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特表2023-546467調整可能なオプティックを含むアップライティングを有する照明デバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-02
(54)【発明の名称】調整可能なオプティックを含むアップライティングを有する照明デバイス
(51)【国際特許分類】
   F21S 8/04 20060101AFI20231026BHJP
   F21V 5/04 20060101ALI20231026BHJP
   F21V 7/05 20060101ALI20231026BHJP
   F21V 7/09 20060101ALI20231026BHJP
   F21V 11/02 20060101ALI20231026BHJP
   F21V 13/12 20060101ALI20231026BHJP
   F21V 5/08 20060101ALI20231026BHJP
   F21V 5/00 20180101ALI20231026BHJP
   G02B 3/06 20060101ALI20231026BHJP
   G02B 3/08 20060101ALI20231026BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20231026BHJP
【FI】
F21S8/04 100
F21V5/04 500
F21V5/04 600
F21V7/05
F21V7/09
F21V11/02
F21V13/12 100
F21V5/08
F21V5/00 510
G02B3/06
G02B3/08
F21Y115:10
F21Y115:10 500
F21Y115:10 300
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023524553
(86)(22)【出願日】2021-10-20
(85)【翻訳文提出日】2023-06-19
(86)【国際出願番号】 EP2021079051
(87)【国際公開番号】W WO2022084375
(87)【国際公開日】2022-04-28
(31)【優先権主張番号】63/105,155
(32)【優先日】2020-10-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】20204554.8
(32)【優先日】2020-10-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516043960
【氏名又は名称】シグニファイ ホールディング ビー ヴィ
【氏名又は名称原語表記】SIGNIFY HOLDING B.V.
【住所又は居所原語表記】High Tech Campus 48,5656 AE Eindhoven,The Netherlands
(74)【代理人】
【識別番号】100163821
【弁理士】
【氏名又は名称】柴田 沙希子
(72)【発明者】
【氏名】チェン リン
(57)【要約】
照明デバイスは、放射経路の範囲に沿って光を発する複数の光源を含むことができる。照明デバイスはまた、放射経路の範囲の第1の部分における第1の側部内面の少なくとも一部に近接して配置される反射構成要素を含むことができ、放射経路の範囲の第1の部分における光は、反射構成要素から反射する。照明デバイスはさらに、反射構成要素に隣接する光学的特徴を有するハウジングを含むことができ、放射経路の範囲の第1の部分における光は、反射構成要素から反射した後、光学的特徴を通って周囲環境の第1の部分に入る。反射構成要素は、放射経路の範囲の第2の部分が周囲環境の第2の部分に通過する開口部に隣接することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャビティを形成する複数の壁を含むハウジングであって、前記複数の壁は、光学的特徴を含む、ハウジングと、
前記キャビティ内に放射経路の範囲に沿って光を発する複数の光源であって、前記光の前記放射経路の範囲は、第1の部分及び第2の部分を含む、複数の光源と、
前記ハウジングの中間壁に近接して前記キャビティ内で前記複数の光源の少なくとも1つを少なくとも部分的に囲む少なくとも1つの調整可能な光学デバイスであって、前記少なくとも1つの調整可能な光学デバイスは、所定の配光を提供する調整可能な光学デバイスを形成するように結合される2つ以上のオプティック/レンズ部を含む、少なくとも1つの調整可能な光学デバイスと、
を含む、照明デバイス。
【請求項2】
当該照明デバイスは、
前記光の前記放射経路の範囲の前記第1の部分内で前記キャビティ内の第1のロケーションに配置される反射構成要素であって、前記放射経路の範囲の前記第1の部分における光は、前記反射構成要素から反射して前記光学的特徴に向かい、その後前記光学的特徴を通って周囲環境の第1の部分に入り、
前記放射経路の範囲の前記第2の部分における光は、前記キャビティ内の第2のロケーションにおける開口部を通って前記周囲環境の第2の部分に入り、前記周囲環境の前記第1の部分は、前記周囲環境の前記第2の部分に対して高くにある、反射構成要素と、
前記キャビティ内の第3のロケーションに配置される追加の反射構成要素であって、前記放射経路の範囲の第3の部分における光は、前記追加の反射構成要素から反射する、追加の反射構成要素と、
を含む、請求項1に記載の照明デバイス。
【請求項3】
前記ハウジングは、前記追加の反射構成要素に隣接する追加の光学的特徴を含み、前記放射経路の範囲の前記第3の部分における光は、前記追加の反射構成要素から反射した後、前記追加の光学的特徴を通って前記周囲環境の第3の部分に入り、前記周囲環境の前記第3の部分は、前記周囲環境の前記第2の部分に対して高くにある、請求項2に記載の照明デバイス。
【請求項4】
当該照明デバイスは、
前記キャビティ内の第2のロケーションにおける前記開口部に配置される複数のルーバであって、前記放射経路の範囲の前記第2の部分における光は、前記複数のルーバの周りを通って前記周囲環境の前記第2の部分に入る、複数のルーバ、
を含む、請求項2に記載の照明デバイス。
【請求項5】
前記反射構成要素は、前記複数のルーバのうちの少なくとも1つのルーバの頂面に対して第1の角度で配置される、請求項4に記載の照明デバイス。
【請求項6】
当該照明デバイスは、
前記キャビティ内で第3のロケーションに配置される追加の反射構成要素であって、前記追加の反射構成要素は、前記放射経路の範囲の第3の部分内にあり、前記放射経路の範囲の前記第3の部分における光は、前記追加の反射構成要素から反射する、追加の反射構成要素、
を含む、請求項5に記載の照明デバイス。
【請求項7】
前記ハウジングは、追加の光学的特徴を含み、前記放射経路の範囲の前記第3の部分における光は、前記追加の反射構成要素から反射した後、前記追加の光学的特徴を通って前記周囲環境の第3の部分に入り、前記周囲環境の前記第3の部分は、前記周囲環境の前記第2の部分に対して高くにある、請求項6に記載の照明デバイス。
【請求項8】
前記光学的特徴及び前記追加の光学的特徴は、互いに対して実質的に同様の特性を有する、請求項7に記載の照明デバイス。
【請求項9】
前記ハウジングは、前記反射構成要素及び前記複数のルーバを固定する第1のエンドキャップを含む、請求項4に記載の照明デバイス。
【請求項10】
前記周囲環境の前記第1の部分は、前記ハウジングに対して高くにある、請求項2に記載の照明デバイス。
【請求項11】
前記光学的特徴は、ハウジング壁に配置されるクリアレンズである、請求項1に記載の照明デバイス。
【請求項12】
前記光学的特徴は、前記ハウジングのハウジング壁における開口部である、請求項1に記載の照明デバイス。
【請求項13】
前記少なくとも1つの調整可能な光学デバイスは、(1)第1のオプティック/レンズ部が、第2のオプティック/レンズ部が挿入されるキャビティを有すること、(2)頂部を有する第1のオプティック/レンズ部及び前記第1のオプティック/レンズ部の前記頂部に結合される第2のオプティック/レンズ部、(3)第1のオプティック/レンズ部及び前記第1のオプティック/レンズ部を覆う第2のオプティック/レンズ部、(4)第1のサイドレンズ部が、第2のサイドレンズ部と嵌合すること、のうちの1つ以上を含む、請求項1に記載の照明デバイス。
【請求項14】
前記2つ以上のオプティック/レンズ部のそれぞれは、異なる曲率、曲率半径、光軸、溝、及び厚さを含む1つ以上の特性を有する、請求項1に記載の照明デバイス。
【請求項15】
