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特表2023-546007アセトアミド-フェニルベンズアミド誘導体およびその使用方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-01
(54)【発明の名称】アセトアミド-フェニルベンズアミド誘導体およびその使用方法
(51)【国際特許分類】
   C07D 311/24 20060101AFI20231025BHJP
   C07D 405/12 20060101ALI20231025BHJP
   C07D 401/12 20060101ALI20231025BHJP
   C07D 403/12 20060101ALI20231025BHJP
   C07D 405/14 20060101ALI20231025BHJP
   C07D 417/14 20060101ALI20231025BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20231025BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20231025BHJP
   A61K 31/4178 20060101ALI20231025BHJP
   A61K 31/4709 20060101ALI20231025BHJP
   A61K 31/498 20060101ALI20231025BHJP
   A61K 31/4196 20060101ALI20231025BHJP
   A61K 31/453 20060101ALI20231025BHJP
   A61K 31/416 20060101ALI20231025BHJP
   A61K 31/427 20060101ALI20231025BHJP
   A61K 31/4725 20060101ALI20231025BHJP
   A61K 31/5377 20060101ALI20231025BHJP
   A61K 31/506 20060101ALI20231025BHJP
   A61K 31/4245 20060101ALI20231025BHJP
   A61K 31/423 20060101ALI20231025BHJP
   C07D 407/12 20060101ALI20231025BHJP
   A61K 31/4155 20060101ALI20231025BHJP
   A61K 31/403 20060101ALI20231025BHJP
   C07D 401/14 20060101ALI20231025BHJP
   A61K 31/352 20060101ALI20231025BHJP
【FI】
C07D311/24
C07D405/12 CSP
C07D401/12
C07D403/12
C07D405/14
C07D417/14
A61P35/00
A61P43/00 111
A61K31/4178
A61K31/4709
A61K31/498
A61K31/4196
A61K31/453
A61K31/416
A61K31/427
A61K31/4725
A61K31/5377
A61K31/506
A61K31/4245
A61K31/423
C07D407/12
A61K31/4155
A61K31/403
C07D401/14
A61K31/352
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023521297
(86)(22)【出願日】2021-10-07
(85)【翻訳文提出日】2023-05-29
(86)【国際出願番号】 US2021053936
(87)【国際公開番号】W WO2022076662
(87)【国際公開日】2022-04-14
(31)【優先権主張番号】63/088,778
(32)【優先日】2020-10-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515055096
【氏名又は名称】アセネックス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100102978
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 初志
(74)【代理人】
【識別番号】100160923
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 裕孝
(74)【代理人】
【識別番号】100119507
【弁理士】
【氏名又は名称】刑部 俊
(74)【代理人】
【識別番号】100142929
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 隆一
(74)【代理人】
【識別番号】100148699
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 利光
(74)【代理人】
【識別番号】100188433
【弁理士】
【氏名又は名称】梅村 幸輔
(74)【代理人】
【識別番号】100128048
【弁理士】
【氏名又は名称】新見 浩一
(74)【代理人】
【識別番号】100129506
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 智彦
(74)【代理人】
【識別番号】100205707
【弁理士】
【氏名又は名称】小寺 秀紀
(74)【代理人】
【識別番号】100114340
【弁理士】
【氏名又は名称】大関 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100214396
【弁理士】
【氏名又は名称】塩田 真紀
(74)【代理人】
【識別番号】100121072
【弁理士】
【氏名又は名称】川本 和弥
(72)【発明者】
【氏名】ウルガオンカー サミール
(72)【発明者】
【氏名】セッド アハメド エム.
(72)【発明者】
【氏名】ナシーフ アブデル サイード ネーダー エヌ.
(72)【発明者】
【氏名】ピツゾンカ ローラ ベス
(72)【発明者】
【氏名】カトラー マリー ジョン
(72)【発明者】
【氏名】スモリンスキ マイケル ピー.
(72)【発明者】
【氏名】ラウ ジョンソン イウ-ナム
【テーマコード(参考)】
4C063
4C086
【Fターム(参考)】
4C063AA01
4C063AA03
4C063BB03
4C063BB09
4C063CC25
4C063CC34
4C063CC79
4C063CC81
4C063DD07
4C063DD08
4C063DD12
4C063DD14
4C063DD22
4C063DD25
4C063DD28
4C063DD34
4C063DD41
4C063DD47
4C063DD52
4C063DD58
4C063DD62
4C063DD75
4C063EE01
4C086AA01
4C086AA02
4C086AA03
4C086BA08
4C086BC12
4C086BC17
4C086BC37
4C086BC38
4C086BC41
4C086BC42
4C086BC52
4C086BC60
4C086BC62
4C086BC69
4C086BC70
4C086BC71
4C086BC73
4C086BC82
4C086GA08
4C086GA09
4C086GA10
4C086GA12
4C086GA16
4C086MA01
4C086MA04
4C086NA14
4C086ZB26
4C086ZC20
(57)【要約】
本開示は、式(I)の化合物、ならびにそれらのプロドラッグ、薬学的に許容される塩、薬学的組成物、使用方法、およびそれらの調製のための方法に関する。本明細書に開示される化合物は、P-糖タンパク質および/またはシトクロムP450(例えばCYP3A4)の発現が調節される障害(例えば多剤耐性を発生させたがん)の処置に有用である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩:
式中、
AはC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルはオキソで置換されていてもよく;
RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2であり;
R1およびR4はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2であり、ここでR2もR3もHではなく;
R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよく;
R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよく;
各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり;
tは1、2、または3であり;
uは0、1、2、または3であり、
ここで、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になってヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成し、Aはフェニルでも
でもない。
【請求項2】
式(I)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩:
式中、
Aは
であり;
RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2であり;
R1およびR4はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2であり、ここでR2もR3もHではなく;
R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよく;
R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよく;
各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり;
tは1、2、または3であり;
uは0、1、2、または3であり、
ここで、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になってヘテロシクリルを形成し、Aは
である。
【請求項3】
式(II)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩:
式中、
RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2であり;
R1およびR4はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2であり、ここでR2もR3もHではなく;
R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよく;
R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよく;
各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり;
tは1、2、または3であり;
uは0、1、2、または3である。
【請求項4】
RxおよびRyがそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、または-OHである、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項5】
R1およびR4がそれぞれ独立して、HまたはC1~6アルキルである、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項6】
R2およびR3がそれぞれ独立して、-O-C1~6アルキル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、または-C(O)NR11-S(O)2R11である、請求項1または2記載の化合物。
【請求項7】
R5およびR6がそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールが、1個または複数のR7で置換されていてもよい、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項8】
R5およびR6がそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールが、1個または複数のR7で置換されていてもよい、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項9】
R5およびR6がそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールが、1個または複数のR7で置換されている、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項10】
R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールが、1個または複数のR7で置換されている、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項11】
各R7が独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、C1~3アルキル、C2~6アルキニル、-O-(CH2)t-R8、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルキニル、アリール、またはヘテロアリールが、1個または複数のR10で置換されていてもよい、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項12】
各R7が独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、C1~3アルキル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-O-(CH2)t-R8、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルキニル、アリール、またはヘテロアリールが、1個または複数のR10で置換されている、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項13】
R8が、-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-N(C1~6アルキル)2、-S(C1~6アルキル)、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールが、1個または複数のR9で置換されていてもよい、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項14】
R8が、-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-N(C1~6アルキル)2、-S(C1~6アルキル)、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールが、1個または複数のR9で置換されている、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項15】
各R9が独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールが、1個または複数のハロゲンまたは-OHで置換されていてもよい、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項16】
各R9が独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールが、1個または複数のハロゲンまたは-OHで置換されている、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項17】
各R10が独立して、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項18】
各R11が独立して、
H;
1個または複数の、
N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール
で置換されていてもよい、C1~6アルキル
であり、ここで該ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールが、1個または複数の、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、またはオキソで置換されていてもよい、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項19】
各R11が独立して、
H;
1個または複数の、
N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール
で置換されていてもよい、C1~6アルキル
であり、ここで該ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールが、1個または複数の、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、またはオキソで置換されている、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項20】
各R11が独立して、
H;
1個または複数の、
N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール
で置換された、C1~6アルキル
であり、ここで該ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールが、1個または複数の、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、またはオキソで置換されていてもよい、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項21】
2個のR11が、それらが結合している原子と一緒になって、
1個または複数の、
C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2
で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル
を形成する、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項22】
2個のR11が、それらが結合している原子と一緒になって、
1個または複数の、
C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2
で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル
を形成する、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項23】
各nが0である、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項24】
各nが1である、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項25】
各mが0である、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項26】
各mが1である、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項27】
各pが0である、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項28】
各pが1である、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項29】
R2もR3もHではない、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項30】
R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になってヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成する場合、Aが
でもない、前記請求項のいずれか一項記載の化合物。
【請求項31】
式(I-a)もしくは(I-b)の化合物:
、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である、請求項1または2記載の化合物。
【請求項32】
式(I-c)、(I-d)、もしくは(I-e)の化合物:
、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である、請求項1または2記載の化合物。
【請求項33】
式(I-a')もしくは(I-b')の化合物:
、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である、請求項1または2記載の化合物。
【請求項34】
式(II-a)の化合物:
、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である、請求項1~3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項35】
式(II-a')の化合物:
、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である、請求項1~3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項36】
表1より選択される、請求項1~3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項37】
請求項1~36のいずれか一項記載の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩と、薬学的に許容される希釈剤または担体とを含む、薬学的組成物。
【請求項38】
P-糖タンパク質活性および/またはシトクロムP450活性を調節する方法であって、細胞と有効量の請求項1~36のいずれか一項記載の化合物または請求項37記載の薬学的組成物とを接触させる段階を含む、方法。
【請求項39】
その必要がある対象において、本明細書に開示される疾患または障害を処置または予防する方法であって、該対象に治療有効量の請求項1~36のいずれか一項記載の化合物または請求項37記載の薬学的組成物を投与する段階を含む、方法。
【請求項40】
その必要がある対象において、がんを処置または予防する方法であって、該対象に治療有効量の請求項1~36のいずれか一項記載の化合物または請求項37記載の薬学的組成物を投与する段階を含む、方法。
【請求項41】
P-糖タンパク質活性および/またはシトクロムP450活性を調節する際の使用のための、請求項1~36のいずれか一項記載の化合物または請求項37記載の薬学的組成物。
【請求項42】
本明細書に開示される疾患または障害を処置または予防する際の使用のための、請求項1~36のいずれか一項記載の化合物または請求項37記載の薬学的組成物。
【請求項43】
がんを処置または予防する際の使用のための、請求項1~36のいずれか一項記載の化合物または請求項37記載の薬学的組成物。
【請求項44】
P-糖タンパク質活性および/またはシトクロムP450活性を調節するための医薬の製造における、請求項1~36のいずれか一項記載の化合物または請求項37記載の薬学的組成物の使用。
【請求項45】
本明細書に開示される疾患または障害を処置または予防するための医薬の製造における、請求項1~36のいずれか一項記載の化合物または請求項37記載の薬学的組成物の使用。
【請求項46】
がんを処置または予防するための医薬の製造における、請求項1~36のいずれか一項記載の化合物または請求項37記載の薬学的組成物の使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は2020年10月7日出願の米国仮出願第63/088,778号の優先権および恩典を主張するものであり、その内容全体が本明細書に組み入れられる。
【0002】
開示の分野
本開示は、P-糖タンパク質調節活性ならびに/または薬物代謝酵素シトクロムP450(例えばCYP3A4および/もしくはCYP3A5アイソフォーム)に対する調節活性を有し、ヒトまたは動物の身体の処置に有用である、アセトアミド-フェニルベンズアミド誘導体に関する。本開示はまた、これらの化合物の調製のための方法、それらを含む薬学的組成物、ならびにP-糖タンパク質および/またはシトクロムP450アイソフォーム(例えばCYP3A4もしくはCYP3A5)の発現が調節される障害(例えば多剤耐性を発生させたがん)の処置におけるそれらの使用に関する。本開示はまた、P-糖タンパク質および/またはシトクロムP450の基質である治療薬の経口バイオアベイラビリティを改善するための本開示の化合物の使用に関する。本開示はまた、P-糖タンパク質および/またはシトクロムP450の基質である治療薬の脳分布を増加させるための本開示の化合物の使用に関する。
【背景技術】
【0003】
背景
多くの抗がん剤(例えばビンカアルカロイド、アントラサイクリン、エピポドフィロトキシン、パクリタキセル、およびドセタキセル)は、過剰発現P-糖タンパク質の存在により引き起こされた多剤耐性(MDR)を有する患者に投与される場合、無効になる。P-糖タンパク質は、投与される抗がん剤の細胞内蓄積を、抗がん剤を腫瘍細胞から押し出すことで調節する。乳房腫瘍、結腸直腸腫瘍、食道腫瘍、およびユーイング肉腫中での薬物代謝CYP3A4タンパク質の発現は、抗腫瘍活性が減少した代謝産物を形成することで抗がん剤の細胞内濃度を抑制することがある。CYP3A4のこの作用は、抗がん剤の有効性を制限するか、またはこれらの剤に対する耐性の発生の一因となる。腫瘍細胞中のP-糖タンパク質および/またはシトクロムP450酵素(例えばCYP3A4)の調節により、抗がん剤に対するこれらの細胞の感受性を増加させることができる。
【0004】
P-糖タンパク質は正常で健康な組織、例えば小腸中でも発現される。腸のP-糖タンパク質は、腸壁を覆う上皮細胞をその基質が通過することを可能にせず、したがってこれらの基質の経口バイオアベイラビリティは低くなる。さらに、抗がん剤は、小腸および肝臓に存在するシトクロムP450酵素(例えばCYP3A4および/またはCYP3A5アイソフォーム)による初回通過代謝を受けることもあり、これにより経口バイオアベイラビリティがさらに減少する。したがって、P-糖タンパク質ならびにシトクロムP450(例えばCYP3A4および/またはCYP3A5アイソフォーム)酵素の二重標的化調節によって抗がん剤のバイオアベイラビリティを向上させることが必要である。
【0005】
また、血液脳関門の内皮細胞中にP-糖タンパク質が局在することで、血液から脳へのP-糖タンパク質基質の輸送が著しく制限される。血液脳関門においてP-糖タンパク質を調節することは、いくつかの中枢神経系(CNS)障害、例えば膠芽腫などの脳腫瘍の処置において有益でありうる。従来のP-糖タンパク質調節剤、例えばベラパミルおよびシクロスポリンAは重大な有害作用(例えば血圧低下および免疫抑制)を引き起こす。したがって、いくつかの新規P-糖タンパク質調節剤、例えばピペリジン-2-カルボキシレート、アクリジン、ピペラジン-2,5-ジオン、アントラニル酸、およびメタノジベンゾスベランの各誘導体が開発された。しかし、新規導入されたP-糖タンパク質調節剤は毒性および他の有害作用を示すことが報告されている。本開示は、P-糖タンパク質ならびにシトクロムP450(例えばCYP3A4およびCYP3A5アイソフォーム)酵素の調節のためのさらなる化合物であって、a) 抗がん剤を含むこれらの酵素の基質のバイオアベイラビリティを著しく向上させ、b) 腫瘍の多剤耐性を克服し、かつc) 脳へのP-糖タンパク質基質の送達を改善しながら、重大な副作用を減少させる、化合物を提供する必要性から生じている。
【発明の概要】
【0006】
概要
一局面では、本開示は、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する:
式中、
AはC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルはオキソで置換されていてもよく;
RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2であり;
R1およびR4はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2であり、ここでR2もR3もHではなく;
R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよく;
R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよく;
各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり;
tは1、2、または3であり;
uは0、1、2、または3であり、
ここで、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になってヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成する場合、Aはフェニルでも
でもない。
【0007】
一局面では、本開示は、式(I')の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する:
式中、
Aは
であり;
RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2であり;
R1およびR4はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2であり、ここでR2もR3もHではなく;
R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよく;
R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよく;
各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり;
tは1、2、または3であり;
uは0、1、2、または3であり、
ここで、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になってヘテロシクリルを形成する場合、Aは
である。
【0008】
一局面では、本開示は、式(II)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する:
式中、
RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2であり;
R1およびR4はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2であり、ここでR2もR3もHではなく;
R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよく;
R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよく;
各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり;
tは1、2、または3であり;
uは0、1、2、または3である。
【0009】
一局面では、本開示は、本明細書に記載の化合物を調製するための方法(例えばスキーム1~10に記載の1つまたは複数の工程を含む方法)により得ることができるかまたは得られる、化合物を提供する。
【0010】
一局面では、本開示は、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩と、薬学的に許容される希釈剤または担体とを含む、薬学的組成物を提供する。
【0011】
一局面では、本開示は、本明細書に記載の化合物を調製するための方法における使用に好適である、本明細書に記載の中間体を提供する(例えば、中間体は実施例1~284に記載の中間体より選択される)。
【0012】
一局面では、本開示は、P-糖タンパク質活性(例えばインビトロもしくはインビボの)および/またはシトクロムP450活性(例えばインビトロもしくはインビボの)を調節する方法であって、細胞と有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩とを接触させる段階を含む方法を提供する。
【0013】
一局面では、本開示は、その必要がある対象において、本明細書に開示される疾患または障害を処置または予防する方法であって、該対象に治療有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
【0014】
一局面では、本開示は、P-糖タンパク質活性(例えばインビトロもしくはインビボの)および/またはシトクロムP450活性(例えばインビトロもしくはインビボの)を調節する際の使用のための、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する。
【0015】
一局面では、本開示は、本明細書に開示される疾患または障害を処置または予防する際の使用のための、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する。
【0016】
一局面では、本開示は、P-糖タンパク質活性(例えばインビトロもしくはインビボの)および/またはシトクロムP450活性(例えばインビトロもしくはインビボの)を調節するための医薬の製造における、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩の使用を提供する。
【0017】
一局面では、本開示は、本明細書に開示される疾患または障害を処置または予防するための医薬の製造における、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩の使用を提供する。
【0018】
一局面では、本開示は、本開示の化合物を調製する方法を提供する。
【0019】
一局面では、本開示は、本明細書に記載の1つまたは複数の工程を含む、化合物を調製する方法を提供する。
【0020】
別途定義がない限り、本明細書において使用されるすべての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者が通常理解するものと同じ意味を有する。本明細書では、文脈上別途明らかな指示がない限り、単数形は複数も含む。本明細書に記載のものと同様または同等の方法および材料を本開示の実施または試験において使用することができるが、好適な方法および材料を以下に記載する。本明細書において言及されるすべての刊行物、特許出願、特許、および他の参考文献は、参照により組み入れられる。本明細書において引用される参考文献は、特許請求される本発明の先行技術であるとは認められない。矛盾がある場合は、定義を含む本明細書が優先する。さらに、材料、方法、および実施例は、例示的なものでしかなく、限定的であるようには意図されていない。化学構造と本明細書に開示される化合物の名称との間に矛盾がある場合は、化学構造が優先する。
【0021】
本開示の他の特徴および利点は、以下の詳細な説明および特許請求の範囲から明らかであろう。
【発明を実施するための形態】
【0022】
詳細な説明
本開示は、抗がん剤、降圧剤、抗不整脈剤、HIVプロテアーゼ阻害剤、抗生物質、抗真菌剤、免疫抑制剤、抗うつ剤、神経遮断剤、抗てんかん剤、制酸剤、オピオイド、および制吐剤を含む、P-糖タンパク質ならびに/またはシトクロムP450(例えばCYP3A4および/もしくはCYP3A5アイソフォーム)酵素の基質である薬物のバイオアベイラビリティを著しく向上させながら、重大な有害作用を減少させる、P-糖タンパク質ならびに/またはシトクロムP450(例えばCYP3A4および/もしくはCYP3A5アイソフォーム)酵素の調節のためのさらなる化合物を提供する必要性から生じている。本開示の化合物は、がん細胞中でP-糖タンパク質および/またはシトクロムP450(例えばCYP3A4)が引き起こす多剤耐性を克服する上でも有用でありうる。本開示の化合物は、血液脳関門においてP-糖タンパク質を調節することで、薬物の脳透過を可能にし、脳疾患(例えば脳腫瘍)におけるこれらの薬物の有効性を改善する上でも有用でありうる。本開示の化合物は、毛細胆管中のP-糖タンパク質を調節することで、この現象に影響されるP-糖タンパク質基質薬(例えばイリノテカン)の腸肝再循環を調節するためにも有用でありうる。本開示の化合物は、腎近位尿細管細胞中で発現されるP-糖タンパク質を調節し、基質薬の腎排泄に影響するためにも有用でありうる。
【0023】
本開示の化合物
一局面では、本開示は、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する:
式中、
AはC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルはオキソで置換されていてもよく;
RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2であり;
R1およびR4はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2であり、ここでR2もR3もHではなく;
R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよく;
R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよく;
各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり;
tは1、2、または3であり;
uは0、1、2、または3であり、
ここで、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になってヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成し、Aはフェニルでも
でもない。
【0024】
一局面では、本開示は、式(I')の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する:
式中、
Aは
であり;
RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2であり;
R1およびR4はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2であり、ここでR2もR3もHではなく;
R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよく;
R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよく;
各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり;
tは1、2、または3であり;
uは0、1、2、または3であり、
ここで、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になってヘテロシクリルを形成し、Aは
である。
【0025】
一局面では、本開示は、式(II)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する:
式中、
RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2であり;
R1およびR4はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり;
R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2であり、ここでR2もR3もHではなく;
R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく;
各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよく;
R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよく;
各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり;
各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく;
n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1であり;
tは1、2、または3であり;
uは0、1、2、または3である。
【0026】
式(I)、(I')、または(II)の化合物について、A、Rx、Ry、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、n、m、p、t、およびuをそれぞれ本明細書に記載の基より適宜選択することができ、A、Rx、Ry、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、n、m、p、t、およびuのうちいずれかについて本明細書に記載の任意の基をA、Rx、Ry、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、n、m、p、t、およびuの残りのうち1つまたは複数について本明細書に記載の任意の基と適宜組み合わせることができることが理解されよう。
【0027】
いくつかの態様では、化合物のN原子はN-オキシドである。
【0028】
いくつかの態様では、N-オキシドは式
を有し、式中、
は式(I)、(I')、または(II)の化合物に対する結合を示す。
【0029】
いくつかの態様では、N-オキシドは式
を有し、式中、
は式(I)、(I')、または(II)の化合物に対する結合を示す。
【0030】
いくつかの態様では、N-オキシドは式
を有し、式中、
は式(I)、(I')、または(II)の化合物に対する結合を示す。
【0031】
いくつかの態様では、AはC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルはオキソで置換されていてもよい。
【0032】
いくつかの態様では、AはC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
【0033】
いくつかの態様では、AはC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルはオキソで置換されていてもよい。
【0034】
いくつかの態様では、AはC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。
【0035】
いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC3~10シクロアルキルである。
【0036】
いくつかの態様では、AはC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC10シクロアルキルである。
【0037】
いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC10シクロアルキルである。
【0038】
いくつかの態様では、AはC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、AはC8~C10多環式シクロアルキルである。
【0039】
いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、Aはオキソで置換されていてもよいC8~C10多環式シクロアルキルである。
【0040】
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。
【0041】
いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。
【0042】
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~2個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~3個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
【0043】
いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~2個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~3個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
【0044】
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7~10員二環式ヘテロシクリルである。
【0045】
いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7~10員二環式ヘテロシクリルである。
【0046】
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロシクリルである。
【0047】
いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロシクリルである。
【0048】
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8~10員多環式ヘテロシクリルである。
【0049】
いくつかの態様では、Aは、オキソで置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8~10員多環式ヘテロシクリルである。
【0050】
いくつかの態様では、AはC6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
【0051】
いくつかの態様では、AはC6~10アリールである。いくつかの態様では、AはC5~C6アリールである。いくつかの態様では、Aはフェニルである。
【0052】
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
【0053】
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。
【0054】
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~10員二環式ヘテロアリールである。
【0055】
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロアリールである。
【0056】
いくつかの態様では、Aは、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~10員多環式ヘテロアリールである。
【0057】
いくつかの態様では、Aは
である。
【0058】
いくつかの態様では、Aは
である。
【0059】
いくつかの態様では、Aは
である。
【0060】
いくつかの態様では、Aは
である。
【0061】
いくつかの態様では、RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2である。
【0062】
いくつかの態様では、RxおよびRyはそれぞれHである。
【0063】
いくつかの態様では、RxおよびRyはそれぞれ独立して、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2である。
【0064】
いくつかの態様では、RxおよびRyはそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、または-OHである。
【0065】
いくつかの態様では、RxはH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2である。
【0066】
いくつかの態様では、RxはHである。
【0067】
いくつかの態様では、RxはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2である。
【0068】
いくつかの態様では、RxはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、またはC1~6アルコキシである。
【0069】
いくつかの態様では、RxはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
【0070】
いくつかの態様では、RxはC1~6アルキルである。いくつかの態様では、Rxはメチルである。いくつかの態様では、Rxはエチルである。いくつかの態様では、Rxはプロピルである。いくつかの態様では、Rxはブチルである。いくつかの態様では、Rxはペンチルである。いくつかの態様では、Rxはヘキシルである。いくつかの態様では、Rxはイソプロピルである。いくつかの態様では、Rxはイソブチルである。いくつかの態様では、Rxはイソペンチルである。いくつかの態様では、Rxはイソヘキシルである。いくつかの態様では、Rxはsecブチルである。いくつかの態様では、Rxはsecペンチルである。いくつかの態様では、Rxはsecヘキシルである。いくつかの態様では、Rxはtertブチルである。
【0071】
いくつかの態様では、RxはC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、RxはC2アルケニルである。いくつかの態様では、RxはC3アルケニルである。いくつかの態様では、RxはC4アルケニルである。いくつかの態様では、RxはC5アルケニルである。いくつかの態様では、RxはC6アルケニルである。
【0072】
いくつかの態様では、RxはC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、RxはC2アルキニルである。いくつかの態様では、RxはC3アルキニルである。いくつかの態様では、RxはC4アルキニルである。いくつかの態様では、RxはC5アルキニルである。いくつかの態様では、RxはC6アルキニルである。
【0073】
いくつかの態様では、RxはC1~6アルコキシである。いくつかの態様では、Rxはメトキシである。いくつかの態様では、Rxはエトキシである。いくつかの態様では、Rxはプロポキシである。いくつかの態様では、Rxはブトキシである。いくつかの態様では、Rxはペントキシである。いくつかの態様では、Rxはヘキソキシである。
【0074】
いくつかの態様では、Rxはハロゲン、-CN、-OH、または-NH2である。
【0075】
いくつかの態様では、Rxはハロゲンである。いくつかの態様では、RxはF、Cl、Br、またはIである。いくつかの態様では、RxはF、Cl、またはBrである。いくつかの態様では、RxはFである。いくつかの態様では、RxはClである。いくつかの態様では、RxはBrである。いくつかの態様では、RxはIである。
【0076】
いくつかの態様では、Rxは-CNである。いくつかの態様では、Rxは-OHである。いくつかの態様では、Rxは-NH2である。
【0077】
いくつかの態様では、各RxはH、C1~6アルキル、または-OHである。
【0078】
いくつかの態様では、RyはH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2である。
【0079】
いくつかの態様では、RyはHである。
【0080】
いくつかの態様では、RyはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2である。
【0081】
いくつかの態様では、RyはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、またはC1~6アルコキシである。
【0082】
いくつかの態様では、RyはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
【0083】
いくつかの態様では、RyはC1~6アルキルである。いくつかの態様では、Ryはメチルである。いくつかの態様では、Ryはエチルである。いくつかの態様では、Ryはプロピルである。いくつかの態様では、Ryはブチルである。いくつかの態様では、Ryはペンチルである。いくつかの態様では、Ryはヘキシルである。いくつかの態様では、Ryはイソプロピルである。いくつかの態様では、Ryはイソブチルである。いくつかの態様では、Ryはイソペンチルである。いくつかの態様では、Ryはイソヘキシルである。いくつかの態様では、Ryはsecブチルである。いくつかの態様では、Ryはsecペンチルである。いくつかの態様では、Ryはsecヘキシルである。いくつかの態様では、Ryはtertブチルである。
【0084】
いくつかの態様では、RyはC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、RyはC2アルケニルである。いくつかの態様では、RyはC3アルケニルである。いくつかの態様では、RyはC4アルケニルである。いくつかの態様では、RyはC5アルケニルである。いくつかの態様では、RyはC6アルケニルである。
【0085】
いくつかの態様では、RyはC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、RyはC2アルキニルである。いくつかの態様では、RyはC3アルキニルである。いくつかの態様では、RyはC4アルキニルである。いくつかの態様では、RyはC5アルキニルである。いくつかの態様では、RyはC6アルキニルである。
【0086】
いくつかの態様では、RyはC1~6アルコキシである。いくつかの態様では、Ryはメトキシである。いくつかの態様では、Ryはエトキシである。いくつかの態様では、Ryはプロポキシである。いくつかの態様では、Ryはブトキシである。いくつかの態様では、Ryはペントキシである。いくつかの態様では、Ryはヘキソキシである。
【0087】
いくつかの態様では、Ryはハロゲン、-CN、-OH、または-NH2である。
【0088】
いくつかの態様では、Ryはハロゲンである。いくつかの態様では、RyはF、Cl、Br、またはIである。いくつかの態様では、RyはF、Cl、またはBrである。いくつかの態様では、RyはFである。いくつかの態様では、RyはClである。いくつかの態様では、RyはBrである。いくつかの態様では、RyはIである。
【0089】
いくつかの態様では、Ryは-CNである。いくつかの態様では、Ryは-OHである。いくつかの態様では、Ryは-NH2である。
【0090】
いくつかの態様では、各RyはH、C1~6アルキル、または-OHである。
【0091】
いくつかの態様では、R1およびR4はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
【0092】
いくつかの態様では、R1およびR4はそれぞれ独立して、Hである。
【0093】
いくつかの態様では、R1およびR4はそれぞれ独立して、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
【0094】
いくつかの態様では、R1およびR4はそれぞれ独立して、HまたはC1~6アルキルである。
【0095】
いくつかの態様では、R1はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
【0096】
いくつかの態様では、R1はHである。
【0097】
いくつかの態様では、R1はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
【0098】
いくつかの態様では、R1はC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R1はメチルである。いくつかの態様では、R1はエチルである。いくつかの態様では、R1はプロピルである。いくつかの態様では、R1はブチルである。いくつかの態様では、R1はペンチルである。いくつかの態様では、R1はヘキシルである。いくつかの態様では、R1はイソプロピルである。いくつかの態様では、R1はイソブチルである。いくつかの態様では、R1はイソペンチルである。いくつかの態様では、R1はイソヘキシルである。いくつかの態様では、R1はsecブチルである。いくつかの態様では、R1はsecペンチルである。いくつかの態様では、R1はsecヘキシルである。いくつかの態様では、R1はtertブチルである。
【0099】
いくつかの態様では、R1はC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R1はC2アルケニルである。いくつかの態様では、R1はC3アルケニルである。いくつかの態様では、R1はC4アルケニルである。いくつかの態様では、R1はC5アルケニルである。いくつかの態様では、R1はC6アルケニルである。
【0100】
いくつかの態様では、R1はC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R1はC2アルキニルである。いくつかの態様では、R1はC3アルキニルである。いくつかの態様では、R1はC4アルキニルである。いくつかの態様では、R1はC5アルキニルである。いくつかの態様では、R1はC6アルキニルである。
【0101】
いくつかの態様では、各R1はHまたはC1~6アルキルである。
【0102】
いくつかの態様では、R4はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
【0103】
いくつかの態様では、R4はHである。
【0104】
いくつかの態様では、R4はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
【0105】
いくつかの態様では、R4はC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R4はメチルである。いくつかの態様では、R4はエチルである。いくつかの態様では、R4はプロピルである。いくつかの態様では、R4はブチルである。いくつかの態様では、R4はペンチルである。いくつかの態様では、R4はヘキシルである。いくつかの態様では、R4はイソプロピルである。いくつかの態様では、R4はイソブチルである。いくつかの態様では、R4はイソペンチルである。いくつかの態様では、R4はイソヘキシルである。いくつかの態様では、R4はsecブチルである。いくつかの態様では、R4はsecペンチルである。いくつかの態様では、R4はsecヘキシルである。いくつかの態様では、R4はtertブチルである。
【0106】
いくつかの態様では、R4はC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R4はC2アルケニルである。いくつかの態様では、R4はC3アルケニルである。いくつかの態様では、R4はC4アルケニルである。いくつかの態様では、R4はC5アルケニルである。いくつかの態様では、R4はC6アルケニルである。
【0107】
いくつかの態様では、R4はC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R4はC2アルキニルである。いくつかの態様では、R4はC3アルキニルである。いくつかの態様では、R4はC4アルキニルである。いくつかの態様では、R4はC5アルキニルである。いくつかの態様では、R4はC6アルキニルである。
【0108】
いくつかの態様では、各R4はHまたはC1~6アルキルである。
【0109】
いくつかの態様では、R2およびR3はそれぞれ独立して、H、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2であり、ここでR2もR3もHではない。
【0110】
いくつかの態様では、R2およびR3はそれぞれ独立して、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
【0111】
いくつかの態様では、R2およびR3はそれぞれ独立して、-O-C1~6アルキル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、または-C(O)NR11-S(O)2R11である。
【0112】
いくつかの態様では、R2またはR3のいずれかはHではない。
【0113】
いくつかの態様では、R2はHではない。
【0114】
いくつかの態様では、R3はHではない。
【0115】
いくつかの態様では、R2はH、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
【0116】
いくつかの態様では、R2はHである。
【0117】
いくつかの態様では、R2はC2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
【0118】
いくつかの態様では、R2はC2~6アルケニルまたはC2~6アルキニルである。
【0119】
いくつかの態様では、R2はC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R2はC2アルケニルである。いくつかの態様では、R2はC3アルケニルである。いくつかの態様では、R2はC4アルケニルである。いくつかの態様では、R2はC5アルケニルである。いくつかの態様では、R2はC6アルケニルである。
【0120】
いくつかの態様では、R2はC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R2はC2アルキニルである。いくつかの態様では、R2はC3アルキニルである。いくつかの態様では、R2はC4アルキニルである。いくつかの態様では、R2はC5アルキニルである。いくつかの態様では、R2はC6アルキニルである。
【0121】
いくつかの態様では、R2は-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
【0122】
いくつかの態様では、R2は-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルである。
【0123】
いくつかの態様では、R2は-O-C1~6アルキルである。いくつかの態様では、R2は-O-メチルである。いくつかの態様では、R2は-O-エチルである。いくつかの態様では、R2は-O-プロピルである。いくつかの態様では、R2は-O-ブチルである。いくつかの態様では、R2は-O-ペンチルである。いくつかの態様では、R2は-O-ヘキシルである。いくつかの態様では、R2は-O-イソプロピルである。いくつかの態様では、R2は-O-イソブチルである。いくつかの態様では、R2は-O-イソペンチルである。いくつかの態様では、R2は-O-イソヘキシルである。いくつかの態様では、R2は-O-secブチルである。いくつかの態様では、R2は-O-secペンチルである。いくつかの態様では、R2は-O-secヘキシルである。いくつかの態様では、R2は-O-tertブチルである。
【0124】
いくつかの態様では、R2は-O-C2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R2は-O-C2アルケニルである。いくつかの態様では、R2は-O-C3アルケニルである。いくつかの態様では、R2は-O-C4アルケニルである。いくつかの態様では、R2は-O-C5アルケニルである。いくつかの態様では、R2は-O-C6アルケニルである。
【0125】
いくつかの態様では、R2は-O-C2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R2は-O-C2アルキニルである。いくつかの態様では、R2は-O-C3アルキニルである。いくつかの態様では、R2は-O-C4アルキニルである。いくつかの態様では、R2は-O-C5アルキニルである。いくつかの態様では、R2は-O-C6アルキニルである。
【0126】
いくつかの態様では、R2は-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
【0127】
いくつかの態様では、R2は-C(O)R11、-C(O)OR11、または-C(O)N(R11)2である。
【0128】
いくつかの態様では、R2は-C(O)R11である。いくつかの態様では、R2は-C(O)OR11である。いくつかの態様では、R2は-C(O)N(R11)2である。
【0129】
いくつかの態様では、R2は-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
【0130】
いくつかの態様では、R2は-C(O)NR11-S(O)2R11である。いくつかの態様では、R2は-C(O)NR11-S(O)2-OR11である。いくつかの態様では、R2は-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
【0131】
いくつかの態様では、R2は-O-C1~6アルキル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、または-C(O)NR11-S(O)2R11である。
【0132】
いくつかの態様では、R3はH、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
【0133】
いくつかの態様では、R3はHである。
【0134】
いくつかの態様では、R3はC2~6アルケニル、C2~6アルキニル、-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
【0135】
いくつかの態様では、R3はC2~6アルケニルまたはC2~6アルキニルである。
【0136】
いくつかの態様では、R3はC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R3はC2アルケニルである。いくつかの態様では、R3はC3アルケニルである。いくつかの態様では、R3はC4アルケニルである。いくつかの態様では、R3はC5アルケニルである。いくつかの態様では、R3はC6アルケニルである。
【0137】
いくつかの態様では、R3はC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R3はC2アルキニルである。いくつかの態様では、R3はC3アルキニルである。いくつかの態様では、R3はC4アルキニルである。いくつかの態様では、R3はC5アルキニルである。いくつかの態様では、R3はC6アルキニルである。
【0138】
いくつかの態様では、R3は-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、-O-C2~6アルキニル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
【0139】
いくつかの態様では、R3は-O-C1~6アルキル、-O-C2~6アルケニル、または-O-C2~6アルキニルである。
【0140】
いくつかの態様では、R3は-O-C1~6アルキルである。いくつかの態様では、R3は-O-メチルである。いくつかの態様では、R3は-O-エチルである。いくつかの態様では、R3は-O-プロピルである。いくつかの態様では、R3は-O-ブチルである。いくつかの態様では、R3は-O-ペンチルである。いくつかの態様では、R3は-O-ヘキシルである。いくつかの態様では、R3は-O-イソプロピルである。いくつかの態様では、R3は-O-イソブチルである。いくつかの態様では、R3は-O-イソペンチルである。いくつかの態様では、R3は-O-イソヘキシルである。いくつかの態様では、R3は-O-secブチルである。いくつかの態様では、R3は-O-secペンチルである。いくつかの態様では、R3は-O-secヘキシルである。いくつかの態様では、R3は-O-tertブチルである。
【0141】
いくつかの態様では、R3は-O-C2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R3は-O-C2アルケニルである。いくつかの態様では、R3は-O-C3アルケニルである。いくつかの態様では、R3は-O-C4アルケニルである。いくつかの態様では、R3は-O-C5アルケニルである。いくつかの態様では、R3は-O-C6アルケニルである。
【0142】
いくつかの態様では、R3は-O-C2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R3は-O-C2アルキニルである。いくつかの態様では、R3は-O-C3アルキニルである。いくつかの態様では、R3は-O-C4アルキニルである。いくつかの態様では、R3は-O-C5アルキニルである。いくつかの態様では、R3は-O-C6アルキニルである。
【0143】
いくつかの態様では、R3は-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
【0144】
いくつかの態様では、R3は-C(O)R11、-C(O)OR11、または-C(O)N(R11)2である。
【0145】
いくつかの態様では、R3は-C(O)R11である。いくつかの態様では、R3は-C(O)OR11である。いくつかの態様では、R3は-C(O)N(R11)2である。
【0146】
いくつかの態様では、R3は-C(O)NR11-S(O)2R11、-C(O)NR11-S(O)2-OR11、または-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
【0147】
いくつかの態様では、R3は-C(O)NR11-S(O)2R11である。いくつかの態様では、R3は-C(O)NR11-S(O)2-OR11である。いくつかの態様では、R3は-C(O)NR11-S(O)2-N(R11)2である。
【0148】
いくつかの態様では、R3は-O-C1~6アルキル、-C(O)R11、-C(O)OR11、-C(O)N(R11)2、または-C(O)NR11-S(O)2R11である。
【0149】
いくつかの態様では、R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0150】
いくつかの態様では、R5およびR6はそれぞれ独立して、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよく、あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0151】
いくつかの態様では、R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0152】
