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特表2023-546869情報確定方法、装置、機器および記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-08
(54)【発明の名称】情報確定方法、装置、機器および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/232 20230101AFI20231031BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20231031BHJP
   H04W 4/70 20180101ALI20231031BHJP
   H04W 28/04 20090101ALI20231031BHJP
【FI】
H04W72/232
H04W72/0446
H04W4/70
H04W28/04 110
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023522921
(86)(22)【出願日】2021-10-11
(85)【翻訳文提出日】2023-04-13
(86)【国際出願番号】 CN2021122949
(87)【国際公開番号】W WO2022078270
(87)【国際公開日】2022-04-21
(31)【優先権主張番号】202011098118.4
(32)【優先日】2020-10-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
2.ANDROID
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】楊維維
(72)【発明者】
【氏名】戴博
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA11
5K067BB21
5K067CC04
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH28
(57)【要約】
本開示は、情報確定方法、装置、機器および記憶媒体を開示する。前記情報確定方法は、第1ノードに適用され、物理下りリンク共有チャネルPDSCHスケジュール遅延値を指示するシグナリングドメインを含む下りリンク制御情報DCIが担持されたマシンタイプ通信物理下りリンク制御チャネルMPDCCHを第1サブフレームで検出することと、前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいてPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することとを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ノードに適用される情報確定方法であって、
物理下りリンク共有チャネルPDSCHスケジュール遅延値を指示するシグナリングドメインを含む下りリンク制御情報DCIが担持されたマシンタイプ通信物理下りリンク制御チャネルMPDCCHを第1サブフレームで検出することと、
前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいてPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、を含む、
情報確定方法。
【請求項2】
前記PDSCHスケジュール遅延値は、第1値および第2値を含み、
前記第2値は、第1単位および第2単位を含む。
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいてPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することは、
第3サブフレームでMPDCCHを検出した場合、前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従って前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、
第3サブフレームでMPDCCHを検出していない場合、前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従って前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、の少なくとも1つを含み、
前記第3サブフレームは、前記第1サブフレームの後の1つ目の有効な下りサブフレームである、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいてPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することは、
前記第1サブフレームと第4サブフレームとの間の有効な下りサブフレームの数が第1数値である場合、前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従って前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、
前記第1サブフレームと第4サブフレームとの間の有効な下りサブフレームの数が第2数値である場合、前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従って前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、の少なくとも1つを含み、
前記第4サブフレームは、前記第1サブフレームの後の1つ目の下りから上りへの変換サブフレームである、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいてPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することは、
前記DCIで指示されたハイブリッド自動再送要求HARQプロセスインデックスが第1所定値である場合、前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従って前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、
前記DCIで指示されたHARQプロセスインデックスが第2所定値である場合、前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従って前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、
前記DCIで指示されたハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACK遅延値が第3数値以上である場合、前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従って前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、
前記DCIで指示されたHARQ-ACK遅延値が前記第3数値よりも小さい場合、前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従って前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、の少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記DCIがPDSCHスケジュール遅延値を指示するシグナリングドメインを含むことは、
前記DCIにおける第1シグナリングドメインが前記PDSCHスケジュール遅延値を指示することを含み、
前記第1シグナリングドメインは、PDSCH繰り返し回数を指示するシグナリングドメインであり、または、
前記第1シグナリングドメインは、新たに追加されたシグナリングドメインであり、または、
前記第1シグナリングドメインが存在する場合、前記第1シグナリングドメインのPDSCH繰り返し回数を指示するシグナリングドメインは0ビットである、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記DCIは、HARQ-ACKフィードバック遅延値を指示する少なくとも1つのシグナリングドメインを更に含み、
前記HARQ-ACKフィードバック遅延値に基づき、HARQ-ACK応答情報を伝送する第5サブフレームを確定することを更に含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記HARQ-ACKフィードバック遅延値は、前記DCIにおけるHARQ-ACKフィードバック遅延のシグナリングドメインおよび第2シグナリングドメインによって確定される、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第2シグナリングドメインは、PDSCHと対応するHARQとの間の無効なサブフレームの数を指示することに用いられ、または、
前記第2シグナリングドメインは、予め確定された値を指示することに用いられ、または、
前記第2シグナリングドメインは、ハイヤレイヤシグナリングによって設定された値を指示することに用いられる、
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記PDSCHスケジュール遅延値および前記HARQ-ACKフィードバック遅延値は、前記DCIにおけるPDSCH繰り返し回数のシグナリングドメインおよびHARQ-ACKフィードバック遅延のシグナリングドメインによって確定される、
請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記PDSCHスケジュール遅延値および前記HARQ-ACKフィードバック遅延値は、前記DCIにおける第3シグナリングドメインおよびHARQ-ACKフィードバック遅延のシグナリングドメインによって確定され、
前記第3シグナリングドメインが存在する場合、PDSCH繰り返し回数のシグナリングドメインは0ビットである、
請求項7に記載の方法。
【請求項12】
前記第5サブフレームは、前記第2サブフレームの後の第4数値個目の有効な下りサブフレーム、第5数値個目の物理サブフレーム、および第6数値個目の有効な上りサブフレームの後の1つ目の有効な上りサブフレームである、
請求項7に記載の方法。
【請求項13】
前記第4数値および前記第6数値は、前記DCIにおける少なくとも1つのシグナリングドメインによって確定され、前記第5数値は予め設定された値である、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記PDSCHスケジュール遅延値、前記第4数値および前記第6数値は、前記DCIにおける1つのシグナリングドメインによって確定され、
前記第5数値は予め設定された値である、
請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記第5サブフレームは、前記第2サブフレームの後の第4数値個目の有効な下りサブフレームおよび第5数値個目の物理サブフレームの後の第7数値個目の有効な上りサブフレームである、
請求項7に記載の方法。
【請求項16】
前記第4数値および前記第7数値は、前記DCIにおける少なくとも1つのシグナリングドメインによって確定され、
前記第7数値は予め設定された値である、
請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記PDSCHスケジュール遅延値、前記第4数値および前記第7数値は、前記DCIにおける1つのシグナリングドメインによって確定され、
前記第7数値は予め設定された値である、
請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従って確定された前記第2サブフレームは、
前記第1サブフレームの後の2つの物理サブフレームおよび3つの有効な上りサブフレームの後の2つ目の物理サブフレームを含み、
前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従って確定された前記第2サブフレームは、
前記第1サブフレームの後の1つの物理サブフレームおよび3つの上り有効サブフレームの後の3つ目の物理サブフレームを含む、
請求項3から5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従って確定された前記第2サブフレームは、
前記第1サブフレームの後の1つの下り有効サブフレーム、1つの物理サブフレーム、3つの有効な上りサブフレーム、および1つの物理サブフレームの後の1つ目の下り有効サブフレームを含み、
前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従って確定された前記第2サブフレームは、
前記第1サブフレームの後の1つの物理サブフレーム、3つの上り有効サブフレーム、および1つの物理サブフレームの後の2つ目の下り有効サブフレームを含む、
請求項3から5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
第1ノードに配置される情報確定装置であって、
物理下りリンク共有チャネルPDSCHスケジュール遅延値を指示するシグナリングドメインを含む下りリンク制御情報DCIが担持されたマシンタイプ通信物理下りリンク制御チャネルMPDCCHを第1サブフレームで検出するように構成される検出モジュールと、
前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいてPDSCH伝送の第2サブフレームを確定するように構成される確定モジュールと、を備える、
