴とする請求項44に記載のパッケージ。
【請求項46】
前記頂部パネルの前記複数の容器保持開口部は第1の複数の容器保持開口部であり、前記少なくとも一つの容器保持フラップは第2の複数の容器開口部を備え、前記第1の複数の容器保持開口部の前記容器開口部は、前記第2の複数の容器保持開口部のそれぞれの容器保持開口部と位置合わせされることを特徴とする請求項42に記載のパッケージ。
【請求項47】
少なくとも一つの容器保持タブはそれぞれの折り線で前記頂部パネルに折り畳み可能に接続され、前記少なくとも一つの容器保持タブは前記複数の容器保持開口部のそれぞれの容器保持開口部の中に延在するように配置されることを特徴とする請求項46に記載のパッケージ。
【請求項48】
前記少なくとも一つの容器保持フラップは第1の容器保持フラップであり、前記折り線は第1の折り線であり、前記少なくとも一つの補強パネルは前記第1の折り線を中断する第1の補強パネルであり、前記キャリアは第2の折り線で前記頂部パネルに折り畳み可能に接続された第2の容器保持フラップをさらに備え、前記キャリアは前記第2の折り線を中断する第2の補強パネルをさらに備えることを特徴とする請求項46に記載のパッケージ。
【請求項49】
前記少なくとも一つの容器保持フラップに折り畳み可能に接続された少なくとも一つの補強フラップをさらに備えることを特徴とする請求項41に記載のパッケージ。
【請求項50】
前記少なくとも一つの容器保持フラップは前記頂部パネルと前記少なくとも一つの容器保持フラップから下側に延在することを特徴とする請求項49に記載のパッケージ。
【請求項51】
前記少なくとも一つの容器保持フラップは第1の容器保持フラップであり、前記キャリアは、前記頂部パネルに折り畳み可能に接続された第2の容器保持フラップをさらに備え、前記少なくとも一つの補強フラップは前記第1の容器保持フラップに折り畳み可能に接続された第1の補強フラップであり、前記キャリアは前記第2の容器保持フラップに折り畳み可能に接続された第2の補強フラップをさらに備え、前記第1の補強フラップは前記第2の補強フラップと少なくとも部分的に面接触していることを特徴とする請求項50に記載のパッケージ。
【請求項52】
前記頂部パネル、前記少なくとも一つの容器保持フラップ、及び前記少なくとも一つの容器保持パネルは前記キャリアの下構造体を形成し、前記キャリアは前記下構造体と少なくとも部分的に重なり合う上構造体をさらに備えることを特徴とする請求項41に記載のパッケージ。
【請求項53】
前記上構造体は少なくとも一つの取り付けパネルを備え、前記少なくとも一つの容器保持パネルは容器保持部及び前記容器保持部に折り畳み可能に接続された少なくとも一つの縁部を含み、前記上構造体は前記複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受け入れるための複数の切り込みを備えることを特徴とする請求項52に記載のパッケージ。
【請求項54】
前記少なくとも一つの取り付けパネルは前取り付けパネルであり、前記少なくとも一つの縁部は前記前取り付けパネルの前記容器保持部に折り畳み可能に接続された内側縁部であり、前記上構造体は前記前取り付けパネルの前記容器保持部に折り畳み可能に接続された外側縁部をさらに備え、前記上構造体は後取り付けパネルを備え、該後取り付けパネルは、容器保持部、前記後取り付けパネルの前記容器保持部に折り畳み可能に接続された内側縁部、前記後取り付けパネルの前記容器保持部に折り畳み可能に接続された外側縁部を備えることを特徴とする請求項53に記載のパッケージ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の参照
本出願は、2020年9月30日に出願された米国仮特許出願63/085,365、2020年10月2日に出願された米国仮特許出願63/086,681、2020年12月3日に出願された米国仮特許出願63/120,863、2021年1月12日に出願された米国仮特許出願63/136,400、及び2021年6月9日に出願された米国仮特許出願63/208,646の各々の利益を主張する。
【0002】
引用による補充
2018年12月14日に出願された米国仮特許出願62/779,689、2018年12月21日に出願された米国仮特許出願62/783,752、2019年1月25日に出願された米国仮特許出願62/796,830、2019年1月28日に出願された米国仮特許出願62/797,585、2019年2月25日に出願された米国仮特許出願第62/810,015号、2019年3月6日に出願された米国仮特許出願62/814,412、2019年3月12日に出願された米国仮特許出願62/817,120、2019年5月1日に出願された米国仮特許出願62/84630227571,449、2019年5月30日に出願された米国特許出願16/426,050、2019年5月30日に出願された米国特許出願16/426,057、2019年5月30日に出願された米国特許出願16/426,060, 2019年5月30日に出願された米国特許出願16/426,063、2019年5月30日に出願された米国特許出願16/426,066、2019年5月30日に出願された米国意匠特許出願29/692,992、2019年5月30日に出願された米国意匠特許出願29/692,993、2019年5月30日に出願された米国意匠特許出願29/692,994、2019年5月30日に出願された米国意匠特許出願29/692,996、2019年5月30日に出願された米国意匠特許出願29/692,997、2019年10月10日に出願された米国特許出願16/598,282、2019年10月18日に出願された米国意匠特許出願29/709,918、2019年12月23日に出願された米国仮特許出願62/952,839、2020年1月3日に出願された米国仮特許出願62/956,882、2020年3月6日に出願された米国仮特許出願第62/985,997号、2020年3月25日に出願された米国特許出願16/829,346、及び2020年4月27日に出願された米国仮特許出願63/015,898、2020年5月11日に出願された米国仮特許出願63/022,757、2020年5月12日に出願された米国仮特許出願63/023,442、2020年5月19日に出願された米国意匠特許出願第29/735,178号、2020年5月29日に出願された米国仮特許出願63/031,615、2020年6月30日に出願された米国意匠特許出願第29/739,927号、2020年6月30日に出願された米国意匠特許出願第29/739,929号、2020年6月30日出願に出願された意匠米国特許出願第29/739,931号、2020年6月30日に出願された米国意匠特許出願第29/739,933号、2020年6月30日に出願された米国意匠特許出願第29/739,934、2020年9月30日に出願された米国仮特許出願63/085,365、2020年10月2日に出願された米国仮特許出願63/086,681、2020年12月3日に出願された米国仮特許出願63/120,863、2020年