いくつかの態様では、R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。
【0153】
いくつかの態様では、R5およびR6はそれぞれ独立して、Hである。
【0154】
いくつかの態様では、R5およびR6はそれぞれ独立して、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0155】
いくつかの態様では、R5およびR6はそれぞれ独立して、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。
【0156】
いくつかの態様では、R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0157】
いくつかの態様では、R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0158】
いくつかの態様では、R5およびR6はそれぞれ独立して、H、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されている。
【0159】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されている。
【0160】
いくつかの態様では、R5はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0161】
いくつかの態様では、R5はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。
【0162】
いくつかの態様では、R5はHである。
【0163】
いくつかの態様では、R5はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0164】
いくつかの態様では、R5はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。
【0165】
いくつかの態様では、R5はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0166】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいメチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいエチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいプロピルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいブチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいペンチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいヘキシルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいイソプロピルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいイソブチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいイソペンチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいイソヘキシルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいsecブチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいsecペンチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいsecヘキシルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいtertブチルである。
【0167】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC2アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC4アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC5アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC6アルケニルである。
【0168】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC2アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC4アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC5アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC6アルキニルである。
【0169】
いくつかの態様では、R5はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のR7で置換されている。
【0170】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたメチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたエチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたプロピルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたブチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたペンチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたヘキシルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたイソプロピルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたイソブチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたイソペンチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたイソヘキシルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたsecブチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたsecペンチルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたsecヘキシルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたtertブチルである。
【0171】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC2アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC3アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC4アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC5アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC6アルケニルである。
【0172】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC2アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC3アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC4アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC5アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC6アルキニルである。
【0173】
いくつかの態様では、R5はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個のR7で置換されている。
【0174】
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたメチルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたエチルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたプロピルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたブチルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたペンチルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたヘキシルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたイソプロピルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたイソブチルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたイソペンチルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたイソヘキシルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたsecブチルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたsecペンチルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたsecヘキシルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたtertブチルである。
【0175】
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC2アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC3アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC4アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC5アルケニルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC6アルケニルである。
【0176】
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC2アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC3アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC4アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC5アルキニルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC6アルキニルである。
【0177】
いくつかの態様では、R5はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
【0178】
いくつかの態様では、R5はC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R5はメチルである。いくつかの態様では、R5はエチルである。いくつかの態様では、R5はプロピルである。いくつかの態様では、R5はブチルである。いくつかの態様では、R5はペンチルである。いくつかの態様では、R5はヘキシルである。いくつかの態様では、R5はイソプロピルである。いくつかの態様では、R5はイソブチルである。いくつかの態様では、R5はイソペンチルである。いくつかの態様では、R5はイソヘキシルである。いくつかの態様では、R5はsecブチルである。いくつかの態様では、R5はsecペンチルである。いくつかの態様では、R5はsecヘキシルである。いくつかの態様では、R5はtertブチルである。
【0179】
いくつかの態様では、R5はC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R5はC2アルケニルである。いくつかの態様では、R5はC3アルケニルである。いくつかの態様では、R5はC4アルケニルである。いくつかの態様では、R5はC5アルケニルである。いくつかの態様では、R5はC6アルケニルである。
【0180】
いくつかの態様では、R5はC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R5はC2アルキニルである。いくつかの態様では、R5はC3アルキニルである。いくつかの態様では、R5はC4アルキニルである。いくつかの態様では、R5はC5アルキニルである。いくつかの態様では、R5はC6アルキニルである。
【0181】
いくつかの態様では、R5はC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0182】
いくつかの態様では、R5はC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。
【0183】
いくつかの態様では、R5はC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0184】
いくつかの態様では、R5はC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルである。
【0185】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3~10シクロアルキルである。
【0186】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC10シクロアルキルである。
【0187】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC8~C10多環式シクロアルキルである。
【0188】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC3~10シクロアルキルである。
【0189】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC10シクロアルキルである。
【0190】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC8~C10多環式シクロアルキルである。
【0191】
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC3~10シクロアルキルである。
【0192】
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC10シクロアルキルである。
【0193】
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC8~C10多環式シクロアルキルである。
【0194】
いくつかの態様では、R5はC3~10シクロアルキルである。
【0195】
いくつかの態様では、R5はC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC10シクロアルキルである。
【0196】
いくつかの態様では、R5はC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R5はC8~C10多環式シクロアルキルである。
【0197】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロシクリルである。
【0198】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロシクリルである。
【0199】
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロシクリルである。
【0200】
いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロシクリルである。
【0201】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7~13員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロシクリルである。
【0202】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7~13員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロシクリルである。
【0203】
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7~13員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロシクリルである。
【0204】
いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7~13員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロシクリルである。
【0205】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロシクリルである。
【0206】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロシクリルである。
【0207】
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロシクリルである。
【0208】
いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロシクリルである。
【0209】
いくつかの態様では、R5はC6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アリールまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0210】
いくつかの態様では、R5はC6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。
【0211】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC6~10アリールである。
【0212】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC6~8アリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよいフェニルである。
【0213】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたC6~8アリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されたフェニルである。
【0214】
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたC6~8アリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換されたフェニルである。
【0215】
いくつかの態様では、R5はC6~10アリールである。
【0216】
いくつかの態様では、R5はC6~8アリールである。いくつかの態様では、R5はフェニルである。
【0217】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロアリールである。
【0218】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロアリールである。
【0219】
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロアリールである。
【0220】
いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロアリールである。
【0221】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロアリールである。
【0222】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロアリールである。
【0223】
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロアリールである。
【0224】
いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロアリールである。
【0225】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロアリールである。
【0226】
いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロアリールである。
【0227】
いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロアリールである。
【0228】
いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R5は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロアリールである。
【0229】
いくつかの態様では、R5はH、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0230】
いくつかの態様では、R5はH、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0231】
いくつかの態様では、R5はH、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されている。
【0232】
いくつかの態様では、R5はシクロプロピル、ピペリジン、テトラヒドロピラン、モルホリン、フェニル、ピリジン、ピリミジン、テトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
【0233】
いくつかの態様では、R5はシクロプロピル、ピペリジン、テトラヒドロピラン、またはモルホリンである。
【0234】
いくつかの態様では、R5はフェニル、ピリジン、ピリミジン、テトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
【0235】
いくつかの態様では、R5はピリジン、ピリミジン、テトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
【0236】
いくつかの態様では、R5はピリジンまたはピリミジンである。
【0237】
いくつかの態様では、R5はテトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
【0238】
いくつかの態様では、R5はテトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、またはイミダゾールである。
【0239】
いくつかの態様では、R5は1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
【0240】
いくつかの態様では、R5は1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、またはベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾールである。
【0241】
いくつかの態様では、R5は9H-カルバゾールである。
【0242】
いくつかの態様では、R6はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0243】
いくつかの態様では、R6はH、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。
【0244】
いくつかの態様では、R6はHである。
【0245】
いくつかの態様では、R6はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0246】
いくつかの態様では、R6はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。
【0247】
いくつかの態様では、R6はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0248】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいメチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいエチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいプロピルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいブチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいペンチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいヘキシルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいイソプロピルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいイソブチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいイソペンチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいイソヘキシルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいsecブチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいsecペンチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいsecヘキシルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいtertブチルである。
【0249】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC2アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC4アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC5アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC6アルケニルである。
【0250】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC2アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC4アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC5アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC6アルキニルである。
【0251】
いくつかの態様では、R6はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のR7で置換されている。
【0252】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたメチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたエチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたプロピルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたブチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたペンチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたヘキシルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたイソプロピルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたイソブチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたイソペンチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたイソヘキシルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたsecブチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたsecペンチルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたsecヘキシルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたtertブチルである。
【0253】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC2アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC3アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC4アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC5アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC6アルケニルである。
【0254】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC2アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC3アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC4アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC5アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC6アルキニルである。
【0255】
いくつかの態様では、R6はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個のR7で置換されている。
【0256】
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたメチルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたエチルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたプロピルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたブチルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたペンチルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたヘキシルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたイソプロピルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたイソブチルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたイソペンチルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたイソヘキシルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたsecブチルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたsecペンチルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたsecヘキシルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたtertブチルである。
【0257】
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC2アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC3アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC4アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC5アルケニルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC6アルケニルである。
【0258】
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC2アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC3アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC4アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC5アルキニルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC6アルキニルである。
【0259】
いくつかの態様では、R6はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
【0260】
いくつかの態様では、R6はC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R6はメチルである。いくつかの態様では、R6はエチルである。いくつかの態様では、R6はプロピルである。いくつかの態様では、R6はブチルである。いくつかの態様では、R6はペンチルである。いくつかの態様では、R6はヘキシルである。いくつかの態様では、R6はイソプロピルである。いくつかの態様では、R6はイソブチルである。いくつかの態様では、R6はイソペンチルである。いくつかの態様では、R6はイソヘキシルである。いくつかの態様では、R6はsecブチルである。いくつかの態様では、R6はsecペンチルである。いくつかの態様では、R6はsecヘキシルである。いくつかの態様では、R6はtertブチルである。
【0261】
いくつかの態様では、R6はC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R6はC2アルケニルである。いくつかの態様では、R6はC3アルケニルである。いくつかの態様では、R6はC4アルケニルである。いくつかの態様では、R6はC5アルケニルである。いくつかの態様では、R6はC6アルケニルである。
【0262】
いくつかの態様では、R6はC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R6はC2アルキニルである。いくつかの態様では、R6はC3アルキニルである。いくつかの態様では、R6はC4アルキニルである。いくつかの態様では、R6はC5アルキニルである。いくつかの態様では、R6はC6アルキニルである。
【0263】
いくつかの態様では、R6はC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0264】
いくつかの態様では、R6はC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。
【0265】
いくつかの態様では、R6はC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0266】
いくつかの態様では、R6はC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルである。
【0267】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3~10シクロアルキルである。
【0268】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC10シクロアルキルである。
【0269】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC8~C10多環式シクロアルキルである。
【0270】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC3~10シクロアルキルである。
【0271】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC10シクロアルキルである。
【0272】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC8~C10多環式シクロアルキルである。
【0273】
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC3~10シクロアルキルである。
【0274】
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC10シクロアルキルである。
【0275】
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC8~C10多環式シクロアルキルである。
【0276】
いくつかの態様では、R6はC3~10シクロアルキルである。
【0277】
いくつかの態様では、R6はC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC10シクロアルキルである。
【0278】
いくつかの態様では、R6はC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R6はC8~C10多環式シクロアルキルである。
【0279】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロシクリルである。
【0280】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロシクリルである。
【0281】
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロシクリルである。
【0282】
いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロシクリルである。
【0283】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7~13員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロシクリルである。
【0284】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7~13員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロシクリルである。
【0285】
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7~13員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロシクリルである。
【0286】
いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7~13員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロシクリルである。
【0287】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロシクリルである。
【0288】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロシクリルである。
【0289】
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロシクリルである。
【0290】
いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロシクリルである。
【0291】
いくつかの態様では、R6はC6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アリールまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0292】
いくつかの態様では、R6はC6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。
【0293】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC6~10アリールである。
【0294】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいC6~8アリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよいフェニルである。
【0295】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたC6~8アリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されたフェニルである。
【0296】
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたC6~8アリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換されたフェニルである。
【0297】
いくつかの態様では、R6はC6~10アリールである。
【0298】
いくつかの態様では、R6はC6~8アリールである。いくつかの態様では、R6はフェニルである。
【0299】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロアリールである。
【0300】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロアリールである。
【0301】
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロアリールである。
【0302】
いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員ヘテロアリールである。
【0303】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロアリールである。
【0304】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロアリールである。
【0305】
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロアリールである。
【0306】
いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員二環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員二環式ヘテロアリールである。
【0307】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロアリールである。
【0308】
いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロアリールである。
【0309】
いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロアリールである。
【0310】
いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9~13員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む11員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む12員多環式ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R6は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む13員多環式ヘテロアリールである。
【0311】
いくつかの態様では、R6はH、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリール、または-C(O)R7であり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0312】
いくつかの態様では、R6はH、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0313】
いくつかの態様では、R6はH、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~13員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~13員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されている。
【0314】
いくつかの態様では、R6はシクロプロピル、ピペリジン、テトラヒドロピラン、モルホリン、フェニル、ピリジン、ピリミジン、テトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
【0315】
いくつかの態様では、R6はシクロプロピル、ピペリジン、テトラヒドロピラン、またはモルホリンである。
【0316】
いくつかの態様では、R6はフェニル、ピリジン、ピリミジン、テトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
【0317】
いくつかの態様では、R6はピリジン、ピリミジン、テトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
【0318】
いくつかの態様では、R6はピリジンまたはピリミジンである。
【0319】
いくつかの態様では、R6はテトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
【0320】
いくつかの態様では、R6はテトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、またはイミダゾールである。
【0321】
いくつかの態様では、R6は1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
【0322】
いくつかの態様では、R6は1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、またはベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾールである。
【0323】
いくつかの態様では、R6は9H-カルバゾールである。
【0324】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のR7で置換されていてもよい。
【0325】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成する。
【0326】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリルを形成する。
【0327】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルを形成する。
【0328】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルを形成する。
【0329】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルを形成する。
【0330】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルを形成する。
【0331】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルを形成する。
【0332】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルを形成する。
【0333】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルを形成する。
【0334】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリルを形成する。
【0335】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルを形成する。
【0336】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリルを形成する。
【0337】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルを形成する。
【0338】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリルを形成する。
【0339】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルを形成する。
【0340】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成する。
【0341】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールを形成する。
【0342】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成する。
【0343】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールを形成する。
【0344】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールを形成する。
【0345】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成する。
【0346】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールを形成する。いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールを形成する。
【0347】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよいピペリジンを形成する。
【0348】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されたピペリジンを形成する。
【0349】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換されたピペリジンを形成する。
【0350】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になってピペリジンを形成する。
【0351】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されていてもよいテトラヒドロキノリンを形成する。
【0352】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のR7で置換されたテトラヒドロキノリンを形成する。
【0353】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になって、1個のR7で置換されたテトラヒドロキノリンを形成する。
【0354】
いくつかの態様では、R5およびR6は、それらが結合している原子と一緒になってテトラヒドロキノリンを形成する。
【0355】
いくつかの態様では、各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよい。
【0356】
いくつかの態様では、各R7は独立して、オキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、C1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-O-(CH2)t-R8、-NH-(CH2)t-R8、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
【0357】
いくつかの態様では、R7はオキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、-O-(CH2)t-R8、または-NH-(CH2)t-R8である。
【0358】
いくつかの態様では、R7はオキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、または-CNである。
【0359】
いくつかの態様では、R7はオキソである。
【0360】
いくつかの態様では、R7はハロゲンである。いくつかの態様では、R7はF、Cl、Br、またはIである。いくつかの態様では、R7はF、Cl、またはBrである。いくつかの態様では、R7はFである。いくつかの態様では、R7はClである。いくつかの態様では、R7はBrである。いくつかの態様では、R7はIである。
【0361】
いくつかの態様では、R7は-OHである。いくつかの態様では、R7は-NH2である。いくつかの態様では、R7は-CNである。
【0362】
いくつかの態様では、R7は-C(O)R10、-C(O)OR10、-C(O)N(R10)2、-O-(CH2)t-R8、または-NH-(CH2)t-R8である。
【0363】
いくつかの態様では、R7は-C(O)R10である。いくつかの態様では、R7は-C(O)OR10である。いくつかの態様では、R7は-C(O)N(R10)2である。いくつかの態様では、R7は-O-(CH2)t-R8である。いくつかの態様では、R7は-NH-(CH2)t-R8である。
【0364】
いくつかの態様では、R7はC1~6アルコキシ、-NH(C1~6アルキル)、または-N(C1~6アルキル)2である。
【0365】
いくつかの態様では、R7はC1~6アルコキシである。いくつかの態様では、R7はメトキシである。いくつかの態様では、R7はエトキシである。いくつかの態様では、R7はプロポキシである。いくつかの態様では、R7はブトキシである。いくつかの態様では、R7はペントキシである。いくつかの態様では、R7はヘキソキシである。いくつかの態様では、R7はイソプロポキシである。いくつかの態様では、R7はイソブトキシである。いくつかの態様では、R7はイソペントキシである。いくつかの態様では、R7はイソヘキソキシである。いくつかの態様では、R7はsecブトキシである。いくつかの態様では、R7はsecペントキシである。いくつかの態様では、R7はsecヘキソキシである。いくつかの態様では、R7はtertブトキシである。
【0366】
いくつかの態様では、R7は-NH(C1~6アルキル)または-N(C1~6アルキル)2である。いくつかの態様では、R7は-NH(C1~6アルキル)である。いくつかの態様では、R7は-N(C1~6アルキル)2である。
【0367】
いくつかの態様では、R7はC1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよい。
【0368】
いくつかの態様では、R7はC1~3アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
【0369】
いくつかの態様では、R7はC1~3アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のR10で置換されていてもよい。
【0370】
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC1~3アルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいメチルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいエチルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいプロピルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいイソプロピルである。
【0371】
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC2アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC3アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC4アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC5アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC6アルケニルである。
【0372】
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC2アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC3アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC4アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC5アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC6アルキニルである。
【0373】
いくつかの態様では、R7はC1~3アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のR10で置換されている。
【0374】
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC1~3アルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたメチルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたエチルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたプロピルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたイソプロピルである。
【0375】
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC2アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC3アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC4アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC5アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC6アルケニルである。
【0376】
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC2アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC3アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC4アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC5アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC6アルキニルである。
【0377】
いくつかの態様では、R7はC1~3アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個のR10で置換されている。
【0378】
いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC1~3アルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたメチルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたエチルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたプロピルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたイソプロピルである。
【0379】
いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC2アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC3アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC4アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC5アルケニルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC6アルケニルである。
【0380】
いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC2アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC3アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC4アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC5アルキニルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC6アルキニルである。
【0381】
いくつかの態様では、R7はC1~3アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
【0382】
いくつかの態様では、R7はC1~3アルキルである。いくつかの態様では、R7はメチルである。いくつかの態様では、R7はエチルである。いくつかの態様では、R7はプロピルである。いくつかの態様では、R7はイソプロピルである。
【0383】
いくつかの態様では、R7はC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R7はC2アルケニルである。いくつかの態様では、R7はC3アルケニルである。いくつかの態様では、R7はC4アルケニルである。いくつかの態様では、R7はC5アルケニルである。いくつかの態様では、R7はC6アルケニルである。
【0384】
いくつかの態様では、R7はC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R7はC2アルキニルである。いくつかの態様では、R7はC3アルキニルである。いくつかの態様では、R7はC4アルキニルである。いくつかの態様では、R7はC5アルキニルである。いくつかの態様では、R7はC6アルキニルである。
【0385】
いくつかの態様では、R7はC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよい。
【0386】
いくつかの態様では、R7はC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
【0387】
いくつかの態様では、R7はC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルは、1個または複数のR10で置換されていてもよい。
【0388】
いくつかの態様では、R7はC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。
【0389】
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC3~10シクロアルキルである。
【0390】
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC10シクロアルキルである。
【0391】
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC8~C10多環式シクロアルキルである。
【0392】
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC3~10シクロアルキルである。
【0393】
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC10シクロアルキルである。
【0394】
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC8~C10多環式シクロアルキルである。
【0395】
いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC3~10シクロアルキルである。
【0396】
いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC10シクロアルキルである。
【0397】
いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC8~C10多環式シクロアルキルである。
【0398】
いくつかの態様では、R7はC3~10シクロアルキルである。
【0399】
いくつかの態様では、R7はC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC10シクロアルキルである。
【0400】
いくつかの態様では、R7はC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R7はC8~C10多環式シクロアルキルである。
【0401】
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
【0402】
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
【0403】
いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
【0404】
いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
【0405】
いくつかの態様では、R7はC6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アリールまたはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよい。
【0406】
いくつかの態様では、R7はC6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
【0407】
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC6~10アリールである。
【0408】
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいC6~8アリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよいフェニルである。
【0409】
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたC6~8アリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されたフェニルである。
【0410】
いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたC6~8アリールである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換されたフェニルである。
【0411】
いくつかの態様では、R7はC6~10アリールである。
【0412】
いくつかの態様では、R7はC6~8アリールである。いくつかの態様では、R7はフェニルである。
【0413】
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。
【0414】
いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個または複数のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。
【0415】
いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、1個のR10で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。
【0416】
いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R7は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。
【0417】
いくつかの態様では、R7はシクロプロピル、ピペリジン、テトラヒドロピラン、モルホリン、フェニル、ピリジン、ピリミジン、テトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
【0418】
いくつかの態様では、R7はシクロプロピル、ピペリジン、テトラヒドロピラン、またはモルホリンである。
【0419】
いくつかの態様では、R7はフェニル、ピリジン、ピリミジン、テトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
【0420】
いくつかの態様では、R7はピリジン、ピリミジン、テトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
【0421】
いくつかの態様では、R7はピリジンまたはピリミジンである。
【0422】
いくつかの態様では、R7はテトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
【0423】
いくつかの態様では、R7はテトラゾール、トリアゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピロール、イソオキサゾール、またはイミダゾールである。
【0424】
いくつかの態様では、R7は1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、ベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾール、または9H-カルバゾールである。
【0425】
いくつかの態様では、R7は1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン、インドリン、インドール、2,3-ジヒドロベンゾフラン、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、1H-インダゾール、イミダゾ[1,2-a]ピラジン、ナフタレン、キノリン、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン、またはベンゾ[d]オキサゾール-2(3H)-オン、ベンゾ[d]イソオキサゾールである。
【0426】
いくつかの態様では、R7は9H-カルバゾールである。
【0427】
いくつかの態様では、R7はオキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、C1~6アルキル、C2~6アルキニル、-O-(CH2)t-R8、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルキニル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されていてもよい。
【0428】
いくつかの態様では、R7はオキソ、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、-C(O)R10、C1~6アルキル、C2~6アルキニル、-O-(CH2)t-R8、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルキル、アルキニル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR10で置換されている。
【0429】
いくつかの態様では、R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよい。
【0430】
いくつかの態様では、R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
【0431】
いくつかの態様では、R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、または-S(C1~6アルキル)であり、ここで該アルコキシまたはアルキルは、1個または複数のR9で置換されていてもよい。
【0432】
いくつかの態様では、R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、または-S(C1~6アルキル)であり、ここで該アルコキシまたはアルキルは、1個または複数のR9で置換されている。
【0433】
いくつかの態様では、R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、または-S(C1~6アルキル)であり、ここで該アルコキシまたはアルキルは、1個のR9で置換されている。
【0434】
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC1~6アルコキシである。
【0435】
いくつかの態様では、R8はC1~6アルコキシ-OHであり、ここで該アルコキシは、1個または複数のR9で置換されていてもよい。
【0436】
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC1~6アルコキシである。
【0437】
いくつかの態様では、R8はC1~6アルコキシ-OHであり、ここで該アルコキシは、1個または複数のR9で置換されている。
【0438】
いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC1~6アルコキシである。
【0439】
いくつかの態様では、R8はC1~6アルコキシ-OHであり、ここで該アルコキシは、1個のR9で置換されている。
【0440】
いくつかの態様では、R8は-NH(C1~6アルキル)であり、ここで該アルキルは、1個または複数のR9で置換されていてもよい。
【0441】
いくつかの態様では、R8は-N(C1~6アルキル)2であり、ここで該アルキルは、1個または複数のR9で置換されていてもよい。
【0442】
いくつかの態様では、R8は-NH(C1~6アルキル)であり、ここで該アルキルは、1個または複数のR9で置換されている。
【0443】
いくつかの態様では、R8は-N(C1~6アルキル)2であり、ここで該アルキルは、1個または複数のR9で置換されている。
【0444】
いくつかの態様では、R8は-NH(C1~6アルキル)であり、ここで該アルキルは、1個のR9で置換されている。
【0445】
いくつかの態様では、R8は-N(C1~6アルキル)2であり、ここで該アルキルは、1個のR9で置換されている。
【0446】
いくつかの態様では、R8は-S(C1~6アルキル)であり、ここで該アルキルは、1個または複数のR9で置換されていてもよい。
【0447】
いくつかの態様では、R8は-S(C1~6アルキル)であり、ここで該アルキルは、1個または複数のR9で置換されている。
【0448】
いくつかの態様では、R8は-S(C1~6アルキル)であり、ここで該アルキルは、1個のR9で置換されている。
【0449】
いくつかの態様では、R8は-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-NH(C1~6アルキル)、-N(C1~6アルキル)2、-SH、-S(C1~6アルキル)である。
【0450】
いくつかの態様では、R8は-OH、C1~6アルコキシ、またはC1~6アルコキシ-OHである。
【0451】
いくつかの態様では、R8は-OHである。
【0452】
いくつかの態様では、R8はC1~6アルコキシである。いくつかの態様では、R8はメトキシである。いくつかの態様では、R8はエトキシである。いくつかの態様では、R8はプロポキシである。いくつかの態様では、R8はブトキシである。いくつかの態様では、R8はペントキシである。いくつかの態様では、R8はヘキソキシである。いくつかの態様では、R8はイソプロポキシである。いくつかの態様では、R8はイソブトキシである。いくつかの態様では、R8はイソペントキシである。いくつかの態様では、R8はイソヘキソキシである。いくつかの態様では、R8はsecブトキシである。いくつかの態様では、R8はsecペントキシである。いくつかの態様では、R8はsecヘキソキシである。いくつかの態様では、R8はtertブトキシである。
【0453】
いくつかの態様では、R8はC1~6アルコキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はメトキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はエトキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はプロポキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はブトキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はペントキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はヘキソキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はイソプロポキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はイソブトキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はイソペントキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はイソヘキソキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はsecブトキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はsecペントキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はsecヘキソキシ-OHである。いくつかの態様では、R8はtertブトキシ-OHである。
【0454】
いくつかの態様では、R8は-NH2、-NH(C1~6アルキル)、または-N(C1~6アルキル)2である。
【0455】
いくつかの態様では、R8は-NH2である。
【0456】
いくつかの態様では、R8は-NH(C1~6アルキル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(メチル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(エチル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(プロピル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(ブチル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(ペンチル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(ヘキシル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(イソプロピル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(イソブチル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(イソペンチル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(イソヘキシル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(secブチル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(secペンチル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(secヘキシル)である。いくつかの態様では、R8は-NH(tertブチル)である。
【0457】
いくつかの態様では、R8は-N(C1~6アルキル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(メチル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(エチル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(プロピル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(ブチル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(ペンチル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(ヘキシル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(イソプロピル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(イソブチル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(イソペンチル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(イソヘキシル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(secブチル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(secペンチル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(secヘキシル)2である。いくつかの態様では、R8は-N(tertブチル)2である。
【0458】
いくつかの態様では、R8は-SHまたは-S(C1~6アルキル)である。
【0459】
いくつかの態様では、R8は-SHである。
【0460】
いくつかの態様では、R8は-S(C1~6アルキル)である。
【0461】
いくつかの態様では、R8は-S(メチル)である。いくつかの態様では、R8は-S(エチル)である。いくつかの態様では、R8は-S(プロピル)である。いくつかの態様では、R8は-S(ブチル)である。いくつかの態様では、R8は-S(ペンチル)である。いくつかの態様では、R8は-S(ヘキシル)である。いくつかの態様では、R8は-S(イソプロピル)である。いくつかの態様では、R8は-S(イソブチル)である。いくつかの態様では、R8は-S(イソペンチル)である。いくつかの態様では、R8は-S(イソヘキシル)である。いくつかの態様では、R8は-S(secブチル)である。いくつかの態様では、R8は-S(secペンチル)である。いくつかの態様では、R8は-S(secヘキシル)である。いくつかの態様では、R8は-S(tertブチル)である。
【0462】
いくつかの態様では、R8はC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよい。
【0463】
いくつかの態様では、R8はC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
【0464】
いくつかの態様では、R8はC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルであり、ここで該シクロアルキルまたはヘテロシクリルは、1個または複数のR9で置換されていてもよい。
【0465】
いくつかの態様では、R8はC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。
【0466】
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC3~10シクロアルキルである。
【0467】
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC10シクロアルキルである。
【0468】
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC8~C10多環式シクロアルキルである。
【0469】
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC3~10シクロアルキルである。
【0470】
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC10シクロアルキルである。
【0471】
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC8~C10多環式シクロアルキルである。
【0472】
いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC3~10シクロアルキルである。
【0473】
いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC10シクロアルキルである。
【0474】
いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC8~C10多環式シクロアルキルである。
【0475】
いくつかの態様では、R8はC3~10シクロアルキルである。
【0476】
いくつかの態様では、R8はC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC10シクロアルキルである。
【0477】
いくつかの態様では、R8はC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R8はC8~C10多環式シクロアルキルである。
【0478】
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
【0479】
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
【0480】
いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
【0481】
いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
【0482】
いくつかの態様では、R8はC6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アリールまたはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよい。
【0483】
いくつかの態様では、R8はC6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
【0484】
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC6~10アリールである。
【0485】
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいC6~8アリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよいフェニルである。
【0486】
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたC6~8アリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されたフェニルである。
【0487】
いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたC6~8アリールである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換されたフェニルである。
【0488】
いくつかの態様では、R8はC6~10アリールである。
【0489】
いくつかの態様では、R8はC6~8アリールである。いくつかの態様では、R8はフェニルである。
【0490】
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。
【0491】
いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個または複数のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。
【0492】
いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、1個のR9で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。
【0493】
いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R8は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。
【0494】
いくつかの態様では、R8はH、-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-N(C1~6アルキル)2、-S(C1~6アルキル)、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されていてもよい。
【0495】
いくつかの態様では、R8はH、-OH、C1~6アルコキシ、C1~6アルコキシ-OH、-NH2、-N(C1~6アルキル)2、-S(C1~6アルキル)、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールであり、ここで該アルコキシ、アルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールは、1個または複数のR9で置換されている。
【0496】
いくつかの態様では、各R9は独立して、-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
【0497】
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)である。
【0498】
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
【0499】
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(5員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(6員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(7員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(8員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(9員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(10員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
【0500】
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。
【0501】
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。
【0502】
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。
【0503】
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリール)であり、ここで該ヘテロアリールは、1個のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。
【0504】
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)である。
【0505】
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリール)である。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリール)である。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリール)である。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリール)である。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリール)である。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリール)である。
【0506】
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該アリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(C6~8アリール)であり、ここで該アリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(フェニル)であり、ここで該フェニルは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
【0507】
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該アリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(C6~8アリール)であり、ここで該アリールは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(フェニル)であり、ここで該フェニルは、1個または複数のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。
【0508】
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該アリールは、1個のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(C6~8アリール)であり、ここで該アリールは、1個のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(フェニル)であり、ここで該フェニルは、1個のハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されている。
【0509】
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(C6~10アリール)である。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(C6~8アリール)である。いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(フェニル)である。
【0510】
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲンまたは-OHで置換されていてもよい。
【0511】
いくつかの態様では、R9は-(CH2)u-(N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール)または-(CH2)u-(C6~10アリール)であり、ここで該ヘテロアリールまたはアリールは、1個または複数のハロゲンまたは-OHで置換されている。
【0512】
いくつかの態様では、各R10は独立して、ハロゲン、-OH、-NH2、-CN、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
【0513】
いくつかの態様では、R10はハロゲン、-OH、-NH2、または-CNである。
【0514】
いくつかの態様では、R10はハロゲンである。
【0515】
いくつかの態様では、R10はF、Cl、Br、またはIである。いくつかの態様では、R10はF、Cl、またはBrである。
【0516】
いくつかの態様では、R10はFである。いくつかの態様では、R10はClである。いくつかの態様では、R10はBrである。いくつかの態様では、R10はIである。
【0517】
いくつかの態様では、R10は-OHである。いくつかの態様では、R10は-NH2である。いくつかの態様では、R10は-CNである。
【0518】
いくつかの態様では、R10はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C1~6ハロアルキル、C3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
【0519】
いくつかの態様では、R10はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、またはC1~6ハロアルキルである。
【0520】
いくつかの態様では、R10はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
【0521】
いくつかの態様では、R10はC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R10はメチルである。いくつかの態様では、R10はエチルである。いくつかの態様では、R10はプロピルである。いくつかの態様では、R10はブチルである。いくつかの態様では、R10はペンチルである。いくつかの態様では、R10はヘキシルである。いくつかの態様では、R10はイソプロピルである。いくつかの態様では、R10はイソブチルである。いくつかの態様では、R10はイソペンチルである。いくつかの態様では、R10はイソヘキシルである。いくつかの態様では、R10はsecブチルである。いくつかの態様では、R10はsecペンチルである。いくつかの態様では、R10はsecヘキシルである。いくつかの態様では、R10はtertブチルである。
【0522】
いくつかの態様では、R10はC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R10はC2アルケニルである。いくつかの態様では、R10はC3アルケニルである。いくつかの態様では、R10はC4アルケニルである。いくつかの態様では、R10はC5アルケニルである。いくつかの態様では、R10はC6アルケニルである。
【0523】
いくつかの態様では、R10はC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R10はC2アルキニルである。いくつかの態様では、R10はC3アルキニルである。いくつかの態様では、R10はC4アルキニルである。いくつかの態様では、R10はC5アルキニルである。いくつかの態様では、R10はC6アルキニルである。
【0524】
いくつかの態様では、R10はC1~6ハロアルキルである。いくつかの態様では、R10はハロメチルである。いくつかの態様では、R10はハロエチルである。いくつかの態様では、R10はハロプロピルである。いくつかの態様では、R10はハロブチルである。いくつかの態様では、R10はハロペンチルである。いくつかの態様では、R10はハロヘキシルである。
【0525】
いくつかの態様では、R10はC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
【0526】
いくつかの態様では、R10はC3~10シクロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。
【0527】
いくつかの態様では、R10はC3~10シクロアルキルである。
【0528】
いくつかの態様では、R10はC3シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC4シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC5シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC6シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC7シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC8シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC9シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC10シクロアルキルである。
【0529】
いくつかの態様では、R10はC3~C7単環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC3~C7単環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC3~C7単環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC9~C10二環式シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC9~C10二環式飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC9~C10二環式部分飽和シクロアルキルである。いくつかの態様では、R10はC8~C10多環式シクロアルキルである。
【0530】
いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルである。
【0531】
いくつかの態様では、R10はC6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
【0532】
いくつかの態様では、R10はC6~10アリールである。
【0533】
いくつかの態様では、R10はC6~8アリールである。いくつかの態様では、R10はフェニルである。
【0534】
いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールである。いくつかの態様では、R10は、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールである。
【0535】
いくつかの態様では、R10はC1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールである。
【0536】
いくつかの態様では、各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよく、あるいは、
2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
【0537】
いくつかの態様では、各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
【0538】
いくつかの態様では、各R11は独立して、H、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい。
【0539】
いくつかの態様では、R11はHである。
【0540】
いくつかの態様では、R11はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよく、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
【0541】
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C1~6アルキルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、メチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、エチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、プロピルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、ブチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、ペンチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、ヘキシルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、イソプロピルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、イソブチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、イソペンチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、イソヘキシルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、secブチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、secペンチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、secヘキシルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、tertブチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
【0542】
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C1~6アルキルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、メチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、エチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、プロピルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、ブチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、ペンチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、ヘキシルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、isoプロピルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、イソブチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、イソペンチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、イソヘキシルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、secブチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、secペンチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、secヘキシルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、tertブチルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
【0543】
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C2~6アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C2アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C3アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C4アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C5アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C6アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
【0544】
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C2~6アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C2アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C3アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C4アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C5アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C6アルケニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
【0545】
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C2~6アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C2アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C3アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C4アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C5アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C6アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
【0546】
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C2~6アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C2アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C3アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C4アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C5アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C6アルキニルであり、ここで該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、オキソ、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
【0547】
いくつかの態様では、R11はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい。
【0548】
いくつかの態様では、R11はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルであり、ここで該アルキル、アルケニル、またはアルキニルは、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されている。
【0549】
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C1~6アルキルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、メチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、エチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、プロピルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、ブチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、ペンチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、ヘキシルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、イソプロピルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、イソブチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、イソペンチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、イソヘキシルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、secブチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、secペンチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、secヘキシルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、tertブチルである。
【0550】
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C1~6アルキルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、メチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、エチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、プロピルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、ブチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、ペンチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、ヘキシルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、イソプロピルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、イソブチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、イソペンチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、イソヘキシルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、secブチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、secペンチルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、secヘキシルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、tertブチルである。
【0551】
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C2~6アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C2アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C3アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C4アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C5アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C6アルケニルである。
【0552】
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C2~6アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C2アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C3アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C4アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C5アルケニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C6アルケニルである。
【0553】
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C2アルキニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C3アルキニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C4アルキニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C5アルキニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C6アルキニルである。
【0554】
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C2~6アルキニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C2アルキニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C3アルキニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C4アルキニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C5アルキニルである。
いくつかの態様では、R11は、1個または複数のC3~10シクロアルキル、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C6アルキニルである。
【0555】
いくつかの態様では、R11はC1~6アルキル、C2~6アルケニル、またはC2~6アルキニルである。
【0556】
いくつかの態様では、R11はC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R11はメチルである。いくつかの態様では、R11はエチルである。いくつかの態様では、R11はプロピルである。いくつかの態様では、R11はブチルである。いくつかの態様では、R11はペンチルである。いくつかの態様では、R11はヘキシルである。いくつかの態様では、R11はイソプロピルである。いくつかの態様では、R11はイソブチルである。いくつかの態様では、R11はイソペンチルである。いくつかの態様では、R11はイソヘキシルである。いくつかの態様では、R11はsecブチルである。いくつかの態様では、R11はsecペンチルである。いくつかの態様では、R11はsecヘキシルである。いくつかの態様では、R11はtertブチルである。
【0557】
いくつかの態様では、R11はC2~6アルケニルである。いくつかの態様では、R11はC2アルケニルである。いくつかの態様では、R11はC3アルケニルである。いくつかの態様では、R11はC4アルケニルである。いくつかの態様では、R11はC5アルケニルである。いくつかの態様では、R11はC6アルケニルである。
【0558】
いくつかの態様では、R11はC2~6アルキニルである。いくつかの態様では、R11はC2アルキニルである。いくつかの態様では、R11はC3アルキニルである。いくつかの態様では、R11はC4アルキニルである。いくつかの態様では、R11はC5アルキニルである。いくつかの態様では、R11はC6アルキニルである。
【0559】
いくつかの態様では、R11はH、または、1個もしくは複数の、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、もしくはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C1~6アルキルであり、ここで該ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数の、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、またはオキソで置換されていてもよい。
【0560】
いくつかの態様では、R11はH、または、1個もしくは複数の、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、もしくはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換されていてもよい、C1~6アルキルであり、ここで該ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数の、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、またはオキソで置換されている。
【0561】
いくつかの態様では、R11はH、または、1個もしくは複数の、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む3~10員ヘテロシクリル、C6~10アリール、もしくはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールで置換された、C1~6アルキルであり、ここで該ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、1個または複数の、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリール、C1~6アルキル、またはオキソで置換されていてもよい。
【0562】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成し、ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい。
【0563】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリル、またはN、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成する。
【0564】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリルを形成する。
【0565】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルを形成する。
【0566】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルを形成する。
【0567】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルを形成する。
【0568】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルを形成する。
【0569】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルを形成する。
【0570】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルを形成する。
【0571】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルを形成する。
【0572】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリルを形成する。
【0573】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルを形成する。
【0574】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルを形成する。
【0575】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルを形成する。
【0576】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルを形成する。
【0577】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルを形成する。
【0578】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルを形成する。
【0579】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルを形成する。
【0580】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリルを形成する。
【0581】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4員ヘテロシクリルを形成する。
【0582】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロシクリルを形成する。
【0583】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクリルを形成する。
【0584】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロシクリルを形成する。
【0585】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロシクリルを形成する。
【0586】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロシクリルを形成する。
【0587】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロシクリルを形成する。
【0588】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成する。
【0589】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールを形成する。
【0590】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールを形成する。
【0591】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールを形成する。
【0592】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールを形成する。
【0593】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールを形成する。
【0594】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールを形成する。
【0595】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成する。
【0596】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールを形成する。
【0597】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールを形成する。
【0598】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールを形成する。
【0599】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールを形成する。
【0600】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールを形成する。
【0601】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールを形成する。
【0602】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5~10員ヘテロアリールを形成する。
【0603】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む5員ヘテロアリールを形成する。
【0604】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む6員ヘテロアリールを形成する。
【0605】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む7員ヘテロアリールを形成する。
【0606】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む8員ヘテロアリールを形成する。
【0607】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む9員ヘテロアリールを形成する。
【0608】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む10員ヘテロアリールを形成する。
【0609】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換されていてもよい、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリルを形成する。
【0610】
いくつかの態様では、2個のR11は、それらが結合している原子と一緒になって、1個または複数のC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、ハロゲン、-CN、-OH、または-NH2で置換された、N、O、およびSより選択される1~4個のヘテロ原子を含む4~10員ヘテロシクリルを形成する。
【0611】
いくつかの態様では、n、m、およびpはそれぞれ独立して、0または1である。いくつかの態様では、n、m、およびpはそれぞれ独立して、0である。いくつかの態様では、n、m、およびpはそれぞれ独立して、1である。
【0612】
いくつかの態様では、nは0または1である。いくつかの態様では、nは0である。いくつかの態様では、nは1である。
【0613】
いくつかの態様では、mは0または1である。いくつかの態様では、mは0である。いくつかの態様では、mは1である。
【0614】
いくつかの態様では、pは0または1である。いくつかの態様では、pは0である。いくつかの態様では、pは1である。
【0615】
いくつかの態様では、tは1、2、または3である。いくつかの態様では、tは1である。いくつかの態様では、tは2である。いくつかの態様では、tは3である。
【0616】
いくつかの態様では、uは0、1、2、または3である。いくつかの態様では、uは0である。いくつかの態様では、uは1である。いくつかの態様では、uは2である。いくつかの態様では、uは3である。
【0617】
いくつかの態様では、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になってヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成する場合、Aはフェニルでも
でもない。
【0618】
いくつかの態様では、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になってヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成する場合、Aはフェニルではない。
【0619】
いくつかの態様では、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になってヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成する場合、Aは
でもない。
【0620】
いくつかの態様では、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になってヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成する場合、Aは
ではない。
【0621】
いくつかの態様では、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になってヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成する場合、Aは
ではない。
【0622】
いくつかの態様では、R5およびR6が、それらが結合している原子と一緒になってヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成する場合、Aは
である。
【0623】
いくつかの態様では、化合物は式(I-a)もしくは(I-b)の化合物:
、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
【0624】
いくつかの態様では、化合物は式(I-a)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
【0625】
いくつかの態様では、化合物は式(I-b)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
【0626】
いくつかの態様では、化合物は式(I-c)、(I-d)、もしくは(I-e)の化合物:
、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
【0627】
いくつかの態様では、化合物は式(I-c)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
【0628】
いくつかの態様では、化合物は式(I-d)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
【0629】
いくつかの態様では、化合物は式(I-e)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
【0630】
いくつかの態様では、化合物は式(I-a')もしくは(I-b')の化合物:
、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
【0631】
いくつかの態様では、化合物は式(I-a')の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
【0632】
いくつかの態様では、化合物は式(I-b')の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
【0633】
いくつかの態様では、化合物は式(II-a)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
【0634】
いくつかの態様では、化合物は式(II-a)の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
【0635】
いくつかの態様では、化合物は式(II-a')の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
【0636】
いくつかの態様では、化合物は式(II-a')の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩である。
【0637】
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物について、A、RX、RY、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、n、m、p、t、およびuをそれぞれ本明細書に記載の基より適宜選択することができ、A、RX、RY、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、n、m、p、t、およびuのうちいずれかについて本明細書に記載の任意の基をA、RX、RY、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、n、m、p、t、およびuの残りのうち1つまたは複数について本明細書に記載の任意の基と適宜組み合わせることができることが理解されよう。
【0638】
いくつかの態様では、化合物は表1に記載の化合物ならびにそのプロドラッグおよび薬学的に許容される塩より選択される。
【0639】
いくつかの態様では、化合物は表1に記載の化合物およびその薬学的に許容される塩より選択される。
【0640】
いくつかの態様では、化合物は表1に記載の化合物のプロドラッグおよびその薬学的に許容される塩より選択される。
【0641】
いくつかの態様では、化合物は表1に記載の化合物より選択される。
【0642】
(表1)
【0643】
本開示はまた、1個または複数の同位体置換を含む本明細書に定義される本開示の化合物を包含する。
【0644】
いくつかの局面では、本開示は、本明細書に開示される式の化合物のうちいずれか1つの同位体誘導体(例えば同位体標識化合物)である化合物を提供する。
【0645】
いくつかの態様では、化合物は、表1に記載の化合物ならびにそのプロドラッグおよび薬学的に許容される塩のうちいずれか1つの同位体誘導体である。
