(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-08
(54)【発明の名称】DRX決定方法、装置、端末及び可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 52/02 20090101AFI20231031BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20231031BHJP
H04W 72/25 20230101ALI20231031BHJP
H04W 76/14 20180101ALI20231031BHJP
H04W 28/18 20090101ALI20231031BHJP
【FI】
H04W52/02 111
H04W92/18
H04W72/25
H04W76/14
H04W28/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023522461
(86)(22)【出願日】2021-10-20
(85)【翻訳文提出日】2023-04-12
(86)【国際出願番号】 CN2021124957
(87)【国際公開番号】W WO2022083635
(87)【国際公開日】2022-04-28
(31)【優先権主張番号】202011142484.5
(32)【優先日】2020-10-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】ジェン,チエン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,シャオドン
(72)【発明者】
【氏名】ジー,ズーチャオ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA33
5K067CC22
5K067DD17
5K067DD24
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
(57)【要約】
本出願は、DRX決定方法、装置、端末及び可読記憶媒体を開示し、通信技術分野に属する。DRX決定方法は、第一の端末が第二の端末に第一の情報を送信することであって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数であることと、前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信することとを含む。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一の端末によって実行される非連続受信DRX決定方法であって、
第二の端末に第一の情報を送信することであって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数であることと、
前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信することとを含む、非連続受信DRX決定方法。
【請求項2】
前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個のインデックス値とのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個の特徴情報グループをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記特徴情報グループは、SL DRX配置優先度と、サービス品質QoSと、論理チャネル識別子と、論理チャネル優先度と、ベアラ識別子と、ベアラ優先度と、QoSフロー識別子と、アプリケーション識別子と、サービス識別子と、ソースアドレスレイヤ2識別子と、宛先アドレスレイヤ2識別子とのうちの少なくとも一つを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記SL DRX配置は、SL DRXの、周期と、ターゲットリファレンス時点に対するオフセット量と、持続時間長と、非アクティブ化タイマの運行時間長と、ハイブリッド自動再送要求HARQプロセスに関連する往復時間RTTタイマの運行時間長と、再送タイマの運行時間長とのうちの少なくとも一つを含み、ここで、前記ターゲットリファレンス時点は、前記SL DRX配置が有効になるリファレンス時点である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第一の情報は、ダイレクトリンク確立要求メッセージと、ダイレクトリンク修正要求メッセージと、ダイレクトリンク無線リソース制御RRC再配置メッセージと、SL DRX配置要求メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記フィードバック情報は、
M個のインデックス値と、
M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータと、
KセットのSL DRX配置とのうちのいずれか一つを含み、
ここで、前記M個のインデックス値は、前記NセットのSL DRX配置のうちのMセットのSL DRX配置と一対一に対応し、前記第一のSL DRX配置は、前記MセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置を含み、Mは、N以下の正の整数であり、Kは、正の整数である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記KセットのSL DRX配置は、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置のうちのSL DRX配置であることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを満たす、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第一のパラメータは、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって受け入れられるパラメータと、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータとのうちのいずれか一つである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージと、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置完了メッセージと、SL DRX配置応答メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、前記の、前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信した後に、前記方法は、
前記第一の端末が前記フィードバック情報を拒否した場合、第一の操作を実行することをさらに含み、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含み、
前記第一の操作は、
前記第二の端末に第二の情報を送信することであって、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられることと、
ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することと、
前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることとのうちのいずれか一つを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項12】
前記フィードバック情報は、前記NセットのSL DRX配置の受け入れを拒否することを指示する、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージと、ダイレクトリンク修正拒否メッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージと、SL DRX配置拒否メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記の、前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信した後に、前記方法は、
第二の操作を実行することをさらに含み、
ここで、前記第二の操作は、
前記第二の端末に第二の情報を送信することであって、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられることと、
ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することと、
前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることとのうちのいずれか一つを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記第二の情報は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージによって乗せられる、請求項11又は14に記載の方法。
【請求項16】
前記の、第二の端末に第一の情報を送信する前に、前記方法は、
第三の情報に基づき、前記NセットのSL DRX配置を決定することをさらに含み、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、前記の、前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信した後に、前記方法は、
第三の情報に基づき、前記フィードバック情報を受け入れるか否かを決定することをさらに含み、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられ、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
第二の端末によって実行されるDRX決定方法であって、
第一の端末により送信された第一の情報を受信することであって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数であることと、
前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信することとを含む、DRX決定方法。
【請求項19】
前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個のインデックス値とのうちの少なくとも一つを含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個の特徴情報グループをさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記特徴情報グループは、SL DRX配置優先度と、サービス品質QoSと、論理チャネル識別子と、論理チャネル優先度と、ベアラ識別子と、ベアラ優先度と、QoSフロー識別子と、アプリケーション識別子と、サービス識別子と、ソースアドレスレイヤ2識別子と、宛先アドレスレイヤ2識別子とのうちの少なくとも一つを含む、請求項18に記載の方法。
【請求項22】
前記SL DRX配置は、SL DRXの、周期と、ターゲットリファレンス時点に対するオフセット量と、持続時間長と、非アクティブ化タイマの運行時間長と、ハイブリッド自動再送要求HARQプロセスに関連する往復時間RTTタイマの運行時間長と、再送タイマの運行時間長とのうちの少なくとも一つを含み、ここで、前記ターゲットリファレンス時点は、前記SL DRX配置が有効になるリファレンス時点である、請求項18に記載の方法。
【請求項23】
前記第一の情報は、ダイレクトリンク確立要求メッセージと、ダイレクトリンク修正要求メッセージと、ダイレクトリンク無線リソース制御RRC再配置メッセージと、SL DRX配置要求メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる、請求項18に記載の方法。
【請求項24】
前記フィードバック情報は、
M個のインデックス値と、
M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータと、
KセットのSL DRX配置とのうちのいずれか一つを含み、
ここで、前記M個のインデックス値は、前記NセットのSL DRX配置のうちのMセットのSL DRX配置と一対一に対応し、前記第一のSL DRX配置は、前記MセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置を含み、Mは、N以下の正の整数であり、Kは、正の整数である、請求項18に記載の方法。
【請求項25】
前記KセットのSL DRX配置は、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置のうちのSL DRX配置であることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを満たす、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記第一のパラメータは、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって受け入れられるパラメータと、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータとのうちのいずれか一つである、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージと、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置完了メッセージと、SL DRX配置応答メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる、請求項24に記載の方法。
【請求項28】
前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、前記の、前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信した後に、前記方法は、
前記第一の端末により送信された第二の情報を受信することをさらに含み、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられ、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含む、請求項24に記載の方法。
【請求項29】
前記フィードバック情報は、前記NセットのSL DRX配置の受け入れを拒否することを指示する、請求項18に記載の方法。
【請求項30】
前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージと、ダイレクトリンク修正拒否メッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージと、SL DRX配置拒否メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記の、前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信した後に、前記方法は、
前記第一の端末により送信された第二の情報を受信することをさらに含み、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられる、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
前記第二の情報は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージによって乗せられる、請求項28又は31に記載の方法。
【請求項33】
前記の、前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信する前に、前記方法は、
第三の情報に基づき、前記フィードバック情報を生成することをさらに含み、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる、請求項18に記載の方法。
【請求項34】
DRX決定装置であって、
第二の端末に第一の情報を送信するための第一の送信モジュールであって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数である第一の送信モジュールと、
前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信するための第一の受信モジュールとを含む、DRX決定装置。
【請求項35】
前記第一の情報は、ダイレクトリンク確立要求メッセージと、ダイレクトリンク修正要求メッセージと、ダイレクトリンク無線リソース制御RRC再配置メッセージと、SL DRX配置要求メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる、請求項34に記載のDRX決定装置。
【請求項36】
前記フィードバック情報は、
M個のインデックス値と、
M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータと、
KセットのSL DRX配置とのうちのいずれか一つを含み、
ここで、前記M個のインデックス値は、前記NセットのSL DRX配置のうちのMセットのSL DRX配置と一対一に対応し、前記第一のSL DRX配置は、前記MセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置を含み、Mは、N以下の正の整数であり、Kは、正の整数である、請求項34に記載のDRX決定装置。
【請求項37】
前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージと、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置完了メッセージと、SL DRX配置応答メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる、請求項36に記載のDRX決定装置。
【請求項38】
前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、前記DRX決定装置は、
第一の端末が前記フィードバック情報を拒否した場合、第一の操作を実行するための第一の実行モジュールをさらに含み、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含み、
前記第一の操作は、
前記第二の端末に第二の情報を送信することであって、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられることと、
ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することと、
前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることとのうちのいずれか一つを含む、請求項36に記載のDRX決定装置。
【請求項39】
前記フィードバック情報は、前記NセットのSL DRX配置の受け入れを拒否することを指示する、請求項34に記載のDRX決定装置。
【請求項40】
前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージと、ダイレクトリンク修正拒否メッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージと、SL DRX配置拒否メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる、請求項39に記載のDRX決定装置。
【請求項41】
前記DRX決定装置は、
第二の操作を実行するための第二の実行モジュールをさらに含み、
ここで、前記第二の操作は、
前記第二の端末に第二の情報を送信することであって、前記第二の情報は、第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられることと、
ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することと、
前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることとのうちのいずれか一つを含む、請求項39に記載のDRX決定装置。
【請求項42】
前記第二の情報は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージによって乗せられる、請求項38又は41に記載のDRX決定装置。
【請求項43】
DRX決定装置であって、
第一の端末により送信された第一の情報を受信するための第二の受信モジュールであって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数である第二の受信モジュールと、
前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信するための第二の送信モジュールとを含む、DRX決定装置。
【請求項44】
前記第一の情報は、ダイレクトリンク確立要求メッセージと、ダイレクトリンク修正要求メッセージと、ダイレクトリンク無線リソース制御RRC再配置メッセージと、SL DRX配置要求メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる、請求項43に記載のDRX決定装置。
【請求項45】
前記フィードバック情報は、
M個のインデックス値と、
M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータと、
KセットのSL DRX配置とのうちのいずれか一つを含み、
ここで、前記M個のインデックス値は、前記NセットのSL DRX配置のうちのMセットのSL DRX配置と一対一に対応し、前記第一のSL DRX配置は、前記MセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置を含み、Mは、N以下の正の整数であり、Kは、正の整数である、請求項43に記載のDRX決定装置。
【請求項46】
前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージと、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置完了メッセージと、SL DRX配置応答メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる、請求項45に記載のDRX決定装置。
【請求項47】
前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、前記DRX決定装置は、
前記第一の端末により送信された第二の情報を受信するための第三の受信モジュールをさらに含み、前記第二の情報は、前記第一の端末と第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられ、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含む、請求項45に記載のDRX決定装置。
【請求項48】
前記フィードバック情報は、前記NセットのSL DRX配置の受け入れを拒否することを指示する、請求項43に記載のDRX決定装置。
【請求項49】
前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージと、ダイレクトリンク修正拒否メッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージと、SL DRX配置拒否メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる、請求項48に記載のDRX決定装置。
【請求項50】
前記DRX決定装置は、
前記第一の端末により送信された第二の情報を受信するための第四の受信モジュールをさらに含み、前記第二の情報は、前記第一の端末と第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられる、請求項48に記載のDRX決定装置。
【請求項51】
前記第二の情報は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージによって乗せられる、請求項47又は50に記載のDRX決定装置。
【請求項52】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、ここで、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項1から17のいずれか1項に記載のDRX決定方法のステップを実現し、又は、請求項18から33のいずれか1項に記載のDRX決定方法のステップを実現する、端末。
【請求項53】
プログラム又は命令が記憶されており、ここで、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、請求項1から17のいずれか1項に記載のDRX決定方法のステップを実現し、又は、請求項18から33のいずれか1項に記載のDRX決定方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【請求項54】
プロセッサと、通信インターフェースとを含み、ここで、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、請求項1から17のいずれか1項に記載のDRX決定方法のステップを実現し、又は、請求項18から33のいずれか1項に記載のDRX決定方法のステップを実現するために用いられる、チップ。
【請求項55】
非揮発性の記憶媒体に記憶されており、少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、請求項1から17のいずれか1項に記載のDRX決定方法のステップを実現し、又は、請求項18から33のいずれか1項に記載のDRX決定方法のステップを実現する、プログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年10月22日に中国で提出された中国特許出願番号No.202011142484.5の優先権を主張しており、同出願の内容のすべては、ここに参照として取り込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術分野に属し、具体的には、DRX決定方法、装置、端末及び可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムは、端末同士がネットワーク側機器を介さずに直接通信するためのサイドリンク(Sidelink、SL)をサポートすることができる。端末の電力消費を低減するために、SL非連続受信(Discontinuous Reception、DRX)メカニズムを導入することができる。
【0004】
SL DRXメカニズムは、従来のUu DRXメカニズムと類似しており、その主な区別は、DRX配置の応用が異なることであり、SL DRX配置は、一対の端末間の送受信に用いられるが、Uu DRX配置は、一つの端末とネットワーク側機器との間の送受信に用いられる。従来の技術において、Uu DRX配置は、ネットワーク側機器によって決定される。SL DRXメカニズムがUu DRXメカニズムを再利用する場合、端末がネットワーク側機器のカバー範囲外で作動する可能性があり、ネットワーク側機器がSL通信の業務特性を十分に理解していないなどの問題があることを考慮すると、ネットワーク側機器によって決定されるSL DRX配置の信頼性は、比較的に低い。
【発明の概要】
【0005】
本出願の実施例は、SL DRX配置のネゴシエーションを実現できるDRX決定方法、装置、端末及び可読記憶媒体を提供する。
第一の態様によれば、第一の端末によって実行されるDRX決定方法を提供し、前記方法は、
第二の端末に第一の情報を送信することであって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数であることと、
前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信することとを含む。
【0006】
第二の態様によれば、第二の端末によって実行されるDRX決定方法を提供し、前記方法は、
第一の端末により送信された第一の情報を受信することであって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数であることと、
前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信することとを含む。
【0007】
第三の態様によれば、DRX決定装置を提供し、前記DRX決定装置は、
第二の端末に第一の情報を送信するための第一の送信モジュールであって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数である第一の送信モジュールと、
前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信するための第一の受信モジュールとを含む。
【0008】
第四の態様によれば、DRX決定装置を提供し、前記DRX決定装置は、
第一の端末により送信された第一の情報を受信するための第二の受信モジュールであって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数である第二の受信モジュールと、
前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信するための第二の送信モジュールとを含む。
【0009】
第五の態様によれば、端末を提供し、この端末は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は、第二の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0010】
第六の態様によれば、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体には、プログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は、第二の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0011】
第七の態様によれば、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと、通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、ネットワーク側機器のプログラム又は命令を運行し、第一の態様に記載の方法を実現し、又は、第二の態様に記載の方法を実現するために用いられる。
【0012】
第八の態様によれば、プログラム製品を提供し、前記プログラム製品は、非揮発性の記憶媒体に記憶されており、前記プログラム製品は、少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、第一の態様に記載の方法を実現し、又は第二の態様に記載の方法を実現する。
【発明の効果】
【0013】
本出願の実施例では、第一の端末は、自ら提案するNセットのSL DRX配置を第二の端末に指示することで、第二の端末がそれにより提案されるSL DRX配置を受け入れか否かを決め、且つ該当するフィードバックを行うことができる。これで分かるように、本出願の実施例では、SL通信の第一の端末と第二の端末は、適切なSL DRX配置を自らネゴシエーションして決定することができ、このように、決定されるSL DRX配置がSL通信の業務特性により適合することによって、決定されるSL DRX配置の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図である。
【
図2】本出願の実施例によるDRX周期の概略図である。
【
図3】本出願の実施例によるDRX決定方法のフローチャートのその一である。
【
図4】本出願の実施例によるDRX決定方法のフローチャートのその二である。
【
図5a】本出願の実施例によるPC5ユニキャストリンク確立プロセスの概略図のその一である。
【
図5b】本出願の実施例によるPC5ユニキャストリンク確立プロセスの概略図のその二である。
【
図5c】本出願の実施例によるPC5ユニキャストリンク確立プロセスの概略図のその三である。
【
図6a】本出願の実施例によるPC5ユニキャストリンク修正プロセスの概略図のその一である。
【
図6b】本出願の実施例によるPC5ユニキャストリンク修正プロセスの概略図のその二である。
【
図6c】本出願の実施例によるPC5ユニキャストリンク修正プロセスの概略図のその三である。
【
図7a】本出願の実施例によるPC5 RRC再配置プロセスの概略図のその一である。
【
図7b】本出願の実施例によるPC5 RRC再配置プロセスの概略図のその二である。
【
図7c】本出願の実施例によるPC5 RRC再配置プロセスの概略図のその三である。
【
図8a】本出願の実施例によるPC5-S又はPC5 RRCプロセスの概略図のその一である。
【
図8b】本出願の実施例によるPC5-S又はPC5 RRCプロセスの概略図のその二である。
【
図8c】本出願の実施例によるPC5-S又はPC5 RRCプロセスの概略図のその三である。
【
図9】本出願の実施例によるDRX決定装置の構造図のその一である。
【
図10】本出願の実施例によるDRX決定装置の構造図のその二である。
【
図11】本出願の実施例による端末の構造図のその一である。
【
図12】本出願の実施例による端末の構造図のその二である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用されるデータは、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、且つ「第一」、「第二」によって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の個数を限定せず、例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0016】
指摘すべきこととして、本出願の実施例に記述された技術は、ロングタームエボリューション型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、他の無線通信システム、例えば符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一キャリア周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)と他のシステムにも適用できる。本出願の実施例における用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用され、記述された技術は、以上に言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。しかしながら、以下の記述は、例示の目的でニューラジオ(New Radio、NR)システムを記述しているとともに、以下の大部分の記述においてNR用語を使用しており、これらの技術は、NRシステム応用以外の応用、例えば第六世代(6th Generation、6G)通信システムに適用されてもよい。
【0017】
図1は、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図を示す。無線通信システムは、第一の端末11と、ネットワーク側機器12と、第二の端末13とを含む。ここで、ネットワーク側機器12は、それぞれ第一の端末11と第二の端末13と通信してもよく、第一の端末11は、第二の端末12と通信してもよい。
【0018】
実際の応用において、
図1に示すように、端末は、上りリンクリンク(UpLink、UL)を介してネットワーク側機器に情報を送信してもよく、ネットワーク側機器は、下りリンクリンク(DownLink、DL))を介して端末に情報を送信してもよい。第一の端末11と第二の端末13は、サイドリンク(Sidelink、SL))を介して直接通信してもよく、即ち第一の端末11と第二の端末13は、ネットワーク側機器12を介さずに通信してもよい。サイドリンクは、側リンク、エッジリンク、サブリンクなどと呼ばれてもよい。
【0019】
本出願の実施例では、一つの実現方式において、第一の端末は、SL通信の送信端末であってもよく、第二の端末は、SL通信の受信端末であってもよく、別の実現方式において、第一の端末は、SL通信の受信端末であってもよく、第二の端末は、SL通信の送信端末であってもよく、具体的には、実際の状況に応じて決められてもよく、本出願の実施例は、これに対して限定しない。
【0020】
端末は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよい。実際の応用において、端末は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)(又は、ノートパソコンと呼ばれる)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、モバイルインターネットディバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器(VUE)、歩行者端末(PUE)などであってもよく、ウェアラブルデバイスは、ブレスレット、イヤホン、メガネなどを含む。ネットワーク側機器は、基地局又はコアネットワークであってもよく、ここで、基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station、BTS)、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベーシックサービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、家庭用Bノード、家庭用進化型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、トランスミッションポイント(Transmitting Receiving Point、TRP)又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限らない。
