(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-31
(54)【発明の名称】非認可チャネルにおける無線リソース事前予約の方法、ネットワークノード、及びワイヤレスデバイス
(51)【国際特許分類】
H04W 72/0453 20230101AFI20231024BHJP
H04W 16/14 20090101ALI20231024BHJP
H04W 72/54 20230101ALI20231024BHJP
H04W 72/23 20230101ALI20231024BHJP
H04W 88/08 20090101ALI20231024BHJP
【FI】
H04W72/0453
H04W16/14
H04W72/54 110
H04W72/23
H04W88/08
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023521423
(86)(22)【出願日】2021-09-16
(85)【翻訳文提出日】2023-06-05
(86)【国際出願番号】 EP2021075415
(87)【国際公開番号】W WO2022078699
(87)【国際公開日】2022-04-21
(32)【優先日】2020-10-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】SE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニーグループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ユング,リカード
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA11
5K067DD11
5K067DD34
5K067DD42
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ02
5K067JJ22
(57)【要約】
ネットワークノードによって実行される、非認可チャネルにおける第1のワイヤレスデバイスの通信用の無線リソース事前予約の方法を開示する。本方法は、ネットワークノードによって行われた成功したクリアチャネルアセスメント手順に基づいて、通信に割り当て可能な追加のスペクトルリソースを決定することを含む。この追加のスペクトルリソースは、第1のワイヤレスデバイスとの間で進行中の通信に使用されている第1のリソースとは異なる。本方法は、第1のワイヤレスデバイスに、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを送信することを含む。
【選択図】
図2C
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークノードによって実行される、非認可チャネルにおける第1のワイヤレスデバイスの通信用の無線リソース事前予約の方法であって、
前記ネットワークノードによって行われた成功したクリアチャネルアセスメント手順に基づいて、通信に割り当て可能な追加のスペクトルリソースであって、前記第1のワイヤレスデバイスとの間で進行中の通信に使用されている第1のリソースとは異なる追加のスペクトルリソースを決定すること(S102)と、
前記第1のワイヤレスデバイスに、前記追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを送信すること(S104)とを含む、方法。
【請求項2】
前記追加のスペクトルリソースが、アクティブ帯域幅部分の一部である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記追加のスペクトルリソースが、アクティブ帯域幅部分とは異なる設定されている帯域幅部分にある、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記追加のスペクトルリソースを示す前記制御シグナリングが、前記追加のスペクトルリソースの許可されている使用時間ウィンドウに対応する追加のチャネル占有時間を示す情報を含む、請求項1~3のいずれか1つに記載の方法。
【請求項5】
前記追加のスペクトルリソースを示す前記制御シグナリングが、前記追加のスペクトルリソースを示すダウンリンク制御情報を含む、請求項1~4のいずれか1つに記載の方法。
【請求項6】
前記第1のワイヤレスデバイス以外の1つ又は複数のワイヤレスデバイスとの間で、前記クリアチャネルアセスメント手順を実行すること(S101)を含む、請求項1~5のいずれか1つに記載の方法。
【請求項7】
前記CCA手順を実行すること(S101)が、前記第1のワイヤレスデバイスとの間で前記CCA手順を完了した後に、前記1つ又は複数のワイヤレスデバイスに信号を送信すること(S101A)を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のワイヤレスデバイスから、前記第1のワイヤレスデバイスが前記追加のスペクトルリソースの少なくとも一部を使用する意図があるか否かについての指示を受信すること(S106)を含む、請求項1~7のいずれか1つに記載の方法。
【請求項9】
前記指示が、前記追加のスペクトルリソース上のアップリンクデータの送信と、前記第1のワイヤレスデバイスによる使用を意図された前記リソースを示す応答とのうちの1つ又は複数を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のワイヤレスデバイスに、前記追加のスペクトルリソースを示す前記制御シグナリングを送信すること(S104)が、前記第1のワイヤレスデバイスから前記追加のスペクトルリソースに対応するスケジューリング要求を受信することなく、前記第1のワイヤレスデバイスに、前記追加のスペクトルリソースを示す前記制御シグナリングを送信すること(S104A)を含む、請求項1~9のいずれか1つに記載の方法。
【請求項11】
前記第1のワイヤレスデバイスに、前記追加のスペクトルリソースを示す前記制御シグナリングを送信すること(S104)が、オープン共有スペクトルを介して、前記第1のワイヤレスデバイスに、前記追加のスペクトルリソースを示す前記制御シグナリングを送信すること(S104B)を含む、請求項1~10のいずれか1つに記載の方法。
【請求項12】
前記第1のワイヤレスデバイスに、前記追加のスペクトルリソースを示す前記制御シグナリングを送信すること(S104)が、制限された非オープンスペクトルを介して、前記第1のワイヤレスデバイスに、前記追加のスペクトルリソースを示す前記制御シグナリングを送信すること(S104C)を含む、請求項1~10のいずれか1つに記載の方法。
【請求項13】
ワイヤレスデバイスによって実行される方法であって、
ネットワークノードから、前記ネットワークノードによるクリアチャネルアセスメントの実行が成功した追加のスペクトルリソースであって、前記ワイヤレスデバイスと前記ネットワークノードとの間で進行中の通信に使用されている第1のリソースとは異なる追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを受信すること(S202)を含む、方法。
【請求項14】
前記追加のスペクトルリソースを示す前記制御シグナリングが、前記追加のスペクトルリソースの許可されている使用時間ウィンドウに対応する追加のチャネル占有時間を示す情報を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記追加のスペクトルリソースが、アクティブ帯域幅部分の一部である、請求項13又は14に記載の方法。
【請求項16】
前記追加のスペクトルリソースが、前記アクティブ帯域幅部分とは異なる設定されている帯域幅部分にある、請求項13~15のいずれか1つに記載の方法。
【請求項17】
前記追加のスペクトルリソースを示す前記制御シグナリングが、前記追加のスペクトルリソースを示すダウンリンク制御情報を含む、請求項13~16に記載の方法。
【請求項18】
前記ワイヤレスデバイスが前記追加のスペクトルリソースの少なくとも一部を使用する意図があるか否かについての指示を前記ネットワークノードに送信すること(S204)を含む、請求項13~17のいずれか1つに記載の方法。
【請求項19】
前記指示が、前記追加のスペクトルリソース上のアップリンクデータの送信と、前記ワイヤレスデバイスによる使用を意図された前記リソースを示す応答とのうちの1つ又は複数を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ネットワークノードから、前記追加のスペクトルリソースを示す前記制御シグナリングを受信すること(S202)が、オープン共有スペクトルを介して、前記ネットワークノードから、前記追加のスペクトルリソースを示す前記制御シグナリングを受信すること(S202A)を含む、請求項13~19のいずれか1つに記載の方法。
【請求項21】
前記ネットワークノードから、前記追加のスペクトルリソースを示す前記制御シグナリングを受信すること(S202)が、非オープンスペクトルを介して、前記ネットワークノードから、前記追加のスペクトルリソースを示す前記制御シグナリングを受信すること(S202B)を含む、請求項13~19のいずれか1つに記載の方法。
【請求項22】
前記ネットワークノードに、前記制御シグナリングで指示された前記追加のスペクトルリソースを介して、低遅延アップリンクデータを送信すること(S206)を含む、請求項13~21のいずれか1つに記載の方法。
【請求項23】
メモリ回路と、プロセッサ回路と、ワイヤレスインターフェースとを備えるネットワークノードであって、請求項1~12のいずれか1つに記載の方法を実行するように設定されているネットワークノード。
【請求項24】
メモリ回路と、プロセッサ回路と、ワイヤレスインターフェースとを備えるワイヤレスデバイスであって、請求項13~22のいずれか1つに記載の方法を実行するように設定されているワイヤレスデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤレス通信の分野に関する。本開示は、非認可チャネルにおける無線リソース事前予約の方法、関連するネットワークノード、及び関連するワイヤレスデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project:3GPP(登録商標))では、非認可周波数帯域などの共有スペクトルを介した通信のサポートが規定されている。その仕様は、LTE無線プロトコル、並びに新無線(new radio:NR)プロトコルを用いた共有スペクトルを介する通信を含む。3GPP NRは、いくつかのサービス及びトラフィックタイプをサポートする柔軟な無線プロトコルである。
【0003】
