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特表2023-546916チャネル状態情報決定方法、報告設定決定方法、装置及び関連機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-08
(54)【発明の名称】チャネル状態情報決定方法、報告設定決定方法、装置及び関連機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/10 20090101AFI20231031BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20231031BHJP
   H04W 72/232 20230101ALI20231031BHJP
   H04B 7/06 20060101ALI20231031BHJP
   H04B 7/08 20060101ALI20231031BHJP
   H04B 17/309 20150101ALI20231031BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W16/28
H04W72/232
H04B7/06 960
H04B7/08 810
H04B17/309
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023524300
(86)(22)【出願日】2021-10-20
(85)【翻訳文提出日】2023-06-12
(86)【国際出願番号】 CN2021124832
(87)【国際公開番号】W WO2022083606
(87)【国際公開日】2022-04-28
(31)【優先権主張番号】202011126220.0
(32)【優先日】2020-10-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.アンドロイド
2.ANDROID
3.iOS
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】袁 江偉
(72)【発明者】
【氏名】宋 揚
(72)【発明者】
【氏名】孫 鵬
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE10
5K067KK02
5K067LL11
(57)【要約】
本出願は、通信技術分野に属するチャネル状態情報決定方法、報告設定決定方法、装置及び関連機器を開示した。ここで、チャネル状態情報決定方法は、第一のチャネル状態情報CSIレポートを決定することを含み、前記第一のCSIレポートは、複数組のチャネル測定リソースCMRと複数組の干渉測定リソースIMRとの間のマッピング関係と、複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係とのうちの少なくとも一つのマッピング関係に基づいて決定され、ここで、各組のCMRは、一つ又は複数のCMRを含み、各組のIMRは、一つ又は複数のIMRを含む。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末によって実行されるチャネル状態情報決定方法であって、
複数組のチャネル測定リソースCMRと複数組の干渉測定リソースIMRとの間のマッピング関係と、
複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係と、のうちの少なくとも一つのマッピング関係に基づき、第一のチャネル状態情報CSIレポートを決定することを含み、
各組のCMRは、一つ又は複数のCMRを含み、各組のIMRは、一つ又は複数のIMRを含む、チャネル状態情報決定方法。
【請求項2】
第一のCSIレポートが一つのCSI報告設定に対応し、且つ複数のCMRが一つのIMRにマッピングされる場合、前記第一のCSIレポートはさらに、前記IMRの複数の疑似コロケーションQCL情報又は複数の伝送配置インジケータTCI状態に基づいて決定される、請求項1に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項3】
第一のCSIレポートが一つのCSI報告設定に対応する場合、前記第一のCSIレポートに含まれる報告パラメータは、
無線リソース制御RRC配置によって決定されることと、
物理下りリンク制御チャネルPDCCH配置における制御リソースセットプールインデックスの数、又は、前記制御リソースセットプールインデックスの数と前記制御リソースセットプールインデックスのインデックス値によって決定されることと、
CSIレポート配置に新たに追加された、レポート数に関連する内容によって決定されることと、
CSIレポート配置に新たに追加された、レポート数を指示するためのフィールドによって決定されることと、のうちの少なくとも一つの方式によって決定される、請求項1に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項4】
前記物理下りリンク制御チャネルPDCCH配置が一つの制御リソースセットプールインデックスを含む場合、又は、前記物理下りリンク制御チャネルPDCCH配置が制御リソースセットプールインデックスを含まない場合、ターゲットCSIレポートに含まれる前記報告パラメータのうちの各パラメータの数は、同じであり、又は異なり、
又は、
前記物理下りリンク制御チャネルPDCCH配置が複数の制御リソースセットプールインデックスを含み、且つ各制御リソースセットプールインデックスのインデックス値が異なる場合、前記ターゲットCSIレポートに含まれる前記報告パラメータのうちの各パラメータの数は、前記制御リソースセットプールインデックスの数と同じであり、又は、前記ターゲットCSIレポートに含まれる前記報告パラメータのうちの各パラメータの数は、送受信ポイントTRPの数と同じである、請求項3に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項5】
前記複数組のCMRと複数組のIMRとの間のマッピング関係は、
複数組のCMRと複数組のIMRとの間で一対一マッピングされることを含み、
マッピング関係を有する第一組のCMRと第一組のIMRに対し、第一組のCMRのうちのCMRは、第一組のIMRのうちのIMRと一対一マッピングされ、又は、第一組のCMRのうちの複数のCMRは、第一組のIMRのうちの一つのIMRにマッピングされ、前記第一組のCMRは、前記複数組のCMRのうちの一組であり、前記第一組のIMRは、前記複数組のIMRのうちの一組である、請求項1に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項6】
第一組のCMRのうちのCMRが、第一組のIMRのうちのIMRと一対一マッピングされる場合、前記第一組のIMRのうちのIMRのQCL情報は、マッピングされるCMRのQCL情報と同じであり、又は前記第一組のIMRのうちのIMRのTCI状態は、マッピングされるCMRのTCI状態と同じである、請求項5に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項7】
前記IMRは、非ゼロパワーチャネル状態情報リファレンス信号NZP CSI-RS IMR、又は、チャネル状態情報干渉測定CSI-IM IMRである、請求項6に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項8】
前記複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係は、
複数組のCMRが第二組のIMRにマッピングされることを含み、
マッピング関係を有する第二組のCMRと前記第二組のIMRに対し、第二組のCMRのうちのCMRは、第二組のIMRのうちのIMRと一対一マッピングされ、又は、第二組のCMRのうちの複数のCMRは、第二組のIMRのうちの一つのIMRにマッピングされ、前記第二組のCMRは、前記複数組のCMRのうちの一組である、請求項1に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項9】
前記複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係は、
複数組のCMRが第三組のIMRにマッピングされることを含み、
各組のCMRのうちのCMRと第三組のIMRのうちのIMRがいずれも一対一マッピングされる場合、第三組のIMRのうちのIMRは、複数のQCL情報又は複数のTCI状態を有し、
複数のQCL情報のうちの一つのQCL情報は、各組のCMRのうちの一つのCMRのQCL情報と同じであり、IMRの異なるQCL情報は、異なるCMRに対応し、
複数のTCI状態のうちの一つのTCI状態は、各組のCMRのうちの一つのCMRのTCI状態と同じであり、IMRの異なるTCI状態は、異なるCMRに対応する、請求項1に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項10】
N個のCMRが一つのIMRにマッピングされ、且つ前記N個のCMR間に干渉測定リソースの測定タイミングがない場合、前記N個のCMRに対応するIMRは、直近のN個の測定タイミング上の干渉測定リソースを第一の予め設定されるルールに従って前記N個のCMRにマッピングすることによって決定され、Nは、1よりも大きい整数であり、
又は、
N個のCMRが一つのIMRにマッピングされ、且つ前記N個のCMR間に干渉測定リソースの測定タイミングがある場合、前記N個のCMRのうちの一番目のCMRに対応するIMRは、前記一番目のCMRより前に他のCMRによってマッピングされていない直近の一つの測定タイミング上の干渉測定リソースであり、且つ前記N個のCMRのうちのn番目のCMRに対応するIMRは、前記n番目のCMRより前に他のCMRによってマッピングされていない直近の一つの測定タイミング上の干渉測定リソースであり、nは、1よりも大きく、且つN以下の整数であり、n-1番目のCMRの出現順番は、n番目のCMRよりも早く、前記N個のCMRによりマッピングされる測定タイミングの順序は、N番目のCMRから一番目のCMRまでである、請求項1に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項11】
前記第一の予め設定されるルールは、前記N個のCMRのうちのCMRに対応するIMRが、直近のN個の測定タイミングのうちの各測定タイミング上の干渉測定リソースと一対一対応することである。請求項10に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項12】
前記IMRの複数のQCL情報の使用方式は、一回の測定タイミングが一つのQCL情報を使用し、又は、一回の測定タイミングが複数のQCL情報を使用することを含む、請求項2に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項13】
M個のCMRが一つのIMRにマッピングされ、且つ前記M個のCMR間に干渉測定リソースの測定タイミングがない場合、前記M個のCMRに対応するIMRのQCL情報は、直近のM個の測定タイミング上の干渉測定リソースを第二の予め設定されるルールに従って前記M個のCMRにマッピングすることによって決定され、Mは、1よりも大きい整数であり、
又は、
M個のCMRが一つのIMRにマッピングされ、且つ前記M個のCMR間に干渉測定リソースの測定タイミングがある場合、前記M個のCMRのうちの一番目のCMRに対応するIMRのQCL情報は、前記一番目のCMRより前に他のCMRによってマッピングされていない直近の一つの測定タイミング上の干渉測定リソースに基づいて決定され、且つ前記M個のCMRのうちのm番目のCMRに対応するIMRのQCL情報は、前記m番目のCMRより前に他のCMRによってマッピングされていない直近の一つの測定タイミング上の干渉測定リソースに基づいて決定され、mは、1よりも大きく、且つM以下の整数であり、m-1番目のCMRの出現順番は、m番目のCMRよりも早く、前記M個のCMRによりマッピングされる測定タイミングの順序は、M番目のCMRから一番目のCMRまでである、請求項1に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項14】
第一のチャネル状態情報CSIレポートを決定した後に、前記チャネル状態情報決定方法は、
第二のCSIレポートを送信することをさらに含み、
前記第二のCSIレポートは、第一のターゲットCSIレポートと、第二のターゲットCSIレポートとを含み、前記第一のターゲットCSIレポートは、第一のCSIレポートに含まれる複数のターゲットCSIレポートのうちの選択されていないターゲットCSIレポートであり、前記第二のターゲットCSIレポートは、前記複数のターゲットCSIレポートのうちの選択されたターゲットCSIレポートである、請求項1に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項15】
前記第一のターゲットCSIレポートの第一の部分は、
CQIインデックス値が0又は第一の指定値であることと、
RIインデックス値が0又は第二の指定値であることと、
ビットマップにより指示されるCSIの状態が第一の状態であることと、のうちの少なくとも一つを含む、請求項14に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項16】
前記第二のターゲットCSIレポートの第一の部分は、
CQIインデックス値が0でなく、又は第一の指定値でないことと、
RIインデックス値が0でなく、又は第二の指定値でないことと、
CRIと、
ビットマップにより指示されるCSIの状態が第二の状態であることと、のうちの少なくとも一つを含む、請求項14に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項17】
前記第二のCSIレポートは、前記第一のターゲットCSIレポートの第一の部分、及び/又は、前記第二のターゲットCSIレポートのすべての内容を含む、請求項14に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項18】
第一のCSIレポートが複数のCSI報告設定に対応する場合、第一のチャネル状態情報CSIレポートを決定した後に、前記チャネル状態情報決定方法は、
複数回送信する方式を採用して第三のCSIレポートを送信することであって、前記第三のCSIレポートが、第一のターゲットCSIレポートと第二のターゲットCSIレポートに基づいて決定されること、
又は、
前記第二のターゲットCSIレポートに対応する報告パラメータを含む連携CSIレポートを送信することをさらに含み、
前記第一のターゲットCSIレポートは、第一のCSIレポートに含まれる複数のターゲットCSIレポートのうちの選択されていないターゲットCSIレポートであり、前記第二のターゲットCSIレポートは、前記複数のターゲットCSIレポートのうちの選択されたターゲットCSIレポートである、請求項1に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項19】
