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特表2023-545843エアロゾル送達装置用のカスタマイズ可能なパネル
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-31
(54)【発明の名称】エアロゾル送達装置用のカスタマイズ可能なパネル
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/40 20200101AFI20231024BHJP
   A24F 40/60 20200101ALI20231024BHJP
【FI】
A24F40/40
A24F40/60
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023523562
(86)(22)【出願日】2021-10-18
(85)【翻訳文提出日】2023-06-15
(86)【国際出願番号】 IB2021059582
(87)【国際公開番号】W WO2022084832
(87)【国際公開日】2022-04-28
(31)【優先権主張番号】17/073,930
(32)【優先日】2020-10-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516097871
【氏名又は名称】アール・エイ・アイ・ストラテジック・ホールディングス・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001173
【氏名又は名称】弁理士法人川口國際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アラー,ジャレッド
(72)【発明者】
【氏名】ウェッブ,ビル
(72)【発明者】
【氏名】ハーサッキー,クリス
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA05
4B162AA22
4B162AB12
4B162AB13
4B162AC01
4B162AC12
4B162AC16
4B162AC37
(57)【要約】
本開示は、取り外し可能且つ交換可能なエアロゾル前駆体消耗品を受け入れるように構成されたエアロゾル送達装置において使用するためのエアロゾル送達装置および制御ユニットを提供する。制御ユニットは、近位端および遠位端を有する本体フレームであって、本体フレームの近位端が収容チャンバの第1の部分を画定する本体フレームと、本体フレーム上に解放可能に受け入れられるように構成された取り外し可能且つ交換可能なハウジングパネルと、を備える。一実施形態では、ハウジングパネルは、制御ユニットの外面の一部を形成してもよく、ハウジングパネルは、収容チャンバの第2の部分を形成してもよい。別の実施形態では、ハウジングパネルは、制御ユニットの外面の一部を形成することができ、本体フレームは、ハウジングパネルの相補的なレール機構に摺動可能に係合するように構成されたレール機構を含んでもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
取り外し可能且つ交換可能なエアロゾル前駆体消耗品を収容するように構成されたエアロゾル送達装置において使用するための制御ユニットであって、制御ユニットは、
近位端および遠位端を有する本体フレームであって、本体フレームの近位端が収容チャンバの第1の部分を画定する本体フレームと、
本体フレーム上に解放可能に収容されるように構成された取り外し可能且つ交換可能なハウジングパネルと、を備え、
ハウジングパネルは制御ユニットの外面の一部を形成し、かつハウジングパネルが収容チャンバの第2の部分を形成する、制御ユニット。
【請求項2】
ハウジングパネルはレール機構を含み、本体フレームはハウジングパネルのレール機構と摺動可能に係合するように構成された相補的なレール機構を含む、請求項1に記載の制御ユニット。
【請求項3】
取り外し可能且つ交換可能なエアロゾル前駆体消耗品を収容するように構成されたエアロゾル送達装置において使用するための制御ユニットであって、制御ユニットは、
近位端および遠位端を有する本体フレームであって、本体フレームの近位端が収容チャンバの少なくとも一部を画定する本体フレームと、
本体フレーム上に解放可能に収容されるように構成された取り外し可能且つ交換可能なハウジングパネルと、を備え、
ハウジングパネルはレール機構を含み、ハウジングパネルは制御ユニットの外面の一部を形成し、本体フレームは、ハウジングパネルのレール機構と摺動可能に係合するように構成されたレール機構を含む、制御ユニット。
【請求項4】
ハウジングパネルはエアロゾル送達装置の単一の外面を形成する、請求項1に記載の制御ユニット、または請求項3に記載の制御ユニット。
【請求項5】
ハウジングパネルがエアロゾル送達装置の2つ以上の外面を形成する、請求項1に記載の制御ユニット、または請求項3に記載の制御ユニット。
【請求項6】
本体フレームが、収容チャンバの第1の部分を画定し、ハウジングパネルが、収容チャンバの第2の部分を形成する、請求項3に記載の制御ユニット。
【請求項7】
ハウジングパネルは、ハウジングパネルの表面色、ハウジングパネルの表面輪郭、ハウジングパネルの表面パターン、ハウジングパネルの表面テクスチャ、ハウジングパネルの1つ以上の表面突起、ハウジングパネルのプロファイル、ハウジングパネルの材料、またはそれらの任意の組み合わせのうちの1つ以上を備えるカスタマイズ可能な特徴を含む、請求項1に記載の制御ユニット、または請求項3に記載の制御ユニット。
【請求項8】
視覚的に知覚可能な出力信号を提供するように構成された出力要素をさらに備え、ハウジングパネルは、出力信号が通過することを可能にするように構成された出力機構を含む、請求項1に記載の制御ユニット、または請求項3に記載の制御ユニット。
【請求項9】
ハウジングパネルの出力機構は、ハウジングパネルを通って延在する開口部、ハウジングパネルを通って延在する一連の微小穿孔、ハウジングパネルを通って出力信号を伝送するように構成された光管、またはそれらの任意の組み合わせのうちの1つ以上を備える、請求項8に記載の制御ユニット。
【請求項10】
ユーザから入力信号を受信するように構成された入力要素をさらに備え、ハウジングパネルは、入力信号を通過させるように構成された入力機構を含む、請求項1に記載の制御ユニット、または請求項3に記載の制御ユニット。
【請求項11】
入力要素がボタンを備え、ハウジングパネルの入力機構が、ハウジングパネルを貫通して延在する開口部を備える、請求項10に記載の制御ユニット。
【請求項12】
制御ユニットの入力要素はボタンを備え、ハウジングパネルの入力機構はハウジングパネルの対応するボタンを備える、請求項10に記載の制御ユニット。
【請求項13】
本体フレームまたはハウジングパネルの一方または双方は、ハウジングパネルを本体フレームに解放可能に固定するように構成された固定機構を含む、請求項1に記載の制御ユニット、または請求項3に記載の制御ユニット。
【請求項14】
固定機構は、磁気固定機構、戻り止め固定機構、バネ仕掛けの固定機構、またはそれらの任意の組み合わせのうちの1つ以上を備える、請求項13に記載の制御ユニット。
【請求項15】
固定機構は、ハウジングパネルと本体フレームとの間の摩擦界面を備える、請求項13に記載の制御ユニット。
【請求項16】
本体フレームは、その遠位端に近接した電気接続要素を含み、ハウジングパネルは、その遠位端に近接した電気コネクタを含み、ハウジングパネルの電気コネクタは、本体フレームの電気接続要素と結合するように構成される、請求項1に記載の制御ユニット、または請求項3に記載の制御ユニット。
【請求項17】
ハウジングパネルは、電気コネクタおよび電気接続要素を介して制御ユニットに電力を供給するように構成された電源を含む、請求項16に記載の制御ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年10月19日に出願されたCustomizable Panel for Aerosol Delivery Deviceと題する米国特許出願第17/073,930号の優先権および利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、喫煙品などのエアロゾル送達装置に関し、より詳細には、エアロゾルを生成するために電気生成エネルギーおよび/または可燃性炭素系点火源を利用するエアロゾル送達装置(例えば、一般に非燃焼加熱システムまたは電子タバコと呼ばれる喫煙品)に関する。喫煙品は、エアロゾル前駆体を加熱するように構成されてもよく、これは、タバコから作られるかもしくはタバコに由来する材料を組み込むかまたはタバコを組み込んでもよく、前駆体は、人間が消費する吸入可能物質を形成してもよい。
【背景技術】
【0003】
多くの喫煙品が、タバコを燃焼させることに基づく喫煙製品の改良または代替として長年にわたって提案されている。例示的な代替品は、固体または液体燃料が燃焼されて熱をタバコに伝達するか、または化学反応がそのような熱源を提供するために使用される装置を含んでいる。例は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、Wormらによる米国特許第9,078,473号明細書に記載されている喫煙品を含む。
【0004】
喫煙品の改良または代替品の目的は、通常、かなりの量の不完全燃焼および熱分解生成物を送達することなく、紙巻きタバコ、葉巻、またはパイプ喫煙に関連する感覚を提供することであった。この目的のために、電気エネルギーを利用して揮発性物質を気化もしくは加熱するか、または大幅にタバコを燃焼させることなく紙巻きタバコ、葉巻またはパイプ喫煙の感覚を提供しようとする多くの喫煙製品、香味発生器、および薬用吸入器が提案されている。例えば、参照により本明細書に組み込まれるRobinsonらによる米国特許第7,726,320号明細書、およびGriffith Jr.らによる米国特許出願公開第2013/0255702号明細書、およびSearsらによる米国特許出願公開第2014/0096781号明細書に記載された背景技術に記載されている様々な代替喫煙品、エアロゾル送達装置および熱源を参照されたい。例えば、参照により本明細書に組み込まれるBlessらによる米国特許出願公開第2015/0220232号明細書において商品名および商業的供給源によって参照される様々な種類の喫煙品、エアロゾル送達装置および電動熱源もまた参照されたい。同様にその全体が参照により本明細書に組み込まれるDePianoらによる米国特許出願公開第2015/0245659号明細書において、商品名および商業的供給源によって参照されるさらなる種類の喫煙品、エアロゾル送達装置および電動熱源がリスト化されている。記載されており、場合によっては市販されている他の代表的な紙巻きタバコまたは喫煙品は、参照により本明細書に組み込まれる、Gerthらによる米国特許第4,735,217号明細書、Brooksらによる米国特許第4,922,901号明細書、米国特許第4,947,874号明細書、および米国特許第4,947,875号明細書、Countsらによる米国特許第5,060,671号明細書、Morganらによる米国特許第5,249,586号明細書、Countsらによる米国特許第5,388,594号明細書、Higginsらによる米国特許第5,666,977号明細書、Adamsらによる米国特許第6,053,176号明細書、Whiteによる米国特許第6,164,287号明細書、Vogesによる米国特許第6,196,218号明細書、Felterらによる米国特許第6,810,883号明細書、Nicholsによる米国特許第6,854,461号明細書、Honによる米国特許第7,832,410号明細書、Kobayashiによる米国特許第7,513,253号明細書、Robinsonらによる米国特許第7,726,320号明細書、Hamanoによる米国特許第7,896,006号明細書、Shayanによる米国特許第6,772,756号明細書、Honによる米国特許出願公開第2009/0095311号明細書、Honによる米国特許出願公開第2006/0196518号明細書、米国特許出願公開第2009/0126745号明細書、および米国特許出願公開第2009/0188490号明細書、Thorensらによる米国特許出願公開第2009/0272379号明細書、Monseesらによる米国特許出願公開第2009/0260641号明細書、および米国特許出願公開第2009/0260642号明細書、Oglesbyらによる米国特許出願公開第2008/0149118号明細書および米国特許出願公開第2010/0024834号明細書、Wangによる米国特許出願公開第2010/0307518号明細書、およびHonによる国際公開第2010/091593号に記載されているものを含む。
【0005】
連続的に配置された複数のセグメント化された構成要素を有する喫煙品を組み立てるための様々な方式および方法が提案されている。例えば、そのそれぞれが、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、Barnesらによる米国特許第5,469,871号明細書およびCrooksらによる米国特許第7,647,932号明細書、ならびにCrooksらによる米国特許出願公開第2010/0186757号明細書、Stoneらによる米国特許出願公開第2012/0042885号明細書、およびConnerらによる米国特許出願公開第2012/00673620号明細書に記載された様々な種類の組み立て技術および方法を参照されたい。
【0006】
炭素質燃料要素を使用する特定の種類の紙巻きタバコは、R.J.Reynolds Tobacco Companyによって「Premier」、「Eclipse」および「Revo」の商品名で市販されている。例えば、Chemical and Biological Studies on New Cigarette Prototypes that Heat Instead of Burn Tobacco,R.J.Reynolds Tobacco Company Monograph(1988)およびInhalation Toxicology,12:5,p.1-58(2000)に記載されているこれらの種類の紙巻きタバコを参照されたい。さらに、同様の紙巻きタバコは、日本たばこ産業株式会社から「Steam Hot One」の商品名で日本で販売されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許第9,078,473号明細書
【特許文献2】米国特許第7,726,320号明細書
【特許文献3】米国特許出願公開第2013/0255702号明細書
【特許文献4】米国特許出願公開第2014/0096781号明細書
【特許文献5】米国特許出願公開第2015/0220232号明細書
【特許文献6】米国特許出願公開第2015/0245659号明細書
【特許文献7】米国特許第4,735,217号明細書
【特許文献8】米国特許第4,922,901号明細書
【特許文献9】米国特許第4,947,874号明細書
【特許文献10】米国特許第4,947,875号明細書
【特許文献11】米国特許第5,060,671号明細書
【特許文献12】米国特許第5,249,586号明細書
【特許文献13】米国特許第5,388,594号明細書
【特許文献14】米国特許第5,666,977号明細書
【特許文献15】米国特許第6,053,176号明細書
【特許文献16】米国特許第6,164,287号明細書
【特許文献17】米国特許第6,196,218号明細書
【特許文献18】米国特許第6,810,883号明細書
【特許文献19】米国特許第6,854,461号明細書
【特許文献20】米国特許第7,832,410号明細書
【特許文献21】米国特許第7,513,253号明細書
【特許文献22】米国特許第7,896,006号明細書
【特許文献23】米国特許第6,772,756号明細書
【特許文献24】米国特許出願公開第2009/0095311号明細書
【特許文献25】米国特許出願公開第2006/0196518号明細書
【特許文献26】米国特許出願公開第2009/0126745号明細書
【特許文献27】米国特許出願公開第2009/0188490号明細書
【特許文献28】米国特許出願公開第2009/0272379号明細書
【特許文献29】米国特許出願公開第2009/0260641号明細書
【特許文献30】米国特許出願公開第2009/0260642号明細書
【特許文献31】米国特許出願公開第2008/0149118号明細書
【特許文献32】米国特許出願公開第2010/0024834号明細書
【特許文献33】米国特許出願公開第2010/0307518号明細書
【特許文献34】国際公開第2010/091593号
【特許文献35】米国特許第5,469,871号明細書
【特許文献36】米国特許第7,647,932号明細書
【特許文献37】米国特許出願公開第2010/0186757号明細書
【特許文献38】米国特許出願公開第2012/0042885号明細書
【特許文献39】米国特許出願公開第2012/00673620号明細書
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】Chemical and Biological Studies on New Cigarette Prototypes that Heat Instead of Burn Tobacco,R.J.Reynolds Tobacco Company Monograph(1988)
【非特許文献2】Inhalation Toxicology,12:5,p.1-58(2000)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
