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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-08
(54)【発明の名称】吸収性物品用ベルト組立体
(51)【国際特許分類】
   A61F 13/49 20060101AFI20231031BHJP
   A61F 13/496 20060101ALI20231031BHJP
【FI】
A61F13/49 312A
A61F13/496
A61F13/49 413
A61F13/49 311Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023525109
(86)(22)【出願日】2021-10-06
(85)【翻訳文提出日】2023-04-25
(86)【国際出願番号】 US2021053705
(87)【国際公開番号】W WO2022103524
(87)【国際公開日】2022-05-19
(31)【優先権主張番号】63/111,790
(32)【優先日】2020-11-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】590005058
【氏名又は名称】ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー
【氏名又は名称原語表記】THE PROCTER & GAMBLE COMPANY
【住所又は居所原語表記】One Procter & Gamble Plaza, Cincinnati, OH 45202,United States of America
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100141830
【弁理士】
【氏名又は名称】村田 卓久
(74)【代理人】
【識別番号】100152423
【弁理士】
【氏名又は名称】小島 一真
(74)【代理人】
【識別番号】100196047
【弁理士】
【氏名又は名称】柳本 陽征
(72)【発明者】
【氏名】トン、リン
(72)【発明者】
【氏名】ドナルド、キャロル、ロー
【テーマコード(参考)】
3B200
【Fターム(参考)】
3B200AA01
3B200BB11
3B200CA03
3B200CA05
3B200CA06
3B200DA01
3B200DA21
3B200EA11
(57)【要約】
本開示は、吸収性物品のための前側及び後側腰部ベルト組立体に関する。いくつかの構成では、吸収性物品は、吸収性シャーシを含み得る。第1及び第2のベルトは、シャーシの対向する端部領域と接続され得る。第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも一方が、第1の基材と第2の基材との間に位置決めされ、かつそれらと接続された弾性材料を含み得る。第1の横方向縁部から第2の横方向縁部まで長手方向に延在するパネル層は、第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも一方と接続され得る。パネル層並びに/又は第1及び/若しくは第2のベルトの第1及び/若しくは第2の基材は、ベルトの幅及び/又は長さに沿って異なる特徴を含み得る。かかる特徴には、ベルト張力、しわ、接合パターン、及び/又は孔配置が含まれ得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸収性物品であって、
トップシート(138)、バックシート(136)、及び前記トップシート(138)と前記バックシート(136)との間に位置決めされた吸収性コア(140)を備えるシャーシ(102)であって、前記シャーシ(102)が、第1の端部領域(116a)、及び股部領域(119)によって前記第1の端部領域(116a)から長手方向に分離された第2の端部領域(118a)を更に備える、シャーシ(102)と、
前記シャーシ(102)の前記第1の端部領域(116a)と接続された第1のベルト(106)と、
前記シャーシ(102)の前記第2の端部領域(118a)と接続された第2のベルト(108)であって、前記第2のベルト(108)の横方向に対向する端部部分(108a、108b)が、前記第1のベルト(106)の横方向に対向する端部部分(106a、106b)と接続されて、腰部開口部(110)を形成する、第2のベルトと、を備え、
前記第1のベルト(106)及び前記第2のベルト(108)のうちの少なくとも一方が、
前記腰部開口部(110)の一部分に沿って延在する遠位縁部(121、122)と、
第1の基材(162)と第2の基材(164)との間に位置決めされ、それらと接続された弾性材料(167)であって、前記第1の基材(162)と前記第2の基材(164)との間に位置決めされ、それらと接続された第1の複数の弾性ストランド(168)と、を備え、前記第1の複数の弾性ストランド(168)が、約0.25mm~約4mmの平均ストランド間隔及び約10~約500の平均Dtexを有し、
前記第1の基材(162)及び前記第2の基材(164)が各々、着用者に面する表面(162d、164d)と、衣類に面する表面(162c、164c)と、を備える、弾性材料(167)と、
前記第2の基材(164)の前記着用者側表面(164d)と接続されたパネル層(165)であって、第1の横方向縁部(165a)及び第2の横方向縁部(165b)を備え、前記第1の横方向縁部(165a)が、前記第2の横方向縁部(165b)の長手方向外側に位置決めされている、パネル層(165)と、を備える、吸収性物品。
【請求項2】
前記パネル層(165)の前記第1の横方向縁部(165a)が、前記第1のベルト(106)及び前記第2のベルト(108)のうちの少なくとも一方の前記遠位縁部(121、122)と境界を接して位置決めされている、請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項3】
前記パネル層(165)の前記第1の横方向縁部(165a)が、前記第1のベルト(106)及び前記第2のベルト(108)のうちの少なくとも一方の前記遠位縁部(121、122)の長手方向内側に位置決めされている、請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項4】
前記第1の基材(162)及び前記第2の基材(164)のうちの少なくとも一方が、前記バックシート(136)を横切って延在する近位縁部(162b、164b)を備える、請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項5】
前記弾性材料(167)が、弾性フィルムを備える、請求項1~4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
【請求項6】
前記弾性材料(167)が、第2の複数の弾性ストランド(168)を更に含み、前記第2の複数の弾性ストランドが、約4mm超の平均ストランド間隔及び約450超の平均Dtexを含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
【請求項7】
前記第1の複数の弾性ストランド(168)及び前記第2の複数の弾性ストランド(168)のうちの少なくとも一方が、前記パネル層(165)と接合されている、請求項6に記載の吸収性物品。
【請求項8】
前記パネル層(165)を備える、前記第1のベルト(106)及び前記第2のベルト(108)のうちの少なくとも一方の第1の領域(R1)と、
前記パネル層(165)を備えていない前記第1の領域(R1)の外側の前記第1のベルト(106)及び前記第2のベルト(108)のうちの少なくとも一方の第2の領域(R2)と、を更に含み、
前記弾性材料(167)が収縮したとき、前記第1の領域(R1)及び前記第2の領域(R2)が各々、長手方向に延在するひだを備え、前記第1の領域(R1)が、第1のしわ頻度及び第1のしわ波長を含み、前記第2の領域(R2)が、第2のしわ頻度及び第2のしわ波長を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の吸収性物品。
【請求項9】
前記第1のしわ頻度が、前記第2のしわ頻度と等しくない、請求項8に記載の吸収性物品。
【請求項10】
前記第1のしわ頻度及び前記第2のしわ頻度のうちの少なくとも一方が、約0.40~約0.59であり、前記第1のしわ頻度及び前記第2のしわ頻度のうちの少なくとも一方が、約0.60~約2である、請求項9に記載の吸収性物品。
【請求項11】
前記第1のしわ波長及び前記第2のしわ波長のうちの少なくとも一方が、約0.50mm~約1.65mmであり、前記第1のしわ波長及び前記第2のしわ波長のうちの少なくとも一方が、約1.70mm~約2.50mmである、請求項10に記載の吸収性物品。
【請求項12】
前記第1の基材(162)が、第1の長手方向縁部と第2の長手方向縁部との間に第1の横方向幅W1を画定し、前記第2の基材(164)が、第1の長手方向縁部と第2の長手方向縁部との間に第2の横方向幅W2を画定し、前記パネル層が、第1の長手方向縁部と第2の長手方向縁部との間に第3の横方向幅W3を画定し、前記第3の横方向幅W3が、前記第1の横方向幅W1及び前記第2の横方向幅W2のうちの少なくとも一方に等しく、好ましくは、前記第3の横方向幅W3が、前記第1の横方向幅W1及び前記第2の横方向幅W2のうちの少なくとも一方より小さい、請求項1~11のいずれか一項に記載の吸収性物品。
【請求項13】
前記パネル層(165)が、積層体である、請求項1~12のいずれか一項に記載の吸収性物品。
【請求項14】
前記積層体が、第2の弾性材料を含む、請求項13に記載の吸収性物品。
【請求項15】
パネル層(165)が、前記シャーシ(102)の前記第1の端部領域(116a)の一部分を覆う、請求項1~14のいずれか一項に記載の吸収性物品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ベルトを含む吸収性物品、より具体的には、前側腰部ベルト組立体及び後側ベルト組立体に関する。
【背景技術】
【0002】
組み立てラインに沿って、前進する連続的な材料ウェブに構成要素を加え、かつ/又は別様にこのウェブを修正することによって、例えばおむつ及び他の吸収性物品などの様々なタイプの物品を組み立てることができる。例えば、いくつかのプロセスでは、前進する材料ウェブが、他の前進する材料ウェブと組み合わせられる。他の例では、前進する材料ウェブから作り出された個々の構成要素が、前進する材料ウェブと組み合わせられ、次いで、これらが他の前進する材料ウェブと組み合わせられる。いくつかの例では、前進するウェブ(単数又は複数)から作り出された個々の構成要素は、他の前進するウェブから作り出された他の個々の構成要素と組み合わされる。おむつを製造するために用いられる材料のウェブ及び構成部品は、バックシート、トップシート、脚部カフ、腰部バンド、吸収性コア構成要素、前側耳部及び/又は後側耳部、締結用構成要素、並びに、脚部弾性体、バリア脚部カフ弾性体、延伸サイドパネル及び腰部弾性体などの様々なタイプの弾性ウェブ及び構成要素を含んでもよい。いったん望ましい構成部分が組み立てられると、前進するウェブ及び構成部分は、最終的なナイフカットに供されて、ウェブを別個のおむつ又は他の吸収性物品に分離する。
【0003】
いくつかの吸収性物品は、エラストマー積層体を含む構成要素を有する。かかるエラストマー積層体は、1つ以上の不織布と結合した弾性材料を含み得る。弾性材料は、弾性フィルム及び/又は弾性ストランドを含み得る。いくつかの積層体では、複数の弾性ストランドは、複数のストランドが延伸状態にある間に、不織布に結合され、その結果、弾性ストランドが弛緩するとき、不織布は、不織布が弾性ストランドと接合する位置の間でひだを形成し、これにより波形及びしわを形成する。得られるエラストマー積層体は、波形によって弾性ストランドが伸長できる程度まで延伸可能である。
【0004】
撚りエラストマー積層体は、おむつパンツベルトを作製するために使用されることがある。いくつかの場合では、ベルトの幅及び/又は長さに沿って異なり得る特徴を有するおむつパンツベルトを提供することが望ましい場合がある。かかる特徴には、例えば、ベルト張力、しわ、接合パターン、及び開口部配置が含まれ得る。しかしながら、弾性積層体の局所領域にかかる様々な特徴を付与することは、吸収性物品組み立てプロセス中のウェブの取り扱い及び品質の課題に関連する様々な課題をもたらし得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
結果として、積層体の幅及び/又は長さに沿って異なる様々な特徴を有し、同時に組み立てられた積層体にかかる特徴を付与することに別様には関連し得る組み立てプロセスに関連する困難の一部を低減する構造を有する、おむつベルトとして使用するための弾性積層体を提供することが有益である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
吸収性物品は、トップシート、バックシート、及びトップシートとバックシートとの間に位置決めされた吸収性コアを含むシャーシであって、シャーシが、第1の端部領域と、股部領域によって第1の端部領域から長手方向に分離された第2の端部領域と、を更に含む、シャーシと、シャーシの第1の端部領域と接続された第1のベルトと、シャーシの第2の端部領域と接続された第2のベルトであって、第2のベルトの横方向に対向する端部部分が、第1のベルトの横方向に対向する端部部分と接続されて、腰部開口部を形成する、第2のベルトと、を備え、第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つが、第1の基材と第2の基材との間に位置決めされ、かつそれらと接続された弾性材料を含み、第1の基材及び第2の基材は各々、着用者に面する表面と、衣類に面する表面と、腰部開口部の一部分に沿って延在する遠位縁部と、を備え、パネル層であって、第1の基材の衣類側表面及び第2の基材の着用者に面する表面と接続された第3の基材を含み、パネル層が、腰部開口部の少なくとも一部分を画定する折り目に沿って折り畳まれる、パネル層と、を備える。
【0007】
吸収性物品は、トップシート、バックシート、及びトップシートとバックシートとの間に位置決めされた吸収性コアを含むシャーシであって、シャーシが、第1の端部領域と、股部領域によって第1の端部領域から長手方向に分離された第2の端部領域と、を更に含む、シャーシと、シャーシの第1の端部領域と接続された第1のベルトと、シャーシの第2の端部領域と接続された第2のベルトであって、第2のベルトの横方向に対向する端部部分が、第1のベルトの横方向に対向する端部部分に接続されて、腰部開口部を形成する、第2のベルトと、を備え第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つが、第1の基材と第2の基材との間に位置決めされ、かつそれらと接続された弾性材料を含み、第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つが、腰部開口部の一部分に沿って延在する遠位縁部を備え、第1の横方向縁部から第2の横方向縁部まで長手方向に延在するパネル層であって、第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つと接続されたパネル層と、パネル層を備える第1の領域と、パネル層を備えていない第1の領域の外の第2の領域と、を備え、弾性材料が収縮したとき、第1の領域及び第2の領域は各々、長手方向に延在するひだを備え、第1の領域は、第1のしわ頻度及び第1のしわ波長を含み、第2の領域は、第2のしわ頻度及び第2のしわ波長を含み、第1のしわ頻度は、第2のしわ頻度と等しくない。
【0008】
吸収性物品は、トップシート、バックシート、及びトップシートとバックシートとの間に位置決めされた吸収性コアを含むシャーシであって、シャーシが、第1の端部領域と、股部領域によって第1の端部領域から長手方向に分離された第2の端部領域と、を更に含む、シャーシと、シャーシの第1の端部領域と接続された第1のベルトと、シャーシの第2の端部領域と接続された第2のベルトであって、第2のベルトの横方向に対向する端部部分が、第1のベルトの横方向に対向する端部部分に接続されて、腰部開口部を形成する、第2のベルトと、を備え第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つが、第1の基材と第2の基材との間に位置決めされ、かつそれらと接続された弾性材料を含み、第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つが、腰部開口部の一部分に沿って延在する遠位縁部を備え、第1の横方向縁部から第2の横方向縁部まで長手方向に延在するパネル層であって、パネル層が、第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つと接続され、第1の基材が、第1のパターンで配置された第1の複数の別個の接合部で第2の基材と直接接合され、パネル層が、第2のパターンで配置された第2の複数の別個の接合部で第1の基材又は第2の基材と直接接合され、第1のパターンが、第2のパターンとは異なる、パネル層と、を備える。
【0009】
吸収性物品は、トップシート、バックシート、及びトップシートとバックシートとの間に位置決めされた吸収性コアを含むシャーシであって、シャーシが、第1の端部領域と、股部領域によって第1の端部領域から長手方向に分離された第2の端部領域と、を更に含む、シャーシと、シャーシの第1の端部領域と接続された第1のベルトと、シャーシの第2の端部領域と接続された第2のベルトであって、第2のベルトの横方向に対向する端部部分が、第1のベルトの横方向に対向する端部部分と接続されて、腰部開口部を形成する、第2のベルトと、を備え、第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つは、腰部開口部の一部分に沿って延在する遠位縁部を備え、第1の基材と第2の基材との間に位置決めされ、かつそれらと接続された弾性材料であって、第1の基材と第2の基材との間に位置決めされ、かつそれらと接続された第1の複数の弾性ストランドを含み、第1の複数の弾性ストランドが、約0.25mm~約4mmの平均ストランド間隔及び約10~約500の平均Dtexを有し、第1の基材及び第2の基材が各々、着用者に面する表面と、衣類に面する表面を備え、第2の基材の着用者表面と接続されたパネル層であって、第1の横方向縁部及び第2の横方向縁部を備え、第1の横方向縁部は、第2の横方向縁部の長手方向外側に位置決めされる、パネル層と、を備える。
【0010】
吸収性物品は、トップシート、バックシート、及びトップシートとバックシートとの間に位置決めされた吸収性コアを含むシャーシであって、シャーシが、第1の端部領域と、股部領域によって第1の端部領域から長手方向に分離された第2の端部領域と、を更に含む、シャーシと、シャーシの第1の端部領域と接続された第1のベルトと、シャーシの第2の端部領域と接続された第2のベルトであって、第2のベルトの横方向に対向する端部部分が、第1のベルトの横方向に対向する端部部分と接続されて、腰部開口部を形成する、第2のベルトと、を備え、第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つが、第1の基材と第2の基材との間に位置決めされ、かつそれらと接続された第1の複数の弾性ストランドを備え、第1の複数の弾性ストランドが、約0.25mm~約4mmの平均ストランド間隔及び約10~約500の平均Dtexを備え、第1の基材及び第2の基材が各々、着用者に面する表面、衣類に面する表面を備え、第1の基材が、第1の孔を備える。
【0011】
吸収性物品は、トップシート、バックシート、及びトップシートとバックシートとの間に位置決めされた吸収性コアを含むシャーシであって、シャーシが、第1の端部領域と、股部領域によって第1の端部領域から長手方向に分離された第2の端部領域と、を更に含む、シャーシと、中央領域によって第2の端部領域から横方向に分離された第1の端部領域を含む第1のベルトであって、中央領域が、シャーシの第1の端部領域と接続された、第1のベルトと、中央領域によって第2の端部領域から横方向に分離された第1の端部領域を含む第2のベルトであって、中央領域がシャーシの第2の端部領域と接続され、第2のベルトの第1及び第2の端部領域が、第1のベルトのそれぞれの第1及び第2の端部領域と接続されて、腰部開口部を形成する、第2のベルトと、を備え、第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つが、第1の基材と第2の基材との間に位置決めされ、かつそれらと接続された弾性材料を含み、第1の基材及び第2の基材が各々、着用者に面する表面と、衣類に面する表面と、を備え、第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つが、腰部開口部の一部分に沿って延在する遠位縁部と、バックシートを横切って延在する近位縁部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】予め締結された構成にあるおむつパンツの斜視図を示す。