前記複数のターゲットCSIレポートが異なる物理上りリンク制御チャネルPUCCHリソース又は物理上りリンク共有チャネルPUSCHリソースに対応する場合、複数回送信する方式を採用して第三のCSIレポートを送信し、
前記複数のターゲットCSIレポートが同じPUCCHリソース又はPUSCHリソースに対応する場合、連携CSIレポートを送信する、請求項18に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項20】
ネットワーク側機器によって実行される報告設定決定方法であって、
複数組のチャネル測定リソースCMRと複数組の干渉測定リソースIMRとの間のマッピング関係と、
複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係と、のうちの少なくとも一つのマッピング関係を含む報告設定を配置することを含み、
各組のCMRは、一つ又は複数のCMRを含み、各組のIMRは、一つ又は複数のIMRを含む、報告設定決定方法。
【請求項21】
前記複数組のCMRのうちの各組のCMRは、一つの送受信ポイントTRP又は伝送配置インジケータTCI状態に対応し、前記複数組のCMRのオフセットは、同じであり、又は異なる、請求項20に記載の報告設定決定方法。
【請求項22】
端末により選択されていない第一のターゲットCSIレポート、及び/又は、前記端末により選択された第二のターゲットCSIレポートを含むCSIレポートを受信することをさらに含む、請求項20に記載の報告設定決定方法。
【請求項23】
CSIレポートを受信した後に、前記報告設定決定方法は、
前記第一のターゲットCSIに対応するTRPをスケジューリングしないこと、
及び/又は、
前記第一のターゲットCSIに対応するTRPをスケジューリングすることをさらに含む、請求項22に記載の報告設定決定方法。
【請求項24】
前記第一のターゲットCSIレポートの第一の部分は、
チャネル品質インジケータCQIインデックス値が0又は第一の指定値であることと、
ランクインジケータRIインデックス値が0又は第二の指定値であることと、
ビットマップにより指示されるCSIの状態が第一の状態であることと、のうちの少なくとも一つを含む、請求項22に記載の報告設定決定方法。
【請求項25】
前記第二のターゲットCSIレポートの第一の部分は、
チャネル品質インジケータCQIインデックス値が0でなく、又は第一の指定値でないことと、
ランクインジケータRIインデックス値が0でなく、又は第二の指定値でないことと、
チャネル状態情報リソースインジケータCRIと、
ビットマップにより指示されるCSIの状態が第二の状態であることと、のうちの少なくとも一つを含む、請求項22に記載の報告設定決定方法。
【請求項26】
端末によって実行されるチャネル状態情報決定装置であって、
第一のチャネル状態情報CSIレポートを決定するための決定モジュールを含み、
第一のCSIレポートは、
複数組のチャネル測定リソースCMRと複数組の干渉測定リソースIMRとの間のマッピング関係と、
複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係と、のうちの少なくとも一つのマッピング関係に基づいて決定され、
各組のCMRは、一つ又は複数のCMRを含み、各組のIMRは、一つ又は複数のIMRを含む、チャネル状態情報決定装置。
【請求項27】
第一のCSIレポートが一つのCSI報告設定に対応し、且つ複数のCMRが一つのIMRにマッピングされる場合、前記第一のCSIレポートはさらに、IMRの複数の疑似コロケーションQCL情報又は複数の伝送配置インジケータTCI状態に基づいて決定される、請求項26に記載のチャネル状態情報決定装置。
【請求項28】
第一のCSIレポートが一つのCSI報告設定に対応する場合、前記第一のCSIレポートに含まれる報告パラメータは、
無線リソース制御RRC配置によって決定されることと、
物理下りリンク制御チャネルPDCCH配置における制御リソースセットプールインデックスの数、又は、前記制御リソースセットプールインデックスの数と前記制御リソースセットプールインデックスのインデックス値によって決定されることと、
CSIレポート配置に新たに追加された、レポート数に関連する内容によって決定されることと、
CSIレポート配置に新たに追加された、レポート数を指示するためのフィールドによって決定されることと、のうちの少なくとも一つの方式によって決定される、請求項26に記載のチャネル状態情報決定装置。
【請求項29】
ネットワーク側機器によって実行される報告設定決定装置であって、
複数組のチャネル測定リソースCMRと複数組の干渉測定リソースIMRとの間のマッピング関係と、
複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係と、のうちの少なくとも一つのマッピング関係を含む報告設定を配置するための配置モジュールを含み、
各組のCMRは、一つ又は複数のCMRを含み、各組のIMRは、一つ又は複数のIMRを含む、報告設定決定装置。
【請求項30】
前記複数組のCMRのうちの各組のCMRは、一つの送受信ポイントTRP又は伝送配置インジケータTCI状態に対応し、前記複数組のCMRのオフセットは、同じであり、又は異なる、請求項29に記載の報告設定決定装置。
【請求項31】
端末により選択されていない第一のターゲットCSIレポート、及び/又は、前記端末により選択された第二のターゲットCSIレポートを含むCSIレポートを受信するための受信モジュールをさらに含む、請求項29に記載の報告設定決定装置。
【請求項32】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項1から19のいずれか1項に記載のチャネル状態情報決定方法のステップを実現する、端末。
【請求項33】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項20から25のいずれか1項に記載の報告設定決定方法のステップを実現する、ネットワーク側機器。
【請求項34】
プログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、請求項1から19のいずれか1項に記載のチャネル状態情報決定方法のステップを実現し、又は、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、請求項20から25のいずれか1項に記載の報告設定決定方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【請求項35】
プロセッサと、通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、請求項1から19のいずれか1項に記載のチャネル状態情報決定方法のステップを実現し、又は請求項20から25のいずれか1項に記載の報告設定決定方法のステップを実現するために用いられる、チップ。
【請求項36】
非一時的記憶媒体に記憶されており、少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、請求項1から19のいずれか1項に記載のチャネル状態情報決定方法のステップを実現し、又は請求項20から25のいずれか1項に記載の報告設定決定方法のステップを実現する、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年10月20日に中国で提出された中国特許出願No.202011126220.0の優先権を主張しており、同出願の内容のすべては、ここに参照として取り込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術分野に属し、具体的に、チャネル状態情報決定方法、報告設定決定方法、装置及び関連機器に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、チャネル状態情報(Channel State Information、CSI)報告設定に複数のチャネル測定リソース(channel measurement resource、CMR)が含まれる場合、同じ数の干渉測定リソース(interference measurement resource、IMR)を含むことで、共同で一つの測定仮定条件を構成する必要があるため、IMRの配置オーバヘッドは、比較的大きくなってくる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例は、IMRの配置オーバヘッドを節約することができるチャネル状態情報決定方法、報告設定決定方法、装置及び関連機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一の態様によれば、チャネル状態情報決定方法を提供し、この方法は、
第一のチャネル状態情報CSIレポートを決定することを含み、
前記第一のCSIレポートは、
複数組のチャネル測定リソースCMRと複数組の干渉測定リソースIMRとの間のマッピング関係と、
複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係と、のうちの少なくとも一つのマッピング関係に基づいて決定され、
ここで、各組のCMRは、一つ又は複数のCMRを含み、各組のIMRは、一つ又は複数のIMRを含む。
【0006】
第二の態様によれば、ネットワーク側機器によって実行される報告設定決定方法を提供し、この方法は、
複数組のチャネル測定リソースCMRと複数組の干渉測定リソースIMRとの間のマッピング関係と、
複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係と、のうちの少なくとも一つのマッピング関係を含む報告設定を配置することを含み、
ここで、各組のCMRは、一つ又は複数のCMRを含み、各組のIMRは、一つ又は複数のIMRを含む。
【0007】
第三の態様によれば、端末によって実行されるチャネル状態情報決定装置を提供し、この装置は、
第一のチャネル状態情報CSIレポートを決定するための決定モジュールを含み、
前記第一のCSIレポートは、
複数組のチャネル測定リソースCMRと複数組の干渉測定リソースIMRとの間のマッピング関係と、
複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係と、のうちの少なくとも一つのマッピング関係に基づいて決定され、
ここで、各組のCMRは、一つ又は複数のCMRを含み、各組のIMRは、一つ又は複数のIMRを含む。
【0008】
第四の態様によれば、ネットワーク側機器によって実行される報告設定決定装置を提供し、この装置は、
複数組のチャネル測定リソースCMRと複数組の干渉測定リソースIMRとの間のマッピング関係と、
複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係と、のうちの少なくとも一つのマッピング関係を含む報告設定を配置するための配置モジュールを含み、
ここで、各組のCMRは、一つ又は複数のCMRを含み、各組のIMRは、一つ又は複数のIMRを含む。
【0009】
第五の態様によれば、端末を提供し、この端末は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、第一の態様に記載のチャネル状態情報決定方法のステップを実現する。
【0010】
第六の態様によれば、ネットワーク側機器を提供し、このネットワーク側機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、第二の態様に記載の報告設定決定方法のステップを実現する。
【0011】
第七の態様によれば、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体には、プログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、第一の態様に記載のチャネル状態情報決定方法のステップを実現し、又は、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、第二の態様に記載の報告設定決定方法のステップを実現する。
【0012】
第八の態様によれば、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと、通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、ネットワーク側機器のプログラム又は命令を運行し、第一の態様に記載のチャネル状態情報決定方法を実現し、又は第二の態様に記載の報告設定決定方法を実現するために用いられる。
【0013】
第九の態様によれば、コンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム製品は、非一時的記憶媒体に記憶されており、前記コンピュータプログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、第一の態様に記載の方法、又は第二の態様に記載の方法を実現する。
【発明の効果】
【0014】
本出願の実施例では、端末は、第一のチャネル状態情報CSIレポートを決定し、前記第一のCSIレポートは、複数組のチャネル測定リソースCMRと複数組の干渉測定リソースIMRとの間のマッピング関係と、複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係とのうちの少なくとも一つのマッピング関係に基づいて決定される。ここで、各組のCMRは、一つ又は複数のCMRを含み、各組のIMRは、一つ又は複数のIMRを含む。第一のCSIレポートが、複数組のCMRと複数組のIMRとの間のマッピング関係、及び/又は、複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係に基づいて決定されるため、IMRは、CMRと一対一対応しなくてもよい。即ちIMRの数は、CMRの数よりも少なくてもよく、それによってIMRの配置オーバヘッドを節約する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本出願の実施例によるネットワークシステムの構造図である。
図2】本出願の実施例によるチャネル状態情報決定方法のフローチャートである。
図3】本出願の実施例による報告設定決定方法のフローチャートである。
図4】本出願の実施例によるチャネル状態情報決定装置の構造図である。
図5】本出願の実施例による報告設定決定装置の構造図である。
図6】本出願の実施例による通信機器の構造図である。
図7】本出願の実施例による端末の構造図である。
図8】本出願の実施例によるネットワーク側機器の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0017】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用されるデータは、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能である。且つ「第一」、「第二」によって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の個数を限定しない。例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0018】