場合によっては、一部の喫煙品、特に従来の巻紙材料を使用する喫煙品は、巻紙材料に近接する燃料源によって達成される高温のために、点火可能な燃料源を覆う巻紙材料の焼け焦げも生じやすい。これは、一部の消費者にとって喫煙経験の楽しみを減らす可能性があり、喫煙品のエアロゾル送達構成要素によって消費者に送達される香味をマスクするか、または望ましくない変更を行う可能性がある。さらなる例では、従来の種類の喫煙品は、(例えば、炭素燃焼の生成物として)使用中に比較的有意なレベルのガス、例えば一酸化炭素および/または二酸化炭素を生成する可能性がある。さらに別の例では、従来の種類の喫煙品は、エアロゾル形成構成要素をエアロゾル化することに関して性能が低いという問題を抱えることがある。
【0010】
したがって、従来の種類の喫煙品に時に関連する技術的課題の1つ以上に対処する喫煙品を提供することが望ましいであろう。さらに、使用が容易であり、再使用可能および/または交換可能な構成要素を提供する喫煙品を提供することが望ましいであろう。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本開示は、エアロゾル送達装置およびエアロゾル送達装置とともに使用するための制御ユニットに関する。本開示は、限定されるものではないが、以下の例示的実施形態を含む。
【0012】
例示的実施形態1:取り外し可能且つ交換可能なエアロゾル前駆体消耗品を収容するように構成されたエアロゾル送達装置において使用するための制御ユニットであって、制御ユニットは、近位端および遠位端を有する本体フレームであって、本体フレームの近位端が収容チャンバの第1の部分を画定する本体フレームと、本体フレーム上に解放可能に収容されるように構成された取り外し可能且つ交換可能なハウジングパネルと、を備え、ハウジングパネルは制御ユニットの外面の一部を形成し、かつハウジングパネルは収容チャンバの第2の部分を形成する、制御ユニット。
【0013】
例示的実施形態2:ハウジングパネルは制御ユニットの単一の外面を形成する、例示的実施形態1、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0014】
例示的実施形態3:ハウジングパネルは制御ユニットの2つ以上の外面を形成する、例示的実施形態1~2のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0015】
例示的実施形態4:ハウジングパネルはレール機構を含み、本体フレームはハウジングパネルのレール機構と摺動可能に係合するように構成された相補的なレール機構を含む、例示的実施形態1~3のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0016】
例示的実施形態5:ハウジングパネルは、ハウジングパネルの表面色、ハウジングパネルの表面輪郭、ハウジングパネルの表面パターン、ハウジングパネルの表面テクスチャ、ハウジングパネルの1つ以上の表面突起、ハウジングパネルのプロファイル、ハウジングパネルの材料、またはそれらの任意の組み合わせのうちの1つ以上を備えるカスタマイズ可能な特徴を含む、例示的実施形態1~4のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0017】
例示的実施形態6:視覚的に知覚可能な出力信号を提供するように構成された出力要素をさらに備え、ハウジングパネルは、出力信号が通過することを可能にするように構成された出力機構を含む、例示的実施形態1~5のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0018】
例示的実施形態7:ハウジングパネルの出力機構は、ハウジングパネルを通って延在する開口部、ハウジングパネルを通って延在する一連の微小穿孔、ハウジングパネルを通って出力信号を伝送するように構成された光管、またはそれらの任意の組み合わせのうちの1つ以上を備える、例示的実施形態1~6のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0019】
例示的実施形態8:ユーザから入力信号を受信するように構成された入力要素をさらに備え、ハウジングパネルは、入力信号を通過させるように構成された入力機構を含む、例示的実施形態1~7のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0020】
例示的実施形態9:入力要素はボタンを備え、ハウジングパネルの入力機構はハウジングパネルを貫通する開口部を備える、例示的実施形態1~8のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0021】
例示的実施形態10:入力要素はボタンを備え、ハウジングパネルの入力機構はハウジングパネルの対応するボタンを備える、例示的実施形態1~9のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0022】
例示的実施形態11:本体フレームまたはハウジングパネルの一方または双方が、ハウジングパネルを本体フレームに解放可能に固定するように構成された固定機構を含む、例示的実施形態1~10のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0023】
例示的実施形態12:固定機構は、磁気固定機構、戻り止め固定機構、バネ仕掛けの固定機構、またはそれらの任意の組み合わせのうちの1つ以上を備える、例示的実施形態1~11のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0024】
例示的実施形態13:固定機構はハウジングパネルと本体フレームとの間の摩擦界面を備える、例示的実施形態1~12のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0025】
例示的実施形態14:本体フレームは、その遠位端に近接した電気接続要素を含み、ハウジングパネルは、その遠位端に近接した電気コネクタを含み、ハウジングパネルの電気コネクタは、本体フレームの電気接続要素と結合するように構成される、例示的実施形態1~13のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0026】
例示的実施形態15:ハウジングパネルは、電気コネクタおよび電気接続要素を介して制御ユニットに電力を供給するように構成された電源を含む、例示的実施形態1~14のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0027】
例示的実施形態16:取り外し可能且つ交換可能なエアロゾル前駆体消耗品を収容するように構成されたエアロゾル送達装置において使用するための制御ユニットであって、制御ユニットは、本体フレームの近位端が収容チャンバの少なくとも一部を画定する、近位端および遠位端を有する本体フレームと、本体フレーム上に解放可能に収容されるように構成された取り外し可能且つ交換可能なハウジングパネルと、を備え、ハウジングパネルはレール機構を含み、ハウジングパネルは制御ユニットの外面の一部を形成し、本体フレームは、ハウジングパネルのレール機構と摺動可能に係合するように構成されたレール機構を含む、制御ユニット。
【0028】
例示的実施形態17:ハウジングパネルはエアロゾル送達装置の単一の外面を形成する、例示的実施形態16、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0029】
例示的実施形態18:ハウジングパネルはエアロゾル送達装置の2つ以上の外面を形成する、例示的実施形態16~17のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0030】
例示的実施形態19:本体フレームは収容チャンバの第1の部分を画定し、ハウジングパネルは収容チャンバの第2の部分を形成する、例示的実施形態16~18のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0031】
例示的実施形態20:ハウジングパネルは、ハウジングパネルの表面色、ハウジングパネルの表面輪郭、ハウジングパネルの表面パターン、ハウジングパネルの表面テクスチャ、ハウジングパネルの1つ以上の表面突起、ハウジングパネルのプロファイル、ハウジングパネルの材料、またはそれらの任意の組み合わせのうちの1つ以上を備えるカスタマイズ可能な特徴を含む、例示的実施形態16~19のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0032】
例示的実施形態21:視覚的に知覚可能な出力信号を提供するように構成された出力要素をさらに備え、ハウジングパネルは、出力信号が通過することを可能にするように構成された出力機構を含む、例示的実施形態16~20のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0033】
例示的実施形態22:ハウジングパネルの出力機構は、ハウジングパネルを通って延在する開口部、ハウジングパネルを通って延在する一連の微小穿孔、ハウジングパネルを通って出力信号を伝送するように構成された光管、またはそれらの任意の組み合わせのうちの1つ以上を備える、例示的実施形態16~21のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0034】
例示的実施形態23:ユーザから入力信号を受信するように構成された入力要素をさらに備え、ハウジングパネルは、入力信号を通過させるように構成された入力機構を含む、例示的実施形態16~22のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0035】
例示的実施形態24:入力要素はボタンを備え、ハウジングパネルの入力機構はハウジングパネルを貫通する開口部を備える、例示的実施形態16~23のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0036】
例示的実施形態25:制御ユニットの入力要素はボタンを備え、ハウジングパネルの入力機構はハウジングパネルの対応するボタンを備える、例示的実施形態16~24のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0037】
例示的実施形態26:本体フレームまたはハウジングパネルの一方または双方は、ハウジングパネルを本体フレームに解放可能に固定するように構成された固定機構を含む、例示的実施形態16~25のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0038】
例示的実施形態27:固定機構は、磁気固定機構、戻り止め固定機構、バネ仕掛けの固定機構、またはそれらの任意の組み合わせのうちの1つ以上を備える、例示的実施形態16~26のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0039】
例示的実施形態28:固定機構はハウジングパネルと本体フレームとの間の摩擦界面を備える、例示的実施形態16~27のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0040】
例示的実施形態29:本体フレームは、その遠位端に近接した電気接続要素を含み、ハウジングパネルは、その遠位端に近接した電気コネクタを含み、ハウジングパネルの電気コネクタは、本体フレームの電気接続要素と結合するように構成される、例示的実施形態16~28のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0041】
例示的実施形態30:ハウジングパネルは、電気コネクタおよび電気接続要素を介して制御ユニットに電力を供給するように構成された電源を含む、例示的実施形態16~29のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載の制御ユニット。
【0042】
例示的実施形態31:エアロゾル送達装置であって、近位端および遠位端を有する本体フレームを含む制御ユニットであって、本体フレームの近位端は、収容チャンバの第1の部分を画定する制御ユニットと、取り外し可能且つ交換可能なエアロゾル前駆体消耗品であって、消耗品の少なくとも一部は、収容チャンバに収容されるように構成されたエアロゾル前駆体消耗品と、制御ユニットの本体フレーム上に解放可能に受容されるように構成された取り外し可能且つ交換可能なハウジングパネルと、を備え、ハウジングパネルは制御ユニットの外面の一部を形成し、ハウジングパネルは収容チャンバの第2の部分を形成する、エアロゾル送達装置。
【0043】
例示的実施形態32:ハウジングパネルはエアロゾル送達装置の単一の外面を形成する、例示的実施形態31、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0044】
例示的実施形態33:ハウジングパネルはエアロゾル送達装置の2つ以上の外面を形成する、例示的実施形態31~32のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0045】
例示的実施形態34:ハウジングパネルはレール機構を含み、本体フレームは、ハウジングパネルのレール機構と摺動可能に係合するように構成された相補的なレール機構を含む、例示的実施形態31~33のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0046】
例示的実施形態35:ハウジングパネルは、ハウジングパネルの表面色、ハウジングパネルの表面輪郭、ハウジングパネルの表面パターン、ハウジングパネルの表面テクスチャ、ハウジングパネルの1つ以上の表面突起、ハウジングパネルのプロファイル、ハウジングパネルの材料、またはそれらの任意の組み合わせのうちの1つ以上を備えるカスタマイズ可能な特徴を含む、例示的実施形態31~34のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0047】
例示的実施形態36:制御ユニットは、視覚的に知覚可能な出力信号を提供するように構成された出力要素を含み、ハウジングパネルは、出力信号が通過することを可能にするように構成された出力機構を含む、例示的実施形態31~35のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0048】
例示的実施形態37:ハウジングパネルの出力機構は、ハウジングパネルを通って延在する開口部、ハウジングパネルを通って延在する一連の微小穿孔、ハウジングパネルを通って出力信号を伝送するように構成された光管、またはそれらの任意の組み合わせのうちの1つ以上を備える、例示的実施形態31~36のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0049】
例示的実施形態38:制御ユニットは、ユーザから入力信号を受信するように構成された入力要素を含み、ハウジングパネルは、入力信号が通過することを可能にするように構成された入力機構を含む、例示的実施形態31~37のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0050】
例示的実施形態39:制御ユニットの入力要素はボタンを備え、ハウジングパネルの入力機構はハウジングパネルを貫通する開口部を備える、例示的実施形態31~38のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0051】
例示的実施形態40:制御ユニットの入力要素はボタンを備え、ハウジングパネルの入力機構はハウジングパネルの対応するボタンを備える、例示的実施形態31~39のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0052】
例示的実施形態41:制御ユニットの本体フレームまたはハウジングパネルの一方または双方は、ハウジングパネルを本体フレームに解放可能に固定するように構成された固定機構を含む、例示的実施形態31~40のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0053】
例示的実施形態42:固定機構は、磁気固定機構、戻り止め固定機構、バネ仕掛けの固定機構、またはそれらの任意の組み合わせのうちの1つ以上を備える、例示的実施形態31~41のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0054】
例示的実施形態43:固定機構はハウジングパネルと本体フレームとの間の摩擦界面を備える、例示的実施形態31~42のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0055】
例示的実施形態44:制御ユニットの本体フレームは、その遠位端に近接する電気接続要素を含み、ハウジングパネルは、その遠位端に近接する電気コネクタを含み、ハウジングパネルの電気コネクタは、本体フレームの電気接続要素と結合するように構成される、例示的実施形態31~43のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0056】
例示的実施形態45:ハウジングパネルは、電気コネクタおよび電気接続要素を介して制御ユニットに電力を供給するように構成された電源を含む、例示的実施形態31~44のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0057】