調整可能な光学デバイス又はオプティック/レンズ部は、両凸、平凸、正メニスカス、負メニスカス、平凹、両凹、非球面、複合、フレネル、レンチキュラ、2焦点、屈折率分布、アキシコンのレンズタイプのうちの1つ以上である、請求項1に記載の照明デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、照明デバイスに関し、とりわけ、調整可能なオプティックを含むアップライティングを有する照明デバイスのためのシステム、方法、及びデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
リニアライトフィクスチャ等、多くの異なるタイプの照明デバイスは、ダウンライティングのためにルーバ、その他の光学的特徴を使用する、及び/又は光学的特徴を使用しない。このような照明デバイスは、典型的には、構造物と照明デバイスとの間に物理的分離があるように、ある距離だけある構造物(例えば、天井、オーバーハング、梁)から吊り下げられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このような照明デバイスが構造物から吊り下げられる結果、ダウンライティングだけでなくアップライティングも提供する機会がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
一般に、一態様において、本開示は、キャビティを形成する複数の壁を有するハウジングを含み、壁は光学的特徴(optical feature)を含む、照明デバイスに関する。照明デバイスはまた、キャビティ内に放射経路の範囲(range of radiation paths)に沿って光を発する複数の光源であって、放射経路の範囲は、第1の部分及び第2の部分を含む、複数の光源を含むことができる。照明デバイスはさらに、キャビティ内で第1のロケーションに配置される複数のルーバであって、第1のロケーションは、放射経路の範囲の第1の部分内にあり、放射経路の範囲の第1の部分における光は、ルーバの周りを通って周囲環境の第1の部分に入る、複数のルーバを含むことができる。照明デバイスはまた、キャビティ内で第2のロケーションに配置される反射構成要素であって、第2のロケーションは、放射経路の範囲の第2の部分内にあり、放射経路の範囲の第2の部分における光は、反射構成要素から反射する、反射構成要素を含むことができる。照明デバイスはまた、複数の光源を少なくとも部分的に囲む複数の調整可能な光学デバイス(adjustable optical device)であって、複数の調整可能な光学デバイスは、所定の配光を提供する複数の調整可能な光学デバイスを形成するように結合される2つ以上のオプティック/レンズ部を含む、複数の調整可能な光学デバイスを含むことができる。放射経路の範囲の第2の部分における光は、反射構成要素から反射した後、光学的特徴を通って周囲環境の第2の部分に入ることができる。周囲環境の第2の部分は、周囲環境の第1の部分に対して高くにある(elevated)ことができる。
【0005】
別の態様において、本開示は、キャビティを形成する複数の壁を有するハウジングを含み、壁は光学的特徴を含む、照明デバイスに関する。照明デバイスはまた、キャビティ内に放射経路の範囲に沿って光を発する複数の光源であって、光の放射経路の範囲は、第1の部分及び第2の部分を含む、複数の光源を含むことができる。照明デバイスはさらに、光の放射経路の範囲の第1の部分内でキャビティ内の第1のロケーションに配置される反射構成要素であって、放射経路の範囲の第1の部分における光は、反射構成要素から反射して光学的特徴に向かい、その後光学的特徴を通って周囲環境の第1の部分に入る、反射構成要素を含むことができる。放射経路の範囲の第2の部分における光は、キャビティ内の第2のロケーションにおける開口部を通って周囲環境の第2の部分に入ることができる。周囲環境の第1の部分は、周囲環境の第2の部分に対して高くにあることができる。
【0006】
さらに別の態様において、本開示は、照明デバイスのためのアップライトアセンブリ(uplight assembly)であって、アップライトアセンブリは、照明デバイスのハウジングと統合される光学的特徴を含むことができる、アップライトアセンブリに関する。アップライトアセンブリはまた、照明デバイスのハウジングによって形成されるキャビティ内であるロケーションに配置される反射構成要素であって、該ロケーションは、ハウジングの側部内面付近である、反射構成要素を含むことができる。反射構成要素は、光学的特徴に対して鋭角に位置付けられることができる。反射構成要素は、ハウジングのキャビティ内の第2のロケーションにおける開口部に隣接して配置されるように構成されることができ、照明デバイスの光源によって発せられる光の一部は、開口部を通って周囲環境の第1の部分に入る。反射構成要素は、照明デバイスの光源によって発せられる光の残りの少なくとも一部を反射するように構成されることができる。光学的特徴は、光の残りの少なくとも一部が、光学的特徴を通って周囲環境の第2の部分に入ることができるように構成され、周囲環境の第2の部分は、周囲環境の第1の部分に対して高くにあることができる。
【0007】
これらの及び他の態様、目的、特徴及び実施形態は、以下の説明及び添付の特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図面は、例示的な実施形態を示しているにすぎず、それゆえ、例示的な実施形態は他の同様に有効な実施形態を認めることができるので、範囲を限定するものと考えられるべきではない。図面に示される要素及び特徴は、必ずしも縮尺通りではなく、代わりに、例示的な実施形態の原理を明確に例示することに重点が置かれている。さらに、ビーム調整可能なオプティックは、所望の光学効果、例えば、ワイドビーム、ナロービーム、スキュービーム(skewed beam)等を提供するために使用される。さらに、特定の寸法又は位置は、そのような原理を視覚的に伝えるのに役立つように誇張されている場合がある。図面において、参照数字は、類似又は対応するが、必ずしも同一ではない要素を示す。
図1図1A~1Cは、ある例示的な実施形態による照明デバイスの様々な図を示す。
図2図2は、図1A~1Cの照明デバイスの光源の放射経路の範囲を示す。
図3図3は、ある例示的な実施形態による別の照明デバイスを示す。
図4図4は、ある例示的な実施形態によるさらに別の照明デバイスを示す。
図5図5は、ある例示的な実施形態によるまた別の照明デバイスを示す。
図6図6は、ある例示的な実施形態によるビーム調整可能なオプティックを示す。
図7図7は、ある例示的な実施形態によるビーム調整可能なオプティックを示す。
図8図8は、ある例示的な実施形態によるビーム調整可能なオプティックを示す。
図9図9は、ある例示的な実施形態によるビーム調整可能なオプティックを示す。
図10図10は、ある例示的な実施形態によるビーム調整可能なオプティックを示す。
図11図11は、ある例示的な実施形態によるビーム調整可能なオプティックを示す。
図12図12は、ある例示的な実施形態によるビーム調整可能なオプティックを示す。
図13図13は、ある例示的な実施形態によるビーム調整可能なオプティックを示す。
図14図14は、ある例示的な実施形態によるビーム調整可能なオプティックを示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
一般に、例示的な実施形態は、アップライティングを有する照明デバイスのためのシステム、方法、及びデバイスを提供する。例示的な実施形態は、多くの利点を提供することができる。斯かる利点には、照明デバイスのより効率的且つ効果的な配光、メンテナンスの容易さ、より小さなフットプリント、及び柔軟な機能が含まれ得るが、これらに限定されるものではない。例示的な実施形態は、新しい照明デバイス(例えば、照明器具、ライトフィクスチャ)で使用されることができ、又は既存の照明デバイスで後付けすることができる。本明細書で論じられるアップライティングを有する例示的な照明デバイスは、リニアライトフィクスチャ、トロファライトフィクスチャ、及び円形ライトフィクスチャが含まれるがこれらに限定されるものではない、多くの異なるタイプの照明デバイスのいずれかで使用されることができる。本明細書で論じられる照明デバイスは、全般照明を提供する。アップライティングを有する照明デバイスは、多くの環境のうちの任意の1つ以上に位置することができる。斯かる環境の例には、屋内、屋外、商業、工業、教育、小売、住宅、ヘルスケアアプリケーション、オフィス空間、製造工場、浴室、クローゼット、キッチン、休憩室、倉庫、並びに温度湿度制御及び非温度湿度制御両方の、貯蔵施設が含まれ得るが、これらに限定されるものではない。