12月11日に出願された米国特許出願17/119,040、2020年12月11日に出願された米国特許出願17/118,999、2021年1月12日に出願された米国仮特許出願63/136,400、2021年3月24日に出願された米国意匠特許出願29/775,557、2021年3月24日に出願された米国意匠特許出願29/775,558、2021年3月24日に出願された米国意匠特許出願29/775,559、2021年3月24日に出願された米国意匠特許出願第29/775,560号、2021年6月9日に出願された米国仮特許出願63/208,568、2021年6月9日に出願された米国仮特許出願63/208,646、2018年9月7日に出願された米国仮出願62/728,454、2018年11月14日に出願された米国仮特許出願62/767,188、2018年11月21日に出願された米国仮特許出願62/770,566、2021年6月25日に出願された米国仮特許出願63/214,868、2021年6月29日に出願された米国仮特許出願63/216,062、2021年7月8日に出願された米国仮特許出願63/219,648、2021年7月15日に出願された米国仮特許出願63/222,225、2021年8月3日に出願された米国仮特許出願63/203,882、2021年9月3日に出願された米国仮特許出願63/260,881、2021年9月24日に出願された米国仮特許出願63/261,582は、全ての目的のためにそれらの全体がここに提示されているかのように引用により補充される。2013年3月5日に発行された米国特許8,387,784、2012年1月17日に発行された米国特許8,096,413、及び2021年6月8日に発行された米国特許11,027,905の各々の開示は、あたかもその全体が本明細書に提示されているかのように、あらゆる目的のために引用により本明細書に補充される。
【0003】
本開示は、概して、容器を保持し、陳列し、かつ/又は輸送するためのカートン又はキャリアに関する。
【発明の概要】
【0004】
一態様によれば、本開示は、概して、複数の容器を保持するためのキャリアに関し、キャリアは、複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受容するための複数の容器保持開口部を備える頂部パネルと、頂部パネルに折り線で折り畳み可能に接続された少なくとも一つの容器保持フラップと、折り線を中断し、頂部パネルと少なくとも一つの容器保持フラップとの間に配置される少なくとも一つの補強パネルとを含む。
【0005】
別の態様によれば、本開示は、概して、複数の容器を保持するためのキャリアを形成するためのブランクであって、キャリアがブランクから形成されるときに複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受容するための複数の容器保持開口部を備える頂部パネルと、頂部パネルに折り線で折り畳み可能に接続された少なくとも一つの容器保持フラップと、折り線を中断し、頂部パネルと少なくとも一つの容器保持フラップとの間に配置される少なくとも一つの補強パネルとを備えるブランクを対象とする。
【0006】
別の態様によれば、本開示は、概して、複数の容器を保持するためのキャリアを形成する方法であって、複数の容器保持開口部を備える頂部パネルと、頂部パネルに折り線で折り畳み可能に接続された少なくとも一つの容器保持フラップと、頂部パネルと少なくとも一つの容器保持フラップとの間に配置される少なくとも一つの補強パネルとを備えるブランクを得るステップと、複数の容器保持開口部が、複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受容するように位置付けられるように、ブランクを位置付けるステップを含む方法を対象とする。
【0007】
当業者は、以下に列挙される図面を参照して実施形態の以下の詳細な説明を読むことにより、様々な追加の実施形態の上記の利点ならびに他の利点及び利益を理解するであろう。上で論じた態様が、個々に、及び様々な組合せでの両方で提供されることは、本開示の範囲内である。
【0008】
慣例によれば、以下で論じられる図面の様々な特徴は、必ずしも縮尺通りに描かれていない。図面における様々な特徴及び要素の寸法は、本開示の実施形態をより明確に示すために拡大又は縮小され得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本開示の第1の例示的な実施形態によるキャリアを形成するためのブランクの外面の平面図である。
【
図2】本開示の第1の例示的な実施形態による、
図1のブランクから形成されたキャリアと複数の容器とを含むパッケージの斜視図である。
【
図3】本開示の第2の例示的な実施形態によるキャリアを形成するためのブランクの外面の平面図である。
【
図4】本開示の第2の例示的な実施形態による、
図3のブランクから形成されたキャリアと複数の容器とを含むパッケージの斜視図である。
【
図6】本開示の第3の例示的な実施形態によるキャリアを形成するためのブランクの外面の平面図である。
【
図7】本開示の第3の例示的な実施形態による、
図6のブランクから形成されたキャリアと複数の容器とを含むパッケージの斜視図である。
【
図8】本開示の第4の例示的な実施形態によるキャリアを少なくとも部分的に形成するための頂部ブランクの外面の平面図である。
【
図9】本開示の第4の例示的な実施形態による、
図2のパッケージの上に配置される
図8の頂部ブランクの斜視図である。
【
図10】本開示の第4の例示的な実施形態による、
図8のブランクから形成された頂部構造体を含むパッケージ及び
図2のパッケージの斜視図である。
【
図11】本開示の第5の例示的な実施形態によるキャリアを少なくとも部分的に形成するための頂部ブランクの外面の平面図である。
【
図12】本開示の第5の例示的な実施形態による、
図2のパッケージの上に配置される
図11の頂部ブランクの斜視図である。
【
図13】本開示の第5の例示的な実施形態による、
図11のブランクから形成された頂部構造体を含むパッケージ及び
図2のパッケージの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
対応する部分は、図面全体を通して対応する参照番号によって指定される。
【0011】
本開示は、概して、ジャー、ボトル、缶などの容器を保持し、陳列するためのキャリア、パッケージ、構造体、スリーブ、カートンなどに関する。容器は、例えば、食品及び飲料製品を包装するために使用することができる。容器は、特定の食品又は飲料品を包装するための組成物に適した材料から作製することができ、材料は、ガラス、PET、LDPE、LLDPE、HDPE、PP、PS、PVC、EVOH、ナイロン等のプラスチック、アルミニウム及び/又は他の金属、又はその任意の組み合わせを含むが、これらに限定されるものではない。
【0012】