情報確定装置。
【請求項21】
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成されるメモリと、を備え、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサは、請求項1から19のいずれか1項に記載の情報確定方法を実現する、
機器。
【請求項22】
コンピュータプログラムが記憶されている記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、前記請求項1から19のいずれか1項に記載の情報確定方法を実現する、
記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、通信技術分野に関し、例えば、情報確定方法、装置、機器および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
リリース17(Rel-17)のマシンタイプ通信(Machine Type Communications、MTC)システムにおいて、半二重端末の場合、下りピークレートを高め、より多くのシーンに適用するために、下りは14個のハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest、HARQ)プロセスをサポートする必要がある。しかし、物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)スケジュール遅延については、指示方式が指摘されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本願は、PDSCHスケジュール遅延を確定し、更にPDSCHの伝送を確定することを実現する情報確定方法、装置、機器および記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願の実施例は、
第1ノードに適用される情報確定方法であって、
物理下りリンク共有チャネルPDSCHスケジュール遅延値を指示するシグナリングドメインを含む下りリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)が担持されたマシンタイプ通信物理下りリンク制御チャネル(MTC Physical Downlink Control Channel、MPDCCH)を第1サブフレームで検出することと、
前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいて前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、を含む、
情報確定方法を提供する。
【0005】
本願の実施例は、
第1ノードに配置される情報確定装置であって、
物理下りリンク共有チャネルPDSCHスケジュール遅延値を指示するシグナリングドメインを含む下りリンク制御情報DCIが担持されたマシンタイプ通信物理下りリンク制御チャネルMPDCCHを第1サブフレームで検出するように構成される検出モジュールと、
前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいて前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定するように構成される確定モジュールと、を備える、
情報確定装置を更に提供する。
【0006】
本願の実施例は、
1つまたは複数のプロセッサと、1つまたは複数のプログラムを記憶するためのメモリとを備え、前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサにより実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは、本願の実施例に記載のいずれかの方法を実現する、
機器を更に提供する。
【0007】
本願の実施例は、
コンピュータプログラムが記憶されている記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、本願の実施例に記載のいずれかの方法を実現する、
記憶媒体を更に提供する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本願の実施例に係るHD-FDD UEが10個のHARQプロセスをサポートする構造模式図である。
図2】本願の実施例に係るHD-FDD UEがサポートする14個のHARQプロセスに無効なサブフレームが存在するシーンの模式図である。
図3】本願の実施例に係る情報確定方法のフローチャートである。
図4】本願の実施例に係る情報確定の模式図である。
図5】本願の実施例に係る情報確定の模式図である。
図6】本願の実施例に係る情報確定装置の構造模式図である。
図7】本願の実施例に係る機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら本願の実施例について説明する。
【0010】
図面のフローチャートに示されたステップは、1グループのコンピュータ実行可能命令のようなコンピュータシステムで実行できる。且つ、フローチャートに論理的順序を示したが、ある場合、ここでの順序と異なる順序で示されたまたは説明されたステップを実行してもよい。
【0011】
本願の技術案は、様々な通信システムに適用でき、例えば、グローバル移動体通信(Global System of Mobile communication、GSM)システム、符号分割多重アクセス(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多重アクセス(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、ロングタームイボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LIE-A(Advanced long term evolution 、アドバンストロングタームイボリューション)システム、汎用移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)、および第5世代移動体通信(5th generation mobile networks、5G)システム等に適用でき、本願の実施例は通信システムを限定しない。本願において、5Gシステムを例として説明する。
【0012】
本願の実施例は、異なる方式の無線ネットワークに使用できる。無線アクセスネットワークは、異なるシステムで異なる通信ノードを含んでもよい。該無線ネットワークシステムは、イボリューション型基地局/次世代基地局(evolved NodeB/next generation NodeB、eNB/gNB)および複数のユーザ機器(UE1、UE2)を含む。基地局は、それぞれ複数のユーザ機器との間で無線通信を行い、複数のユーザ機器の間も無線通信を行う。
【0013】
本願の実施例において、基地局は、ユーザ機器と通信可能な機器であってもよい。基地局は、無線送受信機能を持つ任意の機器であってもよく、基地局NodeB、イボリューション型基地局eNodeB、5G通信システムにおける基地局、将来の通信システムにおける基地局、WiFiシステムにおけるアクセスノード、無線中継ノード、無線返送ノード等を含むが、これらに限定されない。基地局は、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radioaccess network、CRAN)のシーンにおける無線コントローラであってもよく、基地局は、スモール基地局、伝送ノード(transmission reference point、TRP)等であってもよく、本願の実施例は基地局を限定しない。本願において、5G基地局を例として説明する。
【0014】
本願の実施例において、ユーザ端末は、無線送受信機能を持つ機器であってもよく、屋内または屋外、手持ち、着用または車載を含む陸上に配備されてもよいし、水面(例えば、船舶等)に配備されてもよいし、空中(例えば、飛行機、風船および衛星等)に配備されてもよい。前記ユーザ端末は、携帯電話機(mobile phone)、タブレットコンピュータ(Portable android device、Pad)、無線送受信機能付きのコンピュータ、仮想現実(Virtual Reality、VR)端末、拡張現実(Augmented Reality、AR)端末、工業用制御(industrial control)における無線端末、無人運転(self driving)における無線端末、遠隔医療(remote medical)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、輸送安全(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末等であってもよい。本願の実施例は、適用シーンを限定しない。ユーザ機器は、端末、アクセス端末、UEユニット、UE局、移動局、移動台、遠隔局、遠隔端末、移動機器、UE端末、無線通信機器、UEエージェントまたはUE装置等と呼ばれてもよい。本願の実施例はユーザ端末を限定しない。
【0015】
以下、本願の実施例に係る関連技術について簡単に説明する。
【0016】
マシンタイプ通信(Machine Type Communications、MTC)は、マシンツーマシン(Machine to Machine、M2M)とも呼ばれ、IoTの主な適用形式である。市場に配備されたMTC機器は、主にグローバル移動体通信(Global System of Mobile communication、GSM)システムに基づくものである。ロングタームイボリューション(Long Term Evolution、LTE)/LTE-A(LTE-Advanced)のスペクトル効率が高いため、ますます多くの移動体通信事業者は、LTE/LTE-Aを将来の広帯域無線通信システムの進化方向として選択し、LTE/LTE-Aに基づくMTCの多種類のデータトラフィックも、より魅力的になる。
【0017】
半二重-周波数分割複信端末(Half Duplex-Frequency Division Duplex User Equipment、HD-FDD UE)は、図1に示すように、最大10個のハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest、HARQ)プロセスをサポートする。
【0018】
図1から見られるように、MPDCCHとPDSCHとの間のスケジュール遅延は2に固定され、HARQ-ACKフィードバック遅延は表1に示すとおりである。
【0019】
【表1】
【0020】
ハイヤレイヤシグナリングce-SchedulingEnhancementにより、どのグループのHARQ-ACK遅延を選択するかを設定してから、下りリンク制御情報DCIにおけるHARQ-ACK遅延の制御ドメインによりタイミングする。
【0021】
Rel-17 MTCシステムにおいて、半二重端末の場合、下りピークレートを更に高め、より多くのシーンに適用するために、下りは14-HARQプロセスをサポートする必要がある。しかし、PDSCHスケジュール遅延については、特に無効なサブフレームが存在するシーンにおいて、指示方式が指摘されていない。
【0022】
図2に示すように、MPDCCH0に担持されたDCIが、スケジュール遅延が7であることを指示すると仮定すると、UEは、スケジュール遅延値の単位を知らないため、スケジュール遅延値に基づいて対応するPDSCH0が位置するサブフレームを確定することができない。サブフレームを単位とする場合、PDSCH0は無線フレームhのサブフレーム7で送信され、サブフレーム7が無効な下りサブフレームであるため、PDSCH0はサブフレーム8で送信され、サブフレーム8が上り-下りの切り替えサブフレームであり、PDSCHの送信を行うことができない。有効な下りサブフレームを単位とする場合、PDSCH0は無線フレームh+1のサブフレーム1で送信され、これにより、後のPDSCHは伝送できなくなるか、または、後へ順繰りに延ばして伝送され、最大の下りピークレートに影響を及ぼす。
【0023】
従来の通信システムと比べ、新しい無線・アクセス技術(New Radio、NR)システムは、より高い設定柔軟性およびより大きな帯域幅範囲を有し、それに対応し、端末の能力もより高く要求され、端末は、従来よりも高いコストがかかる必要がある。しかし、NRシステムがサポートする様々なシーンにおいて、全てのシーンでこのような高い端末能力が要求されるわけではなく、例えば、スマートウェアラブル機器、産業用センサ等である。従って、このようなシーンに対し、帯域幅がより小さく、アンテナ数がより少なく、半二重FDD(Half Duplex FDD、HD-FDD)、UE処理時間を緩和し、UE処理能力を緩和する等、低スペックの端末機器タイプを定義することで、端末の製造コストおよび複雑度を低減する。このような端末は、低スペックの端末または軽量版NR(NR reduced capability、NR RedCap)ユーザ端末と呼ばれてもよい。
【0024】
UE処理能力については、規格でPDSCH処理時間(N1)およびPUSCH準備時間(N2)を定義し、ここで、N1は、PDSCHと対応するHARQ-ACKとの間の最小時間Tproc,1の主要部分を占め、N2は、PDCCHとPUSCHとの間の最小時間Tproc,2の主要部分を占める。UE能力によって、対応するN1/N2値は異なる。表2、表3は、UE処理能力1に対応するN1およびN2を示す。RedCap UEの場合、処理時間を更に緩和し、即ち、新たなN1/N2を導入するが、処理時間を更に緩和した後のHARQプロセスにおけるタイミングへの影響を示していない。