例示的実施形態46:エアロゾル送達装置であって、近位端および遠位端を有する本体フレームを含む制御ユニットであって、本体フレームの近位端は、収容チャンバの少なくとも一部を画定する制御ユニットと、取り外し可能且つ交換可能なエアロゾル前駆体消耗品であって、消耗品の少なくとも一部が収容チャンバに収容されるように構成されたエアロゾル前駆体消耗品と、取り外し可能且つ交換可能なハウジングパネルであって、制御ユニットの本体フレーム上に解放可能に受容されるように構成され、レール機構を含むハウジングパネルと、を備え、ハウジングパネルは制御ユニットの外面の一部を形成し、本体フレームは、ハウジングパネルのレール機構と摺動可能に係合するように構成された相補的なレール機構を含む、エアロゾル送達装置。
【0058】
例示的実施形態47:ハウジングパネルはエアロゾル送達装置の単一の外面を形成する、例示的実施形態46、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0059】
例示的実施形態48:ハウジングパネルはエアロゾル送達装置の2つ以上の外面を形成する、例示的実施形態46~47のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0060】
例示的実施形態49:本体フレームは収容チャンバの第1の部分を画定し、ハウジングパネルは収容チャンバの第2の部分を形成する、例示的実施形態46~48のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0061】
例示的実施形態50:ハウジングパネルは、ハウジングパネルの表面色、ハウジングパネルの表面輪郭、ハウジングパネルの表面パターン、ハウジングパネルの表面テクスチャ、ハウジングパネルの1つ以上の表面突起、ハウジングパネルのプロファイル、ハウジングパネルの材料、またはそれらの任意の組み合わせのうちの1つ以上を備えるカスタマイズ可能な特徴を含む、例示的実施形態46~49のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0062】
例示的実施形態51:制御ユニットは、視覚的に知覚可能な出力信号を提供するように構成された出力要素を含み、ハウジングパネルは、出力信号が通過することを可能にするように構成された出力機構を含む、例示的実施形態46~50のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0063】
例示的実施形態52:ハウジングパネルの出力機構は、ハウジングパネルを通って延在する開口部、ハウジングパネルを通って延在する一連の微小穿孔、ハウジングパネルを通って出力信号を伝送するように構成された光管、またはそれらの任意の組み合わせのうちの1つ以上を備える、例示的実施形態46~51のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0064】
例示的実施形態53:制御ユニットは、ユーザから入力信号を受信するように構成された入力要素を含み、ハウジングパネルは、入力信号が通過することを可能にするように構成された入力機構を含む、例示的実施形態46~52のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0065】
例示的実施形態54:制御ユニットの入力要素はボタンを備え、ハウジングパネルの入力機構はハウジングパネルを貫通する開口部を備える、例示的実施形態46~53のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0066】
例示的実施形態55:ハウジングパネルの入力機構は、ハウジングパネルの対応するボタンを備える、例示的実施形態46~54のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0067】
例示的実施形態56:制御ユニットの本体フレームまたはハウジングパネルの一方または双方は、ハウジングパネルを本体フレームに解放可能に固定するように構成された固定機構を含む、例示的実施形態46~55のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0068】
例示的実施形態57:固定機構は、磁気固定機構、戻り止め固定機構、バネ仕掛けの固定機構、またはそれらの任意の組み合わせのうちの1つ以上を備える、例示的実施形態46~56のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0069】
例示的実施形態58:固定機構はハウジングパネルと本体フレームとの間の摩擦界面を備える、例示的実施形態46~57のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0070】
例示的実施形態59:制御ユニットの本体フレームは、その遠位端に近接する電気接続要素を含み、ハウジングパネルは、その遠位端に近接する電気コネクタを含み、ハウジングパネルの電気コネクタは、本体フレームの電気接続要素と結合するように構成される、例示的実施形態46~58のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0071】
例示的実施形態60:ハウジングパネルは、電気コネクタおよび電気接続要素を介して制御ユニットに電力を供給するように構成された電源を含む、例示的実施形態46~59のいずれか、または先行する例示的実施形態の任意の組み合わせに記載のエアロゾル送達装置。
【0072】
本開示のこれらのおよび他の特徴、態様、および利点は、以下に簡単に説明される添付の図面とともに以下の詳細な説明を読むことから明らかになろう。本発明は、2つ、3つ、4つ、またはそれ以上の上述した実施形態の任意の組み合わせ、ならびにそのような特徴または要素が本明細書における特定の実施形態の説明において明示的に組み合わせられるかどうかにかかわらず、本開示に記載の任意の2つ、3つ、4つまたはそれ以上の特徴または要素の組み合わせを含む。本開示は、その様々な態様および実施形態のいずれかにおいて、開示された発明の任意の分離可能な特徴または要素が、文脈が明らかにそうでないことを指示しない限り組み合わせ可能であることが意図されるものとして見なされるべきであるように、全体的に読まれるように意図される。
【0073】
上記の一般用語で本開示をそのように説明してきたが、ここで、必ずしも縮尺どおりに描かれていない添付図面を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0074】
図1】本開示の例示的実施形態にかかるエアロゾル送達装置の斜視図である。
図2】本開示の例示的実施形態にかかるエアロゾル送達装置の分解図である。
図3】本開示の例示的実施形態にかかる制御ユニットの一部の断面図である。
図4】本開示の例示的実施形態にかかるエアロゾル送達装置の分解図である。
図5】本開示の例示的実施形態にかかるエアロゾル送達装置の分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0075】
本開示は、その例示的な実施形態を参照して、以下においてより完全に説明される。これらの例示的な実施形態は、本開示が徹底的且つ完全であり、本開示の範囲を当業者に完全に伝えるように記載される。実際、本開示は、多くの異なる形態で具体化されてもよく、本明細書に記載の実施形態に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が適用可能な法的要件を満たすように提供される。本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される場合、単数形「a」、「an」、「the」は、文脈上他に明確に指示されない限り、複数の指示対象を含む。
【0076】
以下に説明されるように、本開示の実施形態は、エアロゾル送達装置または気化装置に関し、前記用語は、本明細書では互換的に使用される。本開示にかかるエアロゾル送達装置は、電気エネルギーおよび/または点火可能な熱源を使用して、材料を気化および/またはエアロゾル化して吸入可能物質を形成する。そのような装置の構成要素は、最も好ましくは手持ち式装置と見なすのに十分にコンパクトである物品の形態を有する。或る実施形態では、本エアロゾル送達装置は、吸入可能物質を形成するために(好ましくは、材料を有意な程度まで燃焼させることなく、および/または材料の有意な化学的変化なしに)材料を加熱するように構成されてもよい。好ましくは、好ましいエアロゾル送達装置の構成要素の使用は、煙の生成-すなわち、タバコの燃焼または熱分解の副産物からの生成をもたらさないが、むしろ、それらの好ましいシステムの使用は、内部に組み込まれている特定の成分の揮発または気化から結果として生じる蒸気の生成をもたらす。或る実施形態では、エアロゾル送達装置の構成要素は、電子タバコとして特徴付けられてもよく、それらの電子タバコは、最も好ましくは、タバコおよび/またはタバコに由来する成分を組み込み、したがって、エアロゾル形態のタバコ由来成分を送達する。
【0077】
上述したように、本開示にかかるエアロゾル送達装置の或る実施形態は、電気エネルギーを使用して材料を活性化し、吸入可能物質を形成する。例えば、本開示にかかるエアロゾル送達装置の或る実施形態は、電気エネルギーを使用して材料を加熱して吸入可能物質(例えば、電気加熱タバコ製品)を形成し、本開示にかかるエアロゾル送達装置の他の実施形態は、電気エネルギーを使用して材料を振動させて吸入可能物質を形成する。本開示にかかるエアロゾル源部材のさらに他の実施形態は、吸入可能物質(例えば、炭素加熱タバコ製品)を形成するために材料を加熱するために点火可能な熱源を使用する。材料は、材料を有意な程度まで燃焼させることなく加熱されることができる。したがって、本開示の主題は、様々なエアロゾルおよび/または蒸気生成装置に関して使用されることができ、様々なエアロゾルおよび/または蒸気生成装置は、限定されるものではないが、電子タバコ、非燃焼加熱(HNB)装置、炭素タバコ加熱製品(cTHP)、および電気タバコ加熱製品(eTHP)として一般的に知られている装置を含むことができる。本開示の任意の部分または全てを組み込むことができるそのような装置の非限定的な例は、米国特許第9,839,238号明細書、米国特許第9,913,493号明細書、米国特許第10,085,485号明細書、および米国特許第10,349,674号明細書に記載されており、これらのそれぞれは、その全体が本明細書に組み込まれる。
【0078】
そのようなシステムの構成要素は、手持ち式装置と見なすのに十分にコンパクトな物品の形態を有する。すなわち、エアロゾル送達装置の構成要素の使用は、エアロゾルがタバコの燃焼または熱分解の副産物から主に生じるという意味において煙の生成をもたらさないが、むしろ、それらのシステムの使用は、内部に組み込まれている特定の成分の揮発または気化から結果として生じる蒸気の生成をもたらす。いくつかの例示的な実施形態では、エアロゾル送達装置の構成要素は、電子タバコとして特徴付けられることができ、それらの電子タバコは、タバコおよび/またはタバコに由来する成分を組み込み、したがって、エアロゾル形態のタバコ由来成分を送達することができる。
【0079】
エアロゾル送達装置は、そのいずれかの成分のかなりの程度の燃焼を何ら伴わずにタバコを点火して燃焼させることによって(したがって、タバコの煙を吸い込むことによって)使用されるタバコ、葉巻、またはパイプ喫煙の多くの感覚(例えば、吸入および呼気行為、味または風味の種類、感覚刺激効果、物理的感触、使用行為、視認可能なエアロゾルによって提供されるような視覚的合図など)を提供することができる。例えば、本開示のエアロゾル生成装置のユーザは、喫煙者が伝統的な種類の喫煙品を使用するように、その部品を保持して使用し、その部品によって生成されるエアロゾルを吸入するためにその部品の一端を吸引し、選択された時間間隔でタバコを吸うまたは吸引するなどすることができる。
【0080】
本開示のエアロゾル送達装置はまた、蒸気生成物品または薬剤送達物品であるとして特徴付けられることができる。したがって、そのような物品または装置は、吸入可能な形態または状態で1つ以上の物質(例えば、香味料および/または医薬品有効成分)を提供するように適合されることができる。例えば、吸入可能物質は、実質的に蒸気の形態(すなわち、その臨界点より低い温度で気相にある物質)とすることができる。あるいは、吸入可能物質は、エアロゾル(すなわち、気体中の微細な固体粒子または液滴の懸濁液)の形態とすることができる。簡潔にするために、本明細書で使用される「エアロゾル」という用語は、可視であるかどうか、および煙のように見なすことができる形態であるかどうかにかかわらず、人間の吸入に適した形態または種類の蒸気、ガス、およびエアロゾルを含むことを意味する。
【0081】
本開示のいくつかのエアロゾル送達装置は、駆動源(すなわち、電源)、少なくとも1つの制御構成要素(例えば、電源から物品の他の構成要素、例えばマイクロコントローラまたはマイクロプロセッサへの電流の流れを制御することなどによって、発熱のために電力を作動させ、制御し、調整し、停止させるための手段)、噴霧器、液体組成物(例えば、一般に、「スモークジュース」、「e-リキッド」および「e-ジュース」と一般に呼ばれる成分など、十分な熱を加えるとエアロゾルを生成することができるエアロゾル前駆体組成物液体)、およびエアロゾル吸入のためにエアロゾル送達装置を吸引することを可能にするマウスピースまたは口領域(例えば、生成されたエアロゾルが吸引時に物品から引き抜かれることができるように物品を通る画定された空気流経路)のいくつかの組み合わせを備える。本開示のエアロゾル送達装置内の構成要素のより具体的な形式、構成および配置は、以下に提供されるさらなる開示に照らして明らかになるであろう。さらに、様々なエアロゾル送達装置の構成要素の選択および配置は、本開示の背景技術の項で参照される代表的な製品などの市販の電子エアロゾル送達装置を考慮すると理解することができる。
【0082】
本開示のエアロゾル送達装置100の例示的実施形態が図1および図2に示されている。一般に、図示の実施形態は、エアロゾル送達装置100を含み、エアロゾル送達装置100は、制御ユニット200と、取り外し可能なエアロゾル前駆体消耗品300と、制御ユニット200の外面の一部を形成するハウジングパネル400とを備える。図示の実施形態の取り外し可能なエアロゾル前駆体消耗品300は、液体組成物カートリッジの形態のエアロゾル前駆体消耗品の一例を表す。しかしながら、他の実施形態のエアロゾル前駆体消耗品は異なっていてもよい。図示の実施形態では、ハウジングパネル400は、取り外し可能且つ交換可能である。本明細書の他の箇所でさらに説明するように、制御ユニット200は、エアロゾル前駆体消耗品300の一部を収容するように構成される。
【0083】
図2を参照すると、図示の実施形態のエアロゾル送達装置100は、様々なさらなる構成要素を含むことができる。上述したように、エアロゾル送達装置100は、制御ユニット200と、エアロゾル前駆体消耗品300と、制御ユニット200の外面の一部を形成するハウジングパネル400とを含む。図示の実施形態では、エアロゾル前駆体消耗品300は、制御ユニット200と係合して動作エアロゾル送達装置100を形成することができ、エアロゾル前駆体消耗品300は、そこから取り外し可能である。
【0084】
図示の実施形態では、制御ユニット200は、制御ユニット外壁204、制御ユニット遠位端206、および制御ユニット近位端208を画定する本体フレーム202を含む。制御ユニット近位端208は、図示の実施形態では制御ユニット内側フレーム214によって画定される収容チャンバ212へのアクセスを提供する開口部210を含む。したがって、図示の実施形態の収容チャンバ212は、制御ユニット200によって画定される。以下に説明するように、他の実施形態の収容チャンバは、部分的に制御ユニットによって、部分的にハウジングパネルによって画定されてもよい。
【0085】
いくつかの実施形態では、制御ユニット内側フレーム214は、空気が受け入れチャンバ212に引き込まれるときに、圧力差を制御ユニット200内に配置された圧力センサ(図示せず)に伝達するように構成されることができる開口部215を含むことができる。いくつかの実施形態では、圧力センサは、制御ユニットに配置されたプリント回路基板(PCB)上に配置されてもよい。しかしながら、他の実施形態では、圧力センサは、任意の位置を有してもよい。さらに、或る実施形態は、圧力センサを含む必要はない。PCBおよび圧力センサのいくつかの例示的な構成は、例えば、その開示が参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Wormらによる米国特許出願公開第2015/0245658号明細書に記載されている。様々な実施形態では、圧力センサは、装置の吸引を知らせることができる空気流および/または圧力変化を受け、したがって噴霧器を作動させるように、制御ユニット内のどこにでも配置されてもよい。
【0086】
図示の実施形態の制御ユニット200はまた、バッテリ216などの電源を含む。本開示にしたがって使用されることができるバッテリのいくつかの例は、Peckerarらによる米国特許出願公開第2010/0028766号明細書に記載されており、その開示は、参照により本明細書に組み込まれる。図示の実施形態では、装置100を吸引すると、バッテリ216がエアロゾル前駆体消耗品300に配置された噴霧器に電力を供給する。圧力または空気流センサがない場合、或る実施形態の噴霧器は、1つ以上のプッシュボタンなどを介して手動で作動されてもよい。検知または検出機構、構造、その構成、その構成要素、およびその一般的な動作方法の追加の例は、Sprinkel,Jr.による米国特許第5,261,424号明細書、McCaffertyらによる米国特許第5,372,148号明細書、およびFlickによるPCT国際公開第2010/003480号に記載されており、これらのそれぞれは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0087】