【0010】
アップライティングを有する例示的な照明デバイス(その構成要素を含む)は、照明デバイスがある基準及び/又は規制を満たすことを可能にしつつ、照明デバイス及び/又は照明デバイスの他の関連構成要素が露出され得る1つ以上の条件に照らして耐久性を維持するために、多くの適切な材料のうちの1つ以上で作られることができる。斯かる材料の例には、アルミニウム、ステンレス鋼、グラスファイバ、ガラス、プラスチック、セラミック、及びゴムが含まれ得るが、これらに限定されるものではない。加えて、又は代替的に、アップライティングを有する例示的な照明デバイスの1つ以上の構成要素は、特殊コーティング(例えば、反射性コーティング)を有することができる。
【0011】
本明細書で述べられる、例示的な照明デバイス、又はその一部は、(モールド、射出成形、ダイキャスト、又は押出工程から等)単一ピースから作られることができる。加えて、又は代替的に、例示的な照明デバイス(又はその構成要素)は、互いに機械的に結合される複数のピースから作られることができる。このような場合、複数のピースは、限定されるものではないが、エポキシ、溶接、締結デバイス(fastening device)、圧縮嵌め(compression fitting)、メイティングスレッド(mating thread)、スナップ嵌め(snap fitting)、及びスロット嵌め(slotted fitting)を含む、多くの結合方法のうちの1つ以上を使用して互いに機械的に結合されることができる。互いに機械的に結合される1つ以上のピースは、限定されるものではないが、固定的に、ヒンジ式に、取り外し可能に、スライド可能に、及びネジ式にを含む、多くの方法のうちの1つ以上で互いに結合されることができる。
【0012】
本明細書で述べられる構成要素及び/又は機能は、結合、締結、固定、当接、連通、又は他の類似の用語として述べられる要素を含むことができる。斯かる用語は、単に構成要素又はデバイス内の様々な要素及び/又は機能を区別することを意味しており、当該特定の要素及び/又は機能の能力又は作用を制限することを意味するものではない。例えば、「結合機能」として述べられる機能は、物理的な結合とは別に、固定、締結、当接、及び/又は他の役割を果たすことができる。
【0013】
本明細書で述べられる(相補的な結合機能を含む)結合機能は、例示的な照明デバイスの1つ以上の構成要素及び/又は部分が、直接的又は間接的に、照明デバイスの別の構成要素に結合されることを可能にすることができる。結合機能には、クランプ、ヒンジの一部、開口、凹部、突部、ホール、スロット、タブ、デテント、及びメイティングスレッドが含まれ得るが、これらに限定されるものではない。例示的な照明デバイスのある部分は、1つ以上の結合機能の直接使用により照明デバイスの別の構成要素に結合されることができる。
【0014】
加えて、又は代替的に、例示的な照明デバイスの一部分は、照明デバイスの構成要素上に配置される1つ以上の結合機能と相互作用する1つ以上の個別のデバイスを使用して照明デバイスの別の構成要素に結合されることができる。斯かるデバイスの例には、ピン、ヒンジ、締結デバイス(例えば、ボルト、ネジ、リベット)、エポキシ、接着剤、粘着剤、及びバネが含まれ得るが、これらに限定されるものではない。本明細書で述べられるある結合機能は、本明細書で述べられる1つ以上の他の結合機能と同じものであってもよく、又は異なるものであってもよい。本明細書で述べられる相補的な結合機能は、別の結合機能と直接的又は間接的に機械的に結合する結合機能であり得る。
【0015】
アップライティングを有する照明デバイスの例示的な実施形態を示す前述の図において、示される構成要素のうちの1つ以上は省略され、繰り返され、及び/又は置換されてもよい。したがって、アップライティングを有する照明デバイスの例示的な実施形態は、いずれかの図に示される構成要素の特定の構成に限定されると考えられるべきではない。例えば、1つ以上の図に示される、又は1つの実施形態に関して述べられる特徴は、異なる図又は記述に関連する別の実施形態に適用されることができる。
【0016】
ある例示的な実施形態では、本明細書で述べられる照明デバイスは、ある規格及び/又は要件を満たすことが条件となる。例えば、全米電気工業規格(NEC:National Electric Code)、全米電気工業会(NEMA:National Electrical Manufacturers Association)、国際電気標準会議(IEC:International Electrotechnical Commission)、連邦通信委員会(FCC:Federal Communication Commission)、環境保護庁(EPA:Environmental Protection Agency)のエネルギースタープログラム(Energy Star program)、デザインライトコンソーシアム(DLC:DesignLights Consortium)、アンダーライターズラボラトリーズ(UL:Underwriters Laboratories)、及び電気電子技術者協会(IEEE:Institute of Electrical and Electronics Engineers)は、電気的エンクロージャ、配線、及び電気的接続に関する規格を定めている。本明細書で述べられる例示的な実施形態の使用は、必要に応じて斯かる規格を満たす(及び/又は照明デバイスが斯かる規格を満たすことを可能にする)。
【0017】
図の構成要素が述べられているが、当該図に明示的に示されていない又はラベル付けされていない場合、別の図の対応する構成要素に使用されているラベルは、当該構成要素に類推されることができる。逆に、図の構成要素がラベル付けされているが、述べられていない場合、斯かる構成要素のための記述は、別の図の対応する構成要素のための記述と実質的に同じであり得る。図の様々な構成要素のための番号付けスキームは、各構成要素が3桁の数字であり、他の図の対応する構成要素は、同一の最後の2桁を有するようなものである。
【0018】
さらに、(例えば、図に示されているような)特定の実施形態が特定の特徴又は構成要素を有していないことの言及は、明示的に言及されていない限り、斯かる実施形態が斯かる特徴又は構成要素を有することができないことを意味するものではない。例えば、現在又は将来の請求項の目的のために、1つ以上の特定の図面に示される例示的な実施形態には含まれていないように述べられている特徴又は構成要素は、斯かる1つ以上の特定の図面に対応する1つ以上の請求項に含まれることが可能である。
【0019】
以下、アップライティングを有する照明デバイスの例示的な実施形態が、アップライティングを有する照明デバイスの例示的な実施形態が示されている、添付の図面を参照してより完全に述べられる。しかしながら、アップライティングを有する照明デバイスは、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本明細書で述べられる例示的な実施形態に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの例示的な実施形態は、本開示が完全なもの(thorough and complete)となるように提供され、アップライティングを有する照明デバイスの範囲を当業者に十分に伝えるであろう。種々の図中の類似した、しかしながら必ずしも同じではない要素(構成要素と呼ばれることもある)は、整合性のために、類似した参照数字で示されている。
【0020】
「第1」、「第2」、「上」、「下」、「内側」、「外側」、「遠位」、「近位」、「端」、「頂」、「底」、「側」、「前」、「後」、及び「内」等の用語は、ある構成要素(又は構成要素の一部又は構成要素の状態)を別の構成要素から単に区別するために使用される。斯かる用語は、好み又は特定の向きを示すことを意味するものではない。斯かる用語は、アップライティングを有する照明デバイスの実施形態を限定することを意味するものではない。例示的な実施形態の以下の詳細な説明では、本発明のより完全な理解を提供するために、多数の特定の詳細が述べられている。しかしながら、これらの特定の詳細なしに本発明が実施されてもよいことは、当業者には明らかであろう。他の例では、不必要に説明を複雑にすることを避けるために、よく知られた特徴は詳細に述べられていない。
【0021】