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】
1つの実施例において、本願の実施例は、情報確定方法を提供し、前記情報確定方法はPDSCHスケジュール遅延を確定する場合に適用され、前記情報確定方法は情報確定装置により実行され、前記情報確定装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの方式により実現できる。前記方法は、第1ノードに適用される。
【0028】
図3に示すように、本願の実施例に係る情報確定方法は、主にステップS11、S12を含む。
【0029】
S11において、物理下りリンク共有チャネルPDSCHスケジュール遅延値を指示するシグナリングドメインを含む下りリンク制御情報DCIが担持されたマシンタイプ通信物理下りリンク制御チャネルMPDCCHを第1サブフレームで検出する。
【0030】
S12において、前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいて前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定する。
【0031】
前記第1ノードは、上記いずれかの端末であってもよい。
【0032】
1つの実施例において、前記PDSCHスケジュール遅延値は第1値、第2値を含み、ここで、前記第2値は第1単位、第2単位を含む。
【0033】
本実施例において、前記第1値はPDSCHスケジュール遅延の数値であってもよく、第2値は、PDSCHスケジュール遅延の単位として理解できる。前記単位はサブフレームであってもよいし、他の単位を指定してもよい。
【0034】
前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定した後、第2サブフレームで前記PDSCHを受信することを更に含む。
【0035】
1つの実施例において、前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいて前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することは、
第3サブフレームでMPDCCHを検出した場合、スケジュール遅延値に対応する第1単位に従ってPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、第3サブフレームでMPDCCHを検出していない場合、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従ってPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することとの1種または複数種を含み、第3サブフレームは、前記第1サブフレームの後の1つ目の有効な下りサブフレームである。
【0036】
端末はサブフレームnでMPDCCHを検出し、端末がサブフレームn+kでもMPDCCHを検出した場合、端末は、スケジュール遅延に対応する第1単位に従ってサブフレームnにおけるMPDCCHに対応するPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、または、端末がサブフレームn+kでMPDCCHを検出していない場合、端末は、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従ってPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、ここで、サブフレームn+kは、サブフレームnの後の1つ目の有効な下りサブフレームである。
【0037】
PDSCH伝送が位置するサブフレームは第2サブフレームである。
【0038】
1つの実施例において、前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいて前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することは、
前記第1サブフレームと第4サブフレームとの間の有効な下りサブフレームの数が第1数値である場合、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従ってPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、前記第1サブフレームと第4サブフレームとの間の有効な下りサブフレームの数が第2数値である場合、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従ってPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することとの1種または複数種を含み、ここで、前記第4サブフレームは、前記第1サブフレームの後の1つ目の下りから上りへの変換サブフレームである。
【0039】
本実施例において、前記第1数値は、実際の状況に応じて予め設定することができ、第1数値は1であってもよく、第2数値は0であってもよい。
【0040】
サブフレームnとサブフレームn+rとの間の有効な下りサブフレームの0数がb1である場合、端末は、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従ってPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、ここで、サブフレームn+rは、サブフレームnの後の1つ目の下りから上りへの変換サブフレームであり、b1は1であってもよい。
【0041】
サブフレームnとサブフレームn+rとの間の有効な下りサブフレームの数がb2である場合、端末は、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従ってPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、ここで、サブフレームn+rは、サブフレームnの後の1つ目の下りから上りへの変換サブフレームであり、b2は0であってもよい。
【0042】
1つの実施例において、前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいて前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することは、
前記第1サブフレームと第4サブフレームとの間の有効な下りサブフレームの数が第1数値以上である場合、スケジュール遅延値に対応する第1単位に従ってPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、前記第1サブフレームと第4サブフレームとの間の有効な下りサブフレームの数が第1数値よりも小さい場合、スケジュール遅延値に対応する第2単位に従ってPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することとの1種または複数種を含み、ここで、前記第4サブフレームは、前記第1サブフレームの後の1つ目の下りから上りへの変換サブフレームである。
【0043】
本実施例において、前記第1数値は、実際の状況に応じて予め設定することができ、第1数値は1であってもよい。
【0044】
サブフレームnとサブフレームn+rとの間の有効な下りサブフレームの数がb1で、且つb1≧1である場合、端末は、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従ってPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、ここで、サブフレームn+rは、サブフレームnの後の1つ目の下りから上りへの変換サブフレームであり、b1は1であってもよい。
【0045】
サブフレームnとサブフレームn+rとの間の有効な下りサブフレームの数がb1で、且つb1<0である場合、端末は、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従ってPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、ここで、サブフレームn+rは、サブフレームnの後の1つ目の下りから上りへの変換サブフレームである。
【0046】
1つの実施例において、前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいて前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することは、
DCIで指示されたHARQプロセスインデックスが第1所定値である場合、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従ってPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、DCIで指示されたHARQプロセスインデックスが第2所定値である場合、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従ってPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することとの1種または複数種を含み、第1所定値は、奇数または特定のプロセスインデックスであり、第2所定値は、偶数または他の特定のプロセスインデックスを指す。
【0047】
DCIで指示されたHARQプロセスインデックスが奇数または特定のプロセスインデックスである場合、端末は、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従ってPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、DCIで指示されたHARQプロセスインデックスが偶数または他の特定のプロセスインデックスである場合、端末は、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従ってPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、その逆も同様である。
【0048】
1つの実施例において、前記スケジュール遅延値に基づいて前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することは、
DCIで指示されたHARQ-ACK遅延値が第3数値以上である場合、スケジュール遅延値に対応する第1単位に従ってPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、DCIで指示されたHARQ-ACK遅延値が前記第3数値よりも小さい場合、スケジュール遅延値に対応する第2単位に従ってPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することとの1種または複数種を含む。第3数値は、予め設定された値またはハイヤレイヤによって設定された値である。
【0049】
DCIで指示されたHARQ-ACK遅延値がM以上である場合、端末は、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従ってPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、DCIで指示されたHARQ-ACK遅延値がMよりも小さい場合、端末は、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従ってPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、ここで、Mは、予め設定された値またはハイヤレイヤによって設定された値である。
【0050】
1つの実施例において、前記DCIがPDSCHスケジュール遅延値を指示するシグナリングドメインを含むことは、前記DCIにおける第1シグナリングドメインがPDSCHのスケジュール遅延値を指示することを含み、ここで、前記第1シグナリングドメインは、PDSCH繰り返し回数を指示するシグナリングドメインであり、または、前記第1シグナリングドメインは、新たに追加されたシグナリングドメインである。
【0051】
1つの実施例において、前記DCIがPDSCHスケジュール遅延値を指示するシグナリングドメインを含むことは、前記DCIにおける第1シグナリングドメインがPDSCHスケジュール遅延値を指示することを含み、ここで、14HARQプロセスを設定する際、前記第1シグナリングドメインは2ビットであり、PDSCH繰り返し回数を指示するシグナリングドメインは0ビットである。
【0052】
1つの実施例において、前記DCIは、ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKフィードバック遅延値を指示する1つまたは複数のシグナリングドメインを更に含み、前記方法は、前記HARQ-ACKフィードバック遅延値に基づき、HARQ-ACK応答情報を伝送する第5サブフレームを確定することを更に含む。
【0053】
端末は、PDSCH受信状況に応じて第5サブフレームでHARQ-ACK応答情報を送信する。
【0054】
1つの実施例において、前記HARQ-ACKフィードバック遅延値は、前記DCIにおけるHARQ-ACKフィードバック遅延のシグナリングドメインおよび第2シグナリングドメインによって確定される。
【0055】
