IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ エシコン・インコーポレイテッドの特許一覧

特表2023-545884膨脹可能なバルーンを使用して、コア除去された組織又は穿孔された組織を封止するシステム及び方法
<>
  • 特表-膨脹可能なバルーンを使用して、コア除去された組織又は穿孔された組織を封止するシステム及び方法 図1
  • 特表-膨脹可能なバルーンを使用して、コア除去された組織又は穿孔された組織を封止するシステム及び方法 図2
  • 特表-膨脹可能なバルーンを使用して、コア除去された組織又は穿孔された組織を封止するシステム及び方法 図3
  • 特表-膨脹可能なバルーンを使用して、コア除去された組織又は穿孔された組織を封止するシステム及び方法 図4
  • 特表-膨脹可能なバルーンを使用して、コア除去された組織又は穿孔された組織を封止するシステム及び方法 図5
  • 特表-膨脹可能なバルーンを使用して、コア除去された組織又は穿孔された組織を封止するシステム及び方法 図6
  • 特表-膨脹可能なバルーンを使用して、コア除去された組織又は穿孔された組織を封止するシステム及び方法 図7
  • 特表-膨脹可能なバルーンを使用して、コア除去された組織又は穿孔された組織を封止するシステム及び方法 図8
  • 特表-膨脹可能なバルーンを使用して、コア除去された組織又は穿孔された組織を封止するシステム及び方法 図9
  • 特表-膨脹可能なバルーンを使用して、コア除去された組織又は穿孔された組織を封止するシステム及び方法 図10
  • 特表-膨脹可能なバルーンを使用して、コア除去された組織又は穿孔された組織を封止するシステム及び方法 図11
  • 特表-膨脹可能なバルーンを使用して、コア除去された組織又は穿孔された組織を封止するシステム及び方法 図12
  • 特表-膨脹可能なバルーンを使用して、コア除去された組織又は穿孔された組織を封止するシステム及び方法 図13
  • 特表-膨脹可能なバルーンを使用して、コア除去された組織又は穿孔された組織を封止するシステム及び方法 図14
  • 特表-膨脹可能なバルーンを使用して、コア除去された組織又は穿孔された組織を封止するシステム及び方法 図15
  • 特表-膨脹可能なバルーンを使用して、コア除去された組織又は穿孔された組織を封止するシステム及び方法 図16
  • 特表-膨脹可能なバルーンを使用して、コア除去された組織又は穿孔された組織を封止するシステム及び方法 図17
  • 特表-膨脹可能なバルーンを使用して、コア除去された組織又は穿孔された組織を封止するシステム及び方法 図18
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-01
(54)【発明の名称】膨脹可能なバルーンを使用して、コア除去された組織又は穿孔された組織を封止するシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/00 20060101AFI20231025BHJP
   A61M 25/10 20130101ALI20231025BHJP
   A61B 18/12 20060101ALI20231025BHJP
【FI】
A61B17/00
A61M25/10
A61B18/12
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022566611
(86)(22)【出願日】2021-04-29
(85)【翻訳文提出日】2022-12-26
(86)【国際出願番号】 IB2021053591
(87)【国際公開番号】W WO2021220223
(87)【国際公開日】2021-11-04
(31)【優先権主張番号】63/017,734
(32)【優先日】2020-04-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】512080321
【氏名又は名称】エシコン・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Ethicon, Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100122471
【弁理士】
【氏名又は名称】籾井 孝文
(72)【発明者】
【氏名】コーン, ウィリアム
(72)【発明者】
【氏名】ダグロウ, テリー
(72)【発明者】
【氏名】クーン, マシュー, ティー.
(72)【発明者】
【氏名】グエン, スティーブン
【テーマコード(参考)】
4C160
4C267
【Fターム(参考)】
4C160AA20
4C160KK70
4C267AA06
4C267CC21
(57)【要約】
組織部位を封止するシステム及び方法は、組織コアが標的部位から除去されることによって標的部位にコア空洞が作られるように、標的部位における組織をコア除去することと、標的部位の少なくとも一部を封止することとを含むことができる。
【選択図】図9A

【特許請求の範囲】
【請求項1】
組織空洞を封止する封止装置であって、
膨張可能なバルーンを組織空洞内に延在させるように構成されたバルーンカテーテルと、
前記膨張可能なバルーンと流体連通し、制御された半径まで前記バルーンを膨張させるために前記バルーンを流体で満たすように構成された流体源と、
を備える、封止装置。
【請求項2】
前記組織空洞は、肺内に形成される、請求項1に記載の封止装置。
【請求項3】
前記組織空洞は、測定可能な半径を有するコア除去された組織を含み、前記バルーンは、前記測定可能な半径に基づいて膨張される、請求項1に記載の封止装置。
【請求項4】
前記流体は、前記組織空洞の壁の少なくとも一部を融除するのに十分な温度を有する、請求項1に記載の封止装置。
【請求項5】
生体接着剤が前記バルーンの表面に配置され、前記バルーンが膨張したときに前記生体接着剤が前記空洞の壁に接触する、請求項1に記載の封止装置。
【請求項6】
前記バルーンは、前記空洞の壁の少なくとも一部にRFエネルギーを送達するように構成される、請求項1に記載の封止装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2020年4月30日に出願された米国特許出願第63/017,734号の優先権及び利益を主張する。この全体は引用することにより本明細書の一部をなす。
【背景技術】
【0002】
肺組織等の組織は、穿孔される場合がある、又は一部が除去される場合がある。組織の除去は、例えば肺からの組織検体のコア除去及び除去を伴う手術を含み得る。しかしながら、コア除去された組織又は穿孔された組織に関して問題が生じる場合がある。肺組織等のコア除去された組織又は穿孔された組織の管理には改善が必要である。
【発明の概要】
【0003】
コア除去後の出血の管理が望まれ得る、肺、肝臓、膵臓、又は胃腸(GI)管を含むがこれらに限定されない標的組織部位から組織のコアを除去することが望ましい場合がある。組織のコアは、コア除去装置に基づいた所定の(例えば、事前に規定された)形状(例えば、円柱状)及び寸法を有し得る。そのようなコア除去装置は、同じ又は実質的に同じ形状の組織コアを反復可能な方法でコア除去するために使用され得る。このようなコア除去は、切断された組織が事前に規定された形状又は寸法を有さない、例えばハサミ又は外科用メスを使用する他の組織除去とは区別され得る。
【0004】
コア除去されると、コア除去された組織を封止することが望ましい場合がある。本明細書において記載するように、例えば、コア除去作業自体によって引き起こされ得るコア部位での血液及び/又は流体の流れを封止するために、コア除去プロセス中に封止することが望ましい場合がある。付加的又は代替的に、組織のコア及び/又はコア除去装置が除去された後に封止することが望ましい場合がある。さらに、コア除去プロセス中に少なくとも1回、及び組織のコア及び/又はコア除去装置が除去された後に少なくとも1回、封止を行い得る。例証的な例として、望ましくない血液又は流体がコア除去部位に入ることを制限するために、コア除去プロセス中にコア除去部位を封止することができる。次いで、組織コアを除去した後にコア除去部位を封止し、望ましくない空気が肺等におけるコア除去部位を通って漏出することを制限することができる。様々な封止作業を使用することができる。
【0005】
組織を封止するシステム及び/又は方法が本明細書に記載される。コア除去部位における組織を封止する方法は、組織コアが標的部位から除去されることによって標的部位にコア空洞が作られるように、標的部位における組織をコア除去することを含むことができる。封止装置を標的部位に隣接して配置することができる。封止装置に標的部位におけるコア空洞の少なくとも一部を封止させることができる。封止装置は、標的部位から離隔させる(例えば、除去する、分離する等)ことができる。
【0006】
組織を封止するシステム及び/又は方法が本明細書に記載される。例示的な方法は、標的部位へのアクセスを提供するためにポートを配置することを含むことができる。例示的な方法は、ポートを介して固定装置を標的部位の表面に固定することを含むことができる。例示的な方法は、ポートを介して封止装置を標的部位に隣接して配置することを含むことができる。例示的な方法は、封止装置に標的部位を封止させることを含むことができる。例示的な方法は、充填材料を標的部位に隣接して配置することを含むことができる。封止装置は、標的部位からの充填材料の漏出を最小限に抑えることができる。
【0007】
組織を封止するシステム及び/又は方法が本明細書に記載される。例示的な方法は、肺が圧縮されている間に封止装置を肺の標的部位に隣接して配置することを含むことができる。例示的な方法は、封止装置に標的部位を封止させることを含むことができる。例示的な方法は、充填材料を標的部位に隣接して配置することを含むことができる。封止装置は、標的部位からの充填材料の漏出を最小限に抑えることができる。例示的な方法は、封止装置を標的部位から離隔させる(例えば、除去する、分離する等)ことを含むことができる。
【0008】