図1A~1Cは、ある例示的な実施形態による照明デバイス100の様々な図を示している。具体的には、図1Aは、照明デバイス100の上面正面側面等角図(top-front-side isometric view)を示している。図1Bは、エンドキャップ110のうちの1つ(具体的には、エンドキャップ110-1)がない照明デバイス100の正面図を示している。図1Cは、照明デバイス100の断面側面図を示している。図1A~1Cの照明デバイス100は、複数の部分を含むリニアライトフィクスチャ(linear light fixture)の形態である。例えば、図1A~1Cの照明デバイス100は、頂壁106、2つの側壁108(側壁108-1及び側壁108-2)、中間壁109、2つのエンドキャップ110(エンドキャップ110-1及びエンドキャップ110-2)、及び任意選択的に2つの底壁107(底壁107-1及び底壁107-2)有するハウジング105を含む。ハウジング105のこれらの壁のすべては、本明細書においてハウジング壁を有すると称されることができる。
【0022】
照明デバイス100は、周囲環境140に配置される。とりわけ、周囲環境140は、照明デバイス100の異なる構成要素に隣接する複数の部分を有する。この場合、周囲環境部分140-1は、任意選択的なルーバ150の底面152に隣接して配置され、周囲環境部分140-2は、光学的特徴120-1に隣接して配置され、周囲環境部分140-3は、光学的特徴120-2に隣接して配置される。この場合、周囲環境部分140-2及び周囲環境部分140-3は、周囲環境部分140-1に対して高くにある。
【0023】
ある例示的な実施形態では、照明デバイス100は、ハウジング105の1つ以上の部分と統合される1つ以上の光学的特徴120を含む。光学的特徴120の例には、ディフューザ、プリズムレンズ、ポリカーボネートレンズ、及びハウジングの1つ以上の壁(例えば、側壁108)の遮られない開口部(unobstructed opening)が含まれ得るが、これらに限定されるものではない。この場合、2つの光学的特徴120がある。光学的特徴120-1は、ハウジング105の側壁108-1と(ハウジング105の中間壁109から始まる)その遠位半部で統合され、光学的特徴120-2は、ハウジング105の側壁108-2とその遠位半部で統合されている。代替的な実施形態では、ハウジング105は、ハウジング105と統合される1つの光学的特徴120のみ、又は3つ以上の光学的特徴120を有することができる。
【0024】
この場合、底壁107は、光学的特徴120及びルーバ150を固定するのを助けるために使用される。具体的には、底壁107-1は、(例えば、1つ以上の結合機能(例えば、クリップ、リセス、スロット、デテント、締結デバイス)を用いて)光学的特徴120-1の底端及びルーバ150の少なくとも1つの表面(例えば、垂直側面153-1、底面152)を固定するために使用される。同様に、底壁107-2は、光学的特徴120-2の底端及びルーバ150の少なくとも1つの表面(例えば、垂直側面153-2、底面152)を固定するために使用される。さらに、エンドキャップ110-1は、(例えば、1つ以上の結合機能(例えば、クリップ、リセス、スロット、デテント、締結デバイス)を用いて)光学的特徴120-1及び光学的特徴120-2の端部を固定するのを助けるために使用されることができる。同様に、エンドキャップ110-2は、光学的特徴120-1及び光学的特徴120-2の反対側の端部を固定するのを助けるために使用される。
【0025】
この場合、光学的特徴120-1及び光学的特徴120-2は、ハウジング105の全長に沿って連続する。代替的な実施形態では、1つ以上の光学的特徴120は、斯かる光学的特徴120が統合されるハウジング105の壁(例えば、側壁108-1)の全長及び幅よりも小さい長さ及び/又は幅を有することができる。さらに、この場合の光学的特徴120-1及び光学的特徴120-2は、それぞれ、側壁108-1及び側壁108-2の厚さよりも大きな厚さを有する。上から見ると、光学的特徴120は、(この場合のように)矩形、円、楕円、三角形、六角形、及びランダムな形状が含まれるがこれらに限定されることはない、多くの形状のうちのいずれかを有することができる。
【0026】
この場合、光学的特徴120-1及び光学的特徴120-2は各々、その長さ、幅、及び高さに沿って平面的である。代替的な実施形態では、光学的特徴120は、その寸法の1つ以上において非平面的である(例えば、曲率を有する、その長さ、幅、及び/又は高さに沿って可変厚さを有する)ことができる。各光学的特徴120は、光源170によって発せられる光が通ることを可能にするように構成される。光学的特徴120は、光を(部分的に)反射する及び/又は光を屈折させることができる。光学的特徴120は、クリア(clear)、半透明(translucent)、半透明(semi-transparent)であることができ、及び/又は何らかの他のタイプの光透過特性を有することができる。光学的特徴120は、その長さ、幅、及び/又は高さに沿って、均一な又は可変の特徴(例えば、スペックリング(speckling)、エッチング(etching)、特徴の欠如、屈折要素、カラーリング(coloring))を有することができる。
【0027】
ハウジング105の側壁108、頂壁106、中間壁109、及びエンドキャップ110は、照明デバイス100の1つ以上の構成要素(例えば、ドライバ、バッテリ、コントローラ、センサデバイス)が収容されることができる、エンクローズドキャビティ(enclosed cavity)160を形成する。場合によっては、以下の図3に示されるように、キャビティ160及びキャビティ160を形成するために使用される壁の少なくとも一部は、ハウジング105から排除されることができる。ハウジング105はまた、(少なくとも底部において)開放型(open-ended)であり、複数の部分(例えば、キャビティ部分190-1、キャビティ部分190-2、キャビティ部分190-3)を有する別のキャビティ190を含むことができる。
【0028】
1つ以上の光源170が、ハウジング105の中間壁109の底面に配置される(したがって、キャビティ190内に配置される)ことができる。この場合、光源170の4つの別個の列があり、各列は、複数の光源170を有する。代替的な実施形態では、光源170は、多くの他の構成(例えば、同心円、ランダム、複数のクラスター化されたグループ)のいずれかで配置されることができる。光源170は、発光ダイオード(LED)、白熱電球、蛍光灯、及びハロゲン電球が含まれるがこれらに限定されることはない、多くの異なる照明技術のうちのいずれかを使用することができる。光源170がLEDである場合、光源170は、チップオンボード及び表面実装ダイオードが含まれるがこれらに限定されることはない、任意のタイプのLED技術を利用することができる。
【0029】
任意選択的に、照明デバイス100は、1つ以上の光学デバイス180を含むことができる。この場合、光源170の各列に対して1つ、キャビティ190内に位置する4つの光学デバイス180がある。これらの光学デバイス180は、ハウジング105の中間壁109の底面に対して又はその近くに配置され、光源170によって発せられる実質的にすべての光が光学デバイス180を通るように、光源170を少なくとも部分的に囲む。照明デバイス100が1つ以上の光学デバイス180を含む場合、光源170によって発せられる光は、キャビティ190を出る前に、キャビティ190内で屈折及び/又は他のやり方で操作される(例えば、色を変える)ことができる。任意選択的な光学デバイス180がない場合、光源170によって発せられる光は、(本明細書では反射構成要素130とも呼ばれる)リフレクタ130、光学的特徴120、及び/又はルーバ150に到達する前に、操作なく(without manipulation)キャビティ190内を進む。
【0030】
この場合、キャビティ190の底部(開放端)に配置される、キャビティ190のキャビティ部分190-1に配置される複数のルーバ150がある。1つのルーバ150は、他のルーバ150の1つ以上と同じように、又は異なるように構成されることができる(例えば、長さ、高さ、厚さ、断面形状、向き、材質、透光性、テクスチャ(texture)、色)。また、隣接するルーバ150間の間隔(例えば、1インチ、2センチメートル)は、全体にわたって均一、又は可変であることができる。ルーバ150の1つ以上は、固定、調整可能、及び/又は交換可能であることができる。この場合、ルーバ150のすべては、互いに対して同一に構成され、互いに平行に配置され、キャビティ部分190-1内に固定されている。
【0031】