HARQ-ACKフィードバック遅延値は、DCIにおけるHARQ-ACK遅延の指示ドメインによって指示されたk1および第2シグナリングドメインによって指示されたk2により確定され、即ち、UEは、サブフレームmでPDSCHを受信し、サブフレームm+k1+k2でHARQ-ACK応答情報を送信する。
【0056】
1つの実施例において、前記第2シグナリングドメインは、PDSCHと対応するHARQとの間の無効なサブフレームの数を指示することに用いられ、または、第2シグナリングドメインは、予め確定された値を指示することに用いられ、または、第2シグナリングドメインは、ハイヤレイヤシグナリングによって設定された値を指示することに用いられる。
【0057】
第2シグナリングドメインは、PDSCH繰り返し回数を指示するシグナリングドメインであってもよいし、追加されたシグナリングドメインであってもよい。
【0058】
14-HARQプロセスを設定する際、前記第2シグナリングドメインは2ビットであり、PDSCH繰り返し回数を指示するシグナリングドメインは0ビットである。
【0059】
1つの実施例において、前記PDSCHスケジュール遅延値および前記HARQ-ACKフィードバック遅延値は、前記DCIにおけるPDSCH繰り返し回数のシグナリングドメインおよびHARQ-ACKフィードバック遅延のシグナリングドメインによって確定される。
【0060】
1つの実施例において、前記PDSCHスケジュール遅延値および前記HARQ-ACKフィードバック遅延値は、前記DCIにおける第3シグナリングドメインおよびHARQ-ACKフィードバック遅延のシグナリングドメインによって確定され、ここで、前記第3シグナリングドメインが存在する場合、PDSCH繰り返し回数を指示するシグナリングドメインは0ビットである。
【0061】
1つの実施例において、前記第5サブフレームは、前記第2サブフレームの後の第4数値個目の有効な下りサブフレーム、第5数値個目の物理サブフレーム、および第6数値個目の有効な上りサブフレームの後の1つ目の有効な上りサブフレームである。
【0062】
1つの実施例において、前記第4数値および第6数値は、DCIにおける1つまたは複数のシグナリングドメインによって確定され、第5数値は予め設定された値である。
【0063】
1つの実施例において、前記PDSCHスケジュール遅延値、第4数値および第6数値は、DCIにおける1つのシグナリングドメインによって確定され、第5数値は予め設定された値である。
【0064】
1つの実施例において、前記第5サブフレームは、前記第2サブフレームの後の第4数値個目の有効な下りサブフレームおよび第5数値個目の物理サブフレームの後の第7数値個目の有効な上りサブフレームである。
【0065】
1つの実施例において、前記第4数値および第7数値は、DCIにおける1つまたは複数のシグナリングドメインによって確定され、第7数値は予め設定された値である。
【0066】
1つの実施例において、前記PDSCHスケジュール遅延値、第4数値および第7数値は、DCIにおける1つのシグナリングドメインによって確定され、第7数値は予め設定された値である。
【0067】
1つの実施例において、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従って確定された第2サブフレームは、第1サブフレームの後の2つの物理サブフレームおよび3つの有効な上りサブフレームの後の2つ目の物理サブフレームを含み、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従って確定された第2サブフレームは、第1サブフレームの後の1つの物理サブフレームおよび3つの上り有効サブフレームの後の3つ目の物理サブフレームを含む。
【0068】
1つの実施例において、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従って確定された第2サブフレームは、第1サブフレームの後の1つの下り有効サブフレーム、1つの物理サブフレーム、3つの有効な上りサブフレーム、および1つの物理サブフレームの後の1つ目の下り有効サブフレームを含み、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従って確定された第2サブフレームは、第1サブフレームの後の1つの物理サブフレーム、3つの上り有効サブフレーム、および1つの物理サブフレームの後の2つ目の下り有効サブフレームを含む。
【0069】
1つの例示的な実施形態において、PDSCHスケジュール遅延を暗黙的に確定する方法を提供する。
【0070】
端末は、サブフレームnでMPDCCHを検出し、ここで、DCIは、PDSCHスケジュール遅延値が7であることを指示し、端末は、以下の方式の少なくとも1つに基づいてPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、端末はPDSCHを受信する。
【0071】
方式1:端末がサブフレームn+kでMPDCCHを検出した場合、端末は、スケジュール遅延値に対応する第1単位に従ってPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、ここで、サブフレームn+kは、サブフレームnの後の1つ目の有効な下りサブフレームである。
【0072】
方式2:端末がサブフレームn+kでMPDCCHを検出していない場合、端末は、スケジュール遅延値に対応する第2単位に従ってPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、ここで、サブフレームn+kは、サブフレームnの後の1つ目の有効な下りサブフレームである。
【0073】
方式3:サブフレームnとサブフレームn+rとの間の有効な下りサブフレームの数がb1である場合、端末は、スケジュール遅延値に対応する第1単位に従ってPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、ここで、サブフレームn+rは、サブフレームnの後の1つ目の下りから上りへの変換サブフレームであり、b1は1であってもよい。
【0074】
方式4:サブフレームnとサブフレームn+rとの間の有効な下りサブフレームの数がb2である場合、端末は、スケジュール遅延値に対応する第2単位に従ってPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、ここで、サブフレームn+rは、サブフレームnの後の1つ目の下りから上りへの変換サブフレームであり、b2は0であってもよい。
【0075】
方式5:DCIで指示されたHARQプロセスインデックスが第1所定値(奇数または特定のプロセスインデックス)である場合、端末は、スケジュール遅延値に対応する第1単位に従ってPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、DCIで指示されたHARQプロセスインデックスが第2所定値(偶数または他の特定のプロセスインデックス)である場合、端末は、スケジュール遅延値に対応する第2単位に従ってPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、その逆も同様である。
【0076】
方式6:DCIで指示されたHARQ-ACK遅延値がM以上である場合、端末は、スケジュール遅延値に対応する第1単位に従ってPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、DCIで指示されたHARQ-ACK遅延値がMよりも小さい場合、端末は、スケジュール遅延値に対応する第2単位に従ってPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、ここで、Mは、予め設定された値またはハイヤレイヤによって設定された値である。
【0077】
方式7:サブフレームnとサブフレームn+rとの間の有効な下りサブフレームの数がb3以上である場合、端末は、スケジュール遅延値に対応する第1単位に従ってPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、ここで、サブフレームn+rは、サブフレームnの後の1つ目の下りから上りへの変換サブフレームである。
【0078】
方式8:サブフレームnとサブフレームn+rとの間の有効な下りサブフレームの数がb3よりも小さい場合、端末は、スケジュール遅延値に対応する第2単位に従ってPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、ここで、サブフレームn+rは、サブフレームnの後の1つ目の下りから上りへの変換サブフレームである。
【0079】
スケジュール遅延に対応する第1単位は、1つの下り有効サブフレーム、1つの物理サブフレーム、3つの上り有効サブフレーム、1つの物理サブフレーム、および1つの下り有効サブフレームであり、第2単位は、1つの物理サブフレーム、3つの上り有効サブフレーム、1つの物理サブフレーム、2つの下り有効サブフレームである。
【0080】
スケジュール遅延に対応する第1単位の意味は、端末がサブフレームnでMPDCCHを検出した場合、サブフレームnの後の1つの下り有効サブフレーム、1つの物理サブフレーム、3つの有効な上りサブフレーム、1つの物理サブフレームの後の1つ目の下り有効サブフレームでPDSCHを伝送することである。第2単位の意味は、端末がサブフレームnでMPDCCHを検出した場合、サブフレームnの後の1つの物理サブフレーム、3つの上り有効サブフレーム、1つの物理サブフレームの後の2つ目の下り有効サブフレームでPDSCHを伝送することである。
【0081】
または、スケジュール遅延に対応する第1単位は、2つの物理サブフレーム、3つの上り有効サブフレーム、2つの物理サブフレームであり、第2単位は、1つの物理サブフレーム、3つの上り有効サブフレーム、3つの物理サブフレームである。
【0082】
スケジュール遅延に対応する第1単位の意味は、端末がサブフレームnでMPDCCHを検出した場合、サブフレームnの後の2つの物理サブフレーム、3つの有効な上りサブフレームの後の2つ目の物理サブフレームでPDSCHを伝送することであり、第2単位の意味は、端末がサブフレームnでMPDCCHを検出した場合、サブフレームnの後の1つ目の物理サブフレーム、3つの上り有効サブフレームの後の3つ目の物理サブフレームでPDSCHを伝送する。
【0083】
1つの例示的な実施形態において、PDSCHスケジュール遅延を明示的に確定する方法を提供する。
【0084】
端末は、サブフレームnでMPDCCHを検出し、端末は、DCIによって指示されたスケジュール遅延値に基づいてPDSCH伝送が位置するサブフレームを確定し、端末はPDCCHを受信する。
【0085】
PDSCHスケジュール遅延値は、表4に示すように、DCIにおける2ビットの第1シグナリングドメインによって指示される。
【0086】
【表4】
【0087】
ここで、2ビットの第1シグナリングドメインは、PDSCH繰り返し回数を指示するシグナリングドメインであってもよいし、追加されたシグナリングドメインであってもよい。または、14-HARQプロセスを設定する際、第1シグナリングドメインは2ビットであり、PDSCH繰り返し回数を指示するシグナリングドメインは0ビットである。
【0088】
1つの例示的な実施形態において、HARQ-ACK遅延値を明示的に確定する方法を提供する。
【0089】
端末は、サブフレームmでPDSCHを受信し、端末は、DCIで指示されたHARQ-ACKフィードバック遅延値に基づき、前記PDSCHに対応するHARQ-ACKが位置するサブフレームを確定し、端末は、PDSCH受信状況に応じてHARQ-ACKを送信する。
【0090】
HARQ-ACKフィードバック遅延値は、DCIにおけるHARQ-ACK遅延の指示ドメインによって指示されたk1および第2シグナリングドメインによって指示されたk2により確定され、即ち、UEは、サブフレームmでPDSCHを受信し、サブフレームm+k1+k2でHARQ-ACKを送信する。
【0091】
第2シグナリングドメインは、PDSCHと対応するHARQとの間の無効なサブフレームの数を指示し、端末は、上り・下り無効サブフレーム設定および第2シグナリングドメインによって指示された値に基づいてk2の値を確定し、第2シグナリングドメインが2ビットであると仮定し、その意味は表5に示すとおりである。
【0092】
【表5】
【0093】
第2シグナリングドメインは、PDSCH繰り返し回数を指示するシグナリングドメインであってもよいし、追加されたシグナリングドメインであってもよく、または、14-HARQプロセスを設定する際、第2シグナリングドメインは2ビットであり、PDSCH繰り返し回数を指示するシグナリングドメインは0ビットである。
【0094】
1つの具体的な実施形態において、図4に示すように、端末は、ハイヤレイヤによって設定された下り有効指示シグナリングおよび上り有効指示シグナリングによりサブフレームの属性を取得し、即ち、下り有効指示によって指示された値が1である場合、有効な下りサブフレームであり、0である場合、無効な下りサブフレームであり、上り有効指示の意味は同じである。UEが無効なフレームhのサブフレーム2でPDSCH0を受信すると仮定し、対応するDCIにおけるHARQ-ACK遅延の指示ドメインの指示k1=11であり、第2シグナリングドメインは00であり、UEが無効なサブフレームの設定を取得することができるため、UEはk2=4と判断し、この場合、UEは、無線フレームh+1のサブフレーム7で対応するHARQ-ACKを送信する。
【0095】
1つの例示的な実施形態において、HARQ-ACK遅延値を明示的に確定する方法を提供する。
【0096】