組織を封止するシステム及び/又は方法が本明細書に記載される。例示的な方法は、固定装置を標的部位の表面に固定することを含むことができる。例示的な方法は、固定によって封止装置を標的部位に隣接して配置することを含むことができる。例示的な方法は、封止装置に標的部位を封止させることを含むことができる。例示的な方法は、充填材料を標的部位に隣接して配置することを含むことができる。封止装置は、標的部位からの充填材料の漏出を最小限に抑えることができる。
【0009】
組織を封止するシステム及び/又は方法が本明細書に記載される。例示的な方法は、流体送達装置を肺の標的部位に配置することを含むことができる。例示的な方法は、充填材料を標的部位に配置することを含むことができる。例示的な方法は、流体送達装置を標的部位から離隔させる(例えば、除去する、分離する等)ことを含むことができる。
【0010】
以下の図面は、概して、本開示において議論される様々な例を、限定としてではなく例として示す。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】組織を封止する例示的なシステムの適用を示す図である。
図2】組織を封止する例示的なシステムの適用を示す図である。
図3】組織を封止する例示的な方法の流れ図である。
図4】組織を封止する例示的な方法の流れ図である。
図5】組織を封止する例示的な方法の流れ図である。
図6】組織を封止する例示的な方法の流れ図である。
図7】組織をコア除去及び封止する例示的な方法の流れ図である。
図8】A~Cは、組織を封止する例示的なシステムの適用を示す図である。
図9】AおよびBは、組織を封止する例示的なシステムの適用を示す図である。
図10】A~Cは、組織を封止する例示的なシステムの適用を示す図である。
図11】本開示の一実施形態に係る組織切除装置を示す図である。
図12図1の組織切除装置の断面図である。
図13】本開示の一実施形態に係る組織切除装置の断面図である。
図14】本開示の一実施形態に係る組織切除装置の断面図である。
図15】本開示の一実施形態に係る病変除去方法で使用することができる例示的なアンカーを示す図である。
図16】本開示の一実施形態に係る病変除去方法で使用するための一連の切開刃を示す図である。
図17】本開示の一実施形態に係る病変除去方法での使用に適した組織拡張器を示す図である。
図18】組織をコア除去及び封止する例示的な方法の流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本開示は、コア除去された組織、穿孔された組織、及び/又は除去された組織領域等の組織を治療するシステム及び方法に関する。他の組織及び部位は、開示のシステム及び方法から恩恵を得ることができる。
【0013】
本開示は、組織をコア除去し、組織コアを除去することによって作られたコア空洞を封止する方法及びシステムに関する。そのような方法は、コア空洞内に充填材料を配置することを含むことができる。方法は、コア空洞を画定する壁等のコア空洞の一部に圧力を印加することを含むことができる。方法は、コア空洞を画定する壁等のコア空洞の一部を融除することを含むことができる。方法は、縫合糸、ステープリング装置、超音波組織封止装置、双極高周波封止装置、又はこれらの任意の組み合わせ等の空洞閉鎖装置に組織空洞を閉鎖させることを含むことができる。方法は、組織空洞を閉鎖するために、組織移植片、止血パッチ、フィブリン若しくはトロンビン等の止血剤、Dermabond(商標)等の生体接着材料、又はこれらの任意の組み合わせ等の空洞封止材料を配置することを含むことができる。
【0014】
方法は、1)固定装置を組織空洞内に配置することと、2)組織アクセス口を組織空洞内に配置することと、3)組織封止装置を組織空洞内に配置すること(組織アクセス口あり又はなし、固定装置からの誘導あり又はなし)と、4)組織封止装置に組織空洞の少なくとも一部を封止させることと、5)組織空洞内に充填材料を導入すること(充填材料送達装置あり又はなし、組織空洞内に組織封止装置を配置することを先に行うことがあり又はなし、組織空洞の少なくとも一部を封止した後に組織封止装置を除去することがあり又はなし、組織アクセス口があり又はなし)と、6)空洞封止材料を組織空洞に隣接して配置すること(組織空洞内に組織封止装置を配置することを先に行うことがあり又はなし、組織空洞の少なくとも一部を封止した後に組織封止装置を除去することがあり又はなし、組織空洞内に充填材料を導入することを先に行うことがあり又はなし)と、7)空洞閉鎖装置を組織に隣接して配置することと、8)空洞閉鎖装置に組織空洞を閉鎖させること(上記のステップの任意の組み合わせ又は順列を先に行うことがあり又はなし)とを、任意の組み合わせ又は順列で含むことができる。本明細書に記載されるように、方法は、様々な標的部位における組織をコア除去及び/又は封止するために使用することができる。例示として肺が使用されているが、そのように限定されるべきではなく、他の標的部位が穿刺され、又は積極的にコア除去され、開示された封止方法から恩恵を受けることができる。
【0015】
本開示は、封止及び気漏閉鎖(pneumostasis)を提供するために使用することができる、自己血等の充填材料をコア部位に送達する方法に関する。一例として、組織検体がコア除去されて肺から除去されると、コア部位を封止して気漏閉鎖を提供する必要があり得る。更なる例として、気漏閉鎖は、組織除去と同じ手術セッションにおいて達成することができる。
【0016】
本明細書においては一例として自己血について記載するが、他の充填材料及び添加剤を使用することができる。例えば、吸収性ゼラチンフォーム(例えば、SURGIFOAM(商標))、生物学的酸化再生セルロース(ORC)、フィブリン/トロンビンスプレー等の止血補助剤である。更なる例として、患者は、血液が正常に凝固しない血友病という稀な疾患を患っている場合がある。他の患者は、血液凝固の形成を阻害する可能性のある抗凝血薬を服用している場合がある。そのような患者の場合、コア除去された空洞を封止するために、トロンビン及び/又はフィブリノーゲンを自己血サンプルに添加して、血塊形成を補助することができる。反応性ポリエチレングリコール(PEG)、硫酸アンモニウム、エタノール、塩化カルシウム、又は塩化マグネシウムを血液サンプルに加えて、血塊形成を補助することもできる。コア除去された空洞を封止するために使用される血液の別の供給源は、他の人又は血液バンクからの献血である。献血は、上記のように凝固剤の有無に関わらず使用することができる。
【0017】
組織を封止するシステム及び/又は方法が本明細書に記載される。例示的な方法は、標的部位へのアクセスを提供するためにポートを配置することを含むことができる。標的部位は、生体組織を含むことができる。標的部位は、肺の組織を含むことができる。標的部位は、コア除去された組織を含むことができる。標的部位は、穿孔された組織を含むことができる。他の部位は、開示の方法から恩恵を得ることができる。
【0018】
例示的な方法は、固定装置を(例えば、ポートを介して)標的部位の表面に固定することを含むことができる。固定することは、装置を肺に固定する任意の適した構造によって行うことができる。例示的な方法は、封止装置を(例えば、ポートを介して)標的部位に隣接して配置することを含むことができる。例示的な方法は、固定装置をガイドとして使用して、封止装置を標的部位に隣接して配置することを含むことができる。封止装置は、膨張可能なバルーンを備えることができる。封止装置は、組織を融除して封止するように構成された高周波(RF)電極のアレイを備えた膨張可能なバルーンを備えることができる。封止装置は、熱流体を使用して組織を封止するように構成された膨張可能なバルーンを備えることができる。封止装置は、膨張可能なバルーンカテーテルを備えることができる。封止装置は、組織を融除して封止するように構成されたRF電極のアレイを備えたアクセスポートを備えることができる。封止装置は、少なくとも1つのマイクロ波アブレーションプローブを備えることができる。
【0019】
例示的な方法は、封止装置に標的部位を封止させることを含むことができる。封止装置に標的部位を封止させることは、封止装置の少なくとも一部を標的部位の一部に当接させることを含むことができる。例示的な方法は、充填材料を標的部位に隣接して配置することを含むことができる。例示的な方法は、カテーテル等の充填材料送達装置を介して充填材料を標的部位に隣接して配置することを含むことができる。充填材料は、自己血、献血、再循環血液、フィブリン及び/又はトロンビン等の止血補助剤、Dermabond(商標)、ORC、吸収性ゼラチン等の生体組織接着剤、又はそれらの任意の組み合わせを含むことができる。充填材料は、気漏閉鎖を促進することができる。充填材料は、更に止血を促進することができる。他の材料を使用することができる。封止装置は、標的部位からの充填材料の漏出を最小限に抑えることができる。
【0020】
例証的な例として、標的部位は、肺の少なくとも一部を含むことができる。封止装置を標的部位に隣接して配置する前に肺を圧縮させることができる。封止装置が標的部位を封止している間に肺を換気することができる。封止装置は、充填材料が配置された後に標的部位から離隔させる(例えば、除去する、分離する等)ことができる。
【0021】
封止するシステム及び/又は方法が本明細書に記載される。例示的な方法は、封止装置を肺の標的部位に隣接して配置することを含むことができる。封止装置は、肺が圧縮されている間に標的部位に隣接して配置することができる。しかし、肺は換気することができる。例示的な方法は、封止装置に標的部位を封止させることを含むことができる。例示的な方法は、固定装置をガイドとして使用して、封止装置を標的部位に隣接して配置することを含むことができる。封止装置は、膨張可能なバルーンを備えることができる。封止装置は、組織を融除して封止するように構成されたRF電極のアレイを備えた膨張可能なバルーンを備えることができる。封止装置は、熱流体を使用して組織を封止するように構成された膨張可能なバルーンを備えることができる。封止装置は、膨張可能なバルーンカテーテルを備えることができる。封止装置は、組織を融除して封止するように構成されたRF電極のアレイを備えたアクセスポートを備えることができる。封止装置は、少なくとも1つのマイクロ波アブレーションプローブを備えることができる。例示的な方法は、充填材料を標的部位に隣接して配置することを含むことができる。例示的な方法は、カテーテル等の充填材料送達装置を介して充填材料を標的部位に隣接して配置することを含むことができる。充填材料は、自己血、献血、再循環血液、フィブリン、トロンビン等の止血補助剤、Dermabond(商標)、ORC、吸収性ゼラチン等の生体組織接着剤、又はそれらの任意の組み合わせを含むことができる。充填材料は、気漏閉鎖を促進することができる。充填材料は、更に止血を促進することができる。他の材料を使用することができる。封止装置は、標的部位からの充填材料の漏出を最小限に抑えることができる。
