(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-31
(54)【発明の名称】容器用キャリア
(51)【国際特許分類】
B65D 71/50 20060101AFI20231024BHJP
【FI】
B65D71/50 300
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023519870
(86)(22)【出願日】2021-09-28
(85)【翻訳文提出日】2023-05-23
(86)【国際出願番号】 US2021052272
(87)【国際公開番号】W WO2022072294
(87)【国際公開日】2022-04-07
(32)【優先日】2020-12-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-01-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-06-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-10-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】504075588
【氏名又は名称】グラフィック パッケージング インターナショナル エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100101498
【氏名又は名称】越智 隆夫
(74)【代理人】
【識別番号】100107401
【氏名又は名称】高橋 誠一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100120064
【氏名又は名称】松井 孝夫
(74)【代理人】
【識別番号】100182257
【氏名又は名称】川内 英主
(74)【代理人】
【識別番号】100202119
【氏名又は名称】岩附 秀幸
(72)【発明者】
【氏名】マクリー,ジャスティン
(72)【発明者】
【氏名】ゴールド,スティーブ,エム.
【テーマコード(参考)】
3E067
【Fターム(参考)】
3E067AA22
3E067AB01
3E067AB26
3E067AC03
3E067AC12
3E067BA04B
3E067BA20C
3E067BB01C
3E067BB11B
3E067BB12B
3E067BB14B
3E067BC04C
3E067EB22
3E067FA01
3E067FC06
(57)【要約】
複数の容器を保持するためのキャリアは、複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受け入れるための複数の容器保持開口部を含む頂部パネルと、頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つの容器保持フラップとを含み、頂部パネルは、それぞれの容器保持開口部に隣接して配置され、かつそれぞれの折り線で頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つの容器保持タブを含む。該キャリアは、頂部パネルと少なくとも1つの容器保持フラップとの間に位置決めされた少なくとも1つの側部補強パネルを含む。頂部パネルは、それぞれの折り線から延在する少なくとも1つの補強部分を備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の容器を保持するためのキャリアであって、
複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受け入れるための複数の容器保持開口部を備える頂部パネルであって、それぞれの容器保持開口部に隣接して配置され、それぞれの折り線で該頂部パネルに折り曲げ可能に接続される少なくとも1つの容器保持タブを備える頂部パネルと、
前記頂部パネルに折り曲げ可能に接続される少なくとも1つの容器保持フラップと、
前記頂部パネルと前記少なくとも1つの容器保持フラップとの間に配置される少なくとも1つの側部補強パネルと、を備え、
前記頂部パネルは、それぞれの折り線から延びる少なくとも1つの補強部分を含む、キャリア。
【請求項2】
前記少なくとも1つの側部補強パネルは、前記頂部パネルに対してほぼ直立している、請求項1に記載のキャリア。
【請求項3】
前記少なくとも1つの側部補強パネルは、弱化線によって形成される、請求項2に記載のキャリア。
【請求項4】
前記弱化線は、複数の斜線セグメントを含み、前記複数の斜線セグメントの各斜線セグメントは、前記複数の斜線セグメントの少なくとも1つの他の斜線セグメントと交差する、請求項3に記載のキャリア。
【請求項5】
前記少なくとも1つの側部補強パネルは、ほぼダイヤモンド形状の構成を有する、請求項4に記載のキャリア。
【請求項6】
前記折り線は、湾曲した折り線であり、前記少なくとも1つの容器保持タブは、複数の容器保持開口部のそれぞれの容器保持開口部内に延在するように位置決めされる、請求項2に記載のキャリア。
【請求項7】
それぞれの少なくとも1つの容器保持タブは、それぞれの湾曲した折り線において前記頂部パネルに折り曲げ可能に接続され、かつ前記複数の容器保持開口部の第1の容器保持開口部内に延在するように位置決めされ、それぞれの少なくとも1つの容器保持タブは、それぞれの湾曲した折り線で前記頂部パネルに折り曲げ可能に接続され、かつ前記複数の容器保持開口部の前記第1の容器保持開口部に隣接して位置付けられた複数の容器保持開口部の第2の容器保持開口部内に延在するように位置付けられ、前記少なくとも1つの補強部分は、前記第1の容器保持開口部における前記それぞれの湾曲した折り線から前記第2の容器保持開口部におけるそれぞれの湾曲した折り線まで延在する、請求項6に記載のキャリア。
【請求項8】
前記第2の容器保持開口部は、前記第1の容器保持開口部に横方向に隣接している、請求項7に記載のキャリア。
【請求項9】
前記第2の容器保持開口部は、前記第1の容器保持開口部に長手方向に隣接している、請求項7に記載のキャリア。
【請求項10】
前記少なくとも1つの補強部分は第1の補強部分であり、前記キャリアは、前記複数の容器保持開口部のうちの一つの容器保持開口部と前記少なくとも1つの側部補強パネルとの間に形成された第2の補強部分をさらに備える、請求項7に記載のキャリア。
【請求項11】
前記少なくとも1つの補強部分は、前記複数の容器保持開口部のうちの一つの容器保持開口部と前記少なくとも1つの側部補強パネルとの間に形成される、請求項1に記載のキャリア。
【請求項12】
前記少なくとも1つの側部補強パネルは、複数の交差する斜めセグメントを有する弱化線によって形成され、前記少なくとも1つの容器保持タブは、少なくとも1つの第1の容器保持タブであり、前記それぞれの湾曲した折り線は、それぞれの第1の湾曲した折り線であり、前記キャリアは、それぞれの第2の湾曲折り線において前記頂部パネルに折り曲げ可能に接続され、かつ前記複数の容器保持開口部のそれぞれの開口部内に延在するように位置付けられた少なくとも1つの第2の容器保持タブをさらに備え、少なくとも1つの外側補強構造部が、前記それぞれの第2の湾曲した折り線から前記弱化線の斜めセグメントまで延在する、請求項7に記載のキャリア。
【請求項13】
前記少なくとも1つの第1の容器保持タブは、前記頂部パネルによって画定される長手方向軸および横方向軸の一方と整列され、前記少なくとも1つの第2の容器保持タブは、前記少なくとも1つの第1の容器保持タブに隣接して位置付けられる、請求項12に記載のキャリア。