端末はサブフレームmでPDSCHを受信し、端末は、DCIで指示されたHARQ-ACKフィードバック遅延値に基づき、前記PDSCHに対応するHARQ-ACKが位置するサブフレームを確定し、端末は、PDSCH受信状況に応じてHARQ-ACKを送信する。
【0097】
HARQ-ACKフィードバック遅延値は、DCIにおけるHARQ-ACK遅延の指示ドメインによって指示されたk1および第2シグナリングドメインによって指示されたk2により確定され、即ち、UEは、サブフレームmでPDSCHを受信し、サブフレームm+k1+k2でHARQ-ACKを送信する。
【0098】
第2シグナリングドメインは、PDSCH繰り返し回数を指示するシグナリングドメインであってもよいし、追加されたシグナリングドメインであってもよく、または、14-HARQプロセスを設定する際、第1シグナリングドメインは2ビットであり、PDSCH繰り返し回数を指示するシグナリングドメインは0ビットである。
【0099】
表6に示すように、第2シグナリングドメインが3ビットであることを例とする。
【0100】
【表6】
【0101】
1つの具体的な実施形態において、図5に示すように、値が1である場合、有効な下りサブフレームであり、0である場合、無効な下りサブフレームであり、上り有効指示の意味は同じである。UEが無効なフレームhのサブフレーム2でPDSCH0を受信し、対応するDCIにおけるHARQ-ACK遅延の指示ドメインがk1=11を指示し、第2シグナリングドメインの値が100であり、即ち、k2=4であると仮定すると、UEは、無線フレームh+1サブフレーム7で対応するHARQ-ACKを送信する。
【0102】
1つの例示的な実施形態において、DCIが前記PDSCHスケジュール遅延値と前記HARQ-ACKフィードバック遅延値とを共同指示する方式を提供する。
【0103】
端末はサブフレームnでMPDCCHを検出し、DCIによって指示されたPDSCHスケジュール遅延に基づいてサブフレームmでPDSCHを受信し、DCIで指示されたHARQ-ACKフィードバック遅延値に基づき、前記PDSCHに対応するHARQ-ACKが位置するサブフレームを確定し、端末は、PDSCH受信状況に応じてHARQ-ACKを送信する。
【0104】
PDSCHスケジュール遅延およびHARQ-ACKフィードバック遅延は、DCIにおけるPDSCH繰り返し回数ドメインおよびHARQ-ACK遅延ドメインにより、以下のように確定される。
【0105】
PDSCH繰り返し回数ドメインの値が00である場合、PDSCHスケジュール遅延値は2であり、HARQ-ACKフィードバック遅延値はHARQ-ACK delayドメインによって確定される。PDSCH繰り返し回数ドメインの値が01である場合、PDSCHスケジュール遅延値は7であり、HARQ-ACKフィードバック遅延値は12である。PDSCH繰り返し回数ドメインの値が10である場合、PDSCHスケジュール遅延値は7であり、HARQ-ACKフィードバック遅延値は13である。PDSCH繰り返し回数ドメインの値が10である場合、保留状態とする。
【0106】
本実施例におけるPDSCH繰り返し回数ドメインは、第3シグナリングドメインであってもよく、この場合、PDSCH繰り返し回数ドメインは0ビットである。
【0107】
1つの例示的な実施形態において、DCIが前記PDSCHスケジュール遅延値と前記HARQ-ACKフィードバック遅延値とを共同指示する方式を提供する。
【0108】
端末は、サブフレームnでMPDCCHを検出し、DCIによって指示されたPDSCHスケジュール遅延に基づいてサブフレームmでPDSCHを受信し、DCIで指示されたHARQ-ACKフィードバック遅延値に基づき、前記PDSCHに対応するHARQ-ACKが位置するサブフレームを確定し、端末は、PDSCH受信状況に応じてHARQ-ACKを送信する。
【0109】
PDSCHスケジュール遅延およびHARQ-ACKフィードバック遅延は、DCIにおけるPDSCH繰り返し回数ドメインおよびHARQ-ACK遅延ドメインにより、以下のように確定される。
【0110】
PDSCH繰り返し回数ドメインの値が00である場合、PDSCHスケジュール遅延値は2であり、HARQ-ACKフィードバック遅延値は、HARQ-ACK delayドメインに基づいて確定される。PDSCH繰り返し回数ドメインの値が01であり、HARQ-ACKフィードバック遅延ドメインにおけるgビット目が1である場合、PDSCHスケジュール遅延値は7で第1単位に対応し、HARQ-ACKフィードバック遅延値は12である。PDSCH繰り返し回数ドメインの値が01であり、HARQ-ACKフィードバック遅延ドメインにおけるgビット目が0である場合、PDSCHスケジュール遅延値は7で第2単位に対応し、HARQ-ACKフィードバック遅延値は12である。PDSCH繰り返し回数ドメインの値が10であり、HARQ-ACKフィードバック遅延ドメインにおけるgビット目が1である場合、PDSCHスケジュール遅延値は7で第1単位に対応し、HARQ-ACKフィードバック遅延値は13である。PDSCH繰り返し回数ドメインの値が10であり、HARQ-ACKフィードバック遅延ドメインにおけるgビット目が1である場合、PDSCHスケジュール遅延値は7で第2単位に対応し、HARQ-ACKフィードバック遅延値は13である。PDSCH繰り返し回数ドメインの値が10である場合、保留状態とする。ここで、本実施例におけるPDSCH繰り返し回数ドメインは第3シグナリングドメインであってもよく、この場合、PDSCH繰り返し回数ドメインは0ビットである。ここで、gは予め確定される。
【0111】
1つの具体的な実施形態において、端末はサブフレームnでMPDCCHを検出し、DCIによって指示されたPDSCHスケジュール遅延に基づいてサブフレームmでPDSCHを受信し、DCIで指示されたHARQ-ACKフィードバック遅延値に基づき、前記PDSCHに対応するHARQ-ACKが位置するサブフレームを確定し、端末は、PDSCH受信状況に応じてHARQ-ACKを送信し、g=1と仮定する。
【0112】
DCIにおけるPDSCH繰り返し回数ドメインの値が01であり、HARQ-ACK遅延ドメインの値が1xxである場合、端末は、PDSCHスケジュール遅延が7で第1単位に対応し、HARQ-ACKフィードバック遅延値が12であると確定する。本実施例におけるPDSCH繰り返し回数ドメインは第3シグナリングドメインであってもよく、この場合、PDSCH繰り返し回数ドメインは0ビットである。
【0113】
1つの具体的な実施形態において、端末はサブフレームnでMPDCCHを検出し、DCIによって指示されたPDSCHスケジュール遅延に基づいてサブフレームmでPDSCHを受信し、DCIで指示されたHARQ-ACKフィードバック遅延値に基づき、前記PDSCHに対応するHARQ-ACKが位置するサブフレームを確定し、端末は、PDSCH受信状況に応じてHARQ-ACKを送信し、g=1と仮定する。
【0114】
DCIにおけるPDSCH繰り返し回数ドメインの値が10であり、HARQ-ACK遅延ドメインの値が0xxである場合、端末は、PDSCHスケジュール遅延が7で第2単位に対応し、HARQ-ACKフィードバック遅延値が13であると確定する。本実施例におけるPDSCH繰り返し回数ドメインは第3シグナリングドメインであってもよく、この場合、PDSCH繰り返し回数ドメインは0ビットである。
【0115】
1つの例示的な実施形態において、DCIが前記PDSCHスケジュール遅延値と前記HARQ-ACKフィードバック遅延値とを共同指示する方式を提供する。
【0116】
端末はサブフレームnでMPDCCHを検出し、DCIによって指示されたPDSCHスケジュール遅延に基づいてサブフレームmでPDSCHを受信し、DCIで指示されたHARQ-ACKフィードバック遅延値に基づき、前記PDSCHに対応するHARQ-ACKが位置するサブフレームを確定し、端末は、PDSCH受信状況に応じてHARQ-ACKを送信する。
【0117】
PDSCHスケジュール遅延およびHARQ-ACKフィードバック遅延は、DCIにおけるPDSCH繰り返し回数ドメインおよびHARQ-ACK遅延ドメインによって確定され、本実施例におけるPDSCH繰り返し回数ドメインは第3シグナリングドメインであってもよく、この場合、PDSCH繰り返し回数ドメインは0ビットである。表7に示すとおりである。
【0118】
【表7】

または
【0119】
1つの例示的な実施形態において、端末はサブフレームnでMPDCCHを検出し、DCIによって指示されたPDSCHスケジュール遅延に基づいてサブフレームmでPDSCHを受信し、DCIで指示されたHARQ-ACKフィードバック遅延値およびk2に基づき、前記PDSCHに対応するHARQ-ACKが位置するサブフレームを確定し、端末は、PDSCH受信状況に応じてHARQ-ACKを送信する。
【0120】
PDSCHスケジュール遅延、HARQ-ACKフィードバック遅延およびk2は、DCIにおけるPDSCH繰り返し回数ドメインおよびHARQ-ACK遅延ドメインによって確定され、本実施例におけるPDSCH繰り返し回数ドメインは第3シグナリングドメインであってもよく、この場合、PDSCH繰り返し回数ドメインは0ビットである。表8に示すとおりである。
【0121】
【表8】
【0122】
ここで、d0~d12は0よりも大きい正の整数であり、予め設定されてもよいし、ハイヤレイヤシグナリングにより設定されてもよい。
【0123】
1つの例示的な実施形態において、端末は第2サブフレームでPDSCHを受信し、端末は、PDSCH受信状況に応じて第5サブフレームで対応するHARQ-ACK応答情報を送信し、ここで、第5サブフレームは、第2サブフレームの後のn1個の有効な下りサブフレーム、n2個の物理サブフレーム、およびn3個の有効な上りサブフレームの後の1つ目の有効な上りサブフレームであり、ここで、n2は予め設定された値である。
【0124】
n1、n3は、DCIにおける1つの制御ドメインによって共同指示されるか、または2つの制御ドメインによってそれぞれ指示される。
【0125】
n1の値の範囲は0~13であり、n3の値の範囲は0~2であり、n2の値は1である。
【0126】
1つの例示的な実施形態において、端末は第2サブフレームでPDSCHを受信し、端末は、PDSCH受信状況に応じて第5サブフレームで対応するHARQ-ACK応答情報を送信し、ここで、第5サブフレームは、第2サブフレームの後のn1個の有効な下りサブフレーム、n2個の物理サブフレームの後のn4個目の有効な上りサブフレームであり、ここで、n2は予め設定された値である。
【0127】
n1、n4は、DCIにおける1つの制御ドメインによって共同指示されるか、または2つの制御ドメインによってそれぞれ指示される。
【0128】
n1の値の範囲は0~13であり、n4の値の範囲は1~3であり、n2の値は1である。
【0129】
1つの例示的な実施形態において、端末はサブフレームnでMPDCCHを検出し、サブフレームmでPDSCHを受信し、端末は、PDSCH受信状況に応じてサブフレームsで対応するHARQ-ACK応答情報を送信し、ここで、サブフレームsは、サブフレームmの後のn1個の有効な下りサブフレーム、n2個の物理サブフレーム、およびn3個の有効な上りサブフレームの後の1つ目の有効な上りサブフレーム伝送であり、端末は、第3指示ドメインの値に基づいてPDSCHスケジュール遅延、n1、n2およびn3の値を取得し、ここで、第3指示ドメインによって指示された値は範囲0~11である。
【0130】
1つの具体的な実施形態において、第3指示ドメインによって指示されたPDSCHスケジュール遅延、n1、n2およびn3の値は、表9に示すとおりである。
【0131】
【表9】
【0132】
1つの具体的な実施形態において、第3指示ドメインの値Tが10よりも小さい場合、PDSCHスケジュール遅延値は2であり、Tが10である場合、PDSCHスケジュール遅延値は7で第1単位に対応し、Tが11である場合、PDSCHスケジュール遅延値は7で第2単位である。
【0133】
Tが0~3である場合、n3は2であり、Tが4~7である場合、n3は1であり、Tが8~11である場合、n3=0で、n1=Tで、n2=1である。
【0134】
1つの例示的な実施形態において、端末はサブフレームnでMPDCCHを検出し、サブフレームmでPDSCHを受信し、端末は、PDSCH受信状況に応じてサブフレームsで対応するHARQ-ACK応答情報を送信し、ここで、サブフレームsは、サブフレームmの後のn1個の有効な下りサブフレーム、n2個の物理サブフレームの後のn4個目の有効な上りサブフレーム伝送であり、端末は、第4指示ドメインの値に基づいてPDSCHスケジュール遅延、n1、n2およびn4の値を取得し、ここで、第4指示ドメインによって指示された値は範囲0~11である。
【0135】
1つの具体的な実施形態において、第4指示ドメインによって指示されたPDSCHスケジュール遅延、n1、n2およびn3の値は、表10に示すとおりである。
【0136】
【表10】
【0137】
以上の表は例示的なものに過ぎず、他の組み合わせ形式を排除するものではない。
【0138】
1つの具体的な実施形態において、第4指示ドメインの値Tが10よりも小さい場合、PDSCHスケジュール遅延値は2であり、Tが10である場合、PDSCHスケジュール遅延値は7で第1単位に対応し、Tが11である場合、PDSCHスケジュール遅延値は7で第2単位である。
【0139】
Tが0~3である場合、n4は3であり、Tが4~7である場合、n4は2であり、Tが8~11である場合、n4=1で、n1=Tで、n2=1である。
【0140】