【0022】
封止するシステム及び/又は方法が本明細書に記載される。例示的な方法は、流体送達装置を肺の標的部位に配置することを含むことができる。封止装置は、肺が圧縮されている間に標的部位に隣接して配置することができる。封止装置は、肺を換気している間に標的部位に隣接して配置することができる。例示的な方法は、充填材料を標的部位に配置することを含むことができる。例示的な方法は、封止装置を標的部位から離隔させる(例えば、除去する、分離する等)ことを含むことができる。
【0023】
封止装置は、膨張可能なバルーンを備えることができる。封止装置は、組織を融除して封止するように構成されたRF電極のアレイを備えた膨張可能なバルーンを備えることができる。封止装置は、熱流体を使用して組織を封止するように構成された膨張可能なバルーンを備えることができる。封止装置は、膨張可能なバルーンカテーテルを備えることができる。封止装置は、組織を融除して封止するように構成されたRF電極のアレイを備えたアクセスポートを備えることができる。封止装置は、少なくとも1つのマイクロ波アブレーションプローブを備えることができる。本明細書に記載のシステム及び/又は方法は、凝固した血液によって封止を提供して、気漏閉鎖を達成することができる。例示的な方法は、充填材料を標的部位に隣接して配置することを含むことができる。例示的な方法は、カテーテル等の充填材料送達装置を介して充填材料を標的部位に隣接して配置することを含むことができる。充填材料は、自己血、献血、再循環血液、フィブリン、トロンビン等の止血補助剤、Dermabond(商標)、ORC、吸収性ゼラチン等の生体組織接着剤、又はそれらの任意の組み合わせを含むことができる。充填材料は、気漏閉鎖を促進することができる。充填材料は、更に止血を促進することができる。他の材料を使用することができる。封止装置は、標的部位からの充填材料の漏出を最小限に抑えることができる。
【0024】
標的部位は、空洞を含むことができる。空洞は、例えば封止後に閉鎖することができる。空洞を閉鎖することは、Dermabond(商標)、組織移植片、止血封止パッチ、ステープル閉鎖、縫合糸等の生体組織接着剤を使用することを含むことができる。
【0025】
図1は、システム100を示す。システム100は、例えば体の一部へのチャネルを介したアクセスを提供するように構成された胸部ポート102等のポートを備えることができる。様々なチャネル又はポートを身体の全体に使用することができ、胸部ポート102が非限定的な例として示されていることを理解されたい。例証的な例として、患者の肺110へのアクセスを提供するために肋骨106に隣接して配置された胸部ポート102が示されている。しかしながら、他の部位が使用されてもよく、胸部ポート102(又は他のポート)が不要な場合がある。固定装置104は、肺110等の組織に固定することができる。例示的な固定装置を例証のために図15に示す。しかし、標的部位112に固定するための任意の適した装置を使用することができる。図示のように、固定装置104は、胸部ポート102を介して胸膜108を通って延在し、肺110内の組織に固定する。固定装置104は、標的部位112において組織に固定(例えば、解放可能に結合)することができる。標的部位112は、肺組織の一部がコア除去、穿孔、又は除去されたコア部位を含むことができる。固定装置104は、肺が膨張している間に標的部位112に配置することができる。しかしながら、肺が圧縮されている間に他のプロセスを実施することができる。
【0026】
図2は、例示的な封止装置200の適用を示す。封止装置200は、膨張可能なバルーン202を備えることができる。他の封止機構を使用することができる。封止装置200は、バルーンカテーテルを備えることができる、及び/又はバルーンカテーテルと接触することができる。バルーンカテーテルは、シングルルーメンバルーンカテーテルとすることができる。バルーンカテーテルは、マルチルーメンバルーンカテーテルとすることができる。封止装置200は、標的部位112に隣接して配置することができる。したがって、封止装置200は、標的部位112を封止して、標的部位112からの流体又は材料の流出を最小限に抑えることができる。一例として、充填材料204は、標的部位112に配置することができ、封止装置200によって標的部位112内に封止することができる。例証的な例として、膨張可能なバルーン202は、肺110が動く(例えば、膨張及び収縮する)間、封止を提供することができる。封止装置200は、肺110が膨張又は圧縮したときに実施することができる。
【0027】
図3は、例示的な方法300の流れ図を示す。302において、標的部位へのアクセスを提供するためにポートを配置することができる。標的部位へのアクセスを提供するために、ポート(例えば、胸部ポート102(図1))を配置することができる。ユーザーは、標的部位へのアクセスを提供するためにポートを配置することができる。標的部位は、生体組織を含むことができる。標的部位は、肺の組織を含むことができる。標的部位は、コア除去された組織を含むことができる。標的部位は、穿孔された組織を含むことができる。標的部位は、肺の少なくとも一部を含むことができる。
【0028】
304において、固定装置を標的部位の表面に固定することができる。一例として、ユーザーは、ポートを介して固定装置を標的部位の表面に固定することができる。
【0029】
306において、例えばポートを介して封止装置を標的部位に隣接して配置することができる。封止装置は、膨張可能なバルーンを備えることができる。封止装置は、膨張可能なバルーンカテーテルを備えることができる。封止装置を標的部位に隣接して配置する前に肺を圧縮させることができる。封止装置が標的部位を封止している間に肺を換気することができる。
【0030】
308において、封止装置に標的部位を封止させることができる。封止装置に標的部位を封止させることは、封止装置の少なくとも一部を標的部位の一部に当接させることを含むことができる。
【0031】
310において、充填材料を標的部位に隣接して配置することができる。封止装置は、標的部位からの充填材料の漏出を最小限に抑えることができる。充填材料は、気漏閉鎖を促進することができる。充填材料は、自己血を含むことができる。封止装置は、充填材料が配置された後に標的部位から離隔させる(例えば、除去する、分離する等)ことができる。
【0032】
図4は、例示的な方法400の流れ図を示す。402において、肺が圧縮されている間に封止装置を肺の標的部位に隣接して配置することができる。標的部位は、肺の組織を含むことができる。標的部位は、コア除去された組織を含むことができる。標的部位は、穿孔された組織を含むことができる。封止装置は、膨張可能なバルーンを備えることができる。封止装置は、膨張可能なバルーンカテーテルを備えることができる。
【0033】
404において、封止装置に標的部位を封止させることができる。封止装置に標的部位を封止させることは、封止装置の少なくとも一部を標的部位の一部に当接させることを含むことができる。
【0034】
406において、充填材料を標的部位に隣接して配置することができる。封止装置は、標的部位からの充填材料の漏出を最小限に抑えることができる。充填材料は、気漏閉鎖を促進することができる。充填材料は、自己血を含むことができる。408において、封止装置は、標的部位から離隔させる(例えば、除去する、分離する等)ことができる。
【0035】
図5は、例示的な方法500の流れ図を示す。502において、固定装置を標的部位の表面に固定することができる。標的部位は、生体組織を含むことができる。標的部位は、肺の組織を含むことができる。標的部位は、コア除去された組織を含むことができる。標的部位は、穿孔された組織を含むことができる。標的部位は、肺の少なくとも一部を含むことができる。
【0036】
504において、固定によって封止装置を標的部位に隣接して配置することができる。封止装置は、膨張可能なバルーンを備えることができる。封止装置は、膨張可能なバルーンカテーテルを備えることができる。封止装置を標的部位に隣接して配置する前に肺を圧縮させることができる。
【0037】
506において、封止装置に標的部位を封止させることができる。封止装置に標的部位を封止させることは、封止装置の少なくとも一部を標的部位の一部に当接させることを含むことができる。封止装置が標的部位を封止している間に肺を換気することができる。
【0038】
508において、充填材料を標的部位に隣接して配置することができる。封止装置は、標的部位からの充填材料の漏出を最小限に抑えることができる。充填材料は、気漏閉鎖を促進することができる。充填材料は、自己血を含むことができる。封止装置は、充填材料が配置された後に標的部位から離隔させる(例えば、除去する、分離する等)ことができる。
【0039】
図6は、例示的な方法600の流れ図を示す。602において、流体送達装置は、肺が圧縮されている間に、肺の標的部位に隣接して、又はその中に配置することができる。標的部位は、生体組織を含むことができる。標的部位は、肺の組織を含むことができる。標的部位は、コア除去された組織を含むことができる。標的部位は、穿孔された組織を含むことができる。標的部位は、肺の少なくとも一部を含むことができる。
【0040】
604において、充填材料を標的部位に配置することができる。充填材料は、気漏閉鎖を促進することができる。充填材料は、自己血を含むことができる。