【0021】
理解の便宜上、以下は、本出願の実施例に関わるいくつかの内容を説明する。
【0022】
一、Sidelink。
【0023】
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムは、端末間でネットワーク側機器を介さずにデータを直接伝送するためのSidelinkをサポートすることができる。
【0024】
LTE Sidelinkの設計は、特定の公衆安全事務(例えば、火災場所又は地震などの災難場所で緊急通信を行う)又はビークルツーエブリシング(Vehicle to Everything、V2X)通信などに適用される。ビークルツーエブリシング通信は、様々な業務、例えば、基本安全類通信、高級(自動)運転、編隊、センサ拡張などを含む。LTE Sidelinkがブロードキャスト通信のみをサポートするため、LTE Sidelinkは、主に基本安全類通信に用いられ、遅延、信頼性などの面で、厳密なサービス品質(Quality of Service、QoS)需要を有する他の高級V2X業務は、第五世代(5-th-Generation、5G)ニューラジオ(New Radio、NR)sidelinkによってサポートされる。
【0025】
二、Sidelinkの伝送形式。
【0026】
Sidelink伝送は、ブロードキャスト(Broadcast)、グループキャスト(Groupcast)、ユニキャスト(Unicast)の複数の伝送形式を含んでもよい。ユニキャストは、その名の通り一対一(One to One)の伝送である。グループキャストとブロードキャストは、いずれも一対複数(One to Many)の伝送であるが、ブロードキャストには、UEが同一のグループに属する概念がない。Sidelinkのユニキャストとグループキャスト通信は、物理層のハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat Request、HARQ)フィードバックメカニズムをサポートする。
【0027】
三、リソース割り当てモード(Mode)。
【0028】
Sidelinkのリソース割り当てモードは、以下の二種類を含んでもよい。
【0029】
1)Mode 1:基地局(Base Station、BS)は、UEがSL伝送のために使用するSLリソース(BS schedules SL resource(s)to be used by UE for SL transmission(s))をスケジューリングする。このモードで、ネットワーク側機器(例えば基地局)がリソースを制御して各UEに割り当てるため、このモードは、基地局スケジューリングモードと呼ばれてもよい。
【0030】
2)Mode 2:UEは、BS/ネットワーク(Network)又は予め配置されるSLリソースにより配置されるSLリソースにおけるSL伝送リソース(UE determines、i.e.BS does not schedule、SL transmission resource(s)within SL resources configured by BS/network or pre-configured SL resources)を決定する(即ちBSがスケジューリングしない)。このモードで、各UEが自律的にリソースを選択するため、このモードは、UE自律モードと呼ばれてもよい。
【0031】
四、Uuエアインターフェース非連続受信(Discontinuous Reception、DRX)、以下では、Uu DRXと略称される。
【0032】
LTEとNRには、いずれもDRXメカニズムが導入されている。DRXメカニズムは、DRXのアクティブ化時間(DRX on)とDRXの非アクティブ化時間(DRX off)を配置することによってUEの省電力を達成する。
【0033】
DRX周期(DRX cycle)のOn Duration期間において、UEは、物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)をモニタリングする(UE shall monitor PDCCH)。
【0034】
あるDRX cycle のOn Duration期間において、PDCCHをモニタリングしておらず、即ちスケジューリングされていない場合、On Duration期間の後にUEは、DRX機会(Opportunity for DRX)とも呼ばれるこのDRX cycle のoff期間に入る。この場合、このDRXのDRX on長さは、このDRXのOn Durationの長さであり、このDRXは、有効化されるDRXと呼ばれてもよい。例えば、このDRXのOn Durationが10個のスロット(slot)を含むとすると、このDRXのDRX onの長さは、10個のslotを含む。理解の便宜上、
図2を参照する。
図2において、DRX周期(DRX cycle)の持続時間(On Duration)は、DRX onである。
【0035】
あるDRX cycle のOn Duration期間において、あるslotでPDCCHをモニタリングしており、即ちあるslotでスケジューリングされてデータを受信した後に、次のいくつかのslot内にスケジューリングされ続ける可能性が大きい。そのため、UEが初期伝送データをスケジューリングされるごとに、タイマdrx-InactivityTimerを起動又は再起動し、UEは、このタイマがタイムアウトするまでアクティブ化状態にある。この場合、このDRXのDRX on長さは、このDRXのOn Duration長さ、drx-InactivityTimerの運行時間長、及びスケジューリング時点によって連携して決定され、このDRXは、アクティブ化されるDRXと呼ばれてもよい。例えば、このDRXのOn Durationが10個のslotを含み、スケジューリング時点がこの10個のslotのうちの6番目のslotであり、drx-InactivityTimerの運行時間長が10個のslotであるとすると、このDRXのDRX onの長さは、15個のslotを含む。
【0036】
DRXを配置する際に、持続時間タイマ(onDurationTimer)、DRX非アクティブ化タイマ(drx-InactivityTimer)、DRX再送タイマ(drx-RetransmissionTimer)、長DRX周期開始オフセット値(longDRX-CycleStartOffset)などのパラメータを配置する。
【0037】
UEは、DRXを配置した後に、送信又は受信データのデコーディングに失敗した場合、UEは、アクティブ化時間に入り、制御チャネルをモニタリングし、ネットワークによりスケジューリングされる再送を待つ必要がある。
【0038】
下りリンクのデータ受信に対し、UEは、PDCCHにより指示される下りリンクデータ伝送を受信しており、且つHARQ情報をフィードバックした後に、対応するHARQプロセスのために下りリンクバックホールタイマ(HARQ往復時間(Round Trip Time、RTT)Timer)を起動する。HARQ RTT Timerがタイムアウトした後に、且つこのHARQプロセスのデータのデコーディングに成功しなかった場合、UEは、再送タイマ(drx-RetransmissionTimer)を起動し、且つPDCCHをモニタリングし、伝送を待つ。
【0039】
上りリンクデータ送信に対し、UEは、PDCCHにより指示される上りリンクデータ伝送を受信した後に、対応するHARQプロセスのために上りリンクバックホールタイマHARQ RTT Timerを起動する。HARQ RTT Timerがタイムアウトした後に、UEは、再送タイマ(drx-ULRetransmissionTimer)を起動し、且つアクティブ化状態に入り、PDCCHをモニタリングし、ネットワークによりスケジューリングされる伝送を待つ。
【0040】
図3を参照すると、
図3は、本出願の実施例によるDRX決定方法のフローチャートのその一である。
図3に示すDRX決定方法は、第一の端末によって実行されてもよい。
【0041】
図3に示すように、DRX決定方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0042】
ステップ301、第二の端末に第一の情報を送信し、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数である。
【0043】
具体的に実現される時に、第一の実現方式において、前記NセットのSL DRX配置は、前記第一の端末により生成されるSL DRX配置であってもよい。第二の実現方式において、前記NセットのSL DRX配置は、前記第一の端末が予め取得されたSL DRX配置から選択したSL DRX配置であってもよく、ここで、前記少なくとも一セットのSL DRX配置は、ネットワーク側機器によって配置され、予め配置され、V2Xレイヤによって配置され、又はプロトコルによって約定されてもよく、具体的には、実際の状況に応じて決められてもよく、本出願の実施例は、これに対して限定しない。
【0044】
選択的に、前記SL DRX配置は、SL DRXの、周期と、ターゲットリファレンス時点に対するオフセット量と、持続時間長と、非アクティブ化タイマの運行時間長と、ハイブリッド自動再送要求HARQプロセスに関連する往復時間RTTタイマの運行時間長と、再送タイマの運行時間長とのうちの少なくとも一つを含む。
【0045】
ここで、前記ターゲットリファレンス時点は、前記SL DRX配置が有効になるリファレンス時点である。具体的に実現される時に、前記ターゲットリファレンス点は、前記第一の端末によって決められ、ネットワーク側機器によって配置され、予め配置され、V2Xレイヤによって配置され、又はプロトコルによって約定されてもよく、具体的には、実際の状況に応じて決められてもよく、本出願の実施例は、これに対して限定しない。説明すべきこととして、対応する異なるSL DRX配置に含まれる具体的なパラメータは、同じであってもよく、異なってもよく、対応する異なるSL DRX配置に含まれるパラメータ数は、等しくてもよく、等しくなくてもよく、具体的には、実際の状況に応じて決められてもよく、本開示の実施例は、これに対して限定しない。
【0046】
ステップ302、前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信する。
【0047】
本出願の実施例では、前記第二の端末は、前記第一の端末により提案される前記NセットのSL DRX配置を取得した後に、前記NセットのSL DRX配置を受け入れるか否かを決め、且つ該当するフィードバックを行うことができる。
【0048】
具体的に実現される時に、前記第二の端末が前記NセットのSL DRX配置を受け入れるか否かを決めることは、1)前記NセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置を受け入れることと、2)前記NセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置における一部のパラメータのみを受け入れることと、3)前記NセットのSL DRX配置を拒否することとのうちのいずれか一つを含んでもよい。
【0049】
1)に対し、前記第二の端末は、前記フィードバック情報によって前記第二の端末により受け入れられたSL DRX配置を指示してもよい。前記第一の端末は、前記フィードバック情報を受信した後に、前記第二の端末により受け入れられたSL DRX配置のうちのターゲットSL DRX配置を決定し、且つこのターゲットSL DRX配置を使用して前記第二の端末とSL DRX通信を行ってもよい。
【0050】
2)に対し、前記第二の端末は、前記フィードバック情報によって前記第二の端末により受け入れられたSL DRX配置の第一のパラメータを指示してもよく、前記第一のパラメータは、前記第二の端末によって受け入れられるパラメータ、又は、前記第二の端末によって拒否され、修正されたパラメータであってもよい。
【0051】
前記第一のパラメータが前記第二の端末によって受け入れられるパラメータである場合、前記第一の端末は、前記フィードバック情報を受信した後に、前記第二の端末に前記第一のパラメータを再提案してもよく、その具体的な処理フローは、前記第二の端末にSL DRX配置を提案することと同じであり、両方の主な区別が両方の提案対象が異なることであるため、前記第二の端末に前記第一のパラメータを再提案する具体的な処理フローは、前記第二の端末にSL DRX配置を提案する処理フローを参照すればよく、ここでこれ以上説明しない。
【0052】
前記第一のパラメータが、前記第二の端末によって拒否され、修正されたパラメータである場合、前記第一の端末は、前記フィードバック情報を受信した後に、前記第一のパラメータを受け入れるか否かを決めてもよい。受け入れた場合、前記第一の端末と前記第二の端末の両方により受け入れられたSL DRX配置のうちのターゲットSL DRX配置を決定し、且つこのターゲットSL DRX配置を使用して前記第二の端末とSL DRX通信を行ってもよい。拒否した場合、前記第二の端末とSL DRX配置を再ネゴシエーションし、又は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に(即ち送受信されるデータがある場合、DRX状態ではなく、連続送受信状態にあるよう)設定し、又は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のダイレクトリンクをリリースしてもよい。
【0053】
3)に対し、前記第二の端末は、前記フィードバック情報によって前記NセットのSL DRX配置を拒否するよう前記第二の端末に指示してもよい。さらに、前記第二の端末はさらに、前記フィードバック情報によって前記第二の端末により提案されるSL DRX配置を指示してもよい。
【0054】
前記フィードバック情報が前記第二の端末により提案されるSL DRX配置を指示していない場合、前記第一の端末は、前記フィードバック情報を受信した後に、前記第二の端末とSL DRX配置を再ネゴシエーションし、又は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に(即ち送受信されるデータがある場合、DRX状態ではなく、連続送受信状態にあるよう)設定し、又は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のダイレクトリンクをリリースしてもよい。
【0055】
前記フィードバック情報が、前記第二の端末により提案されるSL DRX配置を指示する場合、前記第一の端末は、前記フィードバック情報を受信した後に、前記第二の端末により提案されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決めてもよい。受け入れた場合、前記第一の端末と前記第二の端末の両方により受け入れられたSL DRX配置のうちのターゲットSL DRX配置を決定し、且つこのターゲットSL DRX配置を使用して前記第二の端末とSL DRX通信を行ってもよい。拒否した場合、前記第二の端末とSL DRX配置を再ネゴシエーションし、又は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に(即ち送受信されるデータがある場合、DRX状態ではなく、連続送受信状態にあるよう)設定し、又は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のダイレクトリンクをリリースしてもよい。
【0056】
本出願の実施例のDRX決定方法では、第一の端末は、自ら提案するNセットのSL DRX配置を第二の端末に指示し、第二の端末がそれにより提案されるSL DRX配置を受け入れか否かを決め、且つ該当するフィードバックを行うことに供することができる。これで分かるように、本出願の実施例では、SL通信の第一の端末と第二の端末は、適切なSL DRX配置を自らネゴシエーションして決定することができ、このように、決定されるSL DRX配置がSL通信の業務特性により適合することによって、決定されるSL DRX配置の信頼性を向上させることができる。
【0057】
一、以下は、本出願の実施例における第一の情報を説明する。
【0058】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個のインデックス値とのうちの少なくとも一つを含む。つまり、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と、前記N個のインデックス値とのうちの少なくとも一つを運ぶことによって、前記NセットのSL DRX配置を指示することができる。
【0059】
前記内容から分かるように、第一の実現方式において、前記NセットのSL DRX配置は、前記第一の端末によって生成されてもよく、第二の実現方式において、前記NセットのSL DRX配置は、前記第一の端末によって選択されてもよい。異なる実現方式で決定される前記NセットのSL DRX配置に対し、前記第一の情報が前記NセットのSL DRX配置を指示する方式は、異なってもよく、具体的には、以下のように説明される。
【0060】
上記第一の実現方式によって決定される前記NセットのSL DRX配置に対し、前記第一の情報は少なくとも、前記NセットのSL DRX配置を含み、このように、前記第二の端末は、前記第一の情報を受信した後にのみ、前記NセットのSL DRX配置を取得することができる。さらに、前記第一の情報はさらに、前記N個のインデックス値を含んでもよく、このように、前記第二の端末は、前記NセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置の一部又はすべてのパラメータを受け入れた場合、インデックス値を直接返信することによって受け入れられるSL DRX配置を指示することができ、それによってシグナリングオーバヘッドを節約することができる。
【0061】
上記第二の実現方式によって決定される前記NセットのSL DRX配置に対し、前記第二の端末が同様の方式によってSL DRX配置を取得することができるため、前記第一の情報は、前記N個のインデックス値のみを含んでもよく、それによってシグナリングオーバヘッドを節約することができる。
【0062】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個の特徴情報グループをさらに含む。
【0063】
具体的に実現される時に、SL DRX配置に対応する特徴情報グループは、前記第二の端末がこのSL DRX配置を受け入れるか否か、又は、このSL DRX配置の一部のパラメータを修正するか否かを決めるために用いられてもよい。
【0064】
選択的に、前記特徴情報グループは、SL DRX配置優先度(priority)と、サービス品質(Quality of Service、QoS)と、論理チャネル(Logical Channel、LC)識別子(ID)と、論理チャネル優先度と、ベアラ(bearer)識別子と、ベアラ優先度と、QoSフロー識別子と、アプリケーション識別子(application ID)と、サービス識別子(service identifier)と、ソースアドレスレイヤ2識別子(source L2 ID)と、宛先アドレスレイヤ2識別子(destination L2 ID)とのうちの少なくとも一つを含む。
【0065】
具体的に実現される時に、QoSは、データパケット又はデータストリームの優先度、遅延、信頼性などのパラメータを含んでもよい。SL DRX配置のSL DRX配置優先度は、このSL DRX配置におけるパラメータの修正を許容するか否かを決めることであって、例えば、あるSL DRX配置のSL DRX配置優先度が予め設定されるSL DRX配置優先度よりも低い場合にのみ、このSL DRX配置の修正を許容し、そうではない場合、このSL DRX配置の修正を許容しないことと、前記ターゲットSL DRX配置を決めることであって、例えば、前記第一の端末と前記第二の端末がネゴシエーションして決定したSL DRX配置が複数ある場合、これらの複数のSL DRX配置のうちのSL DRX配置優先度が一番高いSL DRX配置をターゲットSL DRX配置として選択し、且つSL DRX配置を採用してSL DRX通信を行ってもよいこととのうちのいずれか一つに用いられてもよい。
【0066】
前記特徴情報グループは、ネットワーク側機器によって配置され、予め配置され、V2Xレイヤによって配置され、又はプロトコルによって約定されてもよく、具体的には、実際の状況に応じて決められてもよく、本出願の実施例は、これに対して限定しない。説明すべきこととして、対応する異なるSL DRX配置の特徴情報グループに含まれる具体的なパラメータは、同じであってもよく、異なってもよく、対応する異なるSL DRX配置の特徴情報グループに含まれるパラメータ数は、等しくてもよく、等しくなくてもよく、具体的には、実際の状況に応じて決められてもよく、本開示の実施例は、これに対して限定しない。
【0067】
選択的に、前記第一の情報は、ダイレクトリンク確立要求メッセージと、ダイレクトリンク修正要求メッセージと、ダイレクトリンク無線リソース制御RRC再配置メッセージと、SL DRX配置要求メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられてもよい。
【0068】
具体的に実現される時に、前記第一の端末と前記第二の端末は、異なるプロセスによってSL DRX配置をネゴシエーションしてもよく、異なるプロセスでSL DRX配置をネゴシエーションする時、前記第一の情報は、異なるメッセージによって乗せられてもよく、具体的には、以下のように説明される。
【0069】
方式一、前記第一の端末は、従来のプロセス、例えば、PC5ユニキャストリンク確立プロセス、PC5ユニキャストリンク修正プロセス、PC5 RRC再配置プロセスなどを多重化し、SL DRX配置をネゴシエーションしてもよく、それによってシグナリングオーバヘッドを節約することができる。
【0070】
具体的には、SL DRX配置のネゴシエーションが、PC5ユニキャストリンク確立プロセスに発生した場合、前記第一の情報は、ダイレクトリンク確立要求メッセージによって乗せられてもよい。SL DRX配置のネゴシエーションが、PC5ユニキャストリンク修正プロセスに発生した場合、前記第一の情報は、ダイレクトリンク修正要求メッセージによって乗せられてもよい。SL DRX配置のネゴシエーションが、PC5 RRC再配置プロセスに発生した場合、前記第一の情報は、ダイレクトリンクRRC再配置メッセージによって乗せられてもよい。
【0071】
方式二、SL DRX配置のネゴシエーションに専用のプロセス、例えばPC5-シグナリング(Signaling、S)又はPC5 RRCプロセスを新たに導入してもよい。このように、SL DRX配置のネゴシエーションを他のフローとの結合から解除し、他のフローと独立して発生させることができ、それによってSL DRX配置のネゴシエーションの柔軟度を向上させることができる。
【0072】
SL DRX配置のネゴシエーションが、新たに導入されるプロセスに発生した場合、前記第一の情報は、SL DRX配置要求メッセージによって乗せられてもよい。
【0073】
二、以下は、本出願の実施例における前記フィードバック情報を説明する。
【0074】
1)選択的に、前記フィードバック情報は、
M個のインデックス値と、
M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータと、
KセットのSL DRX配置とのうちのいずれか一つを含み、
ここで、前記M個のインデックス値は、前記NセットのSL DRX配置のうちのMセットのSL DRX配置と一対一に対応し、前記第一のSL DRX配置は、前記MセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置を含み、Mは、N以下の正の整数であり、Kは、正の整数である。
【0075】
具体的には、以下のように説明される。
【0076】
前記フィードバック情報がM個のインデックス値を含む場合、前記第二の端末が前記第一の端末により提案される前記M個のインデックス値に関連するMセットのSL DRX配置を受け入れることを表す。
【0077】
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含む場合、前記第二の端末が少なくとも前記第一の端末により提案される少なくとも一セットのSL DRX配置の一部のパラメータを受け入れることを表し、ここで、前記少なくとも一セットのSL DRX配置は、前記M個のインデックス値に関連するMセットのSL DRX配置のうちのSL DRX配置である。
【0078】
この場合、選択的に、前記第一のパラメータは、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって受け入れられるパラメータと、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータとのうちのいずれか一つであってもよい。
【0079】
前記フィードバック情報がKセットのSL DRX配置を含む場合、選択的に、前記KセットのSL DRX配置は、
a)前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置のうちのSL DRX配置であることと、
b)前記KセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
c)前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを満たす。
【0080】
前記KセットのSL DRX配置がa)を満たす場合、前記第二の端末が前記第一の端末により提案されるKセットのSL DRX配置を受け入れることを表す。
【0081】
前記KセットのSL DRX配置がb)を満たす場合、前記第二の端末が前記第一の端末の一部の提案を受け入れ、且つ自ら受け入れない部分に対して自らの提案を与えたことを表す。
【0082】
前記KセットのSL DRX配置がc)を満たす場合、前記第二の端末が前記第一の端末の提案を拒否しており、且つ自らの提案を与えたことを表す。
【0083】
1)におけるフィードバック情報に対し、選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージと、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置完了メッセージと、SL DRX配置応答メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられてもよい。
【0084】
理解できるように、前記フィードバック情報の乗せられる方式は、前記第一の情報の乗せられる方式に関連する。前記第一の情報がダイレクトリンク確立要求メッセージによって乗せられる場合、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージによって乗せられてもよく、前記第一の情報がダイレクトリンク修正要求メッセージによって乗せられる場合、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージによって乗せられてもよく、前記第一の情報がダイレクトリンクRRC再配置メッセージによって乗せられる場合、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンクRRC再配置完了メッセージによって乗せられてもよく、前記第一の情報がSL DRX配置要求メッセージによって乗せられる場合、前記フィードバック情報は、SL DRX配置応答メッセージによって乗せられてもよい。
【0085】
1)におけるフィードバック情報に対し、選択的に、前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、前記の、前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信した後に、前記方法は、
前記第一の端末が前記フィードバック情報を拒否した場合、第一の操作を実行することをさらに含み、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含み、
前記第一の操作は、
前記第二の端末に第二の情報を送信することであって、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられることと、
ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することと、
前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることとのうちのいずれか一つを含む。
【0086】
本選択的な実施の形態では、前記フィードバック情報が第一の条件を満たすことは、前記フィードバック情報が前記第二の端末の提案を与えたことを表す。この場合、前記内容から分かるように、前記第一の端末は、前記フィードバック情報を受信した後に、前記第二の端末の提案を受け入れるか否かを決めてもよい。前記第二の端末の提案を拒否し、即ち前記フィードバック情報を拒否した場合、第一の操作を実行してもよい。
【0087】
選択的に、前記第二の情報は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージによって乗せられる。この場合、ダイレクトリンクリリース要求メッセージの送信をトリガーする原因は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことである。
【0088】
前記の、ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することは、前記第一の端末と前記第二の端末との間のダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定し、即ちDRX方式を採用して前記第一の端末と前記第二の端末との間のデータ送受信を行うことを停止し、前記第一の端末と前記第二の端末との間にデータ送受信が存在する場合、データが持続送受信状態にあることとして理解されてもよい。
【0089】
説明すべきこととして、ステップ301とステップ302が、PC5ユニキャストリンク確立プロセスに発生した場合、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージによって乗せられ、前記第一の端末と前記第二の端末との間にダイレクトリンク接続がすでに確立されたことを表すため、前記第一の操作が、前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることを含む場合、前記第一の端末は、他のフロー、例えば、PC5ユニキャストリンク修正プロセス、PC5 RRC再配置プロセス、PC5-S又はPC5 RRCプロセスなどによってSL DRX配置の再ネゴシエーションを行ってもよい。
【0090】
ステップ301とステップ302が、PC5ユニキャストリンク確立プロセス以外の他のプロセスに発生した場合、前記第一の端末と前記第二の端末との間にダイレクトリンク接続がすでに確立されたことを表すため、前記第一の操作が、前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることを含む場合、前記第一の端末は、同じフロー又は異なるフローによってSL DRX配置の再ネゴシエーションを行ってもよく、具体的には、実際の状況に応じて決められてもよく、本出願の実施例は、これに対して限定しない。
【0091】
2)選択的に、前記フィードバック情報は、前記NセットのSL DRX配置の受け入れを拒否することを指示する。
【0092】
1)における前記フィードバック情報に対し、前記第二の端末が前記第一の端末の提案の受け入れを拒否し、且つ自らの提案を与えないことを表す。
【0093】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージと、ダイレクトリンク修正拒否メッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージと、SL DRX配置拒否メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられてもよい。
【0094】
理解できるように、前記フィードバック情報の乗せられる方式は、前記第一の情報の乗せられる方式に関連する。前記第一の情報がダイレクトリンク確立要求メッセージによって乗せられる場合、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージによって乗せられてもよく、前記第一の情報がダイレクトリンク修正要求メッセージによって乗せられる場合、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク修正拒否メッセージによって乗せられてもよく、前記第一の情報がダイレクトリンクRRC再配置メッセージによって乗せられる場合、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージによって乗せられてもよく、前記第一の情報がSL DRX配置要求メッセージによって乗せられる場合、前記フィードバック情報は、SL DRX配置拒否メッセージによって乗せられてもよい。
【0095】
選択的に、前記の、前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信した後に、前記方法は、
第二の操作を実行することをさらに含み、
ここで、前記第二の操作は、
前記第二の端末に第二の情報を送信することであって、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられることと、
ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することと、
前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることとのうちのいずれか一つを含む。
【0096】
選択的に、前記第二の情報は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージによって乗せられる。この場合、ダイレクトリンクリリース要求メッセージの送信をトリガーする原因は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことである。前記の、ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することは、前記記述を参照すればよく、ここでこれ以上説明しない。
【0097】
説明すべきこととして、ステップ301とステップ302が、PC5ユニキャストリンク確立プロセスに発生した場合、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージによって乗せられ、前記第一の端末と前記第二の端末との間にダイレクトリンク接続がまだ確立されていないことを表すため、この場合、前記第二の操作は、前記第二の端末に第二の情報を送信することを含まなくてもよい。
【0098】
本選択的な実施の形態では、SL DRX配置の再ネゴシエーションは、ステップ301とステップ302の位置するフローと同じであってもよく、異なってもよく、具体的には、実際の状況に応じて決められてもよく、本出願の実施例は、これに対して限定しない。
【0099】
本出願の実施例では、端末は、第三の情報を予め取得してもよく、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0100】
具体的に実現される時に、前記上限しきい値及び/又は、前記下限しきい値は、ネットワーク側機器によって配置され、予め配置され、V2Xレイヤによって配置され、又はプロトコルによって約定されてもよく、具体的には、実際の状況に応じて決められてもよく、本出願の実施例は、これに対して限定しない。
【0101】
具体的に実現される時に、前記上限しきい値及び/又は、前記下限しきい値は、端末が、自ら提案するSL DRXのアクティブ化時間長を決定することと、端末が他の端末により提案されるSL DRXのアクティブ化時間長を受け入れるか否かを決めることとのうちの少なくとも一つに用いられてもよく、具体的には、以下のように説明される。
【0102】
選択的に、前記の、第二の端末に第一の情報を送信する前に、前記方法は、
第三の情報に基づき、前記NセットのSL DRX配置を決定することをさらに含み、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0103】
本選択的な実施の形態では、前記上限しきい値及び/又は、前記下限しきい値は、前記第一の端末が前記NセットのSL DRX配置を決定するために用いられる。
【0104】
本選択的な実施の形態では、前記NセットのSL DRX配置に含まれるSL DRXアクティブ化時間長は、前記上限しきい値以下であることと、前記下限しきい値以上であることとのうちの少なくとも一つを満たしてもよい。無論、理解できるように、他の実施の形態において、前記NセットのSL DRX配置に含まれるSL DRXアクティブ化時間長は、前記上限しきい値よりも大きい値、又は、前記下限しきい値よりも小さい値であってもよく、具体的には、実際の状況に応じて決められてもよく、本出願の実施例は、これに対して限定しない。
【0105】