1つの例示的な実施形態において、端末はサブフレームnでMPDCCHを検出し、サブフレームmでPDSCHを受信し、端末は、PDSCH受信状況に応じてサブフレームsで対応するHARQ-ACK応答情報を送信し、ここで、サブフレームsは、サブフレームmの後のn5個の有効な下りサブフレーム、n6個の物理サブフレーム、およびn7個の有効な上りサブフレームの後の1つ目の有効な上りサブフレーム伝送であり、端末は、第3指示ドメインの値に基づいてPDSCHスケジュール遅延、n5、n6およびn7の値を取得し、ここで、第3指示ドメインによって指示された値は範囲0~23である。
【0141】
1つの具体的な実施形態において、第3指示ドメインによって指示されたPDSCHスケジュール遅延、n5、n6およびn7の値は、表11に示すとおりである。
【0142】
【表11】
【0143】
以上の表は例示的なものに過ぎず、他の組み合わせ形式を排除するものではない。
【0144】
1つの具体的な実施形態において、第3指示ドメインの値Tが0~9であるかまたは12~21よりも大きい場合、PDSCHスケジュール遅延値は2であり、Tが10または22である場合、PDSCHスケジュール遅延値は7で第1単位に対応し、Tが11または23である場合、PDSCHスケジュール遅延値は7で第2単位である。
【0145】
Tが0~3であるかまたは12、15、18、21である場合、n7は2であり、Tが4~7または13、16、19、22である場合、n7は1であり、Tが8~11または14、17、20、23である場合、n7=0で、n5=mod(T,12)で、n6=1である。
【0146】
1つの例示的な実施形態において、端末はサブフレームnでMPDCCHを検出し、サブフレームmでPDSCHを受信し、端末は、PDSCH受信状況に応じてサブフレームsで対応するHARQ-ACK応答情報を送信し、ここで、サブフレームsは、サブフレームmの後のn5個の有効な下りサブフレーム、n6個の物理サブフレームの後のn8個目の有効な上りサブフレーム伝送であり、端末は、第4指示ドメインの値に基づいてPDSCHスケジュール遅延、n5、n5およびn8の値を取得し、ここで、第4指示ドメインによって指示された値は範囲0~23である。
【0147】
1つの具体的な実施形態において、第4指示ドメインによって指示されたPDSCHスケジュール遅延、n5、n6およびn8の値は表12に示すとおりである。
【0148】
【表12】
【0149】
以上の表は例示的なものに過ぎず、他の指示方式を排除するものではない。
【0150】
1つの具体的な実施形態において、第4指示ドメインの値Tが0~9であるかまたは12~21よりも大きい場合、PDSCHスケジュール遅延値は2であり、Tが10または22である場合、PDSCHスケジュール遅延値は7で第1単位に対応し、Tが11または23である場合、PDSCHスケジュール遅延値は7で第2単位である。
【0151】
Tが0~3であるかまたは12、15、18、21である場合、n8は3であり、Tが4~7または13、16、19、22である場合、n8は2であり、Tが8~11または14、17、20、23である場合、n8=1で、n5=mod(T,12)で、n6=1である。
【0152】
1つの例示的な実施形態において、RedCap UEの場合、スロットpでPDCCHを検出し、且つ対応するDCIがDCI format1_1である場合、UEは、DCIにおけるPDSCH-to-HARQ-タイミング-指示ドメインに基づき、HARQ-ACK伝送が位置するスロットを確定し、UEはHARQ-ACKを伝送し、ここで、PDSCH-to-HARQ-タイミング-指示ドメインによって指示された値は表13に示すとおりである。
【0153】
【表13】
【0154】
dl-DataToUL-ACKはハイヤレイヤシグナリングであり、その最小値が1であり、または、その値の範囲が1~15であり、または、その値の範囲が1~16である。
【0155】
1つの例示的な実施形態において、RedCap UEの場合、スロットpでPDCCHを検出した場合、UEは、スロットp+k2でPUSCHを伝送し、ここで、k2の値は、DCIにおける時間領域リソース割り当てドメインおよびハイヤレイヤシグナリングに基づいて確定される。ここで、時間領域リソース割り当てドメインは、リソースインデックスを指示し、対応するリソースは、ハイヤレイヤシグナリングpusch-TimeDomainAllocationListによって確定され、ここで、PUSCH-TimeDomainResourceAllocationにおけるk2の最小値は1であり、または、値の範囲が1~32であり、または、値の範囲が1~33である。
【0156】
1つの例示的な実施形態において、RedCap UEの場合、スロットpでRAR PDCCHを検出した場合、UEは、スロットp+K2+ΔでPUSCHを伝送し、ここで、K2の値は、DCIにおける時間領域リソース割り当てドメインおよび予め設定された第1テーブルによって確定され、Δの値は、サブキャリア間隔および予め設定された第2テーブルによって確定される。ここで、時間領域リソース割り当て指示リソースインデックス、対応するリソースは、表14および表15に示すように、予め設定された第1テーブルによって確定される。
【0157】
【表14】
【0158】
【表15】
【0159】
ここで、Δの値は、サブキャリア間隔および予め設定されたテーブルに基づいて確定される。
【0160】
RedCap UEの場合、処理遅延を緩和した後の最小遅延要求および処理遅延要求を満たした後のK2+Δは、表16に示すとおりである。
【0161】
【表16】
【0162】
従って、Δの値は表17に示すとおりである。
【0163】
【表17】
【0164】
1つの実施例において、本願の実施例は、情報確定装置を提供し、前記情報確定装置は、PDSCHスケジュール遅延を確定する場合に適用され、前記情報確定装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの方式で実現できる。前記装置は第1ノードに構成される。
【0165】
図6に示すように、本願の実施例に係る情報確定装置は、主に検出モジュール61と、確定モジュール62とを備える。
【0166】
検出モジュール61は、物理下りリンク共有チャネルPDSCHスケジュール遅延値を指示するシグナリングドメインを含む下りリンク制御情報DCIが担持されたマシンタイプ通信物理下りリンク制御チャネルMPDCCHを第1サブフレームで検出するように構成される。確定モジュール62は、前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいて前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定するように構成される。
【0167】
1つの実施例において、前記PDSCHスケジュール遅延値は第1値、第2値を含み、ここで、前記第2値は第1単位、第2単位を含む。
【0168】
1つの実施例において、前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいて前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することは、第3サブフレームでMPDCCHを検出した場合、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従ってPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、第3サブフレームでMPDCCHを検出していない場合、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従ってPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することとの1種または複数種を含み、ここで、第3サブフレームは、前記第1サブフレームの後の1つ目の有効な下りサブフレームである。
【0169】
1つの実施例において、前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいて前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することは、前記第1サブフレームと第4サブフレームとの間の有効な下りサブフレームの数が第1数値である場合、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従ってPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、前記第1サブフレームと第4サブフレームとの間の有効な下りサブフレームの数が第2数値である場合、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従ってPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することとの1種または複数種を含み、ここで、前記第4サブフレームは、前記第1サブフレームの後の1つ目の下りから上りへの変換サブフレームである。
【0170】
1つの実施例において、前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいて前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することは、DCIで指示されたHARQプロセスインデックスが第1所定値である場合、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従ってPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、DCIで指示されたHARQプロセスインデックスが第2所定値である場合、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従ってPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、DCIで指示されたHARQ-ACK遅延値が第3数値以上である場合、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従ってPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、DCIで指示されたHARQ-ACK遅延値が前記第3数値よりも小さい場合、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従ってPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することとの1種または複数種を含む。
【0171】
1つの実施例において、前記DCIがPDSCHスケジュール遅延値を指示するシグナリングドメインを含むことは、前記DCIにおける第1シグナリングドメインがPDSCHスケジュール遅延値を指示することを含み、ここで、前記第1シグナリングドメインは、PDSCH繰り返し回数を指示するシグナリングドメインであり、または、前記第1シグナリングドメインは、新たに追加されたシグナリングドメインである。
【0172】
1つの実施例において、前記DCIは、ハイブリッド自動再送要求HARQ-ACKフィードバック遅延値を指示する1つまたは複数のシグナリングドメインを更に含み、前記方法は、前記HARQ-ACKフィードバック遅延値に基づき、HARQ-ACK応答情報を伝送する第5サブフレームを確定することを更に含む。
【0173】
1つの実施例において、前記HARQ-ACKフィードバック遅延値は、前記DCIにおけるHARQ-ACKフィードバック遅延のシグナリングドメインおよび第2シグナリングドメインによって確定される。
【0174】
1つの実施例において、前記第2シグナリングドメインは、PDSCHと対応するHARQとの間の無効なサブフレームの数を指示することに用いられ、または、第2シグナリングドメインは、予め確定された値を指示することに用いられ、または、第2シグナリングドメインは、ハイヤレイヤシグナリングによって設定された値を指示することに用いられる。
【0175】
1つの実施例において、前記PDSCHスケジュール遅延値および前記HARQ-ACKフィードバック遅延値は、前記DCIにおけるPDSCH繰り返し回数のシグナリングドメインおよびHARQ-ACKフィードバック遅延のシグナリングドメインによって確定される。
【0176】
1つの実施例において、前記PDSCHスケジュール遅延値および前記HARQ-ACKフィードバック遅延値は、前記DCIにおける第3シグナリングドメインおよびHARQ-ACKフィードバック遅延のシグナリングドメインによって確定され、ここで、第3シグナリングドメインが存在する場合、PDSCH繰り返し回数のシグナリングドメインは0ビットである。
【0177】
1つの実施例において、前記第5サブフレームは、前記第2サブフレームの後の第4数値個目の有効な下りサブフレーム、第5数値個目の物理サブフレーム、および第6数値個目の有効な上りサブフレームの後の1つ目の有効な上りサブフレームである。
【0178】
1つの実施例において、前記第4数値および第6数値は、DCIにおける1つまたは複数のシグナリングドメインによって確定され、第5数値は予め設定された値である。
【0179】
1つの実施例において、前記PDSCHスケジュール遅延値、第4数値および第6数値は、DCIにおける1つのシグナリングドメインによって確定され、第5数値は予め設定された値である。
【0180】
1つの実施例において、前記第5サブフレームは、前記第2サブフレームの後の第4数値個目の有効な下りサブフレームであり、第5数値個目の物理サブフレームの後の第7数値個目の有効な上りサブフレームである。
【0181】
1つの実施例において、前記第4数値および第7数値は、DCIにおける1つまたは複数のシグナリングドメインによって確定され、第7数値は予め設定された値である。