【0041】
606において、流体送達装置は、標的部位から離隔させる(例えば、除去する、分離する等)ことができる。流体送達装置を標的部位に隣接して配置する前に肺を圧縮させることができる。
【0042】
図7は、例示的な方法の流れ図を示す。702において、組織コアが標的部位から除去され、それによって標的部位にコア空洞が作られるように、標的部位の組織をコア除去することができる。標的部位の組織をコア除去することは、組織を離断することと、封止することとを含むことができる。標的部位の組織をコア除去することは、標的組織部位に隣接して組織コア除去装置を配置することを含むことができる。組織コア除去装置は、螺旋コイルを備えた第1のクランプ要素、第1のクランプ要素の少なくとも一部に対向するように位置決めされる第2のクランプ要素、組織を封止するための高周波エネルギーの送達を行うように構成された第1の電極及び第2の電極、及び/又は封止された組織の少なくとも一部の離断を行うように構成された切断要素を備えることができる。他の装置を使用することもできる。
【0043】
標的部位における組織をコア除去することは、組織コア除去装置を使用して組織コアを形成することを含むことができる。標的部位は、例えば、肺等の組織部位とすることができる。704において、封止装置を標的部位に隣接して配置することができる。封止装置は、膨張可能なバルーンを備えることができる。封止装置は、膨張可能なバルーンカテーテルを備えることができる。706において、封止装置に標的部位におけるコア空洞の少なくとも一部を封止させることができる。封止手順の例が本明細書に記載されており、例えば、充填材料、融除、機械的圧力、エネルギー放出(例えば、RFエネルギー)、及びその他を含む。封止装置に標的部位におけるコア空洞の少なくとも一部を封止させることは、コア空洞を画定する壁に封止装置の少なくとも一部を当接させることを含むことができる。封止装置に標的部位におけるコア空洞の少なくとも一部を封止させることは、コア空洞を画定する壁を融除することを含むことができる。封止装置に標的部位におけるコア空洞の少なくとも一部を封止させることは、コア空洞を画定する壁に圧力を印加することを含むことができる。方法700は、充填材料をコア空洞内に配置することを更に含むことができ、封止装置は、コア空洞からの充填材料の漏出を最小限に抑える。充填材料は、自己血を含むことができる。一例として、標的部位は、肺の少なくとも一部を含むことができ、本方法は、封止装置を標的部位に隣接して配置する前に肺を圧縮させることを更に含むことができる。更なる例として、標的部位は、肺の少なくとも一部を含むことができ、方法700は、封止装置が標的部位を封止している間に肺を換気することを更に含むことができる。708において、封止装置は、標的部位から離隔させる(例えば、除去する、分離する等)ことができる。
【0044】
本開示の方法のうちの1つ以上を実施する例示的なシステムは、誘導アンカーを備えることができる。例示的なシステムは、シングルルーメンバルーンカテーテルを備えることができる。例示的なシステムは、マルチルーメンバルーンカテーテルを備えることができる。例示的なシステムは、コア除去装置を備えることができる。コア除去装置によるコア除去の後、図1に示されるように、コア除去された部位へのアクセスを確保するためにアンカーを組織空洞内に導入することができる。胸部ポートを取り外すことができ、肺を圧縮させることができる。バルーンカテーテルをアンカーに挿入することができる。バルーンカテーテルが胸腔に入ると、バルーンカテーテルを膨張させることができる。膨張したバルーンカテーテルを前方に動かし、肺組織に僅かに押し付けることができる。膨張したバルーンカテーテルを通して自己血をコア部位に注入することができる。膨張したバルーンカテーテル及び自己血は、図2に示すように、コア部位において血液を凝固させるために、所定の時間(例えば、1分間等)にわたって適所に保持することができる。肺の換気を再開することができる。膨張したバルーンカテーテルは、肺との接触を維持しながら肺と共に上下させることができ、血液をコア部位に保持して更なる凝固を促進することができる。バルーンカテーテルは収縮することができる。バルーンカテーテル及びアンカーは、所定の時間(例えば、3分等)後に除去することができる。自己血は、コア部位において凝固して、気漏閉鎖を提供することができる。
【0045】
一実施形態において、アンカー及び/又はバルーンカテーテルを使用して、肺が圧縮された状態でコア部位に自己血を堆積させることができる。アンカー及び/又はバルーンカテーテルは、自己血が送達された直後に除去することができる。血液は、肺の換気を再開する前の所定の時間(例えば、5分等)に適所で凝固させることができる。
【0046】
例示的なシステムは、自己血をコア部位に送達させることができる。他の充填材料を使用することができる。
【0047】
例示的なシステムは、凝固した血液が封止を提供して、気漏閉鎖を達成することを可能にすることができる。
【0048】
図8A図8Cは、例示的な適用を示す。図示のように、標的部位がくり抜かれ、組織コアが除去されると、空洞の組織壁を融除する必要があり得る。そのため、以下のアブレーション方法を使用することができる。例えば、回転アブレーションプローブを使用することができる。図8Aは、組織810内のくり抜かれた空洞812を示しており、空洞シース802が適所にあり、空洞を開いたままとしている。次いで、図8Bに示されるように、回転プローブ800が空洞シース内に挿入される。プローブ800は、エネルギーヘッドのアレイ又は連続エネルギーストリップ等のエネルギー源を備えることができる。エネルギーは、マイクロ波、RF、その他の出力形態とすることができる。プローブ800が適所に配置されると、空洞シース802は適所に留まるか、又は除去することができる。次いで、プローブ/エネルギーヘッドを回転させながらエネルギーを印加し、図8Cに示すように空洞の壁及び底部組織810に半径方向に連続的なアブレーションを印加する。
【0049】
図9A及び図9Bは、例示的な適用を示す。図示のように、熱バルーンカテーテルを使用することができる。例えば、バルーンカテーテル900は、組織910内に形成された空洞912内に配置することができ、空洞シースは、図9Aに示されるように、融除を必要とする空洞912を露出させるために除去することができる。次いで、バルーン900は、図9Bに示されるように、空洞壁組織910を融除するために、熱流体又は熱空気/ガスで膨張させることができる。
【0050】
図8及び図9は、例証的な例を示しているが、組織を封止するために、アブレーション又はエネルギー放出の他の方法を使用することができる。例えば、成形メッシュカテーテルを使用することができる。したがって、圧縮されたメッシュ形状を有するカテーテルを空洞内に挿入することができ、空洞シースが除去される。次いで、メッシュを拡張することができ、吸引を印加して組織を引っ張ってメッシュと接触させることができる。次いで、エネルギー、例えばRFエネルギーを印加して、空洞組織壁を融除することができる。
【0051】
図10A図10Cは、例示的な適用を示す。図示のように、標的部位がくり抜かれ、組織コアが除去されると、空洞の切断された組織壁を封止する必要があり得る。したがって、以下の例示的な手順を使用することができる。装置1000は、流体導管1001と、膨張可能な吸収性バルーン1002とを備えることができる。図10A及び図10Bに示されるように、バルーン1002は、コア除去の後にコア除去された空洞の組織に対して封止する吸収性生体接着剤で外側を被覆することができる。収縮したバルーン1002が所望の位置に配置され得ると、バルーン1002は、例えば流体導管1001を介して、CO(又は他の流体)で膨張することができ、生体接着剤をコア除去された空洞の組織壁に押し付けて、空気漏れを防ぐ封止を達成することができる。COで満たされたバルーン1002は、適切な圧力まで加圧することができ、図10Cに示されるように、コア除去された空洞内に残すことができる。
【0052】
様々な方法、装置、及びシステムを使用して、組織をコア除去又は除去することができる。
【0053】
組織病変を除去する方法は、組織切除装置を標的組織部位に導入することと、組織切除装置に標的組織部位から組織のコアを切除させることと、身体から組織のコアを除去することとを含むことができる。組織のコアは、組織病変の少なくとも一部を含むことができる。方法は、標的組織部位にコア空洞を作ることを更に含むことができる。方法は、スリーブをコア空洞内に挿入することを更に含むことができる。方法は、コア空洞を通して高周波エネルギーを送達することを更に含むことができる。方法は、コア空洞を通して化学療法を送達することを更に含むことができる。方法は、コア空洞を通してマイクロ波放射を送達することを更に含むことができる。方法は、コア空洞を通して熱エネルギーを送達することを更に含むことができる。方法は、コア空洞を通して超音波エネルギーを送達することを更に含むことができる。組織切除装置は、高周波エネルギーの送達を行うように構成することができる。組織切除装置は、機械的離断を行うように構成することができる。組織切除装置は、機械的圧縮及び高周波エネルギーの送達を含むことができる。方法は、標的組織部位から組織のコアを切断することを更に含むことができる。一例として、組織のコアの切断を行う手段は、機械的離断を含むことができる。更なる例として、組織のコアの切断を行う手段は、高周波エネルギーの送達を含むことができる。組織のコアの切断を行う手段は、機械的圧縮及び高周波エネルギーの送達を含むことができる。組織のコアの切断を行う手段は、通電ワイヤによる離断を含むことができる。他の装置を使用することもできる。
【0054】