【0646】
いくつかの態様では、化合物は、表1に記載の化合物およびその薬学的に許容される塩のうちいずれか1つの同位体誘導体である。
【0647】
いくつかの態様では、化合物は、表1に記載の化合物のプロドラッグおよびその薬学的に許容される塩のうちいずれか1つの同位体誘導体である。
【0648】
いくつかの態様では、化合物は表1に記載の化合物のうちいずれか1つの同位体誘導体である。
【0649】
同位体誘導体が、当技術分野において認識されている多様な技術のいずれかを使用して調製可能であることが理解されよう。例えば、同位体誘導体は、非同位体標識試薬の代わりに同位体標識試薬を使用して、本明細書に記載のスキームおよび/または実施例に開示されている手順を行うことで一般に調製可能である。
【0650】
いくつかの態様では、同位体誘導体は重水素標識化合物である。
【0651】
いくつかの態様では、同位体誘導体は、本明細書に開示される式の化合物のうちいずれか1つの重水素標識化合物である。
【0652】
いくつかの態様では、化合物は、表1に記載の化合物ならびにそのプロドラッグおよび薬学的に許容される塩のうちいずれか1つの重水素標識化合物である。
【0653】
いくつかの態様では、化合物は、表1に記載の化合物およびその薬学的に許容される塩のうちいずれか1つの重水素標識化合物である。
【0654】
いくつかの態様では、化合物は、表1に記載の化合物のプロドラッグおよびその薬学的に許容される塩のうちいずれか1つの重水素標識化合物である。
【0655】
いくつかの態様では、化合物は、表1に記載の化合物のうちいずれか1つの重水素標識化合物である。
【0656】
重水素標識化合物が、0.015%である重水素の天然存在比を実質的に超える重水素存在比を示す、重水素原子を含むことが理解されよう。
【0657】
いくつかの態様では、重水素標識化合物は各重水素原子について少なくとも3500(各重水素原子において52.5重水素取り込み%)、少なくとも4000(60重水素取り込み%)、少なくとも4500(67.5重水素取り込み%)、少なくとも5000(75重水素%)、少なくとも5500(82.5重水素取り込み%)、少なくとも6000(90重水素取り込み%)、少なくとも6333.3(95重水素取り込み%)、少なくとも6466.7(97重水素取り込み%)、少なくとも6600(99重水素取り込み%)または少なくとも6633.3(99.5重水素取り込み%)の重水素濃縮係数を示す。本明細書において使用される「重水素濃縮係数」という用語は、重水素存在比と重水素の天然存在比との間の比を意味する。
【0658】
重水素標識化合物が、当技術分野において認識されている多様な技術のいずれかを使用して調製可能であることが理解されよう。例えば、重水素標識化合物は、非重水素標識試薬の代わりに重水素標識試薬を使用して、本明細書に記載のスキームおよび/または実施例に開示されている手順を行うことで一般に調製可能である。
【0659】
上記重水素原子を含む、本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物は、本発明の範囲内である。さらに、重水素(すなわち2H)による置換は、代謝安定性の増加により得られる特定の治療上の利点、例えばインビボ半減期の増加または所要投与量の減少を生じさせることができる。
【0660】
いくつかの態様では、化合物は18F標識化合物である。
【0661】
いくつかの態様では、化合物は123I標識化合物、124I標識化合物、125I標識化合物、129I標識化合物、131I標識化合物、135I標識化合物、またはそれらの任意の組み合わせである。
【0662】
いくつかの態様では、化合物は33S標識化合物、34S標識化合物、35S標識化合物、36S標識化合物、またはそれらの任意の組み合わせである。
【0663】
18F、123I、124I、125I、129I、131I、135I、3S、34S、35S、および/または36S標識化合物が、当技術分野において認識されている多様な技術のいずれかを使用して調製可能であることが理解されよう。例えば、重水素標識化合物は、非同位体標識試薬の代わりに18F、123I、124I、125I、129I、131I、135I、3S、34S、35S、および/または36S標識試薬を使用して、本明細書に記載のスキームおよび/または実施例に開示されている手順を行うことで一般に調製可能である。
【0664】
上記18F、123I、124I、125I、129I、131I、135I、3S、34S、35S、および36S原子のうち1つまたは複数を含む、本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物は、本発明の範囲内である。さらに、同位体(例えば18F、123I、124I、125I、129I、131I、135I、3S、34S、35S、および/または36S)による置換は、代謝安定性の増加により得られる特定の治療上の利点、例えばインビボ半減期の増加または所要投与量の減少を生じさせることができる。
【0665】
定義
別途記載がない限り、本明細書および特許請求の範囲において使用される以下の用語は、以下に記載の意味を有する。
【0666】
本明細書において使用される「本開示の化合物」という語句は、本明細書に一般的に開示される化合物および具体的に開示される化合物の両方を意味する。
【0667】
疑義を避けるために記すと、本明細書において、ある群が「本明細書に記載の」と述べられる場合、当該の群が、一義的かつ最も広範な定義、および当該の群のあらゆる特定の定義を包含することを理解すべきである。
【0668】
通常、本明細書に開示されるいずれかの式の化合物を構成する様々な官能基および置換基は、該化合物の分子量が1000ダルトンを超えないように選択される。より一般的には、該化合物の分子量は900ダルトン未満、例えば800ダルトン未満、または750ダルトン未満、または700ダルトン未満、または650ダルトン未満である。より好都合には、分子量は600ダルトン未満であり、例えば550ダルトン未満である。
【0669】
本明細書において使用される「アルキル」、「C1、C2、C3、C4、C5、もしくはC6アルキル」、「C1~C6アルキル」、または「C1~6アルキル」は、C1、C2、C3、C4、C5、またはC6直鎖(直鎖状)飽和脂肪族炭化水素基およびC3、C4、C5、またはC6分岐飽和脂肪族炭化水素基を含むように意図されている。例えば、C1~C6アルキルはC1、C2、C3、C4、C5、およびC6アルキル基を含むように意図されている。アルキルの例としては、メチル、エチル、n-プロピル、i-プロピル、n-ブチル、s-ブチル、t-ブチル、n-ペンチル、i-ペンチル、またはn-ヘキシルなどであるがそれに限定されない、1~6個の炭素原子を有する部分が挙げられる。いくつかの態様では、直鎖または分岐アルキルは6個以下の炭素原子を有し(例えば直鎖ではC1~C6、分岐鎖ではC3~C6)、別の態様では、直鎖または分岐アルキルは4個以下の炭素原子を有する。
【0670】
本明細書において使用される「置換されていてもよいアルキル」という用語は、非置換アルキル、または炭化水素骨格の1個もしくは複数の炭素上の1個もしくは複数の水素原子を置き換える所定の置換基を有するアルキルを意味する。これらの置換基としては例えばハロゲン、ヒドロキシル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、カルボキシレート、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルチオカルボニル、アルコキシル、ホスフェート、ホスホナト、ホスフィナト、アミノ(アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、およびアルキルアリールアミノを含む)、アシルアミノ(アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、カルバモイル、およびウレイドを含む)、アミジノ、イミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、チオカルボキシレート、スルフェート、アルキルスルフィニル、スルホナト、スルファモイル、スルホンアミド、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、アジド、ヘテロシクリル、アルキルアリール、または芳香族部分もしくはヘテロ芳香族部分を挙げることができる。
【0671】
本明細書において使用される「アルケニル」という用語は、先に記載のアルキルと長さおよび可能な置換において類似しているが、少なくとも1つの二重結合を含む、不飽和脂肪族基を含む。例えば、「アルケニル」という用語は直鎖アルケニル基(例えばエテニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル)および分岐アルケニル基を含む。特定の態様では、直鎖または分岐アルケニル基は骨格中に6個以下の炭素原子を有する(例えば直鎖ではC2~C6、分岐鎖ではC3~C6)。「C2~C6」という用語は、2~6個の炭素原子を含むアルケニル基を含む。「C3~C6」という用語は、3~6個の炭素原子を含むアルケニル基を含む。
【0672】
本明細書において使用される「置換されていてもよいアルケニル」という用語は、非置換アルケニル、または1個もしくは複数の炭化水素骨格炭素原子上の1個もしくは複数の水素原子を置き換える所定の置換基を有するアルケニルを意味する。これらの置換基としては例えばハロゲン、ヒドロキシル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、カルボキシレート、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルチオカルボニル、アルコキシル、ホスフェート、ホスホナト、ホスフィナト、アミノ(アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、およびアルキルアリールアミノを含む)、アシルアミノ(アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、カルバモイル、およびウレイドを含む)、アミジノ、イミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、チオカルボキシレート、スルフェート、アルキルスルフィニル、スルホナト、スルファモイル、スルホンアミド、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、ヘテロシクリル、アルキルアリール、または芳香族部分もしくはヘテロ芳香族部分を挙げることができる。
【0673】
本明細書において使用される「アルキニル」という用語は、先に記載のアルキルと長さおよび可能な置換において類似しているが、少なくとも1つの三重結合を含む、不飽和脂肪族基を含む。例えば、「アルキニル」は直鎖アルキニル基(例えばエチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、ヘプチニル、オクチニル、ノニニル、デシニル)および分岐アルキニル基を含む。特定の態様では、直鎖または分岐アルキニル基は骨格中に6個以下の炭素原子を有する(例えば直鎖ではC2~C6、分岐鎖ではC3~C6)。「C2~C6」という用語は、2~6個の炭素原子を含むアルキニル基を含む。「C3~C6」という用語は、3~6個の炭素原子を含むアルキニル基を含む。
【0674】
本明細書において使用される「置換されていてもよいアルキニル」という用語は、非置換アルキニル、または1個もしくは複数の炭化水素骨格炭素原子上の1個もしくは複数の水素原子を置き換える所定の置換基を有するアルキニルを意味する。これらの置換基としては例えばハロゲン、ヒドロキシル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、カルボキシレート、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルチオカルボニル、アルコキシル、ホスフェート、ホスホナト、ホスフィナト、アミノ(アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、およびアルキルアリールアミノを含む)、アシルアミノ(アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、カルバモイル、およびウレイドを含む)、アミジノ、イミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、チオカルボキシレート、スルフェート、アルキルスルフィニル、スルホナト、スルファモイル、スルホンアミド、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、アジド、ヘテロシクリル、アルキルアリール、または芳香族部分もしくはヘテロ芳香族部分を挙げることができる。
【0675】
他の置換されていてもよい部分(例えば置換されていてもよいシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリール)は、非置換部分、および1個または複数の所定の置換基を有する部分の両方を含む。例えば、置換ヘテロシクロアルキルは、1個または複数のアルキル基で置換されたヘテロシクロアルキル、例えば2,2,6,6-テトラメチル-ピペリジニルおよび2,2,6,6-テトラメチル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジニルを含む。
【0676】
本明細書において使用される「シクロアルキル」という用語は、3~30個の炭素原子を有する(例えばC3~C12(もしくはC3~12)、C3~C10(もしくはC3~10)、またはC3~C8(もしくはC3~8))、単環式または多環式(例えば縮合環、架橋環、もしくはスピロ環)の飽和炭化水素系を意味する。シクロアルキルの例としてはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレニル、およびアダマンチルが挙げられるがそれに限定されない。
【0677】
本明細書において使用される「ヘテロシクロアルキル」または「ヘテロシクリル」という用語は、別途指定がない限り、窒素、酸素、および硫黄からなる群より独立して選択される1個または複数のヘテロ原子(例えばO、N、S、P、またはSe)、例えば1個もしくは1~2個もしくは1~3個もしくは1~4個もしくは1~5個もしくは1~6個のヘテロ原子、または例えば1、2、3、4、5、もしくは6個のヘテロ原子を有する飽和または部分不飽和の3~8員単環系、7~12員二環系(縮合環、架橋環、もしくはスピロ環)、または11~14員三環系(縮合環、架橋環、もしくはスピロ環)を意味する。ヘテロシクロアルキル基の例としてはピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、ジオキサニル、テトラヒドロフラニル、イソインドリニル、インドリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、トリアゾリジニル、オキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、1,2,3,6-テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピラニル、ピラニル、モルホリニル、テトラヒドロチオピラニル、1,4-ジアゼパニル、1,4-オキサゼパニル、2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル、2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、1,4-ジオキサ-8-アザスピロ[4.5]デカニル、1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカニル、1-オキサスピロ[4.5]デカニル、1-アザスピロ[4.5]デカニル、3'H-スピロ[シクロヘキサン-1,1'-イソベンゾフラン]-イル、7'H-スピロ[シクロヘキサン-1,5'-フロ[3,4-b]ピリジン]-イル、3'H-スピロ[シクロヘキサン-1,1'-フロ[3,4-c]ピリジン]-イル、3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-イル、1,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピラゾリル、3,4,5,6,7,8-ヘキサヒドロピリド[4,3-d]ピリミジニル、4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-c]ピリジニル、5,6,7,8-テトラヒドロピリド[4,3-d]ピリミジニル、2-アザスピロ[3.3]ヘプタニル、2-メチル-2-アザスピロ[3.3]ヘプタニル、2-アザスピロ[3.5]ノナニル、2-メチル-2-アザスピロ[3.5]ノナニル、2-アザスピロ[4.5]デカニル、2-メチル-2-アザスピロ[4.5]デカニル、2-オキサ-アザスピロ[3.4]オクタニル、2-オキサ-アザスピロ[3.4]オクタン-6-イルなどが挙げられるがそれに限定されない。多環式ヘテロシクロアルキルの場合、ヘテロシクロアルキル中の環のうち1つしか非芳香族である必要はない(例えば4,5,6,7-テトラヒドロベンゾ[c]イソオキサゾリル)。
【0678】
本明細書において使用される「アリール」という用語は、1個または複数の芳香環を有する「共役系」または多環系を含み、かつ環構造中にヘテロ原子を含まない、芳香族性を有する基を含む。アリールという用語は一価の種および二価の種の両方を含む。アリール基の例としてはフェニル、ビフェニル、ナフチルなどが挙げられるがそれに限定されない。好都合には、アリールはフェニルである。
【0679】
本明細書において使用される「ヘテロアリール」という用語は、炭素原子と窒素、酸素、および硫黄からなる群より独立して選択される1個または複数のヘテロ原子、例えば1個または1~2個または1~3個または1~4個または1~5個または1~6個のヘテロ原子、あるいは例えば1個、2個、3個、4個、5個、または6個のヘテロ原子とからなる、安定な5員、6員、または7員の単環式芳香族複素環、あるいは7員、8員、9員、10員、11員、または12員の二環式芳香族複素環を含むように意図されている。窒素原子は置換されていても置換されていなくてもよい(すなわちNまたはNRであり、ここでRはHまたは定義される他の置換基である)。窒素および硫黄ヘテロ原子は酸化されていてもよい(すなわち、N→OおよびS(O)p、ここでp=1または2である)。芳香族ヘテロシクリル中のS原子およびO原子の総数が1を超えないことに留意すべきである。ヘテロアリール基の例としてはピロール、フラン、チオフェン、チアゾール、イソチアゾール、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、ピリジン、ピラジン、ピリダジン、ピリミジンなどが挙げられる。多環系(例えば4,5,6,7-テトラヒドロベンゾ[c]イソオキサゾリル)を形成するように、ヘテロアリール基と芳香族ではない脂環式環または複素環とを縮合または架橋させてもよい。
【0680】
さらに、「アリール」および「ヘテロアリール」という用語は、多環式アリール基およびヘテロアリール基、例えば三環式、二環式、例えばナフタレン、ベンゾオキサゾール、ベンゾジオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾイミダゾール、ベンゾチオフェン、キノリン、イソキノリン、ナフチリジン、インドール、ベンゾフラン、プリン、ベンゾフラン、デアザプリン、インドリジンを含む。
【0681】
シクロアルキル環、ヘテロシクリル環、アリール環、またはヘテロアリール環は1つまたは複数の環位置(例えば環を形成する炭素原子またはNなどのヘテロ原子)において上記の置換基、例えばアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、カルボキシレート、アルキルカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アラルキルアミノカルボニル、アルケニルアミノカルボニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アラルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルチオカルボニル、ホスフェート、ホスホナト、ホスフィナト、アミノ(アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、およびアルキルアリールアミノを含む)、アシルアミノ(アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、カルバモイル、およびウレイドを含む)、アミジノ、イミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、チオカルボキシレート、スルフェート、アルキルスルフィニル、スルホナト、スルファモイル、スルホンアミド、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、アジド、ヘテロシクリル、アルキルアリール、または芳香族部分もしくはヘテロ芳香族部分で置換されていてもよい。多環系(例えばテトラリンや、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イルなどのメチレンジオキシフェニル)を形成するように、アリール基およびヘテロアリール基と芳香族ではない脂環式環または複素環とを縮合または架橋させてもよい。
【0682】
本明細書において使用される「置換された」という用語は、所定の原子の通常の原子価を越えずかつ置換により安定な化合物が得られることを条件に、所定の原子上の任意の1個または複数の水素原子が指定の基からの選択によって置き換えられていることを意味する。置換基がオキソまたはケト(すなわち=O)である場合、原子上の2個の水素原子が置き換えられている。ケト置換基は芳香族部分上には存在しない。本明細書において使用される環二重結合とは、2個の隣接する環原子(例えばC=C、C=N、またはN=N)の間に形成される二重結合のことである。「安定な化合物」および「安定な構造」は、反応混合物からの有用な純度での単離、および有効な治療剤への製剤化に耐えるほど十分に頑強である化合物を示すように意図されている。
【0683】
置換基への結合が環中の2個の原子を接続する結合を横切ると示される場合、当該置換基は環中のどの原子に結合していてもよい。ある置換基が、所与の式の化合物の残りに結合する当該置換基の原子が示されることなく列挙される場合、当該置換基は当該の式中のどの原子を通じて結合していてもよい。置換基および/または変動要素の組み合わせは、当該の組み合わせによって安定な化合物が得られる場合にのみ許容される。
【0684】
ある化合物の任意の構成要素中または式中で任意の変動要素(例えばR)が2回以上出現する場合、出現毎のその定義は他の出現毎のその定義とは無関係である。したがって、例えば、ある基が0~2個のR部分で置換されていると示される場合、その基は最大2個のR部分で置換されていてもよく、出現毎のRは独立してRの定義より選択される。また、置換基および/または変動要素の組み合わせは、当該の組み合わせによって安定な化合物が得られる場合にのみ許容される。
【0685】
本明細書において使用される「ヒドロキシ」または「ヒドロキシル」という用語は、-OHまたは-O-を有する基を含む。
【0686】
本明細書において使用される「ハロ」または「ハロゲン」という用語は、フルオロ、クロロ、ブロモ、およびヨードを意味する。
【0687】
「ハロアルキル」または「ハロアルコキシル」という用語は、1個または複数のハロゲン原子で置換されたアルキルまたはアルコキシルを意味する。
【0688】
本明細書において使用される「置換されていてもよいハロアルキル」という用語は、非置換ハロアルキル、または1個もしくは複数の炭化水素骨格炭素原子上の1個もしくは複数の水素原子を置き換える所定の置換基を有するハロアルキルを意味する。これらの置換基としては例えばヒドロキシル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、カルボキシレート、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルチオカルボニル、アルコキシル、ホスフェート、ホスホナト、ホスフィナト、アミノ(アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、およびアルキルアリールアミノを含む)、アシルアミノ(アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、カルバモイル、およびウレイドを含む)、アミジノ、イミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、チオカルボキシレート、スルフェート、アルキルスルフィニル、スルホナト、スルファモイル、スルホンアミド、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、アジド、ヘテロシクリル、アルキルアリール、または芳香族部分もしくはヘテロ芳香族部分を挙げることができる。
【0689】
本明細書において使用される「アルコキシ」または「アルコキシル」という用語は、酸素原子に共有結合している置換および非置換のアルキル基を含む。アルコキシ基またはアルコキシル基の例としてはメトキシ基、エトキシ基、イソプロピルオキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、およびペントキシ基が挙げられるがそれに限定されない。置換アルコキシ基の例としてはハロゲン化アルコキシ基が挙げられる。アルコキシ基はハロゲン、ヒドロキシル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、カルボキシレート、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルチオカルボニル、アルコキシル、ホスフェート、ホスホナト、ホスフィナト、アミノ(アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、およびアルキルアリールアミノを含む)、アシルアミノ(アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、カルバモイル、およびウレイドを含む)、アミジノ、イミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、チオカルボキシレート、スルフェート、アルキルスルフィニル、スルホナト、スルファモイル、スルホンアミド、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、アジド、ヘテロシクリル、アルキルアリール、または芳香族部分もしくはヘテロ芳香族部分などの基で置換されていてもよい。ハロゲン置換アルコキシ基の例としてはフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロメトキシ、ジクロロメトキシ、およびトリクロロメトキシが挙げられるがそれに限定されない。
【0690】
別途指示がない限り、本明細書において使用される「A、B、またはCのうち1つまたは複数」、「1つまたは複数のA、B、またはC」、「A、B、およびCのうち1つまたは複数」、「1つまたは複数のA、B、およびC」、「A、B、およびCからなる群より選択される」、「A、B、およびCより選択される」などという表現は、互換的に使用されるものであり、いずれも、A、B、および/またはCからなる群からの選択、すなわち、1つまたは複数のA、1つまたは複数のB、1つまたは複数のC、あるいはそれらの任意の組み合わせを意味する。
【0691】
本開示が、本明細書に開示されるいずれかの式の化合物の合成のための方法を提供することを理解すべきである。本開示はまた、以下のスキームおよび実施例に示されるスキームによる、本開示の様々な開示される化合物の合成のための詳細な方法を提供する。
【0692】
本明細書を通じて、組成物が特定の成分を有する、包含する、または含むものとして記載される場合、組成物が記載される成分から本質的になるかまたはそれからなることもあると想定されることを理解すべきである。同様に、方法(methods)または方法(processes)が特定の工程を有する、包含する、または含むものとして記載される場合、方法は記載される工程から本質的になるかまたはそれからなることもある。さらに、本発明が実行可能であり続ける限り、工程の順序または特定の行為を行うための順序は重要ではないと理解すべきである。さらに、2つ以上の工程または行為を同時に行ってもよい。
【0693】
本開示の合成方法が多種多様な官能基を許容しうるものであり、したがって様々な置換出発原料が使用可能であることを理解すべきである。本方法は一般に、プロセス全体の最後またはその近くで所望の最終化合物を与えるが、特定の場合では、該化合物をその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、または塩にさらに変換することが望ましいことがある。
【0694】
本開示の化合物が、当業者に公知であるかまたは本明細書の教示に照らせば当業者に明らかであろう標準的な合成方法および合成手順を使用することで、市販の出発原料を使用して、文献公知の化合物を使用して、または容易に調製される中間体から、種々の様式で調製可能であることを理解すべきである。有機分子の調製用の標準的な合成方法および合成手順、ならびに官能基の標準的な変換および操作は、関連する科学文献から、または当分野の標準的な教科書から得ることができる。任意の1つまたはいくつかの出典に限定されるものではないが、参照により本明細書に組み入れられるSmith, M. B., March, J., March's Advanced Organic Chemistry: Reactions, Mechanisms, and Structure, 5th edition, John Wiley & Sons: New York, 2001; Greene, T.W., Wuts, P.G. M., Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd edition, John Wiley & Sons: New York, 1999; R. Larock, Comprehensive Organic Transformations, VCH Publishers (1989); L. Fieser and M. Fieser, Fieser and Fieser's Reagents for Organic Synthesis, John Wiley and Sons (1994); およびL. Paquette, ed., Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis, John Wiley and Sons (1995)などの古典的なテキストが、当業者に公知である有機合成の有用でかつ認められた参考教科書である。
【0695】
当業者は、本明細書に記載の反応順序および合成スキーム中に、保護基の導入および除去などの特定の工程の順序を変更することができることに留意するであろう。当業者は、特定の基が、保護基の使用による反応条件からの保護を必要としうることを認識するであろう。保護基を、分子中の類似の官能基を識別するために使用してもよい。保護基のリスト、ならびにこれらの基をどのようにして導入および除去するかはGreene, T.W., Wuts, P.G.M., Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd edition, John Wiley & Sons: New York, 1999に見ることができる。
【0696】
別途記載がない限り、処置方法に関する任意の記載が、本明細書に記載の処置または予防を行うための本化合物の使用、および該状態を処置または予防するための医薬を調製するための本化合物の使用を含むことを理解すべきである。処置は、げっ歯類および他の疾患モデルを含むヒトまたは非ヒト動物の処置を含む。
【0697】
本明細書において使用される「対象」という用語は「それを必要とする対象」という用語と互換的であり、いずれも、疾患を有する対象、または疾患を発生させる危険性が増加している対象を意味する。「対象」は哺乳動物を含む。哺乳動物は例えばヒトまたは適切な非ヒト哺乳動物、例えば霊長類、マウス、ラット、イヌ、ネコ、雌ウシ、ウマ、ヤギ、ラクダ、ヒツジ、またはブタでありうる。また、対象はトリまたは家禽でありうる。一態様では、哺乳動物はヒトである。それを必要とする対象は、本明細書に開示される疾患または障害を有すると既に診断または同定された対象でありうる。また、それを必要とする対象は、本明細書に開示される疾患または障害に罹患している対象でありうる。あるいは、それを必要とする対象は、集団全体に比べて該疾患または障害を発生させる危険性が増加している対象(すなわち、集団全体に比べて該障害を発生させやすい対象)でありうる。それを必要とする対象は、本明細書に開示される難治性または抵抗性の疾患または障害(すなわち、処置に応答しないかまたはまだ応答していない本明細書に開示される疾患または障害)を有することがある。対象は、処置開始時に抵抗性を示すことがあり、または処置中に抵抗性を得ることがある。いくつかの態様では、それを必要とする対象は、本明細書に開示される疾患または障害に対するすべての公知の有効な治療法を受けたが、うまくいかなかった。いくつかの態様では、それを必要とする対象は少なくとも1つの従来の治療法を受けた。
【0698】
本明細書において使用される「処置すること」または「処置する」という用語は、疾患、状態、または障害と戦うための患者の管理およびケアを記述するものであり、疾患、状態、または障害の症状または合併症を軽減するための、あるいは疾患、状態、または障害を除去するための、本開示の化合物、またはその薬学的に許容される塩、多形、もしくは溶媒和物の投与を含む。また、「処置する」という用語はインビトロでの細胞の処理、または動物モデルの処置を含みうる。「処置すること」または「処置」への言及は、状態の既往症状の緩和を含むものと認識すべきである。したがって、状況、障害、または状態に関する「処置すること」または「処置」は、(1) 状況、障害、または状態を調節すること、すなわち、疾患あるいはその再発(維持処置の場合)またはその少なくとも1つの臨床症状もしくは準臨床症状の発生を停止、減少、または遅延させること、あるいは、(2) 疾患を軽減するかまたは減弱させること、すなわち、状況、障害、もしくは状態またはその少なくとも1つの臨床症状もしくは準臨床症状の退行を引き起こすことを含む。
【0699】
本開示の化合物、またはその薬学的に許容される塩、多形、もしくは溶媒和物を、関連性のある疾患、状態、もしくは障害を予防するために使用するかまたは当該の目的に好適な候補を同定するために使用することができるかまたはそうしてもよいことを理解すべきである。
【0700】
本明細書において使用される「予防すること」、「予防する」、または「~に対して保護すること」という用語は、当該の疾患、状態、または障害の症状または合併症の発症を減少させるかまたは排除することを記述するものである。
【0701】
当業者が、本明細書において説明される公知の技術またはその同等の技術の詳細な説明に関する一般的な参考テキストを参照することができることを理解すべきである。これらのテキストとしてはAusubel et al., Current Protocols in Molecular Biology, John Wiley and Sons, Inc. (2005); Sambrook et al., Molecular Cloning, A Laboratory Manual (3rd edition), Cold Spring Harbor Press, Cold Spring Harbor, New York (2000); Coligan et al., Current Protocols in Immunology, John Wiley & Sons, N.Y.; Enna et al., Current Protocols in Pharmacology, John Wiley & Sons, N.Y.; Fingl et al., The Pharmacological Basis of Therapeutics (1975), Remington's Pharmaceutical Sciences, Mack Publishing Co., Easton, PA, 18th edition (1990)が挙げられる。当然、これらのテキストを、本開示の一局面を作り出すかまたは使用する上で参照してもよい。
【0702】
塩をさらに形成可能な本開示の化合物について、すべてのこれらの形態も特許請求される本開示の範囲内であると想定されることを理解すべきである。
【0703】
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物が、該化合物それ自体、ならびにそれらの塩およびそれらの溶媒和物を適宜含むことを理解すべきである。例えば、塩は、本明細書に開示される置換化合物上でアニオンと正に帯電した基(例えばアミノ)との間で形成されうる。好適なアニオンとしては塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、硫酸イオン、硫酸水素イオン、スルファミン酸イオン、硝酸イオン、リン酸イオン、クエン酸イオン、メタンスルホン酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、グルタミン酸イオン、グルクロン酸イオン、グルタル酸イオン、リンゴ酸塩イオン、マレイン酸イオン、コハク酸イオン、フマル酸イオン、酒石酸イオン、トシル酸イオン、サリチル酸イオン、乳酸イオン、ナフタレンスルホン酸イオン、および酢酸イオン(例えばトリフルオロ酢酸イオン)が挙げられる。
【0704】
本明細書において使用される「薬学的に許容される塩」という用語は、親化合物がその酸性塩または塩基性塩を作り出すことで修飾された、本開示の化合物の誘導体を意味する。薬学的に許容される塩の例としては、アミンなどの塩基性残基の鉱酸塩または有機酸塩、カルボン酸などの酸性残基のアルカリ塩または有機塩、などが挙げられるがそれに限定されない。薬学的に許容される塩としては、無毒の無機酸または有機酸から例えば形成される親化合物の通常の無毒の塩または四級アンモニウム塩が挙げられる。例えば、これらの通常の無毒の塩としては、2-アセトキシ安息香酸、2-ヒドロキシエタンスルホン酸、酢酸、アスコルビン酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、重炭酸、炭酸、クエン酸、エデト酸、エタンジスルホン酸、1,2-エタンスルホン酸、フマル酸、グルコヘプトン酸、グルコン酸、グルタミン酸、グリコール酸、グリコリルアルサニル酸、ヘキシルレゾルシン酸、ヒドラバミン酸(hydrabamic)、臭化水素酸、塩酸、ヨウ化水素酸、ヒドロキシマレイン酸、ヒドロキシナフトエ酸、イセチオン酸、乳酸、ラクトビオン酸、ラウリルスルホン酸、マレイン酸、リンゴ酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、ナプシル酸(napsylic)、硝酸、シュウ酸、パモ酸、パントテン酸、フェニル酢酸、リン酸、ポリガラクツロン酸、プロピオン酸、サリチル酸、ステアリン酸、塩基性酢酸(subacetic)、コハク酸、スルファミン酸、スルファニル酸、硫酸、タンニン酸、酒石酸、トルエンスルホン酸、および一般に生じるアミン酸、例えばグリシン、アラニン、フェニルアラニン、アルギニンなどより選択される無機酸および有機酸に由来する塩が挙げられるがそれに限定されない。
【0705】
いくつかの態様では、薬学的に許容される塩はナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、ジエチルアミン塩、コリン塩、メグルミン塩、ベンザチン塩、トロメタミン塩、アンモニア塩、アルギニン塩、またはリジン塩である。
【0706】
薬学的に許容される塩の他の例としてはヘキサン酸、シクロペンタンプロピオン酸、ピルビン酸、マロン酸、3-(4-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、桂皮酸、4-クロロベンゼンスルホン酸、2-ナフタレンスルホン酸、4-トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、4-メチルビシクロ-[2.2.2]-オクタ-2-エン-1-カルボン酸、3-フェニルプロピオン酸、トリメチル酢酸、tert-ブチル酢酸、ムコン酸などが挙げられる。本開示はまた、親化合物に存在する酸性プロトンが金属イオン、例えばアルカリ金属イオン、アルカリ土類イオン、もしくはアルミニウムイオンで置き換えられるか、またはエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トロメタミン、N-メチルグルカミンなどの有機塩基に配位する場合に形成される塩を包含する。塩形態では、本化合物対塩のカチオンまたはアニオンの比は1:1、または1:1以外の任意の比、例えば3:1、2:1、1:2、もしくは1:3でありうると理解されよう。
【0707】
薬学的に許容される塩に対するすべての言及が、同じ塩の本明細書に定義される溶媒付加形(溶媒和物)または結晶形(多形)を含むことを理解すべきである。
【0708】
本開示の化合物の好適な薬学的に許容される塩は、例えば、十分に塩基性である本開示の化合物の酸付加塩、例えば、無機酸または有機酸など、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、トリフルオロ酢酸、ギ酸、クエン酸、メタンスルホン酸、またはマレイン酸との酸付加塩である。さらに、十分に酸性である本開示の化合物の好適な薬学的に許容される塩は、アルカリ金属塩、例えばナトリウム塩もしくはカリウム塩、アルカリ土類金属塩、例えばカルシウム塩もしくはマグネシウム塩、アンモニウム塩、または薬学的に許容されるカチオンを与える有機塩基との塩、例えばメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、ピペリジン、モルホリン、もしくはトリス-(2-ヒドロキシエチル)アミンとの塩である。
【0709】
本明細書において使用される「薬学的に許容されるアニオン」という用語は、薬学的に許容される塩を形成するために好適なアニオンを意味する。同様に、塩は、本明細書に開示される置換化合物上でカチオンと負に帯電した基(例えばカルボキシレート)との間でも形成されうる。好適なカチオンとしてはナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、およびテトラメチルアンモニウムイオンまたはジエチルアミンイオンなどのアンモニウムカチオンが挙げられる。また、本明細書に開示される置換化合物は、第四級窒素原子を含んだ塩を含む。
【0710】
本開示の化合物、例えば本化合物の塩が水和形態もしくは非水和(無水)形態で、または他の溶媒分子との溶媒和物として存在しうることを理解すべきである。また、本明細書に開示されるいずれかの式の特定の化合物が溶媒和形、および例えば水和形などの非溶媒和形で存在しうることを理解すべきである。水和物の非限定的な例としては一水和物、二水和物、三水和物、半水和物などが挙げられる。溶媒和物の非限定的な例としてはエタノール溶媒和物、アセトン溶媒和物などが挙げられる。本開示がP-糖タンパク質ならびに/またはシトクロムP450(例えばCYP3A4および/もしくはCYP3A5アイソフォーム)調節活性を有するすべてのこれらの溶媒和形を包含することを理解すべきである。
【0711】
本明細書において使用される「溶媒和物」という用語は、化学量論的量または非化学量論的量の溶媒を含有する溶媒付加体を意味する。いくつかの化合物は、固定されたモル比の溶媒分子を結晶性固体中に捕捉することで溶媒和物を形成する傾向を有する。溶媒が水である場合、形成される溶媒和物は水和物であり、溶媒がアルコールである場合、形成される溶媒和物はアルコール和物である。水和物は、1個もしくは複数の水分子と、水が分子状態をH2Oとしてその中で保持する物質の1個の分子との組み合わせによって形成される。
【0712】
本明細書において使用されるすべてのパーセントおよび比率は、別途指示がない限り重量比である。本開示の他の特徴および利点は、様々な実施例から明らかになる。提示される実施例は、本開示を実施する上で有用な様々な成分および方法論を示す。実施例は、特許請求される本開示を限定するものではない。当業者は、本開示に基づいて、本開示を実施するために有用な他の成分および方法論を同定および使用することができる。
【0713】
本明細書に記載の合成スキームにおいて、単純化するために化合物を1つの特定の立体配置で描写することがある。これらの特定の立体配置は、本開示を1つのまたは別の異性体、互変異性体、位置異性体、または立体異性体に限定するものとして解釈されるべきではなく、異性体、互変異性体、位置異性体、または立体異性体の混合物を排除するものでもない。しかし、所与の異性体、互変異性体、位置異性体、または立体異性体が別の異性体、互変異性体、位置異性体、または立体異性体よりも高レベルの活性を示しうることが理解されよう。
【0714】
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物およびその任意の薬学的に許容される塩が、該化合物の立体異性体、立体異性体混合物、すべての異性体の多形を含むことが理解されよう。
【0715】
本明細書において使用される「異性」という用語は、同一の分子式を有するが原子の結合順序または原子の空間配置が異なる化合物を意味する。同じ分子式を有するが原子の性質もしくは結合順序または原子の空間配置が異なる化合物を「異性体」と呼ぶ。原子の空間配置が異なる異性体を「立体異性体」と呼ぶ。互いの鏡像ではない立体異性体を「ジアステレオ異性体」と呼び、互いに重ね合わせられない鏡像である立体異性体を「鏡像異性体」、または時に光学異性体と呼ぶ。キラリティーが反対である等量の個々の鏡像異性形態を含む混合物を「ラセミ混合物」と呼ぶ。
【0716】
本明細書において使用される「キラル中心」という用語は、4個の同一ではない置換基に結合した炭素原子を意味する。
【0717】
本明細書において使用される「キラル異性体」という用語は、少なくとも1個のキラル中心を有する化合物を意味する。2個以上のキラル中心を有する化合物は個々のジアステレオマー、または「ジアステレオマー混合物」と呼ばれるジアステレオマーの混合物として存在しうる。1個のキラル中心が存在する場合、立体異性体はそのキラル中心の絶対配置(RまたはS)を特徴としうる。絶対配置とは、キラル中心に結合する置換基の空間配置を意味する。考慮されるキラル中心に結合する置換基はCahn、IngoldおよびPrelogの順位則に従って順位づけられる(Cahn et al, Angew. Chem. Inter. Edit. 1966, 5, 385; errata 511; Cahn et al., Angew. Chem. 1966, 78, 413; Cahn and Ingold, J. Chem. Soc. 1951 (London), 612; Cahn et al., Experientia 1956, 12, 81; Cahn, J. Chem. Educ. 1964, 41, 116)。
【0718】
本明細書において使用される「幾何異性体」という用語は、二重結合またはシクロアルキルリンカー(例えば1,3-シクロブチル)の周りの回転障害に起因して存在するジアステレオマーを意味する。これらの配置はシスおよびトランスまたはZおよびEという接頭辞により名称が区別され、これら接頭辞は、Cahn-Ingold-Prelog則に従って複数の基が分子中の二重結合の同一側または反対側に存在することを示す。
【0719】
本開示の化合物を異なるキラル異性体または幾何異性体として示すことができることを理解すべきである。また、化合物がキラル異性形態または幾何異性形態を有する場合に、すべての異性形態が本開示の範囲に含まれるように意図されていること、および、該化合物の命名が任意の異性形態を排除するものではないことを理解すべきであり、すべての異性体が同レベルの活性を示すわけではないことがあることが理解されよう。別途指示がない限り、本明細書および特許請求の範囲における特定の化合物の記述および命名は、個々の鏡像異性体およびそのラセミ混合物または他の混合物の両方を含むように意図されている。立体異性体の立体化学配置決定および分離のための方法、例えば光学活性出発原料からの合成による方法またはラセミ体の分割による方法は、当技術分野において周知である("Advanced Organic Chemistry", 4th edition J. March, John Wiley and Sons, New York, 2001の第4章における説明を参照)。本開示のいくつかの化合物は幾何異性中心を有しうる(E-およびZ-異性体)。本開示がP-糖タンパク質ならびに/またはシトクロムP450(例えばCYP3A4および/もしくはCYP3A5アイソフォーム)調節活性を有するすべての光学異性体、ジアステレオ異性体、および幾何異性体、ならびにそれらの混合物を包含することを理解すべきである。
【0720】
本開示において説明される構造および他の化合物がすべてのそのアトロプ異性体を含むことを理解すべきである。また、すべてのアトロプ異性体が同レベルの活性を示すわけではないことがあることを理解すべきである。
【0721】
本明細書において使用される「アトロプ異性体」という用語は、2種の異性体の原子が異なって空間配置される立体異性体の一種のことである。アトロプ異性体は、中心結合の周りの大きな基の回転障害により引き起こされる回転制限に起因して存在する。これらのアトロプ異性体は通常、混合物として存在するが、クロマトグラフィー技術の最近の進展の結果として、限定的な場合に2つのアトロプ異性体の混合物を分離することが可能になった。
【0722】
本明細書において使用される「互変異性体」という用語は、平衡状態で存在しかつ1つの異性形態から別の異性形態に容易に変換される、2つ以上の構造異性体のうちの1つである。この変換により、隣接する共役二重結合の切り替えを伴う水素原子のホルマール移動が生じる。互変異性体は溶液中の一組の互変異性体の混合物として存在する。互変異性化が可能な溶液中で、互変異性体の化学平衡に到達する。互変異性体の正確な比率は、温度、溶媒、およびpHを含むいくつかの要因に依存する。互変異性体が互変異性化により相互変換可能であるという概念を互変異性と呼ぶ。ありうる様々な種類の互変異性のうち、2種が一般的に観察される。ケト-エノール互変異性では電子および水素原子の同時移動が生じる。グルコースが示すように、環鎖互変異性は、糖鎖分子中のアルデヒド基(-CHO)が同一分子中の1個のヒドロキシ基(-OH)と反応することで該分子が環状(環形)形態になる結果として生じる。
【0723】
疑義を避けるために記すと、化合物がいくつかの互変異性形態のうち1種として存在することがあり、かつ1種のみが特に記載または図示されている場合、すべての他の互変異性形態はそれでもやはり本明細書に開示されるいずれかの式に包含される。互変異性形態の例としてはケト体、エノール体、およびエノラート体、例えば以下の互変異性対: ケト/エノール(以下に示す)、イミン/エナミン、アミド/イミノアルコール、アミジン/アミジン、ニトロソ/オキシム、チオケトン/エンチオール、およびニトロ/アシ-ニトロが挙げられる。
【0724】
アミン官能基を含む本明細書に開示されるいずれかの式の化合物はN-オキシドを形成してもよい。本明細書における、アミン官能基を含む本明細書に開示されるいずれかの式の化合物への言及は、N-オキシドも含む。化合物が数個のアミン官能基を含む場合、1個または複数の窒素原子は酸化されてN-オキシドを形成してもよい。N-オキシドの特定の例としては、窒素含有ヘテロシクリルの第三級アミンまたは窒素原子のN-オキシドがある。N-オキシドは、対応するアミンを過酸化水素または過酸(例えばペルオキシカルボン酸)などの酸化剤で処理することで形成可能である。例えばAdvanced Organic Chemistry, by Jerry March, 4th Edition, Wiley Interscience, pages.を参照。より具体的には、N-オキシドは、アミン化合物とメタ-クロロペルオキシ安息香酸(mCPBA)とを例えばジクロロメタンなどの不活性溶媒中で反応させるL. W. Deady (Syn. Comm. 1977, 7, 509-514)の手順により作製可能である。
【0725】
本開示の化合物を異なる互変異性体として示すことができることを理解すべきである。また、化合物が互変異性形態を有する場合に、すべての互変異性形態が本開示の範囲に含まれるように意図されていること、および、該化合物の命名が任意の互変異性形態を排除するものではないことを理解すべきである。特定の互変異性体が他の互変異性体よりも高レベルの活性を示すことがあることが理解されよう。
【0726】
本明細書において使用される「類似体」という用語は、別の化合物と構造的に類似しているが、組成がわずかに異なる(例えば、1個の原子が異なる元素の原子で置き換えられているか、または特定の官能基が存在するか、または1個の官能基が別の官能基で置き換えられている)、化合物を意味する。したがって、類似体は、参照化合物と機能および外観が同様または同等であるが、構造または起源が同様または同等ではない、化合物である。
【0727】
本明細書において使用される「誘導体」という用語は、共通のコア構造を有するが、本明細書に記載の様々な基で置換されている、化合物を意味する。
【0728】
本明細書において使用される「生物学的等価体」という用語は、原子または原子群を大体類似した別の原子または原子群に交換することで得られる化合物を意味する。生物学的等価体置換の目的は、親化合物と同様の生物特性を有する新規化合物を創製することにある。生物学的等価体置換は物理化学的または形態的なものでありうる。カルボン酸生物学的等価体の例としてはアシルスルホンアミド、テトラゾール、スルホネート、およびホスホネートが挙げられるがそれに限定されない。例えばPatani and LaVoie, Chem. Rev. 96, 3147-3176, 1996を参照。
【0729】
また、本明細書に開示されるいずれかの式の特定の化合物が多形性を示しうること、ならびに、本開示がP-糖タンパク質ならびに/またはシトクロムP450(例えばCYP3A4および/もしくはCYP3A5アイソフォーム)調節活性を有するすべてのこれらの形態またはその混合物を包含することを理解すべきである。結晶性材料がX線粉末回折分析、示差走査熱量測定、熱重量分析、拡散反射赤外フーリエ変換(DRIFT)分光法、近赤外(NIR)分光法、溶液および/または固体核磁気共鳴分光法などの従来の技術を使用して分析可能であることが一般に知られている。これらの結晶性材料の含水量はカールフィッシャー分析により決定可能である。
【0730】
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物は、ヒトまたは動物の体内で分解されて本開示の化合物を放出するプロドラッグの形態で投与可能である。プロドラッグを使用することで本開示の化合物の物理特性および/または薬物動態特性を改変することができる。本開示の化合物が、特性改変基がそこに結合可能である好適な基または置換基を含む場合に、プロドラッグが形成されうる。プロドラッグの例としては、本明細書に開示されるいずれかの式中のエステル基またはアミド基にインビボで開裂可能なアルキル置換基またはアシル置換基を含む誘導体が挙げられる。
【0731】
したがって、本開示は、有機合成により利用可能になる場合の、およびそのプロドラッグの開裂によってヒトまたは動物の体内で利用可能になる場合の、上記定義の本明細書に開示されるいずれかの式の化合物を含む。したがって、本開示は、有機合成手段により生成される本明細書に開示されるいずれかの式の化合物、および、前駆体化合物の代謝によってヒトまたは動物の体内で生成される該化合物を含み、すなわち、本明細書に開示されるいずれかの式の化合物は合成により生成される化合物または代謝により生成される化合物でありうる。
【0732】
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物の好適な薬学的に許容されるプロドラッグは、望ましくない薬理活性を示さずかつ過度の毒性を示さず、ヒトまたは動物の身体への投与に好適であるという、合理的な医学的判断に基づく、プロドラッグである。プロドラッグの様々な形態は例えば以下の文献に記載されている: a) Methods in Enzymology, Vol. 42, p. 309-396, edited by K. Widder, et al. (Academic Press, 1985); b) Design of Pro-drugs, edited by H. Bundgaard, (Elsevier, 1985); c) A Textbook of Drug Design and Development, edited by Krogsgaard-Larsen and H. Bundgaard, Chapter 5 "Design and Application of Pro-drugs", by H. Bundgaard p. 113-191 (1991); d) H. Bundgaard, Advanced Drug Delivery Reviews, 8, 1-38 (1992); e) H. Bundgaard, et al., Journal of Pharmaceutical Sciences, 77, 285 (1988); f) N. Kakeya, et al., Chem. Pharm. Bull., 32, 692 (1984); g) T. Higuchi and V. Stella, "Pro-Drugs as Novel Delivery Systems", A.C.S. Symposium Series, Volume 14; およびh) E. Roche (editor), "Bioreversible Carriers in Drug Design", Pergamon Press, 1987。
【0733】
ヒドロキシ基を有する本明細書に開示されるいずれかの式の化合物の好適な薬学的に許容されるプロドラッグは、例えばそのインビボで開裂可能なエステルまたはエーテルである。ヒドロキシ基を含む本明細書に開示されるいずれかの式の化合物のインビボで開裂可能なエステルまたはエーテルは、例えばヒトまたは動物の体内で開裂して親ヒドロキシ化合物を生成する薬学的に許容されるエステルまたはエーテルである。ヒドロキシ基の好適な薬学的に許容されるエステル形成基としてはリン酸エステル(ホスホロアミド酸環状エステルを含む)などの無機エステルが挙げられる。ヒドロキシ基のさらなる好適な薬学的に許容されるエステル形成基としてはアセチル基、ベンゾイル基、フェニルアセチル基、ならびに置換ベンゾイル基および置換フェニルアセチル基などのC1~C10アルカノイル基、エトキシカルボニル基、N,N-(C1~C6アルキル)2カルバモイル基、2-ジアルキルアミノアセチル基、および2-カルボキシアセチル基などのC1~C10アルコキシカルボニル基が挙げられる。フェニルアセチル基およびベンゾイル基上の環置換基の例としてはアミノメチル、N-アルキルアミノメチル、N,N-ジアルキルアミノメチル、モルホリノメチル、ピペラジン-1-イルメチル、および4-(C1~C4アルキル)ピペラジン-1-イルメチルが挙げられる。ヒドロキシ基の好適な薬学的に許容されるエーテル形成基としてはアセトキシメチル基およびピバロイルオキシメチル基などのα-アシルオキシアルキル基が挙げられる。
【0734】
カルボキシ基を有する本明細書に開示されるいずれかの式の化合物の好適な薬学的に許容されるプロドラッグは、例えばそのインビボで開裂可能なアミド、例えば、アンモニア、メチルアミンなどのC1~4アルキルアミン、ジメチルアミン、N-エチル-N-メチルアミン、またはジエチルアミンなどの(C1~C4アルキル)2アミン、2-メトキシエチルアミンなどのC1~C4アルコキシ-C2~C4アルキルアミン、ベンジルアミンなどのフェニル-C1~C4アルキルアミン、およびグリシンなどのアミノ酸またはそのエステルなどのアミンと共に形成されるアミドである。
【0735】
アミノ基を有する本明細書に開示されるいずれかの式の化合物の好適な薬学的に許容されるプロドラッグは、例えばそのインビボで開裂可能なアミド誘導体である。アミノ基に由来する好適な薬学的に許容されるアミドとしては、例えば、アセチル基、ベンゾイル基、フェニルアセチル基、ならびに置換ベンゾイル基および置換フェニルアセチル基などのC1~C10アルカノイル基と共に形成されるアミドが挙げられる。フェニルアセチル基およびベンゾイル基上の環置換基の例としてはアミノメチル、N-アルキルアミノメチル、N,N-ジアルキルアミノメチル、モルホリノメチル、ピペラジン-1-イルメチル、および4-(C1~C4アルキル)ピペラジン-1-イルメチルが挙げられる。
【0736】
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物のインビボ効果は、本明細書に開示されるいずれかの式の化合物の投与後にヒトまたは動物の体内に形成される1つまたは複数の代謝産物によって中程度に発揮されることがある。また、先に記載のように、本明細書に開示されるいずれかの式の化合物のインビボ効果は、前駆体化合物(プロドラッグ)の代謝によって発揮されることがある。
【0737】
好適には、本開示は、本明細書に定義される生物活性を有さない任意の個々の化合物を排除する。
【0738】
合成方法
いくつかの局面では、本開示は、本開示の化合物を調製する方法を提供する。
【0739】
いくつかの局面では、本開示は、本明細書に記載の1つまたは複数の工程を含む、化合物を調製する方法を提供する。
【0740】
いくつかの局面では、本開示は、本明細書に記載の化合物を調製するための方法により得ることができるか、または得られるか、または直接得られる化合物を提供する。
【0741】
いくつかの局面では、本開示は、本明細書に記載の化合物を調製するための方法における使用に好適である、本明細書に記載の中間体を提供する。
【0742】
本開示の化合物を、当技術分野において公知である任意の好適な技術によって調製することができる。これらの化合物の調製のための特定の方法を、付随するスキームおよび実施例においてさらに説明する。
【0743】
本明細書に記載の合成方法、および出発原料を調製するために使用される任意の言及される合成方法の記述においては、溶媒、反応雰囲気、反応温度、実験時間、およびワークアップ手順の選択を含むすべての提示される反応条件が当業者により選択可能であることを理解すべきである。
【0744】
有機合成分野の当業者には、分子の様々な部分上に存在する官能基が、利用される試薬および反応条件に適合しなければならないことが理解されよう。
【0745】
本明細書に定義される方法における本開示の化合物の合成中に、または特定の出発原料の合成中に、特定の置換基を保護してそれらの望ましくない反応を防止することが望ましい場合があることが認識されよう。熟練した化学者は、その保護がいつ必要になるか、およびこれらの保護基をどのようにして配置し、後に除去することができるかを認識しているであろう。保護基の例については、本件に関する多くの一般的テキストの1つ、例えば"Protective Groups in Organic Synthesis" by Theodora Green (John Wiley & Sons)を参照。問題となる保護基の除去のために適宜、保護基を、文献に記載されているかまたは熟練した化学者に公知である任意の好都合な方法により除去することができ、これらの方法は、分子中の他の箇所の基に対する妨害を最小化しながら保護基の除去を実行するように選択される。したがって、反応物が例えばアミノ、カルボキシ、またはヒドロキシなどの基を含む場合、本明細書に言及されるいくつかの反応において基を保護することが望ましいことがある。
【0746】
一例として、アミノ基またはアルキルアミノ基の好適な保護基は、例えば、アシル基、例えば、アルカノイル基、例えばアセチル、アルコキシカルボニル基、例えばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、もしくはt-ブトキシカルボニル基、アリールメトキシカルボニル基、例えばベンジルオキシカルボニル、またはアロイル基、例えばベンゾイルである。上記保護基の脱保護条件は、保護基の選択によって必然的に変動する。したがって、例えば、アルカノイル基もしくはアルコキシカルボニル基またはアロイル基などのアシル基は、例えばアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化リチウムまたは水酸化ナトリウムなどの好適な塩基による加水分解によって除去可能である。あるいは、tert-ブトキシカルボニル基などのアシル基は、例えば塩酸、硫酸、もしくはリン酸、またはトリフルオロ酢酸などの好適な酸による処理によって除去可能であり、ベンジルオキシカルボニル基などのアリールメトキシカルボニル基は、例えばパラジウム炭素などの触媒上での水素添加、またはルイス酸、例えばボロントリス(トリフルオロアセテート)による処理によって除去可能である。第一級アミノ基の好適な代替の保護基は、例えばフタロイル基であり、これはアルキルアミン、例えばジメチルアミノプロピルアミン、またはヒドラジンによる処理によって除去可能である。
【0747】
ヒドロキシ基の好適な保護基は、例えば、アシル基、例えば、アルカノイル基、例えばアセチル、アロイル基、例えばベンゾイル、または、アリールメチル基、例えばベンジルである。上記保護基の脱保護条件は、保護基の選択によって必然的に変動する。したがって、例えば、アルカノイル基またはアロイル基などのアシル基は、例えばアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、またはアンモニアなどの好適な塩基による加水分解によって除去可能である。あるいは、ベンジル基などのアリールメチル基は、例えばパラジウム炭素などの触媒上での水素添加によって除去可能である。
【0748】
カルボキシ基の好適な保護基は、例えばエステル化基、例えばメチル基またはエチル基であり、これは例えば水酸化ナトリウムなどの塩基による加水分解によって除去可能であり、あるいは、例えばtert-ブチル基であり、これは例えば酸、例えばトリフルオロ酢酸などの有機酸による処理によって除去可能であり、あるいは、例えばベンジル基であり、これは例えばパラジウム炭素などの触媒上での水素添加によって除去可能である。
【0749】
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物が本明細書に定義されるいずれか1つの方法によって合成されたとき、該方法は以下のさらなる工程をさらに含みうる: (i) 存在する任意の保護基を除去する工程; (ii) 該化合物を本明細書に開示される式の別の化合物に変換する工程; (iii) その薬学的に許容される塩、水和物、もしくは溶媒和物を形成する工程; および/または(iv) そのプロドラッグを形成する工程。
【0750】
得られた本明細書に開示される式の化合物を、当技術分野において周知の技術を使用して単離および精製することができる。
【0751】
好都合には、該化合物の反応を、各反応条件下にて、好ましくは不活性である好適な溶媒の存在下で行う。好適な溶媒の例としてはヘキサン、石油エーテル、ベンゼン、トルエン、またはキシレンなどの炭化水素; トリクロロエチレン、1,2-ジクロロエタン、テトラクロロメタン、クロロホルム、またはジクロロメタンなどの塩素化炭化水素; メタノール、エタノール、イソプロパノール、n-プロパノール、n-ブタノール、またはtert-ブタノールなどのアルコール; ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、2-メチルテトラヒドロフラン、シクロペンチルメチルエーテル(CPME)、メチルtert-ブチルエーテル(MTBE)、またはジオキサンなどのエーテル; エチレングリコールモノメチルもしくはモノエチルエーテルまたはエチレングリコールジメチルエーテル(ジグライム)などのグリコールエーテル; アセトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)、またはブタノンなどのケトン; アセトアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド(DMF)、またはN-メチルピロリジノン(NMP)などのアミド; アセトニトリルなどのニトリル; ジメチルスルホキシド(DMSO)などのスルホキシド; ニトロメタンまたはニトロベンゼンなどのニトロ化合物; 酢酸エチルまたは酢酸メチルなどのエステル; あるいは該溶媒の混合物または水との混合物が挙げられるがそれに限定されない。
【0752】
一般に、反応時間は、各化合物の反応性および各反応条件に応じて、1分未満~数日の範囲である。好適な反応時間は当業者に公知の方法、例えば反応モニタリングによって容易に決定可能である。
【0753】
さらに、本明細書に記載の手順を当技術分野における通常の技量との組み合わせで利用することで、本開示のさらなる化合物を容易に調製することができる。当業者は、以下の調製手順の条件およびプロセスの公知の変形を使用してこれらの化合物を調製することができることを容易に理解するであろう。
【0754】
有機合成分野の当業者が理解するように、本開示の化合物は様々な合成経路によって容易に入手可能であり、そのうちいくつかを付随するスキームおよび実施例において例示する。当業者は、本開示の化合物を得るために、必要または有用である場合は常に、任意の特定の例において、どの種類の試薬および反応条件を使用すべきか、ならびにどのようにしてそれらを適用および応用すべきかを容易に認識するであろう。さらに、本開示の他の化合物を好適な条件下で反応させることで、例えば、還元反応、酸化反応、付加反応、または置換反応のような当業者に周知である標準的な合成方法を適用することによって本開示の化合物またはその好適な前駆体分子中に存在する1個の特定の官能基を別の官能基に変換することで、本開示のいくつかの化合物を容易に合成することができる。同様に、当業者は、必要または有用である場合は常に、合成保護基を適用するであろう。好適な保護基ならびにそれらを導入および除去するための方法は化学合成分野の当業者に周知であり、より詳しくは、例えばP.G.M. Wuts, T.W. Greene, "Greene's Protective Groups in Organic Synthesis", 4th edition (2006) (John Wiley & Sons)に記載されている。
【0755】
本出願の化合物の調製の一般的経路を本明細書のスキーム1~10において説明する。当業者は、以下のスキーム全体を通じて使用される一般的試薬の代わりに、他の標準的試薬を使用してもよい(例えば、HATUを利用するカップリング反応において、HATUの代わりに任意の好適なカップリング剤を利用してもよい)ことを理解するであろう。