図1A~1Cの各ルーバ150は、平面的であり互いに平行である頂面151及び底面152を有する。各ルーバ150の底面152は、ルーバ150の頂面151の長さと比較して大きな長さを有する。各ルーバ150の頂面151は、ルーバ150の底面152に対して垂直方向に中心付けられる(vertically centered)。ルーバ150の底面152の両端から上方に延びる小さな垂直側面153があり、垂直側面153-1は、底面152の一端から上方に延び、垂直側面153-2は、底面152の他端から上方に延びる。また、各垂直側面153の頂部から頂面151の端部まで延びる斜め側面154がある。この場合、斜め側面154-1は、垂直側面153-1の頂部から頂面151の一方の端部まで延び、斜め側面154-2は、垂直側面153-2の頂部から頂面151の他方の端部まで延びている。各ルーバ150の種々の面(例えば、頂面151)は、ルーバ150の厚さが小さい場合、小さい幅を有する。
【0032】
ある例示的な実施形態では、照明デバイス100は、1つ以上の反射構成要素(reflective component)130を含む。各反射構成要素130は、当該反射構成要素に方向付けられる光の少なくとも一部を反射するように構成される。この場合、2つの反射構成要素130があり、反射構成要素130-1は、キャビティ190のキャビティ部分190-2において光学的特徴120-1の近くに位置付けられ、反射構成要素130-2は、キャビティ190のキャビティ部分190-3において光学的特徴120-2の近くに位置付けられている。場合によっては、この例のように、光学的特徴120は、ルーバ150の一部又はすべての表面(この場合、斜め側面154)上に配置されることができる。具体的には、この場合、光学的特徴120は、ルーバ150のすべての斜め側面154と合致する(当接する)。代替的に、光学的特徴120は、ルーバ150の1つ以上の近くであるが、実際に接触することなく、位置付けられることができる。
【0033】
各反射構成要素130は、光源170によって発せられる光を反射する反射性材料から作られる、及び/又は斯かる反射性材料でコーティングされることができる。この反射特性は、反射構成要素130の外面及び/又は内面の一部であることができる。場合によっては、反射構成要素130は、反射構成要素130に方向付けられるすべての光を反射する。ある他の場合では、反射構成要素130は、追加的に又は代替的に、反射構成要素130に方向付けられる光の一部が反射構成要素130を透過(例えば、屈折)し、光の残りが反射構成要素130から反射されることを可能にする材料から作られることができる。さらに別の代替案として、反射構成要素130の1つ以上の部分は、反射構成要素130に方向付けられる光が(反射を伴って又は伴わずに)通り、反射構成要素130の他の部分は反射構成要素130に方向付けられる光を反射することを可能にすることができる。
【0034】
場合によっては、光学的特徴120が物理的構成要素(すなわち、単にハウジング105の壁における開口部ではない)である場合、光学的特徴120及び関連する反射構成要素130は、単一の押出ピースの一部である、又は互いに結合される別個のピースであることができる。さらに他の代替的な実施形態では、反射構成要素130は、ハウジング105の一部との単一の押出ピースの一部である、又はハウジング105の一部に結合される別個のピースであることができる。
【0035】
さらに、各反射構成要素130は、照明デバイス100の1つ以上の他の構成要素に対するキャビティ190(又はその一部)内での特定の向きを有することができる。反射構成要素130は、ハウジング105の一部(例えば、底壁107)と一体化する(例えば、押し出し成型される)ことができる。代替的に、反射構成要素130は、ハウジング105の一部上に配置される及び/又はハウジング105の一部に結合される別個のピース(例えば、インサート(insert))であることができる。以下の図2に示されるように、各反射構成要素130の配向の目的は、光源170によって発せられる光の一部をアップライティングのために近くの光学的特徴120に向けてリダイレクトすることである。
【0036】
例えば、図1Bに示されるように、反射構成要素130-1は、ルーバ150の頂面151の延長線と角度135-1を形成し、これは、ルーバ150の頂面151及び底面152が互いに平行であるので、反射構成要素130-1とルーバ150の底面152との間の角度にも等しい。同様に、反射構成要素130-2は、ルーバ150の頂面151の延長線と角度135-2を形成し、これは、反射構成要素130-2とルーバ150の底面152との間の角度にも等しい。
【0037】
上述したような、この場合のルーバ150の特定の構成のため、角度135-1は角度135-2に等しい。代替的な実施形態では、2つの反射構成要素130がある場合、角度135-1及び角度135-2は、ルーバ150の構成、光源170の相対位置、光学デバイス180の存在及び特性、並びに反射構成要素130の構成が含まれるがこれらに限定されるものではない、任意の数の要因の1つ以上に基づいて互いに異なることができる。角度135は、固定されることができる。代替的に、角度135は、例えば、反射構成要素130とハウジング105の底壁107とを互いに結合するために使用される結合機能の構成に基づいて、調整可能であることができる。
【0038】
この例のように、照明デバイス100が複数の反射構成要素130を含む場合、1つの反射構成要素は、他の反射構成要素130の1つ以上の対応する特性と同じ、又は異なる特性(例えば、材料、コーティング、形状、サイズ、近くの光学的特徴120に対する向き、光源170に対する向き)を有することができる。この例では、反射構成要素130-1の特性は、反射構成要素130-2の対応する特性と実質的に同様である。
【0039】
各反射構成要素130は、近くの光学的特徴120に対してキャビティ190のその部分において特定の向きを有することもできる。例えば、この場合、反射構成要素130-1は、光学的特徴120-1と角度137-1を形成し、反射構成要素130-2は、光学的特徴120-2と角度137-2を形成する。当業者であれば理解できるように、他の角度が、反射構成要素130及び/又は照明デバイス100の別の構成要素(例えば、光学的特徴120)の向きを規定するために当該反射構成要素130と照明デバイス100の別の構成要素(又はその一部)との間に確立されることができる。場合によっては、角度137は、固定されることができる。代替的に、角度137は、例えば、反射構成要素130とハウジング105の底壁107とを互いに結合するために使用される結合機能の構成に基づいて、調整可能であることができる。この例では、角度137-1及び角度137-2は、反射構成要素130から反射される光が光学的特徴120を通るように方向付けられることを促すために、固定された鋭角である。
【0040】
以下の図2に示されるように、反射構成要素130とルーバ150の一部との間に形成される角度135、及び反射構成要素130と近くの光学的特徴120との間に形成される角度137は、光源170によって発せられる光の一部を、光源170によって発せられる他の光が(ダウンライティングのために)方向付けられる周囲環境部分140-1に対して(アップライティングのために)高くにある周囲環境部分(例えば、周囲環境部分140-2、周囲環境部分140-3)へ方向付けられるように方向付けるよう設計される。
【0041】
図2は、図1A~1Cの照明デバイス100の光源170の放射経路の範囲195を示している。図2は、エンドキャップ110-1がない照明デバイス100の正面図である、図1Bの一部を示している。図1A図2を参照すると、放射経路の範囲195は、側壁108-1及び光学的特徴120-1に最も近い光源170の列から発せられるように示されている。光源170の近くに配置される、光学デバイス180は、屈折特性を有さない。その結果、光学デバイス180を通って進む放射経路の範囲195は、ハウジング105のキャビティ190に入る際に変化しない。
【0042】
放射経路の範囲の1つの部分(例えば、第1の部分)195-1は、光学デバイス180を通って進んだ後、キャビティ部分190-1を通って進み、ルーバ150の周りを通り、ダウンライティングを提供するように周囲環境部分140-1に発せられる。放射経路の範囲の別つの部分(例えば、第2の部分)195-2は、光学デバイス180を通って進んだ後、キャビティ部分190-2を通って進み、反射構成要素130-1から反射され、光学的特徴120-1を通り、アップライティングを提供するように周囲環境部分140-2に発せられる。放射経路の範囲195-2に関して、放射の一部は、反射構成要素130-1から反射された後に直接光学的特徴120-1を通る一方、他の放射の一部は、光学的特徴120-1を通り、周囲環境部分140-2に入る前に複数の内面(例えば、中間壁109の底面、底壁107-1、反射構成要素130-1)から内部反射する。