【請求項14】
前記少なくとも1つの第2の容器保持タブは、前記長手方向軸および前記横方向軸に対して斜めに配置される、請求項13に記載のキャリア。
【請求項15】
前記頂部パネルの前記複数の容器保持開口部は、第1の複数の容器保持開口部であり、前記少なくとも1つの容器保持フラップは、第2の複数の容器保持開口部を備え、前記第1の複数の容器保持開口部の容器保持開口部は、前記第2の複数の容器保持開口部のそれぞれの容器保持開口部と位置合わされる、請求項2に記載のキャリア。
【請求項16】
前記少なくとも1つの容器保持フラップに折り曲げ可能に接続され、かつ前記頂部パネルおよび前記少なくとも1つの容器保持フラップから下向きに延在する少なくとも1つの補強フラップをさらに含む、請求項2に記載のキャリア。
【請求項17】
複数の容器を保持するためのキャリアを形成するためのブランクであって、
前記キャリアが前記ブランクから形成されるときに前記複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受け入れるための複数の容器保持開口部を備える頂部パネルであって、それぞれの容器保持開口部に隣接して配置され、かつそれぞれの折り線で前記頂部パネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つの容器保持タブを備えている頂部パネルと、
前記頂部パネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つの容器保持フラップと、
前記頂部パネルと前記少なくとも1つの容器保持フラップとの間に配置される少なくとも1つの側部補強パネルと、を備え、
前記頂部パネルは、前記それぞれの折り線から延在する少なくとも1つの補強部分を備えている、ブランク。
【請求項18】
前記少なくとも1つの側部補強パネルは、弱化線によって形成される、請求項17に記載のブランク。
【請求項19】
前記弱化線は、複数の斜線セグメントを含み、前記複数の斜線セグメントの各斜線セグメントは、前記複数の斜線セグメントの少なくとも1つの他の斜線セグメントと交差する、請求項18に記載のブランク。
【請求項20】
前記少なくとも1つの補強パネルは、ほぼダイヤモンド形状の構成を有する、請求項19に記載のブランク。
【請求項21】
前記折り線は、湾曲した折り線であり、前記少なくとも1つの容器保持タブは、前記複数の容器保持開口部のそれぞれの容器保持開口部内に延在するように位置決めされている、請求項17に記載のブランク。
【請求項22】
それぞれの少なくとも1つの容器保持タブは、それぞれの湾曲した折り線において前記頂部パネルに折り曲げ可能に接続され、かつ前記複数の容器保持開口部の第1の容器保持開口部内に延在するように位置決めされており、それぞれの少なくとも1つの容器保持タブは、それぞれの湾曲した折り線で前記頂部パネルに折り曲げ可能に接続され、かつ前記複数の容器保持開口部の前記第1の容器保持開口部に隣接して位置付けられた前記複数の容器保持開口部の第2の容器保持開口部内に延在するように位置付けられ、前記少なくとも1つの補強部分は、前記第1の容器保持開口部における前記それぞれの湾曲した折り線から前記第2の容器保持開口部における前記それぞれの湾曲した折り線まで延在する、請求項21に記載のブランク。
【請求項23】
前記第2の容器保持開口部は、前記第1の容器保持開口部に横方向に隣接している、請求項22に記載のブランク。
【請求項24】
前記第2の容器保持開口部は、前記第1の容器保持開口部に長手方向に隣接している、請求項22に記載のブランク。
【請求項25】
前記少なくとも1つの補強部分は第1の補強部分であり、前記キャリアは、前記複数の容器保持開口部のうちの一つの容器保持開口部と前記少なくとも1つの側部補強パネルとの間に形成された第2の補強部分をさらに備えている、請求項22に記載のブランク。
【請求項26】
前記少なくとも1つの補強部分は、前記複数の容器保持開口部のうちの一つの容器保持開口部と前記少なくとも1つの側部補強パネルとの間に形成される、請求項17に記載のブランク。
【請求項27】
前記少なくとも1つの側部補強パネルは、複数の交差する斜めセグメントを有する弱化線によって形成され、前記少なくとも1つの容器保持タブは、少なくとも1つの第1の容器保持タブであり、前記それぞれの湾曲した折り線は、それぞれの第1の湾曲した折り線であり、前記キャリアは、それぞれの第2の湾曲折り線において前記頂部パネルに折り曲げ可能に接続され、かつ前記複数の容器保持開口部のそれぞれの開口部内に延在するように位置付けられている少なくとも1つの第2の容器保持タブをさらに備え、少なくとも1つの外側補強構造が、前記それぞれの第2の湾曲した折り線から前記弱化線の斜めセグメントまで延在する、請求項22に記載のブランク。
【請求項28】
前記少なくとも1つの第1の容器保持タブは、前記頂部パネルによって画定される長手方向軸および横方向軸の一方と整列され、前記少なくとも1つの第2の容器保持タブは、前記少なくとも1つの第1の容器保持タブに隣接して位置付けられている、請求項27に記載のブランク。
【請求項29】
前記少なくとも1つの第2の容器保持タブは、前記長手方向軸および前記横方向軸に対して斜めに配置される、請求項28に記載のブランク。
【請求項30】
前記頂部パネルの前記複数の容器保持開口部は、第1の複数の容器保持開口部であり、前記少なくとも1つの容器保持フラップは、第2の複数の容器保持開口部を備え、前記第1の複数の容器保持開口部の容器保持開口部は、前記第2の複数の容器保持開口部のそれぞれの容器保持開口部と位置合わせされる、請求項17に記載のブランク。
【請求項31】
複数の容器を保持するためのキャリアを形成する方法であって、
複数の容器保持開口部を備える頂部パネルであって、それぞれの容器保持開口部に隣接して配置され、かつそれぞれの折り線で前記頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つの容器保持タブを備える頂部パネルと、前記頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つの容器保持フラップと、前記頂部パネルと前記少なくとも1つの容器保持フラップとの間に配置された少なくとも1つの側部補強パネルと、を備えるブランクを得ることと、
前記複数の容器保持開口部が前記複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受け入れるように位置決めされるように、前記ブランクを位置決めすることと、を含む方法。
【請求項32】
前記少なくとも1つの側部補強パネルを前記頂部パネルに対して概ね直立して配置することをさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記少なくとも1つの側部補強パネルは、弱化線によって形成される、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記弱化線は、複数の斜線セグメントを含み、前記複数の斜線セグメントの各斜線セグメントは、前記複数の斜線セグメントの少なくとも1つの他の斜線セグメントと交差する、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記少なくとも1つの補強パネルは、ほぼダイヤモンド形状の構成を有する、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記折り線は、湾曲した折り線であり、前記少なくとも1つの容器保持タブは、前記複数の容器保持開口部のそれぞれの容器保持開口部内に延在するように位置決めされる、請求項32に記載の方法。
