(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-08
(54)【発明の名称】MUSIMを利用する強化されたサービス継続性
(51)【国際特許分類】
H04W 36/14 20090101AFI20231031BHJP
H04W 48/16 20090101ALI20231031BHJP
H04W 88/06 20090101ALI20231031BHJP
【FI】
H04W36/14
H04W48/16 132
H04W88/06
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023523062
(86)(22)【出願日】2021-10-08
(85)【翻訳文提出日】2023-06-12
(86)【国際出願番号】 EP2021077880
(87)【国際公開番号】W WO2022078902
(87)【国際公開日】2022-04-21
(31)【優先権主張番号】202041044952
(32)【優先日】2020-10-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】515076873
【氏名又は名称】ノキア テクノロジーズ オサケユイチア
(74)【代理人】
【識別番号】110001173
【氏名又は名称】弁理士法人川口國際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シュパピス,パナヨティス
(72)【発明者】
【氏名】ケシャバマースィー,プラジャル
(72)【発明者】
【氏名】サンチェス,ラウラ・リュック
(72)【発明者】
【氏名】セルバガナパティー,スリニバサン
(72)【発明者】
【氏名】サブーリ-シチャニ,ファラナス
(72)【発明者】
【氏名】アリ,アマーナト
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ39
(57)【要約】
通信ネットワークの複数のモバイルネットワークのうちの第1のモバイルネットワークのネットワークノードから、第1のモバイルネットワークのユーザ機器によって、第1の公衆陸上移動体ネットワークとユーザ機器との間のリンクに関連するカバレッジエリアに対するカバレッジ限界に接近していることのインディケーション(610)を受信することであって、ユーザ機器は、マルチ加入者アイデンティティモジュールを含み、マルチ加入者モジュールの第1の加入者アイデンティティモジュールは、第1のモバイルネットワークに関連するネットワークノードに接続される、ことと;受信することに基づいて、ユーザ機器のマルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、カバレッジエリアのカバレッジ限界に接近していることに基づくユーザ機器と第1のモバイルネットワークとの間のリンクのやがて起こる障害に応答して、複数のモバイルネットワークのうちの第2のモバイルネットワークに切り替えるプロアクティブな準備を可能にさせる(620)ためのプロアクティブな準備を行うこととを行う、装置と方法。さらに、通信ネットワークの複数のモバイルネットワークのうちの第1のモバイルネットワークのネットワークノードによって、第1のモバイルネットワークとユーザ機器との間のリンクに関連するカバレッジエリアに対するカバレッジ限界に接近していることを決定することがあり、ユーザ機器はマルチ加入者アイデンティティモジュールを含み、マルチ加入者モジュールの第1の加入者アイデンティティモジュールは第1の公衆陸上移動体ネットワークに関連するネットワークノードに接続され;決定することに基づいて、ユーザ機器のマルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、カバレッジエリアのカバレッジ限界に接近していることに基づくユーザ機器と第1のモバイルネットワークとの間のリンクのやがて起こる障害に応答して、複数のモバイルネットワークのうちの第2のモバイルネットワークに第2の加入者アイデンティティモジュールによって切り替えるためのプロアクティブな準備を可能にさせるためのプロアクティブな準備を行うためのインディケーションを含む情報をユーザ機器に向けて送る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと
を含む装置であって、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサと共に、装置に少なくとも、
通信ネットワークのネットワークノードから、ユーザ機器によって、通信ネットワークの第1のモバイルネットワークとユーザ機器との間のリンクに関連するカバレッジエリアに対するカバレッジ限界に接近していることのインディケーションを受信させ、ユーザ機器はマルチ加入者アイデンティティモジュールを含み、マルチ加入者モジュールの第1の加入者アイデンティティモジュールは第1のモバイルネットワークに関連するネットワークノードに接続されており、
受信することに基づいて、ユーザ機器のマルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、カバレッジエリアのカバレッジ限界に接近していることに基づく第1のモバイルネットワークとユーザ機器との間のリンクのやがて起こる障害に応答して、第2のモバイルネットワークへの切り替えの準備を可能にさせるためのプロアクティブな準備を行わせる
ように構成される、装置。
【請求項2】
準備が、ユーザ機器がカバレッジエリア外に移動しているというネットワークノードからのインディケーションに基づく、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
プロアクティブな準備が、通信ネットワークの無線条件に関連する情報に基づいて早期測定を行うことを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
情報が、ネットワークノードによって収集されたセルのデータベースの停止知識に関連する、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
情報が、別のモバイルネットワークへのさらなる接続を確立する前に満たされるべき少なくとも1つの条件のインディケーションを含む、請求項3に記載の装置。
【請求項6】
少なくとも1つの条件が、タイマの満了、ユーザ機器の正確なロケーション、または無線リソース管理測定のうちの少なくとも1つに基づく、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
情報が、さらなる接続のための適切な複数のモバイルネットワークに関する支援情報を含み、支援情報が、通信ネットワークの別のモバイルネットワークの識別を含む、請求項3に記載の装置。
【請求項8】
支援情報が、通信ネットワークのオペレータ間の同意に基づいて、別のモバイルネットワークに切り替えるようにユーザ機器に命令することである、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
プロアクティブな準備を行うことが、第1の加入者アイデンティティモジュールが接続されている第1のモバイルネットワークのセルがカバレッジエリアのカバレッジ限界に接近しているという無線条件に基づく、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
ユーザ機器が第1のモバイルネットワークに接続され、ユーザ機器の第2の加入者アイデンティティモジュールが、ユーザ機器もまた加入している通信ネットワークの複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークに切り替えるためのプロアクティブな準備を行うようにされる、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
第1の加入者アイデンティティモジュールが、通信ネットワークの第1のモバイルネットワークに登録され、第2の加入者アイデンティティモジュールが、モバイルネットワークにキャンプされているか、ローミングモードにあるかのうちの一方である、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
プロアクティブな準備が、第1の加入者アイデンティティモジュールに関連するモバイルネットワークのネットワークノードへの切り替えが、第1のモバイルネットワークのカバレッジ限界に接近していることに基づいて好ましくないことを第1の加入者アイデンティティモジュールを用いて識別し、
識別することに基づいて、マルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、カバレッジ限界に接近していることのインディケーションに応答して、第2の加入者アイデンティティモジュールと関連する通信ネットワークの複数のモバイルネットワークのうちの異なるモバイルネットワークが切り替えるのに適しているかどうかを識別させることを含む、
請求項1に記載の装置。
【請求項13】
第1のモバイルネットワークまたは第2のモバイルネットワークのうちの少なくとも一方が、公衆陸上移動体ネットワークを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項14】
プロアクティブな準備を行うためのインディケーションが、ネットワークノードによる抽象的なロケーション知識または正確なロケーション知識のうちの少なくとも1つに基づく、請求項1に記載の装置。
【請求項15】
インディケーションが、無線リソース管理または無線リンク監視測定のうちの少なくとも1つに基づく、請求項1に記載の装置。
【請求項16】
ユーザ機器によって、プロアクティブな準備に基づくユーザ機器の第2の加入者アイデンティティモジュールによる切り替えに関連する要求メッセージおよびレポートを通信することを含む、
請求項1に記載の装置。
【請求項17】
通信ネットワークのネットワークノードから、ユーザ機器によって、通信ネットワークの第1のモバイルネットワークとユーザ機器との間のリンクに関連するカバレッジエリアに対するカバレッジ限界に接近していることのインディケーションを受信することであって、ユーザ機器はマルチ加入者アイデンティティモジュールを含み、マルチ加入者モジュールの第1の加入者アイデンティティモジュールは第1のモバイルネットワークに関連するネットワークノードに接続される、ことと、
受信することに基づいて、ユーザ機器のマルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、カバレッジエリアのカバレッジ限界に接近していることに基づくユーザ機器と第1のモバイルネットワークとユーザ機器との間のリンクのやがて起こる障害に応答して、第2のモバイルネットワークへの切り替えの準備を可能にさせるためのプロアクティブな準備を行うことと
を含む、方法。
【請求項18】
準備が、ユーザ機器がカバレッジエリア外に移動しているというネットワークノードからのインディケーションに基づく、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
プロアクティブな準備が、通信ネットワークの無線条件に関連する情報に基づいて早期測定を行うことを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
情報が、ネットワークノードによって収集されたセルのデータベースの停止知識に関連する、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
情報が、別のモバイルネットワークへのさらなる接続を確立する前に満たされるべき少なくとも1つの条件のインディケーションを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
少なくとも1つの条件が、タイマの満了、ユーザ機器の正確なロケーション、または無線リソース管理測定のうちの少なくとも1つに基づく、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
情報が、さらなる接続のための適切な複数のモバイルネットワークに関する支援情報を含み、支援情報が、別のモバイルネットワークの識別を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項24】
支援情報が、通信ネットワークのオペレータ間の同意に基づいて、別のモバイルネットワークに切り替えるようにユーザ機器に命令することである、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
プロアクティブな準備を行うことが、第1の加入者アイデンティティモジュールが接続されている複数の公衆陸上移動体ネットワークのうちの第1のモバイルネットワークのセルがカバレッジエリアのカバレッジ限界に接近しているという無線条件に基づく、請求項17に記載の方法。
【請求項26】
ユーザ機器が第1の公衆陸上移動体ネットワークに接続され、ユーザ機器の第2の加入者アイデンティティモジュールが、ユーザ機器もまた加入している複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークに切り替えるためのプロアクティブな準備を行うようにされる、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