オープンスペクトルを用いて通信する場合の課題の1つは、スペクトル規制により、クリアチャネルアセスメント(Clear Channel Assessment:CCA)手順の実行が求められる場合があることである。低遅延通信を必要とするサービスの場合、例えば、いわゆる超高信頼低遅延通信(ultra-reliable and low-latency communication:URLLC)として3GPPが規定すると想定されるサービスは、送信前にCCA手順を実行することにより、時間を消費し、通信の遅延を増加させるものである。特に、3GPPシステムでは、この課題は、ネットワークにおける無線リソース割り当ての扱い及びスケジューリングの一般原則と組み合わされ、それによって、低遅延アップリンク通信のためにリソースを迅速に準備することができるという複雑さを増加させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、シグナリング及び課題を克服するための技術をさらに開発するニーズが存在する。それに応じて、既存の短所を軽減、緩和、又は処置し、例えば、集中型スケジューリング手法を用いたワイヤレス通信システムにおけるアップリンクデータ送信のための、リソースの即時のニーズに対する遅延を低減することができる、ネットワークノード、ワイヤレスデバイス、及び非認可チャネルにおけるワイヤレスデバイスの通信用の無線リソース事前予約の方法とのニーズがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ネットワークノードによって実行される、非認可チャネルにおける第1のワイヤレスデバイスの通信用の無線リソース事前予約の方法を開示する。本方法は、ネットワークノードによって行われた成功したクリアチャネルアセスメント手順に基づいて、通信に割り当て可能な追加のスペクトルリソースを決定することを含む。この追加のスペクトルリソースは、第1のワイヤレスデバイスとの間で進行中の通信に使用されている第1のリソースとは異なる。本方法は、第1のワイヤレスデバイスに、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを送信することを含む。
【0006】
さらに、ネットワークノードデバイスが提供され、本ネットワークノードは、メモリ回路と、プロセッサ回路と、ワイヤレスインターフェースとを備える。本ネットワークノードは、本明細書に開示されているネットワークノードに関連する方法のいずれかを実行するように設定されている。
【0007】
本開示の利点は、開示されているネットワークノード及び関連する方法が、遅延の低減を提供し、非認可帯域において第1のワイヤレスデバイスに追加のスペクトルリソースを割り当てるための柔軟なリソース割り当て方法を提供する場合があることである。第1のワイヤレスデバイスは、例えば、スケジューリング要求の一部として、ワイヤレスデバイスが要求した可能性のあるリソースよりも、大量の送信リソースを求める可能性のあるアップリンクデータ送信の即時のニーズのために、割り当てられた追加のスペクトルリソースを使用することができる。この解決策は、追加のスペクトルリソースが、既にクリアチャネルアセスメントを行ったネットワークノードによってクリアされているため、例えば低遅延アップリンク送信であるケース及びプロトコルを使用するいくつかのタイプのトラフィックに、適用可能である場合がある。言い換えれば、開示されているネットワークノードは、listen-before-talkなどのクリアチャネルアクセスが求められる非認可チャネルを介して、ワイヤレスデバイスによって送信されるべきデータに対して、柔軟且つ効率的にリソースのスケジューリングを行えることを、確実にすることができる。
【0008】
ワイヤレスデバイスによって実行される方法を開示する。本方法は、ネットワークノードから、ネットワークノードによるクリアチャネルアセスメントの実行が成功した追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを受信すること含む。この追加のスペクトルリソースは、ワイヤレスデバイスとネットワークノードとの間で進行中の通信に使用されている第1のリソースとは異なる。
【0009】
ワイヤレスデバイスが開示され、本ワイヤレスデバイスは、メモリ回路と、プロセッサ回路と、ワイヤレスインターフェースとを備える。本ワイヤレスデバイスは、本明細書に開示されているワイヤレスデバイスに関連する方法のうちのいずれかを実行するように設定されている。
【0010】
本開示の利点は、開示されているワイヤレスデバイス及び関連する方法が、このワイヤレスデバイスがリソース要求で要求していない場合であっても1つ又は複数の追加の利用可能なリソースを用いて、チャネルへの柔軟なアクセス、例えば、より速いアクセスを可能にすることである。ワイヤレスデバイスは、送信、例えば、低遅延通信を求めるデータの送信に追加のスペクトルリソースを使用してもよく、又はリソース割り当ての推定をあらかじめ実行するのが困難である場合があるバーストトラフィックパターン(例えば、バーストを示すトラフィックパターン)に、追加のスペクトルリソースを使用してもよい。開示されているワイヤレスデバイスは、その送信バッファのために即時の着信データを評価することができる。送信すべき任意のデータであって、例えば、以前の推定と比較してデータの量が異なり得るデータ、又は以前に指示されたデータとはサービス品質(Quality of Service:QoS)レベルが異なり得るデータがある場合に、ワイヤレスデバイスは、開示されている制御シグナリングによって割り当てられている追加のスペクトルリソースの利用を目指すことができる。
【0011】
本開示の前述の特徴及び利点、並びに他の特徴及び利点は、添付の図面を参照して、以下の本開示の例の詳細な説明により、当業者には容易に明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1は、本開示による、ネットワークノードの一例とワイヤレスデバイスの一例とを備えるワイヤレス通信システムの一例を示す図である。
【
図2A】
図2Aは、アップリンク送信のスケジューリングを示すシグナリング図である。
【
図2B】
図2Bは、チャネル占有時間共有を示すシグナリング図である。
【
図2C】
図2Cは、本開示による無線リソース事前予約の一例を示すシグナリング図である。
【
図2D】
図2Dは、本開示による、周波数の観点からの無線リソース事前予約の一例を示す図である。
【
図2E】
図2Eは、本開示による、周波数及び時間の観点からの無線リソース事前予約の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、本開示による、ネットワークノードによって実行される、非認可チャネルにおける第1のワイヤレスデバイスの通信用の無線リソース事前予約の方法の一例を示すフローチャートである。
【
図4】
図4は、本開示による、ワイヤレスデバイスによって実行される、方法の一例を示すフローチャートである。
【
図5】
図5は、本開示によるネットワークノードの一例を示すブロック図である。
【
図6】
図6は、本開示によるワイヤレスデバイスの一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本明細書では、以降、関連する場合には図面を参照して、様々な例及び詳細を説明する。図面は、縮尺通りに描かれていている場合もいない場合もあり、図面全体を通して、類似の構造又は機能の要素を、同様の参照番号で表していることに留意されたい。また、図面は単に、例の説明を容易にするように意図されていることに留意されたい。例の説明は、本開示の網羅的な説明、又は本開示の範囲についての限定としては意図されていない。さらに、図示の例は、示されているすべての態様又は利点を有する必要はない。特定の例と併せて説明される態様又は利点は、必ずしもその例に限定されるのではなく、図示されていなくても、又は明示的に説明されていなくても、任意の他の例で実施され得る。
【0014】
図面は、明確にするために、概略的で簡略化されたものであり、単に本開示の理解を助ける詳細を示しているにすぎず、他の詳細は省略されている。全体を通して、同一の部分又は対応する部分には同じ参照番号が使用されている。
【0015】
図1は、本開示による、ネットワークノード400の一例とワイヤレスデバイス300の一例とを備えるワイヤレス通信システム1の一例を示す図である。
【0016】
本明細書で詳細に説明するように、本開示は、例えば非オープンの制限されたスペクトル(認可帯域など)及び/又はオープン共有スペクトル(非認可帯域など)で動作するセルラシステム、例えば3GPPワイヤレス通信システムを備えるワイヤレス通信システム1に関する。ワイヤレス通信システム1は、ワイヤレスデバイス300、300A、及び/又はネットワークノード400を備える。
【0017】
本明細書に開示されているネットワークノードは、基地局、進化型ノードB(evolved Node B:eNB)、gNBなどの、無線アクセスネットワークで動作する無線アクセスネットワークノードを指す。
【0018】
本明細書で説明するワイヤレス通信システム1は、1つ又は複数のワイヤレスデバイス300、300A、及び/又は、1つ又は複数のネットワークノード400を備えてもよく、ネットワークノード400は、基地局、eNB、gNB、及び/又はアクセスポイントのうちの1つ又は複数などである。
【0019】
ワイヤレスデバイスは、モバイルデバイス及び/又はユーザ機器(user equipment:UE)を指す場合もある。
【0020】
ワイヤレスデバイス300、300Aは、ワイヤレスリンク(又は無線アクセスリンク)10、10A経由で、ネットワークノード400と通信するように設定されていてもよい。
【0021】
図2Aは、アップリンク送信のスケジューリングのために利用可能である既存の方法を示すシグナリング図である。
図2Aに示すアップリンク送信のスケジューリングは、RRC接続状態の設定グラントを伴う。設定グラントは、ネットワークノード400C(gNBなど)が、ワイヤレスデバイス300C(UEなど)に、ワイヤレスデバイス300Cがスケジューリング要求を送信せずに使用することができる、将来のリソースのセットを指示するための方法とみなされてもよい。設定グラントは、3GPPにおける超高信頼低遅延通信(URLLC)仕様作業の一部として開発されている。設定グラントによって事前設定されたリソースでは、設定グラントの構成を有し、任意選択で、割り当てられるリソースについての詳細を有してもよい、無線リソース構成(Radio Resource Configuration:RRC)構成メッセージ502などの、RRCメッセージを用いて、ネットワークノード400Cが、ワイヤレスデバイス300Cに、リソースのセットを事前に割り当てることができる。将来可能性のある送信に対する事前割り当ては、繰り返しのグラントを提供することであってもよい。例えば、メッセージ502は、パラメータRRC-ConfiguredUplinkGrantを含むConfiguredGrantConfigメッセージとみなされてもよく、又はRRC構成と、ワイヤレスデバイス300Cが使用するために各グラントをより詳細に規定する層1指示504(ダウンリンク制御情報、Downlink Control Information:DCI)との組み合わせとみなされてもよい。例えば、DCIが組み合わされていると、RRC構成は、rrc-ConfiguredUplinkGrantを含まない上位層パラメータConfiguredGrantConfigを提供することができる。次いで、ワイヤレスデバイス300Cは、設定グラントに従って、ワイヤレスデバイス300Cのアップリンクデータ506を、グラントに対応する将来の時間に送信することができる。