組織のコアを除去する方法は、組織切除装置を標的組織部位に導入することと、組織切除装置に標的組織部位から組織のコアを切除させることと、身体から組織のコアを除去することとを含むことができる。方法は、標的組織部位にコア空洞を作ることを更に含むことができる。方法は、スリーブをコア空洞内に挿入することを更に含むことができる。方法は、コア空洞を通して高周波エネルギーを送達することを更に含むことができる。方法は、コア空洞を通して化学療法を送達することを更に含むことができる。方法は、コア空洞を通してマイクロ波放射を送達することを更に含むことができる。方法は、コア空洞を通して熱エネルギーを送達することを更に含むことができる。方法は、コア空洞を通して超音波エネルギーを送達することを更に含むことができる。組織切除装置は、高周波エネルギーの送達を行うように構成することができる。組織切除装置は、機械的離断を行うように構成することができる。組織切除装置は、機械的圧縮及び高周波エネルギーの送達を行うように構成することができる。方法は、標的組織部位から組織のコアを切断することを更に含むことができる。組織のコアの切断を行う手段は、機械的離断を含むことができる。組織のコアの切断を行う手段は、高周波エネルギーの送達を含むことができる。組織のコアの切断を行う手段は、機械的圧縮及び高周波エネルギーの送達を含むことができる。組織のコアの切断を行う手段は、通電ワイヤによる離断を含むことができる。
【0055】
組織のコアを除去する方法は、組織切除装置を標的組織部位に導入することを含むことができる。組織切除装置は、螺旋コイル及び第1の電極を備える第1のクランプ要素、又は第2の電極を備える第2のクランプ要素のうちの1つ以上を備えることができる。第2のクランプ要素が含まれる場合、第2のクランプ要素は、第1のクランプ要素の少なくとも一部に対向するように位置決めすることができる。本方法は、組織切除装置に標的組織部位から組織のコアを切除させることと、身体から組織のコアを除去することとを更に含むことができる。方法は、標的組織部位にコア空洞を作ることを更に含むことができる。方法は、スリーブをコア空洞内に挿入することを更に含むことができる。方法は、コア空洞を通して高周波エネルギーを送達することを更に含むことができる。方法は、コア空洞を通して化学療法を送達することを更に含むことができる。方法は、コア空洞を通してマイクロ波放射を送達することを更に含むことができる。方法は、コア空洞を通して熱エネルギーを送達することを更に含むことができる。方法は、コア空洞を通して超音波エネルギーを送達することを更に含むことができる。組織切除装置は、組織のコアを切除するように構成することができ、高周波エネルギーの送達を含む。組織切除装置は、組織のコアを切除するように構成することができ、機械的離断を含む。組織切除装置は、組織のコアを切除するように構成することができ、機械的圧縮及び高周波エネルギーの送達を含む。方法は、標的組織部位から組織のコアを切断することを更に含むことができる。組織のコアの切断を行う手段は、機械的離断を含むことができる。組織のコアの切断を行う手段は、高周波エネルギーの送達を含むことができる。組織のコアの切断を行う手段は、機械的圧縮及び高周波エネルギーの送達を含むことができる。組織のコアの切断を行う手段は、通電ワイヤによる離断を含むことができる。
【0056】
体液管を封止する方法は、少なくとも1つの標的体液管の少なくとも一部を含む標的組織部位を、螺旋組織封止機構によって穿刺することを含むことができる。螺旋組織封止機構は、螺旋穿刺要素とクランプ要素とを備えることができる。本方法は、螺旋組織封止機構に機械的圧縮を少なくとも1つの標的体液管に印加させることと、少なくとも1つの標的体液管を封止するためにエネルギーを送達することとを含むことができる。螺旋穿刺要素は、クランプ要素を備えることができる。機械的圧縮は、螺旋穿刺要素とクランプ要素との間に印加することができる。方法は、第2のクランプ要素を更に含むことができる。機械的圧縮は、第1のクランプ要素と第2のクランプ要素との間に印加することができる。送達されるエネルギーは、単極高周波エネルギーを含むことができる。送達されるエネルギーは、双極高周波エネルギーを含むことができる。送達されるエネルギーは、熱エネルギーを含むことができる。送達されるエネルギーは、超音波エネルギーを含むことができる。
【0057】
体液管を封止する方法は、標的組織部位を螺旋穿刺要素によって穿刺することと、標的組織に機械的圧縮を印加するために螺旋穿刺要素のピッチを調整することと、標的組織の少なくとも1つの体液管を封止するためにエネルギーを送達することとを含むことができる。螺旋穿刺要素は、複数の組織封止電極を備えることができる。送達されるエネルギーは、単極高周波エネルギーを含むことができる。送達されるエネルギーは、双極高周波エネルギーを含むことができる。送達されるエネルギーは、熱エネルギーを含むことができる。送達されるエネルギーは、超音波エネルギーを含むことができる。
【0058】
組織切除装置は、螺旋コイルを備える第1のクランプ要素と、第1のクランプ要素の少なくとも一部に対向するように位置決めされる第2のクランプ要素と、組織を封止するための高周波エネルギーの送達を行うように構成された第1の電極及び第2の電極と、封止された組織の少なくとも一部を離断するように構成された切断要素とを備える。組織切除装置は、第1のクランプ要素又は第2のクランプ要素を作動させて組織に機械的圧縮を印加するように動作可能な第1のアクチュエーターと、切断要素を作動させて組織を離断するように動作可能な第2のアクチュエーターとを更に備えることができる。螺旋コイルは、連接する第1のコイルセグメントと第2のコイルセグメントとを備えることができる。第1のコイルセグメントは、概して平面状の開放リングを含むことができる。第1のコイルセグメントは、螺旋状とすることができ、ゼロのピッチを有することができる。第2のコイルセグメントは、螺旋状とすることができ、ゼロでないピッチを有することができる。第2のコイルセグメントは、可変のピッチを有することができる。第1のコイルセグメントは、螺旋状とすることができ、第1のピッチを有することができ、第2のコイルセグメントは、螺旋状とすることができ、第2のピッチを有することができ、第1のピッチ及び第2のピッチのうちの少なくとも1つは可変とすることができる。第1の電極は、第1のクランプ要素の少なくとも一部から構成することができる。第2の電極は、第2のクランプ要素の少なくとも一部から構成することができる。螺旋コイルは、鈍い先端を備えることができる。第1の電極及び第2の電極は、一致する又は実質的に一致する表面プロファイルを備えることができる。切断要素の少なくとも一部は、鋭利な縁部を備えることができる。切断要素は、高周波エネルギーの送達を行うように構成された少なくとも1つの電極を含むことができる。切断要素は、超音波刃を含むことができる。組織切除装置は、標的組織部位から組織のコアを切断するように構成された第2の切断要素を更に備えることができる。第2の切断要素の少なくとも一部は、鋭利な縁部を備えることができる。第2の切断要素は、高周波エネルギーの送達を行うように構成された少なくとも1つの電極を含むことができる。第2の切断要素は、通電ワイヤを含むことができる。第2の切断要素は、縫合糸を含むことができる。組織切除装置は、第2の切断要素を作動させて組織を離断するように動作可能なアクチュエーターを更に備えることができる。
【0059】
組織切除装置は、遠位端に配置された螺旋コイルを有する第1のクランプ要素と、第1のクランプ要素の少なくとも一部に対向するように位置決めされる第2のクランプ要素と、組織を封止するための高周波エネルギーの送達を行うように構成された第1の電極及び第2の電極と、封止された組織の少なくとも一部を離断するように構成された切断要素とを備えることができる。組織切除装置は、第1のクランプ要素又は第2のクランプ要素を作動させて組織に機械的圧縮を印加するように動作可能な第1のアクチュエーターと、切断要素を作動させて組織を離断するように動作可能な第2のアクチュエーターとを更に備えることができる。螺旋コイルは、連接する第1のコイルセグメントと第2のコイルセグメントとを備えることができる。第1のコイルセグメントは、概して平面状の開放リングを含むことができる。第1のコイルセグメントは、螺旋状とすることができ、ゼロのピッチを有することができる。第2のコイルセグメントは、螺旋状とすることができ、ゼロでないピッチを有することができる。第2のコイルセグメントは、可変のピッチを有することができる。第1のコイルセグメントは、螺旋状とすることができ、第1のピッチを有することができ、第2のコイルセグメントは、螺旋状とすることができ、第2のピッチを有することができ、第1のピッチ及び第2のピッチのうちの少なくとも1つは可変とすることができる。第1の電極は、螺旋コイルの少なくとも一部から構成することができる。第1の電極は、第1のクランプ要素の少なくとも一部から構成することができる。第2の電極は、第2のクランプ要素の少なくとも一部から構成することができる。螺旋コイルは、鈍い先端を備えることができる。第1の電極及び第2の電極は、一致する又は実質的に一致する表面プロファイルを備えることができる。切断要素の少なくとも一部は、鋭利な縁部を備えることができる。切断要素は、高周波エネルギーの送達を行うように構成された少なくとも1つの電極を含むことができる。切断要素は、超音波刃を含むことができる。組織切除装置は、標的組織部位から組織のコアを切断するように構成された第2の切断要素を更に備えることができる。第2の切断要素の少なくとも一部は、鋭利な縁部を備えることができる。第2の切断要素は、高周波エネルギーの送達を行うように構成された少なくとも1つの電極を含むことができる。第2の切断要素は、通電ワイヤを含むことができる。第2の切断要素は、縫合糸を含むことができる。組織切除装置は、第2の切断要素を作動させて組織を離断するように動作可能なアクチュエーターを更に備えることができる。
【0060】