図2A】着用者とは反対に面するおむつの部分が観察者に向いて配向されているおむつパンツの平面図を示す。
図2B】着用者に向かって面するおむつの部分が観察者に向いて配向されているおむつパンツの平面図を示す。
図2C】着用者とは反対に面するおむつの部分が観察者に向かって配向されたおむつパンツの平面図を示し、第1及び第2のベルトサイズ及び形状特徴を例解する。
図2D】着用者とは反対に面するおむつの部分が観察者に向かって配向されたおむつパンツの平面図を示し、第1及び第2のベルトサイズ及び形状特徴を例解する。
図2E】着用者とは反対に面するおむつの部分が観察者に向かって配向されたおむつパンツの平面図を示し、第1及び第2のベルトサイズ及び形状特徴を例解する。
図3】パネル層を有する第1及び第2の弾性ベルトを示す、線3-3に沿って取得された図2Aのおむつパンツの断面図である。
図3A】パネル層の代替構成の部分断面図である。
図3B】弾性ベルト基材の着用者に面する表面と接続されたパネル層の部分断面図である。
図3C】弾性ベルト基材の着用者に面する表面と接続され、シャーシの端部領域に部分的に重なり合うパネル層の部分断面図である。
図4A】弾性ベルト基材の衣類に面する表面と接続された積層体として構成されたパネル層の部分断面図である。
図4B】弾性ベルト基材の着用者に面する表面と接続された積層体として構成されたパネル層の部分断面図である。
図4C】折り畳まれた基材によって画定される積層体として構成されたパネル層の部分断面図である。
図4D】弾性ベルト基材の着用者に面する表面と接続された、折り畳まれた基材によって画定される積層体として構成されたパネル層の部分断面図である。
図4E】弾性ベルト基材の着用者に面する表面及び衣類に面する表面と接続された、折り畳まれた基材によって画定される積層体として構成されたパネル層の部分断面図である。
図4F】弾性ベルト基材の着用者に面する表面及び衣類に面する表面と接続された少なくとも2つの基材によって画定される積層体として構成されたパネル層の部分断面図である。
図5A】積層体として構成された第2の基材を有する第1及び第2の弾性ベルトを含む、線3-3に沿って取得された図2Aのおむつパンツの断面図である。
図5B】積層体として構成された第1の基材を有する第1及び第2の弾性ベルトを含む、線3-3に沿って取得された図2Aのおむつパンツの断面図である。
図5C】第1の基材が積層体として構成され、第1及び第2の弾性ベルトを接続する状態で、第1及び第2の弾性ベルトを含むおむつパンツの断面図である。
図5D】第1の基材が第1及び第2の弾性ベルトを接続する状態で、第1及び第2の弾性ベルトを含むおむつパンツの断面図である。
図6A】基材の折り畳まれた部分を含み、弾性ベルトの衣類に面する表面と接続された弾性ベルトの部分断面図である。
図6B】基材の折り畳まれた部分を含み、弾性ベルトの着用者に面する表面と接続された弾性ベルトの部分断面図である。
図6C】弾性ベルトの着用者に面する表面と接続された折り畳み部分を含む弾性ベルトの部分断面図である。
図6D】弾性ベルトの着用者に面する表面と接続され、シャーシの端部部分に重なり合う折り畳み部分を含む弾性ベルトの部分断面図である。
図7】第1及び第2の弾性ベルト上の第1の基材、第2の基材、並びにパネル層における接合部及び接合パターンを例解する、予め締結された構成にあるおむつパンツの斜視図を示す。
図8】第1及び第2の弾性ベルト上の第1の基材、第2の基材、並びにパネル層上の孔を例解する、予め締結された構成にあるおむつパンツの斜視図を示す。
図9】第1及び第2の弾性ベルト上の第1の基材、第2の基材、並びにパネル層上しわを例解する、予め締結された構成にあるおむつパンツの斜視図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
定義
本開示を理解する上で、以下の用語説明が有用であり得る。
【0014】
「吸収性物品」とは、身体滲出物を吸収し閉じ込める用具を指し、より詳細には、着用者の身体に接して又は近接して設置されて、身体から排出される様々な滲出物を吸収し閉じ込める用具を指す。吸収性物品の例としては、おむつ、トレーニングパンツ、プルオンパンツ型おむつ(すなわち、米国特許第6,120,487号に示されているような事前形成された腰部開口部及び脚部開口部を有するおむつ)、再締結可能なおむつ若しくはパンツ型おむつ、失禁用のブリーフ及び下着、おむつホルダー及びライナー、パンティーライナー、吸収性インサート、月経用パッドなどの婦人衛生衣類、などが挙げられる。
【0015】
「身体に面する」及び「衣類に面する」とは、それぞれ、要素、又は要素の表面、又は要素の群の相対位置を指す。「身体に面する」とは、要素又は表面が、何らかの他の要素又は表面よりも、着用時に着用者により近いことを示す。「衣類に面する」とは、要素又は表面が、何らかの他の要素又は表面よりも、着用時に着用者からより遠くにある(すなわち、要素又は表面が、使い捨て吸収性物品の上に着用され得る着用者の衣類に近接している)ことを示す。
【0016】
「弾性」、「エラストマー」、又は「エラストマー性」とは、弾性性状を示す材料を指し、これには、弛緩した初期長さに力を適用すると、初期長さの10%を超えて上回る伸長された長さに延伸又は伸長することができ、適用した力が解放されると、およそ初期長さに実質的に回復することになる任意の材料が含まれる。エラストマー材料としては、エラストマーフィルム、スクリム、不織布、リボン、ストランド、及び他のシート状構造体を挙げることができる。
【0017】
本明細書で使用するとき、「連結された」という用語は、ある要素を他の要素に直接付着させることによって、その要素が別の要素に直接固着される構成、並びにある要素を中間部材に付着させて、その中間部材を他の要素に付着させることによってその要素が別の要素に間接的に固着される構成を包含する。
【0018】
本明細書で使用するとき、「遠位」という用語は、身体の中心又は取り付け点から離れて載置される位置を説明するために使用され、「近位」という用語は、身体の中心又は取り付け点のより近くに載置される位置を説明するために使用される。
【0019】
本明細書において「基材」という用語は、主として二次元(すなわち、XY面内)であり、その長さ(X方向)及び幅(Y方向)に比べてその厚さ(Z方向)が比較的小さい(すなわち、1/10以下)材料を説明するために使用される。基材の非限定的な例としては、ウェブ、層(1つ又は複数)又は繊維性材料、不織布、高分子フィルム又は金属箔などのフィルム及び箔が挙げられる。これらの材料は、単独で使用される場合もあり、又は一体に積層された2つ以上の層を含む場合もある。したがって、ウェブは、基材である。
【0020】
本明細書で「不織布」という用語は、スパンボンド、メルトブロー、カーディングなどのプロセスによって、連続的な(長い)フィラメント(繊維)及び/又は非連続的な(短い)フィラメント(繊維)から作製された材料を指す。不織布は、織られた又は編まれたフィラメントパターンを有さない。
【0021】
本明細書で「機械方向」(machine direction、MD)という用語は、プロセスを通過する材料の流れの方向を指すために用いられる。加えて、材料の相対的配置及び動きは、あるプロセスを通過してそのプロセスの上流からそのプロセスの下流に向かう機械方向に流れているものとして述べることができる。
【0022】
本明細書で「横断方向」(cross direction、CD)という用語は、機械方向に対してほぼ垂直な方向を指すために用いられる。
【0023】
「予歪み」とは、エラストマー積層体又は吸収性物品の別の要素と組み合わされる前に、弾性材料又はエラストマー材料に課される歪みを指す。予歪みは、以下の等式、予歪み=((弾性体の伸展長さ-弾性体の弛緩長さ)/弾性体の弛緩長さ)*100によって決定される。
【0024】
Dtexとしても知られている「デシテックス」は、糸又はフィラメントを測定するために使用される、繊維産業で使用される測定値である。1デシテックス=10,000メートル当たり1グラム。換言すれば、糸又はフィラメントが10,000リニアメートルの500グラムの重さである場合、その糸又はフィラメントは500デシテックスを有することになる。
【0025】
「テープ式おむつ」という用語(「開放型おむつ」とも呼ばれる)は、着用者に適用される前、包装の際に、互いに締結、予備締結、又は結合されていない初期前側腰部領域及び初期後側腰部領域を有する使い捨て吸収性物品を指す。テープ式おむつは、腰部領域を一緒に締結又は連結することなく、一方の腰部領域の内部が反対の腰部領域の内部と表面同士が接触した状態で、横方向中心線の辺りで折り畳まれてもよい。様々な好適な構成のテープ式おむつの例は、米国特許第5,167,897号、同第5,360,420号、同第5,599,335号、同第5,643,588号、同第5,674,216号、同第5,702,551号、同第5,968,025号、同第6,107,537号、同第6,118,041号、同第6,153,209号、同第6,410,129号、同第6,426,444号、同第6,586,652号、同第6,627,787号、同第6,617,016号、同第6,825,393号、及び同第6,861,571号、並びに米国特許公開第2013/0072887(A1)号、同第2013/0211356(A1)号、及び同第2013/0306226(A1)号に開示されており、これらは全て参照により本明細書に組み込まれる。
【0026】
本明細書で「パンツ」(「トレーニングパンツ」、「予め閉じたおむつ」、「おむつパンツ」、「パンツ型おむつ」、及び「プルオンおむつ」とも称される)という用語は、乳児又は成人の着用者のために設計された、外辺部の連続的な腰部開口部及び外辺部の連続的な脚部開口部を有する使い捨て吸収性物品を指す。パンツは、物品が着用者に適用される前に、連続的な又は閉じた腰部開口部及び少なくとも1つの連続的な閉じた脚部開口部を有して構成されてもよい。パンツは、任意の再締結可能な及び/又は恒久的な閉鎖部材(例えば、シーム、熱接合、圧力溶接、接着剤、粘着接合、機械的締結具など)を使用して、物品の一部分を一緒に連結することを含むが、これらに限定されない、種々の技術で予備成形又は予備締結され得る。パンツは、腰部領域において物品の外周部に沿った任意の場所で予備成形され得る(例えば、側部が締結又は継ぎ合わされている、前側腰部が締結又は継ぎ合わされている、後側腰部が締結又は継ぎ合わされている)。様々な構成のおむつパンツの例が、米国特許第4,940,464号、同第5,092,861号、同第5,246,433号、同第5,569,234号、同第5,897,545号、同第5,957,908号、同第6,120,487号、同第6,120,489号、同第7,569,039号、並びに、米国特許出願公開第2003/0233082(A1)号、同第2005/0107764(A1)号、同第2012/0061016(A1)号、同第2012/0061015(A1)号、同第2013/0255861(A1)号、同第2013/0255862(A1)号、同第2013/0255863(A1)号、同第2013/0255864(A1)号、及び同第2013/0255865(A1)号に開示されており、これらは全て参照により本明細書に組み込まれる。
【0027】
「閉形態」とは、パッケージ化の際に、互いに反対側にある腰部領域が恒久的にか又は再締結可能にかのいずれかで接合されて、連続的な腰部開口部及び脚部開口部を形成していることを意味する。
【0028】
「開形態」とは、互いに反対側にある腰部領域が、初期状態では連続的な腰部開口部及び脚部開口部を形成するように接合されていないが、物品の着用者への適用前又は適用中に腰部領域を接合して腰部開口部及び脚部開口部を形成するための、締結システムなどの閉じ手段を含んでいることを意味する。
【0029】
本開示は、ベルトを含む吸収性物品、より具体的には、前側腰部ベルト組立体及び後側ベルト組立体に関する。いくつかの構成において、吸収性物品は、トップシート、バックシート、及びトップシートとバックシートとの間に位置決めされた吸収性コアを備える、シャーシを含み得る。シャーシは、第1の端部領域、及び股部領域によって第1の端部領域から長手方向に分離された第2の端部領域を更に備え得る。第1のベルトは、シャーシの第1の端部領域と接続され得、第2のベルトは、シャーシの第2の端部領域と接続され得、第2のベルトの横方向に対向する端部部分は、第1のベルトの横方向に対向する端部部分と接続されて、腰部開口部を形成する。第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つが、第1の基材と第2の基材との間に位置決めされ、かつそれらと接続された弾性材料を含み得る。第1の横方向縁部から第2の横方向縁部まで長手方向に延在するパネル層は、第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つと接続され得る。以下で考察されるように、第1及び/又は第2のベルトのパネル層並びに/又は第1及び/若しくは第2の基材は、ベルトの幅及び/又は長さに沿って異なり得る特徴を含み得る。かかる特徴には、例えば、ベルト張力、しわ、接合パターン、及び孔配置が含まれ得る。
【0030】
図1図2Bは、本明細書に開示される構成に従って組み立てられたエラストマー積層体から構築された構成要素を含み得るおむつパンツ100Pの形態の吸収性物品100の一実施例を示す。具体的には、図1は、予め締結された構成のおむつパンツ100Pの斜視図を示す。図2Aは、着用者とは反対に面するおむつの部分が観測者の方を向いている、おむつパンツ100Pの平面図を示し、図2Bは、着用者に向かって面するおむつの部分が観察者の方に向いている、おむつパンツ100Pの平面図を示す。おむつパンツ100Pは、シャーシ102及び環状弾性ベルト104を含む。以下で更に詳述されるように、第1の弾性ベルト106及び第2の弾性ベルト108を一体に結合し、環状弾性ベルト104を形成する。
【0031】
図1図2Bを続けて参照すると、おむつパンツ100P及びシャーシ102は各々、第1の腰部領域116、第2の腰部領域118、及び第1の腰部領域と第2の腰部領域との中間に配設された股部領域119を含む。シャーシ102は、第1の端部領域116a、第2の端部領域118a、及び第1の端部領域116aと第2の端部領域118aとの中間に配設された股部領域119を含むことも説明され得る。第1の腰部領域116は、前側腰部領域として構成されてもよく、第2の腰部領域118は、後側腰部領域として構成されてもよい。おむつ100Pはまた、前側腰部領域116で横方向に延在する前側腰部縁部121と、後側腰部領域118で長手方向に対向し、かつ横方向に延在する後側腰部縁部122と、を含んでもよい。本考察に関する基準枠を提供するため、図2A及び図2Bのおむつ100P及びシャーシ102は、長手方向軸124及び横方向軸126を備えるものとして示される。いくつかの実施形態において、長手方向軸124は、前側腰部縁部121及び後側腰部縁部122を通って延在してもよい。横方向軸126は、シャーシ102の第1の長手方向又は右側縁部128を通り、かつ第2の長手方向又は左側縁部130を通って延在し得る。
【0032】
図1図2Bに示すように、おむつパンツ100Pは、内側の、身体に面する表面132、及び外側の、衣類に面する表面134を含み得る。シャーシ102は、バックシート136及びトップシート138を含んでもよい。シャーシ102はまた、トップシート138の一部とバックシート136との間に配設された吸収性コア142を含む吸収性組立体140を含み得る。以下により詳細に説明されるように、おむつ100Pはまた、着用者の脚部の周りのフィット感を高めるために、脚部弾性部材及び/又は脚部カフなどの他の特徴部を含んでもよい。
【0033】
図2Aに示すように、シャーシ102の周縁部は、第1の長手方向側縁部128、第2の長手方向側縁部130、第1の腰部領域116内に配設される第1の横方向に延在する端縁部144、及び第2の腰部領域118内に配設される第2の横方向に延在する端縁部146によって画定され得る。側縁部128及び130はいずれも、第1の端縁部144と第2の端縁部146との間に長手方向に延在する。図2Aに示すように、横方向に延在する端縁部144及び146は、前側腰部領域116で横方向に延在する前側腰部縁部121、及び後側腰部領域118で横方向に延在する後側腰部縁部122から、長手方向内側に位置する。おむつパンツ100Pが着用者の下胴部に着用されるとき、前側腰部縁部121及び後側腰部縁部122は、着用者の腰部の部分を取り囲んでもよい。同時に側縁部128及び130は、着用者の脚部の少なくとも一部を取り囲み得る。また股部領域119は概ね、着用者の脚の間に位置決めされてよく、吸収性コア142は、前側腰部領域116から股部領域119を通って後側腰部領域118まで延在する。
【0034】
上述のように、おむつパンツ100Pはバックシート136を含んでもよい。バックシート136はまた、シャーシ102の外側の、衣類に面する表面134を画定してもよい。バックシート136はまた、織布若しくは不織布材料、ポリエチレン若しくはポリプロピレンの熱可塑性フィルムなどの高分子フィルム、並びに/又はフィルム及び不織布材料を含む多層若しくは複合材料を含んでもよい。バックシートはまた、エラストマーフィルムを含んでもよい。例示のバックシート136は、厚さが約0.012mm(0.5ミル)~約0.051mm(2.0ミル)のポリエチレンフィルムであり得る。更に、バックシート136は、蒸気を吸収性コアから逃がすことを可能にしながらも(すなわち、バックシートは通気性である)、なお排出物がバックシート136を通過するのを防ぐことができる。
【0035】
また上述のように、おむつパンツ100Pはトップシート138を含んでもよい。トップシート138はまた、シャーシ102の内側の着用者に面する表面132の全て又は一部を画定してもよい。トップシート138は、液体透過性であって、その厚さを通して液体(例えば、経血、尿及び/又は液状の糞便)が浸透できてもよい。トップシート138は、織布材料及び不織布材料、有孔又はハイドロフォーミング成形された熱可塑性フィルム、有孔不織布、多孔質発泡体、網状発泡体、網状熱可塑性フィルム、及び熱可塑性スクリムなどの、広範囲の材料から製造されてもよい。織布又は不織布材料は、木部繊維若しくは綿繊維などの天然繊維、ポリエステル、ポリプロピレン若しくはポリエチレン繊維などの合成繊維、又はこれらの組み合わせなどの、幅広い範囲の材料から製造されてもよい。トップシート138が繊維を含む場合、繊維は、スパンボンド法、カーディング法、湿式法、メルトブローン法、水流交絡法、又は当該技術分野において既知の別の方法で処理されてもよい。トップシート138は、嵩高不織布トップシート、有孔フィルムトップシート及び有孔不織布トップシートから選択されてもよい。例示的な有孔フィルムとしては、米国特許第5,628,097号、同第5,916,661号、同第6,545,197号、及び同第6,107,539号に記載されるものを含み得、これらは全て参照により本明細書に組み込まれる。
【0036】
前述のように、おむつパンツ100Pはまた、シャーシ102に接合される吸収性組立体140を含んでもよい。図2Aに示すように、吸収性組立体140は、前側腰部領域116で横方向に延在する前側縁部148を有してもよく、また長手方向に対向しかつ後側腰部領域118で横方向に延在する後側縁部150を有してもよい。吸収性アセンブリは、長手方向に延在する右側縁部152を有してもよく、横方向に反対側にありかつ長手方向に延在する左側縁部154を有してもよく、吸収性アセンブリの側縁部152及び154は両方とも、前側縁部148と後側縁部150との間に長手方向に延在してもよい。吸収性アセンブリ140は、1つ以上の吸収性コア142又は吸収性コア層を追加で含んでもよい。吸収性コア142は、トップシート138とバックシート136との間に少なくとも部分的に配設されてもよく、おむつと適合性のある種々のサイズ及び形状で形成されてもよい。本開示の吸収性コアとして使用するための例示的な吸収性構造体は、米国特許第4,610,678号、同第4,673,402号、同第4,888,231号、及び同第4,834,735号に記載され、これらは全て参照により本明細書に組み込まれる。
【0037】