指摘すべきこととして、本出願の実施例に記述された技術は、ロングタームエボリューション型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、他の無線通信システム、例えば符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一キャリア周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)と他のシステムにも適用できる。本出願の実施例における用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用され、記述された技術は、上記で言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。しかしながら、以下の記述は、例示の目的でニューラジオ(New Radio、NR)システムを記述しているとともに、以下の大部分の記述においてNR用語を使用しているが、これらの技術は、NRシステム応用以外の応用、例えば第六世代(6th Generation、6G)通信システムに適用されてもよい。
【0019】
図1は、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図を示す。無線通信システムは、端末11とネットワーク側機器12を含む。ここで、端末11は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、端末11は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)(又は、ノートパソコンと呼ばれる)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、モバイルインターネットディバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器(VUE)、歩行者端末(PUE)などの端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、ブレスレット、イヤホン、メガネなどを含む。説明すべきこととして、本出願の実施例の端末11の具体的なタイプを限定するものではない。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワークであってもよい。ここで、基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station、BTS)、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベーシックサービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、家庭用Bノード、家庭用進化型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、送受信ポイント(Transmitting Receiving Point、TRP)又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限らない。説明すべきこととして、本出願の実施例においてNRシステムにおける基地局のみを例にするが、基地局の具体的なタイプを限定するものではない。
【0020】
以下では、図面を結び付けながら、具体的な実施例及びその応用シナリオによって本出願の実施例によるチャネル状態情報決定方法を詳細に説明する。
【0021】
図2は、本出願の実施例によるチャネル状態情報決定方法のフローチャートであり、このチャネル状態情報決定方法は、端末によって実行され、以下のステップを含む。
【0022】
ステップ201、
複数組のチャネル測定リソース(channel measurement resource、CMR)と複数組の干渉測定リソース(interference measurement resource、IMR)との間のマッピング関係と、
複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係と、のうちの少なくとも一つのマッピング関係に基づき、第一のチャネル状態情報(Channel State Information、CSI)レポートを決定し、
ここで、各組のCMRは、一つ又は複数のCMRを含み、各組のIMRは、一つ又は複数のIMRを含む。一組のCMRは、一つのTRPに対応し、一組のCMRは、一つのターゲットCSIレポートに対応し、第一のCSIレポートは、複数のターゲットCSIレポートを含む。
【0023】
上記第一のCSIレポートは、beamに関連するCSIレポート、又はマルチ送受信ポイント(Multi-TRP、MTRP)に関連するCSIレポートであってもよい。
【0024】
本実施例では、第一のCSIレポートは、複数組のCMRと複数組のIMRとの間のマッピング関係、及び/又は、複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係に基づいて決定される。IMRは、CMRと一対一対応しなくてもよい。即ちIMRの数は、CMRの数よりも少なくてもよく、それによってIMRの配置オーバヘッドを節約する。
【0025】
上記において、前記第一のCSIレポートが一つのCSI報告設定に対応する場合、複数のCMRが一つのIMRにマッピングされれば、前記第一のCSIレポートはさらに、IMRの複数の疑似コロケーションQCL情報又は複数の伝送配置インジケータTCI状態に基づいて決定される。
【0026】
本出願の実施例における「xxxxれば、yyyyする」という記述は、いずれも「xxxxの場合に、yyyyを実行する」と理解されてもよい。例えば、上記における「前記第一のCSIレポートが一つのCSI報告設定に対応する場合、複数のCMRが一つのIMRにマッピングされれば、前記第一のCSIレポートはさらに、IMRの複数の疑似コロケーションQCL情報又は複数の伝送配置インジケータTCI状態に基づいて決定される」ことは、「前記第一のCSIレポートが一つのCSI報告設定に対応し、且つ複数のCMRが一つのIMRにマッピングされる場合、前記第一のCSIレポートはさらに、IMRの複数の疑似コロケーションQCL情報又は複数の伝送配置インジケータTCI状態に基づいて決定される」と理解されてもよい。
【0027】
複数組のCMRが複数組のIMRに対応し、又は複数組のCMRが一組のIMRに対応するマッピング関係において、複数のCMRが一つのIMRにマッピングされれば、前記第一のCSIレポートはさらに、IMRの複数の疑似コロケーション(Quasi-co-located、QCL)情報又は複数の伝送配置インジケータ(Transmission Configuration Indicator、TCI)状態に基づいて決定される。
【0028】
QCL情報又はTCI状態は、QCLtypeA、QCLtypeB、QCLtypeC、QCLtypeDのうちの一つ又は複数を含む。
【0029】
上記において、前記複数組のCMRと複数組のIMRとの間のマッピング関係は、
複数組のCMRと複数組のIMRとの間で一対一マッピングされることを含み、
ここで、マッピング関係を有する第一組のCMRと第一組のIMRに対し、第一組のCMRのうちのCMRは、第一組のIMRのうちのIMRと一対一マッピングされ、又は、第一組のCMRのうちの複数のCMRは、第一組のIMRのうちの一つのIMRにマッピングされ、前記第一組のCMRは、前記複数組のCMRのうちの一組であり、前記第一組のIMRは、前記複数組のIMRのうちの一組である。
【0030】
つまり、マッピング関係を有する一組のCMRと一組のIMRにとって、グループ内のCMRとIMRは、一対一マッピングされてもよい。即ち第一組のCMRのうちのCMRは、第一組のIMRのうちのIMRと一対一マッピングされ、複数対一マッピングされてもよい。即ち第一組のCMRのうちの複数のCMRは、第一組のIMRのうちの一つのIMRにマッピングされる。好ましくは、上記複数組のCMRと複数組のIMRとの間の一対一のマッピング関係は、前記第一のCSIレポートが一つのCSI報告設定に対応する場合に応用されてもよい。
【0031】
各組間のマッピング方式は、同じであってもよく、異なってもよい。例えば、グループA1とグループA2は、いずれもCMRグループであり、グループB1とグループB2は、いずれもIMRグループであり、グループA1は、グループB1とマッピングされ、グループA2は、グループB2とマッピングされる。グループA1とグループB1にとって、グループ内のCMRとIMRとの間は、一対一マッピングされてもよく、複数対一マッピングされてもよく、グループA2とグループB2にとって、グループ内のCMRとIMRとの間は、一対一マッピングされてもよく、複数対一マッピングされてもよい。
【0032】
上記において、第一組のCMRのうちのCMRが、第一組のIMRのうちのIMRと一対一マッピングされる場合、前記第一組のIMRのうちのIMRのQCL情報は、マッピングされるCMRのQCL情報と同じであり、又は前記第一組のIMRのうちのIMRのTCI状態は、マッピングされるCMRのTCI状態と同じである。ここで、前記IMRは、非ゼロパワーチャネル状態情報リファレンス信号(Non-Zero Power Channel State Information-Reference Signal、NZP CSI-RS)IMR、又は、チャネル状態情報干渉測定(Channel State Information Interference Measurement、CSI-IM)IMRである。
【0033】
上記において、前記複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係は、
複数組のCMRが第二組のIMRにマッピングされることを含み、
ここで、マッピング関係を有する第二組のCMRと前記第二組のIMRに対し、第二組のCMRのうちのCMRは、第二組のIMRのうちのIMRと一対一マッピングされ、又は、第二組のCMRのうちの複数のCMRは、第二組のIMRのうちの一つのIMRにマッピングされ、前記第二組のCMRは、前記複数組のCMRのうちの一組である。
【0034】
つまり、複数組のCMRと同一組のIMRとの間は、マッピング関係を有する。マッピング関係を有する一組のCMRと複数組のIMRにとって、グループ内のCMRとIMRは、一対一マッピングされてもよい。即ち第二組のCMRのうちのCMRは、第二組のIMRのうちのIMRと一対一マッピングされ、複数対一マッピングされてもよい。即ち第二組のCMRのうちの複数のCMRは、第二組のIMRのうちの一つのIMRにマッピングされる。好ましくは、上記複数組のCMRが第二組のIMRにマッピングされるマッピング関係は、前記第一のCSIレポートが一つのCSI報告設定に対応する場合に応用されてもよい。
【0035】
各組間のマッピング方式は、同じであってもよく、異なってもよい。例えば、グループA1とグループA2は、いずれもCMRグループであり、グループB1は、IMRグループであり、グループA1は、グループB1とマッピングされ、グループA2は、グループB1とマッピングされる。グループA1とグループB1にとって、グループ内のCMRとIMRとの間は、一対一マッピングされてもよく、複数対一マッピングされてもよく、グループA2とグループB1にとって、グループ内のCMRとIMRとの間は、一対一マッピングされてもよく、複数対一マッピングされてもよい。
【0036】
本出願の一つの実施例では、前記複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係は、
複数組のCMRが第三組のIMRにマッピングされることを含み、
各組のCMRのうちのCMRと第三組のIMRのうちのIMRがいずれも一対一マッピングされる場合、第三組のIMRのうちのIMRは、複数のQCL情報又は複数のTCI状態を有し、
ここで、複数のQCL情報のうちの一つのQCL情報は、各組のCMRのうちの一つのCMRのQCL情報と同じであり、IMRの異なるQCL情報は、異なるCMRに対応し、複数のTCI状態のうちの一つのTCI状態は、各組のCMRのうちの一つのCMRのTCI状態と同じであり、IMRの異なるTCI状態は、異なるCMRに対応する。第三組のIMRのうちのIMRは、CSI-IM IMRであってもよい。好ましくは、上記複数組のCMRと第三組のIMRとのマッピング関係は、前記第一のCSIレポートが一つのCSI報告設定に対応する場合に応用されてもよい。
【0037】
例えば、グループA1とグループA2は、いずれもCMRグループであり、グループB1は、IMRグループであり、グループA1、グループA2は、それぞれグループB1とマッピングされる。ここで、グループA1は、CMR1と、CMR2とを含み、グループA2は、CMR3と、CMR4とを含み、グループB1は、IMR1と、IMR2とを含む。CMR1のCMR3のそれぞれとIMR1との間は、マッピング関係を有し、CMR2とCMR4のそれぞれとIMR2との間は、マッピング関係を有する。
【0038】
IMR1とIMR2は、いずれも複数のQCL情報又は複数のTCI状態を有する。IMR2の複数のQCL情報のうちの第一のQCL情報は、CMR1のQCL情報と同じであり、IMR2の複数のQCL情報のうちの第二のQCL情報は、CMR2のQCL情報と同じであり、第一のQCL情報と第二のQCL情報は、IMR2の複数のQCL情報のうちの異なるQCL情報である。
【0039】
つまり、前記第一のCSIレポートが一つのCSI報告設定に対応する場合、前記第一のCSIレポートは、以下のマッピング関係に基づいて決定されてもよい。複数のCMRグループは、一組のCSI-IM IMRにマッピングされ、各CMRグループ内のCMRとIMRグループ内のIMRとは、一対一マッピングされ、即ち異なるCMRグループからの複数のCMRは、同じIMRにマッピングされ、IMRは、複数のQCL情報又はTCI状態を有する。ここで、各QCL情報又はTCI状態は、一つの対応するCMRのQCL情報又はTCI状態と一致し、IMRの異なるQCL情報又はTCI状態は、異なるCMRに対応する。
【0040】
本出願の一つの実施例では、前記第一のCSIレポートが一つのCSI報告設定に対応する場合、前記第一のCSIレポートは、
CRI、PMI、RI、CQI、RSRP、SINR、LI、I1とSSBRIとのうちの少なくとも一つの報告パラメータを含み、
前記報告パラメータは、
RRC配置によって決定されることと、
PDCCH配置における制御リソースセットプールインデックスの数、又は、前記制御リソースセットプールインデックスの数と前記制御リソースセットプールインデックスのインデックス値によって決定されることと、
CSIレポート配置に新たに追加された、レポート数に関連する内容によって決定されることと、
CSIレポート配置に新たに追加された、レポート数を指示するためのフィールドによって決定されることと、のうちの少なくとも一つの方式によって決定される。
【0041】