組織切除装置は、螺旋コイル及び第1の電極を備える第1のクランプ要素と、第2の電極を備え、第1のクランプ要素の少なくとも一部に対向するように位置決めされる第2のクランプ要素とを備えることができる。第1のクランプ要素及び第2のクランプ要素は、(a)組織を封止するための高周波エネルギーの送達、及び(b)組織の離断のための機械的圧縮の印加を行うように構成することができる。組織切除装置は、第1のクランプ要素又は第2のクランプ要素を作動させて組織に機械的圧縮を印加するように動作可能な第1のアクチュエーターと、切断要素を作動させて組織を離断するように動作可能な第2のアクチュエーターとを更に備えることができる。螺旋コイルは、連接する第1のコイルセグメントと第2のコイルセグメントとを備えることができる。第1のコイルセグメントは、概して平面状の開放リングを含むことができる。第1のコイルセグメントは、螺旋状とすることができ、ゼロのピッチを有することができる。第2のコイルセグメントは、螺旋状とすることができ、ゼロでないピッチを有することができる。第2のコイルセグメントは、可変のピッチを有することができる。第1のコイルセグメントは、螺旋状とすることができ、第1のピッチを有することができ、第2のコイルセグメントは、螺旋状とすることができ、第2のピッチを有することができ、第1のピッチ及び第2のピッチのうちの少なくとも1つは可変とすることができる。第1の電極は、螺旋コイルの少なくとも一部によって構成することができる。第1の電極は、第1のクランプ要素の少なくとも一部から構成することができる。第2の電極は、第2のクランプ要素の少なくとも一部から構成することができる。螺旋コイルは、鈍い先端を備えることができる。第1の電極及び第2の電極は、一致する又は実質的に一致する表面プロファイルを備えることができる。切断要素の少なくとも一部は、鋭利な縁部を備えることができる。切断要素は、高周波エネルギーの送達を行うように構成された少なくとも1つの電極を含むことができる。切断要素は、超音波刃を含むことができる。組織切除装置は、標的組織部位から組織のコアを切断するように構成された第2の切断要素を更に備えることができる。第2の切断要素の少なくとも一部は、鋭利な縁部を備えることができる。第2の切断要素は、高周波エネルギーの送達を行うように構成された少なくとも1つの電極を含むことができる。第2の切断要素は、通電ワイヤを含むことができる。第2の切断要素は、縫合糸を含むことができる。組織切除装置は、第2の切断要素を作動させて組織を離断するように動作可能なアクチュエーターを更に備えることができる。
【0061】
組織の切除用の手術器具システムは、組織を切断して封止するように動作可能なエンドエフェクターであって、該エンドエフェクターは、組織を封止するための第1の電極及び第2の電極を有する、エンドエフェクターと、エンドエフェクターに電力を供給するように構成されたジェネレーターとを備えることができる。エンドエフェクターは、螺旋コイルを備えた第1のクランプ要素と、第1のクランプ要素の少なくとも一部に対向するように位置決めされる第2のクランプ要素と、組織を封止するための高周波エネルギーの送達を行うように構成された第1の電極及び第2の電極と、封止された組織の少なくとも一部を離断するように構成された切断要素とを備えることができる。手術器具システムは、ジェネレーターと通信するコントローラーを更に備えることができ、コントローラーは、エンドエフェクターの少なくとも1つの感知された動作状態に基づいて、ジェネレーターを制御して、エンドエフェクターの第1の電極及び第2の電極に組織を封止するのに十分な高周波エネルギーを供給するように構成される。コントローラーは、エンドエフェクターにおける組織の存在を感知するように構成することができる。コントローラーは、第1の電極及び第2の電極に関連する測定されたインピーダンスレベルに基づいて、エンドエフェクターにおける組織の存在を感知するように構成することができる。コントローラーは、エンドエフェクターにおける組織の存在を検知するために、第1のクランプ要素又は第2のクランプ要素のうちの少なくとも1つに印加される力の量を感知するように構成することができる。コントローラーは、第1のクランプ要素又は第2のクランプ要素のうちの少なくとも1つに対する切断要素の位置を感知するように構成することができる。コントローラーは、第2のアクチュエーターが作動し、エンドエフェクターにおいて組織が感知されないときに、ジェネレーターを制御して、エンドエフェクターに高周波エネルギーを供給するように構成することができる。コントローラーは、ジェネレーターを制御して、連続量の高周波エネルギーを供給するように構成することができる。コントローラーは、ジェネレーターを制御して、高周波エネルギーの量を自動的に増加又は減少させるように構成することができる。本システムは、第1のクランプ要素又は第2のクランプ要素を作動させて組織に機械的圧縮を印加するように動作可能な第1のアクチュエーターと、切断要素を作動させて組織を離断するように動作可能な第2のアクチュエーターとを更に備えることができる。螺旋コイルは、連接する第1のコイルセグメントと第2のコイルセグメントとを備えることができ、第1のコイルセグメントは、第1の電極を含む。第1のコイルセグメントは、概して平面状の開放リングを含むことができる。第1のコイルセグメントは、螺旋状とすることができ、ゼロのピッチを有することができる。第2のコイルセグメントは、螺旋状とすることができ、ゼロでないピッチを有することができる。第2のコイルセグメントは、可変のピッチを有することができる。第1のコイルセグメントは、螺旋状とすることができ、第1のピッチを有することができ、第2のコイルセグメントは、螺旋状とすることができ、第2のピッチを有することができ、第1のピッチ及び第2のピッチのうちの少なくとも1つは可変とすることができる。第1の電極は、螺旋コイルの少なくとも一部から構成することができる。第1の電極は、第1のクランプ要素の少なくとも一部から構成することができる。第2の電極は、第2のクランプ要素の少なくとも一部から構成することができる。螺旋コイルは、鈍い先端を備えることができる。第1の電極及び第2の電極は、一致する又は実質的に一致する表面プロファイルを備えることができる。切断要素の少なくとも一部は、鋭利な縁部を備えることができる。切断要素は、高周波エネルギーの送達を行うように構成された少なくとも1つの電極を含むことができる。切断要素は、超音波刃を含むことができる。組織切除装置は、標的組織部位から組織のコアを切断するように構成された第2の切断要素を更に備えることができる。第2の切断要素の少なくとも一部は、鋭利な縁部を備えることができる。第2の切断要素は、高周波エネルギーの送達を行うように構成された少なくとも1つの電極を含むことができる。第2の切断要素は、通電ワイヤを含むことができる。第2の切断要素は、縫合糸を含むことができる。組織切除装置は、第2の切断要素を作動させて組織を離断するように動作可能なアクチュエーターを更に備えることができる。
【0062】
組織切除装置は、螺旋コイルを備える第1のクランプ要素と、第1のクランプ要素の少なくとも一部に対向するように位置決めされる第2のクランプ要素と、組織を封止するための高周波エネルギーの送達を行うように構成された第1の電極及び第2の電極と、封止された組織の少なくとも一部を離断するように構成された第1の切断要素と、第1の結紮要素及び第2の結紮要素と、上記第1の結紮要素と第2の結紮要素と間に位置決めされる第2の切断要素とを備えることができる。組織切除装置は、第1のクランプ要素又は第2のクランプ要素を作動させて組織に機械的圧縮を印加するように動作可能な第1のアクチュエーターと、切断要素を作動させて組織を離断するように動作可能な第2のアクチュエーターとを更に備えることができる。螺旋コイルは、連接する第1のコイルセグメントと第2のコイルセグメントとを備えることができる。第1のコイルセグメントは、概して平面状の開放リングを含むことができる。第1のコイルセグメントは、螺旋状とすることができ、ゼロのピッチを有することができる。第2のコイルセグメントは、螺旋状とすることができ、ゼロでないピッチを有することができる。第2のコイルセグメントは、可変のピッチを有することができる。第1のコイルセグメントは、螺旋状とすることができ、第1のピッチを有することができ、第2のコイルセグメントは、螺旋状とすることができ、第2のピッチを有することができ、第1のピッチ及び第2のピッチのうちの少なくとも1つは可変とすることができる。第1の電極は、螺旋コイルの少なくとも一部から構成することができる。第1の電極は、第1のクランプ要素の少なくとも一部から構成することができる。第2の電極は、第2のクランプ要素の少なくとも一部から構成することができる。螺旋コイルは、鈍い先端を備えることができる。第1の電極及び第2の電極は、一致する又は実質的に一致する表面プロファイルを備えることができる。切断要素の少なくとも一部は、鋭利な縁部を備えることができる。切断要素は、高周波エネルギーの送達を行うように構成された少なくとも1つの電極を含むことができる。切断要素は、超音波刃を含むことができる。組織切除装置は、標的組織部位から組織のコアを切断するように構成された第2の切断要素を更に備えることができる。第2の切断要素の少なくとも一部は、鋭利な縁部を備えることができる。第2の切断要素は、高周波エネルギーの送達を行うように構成された少なくとも1つの電極を含むことができる。第2の切断要素は、通電ワイヤを含むことができる。第2の切断要素は、縫合糸を含むことができる。組織切除装置は、第2の切断要素を作動させて組織を離断するように動作可能なアクチュエーターを更に備えることができる。
【0063】
組織封止機構は、概して楕円形の断面と遠位端に配置された円錐点を有する螺旋コイルと、螺旋コイルの平行な平面状の表面によって提供される第1の螺旋組織封止面及び第2の螺旋組織封止面と、第1の螺旋組織封止面上に配置された第1の電極と、第2の螺旋組織封止面上に配置された第2の電極とを備えることができ、第1の電極及び第2の電極は、組織を封止するための双極高周波エネルギーを印加するように構成される。螺旋コイルは、連接する第1のコイルセグメントと第2のコイルセグメントとを備えることができる。螺旋コイルは、鈍い先端を備えることができる。第1の電極及び第2の電極は、実質的に一致する表面プロファイルを有することができる。第1の螺旋組織封止面及び第2の螺旋組織封止面は、双極高周波エネルギーの送達を行うように構成された複数の電極を更に備えることができる。
【0064】