【0022】
しかしながら、
図2Aの501~507に示した技術は、ネットワークノードの観点からリソースを予約するためにのみ使用され得、オープンスペクトル又は非認可スペクトル上でのリソースの事前予約をサポートしない。非認可スペクトルでは、チャネルがフリーであるかビジーであるかを評価するために、各送信がCCA手順で開始するように求められる場合を考慮することがある。
図2Aは、CCA手順501、505、508にチャネル占有時間503、507、510がそれぞれ続き、CCAの実行が成功した場合に、チャネルが送信のために利用可能であることを指示することを示している。
図2Aに示すように、CCA手順には時間を要する場合がある。さらに、CCA手順は成功しない場合があり、それは、ネットワークがグラントを設定したが、そのグラントに従ってチャネルが利用可能ではない場合があることを意味する。
図2Aのシグナリングは、リソースの将来の予約が、非認可スペクトルを介する将来の送信のために課すCCA手順のいずれの適応も許可しない。レガシー3GPPの仕様で規定されており、
図2Aに示されている設定グラントの方法は、設定グラントのシグナリングに求められる時間及びそのシグナリングの柔軟性が、オープンスペクトル上での通信のニーズを満たさない可能性があるため、オープンスペクトルを介した通信に対して欠点を有する場合がある。ネットワークノードは、非認可スペクトルにおいて媒体が利用可能であるか否かを、あらかじめ知ることができない。したがって、設定グラントは、多くともネットワークノードスケジューリングの意図を指示することはできるが、他の任意の送信機、例えば、ネットワークノード400C又はワイヤレスデバイス300C以外のノードが、設定グラントで意図されているスペクトルを、将来利用する予定があるか否かを示すことはできない。言い換えれば、非認可スペクトル(非認可帯域及び/又は非認可チャネルなど)では、ネットワークノードは、チャネルが利用可能、及び/又はフリー、及び/又はクリアであるか否かを、あらかじめ知ることができない。
【0023】
図2Bは、いくつかの通信シナリオにおいてCCA手順を簡略化する方法であるチャネル占有時間(channel occupancy time:COT)共有を示すシグナリング図である。この方法は、個々のスペクトル規制に基づいて、いくつかのオープンスペクトルに許可されてもよい。チャネル占有時間共有(いわゆるCOT共有)により、ワイヤレスデバイス300Dなどのワイヤレスデバイスは、ごく最近別のワイヤレスデバイスがオープンスペクトルを介した通信に利用した、送信のために利用可能な時間スロット内の時間を利用することができる。COT共有の原則は、
図2Bに示されており、「Physical layer procedures for shared spectrum channel access」という名称の3GPP TS 37.213 v16.2.0に規定されている。一般的なCOT共有メカニズムは、別のノードによって初めに予約されたリソースを使用するための方法であるが、既存の規格で規定されているメカニズムは、スペクトルリソースの即時のニーズがある状況で発生する可能性のある、柔軟性及び低遅延スケジューリングのニーズを満たさない。COT共有の原則は、本明細書に開示されている拡張機能と共に使用される場合があるベースラインイネーブラ(baseline enabler)として利用される。
【0024】
図2Bでは、データ送信用の実際のCOT共有原則の前に、例えば、データスケジューリング要求のために送信される制御シグナリングがある場合がある。そのような場合、ワイヤレスデバイスは、オープンスペクトルに対するアクセス規制規則に従って、CCA手順521を実行する場合がある。CCA手順の成功により、チャネルにアクセスする権利が得られる場合があり、そのアクセス権は、行われたCCA手順のタイプに依存する場合がある。このアクセス権は、最大の所与の時間期間中チャネルのアクセスを許可することに限定される場合があり、最大の所与の時間期間は、最大のチャネル占有時間COT522として決定される場合がある。ワイヤレスデバイスは、CCA手順が成功したオープンスペクトルの一部を用いて、ネットワークノード400Dにスケジューリング要求520を送信してもよい。ネットワークノード400Dは、ワイヤレスデバイスにスケジューリンググラント523を送信することを意図し、CCA手順524を実行し、例えば、アクセス規則と、送信するシグナリングのタイプと、行われるCCA手順のタイプとのうちのいずれか又はそれらの組み合わせに基づいて、COT525を決定する。チャネルアクセス規制においては、例えば、ワイヤレスデバイスが、利用されるリソースのためのCOT共有が許可されていることを明示的に知る必要があるか否かの観点から、異なるCOT共有原則が採用されてもよい。この例では、明示的な指示が図示されており、DCI中に共有チャネル占有指示を有するスケジューリンググラント523が送信される。ここで、シグナリング523中にネットワークノード400Dによって明示的に指示されるCOT共有の原則では、シグナリングに使用されるスペクトルは、ワイヤレスデバイス300Dによって使用され続けることができる。したがって、このワイヤレスデバイスは、異なるCCA手順を実行してもよく、又はチャネルアクセス規則は、ネットワークノード400Dによる送信後の比較的短い時間期間に発生する送信のためのCCA手順をスキップすることさえ許可してもよい。そのような共有のために、最長でチャネル占有時間525の残りの時間に限定される可能性のある所与の時間期間中に、特定のスペクトルを利用してもよい。このCOT共有原則がワイヤレスデバイスとの通信のために共有されるCOT525において、スケジューリンググラント523が、ワイヤレスデバイス300Dに受信され、ワイヤレスデバイス300Dは、スケジューリンググラント523に従って、データ526を送信する。言い換えれば、ワイヤレスデバイス300Dは、共有COT525又は共有COTウィンドウ内で送信をする。
【0025】
データ送信のスケジューリングに加えて、データ送信又はランダムアクセス手順シグナリングに対する応答としてのACK/NACKシグナリングを含むがこれに限定されない、他のシグナリング手順及びシグナリングタイプもまた、COT共有を利用してもよい。
【0026】
図2Bは、ネットワークノード400Dがワイヤレスデバイス300DとCOTを共有する場合に、共有COT中には、ワイヤレスデバイスの送信526の前にCCA手順が含まれないことを示している。
図2Bは、典型的な場合を示しているが、いくつかのシナリオでは、(スペクトル規制又はシステム仕様によって、)異なるCCA手順が求められる場合がある。リソースの共有によってトリガされるそのような異なるCCA手順は、例えば、第1のCCA手順で使用されるタイミングと比較して、異なる時間期間を用いたエネルギーレベル検出を実行する要件を含んでもよい。例えば、しきい値を超えるエネルギーレベル、異なるエネルギーレベル、又は他の変動を検知する場合のいわゆるバックオフに対する要件の変化などの、他のパラメータは、そのようなCCA手順において異なってもよい。言い換えれば、簡略化又は高速化の意図を有すれば、実行するCCA手順は異なってもよいが、依然としてCCA手順を実行する必要がある場合がある。2つの送信間のスペクトルのアイドル時間に応じて、異なるCCA手順が求められる場合がある。1つの例として、ワイヤレスデバイス300Dが共有COT内で送信のためにCCA手順を実行する要件は、COT共有の送信指示523と、共有COTを使用する送信526との間の時間に応じて、異なる場合がある。
【0027】
本開示は、ネットワークノードが、ワイヤレスデバイスに、そのネットワークノードがクリアチャネルアセスメント手順(Listen Before Talkなど)を行った1つ又は複数のスペクトルリソースを指示できるようにする技術を提供し、そのワイヤレスデバイスは、これらのリソースをワイヤレスデバイスがあらかじめ要求していなくても、通信(低遅延通信など)に利用することができ、そのスペクトルリソースは、指示を搬送する制御シグナリングを行うために使用されるリソースとは別である。
【0028】
図2Cは、本開示による無線リソース事前予約の一例を示すシグナリング図である。本開示は、とりわけ、シグナリング544に使用されているリソース538に加えて1つ又は複数の追加のスペクトルリソース(ここでは追加の時間リソース539、540、541、542として示されている)を指示するシグナリング544を提案し、それらの追加のスペクトルリソースでは、ネットワークノード400が、ワイヤレスデバイスとの通信の前に、既にクリアチャネルアセスメント534、535、536、537(例えば、Listen Before Talk:LBT)手順ステップを行っている。ネットワークノード400は、1つ又は複数の追加のスペクトルリソースのためのCCAを、1つ又は複数のワイヤレスデバイスとの潜在的な通信のために行っていてもよい。そのようなワイヤレスデバイスは、1つ又は複数の他のワイヤレスデバイス300A、あるいはワイヤレスデバイス300であってもよい。本明細書に開示されている1つ又は複数の追加のスペクトルリソースは、既に第1のワイヤレスデバイス300とのシグナリング544のために使用されている第1のリソース(
図2Cのリソース538など)とは別である。
図2Cでは、追加のスペクトルリソースは、時間ウィンドウ539、540、541、542によって示されており、各時間ウィンドウは、それぞれ、追加のスペクトルリソースに対する特定の最大のチャネル占有時間を示すものである。時間ウィンドウの図は、単なる例示である。ネットワークノードは、2つ以上の割り当てのために、同じ時間ウィンドウを利用してもよい。ワイヤレスデバイス300Aなどの他のワイヤレスデバイスは、ネットワークノード440によって実行されるCCAを、543経由でオーバヒアすることができる。
【0029】
図2Cに示すように、ワイヤレスデバイス300並びにネットワークノード400は、スペクトル上の各送信530、544のためにスペクトル範囲にアクセスする前に、CCA手順531、533を実行する必要がある場合がある。CCA手順531には、最大のCOT532が続いている。
【0030】
図2Dは、本開示による、周波数の観点からの無線リソース事前予約の一例を示す図である。
図2Dは、周波数をx軸として示している。周波数軸は、オープンスペクトル又は非認可スペクトルの周波数領域600を示している。周波数領域600は、1つ又は複数の周波数帯域を介した通信に許可される通信プロトコルを用いた通信用に設定可能であると決定される、1つ又は複数の周波数帯域で構成されていてもよい。周波数領域600は、連続的であっても不連続的であってもよい。
図2Dは、ワイヤレスデバイスを用いたこの例(例えば、
図2Cに示すメッセージ530、544のシグナリング)において、現在のシグナリングのために利用されている周波数範囲601を示している。利用されている周波数範囲は、通信システムによる使用のための、周波数帯域の全体又はサブセットであってもよい。そのようなサブセットは、帯域幅部分(bandwidth part:BWP)であってもよい。
【0031】
図2Dは、ワイヤレスデバイスによって使用される可能性のある追加のスペクトルリソースとして割り当てられる場合がある追加の周波数範囲602、603、604、605を示している。