【請求項37】
それぞれの少なくとも1つの容器保持タブは、それぞれの湾曲した折り線において前記頂部パネルに折り曲げ可能に接続され、かつ前記複数の容器保持開口部の第1の容器保持開口部内に延在するように位置決めされ、それぞれの少なくとも1つの容器保持タブは、それぞれの湾曲した折り線で前記頂部パネルに折り曲げ可能に接続され、かつ前記複数の容器保持開口部の前記第1の容器保持開口部に隣接する前記複数の容器保持開口部の第2の容器保持開口部内に延在するように位置決めされ、前記少なくとも1つの補強部分は、前記第1の容器保持開口部における前記それぞれの湾曲した折り線から前記第2の容器保持開口部における前記それぞれの湾曲した折り線まで延在する、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記第2の容器保持開口部は、前記第1の容器保持開口部に横方向に隣接している、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記第2の容器保持開口部は、前記第1の容器保持開口部に長手方向に隣接している、請求項37に記載の方法。
【請求項40】
前記少なくとも1つの補強部分は第1の補強部分であり、前記キャリアは、前記複数の容器保持開口部のうちの一つの容器保持開口部と前記少なくとも1つの側部補強パネルとの間に形成された第2の補強部分をさらに備える、請求項37に記載の方法。
【請求項41】
前記少なくとも1つの補強部分は、前記複数の容器保持開口部のうちの一つの容器保持開口部と前記少なくとも1つの側部補強パネルとの間に形成される、請求項31に記載の方法。
【請求項42】
前記少なくとも1つの側部補強パネルは、複数の交差する斜めセグメントを有する弱化線によって形成され、前記少なくとも1つの容器保持タブは、少なくとも1つの第1の容器保持タブであり、前記それぞれの湾曲した折り線は、それぞれの第1の湾曲した折り線であり、前記キャリアは、それぞれの第2の湾曲した折り線において前記頂部パネルに折り曲げ可能に接続され、かつ前記複数の容器保持開口部のそれぞれの開口部内に延在するように位置決めされた少なくとも1つの第2の容器保持タブをさらに備え、少なくとも1つの外側補強構造が、前記それぞれの第2の湾曲した折り線から前記弱化線の斜めのセグメントまで延在する、請求項37に記載の方法。
【請求項43】
前記少なくとも1つの第1の容器保持タブは、前記頂部パネルによって画定される長手方向軸および横方向軸の一方と整列され、前記少なくとも1つの第2の容器保持タブは、前記少なくとも1つの第1の容器保持タブに隣接して位置付けられている、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記少なくとも1つの第2の容器保持タブは、長手方向軸および横方向軸に対して斜めに配置される、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記頂部パネルの前記複数の容器保持開口部は、第1の複数の容器保持開口部であり、前記少なくとも1つの容器保持フラップは、第2の複数の容器保持開口部を含み、前記方法は、前記第1の複数の容器保持開口部の容器保持開口部を前記第2の複数の容器保持開口部のそれぞれの容器保持開口部と位置合わせすることをさらに含む、請求項32に記載の方法。
【請求項46】
前記少なくとも1つの容器保持フラップに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つの補強フラップ更に含み、前記方法は、前記頂部パネルおよび前記少なくとも1つの容器保持フラップから下方に延在するように少なくとも1つの容器保持フラップを配置することをさらに含む、請求項32に記載の方法。
【請求項47】
複数の容器と前記複数の容器を保持するキャリアとを備えるパッケージであって、
前記キャリアは、
前記複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受け入れる複数の容器保持開口部を備えた頂部パネルであって、それぞれの容器保持開口部に隣接して配置され、かつそれぞれの折り線で前記頂部パネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つの容器保持タブを備える頂部パネルと、前記頂部パネルと前記少なくとも1つの容器保持フラップとの間に配置された少なくとも1つの側部補強パネルとを備え、
前記頂部パネルは、前記それぞれの折り線から延在する少なくとも1つの補強部分を含む、パッケージ。
【請求項48】
前記少なくとも1つの側部補強パネルは、前記頂部パネルに対して概ね直立している、請求項47に記載のパッケージ。
【請求項49】
前記少なくとも1つの側部補強パネルは、弱化線によって形成される、請求項48に記載のパッケージ。
【請求項50】
前記弱化線は、複数の斜線セグメントを含み、前記複数の斜線セグメントの各斜線セグメントは、前記複数の斜線セグメントの少なくとも1つの他の斜線セグメントと交差する、請求項49に記載のパッケージ。
【請求項51】
前記少なくとも1つの補強パネルは、ほぼダイヤモンド形状の構成を有する、請求項50に記載のパッケージ。
【請求項52】
前記折り線は、湾曲した折り線であり、前記少なくとも1つの容器保持タブは、前記複数の容器保持開口部のそれぞれの容器保持開口部内に延在するように位置決めされる、請求項48に記載のパッケージ。
【請求項53】
それぞれの少なくとも1つの容器保持タブは、それぞれの湾曲した折り線において前記頂部パネルに折り曲げ可能に接続され、かつ前記複数の容器保持開口部の第1の容器保持開口部内に延在するように位置決めされ、それぞれの少なくとも1つの容器保持タブは、それぞれの湾曲した折り線で前記頂部パネルに折り曲げ可能に接続され、かつ前記複数の容器保持開口部の前記第1の容器保持開口部に隣接して位置付けられた前記複数の容器保持開口部の第2の容器保持開口部内に延在するように位置付けられ、前記少なくとも1つの補強部分は、前記第1の容器保持開口部における前記それぞれの湾曲した折り線から前記第2の容器保持開口部における前記それぞれの湾曲した折り線まで延在する、請求項52に記載のパッケージ。
【請求項54】
前記第2の容器保持開口部は、前記第1の容器保持開口部に横方向に隣接している、請求項53に記載のパッケージ。
【請求項55】
前記第2の容器保持開口部は、前記第1の容器保持開口部に長手方向に隣接している、請求項53に記載のパッケージ。
【請求項56】
前記少なくとも1つの補強部分は第1の補強部分であり、前記キャリアは、前記複数の容器保持開口部のうちの一つの容器保持開口部と前記少なくとも1つの側部補強パネルとの間に形成された第2の補強部分をさらに備えている、請求項53に記載のパッケージ。
【請求項57】
前記少なくとも1つの補強部分は、前記複数の容器保持開口部のうちの一つの容器保持開口部と前記少なくとも1つの側部補強パネルとの間に形成されている、請求項47に記載のパッケージ。
【請求項58】
前記少なくとも1つの側部補強パネルは、複数の交差する斜めセグメントを有する弱化線によって形成され、前記少なくとも1つの容器保持タブは少なくとも1つの第1の容器保持タブであり、前記それぞれの湾曲した折り線はそれぞれの第1の湾曲した折り線であり、前記キャリアは、それぞれの第2の湾曲折り線において前記頂部パネルに折り曲げ可能に接続され、かつ前記複数の容器保持開口部のそれぞれの開口部内に延在するように位置付けられている少なくとも1つの第2の容器保持タブをさらに備え、少なくとも1つの外側補強構造が、前記それぞれの第2の湾曲した折り線から前記弱化線の斜めセグメントまで延在する、請求項53に記載のパッケージ。