選択的に、前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、前記の、前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信した後に、前記方法は、
第三の情報に基づき、前記フィードバック情報を受け入れるか否かを決定することをさらに含み、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられ、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含む。
【0106】
本選択的な実施の形態では、前記上限しきい値及び/又は、前記下限しきい値は、前記第一の端末が前記第二の端末により提案されるSL DRXのアクティブ化時間長を受け入れるか否かを決めるために用いられてもよい。
【0107】
具体的に実現される時に、前記上限しきい値に対し、前記フィードバック情報により指示されるSL DRXアクティブ化時間長が前記上限しきい値よりも大きい場合、前記第一の端末は、この提案を拒否してもよく、前記フィードバック情報により指示されるSL DRXアクティブ化時間長が前記上限しきい値以下である場合、前記第一の端末は、この提案を受け入れてもよい。このように、ネゴシエーションに成功したSL DRXアクティブ化時間長が長すぎることを回避して、端末の電力消費を低減することができる。
【0108】
前記下限しきい値に対し、前記フィードバック情報により指示されるSL DRXアクティブ化時間長が前記下限しきい値よりも小さい場合、前記第一の端末は、この配置を受け入れてもよい。このように、前記第一の端末が頻繁に再ネゴシエーションをトリガーすることを回避することができる。
【0109】
図4を参照すると、
図4は、本出願の実施例によるDRX決定方法のフローチャートのその二である。
図4に示すDRX決定方法は、ネットワーク側機器によって実行される。
【0110】
図4に示すように、DRX決定方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0111】
ステップ401、第一の端末により送信された第一の情報を受信し、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数である。
【0112】
ステップ402、前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信する。
【0113】
本出願の実施例のDRX決定方法では、第二の端末は、第一の端末により提案されたNセットのSL DRX配置を受信した後に、それにより提案されるSL DRX配置を受け入れか否かを自ら決め、且つ該当するフィードバックを行うことができる。これで分かるように、本出願の実施例では、SL通信の第一の端末と第二の端末は、適切なSL DRX配置を自らネゴシエーションして決定することができ、このように、決定されるSL DRX配置がSL通信の業務特性により適合することによって、決定されるSL DRX配置の信頼性を向上させることができる。
【0114】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個のインデックス値とのうちの少なくとも一つを含む。
【0115】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個の特徴情報グループをさらに含む。
【0116】
選択的に、前記特徴情報グループは、SL DRX配置優先度と、サービス品質QoSと、論理チャネル識別子と、論理チャネル優先度と、ベアラ識別子と、ベアラ優先度と、QoSフロー識別子と、アプリケーション識別子と、サービス識別子と、ソースアドレスレイヤ2識別子と、宛先アドレスレイヤ2識別子とのうちの少なくとも一つを含む。
【0117】
選択的に、前記SL DRX配置は、SL DRXの、周期と、ターゲットリファレンス時点に対するオフセット量と、持続時間長と、非アクティブ化タイマの運行時間長と、ハイブリッド自動再送要求HARQプロセスに関連する往復時間RTTタイマの運行時間長と、再送タイマの運行時間長とのうちの少なくとも一つを含み、ここで、前記ターゲットリファレンス時点は、前記SL DRX配置が有効になるリファレンス時点である。
【0118】
選択的に、前記第一の情報は、ダイレクトリンク確立要求メッセージと、ダイレクトリンク修正要求メッセージと、ダイレクトリンク無線リソース制御RRC再配置メッセージと、SL DRX配置要求メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0119】
選択的に、前記フィードバック情報は、
M個のインデックス値と、
M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータと、
KセットのSL DRX配置とのうちのいずれか一つを含み、
ここで、前記M個のインデックス値は、前記NセットのSL DRX配置のうちのMセットのSL DRX配置と一対一に対応し、前記第一のSL DRX配置は、前記MセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置を含み、Mは、N以下の正の整数であり、Kは、正の整数である。
【0120】
選択的に、前記KセットのSL DRX配置は、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置のうちのSL DRX配置であることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを満たす。
【0121】
選択的に、前記第一のパラメータは、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって受け入れられるパラメータと、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータとのうちのいずれか一つである。
【0122】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージと、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置完了メッセージと、SL DRX配置応答メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0123】
選択的に、前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、前記の、前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信した後に、前記方法は、
前記第一の端末により送信された第二の情報を受信することをさらに含み、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられ、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含む。
【0124】
選択的に、前記フィードバック情報は、前記NセットのSL DRX配置の受け入れを拒否することを指示する。
【0125】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージと、ダイレクトリンク修正拒否メッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージと、SL DRX配置拒否メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0126】
選択的に、前記の、前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信した後に、前記方法は、
前記第一の端末により送信された第二の情報を受信することをさらに含み、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられる。
【0127】
選択的に、前記第二の情報は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージによって乗せられる。
【0128】
選択的に、前記の、前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信する前に、前記方法は、
第三の情報に基づき、前記フィードバック情報を生成することをさらに含み、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0129】
本選択的な実施の形態では、前記上限しきい値及び/又は、前記下限しきい値は、前記第二の端末が前記第一の端末により提案されるSL DRXのアクティブ化時間長を受け入れるか否かを決めるために用いられてもよい。
【0130】
具体的に実現される時に、前記上限しきい値に対し、前記第一の情報により指示されるSL DRXアクティブ化時間長が前記上限しきい値よりも大きい場合、前記第二の端末は、この提案を拒否してもよく、前記第一の情報により指示されるSL DRXアクティブ化時間長が前記上限しきい値以下である場合、前記第二の端末は、この提案を受け入れ、又は、SL DRXアクティブ化時間長を推奨してもよい。このように、ネゴシエーションに成功したSL DRXアクティブ化時間長が長すぎることを回避して、端末の電力消費を低減することができる。
【0131】
前記下限しきい値に対し、前記第一の情報により指示されるSL DRXアクティブ化時間長が前記下限しきい値よりも小さい場合、前記第二の端末は、この配置を受け入れ、この配置を拒否せず、新たなSL DRXを起動せず、又はアクティブ化せず、又は新たなSL DRXをネゴシエーションしなくてもよい。このように、端末が頻繁に再ネゴシエーションをトリガーすることを回避することができる。
【0132】
説明すべきこととして、本実施例は、
図3の方法の実施例に対応するネットワーク側機器の実施例であるため、
図3の方法の実施例における関連説明を参照すればよく、且つ同じ有益な効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0133】
説明すべきこととして、本出願の実施例で紹介される様々な選択的な実施の形態は、互いに結び付けて実現されてもよく、単独で実現されてもよく、本出願の実施例は、これに対して限定しない。
【0134】
理解の便宜上、例示的には、以下のように説明される。
本出願の実施例では、1)UE 1(TX UE)は、SL DRX配置(SL DRX pattern)提案を送信し、UE 2(RX UE)は、SL DRX配置提案を受け入れるか否かを決め、受け入れない場合、さらにSL DRX配置提案を与えてもよい。UE 1は、提案を受け入れるか否かを最終的に決める。
【0135】
上記情報は、従来のシグナリングフローの進化形に運ばれてもよく、又は新たなシグナリングフローを導入してもよい。
【0136】
UE1は、一セット又は複数セットのSL DRX配置を提案してもよく、UE2は、そのうちのあるセットを決めてもよく、さらに、UE2は、一部のパラメータを修正してもよい。
【0137】
SL DRX配置優先度を定義する。優先度の低いSL DRX patternは、修正されてもよい。
【0138】
2)DRX配置のネゴシエーションに成功しなかった場合に対し、処理方式、例えば、a)拒否、b)リンクリリース、c)再ネゴシエーション、d)DRX offなどを提供しており、具体的には、下記記述を参照すればよく、ここで記述しない。
【0139】
3)UEは、対応する有効化又はアクティブ化されるSL DRX on長さがこのしきい値以上であるか否かを判断するためのSL DRX on長さ上限しきい値を配置する。
【0140】
4)UEは、対応する有効化又はアクティブ化される SL DRX on長さがこのしきい値以上であるか否かを判断するためのSL DRX on長さ下限しきい値を配置する。
【0141】
実施例1:SL DRXネゴシエーションは、PC5ユニキャストリンク確立プロセスに発生する。
【0142】
ステップ1:UE 1は、ダイレクトリンク確立要求メッセージに運ばれる少なくとも一セットのSL DRX pattern情報をUE2に送信する。
【0143】
具体的には、各セットのSL DRX pattern情報は、周期、オフセット量、on duration長さ、Inactivity timer長さ、HARQプロセスに関連するRTT timer長さ、再送timer長さなどのパラメータを含んでもよい。
【0144】
なお、各セットのSL DRX pattern情報はさらに、一つのインデックス値に関連し、ダイレクトリンク確立要求メッセージに一緒に運ばれてもよい。
【0145】
なお、各セットのSL DRX pattern情報はさらに、一セットのSL DRX pattern属性に関連してもよく、このセットのSL DRX pattern属性は、優先度(priority)と、QoS(遅延、信頼性などを指す)と、論理チャネル識別子(LCID)と、ベアラ識別子(bearer ID)と、QoSフロー識別子(QoS flow index)と、アプリケーション識別子(application ID)と、サービス識別子(service identifier)と、ソースアドレスレイヤ2識別子(source L2 ID)と、宛先アドレスレイヤ2識別子(destination L2 ID)とのうちの少なくとも一つを含み、SL DRX pattern属性は、V2Xレイヤによって配置され、又は基地局によって配置され、又は予め配置され、又はプロトコルによって定義されてもよい。
【0146】
ステップ2:UE2は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージに運ばれる受け入れ可能なSL DRX pattern情報をUE1にフィードバックする。
【0147】
UE2が受け入れ可能なSL DRX pattern情報の表現方式は、
ステップ1における少なくとも一つのインデックス値と、
ステップ1における少なくとも一つのインデックス値と対応するインデックス値に関連するそのセットのSL DRX pattern情報の一部のパラメータであって、即ちUE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容するものと、
少なくとも一セットのSL DRX pattern情報とのうちのいずれか一つである。ここで、ステップ1の少なくとも一セットのSL DRX pattern情報のコピー(copy)であるか否かを限定せず、即ちUE 2がネゴシエーションプロセスでステップ1を基礎としていくつかのパラメータを修正することを許容する。さらに、ステップ1の優先度が一定のしきい値よりも低いSL DRX patternのみが修正されることができることをさらに限定してもよい。
【0148】
ステップ3:ステップ2に基づき、UE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容する場合、ステップ2の後、UE 1は、UE2によりフィードバックされるSL DRX pattern情報を受け入れるか否かをさらに判断する。受け入れることができない場合、
UE1が、UE2にダイレクトリンクリリース要求メッセージ(ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい)を送信することと、
UE1が、対応するダイレクトリンクをDRX off状態に設定することとのうちのいずれか一つを実行する。
【0149】
ステップ4:UE 2は、受け入れ可能なSL DRX pattern情報がないと判断したため、ダイレクトリンク確立拒否メッセージをフィードバックする。
【0150】
ダイレクトリンク確立拒否メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい。
【0151】
次に、
UE1が、SL DRXの再ネゴシエーションをトリガーし、即ちステップ1に移行し、ダイレクトリンク確立要求メッセージを再開始することと、
UE1が、対応するダイレクトリンクをDRX off状態に設定することとのうちのいずれか一つを実行してもよい。
【0152】
【0153】
図5aは、SL DRX配置のネゴシエーションに成功した場合を示す。
図5aに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0154】
ステップ1:UE1は、UE2に少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのダイレクトリンク確立要求メッセージを送信する。
【0155】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0156】
UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れた場合、ステップ3を実行する。
【0157】
ステップ3:UE2は、UE1にUE2により受け入れられるSL DRX配置を指示するためのダイレクトリンク確立受け入れメッセージを送信する。
【0158】
図5bは、SL DRX配置のネゴシエーションに失敗した場合を示す。
図5bに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0159】
ステップ1:UE1は、UE2に少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのダイレクトリンク確立要求メッセージを送信する。
【0160】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0161】
UE1により推奨されるSL DRX配置を拒否した場合、ステップ3を実行する。
【0162】
ステップ3:UE2は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージをUE1に送信し、前記ダイレクトリンク確立拒否メッセージは、SL DRX配置のネゴシエーション失敗である運び拒否原因値を運んでもよい。
【0163】
ステップ4:UE1は、SL DRX配置の再ネゴシエーションを開始し、UE2にダイレクトリンク確立要求メッセージを送信する。
【0164】
図5cは、SL DRX配置のネゴシエーションに失敗した場合を示す。
図5cに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0165】
ステップ1:UE1は、UE2に少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのダイレクトリンク確立要求メッセージを送信する。
【0166】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0167】
UE1により推奨されるSL DRX配置を修正する場合、ステップ3を実行する。
【0168】
ステップ3:UE2は、UE1にダイレクトリンク確立受け入れメッセージを送信し、前記ダイレクトリンク確立受け入れメッセージは、修正されたSL DRX配置を運んでもよい。
【0169】
ステップ4:UE1は、UE2により修正されたSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0170】
UE2により修正されたSL DRX配置を拒否した場合、ステップ5を実行してもよい。
【0171】
ステップ5:UE1は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージをUE2に送信し、前記ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、SL DRX配置のネゴシエーション失敗であるリリース原因値を運んでもよい。
【0172】
実施例2:SL DRXネゴシエーションは、PC5ユニキャストリンク修正プロセスに発生する。
【0173】
ステップ1:UE 1は、ダイレクトリンク修正要求メッセージに運ばれる少なくとも一セットのSL DRX pattern情報をUE2に送信する。
【0174】
具体的には、各セットのSL DRX pattern情報は、周期、オフセット量、on duration長さ、Inactivity timer長さ、HARQプロセスに関連するRTT timer長さ、再送timer長さなどのパラメータを含んでもよい。
【0175】
なお、各セットのSL DRX pattern情報はさらに、一つのインデックス値に関連し、ダイレクトリンク確立要求メッセージ、ダイレクトリンク修正要求メッセージ、PC5 RRC再配置メッセージに一緒に運ばれてもよい。
【0176】
なお、各セットのSL DRX pattern情報はさらに、一セットのSL DRX pattern属性に関連してもよく、このセットのSL DRX pattern属性は、優先度(priority)と、QoS(遅延、信頼性などを指す)と、論理チャネル識別子(LCID)と、ベアラ識別子(bearer ID)と、QoSフロー識別子(QoS flow index)と、アプリケーション識別子(application ID)と、サービス識別子(service identifier)と、ソースアドレスレイヤ2識別子(source L2 ID)と、宛先アドレスレイヤ2識別子(destination L2 ID)とのうちの少なくとも一つを含み、SL DRX pattern属性は、V2Xレイヤによって配置され、又は基地局によって配置され、又は予め配置され、又はプロトコルによって定義されるものなどであってもよい。
【0177】
ステップ2:UE2は、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージに運ばれる受け入れ可能なSL DRX pattern情報をUE1にフィードバックする。
【0178】
UE2が受け入れ可能なSL DRX pattern情報の表現方式は、
ステップ1における少なくとも一つのインデックス値と、
ステップ1における少なくとも一つのインデックス値と対応するインデックス値に関連するそのセットのSL DRX pattern情報の一部のパラメータであって、即ちUE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容するものと、
少なくとも一セットのSL DRX pattern情報とのうちのいずれか一つである。ここで、ステップ1の少なくとも一セットのSL DRX pattern情報であるか否かを限定せず、即ちUE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容する。さらに、ステップ1の優先度が一定のしきい値よりも低いSL DRX patternのみが修正されることができることをさらに限定してもよい。
【0179】
ステップ2に基づき、UE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容する場合、ステップ2の後、UE 1は、UE2によりフィードバックされるSL DRX pattern情報を受け入れるか否かをさらに判断する。受け入れることができない場合、次に、
UE1が、UE2にダイレクトリンクリリース要求メッセージ(ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい)を送信することと、
UE1が、ダイレクトリンクをリリースしないが、SL DRXの再ネゴシエーションをトリガーし、即ちステップ1に移行し、ダイレクトリンク修正要求メッセージを再開始することと、
UE1が、対応するダイレクトリンクをDRX off状態に設定することとのうちのいずれか一つを実行してもよい。
【0180】
ステップ4:UE 2は、受け入れ可能なSL DRX pattern情報がないと判断したため、ダイレクトリンク修正拒否メッセージをフィードバックする。
【0181】
ダイレクトリンク修正拒否メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい。
【0182】
次に、
UE1が、UE2にダイレクトリンクリリース要求メッセージ(ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい)を送信することと、
UE1が、SL DRXの再ネゴシエーションをトリガーし、即ちステップ1に移行し、ダイレクトリンク修正要求メッセージを再開始することと、
UE1が、対応するダイレクトリンクをDRX off状態に設定することとのうちのいずれか一つを実行してもよい。
【0183】
【0184】
図6aは、SL DRX配置のネゴシエーションに成功した場合を示す。
図6aに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0185】
ステップ1:UE1は、UE2に少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのダイレクトリンク修正要求メッセージを送信する。
【0186】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0187】
UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れた場合、ステップ3を実行する。
【0188】
ステップ3:UE2は、UE2により受け入れられるSL DRX配置を指示するためのダイレクトリンク修正受け入れメッセージをUE1に送信する。
【0189】
図6bは、SL DRX配置のネゴシエーションに失敗した場合を示す。
図6bに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0190】
ステップ1:UE1は、UE2に少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのダイレクトリンク修正要求メッセージを送信する。
【0191】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0192】
UE1により推奨されるSL DRX配置を拒否した場合、ステップ3を実行する。
【0193】
ステップ3:UE2は、ダイレクトリンク修正拒否メッセージをUE1に送信し、前記ダイレクトリンク修正拒否メッセージは、SL DRX配置のネゴシエーション失敗である運び拒否原因値を運んでもよい。
【0194】
ステップ4:UE1は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージをUE2に送信し、前記ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、SL DRX配置のネゴシエーション失敗であるリリース原因値を運んでもよい。
【0195】
図6cは、SL DRX配置のネゴシエーションに失敗した場合を示す。
図6cに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0196】
ステップ1:UE1は、UE2に少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのダイレクトリンク修正要求メッセージを送信する。
【0197】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0198】
UE1により推奨されるSL DRX配置を修正する場合、ステップ3を実行する。
【0199】
ステップ3:UE2は、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージを送信し、前記ダイレクトリンク修正受け入れメッセージは、UE1に修正されたSL DRX配置を運んでもよい。
【0200】
ステップ4:UE1は、UE2により修正されたSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0201】
UE2により修正されたSL DRX配置を拒否した場合、ステップ5を実行してもよい。
【0202】
ステップ5:UE1は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージをUE2に送信し、前記ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、SL DRX配置のネゴシエーション失敗であるリリース原因値を運んでもよい。
【0203】
実施例3:SL DRXネゴシエーションは、PC5 RRC再配置プロセスに発生する。
【0204】
ステップ1:UE 1は、PC5 RRC再配置メッセージに運ばれる少なくとも一セットのSL DRX pattern情報をUE2に送信する。
【0205】
具体的には、各セットのSL DRX pattern情報は、周期、オフセット量、on duration長さ、Inactivity timer長さ、HARQプロセスに関連するRTT timer長さ、再送timer長さなどのパラメータを含んでもよい。
【0206】
なお、各セットのSL DRX pattern情報はさらに、一つのインデックス値に関連し、ダイレクトリンク確立要求メッセージ、ダイレクトリンク修正要求メッセージ、PC5 RRC再配置メッセージに一緒に運ばれてもよい。
【0207】
なお、各セットのSL DRX pattern情報はさらに、一セットのSL DRX pattern属性に関連してもよく、このセットのSL DRX pattern属性は、優先度(priority)と、QoS(遅延、信頼性などを指す)と、論理チャネル識別子(LCID)と、ベアラ識別子(bearer ID)と、QoSフロー識別子(QoS flow index)と、アプリケーション識別子(application ID)と、サービス識別子(service identifier)と、ソースアドレスレイヤ2識別子(source L2 ID)と、宛先アドレスレイヤ2識別子(destination L2 ID)とのうちの少なくとも一つを含み、SL DRX pattern属性は、V2Xレイヤによって配置され、又は基地局によって配置され、又は予め配置され、又はプロトコルによって定義されてもよい。
【0208】
ステップ2:UE2は、PC5 RRC再配置完了メッセージに運ばれる受け入れ可能なSL DRX pattern情報をUE1にフィードバックする。
【0209】
UE2が受け入れ可能なSL DRX pattern情報の表現方式は、
ステップ1における少なくとも一つのインデックス値と、
ステップ1における少なくとも一つのインデックス値と対応するインデックス値に関連するそのセットのSL DRX pattern情報の一部のパラメータであって、即ちUE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容するものと、
少なくとも一セットのSL DRX pattern情報とのうちのいずれか一つである。ここで、ステップ1の少なくとも一セットのSL DRX pattern情報であるか否かを限定せず、即ちUE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容する。さらに、ステップ1の優先度が一定のしきい値よりも低いSL DRX patternのみが修正されることができることをさらに限定してもよい。
【0210】
ステップ2に基づき、UE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容する場合、ステップ2の後、UE 1は、UE2によりフィードバックされるSL DRX pattern情報を受け入れるか否かをさらに判断する。受け入れることができない場合、次に、
UE1が、UE2にダイレクトリンクリリース要求メッセージ(ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい)を送信することと、
UE1が、ダイレクトリンクをリリースしないが、SL DRXの再ネゴシエーションをトリガーし、即ちステップ1に移行し、PC5 RRC再配置メッセージを再開始することと、
UE1が、対応するダイレクトリンクをDRX off状態に設定することとのうちのいずれか一つを実行してもよい。
【0211】
ステップ4:UE 2は、受け入れ可能なSL DRX pattern情報がないと判断したため、PC5 RRC再配置失敗メッセージをフィードバックする。
【0212】
PC5 RRC再配置失敗メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい。
【0213】
次に、
UE1が、UE2にダイレクトリンクリリース要求メッセージ(ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい)を送信することと、
UE1が、SL DRXの再ネゴシエーションをトリガーし、即ちステップ1に移行し、PC5 RRC再配置メッセージを再開始することと、
UE1が、対応するダイレクトリンクをDRX off状態に設定することとのうちのいずれか一つを実行してもよい。
【0214】
【0215】
図7aは、SL DRX配置のネゴシエーションに成功した場合を示す。
図7aに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0216】
ステップ1:UE1は、少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのダイレクトリンクRRC再配置メッセージをUE2に送信する。
【0217】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0218】
UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れた場合、ステップ3を実行する。
【0219】
ステップ3:UE2は、UE2により受け入れられるSL DRX配置を指示するためのダイレクトリンクRRC再配置成功メッセージをUE1に送信する。
【0220】
図7bは、SL DRX配置のネゴシエーションに失敗した場合を示す。
図7bに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0221】
ステップ1:UE1は、UE2に少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのダイレクトリンクRRC再配置メッセージを送信する。
【0222】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0223】
UE1により推奨されるSL DRX配置を拒否した場合、ステップ3を実行する。
【0224】
ステップ3:UE2は、ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージをUE1に送信し、前記ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージは、SL DRX配置のネゴシエーション失敗である運び拒否原因値を運んでもよい。
【0225】
ステップ4:UE1は、SL DRX配置の再ネゴシエーションを開始し、UE2にダイレクトリンクRRC再配置メッセージを送信する。
【0226】
図7cは、SL DRX配置のネゴシエーションに失敗した場合を示す。
図7cに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0227】
ステップ1:UE1は、UE2に少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのダイレクトリンクRRC再配置メッセージを送信する。
【0228】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0229】
UE1により推奨されるSL DRX配置を修正する場合、ステップ3を実行する。
【0230】
ステップ3:UE2は、ダイレクトリンクRRC再配置成功メッセージをUE1に送信し、前記ダイレクトリンクRRC再配置成功メッセージは、修正されたSL DRX配置を運んでもよい。
【0231】
ステップ4:UE1は、UE2により修正されたSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0232】
UE2により修正されたSL DRX配置を拒否した場合、ステップ5を実行してもよい。
【0233】
ステップ5:UE1は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージをUE2に送信し、前記ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、SL DRX配置のネゴシエーション失敗であるリリース原因値を運んでもよい。
【0234】
実施例4:SL DRXネゴシエーションは、新たに導入されるPC5-S又はPC5 RRCプロセスに発生する。
【0235】
実施例1、2、3の考え方は、従来のシグナリングフローを修正して実現することであるが、本実施例4の考え方は、新たなシグナリングフローを導入することであり、利点は、従来のシグナリングフローとの結合から解除され、独立して発生することができることである。
【0236】
ステップ1:UE 1は、新たに導入されるPC5-S又はPC5 RRCメッセージ(SL DRX配置要求メッセージと命名されてもよい)に運ばれる少なくとも一セットのSL DRX pattern情報をUE2に送信する。
【0237】
具体的には、各セットのSL DRX pattern情報は、周期、オフセット量、on duration長さ、Inactivity timer長さ、HARQプロセスに関連するRTT timer長さ、再送timer長さなどのパラメータを含んでもよい。
【0238】
なお、各セットのSL DRX pattern情報はさらに、一つのインデックス値に関連し、ダイレクトリンク確立要求メッセージ、ダイレクトリンク修正要求メッセージ、PC5 RRC再配置メッセージに一緒に運ばれてもよい。
【0239】