いくつかの吸収性コアの実施形態は、低減された量のセルロース系エアフェルト材料を含有する流体貯蔵コアを備えてもよい。例えば、かかるコアは、約40%未満、30%未満、20%未満、10%未満、5%未満、又は更には約1%未満のセルロース系エアフェルト材料を含んでもよい。かかるコアは、主として、少なくとも約60%、70%、80%、85%、90%、95%、又は更には約100%の量で、吸収性ゲル材料を含んでもよく、その場合コアの残部はマイクロファイバー接着剤を含む(適用可能な場合)。かかるコア、マイクロファイバー接着剤、及び吸収性ゲル材料は、米国特許第5,599,335号、同第5,562,646号、同第5,669,894号及び同第6,790,798号、並びに米国特許公開第2004/0158212(A1)号及び同第2004/0097895(A1)号に記載され、これらは全て参照により本明細書に組み込まれる。
【0038】
上述のように、おむつ100Pはまた、弾性脚部カフ156を含んでもよい。脚部カフ156は、脚部バンド、サイドフラップ、バリアカフ、弾性カフ又はガスケッティングカフであり得、場合によってはそのように呼ばれることが理解されよう。弾性脚部カフ156は、脚部領域における身体滲出物の漏れを低減するのに役立つ様々な方法で構成されてもよい。例示的な脚部カフ156には、米国特許第3,860,003号、同第4,909,803号、同第4,695,278号、同第4,795,454号、同第4,704,115号、同第4,909,803号、及び米国特許公開第2009/0312730(A1)号に記載されているものが含まれてもよく、これらは全て参照により本明細書に組み込まれる。
【0039】
上述のように、おむつパンツは、環状弾性ベルト104を備えて製造され、着用者に適用される前に、前側腰部領域116と後側腰部領域118とが互いに接続され、パッケージ化された構成で消費者に提供されてもよい。したがって、おむつパンツは、図1に示されるような連続的な外辺部腰部開口部110、及び連続的な外辺部脚部開口部112を有してもよい。この環状弾性ベルトは、恒久的なサイドシームを用いて、又は、ベルトの横方向に対向する側部にあるか若しくはこれに隣接して配設される開放可能かつ再閉鎖可能な締結システムを用いて、第1の弾性ベルトを第2の弾性ベルトに接合することによって形成され得る。
【0040】
上述のように、環状弾性ベルト104は、第2の弾性ベルト108と連結された第1の弾性ベルト106によって画定されてもよい。図2A及び図2Bに示すように、第1の弾性ベルト106は、第1の長手方向側縁部111aと第2の長手方向側縁部111bとの間に延在し、第1及び第2の対向する端部領域106a、106b及び中央領域106cを画定する。そして、第2の弾性ベルト108は、第1の長手方向側縁部113aと第2の長手方向側縁部113bとの間に延在し、第1及び第2の対向する端部領域108a、108b及び中央領域108cを画定する。第1の長手方向側縁部111aと第2の長手方向側縁部111bとの間の距離は、第1の弾性ベルト106のピッチ長さPLを画定し、第1の長手方向側縁部113aと第2の長手方向側縁部113bとの間の距離は、第2の弾性ベルト108のピッチ長さPLを画定する。第1の弾性ベルトの中央領域106cは、シャーシ102の第1の腰部領域116又は第1の端部領域116aと接続され、第2の弾性ベルト108の中央領域108cは、シャーシ102の第2の腰部領域118又は第2の端部領域118aと接続される。図1に示すように、第1の弾性ベルト106の第1の端部領域106aは、第1のサイドシーム178において第2の弾性ベルト108の第1の端部領域108aと接続され、第1の弾性ベルト106の第2の端部領域106bは、第2のサイドシーム180において第2の弾性ベルト108の第2の端部領域108bと接続されて、環状弾性ベルト104並びに腰部開口部110及び脚部開口部112を画定する。第1のベルト106及び第2のベルト108は、第1のサイドシーム178及び第2のサイドシーム180において互いに恒久的に又は再締結可能に接続され得ることを理解されたい。
【0041】
図2A及び図2Bに示すように、第1の弾性ベルト106はまた、横方向に延在する外側縁部107a及び横方向に延在する内側縁部107bを画定し、第2の弾性ベルト108は、横方向に延在する外側縁部109a及び横方向に延在する内側縁部109bを画定する。このようにして、1つの脚部開口部の外辺部縁部112aは、第1の弾性ベルト106の横方向に延在する内側縁部107b、第2の弾性ベルト108の横方向に延在する内側縁部109b、及びシャーシ102の第1の長手方向又は右側縁部128の部分によって画定され得る。更に、他方の脚部開口部の外辺部縁部112bは、横方向に延在する内側縁部107b、横方向に延在する内側縁部109b、及びシャーシ102の第2の長手方向又は左側側縁部130の部分によって画定され得る。横方向に延在する外側縁部107a、109aは、おむつパンツ100Pの前側腰部縁部121及び横方向に延在する後側腰部縁部122をも画定し得る。
【0042】
第1の弾性ベルト106及び第2の弾性ベルト108は、異なるサイズ及び形状を画定し得ることを理解されたい。例えば、図2Cは、第1の弾性ベルト106及び第2の弾性ベルト108の両方が、概して、長方形の形状を画定する構成を示す。例えば、図2Cに示すように、第1の弾性ベルト106の横方向に延在する外側縁部107aは、W1Dの横方向幅を備え得、横方向に延在する内側縁部107bは、W1Pの横方向幅を備え得、W1D及びW1Pは等しいか、又は実質的に等しい。加えて、第2の弾性ベルト108の横方向に延在する外側縁部109aは、W2Dの横方向幅を備え得、横方向に延在する内側縁部109bは、W2Pの横方向幅を備え得、W2D及びW2Pは、等しいか、又は実質的に等しい。
【0043】
いくつかの構成では、第1の弾性ベルト106及び第2の弾性ベルト108のうちの少なくとも1つは、異なる長さを有する横方向縁部を備え得る。例えば、図2Dは、第1の弾性ベルト106が、図2Cを参照して説明したような、略長方形の形状を画定し、第2の弾性ベルト108の横方向に延在する外側縁部109a及び横方向に延在する内側縁部109bが異なる長さを有する構成を示す。図2Dに示すように、第2の弾性ベルト108の横方向に延在する外側縁部109aは、W2Dの横方向幅を備え得、横方向に延在する内側縁部109bは、W2Pの横方向幅を備え得、W2Dは、W2Pよりも大きい。
【0044】
いくつかの構成では、第1の弾性ベルト106及び第2の弾性ベルト108の両方は、異なる長さを有する横方向縁部を備え得る。例えば、図2Eは、第1の弾性ベルト106の横方向に延在する外側縁部107a及び横方向に延在する内側縁部107bが異なる長さを有し、第2の弾性ベルト108の横方向に延在する外側縁部109a及び横方向に延在する内側縁部109bが異なる長さを有する構成を示す。図2Eに示すように、第1の弾性ベルト107の横方向に延在する外側縁部107aは、W1Dの横方向幅を備え得、横方向に延在する内側縁部107bは、W1Pの横方向幅を備え得、W1Dは、W1Pよりも大きく、第2の弾性ベルト108の横方向に延在する外側縁部109aは、W2Dの横方向幅を備え得、横方向に延在する内側縁部109bは、W2Pの横方向幅を備え得、W2DはW2Pよりも大きい。
【0045】
図2C図2Eを参照すると、第1の弾性ベルト106は、横方向に延在する外側縁部107aと横方向に延在する内側縁部107bとの間に延在する長手方向長さLT1を画定し得、第2の弾性ベルト108は、横方向に延在する外側縁部109aと横方向に延在する内側縁部109bとの間に延在する長手方向長さLT2を画定し得る。いくつかの構成では、LT1は、LT2に等しくてもよい。いくつかの構成では、LT1は、LT2より小さいか、又は大きくてもよい。引き続き図2C図2Eを参照すると、いくつかの構成では、W1Dは、W1Pと等しくてもよいか、又はW1Dは、W1Pと異なってもよい。いくつかの構成では、W2Dは、W2Pに等しくてもよいか、又はW2Dは、W2Pと異なってもよい。いくつかの構成では、W1D及び/又はW1Pは、W2D及び/又はW2Pと等しいか、又は異なり得る。
【0046】
図2A図2B、及び図3を参照すると、第1の弾性ベルト106及び第2の弾性ベルト108はまた各々、第1の基材162及び第2の基材164を含み得る。第1の基材162は、第1の弾性ベルト106及び第2の弾性ベルト108の衣類に面する表面の少なくとも一部分を画定するように配向され得、第2の基材164は、第1の弾性ベルト106及び第2の弾性ベルト108の着用者に面する表面の少なくとも一部分を画定するように配向され得る。第1の基材162は、近位縁部162bから遠位縁部162aまで最大長さL1にわたって延在し得、第2の基材164は、近位縁部164bから遠位縁部164aまで最大長さL2にわたって延在し得る。第1の基材162の遠位縁部162a及び/又は近位縁部162bは、線形及び/若しくは湾曲し得、並びに/又は互いに平行若しくは非平行であり得ることを理解されたい。また、第2の基材164の遠位縁部164a及び/若しくは近位縁部164bは、線形及び/若しくは湾曲し得、並びに/又は互いに平行若しくは非平行であり得ることを理解されたい。したがって、最大長さL1は、第1の基材162の遠位縁部162aと近位縁部162bとの間で長手方向に延在する最長距離を指し、最大長さL2は、第2の基材164の遠位縁部164aと近位縁部164bとの間で長手方向に延在する最長距離を指す。いくつかの構成では、第1の基材162の遠位縁部162aは、前側腰部縁部121の少なくとも一部分及び/若しくは後側腰部縁部122の少なくとも一部分を画定し得、並びに/又は第2の基材164の遠位縁部164aは、前側腰部縁部121の少なくとも一部分及び/若しくは後側腰部縁部122の少なくとも一部分を画定し得る。したがって、いくつかの構成では、第1の基材162の遠位縁部162a及び/又は第2の基材164の遠位縁部164aは、腰部開口部110の少なくとも一部分を画定し得る。第1の基材162及び/又は第2の基材164は、第1のベルト106から第2のベルト108まで連続的に延在し得ることも理解されたい。
【0047】
いくつかの構成では、第1の基材162の近位縁部162b及び/又は第2の基材164の近位縁部164bは、バックシート134を横切って横方向に延在し得る。図2A図3に示すように、第1の基材162は、衣類に面する表面162c及び反対側の着用者に面する表面162dを含み、第2の基材164は、衣類に面する表面164c及び反対側の着用者に面する表面164dを含む。
【0048】
ベルト弾性材料167は、第1の基材162の着用者に面する表面162dと第2の基材164の衣類に面する表面164cとの間に位置決めされ得る。ベルト弾性材料167は、ストランド、リボン、弾性フィルム、又はパネルなど、弾性ベルトの長さに沿って延在する1つ以上の弾性要素を含み得ることを理解されたい。図2A及び図3に示すように、弾性材料167は、複数の弾性ストランド168を含み得る。いくつかの構成では、弾性ストランド168は、押出成形された弾性ストランドの形態であり得、これはまた、例えば、参照により本明細書に組み込まれる米国特許第5,681,302号に開示されるように、予め波形化された構成において第1の基材162及び/又は第2の基材164と接合され得る。いくつかの構成では、弾性ストランド168は、本明細書において、外側腰部弾性部材170及び内側腰部弾性部材172と称され得る。弾性ストランド168(例えば外側腰部弾性部材170)は、第1の弾性ベルト106の対向する第1の端部領域106aと第2の端部領域106bとの間、及び第2の弾性ベルト108の対向する第1の端部領域108aと第2の端部領域108bとの間に、横方向に連続的に延在し得る。いくつかの実施形態において、内側腰部弾性部材172などの、いくつかの弾性ストランド168は、例えば、第1及び第2の弾性ベルト106、108が、吸収性組立体140などのシャーシ102の部分に重なり合うような面積内では、不連続部を有して構成され得る。
【0049】
いくつかの構成では、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108は、湾曲した輪郭を画定し得る。例えば、第1及び/又は第2の弾性ベルト106、108の内側横方向縁部107b、109bは、第1及び第2の対向する端部領域において、非線形又は曲線部分を含み得る。かかる湾曲した輪郭は、例えば、比較的丸みを帯びた脚部開口部などの脚部開口部112に所望の形状を画定する助けになり得る。弾性ベルト106、108は、湾曲した輪郭を有することに加えて、内側横方向縁部107b、109bの湾曲した輪郭と一致し得る、非線形又は湾曲した経路に沿って延在する弾性ストランド168を含み得る。
【0050】
図2A図3に示すように、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108はまた、基材又は基材層の積層体を含み得る、パネル層165も含み得る。パネル層165は、第1の横方向縁部165aと第2の横方向縁部165bとの間で最大距離Dにわたって長手方向に延在し得る。パネル層165の第1の横方向縁部165a及び/又は第2の横方向縁部165bは、線形及び/若しくは湾曲し得、並びに/又は互いに平行若しくは非平行であり得ることを理解されたい。したがって、最大距離Dは、パネル層165の第1の横方向縁部165aと第2の横方向縁部165bとの間で長手方向に延在する最長距離を指す。いくつかの構成では、最大距離Dは、第1の基材162の最大長さL1及び/又は第2の基材164の最大長さL2に等しい場合も等しくない場合もある。いくつかの構成では、最大距離Dは、第1の基材162の最大長さL1及び/又は第2の基材164の最大長さL2以下であり得る。いくつかの構成では、Dは、L1及び/又はL2の約40%未満であり得る。また、パネル層165が、第1の基材162及び/又は第2の基材164に対する様々な長手方向位置において位置決めされ得ることも理解されたい。例えば、図2A図3に示すように、パネル層165の第1の横方向縁部165aは、第1の基材162の遠位縁部162a及び/又は第2の基材164の遠位縁部164aから長手方向外向きに位置決めされ得る。いくつかの構成では、パネル層165の第1の横方向縁部165aは、第1の基材162の遠位縁部162a及び/又は第2の基材164の遠位縁部164aと境界を接して位置決めされ得る。いくつかの構成では、パネル層165の第1の横方向縁部165aは、第1の基材162の遠位縁部162a及び/又は第2の基材164の遠位縁部164aから長手方向内側に位置決めされ得る。いくつかの構成では、パネル層165は、パネル層165の第1の横方向縁部165aが、前側腰部縁部121及び/又は後側腰部縁部122の少なくとも一部分を画定し得るように位置決めされ得る。したがって、いくつかの構成では、パネル層165の第1の横方向縁部165aは、腰部開口部110の少なくとも一部分を画定し得る。
【0051】
いくつかの構成では、パネル層165は、図3Cに示すように、シャーシ102の第1の端部領域116a及び/又は第2の端部領域118aの少なくとも一部分を覆うように位置決めされ得る。したがって、パネル層165の第2の横方向縁部165bは、トップシート138を横切って延在し得る。いくつかの構成では、パネル層165の第2の横方向縁部165bは、バックシート136を横切って延在し得る。パネル層165の第2の横方向縁部165bは、第1の基材162の近位縁部162b及び/又は第2の基材164の近位縁部164bの長手方向内側又は長手方向外側にあり得る。及びいくつかの構成では、パネル層165の第2の横方向縁部165bは、第1の基材162の近位縁部162b及び/又は第2の基材164の近位縁部164bと境界を接し得る。いくつかの構成では、パネル層165の第2の横方向縁部165bの少なくとも一部分は、パネル層165と第2の基材164の着用者に面する表面164dとの間にポケットを画定するために、第2の基材164の着用者に面する表面164dと接合されない場合がある。
【0052】
第1の基材162、第2の基材164、及びパネル層165は、等しい場合も等しくない場合もある様々な横方向幅を画定し得ることを理解されたい。例えば、図2Bに示すように、第1の基材162は、第1の長手方向縁部162eと第2の長手方向縁部162fとの間で横方向に延在して、第1の横方向幅W1を画定し得、第2の基材164は、第1の長手方向縁部164eと第2の長手方向縁部164fとの間で横方向に延在して、第2の横方向幅W2を画定し得る。加えて、パネル層165は、第1の長手方向縁部165eと第2の長手方向縁部165fとの間で横方向に延在して、第3の横方向幅W3を画定し得る。いくつかの構成では、第3の横方向幅W3は、第1の横方向幅W1及び第2の横方向幅W2のうちの少なくとも1つと等しくなり得る。いくつかの構成では、第3の横方向幅W3は、第1の横方向幅W1及び第2の横方向幅W2のうちの少なくとも1つ未満であり得る。
【0053】
パネル層165は、様々な位置における第1の弾性ベルト106及び/若しくは第2の弾性ベルト108と、並びに/又は第1の弾性ベルト106及び/若しくは第2の弾性ベルト108の様々な構成要素と接続され得ることを理解されたい。例えば、図3に示すように、パネル層165は、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108上で第1の基材162の衣類に面する表面162cと接続され得る。
【0054】
図3Aに示されるように、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108は、第1の基材162とパネル層165との間に位置決めされ、かつそれらと接続されたベルト弾性材料167を含み得る。上述したように、弾性材料167は、複数の弾性ストランド168を含み得る。図3A及び他に示すように、パネル層165と接続された弾性ストランド168は、本明細書ではパネル層弾性ストランド169と称され得る。いくつかの構成では、弾性ストランド169は、押出成形された弾性ストランドの形態であり得、これはまた、例えば、参照により本明細書に組み込まれる米国特許第5,681,302号に開示されるように、予め波形化された構成において第1の基材162、第2の基材164、及び/又はパネル層165と接合され得る。図3Bに示されるような別の構成では、パネル層165は、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108上の第2の基材164の着用者に面する表面164dと接続され得る。及びいくつかの構成では、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108は、第2の基材164とパネル層165との間に位置決めされ、かつそれらと接続された弾性材料169を含み得る。
【0055】
第1の弾性ベルト106及び第2の弾性ベルト108は、同一の材料を含んでもよく、かつ/又は同一の構造を有してもよいことが理解されよう。いくつかの実施形態において、第1の弾性ベルト106及び第2の弾性ベルトは、異なる材料を含んでもよく、かつ/又は異なる構造を有してもよい。第1の基材162、第2の基材164、及び/又はパネル層165などの第1の弾性ベルト106及び第2の弾性ベルト108の構成要素は、様々な材料から構築され得ることも理解されたい。例えば、第1及び/又は第2のベルトは、プラスチックフィルム;有孔プラスチックフィルム;天然材料(例えば、木部繊維若しくは綿繊維)、合成繊維(例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン若しくはポリプロピレン繊維)、又は天然繊維及び/若しくは合成繊維の組み合わせによる織布ウェブ若しくは不織布ウェブ;あるいはコーティングされた織布又は不織布ウェブなどの材料から製造され得る、第1の基材162、第2の基材164、及び/又はパネル層165を含み得る。いくつかの構成では、第1及び/又は第2のベルトは、合成繊維の不織布ウェブを含む第1の基材162、第2の基材164、及び/又はパネル層165を含み得、伸縮性不織布を含み得る。いくつかの構成では、第1及び第2の弾性ベルトは、内側疎水性の非伸縮性不織布材料及び外側疎水性の非伸縮性不織布材料を含み得る。
【0056】
第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108の第1の基材162、第2の基材164、パネル層165、及び/又は弾性材料167は、接着剤及び/又は機械的接合によって、ともに、及び/又はシャーシ102などの他の構成要素と接合され得ることも理解されたい。接着剤及び機械的接合方法は、単独で又は互いに組み合わせて利用され得ることが理解されるべきである。
【0057】