本開示によるキャリアは、多数の異なる形状の容器を収容することができる。本開示の範囲を限定する目的ではなく例示を目的として、以下の詳細な説明は、少なくとも部分的にキャリア実施形態内に配置された飲料容器(例えば、アルミニウム缶)を説明する。本明細書において、「下方」、「底部」、「上方」、「頂部」、「前方」及び「後方」という用語は、完全に起立したキャリアに関して決定された向きを示す。
【0013】
本明細書で説明されるように、キャリアは、複数の重ねられたパネル、端部フラップ、及び/又はブランクの他の部分によって形成されることができる。そのようなパネル、端部フラップ、及び/又はブランクの他の部分は、本開示から逸脱することなく、互いに対する相対的な用語で、例えば、「第1の」、「第2の」、「第3の」などで、連続的又は非連続的な参照で指定することができる。
【0014】
図1は、本開示の第1の例示的な実施形態に従うキャリア105(
図2)を形成するために使用されるブランク103の外面101の平面図を示す。本明細書でさらに説明されるように、キャリア105は、複数の容器を保持/支持/保持/受容するように構成され得る。キャリア105は、パッケージ110(
図2)を形成するために1つ以上の容器を備えることができる。
【0015】
本開示のキャリアと共に使用するのに好適な容器は、下方ベース部分と、下方ベース部分から内向きに先細になるネックを通常備える頂部部分Tと、ネック部分から半径方向外向きに延在するネック部分の頂部におけるフランジ部分と、プルタブを含むフランジ部分の下の頂面とを有する飲料缶であり得る。他のサイズ、形状、及び構成の容器を、本開示から逸脱することなく、キャリア内に保持することができる。
【0016】
さらに
図1を参照すると、キャリア105は、6つの容器を収容又は支持するようにサイズ設定することができ、3つの容器CA1、CA2、CA3がキャリア105の前部106に取り付けられ、3つの容器CB1、CB2、CB3がキャリア105の後部108に取り付けられる。図示の実施形態では、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3は飲料缶とすることができ、又は本開示から逸脱することなく任意の他の適切なタイプ及びサイズの容器とすることができる。キャリア105は、1つ以上の容器と共にパッケージ110として提供することができる。
【0017】
キャリア105は、6つより多い又は少ない容器を保持するようなサイズ及び形状にすることができる。一実施形態では、キャリア105の前部106及び後部108はそれぞれ、3つの容器を有し、他の実施形態では、キャリア105の前部106及び後部108は、本開示から逸脱することなく、3つより多い又は少ない容器を担持することができる。
【0018】
図1に示すように、ブランク103は、長手方向軸L1及び横方向軸L2を有する。ブランク103は、キャリア105の前部106を形成するための前部107と、キャリア105の後部108を形成するための後部109とを有する。
【0019】
図示の実施形態では、ブランク103は、頂部パネル125(広義には、「第1の頂部パネル」又は「中央パネル」又は「取り付けパネル」である)と、横方向折り線129(広義には「第1の折り線」)で頂部パネル125に折り畳み可能に接続された容器保持フラップ127(広義には、「第1の容器保持フラップ」、「第1の頂部端部フラップ」、「第2の頂部パネル」、又は「第1の容器保持パネル」である)と、横方向折り線133(広義には、「第2の折り線」)で頂部パネル125に折り畳み可能に接続された容器保持フラップ131(広義には、「第2の容器保持フラップ」、「第2の頂部フラップ」、「第3の頂部パネル」、又は「第2の容器保持パネル」である)を備える。
【0020】
図1Aをさらに参照すると、頂部パネル125は、複数の容器保持開口部135(広義には、「第1の複数の容器保持開口部」)を含む容器保持機能部を有することができる。 示されているように、ブランク103から形成されるキャリア105によって保持される所望の数の容器に対応する数で、容器保持開口部135を、列及び行配列で設けることができる。頂部パネル125は、それぞれ3つの開口部135の2つの行/列に設けられた容器保持開口部135を有するように示されているが、本開示から逸脱することなく、異なる数及び/又は配置の容器保持開口部135を設けることができることを理解されたい。
【0021】
図1Aに示されるように、容器保持開口部135は、略円形の構成を有することができ、容器保持タブ137、139が、それぞれの湾曲した折り線/弱化線143の部分において頂部パネル125に折り畳み可能に接続された交互配置で設けられている。図示される構成では、一対の直径方向に対向する容器保持タブ137は、長手方向軸L1に平行な線に沿って設けられ、また、一対の直径方向に対向する容器保持タブ137は、横方向軸L2に平行な線に沿って設けられ、また、容器保持タブ139は、軸L1、L2に対するそれぞれの斜角でそれぞれの隣接する容器保持タブ137の間に設けられる。容器保持タブ137、139を、概して当接する円周方向配置で設けることができるが、本開示から逸脱することなく、隣接する容器保持タブ間に間隔を設けることができることが理解されるであろう。
【0022】
容器保持タブ137、139は、容器保持開口部135の内側に面する概して湾曲した自由縁部を有するものとして示され、容器保持タブ137が容器保持タブ139よりも大きいが、容器保持タブ137、139のうちの1つ又は複数は、本開示から逸脱することなく異なる構成又は配置を有することができることを理解されたい。一実施形態では、容器保持タブ137、139は、それぞれの湾曲した折り線で頂部パネル125に折り畳み可能に接続することができる。別の実施形態では、容器保持タブ137、139は、複数の容器保持タブ137、139にわたる湾曲した折り畳み線のそれぞれの部分で頂部パネル125に折り畳み可能に接続することができる。
【0023】
ブランク103/キャリア105はまた、長手方向折り線144において頂部パネル125に折り畳み可能に接続され、折り線144の一方の端点から折り線144の他方の端点まで延在する湾曲切り込み145によって少なくとも部分的に画定される、少なくとも一つのハンドルタブ141を含む、ハンドル機構を有することができる。本明細書でさらに説明されるように、ハンドルタブ141は、キャリア105のユーザ係合のためのそれぞれのハンドル開口部を形成するように、頂部パネル125から分離されることができる。
【0024】
さらに
図1を参照すると、容器保持フラップ127、131の各々は、それぞれの容器保持開口部147(広義には「第2の複数の容器保持開口部」)を含む。容器保持開口部147は、本明細書でさらに説明するように、キャリア105がブランク103から形成されるときに、それぞれの容器保持開口部135と位置合わせされる。容器保持開口部147は、概して対称的な円形開口部として示されているが、容器保持開口部147の1つ以上は、本開示から逸脱することなく、異なる構成、例えば、複数の中心点及び/又は非対称部分等を有することができることを理解されたい。
【0025】