第1の加入者アイデンティティモジュールが、通信ネットワークの第1のモバイルネットワークに登録され、第2の加入者アイデンティティモジュールが、モバイルネットワークにキャンプされているか、ローミングモードにあるかのうちの一方である、
請求項17に記載の方法。
【請求項28】
プロアクティブな準備が、第1の加入者アイデンティティモジュールに関連するモバイルネットワークの別のモバイルノードへの切り替えが第1のモバイルネットワークのカバレッジ限界に接近していることに基づいて好ましくないことを第1の加入者アイデンティティモジュールを用いて識別することと、
識別することに基づいて、マルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、カバレッジ限界に接近していることのインディケーションに応答して、第2の加入者アイデンティティモジュールと関連する通信ネットワークの複数のモバイルネットワークのうちの異なるモバイルネットワークが切り替えるのに適しているかどうかを識別させることと
を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項29】
第1のモバイルネットワークまたは第2のモバイルネットワークのうちの少なくとも一方が、公衆陸上移動体ネットワークを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項30】
プロアクティブな準備を行うためのインディケーションが、ネットワークノードによる抽象的なロケーション知識または正確なロケーション知識のうちの少なくとも1つに基づく、請求項17に記載の方法。
【請求項31】
インディケーションが、無線リソース管理または無線リンク監視測定のうちの少なくとも1つに基づく、請求項17に記載の方法。
【請求項32】
ユーザ機器によって、プロアクティブな準備に基づくユーザ機器の第2の加入者アイデンティティモジュールによる切り替えに関連する要求メッセージおよびレポートを通信することを含む、
請求項17に記載の方法。
【請求項33】
少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと
を含む装置であって、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサと共に、装置に少なくとも、
通信ネットワークの複数のモバイルネットワークのうちの第1のモバイルネットワークのネットワークノードによって、第1のモバイルネットワークとユーザ機器との間のリンクに関連するカバレッジエリアに対するカバレッジ限界に接近していることを決定させ、ユーザ機器はマルチ加入者アイデンティティモジュールを含み、マルチ加入者モジュールの第1の加入者アイデンティティモジュールは第1のモバイルネットワークに関連するネットワークノードに接続されており、
決定することに基づいて、カバレッジエリアのカバレッジ限界に接近していることに基づく第1のモバイルネットワークとユーザ機器との間のリンクのやがて起こる障害に応答して、ユーザ機器において第2のモバイルネットワークに切り替えるためのプロアクティブな準備を可能にするためのインディケーションを含む情報をユーザ機器に向けて送らせる
ように構成される、装置。
【請求項34】
第1のモバイルネットワークまたは第2のモバイルネットワークのうちの少なくとも一方が、公衆陸上移動体ネットワークを含む、請求項33に記載の装置。
【請求項35】
プロアクティブな準備が、通信ネットワークの第1のモバイルネットワークまたは別のモバイルネットワークのうちの少なくとも1つに関連する無線チャネル条件を含む情報に基づいて早期測定を行うことを含む、請求項33に記載の装置。
【請求項36】
プロアクティブな準備を行うためのインディケーションが、ネットワークノードによる抽象的なロケーション知識または正確なロケーション知識のうちの少なくとも1つに基づく、請求項33に記載の装置。
【請求項37】
インディケーションが、無線リソース管理または無線リンク監視測定のうちの少なくとも1つに基づく、請求項33に記載の装置。
【請求項38】
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリが、少なくとも1つのプロセッサと共に、装置に、
ユーザ機器から、プロアクティブな準備に基づくユーザ機器の第2の加入者アイデンティティモジュールによる切り替えに関連する要求メッセージおよびレポートを受信させる
ように構成される、請求項33に記載の装置。
【請求項39】
通信ネットワークの複数のモバイルネットワークのうちの第1のモバイルネットワークのネットワークノードによって、第1のモバイルネットワークとユーザ機器との間のリンクに関連するカバレッジエリアに対するカバレッジ限界に接近していることを決定することであって、ユーザ機器はマルチ加入者アイデンティティモジュールを含み、マルチ加入者モジュールの第1の加入者アイデンティティモジュールは第1のモバイルネットワークに関連するネットワークノードに接続されている、ことと、
決定することに基づいて、ユーザ機器のマルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、カバレッジエリアのカバレッジ限界に接近していることに基づくユーザ機器と第1のモバイルネットワークとの間のリンクのやがて起こる障害に応答して、複数のモバイルネットワークのうちの第2のモバイルネットワークに切り替えるためのユーザ機器のプロアクティブな準備を可能にさせるためのプロアクティブな準備を行うためのインディケーションを含む情報をユーザ機器に向けて送ることと
を含む、方法。
【請求項40】
第1のモバイルネットワークまたは第2のモバイルネットワークのうちの少なくとも一方が、公衆陸上移動体ネットワークを含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
プロアクティブな準備が、通信ネットワークの第1のモバイルネットワークまたは別のモバイルネットワークのうちの少なくとも1つに関連する無線チャネル条件を含む情報に基づいて早期測定を行うことを含む、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
情報が、ネットワークノードによって収集されたセルのデータベースの停止知識に関連する情報に基づく、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
第1の加入者アイデンティティモジュールが、通信ネットワークの第1のモバイルネットワークに登録され、第2の加入者アイデンティティモジュールが、モバイルネットワークにキャンプされているか、ローミングモードにあるかのうちの一方である、請求項39に記載の方法。
【請求項44】
プロアクティブな準備が、第1の加入者アイデンティティモジュールに関連する別のモバイルネットワークへの切り替えが複数のモバイルネットワークのセルの無線条件に基づいて好ましくないことを第1の加入者アイデンティティモジュールを用いて識別することと、
識別することに基づいて、マルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、ユーザ機器における少なくとも1つのアプリケーションのサービス継続性障害のための決定することに応答して、第2の加入者アイデンティティモジュールに関連する通信ネットワークの異なるモバイルネットワークが切り替えるのに適しているかどうかを識別させることと
を含む、請求項39に記載の方法。
【請求項45】
プロアクティブな準備を行うためのインディケーションが、第1の加入者アイデンティティモジュールが接続されている複数のモバイルネットワークのうちの第1のモバイルネットワークが、カバレッジエリアのカバレッジ限界に接近しているという無線条件に基づく、請求項39に記載の方法。
【請求項46】
ユーザ機器が第1のモバイルネットワークに接続され、ユーザ機器の第2の加入者アイデンティティモジュールが、ユーザ機器もまた加入している複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークへ切り替えるように準備させられる、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
情報が、複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークへのさらなる接続を確立する前に満たされるべき少なくとも1つの条件のインディケーションを含む、請求項39に記載の方法。
【請求項48】
少なくとも1つの条件が、タイマの満了、ユーザ機器の正確なまたは抽象的なロケーション、または無線リソース管理測定のうちの少なくとも1つに基づく、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
情報が、別のモバイルネットワークへの切り替えに適したセルに関する支援情報を含み、支援情報が、複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークの識別を含む、請求項39に記載の方法。
【請求項50】
支援情報が、通信ネットワークのオペレータ間同意に基づいて、複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークに切り替えるために、ユーザ機器が適切なセルのうちの1つを使用するように命令することである、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
プロアクティブな準備を行うためのインディケーションが、ネットワークノードによる抽象的なロケーション知識または正確なロケーション知識のうちの少なくとも1つに基づく、請求項39に記載の方法。
【請求項52】
プロアクティブな準備に基づいて第2の加入者アイデンティティモジュールによる別のモバイルネットワークへの切り替えに関連するユーザ機器要求メッセージおよびレポートをユーザ機器から受信することを含む、請求項39に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明の例示的な実施形態による教示は、一般に、強化されたサービス継続動作に関し、より詳細には、マルチユニバーサル加入者アイデンティティモジュールを利用する強化されたサービス継続動作に関する。
【背景技術】
【0002】
本項は、特許請求の範囲に記載された発明の背景または文脈を提供することを目的としている。本明細書の説明には、追求され得る概念が含まれる場合があるが、必ずしも以前に考案または追求されたものである必要はない。したがって、本明細書で特に示されない限り、本項に説明されるものは、本願の明細書および特許請求の範囲に対する先行技術ではなく、本項に含めることによって先行技術であると認められるものではない。
【0003】
本明細書および/または図面に見られる特定の略語は、本明細書において以下のように定義される:
3GPP:第3世代パートナーシッププロジェクト
AMF:アクセスおよびモビリティ管理機能
DSDA:デュアルSIMデュアルアクティブ(Dual SIM Dual Active)
DSDS:デュアルSIMデュアルスタンバイ(Dual SIM Dual Standby)
eSIM:電子加入者アイデンティティモジュール(Electronic Subscriber Identity Module)
HPLMN:ホームPLMN
IMSI:国際移動加入者アイデンティティ(International Mobile Subscriber Identity)
LTE:ロングタームエボリューション
MUMA:マルチUSIMマルチアクティブ(Multi USIM Multi Active)
MUMS:マルチUSIMマルチスタンバイ(Multi USIM Multi Standby)
MUSIM:マルチユニバーサル加入者アイデンティティモジュール(Multi Universal Subscriber Identity Module)
NR:新無線
PLMN:公衆陸上移動体ネットワーク
RAN:無線アクセスネットワーク
RAT:無線アクセス技術
RLF:無線リンク障害
RLM:無線リンクモニタリング
RRC:無線リソース制御
RRM:無線リソース管理
SEP:標準必須特許
SIM:加入者アイデンティティモジュール(Subscriber Identity Module)
SUPI:サブスクリプション永続識別子(Subscription Permanent Identifier)
UC:セントラルユニット(Centralized Unit)
UE:ユーザ機器
USIM:ユニバーサル加入者アイデンティティモジュール(Universal Subscriber Identity Module)
【0004】
無線通信システムは、互いに通信するためにネットワークの多重アクセスシステムを使用するユーザ機器および他のネットワークデバイスを含むデバイスに様々なタイプの通信能力を提供するために広くデプロイされる。このような多重アクセスシステムの例としては、ロングタームエボリューション(LTE)タイプのシステムなどの4Gシステム、および新無線(NR)システムと呼ばれることもある5Gシステムが含まれる。無線多重アクセス通信システムは、これらの通信デバイスおよびシステムをサポートするために、いくつかの基地局またはネットワークアクセスノードを含み得る。