図2Dが図示の一例として機能するように、これらの周波数範囲は、周波数領域での大きさ及び位置が変動してもよい。この図における図示及び例は、ネットワークノードとワイヤレスデバイスとの間で進行中の通信に使用されている、単一の周波数範囲601を示している。単一の周波数範囲601は、1つの例を示していてもよく、そのような例は、送信のために時分割複信(time division duplexing:TDD)方式を使用している場合がある。他の例は、周波数分割複信(frequency division duplex:FDD)を少なくとも部分的に利用してもよく、周波数分割複信では、2つ以上の周波数範囲が、アップリンク制御及び/又はダウンリンク制御及び/又はデータ送信のために使用されてもよい。
【0032】
図2Eは、本開示による、時間及び周波数におけるリソース割り当ての一例を示す図である。
図2Eは、x軸に時間、y軸に周波数を示している。したがって、
図2Eは、時間及び周波数のリソースグリッドを示している。
図2Eの塗りつぶしの四角は、リソースグリッド内での送信(所与の時間期間にわたる周波数範囲の使用)を示している。周波数範囲601は、ネットワークノード400とワイヤレスデバイス300との間の通信530、544のための時間の期間中に利用されているものとして示されている。
図2Cに示すように、ワイヤレスデバイス300並びにネットワークノード400は、スペクトル上の各送信530、544のスペクトル範囲601にアクセスする前に、CCA手順531、533を実行する必要がある場合がある。
【0033】
本明細書に開示されているように、ネットワークノード400は、例えば
図2CのCCA手順533以外に、
図2Eの追加のスペクトルリソース602、603、604、605上で
図2CのCCA手順534、535、536、537を実行してもよい。CCA手順533は、ワイヤレスデバイス300への意図された送信544のために実行されてもよく、送信544は、CCA手順533が成功したときに実行されてもよく、
図2Cの1つ又は複数の他のCCA手順534、535、536、537は、例として、
図2Cの送信544以外の可能性のある送信のために、
図2Eのスペクトル範囲601上で実行されてもよい。ネットワークノード400は、CCA手順の実行が成功した追加のスペクトルリソースを示す情報を、ワイヤレスデバイス300に送信してもよい。成功したCCA手順について通知することは、ネットワークノード400が潜在的な送信に利用可能であるとみなす追加のスペクトルリソース602、603、604、605の指示として、制御シグナリングを提供することを含んでもよい。追加のスペクトルリソースに関する情報をワイヤレスデバイス300に送信することは、1つ又は複数の例において、制御シグナリング544に含まれていてもよい。さらに、制御シグナリング経由でワイヤレスデバイス300に送信される追加のスペクトルリソースに関する情報は、追加のスペクトルリソース602、603、604、605の潜在的な使用に対する時間制限を含んでもよい。そのような時間制限は、1つ又は複数の追加のスペクトルリソースに対する最大のチャネル占有時間値を示す情報を含んでもよい。そのようなCOT情報は、
図2Cに539、540、541、542として示されている。さらに、
図2Eは、例として、追加のスペクトルリソース604、602上のそれぞれの送信546、547を、示している。本明細書で提供される例では、
図2Cに示されるように、ワイヤレスデバイス300は、COT539及びCOT540に関連付けられた追加のスペクトルリソース604、602を介した送信546、547の前に、CCAを実行することを求められない場合がある。
【0034】
CCA手順534、535、536、537は、ワイヤレスデバイスからネットワークノード400へのアップリンク通信のために、非認可スペクトル(オープンスペクトル及び/又は共有スペクトルなど)のチャネルの利用可能性を、事前割り当てする目的で行われるとみなされてもよい。
【0035】
図2Cに示す方法により、ワイヤレスデバイスが1つ又は複数の追加のスペクトルリソースにアクセスするために求められる時間を、レガシー手順と比較して低減できるように、オープンスペクトルを利用するためのチャネルアクセス規制を定義してもよい。COT共有の前に行うことが求められるCCA手順は、CCAを成功させるために比較的長い時間をもたらす要件を含む場合がある。CCA手順は、COT共有の前に、例えば、より長いチャネル検知時間期間を実行するための1つ又は複数の要件、CCA手順中にスペクトルが直ちに利用可能ではない場合にバックオフ手順若しくはより広範なバックオフ手順を実行するための要件、例えば異なるエネルギーレベルや、異なるアンテナ構成による異なる指向性検知などの異なるチャネル検知メカニズムを使用するための要件、又は類似の要件を含んでもよい。
【0036】
COT共有の前後に求められるCCA手順にそのような違いのいずれかがあることで、
図2Cに示すような手順から得られる効果は、共有COTによって指示される追加のスペクトルリソースへのアクセスが、より柔軟又はより迅速になることである。
【0037】
例えば
図2Cに示す、開示されている技術は、
図2Bに示すチャネル占有時間共有(COT共有)、及び
図2Aに示す低遅延通信リソース(URLLC設定グラント)を割り当てるための利用可能なレガシーシグナリング方法に、1つ又は複数の機能性を追加することとみなされてもよい。
【0038】
図2Cにおいて、シグナリングに追加された開示されている機能性は、ネットワークノード400が、時間スロット539、540、541、542(1つ又は複数の追加の潜在的なスペクトルリソースのためのチャネル占有時間スロットなど)によって指示される、1つ又は複数の利用可能な追加のスペクトルリソースを指示する可能性とみなされてもよい。その1つ又は複数の利用可能な追加のスペクトルリソースとは、レガシーCOT共有メカニズムによって共有され、共有COT538によって指示され、特に第1のワイヤレスデバイス300との間で進行中の現在の通信に使用されている1つ又は複数のリソース以外のものである。ワイヤレスデバイス300Aは、第1のワイヤレスデバイス300とは異なる、1つ又は複数の第2のワイヤレスデバイスとみなされてもよい。
【0039】
時間スロット539、540、541、542によって指示される1つ又は複数の追加のスペクトルリソースは、ネットワークノード400が認識している、及び/又はネットワークノード400が、例えば1つ又は複数の他のワイヤレスデバイス300Aとの間で行われている通信経由でのアクセスを有する、1つ又は複数のチャネル占有機会とみなされてもよい。1つの例として、ネットワークノード400は、別のワイヤレスデバイス300Aと通信し、その特定のスロットに対するいずれのCOT共有をも許可しない。ネットワークノード400は、第1のワイヤレスデバイス300などの別のワイヤレスデバイスに、スペクトルリソースを使用させることを選択してもよく、したがって、539、540、541、542によって指示されるリソースなどのチャネル機会を共有してもよい。別の例として、ネットワークノードは、別のデバイス300Aによるリソースの潜在的な使用に加えて、第1のワイヤレスデバイス300によっても潜在的に使用可能であるとリソースを指示してもよい。言い換えれば、ネットワークノード400は、時間期間539、540、541、542によって示される(ここでは共有チャネル占有時間スロットによって指示される)取得したリソースを、ネットワークノードが通信する他のワイヤレスデバイスが再使用することを許可してもしなくてもよい。開示されているネットワークノード400は、第1のワイヤレスデバイス300に、CCA手順が既に行われており、利用可能である1つ又は複数の追加のスペクトルリソースを指示することができ、この指示によって、ワイヤレスデバイス300手順に対して異なるCCAを許可してもよい。1つの例として、リソースの共有は、ワイヤレスデバイス300に、リソースが、ワイヤレスデバイス300による送信のために準備ができていることを指示してもよい。ネットワークノード400が1つ又は複数の追加のスペクトルリソースを識別すると、ネットワークノード400は、第1のワイヤレスデバイス300に、割り当てを許可する追加のスペクトルリソースを示す情報を含む制御シグナリング544を送信する。制御シグナリング544は、例えば、DCI中の共有チャネル占有指示と、指示された追加のスペクトルリソースとを有するスケジューリングである。
【0040】
任意選択の追加のスペクトルリソースを第1のワイヤレスデバイス300に提供する制御シグナリング544で指示されるように、第1のワイヤレスデバイス300は、1つ又は複数の追加のスペクトルリソースを使用することを許可される。
図2Cでは、追加のスペクトルリソースは、追加のチャネル占有時間539、540、541、542によって指示されているが、帯域幅の一部(帯域幅部分)と呼ばれることもある、
図2D~
図2Eの追加の周波数範囲602、603、604、605などの、異なるタイプの指示によって指示されてもよい。追加のスペクトルリソースは、時間及びスペクトル範囲の指示の組み合わせとして指示されてもよい。追加のスペクトルリソースは、ワイヤレスデバイスによる潜在的な使用のための時間の制限に結合されてもよい。そのような時間の制限は、共有COT539、540、541、542によって課される場合がある。COT値は、異なるリソースに対して、同じであっても異なっていてもよい。所与の周波数リソースに対するCOT値は、ワイヤレスデバイス及びネットワークノードに対して、同じであってもよく、より短い時間期間又はより長い時間期間であるなど、異なっていてもよい。別の言い方をすれば、追加のスペクトルリソースは、特にシグナリング544の通信内での第1のワイヤレスデバイス300との間で進行中の現在の通信のために使用されているリソース(
図2D~
図2Eのリソース601など)以外の、追加の潜在的なスペクトルリソースから来るとみなされてもよい。
【0041】
図2Cに示すように、次いで、第1のワイヤレスデバイス300は、共有COTウィンドウ538内でアップリンク制御シグナリング又はデータ545を送信する。ワイヤレスデバイス300が、データ545の送信のために使用されるスペクトルリソースではなく、追加のスペクトルリソース上で送信され得る低遅延データあるいは他の制御情報及び/又はデータ情報などの、追加のアップリンク送信546、547を有する場合には、第1のワイヤレスデバイス300は、1つ又は複数の追加のスペクトルリソースを用いて、追加のデータ情報を送信することもできる。
【0042】
ワイヤレスデバイスは、例えば、追加の冗長性の送信(例えば、送信545で送信された情報に冗長性を追加する情報の複数の送信)を可能にするために、送信545以外の制御シグナリング及び/又はデータに、そのような追加のスペクトルリソースを利用してもよい。ワイヤレスデバイスは、例えば、送信バッファ中のデータ量が増加し、したがって、追加の送信リソースが必要である場合に、送信545以外の追加のデータ量のために、そのような追加のスペクトルリソースを利用してもよい。ワイヤレスデバイスは、送信545とは異なるタイプのサービスに関連する通信、例えば、通信のためのタイミング及び/又は信頼性の期待値などが異なる、サービス品質の要件が異なる通信に、そのような追加のスペクトルリソースを利用してもよい。そのようなサービス及び/又は品質の期待値は、通信のプロトコルレベルにおいて異なる場合がある。そのようなサービス及び/又は品質の期待値は、上位層の態様、例えばワイヤレスデバイスにおけるアプリケーションレベルにおいて異なる場合がある。