【0182】
1つの実施例において、前記スケジュール遅延値、第4数値および第7数値は、DCIにおける1つのシグナリングドメインによって確定され、第7数値は予め設定された値である。
【0183】
1つの実施例において、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従って確定された第2サブフレームは、第1サブフレームの後の2つの物理サブフレームおよび3つの有効な上りサブフレームの後の2つ目の物理サブフレームを含み、スケジュール遅延値に対応する第2単位に従って確定された第2サブフレームは、第1サブフレームの後の1つの物理サブフレームおよび3つの上り有効サブフレームの後の3つ目の物理サブフレームを含む。
【0184】
1つの実施例において、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従って確定された第2サブフレームは、第1サブフレームの後の1つの下り有効サブフレーム、1つの物理サブフレーム、3つの有効な上りサブフレーム、および1つの物理サブフレームの後の1つ目の下り有効サブフレームを含み、PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従って確定された第2サブフレームは、第1サブフレームの後の1つの物理サブフレーム、3つの上り有効サブフレーム、および1つの物理サブフレームの後の2つ目の下り有効サブフレームを含む。
【0185】
本実施例における提供の情報確定装置は、本願のいずれかの実施例に係る情報確定方法を実行することができ、該方法の実行に対応する機能モジュールおよび効果を備える。本実施例で詳しく説明されていない技術詳細は、本願のいずれかの実施例に係る情報確定方法を参照することができる。
【0186】
上記情報確定装置の実施例において、含まれる各ユニットおよびモジュールは、機能ロジックに従って分割されたものに過ぎず、上記分割に限定されるものではなく、対応する機能を実現できれば良い。また、各機能ユニットの名称も、互いに区別しやすいためのものに過ぎず、本願の保護範囲を制限するものではない。
【0187】
本願の実施例は、機器を更に提供し、図7は、本願の実施例に係る機器の構造模式図であり、図7に示すように、該機器は、プロセッサ71、メモリ72、入力装置73、出力装置74、および通信装置75を備え、機器におけるプロセッサ71の数は、1つまたは複数であってもよく、図7において、1つのプロセッサ71を例とする。機器におけるプロセッサ71、メモリ72、入力装置73および出力装置74は、バスまたは他の方式で接続することができ、図7において、バスを介して接続することを例とする。
【0188】
メモリ72は、コンピュータ可読記憶媒体として、ソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能プログラムおよびモジュール、例えば、本願の実施例における情報確定方法に対応するプログラム命令/モジュールを記憶するために使用できる。プロセッサ71は、メモリ72に記憶されたソフトウェアプログラム、命令およびモジュールを実行することにより、機器の様々な機能アプリケーションおよびデータ処理を実行し、即ち、本願の実施例に係るいずれかの方法を実現する。
【0189】
メモリ72は、プログラム記憶エリアおよびデータ記憶エリアを備えてもよく、ここで、プログラム記憶エリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データ記憶エリアは、機器の使用に基づいて作成されたデータ等を記憶することができる。また、メモリ72は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリ、または他の不揮発性固体記憶デバイスのような不揮発性メモリを更に含んでもよい。いくつかの実施例において、メモリ72は、プロセッサ71に対してリモートに設けられたメモリを含むことが好ましく、これらのリモートメモリは、ネットワークを介して機器に接続することができる。上記ネットワークの実例は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動体通信ネットワークおよびその組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。
【0190】
入力装置73は、入力された数字または文字情報を受信し、機器のユーザ設定および機能制御に関連するキー信号入力を生成することができる。出力装置74は、ディスプレイ等の表示機器を含んでもよい。
【0191】
通信装置75は、受信機および送信機を含んでもよい。通信装置75は、プロセッサ71の制御に応じて情報の送受信通信を行うように構成される。
【0192】
1つの例示的な実施形態において、本願の実施例は、コンピュータ実行可能命令を含む記憶媒体を提供し、前記コンピュータ実行可能命令は、コンピュータプロセッサによって実行されると、
物理下りリンク共有チャネルPDSCHスケジュール遅延値を指示するシグナリングドメインを含む下りリンク制御情報DCIが担持されたマシンタイプ通信物理下りリンク制御チャネルMPDCCHを第1サブフレームで検出することと、前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいて前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することとを含む情報確定方法を実行することに用いられる。
【0193】
本願の実施例に係るコンピュータ実行可能命令を含む記憶媒体は、そのコンピュータ実行可能命令が上記方法操作に限定されず、本願のいずれかの実施例に係る情報確定方法における関連操作を実行することができる。
【0194】
以上の実施形態についての説明により、本願はソフトウェアに必要な汎用ハードウェアを加えた方式で実現でき、ハードウェアによっても実現できる。本願の技術案は、本質的にソフトウェア製品の形式で具現化でき、該コンピュータソフトウェア製品は、コンピュータのフロッピーディスク、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、フラッシュメモリ(FLASH)、ハードディスクまたは光ディスク等のようなコンピュータ可読記憶媒体に記憶でき、1台のコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイス等であってもよい)に本願の各実施例に係る方法を実行させるための複数の命令を含む。
【0195】
上述は、本願の例示的な実施例に過ぎない。
【0196】
当業者であれば、ユーザ端末という用語は、任意の適当なタイプの無線ユーザ機器を含み、例えば、携帯電話機、携帯型データ処理装置、携帯型ネットワークブラウザまたは車載移動局を含むことが理解されるべきである。
【0197】
一般的には、本願の様々な実施例は、ハードウェアまたは特定用途向け回路、ソフトウェア、論理またはその任意の組み合わせで実現できる。例えば、一部の態様はハードウェアで実現でき、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサまたは他の計算装置により実行可能なファームウェアまたはソフトウェアで実現でき、本願はこれらに限定されない。
【0198】
本願の実施例は、移動装置のデータプロセッサによりコンピュータプログラム命令を実行することで実現でき、例えば、プロセッサのエンティティにおいて、ハードウェアにより、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現できる。コンピュータプログラム命令は、アセンブリ命令、命令セットアーキテクチャ(Instruction Set Architecture、ISA)命令、機械命令、機械関連命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、または1種または複数種のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはターゲットコードであってもよい。
【0199】
本願の図における任意の論理フローのブロック図は、プログラムステップを表してもよいし、互いに接続された論理回路、モジュールおよび機能を表してもよいし、プログラムステップと論理回路、モジュールおよび機能との組み合わせを表してもよい。コンピュータプログラムはメモリに記憶されてもよい。メモリは、ローカルな技術環境に適した任意のタイプを有することができ、且つ、任意の適当なデータ記憶技術で実現できる。例えば、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、光記憶デバイスおよびシステム(デジタル多機能ディスク(Digital Video Disc、DVD)または光ディスク(Compact Disc、CD))等を含んでもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読媒体は、非一時的な記憶媒体を含んでもよい。データプロセッサは、ローカルな技術環境に適した任意のタイプであってもよく、例えば、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブル論理デバイス(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサであってもよいが、これらに限定されない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2023-04-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0002】
リリース17(Rel-17)のマシンタイプ通信(Machine―Type CommunicationMTC)システムにおいて、半二重端末の場合、下りピークレートを高め、より多くのシーンに適用するために、下りは14個のハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest、HARQ)プロセスをサポートする必要がある。しかし、物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)スケジュール遅延については、指示方式が指摘されていない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】
【表1】

【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】
UE処理能力については、規格でPDSCH処理時間(N)およびPUSCH準備時間(N)を定義し、ここで、 は、PDSCHと対応するHARQ-ACKとの間の最小時間Tproc,1の主要部分を占め、 は、PDCCHとPUSCHとの間の最小時間Tproc,2の主要部分を占める。UE能力によって、対応する /N 値は異なる。表2、表3は、UE処理能力1に対応する およびN を示す。RedCap UEの場合、処理時間を更に緩和し、即ち、新たな /N を導入するが、処理時間を更に緩和した後のHARQプロセスにおけるタイミングへの影響を示していない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0094
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0094】
1つの具体的な実施形態において、図4に示すように、端末は、ハイヤレイヤによって設定された下り有効指示シグナリングおよび上り有効指示シグナリングによりサブフレームの属性を取得し、即ち、下り有効指示によって指示された値が1である場合、有効な下りサブフレームであり、0である場合、無効な下りサブフレームであり、上り有効指示の意味は同じである。UEが無線フレームhのサブフレーム2でPDSCH0を受信すると仮定し、対応するDCIにおけるHARQ-ACK遅延の指示ドメインの指示k1=11であり、第2シグナリングドメインは00であり、UEが無効なサブフレームの設定を取得することができるため、UEはk2=4と判断し、この場合、UEは、無線フレームh+1のサブフレーム7で対応するHARQ-ACKを送信する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0101
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0101】
1つの具体的な実施形態において、図5に示すように、値が1である場合、有効な下りサブフレームであり、0である場合、無線下りサブフレームであり、上り有効指示の意味は同じである。UEが無効なフレームhのサブフレーム2でPDSCH0を受信し、対応するDCIにおけるHARQ-ACK遅延の指示ドメインがk1=11を指示し、第2シグナリングドメインの値が100であり、即ち、k2=4であると仮定すると、UEは、無線フレームh+1サブフレーム7で対応するHARQ-ACKを送信する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0105
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0105】
PDSCH繰り返し回数ドメインの値が00である場合、PDSCHスケジュール遅延値は2であり、HARQ-ACKフィードバック遅延値はHARQ-ACK delayドメインによって確定される。PDSCH繰り返し回数ドメインの値が01である場合、PDSCHスケジュール遅延値は7であり、HARQ-ACKフィードバック遅延値は12である。PDSCH繰り返し回数ドメインの値が10である場合、PDSCHスケジュール遅延値は7であり、HARQ-ACKフィードバック遅延値は13である。PDSCH繰り返し回数ドメインの値が11である場合、保留状態とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0110