示されるように、容器保持フラップ127、131は、それぞれの凹部153、155を画定するそれぞれの横方向自由縁149、151を有する。本明細書でさらに説明されるように、キャリア105がブランク103から形成されるとき、凹部153、155は、キャリア105のユーザ係合のためのクリアランス及び/又は補強を提供するように、それぞれのハンドルタブ141に当接するように、及び/又は少なくとも部分的に包囲するように位置付けることができる。これに関して、凹部153、155はまた、ブランク103/キャリア105のハンドルの特徴を形成することができる。
【0026】
引き続き
図1を参照すると、ブランク103/それから形成されるキャリア105は、使用時にブランク103/キャリア105のある部分の相対運動を制限/阻止するように構成することができる。図示のように、一対の横方向に間隔をあけた補強パネル157(広義には、「第1の補強構造/補強パネル」である)は、折り線129を中断するように配置することができる。各補強構造部/パネル157は、図示のように、折り線129の線分の端点間に延在する弱化線159によって画定される、頂部パネル125と容器保持フラップ127との間のブランク103/キャリア105のある領域とすることができる。
【0027】
弱化線159は、図示のように、複数の交差する傾斜線分159a、159b、159c、159dを含むことができる。図示した実施形態では、線分159a、159b、159c、159dのそれぞれは、略長斜方形/菱形形状の補強構造部/パネル157を形成するように配列することができる。一実施形態では、弱化線159の線分159a、159b、159c、159dのそれぞれは、軸L1、L2のそれぞれに対して約45°の角度で配置することができる。他の実施形態では、一つ以上の弱化線159の線分は軸L1、L2に対して異なる角度で配置することができる。脆弱化線159/補強パネル157の1つ又は複数は、本開示から逸脱することなく、1つ又は複数の異なる構造部、例えば、湾曲した部分及び/又は長手方向/横方向部分を有することができることが理解されよう。
【0028】
示されるように、一対の長手方向に間隔があいている補強構造部/補強パネル157(概して、「第2の補強構造部/パネル」)もまた、頂部パネル125と容器保持フラップ131との間に配置されるように、折り線133を中断するようにして設けることができる。本開示から逸脱することなく、異なる数及び/又は配置の補強パネル157を設けることができることが理解されるであろう。
【0029】
パネル、フラップ、折り線、切り込み、又は他の構成のいずれも、本開示から逸脱することなく、ブランク103から別様に成形、配置、及び/又は省略することができる。ブランク103は、本開示から逸脱することなく、6つより多い又は少ない容器を収容するサイズ及び/又は形状とすることができる。
【0030】
図2をさらに参照すると、キャリア105/パッケージ110を形成する1つの例示的な実施形態によれば、ブランク103は、容器の群の上に位置決めすることが でき、容器保持フラップ127、131は、それぞれの折り線129、133においてブランク103の内面/下面に向かって折り曲げることができ、それにより、それぞれの容器保持フラップ127、131の容器保持開口部147は、頂部パネル125のそれぞれの容器保持開口部135と整列する。
【0031】
そのような構成では、ブランク103は、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の上に下げることができ、それにより、それぞれの容器CA1、CA2、CA3の上部又は上部Tを、それぞれの位置合わせされた容器保持開口部135、147を通して少なくとも部分的に受け入れることができる。
【0032】
したがって、それぞれの容器保持開口部147を取り囲む容器保持フラップ127、131の縁部は、それぞれの容器の頂部部分T、例えば、それぞれの容器の巻かれたリムを少なくとも部分的に受容し、容器保持開口部135は、次いで、それぞれの容器のそれぞれの頂部部分Tを受容する。
【0033】
それぞれの容器保持開口部135を通るそれぞれの容器のそれぞれの頂部部分Tのそのような移動により、容器保持タブ137、139が折り線143のそれぞれの部分において上方に付勢され、頂部パネル125に対して少なくとも部分的に上方に延在する。これに関して、容器保持タブ137、139は、頂部パネル125から延在して、それぞれのフランジの下のそれぞれの容器のネック部分でそれぞれの容器に接触することができる。頂部パネル125からそれぞれの容器の頂部構造まで延在する容器保持タブ137、139のそのような上方/斜めの配置は、ブランク103/キャリア105の容器との強化された、補強された、安定化されたなどの係合を提供することができる。
【0034】
さらに、頂部パネル125のそれぞれの部分の容器保持フラップ127、131との重複関係は、容器保持フラップ127、131が、曲げ、座屈、屈曲、ねじれなどを最小限にする/対抗することができる下支えをする支持又は棚状の構造を提供し、頂部パネル125及びそこから上方に延在する容器保持タブ137、139を支持する安定したプラットフォームを提供するというようなものである。
【0035】
頂部パネル125と容器保持フラップ127、131との2枚重ね/重なり合い係合によって提供される支持に加えて、補強パネル157は、頂部パネル125及び容器保持フラップ127、131に対して外向きの配置でもたらされており、これにより、頂部パネル125及び/又は容器保持フラップ127、131によって画定される平面に対するキャリア105/パッケージ110の曲げ、座屈、屈曲、ねじれをさらに抵抗し、最小限に抑える、(例えば、頂部パネル125に対して)略直立/垂直構造を形成し、例えば、キャリア105/パッケージ110が長手方向軸L1及び横方向軸L2の両方に沿うそのような力/動きに抗し最小限に抑える。この点に関して、補強パネル157は、頂部パネル125とそれぞれの容器保持フラップ127、131との間に位置決めされている。
【0036】
さらに
図2を参照すると、パッケージ110/キャリア105は、1つ又は両方のハンドルタブ141をそれぞれの切り込み145で頂部パネルから分離し、ハンドルタブ141をそれぞれの折り線144で下向きに折り曲げて、ユーザが1つ又は複数の指を挿入することができるそれぞれのハンドル開口部を頂部パネル125に形成することによって、消費者によって把持することができる。上述したように、ユーザが、キャリア105/パッケージ110を係合し、持ち上げる/運ぶ、又は他の方法で移動させるために、それぞれの容器保持フラップ127、131の下面及び/又は頂部パネル125の一部分、例えば、それぞれの凹部153、155に隣接する部分を係合することができるように、各容器保持フラップ127、131の凹部153、155は、各ハンドル開口部に当接する/包囲するように位置決めすることができる。
【0037】