【0005】
特定の場合、UEなどの通信デバイスは、複数のユニバーサル加入者アイデンティティモジュール(USIM)またはマルチユニバーサル加入者アイデンティティモジュール(MUSIM)を含むことができ、USIMは、これらの基地局および/またはネットワークアクセスノードなどのネットワークデバイスへの認証およびアクセスのための動作を行うための様々な機能を提供する。これらの動作には、ユーザのサブスクリプションの識別と認証、アクセスのためのセキュリティキーの生成などが含まれる。
【0006】
通常、MUSIMデバイスは、USIMでサポートされる同時RRC_stateに応じて、主に2つのタイプに参照される:
・ デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)またはマルチUSIMマルチスタンバイ(MUMS):2つ以上の独立した加入者ID(USIM)に登録されているMUSIMデバイスで、すべてのUSIMでRRC_IDLEモードになることができる。ただし、ある所与の時点で単一のUSIMとのみRRC_CONNECTEDモードとすることができる。
・ デュアルSIMデュアルアクティブ(DSDA)またはマルチUSIMマルチアクティブ(MUMA):2つ以上の独立した加入者ID(USIM)に登録されているMUSIMデバイスで、すべてのUSIMでRRC_IDLEモードになることができる。そして、このデバイスは、すべてのUSIMでRRC_CONNECTEDモードアクティビティを維持することができる。
【0007】
さらに、複数のUSIMの同時処理に関するUEの挙動は、以下に列挙するように、UEの能力に依存し得る:
・ SingleRx/SingleTx:UEは、一度に、1つのネットワークからトラフィックを受信し、および/または1つのネットワークにトラフィックを送信することのみ可能である(タイプ1)
・ DualRx/SingleTx:UEは、一度に、2つのネットワークから同時にトラフィックを受信することができるが、1つのネットワークにのみ送信することが可能である(タイプ2)
・ DualRx/DualTx:UEは、同時に、2つのネットワークへ送信する、および/または2つのネットワークから受信することが可能である(タイプ3)
【0008】
さらに、UEがネットワーク停止を経験すると、UEは以下の2つのオプションのうちの1つに従う:
1)接続を失い、スペクトルをスキャンすることを開始して、UEにサーブする潜在的な代替ネットワークの候補を識別する。そのような代替ネットワークが識別されると、UEは新しいネットワークへの登録手続きを開始する。この手続きは順次的であり、識別されたネットワークに対して行われる各試行には、数秒かかる。ローミングの場合、ローミング契約およびエラー処理タイマに基づいてUE登録試行のシーケンスを構成できるため、全体の登録プロセスはホームPLNM(HPLMN)からのUE構成によって変化する;
2)オペレータ間ハンドオーバを行う。現在の標準化ソリューションは、オペレータ間HOをサポートしており、オペレータ間のN14インターフェースをデプロイメントする必要があり、ネットワークトポロジーを露出するので、オペレータ間の合意が必要である。
【0009】
サービス継続性に関して上述したように、V2XUEが例えばクロスボーダーにおいてサービスにアクセスする際、オペレータ間ハンドオーバがサポートされていない場合、一時的なネットワーク停止に達するので、サービスの中断を経験する可能性がある。
【0010】
本明細書に開示される発明の例示的な実施形態は、基地局などのネットワークノードによるユーザ機器などのネットワークデバイスの複数のUSIMの使用に関連するこれらの問題に少なくとも取り組み、関連する動作を改善する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の例示的な態様では、ユーザ機器側装置などの装置があり:少なくとも1つのプロセッサと;コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを含み、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサと共に、装置に少なくとも:通信ネットワークのネットワークノードから、ユーザ機器によって、第1のモバイルネットワークとユーザ機器との間のリンクに関連するカバレッジエリアに対するカバレッジ限界に接近していることのインディケーションを受信させるように構成され、ユーザ機器はマルチ加入者アイデンティティモジュールを含み、マルチ加入者モジュールの第1の加入者アイデンティティモジュールは第1のモバイルネットワークに関連するネットワークノードに接続されており;受信することに基づいて、ユーザ機器のマルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、カバレッジエリアのカバレッジ限界に接近していることに基づくユーザ機器と第1のモバイルネットワークとの間のリンクのやがて起こる障害に応答して、複数のモバイルネットワークのうちの第2のモバイルネットワークに切り替えるプロアクティブな準備を可能にさせるためのプロアクティブな準備を行う。
【0012】
本発明の別の例示的な態様では、方法があり:通信ネットワークのネットワークノードから、第1の公衆陸上移動体ネットワークのユーザ機器によって、通信ネットワークの複数のモバイルネットワークのうちの第1のモバイルネットワークとユーザ機器との間のリンクに関連するカバレッジエリアに対するカバレッジ限界に接近していることのインディケーションを受信することであって、ユーザ機器はマルチ加入者アイデンティティモジュールを含み、マルチ加入者モジュールの第1の加入者アイデンティティモジュールは第1のモバイルネットワークに関連するネットワークノードに接続される、ことと;受信することに基づいて、ユーザ機器のマルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、カバレッジエリアのカバレッジ限界に接近していることに基づくユーザ機器と第1のモバイルネットワークとの間のリンクのやがて起こる障害に応答して、複数のモバイルネットワークのうちの第2のモバイルネットワークに切り替えるプロアクティブな準備を可能にさせるためのプロアクティブな準備を行うこととを含む。
【0013】
さらなる例示的な実施形態は、上記段落の方法および装置を含む装置および方法であって、準備は、ユーザ機器がカバレッジエリア外に移動しているというネットワークノードからのインディケーションに基づき、プロアクティブな準備は、通信ネットワークの無線条件に関連する情報に基づいて早期測定を行うことを含み、情報は、ネットワークノードによって収集されたセルのデータベースの停止知識に関連し、情報は、複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークへのさらなる接続を確立する前に満たされるべき少なくとも1つの条件のインディケーションを含み、少なくとも1つの条件は、タイマの満了、ユーザ機器の正確なロケーション、または無線リソース管理測定のうちの少なくとも1つに基づき、情報は、さらなる接続のための適切な複数のモバイルネットワークに関する支援情報を含み、支援情報は、複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークの識別を含み、支援情報は、通信ネットワークのオペレータ間の同意に基づいて、別のモバイルネットワークに切り替えるようにユーザ機器に命令することであり、プロアクティブな準備を行うことは、第1の加入者アイデンティティモジュールが接続されている複数のモバイルネットワークのうちの第1のモバイルネットワークにおけるセルがカバレッジエリアのカバレッジ限界に接近しているという無線条件に基づき、ユーザ機器は第1のモバイルネットワークに接続され、ユーザ機器の第2の加入者アイデンティティモジュールは、ユーザ機器もまた加入している複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークに切り替えるためのプロアクティブな準備を行うようにされ、第1の加入者アイデンティティモジュールは、通信ネットワークの第1のモバイルネットワークに登録され、第2の加入者アイデンティティモジュールは、モバイルネットワークにキャンプされているか、ローミングモードにあるかのうちの一方であり、プロアクティブな準備は、第1の加入者アイデンティティモジュールに関連する別のモバイルネットワークへの切り替えが無線条件に基づいて好ましくないことを第1の加入者アイデンティティモジュールを用いて識別することを含み、識別することに基づいて、マルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、ユーザ機器における少なくとも1つのアプリケーションのサービス継続性を決定することに応答して、第2の加入者アイデンティティモジュールと関連する通信ネットワークの複数のモバイルネットワークのうちの異なるモバイルネットワークが切り替えるのに適しているかどうかを識別させることがあり、決定することは、停止の知識、ネットワークノードの故障、ネットワーク管理情報、または国の変更のうちの少なくとも1つに基づき、プロアクティブな準備を行うためのインディケーションは、ネットワークノードによる抽象的なロケーション知識または正確なロケーション知識のうちの少なくとも1つに基づき、インディケーションは、無線リソース管理または無線リンク監視測定のうちの少なくとも1つに基づき、ユーザ機器によって、プロアクティブな準備に基づくユーザ機器の第2の加入者アイデンティティモジュールによる切り替えに関連する要求メッセージおよびレポートを通信することがある。
【0014】
プログラムコードを記憶する非一過性のコンピュータ可読媒体であって、プログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサによって実行されて、少なくとも上記の段落に説明された方法を行う。
【0015】
本発明の別の例示的な態様では、装置があり:通信ネットワークの複数の公衆陸上移動体ネットワークのうちの第1のモバイルネットワークのネットワークノードから、第1のモバイルネットワークのユーザ機器によって、第1のモバイルネットワークとユーザ機器との間のリンクに関連するカバレッジエリアに対するカバレッジ限界に接近していることのインディケーションを受信し、ユーザ機器はマルチ加入者アイデンティティモジュールを含み、マルチ加入者モジュールの第1の加入者アイデンティティモジュールは第1のモバイルネットワークに関連するネットワークノードに接続され;受信することに基づいて、ユーザ機器のマルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、カバレッジエリアのカバレッジ限界に接近していることに基づくユーザ機器と第1のモバイルネットワークとの間のリンクのやがて起こる障害に応答して、複数の公衆陸上移動体ネットワークの第2のモバイルネットワークに切り替えるプロアクティブな準備を可能にさせるためのプロアクティブな準備を行うための手段を含む。
【0016】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、少なくとも受信し行うための手段は、ネットワークインターフェースと、コンピュータ可読媒体に記憶され、少なくとも1つのプロセッサによって実行されるコンピュータプログラムコードとを含む。
【0017】
本発明の例示的な態様では、ネットワーク側装置などの装置があり:少なくとも1つのプロセッサと;コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを含み、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサと共に、装置に少なくとも:通信ネットワークの複数のモバイルネットワークのうちの第1のモバイルネットワークのネットワークノードによって、第1のモバイルネットワークとユーザ機器との間のリンクに関連するカバレッジエリアに対するカバレッジ限界に接近していることを決定させ、ユーザ機器はマルチ加入者アイデンティティモジュールを含み、マルチ加入者モジュールの第1の加入者アイデンティティモジュールは第1のモバイルネットワークに関連するネットワークノードに接続されており;決定することに基づいて、ユーザ機器のマルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、カバレッジエリアのカバレッジ限界に接近していることに基づくユーザ機器と第1のモバイルネットワークとの間のリンクのやがて起こる障害に応答して、複数のモバイルネットワークのうちの第2のモバイルネットワークに第2の加入者アイデンティティモジュールによって切り替える準備を可能にさせるためのプロアクティブな準備を行うためのインディケーションを含む情報をユーザ機器に向けて送らせるように構成される。
【0018】