【請求項59】
前記少なくとも1つの第1の容器保持タブは、前記頂部パネルによって画定される長手方向軸および横方向軸の一方と整列され、前記少なくとも1つの第2の容器保持タブは、前記少なくとも1つの第1の容器保持タブに隣接して位置付けられる、請求項58に記載のパッケージ。
【請求項60】
前記少なくとも1つの第2の容器保持タブは、前記長手方向軸および前記横方向軸に対して斜めに配置される、請求項59に記載のパッケージ。
【請求項61】
前記頂部パネルの前記複数の容器保持開口部は第1の複数の容器保持開口部であり、前記少なくとも1つの容器保持フラップは第2の複数の容器保持開口部を備え、前記第1の複数の容器保持開口部の容器保持開口部は、前記第2の複数の容器保持開口部のそれぞれの容器保持開口部と位置合わせされる、請求項48に記載のパッケージ。
【請求項62】
前記少なくとも1つの容器保持フラップに折り曲げ可能に接続され、かつ前記頂部パネルおよび前記少なくとも1つの容器保持フラップから下向きに延在する少なくとも1つの補強フラップを更に備えている、請求項48に記載のパッケージ
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の参照
本出願は、2020年9月30日に出願された米国仮特許出願63/085,365、2020年10月2日に出願された米国仮特許出願63/086,681、2020年12月3日に出願された米国仮特許出願63/120,863、2021年1月12日に出願された米国仮特許出願63/136,400、及び2021年6月9日に出願された米国仮特許出願63/208,646の各々の利益を主張する。
【0002】
引用による補充
2018年12月14日に出願された米国仮特許出願62/779,689、2018年12月21日に出願された米国仮特許出願62/783,752、2019年1月25日に出願された米国仮特許出願62/796,830、2019年1月28日に出願された米国仮特許出願62/797,585、2019年2月25日に出願された米国仮特許出願第62/810,015号、2019年3月6日に出願された米国仮特許出願62/814,412、2019年3月12日に出願された米国仮特許出願62/817,120、2019年5月1日に出願された米国仮特許出願62/846、302、2019年5月30日に出願された米国特許出願16/426,050、2019年5月30日に出願された米国特許出願16/426,057、2019年5月30日に出願された米国特許出願16/426,060,2019年5月30日に出願された米国特許出願16/426,063、2019年5月30日に出願された米国特許出願16/426,066、2019年5月30日に出願された米国意匠特許出願29/692,992、2019年5月30日に出願された米国意匠特許出願29/692,993、2019年5月30日に出願された米国意匠特許出願29/692,994、2019年5月30日に出願された米国意匠特許出願29/692,996、2019年5月30日に出願された米国意匠特許出願29/692,997、2019年10月10日に出願された米国特許出願16/598,282、2019年10月18日に出願された米国意匠特許出願29/709,918、2019年12月23日に出願された米国仮特許出願62/952,839、2020年1月3日に出願された米国仮特許出願62/956,882、2020年3月6日に出願された米国仮特許出願第62/985,997号、2020年3月25日に出願された米国特許出願16/829,346、及び2020年4月27日に出願された米国仮特許出願63/015,898、2020年5月11日に出願された米国仮特許出願63/022,757、2020年5月12日に出願された米国仮特許出願63/023,442、2020年5月19日に出願された米国意匠特許出願第29/735,178号、2020年5月29日に出願された米国仮特許出願63/031,615、2020年6月30日に出願された米国意匠特許出願第29/739,927号、2020年6月30日に出願された米国意匠特許出願第29/739,929号、2020年6月30日出願に出願された意匠米国特許出願第29/739,931号、2020年6月30日に出願された米国意匠特許出願第29/739,933号、2020年6月30日に出願された米国意匠特許出願第29/739,934、2020年9月30日に出願された米国仮特許出願63/085,365、2020年10月2日に出願された米国仮特許出願63/086,681、2020年12月3日に出願された米国仮特許出願63/120,863、2020年12月11日に出願された米国特許出願17/119,040、2020年12月11日に出願された米国特許出願17/118,999、2021年1月12日に出願された米国仮特許出願63/136,400、2021年3月24日に出願された米国意匠特許出願29/775,557、2021年3月24日に出願された米国意匠特許出願29/775,558、2021年3月24日に出願された米国意匠特許出願29/775,559、2021年3月24日に出願された米国意匠特許出願第29/775,560号、2021年6月9日に出願された米国仮特許出願63/208,568、2021年6月9日に出願された米国仮特許出願63/208,646、2018年9月7日に出願された米国仮出願62/728,454、2018年11月14日に出願された米国仮特許出願62/767,188、2018年11月21日に出願された米国仮特許出願62/770,566、2021年6月25日に出願された米国仮特許出願63/214,868、2021年6月29日に出願された米国仮特許出願63/216,062、2021年7月8日に出願された米国仮特許出願63/219,648、2021年7月15日に出願された米国仮特許出願63/222,225、2021年8月3日に出願された米国仮特許出願63/203,882、2021年9月3日に出願された米国仮特許出願63/260,881、2021年9月24日に出願された米国仮特許出願63/261,582は、全ての目的のためにそれらの全体がここに提示されているかのように引用により補充される。2013年3月5日に発行された米国特許8,387,784、2012年1月17日に発行された米国特許8,096,413、及び2021年6月8日に発行された米国特許11,027,905の各々の開示は、あたかもその全体が本明細書に提示されているかのように、あらゆる目的のために引用により本明細書に補充される。
【0003】
本開示は、概して、容器を保持し、陳列し、及び/または移送するためのカートンまたはキャリアに関する。
【発明の概要】
【0004】
一態様によれば、本開示は、概して、複数の容器を保持するためのキャリアに関し、該キャリアは、複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受容するための複数の容器保持開口部を備える頂部パネルと、頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つの容器保持フラップとを備える。頂部パネルは、それぞれの容器保持開口部に隣接して配置され、かつそれぞれの折り線で頂部パネルに折り曲げ可能に接続される少なくとも1つの容器保持タブを備える。頂部パネルと少なくとも1つの容器保持フラップとの間に少なくとも1つの側部補強パネルが配置されている。頂部パネルは、それぞれの折り線から伸張する少なくとも1つの補強部分を含む。