なお、各セットのSL DRX pattern情報はさらに、一セットのSL DRX pattern属性に関連してもよく、このセットのSL DRX pattern属性は、優先度(priority)と、QoS(遅延、信頼性などを指す)と、論理チャネル識別子(LCID)と、ベアラ識別子(bearer ID)と、QoSフロー識別子(QoS flow index)と、アプリケーション識別子(application ID)と、サービス識別子(service identifier)と、ソースアドレスレイヤ2識別子(source L2 ID)と、宛先アドレスレイヤ2識別子(destination L2 ID)とのうちの少なくとも一つを含み、SL DRX pattern属性は、V2Xレイヤによって配置され、又は基地局によって配置され、又は予め配置され、又はプロトコルによって定義されてもよい。
【0240】
ステップ2:UE2は、新たに導入されるPC5-S又はPC5 RRCメッセージ(SL DRX配置応答メッセージと命名されてもよい)に運ばれる受け入れ可能なSL DRX pattern情報をUE1にフィードバックする。
【0241】
UE2が受け入れ可能なSL DRX pattern情報の表現方式は、
ステップ1における少なくとも一つのインデックス値と、
ステップ1における少なくとも一つのインデックス値と対応するインデックス値に関連するそのセットのSL DRX pattern情報の一部のパラメータであって、即ちUE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容するものと、
少なくとも一セットのSL DRX pattern情報とのうちのいずれか一つである。ここで、ステップ1の少なくとも一セットのSL DRX pattern情報であるか否かを限定せず、即ちUE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容する。さらに、ステップ1の優先度が一定のしきい値よりも低いSL DRX patternのみが修正されることができることをさらに限定してもよい。
【0242】
ステップ2に基づき、UE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容する場合、ステップ2の後、UE 1は、UE2によりフィードバックされるSL DRX pattern情報を受け入れるか否かをさらに判断する。受け入れることができない場合、
UE1が、UE2にダイレクトリンクリリース要求メッセージ(ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい)を送信することと、
UE1が、ダイレクトリンクをリリースしないが、SL DRXの再ネゴシエーションをトリガーし、即ちステップ1に移行し、SL DRX配置要求メッセージを再開始することと、
UE1が、対応するダイレクトリンクをDRX off状態に設定することとのうちのいずれか一つを実行する。
【0243】
ステップ4:UE 2は、受け入れ可能なSL DRX pattern情報がないと判断したため、新たに導入されるPC5-S又はPC5 RRCメッセージ(SL DRX配置拒否メッセージと命名されてもよい)をフィードバックする。
【0244】
SL DRX配置拒否メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい。
【0245】
次に、
UE1が、UE2にダイレクトリンクリリース要求メッセージ(ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい)を送信することと、
UE1が、SL DRXの再ネゴシエーションをトリガーし、即ちステップ1に移行し、SL DRX配置要求メッセージを再開始することと、
UE1が、対応するダイレクトリンクをDRX off状態に設定することとのうちのいずれか一つを実行してもよい。
【0246】
【0247】
図8aは、SL DRX配置のネゴシエーションに成功した場合を示す。
図8aに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0248】
ステップ1:UE1は、少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのSL DRX配置要求メッセージをUE2に送信する。
【0249】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0250】
UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れた場合、ステップ3を実行する。
【0251】
ステップ3:UE2は、UE2により受け入れられるSL DRX配置を指示するためのSL DRX配置応答メッセージをUE1に送信する。
【0252】
図8bは、SL DRX配置のネゴシエーションに失敗した場合を示す。
図8bに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0253】
ステップ1:UE1は、UE2に少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのSL DRX配置要求メッセージを送信する。
【0254】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0255】
UE1により推奨されるSL DRX配置を拒否した場合、ステップ3を実行する。
【0256】
ステップ3:UE2は、SL DRX配置拒否メッセージをUE1に送信し、前記SL DRX配置拒否メッセージは、SL DRX配置のネゴシエーション失敗である運び拒否原因値を運んでもよい。
【0257】
ステップ4:UE1は、SL DRX配置の再ネゴシエーションを開始し、UE2にSL DRX配置要求メッセージを送信する。
【0258】
図8cは、SL DRX配置のネゴシエーションに失敗した場合を示す。
図8cに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0259】
ステップ1:UE1は、UE2に少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのSL DRX配置要求メッセージを送信する。
【0260】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0261】
UE1により推奨されるSL DRX配置を修正する場合、ステップ3を実行する。
【0262】
ステップ3:UE2は、SL DRX配置応答メッセージをUE1に送信し、前記SL DRX配置応答メッセージは、修正されたSL DRX配置を運んでもよい。
【0263】
ステップ4:UE1は、UE2により修正されたSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0264】
UE2により修正されたSL DRX配置を拒否した場合、ステップ5を実行してもよい。
【0265】
ステップ5:UE1は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージをUE2に送信し、前記ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、SL DRX配置のネゴシエーション失敗であるリリース原因値を運んでもよい。
【0266】
実施例5:SL UEは、V2Xレイヤによって配置され、又は基地局によって配置され、又は予め配置される一つのSL DRX on長さの上限値を有する。
【0267】
実施例1から4の前にSL UEはさらに、V2Xレイヤによって配置され、又は基地局によって配置され、又は予め配置される一つのSL DRX on長さの上限値を受信してもよい。有効化又はアクティブ化される SL DRX on長さがこの上限値を超えた場合、UEは、リンク確立を拒否してもよく、そうではない場合、接続を確立し、又は使用可能なDRX 配置を推奨してもよい。この値の用途は、省電力と業務QoSにおいて、UEが、SL DRX patternを受け入れるか否かを判断する際に参照することができると具現化されている。
【0268】
実施例6:SL UEは、V2Xレイヤによって配置され、又は基地局によって配置され、又は予め配置される一つのSL DRX on長さの下限値を有する。
【0269】
実施例1から4の前にSL UEはさらに、V2Xレイヤによって配置され、又は基地局によって配置され、又は予め配置される一つのSL DRX on長さの下限値を受信してもよい。有効化又はアクティブ化される SL DRX on長さがこの下限値よりも少ない場合、UEは、配置を拒否し、新たなSL DRXを有効化又はアクティブ化し、又は新たなSL DRXをネゴシエーションすることができない。この値の用途は、UEが頻繁に再ネゴシエーションをトリガーすることを回避することができ、システム性能に有利であると具現化されている。
【0270】
本発明の実施例は、SL DRX配置のネゴシエーションシグナリングの詳細、及びネゴシエーションに成功しない処理を設計する。それによってsidelink DRXが正常に作動することを保証し、sidelink UE省電力の目的を達成する。
【0271】
説明すべきこととして、本出願の実施例によるDRX決定方法について、実行本体は、DRX決定装置、又は、このDRX決定装置におけるDRX決定方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例において、DRX決定装置によるDRX決定方法の実行を例として、本出願の実施例によるDRX決定装置を説明する。
【0272】
図9を参照すると、
図9は、本出願の実施例によるDRX決定装置の構造図のその一である。
【0273】
図9に示すように、DRX決定装置900は、
第二の端末に第一の情報を送信するための第一の送信モジュール901であって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数である第一の送信モジュール901と、
前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信するための第一の受信モジュール902とを含む。
【0274】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個のインデックス値とのうちの少なくとも一つを含む。
【0275】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個の特徴情報グループをさらに含む。
【0276】
選択的に、前記特徴情報グループは、SL DRX配置優先度と、サービス品質QoSと、論理チャネル識別子と、論理チャネル優先度と、ベアラ識別子と、ベアラ優先度と、QoSフロー識別子と、アプリケーション識別子と、サービス識別子と、ソースアドレスレイヤ2識別子と、宛先アドレスレイヤ2識別子とのうちの少なくとも一つを含む。
【0277】
選択的に、前記SL DRX配置は、SL DRXの、周期と、ターゲットリファレンス時点に対するオフセット量と、持続時間長と、非アクティブ化タイマの運行時間長と、ハイブリッド自動再送要求HARQプロセスに関連する往復時間RTTタイマの運行時間長と、再送タイマの運行時間長とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記ターゲットリファレンス時点は、前記SL DRX配置が有効になるリファレンス時点である。
【0278】
選択的に、前記第一の情報は、ダイレクトリンク確立要求メッセージと、ダイレクトリンク修正要求メッセージと、ダイレクトリンク無線リソース制御RRC再配置メッセージと、SL DRX配置要求メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0279】
選択的に、前記フィードバック情報は、
M個のインデックス値と、
M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータと、
KセットのSL DRX配置とのうちのいずれか一つを含み、
ここで、前記M個のインデックス値は、前記NセットのSL DRX配置のうちのMセットのSL DRX配置と一対一に対応し、前記第一のSL DRX配置は、前記MセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置を含み、Mは、N以下の正の整数であり、Kは、正の整数である。
【0280】
選択的に、前記KセットのSL DRX配置は、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置のうちのSL DRX配置であることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを満たす。
【0281】
選択的に、前記第一のパラメータは、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって受け入れられるパラメータと、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータとのうちのいずれか一つである。
【0282】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージと、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置完了メッセージと、SL DRX配置応答メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0283】
選択的に、前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、前記DRX決定装置900は、
前記第一の端末が前記フィードバック情報を拒否した場合、第一の操作を実行するための第一の実行モジュールをさらに含み、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含む。
【0284】
前記第一の操作は、
前記第二の端末に第二の情報を送信することであって、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられることと、
ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することと、
前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることとのうちのいずれか一つを含む。
【0285】
選択的に、前記フィードバック情報は、前記NセットのSL DRX配置の受け入れを拒否することを指示する。
【0286】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージと、ダイレクトリンク修正拒否メッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージと、SL DRX配置拒否メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0287】
選択的に、前記DRX決定装置900は、
第二の操作を実行するための第二の実行モジュールをさらに含み、
ここで、前記第二の操作は、
前記第二の端末に第二の情報を送信することであって、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられることと、
ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することと、
前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることとのうちのいずれか一つを含む。
【0288】
選択的に、前記第二の情報は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージによって乗せられる。
【0289】
選択的に、前記DRX決定装置は、
第三の情報に基づき、前記NセットのSL DRX配置を決定するための第一の決定モジュールをさらに含み、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0290】
選択的に、前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、前記DRX決定装置は、
第三の情報に基づき、前記フィードバック情報を受け入れるか否かを決定するための第二の決定モジュールをさらに含み、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられ、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含む。
【0291】
本出願の実施例におけるDRX決定装置は、装置であってもよく、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。この装置は、移動端末であってもよく、非移動端末であってもよい。例示的には、移動端末は、以上に列挙された端末11のタイプを含んでもよいが、それらに限らず、非移動端末は、サーバ、ネットワーク接続型ストレージ(Network Attached Storage、NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、預入支払機又はセルフサービス機などであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0292】
本出願の実施例におけるDRX決定装置は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。このオペレーティングシステムは、アンドロイド(Android)オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0293】
本出願の実施例によるDRX決定装置900は、
図3の方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0294】
図10を参照すると、
図10は、本出願の実施例によるDRX決定装置の構造図のその二である。
【0295】
図10に示すように、DRX決定装置1000は、
第一の端末により送信された第一の情報を受信するための第二の受信モジュール1001であって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数である第二の受信モジュール1001と、
前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信するための第二の送信モジュール1002とを含む。
【0296】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個のインデックス値とのうちの少なくとも一つを含む。
【0297】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個の特徴情報グループをさらに含む。
【0298】
選択的に、前記特徴情報グループは、SL DRX配置優先度と、サービス品質QoSと、論理チャネル識別子と、論理チャネル優先度と、ベアラ識別子と、ベアラ優先度と、QoSフロー識別子と、アプリケーション識別子と、サービス識別子と、ソースアドレスレイヤ2識別子と、宛先アドレスレイヤ2識別子とのうちの少なくとも一つを含む。
【0299】
選択的に、前記SL DRX配置は、SL DRXの、周期と、ターゲットリファレンス時点に対するオフセット量と、持続時間長と、非アクティブ化タイマの運行時間長と、ハイブリッド自動再送要求HARQプロセスに関連する往復時間RTTタイマの運行時間長と、再送タイマの運行時間長とのうちの少なくとも一つを含み、ここで、前記ターゲットリファレンス時点は、前記SL DRX配置が有効になるリファレンス時点である。
【0300】
選択的に、前記第一の情報は、ダイレクトリンク確立要求メッセージと、ダイレクトリンク修正要求メッセージと、ダイレクトリンク無線リソース制御RRC再配置メッセージと、SL DRX配置要求メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0301】
選択的に、前記フィードバック情報は、
M個のインデックス値と、
M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータと、
KセットのSL DRX配置とのうちのいずれか一つを含み、
ここで、前記M個のインデックス値は、前記NセットのSL DRX配置のうちのMセットのSL DRX配置と一対一に対応し、前記第一のSL DRX配置は、前記MセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置を含み、Mは、N以下の正の整数であり、Kは、正の整数である。
【0302】
選択的に、前記KセットのSL DRX配置は、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置のうちのSL DRX配置であることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを満たす。
【0303】
選択的に、前記第一のパラメータは、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって受け入れられるパラメータと、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータとのうちのいずれか一つである。
【0304】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージと、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置完了メッセージと、SL DRX配置応答メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0305】
選択的に、前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、前記の、前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信した後に、前記DRX決定装置1000は、
前記第一の端末により送信された第二の情報を受信するための第三の受信モジュールをさらに含み、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられ、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含む。
【0306】
選択的に、前記フィードバック情報は、前記NセットのSL DRX配置の受け入れを拒否することを指示する。
【0307】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージと、ダイレクトリンク修正拒否メッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージと、SL DRX配置拒否メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0308】
選択的に、前記DRX決定装置1000は、
前記第一の端末により送信された第二の情報を受信するための第四の受信モジュールをさらに含み、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられる。
【0309】
選択的に、前記第二の情報は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージによって乗せられる。
【0310】
選択的に、前記DRX決定装置は、
第三の情報に基づき、前記フィードバック情報を生成するための第三の決定モジュールをさらに含み、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0311】
本出願の実施例におけるDRX決定装置は、装置であってもよく、ネットワーク側機器における部材、集積回路、又はチップであってもよい。ネットワーク側機器は、以上に列挙されたネットワーク側機器12のタイプを含んでもよいが、それらに限らず、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0312】
本出願の実施例によるDRX決定装置1000は、
図4の方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0313】
選択的に、
図11に示すように、本出願の実施例は、端末1100をさらに提供し、プロセッサ1101と、メモリ1102と、メモリ1102に記憶されており、且つ前記プロセッサ1101上で運行できるプログラム又は命令とを含み、例えばこのプログラム又は命令がプロセッサ1101により実行される時、上記
図3又は
図4の方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0314】
図12は、本出願の実施例を実現する端末のハードウェア構造概略図である。
【0315】
この端末1200は、無線周波数ユニット1201、ネットワークモジュール1202、オーディオ出力ユニット1203、入力ユニット1204、センサ1205、表示ユニット1206、ユーザ入力ユニット1207、インターフェースユニット1208、メモリ1209、及びプロセッサ1210などの部材を含むが、それらに限らない。
【0316】
当業者であれば理解できるように、端末1200は、各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ1210にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
図12に示す端末構造は、端末に対する限定を構成せず、端末は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0317】
理解すべきこととして、本出願の実施例では、入力ユニット1204は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)12041とマイクロホン12042を含んでもよく、グラフィックスプロセッサ12041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。表示ユニット1206は、表示パネル12061を含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどの形式で表示パネル12061が配置されてもよい。ユーザ入力ユニット1207は、タッチパネル12071及び他の入力機器12072を含む。タッチパネル12071は、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル12071は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。他の入力機器12072は、物理的キーボード、機能キー(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らず、ここでこれ以上説明しない。
【0318】
本出願の実施例では、無線周波数ユニット1201は、ネットワーク側機器からの下りリンクのデータを受信した後に、プロセッサ1210に処理させ、また、上りリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。一般的には、無線周波数ユニット1201は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。
【0319】
メモリ1209は、ソフトウェアプログラム又は命令及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ1209は、主にプログラム又は命令記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよく、ここで、プログラム又は命令記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム又は命令(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができる。なお、メモリ1209は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリを含んでもよく、ここで、非揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスであってもよい。
【0320】
プロセッサ1210は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ1210は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合してもよく、ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェースとアプリケーションプログラム又は命令などを処理するものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するものであり、例えばベースバンドプロセッサである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ1210に統合されなくてもよい。
【0321】
場合1、端末1200は、上記第一の端末である。
【0322】
この場合、無線周波数ユニット1201は、
第二の端末に第一の情報を送信することであって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数であることと、
前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信することとに用いられる。
【0323】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個のインデックス値とのうちの少なくとも一つを含む。
【0324】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個の特徴情報グループをさらに含む。
【0325】
選択的に、前記特徴情報グループは、SL DRX配置優先度と、サービス品質QoSと、論理チャネル識別子と、論理チャネル優先度と、ベアラ識別子と、ベアラ優先度と、QoSフロー識別子と、アプリケーション識別子と、サービス識別子と、ソースアドレスレイヤ2識別子と、宛先アドレスレイヤ2識別子とのうちの少なくとも一つを含む。
【0326】
選択的に、前記SL DRX配置は、SL DRXの、周期と、ターゲットリファレンス時点に対するオフセット量と、持続時間長と、非アクティブ化タイマの運行時間長と、ハイブリッド自動再送要求HARQプロセスに関連する往復時間RTTタイマの運行時間長と、再送タイマの運行時間長とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記ターゲットリファレンス時点は、前記SL DRX配置が有効になるリファレンス時点である。
【0327】
選択的に、前記第一の情報は、ダイレクトリンク確立要求メッセージと、ダイレクトリンク修正要求メッセージと、ダイレクトリンク無線リソース制御RRC再配置メッセージと、SL DRX配置要求メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0328】
選択的に、前記フィードバック情報は、
M個のインデックス値と、
M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータと、
KセットのSL DRX配置とのうちのいずれか一つを含み、
ここで、前記M個のインデックス値は、前記NセットのSL DRX配置のうちのMセットのSL DRX配置と一対一に対応し、前記第一のSL DRX配置は、前記MセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置を含み、Mは、N以下の正の整数であり、Kは、正の整数である。
【0329】
選択的に、前記KセットのSL DRX配置は、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置のうちのSL DRX配置であることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを満たす。
【0330】
選択的に、前記第一のパラメータは、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって受け入れられるパラメータと、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータとのうちのいずれか一つである。
【0331】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージと、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置完了メッセージと、SL DRX配置応答メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0332】
選択的に、前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、プロセッサ1210は、
前記第一の端末が前記フィードバック情報を拒否した場合、第一の操作を実行するために用いられ、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含む。
【0333】
前記第一の操作は、
無線周波数ユニット1201によって前記第二の端末に第二の情報を送信することであって、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられることと、
ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することと、
前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることとのうちのいずれか一つを含む。
【0334】
選択的に、前記フィードバック情報は、前記NセットのSL DRX配置の受け入れを拒否することを指示する。
【0335】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージと、ダイレクトリンク修正拒否メッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージと、SL DRX配置拒否メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0336】
選択的に、プロセッサ1210はさらに、
第二の操作を実行するために用いられ、
ここで、前記第二の操作は、
無線周波数ユニット1201によって前記第二の端末に第二の情報を送信することであって、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられることと、
ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することと、
前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることとのうちのいずれか一つを含む。
【0337】
選択的に、前記第二の情報は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージによって乗せられる。
【0338】
選択的に、プロセッサ1210はさらに、第三の情報に基づき、前記NセットのSL DRX配置を決定するために用いられ、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0339】
選択的に、前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、プロセッサ1210はさらに、第三の情報に基づき、前記フィードバック情報を受け入れるか否かを決定するために用いられ、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられ、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含む。
【0340】
場合2、端末1200は、上記第二の端末である。
【0341】
この場合、無線周波数ユニット1201は、
第一の端末により送信された第一の情報を受信することであって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数であることと、
前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信することとに用いられる。
【0342】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個のインデックス値とのうちの少なくとも一つを含む。
【0343】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個の特徴情報グループをさらに含む。
【0344】
選択的に、前記特徴情報グループは、SL DRX配置優先度と、サービス品質QoSと、論理チャネル識別子と、論理チャネル優先度と、ベアラ識別子と、ベアラ優先度と、QoSフロー識別子と、アプリケーション識別子と、サービス識別子と、ソースアドレスレイヤ2識別子と、宛先アドレスレイヤ2識別子とのうちの少なくとも一つを含む。
【0345】
選択的に、前記SL DRX配置は、SL DRXの、周期と、ターゲットリファレンス時点に対するオフセット量と、持続時間長と、非アクティブ化タイマの運行時間長と、ハイブリッド自動再送要求HARQプロセスに関連する往復時間RTTタイマの運行時間長と、再送タイマの運行時間長とのうちの少なくとも一つを含み、ここで、前記ターゲットリファレンス時点は、前記SL DRX配置が有効になるリファレンス時点である。