本発明の別の例示的な態様では、方法があり:通信ネットワークの複数のモバイルネットワークのうちの第1のモバイルネットワークのネットワークノードによって、第1のモバイルネットワークとユーザ機器との間のリンクに関連するカバレッジエリアに対するカバレッジ限界に接近していることを決定することであって、ユーザ機器はマルチ加入者アイデンティティモジュールを含み、マルチ加入者モジュールの第1の加入者アイデンティティモジュールは第1のモバイルネットワークに関連するネットワークノードに接続されている、ことと;決定することに基づいて、ユーザ機器のマルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、カバレッジエリアのカバレッジ限界に接近していることに基づくユーザ機器と第1の公衆陸上移動体ネットワークとの間のリンクのやがて起こる障害に応答して、第2の加入者アイデンティティモジュールによって、複数の公衆陸上移動体ネットワークの第2のモバイルネットワークに切り替えるためのプロアクティブな準備を可能にさせるためのプロアクティブな準備を行うためのインディケーションを含む情報をユーザ機器に向けて送ることとを含む。
【0019】
さらなる例示的な実施形態は、上記段落の装置および方法を含む装置および方法であって、第1のモバイルネットワークまたは第2のモバイルネットワークの少なくとも一方は、公衆陸上移動体ネットワークを含み、決定することは、ユーザ機器が第1のモバイルネットワークとユーザ機器との間のリンクに関連するカバレッジエリア外へ移動していることをネットワークノードによって決定することに基づき、プロアクティブな準備は、通信ネットワークの第1のモバイルネットワークまたは別のモバイルネットワークのうちの少なくとも1つに関連する無線チャネル条件を含む情報に基づいて早期測定を行うことを含み、情報は、ネットワークノードによって収集されたセルのデータベースの停止知識に関連する情報に基づき、第1の加入者アイデンティティモジュールは、通信ネットワークの第1のモバイルネットワークに登録され、第2の加入者アイデンティティモジュールは、モバイルネットワークにキャンプされているか、ローミングモードにあるかのうちの一方であり、プロアクティブな準備は、第1の加入者アイデンティティモジュールに関連する別のモバイルネットワークへの切り替えが無線条件に基づいて好ましくないことを第1の加入者アイデンティティモジュールを用いて識別することを含み、識別することに基づいて、マルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、ユーザ機器における少なくとも1つのアプリケーションのサービス継続のための決定することに応答して、第2の加入者アイデンティティモジュールに関連する通信ネットワークの異なるモバイルネットワークが切り替えるのに適しているかどうかを識別させることがあり、プロアクティブな準備を行うためのインディケーションは、第1の加入者アイデンティティモジュールが接続されている複数のモバイルネットワークのうちの第1のモバイルネットワークが、カバレッジエリアのカバレッジ限界に接近しているという無線条件に基づき、ユーザ機器は第1のモバイルネットワークに接続され、ユーザ機器の第2の加入者アイデンティティモジュールは、ユーザ機器もまた加入している複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークへ切り替えるように準備させられ、情報は、複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークへのさらなる接続を確立する前に満たされるべき少なくとも1つの条件のインディケーションを含み、少なくとも1つの条件は、タイマの満了、ユーザ機器の正確なまたは抽象的なロケーション、または無線リソース管理測定のうちの少なくとも1つに基づき、情報は、別のモバイルネットワークへの切り替えに適したセルに関する支援情報を含み、支援情報は、複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークの識別を含み、支援情報は、通信ネットワークのオペレータ間同意に基づいて、複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークに切り替えるために、ユーザ機器が適切なセルのうちの1つを使用するように命令することであり、プロアクティブな準備を行うためのインディケーションは、ネットワークノードによる抽象的なロケーション知識または正確なロケーション知識のうちの少なくとも1つに基づき、プロアクティブな準備に基づいて第2の加入者アイデンティティモジュールによる別のモバイルネットワークへの切り替えに関連するユーザ機器要求メッセージおよびレポートをユーザ機器から受信することがある。
【0020】
プログラムコードを記憶する非一過性のコンピュータ可読媒体であって、プログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサによって実行されて、少なくとも上記の段落に説明された方法を行う。
【0021】
本発明の別の例示的な態様では、装置があり:通信ネットワークの複数のモバイルネットワークのうちの第1のモバイルネットワークのネットワークノードによって、第1のモバイルネットワークとユーザ機器との間のリンクに関連するカバレッジエリアに対するカバレッジ限界に接近していることを決定するための手段であって、ユーザ機器はマルチ加入者アイデンティティモジュールを含み、マルチ加入者モジュールの第1の加入者アイデンティティモジュールは、第1のモバイルネットワークに接続される、決定するための手段と;決定することに基づいて、ユーザ機器のマルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、カバレッジエリアのカバレッジ限界に接近していることに基づくユーザ機器と第1のモバイルネットワークとの間のリンクのやがて起こる障害に応答して、複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークに第2の加入者アイデンティティモジュールによって切り替える準備を可能にさせるためのプロアクティブな準備を行うためのインディケーションを含む情報をユーザ機器に向けて送るための手段とを含む。
【0022】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、少なくとも決定するおよび送るための手段は、ネットワークインターフェースと、コンピュータ可読媒体に記憶され、少なくとも1つのプロセッサによって実行されるコンピュータプログラムコードとを含む。
【0023】
上記のような動作を行うネットワーク側装置とユーザ機器側装置とを含む通信システム。
【0024】
本開示の様々な実施形態の上記および他の態様、特徴、および利点は、添付の図面を参照した以下の詳細な説明からより完全に明らかになるであろうが、同様の参照符号は、同様のまたは同等の要素を指定するために使用されている。図面は、本開示の実施形態のより良い理解を促進するために図示されており、必ずしも縮尺通りに描かれているわけではない。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】シナリオ1における部分的な重複しているカバレッジを有するシナリオと、シナリオ2における2つの異なるPLMNの重複したカバレッジを有するシナリオとのDSDA UE切り替えオペレータを模式的に示す図である。
【
図2】本発明の様々な態様を実施する際に使用される様々なデバイスの高レベルブロック図である。
【
図3】ネットワーク停止が予想されると、オペレータ間の合意なしにDSDA UEをPLMN1からPLMN2へ向けるための、本発明の例示的な実施形態によるメッセージ交換を示す図である。
【
図4】ネットワーク停止が予想されると、オペレータ間の合意を伴って、DSDA UEをPLMN1からPLMN2へ向けるための、本発明の例示的な実施形態によるメッセージ交換を示す図である。
【
図5】本発明の例示的な実施形態によるレポートメッセージを有するRRCリリース要求の例を示す表である。
【
図6A】装置によって行われ得る、本発明の例示的な実施形態による方法を示す図である。
【
図6B】装置によって行われ得る、本発明の例示的な実施形態による方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
この発明の例示的な実施形態では、少なくとも、マルチユニバーサル加入者アイデンティティモジュールを利用するネットワークデバイスの強化されたサービス継続動作を行う方法および装置が提案される。
【0027】
この発明の例示的な実施形態は、主に5G NRおよびLTEにおけるマルチUSIMデバイスのサポートの文脈であると見なすことができる。
【0028】
多くの場合、オペレータ間ハンドオーバはサポートされておらず、それゆえ、ユーザの経験の質を悪化させるサービス中断をもたらす。UEが車両UEである場合、これは重大な安全上の問題(例えば、ユーザ/車両が危険な状況に気づかない)を引き起こす可能性がある。
【0029】
マルチSIM技術では、デュアルSIM UEは、オペレータ間ハンドオーバのデプロイメントを必要とせずに、上記のケースにおけるサービス中断時間の低減を促進することができることに留意されたい。しかし、MUSIMデバイスは主にユーザに2つの独立したサブスクリプションを提供するために使用され、同じまたは異なるPLMN(USIMのMNOに応じて)に対する各USIMに対応する2つの独立したUEとして動作する。したがって、サービス中断の課題は、同じデバイスに潜在的に異なる/より良いNWカバレッジを持つ他のUSIMの存在とは無関係に、UEの各サブスクリプションについて同じである。したがって、サービス中断の遅延は、低遅延サービスのサービングにおいて依然として重要な課題を提起する。
【0030】
一方、この発明の例示的な実施形態によれば、ネットワーク停止がネットワークによって予見されると、そのようなサービス中断遅延時間を低減するために、利用可能であれば別のネットワーク(第2のUSIMカードのもの)に切り替えるようにサービングネットワークがデュアルUSIM UEに命令することを可能にすることを含むソリューションが提供される。このタイプの停止知識は、ネットワーク内のデータベースに記憶され得る以前の履歴からもたらされることができ、プロアクティブな準備をトリガするために使用されることができる。
【0031】
本発明の例示的な実施形態は、DualRx/DualTx能力を有するDSDAデバイスを使用することができる。本願では、UEという用語は、DualRx/DualTx能力を有するDSDAデバイスを用いて構成されるUEを指すことに留意されたい。
【0032】
本発明の例示的な実施形態を詳細に説明する前に、本発明の例示的な実施形態を実践する際に使用するのに適した様々な電子デバイスの簡略化されたブロック図を説明するために、
図2を参照する。
【0033】
図2は、本発明の例示的な実施形態が実践され得る、1つの可能で非限定的な例示的なシステムのブロック図を示す。
図2において、ユーザ機器(UE)10は、
図2のような無線ネットワーク1またはネットワーク1と無線通信している。
図2のような無線ネットワーク1またはネットワーク1は、例えば本明細書に開示されるようなモバイルネットワーク1または第1のモバイルネットワークのようなモバイルネットワークなどの通信ネットワークを含み得る。
図2におけるような無線ネットワーク1に対する本明細書の任意の参照は、本明細書に開示されるような任意の無線ネットワークに対する参照と見なすことができる。さらに、
図2のような無線ネットワーク1は、通信ネットワークによって要求され得るようなハードワイヤード機能も含み得る。UEは、無線ネットワークにアクセスすることができる、無線、典型的にはモバイルデバイスである。UEは、例えば、携帯電話(または「セルラー」電話と呼ばれる)および/または移動端末機能を有するコンピュータであってもよい。例えば、UEまたはモバイル端末は、ポータブル、ポケット、ハンドヘルド、コンピュータ組み込み型、または車両搭載型モバイルデバイスでもよく、RANとの言語シグナリングおよび/またはデータ交換を行う。
【0034】
UE10は、1つ以上のプロセッサDP10A、1つ以上のメモリMEM10B、および1つ以上のバスを通して相互接続された1つ以上のトランシーバTRANS10Dを含む。1つ以上のトランシーバTRANS10Dの各々は、受信機と送信機とを含む。さらに、トランシーバ10Dの各々は、加入者アイデンティティモジュール10Eと関連する。加入者アイデンティティモジュール10Dは、2つ以上のアイデンティティ加入者モジュールSIM10Eと関連することができ、
図2に示すような各SIMは、本明細書に開示する本発明の例示的実施形態を行うよう構成される。1つ以上のバスは、アドレス、データ、または制御バスであってもよく、マザーボードまたは集積回路上の一連のライン、光ファイバまたは他の光通信機器などの任意の相互接続機構を含むことができる。1つ以上のトランシーバTRANS10Dは、それぞれ、NN12およびNN13への通信のために1つ以上のアンテナ11および18に任意選択で接続することができる。1つ以上のメモリMEM10Bは、コンピュータプログラムコードPROG10Cを含む。UE10は、無線リンク11を介して、NN12および/またはNN13と通信する。
【0035】
NN12(NR/5G ノードB、進化型NB、またはLTEデバイス)は、