上記において、チャネル状態情報リソースインジケータ(CSI-RS Resource Indicator、CRI)、プリコーディングマトリックスインジケータ(Precoding Matrix Indicator、PMI)、ランクインジケータ(Rank Indicator、RI)、チャネル品質インジケータ(Channel quality indicator、CQI)、リファレンス信号受信パワー(ReferenceSignal Received Power、RSRP)、信号対干渉雑音比(signal to interference noise ratio、SINR)、レイヤインジケータ(Layer Indicator、LI)、複合コードブックインデックス(The composite codebook index、I1)と同期信号ブロックリソースインジケータ(SSB Resource Indicator、SSBRI)(同期信号ブロック(Synchronization Signal Block、SSB))の数は、一つ又は複数であってもよい。
【0042】
報告パラメータは、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリング配置によって決定されてもよく、又は上位層パラメータ物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)配置(PDCCH-Config)によって配置されてもよく、報告パラメータはさらに、CSIレポート配置に新たに追加された、レポート数に関連する内容によって決定され、又は、CSIレポート配置に新たに追加された、レポート数を指示するためのフィールドによって決定されてもよい。
【0043】
具体的には、上位層パラメータPDCCH配置(即ちPDCCH-Config)における制御リソースセットプールインデックス値(CORESETPoolIndex)と数によって決定されてもよい。
【0044】
PDCCH配置に基づいて決定される場合、前記PDCCH配置が一つの制御リソースセットプールインデックスを含むか、又は、前記PDCCH配置が制御リソースセットプールインデックスを含まなければ、前記ターゲットCSIレポートに含まれる前記報告パラメータのうちの各パラメータの数は、同じであり、又は異なる。例えば、PDCCH配置に1つのCORESETPoolIndexが含まれ、又はCORESETPoolIndexが配置されていない場合、一つのCSIレポートは、1つのCRI、1つのCQI、1つのRIと2つのPMI、又は、2つのCRI、1つのCQI、2つのRIと2つのPMIを含んでもよい。
【0045】
又は、前記PDCCH配置が複数の制御リソースセットプールインデックスを含み、且つ各制御リソースセットプールインデックスのインデックス値が異なる場合、前記ターゲットCSIレポートに含まれる前記報告パラメータのうちの各パラメータの数は、前記制御リソースセットプールインデックスの数と同じであり、又は、前記ターゲットCSIレポートに含まれる前記報告パラメータのうちの各パラメータの数は、TRPの数と同じである。例えば、PDCCH配置に二つ又は複数のCORESETPoolIndexが含まれ、且つ値が異なる場合、一つのCSIレポートには、2つのCRIと、2つのPMIと、2つのRIと、2つのCQIとが含まれてもよい。
【0046】
報告パラメータは、CSIレポート配置に新たに追加された、レポート数に関連する内容によって決定される。例えば、CSIレポート配置(即ちCSI-ReportConfig)における上位層パラメータ(即ちreportQuantity)内容を追加し、いくつかの特殊な内容、例えば1つのCRI、1つのCQI、1つのRIと2つのPMI、又は、2つのCRI、1つのCQI、2つのRIと2つのPMI、又は、2つのCRI、2つのCQI、2つのRIと2つのPMIなどを追加してMTRP CSIをサポートしてもよい。
【0047】
報告パラメータは、CSIレポート配置に新たに追加された、レポート数を指示するためのフィールドによって決定される。例えば、CSIレポート配置(即ちCSI-ReportConfig)において、新たなフィールドを追加してMTRP CSI数の選択をサポートし、例えば、report Quantity-mtrpフィールドを新たに追加し、1つのCRI、1つのCQI、1つのRIと2つのPMI、又は、2つのCRI、1つのCQI、2つのRIと2つのPMI、2つのCRI、又は2つのCQI、2つのRIと2つのPMIなどの様々な配置をサポートしてもよい。
【0048】
上記において、各報告パラメータは、二つ又は複数配置されてもよく、MTRP伝送をより良くサポートすることができる。
【0049】
本出願の一つの実施例では、N個のCMRが一つのIMRにマッピングされる場合、前記N個のCMR間に干渉測定リソースの測定タイミングがなければ、前記N個のCMRに対応するIMRは、直近のN個の測定タイミング上の干渉測定リソースを第一の予め設定されるルールに従って前記N個のCMRにマッピングすることによって決定され、前記Nは、1よりも大きい整数であり、
又は、
N個のCMRが一つのIMRにマッピングされる場合、前記N個のCMR間に干渉測定リソースの測定タイミングがあれば、前記N個のCMRのうちの一番目のCMRに対応するIMRは、前記一番目のCMRより前に他のCMRによってマッピングされていない直近の一つの測定タイミング上の干渉測定リソースであり、且つ前記N個のCMRのうちのn番目のCMRに対応するIMRは、前記n番目のCMRより前に他のCMRによってマッピングされていない直近の一つの測定タイミング上の干渉測定リソースであり、nは、1よりも大きく、且つN以下の整数である。前記n-1番目のCMRの出現順番は、n番目のCMRよりも早く、前記N個のCMRによりマッピングされる測定タイミングの順序は、N番目のCMRから一番目のCMRまでである。即ちN個のCMRに対応するIMRを決定する際に、まず、最も遅く出現するCMRのために対応するIMRを決定し、それから、CMRの出現時間の遅い順に、各CMRのために対応するIMRを決定する。
【0050】
上記において、第一の予め設定されるルールは、前記N個のCMRのうちのCMRに対応するIMRが、直近のN個の測定タイミングのうちの各測定タイミング上の干渉測定リソースと一対一対応することである。
【0051】
例えば、二つのCMRが同一のIMRにマッピングされる場合、二つのCMR間に干渉測定リソースの測定タイミングがなければ、二つのCMRに対応するIMRは、直近の2つの測定タイミング上の干渉リソースを用いて一定のルールに従って異なるチャネル測定リソースにマッピングすることによって決定されてもよい。
【0052】
第一の予め設定されるルールは、以下のとおりであってもよい。二つのCMRの出現順番に基づいて決定される。即ち一番目のCMRに対応するIMRは、直近の2つの測定タイミング上の一番目の測定タイミングであり、二番目のCMRに対応するIMRは、直近の2つの測定タイミング上の二番目の測定タイミングである。もしくは、一番目のCMRに対応するIMRは、直近の2つの測定タイミング上の二番目の測定タイミングであり、二番目のCMRに対応するIMRは、直近の2つの測定タイミング上の一番目の測定タイミングであるとなっていてもよい。具体的には、実際の場合に応じて柔軟に設定されてもよく、ここで限定しない。
【0053】
二つのCMR間に干渉測定リソースの測定タイミングがある場合、一番目のCMRに対応するIMRの測定タイミングは、一番目のCMRより前の直近の測定タイミング上のIMRであり、二番目のCMRに対応するIMRの測定タイミングは、二つのCMR間の直近の測定タイミングである。
【0054】
前記第一のCSIレポートが一つのCSI報告設定に対応する場合、前記IMRの複数のQCL情報の使用方式は、一回の測定タイミングが一つのQCL情報を使用し、又は、一回の測定タイミングが複数のQCL情報を使用することを含む。
【0055】
IMRのQCL情報の使用は、一回の測定タイミングが一つのQCL情報を使用することと、一回の測定タイミングが複数のQCL情報を使用することであって、各QCL情報が異なるUEアンテナパネル又はアンテナポートに対応してもよいことと、の二つの場合を含む。
【0056】
本出願の一つの実施例では、M個のCMRが一つのIMRにマッピングされる場合、前記M個のCMR間に干渉測定リソースの測定タイミングがなければ、前記M個のCMRに対応するIMRのQCL情報は、直近のM個の測定タイミング上の干渉測定リソースを第二の予め設定されるルールに従って前記M個のCMRにマッピングすることによって決定され、前記Mは、1よりも大きい整数であり、
又は、
M個のCMRが一つのIMRにマッピングされる場合、前記M個のCMR間に干渉測定リソースの測定タイミングがあれば、前記M個のCMRのうちの一番目のCMRに対応するIMRのQCL情報は、前記一番目のCMRより前に他のCMRによってマッピングされていない直近の一つの測定タイミング上の干渉測定リソースに基づいて決定され、且つ前記M個のCMRのうちのm番目のCMRに対応するIMRのQCL情報は、前記m番目のCMRより前に他のCMRによってマッピングされていない直近の一つの測定タイミング上の干渉測定リソースに基づいて決定され、mは、1よりも大きく、且つM以下の整数である。前記m-1番目のCMRの出現順番は、m番目のCMRよりも早く、前記M個のCMRによりマッピングされる測定タイミングの順序は、M番目のCMRから一番目のCMRまでである。即ち、M個のCMRに対応するIMRを決定する際に、まず、最も遅く出現するCMRのために対応するIMRを決定し、それから、CMRの出現時間の遅い順に、各CMRのために対応するIMRを決定する。
【0057】
第二の予め設定されるルールは、前記M個のCMRのうちのCMRに対応するIMRが、直近のM個の測定タイミングのうちの各測定タイミング上の干渉測定リソースと一対一対応することである。
【0058】
例えば、二つのCMRが同一のIMRにマッピングされる場合、二つのCMR間に干渉測定リソースの測定タイミングがなければ、二つのCMRに対応するIMRのQCL情報は、直近の2つの測定タイミング上の干渉リソースを用いて一定のルールに従って異なるチャネル測定リソースにマッピングすることによって決定されてもよい。
【0059】
第二の予め設定されるルールは、以下のとおりであってもよい。二つのCMRの出現順番に基づいて決定される。即ち一番目のCMRに対応するIMRは、直近の2つの測定タイミング上の一番目の測定タイミングであり、二番目のCMRに対応するIMRは、直近の2つの測定タイミング上の二番目の測定タイミングである。もしくは、一番目のCMRに対応するIMRは、直近の2つの測定タイミング上の二番目の測定タイミングであり、二番目のCMRに対応するIMRは、直近の2つの測定タイミング上の一番目の測定タイミングであるとなっていてもよい。具体的には、実際の場合に応じて柔軟に設定されてもよく、ここで限定しない。
【0060】
二つのCMR間に干渉測定リソースの測定タイミングがある場合、一番目のCMRに対応するIMRの測定タイミングは、一番目のCMRより前の直近の測定タイミング上のIMRであり、二番目のCMRに対応するIMRの測定タイミングは、二つのCMR間の直近の測定タイミングである。
【0061】
本出願の一つの実施例では、前記の、第一のチャネル状態情報CSIレポートを決定した後に、前記方法は、
第二のCSIレポートを送信することをさらに含み、
前記第二のCSIレポートは、第一のターゲットCSIレポートと、第二のターゲットCSIレポートとを含み、前記第一のターゲットCSIレポートは、前記第一のCSIレポートに含まれる複数のターゲットCSIレポートのうちの選択されていないターゲットCSIレポートであり、前記第二のターゲットCSIレポートは、前記複数のターゲットCSIレポートのうちの選択されたターゲットCSIレポートである。
【0062】
本実施例は、第一のCSIレポートが一つのCSI報告設定に対応する場合に応用されてもよく、第一のCSIレポートが複数のCSI報告設定に対応する場合に応用されてもよい。
【0063】
一つのターゲットCSIレポートは、一つのTRPに対応し、端末は、ターゲットCSIレポートに基づいてそのスケジューリングに参加することを望むTRPに対して選択を行うことができる。端末が、TRPによりあるCSIに従って自分がスケジューリングされることを望まず、又はあるTRPにより自分がスケジューリングされることを望まない場合、端末は、ターゲットCSIレポートを生成する際に、この該当するCSI又は該当するTRPのターゲットCSIのCQIインデックス値を0に設定してもよい(具体的には、下記の記述を参照されたい)。ネットワーク側機器によりターゲットCSIレポートが復号化された後、ターゲットCSIに対応するCQIインデックス値が0であれば、端末は、ネットワーク側機器がこのCSIを使用してスケジューリングすることを望まず、又はこのターゲットCSIに対応するTRPのスケジューリングに参加することを望まないことを意味する。
【0064】
第一のターゲットCSIレポートは、選択に参加することを端末に望まれないTRPに対応するターゲットCSIレポートであり、第二のターゲットCSIレポートは、選択に参加することを端末に望まれるTRPに対応するターゲットCSIレポートである。第二のCSIレポートは、第一のターゲットCSIレポートの一部の内容、例えば第一の部分(part1)の内容のみを含んでもよい。第二のCSIレポートは、第二のターゲットCSIレポートの第一の部分、及び第二のターゲットCSIレポートの第一の部分以外の他の部分の内容を含んでもよい。例えば第二のターゲットCSIレポートが第一の部分(part1)と、第二の部分(part2)とを含む場合、第二のCSIレポートは、第二のターゲットCSIレポートの第一の部分と、第二の部分とを含んでもよい。つまり、前記第二のCSIレポートは、前記第一のターゲットCSIレポートの前記第一の部分、及び/又は、前記第二のターゲットCSIレポートのすべての内容を含んでもよい。
【0065】
上記において、選択と未選択を決定する際に、ターゲットCSIレポートにおける第一の部分に基づいて指示されてもよい。即ち前記第一のターゲットCSIレポートの第一の部分が、
CQIインデックス値が0又は第一の指定値であることと、
RIインデックス値が0又は第二の指定値であることと、
ビットマップにより指示されるCSIの状態が第一の状態であることと、のうちの少なくとも一つを含む場合、第一のターゲットCSIレポートに対応するTRPが選択されておらず、端末がネットワーク側機器によるこのTRPのスケジューリングを望まないことを指示する。
【0066】
前記第二のターゲットCSIレポートの第一の部分が、
CQIインデックス値が0でなく、又は第一の指定値でないことと、
RIインデックス値が0でなく、又は第二の指定値でないことと、
CRIと、
ビットマップにより指示されるCSIの状態が第二の状態であることと、のうちの少なくとも一つを含む場合、第二のターゲットCSIレポートに対応するTRPが選択され、端末がネットワーク側機器によるこのTRPのスケジューリングを望むことを指示する。
【0067】
具体的には、第一の部分におけるCQIインデックス値(index)が0(即ちOOR)又は第一の指定値であれば、端末は、現在のターゲットCSIを選択していない。即ち端末は、このターゲットCSIに対応するTRPのスケジューリングに参加することを望まず、又はネットワーク側機器がCQIインデックス値が0であるCSIを使用してスケジューリングすることを望まないことを意味し、且つCQIインデックス値が0であり、このターゲットCSIが二つ又は複数の部分(part)を含む場合、端末は、part1以外の他のpartを報告せず、第一の部分におけるCQIインデックス値(index)が0(即ちOOR)又は第一の指定値でなければ、端末は、現在のターゲットCSIを選択している。即ち端末は、このターゲットCSIに対応するTRPのスケジューリングに参加することを望み、又はネットワーク側機器がCQIインデックス値が0でないCSIを使用してスケジューリングすることを望むことを意味し、且つCQIインデックス値が0であり、このターゲットCSIが二つ又は複数の部分(part)を含む場合、端末は、part1を報告するほか、その他のpartも報告する。