【0346】
選択的に、前記第一の情報は、ダイレクトリンク確立要求メッセージと、ダイレクトリンク修正要求メッセージと、ダイレクトリンク無線リソース制御RRC再配置メッセージと、SL DRX配置要求メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0347】
選択的に、前記フィードバック情報は、
M個のインデックス値と、
M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータと、
KセットのSL DRX配置とのうちのいずれか一つを含み、
ここで、前記M個のインデックス値は、前記NセットのSL DRX配置のうちのMセットのSL DRX配置と一対一に対応し、前記第一のSL DRX配置は、前記MセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置を含み、Mは、N以下の正の整数であり、Kは、正の整数である。
【0348】
選択的に、前記KセットのSL DRX配置は、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置のうちのSL DRX配置であることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを満たす。
【0349】
選択的に、前記第一のパラメータは、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって受け入れられるパラメータと、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータとのうちのいずれか一つである。
【0350】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージと、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置完了メッセージと、SL DRX配置応答メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0351】
選択的に、前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、無線周波数ユニット1201はさらに、前記第一の端末により送信された第二の情報を受信するために用いられ、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられ、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットにおけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含む。
【0352】
選択的に、前記フィードバック情報は、前記NセットのSL DRX配置の受け入れを拒否することを指示する。
【0353】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージと、ダイレクトリンク修正拒否メッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージと、SL DRX配置拒否メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0354】
選択的に、無線周波数ユニット1201はさらに、
前記第一の端末により送信された第二の情報を受信するために用いられ、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられる。
【0355】
選択的に、前記第二の情報は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージによって乗せられる。
【0356】
選択的に、プロセッサ1210はさらに、第三の情報に基づき、前記フィードバック情報を生成するために用いられ、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0357】
説明すべきこととして、本実施例における上記端末1200は、本出願の実施例において
図3の方法の実施例における各プロセスを実現することができ、且つ同じ有益な効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0358】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、上記
図3又は
図4の方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0359】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の端末におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。前記可読記憶媒体は、揮発性であってもよく、非揮発性であってもよい。なお、説明すべきこととして、前記可読記憶媒体は、非一時的であってもよい。
【0360】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、ネットワーク側機器のプログラム又は命令を運行し、上記
図3又は
図4の方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0361】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0362】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は討論された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0363】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって具現化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0364】
以上では、図面を結び付けながら本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と特許請求の範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【手続補正書】
【提出日】2023-04-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年10月22日に中国で提出された中国特許出願番号No.202011142484.5の優先権を主張しており、同出願の内容のすべては、ここに参照として取り込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術分野に属し、具体的には、DRX決定方法、装置、端末及び可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムは、端末同士がネットワーク側機器を介さずに直接通信するためのサイドリンク(Sidelink、SL)をサポートすることができる。端末の電力消費を低減するために、SL非連続受信(Discontinuous Reception、DRX)メカニズムを導入することができる。
【0004】
SL DRXメカニズムは、従来のUu DRXメカニズムと類似しており、その主な区別は、DRX配置の応用が異なることであり、SL DRX配置は、一対の端末間の送受信に用いられるが、Uu DRX配置は、一つの端末とネットワーク側機器との間の送受信に用いられる。従来の技術において、Uu DRX配置は、ネットワーク側機器によって決定される。SL DRXメカニズムがUu DRXメカニズムを再利用する場合、端末がネットワーク側機器のカバー範囲外で作動する可能性があり、ネットワーク側機器がSL通信の業務特性を十分に理解していないなどの問題があることを考慮すると、ネットワーク側機器によって決定されるSL DRX配置の信頼性は、比較的に低い。
【発明の概要】
【0005】
本出願の実施例は、SL DRX配置のネゴシエーションを実現できるDRX決定方法、装置、端末及び可読記憶媒体を提供する。
第一の態様によれば、第一の端末によって実行されるDRX決定方法を提供し、前記方法は、
第二の端末に第一の情報を送信することであって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数であることと、
前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信することとを含む。
【0006】
第二の態様によれば、第二の端末によって実行されるDRX決定方法を提供し、前記方法は、
第一の端末により送信された第一の情報を受信することであって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数であることと、
前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信することとを含む。
【0007】
第三の態様によれば、DRX決定装置を提供し、前記DRX決定装置は、
第二の端末に第一の情報を送信するための第一の送信モジュールであって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数である第一の送信モジュールと、
前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信するための第一の受信モジュールとを含む。
【0008】
第四の態様によれば、DRX決定装置を提供し、前記DRX決定装置は、
第一の端末により送信された第一の情報を受信するための第二の受信モジュールであって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数である第二の受信モジュールと、
前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信するための第二の送信モジュールとを含む。
【0009】
第五の態様によれば、端末を提供し、この端末は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は、第二の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0010】
第六の態様によれば、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体には、プログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は、第二の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0011】
第七の態様によれば、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと、通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、ネットワーク側機器のプログラム又は命令を運行し、第一の態様に記載の方法を実現し、又は、第二の態様に記載の方法を実現するために用いられる。
【0012】
第八の態様によれば、プログラム製品を提供し、前記プログラム製品は、非揮発性の記憶媒体に記憶されており、前記プログラム製品は、少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、第一の態様に記載の方法を実現し、又は第二の態様に記載の方法を実現する。
【発明の効果】
【0013】
本出願の実施例では、第一の端末は、自ら提案するNセットのSL DRX配置を第二の端末に指示することで、第二の端末がそれにより提案されるSL DRX配置を受け入れか否かを決め、且つ該当するフィードバックを行うことができる。これで分かるように、本出願の実施例では、SL通信の第一の端末と第二の端末は、適切なSL DRX配置を自らネゴシエーションして決定することができ、このように、決定されるSL DRX配置がSL通信の業務特性により適合することによって、決定されるSL DRX配置の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図である。
【
図2】本出願の実施例によるDRX周期の概略図である。
【
図3】本出願の実施例によるDRX決定方法のフローチャートのその一である。
【
図4】本出願の実施例によるDRX決定方法のフローチャートのその二である。
【
図5a】本出願の実施例によるPC5ユニキャストリンク確立プロセスの概略図のその一である。
【
図5b】本出願の実施例によるPC5ユニキャストリンク確立プロセスの概略図のその二である。
【
図5c】本出願の実施例によるPC5ユニキャストリンク確立プロセスの概略図のその三である。
【
図6a】本出願の実施例によるPC5ユニキャストリンク修正プロセスの概略図のその一である。
【
図6b】本出願の実施例によるPC5ユニキャストリンク修正プロセスの概略図のその二である。
【
図6c】本出願の実施例によるPC5ユニキャストリンク修正プロセスの概略図のその三である。
【
図7a】本出願の実施例によるPC5 RRC再配置プロセスの概略図のその一である。
【
図7b】本出願の実施例によるPC5 RRC再配置プロセスの概略図のその二である。
【
図7c】本出願の実施例によるPC5 RRC再配置プロセスの概略図のその三である。
【
図8a】本出願の実施例によるPC5-S又はPC5 RRCプロセスの概略図のその一である。
【
図8b】本出願の実施例によるPC5-S又はPC5 RRCプロセスの概略図のその二である。
【
図8c】本出願の実施例によるPC5-S又はPC5 RRCプロセスの概略図のその三である。
【
図9】本出願の実施例によるDRX決定装置の構造図のその一である。
【
図10】本出願の実施例によるDRX決定装置の構造図のその二である。
【
図11】本出願の実施例による端末の構造図のその一である。
【
図12】本出願の実施例による端末の構造図のその二である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用されるデータは、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、且つ「第一」、「第二」によって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の個数を限定せず、例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0016】
指摘すべきこととして、本出願の実施例に記述された技術は、ロングタームエボリューション型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、他の無線通信システム、例えば符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一キャリア周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)と他のシステムにも適用できる。本出願の実施例における用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用され、記述された技術は、以上に言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。しかしながら、以下の記述は、例示の目的でニューラジオ(New Radio、NR)システムを記述しているとともに、以下の大部分の記述においてNR用語を使用しており、これらの技術は、NRシステム応用以外の応用、例えば第六世代(6th Generation、6G)通信システムに適用されてもよい。
【0017】
図1は、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図を示す。無線通信システムは、第一の端末11と、ネットワーク側機器12と、第二の端末13とを含む。ここで、ネットワーク側機器12は、それぞれ第一の端末11と第二の端末13と通信してもよく、第一の端末11は、第二の端末12と通信してもよい。
【0018】
実際の応用において、
図1に示すように、端末は、上りリンクリンク(UpLink、UL)を介してネットワーク側機器に情報を送信してもよく、ネットワーク側機器は、下りリンクリンク(DownLink、DL))を介して端末に情報を送信してもよい。第一の端末11と第二の端末13は、サイドリンク(Sidelink、SL))を介して直接通信してもよく、即ち第一の端末11と第二の端末13は、ネットワーク側機器12を介さずに通信してもよい。サイドリンクは、側リンク、エッジリンク、サブリンクなどと呼ばれてもよい。
【0019】
本出願の実施例では、一つの実現方式において、第一の端末は、SL通信の送信端末であってもよく、第二の端末は、SL通信の受信端末であってもよく、別の実現方式において、第一の端末は、SL通信の受信端末であってもよく、第二の端末は、SL通信の送信端末であってもよく、具体的には、実際の状況に応じて決められてもよく、本出願の実施例は、これに対して限定しない。
【0020】
端末は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよい。実際の応用において、端末は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)(又は、ノートパソコンと呼ばれる)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、モバイルインターネットディバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器(VUE)、歩行者端末(PUE)などであってもよく、ウェアラブルデバイスは、ブレスレット、イヤホン、メガネなどを含む。ネットワーク側機器は、基地局又はコアネットワークであってもよく、ここで、基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station、BTS)、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベーシックサービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、家庭用Bノード、家庭用進化型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、トランスミッションポイント(Transmitting Receiving Point、TRP)又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限らない。
【0021】
理解の便宜上、以下は、本出願の実施例に関わるいくつかの内容を説明する。
【0022】
一、Sidelink。
【0023】
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムは、端末間でネットワーク側機器を介さずにデータを直接伝送するためのSidelinkをサポートすることができる。
【0024】
LTE Sidelinkの設計は、特定の公衆安全事務(例えば、火災場所又は地震などの災難場所で緊急通信を行う)又はビークルツーエブリシング(Vehicle to Everything、V2X)通信などに適用される。ビークルツーエブリシング通信は、様々な業務、例えば、基本安全類通信、高級(自動)運転、編隊、センサ拡張などを含む。LTE Sidelinkがブロードキャスト通信のみをサポートするため、LTE Sidelinkは、主に基本安全類通信に用いられ、遅延、信頼性などの面で、厳密なサービス品質(Quality of Service、QoS)需要を有する他の高級V2X業務は、第五世代(5-th-Generation、5G)ニューラジオ(New Radio、NR)sidelinkによってサポートされる。
【0025】
二、Sidelinkの伝送形式。
【0026】
Sidelink伝送は、ブロードキャスト(Broadcast)、グループキャスト(Groupcast)、ユニキャスト(Unicast)の複数の伝送形式を含んでもよい。ユニキャストは、その名の通り一対一(One to One)の伝送である。グループキャストとブロードキャストは、いずれも一対複数(One to Many)の伝送であるが、ブロードキャストには、UEが同一のグループに属する概念がない。Sidelinkのユニキャストとグループキャスト通信は、物理層のハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat Request、HARQ)フィードバックメカニズムをサポートする。
【0027】
三、リソース割り当てモード(Mode)。
【0028】
Sidelinkのリソース割り当てモードは、以下の二種類を含んでもよい。
【0029】
1)Mode 1:基地局(Base Station、BS)は、UEがSL伝送のために使用するSLリソース(BS schedules SL resource(s)to be used by UE for SL transmission(s))をスケジューリングする。このモードで、ネットワーク側機器(例えば基地局)がリソースを制御して各UEに割り当てるため、このモードは、基地局スケジューリングモードと呼ばれてもよい。
【0030】
2)Mode 2:UEは、BS/ネットワーク(Network)又は予め配置されるSLリソースにより配置されるSLリソースにおけるSL伝送リソース(UE determines、i.e.BS does not schedule、SL transmission resource(s)within SL resources configured by BS/network or pre-configured SL resources)を決定する(即ちBSがスケジューリングしない)。このモードで、各UEが自律的にリソースを選択するため、このモードは、UE自律モードと呼ばれてもよい。
【0031】
四、Uuエアインターフェース非連続受信(Discontinuous Reception、DRX)、以下では、Uu DRXと略称される。
【0032】
LTEとNRには、いずれもDRXメカニズムが導入されている。DRXメカニズムは、DRXのアクティブ化時間(DRX on)とDRXの非アクティブ化時間(DRX off)を配置することによってUEの省電力を達成する。
【0033】
DRX周期(DRX cycle)のOn Duration期間において、UEは、物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)をモニタリングする(UE shall monitor PDCCH)。
【0034】
あるDRX cycle のOn Duration期間において、PDCCHをモニタリングしておらず、即ちスケジューリングされていない場合、On Duration期間の後にUEは、DRX機会(Opportunity for DRX)とも呼ばれるこのDRX cycle のoff期間に入る。この場合、このDRXのDRX on長さは、このDRXのOn Durationの長さであり、このDRXは、有効化されるDRXと呼ばれてもよい。例えば、このDRXのOn Durationが10個のスロット(slot)を含むとすると、このDRXのDRX onの長さは、10個のslotを含む。理解の便宜上、
図2を参照する。
図2において、DRX周期(DRX cycle)の持続時間(On Duration)は、DRX onである。
【0035】
あるDRX cycle のOn Duration期間において、あるslotでPDCCHをモニタリングしており、即ちあるslotでスケジューリングされてデータを受信した後に、次のいくつかのslot内にスケジューリングされ続ける可能性が大きい。そのため、UEが初期伝送データをスケジューリングされるごとに、タイマdrx-InactivityTimerを起動又は再起動し、UEは、このタイマがタイムアウトするまでアクティブ化状態にある。この場合、このDRXのDRX on長さは、このDRXのOn Duration長さ、drx-InactivityTimerの運行時間長、及びスケジューリング時点によって連携して決定され、このDRXは、アクティブ化されるDRXと呼ばれてもよい。例えば、このDRXのOn Durationが10個のslotを含み、スケジューリング時点がこの10個のslotのうちの6番目のslotであり、drx-InactivityTimerの運行時間長が10個のslotであるとすると、このDRXのDRX onの長さは、15個のslotを含む。
【0036】
DRXを配置する際に、持続時間タイマ(onDurationTimer)、DRX非アクティブ化タイマ(drx-InactivityTimer)、DRX再送タイマ(drx-RetransmissionTimer)、長DRX周期開始オフセット値(longDRX-CycleStartOffset)などのパラメータを配置する。
【0037】
UEは、DRXを配置した後に、送信又は受信データのデコーディングに失敗した場合、UEは、アクティブ化時間に入り、制御チャネルをモニタリングし、ネットワークによりスケジューリングされる再送を待つ必要がある。
【0038】
下りリンクのデータ受信に対し、UEは、PDCCHにより指示される下りリンクデータ伝送を受信しており、且つHARQ情報をフィードバックした後に、対応するHARQプロセスのために下りリンクバックホールタイマ(HARQ往復時間(Round Trip Time、RTT)Timer)を起動する。HARQ RTT Timerがタイムアウトした後に、且つこのHARQプロセスのデータのデコーディングに成功しなかった場合、UEは、再送タイマ(drx-RetransmissionTimer)を起動し、且つPDCCHをモニタリングし、伝送を待つ。
【0039】
上りリンクデータ送信に対し、UEは、PDCCHにより指示される上りリンクデータ伝送を受信した後に、対応するHARQプロセスのために上りリンクバックホールタイマHARQ RTT Timerを起動する。HARQ RTT Timerがタイムアウトした後に、UEは、再送タイマ(drx-ULRetransmissionTimer)を起動し、且つアクティブ化状態に入り、PDCCHをモニタリングし、ネットワークによりスケジューリングされる伝送を待つ。
【0040】
図3を参照すると、
図3は、本出願の実施例によるDRX決定方法のフローチャートのその一である。
図3に示すDRX決定方法は、第一の端末によって実行されてもよい。
【0041】
図3に示すように、DRX決定方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0042】
ステップ301、第二の端末に第一の情報を送信し、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数である。
【0043】
具体的に実現される時に、第一の実現方式において、前記NセットのSL DRX配置は、前記第一の端末により生成されるSL DRX配置であってもよい。第二の実現方式において、前記NセットのSL DRX配置は、前記第一の端末が予め取得されたSL DRX配置から選択したSL DRX配置であってもよく、ここで、前記少なくとも一セットのSL DRX配置は、ネットワーク側機器によって配置され、予め配置され、V2Xレイヤによって配置され、又はプロトコルによって約定されてもよく、具体的には、実際の状況に応じて決められてもよく、本出願の実施例は、これに対して限定しない。
【0044】
選択的に、前記SL DRX配置は、SL DRXの、周期と、ターゲットリファレンス時点に対するオフセット量と、持続時間長と、非アクティブ化タイマの運行時間長と、ハイブリッド自動再送要求HARQプロセスに関連する往復時間RTTタイマの運行時間長と、再送タイマの運行時間長とのうちの少なくとも一つを含む。
【0045】
ここで、前記ターゲットリファレンス時点は、前記SL DRX配置が有効になるリファレンス時点である。具体的に実現される時に、前記ターゲットリファレンス点は、前記第一の端末によって決められ、ネットワーク側機器によって配置され、予め配置され、V2Xレイヤによって配置され、又はプロトコルによって約定されてもよく、具体的には、実際の状況に応じて決められてもよく、本出願の実施例は、これに対して限定しない。説明すべきこととして、対応する異なるSL DRX配置に含まれる具体的なパラメータは、同じであってもよく、異なってもよく、対応する異なるSL DRX配置に含まれるパラメータ数は、等しくてもよく、等しくなくてもよく、具体的には、実際の状況に応じて決められてもよく、本開示の実施例は、これに対して限定しない。
【0046】
ステップ302、前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信する。
【0047】
本出願の実施例では、前記第二の端末は、前記第一の端末により提案される前記NセットのSL DRX配置を取得した後に、前記NセットのSL DRX配置を受け入れるか否かを決め、且つ該当するフィードバックを行うことができる。
【0048】
具体的に実現される時に、前記第二の端末が前記NセットのSL DRX配置を受け入れるか否かを決めることは、1)前記NセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置を受け入れることと、2)前記NセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置における一部のパラメータのみを受け入れることと、3)前記NセットのSL DRX配置を拒否することとのうちのいずれか一つを含んでもよい。
【0049】
1)に対し、前記第二の端末は、前記フィードバック情報によって前記第二の端末により受け入れられたSL DRX配置を指示してもよい。前記第一の端末は、前記フィードバック情報を受信した後に、前記第二の端末により受け入れられたSL DRX配置のうちのターゲットSL DRX配置を決定し、且つこのターゲットSL DRX配置を使用して前記第二の端末とSL DRX通信を行ってもよい。
【0050】
2)に対し、前記第二の端末は、前記フィードバック情報によって前記第二の端末により受け入れられたSL DRX配置の第一のパラメータを指示してもよく、前記第一のパラメータは、前記第二の端末によって受け入れられるパラメータ、又は、前記第二の端末によって拒否され、修正されたパラメータであってもよい。
【0051】
前記第一のパラメータが前記第二の端末によって受け入れられるパラメータである場合、前記第一の端末は、前記フィードバック情報を受信した後に、前記第二の端末に前記第一のパラメータを再提案してもよく、その具体的な処理フローは、前記第二の端末にSL DRX配置を提案することと同じであり、両方の主な区別が両方の提案対象が異なることであるため、前記第二の端末に前記第一のパラメータを再提案する具体的な処理フローは、前記第二の端末にSL DRX配置を提案する処理フローを参照すればよく、ここでこれ以上説明しない。
【0052】
前記第一のパラメータが、前記第二の端末によって拒否され、修正されたパラメータである場合、前記第一の端末は、前記フィードバック情報を受信した後に、前記第一のパラメータを受け入れるか否かを決めてもよい。受け入れた場合、前記第一の端末と前記第二の端末の両方により受け入れられたSL DRX配置のうちのターゲットSL DRX配置を決定し、且つこのターゲットSL DRX配置を使用して前記第二の端末とSL DRX通信を行ってもよい。拒否した場合、前記第二の端末とSL DRX配置を再ネゴシエーションし、又は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に(即ち送受信されるデータがある場合、DRX状態ではなく、連続送受信状態にあるよう)設定し、又は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のダイレクトリンクをリリースしてもよい。
【0053】
3)に対し、前記第二の端末は、前記フィードバック情報によって前記NセットのSL DRX配置を拒否するよう前記第二の端末に指示してもよい。さらに、前記第二の端末はさらに、前記フィードバック情報によって前記第二の端末により提案されるSL DRX配置を指示してもよい。
【0054】
前記フィードバック情報が前記第二の端末により提案されるSL DRX配置を指示していない場合、前記第一の端末は、前記フィードバック情報を受信した後に、前記第二の端末とSL DRX配置を再ネゴシエーションし、又は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に(即ち送受信されるデータがある場合、DRX状態ではなく、連続送受信状態にあるよう)設定し、又は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のダイレクトリンクをリリースしてもよい。
【0055】
前記フィードバック情報が、前記第二の端末により提案されるSL DRX配置を指示する場合、前記第一の端末は、前記フィードバック情報を受信した後に、前記第二の端末により提案されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決めてもよい。受け入れた場合、前記第一の端末と前記第二の端末の両方により受け入れられたSL DRX配置のうちのターゲットSL DRX配置を決定し、且つこのターゲットSL DRX配置を使用して前記第二の端末とSL DRX通信を行ってもよい。拒否した場合、前記第二の端末とSL DRX配置を再ネゴシエーションし、又は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に(即ち送受信されるデータがある場合、DRX状態ではなく、連続送受信状態にあるよう)設定し、又は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のダイレクトリンクをリリースしてもよい。
【0056】
本出願の実施例のDRX決定方法では、第一の端末は、自ら提案するNセットのSL DRX配置を第二の端末に指示し、第二の端末がそれにより提案されるSL DRX配置を受け入れか否かを決め、且つ該当するフィードバックを行うことに供することができる。これで分かるように、本出願の実施例では、SL通信の第一の端末と第二の端末は、適切なSL DRX配置を自らネゴシエーションして決定することができ、このように、決定されるSL DRX配置がSL通信の業務特性により適合することによって、決定されるSL DRX配置の信頼性を向上させることができる。
【0057】
一、以下は、本出願の実施例における第一の情報を説明する。
【0058】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個のインデックス値とのうちの少なくとも一つを含む。つまり、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と、前記N個のインデックス値とのうちの少なくとも一つを運ぶことによって、前記NセットのSL DRX配置を指示することができる。
【0059】
前記内容から分かるように、第一の実現方式において、前記NセットのSL DRX配置は、前記第一の端末によって生成されてもよく、第二の実現方式において、前記NセットのSL DRX配置は、前記第一の端末によって選択されてもよい。異なる実現方式で決定される前記NセットのSL DRX配置に対し、前記第一の情報が前記NセットのSL DRX配置を指示する方式は、異なってもよく、具体的には、以下のように説明される。
【0060】
上記第一の実現方式によって決定される前記NセットのSL DRX配置に対し、前記第一の情報は少なくとも、前記NセットのSL DRX配置を含み、このように、前記第二の端末は、前記第一の情報を受信した後にのみ、前記NセットのSL DRX配置を取得することができる。さらに、前記第一の情報はさらに、前記N個のインデックス値を含んでもよく、このように、前記第二の端末は、前記NセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置の一部又はすべてのパラメータを受け入れた場合、インデックス値を直接返信することによって受け入れられるSL DRX配置を指示することができ、それによってシグナリングオーバヘッドを節約することができる。
【0061】
上記第二の実現方式によって決定される前記NセットのSL DRX配置に対し、前記第二の端末が同様の方式によってSL DRX配置を取得することができるため、前記第一の情報は、前記N個のインデックス値のみを含んでもよく、それによってシグナリングオーバヘッドを節約することができる。
【0062】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個の特徴情報グループをさらに含む。
【0063】
具体的に実現される時に、SL DRX配置に対応する特徴情報グループは、前記第二の端末がこのSL DRX配置を受け入れるか否か、又は、このSL DRX配置の一部のパラメータを修正するか否かを決めるために用いられてもよい。
【0064】
選択的に、前記特徴情報グループは、SL DRX配置優先度(priority)と、サービス品質(Quality of Service、QoS)と、論理チャネル(Logical Channel、LC)識別子(ID)と、論理チャネル優先度と、ベアラ(bearer)識別子と、ベアラ優先度と、QoSフロー識別子と、アプリケーション識別子(application ID)と、サービス識別子(service identifier)と、ソースアドレスレイヤ2識別子(source L2 ID)と、宛先アドレスレイヤ2識別子(destination L2 ID)とのうちの少なくとも一つを含む。
【0065】