いくつかの構成では、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108を形成するために組み合わされるとき、接着剤が、第1の基材162、第2の基材164、パネル層165、及び/又は弾性材料167のうちの少なくとも1つに適用され得る。かかる接着剤は、例えば、スプレーノズル及び/又はスロットコーティングデバイスなどの様々な方法で構成された接着剤アプリケータデバイスによって適用され得る。いくつかの構成では、接着剤アプリケータデバイスは、全て参照によって本明細書に組み込まれる、米国特許第8,186,296号、同第9,265,672号、同第9,248,054号、及び同第9,295,590号、並びに米国特許公開第2014/0148773(A1)号に開示された装置及び/又は方法に従って構成され得る。
【0058】
いくつかの構成では、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108を形成するために組み合わされるとき、機械的接合デバイスが、第1の基材162、第2の基材164、パネル層165、及び/又は弾性材料167のうちの少なくとも1つに機械的接合を適用し得る。かかる機械的接合は、熱、圧力、及び/又は超音波デバイスを伴って適用され得る。直線タイプ又は回転タイプの構成を含み得る、超音波接合デバイスの例は、例えば、米国特許第3,113,225号、同第3,562,041号、同第3,733,238号、同第5,110,403号、同第6,036,796号、同第6,508,641号、及び同第6,645,330号において開示される。いくつかの構成では、超音波接合デバイスは、例えば、Herrmann Ultrasonic,Inc.から入手可能な線形振動型ソノトロードとして構成され得る。かかる機械的接合デバイス及び方法の例は、米国特許第4,854,984号、同第6,291,039号、同第6,248,195号、同第8,778,127号、及び同第9,005,392号、並びに米国特許公開第2014/0377513(A1)号及び同第2014/0377506(A1)号に開示され、これらは全て参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの構成では、機械的接合デバイスは、第1の基材162、第2の基材164、パネル層165、及び/若しくは弾性材料167をともに接合する接合を適用し得、並びに/又は第1の弾性ベルト106及び/若しくは第2の弾性ベルト108内の別個の長さの収縮した弾性ストランドを捕捉するか、又は固定化するように作用し得る。
【0059】
第1の基材162、第2の基材164、パネル層165、及び/又は弾性材料167は、米国特許公開第2018/0168878(A1)号、同第2018/0168877(A1)号、同第2018/0168880(A1)号、同第2018/0170027(A1)号、同第2018/0169964(A1)号、同第2018/0168879(A1)号、同第2018/0170026(A1)号、同第2018/0168889(A1)号、同第2018/0168874(A1)号、同第2018/0168875(A1)号、同第2018/0168890(A1)号、同第2018/0168887(A1)号、同第2018/0168892(A1)号、同第2018/0168876(A1)号、同第2018/0168891(A1)号、同第2019/0070042(A1)号及び同第2019/0070041(A1)、並びに米国特許出願第62/989,059号及び同第62/984,837号に記載されているような様々なエラストマー積層体を作製するために、様々な方法及び装置で互いに接合され得、これらは全て参照により本明細書に組み込まれることも理解されたい。
【0060】
本明細書のパネル層165は、単一層基材又は2つ以上の層を含む積層体として構成され得ることを理解されたい。例えば、図4Aに示すように、パネル層165は、衣類に面する層165c及び着用者に面する層165dを含む積層体として構成され得る。パネル層165はまた、衣類に面する層165cと着用者に面する層165dとの間に位置決めされ、かつそれらと接続された弾性材料167、169を含み得る。前述したように、パネル層165は、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108の第1の基材162若しくは第2の基材164と接続され得る。例えば、図4Aに示すように、着用者に面する層165dは、第1の基材162の衣類に面する表面162cと接続され得る。加えて、弾性材料167、169は、着用者に面する層165dと第1の基材162の衣類に面する表面162cとの間に位置決めされ、かつそれらと接続され得る。パネル層165の第1の横方向縁部165aは、衣類に面する層165c及び着用者に面する層165dの一方又は両方によって画定され得ることを理解されたい。パネル層165の第2の横方向縁部165bは、衣類に面する層165c及び着用者に面する層165dの一方又は両方によって画定され得ることを理解されたい。図4Bに示されるようないくつかの構成では、衣類に面する層165cは、第2の基材164の着用者に面する表面164dと接続され得る。いくつかの構成では、弾性材料167、169は、衣類に面する層165cと第2の基材164の着用者に面する表面164dとの間に位置決めされ、かつそれらと接続され得ることも理解されたい。いくつかの構成では、弾性材料167、169は、衣類に面する層165cと第2の基材164の着用者に面する表面164dとの間に位置決めされ、かつそれらと接続され得ることも理解されたい。
【0061】
ここで図4Cを参照すると、パネル層165は、衣類に面する層165cを画定する第1の部分及び着用者に面する層165dを画定する第2の部分を形成するために、折り目165eに沿って折り畳まれる基材によって形成される積層体として構成され得る。折り畳まれた構成では、パネル層165はまた、衣類に面する層165cと着用者に面する層165dとの間に位置決めされ、かつそれらと接続された弾性材料167、169を含み得る。前述したように、パネル層165は、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108の第1の基材162若しくは第2の基材164と接続され得る。例えば、図4Cに示すように、着用者に面する層165dは、第1の基材162の衣類に面する表面162cと接続され得る。加えて、弾性材料167、169は、着用者に面する層165dと第1の基材162の衣類に面する表面162cとの間に位置決めされ、かつそれらと接続され得る。パネル層165の第1の横方向縁部165aは、折り目165eによって画定され得ることを理解されたい。したがって、いくつかの構成において、パネル層は、パネル層165の折り目165eが前側腰部縁部121及び/又は後側腰部縁部122の少なくとも一部分を画定し得るように位置決めされ得る。したがって、いくつかの構成では、パネル層165の折り目165eは、腰部開口部110の少なくとも一部分を画定し得る。
【0062】
パネル層165の第2の横方向縁部165bは、衣類に面する層165c及び着用者に面する層165dの一方又は両方によって画定され得ることを理解されたい。図4Dに示されるようないくつかの構成では、衣類に面する層165cは、第2の基材164の着用者に面する表面164dと接続され得る。いくつかの構成では、弾性材料167、169は、衣類に面する層165cと第2の基材164の着用者に面する表面164dとの間に位置決めされ、かつそれらと接続され得ることも理解されたい。いくつかの構成では、弾性材料167、169は、衣類に面する層165cと第2の基材164の着用者に面する表面164dとの間に位置決めされ、かつそれらと接続され得ることも理解されたい。
【0063】
第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108のいくつかの構成では、第1の基材162及び第2の基材164は、衣類に面する層165cと着用者に面する層164dとの間に位置決めされ得る。より具体的には、パネル層165の衣類に面する層165cは、第1の基材162と接続され得、パネル層165の着用者に面する層165dは、第2の基材164と接続され得る。例えば、図4Eに示すように、パネル層165は、衣類に面する層165cを画定する第1の部分及び着用者に面する層165dを画定する第2の部分を形成するために、折り目165eに沿って折り畳まれる基材によって形成される積層体として描写される。図4Eに示すように、衣類に面する層165cは、第1の基材162の衣類に面する層162cと接続され、着用者に面する層165dは、第2の基材164の着用者に面する層164dと接続される。加えて、パネル層165はまた、衣類に面する層165cと着用者に面する層165dとの間に位置決めされ、かつそれらと接続された弾性材料167、169を含み得る。図4Eに示すように、弾性材料167、169はまた、第1の基材の衣類に面する層165cと衣類に面する表面162cとの間に位置決めされ、かつそれらと接続され得、及び/又は着用者に面する層165dと第2の基材164の着用者に面する表面164dとの間に位置決めされ、かつそれらと接続され得る。
【0064】
引き続き図4Eを参照すると、パネル層165の第1の横方向縁部165aは、折り目165eによって画定され得る。したがって、いくつかの構成において、パネル層は、パネル層165の折り目165eが前側腰部縁部121及び/又は後側腰部縁部122の少なくとも一部分を画定し得るように位置決めされ得る。したがって、いくつかの構成では、パネル層165の折り目165eは、腰部開口部110の少なくとも一部分を画定し得る。衣類に面する層165cは、第1の基材162の衣類に面する表面162cに沿って延在するパネル層165の第1の第2の横方向縁部165b1を画定し得、着用者に面する層165dは、第2の基材164の着用者に面する表面164dに沿って延在するパネル層165の第2の第2の横方向縁部165b2を画定し得ることも理解されたい。
【0065】
また、パネル層165が、第1の基材162及び/又は第2の基材164に対する様々な長手方向位置において位置決めされ得ることも理解されたい。例えば、図4Eに示すように、パネル層165の折り目165eは、第1の基材162の遠位縁部162a及び/又は第2の基材164の遠位縁部164aから長手方向外向きに位置決めされ得る。いくつかの構成では、パネル層165の折り目165eは、第1の基材162の遠位縁部162a及び/又は第2の基材164の遠位縁部164aに沿って延在するように位置決めされ得る。いくつかの構成では、パネル層165は、パネル層165の第1の横方向縁部165a又は折り目165eが、前側腰部縁部121及び/又は後側腰部縁部122の少なくとも一部分を画定し得るように位置決めされ得る。したがって、いくつかの構成では、パネル層165の折り目165eは、腰部開口部110の少なくとも一部分を画定し得る。
【0066】
いくつかの構成では、パネル層165は、衣類に面する層165c及び/又は着用者に面する層165dが、シャーシ102の第1の端部領域116及び/又は第2の端部領域118の少なくとも一部分を覆うように位置決めされ得る。いくつかの構成では、パネル層165の第1の第2の横方向縁部165b1は、バックシート136を横切って延在し得、及び/又はパネル層165の第2の第2の横方向縁部165b2は、トップシート138を横切って延在し得る。パネル層165の第1の第2の横方向縁部165b1及び/又は第2の第2の横方向縁部165b2は、第1の基材162の近位縁部162b及び/又は第2の基材164の近位縁部164bの長手方向内側又は長手方向外側にあり得る。及びいくつかの構成では、パネル層165の第1の第2の横方向縁部165b1及び/又は第2の第2の横方向縁部165b2は、第1の基材162の近位縁部162b及び/又は第2の基材164の近位縁部164bと境界を接し得る。いくつかの構成では、パネル層165の第2の第2の横方向縁部165b2の少なくとも一部分は、パネル層165の着用者に面する層165dと第2の基材164の着用者に面する表面164dとの間にポケットを画定するために、第2の基材164の着用者に面する表面164dと接合されない場合がある。
【0067】
図4Eに示すように、パネル層165は、第1の横方向縁部165a(又は折り目165e)と第1の第2の横方向縁部165b1との間で第1の最大距離D1にわたって長手方向に延在し得、パネル層165は、第1の横方向縁部165a(又は折り目165e)と第2の第2の横方向縁部165b2との間で第2の最大距離D2にわたって長手方向に延在し得る。パネル層165の第1の横方向縁部165a及び/又は第1の第2の横方向縁部165b1は、線形及び/若しくは湾曲し得、並びに/又は互いに平行若しくは非平行であり得ることを理解されたい。パネル層165の第1の横方向縁部165a及び/又は第2の第2の横方向縁部165b2は、線形及び/若しくは湾曲し得、並びに/又は互いに平行若しくは非平行であり得ることも理解されたい。したがって、最大距離D1は、パネル層165の第1の横方向縁部165aと第1の第2の縁部165b1との間で長手方向に延在する最長距離を指し、最大距離D2は、パネル層165の第1の横方向縁部165aと第2の第2の縁部165b2との間で長手方向に延びる最長距離を指す。いくつかの構成では、第1の最大距離D1及び第2の最大距離D2は、等しいか、又は異なる長さであり得る。また、第1の最大距離D1及び第2の最大距離D2は、図2Bを参照して上述した第1の基材162の最大長さL1及び第2の基材164の最大長さL2に対して様々な長さを有し画定され得ることを理解されたい。例えば、いくつかの構成では、第1の最大距離D1及び/又は第2の最大距離D2は、第1の基材162の最大長さL1及び/又は第2の基材164の最大長さL2以下であり得る。いくつかの構成では、第1の最大距離D1及び/又は第2の最大距離D2は、L1及び/又はL2の約40%未満であり得る。図4Eの折り畳まれた構成を参照して上述したパネル層165の特徴は、図4Fに示されるように、ともに接合された少なくとも2つの別個の基材を含むパネル層165積層構造にも適用可能であることも理解されたい。
【0068】
本明細書で考察されるパネル層165の様々な構成に加えて、第1の弾性ベルト106及び第2の弾性ベルト108は、第1の基材162及び第2の基材164の様々な構成及び/又は組み合わせを用いて様々な方法で構成され得ることを理解されたい。いくつかの構成では、第1の基材162及び/又は第2の基材164は、単一の基材層又は複数の基材層を含む積層構造として構成され得る。例えば、図5Aに示すように、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108は、衣類に面する層164’及び着用者に面する層164’‘を含む積層体として構成された第2の基材164を含み得る。衣類に面する層164’及び着用者に面する層164’‘は、同じ材料であるか、又は異なる材料であり得ることを理解されたい。別の例では、図5Bに示すように、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108は、衣類に面する層162’及び着用者に面する層162’‘を含む積層体として構成された第1の基材162を含み得る。衣類に面する層162’及び着用者に面する層162’‘は、同じ材料であるか、又は異なる材料であり得ることを理解されたい。いくつかの構成では、第1及び第2の弾性ベルト106、108の各々において別個の衣類に面する層162’を有する代わりに、図5Cに示すように、単一の衣類に面する層162’が、第1及び第2の弾性ベルト106、108の着用者に面する層162’‘と接続され、それらの間に延在し得る。図5Dに示すような更に別の構成では、第1及び第2の弾性ベルト106、108は、別個の着用者に面する層162’‘なしで構成され得、したがって、第1の弾性ベルト106及び第2の弾性ベルト108は、第1の弾性ベルト106及び第2の弾性ベルト108の一部を形成し、シャーシ102のバックシート136に沿って第1の弾性ベルト106と第2の弾性ベルト108との間で長手方向に延在する、第1の基材162の単一の衣類に面する層162’の一部分を含み得る。
【0069】
いくつかの構成では、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108は、少なくとも第1の基材162の折り畳まれた部分及び/又は第2の基材164を含み得る。例えば、図6Aに示すように、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108は、第1の基材162の折り目162gと横方向縁部162hとの間で長手方向に延在する、第1の基材162の折り畳まれた部分を含み得る。したがって、第1の基材162の折り畳まれた部分は、第2の基材164の着用者に面する表面164dと接続され得る。図6Aの構成に示されるように、弾性材料167はまた、第1の基材162の折り畳まれた部分と第2の基材164の着用者に面する表面164dとの間に位置決めされ、かつそれらと接続され得る。図6Bに示される別の例では、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108は、第2の基材164の折り目164gと横方向縁部164hとの間で長手方向に延在する、第2の基材164の折り畳まれた部分を含み得る。したがって、第2の基材164の折り畳まれた部分は、第1の基材162の衣類に面する表面162cと接続され得る。図6Bの構成に示すように、弾性材料167はまた、第2の基材164の折り畳まれた部分と第1の基材162の衣類に面する表面164cとの間に位置決めされ、かつそれらと接続され得る。
【0070】
いくつかの構成では、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108は、第1の基材162及び第2の基材164の両方の折り畳まれた部分を含み得る。例えば、図6Cに示すように、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108は、第1の基材162の折り目162gと横方向縁部162hとの間で長手方向に延在し、第2の基材164の折り目164gと横方向縁部164hとの間で長手方向に延在する、第1の基材162及び第2の基材164の両方の折り畳まれた部分を含み得る。したがって、第2の基材164の折り畳まれた部分は、第2の基材164の着用者に面する表面164dと接続され得る。図6Cの構成に示すように、弾性材料167はまた、第2の基材164の折り畳まれた部分と第2の基材164の着用者に面する表面164dとの間に位置決めされ、かつそれらと接続され得る。第1の基材162及び第2の基材164は、第1の基材162の折り畳まれた部分が第1の基材162の衣類に面する表面162cと接続され得るように、図6Cに示される方向とは反対の方向に折り畳まれ得ることを理解されたい。いくつかの構成では、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108の折り畳まれた部分は、図6Dに示すように、シャーシ102の第1の端部領域116a及び/又は第2の端部領域118aの少なくとも一部に重なり合う及び/又は覆うように構成され得る。
【0071】
第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108の構成要素は、様々な方法及び様々な組み合わせで組み立てられて、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108の横方向幅及び/又は長手方向長さに沿って異なり得る様々な望ましい様々な特徴を作り出し得ることを理解されたい。かかる特徴には、例えば、Dtex値、接合パターン、孔配置、弾性位置決め、平均Dtex値、平均予歪み値、しわ頻度、しわ波長、高さ値、及び/又は接触面積が含まれ得る。異なる特徴が、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108の組み立て段階の前及び/又は間に、例えば、第1の基材162、第2の基材164、パネル層165、及び弾性材料167などの様々な構成要素に付与され得ることを理解されたい。例えば、異なる特徴は、第1の基材162及び/又は第2の基材164と組み合わされる前に、パネル層165に別個に付与され得る。別の実施例では、異なる特徴は、組み合わされる前に、第1の基材162及び/又は第2の基材164に別個に付与され得る。したがって、いくつかの構成では、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108は、完全に組み立てられた製品にかかる特徴を付与する必要なく、異なる特徴を含み得る。
【0072】