【0756】
スキーム1
【0757】
スキーム1の一般的手順
R5 = Hであり、R2およびR3 = 代表的な基としてのメトキシである化合物の合成を、スキーム1に示す。4,5-ジメトキシ-2-ニトロ安息香酸を4-(N-Boc-2-(メチルアミノ)エチル)アニリンとカップリングして中間体IAを得る。中間体IAの水素添加により中間体IBを生成する。中間体IBを、対応する酸とベンゾチアゾール-2-イルジスルフィドとを反応させることで調製される様々なチオエステル(IC)とカップリングして、中間体IDを生成する。本明細書では、チオエステルへの変換による酸活性化を使用する。中間体IDを脱保護して中間体IEを得る。最後に、中間体IEを様々なアルデヒドR5CHOによる還元的アミノ化または酸R7CO2Hとのカップリングに供して目的の化合物を生成する。
【0758】
スキーム2
【0759】
スキーム2の一般的手順
Hではない一般的なR5基、およびHではない一般的なR6基を有し、R2およびR3 = 代表的な基としてのメトキシである化合物の合成を、スキーム2に記載する。R5NH2をアルキル化して中間体IFを生成し、これを保護して中間体IGを形成する。次に中間体IGを4,5-ジメトキシ-2-ニトロ安息香酸とカップリングして中間体IHを生成する。中間体IHの水素添加により中間体IIを生成する。中間体IIを、対応する酸とベンゾチアゾール-2-イルジスルフィドとを反応させることで調製される様々なチオエステル(IC)とカップリングして、中間体IJを生成する。次に中間体IJを脱保護して中間体IKを得る。中間体IKを様々なアルデヒドR6CHOによる還元的アミノ化または酸R7CO2Hとのカップリングに供して目的の化合物を生成する。
【0760】
スキーム3
【0761】
スキーム3の一般的手順
R5基が様々であり、R6が「N1-メチルインダゾール-5-イルメチル」であり、A環が「クロモン-2-イル」である、ベンジルアミン誘導体の合成を、スキーム3に示す。4,5-ジメトキシ-2-ニトロ安息香酸を4-(Boc-アミノメチル)ベンジルアミンとカップリングして中間体ILを得る。中間体ILの水素添加により中間体IMを生成する。次に中間体IMをクロモン-2-カルボン酸から調製されるチオエステル(IC1)とカップリングして中間体INを生成した後、これをBoc基の脱保護により中間体IOに変換する。中間体IOの還元的アミノ化により中間体IPを生成した後、これを様々なR5基を含むアルデヒド(R5CHO)による別の還元的アミノ化に供して目的の化合物を得る。
【0762】
スキーム4
【0763】
スキーム4の一般的手順
R3 = エトキシであり、R2 = メトキシであり、R5 = メチルである化合物の合成を、スキーム4に示す。5-エトキシ-4-メトキシ-2-ニトロ安息香酸を4-(N-boc-2-(メチルアミノ)エチル)アニリンとカップリングして中間体IQを得る。中間体IQを水素添加に供してニトロ基をアミノ基に変換し、中間体IRを生成する。中間体IRをクロモン-2-カルボン酸から調製されるチオエステル(IC1)とカップリングして中間体ISを生成した後、これをBoc基の脱保護により中間体ITに変換する。中間体ITの還元的アミノ化により目的の化合物を生成する。
【0764】
スキーム5
【0765】
スキーム5の一般的手順
R5およびR6が一緒になって6員複素環を形成する化合物の合成を、スキーム5に示す。テトラヒドロピリドピリジンを2-(4-ニトロフェニル)エチルブロミドでアルキル化して中間体IUを生成し、これを還元して中間体IVを生成する。次に中間体IVを4,5-ジメトキシ-2-ニトロ安息香酸とカップリングして中間体IWを生成する。次にニトロ中間体IWをアニリン中間体IXに変換する。次に中間体IXをクロモン-2-カルボン酸から調製されるチオエステル(IC1)とカップリングして目的の化合物を生成する。
【0766】
スキーム6
【0767】
スキーム6の一般的手順
様々なA環、R5基、およびR6基を有する目的の化合物の一般的合成を、スキーム6に記載する。4,5-ジメトキシ-2-ニトロ安息香酸を4-(N-boc-2-アミノエチル)アニリンとカップリングして中間体IIHを得る。中間体IIHを水素添加に供してニトロ基をアミノ基に変換し、中間体IIIを生成する。中間体IIIを、対応する酸とベンゾチアゾール-2-イルジスルフィドとを反応させることで調製される様々なチオエステル(IC)とカップリングして、中間体IIJを生成する。中間体IIJ中のBoc基の脱保護により中間体IIKを得る。続いて、中間体IIKの還元的アミノ化により目的の化合物を得る。R5 = R6である場合、過剰の好適なアルデヒドおよび還元剤を使用するワンポット合成においてIIKから目的の化合物を合成することができる。
【0768】
スキーム7
【0769】
スキーム7の一般的手順
R2 = COOMeであり、R3 = Hであり、R6 = Hである化合物の合成を、スキーム7に示す。メチル 2-ニトロテレフタレートを化合物IIMとカップリングして中間体IINを得る。中間体IINを水素添加に供してニトロ基をアミノ基に変換することで中間体IIOを生成する。中間体IIOを、対応する酸とベンゾチアゾール-2-イルジスルフィドとを反応させることで調製される様々なチオエステル(IC)とカップリングして、中間体IIPを生成する。次に中間体IIPをBoc脱保護により目標例に変換する。この目的の化合物はさらなる合成用の中間体IIQの役割も果たす。
【0770】
スキーム8
【0771】
スキーム8の一般的手順
R2がカルボン酸、エステル、またはアミドであり、R5基およびR6基が様々である、例示的化合物の合成を、スキーム8に示す。中間体IIQを様々なアルデヒドR6CHOと反応させて中間体IIS(例えば、本開示の、目的の化合物)を形成する。目的の化合物が、Hではない同じR5およびR6を特徴とする場合、中間体IIQH(n = 0であり、R5 = HであるIIQ)を過剰量のアルデヒド(R5/6CHO)と反応させて、中間体IITとしても表される目標化合物を得る。R2 = COOHである化合物を得るには、メチルエステルIISまたはIITを塩基性媒体中で加水分解して、中間体IIUまたはIIVとして表される目的の化合物を得る。次に中間体IIUまたはIIVをアルコールまたはアミンとカップリングして最終の目的の化合物を得る。
【0772】
スキーム9
【0773】
スキーム9の一般的手順
R5およびR6が一緒になって複素環の代表としての6,7-ジメトキシテトラヒドロイソキノリンを形成し、R3 = Hであり、R2がカルボン酸またはカルボン酸誘導体、例えばエステルである化合物の合成を、スキーム9に示す。6,7-ジメトキシテトラヒドロイソキノリンを2-(4-ニトロフェニル)エチルブロミドでアルキル化した後、水素添加して中間体IIXを生成する。次に中間体IIXをメチル 2-ニトロテレフタレートとカップリングして中間体IIYを得る。中間体IIYの水素添加により中間体IIZを生成する。次に中間体IIZをクロモン-2-カルボン酸から調製されるチオエステル(IC1)とカップリングして中間体IIIAを生成し、これを塩基性媒体中で加水分解してIIIBを得る。酸IIIBを様々なアルコールR11OHでエステル化して目的の化合物を得る。
【0774】
上記に示す記載および式において、様々な基が、別途指示がある場合を除いて、本明細書に定義の通りであることを理解すべきである。さらに、合成に関して、スキーム中の化合物は、本明細書に開示される化合物の一般的な合成方法論を例示するための、選ばれた置換基を有する代表例でしかない。
【0775】
当技術分野における日常的技術(例えばpH調整および場合によっては抽出(例えば有機相への))を使用して、本明細書に開示されるいずれかの式の中性化合物を塩(例えばナトリウム塩)に変換することができることが理解されよう。さらに、当技術分野における日常的技術(例えばpH調整および場合によっては抽出(例えば水相への))を使用して、本明細書に開示されるいずれかの式の化合物の塩(例えばナトリウム塩)を中性化合物に変換することができる。
【0776】
生物学的アッセイ
生成されたときに上記方法によって設計、選択、および/または最適化された化合物を、当業者に公知である種々のアッセイを使用して特性評価することで、該化合物が生物活性を有するか否かを決定することができる。例えば、以下に記載のアッセイを含むがそれに限定されない従来のアッセイによって分子を特性評価することで、それらが予測された活性、結合活性、および/または結合特異性を有するか否かを決定することができる。
【0777】
さらに、ハイスループットスクリーニングを使用することで、これらのアッセイを使用する分析の速度を上げることができる。結果として、当技術分野において公知の技術を使用して、本明細書に記載の分子を活性について速やかにスクリーニングすることが可能になりうる。ハイスループットスクリーニングを行うための一般的方法論は例えばDevlin (1998) High Throughput Screening, Marcel Dekker; および米国特許第5,763,263号に記載されている。ハイスループットアッセイでは、以下に記載の技術を含むがそれに限定されない1つまたは複数の異なるアッセイ技術を使用することができる。
【0778】
様々な生物学的インビトロまたはインビボアッセイが、本開示の化合物の効果を検出するために好適でありうる。これらの生物学的インビトロまたはインビボアッセイとしては酵素活性アッセイ、電気泳動移動度シフトアッセイ、レポーター遺伝子アッセイ、インビトロ細胞生存率アッセイ、および本明細書に記載のアッセイを挙げることができるがそれに限定されない。
【0779】
P-糖タンパク質調節活性を、P-糖タンパク質過剰発現細胞株を増加濃度の本開示の化合物および治療剤で3日間処理するアッセイ、続いてMTTアッセイにより決定することができる。
【0780】
細胞増殖パーセントを下記式により計算することができる:
細胞増殖パーセント = (T-T0)/(C-T0) x 100%
式中、Tは化合物に曝露した試験ウェルのODであり; Cは化合物処理のない対照ウェルのODであり; T0はゼロ時点のODである。細胞増殖阻害曲線およびEC50(P-糖タンパク質阻害の尺度)を、GraphPad Prismソフトウェア(v6.0)を使用して取得し、非線形回帰モデルにフィッティングすることができる。
【0781】
シトクロムP450活性は、本開示の化合物を様々な緩衝液中濃度で投与し、インキュベートする、ヒト肝ミクロソームによるP450-Glo(商標)アッセイ(Promega)により決定することができる。用量反応曲線およびIC50データを、GraphPad Prismソフトウェア(v6.0)を使用して取得し、非線形回帰モデルにフィッティングすることができる。
【0782】
本化合物のマウス中でのインビボ活性を、化合物をマウスに様々な濃度で投与(例えば経口投与)することで決定することができる。
【0783】
血液試料を所定の時点で末梢静脈を通じて取得し、LC-MS/MSで分析することができる。
【0784】
いくつかの態様では、生物学的アッセイは本明細書の実施例に記載の通りである。
【0785】
薬学的組成物
いくつかの局面では、本開示は、本開示の化合物を有効成分として含む、薬学的組成物を提供する。いくつかの態様では、本開示は、本明細書に開示されるいずれかの式の少なくとも1つの化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩と、1つまたは複数の薬学的に許容される担体または賦形剤とを含む、薬学的組成物を提供する。いくつかの態様では、本開示は、表1より選択される少なくとも1つの化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩と、1つまたは複数の薬学的に許容される担体または賦形剤とを含む、薬学的組成物を提供する。
【0786】
本明細書において使用される「組成物」という用語は、所定の成分を所定量で含む生成物、および、所定量での所定の成分の組み合わせにより直接的または間接的に得られる任意の生成物を包含するように意図されている。
【0787】
本明細書において使用される「薬学的組成物」という用語は、対象への投与に好適な形態で本開示の化合物を含む製剤のことである。一態様では、薬学的組成物はバルクまたは単位剤形である。単位剤形は、カプセル剤、点滴袋、錠剤、エアロゾル吸入器上の単一のポンプ、またはバイアルを例えば含む種々の形態のうちのいずれかである。組成物の単位剤形中の有効成分(例えば、開示される化合物、またはその塩、水和物、溶媒和物、もしくは異性体の製剤)の量は、有効量であり、関係する特定の処置によって変動する。当業者は、患者の年齢および状態に応じて投与量の日常的な変更を行うことが時として必要であることを認識するであろう。投与量は投与経路にも依存する。経口、肺内、直腸、非経口、経皮、皮下、静脈内、筋肉内、腹腔内、吸入、頬側、舌下、胸膜内、くも膜下腔内、鼻腔内などを含む種々の経路が想定される。本開示の化合物の局所投与または経皮投与用の剤形としては散剤、スプレー剤、軟膏剤、ペースト剤、クリーム剤、ローション剤、ゲル剤、溶液剤、パッチ剤、および吸入剤が挙げられる。一態様では、有効化合物は滅菌条件下で、薬学的に許容される担体、および必要な任意の保存料、緩衝剤、または噴霧剤と混合される。
【0788】
本開示がまた、本明細書に記載の任意の化合物と少なくとも1つの薬学的に許容される賦形剤または担体との組み合わせを含む、薬学的組成物を提供することを理解すべきである。
【0789】
本明細書において使用される「薬学的に許容される」という用語は、正しい医学的判断の範囲内で、ヒトおよび動物の組織と接触させて使用する上で好適であり、過剰な毒性、刺激、アレルギー応答、または他の問題もしくは合併症を伴わず、妥当なベネフィット/リスク比に相応している、化合物、アニオン、カチオン、材料、組成物、担体、および/または剤形を意味する。
【0790】
本明細書において使用される「薬学的に許容される賦形剤」という用語は、一般に安全で、無毒であり、かつ生物学的にもその他の点でも望ましくないということがない薬学的組成物を調製する上で有用な賦形剤を意味し、獣医学的使用およびヒトでの薬学的使用に許容される賦形剤を含む。本明細書および特許請求の範囲において使用される「薬学的に許容される賦形剤」は、1種の当該賦形剤および2種以上の当該賦形剤の両方を含む。
【0791】
本開示の薬学的組成物が所期の投与経路に適合するように製剤化されることを理解すべきである。投与経路の例としては非経口投与、例えば静脈内投与、皮内投与、皮下投与、経口(例えば経口摂取)投与、吸入投与、経皮(局所)投与、および経粘膜投与が挙げられる。非経口適用、皮内適用、または皮下適用に使用される溶液剤または懸濁液剤は以下の成分を含みうる: 注射用水、食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、または他の合成溶媒などの滅菌希釈剤; ベンジルアルコールまたはメチルパラベンなどの抗菌剤; アスコルビン酸または亜硫酸水素ナトリウムなどの抗酸化剤; エチレンジアミン四酢酸などのキレート化剤; 酢酸塩、クエン酸塩、またはリン酸塩などの緩衝液、および塩化ナトリウムまたはブドウ糖などの浸透圧の調整のための剤。pHは塩酸または水酸化ナトリウムなどの酸または塩基で調整可能である。非経口製剤は、ガラスまたはプラスチック製のアンプル、使い捨てシリンジ、または多用量バイアルに封入可能である。
【0792】
本開示の化合物または薬学的組成物を、化学療法的処置に現在使用されている多くの周知の方法において、対象に投与することができることを理解すべきである。例えば、本開示の化合物を、血流もしくは体腔に注射するか、または経口摂取させるか、またはパッチにより皮膚を通じて適用することができる。選択される用量は、有効な処置を構成するために十分であるが、許容されない副作用を引き起こすほど高くないはずである。疾患状態(例えば本明細書に開示される疾患または障害)の状況および患者の健康を、処置中、および処置後の相当な期間において注意深くモニタリングすることが好ましいはずである。
【0793】
「治療有効量」とは、疾患を処置するために哺乳動物に投与される際に、疾患について当該の処置を実行するために十分な化合物の量を意味する。「治療有効量」は、化合物、疾患およびその重症度、ならびに処置すべき哺乳動物の年齢、体重などに応じて変動する。所与の状況での治療有効量は、臨床医の技量および判断の範囲内である日常的な実験によって決定可能である。
【0794】
本明細書において使用される「有効量」という用語は、同定された疾患もしくは状態を処置し、寛解させ、もしくは予防するか、または検出可能な治療効果もしくは調節効果を示す、薬剤の量を意味する。効果は、当技術分野において公知である任意のアッセイ法によって検出可能である。対象についての正確な有効量は、対象の体重、サイズ、および健康; 状態の性質および程度; ならびに投与向けに選択される治療薬または治療薬の組み合わせに依存する。所与の状況での有効量は、臨床医の技量および判断の範囲内である日常的な実験によって決定可能である。
【0795】
任意の化合物について、最初に治療有効量を、例えば新生細胞の細胞培養アッセイにおいて、または動物モデル、通常はラット、マウス、ウサギ、イヌ、またはブタにおいて推定可能であることを理解すべきである。任意の化合物について、最初に有効量を、例えば新生細胞の細胞培養アッセイにおいて、または動物モデル、通常はラット、マウス、ウサギ、イヌ、またはブタにおいて推定可能であることを理解すべきである。また、動物モデルを、適切な濃度範囲および投与経路を決定するために使用することができる。次に、この情報を、ヒトにおける有用な用量および投与経路を決定するために使用することができる。治療/予防有効性および毒性は、細胞培養または実験動物における標準的な薬学的手順、例えばED50(集団の50%の治療有効量)およびLD50(集団の50%の致死量)によって決定可能である。毒性効果と治療効果との間の用量比を治療指数とし、それはLD50/ED50比で表すことができる。大きい治療指数を示す薬学的組成物が好ましい。投与量は、使用する剤形、患者の感受性、および投与経路に応じて、この範囲内で変動しうる。
【0796】
投与量および投与は、十分なレベルの有効剤を与えるように、または所望の効果を維持するように調整される。考慮に入れることができる要因としては、疾患状況の重症度、対象の全身的健康、対象の年齢、体重、および性別、食事、投与時間および投与頻度、薬物組み合わせ、反応感受性、ならびに治療に対する耐性/応答が挙げられる。長時間作用型の薬学的組成物を、特定の製剤の半減期およびクリアランス速度に応じて、3~4日に1回、週1回、または2週間に1回投与することができる。
【0797】
本開示の組成物は、経口使用に好適な形態(例えば錠剤、舐剤、硬もしくは軟カプセル剤、水性もしくは油性懸濁液剤、乳剤、分散性散剤もしくは顆粒剤、シロップ剤、またはエリキシル剤)、局所使用に好適な形態(例えばクリーム剤、軟膏剤、ゲル剤、または水性もしくは油性の溶液剤もしくは懸濁液剤)、吸入投与に好適な形態(例えば微粉散剤または液体エアロゾル剤)、吹送投与に好適な形態(例えば微粉散剤)、あるいは非経口投与に好適な形態(例えば静脈内、皮下、筋肉内、腹腔内、もしくは筋肉内投与用の滅菌水性もしくは油性溶液剤、または直腸投与用の坐薬)でありうる。一態様では、化合物は経口投与される。当業者は、特定の投与経路に関する利点を認識するであろう。
【0798】
本開示の有効化合物を含む薬学的組成物を、一般に公知であるやり方で、例えば通常の混合、溶解、造粒、糖衣錠作製、湿式粉砕、乳化、カプセル化、封入、または凍結乾燥のプロセスによって製造することができる。薬学的組成物は、薬学的に使用可能な製剤に有効化合物を加工することを促進する、1つまたは複数の賦形剤および/または助剤を含む薬学的に許容される担体を使用して、通常の様式で製剤化可能である。当然、適切な製剤化は選択される投与経路に依存する。
【0799】
注射用に好適な薬学的組成物としては、滅菌水溶液剤(水溶性の場合)または水性分散液剤、および滅菌注射用溶液剤または分散液剤の即時調製用の滅菌散剤が挙げられる。静脈内投与では、好適な担体としては生理食塩水、静菌水、Cremophor(登録商標)EL、またはリン酸緩衝食塩水(PBS)が挙げられる。いずれの場合でも、本組成物は滅菌されていなければならず、また、容易なシリンジ注入可能性が存在する程度に流動的でなければならない。本組成物は製造条件および貯蔵条件下で安定でなければならず、細菌および真菌などの微生物の汚染作用に対抗するように保存されなければならない。担体は、水、エタノール、ポリオール(例えばグリセリン、プロピレングリコール、および液体ポリエチレングリコールなど)、ならびにその好適な混合物を例えば含む溶媒または分散媒でありうる。適当な流動性を、例えばレシチンなどのコーティングの使用、分散液剤の場合における必要な粒径の維持、および界面活性剤の使用により維持することができる。微生物の作用の防止を様々な抗菌剤および抗真菌剤、例えばパラベン、クロロブタノール、フェノール、アスコルビン酸、チメロサールなどで実現することができる。多くの場合、等張剤、例えば糖、マンニトール、およびソルビトールなどの多価アルコール、ならびに塩化ナトリウムを本組成物に含めることが好ましい。注射用組成物の長期吸収を、吸収を遅延させる薬剤、例えばモノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチンを本組成物に含めることでもたらすことができる。
【0800】
本開示の製剤は、水性ビヒクルを含む水溶液の形態でありうる。水性ビヒクル成分は水および少なくとも1つの薬学的に許容される賦形剤を含みうる。好適な許容される賦形剤としては、溶解度向上剤、キレート剤、保存料、等張化剤、粘度調整剤/懸濁化剤、緩衝剤、およびpH調整剤、ならびにそれらの混合物からなる群より選択される賦形剤が挙げられる。
【0801】
任意の溶解度向上剤を使用することができる。溶解度向上剤の例としてはシクロデキストリン、例えば、ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン、メチル-β-シクロデキストリン、ランダムメチル化β-シクロデキストリン、エチル化β-シクロデキストリン、トリアセチル-β-シクロデキストリン、ペルアセチル化β-シクロデキストリン、カルボキシメチル-β-シクロデキストリン、ヒドロキシエチル-β-シクロデキストリン、2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル-β-シクロデキストリン、グルコシル-β-シクロデキストリン、硫酸化β-シクロデキストリン(S-β-CD)、マルトシル-β-シクロデキストリン、β-シクロデキストリンスルホブチルエーテル、分岐β-シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル-γ-シクロデキストリン、ランダムメチル化γ-シクロデキストリン、およびトリメチル-γ-シクロデキストリン、ならびにそれらの混合物からなる群より選択されるシクロデキストリンが挙げられる。
【0802】
任意の好適なキレート剤を使用することができる。好適なキレート剤の例としては、エチレンジアミン四酢酸およびその金属塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、およびエデト酸四ナトリウム、ならびにそれらの混合物からなる群より選択されるキレート剤が挙げられる。
【0803】
任意の好適な保存料を使用することができる。保存料の例としては、ハロゲン化ベンザルコニウム(好ましくは塩化ベンザルコニウム)などの四級アンモニウム塩、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、臭化ベンジル、硝酸フェニル水銀、酢酸フェニル水銀、ネオデカン酸フェニル水銀、メルチオラート、メチルパラベン、プロピルパラベン、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウム、プロピオン酸ナトリウム、p-ヒドロキシ安息香酸エチル、プロピルアミノプロピルビグアナイド、p-ヒドロキシ安息香酸ブチル、およびソルビン酸、ならびにそれらの混合物からなる群より選択される保存料が挙げられる。
【0804】
水性ビヒクルは、浸透圧(tonicity)(浸透圧(osmotic pressure))を調整するための等張化剤を含んでもよい。等張化剤はグリコール(例えばプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール)、グリセロール、ブドウ糖、グリセリン、マンニトール、塩化カリウム、および塩化ナトリウム、ならびにそれらの混合物からなる群より選択可能である。
【0805】
水性ビヒクルは粘度調整剤/懸濁化剤を含んでもよい。好適な粘度調整剤/懸濁化剤としては、セルロース誘導体、例えばメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリエチレングリコール(例えばポリエチレングリコール300、ポリエチレングリコール400)、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ならびに架橋アクリル酸ポリマー(カルボマー)、例えばポリアルケニルエーテルまたはジビニルグリコールで架橋されたアクリル酸ポリマー(Carbopol 934、Carbopol 934P、Carbopol 971、Carbopol 974、およびCarbopol 974PなどのCarbopol)、ならびにそれらの混合物からなる群より選択されるものが挙げられる。
【0806】
製剤を許容されるpH(通常はpH範囲約5.0~約9.0、より好ましくは約5.5~約8.5、特に約6.0~約8.5、約7.0~約8.5、約7.2~約7.7、約7.1~約7.9、または約7.5~約8.0)に調整するために、製剤はpH調整剤を含みうる。通常、pH調整剤は鉱酸または金属水酸化物塩基であり、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、および塩酸、ならびにそれらの混合物、好ましくは水酸化ナトリウムおよび/または塩酸の群より選択される。これらの酸性および/または塩基性pH調整剤を加えることで、製剤を目標の許容されるpH範囲に調整する。したがって、酸および塩基の両方を使用することが必要ではないことがある。製剤によっては、混合物を所望のpH範囲にするために、酸または塩基の一方を加えれば十分なことがある。
【0807】
水性ビヒクルはpHを安定化するための緩衝剤を含んでもよい。使用する場合、緩衝剤はリン酸緩衝剤(例えばリン酸二水素ナトリウムおよびリン酸水素二ナトリウム)、ホウ酸緩衝剤(例えばホウ酸、または四ホウ酸二ナトリウムを含むその塩)、クエン酸緩衝剤(例えばクエン酸、またはクエン酸ナトリウムを含むその塩)、ならびにε-アミノカプロン酸、ならびにそれらの混合物からなる群より選択される。
【0808】
製剤は湿潤剤をさらに含んでもよい。好適なクラスの湿潤剤としては、ポリオキシプロピレン-ポリオキシエチレンブロック共重合体(ポロキサマー)、ポリエトキシ化ヒマシ油エーテル、ポリオキシエチレン化ソルビタンエステル(ポリソルベート)、オキシエチル化オクチルフェノールポリマー(Tyloxapol)、ステアリン酸ポリオキシル40、脂肪酸グリコールエステル、脂肪酸グリセリルエステル、ショ糖脂肪酸エステル、およびポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ならびにそれらの混合物からなる群より選択される湿潤剤が挙げられる。
【0809】
滅菌注射用溶液剤は、所要量の有効化合物を適切な溶媒中に、必要に応じて上記で列挙した成分の1つまたは組み合わせと共に組み入れた後、濾過滅菌を行うことで調製可能である。一般に、分散液剤は、塩基性分散媒および上記で列挙した必要な他の成分を含む滅菌ビヒクルに有効化合物を組み入れることで調製される。滅菌注射用溶液剤の調製用の滅菌散剤の場合、調製方法としては、有効成分と任意のさらなる所望の成分との粉末を、既に滅菌濾過したその溶液から得る、真空乾燥および凍結乾燥がある。
【0810】
本開示の化合物を経口投与用に錠剤、カプセル剤(いずれも持続放出製剤または時限放出製剤を含む)、丸剤、散剤、顆粒剤、エリキシル剤、チンキ剤、懸濁液剤、シロップ剤、および乳剤などの形態で製剤化することができる。また、本開示の化合物を、いずれも薬学分野の当業者に周知の形態を使用する静脈内(ボーラスもしくは注入)投与、腹腔内投与、局所投与、皮下投与、筋肉内投与、または経皮(例えばパッチ)投与用に製剤化することができる。
【0811】
経口組成物は、不活性希釈剤または薬学的に許容される食用担体を一般に含む。経口組成物はゼラチンカプセル剤に封入されてもよく、錠剤に圧縮されてもよい。治療用経口投与の目的で、有効化合物を賦形剤と共に組み入れ、錠剤、トローチ剤、またはカプセル剤の形態で使用することができる。また、洗口液として使用される経口組成物を流体担体を使用して調製することができる。洗口液では、流体担体中の本化合物が経口適用されて、すすがれて、吐き出されるかまたは飲み込まれる。薬学的に適合性のある結合剤および/または補助材料が組成物の一部として含まれうる。錠剤、丸剤、カプセル剤、トローチ剤などは、以下の成分または同様の性質の化合物のいずれかを含みうる: 結晶セルロース、トラガントゴム、もしくはゼラチンなどの結合剤; デンプンもしくは乳糖などの賦形剤; アルギン酸、Primogel、もしくはコーンスターチなどの崩壊剤; ステアリン酸マグネシウムもしくはSterotesなどの潤滑剤; コロイド状二酸化ケイ素などの流動促進剤; ショ糖もしくはサッカリンなどの甘味料; またはペパーミント、サリチル酸メチル、もしくはオレンジフレーバーなどの香味料。
【0812】
吸入による投与では、本化合物は、好適な噴霧剤、例えば二酸化炭素などのガスを含む加圧容器もしくはディスペンサー、またはネブライザーから、エアロゾルスプレー剤の形態で送達される。
【0813】
全身投与は経粘膜または経皮的手段によるものでもよい。経粘膜または経皮投与では、透過すべき障壁に適した浸透剤が製剤中で使用される。これらの浸透剤は当技術分野において一般に公知であり、例えば経粘膜投与では界面活性剤、胆汁酸塩、およびフシジン酸誘導体が挙げられる。経粘膜投与は経鼻スプレー剤または坐薬の使用を通じて達成可能である。経皮投与では、有効化合物は、当技術分野において一般に公知の軟膏剤、塗擦剤、ゲル剤、またはクリーム剤として製剤化される。
【0814】
本開示のさらなる局面によれば、上記定義の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩と、薬学的に許容される希釈剤または担体との組み合わせを含む、薬学的組成物が提供される。
【0815】
有効化合物は、身体からの急速な排除に対して該化合物を保護する薬学的に許容される担体と共に、移植片およびマイクロカプセル化送達系を含む制御放出製剤として調製可能である。エチレン酢酸ビニル、ポリ酸無水物、ポリグリコール酸、コラーゲン、ポリオルトエステル、およびポリ乳酸などの生分解性・生体適合性ポリマーを使用することができる。これらの製剤の調製のための方法は当業者には明らかであろう。材料はAlza CorporationおよびNova Pharmaceuticals, Inc.から商業的に入手してもよい。リポソーム懸濁液(感染細胞を標的とするリポソームをウイルス抗原に対するモノクローナル抗体と共に含む)を薬学的に許容される担体として使用することもできる。これらは、米国特許第4,522,811号に例えば記載の、当業者に公知の方法に従って調製可能である。
【0816】
投与が容易でありかつ投与量が均一であることから、単位剤形で経口または非経口組成物を製剤化することが特に有利である。本明細書において使用される単位剤形とは、処置される対象用の単位剤形として適した物理的に分離された単位を意味し、各単位は、所望の治療効果を生成するように計算される所定量の有効化合物と所要の薬学的担体との組み合わせを含む。本開示の単位剤形の規格は、有効化合物の独自の特性および実現すべき特定の治療効果により決定づけられかつそれに直接依存する。
【0817】
治療用途では、本開示に従って使用される薬学的組成物の投与量は、選択される投与量に影響を与える要因のなかでも特に、剤、レシピエント患者の年齢、体重、および臨床的状態、ならびに治療を実行する臨床医または開業医の経験および判断に応じて変動する。一般に、用量は、本明細書に開示される疾患または障害の症状を遅延させ、好ましくは退行させ、好ましくは該疾患または障害の完全な退行を引き起こすために十分であるはずである。投与量は1日当たり約0.01mg/kg~1日当たり約5000mg/kgの範囲でありうる。好ましい局面では、投与量は1日当たり約1mg/kg~1日当たり約1000mg/kgの範囲でありうる。一局面では、用量は、単一用量、分割用量、または持続用量で約0.1mg/日~約50g/日; 約0.1mg/日~約25g/日; 約0.1mg/日~約10g/日; 約0.1mg~約3g/日; または約0.1mg~約1g/日の範囲である(この用量はkg単位の患者の体重、m2単位の体表面積、および年単位の年齢に応じて調整可能である)。薬剤の有効量とは、臨床医または他の認定観察者によって認められる客観的に同定可能な改善を実現する量のことである。生存率および増殖率の改善は、退行を示すものである。本明細書において使用される「投与量が有効な様式(dosage effective manner)」という用語は、対象または細胞において望ましい生物学的効果を生成する有効化合物の量を意味する。
【0818】
薬学的組成物を投与用説明書と共に容器、パック、またはディスペンサーに収容することができることを理解すべきである。
【0819】
本化合物を利用する投与レジメンは、患者の種類、種、年齢、体重、性別、および医学的状態; 処置される状態の重症度; 投与経路; 患者の腎機能および肝機能; ならびに使用される特定の化合物またはその塩を含む、種々の要因に従って選択される。通常の技量を有する医師または獣医は、状態を予防するか、状態に対抗するか、または状態の進行を停止させるために必要な薬物の有効量を容易に決定および処方することができる。
【0820】
本開示の開示される化合物の製剤化および投与用の技術はRemington: the Science and Practice of Pharmacy, 19th edition, Mack Publishing Co., Easton, PA (1995)に見ることができる。一態様では、本明細書に記載の化合物、およびその薬学的に許容される塩は、薬学的製剤中で、薬学的に許容される担体または希釈剤との組み合わせで使用される。好適な薬学的に許容される担体としては不活性固体充填剤または不活性希釈剤、および滅菌水溶液または滅菌有機溶液が挙げられる。本化合物は当該の薬学的組成物中に、本明細書に記載の範囲の所望の投与量を与えるために十分な量で存在する。
【0821】
本開示の組成物を、当技術分野において周知である従来の薬学的賦形剤を使用する従来の手順によって得ることができる。したがって、経口使用向けの組成物は、例えば1つまたは複数の着色料、甘味料、香味料、および/または保存料を含みうる。
【0822】
治療における使用のための本開示の化合物の有効量とは、本明細書において言及される疾患もしくは障害においてP-糖タンパク質活性および/もしくはシトクロムP450活性を調節するために、該疾患もしくは障害の進行を遅くするために、かつ/または該疾患もしくは障害に関連する症状を減少させるために十分な量のことである。
【0823】
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物の治療または予防目的での用量のサイズは、周知の医療原理に従って、状態の性質および重症度、動物または患者の年齢および性別、ならびに投与経路に応じて当然変動する。
【0824】
使用方法
いくつかの局面では、本開示は、P-糖タンパク質活性(例えばインビトロもしくはインビボの)および/またはシトクロムP450活性(例えばインビトロもしくはインビボの)を調節する方法であって、細胞と有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩とを接触させる段階を含む方法を提供する。
【0825】
いくつかの局面では、本開示は、P-糖タンパク質活性(例えばインビトロまたはインビボの)を調節する方法であって、細胞と有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩とを接触させる段階を含む方法を提供する。
【0826】
いくつかの局面では、本開示は、シトクロムP450活性(例えばインビトロまたはインビボの)を調節する方法であって、細胞と有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩とを接触させる段階を含む方法を提供する。
【0827】
いくつかの態様では、P-糖タンパク質活性は過剰発現されている。いくつかの態様では、P-糖タンパク質活性は低発現されている。
【0828】
いくつかの態様では、シトクロムP450活性は過剰発現されている。いくつかの態様では、シトクロムP450活性は低発現されている。
【0829】
いくつかの態様では、シトクロムP450活性はCYP3A4活性である。
【0830】
いくつかの態様では、シトクロムP450活性はCYP3A5活性である。
【0831】
いくつかの態様では、調節は阻害である。
【0832】
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、本明細書に開示される疾患または障害を処置または予防する方法であって、該対象に治療有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
【0833】
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、本明細書に開示される疾患または障害を処置または予防する方法であって、該対象に有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
【0834】
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、本明細書に開示される疾患または障害を処置する方法であって、該対象に治療有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
【0835】
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、本明細書に開示される疾患または障害を処置する方法であって、該対象に有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
【0836】
いくつかの態様では、本方法が疾患もしくは障害を予防すること、または疾患もしくは障害の予防に関する場合、本方法は、有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む。
【0837】
いくつかの態様では、本方法が疾患もしくは障害を処置すること、または疾患もしくは障害の処置に関する場合、本方法は、治療有効量または有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む。
【0838】
いくつかの態様では、疾患または障害は、P-糖タンパク質活性(例えば過剰活性または異常活性)の関与に関連している。いくつかの態様では、疾患または障害は、P-糖タンパク質活性(例えば異常なまたは上昇した)が関与する疾患または障害である。いくつかの態様では、疾患または障害は、P-糖タンパク質活性による多剤耐性が関与する疾患または障害である。いくつかの態様では、疾患または障害は、がん処置後の多剤耐性によるP-糖タンパク質活性が関与する疾患または障害である。
【0839】
いくつかの態様では、疾患または障害は、シトクロムP450活性(例えば過剰活性または異常活性)の関与に関連している。いくつかの態様では、疾患または障害は、シトクロムP450活性(例えば異常なまたは上昇した)が関与する疾患または障害である。いくつかの態様では、疾患または障害は、シトクロムP450活性による多剤耐性が関与する疾患または障害である。いくつかの態様では、疾患または障害は、がん処置後の多剤耐性によるシトクロムP450活性が関与する疾患または障害である。
【0840】
いくつかの態様では、疾患または障害は細胞増殖障害である。
【0841】
いくつかの態様では、細胞増殖障害はがんである。
【0842】
いくつかの態様では、がんは、身体の他の部分に浸潤または拡散する可能性を伴う異常細胞増殖を包含する。
【0843】
いくつかの態様では、がんは悪性の腫瘍または新生物である。
【0844】
いくつかの態様では、がんは乳がん、膵がん、非小細胞肺がん、小細胞肺がん、卵巣がん、卵巣上皮がん、AIDS関連カポジ肉腫、軟部組織肉腫、平滑筋肉腫、食道がん、黒色腫、リンパ腫、子宮がん、腹膜がん、卵管がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、甲状腺がん、胃がん、食道胃接合部がん、尿路上皮がん、膀胱がん、中咽頭がん、下咽頭がん、喉頭がん、頭頸部がん、胚細胞がん/腫瘍、前立腺がん、結腸がん、直腸がん、腎がん、胆管癌(胆管がん)、膠芽腫、扁平上皮癌、神経膠腫、白血病、または非ホジキンリンパ腫である。
【0845】
いくつかの態様では、がんは乳がんである。いくつかの態様では、乳がんは転移性乳がんである。いくつかの態様では、乳がんは乳房の癌である。いくつかの態様では、乳がんはトリプルネガティブ乳がんである。
【0846】
いくつかの態様では、がんは肺がんである。いくつかの態様では、肺がんは非小細胞肺がんである。いくつかの態様では、肺がんは小細胞肺がんである。
【0847】
いくつかの態様では、がんは前立腺がんである。いくつかの態様では、前立腺がんは転移性ホルモン抵抗性前立腺がん、非去勢抵抗性前立腺がん、または去勢抵抗性前立腺がんである。いくつかの態様では、前立腺がんは転移性ホルモン抵抗性前立腺がんである。いくつかの態様では、前立腺がんは前立腺の癌である。
【0848】
いくつかの態様では、がんは卵巣がんである。いくつかの態様では、がんは卵巣の癌である。
【0849】
いくつかの態様では、がんはAIDS関連カポジ肉腫である。
【0850】
いくつかの態様では、がんは膵がんである。いくつかの態様では、膵がんは膵臓の腺癌である。
【0851】
いくつかの態様では、がんは膀胱がん、乳がん、子宮頸がん、食道がん、胃がん、卵巣上皮がん、卵管がん、原発性腹膜がん、頭頸部がん、頭頸部扁平上皮癌(SCCHN)、非小細胞肺がん(NSCLC)、非去勢抵抗性前立腺がん、去勢抵抗性前立腺がん、転移性ホルモン抵抗性前立腺がん(mHRPC)、小細胞肺がん、軟部組織肉腫、または子宮がんである。
【0852】
いくつかの態様では、がんは乳がん、非小細胞肺がん、前立腺がん(転移性ホルモン抵抗性前立腺がん、非去勢抵抗性前立腺がん、もしくは去勢抵抗性前立腺がんを含む)、頭頸部扁平上皮癌、または胃がんである。
【0853】
いくつかの態様では、がんは結腸直腸がんである。
【0854】
いくつかの態様では、がんは進行悪性腫瘍である。いくつかの態様では、がんは原発がんまたは二次がんである。
【0855】
いくつかの態様では、がんは固形腫瘍である。
【0856】
いくつかの態様では、固形腫瘍は組織学的または細胞学的に確認される。
【0857】
いくつかの態様では、固形腫瘍は転移性または切除不能である。
【0858】
いくつかの態様では、対象は状況、障害、または状態の素因を有する(例えば遺伝子変異体の存在)。
【0859】
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、がんを処置または予防する方法であって、該対象に治療有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
【0860】
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、がんを処置または予防する方法であって、該対象に有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
【0861】
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、がんを処置する方法であって、該対象に治療有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
【0862】
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、がんを処置する方法であって、該対象に有効量の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは本開示の薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
【0863】
いくつかの局面では、本開示は、P-糖タンパク質活性(例えばインビトロもしくはインビボの)および/またはシトクロムP450活性(例えばインビトロもしくはインビボの)を調節する際の使用のための、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する。
【0864】
いくつかの局面では、本開示は、P-糖タンパク質活性(例えばインビトロまたはインビボの)を調節する際の使用のための、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する。
【0865】
いくつかの局面では、本開示は、シトクロムP450活性(例えばインビトロまたはインビボの)を調節する際の使用のための、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する。
【0866】
いくつかの局面では、本開示は、本明細書に開示される疾患または障害を処置または予防する際の使用のための、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する。
【0867】
いくつかの局面では、本開示は、本明細書に開示される疾患または障害を処置する際の使用のための、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する。
【0868】
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、がんを処置または予防する際の使用のための、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する。
【0869】
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、がんを処置する際の使用のための、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩を提供する。
【0870】
いくつかの局面では、本開示は、P-糖タンパク質活性(例えばインビトロもしくはインビボの)および/またはシトクロムP450活性(例えばインビトロもしくはインビボの)を調節するための医薬の製造における、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩の使用を提供する。
【0871】
いくつかの局面では、本開示は、P-糖タンパク質活性(例えばインビトロまたはインビボの)を調節するための医薬の製造における、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩の使用を提供する。
【0872】
いくつかの局面では、本開示は、シトクロムP450活性(例えばインビトロまたはインビボの)を調節するための医薬の製造における、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩の使用を提供する。
【0873】
いくつかの局面では、本開示は、本明細書に開示される疾患または障害を処置または予防するための医薬の製造における、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩の使用を提供する。
【0874】
いくつかの局面では、本開示は、本明細書に開示される疾患または障害を処置するための医薬の製造における、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩の使用を提供する。
【0875】
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、がんを処置または予防するための医薬の製造における、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩の使用を提供する。
【0876】
いくつかの局面では、本開示は、その必要がある対象において、がんを処置するための医薬の製造における、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩の使用を提供する。
【0877】
したがって、本開示は、インビトロもしくはインビボのP-糖タンパク質活性および/またはインビトロもしくはインビボのシトクロムP450活性を調節する方法であって、細胞と有効量の本明細書に定義される化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩とを接触させる段階を含む方法を提供する。
【0878】
本開示は、P-糖タンパク質活性および/またはシトクロムP450活性の調節剤として機能する化合物を提供する。したがって、本開示は、インビトロもしくはインビボのP-糖タンパク質活性および/またはインビトロもしくはインビボのシトクロムP450活性を調節する方法であって、細胞と有効量の本明細書に定義される化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩とを接触させる段階を含む方法を提供する。
【0879】
本開示は、P-糖タンパク質活性の調節剤として機能する化合物を提供する。したがって、本開示は、インビトロまたはインビボのP-糖タンパク質活性を調節する方法であって、細胞と有効量の本明細書に定義される化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩とを接触させる段階を含む方法を提供する。
【0880】
したがって、本開示は、インビトロまたはインビボのシトクロムP450活性を調節する方法であって、細胞と有効量の本明細書に定義される化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩とを接触させる段階を含む方法を提供する。
【0881】
本開示は、シトクロムP450活性の調節剤として機能する化合物を提供する。したがって、本開示は、インビトロまたはインビボのシトクロムP450活性を調節する方法であって、細胞と有効量の本明細書に定義される化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩とを接触させる段階を含む方法を提供する。
【0882】
いくつかの態様では、本開示の化合物は、P-糖タンパク質および/またはシトクロムP450の基質である治療薬の経口バイオアベイラビリティを改善する。
【0883】
いくつかの態様では、本開示の化合物は、P-糖タンパク質の基質である治療薬の経口バイオアベイラビリティを改善する。
【0884】
いくつかの態様では、本開示の化合物は、シトクロムP450の基質である治療薬の経口バイオアベイラビリティを改善する。
【0885】
いくつかの態様では、本開示の化合物は、P-糖タンパク質および/またはシトクロムP450の基質である治療薬の脳分布を増加させる。
【0886】
いくつかの態様では、本開示の化合物は、P-糖タンパク質の基質である治療薬の脳分布を増加させる。
【0887】
いくつかの態様では、本開示の化合物は、シトクロムP450の基質である治療薬の脳分布を増加させる。
【0888】
本開示の化合物の有効性は、当技術分野において記述されかつ現行の一般的知識において見られる、該有効性を解明する標準的慣行に従って、業界で受け入れられたアッセイ/疾患モデルによって決定可能である。
【0889】
本開示はまた、P-糖タンパク質活性および/またはシトクロムP450活性が関与する疾患または障害を処置することを必要とする対象において該処置を行う方法であって、該患者に本明細書に定義される、化合物、またはその薬学的に許容されるその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
【0890】
本開示はまた、P-糖タンパク質活性が関与する疾患または障害を処置することを必要とする対象において該処置を行う方法であって、該患者に治療有効量の本明細書に定義される、化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
【0891】
本開示はまた、シトクロムP450活性が関与する疾患または障害を処置することを必要とする対象において該処置を行う方法であって、該患者に治療有効量の本明細書に定義される、化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
【0892】
本開示はまた、P-糖タンパク質活性および/またはシトクロムP450活性が関与する疾患または障害を処置することを必要とする対象において該処置を行う方法であって、該患者に有効量の本明細書に定義される、化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
【0893】
本開示はまた、P-糖タンパク質活性が関与する疾患または障害を処置することを必要とする対象において該処置を行う方法であって、該患者に有効量の本明細書に定義される、化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
【0894】
本開示はまた、シトクロムP450活性が関与する疾患または障害を処置することを必要とする対象において該処置を行う方法であって、該患者に有効量の本明細書に定義される、化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩、あるいは薬学的組成物を投与する段階を含む方法を提供する。
【0895】
本開示の化合物またはその薬学的に許容される塩は、単剤療法として単独で投与してもよく、1種または複数の他の物質および/または処置薬と併せて投与してもよい。この併用療法は処置の個々の構成要素の同時投与、順次投与、または個別投与によって実現可能である。
【0896】
例えば、補助剤の投与によって治療有効性を向上させることができる(すなわち、補助剤は、それ自体では最小限の治療効果しか示さないことがあるが、別の治療剤との組み合わせで、個体に対する全体的な治療効果が向上する)。あるいは、単に一例として、本明細書に開示されるいずれかの式の化合物を、やはり治療効果を示す別の治療剤(治療レジメンも含む)と共に投与することで、個体が経験する効果を増加させることもできる。
【0897】
本開示の化合物を他の治療剤との組み合わせで投与する場合、本開示の化合物を他の治療剤と同じ経路で投与しなくてもよく、物理特性および化学特性が異なることから、異なる経路で投与してもよい。例えば、本開示の化合物を経口投与することでその良好な血中レベルを生成および維持することができ、一方、他の治療剤を静脈内投与することができる。当技術分野において公知である既定のプロトコルに従って初期投与を行うことができ、次に観察された効果に基づいて投与量、投与様式、および投与時間を熟練医が修正することができる。
【0898】
他の治療剤の特定の選択は、主治医の診断、ならびに個体の状態および適切な処置プロトコルに関する主治医の判断に依存する。本開示のこの局面によれば、上記定義の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩と、別の好適な剤とを含む、P-糖タンパク質活性および/またはシトクロムP450活性が関与する疾患の処置における使用のための組み合わせが提供される。本開示のこの局面によれば、上記定義の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩と、別の好適な剤とを含む、P-糖タンパク質活性が関与する疾患の処置における使用のための組み合わせが提供される。本開示のこの局面によれば、上記定義の本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩と、別の好適な剤とを含む、シトクロムP450活性が関与する疾患の処置における使用のための組み合わせが提供される。
【0899】
本開示のさらなる局面によれば、本開示の化合物、またはその薬学的に許容されるプロドラッグ、溶媒和物、鏡像異性体、立体異性体、互変異性体、もしくは塩と、別の好適な剤と、薬学的に許容される希釈剤または担体との組み合わせを含む、薬学的組成物が提供される。
【0900】
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物、およびその薬学的に許容される塩は、治療的医療におけるその使用に加えて、新規治療剤の模索の一部としてのイヌ、ウサギ、サル、ラット、およびマウスなどの実験動物におけるP-糖タンパク質および/またはシトクロムP450の調節剤の効果の評価のための、インビトロおよびインビボ試験系の開発および標準化における薬理学的手段としても有用である。
【0901】
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物、およびその薬学的に許容される塩は、治療的医療におけるその使用に加えて、新規治療剤の模索の一部としてのイヌ、ウサギ、サル、ラット、およびマウスなどの実験動物におけるP-糖タンパク質の調節剤の効果の評価のための、インビトロおよびインビボ試験系の開発および標準化における薬理学的手段としても有用である。
【0902】
本明細書に開示されるいずれかの式の化合物、およびその薬学的に許容される塩は、治療的医療におけるその使用に加えて、新規治療剤の模索の一部としてのイヌ、ウサギ、サル、ラット、およびマウスなどの実験動物におけるシトクロムP450の調節剤の効果の評価のための、インビトロおよびインビボ試験系の開発および標準化における薬理学的手段としても有用である。
【0903】
本開示の上記の薬学的組成物、プロセス、方法、使用、医薬、および製造上の特徴のいずれかにおいて、本明細書に記載の本開示の巨大分子の代替態様のいずれかも適用される。
【0904】
本開示の化合物、またはこれらの化合物を含む薬学的組成物を、全身/末梢であれ、局所(すなわち所望作用の部位)であれ、任意の好都合な投与経路で対象に投与することができる。
【0905】
投与経路としては経口(例えば経口摂取); 頬側; 舌下; 経皮(例えばパッチ剤、プラスター剤などを含む); 経粘膜(例えばパッチ剤、プラスター剤などを含む); 鼻腔内(例えば点鼻薬); 眼内(例えば点眼薬); 肺内(例えば、エアロゾル剤を例えば使用する、口または鼻を例えば通じた、吸入療法または吹送療法); 直腸(例えば坐薬または浣腸); 膣内(例えばペッサリー); 皮下、皮内、筋肉内、静脈内、動脈内、心臓内、くも膜下腔内、脊髄内、嚢内、嚢下、眼窩内、腹腔内、気管内、表皮下、関節内、くも膜下、および胸骨内を含む、非経口、例えば注射; 例えば皮下または筋肉内へのデポーまたはリザーバの埋め込みが挙げられるがそれに限定されない。
【0906】
ここまで本開示を説明してきたが、以下の実施例を限定ではなく例示として提示する。
【実施例
【0907】
例示目的で、本明細書に開示されるいずれかの式の中性化合物を実施例において合成および試験する。本明細書に開示されるいずれかの式の中性化合物を、当技術分野における日常的技術を使用して(例えば、エステルをカルボン酸塩に鹸化することで、またはアミドを加水分解して対応するカルボン酸を形成した後、該カルボン酸をカルボン酸塩に変換することで)、該化合物の対応する薬学的に許容される塩に変換することができることが理解されよう。
【0908】
核磁気共鳴(NMR)スペクトルを、記載のように400MHzまたは300MHzで、別途記載がない限り300.3Kで記録した。化学シフト(δ)を百万分率(ppm)で報告する。スペクトルをBrukerまたはVarianの機器を使用して8回、16回、または32回の走査で記録した。
【0909】
LC-MSクロマトグラムおよびスペクトルを、Luna-C18 2.0x30mmまたはXbridge Shield RPC18 2.1x50mmなどのC-18カラムを使用するAgilent 1200またはShimadzu LC-20 AD&MS 2020機器を使用して記録した。注入量は0.7~8.0μlとし、流量は通常0.8または1.2ml/分とした。検出方法はダイオードアレイ(DAD)または蒸発光散乱(ELSD)、および陽イオンエレクトロスプレーイオン化とした。MS範囲は100~1000Daとした。溶媒は、いずれもトリフルオロ酢酸または炭酸アンモニウムなどの調整剤(通常0.01~0.04%)を含む水およびアセトニトリルの勾配とした。
【0910】
略語:
ACN アセトニトリル
DCM ジクロロメタン
DIPEA N,N-ジイソプロピルエチルアミン
DMF N,N-ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
DMSO-d6 ヘキサジュウテロジメチルスルホキシド
eq. 当量
ESI エレクトロスプレーイオン化
EtOAc 酢酸エチル
EtOH エタノール
H 時間
HATU 1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム 3-オキシド ヘキサフルオロホスフェート
HCl 塩酸
1H NMR プロトン核磁気共鳴分光法
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
LC-MS 液体クロマトグラフィー質量分析
MeOD メタノール-d4
MeOH メタノール
NaHCO3 炭酸水素ナトリウム
NaOH 水酸化ナトリウム
Na2SO4 硫酸ナトリウム
Pd パラジウム
PPh3 トリフェニルホスフィン
pet. ether 石油エーテル
ppm 百万分率
RM 反応混合物
TEA トリエチルアミン
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
【0911】
実施例1
中間体の合成
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-ニトロベンズアミド)フェネチル)(メチル)カルバメート中間体IA(スキーム1)の合成
4,5-ジメトキシ-2-ニトロ安息香酸(10.0g、44.01mmol、1.0当量)およびtert-ブチル (4-アミノフェネチル)(メチル)カルバメート(11.01g、44.01mmol、1.0当量)のDMF(150mL)中攪拌溶液にHATU(18.40g、48.41mmol、1.1当量)およびDIPEA(18.36mL、132.03mmol、3.0当量)を室温で加えた。反応をLC/MSでモニタリングし、反応完了後、反応混合物をEtOAcで希釈し、1M HCl(2x)、飽和NaHCO3(2x)、およびブライン(2x)で洗浄した。次に有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗生成物を得た。粗材料をヘプタン/酢酸エチル(0~100%勾配)を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製して所望の生成物である中間体IA(14.5g、72%)を得た。
【0912】
tert-ブチル (4-(2-アミノ-4,5-ジメトキシベンズアミド)フェネチル)(メチル)カルバメート中間体IB(スキーム1)の合成
中間体IA(14.0g、30.46mmol、1.0当量)および10% Pd/C(324mg、3.046mmol、0.1当量)が加えられた1000mL丸底フラスコにメタノール/THF(1:1)500mLを室温で加えた。反応混合物をH2ガスバルーンで加圧し、室温で5時間攪拌した。反応混合物をセライトパッドを通じて濾過し、メタノール(2x)で洗浄した。濾液を減圧濃縮して中間体IB(11.4g、87%)を得て、これをさらに精製せずに使用した。
【0913】
チオエステルICの合成(スキーム1; 一般的手順AA)
室温での酸(1.0当量)、2,2'-ベンゾチアゾールジスルフィド(1.1当量)、PPh3(1.1当量)のDCM(200mL)中攪拌溶液にTEA(1当量)を加えた。混合物を室温で終夜攪拌した。ヘプタン(500mL)を加え、形成された固体を濾過し、アセトンですすぎ、減圧乾燥させて所望のチオエステルを得て、これをさらに精製せずに使用した。
【0914】
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) 4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボチオエート(IC1、スキーム1)の合成
一般的手順AA、および酸としてのクロモン-2-カルボン酸(17.2g)を使用して、標記化合物26.5gを得た(収率86%)。
【0915】
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) キノリン-3-カルボチオエート(IC2、スキーム1)の合成
一般的手順AA、および酸としてのキノリン-3-カルボン酸(10.5g)を使用して、標記化合物18.5gを得た(収率63%)。
【0916】
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) 5-ヒドロキシ-4-オキソ-4H-ピラン-2-カルボチオエート(IC3、スキーム1)の合成
一般的手順AA、および酸としての5-ヒドロキシ-4-オキソ-4H-ピラン-2-カルボン酸(5.0g)を使用して、標記化合物6.4gを得た(収率68%)。
【0917】
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-8-ヒドロキシキノリン-3-カルボチオエート(IC4、スキーム1)の合成
一般的手順AA、および酸としての8-ヒドロキシキノリン-3-カルボン酸(6.0g)を使用して、標記化合物5.6gを得た(収率62%)。
【0918】
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) キノキサリン-2-カルボチオエート(IC5、スキーム1)の合成
一般的手順AA、および酸としてのキノキサリン-2-カルボン酸(5.5g)を使用して、標記化合物7.2gを得た(収率70%)。
【0919】
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) 6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボチオエート(IC6、スキーム1)の合成
一般的手順AA、および酸としての6-メチルクロモン-2-カルボン酸(3.06g)を使用して、標記化合物4.34gを得た(収率82%)。
【0920】
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) 6,8-ジメチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボチオエート(IC7、スキーム1)の合成
一般的手順AA、および酸としての6,8-ジメチルクロモン-2-カルボン酸(3.27g)を使用して、標記化合物4.35gを得た(収率79%)。
【0921】
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) 6-エチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボチオエート(IC8、スキーム1)の合成
一般的手順AA、および酸としての6-エチルクロモン-2-カルボン酸(3.27g)を使用して、標記化合物4.23gを得た(収率77%)。
【0922】
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) 7-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボチオエート(IC9、スキーム1)の合成
一般的手順AA、および酸としての7-メチルクロモン-2-カルボン酸(3.06g)を使用して、標記化合物4.41gを得た(収率83%)。
【0923】
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) 6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-3-カルボチオエート(IC10、スキーム1)の合成
一般的手順AA、および酸としての6-メチル-クロモン-3-カルボン酸(3.06g)を使用して、標記化合物3.9gを得た(収率74%)。
【0924】
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) 4-オキソ-4H-クロメン-3-カルボチオエート(IC11、スキーム1)の合成
一般的手順AA、および酸としてのクロモン-3-カルボン酸(2.85g)を使用して、標記化合物4.00gを得た(収率79%)。
【0925】
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) 3,4,5-トリメトキシベンゾチオエート(IC12、スキーム1)の合成
一般的手順AA、および酸としての3,4,5-トリメトキシ安息香酸(3.18g)を使用して、標記化合物4.51gを得た(収率83%)。
【0926】
S-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル) ピリジン-2-カルボチオエート(IC13、スキーム1)の合成
一般的手順AA、および酸としてのピコリン酸(1.85g)を使用して、標記化合物3.24gを得た(収率79%)。
【0927】
中間体IDの合成(スキーム1; 一般的手順BB)
室温でのIB(1.0当量)の無水DCM(150mL)中攪拌溶液にC(1.3当量)を加え、攪拌を室温で終夜続けた。次に混合物をヘプタンで希釈し、形成された固体を濾過し、乾燥させてIDを得て、これをさらに精製せずに使用した。
【0928】
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)(メチル)カルバメート(ID1、スキーム1)の合成
一般的手順BBおよび中間体IC1(6.5g)を使用して、標記化合物7.8g(収率88%)を得た。
【0929】
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-(キノリン-3-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)(メチル)カルバメート(ID2、スキーム1)の合成
一般的手順BBおよび中間体IC2(3.0g)を使用して、標記化合物6.2g(収率72%)を得た。
【0930】
tert-ブチル (4-(2-(5-ヒドロキシ-4-オキソ-4H-ピラン-2-カルボキサミド)-4,5-ジメトキシベンズアミド)フェネチル)(メチル)カルバメート(ID3、スキーム1)の合成
一般的手順BBおよび中間体IC3(3.51g)を使用して、標記化合物3.8g(収率76%)を得た。