【0005】
別の態様によれば、本開示は、概して、複数の容器を保持するためのキャリアを形成するためのブランクに関わる。該ブランクは、キャリアがブランクから形成されるときに複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受容するための複数の容器保持開口部を備える頂部パネルと、頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つの容器保持フラップとを備える。頂部パネルは、それぞれの容器保持開口部に隣接して配置され、かつそれぞれの折り線で頂部パネルに折り曲げ可能に接続される少なくとも1つの容器保持タブを備えている。少なくとも1つの側部補強パネルが頂部パネルと少なくとも1つの容器保持フラップとの間に配置される。頂部パネルは、それぞれの折り線から伸張する少なくとも1つの補強部分を含む。
【0006】
別の態様によれば、本開示は、概して、複数の容器を保持するためのキャリアを形成する方法に係る。該方法は、複数の容器保持開口部を備える頂部パネルであって、それぞれの容器保持開口部に隣接して配置され、かつそれぞれの折り線で頂部パネルに折り曲げ可能に接続される少なくとも1つの容器保持タブを備えた頂部パネルと、頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つの容器保持フラップと、頂部パネルと少なくとも1つの容器保持フラップとの間に配置される少なくとも1つの側部補強パネルとを備え、頂部パネルは、それぞれの折り線から伸張する少なくとも1つの補強部分を備えるブランクを得ることと含む。該方法は、複数の容器保持開口部が、複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受容するように位置付けられるように、ブランクを位置付けることをさらに含む。
【0007】
別の態様によれば、本開示は、概してパッケージに係る。該パッケージは、複数の容器と、複数の容器を保持するキャリアとを含む。キャリアは、複数の容器のそれぞれの容器を少なくとも部分的に受け入れる複数の容器保持開口部を備える頂部パネルと、頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つの容器保持フラップとを備え、頂部パネルは、それぞれの容器保持開口部に隣接して配置され、かつそれぞれの折り線で頂部パネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つの容器保持タブを備える。頂部パネルと少なくとも1つの容器保持フラップとの間に少なくとも1つの側部補強パネルが配置されている。頂部パネルが、それぞれの折り線から延在する少なくとも1つの補強部分を備える。
【0008】
当業者は、以下に列挙される図面を参照して実施形態の以下の詳細な説明を読むことにより、様々な追加の実施形態の上記の利点ならびに他の利点および利益を理解するであろう。上で論じた態様が、個々に、および様々な組合せでの両方で提供されることは、本開示の範囲内である。
【0009】
慣例によれば、以下で論じられる図面の様々な特徴は、必ずしも縮尺通りに描かれていない。図面における様々な特徴および要素の寸法は、本開示の実施形態をより明確に示すために拡大または縮小され得る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本開示の第1の例示的な実施形態によるキャリアを形成するためのブランクの外面の平面図である。
【
図2】本開示の第1の例示的な実施形態による、
図1のブランクから形成されたキャリアと複数の容器とを含むパッケージの斜視図である。
【
図4】概略的な注釈を有する
図2のパッケージの平面図である。
【
図5】概略的な注釈を有する
図2のパッケージの拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
対応する部分は、図面全体を通して対応する参照番号によって指定される。
【0012】
本開示は、概して、ジャー、ボトル、缶などの容器を保持し、陳列するためのキャリア、パッケージ、工作物、スリーブ、カートンなどに関する。容器は、例えば、食品および飲料製品を包装するために使用することができる。容器は、特定の食品または飲料品を包装するための組成物に適した材料から作製することができ、材料は、ガラス、PET、LDPE、LLDPE、HOPE、PP、PS、PVC、EVOH、ナイロン等のプラスチック、アルミニウムおよび/または他の金属、またはその任意の組み合わせを含むが、これらに限定されるものではない。
【0013】
本開示によるキャリアは、多数の異なる形状の容器を収容することができる。本開示の範囲を限定する目的ではなく例示を目的として、以下の詳細な説明は、少なくとも部分的にキャリア実施形態内に配置された飲料容器(例えば、アルミニウム缶)を説明する。本明細書において、「下方」、「底部」、「上方」、「頂部」、「前方」および「後方」という用語は、完全に起立したキャリアに関して決定された向きを示す。
【0014】
本明細書で説明されるように、キャリアは、複数の重ねられたパネル、端部フラップ、および/またはブランクの他の部分によって形成されることができる。そのようなパネル、端部フラップ、及び/又はブランクの他の部分は、本開示から逸脱することなく、互いに対する相対的な用語で、例えば、「第1の」、「第2の」、「第3の」などで、連続的又は非連続的な参照で指定することができる。
【0015】
図1は、本開示の第1の例示的な実施形態に従うキャリア105(
図2)を形成するために使用されるブランク103の外面101の平面図を示す。本明細書でさらに説明されるように、キャリア105は、複数の容器を保管/支持/保持/受容するように構成され得る。キャリア105は、パッケージ110(
図2)を形成するために1つ以上の容器を備えることができる。
【0016】
本開示のキャリアと共に使用するのに好適な容器は、下方ベース部分と、下方ベース部分から内向きに先細になるネックを通常備える頂部部分Tと、ネック部分から半径方向外向きに延在するネック部分の頂部におけるフランジ部分と、プルタブを含むフランジ部分の下の頂面とを有する飲料缶であり得る。他のサイズ、形状、および構成の容器を、本開示から逸脱することなく、キャリア内に保持することができる。
【0017】
さらに
図1を参照すると、キャリア105は、6つの容器を収容または支持するようにサイズ設定することができ、3つの容器CA1、CA2、CA3がキャリア105の前部 106に取り付けられ、3つの容器CB1、CB2、CB3がキャリア105の後部108に取り付けられる。図示の実施形態では、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3は飲料缶とすることができ、または本開示から逸脱することなく任意の他の適切なタイプおよびサイズの容器とすることができる。キャリア105は、1つ以上の容器と共にパッケージ110として提供することができる。
【0018】
キャリア105は、6つより多いまたは少ない容器を保持するようなサイズおよび形状にすることができる。一実施形態では、キャリア105の前部106および後部108は それぞれ、3つの容器を有し、他の実施形態では、キャリア105の前部106および後部108は、本開示から逸脱することなく、3つより多いまたは少ない容器を担持することができる。