本明細書における第1の基材162、第2の基材164、パネル層165、並びに/又は第1の弾性ベルト106及び/若しくは第2の弾性ベルト108の弾性材料167は、様々な方法で形成され得、様々な方法で、かつ異なる接合パターン又は同一の接合パターンで、ともに接合され得ることを理解されたい。いくつかの構成では、第1の基材162、第2の基材164、パネル層165、及び/又は弾性材料167は、連続的又は不連続的に接合され得る。いくつかの構成では、第1の基材162、第2の基材164、パネル層165、及び/又は弾性材料167は、視覚的に識別可能なパターンを形成する場合もしない場合もある、複数の個々の接合部位で接合され得る。かかる個々の接合部位はまた、互いに対して様々なサイズを有する様々な特徴を画定し得、かかる接合部位は、接着剤若しくは機械的接合及び/又はこれらの組み合わせなどの様々な方法で形成され得る。第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108は、様々な方法で、かつ異なる又は同一の接合パターンでともに接合された構成要素の様々な部分を含み得ることを理解されたい。図7は、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108上の第1の基材、第2の基材、及び/又はパネル層上にそれぞれ第1、第2、及び第3パターンで配置され得る、第1の接合部B1、第2の接合部B2、及び第3の接合部B3の一般的な例を示す。接合部は、様々な方法で配置され得、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108の様々な異なる構成要素を接合するように配置され得ることを理解されたい。
【0073】
例えば、図1図6Dを参照すると、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108のいくつかの構成では、第1の基材162は、第1のパターンで配置された第1の複数の別個の接合部で第2の基材164に直接接合され得、パネル層165は、第2のパターンで配置された第2の複数の別個の接合部で第1の基材162又は第2の基材164に直接接合され得、第1のパターンは、第2のパターンと同じであっても異なっていてもよい。
【0074】
別の例では、パネル層165は、第1のパターンで配置された第1の複数の別個の接合部で、第1の基材162にと直接接合され得、パネル層165は、第2のパターンで配置された第2の複数の別個の接合部で第2の基材164と直接接合され得、第1の基材162は、第3のパターンで配置された第3の複数の別個の接合部で第2の基材164と直接接合され得る。したがって、いくつかの構成では、第1のパターンは、第2のパターンと同じであっても異なっていてもよい。及びいくつかの構成では、第1のパターン及び第2のパターンのうちの少なくとも1つは、第3のパターンと異なり得る。更に、第1の複数の別個の接合部、第2の複数の別個の接合部、及び第3の複数の別個の接合部は、接着剤接合及び機械的接合のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0075】
更に別の例では、パネル層165の着用者に面する層165dは、第1のパターンで配置された第1の複数の別個の接合部によって、パネル層165の衣類に面する層165cと直接接合され得る。加えて、パネル層165の着用者に面する層165dは、第2の基材164と直接接合され、パネル層165の衣類に面する層165cは、第2のパターンで配置された第2の複数の別個の接合部で第1の基材162と直接接合される。更に、第1の基材162は、第3のパターンで配置された第3の複数の別個の接合部で第2の基材164と直接接合され得る。いくつかの構成では、第1のパターンは、第2のパターンと同じであり得、第1のパターン及び第2のパターンのうちの少なくとも1つは、第3のパターンと異なり得る。加えて、第1の複数の別個の接合部、第2の複数の別個の接合部、及び第3の複数の別個の接合部は、接着剤接合及び機械的接合のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0076】
第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108の構成要素は、様々な方法で配置された孔などの追加の特徴を備え得ることも理解されたい。例えば、第1の基材162、第2の基材164、及び/又はパネル層165は、孔を備え得る。かかる孔は、同じ又は異なるパターンで配置され得、及び同じ又は異なるサイズを含み得る。いくつかの構成では、第1の基材162、第2の基材164、及び/又はパネル層165内の孔は、約0.030mm~約51.000mmの面積を画定し得、具体的には、上述の範囲及びその中に又はそれによって形成される全ての範囲内で、全て0.001mm刻みで列挙する。加えて、孔は、第1の基材162、第2の基材164、及び/又はパネル層165の接合領域内及び/又は非接合領域内に位置決めされ得る。図8は、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108上の第1の基材、第2の基材、及び/又はパネル層上にそれぞれ第1、第2、及び第3のパターン、並びに/又は第1、第2、及び第3のサイズで配置され得る、第1の孔A1、第2の孔A2、及び第3の孔A3の一般的な例を示す。孔は、様々な方法で配置され得、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108の様々な異なる構成要素内で配置され得ることを理解されたい。
【0077】
図8を参照すると、いくつかの構成では、第1の基材162は、第1の孔を備え得、第2の基材164は、第2の孔を備え得、パネル層165は、第3の孔を備え得る。いくつかの構成では、パネル層165の衣類に面する層165c及び/又はパネル165の着用者に面する層165dは、第3の孔を備え得る。いくつかの構成では、第1の孔及び第2の孔は、少なくとも部分的に位置合わせされ、及び重なり合って、組み立てられた第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108において第1の基材162及び第2の基材164の両方を通って延在する孔を画定し得る。いくつかの構成では、第1の孔及び第3の孔は、少なくとも部分的に位置合わせされ、及び重なり合って、組み立てられた第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108において第1の基材162及びパネル層165の両方を通って延在する孔を画定し得る。いくつかの構成では、第2の孔及び第3の孔は、少なくとも部分的に位置合わせされ、及び重なり合って、組み立てられた第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108において第2の基材164及びパネル層165の両方を通って延在する孔を画定し得る。いくつかの構成では、第1の孔、第2の孔、及び第3の孔は、少なくとも部分的に位置合わせされ、及び重なり合って、組み立てられた第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108において第1の基材162、第2の基材164、及びパネル層165の全てを通って延在する孔を画定し得る。いくつかの構成では、第1の孔は、第1のサイズ、第1の形状、及び第1のパターンを画定し得、第2の孔は、第2のサイズ、第2の形状、及び第2のパターンを画定し得、第3の孔は、第3のサイズ、第3の形状、及び第3のパターンを画定し得る。したがって、第1のサイズ、第1の形状、及び第1のパターンのうちの少なくとも1つは、それぞれ、第2のサイズ、第2の形状、及び第2のパターンのうちの少なくとも1つと同じであっても異なっていてもよい。いくつかの構成では、第1のサイズ、第1の形状、及び第1のパターンのうちの少なくとも1つは、それぞれ、第3のサイズ、第3の形状、及び第3のパターンのうちの少なくとも1つと同じであっても異なっていてもよい。及びいくつかの構成では、第2のサイズ、第2の形状、及び第2のパターンのうちの少なくとも1つは、それぞれ、第3のサイズ、第3の形状、及び第3のパターンのうちの少なくとも1つと同じであっても異なっていてもよい。弾性ストランド168のうちの少なくともいくつかは、第1の孔、第2の孔、及び/又は第3の孔のうちのいくつかにわたって延在し得ることも理解されたい。
【0078】
第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108は、互いに対して、並びに第1の基材162、第2の基材164、及びパネル層165に対して配置された様々な構成のベルト弾性材料167を含み得ることを理解されたい。上述したように、弾性材料167は、様々な配置で位置決めされたストランド、リボン、フィルム、又はパネルなどの1つ以上の弾性要素の構成を含み得る。いくつかの構成では、弾性材料167は、第2018/0168889(A1)号、同第2018/0168874(A1)号、同第2018/0168875(A1)号、同第2018/0168890(A1)号、同第2018/0168887(A1)号、同第2018/0168892(A1)号、同第2018/0168876(A1)号、同第2018/0168891(A1)号、同第2019/0298586(A1)号、同第2019/0070042(A1)号、同第2018/0168878(A1)号、同第2018/0168877(A1)号、同第2018/0168880(A1)号、同第2018/0170027(A1)号、同第2018/0169964(A1)号、同第2018/0168879(A1)号、同第2018/0170026(A1)号、及び同第2019/0070041(A1)号、並びに米国特許出願第62/989059号及び同第62/984,837号に記載されているような、様々な弾性体、弾性特徴部及び配置、並びに組み立てに関するプロセスを含み得、それらは全て参照により本明細書に組み込まれる。本明細書の弾性材料167は、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108上の様々な異なる場所において、同一又は異なる色で構成され得ることも理解されたい。
【0079】
いくつかの実施形態では、弾性材料167は、一定間隔で長手方向に配設された弾性ストランド168として構成され得る。他の実施形態では、弾性ストランド168は、長手方向に異なる間隔で配設されてもよい。いくつかの構成では、延伸状態にある弾性材料167は、収縮していない基材層の間に挟持され、接合され得る。弾性材料167が弛緩されるとき、弾性材料167は、非延伸状態に戻り、基材層を収縮させる。弾性材料167は、環状弾性ベルトの面積内で望ましい収縮力の変化を提供し得る。シャーシ102及び弾性ベルト106、108は、添付の図に描写されるものとは異なる方法で構成され得ることを理解されたい。弾性材料167材料は、弾性材料167材料と基材との間の界面に沿って連続的に又は断続的に基材に接合され得ることも理解されたい。
【0080】
例えば、図1図6Dを参照して実施例に関して上述したように、本明細書において考察される弾性材料167は、弾性ストランド168の形態であり得る。第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108は、様々な量の弾性ストランド168を含むように構成され得ることを理解されたい。いくつかの構成では、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108は、約100~約1500の弾性ストランド168を含み得る。本明細書の弾性ストランド168は、様々なDtex値、ストランド間隔値、及び予歪み値を含み得、かかる弾性ストランド168は、他の弾性ストランドとともに利用されて、Dtex値、ストランド間隔値、及び予歪み値の様々な組み合わせにおける弾性ストランド168を含む第1及び第2の弾性ベルト106、108を作り出し得ることも理解されたい。例えば、いくつかの構成では、1つ以上の弾性ストランド168の平均Dtexは、500超であり得る。いくつかの構成では、1つ以上の弾性ストランド168の平均Dtexは、約10~約500であり得、具体的には、上述の範囲及びその中に又はそれによって形成される全ての範囲内で、全て1Dtex刻みで列挙する。いくつかの構成では、複数の弾性ストランド168は、4mm以下の平均ストランド間隔を備え得る。いくつかの構成では、複数の弾性ストランド168は、約0.25mm~約4mmの平均ストランド間隔を備え得、具体的には、上述の範囲及びその中に又はそれによって形成される全ての範囲内で、全て0.01mm刻みで列挙する。いくつかの構成では、複数の弾性ストランド168は、4mm超の平均ストランド間隔を備え得る。いくつかの構成では、複数の弾性ストランドの各々の平均予歪みは、約50%~約400%であり得、具体的には、上述の範囲及びその中に又はそれによって形成される全ての範囲内で、全て1%刻みで列挙する。
【0081】
本明細書に開示される第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108の構成を参照すると、弾性ストランドは、様々な平均Dtex値、平均予歪み値、及び様々な平均ストランド感覚値を有する様々な位置において配置され得ることを理解されたい。例えば、図1図6Dを参照すると、いくつかの構成では、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108は、第2の基材164と接続された第1の基材162と、第1の基材162及び第2の基材164のいずれか又は両方と接続されたパネル層165と、を含み得る。弾性材料167は、第1の基材162と第2の基材164との間に位置決めされ、かつそれらと接続され得る。加えて、弾性材料167は、パネル層165と第1の基材162及び/又は第2の基材164との間に位置決めされ、かつそれらと接続され得る。更に、いくつかの構成では、弾性材料167は、パネル層165の衣類に面する層165c及び着用者に面する層165d内に位置決めされ得る。前述のように、弾性材料167は、弾性ストランド168を含み得る。したがって、弾性ストランド168は、複数の弾性ストランド168にグループ化され得る。次に、1つ以上の複数の弾性ストランド168が、第1の基材162と第2の基材164との間の様々な場所、パネル層165と第1の基材162との間の様々な場所、パネル層165と第2の基材164との間の様々な場所、及び/又はパネル層165の衣類に面する層165cと着用者に面する層165dとの間の様々な場所において位置決めされ得る。例えば、いくつかの構成では、複数の弾性ストランド168は、第1の基材162の遠位縁部162aに隣接して、及び/又は第2の基材164の遠位縁部164aに隣接して位置決めされ得る。いくつかの構成では、複数の弾性ストランド168は、第1の基材162の近位縁部162bに隣接して、及び/又は第2の基材164の近位縁部164bに隣接して位置決めされ得る。
【0082】
いくつかの構成では、第1の複数の弾性ストランドは、約75%~約300%の第1の平均予歪みを含み得、第2の複数の弾性ストランドは、第1の平均予歪みよりも大きい第2の平均予歪みを含み得る。いくつかの構成では、第1の複数の弾性ストランドは、約0.25mm~約4mmの平均ストランド間隔、及び約10~約500の平均Dtexを有し、第2の複数の弾性ストランドは、約4mm超の平均ストランド間隔、及び約450超の平均Dtexを有し得る。
【0083】
第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108のいくつかの構成では、弾性材料167が収縮すると、第1の基材162、第2の基材164、及びパネル層165は各々、長手方向に延在するひだを備え得る。図9は、様々なしわ波長及び/又はしわ頻度を含むように配置され得る、第1のひだG1及び第2のひだG2の一般的な例を示す。例えば、いくつかの構成では、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108は、パネル層165を含む第1の領域R1を備え得る。加えて、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108は、第1の領域の外側に第2の領域R2を備え得、第2の領域は、パネル層165を含まない。次に、弾性材料167が収縮するとき、第1の領域R1及び第2の領域R2は各々、長手方向に延在するひだを備える。例えば、第1の領域R1は、第1のひだG1を備え、第2の領域R2は、第2のひだG2を備え得る。したがって、第1の領域R1は、第1のしわ頻度及び第1のしわ波長を含み得、第2の領域R2は、第2のしわ頻度及び第2のしわ波長を含む。いくつかの構成では、第1のしわ頻度は、第2のしわ頻度に等しくなく、及びいくつかの構成では、第1のしわ波長は、第2のしわ波長に等しくない。例えば、第1のしわ頻度は、第2のしわ頻度未満であり得る。
【0084】
第1及び第2のしわ頻度は、様々な値を有し得ることを理解されたい。例えば、いくつかの構成では、第1のしわ頻度及び第2のしわ頻度のうちの少なくとも1つは、約0.40~約0.59であり得、具体的には、上述の範囲及びその中に又はそれによって形成される全ての範囲内で、全て0.01刻みで列挙する。いくつかの構成では、第1のしわ頻度及び第2のしわ頻度のうちの少なくとも1つは、約0.60~約2であり得、具体的には、上述の範囲及びその中に又はそれによって形成される全ての範囲内で、全て0.01刻みで列挙する。第1及び第2のしわ波長は、様々な値を有し得ることも理解されたい。別の例では、第1のしわ波長及び第2のしわ波長のうちの少なくとも1つは、約0.50mm~約1.65mmであり得、具体的には、上述の範囲及びその中に又はそれによって形成される全ての範囲内で、全て0.01mm刻みで列挙する。いくつかの構成では、第1のしわ波長及び第2のしわ波長のうちの少なくとも1つは、約1.70mm~約2.50mmであり得、具体的には、上述の範囲及びその中に又はそれによって形成される全ての範囲内で、全て0.01mm刻みで列挙する。
【0085】
第2の領域R2は、複数のしわ頻度及びしわ波長を含むように構成され得ることを理解されたい。例えば、第2の領域R2は、第3のしわ頻度及び第3のしわ波長を含み得る。いくつかの構成では、第3のしわ頻度は、第2のしわ頻度及び/又は第1のしわ頻度と等しくない。いくつかの構成では、第3のしわ波長は、第2のしわ波長及び/又は第1のしわ波長と等しくない。
【0086】
前述したように、第1の弾性ベルト106及び/又は第2の弾性ベルト108は、例えば、パーセント接触面積及び/又は高さ値などの追加の望ましい特徴を含むように構築され得る。いくつかの構成では、第1の弾性ベルト106及び第2の弾性ベルト108のうちの少なくとも1つは、100umで約11%超、200umで約28%超、及び300umで約51%超のうちの少なくとも1つのパーセント接触面積を含み得る。及びいくつかの構成では、第1の弾性ベルト106及び第2の弾性ベルト108のうちの少なくとも1つは、1.6mm未満の2%~98%高さ値を備え得る。
【0087】
平均デシテックス(平均Dtex)
平均デシテックス法を使用して、完全な物品中に又は物品から抽出された対象の試料中に存在する弾性繊維についての平均Dtexを、長さ加重ベースで計算する。デシテックス値は、弛緩状態のその材料10,000メートル中に存在する繊維の、グラム単位の質量である。弾性繊維又は弾性繊維を含有する弾性積層体のデシテックス値は、弾性繊維又は弾性繊維を含む弾性積層体の仕様の一部として製造業者によって報告されることが多い。平均Dtexは、入手可能であればこれらの仕様から計算することができる。あるいは、これらの指定される値が知られていない場合は、個々の弾性繊維のデシテックス値は、走査電子顕微鏡(scanning electron microscopy、SEM)などの好適な顕微鏡技法を介して弛緩状態の繊維の断面積を決定し、フーリエ変換赤外(Fourier Transform Infrared、FT-IR)分光法を介して繊維の組成を決定し、次いで組成物の密度に関する文献値を使用して、10,000メートルの繊維中に存在する繊維のグラム単位の質量を計算することによって、測定される。製造業者が提供する又は実験によって測定される、完全な物品又は物品から抽出された試料から取り外された個々の弾性繊維についてのデシテックス値を、後述の式において使用し、この式において、存在する弾性繊維間のデシテックス値の長さ加重平均が決定される。
【0088】
物品又は物品から抽出された試料中に存在する弾性繊維の長さはそれぞれ、既知であれば、構成要素を有する物品の構成要素又は試料の全体寸法と、構成要素を有する物品の構成要素又は試料と関連付けられた弾性繊維予歪み比と、から計算される。あるいは、寸法及び/又は弾性繊維予歪み比は既知ではなく、吸収性物品又は吸収性物品から抽出された試料は分解され、全ての弾性繊維が取り外される。この分解は、例えば、接着剤を軟化させるために穏やかに加熱して、低温スプレー(例えば、Quick-Freeze、Miller-Stephenson Company、Danbury,CT)を用いて、又は、接着剤を除去するが弾性繊維を膨張、改変、若しくは破壊しない適切な溶剤を用いて、行うことができる。弛緩状態の各弾性繊維の長さを測定し、ミリメートル(mm)単位で最も近いmmまで記録する。