図示の実施形態の制御ユニット200はまた、少なくとも1つの制御構成要素218を含む。図示の実施形態では、制御構成要素218は、プリント回路基板(PCB)上に配置され、バッテリ216は、制御ユニット本体フレーム202内に配置される。図示の実施形態では、制御ユニット200はまた、制御ユニット本体フレーム202の遠位端206に近接して配置された外部接続要素220を含む。様々な実施形態では、外部接続要素は、様々な構成を有してもよいが、図示の実施形態では、外部接続要素220は、複数の電気コネクタ(220a、220b、220c)から形成される。或る実施形態では、制御ユニットは、視覚的に知覚可能な出力信号を提供するように構成された出力要素を含んでもよい。図示の実施形態では、例えば、制御ユニット200はまた、例えば、1つ以上の色の照明を提供することができる1つ以上の発光ダイオード(LED)を備え得る光源222を含む。図示の実施形態では、光源222は、制御構成要素218を含むPCB上に直接配置される。様々な実施形態では、PCBは、さらなる制御構成要素(例えば、マイクロコントローラおよび/またはメモリ構成要素)を含んでもよい。図示の実施形態では、LEDは、例えば、PCBの平面から実質的に上方に光を放射する設計から選択されてもよい。代替的または追加的に、適切なLEDは、PCBの平面に平行な、または所望の結果を提供する所望の角度など、実質的に異なる方向に光を放射するように適合または構成された反射素子を含んでもよい。図示の実施形態では、圧力センサおよび外部接続要素220は、同様にPCBに直接取り付けられるか、またはPCBに電気的に接続される。
【0088】
図示の実施形態では、制御ユニット200は電気ピン222a、222bをさらに含み、電気ピン222a、222bは、消耗品300を収容チャンバ212に挿入すると、エアロゾル前駆体消耗品300との電気的接続を形成するために収容チャンバ212に配置される。図示のように、電気ピン222a、222bは、収容チャンバ212の底部に近接して配置され、収容チャンバ212の境界を画定する内側フレーム214の底壁を通って延在する。図示の実施形態では、1つ以上の機械的コネクタ224a、224bが収容チャンバ212内に存在し、内側フレーム214内、特にその底壁内に配置される。或る実施形態では、機械的コネクタは、磁気要素(例えば、さらなる磁石との磁気接続を形成するように構成された材料から形成された磁石または要素)であってもよい。代替的または追加的に、機械的コネクタは、内側フレームの側壁に配置されてもよく、したがって、取り外し可能且つ交換可能なエアロゾル前駆体消耗品との摩擦または他の機械的嵌合を確立するように構成されてもよい。
【0089】
様々な実施形態では、制御ユニット本体フレーム202は、金属、プラスチック、セラミック、ガラスなどの任意の適切な材料から形成されてもよい。或る実施形態では、制御ユニット内側フレームは、制御ユニット本体フレームを形成するために使用されるのと同じ材料から形成される。しかしながら、他の実施形態では、異なる材料が使用されてもよい。図示の実施形態の制御ユニット内側フレーム214は、制御ユニット本体フレーム202とは別個の要素として示されているが、必要に応じて、内側フレームは、本体フレームの内面によって画定されてもよく、したがって共通部分を形成してもよいことが理解される。或る実施形態は、(例えば、底板が図示の内側フレーム底壁に対応し、外側ハウジングの内面が図示の内側フレーム側壁に対応するように)追加された底板を含んでもよい。
【0090】
図示の実施形態では、制御ユニット200は、機能するエアロゾル送達装置100を提供するためにエアロゾル前駆体消耗品300を収容するように構成される。図示の実施形態では、エアロゾル前駆体消耗品300は、外壁304を含み、遠位端306および近位端308を画定する本体302を形成する。図示の実施形態では、嵌合コネクタ310a、310bは、エアロゾル前駆体消耗品300の遠位端306に近接して配置され、制御ユニット200の収容チャンバ212に存在する機械的コネクタ224a、224bとの接続を形成するように構成される。上述したように、或る実施形態の制御ユニットの機械的コネクタは、磁気要素を備えてもよい。したがって、或る実施形態のエアロゾル前駆体消耗品は、嵌合磁気コネクタを含んでもよい。代替的または追加的に、他の相補的な機械的コネクタがエアロゾル前駆体消耗品に配置されてもよい(例えば、外壁の1つ以上の側面にあり、したがって、制御ユニットの収容チャンバとの摩擦嵌合または他の機械的嵌合を確立するように構成されてもよい)。
【0091】
図示の実施形態では、エアロゾル前駆体消耗品300は、気化のための液体組成物312、すなわち、本明細書において他の様式で説明されるように構成され得るe-リキッドまたはエアロゾル前駆体組成物を含むように構成される。エアロゾル前駆体組成物または蒸気前駆体組成物または「e-リキッド」と呼ばれることがある液体組成物は、例として、多価アルコール(例えば、グリセリン、プロピレングリコール、またはそれらの混合物)、ニコチン、タバコ、タバコ抽出物、および/または香料を含むことができる様々な成分を含有してもよい。代表的なタイプのエアロゾル前駆体成分および製剤もまた、これらの開示が参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる、Robinsonらによる米国特許第7,217,320号明細書およびZhengらによる米国特許出願公開第2013/0008457号明細書;Chongらによる米国特許出願公開第2013/0213417号明細書;Collettらによる米国特許出願公開第2014/0060554号明細書;Lipowiczらによる米国特許出願公開第2015/0020823号明細書;およびKollerによる米国特許出願公開第2015/0020830号明細書、ならびにBowenらによる国際公開第2014/182736号に記載されて特徴付けられる。使用され得る他のエアロゾル前駆体は、R.J.Reynolds Vapor CompanyによるVUSE(R)製品、Fontem Ventures B.V.によるBLU(TM)製品、Mistic EcigsによるMISTIC MENTHOL製品、Nu Mark LLCによるMARK TEN製品、Juul Labs,Inc.によるJUUL製品、およびCN Creative Ltd.によるVYPE製品に組み込まれているエアロゾル前駆体を含む。Johnson Creek Enterprises LLCから入手可能な電子タバコ用のいわゆる「スモークジュース」も望ましい。さらに別の例示的なエアロゾル前駆体組成物は、BLACK NOTE、COSMIC FOG、MILKMAN E-LIQUID、FIVE PAWNS、VAPOR CHEF、VAPE WILD、BOOSTED、STEAM FACTORY、MECH SAUCE、CASEY JONES MAINLINE RESERVE、MITTEN VAPORS、DR.CRIMMY’S V-LIQUID、SMILEY E LIQUID、BEANTOWN VAPOR、CUTTWOOD、CYCLOPS VAPOR、SICBOY、GOOD LIFE VAPOR、TELEOS、PINUP VAPORS、SPACE JAM,MT.BAKER VAPOR、およびJIMMY THE JUICE MANの商品名で販売されている。
【0092】
エアロゾル送達システム内に組み込まれるエアロゾル前駆体組成物の量は、エアロゾル生成装置が許容可能な感覚特性および望ましい性能特性を提供するようなものである。例えば、タバコの煙の外観に多くの点で似ている目に見える主流エアロゾルの生成を提供するために、十分な量のエアロゾル形成材料(例えば、グリセリンおよび/またはプロピレングリコール)が使用されてもよい。エアロゾル生成システム内のエアロゾル前駆体の量は、エアロゾル生成装置ごとに望ましいパフの数などの要因に依存し得る。1つ以上の実施形態では、約1ml以上、約2ml以上、約5ml以上、または約10ml以上のエアロゾル前駆体組成物が含まれてもよい。
【0093】
上述した例のいくつかでは、エアロゾル前駆体組成物は、グリセロール系液体を含有する。しかしながら、他の実施形態では、エアロゾル前駆体組成物は、水系液体であってもよい。或る実施形態では、水系液体は、約80%を超える水が含有されてもよい。例えば、或る実施形態では、水系液体中の水の割合は、約90%~約93%の包括的な範囲内としてもよい。或る実施形態では、水系液体は、最大約10%のプロピレングリコールを含んでもよい。例えば、或る実施形態では、水系液体中のプロピレングリコールの割合は、約4%~約5%の包括的な範囲とすることができる。或る実施形態では、水系液体は、最大約10%の香料を含んでもよい。例えば、或る実施形態では、水系液体の香料の割合は、約3%~約7%の包括的な範囲としてもよい。或る実施形態では、水系液体は、最大約1%のニコチンを含有してもよい。例えば、或る実施形態では、水系液体中のニコチンの割合は、約0.1%~約1%の包括的な範囲内としてもよい。或る実施形態では、水系液体は、最大約10%のシクロデキストリンを含有してもよい。例えば、或る実施形態では、水系液体中のシクロデキストリンの割合は、約3%~5%の包括的な範囲内としてもよい。さらに他の実施形態では、エアロゾル前駆体組成物は、グリセロール系液体と水系液体との組み合わせであってもよい。例えば、或る実施形態は、最大約50%の水および約20%未満のグリセロールを含有してもよい。残りの成分は、プロピレングリコール、香料、ニコチン、シクロデキストリンなどのうちの1つ以上を含有してもよい。適切とすることができる水系液体組成物のいくつかの例は、Aerosolisable Formulationと題する2018年11月1日に出願された英国特許第1817863.2号明細書、Aerosolisable Formulationと題する2018年11月1日に出願された英国特許第1817864.0号明細書、Aerosolisable Formulationと題する2018年11月1日に出願された英国特許第1817867.3号明細書、Aerosolisable Formulationと題する2018年11月1日に出願された英国特許第1817865.7号明細書、Aerosolisable Formulationと題する2018年11月1日に出願された英国特許第1817859.0号明細書、Aerosolisable Formulationと題する2018年11月1日に出願された英国特許第1817866.5号明細書、Gel and Crystalline Powderと題する2018年11月1日に出願された英国特許第1817861.6号明細書、Aerosolisable Formulationと題する2018年11月1日に出願された英国特許第1817862.4号明細書、Aerosolised Formulationと題する2018年11月1日に出願された英国特許第1817868.1号明細書、Aerosolised Formulationと題する2018年11月1日に出願された英国特許第1817860.8号明細書に開示されており、これらのそれぞれは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0094】
或る実施形態では、エアロゾル前駆体組成物は、様々な濃度で存在し得るニコチンを組み込んでもよい。ニコチンの供給源は変更してもよく、エアロゾル前駆体組成物に組み込まれたニコチンは、単一の供給源または2つ以上の供給源の組み合わせに由来するものとしてよい。例えば或る実施形態では、エアロゾル前駆体組成物は、タバコ由来のニコチンを含んでもよい。他の実施形態では、エアロゾル前駆体組成物は、例えばナス科の植物を含む非タバコ植物源などの他の有機植物源に由来するニコチンを含んでもよい。他の実施形態では、エアロゾル前駆体組成物は、合成ニコチンを含んでもよい。或る実施形態では、エアロゾル前駆体組成物に組み込まれたニコチンは、ナス科の他のメンバーなどの非タバコ植物源に由来するものとしてもよい。エアロゾル前駆体組成物は、追加的または代替的に、植物成分(例えば、ラベンダー、ペパーミント、カモミール、バジル、ローズマリー、タイム、ユーカリ、ショウガ、大麻、朝鮮人参、マカおよびチサン)、メラトニン、刺激剤(例えば、カフェイン、テインおよびガラナ)、アミノ酸(例えば、タウリン、テアニン、フェニルアラニン、チロシンおよびトリプトファン)および/または医薬、栄養補助食品、向精神薬、精神賦活薬、および薬用成分(例えば、ビタミン、例えばB6、B12およびCならびにカンナビノイド、例えばテトラヒドロカンナビノール(THC)およびカンナビジオール(CBD))を含むがこれらに限定されない他の活性成分を含んでもよい。エアロゾル前駆体組成物は、上記のいずれかの任意の成分、誘導体、または組み合わせを含んでもよいことに留意されたい。
【0095】
本明細書で述べるように、エアロゾル前駆体組成物は、1つ以上の植物またはその成分、誘導体もしくは抽出物を含有してもよく、またはそれらに由来してもよい。本明細書で使用される場合、「植物性」という用語は、限定されるものではないが、抽出物、葉、樹皮、繊維、茎、根、種子、花、果実、花粉、殻、さやなどを含む植物に由来する任意の材料を含む。あるいは、材料は、合成的に得られた植物に天然に存在する活性化合物を含んでもよい。材料は、液体、気体、固体、粉末、ダスト、破砕粒子、顆粒、ペレット、細片、ストリップ、シートなどの形態であってもよい。植物の例は、タバコ、ユーカリ、スターアニス、麻、ココア、大麻、フェンネル、レモングラス、ペパーミント、スペアミント、ルイボス、カモミール、亜麻、生姜、イチョウビロバ、ハシバミ、ハイビスカス、月桂樹、甘草(リコリス)、抹茶、マテ、オレンジの皮、パパイヤ、ローズ、セージ、緑茶または紅茶などの茶、タイム、クローブ、シナモン、コーヒー、アニス(アニス)、バジル、ベイリーフ、カルダモン、コリアンダー、クミン、ナツメグ、オレガノ、パプリカ、ローズマリー、サフラン、ラベンダー、レモンピール、ミント、ジュニパー、エルダーフラワー、バニラ、ウィンターグリーン、紫蘇、クルフマ科植物、ウコン、ビャクダン、シラントロ、ベルガモット、オレンジの花、ギンバイカ、カシス、バレリアン、ピメント、メース、ダミエン、マルジョラム、オリーブ、レモンバーム、レモンバジル、ニラ、ヒメウイキョウ、ベルベナ、タラゴン、ゼラニウム、クワ、朝鮮人参、テアニン、シアクリン、マカ、アシュワガンダ、ダミアナ、ガラナ、クロロフィル、バオバブまたはそれらの任意の組み合わせである。ミントは、以下のミント品種から選択されることができる:ハッカ属(Mentha Arventis)、ハッカ属(Mentha c.v.)、ハッカ属(Mentha niliaca)、ハッカ属(Mentha piperita)、ハッカ属(Mentha piperita citrata c.v.)、ハッカ属(Mentha piperita c.v.)、ハッカ属(Mentha spicata crispa)、ハッカ属(Mentha cardifolia)、ハッカ属(Mentha longifolia)、ハッカ属(Mentha suaveolens variegata)、ハッカ属(Mentha pulegium)、ハッカ属(Mentha spicata c.v.)およびハッカ属(Mentha suaveolens)。
【0096】
上述したように、様々な実施形態では、液体組成物は、喫煙品のエアロゾルの感覚的または感覚刺激的特性あるいは性質を変化させる香料または材料を含んでもよい。或る実施形態では、香料は、液体と予め混合されてもよい。他の実施形態では、香料は、主または二次香料として噴霧器から下流に別々に送達されてもよい。さらに他の実施形態は、予め混合された香料を下流の香味料と組み合わせてもよい。本明細書で使用される場合、「香料」への言及は、エアロゾル化してユーザに送達することができ、味および/または芳香に関して感覚的経験を与える化合物または成分を指す。例示的な香料は、これらに限定されるものではないが、バニリン、エチルバニリン、クリーム、茶、コーヒー、フルーツ(例えば、リンゴ、チェリー、ストロベリー、ピーチ、およびライム、レモン、マンゴーを含む柑橘類香味料、および他の柑橘類香味料)、カエデ、メントール、ミント、ペパーミント、スペアミント、ウィンターグリーン、ナツメグ、クローブ、ラベンダー、カルダモン、生姜、ハチミツ、アニス、セージ、ローズマリー、ハイビスカス、ローズヒップ、エルバメイト、グアユサ、ハニーブッシュ、ルイボス、アマレット、モジト、イエルバサンタ、朝鮮人参、カモミール、ウコン、バコパモニエラ、ギンコビロバ、ウィザニアソムニフェラ、シナモン、サンダルウッド、ジャスミン、カスカリラ、ココア、リコリス、ならびにタバコ、葉巻、パイプタバコの香料に伝統的に使用されているタイプと特性の香味料および香味料パッケージを含む。他の例は、バレー種、オリエンタルタバコ、煙道硬化タバコなどに由来する、またはこれらを模倣する香料を含む。高果糖コーンシロップなどのシロップも使用されることができる。好適な例示的な植物由来の組成物は、双方ともDubeらによる米国特許第9,107,453号明細書および米国特許出願公開第2012/0152265号明細書に開示されており、それらの開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。そのようなさらなる構成要素の選択は、喫煙品に望まれる感覚特性などの要因に基づいて可変であり、本開示は、タバコおよびタバコ関連またはタバコ由来の製品の当業者にとって容易に明らかであるそのようなさらなる構成要素を包含することが意図される。例えば、Gutcho、Tobacco Flavoring Substances and Methods、Noyes Data Corp.(1972)およびLeffingwellら、Tobacco Flavoring for Smoking Products(1972)を参照されたい。これらの開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。香料への言及は、上述したような単一の香料に限定されるべきではなく、実際に、1つ以上の香料の組み合わせを表す場合があることに留意されたい。