【0043】
他の列の光源170によって発せられる光の放射経路の範囲195も同様に異なる部分を有することができ、放射経路の範囲195の一部は、周囲環境部分140-1に放射するようにルーバ150の周りを通る一方、放射経路の範囲195の他の部分は、光学的特徴120(この場合、光学的特徴120-1又は光学的特徴120-2)-1を通り、周囲環境部分140-1に対して高くにある周囲環境部分140(周囲環境部分140-2又は周囲環境部分140-3)に入る前に反射構成要素130(この場合、反射構成要素130-1又は反射構成要素130-2)から少なくとも1回反射される。
【0044】
照明デバイス100の(図1B及び図2に提供される正面図から)中央寄りに位置する光源170によって生成される放射経路の範囲195は、周囲環境部分140-2又は周囲環境部分140-3よりも周囲環境部分140-1に進む傾向がある一方、照明デバイス100の(図1B及び図2に提供される正面図から)側部寄りに位置する光源170によって生成される放射経路の範囲195の比較的多くは、周囲環境部分140-1ではなく周囲環境部分140-2又は周囲環境部分140-3に進む傾向がある。
【0045】
図3は、ある例示的な実施形態による別の照明デバイス300を示している。具体的には、図3は、照明デバイス300の底面正面側面等角図(bottom-front-side isometric view)を示している。図1A図3を参照すると、図3の照明デバイス300及びその種々の構成要素は、以下で述べられるものを除いて、図1A図2の照明デバイス100及びその対応する構成要素と実質的に同じである。具体的には、照明デバイス300はリニアライトフィクスチャであるが、図3の照明デバイス300のハウジング305は、図1A図2の照明デバイス100の一部である上部(例えば、側壁108、頂壁106、キャビティ160)を欠いている。キャビティ160に配置される照明デバイス100の構成要素(例えば、ドライバ、バッテリ)は、図3のハウジング305からリモートに位置する、及び/又は照明デバイス300の光源と統合されることができる。いずれの場合も、図1A図2の照明デバイス100の中間壁109に相当するものが、照明デバイス300の頂壁(図3では隠れている)となる。
【0046】
光学的特徴320-1は、照明デバイス300のハウジング305の一方の側壁として機能し、光学的特徴320-2は、照明デバイス300のハウジング305の反対側の側壁として機能する。この場合、光学的特徴320は、クリアレンズである。図3の照明デバイス300はまた、図1A図2の照明デバイス100のハウジング105の底壁107を欠いている。したがって、図3の光学的特徴320は、ルーバ350の1つ以上の表面に直接結合するように構成されることができる。
【0047】
図3の照明デバイス300は、複数の部分を含む別のリニアライトフィクスチャの形態である。例えば、図3の照明デバイス300は、頂壁(隠れている)、2つのエンドキャップ310(エンドキャップ310-1及びエンドキャップ310-2)、及び2つの光学的特徴320(光学的特徴320-1及び光学的特徴320-2)を有するハウジング305を含む。照明デバイス300は、複数の部分(この場合、周囲環境部分340-1、周囲環境部分340-2、及び周囲環境部分340-3)を有する周囲環境340に配置される。周囲環境部分340-1は、ルーバ350に隣接して配置され、周囲環境部分340-2は、光学的特徴320-1に隣接して配置され、周囲環境部分340-3は、光学的特徴320-2に隣接して配置される。この場合、周囲環境部分340-2及び周囲環境部分340-3は、周囲環境部分340-1に対して高くにある。
【0048】
図3の照明デバイス300の光源によって発せられる光からキャビティ390内で放射経路の範囲の様々な部分を分配するプロセスは、図2に関して上述された、照明デバイス100の光源170によって発せられる光からキャビティ190内で放射経路の範囲195の様々な部分を分配するプロセスと実質的に同じである。
【0049】
図4は、ある例示的な実施形態によるさらに別の照明デバイス400を示している。具体的には、図4は、(要素410-1とラベル付けされるであろう)前部エンドキャップのない照明デバイス400の正面図を示している。図1A図4を参照すると、図4の照明デバイス400及びその種々の構成要素は、以下で述べられるものを除いて、図1A図2の照明デバイス100及びその対応する構成要素と実質的に同じである。具体的には、図4の照明デバイス400は、図1A図2の照明デバイス100の光学デバイス180を欠いている。
【0050】
図4の照明デバイス400は、頂壁406、2つの側壁408(側壁408-1及び側壁408-2)、中間壁409、2つのエンドキャップ410(1つのエンドキャップ410-2のみが図4に示されている)、及び2つの底壁407(底壁407-1及び底壁407-2)を含むハウジング405を有するリニアライトフィクスチャの形態である。照明デバイス400は、周囲環境440に配置される。とりわけ、周囲環境440は、照明デバイス400の異なる構成要素に隣接する複数の部分を有する。この場合、周囲環境部分440-1は、ルーバ450の底面452に隣接して配置され、周囲環境部分440-2は、光学的特徴420-1に隣接して配置され、周囲環境部分440-3は、光学的特徴420-2に隣接して配置される。この場合、周囲環境部分440-2及び周囲環境部分440-3は、周囲環境部分440-1に対して高くにある。
【0051】
照明デバイス400は、2つの光学的特徴420を含む。光学的特徴420-1は、ハウジング405の側壁408-1と(ハウジング405の中間壁409から始まる)その遠位半部で統合され、光学的特徴420-2は、ハウジング405の側壁408-2とその遠位半部で統合されている。底壁407は、光学的特徴420及びルーバ450を固定するのを助けるために使用される。具体的には、底壁407-1は、光学的特徴420-1の底端及びルーバ450の少なくとも1つの表面(例えば、垂直側面453-1、底面452)を固定するために使用される。同様に、底壁407-2は、光学的特徴420-2の底端及びルーバ450の少なくとも1つの表面(例えば、垂直側面453-2、底面452)を固定するために使用される。さらに、エンドキャップ410は、(例えば、1つ以上の結合機能(例えば、クリップ、リセス、スロット、デテント、締結デバイス)を用いて)光学的特徴420-1及び光学的特徴420-2の端部を固定するのを助けるために使用されることができる。
【0052】
この場合、光学的特徴420-1及び光学的特徴420-2は、ハウジング405の全長に沿って連続する。さらに、この場合の光学的特徴420-1及び光学的特徴420-2は、それぞれ、側壁408-1及び側壁408-2の厚さよりも大きな厚さを有する。この場合、光学的特徴420-1及び光学的特徴420-2は各々、その長さ、幅、及び高さに沿って平面的である。
【0053】
ハウジング405の側壁408、頂壁406、中間壁409、及びエンドキャップ410は、照明デバイス400の1つ以上の構成要素(例えば、ドライバ、バッテリ、コントローラ、センサデバイス)が収容されることができる、エンクローズドキャビティ460を形成する。ハウジング405はまた、(少なくとも底部において)開放型であり、複数の部分(例えば、キャビティ部分490-1、キャビティ部分490-2、キャビティ部分490-3)を有する別のキャビティ490を含む。1つ以上の光源470が、ハウジング405の中間壁409の底面に配置される(したがって、キャビティ490内に配置される)ことができる。この場合、光源470の4つの別個の列があり、各列は、複数の光源470を有する。
【0054】
キャビティ490の底部(開放端)に配置される、キャビティ490のキャビティ部分490-1に配置される複数のルーバ450がある。この場合、ルーバ450のすべては、互いに対して同一に構成され、互いに平行に配置され、キャビティ部分490-1内に固定されている。図4の各ルーバ450は、平面的であり互いに平行である頂面451及び底面452を有する。各ルーバ450の底面452は、ルーバ450の頂面451の長さと比較して大きな長さを有する。各ルーバ450の頂面451は、ルーバ450の底面452に対して垂直方向に中心付けられる。ルーバ450の底面452の両端から上方に延びる小さな垂直側面453があり、垂直側面453-1は、底面452の一端から上方に延び、垂直側面453-2は、底面452の他端から上方に延びる。また、各垂直側面453の頂部から頂面451の端部まで延びる斜め側面454がある。この場合、斜め側面454-1は、垂直側面453-1の頂部から頂面451の一方の端部まで延び、斜め側面454-2は、垂直側面453-2の頂部から頂面451の他方の端部まで延びている。