【0043】
図3は、
図1、
図2C、及び
図5のネットワークノード400などの、本開示によるネットワークノードによって実行される方法の一例のフロー図を示している。本方法は、非認可チャネルにおける第1のワイヤレスデバイスの通信用の無線リソース事前予約のために実行されてもよい。非認可チャネルは、オープン共有スペクトルや非認可帯域などの、非認可スペクトルの一部であり得る。
【0044】
リソースは、時間リソース及び/又は周波数リソースとみなされてもよい。スペクトルリソースは、時間及び/又は周波数における無線リソースとみなされてもよい。
【0045】
方法100は、ネットワークノードによって行われた成功したクリアチャネルアセスメント手順に基づいて、通信に割り当て可能な追加のスペクトルリソースを決定することS102を含む。例えば、ネットワークノードは、第1のワイヤレスデバイスとは異なる第2のワイヤレスデバイスなどの、他のワイヤレスデバイスが関与する1つ又は複数の通信がある場合があるスペクトルに対して、既にクリアチャネルアセスメント(例えば、Listen Before Talk:LBT)手順を行っていてもよい。この追加のスペクトルリソースは、第1のワイヤレスデバイスとの間で進行中の通信に使用されている第1のリソースとは異なる。追加のスペクトルリソースは、第1のワイヤレスデバイスとの間で進行中の通信に使用されている第1のリソースに加えて、第1のワイヤレスデバイスとの通信に利用され得るスペクトルリソースとみなされてもよい。追加のスペクトルリソースは、例えば、
図2C、
図2D、及び/又は
図2Eに示す第2のワイヤレスデバイスなどの、他のワイヤレスデバイスと共有されるスペクトルの一部とみなされてもよい。
【0046】
成功したCCAとは、チャネルにアクセスするための規定の要件に従って、CCA手順を実行して、結果としてスペクトルの特定の部分へのアクセスを利用可能とすることに対応する。そのような要求手順は、例えば3GPPなどの標準化団体によって定義されるスペクトル規制又は特定のプロトコル仕様によって決定されてもよい。チャネルへのアクセスを許可することは、結果として、規制に従って、例えば、最大送信エネルギー、最大チャネル占有時間、又は類似の状態で、チャネル上で送信をすることの許可を含み得る。言い換えれば、成功したCCAは、CCAを実行することによって、フリーチャネル又はクリアチャネルあるいはフリースペクトル又はクリアスペクトルを検出することを意味し、フリーチャネル又はクリアチャネルは、チャネル検知中に検出されたチャネル利用率が、利用率しきい値よりも低い場合があること、例えば、低検出エネルギーレベル、又は(例えば、チャネルが、1つ又は複数の感知ウィンドウの間に、ビジーではないと感知されるのと比較して、ビジーであると感知される時間の量としての)低検出チャネル占有率などを意味してもよい。方法の1つ又は複数の例では、方法100は、第1のワイヤレスデバイス以外の1つ又は複数のワイヤレスデバイスとの間で、クリアチャネルアセスメント手順を実行することS101を含む。1つ又は複数のワイヤレスデバイスとの間でCCA手順を実行することは、1つ又は複数のワイヤレスデバイスとの間で受信及び/又は送信される情報であって、CCA手順において利用される情報を利用することに関連してもよい。CCA手順を実行することは、スペクトルがフリーであるのか占有されているのかを検出するために、CCA内でチャネル検知を実行することを含んでもよい。方法の1つ又は複数の例では、CCA手順を実行することS101は、第1のワイヤレスデバイスとの間でCCA手順を完了した後に、1つ又は複数のワイヤレスデバイスに信号を送信することS101Aを含む。
【0047】
方法100は、第1のワイヤレスデバイスに、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを送信することS104を含む。これにより、ネットワークノードは、第1のワイヤレスデバイスが低遅延アップリンク通信やアップリンクデータ通信などのネットワークノードとの通信に使用することができる、追加のスペクトルリソースを指示すことができる。
【0048】
方法の1つ又は複数の例では、追加のスペクトルリソースは、アクティブ帯域幅部分の一部である。方法の1つ又は複数の例では、追加のスペクトルリソースは、アクティブ帯域幅部分とは異なる設定されている帯域幅部分にある。例えば、NRでは、追加のスペクトルリソースは、アクティブ帯域幅部分(BWP)として既に使用されているのと同じ帯域幅部分にあってもよい。あるいは、例えば、追加のスペクトルリソースは、設定されているBWPにあるが、アクティブ帯域幅部分とは異なる帯域幅部分にあってもよい。
【0049】
方法の1つ又は複数の例では、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングは、追加のスペクトルリソースの許可されている使用時間ウィンドウに対応する追加のチャネル占有時間を示す情報を含む。チャネル占有時間、CCA手順、及びいつどのようにネットワークノードとワイヤレスデバイスとの間でチャネル占有を共有できるかについての他の規則は、例えば、非認可帯域などの特定の非認可スペクトルの使用についてのスペクトル規制によって定義されるチャネルアクセス規則、及び/又はあるシステムに対して規定されるアクセス規則によって与えられるチャネルアクセス規則に依存することに留意されたい。
【0050】
方法の1つ又は複数の例では、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングは、追加のスペクトルリソースを示すダウンリンク制御情報(DCI)を含む。例えば、3GPPネットワークノードが第1のワイヤレスデバイスにスケジューリング情報について通知するための低遅延(層1とも呼ばれる物理層)方法である制御シグナリングは、層1(DCIシグナリング)において提供される情報を、提供することができる。制御シグナリングは、特定のDCIフォーマットの形態、又は既存のDCIフォーマットへの追加の形態であることが想定されてもよい。
【0051】
方法の1つ又は複数の例では、1つ又は複数の追加のスペクトルリソースは、既に定義されたものであっても、ダウンリンク制御情報544以外の通信において、ワイヤレスデバイスに対して提供されたものであってもよい。例えば、S104の1つ又は複数の追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングは、ネットワークノードから第1のワイヤレスデバイスへの専用のシグナリングの一部であってもよい。例えば、専用のシグナリングは、無線リソースプロトコルの一部であってもよい。例えば、S104の1つ又は複数の追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングは、(ネットワークノード400と同じ、又は別の)ネットワークノードから2つ以上のワイヤレスデバイスへの共通送信の一部であってもよい。そのような共通送信は、ブロードキャスト送信と呼ばれる場合がある。ダウンリンク制御情報(例えば
図2Cの544に示す)の前にリソースが定義されている場合、ダウンリンク制御情報(例えば
図2Cの544に示す)の一部としての制御シグナリングは、以前に定義されたリソース(すなわち、DCIの前に定義されたリソース)のサブセット又はすべてを参照していてもよい。制御シグナリングをダウンリンク制御情報の一部とすることは、追加のスペクトルリソースを示す情報(例えば
図2Cの544に示す)を提供するために、その追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングにおいて求められる情報の量を低減する場合があることに留意されたい。さらに、DCIの一部として追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを搬送することは、追加のスペクトルリソースを示す情報を提供するのに求められる時間を低減する場合がある。
【0052】
方法の1つ又は複数の例では、方法100は、第1のワイヤレスデバイスから、第1のワイヤレスデバイスが追加のスペクトルリソースの少なくとも一部を使用する意図があるか否かの指示を受信することS106を含む。
【0053】
方法の1つ又は複数の例では、第1のワイヤレスデバイスに、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを送信することS104は、第1のワイヤレスデバイスから、追加のスペクトルリソースに対応するスケジューリング要求を受信することなく、第1のワイヤレスデバイスに、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを送信することS104Aを含む。例えば、ネットワークの観点から、ネットワークノードは、ワイヤレスデバイスが特に送信のために1つ又は複数の追加のスペクトルリソースを要求していなくとも、行われるかもしれない送信のための追加のスペクトルリソースの割り当てを行ってもよい。そのような送信は、ネットワークノード又はワイヤレスデバイスが、次回の送信の送信信頼性を高めるために1つ又は複数の追加のスペクトルリソースが求められると決定したときに、発生する場合がある。さらに、そのような送信は、ワイヤレスデバイスがその送信キュー(送信バッファ)に追加のデータを有し、送信のために1つ又は複数の他の又は追加のスペクトルリソースを必要とするときに、発生する場合がある。さらに、そのような送信は、ワイヤレスデバイスが、進行中の通信において利用されているリソースを利用するシグナリング(例えば
図2Cの544及び/又は530に示す)以外に、送信されるべき特定の制御シグナリングを有するときに、発生する場合がある。
【0054】
リソース割り当て方法の1つ又は複数の例では、ネットワークノードは、1つ又は複数のリソースをワイヤレスデバイスの特定ベースで割り当てもよく、このことは、ネットワークノードは、低遅延通信のための追加の送信機会を潜在的に使用することを、単一のワイヤレスデバイスのみに許可することを意味する。あるいは、潜在的な低遅延トラフィックのための1つ又は複数の追加のスペクトルリソースの指示は、スケジューリング要求なしで行うことができるため、利用可能なスペクトルリソースが単一のワイヤレスデバイスによって使用されない場合があり、したがって、ネットワークノードが同じ利用可能なリソースを2つ以上のワイヤレスデバイスに割り当てる可能性がある。
【0055】
方法の1つ又は複数の例では、指示は、追加のスペクトルリソース上のアップリンクデータの送信と、第1のワイヤレスデバイスが使用することを意図されたリソースを示す応答とのうちの1つ又は複数を含む。例えば、追加のスペクトルリソースは、比較的長い時間(例えば、COTが数ミリ秒の長さであり得る)利用可能である場合があるが、オープンスペクトル上の空のチャネルが、チャネルアクセス規制に応じてスペクトルを共有するデバイスのいずれかによって、さらには