【0931】
tert-ブチル (4-(2-(8-ヒドロキシキノリン-3-カルボキサミド)-4,5-ジメトキシベンズアミド)フェネチル)(メチル)カルバメート(ID4、スキーム1)の合成
一般的手順BBおよび中間体IC4(2.87g)を使用して、標記化合物2.9g(収率74%)を得た。
【0932】
中間体IEの合成(スキーム1; 一般的手順CC)
0℃でのIDのDCM(50mL)中冷却懸濁液にTFA(100当量)を滴下した。次に反応混合物を室温で1時間攪拌した。反応完了(LC/MSでモニタリング)後、混合物を減圧濃縮した。残渣にアセトニトリルを加えて析出物を得た。揮発物を除去した後、アセトニトリルを再度加え、混合物を濃縮した。得られた固体残渣に少量のDCM(20mL)、続いて大量のヘプタンを加えた。得られた析出物を濾取し、ヘプタンで洗浄して中間体IEを得て、これをさらに精製せずに使用した。
【0933】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチルアミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IE1、スキーム1)の合成
一般的手順CCおよび中間体ID1(7.8g)を使用して、標記化合物6.5g(収率81%)を得た。
【0934】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチルアミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)キノリン-3-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IE2、スキーム1)の合成
一般的手順CCおよび中間体ID2(6.2g)を使用して、標記化合物5.5g(収率87%)を得た。
【0935】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチルアミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-5-ヒドロキシ-4-オキソ-4H-ピラン-2-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IE3、スキーム1)の合成
一般的手順CCおよび中間体ID3(3.8g)を使用して、標記化合物3.2g(収率82%)を得た。
【0936】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチルアミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-8-ヒドロキシキノリン-3-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IE4、スキーム1)の合成
一般的手順CCおよび中間体ID4(2.9g)を使用して、標記化合物2.5g(収率84%)を得た。
【0937】
還元的アミノ化(スキーム1; 一般的手順DD)
清潔な40mLバイアル中で、中間体IE(1当量)、アルデヒド(1当量)、およびEt3N(2.5当量)の無水DMF(5mL)中混合物を室温で4時間攪拌した。次に酢酸(3当量)、続いてトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(3.0当量)を加え、攪拌を室温で終夜続けた。反応完了(LC/MSで点検)時に、反応混合物をDCMで希釈し、ブライン(2x)で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗生成物を得た後、これを逆相HPLCで精製して最終化合物をTFA塩として得て、該化合物を10% MeOH/DCMに溶解させた後、1.0M NaOHで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧除去することで、遊離塩基に変換した。
【0938】
アミド形成(スキーム1)の一般的手順EE
酸(0.16mmol、1.0当量)およびIE1(0.16mmol、1.0当量)のDMF(5mL)中攪拌溶液にHATU(0.18mmol、1.1当量)およびDIPEA(0.48mmol、3.0当量)を室温で加えた。反応混合物をLC/MSでモニタリングし、反応完了後、混合物をEtOAcで希釈し、1M HCl(2x)、飽和NaHCO3、およびブラインで洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗生成物を得て、これをRP(逆相)-HPLCで精製して所望の化合物をTFA塩として得て、該化合物を10% MeOH/DCMに溶解させた後、1.0M NaOHで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧除去することで、遊離塩基に変換した。
【0939】
最終化合物番号25~55をスキーム2に従って合成した。
【0940】
スキーム2の工程1の一般的手順2A
4-(2-ブロモエチル)アニリン(2.5mmol、1.0当量)および対応する第一級アミン(10mmol、4.0当量)を無水THF 20mLに溶解させた。混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物をLC/MSでモニタリングし、反応完了後、反応混合物を減圧濃縮して第二級アミンIFを得て、これをさらに精製せずに使用した。
【0941】
4-(2-(エチルアミノ)エチル)アニリン(IF1、スキーム2)の合成
一般的手順2Aに従い、エチルアミンを使用して、標記化合物を得た。
【0942】
4-(2-(プロピルアミノ)エチル)アニリン(IF2、スキーム2)の合成
一般的手順2Aに従い、n-プロピルアミンを使用して、標記化合物を得た。
【0943】
4-(2-(イソブチルアミノ)エチル)アニリン(IF3、スキーム2)の合成
一般的手順2Aに従い、2-メチルプロパン-1-アミンを使用して、標記化合物を得た。
【0944】
4-(2-(イソプロピルアミノ)エチル)アニリン(IF4、スキーム2)の合成
一般的手順2Aに従い、イソプロピルアミンを使用して、標記化合物を得た。
【0945】
4-(2-((シクロプロピルメチル)アミノ)エチル)アニリン(IF5、スキーム2)の合成
一般的手順2Aに従い、シクロプロピルメタンアミンを使用して、標記化合物を得た。
【0946】
4-(2-(フェネチルアミノ)エチル)アニリン(IF6、スキーム2)の合成
一般的手順2Aに従い、2-フェニルエタン-1-アミンを使用して、標記化合物を得た。
【0947】
4-(2-(シクロヘキシルアミノ)エチル)アニリン(IF7、スキーム2)の合成
一般的手順2Aに従い、シクロヘキサンアミンを使用して、標記化合物を得た。
【0948】
4-(2-((2-(1H-インドール-3-イル)エチル)アミノ)エチル)アニリン(IF8、スキーム2)の合成
一般的手順2Aに従い、2-(1H-インドール-3-イル)エタン-1-アミンを使用して、標記化合物を得た。
【0949】
スキーム2の工程2の一般的手順2B
第二級アミンIF(2.0mmol、1.0当量)の無水DCM 20mL中氷冷(0℃)溶液にBoc無水物(2.2mmol、1.1当量)を加えた。反応混合物を室温で終夜攪拌し、反応完了後、揮発物を減圧除去した。得られた残渣をn-ヘプタンでトリチュレートした後、濾過して中間体IGを得て、これをさらに精製せずに使用した。
【0950】
スキーム2の工程3の一般的手順2C
4,5-ジメトキシ-2-ニトロ安息香酸(5.5mmol、1.0当量)および中間体IG(5.5mmol、1.0当量)のDMF 50mL中攪拌溶液にHATU(6.05mmol、1.1当量)およびDIPEA(16.5mmol、3.0当量)を室温で加えた。反応混合物をLC/MSでモニタリングし、反応完了後、反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO3(2x)およびブラインで洗浄した。次に有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗生成物を得て、これをMeOH/DCM(0~10%勾配)を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製して中間体IHを得た。
【0951】
スキーム2の工程4の一般的手順2D
IH(4.5mmol、1.0当量)および10% Pd/C(0.45mmol、0.1当量、10.0重量%)が加えられた清潔な丸底フラスコにメタノール/THF(1:1)30mLを室温で攪拌した。反応混合物をH2ガスバルーンで加圧し、室温で5時間攪拌した。次に反応混合物をセライトパッドを通じて濾過し、メタノール(2x)で洗浄し、濾液を減圧濃縮して中間体IIを得て、これをさらに精製せずに使用した。
【0952】
スキーム2の工程5の一般的手順2E
II(0.6mmol、1.0当量)の無水DCM(15mL)中攪拌溶液にIC(0.78mmol、1.3当量)を室温で加え、攪拌を室温で終夜続けた。次に反応混合物をヘプタンで希釈して析出物を得て、これを収集し、乾燥させて中間体IJを得て、これをさらに精製せずに使用した。
【0953】
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)(エチル)カルバメート(IJ1、スキーム2)の合成
一般的手順2E、II1(0.25g)、およびIC1(0.24g)を使用して、標記化合物0.29gを得た(収率83%)。
【0954】
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-(キノリン-3-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)(エチル)カルバメート(IJ2、スキーム2)の合成
一般的手順2E、II1(0.25g)、およびIC2(0.23g)を使用して、標記化合物0.289gを得た(収率86%)。
【0955】
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-(キノキサリン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)(エチル)カルバメート(IJ3、スキーム2)の合成
一般的手順2E、II1(0.25g)、およびIC5(0.23g)を使用して、標記化合物0.275gを得た(収率81%)。
【0956】
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)(プロピル)カルバメート(IJ4、スキーム2)の合成
一般的手順2E、II2(0.25g)、およびIC1(0.24g)を使用して、標記化合物0.280gを得た(収率81%)。
【0957】
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)(イソブチル)カルバメート(IJ5、スキーム2)の合成
一般的手順2E、II3(0.25g)、およびIC1(0.234g)を使用して、標記化合物0.290gを得た(収率85%)。
【0958】
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)(イソプロピル)カルバメート(IJ6、スキーム2)の合成
一般的手順2E、II4(0.25g)、およびIC1(0.241g)を使用して、標記化合物0.279gを得た(収率81%)。
【0959】
tert-ブチル (シクロプロピルメチル)(4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)カルバメート(IJ7、スキーム2)の合成
一般的手順2E、II5(0.25g)、およびIC1(0.235g)を使用して、標記化合物0.295gを得た(収率86%)。
【0960】
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)(フェネチル)カルバメート(IJ8、スキーム2)の合成
一般的手順2E、II6(0.3g)、およびIC1(0.255g)を使用して、標記化合物0.35gを得た(収率88%)。
【0961】
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-(キノリン-3-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)(エチル)カルバメート(IJ9、スキーム2)の合成
一般的手順2E、II6(0.3g)、およびIC2(0.242g)を使用して、標記化合物0.326gを得た(収率84%)。
【0962】
tert-ブチル シクロヘキシル(4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)カルバメート(IJ10、スキーム2)の合成
一般的手順2E、II7(0.25g)、およびIC1(0.22g)を使用して、標記化合物0.285gを得た(収率85%)。
【0963】
tert-ブチル (2-(1H-インドール-3-イル)エチル) (4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)カルバメート(IJ11、スキーム2)の合成
一般的手順2E、II8(0.25g)、およびIC1(0.197g)を使用して、標記化合物0.275gを得た(収率84%)。
【0964】
スキーム2の工程6の一般的手順2F
中間体IJ(0.5mmol、1当量)のDCM(5mL)中氷冷(0℃)懸濁液にTFA(50mmol、100当量)を滴下した。次に反応混合物を室温で1時間攪拌した。反応完了(LC/MSでモニタリング)後、混合物を減圧濃縮した。残渣にアセトニトリルを加えて析出物を得た。揮発物を除去した後、アセトニトリルを再度加え、混合物を濃縮した。得られた固体残渣に少量のDCM、続いて大量のヘプタンを加えた。得られた析出物を濾取し、ヘプタンで洗浄して中間体IKを得て、これをさらに精製せずに使用した。
【0965】
N-(2-((4-(2-(エチルアミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IK1、スキーム2)の合成
一般的手順2Fに従い、IJ1(0.25g)を使用して、標記化合物0.215gを得た(収率84%)。
【0966】
N-(2-((4-(2-(エチルアミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノリン-3-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IK2、スキーム2)の合成
一般的手順2Fに従い、IJ2(0.25g)を使用して、標記化合物0.23gを得た(収率89%)。
【0967】
N-(2-((4-(2-(エチルアミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノキサリン-2-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IK3、スキーム2)の合成
一般的手順2Fに従い、IJ3(0.25g)を使用して、標記化合物0.235gを得た(収率91%)。
【0968】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(プロピルアミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IK4、スキーム2)の合成
一般的手順2Fに従い、IJ4(0.25g)を使用して、標記化合物0.218gを得た(収率85%)。
【0969】
N-(2-((4-(2-(イソブチルアミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IK5、スキーム2)の合成
一般的手順2Fに従い、IJ5(0.25g)を使用して、標記化合物0.238gを得た(収率93%)。
【0970】
N-(2-((4-(2-(イソプロピルアミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IK6、スキーム2)の合成
一般的手順2Fに従い、IJ6(0.25g)を使用して、標記化合物0.222gを得た(収率87%)。
【0971】
N-(-(2-((4-(2-((シクロプロピルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IK7、スキーム2)の合成
一般的手順2Fに従い、IJ7(0.25g)を使用して、標記化合物0.243gを得た(収率95%)。
【0972】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(フェネチルアミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IK8、スキーム2)の合成
一般的手順2Fに従い、IJ8(0.25g)を使用して、標記化合物0.233gを得た(収率91%)。
【0973】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(フェネチルアミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)キノリン-3-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IK9、スキーム2)の合成
一般的手順2Fに従い、IJ9(0.25g)を使用して、標記化合物0.218gを得た(収率85%)。
【0974】
N-(2-((4-(2-(シクロヘキシルアミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IK10、スキーム2)の合成
一般的手順2Fに従い、IJ10(0.25g)を使用して、標記化合物0.242gを得た(収率95%)。
【0975】
N-(2-((4-(2-((2-(1H-インドール-3-イル)エチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IK11、スキーム2)の合成
一般的手順2Fに従い、IJ11(0.25g)を使用して、標記化合物0.236gを得た(収率92%)。
【0976】
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-ニトロベンズアミド)フェネチル)(メチル)カルバメートIL(スキーム3)の合成
4,5-ジメトキシ-2-ニトロ安息香酸(3.33g、14.67mmol、1.0当量)およびtert-ブチル (4-(アミノメチル)ベンジル)カルバメート(3.67g、14.67mmol、1.0当量)のDMF(50mL)中攪拌溶液にHATU(6.13g、16.13mmol、1.1当量)およびDIPEA(6.12mL、44.01mmol、3.0当量)を室温で加えた。反応混合物を終夜攪拌した。反応をLC/MSでモニタリングし、反応完了後、反応混合物をEtOAcで希釈し、1M HCl(2x)、飽和NaHCO3(2x)、およびブライン(2x)で洗浄した。次に有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗生成物を得た。粗材料をヘプタン/酢酸エチル(0~100%勾配)を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製して所望の生成物IL(5.78g、収率87%)を得た。
【0977】
tert-ブチル (4-((2-アミノ-4,5-ジメトキシベンズアミド)メチル)ベンジル)カルバメートIM(スキーム3)の合成
IL(5.7g、12.8mmol、1.0当量)および10% Pd/C(136mg、1.28mmol、10.0重量%)が加えられた250mL丸底フラスコにメタノール/THF(50:50)150mLを室温で加えた。反応混合物をH2ガスバルーンで加圧し、室温で5時間攪拌し、反応混合物をセライトパッドを通じて濾過した後、セライトパッドをメタノール(2回)で洗浄し、濾液を減圧濃縮してIM(4.8g、収率90%)を得て、これをさらに精製せずに使用した。
【0978】
tert-ブチル (4-((4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)メチル)ベンジル)カルバメートIN(スキーム3)の合成
清潔な250mL丸底フラスコにIM(4.5g、10.8mmol、1.0当量)および攪拌子を加えた。次に化合物を無水DCM(75mL)に溶解させた。次に攪拌混合物にIC1(4.78g、14.09mmol、1.3当量)を加え、反応液を室温で終夜攪拌した。次に混合物をヘプタン(150mL)で希釈し、形成された固体を濾去してIN(5.1g、収率81%)を得て、これをさらに精製せずに使用した。
【0979】
N-(2-((4-(アミノメチル)ベンジル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩IO(スキーム3)の合成
250mL丸底フラスコ中で、IN(5.0g、8.5mmol、1当量)をDCM(100mL)に懸濁させ、攪拌した。混合物を0℃に冷却した後、TFA(65.1mL、850mmol、100当量)を滴下して透明褐色溶液を作り出した。混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合物をLC/MSでモニタリングし、反応完了後、混合物を減圧濃縮した。ACN(250mL)を加えて析出物を形成した。次に揮発物を除去し、追加のACN(500mL)を加え、蒸発させて固体を得た。次に少量のDCM(50mL)を加えて固体を懸濁させた後、それに大量のヘプタンを加えた。得られた析出物を濾取し、ヘプタンで洗浄して化合物IO(4.2g、収率82%)を得た。
【0980】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-((((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)メチル)ベンジル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドIP(スキーム3)の合成
攪拌子を備えた清潔な250mL丸底フラスコにIO(4.0g、6.65mmol、1.0当量)、1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド(1.59g、9.97mmol、1.50当量)、25% EtOH DMF溶液(100mL)、およびTEA(4.65mL、33.25mmol、5.0当量)を加えた。混合物を70℃で30分間攪拌した後、室温で4時間攪拌した。次に水素化ホウ素ナトリウム(1.26g、33.25mmol、5.0当量)を加え、混合物を5~10分間攪拌した。次に反応液をMeOH(25mL)で反応停止させ、DCM(250mL)で希釈し、水(2x)およびブライン(2x)で洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。粗材料をメタノール/DCM(0~10%勾配)を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製してIP(2.65g、収率64%)を得た。
【0981】
tert-ブチル (4-(5-エトキシ-4-メトキシ-2-ニトロベンズアミド)フェネチル)(メチル)カルバメートIQ(スキーム4)の合成
5-エトキシ-4-メトキシ-2-ニトロ安息香酸(3.53g、14.67mmol、1.0当量)およびtert-ブチル (4-アミノフェネチル)(メチル)カルバメート(3.67g、14.67mmol、1.0当量)のDMF(50mL)中攪拌溶液にHATU(6.13g、16.13mmol、1.1当量)およびDIPEA(6.12mL、44.01mmol、3.0当量)を室温で加えた。反応混合物を終夜攪拌した。反応をLC/MSでモニタリングし、反応完了後、反応混合物をEtOAcで希釈し、1M HCl(2x)、飽和NaHCO3(2x)、およびブライン(2x)で洗浄した。次に有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗生成物を得た。粗材料をヘプタン/酢酸エチル(0%~100%勾配)を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製してIQ 2.8g(収率41%)を得た。
【0982】
tert-ブチル (4-(2-アミノ-5-エトキシ-4-メトキシベンズアミド)フェネチル)(メチル)カルバメートIR(スキーム4)の合成
IQ(2.8g、6.4mmol、1.0当量)および10% Pd/C(68mg、0.64mmol、10.0重量%)が加えられた250mL丸底フラスコにメタノール/THF(50:50)50mLを室温で加えた。反応混合物をH2ガスバルーンで加圧し、室温で5時間攪拌し、反応混合物をセライトパッドを通じて濾過した後、セライトパッドをメタノール(2x)で洗浄し、濾液を減圧濃縮してIR 1.9g(収率68%)を得て、これをさらに精製せずに使用した。
【0983】
tert-ブチル (4-(5-エトキシ-4-メトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)(メチル)カルバメートIS(スキーム4)の合成
清潔な250mL丸底フラスコにIR(1.8g、4.06mmol、1.0当量)および攪拌子を加えた。次に化合物を無水DCM(50mL)に溶解させた。次に攪拌混合物にIC1(1.79g、5.28mmol、1.3当量)を加え、反応液を室温で終夜攪拌した。次に混合物をヘプタン(150mL)で希釈し、形成された固体を濾去してIS 2.1g(収率87%)を得て、これをさらに精製せずに使用した。
【0984】
N-(4-エトキシ-5-メトキシ-2-((4-(2-(メチルアミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩IT(スキーム4)の合成
250mL丸底フラスコ中で、IS(2.0g、3.25mmol、1当量)をDCM(25mL)に懸濁させ、攪拌した。混合物を0℃に冷却した後、TFA(24.88mL、100当量)を滴下して透明褐色溶液を作り出した。混合物を室温で1時間攪拌した。反応完了(LC/MSでモニタリング)後、混合物を減圧濃縮した。残渣にアセトニトリル(100mL)を加えて析出物を得た。揮発物を除去した後、アセトニトリル(200mL)を再度加え、混合物を濃縮した。得られた固体残渣に少量のDCM(20mL)を加えて懸濁液を形成した後、大量のヘプタンを加えた。得られた析出物を濾取し、ヘプタンで洗浄してIT 1.6g(収率80%)を得て、これをさらに精製せずに使用した。
【0985】
中間体IU(スキーム5)の合成の一般的手順GG
攪拌子が加えられた清潔な40mLバイアル中で、アミン(2.0mmol、1.0当量)、KI(0.4mmol、0.2当量)、およびK2CO3(2.2mmol、1.1当量)を無水DMF(3mL)中で攪拌した。アミン(2.0mmol、1.0当量)を加え、混合物を70℃に24時間加熱した。反応をLC/MSでモニタリングした。完了後、反応混合物を室温に冷却し、次に濾過し、DCMで洗浄し、減圧濃縮して中間体IUを得て、これをさらに精製せずに使用した。
【0986】
2-(4-ニトロフェネチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,7-ナフチリジン(IU1、スキーム5)の合成
一般的手順GGを使用して標記化合物0.42g(収率74%)を得た。
【0987】
2-(4-ニトロフェネチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,6-ナフチリジン(IU2、スキーム5)の合成
一般的手順GGを使用して標記化合物0.92g(収率61%)を得た。
【0988】
中間体IV(スキーム5)の合成の一般的手順HH
攪拌子が加えられた清潔な40mLバイアル中で、中間体IU(1.77mmol、1.0当量)、Fe(17.7mmol、10当量)、およびNH4Cl(3.55mmol、2.0当量)を水(1.5mL)およびエタノール(10mL)の混合物中で混合した。混合物を90℃で1時間加熱した。反応の完了をLC/MSで点検した。混合物を熱時濾過し、フィルターパッドを酢酸エチル(100mL)、続いてMeOH 20mLで洗浄した。濾液を飽和NaHCO3およびブラインで洗浄した後、無水Na2SO4で乾燥させ、減圧濃縮して中間体IVを得て、これをさらに精製せずに使用した。
【0989】
4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,7-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)アニリン(IV1、スキーム5)の合成
一般的手順HH、中間体IU1(0.5g)を使用して、標記化合物0.35g(収率78%)を得た。
【0990】
4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,6-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)アニリン(IV2、スキーム5)の合成
一般的手順HH、中間体IU2(0.5g)を使用して、標記化合物0.34g(収率76%)を得た。
【0991】
スキーム5の工程3の一般的手順II
4,5-ジメトキシ-2-ニトロ安息香酸(1.0mmol、1.0当量)および中間体IV(1.0mmol、1.0当量)のDMF 5mL中攪拌溶液にHATU(1.1mmol、1.1当量)およびDIPEA(3.0mmol、3.0当量)を室温で加えた。反応混合物をLC/MSでモニタリングし、反応完了後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水(2x)およびブラインで洗浄した。次に有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗生成物を得て、これをMeOH/DCM(0~10%勾配)を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製して中間体IWを得た。
【0992】
N-(4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,7-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-4,5-ジメトキシ-2-ニトロベンズアミド(IW1、スキーム5)の合成
一般的手順IIに従い、中間体IV1(0.25g)を使用して、標記化合物0.114g(収率25%)を得た。
【0993】
N-(4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,6-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-4,5-ジメトキシ-2-ニトロベンズアミド(IW2、スキーム5)の合成
一般的手順IIに従い、中間体IV2(0.25g)を使用して、標記化合物0.12g(収率32%)を得た。
【0994】
2-アミノ-N-(4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,7-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-4,5-ジメトキシベンズアミド(IX1、スキーム5)の合成
一般的手順HHに従い、中間体IW1(0.16g)を使用して、標記化合物0.1g(収率92%)を得た。
【0995】
2-アミノ-N-(4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,6-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)-4,5-ジメトキシベンズアミド(IX2、スキーム5)の合成
一般的手順HHに従い、中間体IW2(0.15g)を使用して、標記化合物0.09g(収率83%)を得た。
【0996】
tert-ブチル 3-(4,5-ジメトキシ-2-ニトロベンズアミド)-7,8-ジヒドロ-1,6-ナフチリジン-6(5H)-カルボキシレートIY(スキーム6)の合成
一般的手順2Cに従い、4,5-ジメトキシ-2-ニトロ安息香酸(0.5g)およびtert-ブチル 3-アミノ-7,8-ジヒドロ-1,6-ナフチリジン-6(5H)-カルボキシレート(0.55g)を使用して、標記化合物0.39g(収率39%)を得た。
【0997】
tert-ブチル 3-(2-アミノ-4,5-ジメトキシベンズアミド)-7,8-ジヒドロ-1,6-ナフチリジン-6(5H)-カルボキシレートIZ(スキーム6)の合成
一般的手順2Dに従い、中間体IY(0.39g)を使用して、標記化合物0.19g(収率51%)を得た。
【0998】
tert-ブチル 3-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)-7,8-ジヒドロ-1,6-ナフチリジン-6(5H)-カルボキシレートIIA(スキーム6)の合成
一般的手順BBに従い、中間体IZ(0.19g)を使用して、標記化合物0.2g(収率72%)を得た。
【0999】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((5,6,7,8-テトラヒドロ-1,6-ナフチリジン-3-イル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩IIB(スキーム6)の合成
一般的手順CCに従い、中間体IIA(0.2g)を使用して、標記化合物0.15g(収率75%)を得た。
【1000】
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-ニトロベンズアミド)フェネチル)カルバメート(IIH)(スキーム6)の合成
丸底フラスコに4,5-ジメトキシ-2-ニトロ安息香酸(12.0g、52.9mmol、1.00当量)、tert-ブチル (4-アミノフェネチル)カルバメート(13.1g、55.5mmol、1.05当量)、HATU(22.1g、58.2mmol、1.10当量)、およびDMF(100mL)を加えた。混合物を0℃に冷却し、10分間攪拌した。DIPEA(26.25ml、158.7mmol、3.0当量)をゆっくりと加え、攪拌を室温で2~24時間続けた。次に反応混合物をDCM(400mL)で希釈し、有機層を水300mL(2x)およびブライン100mL(2x)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで短時間乾燥させ、濾過し、約200mLに減圧濃縮した。次にヘプタン(400mL)を加え、生成物が析出し続けている間、混合物を攪拌した。次に生成物を濾過し、40% DCM/ヘプタンで洗浄し、終夜減圧乾燥させて中間体IIH 20.5gを帯黄白色固体(収率87%)として得た。
【1001】
tert-ブチル (4-(2-アミノ-4,5-ジメトキシベンズアミド)フェネチル)カルバメート(III)(スキーム6)の合成
清潔で乾燥した水素添加フラスコに化合物IIH(2.5g、5.65mmol、1.0当量)、10%パラジウム活性炭(297mg、0.28mmol、0.05当量)、およびMeOH(50mL)を加えた。次に、フラスコに水素を50psiで加え、3時間振盪した。次に反応混合物をセライト上で濾過し、減圧濃縮して粗生成物を得て、次にこれをシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/ヘプタン)で精製して化合物III 4.2gを帯黄白色固体(収率89%)として得た。
【1002】
中間体IIJの合成(スキーム6; 一般的手順SS)
丸底フラスコに中間体IC(6.6mmol、1.1当量)、およびDCMまたは50% THF/DCM混合物のいずれか(150mL)を加えた。すべての固体が溶解するまで、混合物を室温または還流温度のいずれかで攪拌した。清潔で乾燥した40mLバイアルに中間体III(2.5g、6.0mmol、1.00当量)およびDCM(20mL)を加え、すべての固体が溶解するまで、混合物を室温で攪拌した後、中間体ICが収容されている丸底フラスコに加えた。反応混合物を室温で終夜攪拌した。沈殿物が形成された場合、固体を濾過し、減圧乾燥させた。形成されなかった場合、反応混合物を減圧濃縮し、生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/ヘプタン)で精製して中間体IIJを得た。
【1003】
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)カルバメート(IIJ1、スキーム6)の合成
一般的手順SSに従い、化合物IC1 2.24gを使用して、標記化合物2.36g(収率67%)を合成した。
【1004】
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-(6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)カルバメート(IIJ2、スキーム6)の合成
一般的手順SSに従い、化合物IC6 2.33gを使用して、標記化合物2.55g(収率71%)を合成した。
【1005】
tert-ブチル (4-(2-(6,8-ジメチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)-4,5-ジメトキシベンズアミド)フェネチル)カルバメート(IIJ3、スキーム6)の合成
一般的手順SSに従い、化合物IC7 2.42gを使用して、標記化合物2.40g(収率65%)を合成した。
【1006】
tert-ブチル (4-(2-(6-エチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)-4,5-ジメトキシベンズアミド)フェネチル)カルバメート(IIJ4、スキーム6)の合成
一般的手順SSに従い、化合物IC8 2.42gを使用して、標記化合物2.60g(収率70%)を合成した。
【1007】
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-(7-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)カルバメート(IIJ5、スキーム6)の合成
一般的手順SSに従い、化合物IC9 2.33gを使用して、標記化合物2.60g(収率72%)を合成した。
【1008】
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-(6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-3-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)カルバメート(IIJ6、スキーム6)の合成
一般的手順SSに従い、化合物IC10 2.33gを使用して、標記化合物2.3g(収率64%)を合成した。
【1009】
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-3-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)カルバメート(IIJ7、スキーム6)の合成
一般的手順SSに従い、化合物IC11 2.24gを使用して、標記化合物2.1g(収率60%)を合成した。
【1010】
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-(キノリン-3-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)カルバメート(IIJ8、スキーム6)の合成
一般的手順SSに従い、化合物IC2 2.13gを使用して、標記化合物2.2g(収率64%)を合成した。
【1011】
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-(キノキサリン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)カルバメート(IIJ9、スキーム6)の合成
一般的手順SSに従い、化合物IC5 2.13gを使用して、標記化合物2.5g(収率73%)を合成した。
【1012】
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-(3,4,5-トリメトキシベンズアミド)ベンズアミド)フェネチル)カルバメート(IIJ10、スキーム6)の合成
一般的手順SSに従い、化合物IC12 2.38gを使用して、標記化合物2.4g(収率66%)を合成した。
【1013】
中間体IIKの合成(スキーム6; 一般的手順TT)
丸底フラスコに中間体IIJ(3~5mmol、1.0当量)およびTFAとDCMとの混合物(1:2 v/v、30~50mL)を加えた。混合物を室温で3~24時間攪拌した。次に溶液をMeOH(100mL)で希釈し、減圧濃縮した。次に残渣をヘプタンに懸濁させ、濾過し、乾燥させて中間体IIKを得て、これをさらに精製せずに使用したか、または逆相HPLC(水/ACN中0.1% TFA)で精製した。
【1014】
N-(2-((4-(2-アミノエチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IIK2、スキーム6)の合成
一般的手順TTに従い、化合物IIJ2 2.40gを使用して、標記化合物1.80g(収率93%)を合成した。
【1015】
N-(2-((4-(2-アミノエチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-6,8-ジメチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IIK3、スキーム6)の合成
一般的手順TTに従い、化合物IIJ3 2.30gを使用して、標記化合物1.95g(収率83%)を合成した。
【1016】
N-(2-((4-(2-アミノエチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-6-エチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IIK4、スキーム6)の合成
一般的手順TTに従い、化合物IIJ4 2.46gを使用して、標記化合物2.24g(収率89%)を合成した。
【1017】
N-(2-((4-(2-アミノエチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-7-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IIK5、スキーム6)の合成
一般的手順TTに従い、化合物IIJ5 2.40gを使用して、標記化合物2.30g(収率93%)を合成した。
【1018】
N-(2-((4-(2-アミノエチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-3-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IIK6、スキーム6)の合成
一般的手順TTに従い、化合物IIJ6 1.80gを使用して、標記化合物1.55g(収率84%)を合成した。
【1019】
N-(2-((4-(2-アミノエチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-3-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IIK7、スキーム6)の合成
一般的手順TTに従い、化合物IIJ7 1.76gを使用して、標記化合物1.60g(収率89%)を合成した。
【1020】
N-(2-((4-(2-アミノエチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノリン-3-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IIK8、スキーム6)の合成
一般的手順TTに従い、化合物IIJ8 2.0gを使用して、標記化合物1.75g(収率86%)を合成した。
【1021】
N-(2-((4-(2-アミノエチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノキサリン-2-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IIK9、スキーム6)の合成
一般的手順TTに従い、化合物IIJ9 2.43gを使用して、標記化合物2.2g(収率88%)を合成した。
【1022】
N-(4-(2-アミノエチル)フェニル)-4,5-ジメトキシ-2-(3,4,5-トリメトキシベンズアミド)ベンズアミド トリフルオロ酢酸塩(IIK10、スキーム6)の合成
一般的手順TTに従い、化合物IIJ10 2.13gを使用して、標記化合物1.9g(収率87%)を合成した。
【1023】
中間体IILの合成(スキーム6; 一般的手順UU)
攪拌子を備えた清潔で乾燥した40mLバイアルに中間体IIK(0.30mmol、1.0当量)、アルデヒドR2CHO(0.45mmol、1.50当量)、25% EtOH DMF溶液(10mL)、およびTEA(0.2mL、1.5mmol、5.0当量)を加えた。混合物をボルテックスし、すべての固体が溶解するまでヒートガンを使用して加熱した。次に混合物を室温に冷却し、3時間攪拌した。次に水素化ホウ素ナトリウム(57mg、1.5mmol、5.0当量)を加え、混合物をボルテックスし、5~10分間攪拌した。次に反応液をMeOHでゆっくりと反応停止させ、TFAで酸性化し、濾過し、逆相HPLC(水/ACN中0.1% TFA)で精製して中間体IILを得た。あるいは、反応液をMeOHでゆっくりと反応停止させ、水で析出させ、濾過した。濾取された固体をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(MeOH/DCM)で精製して中間体IILを遊離塩基として得た。
【1024】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(IIL2、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK1 180mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-6-カルボアルデヒド72mgを使用して、標記化合物124mg(収率65%)を合成した。
【1025】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((1-メチル-インドール-6-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(IIL3、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK1 180mgおよび1-メチル-1H-インドール-6-カルボアルデヒド72mgを使用して、標記化合物112mg(収率59%)を合成した。
【1026】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(IIL4、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK1 180mgおよび1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド78mgを使用して、標記化合物131mg(収率67%)を合成した。
【1027】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(IIL5、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK1 180mgおよび2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-カルボアルデヒド68mgを使用して、標記化合物114mg(収率61%)を合成した。
【1028】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(IIL6、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK1 180mgおよび1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-カルボアルデヒド86mgを使用して、標記化合物127mg(収率64%)を合成した。
【1029】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((1-メチル-1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(IIL7、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK1 180mgおよび1-メチル-1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール-5-カルボアルデヒド72mgを使用して、標記化合物110mg(収率58%)を合成した。
【1030】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(IIL8、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK1 180mgおよび6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-カルボアルデヒド102mgを使用して、標記化合物120mg(収率57%)を合成した。
【1031】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(IIL9、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK1 180mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-7-カルボアルデヒド72mgを使用して、標記化合物123mg(収率65%)を合成した。
【1032】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((8-メチルキノリン-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(IIL10、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK1 180mgおよび8-メチルキノリン-5-カルボアルデヒド102mgを使用して、標記化合物131mg(収率68%)を合成した。
【1033】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((3,4-ジメトキシフェニル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(IIL12、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK1 180mgおよびベラトルアルデヒド75mgを使用して、標記化合物113mg(収率59%)を合成した。
【1034】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(IIL13、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK2 185mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド72mgを使用して、標記化合物112mg(収率58%)を合成した。
【1035】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(IIL14、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK2 185mgおよび1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド78mgを使用して、標記化合物135mg(収率68%)を合成した。
【1036】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-6,8-ジメチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(IIL15、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK3 189mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド72mgを使用して、標記化合物108mg(収率54%)を合成した。
【1037】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-6-エチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(IIL16、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK4 189mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド72mgを使用して、標記化合物119mg(収率60%)を合成した。
【1038】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-7-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(IIL17、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK5 185mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド72mgを使用して、標記化合物122mg(収率63%)を合成した。
【1039】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-3-カルボキサミド(IIL18、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK6 185mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド72mgを使用して、標記化合物125mg(収率64%)を合成した。
【1040】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-3-カルボキサミド(IIL19、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK7 180mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド72mgを使用して、標記化合物117mg(収率62%)を合成した。
【1041】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-キノリン-3-カルボキサミド(IIL20、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK8 176mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド72mgを使用して、標記化合物125mg(収率69%)を合成した。
【1042】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-キノリン-3-カルボキサミド(IIL21、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK8 176mgおよび1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド78mgを使用して、標記化合物131mg(収率69%)を合成した。
【1043】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((1-エチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(IIL23、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK1 180mgおよび1-エチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド78mgを使用して、標記化合物108mg(収率56%)を合成した。
【1044】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((1-アセチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(IIL24、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK1 180mgおよび1-アセチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド86mgを使用して、標記化合物107mg(収率54%)を合成した。
【1045】
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-((3-(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(IIL25、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK1 180mgおよび3-(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ベンズアルデヒド85mgを使用して、標記化合物98mg(収率50%)を合成した。
【1046】
N-(2-((4-(2-(((2-(2-フルオロフェニル)ピリミジン-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(IIL26、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK1 180mgおよび2-(2-フルオロフェニル)ピリミジン-5-カルボアルデヒド91mgを使用して、標記化合物105mg(収率52%)を合成した。
【1047】
4,5-ジメトキシ-N-(4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)-2-(3,4,5-トリメトキシベンズアミド)ベンズアミド(IIL27、スキーム6)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK10 187mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド72mgを使用して、標記化合物113mg(収率57%)を合成した。
【1048】
最終化合物の合成(スキーム6; 一般的手順VV)
攪拌子を備えた清潔で乾燥した40mLバイアルに中間体IIL(0.1mmol、1.0当量)、アルデヒドR3CHO(0.2mmol、2.0当量)、DMF(3.5mL)、およびTEA(65μL、0.5mmol、5.0当量)を加えた。混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合物にHOAc(57μL、1.0mmol、10.0当量)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(41mg、0.2mmol、1.5当量)を加え、混合物を終夜、または出発原料の大部分が所望の生成物に変換されたことがLC/MSにより決定されるまで攪拌した。次に混合物を5% TFA/MeOHで5mLまで希釈し、シリンジ駆動型フィルターユニットを使用して濾過し、逆相HPLC(水/ACN中0.1% TFA)で精製して純粋な最終化合物をTFA塩として得て、該化合物を10% MeOH/DCMに溶解させた後、1.0M NaOHで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧除去することで、遊離塩基に変換した。あるいは、反応液を水で析出させ、濾過した。濾取された固体をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(MeOH/DCM)で精製して最終化合物を遊離塩基として得た。
【1049】
R2 = R3である最終化合物の合成(スキーム6; 一般的手順WW)
攪拌子を備えた清潔で乾燥した40mLバイアルに化合物IIK(0.1mmol、1.0当量)、アルデヒドR3CHO(0.4mmol、4.0当量)、DMF(3.5mL)、およびTEA(65μL、0.5mmol、5.0当量)を加えた。混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合物にHOAc(57μL、1.0mmol、10.0当量)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(84mg、0.4mmol、4.0当量)を加え、混合物を終夜、または化合物IIKの大部分が生成物に変換されたことがLC/MSにより決定されるまで攪拌した。次に混合物を5% TFA/MeOHで5mLまで希釈し、シリンジ駆動型フィルターユニットを使用して濾過し、逆相HPLC(水/ACN中0.1% TFA)で精製して純粋な最終化合物をTFA塩として得て、該化合物を10% MeOH/DCMに溶解させた後、1.0M NaOHで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧除去することで、遊離塩基に変換した。
【1050】
中間体IINの合成(スキーム7; 一般的手順XX)
丸底フラスコに4-(メトキシカルボニル)-2-ニトロ安息香酸(3.38g、15.0mmol、1.00当量)、中間体IIN(15.75mmol、1.05当量)、HATU(6.27g、16.5mmol、1.10当量)、およびDMF(40mL)を加えた。混合物を0℃に冷却し、10分間攪拌した。DIPEA(7.5ml、45mmol、3.0当量)をゆっくりと加え、攪拌を室温で2~24時間続けた。次に反応混合物をDCM(200mL)で希釈し、有機層を水150mL(2x)およびブライン50mL(2x)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで短時間乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(MeOH/DCM)で精製して中間体IINを得た。
【1051】
tert-ブチル (4-(4-メトキシカルボニル-2-ニトロベンズアミド)フェネチル)カルバメート(IIN1、スキーム7)の合成
一般的手順XXに従い、tert-ブチル (4-アミノフェネチル)カルバメート(IIM1)3.72gを使用して、標記化合物5.4g(収率81%)を合成した。
【1052】
tert-ブチル (4-(4-メトキシカルボニル-2-ニトロベンズアミド)フェネチル)(メチル)カルバメート(IIN2、スキーム7)の合成
一般的手順XXに従い、tert-ブチル (4-アミノフェネチル)(メチル)カルバメート(IIM2)3.94gを使用して、標記化合物5.7g(収率83%)を合成した。
【1053】
中間体IIOの合成(スキーム7; 一般的手順YY)
清潔で乾燥した水素添加フラスコに化合物IIN(5.0mmol、1.0当量)、10%パラジウム活性炭(265mg、0.25mmol、0.05当量)、およびMeOH(50mL)を加えた。次に、フラスコに水素を50psiで加え、3時間振盪した。次に反応混合物をセライト上で濾過し、減圧濃縮して生成物を得て、これを精製せずに使用したか、またはシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製した。
【1054】
tert-ブチル (4-(4-メトキシカルボニル-2-アミノベンズアミド)フェネチル)カルバメート(IIO1、スキーム7)の合成
一般的手順YYに従い、中間体IIN1 2.22gを使用して、標記化合物1.6g(収率77%)を合成した。
【1055】
tert-ブチル (4-(4-メトキシカルボニル-2-アミノベンズアミド)フェネチル)(メチル)カルバメート(IIO2、スキーム7)の合成
一般的手順YYに従い、中間体IIO1 1.28gを使用して、標記化合物1.5g(収率70%)を合成した。
【1056】
中間体IIPの合成(スキーム7; 一般的手順ZZ)
丸底フラスコに中間体IC(6.6mmol、1.1当量)および50% THF/DCM混合物(150mL)を加えた。すべての固体が溶解するまで、混合物を室温または還流温度のいずれかで攪拌した。清潔で乾燥した40mLバイアルに中間体IIO(6.0mmol、1.00当量)およびDCM(20mL)を加え、すべての固体が溶解するまで、混合物を室温で攪拌した後、中間体ICが収容されている丸底フラスコに加えた。反応混合物を室温で終夜攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮し、残渣を最小量のDCMまたは50% DCM/ヘプタンに懸濁させ、濾過し、減圧乾燥させ、さらに精製せずに使用した。
【1057】
メチル 4-((4-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエート(IIP1、スキーム7)の合成
一般的手順ZZに従い、化合物IIO1 2.48gおよび化合物IC1 2.24gを使用して、標記化合物2.2g(収率63%)を合成した。
【1058】
メチル 4-((4-(2-((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエート(IIP2、スキーム7)の合成
一般的手順ZZに従い、化合物IIO2 2.56gおよび化合物IC1 2.24gを使用して、標記化合物2.41g(収率67%)を合成した。
【1059】
メチル 4-((4-(2-((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(キノリン-3-カルボキサミド)ベンゾエート(IIP3、スキーム7)の合成
一般的手順ZZに従い、化合物IIO2 2.56gおよび化合物IC2 2.13gを使用して、標記化合物2.16g(収率62%)を合成した。
【1060】
メチル 4-((4-(2-((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(ピコリンアミド)ベンゾエート(IIP4、スキーム7)の合成
一般的手順ZZに従い、化合物IIO2 2.56gおよび化合物IC13 1.80gを使用して、標記化合物2.04g(収率64%)を合成した。
【1061】
中間体IIQの合成(スキーム7、一般的手順AAA)
丸底フラスコに中間体IIP(3.0mmol、1.0当量)およびTFAとDCMとの混合物(1:2 v/v、30~50mL)を加えた。混合物を室温で3~24時間攪拌した。次に溶液をMeOH(100mL)で希釈し、減圧濃縮した。次に残渣をヘプタンに懸濁させ、濾過し、乾燥させて中間体IIQを得て、これをさらに精製せずに使用したか、または生物学的データを得るべき場合には逆相HPLC(水/ACN中0.1% TFA)で精製した。
【1062】
メチル 4-((4-(2-アミノエチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエート トリフルオロ酢酸塩(IIQ1、スキーム7)の合成
一般的手順AAAに従い、化合物IIP1 1.76gを使用して、標記化合物1.60g(収率89%)を合成した。
【1063】
メチル 4-((4-(2-(メチルアミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(キノリン-3-カルボキサミド)ベンゾエート トリフルオロ酢酸塩(IIQ3、スキーム7)の合成
一般的手順AAAに従い、化合物IIP3 1.75gを使用して、標記化合物1.57g(収率88%)を合成した。
【1064】
メチル 4-((4-(2-(メチルアミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(ピコリンアミド)ベンゾエート トリフルオロ酢酸塩(IIQ4、スキーム7)の合成
一般的手順AAAに従い、化合物IIP4 1.60gを使用して、標記化合物1.29g(収率79%)を合成した。
【1065】
メチル 4-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエート(IIR1、スキーム10)の合成
スキーム10
丸底フラスコに中間体IIQ1(1.2g、2.0mmol、1.0当量)、1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド(480mg、3.0mmol、1.50当量)、25% EtOH DMF溶液(70mL)、およびTEA(1.35mL、10mmol、5.0当量)を加えた。すべての固体が溶解するまで混合物を加熱した。次に混合物を室温に冷却し、3時間攪拌した。次に水素化ホウ素ナトリウム(228mg、6.0mmol、3.0当量)を加え、混合物を5~10分間攪拌した。反応液をMeOHでゆっくりと反応停止させ、水で析出させ、濾過した。濾取された固体をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(MeOH/DCM)で精製して中間体IIR1 545mg(収率43%)を得た。
【1066】
中間体IISまたはIITの合成(スキーム8; 一般的手順BBB)
丸底フラスコに中間体IIQまたはIIR1(0.8mmol、1.0当量)、アルデヒドR6CHO(1.2mmol、1.5当量)、DMF(30mL)、およびTEA(0.5mL、4.0mmol、5.0当量)を加えた。混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合物にHOAc(0.45mL、8.0mmol、10.0当量)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(252mg、1.2mmol、1.5当量)を加え、混合物を終夜、または出発原料の大部分が生成物に変換されたことがLC/MSにより決定されるまで攪拌した。次に反応混合物を水で析出させ、濾過し、濾取された固体をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(MeOH/DCM)で精製して中間体IISを遊離塩基として得た。中間体IITを合成するために、同じ手順を用い、中間体IIQHをより多くの量のアルデヒドR5/6CHO(2.4mmol、3.0当量)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(504mg、2.4mmol、3.0当量)と共に使用した。
【1067】