図2のNN13およびUE10などのデバイスと通信する、マスターまたはセカンダリノード基地局(例えば、NRまたはLTEロングタームエボリューション)のようなネットワークノードである。NN12は、UE10などの無線デバイスに無線ネットワーク1へのアクセスを提供する。NN12は、1つ以上のバスを通じて相互接続された1つ以上のプロセッサDP12A、1つ以上のメモリMEM12C、および1つ以上のトランシーバTRANS12Dを含む。例示的な実施形態によれば、これらのTRANS12Dは、本発明の例示的な実施形態を行うために使用するためのX2および/またはXnインターフェースを含むことができる。1つ以上のトランシーバTRANS12Dの各々は、受信機および送信機を含む。1つ以上のトランシーバTRANS12Dは、UE10との少なくともリンク11上での通信のための1つ以上のアンテナに任意選択で接続することができる。1つ以上のメモリMEM12BおよびコンピュータプログラムコードPROG12Cは、1つ以上のプロセッサDP12Aを用いて、NN12に、本明細書で説明するような動作の1つ以上を行わせるように構成される。NN12は、リンク14を介してなど、別のgNBもしくはeNB、またはNN13のようなデバイスと通信してもよい。さらに、リンク11、リンク14および/または他のリンクは、有線または無線またはその両方であってもよく、例えば、X2またはXnインターフェースを実装してもよい。さらにリンク11および/またはリンク14は、
図2のNCE/MME/SGW/UDM/PCF/AMM/SMF14などのNCE/SGW/AMF/UPFデバイスなどの他のネットワークデバイスを通していてよいが、これらに限定されない。NN12は、MME(モビリティ管理エンティティ)またはSGW(サービングゲートウェイ)の機能、例えばユーザプレーン機能、および/またはLTE用のアクセス管理機能、および5G用の類似の機能を行ってもよい。
【0036】
NN13は、AMFまたはSMFなどのモビリティ機能デバイスと関連することができ、さらにNN13は、NR/5GノードBまたは場合によっては進化型のNB、NN12および/またはUE10および/または無線ネットワーク1などのデバイスと通信するマスターまたはセカンダリノード基地局(例えば、NRまたはLTEロングタームエボリューション)などの基地局を含み得る。NN13は、1つ以上のバスを通じて相互接続された、1つ以上のプロセッサDP13A、1つ以上のメモリMEM13B、1つ以上のネットワークインターフェース、および1つ以上のトランシーバTRANS12Dを含む。例示的な実施形態によれば、NN13のこれらのネットワークインターフェースは、本発明の例示的な実施形態を行うために使用するためのX2および/またはXnインターフェースを含み得る。1つ以上のトランシーバTRANS13Dの各々は、任意選択で1つ以上のアンテナに接続することができる受信機および送信機を含む。1つ以上のメモリMEM13Bは、コンピュータプログラムコードPROG13Cを含む。例えば、1つ以上のメモリMEM13BおよびコンピュータプログラムコードPROG13Cは、1つ以上のプロセッサDP13Aを用いて、NN13に、本明細書で説明する動作の1つ以上を行わせるように構成される。NN13は、例えばリンク11または別のリンクを用いて、NN12およびUE10などの別のモビリティ機能デバイスおよび/またはeNB、または任意の他のデバイスと通信し得る。
図2に示すようなリンク14は、NN12とNN13との間の通信のために使用され得る。これらのリンクは、有線または無線またはその両方であってもよく、例えば、X2またはXnインターフェースを実装することができる。さらに、上記のように、リンク11および/またはリンク14は、
図2のNCE/MME/SGW/UDM/PCF/AMM/SMF14などのNCE/MME/SGWデバイスなどの他のネットワークデバイスを通していてもよいが、これらに限定されるものではない。
【0037】
図2のデバイスの1つ以上のバスは、アドレス、データ、または制御バスであってもよく、マザーボードまたは集積回路上の一連のライン、光ファイバまたは他の光通信機器、無線チャネルなどの任意の相互接続機構を含むことができる。例えば、1つ以上のトランシーバTRANS12D、TRANS13Dおよび/またはTRANS10Dは、リモート無線ヘッド(RRH)として実装され、NN12の他の要素はRRHとは物理的に異なるロケーションにあり、1つ以上のバス157は、NN12の他の要素をRRHに接続するための光ファイバケーブルとして一部実装されてもよい。
【0038】
図2は、NN12およびNN13のようなネットワークノードを示しているが、これらのノードのいずれもが、LTEおよびNRのためのようなeNodeBまたはeNBまたはgNBを組み込むことができ、または組み込まれることができ、そして依然として、本発明の例示的な実施形態を行うように構成可能であろうことに留意されたい。
【0039】
また、本明細書の説明では、「セル」が機能を行うことが示されているが、セルを形成するgNBおよび/または機能を行うユーザ機器および/またはモビリティ管理機能デバイスがあることは明らかであるはずであることに留意されたい。さらに、セルはgNBの一部を構成し、gNBあたり複数のセルが存在し得る。
【0040】
無線ネットワーク1、またはそれが表すことができる任意のネットワークは、NCE/MME/SGW/UDM/PCF/AMM/SMF14を含んでも含まなくてもよく、それは、(NCE)ネットワーク制御要素機能、MME(モビリティ管理エンティティ)/SGW(サービングゲートウェイ)機能、および/またはサービングゲートウェイ(SGW)、および/またはMME(モビリティ管理エンティティ)/SGW(サービングゲートウェイ)機能、および/またはユーザデータ管理機能(UDM)、および/またはPCF(ポリシー制御)機能、および/またはアクセスおよびモビリティ管理(AMM)機能、および/またはセッション管理(SMF)機能、および/または認証サーバ(AUSF)機能を含み得、これは電話ネットワークおよび/またはデータ通信ネットワーク(例えばインターネット)などのさらなるネットワークとの接続を提供し、これは本願の時点において、他の標準の動作に加えてまたはそれらの代わりに、任意の5Gおよび/またはNRの動作を行うように構成される。NCE/MME/SGW/UDM/PCF/AMM/SMF14は、本願の時点で行われているかまたは議論されているLTE、NR、5Gおよび/または任意の標準ベースの通信技術のいずれかにおいて、本発明の例示の実施形態による動作を行うように構成可能である。さらに、NN12および/またはNN13によって行われる、本発明の例示的な実施形態による動作は、NCE/MME/SGW/UDM/PCF/AMM/SMF14でも行われ得ることに留意されたい。
【0041】
NCE/MME/SGW/UDM/PCF/AMM/SMF14は、リンク13および/または14と結合した1つ以上のバスを通じて相互接続された、1つ以上のプロセッサDP14A、1つ以上のメモリMEM14B、および1つ以上のネットワークインターフェース(N/W I/F(s))を含む。例示的な実施形態によれば、これらのネットワークインターフェースは、本発明の例示的な実施形態を行うために使用するためのX2および/またはXnインターフェースを含み得る。1つ以上のメモリMEM14Bは、コンピュータプログラムコードPROG14Cを含む。1つ以上のメモリMEM14BおよびコンピュータプログラムコードPROG14Cは、1つ以上のプロセッサDP14Aを用いて、NCE/MME/SGW/UDM/PCF/AMM/SMF14に、本発明の例示の実施形態による動作をサポートするために必要とされ得る1つ以上の動作を行わせるように構成される。
【0042】
無線ネットワーク1は、ネットワーク仮想化を実装することができ、これは、ハードウェアおよびソフトウェアのネットワークリソースおよびネットワーク機能を単一のソフトウェアベースの管理エンティティである仮想ネットワークに組み合わせるプロセスである。ネットワーク仮想化は、プラットフォーム仮想化を伴い、しばしばリソース仮想化と組み合わされる。ネットワーク仮想化は、多くのネットワークまたはネットワークの一部を仮想ユニットに結合する外部型、または、単一システム上のソフトウェアコンテナにネットワークのような機能を提供する内部型に分類される。ネットワーク仮想化の結果として生じる仮想化エンティティは、プロセッサDP10、DP12A、DP13A、および/またはDP14AおよびメモリMEM10B、MEM12B、MEM13B、および/またはMEM14Bなどのハードウェアを用いて、あるレベルではまだ実装されており、またそのような仮想化エンティティは技術効果を生み出すことに留意されたい。
【0043】
コンピュータ可読メモリMEM12B、MEM13B、およびMEM14Bは、ローカル技術環境に適した任意のタイプであってよく、半導体ベースのメモリデバイス、フラッシュメモリ、磁気メモリデバイスおよびシステム、光学メモリデバイスおよびシステム、固定メモリおよび取り外し可能メモリなどの任意の適したデータ記憶技術を用いて実装することができる。コンピュータ可読メモリMEM12B、MEM13B、およびMEM14Bは、記憶機能を行うための手段であってもよい。プロセッサDP10、DP12A、DP13A、およびDP14Aは、ローカルな技術環境に適した任意のタイプであってよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、特殊用途コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサの1つ以上を含んでもよい。プロセッサDP10、DP12A、DP13A、およびDP14Aは、UE10、NN12、NN13を制御することなどの機能、および本明細書に説明されるような他の機能を行うための手段であってよい。
【0044】
本稿におけるネットワークへのあらゆる参照は、近くにあってもなくてもよく、本明細書で議論されるような任意のPLMNに属することができるすべてのセルを参照し得ることに留意されたい。例えばネットワークは、UEなどのネットワークデバイスがその一部である可能性がある第1のサブスクリプションのためのホームPLMNなどの任意のPLMNを含み得る。さらに、ネットワークデイスは、VPLMNとしてこのPLMNを使用するビジタであってもよい。
【0045】
上記で同様に示されたように、本発明の例示的な実施形態による1つのソリューションは、ネットワーク停止がネットワークによって予見されると、サービス中断時間を低減するために、利用可能であれば別のネットワーク(第2のUSIMカードのもの)に切り替えるようサービングネットワークがデュアルUSIM UEに命令することを可能にすることである。
【0046】
さらに、上記で同様に示したように、本発明の例示的な実施形態は、DualRx/DualTx能力を有するDSDAデバイスを使用することができる。本願では、UEという用語は、DualRx/DualTx能力を有するDSDAデバイスを用いて構成されるUEを参照することに留意されたい。
【0047】
本発明の例示的な実施形態によれば、UEがアクティブ化されると、UEは、そのUSIMカードの各々に対応するネットワークに登録されることになる。UEがローミングしている場合は、UEは、ホームPLMNがUSIMカードに設定したネットワークに登録を試行する。これらのネットワークが利用できない場合は、UEは他の利用可能なネットワークへの登録を試行する。このソリューションでは:
・ USIM1はローカル(ホーム)ネットワークを動作させ、USIM1はHPLMN(PLMN1)に登録し、UEはこのネットワークからサービスにアクセスする;および/または
・ USIM2はローミングモードになる;および/または
・ 2つのPLMNのカバレッジが重複している場合、USIM2はHPLMNに存在することができる
ことを想定している。
【0048】
本発明のこの例示的な実施形態の考え方によれば、UEがPLMN1のカバレッジ限界に達すると、ネットワークは、MUSIM動作用に構成されたUEに対して、それがネットワークカバレッジ限界に達していることを示し、それに他のネットワークに切り替えることを推奨する(
図1)。このインディケーションは、他のPLMNへの切り替えに適したセルに関する追加の支援情報をも含み得る。その後、USIM1は、このトリガについてUSIM2に通知し;ネットワークカバレッジ限界に接近しているため、後者は、そのHPLMN(PLMN2)が利用可能であれば、または重複しているカバレッジの場合のようにまだ行われていない場合は、登録を試行することになる。この手順がファイナライズすると、USIM2はUSIM1に対して、それが別のネットワークに正常に登録されたことを通知し、無線条件が適切になればUSIM2はPLMN2に切り替える。このプロセスを行う前に、それは、PLMN1に対して離脱することを通知し、NWの記録と最適化のためにその最新の測定(A2イベント報告より新しい場合)を潜在的に追加する。
【0049】
本発明の例示的な実施形態によれば、アプリケーションが初めに使用しているデバイスのUSIM(例えば、USIM1)は、そのHPLMNに属するセルにいることができ、デバイスのアプリケーションがそれへと切り替えている別のUSIM、例えば、USIM2、は、ビジタとして同じセルにキャンプしてもよく、VPLMNとしてこのPLMNを使用する。したがって、例示的な実施形態によれば、切り替えは、USIM1からUSIM2への切り替えであってもよく、またはUSIM2からUSIM1への切り替えであってもよい。
【0050】
上述のような手順は、地域/国のボーダーを越えているUEに適し得る。しかし、UEが、部分的に重複しているカバレッジを有する2つのPLMNを有する1つの国内で移動する場合にも、同様の原則に従うことができる。
【0051】