【0097】
本明細書で使用される場合、「香味」、「香料」、「香味剤」などの用語は、地域の規制が許可する場合、成人消費者向けの製品に所望の味、香り、または他の体性感覚を作り出すために使用され得る材料を指す。それらは、天然に存在する香味材料、植物性物質、植物性物質の抽出物、合成的に得られた材料、またはそれらの組み合わせ(例えば、タバコ、カンナビス、カンゾウ(甘草)、アジサイ、オイゲノール、朴葉、カモミール、フェヌグリーク、クローブ、メープル、抹茶、メントール、ハッカ、アニシード(アニス)、シナモン、ウコン、インドスパイス、アジアスパイス、ハーブ、ウィンターグリーン、サクランボ、ベリー、レッドベリー、クランベリー、モモ、リンゴ、オレンジ、マンゴー、クレメンタイン、レモン、ライム、熱帯果実、パパイヤ、ダイオウ、ブドウ、ドリアン、ドラゴンフルーツ、キュウリ、ブルーベリー、クワ、柑橘類、ドランブイ、バーボン、スコッチ、ウィスキー、ジン、テキーラ、ラム、スペアミント、ペパーミント、ラベンダー、アロエベラ、カルダモン、セロリ、カスカリア、ナツメグ、ビャクダン、ベルガモット、ゼラニウム、チャット、ナスワール、ベテル、シーシャ、マツ、ハチミツ、ローズオイル、バニラ、レモンオイル、オレンジオイル、オレンジの花、桜の花、桂皮、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、イランイラン、セージ、フェンネル、ワサビ、ピメンタ、生姜、コリアンダー、コーヒー、大麻、ハッカ属の任意の種からのハッカ油、ユーカリ、トウシキミ、ココア、レモングラス、ルイボス、アマ、イチョウ、ハシバミ、ハイビスカス、月桂樹、マテ、オレンジの皮、ローズ、緑茶や紅茶などの茶、タイム、ジュニパー、エルダーフラワー、バジル、ベイリーフ、クミン、オレガノ、パプリカ、ローズマリー、サフラン、レモンピール、ミント、紫蘇、クルクマ、コリアンダー、マートル、カシス、バレリアン、ピメント、メース、ダミアン、マジョラム、オリーブ、レモンバーム、レモンバジル、チャイブ、ヒメウイキョウ、バーベナ、タラゴン、リモネン、チモール、カンフェン)、香味増強剤、苦味受容部位遮断剤、感覚受容部位活性化剤または刺激剤、糖および/または糖置換剤(例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、シクラメート、ラクトース、スクロース、グルコース、フルクトース、ソルビトールまたはマンニトール)、ならびに木炭、クロロフィル、ミネラル、植物性物質、または呼気清涼化剤などの他の添加剤を含んでもよい。それらは、模倣、合成もしくは天然成分またはそれらのブレンドとすることができる。それらは、任意の適切な形態、例えば、油などの液体、粉末などの固体、または気体であってもよい。
【0098】
或る実施形態では、香味は、メントール、スペアミントおよび/またはペパーミントを含有する。或る実施形態では、香味は、キュウリ、ブルーベリー、柑橘類および/またはレッドベリーの香味成分を含有する。或る実施形態では、香味は、オイゲノールを含有する。或る実施形態では、香味は、タバコから抽出された香味成分を含有する。或る実施形態では、香味は、大麻から抽出された香味成分を含有する。
【0099】
或る実施形態では、香味は、香りまたは味覚神経に加えて、またはその代わりに、通常化学的に誘導され、第5脳神経(三叉神経)の刺激によって知覚される体性感覚を達成することを意図した感覚を備えてもよく、これらは、加熱、冷却、刺痛、麻痺効果を提供する薬剤を含んでもよい。適切な熱作用剤は、これらに限定されるものではないが、バニリルエチルエーテルであってもよく、適切な冷却剤は、これらに限定されるものではないが、ユーコリプトールまたはWS-3であってもよい。
【0100】
そのようなさらなる構成要素の選択は、喫煙品に望まれる感覚特性などの要因に基づいて可変であってよく、本開示は、タバコおよびタバコ関連またはタバコ由来の製品の当業者にとって容易に明らかである、そのようなさらなる構成要素を包含することを意図する。例えば、Gutcho、Tobacco Flavoring Substances and Methods、Noyes Data Corp.(1972年)およびLeffingwellら、Tobacco Flavoring for Smoking Products(1972年)を参照されたい。これらの開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0101】
図示の実施形態では、エアロゾル前駆体消耗品300は、e-リキッドなどが保持され得るリザーバ314を含む。図示の実施形態では、エアロゾル通路316は、消耗品300の遠位端306から近位端308まで長手方向にリザーバ314を少なくとも部分的に取り囲む。しかしながら、他の実施形態では、リザーバがエアロゾル通路と消耗可能な外壁との間の環状空間に構成されるように、エアロゾル通路がリザーバの少なくとも一部を通って延在してもよいことが理解される。
【0102】
図示の実施形態では、消耗品300は、ユーザが装置100を吸引するために係合する消耗品300の近位端308の一部として画定されるマウスピース部をさらに含む。図示の実施形態では、マウスピース部は、消耗品本体302と一体であるが、他の実施形態では、マウスピース部は、消耗品本体とは別個の要素であってもよい。そのような実施形態では、マウスピース部は、消耗品本体に取り付け可能であってもよい。図示の実施形態では、エアロゾル前駆体消耗品300は、液体輸送要素322を含む噴霧器320をさらに含む。図示の実施形態では、噴霧器320は、ヒータを備え、液体輸送要素322は、ヒータとリザーバ314内の液体との間の流体接続を画定する。他の実施形態では、噴霧器は、振動アセンブリを備えてもよく、液体輸送要素は、振動アセンブリとリザーバ内の液体との間の流体接続を画定してもよい。
【0103】
図示の実施形態では、噴霧器320および液体輸送要素322は、流体接続された別個の要素として構成される。他の実施形態では、これらの構成要素は組み合わせられてもよい。さらに他の実施形態は、液体輸送要素を含む必要はない。図示の実施形態では、エアロゾル前駆体消耗品300は1つ以上の電気接点324a、324bを含み、電気接点324a、324bは、エアロゾル前駆体消耗品300が制御ユニット200の収容チャンバ212に収容されたときに、電気ピン222a、222bとの接触を通じて噴霧器320を制御ユニット200内のバッテリ216と電気的に接続するように構成される。
【0104】
様々な実施形態では、液体輸送要素は、毛細管現象などによって液体を輸送するように構成された1つ以上の材料から形成されてもよい。或る実施形態では、例えば、液体輸送要素は、例えば、繊維状材料(例えば、有機綿、酢酸セルロース、再生セルロース織物、ガラス繊維)、多孔質セラミック、多孔質カーボン、グラファイト、多孔質ガラス、焼結ガラスビーズ、焼結セラミックビーズ、毛細管などから形成されてもよい。したがって、液体輸送要素は、開孔ネットワーク(すなわち、流体が要素を通って複数の方向において1つの孔から他の孔に流れることができるように相互接続された複数の孔)を含む任意の材料としてもよい。本開示の或る実施形態は、特に非繊維輸送要素の使用に関するものとしてもよい。したがって、そのような実施形態では、繊維輸送要素は明示的に除外されることができる。あるいは、繊維輸送要素と非繊維輸送要素との組み合わせが利用されてもよい。エアロゾル前駆体を支持するための代表的なタイプの基材、リザーバ、または他の構成要素は、参照により本明細書に組み込まれる、Newtonによる米国特許第8,528,569号明細書;Chapmanらによる米国特許出願公開第2014/0261487号明細書およびDavisらによる米国特許出願公開第2014/0059780号明細書;およびBlessらによる米国特許出願公開第2015/0216232号明細書に記載されている。さらに、様々な吸引材料、および特定のタイプの電子タバコ内のこれらの吸引材料の構成および動作は、参照により本明細書に組み込まれるSearsらによる米国特許第8,910,640号明細書に記載されている。或る実施形態では、液体輸送要素は、多孔質セラミック、多孔質ガラスなどの多孔質モノリスから部分的または完全に形成されることができる。本開示の実施形態にしたがって使用するのに適した例示的なモノリシック材料は、例えば、LaMotheによる米国特許出願公開第2014/0123989号明細書およびDavisらによる米国特許出願公開第2017/0188626号明細書に記載されており、その開示は、参照により本明細書に組み込まれる。多孔質モノリスは、実質的に中実ウィックを形成することができる。
【0105】
上述したように、図示の実施形態では、噴霧器320は、ヒータを備える。電流が印加されると熱を発生するように構成された材料の様々な実施形態が使用されて、図示の実施形態のヒータを形成することができる。或る実施形態では、例えば、ヒータは、ワイヤコイルを備えてもよい。ワイヤコイルが形成されることができる材料の例は、カンタル(FeCrAl)、ニクロム、二ケイ化モリブデン(MoSi)、ケイ化モリブデン(MoSi)、アルミニウムをドープした二ケイ化モリブデン(Mo(Si,Al))、チタン、白金、銀、パラジウム、銀およびパラジウムの合金、グラファイトおよびグラファイトベースの材料(例えば、炭素ベースのフォームや糸)を含む。さらなる実施形態では、ヒータは、導電性インク、ホウ素ドープシリカ、および/またはセラミック(例えば、正または負の温度係数セラミック)から形成されてもよい。例えば、レーザダイオードおよび/またはマイクロヒータなどの他のタイプのヒータも利用されてもよい。レーザダイオードは、特定の波長または波長帯域の電磁放射線を送達するように構成されてもよく、特定の波長または波長帯域の電磁放射線は、エアロゾル前駆体組成物の気化のために調整されることができ、および/またはエアロゾル前駆体組成物が気化のために提供されることができる液体輸送要素を加熱するために調整されることができる。レーザダイオードは、チャンバ内に電磁放射線を送達するように特に配置されることができ、チャンバは、放射線トラップ(例えば、黒体または白体)であるように構成されてもよい。適切なマイクロヒータは、参照により本明細書に組み込まれるCollettらによる米国特許第8,881,737号明細書に記載されている。マイクロヒータは、例えば、その上にヒータトレース(例えば、Ag、Pd、Ti、Pt、Pt/Ti、ホウ素ドープシリコン、または他の金属もしくは金属合金などの抵抗素子)を有する基材(例えば、石英、シリカ)を備えることができ、これは印刷されるか、そうでなければ基板に適用されることができる。ヒータトレース上に不動態化層(例えば、酸化アルミニウムまたはシリカ)が設けられてもよい。ヒータは、特に、実質的に平坦であるように構成されてもよい。そのようなヒータは、参照により本明細書に組み込まれる、DePianoらによる米国特許出願公開第2016/0345633号明細書に記載されている。
【0106】
上述したように、さらなるタイプの噴霧器も本開示に含まれる。例えば、或る実施形態では、噴霧器は1つ以上の要素を備えてもよく、要素は、必ずしも液体を加熱することなくエアロゾル前駆体液体を気化またはエアロゾル化する(またはそうでなければ、微細な粒状形態を形成する)ように適合または構成される。例えば、本開示の特定の実施形態では、ピエゾ素子が気化装置として使用されることができ、適切なピエゾ素子は、例えば、Ferianiらによる米国特許出願公開第2013/0319404号明細書およびSurによる米国特許出願公開第2019/0014819号明細書に記載されており、これらのそれぞれの開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0107】
図示の実施形態では、エアロゾル前駆体消耗品300の外壁304は、その中に含まれる液体組成物312が外部から見えるように、少なくとも部分的に透明または半透明であるように構成される。したがって、図示の実施形態では、外側タンク壁304全体が透明または半透明である。あるいは、外側タンク壁の片側のみが透明、半透明、または着色されていてもよく、外側タンク壁の残りの部分が実質的に不透明であってもよい。
【0108】
ハウジングパネル400は、取り外し可能且つ交換可能であり、制御ユニット200の外面の一部を形成する。図示の実施形態では、ハウジングパネル400は、3面ハウジングパネル(図3を参照)を備える。しかしながら、他の実施形態では、ハウジングパネルは、限定されるものではないが、片面ハウジングパネル、両面ハウジングパネル、4面ハウジングパネルなどを含む任意の数の面を有してもよい。或る実施形態では、ハウジングパネルの面の1つは、制御ユニットの面全体、または制御ユニットの部分面を形成してもよい。
【0109】
図2を参照すると、或る実施形態では、ハウジングパネルは、制御ユニットに挿入されたときに消耗品を見ることを可能にする開口部(例えば、切り欠き、開口部、またはノッチ)を含んでもよい。しかしながら、他の実施形態では、開口部は、明示的に除外されてもよい。図示の実施形態では、エアロゾル送達装置100は、エアロゾル前駆体消耗品300が制御ユニット200に収容されたときに、リザーバ314の少なくとも一部が外側タンク壁304を通して見えるように構成される。図示の実施形態では、ハウジングパネル400は、エアロゾル前駆体消耗品300が制御ユニット200と係合したときに、外側タンク壁304およびリザーバ314内に存在し得る任意の液体312が見える開口部402を含む。図示のように、開口部402は、ハウジングパネル400が制御ユニット200上に収容されると、開口部402が制御ユニット200の近位端208の近くに配置されるように、ハウジングパネル400の切り欠きとして構成される。このようにして、開口部402は、制御ユニット200のチャンバ212への視覚的アクセスを提供するように配置される。図示されているように、切り欠きは、略楕円形である。しかしながら、任意の形状が本明細書に包含されることが理解される。或る実施形態では、開口部は、制御ユニットの外壁の近位端から制御ユニットの遠位端に向かってある程度の距離だけ延在するノッチとして構成されてもよい。他の実施形態では、開口部は、いかなる開放境界も有しないように構成されてもよく、したがって、上述したようにノッチ構成が明示的に除外されてもよい。或る実施形態では、開口部は、完全に開いていてもよく、または開口部は、窓によって画定された開口部内に配置されるか、または装置の外壁の内面および外面の一方または双方で窓を覆う透明部材(例えば、ガラスまたはプラスチック)を有してもよい。或る実施形態では、ハウジングパネルは、制御ユニットの出力信号が通過することを可能にするように構成された出力機構を含んでもよい。図示の実施形態では、例えば、ハウジングパネル400は、そこを通って供給される可変強度光の外部観察を提供するように構成された光窓404をさらに含む。
【0110】
図示の実施形態のハウジングパネル400は、遠位端406および近位端408をさらに画定する。他の構成も可能であるが、図示の実施形態では、開口部402は、ハウジングパネル400の近位端408にほぼ近接して配置され、光窓404は、ハウジングパネル400の遠位端406に近接して配置される。或る実施形態では、ハウジングパネル400は、ユーザから入力信号を受信するように構成された本体フレーム202上に配置された1つ以上のユーザ入力要素(例えば、1つ以上のボタンなど)を収容するように構成された1つ以上の入力機構を含んでもよい。例えば、ハウジングパネル400のそのような入力機構は、或る実施形態では、本体フレーム202上の入力要素へのアクセスを提供する1つ以上の開口部または開口部を備えてもよい。他の実施形態では、ハウジングパネル400のそのような入力機構は、例えば、本体フレーム202上の入力要素を押し下げるように構成されたリビングヒンジを有する1つ以上の部分などの、ハウジングパネルの1つ以上の偏向可能部分またはボタンを備えてもよい。
【0111】
図示の実施形態では、ハウジングパネル400は、制御ユニット200の本体フレーム202上に解放可能に収容されるように構成される。他の実施形態では、ハウジングパネルは、様々な異なる方法で本体フレーム上に解放可能に収容されてもよいが、図示の実施形態のハウジングパネル400は、ハウジングパネル400および/または本体フレーム202に配置された1つ以上のレール機構を介して本体フレーム202上に解放可能に収容される。特に、図3は、制御ユニット200の一部の断面図を示している。様々な実施形態では、ハウジングパネルおよび制御本体は、互いに摺動可能に係合するように構成された相補的なレール機構を含むことができる。図示の実施形態では、例えば、ハウジングパネル400は、摺動レール機構410を含み、本体フレーム202は、収容レール機構230を含む。他の実施形態では、ハウジングパネルは、収容レール機構を含むことができ、本体フレームは、摺動レール機構を含むことができることに留意されたい。図示の実施形態では、摺動レール機構410および収容レール機構230は相補的であり、それにより、摺動レール機構410は、収容レール機構230内に嵌合し、収容レール機構内で実質的に長手方向に摺動するように構成される。