【0055】
図4の照明デバイス400は、2つの反射構成要素430を含み、反射構成要素430-1は、キャビティ490のキャビティ部分490-2において光学的特徴420-1の近くに位置付けられ、反射構成要素430-2は、キャビティ490のキャビティ部分490-3において光学的特徴420-2の近くに位置付けられている。各反射構成要素430は、ルーバ450のすべての斜め側面454と合致する(当接する)。各反射構成要素430の配向は、光源470によって発せられる光の一部をアップライティングのために近くの光学的特徴420に向けてリダイレクトする。
【0056】
反射構成要素430-1は、ルーバ450の頂面451の延長線と角度435-1を形成し、これは、ルーバ450の頂面451及び底面452が互いに平行であるので、反射構成要素430-1とルーバ450の底面452との間の角度にも等しい。同様に、反射構成要素430-2は、ルーバ450の頂面451の延長線と角度435-2を形成し、これは、反射構成要素430-2とルーバ450の底面452との間の角度にも等しい。この場合、角度435-1は、角度435-2に等しい。
【0057】
この場合、反射構成要素430-1は、光学的特徴420-1と角度437-1を形成し、反射構成要素430-2は、光学的特徴420-2と角度437-2を形成する。この例では、角度437-1及び角度437-2は、反射構成要素430から反射される光が近くの光学的特徴420を通るように方向付けられることを促すために、鋭角である。
【0058】
図5は、ある例示的な実施形態によるまた別の照明デバイス500を示している。具体的には、図5は、照明デバイス500の正面断面図を示している。図1A図5を参照すると、図5の照明デバイス500及びその種々の構成要素は、以下で述べられるものを除いて、図1A図4の照明デバイス及びその対応する構成要素と実質的に同じである。例えば、図5の照明デバイス500は、単一の反射構成要素530、単一の光学的特徴520を有し、ルーバを有さない円形ライトフィクスチャである。代替的に、図5の照明デバイス500は、少なくとも2つの反射構成要素530、少なくとも2つの光学的特徴520を有し、ルーバを有さないリニアライトフィクスチャであることができる。
【0059】
図5の照明デバイス500は、頂壁506、単一の側壁508、中間壁509を含み、(図1A図2の照明デバイス100のエンドキャップ110等)エンドキャップを含まず、単一の底壁507を含むハウジング505を有する。照明デバイス500は、周囲環境540に配置される。とりわけ、周囲環境540は、照明デバイス500の異なる構成要素に隣接する複数の部分を有する。この場合、周囲環境部分540-1は、(キャビティ590のキャビティ部分590-1の開放端底部に隣接する)照明デバイス500の底部に隣接して配置され、周囲環境部分540-2は、光学的特徴520に隣接して配置される。この場合、周囲環境部分540-2は、周囲環境部分540-1に対して高くにある。
【0060】
照明デバイス500は、1つの光学的特徴520を含む。光学的特徴520は、ハウジング505の側壁508と、ハウジング505の全周囲において、(ハウジング505の中間壁509から始まる)その遠位半部で統合される。代替的な実施形態では、ハウジング505の周囲に間隔を置いて(例えば、等距離に、ランダムに)配置される複数の光学的特徴520があることができる。底壁507は、光学的特徴520の底端を固定するのを助けるために使用される。この場合、光学的特徴520は、側壁508の厚さよりも大きな厚さを有する。
【0061】
ハウジング505の側壁508、頂壁506、及び中間壁509は、照明デバイス500の1つ以上の構成要素(例えば、ドライバ、バッテリ、コントローラ、センサデバイス)が収容されることができる、エンクローズドキャビティ560を形成する。ハウジング505はまた、(少なくとも底部において)開放型であり、複数の部分(この場合、キャビティ部分590-1及びキャビティ部分590-2)を有する別のキャビティ590を含む。1つ以上の光源570が、ハウジング505の中間壁509の底面に配置される(したがって、キャビティ590内に配置される)ことができる。この場合、光源570の2つの同心円があり、各円は、複数の光源570を有する。
【0062】
照明デバイス500はまた、キャビティ590内に位置する複数の光学デバイス580を含み、各光学デバイス580は、光源570の1つを覆っている。これらの光学デバイス580は、ハウジング505の中間壁509の底面に対して又はその近くに配置され、光源570によって発せられる実質的にすべての光が光学デバイス580を通るように、対応する光源570を少なくとも部分的に囲む。
【0063】
図5の照明デバイス500は、光学的特徴520によって形成されるハウジング505の全周囲の近くでキャビティ590のキャビティ部分590-2に位置付けられる単一の反射構成要素530を含む。反射構成要素530の配向は、光源570によって発せられる光の一部をアップライティングのために近くの光学的特徴520に向けてリダイレクトする。反射構成要素530は、ハウジング505の底壁507の底部によって形成される平面と角度535を形成する。角度535は、反射構成要素530によって形成される全周囲で同じ、又は可変であることができる。また、反射構成要素530は、光学的特徴部520と角度537を形成する。この例では、角度537は、反射構成要素530から反射される光が近くの光学的特徴520を通るように方向付けられることを促すために、鋭角である。
【0064】
図6~14は、2つ以上のオプティック/レンズが、所定の配光を提供する最終オプティック/レンズを形成するように一緒に結合される、様々なビーム調整可能なオプティックを示している。以下でさらに述べられ、図6~14に示されるように、それぞれのオプティック/レンズ部602、604は、異なる曲率、曲率半径、光軸、溝、及び厚さを含む1つ以上の特性を有する。
【0065】
図6は、ビームナローイング(beam narrowing)のためのビーム調整可能なTIRオプティック(adjustable beam TIR optic)を示している。TIRオプティック/レンズ602は、TIRオプティック/レンズ606を作るためにインサート604を備える。図示のように、インサート604は、オプティック602のキャビティに置かれ、機械的又は他の既知の手段を介して固定されることができる。インサート604は、オプティック602によって完全に又は部分的に囲まれることができる。オリジナルのオプティック602の光ビーム分布は、要素610によってグラフ608に示されている。オリジナルのオプティック606の光ビーム分布は、要素612によってグラフ608に示されている。
【0066】
図7は、側部にバム(bam)が傾いている頂面にアジャストメントを備えるビーム調整可能なTIRオプティックを示している。頂部(703)を有するオリジナルのオプティック/レンズ702は、TIRオプティック/レンズ706を作るためにトップレンズ704を備える。図示のように、トップレンズ704は、オプティック702の頂部に置かれ、機械的又は他の既知の手段を介して固定されることができる。オリジナルのオプティック702の光ビーム分布は、要素710によってグラフ708に示されている。オリジナルのオプティック706の光ビーム分布は、要素712によってグラフ708に示されている。
【0067】
図8は、ビームナローイングのためのビーム調整可能なブロブオプティック(adjustable beam Blob optic)を示している。オリジナルのオプティック/レンズ802は、ブロブオプティック/レンズ806を作るためにトップレンズ804を備える。図示のように、トップレンズ804は、オプティック802の上に置かれ、オプティック802全体を覆う。トップレンズ804は、機械的又は他の既知の手段を介して固定されることができる。オリジナルのオプティック802の光ビーム分布は、要素810によってグラフ808に示されている。オリジナルのオプティック806の光ビーム分布は、要素812によってグラフ808に示されている。
【0068】