図1は、部分的な重複しているカバレッジを有するシナリオと、2つの異なるPLMNの重複したカバレッジを有するシナリオがあるDSDA UEスイッチングオペレータの模式的表現を示す図である。
【0052】
図1に示すように、異なるPLMNで2つのサブスクリプションを有するDSDA可能なMUSIMデバイスを有する2つのシナリオが存在する。
図1のこれらのシナリオの各々において、デバイスはMUSIMで構成される。これらのシナリオのそれぞれにおいて、MUSIMで構成されたデバイスのUSIM1は、進行中のアプリケーションでPLMN1とRRC接続されており、MUSIMで構成されたデバイスのUSIM2などの別のUSIMはPLMN2とRRCアイドル/インアクティブ状態である。これらのシナリオのそれぞれにおいて、本発明の例示的な実施形態によるアプリケーションは、トラフィックの切り替えをサポートする。
図1には、2つの異なるシナリオが示されている:
・ シナリオ1:2つの異なるPLMNの重複したカバレッジを示す。例:異なるPLMN、または屋内/屋外、または地方エリアでのカバレッジホールによって提供されるマクロセルおよびスモールセルのカバレッジ。この場合、UEは両方のPLMNに登録され、セルボーダーに近づいたときにPLMN1からPLMN2に切り替わり得る;および
・ シナリオ2:重複しないカバレッジを示す。例、2国間のクロスボーダー。
【0053】
さらに
図1に関して、本発明の例示的な実施形態によるアプリケーションのセットアップは:
・ シナリオ1:重複したカバレッジ:
・ 各PLMNと独立した登録の完了の後、UEはPLMN-1とPLMN-2からそれぞれIPアドレスIP1、IP2を取得する;
・ アプリケーションは、IP-1/PLMN-1を介してトラフィックをルーティングするように構成され得る;
・ IP-1で報告された問題の場合、アプリケーションはIP-2を介して無線リンクとパケット送信のセットアップをトリガする;
・ シナリオ2:重複しないカバレッジ:
・ 両方のPLMNへの登録を事前に完了することはできない。USIM-1とPLMN-1の無線リンクが弱くなり始めたときに初めて、UEはPLMN-2を検出して登録することができるようになる、
・ 焦点はDSDAデバイスであるため、UEは、USIM-1/PLMN-1にダメージを与えることなく、PLMN-2で測定および登録することができる
を含むことができる。
【0054】
この発明の例示的な実施形態は、「MUSIMを利用する強化されたサービス継続性ためのUE実装(UE IMPLEMENTATION FOR ENHANCED SERVICE CONTINUITY UTILIZING MUSIM)」と題するSIPに関連するSEPを含む。2つの発明は、MUSIMを使用した強化されたサービス継続性という同じ問題に取り組んでいる。SEPはネットワークの方向性に基づいており、すなわち標準の変更を必要とするのに対し、SIPは既存の3GPP標準仕様に基づく自律的なUE実装に基づく。
【0055】
ここで、本明細書で議論されるような本発明の例示的な実施形態の詳細な説明が提供される。
【0056】
サービス継続性に関して、本発明の例示的な実施形態は、サービス継続性およびサービス継続性障害を提供および監視することができる。このサービス継続性は、3GPPネットワークなどの任意のローカルエリアまたはワイドエリアネットワークにおけるマルチメディアセッションまたは任意のサービスタイプの通信などの任意の通信セッションのデータファイルおよび/または音声ファイルのすべての要素に対する継続性を含み得る。さらに、本発明の例示的な実施形態は、ユーザ機器などのネットワークデバイスにおける少なくとも1つのアプリケーションのサービス継続性障害を決定するために使用することができ、サービス継続性障害を決定することが可能であることに留意されたい。
【0057】
前述したように、第1のネットワークでネットワーク停止が経験された場合に、(第2のUSIMを用いて)第2のネットワークへの接続を開始する手順は、非常に時間がかかり、いくつかの遅延成分が関連する。
【0058】
(デュアルSIM)UEが予想される停止について通知された場合、サービス中断時間を低減するために事前に行われ得る、RLF検出および対応する再確立手順、UEキャンピング手順、無線リンクセットアップおよびPDPコンテキスト再開などの特定の遅延成分を省略し得る。
【0059】
NWが、UEが時間内にカバレッジ外に移動しようとしていることを予測できる場合、ネットワークは、第2のUSIMのネットワークオペレータに変更を課すかまたは推奨する。これは、gNBの不足(例えば、gNBの故障、ネットワーク管理情報、国の変更など)による、停止の知識に基づくことができる。
【0060】
他のオペレータに切り替えるためのUEへの推奨は:
・ 抽象的なロケーションの知識(例えば、セルレベル);
・ 正確なロケーションの知識;および/または
・ RRMとRLMの測定
に基づき得る。
【0061】
本発明の例示的な実施形態によれば、本明細書に開示されるような任意の予測動作は、少なくとも、所定の期間にわたって無線信号品質変化または無線カバレッジ変化を監視し、PLMNの特定のリンク上のおよび/または特定のセルからの無線信号品質または無線カバレッジ傾向を決定するために少なくとも1つの閾値を使用することによって行うことができる。この決定された傾向は、本明細書に開示されるような任意の予測に使用することができる。
【0062】
本発明の例示的な実施形態によれば、PLMN間ネイバーテーブル/データベースと共にアプリケーション切り替えのためのプロアクティブな準備により、無線コンポーネントの中断の低減が可能である。
【0063】
本発明の例示的な実施形態によれば、データベースは、現在のサービングセルおよび測定するためのネイバリングセルに関連する情報を有することができる。この場合、UEは、NWによって構成された任意のセルにおいて測定することができる。NWにおけるデータベースは、ニアバイセルなどのセルの情報を含むことができ、UEが現在のサービングセルなどのセルのセルエッジに接近しているかどうかを推定するために使用される。データベースは、UEの別のUSIMを使用してより良いセルへの接続を準備するようにUEをプロアクティブにトリガするために使用することができる。
【0064】
本発明の例示的な実施形態によれば、UEなどのネットワークデバイスは、セルエッジに接近しているだけでなく、PLMNカバレッジエリア全体自体に接近している。一例として、第1のUSIMに関連するPLMNは、通常/レガシーHOの方法で使用するためのそれ自体のネイバリングセルを持たない可能性があり、その他のUSIMを使用して別のPLMNにサービスを移動する準備をするようにUEをトリガする。
【0065】
本発明の例示的な実施形態によれば、プロアクティブな準備が行われることが提案される。本発明の例示的な実施形態による動作は:
- UE中心のソリューション:この場合、UEは、RRC接続中のPLMNにおける潜在的なカバレッジ問題を識別し、その第2のUSIMのPLMNとのRRC接続をプロアクティブに開始し、IP切り替えを準備する;および/または
- ネットワーク中心のソリューション:この場合、ネットワークは、潜在的なカバレッジの問題を識別し、別のPLMNへのIP切り替えの準備を開始する
を含むことができる。
【0066】
本発明の例示的な実施形態による1つの提案の詳細は、
図3のメッセージシーケンスチャートで捕捉される。
図3は、ネットワーク停止が予想されると、オペレータ間の合意なしにDSDA UEをPLMN1からPLMN2に向けるための、本発明の例示的な実施形態によるメッセージ交換を示す。
【0067】
さらに、RRC接続は、第2のサブスクリプションのための別のホームセルのような別のPLMNからであり得る他のセルに対してプロアクティブに開始され得ることに留意されたい。
【0068】
図3に示すような手順は、以下のステップを含む:
1)UEは、USIM1を使用して、PLMN1へのその登録を行う。この登録は、3GPP Rel.16の手順に基づく。標準的な登録に加え、UEがMUSIMであることを示す。これは、AMF(PLMN1_AMF)のUEコンテキストおよびサービングPLMNのgNBのUEコンテキストに格納される;
2)UEは、USIM1を使用してPLMN1によってサーブされる;
3)サービングPLMN(PLMN1_BS)のgNBは、UE RRM測定を構成する。これらには、以下のパラメータリストの格納が含まれ得る:
〇 無線測定(例えば、サービングセルに対するRSRP、RSRQ、CQI、SINRなど);
〇 UEのロケーション;
〇 測定の周波数/周期性;および
〇 サービングPLMN/USIMの変更の原因(例えば、やがて起こるまたは予測される無線リンク障害);
4)PLMN1への接続中、それはステップ3のRRM測定構成に従って、そのサービングgNBに測定を提供する;
5)gNBは、UEがPLMN1のカバレッジを抜けると予想されることを識別する。これは、以下の基準のうちの1つ以上を使用して識別され得る:
〇 UEはボーダーgNBに接続されている。これは、このgNBをサービングセルとして使用している任意のUEに適用されるgNBにおける知られている情報である;
〇 UEの正確なロケーション;
〇 RRM測定;および
〇 上記の組合せ;
6)gNBは、UEがボーダーセルで接続されているという事実をUEに通知し、同時に他のネットワークに切り替えるための条件を提供する;この条件は、時間(すなわち、タイマの満了)、正確なロケーション、および/またはRRM測定に基づき得る。NWは、この情報をUEに送るために新しいRRCメッセージを使用し得る;
7)USIM1は、USIM2(UE内部)に対して、まだ登録されていない場合はPLMN2に登録するよう指示する。USIM2は、USIM1からのインディケーションを必要とせずに、PLMN2にすでに登録されている可能性があることに留意されたい。USIM1からUSIM2へのインディケーションは、2つのPLMN(すなわちPLMN1とPLMN2)の部分的なカバレッジの場合、または省エネ目的のために必要である;
8)USIM1とUSIM2は、それぞれの構成に従ってRRM測定を行う;
9)PLMN2のカバレッジが良好になると、USIM2はPLMN2に登録し(まだ登録されていない場合)、ステップ1と同様にUEがMUSIM UEであることを示す;
10)登録がファイナライズすると、USIM2はUSIM1に通知する;
11)USIM1は、ステップ6の条件が満たされるまでRRM測定を行う;
12)条件が満たされると、USIM1はUSIM2に接続を知らせる;
13)USIM2はPLMN2に接続する;
14)ステップ6の条件が満たされると、USIM1はリソースを解放することを要求し、RRC_IDLE状態へ移行する。同時に、ステップ3のRRM測定構成に従って:
〇 無線測定(例えば、サービングセルに対するRSRP、RSRQ、CQI、SINR)、
〇 ロケーション、
〇 サービングPLMN/USIMを変更する原因(例えば、やがて起こる無線リンク障害または予測される無線リンク障害);
を含む測定レポートを提供する;および、
15)PLMN1_gNBは、USIM1に対して(3GPP rel.16 RRCまたは同様の無線制御プロトコルに示されるように)リリース要求を送信する。
【0069】
図3のステップ14のレポートは:
・ 無線測定(例えば、サービングセルに対するRSRP、RSRQ、CQI、SINR)、
・ ロケーション、および
・ サービングPLMN/USIMの変更の原因(例えば、やがて起こる無線リンク障害または予測される無線リンク障害)
を含むテーブルの形態である。
【0070】
図4は、提案されたソリューションのようなソリューションの代替実装を提供する。この実装は、ネットワークが、2つのオペレータ間の合意に基づき、PLMN2に切り替えるようUEに命令することを可能にする。この場合、
図4のステップ1~5、8~15は、
図3から変更されないままである。
図3と
図4の主な違いは、PLMN2 IDがPLMN1_gNBによってUSIM1へ、USIM1によってUSIM2へ提供されるステップ6および7にある。そして、USIM2は、この情報を使用して、PLMN2への測定と登録を行う。
【0071】
さらに、本発明の例示的な実施形態によれば、例えば2つのオペレータ間の合意に基づきPLMN1において追加情報が利用可能である場合(PLMN2のセルIDなど)、それはUSIM1に提供され、USIM1によってUSIM2へ提供される。
【0072】
他の代替的な実装では、UEはその初期登録において、複数のUSIMカードの存在をPLMN1およびPLMN2に通知するために、各USIMにリンクされているSUPIまたはIMSIを提供し得る。
【0073】
図5は、本発明の例示的な実施形態によるレポートメッセージを有するRRCリリース要求の例の表を示す。そのようなメッセージの例は、
図5で見つけることができる。
【0074】
図6Aは、限定はしないがユーザデバイス(例えば、
図2のようなUE10)などのデバイスによっ行われ得る動作を示す。
図6Aのステップ610に示されるように、通信ネットワークのネットワークノードから、通信ネットワークの複数のモバイルネットワークのうちの第1のモバイルネットワークのユーザ機器によって、通信ネットワークの第1のモバイルネットワークとユーザ機器との間のリンクに関連するカバレッジエリアに対するカバレッジ限界に接近していることのインディケーションを受信することがあり、ユーザ機器はマルチ加入者アイデンティティモジュールを含み、マルチ加入者モジュールの第1の加入者アイデンティティモジュールは第1のモバイルネットワークに関連するネットワークノードに接続される。次に、