図1に示す調整/スケジュールされた同じ無線アクセスネットワークに属していないデバイスによっても、使用される場合があるため、第1のワイヤレスデバイスは直ちに、第1のワイヤレスデバイスが指示された1つ又は複数の追加のスペクトルリソースのすべて又は一部を使用する意図があるか否かについての指示で、ダウンリンク制御シグナリングに応答する必要がある場合がある。この制御シグナリングによって、1つ又は複数の追加のスペクトルリソースが利用されているとみなされてもよく、これにより、他のデバイスが1つ又は複数の追加のスペクトルリソースを利用するのを防止してもよい。例えば、指示は、所与の短い時間期間内に、指示された1つ又は複数の追加のスペクトルリソースの一部又はすべてにおいて、アップリンクデータを送信すること、及び/又は、第1のワイヤレスデバイスがどの追加のスペクトルリソースを使用する意図があるのかについて通知する応答を送信することを含んでもよい。
【0056】
方法の1つ又は複数の例では、第1のワイヤレスデバイスに、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを送信することS104は、オープンスペクトル(いわゆる非認可帯域など)を介して、第1のワイヤレスデバイスに、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを送信することS104Bを含む。
【0057】
方法の1つ又は複数の例では、第1のワイヤレスデバイスに、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを送信することS104は、制限された非オープンスペクトル(
図1に示すネットワークによってのみ使用されるように認可された帯域など)を介して、第1のワイヤレスデバイスに、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを送信することS104Cを含む。
【0058】
図4は、
図1、
図2C、及び
図6のワイヤレスデバイス300などの、本開示によるワイヤレスデバイスによって実行される方法の一例のフロー図である。本方法は、非認可帯域において、例えば低遅延通信などの、非認可チャネルにおけるワイヤレスデバイスの通信用の無線リソース事前予約のために実行されてもよい。方法200は、ネットワークノードから、ネットワークノードによるクリアチャネルアセスメントの実行が成功した追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを受信することS202を含む。追加のスペクトルリソースは、ワイヤレスデバイスとネットワークノードとの間で進行中の通信に使用されている第1のリソース(進行中のアップリンク通信530のために利用されているリソース532、及び/又は
図2Cのダウンリンク通信544のためのリソース532など)とは異なる。ワイヤレスデバイスは、ネットワークノードから、
図3のステップS104においてネットワークノードによって送信された追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを受信する。
【0059】
これにより、ワイヤレスデバイスとネットワークノードとの間で進行中のシグナリングのために共有されているリソース以外のリソース及び/又はそれとは異なるリソースを用いた通信が可能になる。そのような通信は、異なるQoSクラスを有する複数のサービスと、異なるデータレート(高データレートなど)を有する複数のサービスと、低遅延サービスと、追加の制御シグナリングと、信頼性のための追加の通信と、URLLCサービスとのうちの1つ又は複数などの、異なる複数のサービスを用いた通信を含んでもよい。
【0060】
開示されているワイヤレスデバイスは、その送信バッファについて即時の着信データを評価することができ、直ちに送信する必要がある任意の低遅延データトラフィックがある場合には、たとえワイヤレスデバイスが以前のスケジューリング要求においてそれらのリソースを要求する時間がなかったとしても、ワイヤレスデバイスは、開示されている制御シグナリングによって割り当てられているリソースを利用することができる。チャネルアクセス規制に従って、リソース共有シグナリング/COT共有の一部として利用される追加のスペクトルリソースには、異なるCCA手順が求められてもよい。1つ又は複数の例では、ネットワークノードが既に、1つのCCAを行っており、指示された1つ又は複数の追加のスペクトルリソースを、共有スペクトルの観点から利用可能であるように確立しているので、ワイヤレスデバイスには、共有された追加のスペクトルリソースに対する、追加のCCA手順を全く使用しないか、非常に限定された追加のCCA手順しか使用しないことを許可されてもよい。言い換えれば、開示されているワイヤレスデバイスは、シグナリングに使用されるDLスロットの通常のCOT共有に加えて、他の送信から利用可能であると、ネットワークノードがS202で指示した追加のスペクトルリソースを利用することもできる。別の言い方をすれば、これによって、使用される得る追加のULリソースヘッドルームを残すことができる。
【0061】
方法の1つ又は複数の例では、ネットワークノードから、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを受信することS202は、オープン共有スペクトル(非認可帯域など)を介して、ネットワークノードから、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを受信することS202Aを含む。方法の1つ又は複数の例では、ネットワークノードから、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを受信することS202は、認可帯域を介して、ネットワークノードから、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを受信することS202Bを含む。
【0062】
方法の1つ又は複数の例では、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングは、追加のスペクトルリソースの許可されている使用時間ウィンドウに対応する追加のチャネル占有時間を示す情報を含む。
【0063】
方法の1つ又は複数の例では、追加のスペクトルリソースは、アクティブ帯域幅部分の一部である。方法の1つ又は複数の例では、追加のスペクトルリソースは、そのアクティブ帯域幅部分とは異なる設定されている帯域幅部分にある。
【0064】
方法の1つ又は複数の例では、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングは、追加のスペクトルリソースを示すダウンリンク制御情報を含む。
【0065】
方法の1つ又は複数の例では、方法200は、ネットワークノードに、ワイヤレスデバイスが追加のスペクトルリソースの少なくとも一部を使用する意図があるか否かについての指示を送信することS204を含む。S204は、
図3のS106に対応する場合がある。
【0066】
方法の1つ又は複数の例では、指示は、追加のスペクトルリソース上のアップリンクデータの送信と、ワイヤレスデバイスによる使用を意図されたリソースを示す応答とのうちの1つ又は複数を含む。
【0067】
方法の1つ又は複数の例では、方法200は、ネットワークノードに、制御シグナリングで指示された追加のスペクトルリソースを介して低遅延アップリンクデータを送信することS206を含む。
【0068】
図5は、本開示によるネットワークノード400の一例のブロック図を示している。ネットワークノード400は、メモリ回路401と、プロセッサ回路402と、ワイヤレスインターフェース403とを備える。ネットワークノード400は、
図3に開示されている方法のうちのいずれかを実行するように設定されていてもよい。言い換えれば、ネットワークノード400は、非認可チャネルにおける第1のワイヤレスデバイスの通信用の無線リソース事前予約のために設定されていてもよい。
【0069】
ワイヤレスインターフェース403は、NRと、狭帯域IoT(Narrow-band IoT:NB-IoT)と、ロングタームエボリューション拡張マシンタイプ通信(Long Term Evolution-enhanced Machine Type Communication:LTE-M)と、認可帯域と、非認可帯域とのうちの1つ又は複数をサポートする3GPPシステムなどの、ワイヤレス通信システム経由でのワイヤレス通信のために設定されている。
【0070】
ネットワークノード400は、ワイヤレス通信システムを使用して、本明細書に開示されている第1のワイヤレスデバイスなどのワイヤレスデバイスと通信するように設定されている。
【0071】
ネットワークノード400は、ネットワークノード400によって行われた成功したクリアチャネルアセスメント手順に基づいて、(プロセッサ回路402を用いるなどして、)通信に割り当て可能な追加のスペクトルリソースを決定するように設定されている。この追加のスペクトルリソースは、第1のワイヤレスデバイスとの間で進行中の通信に使用されている第1のリソースとは異なる。
【0072】
ネットワークノード400は、(ワイヤレスインターフェース403経由などで、)第1のワイヤレスデバイスに、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを送信するように設定されている。
【0073】
ネットワークノードの1つ又は複数の例では、追加のスペクトルリソースは、アクティブ帯域幅部分の一部である。
【0074】
ネットワークノードの1つ又は複数の例では、追加のスペクトルリソースは、アクティブ帯域幅部分とは異なる設定されている帯域幅部分にある。
【0075】
ネットワークノードの1つ又は複数の例では、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングは、追加のスペクトルリソースの許可されている使用時間ウィンドウに対応する追加のチャネル占有時間を示す情報を含む。
【0076】
ネットワークノードの1つ又は複数の例では、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングは、追加のスペクトルリソースを示すダウンリンク制御情報を含む。
【0077】
ネットワークノードの1つ又は複数の例では、指示は、追加のスペクトルリソース上のアップリンクデータの送信と、及び第1のワイヤレスデバイスによる使用を意図されたリソースを示す応答とのうちの1つ又は複数を含む。
【0078】
プロセッサ回路402は、任意選択で、
図3に開示されている動作(S101、S101A、S106、S104A、S104B、S104Cのうちのいずれかの1つ又は複数など)のいずれかを実行するように設定されている。非一時的コンピュータ可読媒体(例えば、メモリ回路401)に記憶され、プロセッサ回路402によって実行される、実行可能な論理ルーチン(例えば、コード行やソフトウェアプログラムなど)の形態で、ネットワークノード400の動作を実現してもよい。
【0079】