【0068】
第一の部分におけるRIが0又は第二の指定値であれば、端末は、現在のターゲットCSIを選択していない。即ち端末は、このターゲットCSIに対応するTRPのスケジューリングに参加することを望まず、又はネットワーク側機器が、RIが0であるCSIを使用してスケジューリングすることを望まないことを意味し、且つこのターゲットCSIが二つ又は複数の部分(part)を含む場合、端末は、part1以外の他のpartを報告せず、第一の部分におけるRIが0又は第二の指定値でなければ、端末は、現在のターゲットCSIを選択している。即ち端末は、このターゲットCSIに対応するTRPのスケジューリングに参加すること望み、又はネットワーク側機器が、RIが0でないCSIを使用してスケジューリングすることを望むことを意味し、且つこのターゲットCSIが二つ又は複数の部分(part)を含む場合、端末は、part1を報告するほか、その他のpartも報告する。
【0069】
第一の部分において一つ又は複数のCRIが報告されれば、端末は、現在の一つ又は複数のCRIに対応するCSIを選択したことを意味し、且つ選択されていないCSIが2又は複数のpartを含む場合、端末は、part1以外の他のpartを報告しない。
【0070】
ビットマップ(bitmap)マッピングによってpart1において現在のレポートに含まれるCSI状態を明示的に指示し、ターゲットCSIに対応するビット(bit)が無効、例えば0、即ち第一の状態であれば、端末は、このターゲットCSIを選択しておらず、即ち端末は、bitが0であるCSIに対応するTRPのスケジューリングに参加することを望まず、又はネットワーク側機器がbitが0であるCSIを使用してスケジューリングすることを望まないことを意味し、且つbitが0であるターゲットCSIが二つ又は複数のpartを含む場合、端末は、part1以外の他のpartを報告しない。
【0071】
ターゲットCSIに対応するビット(bit)が有効、例えば1、即ち第二の状態であれば、端末は、このターゲットCSIを選択しており、即ち端末は、bitが1であるCSIに対応するTRPのスケジューリングに参加することを望み、又はネットワーク側機器がbitが1であるCSIを使用してスケジューリングすることを望むことを意味し、且つbitが1であるターゲットCSIが二つ又は複数のpartを含む場合、端末は、part1を報告するほか、その他のpartも報告する。
【0072】
本出願の一つの実施例では、前記第一のCSIレポートが複数のCSI報告設定に対応する場合、前記の、第一のチャネル状態情報CSIレポートを決定した後に、前記方法は、
複数回送信する方式を採用して第三のCSIレポートを送信することであって、前記第三のCSIレポートが、第一のターゲットCSIレポートと第二のターゲットCSIレポートに基づいて決定されること、
又は、
前記第二のターゲットCSIレポートに対応する報告パラメータを含む連携CSIレポートを送信することをさらに含み、
ここで、前記第一のターゲットCSIレポートは、前記第一のCSIレポートに含まれる複数のターゲットCSIレポートのうちの選択されていないターゲットCSIレポートであり、前記第二のターゲットCSIレポートは、前記複数のターゲットCSIレポートのうちの選択されたターゲットCSIレポートである。
【0073】
具体的には、複数回報告する方式を採用して第三のCSIレポートを送信し、毎回送信される第三のCSIレポートは、同じであってもよく、異なってもよい。第三のCSIレポートには、第一のターゲットCSIレポートの一部の内容と、第二のターゲットCSIレポートのすべての内容とが含まれてもよい。
【0074】
第三のCSIレポートに含まれる報告パラメータは、第二のターゲットCSIレポートにおける報告パラメータに基づいて決定されてもよい。各CSI報告設定は、異なる数の報告パラメータを配置してもよい。例えば、第二のターゲットCSIレポートに基づいて複数回報告する方式を採用して2つのPMI、2つのRI、1つのCQIを報告する必要があることを決定する場合、二つの第三のCSIレポートによって二つのTRPに2つのPMI、2つのRI、1つのCQIを報告すれば、一番目の第三のCSIレポートに対応するCSI報告設定において、1つのPMI、1つのRIと1つのCQIとして配置し、二番目の第三のCSIレポートに対応するCSI報告設定において、1つのPMIと1つのRIとして配置してもよく、二番目の第三のCSIレポートのCQIは、一番目の第三のCSIレポートに由来し、二つの第三のCSIレポートは、異なるリソース上で報告されてもよい。
【0075】
一回報告する方式を採用して一つの連携CSIレポートを報告してもよく、この連携CSIレポートは、複数のCSI報告設定に対応する複数のPMI、複数のCQI、複数のRIなどを含んでもよい。例えば、二つのターゲットCSIレポートによって二つのTRPに2つのPMI、2つのRIと1つのCQIを報告する必要がある場合、一番目の第二のターゲットCSIレポート又は二番目の第二のターゲットCSIレポートに対応するCSI報告設定に対応する報告リソース上で、2つのPMI、2つのRIと1つのCQIを報告してもよい。
【0076】
上記において、連携CSIレポートは、第二のターゲットCSIレポートのみを含むほか、第一のターゲットCSIレポートと第二のターゲットCSIレポートとの両方を含んでもよい。例えば、連携CSIレポートは、前記第一のターゲットCSIレポートの前記第一の部分、及び/又は、前記第二のターゲットCSIレポートのすべての内容を含んでもよい。
【0077】
上記において、前記複数のターゲットCSIレポートが異なるPUCCHリソース又はPUSCHリソースに対応する場合、複数回送信する方式を採用して第三のCSIレポートを送信し、
前記複数のターゲットCSIレポートが同じPUCCHリソース又はPUSCHリソースに対応する場合、連携CSIレポートを送信する。
【0078】
つまり、端末は、配置される物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)又は上りリンク物理共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)に基づいて複数のターゲットCSIレポートをそれぞれ報告するか、それとも一つの連携CSIレポートを報告するかを決めることができる。例えば、複数のCSI報告設定が同じPUCCHリソース又はPUSCHリソースに対応する場合、1つの連携CSIレポートを報告し、複数のCSI報告設定が異なるPUCCHリソース又はPUSCHリソースに対応する場合、それぞれの対応するリソースに基づいて別々に報告する。
【0079】
本出願では、ターゲットCSIレポートによって端末が、ターゲットCSIに対応するTRPがスケジューリングに参加することを望まないことをネットワーク側機器に指示し、また、本出願はさらに、異なるMTRP伝送方式(例えば、S-DCI、M-DCI)における二つ以上の報告パラメータの報告をより良くサポートすることができ、例えば2つのCRI、1つのCQI、2つのRIと2つのPMIを報告することなどであり、そしてターゲットCSIレポートの第一の部分において選択又は未選択などのフィードバック指示を指示することによって、フィードバックオーバヘッドとシステムスケジューリングの複雑度を低減することができる。
【0080】
図3は、本出願の実施例による報告設定決定方法のフローチャートであり、この報告設定決定方法は、ネットワーク側機器によって実行され、以下のステップを含む。
【0081】
ステップ301、
複数組のチャネル測定リソースCMRと複数組の干渉測定リソースIMRとの間のマッピング関係と、
複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係と、のうちの少なくとも一つのマッピング関係を含む報告設定を配置し、
ここで、各組のCMRは、一つ又は複数のCMRを含み、各組のIMRは、一つ又は複数のIMRを含む。
【0082】
本実施例では、報告設定は、複数組のCMRと複数組のIMRとの間のマッピング関係、及び/又は、複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係を含み、IMRは、CMRと一対一対応しなくてもよい。即ちIMRの数は、CMRの数よりも少なくてもよく、それによってIMRの配置オーバヘッドを節約する。
【0083】
上記において、前記複数組のCMRのうちの各組のCMRは、一つの送受信ポイントTRP又は伝送配置インジケータTCI状態に対応し、前記複数組のCMRのオフセットは、同じであり、又は異なる。
【0084】
本出願の一つの実施例では、報告設定決定方法は、
端末により選択されていない第一のターゲットCSIレポート、及び/又は、前記端末により選択された第二のターゲットCSIレポートを含むCSIレポートを受信することをさらに含む。
【0085】
さらに、前記の、CSIレポートを受信した後に、前記方法は、
前記第一のターゲットCSIに対応するTRPをスケジューリングしないこと、
及び/又は、
前記第一のターゲットCSIに対応するTRPをスケジューリングすることをさらに含む。
【0086】
上記において、前記第一のターゲットCSIレポートの第一の部分は、
チャネル品質インジケータCQIインデックス値が0又は第一の指定値であることと、
ランクインジケータRIインデックス値が0又は第二の指定値であることと、
ビットマップにより指示されるCSIの状態が第一の状態であることと、のうちの少なくとも一つを含む。
【0087】
上記において、前記第二のターゲットCSIレポートの第一の部分は、
チャネル品質インジケータCQIインデックス値が0でなく、又は第一の指定値でないことと、
ランクインジケータRIインデックス値が0でなく、又は第二の指定値でないことと、
チャネル状態情報リソースインジケータCRIと、
ビットマップにより指示されるCSIの状態が第二の状態であることと、のうちの少なくとも一つを含む。
【0088】
具体的には、第一の部分におけるCQIインデックス値(index)が0(即ちOOR)又は第一の指定値であれば、端末は、現在のターゲットCSIを選択しておらず、即ち端末は、このターゲットCSIに対応するTRPのスケジューリングに参加することを望まず、又はネットワーク側機器がCQIインデックス値が0であるCSIを使用してスケジューリングすることを望まないことを意味し、且つCQIインデックス値が0であり、このターゲットCSIが二つ又は複数の部分(part)を含む場合、端末は、part1以外の他のpartを報告せず、第一の部分におけるCQIインデックス値(index)が0(即ちOOR)又は第一の指定値でなければ、端末は、現在のターゲットCSIを選択している。即ち端末は、このターゲットCSIに対応するTRPのスケジューリングに参加することを望み、又はネットワーク側機器がCQIインデックス値が0でないCSIを使用してスケジューリングすることを望むことを意味し、且つCQIインデックス値が0でなく、このターゲットCSIが二つ又は複数の部分(part)を含む場合、端末は、part1を報告するほか、その他のpartも報告する。
【0089】
第一の部分におけるRIが0又は第二の指定値であれば、端末は、現在のターゲットCSIを選択しておらず、即ち端末は、このターゲットCSIに対応するTRPのスケジューリングに参加することを望まず、又はネットワーク側機器が、RIが0であるCSIを使用してスケジューリングすることを望まないことを意味し、且つこのターゲットCSIが二つ又は複数の部分(part)を含む場合、端末は、part1以外の他のpartを報告せず、第一の部分におけるRIが0又は第二の指定値でなければ、端末は、現在のターゲットCSIを選択している。即ち端末は、このターゲットCSIに対応するTRPのスケジューリングに参加すること望み、又はネットワーク側機器が、RIが0でないCSIを使用してスケジューリングすることを望むことを意味し、且つこのターゲットCSIが二つ又は複数の部分(part)を含む場合、端末は、part1を報告するほか、その他のpartも報告する。
【0090】
第一の部分において一つ又は複数のCRIが報告されれば、端末は、現在の一つ又は複数のCRIに対応するCSIを選択したことを意味し、且つ選択されていないCSIが2又は複数のpartを含む場合、端末は、part1以外の他のpartを報告しない。
【0091】
ビットマップ(bitmap)マッピングによってpart1において現在のレポートに含まれるCSI状態を明示的に指示し、ターゲットCSIに対応するビット(bit)が無効、例えば0、即ち第一の状態であれば、端末は、このターゲットCSIを選択していない。即ち端末は、bitが0であるCSIに対応するTRPのスケジューリングに参加することを望まず、又はネットワーク側機器がbitが0であるCSIを使用してスケジューリングすることを望まないことを意味し、且つbitが0であるターゲットCSIが二つ又は複数のpartを含む場合、端末は、part1以外の他のpartを報告しない。
【0092】
ターゲットCSIに対応するビット(bit)が有効、例えば1、即ち第二の状態であれば、端末は、このターゲットCSIを選択している。即ち端末は、bitが1であるCSIに対応するTRPのスケジューリングに参加することを望み、又はネットワーク側機器がbitが1であるCSIを使用してスケジューリングすることを望むことを意味し、且つbitが1であるターゲットCSIが二つ又は複数のpartを含む場合、端末は、part1を報告するほか、その他のpartも報告する。
【0093】
説明すべきこととして、本出願の実施例によるチャネル状態情報決定方法では、実行本体は、チャネル状態情報決定装置、又は、このチャネル状態情報決定装置におけるチャネル状態情報決定方法を実行するための制御モジュールであってもよい。
【0094】
本出願の実施例によるチャネル状態情報決定方法では、実行本体は、チャネル状態情報決定装置、又は、このチャネル状態情報決定装置におけるチャネル状態情報決定方法を実行するための制御モジュールであってもよい。
【0095】
以下の実施例では、報告設定決定装置による報告設定決定方法の実行を例にして、本出願の実施例による報告設定決定装置を説明する。
【0096】
図4は、本出願の実施例によるチャネル状態情報決定装置の構造図であり、チャネル状態情報決定装置400は、端末によって実行され、
複数組のチャネル測定リソースCMRと複数組の干渉測定リソースIMRとの間のマッピング関係と、
複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係と、のうちの少なくとも一つのマッピング関係に基づき、第一のチャネル状態情報CSIレポートを決定するための決定モジュール401を含み、
ここで、各組のCMRは、一つ又は複数のCMRを含み、各組のIMRは、一つ又は複数のIMRを含む。