図6Aのステップ620に示されるように、受信することに基づいて、ユーザ機器のマルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、カバレッジエリアのカバレッジ限界に接近していることに基づくユーザ機器と第1のモバイルネットワークとの間のリンクのやがて起こる障害に応答して、複数のモバイルネットワークのうちの第2のモバイルネットワークに切り替えるプロアクティブな準備を可能にさせるためのプロアクティブな準備を行うことがある。
【0075】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、準備は、ユーザ機器がカバレッジエリア外に移動しているという第1のモバイルネットワークのネットワークノードからのインディケーションに基づく。
【0076】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、プロアクティブな準備は、通信ネットワークの無線条件に関連する情報に基づいて早期測定を行うことを含む。
【0077】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、情報は、ネットワークノードによって収集されたセルのデータベースの停止知識に関連する。
【0078】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、情報は、複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークへのさらなる接続を確立する前に満たされるべき少なくとも1つの条件のインディケーションを含む。
【0079】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、少なくとも1つの条件は、タイマの満了、ユーザ機器の正確なロケーション、または無線リソース管理測定のうちの少なくとも1つに基づく。
【0080】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、情報は、さらなる接続のための適切な複数のモバイルネットワークに関する支援情報を含み、支援情報は、複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークの識別を含む。
【0081】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、支援情報は、通信ネットワークのオペレータ間の同意に基づいて、別のモバイルネットワークに切り替えるようにユーザ機器に命令することである。
【0082】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、プロアクティブな準備を行うことは、第1の加入者アイデンティティモジュールが接続されている複数のモバイルネットワークのうちの第1のモバイルネットワークが、カバレッジエリアのカバレッジ限界に接近しているという無線条件に基づく。
【0083】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、ユーザ機器は第1のモバイルネットワークに接続され、ユーザ機器の第2の加入者アイデンティティモジュールは、ユーザ機器もまた加入している複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークに切り替えるためのプロアクティブな準備を行うようにされる。
【0084】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、第1の加入者アイデンティティモジュールは、通信ネットワークの第1のモバイルネットワークに登録され、第2の加入者アイデンティティモジュールは、モバイルネットワークにキャンプされているか、ローミングモードにあるかのうちの一方である。
【0085】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、プロアクティブな準備は、第1の加入者アイデンティティモジュールに関連する別のモバイルネットワークへの切り替えが無線条件に基づいて好ましくないことを第1の加入者アイデンティティモジュールを用いて識別することを含む。
【0086】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、識別することに基づいて、マルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、ユーザ機器における少なくとも1つのアプリケーションのサービス継続性障害を決定することに応答して、第2の加入者アイデンティティモジュールと関連する通信ネットワークの複数のモバイルネットワークのうちの異なるモバイルネットワークが切り替えるのに適しているかどうかを識別させることがある。
【0087】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、決定することは、停止の知識、ネットワークノードの故障、ネットワーク管理情報、または国の変更のうちの少なくとも1つに基づく。
【0088】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、プロアクティブな準備を行うためのインディケーションは、ネットワークノードによる抽象的なロケーション知識または正確なロケーション知識のうちの少なくとも1つに基づく。
【0089】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、インディケーションは、無線リソース管理または無線リンク監視測定のうちの少なくとも1つに基づく。
【0090】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、ユーザ機器によって、プロアクティブな準備に基づくユーザ機器の第2の加入者アイデンティティモジュールによる切り替えに関連する要求メッセージおよびレポートを通信することがある。
【0091】
上述した本発明の例示的な実施形態によれば:通信ネットワーク(
図2におけるネットワーク1)の複数のモバイルネットワークのうちの第1のモバイルネットワークのネットワークノード(
図2におけるNN12またはNN13)から、第1のモバイルネットワークのユーザ機器(
図2におけるUE10)によって、第1のモバイルネットワークとユーザ機器との間のリンクに関連するカバレッジエリアに対するカバレッジ限界に接近していることのインディケーションを受信するための手段(
図2におけるTRANS10D、MEM10B、PROG10CおよびDP10A)を含む装置があり、ユーザ機器はマルチ加入者アイデンティティモジュールを含み、マルチ加入者モジュールの第1の加入者アイデンティティモジュールは第1のモバイルネットワークに接続されている。次に、
図6Aのステップ620に示すように、受信することに基づいて、ユーザ機器のマルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、カバレッジエリアのカバレッジ限界に接近していることに基づくユーザ機器と第1のモバイルネットワークとの間のリンクのやがて起こる障害に応答して、複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークへの切り替えの準備を可能にさせるためのプロアクティブな準備を行う(
図2のTRANS10D、MEM10B、PROG10C、およびDP10A)ことがある。
【0092】
上記の段落による本発明の例示的態様において、少なくとも受信し行うための手段は、少なくとも1つのプロセッサ[
図2のDP10A]によって実行可能なコンピュータプログラム[
図2のPROG10C]で符号化された非一過性のコンピュータ可読媒体[
図2のMEM10B]を含む。
【0093】
図6Bは、限定はしないが
図2のようなネットワークノードNN12および/またはNN13、あるいはeNBのようなネットワークデバイスによって行われ得る動作を示す。
図6Bのステップ650に示すように、通信ネットワークの複数のモバイルネットワークのうちの第1のモバイルネットワークのネットワークノードによって、第1のモバイルネットワークとユーザ機器との間のリンクに関連するカバレッジエリアに対するカバレッジ限界に接近していることを決定することがあり、ユーザ機器はマルチ加入者アイデンティティモジュールを含み、マルチ加入者モジュールの第1の加入者アイデンティティモジュールは第1のモバイルネットワークに接続されている。次に、
図6Bのステップ650に示すように、決定することに基づいて、ユーザ機器のマルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、カバレッジエリアのカバレッジ限界に接近していることに基づくユーザ機器と第1のモバイルネットワークとの間のリンクのやがて起こる障害に応答して、複数のモバイルネットワークのうちの第2のモバイルネットワークに第2の加入者アイデンティティモジュールによる切り替えの準備を可能にさせるためのプロアクティブな準備を行うためのインディケーションを含む情報をユーザ機器に向けて送ることがある。
【0094】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、決定することは、ユーザ機器が第1のモバイルネットワークとユーザ機器との間のリンクに関連するカバレッジエリア外へ移動していることをネットワークノードによって決定することに基づく。
【0095】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、プロアクティブな準備は、通信ネットワークの第1のモバイルネットワークまたは別のモバイルネットワークのうちの少なくとも1つに関連する無線チャネル条件を含む情報に基づいて早期測定を行うことを含む。
【0096】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、情報は、ネットワークノードによって収集されたセルのデータベースの停止知識に関連する情報に基づく。
【0097】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、第1の加入者アイデンティティモジュールは、通信ネットワークの第1のモバイルネットワークに登録され、第2の加入者アイデンティティモジュールは、モバイルネットワークにキャンプされているか、ローミングモードにある。
【0098】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、プロアクティブな準備は、第1の加入者アイデンティティモジュールに関連する別のモバイルネットワークへの切り替えが無線条件に基づいて好ましくないことを第1の加入者アイデンティティモジュールを用いて識別することを含む。
【0099】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、識別することに基づいて、マルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、ユーザ機器における少なくとも1つのアプリケーションのサービス継続のための決定することに応答して、第2の加入者アイデンティティモジュールに関連する通信ネットワークの異なるモバイルネットワークが切り替えるのに適しているかどうかを識別させることがある。
【0100】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、プロアクティブな準備を行うためのインディケーションは、第1の加入者アイデンティティモジュールが接続されている複数のモバイルネットワークのうちの第1のモバイルネットワークが、カバレッジエリアのカバレッジ限界に接近しているという無線条件に基づく。
【0101】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、ユーザ機器は第1のモバイルネットワークに接続され、ユーザ機器の第2の加入者アイデンティティモジュールは、ユーザ機器もまた加入している複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークへ切り替えるように準備させられる。
【0102】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、情報は、複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークへのさらなる接続を確立する前に満たされるべき少なくとも1つの条件のインディケーションを含む。
【0103】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、少なくとも1つの条件は、タイマの満了、ユーザ機器の正確なまたは抽象的なロケーション、または無線リソース管理測定のうちの少なくとも1つに基づく。