加えて、ハンドルタブ141/そこから形成される開口部に対する容器保持タブ139の傾斜配置は、頂部パネル125及び/又は容器保持フラップ127のそれぞれの部分の屈曲、座屈、屈曲、ねじれ等に対する抵抗を強化する。ユーザによるハンドル機構の係合を介してキャリア105/パッケージ110を持ち上げる、運搬する、又は別様に動かす過程で力がキャリア105/パッケージ110に及ぼされるとき、長手方向軸L1及び横方向軸L2の両方に沿って131。
【0038】
さらに、パッケージ110/キャリア105が形成されると、各容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3は、例えば、それぞれの容器保持タブ137、139を各容器のネック部分から離して移動させ、それぞれの位置合わせされた容器保持開口部135、147を通して各容器の頂部部分Tを引き出すことによって、頂部パネル125、及びそれぞれの容器保持フラップ127、131から各容器を係合解除し、キャリア105から取り外すことができる。
【0039】
キャリア105/パッケージ110は、本開示から逸脱することなく、異なる構成を有し得ることが理解されるであろう。
【0040】
図3を参照すると、本開示の第2の例示的な実施形態による、キャリア205(
図4)を少なくとも部分的に形成するためのブランク203の外面201の平面図が示されている。ブランク203から形成されたキャリア205は、パッケージ210を形成するために1つ以上の容器を備えることができる。
【0041】
ブランク203は、キャリア205の前部206を形成するための前部207を含み、ブランク203は、キャリア205の後部208を形成するための後部209を含む。ブランク203及びキャリア205は、ブランク103及びキャリア105/パッケージ110に関して上述した特徴と実質的に同様の1つ以上の特徴を有することができ、類似の又は同様の特徴は、類似の又は同様の参照番号で識別される。
【0042】
示されるように、ブランク203は、ブランク203が、横方向折り線230において容器保持フラップ127に折り畳み可能に接続された第1の補強フラップ228(広義には、「第1の中央パネル」又は「第1のキール」)と、横方向折り線234において容器保持フラップ131に折り畳み可能に接続された第2の補強フラップ232(広義には、「第2の中央パネル」又は「第2のキール」)とをさらに含むことを除いて、ブランク103と実質的に同様である。
【0043】
さらに、ブランク203/キャリア205のハンドル機構は、それぞれの折り線230、234を中断し、キャリア205がブランク203から形成されるときにそれぞれのハンドルタブ141と少なくとも部分的に位置合わせするためのハンドル開口部253、254を含むことができる。図示のように、それぞれのハンドル開口部253、254の部分は、上述のブランク103のそれぞれの凹部153、154に対応することができる。ブランク203/キャリア205は、本開示から逸脱することなく、1つ以上の異なるハンドル特徴を有することができる。
【0044】
図4及び
図5をさらに参照すると、キャリア205/パッケージ210は、キャリア205の前部206が最大3つの容器CA1、CA2、CA3を保持することができ、キャリア305の後部208が最大3つの容器CB1、CB2、CB3を保持することができるように、上述のキャリア105及びパッケージ110と同様の方法で形成することができる。
【0045】
さらに、補強フラップ228、232は、それぞれの折り線230、234で折り畳まれて、少なくとも部分的に互いに面接触し、キャリア205/パッケージ210の前部206内の容器CA1、CA2、CA3とキャリア205/パッケージ210の後部208の容器CB1、CB2、CB3との間に、頂部パネル125及び容器保持フラップ127、131から下向きに延在して配置され得る。補強フラップ228、232は、キャリア205/パッケージ210の前部206内の容器CA1、CA2、CA3と、キャリア205/パッケージ210の後部208内の容器CB1、CB2、CB3との間に仕切り/分離器/バッファを提供することができることが理解されるであろう。
【0046】
例えば、頂部パネル125及び/又は容器保持フラップ127、131によって画定される平面に対するキャリア205/パッケージ210の曲げ、座屈、屈曲、ねじれなどに対する追加の抵抗が提供されるように、例えば、キャリア205/パッケージ210は、長手方向軸L1及び横方向軸L2の両方に沿ったそのような力/動きを最小限に抑える/抵抗するように、キャリア205/パッケージ210の中心における補強フラップ228、232の垂直位置決めがなされる。
【0047】
さらに、補強フラップ228、232が容器保持フラップ127、131から下向きに延在するとき、補強フラップ228、232の中に延在する開口部253、254の部分が、ハンドルタブ141によって形成されるハンドル開口部を通って延在するユーザの指のうちの1つ以上のための間隙を提供するように位置付けられるように、ハンドル開口部253、254の配置がなされる。
【0048】
キャリア205/パッケージ210は、キャリア105及びパッケージ110、例えば容器保持機構及びその補強パネルに関して上述したものと同じ又は類似の利点を提供することができる。
【0049】
図6を参照すると、本開示の第3の例示的な実施形態によるキャリア305及びパッケージ310(
図7)を形成するためのブランク303の外面301が示されている。ブランク303及びそれから形成されるキャリア305/パッケージ310は、上述のブランク103、203、キャリア105、205、及びパッケージ110、210に関して上述の特徴と実質的に同様の1つ以上の特徴を有することができ、同様の又は同様の特徴は、同様の又は同様の参照番号で識別される。
【0050】
示されるように、ブランク303は、長手方向軸L1及び横方向軸L2と、最大3つの容器CA1、CA2、CA3を運ぶための前部306と、最大3つの容器CB1、CB2、CB3を運ぶための後部308とを有することができる。図示の実施形態では、ブランク303は、頂部パネル125、容器保持フラップ127、131、補強フラップ228、232、及び関連する特徴を含むことができる。図示の実施形態では、本開示から逸脱することなく、それぞれの折り線128、133を中断する単一の細長い補強特徴/パネル157を設けることができ、異なる数及び/又は配置の補強特徴/パネル157を設けることができる。
【0051】
本明細書に記載される通りであって、ブランク303は、ボトル、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)又は別のポリマーで形成され、キャップCPを支持するフランジFを含む上部を有するプラスチックボトルの形態の1つ又は複数の容器を保持するためのキャリア305/パッケージ310に形成することができる。
【0052】