図11図17は、本明細書に記載されるように、コア除去プロセスを達成するために使用することができる装置の例を示す。例えば、本発明の切除装置は、標的病変に向かって組織を貫通することができるエネルギーベースの構成を備えることができる。図11に示される1つの実施形態において、組織切除装置1100は、遠位縁部プロファイルを有し、内径IDouterを有する外管1105を備える。コイル1110は、外管1105に取り付けられ、コイル巻き部は、外管1105の遠位端から間隔を空けて対向している。コイル1110は、胸膜及び実質等の組織を貫通するのに十分な鋭さを備えながら、血管を貫通する可能性を最小限に抑える、僅かに鈍い先端1115を有することが好ましい。いくつかの実施形態において、コイル1110は、一定又は可変のピッチを有する螺旋の形態をとることができる。また、コイル1110は、可変の断面形状を有することもできる。電極1130は、表面上に配置することができる、又はコイル1110内に埋め込むことができる。
【0065】
いくつかの実施形態において、図11に示されるように、コイル1110は、複数の連接するコイルセグメント、例えばコイルセグメント1120及び1125を含むことができる。コイルセグメント1120は、ゼロのピッチを有する螺旋部材、例えば、内径IDcoil及び外径ODcoilを有する概して平面状の開放リング構造を備えることができる。コイルセグメント1125は、一定又は可変のピッチ及び一定又は可変の断面形状の螺旋構造を備えることができる。この実施形態において、電極1130は、コイルセグメント1120の表面上に配置することができる、又はその中に埋め込むことができる。
【0066】
1つ以上の表面セグメントを備える縁部プロファイルを伴う遠位端を有し、外径ODcentral及び内径IDcentralを有する、中央管1200を設けることができる。図12に示されるように、電極1205は、表面セグメントのうちの少なくとも1つに配置されるか、又はその中に埋め込まれる。中央管1200は、外管1105内に摺動可能に配置され、電極1205が電極1130の少なくとも一部に対向して重なり合うように位置決めされる。電極1205と電極1130との間の空間は、組織クランプゾーンと称する場合がある。本開示の一態様によれば、ODcentral>IDcoil及びODcoil>IDcentralである。いくつかの実施形態において、ODcentralは、ODcoilに略等しい。したがって、中央管1200は、電極1205が電極1130に当接するように、組織クランプゾーンを通ってコイル1110に向かって前進することができる。
【0067】
切断管1300は、中央管1200内に摺動可能に配置することができる。切断管1300の遠位端には、組織の切断を容易にするナイフ縁部が設けられる。
【0068】
組織切除を可能にするために、切除装置1100を組織内に挿入し、外管1105を標的に向かって所定の距離だけ前進させることができる。コイルセグメント1125は、装置がコルクねじと同様の方法で組織を貫通することを可能にすることができる。コイルセグメント1125が組織を貫通するとき、その経路内の管は、平面コイルセグメント1120に移動するか、又は後続のターンのためにコイル1110から押し出すことができる。コイル先端1115は、肺胸膜及び実質等の或る特定の組織を貫通するのに十分な鋭さを保ちながら、血管を貫通する可能性を最小限に抑えるのに十分なほど鈍いものとすることができる。次いで、中央管1200は、標的に向かって所定の距離だけ前進することができる。組織クランプゾーンに配置された任意の管は、電極1130と電極1205との間にクランプされる。その後、電極1130及び電極1205に双極エネルギーを印加することによって、管を封止することができる。血管が封止されると、切断管1300は、外管1105が到達した深さまで組織をコア除去するために前進することができる。封止及び切断のプロセスを繰り返して、所望の大きさのコアを作ることができる。
【0069】
本開示の一態様によれば、切除装置は、標的病変を切開し、切開点に近接する組織を封止するように更に構成することができる。切開及び封止を容易にするために、図13に示されるように、中央管1200には、結紮スネア1230、第1の結紮電極1215及び第2の結紮電極1220、並びに切断スネア1225が設けられる。本明細書において使用する場合、「スネア」という用語は、可撓性ライン、例えば、紐又はワイヤを意味する。中央管1200の内壁表面は、遠位端に近接して配置された上方円周溝経路1212及び下方円周溝経路1214を含むことができる。第1の結紮電極1215及び第2の結紮電極1220は、下方円周溝1214がそれらの間となるように、中央管1200の内壁上に配置することができる。上方溝経路1212は、結紮電極1215及び1220の軸方向上方に配置することができる。
【0070】
結紮スネア1230は、下方円周溝1214内に配置することができ、中央管1200を通って外壁表面に軸方向に沿ってスネア作動機構(図示せず)まで延在する。切断スネア1225は、上方円周溝1212内に配置され、中央管1200を通って外壁表面に沿って軸方向にスネア作動機構(図示せず)まで延在する。中央管1200の外面には、切断スネア1225及び結紮スネア1230を収容し、上方円周溝経路1212及び下方円周溝経路1214と連通する複数の軸方向に延在する溝経路を設けることができる。さらに、結紮電極1215及び1220用の電極リードは、軸方向に延在する溝経路を介してエネルギー源まで延在することができる。
【0071】
動作時において、この実施形態の切除装置は、組織コアを取り外して封止することができる。切断管1300を後退させ、結紮スネア1230を露出させることができ、結紮スネア1230は、例えば縫合糸等の可撓性ラインで作製されることが好ましい。結紮スネア1230は、組織を引っ掛けて、第1の結紮電極1215と第2の結紮電極1220との間の内壁表面に抗して組織を引っ張るように係合することができる。次いで、双極エネルギーを第1の電極1215及び第2の電極1220に印加して、組織を封止、すなわち焼灼することができる。封止されると、切断管1300は更に後退して、切断スネア1225を露出させ、切断スネア1225を作動させて、組織が封止された点(結紮点)の上流で組織コアを切断することができる。いくつかの実施形態において、切断スネア1225は、結紮スネア1230の直径よりも小さい直径を有する。直径が小さいほど、組織のスライスが容易となる。したがって、この実施形態に係る切除装置1100は、組織コアを作ることと、周囲の組織からコアを係合解除することとの両方を行うことができる。
【0072】
代替的な実施形態において、本開示の切除装置には、組織の結紮及び切断の両方を行う、結紮電極間に配置された単一のスネアを設けることができる。この実施形態においては、最初に、単一のスネアが、結紮電極1215と結紮電極1220との間で中央管1200の内壁表面に抗して組織を引っ張ることができる。次に、双極エネルギーが第1の電極1215及び第2の電極1220に印加されて、組織を封止、すなわち焼灼することができる。封止されると、スネアを更に引っ張って組織コアを切断することができる。
【0073】
更に別の実施形態において、切断及び封止は、電極を使用せずに行うことができる。この実施形態において、結紮スネア1230は、例えば図14に示されるように、負荷がかかると締まる結び目1235及び1240の組を含むことができる。結紮は、切断管1300を後退させて結紮スネア1230を露出させ、結紮の結び目が締まるにつれて組織を捕らえる結紮スネア1230を作動させることによって行われる。組織が捕らえられると、切断管1300が更に後退して切断スネア1225を露出させ、そして切断スネア1225が作動し、組織が捕らえられた点の上流で組織コアを切断することができる。
【0074】
また、本開示は、切除装置を使用して組織病変、例えば肺病変を除去する方法及びシステムを企図する。本方法は、概して、除去の標的となる病変を固定することと、組織内に標的病変に通じるチャネルを作ることと、固定された病変を含む組織コアを作ることと、組織コアを結紮し、周囲の組織を封止することと、チャネルから病変を含む組織コアを除去することとを含む。
【0075】
固定は、装置を肺に固定する任意の適した構造によって行うことができる。病変が固定されると、切除装置1100の挿入を容易にするためにチャネルを作ることができる。チャネルは、肺領域に切開を行い、組織拡張器及びポートを切開部に挿入することによって作ることができる。固定された病変を含む組織コアを作ることができる。本開示によれば、切除装置1100は、上述のように、組織コアを作り、組織コアを結紮し、組織コアを封止し、周囲の組織から切断するために使用することができる。次いで、組織コアをチャネルから除去することができる。一例として、空洞ポートをチャネル内に挿入して、化学療法及び/又は放射線等のエネルギーに基づく腫瘍摘出による標的病変部位のその後の治療を容易にすることができる。更なる例として、組織切除装置の周囲に空洞ポートを配置することができる。装置が組織部位から除去されるとき、空洞ポートは所定の位置に留まるか、又は除去され得る。
【0076】
図15に示すアンカーは、本明細書に記載の組織病変を除去する方法を実施する際の使用に適しているものとすることができる。アンカーは、過度の損傷を引き起こすことなく胸腔組織及び肺を穿刺するのに十分に鋭利な縁部を有する外管1422と、外管1422内に配置された内管1424とを備えることができる。形状記憶材料、例えばニチノールから形成される又は事前に成形される1つ以上のタイン又はフィンガー1420を内管1424の端部に取り付けることができる。外管1422は、内管1424の上に後退可能に配置することができ、外管1422が後退すると、タイン1420は、図示されているようにプリフォーム形状を取ることができる。本開示によれば、外管1422は、肺病変を穿刺した後に後退させられ、それによってタイン1420を肺病変に係合させることができる。他の適したアンカーには、コイル及び吸引ベースの構造が含まれ得る。
【0077】