図9は、ビームワイドニング(beam widening)のためのビーム調整可能なブロブオプティックを示している。オリジナルのオプティック/レンズ902は、ブロブオプティック/レンズ906を作るためにトップレンズ904を備える。図示のように、トップレンズ904は、オプティック902の上に置かれ、オプティック902全体を覆う。トップレンズ904は、機械的又は他の既知の手段を介して固定されることができる。オリジナルのオプティック902の光ビーム分布は、要素910によってグラフ908に示されている。オリジナルのオプティック906の光ビーム分布は、要素912によってグラフ908に示されている。要素914は、オプティック906の上面図を示している。
【0069】
図10は、ビーム調整可能なブロブオプティックを示している。ベースオプティック/レンズ部1002は、ブロブオプティック/レンズ1006を作るためにトップレンズ部1004を備える。図示のように、トップレンズ1004は、オプティック1002の上に置かれ、機械的又は他の既知の手段を介して固定されることができる。トップレンズ1004は、サイズ及び形状が変えられることができ、ベースオプティック1002は、図示の3つのバージョンすべてについて同じであることができる。3つのブロブオプティック1006の光ビーム分布は、グラフ1006に示されている。このようにして、例えば、異なるストリート側オプティック構成要素が、単一の共通のハウス側オプティック形状に嵌合される。
【0070】
図11は、ビーム調整可能なブロブオプティックを示している。オリジナルのオプティック/レンズ1102は、トップレンズ1104を備える。図示のように、トップレンズ1104は、オプティック1102の上に置かれ、オプティック1102の一部を覆う。トップレンズ1104は、機械的又は他の既知の手段を介して固定されることができる。オリジナルのオプティック1102の光ビーム分布は、グラフ1106に示されている。組み合わされたオプティックの光ビーム分布は、グラフ1108に示されている。
【0071】
図12は、アップライトキッカー(up-light kicker)1210を備えるビーム調整可能なオプティックを示している。第1のサイドレンズ部1202は、最終レンズ1206を作るために第2のサイドレンズ部1204と嵌合する。アップライトキッカー1210と共に第1のサイドレンズ部1202は、アップライトを提供する。第1及び第2のサイドレンズ部は、機械的又は他の既知の手段を介して固定される。図示のように、第1及び第2のサイドレンズ部は、異なる曲率及び曲率半径、光軸、溝、厚さを有することができる。組み合わされたオプティック及びアップライトキッカーの光ビーム分布は、グラフ1212に示され、「1」はアップライト部分を示し、「2」はダウンライト位置を示す。
【0072】
図13は、アップライトキッカー1314を備えるビーム調整可能な押し出しオプティック(extruded optic)を示している。オプティック/レンズ1302は、オプティック/レンズ1306を作るためにインサート1304を備える。図示のように、インサート1304は、オプティック1302のキャビティに置かれ、オプティック1302の対応する部分に収まる。インサート1304は、機械的又は他の既知の手段を介して固定されることができる。インサート1304は、オプティック1302によって完全に又は部分的に囲まれることができる。オプティック1302の光ビーム分布は、要素1310によってグラフ1308に示されている。オリジナルのオプティック1306の光ビーム分布は、要素1312によってグラフ1308に示されている。
【0073】
図14は、アップライトキッカー1414を備えるビーム調整可能な押し出しオプティックを示している。オプティック/レンズ1402は、オプティック/レンズ1406を作るためにインサート1404を備える。図示のように、インサート1404は、オプティック1402のキャビティに置かれ、オプティック1402の対応する部分に収まる。インサート1404は、機械的又は他の既知の手段を介して固定されることができる。インサート1404は、オプティック1402によって完全に又は部分的に囲まれることができる。オプティック1402の光ビーム分布は、要素1410によってグラフ1408に示されている。オリジナルのオプティック1406の光ビーム分布は、要素1412によってグラフ1408に示されている。
【0074】
上述のオプティック/レンズ又はレンズ部はすべて、アプリケーションに依存して、例えば、両凸、平凸、正メニスカス、負メニスカス、平凹、両凹、非球面、複合、フレネル、レンチキュラ、2焦点、屈折率分布、アキシコン等である、又はその部分を呈すことができる。場合によっては、例示的な実施形態は、キャビティを形成する複数の壁を含むハウジングを含むことができ、複数の壁は光学的特徴を含む、照明デバイスに関する。斯かる照明デバイスはまた、キャビティ内に放射経路の範囲に沿って光を発する複数の光源であって、放射経路の範囲は、第1の部分及び第2の部分を含む、複数の光源を含むことができる。斯かる照明デバイスはさらに、キャビティ内で第1のロケーションに配置される複数のルーバであって、第1のロケーションは、放射経路の範囲の第1の部分内にあり、放射経路の範囲の第1の部分における光は、複数のルーバの周りを通って周囲環境の第1の部分に入る、複数のルーバを含むことができる。斯かる照明デバイスはまた、キャビティ内で第2のロケーションに配置される反射構成要素であって、第2のロケーションは、放射経路の範囲の第2の部分内にあり、放射経路の範囲の第2の部分における光は、反射構成要素から反射する、反射構成要素を含むことができる。斯かる照明デバイスでは、放射経路の範囲の第2の部分における光は、反射構成要素から反射した後、光学的特徴を通って周囲環境の第2の部分に入る。また、斯かる照明デバイスでは、周囲環境の第2の部分は、周囲環境の第1の部分に対して高くにある。
【0075】
場合によっては、例示的な実施形態は、照明デバイスのためのアップライトアセンブリに関することができる。斯かるアップライトアセンブリは、照明デバイスのハウジングと統合される光学的特徴を含むことができる。斯かるアップライトアセンブリはまた、照明デバイスのハウジングによって形成されるキャビティ内であるロケーションに配置される反射構成要素であって、該ロケーションは、ハウジングの側部内面付近である、反射構成要素を含むことができる。斯かるアップライトアセンブリでは、反射構成要素は、光学的特徴に対して鋭角に位置付けられ、反射構成要素は、ハウジングのキャビティ内の第2のロケーションにおける開口部に隣接して配置されるように構成され、照明デバイスの光源によって発せられる光の一部は、開口部を通って周囲環境の第1の部分に入る。また、斯かるアップライトアセンブリでは、反射構成要素は、照明デバイスの光源によって発せられる光の残りの少なくとも一部を反射するように構成され、光学的特徴は、光の残りの少なくとも一部が、光学的特徴を通って周囲環境の第2の部分に入ることができるように構成され、周囲環境の第2の部分は、周囲環境の第1の部分に対して高くにある。場合によっては、この照明アセンブリでは、照明デバイスは、リニアライトフィクスチャである。他の場合において、この照明アセンブリでは、照明デバイスは、円形ライトフィクスチャである。
【0076】
例示的な実施形態は、リニアライトフィクスチャ及びルーバを有するライトフィクスチャ等、様々なタイプの照明デバイスにアップライティングを提供するために使用されることができる。例示的な実施形態は、アップライティングを提供するために反射構成要素及び光学的特徴の組み合わせを使用する。例示的な実施形態は、照明デバイスの新規設置だけでなく、既存の照明デバイスの後付けにも使用されることができる。例示的な実施形態はまた、多くの他の利点を提供する。斯かる他の利点には、配光の改善、メンテナンスの容易さ、照明デバイスのより小さなフットプリント、並びに照明デバイスに適用される業界標準及び規制への準拠が含まれ得るが、これらに限定されるものではない。
【0077】
本明細書で述べられる実施形態は、例示的な実施形態を参照してなされるが、様々な修正が本開示の範囲内に十分にあることは当業者によって理解されるはずである。当業者は、本明細書に述べられる例示的な実施形態は、具体的に論じられた任意の適用に限定されるものではなく、本明細書に述べられる実施形態は例示的なものであり、制限的なものではないことを理解するであろう。例示的な実施形態の記載から、そこに示された構成要素の等価物は、おのずと当業者に示唆されており、本開示を使用する他の実施形態を構成する方法は、おのずと当業者に示唆されるであろう。それゆえ、例示的な実施形態の範囲は、本明細書に限定されない。
図1A
図1B
図1C
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【国際調査報告】