【0019】
図1に示すように、ブランク103は、長手方向軸L1および横方向軸L2を有する。ブランク103は、キャリア105の前部106を形成するための前部107と、キャリア105の後部108を形成するための後部109とを有する。
【0020】
図示の実施形態では、ブランク103は、頂部パネル125(広義には、「第1の頂部パネル」または「中央パネル」または「取り付けパネル」である)と、横方向折り線129(広義には「第1の折り線」)で頂部パネル125に折り曲げ可能に接続された容器保持フラップ127(広義には、「第1の容器保持フラップ」、「第1の頂部端部フラップ」、「第2の頂部パネル」、または「第1の容器保持パネル」である)と、横方向折り線133(広義には、「第2の折り線」)で頂部パネル125に折り曲げ可能に接続された容器保持フラップ131(広義には、「第2の容器保持フラップ」、「第2の頂部フラップ」、「第3の頂部パネル」、または「第2の容器保持パネル」である)を備える。
【0021】
図1Aをさらに参照すると、頂部パネル125は、複数の容器保持開口部135(広義には、「第1の複数の容器保持開口部」)を含む容器保持機能部を有することができる。 示されているように、ブランク103から形成されるキャリア105によって保持される所望の数の容器に対応する数で、容器保持開口部135を、列および行配列で設けることができる。これに関して、選択された容器保持開口部135は、第1の容器保持開口部と見なすことができ、長手方向又は横方向に隣接する容器保持開口部135は、第2の容器保持開口部と見なすことができる。頂部パネル125は、それぞれ3つの開口部135の2つの行/列に設けられた容器保持開口部135を有するように示されているが、本開示から逸脱することなく、異なる数および/または配置の容器保持開口部135を設けることができることを理解されたい。
【0022】
図1Aに示されるように、容器保持開口部135は、略円形の構成を有することができ、容器保持タブ137、139(広義には、それぞれ「第1の容器保持タブ」および「第2の容器保持タブ」である)は、それぞれの湾曲した折り線138、140(広義には、「第1の湾曲した折り線」および「第2の湾曲した折り線」をそれぞれ示す)において頂部パネル125に折り曲げ可能に接続された交互配置で設けられている。図示される構成では、一対の直径方向に対向する容器保持タブ137は、長手方向軸L1に平行な線に沿って設けられ/整列され、また、一対の直径方向に対向する容器保持タブ137は、横方向軸L2に平行な線に沿って設けられ/整列され、また、容器保持タブ139は、ブランク103/頂部パネル125によって画定される軸L1、L2に対するそれぞれの斜角でそれぞれの隣接する容器保持タブ137の間に設けられ/整列される。容器保持タブ137、139を、概して当接する円周方向配置で設けることができるが、本開示から逸脱することなく、隣接する容器保持タブ間に間隔を設けることができることが理解されるであろう。例えば、一実施形態において、1つ以上の容器保持タブ137、139は、それぞれの個々の湾曲した折り線138、140よりも長い湾曲した折り線/弱化線のそれぞれの部分にあることができる。
【0023】
容器保持タブ137、139は、容器保持開口部135の内側に面する概して湾曲した自由縁部を有するものとして示され、容器保持タブ137が容器保持タブ139よりも大きいが、容器保持タブ137、139のうちの1つまたは複数は、本開示から逸脱することなく異なる構成または配置を有することができることを理解されたい。
【0024】
ブランク103/キャリア105はまた、長手方向折り線144において頂部パネル125に折り曲げ可能に接続され、折り線144の一方の端点から折り線144の他方の端点まで延在する湾曲カット145によって少なくとも部分的に画定される、少なくとも1つのハンドルタブ141を含む、ハンドル機構を有することができる。本明細書でさらに説明されるように、ハンドルタブ141は、キャリア105のユーザ係合のためのそれぞれのハンドル開口部を形成するように、頂部パネル125から分離されることができる。
【0025】
さらに
図1を参照すると、容器保持フラップ127、131の各々は、それぞれの容器保持開口部146(広義には「第2の複数の容器保持開口部」)を含む。容器保持開口部146は、本明細書でさらに説明するように、キャリア105がブランク103から形成されるときに、それぞれの容器保持開口部135と位置合わせされるためのものである。容器保持開口部146は、概して対称的な円形開口部として示されているが、容器保持開口部146の1つ以上は、本開示から逸脱することなく、異なる構成、例えば、複数の中心点および/または非対称部分等を有することができることを理解されたい。
【0026】
容器保持タブ143のそれぞれの対は、それぞれの湾曲した折り線148においてそれぞれの容器保持フラップ127、131に折り曲げ可能に接続することができ、かつそれぞれの容器保持開口部146の中心に向かって伸張するように配置することができる。本明細書にさらに記載されるように、容器保持開口部146は、キャリア105がブランク103から形成されるときにそれぞれの容器保持開口部135と位置合わせされ、それぞれの容器保持タブ143が、本明細書にさらに記載されるように、容器保持タブ137、139のいずれも取り付けられないそれぞれの容器保持開口部135のそれぞれの湾曲自由縁部142と位置合わせされる。
【0027】
引き続き
図1を参照すると、ブランク103は、横方向折り線130で容器保持フラップ127に折り曲げ可能に接続された第1の補強フラップ128(広義には、「第1の中央パネル」または「第1のキール」である)と、横方向折り線134で容器保持フラップ131に折り曲げ可能に接続された第2の補強フラップ132(広義には、「第2の中央パネル」または「第2のキール」である)とを含む。
【0028】
さらに、ブランク103/キャリア105のハンドル機構は、それぞれの折り線130、134を中断し、キャリア105がブランク103から形成されるときにそれぞれのハンドルタブ141と少なくとも部分的に位置合わせするためのハンドル開口153、154を含むことができる。ブランク103/キャリア105は、本開示から逸脱することなく、1つ以上の異なるハンドル特徴を有することができる。
【0029】
引き続き
図1を参照すると、ブランク103/それから形成されるキャリア105は、使用時にブランク103/キャリア105のある部分の相対運動を制限/阻止するように構成することができる。図示のように、一対の横方向に間隔をあけた補強パネル157(広義には、「第1の補強構造」又は「サイド補強構造」又は「第1の補強パネル」又は「側部補強パネル」である)は、折り線129を中断するように配置することができる。各補強構造部157は、図示のように、折り線129のセグメントの端点間に延在する弱化線159によって画定される、頂部パネル125と容器保持フラップ127との間のブランク103/キャリア105のある領域とすることができる。
【0030】
弱化線159は、図示のように、複数の交差する傾斜セグメント159a、159b、159c、159dを含むことができる。図示した実施形態では、セグメント159a、159b、159c、159dのそれぞれは、略長斜方形/菱形形状の補強構造部157を形成するように配列することができる。一実施形態では、弱化線159のセグメント159a、159b、159c、159dのそれぞれは、軸L1、L2のそれぞれに対して約45°の角度で配置することができる。弱化線159/補強構造部157の1つまたは複数は、本開示から逸脱することなく、1つまたは複数の異なる構造部、例えば、湾曲した部分および/または長手方向/横方向部分を有することができることが理解されよう。