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0110】
PDSCH繰り返し回数ドメインの値が00である場合、PDSCHスケジュール遅延値は2であり、HARQ-ACKフィードバック遅延値は、HARQ-ACK delayドメインに基づいて確定される。PDSCH繰り返し回数ドメインの値が01であり、HARQ-ACKフィードバック遅延ドメインにおけるgビット目が1である場合、PDSCHスケジュール遅延値は7で第1単位に対応し、HARQ-ACKフィードバック遅延値は12である。PDSCH繰り返し回数ドメインの値が01であり、HARQ-ACKフィードバック遅延ドメインにおけるgビット目が0である場合、PDSCHスケジュール遅延値は7で第2単位に対応し、HARQ-ACKフィードバック遅延値は12である。PDSCH繰り返し回数ドメインの値が10であり、HARQ-ACKフィードバック遅延ドメインにおけるgビット目が1である場合、PDSCHスケジュール遅延値は7で第1単位に対応し、HARQ-ACKフィードバック遅延値は13である。PDSCH繰り返し回数ドメインの値が10であり、HARQ-ACKフィードバック遅延ドメインにおけるgビット目がである場合、PDSCHスケジュール遅延値は7で第2単位に対応し、HARQ-ACKフィードバック遅延値は13である。PDSCH繰り返し回数ドメインの値が11である場合、保留状態とする。ここで、本実施例におけるPDSCH繰り返し回数ドメインは第3シグナリングドメインであってもよく、この場合、PDSCH繰り返し回数ドメインは0ビットである。ここで、gは予め確定される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0146
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0146】
1つの例示的な実施形態において、端末はサブフレームnでMPDCCHを検出し、サブフレームmでPDSCHを受信し、端末は、PDSCH受信状況に応じてサブフレームsで対応するHARQ-ACK応答情報を送信し、ここで、サブフレームsは、サブフレームmの後のn5個の有効な下りサブフレーム、n6個の物理サブフレームの後のn8個目の有効な上りサブフレーム伝送であり、端末は、第4指示ドメインの値に基づいてPDSCHスケジュール遅延、n5、nおよびn8の値を取得し、ここで、第4指示ドメインによって指示された値は範囲0~23である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ノードに適用される情報確定方法であって、
物理下りリンク共有チャネルPDSCHスケジュール遅延値を指示するシグナリングドメインを含む下りリンク制御情報DCIが担持されたマシンタイプ通信物理下りリンク制御チャネルMPDCCHを第1サブフレームで検出することと、
前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいてPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、を含む、
情報確定方法。
【請求項2】
前記PDSCHスケジュール遅延値は、第1値および第2値を含み、
前記第2値は、第1単位および第2単位を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいてPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することは、
第3サブフレームでMPDCCHを検出した場合、前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従って前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、
第3サブフレームでMPDCCHを検出していない場合、前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従って前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、1つを含み、
前記第3サブフレームは、前記第1サブフレームの後の1つ目の有効な下りサブフレームである、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいてPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することは、
前記第1サブフレームと第4サブフレームとの間の有効な下りサブフレームの数が第1数値である場合、前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従って前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、
前記第1サブフレームと第4サブフレームとの間の有効な下りサブフレームの数が第2数値である場合、前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従って前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、の少なくとも1つを含み、
前記第4サブフレームは、前記第1サブフレームの後の1つ目の下りから上りへの変換サブフレームである、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいてPDSCH伝送の第2サブフレームを確定することは、
前記DCIで指示されたハイブリッド自動再送要求HARQプロセスインデックスが第1所定値である場合、前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従って前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、
前記DCIで指示されたHARQプロセスインデックスが第2所定値である場合、前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従って前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、
前記DCIで指示されたハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACK遅延値が第3数値以上である場合、前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従って前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、
前記DCIで指示されたHARQ-ACK遅延値が前記第3数値よりも小さい場合、前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従って前記PDSCH伝送の第2サブフレームを確定することと、の少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記DCIがPDSCHスケジュール遅延値を指示するシグナリングドメインを含むことは、
前記DCIにおける第1シグナリングドメインが前記PDSCHスケジュール遅延値を指示することを含み、
前記第1シグナリングドメインは、PDSCH繰り返し回数を指示するシグナリングドメインであり、または、
前記第1シグナリングドメインは、新たに追加されたシグナリングドメインであり、または、
前記第1シグナリングドメインが存在する場合、前記第1シグナリングドメインのPDSCH繰り返し回数を指示するシグナリングドメインは0ビットである、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記DCIは、HARQ-ACKフィードバック遅延値を指示する少なくとも1つのシグナリングドメインを更に含み、
前記HARQ-ACKフィードバック遅延値に基づき、HARQ-ACK応答情報を伝送する第5サブフレームを確定することを更に含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記HARQ-ACKフィードバック遅延値は、前記DCIにおけるHARQ-ACKフィードバック遅延のシグナリングドメインおよび第2シグナリングドメインによって確定され
前記第2シグナリングドメインは、PDSCHと対応するHARQとの間の無効なサブフレームの数を指示することに用いられ、または、
前記第2シグナリングドメインは、予め確定された値を指示することに用いられ、または、
前記第2シグナリングドメインは、ハイヤレイヤシグナリングによって設定された値を指示することに用いられる、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記PDSCHスケジュール遅延値および前記HARQ-ACKフィードバック遅延値は、前記DCIにおけるPDSCH繰り返し回数のシグナリングドメインおよびHARQ-ACKフィードバック遅延のシグナリングドメインによって確定され、または、
前記PDSCHスケジュール遅延値および前記HARQ-ACKフィードバック遅延値は、前記DCIにおける第3シグナリングドメインおよびHARQ-ACKフィードバック遅延のシグナリングドメインによって確定され、
前記第3シグナリングドメインが存在する場合、PDSCH繰り返し回数のシグナリングドメインは0ビットである、
請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記第5サブフレームは、前記第2サブフレームの後の第4数値個目の有効な下りサブフレーム、第5数値個目の物理サブフレーム、および第6数値個目の有効な上りサブフレームの後の1つ目の有効な上りサブフレームであり、
前記第4数値および前記第6数値は、前記DCIにおける少なくとも1つのシグナリングドメインによって確定され、前記第5数値は予め設定された値であり、または、
前記PDSCHスケジュール遅延値、前記第4数値および前記第6数値は、前記DCIにおける1つのシグナリングドメインによって確定され、前記第5数値は予め設定された値である、
請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記第5サブフレームは、前記第2サブフレームの後の第4数値個目の有効な下りサブフレームおよび第5数値個目の物理サブフレームの後の第7数値個目の有効な上りサブフレームであり、
前記第4数値および前記第7数値は、前記DCIにおける少なくとも1つのシグナリングドメインによって確定され、前記第5数値は予め設定された値であり、
前記PDSCHスケジュール遅延値、前記第4数値および前記第7数値は、前記DCIにおける1つのシグナリングドメインによって確定され、前記第5数値は予め設定された値である、
請求項7に記載の方法。
【請求項12】
前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従って確定された前記第2サブフレームは、
前記第1サブフレームの後の2つの物理サブフレームおよび3つの有効な上りサブフレームの後の2つ目の物理サブフレームを含み、
前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従って確定された前記第2サブフレームは、
前記第1サブフレームの後の1つの物理サブフレームおよび3つの上り有効サブフレームの後の3つ目の物理サブフレームを含み、または、
前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第1単位に従って確定された前記第2サブフレームは、
前記第1サブフレームの後の1つの下り有効サブフレーム、1つの物理サブフレーム、3つの有効な上りサブフレーム、および1つの物理サブフレームの後の1つ目の下り有効サブフレームを含み、
前記PDSCHスケジュール遅延値に対応する第2単位に従って確定された前記第2サブフレームは、
前記第1サブフレームの後の1つの物理サブフレーム、3つの上り有効サブフレーム、および1つの物理サブフレームの後の2つ目の下り有効サブフレームを含む、
請求項に記載の方法。
【請求項13】
第1ノードに配置される情報確定装置であって、
物理下りリンク共有チャネルPDSCHスケジュール遅延値を指示するシグナリングドメインを含む下りリンク制御情報DCIが担持されたマシンタイプ通信物理下りリンク制御チャネルMPDCCHを第1サブフレームで検出するように構成される検出モジュールと、
前記PDSCHスケジュール遅延値に基づいてPDSCH伝送の第2サブフレームを確定するように構成される確定モジュールと、を備える、
情報確定装置。
【請求項14】
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成されるメモリと、を備え、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサは、請求項1から12のいずれか1項に記載の情報確定方法を実現する、
機器。
【請求項15】
コンピュータプログラムが記憶されている記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、前記請求項1から12のいずれか1項に記載の情報確定方法を実現する、
記憶媒体。
【国際調査報告】