【0112】
図2をさらに参照すると、図示の実施形態のハウジングパネル400は、ハウジングパネル400の近位端408を本体フレーム202の遠位端206に近接させて(またはハウジングパネル400の遠位端406を本体フレーム202の近位端208に近接させて)配置し、ハウジングパネル400がその設置位置に到達するまでレール機構410、230を介してハウジングパネル400を摺動させることによって、本体フレーム202上に挿入されるように構成される。他の実施形態では、ハウジングパネルの設置位置は、本体フレームに対して任意の位置にあってもよいが、図示の実施形態では、ハウジングパネル400の設置位置は、ハウジングパネル400の近位端408が本体フレーム202の近位端208に近接して位置するようなものである。図示の実施形態では、摺動レール機構410は、ハウジングパネル400から内側に延在するリップまたはフランジを備え、収容レール機構230は、ハウジングパネル400のリップまたはフランジを摺動して受け入れるように構成された本体フレーム202に相補的な溝またはスロットを備える。図示の実施形態では、ハウジングパネル400および/または本体フレーム202は、ハウジングパネル400をその設置位置に一時的に(例えば、解放可能に)固定するように構成された戻り止め機構(例えば、突出部および対応する凹部)をさらに含む。他の実施形態は、1つ以上の磁気固定機構、1つ以上のバネ仕掛けの固定機構、および/またはハウジングパネルと本体フレームとの間の摩擦界面を含むがこれらに限定されない、ハウジングパネルをその設置位置に一時的に固定する追加のまたは代替の機構を含むことができる。さらに他の実施形態は、ハウジングパネルをその設置位置に一時的に固定するための機構を含む必要はない。
【0113】
図示の実施形態のハウジングパネル400は、相補的なレール機構410、230を介して本体フレーム202と係合するが、他の実施形態のハウジングパネルは、他の方法で本体フレームと係合してもよいことに留意されたい。例えば、或る実施形態のハウジングパネルは、締まり嵌めまたは摩擦嵌めのうちの1つ以上を介して本体フレームと係合してもよい。他の実施形態では、ハウジングパネルおよび/または本体フレームは、ハウジングパネルが本体フレームにクリップ留めされるように構成された機構を含んでもよい。他の実施形態では、ハウジングパネルは、磁気接続を介して本体フレームと係合してもよい。例えば、或る実施形態のハウジングパネルおよび本体フレームは、1つ以上の磁石を含んでもよい。他の実施形態では、ハウジングパネルまたは本体部分は、1つ以上の磁石を含んでもよく、ハウジングパネルの一部および/または本体フレームの一部は、本体フレームまたはハウジングパネルに収容された磁石によって引き付けられるように構成された材料から作製されてもよい。
【0114】
上述したように、図示の実施形態のハウジングパネル400は、制御ユニット200の光源222と実質的に位置合わせするように構成された光窓404を含む。或る実施形態は光窓を含む必要がなく、他の実施形態は追加の構成要素を含む必要はないが、図示の実施形態のハウジングパネル400は、制御ユニット200の光源222から放射される光をハウジングパネル400を通して伝送するように構成された光管412をさらに含む。或る実施形態では、ハウジングパネルは、半透明または透明な部分を含んでもよく、および/または制御ユニットの光源と実質的に位置合わせする位置に配置された一体型レンズを含んでもよい。他の実施形態は、例えば、ハウジングパネルを貫通して延在する一連のまたはパターンの微小穿孔を含む、光源からの光が通過することを可能にするように構成された他の機構を含んでもよい。
【0115】
図示の実施形態では、ハウジングパネル400はまた、電気コネクタ220a、220b、220cが開口部を通って延在するように、本体パネル202に設置されたときに外部接続要素220に近接して配置されるように構成されたその遠位端406に開口部を含む。或る実施形態では、ハウジングパネルはまた、ハウジングパネルがその設置位置にあるときに本体フレームの外部接続要素に電気的に接続するように構成された、例えば電気コネクタなどの1つ以上の機能部品を含んでもよい。例えば、或る実施形態のハウジングパネルは、ハウジングパネルがその設置位置にあるときに外部接続要素に電気的に接続する、例えば補助バッテリなどの補助電源を含んでもよい。他の実施形態では、ハウジングパネルは、例えば、制御ユニットの充電式電源を充電するように構成された光電セルなどの充電装置を含んでもよい。他の実施形態では、ハウジングパネルは、例えば、ユーザに情報を伝達するように構成されたデジタルディスプレイなどの1つ以上の表示要素を含んでもよい。他の実施形態では、ハウジングパネルは、例えば、装置の1つ以上の機能を操作するように構成された1つ以上のボタンなどの1つ以上のユーザ入力要素を含んでもよい。
【0116】
様々な実施形態では、本発明のハウジングパネルは、容易に取り外し可能且つ交換可能であり、したがってエアロゾル送達装置のカスタマイズを可能にする。例えば、様々な実施形態のハウジングパネルは、制御ユニットまたはエアロゾル送達装置のカスタマイズを提供するカスタマイズ可能な特徴を含んでもよい。そのようなカスタマイズ可能な特徴は、これらに限定される必要はないが、ハウジングパネルの表面色、ハウジングパネルの表面輪郭、ハウジングパネルの表面パターン、ハウジングパネルの表面テクスチャ、ハウジングパネルの1つ以上の表面突起、ハウジングパネルのプロファイル、ハウジングパネルの材料、またはそれらの任意の組み合わせのうちの1つ以上を含んでもよい。このようにして、或る実施形態のハウジングパネルは、エアロゾル送達装置の他の部分とは異なるカスタマイズ可能な特徴(例えば、色、輪郭、パターン、テクスチャ、突起、プロファイル、材料など)を有してもよい。他の実施形態では、ハウジングパネルは、制御ユニットまたはエアロゾル送達装置の他の部分と同様のカスタマイズ可能な特徴を有してもよい。
【0117】
上述したように、図示の実施形態のエアロゾル送達装置100は、吸引中にヒータへの電力量を制御するための制御構成要素218を含む。代表的なタイプの電子構成要素、その構造および構成、その特徴、およびその一般的な動作方法は、参照により本明細書に組み込まれる、Gerthらによる米国特許第4,735,217号明細書;Brooksらによる米国特許第4,947,874号明細書;McCaffertyらによる米国特許第5,372,148号明細書;Fleischhauerらによる米国特許第6,040,560号明細書;Nguyenらによる米国特許第7,040,314号明細書およびPanによる米国特許第8,205,622号明細書;Fernandoらによる米国特許出願公開第2009/0230117号明細書、Colletらによる米国特許出願公開第2014/0060554号明細書、およびAmpoliniらによる米国特許出願公開第2014/0270727号明細書;およびHenryらによる米国特許出願公開第2015/0257445号明細書に記載されている。
【0118】
使用時に、エアロゾル前駆体消耗品300が制御ユニット200の収容チャンバ212に挿入される場合、嵌合は、エアロゾル前駆体消耗品300の外面304と制御ユニット200の内側フレーム212の内面との間を空気が通過することができるようなものとしてもよい。したがって、ユーザがエアロゾル前駆体消耗品300のマウスピース部を吸うと、空気は、消耗品300の外面304と内側フレーム214の内面との間を通過し、エアロゾル前駆体消耗品300の空気入口330を通過し、噴霧器320の近くで形成された蒸気と混合し、エアロゾル通路316を通過し、最終的にエアロゾル前駆体消耗品300のマウスピース部の出口ポータルを通って出ることができる。上記定義されたような空気の通過は、収容チャンバ212内の開口部215を通るセンサによって検知されることができる制御ユニット100内の圧力降下を引き起こすのに有効となり得る。
【0119】
上述したように、入力要素がエアロゾル送達装置に含まれてもよい(そして、空気流または圧力センサを置き換えるかまたは補完してもよい)。ユーザが装置の機能を制御することを可能にするため、および/またはユーザへの情報の出力のために入力が含まれてもよい。制御ユニット100の機能を制御するための入力として、任意の構成要素または構成要素の組み合わせが利用されてもよい。例えば、参照により本明細書に組み込まれるWormらによる米国特許出願公開第2015/0245658号明細書に記載されているように、1つ以上の押しボタンが使用されてもよい。同様に、参照により本明細書に組み込まれるSearsらによる米国特許出願公開第2016/0262454号明細書に記載されているように、タッチスクリーンが使用されてもよい。さらなる例として、エアロゾル送達装置の指定された動きに基づくジェスチャ認識に適合した構成要素が入力として使用されてもよい。例えば、参照により本明細書に組み込まれる、Henryらによる米国特許出願公開第2016/0158782号明細書を参照されたい。いくつかの実施形態では、入力は、スマートフォンまたはタブレットなどのコンピュータまたはコンピューティング装置を備えてもよい。特に、エアロゾル送達装置は、USBコードまたは同様のプロトコルの使用などを介して、コンピュータまたは他の装置に配線されてもよい。エアロゾル送達装置はまた、無線通信を介して入力として機能するコンピュータまたは他の装置と通信してもよい。例えば、その開示が参照により本明細書に組み込まれるAmpoliniらによる米国特許出願公開第2016/0007561号明細書に記載されている、読み取り要求を介して装置を制御するシステムおよび方法を参照されたい。そのような実施形態では、APPまたは他のコンピュータプログラムがコンピュータまたは他のコンピューティング装置に関連して使用されて、エアロゾル送達装置に制御命令を入力することができ、そのような制御命令は、例えば、含まれるニコチン含有量および/またはさらなる香味の含有量を選択することによって特定の組成のエアロゾルを形成する能力、パフごとに提供される総粒子状物質(TPM)を選択すること、実施される特定の加熱プロファイルを選択すること、吸引に対する変更可能な耐性を選択することなどを含む。
【0120】
LEDに加えて、またはその代替として、さらなるインジケータ(例えば、触覚フィードバック構成要素、音声フィードバック構成要素など)が含まれることができる。発光ダイオード(LED)構成要素などの視覚的な合図またはインジケータを生成する追加の代表的なタイプの構成要素、およびその構成と使用は、参照により本明細書に組み込まれる、Sprinkelらによる米国特許第5,154,192号明細書;Newtonによる米国特許第8,499,766号明細書およびScatterdayによる米国特許第8,539,959号明細書;Gallowayらによる米国特許出願公開第2015/0020825号明細書;およびSearsらによる米国特許出願公開第2015/0216233号明細書に記載されている。図示された要素の全てが必要とされるわけではないことが理解される。例えば、LEDは存在しなくてもよく、または振動インジケータなどの異なるインジケータによって置き換えられてもよい。
【0121】
図1および図2に示す実施形態では、エアロゾル前駆体消耗品300は、電気的に生成された熱を通してエアロゾルを生成するように構成された液体組成物を含むカートリッジを備える。他の実施形態では、他のタイプのエアロゾル前駆体消耗品が可能である。例えば、図4は、別の例示的実施形態にかかる、制御ユニット600と、取り外し可能なエアロゾル前駆体消耗品700と、制御ユニット600の外面の一部を形成するハウジングパネル800とを備えるエアロゾル送達装置500を示している。図示の実施形態では、制御ユニット600は、本体フレーム602であって、制御ユニット外壁604、制御ユニット遠位端606(図示の実施形態では、制御ユニット600の吸い口を備えてもよい)、および制御ユニット近位端608を画定する本体フレーム602を備える。図示の実施形態では、制御ユニット近位端608は、収容チャンバ612へのアクセスを提供する開口部610を含む。図示の実施形態では、制御ユニット600は、機能するエアロゾル送達装置500を提供するためにエアロゾル前駆体消耗品700を収容するように構成される。他の実施形態は異なっていてもよいが、図示の実施形態の制御ユニット600は、エアロゾル前駆体消耗品700の実質的に全長を収容するように構成される。図示の実施形態では、収容チャンバ612は、制御ユニット600によって画定される。しかしながら、他の実施形態では、収容チャンバは、部分的に制御ユニットによって画定され、部分的にハウジングパネルによって画定されてもよい。
【0122】
図示の実施形態では、ハウジングパネル800は、取り外し可能且つ交換可能であり、制御ユニット600の外面の一部を形成する。他の実施形態では、ハウジングパネルは、任意の数の面を有してもよい、図示の実施形態のハウジングパネル800は、3面ハウジングパネルである。図示の実施形態では、制御ユニット600はホルダを備え、ホルダは、点火可能な熱源(例えば、炭素系熱源)を介してエアロゾルを生成するように構成されたカートリッジを備えるエアロゾル前駆体消耗品700を収容するように構成される。例えば、或る実施形態では、熱源は、可燃性炭素質材料を組み込んだ可燃性燃料要素を備えてもよい。他の実施形態では、熱源は、可燃性炭素質材料以外の要素(例えば、粉末タバコもしくはタバコ抽出物などのタバコ成分、香味料、塩化ナトリウム、塩化カリウムおよび炭酸ナトリウムなどの塩、熱安定性グラファイト中空円筒形(例えば、チューブ)繊維、酸化鉄粉末、ガラスフィラメント、粉末炭酸カルシウム、アルミナ顆粒、アンモニア塩などのアンモニア源、ならびに/またはグアーガム、アルギン酸アンモニウムおよびアルギン酸ナトリウムなどのバインダ)を組み込んでもよい。他の実施形態では、熱源は、例えば複数の点火可能なビーズなどの複数の点火可能な物体を備えてもよい。他の実施形態では、熱源は、組成または相対含有量が上記のものと異なっていてもよい。例えば、或る実施形態では、グラファイトまたはグラフェンなどの異なる形態の炭素が熱源として使用されることができる。他の実施形態では、熱源は、増加したレベルの活性炭、異なる多孔度の炭素、異なる量の炭素、任意の上述した成分のブレンドなどを有してもよい。さらに他の実施形態では、熱源は、例えば、その点火時に熱を発生させるように構成された可燃性液化ガスなどの非炭素熱源を備えてもよい。例えば、或る実施形態では、液化ガスは、石油ガス(LPGまたはLPガス)、プロパン、プロピレン、ブチレン、ブタン、イソブテン、メチルプロパン、またはn-ブタンのうちの1つ以上を含有してもよい。さらに他の実施形態では、熱源は、化学反応ベースの熱源を備えてもよく、熱源の点火は、2つ以上の個々の成分の相互作用を具備する。例えば、化学反応に基づく熱源は、金属剤および活性化溶液を含有してもよく、金属剤と活性化溶液とが接触すると熱源が活性化される。化学ベースの熱源のいくつかの例は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Banerjeeらによる米国特許第7,290,549号明細書に見出すことができる。熱源の組み合わせも可能である。
【0123】
図示の実施形態では、エアロゾル前駆体消耗品700は、加熱端702および遠位端704を画定する。図示の実施形態の消耗品700は、熱源708を備える加熱部706と、基材材料712を含む基材部710と、熱源708および基材材料712の少なくとも一部を囲むように構成された外側ハウジング714とをさらに含む。図示の実施形態では、消耗品700は、略立方体の全体形状を有するが、様々な他の実施形態では、消耗品またはその構成要素のいずれかは、異なる形状を有してもよいことに留意されたい。例えば、或る実施形態では、消耗品(および/またはその構成要素のいずれか)は、略円筒形状を有してもよい。他の実施形態では、消耗品(および/またはその構成要素のいずれか)は、他の手持ち形状を有してもよい。本開示に適用可能とすることができる消耗品構成のいくつかの例は、2019年7月18日に出願された、Aerosol Delivery Device with Consumable Cartridgeと題する米国特許出願第16/515,637号明細書に見出すことができ、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0124】
或る実施形態では、熱源と基材材料との間にバリアが存在してもよい。或る実施形態では、そのようなバリアは、1つ以上の開口部を含み得るディスクを備えることができる。或る実施形態では、バリアは、金属材料(例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、真鍮、銅、銀、金、および青銅など)、またはグラファイト材料、またはセラミック材料、またはプラスチック材料、あるいはそれらの任意の組み合わせから構成されてもよい。或る実施形態では、バリアを備えても備えなくてもよい熱伝達構成要素が、熱源と基材材料との間に存在してもよい。熱伝達構成要素のいくつかの例は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、Hejaziらによる米国特許出願公開第2019/0281891号明細書に記載されている。或る実施形態では、バリアおよび/または熱伝達構成要素は、燃焼ガスが基材材料を通って引き込まれる(および/またはエアロゾルが引き込まれる空気通路を通って引き込まれる)のを防止または阻止することができる。
【0125】