【0031】
示されるように、一対の長手方向に間隔があいている補強パネル157(概して、「第2の補強構造部」又は「サイド補強構造部」又は「第2の補強パネル」又は「側部補強パネル」である)もまた、頂部パネル125と容器保持フラップ131との間に配置されるように、折り線133を中断するようにして設けることができる。本開示から逸脱することなく、異なる数および/または配置の補強構造部157を設けることができることが理解されるであろう。
【0032】
加えて、ブランク103/キャリア105は、少なくとも頂部パネル125に沿って画定され、位置決めされた内側補強部分147(概して、「第2の補強構造部」または「第3の補強構造部」または「第4の補強構造部」または「第1の補強部分」または「第2の補強部分」である)および外側補強部分149(概して、「第2の補強構造部」または「第3の補強構造部」または「第4の補強構造部」または「第1の補強部分」または「第2の補強部分」である)を含むことができる。これに関して、補強部分147、149は、ブランク103/キャリア105の上方補強構造部と見なすことができる。
【0033】
内側補強部分147は、
図4及び
図5に斜線ハッチングで示されているように、例えば、パッケージ110内の隣接する容器の頂部/頂部パネル125内の横方向に隣接する及び長手方向に隣接する容器保持開口部135の間に画定されるように、湾曲した折り線138の対向する対の間に、また湾曲した折り線138の対向する対から延在して画定することができる。湾曲した折り線138は、少なくとも部分的にアーチ状/湾曲したプロファイルを有するそれぞれのセクションを画定することができるように配置されている。一実施形態では、湾曲した折り線138は、それぞれの内側補強部分147に、例えば一対の凹状の長辺を有する略矩形の略枕形状の輪郭を与える。
【0034】
さらに、外側補強部分149は、
図4および
図5にクロスハッチングで示されているように、側部補強構造部157に隣接する頂部パネル125の縁部間、例えば、それぞれの折り線セグメント159c、159dと、それぞれの対向する湾曲線140との間に画定することができる。これに関して、外側補強部分149は、それぞれの折り線セグメント159c、159dにおける少なくとも1つの斜辺と、それぞれの湾曲した折り線140における少なくとも1つの湾曲辺とを有する少なくとも部分的にアーチ状/湾曲したプロファイルを有することができる。
【0035】
パネル、フラップ、折り線、切り込み、または他の構成のいずれも、本開示から逸脱することなく、ブランク103から別様に成形、配置、および/または省略することができる。ブランク103は、本開示から逸脱することなく、6つより多いまたは少ない容器を収容するサイズおよび/または形状とすることができる。
【0036】
図2および
図3をさらに参照すると、キャリア105/パッケージ110を形成する1つの例示的な実施形態によれば、ブランク103は、容器の群の上に位置決めすることができ、容器保持フラップ127、131は、それぞれの折り線129、133においてブランク103の内面/下面に向かって折り曲げることができ、それにより、それぞれの容器保持フラップ127、131の容器保持開口部146は、頂部パネル125のそれぞれの容器保持開口部135と整列する。
【0037】
さらに、補強フラップ128、132は、それぞれの折り線130、134において、互いに少なくとも部分的に面接触するように折り曲げられ、キャリア105/パッケージ110の前部106における容器CA1、CA2、CA3とキャリア105/パッケージ110の後部108の容器CB1、CB2、CB3との間に位置付けられるように、頂部パネル125および容器保持フラップ127、131から下向きに延在して位置付けられ得る。補強フラップ128、132は、キャリア105/パッケージ110の前部106の容器CA1、CA2、CA3とキャリア105/パッケージ110の後部108の容器CB1、CB2、CB3との間に仕切り/分離器/緩衝器を提供することができることが理解されよう。
【0038】
そのような構成では、ブランク103は、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の上に下げることができ、それにより、それぞれの容器CA1、CA2、CA3の上部または上部Tを、それぞれの位置合わせされた容器保持開口部135、146を通して少なくとも部分的に受け入れることができる。
【0039】
したがって、それぞれの容器保持開口部146を取り囲む容器保持フラップ127、131の縁部は、それぞれの容器の頂部部分T、例えば、それぞれの容器の巻かれたリムを少なくとも部分的に受容し、容器保持開口部135は、次いで、それぞれの容器のそれぞれの頂部部分Tを受容する。
【0040】
それぞれの容器保持開口部146、135を通るそれぞれの容器のそれぞれの頂部部分Tのそのような移動により、容器保持タブ143、137、139がそれぞれの折り線145、138、140において上方に付勢され、頂部パネル125に対して少なくとも部分的に上方に延在する。この点に関し、容器保持タブ137、139、143は、頂部パネル125から延在して、それぞれのフランジの下のそれぞれの容器のネック部分でそれぞれの容器に接触することができる。頂部パネル125からそれぞれの容器の頂部構造まで延在する容器保持タブ137、139、143のそのような上方/斜めの配置は、ブランク103/キャリア105における容器との強化された、補強された、安定化された係合を提供することができる。
【0041】
さらに、頂部パネル125のそれぞれの部分の容器保持フラップ127、131との重複関係は、容器保持フラップ127、131が、曲げ、座屈、屈曲、ねじれなどを最小限にする、又は曲げ、座屈、屈曲、ねじれなどに対抗することができる下支えをする支持または棚状の構造を提供し、頂部パネル125およびそこから上方に延在する容器保持タブ137、139を支持する安定したプラットフォームを提供するというようなものである。
【0042】
頂部パネル125と容器保持フラップ127、131との2枚重ね/オーバーラップ係合によって提供される支持に加えて、補強構造部157は、頂部パネル125および容器保持フラップ127、131に対して外向きの配置でもたらされており、これにより、頂部パネル125及び/又は容器保持フラップ127、131によって画定される平面に対するキャリア105/パッケージ110の曲げ、座屈、屈曲、ねじれに対しさらに抵抗し、最小限に抑える、(例えば、頂部パネル125に対して)略直立/垂直構造を形成し、例えば、キャリア105/パッケージ110が長手方向軸L1及び横方向軸L2の両方に沿うそのような力/動きに抗し最小限に抑える。この点に関して、補強構造部157は、頂部パネル125とそれぞれの容器保持フラップ127、131との間に位置決めされている。
【0043】
さらに、キャリア105/パッケージ110の中心における補強フラップ128、132の垂直位置決めは、頂部パネル125および/または容器保持フラップ127、131によって画定される平面に対するキャリア105/パッケージ110の曲げ、座屈、屈曲、ねじれなどに対する更なる抵抗が得られるようにするものであり、例えば、キャリア105/パッケージ110が長手方向軸L1及び横方向軸L2の両方に沿うそのような力/動きに抗し最小限に抑える。
【0044】