具体的に実現される時に、QoSは、データパケット又はデータストリームの優先度、遅延、信頼性などのパラメータを含んでもよい。SL DRX配置のSL DRX配置優先度は、このSL DRX配置におけるパラメータの修正を許容するか否かを決めることであって、例えば、あるSL DRX配置のSL DRX配置優先度が予め設定されるSL DRX配置優先度よりも低い場合にのみ、このSL DRX配置の修正を許容し、そうではない場合、このSL DRX配置の修正を許容しないことと、前記ターゲットSL DRX配置を決めることであって、例えば、前記第一の端末と前記第二の端末がネゴシエーションして決定したSL DRX配置が複数ある場合、これらの複数のSL DRX配置のうちのSL DRX配置優先度が一番高いSL DRX配置をターゲットSL DRX配置として選択し、且つSL DRX配置を採用してSL DRX通信を行ってもよいこととのうちのいずれか一つに用いられてもよい。
【0066】
前記特徴情報グループは、ネットワーク側機器によって配置され、予め配置され、V2Xレイヤによって配置され、又はプロトコルによって約定されてもよく、具体的には、実際の状況に応じて決められてもよく、本出願の実施例は、これに対して限定しない。説明すべきこととして、対応する異なるSL DRX配置の特徴情報グループに含まれる具体的なパラメータは、同じであってもよく、異なってもよく、対応する異なるSL DRX配置の特徴情報グループに含まれるパラメータ数は、等しくてもよく、等しくなくてもよく、具体的には、実際の状況に応じて決められてもよく、本開示の実施例は、これに対して限定しない。
【0067】
選択的に、前記第一の情報は、ダイレクトリンク確立要求メッセージと、ダイレクトリンク修正要求メッセージと、ダイレクトリンク無線リソース制御RRC再配置メッセージと、SL DRX配置要求メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられてもよい。
【0068】
具体的に実現される時に、前記第一の端末と前記第二の端末は、異なるプロセスによってSL DRX配置をネゴシエーションしてもよく、異なるプロセスでSL DRX配置をネゴシエーションする時、前記第一の情報は、異なるメッセージによって乗せられてもよく、具体的には、以下のように説明される。
【0069】
方式一、前記第一の端末は、従来のプロセス、例えば、PC5ユニキャストリンク確立プロセス、PC5ユニキャストリンク修正プロセス、PC5 RRC再配置プロセスなどを多重化し、SL DRX配置をネゴシエーションしてもよく、それによってシグナリングオーバヘッドを節約することができる。
【0070】
具体的には、SL DRX配置のネゴシエーションが、PC5ユニキャストリンク確立プロセスに発生した場合、前記第一の情報は、ダイレクトリンク確立要求メッセージによって乗せられてもよい。SL DRX配置のネゴシエーションが、PC5ユニキャストリンク修正プロセスに発生した場合、前記第一の情報は、ダイレクトリンク修正要求メッセージによって乗せられてもよい。SL DRX配置のネゴシエーションが、PC5 RRC再配置プロセスに発生した場合、前記第一の情報は、ダイレクトリンクRRC再配置メッセージによって乗せられてもよい。
【0071】
方式二、SL DRX配置のネゴシエーションに専用のプロセス、例えばPC5-シグナリング(Signaling、S)又はPC5 RRCプロセスを新たに導入してもよい。このように、SL DRX配置のネゴシエーションを他のフローとの結合から解除し、他のフローと独立して発生させることができ、それによってSL DRX配置のネゴシエーションの柔軟度を向上させることができる。
【0072】
SL DRX配置のネゴシエーションが、新たに導入されるプロセスに発生した場合、前記第一の情報は、SL DRX配置要求メッセージによって乗せられてもよい。
【0073】
二、以下は、本出願の実施例における前記フィードバック情報を説明する。
【0074】
1)選択的に、前記フィードバック情報は、
M個のインデックス値と、
M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータと、
KセットのSL DRX配置とのうちのいずれか一つを含み、
ここで、前記M個のインデックス値は、前記NセットのSL DRX配置のうちのMセットのSL DRX配置と一対一に対応し、前記第一のSL DRX配置は、前記MセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置を含み、Mは、N以下の正の整数であり、Kは、正の整数である。
【0075】
具体的には、以下のように説明される。
【0076】
前記フィードバック情報がM個のインデックス値を含む場合、前記第二の端末が前記第一の端末により提案される前記M個のインデックス値に関連するMセットのSL DRX配置を受け入れることを表す。
【0077】
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含む場合、前記第二の端末が少なくとも前記第一の端末により提案される少なくとも一セットのSL DRX配置の一部のパラメータを受け入れることを表し、ここで、前記少なくとも一セットのSL DRX配置は、前記M個のインデックス値に関連するMセットのSL DRX配置のうちのSL DRX配置である。
【0078】
この場合、選択的に、前記第一のパラメータは、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって受け入れられるパラメータと、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータとのうちのいずれか一つであってもよい。
【0079】
前記フィードバック情報がKセットのSL DRX配置を含む場合、選択的に、前記KセットのSL DRX配置は、
a)前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置のうちのSL DRX配置であることと、
b)前記KセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットのSL DRX配置におけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
c)前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを満たす。
【0080】
前記KセットのSL DRX配置がa)を満たす場合、前記第二の端末が前記第一の端末により提案されるKセットのSL DRX配置を受け入れることを表す。
【0081】
前記KセットのSL DRX配置がb)を満たす場合、前記第二の端末が前記第一の端末の一部の提案を受け入れ、且つ自ら受け入れない部分に対して自らの提案を与えたことを表す。
【0082】
前記KセットのSL DRX配置がc)を満たす場合、前記第二の端末が前記第一の端末の提案を拒否しており、且つ自らの提案を与えたことを表す。
【0083】
1)におけるフィードバック情報に対し、選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージと、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置完了メッセージと、SL DRX配置応答メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられてもよい。
【0084】
理解できるように、前記フィードバック情報の乗せられる方式は、前記第一の情報の乗せられる方式に関連する。前記第一の情報がダイレクトリンク確立要求メッセージによって乗せられる場合、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージによって乗せられてもよく、前記第一の情報がダイレクトリンク修正要求メッセージによって乗せられる場合、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージによって乗せられてもよく、前記第一の情報がダイレクトリンクRRC再配置メッセージによって乗せられる場合、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンクRRC再配置完了メッセージによって乗せられてもよく、前記第一の情報がSL DRX配置要求メッセージによって乗せられる場合、前記フィードバック情報は、SL DRX配置応答メッセージによって乗せられてもよい。
【0085】
1)におけるフィードバック情報に対し、選択的に、前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、前記の、前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信した後に、前記方法は、
前記第一の端末が前記フィードバック情報を拒否した場合、第一の操作を実行することをさらに含み、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットのSL DRX配置におけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含み、
前記第一の操作は、
前記第二の端末に第二の情報を送信することであって、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられることと、
ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することと、
前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることとのうちのいずれか一つを含む。
【0086】
本選択的な実施の形態では、前記フィードバック情報が第一の条件を満たすことは、前記フィードバック情報が前記第二の端末の提案を与えたことを表す。この場合、前記内容から分かるように、前記第一の端末は、前記フィードバック情報を受信した後に、前記第二の端末の提案を受け入れるか否かを決めてもよい。前記第二の端末の提案を拒否し、即ち前記フィードバック情報を拒否した場合、第一の操作を実行してもよい。
【0087】
選択的に、前記第二の情報は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージによって乗せられる。この場合、ダイレクトリンクリリース要求メッセージの送信をトリガーする原因は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことである。
【0088】
前記の、ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することは、前記第一の端末と前記第二の端末との間のダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定し、即ちDRX方式を採用して前記第一の端末と前記第二の端末との間のデータ送受信を行うことを停止し、前記第一の端末と前記第二の端末との間にデータ送受信が存在する場合、データが持続送受信状態にあることとして理解されてもよい。
【0089】
説明すべきこととして、ステップ301とステップ302が、PC5ユニキャストリンク確立プロセスに発生した場合、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージによって乗せられ、前記第一の端末と前記第二の端末との間にダイレクトリンク接続がすでに確立されたことを表すため、前記第一の操作が、前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることを含む場合、前記第一の端末は、他のフロー、例えば、PC5ユニキャストリンク修正プロセス、PC5 RRC再配置プロセス、PC5-S又はPC5 RRCプロセスなどによってSL DRX配置の再ネゴシエーションを行ってもよい。
【0090】
ステップ301とステップ302が、PC5ユニキャストリンク確立プロセス以外の他のプロセスに発生した場合、前記第一の端末と前記第二の端末との間にダイレクトリンク接続がすでに確立されたことを表すため、前記第一の操作が、前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることを含む場合、前記第一の端末は、同じフロー又は異なるフローによってSL DRX配置の再ネゴシエーションを行ってもよく、具体的には、実際の状況に応じて決められてもよく、本出願の実施例は、これに対して限定しない。
【0091】
2)選択的に、前記フィードバック情報は、前記NセットのSL DRX配置の受け入れを拒否することを指示する。
【0092】
1)における前記フィードバック情報に対し、前記第二の端末が前記第一の端末の提案の受け入れを拒否し、且つ自らの提案を与えないことを表す。
【0093】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージと、ダイレクトリンク修正拒否メッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージと、SL DRX配置拒否メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられてもよい。
【0094】
理解できるように、前記フィードバック情報の乗せられる方式は、前記第一の情報の乗せられる方式に関連する。前記第一の情報がダイレクトリンク確立要求メッセージによって乗せられる場合、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージによって乗せられてもよく、前記第一の情報がダイレクトリンク修正要求メッセージによって乗せられる場合、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク修正拒否メッセージによって乗せられてもよく、前記第一の情報がダイレクトリンクRRC再配置メッセージによって乗せられる場合、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージによって乗せられてもよく、前記第一の情報がSL DRX配置要求メッセージによって乗せられる場合、前記フィードバック情報は、SL DRX配置拒否メッセージによって乗せられてもよい。
【0095】
選択的に、前記の、前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信した後に、前記方法は、
第二の操作を実行することをさらに含み、
ここで、前記第二の操作は、
前記第二の端末に第二の情報を送信することであって、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられることと、
ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することと、
前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることとのうちのいずれか一つを含む。
【0096】
選択的に、前記第二の情報は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージによって乗せられる。この場合、ダイレクトリンクリリース要求メッセージの送信をトリガーする原因は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことである。前記の、ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することは、前記記述を参照すればよく、ここでこれ以上説明しない。
【0097】
説明すべきこととして、ステップ301とステップ302が、PC5ユニキャストリンク確立プロセスに発生した場合、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージによって乗せられ、前記第一の端末と前記第二の端末との間にダイレクトリンク接続がまだ確立されていないことを表すため、この場合、前記第二の操作は、前記第二の端末に第二の情報を送信することを含まなくてもよい。
【0098】
本選択的な実施の形態では、SL DRX配置の再ネゴシエーションは、ステップ301とステップ302の位置するフローと同じであってもよく、異なってもよく、具体的には、実際の状況に応じて決められてもよく、本出願の実施例は、これに対して限定しない。
【0099】
本出願の実施例では、端末は、第三の情報を予め取得してもよく、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0100】
具体的に実現される時に、前記上限しきい値及び/又は、前記下限しきい値は、ネットワーク側機器によって配置され、予め配置され、V2Xレイヤによって配置され、又はプロトコルによって約定されてもよく、具体的には、実際の状況に応じて決められてもよく、本出願の実施例は、これに対して限定しない。
【0101】
具体的に実現される時に、前記上限しきい値及び/又は、前記下限しきい値は、端末が、自ら提案するSL DRXのアクティブ化時間長を決定することと、端末が他の端末により提案されるSL DRXのアクティブ化時間長を受け入れるか否かを決めることとのうちの少なくとも一つに用いられてもよく、具体的には、以下のように説明される。
【0102】
選択的に、前記の、第二の端末に第一の情報を送信する前に、前記方法は、
第三の情報に基づき、前記NセットのSL DRX配置を決定することをさらに含み、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0103】
本選択的な実施の形態では、前記上限しきい値及び/又は、前記下限しきい値は、前記第一の端末が前記NセットのSL DRX配置を決定するために用いられる。
【0104】
本選択的な実施の形態では、前記NセットのSL DRX配置に含まれるSL DRXアクティブ化時間長は、前記上限しきい値以下であることと、前記下限しきい値以上であることとのうちの少なくとも一つを満たしてもよい。無論、理解できるように、他の実施の形態において、前記NセットのSL DRX配置に含まれるSL DRXアクティブ化時間長は、前記上限しきい値よりも大きい値、又は、前記下限しきい値よりも小さい値であってもよく、具体的には、実際の状況に応じて決められてもよく、本出願の実施例は、これに対して限定しない。
【0105】
選択的に、前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、前記の、前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信した後に、前記方法は、
第三の情報に基づき、前記フィードバック情報を受け入れるか否かを決定することをさらに含み、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられ、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットのSL DRX配置におけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含む。
【0106】
本選択的な実施の形態では、前記上限しきい値及び/又は、前記下限しきい値は、前記第一の端末が前記第二の端末により提案されるSL DRXのアクティブ化時間長を受け入れるか否かを決めるために用いられてもよい。
【0107】
具体的に実現される時に、前記上限しきい値に対し、前記フィードバック情報により指示されるSL DRXアクティブ化時間長が前記上限しきい値よりも大きい場合、前記第一の端末は、この提案を拒否してもよく、前記フィードバック情報により指示されるSL DRXアクティブ化時間長が前記上限しきい値以下である場合、前記第一の端末は、この提案を受け入れてもよい。このように、ネゴシエーションに成功したSL DRXアクティブ化時間長が長すぎることを回避して、端末の電力消費を低減することができる。
【0108】
前記下限しきい値に対し、前記フィードバック情報により指示されるSL DRXアクティブ化時間長が前記下限しきい値よりも小さい場合、前記第一の端末は、この配置を受け入れてもよい。このように、前記第一の端末が頻繁に再ネゴシエーションをトリガーすることを回避することができる。
【0109】
図4を参照すると、
図4は、本出願の実施例によるDRX決定方法のフローチャートのその二である。
図4に示すDRX決定方法は、ネットワーク側機器によって実行される。
【0110】
図4に示すように、DRX決定方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0111】
ステップ401、第一の端末により送信された第一の情報を受信し、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数である。
【0112】
ステップ402、前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信する。
【0113】
本出願の実施例のDRX決定方法では、第二の端末は、第一の端末により提案されたNセットのSL DRX配置を受信した後に、それにより提案されるSL DRX配置を受け入れか否かを自ら決め、且つ該当するフィードバックを行うことができる。これで分かるように、本出願の実施例では、SL通信の第一の端末と第二の端末は、適切なSL DRX配置を自らネゴシエーションして決定することができ、このように、決定されるSL DRX配置がSL通信の業務特性により適合することによって、決定されるSL DRX配置の信頼性を向上させることができる。
【0114】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個のインデックス値とのうちの少なくとも一つを含む。
【0115】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個の特徴情報グループをさらに含む。
【0116】
選択的に、前記特徴情報グループは、SL DRX配置優先度と、サービス品質QoSと、論理チャネル識別子と、論理チャネル優先度と、ベアラ識別子と、ベアラ優先度と、QoSフロー識別子と、アプリケーション識別子と、サービス識別子と、ソースアドレスレイヤ2識別子と、宛先アドレスレイヤ2識別子とのうちの少なくとも一つを含む。
【0117】
選択的に、前記SL DRX配置は、SL DRXの、周期と、ターゲットリファレンス時点に対するオフセット量と、持続時間長と、非アクティブ化タイマの運行時間長と、ハイブリッド自動再送要求HARQプロセスに関連する往復時間RTTタイマの運行時間長と、再送タイマの運行時間長とのうちの少なくとも一つを含み、ここで、前記ターゲットリファレンス時点は、前記SL DRX配置が有効になるリファレンス時点である。
【0118】
選択的に、前記第一の情報は、ダイレクトリンク確立要求メッセージと、ダイレクトリンク修正要求メッセージと、ダイレクトリンク無線リソース制御RRC再配置メッセージと、SL DRX配置要求メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0119】
選択的に、前記フィードバック情報は、
M個のインデックス値と、
M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータと、
KセットのSL DRX配置とのうちのいずれか一つを含み、
ここで、前記M個のインデックス値は、前記NセットのSL DRX配置のうちのMセットのSL DRX配置と一対一に対応し、前記第一のSL DRX配置は、前記MセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置を含み、Mは、N以下の正の整数であり、Kは、正の整数である。
【0120】
選択的に、前記KセットのSL DRX配置は、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置のうちのSL DRX配置であることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットのSL DRX配置におけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを満たす。
【0121】
選択的に、前記第一のパラメータは、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって受け入れられるパラメータと、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータとのうちのいずれか一つである。
【0122】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージと、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置完了メッセージと、SL DRX配置応答メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0123】
選択的に、前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、前記の、前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信した後に、前記方法は、
前記第一の端末により送信された第二の情報を受信することをさらに含み、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられ、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットのSL DRX配置におけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含む。
【0124】
選択的に、前記フィードバック情報は、前記NセットのSL DRX配置の受け入れを拒否することを指示する。
【0125】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージと、ダイレクトリンク修正拒否メッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージと、SL DRX配置拒否メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0126】
選択的に、前記の、前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信した後に、前記方法は、
前記第一の端末により送信された第二の情報を受信することをさらに含み、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられる。
【0127】
選択的に、前記第二の情報は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージによって乗せられる。
【0128】
選択的に、前記の、前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信する前に、前記方法は、
第三の情報に基づき、前記フィードバック情報を生成することをさらに含み、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0129】
本選択的な実施の形態では、前記上限しきい値及び/又は、前記下限しきい値は、前記第二の端末が前記第一の端末により提案されるSL DRXのアクティブ化時間長を受け入れるか否かを決めるために用いられてもよい。
【0130】
具体的に実現される時に、前記上限しきい値に対し、前記第一の情報により指示されるSL DRXアクティブ化時間長が前記上限しきい値よりも大きい場合、前記第二の端末は、この提案を拒否してもよく、前記第一の情報により指示されるSL DRXアクティブ化時間長が前記上限しきい値以下である場合、前記第二の端末は、この提案を受け入れ、又は、SL DRXアクティブ化時間長を推奨してもよい。このように、ネゴシエーションに成功したSL DRXアクティブ化時間長が長すぎることを回避して、端末の電力消費を低減することができる。
【0131】
前記下限しきい値に対し、前記第一の情報により指示されるSL DRXアクティブ化時間長が前記下限しきい値よりも小さい場合、前記第二の端末は、この配置を受け入れ、この配置を拒否せず、新たなSL DRXを起動せず、又はアクティブ化せず、又は新たなSL DRXをネゴシエーションしなくてもよい。このように、端末が頻繁に再ネゴシエーションをトリガーすることを回避することができる。
【0132】
説明すべきこととして、本実施例は、
図3の方法の実施例に対応するネットワーク側機器の実施例であるため、
図3の方法の実施例における関連説明を参照すればよく、且つ同じ有益な効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0133】
説明すべきこととして、本出願の実施例で紹介される様々な選択的な実施の形態は、互いに結び付けて実現されてもよく、単独で実現されてもよく、本出願の実施例は、これに対して限定しない。
【0134】
理解の便宜上、例示的には、以下のように説明される。
本出願の実施例では、1)UE 1(TX UE)は、SL DRX配置(SL DRX pattern)提案を送信し、UE 2(RX UE)は、SL DRX配置提案を受け入れるか否かを決め、受け入れない場合、さらにSL DRX配置提案を与えてもよい。UE 1は、提案を受け入れるか否かを最終的に決める。
【0135】
上記情報は、従来のシグナリングフローの進化形に運ばれてもよく、又は新たなシグナリングフローを導入してもよい。
【0136】
UE1は、一セット又は複数セットのSL DRX配置を提案してもよく、UE2は、そのうちのあるセットを決めてもよく、さらに、UE2は、一部のパラメータを修正してもよい。
【0137】
SL DRX配置優先度を定義する。優先度の低いSL DRX patternは、修正されてもよい。
【0138】
2)DRX配置のネゴシエーションに成功しなかった場合に対し、処理方式、例えば、a)拒否、b)リンクリリース、c)再ネゴシエーション、d)DRX offなどを提供しており、具体的には、下記記述を参照すればよく、ここで記述しない。
【0139】
3)UEは、対応する有効化又はアクティブ化されるSL DRX on長さがこのしきい値以上であるか否かを判断するためのSL DRX on長さ上限しきい値を配置する。
【0140】
4)UEは、対応する有効化又はアクティブ化される SL DRX on長さがこのしきい値以上であるか否かを判断するためのSL DRX on長さ下限しきい値を配置する。
【0141】
実施例1:SL DRXネゴシエーションは、PC5ユニキャストリンク確立プロセスに発生する。
【0142】
ステップ1:UE 1は、ダイレクトリンク確立要求メッセージに運ばれる少なくとも一セットのSL DRX pattern情報をUE2に送信する。
【0143】
具体的には、各セットのSL DRX pattern情報は、周期、オフセット量、on duration長さ、Inactivity timer長さ、HARQプロセスに関連するRTT timer長さ、再送timer長さなどのパラメータを含んでもよい。
【0144】
なお、各セットのSL DRX pattern情報はさらに、一つのインデックス値に関連し、ダイレクトリンク確立要求メッセージに一緒に運ばれてもよい。
【0145】
なお、各セットのSL DRX pattern情報はさらに、一セットのSL DRX pattern属性に関連してもよく、このセットのSL DRX pattern属性は、優先度(priority)と、QoS(遅延、信頼性などを指す)と、論理チャネル識別子(LCID)と、ベアラ識別子(bearer ID)と、QoSフロー識別子(QoS flow index)と、アプリケーション識別子(application ID)と、サービス識別子(service identifier)と、ソースアドレスレイヤ2識別子(source L2 ID)と、宛先アドレスレイヤ2識別子(destination L2 ID)とのうちの少なくとも一つを含み、SL DRX pattern属性は、V2Xレイヤによって配置され、又は基地局によって配置され、又は予め配置され、又はプロトコルによって定義されてもよい。
【0146】
ステップ2:UE2は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージに運ばれる受け入れ可能なSL DRX pattern情報をUE1にフィードバックする。
【0147】
UE2が受け入れ可能なSL DRX pattern情報の表現方式は、
ステップ1における少なくとも一つのインデックス値と、
ステップ1における少なくとも一つのインデックス値と対応するインデックス値に関連するそのセットのSL DRX pattern情報の一部のパラメータであって、即ちUE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容するものと、
少なくとも一セットのSL DRX pattern情報とのうちのいずれか一つである。ここで、ステップ1の少なくとも一セットのSL DRX pattern情報のコピー(copy)であるか否かを限定せず、即ちUE 2がネゴシエーションプロセスでステップ1を基礎としていくつかのパラメータを修正することを許容する。さらに、ステップ1の優先度が一定のしきい値よりも低いSL DRX patternのみが修正されることができることをさらに限定してもよい。
【0148】
ステップ3:ステップ2に基づき、UE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容する場合、ステップ2の後、UE 1は、UE2によりフィードバックされるSL DRX pattern情報を受け入れるか否かをさらに判断する。受け入れることができない場合、
UE1が、UE2にダイレクトリンクリリース要求メッセージ(ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい)を送信することと、
UE1が、対応するダイレクトリンクをDRX off状態に設定することとのうちのいずれか一つを実行する。
【0149】
ステップ4:UE 2は、受け入れ可能なSL DRX pattern情報がないと判断したため、ダイレクトリンク確立拒否メッセージをフィードバックする。
【0150】
ダイレクトリンク確立拒否メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい。
【0151】
次に、
UE1が、SL DRXの再ネゴシエーションをトリガーし、即ちステップ1に移行し、ダイレクトリンク確立要求メッセージを再開始することと、
UE1が、対応するダイレクトリンクをDRX off状態に設定することとのうちのいずれか一つを実行してもよい。
【0152】
【0153】
図5aは、SL DRX配置のネゴシエーションに成功した場合を示す。
図5aに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0154】
ステップ1:UE1は、UE2に少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのダイレクトリンク確立要求メッセージを送信する。
【0155】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0156】
UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れた場合、ステップ3を実行する。
【0157】
ステップ3:UE2は、UE1にUE2により受け入れられるSL DRX配置を指示するためのダイレクトリンク確立受け入れメッセージを送信する。
【0158】
図5bは、SL DRX配置のネゴシエーションに失敗した場合を示す。
図5bに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0159】
ステップ1:UE1は、UE2に少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのダイレクトリンク確立要求メッセージを送信する。
【0160】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0161】
UE1により推奨されるSL DRX配置を拒否した場合、ステップ3を実行する。
【0162】
ステップ3:UE2は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージをUE1に送信し、前記ダイレクトリンク確立拒否メッセージは、SL DRX配置のネゴシエーション失敗である運び拒否原因値を運んでもよい。
【0163】
ステップ4:UE1は、SL DRX配置の再ネゴシエーションを開始し、UE2にダイレクトリンク確立要求メッセージを送信する。
【0164】
図5cは、SL DRX配置のネゴシエーションに失敗した場合を示す。
図5cに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0165】
ステップ1:UE1は、UE2に少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのダイレクトリンク確立要求メッセージを送信する。
【0166】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0167】
UE1により推奨されるSL DRX配置を修正する場合、ステップ3を実行する。
【0168】
ステップ3:UE2は、UE1にダイレクトリンク確立受け入れメッセージを送信し、前記ダイレクトリンク確立受け入れメッセージは、修正されたSL DRX配置を運んでもよい。
【0169】
ステップ4:UE1は、UE2により修正されたSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0170】