この点に関して、頂部パネル125の容器保持開口部335(広義には「第1の複数の容器保持開口部」)及び容器保持フラップ127、131の容器保持開口部347(広義には「第2の複数の容器保持開口部」)は、それぞれの容器の上部を受容し係合するようにサイズ決定及び構成され得る。ブランク303/キャリア305/パッケージ310にはさらに、湾曲した部分、直線部分、及び傾斜した部分のうちの1つ又は複数を有するそれぞれの切り込み339によって形成された容器保持タブ337を設けることができる。容器保持タブ337は、図示のように、それぞれの容器保持開口部335内に延在し、面取りされた縁部を有する概してテーパ状の台形構成を有する、直径方向に対向した対で提供することができるが、1つ又は複数の容器保持タブ337は、本開示から逸脱することなく異なる構成を有することができる。
【0053】
図7をさらに参照すると、キャリア305/パッケージ310は、キャリア105、205/パッケージ110、210に関して上述した方法と実質的に同様の方法で形成することができ、容器保持フラップ127、131は、位置合わせされた容器保持開口部335、347がそれぞれの容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の上部を少なくとも部分的に受容するように位置合わせされるように頂部パネル125の下に折り畳まれる、例えば、それぞれのキャップCP及びそれを通るそれぞれのフランジFを取り囲む部分は、容器保持タブ337が頂部パネル125から延在してそれぞれのフランジFの下のそれぞれの容器のネック部分でそれぞれの容器に接触するように位置決めされている。
【0054】
さらに、補強フラップ228、232は、少なくとも部分的に互いに面接触して配置することができ、キャリア205/パッケージ210に関して上述したように、キャリア305/パッケージ310の前部306内の容器CA1、CA2、CA3とキャリア305/パッケージ310の後部308内の容器CB1、CB2、CB3との間で頂部パネル125及び容器保持フラップ127、131から下方に延在する、ように配置することができる。
【0055】
キャリア305/パッケージ310は、上述したキャリア105、205及びパッケージ110、210、例えば容器保持機構及び補強パネルに関して上述したものと同じ又は類似の利点を提供することができる。キャリア305/パッケージ310は、本開示から逸脱することなく、異なる構成を有し得ることが理解されるであろう。
【0056】
図7を参照すると、キャリア405(
図10)を少なくとも部分的に形成するための上ブランク403(広義には「第2のブランク」)の外面401の平面図、が、本開示の第4の例示的な実施形態にしたがって示されている。
【0057】
以下でさらに説明するように、上ブランク403は、第1の例示的な実施形態のキャリア105と協働してキャリア405を形成する上構造体又は第2の構造体404を形成することができる。これに関して、キャリア105を形成するブランク103は、第1のブランク又は下ブランクと見なすことができ、キャリア105は、第1の構築体又は下構築体と見なすことができる。キャリア405は、パッケージ410を形成するために1つ以上の容器を備えることができる(
図10)。
【0058】
上ブランク403は、図示のように、長手方向軸L1及び横方向軸L2を有することができる。上ブランク403の繊維方向M2、例えば、第1のブランク403が形成される材料(例えば、板紙)の繊維/繊維成分が概ね横たわる方向は、長手方向軸L1に概ね平行であり得る。繊維方向M2は、本開示から逸脱することなく、横方向軸L2に概ね平行であり得るか、又は長手方向軸L1に対して斜めの方向に沿って画定され得ることが理解されるであろう。
【0059】
本明細書に記載されるように、下ブランク103(
図1)の繊維方向M1は、概して横方向軸L2に平行であり得るが、繊維方向M2は、概して長手方向軸L1に平行であり得るか、又は本開示から逸脱することなく、横方向軸L2に対して斜めの方向に沿って画定され得る。
【0060】
引き続き
図8を参照すると、上ブランク403は、キャリア405の前部406を少なくとも部分的に形成するための前部407と、キャリア405の後部408を少なくとも部分的に形成するための後部409とを有することができる。上ブランク403はまた、横方向折り線421において後取り付けパネル425に折り畳み可能に接続された前取り付けパネル423を含むことができる。前取り付けパネル423は、一対の横方向折り線429、431の間に画定された容器保持部427を含むことができ、それにより、容器保持部427は、横方向折り線429において前取り付けパネル423の内側縁部433に折り畳み可能に接続され、容器保持部427は、折り線431において外側縁部435に折り畳み可能に接続される。一対の横方向に離間したノッチ又は凹部436は、前取り付けパネル423の自由縁部に沿って画定することができる。
【0061】
上ブランク403/上構造体405は、複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受け入れるための容器保持機構を含むことができる。示されるように、折り線429は、容器保持部427から突出する容器保持タブ439を画定する複数の横方向に離間した湾曲切り込み437によって中断されてもよく、折り線431は、容器保持タブ439の反対側で容器保持部427から突出する保持タブ443を画定する複数の横方向に離間した湾曲切り込み441によって中断されてもよい。示されるように、1つ以上の緩和切り込み又は弱化線は、それぞれの切り込み437、441に近接して、又は交差するように位置付けられることができる。
【0062】
同様に、後取り付けパネル425は、一対の横方向折り線445、447の間に画定された容器保持部443と、折り線445において容器保持部443に折り畳み可能に接続された内側縁部449と、折り線447において容器保持部453に折り畳み可能に接続された外側縁部451とを有することができる。折り線445、447は、後取り付けパネル425に、前取り付けパネル423に関して上述したものに関連した同様の/同一の容器保持特徴部を設けることができるように、それぞれの複数の湾曲した切り込み437、441によって中断することができる。一対の横方向に離隔したノッチ又は凹部452は、後取り付けパネル425の自由縁部に沿って画定することができる。
【0063】
ブランク403/構造体405はまた、折り線421を中断し、それぞれのハンドル開口部449内に延在し、それぞれの横方向折り線453において取り付けパネル423、425のそれぞれの部分に折り畳み可能に接続される、それぞれのハンドル補強フラップ451を有する、横方向に離隔したハンドル開口部449の対を含む、ハンドル特徴を含むことができる。
【0064】
図9及び
図10をさらに参照すると、キャリア/下構造体105は、第1の例示的な実施形態に関して上述したように形成することができる。さらに、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3のうちの1つ以上は、第1の例示的実施形態に関して上記で説明される様式で、キャリア/下構造体105と係合されることができる。
【0065】