さらに、内側補強部分147および外側補強構造の配置はさらに、頂部パネル125によって画定される平面を横断するキャリア105/パッケージ110の曲げ、座屈、屈曲、ねじれ等に対し抵抗し、最小化する。特に、内側補強部分147を形成する対向する湾曲折り線140の配置は、頂部パネルを横切るアーチ状またはアーチ状構造を呈し、頂部パネルを横切る圧縮/曲げ力に対し抵抗し、最小化する。同様に、それぞれの弱化線159のそれぞれの傾斜セグメント159C、159Dに対向する湾曲折り線138の配置は、外側補強部分149を、それを横切る圧縮/曲げ力を最小限に抑えるために少なくとも1つのアーチ状部分を有する補強領域として形成する。一実施形態では、内側補強部分147および外側補強部分149のうちの1つ以上は、圧縮/曲げ力がそれに印加された際に、例えば、そのような補強部分147、49の一体性/配置付けをさらに維持するように、その周辺に近接して追加の弱化線を形成することができる。
【0045】
さらに
図2および
図3を参照すると、パッケージ110/キャリア105は、1つまたは両方のハンドルタブ141をそれぞれの切り込み145で頂部パネルから分離し、ハンドルタブ141をそれぞれの折り線144で下向きに折り曲げて、ユーザが1つまたは複数の指を挿入することができるそれぞれのハンドル開口部を頂部パネル125に形成することによって、消費者によって把持することができる。したがって、補強フラップ128、132内に延在する開口153、154の部分は、ハンドルタブ141によって形成されるハンドル開口部を通って延在するユーザの指のうちの1つ以上のための間隙を提供するように位置付けられる。この点に関して、ユーザは、キャリア105/パッケージ110に係合して、持ち上げる/運ぶ、または他の方法で移動させるために、それぞれの容器保持フラップ127、131の下面および/または頂部パネル125の一部分、例えば、それぞれの凹んだ部分153、155に隣接する部分に係合することができる。一実施形態では、ハンドル補強フラップは、ユーザのそれぞれの指とキャリア105/パッケージ110の下面との間に位置決めされて、例えば、快適さのため、挟み込みを回避するためなどに1つまたは複数の追加の材料層を提供し、かつ/または応力を運搬応力による引き裂きまたは他の変形に抵抗する、ユーザによる係合のための補強構造を提供することができる。
【0046】
加えて、ユーザによるハンドル機構の係合を介してキャリア105/パッケージ110を持ち上げる、運搬する、または別様に動かす過程で力がキャリア105/パッケージ110に及ぼされるとき、ハンドルタブ141/そこから形成される開口部に対する容器保持タブ139の傾斜配置は、長手方向軸L1および横方向軸L2の両方に沿う頂部パネル125および/または容器保持フラップ127、131のそれぞれの部分の曲げ、座屈、屈曲、ねじれ等に対する抵抗を強化する。
【0047】
パッケージ110/キャリア105が形成されると、容器と頂部パネル125およびそれぞれの容器保持フラップ127、131との係合を解除することによって、例えば、それぞれの容器保持タブ137、139、143をそれぞれの容器のネック部分から離れるように移動させて、それぞれの位置合わせされた容器保持開口部135、146を通るそれぞれの容器の頂部部分Tを引き抜くことによって、それぞれの容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3を、キャリア105から取り外すことができる。
【0048】
キャリア105/パッケージ110は、本開示から逸脱することなく、異なる構成を有し得ることが理解されるであろう。
【0049】
概して、ブランクは、通常の紙よりも重くかつ剛性であるようにキャリパを有する板紙から形成され得る。ブランクはまた、厚紙などの他の材料、またはキャリアが少なくとも概して上述したように機能することを可能にするのに適した特性を有する任意の他の材料から形成することもできる。ブランクは、例えば粘土コーティングでコーティングすることができる。粘土コーティングは、次いで、製品、広告、および他の情報または画像を印刷されてもよい。次いで、ブランクは、ブランク上に印刷された情報を保護するためにワニスでコーティングされてもよい。ブランクはまた、ブランクの片側または両側に、例えば防湿層でコーティングされてもよい。ブランクはまた、選択されたパネルまたはパネルセクションにおいて、1つ以上のシート状材料に積層されるか、または1つ以上のシート状材料でコーティングされ得る。
【0050】
例として、引き裂き線は、所望の弱化線に沿って材料内に部分的に延在するスリット、及び/又は所望の弱化線に沿って材料内に部分的に延在する及び/又は材料を完全に貫通する一連の離間したスリット、又はこれらの特徴の様々な組み合わせを含むことができる。より具体的な例として、1つのタイプの引き裂き線は、材料を完全に貫通する一連の離間したスリットの形態であり、隣接するスリットは、引き裂き線を横切って材料を典型的に一時的に接続するためにニック(例えば、材料のいくらかブリッジ様の小片である)が隣接するスリット間に画定されるようにわずかに離間している。ニックは、引き裂き線に沿った引き裂き中に破壊される。ニックは、典型的には、かなり小さい割合の引き裂き線であり、代替として、ニックは、引き裂き線が連続切断線であるように、引き裂き線から省略されるか、または引き裂き線内に配置され得る。すなわち、引き裂き線のそれぞれを連続スリットなどで置き換えることは、本開示の範囲内である。例えば、切断線は、本開示から逸脱することなく、連続スリットであってもよく、またはスリットよりも幅が広くてもよい。
【0051】
例示的な実施形態によれば、折り線は、必ずしも直線ではないが、それに沿った折り曲げを容易にする任意の実質的に直線の形態の弱化線であり得る。より具体的には、本開示の範囲を狭める目的ではなく、折り線は、所望の弱化線に沿って材料に圧潰または陥凹部分を生成する、鈍いスコアリングナイフ等で形成された線等のスコア線、所望の弱化線に沿って材料内に部分的に延在する切断部、および/または所望の弱化線に沿って材料内に部分的に延在するおよび/または材料を完全に貫通する一連の切断部と、及びこれらの特徴の様々な組み合わせを含む。切断を用いて折り線を作成する状況においては、典型的には、切断は、合理的なユーザが折り線を切断線であると誤って見なしてしまうような態様での過度になされることはない。
【0052】
上記の実施形態は、キャリアの実施形態の組み立て中に接着剤によって一緒に接着された1つ以上のパネルを有するものとして説明され得る。用語「糊」は、キャリアパネルを適所に固定するために通常使用されるあらゆる様式の接着剤を包含することが意図される。
【0053】
本開示の前述の説明は、種々の例示的実施形態を図示および説明している。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、例示的な実施形態に様々な追加、修正、変更などを行うことができる。上記の説明に含まれる、または添付の図面に示される全ての事項は、例示として解釈されるべきであり、限定的な意味で解釈されるべきではないことが意図される。加えて、本開示は、本開示の選択された実施形態のみを示し、説明するが、本開示は、様々な他の組み合わせ、修正、および環境で使用することができ、本明細書で表された本発明の概念の範囲内で、上記の教示に相応して、および/または関連技術の技能もしくは知識の範囲内で変更または修正を行うことができる。さらに、各実施形態のある特徴および特性は、選択的に交換され、本開示の他の図示および非図示の実施形態に適用されてもよい。
【国際調査報告】