【0089】
平均Dtexの計算
吸収性物品又は吸収性物品から抽出された試料中に存在する、弛緩長さL及び繊維デシテックス値d(製造業者の仕様から取得するか実験によって測定するかのいずれか)である個々の弾性繊維fの各々について、その吸収性物品又は吸収性物品から抽出された試料の平均Dtexは、以下のように定義される:
【0090】
【数1】

式中nは、吸収性物品又は吸収性物品から抽出された試料中に存在する弾性繊維の総数である。平均Dtexは、デシテックスの最も近い整数値(グラム/10000m)として報告される。
【0091】
任意の個々の繊維のデシテックス値が仕様から知られていない場合は、以下に記載するように実験によって決定し、結果として得られる繊維デシテックス値を上式で使用して、平均Dtexを決定する。
【0092】
実験による繊維のデシテックス値の決定
上記の手順に従って吸収性物品又は吸収性物品から抽出された試料から取り出された弾性繊維のそれぞれについて、各弾性繊維Lの弛緩状態の長さを測定し、ミリメートル(mm)で最も近いmmまで記録する。各弾性繊維は、その組成を決定するために、FT-IR分光法を介して分析され、その密度ρは利用可能な文献値から決定される。最後に、各繊維をSEMを介して分析する。繊維を、鋭い刃を用いてその長さに沿って垂直に3つの大体等しい位置で切断して、SEM分析のためのきれいな断面を作り出す。これらの断面が露出した3つの繊維切片を、SEM試験片ホルダー上に弛緩状態で装着し、金でスパッタコーティングし、SEM内に導入して分析し、繊維断面を明確に解明するのに十分な解像度で撮像する。測定された断面における何らかの斜めのひずみを最小限にするために、繊維断面を検出器に対して可能な限り垂直に向ける。繊維断面の形状は様々に異なり、繊維によっては複数の個別のフィラメントで構成されるものもある。いずれにせよ、3つの繊維断面の各々の面積が(例えば、円形繊維の直径、楕円形繊維の長軸及び短軸、及びより複雑な形状の画像分析を使用して)決定され、弾性繊維の3つの面積aの平均が、平方マイクロメートル(μm)を単位として、0.1μm単位で記録される。測定されたk番目の弾性繊維のデシテックスdは以下によって計算される:
=10 000m×a×ρ×10-6
式中、dの単位は(計算された長さ10,000メートル当たりの)グラム数であり、aの単位はμmであり、ρの単位はグラム/立方センチメートル(g/cm)である。分析された任意の弾性繊維について、実験によって決定されたL値及びd値は、後から上記の平均Dtexに関する式において使用される。
【0093】
平均ストランド間隔
認定されたNIST定規に対して較正された0.5mm単位まで正確な定規を使用して、あるセクション内の2つの遠位のストランドの間の距離を0.5mm単位で測定し、次いでそのセクション内のストランドの数-1で割る。
平均ストランド間隔=d/(n-1)(式中、n>1)
0.1mm単位で報告する。
【0094】
平均予歪み
試料の平均予歪みを、測定される力がセルの限界の1%~90%以内となるロードセルを使用した、定速伸展の引張試験機で測定する(好適な計器は、MTS Systems Corp.、Eden Prairie,MNから入手可能な、Testworks 4.0 Softwareを使用したMTS Insightである)。分析に先立ち、物品を23℃±2℃及び50%±2%の相対湿度で2時間調整し、その後同じ環境条件下で試験する。
【0095】
初期ゲージ長の調整後、破断するまで伸長を実行するように引張試験機をプログラムする。まず、クロスヘッドを10mm/分で0.05Nの力まで上昇させる。この時点のゲージを調整したゲージ長に設定する。試料が破断するまで100mm/分の速度でクロスヘッドを上昇させる(最大ピーク力の後で力は20%降下する)。クロスヘッドをその元の位置に戻す。力及び伸展データは、実験全体を通して、100Hzの速度で得られる。
【0096】
較正されたキャリパーブロックを使用して公称ゲージ長を40mmに設定し、クロスヘッドをゼロにする。試験ストリップの中央部が上側グリップの20mm下方に位置付けられるように、試料をこのグリップに挿入する。試料を引張軸に対して垂直に折り畳み、この位置を達成するようにグリップ内に設置してもよい。グリップを閉じた後で、余分な材料をトリミングすることができる。試料を下部把持部に挿入し、閉じる。もう一度、ストリップを折り畳むことができるが、その後、グリップを閉じた後でトリミングすることができる。ロードセルをゼロに合わせる。試料は、たるみが最小限であるがロードセルに対する力が0.05N未満であるべきである。試験プログラムを開始する。
【0097】
データから、力(N)対伸展(mm)を算定する。平均予歪みを、弾性体中の不織布が係合されるときの伸展に対応する曲線の屈曲部から計算する。屈曲部よりも前の曲線の領域(主に弾性体)及び屈曲部よりも後の領域(主に不織布)に対応する、2つの線をプロットする。これら2つの線が交差するときの伸展を読み取り、この伸展及び補正したゲージ長から、予歪み%を計算する。予歪み%0.1%として記録する。各エラストマー積層体についての3つの複製試験片の算術平均と、0.1%単位の平均予歪みと、を計算する。
【0098】
表面トポグラフィ(パーセント接触面積、しわ頻度、しわ波長、及び2~98%高さ値)
表面トポグラフィ法では、吸収性物品から弾性積層体試料を取り出し、これを透明な水平円筒管セグメントの凸面にわたって接触させて延ばし、光学プロフィロメトリーを使用して、この透明な管セグメントを通して測定される積層体の身体に面する側の面状表面トポロジーを測定する。次いで、3D表面データをサンプリングし、処理して、弾性積層体試料表面のパーセント接触面積及び高さ、並びにその関連するしわの頻度及び波長を記述する、いくつかのパラメータを抽出する。全ての試験片調製及び試験は、約23±2℃及び約50±2%の相対湿度に維持した調整した室内で実施し、試験に先立って少なくとも24時間、試験片をこの環境内で平衡化させる。
【0099】
試料の調製
物品から抽出された各弾性積層体試料を、以下に記載するように水平管セグメント上に装着する。管セグメントは、8.0インチ(203mm)の外径及び0.1875インチ(4.76mm)の壁厚さを有する、十分な長さの光学的に透明な無色のキャストアクリル円筒管から切断される。このセグメントは、親管の円筒中心軸と平行な軸に沿った4.0インチ(102mm)の寸法と、5.5インチ(140mm)の円周外弧長さと、を有する。
【0100】
弾性積層体試料は、その一次延伸方向に元の幅の120%まで延在し、例えば、元の幅100mmを有する試料は、試験のために幅120mmまで延在され得る。この伸展状態では、伸展させた弾性積層体試料は、その身体に面する表面が管セグメントの凸面と接触するように、及び、伸展の軸が管セグメントの周縁に沿う向きになるように、向きを決められる。伸展させた積層体の両端部を、積層体の身体に面する表面が透明な管セグメントの凹面を通して視認可能となるように、透明な管セグメントに固定する。
【0101】
5つの同等の吸収性物品から5つの複製弾性積層体試料をこのように分離及び調製して、分析する。
【0102】
3D表面画像取得
DLPベースの構造光三次元(3D)表面トポグラフィ測定システムを使用して、伸展させた弾性積層体試料の身体に面する表面の3D表面トポグラフィ画像を取得する(好適な表面トポグラフィ測定システムは、LMI Technologies Inc.、Vancouver,Canadaから市販されている、MikroCAD Premiumの計器、又は同等のものである)。このシステムは、以下の主要部品を含む:a)直接デジタル制御マイクロミラーを備えるデジタル光処理(Digital Light Processing、DLP)投影装置、b)少なくとも1600×1200ピクセルの解像度を有するCCDカメラ、c)少なくとも60mm×45mmの測定エリアに適合された投影光学系、d)60mm×45mmの測定エリアに適合された記録光学系、e)小さな硬石プレートに基づく三脚台、f)青色LED光源、g)測定、制御、及び評価コンピュータ実行表面テクスチャ分析ソフトウェア(好適なソフトウェアは、Mountain Map技術を備えたMikroCADソフトウェア、又は同等のものである)、並びに、h)供給メーカーから入手可能な、横方向(XY)較正及び垂直方向(Z)較正用の較正プレート。
【0103】
光学3D表面トポグラフィ測定システムは、デジタルマイクロミラーパターン縞投影技法を使用して、試験片の表面高さを測定する。このパターン投影技法の性質により、透明な材料を通して試料の表面トポグラフィを精査することが可能になる。測定の結果は、水平(XY)平面における変位に対する表面高さ(Z軸として定義される)の3Dデータセットである。この3Dデータセットは、画像内の全ての画素がXY変位に関連付けられており、画素の値は記録されたZ軸高さ値である、画像と考えることもできる。このシステムは、約37マイクロメートルのXYピクセル解像度及び0.5マイクロメートルの高さ解像度を有する、60×45mmの視野を有し、可能な合計高さ範囲は32mmである。
【0104】
この計器を、製造者の仕様に従って、供給メーカーから入手可能な横方向(XY平面)及び垂直方向(Z軸)用の較正プレートを用いて較正する。
【0105】
透明な管セグメント上に装着された弾性積層体試料を、身体に面する表面が上向きに面し透明な材料を通して見えるように、管セグメント表面の凹面が上向きになるように配置する。管セグメントを、分析されるべき領域内の凸状の(下向き)試料表面が自由に懸架され、表面上に静止しないようにして、スタンド上に設置する。管セグメントは、その周方向(積層体が延伸される方向又は軸)が、カメラの視野の長軸(又は視野が正方形である場合は中心軸のいずれか)の中心に配置されてそれと垂直になるように配向される。計器製造業者の推奨する測定手順に従って、弾性積層体試料の3D表面トポロジー画像を収集するが、この手順には、測定システムの焦点を合わせること、及び輝度調整を行うことが含まれ得る。プレフィルタリングオプションは使用されない。収集された高さ画像ファイルは、表面テクスチャ分析ソフトウェアを実行する評価用コンピュータに保存される。
【0106】
3D表面トポグラフィ測定システムの視野が弾性積層体試料上の評価領域よりも大きい場合、分析を行う前に、XY解像度を維持しながら無関係なエリアを除去し関連部分の矩形視野を保持するように、画像をトリミングしてもよい。
【0107】
3D表面画像分析
3D表面トポグラフィ画像を、表面テクスチャ分析ソフトウェアで開く。次いで、各画像に対して以下のフィルタリング手順を実施する:1)無効な又は未測定の点の除去、2)ノイズを除去するための5×5ピクセルメジアンフィルタ、3)表面を平滑化するための5×5ピクセル平均フィルタ、及び4)二次元の二次多項式(表面トポロジー画像の最小二乗フィットを介して決定される)を減算して、一般的な形態を除去し、表面を平坦化する。二次多項式は以下の等式によって定義される:
f(x,y)=c+cx+cy+c+c+cxy
【0108】
この時点までに上記したように処理された各データセットは、「前処理された試料データセット」と称される。得られるトポロジー画像の最も高い点は管セグメントの凸状表面と接触するエリアに対応し、最も低い点は管セグメントの凸状表面よりも下の最も遠位の点である。
【0109】
接触表面積及び2~98%高さ値
5つの複製試料の3D表面トポグラフィ画像の各々について、前処理された試料データセットに対して以下の分析を行う。パーセント表面接触面積及び2~98%高さの測定値は、表面に対して外挿される、ISO13565-2:1996規格に記載されている面積式実体比(Areal Material Ratio)(アボット-ファイアストーン)曲線から導出される。この曲線は、測定した表面高さの範囲に対する表面高さ分布ヒストグラムの積算曲線である。実体比は、評価領域(視野面積)の断面積に対する、所与の高さ又は切断深さにある表面を通過する交差平面以上の高さを有する点に相当する面積の、パーセントとして表される比である。2%の実体比における高さを、最初に特定する。次いで、この高さより100μm下の切断深さを特定し、この深さにおける実体比を、100μmにおけるパーセント表面接触面積として記録する。この手順を、2%の実体比における特定された高さよりも200μm及び300μm低い切断深さで繰り返し、これらの深さにおける実体比をそれぞれ、200μmにおけるパーセント表面接触面積及び300μmにおけるパーセント表面接触面積として記録する。全てのパーセント接触面積値を、0.1%単位で記録する。
【0110】
試料表面の2~98%高さは、小さいパーセンテージの最高の山及び最低の谷を除外する、2つの実体比の間の高さの差として定義される。試料表面の2~98%高さは、2%の実体比値~98%の実体比に対応する2つの切断深さの間の高さであり、0.01mm単位で記録される。
【0111】
しわ頻度及びしわ波長
各試料の前処理された3D表面トポロジー画像をフーリエ変換空間周波数解析に供して、しわ頻度及びしわ波長を決定する。
【0112】
各3D表面トポロジー画像は、弾性積層体の弾性ストランド(存在し明白である場合)と平行な、又はより一般的には、弛緩状態の弾性積層体が呈するしわに対して垂直な次元内に延びる、単一のデータ点の全体的配列の各々を単離することによって、個々の線プロファイルへと分解される。したがって、これらの線プロファイルは、高さ(ミリメートル単位)対距離(ミリメートル単位)の形態のデータセットである。
【0113】
分解した各複製3D表面トポロジー画像について、各線プロファイルを平均中心化し、高速フーリエ変換(FFT)を適用して、各ラインプロファイルの周波数振幅スペクトルを計算する。全ての抽出された線プロファイルのフーリエ変換振幅対空間周波数スペクトルを平均し、得られた平均振幅対空間周波数スペクトルをF(1/d)と定義するが、ここで1/dは、mm-1を単位とする距離の逆数である。最後に、関数P(1/d)=d×F(1/d)、予想される1/dノイズを補正するための距離dの前因子を有する空間周波数パワースペクトル密度を、1/dに対してプロットする。P(1/d)が最大となる距離の逆数1/dの値をしわ頻度として定義し、mm-1を単位として0.001mm-1単位で記録する。しわ頻度の逆数をしわ波長として定義し、mmを単位として0.01mm単位で記録する。
【0114】
方法パラメータの報告
上記した3D表面画像分析を5つの試料複製全ての3D表面トポロジー画像上で行った後で、以下の出力パラメータを定義し、報告する。100μmでの5つのパーセント表面接触面積の測定値の全ての算術平均を、100μmにおける平均パーセント表面接触面積として定義し、0.1%単位で報告する。200μmでの5つのパーセント表面接触面積の測定値の全ての算術平均を、200μmにおける平均パーセント表面接触面積として定義し、0.1%単位で報告する。300μmでの5つのパーセント表面接触面積の測定値の全ての算術平均を、300μmにおける平均パーセント表面接触面積として定義し、0.1%単位で報告する。5つ全ての2~98%高さ測定値の算術平均を、平均2~98%高さとして定義し、mm単位で0.01mm単位まで報告する。5つ全てのしわ周波数測定値の算術平均を平均しわ周波数として定義し、mm単位で0.001mm-1単位まで報告する。5つのしわ波長の測定値の全ての算術平均を、平均しわ波長として定義し、mmを単位として0.01mm単位で報告する。
【0115】
組み合わせ
A1.吸収性物品であって、トップシート、バックシート、及びトップシートとバックシートとの間に位置決めされた吸収性コアを含むシャーシであって、シャーシが、第1の端部領域と、股部領域によって第1の端部領域から長手方向に分離された第2の端部領域と、を更に含む、シャーシと、シャーシの第1の端部領域と接続された第1のベルトと、シャーシの第2の端部領域と接続された第2のベルトであって、第2のベルトの横方向に対向する端部部分が、第1のベルトの横方向に対向する端部部分と接続されて、腰部開口部を形成する、第2のベルトと、を備え、第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つが、第1の基材と第2の基材との間に位置決めされ、かつそれらと接続された弾性材料を含み、第1の基材及び第2の基材は各々、着用者に面する表面と、衣類に面する表面と、腰部開口部の一部分に沿って延在する遠位縁部と、を備え、パネル層であって、第1の基材の衣類側表面及び第2の基材の着用者に面する表面と接続された第3の基材を含み、パネル層が、腰部開口部の少なくとも一部分を画定する折り目に沿って折り畳まれる、パネル層と、を備える、吸収性物品。
B1.第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つが、バックシートを横切って延在する近位縁部を備える、段落A1に記載の吸収性物品。
C1.パネル層が、第1の基材の衣類側表面に沿って延在する第1の横方向縁部と、第2の基材の着用者に面する表面に沿って延在する第2の横方向縁部とを備え、パネル層が、折り目から第1の横方向縁部まで長手方向に延在する第1の最大距離D1と、折り目から第2の横方向縁部まで長手方向に延在する第2の最大距離D2と、を備える、段落A1又はB1のいずれかに記載の吸収性物品。
D1.D1が、D2と等しくない、請求項3に記載の吸収性物品。
E1.第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つが、遠位縁部から近位縁部まで長手方向に延在する最大長さを画定し、D1又はD2が、遠位縁部から近位縁部まで長手方向に延在する最大長さ未満である、請求項3に記載の吸収性物品。
F1.D1又はD2が、遠位縁部から近位縁部まで長手方向に延在する最大長さの約40%未満である、請求項5に記載の吸収性物品。
G1.パネル層の第2の横方向縁部の一部分が、パネル層と第2の基材の着用者側表面との間にポケットを画定するために、第2の基材の着用者側表面と接合されていない、請求項3に記載の吸収性物品。
H1.折り目が、第1及び第2の基材の遠位縁部に沿って延在する、段落A1に記載の吸収性物品。
I1.折り目が、第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つの遠位縁部から長手方向外向きに位置決めされる、段落A1に記載の吸収性物品。
J1.パネル層は、折り目と第1の横方向縁部との間で長手方向に延在する衣類に面する層と、折り目と第2の横方向縁部との間で長手方向に延在する着用者に面する層と、を備える、段落A1に記載の吸収性物品。
K1.パネル層の着用者に面する層が、第1のパターンで配置された第1の複数の別個の接合部によってパネル層の衣類に面する層に直接接合されている、段落J1に記載の吸収性物品。
L1.パネル層の衣類に面する層が、第1の基材と直接接合され、パネル層の着用者に面する層が、第2のパターンで配置された第2の複数の別個の接合によって第2の基材と直接接合される、段落K1に記載の吸収性物品。
M1.第1の基材が、第3のパターンで配置された第3の複数の別個の接合部によって第2の基材と直接接合される、段落L1に記載の吸収性物品。
N1.第1のパターンが、第2のパターンと同じである、段落M1に記載の吸収性物品。
O1.第1のパターン及び第2のパターンのうちの少なくとも1つが、第3のパターンと異なる、段落M1に記載の吸収性物品。
P1.第1の複数の別個の接合部、第2の複数の別個の接合部、及び第3の複数の別個の接合部が、接着剤接合及び機械的接合のうちの少なくとも1つを含む、段落M1に記載の吸収性物品。
Q1.弾性材料が、パネル層の着用者に面する層とパネル層の衣類に面する層との間に位置決めされる、段落J1に記載の吸収性物品。
R1.パネル層の衣類に面する部分が、孔を備える、段落J1に記載の吸収性物品。
S1.パネル層が、パネル層の衣類に面する層及びパネル層の着用者に面する層を通って延在する孔を備える、段落J1に記載の吸収性物品。
T1.第1の基材及び第2の基材が、パネル層の着用者に面する層とパネル層の衣類に面する層との間に位置決めされる、段落J1に記載の吸収性物品。
U1.第1の基材、第2の基材、パネル層の衣類に面する層、及びパネル層の着用者に面する層を通って延在する孔を更に備える、段落T1に記載の吸収性物品。
V1.弾性材料が弾性フィルムを含む、段落A1~U1のいずれか一項に記載の吸収性物品。
W1.弾性材料が、弾性ストランドを含む、段落A1~V1のいずれか一項に記載の吸収性物品。
X1.弾性ストランドが、押出成形された弾性ストランドを含む、段落W1に記載の吸収性物品。
Y1.押出成形された弾性ストランドが、予め波形化された構成で第1の基材と接合される、段落X1に記載の吸収性物品。