その後、例示的な一実施形態によるキャリア405/パッケージ410を形成するために、ブランク403をキャリア/下構造体105上に降ろして、その容器保持機構を作動させ、上構造体405を形成することができる。例えば、ブランク403の内面又は下面が容器の上に配置されると、容器保持部427、443は、それぞれの切り込み437、441においてそれぞれの取り付けパネル423、425の残りの部分から少なくとも部分的に分離することができる。
【0066】
そのような配置では、それぞれの容器CA1、CA2の上部又は頂部部分Tは、容器保持タブ439、443が、例えば、それぞれの容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3のリム又は他の頂部構造の陥凹部分に係合することができるように、それぞれの切り込み437、441によって形成されるそれぞれの開口部を通って少なくとも部分的に延在することができる。そのような構成では、それぞれの内側縁部433、449及び外側縁部435、451の複数の再構成可能な縁部は、例えば、それぞれの容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の巻かれたリム縁部又は他の頂部構造に係合することができる。
【0067】
上構造体405におけるブランク403の前述の再構成はまた、前取り付けパネル423の内側縁部433を折り線429で下方に折り畳み、前取り付けパネル423の外側縁部435を折り線431で下方に折り畳むことができる。同様に、後取り付けパネル423の内側縁部449は、折り線445で下向きに折り曲げることができ、後取り付けパネル425の外側縁部451は、折り線447で下向きに折り曲げることができる。
【0068】
キャリア405/パッケージ410は、キャリア105、205、305/パッケージ110、210、310に関して上述した方法と同様の方法で使用することができる。キャリア405/パッケージ410を係合/移動/運搬するために、一実施形態では、ユーザは、それぞれのハンドル開口部449の一方又は両方を通して自分の指を挿入し、ハンドル補強フラップ451を、それぞれの折り線453において、下構造体/キャリア105のハンドルタブ141に向かって下向きに折り畳ませることができる。これに関して、ハンドルタブ141は、第1の例示的な実施形態に関して上述した方法で頂部パネル125から分離して、頂部パネル125にそれぞれの開口部を提供することができる。したがって、ユーザは、キャリア405/パッケージ410を係合し、持ち上げる/運ぶ、又は他の方法で移動させるために、容器保持フラップ127、131の下面及び/又は頂部パネル125の一部分に係合することができる。それぞれのハンドル補強フラップ451及びハンドルタブ141は、例えば、快適さのため、挟み込みを回避するためなどに、及び/又は持ち運ぶ応力による引き裂き又は他の変形に抵抗するユーザによる係合のための補強構造を提供するために、ユーザの指とキャリア405/パッケージ410の下側のそれぞれの部分との間に配置することができる。一実施形態では、ハンドルタブ451の一方又は両方の自由縁部は、下構造体105の頂部パネル125の一部分を捕捉/係合して、ユーザによるキャリア405/パッケージ410の適切な係合を容易にすることができる。
【0069】
キャリア405/パッケージ410から1つ以上の容器を取り外すために、容器のそれぞれの頂部部分Tは、それぞれの切り込み437、441と上構造体のそれぞれの取り付けパネル423、425の残りの部分とによって形成された開口部を通して引き抜くことができる。容器のそれぞれの頂部部分Tは、第1の例示的な実施形態に関して上述したように、下構造体105のそれぞれの位置合わせされた容器保持開口部135、147を通してさらに引き抜くことができる。
【0070】
キャリア405/パッケージ410は、キャリア105、205、305及びパッケージ110、210、310、例えば容器保持機構及びその補強パネルに関して上述したものと同じ又は類似の利点を提供することができる。
【0071】
さらに、上構造体404と下構造体105との前述の組み合わせは、下ブランク103/下構造体105と重なり合う上ブランク403/構造体405によって提供されるロバストかつ剛性の構成を有するキャリア405/パッケージ410を提供し、補強パネル157の存在に加えて、頂部パネル125及び/又は容器保持フラップ127、131及び/又は取り付けパネル423、425によって画定される平面に対するキャリア405/パッケージ410の曲げ、座屈、屈曲、ねじれ等を最小限にする/抵抗する強化された強化特性を提供し、キャリア405/パッケージ410は、長手方向軸L1及び横方向軸L2の両方に沿ったそのような力/動きを最小限に抑える/抵抗する。
【0072】
さらになお、上構造体404と下構造体105との前述の組み合わせは、繊維方向M2を有し重なり合う上ブランク403/構造体404と、繊維方向M2に垂直な繊維方向M1を有する下ブランク103/下構造体105とによって提供されるロバストかつ剛性の構成をキャリア405/パッケージ410に提供し、その結果、交差繊維構成が提供される。キャリア405/パッケージ410のこのような交差繊維構成は、例えば、キャリア405/パッケージ410が繊維方向M1に垂直な方向ならびに繊維方向M2に垂直な方向における引裂きに対して耐性があるので、強化された強化特性及び引裂きに対する耐性を提供することができる。これに関して、キャリア405/パッケージ410の交差繊維構成によって、引裂きに対する向上した耐性が2つの垂直軸に沿って提供される。
【0073】
加えて、それぞれの容器の頂部部分Tに重なるそれぞれの容器保持部427、433の位置決めは、例えば、製品情報(例えば、広告、価格情報、グラフィックス/ロゴ/画像、販売促進情報など)のための追加の広告を提供することができ、ならびに、破片又は他の望ましくない物質がそれぞれの容器の頂部部分Tに接触することを最小限に抑える、阻止する、防止する、及び/又は他の方法で回避することができる障壁を形成することができる。それぞれの容器の上部Tのそのような保護/重複は、消費者に、パッケージ410の容器に関する衛生化及び品質管理の印象の向上を提供することができる。
【0074】
キャリア405/パッケージ410は、本開示から逸脱することなく異なる構成を有することができ、本明細書で説明されるブランク、キャリア、及びパッケージのいずれも、本開示から逸脱することなく異なる構成で提供することができることを理解されたい。例えば、1つの例示的な実施形態では、前取り付けパネル423/内側縁部433/外側縁部435及び関連する特徴部、及び、後取り付けパネル425/内側縁部449/外側縁部459及び関連する特徴部、のうちの1つだけがキャリア/下構造体105のそれぞれの前部又は後部のみに重なるようにしてもよい。
【0075】
図11を参照すると、本開示の第5の例示的な実施形態による、キャリア505(
図13)を少なくとも部分的に形成するための第2のブランク又は上ブランク503の外面501の平面図が示されている。ブランク503から少なくとも部分的に形成されたキャリア505は、1つ以上の容器を備えることによりパッケージ510を形成することができる。