【0104】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、情報は、別のモバイルネットワークへの切り替えに適したセルに関する支援情報を含み、支援情報は、複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークの識別を含む。
【0105】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、支援情報は、通信ネットワークのオペレータ間同意に基づいて、複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークに切り替えるために、ユーザ機器が適切なセルのうちの1つを使用するように命令することである。
【0106】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、プロアクティブな準備を行うためのインディケーションは、ネットワークノードによる抽象的なロケーション知識または正確なロケーション知識のうちの少なくとも1つに基づく。
【0107】
上記の段落に説明された例示的な実施形態によれば、プロアクティブな準備に基づいて第2の加入者アイデンティティモジュールによる別のモバイルネットワークへの切り替えに関連するユーザ機器要求メッセージおよびレポートをユーザ機器から受信することがある。
【0108】
非一過性のコンピュータ可読媒体(
図2におけるMEM12Bおよび/またはMEM13B)は、プログラムコード(
図2におけるPROG12Cおよび/またはPROG13C)を記憶し、プログラムコードは少なくとも1つのプロセッサ(
図2におけるDP12Aおよび/またはDP13A)によって実行されて少なくとも上記の段落で説明したような動作を行う。
【0109】
上で説明されたような本発明の例示的な実施形態によれば:通信ネットワーク(
図2におけるネットワーク1)の複数のモバイルネットワークのうちの第1のモバイルネットワークのネットワークノード(
図2におけるNN12またはNN13)によって、第1のモバイルネットワークとユーザ機器(
図2におけるUE10)との間のリンクに関連するカバレッジエリアに対するカバレッジ限界に接近していることを決定するための手段(
図2におけるTRANS12Dおよび/またはTRANS13D、DP12Aおよび/またはDP13A、PROG12Cおよび/またはPROG13C、ならびにMEM12Bおよび/またはMEM13B)であって、ユーザ機器はマルチ加入者アイデンティティモジュールを含み、マルチ加入者モジュールの第1の加入者アイデンティティモジュールは、第1の公衆陸上移動体ネットワークに関連するネットワークノードに接続される、決定するための手段と;決定することに基づいて、ユーザ機器のマルチ加入者アイデンティティモジュールの第2の加入者アイデンティティモジュールに、カバレッジエリアのカバレッジ限界に接近していることに基づくユーザ機器と第1のモバイルネットワークとの間のリンクのやがて起こる障害に応答して、複数のモバイルネットワークのうちの別のモバイルネットワークへの第2の加入者アイデンティティモジュールによる切り替えの準備(
図2におけるTRANS12Dおよび/またはTRANS13D、DP12Aおよび/またはDP13A、PROG12Cおよび/またはPROG13C、ならびにMEM12Bおよび/またはMEM13B)を可能にさせるためのプロアクティブな準備を行うためのインディケーションを含む情報をユーザ機器に向けて送るための手段(
図2におけるTRANS12Dおよび/またはTRANS13D、DP12Aおよび/またはDP13A、PROG12Cおよび/またはPROG13CならびにMEM12Bおよび/またはMEM13B)とを含む装置がある。
【0110】
上記段落による本発明の例示的な態様において、少なくとも決定するおよび送るための手段が、少なくとも1つのプロセッサ[
図2におけるDP12Aおよび/またはDP13B]によって実行可能なコンピュータプログラム[
図2におけるPROG12Cおよび/またはPROG13C]を用いて符号化された非一過性のコンピュータ可読媒体[
図2におけるMEM12Bおよび/またはMEM13B]を含む。
【0111】
本発明の例示的な実施形態は、RRC仕様における標準化を必要とすることができ、その後、使用法の証明は簡単であることに留意されたい。
【0112】
さらに、NASシグナリングの更新が必要とされることが見られる。最後に、デバイス内の2つのUSIMカード間の相互作用が必要である。特に、本発明の例示的な実施形態に基づき、少なくとも以下の相互作用を標準化することができる:
・ UEがデュアルSIMであることのネットワークへのインディケーション;
・ DSDA UEのためのネットワークからのUE測定の構成;
・ 切り替えインディケーションを伴うボーダーセルインディケーション;
・ レポートを伴うRRCリリース;および/または
・ 2つのUSIMカード間の相互作用(すなわち、登録インディケーション、登録成功、PLMN2への接続);
・ ネットワークの異なるPLMNにおけるサポートされるセルおよび以前の障害の少なくとも1つのデータベースの作成のための相互作用。少なくとも1つのデータベースは、測定する特定のPLMNの現在のサービングセルおよび他のネイバリングセルに関連する情報を有することができ、UEがカバレッジ限界または特定のPLMNセルに接近しているかどうかを推定するために使用するための、特定のPLMNおよび/またはニアバイセルまたはPLMNに関するセルエッジの情報など、そのようなセルまたはPLMNに関する情報を含むことができる。
【0113】
セルはPLMNに属することができることに留意されたい。さらに、単一のPLMNまたはネットワークは、それ自体のカバレッジ、したがって、そのエッジを知ることができる。UEがこのPLMNに属するセルエッジに到達すると、それはそのカバレッジにおける(最後の)セルであること、すなわち、HOをトリガする他の「自体の」セルがないことも知る。
【0114】
さらに、生成されたデータベースおよび/またはPLMN所有者(MNO)にわたる合意に基づいて、ネットワークはUEが別のPLMNのカバレッジに移動していることを知り得る。それは測定情報を提供することはできないが、UEの他のUSIMにそのPLMNが利用できる情報を使用して、UEが(まだの場合)キャンプオンし、そのPLMNとのRRC_connectedに移動するようにトリガする。
【0115】
さらに、本発明の例示的な実施形態によれば、本明細書に開示される本発明の例示的な実施形態による動作を行うための回路がある。この回路は、コンテンツ符号化回路、コンテンツ復号化回路、処理回路、画像生成回路、データ解析回路など)を含む任意のタイプの回路を含むことができる。さらに、この回路は、ディスクリート回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、および/またはフィールドプログラマブルゲートアレイ回路(FPGA)など、ならびに、それぞれの機能を行うようにソフトウェアによって特に構成されたプロセッサ、またはソフトウェアおよび対応するデジタル信号プロセッサを伴うデュアルコアプロセッサなど)を含むことができる。さらに、本明細書に説明される本発明の例示的な実施形態を行うために、回路への必要な入力および回路からの出力、回路によって行われる機能、および他の回路を含み得る他のコンポーネントとの回路の(おそらく入力および出力を介する)相互接続が提供される。
【0116】
本願に開示される本発明の例示的な実施形態によれば、提供される「回路」は、以下のうちの少なくとも1つ以上またはすべてを含むことができる:
(a)ハードウェアのみの回路実装(アナログ回路および/またはデジタル回路のみでの実装など);
(b)ハードウェア回路とソフトウェアの組合せ、例えば(該当する場合):
(i)アナログおよび/またはデジタルハードウェア回路とソフトウェア/ファームウェアの組合せ;および
(ii)携帯電話またはサーバなどの装置に、本明細書に開示される)本発明の例示的な実施形態による機能または動作などの様々な機能を行わせるために協働する、ソフトウェア(デジタル信号プロセッサを含む)、ソフトウェア、およびメモリを有するハードウェアプロセッサの任意の部分;および
(c)動作のためにソフトウェア(例えば、ファームウェア)を必要とするが、動作に必要ないときにはソフトウェアが存在しないこともある、マイクロプロセッサまたはマイクロプロセッサの一部などのハードウェア回路およびまたはプロセッサ。
【0117】
本発明の例示的な実施形態によれば、本願で開示されるような少なくとも新規な動作を行うための適当な回路があり、本明細書で使用され得るこの「回路」は、少なくとも以下のものを参照する:
(a)ハードウェアのみの回路実装(アナログ回路および/またはデジタル回路のみでの実装など);および
(b)回路とソフトウェア(および/またはファームウェア)の組合せ、例えば、(該当する場合):(i)プロセッサの組合せ、または(ii)携帯電話またはサーバなどの装置に様々な機能)を行わせるために協働するプロセッサ/ソフトウェア(デジタル信号プロセッサを含む)、ソフトウェア、メモリ、の一部;および
(c)マイクロプロセッサまたはマイクロプロセッサの一部など、ソフトウェアまたはファームウェアが物理的に存在しない場合でも、動作のためにソフトウェアまたはファームウェアを必要とする回路。
【0118】
「回路」のこの定義は、あらゆる請求項を含む本願におけるこの用語のすべての使用に適用される。さらなる例として、本願で使用する場合、「回路」という用語は、単にプロセッサ(または複数のプロセッサ)またはプロセッサの一部と、その(またはそれらの)付随するソフトウェアおよび/またはファームウェアの実装もカバーする。また、「回路」という用語は、例えば、特定の請求項要素に適用可能であれば、携帯電話用のベースバンド集積回路またはアプリケーションプロセッサ集積回路、あるいはサーバ、セルラーネットワークデバイス、または他のネットワークデバイスにおける同様の集積回路をもカバーする。
【0119】
一般に、様々な実施形態は、ハードウェアまたは特殊目的回路、ソフトウェア、ロジックまたはそれらの任意の組合せで実装され得る。例えば、いくつかの態様はハードウェアで実装され、他の態様はコントローラ、マイクロプロセッサまたは他のコンピューティングデバイスによって実行され得るファームウェアまたはソフトウェアで実装されてもよいが、本発明はこれらに限定されない。本発明の様々な態様は、ブロック図、フローチャートとして、または他の何らかの絵画的表現を用いて図示および説明され得るが、本明細書に説明されるこれらのブロック、装置、システム、技術または方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、特殊用途回路またはロジック、汎用ハードウェアまたはコントローラまたは他のコンピューティングデバイス、またはこれらの何らかの組合せで実装され得ることがよく理解される。
【0120】
本発明の実施形態は、集積回路モジュールのような様々なコンポーネントで実践することができる。集積回路の設計は、概して、高度に自動化されたプロセスである。論理レベル設計を、半導体基板上にエッチングして形成する準備ができた半導体回路設計に変換するために、複雑で強力なソフトウェアツールが利用可能である。
【0121】
単語「例示的」は、本明細書において、「例、インスタンス、またはイラストとして機能する」という意味で使用される。本明細書において「例示的」として説明される任意の実施形態は、必ずしも他の実施形態よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきものではない。この詳細な説明に説明されたすべての実施形態は、当業者が本発明を製造または使用できるように提供される例示的な実施形態であり、特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲を限定するためのものではない。
【0122】
前述の説明は、例示的で非限定的な例によって、本発明を実施するために本発明者らによって現在考えられている最良の方法および装置の完全で有益な説明を提供してきた。しかしながら、添付の図面および添付の特許請求の範囲と合わせて読むと、前述の説明を考慮して、様々な修正および適応が関連技術の当業者に明らかになるであろう。しかしながら、この発明の教示のすべてのそのようなおよび同様の修正は、やはりこの発明の範囲内に入るであろう。
【0123】
用語「接続された」、「結合された」、またはそれらの任意の変形は、2つ以上の要素間の直接的または間接的な任意の接続または結合を意味し、一緒に「接続」または「結合」されている2つの要素間の1つ以上の中間要素の存在を包含し得ることに留意されたい。要素間の結合または接続は、物理的、論理的、またはそれらの組合せであり得る。本明細書で採用されるように、2つの要素は、1つ以上のワイヤ、ケーブルおよび/またはプリントされた電気接続の使用によって、ならびにいくつかの非限定的で非網羅的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域および光学(可視および不可視両方)領域に波長を有する電磁エネルギーなどの電磁エネルギーの使用によって、一緒に「接続」または「結合」されるものと考えることができる。
【0124】
さらに、この発明の好ましい実施形態の特徴のいくつかは、他の特徴の対応する使用なしに、有利に使用され得る。そのため、前述の説明は、本発明の原理を単に例示するものであり、それを限定するものではないと考えるべきである。
【国際調査報告】