UE2により修正されたSL DRX配置を拒否した場合、ステップ5を実行してもよい。
【0171】
ステップ5:UE1は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージをUE2に送信し、前記ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、SL DRX配置のネゴシエーション失敗であるリリース原因値を運んでもよい。
【0172】
実施例2:SL DRXネゴシエーションは、PC5ユニキャストリンク修正プロセスに発生する。
【0173】
ステップ1:UE 1は、ダイレクトリンク修正要求メッセージに運ばれる少なくとも一セットのSL DRX pattern情報をUE2に送信する。
【0174】
具体的には、各セットのSL DRX pattern情報は、周期、オフセット量、on duration長さ、Inactivity timer長さ、HARQプロセスに関連するRTT timer長さ、再送timer長さなどのパラメータを含んでもよい。
【0175】
なお、各セットのSL DRX pattern情報はさらに、一つのインデックス値に関連し、ダイレクトリンク確立要求メッセージ、ダイレクトリンク修正要求メッセージ、PC5 RRC再配置メッセージに一緒に運ばれてもよい。
【0176】
なお、各セットのSL DRX pattern情報はさらに、一セットのSL DRX pattern属性に関連してもよく、このセットのSL DRX pattern属性は、優先度(priority)と、QoS(遅延、信頼性などを指す)と、論理チャネル識別子(LCID)と、ベアラ識別子(bearer ID)と、QoSフロー識別子(QoS flow index)と、アプリケーション識別子(application ID)と、サービス識別子(service identifier)と、ソースアドレスレイヤ2識別子(source L2 ID)と、宛先アドレスレイヤ2識別子(destination L2 ID)とのうちの少なくとも一つを含み、SL DRX pattern属性は、V2Xレイヤによって配置され、又は基地局によって配置され、又は予め配置され、又はプロトコルによって定義されるものなどであってもよい。
【0177】
ステップ2:UE2は、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージに運ばれる受け入れ可能なSL DRX pattern情報をUE1にフィードバックする。
【0178】
UE2が受け入れ可能なSL DRX pattern情報の表現方式は、
ステップ1における少なくとも一つのインデックス値と、
ステップ1における少なくとも一つのインデックス値と対応するインデックス値に関連するそのセットのSL DRX pattern情報の一部のパラメータであって、即ちUE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容するものと、
少なくとも一セットのSL DRX pattern情報とのうちのいずれか一つである。ここで、ステップ1の少なくとも一セットのSL DRX pattern情報であるか否かを限定せず、即ちUE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容する。さらに、ステップ1の優先度が一定のしきい値よりも低いSL DRX patternのみが修正されることができることをさらに限定してもよい。
【0179】
ステップ2に基づき、UE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容する場合、ステップ2の後、UE 1は、UE2によりフィードバックされるSL DRX pattern情報を受け入れるか否かをさらに判断する。受け入れることができない場合、次に、
UE1が、UE2にダイレクトリンクリリース要求メッセージ(ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい)を送信することと、
UE1が、ダイレクトリンクをリリースしないが、SL DRXの再ネゴシエーションをトリガーし、即ちステップ1に移行し、ダイレクトリンク修正要求メッセージを再開始することと、
UE1が、対応するダイレクトリンクをDRX off状態に設定することとのうちのいずれか一つを実行してもよい。
【0180】
ステップ4:UE 2は、受け入れ可能なSL DRX pattern情報がないと判断したため、ダイレクトリンク修正拒否メッセージをフィードバックする。
【0181】
ダイレクトリンク修正拒否メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい。
【0182】
次に、
UE1が、UE2にダイレクトリンクリリース要求メッセージ(ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい)を送信することと、
UE1が、SL DRXの再ネゴシエーションをトリガーし、即ちステップ1に移行し、ダイレクトリンク修正要求メッセージを再開始することと、
UE1が、対応するダイレクトリンクをDRX off状態に設定することとのうちのいずれか一つを実行してもよい。
【0183】
【0184】
図6aは、SL DRX配置のネゴシエーションに成功した場合を示す。
図6aに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0185】
ステップ1:UE1は、UE2に少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのダイレクトリンク修正要求メッセージを送信する。
【0186】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0187】
UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れた場合、ステップ3を実行する。
【0188】
ステップ3:UE2は、UE2により受け入れられるSL DRX配置を指示するためのダイレクトリンク修正受け入れメッセージをUE1に送信する。
【0189】
図6bは、SL DRX配置のネゴシエーションに失敗した場合を示す。
図6bに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0190】
ステップ1:UE1は、UE2に少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのダイレクトリンク修正要求メッセージを送信する。
【0191】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0192】
UE1により推奨されるSL DRX配置を拒否した場合、ステップ3を実行する。
【0193】
ステップ3:UE2は、ダイレクトリンク修正拒否メッセージをUE1に送信し、前記ダイレクトリンク修正拒否メッセージは、SL DRX配置のネゴシエーション失敗である運び拒否原因値を運んでもよい。
【0194】
ステップ4:UE1は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージをUE2に送信し、前記ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、SL DRX配置のネゴシエーション失敗であるリリース原因値を運んでもよい。
【0195】
図6cは、SL DRX配置のネゴシエーションに失敗した場合を示す。
図6cに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0196】
ステップ1:UE1は、UE2に少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのダイレクトリンク修正要求メッセージを送信する。
【0197】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0198】
UE1により推奨されるSL DRX配置を修正する場合、ステップ3を実行する。
【0199】
ステップ3:UE2は、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージを送信し、前記ダイレクトリンク修正受け入れメッセージは、UE1に修正されたSL DRX配置を運んでもよい。
【0200】
ステップ4:UE1は、UE2により修正されたSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0201】
UE2により修正されたSL DRX配置を拒否した場合、ステップ5を実行してもよい。
【0202】
ステップ5:UE1は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージをUE2に送信し、前記ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、SL DRX配置のネゴシエーション失敗であるリリース原因値を運んでもよい。
【0203】
実施例3:SL DRXネゴシエーションは、PC5 RRC再配置プロセスに発生する。
【0204】
ステップ1:UE 1は、PC5 RRC再配置メッセージに運ばれる少なくとも一セットのSL DRX pattern情報をUE2に送信する。
【0205】
具体的には、各セットのSL DRX pattern情報は、周期、オフセット量、on duration長さ、Inactivity timer長さ、HARQプロセスに関連するRTT timer長さ、再送timer長さなどのパラメータを含んでもよい。
【0206】
なお、各セットのSL DRX pattern情報はさらに、一つのインデックス値に関連し、ダイレクトリンク確立要求メッセージ、ダイレクトリンク修正要求メッセージ、PC5 RRC再配置メッセージに一緒に運ばれてもよい。
【0207】
なお、各セットのSL DRX pattern情報はさらに、一セットのSL DRX pattern属性に関連してもよく、このセットのSL DRX pattern属性は、優先度(priority)と、QoS(遅延、信頼性などを指す)と、論理チャネル識別子(LCID)と、ベアラ識別子(bearer ID)と、QoSフロー識別子(QoS flow index)と、アプリケーション識別子(application ID)と、サービス識別子(service identifier)と、ソースアドレスレイヤ2識別子(source L2 ID)と、宛先アドレスレイヤ2識別子(destination L2 ID)とのうちの少なくとも一つを含み、SL DRX pattern属性は、V2Xレイヤによって配置され、又は基地局によって配置され、又は予め配置され、又はプロトコルによって定義されてもよい。
【0208】
ステップ2:UE2は、PC5 RRC再配置完了メッセージに運ばれる受け入れ可能なSL DRX pattern情報をUE1にフィードバックする。
【0209】
UE2が受け入れ可能なSL DRX pattern情報の表現方式は、
ステップ1における少なくとも一つのインデックス値と、
ステップ1における少なくとも一つのインデックス値と対応するインデックス値に関連するそのセットのSL DRX pattern情報の一部のパラメータであって、即ちUE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容するものと、
少なくとも一セットのSL DRX pattern情報とのうちのいずれか一つである。ここで、ステップ1の少なくとも一セットのSL DRX pattern情報であるか否かを限定せず、即ちUE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容する。さらに、ステップ1の優先度が一定のしきい値よりも低いSL DRX patternのみが修正されることができることをさらに限定してもよい。
【0210】
ステップ2に基づき、UE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容する場合、ステップ2の後、UE 1は、UE2によりフィードバックされるSL DRX pattern情報を受け入れるか否かをさらに判断する。受け入れることができない場合、次に、
UE1が、UE2にダイレクトリンクリリース要求メッセージ(ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい)を送信することと、
UE1が、ダイレクトリンクをリリースしないが、SL DRXの再ネゴシエーションをトリガーし、即ちステップ1に移行し、PC5 RRC再配置メッセージを再開始することと、
UE1が、対応するダイレクトリンクをDRX off状態に設定することとのうちのいずれか一つを実行してもよい。
【0211】
ステップ4:UE 2は、受け入れ可能なSL DRX pattern情報がないと判断したため、PC5 RRC再配置失敗メッセージをフィードバックする。
【0212】
PC5 RRC再配置失敗メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい。
【0213】
次に、
UE1が、UE2にダイレクトリンクリリース要求メッセージ(ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい)を送信することと、
UE1が、SL DRXの再ネゴシエーションをトリガーし、即ちステップ1に移行し、PC5 RRC再配置メッセージを再開始することと、
UE1が、対応するダイレクトリンクをDRX off状態に設定することとのうちのいずれか一つを実行してもよい。
【0214】
【0215】
図7aは、SL DRX配置のネゴシエーションに成功した場合を示す。
図7aに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0216】
ステップ1:UE1は、少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのダイレクトリンクRRC再配置メッセージをUE2に送信する。
【0217】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0218】
UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れた場合、ステップ3を実行する。
【0219】
ステップ3:UE2は、UE2により受け入れられるSL DRX配置を指示するためのダイレクトリンクRRC再配置成功メッセージをUE1に送信する。
【0220】
図7bは、SL DRX配置のネゴシエーションに失敗した場合を示す。
図7bに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0221】
ステップ1:UE1は、UE2に少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのダイレクトリンクRRC再配置メッセージを送信する。
【0222】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0223】
UE1により推奨されるSL DRX配置を拒否した場合、ステップ3を実行する。
【0224】
ステップ3:UE2は、ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージをUE1に送信し、前記ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージは、SL DRX配置のネゴシエーション失敗である運び拒否原因値を運んでもよい。
【0225】
ステップ4:UE1は、SL DRX配置の再ネゴシエーションを開始し、UE2にダイレクトリンクRRC再配置メッセージを送信する。
【0226】
図7cは、SL DRX配置のネゴシエーションに失敗した場合を示す。
図7cに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0227】
ステップ1:UE1は、UE2に少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのダイレクトリンクRRC再配置メッセージを送信する。
【0228】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0229】
UE1により推奨されるSL DRX配置を修正する場合、ステップ3を実行する。
【0230】
ステップ3:UE2は、ダイレクトリンクRRC再配置成功メッセージをUE1に送信し、前記ダイレクトリンクRRC再配置成功メッセージは、修正されたSL DRX配置を運んでもよい。
【0231】
ステップ4:UE1は、UE2により修正されたSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0232】
UE2により修正されたSL DRX配置を拒否した場合、ステップ5を実行してもよい。
【0233】
ステップ5:UE1は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージをUE2に送信し、前記ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、SL DRX配置のネゴシエーション失敗であるリリース原因値を運んでもよい。
【0234】
実施例4:SL DRXネゴシエーションは、新たに導入されるPC5-S又はPC5 RRCプロセスに発生する。
【0235】
実施例1、2、3の考え方は、従来のシグナリングフローを修正して実現することであるが、本実施例4の考え方は、新たなシグナリングフローを導入することであり、利点は、従来のシグナリングフローとの結合から解除され、独立して発生することができることである。
【0236】
ステップ1:UE 1は、新たに導入されるPC5-S又はPC5 RRCメッセージ(SL DRX配置要求メッセージと命名されてもよい)に運ばれる少なくとも一セットのSL DRX pattern情報をUE2に送信する。
【0237】
具体的には、各セットのSL DRX pattern情報は、周期、オフセット量、on duration長さ、Inactivity timer長さ、HARQプロセスに関連するRTT timer長さ、再送timer長さなどのパラメータを含んでもよい。
【0238】
なお、各セットのSL DRX pattern情報はさらに、一つのインデックス値に関連し、ダイレクトリンク確立要求メッセージ、ダイレクトリンク修正要求メッセージ、PC5 RRC再配置メッセージに一緒に運ばれてもよい。
【0239】
なお、各セットのSL DRX pattern情報はさらに、一セットのSL DRX pattern属性に関連してもよく、このセットのSL DRX pattern属性は、優先度(priority)と、QoS(遅延、信頼性などを指す)と、論理チャネル識別子(LCID)と、ベアラ識別子(bearer ID)と、QoSフロー識別子(QoS flow index)と、アプリケーション識別子(application ID)と、サービス識別子(service identifier)と、ソースアドレスレイヤ2識別子(source L2 ID)と、宛先アドレスレイヤ2識別子(destination L2 ID)とのうちの少なくとも一つを含み、SL DRX pattern属性は、V2Xレイヤによって配置され、又は基地局によって配置され、又は予め配置され、又はプロトコルによって定義されてもよい。
【0240】
ステップ2:UE2は、新たに導入されるPC5-S又はPC5 RRCメッセージ(SL DRX配置応答メッセージと命名されてもよい)に運ばれる受け入れ可能なSL DRX pattern情報をUE1にフィードバックする。
【0241】
UE2が受け入れ可能なSL DRX pattern情報の表現方式は、
ステップ1における少なくとも一つのインデックス値と、
ステップ1における少なくとも一つのインデックス値と対応するインデックス値に関連するそのセットのSL DRX pattern情報の一部のパラメータであって、即ちUE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容するものと、
少なくとも一セットのSL DRX pattern情報とのうちのいずれか一つである。ここで、ステップ1の少なくとも一セットのSL DRX pattern情報であるか否かを限定せず、即ちUE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容する。さらに、ステップ1の優先度が一定のしきい値よりも低いSL DRX patternのみが修正されることができることをさらに限定してもよい。
【0242】
ステップ2に基づき、UE 2がネゴシエーションプロセスでいくつかのパラメータを修正することを許容する場合、ステップ2の後、UE 1は、UE2によりフィードバックされるSL DRX pattern情報を受け入れるか否かをさらに判断する。受け入れることができない場合、
UE1が、UE2にダイレクトリンクリリース要求メッセージ(ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい)を送信することと、
UE1が、ダイレクトリンクをリリースしないが、SL DRXの再ネゴシエーションをトリガーし、即ちステップ1に移行し、SL DRX配置要求メッセージを再開始することと、
UE1が、対応するダイレクトリンクをDRX off状態に設定することとのうちのいずれか一つを実行する。
【0243】
ステップ4:UE 2は、受け入れ可能なSL DRX pattern情報がないと判断したため、新たに導入されるPC5-S又はPC5 RRCメッセージ(SL DRX配置拒否メッセージと命名されてもよい)をフィードバックする。
【0244】
SL DRX配置拒否メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい。
【0245】
次に、
UE1が、UE2にダイレクトリンクリリース要求メッセージ(ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、原因値がSL DRXのネゴシエーション失敗であることをさらに含んでもよい)を送信することと、
UE1が、SL DRXの再ネゴシエーションをトリガーし、即ちステップ1に移行し、SL DRX配置要求メッセージを再開始することと、
UE1が、対応するダイレクトリンクをDRX off状態に設定することとのうちのいずれか一つを実行してもよい。
【0246】
【0247】
図8aは、SL DRX配置のネゴシエーションに成功した場合を示す。
図8aに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0248】
ステップ1:UE1は、少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのSL DRX配置要求メッセージをUE2に送信する。
【0249】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0250】
UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れた場合、ステップ3を実行する。
【0251】
ステップ3:UE2は、UE2により受け入れられるSL DRX配置を指示するためのSL DRX配置応答メッセージをUE1に送信する。
【0252】
図8bは、SL DRX配置のネゴシエーションに失敗した場合を示す。
図8bに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0253】
ステップ1:UE1は、UE2に少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのSL DRX配置要求メッセージを送信する。
【0254】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0255】
UE1により推奨されるSL DRX配置を拒否した場合、ステップ3を実行する。
【0256】
ステップ3:UE2は、SL DRX配置拒否メッセージをUE1に送信し、前記SL DRX配置拒否メッセージは、SL DRX配置のネゴシエーション失敗である運び拒否原因値を運んでもよい。
【0257】
ステップ4:UE1は、SL DRX配置の再ネゴシエーションを開始し、UE2にSL DRX配置要求メッセージを送信する。
【0258】
図8cは、SL DRX配置のネゴシエーションに失敗した場合を示す。
図8cに示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0259】
ステップ1:UE1は、UE2に少なくとも一セットのSL DRX配置を推奨するためのSL DRX配置要求メッセージを送信する。
【0260】
ステップ2:UE2は、UE1により推奨されるSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0261】
UE1により推奨されるSL DRX配置を修正する場合、ステップ3を実行する。
【0262】
ステップ3:UE2は、SL DRX配置応答メッセージをUE1に送信し、前記SL DRX配置応答メッセージは、修正されたSL DRX配置を運んでもよい。
【0263】
ステップ4:UE1は、UE2により修正されたSL DRX配置を受け入れるか否かを決める。
【0264】
UE2により修正されたSL DRX配置を拒否した場合、ステップ5を実行してもよい。
【0265】
ステップ5:UE1は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージをUE2に送信し、前記ダイレクトリンクリリース要求メッセージは、SL DRX配置のネゴシエーション失敗であるリリース原因値を運んでもよい。
【0266】
実施例5:SL UEは、V2Xレイヤによって配置され、又は基地局によって配置され、又は予め配置される一つのSL DRX on長さの上限値を有する。
【0267】
実施例1から4の前にSL UEはさらに、V2Xレイヤによって配置され、又は基地局によって配置され、又は予め配置される一つのSL DRX on長さの上限値を受信してもよい。有効化又はアクティブ化される SL DRX on長さがこの上限値を超えた場合、UEは、リンク確立を拒否してもよく、そうではない場合、接続を確立し、又は使用可能なDRX 配置を推奨してもよい。この値の用途は、省電力と業務QoSにおいて、UEが、SL DRX patternを受け入れるか否かを判断する際に参照することができると具現化されている。
【0268】
実施例6:SL UEは、V2Xレイヤによって配置され、又は基地局によって配置され、又は予め配置される一つのSL DRX on長さの下限値を有する。
【0269】
実施例1から4の前にSL UEはさらに、V2Xレイヤによって配置され、又は基地局によって配置され、又は予め配置される一つのSL DRX on長さの下限値を受信してもよい。有効化又はアクティブ化される SL DRX on長さがこの下限値よりも少ない場合、UEは、配置を拒否し、新たなSL DRXを有効化又はアクティブ化し、又は新たなSL DRXをネゴシエーションすることができない。この値の用途は、UEが頻繁に再ネゴシエーションをトリガーすることを回避することができ、システム性能に有利であると具現化されている。
【0270】
本発明の実施例は、SL DRX配置のネゴシエーションシグナリングの詳細、及びネゴシエーションに成功しない処理を設計する。それによってsidelink DRXが正常に作動することを保証し、sidelink UE省電力の目的を達成する。
【0271】
説明すべきこととして、本出願の実施例によるDRX決定方法について、実行本体は、DRX決定装置、又は、このDRX決定装置におけるDRX決定方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例において、DRX決定装置によるDRX決定方法の実行を例として、本出願の実施例によるDRX決定装置を説明する。
【0272】
図9を参照すると、
図9は、本出願の実施例によるDRX決定装置の構造図のその一である。
【0273】
図9に示すように、DRX決定装置900は、
第二の端末に第一の情報を送信するための第一の送信モジュール901であって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数である第一の送信モジュール901と、
前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信するための第一の受信モジュール902とを含む。
【0274】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個のインデックス値とのうちの少なくとも一つを含む。
【0275】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個の特徴情報グループをさらに含む。
【0276】
選択的に、前記特徴情報グループは、SL DRX配置優先度と、サービス品質QoSと、論理チャネル識別子と、論理チャネル優先度と、ベアラ識別子と、ベアラ優先度と、QoSフロー識別子と、アプリケーション識別子と、サービス識別子と、ソースアドレスレイヤ2識別子と、宛先アドレスレイヤ2識別子とのうちの少なくとも一つを含む。
【0277】
選択的に、前記SL DRX配置は、SL DRXの、周期と、ターゲットリファレンス時点に対するオフセット量と、持続時間長と、非アクティブ化タイマの運行時間長と、ハイブリッド自動再送要求HARQプロセスに関連する往復時間RTTタイマの運行時間長と、再送タイマの運行時間長とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記ターゲットリファレンス時点は、前記SL DRX配置が有効になるリファレンス時点である。
【0278】
選択的に、前記第一の情報は、ダイレクトリンク確立要求メッセージと、ダイレクトリンク修正要求メッセージと、ダイレクトリンク無線リソース制御RRC再配置メッセージと、SL DRX配置要求メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0279】
選択的に、前記フィードバック情報は、
M個のインデックス値と、
M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータと、
KセットのSL DRX配置とのうちのいずれか一つを含み、
ここで、前記M個のインデックス値は、前記NセットのSL DRX配置のうちのMセットのSL DRX配置と一対一に対応し、前記第一のSL DRX配置は、前記MセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置を含み、Mは、N以下の正の整数であり、Kは、正の整数である。
【0280】
選択的に、前記KセットのSL DRX配置は、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置のうちのSL DRX配置であることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットのSL DRX配置におけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを満たす。
【0281】
選択的に、前記第一のパラメータは、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって受け入れられるパラメータと、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータとのうちのいずれか一つである。
【0282】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージと、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置完了メッセージと、SL DRX配置応答メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0283】
選択的に、前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、前記DRX決定装置900は、
前記第一の端末が前記フィードバック情報を拒否した場合、第一の操作を実行するための第一の実行モジュールをさらに含み、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットのSL DRX配置におけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含む。
【0284】
前記第一の操作は、
前記第二の端末に第二の情報を送信することであって、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられることと、
ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することと、
前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることとのうちのいずれか一つを含む。
【0285】
選択的に、前記フィードバック情報は、前記NセットのSL DRX配置の受け入れを拒否することを指示する。
【0286】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージと、ダイレクトリンク修正拒否メッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージと、SL DRX配置拒否メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0287】
選択的に、前記DRX決定装置900は、
第二の操作を実行するための第二の実行モジュールをさらに含み、
ここで、前記第二の操作は、
前記第二の端末に第二の情報を送信することであって、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられることと、
ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することと、
前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることとのうちのいずれか一つを含む。
【0288】
選択的に、前記第二の情報は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージによって乗せられる。
【0289】
選択的に、前記DRX決定装置は、
第三の情報に基づき、前記NセットのSL DRX配置を決定するための第一の決定モジュールをさらに含み、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0290】
選択的に、前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、前記DRX決定装置は、
第三の情報に基づき、前記フィードバック情報を受け入れるか否かを決定するための第二の決定モジュールをさらに含み、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられ、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットのSL DRX配置におけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含む。
【0291】
本出願の実施例におけるDRX決定装置は、装置であってもよく、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。この装置は、移動端末であってもよく、非移動端末であってもよい。例示的には、移動端末は、以上に列挙された端末11のタイプを含んでもよいが、それらに限らず、非移動端末は、サーバ、ネットワーク接続型ストレージ(Network Attached Storage、NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、預入支払機又はセルフサービス機などであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0292】
本出願の実施例におけるDRX決定装置は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。このオペレーティングシステムは、アンドロイド(Android)オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0293】
本出願の実施例によるDRX決定装置900は、
図3の方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0294】
図10を参照すると、
図10は、本出願の実施例によるDRX決定装置の構造図のその二である。
【0295】
図10に示すように、DRX決定装置1000は、
第一の端末により送信された第一の情報を受信するための第二の受信モジュール1001であって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数である第二の受信モジュール1001と、
前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信するための第二の送信モジュール1002とを含む。
【0296】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個のインデックス値とのうちの少なくとも一つを含む。
【0297】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個の特徴情報グループをさらに含む。