Z1.弾性ストランドが、第1の複数の弾性ストランド及び第2の複数の弾性ストランドのうちの少なくとも1つを含み、
第1の複数の弾性ストランドが、約0.25mm~約4mmの平均ストランド間隔、及び約10~約500の平均Dtexを有し、
第2の複数の弾性ストランドが、約4mm超の平均ストランド間隔、及び約450超の平均Dtexを含む、段落W1に記載の吸収性物品。
AA1.第1の複数の弾性ストランド及び第2の複数の弾性ストランドのうちの少なくとも1つが、パネル層と接合される、段落Z1に記載の吸収性物品。
BB1.第1の複数の弾性ストランド及び第2の複数の弾性ストランドのうちの少なくとも1つが、遠位縁部に隣接して第1の基材と第2の基材との間に接合される、段落Z1に記載の吸収性物品。
CC1.第1の複数の弾性ストランド及び第2の複数の弾性ストランドのうちの少なくとも1つが、パネル層と接合され、遠位縁部に隣接して第1の基材と第2の基材との間に接合される、段落Z1に記載の吸収性物品。
DD1.第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つが、バックシートを横切って延在する近位縁部を備え、第1の複数の弾性ストランド及び第2の複数の弾性ストランドのうちの少なくとも1つが、近位縁部に隣接して位置決めされる、段落Z1に記載の吸収性物品。
EE1.第1の複数の弾性ストランドが、約75%~約300%の第1の平均予歪みを含む、段落Z1に記載の吸収性物品。
FF1.第2の複数の弾性ストランドが、第1の平均予歪みよりも大きい第2の平均予歪みを含む、段落EE1に記載の吸収性物品。
GG1.パネル層を備える、第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つの第1の領域と、パネル層を備えていない第1の領域の外側の第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つの第2の領域と、を更に備え、弾性材料が収縮したとき、第1の領域及び第2の領域は各々、長手方向に延在するひだを備え、第1の領域は、第1のしわ頻度及び第1のしわ波長を含み、第2の領域は、第2のしわ頻度及び第2のしわ波長を含む、段落A1~FF1のいずれか一項に記載の吸収性物品。
HH1.第1のしわ頻度が、第2のしわ頻度と等しくない、段落GG1に記載の吸収性物品。
II1.第1のしわ頻度が、第2のしわ頻度未満である、段落HH1に記載の吸収性物品。
JJ1.第1のしわ頻度及び第2のしわ頻度のうちの少なくとも1つが、約0.40~約0.59であり、第1のしわ頻度及び第2のしわ頻度のうちの少なくとも1つが、約0.60~約2である、段落GG1に記載の吸収性物品。
KK1.第1のしわ波長及び第2のしわ波長のうちの少なくとも1つが、約0.50mm~約1.65mmであり、第1のしわ波長及び第2のしわ波長のうちの少なくとも1つが、約1.70mm~約2.50mmである、段落GG1に記載の吸収性物品。
LL1.第1の基材が、第1の長手方向縁部と第2の長手方向縁部との間に第1の横方向幅W1を画定し、第2の基材が、第1の長手方向縁部と第2の長手方向縁部との間に第2の横方向幅W2を画定し、パネル層が、第1の長手方向縁部と第2の長手方向縁部との間に第3の横方向幅W3を画定する、段落A1~KK1のいずれか一項に記載の吸収性物品。
MM1.第3の横方向幅W3が、第1の横方向幅W1及び第2の横方向幅W2のうちの少なくとも1つと等しい、段落LL1に記載の吸収性物品。
NN1.第3の横方向幅W3が、第1の横方向幅W1及び第2の横方向幅W2のうちの少なくとも1つ未満である、段落LL1に記載の吸収性物品。
OO1.パネル層が、積層体である、段落A1~NN1のいずれか一項に記載の吸収性物品。
PP1.積層体が、第2の弾性材料を含む、段落OO1に記載の吸収性物品。
QQ1.第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つが、第1のベルトから第2のベルトまで連続的に延在する、段落A1~PP1のいずれか一項に記載の吸収性物品。
RR1.弾性材料が、湾曲した経路に沿って延在する、段落A1~QQ1のいずれか一項に記載の吸収性物品。
SS1.第2のベルトの横方向に対向する端部部分が、第1のベルトの横方向に対向する端部部分と再締結可能に接続される、段落A1~RR1のいずれか一項に記載の吸収性物品。
TT1.第1のベルトが、第1の長手方向長さを画定し、第2のベルトが、第2の長手方向長さを画定し、第1の長手方向長さが、第2の長手方向長さとは異なる、段落A1~SS1のいずれか一項に記載の吸収性物品。
UU1.第1のベルト及び第2のベルトが各々、第1の横方向に延在する縁部及び第2の横方向に延在する縁部を備える、段落A1~TT1のいずれか一項に記載の吸収性物品。
VV1.第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つの第1の横方向に延在する縁部及び第2の横方向に延在する縁部が、異なる横方向幅を画定する、段落UU1に記載の吸収性物品。
A2.吸収性物品であって、トップシート、バックシート、及びトップシートとバックシートとの間に位置決めされた吸収性コアを含むシャーシであって、シャーシが、第1の端部領域と、股部領域によって第1の端部領域から長手方向に分離された第2の端部領域と、を更に含む、シャーシと、シャーシの第1の端部領域と接続された第1のベルトと、シャーシの第2の端部領域と接続された第2のベルトであって、第2のベルトの横方向に対向する端部部分が、第1のベルトの横方向に対向する端部部分と接続されて、腰部開口部を形成する、第2のベルトと、を備え、第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つが、第1の基材と第2の基材との間に位置決めされ、かつそれらと接続された弾性材料を含み、第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つが、腰部開口部の一部分に沿って延在する遠位縁部を備え、第1の横方向縁部から第2の横方向縁部まで長手方向に延在するパネル層であって、第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つと接続されたパネル層と、パネル層を備える第1の領域と、パネル層を備えていない第1の領域の外側の第2の領域と、を備え、弾性材料が収縮したとき、第1の領域及び第2の領域は各々、長手方向に延在するひだを備え、第1の領域は、第1のしわ頻度及び第1のしわ波長を含み、第2の領域は、第2のしわ頻度及び第2のしわ波長を含み、第1のしわ頻度は、第2のしわ頻度と等しくない、吸収性物品。
B2.第2の領域が、第3のしわ頻度を更に含み、第3のしわ頻度が、第2のしわ頻度と等しくない、段落A2に記載の吸収性物品。
C2.第1の基材及び第2の基材が各々、着用者に面する表面及び衣類に面する表面を備え、パネル層が、第2の基材の着用者に面する表面と接続される、段落A2又はB2に記載の吸収性物品。
D2.パネル層の第2の横方向縁部の一部分が、パネル層と第2の基材の着用者側表面との間にポケットを画定するために、第2の基材の着用者側表面と接合されていない、段落A2~C2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
E2.第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つが、バックシートを横切って延在する近位縁部を含む、段落A2~D2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
F2.パネル層が、第1の横方向縁部から第2の横方向縁部まで長手方向に延在する第1の最大距離D1を備え、第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つが、遠位縁部から近位縁部まで長手方向に延在する最大長さを画定し、D1が、遠位縁部から近位縁部まで長手方向に延在する最大長さ未満である、段落A2~E2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
G2.D1が、遠位縁部から近位縁部まで長手方向に延在する最大長さの約40%未満である、段落F2に記載の吸収性物品。
H2.第1の横方向縁部が、第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つの遠位縁部から長手方向外向きに位置決めされる、段落A2~G2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
I2.パネル層が、第1のパターンで配置された第1の複数の別個の接合部によって第1の基材に直接接合される、段落A2~H2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
J2.パネル層が、第2のパターンで配置された第2の複数の別個の接合部によって第2の基材と直接接合される、段落I2に記載の吸収性物品。
K2.第1の基材が、第3のパターンで配置された第3の複数の別個の接合部によって第2の基材と直接接合される、段落J2に記載の吸収性物品。
L2.第1のパターンが、第2のパターンと同じである、段落K2に記載の吸収性物品。
M2.第1のパターン及び第2のパターンのうちの少なくとも1つが、第3のパターンとは異なる、段落K2又はL2に記載の吸収性物品。
N2.第1の複数の別個の接合部、第2の複数の別個の接合部、及び第3の複数の別個の接合部のうちの少なくとも1つが、接着剤接合及び機械的接合のうちの少なくとも1つを含む、段落K2~M2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
O2.パネル層が、第1のパターンで配置された第1の複数の別個の接合部によって、第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つと直接接合される、段落A2~H2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
P2.第1の基材が、第2のパターンで配置された第3の複数の別個の接合部によって第2の基材と直接接合される、段落O2に記載の吸収性物品。
Q2.第1のパターンが、第2のパターンと同じである、段落O2又はP2に記載の吸収性物品。
R2.第1のパターンが、第2のパターンと異なる、段落O2~Q2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
S2.弾性材料が、パネル層と第1の基材との間に位置決めされる、段落A2~R2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
T2.パネル層が、孔を備える、段落A2~S2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
U2.パネル層、第1の基材、及び第2の基材を通って延在する孔を更に備える、段落A2~T2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
V2.弾性材料が弾性フィルムを含む、段落A2~U2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
W2.弾性材料が、弾性ストランドを含む、段落A2~V2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
X2.弾性ストランドが、押出成形された弾性ストランドを備える、段落W2に記載の吸収性物品。
Y2.押出成形された弾性ストランドが、予め波形化された構成で第1の基材と接合される、段落X2に記載の吸収性物品。
Z2.弾性ストランドが、第1の複数の弾性ストランド及び第2の複数の弾性ストランドのうちの少なくとも1つを備え、
第1の複数の弾性ストランドが、約0.25mm~約4mmの平均ストランド間隔、及び約10~約500の平均Dtexを有し、
第2の複数の弾性ストランドが、約4mm超の平均ストランド間隔、及び約450超の平均Dtexを含む、段落A2~Y2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
AA2.第1の複数の弾性ストランド及び第2の複数の弾性ストランドのうちの少なくとも1つが、パネル層と接合される、段落Z2に記載の吸収性物品。
BB2.第1の複数の弾性ストランド及び第2の複数の弾性ストランドのうちの少なくとも1つが、遠位縁部に隣接して第1の基材と第2の基材との間に接合される、段落Z2に記載の吸収性物品。
CC2.第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つが、バックシートを横切って延在する近位縁部を備え、第1の複数の弾性ストランド及び第2の複数の弾性ストランドのうちの少なくとも1つが、近位縁部に隣接して位置決めされる、段落Z2に記載の吸収性物品。
DD2.第1の複数の弾性ストランドが、約75%~約300%の第1の平均予歪みを含む、段落Z2~CC2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
EE2.第2の複数の弾性ストランドが、第1の平均予歪みよりも大きい第2の平均予歪みを含む、段落DD2に記載の吸収性物品。
FF2.第1のしわ頻度が、第2のしわ頻度未満である、段落A2~EE2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
GG2.第1のしわ頻度及び第2のしわ頻度のうちの少なくとも1つが、約0.40~約0.59であり、第1のしわ頻度及び第2のしわ頻度のうちの少なくとも1つが、約0.60~約2である、段落A2~FF2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
HH2.第1のしわ波長が、第2のしわ波長と等しくない、段落A2~GG2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
II2.第1のしわ波長及び第2のしわ波長のうちの少なくとも1つが、約0.50mm~約1.65mmであり、第1のしわ波長及び第2のしわ波長のうちの少なくとも1つが、約1.70mm~約2.50mmである、段落HH2に記載の吸収性物品。
JJ2.パネル層の第1の横方向縁部が、第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つの遠位縁部と境界を接して位置決めされる、段落A2~II2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
KK2.パネル層の第1の横方向縁部が、第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つの遠位縁部の長手方向内側に位置決めされる、段落A2~JJ2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
LL2.第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つが、近位縁部を備え、パネル層の第2の横方向縁部が、近位縁部の長手方向外側に位置決めされる、段落A2~KK2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
MM2.第1の横方向縁部が、腰部開口部の一部分を画定する、段落A2~LL2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
NN2.パネル層と、第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つとの間に位置決めされた弾性ストランドを更に備える、段落A2~MM2のいずれか一項に記載の吸収性物品。
OO2.弾性ストランドが、第1の複数の弾性ストランド及び第2の複数の弾性ストランドのうちの少なくとも1つを備え、
第1の複数の弾性ストランドが、約0.25mm~約4mmの平均ストランド間隔、及び約10~約500の平均Dtexを有し、
第2の複数の弾性ストランドが、約4mm超の平均ストランド間隔、及び約450超の平均Dtexを含む、段落NN2に記載の吸収性物品。
A3.吸収性物品であって、
トップシート、バックシート、及びトップシートとバックシートとの間に位置決めされた吸収性コアを含むシャーシであって、シャーシが、第1の端部領域と、股部領域によって第1の端部領域から長手方向に分離された第2の端部領域と、を更に含む、シャーシと、シャーシの第1の端部領域と接続された第1のベルトと、シャーシの第2の端部領域と接続された第2のベルトであって、第2のベルトの横方向に対向する端部部分が、第1のベルトの横方向に対向する端部部分と接続されて、腰部開口部を形成する、第2のベルトと、を備え、第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つが、第1の基材と第2の基材との間に位置決めされ、かつそれらと接続された弾性材料を含み、第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つが、腰部開口部の一部分に沿って延在する遠位縁部を備え、第1の横方向縁部から第2の横方向縁部まで長手方向に延在するパネル層であって、パネル層が、第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つと接続され、第1の基材が、第1のパターンで配置された第1の複数の別個の接合部で第2の基材と直接接合され、パネル層が、第2のパターンで配置された第2の複数の別個の接合部で第1の基材又は第2の基材と直接接合され、第1のパターンが、第2のパターンとは異なる、パネル層と、を備える、吸収性物品。
A4.吸収性物品であって、トップシート、バックシート、及びトップシートとバックシートとの間に位置決めされた吸収性コアを含むシャーシであって、シャーシが、第1の端部領域と、股部領域によって第1の端部領域から長手方向に分離された第2の端部領域と、を更に含む、シャーシと、シャーシの第1の端部領域と接続された第1のベルトと、シャーシの第2の端部領域と接続された第2のベルトであって、第2のベルトの横方向に対向する端部部分が、第1のベルトの横方向に対向する端部部分と接続されて、腰部開口部を形成する、第2のベルトと、を備え、第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つは、腰部開口部の一部分に沿って延在する遠位縁部を備え、第1の基材と第2の基材との間に位置決めされ、かつそれらと接続された弾性材料であって、第1の基材と第2の基材との間に位置決めされ、かつそれらと接続された第1の複数の弾性ストランドを含み、第1の複数の弾性ストランドが、約0.25mm~約4mmの平均ストランド間隔及び約10~約500の平均Dtexを有し、第1の基材及び第2の基材が各々、着用者に面する表面と、衣類に面する表面を備え、第2の基材の着用者表面と接続されたパネル層であって、第1の横方向縁部及び第2の横方向縁部を備え、第1の横方向縁部は、第2の横方向縁部の長手方向外側に位置決めされる、パネル層と、を備える、吸収性物品。
B4.パネル層の第1の横方向縁部が、第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つの遠位縁部と境界を接して位置決めされる、段落A4に記載の吸収性物品。
C4.パネル層の第1の横方向縁部が、第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つの遠位縁部の長手方向内側に位置決めされる、段落A4に記載の吸収性物品。
D4.第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つが、バックシートを横切って延在する近位縁部を備える、段落A4に記載の吸収性物品。
E4.弾性材料が弾性フィルムを含む、段落A4~D4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
F4.弾性ストランドが、押出成形された弾性ストランドを備える、段落A4~E4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
G4.押出成形された弾性ストランドが、予め波形化された構成で第1の基材と接合される、F4に記載の吸収性物品。
H4.弾性材料が、第2の複数の弾性ストランドを更に備え、第2の複数の弾性ストランドが、約4mm超の平均ストランド間隔及び約450超の平均Dtexを含む、段落A4~G4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
I4.第1の複数の弾性ストランド及び第2の複数の弾性ストランドのうちの少なくとも1つが、パネル層と接合される、段落H4に記載の吸収性物品。
J4.