図16に示す切開刃は、本明細書に記載の組織病変を除去する方法を実施する際の使用に適している。アンカー1400が設置されると、胸壁組織拡張器の挿入を容易にするために小さな切り込み又は切開を作ることが好ましい場合がある。切開刃1605は、より広い切り込みを行うために使用することができる。切開刃1605は、連続していてもよい。切開刃1605は、アンカー針1405に沿って切開刃1605を同軸上で前進させて胸壁により広い切り込みを作ることを可能にすることができる中央開口部を含んでもよく、連続する各刃は前の刃よりも大きく、それによって切開の幅が増大する。
【0078】
図17に示す組織拡張器は、本明細書に記載の組織病変を除去する方法を実施する際の使用に適しているものとすることができる。組織拡張器は、有機組織内にチャネルを作るための任意の適した装置を含むことができる。1つの例示的な実施形態において、組織拡張器アセンブリは、丸みを帯びた端部1510を有する単一の円筒形ロッド又は丸みを帯びた端部を有する円筒形ロッドと、剛性スリーブ構成1515とを含む。連続する組織拡張器は、アンカー針に沿って同軸上で前進し、胸壁内に組織経路又はチャネルを作ることができ、連続する各拡張器は前の拡張器よりも大きく、それによってチャネルの直径が増大する。剛性スリーブを備えた最終拡張器が展開されると、剛性スリーブを肋骨間の肋間スペースに残しながら内側ロッド1505を取り除き、肺胸膜への直接通路を作ることができる。
【0079】
肺組織を貫通し、標的病変を含む組織コアを作ることができる任意の組織切除装置が、本明細書に記載の組織病変を除去する方法を実施する際の使用に適しているものとすることができる。本明細書に前述の組織切除装置1100が好ましい。
【0080】
組織切除装置1100が除去されると、標的病変が除去された肺内の小さなチャネルが存在することができる。このチャネルは、組織診断の結果に応じて、エネルギーベースの融除装置及び/又は局所化学療法を導入するために利用することができる。したがって、本開示の方法及びシステムは、効果的な生検が実施されるだけでなく、健康な肺組織の除去を最小限にして病変を完全に除去することを達成することを保証するために利用することができる。
【0081】
図18は、例示的な方法の流れ図を示す。1802において、組織コアが標的部位から除去され、それによって標的部位にコア空洞が作られるように、標的部位の組織をコア除去することができる。標的部位の組織をコア除去することは、組織を離断することと、封止することとを含むことができる。標的部位の組織をコア除去することは、標的組織部位に隣接して組織コア除去装置を配置することを含むことができる。組織コア除去装置は、螺旋コイルを備えた第1のクランプ要素、第1のクランプ要素の少なくとも一部に対向するように位置決めされる第2のクランプ要素、組織を封止するための高周波エネルギーの送達を行うように構成された第1の電極及び第2の電極、及び/又は封止された組織の少なくとも一部の離断を行うように構成された切断要素を備えることができる。他の装置を使用することもできる。
【0082】
1804において、標的部位へのアクセスを提供するためにポートを配置することができる。標的部位へのアクセスを提供するためにポート(例えば、胸部ポート102(図1))を配置することができる。ユーザーは、標的部位へのアクセスを提供するためにポートを配置することができる。標的部位は、生体組織を含むことができる。標的部位は、肺の組織を含むことができる。標的部位は、コア除去された組織を含むことができる。標的部位は、穿孔された組織を含むことができる。標的部位は、肺の少なくとも一部を含むことができる。
【0083】
1806において、固定装置を標的部位の表面に固定することができる。一例として、ユーザーは、ポートを介して固定装置を標的部位の表面に固定することができる。
【0084】
1808において、例えばポートを介して封止装置を標的部位に隣接して配置することができる。封止装置は、膨張可能なバルーンを備えることができる。封止装置は、膨張可能なバルーンカテーテルを備えることができる。封止装置を標的部位に隣接して配置する前に肺を圧縮させることができる。封止装置が標的部位を封止している間に肺を換気することができる。
【0085】
1810において、封止装置に標的部位を封止させることができる。封止装置に標的部位を封止させることは、封止装置の少なくとも一部を標的部位の一部に当接させることを含むことができる。
【0086】
本開示は、少なくとも以下の態様を含む。
【0087】
態様1。標的部位における組織を封止する方法であって、封止装置を組織の標的部位における空洞内に配置することであって、封止装置は、膨張可能なバルーンを備えることと、膨張したバルーンの少なくとも一部が空洞の壁に当接して空洞の少なくとも一部を封止するように、流体を使用してバルーンを膨張させることと、封止装置を標的部位から離隔させることとを含む、方法。
【0088】
態様2。標的部位は、肺の組織を含む、態様1に記載の方法。
【0089】
態様3。流体は、空洞の壁の少なくとも一部を融除するのに十分な温度を有する、態様1又は2に記載の方法。
【0090】
態様4。空洞は、測定可能な半径を有するコア除去された組織を含み、バルーンは、半径に基づいて膨張される、態様1~3のいずれか1つに記載の方法。
【0091】
態様5。標的部位は、肺の少なくとも一部を含み、方法は、封止装置を空洞内に配置する前に肺を圧縮させることを更に含む、態様1~4のいずれか1つに記載の方法。
【0092】
態様6。標的部位は、肺の少なくとも一部を含み、方法は、封止装置が標的部位を封止している間に肺を換気することを更に含む、態様1~5のいずれか1つに記載の方法。
【0093】
態様7。生体接着剤がバルーンの表面に配置され、バルーンが膨張したときに生体接着剤が空洞の壁に接触する、態様1~6のいずれか1つに記載の方法。
【0094】
態様8。バルーンは、空洞の壁の少なくとも一部にRFエネルギーを送達するように構成される、態様1~7のいずれか1つに記載の方法。
【0095】
態様9。空洞から除去するためにバルーンを収縮させることを更に含む、態様1~8のいずれか1つに記載の方法。
【0096】
態様10。標的部位における組織を封止する方法であって、組織空洞の圧縮を最小限に抑えるために空洞シースを組織空洞に隣接して配置することと、封止装置を組織空洞内に配置することであって、封止装置が膨張可能なバルーンを備えることと、膨張可能なバルーンが組織空洞内に配置されたままとなるように、組織空洞から空洞シースを除去することと、膨張したバルーンの少なくとも一部が組織空洞の壁に当接して組織空洞の少なくとも一部を封止するように、流体を使用してバルーンを膨張させることとを含む、方法。
【0097】
態様11。組織空洞は、肺内に形成される、態様10に記載の方法。
【0098】
態様12。組織空洞は、コア除去された組織を含む、態様10又は11に記載の方法。
【0099】
態様13。流体は、組織空洞の壁の少なくとも一部を融除するのに十分な温度を有する、態様10~12のいずれか1つに記載の方法。
【0100】
態様14。組織空洞は、測定可能な半径を有するコア除去された組織を含み、バルーンは、半径に基づいて膨張する、態様10~13のいずれか1つに記載の方法。
【0101】
態様15。組織空洞は、肺内に配置され、方法は、封止装置を組織空洞内に配置する前に肺を圧縮することを更に含む、態様10~14のいずれか1つに記載の方法。
【0102】
態様16。組織空洞は、肺内に配置され、方法は、封止装置が組織空洞を封止している間に肺を換気することを更に含む、態様10~15のいずれか1つに記載の方法。
【0103】
態様17。組織空洞から除去するためにバルーンを収縮させることを更に含む、態様10~16のいずれか1つに記載の方法。
【0104】
態様18。バルーンの表面に生体接着剤が配置され、バルーンが膨張したときに生体接着剤が空洞の壁に接触する、態様10~17のいずれか1つに記載の方法。
【0105】
態様19。バルーンは、空洞の壁の少なくとも一部にRFエネルギーを送達するように構成される、態様10~18のいずれか1つに記載の方法。
【0106】
態様20。組織空洞から封止装置を除去することを更に含む、態様10~19のいずれか1つに記載の方法。
【0107】
態様21。組織空洞を封止する封止装置であって、膨張可能なバルーンを組織空洞内に延在させるように構成されたバルーンカテーテルと、膨張可能なバルーンと流体連通し、制御された半径までバルーンを膨張させるためにバルーンを流体で満たすように構成された流体源とを備える、封止装置。
【0108】
態様22。組織空洞は、肺内に形成される、態様21に記載の封止装置。
【0109】
態様23。組織空洞は、測定可能な半径を有するコア除去された組織を含み、バルーンは、測定可能な半径に基づいて膨張される、態様21又は22に記載の封止装置。
【0110】
態様24。流体は、組織空洞の壁の少なくとも一部を融除するのに十分な温度を有する、態様21~23のいずれか1つに記載の封止装置。
【0111】
態様25。生体接着剤がバルーンの表面に配置され、バルーンが膨張したときに生体接着剤が空洞の壁に接触する、態様21~24のいずれか1つに記載の封止装置。
【0112】
態様26。バルーンは、空洞の壁の少なくとも一部にRFエネルギーを送達するように構成される、態様21~25のいずれか1つに記載の封止装置。
【0113】
図示及び説明したものは、最も実用的で好ましい実施形態であると考えられるものであるが、説明及び図示された特定の設計及び方法からの逸脱が当業者に示唆され、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく使用され得ることは明らかである。例えば、肺から病変を除去するためのシステム、装置、及び方法が本明細書に記載されている。本明細書に記載の装置及び方法は、肺に限定されず、身体の他の領域における組織の切除及び病変の除去に使用できることを当業者は理解するであろう。本発明は、説明及び図示された特定の構成に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲に含まれ得る全ての変更と一致するように構成されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
【国際調査報告】