さらに、ネットワークノード400の動作は、ネットワークノード400が実施するように設定されている方法とみなされてもよい。また、説明した機能及び動作はソフトウェアで実装されてもよいが、そのような機能性は、専用のハードウェア又はファームウェアによって実施されてもよく、あるいは、ハードウェア、ファームウェア及び/又はソフトウェアの何らかの組み合わせによって実施されてもよい。
【0080】
メモリ回路401は、バッファ、フラッシュメモリ、ハードドライブ、リムーバブルメディア、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリ(random access memory:RAM)、又は他の適切なデバイスのうちの1つ又は複数であってもよい。典型的な構成では、メモリ回路401は、長期データ記憶用の不揮発性メモリと、プロセッサ回路402用のシステムメモリとして機能する揮発性メモリとを含んでもよい。メモリ回路401は、データバスを介してプロセッサ回路402とデータを交換してもよい。また、メモリ回路401とプロセッサ回路402との間の制御線及びアドレスバスが存在してもよい(
図5に図示せず)。メモリ回路401は、非一時的コンピュータ可読媒体とみなされる。
【0081】
メモリ回路401は、1つ又は複数の追加のスペクトルリソースを示す情報と、ダウンリンク制御情報とを、メモリの一部に記憶するように設定されていてもよい。
【0082】
図6は、本明細書に開示されている第1のワイヤレスデバイスなどの、本開示の1つ又は複数の例によるワイヤレスデバイス300の一例のブロック図を示している。ワイヤレスデバイス300は、メモリ回路301と、プロセッサ回路302と、ワイヤレスインターフェース303とを備える。ワイヤレスデバイス300は、
図4に開示されている方法のうちのいずれかを実行するように設定されていてもよい。
【0083】
ワイヤレスデバイス300は、ワイヤレス通信システムを使用して、本明細書に開示されているネットワークノード400などのネットワークノードと通信するように設定されている。
【0084】
ワイヤレスインターフェース303は、新無線(NR)と、狭帯域IoT(NB-IoT)と、ロングタームエボリューション拡張マシンタイプ通信(LTE-M)と、認可帯域と、非認可帯域とのうちの1つ又は複数をサポートする3GPPシステムなどの、ワイヤレス通信システム経由でのワイヤレス通信のために設定されている。
【0085】
ワイヤレスデバイス300は、ネットワークノード(ネットワークノード400など)から、ネットワークノード400によるクリアチャネルアセスメントの実行が成功した追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを、(ワイヤレスインターフェース303経由などで、)受信するように設定されている。追加のスペクトルリソースは、ワイヤレスデバイス300とネットワークノード400との間で進行中の通信に使用されている第1のリソースとは異なる。
【0086】
ワイヤレスデバイスの1つ又は複数の例では、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングは、追加のスペクトルリソースの許可されている使用時間ウィンドウに対応する追加のチャネル占有時間を示す情報を含む。
【0087】
ワイヤレスデバイスの1つ又は複数の例では、追加のスペクトルリソースは、アクティブ帯域幅部分の一部である。
【0088】
ワイヤレスデバイスの1つ又は複数の例では、追加のスペクトルリソースは、アクティブ帯域幅部分とは異なる設定されている帯域幅部分にある。
【0089】
ワイヤレスデバイスの1つ又は複数の例では、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングは、追加のスペクトルリソースを示すダウンリンク制御情報を含む。
【0090】
ワイヤレスデバイスの1つ又は複数の例では、指示は、追加のスペクトルリソース上のアップリンクデータの送信と、ワイヤレスデバイスによる使用を意図されたリソースを示す応答とのうちの1つ又は複数を含む。
【0091】
ワイヤレスデバイス300は、
図4に開示されている動作(S202A、S202B、S204、S206のうちのいずれかの1つ又は複数など)のいずれかを実行するように任意選択で設定されている。非一時的コンピュータ可読媒体(例えば、メモリ回路301)に記憶され、プロセッサ回路302によって実行される、実行可能な論理ルーチン(例えば、コード行やソフトウェアプログラムなど)の形態で、ワイヤレスデバイス300の動作を実現してもよい。
【0092】
さらに、ワイヤレスデバイス300の動作は、ワイヤレスデバイス300が実施するように設定されている方法とみなされてもよい。また、説明した機能及び動作はソフトウェアで実装されてもよいが、そのような機能性は、専用のハードウェア又はファームウェアによって実施されてもよく、あるいは、ハードウェア、ファームウェア及び/又はソフトウェアの何らかの組み合わせによって実施されてもよい。
【0093】
メモリ回路301は、バッファ、フラッシュメモリ、ハードドライブ、リムーバブルメディア、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、又は他の適切なデバイスのうちの1つ又は複数であってもよい。典型的な構成では、メモリ回路301は、長期データ記憶用の不揮発性メモリと、プロセッサ回路302用のシステムメモリとして機能する揮発性メモリとを含んでもよい。メモリ回路301は、データバスを介してプロセッサ回路302とデータを交換してもよい。また、メモリ回路301とプロセッサ回路302との間の制御線及びアドレスバスが存在してもよい(
図6に図示せず)。メモリ回路301は、非一時的コンピュータ可読媒体とみなされる。
【0094】
メモリ回路301は、1つ又は複数の追加のスペクトルリソースを示す情報やダウンリンク制御情報などの情報を、メモリの一部に記憶するように設定されていてもよい。
【0095】
本開示による方法及び製品(ネットワークノード及びワイヤレスデバイス)の例を、以下の項目において述べる。
【0096】
項目1:ネットワークノードによって実行される、非認可チャネルにおける第1のワイヤレスデバイスの通信用の無線リソース事前予約の方法であって、
ネットワークノードによって行われた成功したクリアチャネルアセスメント手順に基づいて、通信に割り当て可能な追加のスペクトルリソースであって、第1のワイヤレスデバイスとの間で進行中の通信に使用されている第1のリソースとは異なる追加のスペクトルリソースを決定すること(S102)と、
第1のワイヤレスデバイスに、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを送信すること(S104)とを含む、方法。
項目2:追加のスペクトルリソースが、アクティブ帯域幅部分の一部である、項目1に記載の方法。
項目3:追加のスペクトルリソースが、アクティブ帯域幅部分とは異なる設定されている帯域幅部分にある、項目1に記載の方法。
項目4:追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングが、追加のスペクトルリソースの許可されている使用時間ウィンドウに対応する追加のチャネル占有時間を示す情報を含む、項目1~3のいずれか1つに記載の方法。
項目5:追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングが、追加のスペクトルリソースを示すダウンリンク制御情報を含む、項目1~4のいずれか1つに記載の方法。
項目6:第1のワイヤレスデバイス以外の1つ又は複数のワイヤレスデバイスとの間で、クリアチャネルアセスメント手順を実行すること(S101)を含む、項目1~5のいずれか1つに記載の方法。
項目7:CCA手順を実行すること(S101)が、第1のワイヤレスデバイスとの間でCCA手順を完了した後に、1つ又は複数のワイヤレスデバイスに信号を送信すること(S101A)を含む、項目6に記載の方法。
項目8:第1のワイヤレスデバイスから、前記第1のワイヤレスデバイスが追加のスペクトルリソースの少なくとも一部を使用する意図があるか否かについての指示を受信すること(S106)を含む、項目1~7のいずれか1つに記載の方法。
項目9:指示が、追加のスペクトルリソース上のアップリンクデータの送信と、第1のワイヤレスデバイスによる使用を意図されたリソースを示す応答とのうちの1つ又は複数を含む、項目8に記載の方法。
項目10:第1のワイヤレスデバイスに、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを送信すること(S104)が、第1のワイヤレスデバイスから追加のスペクトルリソースに対応するスケジューリング要求を受信することなく、第1のワイヤレスデバイスに、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを送信すること(S104A)を含む、項目1~9のいずれか1つに記載の方法。
項目11:第1のワイヤレスデバイスに、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを送信すること(S104)が、オープン共有スペクトルを介して、第1のワイヤレスデバイスに、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを送信すること(S104B)を含む、項目1~10のいずれか1つに記載の方法。
項目12:第1のワイヤレスデバイスに、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを送信すること(S104)が、制限された非オープンスペクトルを介して、第1のワイヤレスデバイスに、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを送信すること(S104C)を含む、項目1~10のいずれか1つに記載の方法。
項目13:ワイヤレスデバイスによって実行される方法であって、
ネットワークノードから、ネットワークノードによるクリアチャネルアセスメントの実行が成功した追加のスペクトルリソースであって、ワイヤレスデバイスとネットワークノードとの間で進行中の通信に使用されている第1のリソースとは異なる追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを受信すること(S202)を含む、方法。
項目14:追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングが、追加のスペクトルリソースの許可されている使用時間ウィンドウに対応する追加のチャネル占有時間を示す情報を含む、項目13に記載の方法。
項目15:追加のスペクトルリソースが、アクティブ帯域幅部分の一部である、項目13又は14に記載の方法。
項目16:追加のスペクトルリソースが、アクティブ帯域幅部分とは異なる設定されている帯域幅部分にある、項目13~15のいずれか1つに記載の方法。
項目17:追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングが、追加のスペクトルリソースを示すダウンリンク制御情報を含む、項目13~16の1つに記載の方法。