様々な実施形態では、熱源は、様々な形態を有し得るが、図示された実施形態の熱源708は、ほぼ直方体形状を有する押出モノリス炭素質材料を備える。他の実施形態では、熱源は、様々な方法で構築されてもよいが、図示の実施形態では、熱源708は、粉砕または粉末化された炭素質材料を使用して押出または複合化され、乾燥重量基準で約0.5g/cmを超える、しばしば約0.7g/cmを超える、頻繁に約1g/cmを超える密度を有する。例えば、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Riggsらによる米国特許第5,551,451号明細書およびBorschkeらによる米国特許第7,836,897号明細書に記載されている燃料源構成要素、配合物および設計の種類を参照されたい。
【0126】
或る実施形態では、熱源は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Lobovskyによる米国特許第7,615,184号明細書に開示されている種類の発泡プロセスから形成された発泡炭素モノリスを備えてもよい。したがって、或る実施形態は、熱源を点火するのにかかる時間の短縮に関して利点を提供することができる。他の或る実施形態では、熱源は、断熱層(図示せず)と共押出されてもよく、それによって製造時間および費用を削減する。燃料要素の他の実施形態は、そのそれぞれが参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Brooksらによる米国特許第4,922,901号明細書に記載されている種類の炭素繊維、またはTakeuchiらによる米国特許出願公開第2009/0044818号明細書に開示されるような他の熱源実施形態を含む。デボス加工された熱源システムを含む熱源、方法、およびそのような熱源を含む喫煙品のさらなる例は、2018年2月22日に出願された、System for Debossing a Heat Generation Member,a Smoking Article Including the Debossed Heat Generation Member,and a Related Methodと題する米国特許出願第15/902,665号明細書に開示されており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0127】
一般に、熱源からエアロゾル化可能構成要素(ならびにユーザへの送達のために同様に提供される任意の香料、薬剤など)への熱の印加によって形成/揮発されたエアロゾルがマウスピースを介してユーザに送達可能であるように、熱源は、1つ以上のエアロゾル化可能構成要素を有するエアロゾル送達構成要素(例えば、基材部)の十分に近くに配置される。すなわち、熱源が基材構成要素を加熱すると、消費者による吸入に適した物理的形態でエアロゾルが形成、放出、または生成される。放出する(release)、放出している(releasing)、放出する(releases)、または放出される(released)という言及は、形成するまたは生成する(form or generate)、形成しているまたは生成している(forming or generating)、形成するまたは生成する(forms or generates)、および形成されるまたは生成される(formed or generated)を含むように、前述の用語は互換可能であることが意味されることに留意されたい。具体的には、吸入可能物質は、蒸気もしくはエアロゾルまたはそれらの混合物の形態で放出される。さらに、様々な喫煙品要素の選択は、本開示の背景技術の項に列挙された代表的な製品などの市販の電子喫煙品を考慮して理解される。
【0128】
図示の実施形態では、基材部710は、単一のセグメントを有する基材材料712を備えるが、他の実施形態では、基材部は、1つ以上の追加の基材材料セグメントを含んでもよい。例えば、或る実施形態では、エアロゾル送達装置は、対向する第1および第2の端部を有する第2の基材材料セグメント(図示せず)をさらに備えてもよい。様々な実施形態では、基材材料のうちの1つ以上は、エアロゾル前駆体組成物が関連付けられたタバコまたはタバコ関連材料を含んでもよい。他の実施形態では、セルロースパルプ材料などの非タバコ材料が使用されてもよい。他の実施形態では、非タバコ基材材料は、植物由来材料でなくてもよい。基材材料(および/または複数の基材材料)に使用するための他の可能な組成物、成分、および/または添加剤は、以下により詳細に記載される。以下の説明は、本明細書に記載の喫煙品(例えば、図示された実施形態の基材材料712など)で使用可能な任意の基材材料に適用可能であることに留意されたい。
【0129】
図示の実施形態では、熱源708の点火は、基材材料712に関連するエアロゾル前駆体組成物のエアロゾル化をもたらす。図示の実施形態では、エアロゾル通路は、ユーザによって制御ユニット600の吸い口に加えられる吸引に応答して、生成されたエアロゾルをそれを通して受容するように構成される。図示の実施形態では、吸い口(遠位端606に近接する)、または制御ユニット600の他の部分は、ユーザによって吸い口に加えられた吸引に応答してエアロゾルを受容するように構成されたフィルタを含んでもよい。様々な実施形態では、フィルタは、或る態様では、受容端とは反対側の制御ユニットの端部に近接して半径方向および/または長手方向に配置されたディスクとして提供されてもよい。このようにして、制御ユニット600の吸い口を吸引すると、フィルタは、制御ユニット600を通って流れるエアロゾルを受容してもよい。或る実施形態では、フィルタは、個別のセグメントを備えてもよい。例えば、或る実施形態は、フィルタリングを提供するセグメント、吸引抵抗を提供するセグメント、エアロゾルが冷却するための空間を提供する中空セグメント、他のフィルタセグメント、および上記の任意の1つまたは任意の組み合わせを含んでもよい。或る実施形態では、制御ユニットは、香味添加剤も提供し得るフィルタを含んでもよい。或る実施形態では、フィルタは、交換可能とし得る1つ以上のフィルタセグメントを含んでもよい。例えば、或る実施形態では、例えば、異なる吸引抵抗および/または異なる香味を提供するフィルタセグメントを含む、1つ以上のフィルタセグメントは、装置を用いたユーザの体験をカスタマイズするために交換可能であってもよい。香料を添加するように構成された香味添加材料および/または成分のいくつかの例は、そのそれぞれが、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、Hejaziによる米国特許出願公開第2019/0289909号明細書、2019年5月10日に出願され、Flavor Article for an Aerosol Delivery Deviceと題する米国特許出願第16/408,942号、および2019年3月14日に出願され、Aerosol Delivery Device Providing Flavor Controlと題する米国特許出願第16/353,556号に見出すことができる。
【0130】
好ましくは、基材材料の要素は、有意な程度まで熱分解(例えば、炭化、焼け焦げ、または燃焼)を受けず、エアロゾル化された成分は、フィルタ(存在する場合)を含む喫煙品を通ってユーザの口の中に引き込まれた空気中に同伴される。図示の実施形態の消耗品700では、基材材料712は、実質的に円筒形の部分にともに形成された複数のタバコビーズを具備する。しかしながら、様々な実施形態では、基材材料は、以下により詳細に説明されるように、様々な異なる組成物およびそれらの組み合わせを具備してもよい。
【0131】
様々な実施形態では、基材材料は、タバコ材料、非タバコ材料、またはそれらの組み合わせを含有してもよい。一実施形態では、例えば、基材材料は、カットフィラー形態の風味豊かな芳香タバコのブレンドを含有してもよい。別の実施形態では、基材材料は、その開示が、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる、Pryorらによる米国特許第4,807,809号明細書、Pryorらによる米国特許第4,889,143号明細書、およびRakerによる米国特許第5,025,814号明細書に記載されているような再構成タバコ材料を含有してもよい。さらに、再構成されたタバコ材料は、Chemical and Biological Studies on New Cigarette Prototypes that Heat Instead of Burn Tobacco,R.J.Reynolds Tobacco Company Monograph(1988年)に記載されている種類の紙巻きタバコ用の再構成されたタバコ紙を含んでもよく、その内容は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。例えば、再構成されたタバコ材料は、タバコおよび/またはタバコ関連材料を含むシート状材料を含んでもよい。したがって、或る実施形態では、基材材料は、再構成されたタバコ材料の巻かれたロールから形成されてもよい。別の実施形態では、基材材料は、再構成されたタバコ材料の細片、ストリップなどから形成されてもよい。別の実施形態では、タバコシートは、熱伝導成分を含む場合も含まない場合もある、重なり合う層(例えば、集められたウェブ)を備えてもよい。繊維状充填材、エアロゾル形成材料、および複数の熱伝導性構成要素によって形成された初期基材シートの一連の重なり合う層(例えば、ギャザーウェブ)を含む基材部の例は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Sebastianらによる米国特許出願公開第2019/0261685号明細書に記載されている。
【0132】
或る実施形態では、基材材料は、タバコ関連材料を有する複数のマイクロカプセル、ビーズ、顆粒などを含んでもよい。例えば、代表的なマイクロカプセルは、形状が一般に球形としてもよく、タバコ由来の抽出物および/または同様のものの液体中心領域を含む外側カバーまたはシェルを有してもよい。或る実施形態では、基材材料のうちの1つ以上は、それぞれ中空円筒形状に形成された複数のマイクロカプセルを含んでもよい。或る実施形態では、基材材料のうちの1つ以上は、中空円筒形状に形成された複数のマイクロカプセルの構造的形状および/または完全性を維持するように構成されたバインダ材料を含んでもよい。
【0133】
1つ以上の基材材料に使用されるタバコは、煙道硬化タバコ、バレー種タバコ、オリエンタルタバコ、メリーランドタバコ、ダークタバコ、ダークファイアタバコおよびルスティカタバコなどのタバコ、ならびに他の希少または特殊なタバコ、またはそれらのブレンドを含んでもよく、またはそれらに由来するものとしてもよい。様々な代表的なタバコの種類、加工された種類のタバコ、およびタバコのブレンドの種類は、Lawsonらによる米国特許第4,836,224号明細書、Perfettiらによる米国特許第4,924,888号明細書、Brownらによる米国特許第5,056,537号明細書、Brinkleyらによる米国特許第5,159,942号明細書、Gentryによる米国特許第5,220,930号明細書、Blakleyらによる米国特許第5,360,023号明細書、Shaferらによる米国特許第6,701,936号明細書、Dominguezらによる米国特許第6,730,832号明細書、Liらによる米国特許第7,011,096号明細書、Liらによる米国特許第7,017,585号明細書、Lawsonらによる米国特許第7,025,066号明細書、Perfettiらによる米国特許出願公開第2004/0255965号明細書、Beremanによる国際公開第02/37990号、およびBombickら,Fund.Appl.Toxicol.,39,p.11-17(1997年)に記載されており、その開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0134】
本開示のさらに他の実施形態では、基材材料は、タバコ、タバコ関連材料、グリセリン、水、および/またはバインダ材料を含有するか、またはそれらから本質的に構成される押出構造を含むことができるが、特定の配合物はバインダ材料を除外してもよい。様々な実施形態では、適切なバインダ材料は、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸プロピレングリコール、アルギン酸カリウム、およびアルギン酸ナトリウムなどのアルギン酸塩を含むことができる。アルギン酸塩、特に高粘度アルギン酸塩は、制御されたレベルの遊離カルシウムイオンと組み合わせて使用することができる。他の適切なバインダ材料は、Aqualon Co.からのKlucel Hなどのヒドロキシプロピルセルロース、The Dow Chemical Co.からのMethocel K4MSなどのヒドロキシプロピルメチルセルロース、Aqualon Co.からのNatrosol 250 MRCSなどのヒドロキシエチルセルロース、FMCからのAvicelなどの微結晶性セルロース、The Dow Chemical Co.からのMethocel A4Mなどのメチルセルロース、およびHercules Inc.からのCMC 7HFおよびCMC 7H4Fなどのナトリウムカルボキシメチルセルロースを含む。さらに他の可能なバインダ材料は、デンプン(例えば、トウモロコシ粉)、グアーガム、カラギーナン、ローカストビーンガム、ペクチンおよびキサンタンガムを含む。或る実施形態では、2つ以上のバインダ材料の組み合わせまたはブレンドが使用されてもよい。バインダ材料の他の例は、例えば、Jakobらによる米国特許第5,101,839号明細書、およびRakerらによる米国特許第4,924,887号明細書に記載されており、これらのそれぞれは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。或る実施形態では、エアロゾル形成材料は、バインダ材料(例えば、プロピレングリコールアルギネート)の一部として提供されてもよい。さらに、或る実施形態では、バインダ材料は、タバコまたは他のバイオマスに由来するナノセルロースを含有してもよい。
【0135】
或る実施形態では、基材材料は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Stoneらによる米国特許出願公開第2012/0042885号明細書に記載されているように、押し出された材料を含んでもよい。さらに別の実施形態では、基材材料は、マルマライズされたおよび/またはマルマライズされていないタバコから形成された押出構造および/または基材を含んでもよい。マルマライズされたタバコは、例えば、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Banerjeeらによる米国特許第5,105,831号明細書から知られている。マルマライズされたタバコは、粉末形態の約20~約50パーセント(重量で)のタバコブレンドと、グリセロール(約20~約30パーセントの重量で)、炭酸カルシウム(一般に約10~約60重量パーセントで、大抵の場合に約40~約60重量パーセントで)を、本明細書に記載のバインダおよび/または香味剤とともに含む。様々な実施形態では、押し出された材料は、1つ以上の長手方向の開口部を有してもよい。
【0136】
様々な実施形態では、基材材料は、そこで利用される様々な量の材料に基づいて、様々な構造を取り得る。例えば、サンプル基材材料は、最大約98重量%、最大約95重量%、または最大約90重量%のタバコおよび/またはタバコ関連材料を含有してもよい。サンプル基材材料はまた、最大約25重量%、約20重量%、または約15重量%の水、特に約2重量%~約25重量%、約5重量%~約20重量%、または約7重量%~約15重量%の水を含有してもよい。香味剤など(例えば、ニコチンなどの薬剤を含む)は、エアロゾル送達成分の最大約10重量%、最大約8重量%、または最大約5重量%を構成し得る。
【0137】
追加的にまたは代替的に、基材材料は、押出構造、ならびに/または、タバコ、グリセリン、水、および/またはバインダ材料を含むか、あるいはは本質的にそれらから構成される基材を含んでもよく、さらに、エアロゾル生成プロセス全体にわたってその構造を実質的に維持するように構成される。すなわち、基材材料は、エアロゾル生成プロセス全体を通してその形状を実質的に維持するように構成されてもよい(例えば、基材材料は、加えられた剪断応力下で継続的に変形しない)。そのような例示的な基材材料は、液体および/またはいくらかの水分含有量を含んでもよいが、基材は、エアロゾル生成プロセスを通して実質的に固体のままであってもよく、エアロゾル生成プロセスを通して構造的完全性を実質的に維持してもよい。実質的に固体の基材材料に適しているタバコおよび/またはタバコ関連材料の例は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Ademeらによる米国特許出願公開第2015/0157052号明細書、Searsらによる米国特許出願公開第2015/0335070号明細書、Whiteによる米国特許第6,204,287号明細書、およびHearnらによる米国特許第5,060,676号明細書に記載されている。
【0138】
或る実施形態では、喫煙品内で使用される基材材料の量は、物品が許容可能な感覚特性および感覚刺激特性、ならびに望ましい性能特性を示すような量であってもよい。例えば、或る実施形態では、多くの点でタバコの煙の外観に似ている目に見える主流エアロゾルの生成を提供するために、例えばグリセリンおよび/またはプロピレングリコールなどのエアロゾル前駆体組成物が基材材料内で使用されてもよい。例えば、喫煙品の基材材料に組み込まれるエアロゾル前駆体組成物の量は、約3.5グラム以下、約3グラム以下、約2.5グラム以下、約2グラム以下、約1.5グラム以下、約1グラム以下、または約0.5グラム以下の範囲としてもよい。