【0097】
さらに、前記第一のCSIレポートが一つのCSI報告設定に対応する場合、複数のCMRが一つのIMRにマッピングされれば、前記第一のCSIレポートはさらに、IMRの複数の疑似コロケーションQCL情報又は複数の伝送配置インジケータTCI状態に基づいて決定される。
【0098】
さらに、前記第一のCSIレポートが一つのCSI報告設定に対応する場合、前記第一のCSIレポートは、
チャネル状態情報リソースインジケータCRIと、プリコーディングマトリックスインジケータPMIと、ランクインジケータRIと、チャネル品質インジケータCQIと、リファレンス信号受信パワーRSRPと、信号対干渉雑音比SINRと、レイヤインジケータLIと、複合コードブックインデックスI1とSSBRIとのうちの少なくとも一つの報告パラメータを含み、
前記報告パラメータは、
無線リソース制御RRC配置によって決定されることと、
物理下りリンク制御チャネルPDCCH配置における制御リソースセットプールインデックスの数、又は、前記制御リソースセットプールインデックスの数と前記制御リソースセットプールインデックスのインデックス値によって決定されることと、
CSIレポート配置に新たに追加された、レポート数に関連する内容によって決定されることと、
CSIレポート配置に新たに追加された、レポート数を指示するためのフィールドによって決定されることと、のうちの少なくとも一つの方式によって決定される。
【0099】
さらに、前記PDCCH配置が一つの制御リソースセットプールインデックスを含み、又は、前記PDCCH配置が制御リソースセットプールインデックスを含まない場合、前記ターゲットCSIレポートに含まれる前記報告パラメータのうちの各パラメータの数は、同じであり、又は異なり、
又は、
前記PDCCH配置が複数の制御リソースセットプールインデックスを含み、且つ各制御リソースセットプールインデックスのインデックス値が異なる場合、前記ターゲットCSIレポートに含まれる前記報告パラメータのうちの各パラメータの数は、前記制御リソースセットプールインデックスの数と同じであり、又は、前記ターゲットCSIレポートに含まれる前記報告パラメータのうちの各パラメータの数は、送受信ポイントTRPの数と同じである。
【0100】
さらに、前記複数組のCMRと複数組のIMRとの間のマッピング関係は、
複数組のCMRと複数組のIMRとの間で一対一マッピングされることを含み、
ここで、マッピング関係を有する第一組のCMRと第一組のIMRに対し、第一組のCMRのうちのCMRは、第一組のIMRのうちのIMRと一対一マッピングされ、又は、第一組のCMRのうちの複数のCMRは、第一組のIMRのうちの一つのIMRにマッピングされ、前記第一組のCMRは、前記複数組のCMRのうちの一組であり、前記第一組のIMRは、前記複数組のIMRのうちの一組である。
【0101】
さらに、第一組のCMRのうちのCMRが、第一組のIMRのうちのIMRと一対一マッピングされる場合、前記第一組のIMRのうちのIMRのQCL情報は、マッピングされるCMRのQCL情報と同じであり、又は前記第一組のIMRのうちのIMRのTCI状態は、マッピングされるCMRのTCI状態と同じである。
【0102】
さらに、前記IMRは、非ゼロパワーチャネル状態情報リファレンス信号NZP CSI-RS IMR、又は、チャネル状態情報干渉測定CSI-IM IMRである。
【0103】
さらに、前記複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係は、
複数組のCMRが第二組のIMRにマッピングされることを含み、
ここで、マッピング関係を有する第二組のCMRと前記第二組のIMRに対し、第二組のCMRのうちのCMRは、第二組のIMRのうちのIMRと一対一マッピングされ、又は、第二組のCMRのうちの複数のCMRは、第二組のIMRのうちの一つのIMRにマッピングされ、前記第二組のCMRは、前記複数組のCMRのうちの一組である。
【0104】
さらに、前記複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係は、
複数組のCMRが第三組のIMRにマッピングされることを含み、
各組のCMRのうちのCMRと第三組のIMRのうちのIMRがいずれも一対一マッピングされる場合、第三組のIMRのうちのIMRは、複数のQCL情報又は複数のTCI状態を有し、
ここで、複数のQCL情報のうちの一つのQCL情報は、各組のCMRのうちの一つのCMRのQCL情報と同じであり、IMRの異なるQCL情報は、異なるCMRに対応し、
複数のTCI状態のうちの一つのTCI状態は、各組のCMRのうちの一つのCMRのTCI状態と同じであり、IMRの異なるTCI状態は、異なるCMRに対応する。
【0105】
さらに、N個のCMRが一つのIMRにマッピングされる場合、前記N個のCMR間に干渉測定リソースの測定タイミングがなければ、前記N個のCMRに対応するIMRは、直近のN個の測定タイミング上の干渉測定リソースを第一の予め設定されるルールに従って前記N個のCMRにマッピングすることによって決定され、前記Nは、1よりも大きい整数であり、
又は、
N個のCMRが一つのIMRにマッピングされる場合、前記N個のCMR間に干渉測定リソースの測定タイミングがあれば、前記N個のCMRのうちの一番目のCMRに対応するIMRは、前記一番目のCMRより前に他のCMRによってマッピングされていない直近の一つの測定タイミング上の干渉測定リソースであり、且つ前記N個のCMRのうちのn番目のCMRに対応するIMRは、前記n番目のCMRより前に他のCMRによってマッピングされていない直近の一つの測定タイミング上の干渉測定リソースであり、nは、1よりも大きく、且つN以下の整数であり、前記n-1番目のCMRの出現順番は、n番目のCMRよりも早く、前記N個のCMRによりマッピングされる測定タイミングの順序は、N番目のCMRから一番目のCMRまでである。
【0106】
さらに、前記第一の予め設定されるルールは、前記N個のCMRのうちのCMRに対応するIMRが、直近のN個の測定タイミングのうちの各測定タイミング上の干渉測定リソースと一対一対応することである。
【0107】
さらに、前記IMRの複数のQCL情報の使用方式は、一回の測定タイミングが一つのQCL情報を使用し、又は、一回の測定タイミングが複数のQCL情報を使用することを含む。
【0108】
さらに、M個のCMRが一つのIMRにマッピングされる場合、前記M個のCMR間に干渉測定リソースの測定タイミングがなければ、前記M個のCMRに対応するIMRのQCL情報は、直近のM個の測定タイミング上の干渉測定リソースを第二の予め設定されるルールに従って前記M個のCMRにマッピングすることによって決定される、前記Mは、1よりも大きい整数であり、
又は、
M個のCMRが一つのIMRにマッピングされる場合、前記M個のCMR間に干渉測定リソースの測定タイミングがあれば、前記M個のCMRのうちの一番目のCMRに対応するIMRのQCL情報は、前記一番目のCMRより前に他のCMRによってマッピングされていない直近の一つの測定タイミング上の干渉測定リソースに基づいて決定され、且つ前記M個のCMRのうちのm番目のCMRに対応するIMRのQCL情報は、前記m番目のCMRより前に他のCMRによってマッピングされていない直近の一つの測定タイミング上の干渉測定リソースに基づいて決定され、mは、1よりも大きく、且つM以下の整数であり、前記m-1番目のCMRの出現順番は、m番目のCMRよりも早く、前記M個のCMRによりマッピングされる測定タイミングの順序は、M番目のCMRから一番目のCMRまでである。
【0109】
さらに、前記装置は、
第二のCSIレポートを送信するための第一の送信モジュールをさらに含み、
前記第二のCSIレポートは、第一のターゲットCSIレポートと、第二のターゲットCSIレポートとを含み、前記第一のターゲットCSIレポートは、前記第一のCSIレポートに含まれる複数のターゲットCSIレポートのうちの選択されていないターゲットCSIレポートであり、前記第二のターゲットCSIレポートは、前記複数のターゲットCSIレポートのうちの選択されたターゲットCSIレポートである。
【0110】
さらに、前記第一のターゲットCSIレポートの第一の部分は、
CQIインデックス値が0又は第一の指定値であることと、
RIインデックス値が0又は第二の指定値であることと、
ビットマップにより指示されるCSIの状態が第一の状態であることと、のうちの少なくとも一つを含む。
【0111】
さらに、前記第二のターゲットCSIレポートの第一の部分は、
CQIインデックス値が0でなく、又は第一の指定値でないことと、
RIインデックス値が0でなく、又は第二の指定値でないことと、
CRIと、
ビットマップにより指示されるCSIの状態が第二の状態であることと、のうちの少なくとも一つを含む。
【0112】
さらに、前記第二のCSIレポートは、前記第一のターゲットCSIレポートの前記第一の部分、及び/又は、前記第二のターゲットCSIレポートのすべての内容を含む。
【0113】
さらに、前記装置は、
複数回送信する方式を採用して第三のCSIレポートを送信するための第二の送信モジュールであって、前記第三のCSIレポートが、第一のターゲットCSIレポートと第二のターゲットCSIレポートに基づいて決定される第二の送信モジュール、
又は、
前記第二のターゲットCSIレポートに対応する報告パラメータを含む連携CSIレポートを送信するための第三の送信モジュールをさらに含み、
ここで、前記第一のターゲットCSIレポートは、前記第一のCSIレポートに含まれる複数のターゲットCSIレポートのうちの選択されていないターゲットCSIレポートであり、前記第二のターゲットCSIレポートは、前記複数のターゲットCSIレポートのうちの選択されたターゲットCSIレポートである。
【0114】
さらに、前記複数のターゲットCSIレポートが異なる物理上りリンク制御チャネルPUCCHリソース又は物理上りリンク共有チャネルPUSCHリソースに対応する場合、複数回送信する方式を採用して第三のCSIレポートを送信し、前記複数のターゲットCSIレポートが同じPUCCHリソース又はPUSCHリソースに対応する場合、連携CSIレポートを送信する。
【0115】
本出願の実施例におけるチャネル状態情報決定装置400は、装置であってもよく、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。
【0116】
本出願の実施例におけるチャネル状態情報決定装置400は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。このオペレーティングシステムは、アンドロイド(Android)オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0117】
本出願の実施例によるチャネル状態情報決定装置400は、図2の方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0118】
図5は、本出願の実施例による報告設定決定装置の構造図であり、報告設定決定装置500は、ネットワーク側機器によって実行され、
複数組のチャネル測定リソースCMRと複数組の干渉測定リソースIMRとの間のマッピング関係と、
複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係と、のうちの少なくとも一つのマッピング関係を含む報告設定を配置するための配置モジュール501を含み、
ここで、各組のCMRは、一つ又は複数のCMRを含み、各組のIMRは、一つ又は複数のIMRを含む。
【0119】
さらに、前記複数組のCMRのうちの各組のCMRは、一つの送受信ポイントTRP又は伝送配置インジケータTCI状態に対応し、前記複数組のCMRのオフセットは、同じであり、又は異なる。
【0120】
さらに、前記装置は、
端末により選択されていない第一のターゲットCSIレポート、及び/又は、前記端末により選択された第二のターゲットCSIレポートを含むCSIレポートを受信するための受信モジュールをさらに含む。
【0121】
さらに、前記装置は、
前記第一のターゲットCSIに対応するTRPをスケジューリングしないための非スケジューリングモジュール、
及び/又は、
前記第一のターゲットCSIに対応するTRPをスケジューリングするためのスケジューリングモジュールをさらに含む。
【0122】
さらに、前記第一のターゲットCSIレポートの第一の部分は、
チャネル品質インジケータCQIインデックス値が0又は第一の指定値であることと、
ランクインジケータRIインデックス値が0又は第二の指定値であることと、
ビットマップにより指示されるCSIの状態が第一の状態であることと、のうちの少なくとも一つを含む。
【0123】
さらに、前記第二のターゲットCSIレポートの第一の部分は、
チャネル品質インジケータCQIインデックス値が0でなく、又は第一の指定値でないことと、
ランクインジケータRIインデックス値が0でなく、又は第二の指定値でないことと、
チャネル状態情報リソースインジケータCRIと、
ビットマップにより指示されるCSIの状態が第二の状態であることと、のうちの少なくとも一つを含む。
【0124】
本出願の実施例による報告設定決定装置500は、図3の方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0125】
選択的に、図6に示すように、本出願の実施例は、通信機器70をさらに提供し、プロセッサ71と、メモリ72と、メモリ72に記憶されており、且つ前記プロセッサ71上で運行できるプログラム又は命令とを含む。例えばこの通信機器70が端末である場合、このプログラム又は命令がプロセッサ71により実行される時、上記図2に示すチャネル状態情報決定方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。この通信機器70がネットワーク側機器である場合、このプログラム又は命令がプロセッサ71により実行される時、上記図3に示す報告設定決定方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0126】
図7は、本出願の実施例を実現する端末のハードウェア構造概略図である。
【0127】
この端末1000は、無線周波数ユニット1001、ネットワークモジュール1002、オーディオ出力ユニット1003、入力ユニット1004、センサ1005、表示ユニット1006、ユーザ入力ユニット1007、インターフェースユニット1008、メモリ1009、及びプロセッサ1010などの部材を含むが、それらに限らない。
【0128】
当業者であれば理解できるように、端末1000は、各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ1010にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。図7に示す端末構造は、端末に対する限定を構成せず、端末は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよく、ここではこれ以上説明しない。
【0129】