項目18:ワイヤレスデバイスが追加のスペクトルリソースの少なくとも一部を使用する意図があるか否かについての指示をネットワークノードに送信すること(S204)を含む、項目13~17のいずれか1つに記載の方法。
項目19:指示が、追加のスペクトルリソース上のアップリンクデータの送信と、ワイヤレスデバイスによる使用を意図されたリソースを示す応答とのうちの1つ又は複数を含む、項目18に記載の方法。
項目20:ネットワークノードから、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを受信すること(S202)が、オープン共有スペクトルを介して、ネットワークノードから、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを受信すること(S202A)を含む、項目13~19のいずれか1つに記載の方法。
項目21:ネットワークノードから、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを受信すること(S202)が、非オープンスペクトルを介して、ネットワークノードから、追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを受信すること(S202B)を含む、項目13~19のいずれか1つに記載の方法。
項目22:ネットワークノードに、制御シグナリングで指示された追加のスペクトルリソースを介して、低遅延アップリンクデータを送信すること(S206)を含む、項目13~21のいずれか1つに記載の方法。
項目23:メモリ回路と、プロセッサ回路と、ワイヤレスインターフェースとを備えるネットワークノードであって、ネットワークノードが、項目1~12のいずれか1つに記載の方法を実行するように設定されている、ネットワークノード。
項目24:メモリ回路と、プロセッサ回路と、ワイヤレスインターフェースとを備えるワイヤレスデバイスであって、ワイヤレスデバイスが、項目13~22のいずれか1つに記載の方法を実行するように設定されている、ワイヤレスデバイス。
【0097】
「第1」、「第2」、「第3」、「第4」、「一次」、「二次」、「三次」などの用語の使用は、いずれの特定の順序も意味せず、個々の要素を識別するために含まれている。さらに、「第1」、「第2」、「第3」、「第4」、「一次」、「二次」、「三次」などの用語の使用は、いずれの順序又は重要性も表さず、むしろ「第1」、「第2」、「第3」、「第4」、「一次」、「二次」、「三次」などの用語は、1つの要素を別の要素から区別するために使用されている。「第1」、「第2」、「第3」、「第4」、「一次」、「二次」、「三次」などの単語は、本明細書及び他の場所では、単にラベル付けする目的で使用されており、いずれの特定の空間的な順序又は時間的な順序をも表すようには意図されていないことに留意されたい。さらに、第1の要素のラベル付けは、第2の要素の存在を意味せず、逆もまた同様である。
【0098】
図1~
図6は、実線で示すいくつかの回路又は動作と、破線で示すいくつかの回路又は動作とを含むことが理解されよう。実線に含まれている回路又は動作は、最も広い例に含まれる回路又は動作である。破線に含まれている回路又は動作は、実線の例の回路又は動作に含まれていても、その一部であってもよい例であり、あるいは実線の例の回路又は動作に加えて採用されてもよいさらなる回路又は動作の例である。これらの動作は、提示された順序で実行される必要がないことを理解されたい。さらに、すべての動作が実行される必要ないことを理解されたい。動作の例は、任意の順序及び任意の組み合わせで実行されてもよい。
【0099】
「含む・備える(comprising)」という語は、列挙された要素又はステップ以外の要素又はステップの存在を必ずしも排除しないことに留意されたい。
【0100】
要素に先行する「1つ」又は「一」という語(不定冠詞)は、そのような要素が複数存在することを排除しないことに留意されたい。
【0101】
さらに、いずれの参照符号も、特許請求の範囲を限定せず、例は、ハードウェア及びソフトウェアの両方によって少なくとも部分的に実装されてもよく、いくつかの「手段」、「単位」又は「デバイス」は、ハードウェアの同じ項目によって表されてもよいことに留意されたい。
【0102】
本明細書で説明される様々な方法、デバイス、ノード、及びシステムの例は、ネットワーク環境のコンピュータによって実行されるプログラムコードなどの、コンピュータ実行可能命令を含むコンピュータ可読媒体で実現されるコンピュータプログラム製品によって、1つの態様で実装される場合がある方法ステップ又はプロセスの一般的な文脈で説明されている。コンピュータ可読媒体は、読み取り専用メモリ(Read Only Memory:ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、コンパクトディスク(compact disc:CD)、デジタル多用途ディスク(digital versatile disc:DVD)などを含むがこれらに限定されない、リムーバブル記憶デバイス及び非リムーバブル記憶デバイスを含んでもよい。概して、プログラム回路は、規定のタスクを実行するか、特定の抽象データタイプを実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含んでもよい。コンピュータ実行可能命令と、関連付けられたデータ構造と、プログラム回路とは、本明細書に開示されている方法のステップを実行するためのプログラムコードの例を表す。そのような実行可能命令又は関連付けられたデータ構造の特定のシーケンスは、そのようなステップ又はプロセスに記載された機能を実装するための対応する行為の例を表す。
【0103】
特徴を図示し説明したが、それらは特許請求の範囲に係る開示を限定するようには意図されていないことが理解されよう。また、当業者には、特許請求の範囲に係る開示の範囲から逸脱することなく様々な変更形態及び修正形態が作られてもよいことが明らかになるであろう。したがって、本明細書及び図面は、制限的な意味ではなく例示的な意味でみなされるべきである。特許請求の範囲に係る開示は、すべての代替形態、修正形態、及び均等物を網羅するように意図されている。
【手続補正書】
【提出日】2023-06-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークノードによって実行される、非認可チャネルにおける第1のワイヤレスデバイスの通信用の無線リソース事前予約の方法であって、
前記ネットワークノードによって行われた成功したクリアチャネルアセスメント手順に基づいて、通信に割り当て可能な追加のスペクトルリソースであって、前記第1のワイヤレスデバイスとの間で進行中の通信に使用されている第1のリソースとは異なる追加のスペクトルリソースを決定すること(S102)と、
前記第1のワイヤレスデバイスに、前記追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを送信すること(S104)とを含む、方法。
【請求項2】
前記追加のスペクトルリソースが、アクティブ帯域幅部分の一部であ
り、又は、
前記追加のスペクトルリソースが、アクティブ帯域幅部分とは異なる設定されている帯域幅部分にある、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記追加のスペクトルリソースを示す前記制御シグナリングが、前記追加のスペクトルリソースの許可されている使用時間ウィンドウに対応する追加のチャネル占有時間を示す情報を含む、請求項1
又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記追加のスペクトルリソースを示す前記制御シグナリングが、前記追加のスペクトルリソースを示すダウンリンク制御情報を含む、請求項1~
3のいずれか1つに記載の方法。
【請求項5】
前記第1のワイヤレスデバイス以外の1つ又は複数のワイヤレスデバイスとの間で、前記クリアチャネルアセスメント手順を実行すること(S101)を含む、請求項1~
4のいずれか1つに記載の方法。
【請求項6】
前記
クリアチャネルアセスメント手順を実行すること(S101)が、前記第1のワイヤレスデバイスとの間で前記
クリアチャネルアセスメント手順を完了した後に、前記1つ又は複数のワイヤレスデバイスに信号を送信すること(S101A)を含む、請求項
5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のワイヤレスデバイスから、前記第1のワイヤレスデバイスが前記追加のスペクトルリソースの少なくとも一部を使用する意図があるか否かについての指示を受信すること(S106)を含む、請求項1~
6のいずれか1つに記載の方法。
【請求項8】
前記指示が、前記追加のスペクトルリソース上のアップリンクデータの送信と、前記第1のワイヤレスデバイスによる使用を意図された前記リソースを示す応答とのうちの1つ又は複数を含む、請求項
7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のワイヤレスデバイスに、前記追加のスペクトルリソースを示す前記制御シグナリングを送信すること(S104)が、前記第1のワイヤレスデバイスから前記追加のスペクトルリソースに対応するスケジューリング要求を受信することなく、前記第1のワイヤレスデバイスに、前記追加のスペクトルリソースを示す前記制御シグナリングを送信すること(S104A)を含む、請求項1~
8のいずれか1つに記載の方法。
【請求項10】
前記第1のワイヤレスデバイスに、前記追加のスペクトルリソースを示す前記制御シグナリングを送信すること(S104)が、オープン共有スペクトルを介して、前記第1のワイヤレスデバイスに、前記追加のスペクトルリソースを示す前記制御シグナリングを送信すること(S104B)を含む、請求項1~
9のいずれか1つに記載の方法。
【請求項11】
ワイヤレスデバイスによって実行される方法であって、
ネットワークノードから、前記ネットワークノードによるクリアチャネルアセスメントの実行が成功した追加のスペクトルリソースであって、前記ワイヤレスデバイスと前記ネットワークノードとの間で進行中の通信に使用されている第1のリソースとは異なる追加のスペクトルリソースを示す制御シグナリングを受信すること(S202)を含む、方法。
【請求項12】
前記追加のスペクトルリソースを示す前記制御シグナリングが、前記追加のスペクトルリソースの許可されている使用時間ウィンドウに対応する追加のチャネル占有時間を示す情報を含む、請求項
11に記載の方法。
【請求項13】
前記追加のスペクトルリソースが、アクティブ帯域幅部分の一部であり
、又は、
前記追加のスペクトルリソースが、前記アクティブ帯域幅部分とは異なる設定されている帯域幅部分にある、請求項
11又は
12に記載の方法。
【請求項14】
前記ワイヤレスデバイスが前記追加のスペクトルリソースの少なくとも一部を使用する意図があるか否かについての指示を前記ネットワークノードに送信すること(S204)を含む、請求項
11~
13のいずれか1つに記載の方法。
【請求項15】
前記指示が、前記追加のスペクトルリソース上のアップリンクデータの送信と、前記ワイヤレスデバイスによる使用を意図された前記リソースを示す応答とのうちの1つ又は複数を含む、請求項
14に記載の方法。
【国際調査報告】