【0139】
別の実施形態によれば、本開示にかかる喫煙品は、例えばセラミック材料などの多孔質不活性材料を具備する基材材料を含んでもよい。例えば、或る実施形態では、様々な形状および幾何学的形状(例えば、ビーズ、ロッド、チューブなど)のセラミックが使用されてもよく、これらは様々な孔形態を有する。さらに、或る実施形態では、エアロゾル前駆体組成物などの非タバコ材料がセラミックに充填されてもよい。別の実施形態では、基材材料は、例えばタバコ由来抽出物などのタバコ関連材料と、化学的および/または物理的に実質的に反応しない多孔質不活性材料を含んでもよい。さらに、上述したような押出タバコは、多孔質であってもよい。例えば、或る実施形態では、押出タバコ材料は、押出プロセス中に発泡剤として作用する、例えば窒素などの不活性ガスを有してもよい。
【0140】
上述したように、様々な実施形態では、基材材料のうちの1つ以上は、エアロゾル前駆体組成物(例えば、保湿剤、例えば、プロピレングリコール、グリセリンなど、および/またはこれらに類似するもの)および/または少なくとも1つの香味剤、ならびに熱源による基材材料の点火、熱分解、燃焼、および/または焼け焦げを防止するのを助けるように構成された難燃剤(例えば、リン酸二アンモニウムおよび/または別の塩)を組み込むように処理、製造、製造、および/または処理されたタバコ由来材料、タバコ、および/またはタバコ成分を含んでもよい。タバコを喫煙品、特にそれらの喫煙品内の実質的に全てのタバコを意図的に燃焼させないように設計された喫煙品に組み込むための様々な方法および方法は、Brooksらによる米国特許第4,947,874号明細書、Cantrellらによる米国特許第7,647,932号明細書、Robinsonらによる米国特許第8,079,371号明細書、Banerjeeらによる米国特許第7,290,549号明細書、およびCrooksらによる米国特許出願公開第2007/0215167号明細書に記載されており、その開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0141】
上述したように、或る実施形態では、難燃材料および他の添加剤は、基材材料のうちの1つ以上に含まれてもよく、有機リン化合物、ホウ砂、水和アルミナ、グラファイト、トリポリリン酸カリウム、ジペンタエリスリトール、ペンタエリスリトールおよびポリオールを含んでもよい。窒素含有ホスホン酸塩、リン酸モノアンモニウム、ポリリン酸アンモニウム、臭化アンモニウム、ホウ酸アンモニウム、ホウ酸エタノールアンモニウム、スルファミン酸アンモニウム、ハロゲン化有機化合物、チオ尿素、および酸化アンチモンなどの他のものも適しているが、好ましい薬剤ではない。基材材料および/または他の構成要素(単独で、または互いにおよび/または他の材料と組み合わせて)で使用される難燃性、燃焼遅延性、および/または焦げ付き遅延性材料の各態様において、望ましい特性は、最も好ましくは、望ましくないガス放出または溶融タイプの動作なしで提供される。
【0142】
本開示の他の実施形態によれば、基材材料はまた、タバコ製品の製造に伝統的に使用されているタイプのタバコ添加物を組み込んでもよい。それらの添加剤は、葉巻、紙巻きタバコ、パイプなどの製造に使用されるタバコの香味および芳香を増強するために使用される種類の材料を含んでもよい。例えば、それらの添加剤は、様々な紙巻きタバコケーシングおよび/またはトップドレッシング成分を含んでもよい。例えば、Wochnowskiによる米国特許第3,419,015号明細書、Berndtらによる米国特許第4,054,145号明細書、Burcham,Jr.らによる米国特許第4,887,619号明細書、Watsonによる米国特許第5,022,416号明細書、Strangらによる米国特許第5,103,842号明細書、およびMartinによる米国特許第5,711,320号明細書を参照されたい。それらの開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。好ましいケーシング材料は、水、糖およびシロップ(例えば、スクロース、グルコースおよび高フルクトースコーンシロップ)、保湿剤(例えば、グリセリンまたはプロピレングリコール)、および香味剤(例えば、ココアおよび甘草)を含んでもよい。それらの追加された成分はまた、トップドレッシング材料(例えば、メントールなどの香味材料)を含んでもよい。例えば、Maysらによる米国特許第4,449,541号明細書を参照されたい。その開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。追加される可能性のあるさらなる材料は、Lawsonらによる米国特許第4,830,028号明細書およびMarshallらによる米国特許第8,186,360号明細書に開示されているものを含み、その開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0143】
或る実施形態では、基材材料は、エアロゾル前駆体組成物を含む液体および/またはエアロゾル前駆体組成物を含むゲルを含有してもよい。液体組成物のいくつかの例は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、Allerらによる米国特許出願公開第2020/0113239号明細書に見出すことができる。
【0144】
上述したように、様々な実施形態では、基材材料のうちの1つ以上は、それに関連するエアロゾル前駆体組成物を有してもよい。例えば、或る実施形態では、エアロゾル前駆体組成物は、多価アルコール(例えば、グリセリン、プロピレングリコール、またはそれらの混合物)などの1つ以上の異なる成分を含有してもよい。さらなるエアロゾル前駆体組成物の代表的なタイプは、Sensabaugh,Jr.らによる米国特許第4,793,365号明細書、Jakobらによる米国特許第5,101,839号明細書、Biggsらによる国際公開第98/57556号、およびChemical and Biological Studies on New Cigarette Prototypes that Heat Instead of Burn Tobacco,R.J.Reynolds Tobacco Company Monograph(1988年)に記載されており、その開示は、参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの態様では、基材材料は、それに十分な熱を加えると(そして必要に応じて空気で冷却すると)目に見えるエアロゾルを生成することができ、基材材料は、「煙のような」エアロゾルを生成することができる。他の態様では、基材材料は、実質的に見えないが、香味剤またはテクスチャなどの他の特性によって存在すると認識されるエアロゾルを生成することができる。したがって、生成されるエアロゾルの性質は、エアロゾル送達構成要素の特定の構成要素に応じて変えてもよい。基材材料は、タバコを燃焼させることによって生成される煙の化学的性質に対して化学的に単純なものとしてもよい。
【0145】
或る実施形態では、エアロゾル前駆体組成物は、様々な濃度で存在することができるニコチンを組み込んでもよい。ニコチンの供給源は、様々なものとしてもよく、エアロゾル前駆体組成物に組み込まれたニコチンは、単一の供給源または2つ以上の供給源の組み合わせに由来するものとしてもよい。例えば、或る実施形態では、エアロゾル前駆体組成物は、タバコ由来のニコチンを含んでもよい。他の実施形態では、エアロゾル前駆体組成物は、例えばナス科の植物を含む非タバコ植物源などの他の有機植物源に由来するニコチンを含んでもよい。他の実施形態では、エアロゾル前駆体組成物は、合成ニコチンを含んでもよい。或る実施形態では、エアロゾル前駆体組成物に組み込まれたニコチンは、ナス科の他のメンバーなどの非タバコ植物源に由来してもよい。エアロゾル前駆体組成物は、追加的または代替的に、植物成分(例えば、ラベンダー、ペパーミント、カモミール、バジル、ローズマリー、タイム、ユーカリ、生姜、大麻、朝鮮人参、マカおよびチサン)、刺激剤(例えば、カフェインおよびガラナ)、アミノ酸(例えば、タウリン、テアニン、フェニルアラニン、チロシンおよびトリプトファン)および/または医薬、栄養補助食品および薬用成分(例えば、ビタミン、例えばB6、B12およびCならびにカンナビノイド、例えばテトラヒドロカンナビノール(THC)およびカンナビジオール(CBD))を含むがこれらに限定されない他の活性成分を含んでもよい。エアロゾル前駆体組成物は、上記のいずれかの任意の成分、誘導体、または組み合わせを含んでもよいことに留意されたい。
【0146】
本明細書で述べるように、エアロゾル前駆体組成物は、1つ以上の植物またはその成分、誘導体もしくは抽出物を含有してもよく、またはそれらに由来してもよい。本明細書で使用される場合、「植物性」という用語は、限定されるものではないが、抽出物、葉、樹皮、繊維、茎、根、種子、花、果実、花粉、殻、さやなどを含む植物に由来する任意の材料を含む。あるいは、材料は、合成的に得られた植物に天然に存在する活性化合物を含有してもよい。材料は、液体、気体、固体、粉末、ダスト、破砕粒子、顆粒、ペレット、細片、ストリップ、シートなどの形態であってもよい。植物の例は、タバコ、ユーカリ、スターアニス、麻、ココア、大麻、フェンネル、レモングラス、ペパーミント、スペアミント、ルイボス、カモミール、亜麻、生姜、イチョウビロバ、ハシバミ、ハイビスカス、月桂樹、甘草(リコリス)、抹茶、マテ、オレンジスキン、パパイヤ、ローズ、セージ、緑茶または紅茶などの茶、タイム、クローブ、シナモン、コーヒー、アニス(アニス)、バジル、ベイリーフ、カルダモン、コリアンダー、クミン、ナツメグ、オレガノ、パプリカ、ローズマリー、サフラン、ラベンダー、レモンピール、ミント、ジュニパー、エルダーフラワー、バニラ、ウィンターグリーン、紫蘇、クルフマ科植物、ウコン、ビャクダン、シラントロ、ベルガモット、オレンジの花、ギンバイカ、カシス、バレリアン、ピメント、メース、ダミエン、マルジョラム、オリーブ、レモンバーム、レモンバジル、ニラ、ヒメウイキョウ、ベルベナ、タラゴン、ゼラニウム、クワ、朝鮮人参、テアニン、シアクリン、マカ、アシュワガンダ、ダミアナ、グアラナ、クロロフィル、バオバブまたはそれらの任意の組み合わせである。ミントは、以下のミント品種から選択されることができる:ハッカ属(Mentha Arventis)、ハッカ属(Mentha c.v.)、ハッカ属(Mentha niliaca)、ハッカ属(Mentha piperita)、ハッカ属(Mentha piperita citrata c.v.)、ハッカ属(Mentha piperita c.v.)、ハッカ属(Mentha spicata crispa)、ハッカ属(Mentha cardifolia)、ハッカ属(Mentha longifolia)、ハッカ属(Mentha suaveolens variegata)、ハッカ属(Mentha pulegium)、ハッカ属(Mentha spicata c.v.)およびハッカ属(Mentha suaveolens)。
【0147】
喫煙品の主流エアロゾルの感覚的または官能的特性または性質を変える多種多様なタイプの香味剤または材料が、使用されるのに適している場合がある。或る実施形態では、そのような香味剤は、タバコ以外の供給源から提供されてもよく、天然または人工の性質であってもよい。可能な香料、香味剤、および/または他の成分に関する上記の説明を参照するが、ここでは重複しない。
【0148】
図示の実施形態では、ハウジングパネル800は、スナップ嵌め係合を介して制御ユニット本体フレーム602と係合するが、他の実施形態では、ハウジングパネルは、様々な異なる方法で制御ユニット本体フレームと係合してもよい。上述したように、例は、これらに限定されるものではないが、ハウジングパネルおよび制御ユニット本体フレームの一方または双方に配置された摺動レール機構、ハウジングパネルと制御ユニット本体フレームとの間に形成された締まり嵌めまたは摩擦嵌め、ハウジングパネルが制御ユニット本体フレームをクリップ留めするように構成された機構、ハウジングパネルと制御ユニット本体フレームとの間の磁気接続などを含む。
【0149】
図2に示す実施形態では、収容チャンバ212は、制御ユニット200によって完全に画定される。しかしながら、他の実施形態では、ハウジングパネルは、収容チャンバの一部を画定してもよい。図5は、そのような実施形態の一例を示している。一般に、図示の実施形態は、制御ユニット1000と、取り外し可能なエアロゾル前駆体消耗品1100と、制御ユニット1000の外面の一部を形成するハウジングパネル1200とを備えるエアロゾル送達装置900を含む。図示の実施形態の取り外し可能なエアロゾル前駆体消耗品1100は、エアロゾル前駆体消耗品の一例を表すが、他の実施形態のエアロゾル前駆体消耗品は異なっていてもよい。図示の実施形態では、制御ユニット1000は、制御ユニット外壁1004、制御ユニット遠位端1006、および制御ユニット近位端1008を画定する本体フレーム1002を含む。図示の実施形態では、制御ユニット近位端1008は、収容チャンバ1012へのアクセスを提供する開口部1010を含む。図示の実施形態では、制御ユニット1000は、機能するエアロゾル送達装置900を提供するためにエアロゾル前駆体消耗品1100を収容するように構成される。図示の実施形態では、ハウジングパネル1200は、取り外し可能且つ交換可能であり、制御ユニット1000の外面の一部を形成する。図示の実施形態では、収容チャンバ1012は、制御ユニット1000によって部分的に画定され、ハウジングパネル1200によって部分的に画定される。このようにして、図示の実施形態のハウジングパネル1200が取り外されると、収容チャンバ1012の一部が露出される。他の実施形態では、ハウジングパネルは、任意の数の面を有することができるが、図示の実施形態のハウジングパネル1200は、3面ハウジングパネルである。図示の実施形態の制御ユニット1000および/またはエアロゾル前駆体消耗品1100は、図1および図2に関して上述した1つ以上の特徴を含んでもよく、ここでは重複しないことに留意されたい。
【0150】
図示の実施形態では、ハウジングパネル1200は、スナップ嵌め係合を介して制御ユニット本体フレーム1002と係合するが、他の実施形態では、ハウジングパネルは、様々な異なる方法で制御ユニット本体フレームと係合することができる。上述したように、例は、これらに限定されるものではないが、ハウジングパネルおよび制御ユニット本体フレームの一方または双方に配置された摺動レール機構、ハウジングパネルと制御ユニット本体フレームとの間に形成された締まり嵌めまたは摩擦嵌め、ハウジングパネルが制御ユニット本体フレームをクリップ留めするように構成された機構、ハウジングパネルと制御ユニット本体フレームとの間の磁気接続などを含む。
【0151】
1つ以上の実施形態では、本開示は、本明細書に記載されるような様々な構成要素を提供するキットを対象とすることができる。例えば、キットは、1つ以上のハウジングパネルを有する制御ユニット本体フレームを備えてもよい。キットは、1つ以上のハウジングパネルおよび1つ以上のエアロゾル前駆体消耗品を有する制御ユニット本体フレームをさらに備えてもよい。或る実施形態では、キットは、1つ以上のエアロゾル前駆体消耗品を備えた制御ユニット(組み立てられた、または1つ以上のハウジングパネルを有する制御ユニット本体フレーム)を備えてもよい。キットは、1つ以上の充電構成要素を有する制御ユニット(組み立てられた、または1つ以上のハウジングパネルを有する制御ユニット本体フレーム)をさらに備えてもよい。キットは、1つ以上のバッテリを有する制御ユニット(組み立てられた、または1つ以上のハウジングパネルを有する制御ユニット本体フレーム)をさらに備えてもよい。キットは、1つ以上のエアロゾル前駆体消耗品および1つ以上の充電構成要素および/または1つ以上のバッテリを備えた制御ユニット(組み立てられた、または1つ以上のハウジングパネルを有する制御ユニット本体フレーム)をさらに備えてもよい。さらなる実施形態では、キットは、複数のハウジングパネルを備えてもよい。キットは、複数のエアロゾル前駆体消耗品をさらに備えてもよい。キットは、複数のハウジングパネルおよび複数のエアロゾル前駆体消耗品をさらに備えてもよい。キットは、複数のエアロゾル前駆体消耗品ならびに1つ以上のバッテリおよび/または1つ以上の充電構成要素をさらに備えることができる。上記の実施形態では、エアロゾル前駆体消耗品または制御ユニット(組み立てられた、または1つ以上のハウジングパネルを有する制御ユニット本体フレーム)には、それらを含む噴霧器が設けられてもよい。本発明のキットは、さらに、さらなるキット構成要素の1つ以上を収容するケース(または他のパッケージング、運搬、または保管構成要素)を含むことができる。ケースは、再使用可能な固いまたは柔らかい容器とすることができる。さらに、ケースは、単なる箱または他のパッケージ構造とすることができる。
【0152】
本開示の多くの変更および他の実施形態が、前述の説明および関連する図面に示された教示の利益を有することを本開示が関する当業者が思い付くであろう。したがって、本開示は、本明細書に開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、変更および他の実施形態は、添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図されることを理解されたい。本明細書では特定の用語を使用しているが、それらは、一般的且つ説明的な意味でのみ使用され、限定のためではない。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】