パネル層を備える、第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つの第1の領域と、
パネル層を備えていない第1の領域の外側の第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つの第2の領域と、を更に含み、
弾性材料が収縮したとき、第1の領域及び第2の領域が各々、長手方向に延在するひだを備え、第1の領域が、第1のしわ頻度及び第1のしわ波長を備え、第2の領域が、第2のしわ頻度及び第2のしわ波長を備える、段落A4~I4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
K4.第1のしわ頻度が、第2のしわ頻度と等しくない、段落J4に記載の吸収性物品。
L4.第1のしわ頻度が、第2のしわ頻度未満である、段落J4に記載の吸収性物品。
M4.第1のしわ頻度及び第2のしわ頻度のうちの少なくとも1つが、約0.40~約0.59であり、第1のしわ頻度及び第2のしわ頻度のうちの少なくとも1つが、約0.60~約2である、段落J4に記載の吸収性物品。
N4.第1のしわ波長及び第2のしわ波長のうちの少なくとも1つが、約0.50mm~約1.65mmであり、第1のしわ波長及び第2のしわ波長のうちの少なくとも1つが、約1.70mm~約2.50mmである、段落J4に記載の吸収性物品。
O4.第1の基材が、第1の長手方向縁部と第2の長手方向縁部との間に第1の横方向幅W1を画定し、第2の基材が、第1の長手方向縁部と第2の長手方向縁部との間に第2の横方向幅W2を画定し、パネル層が、第1の長手方向縁部と第2の長手方向縁部との間に第3の横方向幅W3を画定する、段落A4~N4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
P4.第3の横方向幅W3が、第1の横方向幅W1及び第2の横方向幅W2のうちの少なくとも1つと等しい、段落O4に記載の吸収性物品。
Q4.第3の横方向幅W3が、第1の横方向幅W1及び第2の横方向幅W2のうちの少なくとも1つ未満である、段落O4に記載の吸収性物品。
R4.パネル層が、積層体である、段落A4~R4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
S4.積層体が、第2の弾性材料を含む、段落R4に記載の吸収性物品。
T4.パネル層が、シャーシの第1の端部領域の一部分を覆う、段落A4~S4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
A5.吸収性物品であって、トップシート、バックシート、及びトップシートとバックシートとの間に位置決めされた吸収性コアを含むシャーシであって、シャーシが、第1の端部領域と、股部領域によって第1の端部領域から長手方向に分離された第2の端部領域と、を更に含む、シャーシと、シャーシの第1の端部領域と接続された第1のベルトと、シャーシの第2の端部領域と接続された第2のベルトであって、第2のベルトの横方向に対向する端部部分が、第1のベルトの横方向に対向する端部部分と接続されて、腰部開口部を形成する、第2のベルトと、を備え、第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つが、第1の基材と第2の基材との間に位置決めされ、かつそれらと接続された第1の複数の弾性ストランドを備え、第1の複数の弾性ストランドが、約0.25mm~約4mmの平均ストランド間隔及び約10~約500の平均Dtexを備え、第1の基材及び第2の基材が各々、着用者に面する表面、衣類に面する表面を備え、第1の基材が、第1の孔を備える、吸収性物品。
B5.シャーシが、第1の基材の着用者に面する表面と接続される、段落A5に記載の吸収性物品。
C5.第2の基材が、第2の孔を備える、段落A5又はB5に記載の吸収性物品。
D5.第1の開口部及び第2の開口部が、第1の基材及び第2の基材を通って延在する孔を画定するように、少なくとも部分的に位置合わせされ、かつ重なり合う、段落C5に記載の吸収性物品。
E5.第1の孔が、第1のサイズ、第1の形状、及び第1のパターンを画定し、第2の孔が、第2のサイズ、第2の形状、及び第2のパターンを画定する、段落C5に記載の吸収性物品。
F5.第1のサイズ、第1の形状、及び第1のパターンのうちの少なくとも1つが、それぞれ、第2のサイズ、第2の形状、及び第2のパターンのうちの少なくとも1つと異なる、段落E5に記載の吸収性物品。
G5.第1のサイズ、第1の形状、及び第1のパターンのうちの少なくとも1つが、それぞれ、第2のサイズ、第2の形状、及び第2のパターンのうちの少なくとも1つと同じである、段落E5に記載の吸収性物品。
H5.第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つが、腰部開口部の一部分に沿って延在する遠位縁部と、バックシートを横切って延在する近位縁部と、を備える、段落A5に記載の吸収性物品。
I5.第1の孔が、第1のサイズ、第1の形状、及び遠位縁部に隣接する第1のパターンを画定し、第1の孔が、第2のサイズ、第2の形状、及び近位縁部に隣接する第2のパターンを画定する、段落H5に記載の吸収性物品。
J5.第1のサイズ、第1の形状、及び第1のパターンのうちの少なくとも1つが、それぞれ、第2のサイズ、第2の形状、及び第2のパターンのうちの少なくとも1つと異なる、段落H5に記載の吸収性物品。
K5.第1のサイズ、第1の形状、及び第1のパターンのうちの少なくとも1つが、それぞれ、第2のサイズ、第2の形状、及び第2のパターンのうちの少なくとも1つと同じである、段落H5に記載の吸収性物品。
L5.第1の横方向縁部から第2の横方向縁部まで長手方向に延在するパネル層を更に備え、パネル層が、第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つと接続され、第1の横方向縁部が、腰部開口部の一部分を画定する、段落A5に記載の吸収性物品。
M5.パネル層が、第2の孔を備える、段落L5に記載の吸収性物品。
N5.第1の孔が、第1のサイズ、第1の形状、及び第1のパターンを画定し、第2の孔が、第2のサイズ、第2の形状、及び近位縁部に隣接する第2のパターンを画定する、段落M5に記載の吸収性物品。
O5.第1のサイズ、第1の形状、及び第1のパターンのうちの少なくとも1つが、それぞれ、第2のサイズ、第2の形状、及び第2のパターンのうちの少なくとも1つと異なる、段落M5に記載の吸収性物品。
P5.第1のサイズ、第1の形状、及び第1のパターンのうちの少なくとも1つが、それぞれ、第2のサイズ、第2の形状、及び第2のパターンのうちの少なくとも1つと同じである、段落M5に記載の吸収性物品。
Q5.第1の孔及び第2の孔が、第1の基材及びパネル層を通って延在する孔を画定するように位置合わせされる、段落M5に記載の吸収性物品。
R5.第1の複数の弾性ストランドが、約10~約200の平均Dtexを含む、段落A5~Q5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
S5.第1の複数の弾性ストランドのうちのいくつかが、第1の孔のうちのいくつかにわたって延在する、段落A5~R5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
T5.第1の基材及び第2の基材が、接合領域においてともに接合され、接合領域が、非接合領域によって取り囲まれる、段落A5~Q5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
U5.第1の孔が、接合領域内に位置決めされる、段落T5に記載の吸収性物品。
V5.第1の孔が、非接合領域内に位置決めされる、段落T5に記載の吸収性物品。
W5.第1の孔が、約0.030mm~約51.000mmの面積を画定する、段落A5に記載の吸収性物品。
A6.吸収性物品であって、トップシート、バックシート、及びトップシートとバックシートとの間に位置決めされた吸収性コアを含むシャーシであって、シャーシが、第1の端部領域と、股部領域によって第1の端部領域から長手方向に分離された第2の端部領域と、を更に含む、シャーシと、中央領域によって第2の端部領域から横方向に分離された第1の端部領域を含む第1のベルトであって、中央領域が、シャーシの第1の端部領域と接続された、第1のベルトと、中央領域によって第2の端部領域から横方向に分離された第1の端部領域を含む第2のベルトであって、中央領域がシャーシの第2の端部領域と接続され、第2のベルトの第1及び第2の端部領域が、第1のベルトのそれぞれの第1及び第2の端部領域と接続されて、腰部開口部を形成する、第2のベルトと、を備え、第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つが、第1の基材と第2の基材との間に位置決めされ、かつそれらと接続された弾性材料を含み、第1の基材及び第2の基材が各々、着用者に面する表面と、衣類に面する表面と、を備え、第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つが、腰部開口部の一部分に沿って延在する遠位縁部と、バックシートを横切って延在する近位縁部と、を備える。
B6.パネル層を備える、第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つの第1の領域と、パネル層を備えていない第1の領域の外側の第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つの第2の領域と、を更に備え、弾性材料が収縮したとき、第1の領域及び第2の領域は各々、長手方向に延在するひだを備え、第1の領域は、第1のしわ頻度及び第1のしわ波長を含み、第2の領域は、第2のしわ頻度及び第2のしわ波長を含む、段落A6に記載の吸収性物品。
C6.第1のしわ頻度が、第2のしわ頻度と等しくない、段落B6に記載の吸収性物品。
D6.第1のしわ頻度が、第2のしわ頻度未満である、段落C6に記載の吸収性物品。
E6.第1のしわ頻度及び第2のしわ頻度のうちの少なくとも1つが、約0.40~約0.59であり、第1のしわ頻度及び第2のしわ頻度のうちの少なくとも1つが、約0.60~約2である、段落B6に記載の吸収性物品。
F6.第1のしわ波長及び第2のしわ波長のうちの少なくとも1つが、約0.50mm~約1.65mmであり、第1のしわ波長及び第2のしわ波長のうちの少なくとも1つが、約1.70mm~約2.50mmである、段落B6に記載の吸収性物品。
G6.第2の領域が、第3のしわ頻度を更に含み、第3のしわ頻度が、第2のしわ頻度と等しくない、段落B6に記載の吸収性物品。
H6.第1のひだが、第1のベルトの第1の端部領域、第2の端部領域、及び中央領域のうちの少なくとも1つにおいて、腰部開口部から離れて長手方向に延在する、段落A6~G6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
I6.第2のひだが、第1のベルトの第1の端部領域、第2の端部領域、及び中央領域のうちの少なくとも1つにおいて、腰部開口部から離れて長手方向に延在する、段落H6に記載の吸収性物品。
J6.第1のベルトが、第1の横方向縁部から第2の横方向縁部に長手方向に延在するパネル層を更に備え、パネル層が、第1の基材及び第2の基材のうちの少なくとも1つと接続され、第1の横方向縁部が、腰部開口部の一部分を画定する、段落B6に記載の吸収性物品。
K6.パネル層が、第1の基材の衣類に面する表面と接続される、段落J6に記載の吸収性物品。
L6.パネル層が、第1のひだを備え、第1の基材が、第2のひだを備える、段落J6に記載の吸収性物品。
M6.第1のしわ頻度及び第1のしわ波長のうちの少なくとも1つが、それぞれ、第2のしわ頻度及び第2のしわ波長のうちの少なくとも1つと異なる、段落L6に記載の吸収性物品。
N6.第1のしわ頻度及び第1のしわ波長のうちの少なくとも1つが、それぞれ、第2のしわ頻度及び第2のしわ波長のうちの少なくとも1つと同じである、段落L6に記載の吸収性物品。
O6.弾性材料が、弾性フィルムを含む、段落J6に記載の吸収性物品。
P6.弾性材料が、弾性ストランドを備える、段落J6に記載の吸収性物品。
Q6.弾性ストランドが、第1の複数の弾性ストランド及び第2の複数の弾性ストランドのうちの少なくとも1つを備え、
第1の複数の弾性ストランドが、約0.25mm~約4mmの平均ストランド間隔、及び約10~約500の平均Dtexを有し、
第2の複数の弾性ストランドが、約4mm超の平均ストランド間隔、及び約450超の平均Dtexを含む、段落J6に記載の吸収性物品。
R6.第1の複数の弾性ストランド及び第2の複数の弾性ストランドのうちの少なくとも1つが、パネル層と接合される、段落Q6に記載の吸収性物品。
S6.第1の複数の弾性ストランド及び第2の複数の弾性ストランドのうちの少なくとも1つが、遠位縁部に隣接して第1の基材と第2の基材との間に接合される、段落Q6に記載の吸収性物品。
T6.第1の複数の弾性ストランド及び第2の複数の弾性ストランドのうちの少なくとも1つが、近位縁部に隣接して位置決めされる、段落Q6に記載の吸収性物品。
U6.パネル層の第1の横方向縁部が、第1の基材における折り目によって画定される、段落J6に記載の吸収性物品。
V6.パネル層が、第1のひだ及び第2のひだを備え、第2の基材が、第2のひだを備える、段落J6に記載の吸収性物品。
W6.第1の基材層及び第2の基材層が各々、約6グラム/平方メートル~約30グラム/平方メートルの坪量を有する、段落A6~V6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
X6.第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つが、100umにおいて約11%超、200umにおいて約28%超、及び300umにおいて約51%超のうちの少なくとも1つのパーセント接触面積を含む、段落A6~W6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
Y6.第1のベルト及び第2のベルトのうちの少なくとも1つが、1.6mm未満の2%~98%高さ値を備える、段落A6~X6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
Z6.第1の基材及び第2の基材が、別個の接合領域においてともに断続的に接合される、段落A6~Y6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
AA6.第1のひだ及び第2のひだのうちの少なくとも1つが、別個の接合領域によって画定される、段落AA6に記載の吸収性物品。
BB6.接合領域が、接着剤接合を含む、段落AA6に記載の吸収性物品。
CC6.接合領域が、融着接合を含む、段落AA6に記載の吸収性物品。
【0116】
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、かかる寸法は各々、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図される。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
【0117】
相互参照される又は関連するあらゆる特許又は特許出願、及び本願が優先権又はその利益を主張する任意の特許出願又は特許を含む、本明細書に引用される全ての文書は、明らかに除外又は別様に限定されない限りにおいて、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求されるいずれの発明に対する先行技術であるともみなされず、あるいはそれ単独で又はそれを他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせたときに、いずれのかかる発明も教示、示唆又は開示するとはみなされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照により組み込まれた文書内の同じ用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合、本文書においてその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
【0118】
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく様々な他の変更及び修正を行うことができることは当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にある全てのかかる変更及び修正を添付の特許請求の範囲に網羅することが意図される。
図1
図2A
図2B
図2C
図2D
図2E
図3
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B
図4C
図4D
図4E
図4F
図5A
図5B
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図5D
図6A
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図7
図8
図9
【国際調査報告】