中間体IIUまたはIIVの合成(スキーム8; 一般的手順CCC)
清潔で乾燥した40mLバイアルに中間体IISまたはIIT(0.3mmol、1.0当量)、THF(2.1mL)、および1.0M NaOH(0.9mL、0.9mmol、3.0当量)を加えた。混合物を室温で3~4時間攪拌し、その間、反応をLC/MSで頻繁にモニタリングして反応完了および生成物分解の両方を点検した。次に生成物を1.0M HCl(6mL)の添加により析出させ、濾過し、水で洗浄し、減圧乾燥させ、さらに精製せずに使用した。
【1068】
最終化合物の合成(スキーム8; 一般的手順DDD)
丸底フラスコに中間体IIUまたはIIV(0.1mmol、1.00当量)、アルコールR11OHまたはアミン(R11)2NH(0.25mmol、2.5当量)、HATU(42mg、0.11mmol、1.10当量)、およびDMF(4.0mL)を加えた。混合物を10分間攪拌した。DIPEA(50μL、0.3mmol、3.0当量)をゆっくりと加え、攪拌を室温で終夜続けた。生成物を逆相HPLC(水/ACN中0.1% TFA)で分離し、必要な場合には逆相HPLCを使用して再精製した後、10% MeOH/DCM(50mL)に溶解させ、飽和炭酸水素ナトリウム(2x50mL)およびブライン(1x50mL)で抽出した。次に有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮して生成物を遊離塩基として得た。
【1069】
6,7-ジメトキシ-2-(4-ニトロフェネチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(IIW)(スキーム9)の合成
丸底フラスコに6,7-ジメトキシ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン塩酸塩(6.59mg、29mmol、1.02当量)、1-(2-ブロモエチル)-4-ニトロベンゼン(6.41mg、28mmol、1.0当量)、無水炭酸カリウム(11.7g、85mmol、3.0当量)、ヨウ化ナトリウム(5.16g、34mmol、1.2当量)、およびDMF(100mL)を加えた。反応混合物を80℃で加熱し、4時間攪拌した後、室温で終夜攪拌した。反応完了時に、混合物をDCM(500mL)で希釈し、水(2x400mL)およびブライン(2x200mL)で洗浄した。有機層を分離し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧濃縮して中間体IIW 7.52g(収率79%)を得て、これをさらに精製せずに使用した。
【1070】
4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)アニリン(IIX)(スキーム9)の合成
清潔で乾燥した水素添加フラスコに中間体IIW(1.71g、5.0mmol、1.0当量)、10%パラジウム活性炭(265mg、0.25mmol、0.05当量)、およびMeOH(50mL)を加えた。次に、フラスコに水素を50psiで加え、3時間振盪した。次に反応混合物をセライト上で濾過し、減圧濃縮して生成物2.76g(収率88%)を得て、これをさらに精製せずに使用した。
【1071】
メチル 4-((4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-ニトロベンゾエート(IIY)(スキーム9)の合成
丸底フラスコに4-(メトキシカルボニル)-2-ニトロ安息香酸(1.92g、8.5mmol、1.00当量)、中間体IIX(2.65g、8.5mmol、1.05当量)、HATU(3.55g、9.35mmol、1.10当量)、およびDMF(30mL)を加えた。混合物を0℃に冷却し、10分間攪拌した。DIPEA(4.2ml、25.5mmol、3.0当量)をゆっくりと加え、攪拌を室温で終夜続けた。次に反応混合物をDCM(200mL)で希釈し、有機層を水150mL(2x)およびブライン50mL(2x)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで短時間乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/ヘプタン)で精製して中間体IIN 2.37g(収率54%)を得た。
【1072】
メチル 3-アミノ-4-((4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)カルバモイル)ベンゾエート(IIZ)(スキーム9)の合成
清潔で乾燥した水素添加フラスコに中間体IIY(2.33g、4.5mmol、1.0当量)、10%パラジウム活性炭(244mg、0.23mmol、0.05当量)、およびMeOH(50mL)を加えた。次に、フラスコに水素を50psiで加え、3時間振盪した。次に反応混合物をセライト上で濾過し、減圧濃縮して生成物1.86g(収率85%)を得て、これをさらに精製せずに使用した。
【1073】
メチル 4-((4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエート(IIIA)(スキーム9)の合成
丸底フラスコに中間体IC(1.12g、3.3mmol、1.1当量)および50% THF/DCM混合物(75mL)を加えた。すべての固体が溶解するまで、混合物を室温または還流温度のいずれかで攪拌した。清潔で乾燥した40mLバイアルに中間体IIZ(1.46g、3.0mmol、1.00当量)およびDCM(10mL)を加え、すべての固体が溶解するまで、混合物を室温で攪拌した後、中間体ICが収容されている丸底フラスコに加えた。反応混合物を室温で終夜攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(MeOH/DCM)を使用して精製して中間体IIIA 1.06g(収率54%)を得た。
【1074】
最終化合物の合成(スキーム9; 一般的手順EEE)
丸底フラスコに中間体IIIB(0.14mmol、1.00当量)、アルコールR2OH(0.35mmol、2.5当量)、HATU(57mg、0.15mmol、1.07当量)、およびDMF(4.0mL)を加えた。混合物を10分間攪拌した。DIPEA(75μL、0.45mmol、3.0当量)をゆっくりと加え、攪拌を室温で終夜続けた。生成物を逆相HPLC(水/ACN中0.1% TFA)で分離し、必要な場合には逆相HPLCを使用して再精製した後、10% MeOH/DCM(50mL)に溶解させ、飽和炭酸水素ナトリウム(2x50mL)およびブライン(1x50mL)で抽出した。次に有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮して生成物を遊離塩基として得た。
【1075】
実施例2
N-(2-((4-(2-((4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド0.028gを使用して、標記化合物を0.05g(収率47%)で得た。
【1076】
実施例3
N-(2-((4-(2-((4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノリン-3-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE2 0.1g、および4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド0.028gを使用して、標記化合物を0.06g(収率64%)で得た。
【1077】
実施例4
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド0.028gを使用して、標記化合物を0.058g(収率55%)で得た。
【1078】
実施例5
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル(3-(ピリジン-3-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.12g、および3-(ピリジン-3-イル)ベンズアルデヒド0.0355gを使用して、標記化合物を0.09g(収率69%)で得た。
【1079】
実施例6
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル((1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および1-メチル-1H-イミダゾール-5-カルボアルデヒド0.0178gを使用して、標記化合物を0.065g(収率67%)で得た。
【1080】
実施例7
N-(2-((4-(2-((4-(1H-イミダゾール-1-イル)-3-メトキシベンジル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および4-(1H-イミダゾール-1-イル)-3-メトキシベンズアルデヒド0.032gを使用して、標記化合物を0.063g(収率56%)で得た。
【1081】
実施例8
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル(4-(ピリジン-3-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および4-(ピリジン-3-イル)ベンズアルデヒド0.029gを使用して、標記化合物を0.048g(収率44%)で得た。
【1082】
実施例9
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル(4-(ピリジン-4-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および4-(ピリジン-4-イル)ベンズアルデヒド0.029gを使用して、標記化合物を0.055g(収率51%)で得た。
【1083】
実施例10
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル(3-(4-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および3-(4-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド0.03gを使用して、標記化合物を0.067g(収率62%)で得た。
【1084】
実施例11
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド0.026gを使用して、標記化合物を0.069g(収率66%)で得た。
【1085】
実施例12
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル((1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-カルボアルデヒド0.026gを使用して、標記化合物を0.065g(収率62%)で得た。
【1086】
実施例13
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル((1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および3-(4-エチル-1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド0.032gを使用して、標記化合物を0.052g(収率47%)で得た。
【1087】
実施例14
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル(4-(チアゾール-4-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および4-(チアゾール-4-イル)ベンズアルデヒド0.031gを使用して、標記化合物を0.052g(収率48%)で得た。
【1088】
実施例15
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル(4-(チアゾール-4-イルメトキシ)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および4-(チアゾール-4-イルメトキシ)ベンズアルデヒド0.035gを使用して、標記化合物を0.048g(収率42%)で得た。
【1089】
実施例16
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル(3-(チアゾール-4-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および3-(チアゾール-4-イル)ベンズアルデヒド0.031gを使用して、標記化合物を0.06g(収率55%)で得た。
【1090】
実施例17
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル(4-(チアゾール-2-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および4-(チアゾール-2-イル)ベンズアルデヒド0.031gを使用して、標記化合物を0.060g(収率55%)で得た。
【1091】
実施例18
N-(2-((4-(2-((4-エチニルベンジル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および4-エチニルベンズアルデヒド0.021gを使用して、標記化合物を0.074g(収率75%)で得た。
【1092】
実施例19
N-(2-((4-(2-((3-エチニルベンジル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および3-エチニルベンズアルデヒド0.021gを使用して、標記化合物を0.072g(収率73%)で得た。
【1093】
実施例20
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル(4-(チアゾール-4-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および3-(チアゾール-4-イル)ベンズアルデヒド0.031gを使用して、標記化合物を0.062g(収率57%)で得た。
【1094】
実施例21
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル(2-メチル-5-(4-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および2-メチル-5-(4-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド0.032gを使用して、標記化合物を0.059g(収率53%)で得た。
【1095】
実施例22
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル(4-(チアゾール-5-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および4-(チアゾール-5-イル)ベンズアルデヒド0.031gを使用して、標記化合物を0.064g(収率59%)で得た。
【1096】
実施例23
N-(2-((4-(2-(((2-(1H-イミダゾール-1-イル)ピリミジン-5-イル)メチル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および2-(1H-イミダゾール-1-イル)ピリミジン-5-カルボアルデヒド0.028gを使用して、標記化合物を0.07g(収率66%)で得た。
【1097】
実施例24
N-(2-((4-(2-((3-(((2S,4R)-2-((1H-イミダゾール-1-イル)メチル)-2-(2,4-ジクロロフェニル)-1,3-ジオキソラン-4-イル)メトキシ)ベンジル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および3-(((2S,4R)-2-((1H-イミダゾール-1-イル)メチル)-2-(2,4-ジクロロフェニル)-1,3-ジオキソラン-4-イル)メトキシ)ベンズアルデヒド0.07gを使用して、標記化合物を0.052g(収率35%)で得た。
【1098】
実施例25
N-(2-((4-(2-((4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-5-ヒドロキシ-4-オキソ-4H-ピラン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド0.029gを使用して、標記化合物を0.055g(収率52%)で得た。
【1099】
実施例26
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-5-ヒドロキシ-4-オキソ-4H-ピラン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド0.029gを使用して、標記化合物を0.06g(収率56%)で得た。
【1100】
実施例27
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-8-ヒドロキシキノリン-3-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド0.026gを使用して、標記化合物を0.068g(収率65%)で得た。
【1101】
実施例28
N-(2-((4-(2-((4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ベンジル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ベンズアルデヒド0.028gを使用して、標記化合物を0.066g(収率62%)で得た。
【1102】
実施例29
N-(2-((4-(2-((ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イルメチル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、およびベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-カルボアルデヒド0.024gを使用して、標記化合物を0.072g(収率70%)で得た。
【1103】
実施例30
N-(2-((4-(2-((4-(2H-テトラゾール-5-イル)ベンジル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および4-(2H-テトラゾール-5-イル)ベンズアルデヒド0.028gを使用して、標記化合物を0.055g(収率52%)で得た。
【1104】
実施例31
N-(2-((4-(2-((4-ヒドロキシ-3-メトキシベンジル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および4-ヒドロキシ-3-メトキシベンズアルデヒド0.024gを使用して、標記化合物を0.056g(収率54%)で得た。
【1105】
実施例32
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-((3-メトキシ-4-(2-モルホリノエトキシ)ベンジル) (メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および3-メトキシ-4-(2-モルホリノエトキシ)ベンズアルデヒド0.043gを使用して、標記化合物を0.065g(収率54%)で得た。
【1106】
実施例33
N-(2-((4-(2-((4-(2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ)-3-メトキシベンジル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および4-(2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ)-3-メトキシベンズアルデヒド0.039gを使用して、標記化合物を0.045g(収率38%)で得た。
【1107】
実施例34
N-(2-((4-(2-(((2,2-ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)メチル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および2,2-ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-カルボアルデヒド0.03gを使用して、標記化合物を0.072g(収率66%)で得た。
【1108】
実施例35
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル((1-フェニル-1H-ピラゾール-4-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および1-フェニル-1H-ピラゾール-4-カルボアルデヒド0.028gを使用して、標記化合物を0.064g(収率60%)で得た。
【1109】
実施例36
N-(2-((4-(2-(((2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)メチル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-カルボアルデヒド0.024gを使用して、標記化合物を0.038g(収率37%)で得た。
【1110】
実施例37
N-(2-((4-(2-(((2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)メチル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-カルボアルデヒド0.026gを使用して、標記化合物を0.072g(収率68%)で得た。
【1111】
実施例38
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル(3-(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および3-(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ベンズアルデヒド0.03gを使用して、標記化合物を0.067g(収率61%)で得た。
【1112】
実施例39
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル(4-(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および4-(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ベンズアルデヒド0.03gを使用して、標記化合物を0.06g(収率55%)で得た。
【1113】
実施例40
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル((2-オキソ-2,3-ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール-6-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および2-オキソ-2,3-ジヒドロベンゾ[d]オキサゾール-6-カルボアルデヒド0.026gを使用して、標記化合物を0.059g(収率56%)で得た。
【1114】
実施例41
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル((1-メチル-1H-インダゾール-4-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および1-メチル-1H-インダゾール-4-カルボアルデヒド0.026gを使用して、標記化合物を0.072g(収率69%)で得た。
【1115】
実施例42
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル((1-メチル-1H-インドール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および1-メチル-1H-インドール-5-カルボアルデヒド0.025gを使用して、標記化合物を0.059g(収率57%)で得た。
【1116】
実施例43
N-(2-((4-(2-(((1-エチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および1-エチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド0.028gを使用して、標記化合物を0.045g(収率42%)で得た。
【1117】
実施例44
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(メチル((9-メチル-9H-カルバゾール-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および9-メチル-9H-カルバゾール-3-カルボアルデヒド0.034gを使用して、標記化合物を0.069g(収率61%)で得た。
【1118】
実施例45
N-(2-((4-(2-(((9-エチル-9H-カルバゾール-3-イル)メチル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DD、中間体IE1 0.1g、および9-エチル-9H-カルバゾール-3-カルボアルデヒド0.036gを使用して、標記化合物を0.065g(収率57%)で得た。
【1119】
実施例46
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-メチル-3-(ピリジン-3-イル)プロパンアミド)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順EE、中間体IE1 0.1g、および3-(ピリジン-3-イル)プロパン酸0.024gを使用して、標記化合物を0.082g(収率80%)で得た。
【1120】
実施例47
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-メチル-3-(ピリジン-4-イル)プロパンアミド)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順EE、中間体IE1 0.1g、および3-(ピリジン-4-イル)プロパン酸0.024gを使用して、標記化合物を0.083g(収率81%)で得た。
【1121】
実施例48
N-(2-((4-(2-(3-(1H-イミダゾール-1-イル)-N-メチルベンズアミド)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順EE、中間体IE1 0.1g、および3-(1H-イミダゾール-1-イル)安息香酸0.03gを使用して、標記化合物を0.088g(収率81%)で得た。
【1122】
実施例49
N-(2-((4-(2-(4-(1H-イミダゾール-1-イル)-N-メチルベンズアミド)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順EE、中間体IE1 0.1g、および4-(1H-イミダゾール-1-イル)安息香酸0.03gを使用して、標記化合物を0.078g(収率72%)で得た。
【1123】
実施例50
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-メチル-3-(ピリジン-3-イル)ベンズアミド)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順EE、中間体IE1 0.1g、および3-(ピリジン-3-イル)安息香酸0.032gを使用して、標記化合物を0.079g(収率72%)で得た。
【1124】
実施例51
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(エチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.075g)および3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(0.02g)を使用して、標記化合物0.035gを得た(収率44%)。
【1125】
実施例52
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(エチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノリン-3-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK2(0.075g)および3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(0.021g)を使用して、標記化合物0.041gを得た(収率51%)。
【1126】
実施例53
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(エチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノキサリン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK3(0.075g)および3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(0.021g)を使用して、標記化合物0.045gを得た(収率57%)。
【1127】
実施例54
N-(2-((4-(2-((4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(エチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.075g)および4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(0.02g)を使用して、標記化合物0.039gを得た(収率49%)。
【1128】
実施例55
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(プロピル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK4(0.075g)および3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(0.02g)を使用して、標記化合物0.028gを得た(収率35%)。
【1129】
実施例56
N-(2-((4-(2-((4-(1H-イミダゾール-1-イル)-3-メトキシベンジル)(プロピル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK4(0.075g)および4-(1H-イミダゾール-1-イル)-3-メトキシベンズアルデヒド(0.023g)を使用して、標記化合物0.035gを得た(収率42%)。
【1130】
実施例57
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(シクロプロピルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK7(0.075g)および3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(0.019g)を使用して、標記化合物0.032gを得た(収率40%)。
【1131】
実施例58
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(フェネチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK8(0.075g)および3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(0.018g)を使用して、標記化合物0.039gを得た(収率49%)。
【1132】
実施例59
N-(2-((4-(2-((4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(フェネチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK8(0.075g)および4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(0.018g)を使用して、標記化合物0.035gを得た(収率44%)。
【1133】
実施例60
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(2-(1H-インドール-3-イル)エチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK11(0.075g)および3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(0.017g)を使用して、標記化合物0.04gを得た(収率51%)。
【1134】
実施例61
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(フェネチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノリン-3-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK9(0.075g)および3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(0.018g)を使用して、標記化合物0.035gを得た(収率44%)。
【1135】
実施例62
N-(2-((4-(2-((4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(シクロヘキシル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK10(0.075g)および4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(0.018g)を使用して、標記化合物0.03gを得た(収率38%)。
【1136】
実施例63
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(シクロヘキシル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK10(0.075g)および3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(0.018g)を使用して、標記化合物0.032gを得た(収率40%)。
【1137】
実施例64
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(イソプロピル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK6(0.075g)および3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(0.02g)を使用して、標記化合物0.025gを得た(収率31%)。
【1138】
実施例65
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(イソブチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK5(0.075g)および3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(0.019g)を使用して、標記化合物0.039gを得た(収率52%)。
【1139】
実施例66
N-(2-((4-(2-(エチル((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド(0.013g)を使用して、標記化合物0.02gを得た(収率38%)。
【1140】
実施例67
N-(2-((4-(2-(エチル(3-(4-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および3-(4-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(0.015g)を使用して、標記化合物0.019gを得た(収率34%)。
【1141】
実施例68
N-(2-((4-(2-(エチル((1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-カルボアルデヒド(0.013g)を使用して、標記化合物0.022gを得た(収率42%)。
【1142】
実施例69
N-(2-((4-(2-((5-(1H-イミダゾール-1-イル)-2-メチルベンジル)(エチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および5-(1H-イミダゾール-1-イル)-2-メチルベンズアルデヒド(0.015g)を使用して、標記化合物0.026gを得た(収率47%)。
【1143】
実施例70
N-(2-((4-(2-((3-(((2S,4R)-2-((1H-イミダゾール-1-イル)メチル)-2-(2,4-ジクロロフェニル)-1,3-ジオキソラン-4-イル)メトキシ)ベンジル)(エチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および3-(((2S,4R)-2-((1H-イミダゾール-1-イル)メチル)-2-(2,4-ジクロロフェニル)-1,3-ジオキソラン-4-イル)メトキシ)ベンズアルデヒド(0.034g)を使用して、標記化合物0.028gを得た(収率37%)。
【1144】
実施例71
N-(2-((4-(2-((3-(2-(1H-イミダゾール-1-イル)エトキシ)ベンジル)(エチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および3-(2-(1H-イミダゾール-1-イル)エトキシ)ベンズアルデヒド(0.017g)を使用して、標記化合物0.027gを得た(収率47%)。
【1145】
実施例72
N-(2-((4-(2-((4-(2-(1H-イミダゾール-1-イル)エトキシ)ベンジル)(エチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および4-(2-(1H-イミダゾール-1-イル)エトキシ)ベンズアルデヒド(0.017g)を使用して、標記化合物0.029gを得た(収率50%)。
【1146】
実施例73
N-(2-((4-(2-((3-(2-(1H-イミダゾール-1-イル)エトキシ)-4-メトキシベンジル)(エチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および3-(2-(1H-イミダゾール-1-イル)エトキシ)-4-メトキシベンズアルデヒド(0.019g)を使用して、標記化合物0.02gを得た(収率33%)。
【1147】
実施例74
N-(2-((4-(2-(エチル(3-ヒドロキシ-4-メトキシベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および3-ヒドロキシ-4-メトキシベンズアルデヒド(0.012g)を使用して、標記化合物0.027gを得た(収率52%)。
【1148】
実施例75
N-(2-((4-(2-((4-(2-(1H-イミダゾール-1-イル)エトキシ)-3-メトキシベンジル)(エチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および4-(2-(1H-イミダゾール-1-イル)エトキシ)-3-メトキシベンズアルデヒド(0.019g)を使用して、標記化合物0.015gを得た(収率32%)。
【1149】
実施例76
N-(2-((4-(2-(エチル(4-ヒドロキシ-3-メトキシベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および4-ヒドロキシ-3-メトキシベンズアルデヒド(0.012g)を使用して、標記化合物0.023gを得た(収率38%)。
【1150】
実施例77
N-(2-((4-(2-((4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ベンジル)(エチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(0.014g)を使用して、標記化合物0.026gを得た(収率48%)。
【1151】
実施例78
N-(2-((4-(2-((4-((1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)メチル)-3-メトキシベンジル)(エチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および3-((1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)メチル)-4-メトキシベンズアルデヒド(0.017g)を使用して、標記化合物0.028gを得た(収率49%)。
【1152】
実施例79
N-(2-((4-(2-(エチル(3-(フラン-2-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および3-(フラン-2-イル)ベンズアルデヒド(0.014g)を使用して、標記化合物0.031gを得た(収率58%)。
【1153】
実施例80
N-(2-((4-(2-(エチル(4-(フラン-2-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および4-(フラン-2-イル)ベンズアルデヒド(0.014g)を使用して、標記化合物0.035gを得た(収率65%)。
【1154】
実施例81
N-(2-((4-(2-(エチル((1-(ピリジン-3-イルメチル)-1H-ピロール-2-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および1-(ピリジン-3-イルメチル)-1H-ピロール-2-カルボアルデヒド(0.015g)を使用して、標記化合物0.023gを得た(収率42%)。
【1155】
実施例82
N-(2-((4-(2-(エチル((8-メチルキノリン-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および8-メチルキノリン-5-カルボアルデヒド(0.0137g)を使用して、標記化合物0.033gを得た(収率61%)。
【1156】
実施例83
N-(2-((4-(2-(((1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)(エチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-カルボアルデヒド(0.015g)を使用して、標記化合物0.025gを得た(収率45%)。
【1157】
実施例84
N-(2-((4-(2-(((2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)メチル)(エチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-カルボアルデヒド(0.012g)を使用して、標記化合物0.029gを得た(収率56%)。
【1158】
実施例85
N-(2-((4-(2-(エチル((1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および1-メチル-1H-インダゾール-6-カルボアルデヒド(0.013g)を使用して、標記化合物0.032gを得た(収率61%)。
【1159】
実施例86
N-(2-((4-(2-((ベンゾ[d]イソオキサゾール-5-イルメチル)(エチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)およびベンゾ[d]イソオキサゾール-5-カルボアルデヒド(0.012g)を使用して、標記化合物0.02gを得た(収率38%)。
【1160】
実施例87
N-(2-((4-(2-(エチル((1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および1-メチル-1H-インダゾール-7-カルボアルデヒド(0.013g)を使用して、標記化合物0.031gを得た(収率59%)。
【1161】
実施例88
N-(2-((4-(2-(((1H-インダゾール-5-イル)メチル)(エチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド(0.012g)を使用して、標記化合物0.028gを得た(収率54%)。
【1162】
実施例89
N-(2-((4-(2-(((1H-インダゾール-6-イル)メチル)(エチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および1H-インダゾール-6-カルボアルデヒド(0.012g)を使用して、標記化合物0.022gを得た(収率43%)。
【1163】
実施例90
N-(2-((4-(2-(エチル((1-エチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IK1(0.05g)および1-エチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド(0.014g)を使用して、標記化合物0.026gを得た(収率48%)。
【1164】
実施例91
N-(2-((4-(2-(N-エチル-2-(ピリジン-2-イル)アセトアミド)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順EEに従い、IK1(0.08g)および2-(ピリジン-2-イル)酢酸(0.018g)を使用して、標記化合物0.062gを得た(収率76%)。
【1165】
実施例92
N-(2-((4-(2-(N-エチル-2-(ピリジン-3-イル)アセトアミド)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順EEに従い、IK1(0.08g)および2-(ピリジン-3-イル)酢酸(0.018g)を使用して、標記化合物0.07gを得た(収率85%)。
【1166】
実施例93
N-(2-((4-(2-(N-エチル-2-(ピリジン-4-イル)アセトアミド)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順EEに従い、IK1(0.08g)および2-(ピリジン-4-イル)酢酸(0.018g)を使用して、標記化合物0.065gを得た(収率79%)。
【1167】
実施例94
N-(4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)-N-エチル-6-(トリフルオロメチル)ニコチンアミドの合成
一般的手順EEに従い、IK1(0.08g)および6-(トリフルオロメチル)ニコチン酸(0.024g)を使用して、標記化合物0.06gを得た(収率68%)。
【1168】
実施例95
N-(4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)-N-エチルピコリンアミドの合成
一般的手順EEに従い、IK1(0.08g)およびピコリン酸(0.016g)を使用して、標記化合物0.065gを得た(収率81%)。
【1169】
実施例96
N-(2-((4-(2-(N-エチル-4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアミド)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順EEに従い、IK1(0.08g)および4-(1H-イミダゾール-1-イル)安息香酸(0.024g)を使用して、標記化合物0.07gを得た(収率79%)。
【1170】
実施例97
N-(2-((4-(((2-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)メチル)ベンジル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IP(0.1g)および2-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(0.027g)を使用して、標記化合物0.085gを得た(収率68%)。
【1171】
実施例98
N-(2-((4-(((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)メチル)ベンジル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IP(0.1g)および3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(0.027g)を使用して、標記化合物0.09gを得た(収率72%)。
【1172】
実施例99
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-((((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)(ピリジン-3-イルメチル)アミノ)メチル)ベンジル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IP(0.1g)およびニコチンアルデヒド(0.017g)を使用して、標記化合物0.08gを得た(収率70%)。
【1173】
実施例100
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-((((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)メチル)ベンジル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IP(0.1g)および5-メトキシニコチンアルデヒド(0.022g)を使用して、標記化合物0.078gを得た(収率65%)。
【1174】
実施例101
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-((((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)(3-(チアゾール-5-イル)ベンジル)アミノ)メチル)ベンジル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IP(0.1g)および3-(チアゾール-5-イル)ベンズアルデヒド(0.03g)を使用して、標記化合物0.095gを得た(収率75%)。
【1175】
実施例102
N-(2-((4-(((4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)メチル)ベンジル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IP(0.1g)および4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(0.027g)を使用して、標記化合物0.083gを得た(収率65%)。
【1176】
実施例103
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-((((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)(4-(チアゾール-5-イル)ベンジル)アミノ)メチル)ベンジル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IP(0.1g)および4-(チアゾール-5-イル)ベンズアルデヒド(0.03g)を使用して、標記化合物0.08gを得た(収率63%)。
【1177】
実施例104
N-(2-((4-(2-((4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4-エトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IT(0.1g)および4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(0.027g)を使用して、標記化合物0.07gを得た(収率66%)。
【1178】
実施例105
N-(4-エトキシ-5-メトキシ-2-((4-(2-(メチル(3-(4-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IT(0.1g)および3-(4-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド(0.029g)を使用して、標記化合物0.054gを得た(収率50%)。
【1179】
実施例106
N-(4-エトキシ-5-メトキシ-2-((4-(2-(メチル((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDに従い、IT(0.1g)および1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド(0.025g)を使用して、標記化合物0.065gを得た(収率62%)。
【1180】
実施例107
N-(2-((4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,7-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順BBに従い、中間体IW1 0.073gを使用して、標記化合物0.043g(収率42%)を得た。
【1181】
実施例108
N-(2-((4-(2-(3,4-ジヒドロ-2,6-ナフチリジン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順BBに従い、中間体IW2 0.073gを使用して、標記化合物0.03g(収率27%)を得た。
【1182】
実施例109
N-(2-((4-(2-アミノエチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド トリフルオロ酢酸塩(IIK1)の合成
一般的手順TTに従い、化合物IIJ1 2.05gを使用して、標記化合物1.9g(収率90%)を合成した。
【1183】
実施例110
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(IIL1)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK1 180mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド72mgを使用して、標記化合物120mgを合成し(収率63%)、フラッシュクロマトグラフィーによる精製後に遊離塩基として得た。
【1184】
実施例111
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)フェニル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(IIL11)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK1 180mgおよび3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド78mgを使用して、標記化合物123mgを合成し(収率64%)、フラッシュクロマトグラフィーによる精製後に遊離塩基として得た。
【1185】
実施例112
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(N-((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-キノキサリン-2-カルボキサミド(IIL22)の合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK9 176mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド72mgを使用して、標記化合物121mgを合成し(収率65%)、フラッシュクロマトグラフィーによる精製後に遊離塩基として得た。
【1186】
実施例113
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-((ピリジン-3-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順UUに従い、化合物IIK1 180mgおよびニコチンアルデヒド48mgを使用して、標記化合物85mgを合成し(収率49%)、フラッシュクロマトグラフィーによる精製後に遊離塩基として得た。
【1187】
実施例114
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド35mgを使用して、標記化合物32mg(収率41%)を合成した。
【1188】
実施例115
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび1-メチル-1H-イミダゾール-5-カルボアルデヒド22mgを使用して、標記化合物30mg(収率41%)を合成した。
【1189】
実施例116
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)(ピリジン-3-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよびニコチンアルデヒド22mgを使用して、標記化合物37mg(収率51%)を合成した。
【1190】
実施例117
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-((3-(4-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび3-(4-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド37mgを使用して、標記化合物29mg(収率36%)を合成した。
【1191】
実施例118
N-(2-((4-(2-((4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド35mgを使用して、標記化合物31mg(収率39%)を合成した。
【1192】
実施例119
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)(ピリジン-4-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよびイソニコチンアルデヒド22mgを使用して、標記化合物33mg(収率46%)を合成した。
【1193】
実施例120
N-(2-((4-(2-(((5-フルオロピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび5-フルオロニコチンアルデヒド25mgを使用して、標記化合物28mg(収率38%)を合成した。
【1194】
実施例121
N-(2-((4-(2-(((3-フルオロピリジン-4-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび3-フルオロイソニコチンアルデヒド25mgを使用して、標記化合物35mg(収率47%)を合成した。
【1195】
実施例122
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび5-メトキシニコチンアルデヒド28mgを使用して、標記化合物37mg(収率49%)を合成した。
【1196】
実施例123
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((3-メトキシピリジン-4-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび3-メトキシイソニコチンアルデヒド28mgを使用して、標記化合物40mg(収率53%)を合成した。
【1197】
実施例124
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)(チアゾール-5-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよびチアゾール-5-カルボアルデヒド23mgを使用して、標記化合物29mg(収率40%)を合成した。
【1198】
実施例125
N-(2-((4-(2-((4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ベンズアルデヒド35mgを使用して、標記化合物34mg(収率43%)を合成した。
【1199】
実施例126
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)(2-モルホリノエチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび2-モルホリノアセトアルデヒド26mgを使用して、標記化合物33mg(収率44%)を合成した。
【1200】
実施例127
N-(2-((4-(2-(((2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-カルボアルデヒド30mgを使用して、標記化合物35mg(収率46%)を合成した。
【1201】
実施例128
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-6-カルボアルデヒド32mgを使用して、標記化合物29mg(収率37%)を合成した。
【1202】
実施例129
N-(2-((4-(2-(((1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド35mgを使用して、標記化合物41mg(収率52%)を合成した。
【1203】
実施例130
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)(4-(ピリジン-4-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび4-(ピリジン-4-イル)ベンズアルデヒド37mgを使用して、標記化合物38mg(収率48%)を合成した。
【1204】
実施例131
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)(4-(ピリジン-3-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび4-(ピリジン-3-イル)ベンズアルデヒド37mgを使用して、標記化合物32mg(収率40%)を合成した。
【1205】
実施例132
N-(2-((4-(2-(((5-エトキシピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび5-エトキシニコチンアルデヒド30mgを使用して、標記化合物39mg(収率51%)を合成した。
【1206】
実施例133
N-(2-((4-(2-(((5-ヒドロキシピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび5-ヒドロキシニコチンアルデヒド25mgを使用して、標記化合物36mg(収率49%)を合成した。
【1207】
実施例134
N-(2-((4-(2-(((6-アミノピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび6-アミノニコチンアルデヒド25mgを使用して、標記化合物37mg(収率50%)を合成した。
【1208】
実施例135
3-(((4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)メチル)ピリジン 1-オキシドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび3-ホルミルピリジン 1-オキシド25mgを使用して、標記化合物34mg(収率46%)を合成した。
【1209】
実施例136
N-(2-((4-(2-(((2-アミノピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび2-アミノニコチンアルデヒド25mgを使用して、標記化合物31mg(収率42%)を合成した。
【1210】
実施例137
N-(2-((4-(2-(((5-クロロピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび5-クロロニコチンアルデヒド28mgを使用して、標記化合物38mg(収率50%)を合成した。
【1211】
実施例138
N-(2-((4-(2-(((4-ヒドロキシピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび4-ヒドロキシニコチンアルデヒド25mgを使用して、標記化合物42mg(収率57%)を合成した。
【1212】
実施例139
N-(2-((4-(2-(((5-イソブトキシピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび5-イソブトキシニコチンアルデヒド36mgを使用して、標記化合物39mg(収率49%)を合成した。
【1213】
実施例140
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((5-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび5-(2-メトキシエトキシ)ニコチンアルデヒド36mgを使用して、標記化合物34mg(収率43%)を合成した。
【1214】
実施例141
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)((5-(2-モルホリノエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび5-(2-モルホリノエトキシ)ニコチンアルデヒド47mgを使用して、標記化合物30mg(収率35%)を合成した。
【1215】
実施例142
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-((4-(2-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび4-(2-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド37mgを使用して、標記化合物31mg(収率39%)を合成した。
【1216】
実施例143
N-(2-((4-(2-((3-(((2S,4R)-2-((1H-イミダゾール-1-イル)メチル)-2-(2,4-ジクロロフェニル)-1,3-ジオキソラン-4-イル)メトキシ)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび3-(((2S,4R)-2-((1H-イミダゾール-1-イル)メチル)-2-(2,4-ジクロロフェニル)-1,3-ジオキソラン-4-イル)メトキシ)ベンズアルデヒド80mgを使用して、標記化合物37mg(収率35%)を合成した。
【1217】
実施例144
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)((5-メチルピリジン-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび5-メチルニコチンアルデヒド24mgを使用して、標記化合物28mg(収率38%)を合成した。
【1218】
実施例145
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((5-(2-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび5-(2-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ニコチンアルデヒド38mgを使用して、標記化合物35mg(収率44%)を合成した。
【1219】
実施例146
N-(2-((4-(2-(((5-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび5-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)ニコチンアルデヒド39mgを使用して、標記化合物36mg(収率44%)を合成した。
【1220】
実施例147
N-(2-((4-(2-(((5-(2-アミノエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 64mgおよび5-(2-アミノエトキシ)ニコチンアルデヒド33mgを使用して、標記化合物31mg(収率40%)を合成した。
【1221】
実施例148
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-((3-(2-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび3-(2-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド37mgを使用して、標記化合物40mg(収率50%)を合成した。
【1222】
実施例149
N-(2-((4-(2-(((5-i-プロピルピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび5-イソプロピルニコチンアルデヒド30mgを使用して、標記化合物37mg(収率48%)を合成した。
【1223】
実施例150
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)((5-フェニルピリジン-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL1 63mgおよび5-フェニルニコチンアルデヒド37mgを使用して、標記化合物34mg(収率43%)を合成した。
【1224】
実施例151
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)メチル)(ピリジン-3-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL2 63mgおよびニコチンアルデヒド22mgを使用して、標記化合物38mg(収率53%)を合成した。