【0298】
選択的に、前記特徴情報グループは、SL DRX配置優先度と、サービス品質QoSと、論理チャネル識別子と、論理チャネル優先度と、ベアラ識別子と、ベアラ優先度と、QoSフロー識別子と、アプリケーション識別子と、サービス識別子と、ソースアドレスレイヤ2識別子と、宛先アドレスレイヤ2識別子とのうちの少なくとも一つを含む。
【0299】
選択的に、前記SL DRX配置は、SL DRXの、周期と、ターゲットリファレンス時点に対するオフセット量と、持続時間長と、非アクティブ化タイマの運行時間長と、ハイブリッド自動再送要求HARQプロセスに関連する往復時間RTTタイマの運行時間長と、再送タイマの運行時間長とのうちの少なくとも一つを含み、ここで、前記ターゲットリファレンス時点は、前記SL DRX配置が有効になるリファレンス時点である。
【0300】
選択的に、前記第一の情報は、ダイレクトリンク確立要求メッセージと、ダイレクトリンク修正要求メッセージと、ダイレクトリンク無線リソース制御RRC再配置メッセージと、SL DRX配置要求メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0301】
選択的に、前記フィードバック情報は、
M個のインデックス値と、
M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータと、
KセットのSL DRX配置とのうちのいずれか一つを含み、
ここで、前記M個のインデックス値は、前記NセットのSL DRX配置のうちのMセットのSL DRX配置と一対一に対応し、前記第一のSL DRX配置は、前記MセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置を含み、Mは、N以下の正の整数であり、Kは、正の整数である。
【0302】
選択的に、前記KセットのSL DRX配置は、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置のうちのSL DRX配置であることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットのSL DRX配置におけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを満たす。
【0303】
選択的に、前記第一のパラメータは、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって受け入れられるパラメータと、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータとのうちのいずれか一つである。
【0304】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージと、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置完了メッセージと、SL DRX配置応答メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0305】
選択的に、前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、前記の、前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信した後に、前記DRX決定装置1000は、
前記第一の端末により送信された第二の情報を受信するための第三の受信モジュールをさらに含み、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられ、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットのSL DRX配置におけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含む。
【0306】
選択的に、前記フィードバック情報は、前記NセットのSL DRX配置の受け入れを拒否することを指示する。
【0307】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージと、ダイレクトリンク修正拒否メッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージと、SL DRX配置拒否メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0308】
選択的に、前記DRX決定装置1000は、
前記第一の端末により送信された第二の情報を受信するための第四の受信モジュールをさらに含み、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられる。
【0309】
選択的に、前記第二の情報は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージによって乗せられる。
【0310】
選択的に、前記DRX決定装置は、
第三の情報に基づき、前記フィードバック情報を生成するための第三の決定モジュールをさらに含み、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0311】
本出願の実施例におけるDRX決定装置は、装置であってもよく、ネットワーク側機器における部材、集積回路、又はチップであってもよい。ネットワーク側機器は、以上に列挙されたネットワーク側機器12のタイプを含んでもよいが、それらに限らず、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0312】
本出願の実施例によるDRX決定装置1000は、
図4の方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0313】
選択的に、
図11に示すように、本出願の実施例は、端末1100をさらに提供し、プロセッサ1101と、メモリ1102と、メモリ1102に記憶されており、且つ前記プロセッサ1101上で運行できるプログラム又は命令とを含み、例えばこのプログラム又は命令がプロセッサ1101により実行される時、上記
図3又は
図4の方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0314】
図12は、本出願の実施例を実現する端末のハードウェア構造概略図である。
【0315】
この端末1200は、無線周波数ユニット1201、ネットワークモジュール1202、オーディオ出力ユニット1203、入力ユニット1204、センサ1205、表示ユニット1206、ユーザ入力ユニット1207、インターフェースユニット1208、メモリ1209、及びプロセッサ1210などの部材を含むが、それらに限らない。
【0316】
当業者であれば理解できるように、端末1200は、各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ1210にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
図12に示す端末構造は、端末に対する限定を構成せず、端末は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0317】
理解すべきこととして、本出願の実施例では、入力ユニット1204は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)12041とマイクロホン12042を含んでもよく、グラフィックスプロセッサ12041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。表示ユニット1206は、表示パネル12061を含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどの形式で表示パネル12061が配置されてもよい。ユーザ入力ユニット1207は、タッチパネル12071及び他の入力機器12072を含む。タッチパネル12071は、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル12071は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。他の入力機器12072は、物理的キーボード、機能キー(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らず、ここでこれ以上説明しない。
【0318】
本出願の実施例では、無線周波数ユニット1201は、ネットワーク側機器からの下りリンクのデータを受信した後に、プロセッサ1210に処理させ、また、上りリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。一般的には、無線周波数ユニット1201は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。
【0319】
メモリ1209は、ソフトウェアプログラム又は命令及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ1209は、主にプログラム又は命令記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよく、ここで、プログラム又は命令記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム又は命令(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができる。なお、メモリ1209は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリを含んでもよく、ここで、非揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスであってもよい。
【0320】
プロセッサ1210は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ1210は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合してもよく、ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェースとアプリケーションプログラム又は命令などを処理するものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するものであり、例えばベースバンドプロセッサである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ1210に統合されなくてもよい。
【0321】
場合1、端末1200は、上記第一の端末である。
【0322】
この場合、無線周波数ユニット1201は、
第二の端末に第一の情報を送信することであって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数であることと、
前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信することとに用いられる。
【0323】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個のインデックス値とのうちの少なくとも一つを含む。
【0324】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個の特徴情報グループをさらに含む。
【0325】
選択的に、前記特徴情報グループは、SL DRX配置優先度と、サービス品質QoSと、論理チャネル識別子と、論理チャネル優先度と、ベアラ識別子と、ベアラ優先度と、QoSフロー識別子と、アプリケーション識別子と、サービス識別子と、ソースアドレスレイヤ2識別子と、宛先アドレスレイヤ2識別子とのうちの少なくとも一つを含む。
【0326】
選択的に、前記SL DRX配置は、SL DRXの、周期と、ターゲットリファレンス時点に対するオフセット量と、持続時間長と、非アクティブ化タイマの運行時間長と、ハイブリッド自動再送要求HARQプロセスに関連する往復時間RTTタイマの運行時間長と、再送タイマの運行時間長とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記ターゲットリファレンス時点は、前記SL DRX配置が有効になるリファレンス時点である。
【0327】
選択的に、前記第一の情報は、ダイレクトリンク確立要求メッセージと、ダイレクトリンク修正要求メッセージと、ダイレクトリンク無線リソース制御RRC再配置メッセージと、SL DRX配置要求メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0328】
選択的に、前記フィードバック情報は、
M個のインデックス値と、
M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータと、
KセットのSL DRX配置とのうちのいずれか一つを含み、
ここで、前記M個のインデックス値は、前記NセットのSL DRX配置のうちのMセットのSL DRX配置と一対一に対応し、前記第一のSL DRX配置は、前記MセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置を含み、Mは、N以下の正の整数であり、Kは、正の整数である。
【0329】
選択的に、前記KセットのSL DRX配置は、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置のうちのSL DRX配置であることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットのSL DRX配置におけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを満たす。
【0330】
選択的に、前記第一のパラメータは、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって受け入れられるパラメータと、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータとのうちのいずれか一つである。
【0331】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージと、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置完了メッセージと、SL DRX配置応答メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0332】
選択的に、前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、プロセッサ1210は、
前記第一の端末が前記フィードバック情報を拒否した場合、第一の操作を実行するために用いられ、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットのSL DRX配置におけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含む。
【0333】
前記第一の操作は、
無線周波数ユニット1201によって前記第二の端末に第二の情報を送信することであって、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられることと、
ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することと、
前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることとのうちのいずれか一つを含む。
【0334】
選択的に、前記フィードバック情報は、前記NセットのSL DRX配置の受け入れを拒否することを指示する。
【0335】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージと、ダイレクトリンク修正拒否メッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージと、SL DRX配置拒否メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0336】
選択的に、プロセッサ1210はさらに、
第二の操作を実行するために用いられ、
ここで、前記第二の操作は、
無線周波数ユニット1201によって前記第二の端末に第二の情報を送信することであって、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられることと、
ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することと、
前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることとのうちのいずれか一つを含む。
【0337】
選択的に、前記第二の情報は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージによって乗せられる。
【0338】
選択的に、プロセッサ1210はさらに、第三の情報に基づき、前記NセットのSL DRX配置を決定するために用いられ、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0339】
選択的に、前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、プロセッサ1210はさらに、第三の情報に基づき、前記フィードバック情報を受け入れるか否かを決定するために用いられ、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられ、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットのSL DRX配置におけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含む。
【0340】
場合2、端末1200は、上記第二の端末である。
【0341】
この場合、無線周波数ユニット1201は、
第一の端末により送信された第一の情報を受信することであって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数であることと、
前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信することとに用いられる。
【0342】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個のインデックス値とのうちの少なくとも一つを含む。
【0343】
選択的に、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個の特徴情報グループをさらに含む。
【0344】
選択的に、前記特徴情報グループは、SL DRX配置優先度と、サービス品質QoSと、論理チャネル識別子と、論理チャネル優先度と、ベアラ識別子と、ベアラ優先度と、QoSフロー識別子と、アプリケーション識別子と、サービス識別子と、ソースアドレスレイヤ2識別子と、宛先アドレスレイヤ2識別子とのうちの少なくとも一つを含む。
【0345】
選択的に、前記SL DRX配置は、SL DRXの、周期と、ターゲットリファレンス時点に対するオフセット量と、持続時間長と、非アクティブ化タイマの運行時間長と、ハイブリッド自動再送要求HARQプロセスに関連する往復時間RTTタイマの運行時間長と、再送タイマの運行時間長とのうちの少なくとも一つを含み、ここで、前記ターゲットリファレンス時点は、前記SL DRX配置が有効になるリファレンス時点である。
【0346】
選択的に、前記第一の情報は、ダイレクトリンク確立要求メッセージと、ダイレクトリンク修正要求メッセージと、ダイレクトリンク無線リソース制御RRC再配置メッセージと、SL DRX配置要求メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0347】
選択的に、前記フィードバック情報は、
M個のインデックス値と、
M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータと、
KセットのSL DRX配置とのうちのいずれか一つを含み、
ここで、前記M個のインデックス値は、前記NセットのSL DRX配置のうちのMセットのSL DRX配置と一対一に対応し、前記第一のSL DRX配置は、前記MセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置を含み、Mは、N以下の正の整数であり、Kは、正の整数である。
【0348】
選択的に、前記KセットのSL DRX配置は、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置のうちのSL DRX配置であることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットのSL DRX配置におけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを満たす。
【0349】
選択的に、前記第一のパラメータは、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって受け入れられるパラメータと、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータとのうちのいずれか一つである。
【0350】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージと、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置完了メッセージと、SL DRX配置応答メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0351】
選択的に、前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、無線周波数ユニット1201はさらに、前記第一の端末により送信された第二の情報を受信するために用いられ、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられ、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットのSL DRX配置におけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含む。
【0352】
選択的に、前記フィードバック情報は、前記NセットのSL DRX配置の受け入れを拒否することを指示する。
【0353】
選択的に、前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立拒否メッセージと、ダイレクトリンク修正拒否メッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置失敗メッセージと、SL DRX配置拒否メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる。
【0354】
選択的に、無線周波数ユニット1201はさらに、
前記第一の端末により送信された第二の情報を受信するために用いられ、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられる。
【0355】
選択的に、前記第二の情報は、ダイレクトリンクリリース要求メッセージによって乗せられる。
【0356】
選択的に、プロセッサ1210はさらに、第三の情報に基づき、前記フィードバック情報を生成するために用いられ、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0357】
説明すべきこととして、本実施例における上記端末1200は、本出願の実施例において
図3の方法の実施例における各プロセスを実現することができ、且つ同じ有益な効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0358】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、上記
図3又は
図4の方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0359】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の端末におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。前記可読記憶媒体は、揮発性であってもよく、非揮発性であってもよい。なお、説明すべきこととして、前記可読記憶媒体は、非一時的であってもよい。
【0360】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、ネットワーク側機器のプログラム又は命令を運行し、上記
図3又は
図4の方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0361】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0362】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は討論された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0363】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって具現化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0364】
以上では、図面を結び付けながら本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と特許請求の範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一の端末によって実行される非連続受信DRX決定方法であって、
第二の端末に第一の情報を送信することであって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数であることと、
前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信することとを含む、非連続受信DRX決定方法。
【請求項2】
前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個の特徴情報グループをさらに含み、又は、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個のインデックス値とのうちの少なくとも一つを含み、
前記特徴情報グループは、SL DRX配置優先度と、サービス品質QoSと、論理チャネル識別子と、論理チャネル優先度と、ベアラ識別子と、ベアラ優先度と、QoSフロー識別子と、アプリケーション識別子と、サービス識別子と、ソースアドレスレイヤ2識別子と、宛先アドレスレイヤ2識別子とのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記SL DRX配置は、SL DRXの、周期と、ターゲットリファレンス時点に対するオフセット量と、持続時間長と、非アクティブ化タイマの運行時間長と、ハイブリッド自動再送要求HARQプロセスに関連する往復時間RTTタイマの運行時間長と、再送タイマの運行時間長とのうちの少なくとも一つを含み、ここで、前記ターゲットリファレンス時点は、前記SL DRX配置が有効になるリファレンス時点である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第一の情報は、ダイレクトリンク確立要求メッセージと、ダイレクトリンク修正要求メッセージと、ダイレクトリンク無線リソース制御RRC再配置メッセージと、SL DRX配置要求メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記フィードバック情報は、M個のインデックス値と、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータと、KセットのSL DRX配置とのうちのいずれか一つを含み、ここで、前記M個のインデックス値は、前記NセットのSL DRX配置のうちのMセットのSL DRX配置と一対一に対応し、前記第一のSL DRX配置は、前記MセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置を含み、Mは、N以下の正の整数であり、Kは、正の整数であり、
前記KセットのSL DRX配置は、前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置のうちのSL DRX配置であることと、前記KセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットのSL DRX配置におけるSL DRX配置の修正によって得られることと、前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを満たし、
前記第一のパラメータは、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって受け入れられるパラメータと、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータとのうちのいずれか一つであり、
又は、
前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージと、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置完了メッセージと、SL DRX配置応答メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、前記の、前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信した後に、前記方法は、
前記第一の端末が前記フィードバック情報を拒否した場合、第一の操作を実行することをさらに含み、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットのSL DRX配置におけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含み、
前記第一の操作は、
前記第二の端末に第二の情報を送信することであって、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられることと、
ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することと、
前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることとのうちのいずれか一つを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記フィードバック情報は、前記NセットのSL DRX配置の受け入れを拒否することを指示する、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記の、前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信した後に、前記方法は、
第二の操作を実行することをさらに含み、
ここで、前記第二の操作は、
前記第二の端末に第二の情報を送信することであって、前記第二の情報は、前記第一の端末と前記第二の端末との間のSL DRX配置のネゴシエーションに失敗したことを指示するために用いられることと、
ダイレクトリンクをDRX非アクティブ化状態に設定することと、
前記第一の端末と前記第二の端末とのSL DRX配置の再ネゴシエーションをトリガーすることとのうちのいずれか一つを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記の、第二の端末に第一の情報を送信する前に、前記方法は、
第三の情報に基づき、前記NセットのSL DRX配置を決定することをさらに含み、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記フィードバック情報が第一の条件を満たす場合、前記の、前記第二の端末により送信された前記第一の情報に対するフィードバック情報を受信した後に、前記方法は、
第三の情報に基づき、前記フィードバック情報を受け入れるか否かを決定することをさらに含み、前記第三の情報は、SL DRXのアクティブ化時間長の上限しきい値と、SL DRXのアクティブ化時間長の下限しきい値とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられ、
ここで、前記第一の条件は、
前記フィードバック情報が、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータを含み、且つ前記第一のパラメータが、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータであることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットのSL DRX配置におけるSL DRX配置の修正によって得られることと、
前記フィードバック情報に含まれるKセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
第二の端末によって実行されるDRX決定方法であって、
第一の端末により送信された第一の情報を受信することであって、前記第一の情報は、NセットのサブリンクSL DRX配置を指示するために用いられ、Nは、正の整数であることと、
前記第一の端末に前記第一の情報に対するフィードバック情報を送信することとを含む、DRX決定方法。
【請求項12】
前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個の特徴情報グループをさらに含み、又は、前記第一の情報は、前記NセットのSL DRX配置と、前記NセットのSL DRX配置と一対一に対応するN個のインデックス値とのうちの少なくとも一つを含み、
前記特徴情報グループは、SL DRX配置優先度と、サービス品質QoSと、論理チャネル識別子と、論理チャネル優先度と、ベアラ識別子と、ベアラ優先度と、QoSフロー識別子と、アプリケーション識別子と、サービス識別子と、ソースアドレスレイヤ2識別子と、宛先アドレスレイヤ2識別子とのうちの少なくとも一つを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記SL DRX配置は、SL DRXの、周期と、ターゲットリファレンス時点に対するオフセット量と、持続時間長と、非アクティブ化タイマの運行時間長と、ハイブリッド自動再送要求HARQプロセスに関連する往復時間RTTタイマの運行時間長と、再送タイマの運行時間長とのうちの少なくとも一つを含み、ここで、前記ターゲットリファレンス時点は、前記SL DRX配置が有効になるリファレンス時点であり、
又は、
前記第一の情報は、ダイレクトリンク確立要求メッセージと、ダイレクトリンク修正要求メッセージと、ダイレクトリンク無線リソース制御RRC再配置メッセージと、SL DRX配置要求メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記フィードバック情報は、M個のインデックス値と、M個のインデックス値、及び第一のSL DRX配置における第一のパラメータと、KセットのSL DRX配置とのうちのいずれか一つを含み、ここで、前記M個のインデックス値は、前記NセットのSL DRX配置のうちのMセットのSL DRX配置と一対一に対応し、前記第一のSL DRX配置は、前記MセットのSL DRX配置のうちの少なくとも一セットのSL DRX配置を含み、Mは、N以下の正の整数であり、Kは、正の整数であり、
前記KセットのSL DRX配置は、前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置のうちのSL DRX配置であることと、前記KセットのSL DRX配置が、前記第二の端末による前記NセットのSL DRX配置におけるSL DRX配置の修正によって得られることと、前記KセットのSL DRX配置が、前記NセットのSL DRX配置以外のSL DRX配置であることとのうちのいずれか一つを満たし、
前記第一のパラメータは、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって受け入れられるパラメータと、前記第一のSL DRX配置において前記第二の端末によって修正されるパラメータとのうちのいずれか一つであり、
又は、
前記フィードバック情報は、ダイレクトリンク確立受け入れメッセージと、ダイレクトリンク修正受け入れメッセージと、ダイレクトリンクRRC再配置完了メッセージと、SL DRX配置応答メッセージとのうちのいずれか一つによって乗せられる、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、ここで、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項1から10のいずれか1項に記載のDRX決定方法のステップを実現し、又は、請求項11から14のいずれか1項に記載のDRX決定方法のステップを実現する、端末。
【国際調査報告】