【0076】
上ブランク503は、第4の例示的な実施形態の上ブランク403に関して上述したものと同じ又は類似の1つ又は複数の特徴部を有することができ、同様の又は類似の特徴は、同様の又は類似の参照番号で指定される。
【0077】
図示のように、上ブランク503は、長手方向軸L1、横方向軸L2、及び繊維方向M2を含むことができる。ブランク503は、キャリア505の前部508を少なくとも部分的に形成するための前部507と、キャリア505の後部508を少なくとも部分的に形成するための後部509とを有することができる。上ブランク503は、容器保持部527を形成する単一の取り付けパネル523を含むことができ、外側縁部435は、折り線431において取り付けパネル523に折り畳み可能に接続され、外側縁部451は、折り線447において取り付けパネル523に折り畳み可能に接続される。折り線431、447は、第4の例示的な実施形態の上ブランク403(
図8)に関して上述したような容器保持特徴を提供するように、それぞれの複数の湾曲切り込み437、441によって中断することができる。
【0078】
キャリア505/パッケージ510は、キャリア405/パッケージ410に関して上述したのと同様の方法で形成することができ、例えば、キャリア105は、キャリア105と係合することができる容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3のうちの1つ又は複数と係合することができる、そして、ブランク503をキャリア105上に降ろして、その容器保持機構を作動させ、上構造体504を形成することができる。
【0079】
ブランク503/構造体504の容器保持特徴部の作動は、それぞれの切り込み437、441におけるそれぞれの部分パネル423、425の残りの部分からの容器保持部527の分離を含むことができる。そのような構成では、それぞれの容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の上部又は上部Tは、容器保持タブ439、443が、例えば、それぞれの容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3のリム又は他の上部構造の凹部に係合することができるように、それぞれの切り込み437、441によって形成されるそれぞれの開口部を通って少なくとも部分的に延在することができる。そのような構成では、デバイスの複数の再構成可能エッジそれぞれの外側縁部435、451は、例えば、それぞれの容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の巻かれたリム縁部又は他の上構造に係合することができる。
【0080】
キャリア505/パッケージ510は、キャリア105、205、305、405及びパッケージ110、210、310、410、例えば容器保持機構及びその補強パネルに関して上述したものと同じ又は類似の利点を提供することができる。
【0081】
概して、ブランクは、通常の紙よりも重くかつ剛性であるようにキャリパを有する板紙から構築され得る。ブランクはまた、厚紙などの他の材料、又はキャリアが少なくとも概して上述したように機能することを可能にするのに適した特性を有する任意の他の材料から構築することもできる。ブランクは、例えば粘土コーティングでコーティングすることができる。粘土コーティングは、次いで、製品、広告、及び他の情報又は画像を印刷されてもよい。次いで、ブランクは、ブランク上に印刷された情報を保護するためにワニスでコーティングされてもよい。ブランクはまた、ブランクの片側又は両側に、例えば水分バリア層でコーティングされてもよい。ブランクはまた、選択されたパネル又はパネルセクションにおいて、1つ以上のシート状材料に積層されるか、又は1つ以上のシート状材料でコーティングされ得る。
【0082】
例として、引き裂き線は、所望の脆弱線に沿って材料内に部分的に延在するスリット、及び/又は所望の脆弱線に沿って材料内に部分的に延在する及び/又は材料を完全に貫通する一連の離隔したスリット、又はこれらの特徴の様々な組み合わせを含むことができる。より具体的な例として、1つのタイプの引き裂き線は、材料を完全に貫通する一連の離隔したスリットの形態であり、隣接するスリットは、引き裂き線を横切って材料を典型的に一時的に接続するためにニック(例えば、材料のいくらかブリッジ様の小片である)が隣接するスリット間に画定されるようにわずかに離隔している。ニックは、引き裂き線に沿った引き裂き中に破壊される。ニックは、典型的には、引き裂き線の比較的小さい割合であり、代替として、ニックは、引き裂き線が連続切断線であるように、引き裂き線から省略されるか、又は引き裂き線内に配置され得る。すなわち、引き裂き線のそれぞれを連続スリットなどで置き換えることは、本開示の範囲内である。例えば、切断線は、本開示から逸脱することなく、連続スリットであってもよく、又はスリットよりも幅が広くてもよい。
【0083】
例示的な実施形態によれば、折り線は、必ずしも直線ではないが、それに沿った折り曲げを容易にする任意の実質的に直線の形態の脆弱化であり得る。より具体的には、本開示の範囲を狭める目的ではなく、折り線は、所望の脆弱線に沿って材料に押し潰された部分又は凹部を生成する、鈍いスコアリングナイフ等で形成された線等のスコア線、所望の脆弱線に沿って材料内に部分的に延在する切断部、及び/又は所望の脆弱線に沿って材料内に部分的に延在する及び/又は材料を完全に貫通する一連の切断部と、及びこれらの特徴の様々な組み合わせを含む。切断が折り線を作成するために使用される状況では、典型的には、切断は、合理的なユーザが折り線を断裂線であると誤って見なすことを引き起こすような様式では過度に広がらない。
【0084】
上記の実施形態は、キャリアの実施形態の組み立て中に接着剤によって一緒に接着された1つ以上のパネルを有するものとして説明され得る。用語「糊」は、キャリアパネルを適所に固定するために通常使用されるあらゆる様式の接着剤を包含することが意図される。
【0085】
本開示の前述の説明は、種々の例示的実施形態を図示及び説明している。本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、例示的な実施形態に様々な追加、修正、変更などを行うことができる。上記の説明に含まれる、又は添付の図面に示される全ての事項は、例示として解釈されるべきであり、限定的な意味で解釈されるべきではないことが意図される。加えて、本開示は、本開示の選択された実施形態のみを示し、説明するが、本開示は、様々な他の組み合わせ、修正、及び環境で使用することができ、本明細書で表された本発明の概念の範囲内で、上記の教示に相応して、及び/又は関連技術の技能もしくは知識の範囲内で変更又は修正を行うことができる。さらに、各実施形態のある特徴及び特性は、選択的に交換され、本開示の他の図示及び非図示の実施形態に適用されてもよい。
【国際調査報告】