【1225】
実施例152
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL2 63mgおよび3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド35mgを使用して、標記化合物39mg(収率50%)を合成した。
【1226】
実施例153
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)メチル)(ピリジン-4-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL2 63mgおよびイソニコチンアルデヒド22mgを使用して、標記化合物39mg(収率51%)を合成した。
【1227】
実施例154
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL2 63mgおよび1-メチル-1H-イミダゾール-5-カルボアルデヒド22mgを使用して、標記化合物36mg(収率49%)を合成した。
【1228】
実施例155
N-(2-((4-(2-((4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL2 63mgおよび4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド35mgを使用して、標記化合物32mg(収率41%)を合成した。
【1229】
実施例156
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)メチル)(4-(ピリジン-4-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL2 63mgおよび4-(ピリジン-4-イル)ベンズアルデヒド37mgを使用して、標記化合物31mg(収率39%)を合成した。
【1230】
実施例157
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)メチル)(チアゾール-5-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL2 63mgおよびチアゾール-5-カルボアルデヒド23mgを使用して、標記化合物32mg(収率44%)を合成した。
【1231】
実施例158
N-(2-((4-(2-(((1-エチル-1H-イミダゾール-5-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL2 63mgおよび1-エチル-1H-イミダゾール-5-カルボアルデヒド25mgを使用して、標記化合物36mg(収率49%)を合成した。
【1232】
実施例159
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インドール-6-イル)メチル)(チアゾール-5-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL3 63mgおよびチアゾール-5-カルボアルデヒド23mgを使用して、標記化合物33mg(収率45%)を合成した。
【1233】
実施例160
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インドール-6-イル)メチル)(ピリジン-3-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL3 63mgおよびニコチンアルデヒド22mgを使用して、標記化合物28mg(収率39%)を合成した。
【1234】
実施例161
N-(2-((4-(2-(((1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)(チアゾール-5-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL4 64mgおよびチアゾール-5-カルボアルデヒド23mgを使用して、標記化合物36mg(収率48%)を合成した。
【1235】
実施例162
N-(2-((4-(2-(((1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)(ピリジン-3-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL4 64mgおよびニコチンアルデヒド22mgを使用して、標記化合物32mg(収率43%)を合成した。
【1236】
実施例163
N-(2-((4-(2-(((1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL4 64mgおよび5-メトキシニコチンアルデヒド28mgを使用して、標記化合物37mg(収率48%)を合成した。
【1237】
実施例164
N-(2-((4-(2-(((1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)((5-ヒドロキシピリジン-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL4 64mgおよび5-ヒドロキシニコチンアルデヒド25mgを使用して、標記化合物36mg(収率48%)を合成した。
【1238】
実施例165
N-(2-((4-(2-(((1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)((5-メチルピリジン-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL4 64mgおよび5-メチルニコチンアルデヒド24mgを使用して、標記化合物30mg(収率40%)を合成した。
【1239】
実施例166
N-(2-((4-(2-(((1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)((5-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL4 64mgおよび5-(2-メトキシエトキシ)ニコチンアルデヒド36mgを使用して、標記化合物36mg(収率44%)を合成した。
【1240】
実施例167
N-(2-((4-(2-(((2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)メチル)(ピリジン-3-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL5 62mgおよびニコチンアルデヒド22mgを使用して、標記化合物33mg(収率46%)を合成した。
【1241】
実施例168
N-(2-((4-(2-(((1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)(ピリジン-3-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL6 66mgおよびニコチンアルデヒド22mgを使用して、標記化合物38mg(収率50%)を合成した。
【1242】
実施例169
N-(2-((4-(2-(((1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL6 66mgおよび5-メトキシニコチンアルデヒド28mgを使用して、標記化合物36mg(収率46%)を合成した。
【1243】
実施例170
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL7 63mgおよび3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド35mgを使用して、標記化合物39mg(収率49%)を合成した。
【1244】
実施例171
N-(2-((4-(2-(((1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL7 63mgおよび5-メトキシニコチンアルデヒド28mgを使用して、標記化合物31mg(収率41%)を合成した。
【1245】
実施例172
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール-5-イル)メチル)(ピリジン-3-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL7 63mgおよびニコチンアルデヒド22mgを使用して、標記化合物31mg(収率43%)を合成した。
【1246】
実施例173
N-(2-((4-(2-(((6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)メチル)(ピリジン-3-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL8 70mgおよびニコチンアルデヒド22mgを使用して、標記化合物32mg(収率40%)を合成した。
【1247】
実施例174
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)メチル)(チアゾール-5-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL9 63mgおよびチアゾール-5-カルボアルデヒド23mgを使用して、標記化合物33mg(収率45%)を合成した。
【1248】
実施例175
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-7-イル)メチル)(チアゾール-5-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL9 63mgおよびニコチンアルデヒド22mgを使用して、標記化合物34mg(収率47%)を合成した。
【1249】
実施例176
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((8-メチルキノリン-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL10 64mgおよび3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド35mgを使用して、標記化合物41mg(収率51%)を合成した。
【1250】
実施例177
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((8-メチルキノリン-5-イル)メチル)(ピリジン-3-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL10 64mgおよびニコチンアルデヒド22mgを使用して、標記化合物36mg(収率49%)を合成した。
【1251】
実施例178
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-エチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL11 64mgおよび1-エチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド35mgを使用して、標記化合物32mg(収率40%)を合成した。
【1252】
実施例179
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((9-メチル-9H-カルバゾール-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL11 64mgおよび9-メチル-9H-カルバゾール-3-カルボアルデヒド42mgを使用して、標記化合物29mg(収率35%)を合成した。
【1253】
実施例180
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((9-エチル-9H-カルバゾール-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL11 64mgおよび9-エチル-9H-カルバゾール-3-カルボアルデヒド45mgを使用して、標記化合物31mg(収率36%)を合成した。
【1254】
実施例181
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(3,4,5-トリメトキシベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL11 64mgおよび3,4,5-トリメトキシベンズアルデヒド39mgを使用して、標記化合物37mg(収率45%)を合成した。
【1255】
実施例182
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(ピリジン-3-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL11 64mgおよびニコチンアルデヒド22mgを使用して、標記化合物32mg(収率44%)を合成した。
【1256】
実施例183
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL11 64mgおよび5-メトキシニコチンアルデヒド28mgを使用して、標記化合物33mg(収率43%)を合成した。
【1257】
実施例184
メチル 4-(((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)アミノ)メチル)ベンゾエートの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL11 64mgおよび4-ホルミル安息香酸メチル33mgを使用して、標記化合物36mg(収率46%)を合成した。
【1258】
実施例185
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(3-シアノ-4-メトキシベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL11 64mgおよび5-ホルミル-2-メトキシベンゾニトリル32mgを使用して、標記化合物30mg(収率38%)を合成した。
【1259】
実施例186
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(4-(2-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL11 64mgおよび4-(2-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド37mgを使用して、標記化合物39mg(収率48%)を合成した。
【1260】
実施例187
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(3-(2-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL11 64mgおよび3-(2-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド37mgを使用して、標記化合物38mg(収率47%)を合成した。
【1261】
実施例188
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(3,4-ジメトキシベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL12 63mgおよび3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド35mgを使用して、標記化合物40mg(収率50%)を合成した。
【1262】
実施例189
N-(2-((4-(2-((4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)(3,4-ジメトキシベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL12 63mgおよび4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド35mgを使用して、標記化合物31mg(収率39%)を合成した。
【1263】
実施例190
N-(2-((4-(2-((3,4-ジメトキシベンジル)((1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL12 63mgおよび1-メチル-1H-イミダゾール-5-カルボアルデヒド22mgを使用して、標記化合物36mg(収率49%)を合成した。
【1264】
実施例191
N-(2-((4-(2-((3,4-ジメトキシベンジル)(ピリジン-3-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL12 63mgおよびニコチンアルデヒド22mgを使用して、標記化合物35mg(収率48%)を合成した。
【1265】
実施例192
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL13 64mgおよび3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド35mgを使用して、標記化合物32mg(収率40%)を合成した。
【1266】
実施例193
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)(ピリジン-3-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL13 64mgおよびニコチンアルデヒド22mgを使用して、標記化合物36mg(収率49%)を合成した。
【1267】
実施例194
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL13 64mgおよび5-メトキシニコチンアルデヒド28mgを使用して、標記化合物32mg(収率42%)を合成した。
【1268】
実施例195
N-(2-((4-(2-(((5-ヒドロキシピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL13 64mgおよび5-ヒドロキシニコチンアルデヒド25mgを使用して、標記化合物33mg(収率44%)を合成した。
【1269】
実施例196
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((5-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL13 64mgおよび5-(2-メトキシエトキシ)ニコチンアルデヒド36mgを使用して、標記化合物34mg(収率42%)を合成した。
【1270】
実施例197
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール-5-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL13 64mgおよび1-メチル-1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール-5-カルボアルデヒド32mgを使用して、標記化合物29mg(収率37%)を合成した。
【1271】
実施例198
N-(2-((4-(2-(((5-エトキシピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL13 64mgおよび5-エトキシニコチンアルデヒド30mgを使用して、標記化合物33mg(収率42%)を合成した。
【1272】
実施例199
N-(2-((4-(2-(((5-i-プロピルピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL13 64mgおよび5-イソプロピルニコチンアルデヒド30mgを使用して、標記化合物32mg(収率41%)を合成した。
【1273】
実施例200
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)((5-メチルピリジン-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL13 64mgおよび5-メチルニコチンアルデヒド24mgを使用して、標記化合物38mg(収率51%)を合成した。
【1274】
実施例201
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)((5-フェニルピリジン-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL13 64mgおよび5-フェニルニコチンアルデヒド37mgを使用して、標記化合物36mg(収率44%)を合成した。
【1275】
実施例202
N-(2-((4-(2-(((1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)(ピリジン-3-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL14 65mgおよびニコチンアルデヒド22mgを使用して、標記化合物31mg(収率41%)を合成した。
【1276】
実施例203
N-(2-((4-(2-(((1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL14 65mgおよび5-メトキシニコチンアルデヒド28mgを使用して、標記化合物36mg(収率46%)を合成した。
【1277】
実施例204
N-(2-((4-(2-(((1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)((5-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL14 65mgおよび5-(2-メトキシエトキシ)ニコチンアルデヒド36mgを使用して、標記化合物39mg(収率47%)を合成した。
【1278】
実施例205
N-(2-((4-(2-(((1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)((5-(2-(メチルチオ)エトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL14 65mgおよび5-(2-(メチルチオ)エトキシ)ニコチンアルデヒド40mgを使用して、標記化合物37mg(収率44%)を合成した。
【1279】
実施例206
N-(2-((4-(2-(((1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)((5-メチルピリジン-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL14 65mgおよび5-メチルニコチンアルデヒド24mgを使用して、標記化合物38mg(収率49%)を合成した。
【1280】
実施例207
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-6,8-ジメチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL15 65mgおよび3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド35mgを使用して、標記化合物30mg(収率37%)を合成した。
【1281】
実施例208
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)(ピリジン-3-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-6,8-ジメチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL15 65mgおよびニコチンアルデヒド22mgを使用して、標記化合物35mg(収率47%)を合成した。
【1282】
実施例209
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-6-エチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL16 65mgおよび3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド35mgを使用して、標記化合物31mg(収率38%)を合成した。
【1283】
実施例210
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-7-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL17 64mgおよび3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド35mgを使用して、標記化合物29mg(収率36%)を合成した。
【1284】
実施例211
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-7-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL17 64mgおよび5-メトキシニコチンアルデヒド28mgを使用して、標記化合物38mg(収率49%)を合成した。
【1285】
実施例212
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-6-メチル-4-オキソ-4H-クロメン-3-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL18 64mgおよび3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド35mgを使用して、標記化合物37mg(収率46%)を合成した。
【1286】
実施例213
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-3-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL19 63mgおよび3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド35mgを使用して、標記化合物39mg(収率50%)を合成した。
【1287】
実施例214
N-(2-((4-(2-((4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノリン-3-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL20 61mgおよび4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド35mgを使用して、標記化合物30mg(収率39%)を合成した。
【1288】
実施例215
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノリン-3-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL20 61mgおよび3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド35mgを使用して、標記化合物31mg(収率40%)を合成した。
【1289】
実施例216
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)キノリン-3-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL20 61mgおよび5-メトキシニコチンアルデヒド28mgを使用して、標記化合物33mg(収率45%)を合成した。
【1290】
実施例217
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((5-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)キノリン-3-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL20 61mgおよび5-(2-メトキシエトキシ)ニコチンアルデヒド32gを使用して、標記化合物34mg(収率44%)を合成した。
【1291】
実施例218
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノリン-3-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL21 62mgおよび3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド35mgを使用して、標記化合物36mg(収率46%)を合成した。
【1292】
実施例219
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノキサリン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL22 61mgおよび3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド35mgを使用して、標記化合物35mg(収率45%)を合成した。
【1293】
実施例220
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)(ピリジン-3-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)キノキサリン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL22 61mgおよびニコチンアルデヒド22mgを使用して、標記化合物33mg(収率47%)を合成した。
【1294】
実施例221
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)キノキサリン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL22 61mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-6-カルボアルデヒド32gを使用して、標記化合物35mg(収率46%)を合成した。
【1295】
実施例222
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)((8-メチルキノリン-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)キノキサリン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL22 61mgおよび8-メチルキノリン-5-カルボアルデヒド34mgを使用して、標記化合物34mg(収率44%)を合成した。
【1296】
実施例223
N-(2-((4-(2-(((1-エチル-1H-イミダゾール-5-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノキサリン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL22 61mgおよび1-エチル-1H-イミダゾール-5-カルボアルデヒド25mgを使用して、標記化合物35mg(収率48%)を合成した。
【1297】
実施例224
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)キノキサリン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL22 61mgおよび5-メトキシニコチンアルデヒド28mgを使用して、標記化合物38mg(収率52%)を合成した。
【1298】
実施例225
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((5-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)キノキサリン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL22 61mgおよび5-(2-メトキシエトキシ)ニコチンアルデヒド32mgを使用して、標記化合物31mg(収率40%)を合成した。
【1299】
実施例226
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)((5-メチルピリジン-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)キノキサリン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL22 61mgおよび5-メチルニコチンアルデヒド24mgを使用して、標記化合物33mg(収率46%)を合成した。
【1300】
実施例227
N-(2-((4-(2-(((5-エトキシピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノキサリン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL22 61mgおよび5-エトキシニコチンアルデヒド30mgを使用して、標記化合物32mg(収率43%)を合成した。
【1301】
実施例228
N-(2-((4-(2-(((5-i-プロピルピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノキサリン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL22 61mgおよび5-イソプロピルニコチンアルデヒド30mgを使用して、標記化合物36mg(収率48%)を合成した。
【1302】
実施例229
N-(2-((4-(2-(((1-エチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)(ピリジン-3-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL23 64mgおよびニコチンアルデヒド22mgを使用して、標記化合物31mg(収率42%)を合成した。
【1303】
実施例230
N-(2-((4-(2-(((1-アセチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL24 65mgおよび5-メトキシニコチンアルデヒド28mgを使用して、標記化合物36mg(収率46%)を合成した。
【1304】
実施例231
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-((3-(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL25 65mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド32mgを使用して、標記化合物32mg(収率40%)を合成した。
【1305】
実施例232
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-((3-(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ベンジル)(チアゾール-5-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL25 65mgおよびチアゾール-5-カルボアルデヒド23mgを使用して、標記化合物37mg(収率49%)を合成した。
【1306】
実施例233
N-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-((3-(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ベンジル)(ピリジン-3-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL25 65mgおよびニコチンアルデヒド22mgを使用して、標記化合物31mg(収率41%)を合成した。
【1307】
実施例234
N-(2-((4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((2-メチル-2H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL11 64mgおよび2-メチル-2H-インダゾール-5-カルボアルデヒド32mgを使用して、標記化合物30mg(収率38%)を合成した。
【1308】
実施例235
N-(2-((4-(2-(((2-(2-フルオロフェニル)ピリミジン-5-イル)メチル)(ピリジン-3-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL26 67mgおよびニコチンアルデヒド22mgを使用して、標記化合物35mg(収率46%)を合成した。
【1309】
実施例236
N-(2-((4-(2-(((2-(2-フルオロフェニル)ピリミジン-5-イル)メチル)((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL26 67mgおよび5-メトキシニコチンアルデヒド28mgを使用して、標記化合物32mg(収率40%)を合成した。
【1310】
実施例237
N-(4-(2-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)-4,5-ジメトキシ-2-(3,4,5-トリメトキシベンズアミド)ベンズアミドの合成
一般的手順VVに従い、中間体IIL27 65mgおよび3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド35mgを使用して、標記化合物34mg(収率42%)を合成した。
【1311】
実施例238
N-(2-((4-(2-(ビス((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順WWに従って、中間体IIK1 60mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド64mgを使用して、標記化合物29mg(収率37%)を合成した。
【1312】
実施例239
N-(2-((4-(2-(ビス((1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順WWに従って、中間体IIK1 60mgおよび1-メチル-1H-イミダゾール-5-カルボアルデヒド44mgを使用して、標記化合物33mg(収率49%)を合成した。
【1313】
実施例240
N-(2-((4-(2-(ビス((1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順WWに従って、中間体IIK1 60mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-6-カルボアルデヒド64mgを使用して、標記化合物31mg(収率37%)を合成した。
【1314】
実施例241
N-(2-((4-(2-(ビス((1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順WWに従って、中間体IIK1 60mgおよび1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド70mgを使用して、標記化合物34mg(収率44%)を合成した。
【1315】
実施例242
N-(2-((4-(2-(ビス((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノキサリン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順WWに従って、中間体IIK22 59mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド64mgを使用して、標記化合物35mg(収率46%)を合成した。
【1316】
実施例243
N-(2-((4-(2-(ビス((1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノキサリン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順WWに従って、中間体IIK22 59mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-6-カルボアルデヒド64mgを使用して、標記化合物30mg(収率40%)を合成した。
【1317】
実施例244
N-(2-((4-(2-(ビス((1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノキサリン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順WWに従って、中間体IIK22 59mgおよび1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-カルボアルデヒド76mgを使用して、標記化合物33mg(収率40%)を合成した。
【1318】
実施例245
N-(2-((4-(2-(ビス((1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノキサリン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順WWに従って、中間体IIK22 59mgおよび1,3-ジメチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド70mgを使用して、標記化合物32mg(収率41%)を合成した。
【1319】
実施例246
N-(2-((4-(2-(ビス(3-(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノキサリン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順WWに従って、中間体IIK22 59mgおよび3-(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ベンズアルデヒド75mgを使用して、標記化合物29mg(収率36%)を合成した。
【1320】
実施例247
N-(2-((4-(2-(ビス(4-(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-4,5-ジメトキシフェニル)キノキサリン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順WWに従って、中間体IIK22 59mgおよび4-(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ベンズアルデヒド75mgを使用して、標記化合物31mg(収率38%)を合成した。
【1321】
実施例248
2-(4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェニル)-N-((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)-N-(ピリジン-3-イルメチル)エタン-1-アミン オキシドの合成
40mLバイアルにN-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)(ピリジン-3-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(72mg、0.1mmol、1当量)およびDCM(4.0mL)を加えた。混合物を0℃に冷却した後、70~75% mCPBA(30mg、約0.12mmol、1.2当量)を加え、混合物を30分間攪拌した。反応完了時に、混合物を減圧濃縮し、残渣を5% TFA/MeOH/DMF 4mLに溶解させ、逆相HPLC(水/ACN中0.1% TFA)で精製して2-(4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェニル)-N-((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)-N-(ピリジン-3-イルメチル)エタン-1-アミン オキシドをTFA塩として得た。10% MeOH/DCMに溶解させ、1M NaOHで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧除去して、2-(4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェニル)-N-((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)-N-(ピリジン-3-イルメチル)エタン-1-アミン オキシドの遊離塩基形態を得ることで、標記化合物29mg(収率39%)を得た。
【1322】
実施例249
2-(4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェニル)-N-((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)-N-((1-オキシドピリジン-3-イル)メチル)エタン-1-アミン オキシドの合成
40mLバイアルにN-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)(ピリジン-3-イルメチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(72mg、0.1mmol、1当量)およびDCM(4.0mL)を加えた。混合物を0℃に冷却した後、70~75% mCPBA(60mg、約0.34mmol、2.4当量)を加え、混合物を30分間攪拌した。反応完了時に、混合物を減圧濃縮し、残渣を5% TFA/MeOH/DMF 4mLに溶解させ、逆相HPLC(水/ACN中0.1% TFA)で精製して化合物2-(4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェニル)-N-((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)-N-((1-オキシドピリジン-3-イル)メチル)エタン-1-アミン オキシドをTFA塩として得た。10% MeOH/DCMに溶解させ、1M NaOHで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧除去して、2-(4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェニル)-N-((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)-N-((1-オキシドピリジン-3-イル)メチル)エタン-1-アミン オキシドの遊離塩基形態を得ることで、標記化合物33mg(収率44%)を得た。
【1323】
実施例250
メチル 4-((4-(2-(メチルアミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエート トリフルオロ酢酸塩(IIQ2)の合成
一般的手順AAAに従い、化合物IIP2 1.80gを使用して、標記化合物1.69g(収率92%)を合成した。
【1324】
実施例251
メチル 4-((4-(2-(((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエート(IIS1)の合成
一般的手順BBBに従い、化合物IIR1 503mgおよび5-メトキシニコチンアルデヒド164mgを使用して、標記化合物320mg(収率53%)を合成した。
【1325】
実施例252
メチル 4-((4-(2-(メチル((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエート(IIS2)の合成
一般的手順BBBに従い、化合物IIQ2 490mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド192mgを使用して、標記化合物262mg(収率51%)を合成した。
【1326】
実施例253
メチル 4-((4-(2-(メチル((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(キノリン-3-カルボキサミド)ベンゾエート(IIS3)の合成
一般的手順BBBに従い、化合物IIQ3 477mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド192mgを使用して、標記化合物241mg(収率48%)を合成した。
【1327】
実施例254
メチル 4-((4-(2-(メチル((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(ピコリンアミド)ベンゾエート(IIS4)の合成
一般的手順BBBに従い、化合物IIQ4 345mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド192mgを使用して、標記化合物231mg(収率50%)を合成した。
【1328】
実施例255
メチル 4-((4-(2-(ビス((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエート(IIT1)の合成
一般的手順BBBに従い、化合物IIQ1 479mgおよび1-メチル-1H-インダゾール-5-カルボアルデヒド384mgを使用して、標記化合物314mg(収率51%)を合成した。
【1329】
実施例256
メチル 4-((4-(2-(ビス(3,4-ジメトキシベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエート(IIT2)の合成
一般的手順BBBに従い、化合物IIQ1 479mgおよびベラトルアルデヒド399mgを使用して、標記化合物287mg(収率46%)を合成した。
【1330】
実施例257
メチル 4-((4-(2-(ビス((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエートの合成
一般的手順BBBに従い、化合物IIQ1 479mgおよび5-メトキシニコチンアルデヒド329mgを使用して、標記化合物231mg(収率40%)を合成した。
【1331】
実施例258
メチル 4-((4-(2-(ビス(3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエートの合成
一般的手順BBBに従い、化合物IIQ1 479mgおよび3-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンズアルデヒド413mgを使用して、標記化合物298mg(収率47%)を合成した。
【1332】
実施例259
4-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)安息香酸の合成
一般的手順CCCに従い、化合物IIR1 189mgを使用して、標記化合物139mg(収率76%)を合成した。
【1333】
実施例260
4-((4-(2-(((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)安息香酸(IIU1)の合成
一般的手順CCCに従い、化合物IIS1 225mgを使用して、標記化合物154mg(収率70%)を合成した。
【1334】
実施例261
4-((4-(2-(メチル((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)安息香酸(IIU2)の合成
一般的手順CCCに従い、化合物IIS2 193mgを使用して、標記化合物142mg(収率75%)を合成した。
【1335】
実施例262
4-((4-(2-(メチル((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(キノリン-3-カルボキサミド)安息香酸(IIU3)の合成
一般的手順CCCに従い、化合物IIS3 188mgを使用して、標記化合物134mg(収率73%)を合成した。
【1336】
実施例263
4-((4-(2-(ビス((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)安息香酸(IIV1)の合成
一般的手順CCCに従い、化合物IIT1 232mgを使用して、標記化合物157mg(収率69%)を合成した。
【1337】
実施例264
4-((4-(2-(ビス(3,4-ジメトキシベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)安息香酸(IIV2)の合成
一般的手順CCCに従い、化合物IIT2 236mgを使用して、標記化合物164mg(収率71%)を合成した。
【1338】
実施例265
2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル 4-((4-(2-(((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエートの合成
一般的手順DDDに従い、化合物IIU1 74mgおよび2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エタン-1-オール36mgを使用して、標記化合物39mg(収率45%)を合成した。
【1339】
実施例266
(2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メチル 4-((4-(2-(((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエートの合成
一般的手順DDDに従い、化合物IIU1 74mgおよび(2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メタノール33mgを使用して、標記化合物34mg(収率40%)を合成した。
【1340】
実施例267
(2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル 4-((4-(2-(((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエートの合成
一般的手順DDDに従い、化合物IIU1 74mgおよび4-(ヒドロキシメチル)-5-メチル-1,3-ジオキソール-2-オン33mgを使用して、標記化合物38mg(収率46%)を合成した。
【1341】
実施例268
2-モルホリノエチル 4-((4-(2-(((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエートの合成
一般的手順DDDに従い、化合物IIU1 74mgおよび2-モルホリノエタン-1-オール33mgを使用して、標記化合物32mg(収率38%)を合成した。
【1342】
実施例269
ピリジン-3-イルメチル 4-((4-(2-(メチル((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエートの合成
一般的手順DDDに従い、化合物IIU2 63mgおよびピリジン-3-イルメタノール28mgを使用して、標記化合物31mg(収率43%)を合成した。
【1343】
実施例270
チアゾール-5-イルメチル 4-((4-(2-(メチル((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエートの合成
一般的手順DDDに従い、化合物IIU2 63mgおよびチアゾール-5-イルメタノール29mgを使用して、標記化合物34mg(収率47%)を合成した。
【1344】
実施例271
4-(1H-イミダゾール-1-イル)ベンジル 4-((4-(2-(メチル((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエートの合成
一般的手順DDDに従い、化合物IIU2 63mgおよび(4-(1H-イミダゾール-1-イル)フェニル)メタノール44mgを使用して、標記化合物38mg(収率48%)を合成した。
【1345】
実施例272
チアゾール-4-イルメチル 4-((4-(2-(メチル((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエートの合成
一般的手順DDDに従い、化合物IIU2 63mgおよびチアゾール-4-イルメタノール29mgを使用して、標記化合物29mg(収率40%)を合成した。
【1346】
実施例273
チアゾール-5-イルメチル 4-((4-(2-(メチル((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(キノリン-3-カルボキサミド)ベンゾエートの合成
一般的手順DDDに従い、化合物IIU3 61mgおよびチアゾール-5-イルメタノール29mgを使用して、標記化合物32mg(収率45%)を合成した。
【1347】
実施例274
チアゾール-4-イルメチル 4-((4-(2-(ビス((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエートの合成
一般的手順DDDに従い、化合物IIV1 76mgおよびチアゾール-4-イルメタノール29mgを使用して、標記化合物37mg(収率43%)を合成した。
【1348】
実施例275
ピリジン-3-イルメチル 4-((4-(2-(ビス((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエートの合成
一般的手順DDDに従い、化合物IIV1 76mgおよびピリジン-3-イルメタノール28mgを使用して、標記化合物30mg(収率35%)を合成した。
【1349】
実施例276
ピリジン-3-イルメチル 4-((4-(2-(ビス(3,4-ジメトキシベンジル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエートの合成
一般的手順DDDに従い、化合物IIV2 77mgおよびピリジン-3-イルメタノール28mgを使用して、標記化合物41mg(収率48%)を合成した。
【1350】
実施例277
N-(2-((4-(2-(((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)-5-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミドの合成
一般的手順DDDに従い、化合物IIU1 74mgおよびモルホリン22mgを使用して、標記化合物28mg(収率35%)を合成した。
【1351】
実施例278
N-(N,N-ジメチルスルファモイル)-N1-(4-(2-(((5-メトキシピリジン-3-イル)メチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)テレフタルアミドの合成
一般的手順DDDに従い、化合物IIU1 74mgおよびN,N-ジメチルスルファミド31mgを使用して、標記化合物33mg(収率39%)を合成した。
【1352】
実施例279
4-((4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)安息香酸(IIIB)の合成
清潔で乾燥した40mLバイアルに中間体IIIA(991g、1.5mmol、1.0当量)、THF(10.5mL)、および1.0M NaOH(4.5mL、4.5mmol、3.0当量)を加えた。混合物を室温で3~4時間攪拌し、その間、反応をLC/MSで頻繁にモニタリングして反応完了および生成物分解の両方を点検した。次に生成物を1.0M HCl(30mL)の添加により析出させ、濾過し、水で洗浄し、減圧乾燥させて中間体IIIB 498gを得て、これをさらに精製せずに使用した。
【1353】
実施例280
ピリジン-3-イルメチル 4-((4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエートの合成
一般的手順EEEに従い、化合物IIIB1 97mgおよびピリジン-3-イルメタノール38mgを使用して、標記化合物42mg(収率38%)を合成した。
【1354】
実施例281
ピリジン-4-イルメチル 4-((4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエートの合成
一般的手順EEEに従い、化合物IIIB1 97mgおよびピリジン-4-イルメタノール38mgを使用して、標記化合物46mg(収率41%)を合成した。
【1355】
実施例282
チアゾール-5-イルメチル 4-((4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエートの合成
一般的手順EEEに従い、化合物IIIB1 97mgおよびチアゾール-5-イルメタノール40mgを使用して、標記化合物44mg(収率39%)を合成した。
【1356】
実施例283
3-(1H-イミダゾール-1-イル)プロピル 4-((4-(2-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)エチル)フェニル)カルバモイル)-3-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンゾエートの合成
一般的手順EEEに従い、化合物IIIB1 97mgおよび3-(1H-イミダゾール-1-イル)プロパン-1-オール44mgを使用して、標記化合物40mg(収率35%)を合成した。
【1357】
実施例284
tert-ブチル (4-(4,5-ジメトキシ-2-(4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド)ベンズアミド)フェネチル)((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)カルバメートの合成
清潔で乾燥した40mLバイアルにN-(4,5-ジメトキシ-2-((4-(2-(((1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メチル)アミノ)エチル)フェニル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4H-クロメン-2-カルボキサミド(63mg、0.15mmol、1.0当量)、二炭酸ジ-tert-ブチル(35mg、0.16mmol、1.1当量)、およびDCM(30mL)を加えた。反応混合物にTEA(62μL、0.45mmol、0.3当量)を0℃で加え、反応混合物を終夜攪拌した。次に混合物を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(MeOH/DCM)で精製して標記化合物41mg(収率37%)を得た。
【1358】
実施例285
P-糖タンパク質阻害活性の決定
ヒト子宮肉腫細胞株MES-SAに由来するP-糖タンパク質過剰発現細胞株(すなわちMES-SA/DX5細胞(ATCC))を、96ウェルプレートに、各ウェル中細胞6,500個/培地(McCoy's 5A + 10% FBS)100μLで播種し、漸増濃度のドキソルビシンに対して段階的曝露した。細胞を37℃、5% CO2で終夜インキュベートした。化合物を別の96ウェルプレート中で希釈して最終濃度の11倍を得た(最終化合物濃度を0nM、5nM、20nM、80nM、320nM、および1280nMとし、最終ドセタキセル濃度を100nMとし、または最終パクリタキセル濃度を200nMとした)。DMSOを陰性対照として使用し、公知のP-糖タンパク質阻害剤であるエンセキダールメタンスルホン酸一水和物(HM30181A)を陽性対照として使用した。11倍希釈液10μLを適切なウェルに加えた。P-糖タンパク質阻害ウェルは化合物 + ドセタキセル(または化合物 + パクリタキセル)を含んだ。化合物毒性ウェルは1280nMの化合物 + 10μLの培地を含んだ。処理細胞を37℃、5% CO2で3日間インキュベートした。
【1359】
3つのウェルの細胞のT0値(化合物処理時の出発細胞数を反映する)を、以下に記載の段階1~4を行うことで決定した。
1. MTT(PBS中5mg/mL)10μLを各ウェルに加え、37℃、5% CO2で1.5時間インキュベートした。
2. 培地を取り除き、DMSO 100μLを各ウェルに加えた。
3. すべての紫色MTTホルマザン結晶が溶解するまでプレートを穏やかに振盪した。次にマイクロプレートリーダーを使用してOD540を測定した。
4. 細胞増殖パーセントを下記式により計算した:
細胞増殖パーセント = (T-T0)/(C-T0) x 100%
式中、Tは化合物に曝露した試験ウェルのODであり; Cは化合物処理のない対照ウェルのODであり; T0はゼロ時点のODである。細胞増殖阻害曲線およびEC50(P-糖タンパク質阻害の尺度)を、GraphPad Prismソフトウェア(v6.0)を使用してデータを非線形回帰モデルにフィッティングすることで得た。
【1360】
実施例286
CYP3A4阻害活性の決定
試験化合物、DMSO(陰性対照)、およびケトコナゾール(陽性対照)を水中で最終濃度の4倍に希釈した。標準的な最終化合物濃度を37nM、111nM、333nM、1000nM、および3000nMとした。化合物希釈液12.5μLを白色96ウェルプレートに移した。1450μL(プレート全体に十分な量)の4倍アッセイ緩衝液(400mMリン酸カリウム緩衝液(1Mリン酸カリウム緩衝液10mL: 1M K2HPO4 8.02mL + 1M KH2PO4 1.98mL(H2O 10mL中K2HPO4 1.4g + KH2PO4 0.27g))、32μMルシフェリン-IPA(Promega V9002)、1M K3PO4緩衝液580μl、H2O 870μL、3mMルシフェリン-IPA 14μL、およびヒト肝ミクロソーム(Sigma M0317-1VL)18μL)を作製した。4倍アッセイ緩衝液12.5μLを各ウェルに加えた。ブランク対照ウェルでは、肝ミクロソームを含まない4倍アッセイ緩衝液12.5μLを加えた。プレートを室温で15分間インキュベートした。NADPH緩衝液2.75mLを以下のように作製した: H2O 2.42mL、溶液A 275μLおよび溶液B 55μL(NADPH再生系、Promega V9510)。この緩衝液25μLを各ウェルに加えた。プレートを37℃で11分間インキュベートした。ルシフェリン検出試薬(Promega V9002)50μLを加え、プレートを室温で5分間インキュベートした。プレートをルミノメーターで読み取った。
【1361】
用量反応曲線およびIC50を、GraphPad Prismソフトウェア(v6.0)を使用してデータを非線形回帰モデルにフィッティングすることで得た。
【1362】
表Aに示すEC50またはIC50値について、「A」は100nM未満のEC50またはIC50を意味し; 「B」は100nM~250nMの範囲のEC50またはIC50を意味し; 「C」は250nM~500nMの範囲のEC50またはIC50を意味し; 「D」は500nM~1000nMの範囲のEC50またはIC50を意味し; 「E」は1000nM超のEC50またはIC50を意味し; 「Nd」は未決定を意味する。
【1363】
(表A)
【1364】
実施例287
マウスにおけるドセタキセルの経口吸収
本開示の化合物のインビボ活性を以下のように行った。
【1365】
18匹の7~9週齢CD-1マウスを、薬物投与前に水を自由に摂取させながら終夜絶食させ、投与4時間後に摂食させた。マウスを各3~5匹のラットの4つの群に分けた。
【1366】
表Bに見られるように、4つすべての試験群に経口投与した。
【1367】
(表B)化合物の投与量および製剤化
【1368】
血液試料(約30~50μL)を、各マウスの末梢静脈を通じて、対照群(項目1、表C)ではドセタキセル投与の、前(0)ならびに0.25時間後、0.5時間後、1時間後、2時間後、4時間後、および8時間後に、残りの群(項目2~4、表C)ではドセタキセル投与の、0.25時間後、0.5時間後、1時間後、2時間後、4時間後、および8時間後に得た。血液試料を抗凝固剤としてのEDTA-K2で処理し、遠心分離まで氷上に置いた。各血液試料を血漿採取から0.5時間以内に4℃、3000gで15分間遠心分離した。血漿試料20μLのアリコートをIS(内部標準)溶液(アセトニトリル中100ng/mLラベタロール + 100ng/mLトルブタミド、1:1)100μLでタンパク質沈殿させ、混合物をボルテックス混合し、4000rpm、4℃で15分間遠心分離した。試料80μLのアリコートを試料プレートに移し、水80μLと混合した後、プレートを800rpmで10分間振盪した。次に上清1~10μLをLC-MS/MS分析のために以下の条件で注入した:
機器: LCMS 6500;
MS条件: ESI、ポジティブ;
カラム: Waters ACQUITY UPLC BEH C18 2.1x50mm、1.7μm;
移動相A: 水中0.1%ギ酸; および
移動相B: アセトニトリル中0.1%ギ酸。
【1369】
(表C)経口ドセタキセルの薬物動態パラメータ
1 血漿中濃度の曲線下面積
2 最大血漿中濃度の時点
3 最大血漿中濃度
【1370】
本開示の化合物(例えば化合物48および化合物16)は、経口投与ドセタキセルの全身バイオアベイラビリティを、阻害剤がない場合に比べてそれぞれ5倍および6.5倍増加させ、一方、エンセキダールメタンスルホン酸一水和物では、ドセタキセルの全身バイオアベイラビリティの3.4倍の増加が見られた。
【1371】
等価物
本発明の1つまたは複数の態様の詳細が上記の添付明細書に記載されている。本明細書に記載のものと類似または等価である任意の方法および材料を本開示の実施および試験において使用することができるが、好ましい方法および材料は先ほど記載した通りである。本開示の他の特徴、目的、および利点は、本明細書および特許請求の範囲から明らかであろう。本明細書および添付の特許請求の範囲においては、文脈上別途明らかな指示がない限り、単数形は複数の参照対象を含む。別途定義がない限り、本明細書において使用されるすべての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者が通常理解するものと同じ意味を有する。本明細書において引用されるすべての特許および刊行物は参照により組み入れられる。
【1372】
上記明細書は、例示目的でのみ提示されているものであり、開示される正確な形態に本発明を限定するようには意図されておらず、むしろ、本明細書に添付される特許請求の範囲によって本発明を限定するように意図されている。
【国際調査報告】