理解すべきこととして、本出願の実施例では、入力ユニット1004は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)10041とマイクロホン10042を含んでもよく、グラフィックスプロセッサ10041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。表示ユニット1006は、表示パネル10061を含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどの形式で表示パネル10061が配置されてもよい。ユーザ入力ユニット1007は、タッチパネル10071及び他の入力機器10072を含む。タッチパネル10071は、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル10071は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。他の入力機器10072は、物理的キーボード、機能キー(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らず、ここではこれ以上説明しない。
【0130】
本出願の実施例では、無線周波数ユニット1001は、ネットワーク側機器からの下りリンクのデータを受信した後に、プロセッサ1010に処理させ、また、上りリンクのデータを基地局に送信する。一般的には、無線周波数ユニット1001は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。
【0131】
メモリ1009は、ソフトウェアプログラム又は命令及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ1009は、主にプログラム又は命令記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよい。ここで、プログラム又は命令記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム又は命令(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができる。なお、メモリ1009は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリを含んでもよい。ここで、非揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスであってもよい。
【0132】
プロセッサ1010は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ1010は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合してもよい。ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェースとアプリケーションプログラム又は命令などを処理するものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するものであり、例えばベースバンドプロセッサである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ1010に統合されなくてもよい。
【0133】
ここで、プロセッサ1010は、
複数組のチャネル測定リソースCMRと複数組の干渉測定リソースIMRとの間のマッピング関係と、
複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係と、のうちの少なくとも一つのマッピング関係に基づき、第一のチャネル状態情報CSIレポートを決定するために用いられ、
ここで、各組のCMRは、一つ又は複数のCMRを含み、各組のIMRは、一つ又は複数のIMRを含む。
【0134】
さらに、前記第一のCSIレポートが一つのCSI報告設定に対応する場合、複数のCMRが一つのIMRにマッピングされれば、前記第一のCSIレポートはさらに、IMRの複数の疑似コロケーションQCL情報又は複数の伝送配置インジケータTCI状態に基づいて決定される。
【0135】
さらに、前記第一のCSIレポートが一つのCSI報告設定に対応する場合、前記第一のCSIレポートは、
チャネル状態情報リソースインジケータCRI、プリコーディングマトリックスインジケータPMIと、ランクインジケータRIと、チャネル品質インジケータCQIと、リファレンス信号受信パワーRSRPと、信号対干渉雑音比SINRと、レイヤインジケータLIと、複合コードブックインデックスI1と、SSBRIとのうちの少なくとも一つの報告パラメータを含み、
前記報告パラメータは、
無線リソース制御RRC配置によって決定されることと、
物理下りリンク制御チャネルPDCCH配置における制御リソースセットプールインデックスの数、又は、前記制御リソースセットプールインデックスの数と前記制御リソースセットプールインデックスのインデックス値によって決定されることと、
CSIレポート配置に新たに追加された、レポート数に関連する内容によって決定されることと、
CSIレポート配置に新たに追加された、レポート数を指示するためのフィールドによって決定されることと、のうちの少なくとも一つの方式によって決定される。
【0136】
さらに、前記PDCCH配置が一つの制御リソースセットプールインデックスを含み、又は、前記PDCCH配置が制御リソースセットプールインデックスを含まない場合、前記ターゲットCSIレポートに含まれる前記報告パラメータのうちの各パラメータの数は、同じであり、又は異なり、
又は、
前記PDCCH配置が複数の制御リソースセットプールインデックスを含み、且つ各制御リソースセットプールインデックスのインデックス値が異なる場合、前記ターゲットCSIレポートに含まれる前記報告パラメータのうちの各パラメータの数は、前記制御リソースセットプールインデックスの数と同じであり、又は、前記ターゲットCSIレポートに含まれる前記報告パラメータのうちの各パラメータの数は、送受信ポイントTRPの数と同じである。
【0137】
さらに、前記複数組のCMRと複数組のIMRとの間のマッピング関係は、
複数組のCMRと複数組のIMRとの間で一対一マッピングされることを含み、
ここで、マッピング関係を有する第一組のCMRと第一組のIMRに対し、第一組のCMRのうちのCMRは、第一組のIMRのうちのIMRと一対一マッピングされ、又は、第一組のCMRのうちの複数のCMRは、第一組のIMRのうちの一つのIMRにマッピングされ、前記第一組のCMRは、前記複数組のCMRのうちの一組であり、前記第一組のIMRは、前記複数組のIMRのうちの一組である。
【0138】
さらに、第一組のCMRのうちのCMRが、第一組のIMRのうちのIMRと一対一マッピングされる場合、前記第一組のIMRのうちのIMRのQCL情報は、マッピングされるCMRのQCL情報と同じであり、又は前記第一組のIMRのうちのIMRのTCI状態は、マッピングされるCMRのTCI状態と同じである。
【0139】
さらに、前記IMRは、非ゼロパワーチャネル状態情報リファレンス信号NZP CSI-RS IMR、又は、チャネル状態情報干渉測定CSI-IM IMRである。
【0140】
さらに、前記複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係は、
複数組のCMRが第二組のIMRにマッピングされることを含み、
ここで、マッピング関係を有する第二組のCMRと前記第二組のIMRに対し、第二組のCMRのうちのCMRは、第二組のIMRのうちのIMRと一対一マッピングされ、又は、第二組のCMRのうちの複数のCMRは、第二組のIMRのうちの一つのIMRにマッピングされ、前記第二組のCMRは、前記複数組のCMRのうちの一組である。
【0141】
さらに、前記複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係は、
複数組のCMRが第三組のIMRにマッピングされることを含み、
各組のCMRのうちのCMRと第三組のIMRのうちのIMRがいずれも一対一マッピングされる場合、第三組のIMRのうちのIMRは、複数のQCL情報又は複数のTCI状態を有し、
ここで、複数のQCL情報のうちの一つのQCL情報は、各組のCMRのうちの一つのCMRのQCL情報と同じであり、IMRの異なるQCL情報は、異なるCMRに対応し、
複数のTCI状態のうちの一つのTCI状態は、各組のCMRのうちの一つのCMRのTCI状態と同じであり、IMRの異なるTCI状態は、異なるCMRに対応する。
【0142】
さらに、N個のCMRが一つのIMRにマッピングされる場合、前記N個のCMR間に干渉測定リソースの測定タイミングがなければ、前記N個のCMRに対応するIMRは、直近のN個の測定タイミング上の干渉測定リソースを第一の予め設定されるルールに従って前記N個のCMRにマッピングすることによって決定され、前記Nは、1よりも大きい整数であり、
又は、
N個のCMRが一つのIMRにマッピングされる場合、前記N個のCMR間に干渉測定リソースの測定タイミングがあれば、前記N個のCMRのうちの一番目のCMRに対応するIMRは、前記一番目のCMRより前に他のCMRによってマッピングされていない直近の一つの測定タイミング上の干渉測定リソースであり、且つ前記N個のCMRのうちのn番目のCMRに対応するIMRは、前記n番目のCMRより前に他のCMRによってマッピングされていない直近の一つの測定タイミング上の干渉測定リソースであり、nは、1よりも大きく、且つN以下の整数であり、前記n-1番目のCMRの出現順番は、n番目のCMRよりも早く、前記N個のCMRによりマッピングされる測定タイミングの順序は、N番目のCMRから一番目のCMRまでである。
【0143】
さらに、前記第一の予め設定されるルールは、前記N個のCMRのうちのCMRに対応するIMRが、直近のN個の測定タイミングのうちの各測定タイミング上の干渉測定リソースと一対一対応することである。
【0144】
さらに、前記IMRの複数のQCL情報の使用方式は、一回の測定タイミングが一つのQCL情報を使用し、又は、一回の測定タイミングが複数のQCL情報を使用することを含む。
【0145】
さらに、M個のCMRが一つのIMRにマッピングされる場合、前記M個のCMR間に干渉測定リソースの測定タイミングがなければ、前記M個のCMRに対応するIMRのQCL情報は、直近のM個の測定タイミング上の干渉測定リソースを第二の予め設定されるルールに従って前記M個のCMRにマッピングすることによって決定され、前記Mは、1よりも大きい整数であり、
又は、
M個のCMRが一つのIMRにマッピングされる場合、前記M個のCMR間に干渉測定リソースの測定タイミングがあれば、前記M個のCMRのうちの一番目のCMRに対応するIMRのQCL情報は、前記一番目のCMRより前に他のCMRによってマッピングされていない直近の一つの測定タイミング上の干渉測定リソースに基づいて決定され、且つ前記M個のCMRのうちのm番目のCMRに対応するIMRのQCL情報は、前記m番目のCMRより前に他のCMRによってマッピングされていない直近の一つの測定タイミング上の干渉測定リソースに基づいて決定され、mは、1よりも大きく、且つM以下の整数であり、前記m-1番目のCMRの出現順番は、m番目のCMRよりも早く、前記M個のCMRによりマッピングされる測定タイミングの順序は、M番目のCMRから一番目のCMRまでである。
【0146】
さらに、無線周波数ユニット1001は、第二のCSIレポートを送信するために用いられ、
前記第二のCSIレポートは、第一のターゲットCSIレポートと、第二のターゲットCSIレポートとを含み、前記第一のターゲットCSIレポートは、前記第一のCSIレポートに含まれる複数のターゲットCSIレポートのうちの選択されていないターゲットCSIレポートであり、前記第二のターゲットCSIレポートは、前記複数のターゲットCSIレポートのうちの選択されたターゲットCSIレポートである。
【0147】
さらに、前記第一のターゲットCSIレポートの第一の部分は、
CQIインデックス値が0又は第一の指定値であることと、
RIインデックス値が0又は第二の指定値であることと、
ビットマップにより指示されるCSIの状態が第一の状態であることと、のうちの少なくとも一つを含む。
【0148】
さらに、前記第二のターゲットCSIレポートの第一の部分は、
CQIインデックス値が0でなく、又は第一の指定値でないことと、
RIインデックス値が0でなく、又は第二の指定値でないことと、
CRIと、
ビットマップにより指示されるCSIの状態が第二の状態であることと、のうちの少なくとも一つを含む。
【0149】
さらに、前記第二のCSIレポートは、前記第一のターゲットCSIレポートの前記第一の部分、及び/又は、前記第二のターゲットCSIレポートのすべての内容を含む。
【0150】
さらに、前記第一のCSIレポートが複数のCSI報告設定に対応する場合、無線周波数ユニット1001は、
複数回送信する方式を採用して第三のCSIレポートを送信することであって、前記第三のCSIレポートが、第一のターゲットCSIレポートと第二のターゲットCSIレポートに基づいて決定されること、
又は、
前記第二のターゲットCSIレポートに対応する報告パラメータを含む連携CSIレポートを送信することに用いられ、
ここで、前記第一のターゲットCSIレポートは、前記第一のCSIレポートに含まれる複数のターゲットCSIレポートのうちの選択されていないターゲットCSIレポートであり、前記第二のターゲットCSIレポートは、前記複数のターゲットCSIレポートのうちの選択されたターゲットCSIレポートである。
【0151】
さらに、前記複数のターゲットCSIレポートが異なる物理上りリンク制御チャネルPUCCHリソース又は物理上りリンク共有チャネルPUSCHリソースに対応する場合、複数回送信する方式を採用して第三のCSIレポートを送信し、
前記複数のターゲットCSIレポートが同じPUCCHリソース又はPUSCHリソースに対応する場合、連携CSIレポートを送信する。
【0152】
上記実施例による端末1000は、図2の方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0153】
具体的には、本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供する。図8に示すように、このネットワーク側機器1100は、アンテナ111、無線周波数装置112、ベースバンド装置113を含む。アンテナ111と無線周波数装置112とが接続される。上りリンク方向において、無線周波数装置112は、アンテナ111を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置113に送信して処理させる。下りリンク方向において、ベースバンド装置113は、送信する情報を処理し、無線周波数装置112に送信し、無線周波数装置112は、受信した情報を処理した後にアンテナ111を介して送出する。
【0154】
上記周波数帯域処理装置は、ベースバンド装置113に位置してもよく、以上の実施例においてネットワーク側機器により実行される方法は、ベースバンド装置113に実現されてもよく、このベースバンド装置113は、プロセッサ114とメモリ115とを含む。
【0155】
ベースバンド装置113は、例えば少なくとも一つのベースバンドボードを含んでもよく、このベースバンドボード上に複数のチップが設置され、図8に示すように、そのうちの一つのチップは、例えばプロセッサ114であり、メモリ115と接続されて、メモリ115におけるプログラムを呼び出し、以上の方法の実施例に示すネットワーク操作を実行する。
【0156】
このベースバンド装置113は、ネットワークインターフェース116をさらに含んでもよく、無線周波数装置112との情報のやり取りに用いられ、このインターフェースは、例えば共通公衆無線インターフェース(common public radio interface、CPRIと略称)である。
【0157】
具体的には、本発明の実施例のネットワーク側機器は、メモリ115に記憶されており、且つプロセッサ114上で運行できる命令又はプログラムをさらに含み、プロセッサ114は、メモリ115における命令又はプログラムを呼び出し、図5に示す各モジュールにより実行される方法を実行し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0158】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、図2又は図3に記載の方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0159】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の端末又はネットワーク側機器におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0160】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、ネットワーク側機器のプログラム又は命令を運行し、上記図2図3の方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0161】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0162】
本出願の実施例は、コンピュータプログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム製品は、非一時的記憶媒体に記憶されており、前記コンピュータプログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、上記図2図3の方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0163】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「・・・を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は記述された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0164】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって具現化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワークなどであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0165】
当業者であれば意識できるように、本明細書に開示された実施例を結び付けて記述された各例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせで実現されることができる。これらの機能がハードウェア方式で実行されるかソフトウェア方式で実行されるかは、技術案の特定の応用及び設計拘束条件によるものである。当業者は、各特定の応用に対して異なる方法を使用して、記述された機能を実現することができるが、このような実現は、本開示の範囲を超えていると考えられるべきではない。
【0166】
当業者であればはっきりと分かるように、記述の利便性および簡潔性のために、以上に記述されたシステム、装置とユニットの具体的な作動プロセスは、前述方法の実施例における対応するプロセスを参照すればよく、ここではこれ以上説明しない。
【0167】
本出願による実施例では、理解すべきこととして、掲示された装置と方法は、他の方式によって実現されてもよい。例えば、以上に記述された装置の実施例は、例示的なものに過ぎず、前記ユニットの区分は、単なる論理的機能区分であり、実際に実現する時、別の区分方式があってもよく、複数のユニット又はアセンブリは、別のシステムに結合されてもよく、又は統合されてもよく、又はいくつかの特徴が無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。また、表示又は討論された同士間の結合又は直接的な結合又は通信接続は、いくつかのインターフェース、装置又はユニットによる間接的な結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的、又は他の形式であってもよい。
【0168】
前記分離部材として説明されたユニットは、物理的に分離されてもよく、又は分離されなくてもよく、ユニットとして表示された部材は、物理的ユニットであってもよく、又はそうではなくてもよく、一つの箇所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際の必要に応じてそのうちの一部又はすべてのユニットを選択して本実施例の方案の目的を実現することができる。
【0169】
また、本開示の各実施例における各機能ユニットが一つの処理ユニットに統合されてもよく、各ユニットが物理的に単独で存在してもよく、二つ以上のユニットが一つのユニットに統合されてもよい。
【0170】
前記機能がソフトウェア機能ユニットの形式で実現されかつ独立した製品として販売又は使用される場合、一つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解を踏まえて、本開示の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分又はこの技術案の部分がソフトウェア製品の形式によって具現化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体に記憶され、一台のコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器などであってもよい)に本開示の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるための若干の命令を含む。前述した記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスクなどの様々なプログラムコードを記憶可能な媒体を含む。
【0171】
当業者であれば理解できるように、上記実施例の方法における全部又は一部のフローを実現することは、コンピュータプログラムにより関連するハードウェアを制御して完了することができ、前記のプログラムは、一つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、このプログラムが実行される時、上記のような各方法の実施例のフローを含んでもよい。ここで、前記の記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)又はランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)などであってもよい。
【0172】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と特許請求の範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2023-06-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末によって実行されるチャネル状態情報決定方法であって、
複数組のチャネル測定リソースCMRと複数組の干渉測定リソースIMRとの間のマッピング関係と、
複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係と、のうちの少なくとも一つのマッピング関係に基づき、第一のチャネル状態情報CSIレポートを決定することを含み、
各組のCMRは、一つ又は複数のCMRを含み、各組のIMRは、一つ又は複数のIMRを含む、チャネル状態情報決定方法。
【請求項2】
第一のCSIレポートが一つのCSI報告設定に対応し、且つ複数のCMRが一つのIMRにマッピングされる場合、前記第一のCSIレポートはさらに、前記IMRの複数の疑似コロケーションQCL情報又は複数の伝送配置インジケータTCI状態に基づいて決定される、請求項1に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項3】
第一のCSIレポートが一つのCSI報告設定に対応する場合、前記第一のCSIレポートに含まれる報告パラメータは、
無線リソース制御RRC配置によって決定されることと、
物理下りリンク制御チャネルPDCCH配置における制御リソースセットプールインデックスの数、又は、前記制御リソースセットプールインデックスの数と前記制御リソースセットプールインデックスのインデックス値によって決定されることと、
CSIレポート配置に新たに追加された、レポート数に関連する内容によって決定されることと、
CSIレポート配置に新たに追加された、レポート数を指示するためのフィールドによって決定されることと、のうちの少なくとも一つの方式によって決定される、請求項1に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項4】
前記物理下りリンク制御チャネルPDCCH配置が一つの制御リソースセットプールインデックスを含む場合、又は、前記物理下りリンク制御チャネルPDCCH配置が制御リソースセットプールインデックスを含まない場合、ターゲットCSIレポートに含まれる前記報告パラメータのうちの各パラメータの数は、同じであり、又は異なり、
又は、
前記物理下りリンク制御チャネルPDCCH配置が複数の制御リソースセットプールインデックスを含み、且つ各制御リソースセットプールインデックスのインデックス値が異なる場合、前記ターゲットCSIレポートに含まれる前記報告パラメータのうちの各パラメータの数は、前記制御リソースセットプールインデックスの数と同じであり、又は、前記ターゲットCSIレポートに含まれる前記報告パラメータのうちの各パラメータの数は、送受信ポイントTRPの数と同じである、請求項3に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項5】
前記複数組のCMRと複数組のIMRとの間のマッピング関係は、
複数組のCMRと複数組のIMRとの間で一対一マッピングされることを含み、
マッピング関係を有する第一組のCMRと第一組のIMRに対し、第一組のCMRのうちのCMRは、第一組のIMRのうちのIMRと一対一マッピングされ、又は、第一組のCMRのうちの複数のCMRは、第一組のIMRのうちの一つのIMRにマッピングされ、前記第一組のCMRは、前記複数組のCMRのうちの一組であり、前記第一組のIMRは、前記複数組のIMRのうちの一組である、請求項1に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項6】
第一組のCMRのうちのCMRが、第一組のIMRのうちのIMRと一対一マッピングされる場合、前記第一組のIMRのうちのIMRのQCL情報は、マッピングされるCMRのQCL情報と同じであり、又は前記第一組のIMRのうちのIMRのTCI状態は、マッピングされるCMRのTCI状態と同じであり、
前記IMRは、非ゼロパワーチャネル状態情報リファレンス信号NZP CSI-RS IMR、又は、チャネル状態情報干渉測定CSI-IM IMRである、請求項5に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項7】
前記複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係は、
複数組のCMRが第二組のIMRにマッピングされることを含み、
マッピング関係を有する第二組のCMRと前記第二組のIMRに対し、第二組のCMRのうちのCMRは、第二組のIMRのうちのIMRと一対一マッピングされ、又は、第二組のCMRのうちの複数のCMRは、第二組のIMRのうちの一つのIMRにマッピングされ、前記第二組のCMRは、前記複数組のCMRのうちの一組である、請求項1に記載のチャネル状態情報決定方法。
【請求項8】
ネットワーク側機器によって実行される報告設定決定方法であって、
複数組のチャネル測定リソースCMRと複数組の干渉測定リソースIMRとの間のマッピング関係と、
複数組のCMRと一組のIMRとの間のマッピング関係と、のうちの少なくとも一つのマッピング関係を含む報告設定を配置することを含み、
各組のCMRは、一つ又は複数のCMRを含み、各組のIMRは、一つ又は複数のIMRを含む、報告設定決定方法。
【請求項9】
前記複数組のCMRのうちの各組のCMRは、一つの送受信ポイントTRP又は伝送配置インジケータTCI状態に対応し、前記複数組のCMRのオフセットは、同じであり、又は異なる、請求項8に記載の報告設定決定方法。
【請求項10】
端末により選択されていない第一のターゲットCSIレポート、及び/又は、前記端末により選択された第二のターゲットCSIレポートを含むCSIレポートを受信することをさらに含む、請求項8に記載の報告設定決定方法。
【請求項11】
CSIレポートを受信した後に、前記報告設定決定方法は、
前記第一のターゲットCSIに対応するTRPをスケジューリングしないこと、
及び/又は、
前記第一のターゲットCSIに対応するTRPをスケジューリングすることをさらに含む、請求項10に記載の報告設定決定方法。
【請求項12】
前記第一のターゲットCSIレポートの第一の部分は、
チャネル品質インジケータCQIインデックス値が0又は第一の指定値であることと、
ランクインジケータRIインデックス値が0又は第二の指定値であることと、
ビットマップにより指示されるCSIの状態が第一の状態であることと、のうちの少なくとも一つを含む、請求項10に記載の報告設定決定方法。
【請求項13】
前記第二のターゲットCSIレポートの第一の部分は、
チャネル品質インジケータCQIインデックス値が0でなく、又は第一の指定値でないことと、
ランクインジケータRIインデックス値が0でなく、又は第二の指定値でないことと、
チャネル状態情報リソースインジケータCRIと、
ビットマップにより指示されるCSIの状態が第二の状態であることと、のうちの少なくとも一つを含む、請求項10に記載の報告設定決定方法。
【請求項14】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項1から7のいずれか1項に記載のチャネル状態情報決定方法のステップを実現する、端末。
【請求項15】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項8から13のいずれか1項に記載の報告設定決定方法のステップを実現する、ネットワーク側機器。
【国際調査報告】